平成 19年 3月定例会(第1回)───────────────────────────────────────────平成19年3月(定例)
長門市議会会議録(第3日) 平成19年3月7日(水曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号) 平成19年3月7日(水)午前9時30分開議 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────出席議員(30名)1番 長尾 実 君 2番 先野 正宏君3番 山根 勇治君 4番 武田 新二君5番 三輪 徹君 6番 吉村 通君7番 岡﨑 巧君 8番 大下 和政君9番 谷川 雅之君 10番 原田 勝敏君11番 阿波 昌子君 12番 野村 正夫君13番 林 克好君 14番 木下 重之君15番 中野 明彦君 16番 林 哲也君17番 大草 博輝君 18番 宮野 修治君19番 田村 哲郎君 20番 新谷 勇君21番 中野 博文君 22番 中村邦四郎君23番 金﨑 修三君 24番 南野 勇治君25番 佐藤 和夫君 26番 松永 亘弘君27番 岡野 正基君 28番 今津 一正君29番 西岡 晴美君 30番 南野 京右君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠員(なし)──────────────────────────────
事務局出席職員職氏名局長 松田 吉彦君 次長 板谷 雅行君 係長 平川慎太郎君書記 杉村 紀子君 ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 松林 正俊君 助役 …………………… 藤田 芳久君教育長 ………………… 大嶋 泰夫君 企画総務部長 ………… 岡本 守正君市民福祉部長 ………… 伊藤 和夫君
経済建設部長 ………… 渡辺 重範君三隅総合支所長 ……… 河村 英夫君
日置総合支所長 ……… 西岡 隆雄君
油谷総合支所長 ……… 長尾 正昭君
消防本部消防長 ……… 宗重 宏和君教育次長 ……………… 大和 保君 企画振興課長 ………… 久永 喜幸君秘書広報課長 ………… 山本 正人君 総務課長 ……………… 藤野 義久君財政課長 ……………… 今津 洋二君 税務課長 ……………… 山口 雅道君監理課長 ……………… 山田 利夫君 市民課長 ……………… 五十嵐 徹君
生活環境課長 ………… 藤永 信雄君 高齢障害課長 ………… 宮崎 節子君地域福祉課長 ………… 大中 義雄君 健康増進課長 ………… 三戸 幸子君商工観光課長 ………… 岩崎 伸広君 農林課長 ……………… 三村 建治君水産課長 ……………… 落志 定君 建設課長 ……………… 河添 歳弘君都市計画課長 ………… 山田 昇平君 下水道課長 …………… 宮田恵二郎君会計課長 ……………… 又野 豊君 水道課長 ……………… 鐘崎 英二君
教委総務課長 ………… 宮本 正澄君
教委学校教育課長 …… 中原ヤナエ君
教委社会教育課長 …… 高橋 憲幸君 教委体育課長 ………… 竹林 英雄君監査委員 ……………… 今浦 丈志君 監査事務局長 ………… 吉岡 敏君選管事務局長 ………… 萩谷 周成君 農委事務局長 ………… 吉見 繁夫君──────────────────────────────午前9時30分開議
○議長(南野京右君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。────────────・────・────────────
△日程第1.
会議録署名議員の指名
○議長(南野京右君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第76条の規定により、大下和政君及び谷川雅之君を指名します。────────────・────・────────────
△日程第2.一般質問
○議長(南野京右君) 日程第2、これより昨日に続き一般質問を行います。 順次発言を許可します。阿波昌子さん。(発言する者あり)どうぞ、ごゆっくり。(発言する者あり)(「暫時休憩」と呼ぶ者あり) 暫時休憩します。(笑声あり)午前9時31分休憩………………………………………………………………………………午前9時32分開議
○議長(南野京右君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 阿波昌子さん。〔11番 阿波昌子君登壇〕
◆11番(阿波昌子君) 失礼致しました。阿波昌子です。皆さん、おはようございます。今日の一番バッターとして質問させて頂きます。よろしくお願い致します。 私は、自然環境の保全及び生活環境の向上の観点から、
生活排水対策について質問致します。 飲料水のほか生活用水の大部分を河川などの公共用水域に依存している我が国ですけれども、その水質保全は住民の生命と生活を守る上で、極めて重要な課題です。特に、川や海などの主な汚濁原因は、家庭から処理されずに排出されるものであり、この対策の早急な実施が求められております。本市は合併前から旧市町において、それぞれの地域や集落に応じた生活排水の処理施設の整備が図られてきました。 そこで、2点お尋ね致します。 まず1点目、公共下水道、集落排水、
合併処理浄化槽、
単独処理浄化槽、その他の
汚水処理施設等の整備状況について、本市の状況をお伺い致します。 2点目、今後の見通し、及び計画課題について、お尋ね致します。 それでは、次は発言席で発言させて頂きます。〔11番 阿波昌子君降壇〕
○議長(南野京右君) 松林市長。〔市長 松林正俊君登壇〕
◎市長(松林正俊君) おはようございます。それでは、阿波議員の
生活排水対策についての御質問にお答え申し上げます。
生活排水対策につきましては、自然環境の保全及び生活環境の向上の観点から重要な行政施策でありまして、合併前からそれぞれの地区の特性に応じて処理施設の整備が図られてきたところでございます。その結果、生活環境の向上はもとより、本市における河川、海域の水質も比較的良好な状況で推移をしているところでございます。生活排水の処理施設につきましては御案内のとおり、
集合処理施設としての公共下水道、
農業集落排水施設、そして
漁業集落排水施設があり、また、
個別処理施設として
合併処理浄化槽がございます。 さて、現在の
汚水処理施設の整備状況についてでありますが、公共下水道では3つの処理区がありまして、
うち俵山処理区及び黄波戸処理区は整備済みであり、東深川処理区についても、幹線管渠の整備は概ね完了致し、
市街地周辺地域の支線管渠の整備を実施を致してるところでございます。整備率は88.1%、
うち水洗化率は89.5%となっております。 次に、
農業集落排水施設についてでございますが、長門地区においては4つの処理区の整備が全て完了致しております。この
うち水洗化率は75.5%となっております。三隅地区でも5つの処理区の整備が全て完了致しており、この
うち水洗化率は80.9%となっております。日置地区におきましても、
古市日置南部処理区の整備が完了致しており、この
うち水洗化率は87.4%となっております。また、
日置北部処理区につきましても、昨年の6月に一部供用を開始し、今年度末で整備完了予定となっておるところでございます。油谷地区では現在、
油谷中央処理区を整備中でありまして、昨年の8月に一部供用開始をし、平成20年度の整備完了を目指して鋭意事業を推進致しているところであります。 次に、
漁業集落排水施設につきましては、長門地区の通処理区、大日比処理区、三隅地区の野波瀬処理区の整備が全て完了致しており、この
うち水洗化率は91.3%となっております。 次に、
集合処理施設の整備区域外の地域を対象に実施しております
合併処理浄化槽の設置整備事業につきましては、合併時に補助金額を調整し、引き続き設置促進を図ってきたところであり、旧1市3町時代に補助をしたものも含め、これまでに644基が設置をされております。その一方、生活排水が未処理で排出をされる
単独処理浄化槽の利用者として、
し尿くみ取り等の人口割合は、平成17年度では市の人口の31.4%となっております。 次に、今後の見通し及び計画、課題についてのお尋ねでございますが、公共下水道につきましては引き続き未整備地区への管渠整備を推進を致しますとともに、適正な維持管理を行うため、老朽化した処理施設や管渠の計画的な改築が必要となっております。
農業集落排水施設及び
漁業集落排水施設につきましては、整備が完了した地区におきます水洗化の促進を致しますとともに、今後の油谷地区における事業の実施に当たって
計画処理区域内の人口流動、処理場の用地の確保、工事施工の難易度、更には費用対効果などの面から、入念な検討が必要だと考えておるところであります。また、
