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  1. 光市議会 2017-06-16
    2017.06.16 平成29年第2回定例会(第4日目) 本文


    取得元: 光市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    2017.06.16 : 平成29年第2回定例会(第4日目) 本文 ( 207 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロードヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時0分開議   開  議 ◯副議長(磯部 登志恵君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。       ────────────・────・────────────   議事日程 ◯副議長(磯部 登志恵君) 本日の議事日程はお手元に配付いたしたとおりでございます。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯副議長(磯部 登志恵君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、森重議員、西村議員、木村議員、以上3名の方を指名いたします。       ────────────・────・──────────── ◯副議長(磯部 登志恵君) ここで、執行部より発言の申し出がございますので、これを許可いたします。蔵下教育部長◯教育部長(蔵下 敏幸君) おはようございます。昨日、田中議員の一般質問、新電力導入に係る削減効果の再質問のうち、光市スポーツ振興会の3施設の平成29年2月から3月の2カ月間で、約20万円程度と申しましたが、正しくは約91万円程度でありましたので、訂正するとともに謹んでおわび申し上げます。申しわけありませんでした。 ◯副議長(磯部 登志恵君) ただいまの発言訂正の申し出に対しまして、議長としてこれを許可いたします。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問
    ◯副議長(磯部 登志恵君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を続行いたします。仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) おはようございます。会派彩りの仲山哲男です。  それでは、通告に従いまして早速質問に入らせていただきます。  それではまず1項めの、来年秋の「山口ゆめ花博」にむけてについて質問させていただきます。  市役所に入って階段を2階に上がりますと、このこういう柄のポスターが目に入っているかと思いますが、来年秋、山口ゆめ花博として、県の明治150年記念事業の一環として、山口県が国土交通省の提唱を受け、山口市、公益財団法人都市緑化機構とともに主催で開催する、全国都市緑化やまぐちフェアのイベントです。「山口から開花する、未来への種まき。〜150年を振り返り、次の150年につなぐ〜」をテーマに、9月14日から11月4日の52日間、山口きらら博記念公園メーン会場に、30万人以上の来場者を目標に計画されています。問い合わせたところ、できることなら100万人と書きたかったと言っておりましたけれども、それぐらいの心構えで進めているそうではあります。ざっと1日平均1万人想定というイベントと考えていいかと思います。  明治150年記念事業は、県と各市町を中心に、構成団体が連携、協働して推進することになっていますので、当光市も相応の参画を求められていることと思います。基本計画で見ますと、1年前からリレーイベント的な取り組みを想定しているようですので、もう準備にかかる時期だと思います。  そこで、1点目、光市の取り組みとしてどのように考えておられるのか、お伺いします。具体的な計画があれば、また、確定的ではなくても、取り組みの方向性や方針が伺えればと思います。  次に、2点目、この機会をいかすという観点で質問します。  まず、本市のPRのチャンスと考えられますが、いかがでしょうか。峨眉山や牛島、石城山などの貴重な植生や、室積海岸、虹ケ浜の白砂青松の海岸や、象鼻ケ岬など瀬戸内海国立公園の景観、島田川の清らかな流れなど、光市は緑豊かな自然に恵まれているということを意識しております。また、松林での森林浴、または冠梅園の梅を初め、春の桜から始まり、菜の花、シャクナゲ、ツツジ、アジサイ、バラ、ボタン、ハナショウブなど、四季の花の見どころもこのまちには多く、アピールするには光市にとって格好のテーマと機会と言えます。観光面や産品等のPRだけでなく、シティーセールスとして、自然環境の豊かなまち、暮らしいいまちとしてなど、さまざまな角度から知っていただくのにいい機会かと考えられます。この機会をどのように生かすか、あるいは、その方針、考え方なりがあればお伺いいたします。  その次に、本市の事業との連携としての取り組みについてお伺いします。本市の事業として予定されている、もしくはこれまでから実施されている各種の取り組みを、山口ゆめ花博に関連づけて効果を上げるというようなことが考えられると思うんですけれども、どのような事業ないしは取り組みがそれに当たるか、検討してみる価値があると考えていらっしゃるかお伺いしたいと思います。  もう一つ、市民憲章にも一番最初に、「1 ふるさとの自然を愛し 花と緑の豊かなまちを つくりましょう」とあります。花と緑の豊かなまちにしていくために、市民とともに実施している取り組みが数々あります。それを山口ゆめ花博と関連づけるという考え方で、光を当てるようなことは考えられないでしょうか。そのような点についてお伺いします。  次に、2項めに参ります。安全安心な暮らしのためにとして質問いたします。  1点目、大雨シーズンを迎えるにあたってですが、昨年大雨による土砂災害が市内でも発生し、幸い人命にかかわることなく済んだのですが、現場、特に農道室積線の状況などを見ると、身近なところでもこういった大規模な、あるいは人身にもかかわるような土砂災害が起きるんだなということを、リアルに感じたところでありました。  まず、新しい土砂災害ハザードマップについてお尋ねいたします。先ごろ、新しい土砂災害ハザードマップが配布されました。これまで平成24年6月版の土砂災害ハザードマップを備えてあったんですけれども、このたび新たに配布されたマップでのリニューアルされた点、そのポイントをお尋ねいたします。  次に、先ほどお話ししました、農道室積線災害復旧状況についてお尋ねします。昨年地すべりが起きて道路をすっかり塞いでしまった、農道室積線の復旧工事が進められております。復旧工事が続く中、またもや大雨のシーズンを迎えて、心配をしております。ここは、前からコンクリートのり面保護はなされていたところでした。それが地すべりで崩れて落ちたという状態です。以前ののり面保護工事も困難な工事であったと聞いておりますし、その結果実際にはもたなかったという、問題を抱えた場所と考えられます。このたびの復旧工事は、調査設計を慎重に行っておられたようですが、工法も含め、現在の復旧の状況、スケジュール等お伺いできたらと思います。  次に2点目、弾道ミサイルの対応についてお尋ねします。  6月4日午前10時、ミサイル発射を知らせる緊急通報、サイレンの訓練放送が、光市でも行われました。この訓練放送は、県内では防府市と光市が実施した取り組みと聞いております。同じく4日、阿武町では、弾道ミサイルを想定した住民避難訓練が行われました。  光市に影響があるところに着弾することは想像したくないことですが、いざというときに市民も固まってしまっていては、対応ができないことになってしまいます。頭の隅に置いておく必要がありますので、お伺いします。市の対応として、これまでの準備と対応状況、また、ミサイル発射時の対応について、さらには、ミサイルが発射された場合の市民の心得などについてお伺いいたします。  最後に、3項め、原子力に頼らない社会へについてお尋ねいたします。  1点目、市の取組みとその成果と評価についてお尋ねします。  光市は、自然敬愛都市宣言の理念をまちづくりの基本とし、地球温暖化防止自然エネルギー活用省エネルギーに積極的に取り組んできております。日照に恵まれた光市は、太陽光発電の普及に努めてきましたし、省エネルギーの取り組み等とあわせ、原子力発電に頼らない方向での努力を続けてきたと言ってもよいでしょう。  光市の豊かで美しい環境を守り、後世に伝えていくために、市民、事業者、市が協働して取り組むものとして、環境基本計画リーディングプロジェクトがあります。第2次環境基本計画は、平成25年度から平成34年度の10年計画という設定です。行動計画であるリーディングプロジェクトについては、5年をめどに見直しを行うとなっておりますので、本年が見直しの年に当たります。そこで、リーディングプロジェクトの中の光ソーラーCITYプロジェクトSTOP地球温暖化プロジェクトの、これまでの成果とその評価についてお伺いいたします。  2点目、情勢の変化を踏まえて、上関原発建設計画に対する姿勢についてお尋ねいたします。  まず、世界的なエネルギー事情を見ますと、2011年以降、自然エネルギーによる発電の伸びは目をみはるものがあります。見えるかどうかわかりませんが、ここが2011年です。この横ばいが原子力発電の累積導入量、それに対して、この紫が風力、このカーブが太陽光です。太陽光と風力を合わせますと、2016年、去年の末で、原子力の2倍発電をし始めているという状況です。今これを引っ張っているのは、主に中国です。今中国がすごい勢いで発電を行っており、中国の風力発電は、来年、再来年あたりには、全世界の原子力発電の量を上回ると言われております。世界ではそのように、自然エネルギーを使った発電にどんどん移り変わっていっているというのが現状かと思います。  リスクの大きい原子力発電離れが進む中で、アメリカの原発メーカーウェスティングハウス社を抱えておりました東芝が、倒産の危機に今瀕しているということもあります。世界を広く見渡すと、着実に原子力に頼らない社会へと向かっている状況と言えるでしょう。光市の方針は、グローバルな視点で考えても、世界の情勢を先取りしていたと言っていいのではないでしょうか。  光市議会は、東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所の事故のあった2011年の、6月30日、上関原子力発電所建設計画に関する意見書を可決し、山口県知事に送付いたしました。他の市議会でも、次々と意見書が出されたということがありました。その後、上関原子力発電所建設計画に関する埋立免許の更新を認めないという方針が県で示され、更新の可否をたびたび先送りにするという状況が続いておりました。  この間に、何となく、このままでは、こんな状況では原子力発電所はできないだろう、つくらないだろうという気分が、皆さん一般市民にはできてきたような状況でしたが、昨年8月3日、埋立免許の延長が許可されてしまいました。これは、上関原子力発電所建設計画に待ったをかける権限を、県が手放してしまったと言えるようなことでした。  同じく8月12日、瀬戸内海を挟んだ愛媛県の、伊方原子力発電所3号機が再稼働しました。伊方原子力発電所からの距離は、牛島が約50キロ、室積が約60キロ、市役所で約65キロといったところでしょうか。熊本で地震を起こした断層帯が、伊方沖というか四国のほうまで伸びているということを考えると、大変心配ではあります。気構えだけでは避難等の対応ができないですから、検討しておきたいところだと思います。特に5月から9月ごろまでは、統計上、伊方のほうからちょうどほぼ真北に当たる、光市に向かっての風が一番多いというような事情もあります。そろそろ想定をしておいてもいいんじゃないかと思います。瀬戸内海への影響もあわせて、愛媛県のみならず広島県、大分県、山口県で、伊方原発の稼働差しとめ裁判が行われていることも、注視していきたいと思っております。  ことし5月17日、中国電力が、上関原子力発電所計画に関する、地質調査にかかわる敷地内ボーリング調査を実施する旨、発表しました。予定地内に存在する断層を調べるのだということであります。これは、3.11で2011年に工事が中断して以来、初めて敷地内で行われる工事に向けての本格的作業であります。  6月1日に、1年ぶりぐらいですかね、建設予定地に行ってまいりました。これはそのときの写真なんですけれども、細く曲がりくねっておりました県道は、かなりの範囲で大型車両が悠々すれ違えるぐらいの幅に拡幅され、大きく山を迂回して拡幅が難しいところに関しましては、トンネルが掘られて、かなりもう掘り進んでおられるようでした。道を海側に広げる場合にも、かなりの大きな工事が行われております。先ほどの災害復旧の工事の規模からいいますと、とてつもなく大きな規模であります。そのような状況があります。  新しくなった道路のガードレールがオレンジ色ではなく白かったので、調べてみましたところ、道は県道から町道になって、その町道を中国電力が注文主として工事をしているという状況であることがわかりました。先日、市民団体によるボーリング調査中止を求める申し入れの際に、中国電力の方が、道路及びトンネル工事については、工事車両の通ることが前提であること、それから、その後でもちろん町民の方にも通っていただいてもいいですよというような発言があったと聞いております。  福島であれだけの事故があり、いまだに収束のめどが立たないことを考えると、上関原子力発電所はもうつくられないだろうという認識でふだん暮らしています。ですが、今も中国電力は、工事再開に向けて備えているという事実があるということです。また、昨年10月7日、県議会でも原子力政策に関する意見書を採択され、計画を推進させたいという動きもあることをお伝えします。  1点目でお話ししたように、光市は、未来に手渡す環境を考え、原子力に頼らない社会のために取り組んでいます。また、2011年に市議会で可決した意見書は、1で、放射性廃棄物の処理方法の確立と安全基準の見直し、2番目として、原子力災害のリスクを抱える周辺市町村の合意を条件に計画を進めること、3つ目に、具体的新エネルギーの開発推進、4番目として、これらが改善されるまでの計画の凍結の、4つの条件をはっきりと明記したものでありました。  これまで市長も市議会においてお答えいただいているところでありますが、取り上げてきました状況の変化を踏まえた上で、上関原子力発電所建設計画に賛成できないと言ってこられた姿勢について、改めて市長に御確認したいと思います。よろしくお願いいたします。  以上で壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) おはようございます。それでは、1番目の来年秋の「山口ゆめ花博」にむけてについてのお答えを申し上げます。  御紹介をいただきましたように、明治改元150年という大きな節目となる明年、山口きらら博記念公園を会場に、第35回全国都市緑化やまぐちフェア、愛称山口ゆめ花博が開催されます。主催者である山口県におきましては、明治150年プロジェクト「やまぐち未来維新」の中核イベントとして、フェアの新しい形の提案や、ファミリー層の来場を促進する魅力的な会場づくりなど、その名のとおり、博覧会的な新しい取り組みを進めることが示されております。  まず、お尋ねの1点目、光市の取組みについてでございます。  本市では、本年4月、山口ゆめ花博の運営主体である第35回全国都市緑化やまぐちフェア実行委員会の事務局が置かれている、山口県の総合企画部に職員1名を派遣しました。同事務局では現在実施計画の策定作業が進められており、具体的な内容をお示しできる段階には至っておりませんが、本市としては、フェアに関し、可能な限りの協力と連携に努めてまいることとしております。特に、フェア会場でない複数の公園等を連携会場と位置づけ、開催1年前となる本年秋以降、順次リレーイベント的な取り組みが予定されていることから、市内への連携会場の設定について調整を図ってまいります。  次に、2点目のこの機会をいかすについてお答え申し上げます。  まず、山口ゆめ花博は、本市にとりましても魅力発信の機会と捉えますことから、花卉、造園、緑化にとどまらず、観光や歴史文化、物産など、本市の魅力をPRできるよう、しっかりと活用方法について検討してまいりたいと考えております。  また、本市の事業との連携につきましては、具体的な内容が決定していない現時点でのお答えはいたしかねますものの、例えば、維新150年という節目に合わせ、初代内閣総理大臣伊藤博文公の生誕の地として、情報発信や観光振興といった視点からも、取り組みの可能性について関係部局と連携していく必要があると考えております。  また、花と緑の豊かなまちにつきましては、花壇コンクール誕生記念植樹といった、本市の市民力を活用した緑化推進事業や、本年度試行的に実施している、自治会等との協働による公園美化促進事業などの取り組みは、全国都市緑化フェア統一開催テーマである「緑豊かな街づくり〜窓辺に花を・くらしに緑を・明日の緑をいまつくろう〜」という趣旨に沿ったものであると認識しております。このため、山口ゆめ花博を契機として、市民参画による緑化活動がさらに促進できるよう、啓発活動に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 大変わかりやすい返答、ありがとうございます。  