岩国市議会 > 2021-06-28 >
06月28日-06号

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  1. 岩国市議会 2021-06-28
    06月28日-06号


    取得元: 岩国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    令和 3年 第3回定例会(6月)令和3年第3回岩国市議会定例会会議録(第6号)令和3年6月28日(月曜日)――――――――――――――――――――――――――――――議事日程(第6号)令和3年6月28日(月曜日)午前10時開議┌───┬───────────────────────────────────┬───┐│日 程│   件                           名   │備 考│├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 1│会議録署名議員の指名                         │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 2│教育民生常任委員会審査報告                      │   ││   │ 議案第73号 岩国市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定め│   ││   │        る条例及び岩国市特定教育保育施設及び特定地域型保育事│   ││   │        業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例等│   ││   │        4件                         │   ││   │建設常任委員会審査報告                        │   ││   │ 議案第75号 不動産の取得について等2件              │   ││   │総務常任委員会審査報告                        │   ││   │ 議案第70号 岩国市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条│   ││   │        例等7件                       │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 3│議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号)       │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 4│教育民生常任委員会審査報告                      │   ││   │ 議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号)      │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 5│議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例    │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 6│議員提出議案第3号 地方財政の充実・強化に関する意見書        │   │└───┴───────────────────────────────────┴───┘――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(30人) 1番 河 合 伸 治 君 11番 姫 野 敦 子 君 21番 細 見 正 行 君 2番 越 澤 二 代 君 12番 丸 茂 郁 生 君 22番 石 本   崇 君 3番 桑 田 勝 弘 君 13番 小 川 安 士 君 23番 石 原   真 君 4番 中 村   豊 君 14番 長 岡 辰 久 君 24番 山 本 辰 哉 君 5番 田 村 博 美 君 15番 大 西 明 子 君 25番 桑 原 敏 幸 君 6番 中 村 雅 一 君 16番 片 岡 勝 則 君 26番 貴 船   斉 君 7番 矢 野 匡 亮 君 17番 広 中 信 夫 君 27番 藤 重 建 治 君 8番 武 田 伊佐雄 君 18番 松 川 卓 司 君 28番 松 本 久 次 君 9番 重 岡 邦 昭 君 19番 藤 本 泰 也 君 29番 植 野 正 則 君10番 広 中 英 明 君 20番 瀬 村 尚 央 君 30番 片 山 原 司 君――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者       市長             福 田 良 彦 君       副市長            杉 岡 匡 君       教育長            守 山 敏 晴 君       水道事業管理者        辻 孝 弘 君       審議監            村 田 光 洋 君       総務部長           石 橋 誠 君       危機管理監          桝 原 裕 司 君       総合政策部長         國 廣 光 秋 君       基地政策担当部長       山 中 法 光 君       市民生活部長         小 玉 陽 造 君       文化スポーツ担当部長     竹 原 直 美 君       環境部長           藤 村 篤 士 君       健康福祉部長         児 玉 堅 二 君       保健担当部長         木 原 眞 弓 君       地域医療担当部長       山 田 真 也 君       産業振興部長         加 納 芳 史 君       農林水産担当部長       沖 田 通 浩 君       建設部長           内 坂 武 彦 君       都市開発部長         山 中 文 寿 君       建築政策担当部長       坂 上 政 行 君       由宇総合支所長        塩 中 京 子 君       周東総合支所長        中 原 健 登 君       錦総合支所長         沖 晋 也 君       美和総合支所長        浜 川 智 也 君       会計管理者          村 上 さ ゆ り 君       教育次長           三 浦 成 寿 君       監査委員事務局長       村 重 政 司 君       農業委員会事務局長      中 西 亮 二 君       水道局次長          竹 嶋 勇 君       消防担当部長         冨 岡 英 文 君――――――――――――――――――――――――――――――会議の事務に従事した職員       議会事務局長         鈴川芳智       庶務課長           岡田淳       議事課長           林孝造       議事調査班長         河村佳之       書記             佐伯浩則       書記             福永啓太郎       書記             中西祐一郎――――――――――――――――――――――――――――――午前10時 開議 ○議長(藤本泰也君)  所定の出席議員がありますので、会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付しておるとおりであります。