柳井市議会 > 2019-06-14 >
06月14日-02号

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  1. 柳井市議会 2019-06-14
    06月14日-02号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 元年 第2回定例会( 6月)─────────────────────────────────────────────令和元年 第 2 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)                                  令和元年6月14日(金曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和元年6月14日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         秋良克温議員          1 お祭りやイベント時における仮設トイレなどの設置について           (1)今後、祭りやイベント時に柳井市として仮設トイレの設置やテーブルや椅子を配置した休憩スペースを作るようなお考えはあるのか。           (2)仮に仮設トイレを設置した場合、仮設トイレ1個あたりの設置から撤去、し尿処理までのランニングコストはいくらかかるのか。           (3)地域の住民やボランティアなどがテーブルや椅子などを任意でもちより設置したりすることは、可能なのか。何か問題はあるのか。         中川隆志議員          1 先の山口県議選において市長が前面に出て応援された候補者が落選した。このことは有権者の市長への信頼感の低下を物語るものである。市長の今後の市政運営について問う           (1)今後井原市政に対する市民の信頼をどのように取り戻すのか。           (2)市長の応援した候補者の対立候補として当選した現県議と如何に連携して市政を進めていくのか(子育て支援、国道188号バイパス計画等)。           (3)新庄公民館で行われた柳商跡地利活用説明会において自治会を通じてアンケートを取ってはいかがかという意見があったが、市長はお答えにならなかった。市民の意見に対しては真摯に説明すべきではないか。          2 健康福祉部長は平成31年第1回定例会で人権擁護委員の推薦には地域ごとのバランスを考慮すると述べられた。人権擁護委員候補者の推薦について問う           (1)健康福祉部長の云われる地域ごとのバランスとはどういうことか。           (2)人権擁護委員の推薦に地域ごとのバランスを考慮する理由は何か。           (3)考慮する必要があるのか。           (4)人権擁護に熱意と理解があれば人権擁護委員に推薦するのか。          3 財政課長のふるさと納税に関する平成31年第1回定例会での答弁について           (1)私の質問に対して単品で地場産品以外を返礼品としているものはないとお答えになった。ではだき合わせ品の中には違反しているものがあると認識されていたのか。          4 市が道路維持のために使う除草剤(グリホサート商品名ラウンドアップ)について           (1)グリホサートは動物実験で発癌性が確認されている。市民の健康を守る見地から市の行う事業でのグリホサートの使用を禁止しては如何か。         岸井靜治議員          1 職員の居住地について           (1)採用職員(本年度採用も含む)の居住地について          2 柳商跡地に図書館を建てる件について           (1)図書館は決定事項なのか           (2)市長が図書館をなぜ建て替えなければならないと言っているのか。その             理由の確認           (3)図書館建て替えの進め方           (4)反対署名について         岩田優美議員          1 学校の働き方改革と新学習指導要領について           (1)学習指導要領が10年ぶりに改訂され来年度から小学校、再来年度から中学校と全面実施されます。今までの同質性教育やゆとり教育から変化の激しい時代に合わせた教育であり、ひとりひとり個性を活かした教育となります。更に教職員の負担が増えることが懸念されるため、働き方改革が進められています。柳井市としてはどう進めどのように考えているのかをお伺いいたします。          2 市民参画について           (1)柳井市の審議会等においては、市長が目標とされている女性登用率がなかなか進んでいないように思います。幅広い世代に参加して貰うためにも登録制度を導入することはできないのかをお伺いいたします。         田中晴美議員          1 複合図書館について           (1)基本設計を市内各所で説明されていますが、参加者の理解はどの様であったかお伺い致します。           (2)この事業の始まりから今日までの経緯についてお伺い致します。           (3)複合とはどの様な施設があるのかお伺い致します。           (4)図書館法についてお伺い致します。今日までこの図書館法は市としてしっ             かり機能していたのか伺います。           (5)市長の複合図書館にかける信念をお伺い致します。──────────────────────────────出席議員(16名)1番 三島 好雄          3番 田中 晴美4番 岩田 優美          5番 秋良 克温6番 山本 達也          7番 坂ノ井 徳8番 川﨑 孝昭          9番 中川 隆志10番 久冨  海          11番 藤沢 宏司12番 篠脇 丈毅          13番 岸井 靜治14番 早原 秀文          16番 賀原 基和17番 石丸 東海          18番 君国 泰照──────────────────────────────欠席議員(1名)2番 岩田 雄治                  ──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長   河内 義夫          次長 宮本 太郎補佐   井原 郁江                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           鍵山 有志参与            粟屋  桂      教育長           桑原  眞会計管理者         宗廣 宜之      総合政策部長        玉中  勲総務部長          國村 雅昭      建設部長          古谷 浩介上下水道部長        川本 和美      経済部長          日浦 隆雄市民部長          川井 隆志      健康福祉部長        米川 辰夫教育部長          河村 邦久      総務課長          河原 憲治財政課長          森岡 和子                         ──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(河内義夫) ご起立願います。互礼。ご着席願います。 ○議長(藤沢宏司)  これより、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(藤沢宏司)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、君国議員、田中議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(藤沢宏司)  日程第2、昨日に続いて、一般質問を行います。 最初の質問者、秋良議員。〔秋良克温登壇〕 ◆議員(秋良克温) 皆さん、こんにちは。やない自民クラブの秋良でございます。 私にとりまして、令和初の一般質問となります。 平成から令和に入りましても、国内においても、海外においてもいろいろな事案が発生しております。平成最後となる3月議会におきまして、私の一般質問の中で日本のタンカーが海賊団に襲われるという話に少し触れましたが、きのうの早朝にホルムズ海峡において日本のタンカーが襲われ、機関室にロケット弾が撃ち込まれるというような事案が発生しておりまして、これまた国際情勢を揺るがすような事案が発生しております。このような状況下においても、タンカーの船員さんたちが無事であったことがせめての救いであります。このような事案が発生するのは、今の日本に威厳がないからでしょうね。事実上やられっぱなしですからね。今の日本の考え方は、やられるための対策として、タンカーの外板を10倍の厚みにして攻撃に耐えようというようなばかげた論者がかじ取りをしている感じです。 では、本題に入りまして、今回は、柳井市におけるお祭りやイベント時の仮設トイレなどの設置についてであります。 私が言うこのお祭りというのは、広範囲にわたって行われる、柳井市全体ですね、行われることを祭りという表現にいたしております。イベントと表現しておるのは、地区の公民館単位で行われるお祭り、イベントという表現をさせていただいております。 柳井市におきましては、定期的に各地域で祭りやイベントが行われております。春の天神まつり、夏の金魚ちょうちん祭り、秋の柳井まつり、冬の神明祭などです。 先日ですが、私のところに直接メールでお祭りを見学されていた近隣都市の方からメールをいただきました。 内容といたしましては、お祭りの時、トイレの数が少なく、仮設トイレも見受けられませんが、いかがなものでしょうかという内容でした。さらに、トイレを探しても近くに見受けられないので、近くのコンビニまで移動しましたが、コンビニからもう一度お祭り会場に戻る気がせず、そのまま帰りましたというようなことを言われておられました。 また、露店も出ているのですが、座って食事ができるテーブルや椅子もなく、路上に座り込んで食事するわけにもいかず、せっかくの楽しいお祭りなのに、結局、自宅方面に向かう途中の飲食店で食事をしましたというようなことも言われておられました。 さらに、せっかくのお祭りなのですから、観光客や他府県から来た人が、トイレの心配をせず、落ち着いて食事や休憩ができるスペースをつくっていただきたいです。トイレや休憩スペースがないことによって、お祭りの魅力が半減してしまいます。来年も、もう一度行こうと思えるような環境整備を行ってくださいというような内容で締めくくられておりました。 私も、何度も各地のお祭りを私自身見学してまいりましたが、確かにご指摘いただいたことに関して、なるほどと思える部分も確かにありました。 そこで、今回の一般質問でお伺いしたいのは、1点目として、今後、祭りやイベント時に、柳井市として、仮設トイレの設置やテーブルや椅子を配置した休憩スペースをつくるようなお考えはあるのか。 2点目として、仮に仮設トイレを設置した場合、仮設トイレ1個当たりの設置から撤去、し尿処理までのランニングコストは幾らかかるのか。 3点目として、地域の住民やボランティアなどが、テーブルや椅子などを任意で持ち寄り設置することは可能なのか。もしこれをやることによって、何か問題はあるのか。 以上、3点について、質問したいと思います。 以上にて、壇上からの発言を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。〔秋良克温降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 秋良議員のご質問にお答えをさせていただきます。 お祭りやイベント時における仮設トイレなどの設置について、お答えをいたします。 まず、1、今後、祭りやイベント時に柳井市として仮設トイレの設置やテーブルや椅子を配置した休憩スペースをつくるようなお考えはあるのかでございますが、本市が主催いたします大規模なお祭りには、柳井金魚ちょうちん祭りや柳井まつりがございます。仮設トイレや休憩スペースの設置につきましては、お祭りの性質や時間帯によって違ってまいります。 まず、仮設トイレにつきましては、柳井金魚ちょうちん祭りにおいてのみ設置しておりまして、柳井川河川公園上流側に5基設置しております。 仮設トイレの他にも、祭りエリアやその周辺には、レトロスクエア柳井川河川公園上流、両運橋東側、むろやの園駐車場、町並み資料館、やない西蔵、しらかべ学遊館、白壁ふれあい広場及び柳井駅に既設トイレがございまして、これらについてもご利用いただいております。 柳井まつりで利用できる既設のトイレは、今述べました柳井金魚ちょうちん祭りの際の箇所に加えまして、バタフライアリーナ、柳井市文化福祉会館、アクティブやない及び柳井図書館がございます。 次に、休憩スペースにつきましては、柳井金魚ちょうちん祭りでは、銀行前、本橋東側、両運橋東側、レトロスクエア及びむろやの園駐車場と、合わせて5カ所設け、ご利用いただいております。 柳井まつりにつきましては、医療機関の駐車場、本橋北側特設会場、白壁ふれあい広場、文化福祉会館、アクティブやない、バタフライアリーナ及び柳井小学校体育館前広場の計7カ所に設置しております。 柳井商工会議所が主催されております柳井天神春まつりにつきましては、仮設トイレは設置されておりません。 休憩スペースも特に設けておりませんけれども、天神並木通りで出店されている飲食コーナーやレトロスクエアパラソルショップステージイベントの会場が休憩スペースを兼ねております。 次に、各地区においてのイベント時の対応でございますが、まずは、秋良議員にゆかりのある国指定の重要無形民俗文化財でもある、阿月神明祭について申し上げます。 このお祭りは、天保元年、1644年に浦就昌が阿月へ移封された時期に始まったと伝えられる祭りで、現在では、毎年2月11日に阿月神明祭顕彰会が主催し、東西神宮前の浜で開催いたしております。毎年2,000人前後の観光客が訪れるお祭りでございますが、旧阿月小学校及び阿月公民館の既設トイレを、観光客の方々にもわかりやすいように案内板も設置をし、ご利用いただいており、仮設トイレは設置をしておりません。 休憩スペースにつきましては、阿月地区体育館、こちらは旧阿月小学校体育館でございますが、こちらに神明祭の写真展示を行っておりまして、この場所が休憩スペースを兼ねております。ただし、飲食については、ご遠慮いただいているというふうにお聞きしております。 次に、大畠地区の大きなイベントでございます、ふれあいうずしおまつりでございますが、こちらは大畠総合センターの周辺で、大畠観光協会の主催で、今年は5月11日に開催され、1,300人の方々が訪れておられます。 こちらも仮設トイレの設置はございませんが、大畠総合センターのトイレをご利用いただいております。 休憩スペースにつきましては、ステージ観覧席とあわせて設置をされております。 最後に、市内各地区で行われております、公民館が関係するイベントについてでございますが、代表的なものとして、公民館利用自主グループの日ごろの成果を披露する場でもある公民館まつりや、地域のコミュニティーイベントがございます。 地区のイベントのほとんどは、地区のコミュニティ協議会社会福祉協議会スポーツ推進協議会、子ども会、PTAなどの各種団体が主催となって行われておられます。 そうした点を踏まえまして、基本的には、主催団体の意向に沿っており、その中で必要な備品等が市にございましたら貸し出しをしているという状況でございます。 各地区のイベントにおける仮設トイレの設置につきましては、公民館が関係するイベントのほとんどが、公民館などの公共施設や学校施設で開催していること、また、それ以外の場所であってもトイレは公共施設や学校施設をご案内していることから、仮設トイレを設置した実績はございません。 今後とも、仮設トイレや休憩スペースにつきましては、公益的なイベントやお祭り、それぞれについて、必要に応じて確保に努めるとともに、イベントマップにも掲載することによって、ご来場される方々の利便性を高めてまいりたいと考えております。 次に、仮に仮設トイレを設置した場合、仮設トイレ1個当たりの設置から撤去、し尿処理までのランニングコストは幾らかかるのかにつきましては、まず仮設トイレを設置する経費でございますが、本市におきまして、簡易水洗で便槽360Lを設置する場合の金額は、これは1カ月単位が最短の期間となりますけれども、1基当たり、運搬費込みの税込み価格で1万9,440円、し尿処理費用が1L当たり税込み価格で12.85円となります。 昨年の柳井金魚ちょうちん祭りに設置をいたしました簡易水洗の仮設トイレ5基のし尿くみ取り量は、計800Lで、料金は1万280円でございました。 なお、参考までに、今年、余田臥龍梅に60日間設置をいたしました簡易水洗の仮設トイレ2基のし尿くみ取り量は、計301Lで、料金は3,867円でございました。 最後に、地域住民やボランティアなどがテーブルや椅子などを任意で持ち寄り、設置したりすることは可能なのか、何か問題はあるのかにつきましては、議員お尋ねの、地域の住民やボランティアの方のテーブルや椅子の持ち込みは、通常、祭りやイベントの場合、事前に参加団体と行事内容や位置決め等を協議し、決定をしておりますので、主催者側と事前に協議の上、場所スペース等について了解を得ていただくことによって可能ではないかというふうに考えております。以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 市長にお伺いいたします。 先ほど言われた主催者団体と協議の上、ボランティアや個人が持ち込みは可能ということを言われましたが、その手続を踏まえまして、配置したものに対して、もし例えばつまずいて怪我したとか、そういう事故が発生した場合、責任の所在というのはどこに行くのであるか、お答えください。 ○議長(藤沢宏司)  教育部長。(「市長」と呼ぶ者あり) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 先ほど申し上げました、事前に主催者側と協議の上、住民の方々、ボランティアの方々がお持ちいただいたということであれば、それによって事故等発生した場合には、主催者側に責任があるということになろうかと思います。ただ、参考までにその協議がなかったということであれば、申し込まれた側に責任があるということになるのかなというふうに認識しております。 ○議長(藤沢宏司)  秋良議員。 ◆議員(秋良克温) 市長及び関係参与におかれましては、明確なご答弁をいただきましたので、これにて、私の一般質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、秋良議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  10時30分まで休憩といたします。午前10時16分休憩                              午前10時30分再開 ○議長(藤沢宏司)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、中川議員。〔中川隆志登壇〕 ◆議員(中川隆志) おはようございます。立志倶楽部の中川です。市民ネットワークの久冨議員と連合して会派を組んでおります。 秋良議員の一般質問が早く終わったので、実は、私に残りの時間をいただきたいぐらいですが、そういうわけにもまいりませんので、時間内でできるだけの一般質問をやってみたいと思います。 さきに行われた山口県議会議員選挙において、市長は、元市議会議員の自民党公認候補を、みずから表に立って支援されました。公認候補の知名度が低かったこともあり、一部のマスコミからは、この選挙は、市長の信任を問う選挙ではないかという論調もありました。 結果は、ご承知のとおり、市長が前面に立って応援された候補が思わぬ大差で落選されました。この結果は、何を物語るかというと、有権者の市長への信頼の低下ではないかと思います。残された2年間の市長の任期の間、市長は、どのような市政を運営されるのかお伺いいたします。 まずは、今回、失われた井原市政の信頼を、残り2年間でどのように取り戻すのか、お伺いいたします。 次に、市長と県議会議員の連携なくして、柳井市の発展は望めません。市長の推された候補と激しく選挙戦を戦って勝利した新しい県議と、どのように信頼関係を構築し、連携して、柳井市の課題を克服していくのか、お伺いいたします。 新しい県議は、選挙期間中から、子育て支援を公約に掲げられています。柳井市の子育て支援、ひいては少子化対策について、市長はいかなる連携をお考えか、お聞かせください。 次に、国道188号線平生バイパスの調査が、平成31年度の国の予算で認められました。お隣の平生町にも関係する事業でもあります。柳井市選出の県議会議員と連携して、早期着工を目指すことになりますが、どのような連携策をお考えでしょうか。 柳商跡地の利活用については、多くの議員が質問に立たれますので、多くは申し上げません。柳商跡地の利活用の説明会の目的は、複合図書館に反対する人や、態度を決めかねている人に、詳しい説明をして、疑問や疑念を払拭し、理解を求めることにあったと推察します。 何回か説明会を傍聴しての感想ですが、時間をかけた割りには、賛成者にも反対者にもフラストレーションだけが残ったように思います。 例えば、新庄公民館で行われた説明会では、自治会を通じてアンケートをとってみたらいかがかという意見が出ましたが、市長は、自分の思いは述べられましたが、意識的にか、無意識にか、アンケートに対するお答えはされませんでした。 説明会ですので、質問や意見には、真摯に回答してこそ賛同も増えるものと思います。そういった意味では、今回の説明会は、市の意図とは逆の方向に振れた。すなわち、賛同者は増えなかったのではないかとの感想を持っております。市長の見解をお伺いいたします。 次に、平成31年第1回定例会で、人権擁護委員の推薦について、私の質問に対して、健康福祉部長は、地域ごとのバランスを考えて推薦しているとお答えになりました。 この件に関して、健康福祉部長にお伺いいたします。地域ごとのバランスというのは、どういうことでしょうか。人権擁護委員の推薦に、地域ごとのバランスを必要とする理由は何でしょうか。地域ごとのバランスを考慮する必要があるのでしょうか。推薦理由に、高い人格、識見を持ち、広く社会の実情に通じ、人権擁護に熱意を持っていることを挙げられました。 このような人は、柳井市には、たくさんおられるはずです。本当にこの3点だけで、人権擁護委員に推薦されているのか。以上、健康福祉部長のご見解をお伺いします。 同じく平成31年第1回定例会で、財政課長は、私のふるさと納税に関する質問で、地場産品以外を返礼品にしているのではないかという質問に対して、単品で地場産品を返礼品にしているものはない、とお答えになりました。 ところが、今年6月からの国の返礼品規制を前に、柳井市は、地場産品とそれ以外の産品のセットを、返礼品から外されました。地場産品と、それ以外のセットは違反と、当時から認識されていたのではないでしょうか。ご見解をお伺いします。 最後になります。平成31年度予算説明書。土木費、道路維持費、需用費の中に、消耗品費103万円が計上されております。建設経済常任委員会の予算審議の際に、その内容をただしたところ、除草剤の費用とのことでした。 さらに、除草剤の種類を聞くと、グリホとのことでした。グリホサートのことで、ドイツの化学薬品企業バイエルに買収されたアメリカの農薬企業モンサントが開発された除草剤で、「ラウンドアップ」という商品名で、今やホームセンターや100円ショップでも売られております。 このグリホサートからは、動物実験で、発がん性が指摘されております。また、グリホサートの体内蓄積が、消化器や神経系、生殖器等に影響を及ぼすとも言われています。 フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアでは、3年以内の使用禁止、スウェーデンでは、個人の使用禁止を打ち出し、日本でも、福岡県宇美町──宇宙の宇に美しい町ですけれども──では、行政で、グリホサートは使用禁止、名古屋市でも、公共施設での農薬使用を禁止しています。 また、昨日も、山本議員が、グローカルという言葉について、市長に説明を求められましたが、市長は、持続可能性のある柳井市として、その中で、SDGs──持続可能な開発目標について、言及されました。 SDGsでは、ゴールの3に健康な生活、169あるターゲット、目標の中の9に、有害化学物質による大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の大幅な減少を掲げています。また、健康増進法の改正により、7月1日からは、市役所庁内及び関係庁舎敷地内での全面禁煙を決められました。 柳井市民の健康を守る見地から、あるいは予防的な見地から、まず、市の行う事業において、グリホサートを初めとする有害化学物質の使用禁止という先進的な取り組みをされてはいかがでしょうか。 以上、今回は、たくさんの質問をしましたので、十分な再質問をする時間があるかどうかはわかりませんが、もし時間をとっていただければ、再質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。〔中川隆志降壇〕
    ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 中川議員のご質問にお答えをいたします。 まず1番目の私の今後の市政運営についてのお尋ねでございます。 1点目、私の市政に対する市民の信頼についてでございますが、私は、市長就任以来、この間、24時間、365日、常に市民の中へ、市民とともに、市民のためにの思いで、市長としての公務、政務に臨んでまいりました。 もうじき400回を迎えます、市民と市長と気楽にトークなど、市民の皆様との地道な対話や地域での交流を通して、市民の皆様との信頼関係を築くことで、信頼を得てまいりたいというふうに考えてまいりました。 また、第二次柳井市総合計画を、推進をしていく、同計画の掲げる本市の将来都市像、「市民の力で支え合い、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井」を実現をしていく、そのために実施計画を着実に実行していく、そうした取り組みによる成果を上げて、それを積み重ねていくことが、市民の信頼につながるものと考えております。 これからも変わらず、不断の努力をしてまいりますので、中川議員におかれましては、今後ともご指導をいただきますよう、お願いを申し上げます。 また、2点目の現県議との連携による市政の推進につきましては、昨日も石丸議員のご質問にお答えをいたしましたとおりでございます。 市政における課題は、国道188号柳井平生バイパスを初めとする広域道路網の整備、企業誘致などによる産業の振興、広域利水や岩国基地の問題、さらに少子化対策など、多岐にわたっております。 また、その多くが県政に深く関わるものでございまして、さらには県政を通じて、国政と密接に関係しているものもございます。 選挙が終われば、大同団結して協力していきましょうとのお言葉をいただくなど、県議とは、市民のために団結して連携、協力をしていく、その思いを共有させていただいているところでございます。 また、新庄公民館での、柳商跡地利活用説明会についてのご質問にお答えをいたします。 議員ご指摘の複合図書館に関する地区説明会におきましては、去る4月26日に、53人のご出席により、新庄公民館において、開催をいたしました。 その際、自治会を通じて市民アンケートをとったらいかがかとのご質問をいただきました。これは、実際、他地区でも無意識にお答え漏れというものがあったりということもございましたが、幾つかのご質問に適切にお答えできていなかったことについては、まことに申しわけなく思っております。 なお、このご質問も含め、地区説明会等でいただきました多くのご質問と、それに対する回答を取りまとめたものにつきましては、特別委員会で、ご報告させていただいた後に、ホームページ等において、市民の皆さんに広く周知させていただきたいと考えております。 真摯に丁寧にお答えをさせていただきたいということで、説明会をやってまいりましたが、なかなか伝わっていないのではないかというご指摘もいただきました。そうした議員のご指摘も、また改めて深く肝に銘じまして、広く市民の方々に、ご納得いただけるように、そういった取り組みを進めてまいりたいと思います。 2点目の人権擁護委員候補者の推薦について、3点目の財政課長の答弁について、4点目の除草剤につきましては、関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 2点目の人権擁護委員の推薦について、お答えします。 人権擁護委員は、人権擁護委員法に基づいて、人権相談を受けたり、人権の考えを広めたりする活動をしている民間の方々であり、任期は3年で、本市では7人の委員が、法務大臣から委嘱されております。 推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項に、「市町村長は、法務大臣に対し、当該市町村の議会の議員の選挙権を有する住民で、人格識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方の中から、その市町村の議会の意見を聞いて、人権擁護委員の候補者を推薦しなければならない。」旨が規定されております。 ご質問の(1)地域ごとのバランス及び(2)考慮する理由につきましては、人権擁護委員は、地域社会において、人権相談、人権救済、人権啓発など、各種の人権擁護活動に、積極的に従事することが求められております。 このことから、人権擁護委員の方が、ある程度、市内の各地域に分散していらっしゃることは、より地域に密着した人権擁護の活動が、市内全域で実現されるとの考えから、人権擁護委員の配置の全体的バランスという趣旨で、地域ごとのバランスと申し上げたものでございます。 現在の人権擁護委員の配置の状況を申し上げますと、柳井地区がお二人、伊陸地区がお一人、余田地区がお一人、伊保庄地区がお一人、大畠地区がお二人となっておりまして、おおむね、市中央部にお二人、北部にお一人、西部にお一人、南部にお一人、東部にお二人という状況になっております。 次に、ご質問の(3)考慮する必要があるのかにつきましては、人権擁護委員法に、直接、地域ごとのバランスを考慮という規定はありませんが、先ほど申し上げましたように、ある程度、市内の各地域に分散して人権擁護委員がいらっしゃることについても、考慮することが適当と考えております。 次に、ご質問の(4)人権擁護に熱意と理解があれば、人権擁護委員に推薦するのかにつきまして、お答えします。 人権擁護委員法の人格識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のあるという規定のほかに、法務局が推薦に当たって、留意すべき事項として示したものがございます。 その内容は、中立性公正さに加え、社会貢献の精神に基づいて、熱意をもって積極的かつ活発な人権擁護活動が期待できる候補者であること、また、人権課題や法律等に専門性を有する候補者についても、積極的に推薦するようにというものでございます。 さらに、活動の活性化の観点から、候補者の年齢につきましては、原則、新任の場合は68歳以下、再任の場合は75歳未満とする運用基準のほか、男女共同参画社会の実現や、女性の人権問題に適切に対処するため、男女比率についても配慮するようにと示されております。 以上のような事項を考慮しまして、適当と考えられる方を候補者として選任させていただいております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  財政課長。 ◎財政課長(森岡和子) それでは、3番目のふるさと納税に関する平成31年第1回定例会での答弁につきまして、お答えをいたします。 平成31年第1回定例会におきまして、市では、地場産品でないものを返礼品にしていないかとのご質問をいただき、単品で、地場産品以外を返礼品としているものはございませんとお答えをさせていただきました。この答弁につきまして、国の実施した調査の流れ等、詳細をご説明いたします。 ふるさと納税制度の運用につきましては、総務省から様々な調査が実施されてきたところですが、平成30年4月1日の総務大臣通知におきまして、地方団体の返礼品の返礼割合や設定内容につきまして、良識のある対応を求められ、その前後2回にわたって、ふるさと納税に係る地場産品以外の返礼品について、調査が実施されております。 その調査の回答において、市の返礼品につきまして、柳井市内での生産品等と隣接市の特産品を詰め合わせたセットを提供している旨を届け出ており、その件につきましては、国や県から、助言や指導を受けることはございませんでした。 そのことをもちまして、本年第1回定例会での議員さんのご質問に対しての回答に至ったところでございます。 ふるさと納税制度につきましては、地方税法等の改正により、総務大臣からの指定制度が創設をされました。また、総務省告示等により、寄附金の募集の適正な実施に係る基準や、返礼品の定義、地場産品に関する基準などが明確に示されております。 市におきましても、全国の多くの自治体と同様に、1年4カ月の通常の指定を受け、新たなふるさと納税制度の基準に則して、6月1日から募集をスタートさせております。 ふるさとを応援する気持ちを、お伝えいただいているという、ふるさと納税制度の趣旨を踏まえ、市の地域資源をしっかりと活用し、適切な制度運用に努めてまいります。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  建設部長。 ◎建設部長(古谷浩介) 4、市が道路維持のために使う除草剤、グリホサート、商品名「ラウンドアップ」について、お答えいたします。 グリホサートは、1970年に、アメリカのモンサント社が開発した除草剤、ラウンドアップの主成分であります。 このグリホサートを成分とする除草剤は、世界でも広く流通しており、国内でも、ホームセンターなどで「ラウンドアップ」「グリホサート」などの商品名で販売されており、農家や一般家庭でも幅広く使用されております。 市道の総延長は478kmございますが、この維持管理、特に夏場における草刈りにつきましては、幹線市道を中心に、業者への委託や職員により実施しております。しかしながら、それ以外の多くの市道は、地元の方々のご協力に頼らざるを得ない状況にあります。 昨今の高齢化に伴い、地元の協力も少なくなってきており、やむを得ず、農地周辺以外の路肩や、車道部の舗装と歩車道境界ブロックのすき間などを中心に、年2回程度、グリホサート除草剤を使用しております。 議員ご質問の動物実験での発がん性が確認されていることにつきましては、WHOの外部研究機関である国際がん研究機関が、2015年に、除草剤グリホサートに関して、動物実験の結果、人に対して恐らく発がん性のある物質というカテゴリーに分類したことを受けてのことであると思われます。 一方、グリホサート成分を含む農薬につきましては、農林水産省所管の農薬取締法に基づき、安全性に関する厳格な審査を経て登録されており、製造や販売、使用が認められております。また、使用方法などについても基準が定められております。 グリホサート成分の農薬及び除草剤は、適正に使用されない場合、人畜及び周辺の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがあるという認識は十分持っております。 2015年の国際がん研究機関の発表以後、日本では、2016年7月に、内閣府食品安全委員会による、発がん性及び遺伝毒性は認められなかったとの評価書の発表もあるようですが、今後、国の動向等も注視してまいりたいと考えております。 いずれにしましても、市道の維持管理を行う中で、除草剤の使用は極力避け、散布する際には、地元の了解を得た上で、散布する周辺の環境や散布時の天候などに配慮をするなど、農林水産省及び環境省から、平成25年に通知されました、住宅地等における農薬使用についての遵守事項を守るとともに、散布範囲は必要最小限にとどめ、細心の注意を心がけ、引き続き、適正に使用してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 的確に短い時間でご答弁いただき、非常に感謝しております。 せっかく短い時間で答弁していただいたのですけど、ちょっといろいろ、お聞きしにくいことも聞かなければならないかと思いますが、ご許しください。 まず、市長にお伺いいたします。 新聞報道によりますと、当選証書の授与式の時に、有近議員が、市長に面会を求められたら、市長も副市長も不在でできなかったということがあったのですけれども、これについて、秘書のほうからは、ご報告はあったのでしょうか。わかりませんか、もう一回、言いましょうか。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 秘書から、ちゃんと有近議員が、ご面会に見えましたというご報告を、市長なり、副市長なりにされていますかということ。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ちょっと新聞報道は見ておりませんが、そういう話があるということは承知をしておりまして、当日は、前々から市内のある企業さんの──365日の中で、この日でしか開放できないという、工場の現場を拝見をさせていただく機会になっておりまして、私、副市長を含めて、不在にしておりました。 その間に、県議がいらっしゃったということは、帰庁しました後に、報告を受けましたので、私の記憶では、お昼に帰りまして、すぐお昼に事務所のほうにお電話をさせていただいて、今日は不在で申しわけございませんでしたと、わざわざお越しいただいたのにということで、直接、県議本人とお電話でお話をさせていただいているということも、つけ加えさせていただきます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) そういうことがあったということを聞かれて、すぐお電話されたということは、非常に素晴らしいことだと思います。それで、副市長もご不在でしたか。 ○議長(藤沢宏司)  副市長。 ◎副市長(鍵山有志) 市長と同行しておりました。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 参与はいかがでしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  粟屋参与。 ◎参与(粟屋桂) 私も、市長、副市長に同行しておりました。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) これはちょっと別のところの話になるのですけど、市の幹部が全員、庁舎を離れているということは、市の危機管理上、非常に問題があるのではないかと思います。 ただ、これは、私の今の質問とは関係ないので、そういうことだけでとどめておきますけど、本来、市の幹部が3人も市役所をあけるということは、いざという時に大変な事態になるのではないかと思います。 それから、もう一つ、同じようなことをお伺いしますけれども  これはやめましょう。 では、県議との関係について、お伺いします。 これまで、星出県議とも太いパイプでつながれていて、いろいろなことをちゃんと相談してやってきたというふうにおっしゃっています。私は、若干、違うニュアンスを持っているのですけれども、市長は、星出県議とも強いきずなで結ばれ、市の課題に対して協働で当たっていかれたというご認識でしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 星出県議におかれましては、大変、このたび残念なことに、ご病気でということでありましたが、政治家ですから、周りはいろいろな評判、評価も含めて、げなげな話というか、そういうものがありますけれども、星出県議とは直接に、また、電話等々で、様々な課題について、常に共有をしていたということは、これは事実として、はっきりと申し上げたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 具体的に、どのような課題について、星出県議と連携されて、県なり国なりと交渉に当たられたか教えてください。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) それは様々ありますが、先ほどは、道路の課題もあります。たびたび事務所にお邪魔をして、直接、ご説明をさせていただいたりということもありましたし、国に要望の際には、ご同行いただいたりということも含めてありました。これは、多々ある中の一例でございまして、市長と県議というのは、常に、要望活動、そういう協議だけではなくて、日々、毎日の様々な行事等々で席を同じくしておりますので、様々なお話をさせていただく中で連携してきたということでございます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 先般、馬皿の峠のところが崩落しましたけど、その時には、どういうふうな連携をされましたか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 昨年の7月豪雨の時には、県道柳井玖珂線も含めて、様々に被災を受けております。その時には、既に県土木を通じて、様々な対応をしていただいているという状況の中で、そういう対応について、ありがたいということは、直接、県議にはお話をさせていただいたというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 星出県議のフェイスブックとか、ホームページ、それから委員会等での市長のお話を聞いていると、どうもどちらも県議と相談した、あるいは市長と相談した、あるいは、市長にお世話になった、県議にお世話になって、こういうふうになったという報告が一切されていないので、私たちには、本当にお二人が、ちゃんといろいろ協議してやっておられるのかなというところは見えてこないのです。 ですから、今、あえてお伺いしたのですけど、実は、同じようなことが、もしかしたら、今度の有近県議との間にも、起こるのではないかということを、非常に心配しているわけです。 と申しますのは、先ほど、面会に来られたので、一応、電話でおことわりをしたというか、その旨のお返事をされたということなのです。でも、その後で、市長のほうから、有近県議にお会いになろうという努力は、されたのでしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 実は、就任以前、ですから当選後も、既にすぐに各市でイベント等々ありますので、本当に頻繁に顔を合わせる関係でございます。その辺りの感覚が、わざわざアポをとってまでというところと、議員の認識と、私どもの、普段の県議と市長の遭遇するというか、場を同じくする頻度の感覚が、ちょっと違うところで、そういうふうにおっしゃっておられるのかなというふうに思いますが、改めて、こちらからご挨拶に参りましょうということはしておりませんが、恐らく、その数日、場合によっては翌日ぐらいに、イベントでもお会いしているという状況がございます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 感覚の違いというふうにおっしゃっているのですけど、県議は、公式に秘書室に行って、面会を求められたわけです。それに対して、電話でお応えになったと。でも、公式に来られたものに対しては、やっぱり公式に公式の場でお会いになるのが筋ではないかと思います。 そういう意味でいいますと、次に、今度は、有近議員のほうから  真面目に聞いてください。有近議員のほうから、4月の29日ですか、市長に面会になって、一緒にやっていきましょうと握手されたというふうになっているのですけど、どうして市長のほうから行かなかった。有近県議は、多分、公式に市長のほうにご面会になって、今後のことについても、お話になったかと思う。 ただ、市長は、ずっとそれは、市長のほうからは、公式にはやられなかった。ただ、イベントで会っているからとかなんとかと、それは立ち話という話になるかもしれない。 日韓関係でいえば、外相会議でも、二人とも口も聞かなかったというふうな話もあるのですから、ただ、イベントで顔を合わせただけで、二人の間がうまくいくような関係ができるかどうかということは、私としては、非常に疑問に思います。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ちょっと、こういうふうに非常に誤解があるということも、県議も、市長さん、申しわけないということをおっしゃっておられるのですが、当選証書をお受け取りに来られた時には、私も、そういう証書の何式というか、そういう場があるということは、当然、知りません。全くアポなしで行って、本当に申しわけなかったということ、また、いろいろそのことについて言われて、申しわけなかったということは、おっしゃっていただきました。 だからこそ、ぜひ直接お会いしましょうという中で、今おっしゃった4月29日だったですか、いろいろなお互いの日程を合わせる中で、その日が定まったということで、どうも何かイメージというか、私は、その新聞を見ていないので、何とも言えませんが、そのことを前提にお話をされているようで、そのことは、県議も非常に憂いておられる、憂慮しておられるというふうに認識しております。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 別に私は、県議のかわりに申し上げているわけではなくて、私の考えで申し上げている。 一つ気になることがあったのですけど、当選証書授与式を、市長はご存じなかったとおっしゃっています。本当ですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 済みません、私は、存じ上げませんでした。だからこそ、いろいろな日程も含めて会ったということでありまして、そのことが、その日に設定されていたということは、その日になるまで、私自身は、大変申しわけないのですけども、存じ上げておりませんでした。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) これは、答えは要りません。私の感想で言いますけども、仮に平井議員が当選されていたら、きっと予定されていたと思うのです。これについては、答弁要りません。 それから、では、子育て支援のところにも行きます。県議との。 市長は、図書館のお話の時に、再三にわたって、今の小学校6年生は260人、去年、生まれた子どもは160人──ちょっと人数はもう少し端数が出ている──という話をされています。 あたかも、人ごとのように言われますけど、それって井原市政が、子育てに対する施策を十分とってこなかった結果ではないかと思うのですけど、その点は、いかがお考えですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 実際、今、少子化がかなりのスピードで進んでおります。そのことについて、私には責任があるということは、それは当然、市政をあずかる立場として、子育て支援施策含めて展開しておる立場でありますから、そういうことも言えるんだろうというふうに思います。 ただ、この数字は、たびたびとおっしゃいますが、各会場、それぞれに初めてお会いする方々ばかりなので、各会場で、ご紹介しているということになりますけども、やはり、団塊の世代、団塊ジュニアの世代が、これからさらに50代にかけていく中で、なかなか親の世代が急激に減少しているという状況の中で、この数字自体は、大きく回復するというのは、なかなか難しいんだろうというふうに思いますが、子育てをしたい、この柳井市で、という方々の希望に沿っていただけるように、引き続いて、こういう支援策はしてまいりたいというふうに思います。 ただ、現実として、今、数字はこうなっているということは、広く市民の方々と共有をしたいという思いで、ご紹介はさせていただきました。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) いや、だから、それはいいと思うのですけども、私が申し上げたいのは、あたかも人ごとのように、こんだけ減りましたとおっしゃるから、それは違うでしょと。やっぱり市の施策が、どっか足りないのでしょということ、それは、きちんと市長としても、丁寧に来た人にお話しすることが真摯に対応するということではないのですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 済みません。私の説明の仕方が、人ごとのようにというふうに議員に受け取られているとしたら、それは、私の説明の仕方が悪かったということでございますので、この今の現状が、とても人ごとでは思っておりませんで、まさに、そういう課題に直面しているのが、私たちであると、その責任が私にあるというふうに考えております。