周南市議会 > 2008-03-11 >
03月11日-07号

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  1. 周南市議会 2008-03-11
    03月11日-07号


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    平成 20年 3月 第1回定例会平成20年第1回市議会定例会議事日程第7号  平成20年3月11日(火曜日)──────────────────────────────議事日程第7号  平成20年3月11日(火曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 議案第62号から第68号まで      (提案説明、質疑、委員会付託)──────────────────────────────本日の会議に付した事件      会議録署名議員の指名      一般質問       ・青 木 義 雄 議員       ・橋 本 誠 士 議員       ・田 村 勇 一 議員       ・兼 重   元 議員       ・尾 﨑 隆 則 議員       ・西 田 宏 三 議員      議案第62号 工事請負契約の一部を変更することについて(太華中学校屋体改築主体二期工事)      議案第63号 平成19年度周南市一般会計補正予算(第9号)      議案第64号 周南市国民健康保険鹿野診療所使用料等徴収条例の一部を改正する条例制定について      議案第65号 周南市休日夜間急病診療所条例の一部を改正する条例制定について      議案第66号 周南市立新南陽市民病院使用料手数料条例の一部を改正する条例制定について      議案第67号 損害賠償請求事件損害賠償額を定め和解することについて      議案第68号 平成19年度周南市病院事業会計補正予算(第1号)──────────────────────────────出席議員(34名)       1番  中 村 富美子 議員      11番  藤 井 直 子 議員       2番  青 木 義 雄 議員      12番  長 嶺 敏 昭 議員       3番  長谷川 和 美 議員      13番  中津井   求 議員       4番  伴   凱 友 議員      14番  藤 井 啓 司 議員       5番  炭 村 信 義 議員      15番  岸 村 敬 士 議員       6番  高 松 勇 雄 議員      16番  友 田 秀 明 議員       7番  田 中 和 末 議員      17番  西 田 宏 三 議員       8番  金 井 光 男 議員      18番  阿 砂 美佐男 議員       9番  清 水 芳 将 議員      19番  森 重 幸 子 議員      10番  坂 本 心 次 議員      20番  反 田 和 夫 議員      21番  立 石   修 議員      28番  久 保 忠 雄 議員      22番  米 沢 痴 達 議員      29番  橋 本 誠 士 議員      23番  形 岡   瑛 議員      30番  西 林 幸 博 議員      24番  福 田 文 治 議員      31番  小 林 雄 二 議員      25番  兼 重   元 議員      32番  吉 平 龍 司 議員      26番  田 村 勇 一 議員      33番  尾 﨑 隆 則 議員      27番  藤 井 一 宇 議員      34番  古 谷 幸 男 議員説明のため出席した者      市長             島 津 幸 男 君      副市長            住 田 宗 士 君      教育長            坂 本 昌 穗 君      監査委員           原 田 雅 史 君      水道事業管理者        松 原 忠 男 君      総合政策部長         山 下 敏 彦 君      財政部長           磯 部 恒 明 君      総務部長           宮 川 八 州 志 君      環境生活部長         峯 重 博 君      健康福祉部長         原 田 光 広 君      福祉事務所長         守 田 健 一 君      経済部長           青 木 龍 一 君      建設部長           中 村 司 君      都市開発部長         平 田 定 信 君      下水道部長          片 山 正 美 君      競艇事業部長         村 上 宏 君      会計管理者          土 井 公 夫 君      消防長            山 本 恭 正 君      教育次長           福 嶋 崇 男 君      水道局次長          重 永 武 千 代 君      新南陽総合支所長       近 森 進 君      熊毛総合支所長        木 谷 教 造 君      鹿野総合支所長        神 田 宝 君事務局職員出席者      局長             田中徹      次長補佐           松田秀樹      議事調査係          有吉勝次      議事調査係          青木和裕      議事調査係          多嶋田浩一      議事調査係          福田剛士   午前 9時30分開議 ○議長(古谷幸男議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(古谷幸男議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、清水芳将議員及び炭村信義議員を指名いたします。────────────────────────────── △日程第2一般質問 ○議長(古谷幸男議員) 日程第2、一般質問を行います。 質問順位第22番、青木義雄議員。   〔2番、青木義雄議員登壇〕(拍手) ◆2番(青木義雄議員) おはようございます。三輝会の青木義雄でございます。先週の土曜日、地元の中学校の卒業式に参列いたしました。島津市長も御参列いただきまして、すばらしい祝辞を述べられ、子供たちにその思いは十分伝わったと感じました。また、議員の皆様方もそれぞれ卒業式に御出席され、三者三様いろいろ感じ方があったかと思います。私が参列した卒業式は、厳粛な重々しい式典の中にも、子供たちが時折見せるみずみずしさ、素直さ、それをかいま見ることができたすばらしい感動的な卒業式でした。市長は、施政方針でも、また今回の一般質問でも、歴史上の人物や書物から言葉を引用されて、巧みに説明をされます。今回、吉田松陰先生や与謝野鉄幹の詩などを引用されて施政方針を演説されました。浅学非才の私ですけれどもこの点を市長に倣い、私は武道を少々たしなむ一人として、剣聖宮本武蔵から言葉を引用したいと思っております。「我以外皆我が師なり」、我々議員、今、非常に微妙な時期にあります。ついつい目先のことに、いろいろなことに心を奪われがちですけれども、こういったときこそ、私は本質的なものが問われるんだろうというふうに思います。もしかしたら、私に必要なのは、我々に必要なのは、この子供たちが持つような素直さ、みずみずしさではないかなというふうに卒業式を見ながら感じました。いや、学びました。「我以外皆我が師なり」というふうな気がいたしております。一方で、宮本武蔵は、こうも申しています。「我何事においても後悔せず」、卒業を終えた周南市の中学生の子供たちが、次なるステージで悔いのないように、全力で事に当たり、そして、みずからの手でみずからの道を切り開く、そのことを期待をするものであります。「我何事においても後悔せず」、周南市の中学生、これからも頑張っていただきたいというふうに思います。卒業と言えば別れであります。この議場にあっても、今定例会、退職されて議場を去られる方々もおられます。長年にわたる行政マンとしての活躍、そして、市の幹部として幅広く全市的に市政に貢献されたその実績、御活躍に、私は心から敬意を表したいというふうに思っております。 前置きが長くなりましたが、私の一般質問をいたします。私は大きく3つさせていただきますが、まず大きな1点目、行政組織機構ということであります。今、行政の抱える問題、多種多様化している中で、また、住民の要望も非常に多くなっていく中で、それに対応する組織のあり方、これは非常に大切であり、重要であろうというふうに考えますので、その点と、あと私の提言を幾つかさせていただきます。 まず1点目、組織機構改編。その市内部での決定の経過、これをお尋ねします。通常、年度当初機構改革が行われますが、これについて庁内ではどのような議論どのような経過を経て決定に至るのか、そこをお尋ねいたします。 2点目、国や県にかかわる大きな事業。これは一方で全市的にやらなくてはならない事業、当然、全市的にやる前には、全庁的にというふうなスタンスが私は求められると思いますので、2011年の国民体育大会を控えた国体準備室、それからツル移設事業、この2点は、私は市長部局でされてはどうかという提案であります。国体については、今議会で提案がされていますので、それはそれで評価したいというふうに思っております。 3点目、人権施策、幅広い広範な人権施策。これは、子供から高齢者までおよそ人にかかわる幅広い分野でございまして、現在、周南市では、教育委員会人権教育課があり、市長部局の方に人権推進課、また男女共同参画室がございます。これだけ幅広いのをなかなか一つにしていくっていうのは大変な作業であろうと思いますけども、私は将来的に、なるべく一つにした方がいいのではないかというふうに思いますので、いかがお考えかお尋ねいたします。 4点目、スタッフ制の研究ということで提案をしたいと思います。通常市の組織は、市長、副市長がおられて、部、次長、課長、そしてまたその下に課長補佐、もしくは係長、主査、主事、主任、いろいろあるわけなんですけれども、このスタッフ制というのは、課の下をフラットにする、課の中を固定しないという組織でありまして、それによっていろいろな行政課題にスピーディーに対応できると、人員の配置もすぐに協力体制ができるというような組織でありまして、近年、先進的な自治体で取り入れられている制度でございまして、周南市としても、ぜひスタッフ制というものを研究、導入されてはいかがかという提案でございます。 次に、2点目、原油価格高騰についてでございます。今さら申すまでもなく、原油価格の高騰による住民生活の影響というものは幅広く、普通の生活から、また企業まで非常に多岐にわたって及んでいます。その現状と対応をお伺いするものであります。アとして、市民生活への影響をどのように認識をされているのか。イとして、行政内部で受ける影響はどのようなものなのか。ウとして、これを受けての緊急対策は、市としてお持ちかどうかお尋ねいたします。 3点目、地域づくりということで質問をいたします。徳山東学校給食センター老朽化に伴う移設ということで、競艇事業の土地に新たに建設が動き出そうとしております。そこの住んでいる住民にとってどのようなセンターができるかということももちろん高い関心事なのですけれども、一方で、老朽化した施設の跡地、これは一体どうなるのか、これは、私はそこに住んでいる人から見れば、センターはセンター、跡地は跡地という別の問題でなく、一緒になった問題であろうというふうに思います。これは、私はセットで考えるべきであり、地域の安心安全や活性化等を踏まえて一体的に、長期的にやはり考えていくという地域づくりの視点が不可欠だというふうに思いますが、御見解をお伺いいたします。以上で、登壇での質問を終わります。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 青木議員から、まさに清冽といいますか、とてもさわやかな、しかも原稿なしでついにやられましたね。最初は、なかなか御苦労されたみたいですけども、私はやっぱりそういう議会にしなければいけない、強く思っています。やっぱり、こういう想定問答に基づいて、事前に、お互いに意識合わせしてっていうのは、これはやっぱりディベートじゃないんですよ。真剣勝負というのは練習とは違うんだから。だから、そういうのは、昔なんか、この町でも、新南陽ではかなりそういう激しいやり取りとともに、いい意味での真剣勝負があった。やっぱり、宮本武蔵もですけれども、強くなるのは練習ではだめですね、素振り三段ですけども、真剣勝負は違います。同じようにできましたら、これからは青木議員のように、原稿なしで自分の思いを、みずからの言葉で語れるような、私自身は、そういうやり方を引き続きやっていきたいと思っておりますので、よろしく御指導を賜りたいと思います。ありがたいことに、私ども行政マンが、実はことし大変多く、長い人で45年ぐらいこの中にもおりますけど、頑張った結果、リタイアされます。私は基本的には、いずれまたお願いしなきゃいけないと思いますが、定年延長っていうのは、単に今あるのを延ばすだけじゃなくて、もう一度おやめになって嘱託でもいいんです、アドバイザーでもいいから、これだけの知識を持った方が、ただただ御苦労さんで、あとは畑仕事っていうのはないんじゃないかと思っておりまして、実は、この中でも、何人かはそういうお立場でお願いしようと思っています。やっぱり専門的な分野でのプロっていうのは、なかなか育たない。ここにいる特に幹部の皆さんは、それなりの分野でのプロフェッショナルですから、引き続き市政含めて、もしくは自治会長でも大変結構だと思いますが、頑張っていただきたいということを強く思っております。そういう意味で、エール大変ありがとうございました。 早速でございますけれども、行政組織機構について御質問がございました。教育長が、後ほど地域づくりについては御案内しますけど、まず私の方から行政組織機構ということで、私は基本的に、本当は今年度からやりたかった。今年度っていうのは20年度からやりたかったんですけれども、これだけの皆さん、定数、定員が減ったんですから、250人、最終的に、これはやっぱり部に換算すると3部、15課、単純計算です。それぐらいの、いわゆる小さな政府ができても当たり前だと思うんですけども、申しわけないんですけど、ことしは逆にふえるんですね、室が。これはおっしゃるように、ちょっと中心市街地とか、N7とか、逆に、今の戦略的に攻める場所のために、一時的に室という形でふえます。ただ、来年3月31日をもって、きちっとした体制づくりをしたいということで、現在も、昨年10月からのこの定数定員組織プロジェクトチームを既にワーキンググループを含めますと7回やっております。こういうのをどんどん進めて、基本的には、やっぱりこの官僚システムというか、これは大企業もそうなんですけど、どんどん組織をふやしていったら、ふやすのは簡単、減らすのは困難って言われているんです。だから、こういうのは、やっぱり一つの私は内なる敵だと思っています。敵だっていうのは、組織をどうしても増幅したがるという、そういうことで来年、21年3月31日には、またスマートにしますけど、そういう意味で、既存の組織は当然あるものだと、これがいつまでも未来永劫続くものだという発想をやめてもらわなきゃいけない。これはお客様が変わっていっている、市民の要望がどんどん変わっているんですから、それに応じた組織づくりをやりたいということで、議員のおっしゃったいろいろな提案を、心から敬意を持って受け入れたいと思っております。そういうことで、定員適正化計画、定員だけじゃないですね、本当は組織があって定員があるんですね、定員があって組織があるっていう発想は間違っているんですけれども、この辺も徹底的に変えていきたいと思っています。そういう中で、具体的に例えば国体関係、これはこの4月から市長部局の総合政策部に移管します、おっしゃるように、ありがとうございます。それから、ツル事業は今回はまだ例の6羽、7羽、20羽といろいろありますので、専門家チームが今のところ熊毛の方におります。もしくは教育委員会の下におりますが、この辺は、いましばらく、プロジェクトチーム的なもの進めていって、私は、最終的に今の移送のツルを含めて20羽が、もしこれちょっと相手方もいろいろあるのでそう簡単にいかないんですけれども、そういう事態になったときには、きちっとした室、室相当の専門部隊といいますか、立ち上げていきたいと思っています。今はまだプロジェクトチーム並みで抑えております。 それから、組織のフラット制ですね、課の中ぐらいは自由にされたらどうか。私はおっしゃるとおりだと思っています。だから、例えばISOの14001、これなんかも1つ山を越えたら、次はどうするんだと。常に、僕はここにいる幹部にもお願いしたいのは、組織っていうのは、いつもゼロにする、ゼロにすると思ってもゼロにならんし、定員もですけどね、それぐらいの気持ちを持ってしてようやく1つ、2つの課がなくなるぐらいですね。だから、そういう意味では、市民の皆様に非常に影響する第一線の組織っていうのは、そう変えますと今度は、逆に市民の方が非常に迷惑を受けます。だから、ネーミングも含めて、そこはきちっと、逆に市民のサイドから見るとわかりやすい組織づくりっていうのをしなきゃいけないというようなことは、よくわかっているつもりでございます。この辺は、実はこの1年かけまして、私はいつも観光立市ということで、再生戦略会議の平成20年度の諮問項目にしたいんですけど、もう1つは、この組織、人員並びに人事評価を含めた、いつも申し上げます正々堂々、いわゆる堂々の陣立てをするための体制づくりにつきまして諮問をかけたいと思っております。この辺は、また皆さんの御意見も伺いながら進めていきたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 それから、2番目の石油価格の高騰につきまして、これはなかなか難しいですね、市のレベルでやれることっていうことはいろいろある、もしくはない、ということもありますけども、特に、例えば、非常に生活保護を受けていらっしゃるような行政として手を差し伸べなきゃいけないようなところにつきまして、大丈夫かなというので調べさせました。ここでも冬期加算、冬の暖房費の生活保護制度のもとでは、通常の生活保護費にプラス冬期の加算、これは11月から3月までの5カ月間について、いわゆる補助が出るようになって、月に2,670円出るように、わずかですね、だけどもそういうことになっていまして、これは実は区分がありまして、1から6まであるんですけど、ここは北海道とか、岩手が1、2というふうに非常に寒いところなんですね、寒冷地。ところが、ここは6ですから、ほとんど一番暖かいところなんで、最後の冬期のそういう加算が受けられるところになっておりまして、そういうことで、自治体の中では、非常に中国地方でも、岡山県で、例えば、鳥取県に近い県境の4つの地区だけが対応されているところがあるんですけども、こういう制度を使って、例えば、鹿野のエリアだったら、これはできるわけですね。だから、この辺も、ありとあらゆる制度を運用しながら、こういうところに突っ込んでいかなきゃいけないなと思っております。 それから、灯油代の助成を実施している自治体、これは地方交付税措置によって、その2分の1が国から助成されることになっておりまして、現在、山口県は広島と並んで、それの必要がないということで、助成を行う予定にはなっていない、そういうところでございますけれども、こういうのも現在では国との制度の裏表ということで、当市も助成はしておりません。が、この辺の基準改定、やはり当市でも、鹿野の一番最北端のエリアっていうのは私もよく行きますけれども、豪雪地帯と言ってもいい、オーバーに言えば、今の時代ですから。この辺は、単に山口県は暖かいからという、私、周南って言えば特に暖かい名前ですから。ところが違うんですよね。だから、その辺は、地域の個々に応じて対応できるようなきめ細かいサービスを、これちょっと冬が終わっちゃいましたんですけど、またこの1年ございますから、検討をさせていただきたいと思っており、またそのエリアから特に選出されました議員の皆様には御相談したいと思っております。 次は、農林水産業への影響でございますね、これがまた大きい。特に、漁船の絡みでいえば、もう船代っていいますか、船の原油代といいますか、原油じゃないですね、重油代っていうのが、一番の実は問題で、それで特に、東北地方の皆さんは、その重油代の重さで耐えかねてやめられるっていう方が結構いらっしゃるということも伺っております。この辺は、国、県のレベルではこの漁業関係者の皆さんに対して特別相談窓口を設置しておりますということで、山口県でも山口県の漁業協同組合、並びに県と連携してこういう対応をとっていますからということでございますけれども、私ども、ぜひともそれをお手伝いと、アシストといいますか、していきたいと思っております。 それから、これは重油というのは、失礼ながら、これは軽油なんですね。船で使うのは軽油ですから、1リッター当たり、今、軽油引取税っていうのがございまして、1リッター当たり32.1円の免税措置がございますけれども、こういうのも、皆さん大体御存じなんです。御存じですけども、さらに、こういうのは、漁業関係者の皆さんには、しっかりPRしていかなきゃいけない、こういう減免措置がありますよということでございます。あとは、中小企業の皆さんも、これは同じく非常に御苦労をされていると。ここにつきましては、周南市は中小企業振興融資制度がございまして、事業性、事業にかかわる資金については、特にこの平成20年からは取り扱い金融機関の拡大、今までは西京、山口銀行だったんですけど、これをもみじ銀行、それから広島銀行にも拡大しました。だから、より銀行サイドからいうと、融資先からすれば競争状態になっているものですから、制度が緩和とは言いませんけれども、借りやすい状況にしたということでございますので、もみじ、広島も含めて、この地域の中小企業の皆さんには、この融資制度の拡大を期待されてもよろしいかと思っております。 それから、もう一つは、私ども行政直接どうだというお話しでございますが、公用車の550台ございまして、現在リッター、19年度当初、いわゆるこの1年前までは、リッター131円が、今147円ということで1割、軽油は、逆に111円だったのが、逆じゃないですね、131円、2割上がっているんですよ。これは、やはり、我々としてもぜひとも通勤、通学途上含めて、もしお車を使われる場合は相乗りとか、そういう面での生活の知恵も出してもらいたいということですが、公用車全体の燃料費は、そういう実際は1割、2割上がっていていいんですけど、今のところ、その分使わないというか、サービスが落ちたらまずいんですけれども、昨年と比べると約5%のプラス、1年間で、だから、その分車は使っていないということになるので、心配はしているんですけれども、むだな車は使わないということで、170万円ほどの増額でおさまっております。これ以外に、電気代とか、いろいろありますけども、今トータルな数字を調べさせておりますので、また改めて、この石油による影響についてのお話ができると思います。ちょっと長くなって済みません。 それでは、次は教育長の方からですけど、その前に1つ、教育長の方でよろしいですね、後は、御質問は残っておりませんね。ノー原稿でありましたので、つい忘れたら申しわけないので、よろしくお願いします。以上です、ありがとうございました。   〔教育長、坂本昌穗君登壇〕 ◎教育長(坂本昌穗君) 青木義雄議員の御質問にお答えします。 徳山東の学校給食センターの跡地利用についての御質問でございますけれども、教育委員会といたしましては、当該給食センターは老朽化が非常に激しい、著しいことから、早急な建てかえ、移転が必要であると判断しております。これにかわる施設整備を図るために、栗屋地区を初め、3カ所の設計委託費を予算計上して、あわせて周南市学校給食センターの建設計画の策定を進めることにしております。移転後の当該跡地利用につきましては、全庁的に検討を進めていく必要があると考えております。以上でございます。 ◆2番(青木義雄議員) 3番目の地域づくりから、先に質問させていただきます。まず、市長にお答えをいただきたいんですけども、市とすれば、今厳しい財政で、遊休の土地とかを売却するというふうなこともされているようですけども、まず、その跡地を売却するかしないかお答えください。 ◎市長(島津幸男君) 基本的に、土地の売り買いっていうのは、名前も不動産というぐらいのもので、本当は、利益志向の民間ならばやるんですよね、自由自在に。土地の値段が上がったらぱっと売る、安くなったらどんと買うというのをやるんですけども、私は、行政の場合は、実は長い歴史の中で、いわゆる、特に、お客様と申し上げますか、市民の皆さんの大体便利なところに大体建物とか敷地、そういうものを持っているんですね。だから、例えば、櫛ヶ浜の東給食センター、これは非常に櫛ヶ浜の、いわゆる言葉はちょっと品が悪いかな、ど真ん中にあるわけですね。だから、これを簡単に売り買いするというほど何でもコストっていいますか、利益志向に走ることはないと私は思っています。せっかくだからいい場所にあるところについては、それはなるべく維持して、その地域の、この前から御質問にも出ていますが、センター化っていいますか、地域の皆さんの防災、給食もそうでしょうけども、医療関係を含めたセンター化の拠点にするという気持ちは忘れてはならない。売れば戻りませんからね、いいところっていうのは、なかなか。今度買うときは、必ず高く買わなきゃいけない。だから、土地の売り買いを行政がやるときは、相当注意してやると、これは米光団地とか、そういうのとは別ですよ。いわゆる、もともとセンターがあったときの売買については、私は十分注意してやる、どうしてものときは、まず、県、国に持っていく、県はいつもそうしますね、まず市に持ってきますね。これはそういうことなんですよね。だから、その辺は心してやりたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 ◆2番(青木義雄議員) 再度確認します。売らずに、地域のための施設をつくりたいということでいいのですか。 ◎市長(島津幸男君) そのとおりでございます。 ◆2番(青木義雄議員) 教育次長にお伺いをします。あそこのセンター、古いセンターの隣に、公民館、櫛浜公民館が隣接しているんですけれども、あそこの公民館の老朽化というのは、周南市全体の中の比較で、どういう状況にあるか、まずそれをお願いします。 ◎教育次長(福嶋崇男君) お答えいたします。現在、私どもが所管しております公民館等の施設は、周南市内に42あります。その中で、御質問の櫛浜公民館は、昭和42年建設でございまして、40年余り経過しているという状況にあります。したがいまして、老朽化は進んでいると、そういう認識を持っております。以上です。 ◆2番(青木義雄議員) この公民館は40年以上たって老朽化が著しいということで、一方でこの避難場所にも指定されているということなんですけども、この避難場所として適当なのか、適切なのかどうかというのは、どのように認識をされておられるか、お尋ねします。 ◎総務部長(宮川八州志君) 櫛浜公民館、支所も併設しております。市内の15支所の中では一番古いという建物でございます。耐震診断等一切しておりませんけども、この建物の規模からして恐らく耐震の強度というのは、ちょっと私どもとしても不安に思っているということでございます。今年度、本庁のこの建物を含めて、耐震診断をやりたいということでございますので、今からそれぞれの支所につきましては、耐震基準後に建てられたものを除いて、古いものにつきましては、順次耐震診断をして、しかる後に耐震改修なりというような方法で強度というものを確保していきたいというふうに思っております。 ◆2番(青木義雄議員) 老朽化というか、もう非常に著しいというのと、実際、避難場所としてのていもなしていないというのが、これは現状なんですね。それで市長にお尋ねしますけども、先ほどの部長の答弁の中で、耐震の検査等当然あるわけなんですが、その公民館と、そして給食センターの跡地と、しかも、その隣に旧徳山の西保育園、これも施設が古い施設のみで空の状態で残っていますから、ここを一つの一体的なスペースとして、将来的に、今申し上げたような公民館施設のみならず、地域の子供からお年寄りまで含めた幅広い交流できるようなセンター的なものというふうに私としてはとらえますけれども、市長としての見解はいかがですか。 ◎市長(島津幸男君) この点、私も実は櫛ヶ浜、もっと先の奈切ですけども、出身ですから思い入れはあるんです。思い入れがあるのを別にしましても、やはり周南の1つの、東の東端というとオーバー、今のところですけど、いずれ下松、光も一緒になればまた別ですけども、そういう意味ではやはり必要だなと思っております。40年確かに長い間、本当によく頑張ってもらった場所だと思っておりますので、以上でございます。 ◆2番(青木義雄議員) 今の答弁を踏まえまして、今、市民協働、市民参画、市民みずからが意見を出し、そして、行政と協働して地域づくりをしていくという時代の中で、今の御答弁を踏まえるならば、地域としてはそれを踏まえて、自分たちとしての思いというか、希望というか、要望というか、そういったことをまとめるという地域の動きが出てくるのではないかというふうに思うんですけども、当然そういう地域の要望、動きを受けて協働で考えていくということの認識を持ちますけれども、そういう認識でいいでしょうか。
