柳井市議会 > 2020-12-09 >
12月09日-03号

  • PTA(/)
ツイート シェア
  1. 柳井市議会 2020-12-09
    12月09日-03号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 2年 第4回定例会(12月)─────────────────────────────────────────────令和2年 第 4 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)                                  令和2年12月9日(水曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和2年12月9日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問    日程第3 議案上程審議委員会付託)──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         篠脇丈毅議員          1 総合計画に掲げる市民力発揮に何を求めますか。           (1)市民参画・協働に関する条例を検討中と聞くが、主な考え方をうかがう。          2 中心市街地まちづくりについて           (1)柳井小学校区を包括するコミュニティ組織を立ち上げられませんか。           (2)市民活動センター中央公民館を担当する職員を置き、まちづくりに取組むべき。           (3)時代が進む中、子供会、婦人会、老人クラブ、いずれも運営がむつかしくなっているが、「まちの底力となる教育力を高める」ため育成、協働されませんか。          3 コロナ禍における平郡島民の感染防止対策について           (1)島では今年4月から不要不急の来島自粛をお願いされており、直前に柳井市から感染者が出ているにも拘らず婚活イベントが実行されたのは何故か。         君国泰照議員          1 市長の自民党の所属支部名について           (1)全国の自民党においては各県連・各支部があり、そこには組織や規約がある。柳井支部の規約にも顧問、支部長、幹事長、各部会の役員で構成されている。             現在、柳井市長はどこの市、町の支部に所属されているのかとの問いがあるがお答えを願う。          2 複合図書館建設計画について           (1)来年、市長選が行われるが、選挙の公約やマニフェストに掲げるか否か。             もしも当選されたならば、任期中にコロナウイルスが終焉の暁には市民             の賛同が得られれば再度建設費を計上するかをお尋ねする。          3 JR柳井駅南口の開設について           (1)柳井駅南口の開設には多額の予算と経費と地元負担が掛かり、引き続き検討するとの毎回の答弁である。             今回の管内視察ではエレベーターと陸橋はほぼ完成して5番ホームまで仕上がっていた。しかし南口の開設の気配はないが、どのような協議や交渉をされたのか。多くの市民が期待をしていたが中途半端である。市長の公約は尻すぼみで失望しているが市長の見解を求める。          4 自助、共助、公助について           (1)菅首相の所信表明は、自助、共助、公助そして絆である。これからの新しい時代の生き方、学び方、脱コロナへのあり方等、行政まかせ、あなたまかせでなく、まず自らが実践し、おたがいに助け合い、物事が成就した時の喜び、そこには柳井で暮らす幸せや、郷土愛にも繋がると確信する。             柳井市長のこれから目指す人間像、社会像についてお尋ねする。         坂ノ井徳議員          1 鳥獣対策について           (1)取組みの強化及び狩猟免許の更新の補助について伺います。          2 柳井川・土穂石川の美化について           (1)壁面の草木により河川の流れに支障あり又、汚いので美化を訴えます。          3 コロナ禍の中で年末・年始の経済対策について           (1)事業持続化給付金の他に行政として柳井経済を維持する為の方策(特に料飲関係)について伺います。         秋良克温議員          1 今後の市政運営について           (1)複合図書館は建設されるのか。されないのか。           (2)市長はなぜ民主党から自民党に鞍替えされたのか。           (3)新市長候補の方は複合図書館建設に反対のようですが、仮に新市長が当選し、新しくかじ取りされた場合、井原市長は前任者としての引継ぎや、後始末はどのようにお考えか。             また井原市長が当選された場合、4期目の目玉となるようなマスタープランを何かおもちか。           (4)柳井市は近隣市町にくらべて市税、水道料金などが高額という現実があるが、今後新規の移住者の確保にあたり他市から見ても魅力のある柳井市を構築していく一環としてこれらの料金を根本的に減額、改定していくようなお考えはあるか。    日程第3 議案上程審議委員会付託)      (1)議案第78号 令和2年度柳井市一般会計補正予算(第9号)──────────────────────────────出席議員(16名)1番 久冨  海          2番 田中 晴美3番 岩田 優美          4番 川﨑 孝昭5番 三島 好雄          6番 坂ノ井 徳7番 秋良 克温          8番 早原 秀文9番 賀原 基和          10番 藤沢 宏司11番 篠脇 丈毅          12番 岸井 靜治13番 中川 隆志          14番 石丸 東海15番 君国 泰照          16番 山本 達也──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(2名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長   宮本 忠明          次長 井原 郁江補佐   西本 佳孝                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           鍵山 有志参与            粟屋  桂      教育長           西元 良治総合政策部長        玉中  勲      総務部長          國村 雅昭建設部長          重村 仁志      上下水道部長        川井 隆志経済部長          徳武 伸幸      市民部長          米川 辰夫健康福祉部長        日浦 隆雄      教育部長          三浦 正明会計管理者         宗廣 宜之      総務課長          関本 一博危機管理課長        國田 雅之      財政課長          森岡 和子──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(宮本忠明) 御起立願います。互礼。御着席願います。 ○議長(山本達也)  これより、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(山本達也)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、岩田議員、秋良議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(山本達也)  日程第2、昨日に続いて一般質問を行います。最初の質問者、篠脇議員。〔篠脇丈毅登壇〕 ◆議員(篠脇丈毅) 皆さん、おはようございます。朝早くから、議会傍聴にお出ましいただきまして、誠にありがとうございます。柳甦クラブの篠脇丈毅でございます。コロナ禍における議会、市民から感染者が出て緊張が走りましたが、お互いに日常生活における感染防止対策の徹底を心がけてまいりたいと思っているところでございます。今日、市政に対する市民の皆さんの関心が非常に高まっていると感じておりますので、市民に分かりやすいやり取りとなりますよう、執行部の皆さんには、初めによろしくお願いをいたします。 今回の質問は、井原市長の任期があと僅かとなっておりますので、これまで行いました質問の結果とその後の対応、思い切った提案の意味合いで行いますので、よろしくお願いをいたします。 1点目は、総合計画に掲げる市民力発揮に何を求められるかについてであります。 平成29年3月議会で議決決定された、第2次総合計画基本計画には、「市民参画、協働に関する条例の制定を目指します」と書かれております。平成30年第3回定例会で、市長が一番目玉にしておられる、市民力の発揮によるまちづくりとは一体どういうことなのかのお尋ねをいたしましたが、その時点では、研究、検討段階でお示しできるものはない、とのお答えでございました。 今年、第2回定例会で同趣旨の質問、条例制定が進まないのはなぜかには、「コロナ感染症の収束が見込まれた段階で、市民活動センターの運営に関わっておられる市民の方々と、条例づくりに市民がどのように参画するのが望ましいか、協議の場を持つことからスタートする。」さらに、今後は条例制定に向け邁進したい、との答弁でありました。その後、どのような取組がなされ、条例の基本的な考え方が整理されておれば、明らかにしていただきたいと思います。 大きな2番目は、中心市街地まちづくりについてであります。 駅を中心とした市街地の整備、すなわちハードにつきましては、都市計画マスタープランの見直し、立地適正化計画の策定中と伺っておりますので、今回はソフトの部分3点についてお伺いをいたします。 1点目は、従来から夢プランの策定についても質問してきましたが、今回は既にある柳西コミュニティを含む柳井小学校区に、コミュニティ組織を立ち上げられないかについてであります。 聞くところによりますと、柳東地区では、来年春にはコミュニティ協義会が組織をされ、いよいよ動き出すとのことであります。平成25年、柳北小校区でスタートしておりますので、残るは中央の柳井小学校区のみであります。ここでは平成23年柳西コミュニティが発足をし活動をしていますので、既に一部道は開かれているのであります。 市街地中心部は、河川改修や街路整備がされても、昭和年代の商都の面影はなく、人口減少に歯止めがかかりません。平成22年、山口国体準備の時、迎賓性を高めるため、行政が主導してでもコミュニティ組織をつくるべきとの主張をしてきましたが、自主的に形成されるのが望ましいとの考えで、進展がありません。 市内各地区には、出張所・公民館があって、両方の機能を使いながら、地域で生じた問題を自ら解決できるまでに至っていると思います。特に、中心市街地を舞台とする祭り一つ取ってみても、これまでその主催は商工団体が担い、実働は市役所と言っても過言ではないと思います。 祭り、イベントは、そこに住まいする人たちが、その気になって汗をかかなければ、誇りも感じませんし、伝統も生まれないと思います。柳井のまちづくりにとって欠かせないと考えますが、取組をされるお考えがあるかどうかを伺います。 2点目は、1点目のコミュニティ形成を担うべき文化福祉会館の機能についてであります。 ここにあります中央公民館は、市内の公民館活動を束ねる期間でありますが、地方自治法改正によって、平成20年から、体育館と併せ指定管理、貸館化しております。このことによって、利用者からは多くの意見を伺っておりますが、行政改革によって、また一つ行政との距離が遠のいたというのが実態であります。 この建物の1階には、平成24年、市民活動センターが設置をされ、月曜以外、3名の相談員の交替勤務で運営されておりまして、主な仕事は、市民活動の啓発、情報提供、相談、人材育成とされておりますが、ここには現場の責任者がおりませんし、公民館活動の相談に当たる職員が求められております。 また、市民活動センターには、既に市民活動拠点として8年の実績があり、私は、ここにまちづくりのヒントがあると考えております。すなわち、センター運営要綱第4条、事業の8番目に掲げられて、協働のまちづくりの推進に関することが位置付けられておるのであります。 この際、担当する職員を配置をし、文化福祉会館を拠点とした、中心市街地まちづくりを進めるお考えはありませんか、お伺いをいたします。 3点目は、町の底力となる教育力を高めるため、これまで活躍してきた子ども会、婦人会、老人クラブが、いずれも難しい運営を迫られております。 これらが、コミュニティ活動の中核として活躍できるよう、自治会、学校、PTAはじめ市民活動団体などと協働して、元気を吹き込めないかと思います。特に少子化が進む中、子どもを取り巻く環境が内向きになりがちな時代、柳井市教育振興基本計画の理念に基づき、「子どもは柳井の宝」としてまちづくりの中心に据え、地域の力で子どもたちを健全に育てるための仕組みづくりが求められていると思います。お考えがあれば、お伺いをいたします。 大きな3点目は、コロナ禍における平郡島民の感染防止対策についてであります。 平郡島出身で光市にお住まいの方から、カップリングキャンプの記事を見て、びっくりした。私たちは、コロナを外から島に入れてはいけないと思って、ずっと親兄弟にも会わずにやってきた。こんなことをやって島の年寄りに何かあったら、誰が責任を取るのだろうと、怒りを隠されませんでした。 今年4月8日、平郡航路の切符売場には、平郡東西の自治会名でお願い文書が掲示をされ、その下には柳井市名で、平郡航路御利用のお客様へのお願いとして、同趣旨の文書が掲示をされ、これが現在も、そのまま置かれております。 時期ははっきりいたしませんが、感染初期の頃、島にお住まいの方から、福岡ではホームページで、島への不要不急の渡航自粛を呼びかけているとのアドバイスを受けて、市のほうに申入れをし、市のホームページに上げてもらった経緯があって、何とか水際で防げていると、その思いであります。 これだけ神経をとがらせて、健康福祉部、経済部がやっておりますし、13日には柳井市から感染者が出ている矢先、主管課はなぜカップリングキャンプを実行されたのか、その経緯をお伺いをいたします。 以上で、壇上での質問を終わりますが、答弁によりまして、再質問させていただきますので、限られた時間ではございますが、若干の時間を残していただきますよう、よろしくお願いをいたします。〔篠脇丈毅降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、篠脇議員の御質問にお答えをいたします。 私のほうから、まず大きな2番目の御質問、中心市街地まちづくりについての中で、(1)番、柳井小学校区を包括するコミュニティ組織の立ち上げについて、お答えをいたします。 現在、市内では11地区におきまして、コミュニティ協議会が活動されており、議員御案内のとおり、今年度末には柳東地区においても、設立が予定されております。 柳東地区では、これまでも地区内の自治会長で構成される柳東文化会館運営協議会が中心となられまして、学校や保育園、様々な活動団体との協働により、地域の行事等を行ってきておられました。