令和 6年 第1回定例会(3月)令和6年第1回
岩国市議会定例会会議録(第5号)令和6年3月22日(金曜日
)――――――――――――――――――――――――――――――議事日程(第5号)令和6年3月22日(金曜日)午前10時開議┌───┬───────────────────────────────────┬───┐│日 程│ 件 名
│備 考│├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 1
│会議録署名議員の指名
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 2
│経済常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等
│ ││ │ 10件
│ ││ │教育民生常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等
│ ││ │ 18件 │ ││ │
建設常任委員会審査報告
│ ││ │ 議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等
│ ││ │ 14件
│ ││ │総務常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等
│ ││ │ 13件
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 3
│議員提出議案第1号
岩国市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関│ ││ │ する条例の一部を改正する条例
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 4
│議員提出議案第2号
岩国市議会会議規則の一部を改正する規則
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 5
│議員提出議案第3号
岩国市議会委員会条例の一部を改正する条例 │ │└───┴───────────────────────────────────┴───┘
――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり
――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(27人) 1番 小 川 安 士 君 10番 丸 茂 郁 生 君 20番 石 本 崇 君 2番 松 田 一 志 君 12番 細 見 正 行 君 21番 石 原 真 君 3番 長 岡 辰 久 君 13番 瀬 村 尚 央 君 22番 山 本 辰 哉 君 4番 姫 野 敦 子 君 14番 桑 田 勝 弘 君 23番 武 田 伊佐雄 君 5番 中 村 恒 友 君 15番 中 村 豊 君 24番 松 川 卓 司 君 6番 広 中 英 明 君 16番 野 本 真由美 君 25番 片 岡 勝 則 君 7番 重 岡 邦 昭 君 17番 奥 江 徳 成 君 26番 貴 船 斉 君 8番 川 口 隆 之 君 18番 藤 本 泰 也 君 27番 植 野 正 則 君 9番 矢 野 匡 亮 君 19番 藤 重 建 治 君 28番 桑 原 敏 幸 君――
――――――――――――――――――――――――――――欠席議員(1人)11番 広 中 信 夫 君
――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者 市長 福 田 良 彦 君 副市長 杉 岡 匡 君 教育長 守 山 敏 晴 君
水道事業管理者 辻 孝 弘 君 審議監 村 田 光 洋 君 総務部長 石 橋 誠 君
危機管理監 桝 原 裕 司 君
総合政策部長 國 廣 光 秋 君
デジタル改革担当部長 上 田 清次郎 君
基地政策担当部長 穴 水 辰 雄 君
市民協働部長 小 玉 陽 造 君
文化スポーツ振興部長 遠 藤 克 也 君 環境部長 神 足 欣 男 君 福祉部長 中 本 十三夫 君
こども家庭担当部長 宮 井 まゆみ 君
健康医療部長 片 塰 智 惠 君
産業振興部長 加 納 芳 史 君
農林水産部長 藏 田 敦 君 建設部長 村 重 総 一 君
都市開発部長 内 坂 武 彦 君
由宇総合支所長 岸 井 清 市 君
周東総合支所長 竹 原 直 美 君
錦総合支所長 的 場 敏 君
美和総合支所長 藤 野 修 二 君
会計管理者 村 上 さゆり 君 教育次長 丸 川 浩 君
監査委員事務局長 仁 田 誠 彦 君
農業委員会事務局長 有 馬 秀 樹 君
選挙管理委員会事務局長 藤 本 忠 夫 君 水道局副局長 竹 嶋 勇 君
消防担当部長 冨 岡 英 文 君――
――――――――――――――――――――――――――――会議の事務に従事した職員
議会事務局長 冨岡啓二 庶務課長 仁田泉 議事課長 林孝造
議事調査班長 河村佳之 書記 石川貴規 書記
中西祐一郎 書記 田邨直暉
――――――――――――――――――――――――――――――午前10時 開議
○議長(
桑原敏幸君) 所定の出席議員がありますので、会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付しておるとおりであります。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
桑原敏幸君) 日程第1
会議録署名議員の指名をいたします。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、8番 川口隆之君、9番 矢野匡亮君、10番 丸茂郁生君を指名いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第2
経済常任委員会審査報告 議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等10件
教育民生常任委員会審査報告議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等18件
