令和 5年 第4回定例会(9月)令和5年第4回
岩国市議会定例会会議録(第6号)令和5年9月25日(月曜日
)――――――――――――――――――――――――――――――議事日程(第6号)令和5年9月25日(月曜日)午前10時開議┌───┬───────────────────────────────────┬───┐│日 程│ 件 名
│備 考│├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 1│
会議録署名議員の指名
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 2
│経済常任委員会審査報告 │ ││ │ 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について
│ ││ │ 〔所管分〕等6件
│ ││ │教育民生常任委員会審査報告 │ ││ │ 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について
│ ││ │ 〔所管分〕等11件
│ ││ │建設常任委員会審査報告 │ ││ │ 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について
│ ││ │ 〔所管分〕等11件
│ ││ │総務常任委員会審査報告 │ ││ │ 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について
│ ││ │ 〔所管分〕等9件
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 3
│議員提出議案第7号 本郷町・美和町における
産業廃棄物処分場建設に反対 │ ││ │ する決議
│ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 4
│議員提出議案第8号
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を │ ││ │ 求める意見書 │ │└───┴───────────────────────────────────┴───┘
――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり
――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(28人) 1番 小 川 安 士 君 11番 広 中 信 夫 君 21番 石 原 真 君 2番 松 田 一 志 君 12番 細 見 正 行 君 22番 山 本 辰 哉 君 3番 長 岡 辰 久 君 13番 瀬 村 尚 央 君 23番 武 田 伊佐雄 君 4番 姫 野 敦 子 君 14番 桑 田 勝 弘 君 24番 松 川 卓 司 君 5番 中 村 恒 友 君 15番 中 村 豊 君 25番 片 岡 勝 則 君 6番 広 中 英 明 君 16番 野 本 真由美 君 26番 貴 船 斉 君 7番 重 岡 邦 昭 君 17番 奥 江 徳 成 君 27番 植 野 正 則 君 8番 川 口 隆 之 君 18番 藤 本 泰 也 君 28番 桑 原 敏 幸 君 9番 矢 野 匡 亮 君 19番 藤 重 建 治 君10番 丸 茂 郁 生 君 20番 石 本 崇 君
――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者 市長 福 田 良 彦 君 副市長 杉 岡 匡 君 教育長 守 山 敏 晴 君
水道事業管理者 辻 孝 弘 君 審議監 村 田 光 洋 君
総務部長 石 橋 誠 君
危機管理監 桝 原 裕 司 君
総合政策部長 國 廣 光 秋 君
デジタル改革担当部長 上 田 清 次 郎 君
基地政策担当部長 穴 水 辰 雄 君
市民協働部長 小 玉 陽 造 君
文化スポーツ振興部長 遠 藤 克 也 君
環境部長 神 足 欣 男 君
福祉部長 中 本 十 三 夫 君
こども家庭担当部長 宮 井 ま ゆ み 君
健康医療部長 片 塰 智 惠 君
産業振興部長 加 納 芳 史 君
農林水産部長 藏 田 敦 君
建設部長 村 重 総 一 君
都市開発部長 内 坂 武 彦 君
由宇総合支所長 岸 井 清 市 君
周東総合支所長 竹 原 直 美 君
錦総合支所長 的 場 敏 君
美和総合支所長 藤 野 修 二 君
会計管理者 村 上 さ ゆ り 君
教育次長 丸 川 浩 君
監査委員事務局長 仁 田 誠 彦 君
農業委員会事務局長 有 馬 秀 樹 君
選挙管理委員会事務局長 藤 本 忠 夫 君 水道局副局長 竹 嶋 勇 君
消防担当部長 冨 岡 英 文 君
――――――――――――――――――――――――――――――会議の事務に従事した職員
議会事務局長 冨岡啓二 庶務課長 仁田泉 議事課長 林孝造
議事調査班長 河村佳之 書記 石川貴規 書記
中西祐一郎 書記 田邨直暉
――――――――――――――――――――――――――――――午前10時 開議
○議長(
桑原敏幸君) 所定の
出席議員がありますので、会議は成立いたしました。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付しておるとおりであります。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
桑原敏幸君) 日程第1
会議録署名議員の指名をいたします。 本日の
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、24番 松川卓司君、25番 片岡勝則君、26番 貴船 斉君を指名いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第2
経済常任委員会審査報告 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について〔所管分〕等6件
教育民生常任委員会審査報告 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について〔所管分〕等11件
建設常任委員会審査報告 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について〔所管分〕等11件
総務常任委員会審査報告 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について〔所管分〕等9件
○議長(
桑原敏幸君) 日程第2
経済常任委員会に付託いたしました認定第1号等6件を
一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎10番(丸茂郁生君) 皆さん、おはようございます。それでは、
経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について 本件のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。認定第6号 令和4年度岩国市
周東食肉センター事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定第7号 令和4年度岩国市
観光施設運営事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定第9号 令和4年度岩国市