そうした点におきましては、既にコミュニティ協議会設立に当たっての基盤となる組織があったということになろうかと思います。 一方、柳井小学校区におきましても、自治会や市民活動団体など、多様な団体がまちづくりに携わっておられますが、中心市街地は人口が密集し、商店等で組織する団体などもあることから、全体を包括する組織づくりとなりますと、規模が大きくなり、他地区同様の活動は困難を伴う可能性もございます。 しかしながら、こうした課題も乗り越えて、柳井小学校の地区としての特性に配慮しつつ、ふさわしいコミュニティ組織の、その在り方につきまして、自治会長協議会をはじめ、地元の皆様や団体の方々と、これは一つの課題として、御相談をさせていただきたいと考えております。 続いて、(2)番、市民活動センター中央公民館を担当する職員の配置についての、お尋ねでございます。 議員御案内のとおり、やない市民活動センターの相談員3人は、原則2人体制で業務を行っております。一方、主管課である地域づくり推進課内に、課長をセンターの所長として、担当職員、副担当職員、各1名を配置しております。 中央公民館は、柳井市文化福祉会館を兼ねた施設で、市教育委員会生涯学習・スポーツ推進課が主管課となっております。その課内に、課長を館長として公民館主事1人を配置し、公民館教室や柳井市美術展覧会などの公民館事業を広く行っております。 市民活動センターの所長や中央公民館長、担当職員などは、当該施設内には常駐をしておりませんけれども、センター担当職員は、月15日程度事務室に赴き、相談員とともに業務の企画、運営、登録団体等に向けた、市民活動に係る相談や各種助成金等の情報提供を行い、市民活動のための機会の提供や啓発に努めているのが、実態でございます。 中央公民館主事につきましても、月に10日程度、市文化福祉会館に常駐している指定管理先の職員と業務の打合せなどを行っております。 また、当該所長、館長につきましても、必要に応じて、それぞれの事務室を訪れ、指導、助言等を行っているところでございます。 それぞれが実施する業務は異なりますが、公民館活動市民活動は、密接不可分の関係にあることから、引き続き、地域づくり推進課と生涯学習・スポーツ推進課の連携を深め、市民の皆様が、両施設を気軽に利用できるよう、市民活動センター中央公民館、常に協力してまいりたいと考えております。 また、議員御案内のとおり、やない市民活動センターは、平成24年の設立から8年目を迎え、また、登録団体には、中央公民館を利用されている団体も数多くあり、まちづくりに貢献したいという団体も増加してきております。 そうした中、まずは、当該施設に担当職員を常駐させることについては、今後、中心市街地まちづくりを進めていく中で、そうした団体の方々とも、意見交換をしてまいりたいと考えております。 そのほかの御質問、大きな1番、総合計画に掲げる市民力の発揮、大きな2番、中心市街地まちづくりの中の(3)番、町の底力となる教育力を高める、また大きな3番、平郡島民の感染防止対策について、これらの御質問に対しましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) それでは、大きな1番目の総合計画に掲げる市民力発揮に何を求めますかについて、お答えいたします。 その中の市民参画、協働に関する条例についての御質問ですが、本年第2回定例会において、市民参画協働に関する条例の制定につきましては、検討の段階から市民の方々にも参画いただくこととし、まずは、柳井市民活動センターの運営に関わっていただいている方々と、その手法について、今後協議していく予定であると、御答弁申し上げました。 その後、本年9月の市民活動センター評価委員会において、条例制定に向けた取組を進めていくことを御説明し、評価委員の皆様に、検討段階から市民の方々に携わっていただく形で進めていくことについて、一定の御理解をいただいたところです。 そのような中、11月20日から23日に開催いたしました、やない市民活動ポスター展の中で、「市民活動とは?」と題して、やまぐち県民活動支援センターセンター長をお招きし、市民活動の意義や地域の課題解決に向けた市民と行政との協働について、御講演をいただきました。 今後も、あらゆる機会を捉えて、市民の皆さんに対し、条例制定に向けた意識の醸成を図ってまいります。 また、来年度中には、一定の方向性がお示しできるよう、他市の先進地事例を研究するとともに、地域の夢プランやスクール・コミュニティなど、本市の特徴等も踏まえながら、条例制定条例制定過程そのものが、市民の参画を促す機会となるよう、取り組んでまいりたいと考えています。 いずれにしましても、市民が市政を自分ごととして、より感心をお持ちいただき、主体的に考え、市民と行政がそれぞれの役割を担うことで、まちづくりに市民の力がより発揮できる条例となるよう取り組んでまいります。以上でございます。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) それでは、私のほうから、大きな2の中心市街地まちづくりについての中の(3)まちの底力となる教育力を高めるための育成、協働について、お答えいたします。 議員が御指摘の子ども会、婦人会、老人クラブが、コミュニティ活動の中核として、様々な団体と協働した、まちづくりの取組の中で、地域が子どもたちを育てるための仕組みづくりができないかということですが、柳井地区以外の各地区につきましては、それぞれの地区公民館と一体となったコミュニティ協議会があり、さらに柳井地区では、柳北、柳西地区において、地域で組織したコミュニティ協議会があり、今年度中には、柳東地区にもコミュニティ協議会が設立されます。 これらの各コミュニティ協議会は、それぞれの地域内にある学校とも連携を密にしながら活動されており、このような地域においては、これらの活動に対して、どのような支援ができるかということになろうかと思います。 しかしながら、現状の中心市街地におきまして、柳井小学校区全体を包括するコミュニティ組織はまだございませんので、この地域において、市としてどのような取組を行っていて、今後どうしていくのかというところで、お答えさせていただきます。 市といたしましては、平成27年に策定しました、柳井市教育振興基本計画に基づくスクール・コミュニティ構想により、学校を拠点とした、学校区ごとのコミュニティによる、学校、家庭、地域が一体となった地域づくり、人づくりを目指しております。 この中で、様々な年齢層の市民が交流を深め、新たな絆を生み出しながら、地域の思いや願いを反映した学校運営や、地域ぐるみで子どもの育ちを支える仕組みづくりを推進しておりますので、子ども会、婦人会、老人クラブ等の団体におかれましては、ぜひとも、この場に力をお貸しいただきたいと考えております。 また、その力が発揮できるような環境づくりを整えていきたいと考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) それでは、大きな3番目になります、コロナ禍における平郡島民の感染防止対策について、お答えいたします。 その中の平郡島において、婚活イベントが実施されたことについての御質問ですが、議員お尋ね婚活イベントは、去る11月15日に、平郡東地区において、平郡東島おこし推進協議会主催により開催されました。 この催しは、地元の若い方々が中心となって、出会いの場づくりや島の魅力発信を図ろうと企画されたものです。当初は、9月の開催に向けて準備をしておられましたが、4月の全都道府県に対する緊急事態宣言の発令を受けて、9月の実施は、一旦延期されました。 しかしながら、島の魅力を多くの人に伝えたい、島の将来のためにも、ぜひこのイベントを成功させたいという、地元の皆さんの熱意と、感染防止対策の徹底により、実施の運びとなったものです。 また、開催直前まで、新型コロナウイルス感染症の拡大状況や、県内行事の開催状況等の情報収集に努められるなど、地元としても様々な検討をされたとお聞きしておりますが、島の皆さんの中には、不安に思われる方もあるのではないかという懸念もありました。 だからこそ、当日は、平郡航路のフェリーではなく、チャーター船を利用することや、島民のお手伝いを最小限にし、イベント会場は往来が少ない場所を選ぶなど、関係者以外の島民との接触を、できるだけ避けることを第一に考えられました。 イベント会場も屋外とし、検温・手指消毒については、乗船・下船時はもちろん、適時実施し、マウスシールドの常時着用により飛沫感染の防止に努めるなど、万全の感染対策をとって実施をされたのです。 本市の地域づくり推進課職員も、地元を支援する立場で、準備や申込みサイトの運営、当日の運営のお手伝いをいたしましたが、市といたしましても平郡島おこし推進協議会では、十分感染防止対策を行った上で、実施されたと考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) どうも懇切な答弁を頂きまして、ありがとうございます。時間を残していただきましたので、初めの問題から、お尋ねをしてまいりたいと思います。 市長さん、これまで3期、11年にわたって、この町のかじ取りをしていただきました。私は、29年3月に議決決定された第2次柳井市総合計画は、井原市長の思いが、たっぷり入った計画だと認識をしております。その中で、まちづくりの一丁目一番地であると考えられる、市民力の発揮ということが、大きな第2次基本計画を流れる思想でなければいけないと、私は考えておりました。 そこで、先ほど玉中部長のほうからお答えは頂いたのですが、市民とともにまちづくりを進めようとする条例制定を、計画に書いた以上は、その大骨となる考え方が、市長さんの中におありになるのではないか、まず、そこからお伺いしてみたいと思います。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 議員おっしゃるとおり、現在の第2次柳井市総合計画については、市民の力が、冒頭、将来都市像に掲げられるという、他市にはあまり事例がない、そういった意味で市民力というものを前面に押し出して、それを中心に据えて、まちづくり、さらには人づくりを行っていこうと、そうした強い思いが込められていると同時に、そうした点についても議会の皆様に御理解いただいて、議決を頂いているものであるというふうに承知をしております。 さらに、そうした思いを具現化、具体的にやっていこうということでありまして、この間、地域の夢プランの取組、さらにはスクール・コミュニティの取組、そうした各地域での現場におられる、実際に動いておられる市民の方々の力を、さらに発揮していただこうと、そういう取組も行ってきていると同時に、市民と市長と気楽にトークというような、直接の声を頻繁に、現地に赴いて聞いていこうと、そういった取組もさせていただいております。 そうした意味では、市民の力と行政の力が協働、これは協力して働いていくという意味での、そうした思いを引き続いて強く持っておりますし、その思いが込められた総合計画であるというふうに思っておりますので、そうしたものをさらに、まさに明文化してつくるのが条例であるということでありますので、そこは現在、コロナの影響で様々、若干停滞しているようなところもありますが、改めて、そうした現場を踏まえて、生の声を踏まえて、市民の力をどういうふうに、この条例の中に落とし込んでいくかと、そこに文章として書き込んでいくかというようなことについては、検討、さらにはその具現化に向けた取組を加速させていきたいという思いでございます。
    ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 私がお伺いをしているのは、任期があと僅かになって、まだ、その考え方が市民に発信できないのは、非常に残念に思います。 私は今回の質問の意図は、せっかくこういう立派な計画ができているのですから、その精神を市民の皆さんに明らかにして、井原市長が、こういうことを考えておられるということを、この一般質問を通じて、発信してもらいたかったのですよ。課題を来年に渡すということが、部長からありましたけれど、非常に残念に思います。 私は、条例の中身は、市民の果たす役割、それぞれの地域が果たす役割、それから行政が果たす役割、この3つの協働を、しっかりうたい込んでもらいたい、そういう条例であるべきであるというふうに考えているのです。 もうこれ以上、市長さんにお尋ねしても難しかろうと思いますけれど、非常に残念なのです、私は。市民の皆さんに、思いの丈を、この場で言っていただきたかったのですけれど、もうこれは、それ以上、お尋ねいたしますまい。 3番目の平郡の婚活イベントのことを、今、部長がお答えいただいたので、大体分かったのですけれど、私が何を言いたいか、ほぼ理解していただけると思うのですけれど、わざわざ、いいですか、わざわざ別のチャーター船を使って、急いでやらなければいけなかった理由は、何ですか。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) これは、先ほどの答弁の中にも言っておりますが、やはり当初は、今の緊急事態宣言の発令ということで延期もしましたし、その中での島民の方が考えられ、その熱意が、実施に至ったということと考えておりまして、やはりこの時期、特に島の人口減少ということを、そういったことについて、今だからこそ取り組みたいという島の熱意があったというふうに、お聞きしております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 固有名詞までは結構ですから、そのイベントに参加された方の数と、男女別と、それから市外の方がどのぐらいおられたか、それだけ分かれば、お答えください。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) ちょっと市外が何人かというのはちょっと、今手元に資料ございませんが、当日の申込みは、男性21名、女性21名のうち、当日は女性が2名欠席がありましたので、男性21名、女性19名というふうにお聞きしております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 実は、10月30日に、議会の厚生常任委員会を開催されまして、最後のところで、私は、今年3月に完成をした平郡診療所が、どういうふうな運営をされているのか、また、地区民がどういうふうに喜んでいるのか、あるいはそうでないのか、お尋ねすることができていないので、担当課長さんに素直に、診療所について現地調査をしたいが、どうだろうかというお話をしたのです。そうしましたら、島は行ってもらっちゃ困る、来てもらっちゃ困るということだということを、担当課長がおっしゃったので、私は素直に引き下がりましたけれど、健康福祉部長さんに今日、出てもらっているので、市役所全体あるいは市全体の、こういうイベントに対する考え方、コロナ対策はどういうふうに捉えておられるか、お尋ねをします。 ○議長(山本達也)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) ただ今篠脇議員さん、おっしゃった10月30日の厚生常任委員会でございますが、担当課長がその時にお答えいたしましたのは、島外からの来島については、自粛ということは継続しておられますということを、御回答申し上げました。 