建設常任委員会審査報告議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等14件
総務常任委員会審査報告議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)〔所管分〕等13件
○議長(
桑原敏幸君) 日程第2
経済常任委員会に付託いたしました議案第1号等10件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎10番(丸茂郁生君) 皆さん、おはようございます。それでは、
経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算 以上2議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第11号 令和6年度岩国市
周東食肉センター事業特別会計予算議案第12号 令和6年度岩国市
観光施設運営事業特別会計予算議案第14号 令和6年度岩国市
市場事業特別会計予算議案第34号 岩国市
漁港管理条例等の一部を改正する
条例議案第38号 岩国市
土地改良事業償還金に係る補助及び利子補給に関する
経過措置条例を廃止する条 例議案第42号
指定管理者の指定について議案第43号
指定管理者の指定について議案第44号
指定管理者の指定について 以上8議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について御報告いたします。 議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、
農林水産業費の林業費の
林業振興費の
有害鳥獣捕獲事業に関し、委員中から、令和5年度の熊の捕獲状況について質疑があり、当局から、「令和6年1月末現在で190件の目撃があり、32頭を捕獲した。令和4年度は95件の目撃があり、12頭の捕獲であったことから、捕獲頭数は約3倍に増えている。熊の捕獲については、猟友会の
熊レンジャーに報酬を支払って委託している」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「捕獲の確認手続で半日以上拘束されるにもかかわらず、
熊レンジャーの報酬が低額であることから、手続の簡素化及び報酬費の見直しを図るべきと考えるがどうか」との質疑があり、当局から、「以前から確認作業の簡素化を県に依頼しており、少しずつ改善されている状況である。報酬についても、熊が頻繁に出没していることや危険な業務であることを踏まえ、適正な対価を今後検討していきたい」との答弁がありました。 続いて、
農林水産業費の農業費の
農業構造改善対策費の
担い手農家育成事業に関し、委員中から、「令和6年度の新規事業となる、がんばる
農業経営体支援事業費補助金は、市内で30アール以上の農地を耕作する方を対象に、
農業用機械や施設等の購入に係る経費の一部を補助する事業と認識しているが、農家からの申請が予算を上回る場合の対応はどうなるのか」との質疑があり、当局から、「5月から6月中旬にかけて募集を行う予定であるが、予算を上回る申請があった場合は、補正予算で対応することを検討したい。担当課としては、できる限り申請された方全員に補助金を交付していきたいと考えている」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、事業の周知についての質疑があり、当局から、「正式に事業内容が決定した後には、市の
ホームページや広報紙等による周知に加え、市内の
農機具会社にもチラシを配付するなどして周知を図りたい。さらに、農協にも周知の協力を依頼したいと考えている」との答弁がありました。 続いて、商工費の観光費の
観光宣伝事業に関し、委員中から、予算の内訳についての質疑があり、当局から、「山口県
情報発信会への参加や
観光宣伝隊等による本市のPR活動、
旅行雑誌等への掲載に係る経費を計上している。そのほかに、山口県観光連盟などの各団体が実施する取組に対する負担金を計上している」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「令和5年度は
錦帯橋創建350年という記念の年度であったが、今年度の観光施策の実施状況はどうか」との質疑があり、当局から、「令和5年度は
錦帯橋まつり、錦川水の祭典、
錦帯橋創建350年記念式典など、関連の
イベント等においてPRを実施してきた。さらに記念事業として、森高千里さんの
コンサートを3月23日に開催することとしている。チケットは、販売日の翌日に1,126枚が全て完売しており、購入者のうち半数以上が市外の方と想定されるので、本市への誘客が図られたと考えている。また、話題性が高いことから、
コンサート後もファンの方が本市を訪れることが期待できるなど、新年度における新たな誘客にもつながると考えている」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「本市の知名度を上げるため、この記念事業をきっかけとして、今後も継続してイベントの開催を計画し、全国から観光客を呼び込めるような取組を進めていただきたい」との意見がありました。 続いて、商工費の
企業振興費の
店舗魅力向上リニューアル事業に関し、委員中から、令和5年度の実績について質疑があり、当局から、「令和6年1月末現在で12件の申請がある。内訳としては、
岩国商工会議所管内が5件、
岩国西商工会管内が5件、やまし
ろ商工会管内が2件である」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「本事業は市街地の商店街を元気にするだけでなく、中山間地域における
買物困難者対策にも有効であることから、新年度においても多角的なアプローチをもって、さらなる事業の周知をお願いしたい」との意見がありました。 本議案のうち、本
委員会所管分については、
慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件については、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