合併処理浄化槽につきましては、引き続き補助制度による設置促進に努めて参りたいと、このように考えておるところであります。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 松林正俊君降壇〕
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) どうも説明ありがとうございました。今説明して頂いたのでちょっと繰り返しになるかと思いますけど、ちょっと確認でございますが、整備がちゃんとこの地域は、ここは公共下水道ですると言われたらその整備率が──まず初め言われた整備率というのは、そこへ配管されたものですよね。そして、そこへ配管されて、その中で水洗が何%かというのは、つないだというのが水洗化率になるんですよね。それを見ますと整備率が、例えば長門地区であれば整備率が幾らとおっしゃいましたか、全部完了しているのに、
農業排水施設であれば長門地区において4つの施設が全部完了してるとおっしゃいましたが、そのうちの水洗化率は75.5%であるということですよね。 だから、配管されて水洗化した人は75.5%ですが、まだ残り24.5%はつないでいないということになるわけですね。そしたら、そういうふうなまだつないでいないというところの人達の簡易方法と言いますか、世帯の水洗化促進というふうなものはどういうふうにされているかということ、また、水洗化されない理由は何だろうかという2点をまずお尋ねしたいと思います。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) お答致します。 水洗化促進の啓発について、まず最初にお答え致します。 私どもが下水道工事を致しまして、完了直後にその地区につきましては供用開始の告示、また、市の広報においてお知らせを致します。それから、課の担当職員が、私、下水道課でありますから下水道課からのお知らせ文書を各該当の世帯の方々に説明をして参ります。それから、完了後2年経ってから、また再度未水洗化世帯に促進に参ります。訪問致します。この2年経過したということにつきましては、下水道法の第11条の3というのがありまして、「水洗便所の改造義務等」とありまして、抜粋して申しますけれども、「公示された下水道処理を開始すべき日から3年以内に、その便所を水洗便所に改造しなければならない」ということがありますので、3年の直近の1年前、2年目に再度水洗化のお願いに参るわけでございます。一般的には下水道工事が終わりまして1年から2年で、先程市長が申しましたように水洗化率は60から七、八十%まではなって参ります。 しかしながら、あとの20から30%がならないということでありますけれども、もう一つは、済いませんけども、国土交通省が9月10日を下水道の日と定めております。このようなことから、未水洗化世帯に我々下水道課の職員、また
排水設備指定工事店という業者がおられますけれども、その方々とともに水洗化のお願いに参り、また広報車でPR、また市役所本庁舎に懸垂幕を掲げるというようなことも致しております。 それから、接続されない理由というのがありましたんですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)これにつきましては中々ちょっと申し上げにくいところがありますんですけども、一番多いのは資力──経済的に余裕がないというのが一番多くございます。 それから、浄化槽を設置してるので、当面は接続する気はないよとおっしゃる方、また家の建て替え、増改築等を予定してるので、今すぐにはできないと。 それから、これもちょっと申し上げにくいんですけども、ひとり暮らしをされていて老人世帯で、息子達がこの地に住むかどうか分からないから、水洗化しても余り意味がないというふうなことをおっしゃる方もいらっしゃいました。以上であります。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 今初めの方の水洗化の促進の方は3年以内とか、それから9月10日とか、そういうふうな日には勧誘に回ってるとかおっしゃいました。そういうふうに努力はされておりますが、それで、3年過ぎたら、9月10日の日だけが促進されることになるんですか、3年過ぎたらそのままということはないですか。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) 私どもは工事が終わりましたら、すぐに参ります。先程もちょっと重複致しますけども、それから、1年後程度を目途に参りますし、あとは随時
下水道課職員が参っていると。その中で、今特に下水道の日というようなときには排水設備の業者の方々とともに同行して全市的に、うちで言いますと下水道課、農林課、水産課、そういった人達とともに参るということでございます。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) はい、分かりました。 それで、今水洗化されない理由の一番最初に経済的なことを挙げられましたけれど、どうしてもしたいけど、今ちょっと困ってるというふうなときには、そういうふうな対策として補助があるものでしょうか、どうでしょうか、お尋ね致します。 ごめんなさい。済いません、いいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)補助というか、融資と言うか、そういうふうなものか何かあるものでしょうか。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) 下水道を布設されるときに3年以内という条件、市税を滞納してないとか、色々な条件ありますけれども、融資につきましては、該当する受益者の方が金融機関で50万円までをお借りして市が利子について補給致しますという補助でございます。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) それじゃ融資の金額が分かれば、またそして、そういうふうな金融機関を利用して、融資を利用して水洗化をされた戸数というのは今までどのくらいありますか。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) 金額につきましては、一般的には下水道を御自宅に布設されますと、最低限の施設を──例えば、水洗便所であれば、今頃では
ウォシュレットとか、そういうものがありますけれども、そういうふうなグレードの高いものじゃなくて、一般的なものを行った、設置した場合には50万円程度で最小限可能ですよということで、50万円に対しての金額に借り入れをして頂き、その利子を補給すると。 従いまして、今頃は当然裕福でありますから、
ウォシュレットとか、そういうふうなグレードの高いもの、また台所を改造するとかいうことで200万円、300万円とかかる御家庭が多いかなというふうには思いますけれども、うちとすれば50万円を上限と致しております。 そして、利用者につきましては今、私、資料を持ち合わせておりませんので、詳しくはちょっと申しにくいんですけども、3割から4割程度はそれを御利用される御家庭がございます。以上であります。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 3割から4割って、結構利用されているんですね。本当にいいことだと思います。これを利用してどんどんつけて頂ければ本当にいいなと思いました。 それでは続いて、今度は下水道の使用料が、まだ各地区によって違うんじゃないかと思いますが、分かれば教えてください。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) 使用料の何をちょっと申し上げたらいいんでしょうか。
◆11番(阿波昌子君) 各地区の使用料というものが違うんじゃないかなと思うんですけれど。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) それでは、申し上げます。 現在の旧1市3町、長門、三隅、日置、油谷地区につきまして、各々で使用料は徴収、施行されております。 まず、長門地区でありますけれども、基本料金が925円、そして三隅地区、基本料金は10トンまでとなっております。10立米、同じでありますけれども、三隅地区が10立米までが1,500円、基本料金。日置地区が1,300円、油谷地区が同じく1,300円となっておりまして、超過料金につきましては従量制と累進併用で10トン以上、各々数量に応じて金額が出るわけでございますが、これだけでは分かりにくいので、標準世帯において一つ申してみますと、標準的には30トン、30立米がうちとすれば標準的なところかなと思います。それで申してみますと、長門地区が3,490円、三隅地区が3,670円、日置地区が4,040円、油谷地区が4,090円。以上であります。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) どうもありがとうございました。まだまだ地区によってこういうふうに違うということが分かりました。 それでは続きまして、今度は受益者負担金の各地区の現状についてお願い致します。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) お答え致します。 長門地区がこれにつきましては負担区制、各地区で設定しております。これは