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 図書館の問題についてですけれども、説明会というのは、さっきも申し上げたけど、やっぱり反対している人とか、態度を決めかねている人に、こっちに向いてもらうというか、賛成にしてもらうというか、理解してもらうということが重要なことだと思うのです。 そういう人たちに真摯な対応をしてこそ、賛成者も増える、理解も得られるということだと考えるのですけども、先ほども申し上げましたけど、今回の説明会を私が傍聴している限りでは、どちらかというと、市長の思いを述べる会に終始していて、本当に皆さんが聞きたいことに対して、聞かれたことに対して、市長、あるいは市の皆さんが、丁寧にお答えになったとはとても思えません。 15分ぐらい、市長がお話しされて、それから40分から50分、長いプレゼンがあったわけです。だけど、普通、プレゼンで皆さんの集中力があるのは、5分から6分と言われているのです。これをずっとやられても、誰もほとんど頭の中に入っていない。自分の興味のあるとこだけ、ちょちょっと入っているという状況が続いたのではないかと思います。 だから、私としては、先ほど申し上げたみたいに、逆効果になっているのではないかということを、非常に懸念しているわけです。私、別に、図書館、賛成、反対どちらとも申しませんけれども。 もう一つ、大事なことがある。これは、新庄のとか、いろいろなところでお話があったのですけど、柳井市の英知を集結してつくった図書館、計画した図書館ではないのではないかというふうに私は感じています。 というのは、コンサルタントの山崎亮さんが、最初に、図書館の話をされて、それから、「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が実施設計されたんだと思うのですけれども、柳井の人は、全然、そこに加わっていないわけです。市長さんは加わられたのかもしれない、副市長もやれたのかもしれない。 そうすると、やっぱり柳井市の人の意見というのは、ほとんど反映されていないです。説明会とか、山崎亮さんの話の時に、やったと言われれば、そのとおりなのでしょうけれども、実際には、説明会で聞いた限りでは、やっぱり、柳井市の中の人が非常にフラストレーションが高い。図書館に柳井市らしさがないではないかという人も、いろいろたくさんおられたと思うのですけど、その辺のところは、どうお考えですか。全然、柳井市の人を声の届かない場所にとは言いませんけど、横に置いておいて、先行して走っちゃったのではないのですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) まず、パワーポイントを使っての説明が長過ぎる、ほとんど頭に入っていないのではないかというふうにおっしゃいましたが、それは、やっぱり参加された方々に対して失礼であるというふうに思いますし、多くの方々からも、一方で、あの説明がわかりやすかったという声も聞いておりますから、本当に数分しか頭に入っていないというようなことは、私はまず思っていないということと、ここも情報発信がよくないと言われれば、それまでなのですが、あれだけワークショップも含めて、幅広い世代の方にご参加いただいて、それを何度も何度もやりながら、やってきたということでいうと、むしろ、ここまで設計に市民のいろいろな声を入れたいというような手法で展開するという事業も、今まで、なかなか珍しいんだというふうに思います。 その部分、ワークショップをこういうふうにやったちゅうのは、多分、特別委員会も含めて、議員さんにもご説明をさせていただいているというふうに思うので、それを踏まえた上で、今の設計ができ上がっている。その「SUPPOSE DESIGN OFFICE」さんの、一番、我々が、当初、評価したのは、そういうワークショップを通じて、自分たちもつくり上げていきたいんだというところが評価されて、選定をされたというところもあるわけですから、私も、いろいろなワークショップで、参加された方のお顔が浮かびますが、その方々には、熱心に、議員さんの知らないところで、考えておられる場があったということは、その方々の立場を代弁して、強く、そこは知っていただきたいというふうに思います。 ただ、そういうふうに誤解を与えてしまうというところも、私どもの、議員さんも含めて、情報の伝え方がよくなかったと言われれば、大いに反省するところでございます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 何度も何度もワークショップを開いて、説明会を開いてと言われて、たしか説明会が52回とか、パブリックコメント11件とか、説明会の場でもおっしゃっているのですけど、それだけやっても理解が得られなくて、1万1,000人に上る署名が集まって、それでまた、説明会を屋上屋を重ねるようにやられたわけですよね。今までやられて、説明会の前までにやられた説明会というのは、何だったのですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 屋上屋を重ねるというふうにおっしゃいますが、それぞれ、今までも議会も含めて段階があるわけです。柳商跡地の利活用の構想をつくって説明をし、また、基本設計の方針を定めて説明をし、基本設計を定めて説明をしということで、屋上屋を重ねているというのも、また、それぞれの作業を進めてきた、また、それぞれの作業に関わっていただいた市民の方々も含めて考えると、そうではないのかというふうに思いますし、なかなかご理解いただけないという状況は、何とかこれから少しでも改善していきたいというふうに思いますが、なかなか、これは説明会でも感じましたが、柳商跡地以前の問題も含めて、私に対して、いろいろなお声があるということを前提に、説明会に参加されておられる方々もいらっしゃるので、なかなか最後は最後、その部分は難しい面もあるのかもしれませんが、努力をしてまいりたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) そろそろ、この問題を終わりにしたいのですけれども、実は、昨日の山本議員の図書館に関する説明の中で、市長が、商工会議所から要望があったと言われたけどということの関連のところでお答えになったと思うので、一部だけ捉えてお伺いするのも非常に恐縮なところもあるのですけど、市長のお答えの中で、私のメモでは、「必ずしも、市民の要望があるからということより、市民のためになるかを重視する」というふうにお答えになったと思うのです。私のメモでは、なっているのです。いいのですけど、市民のためになるかは、誰が判断するわけですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) その点についても、大変、誤解があるようでございまして、全てを要望いただくから、要望にもいろいろ、道路を直してほしいとか、いろいろな要望がありますけども、そういう要望をいただくから事業として成り立つものもあるんだというふうに思います。 一方で、要望をいただくからではなくて、市長として、政治家として、いろいろな方針を示すということも大事なのだというふうに思います。 ただ、そちらを重視するというふうには、私は言っていないはずでありまして、こういう要望、いろいろな声を受ける、また、そういうものも踏まえながら、私として、市として、こういう方針を定めていくということは、だから、要望をいただくからが、全ての事業の成り立ちではないのではないかというようなことで申し上げたということでございます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 要望をいただくのが全てではないと言いますけど、図書館の署名、1万1,000近く、市民はもっと少なかったけど、市長は、外からも図書館には人に来てもらいたいと言われるから、外の人も数に入れてもいいんだと思うのですけども、それはやっぱり要望だったのではないのですか。図書館の署名、立ちどまって考えていただけませんかというのは、市民の要望だったのではないんですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 要望というか、もちろん、そういった署名をされた方々の思いは、それぞれあるんだというふうに思いますが、要望ではないというふうに申し上げたつもりはございません。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) いいのですけど、結局、判断は、市、あるいは市長がされているわけですよね。実は、議会があるわけです。それは、独断を防ぐために議会というものがあって、皆さん、ここに座って、右だ左だというお話をするわけです。 だけど、その前に市のほうで、どんどん進んでいかれては、やっぱりそれはちょっと議会としては、軽視されているかなと思わざるを得ません。そのことについては、終わります。 次に、順番からいきますと、人権擁護委員ですかね。 地域ごとに人がいないと、人権擁護の相談を受けたりするために、やっぱり地域性は必要であるというふうに、健康福祉部長はおっしゃったんだと思います。 しかし、じゃあ平郡には人がいない、それから、今の人権擁護委員を推薦された方も含めると、姫田、伊陸、余田、天神、伊保庄、遠崎なのです。では、阿月はどうですか。日積はどうですか。 本当に地域性というものを考慮されているのですか。もう一回、伺います。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 地域ごとの配置のことでございます。 先ほども申し上げましたけれども、現在、市の中央部でお二人、北部でお一人というような形で、ある程度、それぞれの地域に分散しておるということでございまして、今の阿月地区からはですね、現在の方が就任される前には、伊保庄、今、なっておりますけれども、その前は阿月地区からなっていただいというようなこともございまして、やはり、ある程度、地域ごとに分散をするようなことというのは、配慮はしております。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) いや、していないでしょと思うから、私は言っているのですけど。 例えば、大畠は、前の人でだと大畠と遠崎で二人。人口でいえば、4,000人弱です。人口比でいっても、とても二人ではないはず。それから、面積でいったって、決して二人も出るほどの面積はないはずなのです。もしかしたら、ゼロ人かもしれない。 でも、地域性を考慮と言われているけど、どこが大畠、遠崎の場合、考慮されているのですか。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) まず、柳井、伊陸、日積という形での大畠地区につきましては、合併前の旧柳井市が5人、それから、旧大畠町がお二人ということでございまして、合併しまして、全体で7名ということで、今、大畠地区からお二人ということで、近年、就任いただいておる状況でございます。 また、今回、そのお二人のうち、大畠地区の中を、大畠と遠崎地区とに分けた場合の話でございますけれども、大畠地区の方が退任されるということで、できましたら、大畠地区のほうからということで、いろいろ当たらせていただきましたけれども、なかなかお引き受けいただける方もいらっしゃいませんで、最終的には、遠崎地区になりますけれども、適任と考えられる方につきまして、推薦をさせていただきまして、本年の第1回の定例会において、議会のご同意をいただいたというところでございます。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) いや、だから、よくわからないのですけど、合併前は、大畠町、二人だった。よくわかります。だから、今も続いて二人、いいと思います。 でも、大畠町だって、大畠町の中で、地域性は考慮されたはずなのです。だから、鳴門、神代、遠崎とあったわけです。だけど、今回は、遠崎の人が二人になっているわけです。それも、実家は川を隔てて隣同士です。直線距離でいっても、今、住んでおられるとこでも250mぐらいです。それを地域性と言うのですか。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 先ほど申し上げましたように、今回、大きい意味での大畠地区からお二人、そのうち一人が退任されるということで、地域性につきましても、考慮しましたけども、なかなかご就任いただける方という方がいらっしゃいませんで、結果的に、こういうことになったということでございます。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) いや、適任な方は、いっぱいいらっしゃるでしょ。法務省が言っている人権擁護委員の要件もありますし、法務局のもあります。でも、これを見たら、できる人って、例えば、議員のOBはどうですか。全部当てはまると思うのです。中立性は、ちょっとない人もいるかもわかんないけど。 だけど、議員のOBとか、ちゃんと当たられました。大畠町だけに限らず。今まで、議員の人が人権擁護委員になったことはありますか。議員のOBが。 ○議長(藤沢宏司)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 今回の大畠地区の人権擁護委員  。 ◆議員(中川隆志) いや、大畠地区のことで聞いているわけではないのです。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 済みません。 ◆議員(中川隆志) 議員がなったことがあるかと聞いているのです。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員、お座りください。 全体の話でいいですか。市内全体で。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 今回の選任で、元議員の方に  。 ○議長(藤沢宏司)  いや、そうではなしに、今まで、そういうことがあったのかということをお聞きなのです。 ◎健康福祉部長(米川辰夫) 済みません。私の知る範囲で、元議員の方というのは、いらっしゃらないと思います。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) だから、私は、全然、地域性なんか必要ない。適任であれば、どこにいようと関係ないと思っているのです。でも、そうではないとおっしゃる。ここは、溝は、埋まらないのでしょうけど、何となく、これは言い逃れとか、組織防衛、そういうことに終始されているのではないかという気がしています。 次に、ふるさと納税について、お伺いします。 先ほどの財政課長の──これは、前の財政課長のご答弁なので、それを、今の財政課長に聞いても、申しわけないと言えば、申しわけないのですけど、今までは、県や国から指導を受けることはなかったと言われているわけですよね。 だけど、ではなぜ単品とこだわったのですか。だったら、抱き合わせ品も違反していないと言えばよかったではないですか。でも、単品だとこだわっているのはどうしてですか。 ○議長(藤沢宏司)  財政課長。 ◎財政課長(森岡和子) 答弁の内容について、地場産品でないものを、単品で地場産品以外を返礼品としているものは、ございませんということの詳細をというご質問になろうと思います  。 ◆議員(中川隆志) ちょっといいですか。 ○議長(藤沢宏司)  違いますか。 ◆議員(中川隆志) はい。
    ○議長(藤沢宏司)  再度、中川議員。 ◆議員(中川隆志) 財政課長のご答弁の中で、今まで、国や県から、いろいろ通達があったりしたけれども、それできちんと届けたけれど、指導を受けることはなかったというふうに、財政課長が、さっきお答えになったのです。 指導を受けることがなかったんだったら、抱き合わせ品も違反ではありませんと言えばよかったのに、どうして単品ということに、こだわられたのですかということを、お伺いしたい。 ○議長(藤沢宏司)  財政課長。 ◎財政課長(森岡和子) 答弁の際に、柳井市での産品を地場産品というふうな表現になってしまったのであろうというふうに考えます。違反ではないというか、先ほども申し上げましたけれども、地場産品ということの定義が、はっきりと明文化された6月1日施行の基準、そこで初めてはっきり明文化をされております。 その前の答弁であり、その前の総務大臣からの通知等に基づく運用でございましたので、そこで、先ほど申し上げたような、抱き合わせという言葉というか、柳井市域の中で生産された生産品等と、隣接市の特産品をセットにして、返礼品としてお出しをしているというところは、先ほど、国に通知をいたしておりますというのは、申し上げたとおりでございまして、そこが、少し言葉足らずというか、説明が不十分であったのであれば、そういうふうなことになろうかというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 時間がなくなりましたので、グリホサートについては、質問はしませんけども、実は、薬をまかなくったってやる方法は、いっぱいあるわけです。 ましてや、これは、全部農薬代かどうかは知りませんけども、100万円という予算がついていてれば、人力だってできる、防草シートだってある、マルチだってできる、カバークロップだってある、あるいは、上に砂利をまくとか、やり方はいっぱいあると思うのです。 それから、近隣の人に説明しているというけど、発がん性がありますよとかという説明をしたら、これは多分、皆さん、イエスとは言われない。 さらに言えば、農業用に比べて、それ以外のものは濃度が高いのです。そういう問題もあります。 だから、農薬を使わないでやろうとすれば、少し努力すれば、できることはいっぱいあるのです。私も、例えば、自分のとこの畑の草を取る時は、除草剤を使いません。一番、簡単にできるのは、のこ鎌で、ちょっと根の下を切っていけば、草は取れます。 そういうことで、極力──農薬を使わざるを得ない時もあるので、使いますけど──農薬は使わないということで、私も農業をしています。 それで、時間がほとんどないのですけども、わざわざ今回、人権擁護委員の話と、ふるさと納税の話をしたのですけど、前回も同じような話をしたのですけれども、その場しのぎとか、組織防衛、つじつま合わせ、そういうふうな、私は、無責任体質が、柳井市の中に蔓延しているのではないかと思うのです。 だから、こんなことが、ずっと続いていったら、絶対に柳井市は潰れますよ。持続できませんよ。はっきり申し上げますけれども、事なかれ主義の硬直した組織になっているのではないかと、私は、すごく懸念しているわけです。何を言っても、質問しても、その場しのぎになるけど、次の時に質問されたら、また、同じように、その場しのぎされる。それで柳井市が発展できると思うのですか。SDGsと、市長も何回も、きのうも言われていますし、私も、今回もグリホサートのところで言っています。前回も一般質問をしました。 だけど、本当に柳井市が、SDGsで持続可能性、発展性のある自治体になれるのですか、こういうことで。もう答えは要りません。 非常に、そのことを懸念しているということを、皆さんに申し上げて、私の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、中川議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  午後1時まで休憩といたします。午前11時30分休憩                              午後1時00分再開〔議長交代〕 ○副議長(三島好雄) 休憩を閉じて、会議を再開いたします。 これより、地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の三島が議長の職務を行います。 ここで、中川議員から、先ほどの一般質問の発言内容を一部訂正したいとのお申し出がありましたので、これを許可します。中川議員。 ◆議員(中川隆志) 先ほどの、私の再質問の中で、不適切な言葉を使ってしまいました。「声の届かない場所に」というふうに訂正したいと思いますので、議長におかれましては、よろしくお取り計らいをお願いいたします。 ○副議長(三島好雄) ただいまの訂正の申し出は、議長において、これを許可いたします。 それでは、次の質問者、岸井議員。〔岸井靜治登壇〕 ◆議員(岸井靜治) 自民実践会の岸井でございます。通告に従って、質問を進めていきたいと思います。 まず、市の職員の居住地について、質問いたします。 この件は、昨年の3月議会でも質問しているのですけれども、同じような質問になりますけれども、この辺り、市民の方にぜひ認識しておいていただきたいという意味で、質問するわけです。 私は、市の職員はできるだけ柳井市の中に住んでいただきたいと思っています。その理由は、市の職員ですから、市民と同じ場所で生活していただき、市民と問題を共有していただきたいと、それが主な理由でございます。そのほかにもありますけれども、それは、人口減少問題に少なからぬ影響を与える、それとか、多くの経済的、財政的、税務的影響があるというふうなことも理由として上げられます。 では、この件について、質問いたします。 今年、新規に採用した市の職員は何人で、そのうち柳井市に居住する職員は何名ですか。 もう一つの質問は、井原市政になってから、柳井市に住む職員の数はどのように変わりましたか。 この2点でございます。 続きまして、図書館に関して、質問いたします。 この図書館建設には、多くの市民が反対の意思表示をしています。このような中で、市は強引に図書館建設を進めようとしています。 質問します。 まず、図書館は、もう決まった話なのでしょうか。もう変えることはできないのでしょうか。 この回答は、1分以内でお願いいたします。 次の質問です。 その強引に建てようとする図書館でも、それが本当に市民の願っているようなものなら、まだ救いがあります。果たして、そうなのでしょうか。 市は、建設の理由として、次のようなことを言っています。 「すべては人づくりから」につながる。そのために、本を読む市民を増やす。 2番目は、図書館が狭いから、広くして蔵書数を増やし、読書したい人たちの希望を叶える。そのほか、いろいろな図書館の機能が持てるようにする。 3番目は、市民が気楽に集まることのできる場所にする。 4番目は、市民活動の活性化に役立てる。 5番目は、少子化対策とする。子育て支援機能を持たせる。 6番目は、防災に役立つ場所にする。 7番目は、まちの活性化を進める。 8番目は、柳井だけでなく、広く、柳井広域、県東部の文化活動の中心とする、というような、これらの8つが図書館建設の主な理由だと思いますけれども、これでよろしいのか。 壇上では、この確認にとどめ、各項目の質問は、壇をおりて行います。 図書館に関する次の質問は、2つの手順の進め方について、質問します。 回答は、それぞれ30秒以内でお願いいたします。 柳商跡地に図書館とした手順。 2番目は、市民活動センターを図書館に移転する手順。 この2つです。 最後に、反対署名が行われましたが、それに関連して質問します。 市長というものは、すべからく市民に公平でなければならないはずです。ところが、市長のこの署名活動に対する対応においては、明らかに公平性が欠落しております。このことに関して、市長の見解を求めます。以上で、壇上における質問は終わります。〔岸井靜治降壇〕 ○副議長(三島好雄) 市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 岸井議員のご質問にお答えをさせていただきます。 1分とか、30秒とか、ちょっといただいたのですが、分量的に確実にオーバーをすると思います。したがって、かなり早口になるというふうに思いますが、ご了承いただければと思います。 私からは、2番目の柳商跡地に複合図書館を建設をする件についてでございます。 その中の1番、複合図書館は決定事項であるかということでございますが、平成29年9月にお示しをした柳井商業高等学校跡地利活用方針におきまして、複合的な機能を持った図書館を整備することついて、市議会にご報告をいたしました。 その12月議会では、ワークショップの手法により、広く市民の意見を集約する事業として、複合図書館利活用検討業務についての予算を議決いただきました。 平成30年3月議会では、複合図書館の建設が前提となる複合図書館の基本設計や実施設計、校舎解体工事などの予算を議決いただいており、9月議会での予算提出に向けての設計業務を進めております。 また、議会におかれましては、平成30年6月に柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会を設置をされ、現在の計画がより優れたものとなるよう、調査、研究、審査を行っていただいております。 