経済常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び6号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び6号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号、12号、14号、34号、38号、42号、43号、44号、以上8議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、
教育民生常任委員会に付託いたしました議案第1号等18件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎13番(瀬村尚央君) 皆さん、おはようございます。
教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算 以上2議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第2号 令和5年度岩国市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)議案第3号 令和5年度岩国市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)議案第4号 令和5年度岩国市
介護保険特別会計補正予算(第3号)議案第5号 令和5年度岩国市
病院事業会計補正予算(第2号)議案第8号 令和6年度岩国市
後期高齢者医療特別会計予算議案第9号 令和6年度岩国市
国民健康保険特別会計予算議案第10号 令和6年度岩国市
介護保険特別会計予算議案第18号 令和6年度岩国市
病院事業会計予算議案第27号 岩国市
指定地域密着型サービスの事業の人員設備及び運営に関する基準等を定める条例 の一部を改正する
条例議案第28号 岩国市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員設備及び運営並びに
指定地域密着 型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定め る条例の一部を改正する
条例議案第29号 岩国市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護 予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する
条例議案第30号 岩国市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を 改正する
条例議案第31号 岩国市
介護保険条例の一部を改正する
条例議案第32号 岩国市
特定教育保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一 部を改正する
条例議案第33号 岩国市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例議案第41号
指定管理者の指定について 以上16議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について御報告いたします。 議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、民生費における
老人福祉費の
老人福祉対策費の
高齢者補聴器購入費助成事業に関し、委員中から、事業概要及び事業の開始時期についての質疑があり、当局から、「この事業は65歳以上の方で、かつ両耳の
聴力レベルが30デジベル以上70
デジベル未満の軽度・
中等度難聴者の方に対し、3万円を上限に
補聴器購入費を助成する事業である。高齢者に限定した理由としては、高齢者は加齢により聴力機能が低下し、補聴器を必要とする方が多いと考えられること、
認知症発症リスクを低減していただきたいこと、仕事を引退するなど社会との接点が少なくなりがちなので、社会参加を促し、閉じ籠もり等になることを防ぐ必要性が高いことから対象とした。また、本事業は令和6年7月から開始する予定としている」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「この制度を市民に活用していただくためには、
高齢者本人だけでなく、その家族や介護施設などにも制度を知っていただく必要性があるが、どのように周知していくのか」との質疑があり、当局から、「医療機関、
補聴器取扱店、
介護関係機関などに対し制度の説明を行うとともに、市民に対しては、市報、
ホームページ、
市民メール、岩国市
LINE公式アカウントなど、様々な方法を駆使して周知を図っていく」との答弁がありました。 続いて、委員中から、「県内では対象者が18歳未満の軽度・
中等度難聴児に限定されているところ、当該事業は高齢者を対象とする県内初の事業であり、予算が計上されたことは画期的ではあるが、今後、年齢を限定することなく、軽度・
中等度難聴者を対象者としていく考えはあるか」との質疑があり、当局から、「本事業はあくまでも
高齢者支援という視点から制度を設計しているが、全国的に見ても中身の濃い制度である。まずは65歳以上の高齢者を対象として事業を開始し、利用者からの反応や効果、問題点を見極めることで、しっかりと使っていただける環境を整えていきながら、今後、制度をより充実したものにしていきたい」との答弁がありました。 続いて、民生費のうち
児童福祉費における
児童福祉支援費の子ども・
子育て支援施設型給付費に関し、委員中から、事業概要について質疑があり、当局から、「保育所等に通う第2子以降のゼロ歳児から2歳児までの保育料を無償化するものである」との答弁がありました。 委員中から、「現在、市内の保育所等において、3歳未満の待機児童が常態化している状況でこの制度が始まってしまうと、
入所希望者がさらに増え、入所できずに不利益を被る人が増加するという悪循環に陥ってしまう。制度を導入する前に、待機児童が発生しないよう、職員を配置するなどの基盤整備を行う必要があるのではないか」との質疑があり、当局から、「確かに制度の導入により入所の申込みが増えることが予想され、今後の重要な課題と考えている。しかし、
