平成 27年 第2回定例会( 6月)─────────────────────────────────────────────平成27年 第 2 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日) 平成27年6月17日(水曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程 平成27年6月17日 午前10時00分開議 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2
一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2
一般質問 賀原基和議員 1
柳井大畠地区広域農道整備事業と
広域農道に通じる
市道整備について(
広域営農団地農道整備事業) (1)
広域農道の完成時期について (2)
広域農道に通じる
姫田古市線(
サンビームやない付近)の
整備状況について (3)
広域農道より上流の
神花原三本松線の
道路整備について 2
JR柳井港駅と駅付近の整備について (1)駅舎等の利用について (2)駐輪場の整備について
中川隆志議員 1 岩国基地を離着陸する航空機の騒音問題と
米軍再編のための交付金について (1)柳井市として独自に、 ①騒音問題の解消や市民の安全のために行動を起こしますか。
②米軍再編のための交付金を獲得するために行動を起こしますか。 ③これまで通りどちらもあいまいにしたままで行きますか。──────────────────────────────
出席議員(17名)1番 平井 保彦 2番 篠脇 丈毅3番 久冨 海 4番
光野惠美子5番 君国 泰照 6番 杉村 英子7番 坂ノ井 徳 8番 田中 晴美9番 賀原 基和 10番 藤沢 宏司11番 川﨑 孝昭 12番 中川 隆志13番 岩田 優美 14番 三島 好雄15番 中次 俊郎 16番 石丸 東海17番 鬼武 利之 ──────────────────────────────
欠席議員(なし)──────────────────────────────欠 員(1名)──────────────────────────────
事務局出席職員職氏名局長 稲田 富生 次長 山本 文夫書記 宮本 忠明 ──────────────────────────────説明のため出席した者の
職氏名市長 井原健太郎 副市長 鍵山
有志教育長 桑原 眞
会計管理者 吉本 敏実
総合政策部長 藤中 理史
総務部長 豊川
哲朗建設部長 荒田 親彦
経済部長 菅岡
利夫市民福祉部長 中原 浩
市民福祉部次長 宗里
光晴水道部長 河内 俊二
教育部長 木元 健二総務課長 日浦 隆雄
財政課長 国村 雅昭──────────────────────────────午前10時00分開議
◎
事務局長(稲田富生) ご起立願います。ご礼。ご着席願います。
○議長(
中次俊郎) これより、本日の会議を開きます。────────────・────・────────────
△日程第1.
会議録署名議員の指名
○議長(
中次俊郎) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第74条の規定により、議長において、
藤沢議員、川﨑議員の両名を指名いたします。────────────・────・────────────
△日程第2.
一般質問
○議長(
中次俊郎) 日程第2、昨日に続いて、
一般質問を行います。 最初の質問者、賀原議員。〔
賀原基和登壇〕
◆議員(
賀原基和) 改めまして、皆さん、おはようございます。昨日と今日、朝でございますが、
日本中サッカーで盛り上がっておったかと思います。私も
サッカー選手のごとく、
柳井市民のために、一生懸命、
一般質問に打ち込みたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、早速、順次、通告に従いまして、質問させていただきます。 まず、
柳井大畠地区広域農道整備事業について、お尋ねいたします。 実は、この
整備事業につきまして、私は、昨年9月、本会議におきまして、
一般質問させていただいておりますが、その後、この
整備事業の完成時期、また、
工事内容等に変更等があれば、お答えをいただきたい。たしか、昨年の私に対する答弁では、完成時期については、本年、平成27年11月末頃を目途に
全線供用開始するとの回答があったと記憶をしております。 なお、この
整備事業は、県事業でありますので、山口県と、現在、どのような協議をされているのか、お尋ねするものであります。 いずれにしろ、この事業は、整備が終わり次第、県より柳井市に移管される道路であります。 また、昨年も質問させていただいております、
広域農道に通じる
市道姫田古市線、
サンビーム付近の
整備完了時期についても、お尋ねをいたします。 なお、この
広域農道より上流、
琴石山林道に通じる
市道神花原三本松線についてであります。今後、
広域農道開通により、琴石山に登山される人や車、
生活道路として利用される住民等、今よりは、かなり多くの人や車が、この市道を通られると思いますが、この市道は、路肩を含め、傷みがひどく、早急に
道路整備が必要と思われます。現状を見ておられると思いますが、今後どのような対応をお考えかをお聞きいたします。 一方、
大畠地区において、整備は終わっているにも関わらず、
通行止めとなっている区間、今後の開通時期についてもお聞かせください。 次に、大きく2番目の、
JR柳井港駅と付近の整備についてお尋ねします。 この
一般質問については、以前、
JR柳井港駅が無人化される前に、私は2回にわたり質問をさせていただいております。 なお、本年、
一般国道188
号バイパスの開通に伴い、柳井港の
ポートビルフェリー乗り場付近については、きれいに整備がされましたが、
JR柳井港駅と駅付近の整備について、
観光柳井をPRしている柳井市として、どのように感じておられるのか、四国との玄関口でもあり、お尋ねするものであります。 この件については、以前、質問をさせていただいてから十数年がたっておりますが、一向に動きが見られません。環境的にもよくない状況下にあり、今まで駅舎等の利用について、庁内で協議されたことがあるのか、お尋ねいたします。また、柳井港駅の駐輪場を含め、付近の
管理面等、現在どのように対応されているのかもお聞かせください。 以上、大きく2点にわたり質問させていただきましたが、答弁により、再質問させていただきます。〔
賀原基和降壇〕
○議長(
中次俊郎) 市長。〔
市長登壇〕
◎市長(
井原健太郎) それでは、賀原議員のご質問に対して、お答えをさせていただきます。 まず、1点目の
柳井大畠地区広域農道整備事業と
広域農道に通じる市道の整備についてのお尋ねでございます。 その中でも
柳井大畠地区広域営農団地農道整備事業の完成時期についてでございますが、山口県
柳井農林事務所が
事業主体となりまして、建設が進められております。本事業の現在の
進捗状況ということになります、第1工区の
遠崎地区におきましては、工事が概ね完成をいたしておりまして、第2工区の
白潟地区は、
供用開始いたしております。残る第3工区の龍華川から終点の
上田地区までの約1,500mのうち、大屋、
上田地区は、概ね完成をしておりまして、現在、
片野地区の約500mにつきまして、精力的に工事が行われているところでございます。
議員お尋ねの、本農道の財産を県から柳井市へ移行し、全線を
供用開始する時期につきましては、先ほど議員ご指摘いただきましたとおり、昨年平成26年9月議会の
一般質問におきまして、当時の県の
工程管理を踏まえて、平成27年秋頃の予定である、というふうにお答えをいたしておりました。 県では、平成26年度に、
片野地区の
稲荷山付近で、約180mの区間において、集中的に地山の
掘削工事を行い、
事業進捗を図ってまいりましたけれども、掘削を進めていく中で、想定の約2倍の数量の岩石が出てまいりまして、そのため工程がおくれておりますので、したがいまして、
全線供用開始の時期につきましては、見直しをせざるを得ない状況であるということでございます。 この岩石の処理についてでございますが、現場が住宅地に近接しており、発破が使用できず、したがいまして、より時間を要する
薬液注入工法を採用し処理しておりまして、また、
作業スペースや工事上の安全面の関係によりまして、複数機械による作業が困難でございますので、
処理数量が増えることによりまして、予定工期を相当期間延長せざるを得ない状況となっておりましたけれども、現在は計画高のおおむね3m付近まで掘削が完了しておりまして、工事の見通しが立ってきている状況というふうにお聞きをしております。 平成27年度におきましては、引き続き、
稲荷山付近で、計画高までの掘削を行いまして、この約400mの区間の地山の掘削、盛り土、
道路施設整備、
法面処理等の残工事を発注をし、事業の進捗を図ることとされているということでございます。 また、
片野地区の約100m区間におきましては、地山の掘削量が約6,000m3の残工事がございまして、
遠崎地区で確保している約2,500m3の土砂と合わせまして、8,500m3の土砂を
南周防地区国営緊急農地再編整備事業の盛り土材として利用することによりまして、両事業のコストの縮減を図ることとしております。 このため、第1工区の
遠崎地区におきましては、これらの土砂搬出の
工事車両として、
大型ダンプが約2,800台通行するために、安全を考慮いたしまして、搬出が終了をいたします平成27年度末をめどに
安全施設等の整備を行った後に、
供用開始を行う予定となっております。 また、第3工区の
柳井地区につきましては、
舗装工事、
安全施設等の整備が完了いたします平成28年度末までに、
供用開始を行う計画というふうにお聞きをしております。 本