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(藤本泰也君)  日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、28番 松本久次君、29番 植野正則君、30番 片山原司君を指名いたします。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第2教育民生常任委員会審査報告         議案第73号 岩国市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び岩国市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例等4件        建設常任委員会審査報告         議案第75号 不動産の取得について等2件        総務常任委員会審査報告         議案第70号 岩国市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例等7件 ○議長(藤本泰也君)  日程第2 教育民生常任委員会に付託いたしました議案第73号等4件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎2番(越澤二代君)  皆様、おはようございます。教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第73号 岩国市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び岩国市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案第78号 不動産の取得について議案第81号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第3号) 以上3議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。請願第2号 少人数学級の実現を国に求める意見書を提出することについて 本件は、引き続き審査すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第78号 不動産の取得についての審議におきまして、委員中から、(仮称)英語交流まち推進センター整備事業用地及び建築物としての当該不動産取得金額の内訳について質疑があり、当局から、「取得金額1億3,000万3,000円のうち、土地相当分については750万円、建物相当分については1億2,250万3,000円である」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「本議案においては、当該不動産の取得に係る金額のみが計上されているものと理解するが、本議案にはマンション購入の場合と同様に共用部分に係る共有持ち分の取得が含まれているため、事業を運営していく中で、次年度以降、様々な維持管理費等が発生すると思われる。その費用は本契約の中に含まれているのか」との質疑があり、当局から、「事業を運営していくに当たり、必要とされる維持管理費については、本議案には含まれていないものであるが、今後、必要に応じて予算計上を行っていきたい」との答弁がありました。 本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第81号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第3号)の審査におきまして、衛生費の保健衛生費の予防費の新型コロナウイルスワクチン接種事業に関し、委員中から、時間外勤務手当の内訳について質疑があり、当局から、「7月1日から12月26日までの期間で、延べ1,974人が、合計1万2,621時間の時間外勤務を行うことを想定し、3,213万4,000円を計上している。あわせて、新型コロナウイルスワクチン接種対策室に勤務している4人の時間外勤務手当として1,440万円を計上したものである」との答弁がありました。 続いて、委員中から、物件委託料の内訳について質疑があり、当局から、「新型コロナウイルスワクチン接種業務に対して医療機関に支払う委託料の追加分が約3億2,390万円、コールセンターに係る委託料の追加分が約3,400万円、集団接種会場運営委託料の追加分が約1億4,450万円、ワクチンの移送業務に係る委託料の追加分が約653万円となっている」との答弁がありました。 本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、請願第2号 少人数学級の実現を国に求める意見書を提出することについての審査におきまして、「少人数学級の実現を求めることはとても大切なことであると思われるが、小規模校の複式学級の改善などに対応した教職員の定数の確保等、併せて考えていかなければならない課題がある。そのことを踏まえて、本委員会としても、しっかりと調査・研究を重ねた上で判断すべきであるため、継続審査」という意見と「請願の趣旨に賛同し採決」という意見がありましたので、まず、継続審査とすることについて挙手により採決いたしました結果、賛成多数で引き続き審査することと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、教育民生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(藤本泰也君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ質疑を終結し、これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。本4件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、議案第73号、78号、81号、請願第2号、以上4件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、建設常任委員会に付託いたしました議案第75号等2件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎4番(中村豊君)  おはようございます。建設常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第75号 不動産の取得について議案第77号 玖西環境衛生組合規約の変更に関する協議について 以上2議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第75号 不動産の取得についての審査におきまして、委員中から、黒磯地区いこいと学びの交流テラス整備事業事業用地取得スケジュール及び取得価格の算出根拠について質疑があり、当局から、「取得スケジュールについては、令和3年度から令和5年度の3か年で、岩国市土地開発公社が先行取得している用地を買い戻す予定としている。このたびの不動産の取得は、令和4年度に予定していた約3.1ヘクタールの用地を前倒しして買い戻すものである。用地単価については、当該用地不動産鑑定評価を踏まえて、岩国市不動産評価委員会で決定している」との答弁がありました。これを受けて、委員中から、「なるべく不必要な支出をすることなく、速やかに施設が整備できるように取り組んでいただきたい」との意見がありました。 