そうした中で、今回のイベントは、先ほど総合政策部長が答弁したような理由で、しっかり感染対策をされた上で実施をされたということで、私どもも理解しておりまして、市として行事の開催については、やはり、これは委員会で篠脇議員さんもおっしゃったと思いますが、感染対策をしっかりした上で、もう全て行事を中止するとかいうのではなく、やはりできることはしていくべきではないかということをおっしゃったと思います。それに対して私も、そのとおりだと思いますという御回答を申し上げました。 したがいまして、やはり感染対策をしっかり取った上というのは、これは大前提でございますが、そうした中で、いろいろなことを総合的に判断される上で、行事を実施していくべきものだと思っております。以上です。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) いずれにしても、私の捉え方は、委員会の閉会中の調査は公務であります。それと民間のイベントが、そごを来すようなことがあってはいけないと思いますので、健康福祉部長さんの下で、庁内全体の調和を取っていただきたい。 それから、教育長にお尋ねをいたします。平成27年に作られました、柳井市教育振興基本計画の前提になりました市民アンケートの中で、親御さんたちは、地域と一緒に子育てできる環境を求めておられます。先ほど子ども会、婦人会、老人クラブ、中央には子ども会として、瀬戸側、土穂石、箕越、この3つ、婦人会は柳央、老人クラブは芸林長寿会、新天地えびす会であります。昭和の時代から言いますと、非常にどう言いますか、組織力が弱くなっている。 一方、子を持つ親御さんたちは、地域で子どもたちを育てていただきたい。そういう意味で、コミュニティを中心にして、柳井の子どもを育てる、そういう組織が今、必要ではないかというのを私は申し上げているのです。 だから、子ども会、婦人会、老人クラブに元気を吹き込むと同時に、その皆さんたちの力をお借りして、将来有意な子どもたちを育てていかなければならないという思いがありますので、今後もこの質問は続けますけれど、どうかそういうことを頭の中に入れていただいて、今後の運営に当たっていただきたい。 これで終わります。 ○議長(山本達也)  以上で、篠脇議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  10時55分まで休憩といたします。午前10時41分休憩                              午前10時55分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて一般質問を続けます。 次の質問者、君国議員。〔君国泰照登壇〕 ◆議員(君国泰照) 君国でございます。いろいろと今まで質問、お聞きしておりました。市長も、非常に難題、難しい突っ込んだ質問がありますが、全てこれも自分を己を強くする、そういうふうなことで、感謝で受けて、自分をたくましくすると、そういうような糧にするということをお話をくださいました。私も、今回は、ちょいと辛口で鬼子母神になったつもりで、やはりちょいとこう、とげを取らさせていただきたいように思うわけであります。 本来、歴代の市長は、自民党柳井支部の顧問に就任をしておりました。井原市長は、民主党の秘書から市民党として、当時現職の長谷川忠男氏を制し、34歳の若さで市長に就任をされたわけであります。その後、いつの間にか自民党へ入党したとの新聞報道で知ったわけであります。 しかし、私をはじめ、多くの柳井市民の有権者の方は、柳井市長は柳井支部に入籍をされていると思い込んでおりました。最近のこと、投稿欄に大島支部に籍があるとのことであり、本来、自民党に籍があれば政権与党として、公務、政務で国や県に要望、陳情し、そして、柳井市民の現状や政策や重要なことをお話を聞く、そういうようなことで、我々の会のほうにもコミュニケーションを図って、顧問としての重要な役割があるわけであります。形だけが自民党で、柳井支部が存在しないのであれば、他の支部へ所属されておられても構わないが、地元選出市長が、他地区に籍を置いておきますと、柳井支部としてはばかにされているのか、こけにされているのか、そこには自民党役員、党員として、市長の政策に反発している方や、議員たちもおるわけであります。市長と議会が乖離している要因がそこにあるわけでありますが、このことについてどのように思われますか。 2番目として、複合図書館建設計画であります。 来年度、柳井市長選が行われますが、大方の予想は、図書館建設が最大の争点と思われます。新型コロナウイルスの影響で、再度予算を延長をされるか、来年度の予算編成は見送られるのかをお尋ねするものであります。 一方、その相手方新人候補予定者は、市民の理解が得られないと、この計画は進めるべきではない。一旦立ち止まって再検討すべきだとの考えであると、慎重な表明をされているわけであります。 そこで、柳井市長は、この問題について、正攻法で堂々と複合図書館の建設を公約やマニフェストに掲げて信を問うのか、それとも3期の実績を全面に訴えるのか、もし万が一、当選をされたならば、コロナウイルスが終えんの暁には、再度、建設費を計上するかを、お尋ねをするものであります。 3点目が、JR南口の開設についてでありました。 今までに何度も本会議や委員会で、柳井駅の南口の開設について質問をいたしました。しかし、毎回の答弁は、多額の予算や地元の負担が掛かり、引き続き研究や検討、協議をいたしますとの繰返しの答えであります。 今回、管内視察を行いましたところ、エレベーターと陸橋は、ほぼ完成をしております。しかし、今まで検討、協議するはずの念願の南口の開設の気配は一向にございませんでした。 カリヨン広場まで2mか3mの距離で、カリヨン広場が近くにありますが、あれだけ多くの市民や商工会議所からも継続要望が出されておりますが、今の計画は期待外れで、全く中途半端であります。市民の公約・マニフェストは尻すぼみであると。そういうことで、柳井市長は、JRとどこまで突っ込んで話をしたのか。ぜひ、市長とJR、JRの方もやはり市長とじっ懇的に話をしてみたい。市長もどこまで、どういうふうにやって、どういうふうに経過で断念をしたのか。また、今後やる気があるのかないのかを、お尋ねをするものであります。 4番目が、自助・共助・公助についてでありまして、菅首相の所信表明は、自助・共助・公助、そして絆であります。これからの新しい時代の生き方、学び方、脱コロナへの在り方、行政任せ、あなた任せでなく、まず自らが実践し、お互いが助け合い、物事が完成した時の喜び、そこには柳井で暮らす幸せや郷土愛にもつながると確信をいたします。柳井市長のこれから目指す人間像、社会像についてをお尋ねするものであります。再質問が要らないように明快なお答えをお待ちしております。〔君国泰照降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、再質問が要らないようにということでありますので、明快かつ詳細に、君国議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、1点目の御質問、私が所属する政党支部についてのお尋ねでございます。 私は、3年前の平成29年11月に入党をしておりますが、まず大きな背景として、その当時、安倍総理が自民党総裁選の3選を目指されていたということがございました。そういった中で、知事を含め、県内全ての首長が党籍を持つことで地元からの後押しをするという意味合いであったと認識をしております。そうした背景と実情の中で、複数の首長が私と同様な形で党籍を持たれたと仄聞しておりますが、私は、入党手続の際に紹介者となっていただきました方の所属される地域支部に所属する形で入党をしております。 次に、複合図書館についてのお尋ねでございます。 柳井商業高等学校跡地の利活用に限らず、あらゆる行政施策については、市民はもとより、市議会の皆様の御理解をいただいて、つまり真っ当な手順・手続を経て、ようやく進められるわけでございます。したがいまして、これまで同様に、本市が進める施策については、一つひとつ、市民の、また、市議会の御理解をいただけるように、努力してまいる所存でございます。 より具体的には、年明けに公表する政策集において言及したいと考えておりますが、まず、私は人口減少の時代において、これからの公共施設は、初期投資や維持管理コスト、効率化・効果的といった観点から、複合的な役割が求められると考えてまいりました。 例えば、この間、整備してきた施設には、本年9月1日から供用開始されている伊陸地区のように、老朽化した小学校、公民館、出張所を独立して整備するのではなく、複合教育施設として整備することで、建設コストやランニングコスト、スクールコミュニティの推進、夢プランの実現といった地域づくりの拠点となるものとなっております。 そうした中、柳井商業高校跡地に建設する複合施設については、図書館機能にとどまらず、将来的な市文化福祉会館の老朽化にも対応し、避難所としての防災機能も備え、人口減少対策や少子化対策としての子育て支援機能、市民活動支援機能など、様々な役割が求められております。 そうした中で、私が特に思うのは、お家でも仕事場や学校でもない、第三の場所、いわゆるサードプレイスとしての役割、意義についてでございます。 例えば、本市では人口減少が進行している一方で、本市におけるお一人暮らしの方の人数は、国勢調査によりますと2005年4,074人、2010年4,422人、2015年4,701人というように、年々増加してきております。 そうした中、私たちが構想し目指してきたのは、幼児から御年配の方々まで、外国人の方も、市民に限らず広域からも、いつでも、毎日でも、何時間でも、晴れの日も雨の日も、複数人で、また、お一人でも気軽に立ち寄り、滞在し、充実した時間を持つことができる場所でございます。読書だけでなく、調べ物、宿題、勉強会、映画鑑賞、ものづくり、リモートワーク、世間話まで、お一人お一人が思い思いに過ごすことができる空間でございます。 こうした多様な活用ができる場を、市民お一人、年間約2,000円弱の維持管理費を御負担いただきながら、将来にわたって提供していくことの意義について、財源や都市計画上の制約も踏まえつつ、賛否を超えて、より広く市民の皆様が考えていただく、そういった市民世論が形成されていくことが望ましいと私は考えております。 もちろん、現在の感染症の感染拡大の状況下においては、まずはその対策を最優先に取り組むべきであると考えておりますが、感染症の収束を見極めながら、議論が深まり、広く万機公論に決していくべきであると考えております。 次に、JR柳井駅南口の開設についてでございます。 議員、御指摘のとおり、現在、JR柳井駅におきましては、新しいこ線橋やエレベータの新設整備などが進められておりまして、その姿、形が認識できるようになってまいりました。 この新しいこ線橋は、これまでのこ線橋と同様、改札口から順に、1番線ホームと3番線、4番線ホーム、そして5番線ホームの3か所を連絡し、階段と併せエレベータ3基が整備されます。 この事業は、鉄道事業者であるJR西日本が、柳井駅を主要駅と位置づけ、高齢者、障がい者、妊産婦など全ての方々にとって利用しやすい鉄道駅となるようバリアフリー化事業の一環として取り組まれているものでございます。来年、令和3年3月の完成、供用開始に向け、建設工事は順調に進んでいるとお聞きをしております。 そこで、議員お尋ねの駅南口の開設でございますが、8年前に私自身のローカル・マニフェスト2013にも、駅のバリアフリー化と併せ研究を進める旨を掲げておりました。また、経済団体からも御要望を頂いていることから、これまでの間、本市では調査、検討を行ってまいりました。 その結果、駅南口を新たに整備する際の課題として、まず、南側からの動線の確保が困難であるという問題がございます。 駅の5番線ホームの南側に面するJR西日本及びJR貨物の所有敷地は、現在、JRと民間事業者との事業用定期借地契約により、大規模小売店舗が立地しております。その店舗運営に必要な通路が存在するために、駅南口の開設に必要なスペースを新たに整備しなければならず、このことにより建設費が大きく膨らんでまいります。 また、駅南口を管理運営する際の課題といたしまして、人員配置とそれに伴う経費の問題がございます。 県内で主要駅と位置づけられる柳井駅では、仮に自動改札が導入された場合においても、適切な改集札業務、円滑な旅客案内や利用者の安全確保の観点などから、片方の駅南口のみ無人化することは現実的ではないと認識しております。そのことから、本市が高額な管理運営費を将来にわたって継続して負担することになります。 参考までに、柳井駅と同規模の類似駅において地元自治体が改札口を設置した先行事例では、人件費、機械経費、光熱水費等を合わせ、管理運営費として年間約1,200万円を要しております。 このように、現時点では、駅南口の整備に対する課題は数多くある一方で、この度のバリアフリー化事業に際しましては、将来的な駅南口の可能性を視野に入れつつJR西日本と様々な協議を重ねてまいりました。 具体的には、バリアフリー化の計画協議において、当初、JR西日本からは柳井駅の5番線ホームを廃止することについて提案がございました。 市からは、5番線ホームが廃止されますと、柳井駅発の上り下り双方の電車が同じホームから出発することとなり、利用者が混乱する可能性があることなどの課題を挙げ、5番線ホームを存続させることでJR西日本との協議が整っております。 このことは、将来的に駅南口開設に伴う様々な問題点、課題が解消され、駅南口を開設できる状況となった場合に、非常に大きな意味を持つものと認識しております。 以上、申し上げましたような状況の中で、建設費だけではなく、開設後の管理運営費、とりわけ人員配置に伴う人件費も含めて、地元自治体が全額負担する仕組みである中で、必要性は十分に認められるものの、現時点でのバリアフリー化事業に合わせた開設は見送ることとし、将来的な検討課題としているところでございます。 また、南口開設と併せ御要望をいただいております改札の機械化につきましては、ICカード乗車券の利用サービスエリア拡大に伴い、柳井駅におきましても令和4年春頃から供用開始されると伺っております。 このことは、コロナ禍においても、その時期等に変更はないということでございますので、対面での接触機会を減らすことができる点からも一日でも早いサービス開始が期待されるところでございます。 さらに、駅周辺におきましては、市といたしまして、柳井駅南北地下道、柳井駅前自転車駐車場、中央歩道橋等のリニューアルなど、長寿命化対策等の環境整備に取り組んでいるほか、さらに、市ではJR西日本の協力を得て、駅舎に隣接する位置に、多機能トイレも含めた新しい公衆トイレを整備することとしております。 こうした様々な取組を踏まえ、JR柳井駅におけるバスやタクシーとの乗換えを含めた公共交通の利便性が向上し、こういったことが一層図られていくものと考えております。 本市にとりましては、JR柳井駅は、大変重要な交通結節点であるとの認識から、今後ともJR西日本と連携しながら、JR柳井駅を市民共有の財産として安心して快適に御利用していただけるよう努めてまいります。 いずれにいたしましても、JR柳井駅を中心とした市街地において、様々な都市機能が集積されたコンパクトなまちづくりの進展と相まって、鉄道駅の役割・ニーズが変化していく中で、駅南口の開設については今後とも適時適切に判断すべき課題であると私は認識しております。 最後に、自助・共助・公助について、私がこれから目指す人間像、社会像についてのお尋ねでございます。 