農道事業につきましては、
完成予定時期を数年延長していることもございます。県におかれましては、早期の
供用開始に向けて、全力を上げて取り組みたいとの意向でございますので、市といたしましても、早期完成を強く要望いたしますとともに、進捗が図れるように、できる限りの協力をしてまいりたいと考えております。 なお、
供用開始に当たりましては、県から
管理委託を受ける必要がございますけれども、県、市、警察等の関係機関で、
交通安全対策等の確認をしっかりと行いました後に、早期に利用ができるように、事務手続も迅速に行ってまいりたいと考えております。 なお、
全線供用開始の時期につきましては、昨年、平成26年4月24日付の広報やないで、市民の皆様へお知らせをしておりましたけれども、今後の
供用開始時期の変更につきましても、広報や
ホームページ等で周知してまいりたいと考えております。 賀原議員におかれましては、この間、大変なご心配をいただいておりますことに、お詫びと感謝を申し上げますとともに、引き続き、本事業へのご理解をいただきますよう、よろしくお願いをさせていただきたいと思います。 この
農道整備に係るその他の部分、また、大きなご質問の2点目、
JR柳井港駅と駅付近の整備につきましては、関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕
○議長(
中次俊郎)
建設部長。
◎
建設部長(
荒田親彦) それでは、私のほうから、2点目の
広域農道に通じる
姫田古市線、
サンビーム付近の
整備状況につきまして、ご答弁申し上げます。
サンビームやない
駐車場入り口の交差点から
広域農道までの区間においては、
市道姫田古市線を経由して、
市道後地末広2号線を通りまして、
広域農道までという経路になります。そのうち
市道後地末広2号線につきましては、平成21年度までの5カ年におきまして、延長538mの整備を行いまして、平成22年6月に
サンビーム東側の交差点から
上田地区までの区間の
供用開始を行っているところでございます。 ご質問の、
市道姫田古市線の
サンビームやない付近の整備についてでございますが、
サンビームやない
駐車場入り口の交差点から、
サンビーム東側の交差点までは、現在、車道が1車線で、幅員が6mから6.3m、また、歩道が1.2mから1.6mで整備を行っております。 しかしながら、今後、
広域農道の
供用開始後に、
大型車両の通行が増えてきますと、
大型車両同士の離合については、困難な状態が生じることも予想されます。特に、
サンビームやない
駐車場入り口の
交差点付近は、カーブがきついため、平成25年度におきまして、
柳井小学校体育館の建てかえにあわせた
柳井小学校側の
道路改良計画と調整を行い、
交差点部分について、
公安委員会と
事前協議を行い、
交差点改良を計画しているところでございます。
交差点改良の基本設計では、
サンビーム前の駐車場の
緑地広場を一部
道路拡幅に利用し、
駐車場入り口を
サンビーム側に移設することにより、
交差点部分の滞留をやわらげることとしております。 今後は、
広域農道の
供用開始が、平成28年度末の予定でございますので、この
広域農道の
全線開通にあわせた
改良事業を行ってまいりたいと考えております。 続きまして、3点目の
広域農道より上流の
市道神花原三本松線の
道路改良について、ご答弁申し上げます。 本市の市道は、平成27年4月1日現在で、887路線、総延長約475kmでございます。幅員4m以上の
改良済み延長は、約216km、未改良の延長は、約259kmでございまして、改良率は45.5%となっております。特に、生活に密着した、その他市道の未
改良区間の延長が、約217kmとなっておりまして、未
改良路線の約8割を占めております。市道は、市民の皆様が生活していく上で、重要な役割を果たしており、市としましても、道路の
拡幅改良や、カーブでの視線確保のため、法面の改良、市道の一部を拡幅して退避所の設置など
道路改良事業を行い、また、舗装等の補修など
維持管理事業を行っているところでございます。 議員ご質問の
市道神花原三本松線の
道路改良についてでございますが、先般、地元から要望書も出され、また、現地も確認しているところでございますが、幅員が狭い所で2m程度しかなく、また、
コンクリート舗装の
路肩部分がすいている所も数カ所見受けられます。本路線は、地域の方の生活に密接した重要な道路でありますので、
関係自治会の方々と協議の上、緊急性など、市内全体の状況を考慮し、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) それでは、私のほうから2点目の
JR柳井港駅と駅付近の整備についての1点目、駅舎等の利用につきまして、お答えをさせていただきます。
JR柳井港駅は、通勤、通学で利用される方をはじめ、四国を結ぶ柳井港の最寄りの駅として、観光客や
ビジネス客にも利用をされております。 その
JR柳井港駅でございますけれども、議員ご承知のとおり、平成17年4月から
完全無人化駅となっております。
完全無人化駅とは言いながらも、観光客や
ビジネス客にも利用されておりますので、市といたしましては、情報を発信する場といたしまして、7月下旬から8月下旬にかけて、
駅待合室に
金魚ちょうちんを飾らせていただき、
柳井金魚ちょうちん祭りを宣伝する場として、JRのご協力のもとに利用させていただいておるところでございます。 その他の
利用方法として、
駅待合室にございます掲示板の活用ということがありますが、これにつきましては、営利目的の
ポスターについては、掲示ができないこととなっております。また、JRからの告知がある場合は、その掲示が最優先となると聞いております。これらに該当しない際には、JRのほうも市と協議しながら、
ポスターの掲示等に協力していきたいという意向を持っておられますので、掲示版の活用につきまして、その都度、JRと協議してまいりたいと考えております。 また、地域とJRが一体となって
利用促進を図るための、JR、県、岩国市から防府市までの
山陽本線沿線各市で構成される「
鉄道利用促進懇話会」が設置をされております。この懇話会におきましては、駅の活用や企業、学校、
自治会等との連携など、各市の
利用促進に係る取り組みや課題等について、協議する場として毎年開催をされております。 さらに、昨年度には、広島―防府間の開通・開業120周年に向けた
イベント開催など、広域で連携した
観光振興を図るため、JRと岩国市から防府市までの各市で構成される「
観光振興協議会」が設置され、今後、定例的に開催していくこととなっております。 「
観光振興協議会」では、駅周辺の
イベント実施も
取り組み事項をされており、こうした場を通じまして、JRと意見交換しながら、少しでも雰囲気のよい四国への玄関口となるように努めるとともに、
観光振興面から駅舎の活用についても協議してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎)
建設部長。
◎
建設部長(
荒田親彦) 続きまして、2点目の駐輪場の整備について、ご答弁申し上げます。 柳井港
駅前駐輪場につきましては、平成5年度に、当時の日本国有鉄道清算事業団から、
JR柳井港駅に隣接した土地、約500m2を取得いたしまして、それまで周辺の
市道沿いや
駅前広場一帯に放置、駐輪されていたものを、交通安全、さらには、
周辺市街地環境整備の観点から、収容台数70台の駐
輪スペースとして確保、整備したものでございます。その後、地元の皆様方からの要望を受けまして、平成13年度には、
鉄骨づくりの屋根や
夜間照明施設を設置するとともに、
管理用フェンスや排水路を整備し、機能の充実を図ってきたところでございます。 駐輪場の
屋根部分のさびを初めとした施設全体の老朽化につきましては、今後、適正に点検を行い、駐輪場の機能を十分に発揮できるように取り組んでまいりたいと考えております。 また、現在は、年に1、2回の割合で、
放置自転車等の整理整頓を行っており、利用者の方が、お互いにマナーを守って、気持ちよく使用できるよう、管理者として利用者への啓発活動にも努めているところでございます。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 1点抜けてます。
大畠地区の
通行止めの場所。これが、いつ開通になるのかお尋ねをしたのですが、この回答、いただけますでしょうか。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) 先ほどの答弁の中で、
遠崎地区ということでお答えしたかと思うのですが、それが今、
通行止めしておる部分でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 私の質問は、ここをいつ開通ができるのかというお尋ねをしとるつもりです。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) 現在のところ、平成27年度末を目途に
供用開始を行う予定としております。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) わかりました。 それでは、順次、質問をさせていただきたいと思います。まず、
広域農道が、実は、また1年延びるよという答弁がございました。言われる答弁の内容は、前回と一緒でございます。9月の答弁と一緒なのです。岩石が出た、しかし、ダイナマイトといいましょうか、これができないので、結局延びるのだということで、1年延びたのです。そして、またこの件で1年延びるということでございます。それは作業上、安全性ということがあるとは思いますが、先ほど市長の答弁の中で、実はこの事業については、