保育士不足の現状から基盤整備には時間がかかることが想定されるため、まずは多子世帯の
経済的支援を先行したいと考えている」との答弁がありました。 委員中から、「制度導入に反対するものではないが、
受入れ体制を整備した後に制度を導入するのが手順であり、あくまで環境整備を念頭に置いて、今後も待機児童が発生しないよう努力をしていただきたい」との要望がありました。 続いて、民生費のうち
児童福祉費における
児童福祉支援費の
民間保育園関係補助金の
外国人園児受入支援事業費補助金に関し、委員中から、「予算額が前年度と比べ増額しているが、要件の見直しがあったのか」との質疑があり、当局から、「
保育事業者からの要望を受け、
外国人園児の割合を、定員のおおむね50%以上からおおむね20%以上に変更するとともに、
小規模保育事業及び
認可外保育施設も対象とする見直しを行ったことで、対象が3園から6園に増加し、予算額が増額している」との答弁がありました。 本議案のうち、本
委員会所管分については、
慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
教育民生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び6号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び6号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号、3号、4号、5号、8号、9号、10号、18号、27号、28号、29号、30号、31号、32号、33号、41号、以上16議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、
建設常任委員会に付託いたしました議案第1号等14件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎14番(桑田勝弘君) 皆さん、おはようございます。
建設常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算 以上2議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第15号 令和6年度岩国市
駐車場事業特別会計予算議案第16号 令和6年度岩国市
水道事業会計予算議案第17号 令和6年度岩国市
工業用水道事業会計予算議案第19号 令和6年度岩国市
下水道事業会計予算議案第20号 令和6年度岩国市
簡易水道事業会計予算議案第26号 岩国市
簡易水道条例及び岩国市水道条例の一部を改正する
条例議案第35号 岩国市
手数料条例の一部を改正する
条例議案第36号 岩国市空家の適切な管理に関する条例の一部を改正する
条例議案第37号 岩国市企業職員の給与等の種類及び基準に関する条例の一部を改正する
条例議案第39号 岩国市
小規模下水道条例を廃止する
条例議案第46号 市道路線の認定について議案第47号 市道路線の変更について 以上12議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について御報告いたします。 議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、衛生費の
環境衛生費の
動物保護管理事業に関し、委員中から、「飼い主のいない猫の不妊・
去勢手術費助成金について、9月の
建設常任委員会における提案を受けて、令和6年度に向けて改善がなされたのか」との質疑があり、当局から、「令和5年度までの事業では、猫に手術を行った場合そのまま飼育する必要があったが、令和6年度からは、飼育せず、元にいた場所に猫を返すTNR活動に対しても手術費の助成を行うこととしている。また、7月から1月までとしていた申請期間を通年に変更したこと、手術した猫を飼い猫にする場合は、耳のV字カットを求めないこと、飼い主がいない猫であることを確認する際の、地域住民の方2人の署名を不要とするなど、市民が使いやすい制度への改善を予定している」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「飼い猫の場合でも外に出てしまい、誤って手術される可能性があるため、耳のV字カットはこれまでどおり徹底すべきではないか」との質疑があり、当局から、「飼い主の方に御理解いただく必要があるが、御提言いただいた意見を参考に検討してまいりたい」との答弁がありました。 また、令和6年能登半島地震によりインフラ等の耐震化の問題が着目されていることを踏まえ、道路、橋梁、水道、下水道、住宅等の5項目にわたり質疑が行われました。 まず、土木費の道路橋りょう費に関し、委員中から、本市の橋梁の耐震補強の現在の状況と基本的な考え方について質疑があり、当局から、「橋梁の耐震化は岩国市橋梁耐震補強計画に沿って進めており、緊急輸送道路上にある25の橋梁を対象としている。そのうち、平成8年の耐震基準を満たしているものや、落橋の可能性が低く、復旧が容易となる橋脚のない短いものを除いた、4つの橋梁について、耐震化が必要と判断している。現在、2つの橋梁の耐震化が完了しており、残りの2つについても、なるべく早い時期に耐震化を進めていきたい」との答弁がありました。 続いて、委員中から、「地震発生後において道路を早期に復旧することは、被災者の対応や復旧作業を進める上で非常に重要であるが、本市の場合は液状化現象が起こる可能性が非常に高く、道路面の破損や段差が発生した場合に、どのような応急対策を考えているのか」との質疑があり、当局から、「一般的に液状化は、道路や周辺の宅地を含めて広い範囲で被害が発生することや被害の予測が困難であることから、事前に対策を図ることが大変難しいため、事前対策についての計画は持ち合わせていないが、地域防災計画に沿って、応急対応の総合的かつ円滑な実施ができるように体制整備を図り、国や県に加え、災害応援協定を結んでいる建設業協会等と連携しながら、早期復旧を図りたいと考えている」との答弁がありました。 