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03月06日-03号

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  1. 柳井市議会 2019-03-06
    03月06日-03号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    平成 31年 第1回定例会( 3月)─────────────────────────────────────────────平成31年 第 1 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)                                  平成31年3月6日(水曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              平成31年3月6日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         君国泰照議員          1 国家観、人間教育について           (1)今の国会の閣僚や国会議員は、失言や迷走発言が多く、委員会審議でも与野党の論戦は揚げ足取りの本題から外れた委員会である。又、不倫やハレンチ議員等が報道され、一方国民も一億総平和ぼけやスマホ中毒になり、痛ましい幼児虐待や殺人、自殺者まで出る悪質なイジメが多発している。最近ではあおり運転、バイトテロと世界中に恥をさらしている。そこで古来よりの日本精神である国民の国家観、人間教育の人としての本質、本分の日本再生を高め、地域の再生や郷土愛の教育再生が必要である。明治政府の方針である五箇条の御誓文、教育勅語、道徳の元となる仁義礼智信等を今一度見直し取り入れるべきだと思うが市長の見解を求める。          2 人口減少の歯止め策と魅力と活力あるまちづくりについて           (1)日本全国津々浦々の都市で人口減少は深刻である。しかし、その中にあっても、人口減少の歯止めや人口増の自治体もある。そこには強力な首長の決断や、担当職員の熱意と市民の賛同と協力がいる。そこで柳井市長の取組みと、人口減少と魅力と活力あるまちづくりの事業計画についてお尋ねする。          3 柳商跡地利用複合図書館について           (1)柳商跡地利用には、市民を2分した意見がある。この度の柳商跡地利用複合図書館建設には白紙を求める署名運動があり目標を上回る1万近くの署名が集まっている。そこで市長の決断として、子ども達の未来のために計画を進めるか。そのツケを子ども達に負わせないために白紙とするか今一度、立ち止まって延期するかをお尋ねする。          4 市長の政務、公務とマニフェストについて           (1)市長の役職として、政務と公務がある。民主党から自民党へ転身されて政務や公務において柳井市政にどのように影響をおよぼしたか。各選挙においての市長の関与が今後の市政運営に大きく影響しかねない。このことは市長のマニフェストに反するものではないかをお尋ねする。         田中晴美議員          1 「ふるさと名物応援宣言」について           (1)人口減少に悩む町が雇用の発掘、支援そして地域活性化のために「ふるさと名物応援宣言」をして、地域資源活用事業について、国からの補助金の優先採択などいくつかの優遇措置が受けられるが柳井市ではこの宣言について活用されているかお伺い致します。          2 地域資源の活用について           (1)市ではどの様な地域資源を活用して雇用の発掘や支援をされているかお伺い致します。         岩田雄治議員          1 自衛官募集の協力について           (1)柳井市における自衛官募集の協力の実態を確認し、市長、教育長の認識について伺いたい。          2 交通弱者支援について           (1)すでにある日積地域や進行中の大畠地域のデマンドタクシーなどを市内全域に拡大できないか。          3 柳井商業高校跡地利活用について           (1)当初計画から遅れている中、市民全体の議論を深めるためにも、一旦立ち止まる事を含む論議をするべきだと考えるが見解を伺いたい。         岸井靜治議員          1 西日本卓球大会の休止について           (1)この大会は、80年間も続いた、卓球柳井を象徴する市にとって大変意義のある大切な行事でした。この大会が今年中止となってしまいました。市長はこのことをどのようにとらえ、今後どうすべきだとお考えですか。          2 柳商跡地に図書館を建てる件について           (1)市民の間で図書館を白紙に戻す運動が起こっています。このことを市長はどのように評価し、対応するお考えですか。           (2)図書館建設とまちのにぎわいについて。           (3)12月の特別委員会で現在の図書館を文化財の展示場にするという話が発表になりました。なぜこのような唐突な進め方をするのですか。           (4)市民活動センターをなぜ文化福祉会館から図書館に移転するのですか。また、どのように移転するのですか。           (5)図書館をつくるにあたって建設費だけで9.72億円かかります。その            他にもかかると思いますが全体でいくらかかりますか。           (6)市長は立ち止まって考え直すお気持ちはありますか。──────────────────────────────出席議員(17名)1番 三島 好雄          2番 岩田 雄治3番 田中 晴美          4番 岩田 優美5番 秋良 克温          6番 山本 達也7番 坂ノ井 徳          8番 川﨑 孝昭9番 中川 隆志          10番 久冨  海11番 藤沢 宏司          12番 篠脇 丈毅13番 岸井 靜治          14番 早原 秀文16番 賀原 基和          17番 石丸 東海18番 君国 泰照                  ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長   河内 義夫          次長 宮本 忠明補佐   井原 郁江                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           鍵山 有志参与            粟屋  桂      教育長           桑原  眞会計管理者         弘津多美恵      総合政策部長        玉中  勲総務部長          國村 雅昭      建設部長          古谷 浩介上下水道部長        川本 和美      経済部長          日浦 隆雄市民部長          川井 隆志      健康福祉部長        米川 辰夫教育部長          河村 邦久      総務課長          河原 憲治財政課長          室田 和範                         ──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(河内義夫) ご起立願います。互礼。ご着席願います。 ○議長(藤沢宏司)  これより、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(藤沢宏司)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、秋良議員、山本議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(藤沢宏司)  日程第2、昨日に続いて、一般質問を行います。 最初の質問者、君国議員。〔君国泰照登壇〕 ◆議員(君国泰照) おはようございます。きのうと、多少、重複しますが、始めます。 平成から新しい年号となり、5月1日には、新天皇陛下の即位が挙行をされます。4月30日には、天皇陛下が譲位をされますが、そのお言葉の中に、「国民と心をともにし、苦楽をともにする。国民の幸せを願い、国民のために祈る」と、お言葉を述べられたのであります。 我々国民も、柳井市民も30年の長きに、常に国民に寄り添ってこられました両陛下に、感謝のまことをささげるものであります。 私ごとではございますが、この3月で54年間の代表取締役を退きまして、長男へと世代交代をいたしました。私のシンボルカラーの赤からホワイトと、ニュースタイルの店舗となり、世界の最先端の商品を取り扱い、若者に、将来、未来を託しました。 議員も今年で30年、次は、情熱ある若者と世代交代したいと思いまして、今から人選して、優秀な議員さんを候補に挙げて、推薦したいと思います。 そこで、この30年間という、我が人生に悔いはなし、この柳井に生を受け、やがて柳井の土となる、柳井で暮らし、人様のお役に立って、この幸せを実感しております。 マッカーサーのメッセージで、「老兵は消え去るのみ」とありますが、まだまだ元気いっぱいで、「老驥櫪に伏すとも、志千里に在り」、たとえ、年老いても、うまやにつながれておりましても、なお、千里を走る夢を追い求めるということわざであります。 「君国──君の国を愛し、守る」をモットーにしておりますが、国会は国民を映す鏡であります。最近の国の乱れは、国民の乱れ、最近の乱れに、喝を入れたいように思います。 そこで、本題でありますが、そのような世相の中にありまして、この人間を窮屈にしなければならない。そこで、国家観、人間教育についてであります。 今の国会の閣僚や国会議員は、失言や迷走発言が多く、委員会審議でも与野党の論戦は揚げ足取りの、本題から外れた委員会であります。 また、不倫やハレンチ議員等の報道がされ、一方、国民も、一億総平和ぼけや、スマホ中毒になり、痛ましい幼児虐待や殺人、また、自殺者まで出る悪質ないじめが多発しております。最近では、あおり運転、バイトテロと、世界中に恥をさらしております。 そこで、古来の日本の精神である、国民の国家観、人間教育の人としての本質、本分の日本の再生を高め、地域の再生や郷土愛の教育再生が必要であります。明治政府の方針である、五箇条の御誓文、教育勅語、道徳のもととなる仁義礼智信を、いま一度、見直し、取り入れるべきだと思いますが、市長の見解を求めるものであります。 2番目に、人口減少の歯どめ策と魅力と活力あるまちづくりについてであります。 日本全国津々浦々の都市で、人口減少は深刻であります。しかし、その中にあっても、人口減少の歯どめや人口増の自治体もあります。そこには、強力な首長の決断や、担当職員の熱意と市民の賛同と協力が要るわけであります。 そこで、柳井市長の取り組みといたしまして、人口減少と魅力と活用あるまちづくりの事業計画について、お尋ねをするものであります。 3番目に、柳商跡地利用複合図書館についてであります。 柳商跡地利用には、市民を二分した意見があります。このたびの柳商跡地利用複合図書館建設には、白紙を求める署名運動があり、目標を上回る1万近くの署名が集まっております。 そこで、市長の決断として、子どもたちの未来のために、計画を進めるか、そのツケを子どもたちに負わせないために、白紙とするか、また、一方の意見といたしまして、立ちどまって延期するか、そのことを、お尋ねをしたいと思うわけであります。 4番目に、市長の政務、公務とマニフェストについてであります。 市長の役職として、政務と公務がございますが、民主党から自民党へ転身されて、政務や公務において、柳井市政に、どのような影響を及ぼしたか。また、国政選挙は、与党の方々をしっかり応援をすべきであると思いますが、今回の県会議員選挙のような、非常に煮詰まった、生々しい選挙というのは、今後の市政運営に大きく影響しかねないわけであります。このことは、市長のマニフェストに反するものではないかを、お尋ねするものであります。 以上で、また、再質問をしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。〔君国泰照降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、君国議員のご質問にお答えをさせていただきます。 まず1点目の、国家観、人間教育についてのお尋ねでございます。 本市では、平成20年に、市内全ての小中学校をコミュニティ・スクールに指定しており、地域に開かれ、地域とともにある学校づくりを進めてまいりました。 また、近年は、スクール・コミュニティという、本市独自の考え方に基づき、学校区ごとに、学校、家庭、地域が連携を深め、学校を核とした人づくり、まちづくりを推進しております。 そうした中、本市では、平成28年に策定した、教育振興基本計画におきまして、「愛、夢、志をはぐくむ教育」という教育目標を定め、自己肯定感他者肯定感地域肯定感の3つの肯定感の醸成を重点として、取り組んでまいりました。 現在、各小中学校では、学校応援団という形で、多くの保護者や地域の方がスクール・コミュニティの仕組みを利用し、学校の様々な教育活動に参画できる体制づくりを行っております。 子どもたちにとっては、日常的に多くの地域の方々と接すること、地域の大人たちのその仁義礼智信を実践する、その姿を見ていくことが、自己肯定感他者肯定感地域肯定感につながってまいります。 特に、地域肯定感が積み重なることにより、郷土愛が生まれることになります。今後とも、地域ぐるみで教育力の充実を図るこの取り組みを深化させ、地域が子どもたち一人一人の成長を支えることで、支える側も、支えられる子どもたちも、あわせて、地域全体で、その地域の人と人とのつながりの中で暮らす幸せが感じられるような、つまりは、郷土愛がつくられることを目指してまいりたいと考えております。 次に、人間教育、道徳教育についてでございますが、今年度から小学校で、来年度からは中学校で道徳が「特別の教科、道徳」として教科化されることになります。 この教科化により、礼儀、遵法精神、社会正義、家族愛、郷土を愛する態度、国を愛する態度など、22の項目を、教科書を使用して学習するようになります。 我が国の教育は、教育基本法第1条において、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われるとされております。 その人格の完成及び国民の育成の基盤となるものが道徳性であり、その道徳性を育てることが学校教育における道徳教育の使命でございます。 本市では、全ての小中学校で、計画的に道徳の授業を実施しております。先般も、柳井小学校で道徳と学級活動の授業研究会が開催され、市内外から約100名が参観されました。 今後も、各学校で研修を深めながら、子どもたち一人一人の心を育てる道徳の授業づくりを応援してまいりたいと考えております。 次に、3点目の、柳井商業高校跡地利用複合図書館についてのお尋ねでございます。 柳井商業高校跡地の利活用につきましては、議員ご承知のとおり、跡地全体を都市公園として位置づけ、都市公園の施設として、複合図書館、駐車場、防災広場、弓道場を整備することで、昨年5月に基本構想を策定いたしました。 策定に至るまでには、議会に対しては、全員協議会での説明を行い、市民の皆様に対しましては、昨年2月に、市の広報の中で利活用方針をお示しし、その後、住民説明会やパブリックコメントを実施したところでございます。 複合図書館の建設工事に着手するための事前業務となります、基本実施設計業務につきましては、昨年3月の定例会において、予算をご承認いただき、現在、繰り越しとなっておりますが、この業務を実施中でございます。 議会におかれましては、複合図書館等の調査、研究、審査を行い、よりすぐれたものを整備するための特別委員会を設置いただき、継続してご審議いただいているところでございます。 議員お尋ねの複合図書館建設の反対署名に対する対応でございますが、先日、2月28日には、署名簿を直接お受け取りいたしました。市民の皆様は、それぞれに、実に多様であり、このたびの署名活動のように、ご自分のご意見を表明されることは、民主主義の大切な要素であると考えております。 同時に、2月中旬以降、個人的に、私のほうで場を設けさせていただくなどし、350人を超える方々に、基本設計案や、この間、市民の皆様からいただいた、多くの疑問や要望について、ご説明をさせていただきました。 その中でも、多くの方々から、これまでの私の説明、情報発信の不足について、大変厳しいご指摘をいただいております。 そうした中、今後は、柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会におきまして、複合図書館の最終的な基本設計について、ご説明させていただき、その後、4月に入りまして、各地区で説明会の開催を計画しております。 その説明会では、丁寧な説明という以上に、市民の皆様の疑問や疑念を払拭できるような説明に努めてまいりたいと考えております。 君国議員におかれましても、引き続き、ご指導いただきますようお願いいたします。 次に、4点目、市長の政務、公務とマニフェストについてのお尋ねでございます。 もう10年前になりますけれども、平成21年1月、私は、市長選挙への出馬会見を行うと同時に、同日、それまで所属をしておりました政党への離党届を提出しております。 その後、3月1日、投開票の市長選挙で初当選をさせていただき、以降は、議員ご案内のとおり、特定の政党の党籍を有することなく、公務、政務へと臨んでまいりました中で、一昨年、平成29年11月28日に、自民党籍を取得いたしました。 したがいまして、1年前、平成30年3月の定例会における議員のご質問に対しても、お答えしておりますが、転身したというのは、大いなる誤解であると、まず申し上げておきたいと思います。 そうした中、市長就任後、今日まで、議員からの一般質問も含めて、様々なご指摘、ご指導をしっかりと受けとめながら、国政での政権与党である、自民党、公明党、さらには、県政での自民党、公明党に対しましても、常に、信頼関係を築くべく、市長職及び政治活動に当たってきたつもりでございます。 そういった経緯があっての自民党籍の取得でございますが、与党の方々との関係をさらに強く、太くすることによって、少子化、高齢化、人口減少の状況下におきましても、地域を拠点に、市民の幸せをつくるとの思いで、多方面より支援を得ながら、力強く市政を推進してまいりたいと考えております。 昨日も、坂ノ井議員さんのご質問にお答えをさせていただいておりますが、特に、柳井商業高校跡地の利活用、国道188号、柳井平生バイパスを初めとした広域幹線道路網の整備、水道高料金対策、企業誘致などの課題につきましては、県政与党、政権与党の緊密な連携を強くする中で、解決を図ってまいりたいと考えております。 そうした中で、各種選挙での公認候補への支援などを通して、政治家としての役割を果たすこともまた、県政与党、政権与党との連携をより深めることにつながるものと認識しております。 就任当初とは、国政における状況も様変わりしている中で、むしろ、ローカルマニフェストに掲げる政策の実現のため、つまりは、市民のためにということで行動してまいりたいと考えております。 2点目の、人口減少の歯どめ策と魅力と活力あるまちづくりについては、まずは、関係参与のほうから、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) それでは、2点目の人口減少の歯どめ策と魅力と活力あるまちづくりについて、お答えいたします。 国立社会保障人口問題研究所が発表した、平成29年推計としての日本の将来推計人口によりますと、平成24年推計と比較すると、人口減少の速度や高齢化の進行度合いは緩和されたものの、2053年には、総人口が1億人を下回ると推計されています。 全国的に少子高齢化や人口減少が進む中、人口が増加している自治体があり、その理由も様々であると認識しております。 柳井市におきましても、結婚から出産、子育て等の環境を整備し、また、移住定住の促進施策などの充実を図ることで、人口減少課題に取り組んでまいりました。 結婚、出産、子育て、教育まで、継続して若い世代を支援するための事業といたしましては、今年度で13回、延べ442名の参加となりました、柳井広域圏での取り組みである婚活イベントや、本年2月にオープンいたしました、子育て世代包括支援センターの事業、それから、市の総合病院での出産対応数増加の効果を生んでいる、病診連携による周産期医療支援事業柳東児童クラブ柳井児童クラブ施設整備事業、教育現場におけるきめ細やかな対応をするための小1プロブレム解消支援事業や、学習適応支援事業など、切れ目のない支援を実施してまいりました。 また、昨年度からは、子ども医療助成事業を開始し、平成31年度には、小中学校空調設備設置事業を実施することとしており、今後も、教育の充実や子育て支援に重点的に取り組んでまいります。 さらには、現在進めております、柳商跡地に建設を計画しています、複合図書館子育て支援につながるものと思いますし、魅力あるまちづくりの一つと考えます。 一方、本市への移住定住を促進する事業といたしましては、専用ホームページなどによる情報発信、移住フェアへの出展、空き家バンク制度の運用など、何年も継続して取り組んでいる事業に加え、今年度から、市有地等を購入し、定住する子育て世代への支援として、子育て世代定住促進助成金事業を開始したところでございます。 また、企業誘致の取り組みといたしまして、去る2月13日に開催されました、柳井市議会臨時会においてご報告いたしましたが、このたび、株式会社ビジコムから旧神西小学校廃校舎への事業所開設についての計画が示されました。 今後、本定例会におきまして、関連事業に対する議決をいただいた上で、本年8月から9月を目途に、事業所開設の準備が進められることになります。 ご存じのとおり、株式会社ビジコムには、平成21年から柳井市民球場命名権スポンサーとしてご協力いただいております。 柳井事業所では、現在、東京本社で行われております、商品販売管理システムPOSの初期設定や、出荷業務等が行われる予定ですが、将来的には、研究開発拠点としての機能を持つことが計画されており、地元雇用に加えて、高度の専門性を有したIT人材の流入が見込まれます。 