道路工事の第3工区の13号というとこなのですけれども、現在5月末が、まだ60%なのです。本来は、この3月に、この場所は完了となってるのです、工程上は、報告書を見ますと。しかし、本年の5月をもってもまだ60%ということです。あと5mとか、これがまた1年かかるのかなという気はいたしますけど、それはそれとして、現在5月末は60%という一つの
実施工程でございます。 そこで、私は、この岩石だけでこれだけ遅れてきておるのか、本来は平成25年の完了なのです。ところが、もう来年ということになると、28年なると3年間延びる予定になるのです。何かこのおくれた理由というのがほかにあるのではないかと思うのですが、この辺りはいかがでしょうか。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) 特には、今回の岩石が大きな遅れの原因と思っております。ここの岩石につきましては、当初、800m3の処理ということで考えておりましたけれども、今現在、平成27年8月時点で、その数字でございましたけれども、現在は1,200m3という形が出ております。そして、今後、最終的に計画高まで落としていきますと、2,000m3の岩石量という形がございます。そういう形で当初の工程より大幅に延びておるということで、県から聞いておるところでございます。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和)
経済部長さん、この4月からですから、なかなか即答弁されるのも大変だろうと思います。私は、この遅れの理由ですが、いろいろと、私なりに考えてみました。まず、一つは財政面かなと、県のほう。そして、物資、物が不足しとるのかなと。また、一方では、人が、作業員さんが少ないのかなと。もう1点は、私は、ここが一番問題だろうと思うのですが、これはやはり
部分発注なのです。ということになると、その部分が終わらないと次の作業に取りかかれないと。確かに
地元企業を優先するということで、県のほうも配慮されてやってらっしゃるわけでありますから、これを一概に私がどうこう言うことはありません。県事業でありますし、
地元企業を優先するというのは当たり前でありますが、私は、そういうやっぱり部分的な発注をされることによっての遅れもあるのかなと。こう、いろいろ現場見てみますと、そのように私は感じておるのですが、市のほうとしては、その辺りのところはどのようにお考えか、お尋ねいたします。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) いろいろと賀原議員よりご指摘の点はあろうかと思いますけれども、県といたしましても、最大限、早く開通したいという気持ちを持っておられますので、市のほうとしても全面的に協力をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 延びることによって、延期されることによって、県もそうなのでしょうけれども、市のほうの負担です、財政面で、この辺りはどのようにお考えでしょうか。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) 年度がずれていくということで、各年度の
事業費等には変更が出てまいりますけれども、全体事業費としては、大きな差は出てこないというふうに聞いております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) これで最後の質問とさせていただきますが、私が見た感じといいましょうか、これは結果論です、あくまでも結果論として聞いていただきたいと思います。そして、県の事業でありますので、その辺りはご理解いただきたいと思いますが。私は、この第3工区の13号においては、私はトンネルだと思っておったのです。トンネルであれば、今後、防災上も、また柳井市に移行された時にも余り負担はないかなと思っておりました。しかし、現在ただいまの工法は、かなりの切り土です。ということになると、今後、柳井市に移行された時、この地区においては、片野川、姫田川、これに大雨が降った場合、あるいは満潮時、しっかりと柳井市は防災上、注意をしなければいけないと私は思っております。これは結果論です。トンネルであれば、そういう水の処理は一切なくして済んだと思います。 そこで、一つだけお尋ねしますが、柳井市に移管をする場合、県と市の協議、柳井市としての要望等は、しっかりと県のほうにお話しできてるのかどうか、この辺りのところをお尋ねいたします。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) 当然、県のほうから移管を受けます。その際には、全般的に検査をいたしまして、今後の管理を含めて万全を期するような形で移行を受けたい、というふうに考えております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) もう結果論を言ってもどうしようもありませんので、今後、ぜひ完成した時も、片野川、特に満潮時、大雨が降った場合、新市地区、千才地区は、川よりは低地帯にあります。この辺りは十分に注意をしなければいけないなと、私なりに感じてるところでございます。 それでは、次の
市道姫田古市線の開通時期について、お尋ねいたします。先ほどの部長の答弁では、間に合うよというように、私は感じ取ったのですが、それで間違いございませんか。
○議長(
中次俊郎)
建設部長。
◎
建設部長(
荒田親彦) そのように取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 私が想定してはいけないのですけれども、間に合わなかった時には、やはり大型車の離合ができないので、いろいろと道路上、問題が出てくると思いますので、できるだけ
広域農道開通に間に合うように、ひとつお願いをしておきたいと思います。 次に、
広域農道より上流の
神花原三本松線の整備でございます。 先ほど、部長の答弁でもありましたように、ここは、道路に既に割れ目があり、そこから水が入り、道路自体が空洞になっておる所がかなりあります。要するに、重量物といいましょうか、そういう荷物を多く積んだ、重量物の車が通った時にいかがなものかなという気がしております。そして、今回、私がここでこうして
一般質問をしているわけでありますから、何か事故でもあった時には、柳井市の管理責任が少し問われるかなという気がしますので、一つその辺りのところ、早急に
道路整備をしていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○議長(
中次俊郎)
建設部長。
◎
建設部長(
荒田親彦) 先ほどご答弁いたしましたように、緊急性など、市内全体の状況等を考慮いたしまして、対応していきたいと考えております。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) ありがとうございました。
広域農道の先ほど
大畠地区の通行どめの場所の開通時期については、平成27年度末に一応開通するということになりますと、実は
全線開通は平成28年度末と。ということになると1年余り、要するに出入り口が、大屋、水口地区の市道に入ってくる、出ていく。車の量がかなり多くなるかと思いますが、この辺のところはどのように柳井市としてお考えかお尋ねいたします。
○議長(
中次俊郎) 市民福祉部長。
◎市民福祉部長(中原浩) 議員のご指摘のとおり、
広域農道が一部
供用開始になりますと、やはり大屋のバス停から出口、それと水口へ下る道については、やはり交通量が多くなるというふうに思っております。これにつきましては、工事の発注者であります県はもとより、柳井警察署、また地元の自治会とも一緒になって、市の関係機関とも連携が必要と思います。全体で交通安全について協議しながら、取り組んでいきたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 今、部長が言われましたように、是非、この地域は道路がやはりかなり狭い部分がございます。よって、交通安全上、しっかりとその辺りは、行政として、今、警察等関係機関としっかりとするということでございますので、私自体は見守りたいと思います。 また、自治会の話が出ましたが、この地域には病院がございます。要するに、かなりの職員さんがいらっしゃるわけで、この辺りの通勤される車、これがかなり大畠方面からの入ってくる車が多くなるだろうと思いますので、この辺りも職場等にも注意を喚起するようにお願いしておきたいと思います。 それでは、
広域農道のほうはその辺りでしっかりと見守っていきたいと思います。 次に、
JR柳井港駅と周辺、このことについて、お尋ねをいたしたいと思いますが、まず、最近、執行部の方で、
JR柳井港駅を乗車、下車された方がいらっしゃれば。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 誰もいらっしゃらないわけですね。ということは、状況が全然わかってないということでしょうか。状況をわかってないということであれば、私のほうから状況をお話ししたいと思います。 今、行って見られたらよくわかりますが、ツバメのオンパレードです。要するに、待合室、構内を含めて10カ所ばかりツバメの巣があります。切符買われる人の頭上に巣があります。JRさんは気づいてらっしゃるのです。30cm四方でしょうか、このように書いてあります。ツバメのヒナがいます。頭上、ふんに注意してください。柳井港駅長と書いてあります。誰もいらっしゃらないですね。柳井港駅長と書いてあってもですね。ひょっとして、待合室で本当に休息できるのかなという状況下にあります。しっかり柳井港駅に行っていただきたいと思います。 何故私が柳井港駅のことを言うかと言いますと、
観光柳井を、市外、県外に行ってPRされることは結構です。しかし、そのことが、柳井港駅に下車、乗車される時、あの姿を見られて本当に柳井市は