県もそうなんでしょうけれども、市としては、はっきりとした事業を組める状況には今まだなっていないようですけれども、着実に進めていらっしゃることはわかりました。光市は、自然敬愛基本構想、緑の基本計画、景観計画などの関連の事業も、やっておられると思います。そのあたりも上手にこの山口ゆめ花博と絡めて、PRできたりとか事業が展開できたりするといいのではないでしょうか。そのあたりも考えていただければと思います。  今おっしゃった中に、市民とのという話がありましたけれども、2月25日、山口ゆめ花博県民会議周南会場を見に行ってまいりました。周南市を初め、防府市、山口市、下松市などから24名の方が参加していらっしゃいました。光市からも、たしか私以外にも四、五名参加していらっしゃったかに記憶しております。  山口ゆめ花博の基本計画の中の参加計画として、行政、企業、団体、学校、県民、NPOによる協働と、学校、県民なども含めて考えて進めていくという話が書かれております。未来への種となる参加、協働、提案を集め、新しい山口が開花するという、開催後に残る仕組みづくりを展開方針として掲げています。当光市の取り組みにおいても、今おっしゃったように、市民を巻き込んでの取り組みを通じて、未来への種として、協働の土壌が育まれるような進め方をポイントと考えていただければいいなと思っております。市民の活躍が全市的な活気を生むことにつながると思いますので、よろしくお願いします。  具体的にはというか、私の思いつく限りにおいても、山口ゆめ花博の緑化であるとか花というテーマに沿ったものとして、光市の取り組みもしくは地域の取り組みなどの中に、花壇コンクールもずっと続けていらっしゃいますし、室積のむろづみ緑十字植樹大作戦なんていうのもあります。ニジガハマギクの育成も取り組んでいます。どんぐり・まつぼっくり教室なんていうのもやっておられます。光市はそういったものに関してはいろいろたくさんあると思いますので、ぜひ上手に関連づけて進めていただければと思います。  この項終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) それでは、2番目の安全安心な暮らしのためにの1点目、大雨シーズンを迎えるにあたってのうち、建設部所管分についてお答え申し上げます。  山口県では、平成18年から、土砂災害防止法に基づきまして土砂災害の被害を受けるおそれのある区域の指定を進め、光市におきましては、平成24年に土砂災害警戒区域通称イエローゾーンが指定され、土砂災害ハザードマップを作成し配布いたしました。その後、平成28年12月20日に、土砂災害特別警戒区域通称レッドゾーンが指定されたのを受けまして、このたび新たに土砂災害ハザードマップを作成し、本年5月に関係する自治会の皆様へ配布したところでございます。  議員お尋ねのリニューアルされたところでございますが、土砂災害警戒区域の指定箇所の見直しを行い、672カ所が760カ所に、そして、このたび指定された土砂災害特別警戒区域723カ所を加えた、新たな土砂災害ハザードマップとなっております。  なお、今月末には、土砂災害ハザードマップの紙版とは違い、航空写真をパノラマ化した画像と災害関連情報をインターネット上で簡単に閲覧できる地図の、ウエブ版ハザードマップを光市ホームページに公開いたしますので、御自宅のパソコンやスマートフォンタブレット端末等で、ハザードマップをより身近にわかりやすく活用していただけたらと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) おはようございます。続きまして、1点目のイの農道室積線災害復旧状況についてお答えを申し上げます。  平成7年、平成8年の農道室積線の建設当時、同箇所において地すべり災害が発生しておりますが、このときの地すべり深さは浅く、今回倒壊したコンクリート擁壁より上部の土砂のり面で発生したものでございます。このため、前回の災害復旧工事では、被災した部分の地すべり土塊を除去し、吹きつけのり枠で復旧するとともに、あわせて、被災原因の1つとして考えられます地下水を低減するための対策として、横ボーリング工を実施したところでございます。  一方、今回の災害は、その後20年が経過し、雨水などの影響により地山のすべり面が徐々に深くなり、昨年6月の梅雨前線豪雨に伴い地下水位が上昇したことによって、地すべりを誘発したものと考えております。このため、被災直後から降雨と地すべりの関係性などについて、ボーリング調査や観測機器の設置などにより長期間にわたって詳細に調査し、その結果を踏まえ、より安全性が確保できる復旧工法を選択いたしました。  今回の復旧工事における主な工法は、少し専門的になりますが、地すべり土塊の上部を除去することにより安定が図れる排土工、その排土実施後の地山の表面侵食を防ぐための吹きつけのり枠工、地下水位の上昇を抑制するための横ボーリング工、さらに、地山全体の安定を図るためのグラウンドアンカー工、また、土どめとして、多少の地すべり変動にも追随が可能な布団かご工など、再び同様な災害が発生しないよう、対策を十分に検討し実施しているところでございます。  また、工事の進捗状況でございますが、ことし3月中旬から工事に着手し、現在まで予定どおり順調に進捗をしております。地すべり土塊が再び動き出さないように、工事は被災箇所の最上部から下部に向かって地すべり土塊の除去作業を進めており、全部で4段ある吹きつけのり枠工のうち、現在、上から2段目までの土塊除去と吹きつけのり枠が完了しております。工事全体の完了はことし10月末を予定しておりますが、今後、梅雨時期あるいは台風に伴う豪雨等が、工事の進捗に影響を与える可能性も想定されることから、現地の状況には十分に注意しながら工事を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田総務部長◯総務部長(小田 哲之君) おはようございます。それでは、2番目の御質問の2点目、弾道ミサイルへの対応についてお答えを申し上げます。  御承知のとおり、このたびの事案に対する対応につきましては、4月24日、山口県において市町担当課長への説明会が開催され、避難訓練の実施やJアラート機器等の再点検、及び住民への周知などについて要請があったところでございます。  これを受けまして本市では、同日午後には、ミサイル落下時の行動等についてホームページに掲載をいたしますとともに、夕刻には、市の体制や具体的な役割等について、光市国民保護対策本部長となる市長以下部局長で構成する会議を開催し、体制の整備に関する確認と指示を行ったところであります。また、5月11日には課長会議を開催し、全職員への周知徹底を図ったところであります。さらに、武力攻撃事態には、市民の方々の行動を喚起することが不可欠であります。このため、5月24日、攻撃情報などの周知の基本となる関連機器の確認を実施いたしますとともに、6月4日には、御紹介のとおり、Jアラートの音源を活用した訓練放送を行ったところであります。今回の訓練放送に際しましては、5月25日号の広報紙やホームページ、フェイスブックに掲載したほか、自主防災組織を初め、小中学校等を通じたチラシ配布等により、事前周知とあわせて、避難行動についての周知を図ったところであります。  次に、弾道ミサイル発射時の市の対応につきましては、国民保護法に基づき、国からの指示に連動して、市民への警報や情報の伝達、避難誘導等を行うことが基本となります。日本への落下可能性がある場合や、本市が影響範囲に含まれるような場合には、Jアラートにより、自動的に防災行政無線を通じてサイレン及びメッセージが流れるほか、例外があるとのことでもありますが、携帯電話あるいはスマートフォンでは、緊急速報メール等により緊急情報をお知らせすることになります。  市の対応といたしましては、事態レベルに応じた対応となりますが、光市に影響が想定され、国から市対策本部を設置する旨の指定を受けた場合には、直ちに、市長を本部長とし全ての部局長で組織する光市国民保護対策本部を設置するとともに、全職員が参集し、避難指示の伝達誘導や救援等を展開することとなります。  次に、市民の皆さんの心得についてであります。  弾道ミサイルの場合、発射から着弾まで10分以内と、非常に短時間での飛来が予想されておりますことから、Jアラートによる防災行政無線の放送やエリアメールがあった場合、ちゅうちょをせず速やかな避難行動をお願いしたいと思います。警報時における避難行動についてでありますが、屋外にいる場合には、近くのできるだけ頑丈な建物などに避難をする、また、地下があれば地下に避難する、近くに建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ、頭部を守る、屋内にいる場合は、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋に移動するなどが基本とされております。  概要につきましては、5月25日号の広報紙や、市のホームページにも記載しておりますが、リンク先の国民保護ポータルサイトにQアンドAを含め詳しく掲載されておりますことから、引き続きまして周知に努めてまいる所存であります。また、出前講座等により詳しく御説明することも可能でありますので、防災危機管理課まで御一報いただければと思います。  いずれにいたしましても、弾道ミサイル発射時などの有事において、市民の生命、身体及び財産を保護するという国民保護に関する市の役割を果たすことができるよう、全庁的な意識の向上を図るとともに、市民への周知啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 丁寧な返答、ありがとうございました。  まず、2項めの1点目の大雨シーズンを迎えるにあたっての中でですけど、確認させていただきたいのは、ハザードマップが新しくなった中で、レッドゾーンが新しく設定された以外に、イエローゾーンも変更があったということでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) そのとおりでございます。見直しを行いまして、新たにまたイエローゾーンを指定しております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 私は、レッドゾーンが加えられただけかと思っていましたけれども、じゃなくてイエローゾーンも見直しが行われているということですね。ですから、ハザードマップは、前のを大事にとっておかないで、新しいほうに入れかえてくれということですね。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) はい。古いハザードマップは破棄していただいて、新しいのをしっかり保存していただきたいと思います。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) よくわかりました。今の説明で、土砂災害ハザードマップの改訂内容については、理解ができました。  防災担当部として、改訂の内容を防災活動上どのように反映させるのがよいと考えていらっしゃるか、また、このハザードマップを市民や地域で活用する上でどのような方法があるか、そのあたりについてお示しいただければと思います。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田総務部長◯総務部長(小田 哲之君) まず、ハザードマップの防災上での活用についてであります。  今回の土砂災害警戒区域等の指定に伴いまして、コミュニティセンター等の指定避難場所については、変更はいたしておりません。また、緊急避難場所については、一部見直しを行っております。今回の変更の内容についてでありますが、土砂災害時の緊急避難場所が不適、適合しないところから新たに適地となったものが2カ所、逆に、適地から不適になったものが7カ所で、全体では72カ所から67カ所へと本年1月に指定変更いたしたところであります。こうした箇所も含めまして、2月10日号の広報でお伝えしたところであります。  市では、今回の変更を踏まえまして、避難勧告時におけるエリアの指定や、誘導ルート等の選定に活用したいと考えております。また、大雨の際のパトロールの実施にも活用してまいる所存であります。  次に、市民の皆さんや地域での活用であります。今回は、これまで土砂災害警戒区域がなかった場所や地域においても、新たに指定されたところがあります。緊急避難場所の指定が外れた地域もありますことから、まず先入観を持たずに、緊急避難場所等も含めて自分の地域を確認していただき、避難経路を頭の中に入れていただきたいと思っております。また、自主防災組織等におかれましては、防災マップ等の作成や変更を行っていただきたいと思います。また、実際に危険箇所、避難ルートの確認をお願いしたいと思います。  いずれにいたしましても、常日ごろの備えが不可欠であります。7月に実施いたします自主防災組織のリーダー研修会により、市からも具体的な活用策を含めて、地域や市民の皆さんへの周知を図ってまいりたいと思います。  重ねて私からも申し上げますが、古いマップは破棄していただくことをお願いしまして、私の答弁とさせていただきます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) よくわかりました。自主防災会は各自治会等単位に活動されていると思いますが、一度は防災マップをつくったという状況ではあるでしょうけど、その後特に繰り返しそういうことをされているところは少ないかと思います。そういう意味でも、今回ハザードマップが新しくなったことを機会に、ぜひとも図上訓練等、再チェックを、今おっしゃったように先入観なくもう一度取り組んでもらういいチャンスだと思います。そのあたりを念頭に置いて、研修会等でお勧めいただけるといいかと思います。  あと、各自主防災会でこのことについて知りたいというときに、出前講座などを積極的に行っていただいたり、そのあたり当然考えていらっしゃると思いますけれども、今まで以上に市民の安心・安全に取り組んでいただきたいと思います。  続いて、次に行ってよろしいんですか。それとも一旦座って。 ◯副議長(磯部 登志恵君) この項は終了でよろしいですか。
    ◯1番(仲山 哲男君) いえ、終了じゃないです。済みません。  弾道ミサイルへの対応についての返答、大変丁寧で驚きました。ありがとうございました。  4日に行われた、ミサイル発射を知らせる緊急通報、サイレンの訓練放送ですが、実施の際に、市民からの反応だとか何かありましたでしょうか。また、県の、先ほど申しました阿武町の訓練の実施状況等について、何か情報として報告が伝わっているようでしたらお伺いしたいと思います。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田総務部長◯総務部長(小田 哲之君) 再度の御質問にお答えをいたします。  まず、訓練放送に関する反応であります。訓練放送後に、約10件の問い合わせ等をいただいております。内容は、訓練の問い合わせや確認が中心でありましたが、実際にミサイルが発射されたと勘違いをされた方もおりまして、市役所以外に、119番への通報が2件、110番への通報が1件あった状況にあります。あらかじめ光警察署や消防とも連携をいたしておりましたことから、訓練である旨の御説明をいたし、納得いただけたものと報告を受けております。また、サイレンは聞こえるが放送が聞き取りにくかった、また、訓練自体が無駄であるというようなお叱りもいただいております。説明が可能な方には、防災危機管理課から折り返し御連絡と御説明をしたところでございます。  また、自主防災組織等へ対しましては、事前周知を行っておりますが、この段階で、こうした訓練は積極的に展開をしてほしいというような御意見もいただいておりますことから、今後とも、通常の防災訓練等の中にも取り入れてまいりたいと考えております。  次に、阿武町で行われた合同訓練の結果でありますが、現時点では具体的な結果報告等は受けておりませんが、報道によりますと、参加者数は約280名で、やはり音声が聞き取りづらかったというような指摘があったとされております。今後、全市町にも結果等が伝えられるということを聞いておりますので、こうした結果も踏まえながら、万が一の事態に備えてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 可能性としては低いかもしれませんが、備えあれば憂いなし、心しておきたいと思います。また新たな情報、知らせがある場合もしっかり周知をお願いして、この項を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 市川市長。 ◯市長(市川  熙君) 上関原発建設については、私がこれまで申したことと、寸分の思いの違いはありません。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 亀井環境部長。 ◯環境部長(亀井 淳二君) それでは、仲山議員の御質問の3番目、1点目の市の取組みとその成果と評価についてお答えいたします。  議員御案内のように、本市では、自然敬愛の精神及び光市環境基本条例の理念に基づいた環境施策を展開しておりますが、平成25年3月に策定した第2次光市環境基本計画において、目指すべき環境像を「人に自然にやさしさあふれる環境都市 ひかり」と定め、自然共生社会、低炭素社会、循環型社会の実現に向け、優先的かつ重点的に取り組むリーディングプロジェクトを掲げ、市民、事業者、行政が一丸となってその推進に取り組んでいるところでございます。  