なお、IT産業のようなイノベーション産業では、企業が特定地域に集積して立地する傾向があるため、このたびの株式会社ビジコム事業所開設が、さらなる事業所の進出につながるよう、引き続き、積極的に誘致に取り組んでまいります。そうすることが、本市にとっての一つの人口減少対策となり、魅力と活力あるまちづくりに貢献するものと考えております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) いろいろと明快なお答えを、ありがとうございます。皆さん方が一生懸命努力していらっしゃる姿、よくわかるわけであります。 一番最初の、国家観、人間教育でありますが、やはり最近では、この五箇条の御誓文という、その基本的なことを、皆、忘れているのではなかろうか、首長も議員も、なる時には、そういうふうなことを何のために、明治天皇が新政府として新しい国づくりをやるという方向でありますが、やはりこれは、それぞれの地方自治体や、国である基幹的なものではないかと思いますが、市長は、五箇条の御誓文をどのようにお考えでしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 五箇条の御誓文をどう考えるかということでありますが、若いころは、歴史上の出来事として、幕末から明治にかけて、そういった様々な出来事がある中で、明治という時代になり、新政府によって、この五箇条の御誓文が公布されというようなことぐらいの認識でしたが、やはり、ここに書かれていることは、「万機公論に決すべし」ということから始まります。このことは、非常に、どの時代であっても、また、私たち日本人が抱えるこの民主主義、自由という価値観も含めて、大いに、この万国に、本来であれば広げていきたい、そういった理念であるというふうに感じております。歴史的な出来事というのみならず、この内容から、また、今の時代に照らし合わせて、学ぶべきことは多くあるのかなということを、私自身、感じております。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) ありがとうございました。さすが、よく勉強されて、本も好きなようで、歴史のことも、大体、中学生ぐらいでこれは習うようでございますが、こういうことを我々議員もきれいに忘れておるのですね。 ただ、票があって、通ればええ、何とかならあというのではなくて、やはり、「広く会議を興し」、そして「万機公論に決すべし」、これは基本でございます。 それから、「上下心を一にして、盛んに経論を行うべし」、それから、「官武一途庶民に至るまで、おのおのその志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す」、「旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし」、やはり、こういうようなことをしっかり、我々も肝に銘じて、基本に戻ってやらなければならないということで、時々、政治評論家の、女性の、ちょっとべっぴんさんがおられるが、あれが言われた、やっぱりそのとおりではなかろうかと思います。 市長は、しっかり、もうそのことを、肝に銘じて、首長になった時から、そのような、五箇条の御誓文のようなことをしっかり焼きついているのではないかと思いますが、我々、政治を目指す者も、ぜひ、そういうようなことも勉強したいと思うわけであります。 それと、戦後は、軍国主義につながるということで、非常に非難をされる方も多いわけでございますが、教育勅語は、最近は新聞等にもちょこちょこ、再々、載るわけでありますが、読んでみますと、非常に感銘するわけでございまして、この教育勅語も、私どもも非常にこう忘れっぽい、いうよりは、ほとんど関心がなくて、読んだこともないようでありますが、日本人の心というのは、やはりこの教育勅語にも非常に組み入れられているのではないかと思いますが。 やはりこれ、子どもから大人まで、しっかりと、こういうようなことも、教育委員会等もちょっと、偏見を持つ方もいらっしゃるわけでございますが、ぜひ、何か、そういうようなことも、事業の一環とか、こういうようなことは、家庭教育でもどんどん取り入れておくべきではなかろうかと思いますが、これ、12項目の徳目があるわけでありますが、これはご存じでしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 実は、こちらに教育勅語ということでありまして、こちらについても、そういうものが戦前あって、多くの国民がこの教育勅語のもとに、教育含めて行われていたという、そういう歴史的なことはもちろん存じ上げておりますが、その中身について、それぞれ、読まれる方によっていろいろな感じ方というのはあるのだと思いますが、歴史的にどういうものであったかということを、ひとまず置いた中で、一文一文見ていく中で、私自身も、当然、感じるところはありますけども、そこの、ちょっと評価は、別の次元で考えなければいけないというふうに思いますけども、この中身をごらんになられて、それぞれ読まれた方がどう感じ、どう実践、行動していくかという辺りについては、あえて、そこまでは申し上げませんが、一人一人がそこは感じるべきことなのかなというふうに思います。
    ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 私も古い人間でございまして、戦中派でありますから、こういうようなことは、よく父親から聞くわけであります。やはり、人間の本質というのは、こういうようなものではないかな、やはり、これが親に孝行を尽くしましょう、これは当たり前のことなのですよ。それから、兄弟姉妹は仲良くしましょう、夫婦はいつまでも仲睦まじくしましょう、友達はお互いに信じ合い、つき合いましょう、自分の言動を一つずつ慎みましょう、広く全ての人に愛の手を差し伸べましょう、勉学に励み、職業を身につけましょう、それから、知識を養い、才能を伸ばしましょう、人格の向上、広く世の中や社会のためになる仕事に励みましょう、法律や規則を守り、社会の秩序に従いましょう、正しい勇気を持って、国のために真心を尽くしましょうというような、これは、見やすく、わかりやすくやったわけでございますが、これは、国のために、滅私奉公で戦後のために尽くして、君のために戦おうと、そういうふうな文言が非常に問題視されたわけでありますが、こういうようなこともこの原点で、やはり最近は難しいことなんかやるよりは、簡単に、ぱっとこう説明したほうが、子どもたちにもわかりやすいと思うのですよね。 昔はやりよったけど、五条の日常五心というのがありますね。もうこれは簡単なことですね。はいという素直な心、ありがとうという感謝の心、すみませんという反省の心、おかげさまという謙虚な心、私がしますという奉仕の心、もう、こういうようなことは当たり前のことだけど、その当たり前のことがわからない。 昔、私たちが小学校の時には、あいさつ運動とか何とかいって、標語があったり、いろいろなことがありよったけ、学校のほうにも、まちの中にもいろいろ表札などがあったり、それぞれが推進やらしておりまして、いろいろな会合の時でも、そういうようなことを唱和しよりましたが、最近は、こういうふうなことというのは、学校ではあんまりやっていないのでしょうか。これは、通告外だけど、教育長はお答えになられるかね。 ○議長(藤沢宏司)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) それは、基本的な生活習慣という中で、今の五つの、五心ですかね、五つのということについて、私の記憶では、いた学校で、あれを張っている担任もおりましたし、学校全体であれを張ったという記憶はないのですが、担任によっては、五つの心ですかね、あれを張ったりとか、いうことはありましたけど、内容的には、もう、基本的生活習慣として大事なことなので、そのことは教えていると思います。以上です。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 戦後生まれの方は、もういつでも家族会議、ご飯を食べる時でも、おじいちゃんやおばあちゃんがこういうようなことをしょっちゅう言いよりました。最近は、おじいちゃん、おばあちゃんは邪魔だから、養老院行ったり、病院ばかり行って、子どもはいっそ面倒見ない、あれだけ大学に行って、金かけたのにあとは知らん顔、遺産の時だけ帰ってくるというような感じでですね、今はもう、親の教育をしないと、子どもが、最近はもうでたらめで、スマホとか、ああいうようなことばかりやっているのですね。 やはり、いろいろな事件を見ても、きょうも、やけどをさせた母親がパチンコにずうっとのぼせて、愛人と一緒におったと、もうそういうふうなのは、もう人間としてくずのくずのくずなのです。だから、もうそういうふうな、愛国心とか、そういうもの、古い人間かもわかりませんが、そういうふうな、子どもを大事にする、そして教育をしっかりして、世の中のためになるというような人間形成の教育はしないのですね。 時々、NHKでやる「チコちゃん」とか「ちかちゃん」の  、真っ赤になった子どもが「ぼおっと生きてんじゃねえよ」という、最近の親はちいとぼおっと生きて、遊びこけてから、社会の一員、これが日本人だろうかという、そういうようなことになっておりますが。 先ほどから言われておりました、学校のスクールボランティアとか、学校の応援団とかありますね。非常に、柳井中学校も柳井小学校も、それぞれ郷土に密着した、愛郷心的なもの、歴史的なものを、学校教育の中にどんどん取り入れられて、素晴らしいことではないかと思います。これは、もう、我々が柳井の教育とは何ぞや、一生懸命、学校はやっているが、学校は子どもで一生懸命やるが、親がいっそなっていない、何でもかんでも反対、よいよ地元の協力もしない、溝掃除も来ない、そういうふうな市民が増えておるわけであります。 だから、学校教育もしっかりやって、それが中学校に行って、高校に行って、成人式に行ったら、もうべっちゃらべっちゃら、もうおかしなのがいっぱいおりますよね。そういうのがないように、ぜひ、教育のほうも、日本人の精神というのを、たたけと言うたら怒られますが、ぜひ、やっていただきたいように思います。 それと、スクール・コミュニティでありますが、非常に、各地区では物すごく、やって成功事例、一生懸命、地域と子どもがやっておるのだけど、この中央部というのは、余り聞いたことがないですね。だから、柳井市の中央部をもっともっとこれは浸透して、柳井の校区全部が、柳井のために、子どもも地域に貢献する、子どもが美化運動をする、そういうことで親も一緒にやるという、そういうような姿というのは、非常に美しいものがございますが、これは質問ではございませんが、ぜひ、どうぞ、継続して、立派な子どもたちを育てていただきたいように思います。 それと、人口減少の歯どめ策でございます。いろいろと、るる、総合政策部長がおっしゃいました。非常にたくさんあるのですね。これだけの職員が、これだけのことをやるのかというぐらい、よくやっていらっしゃいますが、やはり、最近の中で、この前も大島のほうに行きまして、勉強会が、東川というのがあったわけでございますが、8,000人でも、どんどん人口が増えているではないか、そしたら、海士町というところでも増えておりますし、それから、邑南町というところも、非常に増えておりますね。それと、豊後高田、これも増えとる。やはり、そこの市長は、非常にカリスマ性があって、よし、これと決めたら、ぜひやりたいという決意を持って、職員とともにやっておる、自分だけではなく、職員もやっているし、市民も協力をしているわけであります。 やはり、人口減少というのは、大きな問題でございまして、いろいな政策をやっておりますが、なかなか突破口がないわけなのですね。やはり、その辺もぜひ勉強されて、これの中にもありますが、それぞれの成功事例的なのを、各市に皆、ファクスして、それから、あれで皆、パソコンで取り上げておりますが、やはり行った時に、夫婦で駅の前におりた時に、また、そこの道路筋で行った時に、わあ、ここのまちは素晴らしい、ここのまちに住んでみたいというような感じは、やはり、そこの原風景、そのまちの自然の姿にほれたと。 私は、よく湯布院に行くのですね。湯布院に行った時に、湯布院の、あの山がばあっと見えて、うわあ、これは素晴らしい、青い空に大きな山があって、そういうようなことで、その風景にも物すごく憧れるわけですね。その風景と、そして、その中に、人が、歩いてみて、道を尋ねて、非常に、まちの人の応対がいい、ああ、こんな人がまちに住んでいらっしゃる、ここに住んでみたいな、食べる物、おお、大根やら野菜がこれだけ安い、子育てするのなら、ここのまちは子育てするにも大自然があって、これは素晴らしいところだな、そういうふうな感じで住まれる方が多いのですね。何の支援しましょう、かんの支援しましょう、金が何ぼ、金が何ぼで、そういうふうなところにやるのではなくて、その支援の動態の中で、原風景があったり、まちづくりがあったり、コミュニティがあったり、そういうふうなものに憧れるようであります。 そういうようなことをいち早く、それぞれの首長が目をつけまして、このまちは自然があって、人があって、食べる物もおいしい、そういうふうなことを重点的にやろう、そういうふうなことも戦略的に、皆、それぞれが、皆さん方も通られたと思います。私も、「東川スタイル」という本を買いました。そういうような中で、それぞれが、行政がやるのではないよ、行政は一つの方向性やったら、市民やら、移住民の方がどんどんそのまちに溶け込んで、そういうふうなまちづくりをしていこうという、素晴らしい人間がいらっしゃる、そういうようなことでまちが活性化して、人が人を呼んで、人口が増えるというようなのが多いわけでありますが、ぜひ、市長も信念を持って、柳井市もそういうふうな、金をかけなくても人が来るような施策というのをお願いしたいわけでございますが、その点はいかがでございましょう。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 議員ご指摘のとおり、やはりお金をかけて、即効的に人口が増えるということは、まずあり得ないわけでありまして、そうした意味で、先ほどの子どもたち地域肯定感も含めて、そういった積み重ねの上に、この地域への愛着というものは生まれてくるのかなという中で、やはり、本市の強みは何かということで、よく申し上げているのが、これだけの海と山が近いという自然、そして、これだけの、ある意味、コンパクトなまちの中に、いろいろな生活の利便性を高める施設が密集していると、こうして生活と自然が密接している環境というものは、どこにでもあるようで、どこにでもあるものでもないということもわかりますから、特に、今、転勤でお越しになられる方々は、その辺りを強調をされますし、また一方で、夢プランに基づいて、そうした空き家を活用して、どんどん地域に人を呼び込んでいる地区も生まれつつあるという状況ですから、そうした意味で、議員、かねてからおっしゃっておられる、生活と自然が密接をして、それぞれに魅力的であると、この辺りをシティプロモーションという形で大いに発信していく、その地道な取り組みを継続していきたいと考えております。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) そういうような、一つの、一本筋が通っておりましたら、やはり、これだけ、部長、課長、立派な方がいらっしゃいますが、やはり、そういう使命を受けて、最善の策で、ベストを尽くしてやっていただきたいように思うわけであります。 こういうような施策も、数々、1時間でも2時間でも欲しいわけでございますが、それはもう委員会のほうでやりたいと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。 次に、図書館の問題でございます。 正直なところ、私は、図書館の建設は、当初はどうでもよく、別にあってもなくてもいいような感じでございまして、全く、私は、図書館というのは余り利用したことはございません。 一昨年、1,500世帯を訪問して、9割の方ですね、いろいろ選挙の時には、家庭訪問をするわけでありますが、もうその中で、特に中心部の主婦などは、図書館などは行ったことないよ、それよりは溝を直せ、道路を直せ、あれ直せ、これ直せという、近回りのことの要望が多いわけでございまして、市長は、いっそ言ってもやらない、この溝はどうなっているのか、ここはどうなっているのか、そういうような小言ばかりを聞くわけでありますが、やはり、鵜の目鷹の目ではありませんが、皆さん方には、ここに地図を渡しましたが、中心に、ドローンと一緒、まちの中を見ますと、配置図、ゾーニングというのがあるのですね。その中に、駅を中心として、駅の前、それから南のほうを、そして住宅街、マンション、医療関係、そして、柳井を挟んで、文教地区があって、それから、白壁の町並みがある、小学校があって、図書館があって、いろいろと分布があって、体育館があって、その中の鎮座ましますところに、今度は、図書館を建設するというのがあるわけであります。 私も、図書館が嫌いで、柳井の図書館に行って、見る本はないし、汚らしいし、探しても全然ないのです。それが、徳山の図書館に行きましたら、ああ、ここにもあった、ここにもあった、すぐ自分の見たいのがぱっと見られる、それで、また新しい本がずっとあるわけなのです。もう、これは柳井の図書館というのは、わしらが行っても、ひいき目で見ても、いっそ大したことはないな、行くことはないのという感じがしておりまして、そういうふうな感じで、図書館ができるというイメージがすごくありました。 それで、よその図書館にそれぞれ行ってみまして、柳井の図書館は、今より多少毛が生えたような図書館かと、固い頭の中で思っておりました。そして、おしゃべり図書館という、こういうふうなのを、皆さん方、ご存じと思いますが、読みます。学生らを集めて、好きなことを言ってやりよる、それも余り深く気をとめませんでした。しかし、そこのロビーの下にパネルがありまして、よくよく見ると、4番目がありました。4番目の中には、こういうなのがあったら、こういうなのをつくるといいなという、一つ、大きな夢的なものがございました。そして、それは、NHKでありますが、皆さん方は「美の壺」というのは見たことがありますかね、ほとんど、議員の方、見たことがない、執行部も見たことないでしょう、これは草刈正雄が出るやつですね。この中で、図書館のシリーズをやっておりました。 そして、NHKで、人生レシピで、あしたも晴れ!「癒やしと安らぎ!本を楽しむ」という1時間の番組がありました。これを見て、初めてはっと、私の目が開きました。それはやはり、今まで思っていたような、図面を見たような感じの図書館でなくて、新しい、どういうふうな図書館をつくるべきか、そういうようなのが、市長が一生懸命力説されるのですよ。ああします、こうします、この部屋はこうです、なかなか、ビジュアルの人間はわからないのです。 私なんか、話を聞いて、字を読んだだけではわからないけど、やはり、こういうふうな図書館で、中はこうなって、そのコーナー、コーナーで、学生やらお年寄りが、何ができるやら、楽しみ方ができるというのを、その中に載っている、ああ、今はこれだけ、本の読み方の、部屋のつくり方も間取りも違うのだな、そして、柳井のシンボル的なものにぜひしてほしいなという、お年寄りがこんとの坂を嫌でよ、上るのはえらいのと思ったら、図書館に行って、大体、9割以上の方が車なのですね。しかし、歩いたらえらいのと思ったら、ああ、これは老後の運動だな、夫婦、手をつないで、一生懸命、桜の坂道を行って、えらいの、ほっと見て、余田やら新庄やらの風景がだっと見えるではないか、ああ、ほっとしたな、これが我々のふるさとか、ちょっと疲れたの、おお、そうしたらちょっとコーヒーでも飲もうかいよ、子どもたちが、お父さん、お母さんと、日曜日にはピクニックでも、あそこへ行ってみようではないか、お弁当を広げて芝生の上で食べよう、若いカップルは木陰の中で、楽しく楽しく将来のことを語り合う、そういうふうなものがあると、これはいいではないか、ただ、図書館、図書館でなく、柳井のシンボルで、癒やしの場であって、安らぎの場でもある、そういうようなことをつくる、そういうようなことを口で言うともうだめ、今度は、実施計画でいろいろと図面が出ますね。今までは平面の図面だけど、今度は、立体的になって、実際的に、色はどう、展示の高さはどうで、どういうふうなものをつくってやるというのがわかったら、ああ、こんとなコーヒー飲むのやら要らないというのでも、ああちょっとあそこでコーヒー飲むといいだろうな、上に上がると柳井のまちが一望できるな、そういうふうな人間の心のふるさと、私は、柳商の出身でございまして、柳商の校歌は、緑が丘は遥かなるといって、久遠の空に導かん、そういう精神が宿っておりますので、やはり、そういうようなことで、柳井の緑の中にある憩いの図書館があって、いろいろな市民が、ちょっと暇があれば行ってみたい、老人も、そして若い人も、子どもたちも、何かあったら、常に、とにかく、孤独の時、喜びのある時、やっていただきたいように、つくっていただきたいように思うわけであります。 それと、今度は、柳井中学校でも、奉仕の心でいろいろと地域に出向いておりますが、今度は、木はえっと植えんなよ、枯れ葉が落ちるね、また都市計画がちょん切るねというような感じになります。人工芝でやるよりは、やっぱり、人工の芝で、自然の芝がいいし、木陰があって、それぞれの木があって、枯れ葉が落ちると愛が生まれるのですよね。そういうのは、「枯れ葉散る夕暮れは」という、そういうふうなロマンがあるようなところをつくっていかなくてはならない、その辺の掃除なども、ボランティア的なことも一生懸命、活躍してもらうと、市民一体となって、奉仕の心も愛郷心も生まれるのではないかと思うわけであります。 そこで、最後になりますが、政務、公務、一生懸命、どちらのほうも、市長は務めていらっしゃるわけでありますが、やはり、今回の県会議員選挙というのは、本当こう、我々も柳井の自民党も全くこれはわからないことで、支部長はいない、全く連絡もない、そのような中で、どうしよう、どうしようといった時に、いち早く、ある方は、正月からずうっともう挨拶回りを早くしていらっしゃると。 