観光柳井としてPRしていらっしゃるけれども、いかがなもんかなと思いますが、全然状況を見ていらっしゃらないわけですから、お答えはできにくいのかなと思いますが、想定として、何かお答えがあれば。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) 近年、柳井港駅を使って、乗車をしたり、下車をしたりという経験は残念ながらないのでありますけれども、先般の柳井港のポートビルの新たな竣工というか、リニューアルの際には駅を訪ねて、柳井港から見える、また、
JR柳井港駅からのポートビルとの様々な環境というものを、私自身は点検をさせていただいておるということでございます。 そういった中、今のような状況もあるというようなことは、現状、柳井港駅長さんは、柳井駅長さんが兼ねられておられるというふうにもお聞きをしておりますから、しっかりと現状も含めて、JRのほうにお伝えをしてきているわけでありますが、再度お伝えをしていきたいというふうに考えております。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 昨日ですか、市長。今回四国のほうに、
金魚ちょうちんも飾るというお話でございましたので、あえてあの状況を見られたら、何とかJRさんに少しお願いはされてもおかしくはないなと思います。 といいますのは、確かにJRさんは民間企業ではございますけれども、一方では公共機関でございます。そういう面も含めて駅舎です、これが無人化になって十数年になるわけでありますが、この利用対応というのは、庁内で協議されたことがあるのかどうかお尋ねいたします。
○議長(
中次俊郎)
経済部長。
◎
経済部長(
菅岡利夫) 駅舎の活用について、庁内で具体的に検討したことはございません。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 私は、できれば、私の思いでございますが、憩いの場といいましょうか、あそこで将棋とか碁とか、あるいは生け花とか、そういうものが駅舎で何か利用されないのかなと。少しでも電気がつくこと、また、窓が開いてること、そのことがやはり柳井市が、今
観光柳井としてやっていらっしゃるのであれば、あの姿は余りよくないなと。だから、駅舎の利用について、是非これからJRさんに一つお話をしていただきたいなというのが私の思いです。 実は、以前、十数年前、私が
一般質問した時には、防予汽船さんが、できればあそこに職員さんを置こうかなという時があったのです。しかし、メンテックさんという下請、JRさんとこのほうで対応を考えるからということで、結局は今の状況です。これはこれとして、私なりにそのように考えております。何度かその辺りのところが利用はできないのかなということでございます。 次は、駅周辺でございます。実は、駅前といいますか、港駅前には観光案内板がございました。これは、名前まではあれですが、民間企業の取り計らいで観光案内板があったのですが、この柳井港の開発というか、柳井市も道路網の整備をするということで撤去されました。本当に、この観光案内板、素晴らしい案内板だったなと考えておったのですけれども、これが撤去されました。そして、いつの日かまたできるのかなと思いつつ、今まで来ておりますけれども、何の対応もございません。何かそこらで撤去された理由があればお伺いしたいと思います。
○議長(
中次俊郎)
建設部長。
◎
建設部長(
荒田親彦)
JR柳井港駅前の看板、案内板につきまして、ご答弁いたします。 この観光案内板につきましては、平成10年に
観光振興の一助となるよう、団体から設置寄贈をされたものでございます。 昨年度に、国道188号柳井バイパス整備工事の進捗にあわせまして、
JR柳井港駅前交差点整備工事を施工いたしました。この際に、観光案内板の移設を検討いたしましたが、案内板本体の柱部分の老朽化対策や、案内板、案内表示内容の更新、修正などが必要となることから、地元自治会や、ご寄贈いただきました団体等と協議を重ねました結果、移設を断念し、撤去処分とし、環境整備を終えたところでございます。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) 危険な観光案内板だということで撤去されたみたいですが、私が見た範囲では、恐らく支柱に問題があったのかなと。柱等に問題があったかなと私は見受けました。 しかし、本当にこの観光案内板は、素晴らしく、柳井港付近の観光案内にはふさわしい看板だったと思います。こういうことから言っても本当に柳井市が、
観光柳井としてPRするのに、何かその辺が抜けておるのではなかろうかなという気がしております。是非、また何かの機会で、その辺りのところの改善をお願いしたいと思います。 実は、先ほどの柳井港周辺のことで、駐輪場のことが出ました。実は、先ほど申しましたように、
一般質問で十数年前にした時に、この駐輪場をつくっていただいた経緯がございます。あれから十数年、どうも管理面がそのままかなと。かなりさびが出ております。外灯等はしっかりと管理をされておるのだろうと思うのですけれども、ただ、1週間前と一昨日でございますか、変わっておって、よいほうに変わっておったことを、ちょっとお話をさせていただきたいと思いますが。駐輪場に隣接する所に、ベンチがあるわけでありますけれども、1週間前、私が現場を視察した時には、花等は全然飾ってなかったのですけれども、一昨日行ってみますと、きれいな花が植えてありました。これは、ここの管理される柳井市が植えられたのかどうか、お尋ねをいたします。
○議長(
中次俊郎)
建設部長。
◎
建設部長(
荒田親彦) 申しわけありません。そこはちょっと確認とっておりません。
○議長(
中次俊郎) 賀原議員。
◆議員(
賀原基和) ここは柳井市が管理しとる所でしょう。まあ、それは再度よく調べていただければわかると思うのですが、恐らく駐輪場と兼ねたベンチですから、まず間違いないと思うのですが。私は、実は、この
一般質問のおかげかなと思ったのです。1週間前に行った時は何のあれもなくして、一昨日行ったら花がきれい植えてあったので、早速、私の成果が出たかなと思ったのですが、そうでない。恐らく近くの住民の方か、自治会か、その辺りがやられたのかなと思います。それはそれとして、いいほうになっているわけですから、ここで私がとやかく言うことではございません。 もう10分ばかりとなりました。貴重な時間いただきましたけれども、最後に、私なりにお願いをして、
一般質問を終えたいと思います。 まず、
広域農道の
供用開始につきましては、本日の答弁どおり、必ず整備が終わり開通ができるように、県にしっかりとこのことをお伝えいただきたい。また、
JR柳井港駅等の対応につきましては、柳井市には3つのJR駅があること、このJR駅が
観光柳井の拠点となることを、JRにしっかりお願いしていただくことを申し上げ、私の
一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
中次俊郎) 以上で、賀原議員の
一般質問を、終わります。
○議長(
中次俊郎) 午前11時5分まで休憩といたします。午前10時50分休憩 午前11時05分再開
○議長(
中次俊郎) 休憩を閉じて、
一般質問を、続けます。 次の質問者、中川議員。〔中川隆志登壇〕
◆議員(中川隆志) いよいよ
一般質問も最後の質問者になりました。英語では、こういう場合に、ラスト・ノット・リーストと言うのですけども、これは、最後だけどそんな生易しいものではない、重要なことだという訳だと思うのですけど、私の
一般質問も、ぜひ重要な質問でありたいと思っています。 まず、最初に、
米軍再編交付金に対する市長の姿勢について、お伺いしたいと思います。 前回、平成27年第1回定例会で、石丸議員、それから川﨑議員、お二人が、今後の柳井市の財政事情を考えた時に、
米軍再編交付金を、積極的に獲得する努力をされてはどうかというふうな質問をされたと思います。それに対する市長のお答えは、特に、川﨑議員の
一般質問の時のお答えの中にあるのですけれども、議事録から読み上げます。「今の時点で、そういった要望活動を始めることは、柳井市として、
米軍再編を、能動的に、積極的にこれを受け入れていく騒音問題も含め、今の時点で今後、受容していく姿勢を示すという、将来にわたっての大きな選択、これは大きな判断となってまいります。従いまして、ぜひ、議会におかれましても、この大きな問題に対する市議会としてのスタンスをお示しいただき、私としましては、それを一つの民意として、基本的には尊重させていただく形で、今後、対応してまいりたいと考えておりますので。」云々と述べられております。同様の趣旨のご答弁を川﨑議員の質問に対して、この後も2度にわたって繰り返されております。このご答弁は、市長が
米軍再編交付金に対する判断を、議会に一任され、ご自身は、市長としての責任を放棄されてるともとれるご発言です。市長にご発言の真意のほどを、お伺いいたします。 柳井市としては、山口県基地関係県市町連絡協議会を通じて、米軍基地に起因する問題に対する要望を、国に上げられていますが、連絡協議会には再編関連交付金対象市町村の構成自治体である、岩国市、和木町、周防大島町も入っております。再編交付金をもらっている自治体と一緒になって要望を国に上げても、柳井市の実情は十分に理解されないのではないかと懸念いたします。 もし、再編交付金を獲得するご意思が柳井市にないのであれば、柳井市単独で、騒音問題の解消や、市民の安全、安心のために行動を起こす覚悟はおありでしょうか、それとも、住民の福祉の向上に活用するために、
米軍再編交付金の獲得のために、積極的な行動を起こされるのでしょうか。例えば、周防大島町は、この
米軍再編交付金を利用して、今年度、子どもの医療費を無料化しております。