本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、建設常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(藤本泰也君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ質疑を終結し、これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。本2議案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、議案第75号、77号、以上2議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました議案第70号等7件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎17番(広中信夫君)  皆さん、おはようございます。総務常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第70号 岩国市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例議案第71号 岩国市税条例の一部を改正する条例議案第72号 岩国市中山間地域振興施策基本条例の一部を改正する条例議案第74号 岩国市本郷地域公共施設等整備基金条例を廃止する条例議案第76号 字の区域の変更について議案第79号 岩国市個人情報保護条例及び岩国市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例議案第80号 岩国市手数料条例の一部を改正する条例 以上7議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第71号 岩国市税条例の一部を改正する条例の審査におきまして、委員中から、「セルフメディケーション税制の延長に伴い、特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例を、令和4年度から令和9年度まで延長するとのことだが、どのようなメリットがあるのか」との質疑があり、当局から、「特定一般用医薬品とは、以前は病院で処方されていた薬が、薬局でも買えるようになったものを指すが、実際には病院で処方された薬を購入するほうが安価なため、岩国市においてはセルフメディケーション税制を受ける例はほとんどない状況である」との答弁がありました。本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第79号 岩国市個人情報保護条例及び岩国市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の審査におきまして、委員中から、「マイナンバーカードを申請してから2か月以上たっても届かないという声が市民から上がっているが、このたびの条例改正で改善がなされるのか」との質疑があり、当局から、「岩国市はマイナンバーカードの発行を地方公共団体情報システム機構に委託しているが、マイナポイントの影響で、全国的に申請件数が増加したことにより、通常よりも発行作業が遅れており、改善が困難な状況にある」との答弁がありました。これを受けて、委員中から、「これからデジタル化に向かってマイナンバーカードの普及を迅速に進めていかなければならないため、何らかの善後策を考えるべきではないか」との質疑があり、当局から、「市としては一日でも早く利用者の方にお渡ししたいと考えており、状況が改善されるよう対応してまいりたい」との答弁がありました。本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、総務常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(藤本泰也君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ質疑を終結し、これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。本7議案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、議案第70号、71号、72号、74号、76号、79号、80号、以上7議案は委員長の報告のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第3議案第82号令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号) ○議長(藤本泰也君)  日程第3 議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。  (議案別添) ○議長(藤本泰也君)  当局の説明を求めます。 ◎市長(福田良彦君)  議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号)について、その概要を御説明いたします。 今回の補正予算は、国が支給を決定した新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給対象世帯に対して、支援金を支給するために必要となる経費を計上しております。 それでは、まず、歳入について御説明いたします。 国庫支出金において、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金を支給するための財源となる国庫補助金を3,800万5,000円計上しております。 次に、歳出について御説明いたします。 民生費において、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、緊急小口資金等の申請期限の延長や、貸付対象の拡大などの特例措置が実施された一方で、貸付限度額に達しているなどの事情から、それらを利用できない生活困窮世帯に対し、一定の要件を満たす場合に限り、単身世帯は月額6万円、2人世帯は月額8万円、3人以上の世帯は月額10万円の支援金を、申請に基づき3か月支給するための経費を3,800万5,000円計上しております。 以上の結果、補正額は3,800万5,000円、補正後の予算規模は683億9,013万円となります。 以上で、一般会計補正予算についての説明を終わります。 御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤本泰也君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ質疑を終結し、本議案は委員会において審査していただくことにして、教育民生常任委員会に付託いたします。 ここで暫時休憩し、休憩中に教育民生常任委員会を開催していただき、ただいま付託いたしました議案の審査をお願いいたします。 暫時休憩いたします。