柳井市議会 > 2019-06-17 >
06月17日-03号

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  1. 柳井市議会 2019-06-17
    06月17日-03号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 元年 第2回定例会( 6月)─────────────────────────────────────────────令和元年 第 2 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)                                  令和元年6月17日(月曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和元年6月17日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         坂ノ井徳議員          1 市長の市政運営について           (1)役付きの再任用について           (2)どの自治体も取組んでいる少子高齢化対策、雇用対策並びに防災対策について           (3)西福祉センター内にあった児童館の閉館理由について          2 図書館建設に関して           (1)反対(建設計画の立ち止まり)署名運動の結果について再度伺う           (2)市役所庁舎別館(旧水道部)等に図書館を分館するなど図書館機能を充実させる方法があるが如何か           (3)体育協会より体育施設の充実要望が提出されているが対応策を伺う         君国泰照議員          1 井原柳井市長の政治姿勢について           (1)市長の令和元年の新時代を迎えるにあたり、その心構えと柳井市のあるべき姿を強い信念と情熱を持って貫く決意にあるか。           (2)今回の県議会議員選挙において、市長の特定議員の支持や応援や行動は議員や市民の間でも強い反発や非難の声があり盛り上がりのない選挙であった。その要因はなんであったかを尋ねる。           (3)その結果として、図書館反対の多くの市民がノーサインを出された。このことは今後の市政運営、議会対応の予算、請願、議決に支障をきたさないか。           (4)功、成し遂げ任期満了に終わるか。功、無くして再選を果たすか。柳商跡地利活用に市長の政治生命を懸けて全うするのかをお尋ねする。          2 平和教育について           (1)戦後70年を経過したが、現代の若者は戦争の酷さ、悲惨さを知らない。           ゲームやスマートフォン等、平和に甘んじて国体が弱体化している。第2次世界大戦で310万人の国民が犠牲となったか。何も学んでいない戦争発言をした国会議員がおります。戦争とはテレビや映画、アニメの感覚でしかありません。柳井市の教育計画において、戦争の実体、平和の構築、平和な日本、平和都市柳井と柳井に暮らせる幸せをどのように教えているかをお尋ねする。          3 リタイヤ高齢者の第2の人生と終活について           (1)昔はその国の青年の姿を見れば、その国の将来が見える。今はその国の老人の姿を見れば、その国の心の豊かさが読める。NHKの番組でチコちゃんに叱られる“ボーっと生きているんじゃないよ”と叱られないために老後は健康で第2の人生を地域社会に貢献できる仕組みや組織づくりについてお尋ねする。         三島好雄議員          1 電子母子手帳について           (1)自治体が交付する母子健康手帳と併用し、スマートフォンで妊娠、出産、子育てまでをフルサポート。家族・地域とつながる母子手帳アプリ「母子モ」は、素晴らしいアプリだが、導入する考えはないか。          2 市営琴風住宅について           (1)琴風住宅は、建設当時、マンション並みで人気が高かったが、いまや老朽化が進み、住宅の3分の1が空き家になっている。何か対策は考えていないのか。          3 公共施設のトイレの整備について           (1)公共施設の中で、特に市役所の庁舎内のトイレは、1階の二つある大便器のうちの1つだけが洋式トイレになっている。職員・市民のニーズに合っていないのではないか。小学校でもトイレの掃除はできているが、自宅のトイレが洋式のウオシュレットで、学校のトイレを利用できない児童・生徒がいると聞いているが、今後の対応を伺いたい。          4 阿月地区の魚の加工施設について           (1)魚の加工施設ができることは、水産業の発展という観点からは、喜ばしいことであるが、建設の際、地元住民への説明がなかったのはなぜか。         早原秀文議員          1 中山間地域における地区内移動手段の創設について           (1)現状の日積地区ふれあい号(フィーダー系統)への評価と課題は            (昨年度年間利用者:1160名)           (2)既存バス(3路線、11便/日)の廃止と代替え交通網構築の意思有無は           (3)地区内移動交通網への必要性認識は          2 認知症対策の現状と応急診療所の運営現状について           (1)全市的及び地区別予防活動の現状とその検証可能な効果は           (2)グループホームの地区別設置数の充足状況と増設等の課題は           (3)応急診療所(年間予算:4,663万円)の利用現状と課題は          3 新設図書館の設計、運営について           (1)快適性、居心地、おしゃれ感を最大化する設計再考の余地は           (2)ハード面の維持管理費を最小化する設計再考の余地は           (3)現状構想における運営費用は過少、館長の公募意思、共感者集約対策の有無は(予算組み換え、図書館株主制度等の創設、意向は)         川﨑孝昭議員          1 複合図書館について           (1)合併特例債まで充当して建設する理由は何か等          2 柳井市の防災について           (1)地域にあった計画が必要ではないか          3 米軍岩国基地問題について           (1)防音対策の状況等          4 今後の水道料金と老朽化した配水管の状況について           (1)水道料金の見通しと配水管の更新の計画について          5 美ゅーロードの休憩所について           (1)トイレ設置の計画の有無についてお尋ねする──────────────────────────────出席議員(16名)1番 三島 好雄          3番 田中 晴美4番 岩田 優美          5番 秋良 克温6番 山本 達也          7番 坂ノ井 徳8番 川﨑 孝昭          9番 中川 隆志10番 久冨  海          11番 藤沢 宏司12番 篠脇 丈毅          13番 岸井 靜治14番 早原 秀文          16番 賀原 基和17番 石丸 東海          18番 君国 泰照──────────────────────────────欠席議員(1名)2番 岩田 雄治                  ──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長   河内 義夫          次長 宮本 太郎補佐   井原 郁江                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           鍵山 有志参与            粟屋  桂      教育長           桑原  眞会計管理者         宗廣 宜之      総合政策部長        玉中  勲総務部長          國村 雅昭      建設部長          古谷 浩介上下水道部長        川本 和美      経済部長          日浦 隆雄市民部長          川井 隆志      健康福祉部長        米川 辰夫教育部長          河村 邦久      総務課長          河原 憲治財政課長          森岡 和子                         ──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(河内義夫) ご起立願います。互礼。ご着席願います。 ○議長(藤沢宏司)  これより、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(藤沢宏司)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、岩田優美議員、秋良議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(藤沢宏司)  日程第2、さきの14日に続いて、一般質問を行います。最初の質問者、坂ノ井議員。〔坂ノ井徳登壇〕 ◆議員(坂ノ井徳) おはようございます。新政クラブ、坂ノ井でございます。一般質問も3日目になりますと、いささか同じテーマで質問が繰り返されます。私も9番目でございまして、7人の方が同じようなテーマで、既に質問をしておられます。 別な形で何とかと思えば思うほど、わけがわからなくなってきて、今、今日、この壇上に立っておりますが、幾度、同じような質問があるということは、同様の部分で考えれば、同じようなことを、皆、同じように考えている、等しく考えている、それぐらい大事なことだろうなと思いながら、一生懸命、ここでしゃべらせていただこうというふうに思います。 通告どおり、市長の市政運営について3点。 1つ目は、残念ながら、またもや役づきの再任用者が、複数人、任用されました。出しゃばるつもりはありませんが、つたない私の経験からして、余り好ましくないと思いますが、何か特別な任務、効果などを狙ってのことだと推察いたしますが、役づきの再任用の理由をお聞かせ願います。 2つ目は、いずれの市、町でも少子高齢化、雇用、防災対策に余念がありません。山口県も同様ですが、柳井市ではどのような対策が行われているのか、よく市民から質問を受けます。ここで、市民にしっかりと説明ができるよう、承りたいと思います。 3つ目は、子育てには必要な児童館が、西福祉センターにありましたが、閉館されました。閉館理由を伺います。 大きな2番目として、図書館建設について、3点伺います。 まず1番目は、建設に反対、この方は建設計画を一旦立ちどまり、行政としてのなすべきことを、優先順位を考えて欲しいとの署名運動をされております。その署名運動の結果について、どのようにお考えか、再度、市長にお伺いいたします。 2つ目は、彼ら市民団体は、図書館の充実については異論を唱えておられません。巨額の資金を投じて建設することは、図書館の充実を図るのが狙いなのか、建物を建てるのが目的なのか。市内には老朽化した施設がほとんどなのに、それに対して修理だけでよいのか。限られた財源の中で、柳井市は、これから先、舞が舞えるのかと心配になります。 その解決策の一つとして、空き家となっている市庁舎の別館、向こう側にございますが、かつての水道部です。そのかつての水道部別館は、現図書館がすっぽり入る程度の空間を持っております。大人用の分館としての利用方法、また、柳井小学校には、今は利用されていると思いますが、柳北小学校統合時に、3教室余分に教室がつくられました。 図書館に近く、子どもたちの読み聞かせ図書館等としては最適だと思いますが、図書館機能を安価で充実させる方法は、さまざまあると思います。一例を申し上げましたが、見解をお伺いいたします。 最後の質問は、3月議会であったかと思いますが、市の体育協会から体育施設の充実を求める要望書が提出されました。どのような対処、対策をされるのかをお伺いいたします。 以上、壇上での質問を終わります。〔坂ノ井徳降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、坂ノ井議員のご質問にお答えをさせていただきます。 1点目の、私の市政運営について、その中で1つ目、役づきの再任用について、お答えをいたします。 本市におきましては、平成25年9月に策定しました、柳井市職員の雇用と年金の接続に関する方針に基づき、平成26年度から定年退職者を対象に、再任用制度を実施しております。 本年4月1日現在、フルタイム勤務の再任用職員を12人、短時間勤務の再任用職員を13人の、計25人を任用しております。 再任用職員の任期は1年とし、勤務実績が良好である場合には、本人の同意を得た上で、最長で65歳に達した年度の年度末まで、任期を更新できることとしております。 再任用制度につきましては、退職者数、新規採用職員数との関連により、必要人数を再任用しておりまして、フルタイムの職に任用している場合や、短時間勤務の職に任用している場合、さらには、年金受給開始後の年度においても任用している場合など、状況に応じた運用を行ってきております。 その中で、お尋ねの再任用職員で役職を付与している者、つまりは管理職に任用している職員数は、本年4月1日現在、部長級2人、課長級1人、課長補佐級1人、主査級、これは出張所長でございますが、3人の計7人でございます。 昨年度及び一昨年度は、それぞれ6人を任用しておりました。 この再任用職員に対する役職付与につきましては、再任用制度と同様に、状況に応じて対応をしております。 また、それぞれの職員が定年までに培ってきた、専門的な知識や経験は、若手や中間層の職員だけでなく、現在の管理職にとっても、大変有用であると考えております。 また、その能力をその役職において活用することで、様々な課題の解決や、事業の推進につなげていくことを期待しております。 先ほども申し上げましたけれども、部課長を初めとする、再任用職員に対する役職付与につきましては、市全体として、いかに適材適所で職員を配置していくかを考慮する上で、再任用職員の有する多様な専門的知識、経験及び人脈等や、現役職員の年齢構成、今後の体制などを勘案し、適任であるという判断から実施しております。 なお、県内の複数の自治体においても同様に、部長、課長等の管理職に、再任用職員を任用している事例も、多くございます。 今後につきましても、年々と新規に採用する職員の数の確保が難しくなってきており、職員の年齢構成、職員体制などを考慮しながら、再任用職員の管理職任用も含めた、適材適所の人事配置を、行ってまいりたいと考えております。 次に、少子高齢化対策、雇用対策並びに防災対策について、お答えをいたします。 初めに、少子化対策についてでございますが、先日、昨年、平成30年の国の出生数と死亡数の差である自然増減数はマイナス44万4,085人で、12年連続で減少したとの公表がございました。 同年、平成30年の本市の出生数は171人、死亡数は547人、自然増減数はマイナス376人となっております。 こうした全国的な傾向は、団塊ジュニア世代が40代後半を迎えたことと、晩婚化や結婚をされない方が増えている影響が大きいとされております。 こうした中、本市の少子化対策といたしましては、結婚に向けた出会いの場の提供や、出産・育児支援、未来を担う子どもの環境づくりなど、地道な取り組みを進めているところでございます。 毎年、柳井広域1市4町で共同実施しておりますカップリングパーティーでは、これまでに444人の参加で、72組のカップルが成立しております。 また、市有地活用による子育て世代定住促進助成金には、平成30年度1件、本年度は既に1件のお申し込みをいただいておりまして、7年目を迎える空き家バンク制度では、50世帯93人の移住を受け入れております。 本年2月に開設をした、子育て世代包括支援センター「やなでこ相談室」では、妊娠・出産・子育て期を迎えたお母さん方のワンストップ総合窓口として、これまでに来所相談40人、助産師個別相談63人、電話相談19人の延べ122人の方から妊娠や授乳、発育、栄養、育児などについてのご相談をお受けしておりまして、保健師や助産師との顔が見える関係性をつくりながら、支援の充実に努めております。 また、児童クラブにつきましては、平成27年度には新庄小学校、28年度には柳東小学校、29年度には柳井小学校で、それぞれに増築を行い、市内10カ所、410名の定員で運営を行っているところでございます。 こうした取り組みによりまして、先日、新聞報道にもございましたが、他市においては待機児童が増える中、本市におきましては、現在ゼロ人、待機児童はいないという状況でございます。 そのほか、小学生は全額、中学生は入院費用について助成を行う子ども医療費、今年度の新たな取り組みとして始める保育士トライアル雇用事業などもございます。 さらに、本年3月に実施しました、子ども・子育て支援に関するニーズ調査では、望まれる支援策として、子連れでも出かけやすく楽しめる場所や、安心して子どもが医療機関にかかれる体制の整備などの割合が高く、今後ともこういったニーズへの引き続きの対応に努めていく必要性も感じております。 今後とも、国・県・周辺自治体などとも連携を図りながら、子どもを、より生み育てやすい環境を目指し、結婚・妊娠・出産・育児・教育、それぞれのステージで、切れ目のない支援に努めてまいりたいと考えております。 また、高齢化対策につきましては、本市の65歳以上の高齢者人口は、本年5月末現在で1万2,073人、高齢化率は37.97%となっております。 75歳以上の後期高齢者人口は6,558人で、後期高齢化率は20.63%となっております。 現在、高齢者人口の総数は減少に向かっておりますが、高齢化率及び後期高齢者数については、今後も増加傾向が続くと推測をされます。 団塊の世代が75歳以上となる2025年以降には、医療や介護の需要がさらに増加することが想定されます。 このような状況の中、本市では、国や県の事業のほか、独自事業として、にこにこ健康づくり運動や、タクシー利用費の助成などの、継続した支援を行っております。 住みなれた地域で自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が切れ目なく提供される、地域の包括的な支援・サービス体制である、地域包括ケアシステムの実現を目指し、今後とも、施策・事業の展開に努めてまいりたいと考えております。 次に、雇用対策でございます。 本年4月、山口労働局は、3月の雇用情勢について、着実に改善が進む中、求人が求職を大幅に上回って推移しているという基調判断を、4カ月連続で示しております。 ハローワーク柳井管内では、本年3月の有効求人倍率は1.51倍で、全国平均の1.63倍、山口県平均の1.61倍と比べ若干下回るものの、本市単独の有効求人倍率は2.26倍と、県内19市町中、2番目に高くなっております。 なお、パートタイムを除く正社員の求人につきましても、平成25年度に、柳井管内で0.41倍であった有効求人倍率が、平成29年度には1倍にまで回復し、平成30年度は1.06倍に達しております。 このように、雇用情勢は回復基調にあり、そうした中、本市市内でも積極的に投資をされておられる、例えば食品流通関連、自動車関連、化学品製造、印刷、この4社だけでも、この10年間で400人近い従業員の増加がございます。 地域経済の活性化に資する雇用対策を切れ目なく実施することが、引き続いての本市の重要課題の一つであると認識をしております。 したがいまして、近年、企業立地による雇用創出に向け、南浜工業団地の基盤整備を行うとともに、各種支援制度を創設してまいりました。 支援制度のうち奨励金制度は、業種区分により、投下固定資産に係る固定資産税相当額を3年間交付するか、もしくは、投下固定資産総額の5%を交付する事業所設置奨励金、市内在住の新規雇用者1人につき40万円、新卒者は50万円を交付する雇用奨励金、土地の取得額の3割相当額を交付する用地取得奨励金の3つの奨励金で構成されております。 また、IT関連企業のサテライトオフィスの誘致に向けまして、昨年度には、通信回線使用料及び不動産賃借料、施設改修費を補助対象とするサテライトオフィス誘致補助制度を創設しております。 そうした中、昨年度以降、日景電機株式会社株式会社ビジコム株式会社西田技研株式会社アデリーの4社が、本市への立地を決定され、雇用の創出に効果が上がっております。 なお、従前から実施しております求人確保促進月間県内就職促進月間における雇用促進の要請、柳井広域圏での合同就職面接会の開催、雇用創造セミナー開催への支援、求人開拓に向けたハローワーク柳井との事業所訪問、市制度融資における保証料の補給や原資の預託、創業者や柳井駅北地区出店者への補助金の交付など、雇用対策も継続して取り組んでおります。 本年度からは、こうした取り組みに加えて、国の地方創生推進交付金により、地方における起業や東京23区からのUJIターンによる起業・就業を支援する、新たな事業を実施することとしております。 今後とも、企業誘致による雇用創出に向け、企業からの照会案件には、従前どおり対応しつつ、本市として、主体的・能動的に情報収集や誘致案件の開拓に努め、企業誘致を目指してまいります。 私自身、これまでも、東京などの出張の折には、幾度となく、株式会社ビジコムを初め、本市ゆかりの企業などを訪問し、各社との関係強化に努めてまいりました。 また、本年3月には、大阪府和泉市の株式会社西田技研を訪問し、5月には同社との進出協定の調印に至りました。今後も、トップセールスによる企業誘致に取り組んでまいる所存でございます。 次に、防災対策についてお答えをいたします。 昨年7月の西日本豪雨災害では、本市におきましても人的被害のほか、土砂災害、床上・床下浸水被害、農作物被害や公共施設被害なども発生をいたしました。 また、我が国はその自然的条件から、各種の災害が発生しやすい特性を有しており、今後、気象現象がさらに激甚化していくと予想もある中において、まさに、いつどこで災害が発生してもおかしくない状況でございます。 とりわけ、地震につきましては、その発災時期を予測することは困難とされながらも、今後30年間での発生確率が70%から80%と言われており、津波も伴う南海トラフ巨大地震への防災対策は、喫緊の課題でございます。 南海トラフ巨大地震が起こった場合の被害想定は、山口県地震被害想定調査結果によりますと、揺れ、津波等により、建物被害等を受け、避難生活を余儀なくされる本市の人数は、1日後で1万2,590人と推定されております。うち、避難所避難者が8,389人、ご親戚の家等への避難所外避難者が4,201人とされております。 被災により、自宅等に戻れない市民の方が滞在生活するための指定避難所につきましては、現在、13の公共施設を指定しておりまして、その想定収容人数は、合計4,670人でございます。避難所避難者が8,389人という想定では、指定避難所だけでは3,719人の不足が生じることとなります。 この不足は、津波浸水想定区域外にある柳井西中学校体育館、柳井商工高校体育館、大畠中学校体育館、神代地区体育館等の指定緊急避難場所、また、日積、伊陸地区等の公共施設も避難所として開設することにより、全員が避難所避難できる見込みではございますが、災害時には、さらに状況に応じた対応が求められると認識しております。 したがいまして、自主防災組織等による地域の集会所などへの避難、県内他市町、近隣県等への広域一時滞在、民間施設の協力などについて、発災前からも前もって備えていくことが重要であると考えております。 次に、3点目の西福祉センター内にあった児童館の閉館理由につきまして、お答えをいたします。 西福祉センター内に設置しておりました柳井市児童館は、児童福祉法第40条に基づく児童厚生施設として、児童に健全な遊びを与え、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的として、昭和55年4月の開設以降、その役割を果たしてまいりました。 日曜・祝日等を除く月曜から土曜日の午後1時から午後5時まで開館し、保育士資格を持つ児童厚生員2名を配置しておりました。 そうした中、1日当たりの平均利用者数は、平成28年度6人、平成29年度3人、平成30年度2人と減少をしておりました。 一方、近年、放課後児童クラブが各学校近くに整備され、児童の移動途中の安全度や利便性が大きく向上をいたしました。 これにより、多くの児童やその保護者は、児童館よりも放課後児童クラブを利用するようになってきておりました。 したがいまして、市といたしましては、利用者がごく少数になっている状況や、維持に係る経費などを考慮し、児童館を廃止することについて、昨年の6月と7月に、柳井市隣保館運営協議会の委員の皆様にご協議いただき、ご理解をいただいた上で、昨年の9月議会におきまして、児童館に関する条例の改正についての議案を、議決いただいたところでございます。 次に、大きな2点目、複合図書館の建設についてでございます。 まず、反対署名運動の結果についてでございますが、本年2月28日に反対署名簿を添えられた図書館建設の反対の嘆願書を、私が、直接お受け取りをさせていただきました。 その後に、当初の予定よりは、かなり遅れて開催をいたしましたけれども、複合図書館の基本設計に関する地区説明会では、柳井商業高等学校跡地の整備方針や複合図書館の内容が、広く市民に共有されていない状況を踏まえて、市民の皆様の疑問や疑念を払拭できるよう努めております。 ご参加いただきました皆様からは、多様なご意見やご要望をいただき、市民の皆様の多様な視点についても、参加いただいた市民の皆さんも、そのことを認識されたのではないかと考えております。 今後とも、あらゆる機会を通じて、本計画の一層の周知と共有、そして、共感の和を広げられるよう、努めてまいります。議員におかれましても、引き続きのご指導のほど、よろしくお願いをいたします。 次に、(2)市役所庁舎別館(旧水道部)等に、図書館を分館するなどの図書館機能を充実させる方法があるがいかがかについて、お答えいたします。 現在の柳井図書館は、昭和61年に開館し、これまでの33年間、多くの市民の方々に、ご利用をいただいてまいりました。 33年間の時代の変遷により、図書館の役割は、本を借りる場所にとどまらず、地域の課題を解決するための情報を得たり、人と人との交流の場となるなど、多様に広がってまいりました。 その背景には、図書の持つ魅力のみならず、課題解決を支援するレファレンスサービスや、地域に開かれた集客施設としての取り組みなど、図書の貸し出し以外に求められる来館者のニーズが、多様化してきたことがございます。 議員、お尋ねの分館として機能を充実する方法ではいかがかということでございますが、このたび整備をいたします複合図書館は、設計コンセプトを、子ども・子育てに優しい複合図書館、人づくりの拠点となる複合図書館、地域の情報拠点となる複合図書館、安心安全に利用できる複合図書館と定めておりまして、従来の図書の貸し出し機能だけではなく、人づくりや情報の拠点としての役割を有し、交流の場とすることを目指すものでございます。 また、新たな複合図書館は、中央図書館として位置づけることにしておりまして、各地区公民館や各学校図書館との連携を図り、複合図書館から各地区公民館等への配本の充実も目指してまいります。 