新聞等によりますと、県会議員のほうに挨拶に行かれて、そして、市長のほうに打診があった、それで、市長のほうは、平生の元市会議員の方が非常にいいのではないかということが記事に載っておりまして、市長も大いに推薦をするということでございましたが、その点は事実でしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 今、平生とおっしゃいましたが、ちょっと違いますね。地域としては。 ◆議員(君国泰照) いや、平井というのだけど、あんまり名前出してはいけないから、言っただけ。 ◎市長(井原健太郎) なるほど。市内の西のほうのエリアということで、報道機関は報道の自由の中で、様々なことをやはり書かれるということがありますが、その一つ一つについて、私が、それが事実である、また、事実でないということをあえて申し上げることはいたしませんが、繰り返しますけども、君国議員さんからも、この間、いまだに転身という言葉を使われるほど、いろいろな誤解をいただいている、誤解を受けていたという中で、この場でももっと国政・県政与党との連携を図れというようなことを、たびたび、ご指導、ご指摘いただいていたというふうに思います。そうした思いも、しっかり受けとめてくる中での行動であるということでありますので、その辺りは、先ほども申し上げましたが、今、柳井市にとって何が課題で、それを解決するためには、どういう体制がふさわしいかということを、また、市民の皆様にも、お一人お一人に考えていただく、そうした機会になればいいのかなというふうに思います。あえて、その事実、どうかというのは、一つ一つの報道に対して、そういうことはいたしておりませんので、いろいろなことが書かれますが、そこは読まれる方が判断されるのだろうなというふうに思います。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) このことは、我々は、2月、1月の末に、自民党でも、今から県議のところに行って、その真意を問うて、公認を取り消しがどうかというところまで行っているわけですが、今度は、2月の17日に、市長は平井氏を全面的に支持をされ、県とのパイプ役ということで挨拶をされたようでございます。 国政選挙とかいったら、もう一生懸命、それは、何々党と自民党といったら、やっぱり一生懸命、自民党の応援をしなければいけないわけでございますが、こういうふうな、身近な、生々しいところで、やはりそういうふうなことをやるということは、3者いらっしゃるわけでありますが、それは3者とも熱烈な支持者やらファンもいらっしゃるわけであります。 そうした中で、あからさまに、堂々とやれるということは、この議会の運営につきましても、今から個人的に、江戸のかたきは長崎ではないけど、市政の運営とか、今からやる予算の審議等にも影響してくるのではないかと思いますが、その点は覚悟の上でしょうか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 私自身は、この10年間、議会議員の皆さんとは、いかにこの柳井市を運営していくか、いろいろな課題がある中で、その解決を図りつつ、より魅力のあるまちにしていくかと、そういう、純粋な思いでやってきて、お互いにですね、いるというふうに思いますから、何か選挙の、国政、地方選挙含めて、選挙の影響で、私自身が何かこう、この議会の皆さんとの関係が影響されると、されたというようなことは、過去も含めてなかったというふうに思いますから、そうした意味で、私自身は議員の皆さんと、これからもそうした信頼関係の中で、ともに協働していくという姿勢は変わらないと、私自身はそういう思いでございます。 ○議長(藤沢宏司)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 市長が、そのように捉えていらっしゃるわけでございますが、私はちょっと根性が悪うて、ちょっと言われたら、ずうっと半年も、4年間も、恨みつらみではないけど、思っております。 だから、そういうようなことも、市長がその目線で見られても、いろいろと個人的に、そういうようなことはもう、選挙のことというのは、親子三代までたたるということがあるわけでありますが、やはり、その辺もしっかり勘案されていただきまして、柳井から出る県会議員というのは、非常に大事なことでございます。私は私なりに、それぞれの心に秘めた候補がおったわけでありますが、このような事態になったわけであります。やはり、柳井市の、将来的には柳井市の発展のために、皆さん、それぞれベストを尽くさなければいけないし、我々もその協力をしなければ、大きな柳井が抱えている問題というのは、できないと思います。 やはり、市会議員も、市長も、いろいろと意思の疎通がある面、また、反面も多いにあるわけでございまして、もう最近は、どっちかというと、反面のほうがちょっとやや多いような気がしないでもないわけでありますが、ぜひ、心をしっかり引き締めて、我々も、大きな、今から、図書館という問題もあります。皆が本当に心を合わせて、いいものをつくっていきたいように思うわけでございます。 我々、小さなスズメがピーチクパーチク言うのではなくて、やはり燕雀、大きな鴻鵠の志を思わんや、大きな、よそでも、明治でも、どこの時代でも大きな大将が言うた、しかし、大将の思いや将軍の思いはこうであっても、兵隊は、いっそどうだろうか、兵隊がピーチクパーチク言うのではなくて、やはりその親分がぱっと言うたことは、歴史的にも間違いない、それについていこうという志を持っていただきたいように思います。 ここで言うのもおかしいが、もうしっかり、吉田松陰のことわざも、しっかり思い出していただきまして、今から、大きな問題、予算も今からあるわけであります。特に、9月が問題でございますので、その辺をしっかり、流々、心に込めて、また、市民にも、こういうふうな素晴らしいものという、夢を与えるような、やっぱりいいじゃろう、私なども見ても、こうやって見るので、こうやって見ては、こうこうでやれば、すぐ見たら、百聞は一見にしかずなのですね。こういうふうなものを、設計図が出て、立体的な図面ができますと、詳しく詳しくやると、反対しとった人間でも、ああ、こんとなもんじゃったらええな、ここは反対だけど、ああ、これならいいねというのが出てくるのではなかろうかと思います。 いろいろと市長は反省の弁で、私の説明が不十分とおっしゃいましたが、やっぱり、市長は市長で一生懸命、熱烈な思いを伝えていらっしゃいますが、今度、また一歩、あえて、そういうのをビジュアルでやると、もっと市民の方にもよくわかるのではないかと思いますが、返答は要りませんが、これをもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、君国議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  11時15分まで休憩といたします。午前11時00分休憩                              午前11時15分再開 ○議長(藤沢宏司)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。次の質問者、田中議員。〔田中晴美登壇〕 ◆議員(田中晴美) それでは、質問に入ります。 昨年9月の私の一般質問は、地域資源についてお尋ねをいたしました。柳井市にある地域資源はどのようなものを捉えておられるか、そしてどのようなお考えであるか、どのような活用をされているかという質問をさせていただきましたが、私の一般質問の通知が悪く、地域資源にはいろいろな種類があるということを、後に分かったわけでございます。 そのことにおいて、市長の答弁と私の質問とのずれがあったのだろうと思いまして、再度地域資源について質問をさせていただくわけでございます。地域資源には、その地域にある自然の資源と、特徴的な資源といろいろ種類があって、この資源という通知をしなければならなかったのだろうと、私は思っております。 今、こうした地域資源において、いろいろと難しい状態、眠っているものがたくさんある中において、日本中の人口減少に悩み、また地域の活性化に悩む多くの町は、なかなかこれといった打開策を持ち合わせていない。 多くの町は、できれば企業に来ていただいて、一気に雇用が増えたり、そして定住があったり、税収が上がったり、そして地域活性を起こしてくれないかなと、他力本願で企業誘致に進んでおられると思います。 しかしながら、企業というのは、それほど全国にあちこちにあるわけではないと思いますし、今の時代は、企業側が誘致先をゆっくり選べる時代ではなかろうかと思っております。 何を選ぶのかといいますと、その企業を受け入れる自治体が、企業に来てくれと優遇策を出します。その優遇策が大きければ大きいほうに、企業は目を向ける形になる。その時代であろうかと思っております。 そして、自治体が大きな優遇策をとればとるほど、自治体に負担になるわけでございます。また、企業というのは、その多くは法人でございまして、やはり最後に人という漢字がついております。企業といえども人でございます。最後には、自分の都合よく入ったり、出たりするものであろうかと思っております。 だから、行政はそれをしっかり知っておられるから、大きな優遇策をとれば、その分だけリスクが高い。だから、ほどほどの優遇策でなければ、企業誘致を進めることができないということであろうかと思います。 しかし、ほどほどの誘致策では、企業がなかなか振り向いてくれないというのが、現状ではなかろうかと思っております。なかなか優遇策も進まない。かといって地域の地場産業もだんだん厳しい状況に追いやられている。何をどうしたらいいかわからないと考えていると、県国からいろいろとお叱りを受けるのではなかろうかと思っております。 そうした悩む町が、それぞれ最後の手段であるのかもしれませんが、その地域にしかない地域資源、主に自然資源をフルに活用して、そこに雇用、企業、そして定住と、地域の活性を促すことができないかと思って、今、どんどんとその方向に、地域資源の活用に進んでいると思われます。 そもそも地域資源とはどのような言葉で表されているかということを調べてみますと、幾つかありましたけど、地域資源とは、その地域にある自然資源はもとより、特定の地域に存在する特徴的なもの、そのものが資源として利用可能なものと捉えて、そのものに人的、人文的に加えて、活用できるものを地域資源と語ってありました。 一つの例として、岡山県の山中にある西粟倉村という、約1万8,000人の人口の村がございます。この村の95%が森林に覆われているところでございます。当然、人口減少は大変厳しく、高齢化率も大変高いところでございまして、村の存続そのものが厳しい状況になっていたそうでございます。 2007年に、この村を挙げて合併すべきか、それとも自立が可能なのかということを、しっかりと話し合った結果、自立の道を歩んだ村でございました。その時点から、村の人事部という特別チームを設置されております。 この特別チームは、雇用対策協議会が母体になっております。村役場を中心として、まず起業家の発掘支援、起業家というのは業を起こすほうの起業でございます。そして、定住者の支援から取り組みを始めております。 村には約70件の空き家がございまして、職員さんが1件ずつオーナーと出会って、空き家を貸し家にしてほしいという交渉をされております。村は95%の森林の維持管理、そして活用のために、そこに新たな雇用が生まれるのではないか、地域の活性化を促せるのではないかということを考えて、100年の森林構想という事業の策定をされております。 この事業が、大変ユニークな事業でございまして、95%の山林を、村が一括管理をする。維持管理をして、それを活用しようと。そのために、森林のインフラ整備を一気に進めた。いわゆる道をどんどんつくったということです。 そのことにおいて、眠っていた森林、お荷物であった森林の資源が、一気に目を覚まして、価値ある資源に変わってきたわけでございます。そして、村の中で大きく育った木を1本ずつ切って、原木として売るのではなしに、1本の原木からどれだけ多くの付加価値、高付加価値が生まれるかということを、地域の人と村とが一生懸命考えた末に、今の時代は流通性の高い木工製品、床材、壁材、リフォームの材料、家具、おもちゃ、保育器具、ありとあらゆる木工製品を、この村でつくろうという方向になったそうでございます。 そのことにおいて、部門、部門の製品において、小さな企業がたくさん生まれてきたわけでございます。そして、村はしばらくその企業を支援されたことによって、しっかりとした製品ができ始めた。 そのころ、木工製品に関心のある全国から、徐々に移住が始まって、空き家に移住をしてきたと。販売においては、山中でございますので、展示場が要らず、全てインターネットで販売をしたという話を聞いております。 今までは、本当にお荷物であった、個人が持っておる森林、村が持っておる森林、お荷物であったこの森林が、村の政策において、素晴らしい価値ある資源に目覚めた結果でございます。 そのことにおいて、新しい起業家、小さいけれど起業家がたくさん生まれた。そして、それをしばらく支援することにおいて、雇用が生まれ始めた。そして、関心のある木工制作に関心のある全国の人たちが、空き家に移住をしてきたという人口定住が始まった。 そして、ゆっくりではあるけど、地域の活性が促され始めたという成功事例でございます。また、漁村においては、都市には絶対にない環境や景色というものがあるはずでございます。 都会に住む方々は、日常生活には大変便利なところではありますけど、日々、コンクリートジャングルの中で生活することにおいて、知らず知らずのうちに、心身ともに疲れ切っておられるのであろうと思います。 だから、休みの時には、山村や農村、漁村、また外国へと旅立っていかれる。それは、疲れのリフレッシュをかねて行っておられるのではなかろうかと、私は感じるわけでございます。国内においては、それを交流人口の一つと考えるのではなかろうかと思っております。 漁村に向かうまで、車中から広い海が見えた時に、「うわあ、気持ちがいいね。すごいね」と。気持ちがいいねと頭で理解した時が、一つのリフレッシュが始まると言われております。 これは、ただで見た自然の景色でございますが、これをビジネスチャンスとして捉えて、見れるから、見せるという方向に変えることができたら、そこに小さな企業が起こる可能性があるのではなかろうかと。 例えば、素晴らしい景色のいいところへ小さなカフェをつくれば、そこから雨が降った時も、寒い時も、暑い時も、窓越しに素晴らしい景色を見れる。そして、おいしい魚介類も食べることができる。おいしい魚介類を持ち帰ることができる。魚釣りへ行ける。海水浴ができる海にも素晴らしい資源がたくさん眠っていると思われます。 柳井市において、山もあり、海もあり、田園もあります。よそまねをしてほしいという質問ではございません。柳井にあった地域資源の活用をしてほしいわけですが、たくさんの地域資源、主に自然資源が眠っていると思うわけですが、これらの自然資源、地域資源をてこにして、そして、今、国が進めておる地方創生を、少しでも実現化するために、国は平成27年7月に、この地域資源活用法というのを改正しております。 この改正は、私は素晴らしいと思うのですが、まず最前線の行政が、地域に入り込んで、旗振り役をしなさいと、このように書いてございます。今までの地方創生は、当初はやる気のある人は手を挙げたら、自治体でも企業でも、国は応援をするよと、それだけであったと思いますが、それだけではなかなか地方創生が進まないという考えであるのだろうと思うわけでございます。 そして、最前線の行政が地域に入り込んで、その地域に通じた諸団体の方々としっかりと手を組んで、まず最初に始めなさいというのが、その地域のふるさと名物というのを、しっかりと応援をしなさいと書いてあります。 そして、地域ブランドの支援強化のために、そして、地域の売り上げ、雇用の拡大を図り、地域経済の好循環を目指して、ひとつ国に宣言をしなさいというのが、ふるさと名物応援宣言という事業でございます。このふるさと名物応援宣言というものを宣言することにおいて、地域資源の活用に対して、いろいろな補助金が出せるという事業であります。 先ほど申したように、今までの地方創生の初めは、とにかくやる気のある人には、国は応援をするよと、補助金を出すよという形から、それだけでは、なかなか地方創生が進まないという結果で、今日では、まず行政が、どんどんと最前線に出ろと。 そして、行政が持っておる豊富な知恵、知識、情報というものを、どんどんと地域に入れ込んで、地域の人と手を組んで、しっかりとその地域の経済を活性化しなさい。そのための、しっかりとした事業計画をとりなさい。そうすれば、国はどんどんと、全額ではないけど補助金を出すよと、後押しをするよという事業であろうかと思っております。 大変素晴らしい事業であろうかと思いますので、このふるさと名物応援宣言という、この宣言に対して、柳井市はどのような捉え方をされているかということを、お伺いをいたしたいと思います。 2点目におきましては、市内にある地域資源、先ほど申しました自然資源でございますが、これについて、市長にお尋ねをしたいのは、市長は当選された当時には、柳井市の持つ豊富な天然資源を、フルに活用して、柳井を元気にしたいという言葉を言っておられたような気がいたします。 10年前のことでございますので、だんだん記憶が薄らいでおりますが、多分その豊富な天然資源というのは、いわゆる地域資源、豊富な自然資源であったのであろうと思うわけでございます。 しかし、その言葉が、最近は余り聞きません。全然聞いておりません。ただ、市長はどこかでその話はされているのか、そこへ私が行っていないかと思いますけど、もし最近、その話をされていないのであれば、なぜかということをお伺いいたしたいと思います。 一つには、豊富な天然資源とは言ったが、大したことはなかった。そして、もう一つには、いや、もうすっかり忘れていた。そして、もう一つは、十分柳井市内には活用できる地域資源がたくさんある。ああしたらええ、こうしたらええ、とにかく資源というものはいっぱい知っておる。知っておるけど、うかつに言葉に出せないのだと。言葉に出すと、揚げ足を取る議員さん、報道の人たちがいるから、なかなか口に出せないのだという三択のうち、どこか一つ答えがあれば、お示しをいただけたらと思います。 以上で、壇上での質問を終わります。〔田中晴美降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。 ふるさと名物応援宣言及び地域資源の活用の2点にわたって、ご質問をいただいておりますが、ともに関連がございますので、まとめてお答えをさせていただきたいと思います。 地域資源は、地域のものが共通して活用することができ、他地域との差別化や、商品サービスの付加価値の向上を図ることができる重要な要素となるものとされております。そのため、地域資源あるいはこれを活用した商品等のブランド化により、当該地域資源を核とした地域産業の競争力が高まり、地域経済の自立的な好循環がもたらされるということになります。 こうした好循環を実現するためには、地域資源を活用した地域ブランドづくりについて、基本的な考え方や取り組みの方向性を、住民等の地域の幅広い関係者が共有し、互いに連携しながら取り組んでいくことが重要となります。 そこで、地域の実情に通じ、様々な関係者との連携の軸となり得る市町村が旗振り役、あるいは貢献役となって、こうした地域を挙げた取り組みを推進されていくことが期待されているということで、先ほどから議員もご指摘のとおりでございます。 こうした観点から、市町村が地域を挙げて支援する、地域資源を活用した商品サービスを、ふるさと名物として特定し、積極的な情報発信及び地域を挙げた取り組みを促進するため、ふるさと名物応援宣言という仕組みがございます。 このふるさと名物応援宣言は、農林水産品の加工食品や、その生産活動の体験サービスを対象とする農林水産品活用型、対象の範囲が明確である鉱工業品を対象とする鉱工業品活用型、観光資源を活用する旅行商品等を対象とする観光資源活用型の3つに分類をされております。 このふるさと名物応援宣言には、地域のプロフィール、応援するふるさと名物、活用される地域資源、市町村による具体的な支援策等が記載をされ、山口県内では、長門市と萩市が宣言をされておられます。 市町村が、このふるさと名物応援宣言を行った場合、地域産業資源活用事業計画が認定をされた中小事業者は、国の補助金の優先採択や、ふるさとプロデューサー育成事業への優先参加、中小企業庁のポータルサイトであるミラサポを通じた情報発信が受けられるということになります。 本市におきましては、ふるさと名物応援宣言は、宣言をしておりませんけれども、この制度が生まれる前に、本市に本社のある事業者が、地域産業支援活用事業計画の認定を受けられ、同様な支援策として、既に中小企業地域資源活用促進法に基づく支援を受けておられます。 今後、新たに地域産業資源を活用して、新商品、新サービスの開発、市場化を行う地域産業資源活用事業計画の認定を目指す中小事業者が表れた場合には、ふるさと名物応援宣言を含め、当該事業者と協議を行ってまいりたいと考えております。このことについては、商工団体等ともしっかりと連携してまいりたいと考えております。 また、本市におきましては、独自の事業といたしまして、平成22年度から、地域資源を活用した地域ブランド認証事業を実施しております。地域ブランド認証事業は、地域の商工業関係者、農林水産業関係者、文化財観光関係者等で構成する柳井市地域ブランド推進協議会が実施主体となっておりまして、本市の優れた地域資源を、本市の地域ブランドとして認証するとともに、その販売支援や情報発信を通じて、観光客の誘致を促し、地域経済の活性化を図ることを目的に、この事業を展開しているということでございます。 このように、地域ブランド認証事業においては、ふるさと名物応援宣言の目的である地域資源を活用したブランドづくりや、地域ブランドに関する取り組みや、方向性の共有、地域関係者や事業者との連携、一元的な情報発信などと同様の目的を掲げております。 柳井市地域ブランドの認証対象は、一次産品加工品及び郷土料理、工芸品、有形文化財、無形文化財及びその保持者、民俗文化財、記念物、植物及び地質鉱物、自然及び景観、伝統的建造物群の9分野としておりまして、認証の審査基準は、柳井らしさ、独自性・希少性、信頼性・安全性、市場性・将来性の4項目としております。 これまで5回の認証を行っておりますが、平成23年7月の第一次認証から、平成30年1月の第5次認証まで、合計72点を認証しております。