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06月29日-03号

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  1. 周南市議会 2020-06-29
    06月29日-03号


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    最終取得日: 2021-09-29
    令和 2年 6月 第5回定例会令和2年第5回市議会定例会議事日程第3号  令和2年6月29日(月曜日)──────────────────────────────議事日程第3号  令和2年6月29日(月曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員指名日程第2 議案第74号      (提案説明質疑委員会付託日程第3 議案第74号      (企画総務委員長報告質疑討論表決)──────────────────────────────本日の会議に付した事件      会議録署名議員指名      議案第74号 周南市市長期末手当支給特例に関する条例制定について──────────────────────────────出席議員(30名)       1番  江 﨑 加代子 議員      16番  井 本 義 朗 議員       2番  小 池 一 正 議員      17番  土 屋 晴 巳 議員       3番  遠 藤 伸 一 議員      18番  藤 井 康 弘 議員       4番  佐々木 照 彦 議員      19番  島 津 幸 男 議員       5番  山 本 真 吾 議員      20番  渡 辺 君 枝 議員       6番  細 田 憲 司 議員      21番  小 林 雄 二 議員       7番  小 林 正 樹 議員      22番  古 谷 幸 男 議員       8番  吉 安 新 太 議員      23番  田 村 勇 一 議員       9番  田 中   昭 議員      24番  長 嶺 敏 昭 議員      10番  魚 永 智 行 議員      25番  福 田 文 治 議員      11番  篠 田 裕二郎 議員      26番  清 水 芳 将 議員      12番  福 田 吏江子 議員      27番  友 田 秀 明 議員      13番  金 子 優 子 議員      28番  福 田 健 吾 議員      14番  青 木 義 雄 議員      29番  尾 﨑 隆 則 議員      15番  岩 田 淳 司 議員      30番  中 村 富美子 議員説明のため出席した者      市長             藤 井 律 子 君      副市長            佐 田 邦 男 君      教育長            中 馬 好 行 君      監査委員           中 村 研 二 君      上下水道事業管理者      井 筒 守 君      モーターボート競走事業管理者 山 本 貴 隆 君      総務部長           中 村 広 忠 君      企画部長           川 口 洋 司 君      財政部長           道 源 敏 治 君      シティネットワーク推進部長  石 田 典 子 君      地域振興部長         高 木 一 義 君      環境生活部長         川 崎 茂 昭 君      こども・福祉部長       仲 西 徹 君      健康医療部長         山 本 英 樹 君      産業振興部長         山 本 敏 明 君      建設部長           野 村 正 純 君      都市整備部長         有 馬 善 己 君      消防長            藤 井 陽 治 君      教育部長           久 行 竜 二 君      上下水道局局長       杉 岡 清 伸 君      新南陽総合支所長       原 田 義 司 君      熊毛総合支所長        渡 辺 由 也 君      鹿野総合支所長        磯 部 良 治 君事務局職員出席者      局長             井上達也      次長             山根高志      次長補佐           村田裕      議事担当係長         野村泉      議事担当           礒部雄太   午前 9時30分開議議長青木義雄議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員指名議長青木義雄議員) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、小林雄二議員及び佐々木照彦議員指名いたします。────────────────────────────── △日程第2議案第74号         (提案説明質疑委員会付託) ○議長青木義雄議員) 日程第2、議案第74号を議題といたします。 提案理由説明を求めます。   〔市長藤井律子登壇〕 ◎市長藤井律子君) 皆様、おはようございます。 本日、議員皆様に御参集いただき、議案を追加して提案させていただく機会を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、議案第74号、周南市市長期末手当支給特例に関する条例制定について、提案理由を御説明申し上げます。 これまで、新型コロナウイルス感染症への対応につきまして、市民事業者皆様には、長引く外出営業自粛施設休業など、格別な御協力をいただくとともに、心理的、経済的に大変な御負担をおかけしてまいりました。 緊急事態宣言は解除されましたが、国内では、新型コロナウイルス感染者が継続的に確認され、第2波、第3波が発生する懸念が続くものと考えられます。このため、今後も引き続き気を緩めることなく感染防止対策徹底を図るとともに、社会経済活動との両立に向けた消費喚起などの取組も進めていかなければなりません。 