市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 以上3件は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。議案第59号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第4号) 本議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第63号 令和5年度岩国市
観光施設運営事業特別会計補正予算(第1号) 本議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、総務費の
総務管理費の企画費の
ふるさと応援寄附PR事業に関し、委員中から、令和4年度の実績と今後の展望について質疑があり、当局から、「令和4年度の寄附金額は1憶3,459万9,000円で、4,840人からの寄附があった。今後、さらに事業を推進するために、様々な返礼品を用意していく予定だが、特に
体験型返礼品の開発に力を入れる予定である。本市の豊かな自然を活用した記憶に残る体験を通して岩国市を知ってもらい、また来ていただけるような返礼品の造成に努めていきたい」との答弁がありました。 続いて、
市民協働推進費の移住・
定住セミナー開催事業に関し、委員中から、令和4年度の
セミナーの開催状況や
相談件数等の実績及び今後の取組方針について質疑があり、当局から、「令和4年度は首都圏及び近畿圏で8回の
移住フェアや
セミナーに参加し、合計で57人からの移住相談を受けた。今後の方針としては、
首都圏等に向けた
シティプロモーションを積極的に推進することで、本市の
認知度向上を図るとともに、
街づくり岩国等の関係機関や
移住応援団、地域の方々と連携して、移住・定住の促進につなげていきたい」との答弁がありました。 続いて、
ワーケーション推進事業に関し、委員中から、令和4年度の実績について質疑があり、当局から、「玖北地域及び周東町の6施設において、
ワーケーションを推進する上で必要な
Wi-Fi設備の整備を行ったものである」との答弁がありました。これを受けて、委員中から、「
新型コロナウイルス感染症が収束した今、
Wi-Fi整備後の施設に、どうやって
ワーケーションを導入している企業を呼び込むのか」との質疑があり、当局から、「これまで地方への進出に興味を持っている東京都の企業を10社ほど訪問し、
ワーケーションの説明と誘致に取り組んできた。今後、市内の企業や大企業を中心に訪問し、
ワーケーションでの利用を提案していくことを考えている。また、あわせて、
ホームページ等での情報発信を引き続き行い、事業のPRに努めていく」との答弁がありました。 次に、
農林水産業費の
農業土木費の
農業用施設新設改良費の
多面的機能支払事業に関し、委員中から、「今年度で5年間の
事業期間を終えることとなるが、来年度の
事業継続の見通しはいかがか」との質疑があり、当局から、「この事業は、令和元年度から令和5年度にかけての5年間を第2期として進んでいるところだが、令和6年度に第2期の総括及び事業の見直しを行うこととなっており、第3期については、令和7年度から開始するという方向性が
農林水産省から示されている。令和6年度については、これまでの交付金を1年間延長することなどを
農林水産省が検討しているところである」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「高齢化が進み、地域だけで農用地等の維持をしていくことが難しくなっているが、市はどのように考えているのか」との質疑があり、当局から、「国の方針を見据えながら、
農業従事者だけでなく、地域の方々などとも協議しながら、できるだけ多くの営農組織が今後も事業を継続し、農山村の
多面的機能を維持できるように進めていきたい」との答弁がありました。 次に、商工費の観光費の
岩国錦帯橋空港利用促進費に関し、委員中から、空港を軸に岩国市の
観光産業の底上げを図る対策と、那覇空港をハブ空港として、乗り継いだ外国人を岩国市に呼び込む構想について質疑があり、当局から、「
沖縄線就航当初から、
相互交流事業として、岩国・沖縄双方からの利用において宿泊費の助成を行っている。また、沖縄線の利用を増やす取組として、修学旅行への支援も検討しており、
沖縄観光コンベンションビューローとも協議をしながら取組を進めてまいりたい。さらに、那覇空港には国際線が就航しており、沖縄県に観光で来ている外国人に向けたPRを推進することで、インバウンドの集客にも努めていきたい」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「さらなる
岩国錦帯橋空港の
利用促進や
観光産業の盛り上がりのため、しっかりと取り組んでいただきたい」との意見がありました。 本件のうち、当
委員会所管分については、
慎重審査の結果、
全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
経済常任委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、認定第1号、議案第59号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 認定第1号、議案第59号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、認定第6号、7号、9号、議案第63号、以上4件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、
教育民生常任委員会に付託いたしました認定第1号等11件を
一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎9番(矢野匡亮君)
教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について 本件のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。認定第3号 令和4年度岩国市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について認定第4号 令和4年度岩国市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について認定第5号 令和4年度岩国市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について認定第12号 令和4年度岩国市
病院事業会計決算の認定について 以上4件は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。議案第59号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第4号) 本議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第60号 令和5年度岩国市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)議案第61号 令和5年度岩国市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議案第62号 令和5年度岩国市
介護保険特別会計補正予算(第1号)議案第66号 令和5年度岩国市
病院事業会計補正予算(第1号)議案第69号 岩国市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 以上5議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、衛生費の
保健衛生費の予防費の
予防事業の
物件委託料に関し、委員中から、令和4年度の
子宮頸がん予防の