まず、このたびの南浜遊休地への大型企業誘致の案件では、土地所有者の日立製作所の方々に大変な御協力をいただいております。 その日立製作所の役員の方からお聞きした話として、感染症防止のため、2月以降、現在も、製造現場を除いて広くリモートでの、つまりは、在宅での勤務が継続して行われているとのことでございました。 特に、東京駅に隣接する丸の内の本社では、現在も2割程度の出勤となっており、当面、こういった形を取られるとともに、今後は、むしろ、在宅勤務こそが基本で、転勤も在宅でという形にもなり、国へも労働法制の見直しを働きかけていくとのお話でございました。 在宅勤務が常態化することで、満員電車での通勤がなくなり、高い家賃の狭い部屋で暮らすことも、必ずしも必要ではなくなってまいります。 一方で、お子さんがいらっしゃる方にとっては、子どもと接する時間が長くなり、趣味をお持ちの方は、余暇に費やす時間を増やすこともできるようになります。 こうした流れを踏まえますと、本市のような海と山に代表される自然が豊かで、かつ商業施設や医療機関などが集積し、町なかの利便性が高い、首都圏へのアクセスも向上した、こういった環境が、非常に大きな一つの強みになる時代が到来しようとしているというふうに私は考えております。 そうした中で、人にも企業にも選ばれるまちとして、本市でのリモートでの働き方や暮らしの魅力を、市民、事業者、行政が一体となって発信してまいりたいと考えております。 社会のデジタル化、5G、ドローンや自動運転技術など、今後10年間の劇的な技術革新を、上手に私たちのまちでも活用して、課題を解決していくということになります。 20年後、団塊ジュニア世代が高齢者となる、今以上の超高齢化社会の到来や、2045年の技術的特異点、シンギュラリティと言われるAI、人工知能の存在など、社会の在り方が大きく変わっていくことに対応していくということになります。 さらに、政府は、今月6日、2050年までに温室効果ガス排出をゼロにする目標達成に向けて、住居や移動手段などの生活面での取組を工程表としてまとめる方針を固めるなど、30年後、2050年、脱炭素社会、地球温暖化防止のための様々な取組も、今から始まっております。 そのうちの一つが、これからやってくる電気自動車の世界的な普及でございますが、今回、株式会社トクヤマが、本市に開設する先進技術事業化センターでは、その電気自動車の部品であるパワー半導体の放熱基盤を研究・開発し、生産、量産していく計画であり、私はそうした地元企業の取組が、EV革命と言われるグローバルに起きる変革を、ローカルに、身近に感じられる絶好の機会にもなると考えております。 そうした世界的視野と、足元を見る視点を持ちながら、グローバル、ローカル、両面から複眼的に社会を捉え、社会の多様性を尊重し、人々と日々支え合い、学び合い、高め合い、試行錯誤しつつ、自ら我も人もの幸せを実現していく中で、自助・共助が醸成され、それらを補完する意味でも社会のセーフティネットとしての公助が果たすべき役割が定まってくるものと考えております。 一歩一歩、そうした地域社会の形成に向けて、私は、着実に歩を進めてまいりたいと思います。以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) まず、1点目でございます。 市長のお答えでは、紹介者があって、紹介者のほうに籍を置かれるということでございますが、いろいろと自民党のほうでもそれぞれ県連があって、そして各支部があって、それと支部の中でいろいろと皆さん方にもお話ししている、討議する、それからまた助言を頂くということがあるわけでありますが、やはり市民の感情からしたら、市長は、やはりよその大畠の、大島の支部よりは、やはり県会議員も今回、顧問になられましたが、柳井市において、やはり柳井の実情を生の声で聞いていただく、一般質問等でもいろいろと討議がありましょうが、いろいろとその中で、陳情とか、請願とか、いろいろまちづくりのこととかお話がある。そうした中でもぜひ仲間に加わっていただきたい。やはり、せっかく柳井の市長だから、やはりよそで党籍をやるのではなくて、柳井の支部に、ぜひ籍を置いてほしいという大方の意見があるわけであります。 だから、市民の方も新聞なんか見られても、ありゃ、おかしいの、何で大島の支部に入っちょるんかって、そういうふうな感じが持たれる方が多いわけでありますが、その点はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(山本達也)  井原市長。 ◎市長(井原健太郎) 先ほど申し上げたような、当時背景があって、県内でも他の首長も含めて、こういう形になっているということでありまして、当然、私自身の思いというのは常に、この柳井市と共にあるわけでありますので、引き続いて、柳井支部に所属しておられる君国議員さんをはじめ、そこがやはり基本になるというか、まさに柳井市のために私はここに存在しているわけでありますので、その党籍がどこに入っているからといって、この地元をもちろんないがしろにしているということはあり得ませんし、そういった意味では柳井支部に所属という形で、そういう方、いらっしゃる方はもちろんですが、様々な方としっかりと連携をしていくということは当然のことながら極めて重要であるというふうに認識しております。 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) やはり、やっぱり市民のために一生懸命頑張るということはよく分かるわけでありますが、支部規則なんか見ますと、5章、顧問を置く、21条に本部、支部に顧問を置くと、こういうようなこともあるわけでありますが、やはりそういうような時にもある程度、柳井の支部の方にも顔を出して、支部の大会とかいろいろなことでも、やはり綿密な話合いをするとか、やはり議会や一般質問ではなく、日ごろから市民とのコミュニケーション、そして議会のことでも、あっ、こう思うちょるんよ、ああ思うちょるんよ、率直なコミュニケーションを取った議論をやらないと、いつまでたってもボタンの掛け違い。話がいつも市長が言いよる、議員が言いよる、こう思うちょる、全然食い違いがあるわけであります。やはりそこら辺は議員と、全部とは申しませんよ、議員の中にもやっぱし市長の考えにも乖離しちょるんではないか、そういうような気がするわけでありますが、ぜひその辺もしっかりお考えになって、それぞれ誰から見ても柳井の議会と市長は分かれちょるんでは、こんな不細工なことはないと思います。ぜひその辺も一考をお願いしたいと思います。 それと、複合図書館の建設計画でありまして、やはり、今おっしゃいましたように、市長がるると、今からのせめて学校とかいろいろなことも複合してやっていきたいというお話を聞いたわけでありますが、やはり市民の方も思いがそれぞれ皆違うてくるわけでありますが、私はどっちか言うと、まちづくりの中核に、ぜひ図書館を、ぜひ置いて、それぞれ、市長がおっしゃいましたような、いろいろな方が集い、助け合い、学び合い、そういうふうな活気作りのまた一つの玄関口になるのではないかと思いました。その辺は非常に賛同しちょるわけであります。 やはり、市長の希望もいろいろと、いろいろな市民の方の意見があるわけでありますが、やはり、この前の歌の文句ではありませんが、「泣くな迷うな苦しみ抜いて人は望みをはたすのさ」と、やはりぜひ、今はあなたが市長ですから、市長として市民の意見を聞きながら、そういうふうに粛々とやっていただきたい。それから、また、「雪の深さに埋もれて耐えて麦は芽を出す春を待つ 生きる試練に身をさらすとも意地をつらぬく人になれ」、そういうふうな歌詞があるわけであります。やはり、ぜひ思ったらああ言うた、こう言うたから、こっちひょろひょろ、こっちひょろひょろというんではなくて、信を貫いてやっていただくように思いますし、また、選挙の公約なんかでも、やはり、マニフェストなんかいろいろと項目がありますが、そのマニフェストの中には、今度の選挙の、選挙ではない、図書館のことは掲載をされるんでしょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 来月1月に、政策集ローカル・マニフェストを改めて公表して、広く市民の方々に発信してまいりたいというふうに考えておりますので、この柳商跡地の問題も大きな課題の一つでありますので、様々、政策の中に入ってきますが、その一つとして、しっかりと私なりの考えを市民の皆様にはお伝えできるように盛り込んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) やっぱし、マニフェストというのは、皆さんよく読まれるわけでありまして、そういうようなことに、やっぱり本当の柳井の市長の心髄、何のために、誰のためにやるか、やはりぜひ出していただきたいように思います。 そして、それぞれが、またああいうので3期をやられたことが少しずつ花が咲いております。やはりその辺の花が咲いたことも、仰々しくやりましたちゅうんではなくて、やはりこうこうこうで、こういうような結果になりました。こういう思いで、こういうふうになりましたというのを、ぜひまたマニフェスト等にも掲げていただきたいように思います。 それと、南口でございますが、やはりいろいろと検討されておるわけでありますが、これは、2013年2月、2016年11月、2017年1月に、それぞれマニフェストに、バリアフリー化を、で南口の開設っていうことで載っているわけでありますが、やっぱし物事をやるのに、そう簡単には進みにくい。中には簡単にすっすっと行く時もあるが、いろいろと問題もありましょうし、その辺の報告も、委員会なんかでも、こうでした、こうでしたいう細かい説明が全然ないですね。いや、今協議しています、今協議しています、そういうふうなことばっかりでから、回答いただいているわけですが、実際に具体的にどういうふうな問題で今こういうようなのですよ、こういうようなのですよというのを、ぜひ委員会でも逐次報告をしてほしかったわけであります。 私も、この写真をずっと、入場金の150円を払うて、写真をみんなずっと撮って、あっ、ほいじゃけど、あと2mか3mでもうすぐいけるんではないか、素人が簡単に考えておりますが、この辺もJRとやっぱし、しっかり協議を、またぜひしていただいて、どういうふうにトップに、政治力を使っていただいて、JR西日本のほうにもやはり強力に、市民がこう思うとるちゅうこともやっていただきたいと思いますし、費用も最小限でできる、もうちょっとJRの方も交渉する余地があるのではないかと思いますが、ぜひやっていただきたいように思います。 相手方の候補のことを先に言うちゃいけんが、やはり生活の向上で、柳井駅の南口の建設を取り上げるっていうのをしっかり書いてあります。人によっちゃ、あっ、今の市長ではいっそうやっちゃあくれんが、今度の新しい候補はやるど、そういうふうな気持ちがあるわけであります。 今から、自助・共助・公助ということも、今から本当に必要ではなかろうかと思うのです。私の家の家訓というのは、また、教えは、地位や名誉や金や財産でなくて人としてのまごころをもって真の真人間になれと教わったわけであります。やはり市長の出馬を、シンセリティーの言葉ちゅうのがあったのですね。私は英語よう分からんけえ、辞書を調べますと、やはり誠意、まごころ、そういうふうなことが、誠実がありました。やはりこれも、今からは非常に人間としては大事なことだと思います。やはり人心がもう揺れ動いておる中で、やはり人間としての真っ当な生き方というのを、市長はやはり、ただ、精も根もありましょうが、ぜひそういうふうなことも教育委員会も通じまして、人間としての正しい生き方、市長のまごころとはどういうことかちゅうことも、ぜひ率先して教えていただきたいように思います。 あとあれです、これは、こういうふうなのを皆さん見られましたか。これは映画で鬼滅でございます。やはり、「夜は明ける。想いは不滅。」、やはりそういうようなことをぜひ、思いというのは、ぜひ自分の心の中に燃やして、人のため、世のために尽くす、そういうふうなことを我々も願っておりますが、そういう意味で、柳井市も頑張っていただきたいと思いますし、弱き人を助ける強く生まれた者の責務ち、責任を持って果たさなければならない使命がありますよと、そういうふうな映画を見て、載っておりました。 こういうようなことも、ぜひ、柳井市をまっすぐ、市民が生活できるように頑張っていただきたいいうように思っております。よろしくお願いします。 ○議長(山本達也)  以上で、君国議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  午後1時まで休憩といたします。午前11時35分休憩                              午後1時00分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて一般質問を続けます。 次の質問者、坂ノ井議員。〔坂ノ井徳登壇〕 ◆議員(坂ノ井徳) 新政クラブ、坂ノ井でございます。昼から眠くなるだろうと思いますが、お耳だけはぜひぜひこちらへ向けといていただければと思います。 まず、3点挙げておりますが、鳥獣対策であります。 この鳥獣被害対策につきましては、十二、三年ぶりの質問ですが、質問した当初は、まだ平郡はおろか、伊保庄にも被害報告がなかったと記憶しております。ところが、この三、四年、あるいはもっと前辺りから被害は格段に増え、電気柵、メッシュ柵などの補助を頂いておりますが、イノシシの増える数は我々の想像を超えていると思いますが、通常は10月半ば頃から山へ帰っていきますが、今年は11月になってもまだ周辺をうろうろしておりました。併せて、かつて大捕獲作戦の猿の駆除もどこへ行ったのやら。猿の被害も再び聞くようになりました。 先日、福岡で猿の逃走劇が報道されたばかりですが、農家の被害のみならず、イノシシも猿も出くわせば向かってくる極めて危険な動物であります。柳北地区では柳北小学校の付近で猿の目撃情報も寄せられております。 人間に被害が及ぼさないうちに次なる防除・駆除の手だてを講じていただきたいと思いますが、行政としてどのような対策を講じられるのかをお伺いいたします。併せて、他市では既に狩猟免許の更新費用を一部減免され、鳥獣被害の対策の一環としておられる行政もあるように伺っておりますが、柳井市ではどのようにお考えかをお伺いいたします。 次は、柳井川、土穂石川の美化についてでございます。 本年6月に山口県では、この2河川を洪水浸水想定区域に指定されました。それを受けて柳井県土木に地元の要請もありましたので、柳北小学校より下流域のしゅんせつの依頼にまいりました。窓口では洪水浸水想定区域に指定されたことを御存じなかったので、浸水、洪水が起これば県の責任であることをよくよく申し上げて帰りましたが、いまだ履行されておらないのが残念であります。壁面や護岸に草木が生えており、川の流れに支障を来すだけでなく、特に柳井川を上り下りされる方にとって、川がとても汚く感じておられる方は少なくないと思います。そこで、県の管理であることは重々承知をした上でお願いをいたしますが、この汚い川の美化を県に強くお訴えいただきたい。衛生上、子どもの教育上からもきれいなほうが良いに決まっています。何とかきれいな川の復活をお願いしていただくことを切望いたします。 最後の質問です。コロナ対策でありますが、コロナウイルス感染拡大対策については、本年9月の一般質問で、コロナPCRの検査については、広域でドライブ・スルー検査が行われるように計画をしているとの答弁があり、現在、検査体制が確立され、週2回の検査が行われております。 