次に、土木費の土木管理費の建築指導費に関し、宅地耐震化推進事業の物件委託費について質疑があり、当局から、「宅地耐震化推進事業とは平成18年度に国土交通省が創設した制度であり、地震による宅地の被害を軽減するため、住民への情報提供を図るとともに、対策工事等を行うための補助制度を設けて、宅地の耐震化を進めるものである。具体的には、山口県が平成30年に公表した大規模盛土造成地マップを基に、大規模盛土造成地の変動予測調査を行うため、令和4年から令和6年までの3か年事業として、第2次スクリーニング計画策定業務を行っている」との答弁がありました。 次に、土木費の土木管理費の建築管理費の住宅・建築物耐震化促進事業費補助金について質疑があり、当局から、「この事業は、木造住宅の耐震改修に対し、100万円を上限に工事費の5分の4を補助する事業と、緊急輸送道路及び小・中学校の通学路の沿道にある危険なブロック塀を除去する費用に対し、15万円を上限に撤去費用の3分の2を補助する事業から成っている。令和6年度は、木造住宅耐震改修費として2件分、ブロック塀の除去費として20件分の予算を計上している」との答弁がありました。 続いて、議案第16号 令和6年度岩国市水道事業会計予算につきまして、委員中から、「今年度、水道施設の耐震化事業に約6億円、耐震管整備事業費約9億円、災害復旧事業費として約2,500万円の予算計上がなされているが、今後の水道管の耐震化計画を踏まえ、どのように事業を実施していくのか」との質疑があり、当局から、「これまでも基幹管路の耐震化を進めてきているが、現在、岩国市には約912キロメートルの水道管が布設されており、令和5年2月に耐震化計画を改定している。今後は効率よく事業を展開していくために、まずは水需要に基づく必要管路の口径等を検討し、その後調査結果を踏まえ、方法等を適切に定め、さらなる耐震化を進めていく予定である」との答弁がありました。 続いて、議案第19号 令和6年度岩国市下水道事業会計予算につきまして、委員中から、地震発災時の下水道の復旧対応について質疑があり、当局から、「岩国市においては、速やかに下水道施設の果たすべき機能を維持、回復するために、岩国市下水道業務継続計画、いわゆるBCP計画を策定しており、災害時等の下水道の早期復旧を図っている」との答弁がありました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び6号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び6号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号、16号、17号、19号、20号、26号、35号、36号、37号、39号、46号、47号、以上12議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました議案第1号等13件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎9番(矢野匡亮君) 総務常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算 以上2議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第7号 令和6年度岩国市土地取得事業特別会計予算議案第13号 令和6年度錦帯橋管理特別会計予算議案第21号 岩国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例議案第22号 岩国市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する
条例議案第23号 岩国市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例議案第24号 岩国市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する
条例議案第25号 岩国市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づ く個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する
条例議案第40号 いこいと学びの交流テラス新築電気設備工事請負契約の締結について議案第45号 山口県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び共同処理する事務の構 成団体の変更並びにこれに伴う規約の変更について議案第48号 岩国市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 以上10議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。請願第2号 インボイス制度の実施中止を求める意見書を政府に送付することを求める請願 本件は、引き続き審査すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について御報告いたします。 議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算のうち、本
委員会所管分の審査におきまして、総務費の総務管理費の財産管理費の公共施設等総合管理基金積立金に関し、委員中から、積立金の必要性と今後の積立額についての質疑があり、当局から、「本基金は公共施設の保有量の最適化に係る事業や計画的な保全、改修、更新等に係る事業に充当することを目的に、当初60億円を目標に積み立てており、積立額は令和5年度末で約21億円の見込みとなっている。このたび予算に計上している約40億円は、合併特例債のうち合併市町村振興のための基金への積立てが可能なものを活用しており、合併特例事業に伴い廃止となった旧第一工場の解体工事のほか、同様に廃止となった旧岩国地区消防組合消防庁舎や、そのほかの施設の解体等についても、ほかに有利な財源が見つからない場合には活用していきたいと考えている」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、合併特例債の発行期限及び限度額について質疑があり、当局から、「合併特例債の期限は令和7年度までとなっている。