HPVワクチンの
無料接種の実績について質疑があり、当局から、「
定期接種の対象者は小学6年生から高校1年生相当の女子で、接種率は21.6%である。また、平成25年6月以降、積極的に接種を勧めることが差し控えられた時期があったことにより接種を逃した方に機会を提供するための接種、いわゆる
キャッチアップ接種も令和4年4月から実施している。
接種対象者には、必要な知識を持っていただいた上で期限内に接種していただけるよう個別通知をしている」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「
HPVワクチンの接種を逃した方のための接種については、令和7年3月31日までという期限があるが、今後の対策はどのように考えているか」との質疑があり、当局から、「未接種者に対する再度のお知らせも引き続き行っていきたい。また、積極的に接種を勧めることが差し控えられていた期間に、
任意接種により費用を自己負担した方に対する
償還助成制度も設けられているので、こちらも周知に努めたい」との答弁がありました。 次に、教育費の
教育諸費の
教育センター費の未来へつなぐ子どもの
自立支援事業の報償費に関し、委員中から、「当該経費は心の支援員の報酬であると承知しているが、心の支援員の人数や対応時間、予算などは十分なのか」との質疑があり、当局から、「いずれも足りていない状況であると認識していることから、さらに支援員を増やすことで対応時間を増やし、学校及び児童・生徒の困り感を少しでも軽減していきたい」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「家庭訪問した際に児童・生徒が学校に行く意思を示したとき、学校まで一緒に行ってあげることは重要だと思う。遠方在住の児童・生徒の場合、どのような対応を取っているのか」との質疑があり、当局から、「現状では、車に同乗させる対応は難しいことから、今後、学校まで教員が同行できるよう、交通費の支給に加え、
傷害保険の加入について検討していきたい」との答弁がありました。 本件のうち、本
委員会所管分については、
慎重審査の結果、
全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
教育民生常任委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、認定第1号、議案第59号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 認定第1号、議案第59号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、認定第3号、4号、5号、12号、議案第60号、61号、62号、66号、69号、以上9件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、
建設常任委員会に付託いたしました認定第1号等11件を
一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎22番(山本辰哉君) おはようございます。それでは、
建設常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について 本件のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。認定第10号 令和4年度岩国市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定第11号 令和4年度岩国市
工業用水道事業会計決算の認定について認定第13号 令和4年度岩国市
下水道事業会計決算の認定について認定第14号 令和4年度岩国市
簡易水道事業会計決算の認定について認定第15号 令和4年度
周陽環境整備組合一般会計歳入歳出決算の認定について 以上5件は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。議案第58号 令和4年度岩国市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 本議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決及び認定すべきものと決しました。議案第59号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第4号) 本議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第65号 令和5年度岩国市
駐車場事業特別会計補正予算(第1号)議案第70号 岩国市
法定外公共物管理条例及び岩国市
道路占用料徴収条例の一部を改正する
条例議案第71号
岩国市営住宅条例の一部を改正する条例 以上3議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、
環境衛生費の
動物保護管理事業の飼い主のいない猫の不妊・
去勢手術費助成金に関し、委員中から、「本助成金の各年度の決算額が予算額の半分にも達していないのは、市民にとって制度が利用しづらいからだと言わざるを得ないが、担当課としてどのように考えているのか」との質疑があり、当局から、「
利用者等からの様々な意見を受け、令和3年度に手術後の耳のカットを義務づけしていたものを推奨に改め、今年度からは、保護器の貸出制度を設けるなど、より利用しやすい制度に改めている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「努力されたことはよく分かるが、この程度ではとても制度を改善したとは言えない。助成金の実績が低いのは、制度上、申請時に猫を保護する前の写真や
地域住民の署名が必要なこと、申請できない期間があること、最終的に飼い猫にしなければならないことなど多くの要件が弊害となっているためであり、全面的に要件を緩和すべきではないか」との質疑があり、当局から、「写真及び署名の要件については、
助成対象の猫であることを確認するのに必要であると考えている。申請期間を限定しているのは、繁殖期を考慮して設定したが、改めて専門家等に意見を聞き検討していきたい。飼い猫にするという要件については、猫の安全や周辺の生活環境の改善を考慮し設けている。しかしながら、個人の飼育する頭数にも限界はあり、譲渡先を見つけることも容易でない現状にあることから、飼えない場合でも利用しやすい制度を整備する必要があるため、今後検討していきたい」との答弁がありました。 これを受けて委員中から「現行の厳しい要件には、飼い主のいない猫であることを確認するなどの理由があることは理解したが、あまりにも慎重すぎる。せっかくいい制度があるのに、手続が面倒なため市民が利用をためらうのはやはり問題である。ここはもっと市民を信用して、使い勝手のよい制度となるよう、思い切った改正をし、実際に運用した上で、問題が生じれば、必要に応じて見直していくべきではないか」との提言がありました。 続いて委員中から、「先日、猫の殺処分ゼロを目指す
議員有志の会15人の会員で、市に飼い主のいない猫を保護する取組強化を要望した。その上で、まずは飼い主のいない猫を捕獲して、不妊・去勢手術後に、元の場所に戻す
TNR活動を、市として
保護猫活動団体と協働して取り組む考えがあるのか」との質疑があり、当局から「市としても、殺処分される猫を少なくするためにも、
TNR活動は重要であると考えているため、今後、本活動について市民の理解を得るための周知と、活動される個人や団体への支援や、
地域住民、保護団体、行政が協働していくための