    ◎市長(島津幸男君) 当然、地域の方の要望がないことはしませんし、あのエリアは御存じのようにおふろがないんです、銭湯が1つもないんです。だから、お年寄りが、しかも今大変多くなっていらっしゃる。お年寄りが、わざわざ夏の暑いときに、太華荘までバスに揺られて、それなりの正装をされて、お戻りになったらまたもう一度汗びっしょりだというような状況にあるのもよく存じ上げております。櫛ヶ浜地区に、おふろが要るか要らないかといえば、要るのは当然ですけども、そういう面も含めて地域の御要望を勘案しながら、つくるときにはやらなきゃいけない。ただ、すべてがおんぶにだっこというのは、そろそろやめてもらいたい。きのうもある議員の母校というところに行きまして、市内の中学校も体育館がめちゃくちゃ、歩くと本当ぼっこぼっこでこんなところからよく、言えばわかりますけども、ハンドボールの女子の日本代表が今回出たなと思うぐらい、そう言えばわかります。これは甲子園に出るのと同じですよね。だから、それぐらいのところをよく頑張ってやったなと、本当涙がこぼれましたけれども、そこでも、もし体育館を建て直すなら、自分なりにも頑張るから市の方からもお願いしますと、こう言われるとやっぱり断り切れないですよね。だから、櫛ヶ浜地区も、できること、ここまでは自分たちも頑張る、ただ、もう1つ、頑張るのと、もう1つは、やはり櫛ヶ浜地区っていうのは、昔から奈切千軒、浜十軒ですか、やっぱり櫛ヶ浜ってすばらしい名前があるような、すばらしい港と海岸線を持っていたわけです。今はほとんど消えていますけども、そういう伝統を踏まえた、いろいろな何がいいのかわからないですよ、歴史を、そういう歴史が、櫛浜小学校の中には、1教室つぶしていろいろなものが残っておりますけれども、そういうものを展示するとか、やっぱりそれなりの特色あるそういうセンターづくりをお願いできたらありがたいなということで、そういうお知恵も、ぜひとも地元の皆さん、まだ頑張っていらっしゃる長老がいらっしゃる間に、ぜひとも青木さんあたりが頑張ってまとめていただければと思っております。以上です。 ◆2番(青木義雄議員) 市長が、おふろが要るんじゃないかということも踏まえまして、地域としては、早速どういったものをやっていいのかということを、恐らく早急に着手されるというふうに思いますので、その折は、ぜひよろしくお願いを申し上げます。 次に、最初の行政組織機構に戻りたいと思います。まず、総論から、組織論からちょっと、少し若干総論から入りたいと思うのですが、組織というものに対する基本的な考え方の認識を市長にお尋ねしたいんですけれども、私の考えを最初に述べますから、反問権ございませんから私の考えを申しますので、それを受けてお答えいただけたらと思います。私は、組織というのは、いろいろな切り口があるだろうと思うんですけれども、特に行政組織というのは、今の時代問題が山積している状況であれば、どちらかというと、静よりも動、慎重よりも果敢というか、どちらかというとダイナミックというふうな感じで私としてはとらえているんですけれども、市長はどのように組織というものをとらえておられますか。 ◎市長(島津幸男君) この組織論っていうのは、なかなか経営論と同じように、もっと言えばクラウズベッツというドイツの軍事専門家、将軍から始まったことなんですね。いわゆる戦争に勝つためには、これは正々の旗印、目標に向けて、いわゆる戦争に例えば勝つ場合にはどうするか、どういう組織戦略を持つかというのから始まったわけでございます。したがって、今議員がおっしゃったような、こういう非常に問題が多岐化し、複雑化しているときの組織論っていうのはどうあるべきかと、1つだけ組織を決めて、問題がどんどん融通無碍に動く時代には、私は組織もそれに対応して、簡単に言えば大軍団をそろえていくんじゃなくても、機動隊といいますか、そういうものでどんどん対応しなきゃいけない。したがって、目的は何かっていうことなんですね。その目的を達成するための組織論という意味では、議員おっしゃったように、静というか、組織をつくって、がっちり構えて待っているという時代ではないというのは、全くそのとおりだと思っております。 ◆2番(青木義雄議員) それと、市長は民間経営者としての経験、また企業人としての経験が非常に豊富でございます。そして、行政に入られた。企業での組織のあり方と、今おられる行政での組織のあり方、今まさに直面されて、そのギャップっていうのはある、違いがある、まあなければないでいいんですけども、そのギャップの違いっていうのがもしあればお聞かせください。 ◎市長(島津幸男君) 本が1冊書ける、私も書いたことがあるんですが、民間の組織っていうのは、やっぱりプロフィット、やっぱり利益重視が多いですね、そういうところが多い。そうなると、組織としては、こういうニンニクといいますか、タマネギと言えばわかるんですけど、それを逆さにした、いわゆるこういう感じですね、ハート型で攻めていくのが強いんです。したがって、非常に動きもいいんですね。だけども、民間の組織っていうのは、どんな組織でも30年はもたない。例えば、民間的な郵政省も、それからもっと言えば、NTTもできて30年目に変わるんですよ。あれだけの30万人の大組織、50万人の組織でも、変えないともたないんですね、世の中の動きに対して。これに対して官僚組織、特にこのお役所の仕事っていうのは、名前もそうです、大蔵省とか、始まってね、最近は財務省に変わりましたけど、1,300年変わらないんですね。律令時代からどんと変わっていない。これは中国も同じなんです。日本もそうですけど、逆に言えば1,300年変わらなくても済むような、これはローマ法制もそうなんですけど、すさまじい組織なんですね。だから、私がここで少し立ち上がって、これやっても、それは変わりませんわ。1,300年の歴史を変えるっていうのは、これは、マルクスだって毛沢東だって、小泉純一郎も無理でしょう。だから、そのときにどうするかっていうことで、組織で言えば、民間型がこのハート型に攻めてくるんだけど、こっちはどっちかというと、スペード型のこちらですね、先端に行くのが細くて腰が重いんですよ、動かない、いわゆるスペード型ですね。だから、私はこの官僚組織っていうけど、そのスペード型をいかにハート型に変えていくのかが、先ほどおっしゃった動ある組織づくりだと思っています。これは難しいですよ。だから、ここの部長さんの頭をこう割りまして見ると、みんな思いこういう形じゃないかと、ないことを期待しているんですけどね、それは例外もたくさんありますから、余計なことを言うとまた叱られるので、それをいかに、さっき申し上げたハート型に変えるかということでございますので、よろしくお願いします。 ◆2番(青木義雄議員) 総論ですから、なかなかかみ合わないのかなと思うのですが、ちょっと切り口を変えて、総務部長にお尋ねをしたいんですけど。周南市、職員が減っていくという状況の中で、組織の機構が変わっていく、改変していく、改革していくという中で、スペース、空間が必要ということは、まず起きないだろうと思うんですよ。今ある現状のスペースがさらに必要になるということは、通常余り考える必要はないのかなというふうに思うわけですね。で、現状の枠の中で、スペースの中で異動、部、課の再編ということの異動という場合、それに伴うコスト、発生すると思うんですけども、私は、机やいすをちょっと移動するとか、間仕切りするとか、ネームを変えるとかいうぐらいなもので、余りコスト的なものはそう発生しないという私認識をしているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎総務部長(宮川八州志君) 部単位、あるいは課単位で大幅に変えるという場合には、やはりそれなりの費用といいますか、スペースの確保といいますか、そういうことが必要になるかと思います。で、課を2つにして、2つの課を1つにして、1カ所にまとめるという場合には、物理的にスペースが足りないと、それについては、大幅に庁内をさわらなくちゃいけないというようなことも、時には必要になってまいりますので、それは予算も伴うことでございますので、少し時間をかけて検討していかなくちゃいけないというふうに思っております。 ◆2番(青木義雄議員) ケース・バイ・ケースなんだろうというふうに思います。私としては、コスト的なものは多少かかるにしろ、今後の周南市、そう発生しないだろうという中で、ぜひ市長には知性をある程度掌握された段階から、しっかりリーダーシップを発揮されて、組織ということをいろいろリスクも余りないというふうに、ないことはないんですけれども、事業みたいなものじゃないですから、どんどんされたらいいのではないかというふうに思います。それで、組織を今から市長がやっていくということで、組織もリーダーの仕事っていうのは、歴史上に求めても、やはり組織っていうのは、すごく独創的なものをやったり、やはりなかなかたけていらっしゃるというのは、歴史上のひもを解いたらわかるんですね。形をつくる、組織というのを形をつくる、これもリーダーの仕事かもわかりませんけど、もう1つは、その形に魂を入れる作業があると思うんですよ。それは、結局最後は、組織という形をつくっても、最後それをやれるのは、やっぱり人ですから、ですから、組織についてのリーダーの仕事というのは、組織をつくるのと、もう1つは、その組織に配置された人に、魂を込めて仕事ができるようにするという2つの面があると思うんですね。市長の得意な歴史を私も参考に出させていただきますけども、例えば、織田信長は、利もってして人を動かした織田信長、明智光秀も豊臣秀吉も農民であったり、浪人であったり、人材を、石高をどんどん加増することによって、利によって登用していって事をなした。一方、徳川家康、義をもってなしたんです、義理、忠義をもってなした、組織、これが徳川家康だろうと思いますね。例えば、江戸時代の制度である老中とか、若年寄とか、あの制度は、もう全部三河の田舎にあったときの時代の制度そのものなんです、それをそのまま江戸の制度にしたんですね。もともとその部下としっかりと信頼関係を結ばれていたという三河の時代からの部分をそのまま江戸の制度にしたというのが、徳川家康が義をもってやったということで、たしか徳川家康は遺言で、この制度は変えちゃならないということを、たしか遺言されたというふうに思います。この三河の時代の制度を変えてはならないというのも遺言されたというふうに聞いています。で、市長は、さあ、何をもって組織に魂を吹き込むかということなんだろうと思うんですね。先日の一般質問をずっと拝見させていただいて、炭村議員のときの一般質問、炭村議員の質問は、私は二元代表制の議会としてチェック機能をしっかり発揮したというふうに評価をしておるんですけども、市長は、部下をこの議場で非難された。私は、それは職員に面従腹背を呼びかねない、そういう危惧をしているんですけども、市長はそういう危惧は持っておられませんか。 ◎市長(島津幸男君) 私もNTTの33万人の人事部長ですから、組織の使い方はわかっています、申しわけないけどね。これは、理想論はそうなんですよ。ところが、これが副市長以下だけで私が対応するならよしよしと言ってやりますよ。その背後にいろいろな変な勢力があるから、僕はここできちっとしっかりしなさいと言ったんです。決して叱っているわけじゃありません。面従腹背をしてもいいです、仕事をちゃんとしてくれればね。今回は仕事をちゃんとしていないから僕は怒ったわけで、そうでしょう、これは青木さん全く意味を間違えていますよ、質問が。何のために叱ったかと、公衆の面前で叱るのはおかしい、それは情けの話ばかりしているからです。違いますね、組織は何のためにあるか、今言いましたように、我々は住民の安心安全、命が一番ですよ。そこの一番のポイントに余計なことをする、しかも、私に言わせれば私利私欲的なものと一緒に組んでやるようなことを認めてはいけませんね。僕は、これは何回でも怒りますよ、どこの前でも怒ります。子供を育てるときに、人の前でも叱ります、親は。同じように悪いことをしたときは叱りますね。だから、そこがわかるために、私は約半年間我慢したんですよ、何回も注意しました、うそのことを言っちゃいけないと、市民のためだと、それでもわからないとか、あの答えをせざるを得なかった副市長の苦しい気持ち、私はよくわかっています。だから、副市長自身、私と1対1だったら謝ると思いますよ。だから、そういうきれいごとを言っちゃだめですよ、議員としては。ちゃんと何だからおかしいというのをはっきり言うべきですよ。だから、そういう一般論で言ったら、私は、それは面従腹背得意なお役人に対して人の前で叱ることはしません。だから、今回は事態が違いますね。私は逆に反問権はないけど、問いたい、ここの皆さんに。こういうことを堂々と認めるような市議会並びに市政だったら、私は申しわけないけどやめたいね。冗談じゃないですよ、人のために、命のために頑張っているときに、そういう一般論で言われたら、私は青木先生、ちょっとまだまだ失礼ですけども、頑張っていただきたいと思っておりますね。ちょっと言葉が過ぎたかわかりませんけれども、こういう認識のもとで、私は今回、しっかり教育長とともに変えたいということで頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆2番(青木義雄議員) それでは、各論に入ります。人権施策のことがちょっと抜けていたような気がしましたので、山下総合政策部長にちょっとお尋ねをしたいんですけれども、今部長の所管のところに人権推進課と、あと男女共同参画室があると、一方、教育委員会の方に人権教育課というものがあって、このあたりというのは、将来的にはどうなんでしょうか、一つになっていくという方向ということに考えてよろしいんでしょうか。 ◎総合政策部長(山下敏彦君) まず、人権推進の方につきましてお話をさせていただきたいと思います。御存じのように、人権推進は、私どものところへ人権推進課、それから教育委員会の方に人権教育課ということで、これは人権啓発、それから人権教育ということで進めているわけでございます。この基本方針につきましては、まちづくり総合計画の中にも、あらゆるの人権が尊重されたまちの実現ということで定めております。人権行政を推進するということで、人を大切にする、人に関することを行政がやっております。そういうことの中で、平成17年の5月に庁内の横断組織ということで、周南市人権施策推進連絡会議、こういうのをつくりまして、総合的な調整をしているというのが現状でございます。これは、人権推進課中心となってやっておりますけども、これには人権教育課との協力ということで進めております。将来的なお話をいただきましたけれども、行政組織の機構改革、今からこういうこともこの20年の中で取り組むということであります。そういった中で、総合的に、これが統合ということも視野に入れて、検討していきたいというのが今の状況でございます。 ◆2番(青木義雄議員) 山下総合政策部長にお伺いをするのですが、教育委員会と市長部局に分かれるということと、あと県の組織が教育委員会の方にあって、その下に、例えば、人権が、もし県の方に教育委員会の方にあったならば、やはり教育委員会にあった方がやっぱりいいのか、県の所管が教育委員会で、市の所管が市長部局の場合とかというのはどうなんですか。不都合というか、連絡とか調整に全く問題ないんですか。それとも、県とのつながりというか、事務的なものがいろいろ発生すると思うんですけど、その辺は、県との所管が違う、それとも真っ直ぐの方がやっぱりいいのでしょうか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎総合政策部長(山下敏彦君) 確かに、県の方も教育委員会と、それから知事部局ということで2つのところでやっているのは事実でございます。ただ、県内のよその団体におきましては、これを人権施策ということで1つのところで取り組んでいる例もございます。そういった中で、市民の方にとってどういう形がいいのか、それから、先ほど申しましたけれども、行政そのものが、人権行政という言葉自体が、まさに、行政そのものが人のことを、人を大切にするというのが行政だというふうに思っておりますので、よその団体もそういうところがあります。ということで、実際にやっているところもありますので、その辺はそんなにあれじゃないかなというふうに思っております。 ◆2番(青木義雄議員) 2番目の原油価格高騰について、いろいろされているっていうことでお伺いしたんで、もう最後1つだけちょっと質問して終わりたいと思うんですけれども、私がここで言いたいのは、住民生活にいろいろ影響が及んできたときに、例えば、これは国がやること、これは県がやってって、いわゆるそういう先入観というか、結果的にできるできんというのは、私はできなくても極端に言えばいいと思うんですよ、いずれやるとかでもいい。ただ、一番危惧するのは、そういう長年の経験から、もうこのことは国なんだと、このことは県なんだという、いわゆる感化する風土みたいなものっていうのを非常に私とすれば危惧するものであって、そういう一番市役所というのは住民に一番近い、最も顔の見える一番近いところにある行政ですから、やはり、いろいろな出来事に対して感化してはならないという姿勢が私はもしあるとすれば、非常にこういかがなものかなというふうに思いますので、そこについて御所見があったら、それで終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) お話しされつつ、一番いけんことは、そういうことですね。ただ、私は、この原油問題、非常に悩んでいたんです。なぜかと、今までも何回も、これ投機ですからね、特に、メジャーのバック、いろいろな方々の、これは国際投機集団の戦略的な上げ下げなんです。石油の発掘量は変わっていないんです。だから、いわゆる思惑でやるわけですからね。だから、上がるけれども、逆に言えば、これは必ず上がったら売るっていうやつがいるんですね。これ下がる、どんと、これを悩むんです。前回は、それでティッシュペーパー大騒ぎ、あったんですけども、トイレットペーパーですか、おさまりましたね。今回もおさまるのか、このまま行くのかっていうんですけれども、これ中国次第なんですね、中国、インドというような大消費国が、このまま突っ込んでいけば、やっぱりこの150円台のやつが200円になっていくと思いますね。ただ、そうすると、そこまで世界中がこの投機数字を認めるかどうかと、大変大きな国際的な問題なんです、金融サイドにおいて。私は、永久に日本もバブル、アメリカのバブルがはじけましたね。中国も必ずはじける、これが資本主義の原則ですから、国際経済の。そのときは、今の値段は一気に落ちていきます、100円がまた戻るでしょう。そういう流れを中長期で見ながら、この制度をどうするかと、なぜかというと、この制度が自由自在に、150円だったら幾ら補てんする、100円なら幾らっていうのがいわゆる融通無碍にできないんですよ、なかなか制度って。だから、この辺を非常に悩みながら、そういう国際的な原油価格の高騰、もしくはバブルがはじけることも視野に入れながらやらなきゃならない。そういうことで、オリンピックは始まり、また終わる、ことしが1つの私は山になると思っています。そういうのも見ながら短期的な対応はとっていかなきゃいけないと思っておりますので、ひとつよろしく、またお知恵を賜りたいと思います。ありがとうございました。 ◆2番(青木義雄議員) 終わります。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、青木義雄議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は10時40分から再開します。   午前10時31分休憩 ──────────────────────────────   午前10時40分再開 ○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 続いて、質問順位第23番、橋本誠士議員。   〔29番、橋本誠士議員登壇〕(拍手) ◆29番(橋本誠士議員) おはようございます。周南会の橋本でございます。通告に従って一般質問をいたします。 私は、ここ周南市に対して限りない愛着を持ち、我がふるさと、郷土であるまちの発展のため、一議員として全精力を注いでまいりました。諸般の事情から、この議場で登壇しての一般質問は、これが最後になると思っております。したがいまして、今回の質問は、私がこれまで取り組んできたこと、また将来的にも周南市はこうあって欲しいとの思いも込めまして、私が議員として最も力を注ぎ、実現に向けて熱望しております徳山駅周辺整備について、島津市長のお考えをお尋ねしたいと思います。御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。 それでは、まず初めに、中心市街地の整備はどうなるのか、このことは私が旧徳山市の議員になって以来、ずっと追い求めていた課題であります。旧徳山市中心市街地に活力が失われて、かなりの時間が経過しようとしております。昔の徳山駅を中心としたにぎわいを知る者として、まことに寂しい思いがしております。こうした状況のもと、島津市長は周南再生を強く打ち出され、先般の平成20年度の施政方針において、第一の重点項目に、周南再生に向けた戦略を上げられ、その中でも優先して取り組まれた施策の一番目は、徳山駅周辺整備事業の推進を述べられました。市長の施政方針をお聞きし、大変心強く思っているところですが、その実現性について、懸念することもあります。先般、構想として、今後の徳山駅周辺整備の青写真を見ておりますが、この構想は、民間企業の進出を前提とした計画であります。民間資本を核とした計画は、一見華やかであり、夢のような感じがいたしますが、景気に左右されやすい民間企業が主体となりますと、情勢によっては、計画が根底から覆る懸念もあります。また、旧新南陽キリンビールの跡地には、ロック開発が手がける大型ショッピングセンターの建設が進んでおり、こうしたことを考えますとすみ分けといいますか、機能分担といいますか、果たして、徳山駅周辺の整備と両立するのかと甚だ疑問に思っております。 島津市長さんにお聞きいたします。この周南市は、東京都心とは人口も経済力も大きく違います。東京のように大きな背後人口を抱える地域ではないこの周南市に、都心型の開発を導入されようとしても民間企業の進出もなく、計画そのものが夢に終わるのではないかと心配しております。また、あわせて、南北自由通路の実現については、JR西日本との綿密な協議、連携が必要とされます。これまで、徳山駅舎のセットバックについて、JR西日本との最終的な決断には至っていないと思われます。徳山駅周辺整備の実現を私は切望しておりますが、再生戦略会議の構想にあるような後世に継承できるまちづくりが本当に可能なのかどうか、島津市長さんのお考え、思いをお尋ねいたします。 私は、旧徳山市議会議員であった父の思いを受け継ぎ、徳山市議会議員であった期間も含めて13年間をこの議場とともに過ごしてまいりました。この場所に立ち、みずからの議員生活を振り返るとき、万感の思いがしておりますが、今回、私とともに、同じ会派周南会に属します藤井一宇議員も今期をもって勇退することになりました。今後の周南市の行く末を、島津市長を初め、同僚議員の方々に託し、議員生活にピリオドを打ちたいと思います。これまで私に寄せていただきました御厚情の数々、お礼を申し上げます。今後は、一市民として、また違った分野で市政に貢献していきたいと思います。以上で、私の登壇しての質問を終わります。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) まず初めに、橋本議員、本当に長い間ありがとうございました。最後こそすべてが美しい、すばらしい演説でございました。歴史に残る名演説っていうのはこういうことだと思います。本当に心のこもった、しかも、この周南の皆様もテレビでごらんになったら、橋本議員、橋本先生の強い周南再生に向けるお気持ちをわかっていただけると思います。本当にありがとうございました。また、お名前が出ました藤井一宇議員、本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。御両人とも、本当に地元に足の着いた御活躍をされてこられた、よく存じ上げております。特に、中心市街地のエリアで橋本議員の熱い思いをしっかり我々は受けとめてまいりたいと思っております。必ずや橋本議員、藤井議員の、こういう言い方は失礼ですかね、目の黒いうちに、おお変わっていったぞという気持ちを安心をもって引き続き地域のために頑張っていただけるように、私どもスピード感を持ってやりたいと思っております。お約束を申し上げますので、どうかよろしく、これからも、後輩である我々、こちらにいる全員に対して、温かいお気持ちで見守っていただきたい、また叱咤激励、私も先ほどから時々暴走癖があるのはよく御存じだと思いますけども、どうぞ、御注意、御叱責を賜ればと、心からお願い申し上げます。もう一度御礼申し上げます。御両人本当にありがとうございました。(拍手) 高いところから礼をしちゃいけないのはよくわかっているんですけれども、申しわけございません。 それでは、議員の最後の御質問に対して、心から回答を申し上げたいと、お答え申し上げたいと思っております。周南再生に対して議員の一抹といいますか、心配事は、その実現性、大丈夫かということだと思いますが、実は、まだこれは特別委員会等にもお出しして十分皆さんに見ていただきたいタイムスケジュールをきっちりもうつくってあります。この中で、例えば、平成20年度は、駅ビルの事業費、お金、それから、施設内容、それから具体的な駅前広場のレイアウト、南北自由通路の確認につきましてのJRとのやり取りを含めて、もちろんこれは築港3号線から徳山駅全体の空間デザインまでを、まだできていないところも多々ありますけれども、この20年度中には、ここまでやりますよ、いわゆる県とJRの協議のスタート、合意を何とか20年度中にやりたい。21年度につきましては、都市計画の決定を具体的にしていきたい、JRの協定も正式にこの間につくります。それから、公聴会といいますか、都市計画審議会、都市計画決定という流れもきっちり作業を手順に従って21年度中に終わりたいと。その間、デザイン会議とか、連絡会議を密にやりまして、22年度には、実施計画、実施設計の策定で具体的な作業に進め、25年度までにいずれにしろ、私どもとしては、しっかり目に見える形での動きをできるようにしたいということで、いわゆるアクションプランというのをしっかりつくってあります。これはまた皆さんに改めて御報告申し上げますので、また、皆様からのお知恵を賜りたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 そういうことで、熱い思いに対しまして、ただこれだけで心配するなというわけにはいかないとおっしゃると思いますので、1つは、おっしゃったように、民間が来ますと景気に左右される、よくありますね、今北海道は、みんなそうです。お客様が来ていただけると思って大きなスキー場、市の予算の5倍も6倍もかけてつくった、今やもう全部屋内施設も天井に穴が開いているという状況だということで、非常に心配される、よくわかります。これは、全くゼロのところにお客様を呼ぼうとするからでございます。この町が、また東京ともそういうところとも違っているのは、私がかねがね申し上げますと、ここは非常に強い足腰を持っている町なんですね。多分、山口県でも岩国のそばの小さな、小さなと言ったら失礼、錦町ですか、並ぶほどの強い足腰、これ具体的には、コンビナート群がやっぱりしっかりしているということでございます。しかも、コンビナートが、もういわゆる成長期から衰退期に来ているんではなくて、メーンのところが、これからもどんどん設備投資をします。しかも、1,000億円単位の設備投資をしますという約束をいただいております。したがって、こういうまだまだ足腰の強い、これ具体的に設備投資、お金が入ってくるということは、人も来るっていうことですね。今たくさん、5,000人、6,000人、常時いらっしゃっていますよ。だから、人口でいくと、実際このまちは16万人をはるかに超えているんです。住民登録がされないだけでね。だけど、この皆さんが線路からこっちにはなかなか来られない、受け入れ方が悪いですね。だから、こういう面でビジネスホテルだけがいっぱいだという状態ではだめなんです。短期的に1年ぐらいでいらっしゃる方もどんどん町の中に入っていただく、町の文化を感じていただく、町の皆さんと交換を図っていただくというような体制にしなきゃいけないということで、実際16万人を超える皆さんがここにいらっしゃるわけで、そういうことで、ここはほかの町のように、いろいろな国の補助金ばかりをお願いしたり、国におんぶにだっこにお願いするところが違って、私はこの町は、一言で言えば、独立国になれますね。ここに工場があるところが、しっかり本当は、我々に対して税金をいただき、我々の中で、昔の毛利徳山藩よりもはるかに豊かで立派なまちづくりが本当は行えるんです、これ制度的になかなかそうできないようになっているだけで。したがって、私はここは、単に周南、徳山と言うんじゃなくて、やはり周南エリア、岩国から防府、小郡までの中心都市だという意識をしっかり私は持っているつもりなんです。そうすると、やっぱり人口70万人ははるかに超えるんですね。だから、そういう意味で強い周南というのは、人もちゃんとおりますよ、これから後もちゃんと工場外を含めてまだまだ成長期にございますよということを前提にして、それでは、住民サービスをどうするかということの中で、この町に、ただ巨大な建物をつくって人もいない、今も逆ですね、ほとんど3階建て、4階建てにいながら人もいない。そういうんじゃなくて、やはりそれなりのここの町が生産活動のみならず、消費活動も含めた中心地、周南の中心地になれる、私は強い要素を持っていると思うんですね。だから、県としては、皆さんが、県の職員の方がお住まいの小郡とか山口ばかりに投資されていますけど、いずれよくわかりますよ、失敗したと。しょせん行政の府に人が集まるっていうのは、古来日本が、奈良、平安時代、室町時代に向けて、幾ら国の中心地、首都を置いてもそれはだめなんです。やはり生産活動がきっちりできる体制というと、山口県、間違いなくこの周南なんですね。だから、その辺を見られて、強い周南が実は既にあるし、これからそれをさらに強くするっていう意味でのあくまでもその1つの礎の1つとして、駅前の構想があるということを御理解賜りたい。十分人が集まってまいります。その1つの例でお祭りをしたらおわかりになると思いますが、本当に、この前までいっぱいですよね、御幸通がいっぱいになる。どこにこれだけの、しかも私が知らない方ばかりですよ、お若い、お子さんも連れた。