米軍再編交付金を得ることは、市民の福祉を増進させることにもつながります。そういうご判断を、柳井市でされるのであれば、積極的に獲得に動くことも必要かと思います。あるいは、これまでどおり、柳井市上空を、騒音を振りまいて飛行する航空機に対して、山口県基地関係県市町連絡協議会を通じて、実りのない要望を続けていかれるのでしょうか。 2017年頃までに、厚木から57基の艦載機が、岩国基地に移動してまいります。艦載機の騒音の大きさは、今考えているより、全く異なる大きなものであると考えたほうがいいと言われております。 また、柳井市は、今年度、水道料金、介護保険料、国民健康保険料を値上げします。この値上げが一過性で終わるとは考えられず、今後も引き続き、市の財政がひっ迫してくることが予想されます。 柳井市として、
米軍再編交付金の獲得に走るのか、市民の安心、安全のために、飛行ルートの変更も含めて、騒音問題の解消を強く訴えていくのか、結論を出す時期に来ていると思います。騒音の解消か、再編交付金の獲得か、それともその両方か、市長の覚悟のほどを、お伺いいたします。 ご答弁によりましては、再質問を行いますので、よろしくお願いいたします。〔中川隆志降壇〕
○議長(
中次俊郎) 市長。〔
市長登壇〕
◎市長(
井原健太郎) それでは、中川議員のご質問に対して、お答えをさせていただきます。 岩国基地を離着陸する航空機の騒音問題と
米軍再編のための交付金についてのお尋ねでございます。一部、昨日の光野議員さんへの答弁と重複する部分もございますけれども、その点につきましては、何とぞご了承を願いたいというふうに思います。 まずは、騒音の状況、
米軍再編交付金の状況につきまして、改めてご説明をさせていただきます。 騒音対策についてでございますけれども、航空機による騒音測定は、議員ご案内のとおり、岩国飛行場周辺に、20カ所の測定地点がございまして、本市におきましても、宮岬地区に、自動騒音測定器が設置をされ、平成24年9月から測定が開始をされております。その情報は、中国四国防衛局のホームページで確認することができます。 今年に入りまして、70デシベル以上が5秒間継続する騒音回数が多い日も見受けられますけれども、平均をいたしますと、平成26年度で、月2回程度、今年度に入りましても、月3回程度という状況でございます。騒音回数の増加は、それほどではないということにはなりますが、市民の皆様からの騒音に関する苦情の件数は、平成26年度、1年間で7件であったものが、今年度に入りまして、2カ月間で58件と、これは急増をしております。 平成29年頃に予定をされております、空母艦載機の移駐などを踏まえ、これは、市民の皆様の騒音に対する意識が高まっていることのあらわれであるというふうに認識をしております。 なお、市民の皆様から寄せられました情報につきましては、その都度、岩国防衛事務所に報告をさせていただいております。 山口県と岩国市、和木町、周防大島町及び柳井市で組織をいたします、山口県基地関係県市町連絡協議会では、これまでも騒音調査体制の充実として、騒音調査箇所の増設を、要望してまいりました。 市独自の取り組みといたしましては、市民の騒音に対する意識の高まりというものも受けまして、5月12日には、職員3名が、中国四国防衛局を訪問し、国の騒音対策について、協議の場をもったところでございます。その際に、市民からの苦情の件数が増加していることを報告し、自動騒音測定器の増設についても、質問をいたしましたところ、宮岬団地に設置している自動騒音測定器のデータが、再編交付金の対象となるLden(エルデン)値で62デシベル以上、W値で75以上となっていない中で、自動騒音測定器の増設は困難であり、空母艦載機移駐後の騒音状況を踏まえ、適切に対処していくという、この時は、こういった回答をいただいております。 市といたしましては、騒音に関する苦情が増加する中で、騒音の実態を、より把握させていただくために、今月に入りましてから6日間、宮岬団地に職員が赴きまして、午後1時から午後7時までの間、騒音の状況を調査しております。 この状況といたしましては、ほとんどが、70デシベルに達しない騒音ではございますけれども、中には瞬間的に80デシベルや90デシベルを超える騒音も観測をいたしました。また、航空機の通過件数は、市役所本庁よりも宮岬団地のほうがかなり多いことを、改めて認識をいたしております。 騒音の苦情受付体制でございますけれども、これまでも広報紙を通じて、米軍機に関わる航空機の騒音、目撃情報の呼びかけをしてまいりましたけれども、引き続き、市民の皆様や、市職員に対しまして、日時、場所、機種、状況等の情報の提供をお願いし、これを国に対し、本市の騒音状況として示してまいりたいと考えております。 なお、先ほど申し上げました宮岬集会所の自動騒音測定器のデータによりますと、騒音レベルは、和木町の町営瀬田4丁目集会所や、大竹市のサントピア大竹、周防大島町の浮島小学校や、久賀小学校よりも高い実態がございます。この実態を国に対し訴え、騒音対策を要望していく考えでございます。 「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」では、地方公共団体が自衛隊等の航空機の離陸、着陸等の頻繁な実施により生ずる音響で、著しいものを防止し、または軽減するため必要な工事を行う時は、その費用の全部または一部を補助するものとされておりまして、この規定に基づき、
大畠地区の小中学校や保育所などの公共施設において、補助金を受けて防音対策を行っております。今年度も大畠保育所におきましては、防音対策工事の実施設計委託料を計上しているところでございます。 しかしながら、一般住宅への防音工事の助成は、ここは正確にご理解いただきたいところでもありますが、Lden(エルデン)値で62デシベル以上の区域となっておりまして、岩国市の一部、これは本当に基地に近い、ごく一部でございます。この岩国市の一部は、対象区域に指定されておりますけれども、柳井市、周防大島町、和木町は、対象区域とはなっていないということでございます。 次に、
米軍再編交付金についてでございます。
米軍再編交付金の対象となる再編関連特定周辺市町村の指定に当たりましては、これまで以上の負担を受け入れることを前提とした上で、
米軍再編に理解を示し、駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法に基づき、再編関連特定防衛施設の周辺地域における住民の生活の安定に及ぼす影響の増加の程度、及びその範囲を考慮し、公共用の施設の整備、その他の住民の生活の利便性の向上、及び産業の振興に寄与する事業を行うことが、当該再編関連特定防衛施設における駐留軍等の再編の円滑、かつ確実な実施に資するため、必要であると認める時に、指定することができるとされております。 その対象市町村の要件といたしまして、1つ目として、再編により、負担が増加する、防衛施設が所在する市町村として、岩国市が指定されております。 2つ目として、再編の内容が、航空機部隊の移転や、航空機の訓練移転の場合には、所在市町村に隣接する市町村、及び隣々接市町村までの範囲の市町村のうちから、負担の増加する市町村として、この点で言うと、現状は考慮されていないということになりますが、この負担の増加する市町村として、航空機による騒音が一定レベル、Lden(エルデン)値で62デシベル、W値で75以上となる市町村として、和木町及び大竹市が指定されております。 3つ目として、再編の内容が航空機部隊の移転の場合には、航空機の進入直下となる隣接市町村も候補となり、この要件により周防大島町が指定をされております。 なお、再編関連特定周辺市町村の指定につきましては、まず、再編に伴い、負担が増加する防衛施設を関係行政機関の長と協議の上、防衛大臣が指定をし、先ほど申し上げました基準に該当する市町村のうちから、再編の円滑、かつ、確実な実施に資すると認める場合に、防衛大臣が関係行政機関の長と協議の上、対象となる市町村を指定することとなります。 防衛省では、平成17年度の「日米同盟:未来のための変革と再編」及び平成18年度の日米ロードマップに基づきまして、岩国飛行場における
米軍再編後の飛行経路、音響データ、飛行回数をもとに、予測コンターを作成しております。この予測コンターは、厚木基地からの空母艦載機59機の移駐や、昨年8月に完了しましたKC130空中給油機15機の普天間基地からの移駐、さらには、海上自衛隊機17機の残留についても検証をしております。ですから、繰り返しになりますけれども、現状の騒音というのは考慮されてない中で、あくまでも予測コンターの結果に基づいて法律の要件を満たす市町村が再編関連特定周辺市町村となります。 現在、再編対象となる防衛施設が、16施設ございまして、全国で41市町村が、再編関連特定周辺市町村として指定をされておりますけれども、いずれの市町村も先ほど申し上げました3つの要件のいずれかを満たしております。しかしながら、柳井市では、Lden値で62デシベル以上の区域や、飛行経路の直下に入っていないために、現在の基準においては、再編交付金の対象とならない状況でございます。 なお、宮岬団地に設置をされております自動騒音測定器の騒音測定結果によりますと、Lden値で申し上げますけれども、平成25年度の平均値が45.5デシベル、平成26年度の平均値が44.3デシベルとなっておりまして、基準値には達していない状況でございます。 一方、再編関連特定周辺市町村に指定されることによる再編交付金とは別に、今年度、山口県に対し、公共施設の
整備事業を対象として、新たな交付金制度が創設されたところでございます。この交付金の対象は、
米軍再編により地域住民に極めて大きな影響を及ぼす防衛施設、具体的には、航空機で40機、人員で1,000人を超えて増える防衛施設が存在し、
米軍再編の実施に特に理解を示し、協力をしている都道府県となっておりまして、全国で唯一、山口県が対象とされました。当面、交付期間は2年間とされておりますけれども、交付金の対象事業の区域は、再編関連特定周辺市町村に指定されている、岩国市、和木町及び周防大島町となっております。 最後に、柳井市は、どの道を選択するのか、とのお尋ねでございます。 まず、
