○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 議案第3号「令和元
年度長門市
湯本温泉事業特別会計補正予算(第2号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 議案第4号「令和元
年度長門市
介護保険事業特別会計補正予算(第5号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 議案第5号「令和元
年度長門市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君) 起立多数です。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 議案第6号「令和元
年度長門市
水道事業会計補正予算(第3号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 議案第7号「令和元
年度長門市
下水道事業会計補正予算(第3号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 議案第16号「長門市
部課設置条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。────────────・────・────────────
△日程第3.議案第28号
○議長(
武田新二君) 日程第3、議案第28号「山口県
市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更について」を議題とします。これより質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 お諮りします。本案は
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。
委員会付託を省略することに決定しました。 討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
武田新二君)
起立全員です。よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。────────────・────・────────────
△日程第4.議案第29
号~議案第34号
○議長(
武田新二君) 日程第4、議案第29号「長門市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」から議案第34号「長門市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」までを一括議題とします。これより質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 お諮りします。議案第29号から議案第34号までは
委員会付託及び討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。
委員会付託及び討論を省略することに決定しました。 これより、議案第29号から議案第34号までを一括して採決します。 お諮りします。議案第29号から議案第34号までは、これに同意することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号から議案第34号まではこれに同意することに決定しました。────────────・────・────────────
△日程第5議案第35号
○議長(
武田新二君) 日程第5、議案第35号「
人権擁護委員候補者の推薦について」を議題とします。これより質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 お諮りします。本案は
委員会付託及び討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。
委員会付託及び討論を省略することに決定しました。 お諮りします。本案に対する議会の意見は適任とすることに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号は適任の意見を付して通知することに決定しました。────────────・────・────────────
△日程第6.議案第36号
○議長(
武田新二君) 日程第6、議案第36号「長門市
教育委員会委員の任命について」を議題とします。これより質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 お諮りします。本案は
委員会付託及び討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。
委員会付託及び討論を省略することに決定しました。 採決します。採決は無記名投票で行います。議場の出入り口を閉じます。〔議場閉鎖〕
○議長(
武田新二君) ただ今の
出席議員数は議長を除いて16人です。 次に、立会人を指名します。
会議規則第30条第2項の規定により、立会人に中平裕二議員及び橋本憲治議員を指名します。 投票用紙を配付します。〔投票用紙配付〕
○議長(
武田新二君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検します。〔投票箱点検〕
○議長(
武田新二君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本案に賛成の方は賛成、反対の方は反対と記載願います。 なお、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、
会議規則第69条第2項の規定により、否とみなします。 ただ今から投票を行います。議席番号1番の方から順次、前方の記載所で記載の上、投票願います。〔投票〕