誠に結構なことだと存じますが、今回の質問は、コロナ禍の中で年末、年始の経済対策、これは極めて難しい問題でありますが、また、必ずしも年末、年始にこだわるわけではないのですが、ありがたいことに、いまだ柳井発のコロナ患者が出ていない現状を踏まえ、事業継続化給付金などのような対策のほかに柳井経済を維持するための方策として、光市のような新型コロナ対策推進宣言事業所の募集対策を講ずる必要が、これがこれなのですが、光市が出しております、光の商工会議所が中心になってやっておりますが、光市のような対策を講ずる必要があると私は思いますが、柳井市としてはどのようにお考えかをお伺いをいたします。後ほど再質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。〔坂ノ井徳降壇〕 ○議長(山本達也)  井原市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、坂ノ井議員の御質問にお答えをいたします。 私のほうからは、大きな3番目の御質問、年末、年始のこのコロナ禍での経済対策ということでございます。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、関係機関と連携しながら、外出や移動の自粛等により、被害が深刻である飲食業や宿泊業への支援や、国の支援策への上乗せ、国の事業の要件に満たない市内事業者への支援など、必要な支援策を段階的に講じてまいりました。 特に、給付金の早期支給は、事業継続のために一定の効果があったものと認識しております。 今後は、長期化するコロナ禍の中、消費者の購買意欲を高めていく必要があると考えております。 そうしたことから、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、消費を下支えするため、やない暮らし応援買物券事業として、今月1日より、プレミアム付商品券の販売を開始しており、既に1万セット以上、御購入いただいているということでございます。 なお、近年のプレミアム商品券では、大規模店での利用が約8割を占め、中小店舗での利用は限られたものとなっていたことから、今回は、登録された全ての店舗で使用可能な共通券1万円分と中小店舗でのみ使用可能な小規模店専用券5,000円分を組み合わせております。 市民の皆さまにも、この買物券を御購入いただき、御利用いただいて、本市の事業者の方々への支援に御協力をお願いしたいと思います。 また、本事業では、新型コロナウイルス感染症対策に取り組むことが、登録店舗となる要件としておりまして、山口県や、先ほど議員から御指摘いただいたような光市が行っております、取組宣言店のポスターと同様に、感染防止対策取組宣言の欄を設けております。各店舗の取組に基づいて宣言をしていただき、店先に掲示するとともに、市のホームページでも新型コロナウイルス感染症対策を実施している店舗として御紹介しております。 安心してお客様に御利用いただくために、新しい生活様式や各業種によるガイドラインに沿った営業を実践していただくよう、柳井商工会議所、大畠商工会及び柳井料飲組合などと連携して、今後も啓発を行ってまいります。 また、市が行う事業のほかにもGoToEatキャンペーン事業として、山口県が発行総額100億円で発行価格1セット1万円のGoToEatやまぐち食事券を発行し、飲食店を支援しております。こうした事業のPRも引き続き行い、市内店舗の支援に努めてまいります。 消費拡大を一過性で終わらせないために、引き続き必要な感染症対策を実施しつつ、本市の経済を下支えすべく、国や県の施策とも連携し、今後とも引き続き刻々と変化する状況に応じて段階的に取組を進めてまいります。 そのほか大きな1点目の御質問、鳥獣対策、大きな2点目の御質問、柳井川、土穂石川の美化について、これらに対しましては関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) それでは、1番目の鳥獣対策についてお答えをいたします。 本市の鳥獣被害対策につきましては、これまでも捕獲対策と防護対策を併せて行うことを基本として取り組んでおります。 まず、捕獲対策といたしましては、平成24年度から国の鳥獣害防止総合対策事業によりまして、イノシシ用の大型箱わなを購入し、現在130基を柳井市猟友会へ貸出しを行いまして、その全てのわなを市内各所へ設置をしております。今年度は10基追加購入し貸出しを行います。 捕獲頭数につきましては、柳井市猟友会の御協力のもと、令和元年度は、その前年度より237頭少ない692頭と減少傾向も見られましたが、本年度は既に900頭を超える捕獲頭数となっております。 次に、防護対策として、農産物等の被害防止のための電気柵、ワイヤーメッシュ柵等の設置に係る費用の補助制度を実施しております。補助制度では、個人での取組につきましては、補助率3分の1で、補助限度額10万円、共同での取組につきましては、補助率2分の1で、補助限度額20万円として補助をしております。 また、狩猟者育成確保の観点からの狩猟免許取得に対する支援といたしましては、山口県からの経費の助成のほか、柳井市につきましては狩猟免許の更新につきまして2,900円の手数料が必要となりますが、その2分の1を猟友会が補助することとしております。 次に、猿捕獲対策用大型囲いわなにつきまして、余田地区の畑、日積地区の川谷、大畠地区の大久保の3地区にそれぞれ1基ずつ設置をしております。 囲いわなにつきましては、地元において、周辺の草刈りや餌の管理等の維持管理をお願いしておりますが、設置以降合計42頭の捕獲実績がございます。 最近では、議員御指摘のとおり、農村地域だけではなく、市街地周辺まで出没が確認されておりますことから、有害鳥獣に強い集落づくりを進めるため、山口県東部地区鳥獣被害広域対策協議会や、中山間地域等直接支払制度に取り組んでいる集落の活動と連携をし、里山周辺の林野部への緩衝帯の設置に取り組んでおります。 引き続き、そうした取組を進めるため、鳥獣被害防止等について、県・市・住民・猟友会などが、それぞれの役割分担のもとで連携して対策を進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) それでは、続きまして大きな2番の柳井川、土穂石川の美化についてお答えいたします。 まず、1番の壁面の草木により河川の流れに支障あり、また、汚いので美化を訴えますについてでございますが、議員御承知のとおり、柳井川、土穂石川は、山口県が管理している二級河川となります。 管理を行っています柳井土木建築事務所では、堤防や河道の状況などを把握するため、定期的な点検・巡視を実施し、点検の結果、河道内の堆積土砂や樹木などが川の流れを阻害している場合には、緊急性や事業効果などを総合的に勘案し、堆積土砂の撤去や樹木の伐採等が行われております。 具体的には、平成30年7月の山口県東部を中心とする豪雨により、島田川の堤防が決壊したことを踏まえ、柳井川においても緊急対策事業として、約8,000万円の事業費により、平成31年に石井ダム下流付近から女学校橋までの区間について、堆積土砂の撤去や樹木の伐採等が実施されております。 また、土穂石川においても同様に、平成31年に約4,000万円の事業費により、新庄小学校から上流の区間について、堆積土砂の撤去や樹木の伐採等が実施されております。 これまでも県が管理している河川の堆積土砂の撤去や、近年では特に護岸から生えた樹木の伐採と河川の環境美化に関する要望が市民から多く寄せられており、その際には、柳井土木建築事務所へ連絡し、対応をしていただいております。 また、今年11月に県に提出しました、令和3年度県予算等に対する要望書では、二級河川の総合的な治水対策として、草木の除去や土砂のしゅんせつなどの治水安全性の確保や水辺環境の保全に対する配慮について要望したところでございます。 このほか、昨年の7月28日には、一般社団法人柳井青年会議所が創立60周年記念事業の一環として、二級河川黒杭川の落合橋から上流にかけ、河川内の草刈り作業を、地域の団体や住民の皆様と共に実施されました。 このように、河川環境美化については、上流から下流までの河川の状況や地域の実情などを考慮し、地域での対応が可能な箇所については、地元自治会や地域コミュニティ等とお互い連携した体制作りも必要と考えております。 このことも含めまして、堆積土砂の撤去や樹木の伐採等など、治水安全性の確保や環境美化について、市からも引き続き県へ要望してまいります。以上でございます。 ○議長(山本達也)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) まず、川の美化からお話しさせていただきますが、何でもきれいなほうがいい、川はきれいなほうがいいということなのですが、私がイメージしておるところの川は、田布施川の交流館そばを流れるあの川とまでは言いませんが、一つは子どもが見ていて、今の柳井川、あるいは土穂石川を見ていて、子どもはこれでいいのかな、汚いなと思うか思わないかっていうのも一つ大きな問題だと思っております。 柳井市の教育振興基本計画の中にもありますように、自分を愛し、ふるさと故郷を愛する教育の推進とあります。正に、こういうところで外へ就職したり、あるいは大学生で外へ出たりする時に、初めて田舎のよさが分かるんだろうと思います。 ですから、これはもう本当にお願いしかないのですが、私も実はボランティア、柳北のボランティアを集めてやろうというふうに呼びかけはしたことあるんですよ。ただ、これがやっちゃうと当たり前になっていくんです。それが一番怖いんです。毎年やらなければいけませんから。JCでしたか、あれはありがたかったんですけれども、翌年にはもう何があったのっていうぐらい草木は繁茂しますので、やはり定期的な管理といいますか、これは特にお願いをしておきたいと思いますし、今、説明がありましたように予算化は知っておるのですが全然進んでないのです、しゅんせつも。 ですから、今年の6月に行きましたら、たまたま窓口が分からなかったので、先ほども申し上げたように、何かあったら県の責任だよと、ちょっと捨てぜりふ的な話をしてきたんですけれど。 それはそれとして、とにかくできるまで何度も何度も、また状況によっては私もついてまいりますから、何度も何度もお訴えいただきたいと切望いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 鳥獣対策です。直近の農業センサスによりますと、県内の農業従事者は約1万6,600人、平均年齢は72.3歳、全国で最高齢というふうに報道されました。72.3ですから、もう10年たったら皆80ですから大変な年になっていくんですが、残念ながらその前に、その前にもう、この中で五、六人農業に携わっている方がおられると思いますが、もうその前にこっちがアップアップしておりまして、こんなことでいいのかなといつもいつも思っているのですが、この前、学校給食で地産地消の割合の質問もありました。当然そういうことにも響いてまいります。大変な問題なのですが、それかつってどうだというふうに今はなかなか手だてがないと思いますが、が、とにかく知恵を絞っていただきたい。 そして、もし願わくば広域で、ジビエを生産する車が、1日仕事ぐらいの能力がある車があるんですが、これは広域でないとなかなか難しいと思いますけど、そのジビエを作るための目的ではないのですが、そうは言いながらやっぱりとって還元していく、とって還元していくこと以外に今のところ私頭に浮かびませんもので、そういった対策の仕方もあろうかと思います。広域での捉え方が。その辺もありとあらゆる知恵をめぐらせていただいて、今申し上げたように、県全体で72.3歳ですから、もう推して知るべしです。柳井の農業はいずれなくなる可能性が高いというふうに思われますが、ひとつぜひとも、これもお願いにならざるを得ませんけれども、お願いよりも、やはり実効的なものを一つ編み出していただきますようにお願いしたいと思います。 それと、続けてコロナ対策ですが、私が一番申し上げたいのは、その前に、この応援買物券です。柳井市は1万円で1万5,000円、割とよく出ている。給付とすればよく出ているほうだと思います。1万3,000円のところが大体多いですね。ですから、まあまあそれはそれでいいのですが、問題は消費者のほうから動いていかないと、これはこれでいいのですよ。これはこれでいいのですが、消費者のほうがもっと動いていかないと、訴えていますだけでは駄目でね。東京も昔やりましたね、半年前ぐらいにね。今、光がやるのですが。東京は申請だけでこういうのを発行しているから、あれ失敗したんですが、今、光は一緒になって、行政と一緒になってチェックしてやるというふうに今聞いておるのですが、例えばお店の中に、行政そのものがって、保健所の話になるのかもしれませんけれど、要は飛沫をどうするかっていう話ですよ。飛沫処理を、問題はそこに問題があるわけで。 例えば、今日、昨日ですか、新聞に出てました。完全個室で安心宴会をちゅうので市内のホテルさんが徹底感染対策をというのが日日新聞に出ておりました。また、11月の中旬でしたか、ほかの所で懇親会がありまして、私、それも参加したのですが、こんな大きなテーブルに4人掛けでというふうなこともしておられました。 それぞれ感染対策はしておられるのですが、それはこういうふうに広報があって初めて分かるわけです。ですから、もう少し、もう少し、どうですか、市と商工会議所がやはりこういうようなものを、行ってみて、あっ、ここはこのぐらいのことをやっているのだと。もちろんその間にこれだけのことをお店にも守っていただいています。例えば、温度測るやつがありますね、あれをやっています。それから、住所を書いていただきます。そこまで書いていただいてもいいのではないでしょうか。その上で、例えばですよ、住所はどうかというのはまた別問題としても、そのぐらいやって安全ですと。それから飛沫がならないように1階の窓口なんかも、何ですか、ビニールのカーテンちゅうのですか、ありますし、そういうようなのは、ある程度これだけのものがあるものを合格ラインとして、市と商工会議所がこういうものを出していくということで、あっ、ここはちゃんとできているというのは、外から中に行った時にすぐ分かるような体制を作っていただきたいと思うのです。 それで、柳井発の感染者が起きていないわけですので、余り恐れ過ぎてもいけないのではないかなというふうな気がしております。私は割とこう、あっちこっちで、おまえあれをやれよ、これをやれよといって命令されるほうなのですが、それでそういうふうに声をかけていくと、いや、今コロナだからとか、うちのお母ちゃんがうるさいからとか、そういうふうな言葉がいっぱい返ってきます。それを払拭する、もう一つ行動が欲しいのです。なかなかこれ言葉に通じにくいと思うのですけれども、特にホテルやら何やらの所は割とやってらっしゃいますが、料飲関係がね、いわゆる夜の町というのですか、の辺りが非常にずさんであるというふうに言っても過言ではないと思います。 かつて私が大学生の頃に、人口割で柳井市は飲み屋が多いという報道がかつてあったことがあるのです。40数年前の話ですが。皆、お酒嫌いな人はいないと思いますので、またそういうところがまた人間関係が、ノミニケーション、人間関係ができやすいところでもあります。テレビなんかで見てみますと、こうやって飲んで、またこうやってつって言っている政治家がおりますけれども、それはそれで理屈としては分からないでもないですが、そんなもん一々やりますかね。 