米軍再編交付金につきましては、現在の基準により、全国で41市町村が再編関連特定周辺市町村として指定されている中で、本市だけが特別な対応を求めて再編交付金を獲得することは、これは極めて困難ではないかというふうに思われます。 また、議員おっしゃるとおり、要望していくのであれば、3つの基準のどれに該当するという主張をしていくのかといったところも不明でございます。そうした中で、2年後に予定されている空母艦載機の移駐という、大きな変化を待つことなく、現時点で要望活動を始めることは、本市として、
米軍再編を、能動的に積極的に受け入れていく、騒音問題についても受容していく、そういった姿勢を、これは交付金の対象に、交付金をいただくか、いただかないかという以前の姿勢として示すという、将来にわたっての大きな選択であるというふうに認識をいたしておりますので、慎重に、丁寧に、市民の皆様の理解をいただきながら、判断すべき課題であると考えております。 したがいまして、3月議会での川﨑議員さんへの答弁につきましては、再編交付金の仕組み、基準等を、正確にご理解いただき、これは本来この問題に限らないことではございますけれども、今後、議員の皆様のご意見、市議会のお考えを踏まえた上で取り組んでいきたいということを申し上げたものでございます。 次に、騒音対策ということになりますが、これまで申し上げた様々な騒音の実態や、状況を踏まえながら、市民の安全と安心が確保されるよう、引き続き、県や関係市町と緊密に連携、協力して、要望活動等を行うとともに、市民の皆様からの要望や、他の市町との騒音の比較などの実態を踏まえ、将来への影響も考慮した上で、国による自動騒音測定器の増設を初めとする騒音体制の充実や、騒音実態に即した何らかの対策を講じていただくよう、柳井市としても国に対して独自に要望をしてまいりたいというふうに考えております。その際には、議員の皆様のお力添えもいただきながら、進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力くださいますように、お願いを申し上げます。以上でございます。〔市長降壇〕
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 市長にお伺いします。市長は、岩国基地について、容認されますか、それとも容認されませんか。どのようにお考えですか。岩国に岩国基地があることについて。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) これは、柳井市として、これまでも国の外交防衛政策に対しては、協力的な立場でもありますし、岩国基地を否定するようなことを、私自身、申し上げたこともありませんし、そういった状況も含めて、岩国基地を、容認するか、容認しないかというお尋ねもどうかと思いますけれども、現状としてそういう立場でお仕事をさせていただいておるということでございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) わかりました。 では、盛んに、国が決めることであって、交付金、こっちからもらいにいくものではないというふうにおっしゃっているのですけれども、では、国のほうから再編交付金差し上げますと言ったら、いただかれますか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) そういった極めて空想的な過程の話に、全て私がそのままお答えするということは控えるべきであると思います。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) そういうご答弁だろうと思ってお聞きしました。 実は、防衛省は、騒音の被害が柳井市にあるということは、認識してるわけですよね。だから、今回も大畠保育所に対して、防衛施設周辺整備調整交付金を出されるわけです。ということは、騒音のレベルは、いわゆる
米軍再編交付金を出すレベルには達してないけども、騒音のあることは重々わかっておりますということだと思うのです。それから、先ほど、市長もおっしゃいましたけど、周防大島町や和木町には、宮岬団地よりも規定以下の低い所もある、それでも指定されている。では、何で柳井市は指定されないのですか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) 先ほど丁寧にご説明させていただいたつもりなのでありますが、周防大島町については、飛行経路の進入直下であるという、3つの要件の中の1つに当てはまっているから指定されているわけでありまして、62デシベル以上の予測コンターにより、騒音が予想されるから、ここに入っているわけではないということについては、先ほど申し上げたとおりでございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 実は、これはちょっと私の想像で申し上げるのは、また市長に怒られるかもしれないですけれども、後々、なぜそう思ったかもお話ししたいとは思うのですけども、先ほど市長は、日本の防衛政策には協力していくというふうにおっしゃっているのですけど、防衛省、その他、国のほうは、柳井市が協力的ではないから再編交付金を渡す地域に指定してないのではないですか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) ですから、私、そういう議論が、市議会議員の方から出てくるということが非常に残念なわけでありますが、国もしっかりとした枠組みの中で、3つの要件というものが、極めて明確なものを出しておられて、それに基づいてやっておられるということですから、それはちょっと議員のご発言として、市民の皆様に誤解を与えるのではないかということを、非常に危惧をいたします。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) それでは、ずばり伺います。実は、私は、別に再編交付金をもらえと言ってるわけでも何でもないわけです。今の議論として、柳井市がどうされますかということを伺っているわけで、別に再編交付金もらえと言ってるわけではないので、そこは誤解のないようにご理解いただきたいと思います。 実は、岩国市がつくっている再編交付金の概要についてというパンフレットがある。これは概要版なのですけども、そこで市長も先ほどご説明になったのですけれども、いろいろ条件はあるのですけど、その条件の中で再編関連特定周辺市町村の指定の仕方についてというのがあって、まず、再編に伴い負担が増加する防衛施設、再編関連特定防衛施設を、関係行政機関の長と協議の上、防衛大臣が指定し、これを前提として、上記の指定の候補となる市町村のうちから、再編の円滑、かつ確実な実施に資すると認める場合に、防衛大臣が関係行政機関の長と協議の上、指定すると書いてあります。 それで、注2というところがありまして、そこに、市長も、これごらんになってるかもしれないけど、市町村長が再編に一定の理解を表明し、市町村において、当該姿勢を保持している場合が典型的な場合であるが、それに限定されるものではなく、再編の円滑、かつ確実な実施に資するか否かという観点から判断というふうに書いてあります。典型的な例からすると、まず、協力的であるということを表明しない限り、再編交付金の対象にはならないのではないかと思うので、さっきもお伺いしたのです。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) これは、繰り返しになりますけども、協力的か、協力的でないか、その前提として、3つの要件という国が定めている要件がございます。この中で、国が指定した市町村が最終的に、この負担も含めて受け入れていくということを前提として、この制度が回っていくわけでありまして、何か要件とは違うところで、まずはそういった意思を確かめてという制度ではないということにもなりますし、私が
米軍再編に否定的である、反対しているというスタンスから、この問題について申し上げているのではありませんで、今後、騒音が大きく増えていくということ、また、国の制度も含めて、そこは丁寧に正確な議論をしていきたいという中で、あたかも何か先ほどから議論にあるように、柳井市の姿勢が悪いからいただけないとか、そういった議論があるということを非常に残念に思っておるわけでありますから、ここは正確にこの制度の仕組みも含めて、議員の皆様にもご理解いただいて、市民の皆様にもそういった状況をよくよく報告をさせていただく中で、こういった問題は考えるべきではないかということを終始申し上げておるわけでございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 先ほども申し上げているのですけど、
米軍再編交付金をもらえ、と言ってるのではないです。どっちをしますかって。
米軍再編交付金をもらいますか、騒音対策をしますか、それとも両方やりますか、実りのないものをやりますか、どれにしますかということを聞いてるわけです。だから、私は決して、市長を責めてるわけでも何でもない。そこはちょっとご理解いただきたいと思うのです。実りのない議論になるのではないかと思い、とりあえず市長の姿勢というものをお伺いしたいと思い、いろいろ聞き苦しいところも私も勇気を持ってお伺いしてるわけです。そこはご理解いただきたいと思います。 それで、今度は、大畠保育所の防音設備の設計施工管理の件ですけども、特定防衛施設周辺整備交付金というのですか、これによって大畠保育園の防音整備をしましょうと。市長の先ほどのお話では、民家については、もっとレベル高くて無理ですということなのです。それで、これ岩国市のほうを見ますと、岩国市は両方もらってますので、特定防衛施設周辺