この間、廃業等もございまして、現在は一次産品3点、加工品30点、工芸品11点、郷土料理2点、有形文化財1点、無形文化財8点、民俗文化財2点、記念物1点、自然及び景観5点、伝統的建造物群1点の計64点が、柳井市地域ブランドとして認証されております。 この認証をいたしました柳井市ブランドは、県内外において、物販支援、PR活動を行っております。今年度は、東京で開催されました、きんさい柳井物産フェアを初め、東京ドームで開催されたふるさと祭り東京や、山口きらら博記念公園で開催された山口全国都市緑化フェア「山口ゆめ花博」等の催しものにおいても実施をいたしております。 また、今年度、ブランドのパンフレットを新しくしておりますが、ブランド商品の訴求効果を高めるために、商品のみならず事業者のブランド商品に対する思いなど、事業者にもスポットを当てた内容としております。 近々、自治会にお願いして回覧をさせていただき、市民の皆様に周知するとともに、今後の情報発信に有効活用してまいりたいと考えております。このように、地域資源の活用については、柳井市地域ブランド推進協議会を通じて、関係機関や事業者と連携・情報交換を行いながら実施してまいりました。 ブランド認証事業者間においても、連携した取り組みが展開されるなど、新たな形での連携も図れていると認識をしております。一例を挙げさせていただきますと、柳井市地域ブランドの認証商品の64品目中、14品目がお菓子ということでございますが、国勢調査及び経済センサス活動調査によりますと、本市の平成28年度のお菓子・パン製造小売関係の人口1万人当たりの従事者数は72.8人と、県平均の41.1人、全国平均52.7人を大きく上回り、県下で最も多くなっております。 そうした中、昨年10月、市内の菓子事業者6社が、県内外からの集客を目指すイベントの共同開催を行われまして、各業者の人気商品を詰め合わせにした商品販売等を行っておられます。 ある意味、競合関係にある6社でございますが、以前から単独イベントの開催時でも、他社店舗にも、通常より多くお客さんが見えられると聞いております。イベントは予想以上に好評であったことから、次年度以降も継続を検討されているということでございまして、今回、不参加であった事業者についても、次回は参加したいというふうにおっしゃっておられるというふうにお伺いしております。 このように共同イベントの取り組みが広がることにより、地域活性化、ひいては雇用の拡大にもつながっていくものと考えておりまして、本市としても積極的にこれを支援してまいりたいと考えております。 なお、地域資源を活用し、地域経済を活性していくためには、まずは行政からの一方的な考えをお示しして進めるということではなくて、山や海などにある潜在的な資源を活用し、その地域の実情に合った地域づくりを、地域の皆さんで考え、そしてそれを形にしていくことが、これもまた重要であると考えております。 その取り組みの具体的方法としては、現在、本市が進めております地域の夢プランの中で、ご議論いただくことも一つの方法ではないかと思います。各地で出されましたアイデアやご意見、例えば竹林繁茂対策としての竹チップの利活用などについては、市の関係部署での協議や、県などの関係機関等に伝え、補助や先進事例など、必要な情報収集に努め、地域にフィードバックされ、具体的な事業展開につなげていくものとなっております。こうしたことには、財政的な課題はあるものの、ぜひ地域の夢プランの中でも、ご検討をいただければと思います。 また、先ほどからも情報提供をいただいております島根県邑南町の田舎イノベーションなどのまちづくりや、岡山県西粟倉村の百年の森林構想などの取り組みも、自治体の規模等の違いもあり、そのまま全てを本市に当てはめるということはできませんけれども、ぜひ先進地の取り組みとして、参考とさせていただきたいと考えております。 いずれにいたしましても、市といたしましては、地域の住民や事業者の方々と連携をしっかり図りながら、地域の活性化に努めてまいりたいと思います。 なお、本市の有する海や山、豊富な天然資源の活用につきましては、この間も着実に、その事業を進めてきているというふうに認識をしております。ぱっと思い浮かぶだけでも、夢プランの中の取り組みでいいますと、ふれあいどころ437でも、地元の農産品を使った様々な直売所、レストランも好評であるということ。また、これに加えて、この夢プランの中でも、サテライトの加工所というか、そういうものの設置の推進のお手伝いもさせていただいたりということ。 また、このたびの伊陸の夢プランにおいても、まさに先ほど委員さんはおっしゃった地域の住民がみずからそこを応援していくということで、伊陸米のPRを、地域を挙げてやっていこうということが、このプランの中にもしっかりと盛り込んでおられるということになります。 そのほかにも、まだ夢プランの策定段階の各地区、それぞれありますが、漁業でいうと、そういった加工の施設のいろいろなお手伝いをさせていただいたりとか、そういったことも含めて、なかなかこれも私の頭の中では、当たり前のことに、今、なっておりますので、改めて情報発信がなされていないということについては、率直にその部分をお受け取りさせていただいて、改めて今回こういうご指摘をいただいたからこそ、こうした豊富な天然資源、自然とまた生活が密接しているこの町の魅力の、大きな大きな一つであるということで、私自身も情報発信をしてまいりたいというふうに思います。以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(藤沢宏司)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 夢プランというお話も出まして、このふるさと名物応援宣言というものの違いというものは、調べられておりますか。もし、その違いがあり、別に夢プランがあるから、補助金に頼ってはいけないのですけど、厳しいこの今の地域情勢の中に、幾らか地域の活性を促すために、補助金があれば、そのほうがより助かる可能性はあるもので、その夢プランの補助金の利子と、ふるさと名物応援宣言の事業内容には、全く同じようなものなのか、別に宣言をしなくても夢プランでいけるのか。その辺の違いはわかりますか。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 夢プランの制度と、今回の中小企業地域資源活用促進法の関連だと思うのですが、中小企業地域資源活用促進法は、先ほど議員さんはおっしゃいましたように、平成27年の7月に改正をされて、ふるさと名物応援宣言という制度が始まりました。 この法律自体は、既に平成19年に制定をされておりまして、その後、平成27年までの間に、ふるさと名物応援宣言というのは、それまでなかったのですけど、中小企業者が、地域資源活用事業計画というのをつくりまして、国の認定を受けなければいけないわけですが、それにふるさと名物応援宣言を、市が宣言するという仕組みに、今はなっておりますが、その平成27年以前は、名物宣言をしなくても、既にその事業計画の認定を受けておられる事業者もございます。 内容としては、国の補助金の優先採択や、政府系金融機関の低利の融資など、今の宣言をした場合と同じメリットがあるということではあるのですけど、柳井市ではそういった事業計画を作成された、柳井市で事業計画を作成されたというのは、本社が柳井市にある事業者が、これは柳井市の資源でなくて、岩国市の資源ということで、岩国市のほうからを通じて申請されたわけですが、平成24年ぐらいだったと思いますけど、認定を受けておられるというのもあります。 ですから、お答えになっておるかどうかはわかりませんが、ふるさと名物応援宣言をする、しないに関わらず、そういったメリットは受けておられる事業者が既にあるということで、名物宣言をしたら優先採択というふうになっておるのですが、現実には、まだまだこの制度が全国的に、なかなか周知も足りていないところもあろうと思うのですが、特段、名物応援宣言をしなくとも、国の補助金は、現実にはもう受けておられるという実態があるようでございます。 それと、夢プランとの関係ですが、夢プランというのは、当然この地域資源に関わらず、いろいろな課題について地域でお考えになって、それを夢プランにして、実践をしていこうというものでございますが、今、夢プランにおける補助制度というのは、それぞれの結局所管がいろいろ、市の中でも事業をするに当たってはなりますが、それに応じてそれぞれの補助制度があるかどうか、そういったことになろうと思いますので、今回の中小企業地域資源活用法との直接的な結びつきというのはないであろうというふうにも考えております。 ○議長(藤沢宏司)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 要するに、やる気があれば、まず行政に相談したら、その宣言をしなくても、それに匹敵した補助金はあるよということの解釈でよろしいですかね。(発言する者あり)はい。 それと、先ほど市長からも言われましたように、竹チップ、森林の整備を9月に質問を入れましたけど、どんどんと今まではお荷物であった竹というのが、切って、岩国のほうで作業をしておるところへ持ち込めば、㎏8円ぐらいで買っていただけるという価値が出始めました。 大した価値ではないけど、ただごみである、重労働である竹の伐採よりは、幾らか油代も出る可能性が出てきたわけでございますが、竹の伐採、竹林の整備をすることにおいて、前回もお話しさせてもらいました2号線の周東・高森のほうに比べると、1カ月早く柳井地区はタケノコが出るわけでございます。 竹林を一気に整備するのではなしに、番傘を開いて、差して通れるぐらいの整備をすると、そこにどんどんとタケノコが出てくる。そうすると、柳井市はこの地域よりは1カ月早く、タケノコの産地になる可能性もあるわけでございます。 そして、タケノコには、モウソウダケ、ハチク、マダケと、意外と長い間収穫ができるので、タケノコの産地という地域資源を利用した活用法で、活性化する可能性もあるわけでございます。 そして、竹チップでございますが、今、市内で退職された方々が、市内の竹やぶを伐採する、ボランティアでやっておられるグループがいらっしゃいます。しかし、だんだんと高齢化になって、重労働であり、だんだんとボランティアの数が減ってきておると言っておられました。 ボランティアを、一律にボランティアという言葉で、全てをボランティアだからといって、それに甘えていると、やはり重労働であり、収入もないボランティアで、本当に無料のボランティアであるなら、どんどんとそのボランティアの数が減ってくるんではなかろうかと思うわけでございます。 柳井市の竹林を整備するボランティアの方々に関しては、それなりの重労働であり、柳井市においては、すごく助かる事業をやっていただいておるわけでございますので、対価というものも支払いを考えるべきではないかと思うわけでございますが、なかなかボランティアというのは、いろいろな種類があるから、それもまた難しいのかと思うわけでございますが、そうしたことに対して、竹そのものが幾らかお金になり始めた。そして、竹チップというものが、にわかに価値観が見出されてきておるわけでございます。 それは何かと申しますと、周防大島にゆめほっぺという、おいしいミカンがございます。これが、糖度が13.5から14度ありまして、昨年11月に、除草剤をミカンの周りにまく状態の時に、除草剤をまかずに、竹チップを3cmから5cmぐらいの厚みで、周辺にばらまいてみて、草を抑えたらどうかということで、実験的にやってみられました。 そして、そのミカンの収穫をすると、16度の糖度に2度糖度が上がっておりました。それもいただきまして、食べてみまして、大変甘いミカンでございまして、その業者とその竹チップを提供した方々は、そのミカンを、今、東京の銀座の千疋屋というところに話を持ちかけているという段階になっております。 なぜ、周辺に竹チップをまいた段階で、糖度がそんなに上がったとかいう原因を聞きますと、竹の中には、糖分を含んだ甘露水という水があるわけだそうです。そして、乳酸菌があって、それらがその土地の微生物の素晴らしい餌になるそうでございまして、微生物がどんどん食べて、それで土地の改良をするという方向であろうということになったわけでございます。 それなら、竹だけではなしに、もし柳井市に竹チッパーがあれば、チップをどんどんつくることにおいて、その業者は、岩国にある業者は、1トン5,000円から1万円で買い取りたいと言い始めておられます。ということは、小さな企業が、起こり始める可能性ができておるわけでございます。 先日、早原議員さんに、柳井の山口県農林事務所にチッパーがあるかということを伺っていただきましたが、もう既に破れて、昨年廃棄処分をしたということでございまして、できれば柳井市にチッパーが1つあれば、柳井市に繁茂する竹林がどんどんと伐採・整備できて、整備した後に、タケノコの生産もできるし、そして竹チップの価値も出てくる可能性があると思うのですが。 このボランティアに対して、有償のボランティアということではなしに、せめて竹チッパーを柳井市が買っていただくことができれば、県から補助が上限100万円まであるそうでございます。これを1台買っていただいたら、竹をぼんぼん整備する方々が、どんどんと借りて、竹チップをつくり、その竹チップがどんどんと有効利用されるんではなかろうかと思うのですが、その竹チッパーという機械を購入していただくことはできないか。 これは質問の通知はしておりませんが、お伺いしたいのですが。 ○議長(藤沢宏司)  答えられますか。市長。 ◎市長(井原健太郎) ちょっと、ここはまた確認をさせていただきたいと思うのですが、以前、後山に柳井広域シルバー人材センターのほうで、そうした機械を持っておられました。その竹チップをつくる現場も、私は拝見させていただいたことがあるんですが、余りにも以前の話なので、今、どうなっているかということも含めて、今いただいたお話も含めて、ちょっと調査・研究・検討をさせていただければと思います。 ○議長(藤沢宏司)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) よろしくお願いします。シルバーも使っていたチッパーも、多分もう破れていると思います。それで、ひとつよろしく検討をしていただきたいと思います。 今度は、海のほうに入りますが、漁師さんから、とにかく魚が食わんのんじゃと。何とかならんかいやという話を、よく聞くのですが、質問の通知をした時に、職員さんが、いや、今、魚は飽和状態にあるから、稚魚の放流は国のほうから、ちょっと待てよという段階に入っているというお話を聞いたんですが、その辺の事実がもしわかれば、お話をいただきたいのですが。部長さん、いいですか。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 例えば、瀬戸内海にタイとかは結構いるんだよという話を、県や国の方からお伺いすることがあるのですけど、ただ、やっぱり地球温暖化の影響だとは思うのですが、なかなか沿岸部にはいないのではないかというような言葉を、漁師さんからお聞きすることがあります。 したがって、沖合のほうに魚が移動しているのではないかと、これはあくまで推測のお話でもあるのですが、そういったことは聞いております。以上でございます。 ○議長(藤沢宏司)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) 大畠瀬戸は、タイの名所ということで、昔、活性化が起きた時があるのですが、やはり港から5分ぐらいで出て、そこに大きなタイがたくさん釣れるという価値観が、地域の名物でもあったわけでございます。 そして、漁師さんにこの話をすれば、全くばかなことを言うなということになろうと思います。今、部長さんは言われたように、沿岸地域では、ほとんど食わない。だけど、たくさんいるだろうという予測が、なかなか私たちには理解はできないのですが。なぜ、なぜはいいですけど、どうにかして沿岸で、タイが釣れるような研究・調査というものを、行政にしていただきたいと思うのですが、その辺はいかがでございましょうか。 ○議長(藤沢宏司)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 沿岸部で釣れるかどうかということでございますが、海底や水質の調査とかいうお話になるのかもしれませんけど、そういった具体的な調査は、山口県の水産研究センターというところが調査を、以前したことがあるというお話をお聞きしたことがありますが、今時点、そういった調査をする予定はないというふうに、以前、お聞きしたことがあります。 先ほどのお話に戻りますけど、やはり漁師さんも、柳井市の場合は高齢化しておられるということもありまして、やはり沖合に出て漁をするというのは、なかなか困難な方もいらっしゃるというふうに認識しておりますので、先ほどちょっとお答えを言いそびれましたが、稚魚の放流なんかは、今も継続して、柳井港、大畠のほうでしているという実態でございます。 ○議長(藤沢宏司)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) はい。よくわかりました。 何とか、例えば平郡の沖とか、向こうのほうにおる予測がつくのなら、何とかしてこっちにタイを呼び寄せる。餌をまくとか、漁礁をつくるとか、そういうことやらを、漁師さんは考えてもどうしようもないから考えないだろうと思いますので、その辺は、行政の皆さんの情報と知恵とで、つくり上げられるものではないだろうかと思うわけでございますので。ぜひとも魚が沿岸にどんどん寄ってきてくれる。そして、もう一度タイの名所が生まれるように努力をしていただきたいと思います。これは要望でございます。 市長さんの豊富な天然資源におきましては、とにかく柳井にいっぱい自然資源は、価値あるものはわかっていらっしゃるという解釈でよろしいですか。 ○議長(藤沢宏司)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 実は、まだまだたくさんあるのかもしれませんし、私の立場で、もう柳井の資源は、全部自分はわかっているのだというのも、ちょっとおかしな気がしますから、また現状あるもの、さらには新たに発掘していくもの、そういうものも含めて、先ほどから申し上げている様々な事業展開の中で、また事業者の方、また地域の方々と連携をしながら、その情報発信また販売促進を含めて進めていきたいと思います。 ○議長(藤沢宏司)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) ありがとうございました。最後にします。 とにかく、眠っている地域資源がたくさんあると思いますので、西粟倉村ですか、本当にだめであった森林を、方針によってから素晴らしい価値のあるものに仕立て上げた。同じことは絶対できなのはわかっておりますが、地域資源というのをうまく活用すれば、大きなお金は要らないと思います。知恵があれば行けるのではなかろうかと思いますので、ぜひとも地域資源の活用をして、活性化を願いますので、どうぞよろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(藤沢宏司)  以上で、田中議員の一般質問を終わります。 ○議長(藤沢宏司)  午後1時まで休憩といたします。午後0時03分休憩                              午後1時00分再開〔議長交代〕 ○副議長(三島好雄)  休憩を閉じて会議を再開いたします。 これより地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の三島が議長の職務を行います。 それでは一般質問を続けます。次の質問者、岩田雄治議員。〔岩田雄治登壇〕 ◆議員(岩田雄治) 皆さん、こんにちは。日本共産党、岩田雄治でございます。発言通告に沿って、一般質問をさせていただきます。 1点目は、自衛官募集の協力についてであります。 過日、安倍首相の「6割の自治体が自衛官募集に非協力的」という意味合いの発言が、国会を初め、ニュースなどで大きく取り上げられました。また、このことが、安倍首相の憲法改正、特に第9条に自衛隊の存在を明記すべき事由として、その一因として言われています。 私は、国家間の武力衝突である、戦争のない未来を模索をし、自衛隊に限らず、世界各国の、あらゆる軍隊の存在の必要のない世界を目指す立場であります。また、戦争の実力行使部隊になり得る自衛隊は、現行憲法にはなじんでいないとも考えていますが、大規模災害などに、救助をされる自衛隊員の方々の、頑張られておられることを否定するものではありません。私自身、阪神淡路大震災の時、大阪にいて、給水や炊き出し、あるいは、入浴支援、遺体の捜索や、がれきの撤去などの作業に当たられておられた自衛隊員の方々を目の当たりにして、感謝の気持ちで、頭の下がる思いで、見ておりました。また、日夜、国民の生活の安全を守るために働いておられるのは、何も自衛隊だけではなく、警察官や消防、これも同様に頑張っておられますし、柳井の市職員も、昨年の、夏の水害当時、危機管理室を中心として、その職責を全うされたと信じております。一市民として、皆様方に、お礼を述べさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 さて、話は横道にそれましたが、柳井市における、自衛官の募集の協力の実態については、どうなっているのかを、お伺いいたしたいと思います。 そして、市長におかれましては、今回の、安倍首相の発言について、どういったご感想や、所見に見識をお持ちかを、お尋ねいたします。 また、高校卒業後に、就職先がないという理由で、地方においては、その就職先として、自衛隊を志願される子どもたちがいることも、また一方で、事実でありますので、教育長には、教師として、長年、子どもたちを見守られた立場からの、ご意見をお伺いいたしたいと思います。 2点目は、交通弱者支援についてであります。 既にある、日積地域や、現在、計画を進行されておられると聞いている、大畠地域でのデマンドタクシーなどを、市内全域に、拡大できないかという点であります。言うまでもなく、お年寄りや、障害をお持ちの方々にとって、日常の、交通手段の確保は、大変、重要な課題であります。そうした課題の、解決の方策として、また、夢プラン作成の中から、議論が深まったとも聞いておりますので、その夢プランを進める立場からも、コミュニティーを重視をし、活性化させるためにも、こうした地域交通を確保するという立場で、検討されていないかということであります。