○議長(
武田新二君) 投票漏れはありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 投票漏れなしと認めます。投票を終わります。 開票をお願いします。中平裕二議員及び橋本憲治議員、開票の立ち会いをお願いします。〔開票〕
○議長(
武田新二君) 投票の結果を報告します。 投票総数16票、これは先程の
出席議員数に符合しております。 賛成16票、反対0票。 以上のとおり賛成が多数です。したがって、議案第36号は同意することに決定しました。 議場の出入り口を開きます。〔議場開鎖〕
○議長(
武田新二君) この際、暫時休憩致します。10時15分から会議を再開します。午前10時07分休憩………………………………………………………………………………午前10時15分開議
○議長(
武田新二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。────────────・────・────────────
△日程第7.議案第8
号~議案第15号・議案第17
号~議案第27号
○議長(
武田新二君) 日程第7、議案第8号から議案第15号まで及び議案第17号から議案第27号までを一括議題とします。 これより、質疑を行います。 最初に、議案第8号「令和2
年度長門市
一般会計予算」について、質疑を行います。 まず、通告者から行います。先野正宏議員。
◆13番(先野正宏君) 皆さん、おはようございます。 それでは、質疑通告に基づいて、議案第8号「令和2
年度長門市
一般会計予算」について、1点質疑を致します。 予算書233ページ、説明資料24ページになりますが、観光費の観光振興費、映画祭開催事業500万円についてであります。説明資料ページには、本市が誇る風光明媚な観光素材を生かして、主要観光地で映画上映会等を開催することで観光地ブランドの構築を目指すとありますが、その手段を映画とした理由についてお伺い致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、先野議員の質疑にお答え致します。 本市が誇る美しい自然景観や温泉地といった観光素材を、映像で発信することは観光地ブランドの構築に大変有効な手段であります。今般、本市の出身者で映像制作などを行っていらっしゃる方から、地域の活性化に貢献したいとして映画祭の開催について提案を受けたことから検討を始め、来年度の開催に向けて予算化を進めたものであります。映画祭の実施を通じて、観光地長門市を視覚に訴えることで広く本市の認知を広めていきたいと考えており、これまで実施したことのない新たな取り組みへのチャレンジとして映画祭を選択し、本市の観光地ブランドの構築を目指していきたいと考えておるところであります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 次に、重
廣正美議員。
◆11番(重廣正美君) それでは、通告に従いまして質疑をさせて頂きます。 まず、最初のほうですが2款「総務費」1項「
総務管理費」17目「防災対策費」でございます。 防災意識啓発事業では、WEB版ハザードマップ導入事業が新規事業として計上されております。また一方、3月補正では農業費において農村地域防災減災事業として「ため池ハザードマップ」の作成に係る予算が計上されております。また、繰越明許としても計上されております。このWEB版ハザードマップというのは、これまでのハザードマップをWEB版にするという事業であると思います。ただ、この2つの防災対策費と農業費の2つのハザードマップというのは、市民にとって戸惑いを生むんではないかと考えられますが、この2つのハザードマップに関する事業の関連性及び所管の横の連携について伺いたいと思います。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、重廣議員の質疑にお答え致します。 本市におきましては、これまで土砂災害、河川洪水、地震、津波、高潮、ため池の6種類のハザードマップを整備し、各家庭、職場等に配付し啓発を行ってきたところであります。これらのハザードマップにつきましては、ホームページ上でも公開を行っているところではありますが、災害の種類毎に、更には地区毎に分かれており、目的の場所の危険情報を閲覧する手順が煩雑であることや、掲載している地図を拡大した場合、画像が粗く分かりづらいなどの問題点を解消するために、この度WEB版ハザードマップの導入について予算を計上を行ったところであります。 これによりまして、パソコンやインターネット閲覧機能を持った携帯電話から、GPS位置情報を利用し、現在地を中心とした災害情報を災害種類毎に素早く閲覧できるほか、画面表示のイメージのまま印刷が可能となります。 一方、農村地域防災減災事業におけるため池ハザードマップの作成につきましては、防災重点ため池104カ所のハザードマップを紙で作成配付するものでありますが、WEB版ハザードマップ作成事業完了後はため池ハザードマップのデータをシステム上に取り込むことで、他の種類のハザードマップと同様にWEB版で公開する方向で検討を行っている所存であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 重廣議員。
◆11番(重廣正美君) 2点通告しておりますので、もう一点、質疑をさせて頂きます。 歳入のほうですか、第1款「市税」6項「都市計画税」でございますが、この目的税であります都市計画税の充当につきましては、予算説明書41ページに記載のとおりであるとは思いますが、この充当内容について詳しく説明を伺いたいと思います。 また、この目的税の位置づけ、公平性の観点から、市長の見解を伺いたいと思います。
○議長(
武田新二君) 長尾
財政課長。
◎