整備事業交付金というのももちろんもらってて、岩国市の場合は平成23年度から平成26年度までで8億6,000万円交付。空調設備維持管理充当基金として1,800万円も交付されています。それに比べたら、例えば大畠保育所だと480万円ですけど、それぐらいなのです。それから、もっと言いますと、騒音というのは、大畠だけに限らないで、日積、伊陸、柳井市全域あるわけで、もし、この特定防衛施設周辺
整備事業交付金というものがもらえるのであればというか、もらっているので、もっと積極的にもらっていってもいいのではないか。それによって騒音のある小学校、中学校、保育所、もっと積極的に騒音対策されてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) これも当然その要件に該当しているから、
大畠地区の小中学校を含め、公共施設、いただいているというわけですから、該当するものについては当然いただくものであるというふうに思っております。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 積極的にもらいにいくのではなくて、いただくものですか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) 当然こちらから申請をいたしますから、こちらからいくということは積極的なのかもしれませんが、当然ルールの中でいただけるものはいただくというか、それは当然、市としてすべき行動であるというふうに思います。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志)
米軍再編交付金の話から、ちょっと今度は騒音のほうで、またいろいろと申し上げますけれども、私が観察したところでは、航空機の飛行ルートというのは、多分3つあると思うのです。柳井市上空。1つは、玖珂のほうから伊陸寄りを抜けて、瀬戸内海に下りて、そのまま大島の上を通って基地に着陸する。それから、西から東へ、要するに柳井市の上空を、例えば琴石の上空辺りを突っ切って、そのまま基地へ下りる。それから、従来どおり四国の向こうのほうから来て、大島上空を通って、柳井市の上は通らないで基地に下りていく。その3つのルートがあると思うのです。2つのルートは、明らかに柳井市の上空を飛んでるのですけど、国のほうは飛んでないと言われてるわけですよね。 私が、5月からちょっといろいろ、
一般質問するつもりはなかったのですけど、いろいろ騒音のことが出てきたので、どれぐらいあったか、私がちょっとつけてるだけをお知らせしますと、4月29日に17時、それから5月11日は、これは私がジョギングしてた時ですけど、大畠の上原という所がありますけど、そこの上空を機影が相当大きな形で見えるぐらいのジェット機2機飛んでいきまして、これはすごい騒音でした。私はびっくりして見たら、本当に低い所を飛んでました。これはまっすぐ行って、岩国基地のほうまで下りていきました。これはだから70デシベルの比ではないと。 それから、5月19日、21時10分、これは夜ですけど、また琴石山の上空を2機飛んでおります。 5月21日は、市長もご承知と思います。献血推進協議会の日でしたので、協議会の時も飛行機の爆音が聞こえておりました。この日は、ほぼ終日、余り大きな音はしなかったかと思いますが、騒音が聞こえております。 それから、5月29日、これは日積の437、これは関係ないですけど、最近437の周辺、ホタルが非常にたくさんいます。ぜひ見に行かれたらいいと思うのですけど。ホタル見に行ったのですけど、その時の19時40分から20時30分、岩国基地のほうから延々と航空機の爆音が聞こえてまいりました。 6月3日、12時43分、私、家にいましたけど、窓を開けましたらテレビの音が聞こえないぐらいの騒音でした。 6月8日は、11時30分から騒音が始まりまして、特に12時21分から22分、それから13時41分には、これも窓を開けましたけど、テレビの音が聞こえないぐらいの騒音でした。 広報やないの前号、2015年の5月28日号、これに騒音の苦情を受け付けますよと書いてあるのです。受付場所として、中四国防衛局、岩国防衛事務所、柳井市危機管理室と書いてあるのですけど、中四国防衛局と岩国防衛事務所に苦情がいった分については柳井市もカウントされてますか。
○議長(
中次俊郎) 総務課長。
◎総務課長(日浦隆雄) 中国四国防衛局と岩国防衛事務所に寄せられた情報件数については、私どもは把握しておりません。 以上ございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) ということは、先ほど申された57件よりも多くの苦情がある可能性があるわけですね。 それから、中四国防衛局に報告というふうに、きのう、総務課長は、光野さんの質問に対して答えられておりますけど、持ち寄られた情報は、速やかに中国四国防衛局に報告してまいりたいと考えている、報告されるだけなのですか。何のために報告されるのですか。
○議長(
中次俊郎) 総務課長。
◎総務課長(日浦隆雄) 苦情については、その都度、苦情が寄せられたその日、あるいは2日分まとめてということもございますが、岩国防衛事務所のほうにファクスで送信をいたします。 それで、中国四国防衛局に確認いたしましたところ、柳井市から防衛事務所に寄せられた苦情については、他の自治体からも寄せられる苦情も含めて、岩国事務所において取りまとめをされて、毎月、岩国防衛事務所から岩国基地報道部へ情報提供するとともに、地元住民に影響を最小限にするよう、配慮、要請をされておるということでございます。 また、防衛省本省からも、在日米軍司令部に対しまして、これは何カ月かに1回とかいうことになるのだと思いますけど、定期的に申し入れを行っておるということでございます。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 報告する目的を聞いたのですけど、よきに解釈して、多分騒音があるから何とかしてくれというために報告されているのだと思います。 それで、柳井市のいろいろな所、お得意の近隣市町はどうしてるかということをすぐにおっしゃるので、私もちょっと近隣の所を調べてみました。そうすると、まず、広島県の廿日市市、これ中国新聞の6月10日、低空飛行中止求める廿日市市、爆音相次ぎと書いてあります。廿日市市は、ご承知と思いますけども、再編関連特定周辺市町村には指定されてないのです。にも関わらず、廿日市市は、独自で米軍や日本政府に対して抗議をされてるわけです。柳井市もそういうふうにされてますか。
○議長(
中次俊郎) 総務課長。
◎総務課長(日浦隆雄) 今、議員さんおっしゃった、6月10日の中国新聞だと思うのですが、廿日市市が低空飛行の中止を求める要請をされたということだと思います。柳井市におきましては、これまでそういった要請といいますか、そういったものをしたことはございません。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) それでは、また再三出てきております、山口県基地関係県市町連絡協議会構成自治体として、柳井市は、国なり、米軍に対して、意見具申してるということだと思います。先ほどちょっと質問の時に申し上げたのですけども、
米軍再編交付金もらっている所と一緒になって、抗議というのですか、そういうことをやられて、何か成果がありますか。
○議長(
中次俊郎) 総務課長。
◎総務課長(日浦隆雄) 山口県基地関係県市町連絡協議会におきましては、毎年8月に、防衛省に対して要望いたしております。その内容としては、安心安全対策に関する要望、地域振興策に関する要望、
米軍再編に関する要望、3つの大きな柱で要望しておるわけですが、確かに柳井市以外の岩国市、周防大島町、和木町が構成団体となっておりまして、再編交付金の対象となっておる。柳井市だけが対象となっていないという現状はございますが、その再編交付金だけでなくて、そういった先ほど言いました3つの柱について、要望しておりますし、柳井市独自でも、昨日の光野議員さんへの答弁でも申し上げましたが、騒音測定装置の設置でありますとか、オスプレイの飛行情報の情報提供でありますとか、そういったことを、この要望書の中に、柳井市独自の項目として上げさせていただいて、要望したこともございますので、その辺は引き続き連携をとりながら、要望活動を続けてまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 対応を見ていて、柳井市は騒音問題に対しても、非常に消極的ではないかと思うのです。例えば、広報では苦情を受け付けますと書いてありますけど、では、ホームページのどこにそういう苦情を受け付けたりするところがありますかっていったら、それどこにもないです。きのうのご答弁では、お問い合わせのところで書いてくださいと言ったけど、そんな不親切では、多分、誰も情報を寄せられないと思います。 それで、また廿日市市の例を出します。廿日市市を見たら、非常に一所懸命やっておられるので。廿日市市は、米軍機低空飛行の目撃情報、情報提供の方法、目撃日時、場所、飛行方向、飛行時間等、調査票に記入してファクスしてくださいとあって。それから、次に、騒音測定器による航空騒音、これはちょっと後にします。その内容は、目撃情報調査票という非常に、きちんとしたフォームができてるわけです。 それから、鎌倉市、これは厚木基地の近くです。鎌倉市は、やはり同じように航空機騒音についてということで、ホームページにきっちり載せてあります。鎌倉市の航空騒音苦情件数について、ちゃんと載せてあります。それで、鎌倉市の窓口については、電話、手紙、ファクス、メールで承っております、と書いてあります。メールも入ってます。住所、氏名、連絡先、性別、年齢、航空機騒音が発生した年月日、航空機所属、米軍か、自衛隊か、民間か、不明等、航空機の種類、プロペラ、ヘリコプター、ジェット機と、その内容、時間や被害内容というふうに書いてあって、親切に書き方の事例まで載っております。