31年度の予算案にも、柳井市地域公共交通網形成計画策定のための、予算が計上されております。ぜひとも、きめ細やかな市民ニーズをくみ上げて、地域での議論をリードをされ、よりよい計画の作成と、一日でも早い実施を、要望いたしたいと思います。 3つ目は、柳井商業高等学校跡地利活用についてであります。 当初の計画では、本3月議会で、実施計画を、確認をする予定であったかと思います。しかし、今回の議会には、議案としては載っておりません。その元凶は、市民はおろか、議会や、特別委員会に対しても、議論になり得る十分な、検討資料の提示すらできていない、執行部の責任だと考えます。 複合図書館建設について、市民の意見が、分断が起こっているわけでありますが、市長は、「市民に対し、説明不足、情報の発信不足だと指摘をされている」。こういうふうに言われていますが、私の見る限り、そもそもの議論が、不足していると考えます。つまり、複合図書館ありきで始まったがために、柳商跡地の利活用問題と、図書館のあり方論が、本来、別々で議論すべき問題が、同一視にされ、これが原因だと思います。ここが、そもそもの、ボタンのかけ違えであるわけですから、その解消を図るためにも、一旦、立ちどまるべきだと考えますが、ご意見をお伺いいたしたいと思います。 これで、壇上からの質問は終わりますが、市長、執行部におかれましては、簡潔に回答されるよう申し上げます。回答に疑義がある場合は、また、再質問させていただきます。以上です。〔岩田雄治降壇〕 ○副議長(三島好雄)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、岩田雄治議員のご質問に対して、お答えをさせていただきます。 まず、1点目の、自衛官募集の協力についてのお尋ねでございます。 柳井市における自衛官募集の協力の実態と認識についてでございますが、本市では、自衛官募集に係る事務として、自衛隊法第97条第1項及び自衛隊法施行令第119条の規定に基づき、募集説明会や、試験日程等、募集記事の市広報紙への掲載を行っているほか、自衛隊法第97条第1項及び自衛隊法施行令第120条に基づく、募集対象者情報に関する、資料の提出依頼があった場合には、資料を提出しております。 これらの事務は、地方自治法第2条第9項第1号に規定する、第一号法定受託事務でございまして、都道府県または市町村が処理することとされているものでございます。 自衛官及び自衛官候補生の募集に関し、必要となる募集対象者情報に関する資料の提出に係る根拠法令でございますが、自衛隊法第97条第1項では、「都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務の一部を行う」と規定されております。 自衛隊法施行令第120条では、「防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる」と規定されております。 また、平成27年3月31日付の総務省自治行政局住民制度課長から、都道府県の住民基本台帳担当部長への通知が出されております。 その中で、「自衛隊地方協力本部の長が、陸上自衛隊高等工科学校の生徒の募集に関し、必要となる氏名等の情報に関する資料の提出を、市区町村長に求めることについては、その根拠となる法令上の規定が存在しないため、住民基本台帳法第11条第1項に基づく、住民基本台帳の一部の写しの閲覧によるべきであると考えられます。なお、自衛官及び自衛官候補生の募集に関し、必要となる氏名等の情報に関する資料の提出については、自衛隊法第97条第1項及び自衛隊法施行令第120条の規定により、自衛隊地方協力本部の長が、市区町村の長に対して、求めることができると解されています」というふうに明記されております。 本市におきましては、これらの法令等に基づき、自衛隊山口地方協力本部から、自衛官及び自衛官候補生の募集に関し、必要となる募集対象者情報の、提出依頼があった場合には、依頼内容に従い、その年度に、18歳になる人の名簿を、紙媒体で提出しているところでございます。なお、中学校卒業予定者の、名簿についての提出依頼は、ないということでございます。 また、総理の、自衛官募集に対する、自治体の協力体制についての発言に対して、どのように思うかということでありますが、もちろん、それぞれの自治体から、様々な声、意見が上がっているということは、承知をしておりますけれども、本市としては、これまでも、名簿の提供も含めて、自衛官及び自衛官候補生の募集に関しては、ご協力をさせていただいているというふうに、認識をしておりますので、これについて、改めての、特に、コメント、思いはございません。 次に、3点目のご質問、柳井商業高等学校跡地の利活用について、お答えをいたします。 柳井商業高校跡地の利活用につきましては、議員、ご承知のとおり、跡地全体を、都市公園として位置づけ、都市公園の施設としての、複合図書館などを整備することで、市民の皆様との意見交換会や、住民説明会を重ね、パブリックコメントを経て、平成30年5月に、基本構想を策定しております。 パブリックコメントには、11名の方から、28件のご意見をいただき、そのうち10名の方から、建設に期待される26件のご意見がございました。 基本構想の整備スケジュールでは、校舎や体育館がございますエリアに、公園と複合図書館を整備するための基本・実施設計を、平成30年度中に、完了する予定でございました。 そうした中、災害の発生、市民の皆様や、特別委員会のご意見の反映、また、公園と複合図書館の、2つの設計委託業務の連携などの理由によりまして、当初に予定していた以上の日数を要すると判断をし、昨年12月議会において、予算の繰り越しをお願いしております。 そして、現在は、校舎、体育館等の解体工事や、公園と複合図書館の、基本・実施設計などの事業の、推進を図っているという状況でございます。 複合図書館の建設につきましては、先日2月28日には、図書館建設に対する、反対の署名をお受け取りしております。 繰り返しますが、市民の皆様が、署名という形で、市政に対するご自分のご意見を表明されるということは、民主主義において、大変、大切な、重要な要素であると考えております。 署名をされた市民の方々からも、初めての説明を聞いて、理解いただく方もいらっしゃる中、これまでの説明不足、情報発信不足、ひいては、議員ご指摘のように、そもそもの議論も含めて、その辺りのご指摘については、私自身が、非常に責任を感じております。 なお、そうした中、現在、市の広報やホームページに加えて、市役所のロビーにおきましては、ワークショップの様子についてご紹介をさせていただき、同様の内容を、ホームページでもごらんいただけるようにしております。これまでの市民の皆様の参加の状況について、周知をしているところでございます。 そして、まずは、昨年6月に設置されました、柳井商業高等学校跡地利用活用調査特別委員会におきまして、複合図書館の基本設計について、ご説明をさせていただき、その後、4月に入りまして、各地区で説明会の開催を計画しております。 各地区での説明会におきましては、疑問や疑念を払拭するということ、また、ご指摘いただきましたように、そもそもの、柳商跡地に対するこれまでの取り組み、さらには、そもそもの、図書館が抱える様々な課題も含めて、そこは、丁寧という以上に、よりご理解いただけるような説明に努めてまいり、多くの市民の方々にご理解をいただける中で、この事業の推進が図られるように、私自身も、努力してまいりたいと思います。 岩田議員におかれましても、引き続いて、ご指導とご理解をいただければと思います。 なお、2点目のご質問、交通弱者支援につきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(三島好雄)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 1点目の、自衛官募集の協力について、教育長もということでありましたので、ご答弁申し上げます。 市長も申しましたように、中学校卒業予定者の名簿については、もちろん、提出というのはありません。中学校の、自衛官の募集はありませんので、もちろんないのですが、少年幹部候補生、中学校から受験をすると、少年幹部候補生という、中学生が行くところがありまして、それの受験の要綱を持って来られて、「希望があれば」ということについては、毎年、そういう要綱が来ておりますし、それを持って来られるということはあります。私の知る限りでは、受験生は、若干いたかなと思いますが、私の知る限りでは、少年幹部候補生として、自衛隊に行ったという生徒は、いなかったと思います。以上でございます。 ○副議長(三島好雄)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 2点目の、交通弱者支援について、お答えをいたします。 地域公共交通は、少子高齢化や、モータリゼーションの進展による、既存バス路線の輸送人員の減少や、深刻な運転手不足に伴い、路線数や便数が減少するなど、利便性の低下が進行しております。 さらに、高齢ドライバーによる、交通事故の急増や、地域内で生活に必要なものが整わない環境が、顕著化している現状もございます。 一方で、通院や、通勤、通学など、既存バス路線を、生活の一部として利用されている方がいらっしゃる状況の中で、既存バス路線の機能を生かしつつ、財政負担の軽減を図りながら、デマンド交通などの、新たな交通システムを導入することが求められております。 このような状況の中、日積地区におきましては、日積地区社会福祉協議会が、運営主体となり、平成25年10月1日から、日積地域予約制乗り合いタクシーふれあい号の運行を、開始されております。 運行実績も、順調に推移しておりまして、運行初年度である平成26年度と、直近の平成30年度の実績比較では、利用者数で、506人から1,160人に増加、その増加率は、約229%となっております。 運行回数につきましては、351回から570回に増加し、増加率は、約162%となっております。 乗り合い状況につきましても、複数の方が乗車される割合が、33.33%から57.89%に上昇しており、利用者数などの増加のみならず、より効率的な運行となっていることがうかがえます。これもひとえに、日積地区社会福祉協議会の、常日ごろからのご尽力の成果であり、その努力に対して、改めて感謝を申し上げます。 次に、大畠地区の一部において実施いたしました、予約制乗り合いタクシーの実証実験運航についてでございます。 時期的には、昨年の11月2日から11月30日の4週間にわたって行いました。大島大橋の事故とタイミングが重なったことがございまして、外出を控える方など、事故の影響が少なからずあったとも推測しておりますが、利用者数は、延べ42人、運行回数は、80回の計画回数に対して、24回でございまして、30%の稼働率となっております。 日積地区の例を申し上げますと、運行開始後も、福祉員さんなどが、直接、ご家庭を訪問して、口頭でアンケートをとられるなど、努力をされたことにより、徐々に、地域住民の方々に、制度の詳細を理解していただくようになったとお聞きしておりますし、その地道な積み重ねがあって、今日に至っていると考えております。 今後は、交通事業者や、大畠及び日積地区の住民の皆様方との調整など、大畠地区のデマンド交通の導入に向けて、前向きに検討してまいりたいと考えております。 次のお尋ねで、デマンドタクシーなどの、市内全域への拡大でございますが、平成31年度当初予算に、委託料として、予算計上させていただいておりますが、柳井市地域公共交通網形成計画の策定を予定しております。 これは、冒頭で申し上げました現状を踏まえ、これからの本市にとって、望ましい公共交通網の姿を示すものでございます。 各地域によって、集落のある場所や、地形、既存バス路線や、鉄道駅のあり方など、生活環境は様々であることから、地域に必要とされる交通システムの形も異なると考えられます。また、輸送人員の減少や、運転手不足、担い手の確保や、財源不足など、事業者、地域、行政が抱える課題も、それぞれございます。 計画策定に当たっては、それぞれの課題や、アンケート調査による地域ニーズ、地域公共交通会議での議論を踏まえ、関係者それぞれの役割分担や、地域の輸送ニーズに応じた、将来にわたって持続可能な交通システムのあり方を、示していく必要があると考えております。 いずれにいたしましても、このような、地域の生活に直結した課題を解決するためには、日積地区社会福祉協議会が取り組まれたように、地域の主体性が、必要不可欠でございます。 各地域において、作成される地域の夢プランにおいても、交通問題が取り上げられており、市といたしましては、プランの進捗状況に応じて、協議の場を、設けたいと考えております。 また、地域の夢プランの策定に至っていない地域に関しましても、それぞれの要望に応じて、適時、対応してまいりたいと考えております。 最後に、全ての地区において、新たな交通システムの導入が、一朝一夕にできるものではございませんが、今回の、柳井市地域公共交通網形成計画の策定を通じて、さらなる研究、検討をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) ありがとうございます。いろいろとありますが、まずは──済みません、私の個人的に、公約として、地域交通の関係を、実は、掲げていたので、そこについて、まずは、お聞きをしたいと思います。 改めて、今あるデマンドタクシーの分でいうと、日積地区の部分で、利用料っていう形でいうと、どういうふうな形になっているのでしょうか。個人の利用を  。 ○副議長(三島好雄)  経済部長。 ◎経済部長(日浦隆雄) 乗り合いタクシーの、運賃でございますね。これは、平成25年10月に開始した当時は、運賃800円で運行しておりましたが、平成29年度、これは、タクシーの事業年度ですから、平成28年10月からになりますが、この時からは、運賃を値下げして、700円で運行しております。以上です。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) 先日、私は、ちょっと、久冨議員を中心に、川﨑議員と、岸井議員とで、上勝町というところに行ってまいりました。そこには、ボランティアの、有償ボランティアタクシー輸送というのをやられていました。具体には、報告があるかと思いますが、そういった形で──ただ、その時には、有償でやりますので、ボランティアで人を運ぶとはいえ、有償でやる時には、二種免許等の関係が入り用かと。そのためには、特区をとられたとかいうふうな話も、聞いたような気がします。そういった意味で、既成の、例えば、タクシー会社さんにお願いすることだけではなくて、そういった、短距離ならば、地域の分で、登録型のボランティアでというふうにも思いますし、そういったこともまた、検討されてはいかがかなというに思います。 もう一つは、市長が、この間もありました、再三、言われています、夢プランとの関係でいえば、やはり、そこは地域の人たちが、コミュニティーとしてみんなが集まって、どういうふうなのがいいのかという活発な議論がないと、それは、実現はできないかと思います。 そのためにも、地域でそういったことを、組織をする。「みなさん、寄り集まって、話し合いをしましょうね」って、誰かが最初に言わないと、勝手に集まるわけがないので。そういった意味合いでいうと、そういったところの、やり方そのものを、やっぱり、どこかで成功事例も含めて、柳井市執行部として、提案をしていただいて、「ああ、こういうふうにやればいいんかな」「ああいうふうにやればいいんかな」というものを、皆さんで、もう一度考えていただける場所を、ぜひともお願いしたいと思います。 さて、そこはそことして、自衛隊のことについてであります。 立場が違いますし、いろいろなご意見があるのは、私も──決して、「私自身が、大多数の意見である」という気はございませんが。先ほども言いましたように、自衛隊員そのものの方々の頑張りについて、否定をするわけではありませんが、気になるのが、いろいろと法律があろうとも──先ほど、ありました、自衛隊員そのものの趣旨については、法的根拠が──学生については、基本台帳法の分で、閲覧でと。自衛隊員については、データでということでいうと、確かに、法律には書いてありますし、ただ、それを守るべきものというふうになってもいないわけであります。逆に言えば、山口県内でも、ほかの市町村でいえば、閲覧で終わっているところもあれば、同様に、紙データで出しているところもあるという中で、個人情報を守る、あるいは、住民基本台帳の部分でいうと、それが正しいのか、どうなのかというのは、いささか疑問であるということを呈して、言っておきたいというふうに思います。 さて、3番目のことに行きます。柳井商業高校跡地利活用について  。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員、答弁はいいのですか。 ◆議員(岩田雄治) いいです。それ以上の分を、多分、聞かれても困るだろうと思うので。済みません。 3番目の分の、柳商跡地利活用についてであります。 私は、先ほども言いましたように、質問のところで、そもそも、図書館ありきで始まったというところが、大きな、ボタンのかけ違えだというふうに思っています。柳商跡地に何かをつくる、それを活用するということそのものが、否定をするべき問題ではないでしょうし、また、現行の図書館に幾つかの問題があることも、また事実でありますので。それであれば、なおのこと、どういった図書館が、本来あるべき姿だったのかということを、一から議論をすべきだったのではないのかというふうに思います。 そこで、お伺いをしたいのですが、市長として、図書館に対する考え方、「図書館とは、こういうものだよ」というものを、具体的に、言っていただけると、大変ありがたいのですが、お願いします。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 具体的にということではありますが、まずは、図書館というのは、図書館法にも明記されておりますとおり、広く国民に対して、様々な言説、また、様々な情報に触れる機会を保障するものであるという趣旨からすると、我が国のこうした社会、また、この秩序自体を構成する国民がつくられる、それにおいて、多様なものに触れる、極めて重要な、民主主義というか、こういう自由な価値観を共用する上で、極めて大事な施設であるというふうに思います。 市長というよりも、具体的にということでありますので、そういう意味で、多くの方々が、柳井市の図書館に限らず、全国の図書館、または、これは、海外でも図書館というのはあるわけでありまして、利用されておられるというふうに思います。 私自身で言いますと、具体的には、やはり、小さいころから、特に、小学校のころから、毎週のように通わせていただいて、いろいろな考え方、特に、その当時は、歴史とかそういうものに偏っておりましたけれども、そういうものに触れることのできる、非常に重要な時代であったなというふうに思います。そうしたことの積み重ねが、今の私という人間をつくっているわけでありますが。 こうした経験を、また、同時に、多くの市民の皆さん、多くの国民も、有しているんだろうというふうに思います。そうした機会を、しっかりと保障をするというか、それが、公立図書館の役割ではないかというふうに思います。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) よくわかります。私もそうではありますが。 では、その上で、あえて聞きます。今回の複合図書館についていうと、情報発信基地であったり、人が集える場所、あるいは、もっと具体的に、個別な要求的な表現でいうと、雨の日でも、親子が気軽に利用できる施設。そういったふうに、表現をされておられます。そことの整合性との話でいうと、それは、新たな図書館のイメージを別に持っておられるのでしょうか。それとも、子どもの時から、もともと、そうだったのだということなのでしょうか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) これは、私も含めて、まずは、図書館というもののイメージが、どうしても、静かに本を読むところ、静かに思索にふけったり、また、勉強したりという空間であるという意味では、確かに、私自身も、過去、先ほど申し上げましたけれども、具体的には、小学生のころには、そういうイメージを持っていたふうに、記憶をしています。 ただ、世の中、大きく変わっていく中で、読み聞かせをしたり、むしろ、声を出して、図書館を利用するということ。また、カフェに限らず、いろいろな機能が含まれて、そこでは、人々の交流を生むということ。ですから、ただ単に本との出会いではなくて、人と人との出会いをつくる場になっているということも──全国がそうだから、うちもそうしなければいけないということではありませんが──世の中の、今、図書館というのは、どうしても、昔のイメージが残る中で、その辺りは、大きく変わってきていて、いろいろな、活発な活動をしたい人は、そのようにできる、また、従来どおり、静かに本を読みたい人は、静かに本が読むことができると、そういう空間に、一つ世の中の風潮ではなくて、要請が、そういうふうに、変わってきているのかなというところは感じます。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) 世の中の要請が変わってきたというのは、そのとおりだと思います。そういう意味合いでいうと、私も、つけ焼き刃の勉強ではありますが、幾つか、図書館のあり方というのが、時代とともに、変化をしてきたと。そもそも、最初が、貸し出しだけが中心の図書館から、貸し出しと勉強という形の、学習をできるスペース、あるいは、郊外へ、大型化をし、車で行って、大型の図書館に変化と。あるいは、商業施設内に、それこそ、複合をされてやられる形。それで、さらには、今、おっしゃったように、情報も発信し、あるいは人が交流し、集いしという、融合型の形で、ほかのあり方との融合をされるという、どうも5つぐらいのパターンがあって、そういう意味合いでいうと、今、5番目のものを、市長は、模索をされているんだろうというふうに思います。 過日は、市長の政治報告会、後援会にも、参加をさせていただいて、お話を聞いて、「ああ、そういうものを、本当に目指しておられるんだろうな」ということはわかりました。