そうした中、議員、ご提示になりました市庁舎別館の現在使用可能な部分、これは旧水道部になりますが、2階の約153m2、約46坪ということになりますけれども、維持管理は利用者の利便性、また、このたびの複合図書館のコンセプトなどの観点から、現実的には困難であるというふうに認識をしております。 また、柳井小学校の3つの教室についてのお尋ねもございました。 これについては、答弁は私のみにするように事前にご指示をいただいておりましたが、後ほど、教育長によりまして、お答えをさせていただければと思います。 最後の、(3)体育施設の充実要望について、お答えをいたします。 議員、ご指摘のとおり、本年2月25日に、柳井市体育協会から、5項目にわたる要望を盛り込んだ、スポーツ施設拡充に関する陳情書を、お受け取りしております。 その5項目の概要を申し上げますと、1番、新弓道場の早期建設、2番、バタフライアリーナの改修、3番、ビジコム柳井スタジアムの改修、4番、南浜グラウンドの夜間照明施設の更新、5番、スポーツ施設の長寿命化についてでございます。 この5項目に対する今後の対応でございますが、まず、新弓道場の早期建設につきましては、現在、柳井商業高等学校跡地利活用基本構想に基づき、令和3年の建設工事着工に向けて、用途地域変更等の諸手続を進めております。 2つ目のバタフライアリーナの改修につきましては、具体的には、競技場フロアのウレタン塗装の改修と、照明機器のLED化についての改善の予防をいただいております。 競技場フロアのウレタン塗装は、塗装の劣化が進んでおりますので、改修してまいりたいと考えております。 体育館の照明は、現在使用しております水銀灯が、水銀に関する水俣条約が採択されたことにより、令和3年から製造、輸出または輸入が禁止されるために、本市の水銀灯の在庫がなくなり次第、LED化に対応したいと考えております。 3つ目のビジコム柳井スタジアムの改修につきましては、具体的には芝生の張りかえと雨漏り対策、フェンスの塗装、電光掲示板の設置についての改善要望をいただいております。 雨漏り対策は、これまでも観客席のシーリング劣化等による雨漏りについては、修繕により対応していきているところでございます。 フェンスの塗装は、今年2月に内野部分について、指定管理者において塗りかえを行い、あわせて一塁側、三塁側両ベンチ前のフェンスにラバーを張りつけ、安全対策を実施しております。 芝生の張りかえと電光掲示板の設置は、両方とも多額の財源を必要といたしますので、まずは芝生について、指定管理者も含め、関係各所を現状での対応を協議しているところでございます。 4つ目の南浜グラウンドの夜間照明施設の更新につきましては、今年度中にテニスコートの部分も含め、整備を予定しておりまして、約1億1,700万円を予算計上しております。 5つ目のスポーツ施設の長寿命化につきましては、職員の現地確認を初め、指定管理者の巡回により状況を把握し、その都度、連携を密にして、緊急性の高いもの、長期的な対応が必要なものについて、それぞれ判断しながら個別施設計画を計画し、計画的に対応してまいりたいと考えております。 柳井市体育協会からいただきました、スポーツ施設拡充に関する陳情書についての対応は、以上のように考えておりますけれども、議員のご質問の前提は、図書館建設に関してということでございます。 柳井商業高等学校跡地利活用基本構想におきまして、グラウンド部分は、将来的に公共施設の再配置用地と想定をしております。 したがいまして、この公共施設の再配置の中で、老朽化したスポーツ施設の更新に伴う移転ということも含め、検討してまいりたいと考えております。私からは、以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 失礼いたします。柳井小学校の件について、一言ご説明申し上げます。 柳井小学校の新校舎をつくった時に、柳北小学校の子どもたちが、入るという収容人数につきましては、基本的に3学級で、柳北小学校の子どもが入っても3学級、それで対応できるというような話はありましたけれども、柳北小学校を入れて、空き教室があって、柳北小学校を3学級に配置できるというような話は、そういう話は、なかったと思います。 柳北小学校を入れても3学級で全部対応できるという話はありましたけれども、プラス4学級になって、空き教室があるからというような話はなかったと思います。 それから、空き教室を利用して、いろいろな読み聞かせとかというのも、もちろんできますし、いいと思いうんですが、今現状では、小学校2年生から、もう全部、新校舎に入っていまして、旧校舎の1階は、全部、特別支援学級が占めておりまして、2階に小学校の1年生が入っておりまして、3階は空き教室で、いろいろな活動に使っていますけれども、なかなか3階は遠いし、いろいろな活動というよりも、ちょっと遠くにあるので、現状では、今の柳井小学校の現状では、今、新校舎が空き教室は1学級しかなかったと思うんで、そこで習熟度でやっていますので、現状では、あそこは3学級全部使って、3教室全部使って、あそこで何かということは、現状では、柳井小学校の現状では、ちょっと難しいかなとも思います。すいません、説明不足で。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) いろいろとご答弁いただきました。順番で、役づけ再任用のところを再質いたします。 市長は、事あるごとに、人づくりとか人を育てるというふうに、言っておられます。私も、冒頭申し上げました、つたない経験では、職員の、従業員のやる気をどれだけ奮い立たせるかというのが、実はトップの最重要課題でありまして、残念ながら、私が、今、柳井市役所に勤務をしておるとするならば、人によりけりでしょうけれども、私みたいな雑な人間は、「やめた、やっておられるか」こんな思いを抱くんでしょう。職員のやる気をそぐ状況であると、外から見て、間違いなくそう思います。 こういうやり方というのは、本来やっちゃいけない封じ手なのです。人事について、どうこう言うつもりはございませんけれども、あるいは給与のことについて、どうこう言うつもりもないですが、余りにもひどい。 そして、質問させていただいた中で、ここを狙って、こうだからこういう再任用をしている、役づけ採用をしているという、ご答弁がありません。 もう一度お伺いします。私は、今、質問の中で、何か特別な思いがあって特別な任務を、あるいは特別な効果を狙ってと思うけれども、どうなんだという質問をさせていただいております。 再雇用のどうのこうのとかっていう、そのものじゃなくて、何を狙ってそういう再任用をされているのかというのを聞いております。お答えください。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) かねてから、議員も民間企業に長くお勤めをされて、いろいろな、まさに管理職としてご苦労もされたということに基づいて、様々なアドバイスをいただいておりますが、今回、再任用の役づきということで、管理職ということになりますが、それぞれに狙いというのは、もちろんあるわけでありますが、なかなか組織の中、内部の人間関係、様々な事情も含めて、ここで正直に吐露するわけにはいきませんので、実に様々な複雑な要因もある中で、それぞれやはり理由があって、このポジションはこの人に、まさにお願いしたいという中で、私のほうからお願いをさせていただいておりますので、それぞれ意図がある、また、様々な人と人との関係もあるということで、まさに、民間にいらっしゃったからこそ、そのあたりは推測、ご理解いただけるんじゃないかなというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) オール職員で市民の生活を守っていかなきゃいけないんです。ですから、ある意味、民間とはちょっと違ったものがあるんだろうとは思いますが、もう一回お伺いしますが、何か特別なものを狙って、こういう人事をされたのかどうか、もう一度お伺いします。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 先ほどから申し上げている、おっしゃるとおりでございます。 実に内部の話なので、どこまでこの場で申し上げることができるかというのはありますが、例えば、ある特定の職員を生かすために、この組み合わせじゃないと生きてこないとか、本当、いろいろな人と人というのは難しいということは、議員もよくわかっておられると思うので、そのあたりの、この場でそのことを含めて申し上げることは難しいというのは、今、本当にうなずいておられるところでございますので、それぞれに理由があるということ、また、その人間関係も含めて整えていく中で、まさに、その全体全体とは言いながら、その個別の職員が、そういったところでつまずいては前に進めないわけでありますから、本当に細かいところを配慮しながら、考慮しながら、人事というのはやっていかないといけないという心情、内情も含めて、ご理解いただければと思います。
    ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 3月でしたか、12月でしたか、この質問をさせていただきました時に、そうは言いながら、人と人とがつくる組織でありますので、向かうところは、基本的には一緒だと思っております。 それで、民間には役定年で、役定年された方は、民間は55、昨今は、多分50ぐらいで役定年しているんだろうと思うのですが、彼らは何をするかといったら、会社におって、いろいろ呼び方はあるけれども、私が所属したところは調査役という形で、その部のバックヤードというんですか、引き立て役、それから、新しい部長さんなら、新しい部長さんを育てていく、こういったことをやるから民間は強いんです。 市長さんのお考えはお考えで結構ですが、こういったやり方が一般的に、民間ではやっているということだけは、もう一回申し上げておきます。 そして、2番目  、だからといって、いいんですよ。私は押しつける気はないですから。一般的なお話を、今、させていただいておるわけであります。 あと、それぞれの自治体で取り組んでいるところの、おのおのの少子高齢化、雇用対策あるいは防災対策ですが、少子高齢化と雇用対策というのは、非常に近いところで、非常に大きな関係を持っております。密接なつながりがあるわけですが、田布施町は、実は人が減っていないんです、そんなに。横ばい状態です。 それから、仕事のほうでは、いろいろと10年で400人ぐらい従業員がふえたという説明を伺いましたが、住民票も400人ふえているんですかね。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 先ほどの市長の答弁の中で、この10年間で400人弱の雇用がふえたということでございますが、4社で400人近くふえたということでございますが、住民票の所在については、確認まではいたしておりません。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 印刷屋さん、印刷業さんと食物関係の輸送、こういうところの会社は、実は私も、よくよく存じ上げておりまして、周辺にあった工場なりを、分散しておったところを柳井に集中をされました。そのお手伝いも、私も一応させていただきましたけれども、大事なことは、やっぱり人口対策なのです。一番申し上げたいことは。 田布施の話になりますと、田布施は本当に横ばいなのです。そんなに減っていないんです、人口は。調べておられますか。経済部長、その辺の動向は見ていらっしゃいますか。周辺の人口の増減の状況を、動向を見ていらっしゃいますか。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 周辺の、大体の流れは見ておるつもりで、細かい数字というまでは、把握をしておりません。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) それは、数字は結構です。私なんかも丼勘定ですからね、どっちかというと。ただ、田布施町はそんなに減っていないんです。なぜでしょう。伺います。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 私も田布施町のことを、詳細にわたって分析しているわけではありませんが、一般的に、よく耳にするのは、やはり、家を建てる時に、土地の地価が柳井市を含めて比較をすると、かなり安いというあたりで、私が当時住んでいたころに比べると、随分宅地開発が進んで、おうちが大変、多く建っているというようなところは、一般的によく言われる、田布施が人口が減らない原因の一つなのかなというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) いや、私もそのように聞いております。うらやましい限りではありますが。柳井の場合、どうしても都市計画税というのがありますので、その分だけ価格も高い、格安と格高の違いでしょうが、いずれにしても、どうやったら人口が減らないのかというのが、本来、私が申し上げたいところの少子高齢化、あるいは雇用対策の、一番根っこにあるところでございます。 コンパクトシティ、あるいはユーグレナ、どのようになっていますか。 ○議長(藤沢宏司)  建設部長。 ◎建設部長(古谷浩介) コンパクトシティにつきましては、先日来より答弁差し上げておりますけど、企業立地との両輪で進めておりますけど、現在、具体的に進捗しておるものはございません。以上でございます。 ◆議員(坂ノ井徳) もう一点、もう一個のほう。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) ユーグレナの件でございますか。その後、特段、話はございません。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) コンパクトシティの時に、あれだけ信頼関係がっていうんで、議会のほうも特別委員会をつくって、いろいろと研究もさせていただきました。ある日突然、自信の割には頓挫してしまいましたですね。 また、ユーグレナのほうも、市長さんも随分ご苦労されましたが、私も、その件については苦労いたしました。 私は思うのですが、市は交渉って、交渉できるのかな、交渉能力を持っているのかなと、常々、実は思っておるんです。交渉相手がおるところのものは、ことごとくうまくいっていないですね。柳井市独自でやっていけるものは、これは自分のところでやるわけですから、どうにかなっているというのが、実は、私は外から見た印象です。柳井行政の中を見ていて。 だから、市長さんになられて、武道館もできました。437もできました。そして、どうなるかわかりませんけれども、図書館。交渉相手、あえて言えば、県が柳商の跡地の交渉相手になったでしょうけれども、これも下手くそ。ただで返してもらって、ただで建物を崩してもらわなきゃ。大正9年に柳井町立柳井商業学校でできて、今の7割ぐらいが、たしか当時の土地の専有面積はそうだったと思います。 その時の、23年ですか、昭和23年になって新制制度になって、その時にどのような交渉があって、どのように県に譲ったのか、その辺、調べられました。 交渉の話をしておるんです。交渉というのは、もともとのものがわかっておらないと、交渉にならないんですけれども、市長さんに言ってもかわいそうだから、総合政策部長。 ○議長(藤沢宏司)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 平成23年のころの交渉の件のご質問と思いますが、私も詳細について承知しているわけでございませんが、やはり、その用地の、用地は県の所有ということでございますので、全体計画を示した中で、またその用地について、今後、協議していくというような形で進んできたというふうに、認識しております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 一般的ですね。粟屋さんやらいらっしゃいますから、なかなか難しいところなのでしょうけれども、そういうことをわかった上で、やっていくのが交渉なのです。わかりますか。釈迦に説法になるかもしれませんけれども。 その中で、いかに優位に立ち回っていくか、立ち振る舞っていくかというのが交渉なのです。ここで、どうこう垂れてもしょうがありませんけれども、今さら。 だけど、私が一番危惧しておるところのものは、今からどうなのですか、柳井の道路が悪いとか、私、今日はバイクで来たんですけども、今日も、何日かバイクで来ておりますが、柳井の道路が悪いとか、それから、塗装が剥げたり、歩道のほうも悪いとか、いろいろな苦情といいますか、お話を伺っておりますが。 今、一生懸命、柳井では、財政の話ですよ。柳井では、市小中学校にクーラーつけていますね。これもただじゃありませんね。補助はあるものの。 それから、10月からは、保育園・幼稚園の無償化で、県下一高いと言われておるところの水道料金、なおかつ老朽化した水道管の布設替え、これ、大体毎年2億円ぐらいかけて修繕していると思いますけれどもね。 それからフラワーランド、これも、大ざっぱな数字で恐縮です。当初から、最初15%、柳井は持ち出しでよかったと思うのです。開館当時は。年々5%ずつ上がっていって、柳井の負担が、今、45%ぐらいになっているんですかね、柳井の負担、もう少し上がっているのかな。ちょっと、あのあたりだと思いますが、違いますか。もう少し、下ですか。20%ぐらい。そのぐらいかな。ちょっと済いません、いやいや、いいんです。大雑把で、もともと大雑把って申し上げています。 要は上がっていくという話ですね。柳井市の持ち出しが、そうじゃないの。 ○議長(藤沢宏司)  ちょっと、坂ノ井議員。経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) フラワーランドの指定管理料の件でございますが、当初は、議員、おっしゃったように市が15%、県が85%で、年々上がっていくわけではなくて、今は35%、県が65%ですが、年々上がっていっておるわけではございません。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 失礼しました。ちょっとつまずきましたね。要は、上がっていくのは間違いないというところでしょう。少しずつ、5%ぐらい。それは、サイクルはわからないですが、今は、じゃあ45でとまっているんですか。 ○議長(藤沢宏司)  いや、35と言われました。 ◆議員(坂ノ井徳) いずれにしても、済いません。間違いでした。上がっていったのは、間違いなく上がってきましたよね、当初、15からですから。要は、何が言いたいか、負担がふえているという話をしているんです。ちょっと、失敗しましたね。 それとか、福祉関係は当然上がっていきましょう。これは、柳井市にかかわらずですということであります。 また、市民の声とすれば、ずっと、あちこち歩いていますと、特に北側のほうですけれども、ワンコイン、いずれ免許証を返納しなきゃいけない時期がくるとは思いますが、どなたも。昨今、いろいろと事故が起こっていますんで、そうすると、返納した後に、我々の生活をどうするのかというんで、ワンコインバスとか、ぐるりんバスとかということも考えてもらいたいなという要望もありましたし、当然、それはそれで近い将来、考えていかなきゃいけないでしょうし、また、今のまちなかでは、図書館問題に関して、それは子どもたちのことだからいいんだけれども、老い先短い私たちも、何かしてほしいなという声も実はありまして、あちこちのいろいろな全ての声を網羅して、それを全部手当てできるというのは無理にしてもですね、いろいろな思いがあっている、それを解決するためには、やっぱり財政だということだと思います。 財政、別に市長さん、悪くないとおっしゃいますが、この先、収入がないのですね。ですから人口問題、これは非常に大事なことなのですが、また、中には、柳井市のスポーツの将来を憂う人も随分おられました。 県下の、実は体育館というのは、ほとんど整備されております。大きな体育館です。柳井が、周辺では一番小さな体育館かもしれませんね。また、古いというもので。ですから、この辺のものも整備してほしいなという声も伺っておりますが、そんなこんな話を、つぶやきシローじゃございませんので、あんまりぶつぶつ言ってもしょうがありませんけれども。 その上でお伺いをいたしますが、市長さん、コンクリートから人へというキャッチフレーズの党からお出になられて市長におなりになられました。ここで申し上げたいのは、今こそ図書館建設の事業仕分けをされたらいかがかというふうに思いますが、どのようにお考えでしょう。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 何度も申し上げておりますが、市長選、立候補、一番最初の時から、もう、その時は無所属でということで、その時に、コンクリートから人へという主張はしておりませんので、そのあたりは、まずは、いま一度、思い出していただきたいということでございます。 事業仕分けは、我々も経験をしましたが、そういう視点で、あの時も、これも思い出していただきたいんですが、柳井市が実施した事業仕分けというのは、結果的にもっと充実させるようにというものを勘案して、トータルでいうと事業予算としては増やすようにというような仕分け結果にもなっております。 したがいまして、全てを切って切っていくというイメージが、どうしても仕分けというものにはあるんだというふうに思いますが、それぞれの事業について、どうコンパクトにするものはコンパクトにし、また、さらに充実、投資をしていくものは充実をするというような、そういった、ある意味、私は、余り取捨選択とかそういうことは申し上げたくはないんですが、いろいろなバランスをとりながらやっていくということが、これからますます大切なのかなというふうに感じております。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 事業仕分けがだめなら、ぜひ市民アンケート、これは請願出ておりますが、要望書、要望書かな。図書館建設を進めてほしいという要望と請願というのは、重みが全然違いますが、ここで初めて両方の意見が出てまいりました。ぜひ、市民アンケートをおやりになって、やっていただければなというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) このことは、従前から申し上げているように、現時点でこの賛成か反対かみたいな、そういったアンケートというものは、考えておりません。 ○議長(藤沢宏司)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) きょうも、余り耳が、うまくあいているのかあいていないのかわかりませんが、双葉愛保育園の請願が再び出ました。これも、ひとつ民意のあらわれだということで捉えていただきたいと思いますし、合併特例債は確かに得ですが、しかし使い方を誤ると、どこまで行っても借金は借金ですので、ひとつ、その辺、賢明なご判断をお願いしたいということをお願いいたしまして質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、坂ノ井議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  11時15分まで休憩といたします。午前11時00分休憩                              午前11時15分再開 ○議長(藤沢宏司)  休憩を閉じて一般質問を続けます。次の質問者、君国議員。〔君国泰照登壇〕 ◆議員(君国泰照) おはようございます。君国と申します。 辞書を見ますと、君国というのは君の国、天子の住む国であります。今回は、非常に打撃を受けておりまして、雨にも負けず風にも負けず、私はがんにも負けず、2本の圧迫骨折にも負けず、一生懸命頑張りたいと思います。 それでは、平成に幕を閉じ、年号も令和の時代となりました。先だって陛下より、「天皇として大切な国民を思い、国民のために祈り、国に心より感謝をいたします。新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と心から願います」と最後のお言葉をいただきました。 また、安倍首相も、国と国民の安定と幸せを祈られる天皇の務めを、全身全霊で果たされた陛下に、感謝申し上げたいとのお礼をされたわけであります。 そこで、令和元年の新しい時代を迎えるに当たり、日本国民や柳井市民の幸せを願う市民の心、市長の心構えと柳井市の将来のあるべき姿を、強い信念と情熱をもって貫く決意はあるかを、まず第1点としてお尋ねをするものであります。 第2点目は、今回の県議会議員選挙においては、元県議の体調不良で、公認申請や進退について、自民党柳井支部や役員、党員、市民に全く連絡も後継者の指名もなく、支部長としての責任や体をなしておりませんでした。 結局、元県議の公認申請取り下げ後に、自民党柳井支部の総意をもって3候補者の推薦をして、公認を決定する手はずでありましたが、その矢先に県連から通達があり、市長の支持される元市会議員に公認が決定となりました。 その想定外の結末に唖然とし、そして怒りや疑念が湧き、また市民の、市長の早々とした元市議を全面的に支持し、応援していることは、議員や市長へ反発する。 また、有権者からも非難の声が上がり、非常に今回の選挙は冷めた盛り上がりのない県議会選挙であったと思いますが、その要因は何であったかをお尋ねをするわけであります。 3番目に、その結果、投票率は51.04%と悪く、大敗したことは双葉愛保育園の許認可問題や、図書館建設に反対をされる多くの有権者の市民が、ノーのサインを出した。このことは、今度の市政運営や議会対応、予算、請願、議決に支障を来すことはないか、前回に引き続きお願いをするものであります。 第4番目が、功を成し遂げ、任期満了で終わるか。功というのはわかっていらっしゃると思います。また、功なくして4期再選を果たすか。柳商跡地利活用遂行に市長の政治生命をかけて全うするか。市民の署名の一時中断、再度市民の理解のもと、新たに進めるかをお尋ねするわけであります。 その次に、平和教育についてであります。 戦後七十数年を経過いたしましたが、現代の若者は戦争の怖さ、醜さ、悲惨さを知らない。また、ゲームやスマートフォンなど、平和に甘んじて国体が弱体化しております。 第二次世界大戦で310万人の国民が犠牲となったわけでありますが、何も学んでいない戦争発言をした国会議員がおるわけであります。まことに情けない次第であります。戦争とはテレビやテレビゲームやアニメの感覚でしかありません。 柳井市の教育計画において、戦争の実態、平和の構築、平和な日本、平和都市柳井と、そして柳井に暮らせる幸せをどのように教えていらっしゃるかを、教育長にお尋ねをするわけであります。 3番目は、3の1は、リタイア、高齢者の第二の人生と終活についてであります。 その昔は、その国の青年の姿を見れば、その国の将来が見える。今は、その国の老人の姿を見れば、その国の心の豊かさが読める。私もよく見るわけでありますが、NHKの番組で「チコちゃんに叱られる」。ぼーっと生きてるんじゃないよと叱られないために、老後はぼーっとではなく一生懸命、健康で第二の人生を地域社会に貢献できるように、最後の終活として頑張らんにゃいけんじゃないか。ただ生を受けて、食べて飲んでパチンコ行って、そういうような人生じゃ、余りにも寂しいんじゃないかと思うわけであります。 そこで、やはり終活には、地域のためになるお役に立つ。