午前10時19分 休憩 ――――――――――――――――――――――――――――――午前10時50分 再開 ○議長(藤本泰也君)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第4教育民生常任委員会審査報告         議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号) ○議長(藤本泰也君)  日程第4 教育民生常任委員会に付託いたしました議案第82号を議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎2番(越澤二代君)  教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号) 本議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、教育民生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(藤本泰也君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ質疑を終結し、これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号)は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、議案第82号 令和3年度岩国市一般会計補正予算(第4号)は委員長の報告のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第5議員提出議案第2号岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例 ○議長(藤本泰也君)  日程第5 議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(藤本泰也君)  提案者において説明をお願いいたします。 ◎29番(植野正則君)  議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、提案理由を御説明いたします。 現在の岩国市議会議員定数条例の一部を改正をして、本則中30人を28人に改め、岩国市議会議員の定数を削減するために提案するものであります。 この条例は公布の日から施行し、改正後の規定は次の一般選挙から適用するものでございます。 申し上げるまでもなく、議員定数につきましては平成23年の地方自治法の改正によりまして、人口規模による上限規定も撤廃されております。それに伴いまして、定数の決定は地方公共団体の自主的な判断に委ねられました。 平成18年の合併後、2万2,000人の人口減少による岩国市の人口規模地域面積の広さ、急速に進む過疎化、行財政改革人口規模の同じ自治体との比較などの観点から検討をする一方、市民の価値観の変化に伴うニーズの多様化、米軍基地を抱えているという特殊事情等による重要課題の解決のために、各会派で構成されました岩国市議会議会制度検討委員会におきまして、令和元年度以降、9回にわたる議論が重ねられてまいりました。議論の詳細につきましては、各会派からの選出委員から説明があったと承知いたしておりますので、この場におきましては割愛させていただきます。 議員定数に関して統計的な数字で申し上げますと、人口が10万人から20万人の都市において市議会議員の定数の平均は26人でございます。また、人口が13万人から15万人未満の全国27の自治体の平均は25人でありまして、その中で岩国市議会は最も議員数が多い議会というふうになっております。 災害とも言える新型コロナウイルス感染症の拡大により、地域経済も大きなダメージを受け、それに伴って財政調整基金の取崩しによる中・長期的財政計画に影響が出ております。これが回復軌道に乗るには相当の期間を要するものとも思います。これから行財政改革を行う中でも人口減に見合う定数の削減は必要になるものと確信をいたしております。 我々議会自らが身を削り、痛みをも恐れないことを決意してこそ、執行部に対しても厳しい行財政改革を迫ることができます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)議員定数削減により、議会のチェック機能の低下や地域の代表がいなくなる、民意が十分に反映されなくなるというふうな懸念も示されておるところでございますけれども、議員としての資質の向上を図れば市民の負託に十分に応えられるというふうに考えておりますことから、次の一般選挙より議員定数を30人から28人に削減することが適当であるとの判断から提案をするものでございます。 岩国市議会議員の定数削減には少数精鋭に挑む覚悟を市民の皆様に示すためにも多くの議員の皆様の同意が不可欠でありますことから、全会一致で御賛同いただきますよう、お願いをいたしまして、提案説明とさせていただきます。 ○議長(藤本泰也君)  本議案に質疑はありませんか。 ◆18番(松川卓司君)  それでは、ただいま上程中の議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、質疑をさせていただきます。 平成23年の地方自治法の改正により、議員定数の上限が撤廃されて以来、適正な議員定数を算出することが困難となっております。岩国市議会においては、前回の改選前に定数を32人から30人に削減したばかりであります。議員定数という大きな案件については、前回様々な議論の末、32人から30人に削減されたわけでありますが、この3年間に十分な検証がなされたとは思っておりません。 今回、28人に削減する議案について、明確な根拠が不明瞭であります。議員定数については、これまで議会制度検討委員会において一定の時間を割いて集中的に論議をされてきましたが、意見集約までには至っておりません。議会制度検討委員会においては、岩国市と類似した面積や人口規模の他都市との比較、検討がなされ、28人の定数が適正との意見もありましたが、岩国市においては米軍岩国基地という名前の大きな命題があります。基地があるがゆえの諸問題・諸課題を解決するために多くの市民の御意見が市政に反映されなくてはなりません。他都市との単純な比較では算出できず、こうした比較は一定の参考にはなるものの、定数を適正化するための決定的な判断材料とはならないというものであります。 現在の社会情勢は中国の台頭など大きな変革期を迎えており、米軍岩国基地の存在は今まで以上に重要視されてくることが予想されます。それに伴い、基地を抱えるまち岩国の課題も多様化することも予想され、今後はより多くの市民の方の意見を反映することが必要であると考えます。 ここで明確に申し上げておきますけれども、憲政会としては、議員定数削減を真っ向から否定しているものではございません。憲法が定める住民自治の強化のため、議会の機能向上や活性化、この目的を果たすために必要な財源が生じる場合には定数を削減し、捻出すべきだと考えておりますし、今後、議会の活性化を妨げるようなことがあれば削減しなくてはならないと考えております。 ただ、現時点において世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の終焉は見えておらず、市民の方々の様々な不安が払拭されない現況並びにコロナ収束後の新しい生活様式に備えるため、また、基地を抱えるまち岩国の現状を考え、今後より多くの市民の御意見を行政に届けるためにも定数削減は慎重に論議するべきだと考えます。 今回、定数削減について十分な論議がなされたか、定数を28人に削減するという明確な根拠について、この以上2点について明確な根拠をお示しいただきたいと思います。 ◎29番(植野正則君)  先ほども壇上でも申し上げましたように、この岩国市議会議会制度検討委員会におきまして9回にわたる議論が重ねられてきたわけでありますけれども、そのうち7回にわたりまして集中的にこの議員定数に関わる案件について議論がなされてきたというふうに承知をいたしておるところでございまして、その中において様々な意見が出されておったというふうに思います。その詳細につきましては、先ほどもちょっと申し上げましたように、会派の代表の方がいろいろ議論されまして、様々な観点から検討がされてきたというふうに承知をいたしておるところでございます。 また、岩国市においては米軍基地を抱える特殊事情があるんだというふうな御指摘がございました。