平米当たり単価によって現在、施行されておりまして、一番高い地区で平米当たり230円、三隅地区におきましても負担区制、各地区制をとっておりまして、宗頭地区が今度は1戸当たりとなります。それで、宗頭地区が5万6,697円、中小野地区が9万1,574円、三隅中地区が6万6,300円、豊原地区が5万7,440円、三隅下地区が7万2,514円。それから日置地区におきましても負担区制をとっておりますけれども、当時の町政の方針によって統一単価とされておりまして、1戸当たり5万円、これは古市、日置南、日置北部、同じであります。油谷地区につきましては、現在1戸当たり6万円というようになっております。以上であります。
○議長(南野京右君)
渡辺経済建設部長。
◎
経済建設部長(渡辺重範君) 今の説明でちょっと漁集の方が抜けておりますので、漁集につきましては、三隅の野波瀬地区、これが1戸当たり5万9,705円です。それから、大日比が同じく漁集で整備してるわけですけど、大日比が先程言いました230円と同じでございます。通につきましては、1平米当たり157円というように差異がございます。以上です。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 結局三隅の先程宮田課長さんがおっしゃった分は、これとか漁集なんかは事業毎になってるんですか、通とか長門は面積によってですよね。それで、あとは日置と油谷は一律の単価というか、そういうふうになって決まってるわけですか、それでいいですか。
○議長(南野京右君)
渡辺経済建設部長。
◎
経済建設部長(渡辺重範君) 言われるとおりでありまして、それともう一つ、黄波戸の方は同じ公共下水ですけど、これは1戸当たり5万円ということで負担金になっております。一応長門と旧3町のそういう負担の求め方が、長門につきましては1平米当たりということで算定しておりますが、旧3町の方は1戸当たりということで算定をしております。そこの違いでございます。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) はい、分かりました。ありがとうございました。 それでは次に、合併浄化槽の設置について、合併時に補助金を調整されましたけど、今幾らになっているんですか。
○議長(南野京右君)
藤永生活環境課長。
◎
生活環境課長(藤永信雄君) おはようございます。お世話になります。
合併処理浄化槽の補助金でございます◎が、5人槽につきまして市の補助金は現在46万4,000円。ほかの分も申し上げますか、人槽毎に。(「いいです」と呼ぶ者あり)よろしいです。はい。
◆11番(阿波昌子君) 大体、ほいじゃちょっとついでにお願いします。
◎
生活環境課長(藤永信雄君) ほんなら6から7人槽につきましては56万5,000円、8から10人槽につきましては77万3,000円になっております。これは普通の
合併処理浄化槽の補助金の金額でございます。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 補助金は結構これだけではできないので、補助金以外に自分で出す金額多いと思います。それで、合併浄化槽をつけてらっしゃる方がいつも「維持管理費がすごく高い」っておっしゃるんです。農集とか漁集とか公共下水に比べて、自分とこでつけたら、そこまで管を引いてもらわれんからつけるのに随分高い。補助金はあるけど、つけるのにも結構お金がかかるし、それから、後からの維持管理、検査料とか、掃除料とか、清掃料とか、色々あります。そういうふうなものが随分高いって言われるんですけれど、どのくらい違うものですか、年間の費用。
○議長(南野京右君)
藤永生活環境課長。
◎
生活環境課長(藤永信雄君) 失礼します。お答え申し上げます。 只今の御質問ですが、今個人浄化槽の設置につきまして、先程市の補助金を申し上げました。ただ、市の補助金は国の補助基準に対しまして上乗せの補助を行っております。この上乗せの補助につきましては、さっきの分は市の補助金ですから、これは国の補助基準に対しまして5人槽で11万円、6から7人槽で15万5,000円、8から10人槽につきましては25万4,000円の上乗せの補助を行っておるところでございます。 それで、只今の御質問でございますが、比較でございますが、これは公共下水道と集合施設への接続者につきましては、水道の使用料によりまして料金が決まりますので定かなことは申し上げられませんが、水道使用料が月に30立米程度の場合につきましては、長門地区では年に概ね4万3,000円程度かかりますので、浄化槽につきましては、5人槽の場合は年に約6万8,000円でございます。ということで、年間約2万5,000円程度の差があるのではないかと考えられます。 ただ、御案内のとおり、先程申しましたが、水道量の使用によりまして料金が違いますので、その点はお含みおきをお願い致します。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) そういうふうに今2万5,000円ぐらい大体違う。トイレのあれによって違います。人数によっても違います。つくりによっても違いますけれど、大体2万5,000円年間違うから、そういうふうにおっしゃるんですね。浄化槽をつけたら随分高くなるなということがよく分かりました。 それで、これを少しでも浄化槽の費用を少なくするというふうなことを打ち出しているところが広島県とか、それから、福岡とか、香川県など11が実施している、大体同じようなことをしてるというふうに調べたところによりますと出ておりますけれど、どういうふうにするかと言いますと、浄化槽の年1回の法定検査、絶対受けなければいけないという法定検査を項目が大体86項目ぐらいあるそうです。外観とか、水質とか、書類などで86項目ぐらいあるけれど、それを5分の1ぐらいにして簡易検査を、5分の1にして5年に1回そういうふうな検査をする。あと4年は水質検査などの18項目だけを調べるような内容にしてるというふうなことなんです。そういうふうにして検査料を減らすと言いますか、そういうふうな負担を軽減しているというふうなこと。軽減することによって、またそういうふうな受検、調べる受検率、そういうふうなものがアップしてるということなんです。ここを県に働き掛けて、そういうふうなことをやってみようというふうなことは考えられますでしょうか、どうでしょうか。
○議長(南野京右君) 松林市長。
◎市長(松林正俊君) 基本的には下水道事業が行われるところは行っていく。そんな中で、やはり不可能なところを
合併処理浄化槽、いわゆる自治体ごとの事業としてやっておられるところは今御案内のことだろうと思います。 ただ、下水道事業を行う中で費用対効果考えて、主管渠を持っていくに非常に遠隔地であるとか、そういったところについては同時進行ぐらいで
合併処理浄化槽の事業というものも考えていかなきゃならないのではないかなというのは考えておるところでございます。そんな中で、最近では色々な事業メニューも出ておるやに聞いておりますので、そういったことを研究しながらやっていく必要はあるというふうには思っておるところでございます。
○議長(南野京右君)
藤永生活環境課長。
◎
生活環境課長(藤永信雄君) 失礼致します。先程議員さんで、広島とか、色々なところでそういう形で補助されるところがございますということでございました。 ただ、山口県内におきましては、確認しましたところ、県内の市町村で補助している市町村はないと聞いております。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 補助というんじゃなくて、検査項目を少なくして、費用を少なくしてあげる、負担を少なくしてあげるというふうなことのために今申したわけでございますけれど、そういうふうなこともまた山口県ではないけれど、よその県でやってるということは、できないことではないというふうにそこにも記してありましたので、また検討してみてほしいと思います。 それで、浄化槽をつけていらっしゃる家庭が長門市内で、私はちょっと保健所の中にある浄化槽協会と言うんですか、そこの方にちょっとお尋ねしたんですけれど、そういうふうな合併浄化槽を設置していらっしゃる数が、先程のちょっと数と違いますけど、これは自分でつけられてるものが入ってますから890基あるそうです。それから、
