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2006.06.15 平成18年第2回定例会(第3日目) 名簿
2006.06.15 平成18年第2回定例会(第3日目) 本文
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  1. 光市議会 2006-06-15
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    2006.06.15 : 平成18年第2回定例会(第3日目) 本文 ( 240 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロード ※ヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時0分開議   開  議 ◯議長(市川  熙君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。       ───────────・────・────────────   議事日程 ◯議長(市川  熙君) 本日の議事日程はお手元に配付いたしておりますとおりであります。       ───────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(市川  熙君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、熊野議員、木村議員、阿部議員、以上3名の方を指名いたします。       ───────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(市川  熙君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を続行いたします。林議員。 ◯12番(林  節子君) 皆様、おはようございます。こう志会の林節子でございます。  梅雨に入り、アジサイの花の色が一段と鮮やかです。私どものお茶をいただくところに、隅田の花火というかわいらしいアジサイを職員の方が飾ってくださっております。そこに一輪花があるだけで、とても心が和みます。  それでは、通告に従いまして質問したいと思います。
     最初に、「光市総合計画の策定」についてお尋ねいたします。  1点目、基本的な考え方について。  また、2点目、計画策定への市民意見の集約についてお尋ねいたします。  厳しい財政状況の中、人口減少や少子・高齢化など、社会経済情勢の劇的な変革期にあっては、従来のような行政からの一方的なサービス提供ではなく、市民と行政とがともに手を取り合って築く共創・協働のまちづくりが、総合計画においても、最も重要な視点であると考えます。こうした観点から、昨年の9月議会において共創・協働に関してお尋ねし、市長さんより力強い御回答をいただいたところでありますが、また、3月にお示しいただきました基本構想の骨子(案)でも「共創と協働で育むまちづくり」を基本理念とされ、計画の全てにこうした考えが流れております。その構想も、縦割り型から一遍しており、その表現も市民に呼び掛けるようなものとなっており、特に、全体を通して、市民とともに歩み、切り開いていくんだという強い決意が感じられまして、将来に向けた共創と協働のまちづくりに大いに期待を寄せているところでございます。  総合計画は、まちの将来像やまちづくりの理念や姿勢を示すとともに、まちづくりの方向性を示すものであり、市政運営に当たって最も重要な計画であると言われておりまして、職員の皆さんや私達議員はもとより、市民一人ひとりがその理念や方向性を共有することが必要です。そこで、お尋ねいたしますが、この6月議会において中間報告がいただけると伺っておりますが、まず、総合計画におけるまちづくりの方向性や市長さんの基本的な政策についてお示しをいただきたいと思います。  また、ホームページを拝見いたしておりますと、市民協議会、特に協働ワークショップについては、連日のように開催されておりますようで、協議会の皆さんの御努力に敬意を表する次第でございます。これからいよいよ策定作業も佳境を迎えるものと存じますが、共創と協働の意識を醸成するためにも、計画策定段階から市民の皆さんへの周知と参加も必要だと考えますが、策定に向けて、今後、市民意識や意見の集約をどのようにして行おうとしておられるのか、可能な範囲でお示しをお願いいたします。  続きまして、2番目に、光市病院事業中期経営計画についてお尋ねいたします。  病院局では、今後の光市の病院事業の在り方について、中期経営計画を策定され、3月議会において公表されたところでございます。その公表された計画では、光総合病院は、市の中心部、救急医療、利便性を考慮した適地へ移転新築し、急性期機能を有する病院と位置付け、大和総合病院は、光総合病院の移転新築に伴い、慢性期機能、回復機能を中心として、特化した病院へと転換を図るとされております。そして、公表されました先の議会では、中期経営計画の具現化のため、実施計画を立てて進めると伺っておりますが、現在、どのように進められているのか。また、今後のスケジュールなども、できる範囲でお示しいただきたいと思います。  続きまして、3番目に、文書管理とアーカイブスについてお伺いします。  日曜日の深夜に「NHKアーカイブス」という番組があります。NHKが保存している広大なフィルムから、現在社会の理解あるいは未来へのヒントになるようなものを再放送するのですが、懐かしさだけではなく、未来につながるものも多くあるような気がしております。  「アーカイブス」という言葉は、文書・写真・映像・音声の記録や、それを収める建物を意味するということですが、特に、西洋においては、地域に不可欠な文化遺産・文化財として考えられており、デジタル化あるいは都市合併の進展と相まって、アーカイブスの必要性が認識されるようになってきました。  公文書につきましては、永久保存から短期保存まで、その保存期間は様々ですが、膨大な文書は邪魔者扱いされ、すぐには目的の文書に到達できないのが現状であります。また、その保管には広大な場所が必要とします。熊本県本渡市では、著名なアーカイブス研究者の助言により、保存期間を過ぎた公文書の全てを、平成14年に開設いたしました天草アーカイブスに移管、選別して、永久保存しているようでございます。市民の閲覧要求に応えてすぐに文書が取り出せるように目録を作成し、これにより、職員の意識が、公文書が将来の歴史資料になるのではというふうに変化したそうです。自治体の行政文書は、ある意味では地域の歴史の缶詰であると考えております。実際に、平成14年には、京都府庁の行政文書が国の重要文化財になった例もあるそうです。まず、光市の行政文書の保管についての現状をお尋ねいたします。  第1点目、保存年限はどのぐらいであるか。  第2に、保存場所は、その広さは十分か。  第3に、文書はすぐに取り出せるのであるか。  第4に、保管期限が過ぎたものはどうするのか。  以上、よろしくお願いいたします。  続きまして、4番目に、子供の環境整備と総合学習についてお尋ねいたします。  1点目、ファミリーサポートセンター事業についてでございますが、先日、小学5年生の子供さんがいる方から、私達は共稼ぎで、子供が急に病気になったときは本当に困る、というお話をお聞きいたしました。女性の社会進出が活発になってきた現在、夫婦共稼ぎの家庭は非常に多くなっております。安心して子供を見てもらえるような親族や知り合いがなく、病気等の理由で子供を家庭に置かなければならないとなると、大変に心配であろうと、誰も容易に察することができます。このような場合の支援策としては、ファミリーサポート事業と病後児保育事業があると思いますが、病後児保育事業は小学校3年生までが対象であるので、この場合はファミリーサポート事業を利用することになります。その方は、ファミリーサポート事業については知っておられましたが、あらかじめ登録が必要であり、登録をして利用しないのでは何となく悪いような、未登録でありました。まず、このサービスの利用者と提供者の登録状況と利用状況についてお尋ねいたします。そして、利用された方の理由や意見等についてもお尋ねいたします。  また、この事業を地域で子育てを支援する事業として定着させるためには、登録者を増やし、子育てをなさる御家庭が安心して子供をお任せすることができるような体制づくりが必要であると思いますが、どのようなお取組みをなされているのかも、併せてお尋ねいたします。  2点目に、学童保育についてお尋ねいたします。  小学校4年生以上の学童保育につきましては、同僚議員から提案があり、前回の定例会におきまして、吉田教育長さんから、福祉保健部をはじめとする関係各課あるいは公民館等々の調整が必要であり、補助金の裏付けがなくなるといったことが障害になるという御回答をいただきました。しかし、昨今の子供達を取り巻く状況は大変厳しいものがあり、行政として、できるだけ早く、放課後の子供達の安全な居場所づくりに努力しなければなりません。柳井市では、学童保育については、空きがあれば、4年生以上でも受け入れるようであります。空きの少ない当市とすれば、他の考え方が必要です。そこで、一つの提案ですが、高学年の子供達を学童保育の補助者、いわゆるジュニアリーダーとして受け入れたらいかがでしょうか。大人の支援を受け、小さな子供達の世話をすることで、子供達自身の総合的な学習にもなるのではないでしょうか。  最近、国の方から、文部科学省の地域子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童健全育成事業を連携した総合的な放課後対策事業教育委員会主導の下に行うという趣旨の考え方が示されているようです。今までは、学校にいる間は教育委員会、それから離れたら福祉保健部という縦割り行政が行われてきたことを考えますと、ようやく効果的な方法に踏み込もうとしているわけでございます。それはそうとして評価すべきことでございますが、教育委員会主導ということで、本市では、今後、具体的にどのような方向で進められるのか。例えば窓口はどこになるのかということも含めて、お考えをお尋ねいたします。  3点目に、農業を総合学習に取り入れてはということに関してお伺いいたします。  先日、ある新聞紙上に、JT(日本たばこ)生命誌研究館館長・中村桂子さんの「農業こそ小学校で必須に」というインタビュー記事を拝見いたしました。農業体験は多くの小学校で実施されておりますが、中村さんは、夏休みだけの農業体験だけではなく、日常の中に組み込むべきであり、苗のときに将来を予測し計画するのが農業で、農業は創造力を育むと、その効果を期待されております。また同時に、自然が相手ですから、一生懸命やっても思いどおりにならないことも学ぶということができると述べておられます。さらに、農地の確保については、校庭を原っぱにして、その一角を耕し、作物を育て、土の中にはたくさんの虫がいて、全てが理科の素材になる。農業こそ理科そのものであり、農業こそ総合学習ですと結論付けておられます。  コンピュータやゲームに慣れた子供達は、気に入らなければ、リセットして、最初からやり直しますが、リセットできない自然相手の農業こそ、彼らに最も必要な科目かもしれません。教育長さんのお考えをお伺いいたします。  最後に、観光行政についてお尋ねいたします。  昨年の12月定例会で、私の一般質問において観光について述べた中で、「国のすばらしいところを見るのが観光である」と申しました。今でももちろんそのとおりであると思っておりますが、重要なことは、そのすばらしいところを住民が知り、それを世界に向けて発信していくことだと痛感しております。  例えば、光市も後援しております映画「長州ファイブ」ですが、1863年(文久3年)の5月、尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる混乱の幕末期、新しい時代を切り開くために英国へ密航した長州の5人の志士、伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤勤輔、山尾庸三を主人公とした映画です。彼らは後の長州ファイブと呼ばれることになるのですが、若き血潮と情熱のほとばしる青春群像として、五十嵐匠監督がメガホンをとり、映し出しております。伊藤博文達は、その英国渡航費用について公金をいわば不正流用し、旅立ったのですが、このお金のため命を落とそうとも不平は申さず、この計画は進めますので、私どもの心中をお察し願います、と上役へ許しを乞い、また、出発に際し、「益荒男の恥を忍びて行く旅は皇御国のためとこそ知れ」と、その遠大な抱負を示したと言われております。ほんの一例ですが、こういうことを住民が知り、また、これを発信することが、光市の観光に役立つのではないかと思っております。  長くなりましたが、それでは、観光について質問に入らせていただきます。  1点目、観光基本構想についてでございますが、光市の観光基本構想は、前回、平成12年3月に策定されており、この度、本年度、新たに策定されるのに当たって、基本的な方針やスケジュールについてお尋ねいたします。  2点目、国民文化祭についてお尋ねいたします。  11月4日・5日、2日間、第21回国民文化祭・やまぐち2006「ひかり全国人形劇フェスティバル」が開催されます。ぜひとも成功させなければなりません。私達も、微力ながら、力を尽くしてまいります。しかしながら、全国から来られる方々に対して、関係者だけではなく、市民とともにどのようなお取組みをされようとしておられるのか。また、合併して2年目で、既存の観光地を、国民文化祭に来られる方々に対して、どのような観光施策の下に取り組み、情報発信をされようとしておられるのかをお尋ねいたします。  これで1回目の質問を終わります。 ◯議長(市川  熙君) 末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) 林議員さんの1番目、光市総合計画の策定についてお答えを申し上げたいと思います。  総合計画は、申すまでもなく、市民の皆さんが日々の暮らしの中で生きがいと幸せを実感できる社会を市民の皆さんとともに築き上げ、将来にわたって持続させていくための市政運営の基本方針となるものであります。  計画の基本的な考え方についてお尋ねがございましたけれど、特に、基本構想の目標期間となる今後の10年間は、新市の創成期でもあるとともに、本格的な人口減少、超少子・高齢化社会へと突入していく、また、そんな社会を支える生産年齢人口の比率が劇的に減少する時期でもあり、未来に向けた礎を確固たるものとするためには、総合計画の持つ意味合いは大変重要なものがあると考えておるところであります。したがいまして、新市の将来像は、具体的にはまだお示しをしておりませんけれども、人やまちを大切にし合い、真に豊かさが実感でき、自然と共存・共生するまち、つまり、人や自然に目を向けた、人が生き続けていくための理想的な生存空間を創出していくことが最も重要であると、このように考えておるところであります。  しかしながら、その実現への道程は決して容易なものではありませんし、これは、行政のみで達成できるものではないと考えています。まちづくりを支える発想と、その原動力は、行政だけではなく、ふるさと光市に暮らし、このまちを愛する市民一人ひとりであり、市民活動の原点であるそれぞれの地域でもあります。このため、まちづくりの基本理念を「共創と協働で育むまちづくり」と定め、市民や企業など、地域を構成する多様な主体が新しい公共の担い手として、互いに信頼し、自らの役割と責任を自覚しながら、時代を切り開いていくための共同作業を展開することにより、個々の市民や地域という小さな単位から大きなまちづくりへのうねりを生み出していきたいものだと考えておるところであります。  また、この基本理念を踏まえた3つの姿勢を定めておるところであります。  まず、その1つ目は、心の暮らしの豊かさの追求です。まちづくりは、このまちに暮らし、幸せな暮らしを実現しようと懸命に生きている市民一人ひとりを支え、応援していくことであるとの認識に立ち、人の営みに目を向け、ふれあいと温もりのある地域社会を形成することにより、子供からお年寄りまで、市民一人ひとりが安全で安心して生活をし、心と暮らしの豊かさを実感できるまちづくりを進めようとするものであります。  2つ目ですけれど、選択と集中を進め、まちの有位性を磨くことであります。人口減少社会の到来や厳しい財政状況の中で、画一的な投資・開発型のまちづくりから地域の個性と魅力を活かしたまちづくりへの転換を図るため、本市が持つ有位性や資源のストックを十分に活用するとともに、選択と集中の観点に立ち、施策の重点化を図ることにより、これからの効率的で魅力あふれるまちづくりを進めようとするものであります。  3つ目は、人と自然との共生を進めることであります。白砂青松の室積・虹ケ浜海岸、幽玄な石城山、母なる島田川に象徴されるような、海、山、川から成る水と緑のまち光市。このまちに暮らす私達は、自然に育まれ、多くの恩恵を得て、現在の豊かな生活環境を築いてまいりました。このため、自然敬愛都市宣言の精神に基づき、市民一人ひとりが自然の恵みに感謝し、自然に親しみ、また、自然を愛するとともに、環境について考え、都市づくりや身近な生活において自然環境の保全や資源の再循環を基調とした取組みを実践することにより、あらゆる自然環境と人の営みが共生・共存したまちづくりを進めようとするものであります。  また、施策の展開に当たりましては、従来の縦割りの体系から人に視点を当てた施策体系の再編を行い、人と地域で支え合うまち、人を育み人が活躍するまち、人の暮らしを支えるまち、そして、都市経営の方向性を示す時代を開く新たな都市経営の4つを挙げておるところであります。特に、こうした総合的施策の展開に併せまして、本市の将来像を実現するため、最も優先すべき戦略的なプロジェクトをひかり未来戦略として設定し、都市の課題の克服と地域の有位性のさらなる伸長を図ることにより、光市の新しい創造を目指すこととしておりまして、現在、具体的な戦略について検討を進めておるところであります。  また、施策の展開に当たりましては、先ほども申しましたように、従来の縦割り型の体系から、とにかく人に視点を当てた体系の再編を行い、先ほども言いましたように、4つの目標を掲げております。特に、こうした総合的施策の展開に併せまして、本市の将来像を実現するため最も最優先すべき戦略的なプロジェクト、こういうものをさらに活かして、都市の課題の克服、地域の有位性、そのようなものについての強調を図っておるところであります。  具体的には、先行議員にもお答えを申し上げてきましたけれど、おっぱい都市宣言に基づく総合的な子育て支援を展開し、また、自然敬愛都市宣言に基づく自然の恵みに感謝をしていく、そのような光市を愛する郷土愛、豊かなまちづくりの推進が必要であろうと思っておるところであります。  少し長く、しつこくなりましたけど、次に、2点目の御質問でありますけれど、計画策定への市民意見の集約についてでありますけれど、市民意識を把握するための市民アンケートを実施してまいりました。昨年8月31日には、計画策定に当たって、市民の意見を反映するための光市まちづくり市民協議会も設置をしておるところでありまして、これまでに5回の協議会を開催しておるところであります。また、市民協議会の皆さんと市の行政若手職員、さらには市民の方も参加をいただいた協働ワークショップを組織し、3回の部会において、延べ12回もの協議を進めてきたところでもございます。  今後は、そうした市民協議会やワークショップにおいて、引き続き、検討、協議を重ねてまいりますけれど、7月から8月にかけて、市内11カ所においてまちづくり対話集会を開催していきたいと、このように考えておるところであります。そして、さらに8月下旬には、まちづくりフォーラムを開催して、全てのそうした協議、また御意見等を聴く会にしたいと思っておるところであります。  また、新たな取組みとしましては、パブリックコメントを求めることとしておりますけれど、今回は、可能な限り市民意見を計画に活かしていくために、中間報告の段階という早期の段階でこういうことを実施していきたいものだと思っておるところであります。  いずれにいたしましても、今後とも、議員の皆様方には市民の皆様への情報提供に努めるとともに、多くの意見を伺いながら、市民、議会、行政相互における共創・協働の実践計画となるように計画をしたいと考えておるところであります。  また、これらのことにつきましては、最終日、全協を開いていただきながら、この中間報告を皆様にもいたすことにしておりますので、御理解をいただければと思います。 ◯議長(市川  熙君) 林議員。 ◯12番(林  節子君) 御答弁、ありがとうございました。  ただいま市長さんのお答えをお聞きいたしまして、これからの光市のまちづくりにかける熱意と決意がよく伝わってまいりました。旧光市と旧大和町が合併して、もうすぐ2年を経過しようとしておりますが、御答弁の中にありましたように、総合計画は、今後10年間の市政運営の指針となるものでございまして、市の最上位計画でございます。市民の皆さんは、合併後の光市のまちづくりに期待を寄せ、住んでいてよかった、これからも住み続けたいと思えるようなふるさと光市になることを願っておられると思います。目まぐるしく変貌する社会経済情勢の中で、長期計画、長期ビジョンを立てることは難しい業務であろうと思いますが、私は、むしろこういう時期だからこそ、長期的なまちづくりの展望をお示しいただき、市民の皆さんが安心して住み続けることに希望を与えることが大切ではないかと思っております。  