そういうふうな人間になれと、私の父母がいつも教えてくれましたが、やはり今から、人間はだらだら生きていくんではなく、やはり立派な人間として生まれ変わって、地域のお役に立つ。 そういうふうなことも必要だと思いますが、そういうふうな地域のお役に立てるような仕組みを、どのようにお考えをしていらっしゃるかということを、お尋ねをしたいと思います。 答弁によって、また再質問をさせていただきます。〔君国泰照降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、君国議員のご質問にお答えをさせていただきます。 まず、私の政治姿勢についてのお尋ねでございます。 1点目、新時代を迎えての私の心構えと決意についてでございます。 平成21年3月27日の市長就任以来、君国議員からは陰にひなたにご指導、さらには叱咤激励をいただきながら、昨日の小さな勉強会のような場でも、たびたびご一緒させていただきながら10年が経過をし、この春から11年目を迎えております。 私が君国議員からご質問をお受けするのは、毎回立っておられますので、恐らく今回で、実に通算41回目になろうかと思います。新しい時代におきましても、引き続き温かいご指導を賜りたく、何とぞよろしくお願いいたします。 さて、時代は平成から令和に移りましたが、この新元号には、人々が美しく心寄せあう中で文化が生まれ育つようにとの意味が込められていることは、ご存じのとおりでございます。 ここ柳井市におきましても、市内各地域で住民が心を寄せ合いながら、地域の夢プランやスクール・コミュニティ構想などの住民主体の取り組みを通じて、人と人がつながり、支え合う町をつくってまいりたいと思います。 また、柳井商業高等学校跡地の利活用を通して、文教ゾーンの充実を図り、集い、つながり学び合う市民の文化を育んでまいりたいと考えております。 私は令和の時代におきましても、こうしたこれまで同様の強い信念と情熱を持って、市民お一人おひとりが柳井で暮らす幸せを実感できるまちづくりに挑戦し続けてまいる覚悟でございます。 2点目のご質問、今回の県議会議員選挙の盛り上がりにつきましては、低い投票率も含め、率直に残念な思いはございます。その要因の分析については、様々あるかというふうに思いますが、こうした傾向は、昨今の選挙全般、本市のおける各種選挙にも共通をしておりますので、私たち政治家一人ひとりが、平素から有権者、まさに市民の方々との接点をさらに強くしていくことによって、市民の皆さんが政治への関心を深められ、問題意識を持ってまちづくりに参画していただくことにつなげていくことが大切であると考えております。 3点目につきましては、投票の動機は有権者お一人おひとりに様々ある中で、先の県議会議員の選挙におきまして、市政における課題である複合図書館の建設が争点であったかどうかについては、有権者がそれぞれに判断されることと思います。 そうした中で、議員の皆様におかれましては、この問題について様々に受けとめておられるというふうに思いますので、今後ともさらに議員の皆様とは、お互いに建設的な意見を積み重ね、また私に対してもご指導をいただきたいと、こういった思いでございます。 4点目の柳井商業高校跡地利活用を全うするのかとのお尋ねでございます。 これまで多くの方々のご理解をいただいて、全ては人づくりからという思いで、教育や子ども、子育ての分野に、本市の資源を傾斜して投入してまいりました。そうした中、私は明治改元150年を迎えました昨年8月に宮城県白石市、10月に新潟県長岡市を訪れる機会を得ております。 白石は、薩長を中心とする新政府と真っ向から対峙した奥羽越列藩同盟の拠点である講義府が置かれた地でございます。また、清狂草堂で学び、克己堂で教えた新政府軍の奥羽鎮撫、総督府の下参謀として滞在していた福島で斬首された世良修蔵が眠る墓地がございまして、長州とは浅からぬ因縁がございます。 一方の長岡も北越戦争において、河井継之助の奮戦がよく知られておりますが、こちらも私たち山口県とは対立の歴史でつながっていることになります。両市とも明治150年ではなくて、戊辰の役150年とした看板に表示が、町なかのいたるところに掲げてございました。 維新後、白石藩の人たちは北海道へ移されて、極寒の中で耐え忍び、みずから土地を開拓し、現在の札幌市白石区や登別の温泉の発展の礎を築いたということでございます。 しかしながら、白石藩の伝統は、現在も白石市において伝統芸能の継承の館ということで、能楽堂であったり、茶室を持っておられるということで、こういった面においても歴史を大切にし、文化を守り育てる今のまちづくりの随所に受け継がれていると感じたところでございます。 また、長岡には、議員ご承知のとおり、当時の小泉総理の所信表明演説で任用をされ、日本全国のみならず世界的にも知られるようになりました米百俵の故事が残っており、その精神を今も市民の皆さんが守り伝えられておられます。 戦争に敗れ、長岡藩全体が大困窮する中で、教育の大切さを説いた小林虎三郎の考えは、時代背景が違うというふうに言ってしまえばそれまでのことでございますが、私はいつの時代にも、つまり少子化高齢化人口減少が進行する今の時代にも通じるものがあると考えます。 虎三郎の精神は、私たちが子どもたちや後の人々のために何を残すべきなのか、生きていくために何が大切かを教えてくれていると思います。小林虎三郎が藩士たちを一人二人と説得をされたように、私も粘り強くこの事業については取り組んでまいりたいと思います。 君国議員におかれましても、引き続き変わらぬご指導をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 2点目のご質問平和教育については教育長から、3点目の高齢者の第二の人生と終活については関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) それでは失礼いたします。 平和教育についてお答えをいたします。 柳井市の教育計画において、平和教育は人権教育に位置づけて推進をしています。その理由は、平和の対局である戦争を、全ての人に保障されるべき基本的人権の尊重が困難な状況として捉え、一人一人の基本的人権が尊重された社会の実現こそが平和の構築につながると考えるからです。 この人権教育は、柳井市が掲げる教育目標、愛、夢、志を育む教育の実現に欠くことのできない自己肯定感、他者肯定感、地域肯定感の育成の土台となるものであり、全ての教育活動の基盤となっています。 したがって、平和教育についても社会科等の教科学習はもちろんのこと、様々な教育活動で展開しています。柳井中学校では平成12年から2年生、もしくは1年生の総合的な学習の時間で、平和学習を中心に学習を進めてきております。 広島平和祈念資料館を訪れるだけでなく、事前に資料館からパネルをお借りしたり、学校長の協力を得て戦争に関連する本を集めてもらい、調べ学習に活用したりして、戦争に関する理解を深める学習を行ってから当日を迎えています。 現地では、広島の原爆ドームの対岸の川岸から、被爆ピアノの演奏のもと、生徒たちが作詞・作曲した『平和の種』の合唱を披露し、平和への祈りをささげています。 広島見学の後は学んだことを他学年や保護者、地域の方々へ伝えることも視野に入れて、文化祭のステージで戦争を題材とした「火垂るの墓」を、生徒たちの手で演じたり学習の成果を発表したりしています。 小学校では、市内全ての小学校において、平和教育の一環として広島社会見学を実施しています。事前に戦争についての絵本の読み聞かせを行ったり、朝の読書活動に戦争関連の本を用意したりして、戦争について学んでから現地に行きます。 広島では、平和祈念資料館の見学を始め、千羽鶴をささげたり、語り部の話を聞いたりします。事後学習として、学級新聞やレポートに学んだことをまとめる活動を行い、戦争の悲惨さと平和の尊さが心に刻まれるよう、学習活動を仕組んでおります。 このように、事業や学校行事の機会を捉えて、絶対に戦争をしてはいけないという気持ちの醸成を図っております。このような平和教育を推進し、戦争の悲惨さや平和の尊さについて学ばせる一方で、ふるさと柳井で暮らす喜びを感得することができる学習も展開しています。 その中でも、特に柳井市の教育として特徴的な取り組みが、平成28年度から市内全小学校6年生で実施している国語科、まちの幸福論の学習です。まちの幸福論では、子どもたちが自分の暮らす地域のよさや課題を検討します。 そして、自分たちの住む地域をよりよくしていくために、子どもたち自身が考えたプランを保護者や地域、行政の方々から意見をいただきながら、一緒に練り上げていきます。 地域のことをよく知るにつれ、子どもたちは自然豊かで温かい人々とのふれあいがある柳井のよさに改めて気づいています。その上で、自分たちが柳井のまちづくりについて考えたことが、大人の人たちを巻き込んで現実味を帯びてくることに感動を覚えています。 小学生の段階から、まちづくりに自分たちも関われるという感覚を養うことは、ふるさとを愛し、ふるさとを大切にする心につながります。その心の育成が、平和を愛する心にもつながっていくものと考えます。 スクール・コミュニティ構想を推進する当市においては、今後も子どもたちに平和な社会、未来の柳井市の担い手として必要な実践力と地域肯定感を育むことが重要であると考えます。 そのためには、自分たちが安心して暮らすことができるまちづくりを自分たちの手で実践していくという視点から、これまでの各校の平和教育の取り組みを地域住民と一緒に見直し、工夫、改善していく必要があります。 今後も校長会等の場において、学校運営協議会の仕組みを生かした地域住民との協働によるカリキュラムの見直しと創意工夫ある展開の必要性を説明し、より地域と学校の特色を生かした平和教育の充実が図られるよう努めてまいりたいと考えます。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 3点目のリタイア、高齢者の第二の人生と終活についてお答えします。 本市の人口は減少傾向で推移する中、65歳以上の高齢者人口につきましては、平成29年の約1万2,200人をピークに、その後緩やかに減少しており、令和3年ごろには1万2,000人を下回るものと予測され、一方高齢化率につきましては上昇し、数年後には4割近くになる見込みでございます。 また、平成29年に柳井市在住で65歳以上の一般高齢者、要支援1、2の高齢者を対象として行いました介護予防日常生活圏域ニーズ調査では、「週に1回以上は外出していますか」との質問に対し、「ほとんど外出しない」と回答した方が回答者全体の19.6%となっております。 こうした中、今後ますます高齢者等の多様な社会参加を促進し、住みなれた地域でいつまでも元気にその人らしい生活を継続していけるまちづくりが求められています。 市では、まず健康であることが社会参加へつながっていく大きな要素であると認識しており、にこにこ健康づくり事業や介護予防のための健康体操、水中運動などの健康づくりの取り組みを行っております。 次に、高齢者が活躍し貢献する場としましては、老人クラブの活動や、就労意欲のある高齢者には柳井広域シルバー人材センターなどがあります。 また、地域においては自治会、各地区コミュニティー、地区社会福祉協議会、各種団体があり、特色のある行事や取り組みが行われております。 さらに、学校を支援したり、地域での見守りや清掃活動、花壇に花を植えるなど、多様なボランティア活動を行っている個人やグループの方々が数多くいらっしゃいます。 市としましては、こうした組織や活動をしっかり周知し、高齢の方が「私も一役」との思いを持って、どんどん地域社会に出て活躍していただくようなまちづくりを進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) まず1点目でございますが、令和の時代、先ほど市長が述べられましたように、そういうふうな理念というのは、やっぱり行政も市長も首長も職員も我々も、しっかりと持たなければならないんではいけないんじゃないかと思うわけであります。 やはりそういうことも、ややもしますとよく忘れるんですね。日ごろの日常の茶飯事の中で忙しい思いをしまして、そういう中で、柳井市は市民憲章というのがありました。 これ、私の誕生日の時に、私の孫が、「おじいちゃん、お祝いに歌を歌っちゃげるね」と言いました。なんか最近の流行り歌かなんかと思いましたら、子ども2人が、「おじいちゃんの好きな歌、市民憲章を唱和します」言うて、おじいちゃん、そんとに市民憲章は唱和せんので、「おじいちゃんはいつもああいうふうなことばっかり言うて、おじいちゃんはああいうふうな柳井を愛する市民憲章とか、ふるさとを愛するちゅうのが好きじゃろう」と。「校長先生の前に出て発表したんよ、それをおじいちゃんの前で発表します」という、非常にうれしかったですね。  市民憲章というのは、私が青年会議所の時代に、いろいろと日積やら伊陸やら、あちらこちら行きまして、集めてきて、その市民憲章をつくった覚えがあります。 それをJCの時代はよく、しょっちゅう式典のたびにやっておりましたけど、この最近はだんだん少なくなってきた。もう柳井市でも成人式やなんかの時にやるぐらいでございますが、何かこの大きな式典とか諸行事がある。 私が思うのは、今度はまた議長にも言いたいと思いますけど、今度正月とか3月なんかの議会のしょっぱなでも、やはり議員もそういうような精神に基づいてやりますという、市長なんかやると、またいいんではないかと思いますが。 こういうなことは、もうちょっと教育委員会も、また市のほうでもしっかり奨励して、いろいろな団体にやっていってくれるような要請というのはできないでしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  今のは議会に対しての質問ですか。 ◆議員(君国泰照) いや、議会じゃないです。一般にですね。 ○議長(藤沢宏司)  じゃないでしょう。いろいろな式典で、そういう市民憲章を唱えるというか、そういうことを奨励してもらえないかという質問ですね。市長。 ◎市長(井原健太郎) 今、君国議員さんからは、成人式の成人祝賀式のお話がありました。私もこういう立場ですので、各所いろいろな会合、最近では多くの総会に出席をさせていただきますが、ほとんどの各地区の敬老会の冒頭で、皆さん一緒に唱和されているように思いますし、いろいろな各団体の場でも最初に唱和されておられたりということで、結構いろいろな場面で私もともに唱和させていただく場面もあります。 そういう状況の中で、さらにそういう場面を増やしていく必要があるんではないかというようなご指摘ですので、私もその点については大いに賛同するところでありまして。まだまだ皆さん冊子を一生懸命見ながら、何とか唱和されるという状況でありますが。特に子どもたちも含めて、みんながこう、自然と、すらすらと新しい今の市民憲章を、こちらも柳井青年会議所のほうでつくっていただいたという歴史もありますが。その辺りをさらに発信していくということについては、大いに賛同するところでございますので、様々な工夫をしていきたいというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) さすが現役市長ですね。しっかりフォローしていただきました。ありがとうございます。 一番最初の令和の心構えでございますが、いろいろと市長のほうからの言葉もございました。全く柳井市の、今からは困難な時代、少子高齢化、経済の問題、いろいろな問題がやっちょりますが、やはり市役所ももちろん、市民もやっぱり心を一つとして、そういうふうな目的を持ってやらなければならない。我々ももちろん自覚して、市会議員としての務めをしたいと思うわけでありますが、やはりいろいろな意見が出ております。 特に新聞紙上、特にローカルなんかはもう、とにかく艦砲射撃のような、どんどん矢継ぎ早のことが出ておりますが、やはりいろいろな意見も非常に聞くのも大事ですし、市民の声というのが非常に大事で、それを市民の声を無視するということはならないと思いますが。 この前、ちょっと新聞を目を通しておりましたが、今の上皇陛下が天皇陛下の時におっしゃっていた言葉でありますが、天皇というのは国民の幸せを願って、国民とともに歩むのが基本的な姿です。 やはりトップに立つ方は、やっぱり市民の幸せを願って市民とともに歩むのが基本的、市長はいつも市民の中へっていうお話をしょっちゅうされるわけでございます。 やはり、その市民の声を聞いて、市民の中に飛び込んで、市民とともにやる。市長は非常に率先して、いろいろな会合でも何でも、今まではよその市長がやらないのに、それは若さでしょうかね。会合があっても、いつも腰かけでも率先してたたまれたりとか、いろいろなこともよくやられていらっしゃるわけでありますが。 しかし、基本的な姿として、国民とともに歩み、それぞれの意見を聞くのも非常に重要だと元天皇陛下はおっしゃられてございますが、それ以上に大切なのは、現実だけにとらわれず、先のことを見越して判断することだと思われます。そういうふうな言葉があったわけなのですね。 だから、天皇陛下はまた新しくなられた方も、それぞれ国民の平和を願う。それとともに、やはり日本国の現実をしっかり捉えながらも、やはり先のことを見越して判断する。 これが、総理大臣でも国会議員でも市長でも言われることじゃなかろうかと思いますが。市長におかれましては、この先のことを見越して判断する。それの一番重要なところは、ポイントは何だと思われますでしょう。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) それは、まさに市長という立場において最も重要なことは、もちろん市民の皆様の幸せを願うというか、それを実現していただくための様々な施策を通じてお手伝いをさせていただくことでありますが。 これもよく思うのは、柳井市も今の市民だけの柳井市ではなくて、過去の市民の柳井市であり、また将来のまだこの世に存在していないというか、柳井市に生まれていない子どもたち、後の世代も含めて市民であると思う。そういう思いからすると、その全体を見渡す中で、様々な施策について決断をし、推進をしていくと。 時に、いろいろな風当たり、先ほど何とか射撃というふうにもおっしゃいましたが、そういうものもしっかりむしろ受けとめながら、私の思いとしては、よく今回の柳商跡地の地区説明会でも申し上げておりますが、今はなかなかいろいろなご意見がありますけど、最終的にはそれを一つにまとめて、そして未来に一歩踏み出していくということが大事であるというふうに思いますから、そういう意味で全ての市民、また今だけではなくて過去から未来へ続く市民と、そういう視点がまさに先を見越してということは、とても大事な視点なのかなというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) やはり首長、そしてまた日本国を背負う安倍首相、日本の代々の総理大臣もそうですが、やはり今の現実だけの日本でなく、世界の中の日本はどうするんかと。日本人は今のままでいいんじゃろうか。やはり、もうちょっと心の持ちようとか人間性を変えないと、今の風潮に流されたまちになる。ただ自分さえ良けりゃええ。個人のエゴや利己がまかり通ると。みんなと共有しながら、みんなで心をそろえてまちづくりをする。今、まあこの方が将来的には、これが役に立つんだよっていう、そういうふうなまちづくり。 それは、もう市長が重々とお考えでありましょう。非常に、今、市長は本当に矢面に立たされていらっしゃるわけでありますが、やはりこれも、我々は、試練は神への導き、試練や恨みを感謝で受けて、人間は一人前となるという話があるわけでありますが。いろいろな話が出てくる中でも、やはり市長も、市長は人がいいからそうでもない。私ら悪口言われるなら、くそったれちゅうような感じでおりますので。 やはり、これを「玉磨かざれば光なし」。やはり、みんなが磨いてくれるから、市長も一段一段と上がっていただいてきて人間性を増していくんだな。そういうふうな気がするわけであります。 また、4選を目指されるか、また3選、3期で終わるかは、まだ神のみぞ知るわけでありますが、やはり「艱難辛苦汝を玉にす」いうこともありますが、やはりそれぞれいろいろな試練を受けて、皆さんから忠告や注文やいろいろなことがあるわけでありますが。 やはり、それも自分に与えられた使命だと思って、ぜひその辺をしっかり包括して、さすが、なるほど前回の市長はここまでやられてようやったのう。それが、いや、やっぱりつまらんものをつくったのう。そう言われることがないように、私も正義感を持って、できるものはできる、できないものはできないと。一生懸命また側面的にも押させていただきたいように思うわけであります。 それと、さきの県議会議員選については非常に不愉快な思いがいたしました。今までは多少市長の肩入れして、図書館でもつくることに賛成しとかなんと思ったら、ああ、あれで一遍に冷めました。 こりゃあ、いけん。ああいうふうなことをやるんじゃったら、わしは反対に回るでよという、それは私の貧しい心の表れでありますが、やはり相手があることで、非常に難しいわけでありますが、市長は市長で、前の市議の方がベストと思うておっしゃられたわけでありますが。私は10年前に、私も一緒に涙流して悔しい思いをして、捲土重来、今度こそはぜひやってもらって、この人が柳井の県会議員になったら一生懸命やってくれる。 そういう思いでありましたが、これは余り生々しいことになりますが、市長はやっぱし、どういうわけで今の落選をされた候補をパイプ役として押されたんでしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) さきに石丸議員のご質問にもお答えをさせていただいたとおりでございますが、やはり自民党の県政、国政における与党である党の後任が予定されているということが前提、また、さらには前県議の公認、この公認というのは後継指名も含めてと。そういうものが前提になるという中で、私自身は退路を定めてきたということでございますが、まあいろいろな選挙というのは、要素が途中から変化をしてということになりますけども。本当に難しい決断をしたということは議員もよくご承知のとおりで、そこで一歩前に出るのか、また一歩前に引くのか。 それで、この間の、やはり山口県また国政との様々な事業の中での関係を考えると、あそこで一歩下がるというところは、これは私のためというのはもちろんなくて、柳井市の様々な施策を進めていく上で、そこは一歩前に出るべきではないかということで、そういう決断をさせていただいたわけでありますが。そのことによって、今、議員からもご紹介にありましたような様々な懸念、疑問、また批判もあったということは、よくよく承知しておりますので、そういったことも、先ほどから様々な艱難辛苦というところもありますけれども、そういうものをしっかりと受けとめながら、後に振り返って、今回の様々な行動がどうであったかということが、できる限りしっかりと肥やしになるというか、世の中には失敗はないんだという、全てその失敗を糧にして未来に進めなければ、それはないんだというようなことも言われておりますので。 そういった思いで、謙虚な気持ちでいろんものは受けとめながら、それをしっかりとまた生かしていくというような思いで、また地道にやっていきたいというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) もう済んでしまったことは仕方ないわと。歌謡曲の唄じゃありませんが、市長もまだ政治経験、言うても秘書も含めてもう十数年だと思います。市長になられて、もう8年、9年でございますが。 やはり、政治家ちゅうのは非常にもう腹黒いんですね。こりゃあ、江戸の仇を長崎で討とう。何かあったら今度はひとつしっぺ返しでやっちゃろうという気持ち、私はいつも持っちょります。 そうした中で、やはりそういうふうなことで、いやあ、今、ここでこういうふうにやると、この次に難題が待っている。山積しちょるな。そういうふうなとこをやると、こりゃあ、自分の選挙とかいろいろな市民にはマイナスになると。それは、考えていらっしゃらなかったですか。純粋な気持ちで。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 当然行政、さらに市政に関わることで、様々な可能性も含めて整理しながらものごとを決めていくというのは、当然のことでございます。 いろいろな状況というのはもちろんあるんでしょうが、ひとつ結果は結果として、そこはしっかりと受けとめさせていただいて、進んでいきたいということでございますので。なかなかそれは、もうよく申し上げますが、親子ほどの年の差もあり、政治経験も全く違う中で君国議員さんが思われるとことは、まだまだそこに達することはできていないのはもちろん、なかなかそれは難しいんだというふうに思いますけれども。 その辺りを、また今後は足らざるところを、また議員にも補っていただきながらということを、今回のことでしっかりと学ぶことができたということに、将来なればまたそれはひとつ違う新たな道につながっていくんだというふうに思いますので。そういったお叱りを、またしっかりと肝に銘じて、これからもこの職務に精励してまいりたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 私は柳井商業高校でございまして、そろばんは残念ながら4級でございました。その中のそろばんはご破算で終わる。願いましては、ばっとやりますね。 今回も問題は、これをもって私は頭の中からご破算にして、やはり議会も、また新しい県会議員になられた方も、また市長も含めて、本当に柳井市の発展のためにやる。 いつまでたってもくよくよ後を引いちょっちゃいけないと思いますが、我々の議員も、皆そのつもりで一丸となって対処して、この困難なまちづくり、柳井市制を支えていくように思っております。 その次に、平和教育でございます。 再質問することがなくなってしもうた。もう教育長が、次から次から、ええのええの言うて、やっぱり全くそのとおりと思うのです。やはり、学校教育もしかり、それから社会教育もしかり、また家庭教育の中でもしっかりしないと。ただ教育といいますと、学校にだけ任せっきりというのが、最近増えてきたんですね。今の母親というのが、パチンコに行ってやり過ぎてから、子どもが車の中で熱中症になっちょっても知らないとか、もう子どもを平気で殺すとか、お湯につけたりとか飯を食わさん。そういうふうな子どもが、親がもうなっちょらんのが多いんですね。 その辺も家庭教育もしっかりですが、やはり社会でもみんなで子を守る。それで、学校なら学校でもみんなが、何かこのボランティアで守っていくというのは、非常に重要なことだと思うわけであります。 きょうは、ちょっとこういうふうなのを、議長の許しを得て、これは何かわかります。年の人はわかるよね。ああ、昔はわかると。これ、わかります。これは、防空頭巾であります。 これをうちの父が、レイテ湾に出動している時に、私と母が、私は1歳でございますが、その時に岡山に住んでおりまして、空襲がありました。空襲の時に、もう町が焼ける時に、私の母は、父が戦地に行った時、子どもにけがをさしちゃいけん。守ろういうことで、この防空頭巾をかぶっては、それぞれの防空壕に行ったことは覚えてはおりませんが、絶えず話をしてくれました。 親がいつでも、戦時中の兵隊さんはこうよ。食べるものがない、水がない言う。寒いよ、暑いよ。その中で、特攻へ行って、突撃、突撃で、もう儚い命。後に残った子どもや妻や、父や母のことを思いながら、むなしく突っ込んで戦死した。 中には飛行機に乗って、その飛行機で突入することによって、日本の次の時代、子どもたちが幸せになる。