また、合併特例債のうち、事業に直接充当する場合の本市の発行可能額は490億2,000万円となっている。当初の岩国市における計画では、発行可能額の85%を限度に合併特例債を活用することとしていたが、合併特例債の期限が延長されたことや普通建築事業費が増加したこと、ほかの起債と比較して非常に有利な財源であることなどにより、その制限を廃止した経緯がある。岩国市における合併特例債の発行額は、令和5年度末で約424億円であり、発行可能額は約66億円となっている」との答弁がありました。 続いて、歳入の国有提供施設等所在市助成交付金に関し、委員中から、「国有提供施設等所在市助成交付金は、米軍や自衛隊の施設が所在する市町村に対し、広大な面積を有する飛行場用地等の固定資産税に代わるものとして国から交付されるものであるが、試算額と比べあまりにも低額である。国の予算総額との兼ね合いがあることは理解するが、大幅な増額を求めるべきではないか」との質疑があり、当局から、「市としても固定資産税相当額が交付されるべきであると考えており、毎年度、市長自らが総務省に赴き、交付金の増額を要望している。また、基地を抱える市で構成する市長会や渉外知事会を通じて、国の予算の増額も要望しているところである。約370億円の国の予算が約290の自治体に分配されるという状況の中で、これまでの現実的な取組によって、平成20年に15億円程度だった岩国市への交付金が、現在は25億円程度まで増額しており、今後も引き続き強く要望してまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、本
委員会所管分につきましては、討論において、一部委員から、「本予算については従来からの基地に頼った財政運営であり、また、米軍基地の運用に関して、市民の安心・安全が十分に確保されていないため、反対する」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 また、議案第24号 岩国市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方自治法第243条の2第3項の規定に基づき、監査委員から議長に対して、当該議案に異存はないと決定した旨の通知がされていることを踏まえて、可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、総務常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び6号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び6号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号、13号、21号、22号、23号、24号、25号、40号、45号、48号、請願第2号、以上11件は、委員長の報告のとおり決しました。 これより、議案第1号及び6号の討論及び採決に入ります。 まず、議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)の討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第8号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算の討論に入ります。
◎2番(松田一志君) おはようございます。私は、日本共産党市議団を代表して、議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算について反対の討論を行います。 令和6年度予算において、希望ある明るい岩国を創造する上で、危惧する点が3点あります。 1点目は財政運営です。市債の中で最も有利に活用できる合併特例債の発行期限が令和7年度までとなりますので、今年度以降に大規模事業などを実施する上での財政計画、そして老朽化する上下水道や橋梁などの公共施設の更新、耐用年数が到来した施設の長寿命化対策や施設の撤去などを実施する上で、財源確保が長期にわたって重要な課題となってきます。 その点について、第3次岩国市総合計画の行政経営の将来予測で、財政基盤の悪化等により、公共施設の更新、維持管理ができなくなることによる施設等の閉鎖や老朽化に伴う安全性の低下、公共サービスの縮小、停止との厳しい予測を行っています。 厳しく予測して緊張ある財政運営を目指すのも一つの方法ですが、こうした財政運営の不安を積極的に解消しようという展望策を示すことのほうが、もっと重要ではないかと考えます。 次に、歳出を見渡すと、
農林水産業費は22億5,709万円、土木費は120億9,457万円、教育費は92億7,452万円に比べて商工費は13億6,410万円となっており、商工費はあまりにも予算規模が小さ過ぎるのではないでしょうか。 経済センサスに基づいて、地域経済を支えている従業員が9人以下の中小零細業者の実態に目を向けるとき、もっともっときめ細やかな施策を展開していくことが必要だと感じています。 私は、地域でのお金の循環をつくり出すために、山口県内の建設業団体や商工会議所を訪問して、住宅リフォーム事業の提案を行ってきた経験があります。全国の豊かな経験に学び、地域経済に活力を生み出す意気込みを感じられるような予算にすることが必要だと考えます。 そして、人口減少に対する対策です。この課題は、全国の地方自治体の悩みであり、即効性のある有効な施策というのは難しいと考えていますが、若者の働く場を確保するという課題に焦点を当てて、新しい試みに挑戦することを提案します。 それは、社会人になったら地元で働きたい、企業に就職するよりは生きがいを感じられる仕事をしたい、親元で暮らせる仕事に就きたいと考える若者と、市内で事業の後継者を探している飲食店や商店経営者、大工、左官、塗装業といった建設業、そして農林水産業の方たちとのマッチングを行う事業継承の取組です。 直ちに成功事例が生まれるということにはならなくても、若者に働く場所を提供するという市の試みは、必ず若者に共感を広げ、岩国で住み続ける若者が誕生してくると確信しています。 そうした小さな積み上げから、人口減少に歯止めをかけることができるのだというふうに考えています。 