確かに、それはあるわけでございますけれども、私どもが調査をいたしましたところ、先ほども申し上げましたように人口13万人から15万人の自治体におきまして、27の自治体があるわけでございますけれども、その中におきましても、当然のことながら基地を抱えている自治体もあるわけでございます。そういう自治体におきましても議員の定数が22人でありますとか24人であるとか、かなり積極的な削減がなされているというふうな事例があるわけでございます。 そして、30人から28人ということでございますけれども、明確な根拠を示せというふうなお話がございました。それにつきましては、いわゆる30人から一挙に――例えば26人にするとか24人にするとかというのではなくして、確かに検討委員会の中におかれても徐々に削減していこうというふうな議論があったというふうに思っております。それから、もともと市政改革クラブにおいては前回の削減の提案の折には28人と、4人減ということで示してきておったわけでございますので、そういうところで今回28人というふうな提案をさせていただいておるという状況でございます。 ◆18番(松川卓司君)  今、お話をいただきましたけれども、前回32人から30人になったときには28人という提案もございましたけれども、いろんな議論を尽くした上で30人という定数になったわけであります。この30人に対する検証がしっかりなされているかどうかということ、これについてまずしっかりと論議しなければならない。今の30人が正しいか正しくないかということをしっかりと論議する必要があると思います。 それと、確かに議員定数を削減することによって経費の削減にはなるかもしれませんが、その削減された経費をいかに効率的に使っていくかということについては市民の方々の御意見をしっかり踏まえた上でその優先順位をつけるべきだというふうに考えておりますので、その件についてはいかがお考えでしょうか。 ◎29番(植野正則君)  重ねて申し上げますけれども、この議会制度検討委員会においてもう9回も議論がなされておるわけでございまして、その削減された経費については何に使うのかということでございますけれども、これについては当然のことでございますけれども、議員の皆様方から様々な政策提言がこの場でなされるわけでございますので、そこでしっかりと提言していただけたらというふうに思うところでございます。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。 ◆14番(長岡辰久君)  2点、質疑をいたします。 1点目は、地元の議員が少なくなるのではないかということが予想されます。だとすれば、投票率の低下もしくはこの議会に対する――こういう議会の中で何か決めるというだけではなくて、政治というかそういうものに対する関心の低下、投票率の低下について懸念されるのではないかと思いますが、そのことについていかがお考えか。 2点目は、地元の議員がいなくなるということについては、資質の向上を図ることによるということがありましたが、そこだけで地元の声を吸い上げることができるのか。 この2点についてお尋ねいたします。 ◎29番(植野正則君)  この投票率の低下については、従前から17番議員も再三にわたりいろんなことを提言もされてきておりますし、必ずしも議員定数を削減したからといって極端に下がるとか、そういうことは私はないというふうに認識をいたしておるところでございます。 それから、地元の声が反映されなくなるんじゃないかというふうなことでございますけれども、それではほかの自治体ではどうかということにも――よそのことを言うなというふうにおっしゃるかも分かりませんけれども、他の自治体においては、やはり議員それぞれが一生懸命頑張られており、定数を削減されているんだろうというふうに認識をいたしておりますし、例えば30人から28人ということになりますと、パーセントでいいますと6.66%の減ということになるわけでございますけれども、こういうことを言っては大変御無礼でございますけれども、我々議員があと7%頑張れば、今までと同じように皆様方の御意見は反映していけるのではないかというふうに思うところでございます。 ◆14番(長岡辰久君)  投票率の低下については明確な答えがありませんでした。私が調べたところによりますと、例えば誰かがAさんという人に投票したとすると、「なぜAさんを選んだんですか」と聞くと、「その人を知っていたから投票した」というのが多いんです。政策というよりもその人を知っているかどうかというのも非常に大事だということを、ある記事で読みました。つまり、できるだけ政治をやる方が身近にいればいるほど、投票率が上がる傾向があるということです。 あと一つは、今年の議員手帳というのがありまして、人口と議員の定数、そして面積が書いてあります。それを読んでみますと、岩国市はかなり広範な面積があります。そういう面では、やはりこの広範な面積を抱えている中で、各地域でいろんな問題や課題がある。そういうことを吸い上げるためには、私は30人がリミットじゃないかなというふうに思っています。 もうちょっと言わせていただくと、この議員手帳によりますと、例えば人口3万人、4万人のところで、二十何人も議員を抱えているところもあるんです。だから、先ほども言われましたけれど、人口で決めるんじゃないと、その地域によってその定数を決めるんだというふうに今おっしゃいましたけれど、私もそのとおりだと思うんです。ですから、議会が…… ○議長(藤本泰也君)  質疑です。 ◆14番(長岡辰久君)  すみません。意見が入りましたけれど、そのように、私は面積が広いということを考えても、今の定数がリミットじゃないかというふうに考えております。いかがでしょうか。 ◎29番(植野正則君)  14番議員とはちょっと見解が違うんですけれども、身近にその人を知っているから、いわゆる地元の意見が反映できるとか、そういうことはあるでしょう。あるんですけれども、先ほども数字で申し上げましたけれども、議員個々人がもうちょっと自分の活動範囲を広げれば声は拾えると、あの人の顔を見たことがあるなと、あの人はちゃんと話を聞いてくれるなということになるわけでございますので、7%頑張っていただきたいというふうに思うところでございます。 それから、面積が非常に広大であるというふうなお話をされておりましたけれども、御存じと思いますけれども、この岩国地域というのは確かに非常に広大な面積でございますが、居住区域は限定されておるわけでございまして、ほとんどが山地とか荒廃地とかいうところがあるわけでございまして、広いからどうこうという問題では私はないというふうに思うところでございます。 ○議長(藤本泰也君)  議員の皆様に申し上げます。質疑を行っていただき、意見については討論のほうでよろしくお願いいたします。 ほかにございませんか。 ◆11番(姫野敦子君)  今回、議員削減についての議案が出てきております。その中でちょっとお尋ねしたいことについて――例えばですが、この議会では女性が30人中4人しかおりません。議会制度検討委員会の中で、性別に関係なく意見を出し、誰もが立候補しやすい状況をつくり、また、バックに政党・組織がなくても一般の女性が立候補しやすいような体制づくりをすることについて審議がなされたのか、そのことを1点お尋ねします。 また、もう一つはお1人の方から聞いた意見ですから、審議の中で出てきたかどうか分かりませんが、今回、定数を30人から28人に減らした場合に、その分の歳費を各議員に割り当てて報酬をかさ上げするべきという意見もお伺いしています。こういった補填というような考え方についても審議をされたのか、そのあたりをお尋ねいたします。 ◎29番(植野正則君)  まず、報酬の件でございますけれども、これは当然私どもが勝手に決めるわけにはいきません。特別職報酬等審議会というものがあるわけでございますので、そこに委ねるしかございません。