お尋ねの2つのプロジェクトの成果と評価についてでございますが、まず、光ソーラーCITYプロジェクトにつきましては、本市の地域特性を生かしたクリーンで安全なエネルギーの創出や活用を掲げ、太陽光の利活用に向けた取り組みを推進しているところでございます。こうした中、省エネ生活普及促進事業の一環として、太陽光発電システムや太陽熱利用システムの設置に対し、平成25年度から平成27年度までの3年間で、255件の補助を行ってきたところでございます。さらに、環境学習やひかりエコフェスタなどを活用した啓発活動にも取り組み、住宅用太陽光発電システムの普及率は、平成25年度末で8.3%、平成26年度末で9.0%、平成27年度末で9.7%と、平成29年度の目標値である10%に迫る勢いで年々上昇してきており、その成果とともに、再生可能エネルギーに対する市民意識の向上にもつながっているものと考えているところでございます。  次に、STOP地球温暖化プロジェクトにつきましては、地球温暖化の主な原因であります、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出抑制するための取り組みとして、省エネ機器等の導入に対する補助金の交付や、緑のカーテンの普及促進、地球温暖化対策地域協議会を初めとする関係機関等との協働によるエコアクションの取り組みやセミナーの実施など、市域全体で省エネルギーに取り組む機運の醸成を図っており、光市地域全体での温室効果ガス排出量は、環境省の推計値によりますと、計画策定時との比較では約20%の削減となっております。また、地球温暖化防止に寄与する電気自動車の普及を図るため、農業振興拠点施設「里の厨」に急速充電器を設置したほか、市内全ての防犯灯をLED化するなど、ハード面における環境整備にも重点的に取り組んできたところでございます。  こうした取り組みを通して、市民お一人お一人の環境に対する意識の向上とともに、第2次光市環境基本計画の着実な推進が図られているものと考えているところでございます。さらに、今年度は、総合計画に掲げる光・未来創生プロジェクトの1つであるきらめく光!LED化と省エネ生活推進プロジェクトの一環として、きらめく光!LED照明普及促進キャンペーン事業を実施する予定としており、8月に開催のひかりエコフェスタにおいて、家庭で使用している白熱電球または電球型蛍光灯を電球型LEDランプに無償交換することで、さらなるLED照明の普及啓発に努め、地域や地球環境に負荷が少ない社会づくりに貢献してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 市長、力強い返答ありがとうございます。  リーディングプロジェクトに関して、再度質問させていただきます。今おっしゃったように、大変着実な意味で、光市は取り組みを進めているということはわかりました。今お伺いいたしました評価を踏まえて、ことし見直しになるということですので、見直しに反映あるいは考慮すること、あるいは、新しい計画づくりの見直しに、何かお伺いできるような内容があるようでしたら、お話しいただきたいと思うんですけれどもよろしくお願いします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 亀井環境部長。 ◯環境部長(亀井 淳二君) 再度のお尋ねにお答えを申し上げます。  議員御案内のとおり、光市環境基本計画を先導するリーディングプロジェクトにつきましては、今年度が前期5年間の最終年度となりますので、後期5年間の改定に向けまして、市民意識を把握するためのアンケートを現在実施しているところでございます。今後このアンケート結果を分析いたしまして、貴重な意見を反映させていくとともに、環境審議会での議論等を通して、前期5年間における取り組みの検証を行いつつ、環境保全のための注意すべき客観的データ等にも整合を図りながら、後期に引き継ぐべき課題や新たな課題を抽出し、リーディングプロジェクトの改定を今後進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) ありがとうございました。これからも引き続き、計画推進のために果敢に取り組んでいただきたいと思います。  改めて、市長、ありがとうございました。市長は既に揺るぎがないことを確認できまして、とてもうれしく思っております。多くの市民も心強く思っていることと思います。ありがとうございました。  以上で質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前10時59分休憩       ……………………………………………………………………………                  午前11時14分再開 ◯副議長(磯部 登志恵君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 皆さんこんにちは。彩りの森戸芳史です。  東北の大震災から6年目を迎えた先月、初めて被災地を訪問いたしました。高田松原再生については通告の質問の中で述べますが、新幹線を一ノ関でおり、バスで三陸の海岸部分に近づくと、入り組んだ海岸内部のまちでは、幾つもの家屋を撤去した津波の傷跡が目に飛び込んできて、それまでの一行のリラックスしたムードから一変し、「あっ」という驚きの声が上がりました。  陸前高田市の市内に入って、奇跡の一本松や、震災遺構として残され、3階校舎の屋上まで津波が飲み込んだ旧市立の気仙中学校。ここは、全生徒が奇跡的に避難をしたところです。校舎の壁には、生徒会が掲げた「ぼくらは生きる ここで このふるさとで」と書かれた看板が設置をしてありました。被災した建物を見るにつれ、ため息と沈黙が続きました。  旧市街地に入ると、コンクリートの大きな塊が目に入ってきました。高さ12.5メートルで2キロにわたる防潮堤です。そして、道の駅の高田松原では、建物の高さ14.5メートルのところに、津波の到達点が表示をしてあります。ここも震災の遺構として残されております。一番頂点のところで何人かが助かったと聞いております。次に、下宿定住促進住宅、ここも震災遺構として残されていました。5階建ての4階まで津波が到達をして、津波到達点の表示がこのあたりにございました。  津波で壊滅した市街は、山を切り崩し8メートルかさ上げをして今区画整理が行われ、商業施設がオープンしておりましたが、店舗や住宅の立地は余り進んでいませんでした。至るところが工事中で、大型のトラックが行き交い、重機が稼働しておりました。宿泊したホテルは高台に建てかえられたもので、買い物に行くにも、ホテルの近くには、歩いて20分のところにコンビニがやっと1軒という状態でした。道すがら、避難経路を示す立て看板がたくさん立っておりました。高台には、一目でわかるように、緊急避難場所という大きな看板が設置をしてありました。  最後に、これはセルフのガソリンスタンドで、津波の水位が15メートルと表示をしてあり、これも津波に遭いましたけれども、元気に営業しておりました。  陸前高田市は、岩手県で最も多くの死者1,559人を出し、現在も行方不明者が215名おられるそうです。今もなお遺骨の収集が行われております。そして、1,700名近くが仮設住まいで、人口も3,000人減少し2万人を割っております。今年度の一般会計は767億円で、そのうち、震災復興計画に基づく事業は123事業、532億円だそうです。震災前の一般会計は120億円でした。平成26年には、一般会計は1,200億円を超えておりました。現在は庁舎も仮設で、まさに復興途上。被災地を見ることができて本当によかったなと思いますし、これからも何らかの形でかかわっていきたいなと思います。  それでは、通告に従いまして質問に入ります。  1点目、東日本大震災を風化させず、まちづくりに活かすについてお尋ねをいたします。  東日本大震災の津波で、約7万本とされる松が流出をした岩手県陸前高田市の、高田松原再生に向けた記念植樹会が先月現地で開催をされ、白砂青松の名勝復活へ向け、初めてとなる本植栽が行われました。植えた1,250本のクロマツの苗は、岩手県産だけではなく、日本の森・滝・渚全国協議会からも提供され、光市からも、虹ケ浜・室積両海岸から採取された種で育てられた50本が寄贈されました。  植樹会には約300名が参加をし、光市からも38名が参加、雨の中、各地区が3年かけて育てた約40センチの苗を丁寧に植え、高田小学校児童が緑の誓いを宣誓しました。同日は、岩手県が整備した第1・第2防潮堤の間のかさ上げ地に、松くい虫抵抗性の松1,250本が植えられ、今後3年かけて8ヘクタールに約4万本を植え、事業費は14億円で、砂浜の再生も図っていくということだそうです。私も一員として参加をしましたが、松の流出は市民にとって相当なショックであったろうと思いますし、植えた松が元気に育ってほしいと願うとともに、再び訪れたいと考えております。  1点目、そこでお尋ねをいたしますが、まだ光市で育てた松があると聞いております。東日本大震災の復興を祈念し、震災を忘れないという意味を込めて、市内の海岸に、高田海岸と同様に、児童生徒や市民とともに育てる、震災復興祈念の森を整備してはいかがでしょうか。陸前高田市ともつながり、きずなも深まると思います。植樹会に参加された市長の所感や、今の提案に対する御見解をお尋ねいたします。  今回初めて被災地を訪れましたが、防災教育の一環として、被災地に生徒を継続的に派遣していくべきだと考えます。震災後の防災学習の取り組みと、現在の取り組みもあわせてお示しください。  2点目、教師の多忙化解消に向けてについてお尋ねをいたします。  文部科学省は、学校内の勤務時間が週60時間以上の教師が、小学校で33.5%、中学校で57.7%に上るとする、2016年度の公立校教師の勤務実態調査結果を公表いたしました。週40時間までとする労働基準法に基づくと、これらの教師は週20時間以上の時間外労働をしていることになり、おおむね月80時間を超えるのが目安である過労死ラインを上回ります。2006年の前回調査と比べ、学習指導要領の改定でふえた授業時間や、部活・クラブ時間の増加が、勤務時間を押し上げています。文部科学大臣も、看過できない事態だと述べ、中教審に働き方改革の検討を求めています。  授業だけでなく、朝のあいさつ運動や保護者の対応、部活、土日の試合の引率、地域の会合への出席など、夜遅くまで学校に電気がついていることを見かけます。光市の教師の勤務実態はどうなのか、公務改革など負担軽減についてはどのように考えているのか、お尋ねをいたします。  3点目、人口減少時代の公共施設についてお尋ねをいたします。  小中学校や市営住宅などの建物や道路、橋梁、公園などの、インフラ系施設に代表される公共施設は、築後半世紀近くが過ぎ老朽化が進み、今後は集中的に更新時期を迎えます。また、公共施設に対する市民のニーズの変化に対応した、施設整備も求められております。しかしながら財政は厳しい。  そういったことを背景として、光市でも公共施設白書を策定し、ことし3月には公共施設等総合管理計画を取りまとめました。公共施設の建物については、更新費用は平成28年度からの40年間で約841億円、インフラ・プラント系施設では約300億円と試算をしております。管理計画の基本目標として、平成28年度から平成47年度までに、公共施設の建物の延べ床面積20%の削減を掲げております。  人口減少時代を見据え、管理計画の着実な実行が求められております。3月議会では、公共施設の延べ床面積割合の33.9%を占める小中学校についてただしましたが、今回は、その32.5%を占める市営住宅と、面積の大きい公園について質問をいたします。  1点目、まずは市営住宅ですが、市民1人当たりの延べ床面積は1.3平米で、類似団体の平均である0.57平米を大幅に上回り、老朽化も激しく、空き家戸数も全体の約15%、180戸となっており、増加傾向にあります。また、方向性として、総量縮減を目指し、民間住宅の借り上げや空き家の活用のほか、PFIを含めた民間活力の活用を検討し、財政負担の軽減を図るということです。  そこでお尋ねをいたしますが、平成24年3月に策定した市営住宅の長寿命化計画の中で用途廃止と判断した住宅の、廃止の進捗状況をお知らせください。  2点目。市内には、都市公園38カ所、その他の公園13カ所、児童遊園92カ所、ポケットパーク13カ所が整備をされております。平成27年の決算では、公園の維持管理費は年間約7,700万円、冠山総合公園を足しますと、年間約1億3,000万円の維持管理費がかかっています。また、トイレや建物などの施設が老朽化した公園や、遊具が古く使われない児童遊園や、利用形態が今の時代にそぐわない公園が見受けられます。公園の今後の方向性として、管理計画の中でも、公園の長寿命化の策定に取り組むということであります。  そこでお尋ねをいたしますが、必要な視点は、人口減少に対応した量と質と適正配置、コストパフォーマンスだと考えます。現在の市民1人当たりの公園面積はどのぐらいで、今後どのぐらいの保有を目指すのか、利用頻度の低い公園はどうするのか。公園の配置については、例えば島田中校区で見ると、新町公園などの都市公園が5つ、島田川河川公園などその他の公園が4つ、開発による帰属を受けた児童遊園が29、ポケットパークが5となっております。基準をもとに設置をされてきたと思いますが、今後は一定のエリアを設定し、核となる公園を中心として、エリア内の機能の重複の解消や、選択と集中による魅力の向上、再編を図っていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。コストの削減策についても考えがあれば、お示しください。  最後、4点目、市民からの切実な要望ということで、3点お尋ねをいたします。  1点目、虹川の浚渫については、昨年の9月議会で、氾濫する通学路ということで質問をして、所管課の迅速な対応で、一部分については昨年11月にしゅんせつが完了いたしました。しかしながら、周防の高尾地区では、氾濫を引き起こす土砂が残っており、地域から要望書も提出をされておりますので、早急な対応をお願いいたします。  2点目、笠野川の河川管理道の安全対策についてお尋ねをいたします。これは笠野川の河川管理道の写真です。周防新宮地区の笠野川河川管理道では、転落防止の柵などもなく、ことしの1月には、誤って転落したと思われる死亡事故が発生をしております。この地区の護岸は垂直で高さも約6メートルあり、朝夕には県道の迂回路として交通量も多く、市道並みに利用されております。このまま放置すれば重大事故につながるおそれがありますので、早急な対応をお願いいたします。  最後、3点目、竹のチッパーの貸し出し制度についてお尋ねをいたします。近年、竹林の拡大と、それに伴う森林の荒廃が問題となっております。特に竹林は、伐採した後の処理が問題で、チッパーの活用で減容量化が図れるほか、精製されたチップを防草材、土壌改良などに役立てることができます。竹林整備に意欲のある個人や自治会等の団体に粉砕機を貸し出すことで、竹林の繁茂の防止につながると考えます。お考えをお尋ねいたします。  市民からの切実な要望3点について、御見解をお願いいたします。  以上で壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 市川市長。 ◯市長(市川  熙君) それでは、高田松原再生記念植樹の参加についての私の所感と、今後のまちづくりについてお答えをいたしたいと思います。  私が高田松原の7万本の松と出会ったのは、今から14年前、平成15年に陸前高田市を訪れたときのことでありました。本市の室積・虹ケ浜海岸の松林と同様に、先人たちがさまざまな思いを込めて守り育ててきた松林の、青々と生命力に満ちた美しく雄大な姿は、今でも私の脳裏に鮮明に焼きついているところであります。  しかしながら、忘れもしない平成23年3月11日、東日本沿岸を襲った大津波は、これまで連綿と受け継がれてきました高田松原と、多くのとうとい命をともに奪っていきました。  震災の直後、お見舞いのために陸前高田市を訪問した私は、その変わり果てた光景にただただ言葉を失うだけでありましたが、戸羽市長さんを初め被災された方々たちと対話を重ねる中で、被災地の復興のために私たちができること、行動すべきことを深く深く考え、その結果として、私が会長を務める日本の森・滝・渚全国協議会を中心とする全国の仲間と一緒に、高田松原の再生を支援するためのプロジェクトを始動したところであります。  本市におきましては、大震災後の平成23年7月に、市民有志の方々により、本市と同じようにすてきななぎさと松林を有する高田松原が、復活するよう願いを込めた活動を始め、多くの皆様方から震災復興基金に多数の御寄附を賜るなど、被災地復興を願う気持ちが大きな輪となり、新たなきずなへとつながり、また、平成27年3月、三井の育苗地において、多くの市民の皆様の手で種をまき、光市林業研究会の皆様の御協力のもと、高田松原に植樹するための松苗を大切に育ててまいりました。そして去る5月27日、念願かなって、約40名の光市民の皆様や、協議会会員である千葉県鴨川市、横芝光町、宮城県蔵王町の皆様とともに、高田松原再生への第一歩を踏み出す瞬間に立ち会うことができたわけであります。  当日はあいにくの天気ではありましたが、協議会が用意した200本の松の苗一つ一つに復興への祈りを込めながら植樹を行った時間帯だけは、雲が切れて青空が見え、そこから差し込んだまさに希望の光が、松原再生を力強く後押ししてくれるようでありました。  さて、私自身、震災後三度目の陸前高田市の訪問となった今回、被災から6年過ぎた現地は、交通網の整備やショッピングセンターの建設など、復興の息吹がそこかしこに感じられたわけでありますが、一方、今なお多くの方々が仮設住宅での生活を余儀なくされるなど、まちの復興には、私たちの想像を絶するほどの課題が、山積していることを思い知らされたわけであります。  