今度お世話になると思いますが、花火大会で、もっと皆さんは認識されると思います。すさまじい数の人間が、実は、このエリアにはいらっしゃるということですね。そういうことで、強い周南、自信を持って私やりたいと思っています。そういう調査も終わっていますので、一つ一つ、まだまだ高い潜在力を持っているこの周南でございます。どうぞ、自信を持たれて少しお休みいただければと思います。私どももしっかりやります。 それから、もう1つは、皆さんが思っていらっしゃるように、この町はとてもきれいな、緑の多い、すばらしい自然に恵まれた町なんですね。これは、何回も申し上げますが、新入社員とか、再チャレンジの採用のときに、外から受けに来られた方が、みんな口をそろえておっしゃいます。新幹線でおりたときの風景、それから、御幸通、金剛山を含めた非常に近い山が近い太華山、ここを出て4年しかたっていない若い人たちも周南ってこんなにきれいだったとおっしゃるんですね。こういうところをきっちり大切にしながら、先般からいろいろリサイクルの問題とか、いろいろございますが、そういう意味も含めて、やっぱり後世に、この美しい風土、またいろいろ私もきついことを言いますが、やっぱりふるさとはいいんですよ、大切にしたいと思いますね、人の関係も。だから、今はきついことを私時々言いますけど、市長をやめたらここにいるみんなと、本当の意味で酒を、腹を割って酒を酌み交わせるような仲になりたいと思って今やっているんです。だから、一時的な感情の高揚は心からお許しをいただいて、最後にもう1つ、橋本議員、それから藤井議員、心から御礼申し上げますとともに、必ずや我々が責任を持って第一歩を踏み出します。どうぞ、皆様の心からなる御支援を賜りたい。また同時に、厳しくて結構です、どんどん批判をいただく、それで本当にいい町づくりができますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。ありがとうございました。 ◆29番(橋本誠士議員) 最後でございますが、市長さんの周南を愛する強い気持ちが、施政方針とともに、ただいまの答弁でうかがわれてまいりました。ありがとうございました。 そこで、もう一度市長さんの強い決意をお願いして私の質問を終わります。もう一度市長さん、強い決意をお願いいたします。 ◎市長(島津幸男君) やっぱり議会の皆さんと、こういう心のこもった対話が、やっぱり年に一度あるっていうのはありがたいですね。年に一度じゃないんですよ、これからたびたびあると思いますが、こういうのもやっぱり我々は、議会民主制ですから、激しくやり合う、もしくは我々も叱責を受けるけれども、同時にこれはすべて、すべて市民の皆さんのためでございます。そういう気持ちを我々も忘れずにやりたいと思いますし、また本当にそういう中で議会サイドとして頑張られた橋本議員、藤井議員には、心から敬意と御礼を申し上げまして、改めまして、これからますます御壮健であることを祈念申し上げております。ありがとうございました。(拍手) ○議長(古谷幸男議員) 以上で、橋本誠士議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第24番、田村勇一議員。   〔26番、田村勇一議員登壇〕 ◆26番(田村勇一議員) 質問に入ります前に、小さな光なんですが、2月の初めだったと思うのですが、桜木小学校で鶏のちょっと異変があった。20羽ぐらい飼っているんですが、校長先生も動物病院とか、いろいろ模索して、私に相談があったんで、どうしたらいいだろうかっていうことで、徳山動物園を思い出しまして電話しましたら、快く来ていただいて、2回にわたって治療あるいは鶏小屋の改造を言われまして、本当に親切にやっていただきました。こういう職員もいらっしゃるんだなということで、改めて感動したんですが、やはり、誠意を込めてそうしてやっていただくと、実は、その中の砂を入れかえたんですが、これも地域の人と一緒に、有志と私たち一緒にやったんですが、鶏も生き生きと中をやると、すぐ入って、だれだれではないんですが、鶏もケッコー、ケッコーって鳴きまして、すごく私もうれしい感動を覚えました。 もう1つ、ちょっとあれなんですが、実は、子供たちが合唱団をつくっているんですが、その中で、子供の世界という歌があるんですが、その合唱団が手話で歌を歌いたいということを言いまして、早速福祉の方に御相談しましたら、これも快く受け入れていただいて、早速今度の土曜日には、来ていただいて、子供たちが待ち望んでいるわけですよね、その手話で歌を歌うっていうことが。やはり、こういう小さなことが一つ一つ積み重ねて、行政の信頼、市民の信頼というのが、培われていくんじゃないかなと痛感しております。 前置きが長くなりましたが、本題に入ります前に、先日、市長と教育長に私の考え方をちょっと述べさせていただきますが、先日の2月28日の予算質疑の中で、コミュニティスクールについてお伺いいたしました。私は、財政支援を要求したのではなくて、コミュニティスクールについての御所見をお伺いしたいということで質問したのでありますが、そのときの御回答で、市長も教育長も熱い思いを述べられましたので、また私は気持ちを新たにして、このコミュニティスクールに地域を挙げて全力で取り組むことをお約束を申し上げます。 それでは、通告に入らせていただきたいと思います。 分権下の地方自治、新たな自治体経営の方向について、市長の御所見をお伺いいたします。市長は所信の中で周南再生を掲げられておりますが、私は地域再生を念頭に取り組んでおります。2007年11月から12月の2カ月間にわたって内閣府が行った世論調査では、住んでいる地域に元気がないと感じている人が53%で、2年前の調査から8ポイントふえている結果が出ております。21世紀の初頭の現在、我々は、グローバル化、高度情報化社会、生活の個別化、家族の絆の崩壊、モラルの低下、少子高齢化、格差社会、持続可能な地球環境のキーワードであらわされるような大きな社会変動の中にあり、地域社会も直接、あるいは間接に、これらの影響を受けております。グローバル化などにより、小さな政府が志向される結果、これまで国が果たした役割は、だれかがかわって担っていかなければならない状況にあると思います。またIT革命の急速な進展と相ともなって、生活の個別化、例えば、家族においても、一人一人が個別で多様な価値観を優先して生活を営むようになりました。家族や地域社会という集団の絆が弱体化してきて、従来、個人と社会の間で果たされてきた集団の機能が国家や企業、または家族に至るまで弱体化してきております。多くの人が参加する地域活動も一人一人の思いや願いが出発点であります。自治会が住民のために活動していない、頼りがいのある自治会をつくりたいという一人の願いが自治会の改革であり、すなわち、地域再生だと考えます。こうした背景の中で、地域活動を担う人々の間に、自分たちでできることは自分たちでやる、自分たちの生活は自分たちで支えていく、そういう意識が芽生えてきております。住民みずからが地域のことを考え、みずからの手で始めていく住民自治という自治体が主体性を持って責任を地域の実情に合った活動がコミュニティの原点ではないかというふうに思っております。 私たちの地域では、コミュニティの一環事業の中に、平成16年10月に自主防災協議会、防犯協議会、すなわちセイフティネットワーク桜木を設立いたしました。ことしは、これに加え、ごみ問題を初め、省エネなどを視野に入れた環境衛生に取り組むための準備を進めております。行政の機能が縮小して公共サービスを十分に補うことができなくなる一方、複雑化する私たちの生活から実に多様な、新しいニーズが生じております。ニーズはどんどん膨らんでいきますが、従来の公共サービスでは、十分に満たすことができなくなっております。そこで、地域活動が自立的かつ活発になるよう、側面的な支援、すなわち法則、税制の調整や改善、生涯学習の充実、担い手づくり、活動拠点の提供などが必要と考えます。また、行政の現状を理解してもらうためには、市民に十分な情報を提供することが不可欠だと考えます。以上、コミュニティのあり方について、あるいは行政の広報の推進についての市長の御所見をお伺いいたします。 次に、施政方針についてお伺いいたします。市長さんは、第3の重点項目で、子供をはぐくむ体制の充実とありますが、少子化対策についてお伺いをいたします。近年の出生率の低下は、目を見張るものがあります。人口を維持するのに必要な水準を大幅に下回っております。こうした急速な少子化は、労働力人口の減少、高齢者比率の上昇や市場規模の縮小、現役世代の負担の増大に伴う経済成長のマイナス効果や地域の活力の低下など、地域経済に広く深刻な影響を与えていることは否めない事実でございます。一方、少子化による労働力不足から女性の就業人口は増加する一途であります。女性が仕事と家庭の両立をできるような雇用環境を整備することが急務であります。平成15年7月に、少子化社会対策基本法及び次世代育成支援対策推進法が成立されました。少子化の進展に歯どめをかけることを目的とした法律と少子化に対するための施策を推進する10年間の集中的、計画的な取り組みが定められたのであります。仕事と子育ての両立を支援する観点から、育児休業制度、労働時間等についての施策を推進するとともに、育児休業をとりやすく、職場復帰がしやすい環境は必要であると考えます。若い世代が安心して子供を産み、ゆとりを持って健やかに育てていく社会の実現が急務であると思いますが、市長さんの御見解をお伺いしたいと思います。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 日ごろから私自治会長の皆さん、大変御活躍いただいていますけれども、その中でも特に、田村会長、きょうは議員でございますけど、田村議員の、特に桜木地区における御活動っていうのは、私は本当の他の範となるべき自治会長としての御活躍だと、かねがね敬意を持っております。特に、新しい取り組みと申し上げますが、コミュニティスクールとか、昨年9月1日の周南市防災訓練IN桜木、大変な統率力とともに、地域の皆さんが本当に田村さんのもとで頑張られたと、本当に一緒になって楽しまれたと、一緒になって遊ばれた、もうそういう自治会が、本当に私どもの一つに理想とする、また期待される自治会活動だと、本当に心から敬意を表しております。その田村議員からのお話しでございます。しっかりお答えしたいと思っておりますが。 まずは、コミュニティのあり方で、コミュニティ形成のあり方で、特に、地域再生に対して53%、半分超えていますね、元気ない、私は本当はもっと多いと思いますよ、これはもっと多い。有効回答数から言うと、ほとんどの人が、みんな地域は元気ない。たとえ東京であっても元気がないと言うでしょうね。だから、この数字はまだまだ甘い、甘いというのは、とる人がだれかというのを考えると甘いと思うんですけど、そういうことで、この町には、昨年6月から周南市のコミュニティ推進連絡協議会が設立されたり、いろいろな動きが、これはもう二代前の市長さんから、小川市長のときから、いろいろ先端的なやり方と思ってやってきたところであります。いろいろな前後する問題はありますけれども、やはり、コミュニティ推進組織、いずれにしろ市内31地区、最終的には推進体制の確立を図らなきゃいけない、もう自治会の関係、婦人会の関係、いろいろあります。ありますけど、やはりこういう体制が、ある程度統率といいますか、組織的に、分権的なものは別ですよ、だけど、やはりここ一番、防災のときは分権なんか言っておりませんから、私いつも申し上げるんですけれども、普通のときは平時、何もないときは、市長とか、もしくは島津さんと呼んでください、会社でもそうですね、島津さんと呼んでもらってたんで、社長であっても島津さん、だけども、ここ一番、防災とか、いわゆる災害時においては、全部呼び捨てですね。これは、例えば、島津、これでいいんです。そのようにやっぱり、平時と戦時っていいますか、そういうときは違うので、コミュニティっていうのは平時の御活動もありますね、コミュニティスクールなど、同時に、防災時は、これは一種の戦時といいますか、そういうときの対策ですから、こういうのを緩急自在に桜木地区はやっていらっしゃるので、私は敬意を表しているということなんです。そういうことで、コミュニティ推進体制の裏表といいますか、きっちり、これは日ごろからの体験学習といいますか、訓練が必要だと思っておりますので、これはぜひとも、皆さん自発的に参加いただいて、こういう活動を進めていきたいということで、コミュニティのあり方っていうのも、これに尽きると思っております。それを、実際、桜木地区の皆さんはやっていらっしゃるということで、ことしはまた9月1日がまいります。今度は、その方式を、少しほかの地区にも広げさせていただきたいと思っておりますので、御協力賜りたい。同時に、環境衛生、いろいろなごみの問題、有料化というところから入っていくから、やっぱり確かに形岡議員がおっしゃるように、問題がすりかわったような気持ちになるわけですけれども、やっぱり環境衛生というのは、行政の基本でございます、これから特に。だから、そういう意味で、もう一度心して対応を考えていかなきゃいけないなと思っております。 それから、行政広報、2番目の柱でございますけども、分権下の地方自治、新たな自治体経営の方向の中で、行政広報のあり方、どうなんだというお話がございまして、私は、行政っていうのは、もちろん市民、お客様っていいますか、ためにあるわけでして、ここはぶれてはいけない、絶対にですね。そういう面で十分な情報開示をしなければいけないんです。いいこと、悪いこと、私も先般、また久米の方でメダカといいますか、ゴリといいますか、お腹に吸盤がある小さな魚が数十匹浮いたんです。早かったですね、都市計画課が、部長以下が飛んできまして、発表しますと、今までだったら発表しますか、しませんかと、もっと悪いのは発表するところだけ隠し合うっていうのがあったんですけど、今はおかげさまで発表します、もうどんと発表文まで持ってくるんですね、ありがたいことです。本当はやりたくないですよね。だって、コンクリートのあくが、水がちょっと雨が降っただけでわっと流れて、底にいるコイは大丈夫なんですけども、表面上のメダカとか、何とかが何十匹って亡くなった。だけど、こういうのを小さなことですけど、こういうのも迅速に対応できるようになったということは、私は、一種の情報開示の基本だと思います。行政は、いいことを言うから信用されない、いいことばかり言うから、悪いことをどんどん出すと、私は部長さんには、ほとんどの部長さん、大分わかってきていただいたんで、業績評価、余りこれを言うとまた叱られるんですけども、業績評価っていう中で一番のポイント、部長さんに対してですよ。これはマスコミに出た回数、なかなかマスコミはいいことを書いてくれませんね、だけれども、悪いことを気にせずどんどん出す、その回数によって情報開示というものの評価並びに部長の皆さんの情報開示に向けた姿勢っていうのを評価しますよと言っております。そういうことで、なかなか言えません、私も家庭では女房には、なかなか失敗事は言えないんです。だけども、それをもう平常といいますか、平気で言えるようなこの部内の組織にしたらいいなと。またそれが市民の皆さんともの垣根ない対応のもとになるんじゃないかなと思っておりまして、情報開示は引き続き、きっちりとやらせてもらっています。だから、少々お客様っていいますか、市民の皆様に申しわけない事をしたときも、ひとつ情報開示で、まずは罪等を免じてもらうというお気持ちをいただければと思っております。そういうことで、本市の公聴活動、いろいろパブリックコメントとか、これから大きな施策をやっていく中で、大変大切なことでございます。そういうことで、パブリックコメントも単に在住の市の皆さんだけじゃなくて、外の有識者、デザイナー、専門家の方も含めた、本当の広い意味でのパブリックコメントをしなきゃいけないということで頑張りたいと思いますし、これは市の職員にも、ぜひとも理解いただきたいと思っております。もう1つは、その中で職員一人一人が広報マンたれということで、先般も教育長にもお願いしたんですけど、教育委員会から、ここに行ったり来たりする皆さんが、私もときどきあるんですけど、ズボンのポケットに手を入れて、背筋を曲げて歩く、これはやっぱりみっともない。お父さんがそんな格好をしていたら、息子は親父の背中を見て育つわけですから、やっぱり市の職員たるもの、どうしてもポケット、寒くて入れたかったら、ちょっと生意気かわからんけど、こちらの上に、ポケットに手を入れなさいと、そういう小さなことまで私は余り言いたくないんだけれども、どうもこの市の職員含めてやっぱり30度上を見て、背筋を伸ばして大またで歩く、これだけで市は元気になるんです、1,500人がそういうことをすれば。そういうことで、いろいろな広報マンたれっていうのは、今のこの存在自体が広報マンでなくちゃいけないということでございますので、そういう意識がみんなに持てるように、ただ口だけで言ってもしようがありませんので、処遇とか、評価とか、またはプロモーションっていいますか、処遇の中でも、特にそういう面を含めて十分配慮しながらやっていきたいと思っております。 そして、もう1つは、少子化についての具体的な方策でございますね。これがなかなか難しいんですね。ただ、私はいつも、これはちょっと言い方が申しわけないかわからないけど、これは世界の中における競争だと思っているんです。だから、国内でよその市がどうのこうのを越えまして、世界の中で少子化対策に対してどういう施策をとっているのか、国ももう少ししっかりしなきゃいけないと思いますよ。だけど、我々は周南で、まず何とか安心して育てる、多くのお子様が、1,300人が1,500人、2,000人とふえていくというのを、施策はどうかということで、過去にもこれ調べれば幾らでもあるんです。例えば、フランスですね、世界で一番の少子化率を誇ったフランスが、この10年、15年で今やヨーロッパでは一番の少子化はもう言葉がないですからね、フランス語で、フランスの中で、それぐらいもう戻していくわけです。これいろいろなやり方はありますよ。ただ、フランスは、移民の関係がありますからね、北アフリカが、そういうちょっと日本とは違った特異現象もありますけども、やっぱり先進事例が山のようにあるんです。今インターネットで幾らでも調べられます。同時に、国内でも北海道、東北でもそういう面で頑張っているところがある。そういうのを少し我々勉強して、きょうこれ機会でございますので、部内で少子化対策の、本当の意味での対策委員会を立ち上げようと思っております。これはお約束します。また、皆さんもぜひともその中に入っていただいて、もう我々の時代になると、もう子供よりも孫の時代になっていくと思いますが、頑張ってやっていけるようにお手伝いしたいと思っております。そういうことで、少子化の全体会議といいますか、委員会をきちっと立って、我々の方でも行きますし、またひとつよろしくお願いしたいということでございます。 いろいろな今回は、田村議員、この1年間大変いろいろな知恵をいただいた、議員皆さんからいただいていますけども、特にコミュニティ活動ではいただいております。で、コミュニティスクールの件で、実は予算計上、本当にみっともないですけど、すっかり忘れていたんですよね。私、たしか約束したような思い出があるんだけども、また補正等を含めて、皆さんともう一度審議いただいて、コミュニティスクールっていうのは、やっぱり、これは議員を中心というよりは、本当に町から沸き起こるように、先生方、地域のお年寄り、お子様含めて、このコミュニティスクールの存在っていうのは重いなと思いましたので、またこの件は改めて20年度の補正の中でもお願いできればと思っていますので、ひとつ皆様の方の御理解を賜るように、また議員の方からもよろしくお願いしたいと思います。 以上、3点、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ◆26番(田村勇一議員) ことしの新年互例会に教育長さんがお見えになって、皆さんを見られて何とここはリーダーが光っていますねっていう言葉を第一に言われたんですよ。きょうも傍聴席にリーダーの方が来られているんですが、本当に私たちもうれしくて、見られたように生き生きしておると思うんですよね。で、先日、これは2月16日に、下松の中央公民館で、広島経済大学のメディアビジネスの教授、松井さんっていう方が来られて、現代社会と地域安全についての講演があったんですが、コミュニティが盛んなところは犯罪がありませんと言われたんですよね。これ私感銘しまして、各地域で言っているんですが、やはりこれからは公民館の存在についてもいろいろ言われておるんですが、私は公民館をミニ市役所みたいな感じでここを拠点に地域活動の一番もととなる基礎を構築していきながら、やっぱり先ほどから出ております安全安心の町づくりに欠かせない拠点ではないかというふうに思っております。今、生涯学習というような形で、ちょっと言葉は悪いんですが、貸し館業務っていうような感じで今までは何かこう推移しておるような感じがなきにしもあらず、しかし、これからは、やっぱりそういう、先ほど申し上げましたように、ミニ役所というような感じで、地域になくてはならない拠点だというふうに思うのですが、市長、その辺の考えはいかがですか。 ◎市長(島津幸男君) 私も全く同感でございますね。今、湯野支所なんかは、例えば、支所ですけど、3人なんですね。やっぱり、これ4人、5人にして、私がお願いしたいのは、今でもやっているところはあるんですけども、支所長以下が机に座ってお客様を待っているのはだめなんですよ。交番を見たらわかりますね、奥さんはいらっしゃるっていうのはあるけれども、必ず、交番のおまわりさんっていうのは、白い自転車に乗ってとことこ、今は自転車じゃないんだけれども、回っている、これのべつ幕なしに、町に中っていうか、地域を回って、どちらからいらっしゃいましたかとか、そういうのをきちっとやっていらっしゃる、1人でもやっていらっしゃるんですよ。3人、4人とこれからふやしていきたいと思いますね。そういう言葉は失礼だけど、現場で人数をふやす、中央、ここにはなるべく人が小さな政府にするっていうのは、そういうことなんですけど、そういう方向に私は持っていきたいということで、今回も総合支所長に大変立派な方をどんと一選抜して持ってきますけども、見ていただければわかります。総合支所の課長さんも、ここの課長さんも全く変わらないとしていくとか、さらには、支所長さんに対しても一選抜って、言葉はちょっとおわかりにならんかもわからんけど、一番の優秀な方を持ってくる、同時に、総合支所、支所、普通の支所、公民館も含めて人員は厚くしていきたいと思っております。その厚くなった人間が、座っているんじゃなくて、どんどん町中に出ていくということで、やっぱりこれは摩擦係数っていうんですか、人となるべく会う人っていうのは輝くんですね。市の職員も、今輝いている人も多いです。やっぱりスター、映画俳優なんかが輝くのは、多くの方と会うんですね。政治家の皆さんが輝いている、皆さんそうですね。非常に多分同年輩の方と比べると輝いていらっしゃる。これは多くの選挙民、どんどん接触、摩擦されているわけですね。だから、それと同じように、市の職員もどんどん町に出ていく、地域に出ていくというような動きの激しい活躍をお願いできればと思っております。そういうつもりでおりますので、そういう中で今回も支所、公民館を含めた充実、少し今検討していますから、いずれにしろ、ことしの半ばぐらいからどんどんそういう施策が落ちていくと思いますので、よろしくひとつお願い申し上げます。 ◆26番(田村勇一議員) 先ほど申し上げましたように、防犯の協議会をつくって、今毎月8日の8時、パトロールのパをとって8の夜8時からパトロールを地域でしているんですが、その中で、小中学校の先生もお見えになるんですよ。で、パトロールしている間に、落書きがあったということを学校で、周陽中学校の校長先生が学校で話されたら、それを僕たちで、私たちで消したいということで、20人ぐらいのボランティアを募られてそれを消しに来られました。本当に、私たちはうれしくて、やっぱりこれが1つの地域活動のあれじゃないかなというふうに思いました。それから、もう1つは、これは小学校なんですが、ことし6年生が卒業するわけですが、15時間かけて地域の人と一緒に、地域にファイナルプロジェクトというのを立ち上げられまして15時間時間をとられて、地域に奉仕するプロジェクトを立ち上げられて、地域の人が30人ぐらい参加されて、一緒になって地域に私たちができることをやろうじゃないかということで、例えば、ペンキ塗り、それから、カーブミラーの磨き、それから公園の掃除等々をやってくれました。地域の人とも仲よしになりますし、子供たちもそれをやることによってすごく生き生きしてきたんですよね。こういう姿が、本当の子供を育む力じゃないかなというふうに思うのですが、教育長さん、この辺のお話をいかがお受け取りになりましたか。 ◎教育長(坂本昌穗君) 現在では、学校だけでは教育はできない、とにかく地域と学校がしっかりと協力していかなければいい子は育たないということを、私も十分認識しております。しかしながら、今までは学校の方は、地域に何かをしてもらうっていうふうな、そういう形が多かったと思うんです。そのためには、地域の力を学校に取り込むためには、やっぱり教員の方から地域にどんどん出向いて行って、そして、地域にいろいろな形で貢献をして、それで初めて本物の協力体制ができるんだろうと思うのです。ぜひ、この辺の重要性、これは、今後学校関係者とも十分話し合いを持ちながら、今もやってはいただいているんですけれども、もっともっと強力に地域に溶け込んでいくっていう体制づくりが必要だっていうふうに考えております。 ◆26番(田村勇一議員) 今教育長さんがおっしゃいましたようなことは、やっぱり校長先生次第だと思うんですね。先生もそれになびかれるんですが、やはり、校長先生のリーダーシップだというふうに思うんですよ。で、私たち、本当にすばらしい先生がいらっしゃるからそういう形になると思うのですが、これが全市に広がると、まだいいことだというふうに思うのですが、やっぱり、子供を巻き込んだ地域づくりというのは、私は、これは欠かせない取り組みではないかと。こういうことがあったんですよ、見守り隊を設立するときに、「おれらは関係ないじゃないか、自分の親が見守り隊に出ればいいじゃないか」という声もありました。しかし、違うんですよと、地域から子供たちの声が聞こえる、子供たちの遊び声が聞こえる、そういう一緒になって、逆に子供たちから、私たちに声をかけられたら違うんじゃないですかということで御理解いただいたら、快く今もずっと続いているんですが、そういう形で、地域と学校との連携というのが、非常に大事な状況にあります。これもぜひ続けたいというふうに思うのですが、先ほど、公民館を拠点にそういうこともやりたいと思うのですが、やはり、行政も警察の方も消防も限度があると思うんですよね。だから、そこ辺をやっぱり地域でいろいろな形でその空洞化を埋めていくということが大切になってくると思うのですが。そこで1つ提案があるのですが、例えば、地域に公園がありますよね、これを今まで草刈りとかあれ等は業者でやっていたような状況なんですが、これを地域に返していただいて、地域で公園を管理するというような方策も1つの方法ではないかというふうに思っているんですよ。例えば、100万円でできよった草刈りが、100万円かかるかどうかわかりませんが、地域でやれば50万円でできるというようなことも考えられますので、1つの案でございますが、そういう方策も今後考えていくべきじゃないかと思うのですが、いかがでございますか。 ◎都市開発部長(平田定信君) お答えいたします。公園の管理につきましては、私も議員さんおっしゃいますように、現在都市公園については146公園を管理いたしております。その中では、公園愛好会という形で一定の地域力に頼っているというところもございますけれども、今後さらにどうするかという問題を私も考えておりまして、議員さんおっしゃいますように、地域力をお借りするということが可能であり、また、例えば、公園にありますトイレ等落書きがあったり、壊されたりという現実がございます。先ほど議員さんおっしゃいましたように、地域にお願いして、地域の子供たちと一緒に、その落書きを消していくということも1つのヒントをいただきましたので、そういうふうな地域力がしっかりしているところについては、議員さんおっしゃいますような内容を含めて、今後の公園の管理を前向きに検討していきたいと、そのように考えております。 ◆26番(田村勇一議員) 実は、今既に、公園の管理については、自分たちの自治会で、例えば、立て看板を自前でつくって、犬の連れ込みは禁止とか、ごみを捨てるなというような感じで、自分たちで看板をつくって設置しております。だから、そこは物すごくきれいになっているんですよね。だから、やっぱり、そういう周りから沸き上がって、自分たちの公園だっていうような位置づけをして管理していけば、非常に地域にとっても美しい公園であり、またそこで子供たちも遊べるというようなこともできると思うんですよね。こういう今事例があるんですが、やっぱり、これから今言ったような感じで、進めていけばいいんじゃないかなというふうに思うのですが、市長さんの御見解は。 ◎市長(島津幸男君) 私は、いろいろなケースをよく考えなきゃいけない。だけども基本的にはおっしゃるとおりなんですよ、桜木地域で、公園は自分たちでやる、ありがたいですね。それに、もし今までの業者の皆さんに出しているかわりに出す、よろしいと思いますね、少し、申しわけないけど、安くしますよ。これはお願いしなきゃいけない。だけども、ただそういうときに、ひとつ御注意いただきたいのは、業者の方でしたら、のこを電動の草刈り機を使って、私も触って、この前もう少しで両足を切るところだったんです。やっぱり、お年寄りの方が結構多いものですから、そういうときの保険とか、そういうのも含めてよく検討いただいて、もちろん我々も御案内しますけども、そういう業者の皆さんの持っているノウハウのやっぱりいいところをとっておかないと、ありがたいお気持ちで、もしそういうことになったときに、また1つの大きな問題があるということなんで、そういうのを十分御検討いただきながらやっていただくんなら、私はぜひともお願いしたい。