ぜひぜひコロナに、コロナにまず打ち勝つ施策というものを、今私が申し上げたように、もう一つ、もう一つ突っ込んだ施策が欲しいですね。そうしないと、一回つぶれたりなんかしますと、経済を起こすというのは物すごい難しいのですよ。あるいは縮小しますと2倍も3倍も時間がかかります、戻すためにね。かえりゃいいけれども、柳井は若干昔と違って経済規模が小さくなっていますので、なかなか起こしづらいところも出てくると思います。 したがって、これはこれで応援券もいいのです。柳井はよく出していただいているほうだと思いますし。ただ、問題はこれなのです。5つの感染ってあるけれども、これはこれでいいのです。お店側に守っていただくものっていうものを早く作っていただくことによって、経済が回っていくのではないかなというふうに私は思っております。 基本的に、真価は有事の際に問われるという言葉がございます。真価は有事の際に問われる。午前中に総合計画で篠脇議員が質問されましたが、市民力発揮市民力発揮は後でいいですから、とにかく市役所力を発揮していただきたい。市長いかがですか。市役所力を発揮していただきたいのですが、どういうふうに、なかなか今申し上げて難しい話でしょうけれども、どういうふうに思われましょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ある意味おっしゃるとおりだというふうに思います。 ただ、午前中申し上げたのは、大上段に条例を構えて、それで市民の力が発揮されるのであればそんな簡単なことはないのですが、やはり夢プラン、スクールコミュニティ、いろいろなやはり現場が実際にいろいろなことを取り組まれて、そういう経験が土台としてないと、幾ら条例をと言っても駄目ですよということを私は申し上げたかったわけでありまして、そういう意味では、議員さんもよく自分は柳井の知識をよく知っているのだということもおっしゃいますし、そういう面でいろいろな現場を見られて、そういう意味で市役所力というのは、市役所力だけがあったのではいけなくて、やはりそこは実際の市民の方々、今回で言うと飲食店含めていろいろな感染対策をされておられる方々、そういった意味では連携が必要だというふうに思いますし、また、今回はそういった形で宣言をしていただきますが、この辺りについては市役所だけというよりは商工会議所や商工会、料飲組合さんとも御協力頂きながら、できるだけ徹底をしてお願いをしていきたいというふうに考えております。 なお、私も議員さん、全く同感でありまして、実際にいろいろな御商売されておられる方、また、飲食店も含めて今お伺いさせていただいてみると、私たちが驚くほど様々な感染対策を実に熱心に、しかもきめ細かくやっておられるという実態もありますので、その辺りを発信していくということについては、大いに市役所力も含めて発揮していきたいというふうには思います。 ○議長(山本達也)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) すみません。私の言い方が悪かったのでしょう。総合計画そのものを私は問うたわけではありません。ただ、市民力ということがあるならば、市役所力という言葉もあっていいのではないかという意味で申し上げました。 そして、もう市長さん、1か月ぐらい前に、ある飲み屋さんに行ってらっしゃってるのも実は情報として入っているのですが、そこのお店はどうだったかっていうことも考えていただきたい。 要は、やってらっしゃる方とやってない所というのは、今まだまだこんなにありますよね。だから、柳井なら柳井で、柳井で一つの基準を決めて、その店にこういうものを貼っていくという、こういうものにしていかないと結局元の木阿弥で、東京みたいに申請だけしたら、これはこれで出して、結局そこからコロナが出たというところも事例がありますので、一つの基準をしっかり定めていただいて、厳しい基準でいいと思います、それなりに。それで経済が動くならば、これほどいいことはないと思いますので、ひとつそういう意味で、市民力という言葉があるならば、今、市役所力が、今まさに発揮していただきたい、いう意味で今申し上げました。重ねて申し上げますが、真価は有事の際に問われるということを再度申し上げまして質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山本達也)  以上で、坂ノ井議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  1時50分まで休憩といたします。午後1時33分休憩                              午後1時50分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、秋良議員。〔秋良克温登壇〕 ◆議員(秋良克温) 皆さん、こんにちは。やない自民クラブの秋良でございます。 令和2年、最後の一般質問となります。令和2年という年は、新型コロナウイルスの影響で、様々な制限の中、皆さん大変な思いをされながら、お過ごしいただいていることと思います。 多くの著名人の方が、新型コロナにより亡くなられております。また、市議会におきましては、私と同期となる、現役の議員であった、岩田雄治議員が病気にて他界され、私自身にとっても、非常にウエートの大きい激動の令和2年となっております。改めて、岩田雄治議員にお悔やみを申し上げます。 そんな混沌とした時代においても、我が柳井市において行われようとしている、複合図書館建設問題などが、新型コロナの影に潜むような形になっておりますが、井原市長の3期満了日を間近に控え、市街地では、既に選挙モードになっていると思います。 そこで、今回の私の一般質問は、ニュートラルな立場で、現在まで疑問に思い、すっきりしない部分を質問し、お答えいただきたいと思います。 まず、一般の市民の方が思われているのは、単純明快に、複合図書館は建設されるのか、今後どうなるのかということだと思います。私が今まで見てきた、この3年間の間、前進することもなく、後退することもなく、こう着しているような状態に思えて仕方ありません。4期目に向けて、市長はこれに対して、どういう対応を取っていかれるのか、お答えいただきたいと思います。 次は、2番目の質問といたしまして、市長は、なぜ民主党系から自民党にくら替えされたのか。 この件に関しては、ちょうど私が柳井市に来た時期であり、井原市長が自民党入党と、中国新聞に大々的に記事が掲載される新聞発表の3日ほど前に情報を入手しておりました。確か、2017年の11月の末頃でしたかね。 当時の柳井市選挙区選出の県議会議員で、自民党柳井支部の支部長であった星出県議と支部の幹部の方5人ほどで食事を共にした時に電話が入り、井原市長が自民党に入党されたと、しかも、支部は大島支部に所属するのだという一報が入り、非常に驚いた記憶があります。 星出県議に、なぜ、井原市長は柳井市の市長でありながら、柳井市の支部に所属されないのかと尋ねたところ、星出県議は気まずそうな表情をしながら、秋良さん、この町にはいろいろあるのですと、いずれ分かりますと、ぼそっと言われたことを鮮明に記憶しております。非常に違和感を覚えた記憶があります。 そこで、私は柳井のことをもっと知るために、ある本をアマゾンで購入いたしました。柳井市の政界のドンと呼ばれた、長谷川忠男元県議が執筆された「敗軍の将兵を語る」という本であります。 即日で読破し、なるほどなと、京都から来た私でも理解できる、柳井市の構図が見えてきました。井原柳井市長と長谷川元県議は、全く相対する政治手腕をお持ちの方だったのだなと、私なりに理解いたしました。星出県議が言われていたことが、いろいろあるのですが、その意味を少し理解できた気がしました。 井原市長の御尊顔を初めて拝見したのは、2017年度の晩秋に僧月性生誕200周年記念のイベントでありました。今年81歳になった私の母親も同席しておりまして、井原市長を見た母親が私にこう言いました、柳井の今の市長さんは、温和でお花が似合いそうな方ね、品があると言いました。ほな、母者殿、わしは何ぞやと尋ねると、あなたは刀と鉄砲ばかりいじくっている権田くれじゃと言っていたのを記憶しております。 武力で国民を守る者と、対話で国民を守る者がこの世にはおりますと言っておりました。平和な時代だからこそ、刀より生け花が必要とされるのですねと言っておりました。今の柳井は、生け花が必要とされる時代なのですねと言っておりました。仮に、あなたが無理をして、井原市長と正座して生け花をしてる姿は笑えるが、年が近かったら、柳井のドン長谷川さんみたいな人と、鉄砲を撃ってる姿の方が自然で、あなたの性にあってますねと、冗談で笑っておりました。 あれから3年経ちましたが、柳井市にさほど大きな発展や進展もなく、現在に至っている感が否めません。ここで大きく柳井市のかじ取りをするに当たり、政党自民党一致団結という、大きな課題をクリアするしかないと、私は思っております。 3点目の質問が、新市長候補の方は、複合図書館建設に慎重で反対のようですが、仮に新市長が当選し、新しくかじ取りされた場合、井原市長は前任者としての引継ぎや、後始末はどのようなバトンタッチをお考えか。 また、井原市長が当選された場合、4期目のマスタープランとなるような目玉を何かお持ちか、あれば聞かせくださいということですが、これは、非常に市長にも、立候補される方にも失礼な話ですが、選挙に負ける気で臨むやつはおらんと、井原市長にも、新人の方にも、お叱りを受けそうですが、政治家というのは、あらゆることを想定しておかなければなりません。 先の大戦において、軍部は、行け行けどんどん、進めよどんどんで、物資や兵士を大量に送り込み、戦争に突入しました。しかし、当時の軍部でも、聡明な方は現実的な物資や戦況の試算により、敗戦を想定し、戦争突入を憂慮しましたが、当時の日本では、戦争反対、軍隊は撤退せよなど、口にすれば不届き者とやゆされるような時代背景でした。 しかし、一部の聡明な軍の幹部、外務省と政治家たちは、敗戦後の戦後処理を想定した草案を極秘裏に策定いたそうで、それがあったため、GHQとの折衝や戦後処理も、非常に速いスピードでスムーズに進んだと、教えてもらった記憶があります。 私の祖父は、東京帝国大学を卒業し、外務省にて外交官として満州帝国の外交官を務めていたため、祖父の友人には外交官の高官の方や、関東軍の幹部の方々が多く、誰よりも早く、当時、情報が入手できたそうです。 そして、最後、四つ目の質問でありますが、柳井市の水道料金や市税に関してですが、近隣市から見ると、比較的高めの設定になっているというような印象があるようで、今後、この柳井市に新しく新規移住される方や、定住されている方にとっても非常に大きな、生活で使う、電気、ガス、水道などの公共料金の、今後、引下げや、そういうことが、市長として下げる考えをお持ちであるかどうかと、いずれ、この水道料金が上がっていくという現実があると思うのですが、それが、ほぼ大体どのぐらいの何年後を想定し、何%ぐらいの上昇を想定されているかというのをお聞きしたいと思います。以上で、壇上での質問は終わりたいと思います。〔秋良克温降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 今年、令和2年、最後の一般質問ということで、なかなか、生け花が似合うというのは、言われたことはありませんで、それは議員さんとの比較でということではあるかもしれませんが、ただ、そういうある意味、対照的な、お母様は印象を持たれたということでありますけれども、柳井市をよくしたいと、そういう思いで、ここにお互い立っているということで言うと、同じ思いだというふうに思いますので、そういう思いをしっかりと頭に置きながら、答弁をさせていただきたいと思います。 まず、今後の市政運営についてということで、大きな1番の(1)番、複合図書館についてでございます。 今年3月定例会での、秋良議員の一般質問でも、お答えをさせていただきましたけれども、柳井商業高等学校跡地における複合図書館の建設につきましては、本市が直面する様々な政策課題を解決するための取組として、位置付けてまいりました。 しかしながら、これも従前から申し上げておりますとおり、現段階においては、まずは新型コロナウイルス感染症対策を、市として全力を挙げて、これに対応し、市民の安全・安心の確保を最優先として、これに当たっていきたいとしております。 また、こちらも以前から御説明しておりますけれども、人口減少、高齢社会にあって、持続可能な都市経営を行う上で、これからの本市にとって、真に必要な施設となるよう、また、いわゆるポストコロナ、ウイズコロナの時代にこそ、地方での暮らしや地方の都市文化を守るために、大きな役割を果たすものとなるよう、広く市民の皆様に御理解いただけるように、さらに努力、工夫してまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、本事業につきましては、非常に有利な起債である合併特例債の活用を前提としておりまして、この合併特例債には、毎年度の事業の継続性というものが求められております。また、合併特例債を使うことのできる、その期限というものがありまして、これは令和6年までとなっておりますので、それらのことも念頭に置いた上で、事業実施について、しっかりと引き続いての議論をさせていただきたいと思います。 次に、(2)番目、自民党へのくら替えとの御指摘についてのお尋ねでございます。 同趣旨の御質問を、過去に他の議員さんからもいただいておりますが、改めてお答えをいたします。 かれこれ12年前になりますが、平成20年の12月に、当時、その実施が推測をされておりました、県議会議員補欠選挙への出馬準備のため、私は5年半務めた国会議員の事務所を退職しております。 翌、平成21年1月、事態の変化を受けまして、私は、急遽、市長選挙への出馬を決意するとともに、記者会見を行っております。同時に、それまで所属をしておりました政党への離党届を提出しております。 市長就任後は、国政、県政での政権与党である、自民党、公明党に対して、常に関係を築くべく、公務及び政治活動に当たってまいりました。 そういった経緯があっての3年前の入党ということになりますが、それをもって、私がくら替えしたということではなく、3期目の選挙を経た段階から、熱心に勧誘もいただく中で、与党の方々との関係を、さらに揺るぎないものにすることによって、第2次柳井市総合計画や、私のローカル・マニフェストに掲げる政策を実現したいとの思いでございました。 結果として、今日までのこの3年間のうちに、20年来の課題であった南浜遊休地の解決へ大きな一歩となった、大型企業誘致案件2件、そのほかにも、IT関連企業、医療機器関連企業、自動車関連企業など、多くの企業誘致が実現をしております。 また、平成20年3月の閉校以来、中心市街地の広大な跡地利活用についても、各方面から要望をいただく中で、市の取組を無償譲渡という形で、山口県には柳井商業高等学校跡地利活用事業を支援していただきました。 さらに、今年度、新規事業化されて、測量などが始まっている、国道188号柳井・平生バイパスや、急ピッチで工事を進めていただき、令和3年度中の八幡団地までの開通が公表された、県道柳井上関線伊保庄バイパス、その他にも、水道高料金対策のための、新たな県からの補助制度の創設など、県政及び国政での与党との緊密な連携により実現しております。 