環境整備につき研究してまいりたい」との答弁がありました。 次に、土木費の道路橋りょう費に関し、委員中から、災害時や平常時の点検、修繕などの業務におけるドローンの活用実績について質疑があり、当局から、「台風の被害発生時において、二次災害防止のためにドローンで空撮した画像や映像により、人が立ち入れない被災現場で行う速やかな状況確認、また、容易に近づけない橋梁の点検や補修後の経過確認、護岸洗掘の状況調査及び各種事業に係る調査や広報写真の撮影など、様々な分野で活用している」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「橋梁点検において、人が直接行う目視の点検とドローンを活用した点検ではどのような違いがあるのか」との質疑があり、当局から、「国や県の定める点検要領に基づき、人が接近して行う目視や打音判定などによる確認を行っている。その一方、ドローンを使用した点検では、映像による診断のため確認が難しい場合があり、それだけでは不十分な状況である。しかしながら目視点検が難しい場所においては、一次調査の中で試行的にドローンを使用しており、点検の省略化や交通規制の短縮などの成果があったと判断をしている。そして、現在、点検に係る新技術の開発が進んでおり、人が接近して行う目視を補完できる方法として実証されれば、ドローンを使用した点検が将来的には可能になると考えている」との答弁がありました。 本議案のうち、本
委員会所管分につきましては、
慎重審査の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
建設常任委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、認定第1号、議案第59号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 認定第1号、議案第59号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、認定第10号、11号、13号、14号、15号、議案第58号、65号、70号、71号、以上9件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました認定第1号等9件を
一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎23番(武田伊佐雄君) 総務常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について 本件のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。認定第2号 令和4年度岩国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定第8号 令和4年度錦帯橋管理特別会計歳入歳出決算の認定について 以上2件は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。議案第59号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第4号) 本議案のうち、本
委員会所管分は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第64号 令和5年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第1号)議案第67号 岩国市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例議案第68号 岩国市印鑑条例の一部を改正する
条例議案第72号 灘小学校屋内運動場改築工事請負契約の締結について 以上4議案は、
慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。請願第2号 インボイス制度の実施中止を求める意見書を政府に送付することを求める請願 本件は、引き続き審査すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、本
委員会所管分の審査におきまして、総務費の
総務管理費の企画費の飛行艇ミュージアム(仮称)誘致事業に関し、委員中から、「飛行艇ミュージアムの誘致に当たり、何年もの間、機運の醸成に終始しているが、より具体的な取組についてどのように考えているのか」との質疑があり、当局から、「先般、防衛省に出向き、これまでの本市の取組結果を伝えるとともに、改めて要望を行ったところであり、今後も要望活動を続けていく所存である。また、庁内において具体的な取組を検討するプロジェクトチームを、改めて組織したところであり、メンバーは、チーフとして
総合政策部長、副チーフとして政策企画課長、チーム員として総務課、基地政策課、商工振興課、観光振興課、
シティプロモーション課、都市拠点整備課、文化財課岩国徴古館の所属長としている。今後は、10月をめどに早急に庁内のプロジェクト会議を開いてロードマップを作成し、効果的な要望活動に結びつけてまいりたい」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「他の自治体の事例では、国の施設を誘致するために、民間団体が様々なイベントを企画したり、関係する国会議員が議員連盟をつくって取り組んでいるところもある。そういったアプローチについてはどのように考えているのか」との質疑があり、当局から、「国が事業主体となって広報館を整備するというハードルの高いプロジェクトであり、行政だけでなく、議員の皆様や民間の方々とも協働しながら、粘り強く取り組んでまいりたい」との答弁がありました。 続いて、総務費の
総務管理費の企画費のICT推進事業関係費に関し、委員中から、
物件委託料の内容について質疑があり、当局から、「
物件委託料の内訳としては、岩国市CIO補佐業務委託が1,285万1,933円、RPA導入支援業務委託が461万320円となっている。岩国市CIO補佐業務委託については、岩国市デジタル化推進計画や岩国市情報システム最適化計画に沿ったテーマに関して、有識者から専門的な知見に基づき助言を受けるものであり、令和4年度は18回の協議を行っている。また、RPA導入支援業務委託については、シナリオと呼ばれるプログラムを設計・運用することで、人がパソコン上で日常的に行っている業務を自動的に行うシステムの活用であり、令和4年度は、9課にわたる16業務のシナリオを作成し、そのうち14業務において実用化をした結果、約927時間分の業務の削減を実現している。今後も職員が不足しているところを中心に積極的に取り組んでいきたい」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「ICTに取り組む職員に対して、研修などは行われているのか」との質疑があり、当局から、「令和4年度は、デジタルトランスフォーメーションに関する研修を14回実施しており、延べ218人の職員が参加している。今後も研修を通してデジタル人材の育成に努めていきたい」との答弁がありました。 続いて、総務費の
総務管理費の企画費の地域活性化イベント支援事業(臨時交付金)に関し、委員中から、「補助金として726万3,645円が支出されているが、補助金の内容及び実績について問う。また、予算がなくなり次第、募集を終了するという内容だったが、予算は十分だったのか」との質疑があり、当局から、「この事業は、