以上3点が、令和6年度予算に反対する第一の理由です。 次に、令和6年度予算に反対する最も重要な点は、米軍岩国基地がもたらす様々な被害に対して、米軍や国の言いなりになっている問題です。 このたびの定例会では、昨年11月に横田基地所属の米空軍CV-22オスプレイが岩国基地を経由後に鹿児島県屋久島沖に墜落し、乗組員8人全員が死亡した事故の際、直ちにオスプレイの飛行中止を求めなかったこと、日米両政府が事故原因とされる特定の部品の不具合について具体的な説明はなく、3月14日に飛行再開を行ったとき、抗議の姿勢を示さなかったことなどの問題があると考えます。 いずれの事態についても、市民の安心・安全を確保するという使命感が欠けていると言わなければなりません。 沖縄県の玉城県知事も、普天間基地を抱える宜野湾市の松川市長も、国の説明は不十分で納得できないとの意見を表明しています。 岩国市には、オスプレイの飛行や運用に関する知見がないことは十分承知の上で、国の説明は不十分であり、飛行再開は納得できないとする態度こそが求められるのではないでしょうか。 市民の安心・安全の確保を脇に置いて、米軍と国の言いなりの態度は、絶対に容認できません。 ところで、2022年12月に20代の海兵隊員が起こした建物侵入及び窃盗、自動車運転処罰法違反、道交法違反の事件の被害者に対して、市長は被害者の心に寄り添い、その被害者救済のために各方面に働きかけを行ったと聞きました。 さらに私の一般質問に対して、日米地位協定の第17条、第18条の不備と問題点を指摘しながら、日米地位協定の見直しが必要だとの明確な答弁をされました。この事件の一連の市長の対応は、私は心から歓迎いたします。今後も、そうした立場を貫いて奮闘されることを期待いたします。 最後に、基地関係の交付金の問題です。 令和6年度予算の歳入の部の国有提供施設等所在市助成交付金は、固定資産税の代替的性格を基本とし、米軍と自衛隊の施設が所在する市町村に対して、使途の制限のない一般財源として交付されます。 この助成交付金は、国が決めた総額に対して、該当する各自治体に配分する方法で交付額が決定されます。この交付金について、開会中の定例会で日本共産党市議団の小川議員が一般質問で取り上げ、私も総務常任委員会で質疑を行いました。 よって、簡潔に申し上げます。米軍岩国基地内の建物の数と面積等からの、総資産額は136億4,200万ドルであり、1ドル130円で換算すれば、約1兆7,735億円となります。それに1.4%の税率を掛けると248億2,900万円となり、助成交付金額はその計算で示された約1割程度であります。 沖縄県にお住まいの方から聞いた言葉に、「基地栄えて町滅ぶ」というのがあります。固定資産税の代替的性格というなら、もっともっと増額を求めるべきであると考えます。 日本政府が負担できないのなら、米国政府に求めるのも一つの打開策ですが、そこには日米地位協定が大きな壁となっていますので、渉外知事会等との連携によって、この助成交付金の総額を、名実ともに固定資産税の代替収入として関係自治体に配分できるよう、総額を大幅増額するよう奮闘されることを御期待申し上げて、令和6年度予算に反対する討論とします。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。 議案第6号 令和6年度岩国市
一般会計予算は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
桑原敏幸君) 起立多数であります。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
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△日程第3議員提出議案第1号
岩国市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例
○議長(
桑原敏幸君) 日程第3 議員提出議案第1号
岩国市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 (議案別添)
○議長(
桑原敏幸君) 提案者において説明をお願いします。
◎18番(藤本泰也君) 志政いわくにの藤本泰也です。 議員提出議案第1号
岩国市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明をいたします。 本市議会では、議会における議案、請願等の事件の処理において、原則的に、委員会付託を行い、委員会での審査、調査の結果を基に、本会議で審議、表決を行っており、委員会の活動が重要な役割を果たしております。 委員長は、かかる委員会の議事を整理し、秩序を保持する重要な役割を担っており、副委員長は委員長を補佐するとともに、委員長に事故があるときなど、委員長の職務代行を行う立場にあることから、議会課題検討会を令和5年1月に設置し、検討を進め、両者の職責に応じた報酬が必要との調査結果が出されました。 本市の議員報酬については、平成18年の合併時以降、長らく報酬の改定がなされておらず、今に至っておりますので、議会課題検討会の調査結果を踏まえ、令和5年3月30日付で、議長から市長に岩国市特別職報酬等審議会の開催の依頼がなされ、令和5年7月以降、審議会が設置、開催の運びとなり、令和5年10月26日付で出された答申では、議会の委員長及び副委員長の報酬額は、当該職の職責に応じ、現行の議員の報酬月額に委員長は1万円、副委員長は5,000円の上乗せとすることが適当である。改定実施時期は、令和6年4月1日からとするのが望ましいというものでありました。 かかる答申にのっとり、市議会の委員会の委員長及び副委員長の職にある者に対し、議員報酬を加算して支給することについて規定の整備を行うため、本議案を提案するものであります。 以上、地方自治法第112条第1項及び
岩国市議会会議規則第14条の規定により本議案を提出いたしますので、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 本議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 本議案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