また、市長さんもおっしゃっておられましたように、これからのまちづくりには市民の皆さんと行政が加わって、職員の皆さんが手を取り合って、知恵を出し合い、進めることが必要でございます。そういう意味からでも、これから各地に入られ、住民の方々の意見や提言を聴く機会を設けられるようでございまして、パブリックコメントも実施されるようでございますので、私も安心いたしましたし、シッカリと住民の皆さんの声に耳を傾け、よく聴いていただきたいと思っております。  現在策定作業を進めておられます総合計画は、新光市のマスタープランとして、市民の皆様にとってすばらしい計画になりますよう念願いたしまして、この項、質問を終わります。 ◯議長(市川  熙君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) それでは、林議員さんの2番目の光市病院事業中期経営計画に関する質問にお答えを申し上げます。  議員仰せのとおり、3月議会の中で中期経営計画を公表いたしました。計画策定に当たりましては、各方面から貴重な御意見もいただき、慎重に検討を重ね、最終的には、開設者及び管理者の協議の結果として、中期経営計画にありますように、方向性を定めたものでございます。  お尋ねの光市病院事業中期経営計画の進捗状況でございますが、光総合病院の建替問題や大和総合病院の形態の問題などが話題に上がっておりますが、それらについての具体的な検討は、今現在、ほとんど進んでおりません。  病院局として、まず、現在取り組んでおりますこと等をお話し申し上げますと、中期経営計画の方向性、内容等について、両病院の職員に周知をするということでございます。説明会では、活発な意見や、質疑も行われました。また、職員組合は、独自で有識者を招いて、計画の検証の場も持っております。そうした中で、財政面、経営面の検討課題、また、機能面でも、国の療養病床削減方針への対応など、計画の修正も含めた検討が必要となっております。それらは計画の中で、目標の具現化については今後の実施計画の中で、検討してまいります。また、新病院の建設については、PFI等を検証しつつ、初期投資費用を抑制し、さらには、運営コスト、施設維持コスト等を抑制する効果のある形態を検証いたします。さらに、現在光市が所有し、開設者、管理者となっている運営形態についても検証し、市民が安心して暮らせる医療基盤を維持することを使命としつつも、一部民間委託等も考慮した運営形態を検討していく、というふうに実施計画の中でしていくことにしております。これらに併せて、専門のコンサルタントの協力を得ながら、方向性の検証や修正の必要があるかなというふうに考えておるところでございます。  また、方向性の検証などと並行して、新設、拡張する機能、縮小、廃止する機能や、移転の可否の検討などを含めた土地の問題、許認可事項に関わる上級官庁との協議なども進め、議員の皆様との協議の場に提案をしていこうというふうに考えておるところでございます。  今申し上げましたことは大変重要なことで、慎重を期さなければならないことでございますが、医療を取り巻く環境は日々刻々と変化をしておりますことから、早急な取組みが必要であると認識をしております。しかしながら、今後のスケジュールとなると、現時点では、具体的に申し上げることができませんが、提案の準備ができ次第、協議の場を持つことができたらというふうに思っておるところでございます。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 林議員。 ◯12番(林  節子君) 病院事業の中期経営計画の進捗状況に関する御説明、どうもありがとうございました。  私は、光市にとって、病院事業は非常に重要な役割を担っていると思っております。市民の健康と安全・安心のため、計画の遂行に努力されますことをお願いいたします。  そこで、もう1点だけお尋ねいたします。  以前より光市に緩和ケアが導入されることを切に望んでおり、私自身のライフワークとして取り組んでおりますので、お聞きするのですが、計画書の中にもあります緩和ケアについて、その後、設置に向けた検討がされているのでしょうか。そのあたり、いま一度御説明いただけたらと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(市川  熙君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) ただいま緩和ケア病棟についてのお尋ねでございましたが、この緩和ケア病棟は、施設基準の関係等で、現在の施設では対応が困難でございます。建替えに伴い、検討の対象として計画書に載せているところでございます。先の議会でも答弁をいたしており、説明が重複するとは思いますが、病棟設置にはそれなりの投資が必要でございます。経済性の追求と公共性の部分も併せて考えなければなりません。また、現時点では、がん対策基本法案も国会において審議されているさなかでございます。これからの動向も注視する必要があるものと思っております。  また、計画を公表したことに伴い、機能的な面の不安を指摘されることはもちろん、財政面での御心配を多数の方からいただいておりますことから、より経済性を追求しなければならないかとも思われている状況でございます。諸事情も考慮しながら、今後も、引き続き、検討課題として研究してまいりたいというふうに考えておるところでございます。よろしくお願いをいたします。 ◯議長(市川  熙君) 林議員。 ◯12番(林  節子君) 私どもは、身近に安心・安全な最上の医療を望み、往々にして、財政負担のリスクは負いたくないと、反比例なことを申します。もちろん大きな負担ですが、良い医療をすれば、おのずと患者さんは集まってまいると信じております。  今申されましたが、がん対策基本法も国会で審議中でありますが、再度申しますが、がん患者は増加の一途をたどっております。緩和ケアも今後十分な御検討をお願いし、市民の皆さんが、また患者さんが、つくってもらってよかったと思えるよう、シッカリと御努力をお願いいたしまして、この項を終わります。 ◯議長(市川  熙君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) それでは、御質問の3番目、文書管理とアーカイブスについてお答えを申し上げます。  ただいま議員から天草アーカイブスや京都府庁を例に、公文書が歴史的資料につながることや、国の重要文化財にもなったことの紹介をいただきました。公文書は、市の意志を継続し、行政の安定を保つ手段や行政の資料として、さらに市の意思決定の証拠として重要な意義を持つものであり、常に適切に整理、保管及び保存し、必要に応じていつでも利用できるようにしておかなければならないものでございまして、本市におきましても、こういった観点から、光市文書取扱規程等を定め、適正な管理、保存に努めているところでございます。  御質問の文書の保存期間でございますけども、この規程において、文書の重要度により、永年、10年、5年、1年と4種別の保存期間を定め、保存場所として、本庁地下書庫、会計課倉庫、大和支所2階書庫及び倉庫や各出先施設の書庫等に収納棚を設置し、課単位等で区画を設定し、文書分類番号、件名及び保存期間を記入し、統一された保存箱に個別ファイルごと収め、保管しておりまして、情報公開や資料作成時にすぐに取り出せるよう、整理整頓に努めております。また、保存期間の過ぎた文書につきましては、定期的に書庫等の整理期間を定め、各所管課において廃棄処分を行っているところでございます。  しかしながら、合併に伴い、公文書が増大しておりまして、本来なら一つの課の文書は1カ所にまとめて保存すべきでございますけども、保管スペースの問題から、本庁と支所というように、分散して保管しているのが現状でございまして、保管スペースや保管方法について、現在、検討しているところでございます。  なお、条例や規則の原義、市の歴史に関わる重要な資料などの永年保存文書は、耐火用の書庫に保存をいたしております。  今後、文書管理システムの導入、保管されている文書の活用、アーカイブスに対する職員意識の向上など、取り組むべき多くの課題があるものと考えております。  いずれにいたしましても、公文書は地域における貴重な文化情報資源でもございますので、そうした視点も大切にしながら、今後も、これらの適切な管理及び保存に努めてまいりたいと考えております。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 林議員。 ◯12番(林  節子君) 御答弁、ありがとうございました。  私はパソコンに詳しくありませんが、このようにIT技術が発達いたしました今こそ、アーカイブスの基礎をつくるのは絶好のチャンスだと言う人もいます。文書管理システムを構築することで、文書の管理は格段に簡単に、便利になるのです。仮に文書管理システムが構築されたとしますと、最終決定が得られると、その文書は、自動的に、また系統的に保管され、取り出すことも簡単にできるそうです。保管年限を経過した原文書を、アーカイブスを設置し保管すのるか、それともデジタル化した文書は廃棄するのか、論議があるところでございますが、とりあえず、文書管理システムは、私のようなパソコンが詳しくない者が考えても、有効だと思いますが、お考えはいかがでしょうか。  また、アーカイブスを取り巻く今後の課題について、先ほど御答弁がありましたが、いま一度、重要な点をお示しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(市川  熙君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) アーカイブスに関しまして、文書管理システムの導入についての再質問をいただきました。  この件につきましては、総合財務システムの導入、あるいは電子決済システム、あるいは人事管理システム等々のシステムと統合的に連携することによりまして、より効果的な文書管理ができるものというふうに考えております。そういった意味で、今後、そういったことを総合的に検討を行ってまいりたいと考えております。  それから、いま1点、アーカイブスを取り巻く課題でございますけども、御承知のように、この概念は、最近ようやく日本においても各所において議論されてきている状況でございまして、欧米に比べますと、かなり今の日本の状況は遅れているのではないかなという認識を持っております。ようやく数年前にアーカイブス学会が日本においても設立をされるといったような状況にございます。具体的に今後の課題といたしましては、ただいま御提言をいただきました文書管理システムの導入等につきましては、一定の準備と経費をかければ、それなりの対応は可能かと思っておりますけども、それと併せて重要な視点としまして、どういった文書を保存し、廃棄をするのかといった、まさにそういった選別のノウハウといいますか、その辺も併せて検証する必要があるのかなと考えております。  議員から御紹介いただきました天草アーカイブスにおきましても、この目的としまして、行政文書や地域資料を新しい地域創造のための文化情報資源として活用する、あるいは、本当の意味での情報公開のための社会的な機能として活用する、あるいは、行政の高度化、効率化に資するためにこれを活用する、といったような理念の下に、設立をされたというように聞いております。  そういったことから、例えば、現在の光市における永年保存文書の取扱いの基準の中にも、条例とか、その他公告をした文書等については、具体的にこれはどの職員が判断しても分かるわけでございますけども、市史、歴史ですね、及びその資料となる重要な書類とか、その他重要であって永年保存の必要があると認められる書類等の基準につきましては、職員職員によって取扱いが異なってくる可能性もございます。そういった意味で、職員一人ひとりがアーカイブスに対する正しい認識を持ってこれに取り組むことが、今後、特に必要ではないかなと思っております。よろしく御理解賜りたいと思います。 ◯議長(市川  熙君) 岡村福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(岡村 峻司君) それでは、御質問の4番目、子供の環境整備と総合学習についての1点目、ファミリーサポートセンター事業についてお答え申し上げます。  ファミリーサポートセンター事業は、地域における子育て支援活動を目的とし、援助を受けたい人(依頼会員)と援助を提供できる人(協力会員)とが相互援助活動を行うものでございます。  まず、ファミリーサポートセンターの利用状況でございますが、昨年7月1日の事業開始以来、会員の増加に努めておりますが、本年5月末現在の登録者数は、依頼会員68名、協力会員42名、両方会員5名の計123名となっております。  議員仰せのように、この事業を利用する場合には事前に登録が必要となっており、写真を添付した登録証を作成することと併せ、事故の場合の損害賠償保険等の加入手続を行うことを目的としたものでございます。この保険料につきましては市で負担しており、また、登録証の写真も事務所でデジタルカメラを利用して撮影するなど、利用者の負担を軽減することに努め、印鑑だけ御持参いただければ、簡単に手続が済むようにしているところでございます。また、この制度は、不測の事態など、必要となったときに利用していただくものでありまして、登録していても利用されないことにつきましては、事業の趣旨からも、全く問題はございません。  なお、現在までの活動件数は累計で222件となっており、このうち、保育所、幼稚園やサンホームの送り迎えとそれに伴う預かりが118件と、50%以上を占めております。その他には、学童の放課後の預かり、子供の習い事等の場合の援助、保護者等の短時間臨時的就労の場合の援助、学校や保育所が休みのときの援助などに利用されております。  この事業における会員の増加は、議員仰せのように、地域における子育て支援の定着を図る上で不可欠なものであり、事業開始前からポスターやチラシ、マスメディア等を利用したPRや、関係団体への呼び掛けなど、情報発信に努めてきたところでありますが、今後も、効果的なPRを継続していくこととしております。  さらに、本年度からは、子育て支援センターとファミリーサポートセンターを統合した職員体制とし、子育て支援策の総合的・効率的な実施を図っているところでございます。
     次に、2点目の学童保育に関する御質問でございますが、福祉保健部所管分についてお答えを申し上げます。  御承知のように、現在、本市には9カ所のサンホームを設置しておりますが、このうち、サンホームとして恒常的に確保しているスペースに対する定員を超えているのは、室積、光井、島田、浅江及び三井の5カ所で、学校側の理解と協力によりまして、別途、空き教室や体育館などを開放していただきながら、円滑な運営に努めているところでございます。しかしながら、少人数学級化が進みますと、空き教室の確保が非常に困難となることが予想されまして、今後この事業を継続していく上で、大きな課題となっている状況にございます。  そうした中、小学校4年生以上の学童の受入れに関して市民の要望も出てきており、議員の御提言は今後の方策の一つとは存じますが、財政的な問題や、特に空き教室の確保という物理的な問題など、解決しなければならない課題も多々ございます。今後とも、教育委員会と緊密な連携の下に、協議、検討をしてまいりたいと考えております。御理解いただきますようお願いいたします。 ◯議長(市川  熙君) 吉田教育長。 ◯教育長(吉田 師郎君) それでは、学童保育についてのお尋ねのうち、教育委員会所管分についてお答えを申し上げます。  まず、1つ目は、小学校3年生までの学童保育の補助者として小学校高学年の児童を受け入れたらどうかという新たな御提案をいただきましたが、現在、このような体験活動や奉仕活動は、コミュニケーション能力の育成、あるいは地域活動への参加促進などといった観点からも、大いに求められているものであります。  ところで、議員御提言にありますジュニアリーダー制につきまして、本市においては、成長度合いや学習効果などの関係から、中学生からを対象としており、小学校高学年に対する体系的なリーダー養成の機会を設けていませんので、高学年の児童を学童保育の補助者として活用することは、現状では困難かと考えますが、小学校3年生までの学童保育を受けた児童であれば、自分自身の経験や体験などを活かすことができますことから、学童保育の保護者として可能ではないかとも考えております。今後、学童保育の所管であります福祉保健部との調整を行ってまいりたいと考えております。  2つ目は、新たな放課後対策事業に対する教育委員会としての今後の対応につきましてのお尋ねをいただきましたが、議員御紹介のとおり、本年5月、文部科学省と厚生労働省により少子化対策を強力かつ効果的に進める観点から、文部科学省の地域子ども教室と厚生労働省の放課後児童クラブの両事業を一体化あるいは連携して実施する放課後子どもプラン(仮称)を創設する旨の発表が行われたところでございます。新たな事業の特徴としましては、教育委員会と福祉部局等で連携しつつも、二元的に実施されておりました両事業の実施場所や運営方法をできるかぎり一元化し、効率的かつ総合的な放課後対策事業を展開すること。実施に当たっては、教育委員会の主導により、福祉部局の連携の下に事業を推進すること。また、学校教育と社会教育が連携して推進することなどであります。  今後の具体的な対応などにつきましては、現状における事業の成果や課題、問題点などについて、教育委員会と福祉保健部において十分な整理、把握を行い、新規事業への対応や事業の窓口などについて、福祉保健部などの関係所管との協議、調整を行ってまいりたいと思います。  次に、お尋ねの3点目、農業を総合学習でについてお答えを申し上げます。  近年、都市化や少子化、地域社会における人間関係の希薄化が進む中で、子供達の豊かな成長に欠かせない多くの人や社会、自然などと触れ合う様々な直接体験の機会が乏しくなってまいりました。このような状況の中、各学校では、生きる力の育成を目指す観点から、体験活動を重要な活動方法の一つとする総合的な学習の時間の充実のために、実態に即した教育活動を実施しております。  現在、小学校を中心として、食育における観点からも、生活科、総合的な学習の時間や社会科などの学習の中で、野菜の栽培、稲作の体験などの取組みは16校中10校で見られ、これらは、自然を相手にした農業への取組みの一例ともとらえているところでございます。  議員仰せのとおり、農業体験は、勤労の意義、自然への畏敬や感謝の気持ちを育むためにも、価値あるものととらえておりますが、農地の確保等を含めた物的条件、作物の成長に合わせた子供達の作業への関わり方、管理面等、検討すべき課題も考えられます。  以上、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 林議員。 ◯12番(林  節子君) この点、質問ございましたけど、もうお時間ございませんので、よろしくお願いいたします。今後とも、子供達のために御尽力いただきますようお願いしまして、この項を終わります。 ◯議長(市川  熙君) 田村経済部長。 ◯経済部長(田村 省悟君) それでは、5番目の1点目、観光基本構想についての御質問にお答え申し上げます。  現在策定を進めております光市観光基本構想におきましては、本市の魅力に市民が気づき、誇りに思い、さらには、市民、企業、行政、そして観光客との協働による取組みを通じて、本市の魅力がひときわ輝く観光振興を推進していくことを基本理念としております。  その策定スケジュールでございますが、8月を目途に、本市の観光資源やニーズ等の基礎調査及び現状分析を行い、それをもって、10月を目途に、観光振興の基本理念、将来目標を定める予定としております。その後、目的エリアの整備目標の設定や、構想実現のための整備方針を決定し、最終的に、3月に報告書の取りまとめを行いたいと考えております。  続きまして、5番目の2点目、国民文化祭についての御質問のうち、経済部所管分についてお答え申し上げます。  本市におきましても、11月4日・5日に開催されますひかり全国人形劇フェスティバルを中心に、周辺市町村の引受けも合わせ、相当数の来客が予測されますことから、国民文化祭は、文化の発信のみならず、観光情報を発信する絶好の機会ととらえております。そこで、国民文化祭参加者あるいは観覧者の方々にいかにして本市の観光に目を向けていただくかということが重要となってまいります。しかしながら、大半の方々は観光が第一目的ではなかろうということを認識した上で、現地情報を提供することにより、参加者が主体的に観光メニューを組み合わせ、個々の空き時間を利用した小旅行などができるように考えていく必要があろうかと考えております。御支援、御協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 吉田教育長。 ◯教育長(吉田 師郎君) 国民文化祭についてのお尋ねのうち、教育委員会所管分についてお答えを申し上げたいと思います。  お尋ねの全国から来られる方々に対しまして関係者と市民の取組みについてでありますが、国民文化祭の企画、運営、実施などにつきまして、現在、市民の皆さんで構成する幾つかの組織で検討し、実施しておりますが、オープニングイベント、会場花一杯、ウエルカム人形、パレードなどについて、市広報を通じて市民の皆さんの多くの参加を呼び掛けているところでございます。  いずれにいたしましても、1人でも多くの市民の皆さんにひかり全国人形劇フェスティバルの開催についての周知と浸透を図り、全国から集まってこられる出演者や来場者を、観光の原点でありますホスピタリティー、おもてなしの心でもって、市全体で、市民を挙げて心からお迎えをしたいと決意しているところであります。  