財政課長(長尾正勝君) おはようございます。それでは、まず私のほうから都市計画税のほう、充当事業につきまして上下水道局所管部分も含めまして、御説明をさせて頂きます。 令和2年度一般会計当初予算の歳入におきまして、都市計画税3,919万5,000円を計上しておりますが、当初予算説明資料41ページに記載のとおり公共下水道建設事業では、下水道事業会計の資本的支出における建設改良費の公共下水道建設費に446万8,000円を、また地方債償還金では、一般会計の都市計画事業におきます街路や公園事業に係る地方債償還金及び下水道事業会計の資本的支出における企業債償還金のうち、公共下水道事業に係る企業債償還金のいずれも元金の償還に3,472万7,000円を充当することとして計上したところでございます。以上でございます。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、続きまして重廣議員の質疑にお答え致します。 都市計画税についての議論につきましては、合併後、議会をはじめ様々な場でなされており、重廣議員におかれましても複数回、本会議或いは委員会にて発言されておられることは存じております。新市になりましての改正の変遷につきましては、平成17年の合併時に課税区域を旧長門市全域から旧長門市の一部の区域に縮小し、平成23年度には税率を0.3%から0.15%に、平成29年度には同じく0.15%から0.075%に引き下げてきたところであります。議員御承知のとおり目的税であります都市計画税につきましては、その使途や課税対象、税率などは地方税法及び市都市計画税条例におきまして規定されているところであり、それらの法令に基づきまして納税頂いており、また課長が今説明致しましたようにしかるべき事業に充当させて頂いているところでございます。 市内の一部の地域に所在する家屋や土地に対する課税となることから、公平性について疑問をお持ちになることは理解できるところではありますが、12月定例会で改正させて頂きました入湯税も同様で、目的税は基本的に充当される事業と事業実施後の受益の関係、つまり、負担に応じて何らかの利益を受けることに着目した応益税としての性格を持ちますことから、公平性は確保されていると解されているところでございますし、私もそのように理解したところでございます。受益の考え方につきましては、街路事業、公園事業、下水道事業等の実施後には都市計画区域以外の市民も恩恵を受ける一般的な受益に注目が集まりがちでございますが、事業実施により都市計画区域内の個人・法人が所有されている資産価値の向上についての受益も発生することに留意する必要もございます。 ただし、その負担がどの程度なら適正であるかにつきましては、先程述べました本市の改正の変遷でもお分かり頂けると思いますが、これまで議会の皆様との十分な議論を通じて、議決を頂いてこられたものと認識しており、今後も都市計画税の税率を初め、そのあり方についても、しっかりと検討していきたいと考えている所存であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 次に、
重村法弘議員。
◆10番(
重村法弘君) それでは、議案第8号について、1点市長の見解をお尋ねしたいと思います。 令和2年度の当初予算規模は201億6,000万円、市民生活密着型予算と位置づけられ、予算案を上程されております。
江原市長におかれましては、市長就任後初となる予算編成、そして選挙後、市民の皆さんと公約をやはり実現するための予算編成として編成されたものと思います。当初予算を編成する上で前市政との一番の相違点は何か、この御意見を聞かせて頂きたいと思います。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、重村議員の御質疑にお答えします。 人口減少に立ち向かい、活力あるまちづくりを進めていくためには、産業振興策や子育て支援策などを強化する必要があると考えております。そこで、令和2年度当初予算は国・県と連携し、市民や関係団体等が一丸となった「フォア・ザ・ながと」で市民生活に寄り添う市民生活密着型予算と位置づけ、「市民が主役、市民目線のまちづくり」に向けて市民の声をしっかりと聞きながら、住みたいまち、住み続けたいまちに選ばれるために、生活基盤の充実や地域経済の活性化に取り組むことで、「市民のいのちと生活を守る」まちづくりの推進を図ってまいりたいと考えております。 なお、産業振興策については、これまで進めてきた地域経済活性化に資する施策は継承し、その効果を再検証しながら新たな地域経済活性化の施策が必要であると考えており、すでに経済活動を行うための一定の基盤整備は完了していることから、今後はこれらを活用し、更なる経済効果を生み出すために公民一体となったソフト事業を中心に施策展開を図ることとしていますが、これにつきましては令和2年度に策定予定の活き活き事業構想(仮称)の中で、方向性を示したいと考えております。 したがいまして、今ありました前市政との相違点のお尋ねではありますが、前市政との違いではなく、所信表明から施政方針、予算編成と一貫してお話しておりますとおり、私としましては、まずは市民の声をしっかり聞いて、市政運営を担ってまいりたいというふうに考えている所存であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 次に、
林哲也議員。
◆16番(林哲也君) 皆様、おはようございます。それでは、発言通告に従いまして、議案第8号の令和2
年度長門市
一般会計予算について、市長に質問致します。 令和2
年度長門市