こうした中、戸羽市長さんは、「多くの復興事業に関しては、市民の皆様のさまざまな思いがあり、賛否両論があります。しかし、この高田松原の再生だけは、全ての市民が一致しているのです」と、一足飛びには進まない現状においても、市民の高田松原再生に対する思いが共有されていることを話されておりましたが、この言葉は同時に、これからも長い長い年月にわたり、復興への困難な取り組みが続いていくことを物語っているように感じております。  こうした被災地の現実を前に、遠く離れた山口県で暮らす私たちに今後何ができるのか、みずからの胸のうちに問いかけてみたとき、浮かんできた言葉は、優しさときずなでありました。松原再生への思いから生まれたきずなが、大樹のごとく太く年輪を重ねるまで、これからも市民の皆様や日本の森・滝・渚全国協議会に集う全国の仲間とともに、被災地に思いを寄せ、また、未来に向けて、ともに歩みを進めてまいりたいと考えております。  さらに、高田松原再生のために尽くした瞬間は、私にとりまして、本市のかけがえのない自然の価値や、今を生きる我々の責務を再認識するための、またとない機会でありました。さまざまな活動を行う中で、また、活動に対する市民の皆様の御厚情に触れる中で、市民との協働による積極的な取り組みのもと、ふるさとのかけがえのない原風景を次世代へつないでいく決意を新たに、そしてますます強くしたところであります。  一方、議員からは、残された松の苗を活用した震災復興祈念の森の整備という、具体的な提案をいただきました。私自身の思いとも重なるものでありますので、光市民の皆様が、被災地や復興された方々に心を寄せるとともに、きずなを感じていただけるよう、担当所管に適地の検討を指示したいと思います。  さて、このたび私たちが植えた松が、復興のシンボルとして陸前高田市の人たちの勇気と希望のよりどころとなることを心から願うとともに、私たちの趣旨に御賛同いただき、震災復興基金に多額の浄財をお寄せいただいた多くの方々や、松の育苗に御協力いただいた光市林業研究会の皆様、そのほか、高田松原の再生に惜しみない御協力をいただいた多くの皆様方に、改めて心から感謝を申し上げます。  終わりに、これは地方紙においても掲載されましたが、植樹祭における私の挨拶の一部を紹介させていただきたいと思います。  蔵王町、横芝光町、鴨川市、そして光市で育った松が、ここ陸前高田市に根をおろすのでありますが、私は、松苗の出発のとき、私たちの思いも一緒に埋めてきますと申しました。50年後その思いが見事な松林となって、高田松原に打ち寄せる波と、空を飛ぶウミネコとともに、ここに遊ぶ子供たちを癒やしてくれることを夢見ながら、私の挨拶とさせていただきます。  こういう挨拶をさせていただきました。ありがとうございました。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) それでは、御質問の1番、東日本大震災を風化させず、まちづくりに活かすの2点目、防災教育の現状はについてお答えいたします。  御承知のとおり、光市では平成25年度と平成26年度に、東松島市に中学生を派遣し、石巻西高等学校が実施した防災教育交流事業「シンサイミライ学校」で多くのことを学ぶことができ、学校における防災教育の充実などの契機になったと考えています。残念ながら交流事業がなくなり、中学生の被災地への派遣は現在実施していませんが、現地で学んだ成果を、実践的な防災訓練など、防災学習の充実に生かすことができているのではないかと思います。そして、中学生の東日本への思いから始まった青い鯉のぼりプロジェクトへ寄せた動きや、独自の交流により取り組んでいる福島ひまわり里親プロジェクトへつながり、小中学校を初め地域にも広がりを見せています。  今後、こうした取り組みが形骸化することなく、子供たちの思いや被災地とのつながりを大切にしながら、防災意識の高揚、さらには、ふるさと光市への思い、やさしさあふれる「わ」のまちひかりの一員としての自覚の高まりに、つなげていきたいと考えます。  また、御提案により取り組みを始めました中学生の防災リーダー研修では、東日本大震災後に救助活動に参加された消防署の職員や、シンサイミライ学校に参加した高校生からの体験談を聞くとともに、防災危機管理課職員によるワークショップを通して、防災や減災に関する知識を深めることができました。この取り組みが各中学校の中に広がり、実践的な防災対応能力の向上や、ジュニア防災リーダーの育成に発展するよう、支援ができればと思っています。  今、関係の皆様方の御尽力により、各学校においては、地域の実情に応じた、近隣の園や学校、学校運営協議会、自治会、消防組合等との協働による、防災訓練などが広がりつつあります。市教委としては、今後とも各学校の取り組みが、地域の担い手としての自覚や、それぞれの成長段階に応じた役割の意識づけにもつながる防災教育の充実を、しっかりと支援してまいる考えであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 丁寧な御答弁ありがとうございました。  陸前高田市の戸羽市長の言葉は、私も心に残っております。高田松原だけはみんなが1つになれるというのは、本当に震災の復興の大変さを物語っていると思います。  提案をいたしました震災復興祈念の森は、3.11を忘れず、被災地に行くことができない人にも、植えるお手伝いをするとかそういうことで復興に参加をできると思います。また、防災教育にもつながると思います。適地を指示したいということでございましたので、どうぞよろしくお願いいたします。  2点ほど、要望といいますか。  今回の植樹会には、日本の森・滝・渚全国協議会加盟の87自治体のうち、提供に名乗りを上げた、宮城の蔵王市、千葉県の鴨川市、横芝光町も来ておられました。今回を契機に、交流も促進していただきたいなと思いますし、例えば陸前高田市から震災の写真等をお借りして写真展なども考えられると思いますので、ぜひお願いいたします。  それと、防災教育についてなんですが、平成25年、平成26年の2カ年で、浅江、室積、大和の中学生14名が現地に派遣をされたと聞いております。百聞は一見にしかずで、防災教育において現地を見るということはやはり一番の勉強になると思いますので、それは光市にとっても行った本人にとっても財産となると思いますので、ぜひ御検討をお願いいたします。  以上でこの項終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) それでは、御質問の2番、教師の多忙化解消に向けての1点目、市内の小中学校教師の現状についてお答えいたします。
     教職員の多忙化につきましては、国や県においても大きな課題になっていますが、光市も同様であります。  市教委では、教職員の業務時間の状況を把握するため、各学校における時間外の勤務状況調査に取り組んでいます。この調査結果では、光市における昨年度の時間外の勤務状況は、小学校の教職員が月平均42.8時間、中学校の教職員が月平均36.5時間であります。また、1カ月の時間外の勤務の状況が80時間以上の教職員の割合は、小学校が約11%、中学校が約8%であります。これまでの取り組みによりまして減少傾向にはあり、お示しの平成28年度の文部科学省教員勤務実態調査の全国平均値よりは低い状況ですが、これで十分と言える状況ではないと受けとめています。  また、昨年度から教職員の心の健康状況を把握し、改善を図るため、全教職員を対象にストレスチェックを実施しました。教職員一人一人が自分自身の心の状況を知ること、必要であれば専門医の診察を受けることができる取り組みであります。  このような中で、教職員が安心して働ける職場環境づくりや、業務の効率化の推進に向け、市教委主催の会議、研修会の精選に努めるとともに、管理職のリーダーシップによる校務分掌、役割分担の見直しや、職員会議等の会議の縮減、部活動運営の改善などについて検討し、工夫を講じてきているところであります。  教職員の業務は、多種多様でありまして、急速な社会情勢の変化に伴い、お示しのように業務内容はふえる一方であります。しかし、笑顔あふれる子供たちが通う学校は、児童生徒をしっかりと支えることができる元気な教職員が欠かせないという、基本的な認識のもとに、教職員の業務改善について、今後とも校長、教頭とともに、継続した取り組みに努めてまいる考えであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 小学校が月42.8時間で中学校が36.5時間の時間外勤務で、過労死ラインと言われる80時間を超えているのが、小学校が11%で中学校が8%ということで、全国的傾向からすると中学校の部分が本来は少し多いかなと思っていたんですが、今の御回答では光市では小学校より少ないという結果になっておりましたので、部活の辺のところがどうカウントされているのかなと思います。  お尋ねをいたしますけれど、過労死ラインを超えている小学校の11%、中学校8%は、人数でいうとどのぐらいになりますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 1年間の延べ人数という数字になりますが、小学校が80時間以上の人数は225人、中学校が86人です。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) これだけの教師が過労死ラインを超えているということでありますから、私は早急に解決すべきではないかと思いますが、それはいかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 先ほどもお答えいたしましたように、課題があると認識しておりまして、これからも業務改善に努めていきたいと思っております。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 大手広告代理店の若手の女性社員が亡くなられたということで、大きな問題になったわけでありますけれども、公務改革も取り組みが行われているようでありますが、私もこの教師の多忙化の解消については、以前にも一般質問で質問したことがございます。  光市においては、コミュニティ・スクールも導入されて、地域とのかかわりがふえていると思います。また、教師は残業代が出ませんが、これは1971年の教職員の給与に関する法律で、教師は課外活動が多くて超過勤務を把握しにくいということで、残業代のかわりに基本給で4%の上乗せとなったものであります。しかしながら、この1971年当時の月の平均残業時間は8時間でありましたので、今とは大きな乖離があります。何時間働いても残業代が出ないということであれば、勤務時間の管理の意識は生まれてこないと思います。タイムカードもありませんので、民間であれば当然のように支払わなければならないものであろうと思います。  中学校は部活の顧問になっておられる先生がほとんどだと思うんですが、その先生の割合はどのぐらいになりますか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 再度の御質問であります。部活顧問の割合というお尋ねでありますが、光市におきましては全ての教員が、運動部または文化部の正副いずれかの顧問についているところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 部活等で土日に出られることもあろうかと思いますが、その手当はどのようになっておりますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 週休日の教員の部活動に関する手当でありますが、特殊勤務手当に関する県条例に定められておりますように、1日につき3,000円であります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 1日につき3,000円ということで、相当安いなと思います。  部活の休養日というものがあると思いますが、この部活の休養日は、1997年に、中学校が週でいうと2日、高校は週1日を目安に、部活は休養日をとってくださいよということが示されておりますが、現状光市ではどのようになっておりますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 部活の休養日ということでありますが、これまでこのことにつきましても、課題という状況が光市においてもございましたが、県教委の望ましい部活動のあり方についての通知を踏まえて、休養日について指導いたしまして、お示しのような休養日を中学校も設定しているところであります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 大阪市が、これは橋本さんのときだと思いますけれども、2015年から部活指導の外部委託を行ったということでした。その日当は、先ほど光市は3,000円ということでございましたが、4時間以上が3,000円ということで、大阪市は、外部委託をすると2時間で1万4,000円ということでございますけれども、その金額の差は、まさしく教師が肩がわりをしていると言えるかと思います。  そういう、部活指導員など外部委託の考えというものはございますでしょうか。それと、他市の事例もわかればあわせて。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 光市も、御存じのとおりだと思いますが、従前からボランティアという形で外部指導者に御協力をお願いしてきております。今、国が検討を進めております外部指導者への委託は、県内では宇部市が本年度からスタートさせておりますが、そうした取り組みの状況をしっかり参考にさせていただきながら、考えていきたいと思っております。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 了解をいたしました。先生の状況というのは、過労死ラインを超えている方が相当な数おられるということでありますので、早急に改善、解決を図っていただきたいと思います。  日本の教師の勤務時間は世界最長と言われておりまして、課外活動の長さが特に長いということが指摘をされておりますので、我々の教育というのは教師の献身的な犠牲のもとに成り立っているということを認識して、サポート、また、教師が尊敬される環境をぜひつくっていただきたいと思います。  以上でこの項終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) それでは、3番目の人口減少時代の公共施設についてお答え申し上げます。  まず、1点目のこれからの市営住宅のあり方についてでございます。  光市営住宅等長寿命化計画は、市営住宅ストックの長寿命化を図ることを目的として策定され、市営住宅1,234戸全てを対象に、建てかえ、全面的改善、個別改善、修繕対応、用途廃止の判定を行ったものでございます。  御質問をいただきました、用途廃止と判定された住宅につきましては、南汐浜住宅19戸、汐浜2区住宅10戸、西之浜住宅14戸、東戸仲住宅8戸、東領家住宅31戸、上島田住宅9戸、虹川住宅10戸の合計101戸ですが、現在のところ用途廃止につきましては、実施されていないのが現状でございます。  しかしながら、本年3月に策定した公共施設等総合管理計画に基づくストック水準の適正化を図るため、今年度、亀山住宅の一部を解体し用途廃止を予定しております。本住宅は、光市営住宅等長寿命化計画におきましては建てかえと判定された住宅ではございますが、棟全体が空き家となっており、古い住宅で、維持管理に係る費用や防犯上の面などを勘案し、解体するものでございます。  なお、光市営住宅等長寿命化計画において、用途廃止としている101戸の住宅につきましては、今後、住民説明会等の開催により入居者等の御理解をいただきながら、計画の促進に努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の公園の現状と再編・再生についてお答え申し上げます。  議員仰せのように、市内には、都市基幹公園である冠山総合公園、光スポーツ公園、大和総合運動公園を初めとする都市公園のほか、数多くの公園があり、市民の憩い、レクリエーションの場や、安らぎと潤いのある都市の創出、さらには、災害発生時の避難場所となる防災面など、さまざまな機能を有しています。  まず、公園面積についてでございます。平成28年度末時点で、本市には155カ所の公園があり、その面積は約70.16ヘクタール、うち、都市公園が約59.34ヘクタールです。これを市民1人当たりに換算すると、13.47平方メートル、うち、都市公園は11.40平方メートルです。  今後目指す保有量のお尋ねですが、都市公園につきましては、1人当たりの面積を維持しようとする考えを総合計画でお示ししている一方、都市公園でない公園を含めたものにつきましては、明確なものを持ち合わせておりません。利用頻度に関しましては、場所の違いにより利用者等に相当の差違が生じることが想定されますものの、個別、定量的な把握は困難な状況にあります。  さて、国におきましては、昨年都市公園のストック効果の向上に向けた考え方が示されたところですが、その一方で、公園は、道路や橋梁、下水道などと同様インフラ施設であることから、人口規模に合わせた総量の縮減は難しいものと考えられます。また、公園が有する役割や機能、特に防災面の機能から、規模もさることながら、一定程度分布した配置とすることが望ましいと考えられます。  ただいま議員さんからは、公園の魅力向上や再編に関する御提言をいただきました。