勝手に減った分だけ上げろということはできないわけでございますので、その点は御理解をいただきたいというふうに思います。 それから、女性の方の立候補の体制については議論されたのかということでございますけれども、女性の方についても当然議員としてしっかりやっていこう、地域のためにやっていこうということがあれば、私は男女の区別はないというふうに思うところでございます。実際に11番議員も女性でございますので、当然のことながら一生懸命政治活動をなさって地域のためにこうしていくんだというふうなことを皆様方に訴えられて当選されておるわけでございますので、私は女性だから男性だからということはないというふうに思うところでございます。 ◆11番(姫野敦子君)  女性だから男性だからという問題ではなくて、実際に立候補しやすい条件を整えるに当たり、議席が減っていくことによってハードルがより厳しくなるという考え方もあるのでお尋ねしたわけです。 また、報酬等審議会の中で諮ることだからということではありましたが、素地としてそういう意見を聞くということ自体が……(「どこから聞いたんですか」と呼ぶ者あり)そういう発言をされる方もありました。そういったことについて素朴に感じたことを質疑させていただいたので御容赦ください。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。 ◆15番(大西明子君)  先ほどの質疑への答えの中で、9回の議会制度検討委員会を行い、その中でそういう意見が多かった、定数削減の意見が多かったということなんですが、議会制度検討委員会としてその結論をまとめたことがあるのでしょうか。その点についてお尋ねいたします。 ◎29番(植野正則君)  確たる結論は出されていないというふうに承知をいたしておるところでございます。 ◆15番(大西明子君)  議会制度検討委員会を立ち上げて、定数についても論議をしているのであれば、委員会として明確な方針というかそういうものを出してしかるべきだというふうに思いますが、9回もやったということだけが口実になっておりますが、せっかく開いた委員会で出たことは議員全体に結論を出すべきだというふうに思いますが、その運営についてはいかがですか。 ◎29番(植野正則君)  この定数につきましては議案でございますので、検討委員会で決めたから議会で認めろというふうなものではないわけでございまして、あくまでも議案として提出をし、この本会議でもって決めていただくということが本筋だろうというふうに思うところでございます。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  ほかになければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 ◎13番(小川安士君)  日本共産党市議団を代表いたしまして、議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例案に反対する討論を行います。 地方自治に効率性を押しつける、そういう動きの中で議員定数も削減されてきましたが、住民の福利向上を目指す上で今の議員定数が重大な障害物になっているとは考えられません。市民の満足度調査によると交通基盤の整備、中心市街地の活性化、米軍基地の安全対策、地域経済の活性化、農林水産業の振興、以上5項目は5年以上にわたり満足できない人の割合が多いのですが、これらはいずれも大きな課題です。しっかりと市民の声を聞いて議会と執行部が一丸となって本格的な取組を進めることが求められているのではないでしょうか。定数削減はむしろ住民の願いを聞く力を削り、問題解決は遅れると考えます。 また、今回の定数削減は、若い人が立候補するように報酬を引き上げるために定数を削減する、こういった発想もありましたが、今、定数削減だけが進められています。しかし、若い人が議会に出やすくするためには、そもそも定数削減をするべきではないと、このように考えます。定数を減らせば、当選に必要な最低得票数が大きくなり、若い人に限らず、新人の立候補者には障害がますます大きくなり、ベテランの現職議員には有利な条件となります。 ちなみに、定数を2つ減らした前回の選挙では立候補者数そのものが減少しました。そして、落選は全て新人でした。定数を削減したら、様々な地域からの選出も困難になり、合併後の広大な岩国市で全体に目が届かなくなります。既に、旧本郷村からは市議が選出されていない状況です。投票率もますます低下し、住民のまちづくりのエネルギーも小さくなると考えます。 一方で、新型コロナウイルスの発生は急速な時代の変化をもたらしました。様々な立場の人がお互いの存在を認め合って多様性を尊重して、誰にとっても住みよい社会を目指す、そういった動きが強まっています。女性議員を増やすことが求められており、クオータ制やパリテ法を求める声も高まる中、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律も改正され、さらに女性議員を増やすための改善が進むことは必至と思われます。 このような状況の中で定数削減をするべきではないと考えます。 以上、条例改正に反対する討論といたします。 ◎1番(河合伸治君)  1番 公明党議員団の河合伸治でございます。公明党議員団を代表して議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論をいたします。 地方自治法においては議員の定数は条例で定めるものとされ、また公職選挙法第15条8項においては各選挙区において選挙すべき地方公共団体の議会の議員の数は人口に比例して条例で定めなければならないと規定をされております。 令和3年6月1日現在の岩国市の人口は12万9,119人で、平成18年3月、1市8町村合併時の人口15万3,985人と比較すると約18%減少しております。この減少率を当時の法定定数34人に乗じて計算すると28人という数字が出てまいります。あわせて、中国地方の中で岩国市と類似する人口10万人から15万人の自治体の議会の議員定数を見ると、端数は省きますが、岡山県津山市は28人、広島県尾道市は29人、広島県廿日市市は28人、鳥取県米子市は26人、県内では防府市が25人、周南市が30人ということで、今回の条例改正によって岩国市の議員定数を30人から28人に減員することは、類似他市と比較して当然の処置であると考えます。 また、平成30年5月29日に実施された議会の在り方に対する検討委員会で出された地域住民の皆さんの意見を読み返してみましたら、当日御参加いただいた各地域や団体の代表の御意見では定数を削減すべきという意見を出された方が多く、その中でも段階的な削減を望まれる意見が多く聞かれました。(「そうだ」と呼ぶ者あり) 今回、この定数削減の議案が提案された議会運営委員会の場で、一部委員から、6月定例会中に検討委員会が開催され、会派代表者会議に差し戻して結論を得ると受け止めていたとの意見もありました。そこで、2月8日に開催された議会制度検討委員会の議事録を確認させていただきましたが、当日の検討委員会では議員定数の問題と議員報酬の見直し、費用弁償等の問題を課題として掲げ、各会派より意見集約をした結果を持ち寄り、議論を重ねております。その結果として、議員報酬の見直しについてはコロナ禍の下では時期尚早、費用弁償については条例を改正して実現することが多数意見として認識されました。あわせて、議員定数についても各会派の意見集約が図られ、次期市議会議員選挙に与える影響等を考慮して6月定例会までには結論を出すとの多数意見が確認されております。その結果は会派代表者会議でも報告され、令和3年6月発行の岩国市議会だよりにも詳しく掲載され、市民の皆様にも広く周知されております。 