桑原敏幸君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。
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△日程第4議員提出議案第2号
岩国市議会会議規則の一部を改正する規則
○議長(
桑原敏幸君) 日程第4 議員提出議案第2号
岩国市議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。 (議案別添)
○議長(
桑原敏幸君) 提案者において説明をお願いします。
◎14番(桑田勝弘君) 公明党議員団の桑田勝弘です。 議員提出議案第2号
岩国市議会会議規則の一部を改正する規則について、提案理由を説明いたします。 情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律、いわゆるデジタル手続法において、市役所などの行政機関等への申請等の手続はオンラインにより行うことが、既に可能となっております。 しかしながら地方議会は、デジタル手続法において行政機関等から除かれているために、地方議会における手続はオンラインで行うことができませんでした。 昨年、地方議会に係る手続のオンライン化を可能とする規定を含む地方自治法の一部改正が行われ、オンライン化に係る規定が令和6年4月1日に施行となったことから、地方議会においても、今まで地方自治法によって書面等が要求されていた手続をオンラインで行うことが可能となりました。 一方、地方自治法では書面等が要求されておらず、市の会議規則により書面等が要求されている場合にオンライン化を可能とするためには、規定の整備が必要となることから、本議案を提案するものです。 改正の内容としましては、まず、議会または議長もしくは委員長に対して行われる通知のうち、会議規則の規定において文書等により行うことが規定されているものは、議長が定める電子情報処理組織、いわゆるオンラインを使用する方法により行うことができることを定めています。 次に、議会または議長もしくは委員長が行う通知のうち、会議規則の規定により文書等により行うことが規定されているものについても、議長が定めるオンラインの方法により行うことができるが、当該通知を受ける者がオンラインにより受ける旨の表示をする場合に限ることを定めています。 また、通知のうち、会議規則の規定において署名、連署、記名押印することが規定されているものをオンラインで行う場合は、氏名や名称を明示する措置を議長が定めるものに代えることができることを定めております。 以上、地方自治法第112条第1項及び
岩国市議会会議規則第14条の規定により本議案を提出いたしますので、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 本議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第5議員提出議案第3号
岩国市議会委員会条例の一部を改正する条例
○議長(
桑原敏幸君) 日程第5 議員提出議案第3号
岩国市議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 (議案別添)
○議長(
桑原敏幸君) 提案者において説明をお願いします。
◎2番(松田一志君) 日本共産党市議団の松田一志です。 議員提出議案第3号
岩国市議会委員会条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明をいたします。 昨年、地方議会に係る手続のオンライン化を可能とする規定を含む地方自治法の一部改正が行われ、オンライン化に係る規定が令和6年4月1日に施行となったことから、地方議会においても、今まで地方自治法によって書面等が要求されていた手続をオンラインで行うことが可能となりました。 一方、地方自治法では書面等が要求されておらず、委員会条例によって書面等が要求されている場合に、オンライン化を可能とするためには規定の整備が必要となることから、本議案を提案するものです。 改正の内容としましては、委員会が議長の承認を得て公聴会を開催する場合において、予定されている文書による各種の手続について、オンラインで行うことを可能にしております。 また、委員会の会議録については、本会議と異なり地方自治法に基づくものではなく、委員会条例に基づくものであることから、会議録を電磁的記録をもって作成することもできるように規定を整備しています。 以上、地方自治法第112条第1項及び
岩国市議会会議規則第14条の規定により本議案を提出いたしますので、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 本議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。 ここで、今期定例会を最後に退職または役職定年により説明員を退任される職員の皆様に一言申し上げます。 該当する職員の方は御起立ください。 それでは、一言挨拶させていただきます。 長い職員生活においては、嫌なことや、せんないこととか、いろいろあったと思いますが、見事に職務を全うされましたことに対し、心から敬意を表します。 今後とも健康には十分留意され、市勢発展のためにお力添えを賜りますようお願い申し上げます。本当に長い間お疲れさまでした。(拍手) それでは、御着席ください ここでお諮りいたします。今期定例会における議決事件の中で、字句、数字その他の整理を必要とするものにつきましては、会議規則第43条の規定により議長に一任していただきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。 これにて令和6年第1回岩国市議会定例会を閉会いたします。午前11時2分 閉会
―――――――――――――――――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 岩国市議会議長 桑 原 敏 幸
岩国市議会議員 川 口 隆 之
岩国市議会議員 矢 野 匡 亮
岩国市議会議員 丸 茂 郁 生...