一般会計予算は、市長の初の予算編成であります。予算編成作業というのは本来なら1月上旬までに副市長査定を終えて、その後、市長が予算査定を行うのは1月の中下旬ごろになります。 しかし、昨年末に副市長が退任されたことにより、副市長ポストが空席となったため、各部による予算調整を行う最終的な副市長査定というのができなかったものと思われますけれども、どう対応されたのか、市長にお尋ね致します。 また、こうした状況の中で前副市長は解任されるまでの間、予算編成にどのように携わっておられたのか、重ねて市長にお尋ね致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、林議員の御質疑にお答え致します。 今、議員お示しのとおり、当初予算編成を行うに当たり、副市長査定につきましては、例年では12月下旬から翌年の1月上旬にかけて行っております。 今年度につきましては、大谷副市長が12月末で退任されたところではありますが、退任までの間に可能な限り時間調整を行い、副市長査定が必要な事業については全て査定を終えております。 その後、副市長査定における指摘事項や結果をもとに、市長査定を行ったところでございます。私と致しましては、大谷副市長が責任感を持って退任までしっかりと対応頂いたことで、市長査定を円滑に進めることができたと感じている次第であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 林議員。
◆16番(林哲也君) 今の市長のお話を聞く限り、予算編成作業が遅滞なく行われたのは前副市長の御尽力によるものと、こういうふうに理解を致しました。聞くところによると、前副市長が可能な限り時間調整を行い、毎日夜遅くまで予算編成作業に携わっていたようであります。予算編成作業の最終日は、財政課との協議、調整を終えた時点で、時計の針は午前1時を回っていたようでありますが、ぎりぎりまでその職責を果たそうとする、その姿勢を見るならば、この予算の骨格、一定の肉づけは前副市長によって行われたといっても過言ではないと思います。 政治的な立場は別にして、市政の発展にとって本当に余人をもって代えがたい貴重な人材であったと思っております。 質問を続けます。次に、昨年10月の決算審査を終えた後に公表された令和元年度から令和5年度までの長門市中期財政見通しによれば、歳入面では普通交付税の減収により、一般財源の伸びが見込めない一方、歳出面では少子高齢化社会の進展による扶助費や介護、後期高齢者医療各会計繰出金の増が見込まれるとしております。冒頭に申し上げましたが、令和2
年度長門市
一般会計予算は市長初の予算編成であります。市長御自身は、初の予算編成を通じて、本市の財政状況をどう認識されたのか、お尋ね致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、お答え致します。 本市の財政状況について、歳入では市税が平成28年度から3年連続で増加したものの、令和2年度は若干の減額を見込んでおります。また、普通交付税は合併特例措置の終了により減収を見込んでいましたが、国の地方財政計画における地方交付税の伸びによりそれを上回ることから1億円の増収を見込んでいるところであります。 しかしながら、令和2年度に実施される国勢調査により人口減が見込まれることから、令和3年度以降における減収が見込まれます。前回5年前の国勢調査後の影響額としては、約3,000人の人口減少に伴い、2億円を超える減少となっているところであります。 一方、歳出では、高齢化の進行により社会保障関連経費の増加が見込まれており、将来に渡ってより一層厳しい財政運営を強いられることが想定されることから、地方交付税等に依存する本市にとっては自主財源の確保が大きな課題となっています。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 林議員。
◆16番(林哲也君) 入りを量りて出ずるを為すという言葉がありますけれども、これは収入に合わせて支出をするということであります。財政を預かる市長として、財政状況をしっかり把握し、正しい認識に基づいて、限られた財源の中にあっても市民のいのちと生活を守るための諸施策というのを展開してほしいというふうに願っております。 最後に、この令和2年度の
予算執行後における年度末の市債残高見込み額は241億2,044万7,000円となっております。歳入歳出のバランスを保ちながら、市長が持続可能な財政運営をどのように進めていくお考えなのか、このことをお尋ねして議案第8号に対する質疑を終わります。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、持続可能な財政運営についての質疑にお答え致します。 人口減少が進む中、歳入においては市税の大幅な増収は見込めないため、国県支出金を最大限活用するほか、
ふるさと応援寄附金の増額を図りながら民間資金の調達や活用に向けた検討を行うなど、財源確保の取り組みが必要となってまいります。 また、市債について令和元年度には本庁舎建設事業を始め、長門湯本温泉観光まちづくり整備事業といった大型事業がピークを迎えたことから、市債現在高が大幅に上昇する見込みですが、今後は将来の人口減少を見据えてできる限り圧縮を行い、交付税措置の状況など、その内容についても十分検討が必要です。加えて、交付税算入率が高い有利な地方債であります合併特例債につきましては、発行期限が再延長され、令和元年度末時点では12億円程度の発行可能残額が見込まれることから、令和2年度以降も引き続き合併特例債の活用を検討していく必要があると考えております。なお、基金については、事業の効果等も踏まえ活用を図るとともに、財政調整基金については不測の事態にも備えて一定額の確保に努める必要があります。 一方、歳出については、効率的な組織体制の構築や業務の外部委託などを進め、人件費や物件費など経常的経費の抑制を図っていかなければなりません。そこで、令和2年度までの3年間、経常経費の一部については各部局において、単年度3%のシーリングによる削減を行う枠配分方式を実施するなど、経費の削減に努めてきたところであり、今後はこれの検証を行いながら更なる経費の削減に取り組んでまいりたいと考えております。 また、将来を見据えて、公共施設等総合管理計画に基づく施設の統廃合や適正配置を着実に進めることが重要です。更に施策的経費については、限られた財源を最大限活用し、より実効性のある取り組みを優先するため、「選択と集中」を一層推し進めることとし、新たに事業化が必要となる場合にはスクラップアンドビルドを徹底し、本市の身の丈にあった財政規模としていく必要があります。 引き続き、第4次長門市経営改革プランを着実に実行することで、将来を見据えた持続可能な財政運営に取り組む必要があると考えている所存であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 次に、綾城美佳議員。