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ地域の人流を回復させること及び市民活動の促進や文化スポーツの振興等を図ることを目的としており、1団体当たり1回に限り、10万円を上限に、各種イベントの支援を行うという内容である。申請件数は81件で、そのうち76件がイベントを実施した。イベントを実施できなかった5件については、イベント開催時期が、新型コロナウイルス感染拡大時期と重なった影響で中止となった経緯がある。予算は、100団体の申込みを想定して1,000万円を計上していたため、全ての団体から申請していただくことができた」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「この事業の成果をどのように評価しているのか」との質疑があり、当局から、「市民活動についてはかなり活発になってきていると認識しているが、様々な要因がある中で、この補助金による支援も地域イベントの再開に寄与したものと考えている」との答弁がありました。 本件のうち、本
委員会所管分につきましては、討論において、一部委員から、「令和4年度予算について反対の立場を取っており、決算についても反対する」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、総務常任委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、認定第1号、議案第59号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 認定第1号、議案第59号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、認定第2号、8号、議案第64号、67号、68号、72号、請願第2号、以上7件は委員長の報告のとおり決しました。 これより認定第1号、議案第59号の討論に入ります。 まず、認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について討論に入ります。
◎2番(松田一志君) 日本共産党市議団を代表して、認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算の認定について反対の討論を行います。 日本共産党市議団は、令和4年度岩国市一般会計予算に反対をしています。反対の理由として、基地に関連する様々な交付金を予定した財政運営になっていること、基地の港湾施設の運用は機能強化だとの立場に立ちきれていないこと、騒音の拡大や市街地上空の飛行について実効ある対策の取組が不十分であることなどを問題点として指摘しています。 決算状況は、日本共産党市議団が指摘した点の改善がなされたとは言えず、引き続き、反対の表明を行うものです。 さて、過去の米軍岩国基地は、敵の攻撃を目的とした第一撃の野戦的出撃基地として海兵隊が所属していました。ところが、現在の米軍岩国基地は滑走路が1キロメートル沖合に移設され、基地の規模が1.4倍に拡大され、空母艦載機部隊の移駐を受け入れると同時に、小学校、中学校、高校、郵便局、大型売店、病院などを新設し、米軍関係者の生活環境の整備と管制塔、格納庫、新たな駐機場、エンジンテスト場、独身下士官宿舎あるいは短期宿泊施設など、基地に関連するあらゆる機能を新築し、米軍岩国基地は海兵隊と海軍が所属する東アジア最大の本格的な基地へと姿を変えています。そして、基地の外においては新たな家族住宅を建設し、米軍に提供しています。 そして、最近非常に気になることは、基地の港湾施設の運用とその能力強化、沖縄県の嘉手納基地や青森県の三沢基地所属の空軍機の飛来やMVオスプレイの中継地の役割などです。東アジア最大の米軍岩国基地の役割は、滑走路沖合移設以前の米軍岩国基地とは全く違ったものになっています。こうした米軍岩国基地の変貌ぶりは、福田市長が基地との共存を掲げた市政運営を行った帰結です。 米軍岩国基地を抱える自治体の苦労や住民の苦しみを思うとき、これからの岩国市の将来が大変心配です。騒音の実効ある対策、米軍関係者の事件・事故によって市民が苦しまないための日米地位協定の改定、米軍の運用よりも市民生活の安心・安全の確保が最優先されるための協議などが必要であることを指摘したいと思います。 次に、歳入の国有提供施設等所在市助成交付金ですが、固定資産税の代替的性格を基本として、米軍や自衛隊の施設が所在する市町村に対して、使途の制限のない一般財源として交付されています。この助成交付金の基本は、国が決めた総額に対して該当する各自治体に配分する方法で交付額が決定されていますので、想定される固定資産税収入よりはるかに少なくなっています。ここに重要な欠点が存在します。岩国市単独で政府要請したのでは、実現は大変困難だと思いますので、渉外知事会との連携によって、この助成交付金の増額を、名実ともに固定資産税の代替収入として関係自治体に配分できるよう増額することをさらに努力することを求めて、反対の討論とします。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。 認定第1号 令和4年度岩国市
一般会計歳入歳出決算は認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
桑原敏幸君) 起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。 次に、議案第59号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第4号)の討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第59号 令和5年度岩国市
一般会計補正予算(第4号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第3議員提出議案第7号本郷町・美和町における
産業廃棄物処分場建設に反対する決議
○議長(
桑原敏幸君) 日程第3 議員提出議案第7号 本郷町・美和町における
産業廃棄物処分場建設に反対する決議を議題といたします。 (議案別添)
○議長(
桑原敏幸君) 提案者において説明をお願いします。
◎25番(片岡勝則君) 皆さん、おはようございます。憲政会の片岡勝則でございます。 議員提出議案第7号 本郷町・美和町における
産業廃棄物処分場建設に反対する決議につきまして、提案者を代表して、提案理由の説明をいたします。 それでは、案文の朗読をもって、提案理由に代えさせていただきます。『本郷町・美和町における
産業廃棄物処分場建設に反対する決議 本郷町・美和町における産業廃棄物処分場の建設計画は、その予定地が錦川に注ぎ込む本郷川の源流に隣接していることから、錦川下流域の安全を揺るがしかねない大きな問題である。旧本郷村、旧美和町、旧錦町、旧美川町及び旧岩国市のそれぞれの議会では、平成11年3月の定例会などにおいて建設反対の決議を行っている。合併後も、本郷町の自治会連合会が山口県に建設反対の決議書を提出するなど、粘り強く活動が行われてきた。 本年7月に民間事業者が新たに山口県に提出した産業廃棄物処分場の設置許可申請書が県に受理されたことを受け、本郷町自治会連合会、美和地域自治会連合会及び本郷川を守る会から、同年8月に改めて本市議会に建設反対の要請書が提出された。 処分場の建設予定地は山間部の急傾斜地であり、集中豪雨や地震などの災害に伴い大規模な環境破壊が起こる危険性があるとともに、産業廃棄物に内包される有害物質が地中に浸透し本郷川・錦川に流出することで、市民生活に悪影響を及ぼすことが懸念される。 岩国市議会は、清流錦川を中心とする豊かな自然を次世代に引き継ぎ、市民の安心・安全を守るため、本郷町・美和町における
産業廃棄物処分場建設に断固反対することをここに決議する。 令和5年9月25日岩 国 市 議 会 』 以上、