ただ、中山間部エリアでは、逆に御質問がありましたけれども、過去にもね、もうそれさえできないと、だから、行政でやってくれっていうところもあるわけですね、結構。だから、その辺は、まさに地域の実情に応じて、やっていただけるところはどんどんやっていただくと、そういういろいろな措置も講じながら、同時に、お年寄りが多いから困っているよっていうところは、業者の方、もしくは市の方で直接やりますということをひとついわゆるバリエーションがいろいろありますよということを御理解賜りながら、ぜひとも議員のところは先端的にやっていただきたいとお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆26番(田村勇一議員) 今、周南地域で、周南警察署防犯ボランティア連絡協議会っていうのがあるんですが、先般、周南青少年育成市民会議合同っていうのがあるんですが、ここと連携して研修会をやったんですが、非常に、各種団体から出てこられて、成果が、各地域の事例発表等を含めて事例があったと思うのですが、今後自主防災について、私たちも取り組んで、今市内では23地域がそれに取り組んでいるんですが、ぜひ、これは連携をとりながら、今後、いろいろな形で助け合い、支え合っていくべきではないかというふうに思っているんですよ。で、例えば、私たち防災倉庫をつくろうとしているんですが、例えば、そこで、そういう資材等がそろえましたら、何か起こったときに、お互いが協力して、そういう助け合うという精神が非常に必要だと。そういうことで、先日も旧新南陽の富田東地区ですか、校区に行かせていただいたんですが、連携をとりながら、そういう形で今後この防災体制を充実すべきではないかというふうに思っています。ぜひ、そういう土壌づくりを促進するような形を、市の方も協力をお願いしたいと思うんですが、いかがでございますか。 ◎市長(島津幸男君) 広域というほど広域がどうかは別にして、少なくともこの市内は、そういうのが、リアルタイム、すぐに例えば不審者が、ここで桜木に出ましたよって言ったら、すぐ周りでばっと、これ今度スタートしました。携帯電話でそういうのがみんな流れるようにできております。議員の皆さん、もう既に御理解賜っていると思いますが、特に、学校関係者とか、そういう弱い立場の方を関係されている方には、ぜひとも御利用賜りたいと思っております。また、そういう中に、どんどんそういう不審者情報も入れるようになっておりますので、ひとつよろしくと。これは一つのテクニックといいますか、ツールの問題ですけれども、一番大切なのは、やはり皆さんの心の問題ですね。やっぱりそういうものに対して、瞬間的にばっと流れるというようなシステム、これ行政も考えます。で、既に、例えば、体育の日のときの運動会をどうするかとか、それなりに学校なんかはできているわけですから、そういうのも含めて、余りやると管理社会とか、何とかっていうことになるかわかりませんけれども、やっぱり、緊急時には緊急時の対応策がありますので、しっかり検討させていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆26番(田村勇一議員) 最後に少子化についてなんですが、非常に難しい問題だと思います。しかしながら、周南市独自の、やっぱり少子化対策っていうのもあるべきだというふうに私は考えます。本当に大変な時代になると思います。これから子供たちをいかに多く産めるかということの前提がありますので、ぜひお互いに力をあわせて、知恵を出しながら頑張りたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。終わります。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、田村勇一議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第25番、兼重 元議員。   〔25番、兼重 元議員登壇〕(拍手) ◆25番(兼重元議員) それでは、私の一般質問をさせていただきます。この3月の議会、一般質問を最後にという思いでおりましたが、非常に経験豊富なお方が相次いでお二人引退されるということを聞きまして、これはまだもう一頑張りせんにゃならんかなということで、意を新たにしたところであります。言葉の中に、年多きがゆえに尊からず、年若きがゆえに軽んぜられるなとこういう言葉がありますが、私もずっとこのことを腹に据えながら、約27年間市議会議員生活を続けてきました。今回は、合併が5年経過しておりますが、周南市の市長に強い周南の再生、これを掲げて周南市の新たなリーダーとなられました島津市長に、名実ともに島津カラーというものを大いに発揮していただけるということでありますので、そのスタートの年に当たって、私なりの市長の見解をお聞かせいただきたいと、こう思っております。原稿質問をお許しください。 平成20年度の予算案を周南再生に向けた再生開始予算と位置づけ、本格的な島津市政が動き出すことになりますが、施政方針で示された5つの重点項目から、市長が尊敬してやまない松陰先生の言葉を借りるなら「志を立てて以って万事の源となす」。まさにまちづくりにかける情熱が行間にたぎっているかのようであります。また、市長は、我が周南市の現状を今日の日本社会を覆う旧体制の持つ弊害が、我が市にも及び、これが周南再生の力を封じ込め阻害する悪弊であると喝破されております。リーダーとして周南再生を阻害する力に対しては、強いリーダーシップを持って毅然と対処し、妥協を許さず、遂げずはやまじとまなじりを決して敢然と戦う決意を示されております。それかあらぬか6日の鹿野小屋内運動場の一件で、炭村議員の一般質問に対して、予想だにしない答弁に、早速知行合一旧体制打破への並々ならぬ攻めの市政を見たところであります。 その言辞に多分の気負いを感じますが、翻って孔子はこう言っております。「これを愛してはよく労することなからんや、忠にしてよくおしうることなからんや」どんなに厳しい叱責もその底に相手を思う心があれば素直に受け入れられるもの、ただ厳しくすることがトップの使命ではなく、部下への思いやりこそ立場を超えて勇気を促すと教えております。その心意気をよしとしながらも、市内最大のサービス産業を担う職員こそ人材という財産であります。ぜひとも「至誠こそ統率のかぎ」と申し上げ、庁内におけるパートナーシップの構築を期待したいものであります。 さて、合併5年が経過するこのとき、これまでの本市の来し方をしっかりと検証することこそ、市長が目指す、これからの強い周南の創造への原動力と動機づけになるはずだし、市民が合併を選択し、待望した新生周南市の実現にこたえる道ではないでしょうか。期待したいところですが、残念ながら施政方針には文言は見出せませんでしたがいかがでしょうか。折しも今年度からまちづくり総合計画に基づく後期基本計画の策定の準備作業に入ることとなっておりますが、前段に合併の検証が不可欠であるということを強調しておきたいのであります。合併協議にかかわった一人として顧みれば、新市建設計画の策定時に上げた多くの事業と、その裏づけとなる事業費の精査が残念ながらなされておらず、当然の帰結として建設計画と財政計画がマッチしない代物になってしまったと言っても過言ではないでしょう。さらには、各地域の改善、提言を担うべき地域審議会のこれまでをどう位置づけ評価してきたのか、これもしっかりと検証しなければならないでしょう。合併して何かよくなった、いつも問いかけられる市民の素朴な疑問であります。国、地方が抱える構造的な財政難にあって、いかにして市民の期待にこたえるのか。また、国が進める構造改革、規制緩和とともに、合併の目的は徹底した行政のリストラであるということも再認識すべきであると思っております。今こそ根底に、選択と集中の必然性を明確に示さなければなりません。先人から継承し、そして、未来へ責任を持って引き渡すべき我が郷土づくりとは、徹底した情報公開をもとに市民と行政のパートナーシップを構築してこそ可能であると考えるものであります。改めてかみしめたい論語に、「民は治者に倣い、組織はリーダーを映す」とあります。そこで、以下に通告する内容で見解をお尋ねするものであります。 まず、5年が経過する合併のこれまでとこれからについてでありますが、周南合併は、中核都市づくりを目指して実現をしました。当時策定した新市建設計画は、まちづくりの方向性、行財政運営の基本などを定めたものであります。新市建設計画から2点お尋ねいたします。基本計画に示している、県政発展をリードする元気発信都市の創造は、新市としてこの時点どう評価しておられますか。 2点目に、拠点性、豊かさ、一体性の視点から21のリーディングプロジェクトを上げておりますが、合併によるまちづくりを進めるメーン事業としてこれが位置づけられておりますが、その実現性の認識はどうであるか。 さらに、合併によって簡素で効率的な行政体制の確立が求められたいたわけでありますが、行政サービスの統一、機構の改変、職員数と資質の向上、財政運営の実態について4点お尋ねします。 まず、事業の裏づけとして、新市財政計画を策定しておりますが、現実との差異について、その内容とその理由をどう認識しておられるか。これからの財政健全化計画と新市建設計画の選択と集中策であります。 次に、地域審議会のこれまでをどのように評価をしておられるか。あってはならないとは思いますが、ガス抜きと化してはいないのかということであります。 次に、総合支所の機能、権限は住民にとって、その存在意識はどうか。これまで市民にとって身近な存在であった窓口が、権限なし、財源なし、この部署が一番サービスが後退したのではと指摘されるということでありますが、これを見直していただきたいと申し上げたいところだったんですが、平成20年度予算では、総合支所で道路修繕費を特定された予算が計上されております。それはそれとして大変評価をいたしておりますが、総合支所の機能、権限について、さらに充実をお願いしたいということであります。 次に、サービスは高く負担は低く、これが合併のときの大きな、ある意味でのかけ声でありましたが、今やどこの国の話かと言われそうな現状でありますが、昨年来から財政難に対処する手段として、市民への応益負担、使用料、手数料等でありますが、加速度的にふえております。これらについては、説明をしっかりとし、市民と合意形成が大事であります。いまだなぜ使用料を取るんだといった声が聞こえてきておりますが、その上に、さらにごみの有料化が計画されておりますこの時期、その実態をいかに受けとめておられるか、お尋ねをいたします。 次に、徳山駅周辺整備構想からであります。旧中心市街地活性化法に基づき、平成11年に策定した市の中心市街地活性化基本計画は、改正まちづくり三法によって新たな基本計画の策定が待たれます。当然、これから本市が作業に入る後期基本計画にも、この法改正に沿った内容が求められることになると思います。これまで、平成2年以来、徳山駅を中心に、何度もかいては消し、消してはかいてきたまちづくり活性化計画にかけた市民の期待と費用負担はトータルで幾らになるのか、看過できないものがあります。昨年、強い周南の再生を訴え支持された島津市長のもとに、市再生戦略会議が答申した徳山駅周辺の新しいグランドデザインのコンセプトは、100年先を見据えたまちづくりであります。このことに対しては、特段異存はありません。反面、少子・高齢、人口減少社会、地球環境・温暖化、食料問題、エネルギー源の確保等々、これまでの社会背景、条件からは予測しがたい、これからの時代の推移をどうとらえておられるのかが、気がかりであります。新年度施政方針で、第一の項目に上げられておられる周南再生に向けた戦略プランから徳山駅周辺整備事業が始動します。やがての将来からどのような評価が下されるのか、心したものであります。そこで、徳山駅周辺グランドデザインから4点、市長の見解をお尋ねいたします。 まず、平成20年度から新たに踏み出す一連のアクションプランとして、都市計画決定、推進体制の再構築と行政のスタンスを示しておられます。最大理解者であり協力者である市民に対して、これからの実現の可能性に向けた手続等、市民へどのようなメッセージを送られるのか、お尋ねします。 次に、マニフェストで示された徳山駅中心70万商圏構想の中心地として3万平方メートルを超える商業フロアの確保は、それなりの理にかなってはおるとは思いますが、現在の周南地域商業図から、その集客へのマグネットは何なのか、だれが資本を出し、だれが経営するのか、実現の可能性をお尋ねしたいものであります。門外漢ではありますが、経済は理屈ではなく、現実であり、生き物であると言われております。願わくは地元利害関係者の思惑から発した建前論にくみする愚は避けていただきたいものであります。そこで、100年先を見据えたまちづくりとは、どうすることなのか、性急と拙速は厳に慎むべきであろうと思いますが、見解をお尋ねします。 次に、港に続く公園構想は、港を持つ都市としてグレードアップ化を図れるものであり、歓迎をいたしますが、何よりも地権者の協力は得られるのかというのが大きなポイントになろうかと思っております。 次に、困難を克服することにまちづくりの意義がある、理解はいたしております。どうも計画倒れを承知で、市民に問いかけているのではないかと思えるが、いかがでしょうか。市長のリーダーシップは必須ですが、あえて逆説的にお尋ねをしてございます。 次に、児童保育の公平性をお尋ねいたします。「児童は人として尊ばれる、児童は社会の一員として重んぜられる、児童はよい環境の中で育てられる」、これは昭和26年5月5日宣言された児童憲章の前文であります。すべて児童は健やかに育てられるはずなのに、何か子育てに困難を覚える現代社会ではあります。学童保育の現状と改善について、2点お尋ねいたします。初めに、何よりも身分不安定な立場でありながらも現場の第一線で市民の共有財産である子供の育成に、その使命感と責任感そして子供好きという、極めて個人的な理由に負うところも大きい指導員の方々の労を多として意を表すものであります。今回は学童保育の現状から、ひたすらもっとよくなってほしいと願ってお尋ねするものであります。まず、市内児童保育施設の格差が大きいが、どう考えておられるか。それぞれの施設の実態は当然御承知だと思っております。その限られた環境の中での関係者の努力で、特徴を出しつつ運営がなされていると聞いております。「お帰り」と児童を迎え、可能な限り家庭的な雰囲気をかもし出す工夫もしているとのことでありますが、こういった状況下の中で、ある意味では一定の限界があることも事実であります。どのようにお考えか。あわせて、さらにもっとよくなってほしいと願いつつも、運営上の問題点はどうかといったところをお尋ねいたします。 次に、ごみ行政の本質についてお尋ねします。今日、我々の日常生活は大量生産、大量消費、大量廃棄にしっかりとくくりつけられております。激動するごみによって、さまざまな問題が発生してきておるのも事実であります。古くからごみ処理を公用事業として位置づけられております地方自治体にとって、ごみをめぐる諸問題に対してさまざまな対策を講じてきておりますが、問題は深刻化の一途をたどっております。周知のとおり、排出されるごみの処理、処分にのみ焦点を当てた従来の排出後、緊急避難的対応の限界が指摘されております。そして、大量廃棄型社会への反省の機運の高まりとともに、循環型社会へ向けた意識的な取り組みが始まっております。自治体は今、新たな対応を迫られておるわけであります。そこでは何よりもごみ処理財政の安定化、同様に住民や事業者の環境意識を高めること、そのための環境教育やごみの減量化の啓発活動が求められております。そして、循環型社会へ移行し始めた今や、地方自治体としてどのような役割を果たし得るのか。これこそがごみ行政の本質であり、本市としても例外ではないと考えておるわけであります。本市もこれまで財政面での解決策として、ごみ処理業者の民間委託や減量化のための分別収集、リサイクルの方法がとられておりますが、提供されたデータからはこれが十分効果を上げているとは言えません。こうした現状を理解しながらも、今般のごみ処理有料化の提起が、市民にとってごみ問題の本質を理解し、有効なごみ減量化への施策として結実できるか。さらには、市民とのパートナーシップを構築する有効な手段になるためにも、一層の啓発活動が求められるところであります。あわせて、廃棄物処理基本計画に掲げる「世界に誇れるリサイクル都市周南」に向けて、その実現が有効な策になり得るのか。これからが行政にとっても市民にとっても正念場であろうと思っております。そこでお尋ねする4点でありますが、まず初めに有料化ありきで、市民理解と協力は得られるのかということであります。次に、ごみの有料化という手法が、分別化を喚起し資源化につながり減量化を生み出すという考え方であろうとは思われますが、果たしてねらいどおりになるのかどうか。あえて言えば、排出されたごみを減量化するための分別収集やリサイクル、緊急的な対処としては効果的であります。本当の意味での減量化は、発生後ではなくごみの発生自体を抑制していくことだと言われております。そのために行政が中心となって、住民や事業者の環境意識を高め、ごみの発生を減少させていく必要があると思っております。ごみの有料化というのが、その1手段という位置づけを私なりに認識をいたしておるところであります。次に、ごみの発生を抑制するために、具体的に市民として取り組むことは何か。クリーンリーダー方式はどうするのか。旧新南陽の事例を通して有効に機能させることが必要ではなかろうかと思うところであります。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条の8には、廃棄物減量等推進員とあります。これを適用して、今後の展開を進めていかれようとされておられるのかどうかお尋ねをいたします。次に、周南市一般廃棄物処理基本計画、平成17年3月策定の具体的な取り組みはどうなっておるのか。この基本計画は、世界に誇れるリサイクル都市周南に向けてあります。合併後の10年間、17年度から26年度のマスタープランであります。この計画をもとに、周南市はこれまでも、これからもごみと戦っていくことになろうと思われますが、見解をお尋ねいたします。以上であります。よろしくお願いをいたします。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 12時を回りましたけども、ここはひとつ空腹に耐えて頑張っていただければと思っております。 兼重議員の実に大局、また小局から、小局ということはございません。微細にわたる御質問ありがとうございました。これが完璧に答えられればよろしいんですけれども、もし抜けておりましたら後ほど再質問をお願いしたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。 まず、合併後5年、検証につきまして非常に私もじくじたる思いがあります。これはまた後ほど申し上げますが、地域審議会に必ずお願いしているのは、皆さんの一番の仕事は、地域の目の前の問題もありますけれども、ぜひとも合併のこの5年間の検証を地域の代表としてお願いしますということで、確かに新南陽を初めとして、地域審議会の皆さん非常に大きな構えの中で、いろんな問題を、しかも私がお願いしたとおりプライオリティーといいますか、優先順位をつけられてどんどんいただきました。ただ、熊毛、新南陽いずれも一番お金のかかるところからお願いされているんで熱が出てるんですけれども、それはそれとしてしっかり受けとめてやりたいということで頑張りたいと思っております。議員おっしゃったように、志を立てる、立志といいますか、きちっとした気持ちを維持しながら、御質問の中身すべてにわたって頑張りたいと思っております。まずは最初に、5年が経過する合併のこれまでの中で、基本方針で示す「元気発信都市の創造」は、新市としてこの時点でどう評価してるかということの御質問でございますが、私は、元気発信都市、今も新幹線からいつも駅の上にかけてあるのを見てるんですけれども、評価といいますと、つくったときはすばらしかった。常にそうなんです。ただ5年がたって今から思うと、まだまだ道遠しといいますか、できてないことが多いなと。ただ、私はこれはこれで大変評価するんですけれども、基本的につくるときに発想が私とちょっと個人的に言えば違うんです。要は、戦略的な発想が余りできてない。議員おっしゃったように、ともかく合併ありきのために御要望を全部盛り込んだ。てんこ盛りというやつです。これで片方で行財政改革の後ほど推移申しますが、数十億円にわたる補助金とかそういうものが減っていくのが目に見えてる。また、私が何回も申し上げたんだけど、人口15万5,000人です、今です。これがもっと住民票に基づく人口が入りますけれども、多分17万人から20万人というふうに、この時代にそのときもうふえることを前提の発想でつくっているわけです。こういう基本的なところにもう少し検証を加える、実は暇がなかったのはよくわかる。河村前市長が頑張られた。私も大変敬意を表します。ただ、そういう中で今から思えばそういう基本的なポイントがずれてますから、それはうまくいかない。全くこの新市の、私に言わせますと、この時点でどう評価していくというのは、私も本当に後を受けたからには頑張ります。頑張ってますけども、これはすごいなと。よく私、夜中に見直してるとか読ましてもらってる。見るたびに、私が経営者、社長だったら、これはちょっと多分オーケーが出しづらかったなと。だけどそれを置いても、河村市長を私は高く評価申し上げるのは、あの困難な時期に、皆さんもそうです、まず合併して大きなところでどんとやった後、頑張ろうと。いろんなことがあるけれども、それはまず合併優先でいこうという方向性を持たれたことに、私は大変評価しているんです。だから、個々について言えば、今から思えばいろいろ言いたいことはあるにしても、それはやはり合併という大きな流れの中で、後任の私が考えなきゃいけないことかなと思っておりますので、私は何回も申し上げますけれども、前市長に対するこの点におきましての結論を出されたことにつきまして、また実行、まだ下松、光が残っておりますけれども、道半ばにされたことですけれども、高く評価を申し上げていることをお話したいと思っております。そういうことで21のリーディングプロジェクト、合併時に今申し上げましたように、お金の面それから戦略的な面、将来的な人口をどうするかを含めて、実は検証されておりません、はっきり言うと。これがされてると言ったらうそです。5年間見たらわかります。人口が減ってますから。そういう中で、だけどもまずは21のリーディングプロジェクトでいこうということを決められたわけですから、私はこれはこれで大変評価もし、また頑張りたいと思っております。ただ、てんこ盛りと言いましたけれども、これを1、2の3でどんと25年までできると思ったら大間違いです。それは私は無理だと思います。私は、それよりも私が市長になるときに申し上げたように、学校給食とか駅前とか、そういう優先順位をつけてやらせてもらいたい。ものによっては25年でもできないものがあります。これはしようがない。例えば、埋め立て事業なんていうのは25年までできるはずないんですから。だから、こういうものの中で決して方向性が間違ってないんで、個々の施策についての放棄はしませんけれども、優先順位をつけて、時間がかかるものについては時間を賜りたいということで、御理解賜りたい。基本的には、住民の皆様に痛みを感じる施策を、私は申しわけないけれども打たざるを得ないこともありますということを御理解賜りたい。これをしないと、先般もまた夕張以外にもたくさん出てますけれども、最終的には市民の皆様がきょうの朝のテレビもやっていました。赤ちゃんが何年ぶりにできたんだけど、その赤ちゃんを入れる保育所がない、先生がいない、どうしたらいいんだ。やっぱりその町を離れなければいけない。市の職員がどんどんやめていかなきゃいけない。これが今の実際、現時点の日本の実情なんです。私どもは、たまたまありがたい風光明媚、温暖、災害がない、しかもすごい企業群があるこの町に育ってるもんですから、なかなかそこはわからない。だけども、私どもが例外なんです。だから、その辺を心して、なんとか爪にローソクをともすような生活と言うとちょっとオーバーになりますけれども、こういう気持ちで次世代に何を残すかというのが私どもの責任です。したがって、無茶な超大型の駅ビルをつくったりすることも、私はやっぱり考えてるんです。それから、ここの市役所の建て直しも、できたら25年までにやれば合併特例債を使えますけれども、その辺もいまだ結論が出せないのは、やっぱりそういうものをよく考えて決めなきゃいけないということなんです。だから、そういうことでひとつこの辺の御理解賜りたいということで、21のリーディングプロジェクト、現実性の認識はというと、それなりにやりたいけれども、ものによっては引き伸ばしもありますということを御理解賜りたいということでございます。 それから合併の検証、先ほど申し上げましたけれども、合併して何がよくなったかというけれども、これまことに市民の皆さんに失礼だけれども、合併しなかったらどうなっているんだということを御理解賜りたい。多分、新南陽の皆さんといつも激論なんですが、新南陽はもしかしたら合併しなかった方がいいかもわかりません。それはやっぱりあれだけの企業群、実際、上下水道、学校の設備、机一つ含めて、児童クラブは別です。ほとんどがまず完璧です。完璧というのは、ほかの熊毛とか徳山に比べると。だけども、やっぱり今から思えば新南陽もさらによくなってないかわからないけれども、悪くはならなかったということで御理解賜りたいということです。だから、熊毛とか鹿野の皆さん、私よく伺います、鹿野も熊毛もいろんな御要望が山のようにあるのはわかってます。ただ、徳山に投下するよりは熊毛には、はるかに多く投下してますから。そこはまた御理解賜りたい。だから、まだまだ格差があります熊毛に。だからもっと投下しなきゃいけませんけれども、おれたちだけは何もされてないという思いを、鹿野と熊毛の方お持ちだったら、これは申しわけないけど、はっきり申し上げますけれども、これは間違っています。この4つの中で一番投下しているのは熊毛、鹿野ですから。そういうことで、「何だ島津、選挙がねえからああいうこと言って調子のいいこと言ってる」というんで、そこは違うんです。これは事実ですから、事実をもって、その上でまだまだ合併してよくしたい。私もよくしたいんですけれども、合併して全くよくなくなってるというので、後ろ向きに考えられるとしたら、それは私はやっぱり間違ってるんじゃないかと思ってます。悪くはならなかったというところから御理解賜りたい。これはまさに選ばれた皆さんが、同じ思いではないかと思ってるんです。いろいろ御批判あります。だけども、そういう気持ちでともかく前向きに1歩ずつ頑張りたい、またお願いしたいと思っております。その間の御苦労、しばし頑張って辛抱していただきたいと思います。辛抱という字は、一つ足しますと幸せと書きます。辛い字は一つ足すと幸せ。幸せを囲みますと周南の南ですから、もうちょっと待っていただきたい。頑張りましょうということでございます。そういうことで、ここで変なしゃれ言ってる場合じゃないんです。兼重議員が、余りあっちこっちの古今からの名言をおっしゃるもんで、つい私も変な相田みつをになっちゃいましたけれども許してください。 それから3番目は、簡素で効率的な行政体制の確立ということでございまして、これはおっしゃるとおりでございます。その中で特に新市の財政計画、これにつきましては、もう申し上げるまでもないんですけれども、平成15年と比べますと、財政計画平成18年度は約5億円マイナスになっております。これは市税の収入とか地方交付税がメーンでございますが、それ以外にも平成15年度と比べて、財政計画と決算値の差が、現在約28億円になっていると。もう桁が違うんです。これはもちろん国のせいにすることもできますけれども、我々はまだいい方なんです。これが余りストレートに言うと申しわけないけれども、日本海側の山口県の市とか宇部の隣の町と市とかに比べれば、まだいいんです。これはやっぱりありがたいことに、今、対中国含めてコンビナートの頑張ってる皆さんが絶好調ですから、このおかげでなんとかもっているというのが実態でございます。いずれにしろ政府は、このままでいくと幾らになるのかわからないぐらい、1,000兆円になるんじゃないかと心配してるんですけれども、そのために地方交付税をどんどん減らしてきてます。三位一体の改革という名のもとに。私どもも国民ですから、ある程度はいたし方ないと思いますが、15年と平成19年度の乖離差というのはマイナス52億円です。52億円という数字、これはやっぱりなかなか我々が即座には解決できない数字。だが、これを言って暗くなることはない。この町は強いんですから、さっき申し上げましたように、もともと国から補助があるという発想を変えなきゃいけない。私が申し上げているのは、ゼロベースの発想というのは、国からこういう補助をゼロと全体で考えて、その中で優先順位をつけてどこからいくんだと思えば、やはり一言でいうとぜいたくなものはやめる、むだなものはやめることができるわけです。だから、相変わらず国からの補助とか扶助を期待しているというのをやめて、たまたま国から来たものは、そうはいきませんよ、いかないけれども全額貯金するぐらいのつもりで、貯金するとまた取られちゃうんですけれども、これが変なシステムなんですけれども、それぐらいのつもりでやっていかなければいけないなと思っております。 それから、議員の中で先ほどちょっと申し上げましたけど地域審議会の評価、これも私は大変高く評価しているんです。パブリックコメントで私はちょっと意味が違うかもわからないけれども、地域審議会の皆さんというのは、本当によく考えていらっしゃるんです。よく相談されて、しかも出される項目、問題点が非常に的確です、優先順位も含めて。また、山のように優先順位がつけられるけども出されるんです。これは熱が出るんですけれども、だけどもそれはそれだけしっかり勉強されてる。しかも自治会の皆さんといろんなところから積み上げてこられるということで、地域審議会はこれまで以上に、私どもは対象として高く評価をしていきたいと思っております。 