再編といいますと、機能の再編、配置の再編を想定するわけですが、いずれも、今後さらに進行する人口減少や公園施設の老朽化に、適切に対応していくための重要な観点であると受けとめております。昨年リニューアルした室積市場公園は、隣接する室積コミュニティセンターとの一体的な利活用を見据えて再配置、整備したものであり、地域コミュニティーの向上や都市防災の向上につながっているものと考えております。これは1つの例ではありますが、この室積市場公園再整備の考え方は、議員御提言の趣旨に沿ったものではないかと推測いたします。  今後は、公共施設等総合管理計画で公園施設に係る長寿命化計画の策定に取り組むことをお示ししておりますように、長期的な観点から、さらに、社会経済情勢の変化をしっかりと見きわめながら、さまざまな再編の形を視野に入れ、計画的な維持管理と効率的な更新を図るため、公園施設の長寿命化に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) まず市営住宅についてなんですが、用途廃止に関しましては、住民と話し合いをしながら進めていくということだったんですが、長寿命化計画では平成31年に101戸廃止という目標になっておりますが、その目標は達成できますでしょうか。今年度からは亀山住宅ということでございましたが。お願いいたします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) お答えいたします。目標に向かって進めてまいりたいと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) よろしくお願いいたします。  あと、公共施設の管理計画の中では、民間住宅の借り上げ、空き家の活用、PFIを含めた民間活力の活用を検討して、財政負担の軽減を図るということなんですが、この点についてはどのように検討しておられますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) PFIの実績がある民間事業者の数値を活用いたしまして、PFI方式で市営住宅を整備した場合と、市が直接建設して維持管理をする場合との比較検討を行っております。経費につきましては、建物の建設から使用後の解体まで、70年の長期にわたるライフサイクルコストでありますことから、PFIと直接建設との比較について、さまざまな要因がありますことから、どちらが有利かの判断は困難であります。建設時の初期投資がかからず、民間ノウハウを活用した維持管理も可能であり、財政負担を平準化するなどのメリットもありますことから、溝呂井住宅以降の建てかえを実施する場合は、選択肢としてPFIでの建設もあるのではないかと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ありがとうございました。PFIと直接建設の比較で、PFIの部分も今後検討していくということでありましたので、よろしくお願いいたします。  維持管理については、今建築住宅課で市が直営でしているわけですが、民間の委託というものは検討されていますでしょうか。他市も導入されていると思いますが、その動向も含めお知らせいただけたらと思います。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 維持管理につきましては、市営住宅の維持管理を民間に委託する手法としまして、指定管理者制度がございます。本市におきましては、この制度の導入につきましてはこれまで調査を進めてまいりましたが、現在のところ導入には至っておりません。この指定管理者制度につきましては、県内におきましては、下関市、それから宇部市、周南市が導入をされております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 指定管理について、検討はしたが導入には至っていないけれども、何か問題点はございますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 周南市の指定管理者制度において見てみますと、複数の不動産業者さんたちが1つになってやられているということで、受けていただく側もそれなりのパイがないと難しいようなということが、調査上出ております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) パイが少ないので、業者にとっては、光市ぐらいの戸数ではビジネスとして成立しないということであろうかと思います。  IT関係のシステムに関しては、何市かであわせて調達をするという試みも現在されておりますので、この市営住宅の管理にも、何市かあわせてする、スケールメリットをつくる形でやるという方法も考えられるのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) ただいま申しましたように、複数の不動産事業者さんによる共同企業体を結成して委託業務を実施されております。そういったことから、業務の受け皿となります事業所も、相当数の人数を確保する必要があるということでございます。議員仰せのとおり事業者の規模的なところも課題ではないかとは考えておりますが、近隣市町の共同による指定管理につきましては、またこれから調査が必要ではないかと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ぜひ御検討を、研究といいますか、お願いいたします。  もう一つ提案なんですが、市営住宅の入居資格がある市民を対象に、民間住宅に入居した場合家賃の一部を補助する、そういった制度は考えられないでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) ただいま議員から御提言がありました、民間賃貸住宅の入居者に家賃を補助する方式についてでございますが、市営住宅の不足分を補完することを主な目的としているもので、他県におきましては実施されている自治体もあるようではございますが、本市におきましては、本年3月31日現在、空き家戸数が211戸となっており、住宅に困窮する入居希望者に対し供給戸数が十分にストックされていると認識しております。  こうしたことから、本市におきましては、光市営住宅等長寿命化計画や公共施設等総合管理計画に基づく、用途廃止を含めた供給戸数の調整、縮減等を進める中で、市営住宅の空き家を活用したいと考えておりまして、今後市営住宅の不足が生じた場合は、建てかえ時の手法としてのPFI方式の導入や、民間賃貸住宅の家賃補助の活用等も、住宅政策の選択肢と考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ありがとうございます。  今の家賃の補助というのは、究極的な考え方であろうかと思います。公営住宅を建設するのではなくて、今供給されている民間アパートの活用にもなるので、建設の投資、修繕、維持管理、収納対策も必要がないと思われますので、全てが取ってかわるとは思いませんけれども、補完にはなろうかと思いますので、人口減少時代の市営住宅の1つのあり方として、ぜひ御検討をお願いいたします。  日本の住宅政策というのは、持ち家を促進する政策が多くありまして、賃貸に対する公的機関の住宅政策はなかなかございませんが、世界の流れで見ればこういう手当てというものは1つの流れだと聞いており、この家賃の補助というのは、日本では茨城のひたちなか市が採用しております。ぜひ御研究をお願いしたいと思います。  市営住宅に関しては、まずは今ある用途廃止を、平成31年の目標設定をしておられますので、話し合いを進めながら着実に実行していただきたいと思います。また、あとのいろいろな管理の手法、建設の資金調達の手法に関しましては、よくよく御研究をしていただいて、財源が厳しい中で知恵を絞ってやっていただきたいと思います。  公園に関して質問いたしますが、平成24年3月策定の緑の基本計画の中で、公園の緑地に関して、満足度と重要度についてアンケートをとっておられますが、その結果はどうなっておりましたでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) このアンケートでございますが、都市計画マスタープランと緑の基本計画の策定事務を進める過程におきまして、市民2,000人の方にアンケートをしております。その中で、都市づくりに関するさまざまな質問の1つとしまして、身近にある子供の遊び場の整備充実を尋ねております。その結果、重要度が高い一方、満足度が低いという結果が出ております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。
    ◯12番(森戸 芳史君) 公園に関しましては、満足度が低いというアンケートでの結果です。  公園自体の利用状況については、調査したものが光市にはありません。なかなか公園の利用状況を調査するのは大変だと思います。やるとすれば、1つの公園にどなたかが立って、公園に来られた方を数えるか聞くかしか方法がないと思われますが、アンケートの結果であれば、満足がなかなかできていないという状況だと思います。  先ほども建設部長の答弁の中にございましたが、国土交通省は、都市公園の今後の方向性として、ストックの効果を高めるということと、民間との連携を加速する、都市公園を一層柔軟に使いこなすの3つが示されておりますので、我々もそれを、今の人口減少の時代に合わせて進めていくことが必要かと思います。  島田中学校区で見ていきますと、上島田地区には、都市公園というものはありません。都市公園に準ずる広場公園として、県道光井島田線のところに上島田運動公園が1つあります。ポケットパークが山田に1つ、児童遊園が4つで石田に2つ、亀山に1つ、上島田9丁目に1つ、あとは、県の所有ですが光市が管理をする、島田川の三島橋左岸の公園が1つとなっております。  そこでお尋ねをいたしますが、児童遊園というものは地元管理であります。亀山の児童遊園ですが、隣接する県営住宅にも公園がございます。亀山児童遊園は、遊具も古くて、公園の草刈りについては市で行ってほしいということが、再三要請が届いていると思います。ことしその地区の市営住宅も何戸か除却をするということでございましたし、市営住宅そのもののこの地域の人口減少も、老朽化にあわせて進んでおりますので、亀山児童遊園自体の管理の仕方や存続について、きちんと考える時期に来ているのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 児童遊園の草刈りなどにつきましては、地域の皆様方にお願いしているところではございます。高齢化や人口減少によりその担い手が不足し、利用形態がそれぞれ児童遊園で多様化してきております。そういったことを重く受けとめまして、先ほども申し上げましたように、公園の総量の縮減は難しいのではございますが、さまざまな再編の形を視野に入れて、何かできる方策を考えてまいりたいと思っております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 周辺の自治会とも相談をしていただいて、管理も含めて御検討をぜひお願いいたします。  上島田の運動公園なんですが、島田川の洪水・土砂災害ハザードマップの区域内にはない、安全な、都市公園に準ずる広場公園であります。例えば、下松市でありますが、恋路の下松スポーツ公園は、防災公園の機能も持っております。ふたをあければトイレとしてすぐ使えるマンホールトイレ、備蓄の倉庫、災害時に生活用水として使える防災用の井戸まで設置をしてあります。梅雨とか台風シーズンには、土のうステーションも設置をしていいのではないかと思います。先ほども防災の機能についてお話がありましたが、地域内にそういった防災機能を加味した公園も必要ではないでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 公園の一般的な機能の1つとしまして、防災機能が挙げられますが、申し上げるまでもございませんが、国内で発生した近年の大規模な災害によりまして、市民の皆様の防災意識が高まっていると思われます。防災拠点となる公園整備は、今後の検討課題の1つと捉えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ぜひ検討課題として、よろしくお願いいたします。  三井地区には、都市公園が2つ、岩狩公園、今積公園という公園です。ポケットパークが1つ、児童遊園が、三井は開発が多いということで12ございます。この三井地区の児童遊園の遊具の有無は、どうなっておりますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 三井地区には12カ所の児童遊園がございまして、そのうち9カ所に遊具がございます。3カ所が遊具がない公園となっております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 三井地区は、今市街化区域内の農地がどんどん開発が進んでおり、子育て世代が非常に多くおります。そういう人口増加に合わせて、公園も見直していく必要があろうかと思いますので、三井地区の都市公園のどちらかに遊具を充実させる必要があると考えておりますし、県所有の市が管理する島田川の三島橋の両岸の公園には、ランニングやウオーキングをする市民が非常に多いということで、健康遊具の設置も考えられるのではないかと思います。  もう1地域、周防地区を見ていきますと、後ほど編入をされましたけれども都市計画区域ではありませんでしたので、都市公園はゼロ、児童遊園が5つ。学校が遊び場で、小学校のサブグラウンドが運動公園的な役割になっていると思います。最近トイレが壊れて修繕したんですが、それ以来公園利用者以外利用禁止という看板がかかっております。ここは以前休憩等の利用で車が多かったんですが、周防エリアは公園がありませんのでそうなっていたんだろうと思います。ここの所管は教育委員会ということなので、お尋ねはいたしませんけれども、ここもサブグラウンド、トイレ、今の休園中の幼稚園も含めて、利用実態に合わせて、所管がえも含めて一体的に位置づけの見直しが必要なのかなと思います。  今の三井と周防の部分の公園につきましては、どういうのがふさわしいのかぜひ御検討をお願いいたします。公園については、利用実態やバランス、老朽度合い、人口の増減などについて、もう一度見直しをいただいて、長寿命化計画にあわせて公園マネジメントも策定をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でこの項終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) それでは、4番目の市民からの切実な要望についてのうち、建設部所管分についてお答え申し上げます。  まず、1点目の虹川の浚渫についてでございます。  市内には、準用河川虹川を初め多くの中小河川がございまして、これらの延長は膨大であり、維持管理に大変苦慮しているのが実情でございます。こうした中、これまでも防災対策の一環としまして、堆積土砂による河川断面の阻害が著しい箇所や、家屋の密集する地域などについて、年次的かつ計画的にしゅんせつを実施しているところでございます。  議員御要望の虹川につきましては、平成28年度に一部区間のしゅんせつを実施しております。しかしながら、阻害箇所の全ての土砂を取り除くことができなかったことから、本年度も引き続きしゅんせつを計画してまいりたいと考えております。  次に、2点目の笠野川河川管理道の安全対策についてでございます。  市内の道路につきましては、国道、県道及び市道などの道路法に基づく道路、並びに、農道や赤線など道路法に基づかない道路、いわゆる認定外の道路がございます。議員仰せの笠野川河川管理道は、山口県が管理しています二級河川笠野川の維持管理や保守点検の巡視パトロールのために整備されておりますが、現在は認定外道路といたしまして、地元の皆様に維持管理をお願いしている道路となっているものであります。  議員仰せのように、当該道路の一部区間におきまして痛ましい事故が発生するなど、非常に危険性が高いと考えられますことから、今後、河川管理者であります山口県と協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 続きまして、3点目の竹チッパー貸出制度創設で竹林繁茂対策をについてお答えを申し上げます。  仰せのように、繁茂竹林の伐採作業では、通常費用面や搬出の作業性などから、伐採した竹を現地で棚積みし、長い年月をかけて竹を自然に還元する方法をとっており、棚積みされた竹の存在は、伐採後の森林施業に大きな支障となっております。このため、竹チッパーの利用により伐採竹が減量化すれば、伐採後の森林施業の作業性は向上し、竹林の繁茂防止を初め、防草材や土壌改良など、チップの再利用等につながるものと考えられます。  しかし一方で、竹チッパーは、刃物を有する原動機つきの機械であるため、事故防止の観点から使用には一定の安全教育の受講が必要となり、また、かえ刃やバッテリー等定期的な部品交換に加え、故障時の修理や定期点検など、竹チッパーの保有には継続的な維持管理費が不可欠になるとお聞きをしております。  こうしたことから、この貸し出し制度につきましては、今後、本市における利用ニーズの把握とともに、事業の効果や必要なコストあるいは問題点など、先進事例地の取り組みも調査しながら研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 残り時間に御注意ください。  