何か党をくら替えしたと、移ったというようなイメージで、いまだおっしゃられる方はおっしゃいますが、実際は、平成21年3月の市長就任から、平成29年11月の入党までの約9年間、特定の政党の党籍は有しておりませんでしたが、度々、市議会においても、当時は国や県と連携を図るように御指摘をいただきつつ、政権与党の、県政与党も含めて、連携していくために努力してきたというのが、実情でございました。改めて、今、申し上げたような流れの中で、今日があるということを、御理解いただければなというふうに思います。 次に、(3)番目、引継ぎと、4期目の目玉となるマスタープランについてのお尋ねに対して、お答えをいたします。 まず、議員おっしゃられるとおり、私たちは常に、特に市長というのは、ありとあらゆる状況を想定して、今からそれに備えておくという必要はもちろんありますが、現在、私以上に、後援会活動として、日々、多くの方々に熱心に御協力をいただいている状況でありますので、ここは一般論として申し上げますが、これは、どの自治体であれ、引継ぎはその前任の市長にとって、重要な最後の仕事でございますので、当然のことながら、粛々と行われるべきであると考えております。 次に、4期目の目玉となるマスタープラン、基本計画についてのお尋ねでございますが、4期目の主要政策は何かとのお尋ねと理解いたしまして、お答えをいたします。 現時点で申し上げることができるのは、4期目においても、引き続き、市民生活と地域経済を守り抜くために、感染拡大を防止しつつ、社会経済活動を支えていくためのコロナ対策を継続していくということでございます。 こうした、新型コロナウイルス感染症対策を最優先として取り組んでいく、その一方で、地元企業や農業、漁業などの、地域産業の発展を基盤としつつ、このたび実現した2件の大型の企業誘致や、残り一区画となりました、南浜企業団地への企業誘致などにより、地域経済の活性化、とりわけ雇用の創出、本市への人口定住、産業基盤としての国道188号柳井・平生バイパスなどの道路整備の促進、柳井金魚ちょうちん祭りなどの文化振興へと繋げていくことに、私は大きな役割を担っていく所存でございます。 また、幾つか、既に本年3月に公表した柳井市実施計画に掲載をしている、阿月小学校旧校舎の解体、小中学校のトイレの洋式化、バタフライアリーナの改修事業などについては、責任を持って、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。 中でも、阿月小学校については、秋良議員と御縁が深い、克己堂の跡地ということでもございますが、今後、阿月地区の夢プランにも位置付けられている、跡地への阿月地区コミュニティ施設の整備について、これにもしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 小中学校のトイレの様式化については、既に3校で先行して、今議会にも予算を提案しております、特別教室へのエアコンの設置と併せて着実に進め、学校環境のさらなる充実を図ってまいりたいと思います。 さらに、自然災害が頻発する中、今回、5か年の延長が示されている国の防災、減災、国土強靭化の加速化の取組に呼応し、バタフライアリーナの大規模改修に取り組みたいと考えております。 具体的には、長年の課題であった、耐震化、長寿命化を図り、空調設備を設置し、念願の避難所としても活用できるようにしてまいりたいと思います。 また、本市の主要施策として位置付けてきた、地域の夢プランやスクール・コミュニティ構想などの、市民が主体的に参加する地域づくりを、ハード、ソフト両面からサポートしてまいりたいと思います。 特に、各地区で策定された夢プランにおいても位置付けられているように、持続的な生活交通の実現が喫緊の課題でございます。 本年10月1日からは、周辺部と中心部を結ぶ、持続可能な生活交通の確保施策として、日積地区に続き、大畠地区で予約制乗合タクシー、大畠うずしお号の運行が始まりました。 この2か月間、利用者は目標を上回っておりまして、順調な船出となっていると認識をしております。一方で、より利便性の高い出発時刻への変更や増便など、不断の見直しを行ってまいります。 今後とも、より住民のニーズに沿った形を目指し、同時に、バスや鉄道と共存しながら、こうした取組を他地区へも広げてまいりたいと考えております。 地道に取り組んできた施策が、成果として実を結んでいる中、これからも、計画期間の折返しを迎えている、第2次柳井市総合計画に掲げた将来都市像「市民の力で支えあい、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井」の実現をめざして、様々な取組に挑戦してまいる所存でございます。 なお、年明け、来年1月には、財源など根拠を示した私の政策集を公表し、広く市民の皆様へ発信してまいりたいと思います。 議員におかれましても、引き続き、御指導いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 次に、最後でございますが、まず(4)番のうち、市税についてでございます。 本市の市税につきましては、基本的に県内の他市町と同様に、地方税法に定める標準税率を採用して、税額を算定しております。 市税のうち、土地の固定資産税につきましては、市内の標準宅地を鑑定評価した、不動産鑑定士の評価額を基礎として、市街地については、各道路の路線価を算定した後に、国が定めた固定資産評価基準の規定に基づき、課税標準額を算定し、これに標準税率1.4%を掛けて税額を算定しております。この税率1.4%は、県下19市町全て同じ率となっております。 また、都市計画税につきましては、道路や公園の整備などの都市計画事業、又は土地区画整理事業に要する費用に充てるために、目的税として課税されるものでございまして、近隣1市4町では、本市と田布施町が課税しており、税率は、地方税法に定める上限の0.3%としております。 本市におきましては、固定資産税は他の市税とともに重要な税収となっており、これらは市民の暮らしを支え、健康で文化的な生活を送るための最適な公共サービスを提供するための原資となるものでございます。 そういった意味で、議員お尋ねの新規の移住者確保については、税や水道料金の引下げという手法ではなく、子育て世代定住促進助成金などの給付制度を御利用いただいたり、市として子育て環境のさらなる整備、働く場のさらなる確保などに取り組むことによって、推進してまいりたいと考えております。 次に、水道料金でございます。議員御指摘のとおり、柳井地域広域水道企業団から受水を受けている本市や近隣4町の水道料金は、県内他市町と比べ高額となっております。 この大きな要因は、本地域の慢性的な水不足解消のため、広島県境に建設された弥栄ダムから、延長31kmを超える遠距離導水施設などに、約586億4,000万円の投資を要し、用水供給単価が高額になっていることにございます。 そうした中、本市では、過去、昭和42年、昭和43年、そして昭和53年と、異常渇水に見舞われ、長期にわたる給水制限により、市民生活に支障を来した経験がございます。 平成12年に受水を開始して以降、水不足に悩むこともなくなり、併せて藻臭、これは臭いですね、この藻臭の心配も解消されたという一面もございます。 また、高額な受水費を負担する本地域の特殊性から、山口県からは用水供給開始当初から、水道事業高料金対策制度による支援を受けておりまして、現在では、水道料金安定化対策費補助制度による支援として継続をいただき、料金の抑制が図られているところでもございます。 二つ目の要因としては、災害に強い水道施設を確立させるため、平成26年度に老朽管更新計画を策定し、老朽管を耐震管に更新する事業を、毎年2億円規模で実施していることが挙げられます。 水道管路の老朽化による、漏水、断水、道路や家屋の冠水や陥没などの事故を防止し、安定した水道水を供給し続けるために必要な管路更新事業と位置付けておりまして、今後も継続して取り組む必要がございます。 平成26年度には、この事業の必要性と、今後の水道事業経営について、有識者や水道使用者からなる、柳井市水道事業経営懇話会において、御議論をいただきました。 その結果、老朽管更新事業の財源確保を主な目的として、平成27年10月に、平均改定率11.44%の料金改定を実施したところでございます。 水道事業は、公営企業として料金による独立採算制を原則としておりますが、高額な受水費を負担する本地域の特殊性から、国、県、市からの支援により、現料金が維持できている状況がございます。 今後は、令和5年度から令和8年度まで、4年間を算定期間とし、適正な水道料金を慎重に検討することになります。 本市水道事業を取り巻く状況は、今後とも厳しいものがございますが、引き続き、経営の効率化、収入の確保等を図りながら、料金を抑制し、市民の負担軽減に努めてまいりたいと思います。以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 水道部長にお伺いしますが、以前もちょっとお話ししたと思うのですが、今、ちょうど私の家の前とか、水道管を入れ替えてもらっていると思うのですけれども、この事業自体が、大体、いつごろ全て完了するか、工期の期間ですね、市内全ての水道管入替え、現在、予定されている分ですね。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) ただ今の議員の家の前の工事につきましては、今年度の事業でございますので、今年度、完了いたします。 それと、老朽管更新計画に基づく老朽管の更新事業、耐震管を据えていく事業ですけれども、これにつきましては、一通り事業が済むまでは、ずっと耐震化を続けていきますけれども、それが終わるころには、最初に更新した管が、また新たな更新時期を迎えてくるということになりますので、引き続き、更新を続けていくということで、いつ終わるというものではないというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 今のお話によると、水道管の入替えは順次やっていかれるようですが、工期終了、完了はまだ予定はないということですね、断定できないということで。仮に、今、経費もかかっていると思うのですけれども、これが、ある程度、完了した時点で、また水道料金が、その経費を埋合せではないですけれども、料金が上がるような時期というのは、その工期終了日と近いところにあるんでしょうか。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 水道料金につきましては、前回、平成27年10月に改定をさせていただいています。 その時に、平成26年度に水道事業の経営懇話会というものを開催させていただきまして、その中で議論をさせていただいたわけですけれども、その時に、水道事業といたしまして、料金の算定基準要領というものを定めておりまして、その中で、料金改定は4年を周期として検討していくということにしておりますので、先ほど、市長が申しましたように、次は、令和5年度から8年度までの4年間を算定期間として、料金の検討をさせていただくという形になろうかと考えています。 その後、4年ごとに、そういった経営計画の下に、どういった状況になるかということを検討しながら、適正な料金に努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 今の話によりますと、その期間が終わった時点で、何パーセントか料金が上がるようですが、それは大体、幾らかというのは、今の時点では分からないということですね、およそ何パーセント、現在の価格から、それは算定できないということですね、現段階で。できるのであれば、およそどれぐらいを想定されているのか。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 今の段階では、令和5年度に何パーセントを見込んでいるというような数字は申し上げられない、できないと、それだけの材料を今は持っていないということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 質問の内容が前後しますが、質問1に対して、市長には先ほど、大変、丁寧にお答えいただきましたので、私は理解できたのですが、仮に市長が町なかで一般の方に、あの図書館はできるのか、できないのかと聞かれた場合、私に答弁された時間だと、約5分、私に説明されているわけですね。一人一人に5分かけて説明することはないと思うので、端的にあれができるのか、できないのか、市長どうなんだと聞かれた場合、市長は何とお答えされますか。私は必ず造りますと言われるのか、現在、保留というか、分かりませんと答えられるのか。どういう答え方をされるのでしょうか。これを聞きたかったんです。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) この間、特に私の場合は、日々、集会のような形も開いておりますので、じっくり御説明をさせていただいているという状況はありますが、仮に一言でと言いましても、やはり私は一言で考えるような問題ではなくて、何度も今議会でも申し上げておりますが、ここは広くいろいろな制約、また、今後の本市の将来を考えて、また、私たちが考えるだけではなくて、いろいろなお声をお聞きして、この構想というのは今までもやってきているし、これからもやっていくという意味では、様々な御質問もいただきながら、現在の状況を御説明をさせていただいておりますが、ただ一つ言えることは、現状は、とにかく、今、これだけ新型コロナウイルスの影響が各方面に及んでいるという状況であるので、そちらを優先的にやっていきたいということと、その状況が一定の収束の方向性が、何らかの変化によって見えた時に、再度、議論もできるし、その時には、やはり今までのような、賛成、そして反対ということではなくて、広く、多くの関係の方々、また市民も含めて議論をしていくという、そこを1回、整理する必要はあるのかなというふうに考えております。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 次の質問になりますが、先ほどお聞きした自民党の件ですが、私は自民党の柳井支部に所属しておりまして、定期的に柳井支部の会合というのを行っておるわけですね、総務会なり。それぞれの議員さんの意見交換や情報交換などを行っているわけですが、現在の柳井市の自民党の動きを見ると、市長、県議、市議がばらばらの動きをしていて、お互いの考えが理解できないような感じだと思うのですね。だから、私は柳井支部で何回も会合に出ているんですが、一度も市長の姿を見たことがないのですが、市長は柳井支部の会合に自ら参加して、他の議員の意見を聞いたり、意見交換の場を持とうという気持ちはないのでしょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 実は、今年は新型コロナの影響があったのかもしれませんが、柳井支部のいろいろな場に、呼んでいただいたということは過去ございます。また、これは秋良議員に申し上げるのは、大変、恐縮なのですが、議員さんでおられるので、支部の会合に出なくても、普段から、それぞれの議員さん、お付き合いをさせていただく中で、様々、御指導いただいているということもあろうかと思います。 ただ、なかなか、そういう場を持っていただけない方がいらっしゃるということ、持ったとしても最終的には、なかなか意見が、真っ当な交換ができないというような議員さんも中にはいらっしゃるのかもしれませんけれども、基本的には、そういうスタンスで、これは就任時から変わっていませんが、特定の議員の方とどうこうということではなくて、全ての議員の方々と対等に、お互いが議論していくというスタンスでおりますので、そういう意味では、支部であろうがなかろうが、全ての議員さんとはそういう心持ちで、今までも対応させていただいております。