それに比べると、柳井市は、非常に消極的。ただ、情報を集めて報告されてるだけしかちょっと私には受け取れません。本気で騒音対策をされるのであれば、柳井市も独自にホームページにきっちり出されて、情報を集める努力をされてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) ただいま中川議員から、廿日市市の例、また、鎌倉市の例含めて、大変貴重な情報をいただきましたので、大いに廿日市、鎌倉の例を参考にさせていただきながら、そのレベルに近づけるような、市民の皆様への情報収集を含めた周知を、今後してまいりたいというふうに思います。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 市長から前向きな答弁をいただきましたので、もう一つ廿日市市の例をご紹介します。 廿日市市には、岩国基地関連の騒音として、2カ所たしか騒音装置が設置されています、国のお金で。ですが、廿日市市は、それでは足りないということで、自前で3カ所設置されております。柳井市は、盛んに、先ほどの山口県基地関連県市町連絡協議会を通じて騒音測定器を増加させてくれと、増やしてくれと言われてるけど、けんもほろろに。そんな宮岬で規定に達してないのに何でほかの所につけないといけないのという返事をもらってるみたいですけど、柳井市で独自に騒音測定装置をつけられるお考えはありませんか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) 私自身も、廿日市市におかれては、独自に市として、たしか3カ所設置されておるということは承知をしております。 ただ、先ほどからも出ている中で、再編交付金の要件にも当てはまっていない、また、現状の騒音対策についても、いわゆる一般住宅への対策がなされる、それぞれ62デシベルという非常に高い基準になっております。その一方で、他市に、他町と比べて騒音の実態というものが柳井市のほうが高いような状況がありますから、そこは正々堂々と国による騒音測定器の設置を求めていくのが、私はまずは筋であろうかというふうに思います。 独自に設置をするにしても、これは1基につき1,000万円程度要するということでありますから、現状、市独自にというよりは、まずは国に求めていくのが筋であるというふうに考えております。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 6月1日から6日ですか、宮岬団地で騒音を測定されているようですけど、それは2,000万円する測定器ではないのですか。
○議長(
中次俊郎) 総務課長。
◎総務課長(日浦隆雄) 宮岬団地で6月1日から6日間測定をした測定器は、私どもの市民生活課が所有している、航空機だけでなくて、一般的な騒音を測定する機械でございまして、ちょっと金額については、私は存じ上げておりません。以上でございます。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 正式に国に要請するというのは、騒音を報告する場合は、やはり理化学的な、理科的な実験もそうなのですけど、いろいろ関係省庁の検定がついた正しい数値を示す物であるということが必要だと思うのです。ただ、安価にできる、市民生活課ですか、そこにあるのであれば、そういう物ででも測定することは可能ですから、それは一つの資料として、参考例としては十分に活用できるのではないかと思います。 先ほどから申し上げているように、柳井市を西から東に横切る、柳井市の上空を通るということは、しょっちゅうあるわけですから、そういう時だって調べたほうがいいわけでしょう。私は、測定器持ってないから、テレビの音が聞こえたか、聞こえないかということで判断してますけども、やはり柳井市が積極的に騒音問題に関わっていくのなら、情報収集のためのいろいろな手だてを下していかないと、ただ、おかみに言われた測定器だけとか、ただ、ホームページもなしに広報だけで募集してますって言うだけでは、全然、柳井市の積極的姿勢が見えてこないし、国に対してもそういう圧力は一切かかってこないのではないかと思います。いかがですか、もっと積極的な騒音対策をされませんか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) 先ほどからの答弁でも明確に申し上げておりますように、やはり市民の皆様の声、また、騒音の実態というものを鑑みて、市独自に様々な要望はしていくということですから、是非、この姿勢については、積極的に取り組んで、これからもいくんだということでご理解いただきたいと思いますし、また、個別の携帯用の騒音測定器をどういうふうに活用していくかということ、また、それは無人ではできないはずですから、誰がやるのかも含めて、そこは細かいことになりますから、また今後、調整というか検討させていただければと思います。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) これは精神論になりますけど、人がやるのではなくても、やる気になればやれるのではないかと思います。それはいいです。 実は、騒音の話をもうちょっとしますけども、私の妻、ここにちょっと来てるのですけど、出して恐縮なのですけど、私の妻は、うちの上をヘリコプターが飛ぶと心臓がバクバクするっていうふうに言います。騒音というのは、明らかに健康に影響してると思います。沖縄県は、環境が全然違いますから、もっと極端なのですけど、沖縄県ではちゃんと航空機騒音による健康影響に関する調査報告書の概要、調査をされてるわけです。騒音対策を本当にやられるのであれば、柳井市も、身体的、精神的にどういう影響があるか、やはり検査をされたらいかがかと思います。いかがでしょうか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) それは、今、沖縄県の事例ということでご紹介いただいたというふうに承知いたしましたから、その内容も含めて、今後、私どものほうでも拝見をさせていただいて、研究をさせていただければと思います。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 騒音問題については、いろいろ前向きなご発言をしていただいて、非常に質問したかいがあったというのか、どちらかというと騒音問題で柳井市はいきたいというご方針でしょうか。
○議長(
中次俊郎) 市長。
◎市長(
井原健太郎) これも先ほどの答弁のとおりでありますが、この騒音の本当に実態というものを、多くの市民の方々のご協力をいただきながら、つかんで、それをしっかりと国に伝えることによって、先ほどから申し上げているような、これは、騒音測定器の設置というのは、あくまでも入り口に過ぎませんけれども、その後の対応も含めて、何らかの対応をしていただきたい、措置を講じていただきたいということは、強く訴えていきたいというふうに思いますので、ぜひ、議員におかれても、ご理解、ご協力いただければというふうに思います。
○議長(
中次俊郎) 中川議員。
◆議員(中川隆志) 実は、岩国市は、基地対策の基本姿勢というのがあって、ホームページにも出てます。見られた方もいると思うのですけども。一応は、これまでの国の安全保障を尊重し、基地の安定的な運用には協力してきており、一応協力しますって言ってるのですけど、その下で、したがって、基地機能が変更される際には、その影響により周辺環境が現状より悪化することとなる場合及び十分な安心安全対策が講じられると認められない場合には、これを容認できないという立場を基本姿勢として堅持する考えである。また、激しい騒音をもたらすNLP、これは夜間着艦訓練については、岩国基地での実施は容認できない。一方で、基地にはご協力しますけども、住民の安心安全には十分配慮してほしいというか、もう容認できないと、かなり強い言葉で、ただ書いてあるだけかもしれませんけども、国に対して言っている、国に対してというか、基本姿勢として打ち出しているわけです。柳井市としても、両方を見ながらということになるのかもしれませんけれども、容認します、でも、ここは受け入れられませんという方法もあるかと思います。今からの検討課題とは思うのです。ただ、これをいつまで先延ばししたらいいかということにもなると思うのですけど。 先ほども申し上げましたけど、米軍艦載機、厚木から57機、2019年までに来ます。その時の騒音というのは、今までの比ではないと言われてます。だから、そういうことも考えると、それと柳井市の財政状況等いろいろ考えると、どっちにするのか、両方にやるのか、早急に結論を出す時期に来てると思います。ぜひ、本当は市長にどっちにしますかと聞きたいのですけど、まあ、そこまで聞くと無理でしょうから、ぜひ早く、柳井市の態度を決められて、住民あるいは我々議員とも議論されて、皆さんの安心できる柳井市になるようにしていただきたいと思います。 3分余りましたけど、これで私の
一般質問を終わります。
○議長(
中次俊郎) 以上で、中川議員の
一般質問を終わり、今期定例会での
一般質問を終了いたします。────────────・────・────────────
○議長(
中次俊郎) 以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日から28日までを休会といたします。最終日は、29日の午前10時から会議を開きますので、その間に、それぞれの委員会に付託いたしました議案等の審査が終了いたしますよう、ご協力をお願いいたします。 本日は、これをもって、散会いたします。午後0時03分散会────────────────────────────── 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 平成27年 6月17日 議 長 中次 俊郎 署名議員 藤沢 宏司 署名議員 川﨑 孝昭...