以上、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 林議員。 ◯12番(林  節子君) 御答弁、ありがとうございました。  私の方で一方的にこれは、今後の課題として、お答えはいただきませんけど、質問させていただきます。  観光集客数が、山口県観光交流課の発表によれば、県全体では、平成16年には2,325万8,273人、平成17年度2,382万7,711人と、56万9,438人の増加となっております。県ではでございますね。光市では、平成16年度は80万3,590人、平成17年度では77万5,080人と、2万8,510人の減となっております。昨年、光市では、花火大会がございまして、すばらしい集客数でありましたのに、減ということでございますから、いま一度考えていかなきゃいけないかなと思っております。  今、山口県観光推進機関発行の『西の国から』や月刊『タウン情報やまぐち』、また月刊『松下村塾』に、光市として、伊藤公記念公園、海商通りが掲載されております。また、雪舟没後500年特集に、雪舟ゆかりの地として、普賢寺の雪舟庭も載っております。この厚い情報をどのように活かして光市の観光集客率を高めていかれるのかということも、これから鑑みていただきたいと思います。私も、微力ではございますが、伊藤公に関しては、交流人口が増えるように努力いたしております。  私どものまちには、日本100選の指定を受けた虹ケ浜・室積両海岸があり、また、歴史と文化の宝庫があります。この醍醐味を全国の皆さんにも味わっていただきたい。ぜひとも情報発信をしていただきまして、観光交流人口を増やして、経済効果を高めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。済いません、一方的でございますけど、よろしくお願いいたします。  国民文化祭のことに関してでございますが、私は、山口県で一番の光輝く文化祭に光市の人形劇はしたいと思っております。市長さんも私の考えと一緒と思っております。この度の国民文化祭は、観光交流人口を増やす絶好のチャンスです。想像として、これは私の一方的な構想でございますが、11月4日・5日両日、市内観光を、巡回バス又は文化バスと申しましょうか、これを有料で観光客とともに市民も利用し、例えば、市民ホールで人形劇がございますよね。そうしたら、冠梅園とか、海商通り、石城山、伊藤公と市民ホールと、そういうふうな巡回して、人形劇を市民ホールで見ながら、各々の地域ではミニイベントを取り組んではいかがでしょうかという御提案を申しておきます。  先ほどから、国民文化祭は教育委員会の生涯学習課で、観光は経済部の商工観光課と、縦割り行政になっておりましたけど、お祭りに来られるお客様には、そのような狭間を見せては、また、感じさせてはいけないと私は思っておりますので、ぜひとも連携をとっていただきまして、市全体で、私達市民全体で、光市全体でお迎えするおもてなしの気持ち、先ほどから市長さんもおっしゃっておりますように、おもてなしの気持ちを持っていただき、互いに連携をとっていただき、全国から来られるお客様に、来てよかった、楽しかったと思えるように、また、私ども市民も同様であり、参加して、汗を流し、知恵を出し合ってつくり上げていくことが充実感につながってくるのではないかと思っています。このことが大切であろうと思いますが、また後に経済効果も上がってくると思います。  最後に、観光に少し触れて終わりますが、昨日の新聞紙上に、「長州ファイブ」について、俳優の原田大二郎さんの話が載っておりました。原田さんの役は、伊藤博文らの渡航資金調達に尽力した大村益次郎です。原田大二郎さんは、今、世の中がおかしくなり始めている。彼らの行動にならい、山口県から希望の光をともすような人が出てくれればと述べ、取材した記者は、原田さんは山口県光市の出身だけに、作品への思い入れはひとしおの様子だと感想を述べておられました。光市への大きな応援団がそこにいるような気がいたしますが、それにはまず私達自身がこの映画を鑑賞して、よく知る必要があるのではないかと思っております。市長さんや議員の皆さん、さらには市民の皆さんがこの映画をご覧になって、光市の発信源となっていただきたいと願っております。  ありがとうございました。これで全ての質問を終わります。お疲れさまでした。 ◯議長(市川  熙君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前11時4分休憩       ……………………………………………………………………………                  午前11時17分再開 ◯副議長(山本 光正君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 日本共産党の土橋啓義です。  通告をしております2点についてお伺いをしたいと思います。  第1点目は、病院問題です。  光・大和が合併をしたことで、市立病院が2つになりました。以後「大和病院」「光市民病院」という言い方をさせてもらいますけれども、大和病院と光市民病院の2つになったわけでありますけれども、大和病院は、当初、御存じのように、国保の診療所でございましたけども、昭和24年に大和国保病院として、5診療科目、ベッド数21を持って、医療に取り組んできたという歴史があります。また、光市民病院は、大和から遅れること約2年、昭和26年に、当時日本医療団が海浜サナトリウムとして使用していた虹ケ浜病院を買収して、光市民病院として出発したという、両病院とも60年近い歴史のある病院であります。  しかし、今、病院事業を取り巻く環境には極めて厳しいものがあります。私の受け持ち時間の関係で、多くを語ることはできませんけれども、多くの自治体病院が経営損失を生じている状況になっておりますし、光市においても、これからの病院事業はどうあるべきかということで、計画が策定をされて、発表されたわけであります。  そこで、早速、質問に入りますけれども、光市民病院を急性期の病院に、大和病院を慢性期の病院に、機能分担をしたいという方向性が示されました。同時に、光市民病院は老朽化しているので建替えをする。建設地については光市役所周辺とのことも言われております。確かに方向性は出されたわけでありますが、論議はこれからやるんだという、この私の認識で間違いありませんか。まず、それをお聞きをしておきたいと思います。  次に、光市民病院を建て替えるとの計画でありますけれども、昨日、幾らかかるのかという同僚議員の質問に対して、110億円かかるんだというふうな話でございましたけれども、150億円とも言われておりますけれども、その辺、概算ではいいわけではありますが、光市民病院を急性期の病院にするということになるとどのぐらいかかるのかというのを、いま一度お聞きをしたいし、また、先ほど来からいろいろ話が出ておりますけれども、初期投資は低い方がいいんだというようなことも言われております。だとするならば、光市民病院がもし、これはもしの話であります、慢性期の病院にした場合においては、建設費はどのぐらいかかるのかというのも、概算で結構ですので、あんまり大きく離れない概算でお願いをしたい。  借金をすれば、これはもう完全に返済をしなきゃならん。一般会計で見るのか、病院会計で見るのか、どのように対応しようとしているのかというのをお聞きをしたいわけであります。  また、病院経営について、一般会計からの繰入金、今まで5億円ぐらいされておりますけれども、今後についてはどのようにされようとしているのかというのをお聞きをしたいわけであります。  これを第1回目の質問といたしますけれども、やはり税がかかるという、それを、誰が、どのような形で払うのかというようなものが分からないと、次の質問になかなか入れませんので、よろしくお願いをしたい。  第2点目の質問は、大和地内の老健施設まほろばについてでありますけれども、聞くところによりますというと、民間に売り渡すと。言葉はちょっと聞こえは悪いんですけど、民間に売り渡すんだというような話も聞いておりますけれども、なぜそうなるのか、具体的な理由等をお伺いをして、第1回目の私の質問とします。  以上です。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) それでは、土橋議員さんの御質問、数点あるわけでございますが、まず、1点目にお話がございましたこの度の中期経営計画というものが方向性を示したものなのかという辺のところで、確認というふうなところの意味合いのある御質問だったかと思いますが、このあたりについてお答えを申し上げます。  私ども光市病院局では、ことし3月に光市病院事業中期経営計画を策定し、早速に、ホームページに公表もいたしました。〔「イエスかノーかで答えて」と呼ぶ者あり〕  はい。方向性を示したものでございます。今後のことにつきましては、先行の議員にもお話を申し上げましたが、御協議をさせていただくというふうなことでございます。  それから、2点目にございましたかと思いますが、110億円というふうなところ、昨日も申し上げたところでございますが、今までに100億円から150億円かかるというふうな言い方もあったわけでございまして、これらにつきましては、今まで全国的な病院建設の事例という辺のところで私ども調査しました結果で、坪単価が150万円というふうなところから、250床規模の病院であれば面積がこのぐらいであろうというふうなところを計算いたしまして、110億円というふうな数字が出てまいったわけでございます。面積を広くとることですとか、面積をとるというのは、病床単位の面積を広くとることでありますとか、いろんな附帯設備等、余裕のあるようなものにいたしますと、その分面積が広がるというところから、当然に金額自体もおごってくるだろうというふうなところから、概算というふうなところで、100億円から150億円というふうなところの数字も出たわけでございます。  それから、光総合病院を慢性期にする場合の費用というふうなことのお尋ねでございますが、これらについては積算をしておりません。慢性期という辺のところでやろうとする場合には、新築をして慢性期病院というふうなことで考えようとしますと、昨日も医療制度の改革法が通ったところでございますが、そこでもうたわれておりましたように、療養型の病床というのは収益が非常に低いというふうな方向に進もうとしているわけでございます。その収益の低いというものがあるのを踏まえて施設を造るというふうなことになりますと、投資が抑えなきゃならんというふうなところも出てくるわけでございます。そういたしますと、今時点で新設での慢性期病院というのは難しいという考え方が出てくるわけでございます。それと、光総合病院の場合には、老朽化した建物部分がございます。これらの建替えをしなければならないという課題も、現在、持っておるところでございます。  それから、借金は市が負担をするのか、病院が負担をするのかというお尋ねであったかと思いますが、これは、企業債というふうな形、あるいは病院の建替えというふうなことで、一部補助金があるものもございますが、大半は企業債、いわゆる借金でございます。これらの返済につきましては、もちろん、市、病院というふうなものが、両方がその借金を返済していくというふうなことになるわけでございます。  それから、繰入金の今後につきましては、私どもは、病院の側からいたしますと、繰入金につきましては、地方公営企業法に定められた基準というふうなものに基づきまして要求をし、丸々の繰入れというものを一般財源に対しましては常に要求をしていくという姿勢に変わりはございません。  以上でございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 最初に言っておきますが、聞きもしないことをダラダラ言って35分過ぎても知りませんよ。いいですね。さっきのあれじゃないが、そういう作戦でやられたら、こっちは困るから。  それと、何で慢性期の建設費はこのぐらいになるというのをキチッと言わないのか。言わない理由は何か。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) それは、具体的に計算をキチッとしていないからでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) それじゃあ、計算をしとくように。論議を今からするというのに、こっちならこのぐらいかかる、こっちならどのぐらいかかるんかったら、計算してない。方向性だけは示した。それはお願いをしておきたい。  それと、建設費の返済。総務部長、具体的に100億円なり150億円なりかかると今言われているわけだけれども、それは一般会計でどういうふうに見ようとしているわけ? もっと具体的にお願いします。 ◯副議長(山本 光正君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) 地方公営企業法に基づきます繰出基準の考え方といたしまして、いわゆる企業債の元利償還金の2分の1という基準がございます。そういった基準をベースに対応することになろうと思っておりますけども、ただ、地方公営企業法では、その前提としまして、当該地方公営企業の性質上能率的な経営を行ってもなおその経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費という前提がございますので、そういったことも加味しながら対応していくことになろうかと思っております。  以上でございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) あれこれ言わんでもええんですよ。そうすると、元利償還金の2分の1は一般会計で見るというふうに理解してもいいの。 ◯副議長(山本 光正君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) ただいま申し上げましたように、能率的な経営を行ってもなおということでございますので、そういうことも含めて勘案した場合、様々なケースが想定されるのではないだろうかというふうに考えております。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) あなたの言う合理的っちゅうのはどういうことを言うの。 ◯副議長(山本 光正君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) そういった問題も含めて、これから具体的な対応策について議論をされていくというように認識をいたしておりまして、様々な選択肢の中で、その辺の対応方法についても決定をされていくべきであろうと考えております。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) あのね、自治体病院なんよ。ことし4月から診療報酬が3.16%下がりましたね。3.16%下がったら、2つの病院で2億円の赤字が出るんですよ。単純に言うたらですよ、分かりやすく言えば。その前診療報酬改定があったのが平成16年ですか。別に病院の肩持つわけじゃないけども、病院の労働者の、あるいは責任者もちろん含めてですけども、頑張っても頑張っても、これでもかこれでもかというふうにやってくるわけですよ。それで、今あなた言うて、合理的なとか何とかっていったってね、それは私は言い方としては分かるがね、それはやっぱり、この150億円からの病院を建てようかというときには、じゃあ一般会計で幾ら見ると、じゃあ病院で、利子だけはおまえんとこで見いよと、こういうような話、例えばの話よ、なってなきゃ、この論議はできないでしょう。  例えばうちの家でね、息子か娘がおる。結婚間近だ。家も古うなったから、これは建て替えにゃいけん。嫁をもらうっていうことになると、二世帯住宅造らにゃいけんが、おやじ、わしゃ金ないで。ほしたらおれの退職金ちいと回してやろうや、これを頭金にせい。ほいで、おまえ、それでできるか。おまえの給料で計算入れてみい。夢は膨らんだけれども、建った家は小まかったっちゅうのは何ぼでもあるんです。  つまり、金が出発点なの。その金の話をせんで、病院建てる病院建てるっていうような話になってくると、一番心配してるのは、金の話ばっかりでいくと、とんでもない方向に行くんですよ、この話は。あっちも赤字じゃ、こっちも赤字じゃ、やれ金はかかるわ、どうするか。気がついてみたら、両病院を存続するじゃ何じゃっちゅうような話じゃなしに、とんでもない方向に行く可能性がある。それをあなた方は承知で言っているんじゃないかなというようなね、根性を回さざるを得ない。  例えばの話が、毎年の病院の収支、繰入金5億円ぐらいやっています。繰入基準っちゅうのは8億円ぐらいあるんでしょう。そんなら、国が定めた繰入基準額をチャンと入れとけば、赤字にはならんということですね。理屈はですよ。あんたんとこは「ない袖は振れん」と言うんじゃろうけど、うちの奥さんと同じようなことを言わないでちょうだい。小遣いくれったら、「ない袖は振れん」と私も言われるんじゃが、でも、その話とこの話は全然違うんだよ。その辺はキチッと言っとかなきゃいけない。そうでないと、自治体病院としての役割っちゅうんがなくなってしまう。  ただ、こう言いながらも、じゃあ末岡市長が一番諸悪の根源かっていうと、そんなことを言うんじゃない。こっちだって分かってて言いよる部分がある。国の医療行政というのがあんなていたらくだから、そんなになってしまうんです。  それと、とにかく時間に制約があるから進むけどもね、今、大和地区ではどうなっているか。大和病院が今後どうなるんかを巡って、うわさがひとり歩きをしてる。うわさがうわさを呼んで、巷では大変な論議巻き起こってる。大和病院がなくなるんではないか。大和病院は老人病院になるらしい。合併したらちいたあ良うなると思うちょったが、何のために合併したんか分からんなった。ねえ、よう聞いちょきんさいよ。それでのうても、町役場が支所になって、職員の数も激減し、周辺は閑古鳥が鳴いている状況だ。当然、役場がなくなりゃ、教育委員会もなくなった。保健センターもなくなった。訪問看護ステーションもあいぱーく光に移った。病院バスまで、無料だった病院バスもやね、廃止される。まほろばも民間に売り飛ばされる。合併の痛みだけは全部大和に押し付けるんじゃないか。大げさな話じゃなしに、こんな多くの住民から不安や不満の声っちゅうのは日増しに高まっているということを、よく肝に銘じてほしい。私は、2年前の市会議員選挙のときに、皆さん方の声を議会に届ける。まさに声なき声も含めて議会に届ける役割があるから、こういう話をせざるを得んのです。  ところで、今回の計画ですけれども、計画そのものを抜本的に見直さなきゃならないんじゃないか。だって、この計画が発表される前に、介護保険法及び健康保険法の改正で、療養型病床を38万床から15万床に削減されることになった。今回発表されている計画では、230床にするんだということでありますけれども、御承知のように、きのう参議院で通過しましたね。もう決まりました。療養病棟も減らすんだと。医療区分1などというのはもう入院させない。要は、栄養をとるのに、口からか鼻からか管を通して流動食をやる。うん。そんなのはもう療養病棟へ入れないよ。例外を除いてね、入れないよ。こういうような状況。そうすると、計画の中で言うとやね、230床は100何ぼぐらいになる。これ、抜本的に見直さにゃしようがない。どうですか。見直されてからチャンと話を、改めてしようじゃないですか。どうなんです? ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 療養病床の削減問題、厚労省の言います方向性というのは、昨年の10月、11月あたりに出されてきたものでございます。今お話しのように、昨日、参議院を通過いたしまして、法制化されたものでございます。38万床を15万床というふうな具体的な数字も出ているところでございますが、その中身におきましては、さらに療養病床の自己負担もこの10月からは加えられてくるというふうなことで、ますます療養病床を利用される方々の負担というのは大きくなってくるというようなことが、その辺、うかがうことができるのかなというふうに思うところでございます。  今お話しの計画のところでの、今の半減以下というふうなことをとらえて、この辺の修正をする、見直すというふうなことがないのかというお尋ねでございますが、昨年の10月、11月あたりからこの話が出てきております分で、ちょっと時間をとって申しわけないんですが、医療区分の1、2、3というふうな分け方をして、先ほどもお話がありましたが、医療区分の1という辺のところ、これは社会的入院というふうな言われ方もする部分でございますが、それらを利用しておられる方々を出ていってもらおうと。医療区分の2と3というふうな医療を必要とする長期療養者というふうなことを受け入れる病院といいますものは、この周南地域でも必要であるというふうな、私ども、現状の調査分析をした結果で、結論を出しておるところでございます。というふうなニーズがある。それに応えなければならないというふうなところが、230床というふうな療養型というふうなところだったわけでございます。この230床につきましては、必ずしもこの数字が適当なのかどうなのかという問題は依然残っておるわけでございまして、今の38万床が15万床に減った部分の療養型の必要性といいますものは十分私どもも踏まえた上で、対応していきたいというふうに思っているところでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) いや、最初の計画が、作ったときの計画は、医療区分1、2、3も含めて作られた。きのうの分は、もう6年後にはじゃあね、こうするんだという結論が出ちょるんです。  そして、聞かれたかも分かりませんけど、根室市の病院が閉鎖をされましたね。療養病床のあった病院なんですね。療養病床のあった病院ですよ。入院中の患者57人が退院を強制され、うち18人が市外の病院へ移された。14人は、そういうのが決まらないまま、在宅の条件も整わないまま、自宅退院となった。今ある病院でさえも、こういうふうなものが発表された段階で、これはやっていけんというんでね。  問題はあるんよ、中身はね、いろいろ。あなたに問題があるんじゃなしに、国の施策には問題あるんですよ。やっていけないというような状況がある。そうすると、計画が発表をされたわけだから、あなた方が作った計画も抜本的に見直さなきゃならない。だから、見直してから論議をしたらいかがですかと言いよるんですよ。それが筋じゃないんですか。そうでないと、これはあなた方が出した資料ですよ、ここに書いてあるように、大和病院が療養で230床で出発をしたにしても、経営としては必ずしもよくないんだと書いちゃる。どうです、もう一遍チャンと抜本的にやられて、それから提案しますと言ったらね、僕はあと19分あるけども、ここでやめてもいいよ。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 大変お答えのしづらい御質問であろうかと思います。私どもは、合併をいたしまして、2つの病院という辺のものの存在、あるいは新光市にとって必要な医療とは何かというふうな、まず基本的なところからいろいろ調査研究、分析をしてきたつもりでございまして、この2つの病院という辺の現状、これは経営の状況等ももちろん含むわけでございますが、あるいは一番最初に土橋議員もお話しのように、歴史的なそれぞれの積重ねがございます。その中で、住民の皆さんの愛着というふうなところももちろんございますし、それらも全てを考えました際に、今の病院の存在を無にするわけにいかない。残すというふうな方向で考えたとき、どういうことが考えられるのかというふうなこともシュミレートしたわけでございます。そのシュミレートした中にはもちろん、丸々病院自体をなくしてしまうとか、片一方だけにするとか、いろんなケースで検討もし、皆さん方にその経緯の報告等もしたわけでございますが、そうした中で、大仰に言いますと、生き残る策として、こういうもの、これがベストという考え方ではございませんが、こういうものしかないのではないかというふうなことから、計画の結論というところで、方向性という形でお示しをし、私ども、それが今現在の業務を進める上での目標に掲げているところでもございます。  この目標というふうなところを具現化するに当たりましては、実施計画というふうな言い方も、今までにも、議会の中でも申し上げてきておるところでございますが、この実施計画についての協議というのは、今から十分に協議をしていかなければならないというふうなことに思っているところで、皆さん方への御協力のお願いもしてきているところでございます。