そういう意味合いでいうと、「ああ、それを頑張っておられる」というのもわかります。 ただ、現実には、今、柳井市の図書館が、スペースは少ないものの、勉強し、本を貸し出しという、いわゆる第2世代型の図書館です。そこから三代飛んで、第5世代にしようというわけであります。市民も含め、職員も含め、多くの方々が、「そもそも、図書館とは何ぞや」と、「どうあるべきか」というのを、しっかり議論しなければ、そういった認識に立つことは、難しいというふうに思いますが。 幾つかの例として。例えば、智頭。智頭ですから、あそこは鳥取なのかな、その図書館についていうと、町の中で、そういったコーディネーターを中心に、2年間の会議をされておられた。しかも、それは、7,000人の人口に対して、70人の方が、2年間、毎回毎回、ずっと来られるという形だそうです。 あるいは、伊万里市では、そもそも、図書館が小さいので、「図書館づくりを進める会」という、住民のお母さま方から、住民運動が始まって、そうして、この間、市長がやられたように、いろいろな、東京辺りからの、そういう図書館の専門家も呼んで、学習会もしてと。これが、実に8年間続いて、ようやっと、図書館ができています。 そこで、お聞きをするのですが、市長は、ワークショップや、21回ですかね、報告会など等も含めてというふうに、やられたとおっしゃる。柳商跡地が、利活用を検討し始めたところから言われるのではなくて、今回の複合図書館をつくるに当たって、そういった成功事例のところから見ると、この間の、市民との議論の時間は、十分だったとお思いでしょうか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) これまでの説明会、さらには、意見交換会、さらに、4回にわたるワークショップ、とりわけ、この後ろの2回については、より細かい議論をしていただいているということに対して、まずは、その場に参加された方々に対しては、貴重なお時間をいただいて、また、活発にご発言もいただいて、ご議論いただいてということですから、そこの部分については、非常に大きく評価もさせていただき、敬意を表さないといけないというふうに思いますが。 ただ、繰り返し、この議会で申し上げているように、この中身について、また、今、先ほどから、岩田議員、ご指摘のとおり、そもそものところから、この間の経緯も含めて、ほぼ市民の多くの方々に、その情報も含めて、伝わっていないという現状もわかってきているという状況がありますから。そこら辺りは、改めて、来月から地元説明会、これに加えて、私自身も、先月来させていただいているような場を、もう何十回と、今後も積み重ねていきたいというふうに思いますし。 そういう意味では、改めて、こういう今の状況から、どう好転させていくか、また、賛成・反対というふうにわけられますが、そうではなくて、これを一つにまとめていくかという意味では、これから、かなり機会を設けて、そこの、この分断の部分が、私、一番気になるところなので。そうではない形で、整備に結びつけていくという意味では、しっかりと機会を設けて、「そもそも、図書館とは何ぞや」──これだけ、柳井市において、過去、図書館というものの存在が、ある意味、話題になったこともなかったのかなということも含めて考えると、これを、いかにいい機会にしていくかというところが、また、私も含めて、議会の皆様も含めて、求められているのかなということを、強く感じております。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) さて、そういう状況の中で、昨日来の、市長答弁も聞かせていただいた中で、幾つか疑問に思ったことがございますので。 1点目は、そもそも、「なぜ、図書館なのだ」というような質問に対して、「「商工会からも、図書館建設はどうだ」というふうに、ご意見をいただいた」とおっしゃいました。決定権は、当然、柳井市にありますが、そういう意味合いでいうと、そもそも、図書館とは、誰が発言をしたんだというのは、商工会というふうな認識で、よろしいのでしょうか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) どうしても、非常に、唐突に、図書館というような印象をお持ちになっておられる、また、そのことが広まっているような実態もあるように思いますが。そもそものところでいうと、その学園都市構想の段階から、図書館というのは、この柳商跡地の構想の中に含まれていて、私も、実際、細かいのを、ある議員さんと、図書館について、お話をさせていただいた記憶もありますが。そもそも、そこでも、含めてあったということを、お伝えをしたという、ある意味、ただそれだけのことでありまして。それをもって、柳井商工会議所からの提言を受けて、今回の整備ということではないと思います。ちょっと、議論が、どうしても、本筋ではなくて、そういう何かこう、末節とまでは言いませんが、何か、唐突というように言われるのであれば、「そもそものところで、そういう議論もあったのですよ」ということは、これは一つ事実でございますので、お伝えしておく必要があるのかなという趣旨で申し上げたということで。商工会議所のその提言を受けて、今回にあるということではないというふうに思います。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) もう一点、山本議員の質問でありましたが、現在の図書館でも、時間延長を求められる声が、いっぱいあると。それにもかかわらず、今は、されていないと。新たな、計画のされた図書館でいえば、9時。延長時間ですが、夜間も含めて、結構、長い時間までの。これについて、なぜ、今のは、できないのかについて、どういったお答えをいただけますでしょうか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 実は、平成27年の3月から6月にかけまして、今の図書館を利用されておられる方々に、アンケートというものをさせていただいております。 この時には、平日の開館・閉館時間、また、土日祝日の開館・閉館時間について、つまりは、細かく、そのご意見をいただいておりまして。今の方々からは、意外というか、なるほどなというふうに思いましたが、開館時間の延長を求める、そのアンケート結果っていうものは、出ておりません。 したがって、従来から、そういう声があるということは、今、利用されて、アンケートに加えられた方々以外からの、ご意見であるというふうに思いますけれども。そうした中で、今回、複合図書館、複合機能と、スタジオも、できるだけ長い時間あけるべきではないかと。 加えて、一つ、これがポイントなのですけど、今回、ICタグの導入も考えているということで。ひたすらこう、時間だけが延びて、その本の整理も含めて、手間暇かかるということではなくて、そういう事務の省力化というものも図られる中で、延長について、現時点で、提案させていただいているというものでございます。 繰り返しますが、従来から、多くの、そういう延長を求める声があったということは、ちょっと、私自身は、把握していなくて、アンケートでもこうなっていますが、ただ、今回の複合図書館ということで、特に、中高生の放課後、また、クラブ活動が終わった後とか、さらに、基本的に、働いておられる方々は、平日に仕事帰りにというのは非常に難しい状況でありますが、そういったところをサービスの充実という観点から、現時点で、検討しているということで、ご理解いただければと思います。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) 現時点で、延長を望まれた方がいないにも関わらず、新たにつくると、延長されることが増えるんだろうという予測での位置づけがよくわかりませんが、スタジオがありますから、そこについては、長時間になるだろうということなのでしょう。そうすると、それ自体は、極論すれば、建物の使用の仕方の形ですよね。下松のように、図書スペース、それで、公民館スペースというふうに分ければ、それだけでいい話であります。だから、その辺でいうと、いかがなもんかなというふうには思います。 もう一つ、ICタグを導入する。これもお金のかかる話でありますが、現時点でも、ICタグを導入すれば、24時間、24時間とはいいません、365日が稼働し得る可能性があるわけであります。どこにお金をかけるかでありますよね、そういった意味合いでいうと。 さて、ほかにも、そもそも市長さんが、この間、議会を初め、いろいろなところで言われたところで、幾つか疑問があるんですが。先ほど言いました、親子が気軽に行ける施設としての部分で、よく、読み聞かせというふうに言われます、市長さんが。済みません、読み聞かせの定義というか、私の中で、2つあるんです、読み聞かせ。お母さんが、自分の息子さん、娘さん、子どもに対して、絵本を広げて読んでいる。これも読み聞かせであります。もう一つは、ボランティアさんで誰であれ、大きな紙芝居的に、本を持ちながら、こうやって、10人、15人の子どもを集めて、読み聞かせ。どっちのイメージをされているんですか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 私自身は、極力、読み聞かせではなくて、読み語りというふうに言いたいんですが、どうしても、読み聞かせというほうが、一般の方々には伝わりやすいということで、あえて、本当は使いたくないほうを申し上げているんですが。議員、今、ご指摘2ついただきましたけども、それ双方、読み聞かせなのだというふうに、私は認識をしております。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) そういったものをどういった形で、それこそ、読み語りでも結構でございますが、議論をする時に、こういった要望があるよねといった時に、イメージができないわけですよ、1つの言葉を使っても。そういう意味合いでいうと、確かに情報の発信不足かもしれませんが、逆に言えば、みんなが、これねって言えるぐらいの議論を、市民がしていないという事実でもあります。そういったことを、やっぱり、問題があるんだろうというふうに思います。 まだもう一つあったんだよね。図書館サポーターズというのも、今回、出てきた言葉です。これも、どういった仕事をされるかというのは別問題として、一般的には、今ある、多くの図書館などで、そういった友の会やサポーターズ、名前は何でもいいんですが、やられているのは、配本。要するに、返ってきた本を検品をし、破れがないか。破れがなければ、そのまま書架に戻すこと、あるいは破れがあれば、これは決して司書でなくても、破れを直すほうのそういった技術は、そういった本もありますから、図書館には。破れを直す本、仕方の書いてある本もありますので、そういったことをやっていただく。そういったことは、今の図書館でも十分必要だと思いますし、あってしかるべきだと思うのですが。こういったものを、新たな複合図書館をつくる前に、現時点で、なぜないのか、あるいはつくろうとしているのか。ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 図書館サポーターというものについては、まずは今、ワークショップに参加された方々に、終わった後に、詳細なアンケートをいただくんですが、そのアンケートにおいて、サポーターへの参加の希望というか、ご意思というものを確認をさせていただいて、今後、それを組織化していくということで、できれば、新年度にはサポーターという形で、議員ご指摘のとおり、今の図書館にも、何らかのサポートはありがたいわけでありますから、そうしたことは、今後につなげるという意味でも、やっていこうという動きを、市民の中にもあるように、お伺いをしております。その辺りは、ちょっと私が答えるべきことではないのかもしれませんが、教育委員会、図書館のほうと、サポーター、ぜひ手伝いたいという方々は、しっかりと連携してもらいたいというふうに思います。 なお、サポーターとして、何をやるかということも含めて、ワークショップなりで、こうしたことをしたい、ああしたことをしたいと、そういう積み重ねをしていると。複合というのは、こうですよというのではなくて、複合図書館がこう、複合機能がどうあるべきかということも、基本的には、まずはワークショップで市民の皆さんのいろいろなご意見をいただいて、その中で、集約、選び取っていくというような丁寧な作業をしておりますので、また、そのサポーターについても、サポーターとして手を挙げられる方々が何をしたいというか、また、図書館としては、何をしてほしいということも含めて、まずは、しっかりと、そこは話し合いの場も、新年度早々に設けていただきたいというふうに、図書館、教育委員会に対しては考えております。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) では、今の質問ですが、確かに、具体には、市長がというんではない。では、どなたが答えるのが一番いいのかな。今回の利活用の委員会なのか、それとも、本来、図書館を管理されているところ、どちらでしょうか。そういったものを仮に、サポーターなるものが必要だ、あるいはそういったもの計画をしている、同時にそういった人たちを、これからも組織をし、お願いをする時に当たって、実務をされるところでいうと、教育部長なのですかね。 ○副議長(三島好雄)  教育部長。 ◎教育部長(河村邦久) 今のご質問ですけども、図書館サポーターということになりますと、やはり、教育委員会のほう、図書館館長を中心として、また内容とかどういったことをするということも、基本方針の中には、例としては書いてありますけども、その辺はまた具体的にして、募集をして、どういうふうにしていくかというのは、教育委員会のほうの図書館のほうのサイドになってくるというふうに考えております。以上です。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) 先ほども言いましたように、今の現行の図書館でも十分役に立つ、あるいは必要だというふうに考えています。そういう意味合いでいうと、尺に合わないのではないか。あるいはもっといえば、市長の意見でいえば、市民の反対もあり、議会や特別委員会のご議論も、結果を受けながら、丁寧にやろうと思って、今回にはならなかった、延ばしたという話なのですが、本来、そういったことがなく、すっと進むと、この段階では、いろいろなことが決まるはずなのです。そういう意味合いでいうと、今の段階で、そういったことを一から、今からやるというのでは、尺に合わないと思うのですが、いかがでしょうか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) そこは大変申しわけないというか、議員さんのそのスケジュール感、スピード感の中で、そこに追いついていないということについては、申しわけないというふうに思います。 今回の議会でも、恐らく、総合政策部長のほうからあったというふうに思いますが、私からですかね、特に、ワークショップに参加していただいた方というのは、とても思いを持っておられるという状況でございますので、この思いをこれから継続をする、また、その仲間も含めて、増やしていくということが、今の図書館から始まる図書館利用の活性化というか、そういうことにもつながることであるというふうに思いますので、新年度早々に、その辺りは進めていきたいというふうに思いますが、なかなか、この時期になってしまったということについては、率直に、申しわけないという気持ちでございます。
    ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) これもまたあれなのですが、未来に誇るべき、あるいは、私たちの町にはこういった図書館があるんだというふうに、子どもたちが夢を持ってという部分もあると思います。 全国各地には、いわゆる成功例の図書館はいっぱいあります。同様に、つくったはいいが閑古鳥が鳴いたまんまだという形の図書館もございます。そういった例でいうと、その多くは、やはり行政が、行政の都合で場所を決めて、ここで何とかとか、一例でありますが、商業施設があって、そこにずっと空き店舗があると。何とかここを埋めなあかんのだが、市としても、町としても、そこに図書館をつくってくれると、大変ありがたいからということで、まずそこから始まってしまう、そういったところが、結局、閑古鳥が鳴く。そもそも、入らない場所につくるわけですから、そういうふうになってしまったという事実もあろうかと思います。そういう意味合いでいうと、図書館という大きな方向性、複合図書館という大きな方向性を中で検討されて、あるいは決定されるに当たって、当然、成功例や、あるいは失敗例も見てきたというふうに、検討されてきたと思うのです。そういった意味合いで、今回、成功例しか見ていないかのごとく、どうも不思議な計画であるわけです。そういう意味合いでいうと、失敗例はきちんとごらんになりましたでしょうか、検討の中で。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) なかなか、この場で、どこが失敗例というのはあれですが、またその辺り、議員さんがお感じになる失敗例、また成功例、そこもまた、それぞれ違うのかなというふうに思いますので、また、その失敗例も含めて、ご指導いただきたいという思いでございます。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) プロジェクト委員会のほうでは、そういったことは見ていないのですか。 ○副議長(三島好雄)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) 先ほど市長が申しましたが、実際に、失敗例がどこであるかという形で検討した事例はちょっとございませんが、運営上、どういった形で運営していくか。例えば、指定管理がうまくいっていなかったとか、そういった事例は、私のプロジェクトチームのほうで承知しているところでございます。以上でございます。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) もう一つ、売りになるという意味合いでいうと、本来、こっちの話をせなあかんかったんですが、柳井市の図書館というのを仮につくるに当たって、何が売りなのでしょうか。地域に、例えば、有名な作家が、一時にせよ住んでおられた時には、そういったメジャー作家の方のものを集めて、そういった専門的なコーナーをつくるなどといった形で、そこに行けば、全巻そろいますねと。 例えば、それこそ真備町には、岡田村に横溝正史さんが、昔、戦時中に住んでおりましたので、そこには、横溝正史記念館というのがございます。そういったところには、好きな方は全国からそこに来て、人が集まるという状況になっています。 そういう意味合いでいうと、柳井市の大人はどうなのかと。また、作家に限らず、周南市では、庵野さんというアニメーターの方が、有名なアニメ監督がおられて、その人が文をという関係で、アニメ祭りという形です。逆に言えば、そういった形の図書館をつくるというのも手だと思います。そういう意味合いでいうと、柳井市は何が目玉でありましょう。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) この目玉というのは、見る方によって、視点というのは随分変わってくるんでしょうが、今、議員さんがおっしゃったような視点でいうと、やはり昨年、生誕110年を迎えた、国木田独歩の非常にゆかりの地であり、そうした関連の書籍、初版本も含めて、多く所蔵しているということは、これ一つ強みでしょうし、また、井伏鱒二も滞在したりとか、いろいろなそういうものをたどっていくと、発信の仕方というのはあるんだろうなというふうに思います。 ちょっと観点は違うかもしれませんが、やっぱり子ども図書エリア、児童書とか、絵本といったら柳井の図書館というふうに言っていただけるぐらい、そういうものを充実していけば、そういうものを求めておられる方々にとっては、そういうものが、やっぱり魅力になるということにもなるのかなということで、いろいろな視点が考える中で、作家という視点でいうと、その国木田独歩は外せないのではないかなというふうに思います。 ○副議長(三島好雄)  岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) 残念ながら、私自身は、余り国木田独歩を、時間ですね、済みません。以上で終わります。 ○副議長(三島好雄)  以上で、岩田雄治議員の一般質問を終わります。 ○副議長(三島好雄)  午後2時15分まで休憩といたします。午後2時00分休憩                              午後2時15分再開 ○副議長(三島好雄)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、岸井議員。〔岸井靜治登壇〕 ◆議員(岸井靜治) 自民実践会の岸井でございます。市議会議員という仕事を始めて、1年たちました。この2ラウンド目となる今年は、より具体的に、このまちの発展を願って、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 執行部におかれましては、わずか1時間の持ち時間でございますので、質問に対して、的確に、簡便なるご回答をお願いいたします。 まず、西日本卓球大会の中止について質問いたしたいと思います。 この大会は、柳井市で80回開催され、大変歴史のある大会でございました。まさに、卓球柳井を象徴する、市にとって、大変意義のある、大切な行事でした。この大会が、今年、中止となってしまいました。このことに対して、市長のお考えを伺います。 続きまして、柳商跡地に図書館を建てる件についてお伺いいたします。 まず、市民の間で行われた、図書館建設を白紙に戻す署名運動について質問いたします。この静かなまち柳井で、このような活動を市民が行うことは、大変勇気の要る行動ではないかと思われます。その中で、1万人以上という署名が集められました。まず、この活動について、市長はどのように評価されるでしょうか。 2番目に、この活動において、市民は一体何を市長に訴えようとしたと、市長は思っていられますか。 3番目の質問です。このような多くの市民の声に対して、市長はどのようなメッセージを送られますか。 3つ質問いたします。 