そういうふうな思いで若い命を果てたんよと。まあ、原爆資料館に行かれて、いろいろと子どもたちも勉強されたと思います。 今、この中で、柳井市の教育、愛・夢・志を育む。非常に本当に立派にできております。素晴らしいものがありまして、これで一つ気に入らんのは、何か言いましたら平和教育いうのがないかなと思ったんです。 先ほど教育長の話の中で、そういうふうな中で、平和教育をやっているんですよちゅうて、今日たまたま山口新聞を見ました。その中に、この学徒出陣で南方戦線を体験したいう柳井の町田さんというふうな方がいらっしゃって、もうよそなんかだったら、原爆もある。原爆に行った時に、被爆者の体験を話したり、知覧に行った時でも、その辺の話をされて、その時に私も涙したことがあります。議会でも知覧に行ったことがありました。非常に感激をいたしました。 やっぱりそういうふうな体験を聞いてみる。悲惨なことも聞いてみる。だから、戦争をやっちゃいけんの。原子爆弾をつくっちゃいけん。核戦争はなくさなければいけないと。そういうふうなことを体験するということも必要だと思いますが。 市長は、知覧に行かれたことがあります。あるいは大津島の回天の地を行かれたことはありますか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 以前にも知覧に行ったことはあるかというご質問をいただいているように思い起こしましたが、それ以降、その機会もまだないので、いつかはお伺いさせていただいて。大津島も同様でございます。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 修学旅行でも長崎とかいろいろなところへ、修学旅行で行かれておられるようでありますが、知覧に行った時でも、ものすごく学生もくぎづけになって見ておりました。 こういうふうなことは、教科書でぱらぱらと、真珠湾とかあんぐらいのことしかないから、実際にこうじゃったんかと。本当に戦争ちゅうのはむごいなと。そういうふうな体験をしたようでありますが。 たまには知覧とか、ああいうふうな勉強も修学旅行を兼ねてやるのも素晴らしいんではないかと思いまして、これはまあ次の教育長にもお願いしているところであります。 それと、さっき郷土のことをしっかり学ぶ。今回の柳井市の教育の中で志を育む。歴史を勉強する。市長にも先ほど話がありました。やはり、新潟や向こうへ行って、やっぱりその人の歴史を学んで、その苦しみは、それぞれ国づくり、まちづくり、その中から米一俵の精神で新潟県を立ち上げて、教育の町にしたっていうお話もあったわけであります。 もし、柳井も僧月性とか、いろいろといい歴史の勉強をするものもありますし、これはもう柳井市でも僧月性と、何かきのうもありましたが、皆さんで勉強して、柳井市にはこういうふうな人物がおって、こういうふうな物語、小学生も中学生もよくその辺は勉強されているわけであります。 だから、郷土の勉強というのは、ひとつもとは、もうちょっと幼児にやると、幼児はあんまりようわからんて。幼稚園の生徒がおりますので、うちもおりますが、わからんち。これは何かご存じでしょうか。市長は知っちょるかい。 これはね、柳井いろはかるたというんですね。これが元教育委員長の多治比さんという方から、JCの社会開発委員の時につくられて、郷土のかるたなのですね。やはり、小さい時からでも、たまたまあった。 ゆっくりと牛の行列、伊陸天神、それから軒にゆらゆら金魚ちょうちん、それから阿月から出た維新の志士、こういうふうなものが簡単で、わかりやすくかるたであるわけですね。 それはJCの時に、こういうふうな郷土の勉強のために、みんなで小さいうちから郷土の勉強を。先人はこういうことをしたんよ。柳井にはこういうふうな珍しいもんがあるんよ。こういうふうな自慢できるものがあるよ。そういうふうなことでつくったわけでありますが。 もうほとんど、これが残っていない状態でございますが、これはまたひとつ幼児のほうの教育の一貫として、柳井市もいつも予算が、予算がない。二言目には予算がないとおっしゃるわけでございますが。まあ、ほかにボランティアとか柳井のいろいろと団体で、こういうのをつくってもらえれば、いいわけでありますが。やはりその辺で多少は費用が要るのなら、ちょっとぐらい出しちゃげるよぐらいの思いやりとか、ぜひこういうふうなものも、小さいうちから活用していく。 やっぱりトップを月性にしちょったら、ちょっと小学生、幼稚園の生徒もわからんわけでありますが、そんなんがおるから、教育というものがしっかりやる必要があると思いますが、その辺はお別れに。教育長がどのように考えられますか。 ○議長(藤沢宏司)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 再質問していただきまして、ありがとうございます。 いろはかるたは、うちにもありますし、やっぱり柳井小へ行ったら、柳井小にもありました。けど、なんかそれを使っているかどうかについては、ちょっとわかりませんし、非常にコンパクトに、こう柳井のことが書いてありますので、今後、ちょっとどのぐらい残っている。多分そんなに残っていないとは思うのですが、やっぱりそれをなくしてはいけないとは思っていますので、これをどうつなげていくかということについては、次の西元教育長のほうに伝えておきますし、社会教育の場でも、ちょっとサポートできればなとは思っております。うちにも多分2つぐらいは残っていますので。ありがとうございます。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 私もJCを卒業しまして、もう50年以上になるわけでありますが、一つの思い出として、やっぱり後世に残す。いいものは本当に何百万円て金がかかるもんじゃないんですね。一人には一つの人間形成の場として、ひとつこういうふうな手段もあるよということを、伝えていっていただきたいように思うわけであります。 次に、チコちゃんに叱られるでございますが、年金もらうと15日ぐらいと。それから、その日から、その次ぐらいから、某パチンコ屋とかちゅうのが、よう繁盛するのであります。 中には、うちは徳山のほうまで行って、出張して遊ばれる方もあるようでありますが、柳井の市役所のロビーでも、よく私の同級生とかいろいろな方と話をするんですね。わしらの場合、毎日暇で暇でしようがないんだと。 きょうは暖房が効いちょるな。ここへ行ったらええ。きょうは、クーラーはここへ行ったらええ。あそこでテレビ見よう。いやあ、やれやれ。泣き言ばっかり言うて、年金が少ない、増やせ、税金が高い。そういうんじゃなくてやっぱりね、65歳、75歳ぐらいになったら、ちょっと先ほども話にありましたが、地域のためにお役に立つ、活動できる。 この前からCMで見ましたら、柳井市もすごくボランティア活動とか、地域に活動するいろいろな青年団から婦人会から、いろいろなクラブなんかが、柳井市に貢献するという方が増えていらっしゃるんですね。 一部の方がちょっと暇で暇でしようがないと。家におったら、お母ちゃんに怒られて、外へほっぽり出される。やはり、そういうふうな方も、ちょっとの煙草銭ぐらいあったら、道草引いたりとかね。ちょっと勤労奉仕かなんかするんじゃが。ただじゃのうて、あんぱん一つぐらいでもええのういう、こぼす方もいらっしゃるわけでありますが。今からは、地域の人のそういうふうなすばらしさが、まちの温かさ、思いやりになるんじゃないかと思うのですね。我々の自治会の中には、ごみ箱がよくあるんですね。その中に、まあごみがばんばん出てくる。それは、不法投棄とか生活用品以外の方も持ってくるちゅうのがあるんですね。だから、そういうのは一つずつ人に迷惑をかけない。ごみをぽんとぽい捨てよるんではなくて、ごみをちょっと拾うぐらいのことがあってもいいんじゃないかと思いますが。 これが、あと5分しかなくなりましたんで、これは要望にとどめておきますが、とにかく老人も何か1回入ってしもうたらええんですよね。入らないとなかなか難しい。 もうちょっと、誰でもいい。みんなが気楽に掃除とかごみとか、いろいろなまちづくりに貢献できるようなものも仕込んでいただいたらいいんじゃないかと思うわけであります。 残りが、いつの間にか発言4分になりました。 先ほども申しましたが、教育長におきましては、いよいよこれが最後になります。私やお父さんのころから、教えをいただきまして、私なんかもバレーボールと一生懸命頑張って、厳しい指導ではありましたが、いまだに懐かしく思っておるようなわけであります。 また、こういうふうに柳井市の教育につきましても、本当に一生懸命取り組んでこられました。柳井中学校の卒業式、入学式へ行っても感激をいたします。卒業式には、思わず我々も涙することも多いです。 こうやって、今、思いますと、桑原校長の時に壇上へ上がって、柳井中学校を立派な中学校として、日本一の中学校にするぞ。そういうふうな思いが脈々と、今の校長にもつながっております。 今、柳井中学校は本当に素晴らしい。時々自治会なんかで、マンションなんか行きますと、「柳井ちゅうのは素晴らしいのう」と。「何でしょうか」と。「柳井中学校の生徒でしょうがね、私らが並木通りでも通りよったら、生徒が挨拶するんです」と。「いや、都会じゃったら知らん人に挨拶したら怒られるんじゃが。ただいま帰りましたと、おはようございますと、その挨拶が立派にできる、そういうふうな学校というのは素晴らしいな」と。「学校の教育はどういうふうにしつけしちょるんじゃろうか」と。もう本当に柳井というのは、本当今度は、自分は単身赴任やけど、子どもたちも呼んで、この柳井のほうへ学校にでも行かしたいな。そういうふうな方もいらっしゃるわけであります。 そういうことで、今、あなたが育てられた生徒たちが、一生懸命若者として育って、今度柳井を育てていく。そういうふうな子どもたちになっていくように、私も願っておりますし、また教育長もそういうふうに思っていらっしゃるんじゃないかと思います。 あと2分しかございませんが、その議会に対して、また柳井市の行政や市長に対して、何か思い残すことがあれば、1分で結構でございますから、よろしくお願いします。 ○議長(藤沢宏司)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 本当にありがとうございました。恐縮でございます。 教育の質を高めるということが、柳井市にとっても非常に重要ですし、教育のまち柳井ということが非常に重要だと、ずっと思っておりましたので、微力ながら今までやらせていただいたことを大変光栄に思っております。 今後は社会教育の場で、また支援をしていければなと思っております。ありがとうございました。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) どうもありがとうございました。 これをもちまして、ちょっと1分残しておりますが、終わりたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、君国議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  午後1時まで休憩といたします。午後0時13分休憩                              午後1時00分再開 ○議長(藤沢宏司)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、三島議員。〔三島好雄登壇〕 ◆議員(三島好雄) 皆さん、こんにちは。きょうは市民の皆さんからの市民相談を中心に質問をしたいと思います。したがいまして、いつもなら、最初に質問の要点をちょこっと言って、後で再質問ですぐ詰めていくやり方をいつもやっていますが、きょうは反対に、最初にほとんど私の言いたいことを言った後に、できれば再質問をしないような答弁をいただければと思います。 4項目ありまして、まず、1点目は、電子母子手帳についてであります。 自治体が交付する、母子健康手帳と併用し、スマートフォンで妊娠・出産・子育てまで、フルサポートできる株式会社エムティーアイの母子手帳アプリ「母子モ」は、素晴らしいアプリであり、柳井市への導入を提案をしたいと思います。 同社が、先行普及させた女性の健康情報サービス「ルナルナ」は、医師と女性をつなぎ、両者の懸け橋となれるよう、ICTを活用した妊活支援や、産婦人科における、診察・診療のサポートとなるサービスの提供に力を入れており、全国で1,300万人の女性が利用をしております。この利用者から、妊娠中・育児中にサポートをしてくれるアプリが欲しいという、強い要望で生まれたのが「母子モ」であります。 「母子モ」は住民が利用するに関しては、まったく無料でございます。既に、柳井市の女性もこれは想定でありますが、24%程度の利用が想定をされております。柳井市の行政情報、妊婦健診の案内、乳幼児健診の案内、予防接種の案内、地域単位での実施のイベントの案内、3カ月健診とか、6カ月健診とかのグルーピング案内も可能になります。 柳井市の子育てイベントの案内等々が、住民に届けられるサービスが、月額5万円の契約で可能となり、市のさらなる住民サービスの向上に期待ができるとなっておりますけれども、月額5万円というのは、年間生まれてくる子どもさんが200名以上のところでございまして、柳井市はそれを下回っておりますので、これよりもさらに、安くなるわけであります。 親展郵便物を見ない、広報紙も見ない、若い世代の住民が急増する中、スマホアプリでの情報発信は、届けたい世代の住民に市の情報を届けられる最も有効なツールになると思います。妊婦健診、乳幼児健診、予防接種、子育てイベント等の案内もプッシュ通知でもお知らせが可能であり、検診・予防接種やイベント参加率の向上に期待をされております。従来の対面でのコミュニケーションも、これもとっても大事なわけでありますけれども、それを嫌う若い世代のお母さんへの市の情報を発信できる行政が確実に住民に情報を届ける新たな重要なコミュニケーションツールと言えます。 電子化されますので、母親と父親、母親と祖父母間での情報共有が可能になり、核家族化への対応、父親の子育て参加を可能にします。子どもが大きくなり、スマホを保有した際には、子ども自体が自分の発育や成長の記録、予防接種履歴を確認することができます。子どもがひとり暮らしを始めた、もしくは、海外出張する際に、自分で予防接種履歴の確認もすることができます。 また、転入・転出時も、そのまま利用することが可能で、全国どこに引っ越しても利用が可能であります。過去の情報も全て閲覧ができます。 住民サービス向上への期待がということで、利用者の声を何個か挙げてありますので、読んでみました。 予防接種のスケジュール管理、受け忘れ防止アラートで、接種日を忘れずに済んだ。50%以上の利用者がお気に入りとしている機能と回答。私、このアプリを見て初めて知ったんですけど、40種類あるんですね、予防接種というのは。 複雑な予防接種の間隔などが管理把握でき便利。土砂災害等の水害で母子手帳を使えなくなった方から、成長記録がデータで残っていたのがよかった。 プッシュ通知でタイムリーな情報を受け取ることができるので便利。アプリから子育てイベント情報を知って参加できた。乳幼児健診の前日に、お知らせが来て忘れずに助かりました。交流センターの情報が欲しくても、子どもが風邪をひいていけない場合があるが、アプリがあれば安心。情報が欲しい時に、家にいてもアプリを見ればすぐにわかるのがいい点である。などなどでございます。 またこれを取り入れた自治体の多くの方からの声でございますけれども。 市から、タイムリーにお知らせを送信できるところがいいところであります。市のホームページにリンクしているので、子育て中のママに以前より市への関心を持ってもらえるようになった。 予防接種に関する問い合わせが、減少傾向にある。これまでは、予防接種の接種忘れや間隔のずれによる問い合わせが多く、職員で確認計算するのは大変な作業であり、手間になっていたが、アプリには自動で計算してくれる機能がついているので、予防接種に関する問い合わせが減り助かっている。 広報誌は、毎月1回ペースの発刊であり、ホームページだと直接届けることができないが、アプリは随時アナウンスができて、個々に直接情報を届けることができるので、タイムリーかつ確実に子育て世帯の方に、必要な情報をお知らせすることができている。 大流行しているインフルエンザなどの注意喚起もタイムリーにできるのはメリットである。イベント情報をアプリで配信するようにしてからは、毎回の参加人数が2割ほど増加し、定員を超えるイベントも出てきた。 妊娠中から利用できるので、会う機会が少ない妊婦さんへも、アプリを通して情報を発信することで、妊娠や出産について知ることができ、出産後の子育てに役立つ。ワクチンの誤った接種が減少をした。 12カ国対応なので、外国人のママ対応もオーケー。市の情報がプッシュ通知で届けられる。導入後の不明点等のサポートや、困りごとのサポートのために来庁してくれるだけではなく、さらなる住民サービスの向上とか、課題解決に向けたサポートを親身に経験に基づいて行ってくれる。 チラシ・ポスターとか無料で作成してくれるので、母子手帳交付時に一緒に渡せる。月5万円のみというのは、これは柳井市の場合はもうちょっと安いんですけども、安価な導入が可能だ。法改正も無料で対応してくれるので、安心である。導入のための別の費用もないというような内容になっております。 この件につきまして、先日、議会運営委員会が終わった後に、聞き取りが、担当部課長からありました。この件については、どうも聞くと、随分前から柳井市のほうには営業に来ていたらしいんですけども、私からすると、こんな安くて便利なアプリをなぜ入れないのかというのが、素朴な疑問でありました。 その聞き取りの時に、担当部課長が言われたのが、導入してもこのアプリを使える職員がいないからという。そういう回答であったと思います。 業者に問い合わせると、とても簡単で10分ぐらいでできますよと。わからなかったらいくらでもフォローはしますということでありました。IT化がますます進む中、アプリを使える職員がいないから導入しないという消極的な姿勢では、柳井市はますますほかの市に置いていかれると思います。 このアプリについては、公明新聞にも随所に書かれておりまして、今から、前は「ルナルナ」というソフトが1,000万人以上の人に使われておりますが、これからは、この「母子モ」というのが全国で今からうちの党の議員の啓発で広がっていくのではないかと思います。 市役所には、電算課もありますし、業者がこれを10分で覚えられるし、月5万円もかからないような、そういう素晴らしいアプリでございますので、導入をしてはどうかというふうな提案をさせていただきます。 2番目に、市営住宅の琴風住宅の件であります。 市民の方から、住宅の自治会費が1年間で2万円近いと、実際には月に1,500円ですから、1万8,000円なのでございますけれども、何とかならないかという市民相談がありました。そこで、担当課や自治会長さんに話を聞くと、琴風住宅はできたてのころは、マンションのようで人気があり、居住者もたくさんいたが、築30年近くたっており、これはびっくりしましたが、現在は、全体の3分の1が空き屋になっているということでありました。 自治会費を負担する入居者が減ったために、共同電灯や下水処理の外部委託の1軒当たりの負担額が増えたというのが、どうも原因のようでありました。 この解決策は、一にかかって入居者を増やすということであろうと思われます。 そのためには、どうするか、当面の策として、住宅の外壁の塗り直し、再び琴風住宅の魅力をアップするしかないと思いますが、そのほか市のそのほかのご見解がありましたら、伺いたいと思います。 うちの家もそうですけれども、20年たって、外はもうぼろぼろでございまして、女房から厳しく外壁を塗り直せと言われていますけども、まだやっていません。 3番目、公共施設のトイレについてであります。 身近なところから言いますと、柳井市役所のトイレの大便器は、1階と障害者用のトイレを除けば、皆和式であります。最近は、自分を含め高齢者はなかなか蹲踞の姿勢がとりにくくなっております。また、その反対に、「和式でないとだめだ」という人もいらっしゃるようなので、最低でも各階の2つの大便器の1つを洋式にするように要望をいたしたいと思います。 これもまた市民相談から話が出たのでありますが、新庄小学校のトイレが臭くて、汚くて、子どもが使えないというお電話がありました。すぐに学校教育課に行って聞くと、担当課長がわざわざ写真を撮ってきてくれました。その写真を見ると、すごくきれいに清掃をしてありましたので、何がいけんのんかなと思いまししたが、よく考えてみれば、今、各家庭のほとんどの便器が洋風で、しかもウォシュレットが大体ついているわけです。なおかつ、新庄小学校の場合、校舎内の奧にある便所の悪臭があり、家庭で清潔なウォシュレットを利用している児童にとっては、トイレが使えないというのも無理からぬことと思いますが、今後、どのような対応をしていかれるか、伺いたいと思います。 最後に、4点目、阿月漁港にできた魚の加工施設についてであります。 水産業の発展という観点から見ると、大変喜ばしい事業だと私は思います。柳井漁協の仕事でありました。けれども、漁港関係者はきちんと地元住民に挨拶に行かれたそうでありますが、地目の変更などで、事業をサポートした市の担当は「地元には説明する必要はない」と言ったそうであります。 また、地元の阿月出張所にも話を通していなかったと聞いております。加工施設はでき上がり、これから本格稼働に入るわけでございますが、加工場から出る悪臭と騒音に、加工場周辺の地元住民は悩んでいるそうであります。 加工場建設をサポートしてきた市として、何か対策を考えるべきだと思いますが、ご見解を伺いたいと思います。以上をもちまして、壇上での質問を終わらせていただきます。〔三島好雄降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 三島議員のご質問にお答えをさせていただきます。 1番目の電子母子手帳についてでございます。 電子母子手帳につきましては、いくつかのアプリがあるようでございますけれども、いずれのアプリも、大きく分けまして、記録・管理の機能と情報発信の機能、この2つを持っているというふうに認識をしております。 まず第1の記録・管理の機能は、スマートフォンやタブレットを使って、妊娠、出産、育児の記録、例えば妊娠中のお母さんの健康状態、子どもの成長や予防接種のスケジュールなどを入力し管理でき、従来から市が交付しております紙の母子健康手帳とあわせて利用する形になります。 議員ご紹介のアプリにつきましては、こうした記録・管理の機能が無料公開されておりまして、どなたでも利用することができるというふうになっております。 次に、第2の情報発信の機能は、「電子母子手帳」のアプリを自治体が導入した場合には、出産予定日や子どもの月齢など、それぞれの対象者にマッチすべく自治体独自の情報、例えば各種講座や教室、健診などのお知らせが登録された方に随時配信されるというものでございます。 現在、市の個別の情報発信につきましては、まず、保健センターに妊娠の届けをされ、母子健康手帳を交付する際に、連絡先をお聞きし、妊娠中の健康相談や出産前の両親学級のご案内を行っております。 出産後には、退院後、おおむね1カ月を目途に、個別訪問を実施しておりまして、その際に予防接種や健診の状況の確認、育児の不安解消のためのアドバイスをするなど、直接、対面で説明や情報提供を行っております。 また、毎月1回開催をしております乳幼児健康相談や各種教室のご案内、定期健診や歯科検診の受診勧奨等につきましても、適切な時期に郵送や直接の手渡しで情報を提供するとともに、個別の状況によりましては、電話で確認するなど、きめ細やかな対応に努めております。 また、本年2月には、保健センター内に子育て世代包括支援センター「やなでこ相談室」を設置し、保健師や助産師が悩みや困りごとについての相談をお受けしております。不安に思われる事があれば、「やなでこ相談室」へ直接ご相談室いただきたいということを周知し、安心して出産・子育てができる環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 なお、議員ご指摘のとおり、母子手帳アプリにつきましては、スマートフォン等で簡単に必要な情報を受けることができる便利なツールでございまして、導入されておられる自治体が増えているというふうにお聞きをしております。 また、これは昨日の日経新聞の記事でございますが、厚生労働省は2020年度にも地方自治体が妊娠や子育て中の母子の健康情報を電子管理できるようにする。この夏にも自治体に紹介をはじめ、20年夏ごろから提供を始めると、自治体が導入に係る費用の3分の2を上限に国が補助するといったこうした母子情報を電子で管理、手帳保管自治体に補助という記事もございました。 こういったことも参考にしてまいりたいというふうに思いますけれども、まずは、今後、先進地の事例について、議員からも様々なさらなる情報提供をいただきながら、研究をしてまいりたいと考えております。 次に、2点目の市営琴風住宅について。3点目の公共施設のトイレの整備について。4点目の阿月地区の魚の加工施設につきましては、それぞれ関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  建設部長。 ◎建設部長(古谷浩介) 2番目の、市営琴風住宅について、お答えいたします。 琴風住宅は、昭和60年度から平成元年度にかけて建設された鉄筋コンクリート造り3階、または4階建ての9棟からなる総戸数120戸の住宅で、築30年から34年が経過しております。 これまで、平成16年度に公共下水道へ接続、平成18年度には給水設備を直圧方式切りかえたほか、外壁・屋上防水の部分修繕や住戸ごとの修繕を随時実施し、入居されている方の快適な生活環境の維持に努めております。 平成25年度の入居戸数は107戸で、入居率90%でしたが、平成31年度当初は75戸で、63%に減少し、45戸が空き室となっている状況でございます。 この原因につきましては、エレベーターが設置されておらず高齢者世帯向けでないことや、給湯設備が旧式であることなどが考えられますが、そのほかにも、ここ数年において、屋外照明設備の老朽化や、外壁の汚れが目立ってきたこともあるのではないかと考えております。 これらの対応策ですが、屋外照明設備の電気代、電球交換は入居者の負担になっておりますので、照明器具を取りかえる際には、LEDにすることで負担軽減を図ってまいりたいと考えております。 また、外壁につきましては、先ほども述べましたが、入居者の安全確保のため、部分的な修繕を随時実施しておりますが、大規模改修を計画的に実施する必要があると認識しております。 琴風住宅は、平成25年2月に策定した「柳井市公営住宅等長寿命化計画」において、居住性や安全性が確保されていることから、長期的な活用を図る団地として、予防保全的な改善を行い、維持していく住宅と位置づけております。 したがいまして、外壁改修につきましては、第2次公営住宅等長寿命化計画において、改修の実施時期等について検討したいと考えております。 それから、先ほど下水処理の経費の関係おっしゃいましたが、これにつきましては、先ほども述べましたが、平成16年度に公共下水道に切りかえた際に、防臭ますというのを新たに33カ所設けることになりまして、私も先日現物を拝見いたしましたけど、その際に入居者の方には、このますが定期的に清掃が必要であるということ、それをみずからやられるか、業者に委託するかというお話もして、業者に委託する場合にはかなり経費がかかりますという説明をさせていただいておりまして、この辺りにつきましては、ちょっと私どものほうで手が差し伸べられない状況でございます。 