     今のお話の抜本的な見直しというものをやってはどうかと、それから論議しようじゃないかというふうなお話、御提言でございますが、私どもといたしますと、今お話をしましたように、キチッと今までのいろんなことを想定をし、分析をし、こうしたところに行き着いたというところの御理解をぜひいただきたいと。行き着いた行き着け方が問題があるというふうな御指摘というふうなものもあれば、今から御協議をする中で、十分にお話をさせていただきたいと。  いずれにいたしましても、私どもは、新光市民が必要とする医療というものを十分に確保いたしたいというふうな願いを持っているところでございます。よろしくお願いをいたします。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) これは全国自治体病院協議会というようなところからとっていただいたんですが、平成の大合併をやりまして、全国で、合併をしたことによって自治体病院が光市のように2つになった、あるいは3つになったというようなところが40ぐらいあるんですよ。これも、今から、研修やら何やらも含めて、ちょっと私自身も勉強しなきゃならんとは思うちゃおるんです。あなたにね、釈迦に説法かもしらんけども、ちょっとこれだけは聞いてみたいと思うんだけども、大和病院は、平成11年に、県下の一般病院では最初に、日本医療機能評価機構の認定を受けた病院なんですね。職員一丸となって質の高い医療に心がけているんですが、もし慢性期の病院になったら、この認定はどこに活かされるんです。また、光市民病院は認定受けてるんですか、どうですか。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 機能評価につきましては、現在、光総合病院の方は、その機能評価を受けるがために、目下努力をしている最中でございます。大和総合病院の場合には、機能評価を既に得ているところでございまして、その機能評価を受けるがために、大和総合病院におきましては、職員一丸となって努力をした結果でこの機能評価が得られているというふうな状況にございます。  これが療養型に変わった場合にどうなるのかという辺のところのお尋ねでございますが、もちろん、療養型、慢性期の病院につきましても、この医療機能評価というものは関係をするものでございますし、まさに医療を提供するに当たって十分な機能を備えているかというところで、慢性期病院としての医療機能を備えているというふうなところで、必ずや、今の大和総合病院の職員からしますと、新たな医療機能評価を受診いたしましても、得られるものというふうに信じておるところでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) この機能評価を受けているということは、大和病院の方が質が高いというふうに思ってもいいんじゃないの。今、大和の人達がしゃくにさわるのは、こんな評価を受けているにも拘わらず、評価を受けてない方を急性期にするというのは、市民感情としてはあるんだということを頭に入れちょってください。  じゃあ、慢性期の病院とはどんな病院を言うんですか。老人病院とどう違うんですか。現在の大和病院とどこがどう違うんです。分かりやすく説明してください。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 老人病院といいます言い方といいますものは、これは通称、皆さん方のそれぞれの思いで言っておられるところでございまして、私どもが慢性期というふうなところで申し上げておりますものは、先ほど申し上げました医療区分の1、2、3というふうな区分分けを今からして、整理をしていくようなことになるわけですが、医療区分の2あるいは3といいますものは、要は医療を必要とする長期療養者というふうなところの定義がございます。それで、一方の急性期といいますのは、いわゆる一般病床というふうな言われ方をするものでございますが、これらは2006年に改正がありまして、この定義というものが明らかになったものでございますが、長期にわたり療養が必要な医療必要度の高い患者を受け入れる病床が療養病床であるというふうなところでございますし、一方の急性期といいますのは、急に病気が、〔「急性期は聞いてない」と呼ぶ者あり〕いえ、ちょっと済いません、言わせてください。そういうふうな急な病気に対応するというふうなことが済んだ人が療養するというふうなところが、次の段階で、必ずや必要になってくるわけでございます。その必要なところの療養型を大和総合病院が担っていこうというのが、この度の計画にお示ししている病院スタイルでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) そんならお聞きしますがね、今、療養型のベッド、大和病院で60床? 老人、その中で何割ぐらい占めてる? ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 申しわけございません、今現在の老人、具体的には65歳以上を言われるのかも分かりませんが、それが占める割合というのを把握しておりません。手元に資料を持ち合わせておりません。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 隣で聞いてるんだろうから、おっつけあれが来るんじゃないかと思うけども、あなたね、そういう言い方するからしゃくにさわるんだよ。老人病院っちゅうのは老人ばっかりが入院するんじゃないんだみたいな話をしたって、一般論としては、慢性期の病院というのは、老人が非常に多いんだよ。それは現実なんだから。そういうのを老人病院って俗に皆さんはおっしゃる。中身についてはまた別問題だけどね。  もう一つ聞きます。慢性期の病院になった場合、救急車で……。今は、大和は、私が倒れて、救急車呼べっていうんで救急車呼んで、分がよかったら大和病院へフッと入れる。今度は、慢性期になったら、どうなります? ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 慢性期の病院は、救急機能というものを持つものではございません。長期療養者という辺の者が対象の病院というところでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 慢性期になると、救急車で大和病院に入れないということが分かりました。  さて、次に、現在、リハビリは日数制限がされているらしいんですけども、これが、今後は総合リハビリセンターとなるそうですけども、今は日数制限されてるけども、そうなったら制限されないということなんですか。ちょっとそれも教えてください。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) いえ、やはり依然として制限はございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) これは私が言いよるんじゃないですよ、こういう話になると、それはもうてんでに発言しますから、私のところに入ってきたのは、慢性期の病院になった場合においては、良い先生は来ないんじゃないか。どんな人が良い先生でどんな人が悪い先生かという基準は別にして、新進気鋭のやる気満々の先生は、慢性期の病院には、私は、一般論としちゃあ、来ないと思うよ。どうです? ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) そのあたりは、私の方からはお答えはできません。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 慢性期の病院にも内科だとか外科だとかっていうような形のものがあるのか。いや、慢性期というもので一括りになるのか。その辺のところをちょっとお聞きしたい。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 慢性期の病院というふうな言い方だけを申し上げてきているところでございますが、この計画の中でお示しをしておりますのは、大和地域のプラリマリーの医療というものを確保しなきゃならないというところから、外来部門につきましては、もちろん今までと同じような形、若干サービスの提供の仕方が変わるかも分かりませんが、外来部門は確保すると。その上で、療養型の慢性期の病院ということを申し上げてきておるところでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) いやいや、今でも、大和病院にはいろんな入院患者さんおられますよ。そこにはいろいろ専門の先生がおられます。それと同じことなの、私が言ったのは。そういう先生を配置するのか、いいや慢性期と、それがどうなんかっちゅうんです。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 慢性期という一括りでの医師というふうなことになります。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) これでまた明らかになった。  今、慢性期の病院であっても、外来診療はするんだということですが、診療科目は、あえて聞くんですけどね、どんなものがある。言ってください。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 今まで計画でお示しをいたしました、これは一つの案的にとらえていただきたいんですが、内科、外科、整形外科、歯科というふうなところをうたっております。何度も申し上げますが、これらの件につきましても、今から協議をさせていただくというところでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 計画どおりに外来をやるということになると、産婦人科がなくなる。小児科もなくなる。眼科もなくなる。耳鼻科もなくなる。放射線科もなくなる。泌尿器科もなくなる。大和病院から。こういうのを医療サービスの低下と言うんじゃないですか。いや低下じゃない、というふうにおっしゃいますか。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) サービスというふうなところだけをとらえて言いますと、それは、今まで数あったものが減る分、当然に、低下というふうなところになろうかと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) このような計画を、大和住民がもろ手を挙げて賛成をすると思われますか。今でさえ閑古鳥が鳴く状況から、今度はシラケ鳥が鳴きますよ。もう一遍言いますがね、今言った産婦人科もないなら何もなくなるかにもなくなるいうような、そういう慢性期の病院にするんだということをあなた方は提案をされて、大和住民がもろ手を挙げてこのやり方に賛成をすると思われますか。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 計画でお示しをしましたものの考え方は、今の地域の医療ニーズというものに応えるというふうなところで、今の財政的な問題等も含め、あるいは診療報酬のマイナス改定というふうなところが言われております2年後の診療報酬改定も恐らく、この度3.16%でございましたが、マイナス方向になるであろうというふうなことで、そういったことも考えますと、要はいかに効率化を図らなければならないかというところが、私どもに課せられた課題というふうなことになっているんだということから、今の診療科が減るという辺のものは、光市全体でカバーをしていかなければならない。例えば、産婦人科の例を今言われましたが、産婦人科におきましては、市内に有数な産婦人科医院がございます。そういったところとの連携というふうな考え方もございますし、いわゆる医師会と自治体病院、あるいは光市内だけで賄えないというふうな医療が生じた場合には、他市の病院との連携、あるいは大学病院というふうな高次機能病院との連携というふうなところで、運営をしていかなければならないというふうなことになっているんだということで、計画をお示ししたつもりでおります。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 結局ね、自治体病院を持つせんなさ。もちろん国の政治等の関わり合いというのは非常に大きいものがある。きのうも、参議院でこういうふうなものが決まる。  しかしね、私は最初に言ったけど、じゃあ、市民の命だとか健康を守るために、光市はどのぐらい税金を使うのか。ここも大きく問われている問題なんだ。建替えをという、そういう時期に来たということもあって、見直す絶好のチャンスだ。だって、繰入金を、例えば病院建設やるにしてもね。病院建設をやるにしても、借金をどうやって返すんか。それは、借金はまだハッキリ決まってないわけでしょう。そして、病院に押し付けたんじゃあ、これまた、病院、たまったもんじゃない。何も管理者と部長が身銭を切るわけじゃないにしても。さりとて、一般会計もなかなか大変だ。ほんなら痛み分けやってね、それは、そちらはそれでいいかも分かりません。そんなサービス低下を押し付けられるところはどうなるんか。冗談じゃないよと。だから、さっき言ったように、私は大げさじゃなしに、大和のところでは非常に大きな問題になってる。これ、一大事なんです。だから、私は、今、繰入金の問題なんかがキチッとしないと、現実にしてないんだから、だから、事務長に、そんなのもこんなものも含めて、キチッとなった段階で計画出せというような話をせざるを得ないんです。  それとね、いいですか、外来はやるって言うけども、ちょっと聞いてみるけども、今、例えば、外来、内科と外科と歯科ですね。整形もやりますよったって、整形そのものは慢性期でしょう。整形、急性期でもっていくの。もっていかないでしょう。だから、新たにやるっちゅうことになると、外来は内科と外科と歯科でしょう。それはどうでもいい。内科は、診療科目は幾つぐらいあるの。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 内科の細分化したもの?〔「外来」と呼ぶ者あり〕お尋ねの意味がちょっと。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 今ね、大和病院では、内科の先生も何か、私もよく分からないが、いろいろ専門があるらしくて、呼吸器科だとか、分かった? ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 今段階で、その診療科は何をやるというふうなところ、内科のさらに細分化したものの何をやるということが申し上げられません。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 何で申し上げられないの。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) それは、医師確保の問題もございますし、専門を細分化されておるというふうなところで、医師の状況にもよります。というところがございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 今は、じゃあ、循環器だとか、消化器だとか、いろいろあるけれども、それ、診療室は何ぼあるんですか、大和病院は。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 申しわけございません、診療室が何ぼあるかという、〔「診療科でいい。内容を」と呼ぶ者あり〕呼吸器科、消化器科、内分泌科、3つでございますね。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 先生は4人ほどおったはね。本当は6人おってんだけども、外来には4人の先生が毎日のようにチャンとやられますが、その4人という枠はどうするんですかって聞きよる。それも言えないわけ? ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) はい、今段階では申し上げられません。医師が何人確保できるかというふうなところに関係をするからでございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) そういうことも言えない。見ますとね、婦人科は、月曜、木曜も午後が、午後も診てもらえる、今は。耳鼻科もね、月、火、木については午後も診てもらえる。そして、放射線科は午前中、火、木ですか。こういうふうに、今診てもらえるものが、全部とは言わんけども、今言うた外来をやりますという外来を除いては、やらないというんですね。さっきからくどう何度も言うようなんですけども、それなら、さっき私言ったでしょう、お金の話でどんどんどんどん進んでいくと、とんでもない方向に行ってしまう可能性もあると言ったのはそこです。こういった病院を選ぶのか、どうするのか。今はその次は私言いませんけど、そういう論議をあなた方はひょっとして待っておられるんかしらないけどもね。  でもね、いいですか、先ほども申し上げましたが、大和総合病院は、県下の一般病院では最初に日本医療機能評価機構の認定を受けた、由緒ある病院なんですよ。これは、大和病院の誇りとしているところなんです。関係者、あるいは患者。慢性期専門の病院になったらね、じゃあ大和病院は、今は大和総合病院と呼んでますね。慢性期の病院になったら何て呼ぶんですか。何病院になるんですか。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) 病院の名称自体も、今段階で、変えようとか、こうしようというふうなことを考えてはおりません。  総合病院の考え方といいますのは、いろんな診療科を備えるという辺のところで「総合」という考え方が以前にはございましたが、今現在では、総合という辺の言い方自体が、総合を名乗るからにはどれだけのものを備えておかなければならないというふうなものがなくなっている状況にございます。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) いかになくなっても、慢性期の病院でね、慢性期っちゅう病院でね、大和総合病院ったらね、これ皮肉か、バカにすんなと、そんな論議になるんです。そうでしょう。私はね、自治体病院っちゅうのは何なんだろうかと。その責務っちゅうのは何なんだろうかと。経営の基本原則は、本来の目的である公共の福祉を増進するよう運営していかなければならない。チャンと書いてある。この計画はだね、基本原則に反してるとは思いませんか。 ◯副議長(山本 光正君) 末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) 土橋議員さんのいろいろな病院の中期経営計画に関して議論があっおるわけでありますが、私は、合併を推進した責任、また開設者としての責任があるわけでありますから、ちょっとこの議論に参加をさせていただきます。  今、全く議員が仰せのように、国が、医療制度を巡って、激変をさせているわけですよね、制度改正して。こういうようなものに、私ども、合併をして、2つの病院を持つ。今さっき自治体病院の、私、全国の自治体病院の開設協議会の副会長でありますから、よく承知しておりますが、そういう中で、今さらに議論が、国は、集約化ということで、もっと距離を30キロ圏内に一つぐらいの自治体病院にしようとしている。そういう方向性すらあるわけですね。そういうときに、私ども、2つの病院を、1市、一つになって合併をしたわけですから、こういう病院を……。今言うように、大和総合病院も本当に全国の雄でありました。したがって、そういう有位性をお互いの病院が活かしながら、これから光市内で自治体病院を引き続き開設していく、そういう知恵や工夫を、今、一生懸命考えておるわけであります。その一つが、病院が主体的に計画を作った中期経営計画であったわけであります。  聡明な議員さんに対して私が生意気なことを言って申しわけないですが、やや議員さん、御理解をいただきたいのは、光市は一つであります。合併をしたんですから、一つであります。距離的にも、端から端まで行っても……。面積からいっても、県内でも、13市の中で下から2番目ですよね。それぐらいの範囲の中で、これだけの病院を維持管理していこう、経営をしていこうということでありますから、私ども、それなりの工夫や知恵を出さなければ、2012年、今さっきいみじくも言われますように、制度改正が実施されます。そのときに生き残っていくためにはどうしたらいいかということをやはり議論をしていただきたいと、このように思うわけであります。  中期の経営計画というものを示した。これは、計画、方向性でありますから、まさしく議員が今さっき言われますように、これからこういうものをさらに、建替えだとか、そういうものの方向性を一応示しましたけど、これをもしあれするとしたら、私どもの行政の一番得意な分野でいけば、さらに基本構想を作り、基本計画を作り、実施計画を作り、実施設計を作るわけですね。そういうものをして、建物だとかいうものを造っていく。その過程においては、まだまだいろんな議論があるわけでございますので、きょうのような御議論はどんどんしていただきたい。  ただ、ややも、聞いておりますと、大和対光というものがまだまだ出てくるような気がするんですが、もう光市は一つでありますから、その中で、自治体病院として、市民の健康や保健、こういうものを病院としてどれだけ守っていけるか、これが、私、開設者の命題だと思っておりますので、ぜひそのところは御理解をいただきながら。先ほどの救急車も、119番通報していただいたら、大和の病院には救急車が絶対に乗り入れができないわけじゃないわけですからね。そういうようなことも含めて、もっとこれを議論を今からしていきますので、その辺はようく理解をしておいてほしいなと思います。  最後の時間ぐらいちょっと参加をさせていただきましたが、もちろんお分かりのことでこういう御議論をしていただいている。大和の地域のことを思う、大和の市民のことを思う議員さんの思いに対しては、私もビンビン感じるところはありますけれど、光市全体の市民、また全体の都市経営としての、また病院経営として、その点も十分御理解いただいて、さらに御議論いただくようにお願いをして、参加をしまして申しわけないけれど、お答えいたしました。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) あのね、合併のときにはチャンとしたことを言わんでおいて、光市は一つじゃ言われてもね。さらには、蓋を開けてみたら、何もないかにもない、ああだこうだ、痛みだけ全部押し付けておいて、光市は一つです。そんな感情ね、なれますか。私はね、光市は一つの、早くそうなりたい。でも、さっきから何遍も何遍も言うように、これは極端な、痛み全て大和じゃないか。それでよく光市は一つだと言えるなというような感情があることも、皆さん方には分かっていただきたい。私も好きや好んで「大和」「大和」と言ってるんじゃないですよ。それは、聞いてる人がどういうふうに思われるかもしれないけども、大和のまさに声なき声を議会に反映をさせていく、こういうことであります。  最後に、住民の声として圧倒的に多いのは、大和には民間病院が一つしかないんだ。触診断なんかっちゅうのも大切なんですよ。だけど、できない。いわゆる旧光市には民間病院たくさんあるじゃないか。それなら、例えばの話として、光総合病院を慢性期にしてくれたっていいじゃないか。しかし、光総合病院を慢性期には、なぜかその話は出てこない。その理由っちゅうのは何です。それを最後に聞きたいと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) こういう場でその問題について発言をしたことはございませんが、計画を策定する際、いろんなケース検討をいたしました。そのケース検討の中では、光総合病院を慢性期、大和総合病院を急性期というふうなところで、今の病院の状況等を踏まえて、検討というふうなことはいたしました。その中で、今資料を持ち合わせておりませんが、私が記憶しておりますのは、光総合病院の今の状況という辺のところでは、経営的なところで言いますと、繰越剰余金を持っておりますような、経営的にはトントンというふうな状況に今あると。一方の大和総合病院、今時点は急性期スタイル、一部療養型でございますが、この病院におけます経営状況といいますのは、累積欠損が15億円というふうな状況にあるという辺のもの、これらを一つの病院事業として、今から先、解消していかなきゃならん。なおかつ、両病院を残していかなきゃならんというふうな考え方で検討したというふうなところで、急性期の大和総合病院の現状を維持していって今の問題の解消につながるかというところも検証したというところでございます。その結果からこういうふうなことになったというふうに思っております。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 分からんけどね、言ってることが。どっちにしても、35分で勝負つけようったって、なかなか勝負はつかない。さっきも言ったように、全国的にもそういうようないろんな教訓があると思う。これを、まさに市長言われるように、光市は一つなんだというのが、旧大和町も旧光市も、市民もね、光市は一つなんだというような、そういう感情、思いになるような形での決着というのが一番私はいいんじゃないかと思う。ひとつそういう形でお願いをしたいと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 田中病院局管理部長◯病院局管理部長(田中  修君) もちろんそういうつもりで、今から先、御協議を申し上げ、そういうものにもっていきたいというふうに思います。  それから、今の老健施設の関係でございます。  時間が余りないようになったんですが、まず、民間に売り渡すというふうなことを聞くがどうかという辺のことでございます。もちろん、現時点で、そういうところを検討し、そういう方針を発表しているところではございません。  ただ、現状を申し上げますと、現在の給与水準で、しかも現在の介護報酬体系の中で、収支の均衡を保つのが精一杯の状況にございます。また、昨年からことしにかけて介護報酬の改定がされましたが、その影響を受け、平成18年度は大幅な減収が予想されており、入所者の自己負担も、現在は県下でも低いレベルに設定しておりますが、平均レベル程度まで引き上げる必要があるのかなというふうに考えております。また、現在、繰入金の対象となっております起債の元利償還は平成40年度が最終となっております。
     いずれにいたしましても、議員の皆様にはいろいろと御協議をいただくことになろうかと思いますが、現時点でそういう結論というふうなところでお示しをしている状況にはないというところでの御理解を賜りたいというふうに思います。 ◯副議長(山本 光正君) 土橋議員。 ◯21番(土橋 啓義君) 赤字だから、施設の借金返せないから、すぐ売るんだというようなことじゃなしに、先ほど来から話をしておりますように、慢性期の関係で、療養区分1は終わっていくんだということになると、受け皿としては老健施設あるいは特養しかないんですね。在宅もありますけれども。だから、そういうものも含めて、今、売るじゃ売らんじゃっちゅう話は、事を急ぐ必要はないんじゃないかと思います。これも、時間的にもうありませんのでやめますけれども、赤字だから売り払うというようなことがないようなね。赤字なら全部売り払うのかというような論法にもなるわけなんで、ひとつその辺もよろしくお願いしたいということで、私の一般質問を終わります。 ◯副議長(山本 光正君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午後0時25分休憩       ……………………………………………………………………………                  午後1時30分再開 ◯副議長(山本 光正君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。熊野議員。 ◯8番(熊野 庄悟君) 私は、通告いたしました石城山の整備と活用、そして、もう一つ、災害時の対応についての2つの質問をさせていただきます。  きのうの一般質問において、同僚議員が石城山神籠石サミットについて質問をされました。市長には、このサミットを通してまちづくりや地域づくりに活用していこうとのお話がありました。ぜひよろしくお願いしたいと願っております。  私は、4月から何度となく石城山に登りました。そして、中を歩きました。いろんな人達に出会い、話を聞くこともできました。そして、今、私達が手を入れて守らねば、先人達が守ってきた大切な国宝だけでなく、石城山の自然それ自体、それをも全てを失うことになるという感じを強く受けました。今こそ、行政と住民が手をつなぎ、力を合わせ、保存に努めるべきとの思いから、質問をさせていただきます。  まず、神籠石から上の区域の整備についてであります。  石城山には、神籠石と、それから石城神社という、2つの国宝があることは、御存じのとおりであります。まず、その中で、竹藪の再生についてお尋ねをいたします。神籠石区域には、昔は民家がありました。いや、今も民家はあります。私の知っている範囲では、3軒ありました。南の水門の近くに1軒と、東の水門の近くにもう1軒ありましたが、昭和40年初めと昭和50年中頃に山を下りられて、現在は、そこは竹藪となって、その跡を確認することすらできない状態であります。現在残っておられる1軒は、神籠石から10メートルぐらい外れた標高280メートル付近の1軒で、女性のお年寄りが一人で暮らしておられます。  石城山神籠石には4つの水門があります。そして、その中の3つの水門、南、北、西の水門の回りは水田でありました。昭和40年代まではと思いますが、稲が作られておりました。その全ての水田は荒れ果てて崩れ、今は、遠い昔の夢、面影さえもなくなっています。水門は人々の生活を支える土地でもあったわけであります。  人々の生活の場でもありました石城山には、人が行き交う道が幾筋も縦横に走っていましたたが、今では荒れ果てて、道に迷う登山者すらあると、そのような話も聞きます。石城山の荒廃に竹の繁茂があります。神籠石からの上の区域では、北の水門から神護寺にかけての区域と東門の周りは、この竹藪の拡大に覆われまして、かつてあった道はなくなり、大切に守られてきた古木は枯れ、案内板などが指す神護寺などは、その方向には竹藪となった薄暗い冷たい無数の竹があるばかりであります。そこには、人は近づくことも、足さえ踏み込むこともできない状態であります。この神籠石から上の区域の竹を切り、旧来の姿に変えることを行政としてぜひ取り組んでいただきたいと思います。また、この区域の整備について、何かお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。  それと、2つ目の遊歩道とキャンプ場についてであります。  まず、遊歩道についてであります。  石城山も、旧来は赤松が繁る山でありました。松という植物は共棲植物であります。下位にシダやミツバツツジなどの低木を、そして、中位にはカシの木やクヌギ、クリといった実をつける雑木を従え、その上に高く松が支配をしておりました。木漏れ日が下の木々にまで届いて、マツタケが生え、花が咲き、木の実がなる、豊かな山の形態をつくっていたわけであります。石城山だけではありません。どこの山も、縦横に走る山道は、木漏れ日があって、道脇には野の花が咲いている、明るい道でありました。昭和40年代から始まった松くい虫の被害で、全ての松は枯れ、この生態系が崩れ、今では老木の繁茂と竹藪の拡大で、遊歩道や登山道は昼なお暗い道になってしまいました。暗い道は恐ろしくて怖いものであります。  神籠石遊歩道の中で展望できるところは、東の水門と北の水門の間に2カ所、西の水門の西側に休憩所が整備され、その前と、それと、南の水門と駐車場の間は、大きな木や竹を伐採して、展望できるようになっております。これは、市の努力で、毎年管理されているからであります。この展望は、殺伐とした暗い遊歩道に突然現れる、心洗われる景観であります。遊歩道の今後の取組みの計画があればお尋ねをいたします。  遊歩道について、いま一つ、早急に整備してほしいものに案内標識があります。縦横に走る道の道標と東西南北4つの水門に、記念写真を撮るときにバックに写り記録に残る標識、そのようなものは、来訪者の心の記憶に長く残るものとして、重要であると考えております。  そして、もう一つは、展望案内板の設置であります。これは西の水門近くの休憩所と駐車場横の大師堂の前にぜひ欲しいものと思います。お考えをお尋ねをいたします。  そして、もう一つのキャンプ場についてですが、キャンプ場の整備には教育委員会の体育課で草刈りをされているということですが、管理と活用についてお尋ねをいたしたいと思います。  2点目の石城山県立自然公園についてお尋ねをいたします。  石城山県立自然公園の指定範囲は、石城山、そして、束荷の夕日の滝、熊毛の黒岩峡、三丘の東善寺、束荷の伊藤公公園を結んだ広大な地域が石城山県立自然公園として指定されております。そして、第1種から第3種までの特別地域と普通地域に分けて保護されております。このうち、第1種特別地域は、石城山神籠石の文化財指定地域界とされております。第2種特別地域は、他にもありますが、石城山では、県道石城山線と神籠石から100メートル下がった線界が保護区ということにされております。石城山の第3種特別区域の大和側は、県道登山道の上側の一部で、主に田布施町側が指定されております。この県が指定している特別地域は、今述べました3種に分けられているのでありますが、木を1本切るにも届出や許可が必要と聞いております。地域によってどのような差異があるのか、また、許可はどのようなものか、お尋ねをいたします。  竹藪を伐採した後にミツバツツジやモミジ、ハゼ、ドングリなどの植栽をする森の再生が必要であります。遊歩道が木漏れ日の差す道になれば、野の花が欲しくもなります。伐採や植栽にはどのような手続が必要で、また、制限はどのようなものがあるかについてもお尋ねをいたします。  3点目に、石城山のお宝の整備と活用についてお尋ねをいたします。  石城山神籠石文化地域内の整備と活用であります。  まず、石城山神籠石の地域内のお宝は、もちろん石城神社本殿であり、もう一つは、昭和10年に史跡に指定の石城山神籠石であります。これは石城山の顔となるお宝ですが、幕末に高杉晋作率いる第二奇兵隊が室積から陣を移し本陣とした神護寺跡、そして奇兵隊が大砲や鉄砲の射撃訓練をした奇兵隊練兵所跡、それに石城神社の随身門が、これに次いでよく知られております。石城神社は国の重要文化財であり、隋身門は氏子の皆さんの手で大切に管理されております。しかし、神護寺跡や奇兵隊関係の史跡は、竹藪となり、見る影もありません。竹を切り、史跡の位置をハッキリと分かるように整備する必要があると思います。  また、神籠石の東門の区域も竹藪となり、その位置すら分からなくなっております。現在、神籠石が掘り出されて、その列石を見ながら散策できる遊歩道は、東の水門から北の水門を通って、神護寺跡までの区間であります。残りの神籠石の約半分以上は、南側に発掘されない版築のままで残っております。これは神籠石の一つの姿で、神域説と山城説の貴重な遺構であります。版築のままの神籠石は、本来の一つの姿で、重要なお宝だと思います。この遺構も、雑木が茂り、竹藪となり、崩壊の危険にあります。東の水門地域を含め、整備して保存する必要があります。お考えをお聞きいたします。  また、石城山に登られる方は、その人達の目的はいろいろあると思います。高い山頂からの眺めを希望する人、また森林浴を楽しむ人もおられるでしょう。もちろん文化財の研究者もあります。先日、登られていた上島田の人に山頂でお話を聞きました。その方は、この山はどの峰の頂上も同じである。木だけしか見えない。ぜひ展望できるようにしてほしいというお話でありました。石城山の月の峯と高日峯という峰がありますが、その頂上からは展望できるような措置をぜひお願いしたいと思います。いかがでございましょうか。神籠石文化財地域内の整備と活用についてお尋ねをいたします。  次に、今度は地域外でありますが、地域外の整備と活用についてお尋ねをいたします。  神籠石地域外にも多くのお宝があると思います。私が確認しているものとしては、全長18メートルにもなる滝、幹回りが352センチ、3メートル52センチの山桜の大木、そして巨大な岩、また、生きた木の橋、ランの仲間と表現しておきますが、貴重な花、そして、里の水田には清らかな石城山の湧水で生息するホウネンエビなど、貴重な自然があります。これらは、今整備し、保護の手を差し伸べなければ、なくなってしまう危険性もあります。これらは、神籠石や石城神社を補完する貴重な観光資源でもあると思います。地域おこし、まちづくりにも活用できるお宝と考えております。人知れず眠っておりますが、なくなる危険も持っております。探せばまだまだ多くのお宝があるとも思います。既に竹に負け枯れてしまった大木や、珍しい木、あるいは植物もあるのではないかとも考えます。今探し出して手を加えると助かるものもあると思います。市として、そのようなものを探し出し、整備して、活用するお考えがあるか、お尋ねをいたします。  もちろんこの石城山の神籠石区域内、あるいは区域外の整備については、石城山全体の整備計画というものの中で進める必要があるとも認識しております。よろしくその中でお願いをいたしたいと思います。  2番目の質問といたしまして、災害対策についてお尋ねをいたします。  昨夜も雨が降りました。豪雨になるのではないかと心配する雨音も聞いたわけでありますが、朝6時に観測した雨量計は55ミリでございました。安心してきょうも出てきたわけでありますが、ここ数年、地球温暖化、異常気象、エルニーニョなどという情報が多く流れております。昨年の7月3日の豪雨は記憶に新しく、島田川が氾濫し、床下浸水などの被害が出ました。大和地域でも、田布施川が氾濫し、多くの水田を破壊しました。ことしの4月、5月は雨の日が多く、日照不足による野菜の高騰が報じられました。4月10日から11日にかけての雨は、そのときも豪雨になるのではないかと心配するほどでございました。総雨量は200ミリを超えておりました。梅雨に入りました。いつ降るか分からない豪雨対策についてお聞きいたします。  まず、自主防災組織についてであります。  消防団の働きかけで、自主防災組織を立ち上げられた自治会なども多いと聞いております。しかし、自主防災組織の必要性は認識しているが、散発的な話で、組織をつくろうとする話が進まない地域もあると思います。私は、その原因の一つとして、組織をつくるためのリーダーがいないということもあると思います。また、地域の共同体の意識が少ないなどの要因もあると考えております。自主防災組織づくりにどのように取り組んでおられるか、まずお尋ねをいたします。また、これからの方向についてもお聞きをいたします。  2点目に、自主避難場所についてであります。  3月議会で光地域防災計画の概要が示されました。避難施設の変更を主として、大和地域において現実的な施設に見直しがされました。このことで安心したという声を聞きます。一方、ひとり暮らしのお年寄りの中には、居住区の老人憩いの家や公会堂を一時的な集合場所に指定することはできないかという要望もあります。避難警報が発動されれば、そこから避難場所に移動するということであります。車の運転もできず、視力も衰え、歩行も困難なお年寄りには、雨の中を指定された避難場所まで移動することは非常に大変なことであると思います。防災組織のできていない地域では、切実な問題でもあります。弱者をいかに安全に避難させるか、どのように検討されているか、お尋ねをいたします。  これで私の壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(山本 光正君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) それでは、1番の石城山の整備と活用についてお答え申し上げます。  1点目の神籠石から上の区域の整備についての竹藪の再生についてでございますが、本市におきましては、森林面積の約7%、300ヘクタールが竹林となっておりまして、竹の繁茂拡大により、造林木の成育不良や既存樹木が枯れるなどして森林の持つ多面的機能を低下させるなど、深刻な状態になっているところでございます。