◆2番(綾城美佳君) 議案第8号「令和2
年度長門市
一般会計予算」について、質疑通告に従いまして質問を致します。 1点目、令和2年度当初予算における歳入確保に向けた具体的な取り組みについて、市長にお尋ねします。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、綾城議員の質疑にお答え致します。 議員お尋ねの令和2年度当初予算における歳入確保に向けた具体的な取り組みでございますが、先程林議員の質疑においてもお答え致しましたが、人口減少が進む中、歳入においては市税の大幅な増収は見込めないため、国県支出金を最大限活用するほか、
ふるさと応援寄附金の増額を図りながら民間資金の調達や活用に向けた検討を行うなど、財源確保の取り組みが必要であります。 本市では、自治体経営の指針として第4次長門市経営改革プランを平成30年に策定しており、改革の理念であるまちづくりを支える行財政運営の実現に向けて、次年度においても第2次長門市総合計画を初め、長門市まち・ひと・しごと創生総合戦略等、主要計画に掲げる取り組みを引き続き進めることで、地域経済の活性化による税収等の増を図り、持続可能な財政運営に向けて自主財源の確保に努めるとともに、新たな財源の確保にも取り組んでいくこととしております。 また、歳入の根幹をなす市税、各保険料、使用料等について徴収対策本部を中心とした徴収強化に取り組み、徴収率の向上に努めるとともに、広告料収入の確保、
ふるさと応援寄附金の更なる獲得に努めることとしております。 次に、新たな財源の確保についてでありますが、昨今、本市は全国的にも注目を集める先進的な事業の取り組みにより、行政視察に来られる団体等が増加傾向にありますが、他市に宿泊される場合も多く、せっかくの宿泊客確保の機会を生かし切れていない状況にあります。この対応として、現在令和2年4月の実施を目指し、行政視察受け入れの有料化を検討しているところであり、減免等により県外からの視察団体等に対し市内宿泊へ誘導することで、新たな歳入の確保とともに地元経済への波及を図ってまいります。 また、あわせて新庁舎の完成に伴い、市民の皆様の交流により賑わいを創出する場として、市民団体等による主体的な市民広場や市民ロビーの利活用制度についても研究を進めているところです。今後も厳しい行財政運営が求められる中、地域経済の活性化により安定的な税収等を確保するとともに、国や県からの依存財源だけでなく、新たな自主財源の確保に努めてまいりたいというふうに思っている次第であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 綾城議員。
◆2番(綾城美佳君) 引き続きまして、予算書221ページ、ながと活き活き事業構想(仮称)策定事業71万2,000円についてお尋ねします。 ながと活き活き事業構想(仮称)が、全国に長門市を発信していくための重要な指針となる構想になっていくと考えますが、どのような構想としたいと考えていらっしゃるのか。 続いて、前市長が進めてきたながと成長戦略事業についてはどのようにされるのか。そして、構想の中で新たな事業展開を仕組まれるのか、お尋ねを致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、質疑にお答え致します。 市の最上位計画である第2次長門市総合計画の基本目標の一つである地場産業が活躍する、活力あるまちの実現に向けてまちの活力を回復に導き、その活力を持続できる地域づくりを進めるため、新たな地域経済活性化の指針となる(仮称)ながと活き活き事業構想を策定することとしております。どのような構想にしたいかとのお尋ねですが、所信表明等でも申し上げましたとおり、本市の人口減少傾向が当面続くことは避けられない状況の中にあっても、令和の時代を勝ち抜ける足腰の強い長門市を目指すことが重要であるというふうに考えているところであります。本市の豊富な地域資源や観光資源を生かし、市民の皆様や関係団体等の意見をしっかり取り入れた、強い産業づくりに向けた構想を策定していきたいというふうに思っている次第であります。 次に、ながと成長戦略事業についてはどのようにされるのか、構想の中で、新たな事業展開を仕組まれるのかとのお尋ねですが、ながと成長戦略行動計画は雇用の創出及び所得の向上を目指し、第1次計画を平成25年度から29年度までの5年間実施し、その成果を検証し、平成30年度から第2次計画の取り組みを進めてまいっている所存であります。まちの活力の回復に導くためにはその活力を持続できる地域づくりに取り組む必要があり、これまで取り組んでまいりましたながと成長戦略行動計画に掲げる事業につきましては、その効果を十分に再検証し、地域経済の活性化に資する事業については継続していきたいと考えている次第であります。 また、最新技術の活用など、10年、20年先の将来を見据えた新たな事業展開も盛り込んだ構想にしていきたいと考えている次第であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 綾城議員。
◆2番(綾城美佳君) 続きまして、予算書223ページ、バス路線運行維持対策事業1億3,328万1,000円についてお尋ねを致します。 長門湯本温泉停留所が新設をされました。それに伴い、停留所が1カ所廃止となりましたが、廃止に伴い出発点の停留所を利用せざるを得ない利用者にとって、新たに設置された駐車場は小高い場所にあることから、足の悪い高齢者などには厳しい環境となってまいります。廃止となった停留所の再開は考えられないか、お尋ねを致します。