私どもも、その都度ご説明をさせていただき、これまでの予算につきましても、議決をいただいているところでございます。議決をいただいたからにはしっかりと、本事業の実現に向け、全力を尽くさせていただいているところでございます。 2点目の、なぜ複合図書館を整備するのかについてでございます。 議員のほうから8点ほど挙げられましたが、それも包括、包含するような形でお答えをさせていただきます。 このたび整備する複合図書館は、平成30年5月に策定しました柳井商業高等学校跡地利活用基本構想でお示しをさせていただいていますように、現在の図書館の課題を解消し、従来の知識を高める機能だけでなくて、様々な情報や人が集まる場所にすることで、人がつながり、主体的にまちに関わることができる「学び合いの場」とすることを目指しております。 このことから、複合図書館における基本設計方針において、複合図書館のコンセプトを「子ども・子育てに優しい複合図書館」「人づくりの拠点となる複合図書館」「地域の情報拠点としての複合図書館」「安心・安全に利用できる複合図書館」の4つのコンセプトを定めております。 複合図書館の複合的な機能として、「図書館機能」「子育て支援機能」「市民活動支援機能」「防災機能」の4つの機能を持つ施設として整備をいたします。 この4つの複合的な機能により、例えば、図書館を利用する人が、市民活動に触れることで、新たな体験や交流につながることを期待しております。そして、市内外から人が訪れ、交流人口の増加、地域の活性化にも結びつけていきたいと考えております。 次に、3点目の複合図書館の整備の進め方についてでございます。 この間、柳井商業高等学校跡地の利活用の経緯につきましては、何度も触れておりますので、簡略化して申し上げますと、平成24年から柳井市遊休地利活用検討懇話会を設置し、意見交換をスタートいたしました。 平成26年12月には、図書館を含む学園都市構想の素案を市議会へ報告いたしました。 平成27年10月には、柳井商工会議所から、図書館を含む「旧柳井商業高等学校跡地利活用についての提言書」をいただきました。 平成29年2月の私のローカルマニフェスト「幸せ」をつくる2017において、柳井商業高校跡地に学びの場を創出していくことをお示しをいたしました。 平成29年5月の全員協議会においては、子ども教育関連施設を核とした公共施設の整備及び既存施設の再配置用地とすることをご説明いたしました。 その後、庁内において協議をし、利活用方針を整理し、定めて、平成29年8月に土地の所有者である山口県から、柳商跡地の利活用について、一定のご理解を得て、同年の8月と9月の全員協議会で説明しております。 2点目の、市民活動センターを図書館に移転する経緯についてでございます。 まず、市民活動機能を複合図書館に取り入れることの必要性について、平成30年4月の全員協議会にお示しをいたしました基本構想におきまして、複合図書館の機能提案の中において、お示しをしております。これは、複合図書館の機能を検討する中で、市民活動をさらに活発にするために、現在の文化福祉会館にございます市民活動センターの機能の移転を定めたものでございます。 その後、12月の特別委員会におきまして、基本設計方針案をご提案した際に、市民活動センターの機能を複合図書館に移転することについて、ご説明いたしました。その基本設計方針については、平成31年2月に決定をいたしております。 最後に、4点目の反対署名について、お答えいたします。 2月28日に、反対署名簿を添えて、図書館建設反対の嘆願書を私が直接お受け取りいたしました。 このたびの複合図書館の基本設計に関する地区説明会には、署名活動をされた方々も毎回たくさんご参加いただいて、多様なご意見やご質問をいただいております。それらに丁寧にお答えする中で、さらに議論が深まることによって、そのプロセスの上に、最終的には、複合図書館を整備することについて、ご納得・ご理解いただけるように努力してまいります。 また、ご要望により、さらなる意見交換の場も設けてまいりたいと考えております。あらゆる機会を通じて、本計画の一層の周知と共有、そして共感の輪を広げられるよう努めてまいります。 岸井議員におかれましても、引き続き、ご指導のほどよろしくお願いをいたします。 1点目の、本市職員の居住地につきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(三島好雄) 総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 職員の居住地について、お答えを申し上げます。 まず1点目の、今年採用した職員の数と、市内在住者数についてですが、8人採用し、うち4人が市内在住でございます。 次に、現在の市長になってから、この数値はどのように変化したかについてでございます。 まず、前市長の時に採用した職員数等についてでございますが、退職者を除く、合併後、平成17年度から平成21年度までの採用人数は12人です。うち、採用当初における市内在住者は8人でしたが、採用後3人が転入しており、本年4月1人現在の市内在住者は11人となっております。 また、現市長になってからの状況でございますが、退職者を除きまして、今年採用した職員を含む平成22年度から31年度までの採用人数は74人でございます。採用当初における市内在住者は46人でしたが、転入転出もありまして、本年4月1日現在の市内在住者は47人となっております。 数値の変化ですが、採用人数は、合併直後におきましては、定員管理を行う上で抑制をしてきたということもございまして、年平均で見ますと、前市長時が2.4人に対しまして、現市長は7.4人というふうになっております。採用当初における市内在住者の割合は、前市長時が66.7%で、現在の市長になってからは62.2%となっており、どちらも6割台の数値となっています。以上です。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) まず、市の職員の居住場所についてですけれども、市長は、来年度の市職員採用試験の受験生に対して、「受験を志す皆さんも、それぞれに市職員として、地域への思いを胸に、市行政・地域づくりに参画していただきたいと思います。また、みずからも、「柳井で暮らす幸せ」を実現・実感していただきたいのです」というメッセージを送られております。 この市長の言葉は、職員になるからには、柳井にぜひ住んでほしいと言っているわけですね。このメッセージが言葉遊びにならないように、実際の職員採用において、ぜひ市長の思いを実現していただきたいと、このように思います。 先ほど、執行部から説明がありましたけれども、ちょっと私の数字と違うところがありますので、私がまとめた数字を、私のほうからは紹介いたします。この数字は、総務部長のほうからいただいたデータをもとにした数字でございますので、出どころは同じはずでございます。 今年の採用者8名、そのうちで柳井市内に住んでいる人は4名。これは同じです。 現在の市の職員は全体で313名、そのうち、市外に住んでいる人は76名。これは、市の職員全体の2.4割に当たります。このことは、職員の全員の10人に2人から3人ぐらいが市外に住んでいるということになります。この数値の評価に関しては、いろいろあると思いますけれども、時間の都合で、今回はいたしません。 次に、井原市政になる前と井原市政になってからとを比較してみました。 井原市政より前に採用された職員は、現在239名いらっしゃいます。そのうち、49名が市外に住んでいます。これは、全体の2.1割になります。要するに2割弱。ほぼ2割。そのぐらいの人が市外に住んでいる。 これに対して、井原さんが市長になって、職員は74名、全体で。その中で、市外に住んでいる人は27名。これは職員の3.6割となります。 すなわち、井原市政以前に採用した職員は、10人に2人が市外だったのに対し、井原市政になって採用した職員は、10人に4人弱の人が市外の人であるということになります。すなわち、井原さんが市長になってから、職員の割合は、10人に、何と、4人の人が柳井市民ではないという数字が明らかになっております。 私自身も驚いていますけれども、恐らく市民も、この数値を見ただけで驚くでしょう。この数値は、ちょっと異常な数値に見えて仕方がないのですけれども、冒頭の市長の受験生へのメッセージは、一体何だったのか、ただ単に言葉遊びに過ぎないのか、というふうに疑ってしまう次第でございます。 このことに関して、市長、何かご感想ございますか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 今のおっしゃった数字は、確かにそういうことなのだろうというふうに思いますが、どうしても私になっての採用ということで言うと、ここ10年間ということでございますので、当然若い職員であるということになりますし、また、ご実家から通っておられる職員も多くおりますし、これはそれぞれの選択でありますが、結婚されていない職員も多いということで言いますと、今後、この市役所でキャリアを重ねていかれる中で、先ほどの前河内山市長の時も、採用時はこういう数字だったけれども、年月を経て、その割合が上がっているということになるのでしょうから、その辺りは、まだ若い職員が多いということも、一つ要因ではあるのかなというふうに思いますが、これから採用する職員も含めて、できる限り市内に住んでほしいという思いは、変わらないものでございます。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) ひとつよろしく実行してください。 続きまして、柳商跡地に図書館を建てることについて、質問いたします。 大きく言って、柳商跡地に図書館を建てることに関しては、3つの問題点があると思います。 まず1番目は、柳商跡地に何を建てるかという段階で、市民の納得のいくような、十分な議論と説明をしていない、ということです。 2番目の問題点は、その強引に建てようとする図書館が、本当に、市民の願っているようなものなのか、ということです。 3番目の問題点は、もう変更できないのかということですね。これは、先ほど市長が、議会も承認したのだというふうな説明をされたわけですけれども。 では、最初の問題点から行きます。 柳商跡地に何を建てるのかの話は、突然、図書館ということでスタートしました。 先ほどの、市長は、24年辺りから何じゃかんじゃやってきたとおっしゃっていますけれども、最終的に絞り込んだのは29年の5月、それまでは、図書館というのは、たくさんある項目の中の一つだった。絞り込みが行われたのは、その時なのですよ。 ですから、おそらくその5月前数カ月、そのぐらいで、そういう絞り込みのいろいろな検討がなされたのではないかというふうに憶測しております。 したがって、そういうふうなところで、もしも市民を巻き込んだ手順で行っていれば、市民も納得のいく内容であったはずなのだけれども、それがどうも見えない。絞り込みをどのように行ったのかということですけれども、それに対して、どのように絞り込まれたのか、その辺の説明をお願いします。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) お答えいたします。 絞り込みということでございますが、これまでもご説明させていただいとるところもございますが、やはり庁内の協議の中で、プロジェクトチームでの議論を含めて、そういった議論を含めて、いろいろな意見が出た中で、複合的な図書館を行っていく。それまでには、当然、市長がいろいろな意見、例えば懇話会での意見、それから商工会議所での要望事項とか、それを踏まえた形での議論がなされたのちに、整理して定めたということであろうかと考えております。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 私、聞きたいのは、絞り込みを行った、要するに、そういう手順を踏んだという話を聞いているのではないのですよ。要するに、どういうふうな絞り込みをしたのかと、その絞り込みの内容なのです。今、総合政策部長が言われたプロジェクトチームの中などでいろいろと議論を活発に行われて、そういう検討を加えて、最終的に絞り込みをしたというふうにはっきりおっしゃった。ということは、要するに検討したわけですから、その絞り込みの過程というのは、どういうふうな議論が行われたのかということは、すごく重要なのですよね。その部分を私は知りたいのです。恐らく、市民もその辺り、プロジェクトチームの人たちが一生懸命やってね、それで市民が納得するようなものであれば、その説明をすることで市民の多くがね、ああ、そこまで一生懸命やったのだったら、わかった、わかったということで、理解度深めると思うのですよね。ですから、私が要求したいことは、その絞り込みの中身、どういう議論をしたのか、どういう問題があって、例えば、今の図書館いろいろと不便だから、狭いから、蔵書数も少ないから、それから読み聞かせの場所もないから、だから、すぐ新しい図書館を建てようよ、というふうな話にいくわけがないではないですか。まず、今の図書館を何とかして使おうよと、そのためにはどういうふうなことを考えたらいいのかと、そういう議論、そういうふうな手順をきちっと踏んで、最終的に図書館に絞り込んだというふうなことであれば、納得がいくわけですけれども、そういった議論の姿が全然見えないのですよ。 その辺を説明してください。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) これは、過去からも何度もご説明をさせていただいていることにはなるかと思いますが、この柳商跡地をどうするかということについては、長い間──後ほどのほかの議員の方のご質問にもお答えをさせていただきますが──長い間の議論があって、今日があるわけでありまして、その中で、行政の中では、もちろん財源の問題、用途地域の問題、県との交渉という問題、さらに駐車場の確保という問題、実に様々な課題がある中で、一つの方針としては、あそこを宅地として開発をするとか、商業施設、工場誘致とかいろいろなご意見が市民の中からありましたが、そうではなくて、人づくり、つまりは文教ゾーンを一角として、その中心として活用していこうという中での様々な議論がありました。 当初は、やはり私自身、子ども・子育てに思いがある中でこの立場させていただいておりますので、子ども図書館であるとか、そういった、子どもたちが雨の日も過ごせるような場とか、そういうものを考える中で、やはり同時に、今の図書館をどうしていくかという課題も、多くの課題の中の一つにありました。 そういうものを最終的には、あそこに単体で子ども図書館をつくると、また一方で図書館もあるということで、維持管理も含めてなかなかそこは難しいというようなことも議論をいたしましたし、そういう中で、トータルで、あの跡地全体を公共施設の再配置用地も含めて活用していくという中で、実に様々な議論の中で、最終的に、今の複合図書館、駐車場、防災広場、さらに弓道場、さらに再配置用地という形に行き着いたというところが、改めて簡略化して申し上げると、私自身はそういうふうに認識をしております。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 簡略化して話してほしくないのですよ。様々な問題があるというのはわかっているのです。当たり前の話ですよ。そういうふうなことをね、いや、それで、市民に公表する必要はない問題だったら、それは市民に公表する必要はないですよ。だけど、我々が問題にしているのは、要するに、あそこを図書館にするという判断を、どのようにしたのかというところだけなのです。それが明確に説明できれば、多くの反対している人たちも納得すると思うのです。 先ほど言いましたように、現在図書館がある、そういう図書館をまず一番根底において、その図書館をいかにうまく活用するかということが一番最初のテーマでしょう。それをどのような格好で議論したのか。その辺りからの検討が見えない、全然。 その辺はどうなのですかね。見えないわけですけど、説明できますか、これ。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) お答えいたします。 私のほうの担当しているプロジェクトチームのことにはなりますが、その中で図書館の職員もそのメンバーに入っておりまして、様々、これまで説明会でも申しておりますが、いろいろなことを改善してきたことも事実であります。閉架書庫を増やしたり、それから、お子さんが読み聞かせができるスペースを、2畳ぐらいでありますが、そういった形を対応してきたことも事実ですが、やはりスペースの不足とか、そういったことがございまして、そういった議論の中で、新しいところに複合図書館な図書館をということに、議論に行き着いたというふうに私は考えております。 以前にも申しておりますが、その中で防災機能、子育て支援施設とか子ども図書館とか、都市公園整備とか、そういったことも議論の中では出ていたというふうに思っております。以上でございます。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 今の図書館を、いろいろと改善して使おうとしたという努力は認めるのですけれどもね、片や10億かけて新しく図書館をつくろうかということに対して、そのぐらいの改善ぐらいで対応できるわけないではないですか。前にしゃべったけれども、例えば1億円ぐらいそこに投下して、要するに、図書館を根本的に見直すと、今の図書館を、そういうことやりゃ、今の図書館そのまま使って、いい方策が出てきませんか。要するに、現場的な改善だけで今の図書館を何とかしてやろうなんてことは、私は考えていませんよ。もっと大きな視野でもって、せっかく今図書館があるのだから、その図書館を何とかして使いこなそうよと。何でそういうふうな立場で検討しないのですか。もう10億円も使っちゃうのですよ。そのぐらいの検討は、当然やってしかるべきでしょう。 それから、今言われたこと、いっぱいいろいろなことやったとおっしゃるけれども、具体的に、どういうふうな検討をしたのかということが全然見えない。言葉だけなのです。私は、以前、議事録を求めた。もう全面真っ黒けの議事録が出てきました。やっぱり、これちょっと異常値だなと思わざるを得ないですね。本当に検討したのだったら見せられるはずです。だから、口だけでやりました、やりましたというのでは、話になりませんね。 要するに、そういう曖昧な判断で、10億円のプロジェクト立ち上げようとしているわけですよ。そのぐらいの認識で、こういう図書館建設なんか進めていいのですか。ん、質問になっていないか。 ○副議長(三島好雄) なっていますよ。 ◆議員(岸井靜治) なっていますか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 曖昧な判断で、仮にこの10億であれ、幾らであれ、様々な施策を展開するというのは、あり得ないことであるというふうに思います。 したがいまして、なかなかうまくそこの部分、またこの問題についてもお伝えできていないのかもしれませんが、現図書館についても、本当にいろいろな声を聴きます。やはり、最終的には、スペースが不足しているというところは、とても大きいのだというふうに思います。 ですから、1億円を使って増築をしたりとか、そういうこともあり得るのでしょうけども、逆に駐車場の課題があったりとか、そういう中で柳商跡地は、ちょっと私も答弁でその都度、大変恐縮ですけども、加えさせていただいているのですが、図書館を建てかえるのではないのですね。複合図書館ということで、せっかくあれだけの跡地があり、遊休地になっていて、そこをどう活用するかという長い長い議論がある中で、ただ単に図書館を建てかえるというよりは、いろいろな機能を持たせて、また、そのことを一つのてこにして、駐車場も確保する、将来の公共施設の再配置用地も確保する、高台にあるということで防災機能も付加していくというような、実にいろいろなエリアを持ち寄って、整理してきたというところがありますので、なかなかその全ての議論を、あの議事録に集約をしているということではありませんけども、私たちはとても長い道のり、長い時間をかけて議論をしていく中で、最終的には、それはもちろんこの方針でいこうということで、平成29年8月、9月以降、議会の皆さんにその都度ご理解いただきながら、必要な議決もいただきながら、この間進めてきているというところは、ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 今の図書館に関して、多くの市民が狭くて使いにくいとか、読み聞かせの場所がないとか、だから大きな図書館にしてくれというふうなことを言われたとおっしゃいましたけれども、その多くの市民がという意味がよくわからないのです、どのぐらい多くの。なぜならば、私の周りにいる人たちで一人たりともそんなこと言っている市民いないのですよ。したがって、この、多くのという言葉が一人歩きしているのですね。ちゃんとした根拠はないのです。もう明らかに、私の周りの人たちでそんなこと言う人、一人もいませんよ。それでなぜ、多くの市民が──多くの市民がと言えば、いかにも多くの市民がそういうふうに言っているように誤解を与えてしまうけれども、こんなまやかし言葉で、そういうふうなこと言ってもらっちゃ困ります。 それから、今度つくろうとしている図書館は複合図書館である。厳密に言えば、複合的図書館ですね。複合的図書館であるとおっしゃっている。いろいろな機能というものは、先ほど私が壇上で説明したような、そういう機能だと思うのですけれども、それぞれの機能が、要するに現在の図書館でもできる機能とか、ちょっと的の外れた機能とか、それから図書館を建てんがために無理やりくっつけた機能とか、そういう機能が多いのです。というよりもほとんどがそうである、というふうなことは、後で時間があれば説明したいと思うのですけれども。 この話に関しては、要するに、絞り込みを行った手順、方法ということに関して、具体的に話すことができないと。どういうふうな方法で絞り込みを行ったのだということが、説明できない、このように判断していいのですか。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 先ほど、市長もずっと縷々申し上げたというふうに思いますが、そういった形で、いろいろな議論の中で、最終的に決まってきたということでございます。以上でございます。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) そのいろいろなというのがくせ者なのですよ。私、さっきから言っているではないですか。いろいろな議論をしたというのは、どういう議論か、具体的にしゃべってくださいと。それ話さなければ、私、いつまでたっても平行線で、納得できませんよ。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 先ほどと、もう申しましたけど、プロジェクトチームの中で項目を立てて、議事録にも、これは公開しております。そういった中で、防災機能とか子育て支援機能、そういったことについて、子ども図書館含めて、都市公園整備とかそういったことを含めて議論してきたことということでございます。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) いや、そうではなくて、要するに、何で図書館にしたのかということなのですよ。何で図書館にしたのかということがわからない。図書館にするということ前提にした話はいいのですよ。何で図書館にしたのかという、その絞り込み。これがどのようにして行われたのかということが、さっぱり納得いかないのです。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) これもまた、先ほどの繰り返しになるかもしれませんが、やはり財源の問題もあります。用途地域の問題もあります。県との交渉の課題もあります。その中で、何ができて、何ができないのかというところも、同時に、我々考えるわけでありまして、極めて、あの立地というのはある意味好立地という認識はありますけれども、いろいろな制限、制約がかかっている中で、何ができるかという中で、子ども教育の関連施設というところから、子ども図書館、さらには一体的な図書館、さらにそれを複合的な施設も含めて活用していこうと。これは柳商跡地に限りませんけれども、ありとあらゆる、今、公共施設の整理をする際には、そういう発想を、当初から持ってやっていこうということでありますので、それを一つ一つ、何をどう議論してということを示せと言われれば、そういう資料ももちろん、できるのでしょうけども、今、簡略化して申し上げれば、こういうことでございます。