森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 虹川に関しましては、今年度やるということで、お願いいたします。  また、河川管理道も、転落死があったということで、県との協議を進めていただければと思います。  最後に1点、竹チッパーに関しましては、他市の導入状況、県の補助金があるんだろうと思いますので利用状況を参考にしていただいて、導入に向けて検討していただければと思います。  以上で全ての質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。なお、再開は午後1時25分を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。                  午後0時23分休憩       ……………………………………………………………………………                  午後1時25分再開 ◯副議長(磯部 登志恵君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 彩りのジェットストリームアタック、本日3番目の質問を務めます、笹井でございます。  きょうの前置きは、私の好きな日本映画を3本ほど紹介させていただきます。  1つ目、踊る大捜査線。東京の湾岸警察署を舞台にした刑事ドラマで、実際には組織間の群像劇だと思いますが、平成15年に上映されました映画「レインボーブリッジを閉鎖せよ!」は、観客動員数1,260万人で、主人公青島俊作刑事の有名なせりふ、「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」は、今も心に響きます。  2作品目、シン・ゴジラ。昨年に上映されましたゴジラ映画の最新作でございます。観客動員数は550万人。このシン・ゴジラの監督を務めました庵野秀明さんは、山口県宇部市の生まれで、宇部高等学校地学部時代から特撮映画をつくっておられ、その後、大阪芸術大学に進学、アニメスタジオを設立し、アニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」を大ヒットさせました。いろいろ山口県に御縁のある方でございます。  3作目、「君の名は。」。昨年から上映されています青春アニメでございます。まだ現在でも上映されている映画館もありますが、現在のところ観客動員数は1,830万人。この人数は、これまで日本国内で上映された日本映画の中で、1位は「千と千尋の神隠し」の2,350万人なんですが、これに次いで2番目の動員数となっております。映画のタイトル「君の名は。」は、昭和28年に上映されました主演は岸惠子さんでございます映画「君の名は」に、ストーリー的にはエッセンスが近い話でありまして、なおかつ、テンポのよい進行は、老若男女を問わず楽しめる作品となっております。2回以上の鑑賞がお勧めでありまして、私も3回見に行きました。2回は女房と、あとの1回は、一人で行きました。(笑声)  それでは、通告に基づきまして質問に入ります。  1項目め、光市が誇る2つの海岸についてです。  光市及び光市議会が平成18年に制定した自然敬愛都市宣言の冒頭は、白砂青松の室積・虹ケ浜海岸から始まっております。白砂青松は白い砂に青い松という意味でありまして、2つの海岸は自然海岸の海水浴場となっております。また、そのほかに古くは平安時代に、画人の巨勢金岡がこの地に来られまして、「我が筆及ばず──途中飛ばしますが──室の津の山水」と歌に詠んで松にその歌をかけたという象鼻ケ岬、そして、江戸時代には海運の要衝として栄えた室積港、また、現在でも夕日の美しい伊保木海岸、そして、光市の産業の中心となります大企業の岸壁など、光市はその長い海岸を有効に活用してきました。  しかしながら、土地利用や水利用の変化により、海岸線にも変化が出てきました。昭和50年ごろから、室積海岸の砂浜が侵食され、高波による住宅への越波が見られるようになりました。このため、平成2年から平成6年にかけて、室積の西ノ浜地区に消波ブロックによる離岸堤を建造しました。これにより、西ノ浜地区の侵食はとまりましたが、隣の松原地区の侵食はとまらず、平成16年に襲来した台風18号による被害では、砂が波にさらわれ、海岸に建設された自治会館の基礎があらわになるという事態も発生しました。  このため、平成19年から、土木研究センターなぎさ総合研究所の宇多先生を初めとした、海岸保全の全国的なエキスパートの方々による調査が始まり、平成21年に調査結果が取りまとめられました。そして、この調査結果をスタートとして、平成21年から戸仲漁港の防波堤新設工事が始まり、防波堤工事としては平成23年に終了しております。高潮対策の工事で、擬木柵堤防が平成27年から建設されております。木のようなくいをどんどん打って、高潮が来ないようにするような工作物です。しかしこの工事は、国の補助金が十分確保できていないため、年間数メートルずつの工事にとどまっております。また、砂の投入をするという計画で、まず平成26年2月に、島田川の砂を1万立米ほど試験的に投入、その際砂の移動を分析するために、2カ所の地点に着色砂を4トンずつ投入しました。  これら室積海岸の、工事や調査の状況についてお尋ねします。擬木柵高潮堤防の工事はどのようなスケジュールで実施されるのでしょうか。また、数カ所設けられる予定の開閉ゲートの場所と、管理方法はどのようになるのでしょうか。平成26年から行われた砂の移動の調査結果はまとまりましたでしょうか。今後の砂の投入時期はいつごろになるのでしょうか。  漁港港湾施設等の用途と明示についてです。  光市の海沿いを見ますと、海岸や砂浜だけではなくて漁港や港湾があります。これは管理者や管理区分が多岐にわたっているんですね。西側の柳井市側から紹介しますと、まず室積漁港、西ノ浜漁港、さらに戸仲漁港は、光市管理の漁港施設、それから、光井港、島田川河口の光港は、周南港湾管理事務所の管理の港湾施設に分類されます。また海水浴場についても、室積海水浴場は漁港海岸なので光市の管理、虹ケ浜海水浴場については港湾海岸なので周南港湾管理事務所の管理とされています。  そうはいいましてもこの光市の中のエリアでございますので、機能管理については、基礎自治体であります当光市にもそれなりの責任があると考えておりますし、そうでないとここで質問ができません。  まずは、室積漁港、室積八幡波止場周辺についてお尋ねします。  平成14年の防波堤工事に始まり、漁港用地の埋め立て、泊地のしゅんせつ、浮き桟橋の建設の整備が進み、平成27年の離島連絡航路待合所の建設を終えまして、工事的には一段落したと考えます。私も平成20年に市議会議員になって以来、近所でもありますので多くの質問をしてまいりました。浮き桟橋や牛島連絡船の待合所については、現在有効に活用されていると評価しております。  しかしながら一方で、全く進展のない問題もあります。漁港施設、室積漁港の用途区分の明示です。どこが水産業の用地で、どこが漁協の駐車場で、どこが牛島連絡船の乗船者用駐車場なのか、工事が完了して数年が経過した現在でも明示がないままです。牛島連絡船乗船者や釣りのお客さん、最近では周辺店舗の利用客の車が、漁港内の用地へ無秩序に駐車する問題が発生しております。この問題は、そもそも漁港内の用途がきちんと明示されてこなかったことが、源流に問題点としてあると私は考えております。  そこで質問です。室積漁港の用地について、所有者、管理者、用途について御説明いただきたい。また、それらを看板で明示できないのか、お尋ねします。特に牛島連絡船乗船者用の駐車場はどちらなのか、きちんと明示すべきではないでしょうか。  また、場所は変わりますが、光市の海岸付近を見ると、謎の市有地というのが何カ所かあるんですね。区画線もなく看板による明示もされていないので、何の土地か、車をとめていいのかどうかわかりません。2カ所ありまして、具体的に言いますと、1カ所は室積3丁目。自治会でいうと宮町になりますかね。この海側にある市有地で、きちんと舗装されているんです。でも何だかわからない。もう一つは、浅江6丁目。海沿いにわかば公園という公園がありますが、そこの横に、未舗装なんですが市有地があります。これも明示が何もありません。  私は、きちんと区画線を引いて利用者の駐車場とすべきと考えますが、これらの土地は何なのか、駐車場として整備できないのかお尋ねをいたします。  プレジャーボートの係留についてです。  光市の海岸を見渡せば、漁港や港湾にプレジャーボートが係留されています。また、漁港や港湾以外でプレジャーボートが係留されている場所もありますが、これらは本当に無秩序と言ってよろしいでしょう。  平成26年3月議会の一般質問でも私は取り上げているんですが、プレジャーボートの係留についてのルール化が必要であると考えますが、その後の進捗状況についてお尋ねします。また、プレジャーボートの係留実態についても、把握しておられればあわせて御回答お願いいたします。  4点目、マリンスポーツについてですが、競技スポーツではなく、レクリエーションやレジャーのスポーツについてお尋ねをいたします。  まずは、夏の海水浴でございます。  光市は、室積海水浴場、虹ケ浜海水浴場といった、2つの白砂青松の海水浴場を持っております。県内見渡しましても、白い砂に青い松を控えた海水浴場というのは余りありませんし、特に自然海浜の海水浴場は貴重であります。昭和の時代、私も小さいころですが、海水浴で浜辺に向かう車の列ができていた時代もありましたが、その後、各地でプールが整備され、また、お肌の日やけを気にするというこの平成の御時世では、海水浴の駐車場所で混雑することはなかなかなくなりました。  昨年の海水浴客は約15万7,000人、浜茶屋の出店は1店と聞いておりますが、ことしの海水浴場の運営はどのように取り組まれるのでしょうか。浜茶屋の出店の数は何軒でしょうか。特に昨年は、シャワー施設が不足して、シャワー施設に物すごく長い行列が多々できておりました。ことしはどのように準備するのでしょうか。  また、浜辺でビーチバレーやビーチサッカーといったレジャースポーツというのはできるのでしょうか。できるとするならばどのような手続が必要なのか、お答えください。  釣り、フィッシングについてもお伺いします。  市の施設でもあります室積のフィッシングパーク光について、運営や収支状況はどうなっていますでしょうか。利用拡大に向けどのような取り組みをされておりますでしょうか。  大きな2項目めに参ります。公正で公平な市民負担へ。  財政運営の規範として、「入りを量りて出を制す」ということわざがあります。これはさかのぼれば、古代の中国の国家運営に使われていたことわざでございます。その意味は現在にも通用する内容で、事前に収入の予定を見積もり、資金繰りのめどを立ててから支出の計画を立てるようにするという意味でございます。この「出」、歳出の部分については、多くの議員の皆様が質問のテーマとして取り上げてきましたが、「入り」、歳入の部分というのは、なかなかこの一般質問の場で取り上げることは少のうございます。  光市の最新の決算では、平成27年度決算になりますが、一般会計の歳入の合計は約221億円、その内訳としては、市税が79億円、地方交付税が40億円、国庫支出金が25億円となっております。光市では、平成20年から収納率向上対策プランを作成して取り組んでおり、ことしの3月には第3次の収納率向上対策プランが作成されました。  私の質問は、この第3次収納率向上対策プランについてお伺いいたします。納付環境の整備として、コンビニにおける税金の収納を挙げておられますが、これはいつからどのように実施されるのでしょうか。また、収納率向上対策として、ほかにはどのように取り組まれるのでしょうか。  市税未収金の催告と調査についてです。  歳入について、市税のウエートというのは大変大きなものです。また、市税として収入で見込まれているにもかかわらず実際に入ってこなかった額、収入未済額といいますが、これは平成27年度決算で3億6,183万円でございます。年間の予算規模が220億円の光市にとって、3億円超というのはとても大きな問題でございます。  市税について、期限内に納付のなかった案件については、どのような措置をしているのでしょうか。特に、たび重なる措置にもかかわらず納付のない案件については、市役所としてどのような対応をとっているのでしょうか。  以上で壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) それでは、1番目の光市が誇る2つの海岸についてお答えを申し上げます。  まず、1点目の光漁港海岸(室積海岸)の整備と砂の投入時期についてでございます。  室積海岸の高潮堤防工事につきましては、平成27年度より、室積松原地区の幼児用プール付近から着手し、全体計画区間約800メートルのうち、平成28年度末時点で23メートルが完成、今年度は引き続き、幼児用プール付近の東側、約60メートルの整備を計画しております。今後も、国からの交付金の状況や、養浜工事の工程等との調整を図りながら、順次整備してまいりたいと考えております。  次に、海岸への出入りのための開閉ゲートにつきましては、海浜の利用状況や設置間隔などを考慮し、800メートルの整備区間中に七、八カ所程度設置する予定としておりますが、具体的な設置場所は、地元自治会等との調整が必要であることから、引き続き地元の皆さんと協議を進めながら、順次設置してまいりたいと考えております。また、今後の開閉ゲートの管理方法につきましては、現時点で未定でございますが、今後関係者と協議しながら検討してまいりたいと考えております。  次に、室積海岸の調査結果でございますが、平成26年に、試験養浜として2カ所に着色砂を投入することにより、砂の移動の追跡調査を行い、あわせて、海底に砂面計を設置し、沖合への砂の流出状況調査を実施いたしました。平成27年度には、2回目の試験養浜を行い、冬季波浪などの高波浪時の影響を調査いたしました。平成28年度からは、これらの調査結果をもとに、砂の投入量や投入箇所の検証、砂投入後の松原地区の小河川に影響があるかどうかの解析を行い、現在、学識経験者からの意見等の集約に取り組んでいるところでございます。また、養浜工事の実施時期でございますが、これまでの調査結果や国の予算状況等を踏まえ検討することとなりますので、現段階でお示しすることができません。  次に、2点目の、漁港港湾施設等の用途と明示についてでございます。  光漁港八幡地区の県漁協光支店周辺の漁港施設は、所有者及び管理者は光市で、その用途は、水産庁に届け出ております漁港施設用地利用計画において、物揚げ場、漁具保管修理施設、漁港管理道など、施設ごとに定めております。また、漁港施設内の利用規制については、一部の施設に釣りの禁止あるいは関係者以外の立入制限などを看板で明示しておりますが、県漁協光支店周辺のオープンスペースの中に、道路や漁具保管修理施設、荷さばき所などが混在しており、確かに一般の方には、それぞれの用途がわかりづらいものと思われます。しかしながら各施設は、漁業従事者及び関係者等の利用が前提となっており、また、広いオープンスペースを物理的に看板等で用途を明示することができるのかどうか、あるいは明示すべきかどうかについて、今後漁協等関係者の声をお聞きしてみたいと考えております。  また、うしま丸乗船者用駐車場の案内明示についてでございますが、現在、乗船される方の多くは、近くの市道御手洗通り沿いに自動車を駐車されております。本市では、地域公共交通網形成計画において、安心して利用できる公共交通の環境づくりを目指しておりますので、議員御提案の案内表示につきましては、早速牛島海運有限会社と具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。  次に、御指摘のあった市有地についてでございます。  室積3丁目の市有地は、建設部で管理している土地でございますが、公園、道路を整備したときの残地であり、臨時駐車場など、多目的に利用されることは可能でございます。したがいまして、現在のところ専用駐車場としての整備は考えておりません。  また、わかば公園横の市有地は、特定の行政目的を有しない普通財産として、政策企画部で管理している土地でございますが、わかば公園や海岸を利用される方の駐車など、周辺施設等の状況を踏まえ多目的に利用ができる土地として位置づけており、利用に関しては柔軟に対応しているところでございます。  次に、3点目のプレジャーボートの係留に係るルール化の進捗状況についてでございますが、これまでに県漁協光支店と連携しながら、プレジャーボートの係留など漁港区域内の利用実態調査を初め、国の関係法令等の整理や近隣市町の情報収集などに取り組んでおり、現在、漁業関係者と協議を始めているところでございます。この調査によりますと、八幡地区漁港内には、約30隻のプレジャーボートが係留をされております。  次に4点目の、マリンスポーツやイベントの利活用についてでございます。