単独処理浄化槽、これが1,174基あるそうです。合計で2,064基ありますけれど、その中でそういうふうな法定検査をなさってるのが90%で、10%はどうしても検査をして頂けないというふうなことを聞きました。 それで、どうしてそういうふうな、未検査の理由は何でしょうかと聞きましたら、とにかく保守点検とかいうふうなものは維持管理費が二重になってる。3カ月に1回ですか、さっきの検査、そういうふうな検査を毎年してるのに、年間何回かしてるのにまたやりなさいって二重になるから、もう嫌だから、納得いかないからというふうなお考えの方が多いそうです。 だから、そういうふうな法定検査を受けてないという方が10%はあるようです。だから、そういうふうな方もいらっしゃいますから、先程申したように、少しでも負担が軽くなるような方法を考えられたらいかがかなというふうなことで提案したわけでございます。 それではその次、今、市町村設置型の整備事業を国が進めておりますけど、そういうふうなことについてどういうふうにお考えか、お尋ね致します。
○議長(南野京右君) 伊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(伊藤和夫君) 浄化槽の市町村整備推進事業の件でございますが、事業の概要を申し上げますと、事業内容につきましては
生活排水対策及び生活基盤整備を緊急に実施する必要がある地域において、市町村自らが設置主体となって、浄化槽の面的整備を行う事業でございます。事業の実施の要件と致しましては、一定地域内の全戸に個別の浄化槽を市町村が設置する事業、年間20戸以上の住宅を実施するようなものでございます。 それで、事業の対象地域につきましては、公共下水道や農業集落排水事業等予定処理区域外の地域であって、次に申し上げます該当するような地域でございまして、1つが、過疎地域であって汚水衛生処理率が65%未満の地域、また、農業振興地域内の
農業集落排水施設の処理区域の周辺地域として環境大臣が適当と認める地域、その他でも色々要件がございます。それで、県内の実施状況を調べましたところ、県内では周東町、萩市、宇部市で実施されたことがあるようでございます。 市町村整備推進事業の課題と言いますか、中々取り組めないというのが、原則として計画区域内、例えば自治会なんかでございますが、全戸の同意が要るということでございます。それと計画区域内の全戸に浄化槽を設置するに足る用地があること、それと既に設置済みの浄化槽の取り扱いをどのようにするか、こういったことも課題であろうかと思います。それと、現在計画中の事業、また今後の集合事業の計画などの調整、そして地元の方の要望等、こういったことに加えまして、維持管理費の住民の負担額をどのようにするか──これは使用料等も当然取っていくような形になりますし、設置のときには受益者負担というものも出てきます。そういったもので集合事業との兼ね合いをどうするか、こういったことを総合的に研究してみないと、ちょっと今ここですぐ取り掛かるとか、そういうことはちょっと研究課題とさせて頂きたいと、このように思います。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 済いません。それは市町村が
合併処理浄化槽を設置するというふうなことなんですよね。そして、それを市町村がやって、だから使用料とか負担料は使用者から頂くというふうなことになるので、今それを国がちょっと随分進めているようですけれど、そういうふうなのに条件が色々ありまして、今部長さんがおっしゃいましたように中々難しいようですけれど、全国では結構進めているんです。多いんです。 それで、山口県では今3カ所とおっしゃいましたけど、進めているところはとてもいい、結構そちらの方が経費が少なくて済むというふうなことも聞いておりますので、また検討課題とおっしゃいましたけど、またよろしくお願い致します。 それでは次に、油谷地区の下水道の進捗状況についてお伺い致します。
○議長(南野京右君) 本山油谷総合支所施設課長。
◎油谷総合支所施設課長(本山義雄君) それでは、お答え致します。 油谷地区につきましては、現在、油谷中央区を、先程市長の答弁にありましたように、平成20年の完成を目指して今行っているところでございます。工事の進捗状況でございますが、現在、処理場の方は今年度、昨年の8月に供用開始をしておりまして、今平成18年の3月末で大体整備率が26.3%で、接続戸数、大体114戸ということで進んでおります。
汚水処理施設の稼働は、全能力の25%を運転しているという状況でございます。以上でございます。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) それでは、大体順調に進んでいるというふうなことで受け止めていいですか。
○議長(南野京右君) 本山油谷総合支所施設課長。
◎油谷総合支所施設課長(本山義雄君) 現在、計画どおりで進んでおります。以上です。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) それでは続きまして、今後の見通し及び計画課題についてお尋ね致します。 最初に、油谷地区の今後の下水道の整備計画についてお尋ねします。それで、藤田町長さん時代、どのような計画で、どの程度まで進行していたかというふうなことも最初にお尋ねしたいと思いますが。
○議長(南野京右君) 藤田助役。
◎助役(藤田芳久君) 旧油谷町の下水道の処理計画なんですが、これにつきましては平成12年の4月に油谷町下水道整備基本構想というものを策定に着手をしまして、その当年度に策定が完了致しました。 それから、平成14年の4月に中央エリアですが、事業採択を受けて着手をしたところでございます。当初の基本構想につきましては、集合処理7処理区ということで計画を立てました。これにつきましては、農集が油谷中央、そして伊上の2処理区、それから漁業集落排水事業、これが久津、大浦、川尻、立石、津黄の5処理区、計7処理区の
集合処理施設を計画しておりました。その他集合処理区域以外を
合併処理浄化槽設置整備事業、個別処理として計画を立てようということでございまして、先程から御質問もありましたように旧町時代からも国の補助に上乗せをした補助をつけておりました。基本構想を合併前の合併協議会の中で油谷の計画をそのまま新市に引き継ぐということになっておりますが、それはあくまでも人口の流動、そして高齢化、地形の難易度等々これからも検討しなきゃいけない。当然色々な形で財政的な面もございますけれども、年度年度の計画をやはり検討しながら考えていきたいというふうに思っておりますが、全体で今の7処理区を全て完了する、当時の計画でございますので、今中央エリアも1年ほど延びておりますが、全体計画では平成33年度に全体の7エリアが終わるというふうな計画を立てておりました。以上でございます。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 油谷の藤田町長時代の計画を少しは見直していくと、それから中央なんかでも1年ぐらい延びたけど、33年度までには完了するだろうというふうなことで、大きくは変わっておりませんね、それじゃ。
○議長(南野京右君) 藤田助役。
◎助役(藤田芳久君) 先程も申し上げましたように、色々と合併協議ではそのまま引き継ぐということになってはおります。おりますけれども、色々な諸条件も変わってきております。例えば、油谷の全体的な人口で申しますと、当時の計画当時は8,830人おりましたけれども、19年の1月末現在では7,780ぐらいに人口が減っております。そうした色々な条件が変わってきておりますので、当然この計画の見直しもしなきゃいけない。また、先程色々御質問されました