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 簡略化して、別にお話ししていただく必要ないので、しかも、要するに全てのことをしゃべってほしいと言っているわけではないのですよ。県の認可をどのようなことにしてどうのこうのとか、そんな話はどうでもいいのですよ。要するに、図書館に絞り込んだ、その部分だけでいいのですよ。どのような手順で、どのような検討を加えて、図書館に絞り込んだのかと。様々なこと検討するのは当たり前のこっちゃないですか。そんなことで話をそらさないでください。私が聞いているのは、どのような手順で絞り込んだかと、ここの部分です。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 改めて、この間の議論の経緯、懇話会も含めて、申し上げますと、保健センターとか、あと県の健康福祉施設とか、様々な可能性を探りましたけれども、最終的に、「すべては、人づくりから~子ども・教育環境の充実~」というところで、私、この立場いただいておりますので、そういった中で、最終的には、私が絞り込んだということになろうと思います。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) わかりました。要するに、最終的には、市長の英断というか、そういうことで決まったというふうに、判断せざるを得ないですよね。ここまで言っても、全然具体的な話が出てこないのですから。 誰かがやっぱりそれを決断しなければいけない、ということは、その決断ができるのは、当然のことながら市長ですので、検討はそんなにしなかったけれども、とにかく市長の思い入れというふうなことによって、今回の図書館というふうなことに決まったと、このように判断してよろしいですか。違うのだったら言ってください。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 何度も繰り返しておりますけれども、この間、懇話会も含めて、長い長い議論を含めてやってきたという中で、私の思い入れ一つでできるわけがないわけでありまして、そういう意味で懇話会、さらには議会、商工会議所含めて様々な、もちろん市民の方々も含めて、いろいろなご意見いただく中で、最終的に絞り込んだものをこれでいこうというふうに定めたのは、もちろん私でありますし、そのことをまた、議会にご提案をし、一つ一つ手順を踏んでやってきているということは、ご理解いただければと思います。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 話がどんどん、的が絞られないのですよね。どんどん話を広げていって、問題点が見えないように、見えないようにしているというふうな、そういうふうに思われて仕方がないのですけど、何度も言っていますけど、何度も言っていますけどね、私もこの言葉使いますよ。何度言っても答えてくれないから。 要するに。図書館に絞り込んだ時期というのは、最終的には29年の5月ですよ。5月のプロジェクトチームの中で。そこで市長が言われた、議事録載っている、プロジェクトチームの。 その前に、市長が市長選で立たれて、マニフェストつくられた。あの時点では、図書館の「と」の字もないわけですよ。ということは、そのマニフェスト以降、5月、それまでに何らかの気持ちの変化というか、判断の変化があったと。具体的なのですよ、実に。その間に、一体何があったのかと。 前からずっと同じことを聞いているのですよ、それに対して全然答えてくれようとしない。答えられないのではないですか。 ○副議長(三島好雄) 副市長。 ◎副市長(鍵山有志) 私の認識といいますか、私の思っておる絞り込みのことで、具体的にということでございましたので、私の認識でお話をさせていただきたいと思いますが、当初は、ご存じのように、当初はいろいろな懇話会の中の話があって、学園都市構想というのがありました。大学とか専門学校等いろいろ検討してきたと。そうした中で、費用対効果の話、そういうことで断念をしたという、これがやっぱり29年の5月。 一方で、それと並行しまして、要は、にこにこ健康づくり運動を活用した健康づくりセンターのようなもの、こういうものもありました。さらには、市長のほうからも答弁ありましたが、県の健康福祉センターをどうだろうかとか、子育ての拠点として保健センターを移設をしてやったらどうだろうかと、いろいろな選択肢がございました。 図書館というのは、当初から、最初の学園都市構想の中からも、図書館というのは一部の施設活用として残っておりまして、それが最終的には、子ども図書館から図書館になった、これは複合的な機能を持った図書館ということでございますけれども、そういう意味では、いろいろなアイデアがあるのはあったということでございまして、そういうことをお聞きになっておるのかなと思いまして、ご答弁を申し上げました。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 何回同じ質問をさせるのですか、そんなこと私聞いているのではない。何でわからんのですかねえ。あなたたち相当頭がいいはずだから、私が言っていることぐらい。恐らくここにいらっしゃる方、みんなわかっていると思いますよ。要するに、最後に絞り込んだのはどういうふうな形、先ほど言いましたように、期間も言いましたね。要するに、マニフェストの段階では図書館の「と」の字もなかった。それが、その年の5月に、図書館にするというふうに市長は言っているのですよ、プロジェクトチームの中で。その間がどうだったのかということだけ聞いているのです。あとはいいですよ、どうでも。 それまでの、いわゆる24年につくった何でしたっけ、ずっとそれからあと、いろいろと図書館という名前出てきているけれども、それは、たくさんある中の一つであって、絞り込んでいないのです。絞り込んだのはその期間だけなのですよ。その期間で一体何をやったのかと、これを聞いています。 それに対して、市長は、最終的には私の責任だと、私が決めたのですというふうなことをさっきおっしゃったけど、そういうことですか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 初めて、平成29年の2月から5月の間の絞り込みという、それ今初めてというか、そういう認識はありませんでしたので、そういう様々な作業を経て、平成29年2月の私のマニフェストがあり、5月に最終的には、子ども・子育て関連施設で行こうという決断をした、その絞り込みということで言いますと、私の、これもう記憶になりますけども、平成29年2月の時点で、当然、なかなか専門学校の誘致というのは難しいのではないかということは、頭にありましたけれども、引き続いて交渉は続いておりまして、まだ整理されていない状況でありました。ただ、思いとしては、やはり子ども・子育てというところがありますし、あの跡地をそういった活用をする、人づくりの場として活用するということは、しっかりマニフェストには明記してやってきているわけですから、その中で、今回の複合図書館は、まさに合致しているものだというふうに思いますし、何かマニフェストに載っていなければ、何も新しいものはできないという話でもないでしょうし、その辺りは、しっかりとご理解いただきながら進まないと、なかなかこの後の建設的な議論には結びついていかないのかなということを感じております。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 今の説明で、反対している市民の人たち納得したでしょうかね。私自身は納得できていないのです。要するに、図書館に何で決めたのかちゅうことがわからんわけですから。 最終的には、市長の判断でしょう。私は、それで別に一向に構わんと思うけれども、どうなのですか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 先ほどから、これこそ何度も申し上げておりますように、当然、最終的に様々な事業を、これで議会に提案していこうというのは、私の責任においてさせていただいておりますので、何度も同じことを申し上げますが、最終的に、もちろん、これを提案していこうというふうに決めたのは、その責任は私にあるということは、これはもうご理解いただけるのだというふうに思います。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) この話ばっかりしてもしょうがないのだけど。最終的に市長が決める、これは当たり前の話で、ただ、それに至る経緯が全然見えない、ということをずっと言い続けております。 それから、聞きたいこといっぱいあったのだけどな。 次に聞きたいのは、市民活動センターについてですけれども、なぜ、市民活動センターを図書館に移そうとしているのかということに関しては、先ほどの市長のお話で説明ありましたけれども、この移設に当たって、市民活動センターには市民活動評価委員会というのありますね、ご存じですか。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 私も総合政策部長拝命いたしましてから、その市民活動の評価委員会にも出席しておりますので、承知しております。以上です。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) その評価委員会で、市民活動センターを図書館に移設するという話は、どういうふうになされましたか。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 30年の12月だったと思いますが、基本設計方針について、議会のほうにご説明させていただいた前後に、評価委員会の方々に、担当のほうからさせていただいたというふうに記憶しております。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 私が聞いた話では、今年の3月──去年の12月でしたよね、市民活動センターを移設するという話は、特別委員会で、そうですよね。で、今年の3月の評価委員会でその話を初めて聞いたというふうな話でございます。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 複合図書館の基本設計方針を定めましたのが、2月に、最終的には定めております。ですから、事前に、12月の基本設計方針案をお示しした前後に、評価委員の方々には担当のほうから説明させていただき、31年の2月に基本設計方針を決定いたしましてから、評価委員会のほうに、詳しくといいますか、正式にはご説明をさせていただいたというふうに記憶しております。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 私が、なぜこの問題を取り上げるかといいますと、ありきなのですよね。要するに、せっかくそういった評価委員会という、市民活動団体の代表者が集まって、いろいろなことを検討する場なのですけれども、そういう場で、今後、市民活動をどのように持っていくかということが基本にあって、これだったら、今度図書館ができるらしいから、あそこに移ったらええねと、いうふうな方向づけがあれば、それはそれで、要するに、市民の声を聞いた移設ということになるのですけれども、そういった手順を全然踏んでいないのですよね。要するに、ありき。あっちに移すのだということを前提にして、こうなるからねというふうな話で、3月にそういう説明を行ったというふうに見えるのですけども、これはどういうふうに思いますか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 私自身は、この市民活動センターの立ち上げに関わったというか、議員のお言葉を借りれば、最終的に立ち上げるということを決断した立場でありますので、実は当初から、この市民活動センターの場所については、当初の設立の準備に至る様々な議論、その後も含めて、この場所については、将来的なことも含めて、どうにか工夫ができないのかというような議論はあったように、私自身記憶をしております。ですから、そういうふうなものを年月を経て、積み重ねる中で、今回の提案に至ったと。ただ、提案するからには、議会にお示しをするということはオープンな形になるわけですから、その評価委員会の方々にもしっかりとご説明をさせていただき、今、部長のほうから申し上げたような手順で、進んできたということでございます。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 話が、時間がなくなってきましたので、この話はやめたいと思いますけれども、要は、要するに、こういうふうなことを、ことを進めるに当たって、市民の声を聞きながらやっていくなんていうことは、そこの段階ではできていなかったわけですよね。要するに、そちらに移転するということに関して、市民の代表者がいるわけですから、そういう人たちとよく議論をして、それで進めていくという手順を踏んでいなかったということを言いたかったわけですけれども。 次に、この図書館建設を中止することができるかできないかというふうな話に、もう時間がないのであれですけど、さきほどの市長の話ですと、議会でも承認を得たものだと、いうふうな言い方をされた。恐らく、それが市長の一番言いたかったことではないかというふうなことではないかと思いますけれども、議会は議会で、やはりいろいろと、反省すべきは反省しなければいけないのではないかというふうなことだと思います。 私は、予算に関しては反対いたしましたけれども、その時点で、確かに予算は通ったわけですよ。しかし、その後いろいろと市からの説明なされる中で、だんだんと図書館建設における問題点が浮かび上がってきたと。計画のずさんさ、それから、何よりも市民活動の盛り上がりですね。そういうふうなことをもとにして、市議会でも、一度立ちどまって考え直してみようよと、このように考えるのは、不思議ではないのではないかなというふうに思います。 したがって、いろいろと状況を見ながら、そういうふうなことは、判断していいのではないか。一度始めたものだから、問題があっても最後までやらないかんというふうなことはないわけで、問題が見つかれば途中でもやめる、そういうふうなことがあってもいいのではないかなと、私は思います。その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 先ほど、これも誤解がないようにお願いをさせていただきたいのですが、もう議決をもらっているからいいのだというような言い方は。一言も申しておりませんで、一つ一つ手順を丁寧に踏んできているということを、改めてお伝えしたいわけでありまして、いろいろなことを、これもいろいろな方から仄聞しますけれども、私は独裁的に物事を進めているよと、これはあり得ないわけでありまして、そういう意味で手順を踏んできているというふうにお伝えしたかったというわけであります。 そういう意味で、これからも、議決も含めて、9月もありますので、しっかりと議員の皆さん、またその前提として市民の皆さんに、丁寧に説明をする努力を続けていきたいというふうに思います。 ○副議長(三島好雄) 岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 手順を踏んできているとおっしゃっているけど、一番重要な手順が抜けているのですよ。要するに、市民の声を聞く。市民に対する説明責任を果たしていない。という手順が抜けてんですよ。ですから、あなたのいう手順というのは、そういった手順であって、実際これほどまで反対者が多いプロジェクトにおいて、そういうふうなことを今でもおっしゃっているということに関しては、非常に問題であるというふうに思っております。 最後になりますけれども、図書館の充実ということに関しては、私は否定するものではございません。もっと地に足のついた、柳井らしい展開をすべきですけれども、そのような独創性あふれるものにしていくためには、今一度考え直すべき、そういう提言をして、私の質問を終わります。 ○副議長(三島好雄) 以上で、岸井議員の一般質問を終わります。 ○副議長(三島好雄) 2時15分まで休憩をいたします。午後2時00分休憩                              午後2時15分再開 ○副議長(三島好雄) 休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、岩田優美議員。〔岩田優美登壇〕 ◆議員(岩田優美) 皆さん、こんにちは。政友クラブと連合を組んでいます、あゆみの会の岩田優美です。 来年は、いよいよ東京オリンピックですが、本日は、五輪を制定された日ということです。 それでは、令和元年初めての一般質問をしたいと思います。 元号令和が万葉集から選ばれたと聞きました時に、学生時代に万葉集の時間は必ず万葉歌碑の歌をみんなで歌ってから講義に入っていたことを懐かしく思い出しました。 では、通告に従いまして、質問させていただきます。 初めに、学習指導要領が10年ぶりに改訂され、令和2年の来年度から小学校、令和3年度から中学校と全面実施されます。今までの同質性教育やゆとり教育から、変化の激しい時代に合わせた教育であり、一人一人個性を生かした教育となります。 新しい学習指導要領では、習得した個別の知識を既存の知識と関連づけて深く理解し、実際の社会や生活で生きて働く知識となる「知識及び技能」、未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力など」、学んだことを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性など」を含めた「資質・能力」の3つの柱を一体的に育成するとあります。 さらに、教職員の負担が増えることが懸念されるため、働き方改革が進められています。 文部科学省は、公立学校の教師の勤務時間の上限ガイドラインの中で、教師が決められた勤務時間を超えて学校などで勤務する上限を、1カ月45時間、1年間360時間以内など、目安を定めました。 柳井市としては、これからの学校教育をどう進め、どのように考えているのかをお尋ねいたします。 続きまして、柳井市の審議会等においては、市長が目標とされている女性登用率がなかなか進んでいないように思います。柳井市の附属機関等、75団体の状況調査によりますと、昨年度の女性委員登用率36%で、前年度より1.9%減、公募委員登用率は全体の1%、5つ以上の附属機関の重複委員は32人と、前年度より5人増加しています。柳井市としても、努力をされていることはうかがえますが、女性の人数だけでなく、世代が高齢化しているようにも思います。市に関係していることを決める審議会等は、幅広い年代と男女同数であるべきで、個人情報に関わる分野以外は、どんな分野でも市民が参加できるはずです。 京都府長岡京市では、できるだけ幅広い市民から意見を聞き、市政に反映させるための審議会や懇話会などの市民公募委員やワークショップなどの参加者について、18歳以上の人から500人に無作為抽出での登録を2年ごとに募集しています。候補者名簿登録への案内が届いたら、やるか、やらないのかの判断をして、やってみる場合は同意書を返送します。その時に就任を希望する分野に申し込みも可能です。この方法のよいところは、18歳からだという点です。 静岡県富士市や千葉県柏市でも、同様に、無作為抽出した市民のうち希望した人を公募委員登録者として登録し、その中から公募委員を選任しています。宮崎県えびの市や埼玉県朝霞市では、公募委員となる登録者を募集、埼玉県川島町では、節目の年齢となる20、30、40、50、60、65歳を迎える方に登録をお願いする案内を送っています。 朝霞市では、専門的知識がなくても、市内で暮らす市民の視点から、議題についてふだん感じていることや案への率直な意見を自由にいただきたいなど、どの自治体も公募委員に専門的な意見を求めているわけではありません。 柳井市の審議会等にも、委員の中に学識経験者が1人から2人は入っているのではないかと思います。幅広い年代からの公募者ということで、希望者には、1歳から未就学児の保育支援をしている自治体もありました。柳井市でもこのような登録制度の導入ができないのかをお尋ねいたします。 これで、壇上での質問を終わりますが、答弁によりまして、再質問をさせていただきます。〔岩田優美降壇〕 ○副議長(三島好雄) 市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 岩田優美議員のご質問にお答えをさせていただきます。 私からは、2点目の市民参画についてお答えをいたします。 社会全体の女性の社会進出が進む中で、政策や方針の立案及び決定過程に係る男女割合の均等を目指し、より一層の女性参画の促進が行われてまいりました。 本市におきましても、平成30年3月に第3次柳井市男女共同参画基本計画を策定し、令和4年度末までに審議会等への女性登用率を45%とすることを目標とし、女性登用の促進に取り組んでいるところでございます。 本市における近年の女性登用率は、平成25年度末の35.3%から平成28年度末には、これまでの最高割合となる39.7%へと着実に上昇してまいりましたけれども、平成29年度は37.9%、平成30年度は36%と2年続けて減少する結果となりました。 減少いたしました要因としては、平成29年度は、男女比で女性が上回っていた幾つかの審議会等におきまして、均等を図るため、むしろ女性を減らしたこと、30年度は、新たに設置された農業振興対策のための委員会において男性が多数を占めていることなどが挙げられます。本市での取り組みとしましては、審議会委員の選任状況について、庁内で情報を共有し、人材に関する情報の把握に努めること、委員の選任に当たっては、男女共同参画推進の所管課である政策企画課へ事前協議を行うこと、そして、公募委員を募集する際には女性委員優先枠を設けること、さらには、選任に当たって地元や団体から推薦を得る際には、必ず市も当該団体の代表者や長に限定せず、在籍する女性の中から推薦いただけるよう要請するなど、女性登用率の向上率に向け、鋭意取り組んできたところでございます。 今後とも、男女共同参画意識の高揚を図り、男女がともに活躍できる、豊かで活力ある社会を築くため、地域、職場、学校など、あらゆる機会において、広報・啓発活動を通じ、周知に努めてまいりたいと考えております。 ご提案いただきました登録制度につきまして、他市町の状況をご紹介させていただきますと、先ほど議員ご指摘いただきました、埼玉県朝霞市、静岡県富士市、千葉県柏市、新潟県長岡市などは、無作為抽出した市民のうち、委員就任希望者を公募委員候補者名簿に登録をし、この中から審議会等ごとに、性質や委員構成を勘案して選任する方法を採用しておられます。 青森県八戸市、神奈川県大和市、埼玉県宮代町などは、事前に希望分野を選択した名簿登録者に、広報やホームページ等での一般情報提供とは別に、個別に公募情報を提供する方法を採用しておられます。 登録制度を採用されておられる自治体によりますと、「市民の公募への見落としを防げている」、「若年層の意見を聞く絶好の機会と捉えている」など、よい面がある一方で、「会議の雰囲気によってはなれるまで萎縮して意見が言いにくい」など、運用方法への課題もあるというふうに伺っております。 幅広く市民の意見を伺える有用な制度と考えますので、本市といたしましても、一般公募との併用を含めた公募枠の見直しも含め、先進自治体の導入事例を参考に、実績や効果、課題等について、まずは研究してまいりたいと考えております。 1点目のご質問、学校の働き方改革と新学習指導要領につきましては、教育長からお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) それでは、失礼いたします。 学校の働き方改革と新学習指導要領についてお答えをいたします。 議員ご質問の要旨にもありますように、学校教育の指針とも言える学習指導要領が改訂され、小学校では来年度から、中学校では再来年度から全面実施となります。 道徳の教科化や英語教育の充実、プログラミング教育の必修化等が報道されているように、新たな内容が盛り込まれ、教職員の負担増加も懸念されています。 そのような中で、国の中央教育審議会においては、平成31年1月25日に新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について、いわゆる働き方改革答申が出されました。 あわせて、文部科学省は、公立学校の教師にも時間外勤務の上限の目安を定める、公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインを策定し、原則、月45時間、年間360時間を超えないようにすることを示しているところです。 その対応として、市内の全小中学校では、カードリーダーやタイムカードを導入し、全教職員の勤務実態を把握しているところです。 平成29年度の時間外勤務の月平均時間は、小学校46.5時間、中学校60.6時間であったのに対し、平成30年度の月平均時間外勤務では、小学校44.4時間、中学校56.2時間となり、小学校で約4.6%、中学校で約7.3%の削減がありました。しかしながら、依然として時間外勤務が多い状況が続いており、働き方改革、業務改善は喫緊の課題と言えます。 校長会では、昨年度から、この働き方改革の趣旨について説明し、対応を求めています。教職員の健康への影響、授業を初めとした教育への影響、教員採用への影響の視点から、長時間労働が、子どものためにならないということ等の理解を深めてもらっているところです。 今、柳井市では、働き方改革の具体的な取り組みとして、3つの柱で取り組んでいる状況です。 1つ目は、業務の見直し・効率化です。 市教委主催の会議・行事も含めて、精選を進めたり、学校の時間割を見直したりして、できる限り、放課後のゆとりの時間を生み出すようにして、子どもと向き合う時間を確保するように進めています。 2つ目は、勤務体制等の改善です。 長期休業中の学校閉庁日を増やしたり、ノー残業デーや最終退庁時刻を設けたりして、帰りやすい雰囲気を醸成するとともに、めり張りのある働き方を進めています。 また、ある中学校では留守番電話を導入し、19時以降の電話対応を取りやめることにより、業務改善につなげています。 部活動についても、今年度から朝練習を取りやめ、休業日を増やし、活動時間の上限を設けることにより、時間外勤務の縮減につなげています。 3つ目は、学校支援人材の活用です。 業務支援員を柳井小学校に週5日、柳井中学校に週4日配置し、教職員の負担軽減につなげています。 スクール・コミュニティにおける学校応援団の取り組みもあります。子どもたちの見守り活動や読み聞かせを含めた学習支援、花壇づくりや剪定・草刈りなどの環境支援といった学校応援団による学校支援は、学校教育の質の向上だけでなく、教職員の負担軽減にも役立っています。 現在も、新学習指導要領に伴う教職員の負担増加に備え、様々な働き方改革・業務改善に取り組んでいますが、業務の仕分けとスリム化、分担と協業をさらに進めていく必要があります。 働き方改革答申では、登下校の指導、集金業務、校内の清掃、部活動など、14の業務について、学校が担うべきかどうか、教師がやるべきかどうか、負担軽減は進められるかなどの観点で仕分けをしています。 今後は、その答申を受け、柳井市においても、業務改善を行い、働き方改革を進めていきたいと考えています。以上でございます。