入居者が少ないということで、1人頭の経費がかかるということでございますので、その辺りにつきましては、その他、市営住宅全体の対策としまして、募集方法の見直しを検討しております。 琴風住宅の状況につきましては、平成29年度は10戸の募集に対してお1人、昨年度は6戸の募集に対してお2人となっておりまして、応募者が少ない状況が続いております。 現在、新規入居は、今月6月と10月の年2回の定期募集により実施しておりますが、市内の県営住宅や近隣の市と比べ、募集回数が少ない状況となっております。 本年10月の2回目募集終了後から、入居希望のなかった住戸について、期限を設け先着順による随時募集を行う予定にしており、現状の改善を図りたいと考えております。 今後とも、琴風住宅を含めた市営住宅の適切な維持管理を行ってまいります。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 三島議員ご質問の3番、公共施設のトイレの整備についてのうち、まず、前段の市役所庁舎のトイレにつきまして、ご答弁を申し上げます。 庁舎本館のトイレにつきましては、1階はエレベーター横、東側出入り口、多目的トイレの3カ所、2階から5階まではエレベーター横に各1カ所、6階は、エレベーター横と多目的トイレの2カ所が設置をされております。 そのうち、洋式トイレの設置につきましては、議員さんおっしゃいましたように、1階エレベーター横のトイレに男女各1つずつと、1階と6階の多目的トイレとなっております。2階から5階までのトイレにつきましては、現在、全て和式でございます。1階エレベーター横の洋式トイレにつきましては、平成18年度庁舎建設から22年が経過し、生活様式の変化や高齢化に対応して、トイレの洋式化を検討してはと、当時の職員提案制度による提案によりまして、比較的来客者の多い1階トイレについて洋式に改修したものであります。 また、1階及び6階の多目的トイレにつきましては、平成27年度に洗浄シャワーつきのトイレに改修をしております。 洋式トイレのニーズにつきましては、現在のところ職員からの要望は特には聞いてはいないという状況でございます。市民の方が、洋式トイレの利用をご希望される場合は、現在ございます洋式トイレをご案内することで、対応をしておる現状でございます。 今後の洋式トイレの改修につきましては、市役所も含めました公共施設全体の中で、計画的に進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  教育部長。 ◎教育部長(河村邦久) それでは、小中学校のトイレの状況についてお答えいたします。 小中学校におけるトイレの整備につきましては、平成12年度に建設した柳東小学校からは洋式化されていますが、それ以前に建設した小中学校9校については、一部改修により洋式化も行いましたが、大部分、和式トイレが設置されている状況でございます。 トイレの洋式化率でございますが、平成28年4月1日現在の文部科学省、公立小中学校施設のトイレの状況調査結果によりますと、全国平均が43.3%、山口県平均が26.7%、柳井市が38.2%となっております。 調査以降も校舎等の耐震化にあわせて、トイレを設置する場合は、洋式化を進めておりますので、本年6月末での洋式化率は40.8%となる予定でございます。 今後の対応でございますが、議員ご指摘のように、近年の生活環境の変化により、家庭のトイレは洋式が一般的になり、和式トイレになじみのない環境で育った児童生徒が、学校の和式トイレを使えないということが全国的な課題となっておりまして、トイレの洋式化の必要性は、十分認識しているところでございます。 現状、学校の施設整備におきましては、校舎等の耐震化を優先して進めており、現在は、ご承知のとおり、最優先で、普通教室の空調の整備を行っております。 小中学校のトイレの洋式化につきましては、今年3月に策定しました柳井市実施計画の中で、新規事業として小中学校のトイレの洋式化事業を計上させていただいております。 なお、国が進めております国土強靭化関連事業のメニューの中に、トイレ改修事業も含まれておりますので、令和2年度の建築計画の中に要望しております。 今後も、計画的に洋式化を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 私からは、4点目の阿月地区の魚の加工施設についてお答えをいたします。 阿月地区の魚の加工施設は、平成30年度に山口県漁業協同組合柳井支店が、鰯の加工場として阿月漁港松浦地区に整備され、本年3月に完成しております。 この地区においては、マダイ等を対象とするごち網漁業が盛んに行われておりますが、魚価安や燃料価格の高騰などにより、経営が厳しくなっているとお聞きしております。 そのため、漁業者グループが新たに鰯網漁業を行い、鰯の加工品への取り組みにより漁家経営の安定化を図る目的で、加工場を整備されたものでございます。 加工場は、漁協単独で整備されておりますが、市としては、その整備に当たり用地利用計画の変更及び占用の許可を行っております。 市の権限でございます占用の許可に当たっては、近隣の自治会及び近隣の住民の方へ、加工場の整備についての説明を行うよう、漁協に対して求めておりまして、漁協からは説明を行った旨の報告を文書で受けておるところでございます。 したがって、事業実施主体である漁港から、地元住民に対して説明をしていただいたこともございまして、市からの地元の方々への説明は行っておりません。 加工場は、6月上旬ごろから運転を開始しておられるところでございますが、先日、住民の方から臭気や騒音があるというご指摘を受けたところでございます。漁協さんのほうには、そういったご指摘は入っていないということでございました。 いずれにいたしましても、市としても水産業の発展という観点から、大変重要な施設であると認識しておりまして、近隣の環境に悪影響とならないよう、状況を把握し、地元住民の皆様の理解を得るよう、漁協とも協議をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) ありがとうございました。それでは、まず1番目の市長の答弁の中で、2020年度で電子管理にするようになるので、先進地の研究をしてまいりたいとありましたが、2020年といったら来年ですよね。もうすぐでございますので、それなのに先進地の研究をしてまいりたいというのは、要するにやらないということだと思うのですが、やらないということですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) すみません、私の表現がよろしくなくて、誤解を与えてしまっていることをお詫び申し上げたいと思いますが、この場でやる、やらないということは、もちろん申し上げることはできませんけれども、国のこういった動きもある中で、先進地の事例も含めて、現時点から研究をさせていただきたいということであります。まだ、やるともやらないとも、この場でなかなか結論は出せるものではないというふうに考えておりますので、そういった趣旨で申し上げました。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。
    ◆議員(三島好雄) 健康福祉部長に伺いたいんですが、先日、議運が終わった後に、いろいろ聞き取りがあった時に、なんでこんなにいいのに導入が、まあ、ほかのメーカーもあるみたいですけれども、どこのメーカーでもいいですけれども、しないのかというと、これを操作できる、アプリを使える職員がいないからということをおっしゃいました。覚えていらっしゃいますか。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 先ほどおっしゃいました、導入しても使える職員がいないからというようなことは、申し上げていないのではないかと思うのですけれども。 ただ、いろいろお話する中で、導入した場合には、このアプリに対応した最新の情報、適切な情報を作成したり、入力したりと、そういったことを職員のほうで対応をする必要があるというふうなことは、お話をさせていただいたかとは思っております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 最新の情報を入れるという辺りに、ちょっと抵抗を感じられたのだとは思いますけれども、業者のほうからすると10分ぐらいで教えたらできるというような内容ですので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思うので、別に入れてくれと言っているのではないですよ。 この問題だけではなくて、ほかにもいろいろパソコンは使ったり、いろいろなアプリを使ったりすることが、これから増えてくると思います。その時に、ちょっとこれ難しいねとか、というんで立ちどまるんではなくて、やっぱり、しっかり一歩踏み込んでいくことがやっぱり大事だと思うのですよ。 なぜかと言ったら、確かに、ここに書いてあるように、市の広報も読まなかったり封筒が来ても読まないけども、スマートフォンは見るという若い人が、ちょっとはいると思いますので、そういうふうな人に対しては、このほかの、恐らくいろいろなアプリが今から出てくると思うのですけれども、勇気を持って、いろいろ煩雑に思えるけども、そこをきちっとやりやすいようにして、情報を発信するのがこういうアプリですからね、どう思われますか。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 三島議員さんのおっしゃるとおりでございまして、もう最近の若い保護者といいますか、お母さん方にとっては、もうスマホというものが日常の一部になっているかと思います。新しいいろいろなアプリであったり、パソコン関連のそれを使う能力といいますか、そういったものについては、しっかり普段から身につけて、こういった情報発信について、市民の皆様に適切な情報を発信できるような形というものを、今後も努めていきたいと思っております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) ありがとうございます。基本的にはそういう健康福祉部だけではなくて、ほかの部にも恐らくこういうのが出てくるかもしれませんので、その時は一歩踏み込んで、頑張って仕事をしてください。 次に、最後のところの阿月の漁港にできた加工施設の件で、今、経済部長が説明をしていただきました。市の漁協から説明をしてくれと言ったと、それは聞いています。だから、市は説明をしていないけれども、指摘は市のほうにあったというふうにおっしゃいましたね。何か臭いがして、音がするという指摘は市のほうにあった。なぜあったのだと思いますか。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 近隣の住民の方から、6月に入ってそういったご指摘があったということで、なぜ指摘があったかということについては、当然、漁港施設というのは地元の方々もご存じだと思いますので、そこを管理しているのは市ということがありますので、市のほうにご連絡があったのではないかと考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 私もそう思います。地目の変更とかそういったことは市のほうが応援をされているのだと思うのです。 行政としては、確かに事業主体が漁協だから、漁協から説明をしてくださいと言われて、漁協はちゃんとされました。それはいいと思うのです。ただ、もうちょっと市がこういうものをつくる時の視野、例えばこういうことができたら、想像力といいますか、今から機械が動いて、魚が来て、今、起こっているような音がうるさかったり、臭いがするというようなことは、なかなかある意味、いろいろなことを手掛けている市の職員であれば、想像がつくかもしれませんけれども、漁協さんのほうは、本当に自分らのあれで本当によかったなと僕も思って、これはできたことについては、大変、僕は喜んでいるのですよ。ただ、市がもうちょっと漁協のサポートをしていただきたかったなと思うのが、やっぱり市が説明を行っていないと正直に言われました。普通、こういう場合は、地元の人の意見でもあるのですけれども、阿月の出張所には言われましたか、この件は。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 阿月出張所への連絡といいますか、そういったことのお尋ねだと思いますが、直接、漁協さんがおっしゃったかどうかというのは把握しておりませんが、担当課のほうから、改めてといいますか、そういった施設ができるというぐらいは、もちろん言ってはおるとは思いますけど、詳細なところまで、どこまで説明したかというのはちょっと把握をしていないところでございます。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 今、私が言っていることは、地元住民の方のご意見ですから、そういうふうに思ってください。 要するに市としたら、やはり地元に出張所があるわけですから、出張所というのは、その地区全体のことをある程度見ていくわけですから、出張所にこんないい施設ができるのだと、もしかしたら、場所が場所で近くに民家もあるので、臭いがしたり、音がうるさいとかいうふうなこともあるかもしれんねとかいうふうな話も、できたのではないかなというふうに思うわけですね。 その中で、出張所の職員が先頭になって、また、地元の人と話をしたり、できたと思うのですね、私の推測では。なぜ地元の方が市のほうにクレームといいますか、言ってくるかというと、そこが問題に今なっていると思います。 いかにその漁協の事業であったとしても、やっぱりそれは市がきちっと補助をして、つくっているわけですので、やっぱり市民としては、市からちゃんとした説明をしてほしいと。できれば漁協さんはきちっとやるべきことはやられたので、なんの文句はございませんけれども、市としては、一応、全く責任がないというのは、これは僕は考えられないと思います。せめて、ああいう場所に、ああいう施設をつくったら、こういうことが起こるという、そういう想像力を出してほしかったと。今はもうでき上がっているわけですから、今さらあっちに建ててくれとか移動してくれとかできませんので、今後として、市のほうで何か、さっきあった悪臭とか音に対して、事業主体が漁協だから漁協にやれというのではなくて、そこは市としてアドバイスなり、それを実行するなりというお考えはないかどうか伺いたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 実は、今の地元の方との説明会といいますか、そういったご指摘が、この前から何回かございましたので、来週の月曜日にちょっと地元の自治会さんと話し合いの場を持って、地元の方々の率直なご意見をお聞きしてみたいという場を設けようと考えております。 そうした中で、どういった対策が必要なのかとか、そういった課題が当然、出てくると思いますので、その辺りについては事業実施主体である漁協さんとも協議をしながら、なんとか地元の方にご理解をいただけるような形に持っていくことができればというふうなことを、今のところ考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 今の経済部長が言われた答弁は、ベストではないけど、ベターだと思いますので、しっかり漁協の方と一緒に行かれて、話を聞いていただいてください。よろしいですかね。 次は、市営琴風住宅ですけども、今聞けば確かに30年以上たっていまして、当時、30年前というと、ほとんど僕もこっちにUターンしてきて、ちょっといろいろ仕事をやっていて、新聞記者を始めたころで、取材に行った時にびっくりしたんですが、マンション見たいですね。えっ、これが市営住宅みたいな、なんでこんないいのがあるのみたいな、そういう感想を30年ぐらい前は持っていました。当然、そこに入居される方も多かったと思います。 ところが、今見ると、確かにこれは住民の方が言われたんですけども、外から見ると、何かもう崩れそうだけではなくて、もう外壁は汚いですよね。本当に汚い。ここに住むんかと思ったら、ちょっと嫌になるというのが、話がありました。 先ほど部長の答弁がありまして、確かに電気代とか、あと下水のほうは市として、なかなか、例えば今、外灯は古くなってだめになったらLEDにする。でも、それは住民が負担するとおっしゃいましたし、下水ますについても、ちゃんと処理をされましたけど、恐らく忙しいから今までどおりだと思うのですね。そうすると、自治会費は、今1万8,000円、年間ですが、これがまたさらに上がる可能性があると思うのですね。このままだと、本当にまた入居者もどんどん出て行かれると思います。 もう一つ、別の考え方からすれば、市営住宅というのは、生活保護に次ぐ第2のセーフティネットだと、僕はいつも思っているんです。だから、市営住宅は絶対に必要、必要なんだけども、そこにどういったら気持ちよく入ってもらえるかということも、少しは考えていくのが、市営住宅を管理する市の役目だとも思いますが、今、いろいろ意見を言われましたけども、部長、どうですか。 ○議長(藤沢宏司)  建設部長。 ◎建設部長(古谷浩介) 先ほどの答弁にもありましたけれども、照明設備につきましては、LEDに変えれば電気代そのものが若干は安くなるかと思いますし、この照明設備もかなりの数があるようでございますので、これから順次、取りかえていけば、負担減にはつながっていくのではないかと思います。 それから、外壁の補修でございますが、まだ建築して以来、一度も大規模な塗りかえとか実施しておりません。この第二次の長寿命化計画が、まだちょっと先なのですけど、令和4年度中の策定になりますけど、この計画につきましては、1戸ほどの見直しをしまして、統廃合なんかも考えた大規模な計画を考えておりまして、リニューアルするべきものはリニューアルするというふうな方向性を打ち出してまいりたいとは思いますので、その辺りで入居者の増を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) うちの自治会は、年が3,000円ぐらいですね、自治会費が。アッ、3,000円になったんかと怒ったぐらい、こっちは2万円ですか。地域によって差があるんですけども、大変な思いをされておりますので、できるだけのことは前向きに頑張っていただきたいと思います。 それと、トイレのことですが、今、総務部長並びに教育部長さんのほうから前向きなご答弁をいただき、ありがとうございましたのですが、ここからは聞き流してください。 和式を洋式に一つずつしていただくというのは、大きな進歩だと思います。また、学校のほうもいろいろ計画を立ててやってもらうのが進歩だと思います。これは、私のあくまでも要望でありまして、聞き流していただいていいんですけども、経費がどれだけ違うかわかりませんけれども、洋風にするんだったら、ウォシュレットをつけたらどれぐらいになるかという予算は、どれぐらいになるか、部長、わかりますか。 ○議長(藤沢宏司)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 洋式化にする際に、洗浄機能つきのシャワートイレ、ウォシュレットというのは多分、特定メーカーの登録商標と思いますので、そのように言わせていただきますが、それについても検討はさせていただきまして、1階の多目的トイレ、6階の多目的トイレには、それと1階の別館の売店横のトイレにつきましては、そういった機能のついたトイレを導入しております。 ただ、いろいろな声を聞く中で、洋式に対する抵抗というのも、まだ若干残っておりますし、それにも増して、そういった洗浄機能つきのシャワートイレは、どうも自宅のでないと使えないという方もいらっしゃいますので、その辺り、どういった折り合いをつけていくのかというのもあると思いますが、検討はしてまいります。 ○議長(藤沢宏司)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) きょうは市民の皆さんからお電話をいただいた問題について、主に質問をさせていただきました。 質問はこれで終わりますけれども、教育長、本当に長い間ご苦労さまでした。教育長と初めてちゃんと話をさせていただいたのは、教育長が柳井中学校の校長先生の時で、その時に、柳井中学校でいじめがありまして、僕のところに市民相談が来たので、桑原校長先生のところにお伺いしたら、大変真摯にその問題に取り組んでいただきまして、本当に素晴らしい先生だなというふうに思ったのを覚えております。その気持ちで教育長にもなられて、柳井中学校も軟式で優勝したみたいですし、いろいろな点で細かい配慮をしていただき、本当にありがとうございました。以上で、私の質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、三島議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  午後2時5分まで休憩といたします。午後1時52分休憩                              午後2時05分再開 ○議長(藤沢宏司)  休憩を閉じて、一般質問を、続けます。 次の質問者、早原議員。〔早原秀文登壇〕 ◆議員(早原秀文) 皆さん、こんにちは。2時も過ぎまして、大変、眠くなるような時間でございますけども、しばらくの間、お付き合いいただければと思っております。 私は、前回の3月議会の順番が、13人中の13番でした。今回、1番、繰り上りまして、12番になりました。ゴルフで言えば、メーカーからブービーになったということになるのでしょうけども、かつて私も余り好きでもなかったゴルフコンペに、何回も行きましたけども、ほとんどブービーでした。 いつも、その挨拶をさせられるわけですけども、次回は少しでも、1番でも2番でも、順位を上げるように努力しますという挨拶ばかりしていましたけども、全く順位が上がらなかった。私も、こういったところが、定位置なのかなと思ったりもしています。 それはさておき、今回、こういったクリアファイルをお持ちしました。これは、西蔵でつくられている柳井縞のクリアファイルであります。「The goldfish lantern will make you happy」と書いてあります。そういうふうになれればいいなと思いますけども、私自身も含めまして、市外とか県外に出ていく際には、こういったものもそれぞれの場所でお持ちして、この柳井市をPRする。そういうことも、私たちの役割かなと思っております。 それでは、通告させていただいた、3項目につきまして、質問させていただきます。 2項目は、主として高齢者対策ということについてでありまして、3項目めは、既に先輩議員6名の方が、もう発言をされておりますけども、今回の新設図書館についての、私の見解等につきまして申し上げたいと思います。 まず、最初の中山間地域における地区内移動手段、移動交通の創設についてということであります。 現在、私が住んでいる日積地区、これは5月末で1,389名暮らしておられます。もう既に65歳以上の方が54.6%、75歳以上の方は、もう447人、これは約3人に1人です。80歳以上の方が326人、これも約4人に1人と、非常に、この柳井市内でも、高齢化が先行しているという地区になっておりまして、一番、高齢化されて困るというのが、なかなか、地区内を含めた移動手段がないということが、非常に課題になっておりまして、この日積地区から柳井駅、あるいは大畠駅へ向かう、そういった乗り合いタクシー、これはデマンド交通と言われていますけども、これについては、この地区の日積地区社会福祉協議会が実施主体になって、いろいろな検討をいただいて、平成28年10月から、系統は1系統に、便は午前1便、午後2便の3便にして、片道700円ということで運行していただいて、実施してきておるわけですけども、これも一応、ほぼ定着してきて、昨年度の延べ利用者が1,160名ということでした。 1人の方が何回使われるのか、この実態は、ちょっと私自身も把握しておりませんけども、例えば、月に2回、年間24回、1人の方が使われるとしても、やはり60名近い方が、実際に乗り合いタクシーを利用して、柳井駅、あるいは大畠駅に移動していただいているということでありますけども、こういう、いわば基幹駅と言うか、基幹地、幹線につながるから、これらの支線と言うか、フィーダー系統と呼ぶそうでありますけども、このデマンド交通の現状について、行政、柳井市としてどういうふうに評価されるのか、あるいは、こういった交通網を、他の地区にも横展開するような意図があるのかないのか、この辺りも、まずお聞きしておきたいと思います。 そして、一番、現在、問題になっているのが、定時定刻路線と言われている防長交通さん、現在、日積地区にも、3路線で11便あるわけですけども、朝の7時台、8時台、これは、実際にどの程度の方が利用されているかということを、商工観光課の方にも、実態を調査していただきましたけども、午前の7時、8時台の便、各1便ありますけども、ここを使っておられる方は2人から3人です。そして、昼間の便とか夕方の便、これは、ほとんど利用がないというような実態がありまして、一方、防長交通さんも、公共交通会議でいつも発言されますけども、非常に厳しいんだと、今、運行がですね、これは、いわゆるマンパワーが、要は運転手がもう足りないと、今がやっとだということで、例えば、集団インフルエンザとか、風邪とかそういったことで、運転手の方が2名、3名か欠けたら、本来の定時定刻運行ができないというようなことで、いわば撤退できる路線からは、一刻も早く撤退したいといったような本音も、漏らされておるわけです。 本当にこういった、1人も乗っていないような時間帯のバスというのが、結構あるわけですから、これをこのまま放置していいのかどうか、いいとはとても思えないわけですけども、私たちは、この現在の日積を経由しているバス路線、3系統11便を全て廃止して、それに代替できるような、一種のデマンド、現在やっているデマンド交通、デマンドタクシーですね、こういったものに置き換えられないのかということを、地区の皆さんと、今、検討しているわけです。行政の方も入っていただいております。出張所長さんとか、経済部の商工観光課の方にも入っていただいて、月1回ぐらいのペースで、今は検討会をやっているわけです。 こういった、現在の既存のいわゆる防長バス路線を廃止して、新たな移動網を構築できないかということ、そういう意図が、意図と言うか、そういうことについて、行政としてどうお考えになっているのか、この点もお尋ねしておきたいと思います。 そして、さらには、ちょうど昨年3月でいろいろと皆さんにご審議いただいた、日積出張所公民館の移転問題、これは一応、完成しまして、今年の4月12日から大里地区で、公民館出張所として移転し、開設されたわけですけども、それに伴って、いろいろな公民館活動が、近くなってよりしやすくなったという方も当然おられます。半数近くはそうでしょう。ですけども、さらに遠くなって、大変、難しくなったと、公民館活動、いろいろな寿大学とか、いろいろと趣味の会とか、やっておられるわけですけども、そういった、いわゆる地区内の移動手段、これがないと、これをどう構築するかというのが、私たちの課題にもなってきているわけです。 先般、地区の民生委員さん等の協力を得まして、75歳以上の方、79名からヒアリングというか、アンケートをしまして、そのうちの約半数、35名の方が、移動手段がないのだというふうに答えておられます。 