合併処理浄化槽の普及もあわせて色々研究もしながら普及に努めていかなきゃいけないというふうに思っております。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) それじゃ今後、市の方針なんかに沿ってやっていかれることと思います。 それでは次、続きまして今度は未整備地区の受益者負担金、今からつながれる負担金は今までと同じでしょうか、統一されますか。 それからもう一つ、下水道使用料の統一の時期はいつになるんでしょうか、お尋ね致します。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) 最初に受益者負担金、受益者分担金の統一ということでありますが、先程も申しましたように受益者負担金、受益者分担金につきましては負担区制、各地区制で実施しておりまして、旧市町時代からの経緯・実績、こういったことを勘案致しますと、今後の統一は難しいかなというふうに考えております。 それから、使用料の統一ということでありますが、使用料の統一に対しましては昨年、油谷地区の下水道使用料について平成18年6月28日に議決されまして、平成18年7月1日施行となっておりまして、各地区での料金表で徴収されている状況にあります。その中で、平成18年の4月21日に本市の下水道事業審議会──これは下水道の全体的なことについて諮問答申を図る機関でありますが、このときの答申の中での要望事項として、速やかに統一を図ると要望なされております。このようなことで、実は平成19年度予算の中で使用料の算定の診断をさせて頂きたく、委託料を下水道課の方で計上させて頂いているところでございます。以上であります。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) それでは、今からの受益者負担金は結局今までどおり地区別制でいく、今までのとおりでいくということですね。 それから、下水道の使用料の統一というのは19年度に今から決められるというふうに確認していいですね。
○議長(南野京右君)
宮田下水道課長。
◎下水道課長(宮田恵二郎君) そのとおりでございまして、平成19年度に、規模が大きいので、うちの方でできませんので、大変申し訳ないんですけども、これは日本下水道事業団というところに委託をさせて頂きまして、それで、19年度に診断・調整、20年度ぐらいには統一か改定を図っていきたいと、このように考えております。以上であります。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) はい、分かりました。それで、さっきの市長さんの答弁の中に
単独処理浄化槽、生活排水が未処理で排出される単独浄化槽、合併じゃなくて、だから、し尿だけを処理して、台所とかおふろ場とかいうふうな水はそのまま流すというのが
単独処理浄化槽ですよね。そういうふうなものとか、それからし尿くみ取りの人口と、ただ昔のようにくみ取って畑で処理をしたりというふうな人達の割合が31.4%あるということになっております。結構あるんです。そういうふうな世帯に対して今後の取り組みはどういうふうにされるおつもりか、お尋ね致します。
○議長(南野京右君) 松林市長。
◎市長(松林正俊君) やはり少しでも下水道普及に努め、また、水洗化率を上げながら、そういった世帯が無くなるような努力をしていく。これ地球環境とも関係することでございますし、環境保全の一環として取り組むつもりでおります。
○議長(南野京右君) 阿波昌子さん。
◆11番(阿波昌子君) 色々と御答弁頂いてありがとうございました。最後になりますが、こういうふうな下水道の工事というふうなものは、お金と時間がかかるために、市の財政にとっても、住民にとっても負担が大きくなります。そこで、より経済的な処理施設を選択する必要があると思います。汚水処理には多種多様な施設がありますが、これらの中から地域の特性に合ったものを選択して、有効に組み合わせて投資効果の高い処理施設にしてほしいと思います。今から平成19年度から33年度を目標とする15ケ年の生活排水処理計画を立てられるに当たって以上のことを希望して、質問を終わります。どうもありがとうございました。………………………………………………………………………………
○議長(南野京右君) この際、暫時休憩します。休憩時間は15分間とします。午前10時26分休憩………………………………………………………………………………午前10時42分開議
○議長(南野京右君) 休憩前に引き続きまして一般質問を続行します。 三輪徹君。〔5番 三輪 徹君登壇〕
◆5番(三輪徹君) おはようございます。三輪でございます。通告に従い質問致しますので、御答弁よろしくお願い致します。 観光振興について質問します。 市長は施政方針において、「JR西日本や下関市との連携により、本年7月から運行される観光列車は、その愛称が「みすゞ潮彩」に決まりましたが、美しい海岸線、鯨文化、金子みすゞなどの豊富な観光資源の情報発信ができ、交流人口の増加に結びつけていくことができるものと考えております」と述べられております。 一昨年3月のダイヤ改正で特急「いそかぜ」が廃止されて以来、県内の山陰本線において優等列車が1本も走らなくなったところ、下関市と本市が費用を負担することにより観光列車「みすゞ潮彩」号を走らせることは、観光立市を目指す本市にとってイメージアップにつながるものと考えております。 しかしながら、一昨年新下関から下関・仙崎経由で東萩まで走った「萩・長門ブルーライナー」号に見るように、集客に相当苦労することが予想されます。見通しの甘い集客計画ではすぐに廃止されることも考えられ、せっかくの投資も無駄になりかねません。 そこで、集客についてどのように考えておられるのか、また、どのような運行になるのか、お伺い致します。 次に、長門市の観光の目玉は、青海島と金子みすゞであることは言うまでもありません。その両方を有する仙崎地区の観光の現状をどのように認識され、課題は何なのか、また、その対策をどのように考えておられるのか、お尋ね致します。 2点目の学校教育につきましては、後程発言者席より質問させて頂きます。御答弁よろしくお願い致します。〔5番 三輪 徹君降壇〕
○議長(南野京右君) 松林市長。〔市長 松林正俊君登壇〕
◎市長(松林正俊君) それでは、三輪議員の観光振興についての御質問にお答え申し上げます。 まず、1点目の観光列車「みすゞ潮彩」号についてのお尋ねでございますが、下関市やJR西日本との連携により、本年7月から運行される観光列車は、その愛称が御案内のとおり「みすゞ潮彩」号に決定を致しました。美しい海岸線、鯨文化、金子みすゞなどの豊富な観光資源の情報発信ができ、交流人口の増加に結びつけていくことができるものと期待を致しております。列車の運行計画は、最終的には7月のダイヤ改正で明らかになりますが、概略を御説明致します。 列車は、午前10時過ぎに新下関駅を出発し、下関駅を経由して山陰本線を上り、長門市駅を経由し、仙崎駅に12時過ぎに到着を致します。そして、約30分後に下関市に向けて折り返します。運行形態は毎日運転とし、土曜・日曜及び休日は快速運行、平日は各駅停車の計画であります。列車編成は指定席車両と自由席車両の2両編成となっておるところであります。車両は既存の気動車を改造し、車両デザインは市内在住のアートディレクターの尾崎眞吾氏に、また、内装設計は油谷出身のインテリアプランナーの岡本輝男氏にそれぞれお願いを致したところであります。なお、この列車の運行期間は、平成19年7月1日から5年間となっております。 次に、集客の取り組みについてでありますが、現在、下関市やJR西日本や県観光連盟などと精力的に協議をしているところでございます。山口県で、来年7月からJR西日本を中心に自治体や旅行エージェントが一体となって、地域独自の商品企画と致しまして販売するデスティネーションキャンペーンが実施をされることとなっておりますが、本年はプレキャンペーンが行われる予定であります。このプレキャンペーンが列車運行開始時期に重なることもありまして、車内でのおもてなしのイベントや停車駅での特産物販売など観光客の皆さんに喜んで頂けるものを協議をしているところでございます。この取り組みが決定次第、あらゆる機会を通じて情報発信をして集客を図っていきたいと考えております。 次に、2点目の仙崎地区の観光についてというお尋ねでございますが、本市の観光客数はほぼ横ばい状態であり、地区別に見ますと、仙崎・青海島地区全体としては微増になっています。仙崎地区の今後の振興策につきましては、金子みすゞ記念館一点集中の点の観光から、仙崎全体の面の観光地づくりが大切であることは、これまで様々議論を通じ申し上げましたところでございます。先程の観光列車も一つの起爆剤になると思いますので、引き続き官民協力し合いながら点から線、また、面へと広がるよう努力をして参りたいと考えておるところでございます。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 松林正俊君降壇〕
○議長(南野京右君) 三輪君。
◆5番(三輪徹君) 「みすゞ潮彩」号についてでございますが、先程言いましたように、一昨年同じ線を走りました「萩・長門ブルーライナー」号、市長も御存じと思いますが、大変集客に苦労されておった事実がございます。それで、「みすゞ潮彩」号は、まず、どこからの乗客をターゲットとして考えておられるのか、お尋ね致します。