ちょっと長くなると、議員の御質問時間がなくなるんで、総合支所の機能とか権限についての住民にとっての存在意義でございます。これは先ほども申し上げましたけど、やっぱり前線といいますか、ちょっと言葉が間違ってるかわかんないけれども、戦いをするときに出城が弱い戦いというのは必ず負けるんです。だから、本当は出城で抑え込めば戦いに勝つというぐらいのもので、別に武田信玄や上杉謙信の話をするわけじゃないんですけれども、そういう意味では出城といいますか、総合支所に本丸並み、本城並みの機能をなるべく落とす。今回5,000万円というのはまだ入り口ですから、これからどんどん何億円という話を持っていければと思ってます。人・物・金・情報を全部、1番現場、お客様である住民の皆さんに近いところにおろすということが、先般もたしか高松議員からお話があった、すぐやる課とかすぐやる行政サービスにつながるということです。だから、ぜひともこういうことでやる。ただし、専門的な建設関係の大規模とか、そういうものについては、やはりこれは効率的なもののために本庁に置いとくという、この辺の区分けをしっかりしながら頑張っていきたいと思っております。 それから、次は財政難に対応するための市民の応益負担、応分の負担といいますか使用料、手数料、体育館の光熱費、いろんなものお話ありますけれども、私はやはり基本的には受益者負担というのを前提にしなきゃいけない。ところが、それじゃごみも受益者負担かと言われると、これは確かに税金の二重取りというお話もありましたけど、熱が出るところ。これは本当に受益者負担なら50円じゃないです。32億円、3億円ですから10倍にしなきゃいけない。だから多分300円か500円、もっと高くしないと1枚当たりいけない。だから、受益者負担という発想の限界というのはあるんです。こういうものについては、やはり行政が責任を持って、大部分については。だけども、それが10円がいいのか50円がいいのか150円がいいのかっていう話は、やはりこれはみんなで相談して、だって片方で出してるんですから住民の方は。だから二重取りというのはおかしいというのは確かにありますんで、だけどさらにもう一つ、二重取りじゃないけれども、応分というよりはプラスアルファの負担をお願いしたいという言い方にしていただければ、また御理解賜るチャンスが多いんじゃないかと思っております。これはこのごみの有料化を含めまして、これは今まだ最終検討中でございますから、ひとつ50円ありきと思われないように、皆さんの御意見も十分勘案しながら検討していきたいと思ってます。したがって、今も残り19カ所については、今度はお金の話もちゃんとしなさいと。50円ありきじゃなくて30円も20円も10円、そういうのも含めて、もし10円がゼロにするんならばかわりにどうするんだという話も我々も出し、住民の皆さんからも相談に乗りましょうという話をしたいと思っております。そういう意味で、ぜひともこの件で御質問がありました皆様からは、いろんなお知恵を拝借したい。きょう特に兼重議員から、これは言葉でいうと拡大生産者責任、拡大生産者責任というのは、要は製造したところです。テレビで言えば、名前言っちゃいけないけど、例えばソニーとか東芝を含めて、もっと言えばその前の原材料を提供している、例えば東ソーさんもあるかわかんないです。ブラウン管をつくるときの材料とか、そういう消費者に一番川下、使って利益を得るところというところもあるんですけれども、個々の段階でずっと川上まで戻っていって応分の負担を考えたらどうだという発想で、これ実は私も入ってるんですけれども、全国市長会で第1順位にこれを入れてるんです。国に対して拡大生産者責任、どーんと我々の一番の川下じゃなくて、川上の最後のところまで原材料の供給している企業までも含めて応分の負担をしていただかないと、そこで非常に今利益を上げていらっしゃいます。だから、そこだけ利益上げて、一番住民の皆さんで苦労しているところでみんなお金を取るということはないでしょうということ。これは全国市長会の全員の要望でございます。党派を超えてお願いしているところでございます。また、皆さんも中央にそういうルートがあれば、強くこの辺をお願いしたい。拡大生産者責任ということでございます。これはひとつまたよろしく、いい意味で共闘したいと思っておりますので、お願いしたいと思います。そういうことでいろんな市営住宅の使用料とか下水道使用料、各種公共施設の使用料について、私どもの優先順位というのは逆な意味での優先順位です。だから、今回もたった1回だったんですけれども、少し評価いただいたんですけれども、人間ドックのぎりぎりのところで、やっぱりこれは負担しようというところとか、こういう面を逆にこれがやっぱり一番優先順位が高いんじゃないかと、議会の総意をしてここはやってくれよと、ほかのところは少々認めるけどというのもあって、ありがたいんです、そういうことがあれば。そういう意味で、何でも上げるというのはやっぱりいけない。逆に言えば、そういう見境ない施策をすれば、かならず人心は離れてまいります。皆様からもそういう意味で、ここは絶対だよというのをきちっといただければありがたいと思っております。 兼重議員の質問を受けなきゃいけないのに、まだたくさん残ってますけども、ざっといきますから、ひとつよろしくお願いします。 次は、駅前の周辺の構想でございますけれども、ここはポイントは、一つは100年先を見据えた町と、少子高齢化とかいろんな問題もある中で大丈夫かというお話ですけれども、私はこの周南、せめて70万というのだけ見ればそうなんです。ただ、港という突破口があるんです、この町には。新幹線よりもはるかに港という突破口。この港というのは一衣帯水、中国、アラビア、もっと言えばヨーロッパにつながっているわけです。高速道路ですよ、これ本当の意味で。ここがこの町にある、何といっても強いところなんです。だから、例えば私は行政サイドで余り事を言うなと言われてるんだけれども、本当に高齢者の負担が大変であれば、地域のもし中山間部の荒れ地に対しては、例えばベトナムの大使と私は仲がいい。喜んで来てますよ、何万人です。だから外国人の方を入れればいいじゃないかと、そう簡単に言いません、いろいろあるから。だけども本当に命がけで配職する人もいないというんなら、中国の人、今でも3,000円ですよ、月収が。ここに来て3,000円じゃない、10万円もお出しすれば、皆さん喜んで来てくれます。フィリピンからは介護関係で言えば、失礼ながら日本よりはるかにレベルの高い高学歴の方の介護は、東京ではみんなやってるんです、外国人の方。私の家の隣、全部外国人。全部そういう方、いいか悪いかは別です。それで子育てもやる、介護もやってるわけです。だから何でできないできないと言うかというと、できないようにしてるからできないだけなんです。この町は、今言ったようにいろんな問題がありますが、ほかの町と違って強いというのはそういうことなんです。世界には幾らでも人がいます。困っている人もいる、頑張ってる人もいる、そういう世界から人・物・お金も含めて持ってこれるのが私の責任なんです。だから何回も申し上げますように、ベトナムとかツルの出水市もそうですけど、どんどん姉妹提携なり協定を結んでやらなきゃいけない。そのためのまことに失礼ですけど先兵として、これはやっぱり議員の皆さんが行かなきゃだめなんです。私どもが、皆さんが行かないと相手も信用しない。特に中国なんかは、議員の皆さん、議長を初めとした、この方がはるかに強いんですから国家体制の中では。だから、そういう面で先頭に立って、オーバーに言うと世界中の町と姉妹提携ができるのが私の夢なんですけれども、それぐらいのつもりでこれからどんどん海外出張をお願いできりゃと思います。そういう面で予算をつけるというのは、私は幾らでもつけます。そういうことでお願いできればと思ってます。そういうことで、この町の基本的な強さというのはそういうところにあるから、少々のものをつくっても、または資本も含めて何回も申し上げます。具体的な名前を出すとまずいんですけれども、先ほどちょっと名前を出したような銀行も含めて、国の国策銀行も周南でやるんならば、費用面についての御援助をしますと。片方で合併特例債があるのをよく計算してるから、そういうのもあると思いますが、そういう合併特例債に限らず、今のうちにこういうのをしっかりつくっていかなきゃいけません。そういう意味では、私は物・お金については心配してないんです。ただ、心配してるのは議員もおっしゃった人なんです。だから、この町でみんなが頑張ってやろうという意識を持たないといけない。 そういうためには、ひとつぜひとも御協力賜りたいということで、時間がなくなったんでもう最後にしますけども、児童館の関係を含めて、これは新南陽で珍しく、ほかの地域と違ってよくないところです。富田東の児童館とか富田西は学校の暗い教室、よくわかっております。だからこの辺は、後ほどもしよければ担当の部長からも説明申し上げますけれども、もう一つ、最後にこれは大きな問題ですけれども、ごみの関係です。 これ何回もありますけど、やっぱりごみは何となくおさまると思っちゃだめです。私は、はっきり部内にごみはごみ戦争だと思ってやらなきゃだめだ、これは。相手はものは言いませんけれども、実は戦争だと思わないと、これは気がつくとどんどん攻められてくるということで、ごみ戦争宣言というような感じでやっていくと。そういう中で片岡議員おっしゃったように、ひとつの有料化も含めて考えていくような発想をしないと、単なる省資源化なんていう甘いことを言ってたら、この戦争には勝てません。本当にごみは戦争だという意識で、私は強い気持ちでやりたいと思います。そういう意味で、最初に50円ありきとか、そういう発想はおっしゃるように間違ってます。だからそういう説明は今やめさせております。この戦争に勝つためにはどうしたらいいかというのを、我々ももう一度考えながらしっかりやりますんで、皆さんもこれ10月からどうのこうのって決して決めることはないんです。そうやりたいというのは事務レベルの気持ちでございます。これは確かに事務レベルはこれからのことを考えたり、いろんな既にごみいっぱいになってるエリアのことを考えると、いても立ってもおれない、眠れないというぐらい悩んでいる。そういう悩みながらもこの戦争に勝つためには、一朝一夕でいけないのもよくわかっておりますので、ぜひとも皆様のまたお知恵をいい意味での御叱責を賜ればと思っております。頑張りますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 兼重 元議員の一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。次の会議は13時30分から再開します。   午後 0時31分休憩 ──────────────────────────────   午後 1時30分再開 ○副議長(森重幸子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○副議長(森重幸子議員) 兼重 元議員の一般質問を続行いたします。 ◆25番(兼重元議員) 私は一般質問は、基本的には再質問はないもんだという心得で、しっかりと中身も踏み込んで質問させていただいておるんです。だから市長、あなたがきちんと答弁書どおり読んでいただければ、恐らく私はこうして立たんでも済んじょった。私が本当に聞きたかったことにもよく触れていただきたかったということを申し上げておきたいんです。自分のお口でどんどん答弁されることは非常に好ましいと思うし、テレビを見る人も「なかなか、おう、やるじゃないか」と、こういうふうに思われるかもしらんけれども、やっぱりセオリーどおり言ってほしい。私が困る、それじゃ。 そこで合併の検証ということでありますが、市長お見込みのとおりであります。私も合併にかかわった一人として、非常にやっぱり当時の状況から、今日言われるとおり、新市の建設計画には戦略がなかったということは事実でしょう。しかし、今度こそ市長、これからの与えられた役割の中でしっかりと戦略を打ち込んでということでありましたから、まさにこのたび施政方針にも掲げておられますが、常にすべて戦略と、こういうふうになってます。その中に一つは、ごみの戦略というより戦争というのがあります。私は、新南陽時代を別に懐かしんでもおりませんし、ですからいろいろ御配慮のある答弁をしていただきましたが、また新たな敵をつくることになりますので、そういうことは思っておりませんから、周南市は一つという気持ちでこれからも、それなりに汗をかきたいと思っております。 前口上は別にいいんですが、一つ、70万商圏というのが市長のマニフェストの中にありました。これは実現すりゃ最高。私も大歓迎したいんです。ところが、やっぱり心配をする向きもある。現在の周南地域の商業地図です。これが大きく塗り変わるかもしれないというようなビッグプロジェクトになろうかと思うんです。ですから、現在ある商業地域の中からいかに集客をするか。マグネットとしてきちんと根幹に据えるべきものとは何なのかといったところが、私が言うよりも市長の方がよくおわかりだと思うんですが、このあたりのところを市民の皆さんにも協力するところはしなさいよとか、理解をしていただくところは理解してくださいよと、市長の方からしっかり言っていただけるだけのリーダーシップ性というのは必要じゃないかなと思っておりますが、市長。だれが資本を出す、だれが経営するのかといったところは、大いに心配になるところであります。港があるからといって、そっちに話をはぐらかされたような気がしておりますので、あえて再質問させていただきます。 ◎市長(島津幸男君) 済いません、粗雑な答え方で申しわけございません。それからもう一つは、お断りしておかなきゃいけないのは、ちょっと宗教的なことを申し上げて失礼があったら申しわけないということで、この場を借りておわび申し上げます。決して他意はございません。私の所属する宗派の言葉をしゃべったんですが、誤解を生むと申しわけないんで、この場でおわび申し上げます。70万商圏の件と現在の商圏との問題、それから本当に資本を出す人がいるのか、来るのかというようなお話だと思いますが、まず後ろの方から言いますと、資本並びに事業計画、それからその際、私が大型店舗といっても、皆さんが思っているような最近新南陽でできたところとは限らないで、実はもっと違った意味で商店街と差別化ができることがあり得るのか。差別化ができるというのは、いつも申し上げますが、同じ商品を売っても、例えば超高級ブランドがいいかどうかは別に、そういうものと今、商店街にあるものというのは差別化できるわけです。そういうところのお店が二百四、五十店舗あるところと、私この前も内々対応したんですが、そういう入れ物という言葉は悪いんですけど、JRさんも一緒になって協力するというんなら、そのうちの数十店舗が出ていいよと。これは従来のお店と全く競合しません。新南陽に今度できるものが駅に来ますと、これは大変な競合が起きます、確かに安売り競争とか出ますけれども、そういうところも考えながらやっておりますんで、お願いしますというよりは、来たいというところが実は何カ所か今あるんです。団体も含めてです、何十店舗持っているところも含めて。だからその辺は心配要らないんですけれども、何回も申し上げますように、それを経営したり中心になって一緒にこの町の人と提携したりやるという人材が、私は町の中にまだまだいないとは申し上げませんけれども、そういうところと一緒に組んでやるというところのレベル差といいますか、もう少し町の方にも私どもも入っていって勉強を一緒にしなきゃいけない。一緒になってレベルアップしなきゃ、言葉悪く言えば片肺飛行みたいになってしまうのかなと心配しているんです。だから、今の町の商店街の皆さん、いろいろ御心配もありますけれども、ともかく一緒になってよくするんだという意識で、もう少しはっきり言うと、特に若い皆さんです。10年、20年先を見込んで勉強を一緒にやっていただきたいなと、そういう少しレベルアップした経営も含めて考えていただきたいということをお願いしたいということで、間もなくそういう形での対策委員会みたいなものを一緒に立ち上げればということで、内々商店街の方にもお願いしていくつもりでおります。そういうことで、先ほど申し上げましたように、お金は世の中に幾らでもあるんです。ただ、ここに来たら終わりだというから来ないだけであって、そうじゃない、大丈夫ですよと、そういうグループも含めて来ますよ、JRも協力的ですよということになれば、御心配要らないということで、私は全く心配しておりません。御心配ないようにということなんですけれども、そういっても心配ですよね。申しわけございません。今までの例がありますから。ただ、ここはそういうことで非常にいろんなところから注目されている場所だということは、皆さんも自信持っていただければと思っています。以上です。 ◆25番(兼重元議員) 市長におわびをしてもらおうなんて思ってもおりませんでしたけれども、とにかく最初に通告した内容に対しては答えていただきたいということだけでありますから、こうやって再質問してまた聞き出さんにゃいけんちゅうことはしたくありませんけど。3番目にお尋ねしておりました児童保育のことでありますが、答弁書を用意されておられんでしょうから、私が聞いた2点につきまして、簡潔でいいですからお答えください。 ◎市長(島津幸男君) 申しわけございません。答弁集が兼重議員の場合、こんなに厚いんです。全部読むのに20分かかる。済いません、どうも。 学童保育の関係につきましては、先ほど申し上げましたように、市内と比べて珍しく新南陽がよくないのは、この施設なんです。各小学校の学童保育用の特に児童クラブの設備がちょっと悪いというのは事実です。そういうこともありまして御質問があったと思うんですけれども、一つはこれがまたかたいことを言って、1人当たりのスペースが1.6平米要るとか、そういうことから入るからなかなかできなんで、まずはあるところを使うと。暗ければ電気をつければいいんですから、それをぐじゃぐじゃ言うから1年、2年、3年と、そのうちにみんな入学しちゃったり卒業しちゃったりするわけですから、だからその辺を私、スピード感というのはそういうことで、新南陽に限らず児童クラブ、学童保育につきましては国も一体化してやろうじゃないかと言ってるわけですから、これは坂本教育長も非常に前向きでございます。私どもの方の担当も非常に前向きですから、少なくても20年の早い時期には実際上の開設が1歩2歩と進むことを期待しておりますし、これはやります。これができないで少子化対策も何もあったもんじゃございません。物はあるんですから。ただ、申し上げますけれども、坂本教育長がおっしゃったように、小学校の先生というのは、本当にあの場所を慈しんでらっしゃるわけです、場所一つ。そういう気持ちもわかっていながらどうするかと悩んでいるんですけど、ちょっと解決にもう少しお時間ください。ありがとうございました。 ◆25番(兼重元議員) それではごみ行政のことでありますけど、有料化ということで、最初は私も演壇で言いましたが、ごみ行政、何よりも有料化というのも減量化へつなげる一つの方策だと言っておりますが、どうも詰まるところ、ごみ処理に係る経費、これをどうするかというところに何となく落ち着くんじゃないか。そこへ行ってしまうような気がしとるわけです。32億円というお話を聞きました。事業系を除ければ26億円だということであります。願わくば、もう少し説明の場でそういった資料、例えば経緯をずっと説明するような、ごみの総量、人口に対して総量がどのくらいあって、1人当たり書いてあるんじゃが、人口が減る中でもごみの量がどんどんふえよるということは、これはゆゆしいことになってきます。それから総経費がどうかかってくるんか。その総経費の中で収集にどのくらいかかるんか、中間処理にどのぐらいかかるんかとか、最終的に埋め立てにどのぐらいかかるんかとか、そういう部門ごとにきちんと示していくというような説明の仕方も必要じゃなかろうかなと、私はそういうふうに感じたわけであります。それはそれとして、やっぱり一に地域の住民なり市民の意識にかかっておると、こう思っております。そこで、クリーンリーダーの話を私はちょっと出しましたが、法によってきちんと位置づけられておるんです、立場も役割も。そういったものでやっていかんにゃいかんじゃろうと思って、「どうですか、やってくださいませんかね」と、こういうような要領でもって果たしてやれるのかどうかと。ごみ戦争だとおっしゃったんだから、当然その辺の橋頭堡をきちんと築いていくとか、だれが作戦をしていくのか、一令一動でもって一つの行動をしていくというような私は体制が必要じゃなかろうかなと思っておりますけど、クリーンリーダーについてはどのような運営の仕方をされるのか。新南陽市時代のこともありますが、さらにレベルを上げたようなそういった体制づくり、その中心的な役割を担うのがクリーンリーダーじゃなかろうかなというような意識を私は持っておりますが、いかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 時間がないんで私からお答えします。クリーンリーダーというのは格好いい名前なんで受け取りやすいんですけれども、私どもとしては廃掃法というんですか、法律に基づきました廃棄物減量等推進員、これは法に基づいて名前もきっちり、これはまさに我々はクリーンリーダーという形にしたいんですけれども、そういうことできちっと法的なバックアップもありますよ。だから、何となく自治会の皆さんじゃなくて、きっちり訓練も少しいただいて、戦闘要員として素人集団ではなくて、少しプロ集団として頑張っていただければありがたい。それに見合ういろんな形のことも考えなきゃいけないかなと。この辺はまた改めて相談申し上げますけれども、そういうことできちっと法に基づいた責任ある対応をお願いできればと思っております。以上です。 ○副議長(森重幸子議員) 以上で、兼重元議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第26番、尾﨑隆則議員。(拍手)   〔33番、尾﨑隆則議員登壇〕 ◆33番(尾﨑隆則議員) 顕政会の尾﨑隆則でございます。通告に従いまして、市長の施政方針について質問させていただきます。 まず最初に、周南再生戦略会議は市長の任期中続けられるのかということでございますが、市長は昨年の5月25日、周南市の誕生となってから第2代目の市長として就任されました。そして7月には市民の視点と民間の経営感覚を生かして知恵を結集し、活性化や効率化など周南再生に資することを目的とし、周南再生のプログラムを具現化するとし、特別編成チームとして、私的機関である周南再生戦略会議というものを立ち上げられました。これまでに、再生戦略会議より学校給食センター建設と駅周辺整備事業について答申があり、議会にも資料が提出されました。また、道の駅については3月末をめどに答申があると伺っています。そして、新年度の諮問においては、「観光立市」と「育む力の実現」について調査費を計上され、周南再生戦略会議に諮問されるようになっておりますが、この戦略会議は市長の任期中続けられていくのか、1点目としてお伺いいたします。 次に、昨年の9月14日の熊毛地区を皮切りに11月27日の鹿野公民館までの12地区で、周南再生まちづくり懇談会を開催され、市民との直接対話といいますか、それぞれの地区で市民の生の声を聞かれました。熊毛地区においては、コアプラザや福祉バス、高水駅のトイレなどの質問に対して、コアプラザ、高水駅のトイレは今年度の予算に計上されました。また、福祉バスについては、9月に交通問題検討チームを立ち上げたと言われています。その他の地区においても、ごみの有料化、総合支所のあり方、昨日の一般質問でも出ておりましたが、などさまざまな御意見、御要望などが出されていますが、市長はこのまちづくり懇談会での市民の声にどのように対応されていかれるのでしょうか、お伺いいたします。 3点目といたしまして、道の駅は先ほども申しましたが、今月末には戦略会議から答申されると伺っています。施政方針では、今年度立地調査や生産者などによる運営協議会を設置し、2カ所で仮設店舗による農産物直売運営の実証実験を行うと言われました。また、予算書を見ると1,743万9,000円が計上してあります。道の駅の場所として、東では熊毛インターチェンジ付近、西は戸田駅付近との話がいろいろ出ておりますが、場所は既に決定しているのでしょうか、お伺いいたします。 最後に、駅周辺整備事業であります。周南再生戦略会議の答申を踏まえて、20年度の事業を進められようとしていますが、学校給食センターの答申のように、12カ所の小規模センターの整備が必要と言われ、学校給食課ではそれに基づいての作業が行われていますが、駅周辺の整備事業についても戦略会議の答申どおりに行われようとしているのでしょうか、お伺いいたします。 以上、4点の項目について、登壇での質問を終わります。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 尾﨑議員から大きく4つにわたって御質問賜りました。お答え申し上げます。 まず最初に、周南再生戦略会議これからも続けるのかと。20年度は続けるということで予算を計上させていただきましたけど、私これいろんな効果を考えたんです。だから、本当は行政というのは私どもも総合政策とか戦略を立てる部門があるんです。本当に市民の皆さんとか議会の皆さんからのお話が十分入り、それをそしゃくして戦略等どんどん立てていくという機能が十分あれば、本当は要らないんでしょうね。地域審議会とか今いった懇親会とかいろんな情報が入るようになっておりますから。ただ、それを組み立てていくやり方というのですか、この1年、実は具体的に名前出せないんですけれども、次長さんクラス、課長補佐、係長さんクラス、場合によっては一般市の職員も入って、この戦略会議でがんがんやってるんです。この委員の連中と、それは無理ができないと、いやそれはこうしましょうと。私が見た限り、例えば駅前の件では負けないぐらい、平田君と言っちゃいけないが、平田部長のところの若い連中、総合政策の連中。だから、やっぱり勉強で一種の真剣勝負になりますと、市の職員ももともとポテンシャルというか力はありますから、どんどん勉強していって、今では場合によると戦略会議の方にこういうことがありますよ、こういう人がいますよ、こういう資料がありますよというのを出せるようになってくるわけです。こういう1年といいますか、勉強会とかいい意味での切磋琢磨という場が意外とあってもいいのかなと。今、道の駅はやっぱりやってくれてますけど、これがまた経済部の若い課長さんとか、がんがんやってます。彼らは自分でも道の駅に近いようなことをやってますから、そりゃ戦略会議の先生違いますよってやれるわけです。だから、私は変に対決したり足を引っ張るんじゃなくて、今みたいにお互いに切磋琢磨して一つの方向に行くというのがあれば、戦略会議の場がベストとは言いませんけれども、私はそういう効果があるのも一つ、この戦略会議の意味があったのかなと思います。ちょっとつくったときの趣旨とは違いますけれども、いずれにしろ20年度はお願いしたいと。これは先ほど申し上げましたように、一つは育む力、評価とかいろんな組織とかの面を勉強してもらいたい。それから、特に中山間部に大切な観光立市含めて御一緒させてもらいたいということなんで、20年度はお願いして、21年度以降は実はまだ決めてません。もう十分いいじゃないかというのと、いや、もうちょっと違う分野で一緒に勉強しようというんなら、また考えてもいいかなと思っておりますので、一応、そういうことで20年度は続けますというお答えにさせてもらいたいと思います。 それから2番目は、周南再生まちづくり懇談会の市民の声をどのように市政に反映されるのかということなんで、これは議員の皆さんも多くの方が御一緒に、この会の中で御意見、どちらかというと意見を静かに聞かれたというのが本当なんですけれども、住民の皆さんの意見を御一緒に聞かせてもらえたということで、ありがたかたったんですけれども、そういう中でひとつじっくりとこの辺の事業の優先順位、これは先ほどの御質問にもありましたけど、地域審議会を筆頭としまして、やっぱりこういうところに入っていってしっかりお話を聞かなきゃいけないなということで、特にごみの関係で議員から言われたように、市長も一緒に入ってやれよということで、ありがたい言葉です。私もそろそろ行こうかな、そろそろというのは言葉が悪いんですけれども、だんだん問題が煮詰まってきましたんで、担当の部長さんを含めて入っていこうかなということで、まだまだこの件では市民の皆様の方が本当にお困りになったりアイデアがありますから、私は余計なことを言わないで、お知恵を拝借したいという立場で、これからは出させてもらおうかなと思っております。おっしゃるように、私もこれはまさにごみ戦争ですから、みずから先頭に立って入りたいと思っておりますので、また議員も御一緒にぜひともよろしくお願いします。これが二つ目でございます。 それから三つ目は道の駅の関係です。これもいずれ近々御説明しますけど、じっくりと今後4年分の計画はしっかりつくってあるんです。4年分というのは、4年ぐらいかかるんです、これ最終的につくるのは。なぜかというと、国道のそばとかというのはなかなかなくて、国、国土交通省それから県、こういうところの最終的な御了解と、御一緒にいろいろやらなきゃいけないんです実は。だから、道の駅、御存じのように単独で全部私どもでやるやり方と、もう一つは共同方式といいまして、この方がベターなんですけれども、トイレとか駐車場については例えば国がやってもらう、県がやってもらうという共同作業方式と二つ方式があるんですけれども、私どもとしては、いずれの方式も検討してみたいということで、国県とも相談しながらやっていきたいということで、20年度につきましては国県の協議は始めます。御了解いただければです、皆さんの。それから、立地調査、これはどっちかというと委託になると思いますけど、そういうのもいよいよ始めたいと。秋以降は仮店舗による実証実験も進めていきたいということで、21年度の半ばぐらいには最終的な事業決定、これはこういうものを具体的にどこにどういう格好で幾らぐらいでだれがやるかというのを決めなきゃいけないということで、実際のオープンは22年度以降になります、早くても。