    ○副議長(三島好雄) 答弁は以上ですかね。岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 2つ目の公募の件についてから、先に質問させていただきます。 これから検討されるという公募の応募については、これから検討されるという、登録制ですね、ということ、お返事だったのですが、公募の割合というのが全体にとても低いですよね。本来、公募に女性を優先でというのもわかるのですが、そうではないところで半分に近い人数になるというのが一番理想的と思うのですが、その辺りはいかがお考えでしょう。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 失礼します。議員おっしゃるとおり、やはり公募以外のいろいろな団体への推薦をお願いしておりまして、そういった部分で女性の方が役員が少ないとか、そういったこともあって、なかなか女性の方の推薦が少ないというのは現状でございます。繰り返しになるかもわかりませんが、またその選任に当たって、地元や団体からの推薦を得る際の要請方法を、ぜひ女性の方を推薦できる方いらっしゃいませんかというような形で詳しくといいますか、丁寧に説明して、推薦をお願いしたいというふうにも考えております。以上です。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 公募の割合を増やすことはできませんかという質問をさせていただいたのですが、いかがですか。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 失礼しました。公募の割合については、各審議会等でいろいろな構成もありますので、できる限り、公募の委員も増やすことも再度検討はしたいと思います。済みません。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 今、幾らかは検討されるということだったのですが、どうしても男性が多い、先ほどありました農業委員会とかそういったところもあるかとは思いますが、農業をされる方は男性ばっかりではございませんので、委員会、そういった関係各所の中で女性を増やしていくという努力というのは各団体でできることなのでしょうか。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) その団体でというふうになかなか難しいこともあるかと思いますが、市民に広く、女性委員の登用について周知するとともに、そういった意識を向上していくということも私どもの仕事と思っておりますので、広く市民の方にご理解いただいた上で各団体等にも働きかけていきたいというふうに考えております。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 人口の半分以上は女性なわけですから、いろいろな市のことに関係することというのは、男性ばっかりが決めるのではなくて、女性の意見をどれだけ取り入れていくかということが、やっぱり特にこれからは大事になってくると思いますので、各関係各所、こういったところでやっぱり男性しかいないところとか、男性がとにかく9割以上を占めているとか、やっぱりそういうところにどういうふうにやっぱり女性を入れていくかというのは、やっぱりその各課の考え方をいかに変えていくかということだと思いますので、男女共同参画、そういったことの勉強はされているとは思うのですが、なかなか女性が「はい」って手を挙げるということもちょっと難しい場所もあると思いますので、そういったところは知り合いの方を入れていくとかということも大事なのかなとは思います。これはちょっと時間をかけてできるとも思えないので、どこかで何か線引きをして増やすとかそういうことをしないと、任せていたら何か増えないのではないかと思います。今回も増えていたのに、やっぱり減ったというのは、やっぱりそういう意識がないというところも、各いろいろな団体の中でやっぱりあったのではないかというふうにも思いますので、女性を増やしていくということをぜひしていただけたらと思います。 あと、高齢化しているのではないかというのも、私が出ているのは、若い人はいないですね。だからそういう会でもやっぱりちょっと20代、30代の方も、これからやっぱり自分にとって必要なこともあるわけですから、そういった方の意見もどんどん取り入れていけるようにしていただきたいとも思います。その点はいかがでしょう。 ○副議長(三島好雄) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 若い方をということでご提案ということで受けとめておりますが、なかなか若い方、団体に推薦をお願いする際に、その組織自体が若い方がおられれば、そういったことも働きかけていきたいとは思います。いろいろ幅広く、私どもも、先ほども申しましたが、市民全体にその意識啓発を行って、意識を醸成いたしまして、幅広く、審議会等の委員については、ご推薦なりいただけるように努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) まず、自分で住んでいるまちが何をしているかということにまず興味を持つことが大事だと思います。やっぱり取っつきにくい、中に入ってみたらという、さっき意見もそういう市もありましたけども、入って慣れてくればそうでもないと思いますし、やっぱり慣れるまでとか取っつきが悪いとか、敷居が高いとかということをいかに低く下げるかということも大事だと思いますし、誰でもできるのだということをどういうふうに広めるかということも、これも一つ大事なことと思います。やっぱりいろいろな方のたくさんの方の各世代の意見を聞くことが、やっぱりこれからの市の活性化にもなりますし、市長が言われている人づくりということも、子どもからではなく、今いる私たちも人づくりをどんどんできると思いますので、こういったこともぜひ、今から100歳まで生きる、どうやって生きていくかということがやっぱり大事なことになってきますので、100歳までやっぱり常に勉強していかないといけないのかなとも思いますので、市のことに対して、皆さんが関心を持っていただけるような仕組みづくりをぜひ考えていただけたら、検討はされるということでしたので、ですが各関係各所に関しても意識を高めていただけるようなことをぜひお願いしたいと思います。 次に質問します。 まず、学校における働き方改革のことでちょっとお伺いいたします。 先ほど、ちょっとずつ減らしていますということだったのですが、これは今の現在の要領ですよね。学校の教育要領で減らしている段階でも多いんですということだと思うのですが、これが来年度、再来年度で新しく変わった時にどういうふうになるというふうに考えていらっしゃいますか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 一つずつ、働き方改革で業務を少しずつ減らしているけど、完全実施になった時にさらにということはどういうことかということでございましょうか。はい。業務、学習指導要領自体は量減っていませんので、どこでどう減らすかというのは非常に本当は苦慮しています。学習指導要領は、どちらかというと増えていますので、英語教育とかプログラミングとか、ということで増えておる中をどうスリム化していくかということが非常に大事なので、無駄なことはしないとか、それから会議を少なくするとかいうことと、どういうふうにやっていくかということで知恵を絞るということが現状ではございます。以上です。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 業務を減らす、家庭地域等々、役割分担をしていくということを国は出しているのですけども、学校以外で担うべき業務、これが登下校に関する対応、これ地域の方が今も見守りでされていたりするのだと思うのですが、あと放課後から夜間までにおける見回り、児童・生徒が補導された時の対応、学校徴収金の徴収管理、地域ボランティアとの連絡調整ということ、この業務に関しては学校以外でできるのではないかということなのですよ。これは、できそうというふうに考えてよろしいのですかね。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 先ほど申しました、登下校の指導については、スクールガードを中心に、地域の方々にいろいろこうお世話になっています。でもそれでも絶対数足りていませんので、今からちょっと増えるといいのかなと思いますが、先生方は学校の近くでちょっと子どもを迎えるということはやりますが、その通学路までずっと行って一緒ということはなかなかできないので、できるだけそのボランティアの方がたくさんいていただくとうれしいなと。 それから、集金業務については、今はもう振り込みに大分変えていますので、今、柳井中さんなんかは全部振り込みに変えていらっしゃいますし、柳井小学校が皆集金を銀行等への振り込みを、今、計画中なので、間もなくそういう形になると思います。 それから、校内の清掃、掃除は子どもたち、学習なので、子どもたちが手が足らないところはちょっとこういろいろな方、PTAとかボランティアの方とかがどうサポートするかというのは、ちょっと学校によって違うと思います。 それから、部活動については、今聞いておるのは、朝練、今年からやめましたので、すごく朝、先生方もゆとりがあって、ゆっくり来られている先生もおれば、ちょっと早く来てちょっとこう朝の準備をするとかいう時間ができているから、そういう面ではとてもいいと。子どもたちもあんまり早く来ませんので、やっぱり夜の学習時間も前日の学習時間もちょっと増えちょるのかなということは思っています。以上です。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 今、必ずしも教師が担う必要のない業務もお答えいただきましたので、この中に調査・統計等への回答とか、児童・生徒の休み時間における対応とか、清掃と部活動があります。 このちょっと部活動についてお伺いしたいのですが、中学校の部活動、先生が部活動をやりたいから先生になったという方もやっぱりいらっしゃると思うのですよね。それが全てではないのですけども。今、部活動のコーチ、監督を外部からというところも増えてきている、そうしなさいということもあるのだと思うのですが、そういったことはどうされるおつもりですか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 外部コーチの方に来ていただく部活動は多いのですが、基本的に土日は来ていただける方多いのですが、平日の例えば4時から部活動やってくださいというのは、なかなかおっちゃないのです。だから、月のうち何日かは来られる外部コーチは非常に多いのですが、毎日行って毎日という方はなかなかいらっしゃらないので、どっちかというとそっちは少ないと思いますので、でもそれでも、職員会があって今日はちょっと部活動出られないから、ちょっと外部コーチの人、きょうは4時ぐらいからお願いできますかねとかいうことは可能なので、そういう形でこういろいろ工夫してやっております。今年から、週2日は原則休むということになっていますし、年間でトータルでいくのはいくのですが、その辺も負担はかなり減っていますから、随分、スリム化はできているのではないかなとは思っております。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) やりたいから先生になった方のやる気が、部活をほかの方がやり始めると、一気にこうやる気がなくなるとか、あと部活をなかなかできないのだったら先生になるのをやめようかなとか、やっぱりそういう声もちょっと聞いたりするのですが、その辺りについてはどういうふうにお考えですか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 基本的には部活動をやらなければいけないということはないです。ただ、今、教育課程の中にもう入りましたので、あれですが、例えば勤務時間4時半、6時半まで、多分今、6時半までやっていると思うのですが、勤務時間4時半なのに、6時半までなら2時間オーバーしますよね。それどうするのかちゅうことになりますけど、でも教育課程の中入っていますから、中入っているから保険はきくのですが、そこを解決できていませんし、極端に言えば、私は部活動つきませんとある教師が言ったら、それはオーケーです。ので、でもどこかについてください、サポートでも、大会だけは行ってくださいと。で、わかりました、では大会だけは引率だけは一緒に行きますとかいう先生もいらっしゃいますし、それからものすごい熱心な先生もいらっしゃいます。割合からいくと、ちょっとこう学校によって違うのですが、もっともっとやりたいと、土日も休みじゃけど、もっともっとやりたいちゅう先生もいらっしゃいます。その辺がこうなかなかバランスをどうとるかというのは難しいのですが、基本的に中学校は、そうはいいながらほとんど、どのクラブかについていらっしゃいますので、毎日は行く必要はないですが、基本的に主顧問は毎日行っていますけど、副の人は主顧問がいない時にちょっとカバーするという形で、そういう面でいくと大規模校のほうがちょっとこう人数多いから少し負担はあれかもわかりませんが、小規模校のほうが少しこう大変なのかもわかりません。小規模校はそれなりに部活動少ないので、そういう状況であります。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) あと、教師の業務であるが、教師の負担軽減が可能な業務という中に、給食時の対応、授業準備、学習評価や成績処理、学校行事の準備・運営、これ運動会とかああいうことも入っていると思うのです。進路指導、支援が必要な児童生徒、家庭への対応とあります。これ、試験の丸バツは誰でもつけれるから先生ではなくてもというようなのもちょっと見たのですけども、これはちょっとやっぱりどうなのですかね。成績を見てやっぱり学習、個人の能力というか、そのつけていく時に、ここができている、できていないとかっていうので、先生のその子に対する、おくれているかどうかとかというのもわかるのではないかと思うのですが、こういったことも何か進めたりしているのですけど、これ、どういうふうに考えていらっしゃいますか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 先生のテストの丸バツをつけるというのは、ないことはないかもわかりませんが、基本的には成績に関係ない、例えば漢字テストで毎日ちょっとこう漢字の10問であるとかそういうのを手伝っていただくということは問題ないと思うのですが、定期テストみたいなものとか、小学校では単元デストといいますか、例えば10時間あって単元のテストをして、きちっとしたそういうテストについてはやっぱりこう頼むということは難しいのかなと。それは個人情報もありますし、それが成績になってくるので、そういうのをちょっと人に頼むのは難しいので、日ごろのこう小テストみたいなのをちょっとお願いしますということについては問題ないかなとは思っていますけど。でも、市内ではそれはほとんどないと思いますが。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) これからもやらないというふうに考えたのでよろしいですか。はい。わかりました。 基本、今、時間が今の段階でも減っていると。今度変えたらまたもっと増えるということだと思うのですが、これを先ほど言われましたのは、月平均ということですよね。月平均ということは、年で計算した時に割っているのだと思うのです。月ごとというふうに出ていますので、月ごとにどうやって減らしていくかというので、事務職員さんとか民間委託とか、そういったこともこれからいろいろなところで考えていかないといけなくなると思うのですが、そういうところはいかがお考えでしょう。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) ただ、民間委託をどういう形でするか、やっぱりこう予算もかかるので、そういう正式にやるとですね。だから、この学校の業務を民間委託にするというのは、なかなかどの部分か、先ほどちょっと話があった給食ですよね。でも学校には給食指導というのがあって、一応カリキュラムがあって、本当は教員休みなのですけど、昼休みなのですけど、やっぱりこう給食の指導をするので、食べ方から片づけとかですね。小学校低学年になったらもっと時間かかるので、終わったら休み時間が終わったということになったりとかいうことを、ではどうやってカバーするか、それを外部の方に来ていただいて、給食指導だけお願いしますとかいうのはちょっと難しいし、やっぱり担任を中心に、副担とかいろいろな方が関わって、先生が一緒になってこう食べるということが人間関係もできますし、だからその外部の方にどういうふうにとかいうのはなかなか難しいのですが、やっぱりこうできるだけ、今私が考えるのは、社会教育の分野と家庭教育の分野と学校教育の分野を少しこう仕分けするというか、これ、国も言っているのですけど、その辺で少しこうPTAとかにお願いをここはするとか、ここは社会教育にお願いするとかいうのを線引きを少しこう明確にしていって、今、全部学校に来て、学校が子どもたちを指導するような形になっていますから、なかなか、ではどこで線引きするか、難しいところたくさんあるのですが、それが今後大事かなとは思います。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 昨年度、2月ぐらいだったと思うのですが、柳井小学校の、私、特別支援学級のちょっと放課後に見せていただきまして、先生が、午前中は支援員の方とか、人手が足りているのですが、「午後1人なんです」って言われていたのですよ。それは、今年度、カバーできているのでしょうか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) ちょっと具体的にはわからないですけど、一応、支援員さんも、県がつけている非常勤の人と市がつけている人と両方ありまして、市も大分、ここ最近頑張って支援員の方つけていますので、ただもう丸々、1日8時間とかつけていませんので、例えば午前中だけとか、4時間だけとかでしていますから、どうしても昼からいらっしゃらないということは起こるのは起こるのですが、それは学校にとってはできるだけ多いほうがいいので、また予算との関係もありますから、で、子どもの状況にもよるので、少しこうその辺のことを勘案して、この学校には今まで1人じゃったけど、ちょっとこう2人にするとかですね。午前、午後で違う人をつけるとかいうことは、状況によって考えていかないといけないのかなとは思います。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 午後から先生がお一人で何人も見ないといけないという状況でしたので、とても大変なんですっていうふうに言われておりました。予算がある関係でということなのですが、でも今度、働き方改革がどんどん進むと、先生の時間制限があると思うのですよ。そうなるとどこかからお願いして手伝っていただかないと、できないですよね。今までのようなことはもうできないと、もうしないというふうな考えなのでしょうか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) やっぱり基本、学校は子どもたちのためにということが基本なので、しないということは多分できない、しないといけないことはしないといけないので、それが非常に負担だったらどうするかというところもあるのですが、やっぱりこう違う業務をこうスリム化していってそっちにとかですね。だから今、朝の職員朝礼もやらないとかいう学校もありますし、もう朝、パソコンで連絡事項を皆ばあっと打っちょって終わるとか、いろいろ工夫はしていますので。 それから、先ほどの特別支援の話もされましたけど、基本的に定数決まっていまして、だから知的は今8人に対して1人かな、情緒はもうちょっとあれなのですけど、だから基本的に無理なのですよね。だから、県とか国にも言っているのですけど、もっとたくさんつけてくれとはお願いをして、教職員の配置は県の業務なので、たくさんつけてくれとは言っていますが、一応何か基準つくちょってので、ただ、1人が知的の子8人も朝から晩まで見るというのは大変なので、それで市が非常勤つけたりとか、いろいろなことで対応はしていますけど、基本的に定数をもうちょっと増やしていただくのが一番うれしいことだろうとは思っています。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 先生が、昔は子どものためなら何でもという、時間を本当に割いてずっとされてきたのですが、今の時代、今回の、今からそちらも質問するのですが、そういったことでやっぱり先生の時間というのもやっぱり必要になってくる、で、病気とかやっぱり過労死とかされると大変なことですので、そういったこともぜひ考えて、できるところは市民、何でもボランティアというわけにもいきませんので、できるところはやっぱり予算つけていきながらしていかないといけないのかなというふうに思います。 次に、今度は学習指導要領のほうでお尋ねするのですが、厚生労働省が、2017年の調査によると、中学生の7人に1人がネット依存の疑いがあるという発表をしております。私、以前、NHKだったと思うのですけど、一クラス、どこの学校だったか忘れたのですけど、一クラスの生徒の皆さんにアンケート、その場で、「自分の得た情報に自信がありますか」というふうに聞きましたら、1人でした。自分の得た情報に自信がありますって手を挙げた人はですね。やっぱりこの前、一番有名な話では、熊本地震の時にライオンが逃げたというのが出回っていましたよね。ああいったのとか、SNSのデマとかフェイクニュースとかの拡散が、今もう問題視されています。これを、ではその情報が本当に正しいのかどうかというのが、今からの子どもたちには必要だというので今回の学習指導要領、これは自分で考えていく力を身につけていく、社会に適応、将来に社会に激しいこう、ものすごい時代が、今、変化が激しいですよね。