○議長(南野京右君) 岩崎商工観光課長。
◎商工観光課長(岩崎伸広君) お答えします。 先程市長の答弁でもありましたように、新下関駅発を10時過ぎというのは、名古屋からの新幹線で間に合う時間帯に運行しようということなので、近畿、中部、関西、それから九州を予定しているところでございます。
○議長(南野京右君) 三輪徹君。
◆5番(三輪徹君) じゃなぜ「のぞみ」や「レールスター」の停まらない新下関が発着となるのか、名古屋から、また関西方面からですと、どうしても「こだま」に乗ってくる客はほとんどいないわけでございまして、新下関駅に降りようと思いましたら、新山口で乗り換えなくてはなりません。 まず、何が問題かというと、やはり乗り換えを嫌うわけです。乗り換えのないことを考えると、新下関発着ということは大変疑問があるところでございます。下関市と長門市が費用を出してるから新下関なのかもしれませんが、また、九州からの集客を図るには本当言うたら博多、またはそれが無理なら小倉発、これがベストだと思うんです。これでは大変集客が困難と私は思います。この協議を進める中で、新下関発着ということを考え直すべきではないか、少なくとも新山口発、宇部線経由、宇部新川、厚狭、新下関、下関、山陰線に入る、または九州からですと小倉発着、これが望ましいと思いますが、なぜ新下関なのか、お答え頂けますか。
○議長(南野京右君) 岩崎商工観光課長。
◎商工観光課長(岩崎伸広君) 先程議員の方も述べられたように、これは下関市と長門市が出資をしてつくったものでございますので、下関と長門を結ぶということで始めております。 ただ、御指摘のとおり、「のぞみ」では乗り換えなきゃいけないというようなことがございますが、「のぞみ」についても7月から新しい新型の「のぞみ」が走るようでございますので、ちょっとそこら辺はダイヤ改正を見てみないとはっきりしないんですが、利便性がなお高まるというふうに我々は期待してます。 将来の問題として、新山口というのは余りにも──新山口を出発して下関を回って長門まで来ると相当時間かかりますので、そういう意味では、先程出ました小倉なりということが一つ考えられると思いますが、一応5年間の計画となってございますので、状況を見ながらそこら辺は協議をする余地はあると思います。
○議長(南野京右君) 三輪徹君。
◆5番(三輪徹君) まず最初は、今年の夏休み前からですから、ある程度集客も期待できると思いますが、これは年数が経っていくと、段々だんだん少なくなっていくと思います。やはりもうちょっと──10時発で中部、関西からの乗客を運ぶというのはちょっとかなり無理があるようなと思いますので、集客計画に対してはしっかりつくって頂き、私はやはり九州からの乗客を最重点として、ターゲットとして絞るべきだと思います。 それで、じゃ新下関発着ということでございますが、新下関駅での長門市の広告宣伝についてはどうなっておりますか。
○議長(南野京右君) 岩崎商工観光課長。
◎商工観光課長(岩崎伸広君) 先程市長の答弁にもありましたように、平成20年にデスティネーションキャンペーンがございます。これは全国的に山口県をアピールするということで、大変我々も期待をしているところでございますが、特に、今年はプレキャンペーンということで、JRの方も山口県観光の一つの目玉として力を入れてますので、JRの方も新下関駅の方で十分PRして頂けるというふうに思ってます。
○議長(南野京右君) 三輪徹君。
◆5番(三輪徹君) JRでなしに、長門市として下関駅での広告宣伝はどうなっているのかと聞いてるんです。
○議長(南野京右君) 岩崎商工観光課長。
◎商工観光課長(岩崎伸広君) 19年度の予算の中で特に、例えば看板類を新たに設置する等の予算は組んでございません。 ただ、ソフト面で、色々な面でPRはやっていきたいというふうに思ってます。
○議長(南野京右君) 三輪徹君。
◆5番(三輪徹君) これ言うと予算の審議になるから余り言われませんが、7月から観光列車を走らせて、新下関から出て長門市へ、仙崎まで来ることは分かっているわけですから、やはり新下関駅で長門市のPRを市として当然やるべきじゃないかと私は思います。それで、これ以上言ったら、これは経済委員会の管轄になりますので、私はそう思っております。 それで、では集客を図るということでも、今の御答弁ですと、どうしても他人任せみたいな答弁なんです。長門市としてどうしたらこの列車に乗って頂いて、長門市に来て頂けるかということを、やはり市長は観光立市を目指していらっしゃるんですから、これは真剣に取り組まにゃいけんわけです。ただJR西日本がデスティネーションキャンペーンを開くから、それに乗ればいいという考えでは、これは集客、或いはこの列車は本当失敗に終わるかもしれません。 それで、まずこの列車の存在を知ってもらわんといけんわけです。下関市、長門市に住む住民は、地方紙等を通じて知ってるかもしれませんが、全国的にはほとんど無名に近い存在になるわけです。観光列車の存在のアピールはどうされるわけでしょうか。
○議長(南野京右君) 岩崎商工観光課長。
◎商工観光課長(岩崎伸広君) お答えします。 必ずしもJRにお任せということではございませんで、今我々がつくっています長州路観光、これは下関市、長門市、秋芳町で組織してございます。この中で、今後のPR、或いはおもてなしをどうするかということを今協議をしてる最中でございまして、通常の長州路観光に対する補助を少し上乗せして頂きまして100万円、両市で200万円ということで、そういう予算を特別につけて頂きまして観光列車のPR等々をやっていくということにしてございます。 それから、市の予算大変厳しい中でございますので、今長州路観光としてプレキャンペーンがあるということで、おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会の方へ補助金の要請をし、この観光列車のPR、或いはおもてなしの準備のための補助金の申請もしている最中でございます。以上です。
○議長(南野京右君) 三輪徹君。
◆5番(三輪徹君) 7月1日から走るということで、本当早くしないと、どんどんどんどん月日が経っていくばかりで、PRは早くした方が効果も出るわけでございます。それで、今長門市で観光宣伝等行かれますね。例えば近場、福岡、北九州、広島等の観光宣伝に行く場合、じゃこの列車を使って観光宣伝に行くと。この列車を使って観光宣伝に行けば、当然マスコミ等も飛びついてくると思うんです。それで、これが一番のターゲットである福岡、広島等に存在をPRするには一番私はいい方法だと思うんですが、そのようなことは考えられませんか。
○議長(南野京右君) 岩崎商工観光課長。
◆7番(岡﨑巧君) そういう何ですか、丁寧な手法と言うんですか、説明責任を、こういう総合支所が支所になるとかいう地区にとっては、核がだんだん小さくなって置いていかれるんじゃないかという危惧があるような改編ちゅうんですか政策──改編でしょうけど、組織改編をされるときにはそういう──そりゃあ議会を通ってからのことになりますけど、丁寧な説明の仕方を今後ともして頂けたらと思っております。 それでは、6次産業のことについて伺いますけど、これがちょっと最近職員の方から聞いたんですけど、6次産業ちゅうのは何じゃろうかということを職員の方がまだよく周知されてない。これは効率的な組織機構の改編の中に事業内容でありますね、6次推進室の設置っていうのが。それがよく理解されてないみたいなんです、職員の中で。ということは、市長がもうずっと17年、18年と6次産業やるんだということを言われて職員の方が理解されてないと、あんまり。それはどういうことなんだろうと思ってますけど、その辺のところはいかがですか。
○議長(南野京右君) 松林市長。