これは私どもだけでつくるんならもっと早くできるんですけれども、できましたら国県も特に国を入れてやりたいと思っておりますので、その辺、細かいまた作業日程、アクションプランは担当の部長の方から特別委員会等を含めて御案内申し上げたいと思っております。そういう各1年度別のやつ、今後4年、5年の分もありますけど、それじゃ来年毎月どうするんだというのも今つくっておりますんで、月次のアクションプランも出したいと思ってます。そういうことで、今東西2カ所云々というのは、場所は決まってるのかと。特に熊毛は大変自薦、他薦が多いんです。私のところにも4カ所来てます。道の駅だらけになるぐらい、いいところみんな来てます。ただ、これは私が決めるよりも、本当にマーケティングなり、国県も入れた御相談のもとで決めたいということで、全く決まっておりませんので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 最後に駅周辺の整備事業でございますが、これは答申どおりに進められるのかということについては、精神的なあれグランドデザインですから、グランドというのはアバウト、アバウトというのはいい加減な意味じゃないんですけれども、これから具体的な形、それから資本、お金の関係、入ってくるテナントを含めて、それで一つ一つが微妙に調整しなきゃいけないということで、例えば駅が非常に緑が多い、駅前にプールがあるというのは、我々の期待する、我々というよりも戦略会議の期待するイメージでございます。あれが本当にあのとおりがいいかどうかというのは、また別の話でございます。だから、これは本当のできましたら世界的なデザイナーさんを含めて相談をさせてもらう、また提案をしていただくという形をしっかりとりながらいかなきゃいけないんで、実際実現可能な計画にするための作業は山のようにありますんで、概念的といいますとコンセプトというんですけれども、考え方の大筋では経営戦略会議の答申から大きくはみ出ることはないんですけれども、実際でき上がるものがあれと同じかと言われると、それは違います。同じケースもあるでしょうけれども、私の気持ちでは多分あれよりももっといいものができるんじゃないかと期待しておりますので、ひとつよろしくお願いします。以上です。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 少し再質問をさせていただきたいと思います。 戦略会議のことなんですが、市長の答弁の中で一応20年度、今年度はお願いするが、21年度からはまだ考えてないという答弁でございました。先般も一般質問の中の答弁の中であったように思うんですが、今の戦略会議の皆さんのメンバーの再編成というのも考えていると言われました、たしか。この戦略会議というのも、私が思うのは、やはり市長の諮問の内容によっては、専門職の人でないとなかなか話がかみ合わないというふうに私は思うんですが、その辺は市長はどういうふうなお考えでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) おっしゃるとおりなんです。これからいよいよ、例えば設計の分野に入ってきたりデザインの分野に入ってきますと、やっぱり素人談義じゃないんです。だからこれは駅前の関係ですけれども、観光関係もそうなんです。何となく素人さんが来ても戦略的な発想は無理です、はっきり言うと。入り口のアイデアはいいです。それを具体的に戦略化するというのは、たまたまあそこの再生戦略会議の議長は、県の観光戦略会議の議長なんです。そういう適任者はたまにいるんですけど、ほとんど観光関係ではいるようでいないです。ここにも観光協会の会長いらっしゃるんで、そういうプロは別にしまして、なかなか易しいようで観光というのは難しいんです。だから、その辺は十分議員おっしゃったように、専門家、プロも入れて場合によって再編成しなけりゃならない。かなり大胆に再編成も考えています。それからもう一つは、徳山大学と徳山高専という大変な知恵袋がここにあるわけです。この辺の皆さんも、ぜひとも今回は御案内しようということで、徳山高専、徳山大学の総長さんといいますか学長さんにもお話して、いろんな内々の私のアドバイザーになっていいよということでいただいてます。これはもちろん、お金の面では山口銀行さん、西京銀行さんの方にも、トップの方にも、いいよ、なってあげるよということでいただいてますんで、これは私的なもんなんですけれども、ところを通じたりして、本当のやっぱりその道のプロも入ってもらいたい。ただし、プロだけではやっぱりいけません。主婦の視点とか地域の視点というのは必要なんで、こういうものを決してその分野ではプロじゃないんだけど、やっぱり熊毛につくるなら熊毛のことがよくわかってる人も1人入ってもらわなきゃ困るというのもあります。よろしければ、ぜひとも議員も手を挙げていただければと思います。以上でございます。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 今、市長も言われてましたが、私もやはり周南全域の再生も考えていかなければいけない。今の駅周辺とか道の駅とか、それだけのものでなしに、やはりいろんな地域のことも考えて、できることは合併して5年たっておりますけど、その周辺部からは市長も懇談会なんかで、かなりのいろんな御意見を聞いておられると思いますが、戦略会議においても、もしそういうようなのがあれば、元の2市2町からそういうふうな人選というのも必要になってくるんではないかと私は思うんですが。 それともう一点は、戦略会議の皆さんは毎週、たしか水曜日にやられていると思うんですが、これは一応公開でやられております。その協議内容といいますか、こういうようなのが一応要点筆記みたいな感じになっておると思うんですが、こういうふうなことは資料といいますか、そういうふうな協議内容のことについては、まちづくり懇談会みたいな感じの資料といいますか、そのようなことはできないんでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 実は、完全公開でその後、しゃべった内容のメモまで出すというと、これは自由な討議ができないです。完全公開ですから、どうぞ聞きに来てくださいと。だけど、しゃべった中身まで全部筆記して、これ議会じゃないんで、出して必ずそれを意図的に批判する勢力があるんです、残念ながら。それが怖いんならば、ならなきゃいいじゃないかというのは言い方であって、やっぱりある程度、物をつくるときは反対意見も出る、仮想的な意見も出るということで、自由な討論の中で、結論はもちろんオープンにきちっとします、今回みたいに。だけど途中経過を、どうしても御心配の方は、マスコミにもオープンしてますから、聞きに来てくださいということでお許し賜りたい。これ書いたもんで残すというのは、私はやっぱりそれは自由な議論を阻害するもとだと思っておりますんで、この辺でオープンにはしてますからということでお許し賜りたいと思います。1字1句をあげつらう方も結構いらっしゃいますから。だからそれは困るということで、よろしくお願いしたいと思います。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 次に、まちづくりの懇談会の方は最後にしたいと思いますが、道の駅ですか、これは今、市長が場所については全く決定してないというのを答弁されました。実は、この3月議会が始まる前から、いろんなそういうふうな風潮といいますか風の便りといいますか、熊毛においてはその辺でできるんじゃと、インター付近でできるんじゃというふうな声がいろいろあったもんで、「尾﨑さん、本当にあそこにできるんか」というようなことも聞いておりましたから、「それはまだ場所は今、戦略会議の答申も出てないし、それについてはまだ全然私たちは聞いておりませんよ」というようなことで、そう申し上げておったから、その辺をちょっと市長の口から直接その辺は確かめておかなければいけないと思いましてお聞きしました。先ほどの市長の答弁の中にもありましたが、私は今、市長の考えは熊毛はやる気があるから必ず成功するでしょうというようなことを言われましたが、生産者などによる運営協議会というものを設立すると言っておられますが、地域によっては賛成・反対の声もいろいろありますから、このことは大変重要なことだと思っておりますので、仮店舗といいますか、予算書には仮店舗というようなことも書いてありましたからあれするんですが、よく協議していただかないと、後でいろんなことが起こってはいけないので、その辺の協議はしっかりしていただきたい。それから、この協議の中に職員も含めてそういうふうな協議会というものをやられるのかどうか、その辺はどうなるんでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 細かい説明まだしてなくて申しわけない。簡単に申し上げますが、実はこの4月から早速、今おっしゃった職員、部内、庁内のワーキンググループ、これはもちろん課長級も含めてですけれども、庁内会議を関係数課、これは防災室まで入れてやろうと思ってます。これがスタートしてずっと続きますが、その中でこの夏の早い時期に、今おっしゃったような生産者、出荷者、地元の人、それから地域住民、消費者、実際その辺で買われるような人も含めて、生産者以外の方も入れた協議会を立ち上げたいと思ってます。早ければ7月です。ちょっとおくれるかわかりませんが、そういうことで庁内の会議を先行させながら、そういう地域に広がりがある協議会も立ち上げたいと思っております。そういうことで、この関係につきましては、行政が幾ら旗を振ってもだめなことはあります。出荷者も含めて一緒にやろうという気持ちがなくちゃだめなんで、そういう流れの中でことしは進めていきたいと思っております。細かい話は、また次の議会で御案内できると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 今言われました、夏ごろに出荷者などとの協議を行うということなんですが、既に今、御存じだろうと思うんですが、熊毛の農協の本所、そこには今100円市といいますか、大体100円のものが多いから100円市になるんですが、そういうところにかなりの人が今、出荷をされております。かなり人気も出ておりますが、そういうふうな生産者、そういうふうな方たちも含めた協議というようになるんですか。 ◎市長(島津幸男君) 私がいろんな見て回った、例えば今、下関市になってるんですか菊川、あそこにありますところなんかは、確実に100円市と裏表になっています。道の駅はあるんですけど、すぐその隣に立派なJAなんですか100円市、こちらのが早く売れるんですけど、そういうのもできてます。結構、地元のそういう出荷者といいますか、あえて道の駅には関係してなくても、隣でそういう施設をつくってやるとか、これが普通なんです。実際100円市で成功してるのもわかってます。そういう場所も含めて検討の中に入れていきたいと思ってます。そういうのがあると、こういう一つのものをつくりますと、一種のブラックボックスになりまして、どんどんそういう関係のお店が集まるという傾向が強いんで活性化するということなんです。ひとつよろしく、また御指導ください。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 道の駅といったら、大体トイレ休憩といいますか、それが大体主体で国土交通省ですか、これが大体ハード面のことには支援して、ソフト面については自治体が管理運営するというようなのが、通常であると思うんですが、やはり今、市長が考えておられる道の駅構想といいますか、それについても今言われて、県内に18カ所ぐらいあるように思われますが、それと大体同じようなものか、また全然そげなんじゃだめじゃから、独自なものをつくるんじゃというような考えなんでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 私どもは、先般の御質問もありましたけど、単に道の駅ではなくて、防災とか医療とかそのエリアの中心的な役割を果たせるものも必要じゃないかと。これは先般、国土交通省とお話しましたら非常に喜ばれまして、単に道の駅というと、何となく道路行政の裏表みたいで、またすぐむだ遣いだ何だって発想を持たれるんだけれども、確かに地域のそういう防災とか医療とか、行政の機能も含めた拠点という発想になると、自分たちも大変コンセプトといいますか、考え方が変わってくるんですけれども、そういう考え方でやっていただくとありがたいですねというのをいただいたんです。これはどっちかというと、我々が提案した方なんですけれども。だから、今までの道の駅とちょっと性格を変えて、従来も道の駅は何となく特産物を売るとか、100円市だったんですけれども、今回は売り先も一つ、給食センターの食材確保の拠点としたいということで、道の駅の基本的な経営の、今大体6億円ぐらい食材を買ってます、給食センター全部で。このうち全部は無理にしても3億円、4億円を道の駅から購入するということを考えたいなと思ってます。そういうことで、道の駅の経営基盤もしっかりするということになると思うんで、そういういろんな方策、生産から始まって消費までのいろんな川の流れといいますか、中だけじゃなくて、今度は縦の線でそういう防災とかいろんな面も含めた、一つのポイントにしたいと思っております。そこが今までと全然違うところなんです。そういうことでひとつよろしくお願いします。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 今の市長の言葉を聞くと、これはよっぽどしっかりした生産者をつくっていかないと、途中で手を上げるというようなことになりかねませんので、その辺は今度、職員も入れて協議をするときには、しっかりした考えを持って取り組んでもらいたいと思います。 次に、駅周辺のことでちょっとお伺いしようと思うんですが、駅周辺整備については、公民連携まちづくり委員会というのがあって、いろいろ協議をされておると思うんですが、この委員会というのはどういう人たちで進められているのでしょうか。ちょっと教えてください。 ◎都市開発部長(平田定信君) お答えいたします。 公民連携まちづくり委員会でございますけれども、駅周辺整備事業をテーマといたしまして設定をいたしておりまして、ワークショップや市民アンケート等を踏まえまして、議論を行っていただいております。本年度は港周辺整備の基本的な方向性ということを検討のテーマとしていただいておりまして、魅力ある徳山港の実現、さらには港周辺の将来像等を検討していただいております。検討に当たりましては、公民連携まちづくり委員会独自で議論をいただいております。また、委員さんでございますけれども、テーマにふさわしい人選を行っております。今回は学識経験委員といたしまして、会長も兼務いただいておりますが、山大の因幡先生、さらに港湾関係者、水産関係者、公的団体、さらに県からは周南港湾管理事務所の所長さんに参加いただいておりますし、オブザーバーといたしまして、県の土木建築部の港湾課の職員の方にも参加いただいておりまして、総勢15名という人数構成にいたしております。また、これの成果でございますけれども、今年度4回の委員会を開催しておりまして、今月末には一定の報告書をまとめたいと。さらに、これはホームページ等でもしっかりと公開していきたいと考えております。以上でございます。 ◆33番(尾﨑隆則議員) この委員会というのは、すばらしいメンバーといいますか、そういうようなんで構成されているというのは、ちょっとびっくりしました。まだ私は公民というから、民間の方がかなり入って、そういう方たちが今の戦略会議とは全然違う形でやっておられるんかなと思いましたが、これは専門の方ばかりというふうに思いました。今、市長の方は中心市街地の整備課、これを整備室に昇格させると。そして専門的に駅周辺の整備計画をつくり上げるというふうにしておられますが、これは庁内独自のものでやろうとしておられるんですか。 ◎市長(島津幸男君) そのとおりでございます。これはあくまでも庁内の中でつくって、正式組織として立ち上げたものでございます。 ◆33番(尾﨑隆則議員) そうすると、この駅周辺については、市長が新たにつくられようとしておる組織、それから公民のまちづくり委員会、そしてまた戦略会議から答申されているもの、こういうふうなのをまとめ上げて、最終的な計画をつくるというふうな考えでよろしいんですか。 ◎市長(島津幸男君) この部内の整備室がそういうのを全部コーディネート、まとめ上げていきます。あくまでも裏方の部隊として、そういう部外の御意見なんかも入れてつくり上げていくということでございます。そういう意味では、まさに今回の整備室が中核部隊になって頑張るということでございますので、よろしく御理解賜りたいと思います。 ◆33番(尾﨑隆則議員) これはちょっとまたそれとは違うんですが、今、駅の南口にエスカレーター、この工事が終わっておりますが、着工前にはいろんな反対の声もありました。完成してからは、逆に大変喜ばれておるんですが、高齢化が進んでいく中では、バリアフリーの整備というのは、これは欠かせないことだと思っておるんですが、今年度、駅周辺にちょっと予算がついておりますが、このことについては南北のどちらをやられようとしておられるんですか。 ◎都市開発部長(平田定信君) お答えいたします。 今年度予算を計上させていただいておるということでございまして、平成20年度、21年度、22年度におきますスケジュールということにつきましては、先ほど市長も述べましたように、今年度につきましては、基本計画を作成していくということでございまして、駅ビルであるとか南北駅前広場であるとか南北自由通路、そういうものを計画しております。議員さんおっしゃいますように、エスカレーターにつきましては、南北自由通路の南側の起点でもございますので、なるべく早く自由通路として完成をし、市民に提供したいと、そのように考えております。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 私は今の駅周辺整備といいますか、これについては、今からは北側口の方が顔になるのかもわかりませんが、港を利用した南口、そちらの重点を置いて、今の庁舎の関係もいろいろ計画も出ておりましたが、南口の方を重点的に整備していった方が、まだ周南の活性化といいますか、これが出てくるんじゃないかというふうに思うんですが、その辺は市長、いかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 南口には、御存じのように大変大きな地権者の方がいらっしゃる。一時期は、ただでいいから上げるよというお話を聞いて、私はそれを信じてきたんです。最近になると、何か少しいただくものはいただきたいということで、いずれにしろ結構なことでございまして、御協力いただけるならありがたいということで、確かに北口の商店街は、大変いろんな地権者が込み入って、これ地権者が問題なんです。そういう意味では、東京駅が大成功するのは地権者が4人しかいない。八重洲口は、あの大きなの。ここはおっしゃるように、やりやすいのは、地権者の御了解が得やすいとすれば南口かなと思うんですけれども、ただ、やはり経済効果を考えますと、北口にあれだけ多くの商店の方がいらっしゃいます。ここを無視して南口ばかりというわけいかない。実際、今、車の流れが一気に変わりました。南口の駐車場はいつも満杯でございます。エスカレーター1本で、これぐらい1本の効果が大きいんです。だから、そういう意味では北口にも早くそれに見合う導入といいますか、導線をつくって、やっぱりやっていいぞ、やっていこうじゃないかという気持ちも醸成していただければと思います。どちらが早く遅く、どちらがいい悪いは、私はあえて申し上げる気もありませんし、一緒に同時に立ち上げればありがたい、やりたいと思ってますんでよろしくお願いします。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 次に、まちづくり懇談会のことでちょっとお聞きしたいと思います。このまちづくり懇談会で市民との直接対話というのは、市長は多くの人たちと顔をつき合わせての会話で、大変いい経験をされたと思うんですが、今回も一般質問でも出されておりましたごみの有料化とか熊毛地区には今回新たに導入されようとしている都市計画税というようなものがありますが、市民生活に直接かかわる値上げの問題というようなときには、先ほど市長も今度は出かけていくというようなお話をされておりましたが、やはり市長みずからが行って話をされれば、話もうまくいくんじゃないかというふうに思うんですが、その点はいかがですか。 ◎市長(島津幸男君) 私自身の思いを語るのも大切ですし、また行政全体としてこういう必要性があるんだということも、きちっとお話しなきゃいけないということで、こういうまちづくりの懇談会は続けていきたい。確かに、熊毛は都市計画税の話とか水の問題とか、今回のツルの話とかコアプラザの話とか、山のようにあるわけです。そういう意味で、やっぱり新しい町をつくっていく。そのためにはこういう御協力賜りたい。都市計画税も別に決めてはおりませんので、余り島津が来たら、全部あいつは値上げ男だと、今そういう風評立ちかかっておりますが、決してそうじゃございません。一事が万事、皆さまの御理解、それから同時に私の方の説明責任が果たせないようなものについてはやれないと思っております。ただ、この町全体を考えて、少し痛みを共有しなきゃいけないということにつきましては、議員の皆様も御一緒に、ひとつ御協力賜ればと。結局、長い目で見れば、そういうのも地域のためになるということを私は確信しておりますので、よろしく御協力賜ればと思っています。以上です。 ◆33番(尾﨑隆則議員) やはり今までないものを新たに導入するということについては、どちらも決断といいますか、決意が要ると思うんですが、特に今の都市計画税、これについてはあと5年ぐらいは、地域審議会というのもありますし、それからこれに関係するような地域、これなんかには特に納得のいく説明というのは必要になってくると思うんですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 行政の基本は、一つは公正公平だと思うんです。受益、そういうものばかりを受けてて出すものは出さない、そうはいきません。だから、熊毛のエリアについて、その辺も十分トータルで検討しながら、私ははっきり申し上げますけど、今、熊毛に投下しているお金に比べると、都市計画税というのはかなり限定された場所になりますけれども、ある時期には検討しなきゃいけない。5年先まで待つというわけには私いかないと思います。それだったら下水道やめるのかというような話にまたなっていくとまずいんです。だから、そういうのも含めてトータルの中で痛みを痛みとする。ただ、非常に1戸当たりそれで負担額が大きいというのはまずいんです。だから、都市計画税で一気に何万円も払わなきゃいけないところが出てくるようでは、これは認められないですよね、幾ら頑張っても。その辺をいろいろお話しながら、ここぐらいならやろうじゃないかと、当面はまずこれでやってみようじゃないかと、いずれ5年先にはこうしましょうとか、それはそれとしてひとつ御相談に乗っていただければと。だから、熊毛だけが都市計画税から離れるというわけにはいかない。都市計画税が必要ないとおっしゃればそうですけれども、それに見合ったサービスも必要ないということになるのかというと、そうじゃございません。だから、その辺はひとつ、私、熊毛にはよく入ってますけど、御相談に乗りながら、また知恵を出しながら、場合によっては時間もかけながら、解決に向かっていきたいと思っております。ひとつよろしく、この件につきましては尾﨑議員の御協力、心から賜りたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 先ほど私が5年と言いましたのは、地域審議会の皆さんの任期じゃなしに、あれが一応10年間というふうになっておるから、その辺であと5年しかないから、その辺の間にしっかりとした話をしておいてもろうたらという、そういうふうな意味合いですので、だから5年後に上げるとかやめるとかちゅうんでなしに、やはりそういうふうな話はちゃんとしておかないと、全然何もそういう話がないのにいきなり上げたとかちゅうようなことになっちゃいけんから、その辺を危惧して申し上げたわけなんです。そういうことで、今の都市計画税なんかについては、的確な説明というのをよろしくお願いしておきたいと思いますが。 ◎市長(島津幸男君) 都市計画税にスポットを当てますと、いかにも上げる下げないという話になりますが、熊毛でも私わかってます。筏場の方にはいまだに歩道に電気もつかない真っ暗い道を500メートル歩かなきゃいけない。夕方、お子さんは歩けさせられないです。それから、通学路でどうしても歩道がなくて危なくてたまらないとこも、実は熊毛多いんです。そういう区々を見ますと、片方で都市計画税だけ上げますよ、ごみは有料化しますよと、暗い道は黙って歩けと、そうはいかない。だから、そういうのを含めながら、トータルで納得がいけるような仕組みづくりを皆さんと一緒に考えていきたいということでございます。私も決して上げ男にはなりたくないもんですから、頑張りたいと思ってます。トータルで皆さんも一緒になってサービスが上がれば、それならばいいじゃないかということになると思うんで、そういうのも含めて少しお時間を賜ればと思ってます。ありがとうございました。 ○副議長(森重幸子議員) 以上で、尾﨑隆則議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○副議長(森重幸子議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は14時45分から開会いたします。   午後 2時30分休憩 ──────────────────────────────   午後 2時45分再開 ○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 続いて、質問順位第27番、西田宏三議員。(拍手)   〔17番、西田宏三議員登壇〕 ◆17番(西田宏三議員) 最後の質問者となりました。皆さん、はよやめということでございますんで、なるべくなら簡潔に、そして一問一答の形式でやっていきたいなと思っております。また、私の質問に対しては、議員さんが「生業の実現」には3名の方とか、「計らう力の実現」には形岡議員さんがしつこく聞いていらっしゃいましたので(笑声)、これもいいかなと思いますし、「食の力の実現」については福田議員、また尾﨑議員が聞かれましたし、「観せる力の実現」につきましては、西林議員、吉平議員さんが、皆さんお聞きなんで、あと私が聞くのは聞くことがないなと思いながら考えてまいりました。先ほど私どもの周南会の橋本議員、また藤井一宇議員が今期限りで議員を勇退するということで、本当に皆さんお世話になったという感謝の気持ちを込められたお話をされました。また、それに対して市長さんからのすばらしいコメントをいただきまして、我々周南会一同は本当に感激、感動してうれしく思っております。実は、私はことし65歳という年になりました。実は、こうして日記を30年来、私自身はつけております。このぐらいあります。見るとおもしろいんですけど、若いときには何をした、かにをしたという形で書いてありますけれども、御年65歳ということで、人生わずか50年ということでございますけれども、この65歳まで生かしてくれたということは、なかなかどうかなという感じで、ことしは何を一つ自分の1月1日書こうかなと思って、日記をじっと考えてましたけれども、65歳になったんだから、ひとつ今度は皆さんに対してここまで育ててくれたことに対しての感謝、周りの人に対しての感謝を持った1年を過ごしていきたいなということでございます。今まで本当、病もせずにここまできた、していただいた父母に対しては、大変な感謝の言葉を申し上げたいなという感じがいたしております。教育勅語にもありますように、「身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるは孝の始めなり」ということを書いてありますけれども、何一つけがなくこうしてやってこれたということも本当に嬉しいことだなという感じがいたしております。そしてまた、おおらかな気持ちでこの1年やっていきたいなということで、皆さんに接していきたいということでございます。よかったなという形のものに心がけるようにしたいと、そう願ってこの1年は過ごしていきたいなと思っております。しかし、選挙がありますんでそういうわけにもいくまいなという感じもいたしておりますけれども、1年間はそういった感謝、そしておおらかな気持ちでもって皆さんと、また周りの人、地域の人たちと接していきたいと、そういったことでございます。 さて、島津市政が始まりまして半年をもう過ぎようとしております。今般、この定例会にありましては市長の気持ちが本当に吐露された形が出てきた定例会ではなかったかなという感じがいたしております。我々もまた、職員の皆さんもカルチャーショックじゃないけれども、本当、大きなカルチャーショックを受けて、これではいかん、これは周南市政にとっては市長の言ってることを真正面から受けとめ、そして市政に一生懸命の取り組みをしなきゃいけないという気持ちになられたんじゃないかなという感じがいたしております。当選される前は、まるで黒船が来るような形でわいわいなりましたけれども、しかし乗り込んでこられまして、そういった形でのおれが市政を変えてやるんだという気持ちでもって邁進されてる市長に対して、我々も相対しながら一生懸命の市政ということに専念していかなきゃいけないなと願っております。本題に入りますけれども、来年度、4月以降でございますけれども、島津市政が問われる本格予算、それに伴います島津政策でございますけれども、今年度の施政方針を打ち出されましたが、その中で述べられている重点となる5項目の中で、第1の重点項目に上げられている周南再生に向けた戦略について、順次お聞きしたいと思っております。ここに書いてあるような方針が的確に仕上がると、本当に強い周南ができるという、創造というんですか、そういうふうな形が頭の中に思い描いてくるような感じがいたしておりますけれども、それが果たしてできるかどうかということをお聞きしたいなと思っております。