石城山につきましても、同様に、竹が繁茂し、議員仰せの状態にございます。公園を訪れる人々に快適な自然環境の中で森林浴や散策を楽しんでいただくためには、竹が繁茂した薄暗い状態を解消し、昔のように木漏れ日の園内整備が望まれているところでございます。  その方策といたしましては、山口森林づくり県民税関連事業であります竹繁茂防止緊急対策事業ややすらぎの森整備事業、また、土地所有者へ造林補助制度を活用した造林のお願いをするなどのことが考えられますが、これらについて、県の関係機関とも協議してまいりたいと考えているところでございます。  次に、遊歩道及び案内標識についてでございますが、現在のところ新たな計画はございませんが、関係所管と協議してまいりたいと考えております。  2点目の石城山県立自然公園についてでございますが、石城山は昭和37年3月に県立自然公園に指定され、第1種、第2種及び第3種の特別地域と普通地域に区分され、保護されております。第1種特別地域は、特別地域のうちで風致を維持する必要が最も高い地域であって、現在の景観を極力保護することが必要な地域で、厳しく行為が規制されております。第2種特別地域は、特に農林漁業活動について努めて調整を図ることが必要な地域で、通常の農林漁業活動に伴う施設や住民の日常生活に必要な施設は原則として許可される地域となっております。第3種特別地域は、特別地域の中では風致を維持する必要が比較的低い地域であって、通常の農林漁業活動については規制のかからない地域とされております。普通地域は、景観上特別地域と一体を成す地域内の集落地、農耕地帯等であって、風景の保護を図る必要のある地域となっております。  許可につきましては、第1種から第3種までの特別地域では、工作物の新築、木竹の伐採、土地の形状変更、広告物の設置などの行為は規制されており、山口県立自然公園条例により、県知事の許可となっております。  なお、普通地域については、届出となっております。  次に、木や竹の伐採についてでございますが、第1種特別地域から第3種特別地域では、学術研究その他公益上必要と認められるものなど、許可基準に該当する内容であれば可能となっております。また、樹木の枝払いや杉などの間伐、ツツジなどの植栽は許可の不要な行為とされております。  いずれにいたしましても、石城山県立自然公園には、神籠石をはじめ、石城神社本殿などの国指定の文化財、園内の神秘的な雰囲気、また遠くからの景色など、総体的な観点から議論や検討を進めていくことが必要ではなかろうかと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◯副議長(山本 光正君) 岡部教育次長。 ◯教育次長(岡部 敏雄君) 1番目の2点目のうち、キャンプ場についてお答え申し上げます。  石城山山頂付近にございますキャンプ場の管理と活用についてのお尋ねでございますが、議員仰せのように、夏休み等に合わせて、年2回程度の草刈りを委託により実施しているのが管理の現状でございます。  このキャンプ場の概要を申し上げますと、昭和41年7月に竣工し、その面積は2,750平方メートル、収容人員は約100人で、炊飯サイトも設けられているものでございます。利用状況につきましては、夏休み期間中、子供会やスポーツ少年団体等がキャンプを行っております。また、最近の利用状況を見ますと、平成16年に石城山青少年宿泊訓練所、平成17年に山口県キャンプ協会が、それぞれ野外キャンプを、平成18年にはハイキングで休憩として利用されております。  なお、この施設に隣接して防火用井戸が設けられておりますが、飲料水には適さず、トイレ等の用水として使用されております。  このような施設の現状を鑑みますと、キャンプ場用地の今後の活用につきましては、自然豊かで文化財や史跡のある石城山を気軽に散策できるよう、また、1年を通じて多目的に活用できるよう、環境を整備することが望ましいと思っております。つきましては、管理と活用について、多くの市民が憩いの場として活用していただけるよう検討してまいりたいと考えております。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(山本 光正君) 吉田教育長。 ◯教育長(吉田 師郎君) 御質問の1番目の3点目、石城山のお宝の整備と活用についてのうち、教育委員会所管の神籠石文化財地域内の整備と活用についてお答えを申し上げます。  石城山神籠石は、石城山の八合目あたりを鉢巻き状に延々2,533メートルにわたって取り巻く列石と石垣、門石などから成り、昭和10年に国指定史跡として文化財指定されているものであります。  仰せのように、神籠石が取り巻く地域内におきましては、石城山神籠石と石城神社本殿という2つの国指定文化財をはじめ、幕末から明治維新への歴史の変動を物語る宝庫ともなっております。また、御指摘のとおり、文化財指定地域内において神籠石が埋蔵されている箇所もありまして、また、過去には一旦発掘されたものの、その後の樹木の成長や風雪などにより崩壊などのおそれがある箇所も、一部、散見されるところであります。こうしたことから、教育委員会といたしましては、御指摘のような東水門周辺の神籠石の保存に支障となる樹木伐採などの実施を予定しているところであり、雑木や竹藪の伐採も含めて、今後、緊急性の高い箇所から実施してまいりたいと考えております。  なお、該当箇所の大半は民有地でありますので、今後、土地所有者との協議、調整が必要となります。  また、文化財指定地域でありますので、文化財保護法などの関係法令による規制や制限が多くありますことから、今後、引き続き、県教育委員会並びに文化庁の指導も受けながら、適切な管理に努めてまいりたいと考えております。  文化財指定地域内の今後の全体的な整備と活用方策などにつきましては、市文化財審議会などでの専門的な検討、協議、さらには、県教育委員会や文化庁などとの意見調整を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯副議長(山本 光正君) 田村経済部長。 ◯経済部長(田村 省悟君) それでは、1番目の3点目、石城山の宝の整備と活用についてのうち、経済部所管についてお答えを申し上げます。  近年、人々のライフスタイルや価値観の多様化に伴い、自分らしい個性のある旅行体験を求める傾向が強まっており、観光客の行動についても、個性化、細分化が進んでおります。このことは、これまで余りPRがされていないスポットについても、個々においては魅力的な場所となる可能性をもたらすものであり、観光振興を図る上で、従来の主要スポットに加え、新たな魅力付けを可能にするものでございます。  こうした状況の中、議員仰せの石城山神籠石文化財地域外における資源の掘り起こしは、石城山利用客の大半を占めるハイキング客に加え、自分だけの旅を求める新たな観光客を呼び込むための一つの手法であり、「神秘の山」というキーワードと関連付けることで、より大きな効果が期待されるものと考えております。  また、石城山に限らず、市内全域におきましても、史跡や自然環境をはじめ、地域の日常生活風景や気風、おもてなしの心など、有形無形を問わず、数多くの観光資源が眠っていると考えますことから、既存の資源の新たな活用と併せ、こうした資源の掘り起こしや整備に取り組んでまいりたいと考えております。  このように、多様な観光資源の掘り起こし、整備につきましては、今年度策定を進めております光市観光基本構想の中において十分に検討してまいりたいと存じます。御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯副議長(山本 光正君) 熊野議員。 ◯8番(熊野 庄悟君) 今、石城山に関する質問をいたしました。神籠石から上、神籠石から下の地域の活用についてでありますが、私は、石城山は一つと考えておるわけであります。神籠石も、石城神社も、同じ石城山の中の大切な宝の一つであるというふうに考えます。そして、石城山に登られる方は、心を癒しに登られる、あるいは古跡を楽しみに上がられると思います。私は、竹藪を切り、再生された豊かな森をつくりたいと思っております。神籠石や神護寺、5つの峰を結ぶ遊歩道には、先ほど申しましたように、木漏れ日が路面を照らして、道端には野の花が咲いて、木々の間から遠くの山が見え、岬や峰に登れば海や遠く山々が展望できるというような情景の中で、人が森林浴を楽しみ、心を癒し、そして、先ほどありましたように、キャンプ場には芝生があり、親子がボール遊びをし、かけっこをして楽しめる。そのような自然豊かな山ができると考えておるわけであります。そのためには、まずあの竹を伐採するということが一番大切なことです。そのための県立自然公園の規制、あるいは文化財の規制、いろんなものがあります。そういうものをクリアして、伐採していただきたいと思います。  そして、伐採した後の山の管理というものについては、私は、ボランティアを募り、市民の皆さんの手で守ることが大切だと思っております。市の力だけでお願いするというのではなくて、地域の者、あるいは光市、あるいは石城山に共鳴する人達の力を借りながら、皆さんで力を合わせて、竹を伐採した後の植栽をし、そして草を刈り、歩道を守り、遊歩道を守っていく。あるいは、花を植え、木々を植えていくというようなものにしたいと思っております。今、そのことについて、ボランティアについて声を掛けて協力を要請しているところでありますので、ぜひこれが成功するように、輪をかけていきたいと考えております。  そこで、先ほども申しましたが、まず今の状態で一番どうしても手をつけてほしいということは、案内板の設置、これは非常に大切なことと思います。先ほども、今はそういう計画はないというお考えでございましたが、ぜひもう一度この辺のところをお考えいただきたいと思います。  それと、もう一つ、遊歩道の散策マップの作成がぜひ必要であると思います。現在、石城山神籠石案内図というのができております。これは、駅とか、あるいは新聞チラシなどに折り込むようなものでありまして、実勢とはかなりかけ離れております。だから、これを見て散策し、あるいは目標の地に行くことは到底できないと思います。知っておればできるわけですが。それで、これはどこが出されたのかちょっと分かりませんが、室積の観光マップというのと室積の散策マップというのが、1枚の紙にこうして作られております。この散策マップを見れば、今自分がどこに立っているかというのが案内板を見なくても分かるという、立派なものだと私は思っております。象鼻ケ岬の先まで道標が書いてあります。こういう散策マップをぜひ作って、登山者に渡していただきたいと思います。そうすることによって安心して登山できると思うのですが、その辺のお考えをひとつお聞きいたします。 ◯副議長(山本 光正君) 田村経済部長。 ◯経済部長(田村 省悟君) 再度の御質問をいただきましたが、ただいま、散策マップの作成について考え方をということでございます。  確かに議員仰せのように、この石城山の散策マップがまだ作成されておりません。所管の方で遊歩道等の調査をしながら、どういう形で作っていくか、今、研究中でございます。その調査の終わり次第、またそういう形でできればというふうに考えております。御理解いただけたらと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 熊野議員。 ◯8番(熊野 庄悟君) ぜひよろしく、早急に取り組んでいただきたいと思います。  そして、今、神籠石域内のことについては、そのようにすぐ取り組めることだと思うのですが、あと、神籠石の域外についてのことについてであります。  先ほども申し上げましたが、私が地元の人達からお話を聞いて探し歩いたものの中の資源の中に、お宝として、あるいは、観光資源、地域起こしのために役に立つと思われます滝や山桜があると言いました。北の水門から流れる沢の中に、全長18メートルから20メートルはあると思いますが、滝が1本あります。沢のような滝ですが、大きな岩の間をくり抜いた滝であります。年中水が枯れたことはないと皆さんは申されております。そして、そのすぐ近くには大きな岩もあります。そして、桜の大木もあります。それは車の登山道から50メートルぐらい上がったところなので、少し整備すれば、沢登りをしながら滝を見、あるいは桜を観賞し、岩を眺めることもできると思います。  また、この桜については、昨年であったと思いますが、柳井市でも大きな山桜の大木が見つかったということが新聞で報道されました。そこで、先日、柳井市の観光振興課の方に電話をして、どのような状態か確認してみました。そうしたら、琴石山の中腹にあるそうでありまして、根本から直径が30センチから60センチぐらいの幹が8本に分かれて、高さが25メートルぐらいあるという古木だそうであります。それは登山道から外れて登ったところの急傾斜地にありますが、道をつくり、囲いをして、観賞できるような装置にして、案内板も設けているというような話がありました。こういうものがありますので、まず、今見つかっているこういうものについても必ずや利用できるものと思いますので、柳井市の桜と決して引けはとらないような桜と思いますので、ぜひ手を加えて、観光資源、地域振興のために役立てていただきたいと思います。  それと、もう一つは、今も質問をしたんですけど、この石城山の中一つをとっても、先ほどの同僚議員も言われたように、教育委員会の担当、あるいは建設部の担当、それから経済担当と、担当がみんな分かれて、どこに何を話していいのか分からないという、また、整備するためには、そこで皆調整しなければならないというようなことになっております。ぜひこれが一本化されるようにしていただきたいと私は思うんです。そういうふうな行政というふうなものはできないかどうかということも、併せてお尋ねをいたします。 ◯副議長(山本 光正君) 末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) 多岐にわたる所管のことについて今触れられたので、市長の私が答えたのが一番いいかなと思います。  全くとのとおりだと思います。最近のいろんなまちづくり、いろんな課題、こういうものが、かつてのような一担当課や係で処理ができるようなことにならない、そんな時代でありますので、ただいまの問題等も、シッカリ庁内で関係するところが連携をとって、その機能が果たしていけるように、これからそのような意識を持って私どもも指導していきたいと思っておりますので、御理解いただければと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 熊野議員。 ◯8番(熊野 庄悟君) ぜひよろしくお願いいたします。これでこの質問は終わります。 ◯副議長(山本 光正君) 中村消防担当部長。 ◯消防担当部長(中村 直美君) 御質問2番目の1点目、自主防災組織についてお答えいたします。  自主防災組織は、大規模な災害が発生した場合に、住民が協力して、初期消火や避難誘導、あるいは救護活動などを行い、被害を最小限に食い止めることを目的として結成されるもので、その根底にあるものは、住民相互の助け合いや災害弱者への支援の精神であります。こうした自主防災組織は、地域の防災力の向上に不可欠であることから、消防では、消防団員の協力を得て、地元の自治会長さんなどに働きかけ、また、必要に応じて自治会の集会や役員会などに職員を出向させて説明を行うなど、積極的に普及促進に努めているところでございます。  現在の自主防災組織の結成状況でございますが、光市におきましては、平成17年末までに15団体でありましたが、ことしに入りまして新たに9団体が結成されて、6月1日現在では24団体となっております。自主防災組織は市内全域に普及することが理想でございますが、当面は学校区に一つ以上結成されることを目標といたしまして、結成された地区、地域を中心に自主防災の輪を広げてまいりたいと考えております。  次に、自主防災組織普及に関する今後の取組みでございますが、未結成の地区につきましては、現在、結成に向けて自治会内で調整が図られ、結成間近のところもございます。ただ、議員仰せのとおり、組織をつくるためのリーダーが不在の場合は、調整が手間取り、多少の困難も伴いますが、自治会長さんや消防団のOBの方々など、関係者の理解を得ながら、引き続き、普及を図ってまいりたいと考えております。  なお、自主防災組織は、地理的条件や生活環境など、地域として一体性を持つ規模が最も効果的であることから、世帯の少ない地域や高齢者が多い地域など、リーダーが不在である地域等におきましては、複数の自治会で構成する連合組織をつくることや周辺の既存の組織に加入するなどの方法も考えられますので、地域の実情を踏まえながら、普及を促進してまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◯副議長(山本 光正君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) それでは、御質問2番目の2点目、自主避難場所についてお答えを申し上げます。  議員仰せのとおり、近年、大雨等が相次ぎ、昨年は特に河川の急激な増水による被害が多発しております。本年も4月としては例年にない大雨が降る状況で、特に島田川上流部での雨量が多いことから、島田川の水位の警戒をはじめとして、河川の増水に対し関係所管でも水防対策や避難住民のための警戒を強めているところであり、梅雨や台風シーズンに向けて、これまでの経験やデータを基に、雨の降り方や災害状況に応じた円滑な職員配備体制の整備と応急復旧対策に努めてまいることといたしております。  さて、自主避難場所についてでございますけども、災害の危険が予測される場合や不安を感じた際には、市民自らが判断し、早目の避難を心がけるよう、広報紙等で事前にお願いをするとともに、台風の際には、広報車等で事前に自主避難を呼び掛けているところでございますけども、判断や移動が難しい方がひとり暮らしや高齢者に多くおられます。そうした方には、現在、避難勧告の際には、市や消防を中心に、マイクロバス等による避難場所への移動の支援を行っているところでございますけども、議員仰せのとおり、安全や移動の問題、また住民の孤立の解消等を考えれば、老人憩いの家のような市民の身近な小規模施設につきましても、自主防災及び災害時要援護者の立場から、一時的な自主避難場所としての利用は考えられます。しかしながら、建物の構造や耐久性、土砂災害等の危険性や避難場所としての機能、また、既に市内51カ所を避難所として指定していることもあり、職員等を配置し対応することは困難であるため、地元が自主的な管理を行っていただけるようでありましたら、施設や周辺状況を勘案して、個別の検討をしてまいりたいと考えております。  また、災害要援護者対策につきましては、県が示しております災害時要援護者等支援マニュアル策定ガイドラインに沿って具体化を検討しているところでございますけども、実効性あるものとするためには、市や消防だけでなく、御家族、自治会や自主防災組織、福祉関係者をはじめとした多くの方々の御理解と御協力が不可欠でございます。災害時要援護者対策は、防災の重要課題であり、安全な避難のためには、引き続き、市民の皆様の御協力を得ながら、福祉関係部局や消防と連携し、災害時要援護者対策の推進に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯副議長(山本 光正君) 熊野議員。