◎市長(松林正俊君) 6次産業というよりも組織のあり方として、事業と組織の整合って言いますか、そういったことでの御質問だろうと思いますのでお答え申し上げますけれども、6次産業につきましては確かに議会でも御意見が出てます。また市民の方からも捉えにくいという御意見もございまして、今年度から6次産業推進室という形で、明確化をしていこうということで商工観光課の中に推進室を設けさせて頂きました。これによってある程度明確的、或いは明確化しながら、私は施政方針で申し述べましたように、今年度から具体化して、予算化しながら具体化してということで進めていきたいと思います。 ただ、御指摘のように──御指摘と言いますか、恐らくそうお考えであろうと思いますけど、1次産業、2次産業、3次産業、すべてをわたって底上げしようという目論見でやりますもんですから、各課にまたがるものであります。そういう意味ではすべて掌握をしきれるものに、組織として位置づけができれるかどうかはこれからの課題がございますけれども、とりあえず各関連原課の職員においても、この6次産業っていうものがいかなるものかっていうのをしっかり今捉える作業をしながら、そして段々こう形の見えるもの、或いは行政組織の中でもそれがしっかり捉えられ、また説明のできる窓口或いは事業の展開ができるようにしていくべきではないかなと思っておるところでございます。当面それは6次産業推進室で担わせていこうとは思っておるところであります。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) その6次産業で少し提言っていうんですか、今長門市、北浦までほとんどそうなんだろうと思ってますけど、第1次産業、特に当市においては農業、水産業、これが傷めばもう大体あんまり活性化って言うか難しいだろうと思っています。 それで、今色々な政策を打たれてますけど、中々その1次産業の活性化っていうのが目に見えてこないということで、今この今度部局の改編で経済建設部が建設部と経済振興部とに分かれるということなんですけど、それで経済振興部の所轄が農林課、水産課、商工観光課と。それで、これはほとんどもう6次産業と関係するわけです、はっきり言って。だから私はこの際、今もそういうことを提案されておりますけど、今の政策事業調整会議ですか、にかけられて逆に6次産業部と、今の経済振興部を6次産業部というふうな名前を変えられて、農業、それから林業、水産業、商工観光課を一緒にして、何か新しいその施策が打てるんじゃないかというふうな気がしていますけど、その辺の考え──1年間ぐらいかけるか、2年でもいいんですけど、ゆっくりどのように、そういうふうな展開が可能かどうかっていうのを考えられてみたらと思うんですけど、その辺はいかがですか。
○議長(南野京右君) 松林市長。
◎市長(松林正俊君) 今組織の改編を念頭に置いております。議員御指摘のようにそれぞれまさに6次産業の原課になるわけでございまして、そういう中でいえばそういう名称も大変いいアイデアであると思います。検討も十分にさして頂きたいと思いますが、当然そのような捉えで進めていきたいと思っております。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) 是非その政策事業調整会議かなんかにかけられて──それじゃなくても1次産業に対する農業・水産業というのが、手を打とうにももうメニューがないみたいなんです。だからこの際もう一緒にして、新たな産業を生み出すというふうなもう発想を変えられて、そういうのが可能かどうか。 それと、ただ私が思ったのは、先程職員にちょっとよく6次産業が分からないということを言われてましたから、その職員提案制度というのもありますから、もう職員の中には随分そういうのに興味を持たれるという方もおられるかも分かりません。だからそういう人達の意見も吸い上げながら何とか新しい産業、本当に雇用とか色々な面で新しい戦略を打ち出せる部というのを考えて頂きたいと。これは要望しておきます。 それで続いて話が飛ぶかも分かりませんけど、再々私は人材育成システムの確立について今まで何回も、組織改編のときでも人事評価制ということについてでも質問に立っておりますけど、人材育成システムの確立の中で、1番目に人材育成基本方針の策定というのがありますけど、これはどういうものなんですか。説明して頂けたらと思います。
○議長(南野京右君) 藤野総務課長。
◎総務課長(藤野義久君) それではお答えを致します。 この人材育成基本方針につきましては、昨年の10月に策定を致しまして御説明をした分と重なると思いますが、これにつきましては昨日から議員さんの方からも御指摘ございますが、非常に財政厳しい、財源的にも厳しいという限られた今行政運営、厳しい中で行政運営していく中で、やはり資源、人、物、金というふうにその人材育成基本方針の中でうたっておりますが、これを有効に活用していくということが非常に今後行政運営していく上では大切であるというふうに捉えております。で、同時に、人がやはり仕事をしますので、行政運営の基盤は人であるということをしっかり意識の中に持って、そしてその組織目標を達成できる、そうした職員を育てていくということをこの目的として、この人材育成の基本方針を定めておりますということで御説明とさせて頂きます。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) そういう方針なら、その次にあります研修です。職員研修の充実ということで前にも触れたと思うんですけど、市独自の研修制度──結局今みたいに、さっき提言しました6次産業とかいうのを起こそうということなると新たな能力って言いますか、新しい発想を求めているわけですから、職員の研修って言うんですか、ありきたりって言うたら御無礼ですけど、山口のセミナーパークかなんかで色々と新入研修とか専門研修とか色々やって、それはもうどこの市町村も参加されるじゃろうと思うんです。それでは横並びの市政って言うんですか、やり方で職員の育成しか私はあんまりできないんじゃろうと思っています。だからそういう独特、独自の政策を打つというふうになれば、それに見合うような職員の研修もしてあげないと、何ぼいい施策を打っても、それをこなせる職員がいなければ絵に描いた餅ということなので、人材育成基本方針ができてこういうふうにやるんだということになれば、新たな独特な人材育成計画と、そういうのがあるかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○議長(南野京右君) 藤野総務課長。
◎総務課長(藤野義久君) お答えを致します。 今の基本方針の中にも職場研修、それから職場外研修ということで、やはりしっかりとした研修のもとで住民サービスをできるっていうふうな形を、やはり取り組もうということをうたっております。議員さん御指摘がございますように、職場外研修を中心にセミナーパーク等での研修にも参加を致しております。ちなみにその数字で申し上げますと、17年度では一般研修とかそれから専門研修、そして特別研修と主に3つの大きな研修がございますが、17年度では112人が参加を致しております。 それで、特別と言いますか、やはり市独自の研修という御視点で今お話がございました。18年度初めての試みではありましたが、管理職を講師とする内部研修を4日間、初めてでありましたがやっております。この内容は法制執務の研修でありました。この4日間で延べですけども104名の職員の方が参加をして、自主的な参加のもと夕方に研修を行ったということがあります。 今後も人材育成という視点に立って様々な創意工夫をしながら、お話がございましたような研修を充実させていきたいというふうに思っております。
○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。
◎企画総務部長(岡本守正君) ちょっと補足をさして頂きます。 人事係の方で特別研修の旅費の枠を持っておりまして、確か昨年に6次産業推進室の担当者が東京の方へ研修に行かしてほしいというふうな要請があって行かしたと思います。 また、6次産業推進室が独自に大山町でありますとか、ほかの6次産業として先進的に取り組んでおられます自治体に対して独自に視察研修等も行っておりますので、特別に担当部署の方でそういう要望があれば、可能な限り対応していくという考えではおります。以上であります。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) 研修はそれぐらいにしときまして、今度は人事管理制度の整備。特に人事評価システム、私は一般質問でこの問題については述べておりますけど、どうも昨日大草議員も言われてましたがスピード感、どうも何かこううまく迅速なって言うんですか、どうも感じられなくて、それでこの度もやるんですけど、この何ですか集中プランではもう18年にもうやるように、一応人事評価システムの検討と導入っていうことでなっとるわけです。それでこの19年度で、最初に施政方針の中にも――12月の議会で主幹・課長以上の人事評価制の導入をするということを言われまして、施政方針でもそういうことを述べられるかなと思ってましたけど述べられなかったんですけど、その辺はどのように対応されるおつもりですか。ちょっとお伺いします。
○議長(南野京右君) 藤野総務課長。