○議長(
武田新二君) 宮垣
商工水産課長。
◎
商工水産課長(宮垣清久君) 皆さん、おはようございます。それでは、ただ今の質疑に関しましては、私でお答えを致します。 まず、長門湯本温泉停留所につきましては、旧湯本温泉停留所として湯本温泉の公衆トイレ前に設置されていましたものを、長門湯本温泉観光まちづくり事業によりまして新たに整備した駐車場内に移設し、本年2月1日から供用開始したところでございます。 また、議員お尋ねの停留所が1カ所廃止となったことにつきましては、これは旧湯本温泉入口停留所のことかと推察を致しますが、旧湯本温泉入口に係る停留所につきましては路線バスの運行経路の兼ね合いから、これまで至近距離に3カ所ほど設置されておりましたが、地元の利用者の皆様からどの停留所から乗車して良いか分かりづらい等の御意見を頂いておりましたことから、これら地元の御意見を十分に検討しました上で停留所の数を3カ所から2カ所に変更し、またあわせて停留所の名称につきましても、湯本温泉入口から地元住民の皆様に馴染みのある門前に変更したところでございます。 こうした背景のもと、停留所の位置関係によりまして、路線バスの運行経路にも変更が生じましたことから、一部のダイヤにおきまして影響があったものと認識をしておる次第でございます。 なお、対応策と致しましては停留所の位置を変更することが考えられますが、現行の停留所は安全に乗降できる場所が確保されておりますことから、停留所の移設、或いは今議員、御指摘の再開につきましては今後の利用状況にも注意致しながら、総合的な交通体系の再構築にあわせまして、適宜見直しを図ってまいりたいと考えておる次第でございます。以上でございます。
○議長(
武田新二君) 綾城議員。
◆2番(綾城美佳君) 続きまして、予算書223ページ、乗合タクシー運行事業1,087万8,000円についてお尋ねを致します。 所信表明では、早急に市内全域の地域公共交通の再構築を図ると市長はおっしゃられておりますが、次についてお尋ねをします。 1点目、白紙に戻した上での再構築を考えていらっしゃるのか、そして2点目、渋木・真木地区の乗合タクシーのエリア拡大に向けた取り組みはされるのか。以上2点についてお尋ね致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、質疑にお答え致します。 まず1点目の、地域公共交通について白紙に戻した上での再構築を考えているのかとのお尋ねでありますが、地域公共交通の再構築につきましては12月定例会でも申し上げましたように、既存の交通体系にとらわれることなく市内各地区の実情に見合った最適な交通手段を見い出し、より充実したものとするため現行の交通体系を改めて検証し、地域毎の新たなデマンド交通や市街地における循環型コミュニティバスの運行、次世代モビリティの活用などの組み合わせた総合的な体系整備に取り組んで行くものであります。 なお、再構築に当たりましては、長門市地域公共交通網形成計画策定協議会にお諮りし、専門的な見地から法的規制や運行に際しての課題を洗い出すなど、様々な御意見を頂いた上で、計画の基本理念である市民生活と地域の魅力を高める公共交通の実現に向けて取り組んでまいります。 したがいまして、2点目にお尋ねの渋木・真木地区の乗合タクシーのエリア拡大に向けた取り組みにつきましても、当面は現行の定時定路線型の交通体系を維持することになりますが、今後、総合的な交通体系の見直しを行う中で、新たなデマンド方式の導入も含めて早期に検討してまいりたいというふうに思っている次第であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 綾城議員。
◆2番(綾城美佳君) 引き続きまして、当初予算説明資料22ページ、企業立地促進事業594万7,000円についてお尋ねを致します。 企業誘致活動の強化を図るために誘致活動に係る旅費を増額し、PR用冊子の作成費を計上するというふうにありますが、市長の考える企業誘致とはどのようなもので、市にもたらされる効果についてどのように考えていらっしゃるのかお尋ねを致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、質疑にお答え致します。 施政方針でも申しましたように、地域経済の活性化によるまちづくりに向けましては、企業誘致対策の強化が重要であると考えております。具体的には、現在、工事を進めております光ファイバー網の市内全域への早期整備により、次世代型の超高速通信にも対応できる通信環境基盤の確立、都市部との情報格差解消やICTの活用促進を図り、これまでも進めてまいりましたベンチャー、IT企業、サテライトオフィス等の誘致に加え、農業や漁業関連の企業も含めた幅広い分野での企業誘致につきまして、組織内に担当部署を設け誘致活動推進体制の強化を図ってまいりますとともに、私も自ら先頭に立ってトップセールスを行ってまいりたいというふうに思っております。 また、本市にもたらされる効果と致しましては、企業誘致を進めることにより法人住民税等の税収の増や雇用の確保につながりますとともに、外部から人材を呼び込むことで「ひと」と「しごと」の還流が生まれ、新たなイノベーションの創出も期待できるものと考えております。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 綾城議員。