私は、市長として、これからも厳しい道のりが続く市民皆様思いに寄り添い、痛みを分かち合いながら、今後必要な施策をしっかりと展開し、この困難を一緒に乗り越えていく姿勢をお示しするため、このたび、令和2年6月期における市長期末手当を全額減額することとし、その特例条例を定めるものとしたところです。 以上で、議案第74号の提案理由説明を終わります。御審議、御決定のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長青木義雄議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆27番(友田秀明議員) この議案提出には、ちょっと唐突感が非常にあるのが否めませんが、市長ボーナス全額カットですので、市長思いが当然あるんだろうと思います。 5月20日ですか、山口県の村岡知事ボーナス全額カットされましたが、そのときに、県民と厳しさを共有した上で取組を前に進めていきたいとそういう思いを言われましたが、今の提案説明では、市長思いとか、市民へのメッセージがもう少し伝わってこない。よろしかったら、市長自ら御決断された案件と思いますので、その一端でも説明していただければと思うんですが、いかがですか。 ◎市長藤井律子君) ありがとうございます、発言機会を頂きましたこと。 皆様には、今回の私の提案が唐突に感じられるかもしれませんけれども、このような提案となった経緯、私自身の思いについて少し御説明させていただきたいと思います。 市民事業者皆様には、新型コロナウイルス感染症影響により、長引く外出営業自粛施設休業など、今なお心理的、経済的に大変な御負担をおかけしているところでございます。 私は、6月19日に県境をまたいだ移動自粛が全面解除されたことを機に、週末の20日、21日に市内の各所に出かけてみました。そして、直接市民事業者皆様に接しながらいろいろなお話を伺いました。これまでも多くの人からいろんなお話を聞いておりましたので、自分なりのイメージは持っておりましたけれども、私が予想していた以上に皆様が心理的にも経済的にも疲弊しておられ、暮らしが苦しい、生活経済の先行きがとても不安だという切実な声を多く頂き、実情を肌で感じました。 現在、緊急事態宣言は解除されたとはいえ、国内では感染者が継続的に確認されており、市民事業者皆様には、引き続き、気を緩めることなく感染拡大防止対策徹底に取り組んでいただく必要があります。 また、私は、新型コロナウイルス感染症への緊急対策として、これまで第1弾、第2弾、そして、このたびの第3弾と、できる限りの追加補正予算を編成し、全力で感染防止生活支援経済対策に当たってきたところですが、これからもさらに気を引き締めて、感染防止対策社会経済活動両立に向けた取組をしっかりと進めていく必要があるものと感じております。 私は、公約として市民に寄り添うことをお約束いたしました。市政を預かるトップ市長という立場にあるものとして、これからも厳しい状況が続く市民皆様思いに寄り添い、また痛みを分かち合いながら、必要な施策にしっかりと取り組み、この困難を一緒に乗り越えていく姿勢をどのようにお示しすべきかを考えた結果、このたびの6月期の期末手当を全額減額するという決断に至ったところです。 この思いを6月22日の月曜日にお伝えしましたけれども、結果として6月定例会当初の議案には組み込むことができなかったことから、本日このような形の御提案となった次第でございます。どうぞ、御理解いただければと存じます。以上です。 ○議長青木義雄議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております議案第74号は企画総務委員会へ付託いたします。────────────────────────────── ○議長青木義雄議員) ここで、付託した議案について委員会審査に入るため、暫時休憩いたします。再開時間は追って連絡いたします。   午前 9時38分休憩 ──────────────────────────────   午前11時55分再開議長青木義雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── △日程第3議案第74号         (企画総務委員長報告質疑討論表決) ○議長青木義雄議員) 日程第3、議案第74号を議題といたします。 企画総務委員長報告を求めます。   〔企画総務委員長清水芳議員登壇〕 ◎企画総務委員長清水芳議員) それでは、企画総務委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。 議案第74号、周南市市長期末手当支給特例に関する条例制定についてであります。 本件は、市長令和2年6月の期末手当支給しないこととするものです。なお、これによる減額は、247万3,500円となるとのことです。 主な質疑として、給料減額のときは特別職対象としていたが、このたびは他の特別職対象とするような議論はなかったのか、との問いに対し、市長市民事業所皆様の声をお聞きする中で、感染症影響により、今なお心理的、経済的に大変な負担がかかっている状況を肌に感じ、市政を預かるトップ市長という立場にあるものとしてその姿勢を示すものである。このため、他の特別職については対象としていない、との答弁でした。 また、議会の初日に、他の議案と併せて提案ができなかったのはなぜか、間に合わせることができなかった理由は、との問いに対し、今回の議案について市長から執行部に伝わったのが6月22日であった。この日は、このたびの6月定例会議案発表を行った日でもあり、当初の議案として提案することができなかった、との答弁でした。 また、同じような状況は、コロナウイルス感染症対策に限らず今後も出てくる可能性がある。そのたびに給料期末手当減額といった対応をしていくのか。今後は人事院勧告市民状況を踏まえて、その時々に考えていくというスタンスなのか、との問いに対し、その時々の情勢に応じて判断をしていく、との答弁でした。 質疑を終了し、討論なく、採決の結果、本件全会一致原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。 ○議長青木義雄議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 まずは、反対討論発言を許します。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 次に、賛成討論発言を許します。