そういったことで、先ほど申しましたけれども、皆さんが今までにさまざまな観点から、この平成20年度予算のうち重点となる5項目についてという形で、第1、第2、第3、第4、第5のことで御質問されております。それを私は一つずつお聞きして、一問一答形式で仕上げていきたいなと願っております。 その一つ目に、「生業の力」ということで、徳山駅周辺整備事業の推進とありますが、徳山駅またその周辺は、戦後さまざまな変革を遂げてまいりました。私もあそこに育って、物心ついたときからあそこに輪タクというのがありまして、徳山駅がこうだった、ああだった。そしてその次はあそこに池ができた。その次はこうだということが、いつも頭の中に浮かんできております。そういった中で駅ビルという形で駅が再生されました。そしてバブルに乗ってすばらしい駅ビルとなって、皆さん方の御利用が多かったんですけれども、それがまた時代の変化とともに、駅ビルそのものがその機能を失い、それから10数年という経過がしております。なかなか立ち直る気配が見えない。やはり周南市にあっては、徳山駅が1番だ、徳山駅が栄えなければ、周辺が栄えなければ周南市という面影はないよ、これは光の方、また下松の方からもよく言われております。そういった中、21年度に向けての都市計画決定のことですが、その際に各施設の基本計画を策定すると書いてありますけれども、先ほどいろいろお話聞いておりますけれども、結局何なんだという形で、各施設というのが今あるのとはまた違うのだよとか、そういうお話は聞いておりますけれども、果たしてそれが一体何なのかということがよくわからないんで、もしありましたら、そういった形でお話をお聞かせ願いましたらと思っております。 二つ目の「計らう力」のことでございますけれども、これは港湾基盤の整備促進とうたっておりますが、自然との兼ね合いがあり、果たして喜ばれる施設かなという思い。そしてバルクターミナル会社へ出資と書いてございますけれども、これは駅ビルと一緒でございまして、出資すれば済むんだという形のものであるのかどうかということでございます。いずれ核になった形での参入が必要ではないかなという感じがいたしておりますけれども、しかし、これが赤字ということになりますと、また大変なことになりますけれども、しかし、そういった大きな規模の会社をつくるということになりますと、やはり駅ビルをつくった当時と一緒でございますけれども、やはり行政府またこういった形のものが核となった形で会社運営をきちっとしていかないと、恐らくうまくいかないんじゃないかなという感じがいたしておりますけれども、そのあたりはいかがお考えでしょうかということでございます。 それと三つ目の項目でございますけれども、これは「食の力」ということでございますけれども、道の駅のことを盛んにおっしゃってますけれども、これは今、大変国会の方で問題になっております道路特定財源を使った形での道の駅をつくっていくということがほとんどでございますけれども、今こうした形で問題点となっている道路特定財源の持ち出しが、果たして国交省の方から、いいですよという形の御返事がいただけるかどうかということが1点。もう一つは、農産物直売所運営の実証実験とございました。これは昨日、福田議員も聞いておりまして、失敗したらどうするのか。失敗したらやめます。そんなばかなと思いまして、失敗してもその失敗を生かしていただいた形での道の駅をつくっていただかないと、これは公約に反するんじゃないかなと。だから、小さい形でもいいですから実証実験やって、これが悪かった、あれが悪かった、そしたら今度はこういうところでこういうふうな形をつくったら絶対成功するんだという形の道の駅を持っていっていただかないと、私は実証実験やってみた結果、余りよろしくないから、これは道の駅はやめとこうと、こういうふうな形では実証実験そのものということが、やらなくてもいいんじゃないかなという感じで、その当たりが市長さんはどのようにお考えか、お聞きしたいなと思っております。 それと四つ目の「観せる力の実現」とございますけれども、観光立市への取り組みでございます。これはもう、発言の趣旨に書いてございますけれども、3次産業の必要性がいかに今からは大切かということでございます。3次産業が今から、この周南地域は工業都市といえども、工業都市は行政府の方から、また町の人たちがしっかり下支えをしてあげてる、するんだという形で、あとはしっかり3次産業に向いてやっていかないと、この周南市はだんだんとバランスを失った形のものになっていくんじゃないかなという感じがいたしております。ただ、今市長が言われますように、観光立市といっても組織がばらばらなんです、見ると。例えば運動等の各種大会は、ほとんどが教育委員会等々がなさっております。そうすると、商工観光の方に対しては、一切なんら協力体制もできないし何ら手助けもできないという形になっております。そういった中で、教育委員会が例えば先ほどハンドボールというお話が出ましたけれども、全国的なハンドボール大会があれば、それを観光にいかに移していくかということは、やはりその組織をうまく動かして、私なんか商売人ですから、お客様がお見えになって、この人は5万円ぐらい持ってるなと思ったら、5万円を気持ちよく吐き出させて帰らせるのが、これ商売なんです。やはりここに来て感じのよかった周南市、これは本当お金幾ら払ってもいいよという形のものの観光立市という形にしないと、2度と来るかというような形の観光立市にされたら、大変困ったような形になります。そのためにも、こういった組織をかっちり固めて、そしてお客さんを温かく迎えてお帰りになる。私なんかも民間でいろいろ各種大会に行きますけれども、周南市にお客が来たときに一番下手なんですよ、お客の迎え方が。向こうにいきますと、それはすばらしい歓迎をしていただいて、すばらしい会議場ですか、そういった形でやっていただいて、本当気持ちのいい形で新幹線に乗って帰れるという形なんです。ところが、周南市にお客様がお見えになったら、決してそういうことがないんじゃないかというような感じです。民間レベルで言えば、全国大会におけるロータリークラブの大会とか、ライオンズクラブの大会とか、そういったさまざまな大会がございますけれども、それを全市がまとめてそういった形を気持ちよくお帰りいただけるような、お迎えできるような形にするのが、これ観光立市じゃないかなという感じでございます。ですから、ここでお願いするのは、一つは観光産業の一元化と先ほどお話いたしましたような、そういった各種大会を我々市民の皆さんがみんな迎えるんだという形でのマル・バツ大会、いろいろな大会がございます。これは前回、四、五年前にも私も行ったんですけれども、マル・バツ大会誘致宣言都市ぐらいをうたって、各種大会にお見えくださいよと。そういった中で我々はすばらしい歓迎をいたしますよと。そういった形での「観せる力の実現」ということをやっていただきましたらと願っております。時間が少し過ぎましたんで、これで1回目の質問は終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 商売人とおっしゃいましたけど、いつもながらの西田節に聞きほれておりまして、もしかしたらお答えが飛んじゃうんじゃないかと思って心配していますけれども、ありがとうございました。特に、最後のお迎えしましたと、お迎えが参りましたんじゃまずいんで、お迎えしましたということを大切に思うというのは、やっぱりこの町欠けてます。僕がこの前申し上げましたように、ここのタクシーで乗りたくない。あそこだけは乗らないという市の職員が言うんですから。南口のあるタクシー会社は、絶対乗っちゃ市長だめですよ。こういうところで観光立市も何もあったもんじゃないということで、徹底的にこういうのは直していかなきゃいけないということでございまして、また戦う意欲が出てくるなと。西田議員のお話を聞きながら、頑張ろうと思っております。そうは言いながらおおらかな気持ちでやりたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 最初の「生業の力の実現」ということで、駅ビルの関係でございますが、これは駅本体、今の北口です。それから南北自由通路、それから南口の駅、それから港から築港の3号線、これをトータルな形で今回はやりたいということで考えておりますので、個々のものだけでやるつもりはありません。したがって、少し時間かかってもきっちりしたものをつくりたいということなんで、あのあたりが時間の前後ありますけれども、一変させたいと。下松の駅を見ていただきとうございます。井川さんがあれだけのことをやれたんです。私の年齢的には大先輩でも、あれだけ頑張っていらっしゃる。さらに頑張られるみたいですけれども、なぜこの周南ができないのか。不思議でならないです。だから、今おっしゃったように、よし、やろうじゃないかという、そのためには行政がこの指とまれ、商工会議所の会頭以下がみんなやろうじゃないかという気持ちになってやれば、できないことはないんです。この程度ができなかったら、戦後60年、この町はこれだけ成長しませんでした。だからしっかりやらせてもらいたい。またこれが、先ほどお名前出ました先輩諸氏へのこれは本当に贈る言葉になるんじゃないかと期待しております。そういうことでJR西日本を初めとして、今までちょっと腰が引けてたところもやろうじゃないかと言ってるんですから、何でできないんだと、やればいいじゃないかということだと思うんで、頑張りたいと思います。 そういう中で2番目のスーパーバルクターミナル構想ですけれども、これもいろんな話が大きいもんですから、おっしゃるように確かにバルクをまずできないでスーパーもないだろうと、おっしゃるとおりだと思うんです。ただ、やっぱりスーパーバルクターミナルという非常に遠いところに布石を打つということで、今回のバルクターミナルもひとつ周南エリア、下松、徳山港でもやってみようじゃないかというのが、国の気持ちになっていただいているんで、少し話が飛躍してたら申しわけないんですけれども、少し遠いんですけれども、それに目がけて頑張りたいということで、何回も申し上げますが、石炭だけに特化すると、おっしゃるような時代と逆行するようなことになるというのもよくわかっております。そういうのを心しながら、バルクターミナル、当面のバルクターミナルの会社を立ち上げたいということで、20年度予算で1,500万円お願いしております。実は1,500万円では何もできないということです。この多分10倍か20倍の資本金になっていくと思いますが、そういうことで私どもコストセンターですから、これで利益を上げようと思ってません。港を御利用なる方々への一括融資とか、いろんな意味での便宜供用を図りたいということの会社でございますので、経営に直接タッチしないと当面は思ってますけれども、やはり出資したからには、これはケーブルテレビジョンもそうですけれども、市民の皆さん、国からの補助金が出るわけですから、しっかりとした経営に直接、例えば社長になるとか、そうはなくてもしっかりと委員で監視というとおかしいんですけれども、共同歩調でやらせていただきたい。したがって、直接経営にタッチしないというような考え方にしてくれという意見も実はあるんです。ここは今、議論してるんですけど、私は違うと。1,500万円でも血税出すんなら、絶対に赤字にはさせない。むだなもうけはしませんけど、そういう強い気持ちで、できましたら市の幹部職員、できたらおやめになった方が特に1人ぐらいは最低こういう組織に入ってもらって、きっちりとした意見を言っていただくというようなことも大切ではないかと今、思っております。この辺が御意見がありまして、やめとけと、お金だけ出していいんだよというのもあるかわかりません。その辺は、また皆さんの御意見を伺いながら、この春以降、人の派遣も含めて検討課題にしておるところでございます。いずれにしても、これには国土交通省令ということが施行されないとできないんです。だから、この施行される予定というのをいただいています、国からも県からも。早ければ5月、6月、ちょっといろんな今道路財源の問題とかトラブっておりまして、何が起きるかわからない国会でございますけれども、当面、夏までには絶対大丈夫だよというお話をいただいておりますので、これに向かってこのあたりの出資も進めていきたいと思っております。これには改めて申し上げますが、地域の皆さん、議員諸氏だけではなくて、特に国県からの絶大なる御支援を賜らないと成功しませんので、またその折には議員諸氏もひとつ御一緒になってお手伝い賜ればと思っております。 3番目の「食の力の実現」で、これは先ほど申し上げましたけれども、道の駅というのは一体型、これ一体型というのはトイレとか駐車場等について、国県からの御支援賜ってやる、これ一体でやるということで一体型。それに対して単独型、これは市だけでやるというやり方なんですけれども、おっしゃるように単に道路に関連した施設、トイレ休憩のためだというんでは、これは成功しないと思うんです。だから私どもとしては、これは食育、防災関係含めて、トータルな形のセンターづくりということで、国からもちょっと今注目されているんでございますけれども、こういう形で進めていきたいと。これちょっとおわびしなきゃいけなんですけれども、福田文治議員の御質問に対して、私ができなければ、うまくいかなきゃやめるよというのは、あれ強く言っただけで、あの後をよく聞いていただきたい。「そういうことはないように頑張ります」と。ここをちょっと小さな声で言ったもんで、きのうはまたしっかり傍聴に来ていた知り合いの方から叱られまして、福田さんに失礼ではないかと言われまして、この場をお借りしましておわび申し上げますが、私の本意は、あくまでもやらないというんじゃない、やるためにそれぐらいの決意をもってやるということでございますので、御理解賜りたいと思っております。そういうことで食育をメーンにし、また単なる道の駅ではなくて、地域のセンターとしての道の駅づくりをやりたいということなんでございますんで、皆さんもぜひとも御一緒にこのあたりの御検討を一緒に進めてしていただければありがたいと思っております。そのためにも、これ国交省とか県に行くときに、やっぱりどうしても幾ら市長が頑張りますと言ってもだめなんです。特に議員の皆さん、出身のエリアの方はぜひとも御一緒賜りたい。これがやっぱり力なんです。そういうことをしていただければ、我々としてはもっともっと強く出れるし、また我が市は私が来てから、議員の皆さんと一緒にまだ陳情してないんです、数えたら。私もう数え切れないぐらい行ってるんですけれども、だからいろんな意味で今は多党化というと失礼ですけれども、皆さんところ、全部いろんな分野で関係してるもんですから、それは賛成・反対あるから結構です。だけども御一緒してもいいよというときには、ひとつぜひともこの場を借りてお願いしたいんですけど、議員諸氏の皆さんと上京なり関係の広島なりお願いできればと思っておりますので、私も頑張ってやりますんで、諸氏もよろしくお願いしたいと思っております。 最後に「観せる力」、観光立市と言ってました。観光立市という言葉、私いつも使うんだけど、余り何か気持ちのいい立市、立市といって余りよくないんで、言葉を考えなきゃいけないなと思ってるんですけども、そういう中で議員の方からマル・バツ大会、例えばハンドボール全国大会誘致宣言都市とか、誘致宣言都市というのは私はすごくこれいいなと。そういうのを宣言することが大切。そうしますと、ひとつこういうのをやりますということになると、私どももそれに向けた組織の一本化、それからそれに対する予算等つながってきます。これは単に観光協会の会長というお立場だけじゃなくて、大きな構えの中でのお話だと思います。この夏、早速花火大会をやります。周辺の下松、光に限らず、柳井、岩国から防府の各市長さんにも私は積極的にお願いして、そのかわり手伝ってあげるよ、御一緒にしましょうよと、下松の市長さんから言われてます。華陵高校が出るんだけど、できて20年でお金がないんだと。何とか島津さんしてくれ。思わず任せてくださいと言ったんだけど、何を任されてるのかなと思って財布の中を見たんですけれども、やっぱり下松、光、ちょっと困っているときには御一緒してお助けする。華陵高校のときには、みんなで一緒になって華陵、華陵という、頑張るというようなことも非常に大切だと思うんです。そういうことで、きょうのこの議会の中で下松市長にはエールを送っときましたんで、これで大丈夫だと思いますけれども、私どもが大きな大会をやるときは、ぜひともお願いする。しかも今、先輩方が柔道、剣道に限らず大変立派な先輩方がいらっしゃいます。この力をお借りして、また言われてるんですけれども、この町の立派な体育館、文化会館を含めて、先輩市長さんを含めたおかげさまで、立派な施設が山のようにあるんです。これをもっと使いたい。一つだけ心配なのは泊まる場所がない。これは湯野の方でしっかり観光協会の会長としても頑張ってもらいたいんですけれども、これがちょっと抜けてるんです。だけども、この町でこの前もハンドボールの大会があったときに伺ったら、宇部でしようとしたらしいです。宇部だと飛行機はいいんだけども、新幹線がだめなんだそうです。だから、どうしても京都あたりは帰りたいから、日帰りしたいからということで周南に決めたんですよということもありました。いろんな地の利がこの場所にはあります。そういう伝統もありますんでしっかりやりたいと思いますので、ひとつよろしく御協力賜りたいと思います。ありがとうございました。 ◆17番(西田宏三議員) ありがとうございました。最後の4番目の「観せる力の実現」ということからお話をお聞きしたいと思います。近々の例で花火大会のことを書いておいたんですけれども、今、市長の方から花火大会はぜひということでございます。そういった形でしたら、どのくらいの規模でいつごろなさるのかというのがわかりましたら教えていただけますか。 ◎経済部長(青木龍一君) 花火大会についての御質問にお答えいたします。平成20年度の当初予算で今お願いしておりますように、周南市制5周年事業として、来年度ぜひやっていきたいというイベントでございまして、今、予算の組み立てとしては実行委員会方式ということで、実行委員会への補助金という形で1,500万円計上をいたしております。場所につきましては、徳山港内を計画いたしております。ただ、御承知のように徳山港内、いろんな制約がございますので、監督官庁からのいろんな御指示等を今からいただかなきゃいけない部分もありますし、近隣の化学コンビナートとの皆様との、あるいは地域の住民の方々とのコンセンサスもいただかなきゃいけないということで、今調整を行っている段階でございます。時期につきましては、近隣の既にこういった花火行事をされているところと重複しないようにということも勘案いたしまして、今、一応お盆のあたりの土曜日というものが一番いいんじゃないかというふうには考えておりますが、いずれにいたしましても全市的な実行委員会を立ち上げまして、その中で皆さんの意見を聞いて一番いいところをやっていきたいというふうに思っております。以上です。 ◆17番(西田宏三議員) わかりました。費用の面で1,500万円というのは市の補助、そういった形で出されるんだろうと思いますけれども、私なんかが4年前ですか、花火大会をやろうよということでやったときの試算が、約3,000万円ぐらいかかるんです。だから1,500万円で港湾でどんどんと打ったときに、ものの5分たったらお終いですというような形の花火になってしまうんです、このままでいくと。花火だけの購入だったら1,500万円でいろいろな花火買えると思いますけれども、それに付随する警備とか、そういったもろもろの経費がかかるわけです。そうすると花火だけで1,500万円、そしてもろもろの諸費用として1,500万円というお金は恐らく要るんじゃないかなという感じがいたしております。そういった面で、その費用の捻出というのはどのようにお考えでございましょうか。私なんかがやろうと言ったときは、あのあたりの港町の方々も皆さん、諸手を挙げて寄附金等々、またいろいろなお金は出しますよというお話もあったんです。ですから、そういった中で経済部の方が、お金が足らないから、ひとつ皆さんでこういうふうな形でやってくれないかとか、そういったお話であって、そしてこれをそれこそ今、市長が言ったように全市的な取り組みで費用を捻出するという形でやっていかないと、決して喜ばれるような花火大会にはならないんじゃないかなという感じがいたしております。そのあたりのことはどうお考えでございましょうか。 ◎経済部長(青木龍一君) 西田議員がおっしゃいましたように、1,500万円だと、やはり費用的にはそれだけでは、なかなか喜んでいただけるような形にはなりにくい。今言いました警備とか、いろんな形の安全面の整備もありますし、やはり喜んでいただけるためには、一定規模以上の時間もそういった規模のものにしなきゃいけないというふうに思います。ただ、なかなか予算上の制約でこういうふうになっておりますので、私どもとしては、やはり全市的な取り組みとして実行委員会を立ち上げる中で収入策、こういったものを十分検討して、皆さんに喜んでいただけるような形にしていきたいと。具体的な形は、これから具体的に取り組んでいかなきゃいけないと思いますが、やはりいろんな大規模な集客ができるようにするためには、そういったものにしていかなきゃいけませんし、また集まられるということで、収入の道もおのずから考えることができるというふうに思いますので、またその節は御協力のほどよろしくお願いいたします。 ◆17番(西田宏三議員) ですから、許認可の件は行政府の方がしっかりやっていただいて、費用面については、こうですよということで民間に投げかけて、広い意味での実行委員会的なもの、もう8月て言われましたんで、時間的にも余りありませんので、そういったものを立ち上げられましてつくっていただけましたらと思っております。 時間がありませんので、3番目の「食の力」ということでの道の駅でございますけれども、戸田か熊毛か、またまた二つかという形の道の駅構想がございますけれども、私はことしは、市長もよく言ってますように非常に農業が枯れてきているんです。私は、ことしは休耕田等々を今いろいろな方と、この田んぼはこういうふうにしたらいいよ、ここはこういうふうな畑にしたらいいよということと、あと花を一生懸命やろうじゃないかということで、新南陽のお花屋さん、農園の方とそれを観光に取り込めるような形での湯野のつくりかえというのを今、一生懸命やってるようなことでございます。私はことし1年はこれをやって、皆さん本当、田んぼやめた、畑もつくらない、イチゴはどうかと言ったら、イチゴも農協に頭をはねられ、けつはねられたら取るとこないよというような形で、それだったら対民間でスーパー等と、またホテル、旅館等々の契約栽培みたいな形で、皆さんと寄ってそういったものをつくっていこうじゃないかという話をさせていただいております。それを何しろ湯野で、湯野も大変荒れてきておりますんで、ああいった中で観光を兼ねた形でのものをやっていきたいなと思っておりますけれども、そういった中で実証実験という道の駅の形でございますんで、それにあわせて我々も、そういった農業生産をやらせていきたいなと思っておりますんで、さっき壇上で言わせていただきましたように、実証実験やったけれども売れなかったからやめたから道の駅もやめたと、こう言われますと、今度、私なんかの湯野の休耕田をやらせてる方なんかが、当てが外れたというような形にもなりますんで、ぜひともこの道の駅はやると言ったからには、きちっとした形での地産地消でやっていただきましたらと思っておりますが、もう一度、その市長のお気持ちをお聞かせ願いましたらと思っております。 ◎市長(島津幸男君) ありがとうございました。湯野では既に道の駅のための花の栽培まで考えていただいていると。実は、御存じのように道の駅の一つのセールスポイントは花なんです。ドライフラワー、これ九州ではそうですけど、それから普通のお花を売ったり、切り花、やっぱりありがたいポイントを見ていただいてるなと思います。決してギブアップはしません。結構、自分でもしつこいと思っておりますから、御心配にならないように、ひとつしっかりやらせてもらいますし、そのためにもこの秋からの実証実験を何とか成功させたいと、成功したいと。できるもんだと確信してますけれども、ありがたいお力添えですから期待しておりますし、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、西田宏三議員の一般質問を終わります。 これで、一般質問を終了いたします。────────────────────────────── △日程第3議案第62号から第68号まで         (提案説明、質疑、委員会付託) ○議長(古谷幸男議員) 日程第3、議案第62号から第68号までの7件を一括議題といたします。 議案第62号から順次登壇の上、提案理由の説明を求めます。   〔教育次長、福嶋崇男君登壇〕 ◎教育次長(福嶋崇男君) 議案第62号、工事請負契約の一部を変更することについての提案理由を御説明申し上げます。本工事につきましては、平成19年第5回市議会定例会におきまして、議案第176号で御承認をいただきました太華中学校屋体改築主体二期工事でございまして、現在、請負者、濱田建設株式会社により施工中であります。当該工事につきましては、当初発注した太華中学校屋体改築主体工事が、請負者であった徳大建設株式会社が経営不振による倒産という事態となり、工事続行が不能となったことから、引き続き完成を目指し、二期工事として発注を行い建設を進めてきたものでございます。 本工事は、平成19年度事業として、老朽化した太華中学校の屋内運動場を改築するために、完成期日を平成20年3月31日として発注したものでございます。しかしながら、当初発注した工事の請負者が倒産という事態となったことにより、再発注までに事務手続上必要な期間を要し、また工事の着手が昨年12月末であったことから、十分な工期を認定できず、本年度末までに工事を完成させる見込みが困難な見通しとなりました。そこで、本3月議会の補正予算におきまして繰越明許の承認を経て、当該工事の工期を延長し、完成期日の変更をお願いするものでございます。したがいまして、本工事、太華中学校屋体改築主体二期工事の当初の契約である完成期日、平成20年3月31日までを平成20年7月31日までに変更するものでございます。参考資料を御参照の上、御審議、御決定のほどよろしくお願い申し上げます。   〔財政部長、磯部恒明君登壇〕 ◎財政部長(磯部恒明君) 議案第63号、平成19年度周南市一般会計補正予算(第9号)について、提案の御説明を申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出予算の補正及び繰越明許費の補正でございます。まず、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ408万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ577億7,153万5,000円とするものでございます。その内容につきましては、平成19年3月に完成した鹿野小学校体育館において、壁や床にひび割れが発生したことから、学校関係者はもとより地域住民の皆様の施設に対する不安を解消するため、建物安全性についての調査費の計上及び学校給食用食器の納期のおくれに伴う繰越明許費の追加でございます。 それでは、歳入歳出予算につきまして、事項別明細書によって歳出から御説明いたします。 10ページをお願いいたします。右の説明欄に沿って御説明申し上げます。総務費、総務管理費、一般管理費の1、鹿野小学校屋内運動場調査事業費408万3,000円は、調査委員会委員への報償金及び建物の安全性確認のための調査委託料でございます。 次に、歳入について御説明いたします。前に戻っていただきまして8ページをお願いいたします。県支出金、県補助金の電源立地地域対策交付金213万1,000円の減額は、事業の繰り越しに伴うものでございます。 繰入金、基金繰入金の財政調整基金繰入金621万4,000円は、今回の歳出に伴う財源調整によるもので、補正後の財政調整基金の平成19年度末現在高見込み額は25億3,540万5,000円でございます。以上が歳入歳出予算の補正でございます。 続きまして、繰越明許費の補正を御説明いたします。前に戻っていただきまして4ページをお願いいたします。第2表繰越明許費補正でございます。新たに2件設定するものでございます。まず、総務費、総務管理費の鹿野小学校屋内運動場調査事業につきましては、詳細な調査が必要となり、年度内での完了が困難なことから翌年度に繰り越すものでございます。 次の教育費、保健体育費の学校給食用牛乳保冷庫等更新事業につきましては、2月25日に納品された食器において瑕疵が認められ、改めて完全なものを納めるよう指示しておりますが、業者の工期の関係上、年度内の納品が困難となり、翌年度に繰り越すものでございます。以上で、議案第63号、平成19年度周南市一般会計補正予算(第9号)について説明を終わります。よろしく御審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。   〔健康福祉部長、原田光広君登壇〕 ◎健康福祉部長(原田光広君) 議案第64号、周南市国民健康保険鹿野診療所使用料等徴収条例の一部を改正する条例制定について、議案第65号、周南市休日夜間急病診療所条例の一部を改正する条例制定について、議案第66号、周南市立新南陽市民病院使用料手数料条例の一部を改正する条例制定について、関連がございますので一括して御説明申し上げます。 国民健康保険等の医療保険から医療機関や調剤薬局などの医療行為に対して支払われます診療報酬の算定方法は、厚生労働大臣が定めるものとなっております。平成20年3月5日付官報告示で、平成20年4月1日からの診療報酬の算定方式を改正する旨の告示がなされたため、条例の規定の改正をするものでございます。診療報酬の算定方法のもととなる告示を平成18年厚生労働省告示第92号から平成20年厚生労働省告示第59号に改めるものでございます。今回の改正の概要でございますが、診療報酬本体の改定が0.38%の増額、薬価等の改定が1.2%の減額で、全体の改定率は0.82%の減額となっております。以上、関連する3議案の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第67号、損害賠償請求事件損害賠償額を定め和解することについて、及び議案第68号、周南市病院事業会計補正予算(第1号)でございますが、関連がございますので一括して提案理由の説明を申し上げます。 議案第67号は、平成16年4月6日に周南市立新南陽市民病院において発生した医療事故における訴訟上の和解をいたそうとするものでございまして、原告の左乳房のしこりを左乳腺悪性リンパ腫と診断し、乳房の手術をいたしまたしたが、術後にマンソン弧虫症という寄生虫の一種だったということが判明したものでございます。術前に慎重かつ厳格な検査を行う注意義務があったこと、また検査不十分のまま左乳房のしこりを悪性リンパ腫と誤診し手術を行ったため損害をこうむったとして周南市を被告として、平成17年4月1日付で山口地方裁判所周南支部に1,100万円の損害賠償を提訴されたものでございます。本件は、極めてまれなマンソン弧虫症ということもあり、診断が非常に難しく、事前の診査においても悪性リンパ腫であるとの可能性が高い所見が出ており、医師の過失とは言えないと主張し、約3年にわたり係争してまいりましたが、平成20年2月15日に裁判官から和解案が提示され、協議の結果、和解に応じることとして、平成20年3月7日の裁判所における双方の協議において、議会の議決を条件に和解金500万円を支払うことで合意したところでございます。なお、和解金は賠償責任保険の保険金で全額補てんされることとなっております。今回の事例を深く反省するとともに、今後こうしたことのないよう市民の皆様の信頼の回復と、安心安全な医療の提供に努めてまいりたいと存じております。 次に、議案第68号ですが、平成19年度周南市病院事業会計補正予算書の2ペーシをお願いいたします。議案第67号の和解に伴う補正でございまして、3条予算に医業収益として保険金を、医業費用として和解金をそれぞれ500万円補正しようとするものでございます。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(古谷幸男議員) これより質疑に入ります。まず、議案第62号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第62号について質疑を終了いたします。 次に、議案第63号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆25番(兼重元議員) 率直に申し上げますが、きわめて残念な事例であると言わざるを得ません。そもそも成果品として受け取っていたその品物が、物の安全性が、いわゆる屋内運動場ですから安全性が確認できないと、それを確認するために調査委員会を設置して、そしてしっかりと調査をすると、こういう事態がなぜ起こるのか。常識論では、大概瑕疵と、瑕疵担保責任の範疇でおさまるような問題でありますから、これは一体そもそも何が原因なのかといったところの原因を確認するためのその工事だというふうに言わざるを得ないですね。およそ公の支出なりは、法に基づいたしっかりした根拠が必要であると思うが、今回の場合は400万円何がし、これは公金でありますから、この支出は一体正当なのかどうなのかということもちょっとはかりがたいところがあるんですね。ですから、簡潔にまとめて言いますが、安全性の確認というその行為がなぜ必要になってきたのかというその原因ですね。それから、瑕疵でもないのにこちらで安全性を確認せざるを得ないという、そのために支出行為、これが市民の税金でもって支払われるということになると、これはゆゆしき事態である。その辺のきちんと公金の支出というものに対してのしっかりとしたものが説明する必要があろうかと思う。それから、もし調査の結果、不都合があるということになったら、一体かかる経費あるいはその後のさまざまな想定される問題なりはどのように進めていかれるかといったところですね。このあたりは私もよくわかりませんが、不測の事態だと言わざるを得ないのですから、市長の方からしっかりとそのあたりのところを理解できるような形で説明をいただきたい。お願いします。