    ◯8番(熊野 庄悟君) 自主防災組織につきましては、今24団体あり、また次が計画中、あるいはそういうことが進んでいるというお話でありますが、引き続き、多くの自治体、あるいは地域、あるいは関係団体で、そういう組織ができることを願っております。また、そういうぐあいにできるように、御指導のほどをよろしくお願いしたいと思います。  自主避難場所についてでありますが、お年寄りが遠くまで移動するということが非常に大変だということで、お年寄りの要望からこういう提案をしたわけでありますが、公会堂あるいは老人憩いの家などには電話もないというようなところもあります。そういうところへの避難ということはまた非常に大変なこととも思いますが、今御答弁がありましたように、地域の皆さんで話合いをして、そういうところを避難場所にするということになれば、防災組織でというものでなくても、市との協力体制の中で利用できるようなというような方向になるようにぜひしていただきたいと思います。これは、お年寄り一人ひとりの不安の解消、ひとり暮らしの方には特に不安の解消にもなるかと思いますので、そういうことをしていただけるようにということで、もう一度お答えをお願いしたいと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 大久保総務部長。 ◯総務部長(大久保 宏也君) 御指摘のとおり、特に災害時要援護者の方につきましては、まさに身近なところに避難場所があるといったことが安心・安全につながるというように思っております。そういう観点から、具体的な対応につきまして、個別な事例ごとによく状況を検討しまして、一定の方向性を見出していきたいと考えております。御理解賜りたいと思います。 ◯副議長(山本 光正君) 熊野議員。 ◯8番(熊野 庄悟君) それでは、集落ごとでそういうお話合いができるような体制をつくって、またお話ししていただいて、一時避難ができるんだということで皆さんにお話をさせていただきたいと思います。そのときはまたよろしくお願いいたします。これで私の質問を終わります。 ◯副議長(山本 光正君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午後2時18分休憩       ……………………………………………………………………………                  午後2時33分再開 ◯議長(市川  熙君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 皆さん、こんにちは。市民クラブの森戸芳史でございます。  本日最後になりますが、どうぞよろしくお願いします。また、先輩議員が応援に来ておりますが、どうぞ御指導よろしくお願い申し上げます。通告に従いまして質問に入ります。  三島温泉健康交流施設について、2点ほどお尋ねいたします。  1点目は、現在の計画の進捗状況はどのようになっていますでしょうか。泉源の状況も含め、お知らせください。  2点目は、建設後の管理運営についてはどのように考えておられますでしょうか。民間ノウハウの活用も含め、可能な限り費用対効果の面からも検討を進めていただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。  次、冠山総合公園についてお尋ねします。  1点目は、今後の2期計画の方向性についてお示しください。  2点目、管理運営についてお尋ねします。  平成18年度予算によれば、職員2名の派遣と嘱託1名、園内の清掃、管理、樹木の伐採等の委託で約5,880万円を計上されておられます。これからもこれだけ多大な管理費を計上することは、財政的にも大きな負担になりますが、今後はどのようにお考えでしょうか。  また、収支の改善のため、梅まつりの期間中は駐車料金を取ったらどうかと考えますが、いかがでしょうか。  3点目、民有地取得についてお尋ねします。  市内大手企業社宅を買い取り、地産地消の拠点を整備し、1年を通して集客できる施設を整備したらどうかと考えますが、いかがでしょうか。  4点目、遊具設置についてお尋ねします。  本年度の梅まつりのアンケート結果を見ると、子育て世代の来園は非常に少なく、圧倒的に50代以上が多い結果となっています。上の世代が楽しめる施設として認知されていると考えますが、今後の交流人口を高めるためにも、若い世代の人達が子供達とともに楽しめるよう、1期目の計画区域内ではなく、2期目の区域内に、傾斜をうまく活用した、シンプルでコストのかからない遊具を設置したらどうかと考えますが、いかがでしょうか。  学童保育についてお尋ねします。  1点目、市内9つのサンホームのうち、5施設が定員オーバーの状況だと聞いております。また、施設に応じて運営方法も様々で、先生に任せきりの状況ではないでしょうか。サンホーム事業を始められて約10年近くがたとうとしております。預かりさえすればよいといった考え方ではなく、保育の質を向上させ、健全な育成を図り、守り育てるためにも、運営基準や施設設備の基準を作る必要があるのではないかと考えます。施設設備の基本的な基準、防災体制、児童の健康管理や、事故や怪我への対応、そして、運営方針、事業計画、保護者の意見を汲み上げるような仕組みについてはどのようにお考えでしょうか。  2点目、平成16年、17年、18年と続く、室積公民館、そして島田公民館で行われております地域子ども教室推進事業については、どのような評価をしておられますでしょうか。そして、今後は、留守家庭児童教室との連携についてはどのように考えておられるのか。また、放課後の子供達の居場所づくりという観点で、今後は市内全域に拡大すべきであるというふうに考えますが、いかがでしょうか。教育長の見解も含めてお示しください。  壇上からの質問を以上で終わります。 ◯議長(市川  熙君) 岡村福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(岡村 峻司君) それでは、森戸議員さんの御質問の1番目、三島温泉健康交流施設についてお答え申し上げます。  まず、本施設の整備につきましては、昨年度、市民懇話会や庁内協議会の御協力をいただきながら、基本構想を策定するとともに、本市で初めてとなりますPFIという民間ノウハウを導入する事業手法について検討を行ったところでありますが、PFI事業では合併特例債の適用が困難となり、PFI事業の経費的効率性が見込めないことから、従来型の公共事業の手法により事業を実施することとしたところでございます。  お尋ねの1点目、本事業の事業計画と進捗状況でございますが、当初予算でもお示ししておりますように、本年度は、施設の基本設計業務や新たな泉源の開発工事を実施するとともに、建設予定地の用地取得や造成工事などに着手することとしております。今後のスケジュールといたしましては、5月中旬から新たな泉源の開発工事に着手しており、9月20日までに新泉源の開発を行う予定としております。また、基本設計業務につきましては、本年4月27日、庁内関係所管による三島温泉健康交流施設整備連絡調整チームを設置し、現在、発注に当たって、具体的な仕様書の作成などについて協議、検討を進めており、今月中には発注したいと考えております。また、この基本設計の成果をもって、その後の用地取得のための土地収容事業認定申請業務や用地造成工事を実施する予定としております。  次に、2点目の建設後の施設の管理運営についてでございます。  本施設は、これまで整備してまいりました施設の中でも、とりわけハード・ソフト両面のコストの重要性が求められる施設であると認識しております。議員仰せのように、採算性や利用者へのサービス等、民間ノウハウを導入しながら運営していくことが求められております。とりわけ施設機能や維持管理に係る経費面で検討を十分に行いながら、行政効果や運営の効率性などにも配慮することが必要であると考えており、今後は、指定管理者制度を念頭に置きつつ、専門的なアドバイスも受けながら、基本設計業務の中で、効果的かつ効率的な運営方法について検討してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、本事業は、施設整備に当たってのイニシアルコストや完成後のランニングコストなど徹底したコスト意識を持つなど、旧来とは違った、新たな視点での運営管理の手法が求められるものと認識しており、厳しい財政状況等を十分に踏まえながら、市民に親しまれ、利用される施設となりますよう、英知を結集してまいりたいと考えております。引き続き、議員はじめ、市民の皆様方の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 三島温泉健康交流施設につきまして、何点か質問させていただきます。  この施設は新市建設計画にも位置付けられておりますが、何点か不安な点があるので、安全面、集客面、運営面で、何点か質問したいと思います。  以前、温泉施設でレジオネラ菌が発生して、死者が出たというような事件もございました。また、今後は指定管理者の方向性でというような御答弁をいただきましたけれども、先日もエレベーターの事件もありましたように、安全面につきましては、十分留意していただきたいと思います。安全面、いわゆる衛生面について、今後は徹底的にこだわっていただいて、特に、温泉の場合、三島憩いの家の今までの温泉は循環式だったと思いますが、掛け流しか循環式かで大きく違うというふうに思いますが、これも泉源の今の状況で大きく変わるとは思いますが、施設の根幹である安全面、衛生面についてどのようにお考えなのか、よろしくお願いいたします。 ◯議長(市川  熙君) 岡村福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(岡村 峻司君) 再度の御質問をいただきました。ただいま、運営上の安全面、特に衛生面ということに対してのお尋ねでございます。  施設の運営上の安全面、特に衛生面につきましては、議員仰せのように、レジオネラ菌などの水質基準に係る衛生管理が大変重要でございます。循環式や気泡発生装置等を設置した浴槽におきましては、衛生面での管理に留意が必要で、特に公共施設におきましては、安全確実な衛生管理が求められます。  三島温泉健康交流施設では、現在、泉源開発を実施している段階でございまして、泉源の温度、湧出量等の能力がまだ確認できていないために、現時点では、掛け流しあるいは循環式といった給湯方式がまだ決定をされておりません。議員御指摘の趣旨を踏まえ、設備の選択等には十分検討を加えまして、衛生管理上の徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 最後ではなくて、今からまだバリバリ質問がありますので、よろしくお願いをいたします。  安全面については、これからも徹底的にこだわっていただきたいと思います。  次に、集客の面に関しまして質問をいたします。  三島温泉の整備基本構想ということで、こういった基本構想をいただきました。これを見ますと、10万人の集客を前提に施設の建設を検討されているんじゃないかと思います。例えば、私も先日、周南市の三丘の周南市の直営施設・東善寺やすらぎの里というのがございますが、ここに行ってまいりました。この施設は、直営で、平成8年にオープンをいたしまして、初年度は約7万人の集客があったそうでございます。10年たちまして、平成17年度はどのぐらいの数だったかといいますと、約4万人というような状況だそうでございます。リニューアルも、10年たちましたけど、1回もしていないというふうに聞いております。相当集客に知恵を絞っていかなければならないんじゃないかなというふうに考えております。  例えば、集客の方法といたしまして、光市の既存の温泉施設も含めまして、周南地域の温泉と連携していくであるとか、相乗効果を出すような湯巡りパスの発行であるとか。この周南地域には、湯野温泉や、鹿野の石船温泉でしょうかね、あと下松市の温泉もあると思います。そういったところとの連携。また、観光面での連携。もう1点が、例えば、虎ケ岳を登った後に温泉に入るとか、ジョギングした後に温泉に入るとか、この基本構想の中でもそういった温泉療法的なプログラムも示されておったと思いますが、そういったようなメニューの開発をするなどといったことが考えられます。  現状についてちょっとお尋ねをしたいんですが、所管を越えて、経済部や、また病院局などと連携をして、知恵を絞り出していかないと、この10万人というようなことは非常に厳しい状況じゃないかなというふうに思うんですが、現状、所管を越え、どういった連携をして取り組まれておられるのか。また、今後、取り組まれようとしているのか。その点につきまして、よろしくお願いします。 ◯議長(市川  熙君) 岡村福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(岡村 峻司君) 再度御質問をいただきました。  運営面におきます観光等を含めた集客面についてのお尋ねであったかと思いますが、先ほども少しお答えを申し上げましたけども、現在、庁内の連絡調整チームの中で様々な検討に取りかかっているところでございまして、まだ、具体的なことにつきまして、それぞれお答えが困難な状況ではございます。  本施設の基本テーマは、基本構想でも既にお示ししておりますように、人々に、健やかさ、憩い、ふれあいという3つの恵みをもたらす温泉健康交流施設としておるわけでございます。この施設の運営に当たりましては、こうした基本テーマに沿って、運営面でも様々な工夫を凝らし、特に特色を持たせるように、そして、そのことが集客につながっていくというふうに考えております。  当面、先ほどお話もございましたように、年間10万人の集客というものを構想の中では見込んでおりますが、この運営方法いかんによっては、それが膨らむこともありましょうし、また低下することもありましょう。そういったことも十分念頭に置きながら、議員御指摘のように、いかに集客率を伸ばしていくか、施設の運営、経費面でも非常に重要となりますことから、現在、設置いたしました調整チームの中で、具体的なソフト事業等を検討しているところでございます。  いずれにいたしましても、今取りかかっております泉源開発や基本設計業務の中で具体的な方策を見出していきたいというふうに考えておりますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 10万人の集客を前提にということに対しましての御答弁をいただきました。これ、今、日本全国でですね。例えば空港がございますね。空港を造って、需要予測が違って大赤字だといった例が、日本全国、ゴロゴロしております。造る前から、そういった集客面に関しましても、ここも徹底的に詰めていただきたいというふうに思います。  私、この後、冠山の質問をいたしますけれど、冠山の答弁を昔に遡って見ていきますと、オープンした直後から、管理運営についての様々な質問が出ておりました。当たったからいいようなものではございますけれど、そういったことにならないように、造る前からキッチリ考えて、集客面でございますね、詰めておいていただければと思います。  次は市長さんにお尋ねをしたいんですが、今、集客面について聞きました。そして、先ほどもちょっと話があったんですが、三島温泉健康交流施設整備推進市民懇話会という中で、委員さんの意見といたしまして、建物は良いものを造ってほしいが、要るものと要らないものを整理して検討してほしいというような意見を出されておりました。これは2月ぐらいの段階だと思いますので、この整備基本構想の中に入っているとは思いますけれど、その中で事務局の答えとして、事業費を多くかけられないため、共用できるものは共用する等、効率的な施設を検討するというふうな回答がございました。私も、初期投資に関しましてはもっともっと留意をして、要るもの要らないものについて精査をしていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。そういった集客面や初期投資の面、運営面について、今まで一通りの考えを聞いたんですが、私が住む三島地域というものは、長年、投資というものがなかなかなかったような状況でございます。橋の架替えということで、地域住民の悲願もあと数年で達成をされるんじゃないかなというふうに思っております。また、河川の拡幅といった事業も今後行われる予定になっております。そういった状況の中で、最後に、三島地域に対する市長の思いといいますか、考えといいますか、この施設に対する決意といいますか、覚悟のほどを御答弁いただけたらと思います。 ◯議長(市川  熙君) 末岡市長。 ◯市長(末岡 泰義君) 三島地域に対するいろんな考え方はありますけれど、それはそれとして、いずれにしても、今のこれから建てようとしております温泉の健康交流施設、これにつきましては、今議員さんが両面をおっしゃいましたけど、確かに、効率で無駄のない、また、こういう財政状況の中でありますから、シッカリとしたコンセプトを持って建設をしていかなきゃならないと、このように思っております。  そして、もう一つは、今から建てようとする場所が場所だけに、住居も迫っております。地域の用途指定もございますので、そういうようなものの中で建物を建てていくという制限もありますので、そういうようなもの等もよく考慮し、また、近接するところに公民館もございますので、こうした施設、せっかくあの地域に建てますので、期待も大きいと思いますが、それぞれの建物が、公共の施設がそれぞれの役割をしながら、総合的にゾーンとして補完できていけるような、そういうような場所にしたいなと思っております。橋の架替え、河川の整備、そして今の温泉交流施設、さらには公民館、こういうものの連携を十分とれるような機能にしていきたいなと思いますし、同じような機能のものを同じようなところに造って、また無駄を生じて、それがひいては地域の活性化や元気さをなくすようなことがあってはならないと思いますので、むしろ一定のものを造りながら、さらにその効果が見られるものであれば、例えば温泉施設であれば、大島の竜崎温泉ですかね、町が経営をして、建てて、たくさんのお客さんが来られるので、また今もっと大きなものに建て替えられるとか、そういうような夢も持てるような施設にして、初めから大きなことでドーンと建てて、今言われるように、お客さんも来られない、利用者も少ないというので、またそれに対する反省の地域の声が上がって、そういうようなさらなる次のいろんな投資が難しくなっていくというよりか、逆のようなことで、たくさんの方が凝られる。そして、さらにまたそういうものの要望が広がっていく。そして、三島のさらなる地域の活性化のための夢を持てるような、そういうような施設というようなことで、十分議員さんの気持ちと、また、私ども、こういうような財政状況の中でのこういう施設を造っていく在り方、シッカリと踏まえて造ってまいりたいなと思っていますので、御理解いただければと思います。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 以上、よろしくお願い申し上げまして、この項は終わります。 ◯議長(市川  熙君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) それでは、2番の冠山総合公園についてお答え申し上げます。  冠山総合公園は、平成14年2月に、日本庭園やオートキャンプ場など、一部を供用開始し、本年で満4年を迎えたところでございます。これまで、多くの市民の皆様をはじめ、市内外から多くの方々が訪れられ、都市公園としての役割はもとより、光市の主要な観光スポットとして、本市の交流人口の増加や地域経済の活性化など、一定の成果を見ているところでございます。  議員お尋ねの1点目、次期整備基本計画の基本的な考え方についてでございますが、本公園は、梅を中心に、四季を通じて花木が楽しめ、憩える公園を基本理念とし、これまで整備を進めてきたところでございます。次期整備基本計画におきましても、引き続きこれを基本とし、本公園の持つ自然景観や地形を最大限に活用するとともに、これまでいただいております御提言、市民ニーズや時代ニーズを見極めながら、魅力ある憩いの空間づくりをと考えているところでございます。  2点目の公園の管理運営についてでございますが、公園の管理につきましては、管理事務所とオートキャンプ場の事務所を合わせ、職員、嘱託職員、臨時職員の13名で、公園の使用許認可事務や維持管理を行うとともに、公園主催の行事や他の団体との共催行事などを行っております。公園の維持管理は、本公園の特性として、日本庭園や梅の里、また、自然林に囲まれ、自然豊かな公園として好評をいただいておりますことから、光市造園協同組合に管理を委託し、樹木や芝生、通路などの管理に努めているところでございますが、可能なものについては極力管理事務所の職員で対応することとしており、事務所業務をこなしながら、草刈りや雑草の処理も行うなど、管理費の軽減に努めているところでございます。今後とも、公園の特性を損なうことのないよう、適切な管理運営、さらには維持管理費の軽減に努めてまいりたいと考えております。  議員御提言の梅まつり期間中における駐車場の料金の徴収でございますが、これまでにも多くの方々から御提言をいただいている課題でございます。この課題には、適切な金額の設定や来園者への影響、また、レストランや売店の利用客への対応、徴収の方法、さらには最盛期の渋滞対策など、検討すべきことが多々ありますことから、これらの整理を行いながら、検討してまいりたいと考えております。  3点目の民有地取得についてでございますが、これまでにも多くの議員から御提言をいただき、お答え申し上げておりますように、財政状況をはじめ、本市を取り巻く諸情勢は極めて厳しいことから、中・長期的な視野に立ち、次期整備基本計画を策定していく中で、議員の御提言や時代ニーズ、市民ニーズを踏まえながら、さらに可能性等について検討を進めてまいることとしております。  4点目の遊具の設置についてでございますが、本公園は、幼児から高齢者まで、幅広い方々に利用していただける公園を目指しており、自然や地形を活かした遊びの空間についても検討していくこととしております。議員から御提言のありましたことも踏まえ、さらに検討を加えてまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 冠山につきましても、何点か質問をしたいと思います。  第19回梅まつりアンケート集計票というのがあるんですが、この中で、施設に対する気づき、要望という中に、「無料で開放しているのにはびっくりしました。これだけの梅を管理されている御苦労を考えてしまいました」。また、「入園料を100円から300円ぐらいでどうでしょうか。せっかくの景色、維持していただきたいので」というふうな意見も寄せられております。私も素直に、これだけの公園を管理していくというのは大変だろうなというふうに思います。そしてまた、今答弁にございましたように、仕事のときに、職員さんも御自分で草刈りをされているというふうなことも聞いております。  この公園の管理についてなんですが、今までたくさんの議員さんが取り上げられてきておりました。例えば、公園の維持管理について、維持管理の検討会とか、管理運営委員会というのも開催をされておられたというふうに聞いておるんですが、そういった検討会、どのように管理運営に対しまして反映されてきたのかといった点をちょっとお尋ねをしたいと思います。 ◯議長(市川  熙君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) 公園の維持管理の検討会の開催、また、これの反映についてでございますけども、本公園の開園に当たりましては、管理運営体制をどうするのか、また、施設の維持管理をどうするかについて、関係所管と協議を行い、現在の体制となったものでございます。本公園の特性は、先ほど申し上げましたように、梅の里、日本庭園、イベント広場などがございまして、自然豊かな公園として好評をいただいております。