    ◎18番(藤井康弘議員) それでは、結論として、議案第74号にあえて反対することはできないという立場から賛成意見を述べます。 議案第74号は、市長の今年度の夏の期末手当を全額カットする条例案ですが、地方自治法第204条は、市長給料期末手当については、条例で定めなければならないとする、いわゆる給与条例決定主義規定しています。これは、議会チェック機能によって、市長給与等がお手盛りによって不相当に高額になることを防止するだけでなく、逆に不相当給与等を低額にすることによって、事実上経済的に豊かな者にしか市長になれなくしてしまうようなことを防ぐ趣旨を含んでいると考えられます。 したがって、今回のように、市長が自らの自発的意思に基づいて期末手当カットする条例案提案されてきた場合であっても、議会としては、その目的が正当かどうか、そして目的が正当であっても、手段としての期末手当全額カット目的との関係相当であるかどうかを厳格にチェックして、可否を決定しなければならないのがあくまでも原則です。 ちなみに、前回の市長給料の10%カットについては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための社会経済活動制限によって、経済的被害を被っている市民の皆さんの痛みを共有すると同時に、救済策財源捻出の一助とするということが目的でした。そこで目的が正当であり、かつその目的との関係給料の10%カットという手段相当であると認められることから、私も賛成しました。 それに対して、今回の条例改正案提案理由、つまり市長の今年度の夏の期末手当全額カット目的については、必ずしも論理的には明確とは言えませんが、恐らく責任感の強い市長は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための社会経済活動制限によって、特に社会的弱者である市民の間に深刻な経済的困窮が生じている現状等を目の当たりにして、市政トップとして政治的責任を感じて、それを形のあるものに表したいと考えたからではないかと私なりに解釈しています。 しかし、今回の新型コロナウイルスパンデミックによって、とりわけ社会経済的弱者に深刻な被害が出ているのは紛れもない事実ですが、問題の本質は、社会経済的弱者に深刻な被害が出ているのに財政的制約から十分な救済策が打てないということではなく、そのような多くの社会経済的弱者を生み出している現在の社会経済システムが今まで放置されていたことにあります。 そのような格差社会をもたらしている社会経済システムを放置してきたことについては、職業としての政治家全てに責任があり、市長だけに責任があるわけでないことは言うまでもありません。すなわち、現在の日本の社会保障システムは、高齢になることが人生における最大のリスクであって、しかも平均寿命が60歳だった19世紀末のドイツで、ビスマルクが始めた老齢年金を柱とする社会保険を基本とするものです。そのため、少子高齢社会の進行や気候変動による災害の激烈化などのリスクの増大、多様化によって、現在はセーフティーネットとしての機能をほとんど果たさなくなってきています。それが今回の新型コロナウイルスパンデミックによって、完全にあからさまになったわけです。 したがって、今、本当に市長にお願いしたいのは、期末手当カットなどではなく、当面の対症療法的な新型コロナウイルス対策に全力投球することは言うまでもありませんが、それを越えてベーシックインカムの導入の検討など、感染症パンデミックにも対応できる全方位型セーフティーネットを装備した新たな社会保障システムの構築を全国市長会などを通じて政府に働きかけることです。それは国政問題ですと言っていては、いつまでたっても問題を抜本的に解決するための初めの一歩を踏み出すことすらできません。現場の窮状を肌で知っている基礎的自治体の長こそが、連携、率先して国を動かしていかなければならないはずです。 もちろん政治家には、それぞれよって立つ基本的な政治スタイルがあります。何よりも市民に寄り添うということを大切にする藤井市長が、苦しんでいる市民に寄り添う気持ちを表すために期末手当カットしたいと言われるのであれば、政治家の一人として、その政治スタイルを尊重しなければならないので反対することはできません。ただ、問題の本質にも目を向けて、大きな制度改革にも果敢にチャレンジされることを強く希望して、議案第74号に賛成する意見といたします。 ○議長青木義雄議員) 次に、反対討論発言を許します。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 次に、賛成討論発言を許します。 ◎19番(島津幸男議員) 今回の市長からの100%期末手当カットは、実は県内を調べますと、一つ二つぐらい──100%カットというのはないんですよね、ほかの市長では。これを一つ見ても市長の強い気持ちがよく表れている。私はこの姿勢をさらに、まさにこのコロナ対策に強く打ち出してもらいたいと心から期待しておりますが、そういうことで賛成討論とさせてもらいます。以上です。 ○議長青木義雄議員) 次に、反対討論発言を許します。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 次に、賛成討論発言を許します。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより採決に入ります。 議案第74号、周南市市長期末手当支給特例に関する条例制定についてを採決いたします。本件原案のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長青木義雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本件原案のとおり可決されました。────────────────────────────── ○議長青木義雄議員) 以上で、本日の日程は全て終了いたします。 次の本会議は7月2日午前9時30分から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。   午後 0時06分散会 ──────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                周南市議会議長    青   木   義   雄                周南市議会議員    小   林   雄   二                周南市議会議員    佐 々 木   照   彦...