全会一致で御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 本議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第4議員提出議案第8号
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書
○議長(
桑原敏幸君) 日程第4 議員提出議案第8号
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書を議題といたします。 (議案別添)
○議長(
桑原敏幸君) 提案者において説明をお願いします。
◎4番(姫野敦子君) リベラル岩国の姫野敦子です。 議員提出議案第8号
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書につきまして、提案者を代表して提案理由の説明をいたします。 それでは、案文の朗読をもちまして、提案理由に代えさせていただきます。『
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書 政府はマイナンバーカードと
健康保険証の一体化を進めるため、2024年秋に
健康保険証を廃止する方針です。 しかし、いまだ様々なトラブルが発生しています。マイナ保険証に他人の情報がひもづけられていた、無保険者扱いで10割負担を患者に請求した、他人の医療情報が閲覧された、表示される負担割合と
健康保険証の負担割合が異なる等です。 高齢者施設からは、入所者のマイナンバーカードや暗証番号を管理できないという声が上がっています。また、オンライン資格確認システムの運用を開始した医療機関では、不具合も多く報告されています。こうした事態を受け、世論調査では
健康保険証の廃止について延期や撤回を求める声が7割を超えています。 デジタル化は日本にとって喫緊の課題であることは間違いありませんが、国民の不安を置き去りにして強引に突き進むと、かえってデジタル化が後退することが危惧されます。 国民の不安を払拭し、国民皆保険の下、誰もが必要なときに必要な医療が受けられる体制を堅持するために、徹底的なシステムの総点検を行うとともに、2024年秋の
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証を存続させることを強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 令和5年9月25日岩 国 市 議 会 』 以上、御賛同いただきますよう、よろしくお願いします。
○議長(
桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。
◆10番(丸茂郁生君) 質疑を行いたいと思いますけれども、資料の配付につき、議長の許可を得ていますので議長に御配慮をお願いいたします。
○議長(
桑原敏幸君) ここで、資料の配付を命じます。 〔資料配付〕
○議長(
桑原敏幸君) 配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◆10番(丸茂郁生君) それでは、今回上程された意見書の中で、「高齢者施設からは、入所者のマイナンバーカードや暗証番号を管理できないという声が上がっています」という御説明の文言がありますので、このうちの暗証番号の点についてお伺いいたします。 高齢者施設からは、入所者のマイナンバーカードや暗証番号を管理できないという現場から懸念の声が寄せられていることに対して、政府もこれに対応を示しております。 今、皆様のお手元に配付させていただいたのは、「福祉施設・支援団体の方向けマイナンバーカード取得・管理マニュアル」という手引書の概要版であります。これは、デジタル庁国民向けサービスグループ、総務省自治行政局住民制度課マイナンバー制度支援室、厚生労働省保険局医療介護連携政策課保険データ企画室が、2023年8月7日付で総務省及び厚生労働省のホームページで通知をしているものです。 本編は23ページにも及ぶものでありますので、これは懇切丁寧に詳細を表しているものでありますけれども、皆様には分かりやすく概要版を見ていただきます。 それで、これに記載してあります3番目の「暗証番号の設定が不要なマイナンバーカードの交付」という項目がありますが、この中で「暗証番号の管理に不安がある方が安心してマイナンバーカードを利用でき、代理交付を受ける方の負担軽減にもつながるよう、令和5年11月頃より、暗証番号の設定が不要なカードの申請受付・交付を」予定とあります。また、このことについては本9月定例会一般質問において、我が会派、志政いわくにの9番 矢野議員の質問に対して、執行部より、本市においても本年11月頃には暗証番号を設定しなくてもカードの申請や交付ができるようにする方針とする趣旨の答弁があったと記憶しております。これにより、高齢者施設での入所者の暗証番号を管理できないということについては解消されるのではないでしょうか、お尋ねいたします。
◎4番(姫野敦子君) 具体的な資料を頂きました。ありがとうございます。 これが今日の中国新聞にも載っておりましたが、不安を全て解決するものではないということから、この案文に沿ったものであるということで御了承ください。
○議長(
桑原敏幸君) ほかに。
◆10番(丸茂郁生君) 暗証番号の設定が不要なマイナンバーカードが交付されることになるにもかかわらず、暗証番号を管理することができないという声が出ていることが分からないからお聞きしているわけでありますので、もう少し分かりやすく御説明いただきますようお願いいたします。 それでは、簡単なことをお聞きいたします。なかなかお答えできないのかもしれませんので。 今回の意見書を提出された姫野議員におかれましては、岩国市内の高齢者施設において、暗証番号の管理ができないという話を直接受けられたのかどうか。受けたことがないのであればそれ以上は結構ですが、受けたことがあるのであれば、それは先ほどお示しした国が対応する方針が出される前なのか、出された後なのか。また、国が対応する方針が出された後に直接お話を受けられたのであれば、国の対応を御説明されたのかどうか、お伺いいたします。それでも管理できないという高齢者施設があるのかどうか、今執行部もおられますので、把握しておく必要があるのでお聞きしたいと思います。御答弁よろしくお願いいたします。
◎4番(姫野敦子君) 全体的に、これまでありました資料を基にこの案文をつくらせていただきました。 御回答できることは以上です。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。〔「答えていないです」と呼ぶ者あり〕案文のとおりっちゅうんじゃろう。〔「いやいや、案文のとおりじゃなしに」と呼ぶ者あり〕それが答えじゃけえ、それ以上は答弁できんじゃろう。
◆9番(矢野匡亮君) 本意見書に対し、3点ほど質疑させていただきます。 本市において、本定例会一般質問において、「市の業務で誤ったひもづけは確認されておりません」「本市のこのようなひもづけ作業、ひもづけ方法等を報告した結果、8月8日の中間報告において、これ以上の点検作業は必要ないとの判定を受けております」「市民の方からひもづけ誤りに関する御相談があった場合には、まず、自身の情報を確認できる方法を現在も御案内しています。また疑われる場合には、適切な相談先や問合せ先について御案内するよう寄り添った対応を現在もしております」と執行部から答弁がありました。既に本市担当の部分は点検済みとのことなので、まだ何をするための延期なのか、お尋ねします。 2点目、医療機関での不具合の部分ですが、日本医師会は医療現場で負荷がかかったり混乱が生じたりする可能性もあると述べておられます。医療現場の混乱が考えられると指摘されたのは、昨年2022年10月12日の発言です。現在は粛々と対応されております。2023年7月18日にマイナンバーカードによる健康保険資格のオンライン確認ができない場合の対応について、マニュアルを発行しています。このマニュアルには、患者がマイナンバーカードを持参している場合、何らかの原因でマイナンバーカードによるオンライン資格確認を行うことができなくとも、保険料を支払っている被保険者が適切な自己負担分――私の場合ですと3割ですが、この支払いで必要な保険診療が受けられるとあります。これらの通達は、山口県医師会を通じて岩国市医師会にも通達され、粛々と進められていると伺っております。よって、既に対応ができているので、