続きまして、図書館建設と町なかの活性化の関連性についてお伺いいたします。 ご存じのとおり、柳井市の町なかは、特に、駅北地域はどんどん寂れていっている状況でございます。この問題は、柳井市にとって、非常に悩ましい問題であり、的確な対策が打たれないまま、今日に至っていると理解しております。 こういった中で、柳商跡地に、図書館が建設されようとしています。久々の柳井市の町の構造を変えるようなビッグプロジェクトでございます。この建設の主要な目的が、市民が集まって、憩える場つくりであります。この図書館建設と、まちのにぎわいが、どのように関連するのか、その関連性についてお伺いいたします。 3番目ですが、現在の図書館の将来についてお伺いします。 私は、図書館建設に反対している立場をとっておりますので、現在の図書館が何になるのかということは、問題にしておりません。 私がこの問題を取り上げた理由は、仕事の進め方の問題です。今年の1月の特別委員会で、現在の図書館を文化財の展示場にするという話が、唐突に発表になりました。それまでは、市民の皆さんと相談しながら判断すると言っていたのに、おかしな話です。なぜこのような話になるのでしょうか。 このやり方は、日積公民館や図書館のやり方と同じです。行政は、なぜこのように、JA跡地ありき、図書館ありき、文化財の展示場ありきといった、上意下達の進め方しかできないのでしょうか。このようなやり方に問題がなければ、このやり方で十分である。市民の納得を得ている方法であるというようなことを説明していただきたい。お願いいたします。 4番目の質問です。市民活動センターについてお伺いします。 この話も、今の図書館の問題と同じです。市民活動センターの移転も、昨年の12月に唐突に発表になりました。理由がどうもはっきりしない。要するに、決定の手順が見えません。本当に、市民の立場に立って決めているのだろうか、疑問に思える点が多々出てきます。 市民活動センターを、なぜ文化会館から、新しく建てようとする図書館に移転するのでしょうか。その根拠を説明してください。 続きまして、新しく図書館をつくるための費用についてお伺いします。図書館建設費は9.7億円、9億7,200万円ということになっております。この枠内でできるのでしょうか。オーバーするとしたら、幾らくらいオーバーしますか。新しい図書館をつくるには、建設費だけでは済みません。全体で一体幾らかかるのでしょうか。設計費で、既に7,000万円かかることになっています。15万冊にするための図書購入費や移転費、設備や備品購入費など、建設費以外の必要なコストもあわせて教えてください。 最後になりますけれども、いろいろな問題が山積した図書館建設となっております。しかも、市民の多くは、建設に反対と言っています。拙速の判断は、百年の計を台無しにしてしまいます。市長は、立ちどまって考え直すお気持ちはあるのでしょうか。以上で、壇上での質問を終わります。〔岸井靜治降壇〕 ○副議長(三島好雄)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、岸井議員のご質問にお答えをさせていただきます。 まず、1点目の、西日本卓球大会の休止についてのお尋ねでございます。 昭和9年から始まりました西日本卓球選手権大会は、昨年2月に、80回目の大会が開催されております。この大会は、若手選手の登竜門として、卓球界から注目を浴びてきており、数多くの世界チャンピオン、日本チャンピオンが輩出されております。 特に、平成19年の第70回大会は、中国、韓国、台湾、日本のジュニアナショナルチームのメンバーを招聘して開催され、1,000人を超える参加者がございました。 市といたしましては、平成9年の第60回大会から、継続して、補助金を支出するなどし、大会を支援してきたところでございます。 その間、平成23年の山口国体の際には、本市のバタフライアリーナにおいて、卓球競技少年の部が開催され、大変盛り上がったことは、記憶に新しいところでございます。 そうした中、西日本大会の参加者数は、70回大会以降、右肩下がりとなっておりました。海外の一流選手の招聘が難しくなったことや、近年、アジア大会、世界大会や東京オリンピック強化に向けての大会や合宿等を優先し、国内の競合有名選手が、地方大会に出場していただくことが困難となったこともあり、参加者の数が、約3分の1程度に減少しております。 そこで、実行委員会では、参加者数を増やすために、参加料を値下げされたり、試合方法や形式、日程の変更を行ったり、個々に、中学校、高等学校への参加の呼びかけをされております。 また、大会を盛り上げるために、実行委員とボランティアによるぜんざいやドリンク、使い捨てカイロの無料サービスなどを行うなど、努力をされてまいりましたが、参加者数の回復には至りませんでした。 そして、実行委員会や大会関係者が協議をされ、審判員や運営役員が高齢化してきており、年々、大会の運営が難しくなってきているので、このまま継続するより、一旦、大会のあり方について、検討すべきではないかという意見も多く、最終的に、今年度は、休止の方向とすることを決定されました。 西日本大会の休止という情報をお聞きし、当然、大会会長、柳井市長として、歴史と伝統のある大会の休止は、大変残念に思います。一方で、これまでの大会の経緯や状況、役員の皆様のご苦労や、ここに至るまでの過程で、いかに苦渋の選択であったかなどを考えますと、大変残念なことであると同時に、時代の流れもあり、現場の方々からすると、やむを得ないところもあるというふうにも感じております。 これまで、大会を運営されてこられました、役員や関係者の皆様に、この場をおかりをして、心から、敬意と感謝を申し上げたいと思います。 また、西日本大会は、近年、若い年齢層の選手をターゲットにして開催をしておられますが、一方で、本年で5回目となるプラチナ卓球大会は、比較的、高い年齢層をターゲットにし、開催されております。年々、こちらの大会、盛況でございまして、スポーツ観光、スポーツ交流の面でも、今後も一層盛り上げていきたい旨を、卓球協会の役員の方々からお聞きをしております。 このプラチナ卓球大会は、本市も共催という立場から、ふるさと納税を活用しての補助金を支出するなど、大会を支援しておりまして、今後も、商工会議所、観光協会、旅館組合等とも連携をし、市を挙げて、大会を盛り上げてまいりたいと考えております。 また、西日本卓球の実行委員会では、新規の企画案として、中学生や小学生の年齢層をターゲットに、強化を図るために、卓球大会や講習会、教室などについて、考えたらどうかというふうなご意見もあるというふうにお聞きをしておりまして、地元の卓球競技の活性化のあり方をさらに検討し、取り組んでいかれるといったお話も伺っております。 競技の普及・振興及び強化は、基本的には、それぞれの競技団体が行われ、行政は、その活動を側面的に支援してまいりました。近年、全国的にも、卓球は、これはブームでございまして、本市におきましても、例外ではなく、中学校の卓球部も大変人気があり、部員数も大変多いというふうにお聞きをしております。 また、現在、市内には、熱心に、小中学生を指導されている卓球のクラブチームもあり、継続して、選手の育成・強化に取り組んでおられます。さらに、その小学生、中学生が将来、生涯にわたって、本市の卓球に関わっていくことが、卓球の普及・振興にとって最も重要なことであると考えております。 今後とも、地元卓球協会や関係者の方々によって、本市の卓球文化のさらなる普及・振興につなげていくために、市として、どのような具体的な支援の方法があるかについても、関係の方々とご相談をさせていただきながら、その方策を模索してまいりたいと考えております。 次に、大きな2点目の、柳井商業高校跡地に図書館を建てる件についてのお尋ねの中の、(1)市民の間で、図書館を白紙に戻す運動が起こっている。このことを市長はどのように評価し、対応する考えですかという問いに対してお答えをさせていただきます。 市民の皆様は、それぞれに多様であり、このたびの署名活動のように、ご自分のご意見を表明されるということは、民主主義の、極めて大切な要素であると考えております。 一方で、柳井商業高校跡地の利活用計画につきましては、これまで、必要な予算措置について、その都度、議会の議決を得るとともに、特別委員会を設置していただいて、計画の実現に向けて、議会の皆様との協働体制を構築をしてまいりました。 今後は、柳井市商業高等学校跡地利活用調査特別委員会におきまして、複合図書館の最終的な基本設計について、ご説明をさせていただきます。その後、4月に入りまして、各地区で、説明会の開催を予定しております。その説明会では、署名をされた方々を初め、多くの市民の方々にご参加いただき、丁寧な説明という以上に、市民の皆様の疑念、さらに、疑問を払拭できるような説明に努め、広く、市民の皆様のご理解をいただきたいと考えております。 次に、(2)の図書館建設とまちのにぎわいについてお答えをいたします。 議員ご指摘のように、市民の誰もが利用できる公共図書館には、近年、全国の自治体において、地域活性化やにぎわい創出といった、新たな役割が期待されるようになってきております。 そうした中で、従来の概念を越えた、公共図書館が各地に設置をされ、地域を元気にしているという事例も多く見受けられるようになっております。 柳井商業高等学校跡地に建設を予定しております、本市の複合図書館におきましても、昨年、柳井商工会議所より、このたび計画されている駐車場複合図書館、防災機能を備えた芝生広場等を中心とした都市公園が、地域の交流活動を促進する場所としての整備はもとより、白壁の町並みを中心とした観光地との連携を図り、市内外の交流が促進できる都市公園としての整備をお願いします、との要望をいただいております。こうしたことをしっかりと踏まえ、にぎわいの創出を図ってまいりたいと考えております。 そのためには、現在、図書館を利用されている方々からの図書館機能の充実を願う、そういった声に応えるだけではなく、これまで、図書館を利用されていない方々の利用を促すために、幅広い年代の方々が、多様な過ごし方のできるような設計や運営方法を検討しております。 また、文教ゾーンは、文化・教育に関連する公共施設が密集していることから、柳井商業高校跡地と周辺公共施設が連携をして、にぎわい創出だけでなく、市の中央図書館として、文化や教育に関する推進、人材育成の拠点となるように、整備をしていきたいとも考えております。 さらに、複合図書館に隣接をして、防災機能を備えた芝生広場が配置されていることは、これは大きな特徴であり、複合図書館の持つ機能を、屋内・屋外の活動で生かしていけるように、広場と図書館を一体化した活用についても検討しております。 各種ワークショップや音楽の演奏、図書の閲覧等に活用できる各種のスタジオやカフェ、展示即売会や作品展も可能なエントランスホール、屋外の防災機能を備えた芝生広場でのフリーマーケットやマルシェなどの様々なイベントの開催のほかにも、お子さんからご年配の方々まで、幅広い年代の、出会いや触れ合いが生まれる交流機能の役割も果たせるようにしていきたいと考えております。 こうしたことを積み重ねることによりまして、市内外からの図書館そのものの利用者が増えることにより、新たなにぎわいが創出をされ、来館者が、周辺のお店や白壁の町並み、レトロ通り、そして、そこから、市内の商店や観光地を回遊されるなど、町なか全体の活性化につなげてまいりたいと考えております。 次に、(6)の立ちどまって考え直す気持ちはあるかというご質問でございます。これは、先ほどからの繰り返しにはなりますが、柳井商業高等学校跡地の利活用につきましては、一昨年から、議員全員協議会などにおいて、議員の皆様に、逐次、ご説明をさせていただいてまいりました。 また、昨年、市議会に設置をされました、特別委員会におきましては、調査・研究・審査をいただいております。さらに、平成30年3月の定例会で可決いただいている、複合図書館の建設工事に着手するための事前業務となる基本実施設計業務については、現在、この業務を実施中でございます。 今後は、特別委員会において、複合図書館の最終的な基本設計についてご説明をさせていただき、その後、4月からの各地区での説明会では、市民の皆様の疑問や疑念を払拭できるような説明に努めてまいりたいと考えております。 そうはいっても、今議会共通して、私自身の情報発信不足はもとより、そのことを市民の皆様と共有できずに、若干、計画のほうが進み過ぎているというご指摘についても、真摯に耳を傾けて、また一方で、今後、そういったご意見を受けて、しっかりとした説明をさせていただきたいと、そういう場を数多く設けていきたいという思いでございます。 なお、大きな2点目の(3)番目の、現在の図書館についてのお尋ねにつきましては、教育長から、(4)市民活動センター、(5)図書館以外の費用につきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(三島好雄)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 失礼いたします。2番目の、柳商跡地に図書館を建てる件についての、3番についてお答えをいたします。 1月15日の柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会において、教育委員会から、現図書館の今後の利活用の方向性の案ということで、歴史的資料、民俗資料等を所蔵管理し、活用していく施設として検討してまいりたいということを、現時点の案として、説明させていただいたところです。 この提案に至るまでの経緯を時系列で申し上げますと、以前から、教育委員会においては、本市の歴史的な資料、民俗資料や古文書等を展示しながら、所蔵管理し、その資料を活用できないかということが、長年の課題としてございました。 そのような状況がある一方で、複合図書館も、柳井商業高等学校の跡地に建設する計画と並行して、現図書館をどう利活用していくかということは、複合図書館建設に向けたワークショップ等での、市民の皆様からいただいた様々なご意見の中で、活用できるものはないかという視点も持ちながら検討してまいりました。 そうした中で、昨年11月6日に、柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会から、10項目にわたる質問書をいただき、その一つに、複合図書館建設後は、現行図書館をどう利用するのかという質問をいただいております。その時点で、教育委員会において、さきに述べましたような、いろいろな利活用を検討する中で、まだ明確に、これといったものをお示しできる状況になかったため、11月29日の特別委員会では、検討している旨の回答をさせていただいたところです。 その後も、検討を重ねた結果、現図書館で展示・所蔵管理し、その資料を活用できる施設として利用できれば、そういったものをきちんと展示活用するところがなかったという、これまでの長年の課題の解決につながるとともに、今後の未来へ残していく保存のあり方としても、望ましいのではないかということで、1月15日の特別委員会において、説明をさせていただいたという経緯でございます。 そのような経緯から、教育委員会といたしましては、唐突にというよりは、市の施設として、市は、どのような考えを持って臨むのかということを検討させていただいて、まずは、市の方向性を述べさせていただいたというところでございます。その特別委員会で申し上げましたが、これが決定事項ということで報告したのではなく、現時点で、市はこう考えていますということで、説明をさせていただいたもので、今後は、議員の皆様、市民の皆様のご意見もお聞きしながら、最終的な決定をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○副議長(三島好雄)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(玉中勲) それでは、私のほうからは、柳商跡地に図書館に建てる件についての4点目、市民活動センターは、なぜ文化福祉会館から図書館に移転するのですか、また、どのように移転するのですかということについてお答えいたします。 今回整備する複合図書館は、従来の図書館機能である、知識を高める機能だけでなく、様々な情報や、幼児から年配の方々まで、様々な人が利用できる場にすることで、人と人がつながり、主体的に町に関わることができる、学び合いの場となることを目指し、図書館機能、子育て支援機能、市民活動支援機能や防災機能の4つの機能を持つ施設として整備いたします。 複合的な機能を備えた施設を整備することのメリットとして、ある特定の機能を目的に訪れた市民が、ほかの機能に触れることができ、新たな体験や交流が生まれることが期待されます。つまり、複合図書館では、一つの建物の中で、新しい知識を得たり、新しい体験、利用者同士の交流、情報発信など、多様な活動ができ、実現できる学び合いの場とすることが重要と考えております。その学び合いの場を通して、市民が主体的・自主的にまちづくりに関わっていくことで、仲間や友達が増え、町への愛着につながり、町に対する誇りを生むことにつながっていくと考えております。 市民活動支援については、現在は、市民活動の拠点として、柳井市文化福祉会館1階に、柳井市民活動センターを設置し、市民活動団体の支援を行っております。その市民活動をさらに活性化するためにも、複合図書館に市民活動支援機能を付加することで、本を借りるために来館された方が、市民活動団体の情報や活動に触れることで、市民活動への興味を持たれるなど、様々な年代の多くの方が訪れる図書館が、新しい結びつきを生む場所となると考えております。 市民活動団体の活動には、様々な活動形態がありますが、市民活動センターで提供しているサービスの中で、情報発信、情報提供、コピーや印刷などの作業、相談業務や団体の打ち合わせなどに、比較的、少人数でも行うことができる機能を複合図書館に移すことにより、効率的な運用が可能となります。 図書館の役割は多様にあり、情報や知識を得る、学習するという効果や交流、地域文化の創造など、図書館を活用することによって、達成できることは多様にあり、図書館は地域の知の拠点であります。 また、最近の図書館は、本を貸すだけの場所でなく、本を通して課題を解決し、地域と人を育てる、滞在型の図書館に変わってきております。つまり、人材育成、市民の協働という観点から考えますと、図書館機能と市民活動機能が関連していると考えられます。そして、冒頭申し上げたとおり、4つの機能を備えた複合図書館へ、市民活動以外の目的で訪れた人が、複合図書館内で行っている市民活動に触れることで、新たな体験や交流が生まれるという観点から考えますと、お互いに相乗効果が生まれるものと考えられます。 新たに建設する複合図書館では、蔵書数の増加、レファレンス機能の強化など、図書館サービスを高い水準で提供するとともに、子育て世代包括支援センターや家庭教育支援チームと連携し、複合図書館を子育て世代が集まる場として活用することなども計画しています。 本を読む人、子育てをする人、市民活動団体の所属する人など、様々な人の、様々な活動を積極的に支援するため、必要な図書館職員や市民活動を支援する相談員などの運営体制については、今後、検討することとしております。 次に、5点目の、図書館をつくるに当たって、建設費だけで9億7,200万円かかります。その他にもかかると思いますが、全体で幾らかかりますかについてお答えいたします。 昨年5月に策定いたしました基本構想では、概算工事費として、19億876万円としております。このうち、複合図書館の建設工事費は、議員おっしゃいますように、9億7,200万円を想定しております。 現在、複合図書館の基本実施設計を発注しておりますが、この際に、示しております設計条件は、消費税及び地方消費税を除いて、建設予定工事費と建設予定附帯工事費を合わせて、9億8,980万円以内としており、今後、基本実施設計業務により算出することといたしております。 今後の支出見込みにつきましては、先日お配りしました実施計画にお示ししておりますとおり、平成31年度から34年度までの4年間で、弓道場を除いた、柳商跡地の整備事業として、14億8,445万8,000円を計画しております。 また、先ほど議員おっしゃいました、図書購入につきましては、図書充実事業といたしまして、32年度から34年度までで、1億2,300万5,000円としております。その建設のほうの整備事業の内訳といたしましては、駐車場等の整備に係る事業費が1億5,300万円、ブロック塀の対策を含めた、公園等の整備に係る事業費が2億2,895万8,000円、複合図書館等の整備事業費に、工事管理業務を含めて、10億9,330万円、そして、電柱移転補償など、それぞれの整備に共通に係る事業費として、920万円を計画しております。 今後の運営費につきましては、概算ではございますが、昨年12月にお示ししておりますように、5,974万円を想定しております。 なお、運営経費の中で、お示ししております、光熱水費等の概算経費につきましては、基本実施設計の中で試算することといたしております。 今後は、柳井商業高等学校利活用調査特別委員会におきまして、複合図書館の最終的な基本設計についてご説明させていただきます。以上でございます。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) まず、西日本卓球大会の休止について、お伺いしますけれども。この話が、市民の中に、どのぐらいの内容で伝わっているか、非常に甚だよくわからない。要するに、説明責任というのは、どっかにあると思うのですけれども、要するにこんな大きな、要するに80回も続いた大会が、休止になったということ。この重大性というか、そういうふうなものは、市民と共有すべきだと思うのですよね。そういった意味において、そういった、要するにインフォメーションといいますか、そういうふうな情報伝達、説明責任、そういったものが、市民になぜ行われないのかということに、非常に、私は疑問に思うわけです。 企業誘致のような話は、行政報告までして、華々しく伝えておりますけれども、このような話は表へ出さない。なぜなのでしょうね。この辺が、ちょっと、疑問に思われるところでございます。 それから、ちなみに、市民憲章というのがございまして、現在の市民憲章というのは、平成18年にできているんですけども、その前の市民憲章、これは恐らく、どなたもご存じないと思うのだけど、昭和47年にできたんですよ。