これがその議会だよりですけれども、各会派の意見集約をした形が、議会制度検討委員会の報告としてきちんと掲載されております。 さらに、議員定数については、国においても人口比例の議員定数が基本とされ、2020年の国勢調査に基づき、2022年以降の衆議院議員選挙では10増10減の定数是正が図られることとなっております。 このような状況を勘案すると、今回の定数2減の提案は自然な流れであり、反対すべき要素は見受けられないと考えます。 以上、申し述べ、議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例への賛成討論といたします。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。 ◎8番(武田伊佐雄君)  憲政会の武田伊佐雄です。議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に対して、反対の立場から討論をさせていただきます。 まず初めに、これまで岩国市議会議会制度検討委員会において、令和元年9月から9回にわたり議員定数をはじめ様々な課題について議論してまいりました。 今回の議案提出に際して、2月8日に開催された第9回目の検討委員会の議事録を確認しましたが、幾つかの課題が残されたままで委員会を閉じています。 議員定数などについてはおおむね6月に結論を出す方向で話が進んでいましたので、私はこれまでの進め方から本定例会までに改めて委員会が開催され、議員定数については報酬と費用弁償についても併せた形で委員会としての意見が集約されるものと考えていました。その過程を飛ばし、議会運営委員会に提出されたのですから議論が十分に尽くされていない状態での議案の上程であると私は認識しております。手続上は問題ないのかもしれませんが、このような手法を取るのであれば、議員の代表が集まり、行ってきた委員会の意味はなくなると思うので、私は残念でなりません。 本議案はその点においても熟慮の上で御判断いただきたいと思います。 それでは、反対の理由について述べますが、私の調査・研究において議員定数を28人に削減するのは時期尚早だと判断いたしました。 私は岩国市議会議会制度検討委員会の委員として適切な議員定数や議員報酬について、私なりにコロナ禍でもオンラインによる研修会に参加するなど、調査・研究をしてまいりました。様々な御意見もあると思いますが、第10回の委員会が開催されたときには発言しようと準備していたものがありますので、簡潔に申し上げます。 委員会では、これまでに本市に近い人口や面積を有する自治体と比較検討しましたが、3月に私が受講した研修会の中では適正な議員を考える一つの方法として、人口と面積から出される数式が紹介されました。この数式の考え方は議員定数は人口が多くなれば多くなる、しかし、その割合は単純な正比例ではなく、人口の規模が大きくなれば議員定数の増える程度は小さくなる、また、市域面積が大きくなるほど議員定数は大きくなる。この考え方については多くの方からも賛同はいただけるものと考えております。人口、人口の二乗、面積で表される面積人口方式の数式に本市の状況を当てはめてみました。6月1日現在の岩国市の人口13万1,136人と本市の面積873.72平方キロメートルから算出される標準的な議員定数は30.07人という結果が出ました。基地を抱えている本市の特異性を考慮すると、標準値に対しての加配があってもよいのではないかと個人的には考えます。 また、本市の面積は変化がないものとして、議案に掲げている28人が標準的な議員定数になるように、この数式から逆算した場合、人口は10万2,000人を下回る状況という答えになります。 昨年3月に改訂された岩国市人口ビジョンの推計を見ますと、国立社会保障人口問題研究所の推計で、2035年には本市の人口は10万6,000人と予測されています。しかしながら、岩国市総合計画と岩国市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく施策が着実に実施できたなら、本市の人口減少はもっと緩やかになるという予測を本市は立てています。 人口減少に歯止めがかからない以上、議員定数の削減も仕方ないとは思いますが、以上の考察から定数削減については、2035年まで待たないとしても、今の時期ではないと判断し、議案に反対いたします。 前回の平成30年の定数削減のときもそうでしたが、私の周囲では議員定数を削減したほうがよいという市民からの声はありません。であるならば、市民の負託に応えられるよう資質向上に努め、責務を全うすることに力を注ぐべきだと考えます。市民にとって最良となる判断をしていただくよう、お願い申し上げます。 以上で、私の討論を終わります。 ◎23番(石原真君)  23番 同志会の石原でございます。議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で討論いたします。 今回の改正案は議員定数を2人削減し、現行の30人から28人にするというものです。合併以降、議員定数の適正化に対しては市民からも高い関心が向けられており、議会としても当然常に考えていかなければならない課題であるということは間違いありません。 平成18年10月の合併後初の選挙においては、定数34人、平成22年10月の選挙においては32人、平成30年10月の選挙においては30人と徐々に削減を行ってきておりますが、議員が減って市民の声が届きにくくなった、市民生活に支障を来した、市政のチェック機能が低下したなどという声は聞き及んでおりません。(「そうだ」と呼ぶ者あり) 反面、まだまだ削減が足りないのではないかといった意見が多く寄せられております。市民の皆様の御意見はもちろんですが、昨年の国勢調査において、岩国市も13万人を切った人口の推移や様々な社会状況の変化、財政状況の推移など、議会として常に把握し、検討し続けることが必要であります。議会自らが身を切り、議会報告会や市民との対話集会などの議会改革を行っていくこと、また議員一人一人が一層鍛錬することによって市民の負託に応えることが十分できるものと考えております。 今回の議員定数の在り方についても、令和元年9月に議会制度検討委員会が設置され、これまで9回、私を含め10人の議員で、現状維持と定数削減の2つの意見で議論が行われています。今6月定例会を目途に集約していくことを確認したと私は認識しております。よって、今6月定例会において一定の結論を出すことが必要と考えます。 最後に、私たち同志会は、現状での岩国市の議員定数は、全国の人口10万人から20万人都市の議員定数の平均である26人が妥当であると考えており、今回の2人削減を実現し、さらなる定数見直しに向けて議論を行っていく必要があるということを申し添え、岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。 ◎16番(片岡勝則君)  16番 憲政会の片岡勝則でございます。議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に対し、反対の立場から討論を行います。 我々憲政会は議員定数の削減については現状維持が妥当であるというのが従来からの基本的な考え方でありますが、削減するのであれば、議員報酬も改正と併せて進めるべきであると主張してまいりました。 議会制度検討委員会の中でも報酬を上げることについては当初、大筋の合意を得ておりましたが、国難とも言うべき新型コロナウイルス感染症によって経済は疲弊し、生活に窮した方々が続出している現下の状況に鑑み、時期尚早であるとの意見が大勢を占め、このたび議員削減案のみ先行した形で提案がなされました。 