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 今の市長のお考えによると、支部は別でも他の議員らと交流があるので、特に柳井市の市長でありながら、柳井の支部に所属していないことに関しては、問題がないと認識されていると取ってよろしいですか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) そうでありませんで、議員さんとのコミュニケーションには、特にそこは問題がないのではないかというふうに申し上げております。 ですから、支部に所属している、していないということよりも、これは、先ほど君国議員さんの御質問でもお答えをさせていただきましたが、入党の経緯が先ほど申し上げたような経緯であるということも含めて、そこは御理解いただきたいと思います。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 君国議員の質問の時に言われた、大島町で入ることに対して紹介者がおられたということでしたが、柳井市で3期も市長を務める方を、柳井市の誰かが言ってくれる人はおらなかったのですか。柳井の支部に入れと。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 直接、その紹介をしていただいた方の地域支部に所属する以前に、柳井支部云々という話は、私自身は記憶にありません。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 今の市長の答弁によると、柳井の方では紹介をしてくれる方がおらなかったということで、よろしいでしょか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ただ寂しい存在になってきますけれど、誰からも声をかけていただけなかったという視点で議論というよりも、やはり当時からあったのは、政権与党としっかりコミュニケーションを取るようにと、要望活動も含めてしっかりお願いするようにという声は、この議会でも、就任当初からそれぞれの議員さんから強く言われてきましたけれども、そして、では、具体的に地元支部へというお話までは至っておりませんが、ただ、これは柳井市だけなのかもしれませんが、同様の形で、首長さん方、入党されているケースで、それぞれの自治体でこういう議論が交わされているかというと、そうでもないように私は思いますので、大事なのは、政権与党としっかり連携するようにという、長い長い間こちらでお叱りを受けながら、そういう御指導をいただきながら、今日あるということを踏まえて、そこは御理解いただければなということを強く思います。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 市長が3期12年務められて、いろいろと仕事をされてこられたと思うのですが、以前、12年前ですかね、長谷川県議が市長になっておられたらという方もおられまして、その方が描いておられた都市計画とか、それがもし実現、政治にもしということはないんですが、していれば、いろいろなことができたのではないかという方もおられますが、その長谷川県議が描いておられた、市を構築してくプランより素晴らしいものを、市長は今まで12年で築けてきたと、自分で胸を張って、自信を持って言えますか。いかがでしょう。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) やはり、この12年やって、つくづく思うのは、まちづくりは、もちろん市長1人でできるはずもないし、議会をはじめ、広く市民の方々と一緒にやっていかないといけないという意味では、一緒にやって今の町があると、そういった姿勢、スタンスというのは当時から変わっていないし、そこの私の政治スタイルというのも変えるつもりもないし、そういう意味では、単純に今のお話というのは比較できるものではないのかなと、私のこのスタイルで今までやってきて、今の町があるということを、それぞれまた評価もいただけるのではないかなと、私はそういう思いでございます。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) これ最後になりますが、市長は現職の自民党系市長として、現在やられているわけですが、次、立候補を予定されている方も自民系であられるわけで、私も自民系の市議であるわけで、3人とも同じような立場におるわけですね、環境で言うと、グループと言いますかね、すみ分けと言いますか。別に市長といがみ合うとか、そういうのはないんですが、それぞれ意見の違いはあろうと思います、新人のその方も、私も一度だけお会いしたことはありますが。それに関して自民党の中でごちゃごちゃしているというのは、やはりはたから見ても、結構、ほかの市から見て、一つにまとまっていないというふうに言われるんですが、市長は、その辺りはどうお思いですか。公認を取るとか、推薦を取るとかは別にして。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) はたから見ていると、議員おっしゃるように、まとまりがないとか、そういうお声が議員の耳にも入っているのかもしれません。ただ、市議会の中にも、また市民の皆さんの中にも、やはりそうではなくて、柳井市のために、一つになってやっていこうという思いの方々は、たくさんいらっしゃるというふうに思いますので、うまくいっていないという方は、そう言われるんでしょうし、そうではなくて、前を向いていこうという方々は、この議会の中にも多く、決して数少なくないというふうに思いますので、市議会議長さんはじめ、引き続いて議員の皆さんには、これは党派という意味ではなくて、何のために私たちはここに存在しているかという原点は、これからも共有していきたいというふうに思います。 ○議長(山本達也)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) これで最後です。同じ自民党員として頑張ってください。ニュートラルな立場でエールを送って、終わりたいと思います。 ○議長(山本達也)  以上で、秋良議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  2時50分まで、休憩といたします。午後2時30分休憩                              〔ここで元の議席に戻る〕 1番 久冨  海     3番 田中 晴美 4番 岩田 優美     5番 秋良 克温 6番 三島 好雄     7番 坂ノ井 徳 8番 川﨑 孝昭     9番 早原 秀文10番 賀原 基和    11番 藤沢 宏司12番 篠脇 丈毅    13番 山本 達也15番 岸井 靜治    16番 中川 隆志17番 石丸 東海    18番 君国 泰照                              午後2時50分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、会議を再開いたします。────────────・────・──────────── △日程第3.議案上程審議委員会付託) ○議長(山本達也)  日程第3、本日提出されました、議案第78号、令和2年度柳井市一般会計補正予算(第9号)を上程し、直ちに議題といたします。 それでは、ただいま議題となりました議案について、市長より提案理由の説明を求めます。市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 本日、追加提案いたしました案件につきまして、御説明申し上げます。 議案第78号は、一般会計補正予算であります。今回の補正予算は、令和3年の水稲作付を行う農業者を支援するため、歳入歳出それぞれ672万6,000円を追加するもので、やまぐち米次年度生産応援事業補助金の補正を行うものであります。 県は、11月定例会において、水稲の食害被害に対応するため、新たな補助制度を創設し、これに係る経費について、補正予算を提出されているところでございます。 これを受け、農業者が水稲生産を継続する意欲を持てるよう、令和3年に使用する種子の購入支援を県と連携して実施するため、この度の補正予算をお願いするものでございます。 以上、その大要を御説明申し上げましたが、詳細にわたりましては、御質問に応じまして、私及び関係参与から御説明申し上げますので、何とぞ慎重審議を賜りますようお願い申し上げます。〔市長降壇〕
    ○議長(山本達也)  以上で、市長の説明を終わります。 これより、審議に入ります。 議案第78号、令和2年度柳井市一般会計補正予算(第9号)について、補足説明があれば、これを求めます。総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 補足説明を申し上げます。 別冊となっております令和2年度補正予算書、12月補正追加、こちらの1ページをお願いいたします。 今回の補正は、既定の歳入歳出予算総額に672万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ212億8,356万6,000円とするものであります。 次に、5ページの歳出をお願いいたします。 農林水産業費の水田農業経営確立対策費に、やまぐち米次年度生産応援事業補助金を計上いたしております。 この事業は、トビイロウンカの被害等により、作況指数が過去最低を記録し、農業者の生産意欲減退が課題となる中、次期作に向けた種子の確保と購入支援を行い、生産意欲の向上を図ろうと、今般、県が新たに取り組む事業でございます。 具体的には、令和3年の水稲作付を行う農業者が購入する主食用米の種子について、その購入費の2分の1を、県が市を通じて農業者に支援するものでございます。こうした県の取組と連携し、本市からも種子購入費の3分の1を上乗せして助成するものでございます。 4ページの歳入でございますが、上段の県補助金、農業振興対策事業費補助金は、県の負担分として、種子購入費の2分の1相当額を計上するものでございます。 また、下段の基金繰入金は、今回の補正に係る財源調整として、財政調整基金からの繰入金を計上いたしております。 なお、補正後の基金残高は、1枚紙でお配りしております基金残高見込額表を御参照いただきますよう、お願い申し上げます。以上です。 ○議長(山本達也)  以上で、補足説明を終わります。 質疑はありませんか。中川議員。 ◆議員(中川隆志) 農家の水稲作付のための種子の補助だということなのですけれども、柳井市として種子の補助をどれぐらいの面積を計画して、この金額にされていますか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 作付面積につきましては、令和元年度の主食用米作付面積611.4ha、この数字を参考に計上しております。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) それは柳井市全体の面積ということですか、それとも別途、この予算に合わせて作った面積ということですか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 柳井市の、これまで持っております資料により算出しております。柳井市の資料です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) ということは、柳井市全体で611haの水稲の作付面積があるということですか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 令和元年度に取りまとめました、JA等含めましてですから、集落の座談会で、そういった資料を集めますので、そこでの令和元年度の主食用米作付面積として集計された数字でございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 今ので一つの質問としてください。次の質問をします。 実は、お分かりと思うのだけれども、余田に育苗センターってあるんですね、そこはもう莫大な面積があって、私もそこから買っている。それから、自家採種して苗を作っておられる方もいらっしゃる、そういう方は種を買わないんだけど、そういう方に対する援助というのは、ここの中には入っていないんですか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 県の今回の取組の仕様につきましては、基本、JAへの予約注文数を対象とするというふうになっております。 また、今、ありましたように、種子だけではなくて、苗を買われる方も結構いらっしゃるというふうに現実的にはあると思うのですね。その苗につきましては、その注文分を種子量に換算して取りまとめて補助するという形になります。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) ということは、自家採種された方は何もないということになるんだと思うのですけれど、それはそれとして、今、計算すると、2分の1を県がやって、市が3分の1出すと、6分の5出るんだけど、では、苗を買う人は6分の1の値段で買えるということですか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) この制度は、事業主体は山口県農業協同組合になりますので、苗箱の販売に際しまして、その補助金相当分を引いた金額での販売を行っていただくと、その差額について補助をするということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) だから、仮に600円が種子代としたら、農家が苗を買ったら100円で済むということですか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) そのとおりでございます。 ○議長(山本達也)  ほかには、ございませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本達也)  質疑を終結いたします。 本案は、なお慎重審議を要しますので、建設経済常任委員会に付託いたします。────────────・────・──────────── ○議長(山本達也)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日から22日までを休会といたします。最終日は、23日の午前10時から会議を開きますので、その間に、それぞれの委員会に付託いたしました議案等の審査が終了いたしますよう、御協力をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。午後2時58分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和2年12月 9日                     議  長 山本 達也                     署名議員 岩田 優美                     署名議員 秋良 克温...