健康保険証の廃止を延期する必要がないのではないでしょうか、お尋ねします。 最後の質疑です。今の保険証は、例えば本市が発行する国民
健康保険証の使用期間は1年間と聞いております。そして、毎年7月までの有効期限です。来年4月においても、本市では紙の国民
健康保険証を発行する予定とも伺っております。そしてその後、マイナンバーカードと一体化した保険証を持っていない人が確実に必要な医療を受けられるようにするため、今後、保険証の代わりに交付する資格確認書の運用が有効期間の上限を5年に延ばすと伺っております。資格確認書が発行され上限が5年に延ばされても、現行の
健康保険証の発行が必要なのか、お尋ねします。 以上3点、質疑させていただきます。
◎4番(姫野敦子君) 様々な御調査をしていただき、詳しい情報ありがとうございます。 今回出すに当たって、私も自分なりに勉強いたしましたが、今の現況の中で、先ほども申し上げましたが中国新聞等を含め、こういったものを読まれても御心配も多いというところからこういった対策、また、令和5年11月以降のことを含め、紛失した場合の不安なども含めてこの文書、案文をつくらせていただきました。 お答えできるのは以上です。(「議長、議事進行」と呼ぶ者あり)
◆20番(石本崇君) この議案につきましては、連名で提出しておられる方もいらっしゃいますので、何も姫野議員が分からないからといって質疑を打ち切るのではなくて、連名で提出されている方もいらっしゃるのだから、その方々にも、ぜひこの質疑にお答え願いたい。でなければ、この議案の意味をなさないと思いますのでよろしくお願いいたします。
○議長(
桑原敏幸君) 連名もありますけれど、あくまでも、これは姫野議員主導の議員提出議案ですので、これについて賛成か反対かと、これについて質疑されていますけれども、答弁を指名されても、これでできんと言えばそれまでです。ですから、反対されるか賛成されるかです。(「じゃあ、何のために質疑があるんです」と呼ぶ者あり)いや、質疑はいいですよ。ただ、答弁で案文のとおりと言われたんじゃから、そのとおりです。
◆20番(石本崇君) ですから、連名で提出されているので、姫野議員がお答えにならなければ、ほかの提出者の方にもお尋ねしたらいかがでしょうかということでお尋ねしております。
○議長(
桑原敏幸君) 姫野議員は、一応は以上ということじゃから。過去にも議員提出議案に対する質疑がいろいろありました。その案文のとおりですということで、終わった場合もありますし、ですから、連名で提出された議員の方で答弁される方がありましたら、お願いします。
◎25番(片岡勝則君) ただいま10番議員のほうからございましたけれども、この意見書案に対する様々な意見はございますでしょうが、この案文の中で書かれておるのは、保険証を廃止してマイナンバーカードに統一するという中で、今、政府のほうも対処しているところもあると思われますが、不安材料があった中でこの意見書は提出されております。今もって、マイナンバーカードに対して返却するとか、作成したくないという方が全国で3割近くはおられるわけで、そういった方々への対応をするための意見書であると我々は認識しておりますので、それぞれ政府のほうで対応されているところと、されていないところがあるわけですから、それについては、よろしくお願いいたします。
◆9番(矢野匡亮君) まず、今までの不具合に対して、政府のほうでいろんな施策を打ってくれております。ただ、今の御答弁では、ないところもあるとありましたが、そのないところは具体的にどういうことなのか、お示しください。 そして、この意見書の文面から私は、
健康保険証の廃止の延期とは、無期限の延期というふうに、タイトルから見ても個人的には思ってしまいました。マイナンバーカードと保険証の一体化廃止の意見書のようにも受け取れます。厚生労働省は、本年7月11日に、2024年秋の
健康保険証の使用期限の終了後も猶予期間を設けるとしています。告知や体制整備の時間が十分取れるのではないでしょうか。現状では猶予期間も設けられているため、延期しなくてもよいのではないでしょうか。それでは、具体的にいつまで延期、存続をすればいいのかお尋ねします。
◎4番(姫野敦子君) 延期をどうお感じになられるかは御自由ですが、自分の中ではこの案文の中での延期ということは、差し迫っていつまでということを規定して出したものではありません。 お答えできるのは以上です。
◎21番(石原真君) 先ほどの丸茂議員の質疑なんですが、既に施設では暗証番号を入れたマイナンバーカードも交付されているんです。そのことについて、政府が不都合が生じたので、ここに書いてありますように「暗証番号の設定が不要なカードの申請受付交付を予定」ということで、今からするわけです。ですから、今現在大変苦慮されているという状況があるというのは、私は事実だろうと思います。 それから矢野議員が言われたように、岩国市は確かに不都合はなかったと思いますが、全国ではそういう事例があると言われています。いろいろ国会でも議論されています。そういった意味で岩国市だけの話ではないと思いますので、この意見書については全国的なものだというふうに私は認識しております。 以上です。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◆8番(川口隆之君) 4番議員に3点ほどお聞きします。 この意見書の中には、「国民の不安を置き去りにして強引に突き進むと、かえってデジタル化が後退することが危惧されます」と書かれていますが、紙の
健康保険証からマイナンバーカードとの一体化をしたらデジタル化が後退するのでしょうか、それが1点目。 現在の紙の保険証では顔写真もなく、他人への又貸しや成り済ましなどの不正利用をされるおそれがあります。これがマイナンバーカードだと、顔写真とICチップで本人確認ができ、不正利用がしづらくなるのではないでしょうか、2点目です。 また、紙の
健康保険証は最終的にいつまで残しておけばよいのでしょうか、3点目です。お尋ねします。意見書に「かえってデジタル化が後退する」と書かれていますが、逆に紙のままだとデジタル化が後退しませんか。そもそも論として、政府は今まで各省ごとに保険証なり、税金なり、国民の個人情報を管理しているので、今さら気にする必要があるのでしょうか。ぜひともお答えいただけたらと思います。
◎4番(姫野敦子君) 多岐にわたっての御質問ですが、強引だとか、顔写真がないことによる又貸しについてはこれまでも問題ありますが、これからについても認証については様々な問題も残っているかと思います。紙をいつまでというのを今答えるのではなく、本内容に関する国民・市民の危機感、危惧に対してのこの意見書を出すことの意義を感じ、案文をつくらせていただきましたので、御答弁とさせていただきます。
◆8番(川口隆之君) お答えしていただけたのが、この意見書の中に行政側の不処理によって問題があるというふうにだけ書かれていますが、一方、使う側――利用者側の不正に関しては全く書かれていないので、それはある意味、議員としての公正・中立に反するのではないでしょうか。ぜひともその意見をよろしくお願いします。我々行政側じゃなくて、国民――使う側の管理の問題、使う側の使用の問題について何かを書かれていないのはなぜなんでしょうか、お答え願います。