これらの維持管理には一定の経費が必要でございますが、経費節減を念頭に、委託者と常に協議を行い、節減に努めるところでございます。また、公園の管理費に充てるため、駐車場料金又は入園料等についても検討してまいりましたが、多くの課題がありますことから、解決を見ていないところでございます。こうした現状の中において、来園者の増加によるコスト減を図っていくこととし、先日行われました冠カフェとアルパコンサートなど、イベント実行委員会を中心に、様々な行事を開催して、多くの市民の皆様に御来園いただきたいと願っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) ちょっと早くてよく分からなかったんですが、大体この答弁なのかなというふうに感覚としてとらえます。  今まで、先ほども石城山につきまして熊野さんの御意見もありましたように、この冠山も、市民の公園ということで、管理の面からも、ボランティアの育成をするというふうな、市長さんが答弁されたのかなというふうに思いますが、そういったことはどういうふうに検討されておられたのか、ちょっとよろしくお願いします。 ◯議長(市川  熙君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) ボランティアの育成についてでございますけども、大がかりな仕掛けはなかなか難しいところがございますけども、開園当初から行っております公園入口西側駐車場の市民花壇の管理、山野草による講習会などにおいて植栽管理、また、誕生記念植栽などを行っております。少しずつではございますけども、輪を広げていきたいというふうに考えております。  なお、先行議員から御提言のありました里親制度についても、本公園においても同時に検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 以上、よろしくお願いします。  もう1点、ちょっと管理についてお尋ねをしたいんですが、以前、財団化ということも検討されておられたんじゃないかと思うんですが、今後の管理の方向性というのもお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長(市川  熙君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) 冠山総合公園の管理についてでございますけども、許認可事務や維持管理など、開園当初ございましてから、当面は1年を目途に直営とすることで管理を行っております。その後、財団を設立して管理を行うことという方向を出して、検討してまいりましたけども、地方自治法の改正による指定管理者制度の導入がなされまして、財団の設立は困難な状況になった経緯がございます。  また、公園の管理におきましては、その公園の基本コンセプトが大変重要でございます。公園を管理する側と整備する側の意思の疎通が大変重要でございますことから、次期整備基本計画の策定後における整備の法制など、当分の間は直営方式での管理としております。  以上でございます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 一定の理解はいたしましたので、よろしく管理につきましてもお願いをしたいと思います。  次に、民有地についてちょっとお尋ねをいたします。
     今、経済部の方で特産品直売施設基本構想という構想を練っておられますが、そういった基本構想の中に建設部としては関わっておられますでしょうか。 ◯議長(市川  熙君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) 現在のところは関わっておりません。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 大手企業の社宅と申し上げましたけど、予算的な面もあると思いますが、どこに設置するかは別といたしまして、先ほども申し上げましたように、50代以上が圧倒的に多い結果となっております。四季折々の花木がもたらすコンセプトの結果でもあるでしょうし、また、関係者の努力の賜物だと思います。やはり大きな人の流れがあるところにそういったものを接地していく必要があるんじゃないかなというふうに考えておりますので、ぜひ、地産地消の設備にいたしましても、交流の核であるパブリック公園というところでの検討をいただきたいというふうに思います。これはちょっと要望としておきます。  あと1点、集客の面につきましてお尋ねをいたします。  私も先週の土曜日に、先ほども部長からもございましたけど、しょうぶまつりに行ってまいりました。夜7時からございまして、コンサートをやっておりました。非常に海からの風が気持ちがよくて、芝生の上でビールを飲むというのも非常によかったんですけれど、夜間開放というのは恐らくクリスマスのときの灯火祭ぐらいだけじゃないかなというふうに思いますので、私も、行ってみて、新たな公園の魅力というものを発見したような感覚になりましたので、今後も、新たな魅力を発揮するために、こういった夜間開放について考えていかれたらどうかなというふうに思うんですが、夜間開放については今後どのように考えておられますでしょうか。 ◯議長(市川  熙君) 石川建設部長。 ◯建設部長(石川 和人君) 夜間開放についてでございますけども、この間で第4回目のしょうぶまつりを、6月3日から11日までの間、開催したところでございます。その3日と10日の土曜日を夜間開放して、これまでのしょうぶまつりとは趣向を変えまして、ライトアップされた園内のイベント広場で、アルパの癒しの音楽とコーヒーとケーキで非日常的な時間を過ごしていただいたところでございます。この夜間開放につきましては、夏にもぜひこうした行事をやってほしいという御要望等ございますので、イベント実行委員会と協議、調整を行いながら、実行に向け、検討してまいりたいと考えております。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 夜間開放につきましては、よろしくお願いを申し上げます。  冠山につきまして様々質問させていただいたんですが、平成15年度、約33万人来て、約11億円の経済効果があったというふうに聞いております。平成17年度は、天候のせいもあるんでしょうけど、26万7,000人というふうな結果だと聞いております。やはり入園料をなかなか取りにくい。塀で囲んでしまわないと、入園料というのも取りにくいでしょうし、コストも縮減を図っていきながらも、地域への経済効果を及ぼすような仕掛けを考えるかに尽きるんじゃないかなというふうに考えております。そういった意味で、1年を通して集客できるよう、民有地の取得と傾斜を利用したシンプルな遊具の設置について提案をさせていただきました。私もゴールデンウイークに大平山の公園に行ってまいりましたんですけど、大平山も傾斜をうまく利用しまして、そんなに大きな遊具というのはないんですが、シンプルな遊具で子供達が1日中楽しめるような施設でございましたので、遊具につきましても、これからも御検討をいただきまして、この項は終わります。 ◯議長(市川  熙君) 岡村福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(岡村 峻司君) それでは、御質問3番目の1点目、学童保育についてお答え申し上げます。  留守家庭児童教室(サンホーム)は、児童福祉法第6条の2第3項に規定されている放課後児童健全育成事業として、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校低学年の児童に対し、適切な遊び及び生活の場の提供を目的として設定したものでございます。  議員仰せのとおり、市内の9校全てで事業を開始して10年近くが経過しておりますが、現在、室積、光井、島田、浅江及び三井の5カ所のサンホームにおいては、慢性的に定員を超える状態にございます。  お尋ねの定員の設定につきましては、サンホームとして恒常的に確保している施設の面積に対し、県の示す1人当たり1.65平米を参考に算出しているところでございますが、近年の核家族化や共働き家庭の増加等により、入所希望者は増加の一途をたどっていることから、待機児童を出さないため、体育館や他の空き教室等の臨時的な開放について、学校に御協力をいただきながら、対応をしております。今後も定員超過の状況は続くことが予想されますが、現在の厳しい財政状況において、新たな施設整備は大変難しいと考えており、引き続き、学校と連携を密にしながら、使用可能なスペースの確保に努力してまいりたいと考えております。  また、児童の健康を含む安全の確保は、事業運営の最大の使命であります。常日頃から所管課への緊急連絡体制を徹底し、児童が安全に帰宅できるまで、常に意を注いでいるところでございます。  なお、サンホームでの保育の方針につきましては、基本的に安全を最優先としながらも、児童が楽しく遊べるよう、老人会との交流事業や学期末のお楽しみ会等を開催したり、職員の資質向上を図るため、昨年度より研修会等へも積極的に参加をさせております。  この他、サンホームの運営に当たって、保護者の意見の汲み上げなど、御指摘をいただいたところでございますが、私どもも、改善できるところは積極的に改善し、さらに利用しやすい施設となるよう努力していきたいと考えておりますので、今後とも、御指導、御助言をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  また、先行議員にも申し上げておりますように、国から教育委員会主導の総合的な放課後対策事業の指針が示されるなど、学童保育は新たな方向へ展開しようとしております。少子化が進行する中、関係各課がより一体となった施策の展開が求められており、国、県の動向を踏まえながら、学童保育の充実に努めてまいる所存でございますので、御理解いただきますようお願いいたします。 ◯議長(市川  熙君) 吉田教育長。 ◯教育長(吉田 師郎君) 御質問の3番目の2点目、地域子ども教室の評価と今後の方向性についてのお尋ねにお答えを申し上げます。  地域子ども教室推進事業は、文部科学省により、平成16年度から18年度までの3年間の補助事業として実施されておりますが、本市におきましては、社会教育、地域教育の一環として、島田地区と室積地区の2地区において、公民館を拠点として実施されているところであります。  お尋ねの1つ目は、地域子ども教室推進事業に対する評価についてであります。  島田地区においては、島田公民館が事業主体となり、島田小学校パソコンルームにおけるパソコン学習の実施により、学校施設の開放と施設整備の有効活用が図られており、かねてよりの課題であります学社連携が推進されており、また、このような学習により、地域の有能な意欲ある人材の登用、指導者の発掘などに結び付き、トータルで地域の教育力の向上につながったところであります。  一方、室積地区では、室積木遣り太鼓保存会が事業主体となり、室積公民館との連携により、公民館において、指導者の熱心な指導により、活発な練習が行われ、地域行事での演奏をはじめ、伝統芸能発表会や光太鼓30周年記念式典など、市内全域でのイベントにも参加し、高い評価を受けており、子供達の大きな自信になっております。  なお、室積木遣り太鼓保存会におきましては、このような活動が文部科学省から高い評価を受け、生涯学習の振興、地域教育の推進に貢献したとして、子どもの居場所づくり文部科学大臣感謝状の授与を受けたところでもございます。  このように、地域子ども教室は、公民館を中心として、地域の人材の熱心な指導により、大きな成果を上げているところであります。  2つ目のお尋ねは、留守家庭児童教室との今後の連携についてでありますが、今までも学童保育事業を所管する福祉保健部とは事業の課題や問題点などの意見交換を行っていますが、先行議員にお答えいたしましたように、来年度から文部科学省と厚生労働省により地域子ども教室と放課後児童クラブを一体的に実施する放課後対策事業「放課後子どもプラン」の創設が準備されていますことから、この新規事業の動向などを注視し、今後の連携方策について福祉保健部との調整を行ってまいりたいと考えております。  3つ目のお尋ねは、地域子ども教室の全校への拡大についてであります。  補助事業としての地域子ども教室は本年度で終了しますことから、子供達の居場所づくりの推進につきましては、引き続き、土曜日などの休日を含めて、学校外活動や地域教育の場として、さらなる学習機会の確保や充実に努めたいと考えていますが、今後、全校への拡充につきましては、国における新たな放課後対策事業の具体化や推移などに留意しつつ、学童保育を所管する福祉保健部などとの調整、さらには県教育委員会との連携により、今後の対応などについて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 学童保育につきまして、1点ほどお尋ねをいたします。  最初に壇上でなぜ基準を作ってくれということを言ったかと申しますと、この学童保育は、児童福祉法で制度自体が担保されているにも拘わらず、他の保育施設や児童福祉施設と比べて責任があいまいで、ただ預かるだけというふうに私には映っております。  学童保育は、異なる年齢の子供が集団で生活を送っています。異なる年齢の子供達が生活することは、教えたり教えられたり、また、頼ったり頼られたりの関係が生まれる反面、縦の関係がそのまま力の関係になる側面も持っております。だからこそ、一人ひとりの子供が大切にされる関係を育てていくことが求められているんじゃないかなというふうに私は考えます。子供達にとりまして、学童保育は生活の場でありますし、また、健康や安全の管理、養護も含めた基本的な生活が保障されて、子供の成長段階に合った適切な働きかけが必要じゃないかなというふうに考えております。  例えば保育園等であれば、保育指針なんかも作るでしょうし、一人の子供をどのように育てるのかといった視点で、子供の心身の状態を把握して対処したり、お便りとか連絡帳も家庭と交換をしたりということがあるんじゃないかなというふうに思います。  今後は、預かるというところから保育というところへ、他の教育施設や保育施設同様に、転換を図っていただきたいなというふうに私は考えておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、1点だけ質問をいたしますが、保護者の意見がなかなか届きにくい仕組みになっているというふうに申し上げましたんですが、社会福祉法では、市町村や事業の実施者に対しまして、利用者の意向の尊重やサービスの向上、透明性の確保、情報提供、そして利用者からの苦情解決を行うよう定めております。保護者会というのも1年目の初めだけだと聞いております。今後は、利用者のアンケートも。現状では利用者に対するアンケートもとられていないと思いますので、まずはそういったアンケートをとることから始めていただいて、現状、親御さんがどういうふうに思っているかなとか、サービスに対してはどうかなということを感じていただきたいと思いますので、まずはこのアンケートというのをとっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。その点につきましてお答えいただけたらと思います。 ◯議長(市川  熙君) 岡村福祉保健部長。 ◯福祉保健部長(岡村 峻司君) 学童保育につきまして、再度御質問をいただきました。  ただいまはサンホームの運営基準等につきましてのいろいろ御指摘、御意見をいただきました。今後の参考にさせていただきたいと思います。  それから、利用者のアンケートについて、ただいま御提言をいただいところでございます。議員仰せのように、健全な事業を運営、推進していくためには、事業者といいますか、サービスを提供する側、そしてまたそれを利用する側との関係は、常に対等な関係にあるべきだというふうに考えます。そうした意味では、先ほど御提言いただきましたように、利用者の御意見等をいろいろ交換をしながら、コミュニケーションを十分に図りながら、そのことがまたより良い運営につながっていくというふうに考えます。  現状、サンホームにおきましての保護者からの意見等をどういうふうに聴取しているかということになりますと、そこの指導員等が、日々、保護者が送迎する中、接する中で、いろいろな御意見を受けているということが主な方法となっております。あるいはまた、時々ではございますけども、メール等が所管に入ってくることもあります。そういったことが一つの意見を受け止めるということになっておるわけでございますけども、なかなか直接伝えにくいという方も中にはやはりいらっしゃるでしょう。いろんな事情もあると思いますし。議員御提言のアンケートも、そういった意味では、有効な方法の一つかなというふうに考えます。今後、そういった意味も含めまして、他の方法も併せ検討して、積極的に、この問題につきましては、御提言につきましては、検討してまいりたいというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) ありがとうございます。ぜひ意見を伝えやすい仕組みの構築を、よろしくお願いを申し上げます。  最後に、この学童保育につきましての要望をしておきたいと思うんですが、マナーの問題なんですけど、サンホームは子供を迎えにいくようになっているんですけど、子供の迎えなどで校門付近が非常に混雑して、近隣住民が非常に迷惑しているというような声もたくさん聞いておりますので、ぜひ、テレビを借りまして、利用者の皆様にもマナーアップをよろしくお願い申し上げたいと思いますし、また、利用者のマナーアップも所管の方から徹底していただけたらというふうに思います。  地域子ども教室につきまして、最後、お尋ねをしたいんですが、現状の地域子ども教室なんですが、年間どのぐらいの頻度で開かれて、週どのぐらい、そしてどんな日にやられているのか。現状の予算はどのぐらいかけてやられておられるのか。これは国の事業だと思うんですが、その予算、どのぐらいなのか、示していただけたらと思います。 ◯議長(市川  熙君) 吉田教育長。 ◯教育長(吉田 師郎君) 地域子ども教室推進事業につきましての再度の御質問をいただきましたので、お答えを申し上げたいと思います。  本年度の計画でございますけれども、まず、島田地区におきましては、実施回数を25回、平日17回、土・日を8回。それから、室積地区におきましては、実施回数を212回、土・日ということで行う予定にして、今のところ、計画としてはおります。それから、実際に参加できる人数というのは、これは予算的なものもございますので、一応どちらとも20名を一つの枠としております。  以上、御理解いただけたらと思います。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 予算の額をお願いします。 ◯議長(市川  熙君) 吉田教育長。 ◯教育長(吉田 師郎君) 大変失礼を申し上げました。  予算の枠でございますけれども、まず、総額では約80万円になるところでございます。80万円ちょっと超えるかと思います。具体的には、室積の方が70万円弱、それから、島田の方が20万円ちょっと超えるというようなぐらいの額を、委託を受けております。 ◯議長(市川  熙君) 森戸議員。 ◯3番(森戸 芳史君) 今、予算の金額と回数、頻度につきまして説明をいただきました。両方とも20人ということなんですが、今後、先ほどからもありましたように、厚生労働省と文部科学省が進めています放課後子どもプラン、どういうふうな形になっていくのか分からないんですが、現状の学童保育が恐らく年間約3,000万円ぐらいの予算だろうと思いますので、私といたしましては、地域子ども教室自体が非常に評価の高いものになっているというふうな御答弁でございましたので、今後はやはり全域、そして、放課後学校でという形が一番望ましいんじゃないかなと思います。サンホームの3年から漏れる4年生、5年生、6年生ぐらいを対象とした形でやっていくのが望ましいんじゃないかなと考えております。今後は、文部科学省と厚生労働省が協議する放課後子どもプランに期待したいとは思うんですが、非常に評価が良いということでございますから、良いと思ったことはすぐにでもできるんじゃないかなと思いますので、待つことになるとは思いますが、今後は、教育所管、そして福祉の枠を超えて、学校や保護者が、そして地域が密接に絡み合いまして、子供のより良い居場所づくりが確保されることを望みまして、全ての質問を終わります。ありがとうございました。       ───────────・────・──────────── ◯議長(市川  熙君) この際、お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会し、明日に議事を継続したいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(市川  熙君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会いたすことに決しました。  本日はこれにて延会いたします。  大変お疲れさまでございました。                  午後3時33分延会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会議長   市 川   熙                     光市議会副議長  山 本 光 正                     光市議会議員   熊 野 庄 悟                     光市議会議員   木 村 信 秀                     光市議会議員   阿 部 克 己...