◎総務課長(藤野義久君) それではお答えを致します。 今の人事評価システムにつきましては12月、9月等でもう18年度に一定の方向性を定め、19年度から試行的にもしていきたいというふうなお話をしたかと思うんですが、今お話ございましたように19年の4月から課長・主幹級を対象にこの人事評価システムの試行を導入するということで準備を進めております。 ただし、この制度そのものがやはりしっかりとした検証と見直しを行い、職員の理解度と、それから信頼度がやはり非常に大切になって参りますので、そうした意味では繰り返し検証等を行って運用を重ねていくという考え方で、段階的に確実なステップを踏んでいきたいという考え方で、試行で19年4月からという考え方でおります。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) 段階的っていうのが、どうも私らにはスピード感がないと。やっぱり改革とかするには、市長も集中プランでスピード感をということを言われておりますから、結局やるとなったらある程度取り掛かって、早くやらないと段々と熱意って言うんですか、改革の熱意が下がるんじゃないかとそういう危惧もしております。 それで、特にこの人事評価システムっていうのは全職員を評価するシステムに行かなきゃいけないんですけど、ただ主幹、課長、要するに幹部クラスの方をやって、それが試行錯誤して何年かかるもんか。例えば1年である程度繰り返しやって、1年じゃあとてもできないでしょうからそれじゃあまた2年、3年ってかかれば、今度は段々下に降ろしてきたらもっとかかるわけです。段々すそが広がりますから。 それで、だから一にも二にも当面確保と。どういう項目について人事評価をするんだというのを最初から出されたらどうですか、ある程度。それで、これは今は例えば主幹・課長クラスしかやってないけど、そういうのはすべて下にも降りていくと。大体採点の、採点ちゅうんですか、評価の基準はこういうことだというのを出されるか何かしとけば、こういうので評価されるということなれば、もうまた違ってくるんじゃろうと思いますけど、ただ全然評価の基準も何も、そりゃあ表へ出されるでしょうけど、出ないで試行錯誤してうまくいくからこれをやろうじゃあ、結局、期限をいつを対象にしてやるのかっていうのがはっきりしません。やけえその辺のところはどうなんですか。期限がもう大体試行錯誤しても1年とか2年でちゃんとした人事評価システムをつくり、それでまたそれを1年ぐらいやって今度は下におりていくというような、そういう何ですか、期間のあれっていうのはあるわけです。どうですか。
○議長(南野京右君) 藤野総務課長。
◎総務課長(藤野義久君) 期間につきましては先程ちょっとお答えを致しましたように、これは非常に職員にとっても、また仕事をする面においても影響大変大きいというふうに考えております。 お話がありましたように、スピード感っていうのは大事だと思いますが、やはり人を評価するという意味において、初めてのことでもあります。国においても3年ぐらいのいろんな検証をしながら、これを実際に正式な運用をしていくということで見直しを進めながら行うというような考え方を持っております。 そのほか県内の市におきましても18年度に導入する市が今、それは全部試行なんですが4市程度ございます。19年度、20年度とやはり信頼度、公正度、そういうものが一番この評価システムにおいては重要になって参りますので、本市におきましてもそこは一番大切に確実にやはりしていきたい。そのために段階的という言葉を今使ったということであります。 年度につきましてはですから、精度が高まるならば早くなるということはあると思うんですけど、やはり1年、2年をしっかりかけてやっていくというのが道筋ではないかなという思いでおります。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) この集中改革プランですか、民間的な手法を取り入れるということを経営理念に置かれているわけです。ということは、民間だったら人事評価をするというふうになったら、もう大体待ったなしでやるわけです。はっきり言って。だから、そりゃ色々ありましょうけど、行政ですからそうはいかないこともありますけど、もっとやっぱりスピード感を上げて、それでもうやられるようなシステムをつくらないと、段々と財政改革とか何とかやっても、とにかく職員の活力が出ん限りこれ中々難しいやろうと思っています。 それで、最後に行政評価システムについてお尋ねしますけど、私は行政評価システムは大事だけど、まず人材だろうと思ってます。職員として公務員としてふさわしい人材をいかに構築するかっていうことが全ての面の解決への私は近道だろうと思ってます。そうすることによって行政評価システムとか何とかっていうのも、速やかにやれるだろうということを思ってますので、なるべくスピード感あふれるその人事評価システムの作成をお願いしたいと思いますけど、市長その点ひとつ、感想でもお願いします。
○議長(南野京右君) 松林市長。
◎市長(松林正俊君) なるべく早くと心掛けておりますが、人事評価システムにつきましては今課長が申しました。民間と成果志向というもの自体が異質なものもございますし、そういったものの中でしっかりと、行政評価というのはいかにあるべきかということも含めて、やるべきものと思っております。と言いながら、やはりゆっくりしておるものではないというふうに思っております。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) 最後の質問になりますけど、行政評価システム、これが今年度からなって、総合計画にも上がってます。数値目標もある程度出て上がってますけど、この行政評価システムのまだ実際に行っておられないんですけど、取り入れてやってどのような効果──結局、選択と集中ですか。そのために取り入れられてるもんと思ってますけど、それを生かしてどのような市政運営をこれからされるかっていうことをちょっと市長の答弁を求めたいと思います。
◎市長(松林正俊君) 行政評価システムは──手法論は中々細かいところで今色々ありましたけど、これは話してもあれでしょうけれども、いわゆる計画、実行、評価色々分けてやりますけれども、議員が多分お尋ねのことは、これはどう生かしていくかということであろうと思います。だから行政評価のつけ方もさることながら、評価そのものをどのようにということでありましょう。もちろんこれはその目的自体が効率性のある行政事業を行っていくということでございますんで、当然計画また評価がある程度一定時期に見えた段階で、反映をしていきながら事業を行っていくものと思っております。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) ただ、私が幾らか懸念するのは、やっぱり数値を出すわけです。今どういう段階であるとか必要であるとか、そんなにあれではないとか、やめたんがええとかいうのを出すようになっていますね、計画では。ただ、その数値のつけ方が結局──それは勘ぐりかも分かりません、私の。ただ、そのつけ方が、自分が一所懸命やっている部分ってはおかしいんですけど、そういう部分にはこの点数が上がったり、それであんまり関与してないとかいうところはあんまり必要ないとか、まだやめてもええとかいうふうな危惧をするんですけど、それは私の勘ぐりなんですか。そういう危険性はないわけですか。
○議長(南野京右君) 岡本企画総務部長。
◎企画総務部長(岡本守正君) これは、それぞれの課・係で行っております業務について、その課・係全体でその評価をしていくわけでありますので、その結果をまた政策調整会議でその必要性等も検証していくというふうな考え方でおりますので、議員さんが不安に思っておられるようなことはないのではないかなというふうには思っております。
○議長(南野京右君) 岡﨑巧君。
◆7番(岡﨑巧君) 最後にしますけど、先程申しました6次産業部。産業振興課、経済振興部を、そういうのを本当に真剣に考えて頂きたいと。それで、特にこの長門市独特の日本にないような政策を打てるように頑張って頂きたいと、こういうふうに思って一般質問を終わります。どうもありがとうございました。────────────・────・────────────
○議長(南野京右君) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(南野京右君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。 次の本会議は、明8日午前9時30分会議を開きます。 本日はこれで延会します。御苦労さまでした。午後3時45分延会────────────────────────────── 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 平成19年 3月 7日 議 長 南野 京右 署名議員 大下 和政 署名議員 谷川 雅之...