この時代にあっていけるようにということで、学習指導要領ががらっと今回変わるのですが、これに対して、今までの先生はなかなかそういったことを授業でされていないと思うのですが、これからこういったことの授業もしていかないとと思うのですけども、そこはどういうふうにされていくのでしょうか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 先ほど言われたネット依存の話もありますが、これは新しい力として、情報を子どもたちが集めて、その情報が正しいかどうかを再構築する力が必要だと言われています。だから、子どもたちが主体的に情報を集めて、これは正しい、これは正しくないという力をつけなさいと言われるのですが、ではどこでつけるかというと、日ごろの授業でとか、道徳とか、特別活動とか、いろいろな形でつけないといけないのですけど、そういう意識は高いと思います、今は。それからそれを進めるのが、今、アクティブラーニングということで、主体的・対話的で深い学びということで進めていまして、柳井市はもう今年5年目、4年間アクティブラーニングの研修会もやっていますし、昨年も柳井小で研究発表を行いましたし、割と早目に主体的な学びの研究は進めていますので、随分、私も学校結構行くのですが、子どもたち、授業変わっていますし、かなり主体的にはなっていますし、そういう意識は非常に先生方も高くはなっていますので、そういう日ごろの全ての授業の中でそういう主体的な学びを子どもに考えさすということを中心にいくということでいけば、今までの指導の方法というか、指導観が変わっていかないといけない、それはしょっちゅう言っていまして、先生方、ちょっと差があったりするのですが、教育委員会からは常に発信はしておる状況です。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 小学校は、担任の先生がほぼ全教科教えていくということなのですが、中学校、その先生が意識を持てば、そういったことも可能といいますかですね。でも中学校というのは、先生によって、考え方が違うって言ったらあれなのですけど、なかなかそこの統一性というのが難しいのではないかと思うのですけども、そういったところはどういうふうにこう同じ、一貫性を持った授業をこれからはしていかないといけないわけですよね。それに関して、横の先生方のこうつながりというか、対話といいますか、そういったことはやる、していく時間というのはとれるのでしょうか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 一応、校内研修がありますから、定期的に、毎週水曜日の6校時は職員会とか研修の時間になっていますから、そこを使って、毎週ではないのですが、2週間に1回とかは研修していますので、そこでいろいろなことを先生方話し合って、学校としてまとまって、こういう方向に行こうという話をしています。ただ、それは研修主任というのがおりまして、それを中心にやりますし、それをこう促すのは校長であり教頭なので、だからそういった学校体制で全校体制でそれを進めるということができればいいかなと思います。 今、教育委員会として言っておるのは、子どもたちを変えてくださいと。授業ちゅうのはパフォーマンスなので、これ非常に難しい視点なのですけど、授業はパフォーマンスじゃから授業の中で子どもたちは積極的に手を挙げて言うということは、直結、将来の社会で生きていく上での力になるので、だから、ここの場面で物を言うとか、ここの場面で隣の人の意見を聞いて称賛してあげるとかいうのは、これ、パフォーマンスですよね、子どもたちにとって。だから、授業の中でそういうパフォーマンスができた子のほうが、やっぱりこう将来生きて、そういう会社だとかそういうところで生きる力になるので。だから、生きる力というのは、授業を子どもたちが自分でつくっていくと。教師がつくる面と子どもたちがつくって両面でつくらないとうまくいかないので、それは、最近、非常に学校側には伝えていますので、それを聞いて、先生方、研修したりとかいうことはやっておられると思いますけども。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 一人一人の個性を生かした教育をしていくということになるので、その中で楽しい授業ができるかとかというのが、これからは問われていくのだと思うのです。一方的に、今までは、先生が言うことをこう受態的に聞いているという授業が長かったと思うのですが、これからは子どもたちがどういうふうにして考えていくのか、それ一つの課題に対してどういうふうにしていくのかということがこれからは大事に、今からの子どもたちに必要とされているということなのだと思います。 以前、私がアクティブラーニングのことをお尋ねしたことがあるのですが、その時に、今の図書館はスペースがなくて授業に使えないというふうに言われたと思うのですよ。クラスで図書館に行って、調べ学習とか、そういうことができますかと言いました時に、今の図書館、スペースがないってたしか言われました。アクティブラーニングというのは、深い学びのための調べ学習です。圧倒的に蔵書数の少ない柳井小学校以外の学校では、柳井小学校は結構ありますよね、でも柳井小学校も調べ学習用の本はあんまりないと、私は見ていて、そんなにないなというふうにちょっと思っています。この点を考えた時に、まだ学びを深めていくということが必要、特に中学校になって、小学校から中学校というとだんだんそういう必要性が出てくると思うのですが、自由に情報を得ていく、得ることができる。で、パソコンから、こうできたものから。あと、他者との対話も必要になってきますよね。ほかの人といろいろなことをコミュニケーションをとりながら、ではどうかなというふうに考えていく必要もある。やっぱり今から情報リテラシーというのもやっぱり欠かせないと思うのですが、そういったことに関して、これをどういうふうに今からやっていこうというふうに思われていますか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 先ほど申しました、これからの子どもたちの力で情報を収集して、それを再構築する力が必要であると。それは情報が氾濫していますから、それ、どれが正しくてどれがいいかということ、どれが自分に合うかとかいうことをやるということについては、やっぱり情報センター的なものが必要であるということは言えますし、学校の図書館では不十分ですし、そういう面では、今度、複合的な図書館ができて、あそこはそういう場になれば一番いいかなと思うし、小さい学校の子どもたちがそこに行って、そういう情報リテラシーとか、そういう力を構築するということは、これからの教育に求められる力でもありますし、そこがそういう場になるということでは、教育委員会としてはそういう期待感は持っています。以上です。 ○副議長(三島好雄) 岩田優美議員。 ◆議員(岩田優美) 私たちが子どものころは、将来これになりたいとか、私はお巡りさんになりたかったのですよ。それ、ちっちゃいころですよ。そういう、なりたいものがいろいろ多分あったと思うので、ケーキ屋さんになりたいとか、いろいろ皆さん持っていたと思うのですが、そういったことが、今からの子どもたちは10年後、20年後になった時に、その職業がなくなっていると言われていますね。その職業がなくなっている中で、どういった職業を今からやっていくのかということが、ない中で自分たちがどう生きていくかというのを、本当に今から子どもたちは身につけていかないと生きていけないのだと思います。それをやっぱり、今の大人がやっぱりしっかりと子どもたちの教育はどうやってやっていくのかというのをやっぱり一番に考えていかないと、これから人口が減る、いろいろありますが、でも減っていく中でどれだけの成長する子どもたちを育てていくか、あらゆる分野で活躍できる子どもたちを育てていくかということがこれからは大事だと思いますので、ぜひとも、今度の柳井市の教育はとてもいいというのをちょっと聞きますので、これからもそれがもっと向上していくことを願いまして、私の質問はこれで終わらせていただきます。 ○副議長(三島好雄) 以上で、岩田優美議員の一般質問を終わります。 ○副議長(三島好雄) 3時25分まで休憩します。午後3時09分休憩                              午後3時25分再開 ○副議長(三島好雄) 休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、田中議員。〔田中晴美登壇〕 ◆議員(田中晴美) 質問の中日の最後の時間というのは、大変疲れる時間であろうと思います。部屋の中、皆さんがお疲れ顔であり、私が一番疲れているんかなと思っておりますが、もうしばらくおつき合いをいただきたいと思います。 複合図書館について、お尋ねをいたします。 最初に、4月、5月にかけて、この基本設計を柳井市内に、各所に説明をされております。参加された方の認識度、執行部としてはどのように受けとめておられるかを、お伺いします。 次に、この事業の始まりから、きょうまでの経緯について、お尋ねします。 3番目に、この複合施設について、お尋ねをします。 4番目に、図書館法という法律について、少しお尋ねをします。 最後に、市長の、この事業にかける信念を、お伺いしたいと思います。 それでは、2番目の経緯からお伺いします。 この事業の始まりから今日まで、私なりに認識をしております。先にお話をさせていただきますので、そのお話に間違いがあれば指摘をしていただき、つけ加えることがあれば、後、つけ加えていただきたいと思います。 平成20年に柳井商業高校が閉校になった、その時の商業高校の土地、建物の所有者、これは山口県のものでございます。柳井市からしたら、全く他人の土地、建物でございます。そして、しばらく放置をされていた。23年、24年にかけて、市民の中から、放置されている商業高校跡地、何とか柳井市のために活用できないんだろうかという声が、だんだんと上がってきました。そこで24年に市長、議長、県会議員、そして商工会議所の会頭さんによって、商業高校跡地利活用懇話会という会が発足をいたしました。この懇話会の最初の仕事は、所有者である山口県に対して、今後、この放置されているものを、利活用計画をお聞きになられたんだろうと思います。県のほうからは、財政が大変厳しい折、今のところ計画はない。しかし、柳井市が何かに活用したいというのであれば、しっかりとした事業計画を出してみたらどうかという提案があったのではなかろうかと思っております。 そこで、懇話会は、一所懸命、いろいろな事業を考えた。この地にできる事業、そして、今、柳井市に必要な事業、いろんなことを考えられたと思います。いろんな話があって、あっては消えております。 しかしながら、しばらくすると大変なことに気づいた。それは何かと言いますと、いくら懇話会が事業計画をしても、全く他人の土地、建物でございます。他人の土地、建物に他人が勝手に計画を立てて、思うようにいくわけがない。懇話会が事業を進めるためには、その不動産というものを柳井市が購入しなければならないということに気づいたんだろうと思います。これが大変な大きなネックになります。 当時、聞いたことがございますが、安く見積もっても10億円は下らん不動産ではないかという話をきいておりました。それが正しいものであれば、懇話会としては、まず、柳井市がこの不動産を商業跡地10億円で買えるかどうか。買った後に何をつくることができるか、大変な大きな悩みに、厳しい状況に入っていったのではなかろうかと、私は感じております。 私は、そのころの一般質問をよく覚えております。柳井市はコンパクトなまちづくり事業で、新明和工業工場跡地に計画をされておりました。それを商業高校のほうに持ち込んだらどうかという提案をいたしました。商業高校には縦に延びる複合型ビルのコンパクトなまちづくり、そしてそれをやってくれる事業者に不動産を購入していただいて、複合型ビルをつくっていただく。複合型ビルとは商業施設、医療、教育、福祉施設、そして居住地、もう1つの町がその中に集約する大きなビルをつくっていただいたら、本当に歩いて行ける町になりゃしないかという提案をしました。 しかし、答えは返って来ません。私の提案が全くの無視されたのか、それとも事業者に10億円で不動産買って、複合ビルできると相談をされた時に、採算が合うわけないよという結論であったのかはわかりませんが、答えは返ってきませんでした。 そのころ、市長は、ひとり大変苦労しておりました。再三にわたって県との交渉をされ、足も運んでおられました。それからしばらくしてから、県のほうから、事業内容においては、柳井市に無償譲渡してもいいかもよという打診があったのではなかろうかと、私は推測します。 そして、県の事業内容とは、また私が推測するところでございますが、山口県の所有物ということは、県民137万人の所有物である、それを柳井市3万2,000人だけのために無償譲渡はできないよ。しかしながら、柳井広域、柳井周辺で10万人規模の人々が活用できる施設、そしてその周辺にまだない施設、そしてこれから絶対必要になる施設であれば、無償譲渡してもいいのではないか、県のほうは県議会にかけても言いわけが立つのではないか、このような考えであったのではなかろうかと思っております。 そして、今日、複合図書館というところにたどり着くことになって、これまで市長、県会議員、会頭さんにおいては、メンバーは変わっておられませんが、議員代表の議長におかれては、数名の議長がこの懇話会に参加をされて、それぞれ議長さん、しっかりと意見述べられておると思いますし、懇話会と意見のずれがあるということは知らされておりません。 そして、この複合図書館というすばらしい計画にたどり着いていただいたこと、議員の中、私一人かもしれませんが、参加された議長さんには、とても感謝を申し上げます。ご苦労さんでした。 県と、いわゆる懇話会との複合図書館ということは、いわゆる県の考えも、それであればということになったのであろうと、私は推測をするところでございます。これが今日までの、私が認識しておる経緯でございます。間違いがあれば指摘をしていただき、つけ加えることがありましたら、この際でございますので正直に、全てをつけ加えていただきたいと思います。というのは、説明会に参加されていない方々に図書館の話を伺った時に、嘘をついてはいけませんので、正直なところをお話をいただきたいと思います。 次に、施設についてでございますが、今年の3月議会において、三島議員から、普通の図書館を大きくするのであれば必要はないけど、複合図書館であればというご意見がございました。私も三島議員の意見に同調するものでございまして、この複合施設こそ、これからの柳井市、柳井周辺のために多くの人々、特に子どもさんたちのために、たくさんのコミュニティーとして、中心的な拠点になる施設になろうと、私は思っております。 それはなぜかと申しますと、東日本大震災で被災した地域が、その後、大変な疲弊を起こしてしまいました。そして、今日、やっと復興の兆しができ始めた。その原動力となっているのは、道の駅事業であろうと、私は思っております。道の駅という施設は、そこに「食」というテーマのものがたくさん集まってくる、そこに多くの人々が食を求めて立ち寄ってくれる、食材を提供するために地域周辺の人が一生懸命、食材を生産に励む、そのことで地域がだんだんと元気になり始めていると、私は感じます。 その施設と複合図書館の施設は、テーマこそ違いますが、同じような効果があろうかと思っております。複合図書館のテーマは「知」でございます。知とは知恵、知識、知能、そして知人、知るというテーマのものがこの施設の中にあふれんばかりに用意をされる、そこに人生、生き抜くために、老いも若きも、多くの人々が知りたいということを求めてやってくる施設になるはずです。 これまでの図書館というのは、本の貸し出し、静かに本を読む、このようなアナログ型の図書館でありましたが、今日の図書館運営というのは、急速な発展を遂げ始めております、遂げております、10年も前から。書籍の貸し出しは当然のこと、コーナーにおいてはCD、DVD、漫画本、雑誌、自由に見たり、聞いたりできるコーナー、そして小さな子どもさんを図書館に連れていくことは、これまではタブーであったと思います。ところが、新しい図書館は、はいはいの子どもさんを安心して、堂々と図書館に行くことができる。そして、キッズコーナースペースで、はいはいの子どもさんが初めての図書館デビューができるところになります。子どもさんが初めて物を取る、物を知る、そういったところになるわけでございます。 育児に悩む若いお母さん方、毎週、曜日を決めて育児相談を受けてくれる、そしてアドバイス、指導してくれる、トレーニングの仕方も教えてくれるコーナー、そして学生さんたちは進学、就職の悩みを、相談を受けてくれるところ、指導してくれるところ、シニアの方たちにおいては、健康相談、終活相談を受けてくれる、そして健康のためのトレーニングはこうよと教えてくれるところ、こうしたコーナー。 そしてフリースペースにおいては、飲食は可能なところ、入れたてのコーヒーを飲みながら本を開いたり、タブレットを開いたり、そしてイベントコーナーにおいては教えたいという人、知りたいという人の出会う場所、これがイベントコーナー、毎日のように発表会、討論会、試食会、試飲会、とにかく人が出会うところのコーナー、これが知人のコーナーであるのではなかろうかと思っております。 このような施設の内容は、私の願望の話をさせていただいとるわけではございません。10年も前から始まっている新しい図書館に、それぞれ特色を持ったコーナーを入れておる施設内容でございます。 少し前の私の一般質問で要望したコーナーがございます。それは、施設の中に、市民が自然災害から生き抜くためのコーナー、それはどのようなコーナーかと申しますと、今、テレビの映像で、世界中の自然災害の被災状況が映し出されております。それをできるだけ多く集めていただいて、それぞれに強力な音をつけていただく、そしてそれを見ていただくコーナーをつくっていただきたい。自然災害の怖さを、目と耳でしっかりと受け取ってもらう。そのことが今後、行政が避難指示や避難勧告をしても、いや、わしんとこは大丈夫とか、わしは大丈夫という感覚でおるのではなしに、そういやあの時、見た映像は、うちのほうではこうなるんかな、ああなるんかなと、なるかもわからないという考えを持っていただくだけで、一歩、逃げ足が速くなる可能性がありはしないかと思います。こうした施設も要望としてつけ加えていただいたらなと思っております。 以上が、私が知る施設でございますが、柳井市のこの複合施設には、できるもの、できないもの、考えるもの、それより別のもの、こういうものがあるよと、そういうものをお伺いをいたしたいと思います。 それでは、4番目の図書館法でございますが、執行部からこの事業が議会に示された後、我々議員会派で先進地の図書館視察を3件行いました。塩尻市、小布施町、そして三郷市でございます。どれも先ほど申した施設がそれぞれに完備されておりまして、もうすばらしい図書館でありました。そして、一番感じたのは、もう時代が全然違うんだなと、柳井市の図書館を考えた時に、柳井市の図書館の遅れ、そしてこちらの、いわゆる関東周辺からどんどん新しい図書館が出て、今、西に、北に、伸びて行き初めておると聞いております。もう大変な時代の遅れを感じたところでございました。 その後、一般質問するために、インターネットで図書館の情報を調べているうちに、図書館行政、図書館運営には、図書館法という法律があるというのを知りまして、この法律は国民、市民のためにどういうことを目的とした図書館法であるか、簡単な言葉でご説明をいただきたいと思います。そして、この目的は、柳井市の図書館行政は、これまでの行政は、しっかりと機能をされていたかどうか、そのことについてもあわせてお答えいただけたらと思います。 最後に、市長のこの事業にかける信念というものをお伺いしたいわけでございます。この事業が示されてから、すぐ、図書館建設反対署名活動が始まっております。柳井市内においては7,800ぐらい数字が出ておると聞いておりますが、私は、まだ基本設計説明してない前の反対署名でありまして、だろうと思いまして、この事業の内容をしっかりと認識をされていない方々であるのではなかろうかと思っております。そして、図書館はあるじゃないかと。本はきれいに棚に飾っちゃるじゃないかと、雨漏りしとるわけじゃないじゃないか。なのに、なぜ新しい図書館をつくろうと、市長はするんかいやと。市長のやること、全てが反対だという方も、たくさんおられたのではなかろうかと思っております。 私は、反対署名をされた方々が悪いと言ってるのは一言も言ってません。私は、柳井市の図書館行政が10年遅れているということを、一般市民に知らしめていない、柳井市の図書館行政が怠慢であったと言われても、仕方ないんじゃないということを言いたいわけでございます。 と同時に、我々議員も同じでございます。過去10年に図書館行政、新しくなっとるから、もっと考えたらという質問をした人は、誰一人もおられなかったと、私は思っております。我々議員も同罪であろうかと思っております。 そうした状況の中において、市長には、何を置いても7,800の反対署名があったんだということに関して、やはりこの事業を介して市長の施政活動にすごく関心を持っていただいたと思うわけでございます。このことは大変いいことであろうと思います。 そうした中において、図書館に関係なしに、市長に反対だという方もたくさんおられる、そうした中においても、市長はこの事業の説明をしっかりと市民に伝えておられる、一方ではまっしぐらに建設に進んでおられるということは、この事業は、これから柳井市、そして周辺地域にとって、特に子どもさんたちのために、絶対に必要な施設であるんだと、大事な施設になるんだと、役に立つ施設であるんだという強い信念があるか、ないか、お持ちであるか、ないか、そのことをお伝えしたいと思いますし、ただ、このたびの事業で、市民から見つめられているのは、どうも市長だけではなしに、最近は、市会議員は何しとるん、不信感と資質を問われ始めております。不信感とは、昨年の3月に、この事業をやるために校舎解体3億7,000万、そして工事の基本設計9,000万、賛成多数でありますが、議会は可決しております。可決しとるということは、執行部は容赦なく前へ進めるのです。なのに議員がぐずぐず言ってるじゃんという話も伝わってきます。 そして、また一方では、この議論が示されて、議会のほうから、この特別委員会をつくろうよと。特別委員会とは、執行部が大きな事業を出した時に、執行部だけに任さずに、議会もしっかりとした調査・研究をして、一緒になってええのをつくろうでと、こういう委員会であるのに、その委員会に相反する行動、言動をされている議員がいるじゃないというのは、市民から私に伝えられております。 そうしたことで、この事業を介して、我々市会議員もしっかりとした調査・研究を今からして、そして今後の言動・行動というもの、責任を持って行動しなければならないなと感じることでございました。 以上で、私の壇上からの質問を終わります。〔田中晴美降壇〕 ○副議長(三島好雄) 市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。 複合図書館についての(1)市内各所での説明会参加者の理解はどのようであったかについて、お答えをいたします。 このたびの複合図書館に関する地区説明会は、4月22日から5月27日まで市内全14カ所で開催し、延べ715人の方々にご参加をいただき、柳井商業高等学校跡地の整備方針や、複合図書館の内容について、正確な情報が広く共有できていないことを踏まえて、市民の皆様の疑問や疑念を払拭できるよう、丁寧な説明に努めました。 皆様からは、財政関係や運営経費、運営体制、設計、防災、そして立地についてなど、多岐にわたるご意見・ご質問をいただきました。 そこで、市民の皆様の認知度、理解ということでございますが、参加された方々の多くの方々からご発言をいただきました一方で、それを上回る多くの方々は、ご発言はなかったということも含めて、私には判断できないというか、むしろ判断すべきではないのかもしれませんが、こうしたプロセスの上に、最終的にはこのたびの整備を是としていただけるよう、市民の皆様の思いをお受けとめすることが、私の責務であると考えております。 今後とも、あらゆる機会を通じて、本計画の一層の周知と共有、そして共感の輪を広げられるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、(2)のこの事業の始まりから今日までの経緯について、お答えをいたします。 柳井商業高等学校跡地の利活用につきましては、平成20年3月の閉校以来、今までも、市民の皆様からも、さまざまなご意見をいただいてまいりました。 