これは47年というと、市長が生まれるか、生まれんか、そのぐらいの時期ではないかと思いますけども。 その時にできた市民憲章には、このようなこと書いてあるんです。5項目、書いてありまして、一番最初に、この時の市民憲章では、「スポーツに親しみ、健康なまちをつくりましょう」と。これが一番最初に書いてあるんですよ、市民憲章で。こんな市民憲章というのは、日本広しといえども、そんなにはないのではないかなというふうな感じはするのですけれども。それほど、柳井というまちは、スポーツに関しての思い入れが深かったというふうに私は考えております。 というふうなスポーツのまち柳井であるにも関わらず、先日、2月25日に、体育協会から陳情書が上がっていますね。これについては、質問通告に入っていないので、お答えしなくて結構ですけども、なぜこのような陳情書が上がってきたかということは、よく考えていただきたい。柳井市の体育協会は、柳井のスポーツのまちとしての振興を必死に行ってきたけれども、昨今、それがどんどん無力化しているというふうなことに、非常な危機感を感じられたのではないかなというふうに思います。やむにやまれずの緊急の陳情ではないかなと、私は憶測いたしますけれども。 私は、この話は、ただ単に、陳情されたこと5項目ありますけれども、それをやればいいというだけの話ではなくて、柳井市におけるスポーツの持つ意味、それも問われた陳情ではないかというふうに思っております。どうも最近、行政において、柳井におけるスポーツの位置づけが、かなり希薄になっているというふうに思いますけれども、市長はどのようにお考えですか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 先般の、まずは体育協会からの陳情書、要望書については、今までも、体育協会の皆さんとは、相互に、しっかりと連携をしつつやってきているという状況の中で、ここまでの要望、ご持参いただくということに至ったことについては、大変申しわけなく思っております。 ただ、岸井議員さん、まだこちらにお帰りになられる前の話かもしれませんが、平成23年、おいでませ山口国体、さらには、山口大会開催された折には、改めて、この国体を通じて、スポーツのその振興のみならず、そのよさを市民に周知していこう、それを広げていこうという取り組みをさせていただきました。これを受けて、平成25年6月には、柳井市スポーツ推進条例、市町村の枠組みの中で、わざわざ、その推進の条例を構えるというところは非常に珍しいという中で、スポーツについては、施設面含めて、いろいろな形で、この間サポートをしてきて、特に今、バドミントンや、さらにフェンシング、レスリング、いろいろな競技で、全国レベルというよりも、世界レベルで、競技に打ち込んでいる選手もたくさんいらっしゃるということで、これいろいろな場面で申し上げますが、むしろ今、柳井は様々な競技において、とてもスポーツは活発であるというふうに私自身は認識をしております。ただ、いろいろな課題があるということは、また、それぞれの競技団体含めて、現場の方々としっかりお話ししながら、取り組んでいかなければいけない課題であるというふうに認識をしております。 ○副議長(三島好雄)  教育部長。 ◎教育部長(河村邦久) 岸井議員さんの最初の質問で、今の市民に知らせるべきではないかということでございます。これは、やはり市のほうは、後援という立場でございます、まずは。それで、実行委員会のほうの実行委員長のほうから、当然、12月25日付で、報道関係、それから関係役員の方、それから大会参加者、大会参加者はもっと前ですけども、関係、それには全て文書が通知をされております。一応、内容、事情を書かれた文書で通知をされております。ということで、関係者の方には、それとまた新聞等にも、また報道詳しく、事情等についても掲載をされたとこでございます。以上です。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 時間もないんで、かなりはしょらないかんですけども。次に、まちのにぎわいとの関連づけですけれども、建てようとする図書館は多機能図書館。複合図書館というふうに言っていますけど、実際、これは、多機能図書館ですね。そういうことが売りになっていまして、その機能は、市民の気楽に来れる出会いの場にするのだということだそうです。10億円以上もかけて、一流のデザイナーがつくるわけですから、華やかで楽しそうな場ができるのは当たり前の話です。こんなことで、合点がいってもらっては、私としては困ります。 実は、この建設には、とんでもない落とし穴が私はあると思っています。冷静に町全体を眺めていただきますと、よくわかるんですけれども、今、町なか、特に駅北地区は、人の集まらない町と成り下がっております。閑古鳥が鳴いています。ずっと懸案事項のままで、この問題に手を打たないで来ているのですから、どんどん寂れていくの、右肩下がりは当然の成り行きです。 そのような中で、町全体の力学的バランスを考えて、市民が気楽に来れる場所をつくるとしたら、それは、町なかではないんですかということですね。それは、逆に考えればすぐわかることなのですけれども、町なかに人を集めるために、何をやりますかと問われたら、柳商跡地に図書館を建てるという発想が湧いてくるわけがございません。そのはずなのに、今、市が行おうとしている、人を集めようとする場所は、柳商跡地ということになっております。もしこれをやってしまったら、限られた人口の柳井です。柳商跡地に集まった分だけ、ほかの場所から人が減ります。市が、町なかに人を集めることを諦めたと宣言したに等しいということですね。 先ほど、市長の説明の中で、集会する人たちが増えて、図書館に来た人が町なかに行って、それから、レトロ通りに行って、そういうふうなことで、まちがにぎわいというふうなことをおっしゃいましたけど、図書館に来る人たちは、歩いていく人はほとんどいませんよ。車で行くに決まっています。私自身も、自転車では、ちょっと考えてしまいますからね。ですから、そういった中で、その人たちが集会して、白壁通り行ったり、レトロ通り行ったりするなんていうことは、まず考えられない。図書館に行って、そのまますっと帰っちゃうというふうなパターンが、ほぼ透けて見えます。そういった中で、よくそういうことをシミュレートもしないで、そういうふうなことを言うということ自体が、非常に恐ろしいんですけれども。 実際、町の中というのは、今、古民家とか、それから、いわゆる使われていない家、そういうふうなもの、空き家がいっぱいあるわけですよね。これから、そういった問題が、どんどんあからさまになってくるというふうな状況の中で、今、全国各地、そういったところをいかに有効に活用するかということが、ブームとなって、いろいろなところで行われているわけですから、そういったことを、何で柳井で行わないのか。そういうことを行って、柳井の町なかに人を集めるということを、本当に真剣に考えていただきたいと、このように思う次第でございます。本当は、市長の返事を聞きたかったんですけど、時間がないんで、次に移ります。 市民の間で、図書館を白紙に戻す運動が起こっております。このことを市長はどのように評価し、対応するお考えですかというふうな話に関して、市長から、的確な返事がいただけなかったんですけれども。これ聞いたら、またすごく時間かかるんであれですけども。 例えば、今回のこの活動によって、市民は、何を市長に訴えようとしたと、市長は思っておられますかというふうなことを聞いてみましょう。市長、どのように思われますか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) これは繰り返し申し上げておりますが、この活動を通じて、市民の皆さんが、ご意見を表明されるということは、非常に大事なことであるというふうに思います。 一方で、これは嘆願書ですかね、の場面でもありましたけども、そもそも、署名をされた方々の多くは、今回の複合図書館の内容、中身についてはご存じないというようなことも、私自身の活動も含めて、見えてきているわけでありますから、そういった意味で、説明が不足をしているということが言えるんだというふうに思います。 したがいまして、ぜひ、この署名された方々も含めて、そうした活動された方々も含めて、やはり来月からの説明会、そうした場も通じて、まずは、しっかりと情報発信し、この情報が共有された上で、今後、議論というのはできるのかなというふうにも思います。以上です。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 説明は、内容を変えなければ、何回同じ説明しても意味がない。これまで、もう何十回も説明してきたわけですから、それが今さら内容が変わるとはとても思えませんけれども。はっきり言いまして、これまでの説明を聞きまして、見当違いな説明をして、今これを反対している方たちを説得する力には全然ならないと、私はご忠告申し上げたい。市民が求めているような説明は、市長の言っているような説明ではないのですよ。アドバイスしておきますけれども。 それは何を言っているかといいますと、多くの懸案事項があります。それが、予算がないからできんということで、先送りになっている懸案事項がいっぱいある。その中で、なぜ図書館が選ばれたのかということが一つ。それから、もう一つは、現在の図書館を何とかして使うという、そういう検討はしたのですかと。この話が、全然見えてこないんですよ。そういうふうなことをしっかりと答えられるようにしていただかなければ、今反対している人たちの気持ちを払拭するわけにはいかないと、このように思っておきます。アドバイスしておきます。 それから、市長は崇高なご使命を帯びて、図書館のことを考えられておられると、私は思いますけれども、仮に20年先、50年先を見通して、今、図書館を建てなければ、柳井はおかしくなるということは言い切れると、市長として。ならば、それをはっきりと、自分の責任で言っていただきたい。それぐらいの自信を持って、自分の責任で、商工会議所がどうのとか、そんな話ではないです。そんな話ではなくて、自分は、とにかく、今のこの柳井を救うには、図書館しかないのだというふうなことを明々白々に言っていただきたい。それが一つ。 しかし、それは、はっきり言って、29年、あなたがつくられたマニフェスト、これには載っていないんですよね。そうですね、たしか。したがって、この図書館という話は、その29年1月ですか、そのころつくられたマニフェスト、それ以降に、図書館だというふうに決定をされた。厳密に言いますと、市長の口から出てきたのは、29年の5月17日、庁内プロジェクトチームの議事録、載っております。ここで、明確に、図書館への方向づけがなされた。したがって、1月から5月のこの4カ月の間に、その思想づくりが行われたというふうに考えられます。 この4カ月の間に、どういうふうな検討を行ったかということで、私は、いろいろと、市のほうに質問しました。そしたら、例の、黒塗りの議事録が出てくるわけです。これでは何もわからんではないですか。やったのか、やらなかったのか。そういう経過でございました。要するに、何もそういうことを説明しない状態で、図書館ということが決まっているということでございます。 改めてお伺いしますけど、図書館を建てる上での主役は誰ですか、一体。市長にお伺いします。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 図書館を建てる上での主役  。(「ちょっと言い方が」と呼ぶ者あり) ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 図書館は、誰のために建てるんですか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 当然のことながら、図書館に限らず、全ては、私どもが市民のためにお仕事をさせていただいております。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 図書館に限らずと、そういうふうな言い方されなくて結構です。図書館と聞いているんですから、図書館でいいです。 おっしゃるとおり、主役は市民でございます。あなたが発作的に決めたこと、これ、ちょっと言い過ぎな言葉に聞こえるかもしれませんけれども、先ほど、説明したとおり、この背景がわからないのですよ。ですから、そう言わざるを得ない。そういった、発作的に決めた内容を、無理やり市民に押しつけて、これでは、市民はたまったもんではないということで、市民は憤っているんです。だから、そこのところの説明をしっかりしていただきたいということです。商工会議所と一緒にやったとか、議会で説明したとか、そんな話ではないのですよ。そこのところをしっかりと説明していただきたい。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員、質問をしてください。 ◆議員(岸井靜治) わかりました。失礼と思いますけれども、市長は、本当に失礼な言い方で申しわけない、人の話を聞かない市長といううわさが立っております。これをご存じかどうか知りませんけれども、議会においては、二度も請願を履行しなかったという実績ございます。うわさにも、信憑性があるかもしれません。 しかし、今回の図書館については、相手は市民。しかも、1万人近い市民の声が上がっている。こういった中で、市長は、まだ、市民はあなたたちばかりではないよと、賛成もたくさんいるんだよというふうな言い方をされていると、そうですね。 では、最後に。どうぞ。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 今の表現というのは、極めて、不適切というふうに思いますし、約7,800人の市民の皆さんだけではない、賛成もいるのだというようなことを、私、申し上げたことはありませんので、そこは、ご発言も含めて、お気をつけいただきたいと思います。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) では、逆に質問しますけど、「市民は多様性がありますんで」というふうな言い方をよく使われますね。これはどういった意味ですか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) こういう時代でもありますので、いろいろな考え方がある中で、これ、図書館問題だけに限らず、従前からも、例えば、ある学校を建てかえる時も、都市農村交流施設をつくる時も、武道館をつくる時も、様々な声がありました。そうした声を受けて、最終的に判断をしていくのが、また私の仕事という意味で、実にいろいろな声があるからこそ、よりよいものができる、また、いろいろな説明もできるという意味では、そういう多様性というのは、極めて重要であるという意味で、多様性があるということでございます。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 私は今、図書館の話ししているんですよ。ほかの話を聞いているわけではない。この図書館の要するにこの署名が集まった、その説明の中で、明らかに多様性があるという意味は、私の解釈が間違っているかもしらんけれども、要するに、いろいろな考え方の市民がいますね、そういう人たちですねということで、受けとめているというふうに、私は理解しかできないんですよ、市長の受け答えを聞いていると。私の解釈が間違っていれば、ごめんなさい、訂正いたしますけれども。私としては、そういう理解しかできない。 質問ですけれども、最後の質問ですけれども。では、市長に聞きますけど、一体、何人の反対が集まれば、市長は、話を聞いてくれるんでしょうか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) それは、何人の反対が集まればというのは、いろいろなことが考えられますが、署名が集まればということなのか。民主主義の様々なルールの中で、なかなか、その定義というのは難しいように思いますが、反対が集まれば、また、反対の声があるから、どうこうということではなくて、今の状況というのは、賛成の方も、反対の方も含めて、情報発信が足りていないと、議論が足りていないと、ここの部分は事実であるということでございますから。どうしても、議員さん、この反対と、賛成というふうに、市民分けられますけども、そうではなくて、改めて、全ての市民の対して説明をしていきたいと、そういう思いでございます。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 要するに、言っちゃ何だけど、理屈を聞いているんではないんですよ。何人の反対があればといったら、署名に決まっているではないですか。今の8,000人ぐらいの市民では、どうも動きが悪いと、市長の判断が鈍っている。では、それが、1万5,000だったらいいのか、2万だったらいいのか。そういう質問に決まっているではないです。何でそういうふうな、何かようわからん、そんな理屈をつけるのか、こね回すのか、さっぱりわかりませんけれども。 非常に単純なのですよ、署名活動のいわゆる威力というのは。だから、そこのところで、要するに、先ほど言いましたように、市長は、市民の声を聞かんというふうなうわさが飛び交っているということは、まさに、今の言葉に象徴されていますね。本当に、市長さんは、人の話になかなか耳貸さないというというふうに。 例えば、市長はよく言われているけれども、気楽にトークなんかで、一人でのこのこ出かけて、市民の間に入って、いろいろな人の声聞いているではないですか。あれ1対1で話しているんですよね。1対1で話して、わかりました、それはどうにかしましょうなんていうふうな話は平気でするのに、1万人の署名に対しては、いろいろな声のうちの一つであるというぐらいに言っちゃうんですか。その辺が、ちょっと、よく感覚がわかんないですね。 ○副議長(三島好雄)  今、質問ですね、市長。 ◎市長(井原健太郎) なかなか、気楽にトークも気楽ではありませんで、なかなか、はい、わかりましたというような議論はむしろなくて、いろいろな課題、いろいろな考え方がある、また、行政の思いも含めて、共有をさせていただく場にはなっているというふうに思います。 数を、議員さん、しきりにおっしゃいますが、やはり、何度も繰り返しますけども、中身をやっぱりご存じなくて、10億、図書館、なぜ、今あるのにということだと、前回も、自分も署名するという声もありました。私自身も、もしかすると、そうかもしれません。その先の議論を、これからこの議会も含めて、やっていこうということですから、そこの部分は、率直に、私の対応が遅かった、悪かったということで、大いに反省をしておりますので、そこの部分は、これからしっかりと発信をしていきたいということは、ご理解いただければと思います。 ○副議長(三島好雄)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 今の話聞きますと、私が言える話ではないですけど、特別委員会にも市長は参加されるんですね。その返事、必要ない。 時間、あと3分ぐらいありますんで、最後に、一つお話をしたいと思います。全く、話変わりますけれども、1月28日に、ひとづくりアカデミー、これ、わざわざ市長が司会されたと。約150名ぐらい集まったと私は見ております。そのうちの市の職員が50名ぐらい、いたんではないかな。これで、サポーズデザインの社長、谷尻誠社長が講演をされました。サポーズデザインというのは、皆さんご存じのとおり、今回の図書館の設計を担当した会社でございます。この講演の内容、実に素晴らしかった。素晴らしい能力をお持ちの社長でございました。自分の作品に対する熱い思い入れの、非常に強い、そういうふうな内容で、感銘を深く受けました。 講演会の最後に、聴衆、聞いた人から、こういう質問があったんですよ。「先生だったら、今の図書館をどのようにつくり変えることができますか」という質問があったんですね。社長は、即座に、こう答えました。「今の建屋をそのまま生かし、機能的で、十分目的を達成できる図書館にすることができます」というふうなことを言われた。このように、今の図書館でも、ちゃんと検討を加えれば、現在抱えている種々の問題を解決することはできたかもしれなかったんですよ。残念ながら、こういった検討もなしに、新しい図書館建設のほうにかじ取りをしてしまった。この判断間違いを行った責任は、非常に重大です。責任は非常に大きいと思います。この辺りは、どのようにお考えになっておりますか。 ○副議長(三島好雄)  市長。 ◎市長(井原健太郎) まずは、細かいことを言うんで、私自身も余り好きではないのですが、人づくりアカデミーは、基本的に、私が司会をしております。また、市民と、市の職員が、ともに学び合う場ということで、多くの職員、毎回、参加をしております。そういう場での谷尻先生の発言ということでありますが。ちょっと私も、具体的に、そこまで覚えていませんが、ちょっと今、議員さんおっしゃったニュアンスとは違うというふうに思います。そのことは申し上げておきたいと思います。 ちょっと質問が何だったのかというのがあれですが、とにかく、今回の責任ということでいいますと、しっかりと、まず説明責任を果たしていく中で、市民の皆さんにご理解をいただいて、しっかりと、将来にわたって、つくられる施設を建設することが、私の使命であると、責任であるというふうに感じております。 ◆議員(岸井靜治) 質問を終わります。 ○副議長(三島好雄)  以上で、岸井議員の一般質問を終わりました。────────────・────・──────────── ○副議長(三島好雄)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、あすは午前10時から会議を開き、引き続き一般質問を行いますので、定刻までにご参集をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。午後3時16分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         平成31年 3月 6日                     議  長 藤沢 宏司                     副 議 長 三島 好雄                     署名議員 秋良 克温                     署名議員 山本 達也...