◆2番(綾城美佳君) 続いて、予算書225ページ、ながと戦略的産業支援事業946万円についてお尋ねを致します。 施政方針で市長は、長門商工会議所を事業主体とする長門市駅北・南地区活性化事業の取り組みを支援し、空き店舗対策やキャッシュレス化等の取り組みを推進していくと述べておられますが、市として長門市駅北・南地区の活性化をどのように考えていらっしゃるのか、市長のお考えをお尋ね致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、質疑にお答え致します。 本市の商工業の現状につきましては、人口減少に加え大型店舗の進出や消費者ニーズの多様化に伴うインターネット購買の普及等、利便性と価格競争の激化により経営状況の悪化や事業所数の減少が続き、長門市駅周辺地区におきましても空き店舗が散見される等、かつての賑わいが失われつつあると認識しているところであります。 こうした状況のもと、長門市駅北・南地区につきましては、本市における商工業振興の中核エリアとして賑わいが再生され、活気あふれる商工業の実現に向けた取り組みを進めていく必要があると考えておりますことから、議員お尋ねのとおり本市と致しましても、長門商工会議所が事業主体となった長門市駅北・南地区活性化事業の取り組みを支援しているところであり、かつての賑わいの再生に向けて商工業の振興に引き続き努力してまいりたいと考えているところであります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) 綾城議員。
◆2番(綾城美佳君) 私からは最後になりますが、予算書289ページ、歴史民俗資料室整備事業718万1,000円についてお尋ねを致します。 市内の文化財を保存・継承し、その価値や魅力を分りやすく紹介することなどを目的として長門市歴史民俗資料館(仮称)を整備するため、今回、基本・実施設計業務が計上をされておりますが、文化財保存のみならず施設のバリアフリー化について、この考えは取り入れられているのか、市長にお尋ねを致します。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、質疑にお答え致します。 歴史民俗資料室整備事業のバリアフリー化への対応についてのお尋ねでございますが、公共施設として整備を行う以上、高齢者や障害者、子ども達を含め、市民誰もが安全安心で快適に利用できるバリアフリー化への対応は当然行っていく必要があると考えております。 しかしながら、本事業は昭和36年に建設され60年近く経過した既存の建物に耐震補強を施した上で改修を行うことから、建物の構造上、対応が困難なケースも想定されます。先日の岩藤議員の一般質問でもお答え致しましたとおり、施設整備にあたりましては最少の経費で最大の効果が得られるよう、これから基本設計を行う中でしっかりと内容を精査・検討し、本市における歴史・文化施策の拠点として機能する施設となるよう整備を進めてまいりたいというふうに考えている次第であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) ほかに御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) ほかに御質疑もないので、質疑を終わります。 次に、議案第9号「令和2
年度長門市
国民健康保険事業特別会計予算」から議案第14号「令和2
年度長門市
下水道事業会計予算」までについて質疑を行います。 まず、通告者から行います。
林哲也議員。
◆16番(林哲也君) それでは、発言通告に従いまして質疑を行います。 議案第13号「令和2
年度長門市
水道事業会計予算」について、お尋ねを致します。 水道事業会計は企業会計とよく似ておりますけれども、大きな相違点というのは、企業会計が決算重視であるのに対して、水道事業などの公営企業会計というのは予算と決算の双方を重視する点にあります。地方公共団体の予算は執行機関である首長が省令で定めた予算様式に基づき作成し、議会の議決に付されます。一般会計等の予算は限られた財源を効率的に使用するために支出の規制に重点が置かれ、拘束性の強い予算となりますけれども、一般会計も公営企業会計も予算を超過して現金を支出することはできません。しかし公営企業会計の予算は、企業の経済性を発揮するために経済情勢の変動に機動的に対応するなどの弾力的な対応を認めていることが最大の特色であります。 そこで、平成30年度事業決算を踏まえて上下水道事業の管理者である市長から、令和2年度の
水道事業会計予算の編成に際し、どういった
基本方針が示されたのか、この点を
上下水道局長にお尋ね致します。
○議長(
武田新二君) 宗村
上下水道局長。
◎
上下水道局長(宗村憲知君) それでは、林議員の質疑にお答え致します。 水道事業については、平成30年度決算において事業運営の根幹をなす給水収益が、対前年度比較でマイナス1.4ポイント、約700万円の減収となっております。また、有収率は76.3%、料金回収率も78.4%と前年度から悪化するなど、料金とならない漏水等が多い中、水道料金で維持費を賄いきれない経営状況となっております。そのため、予算編成においては歳入に見合った歳出額となるよう経費の見直しを図りながら、市民のいのちと生活を守るという基本理念の下、市民生活に必要不可欠なインフラとして、持続可能な事業運営を見据えて予算を見積もるよう指示がありました。具体的には、湯本浄水場の更新や老朽管の布設替え、水道監視システムの更新といった計画的な更新事業を初め、漏水調査業務といった対策についても、全体の支出額を抑えながら予算措置を講じております。近年多発する災害等による断水に備えるため、加圧式の給水車についても導入していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(
武田新二君) 林議員。
◆16番(林哲也君) 一昨日の一般質問で中平裕二議員が上下水道事業の健全経営について質しております。上水下水とも事業内容が異なりますけれども、共通しているのは公営企業会計は料金収入による独自採算性を基本原則としている点であります。しかし、人口3万から5万人未満の自治体の場合、規模の経済、いわゆるスケールメリットが機能せず、本市にあっては人口密度も低く事業効率も悪いため、給水収益等で独自採算を行うこと自体がほぼ不可能であり、これが現実であります。このことを前提にして、受益と負担のあり方を議論することが必要でありますし、こうした現実をしっかり直視しなければ、市長の言う市民のいのちと生活は守れないと思っております。 次に、議案第14号の令和2