これはデマンド交通、そういった、今のデマンド交通を使われていない方もいらっしゃるのだろうと思いますけども、何とか、私たちはこういった地区内の移動手段というのも、やはりこの地区住民として、主体的に検討、構築していかなければいけないだろうというふうに考えているわけです。 そういうこともありまして、先般は地区の連合自治会長さんとともに、中国運輸局の専門家、あるいは山口県庁の交通政策課長のところにもおじゃましまして、いろいろな道路運送法上の問題とかの課題、あるいは、現にやっている実施例、そういったこともヒアリングしたり、また、指導を受けたりしているわけですけども、こういった地区内交通移動手段というのを、私たちとしたら何としても今年度中、来年3月までには、やはり一つの形につくり上げたいなというふうに思っているわけですけども、そういったことについて、行政としてどう考えられるのか、そしてまた、その支援策はあるのかないのか、そういったことについても、お尋ねしておきたいと思います。 次は、第2項目めですけども、これも高齢者対策ということになりますけども、午前中の市長の発言にもありましたけども、よく言われる2025年問題、6年後ですね、令和7年問題というのがあります。 この年が、昭和22年から24年に産まれた、22年から24年組、いわゆる団塊世代と言われる、これが約700万人弱います。私が全くその末端にいるわけです。25年1月産まれですから。こういう人たちが、6年後には全て75歳になります。 そうなると、当然、医療費も75歳以上と75歳未満を比較すれば、75歳以上の医療費のほうが、約4倍ぐらい高いといった試算も出ているわけですけども、それとともに、そういった6年後には、いわゆる高齢者と言われる65歳以上の方の5人に1人は、認知症患者となるのではないかという試算をしている機関もあるわけです。 この認知症というのは、なかなか定義が難しいし、なかなか具体的な対策というのは難しいわけですけども、少しでも健康寿命を延ばし、いわゆる自立した生活ができる、他人の、人様の、家族の助けを借りずに自立した生活ができる。こういう歳を少しでも延ばしていかなければいけないということで、当然、行政としてもいろいろな、にこにこ健康づくり運動とかされているわけですけども、実際にそういった、現在の活動、いろいろな自治体が、国を初め、当然、各自治体も皆、それぞれいろいろな施策をされているわけですけども、柳井市の、現在、行われている、そういった健康寿命延伸施策の具体例と、その実効性、なかなかその効果というのは、検証というのは難しいとは思いますけども、そういったことについて、現在、どういうふうに取り組まれているのか、そして、どういう効果が上がっているのかについて、お伺いしておきたいと思います。 そして、不幸にも、どうしても、もう自立生活ができなくなったという方は、当然いらっしゃるわけですけども、そういった方は、現在、受け入れ施設としてグループホームというのがあります。これは、柳井市内に5カ所あります。 そして、それぞれ1ユニットが9名ですから、5カ所で、今80人とあります。私もその5カ所、一応、全て回りまして、管理者とか担当者の方にいろいろなお話は聞いてきましたけども、現在、1ユニット9人ですから、9人全部埋まっているところ、あるいは2ユニット18人の定員だけども、スタッフがいなくて、16人しか受け入れられていないんだというところもありました。また、入居待ちのところというのも2カ所ぐらいある。 それぞれまちまちなわけですけども、こういったグループホーム、これは要支援2から要介護5まで、介護度に応じて基本料金、これが決まっております。これは国が定めているわけですけども。そして、また、それにいろいろな附帯した費用がかかりますから、大体、1人当たり10万円から11万円、そして、介護保険料も、当然かかります。後期高齢者の保険料もかかる。 そうなると、最低でもやはり13、14万円ぐらいないと、なかなか継続して入居することはできないということで、費用負担も大きいという実態もあるようですけども、今後、こういった施設の必要性というのを、柳井市としてどう考えておられるのか、この点もお尋ねしたいと思います。 そして、圧倒的に、どの施設に行ってもそうなのですけども、一番おっしゃるのがやはりスタッフ問題です。非常に少ない、大変、なかなか満足したサービスができないということと、やはり、今の基本料金体系では、なかなか運営が厳しいと言われるわけです。 大体、要介護度が2.5から3ぐらいで、平均して、そのぐらいにならないと、なかなか運営経費、運営コストを回収できないといった、非常に厳しい状況もあるので、グループホーム単体で運営するということは、非常に厳しいというふうにおっしゃっています。ゆうわ苑さんなんかは、また別の老健施設とか、デイケア等の設備と一緒にやっておられる。そういうところであれば、まだ、いろいろなスタッフのやり繰りとか、全体でコストを薄められるということもあるのでしょうけども。グループホーム単体で運営するというのは、なかなか厳しいのだということも、おっしゃっておりました。 そして、また昨年度も、いわゆる、今、新庄、余田地区、いわゆる西地区にはグループホームがないということで、2ユニットのグループホームを、柳井市は公募されたわけですけども、結局、どの業者も手を挙げられなかったということでした。 そして、これは、また再度、そういった西地区において、そういったグループホームの公募もされる意図があるのかどうか、この点も伺っておきたいと思います。 また、基本的にこの入居者9名のうち、圧倒的に多いのが女性です。全て女性だというところもあったり、男性が1名か2名というところがあるのですけど、ほとんどが圧倒的に女性だということで、逆に男性の認知症はどこにいけばいいんだろうかと、こういうふうになるわけですけど、女性の方はどうしても、男性を敬遠されるというようなこともあるそうです。実際にそれは、現在、1対9ぐらいの男女比だろうと思いますけども、まだ柳井市の人口構成から見れば、80歳以上は大体、男性3に対して女性が7です。3対7。だけど、グループホームは1対9というような形になっている。そういう意味では、男性のいわゆる認知症を患われた方はどうするのかということも、今後の課題になるのかなと、どういう施設に入ればいいのかということも、課題になるのかなと思っております。 そして、その次は、平日夜間、休日の応急診療所についてであります。 現在、旧NTTの前に、平日夜間休日応急診療所があります。これは、約11年ぐらい経過したということでした。そして、これは土曜日のみ休みで、年間315日あいていて、平成29年度の決算成果で見ますと、年間延べ3,094人の方が受診されている。そして、1日当たりの平均で見ますと、平日夜間が約3人です。平日夜間は午後7時から10時までの3時間。休日は午前9時から午後5時までということになっていますけども、大体1日平均、平日夜間が3名、休日が32、3名という数字が出ておりました。 私も、去る6月9日だったと思いますけども、ちょっと担当の方、医師の方にもお聞きしようということで、おじゃましたんですけども、11時前後に行きましたけども、いえば、ひっきりなしに来られるというふうな感じでありました。1時間ぐらい待って、少し担当の先生ともお話もできたわけですけども。 なぜ、私がそこまでして問いたかったのは、休日でも、もう少し夜間の診療時間を延ばしてもらえないかというような声がある、今の17時では、ちょっと早いのではないかといったことをおっしゃる方もいらっしゃったので、その点も、担当の医師に聞いてみた、確認してみたわけですけども、現状では、とても難しいということはおっしゃっていました。 これは、医師は柳井医師会と熊毛医師会の医師会の方が、交替でやっていただいている。開業医でないと、とても無理だと、勤務医では、とてもそんな時間的な余裕はないというようなこともおっしゃっていました。 そして、当然、薬剤師も看護師もおられますから、そこで投薬もしていただける、いわばワンストップの診療ができるわけですけど。なかなか、こういった時間帯の見直しというのは、難しいのかなというふうに、私は思いましたけども、行政として、その辺はどういうふうにお考えになっているのか、そういうニーズが市民から出ているのか、出ていないのか、その辺もお聞かせいただきたいと思います。 そして、これは柳井に限らず、1市4町で共同で運営しています。一応、柳井市は代表で、コストを負担しているようになっているのでしょうけども、31年度予算では4,663万円の予算が計上されているわけですけども、実質的な柳井市の負担というのは、そのうちの幾らぐらいになっているのか、この点もお聞かせいただきたいと思います。 そして最後の、現在、一番の課題となっております、柳商跡地への図書館建設問題です。 地元新聞紙上には、いつもいろいろな方の投稿をいただいております。匿名の方、実名の方、いろいろな方が毎日のように、いろいろな意見を述べられている。その中で、ある方が、市議会議員も市議として、きちっと賛否、立場をはっきりすべきではないかというような投稿もありました。私は全くそのとおりだと思います。ここで、私ははっきり申し上げたいと、言っておきますけども、私はこの事業というのは、しっかりと1日も早く推進し、完成させるべきであるということを、私ははっきり申し上げておきたいと思います。 その理由は何かと言えば、非常に行政の緊急度というか、重要度の高い課題というのは、やはり何といっても人口、年齢層別の人口の減少です。特に、労働力世代と言われている15歳から64歳、その中でも20代から40代、要は、子育て真っ最中の世代、実際に働いている世代が人口の約51%です。 そういう人たちの中でも、特に子育て真っ最中の人たちが、3月の議会で申し上げましたけども、非常にこのまちから流出されているわけです。特に、25歳から49歳の女性、これが昨年度1年間で約90名転出されている。 そして、30代、いわば子どもを産み育てる真っただ中でおられるだろう女性、これは65名転出されている。それは、いろいろな理由はあるかもわかりませんけど、やはり、この柳井が、このまちが、この自治体が、子育てにまだ十分なものではないのだという認識があって、子連れで出て行かれるという方も、その中には相当、私はおられるのだろうと思います。 また、実際に、これも午前中、市長さんが報告されましたけども、子ども・子育て支援事業計画というのが、平成27年度につくられました。5年に一度つくっているということですけども、これがもう改訂時期になるということで、昨年12月に実態調査、アンケート調査をされています。これはゼロ歳児から5歳児、いわゆる未就学児を持っている保護者、そして、小学校1年から3年生の子どもを持っている保護者、前者が大体1,300名ぐらいでしたか、そして、後者が700名ちょっと、合わせて2,050名ぐらいだったと思いますけども、そういう人たち全ての保護者にアンケートを出された。 そして、その回答率が、全てを合わせて、約83%ぐらいの方が回答していただいた。そして、その中で一番要望が強かった、いわゆる支援してほしい、実現してほしい施策は、何かというのをいろいろと尋ねているわけですけども、やはり一番多かったのは、子連れでも気軽に出かけやすく、楽しめる場所という、これが一番ほしいのだとおっしゃっているわけです。これが圧倒的に多いわけです。6割から7割近い保護者は、そういうふうにちゃんと答えておられる。これも、やはり私は明らかな市民の声だろうと思います。これに応えるのも、一つの行政の責任なのです。 そして、そういう場所というのは、やはり図書館というのが、一番、適しているんだと、私はそう確信するわけです。何としても、そういったものを1日も早くつくってあげて、そういった子育て世代が、このまちから流出されないように、とどまっていただくように、あるいは、逆によその地域からでも、やはり子どもを産み、育てるのは、柳井が一番だと、山口県で一番だというふうに思われるような、そういう自治体にしていかなければいけないのだろうと思います。 こういった、働いていただいている世代というのは、一番の納税者です。納税の真っただ中にいらっしゃる。やはり、我々の行政サービスを本当に支えていただいているわけです。そういう人たちが。やはりそういう人たちの思い、願いというのも、きちっと応えてあげる。これは、私たち議会も、そして執行部も、私は責任であるというふうに、私は強く確信している次第であります。 そういった理由というか、背景を持って、私は進めるべきであるというふうに、はっきり申し上げまして、あと具体的な、今、基本設計、実施設計に入っているわけです。これは、私も一員でありますけども、特別委員会でいろいろな、今、検討をしております。 やはり、レイアウト、私は、基本的なコンセプトというのは、地区説明会のいろいろなところで申し上げたコンセプトについては、四つあると言われていましたけども、それで異存はありません。 要は、あとはもうハード面ということです。やはり、ここは快適な空間でなければいけないと、快適さ、あるいは居心地、そして居心地のよさ、1日中居たいなという居心地のよさ、そして、当然、清潔さ、綺麗だというとこも、当然、必要です。そして、あとはおしゃれだということです。やはりデザインがいい、非常におしゃれな場所だといったことも、これから利用される方が選ばれる、ハード面の、私は要求だろうと思います。 そういった面で、本当にそういったものを満たすようなレイアウトになっているかどうか、まだ一部改善できるようなものがあるのではないのかとか、特にトイレ、先ほどトイレの問題も出ましたけども、授乳室をもっと増やすべきではないのか、多目的トイレは今の数でいいのか、女性のトイレはそれでいいのか、今の数でいいのか、そういった具体的なことも、やはりこれから、私たちは検討し、市民のそういった声も反映したレイアウト、ハードにしていかなければいけないだろうと思います。 そして、あとは設置後の問題ですけども、やはり、現在の説明書では、現状の図書館費用が5,400万円前後です。そして、新しい図書館は約6,000万円だと言われている。私は、こういった程度では、なかなか維持は難しいだろうと思います。 そして、運営も夜9時までやると言われている。スタッフは10名、私はもっとそういったコストも、かけるものはかけなければいけない、中途半端なものをつくって、中途半端な形で、利用者に不満が残るというふうなことは、あってはならないだろうと思います。 もう少し、この辺のコストも見直して、やはりもう少し、私は1億円前後必要だというふうに申し上げておるわけですけども、1億円と言っても、一般会計159億のうちの0.36%ぐらいです。先般、田中議員も言われましたけど、塩尻図書館、長野県、これは私たちも一緒に行ってきましたけども、ここは250億円ぐらいの一般会計で2.4億円、図書館費を使っています。一般会計費0.9%ぐらい使っているわけです。 やはり文化というか、そういうものを、本当に大切にするのだという自治体がそれだけの投資というか、費用をやっぱり負担しているわけです。そういう意味で、私は、この運営経費について、もう少し見直す必要があるのではないかということを申し上げている。 そして、当然、そこの中でどうして捻出するかということです。悲しいかな経常収支比率というか、経常収入と支出の割合というのは99.6%です。いわば、全く財政も硬直をしているのは事実です。ですから、どこかを減らさないと、こちらに持ってこれないという、一種のゼロサム財政みたいになっていることは、間違いないわけですけども、やはり、いろいろな資金を集める方法というのは、私はあるだろうと、例えば、北海道の東川町というところがやっている、ひがしかわ株主制度というのをやっている、いろいろな人に株主になっていただく、もちろんこれは投資していただくわけです。配当はしない、元本は返さない、一種の寄附制度みたいなものでしょうけど、きちっといろいろな案内もしながら、いろいろなイベント等の案内、そして町の紹介、いろいろなことをしながら、また、株主総会という形で、年1回皆さんに集まっていただいている。そういう制度をしている自治体もあります。 また、よく言われているクラウドファンディングという、一つの資金を集める方法もあります。いろいろな形の手法を使って、やはりこの図書館に共感をしていただく、市内、市外、あるいは柳井市の卒業生、OBの方、現在、小中学生が今2,189名います。高校生が1,167名、3,357名の小中高生が、現在、柳井市内で学んでいるわけです。こういう人たちが、やがて、当然、進学していくわけですけども、そういう人たちが、やはりこのまちにこういった図書館がある、いわゆる地元、彼らは都会に出ていくか、どこに行くかわかりませんけど、一旦、市外には出て行くでしょう。そういう時に、いろいろな新たな友人たちと、やはりそれぞれのお国自慢ではないけど、ふるさと自慢をするでしょう。そういう話題になった時に、この柳井にはこういった施設があるのだと、こういった図書館があるということを、彼らは本当に自慢できる、誇りに持てる、そういうふうな施設にしなければいけないし、もし、そういうふうな共感を持ってくれれば、彼らは、新たな、いわばクラウドファンディングなんかの、あるいは、ふるさと納税でもいいですけども、寄附をしようと、ふるさとを支えようという気持ちになってくれるはずなのです。 そういった子どもたち、今、学んでいる生徒たちのためにも、この施設は何としても1日も早く実現してあげなければいけない、一旦、立ちどまってという、もうそういう状況では、私はないと思います。 もう既に十数年前から、いわば交流型の図書館をつくっている自治体は、全国、幾らでもあるのです。ただ、本を貸せばいいとか、読めばいいというような時代ではない、そういう図書館は、もう支持されないという状況になっているのだということを、私ははっきり自覚しなければいけないだろう思います。 ちょっと、話がいろいろと長くなって申しわけありませんけども、この柳井市に非常に縁の深い武蔵野という、独歩の武蔵野というのがあります。この武蔵野市というのが、中央線沿線に、もう新宿から12、13kmの非常に近いところにありますけども、人口が14万7,000人です。そこに、武蔵野プレイスというのをつくりました。これは駅のすぐ近くだということだそうですけども、これは2011年にできたと思います。 当初の、この図書館への入館者数を70万人と想定したわけですけども、2012年には150万人の来館者があった。そして、現在はどうかと、私は先週、そこのプレイスに電話して確認しました。そうすると、今現在は、年間195万人の来館者があると言っている。人口14万7,000人の武蔵野市で195万人です。いわば人口の13倍、要は図書館というのは、私はそれだけの人を吸収する力がある、集約できる能力があるのだということを、私は、如実に示している例だろうと思います。武蔵野市は首都圏にあるから、これだけの人を集められるのだということでは、私はないと思います。 すぐ隣に新宿区があります、34万人の。当然、区立図書館は何カ所もあるでしょう。だけども武蔵野プレイスに、わざわざ東京都の23区の方も来ているのかもわかりませんけども、年間195万人も来館している。減ってはいないということもおっしゃっていました。ずっと増えているのですと、毎年ですね。 そういったように、いろいろな人が交流できる、世代を超えて集える、そういった施設が、やはり図書館なのだということを、私は改めて、その数字から、先週も確認したわけですけども、何としても、そういった意味でも、この図書館は実現しなければならないというふうに、私はここではっきり申し上げまして、壇上での、とりあえずは、質問は終わらせていただきたいと思います。長々とありがとうございました。〔早原秀文降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 早原議員のご質問に、お答えをさせていただきます。 1点目の、中山間地域における地区内移動手段の創設について、お答えをいたします。 まず、現状の日積地区ふれあい号、フィーダー系統への評価と課題ということでございますが、日積地区予約制乗り合いタクシーは、平成25年10月の運行開始から、今年度で6年目を迎えております。まずは、これまでの運行状況を、開始年度と直近平成30年度との比較で、改めてご紹介をさせていただきたいと思います。 開始初年度の、平成26年度の運行につきましては、運行回数351回、利用者数506人、複数乗車率33.3%の実績でございました。直近、平成30年度の運行につきましては、運行回数570回、利用者数1,160人、複数乗車率57.9%の実績となっております。したがいまして、この5年間で、いずれの数値も飛躍的に伸びている状況でございます。この結果により、ふれあい号が地域の生活交通として、着実に役割を果たしているものであると認識をしております。 事業の立ち上げ時前後の、大変なご苦労、その上にある、こうした現在の状況につきましては、ひとえに日積地区社会福祉協議会の皆様の、ご努力、ご尽力の賜物であり、深く感謝を申し上げます。 一方、課題といたしましては、大畠線の利用実績が伸びていないということが挙げられます。このことにつきましては、昨年度、実証運行を行いました、大畠地区のデマンド交通の導入と併せて検討することとしてまいりたいと思います。 次に、既在バスの廃止と代替交通網構築の意思でございます。 これまでも、マスコミ報道や交通関連の会議など、様々な場面におきまして、交通事業者の運転手不足は、深刻な間題として、議員ご指摘のとおり、取り上げられております。 また、モータリゼーションの進展により、公共交通機関離れが、さらに顕著となっており、経営の悪化に伴う、自治体の財政負担も増大しているところでございます。 このような状況から、既存バス路線のあり方につきましては、交通事業者だけではなく、自治体にとっても大きな課題となっておりまして、維持すべき路線は維持し、輸送ニーズとマッチしない路線は、現状の輸送ニーズに応じた、交通システムに移行していく、あるいは廃止をしていく必要がございます。 現状の輸送ニーズに応じた、交通システムの導入につきましては、先ほど申し上げました、日積地区の取り組みを、一つのモデルケースとして参考にさせていただきながら、他の地区でも導入の検討をしておりますけれども、ご承知のとおり、既存バス路線は地域間をまたがっておりまして、その影響範囲は、一つの地区だけではおさまらないということになります。 したがいまして、既に導入されている日積地区や、現在、検討中の地区を含め、今後、計画していく新たな交通システムの導入につきましては、地域間での相互連携を図りながら、よりよい輸送手法となるよう検討していく必要がございます。 さきの柳井市地域公共交通会議におきまして、今年度策定予定の、柳井市地域公共交通網形成計画の説明をさせていただきました。これから実施いたします、住民アンケートや関係者の協議を通じて、市内全域の公共交通網のあり方についての議論を加速化させ、一定程度の方針を示していく予定としております。 次に、地区内移動交通網への必要性の認識についてでございます。 地区内移動交通網につきましては、様々な手法が考えられますけれども、いずれにいたしましても、まずは、地区内移動のニーズを把握することが重要となります。 しかしながら、現状では地区内移動の目的や場所、あるいは、その必要性や移動の困難度など、地域のニーズを把握できていない状況がございます。 したがいまして、今後、まずは地域のニーズを測り、それを踏まえた上で、そのニーズに合った持続可能な輸送手法を、それぞれの地区の皆さんと一緒に考えてまいりたいと思います。 2点目のご質問、認知症対策の現状と応急診療所の運営の現状について、3点目のご質問、新設の複合図書館の設計、運営につきましては、関係参与、さらに教育長によりまして、お答えをさせていただければと思います。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 2点目の、認知症対策の現状と応急診療所の運営状況について、まず、(1)の全市的及び地区別予防活動の現状と、その検証可能な効果についてお答えします。 高齢化が進む中、認知症や寝たきりにならない状熊で生活できる期間、いわゆる健康寿命を延ばしていくこと、また、既に要介護状態である方についても、身体機能や認知機能が低下しないようにしていくことが、非常に重要になっております。 そのために、柳井市では、にこにこ健康づくり運動や、激しい運動ができない方向けのコンディショニング教室を実施しております。 また、介護予防としまして、マシントレーニングなどによる、筋力向上を日的とした元気アップ教室や、介護予防の知識普及を目的とした健康体操教室、水中運動教室などを実施しているところです。にこにこ健康づくり事業では、福岡大学から継続して運動することが、医療費の抑制につながるという報告をいただいております。 一方、地域では多くのサロンが実施され、高齢者の定期的な集いの場となっております。また、婦人会等の住民グループが、寝たきり予防等のため、高齢者世帯を訪問したり、交流会を開催しており、高齢者が地域で元気に暮らすために、大きな役割を果たしております。 市としましては、今後もこうした取り組みを支援するとともに、進めてまいりたいと考えております。 次に、(2)のグループホームの地区別設置数の充足状況と、増設等の課題についてお答えします。 グループホームは、認知症の利用者が共同で生活できる少人数、1ユニット9人以下を単位とした共同住居の形態で、食事や入浴などの介護や機能訓練、健康管理等を受けるサービスでございます。本市におけるグループホームの数は、5カ所8ユニットとなっております。 また、介護保険事業計画で設定しております、三つの日常生活圏域で申し上げますと、これは圏域の区分が、少しわかりにくいかもしれませんけれども、東部が2カ所、西部が1カ所、南央部が2カ所となっております。 次に、グループホームの5カ所全体での定員は72名であり、現在、ほぼ定員いっぱいの入居者がある状況と聞いております。一方、入居申し込みをされ、待機されておられる方は、各箇所2、3名程度となっております。 また、市内のグループホームの利用料金についてですが、仮に、介護度1、利用者負担1割とした場合では、部屋代、水道光熱費、食費と介護保険サービス費用の利用者負担を合わせて、おおむね8万円台から13万円台となっていると認識しております。 こうした中、本市では、高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画において、グループホームの利用者数の増加を見込み、2020年度までに、西部圏域において、2ユニット18名の新規整備をする計画を立て、昨年度に事業予定者を募集しましたが、応募はありませんでした。今年度、再度、グループホームの募集を行いたいと考えております。 グループホームにつきましては、他の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の状況なども視野に入れ、利用者数を見込み、需要と供給のバランスが取れたサービス提供につながるよう、体制整備を進めてまいりたいと考えております。 次に、(3)応急診療所の運営現状について、お答えします。 休日夜間応急診療所は、平成19年12月に開設し、近隣の上関町、田布施町及び平生町の1市3町の共同で運営をしております。 開設から11年が経過し、その間、柳井医師会、熊毛郡医師会、柳井薬剤師会の皆様方の多大なご尽力によりまして、救急医療体制が維持されております。 