そうした中、平成17年の市議会定例会において、文教地区での教育施設のあり方について、そして平成18年の市議会定例会におきましては、山口県との協議経過について、ご質問がございました。当時、跡地の利活用については、山口県との協議を行っていたところではございますが、柳井商工高校の部活動に使用されていることや、平成23年度のおいでませ山口国体において、体育館やグラウンドの使用が計画されるなど、具体的な進展はない状況にございました。 その後、平成24年の市議会定例会におきましては、今後の山口県への対応についてご質問いただいております。また、この平成24年度にご就任されました故山本繁太郎前知事からも、柳井市の発展につながる跡地全体の利活用計画の策定について、ご指導をいただきました。 おいでませ山口国体が終了し、本格的に跡地利用に取り組むために、私、柳井市長、柳井市議会議長、山口県議会柳井市区選出議員、柳井商工会議所会頭を委員とする柳井市遊休地利活用検討懇話会を、平成24年10月に設置をいたしました。 議員ご指摘のとおり、この懇話会ではさまざまな可能性について議論があり、その意見も踏まえ、平成25年度には柳井商業高等学校跡地の利活用を最優先の要望事項とする、平成26年度県予算に対する要望書を山口県に提出しております。 その後、平成26年度には、市議会全員協議会におきまして、柳井市学園都市構想の素案をご説明させていただきました。この構想の素案では、複合施設の例として、健康づくりセンターや高等教育機関、図書館についてご提案しております。 全員協議会では、山口県の対応状況や進入経路などについて、ご質問をいただきましたので、進入路につきましては柳商橋の架けかえの問題点等についてご説明をし、女学校橋側からを主要の進入路としてお示しをいたしました。 また、平成27年度には、柳井商工会議所のまちづくり委員会が中心になって取りまとめられました、柳井商業高等学校跡地利活用の提言書をいただいております。 平成29年度以降は、議員ご案内のようにその都度、その都度、議会にご報告をさせていただいております。 そして、平成30年3月定例会におきまして、校舎等の解体工事費、複合図書館や公園等の設計業務の予算について議決をいただき、現在まで事業に取り組んでいるところでございます。 さらに、平成30年6月には、市議会におかれましては、このたびの計画がより優れたものとなるよう、調査・研究・審査を行う、柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会を設置され、ご審議をいただいているところでございます。 以上が、これまでの経緯の概略ということでございますが、先ほど議員のご質問の中で、安く見積もっても10億円というお話がありました。これは正確な数字ではないというふうに思いますが、多大な経費が想定されるということは当時もございました。 また、コンパクトなまちづくりの中で、複合ビルのご提案をいただいたことは、私もしっかりと記憶をしております。なかなかそのご提案に対する具体的な取り組みができていないということ、またその間のいろんな、こちらの検討のその結果も返していないということについては、この場をお借りをしてお詫びを申し上げたいというふうに思います。 また、県から無償譲渡の打診があったのではないかということでありますが、ここは最終的に地元選出県議、市議会議長、会頭と県、さらには県会議長に対してお願いをさせていただいた結果、無償譲渡というご決断を県におかれてしていただいたということでございます。そもそもそういう打診があったという事実はございません。 ただ、最終的にはそういった無償譲渡をいただくというご決断をしていただいた背景には、これは、この部分は私の推測でございますが、今回のこの施設の整備が柳井市民だけではなくて、最終的には広く県民に開かれている施設であるということも考慮されているのかなというような推測はいたします。 次に、3点目、(3)の複合とはどのような施設があるかについて、お答えをいたします。 図書館は、年齢や性別、社会的地位や所得の差などに関わらず、あらゆる人が等しく情報を得ることができる場所ということでございますが、議員ご指摘のとおり、その図書館が近年、情報や知識を得たり、学習するという効果とともに、人との交流を促進するなど、図書館の活用によって達成できることは、ますます多様になってきております。 そうした中、近年、全国的に図書館を核としたまちづくりが進められており、議員からもご紹介のございました塩尻市立図書館や小布施町立図書館などは、この代表的な図書館というふうにされております。 このたび本市に整備をいたします複合図書館も、本を通して課題を解決し、地域と人を育てる滞在型の図書館を整備することとしております。そして、基本設計方針では、複合図書館のコンセプトを、子ども・子育てに優しい複合図書館、人づくりの拠点となる複合図書館、地域の情報拠点としての複合図書館、安心・安全に利用できる複合図書館、この4つを設定しております。 このコンセプトを実現するために、複合施設の中にある図書館ではなく、図書館に複合的な機能を加えた施設として、図書館機能、子育て支援機能、市民活動支援機能、防災機能、この4つの機能を備えた施設として整備をいたします。 一つの建物の中に複数の機能を整備することで、ある特定の機能を目的に訪れた市民が、他の機能に触れることができ、新たな体験や交流が生まれ、機能の連動性をつくることにつながります。これは、例としてたくさんあるんだというふうに思いますが、その一例として、例えば、現在、中学校で取り組んでおります知的書評合戦、ビブリオバトルと呼ばれるものになりますが、これを複合図書館で行うことにより、たまたま、偶然にという方も含めて、そこに訪れた人が、その紹介された本を図書館で借りたり、それらの本に関連する本を紹介するコーナーを設置することで、さらにその本を借りたりと、その効果を広げていくということも考えられます。 また、議員からご提案がございました、自然災害の恐ろしさや心構えの大切さをPRするコーナーのアイデアにつきましても、これは地区説明会でご紹介をいたしましたギャラリースペースなどを活用し、展示が可能であると思います。こうした企画展示と連動する形で、スタジオでの防災講演会であったり、芝生広場などにおきまして、防災訓練の実施についても考えられるというふうに思います。 このように、4つの機能が効果的で、効率的な連動性が図られる運営を行うことで、知識を得たり、新しい体験、利用者同士の交流、情報の発信など、多様な活動が実現をし、交流を深め、学び合う、まさに議員おっしゃるところの知の拠点として、幼児からご年配の方々まで、さまざまな人々が集うことができる場としていきたいと考えております。 次に、(5)でございます。複合図書館にかける信念について、お答えをいたします。 柳井商業高等学校跡地利活用基本構想におきまして、本市の文化力を高め、将来にわたって活躍する人材を育み、市民協働のまちを目指す拠点とするために、利活用基本コンセプトを、全ては人づくりから、子ども教育環境の充実と定めております。そして、その利活用基本構想の中心となるのが複合的な機能を持った図書館ということでございます。 近年、これは地区説明会でも、そういったご意見もございましたが、本離れ、活字離れなどと言われております。そうした中、全国的な調査によりますと、特に大学生の読書離れが進んでおり、30年前より本を読む人はより多く読むということではございますが、読まない人は全く読まないという、二極化の状況がございます。そうした中、本市では市内小中学校全ての授業の中で、読書の時間を設けるなど、子どものころから本を読む習慣を身につけるための地道な取り組みが行われてきました。子どもたちの勉強の環境、子育て世代を支援する環境において、経済的な格差、文化的な格差を解消するという意味でも、子どもたちが本に興味を持って、たくさんの本を読む環境を整えるのは、これは行政の責務であると思います。 また、図書館に行けば、本との出会い、人との出会い、いろんな活動があり、本を読むことだけではなくて、それぞれの思い思いの時間を過ごすことができるという意味におきましては、人生100年時代、長寿の時代だからこそ、またそういった中で、高齢の方の孤立というようなことも言われている、だからそういった時代だからこそ、こういった空間がますます重要になってくるのではないかと、私は考えております。 したがいまして、少子化・高齢化だからこそ、未来への投資として、しっかりと取り組むことが必要であると考えております。 ただ、そうは申しましても、市民の皆様からは、さまざまなご意見をいただいておりますが、完成後には、将来にわたって広く市民の皆様に活用していただきたいと考えております。 田中議員におかれましても、引き続いてご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 なお、4点目のご質問、図書館法につきましては教育長によりましてお答えをさせていただきます。〔市長降壇〕 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) それでは、4番の、図書館法について、今日までこの図書館法は、市としてしっかり機能していたかについてお答えします。 図書館は、図書館法の第1条の、この法律の目的において、国民の教育と文化の発展に寄与する施設として位置づけられており、第2条では、図書・記録・その他、必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、教養・調査研究・レクリエーション等に資することを目的とする施設としています。 さらに、第3条においては、図書館は図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、さらに学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意した上で、図書館サービスの実施に努めなければならないとし、その図書館方針・サービスについて、次の9つの事項が挙げられております。 まず、第1号については、郷土資料、地域行政資料と必要な資料の収集を、第2号は資料の分類・配列、目録の整備、第3号はレファレンスサービス、第4号は資料の総合賃貸など、他の図書館との連携・協力について記されています。 第5号では、図書館システムによる全域サービス、第6号は読書会、研修会、資料展示会等の主催または開催の奨励、そして第7号は時事に関する情報及び参考資料の紹介提供、第8号は図書館における学習成果の活用、最後に第9号では学校・公民館等との連携・協力が挙げられており、これらの事項について、実施に努めなければならないと規定されています。 柳井図書館は、大畠図書館とともに、図書館法で定められた公立図書館として設置されており、図書の貸し出しを中心とした直接的なサービスの実施のほか、市民の読書活動の推進、地域の情報拠点としての役割を担ってきたところです。現在、柳井図書館では、利用者の求めるサービスが提供できるように計画的に資料を収集・保存し、閲覧・貸し出しを初め図書館利用からの各種の質問や、相談に対しての回答や、問題解決のために資料等を紹介する、いわゆるレファレンスサービスを行っています。 また、大畠図書館との図書の循環や、他の図書館との連携による総合貸し付け、小学校・公民館の図書の貸し出しをすることにより、利用者のリクエストにお答えしています。 子どもの時から本に親しんでもらう取り組みとしては、読み聞かせや人形劇、工作などの乳幼児・幼児・児童向けのお話会を年5回開催し、親子でご参加いただいております。図書館や読書への関心を高めるための事業としては、年間を通じてテーマ別におすすめ本の提示や、展示や、時事に関する図書の紹介などを行っております。 さらに、中学生や一般の方の職場体験を積極的に受け入れており、先般5月下旬には2日間、柳井西中学校の2年の生徒が柳井図書館で職場体験をし、接客が楽しかったとの感想をいただきました。 現在の柳井図書館は、当時は8万冊収容可能な図書館として、昭和61年に開館し、図書館のサービスについては、利用者の方のご意見をいただきながら、できるところはその都度、対応してきたいと考えております。具体的には、ハード面、建設後、まもなくサービスカウンターを入り口に対して正面向きから横向きに変更し、利用者が入館しやすい雰囲気づくりを行ったり、閉架書庫を2層式に改修し、収容可能冊数を2万5,000冊から2倍の5万冊に増やしたり、児童書コーナーに畳を設置したり、情報コーナーを設置し、旬の本の特集コーナーや、健康づくりコーナーを開設し、交流ボードを設置しました。 ソフト面では、平成14年6月から平日の閉館時間を午後5時15分から6時に変更し、開館時間の延長を行いました。また郷土資料の一部を閉架書庫から事務所横に移動し、閲覧可能にしたところです。 これらのことから、開館以来、小さな図書館ではありますが、図書館法に基づいて、柳井図書館を運営してきたと考えています。 しかしながら、開館から33年が経過し、蔵書数の増加により、図書収容能力をオーバーしていることや、図書館に対するニーズが時代の情勢変化の中で、建設当時は図書の貸し出し中心でしたが、徐々に滞在型に変わってきたことにより、学習スペースや読書コーナー、閲覧席や子どものためのスペースなどに課題が生じてきており、現在は、利用者の方のご要望に十分にお答えすることができていない状態であると考えます。 そこで、今回の複合図書館では、計画的に蔵書の充実を図り、利用される方のニーズにお答えできるよう、読書会などのイベントの開催を初め生涯学習、市民活動の拠点や交流の場として積極的に図書館や読書への関心を高める活動に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 先に市長には、経緯の中で先にお伺いするのですが、この商業高校跡地は、最初は有償で、買わなければならないということから始まったのか、それとも無償であるよということで始まったのか、そちらのほうの経緯をお伺いいたします。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 当初の県との交渉というか、お互いの、まずは考え方を確認する中で、当初は有償というのが前提の交渉として始まったというふうに認識をしております。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) それが、10億円はちょっと正しくないということを先ほど言われたのですかね。10億円、概算ですけど。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 正しくないというふうにも言えないのかもしれませんが、一応、そういうことが言われていたようなことは記憶をしていますけれども、それがじゃあ正確な金額であるかというと、そこは私、今、この場では自信がございませんので、そういう意味で、先ほど冒頭のご質問の中では、そのことに触れられましたが、その部分はそういう話があってということについては承知をしておりますが、正確なものとして、この場で申し上げることはできないというふうに認識しております。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) よくわかりました。 懇話会としては、やはりその10億円近い金額を購入しなければいけないというところから、大変それが大きなネックになっていたことは間違いございませんかね。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) やはり、この事業には限りませんが、ただ、やはり大きなプロジェクトということで、多大な財源を必要とするわけでありまして、その中でまず用地をどのように確保するかということは、当然、大きな課題であったというふうに思います。しかしながら、そういった中で過去からの、柳商跡地の経緯ですね、一部分は当時の柳井町民の方々が寄附をされた土地もあり、また軍から移管された土地もあり、さまざまな経緯があるということも踏まえて、何とかその金額についてご考慮いただけないかというようなことは、当初からお願いをしておりました。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) わかりました。 というのは、これまで市長と県とは、あまり仲がよくないといううわさがよく流れておりまして、その中において、この不動産を無償譲渡というところまでやっていただいたということは、すばらしい市長の功績であると、私は思っております。本当にご苦労さんでございました。 それで、この複合図書館、先ほど塩尻の図書館もお話いただきましたが、大変な今、柳井市の図書館行政と差がついているということは、ご認識いただいておりますか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) その部分については、先ほどから私、さらに教育長の答弁の中でも、大きく時代が変わってきている中で、果たして今の柳井市の図書館がどうなのかというふうに言われると、大いに、そこは改めて振り返って、私自身、反省というか、そういう思いはございます。 先ほど具体的に、議員おっしゃった塩尻や小布施には、私は行ったことはございませんけども、そうは申しましてもこの間、全国各地のそういう、近年、整備をされて多様な使われ方をしているところを見てきている中で、やはり、さらに実際見ると、大きく違っているという、その差については痛感をしておるところでございます。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) 先ほどの私の話の中にもありましたけど、とにかく柳井市の図書館はアナログで、本当、本の貸し出しだけで、そして静かに本を読むということは、その塩尻の図書館などは、本当に小さな乳母車で子どもさんを連れてくる、それが堂々と図書館に入って、キッズコーナーで遊ばせる、あれを見た時に、時代の大変な流れが起きているんだなということを感じました。 そして、私、70になりますけど、もう70のおじさん、おばさんが、子どもたちのための図書館にああだ、こうだ言うて、もしこの事業がストップしてしもうたら、柳井市が10年遅れとる、これからもっと何十年も遅れたら大変な事態になる。次の世代に大変な汚名を残してしまうんじゃないかという気がいたすわけでございます。 先ほど、先に柳井市の図書館行政は怠慢であったのではないかということを先にお話をさせていただきました。我々議員も、何も知らなかったということは怠慢であったと思います。そうしたことを踏まえて、今、チャンスであろうと思うし、今からやっていかなければならないということを教育長さん、最後でございますが、希望か、もしくはこうしてほしいというものを、願望がありましたら、お話いただけますか。 ○副議長(三島好雄) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 塩尻の図書館には、私も行きました。この間の教育長の全国大会でも、文科省の方の説明も、図書館についての説明を聞きました。全国的には、複合的な図書館があっちこっちでできていると。これは、人口減少の中で、やっぱり集まるところがどこがいいかと言えば、図書館を中心として、複合的な施設が一番集まりやすいんだというようなこともお話もいただきましたし、そういう面では、柳井にそういうとこがなかったということであれば、今後、この複合図書館ができれば、柳井の本当に中心にみんなが集まって、いろんな方がいろんなことができる施設になるということは、非常に期待しておりますし、できれば、教育委員会としてはこれからの時代を背負う子どもたちのための中心とした図書館になって、子どもたちが愛する、みんなが集まって、そこにいろんなこと、子どもたちにとってもできるような図書館を、ぜひ必要ではないかというふうに考えております。以上です。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 この複合施設というのは、人生に役立つ情報が提供させる施設であろうと思います。そして、必要な情報というのは、最短ルートで手にすることができるし、そして悩みを解決するためのヒントというものがたくさんある、本だけではなしに相談員もおってくれる、いろんな人がおってくれる、そうしたことで悩む人たちが、この施設から新しい世界を踏み出すことができるのではなかろうかと、私は感じております。 市長におかれては、反対署名の方々が7,800ということで、大きな数字でございますが、その方々に気を使って事業の縮小とか、そしてまた予算の減額などをされて、中途半端な複合図書館だけはつくっていただきたくないと思います。それをすれば失敗になると思いますので、その信念はいかがでございましょうか。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) もちろん、何事もやる、やらない以前に中途半端というのが一番罪なわけでありまして、そういう意味では、これからも、そうは言っても多くの方々がまだまだ疑問や疑念を持っているというのが、今議会でも多くの議員さんからいただいている市民の声でございますので、そこら辺りはしっかりと説明もし、また出向き、さまざまな場面を通じてご理解・ご納得いただけるように努力をしていきたいというふうに考えております。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) はい、すみません。話が行ったり来たりするのですが、先ほど施設のそばに芝生の防災公園というものを設置するということがあったのですが、防災公園というのは行政が防災を行うのであって、私はその芝生の公園の活用というのは、多分、自然災害から生き延びてきた人たち、そして家を失った人たちが野外での生活をするためのトレーニング場じゃないかという気がしたのですが、そうすると、防災公園という名前を変えたほうがいいかなと、そのように思うわけでございますが、それに対してはご意見ございましたら。 ○副議長(三島好雄) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 例えば、今回の複合図書館の中の各大小の部屋も、スタジオという呼び方で、一方でご年配の方からは理解しにくいというようなお声もいただきますけれども、何かこう目的を持った部屋として名前をつけておりません。したがって、そこは使われる方、市民の方々の自由な発想によって、このスタジオ、空間は使われるのですよというようなご説明をさせていただいておりますが、そういう意味では、この複合図書館と一体的に活用されることが想定される、またそのことを望んでいる、この芝生の広場については、本来であれば、ただ単に広場ということでもいいのかもしれませんけども、ここからがやっぱり大人の話というか、財源の中に社会資本の総合整備交付金をいただく中で、あそこを防災の活用するという位置づけをして、そういう交付金もいただくというような関係もありますので、一応、そういう名前を付すということにはなりますけど、最終的にはそれをどういうふうに使われるかというようなことは、使われる方のご意思・発想によって、大いにさまざまなバリエーションというものがあるのかなというふうに思います。 ○副議長(三島好雄) 田中議員。 ◆議員(田中晴美) 最後になります。 このたび、反対署名活動が起きた途中に、市長に賛成する議員は、悪事の協力者とまで、やゆされたことがございます。そうしたことで、この事業が失敗であると、我々も市長と同罪になってしまいますので、何としてでも一日も早く建設を進めていただいて、今まで反対された方が、ああ、こういうものだったんか、こういうものだったらいいよと、どんどんとボタンを押してくれる施設を、一日も早く建設を願いたい、そのことを思って私の一般質問を終わらせていただきます。
    ○副議長(三島好雄) 以上で、田中議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○副議長(三島好雄) 以上をもちまして、本日の会議を終了し、15日及び16日を休会といたします。 17日は午前10時から会議を開き、引き続き一般質問を行いますので、定刻までにご参集をお願いいたします。 本日は、これをもって散会といたします。午後4時17分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和元年 6月14日                     議  長 藤沢 宏司                     副 議 長 三島 好雄                     署名議員 君国 泰照                     署名議員 田中 晴美...