     まず、ことしの海水浴場の運営方法でございますが、室積・虹ケ浜の両海水浴場は、市が開設をしており、期間中は両海水浴場にそれぞれ観光案内所を開設するほか、清掃業務やごみ収集運搬業務など環境保全に努めるとともに、警備員や監視員を配備し、海上保安部や山口県、警察署、消防組合等と連携しながら、海水浴客に安全で安心して楽しんでいただけるように努めているところでございます。  また、浜茶屋、いわゆる海の家については、ことしは虹ケ浜海水浴場に3店の出店が予定されております。また、シャワー施設については、虹ケ浜海水浴場の海の家に13基設置される予定でございます。なお、室積海水浴場には、海の家の出店予定がないため、昨年同様、観光協会により、案内所の横にシャワー施設が2基設置される予定でございます。  次に、浜辺でのレジャースポーツに関するお尋ねでございます。御質問は主に虹ケ浜海岸を想定されていると思いますので、虹ケ浜海岸の管理者である山口県周南港湾管理事務所に確認をいたしましたところ、施設や工作物を設置する場合には、一定の手続が必要となることから、事前に御相談をいただきたいとのことでございました。  次に、フィッシングパーク光の運営状況についてでございますが、入園者数で申しますと、平成25年度が約1万6,000人、平成26年度が約1万3,000人、平成27年度が約1万4,000人、平成28年度が約1万1,000人と年々減少傾向にあり、収益も、平成25年度から平成28年度までは年々減少しております。しかしながら、今年度4月と5月の入園者数は、前年度より大幅に増加している状況でございます。  また、フィッシングパーク光の利用拡大についてでございますが、随時実施している利用者へのアンケート調査により、利用者ニーズの把握に努めるとともに、これまでに、海底清掃による釣り場環境の保全を初め、新聞等への情報提供、あるいは、市のホームページを通じた釣果情報の提供による広報活動、さらには、開園時間帯延長の試行に取り組むなど、集客の向上に努めているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) それでは再度の質問に参ります。  まず、室積海岸の整備についてですが、補助金がなかなかつかないので、本当にゆっくりとした状態だなと。まあこれはやむを得ないかなと思います。ただ、調査結果とか今後の砂の投入時期については、今の回答でもなかなか今後を見渡せるような、今後の予定が認識できるような回答にはなっていないなという認識でございます。  今現在この擬木柵工事は、西側から始まりまして、ちょうど松原地区の幼児用プールのところでとまっております。幼児用プールの半分は開閉ゲートの工事が終わって、あとの半分は立てくいだけ打っているということです。これがこのまま工事されると、幼児用プールがまるで塀の中にあるプールのようになってしまうということが危惧されるわけなんですが、開閉ゲートもあるわけでございます。この開閉ゲートは、工事完了後は通常どのような状態になるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねにお答えをいたします。  昨年度整備をいたしました開閉ゲートですけれども、まだ隣の高潮堤防が未整備であるために今は閉じておりますけれども、これが完成いたしますと、通常はあけたままになるという状態でございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。海沿いで、高潮堤防の必要性はわかりますので、工作物の設置は仕方がないにしましても、ゲートが閉まって海から1回道路まで回って入らなければいけないような状態は、海辺のプールとしてはいかがなのかと考えておりましたが、今の回答で、通常時はプールのところはあいていると理解いたしましたので、1つの疑問は解消いたしました。  ただこの工事は、本当に進捗もゆっくりですし、あと、開閉ゲートの場所もどこになるのかと地元の方も心配しておられるわけです。地元地区に対しての説明会というのは、今後開催する予定があるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 地元説明会に関するお尋ねでございます。  この事業のこれからの計画は、いろいろ今からまとめていくわけなんですけれども、具体的な一定の計画なんかがまとまった段階で、必要に応じて適宜、地元自治会等と調整を図りながら、こうした説明会は開催してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) ここも、補助金のつきぐあいでこれから長い話になるわけです。これが全部ストップして今後まだ予定がわからないというのなら、それも仕方ないかなと思うんですが、本当に補助金がついた分だけ数メートル単位で工事がじわりじわり進んでいると。でもまだ全体像が見通せていないという地元の不安もありますので、しかるべき周期で地元の海岸工事現場に面した自治会の皆様へは、きちんとした説明会が必要であると要望いたします。  次に、八幡漁港に参ります。  今、用途の明示については、なかなか難しい、漁協と検討はするという御回答だったかと思っております。ただ現実的に、釣り客の車、そして最近オープンした店舗のお客さんの車が、相当な台数駐車していると。土日なんかは30台以上というような数字でございます。  今お聞きしますと、ここは市の土地もあるし、実際に漁港施設として使っていないエリアというのも見受けられるわけです。こういった使っていない土地、未利用の市有地について、きちんと手続、申請があれば貸し出しはできるのでしょうか。そしてその場合、駐車場として借用した場合、1台当たりお幾らになるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねをいただきました。  漁港施設につきましては、現在市には漁港管理条例というのがあるんですけれども、これに基づきまして管理をしております。条例上、施設の目的以外に使用することも可能となっておりますけれども、行政財産の1つでありますので、本来の用途または目的を妨げない限度において使用を許可するといったことになります。  先ほど申し上げた条例の中には、駐車場としての利用料は定めてはおりませんけれども、仮に漁港施設用地の占用料を駐車場に適用いたしますと、1平方メートル当たり一月90円となっております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) もうちょっと、テレビを見ている皆様にもわかりやすく答えていただきたいんです。1平米90円というと、駐車場1台当たりのスペースに直すと、一月何円なんでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 駐車場のお尋ねです。  一般的には、1区画長さ5メートル、幅が2.5メートルですかね。これでいきますと12.5平米ですので、90円を掛けますと1,125円と。そういった金額でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 1,000円ですか。私が事前に担当課に聞いたときは2,000円と聞いたような気もするんですけど、もし訂正があれば、質問中に訂正できれば訂正してください。  どっちにしても、大体駐車場1台当たりというのは、光市で普通に土地を借りれば2,500円、3,000円、駅前なんかはもうちょっと高いかもしれませんけれども、それと同等か安い額できちんと借りることは可能なわけです。水産業の利用の妨げにならない限りといいますけれども、あれだけ埋め立てて、逆に漁業者は減っておりますから、実際あいている市有地があるのは一目瞭然なわけでございます。きちんと手続をした上で貸し出せば、そこを利用される方も駐車場を確保できますし、市においても歳入で入ってくるということになりますので、私はこれはウイン・ウインではないかなと考えております。そういうきちんとした手続、協議をなされることを期待したいと思います。  次に、プレジャーボートについてです。  先ほどの質問で、回答は室積八幡漁港には30隻のプレジャーボートがとまっているということですが、私は光市全体で何隻とまっているかをできれば地区別にお聞きしたかったんですけど、改めてお尋ねします。光市の海岸にはプレジャーボートは何隻とまっているか、わかれば地区別にお答えください。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 八幡地区以外に、戸仲地区が12隻、西ノ浜地区が40隻。この3つで83隻でございます。それ以外にも、港以外にも33隻程度とまっているという状況でございます。  以上です。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。プレジャーボートの係留実態については、数年に一度全国的な調査もあるようでございますので、当然数字はあるだろうなとは思っておりましたが、今の状況で、結構あちこちにプレジャーボートがとまっているなという実態は把握しました。  光市においても過去に、プレジャーボートが壊れてそのまま放置され、沈んだりして使えない状態になっている放置プレジャーボートについて、撤去の努力をされたというのは私も認識しております。一応お尋ねしますが、過去の放置プレジャーボート撤去の取り組み状況についてお答えください。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 再度のお尋ねでございます。プレジャーボートを過去に撤去した数ということで、平成19年度に象鼻ケ岬周辺で12隻、それから、平成21年度に西ノ浜、松原海岸で10隻、平成24年度に松原地区で6隻の、計28隻の撤去を行っております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。プレジャーボートも、使っている間はいいんですけど、壊れたりしたらそのまま置いていかれるということですし、そもそも最初に所有者まで把握していない状態のような場所でしょうから、全部公費で撤去するということでございます。そういう中、平成19年から平成24年にかけて市としてこういう活動に取り組んでいただいたことは、私は高く評価をしております。  全国的な他の事例を見ますと、最近の話ですけれども、広島県福山市の横田漁港に、横島漁協が運営するマリーナを整備したと。これは新しくマリーナ用の、突堤か桟橋かわかりませんけれども整備したということで、中国地方ではそこまでやったのは初めてのケースでございます。  こういうことができるということは、漁協がそういうプレジャー船の係留について管理することも、私は法的に可能であると考えている次第でございますが、光市でもこのような取り組みはできないのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) ただいま議員さんから、福山市の横田漁港の事例のお話をいただきました。ただ、ここの漁港は少し形態が違いますのが、漁協みずからが係留施設を整備されて、管理運営を行っているとお聞きしております。これをこのまま光市にということになりますと、事業主体となる漁協の御意向が前提となりますので、この場で私がこれに対してお答えするのは困難かと思います。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 光市の隣接の市町の状況も調べてみました。そうするとわかったのが、普通どの市町にも必ず公共サイドのプレジャーボート係留施設があるんです。大体そこの市町のホームページに載っております。調べたので読み上げます。西のほうから行きましょう。周南市長田町に長田フィッシャリーナというのがありますね。係留代は、一番小さいもので年11万円だそうです。それから周南市で、居守に、場所的には徳山のレース場よりちょっと南に下がったところにあるんですが、徳山漁港。これはなぜか県の管理になっているんですけれども、ここは1隻当たり6万円からと。下松市に参りますと、洲鼻に、笠戸島に行く橋の手前に洲鼻小型船だまりというのがありまして、下松市土木課の管理です。金額はホームページでは確認できませんでした。田布施町に参りますと、別府にフィッシャリーナ尾津というところがございます。ここは1台当たり3万円から。それから平生町に参りますと、曽根にひらおボートパークというのがあります。南周防大橋を渡って着いたところのどこか右か左みたいですけれども、ここは港湾施設なんですが、1隻当たり4万8,000円からということです。これ以外にも、周南市には民間の施設が2施設あります。  ですから、光市の近隣を見ても、海岸面積が小さいところもありますけど、必ず公共サイドでプレジャーボートを係留する場所があるんですが、光市のホームページはどこを見ても、そういう公的な係留地についての案内はございません。実際海を見渡しますと、国立公園内である象鼻ケ岬のプレジャーボートの係留、あるいは光井港内においては、係留だけじゃなくて陸揚げまでされております。こういう無秩序状態でございます。  漁港や港湾のプレジャーボート係留について、管理規則等は今現在制定されていないと聞いております。私は、漁港や港湾施設のきちんとした管理規則を制定し、プレジャーボート係留の料金を光市が徴収し、その上で適切な管理を行うべきであると提言するところでございます。  マリンスポーツやイベントに移りますが、先ほどビーチバレーやビーチサッカーについては、管理者に御相談くださいという御回答でした。ですから虹ケ浜であれば、周南港湾管理事務所まで行って相談すると。じゃあ室積に関しては、今度は柳井水産事務所かというような話になるわけです。これは普通の人でやるのは私は無理だと思うんですね。  市で海岸利用のあり方として、ビーチバレーやビーチサッカーといったものはこういう利用手続をして使ってくださいねというふうに、ホームページできちんと公表してはいかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 虹ケ浜海岸に関しましては、山口県の周南港湾管理事務所が管理しておりますことから、県に確認をいたしましたところ、利用に際してはさまざまな場合が考えられますことから、事前に相談などを行ってほしいとのことでございましたので、現在、海岸における利用の手続の光市ホームページへの公表は検討しておりません。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 私は、使うに当たってのやっていいこと悪いこと、あるいはそのやるための手続というのは、市民の目に触れやすい場、今であればホームページですけれども、にきちんと明示する必要があると思います。  1つ事例を紹介します。流木ゴジラでございます。この流木ゴジラは、光市の虹ケ浜海水浴場の近接地の虹ケ浜の海岸に、この5月から流木を組み合わせて設置されまして、高さが5メートルから6メートルのものになりました。これは結構マスコミなんかでも取り上げられたんですけど、周南港湾管理事務所から、法的に問題があるということで設置主に指導が入りまして、この5月31日に撤去されたと聞いております。  私がマスコミなんかで見るには、周南港湾管理事務所の指導ということになっているんですが、これは光市内の問題でもありますので、市の対応としてもお伺いしたいと思います。この件についての光市の対応はいかがなものであったでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) まず、このゴジラの件に関しまして、経緯を述べさせていただきます。  平成29年5月15日の午前中に、市民の方から市へ問い合わせがございまして、本市の職員が現地確認に参りました。その後、虹ケ浜海岸を管理している周南港湾管理事務所へ連絡を入れまして、午後から製作者と県の職員が現地確認を行いまして、その後、山口県が応急措置として、安全確保のために外周にロープを張っております。そしてその後、県の周南港湾管理事務所へ、このような海岸モニュメントに係る活動について確認を私どもがしましたところ、施設や工作物を設置して公共の海浜地を占用することは、一般の人の利用を妨げるものであり、一定の手続が必要となるため、事前に県に相談を行っていただきたいという回答をいただいております。数日後に製作者から申し出があり、製作者より撤去することになったとの連絡がありまして、先ほど笹井議員は5月31日と申されましたが、6月1日に撤去がされております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。管理は県の周南港湾管理事務所ですけど、実際機能管理は、今言われたように市が動かないとなかなか県も対応できないと。  私も、県の周南港湾管理事務所に行って資料などをもらってきました。これは県の周南港湾管理事務所の管理のマップです。ちょっと見えにくいかもしれませんけど、光市の島田川があって、虹ケ浜の海水浴場があります。光市エリアだけで見るとこういうことなんですが、じゃあ県の周南港湾管理事務所がどれだけのエリアを管理しているかといいますと、こっちが光市ですね。こっちが周南市の、旧新南陽市ぐらいになります。これだけの長いエリアを県の周南港湾管理事務所としては管理していると。一部、漁港海岸などもありますので別の管理者がいる場合もありますが。  周南港湾管理事務所としては、まず主要なものは船舶の安全な通行とか使用の手続でして、実際に海岸がきちんと管理されているか、不法行為がされていないかというパトロールまでは、ふだんはなかなかできないと。地元とか地元の自治体から話があれば当然相談に乗るし、管理者ですから指導監督はやるけれども、定常的なパトロールなどはなかなかやりづらいということでございました。  今建設部長さんが言われたように、今回の流木ゴジラ問題も、私としては市は適切に対応したと思います。一方で、海岸清掃に端を発する作業でありますので、もうちょっとうまいやり方で、清掃活動あるいは地域のイベント活動としてできなかったのかなという、後悔もしております。今回の流木ゴジラ問題で、この流木ゴジラは6月1日にこの形を解きまして海に帰っていきましたが、海岸の利活用の課題という大きな足跡を私の心に残していきました。  