休日夜間応診療所の受診状況ですが、平成30年度の実績では、月曜から金曜の平日夜間は1日平均2.95人、日曜、祝日等、休日の昼間は1日平均26.90人となっており、そのうち、約半数が柳井市民でございます。 お尋ねの、休日夜間応急診療所の柳井市の負担額でございますが、1市3町の共同運営ですので、各町にも応分の負担、運営費の95%は人口割、5%は均等割りをお願いをしております。 令和元年度の予算ベースで申し上げますと、事業費、約4,660万円から、診療報酬や本人負担、約2,380万円及び各町からの負担金、約800万円を差し引いた柳井市の負担が、約1,480万円となっております。 次に、応急診療所の休日の時間延長につきましては、平日の夜間も含め、時折、市民の方からご要望をいただいております。 しかしながら、当番で勤務していただいております医師の先生方も、年々、高齢化しており、介護認定審査会や学校医等もお願いしている先生も多い中、さらにご負担をおかけすることは、非常に難しいと考えております。 まずは、応急診療所の現行の診療の時間や、体制を維持することが重要ですので、休日の午後5時以降につきましては、二次救急医療機関である、周東総合病院等を受診していただきますよう、ご理解をお願いいたします。 なお、応急診療所では、症状によっては専門的な検査や診療が受けられないことがありますので、市民の皆様には、体調が悪い時は、できるだけ早めに、かかりつけ医等の診療時間内に受診していただくことを、お願いをしております。 また、こどもの救急医療電話相談#8000番を利用したり、本年7月1日からは、大人の救急医療電話相談#7119番が利用できますで、救急車を呼ぶべきか迷われた時などは、利用していただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) それでは、3点目の新設図書館の設計、運営についての1点目、快適性、居心地、おしゃれ感を最大化する設計再考の余地は、についてお答えいたします。 現在、複合図書館の実施設計につきましては、サポーズ・デザイン・オフィス株式会社へ業務を委託し、具体的な協議を重ねているところでございます。 この実施設計に先立ち、ワークショップや意見交換会等でいただいたご意見を踏まえた基本設計案として、昨年12月13日の、柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会において、お示しをさせていただきました。 その時いただいたご意見を踏まえ、本年3月15日の特別委員会においてご報告した基本設計では、外周の形状をシンプルに調整し、動線をわかりやすい構成とし、ゾーニングの見直し、天井高を12mから10.5mに引き下げ、垂れ壁の間隔を広げることにより、その枚数を減らすなどの変更をさせていただいているところでございます。 この基本設計の特徴としては、一般、子ども、少年少女の各世代に応じた空間分けと、自然を感じることのできる閲覧席、分散配置したスタジオや縁側などが挙げられます。 特に、人の流れの多い中央エリアは、室内高を比較的高く取ることで、入館時の圧迫感を解消し、混雑しても不快になりにくく、何より、この地の長い日照時間を生かした、自然の光を感じやすい形状としております。 また、人それぞれの好みの差もあるかとは思いますが、おしゃれ感ということで見れば、外観や内部の垂れ壁、配置などは、機能性、効率性を保ちつつも、十分、創意工夫されたデザインであると考えております。 議員ご質問の、設計再考の余地という点につきましては、現在、実施設計を進めている段階でもございますので、大きな設計変更は困難ですが、特別委員会からご意見をいただいております、子育て世代に配慮して、子ども図書エリアの小上がり空間の修正、女子トイレ数の調整や書架の調整など、変更を検討しているところでございます。 子育て世代を初め、本市への定住や交流人口の拡大につなげることが可能となる、魅力ある施設とするため、完成後の活用方法を含め、引き続き、ご意見賜りますようお願いいたします。 続いて、2点目の、ハード面の維持管理費を最小化する設計再考の余地はについて、お答えいたします。 複合図書館における維持管理費につきましては、基本設計方針の中で、年間約6,000万円を概算として想定しております。 このうち、人件費部分を除くと、約1,800万円が、議員お尋ねの、ハード面の維持管理費になるかと思いますが、引き続き、実施設計においても、費用抑制に努めることとしております。 ご質間の、設計再考の余地という点につきましては、先ほどと同じく、実施設計を進めている段階でございますので、大きな設計変更は困難と考えますが、引き続き、維持管理費について精査し、経費節減に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 失礼します。それでは、最後の3番について、お答えをいたします。 複合図書館の運営経費につきましては、平成31年2月に定めました、複合図書館における基本設計方針において、人件費、約4,200万円、需用費540万円、各種業務委託料630万円、OA機器やICタグの使用料等550万円など、図書購入費を除いて、約6,000万円程度を見込んでいるところです。 これは、現在の柳井図書館の経費に加え、やない市民活動センターの機能を移行し、効率化を図ることで、人件費等の維持管理経費を抑えていくこととして算出した、概算の運営経費でございます。 今後、実施設計を進めるとともに、運営計画を進めていく中で、改めて試算することになると考えています。 次に、館長の公募についてです。 現在、図書館は近年の多様化する市民ニーズに対応し、個人や地域の抱える課題の解決支援などの、本の貸し借りを中心とした業務にこだわらず、文化発信の拠点施設としての機能も、期待されているところです。 また、このたびの複合図書館は、四つのコンセプトを設定しています。そうした図書館機能、子育て支援機能、市民活動支援機能、防災機能の、四つの機能を備えた施設として整備する計画にしております。 一つの建物の中に、様々な機能を整備することで、複合図書館内の図書館部分だけでなく、別の目的で訪れた利用者が、図書館に寄っていただく状況が想定され、図書館の利用につながることも、期待できると考えております。 そうした中、複合図書館の館長には、本を貸し出す図書館としての役割だけでなく、複合図書館の、それぞれの機能を活用して、様々な工夫を凝らした空間や、イベントづくりに取り組み、本と人、人と人、人と地域をつなぐことで、複合図書館が新たな魅力となり、人が集まり、地域に活気が生まれる。 そういう場を、本を通じて、職員、利用者の方たちと一緒につくり上げていく人が望まれていると認識しています。館長の役割は、大変、重要と考えておりますので、他市の状況も参考にし、公募については、慎重に検討してまいりたいと思います。 最後に、図書館株主制度等創設について、お答えします。 議員ご紹介の、東川町の株主制度は、ふるさと納税を活用し、寄附者を株主に見立てて、町のプロジェクトを応援する制度であり、この仕組みを複合図書館に活用できないかというご提案であろうかと思います。 本市における、ふるさと納税でございますが、これまでも、柳井市を応援したいと思ってくださる、たくさんの方からご寄附をいただいており、大変ありがたく思っております。 ご寄附をいただく際には、11の事業において使途をお選びいただき、その趣旨に沿って基金に積み立て、いろいろな事業に活用させていただいているところでございます。 現在、図書館の資料購入費用につきましては、ふるさと振興基金に積み立てられたご寄附を、その一部に活用させていただいており、今後もこのような形で、市外から柳井市を応援したいと思ってくださる方の気持ちを、事業に反映させていただきたいと考えております。 議員のおっしゃるとおり、複合図書館を応援していただく仕組みづくりは、大変、重要なことであり、様々な方法でたくさんのサポートをいただけるように、調査し、工夫してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  早原議員。 ◆議員(早原秀文) 本当、残り時間がなくなりましたが、一番目の移動手段の問題で、現在、日積小学校、この4月に卒業した児童のうちの8名が、柳井中学校に通学しているわけです。スクールバスでしていると思います。 そのバスに、今、先ほど申し上げた、午前7時台には、高校生が、今、恐らく防長バスに乗って通学をされているわけですけども、このスクールバスに高校生、あるいは一般の方、一般の方は、若干、難しいのかもわからないですけども、周防大島町なんかは、実際にスクールバスにそういう高校生、一般の方も乗って運行されているということです。 まだ乗るスペースは十分にあると思いますし、当然、高校生、一般の方は有料にしなければいけない。そうすれば、少しでも収入になる、燃料代の補てんにもなるということもあると思いますので、この、今、中学生を運んでいるスクールバスに対して、高校生、一般の方を乗せるということは、可能なのかどうか、ご回答お願いします。 ○議長(藤沢宏司)  教育部長。 ◎教育部長(河村邦久) 今のスクールバスを利用できないかというご質問に、お答えいたします。 スクールバスを利用する場合は、そのバス路線の廃止が大前提となります。現在、スクールバスは柳井市がリースで更新しておりまして、目的外で使用することはできないことはないというふうに考えます。 ただ、しかしながら、利用料金の、運賃の問題、それから乗車人数の問題、それから登校便の運行時間に利用者が合わせることや、到着場所が決まっている、柳井中学校になりますけども、その辺のことや、利用時間の変更等があること、また保護者等の理解を得られることなど、やはり課題や問題が多いというふうに考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  早原議員。 ◆議員(早原秀文) では、もう1問だけ、先ほどグループホームについては、健康福祉部長も、今年度も柳井西地区で公募する予定だということでしたけども、昨年度も実際に応募がなかった、なぜなかったのかというのも、もちろんそういうあれもあるでしょうけども、これは実際に、県とか国なんかの補助金というのはつくのでしょうか。この設置する場合につきまして、その事業者に対して補助金というのは、ちゃんと支給されるのかどうか、その点をお聞かせください。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) まずは、申し出をいただきまして、それを審査し、実際に、これは設置が可能な事業者の方であるということになっていけば、実際の整備に必要な部分の補助金の申請というようなことも、可能であるというふうに考えております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  早原議員。 ◆議員(早原秀文) 時間になりましたので、これで終わらせていただきます。教育長さんには、長い間、大変、ご苦労さまでございました。ありがとうございました。以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、早原議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  午後3時20分まで、休憩といたします。午後3時05分休憩                              午後3時20分再開 ○議長(藤沢宏司)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。次の質問者、川﨑議員。〔川﨑孝昭登壇〕 ◆議員(川﨑孝昭) 皆さんには大変お疲れさまでございます。 最後の質問者となりました。答弁するほうも、聞くほうも大変お疲れと思いますが、もうしばらくおつき合いください。 旧大畠町議員に当選以来6期目を務めさせていただいておりますが、報道によると、地方自治体の議員の立候補者数は少なく、当市でも、さきの市長選挙及び市議会議員も無投票となり、思うところはありますが、議員としての職責を全うしたいと考えております。 そうした中で、日常の議員活動により、市民の皆さんからのご意見、疑問点には、一般質問しなくても解決できるもの、そうでないものがあります。 毎年、開催されます自治会総会に、何カ所か、私も出席し、そこで共通して質問されました水道料金、避難場所、米軍の騒音に続き、図書館説明会に出席して思うところを中心に質問します。 まず、事業の優先順位の決定の過程が、今後、批判を受けることがないかですが、広報で詳しく説明され、14回の説明会がなされておりますが、柳井商業跡地の複合図書館の建設について、疑問を述べさせていただきます。 柳井商業跡地の有効活用は大きな課題であり、合併特例債の活用期限はあるものの、なりふり構わず事業を進め、後づけで市民の理解を求めているのではないかと思います。 現在、図書館はサンビームやないと大畠の出張所に併設されており、勤労者の利用、利便から午後6時までの開館延長、図書購入費の脆弱なことの課題もありますが、こうした状況ではありますが、今回の商業跡地に複合図書館を建設という計画は、あまりも唐突であります。 多くの市民の反対運動の署名が、市民の理解を進めないこともそれが証左であります。また、合併特例債の活用により、市民の負担は3割で済み、放っておく手はないという声もありますものの、多くの自治会が、自治体が経験してある補助事業の結末をしっかり検証することも必要であります。 7割が補助該当するが、3割は柳井市の負担であります。補助事業の採択の期限はありますが、その理由によって賛同してくださいでは、市民は納得できません。 最終期限が決まってる中、事業の計画が遅れ、放置したままで、慌てて企画し、市民の賛同に求める政治姿勢は、市政の落ち度ではないでしょうか。 事業の対象事業について広く説明せず、例えば複合図書館と言われても、賛同できません。合併特例債は多くの事業が対象になります。例えば敷設後40年以上経過した水道の配管の更新も喫緊の課題であります。水道の配管に亀裂、断水の対策が急がれています。 本市は、さきの合併時に約3万7,000人の人口が、現在は約3万1,700人と減少している中、市民が納得しないのもわかります。 また、10億円の建設費用にかかった施設の最終コストは、建設費の3、4倍とされています。つまり30億か40億かかることになります。説明会では、特例債の起債期限は言われていましたが、対象事業の検討、決定の経緯、トータルコストの説明が不足しています。 それもなくして、図書館に合併特例債を充当する理由をお尋ねします。 次に、防災について質問します。 行政の最大の使命は、生命と財産を守ることだと思います。私は、自治会長として、多岐にわたり自治会業務に当たっていますが、今、高齢者の一人暮らしが増えております。 安否の確認に苦慮しながら日々送っている状況ですが、総会に出席するすらままならない世帯が増え、61世帯のうち15世帯が、週に1回のごみ出しのごみステーションにも持って行けず、役員が手伝っているありさまです。 また、西瀬戸自治会は、多くの皆さんが道路を挟んで大畠中学校よりに生活され、車も入れない場所に家が密集している地域です。こうした中、自主避難、勧告・指示による避難が発生します。災害に対する意識改革、避難場所の確保等準備が急がれます。 昨年、大畠地区の敬老会で、私は早目の避難は無駄ではない。何もなくて当たり前と災害から身を守るために、早目の安全な場所に避難することをお話させていただきました。 しかし、避難場所として開放される施設は、大畠中学校、学習共用会館、神代学習共用会館、旧遠崎小学校も地滑り地帯であったり、安全性を考えると開放してもらえず、自己責任ということで開放し、数十人の人に避難してもらいました。 先日、遠崎地区で避難訓練が実施されましたが、天候のよいの訓練と大雨であったり、台風で大荒れの天候の時とは度合いが違います。訓練に行けない人をどうするかが問題なのです。地域に合った避難場所の確保の計画をお尋ねします。 次に、米軍の騒音対策についてお尋ねします。 米軍岩国基地が極東最大の基地となり、私が予想したとおり、限界を超えた爆音に悩まされておられます。柳井市は飛行路に入ってないという詭弁は、もはや通用しません。 さきの4月23日、日積地区での複合図書館の説明会の時も、大畠地区ではすごい騒音と、私の携帯と自宅に、騒音がすごいと数件の電話がありましたが、しかし、日積は聞こえませんでした。 また、5月10日の平郡の説明会の時も、騒音がすごかったので、大畠はどうかと連絡すると、かなりうるさかったそうです。 大島町から日積地区に飛行する時、平郡から岩国に飛行する時も大畠上空は騒音はすごいのです。現在の飛行ルートを観察して見ますと、宮岬に設置された国の騒音装置を、少し離れた大島大橋上空を飛行すると、騒音装置の数値が低いということもわかりました。 このようなことは、住んでみないと、国や市にはわからないと思います。騒音に悩まされ、事故の不安を抱え生活されています。特に、この4月、5月の騒音の指数が高かったのか、低かったのか。 極東最大の基地になる前より、今は激しくなってるのかどうか。また、騒音対策を取られているかをお尋ねします。 次に、水道料金と老朽化した配水管の状況についてお尋ねします。 60歳以上の方との会話の話題は、年金と病気の話が多く、世帯を持たれた方との話題は水道料金の話がよく出ます。水は生命全てに必要不可欠であり、水なしでは生きていけないということです。 柳井広域の水道料金は、県下一高いのはおわかりと思いますが、年金暮らしの方や若い世代にとっては、とても重荷になっております。市長のように給料が高く、生活水準が高い人はあまり気にもならないかもしれませんが、柳井市の人口が減ってるのも一つの要因だと思っております。 昨年10月22日、大島大橋に貨物船が衝突し、大島全島が断水という事態になりました。全国ニュースにもなりましたが、私に、90歳の老人が、「給水車に3回続けて水をもらいに行ったが、もう動けない」と言われました。「飲み水はどうにかなるが、お風呂に入りたい」と不自由な生活を本当に苦しんでおられました。 そんな中、11月3日、井原市長を囲む会が開催されました。市長は広域企業団の代表であり、開催をするのを延期するべきだったのではないでしょうかと、当日出席された数人の方からお聞きしました。 市長は、若くして行政の最高責任者となられましたが、既に3期目のベテランであります。市の代表にふさわしい行動が求められております。 あの事故を通じて、水の大切さを本当にわかっていただいて、もっと市民目線に立って、水道料金対策にも本腰を入れるべきだと思います。 27年3月に水道事業老朽化計画が示されていますが、この水道事業にも合併特例債を活用して、少しでも現状維持を保つために努力されたらどうか。私が思うに、人口が減少し、配水管が老朽化し、自然に経費がかかり厳しい現状になると思います。 市民は、5年後、10年後の心配されております。今後の水道料金の見通し、配水管事業はどの辺りまで進んでいるのかをお尋ねします。 最後に、美ゅーロードの休憩場所にトイレの設置についてですが、答弁は大体わかっておりますが、市長は、時には柳井市はお金がある、また、時には予算がないと、時と場合に応じて違う言葉を耳にしますが、これを期待して休憩場所にトイレをつくる予定はあるかどうかをお尋ねします。 今回の質問項目は、5項目ありますので、簡単に、市民目線での答弁をよろしくお願いします。〔川﨑孝昭降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 川﨑議員のご質問にお答えをさせていただきます。 まず、私からは、2点目の本市の防災について、地域にあった計画が必要ではないかについて、お答えをいたします。 防災に関する市の責務とは、災害対策基本法において、当該市町村の地域並びに住民の生命、身体及び財産を災害から保護することとされております。この責任を果たすため、災害が発生し、または発生する恐れがある場合には、避難勧告等を発令するものとされており、その権限は市長に付与されております。 平成30年7月豪雨では、本市を含む西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、豪雨災害では平成最大の200人を超える死者、行方不明者が発生するなど、各地で甚大な被害が発生をいたしました。 このような事態を踏まえて、中央防災会議防災対策実行会議のもとに設置された、平成30年7月豪雨による水害、土砂災害からの避難に関するワーキンググループにおいて、その教訓を今後に生かすべく議論が行われました。 そして、これまでの行政主導の取組を改善することにより、防災対策を強化するという方向性を根本的に見直し、住民がみずからの命はみずからが守る意識を持って、みずからの判断で避難行動をとり、行政はそれを全力で支援するというように、今後は、より住民主体の取り組み強化による防災意識の高い社会の構築を目指すこととした報告がまとめられました。 この報告に加え、平成29年5月の水防法や土砂災害防止法の改正等を踏まえ、居住者等が的確な避難行動をとられるよう、内閣府は本年3月に避難勧告等に関するガイドラインを改定しました。本市も、それに準じる形で、本年5月に同様の避難勧告等に関するガイドラインを作成しております。 議員、ご質問の地域に合った計画につきましては、このガイドラインに基づいた、みずからの命はみずからが守る意識の徹底や、地域の災害リスクと取るべき避難行動等の周知と、住民の避難行動等を支援する防災情報の提供。この2つが大変重要であると考えております。 1点目のみずからの命はみずからが守る意識の徹底や、地域の災害リスクととるべき難行動等の周知につきましては、まさに地域ごとに災害危険個所を把握し、災害時には気象情報等を注視しながら、避難の必要性をそれぞれが判断し、適切な避難場所に住民同士が避難を呼びかけながら、避難行動をとることができるように、地域の実情に応じた避難体制をつくることが求められております。 適切な避難場所とは、まさに災害種別に応じた安全な場所ということになります。 平成25年の災害対策基本法改正以前は、近くの公的建物が避難場所であるという考え方が主流でありました。しかし、災害対策基本法改正以降は、災害種別ごとに異常な気象が発生した場合における安全区域に立地している、土砂災害等の警戒区域外の場所や施設を避難場所として指定することとなりました。 そのことから、従来は避難所として認識されていた所であっても、災害種別によっては、避難所として開設しないという方針となっております。 川﨑議員がお住いの地域での具体例を申し上げますと、大畠中学校は、土砂災害警戒区域に所在するため、使用する場合は十分な注意を必要とした上で、大雨や台風時にも開設をしておりました。 しかしながら、災害対策基本法改正以降は、住民の安全を第一とする災害対策基本法改正を踏まえ、土砂災害時の避難場所として指定をしておらず、土砂災害の危険性のある気象状況等のもとでは、避難所として開設をしておりません。 そうした中、適切な避難場所への避難行動を住民の方に主体的に行っていただけるよう、本年度から、山口県と協働し、災害からの逃げ遅れゼロに向けた、率先避難モデル事業を実施しております。 議員もご指摘ございましたが、先日、遠崎地区におきまして、県内最初となる避難体制づくりのための説明会等を開催をいたしました。 この事業は、地域住民が、事前に自分たちの地域の災害リスクと、災害ごとの避難場所、避難経路を把握し、避難情報の意味や、防災に関する情報収集の方法を習得することによって、これまでのハード整備による行政による防災対策では限界があることを理解した上で、地域の住民の呼びかけ避難を促すリーダーを設定して、要配慮者にも配慮した地域の避難体制づくりを行うものでございます。 遠崎地区での説明会には、いちょうの会の会員の皆様を中心に約100人のという多くの地域住民のご参加をいただきました。説明会の後日に、同じ遠崎地区で市民と市長と気楽にトークを開催した際には、参加者から防災についてのご意見をいただく中で、避難場所は災害種別ごとに違うということを住民同士で確認し合う場面がございました。 トークへの参加者には、率先避難事業説明会への参加者もいらっしゃいましたので、地域で災害種別ごとの避難場所を考え、確認し合うご意見をいただけたことは、早速の事業の成果でもあるというふうに感じました。 今後とも、こうした避難体制づくりが、他の地域へも波及するように取り組みを進め、地域ごとの災害への取り決めが、議員、ご指摘の地域に合った計画となるよう取り組んでまいりたいと思います。 また、2点目の住民の避難行動等を支援する防災情報の提供につきましては、本年の出水期に合わせて、国が改正を行いました水害、土砂災害時の5段階の警戒レベルを用いた防災情報を、適切に運用してまいります。 6月の広報やない特集号と避難場所等のチラシの各戸配布や市防災メール、ケーブルテレビの市政だより、SNS等での周知を行っております。今後ともあらゆる機会を捉えて、住民への周知を進めてまいりたいと思います。 1点目の複合図書館について、3点目の米軍岩国基地問題について、4点目の今後の水道料金と老朽化した配水管の状況について、5点目の美ゅーロードの休憩所につきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきます。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) それでは、1点目の複合図書館についての(1)合併特例債まで充当して建設する理由は何かについてお答えいたします。 柳井商業高等学校跡地利活用につきましては、長い間、市の懸案事項でございましたが、平成24年の遊休地利活用検討懇話会の設立以降、県への説明、要望、市議会への報告等を経て、県からの無償譲渡を受け、平成30年5月に柳井商業高等学校跡地利活用基本構想を策定いたしました。 この基本構想に基づき、複合図書館の整備、隣接施設を共用する弓道場の整備、周辺施設利用者も使用できる駐車場の整備、そして、防災機能を備えた芝生広場の整備を予定しており、いずれの事業につきましても、市の重要事業として進めております。 特に、複合図書館に係る整備事業は、事業費の大きな事業でございますので、進めるための財源といたしまして、一部防災関連施設や道路施設においては、社会資本整備総合交付金を予定しておりますが、そのほかに国の補助金や交付金を検討いたしましたが、活用できるものがございませんでした。そのため、その大部分を現段階で一番有利な合併特例債を活用することとしております。 また、最終的に事業費が、3倍、4倍にもなるのではないかとのご質問ですが、具体的な工事費として、基本構想の時点において概算工事費をお示ししており、設計等の予算を含まないもので19億876万円としており、地区説明会でご説明した概算事業費、これは設計予算を含んでおりますが、18億5,000万円としております。 地区説明会でご説明しました概算事業費が、設計予算を加えたにもかかわらず減額となった原因につきましては、基本構想策定時点での概算工事費の中の解体工事費について、落札減が大きく影響したことによるものです。 したがいまして、事業の進捗に応じて、事業費の増減が生じることはあるかもしれませんが、十分な安全性や機能性を確保するために、当初には想定できなかった設計変更が生じる場合であったり、人件費や建築部材の高騰が生じるとかで、そういうことも可能性としてないとは言えませんが、3倍、4倍になるということはあり得ないと思っております。 