◎4番(姫野敦子君) 大変答えにくい質問ですが、この案文をつくるときにはそういったことを意味するものを――お伺いのことについての内容からつくったものではありません。案文の内容が全てでございます。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) ほかになければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。
◎9番(矢野匡亮君) それでは、志政いわくにを代表して、
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書についての反対討論を行います。 この意見書にあるとおり、国民皆保険の下、誰もが必要なときに必要な医療が必ず受けられる体制を維持することはとても重要なことと思います。この部分においては、異論は全くありません。 政府は、本年8月3日、岸田総理が記者会見において、今の
健康保険証を廃止する方針をめぐり国民の不安払拭に向けた政府の対応策を発表されました。また、厚生労働省は保険証の廃止後も今の保険証を続けられる猶予期間を一律に2025年秋までの1年間に延長するよう、健康保険の組合に働きかけていく方針を明らかにしています。さらに、マイナンバーカードと一体化した保険証を持っていない人に交付する資格確認書について、有効期限の上限を5年に延ばすとしています。 本市医師会の先生方も新しい制度に向け、日々の診療に忙殺される中においても本制度が定着するよう粛々と対応していただいております。 また、現在、本市職員の皆様が必死になってマイナンバーカードの普及に努める対応をしてくださっております。そして、本市のマイナンバーカードの普及率は8割を超えたとの答弁を頂いております。今月末に迫るマイナポイント付与、マイナンバーカードの
健康保険証利用申込みのため、今までも行っていただいておりますが、この9月30日の土曜日も窓口対応をされるとも聞いております。 さらに、本市議会一般質問においても、今後はマイナンバーカードを保有したくても保有できない方や、部外者の訪問が規制されている福祉施設等への申請支援を行うため、関係機関、関係部署と調整を行いながら進めていくとの答弁を執行部から頂いております。 さらに、マイナンバーカードの申請の際に必要な暗証番号について、高齢者施設から設定が難しいなどという声が出ていることを受けて、本年11月頃にも暗証番号を設定しなくてもカードの申請や交付ができるよう対応するとの答弁も執行部から頂いております。 既に政府より猶予期間や代替案が示されている現在、
健康保険証の廃止を延期し、今の保険証の存続を求めるのではなく、市民の皆様の不安を取り除くため、いかに正しい情報を市民の皆様にお知らせするか。そして、万が一誤ったひもづけが起きた場合、市民に寄り添った対応を本市職員が遂行できるようにバックアップするべきではないでしょうか。 先ほどの質疑でも明らかになったように、本意見書の内容においては、本年7月以降の政府の対応が考慮されておらず、事実誤認の部分があると思われます。 よって、本議会が政府に
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求めるべきではないと思います。 以上で、反対討論といたします。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎1番(小川安士君) 日本共産党市議団 小川安士です。
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書に賛成の討論をいたします。 現下、マイナンバーカードの早期全面展開を急ぐあまり、強引な手だてが様々取られているところは御承知のとおりだと思います。しかし、どのようなメリットがマイナンバーカードにあったとしても、当然多くのデメリットも抱えているところです。実施を急ぐ政府の思料だけで不安を解消し、全てを押し切ることを許すことはできません。不安を感じている国民が多い、このことは事実です。多くの医療関係者もそのことを指摘しています。こういった中で現行の国民
健康保険証を残す、そして、問題点があるならばそのことを改善する。このことこそ今求められていることであり、決断すべきだと考えます。 以上、今の
健康保険証の存続を求めまして、賛成討論といたします。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎25番(片岡勝則君) 憲政会の片岡でございます。議員提出議案第8号
健康保険証の廃止を延期し、今の
健康保険証の存続を求める意見書につき、憲政会を代表いたしまして、賛成討論を行います。 岸田政権は現在、デジタル改革を本格的に進めております。人口減少や担い手不足が深刻な中、医療、介護、子育て支援、行政サービス、地域交通などの社会課題を解決するにはデジタル化が必要不可欠であり、その一環として、オンラインの世界での身元確認や本人確認ができる電子証明書を内蔵したマイナンバーカードの普及が、重要な役割を担うことになります。 憲政会は、政府のこの方針に賛成の立場を取っております。我が国におけるDX化を推進する上では、残念なことに、現在政府がマイナンバーカードと
健康保険証の一体化を進めるに当たり、マイナンバーのひもづけが誤りが問題となっております。政府は信頼回復のため、個別データの総点検や再発防止の徹底などの方針を示し、マイナ保険証を保有していない人には資格確認書を交付するとしておりますが、不安を抱く市民にとっては、資格確認書と現行の
健康保険証の違いがよく分からず、
健康保険証を残せばよいのではないかというもっともな疑問が残るものと思われます。 政府は、2024年秋に現行の
健康保険証を廃止する方針を維持しつつ、秋に完了予定のひもづけの総点検とその後の修正作業の状況も見定めた上で、さらなる期間が必要と判断される場合には必要な対応を行うとの柔軟な姿勢を表明しております。 デジタル化を進めるに当たっては、誰一人取り残されることのないよう着実に進めることが重要であり、市民の不安に鑑みれば、当面の間は今の
健康保険証も残しつつ、マイナンバーカードの普及を進めていくことが穏当な方策であると考えます。 憲政会としては、本件意見書の趣旨を以上のように理解し、賛成討論といたします。
○議長(
桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。 本議案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
桑原敏幸君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第8号は否決されました。 ここでお諮りいたします。今期定例会における議決事件の中で、字句、数字その他の整理を必要とするものにつきましては、
会議規則第43条の規定により、議長に一任していただきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桑原敏幸君) 御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。 これにて令和5年第4回岩国市議会定例会を閉会いたします。午前11時19分 閉会
―――――――――――――――――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 岩国市議会議長 桑 原 敏 幸 岩国市議会議員 松 川 卓 司 岩国市議会議員 片 岡 勝 則 岩国市議会議員 貴 船 斉...