そこでまたいろいろお聞きするわけですけど、海岸の風景を撮影するために、ドローンを海岸で飛ばすことはできるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 虹ケ浜海岸の場合を例にして述べさせていただきます。  ドローンの飛行につきましては、国土交通省の管轄となります。そのため、国土交通省の岩国空港事務所に確認しますと、市民の皆様からの無人飛行機の飛行に関する窓口の無人航空機ヘルプデスクというところへ、許可、承認の申請方法等を問い合わせてほしいとのことでございました。なお、ドローンの港湾施設での使用に関しましては、岩国空港事務所の許可証の写しを持って、山口県周南港湾管理事務所へ事前に相談を行ってほしいという回答をいただいております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。手続についてはわかりましたけど、なかなか一般の人が普通にやるには難しい手続だなというのも理解しました。  光市の海岸を写真で撮ると、物すごくよく見える。まあ実際いいんです、そういう例もあります。1つ紹介します。こちらが、「空から見る山口の海釣り(瀬戸内海編)」という本でございます。平成11年に中国新聞社さんが発行されているものでございまして、県内115のポイントを空撮しているんですけど、何とこの表紙、トップは、光市の室積でございます。こういう大変いい事例というのが、風景を撮ればいっぱいあるわけです。  今の話を聞きますと、一般の人がドローンで撮影するのはなかなかハードルが高いなと思ったわけではございますが、ただ私としては、そこをホームページで説明するなり簡素化して、できるだけ市民がいろいろな形で海、海岸に親しめるような体制づくりが必要だと思います。  もう一つお伺いいたしますが、海岸でコスプレ撮影会というのはできるんでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長◯建設部長(田村 格平君) 虹ケ浜海岸の場合で述べさせていただきます。  先ほどもお答えしましたように、虹ケ浜海岸の管理者の山口県に確認しましたところ、漁港施設での行事は、事前に相談などを行ってほしいということでございました。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 実際に3年前に、コスプレの団体が周南港湾管理事務所に虹ケ浜で撮影していいかということで相談しまして、これは占有物を置かなければオーケーということになって実際やったんです。ところがやったところどうなったかというと、コスプレですからいろいろ着飾って海岸で写真撮影していますと、その地域の方と思われるおじいちゃんが、こんなところでこんな格好して写真撮影してもらっては困ると言われまして、それでそのおじいちゃんの御機嫌を損ねないようにまた別の場所に移ったんですけど、その方がまたそこに来て、こんなところでやってもらっては困ると。最後は結局逃げるようにして帰ってきたということでございます。  これについては、コスプレ写真撮影という新しい文化を周知させる、やる側にもある程度の責任はあると思いますが、実際そういう事例があって、管理者の了解を得たのにできなかったということでございます。市長も過去の答弁で、光市はコスプレについて十分優しいまちでありますよという答弁もありましたけれども、現実的にまだまだそこまで追いついていないし、それについてはやる側の文化の周知というのは必要だなと思ったところでございます。  じゃあ他の浜ではどうかということになりますと、一番大きな鳥取砂丘は、コスプレ写真撮影をやるときは、インターネットのホームページで鳥取県の地方振興局に申し込みをしますと、地方振興局がそこの許可と、それから、着がえとかロケ機材を置くための場所まで手配してくれると。当然場所によっては有料ですが。それから、倉吉の町並みとか、梨の公園とか幾つかの場所は、全部ホームページで事前に申し込みができるようになっていて、しかもそれを県の行事でやっているということでございます。こういう事例も参考にしていきたいと思います。  経済部長さんにお伺いします。現状では平成18年に制定した自然敬愛都市宣言に照らし合わせて、ふさわしくない状況と私は考えるわけですが、施設利用区分の明示やプレジャーボートの管理条例の制定など、海岸利活用の法的な整備に取り組むべきではないでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) お答えの前に、1点ほど訂正をさせていただければと思います。先ほど駐車場の関係で、2.5メートル掛ける5メートルということで一般的には12.5平米、これはいいんですけれども、それに90円を掛けて1,125円、これも合っているんですけれども、私はそれに消費税をかけてというお答えを申し上げましたけれども、一月の場合は消費税はかからない、日割りの場合のみかかるということで、訂正をさせていただけたらと思います。
     それともう1点が、先ほど室積海岸の利用の場合、議員さんから柳井水産事務所というお話がありましたけれども、これは、イベント等で室積海岸を利用される場合には、市の水産林業課にお問い合わせをいただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、議員さんのお尋ねにお答えを申し上げます。  まず、漁港施設の用途の明示につきましては、先ほども申し上げましたように、各施設は漁業関係者等の利用が前提となっておりますので、今後漁協など関係者の声をお聞きしてみたいと考えております。  また、プレジャーボートの管理条例の制定についてでございます。議員さんから、これまでの議会でも、またきょうも、るる御指摘をいただいておりますけれども、漁港施設の利用の適正化は、私どもの重要な課題の1つであると考えております。したがいまして、今後関係者との調整あるいは国など関係機関との手続などで一定の時間も必要ではございますけれども、プレジャーボート係留のルール化に向けまして、これからしっかり取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。前向きな答弁と理解いたします。  光市が誇る2つの海岸は、すぐれた景観を持っているわけです。すぐれた景観は、その市以外でも活用されているという例があります。冒頭で説明しましたアニメ映画「君の名は。」の聖地は、一応設定は岐阜県の飛騨市なんですけれども、飛騨市にはこんな湖はないんですね。この丸い湖のモデルはどこかといいますと、実は山梨県の諏訪湖ということでございます。これはきれいな写真ですね。こういうきれいな風景、きれいな写真は光市にいっぱいあります。それをPRしていけば、こういうふうにうまいこと使ってもらえて周知にさらに輪がかかるということもあると思います。  最近光市のホームページのフォトライブラリーを見ますと、すばらしい写真がアップされているのに気づきました。だるま夕日でございます。光市の西ノ浜からフィッシングパーク光に向けて、大体秋に撮れる写真ですね。海に沈むだるまのような形をしてフィッシングパーク光になっていると。こういう取り組みをどんどん進めていきまして、光市の誇る2つの海岸を活用していきたいと考えます。  この項終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) それでは、御質問の2番目、公正で公平な市民負担への1点目、コンビニ収納など収納率向上対策についてお答えいたします。  第3次収納率向上対策プランは、昨年度で終了した第2次収納率向上対策プランを引き継ぎ、第2次光市総合計画及び第3次光市行政改革大綱との計画期間の整合を図り、平成29年度から平成33年度までの5カ年の取り組みとしております。  第3次収納率向上対策プランでは、現年度分の徴収強化、滞納繰り越し分の削減、納付環境の整備、債権管理の整理に向けた取り組み、職員の収納技術・知識の向上を基本となる5つの方針として掲げ、それぞれの債権について、この方針に沿った取り組みを進めているところであります。  また、第3次収納率向上対策プランでは、納付環境の整備の1つとして、コンビニ収納の実施を掲げております。これまで税金などの支払いは、市役所や金融機関のみの取り扱いでありましたが、市役所や金融機関の執務時間外や営業時間外でも、身近にあるコンビニで24時間365日いつでも気軽に納めることができる、コンビニ収納を実施することにより、納付窓口の拡大による住民の利便性の向上や、収納率アップなどが期待されているところであります。  議員お尋ねの、いつからどのように実施されるのかということでありますが、現在、平成30年4月からの実施に向けて準備を進めているところであります。コンビニで納めることのできるものは、平成30年4月以降に課税される個人の市県民税、固定資産税、都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料を予定しております。  次に、市税における収納率向上対策の具体的な取り組みについてでありますが、現年度分の徴収強化として、個人住民税の特別徴収への移行の推進強化、早期の文書、電話及び臨戸による催告の実施、納期内納付を確実にしていくために口座振替の推進強化を、引き続き行うこととしております。また、滞納繰り越し分の削減としては、差し押さえた動産のインターネット公売の実施、徴収もしくは滞納処分の執行停止を早期に見きわめるための、迅速で適正な財産調査の実施、折衝に応じない滞納者に対し、個人住民税の併任徴収に係る山口県職員を活用した捜索による差し押さえの強化を、引き続き行うこととしております。さらには、納付環境の整備として、これまでにも既に実施しております自主納付推進のための夜間収納窓口、休日納付相談窓口の実施や、先ほど申し上げました、納税者の利便性を図るためのコンビニ収納の導入を進めることとしております。  こうした収納率向上への取り組みにより、健全な財政運営が図られるとともに、納期内に納付されている市民の方との公平性の確保も図られると考えているところであります。  続いて、2点目の市税未収金の催告と調査についてお答えいたします。  地方税法では、納期限までに市町村民税に係る地方公共団体の徴収金を完納しない場合においては、納期限後20日以内に督促状を発し、督促状を発した日から起算して10日を経過した日までに、督促を行った市町村民税に係る地方公共団体の徴収金を完納しないときは、滞納者の財産を差し押さえなければならないと規定されておりますが、光市では、国税徴収法に基づく滞納処分を行う前に、催告書を送付し、滞納の解消に向けて納付を促す取り組みを行っております。  催告書の送付を契機として、納税相談につながり、その結果、分割納付誓約に基づく分割納付により、滞納解消に向けて市税を納付されている方もおられます。一方で、再三の催告にも応じない滞納者には、徹底した財産調査を行い、預貯金や給与等の債権、動産や不動産などの差し押さえ、換価、公売を実施することで、滞納額の削減に努めているところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) この関係のお仕事というのは、お仕事に従事された方でないとわからない苦労があると思います。私も昔役所におりましたけど、これはやっていないので不勉強で、今教わったこともいっぱいあります。  そこでお尋ねします。財産調査を行うというけど、どのように行っているのか、財産調査を行うに当たっての内規はあるのか、また、財産調査は本人には接触しない調査と聞いておりますが、本人に直接当たる臨戸訪問はどのような場合に行うのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 3点のお尋ねをいただきました。  財産調査はどのようにしているのかというお尋ねでございますけれども、主な財産調査について、まず預貯金でありますけれども、これは金融機関に対しまして、預金口座の有無、それから預金の残高、直近3カ月の取引明細の調査を行っております。また、給与につきましては、市民税の課税台帳によりまして給与支払い者を把握いたしまして、給与支払い者に対し、給与支払い状況の調査を行っております。また、不動産につきましては、固定資産課税台帳より、不動産の有無や所在地の確認、そして、法務局にて不動産登記簿を取得いたしております。保険につきましては、先ほど説明いたしました預貯金調査で取得をいたしました取引明細書によって、保険料の支払い先に対して、保険契約の有無や内容の調査を行っております。年金につきましては、日本年金機構もしくは各共済組合へ、年金の支払い額について調査を行っております。  それと、2点目の、財産調査を行うに当たっての内規はあるのかということでございますが、内規はございません。国税徴収法という法律に基づいて調査をしております。  それから、臨戸訪問についてのお尋ねでございますが、臨戸訪問を行う場合は、督促、それから、催告書を送付しても反応がなく、差し押さえを行う前にもう一度納税相談の機会を創出するため、また、その方がどのような生活実態なのか調査などをするためでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。  じゃあ今度トータルな話で聞きますけど、光市の市民税の滞納繰り越しについて、徴収率はどれだけでしょうか。そして、これについては山口県内13市の中でランキングが出せると思うんですが、どういった順位になるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 滞納繰り越しの徴収率というお話でございますが、これは、県の決算統計によると、平成27年度分については、市民税の滞納繰り越し分の徴収率が、県内市の平均が29.2%、光市は21.4%でありまして、県内13市中12位ということでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 13市中12位ということは、悪いほうから2番目と理解いたします。なぜそのような順位になるのか、光市としてこの状況をどのように捉えておられますか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 再度のお尋ねでございます。なぜそのような順位かということでございますけれども、これは、滞納繰り越し分の債権整理が進んでいないということが原因の1つと考えております。県の決算統計によりますと、先ほど申し上げましたが、平成27年度分の市民税の調定合計に占める滞納繰り越し分の比率が高い市が、合計収納率において低い順位となっております。  こうしたことから、滞納繰越額削減に向けまして、これまでと同様、文書、電話、臨戸による催告を徹底して、より一層の収納の努力を行うとともに、財産調査の結果担税力のある方に対しましては、納税折衝を行って納付指導を行い、納付に結びつけていきたいと考えております。また、納税折衝に応じないような滞納者には差し押さえを行うとともに、担税力のない方につきましては滞納処分の執行停止を積極的に行うことにより、滞納繰越額の削減を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 今回の質問に当たりまして、私も経験がないのでいろいろな文献を調査しました。1つ御紹介いたします。漫画で済みません。これは「ゼイチョー!」という女性用の漫画ですが、ある市の収納対策の女性職員の活動をつづった漫画で、全4巻で完結しております。最後の巻がこの5月に出ております。  臨戸訪問も含めて財産調査をきちんと行うことで、債務者の状況を正しく把握すべきであると考えます。そのままほっておきますと5年間で消滅時効になりますが、きちんとした調査や訪問を行うことによって、債務者に対しての適切な対応となると考えます。減免申請の説明であったり福祉制度の紹介であったり、就労支援制度の活用、あるいは、本当に困窮して支払う余裕がない場合は、5年間の消滅時効ではなくて3年間の執行停止をかけて、3年間で債務をなくすこともできるわけで、これは市民のためになると思っております。  今回の質問に当たりましては、これまでの議員活動でいろいろな現場で多くの方から得られた情報を紡ぎ上げまして、この公平で公正な市民負担の質問を作成しました。案件によっては相談のあった方の意図とは真逆になっている場合もあるかもしれませんが、私といたしましては、公平公正な行政事務を推進することは重要であること、また、困窮されている方に対しては、迅速な調査を行うことがその方に対しての適切な対応につながるという思いで、この質問を組み立てております。  前置きでも述べました日本映画「踊る大捜査線」の青島俊作刑事を見習いまして、私も一言述べさせていただきます。「質問は、市役所で書くものではなく、現場から書き上げるものだ」。  以上で全ての質問を終わります。       ────────────・────・────────────   散  会 ◯副議長(磯部 登志恵君) 以上で一般質問は終わりました。  本日の日程は全て終了いたしました。  それでは、あすからの休会中に、各常任委員会において、それぞれ付託いたしております事件の審査をよろしくお願いいたします。  本日は、これにて散会いたします。  大変お疲れさまございました。                  午後2時29分散会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会副議長   磯 部 登志恵                     光市議会議員    森 重 明 美                     光市議会議員    西 村 憲 治                     光市議会議員    木 村 信 秀...