年度長門市
下水道事業会計予算についてお尋ね致します。これも、議案第13号と同様、平成30年度事業決算を踏まえて、上下水道事業の管理者である市長から令和2年度の
下水道事業会計予算の編成に際し、どういった
基本方針が示されたのか、この点を
上下水道局長にお尋ねして質疑を終わります。
○議長(
武田新二君) 宗村
上下水道局長。
◎
上下水道局長(宗村憲知君) それでは、林議員の質疑にお答え致します。 下水道事業については、平成30年度決算において事業経営の根幹である収入、下水道使用料が対前年度比較でマイナス0.6ポイント、約280万円減収しております。 一方で支出である営業費用については1.7ポイント、約2,570万円増加となっております。そのため回収率もマイナス0.4ポイントの75.7%となっており、不足分については一般会計からの繰入金により補填されているところでございます。このような現況を踏まえ、予算編成においては市民が生活する上で必要不可欠なインフラであるため、安定的かつ継続的に維持できる効率的な事業運営を見据えて、予算を見積もるよう指示がありました。具体的には老朽化が進む処理施設や管路施設の改築・更新事業の継続推進と、公共下水道施設の耐震化基本構想を策定し、東深川浄化センターの耐震化に着手すること、また青海・開作地区農業集落排水施設の公共下水道への統合を進めることとしております。以上でございます。
○議長(
武田新二君) ほかに御質疑ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) ほかに御質疑もないので、質疑を終わります。 次に、議案第15号「長門市市長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例」及び議案第17号「長門市
印鑑条例の一部を改正する条例」から議案第26号「長門市
ふるさと・水と
土保全基金条例を廃止する条例」までについて質疑を行います。 御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 最後に、議案第27号「
新市建設計画の変更について」質疑を行います。 まず、通告者から行います。
重村法弘議員。
◆10番(
重村法弘君) それでは、議案第27号「
新市建設計画の変更について」市長の見解をお尋ね致します。 この計画の期間を延長することで合併特例債発行限度額が12億円程度ある本市にとって、後年度においても合併特例債を活用することが可能となるというふうに説明がされております。市長は昨年の11月、市長に就任以来、色んな発言、公約、こういったものを見ると、私を含めて市民の皆さんはハードからソフトへと、今年度のところで大きい大型事業のハード的な整備は終わったと。これからはハード整備というのは極力されない市長ではないかというふうな、市民の皆さん認識を持っていると思うんです。現時点で後年度、この合併特例債を活用しようと想定される事業がありましたら具体的に教えて頂きたいと思います。
○議長(
武田新二君)
江原市長。
◎市長(
江原達也君) それでは、重村議員の御質疑にお答えします。 議員御指摘のとおり合併特例債の発行限度額につきましては、合併当初は177億円でありました。一回目の期限延長を経て現在の発行可能額は12億円ほどというふうになっております。よって、合併特例債を活用した具体的な想定事業につきましては、
新市建設計画の対象事業について有利な財源として、最大限有効活用できる事業を十分検討し選択してまいりたいというふうに考えている次第であります。 また、本市におきましては、合併特例債より有利な起債として過疎対策事業債がございますことから、併用なども勘案しながら有効に活用してまいりたいというふうに思っている次第であります。以上で答弁を終わります。
○議長(
武田新二君) ほかに御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) ほかに御質疑もないので、質疑を終わります。────────────・────・────────────
△日程第8.議案の
委員会付託
○議長(
武田新二君) 日程第8、議案の
委員会付託を行います。 ただ今議題となっています議案第8号から議案第15号まで及び議案第17号から議案第27号までは、お手元に配付の議案付託表のとおりそれぞれ所管の
常任委員会に付託します。 お諮りします。 ただ今各
常任委員会に付託しました議案については、
会議規則第42条第1項の規定により、3月22日までに審査を終わるよう期限をつけることにしたいと思います。御異議ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、各
常任委員会に付託しました議案については、3月22日までに審査を終わるよう期限をつけることに決定しました。 お諮りします。 議案の委員会審査のため、2月29日から3月22日までの23日間休会したいと思います。御異議ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、2月29日から3月22日までの23日間休会することに決定しました。────────────・────・────────────
○議長(
武田新二君) 以上で、本日の日程は終了しました。 次の本会議は、3月23日午前9時30分会議を開きます。 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。午前11時11分散会────────────────────────────── 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 令和2年 2月28日 議 長 武田 新二 署名議員 三輪 徹 署名議員 林 哲也...