    総合政策部長(山下敏彦君) 今回の調査でございますけども、公共施設というのは長期間にわたりまして市民が利用するものであります。その間におきましては、安全性が確保されると、こういうことが最優先であるというふうに考えております。学校関係者、それから地域の方から安全性につきまして不安の声が出ているというようなことから、万全を期するために、今回調査委員会を立ち上げて行おうとするものであります。それから、まだ調査もしておりませんし、調査の結果も当然出てないわけでございます。そういう結果を見まして、改めて検討されるというふうに思っております。 ◆25番(兼重元議員) どうもちょっと苦しいですね。恐らく皆さん納得されたですかね、その説明で。地域の皆さんが公共施設に対して不安だと、だから税金を使って調査するんだと。それだけ聞けばなるほどとは思うけども、いやしくもついこの間できた建物ですよ。それもきちっきちっと中間検査といわゆる法定監理をしてきたんですよ。そして、検収はパスしたんですよ。いわゆる成果品なんですよ、公共施設の建設としては、成果品なんですよ。その成果品が地域の皆さんにとって不安な施設なんだと、こう言わしめてしまうような、そもそも何ですか、これは。どう考えてみても、理解のしようがない。それを今度は税金でもって400万円の調査費をつけて、調査委員会をつくって安全性を確認するんだと。どう考えてもストーリーが合わんと。私が下手な小説書くのよりもっとまずい、これは、わからんです。もう一度よくわかるように説明してください。はっきり言えば、これは建設業者の工事不良、そしてさらにはそれを監理監督する職員のいわゆる責任を果たさない、不作為責任を問うのか、こういったことまで問題は及ぶじゃないんですか。私が全国でまれな例だと思うんです。恐らくこれは市長の人間性、いわゆる市民に対してきちっと責任を果たそうとする、その意欲の発露だと、それがこうされたんだろうと私は思うんです。だから、市長から聞きたい。よろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) 失礼しました。どうも兼重議員と対決するときは、つい気合いが入っちゃうもんで、済みません。まず、逆から言いますと、もしこれが400万円が、仮定の話ですよ、5,000万円、1億円かかるときは、私どもとしては一銭も払う気はないです。一つは、もちろん業者の方の気持ちもいただきたいけども、実は学校関係は市民総合賠償補償保険というのが最高2億円まで、身体の場合、事故、こういうものにつきましては20億円までの実は全国市長会学校災害賠償補償保険というもので対応できるということなんですけども、これは保険で対応するのがいいのか、業者の方がおっしゃってますけども、責任を持って直しますというような対応されていいのかというのは、いずれにしても血税から今回はまだまともかどうかもわからないんですけども、もし問題なければ申しわけないけど400万円は払い放し。だけど、構造的な問題があればですけども、きちっとそういう損害賠償責任もしくはこういう賠償保険で対応するという形になると思います。したがって、いずれにしろ大変な迷惑を我々受けているわけですね、子供たちは特に。したがって、それは別にすれば、費用的な面では血税1円たりとも私は出したくない強い気持ちでおりますので、ひとつ御理解賜りたい。 それからもう一つは、こういう工事をひびがあれだけあるんですからどう見ても正常とは思えない。はっきり言えば不良な工事をさせて、それがわからなかったということで、実は検査をした3月20日前後、去年、このときはやっぱりその瞬間はどうも問題なかったというような言い方も聞こえるんですけども、私自身何回も申し上げるように、手で触ればこれがまともかどうかわかりますよ。くぎは出てるし、ベニヤ板を張り放しだし。だからそういうところをきちっと見てなかったというやはり責任はあると思います。そういうことで、市の方の検査責任というのは当然発生すると。ただ、きょう出席している検査監含めまして、全然関係ないんですね、そういえば。後から実は着任したものですから、つい最近。そういうこともありまして答弁も多々御迷惑かけていると思いますが、実際担当された方はおやめになっているということで御迷惑かけますけども、そういうことで設計はどうもまともだったと、何回も申し上げている。だから、施工、それから検査、特にそれ以後についてのいわゆる瑕疵といいますか、見過ごしといいますか、問題があることは、今私が責任者ですから、率直に認めざるを得ないということでございます。そういうこともありまして、これ400万円の内訳は後ほどきっちり今出ておりますから御案内申し上げますけども、私としましても市民の不信感、いわゆる心配を払拭するためにも御了解賜ればということで、非常に急遽担当者には徹夜もしてここまでつくっていただきましたということで御理解賜りたいと思います。以上です。 ◆25番(兼重元議員) 大方わかります。このことは全国的にもまれな例というふうに先ほど申し上げました。今回の事案を通して、公共工事というものがそれを請け負う側も、そしてまたそれを施工監理する側もどれほどの重い責任を持ってやらないかんかということをやっぱり示唆してると思うんですね。そういう意味では、先ほど市長に私が申し上げたように、市長の責任感のあらわれ、市民に対するきちっとした市長としての責任、これを果たそうとされておる、私は多いにこれを評価をしております。ですから、願わくばこの件について、さあこれからどういうふうに先ほど言ったような形でもって、公共工事というものを通して、公が進める仕事あるいは事務といったもの、こういうものがどうあるべきかと、改めてここで市長の口から確認をさせていただきたいと思います。これで終わりますから。 ◎市長(島津幸男君) 本当に私自身もじくじたる思いがございます。ちょっと大きな声出したりして本当に議会の皆様には御迷惑かけたと思います。私、やっぱり1円をむだにする者は1円に泣きますよね。私ども特に血税ですから、本当にこれ民間の私も社長をやってましたけど、会社のお金と全然違うんです。本当に血のにじむような1円だと思ってやらなきゃいけない。だから、今回も400万円超えるというとき、私はあっと驚いたんです。私の友達に頼めばただでやってくれるというのが何人も出てきたんですけど、それはまた違う。これはあえて血税にお願いして、これは先ほども副市長と打ち合わせしたんです。だれが見ても公正、公明正大、いわゆる逆に言えば、業者の江村さんも頑張っていただいていますけど、江村さんが見ても、あっこれならば受けたいというような人選を実は内々考えております。まだ正式に決めていませんのでちょっとオープンにできないんですけど、これはすごいじゃないかと、立派な方々が選ばれたなということで、そういう意味で400万円、大きな額でございますけども、ぜひとも本当に御迷惑かけますけどもお願いしたいということでございます。これは我々副市長以下も含めて一致したお願いでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ◆23番(形岡瑛議員) 異例な事態が続いております。市長答弁も異例ですし、今兼重議員言われたように、周南市が発注をして、設計も認めて検査もして、受け取った建物の安全性に問題がある、不安があるというんで、そのための検査を周南市が行うということですね。これは私、非常に公金の支出についてはいろいろ考えなきゃいけない問題があると思っております。やって何もなかったらそれまでとおっしゃるけども、それでいいのかということがあるんですね。そこで、いろいろお伺いしたいんです。いろいろ私も調べましたが、建設業界でコンクリート工事をしたら、コンクリートは乾いたら収縮しますから必ずひび割れが起きる。そのひび割れをできるだけ防止するためにいろんな研究がされております。ですから、もっと言えば、屋根の下からすとんと打ち放しのコンクリートの壁がある体育館の構造で、コンクリートが収縮してひびができたら雨が入るであろうというのは、これは設計の段階から予測できることですね。そういう意味では、そのための問題が出ていると思うんです。じゃあ、そのひび割れというものがある、これはひび割れは確認されてますし、業者も瑕疵担保責任で雨漏りについては補修をしておられます。次に、問題は仕上がりのときにベニヤとかくぎとか、いろんな見かけの問題、美的感覚、これはとてもという感覚があるということですね。第3番目に、今の1と2の問題は安全性の問題なのかと、構造的な。これまでの答弁では、検査員、構造的に問題があれば10年の瑕疵担保ということになるけれども、現在いろんな検査では構造的な問題ではないので、瑕疵担保については雨漏りに対する疑念だけということになっております。それで答弁ですよ、この場で。それでなおかつ安全性について問題があるということで検査をするということはどういうことなのかなと、どういうことになるのかなと、公金の支出をするにおいて。市長のお気持ちよくわかります。その点について腑に落ちないもので、説明をまたしておいていただけたらと思います。 ◎総合政策部長(山下敏彦君) さっき私が申し上げましたのは、公共施設というのは長期にわたって市民が利用するものであります。そういうことの中で、安全性が確保されることが最優先であるということを申し上げたわけでございます。学校関係者、それから地域の方から、その安全性についての不安の声が上がっているという中で、万全を期するために調査委員会を立ち上げて調査をするというものでございます。安全性がどうかという話ではなくて、そういうものでございます。 ◆23番(形岡瑛議員) 建設業界で会社の名前忘れましたけど、みずからそういう構造上の瑕疵担保期間を法的には10年だけども、実質的に30年に延ばしている会社もあるんですね。あるんですから、そういうことがあるかもわかりませんが、今の説明では、例えば私思うんですよ、監査請求がされて、その結果いろんな疑義があるというので、監査請求に基づいて検査が行われるというのはまだわかるんだけど、一応ここの答弁で、そういう構造的な問題はないという、瑕疵担保が発生する10年のことを答弁しておきながら、今度は安全性について住民の不安にこたえるために、安全性の問題について検査をするということになると、どうしてもつじつまが合わないんです、私の頭の中で。それで説明をお願いしたんだが、なかなか説明がない。説明できるんですか、それ。ただ、不安の声があるから、こういう構造的な問題を検査するということの説明しかないんですけど。 ◎総合政策部長(山下敏彦君) 先ほど市長が言いましたように、調査委員会の方につきましては、大学、高専等の工学博士を中心にお願いをしたいということでありまして、もう一つが調査委託の方でございますけども、これは屋内運動場のコンクリート亀裂が構造安定性に及ぼす影響ということで、社団法人大阪技術振興協会、これは高度の専門技術と豊富な経験を有する技術者の集団ということで構成されておるわけでございますけども、1965年に設立されました文部科学省の所管の公益法人ということで、監査員が行います工事監査という実績もございます。また、工事検査の実績もございます。また、旧徳山市におきましては、平成9年のときに、これは監査の方がやられました工事監査の中で委託をされているという実績もございますので、そういうところにお願いをして、先ほど言いました委託の方法では亀裂が構造安定性に及ぼす影響ということで調査をお願いしたいということで考えております。 ◆23番(形岡瑛議員) 私、そういうことを聞いてないんですよね。さっき言いましたように、私ども共産党の議員団は、「日経アーキテクチュア」という専門誌を購読しておりますけれども、建築関係の、2006年の12月25日号に、「ひび割れとどうつき合うか」という特集があるんですよ。ですから、コンクリート打ち放し、生コン入れたらひび割れが出るというのは、建築業界の常識なんですね。それにどう対応するかということが技術的に問題になっている。だから、ひび割れがあるから、それが構造的に問題があるんだということには即なってない、即、あるかもわからない。ただ、今までの検査では問題がないということになっている。そこで、周南市も引き取ってやっているわけです。それをまた第三者機関の提起じゃなくて周南市自身が検査するというわけですから、なかなかそこら辺の通りが悪いんです、頭の中でとまってしまう。もう3回目ですから、ちょっと私、実は市長が炭村議員のときに、こんな答弁書は読めないとおっしゃって、読まずに安全性の検査をすることを初めて表明された。実は、市長も11月の懇談会でPTA会長さんですかね、聞かれたと。それから、民主一意会の通告も2月の何日が締め切りだったか、13日か4日ぐらいですかね、出されて、それから担当の方で答弁書がつくられて、かなりの時間が経過しております。それにもかかわらず、一般質問に答える形でしかこういう表明がされなかったことについて、ちょっと腑に落ちない点もあります。その点の説明をお願いしたいというのと、ぜひとも実はこれから予算特別委員会に入りますが、審査の資料としても市長が読まれなかった答弁書を中身私知りたいと思うんです。どういう答弁書になって、どういうことになっておって、それに対して市長がどこが納得してないでああいうことを言われたのか。いろいろ今話題になっていますが、市民にとってもよくわからない点があると思うんですよ、これはしっかり説明しないと。ですから、今2点聞きました。これまでの経過の中で市長の決断が大分悩まれたと思うんですね。苦渋の決断であったかと思う気持ちもわかりますが、それの経緯を説明していただければ、炭村議員の質問までそういう決断が持ち越されたということ。それから、読まれなかった答弁書、中身をやっぱり私が文書として予算特別委員会の審査の中で見せて、それから審査をしたいと思うんですが。 ◎市長(島津幸男君) 2番目の点は、出すことにやぶさかではございませんので、どうぞごらんになっていただきたい。ちゃんと記録がございますし、私も今手元にありますけども問題ございません。どうぞ見てやってください。 1番目は、私は11月27日から実は私なりに動きました。もうこの際はっきり言いますけど、私、3カ所のプロのコンサルタントに頼んだんですよ。やってくれと言ってもできないんだから。だから、私は自分で自分の自腹を切りました。これが問題だとまた逆に言ってきた。私は自分の自腹で調べたんですよ、3つほど。名前は言いません、あえて。そこで実際やってみて、これは残念ながらあるコンサルタントは、広島の専門ですけど、これはコンクリートに穴をあけなきゃだめですよと。目視とこれだけでは市長無理です。雪の中で私行きました。聞いてください、本当に。学校長は立ち会ってくれました。涙流してました。だから、私は自信を持って言っているんです。だから、構造上問題あるかどうかわかりませんよ、最終的には今はまだ。だけど、この3者とも、これはちょっとこれ以上私ども判断できませんということで出たんで、私は自信を持って言っているわけです。その間、11月21日から3者次から次呼んで私立ち会ってやりましたから、これは余り言いたくないですよ。だって、自分のお金をかけて調査するのが問題だと言われているんですから。本当に問題かどうか、いまだによくわからない。だけど、そうせざるを得なかった実情は御理解賜りたい。だから、構造上問題なければ、本当にありがたいんです。だけど、私はどう見てもそう簡単じゃないというんで、今回正式に、しかもコンクリートの専門家をお願いしてきっちりと調べて、私自身が自信を持って大丈夫だと、皆さんも心配要りませんよと、この口から言いたい。これは教育長も同じ意見なんですよ、全く一緒にやりましたから。だから、その辺をぜひとも御理解賜りたいと思います。私は自分がかかったお金は一切請求しません。そういうことですから、ひとつよろしくお願い申し上げます。 ○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆5番(炭村信義議員) 今の市長の答弁ではないんですが、私の一般質問に対する答弁書をお見せしましょうという言われ方で、その方はいいんですが、私自身はここで答弁をされたことが私への回答だというふうに思っております。そのことだけはしっかりと認識をしておいていただきたいし、そして今多少ここにこういう400万円のお金をかけて調査をすることに、多少疑義を感じていらっしゃる議員さんもいらっしゃるだろうと思います。私自身はやってもらいたいという気持ちはあります。そこで、一般質問のときもしっかりとお聞きしましたが、現在、ひびがどういうふうに進行しているのか、これについては既にとまっている、冬のこの時点だからひびはとまっていますと。ただ、夏に向けて気温が上がってきたらどうなるかわかりませんという部長からの答弁をいただいております。この辺でどういうひびが幅が広がっているのか伸びているのか、もうそれがとまっているという証拠について、私は今市民サロンを通して情報公開条例で請求していますが、ただ今手元に入っていません、資料が。今わかる範囲で結構です。何月何日から何月何日までひび割れの幅が広がったか成長したか、そういうのを調べられたのか、どういう調査方法で調べられて、今わかっている資料だけでも公開していただけたら、これをやらざるを得んなということになるのか、そんなお金400万円かけてやることはないじゃないかということになるのか、その辺の資料というより、わかっておられる範囲でここで答えていただきたいと思います。 ◎建設部長(中村司君) ちょっと資料をきょう持ち合わせてないんですけれども、実際にスカイマスターとかローリングタワーで一応調査をしております。 ○議長(古谷幸男議員) ちょっともう少しはっきり言ってください。 ◎建設部長(中村司君) 3回ほど、きのう若干ちょっと言いましたけど、9月と2月1日と2月20何日と思いますけども、日にちはちょっとはっきりわかりませんけど、3回ほど現地の方につきまして、高いところにつきましてはローリングタワーとかスカイマスター等の機材とか使いまして、一応チェックを行っているところでございます。 ◆5番(炭村信義議員) 私自身一般質問のときも、こういう鉄筋コンクルート建造物の収縮ひび割れ制御設計施工指針、これに基づいてひび割れの調査方法がちゃんと決められてますね。ひび割れの幅をはかる場合には2点ほどちゃんとひび割れを挟んで線を引いて、2点をちゃんといついつ何月何日は何ミリだと、何センチでもいいでしょう。次のときには何ミリ広がったか縮んだか、そういう調査方法がありますね。あるいは、ひびの最先端に印をつけて、それが何月何日、次の3日後にはそれがどう伸びたのか、全然伸びなかったのか、そういう調査方法がちゃんとありますね。これに基づいて調査をされましたかと言ったら、ちゃんとやりましたと部長は答えられたわけですね。だから、そのデータを全部今ここで言えとは言いません。何月何日から何月何日と何日と何日、同じひびのところで調査しなきゃわからないんですから、そういう調査をされたということでしょうから、そのデータを頭の中に入れて、今ひびはとまっているという判断をされたんでしょうから、その数字がわかれば。ひびについては、何カ所、東西南北のどの部分で何カ所ぐらい調べられたか、その辺がわかればお願いしますということを言っているんです。 ◎建設部長(中村司君) 全体につきましては、大小合わせて32カ所ございますけれども、調査したとこにつきましては、ちょっときょう資料を持ち合わせてないんでわかりません。申しわけなく思っています。 ○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第63号について質疑を終了いたします。 次に、議案第64号から第66号までについて、一括質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第64号から第66号までについて質疑を終了いたします。 次に、議案第67号及び第68号について、一括質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆25番(兼重元議員) 極めてこれも残念な結果でありますが、3年間、和解も判決の一つと、和解ですね今回は。これは裁判の中の最終的に結論出すための一つの方法なんですね。和解も判決と同じなんですね。私は、詳しいことをあれこれ聞くつもりはありませんが、医療ミスということなのか、それとも患者さんの立場に立てばやむにやまれぬ情的にもといったようなところで、最終的には和解に落ち着いたと、こういうふうな理解をしたいわけでありますよね。これは医師にとっても大変なやっぱり不名誉なことでありますよ。武士の一分というのがありましたが、医師の一分、このあたりのところは私は相当やっぱりきちっとフォローせんにゃいかんのやないかと思うんですけどね。市長はこの件に関してはどのような見解をお持ちですか。 ◎市長(島津幸男君) 実は先般、担当医師並びに院長含めていらっしゃいました。私は申し上げました。本当に申しわけないと、日本でも有名な整形の院長先生から頭を下げられて、私は本当まいりました。お話し聞きますと、本当に難しい判断だったんですね。というよりは、普通に考えると、ああいう寄生虫があそこにいるというのをなかなか事例的にもわからなかったみたいなんですね。だから、見たこともないことなんで、普通だったらあのようになりますと、院長先生もおっしゃいました。今、御存じのように新南陽病院は非常に各医師が頑張って、億を超える頑張りぐあい、ほとんどもうめちゃくちゃに仕事してくれていて何とかやっているわけですね。その中でそういう状況は別にして、私はある意味ではこれは虫の知らせがなかった、虫が悪いんです。そういう意味で、本当に残念な結果に終わったんですけども、私はこれは医療ミスといえばミスですけども、ある意味では人知を超えたところにあったのかなというお話を院長先生ともしたんですよ。これからは、この分野では日本一の病院になりますからと、院長先生はおっしゃいました。頑張ってくださいということで、この500万円も、ただ患者さんの方からもいろんなお話し伺っているんですよ、私も。そうしたら、ともかく先生とか病院には一片の恨みもありません、逆によくやっていただきましたと。ただ自分の一部がなくなった、これについての思いはわかってくださいということで、今回私も両方のお話を伺いながら、この和解は間違ってなかったんじゃないかなと、私は今では思っています。したがって、この和解は御存じのように、市の血税が出るわけではございません。当然、これは保険にかかっておりますから、保険で解消されるわけですけども、一義的にはやはり私どもが管轄している市の病院から出たお話でございます。あってはならないことではございますが、そういうことを踏み台といいますか、言葉は悪いんですけど、ステップとしまして、病院関係者も頑張る、頑張ってもらうということで、ぜひとも議員、御理解賜りたいということでございます。以上です。 ◎健康福祉部長(原田光広君) 先ほどの提案説明の中で、患者様の病名を「き」虫症ということで説明をいたしましたが、正しくはマンソン弧虫症ということでございます。訂正をしておわび申し上げます。 ◆23番(形岡瑛議員) 大変微妙な問題があると思うんですね。最初は、医療ミスじゃないという主張して、原告の方と争ったわけですね。その辺の、今市長言われたように、それは先生つらかったろうと思うんです。今後は、それは部長言われたように、それ経験したものですから、それは市長言われたように日本一のということになっていただければ、本当これはありがたいと思うんですけど。微妙なところですね、最初は医療ミスではないんだということを主張して争って、和解案で500万円で決着したということについて、先生の方とそれからその方も大変お気の毒だと思うんですね、女性でそういう手術になったのは、間違いで。その辺の双方の本当の和解というのか、本当の意味での。裁判所の和解はね、これわかりますが、これはどういう状態でしょうか。その辺をちょっと気になるんですけど。 ◎市長(島津幸男君) これ今申し上げましたように、患者さんもこの形で心から和解をいただいたということでございますので、これは裁判所の和解、効果はそうなんですよ、裁判所の効果ですけど、実質的にも双方が本当に和解をしたということでの結論いただきましたので、私もそれならばそれなりに結構ではないかということで判断させてもらいました。よろしくひとつお願い申し上げます。 ○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第67号及び第68号について質疑を終了いたします。 以上で質疑を終了いたします。 お諮りいたします。議案第63号及び第68号については、予算特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。議案第63号及び第68号については、予算特別委員会に付託することに決定いたしました。 次に、議案第62号及び議案第64号から第67号までは、お手元に配付しております委員会付託表のとおり、それぞれの常任委員会へ付託いたします。本日、各委員会へ付託した議案は、3月25日までに審査を終わるようお願いいたします。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。次の本会議は3月26日午前9時30分から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでございました。   午後 4時15分散会 ────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                周南市議会議長    古   谷   幸   男                周南市議会副議長   森   重   幸   子                周南市議会議員    清   水   芳   将                周南市議会議員    炭   村   信   義...