議員におかれましては、引き続き、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 議員、ご質問の3点目、米軍岩国基地問題につきまして、艦載機移駐後の騒音の状況、また、国等に対する要請の状況等について、ご答弁を申し上げます。 平成30年3月末に、アメリカ海軍空母艦載機部隊の厚木基地からの岩国基地への約60機の移駐が完了し、移駐前から岩国基地に所属する海兵隊の航空機約60機と合わせますと、120機が配備をされております。これによりまして、配備機数ベースでは、議員、ご指摘のとおり、極東最大の航空基地というふうになっております。 空母艦載機移駐完了から約1年2カ月が経過いたしましたが、移駐後の航空機騒音の状況について申し上げます。 まず、神代地区の宮岬集会所に設置をされております国の測定地点での状況ですが、騒音発生回数は、移駐を開始し、完了した平成29年度と翌平成30年度を比較した場合、平成29年度が1,336件、平成30年度が1,617件で、約1.2倍の数値となっております。なお、ここで申し上げます騒音発生回数とは、70デシベル以上が5秒以上継続した回数でございます。 平成30年度の騒音発生状況を月別で見ますと、艦載機が岩国を離れた7月から10月までの間は減少したものの、4月と5月や帰還した11月以降は、1月と3月を除き増加しております。 特に、空母艦載機着陸訓練、いわゆるFCLPでございますが、この前後において増加をしておりまして、4月は213回、5月は、平成24年9月の測定開始以来最高となる286回を記録しておりまして、この2カ月間における騒音発生回数は、年度全体における約30%を占めております。 また、今年度の状況ですが、5月9日から5月18日にかけて、硫黄島において空母艦載機直陸訓練が、また、5月23日から5月27日にかけては、九州沖の海域において、空母着艦資格取得訓練が実施をされたところです。 騒音発生回数は、4月は251回、5月は214回となっており、昨年度同様に、空母艦載機着陸訓練が行われた前後の4月、5月は多い状況となっております。 次に、市が独自に騒音測定器を設置しております、日積公民館とあそか苑の騒音発生回数は、平成29年度と平成30年度を比較した場合、日積公民館では、平成29年度が91回、平成30年度が53回、あそか苑では、平成29年度137回、平成30年度90回となっております。 年度で比較した場合には、どちらの測定地点も減少しておる状況でございますが、4月、5月を各年度で比較すると、日積公民館が移駐前の平成29年4月は2回、移駐完了後の平成30年4月は13回、今年の4月は5回、5月は、平成29年度4回、平成30年度6回、今年が10回となっております。 あそか苑につきましては、4月がそれぞれ7回、15回、6回で、5月は7回、12回、18回というふうになっております。 いずれの測定地点も、移駐完了後の平成30年4月、5月は、移駐前の平成29年4月、5月と比べ、発生回数が増加をしております。 また、今年の4月は、どちらの測定地点も、平成30年度4月に比べ減少しておりますが、5月については、平成30年度を上回る回数となっております。 次に、市が受け付けました苦情件数を申し上げますと、平成29年度が93回、平成30年度が74件と減少はしておりますが、平成30年度では、74件のうち約40%にあたる30件の苦情が、騒音発生回数が特に多い4月、5月において寄せられております。 今年度は、4月、5月の合計が10件となっており、寄せられた苦情件数につきましては、減少しております。 なお、市が受け付けた苦情につきましては、その都度、中国四国防衛局の岩国防衛事務所に連絡しておるところでございます。 市といたしましては、国の外交・防衛政策を尊重し、これに協力する立場であるということに変わりはございませんが、一方で航空機騒音を初めとして、事故への不安等、基地に起因するさまざまな問題を抱えております。 昨年度の対応といたしましては、移駐完了後、4月に多くの苦情が寄せられていることから、4月26日に、山口県、岩国市、周防大島町、和木町及び本市で組織をしております山口県基地関係県市町連絡協議会を代表して、岩国市が米海兵隊岩国航空基地に対し、航空機の運用に当たっては、滑走路運用時間内であっても可能な限り騒音の軽減に努めるよう要請をしております。 また、移駐開始以降、日積地区においても騒音発生回数が増加していることから、8月24日には、広島市の中国四国防衛局において、県市町連絡協議会を通じまして、国による日積地区への騒音測定器の増設を要望し、住民等に対する公表内容を充実するよう要望したところでございます。 事故への不安でございますが、近年、AV-8Bハリアー、FA18ホーネット、空母艦載機でございますC-2輸送機の墜落など、米軍機の事故が相次いで発生しております。 柳井市を含みます基地周辺住民が安心して暮らしていく上で、航空機の飛行運用の安全性が確保されることが必要不可欠であり、岩国基地で運用される全ての航空機の安全対策が徹底されるよう、アメリカ側にしっかりと働きかけていただくよう、県基地関係市町連絡協議会を通じて、同じく8月24日に中国四国防衛局に要望したところでございます。 今年度に入りましても、4月に航空機騒音に対する多くの苦情が寄せられていることから、4月24日に、同協議会として米海兵隊岩国航空基地に対し、航空機の運用に当たっては、滑走路の運用時間内であっても可能な限り騒音の軽減に努めるよう要請をしております。 航空機騒音は、艦載機の滞在、運用に大きく影響を受けていると考えられるため、引き続き、市民の皆様からの情報も含め、飛行回数や飛行実態、騒音状況などの把握に努めていく必要があるというふうに考えております。 今後は、今、ございます3カ所の騒音データに加え、5月に、市独自で平郡西地区に設置いたしました騒音測定器のデータも踏まえ、課題を整理、検証するとともに、騒音問題を初めとする岩国基地に関する諸問題につきましては、引き続き、議員の皆様と情報を共有し、県や周辺市町とも連携を図りながら対応してまいりたいというふうに考えておりますので、川﨑議員におかれましても、引き続き、ご理解と情報提供等のご協力をお願い申し上げます。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川本和美) 今後の水道料金と老朽化した配水管の状況についてお答えします。 まず、老朽化した配水管の状況についてお答えします。 水道事業の配水管の老朽化は、漏水や断水、ひいてはそれによる道路や家屋の冠水、陥没など大きな事故につながり、全国的にも問題となっております。 これに対応するため、平成26年度に計画年次を、平成27年度から令和11年度の15年間とした柳井市水道事業老朽管更新計画を策定し、安全で強靭な災害に強い配水管網の整備を目指すこととしました。 本市の配水管の総延長は、平成25年度末時点で約251㎞あり、そのうち布設後40年を経過した老朽管の総延長は約26㎞あります。 管路の更新を行わないと、布設時から時間が経過するため、老朽管延長は年々増加し、10年後の令和5年度には約64㎞となり、平成25年度と比べて約2.5倍になります。 このため、現在、平成27年度から、毎年約2億円程度の事業費で老朽管更新事業を行っています。この事業の実施により、更新計画最終年次の令和11年度末の老朽管延長は、平成25年度末と比べ増加するものの、主要な配水管は全て更新できる見通しです。 平成30年度末の老朽管延長は約27㎞となっており、人口減少に伴う水需要予測に基づく配水管の管径の見直しや管路の適正配置を行い、引き続き、優先度の高い老朽管から耐震管に更新し、経費の平準化を図りながら、効率的かつ効果的に更新事業を行ってまいります。 また、合併特例債についての質問でありますが、水道事業で行う工事のうち、合併特例債の対象となるのは、合併に伴い発生する増工経費のうち、特に必要と認められる経費が対象となっております。 現在、本市で行っている老朽管更新事業は、経過年数等に伴い老朽化した管路を順次更新する工事で、合併に伴うものではございませんので、合併特例債の対象となるものではないという認識でございます。 次に、今後の水道料金についてですか、柳井地域の慢性的な水不足を解消するため、2市4町で広島県境の弥栄ダムから、遠距離導水による、広域用水供給事業を実施しており、供給開始後は、水事情が厳しい年においても、水道用水の不足を来すことなく、上水の安定供給が図られています。 その一方で、遠距離導水等の膨大な施設整備費により、当地域市町の水道料金は、県内で最も高い料金となっています。 山口県からは、こうした本地域の特殊事情に配慮いただき、県内の水道料金格差を是正し、県民生活の安定を図ることを目的に、平成14年度に、水道事業高料金対策制度を創設され、平成29年度まで支援をいただきました。 また、平成30年度からは、新たに水道料金安定化対策費補助制度を創設していただき、柳井地域の水道料金高料金対策に対して、特別の支援をいただいているところであります。 現在の水道事業は、人口減少により、水道料金の減収が見込まれますとともに、水道施設の老朽化や耐震対策など、大きな課題に直面しており、経営的にますます難しくなっていくことが予想され、収入の確保に努めるとともに、事務の効率化を押し進め、経費節減など、経営の健全化に努める必要があります。 そのため、本市におきましては、平成26年度に柳井市水道ビジョン、老朽管更新計画を策定し、水道事業の経営について有識者、水道使用者等から広く意見を聴取することを目的に設置した柳井市水道事業経営懇話会を開催し、その後、議会の議決をいただき、平成27年10月から、平均改定率11.44%の料金改定を実施しました。 事務の効率化の面で言えば、平成29年度から窓口業務、閉開栓業務、検針業務、調定業務、収納業務を一括して民間事業者に委託する包括外部委託を行っております。 併せて、広域化での取り組みとして、平成29年6月に、柳井地域の1市4町、田布施・平生水道企業団及び柳井地域広域水道企業団で、柳井地域水道事業広域化検討委員会を設立し、事務の共同化や、将来の統合を踏まえた検討等を進めており、これまでに水道メーター等資材の共同購入や災害協定の締結を行っています。 また、昨年度、2回目の柳井市水道事業経営懇話会を開催し、令和元年度から令和4年度までの4年間の水道事業財政計画等に基づき、柳井市水道事業の健全な経営のあり方について協議していただきました。 懇話会では、今後4年間の財政計画の見通しをお示しし、前回の水道料金の改定と、国の交付税の算定基礎となる上水道高料金対策事業に係る算定基準の見直し等により、一定の収入が確保できることを踏まえ、検討いただき、懇話会の意見を参考に、今回、水道料金は消費税の増税分のみの改定とすることとしました。 今後も、県に対して水道料金安定化対策費補助制度の継続を要望しつつ、柳井地域での事務の共同化による広域化の推進、水道料金と下水道使用料の一括徴収に伴う料金システムの共同化等、効率化と経営改善を進め、収入の確保に努めながら、柳井市水道事業経営懇話会の意見をお聞きし、適時適正な水道料金を慎重に検討してまいります。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 5点目の美ゅーロードの休憩所についてお答えをいたします。 広域農道柳井大畠線(やない美ゅーロード)は、農業振興や周辺農村部からの市街地へのアクセスの改善を目的として、平成14年度から平成28年度にかけて、県営事業により大畠住吉地区から柳井上田地区までの間、約6.6㎞の農道として整備されたところでございます。 平成29年3月26日に全線が開通し、山口県から本市へ譲与を受け、現在、本市が管理をしておるところでございます。議員、お尋ねの琴石山パーキングは、広域農道柳井大畠線と併せて山口県が整備し、供用開始から休憩所として利用されております。この休憩所は、農道整備に併せて、うるおい施設として整備されたものでございます。 場所の選定に当たりましては、県との協議により、景色の眺めがよく、琴石山へのアクセスを考慮し、遠崎地区を候補地として、地元地権者の方と交渉した上で、決定しております。 施設内容としては、東屋、ベンチ、駐車場、防護柵を設置し、芝桜を植栽しております。 現在、琴石山の登山者や農道利用者の休憩所として利用されているところでございます。議員、お尋ねのトイレ設置につきましては、設置費あるいはその後の維持管理費に経費を要するということを考えまして、現在のところ、設置の予定はございません。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  川﨑議員。 ◆議員(川﨑孝昭) 市民の皆さんから聞かれたことをちょっと、もう一遍、上下水道部長にお聞きしますが、私は5年後、10年後の大体の予想をお聞きしたいんですが、部長としては上がることはあっても、下がることはないとは答えられないとは思いますが、大体の予想で。 懇話会に投げられてばっかりでは、ある程度予想がつくと思うんですが、だんだん上がっていくとかいうのは考えられませんか。 ○議長(藤沢宏司)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川本和美) 人口減少等による料金収入の減少が見込まれる中、老朽化した水道施設の更新に関わる費用を確保する必要がございますので、水道料金の引き下げは、大変厳しいものがございます。 繰り返しになりますが、水道事業の効率化と経営改善を進め、収入の確保に努めながら、適時適切な水道料金を慎重に検討してまいります。 ○議長(藤沢宏司)  川﨑議員。 ◆議員(川﨑孝昭) 私が、今、質問したように、上がることはあっても、下がることはないと言って市民にお伝えしておきます。それで、大体うそではないですね。答弁よろしゅうございます。 次に、米軍岩国基地の問題について、総務部長から答弁ありましたが、私のとこのほうが苦情件数が多いですね。前も言ったように、私も、初めに騒音のことは川﨑にと言ってから、後援会だよりに載さなければよかったと、私、今、後悔してますが、皆さんは、市に連絡しても、夜だったら防衛省のほうに電話してくださいというような、守衛の方に言われるそうですが、先ほども言われましたが、平郡のほうから岩国行く時は、大畠の上空を通るのです。大島から日積のほうへ上がる時も、大畠を通ります。 それで、指数でいえば、大島大橋より瀬戸側のほうを飛行すると、宮岬の騒音の数値が低いのです。それでも、みな、柳井市なのです。 ですから、どうしても、皆さんが思っちょるのと、皆さんが苦しんじょるのは、違うのですね。やっぱり住んでいないから、やっぱり地域差があるじゃろうと、思うちょります。 私たち、基地議連もつくっておりますが、議員の中でもやっぱり、大畠住んじょる人と、よそへ住んじょる人たちは、ちょっと認識が違うので、もう一遍、一からやり直しと考えておりますが、やはり市民は「誰に言うたらええか」と言われた時に、「しようがないよ」ちゅうわけに、私らもいきませんので、行政と議会と一緒になってから、この騒音問題は解決したいと思います。 それと、総務課長に聞いたのですが、平郡に柳井市独自の、5月に騒音装置つけられましたですね。その時、マスコミが4社ぐらい、来られちょったと聞きました。 ニュースでも、何か空母みたいなんから、大変なニュースが流れましたが、案外、柳井市の人より、皆さんのほうが、柳井市の危機感というのを、よく知っとるのではないかと感じましたね。 皆さん、ここにおるけ、飛行機の音しませんが、私も、日積行った時のことも、電話がかかってきますけ、何事かと思ったら、日積の説明会では、聞こえませんでした。 だから、平郡から岩国のほうへ、行きよったのだろうと思います。ちょっと離れたら、全然騒音はしません。 さっきの数字を見ましても、あそか苑と出張所のとこへは、そんな騒音は把握していないので、宮岬のほうは、件数が増えちょるってお聞きしましたけど、やっぱり大畠が、ネックになっちょるのだろうと思いますね。 どんなかというと、夜の9時ごろまでやりますから、雷が鳴って、雷ちゅうのは、時々しか鳴らないですが、ずっとその繰り返しで、曇っている日は大変です。テレビも聞こえません。 ですから、そういうのを、ちょっともっと本気でやらないと、参与もこられちょるのですから、何しよるんか、私も、説明がつかないとこがありますので、私は基地議連でも、もう一遍、有近県議もできたことですので、再結成してから、やり直そうと思っております。 次に、避難場所のことなのですが、市長が、令和元年のとか、広報で、避難警告とか何とかちゅうのはわかるのですが、私も先ほど、あえて61世帯のうち15世帯が、ごみステーションに持っていけないという自治会は、えっとないかもわかりませんが、そういう人をどうやって避難させようかちゅうのが、毎日、毎年、こういう災害の時には、苦慮しとります。 これも、平日、さっき、いちょうの会の人にも、昨年、「鍵あけてもらえんか」ちゅうて頼みましたが、「市が、ええちゅう言わないから」というので、あけてもらえませんでした。 やっぱり、その時、遠崎の人が、「助けてください」ちゅうて電話があったから、私は、遠崎小学校に避難させました。 問題は、どうして行くか。私の西瀬戸地区の辺は、それでなくても若い人がいないのに、総会には若い人は来ません。 ですから、私、いつも苦慮しているのが、動けない人、走れない人を、どうやって避難させようかちゅうのを、役員2、3人で考えとります。これは、言葉で言うたり、広報に載せたり、それだけで済むものではないように思います。 避難を、私が連れていきよるのは、何十年前から、やらせてもらっているのですが、ただ、私が気になるのが、昨年の9月に、私の一般質問の時に、「なぜ大畠中学校が避難場所でないのか」と尋ねると、先ほど言われたように、「地すべり地帯だから」と答えられました、一般質問では。 私、一般質問の後に、市長に、「地すべり地帯と知りながら、中学生の生徒に授業をさせていいのか」と聞くと、「大畠町時代のことですから」と、余りにも侮蔑した物の言いようで、意味がわかりませんでした。 私の自治会を含め、大畠中学校に避難されている6カ所の自治会に、そのことを話すと、「井原市長は、そういう人なのですね」と言われました。 「旧大畠町のことですから」と発言された井原市長に、質問する意欲は、そういう考えだから、できないのかなと思っていますが、市長、やっぱり地域に合った、大畠だけでなしに、私も、「437にも連れていってくれ」と言うて言われましたけえ、大雨の時、連れていきましたが、道路が冠水して、行かれませんでした。行くのがええか、悪いか、危険だからとは思いますが、やっぱり地域に合わせた避難場所は、つくってもらったらどうですかね。 でも、また、私の自治会には、もう時間がないから、まとめて言いますが、数年前に広島安佐区で土砂災害に遭われていた方が、転居してこられました。 大畠は風光明媚なところで、本当に喜んでおられましたが、昨年の大雨や台風等で、大畠中学校が避難場所でないことを聞き、避難場所もなく、水道料金も高いので、また転居を考えていると、不満を言われました。私の目の前の家の方です。 せっかく人口は増えたのになと思ったのですが、その辺、令和元年防災何とかちゅうよりも、末端は違うのですね。市外はどうか、知りません。 私も、神代地区とか、日積と大畠と石神の一部のそのほかに出るのですが、どう避難場所に行けない、サロンにも来れない、訓練にも行けない人をどうするかが、私、一番、体1つしかありませんので、いつも台風18号、15年ぐらい前ですか、家族は家に置いちょっても、皆さんを中学校に避難させたりしていましたけど、やっぱり、それを1人では無理ですから、地域にもっと近いところに、足腰が悪い人を、車に乗せるのだけでも大変です。 それを、でも私は、昨年の、市長もおられましたが、大畠の敬老会で、「何もなくて当たり前ですから、避難場所に避難してください」と、挨拶させてもろうたのですが、「避難場所はどこですか」ちゅうて言われた時、私の立場がなくなりまして、どうかこれ真剣に、避難場所のことも考えてもらいたいのですが、質問になっとるかどうかわかりませんが、言いたいこと、わかりますかね。 文章だけでなし、広報だけでなしに、実際は大変なのだ、ちゅうことです。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) まず、この議会でも、たびたび私の説明というか、発言が誤解を与えているということ、申し上げますけども、大畠小学校が、「そりゃ、大畠時代にできたものですから、私は知りません」というような言い方はしていないので、そういうふうに、今おっしゃると、多くの市民の方、誤解をされるというふうに思いますので、そこは議員さん、人と人ですから、信頼関係の中で、そこの物の言い方というのは、ご配慮いただきたいというふうに思います。 その中で、議員さん、おっしゃるような実態というのは、市内各地にあるのだというふうに、認識しています。 たびたび、そういったお声はいただきますが、当然、そのことに対して、行政として、どういう対応ができるのか。また、避難所、避難場所をどういうふうに確保できるのかと、それは日夜、様々な可能性を求めているわけでありますが、現状、じゃあすぐに、各地に避難所を複数、どんどん建てていくというのも、これも現実的ではないわけでありますから、議員が今お一人で、いろいろな方を避難させておられるというふうに、お聞きしましたけれども、せっかく様々な自治会の活動に関わっておられるわけでありますから、私も、いろいろな方に直接、広報とか、そういう問題ではなくて、直接お願いをしておりますが、自治会単位で自主防災組織、その自主防災組織の中で、災害時の要援護者については、どういうふうに、お一人おひとりを避難させていくかと。若い人は、出てこないというふうにおっしゃいますが、その若い人も含めて、出ていくような努力を、私たちも含めてやっていかないと、市内全域のそういう実態を、行政が全て解決していくということは、これは私の立場で、そういうことを言うのは、気は引けるのですが、なかなか難しいのだというふうに思います。 そういった意味で、これも以前から、お願いしていますけども、そういうふうに、市民の方おっしゃるのであれば、「私も、呼ばれれば行きますから」と。「ぜひ、その自治会の皆さんとも、お話をさせていただきたい」というふうに申し上げても、一度も呼ばれたことはないのですけども、そういうことを、やっぱり積み重ねていかないと、議員がおっしゃるような課題を、大きく現状を解決していくということは難しくて、非常に地道な取り組みを、各地区で実施されておられるということも含めて、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  川﨑議員。 ◆議員(川﨑孝昭) 何か、私が、うそをついたような言い方されましたが、その時に、どう言われましたか、覚えちゃおられます。 まだ、図書館のことも、私には、ちょっと上から目線で言うから、言うた本人は、覚えちょってないかもわかりませんが、私が、「地すべり地帯とこで、授業さすんか」ちゅうた時、言うた、市長は、何と答えられました。ここではないですよ。本会議の終わった後、そこで、私とめて、「生徒、地すべり地帯のとこで、授業させてもいいのですか」と言うた時に、市長、何ちゅうて答えられましたか。 余り、これが話題になると、次へ進めないのですが。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) その時に、何と申し上げたかというのは、正直申し上げて、正確なことは覚えていませんけれども、「それは、大畠時代のことだから、関係ない」というようなニュアンスで発言することは、これ、あり得ないのだというふうに思うのですよね。 そこが、とても曲解されて、発言を盛り上げて言われるというのは、私としては、非常に心外でございます。 ○議長(藤沢宏司)  川﨑議員。 ◆議員(川﨑孝昭) 私が、心外ちゅうたら、私がうそをついたような言い方になりますが、それはそれとして、私はその時、人の揚げ足を取るのが好きですから、ちゃんとメモに書いておりますけ、手帳にも書いていますから、何ぼでも、それはいいのですが、まだ、ほかのことも、言われたことあるのですよ。これまで出すと、大変なことになりますから。 どうしても、今までの議会を聞いても、私だけかもわかりませんが、もっと勉強してくださいとか、ちょっとその質問に対して、上から目線で、やっぱり私にも支持者がおりますもので、ちょっと軽く言われたから、そういう覚えちょっていないことも、あるのかわかりませんが、やっぱり同じ選ばれた者ですけ、同じ条件で頑張ろうと思いますので、私がうそをついたようなこと言うたら、私の名誉に関わりますけ、今日、テレビ、ケーブルテレビ見られちょる人も、多くおられますので、その時すぐ、その言われた人に、私、「生徒はどうなるのか」と言われたけ、私は、そのままそこで言うただけでございます。 それはそれとして、次は、複合図書館についてですが、これもちょっと言うと、時間がないですね。 私が、図書館の内容については、特別委員会で頑張っておられますので、質問しませんが、説明会に出席させていただき、そのたびに、手をかえ品をかえ説明されたり、私の知り合いに、「なぜ出席したのか」と聞くと、「頼まれたから、出席した」と言われるし、反対する人は、初めから出席されません。 この説明会にしても、参加者の人数に、職員や議員の数を入れたり、説明会をしたという、既成事実をつくっているように感じました。 そして、この図書館を建てても、建てなくても、大きなしこりが残るように考え、感想が思います。 これ本当、非常に厳しい、最後の質問ですが、市長に市民から、「どうしても聞いてほしい」と言うので、お尋ねします。 「この図書館が、営利を目的にしないにせよ、5年後、10年後に、寂れないでいけると、本気で思っているのか」「フラワーランドのようになるとは、思わないのか」「諸費用は、税金ではないか。図書館のために、税金を払いたくない」とも言われますが、私は答えようがありません。 市長に、どのように考えておられるか、ちゅうても40秒しかないですけど、適当に、そのまま質問します。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 当然、市民の皆さんの中には、そもそも本も読まないし、図書館も関係ない。そういったところに、税金を投じてほしくないというご意見があるのも、これも民主主義の世界だというふうに思いますから、そういったご意見も、当然、承知をしております。 ◆議員(川﨑孝昭) 時間がないので、これで終わります。ありがとうございます。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、川﨑議員の一般質問を終わり、今期定例会での一般質問を終了いたします。────────────・────・──────────── ○議長(藤沢宏司)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日から27日までを休会といたします。最終日は、28日の午前10時から会議を開きますので、その間に、それぞれの委員会に付託いたしました議案等の審査が終了いたしますよう、ご協力をお願いいたします。 本日は、これをもって、散会いたします。午後4時20分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和元年 6月17日                     議  長 藤沢 宏司                     署名議員 岩田 優美                     署名議員 秋良 克温...