我々議員は言うまでもなく二元代表制の一翼をなしており、議会の審議の場に多様な市民の皆さんの意見を反映させ、審議の過程において意見を出し合い、課題・論点を明らかにしながら合意形成をし、施策に反映させる責務を有しております。このようなことから安易に定数を削減すべきではないと考えますし、また、御承知のとおり、現在、全国的に地方議会の議員の成り手不足が大きな問題となっております。その要因として、様々なことが考えられますが、一つには議員報酬を含めた議員の身分の不安定要素に起因していると思われます。 地方議員は法的には特別職の地方公務員となっておりますが、社会保険への加入資格はなく、退職金も議員年金もなく、福利厚生もございません。このような状況の中で議員報酬の改正を行わず、定数削減だけを先行して行えば、議員になるためのハードルがますます高くなり、特に若い世代や子育て世代の方々は将来的な不安と相まって敬遠され、成り手不足にさらなる拍車がかかる懸念がございます。(「そのとおり」と呼ぶ者あり) 以上のことから、このたびの岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に対しては反対とし、討論といたします。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。 ◎12番(丸茂郁生君)  志誠いわくにの丸茂郁生でございます。岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論させていただきます。 私は前回の定数削減のときに、今の岩国市の現状では議員定数は28人が適当であると判断し、意思を示しておりました。定数を削減しても十分に今の議会の機能を果たせるものとの考えから、今回もそれを貫き通し、2人削減し、定数を28人にすることに賛成であります。 また、30人から2人減の28人が、委員会の構成においても適正だとも考えております。議員一人一人、御意見は人それぞれであると思いますが、市民の皆様のお考えも議員定数の一つの判断基準になります。その上で、前回の定数削減では市民の方々の様々な意見があったことは承知しておりますが、その後、定数が32人から30人に削減され、議員の数が減ったから市民の声が届かなくなったという話は私の耳には一切入ってきておりません。 また、市民の声が届かなくなると言われるのであれば、市民の声を届ける一つの手段である市議会定例会の一般質問も毎回全議員が行っていないのはどうなのか、疑問を感じます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)今、市民の声にあるのは議員の人数ではなく、現在の議員の方々に今まで以上にしっかりと汗をかき、本市の発展に尽くしてもらいたい、これこそが市民の方々の強い思いであると重く受け止めています。 それに加えて、昨今の新型コロナウイルス感染症による影響により、困っている方々がたくさんおられ、どれだけの市民の方々が泣いておられると思われますか。議員の数を削減し、その浮いた歳費をそういった方々のために有効活用することを切に願います。そのためにも議員が身を切ることも必要です。 先日の私の一般質問で取り上げた人口減少問題でも数値が出てきましたが、40年後には岩国市の人口は現在よりも3万人ほど減少するとされています。それが何を意味するかというのは、言わずとも理解されていると思いますが、市民の声も3万人分なくなるということです。40年後に議員の定数を一気に10人減らすということには無理があり、市議会議員の任期は4年ですから、それまでに約10回の選挙があるということになりますので、段階的に削減することは必然と考えます。 そこで、前回述べたことと重複しますが、今こそ議員定数を削減するという一つの議会改革が必要だと考えます。ただ議会改革といってもひとえに今回の議員定数削減だけではなく、議会の透明性を高めていくことや姿勢を正すことも同時に行っていくことは、この先必要になってくると思います。2人減になってもその2人分以上に本市の発展のために尽くしていく覚悟を持ってまいりましょう。 先人の方々は国を思い、命をかけて未来を守り抜いてこられました。その未来に向けられた思いをしっかりと受け止めて、現代にいる我々も臆することなく、今よりもっと必死になって未来のために邁進していかなければならないのではないでしょうか。そのためにも、私自身も先頭に立ってしっかりと意見を示し、議員というものはそれだけ強い信念を持って臨まなければならないという厳しさを、これから議員を目指す方々に伝えたいと思います。 当選しそうだから出馬をしようという生半可な考えではなく、この身が打ち砕かれようとも市民のために身を粉にして出馬しようというような強い意思を持った方々が現れなければ、岩国市の未来はありません。これから次代を担う若者が強い信念を持って議員を目指してくれることを信じております。 そして、たとえこの先、議員定数が減ることになろうとも、決められた人数の中で自分に与えられた果たすべき責務を全うしていく、これが私の魂の叫びであります。私の思いが皆様の心に届いてもらえれば、今回の議員定数削減も成し遂げることができると確信しております。 以上のことを申し上げて、議員定数条例の一部を改正する条例に賛成の立場での私の討論とさせていただきます。(「まるちゃん、魂届いたど」と呼ぶ者あり)(笑声) ○議長(藤本泰也君)  ほかに。 ◎11番(姫野敦子君)  議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例案について、反対の立場で討論をさせていただきます。 世界の水準から見ても全国の地方議会の女性の割合の低さが問題になっています。岩国は約14%と全国並みではありますが、千葉県の大磯町では5割という状況であり、まだまだ遠く及びません。 身近な市民生活の課題について、今回も女性議員4人全員が一般質問を行っています。 人口減により自分たちの思いを議会で発言してくれる人が少なくなったと言われる方も多く、より魅力的で住みやすい、高校生の就職率が上がり、犯罪や騒音なく暮らしやすい岩国となるため、もっと身近な課題を取り上げて発言する必要がこの議会には求められていると思います。どこに議員がいるのかさっぱり分からない、何をしているのか見えてこないなどと発言される市民の方も、選挙が近づくにつれ増えています。これでは議員が足りない、このままでいいと言っていただけるぐらいに中身をもっと増やしていくことが必要だと思います。 玖北や玖西など女性の立候補者が今はいないような状態です。1議席を争い、当選の暁には誰もが平等に発言の機会を与えられる議会の定数条例については、より慎重かつ具体的に、市民の皆様にも御理解いただける方策が残り1年余りの間にもっと具体的に議論されるべきだと思い、今回の条例案につきましては反対とさせていただき、討論といたします。 ○議長(藤本泰也君)  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。(「投票」と呼ぶ者あり) ただいま採決に当たり、投票との発言がございます。投票の方法はいかがいたしましょうか。(「記名投票」と呼ぶ者あり)記名投票という……(「無記名」と呼ぶ者あり)無記名と記名投票という声がございます。この採決につきましては、記名投票によられたいとの要求と、無記名投票によられたいとの要求が同時にありますので確認いたします。 まず、記名投票によることに賛成の諸君の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○議長(藤本泰也君)  賛成者が3人以上ございます。次に、無記名投票によることに賛成の諸君の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○議長(藤本泰也君)  この採決につきましては記名投票、無記名投票との要求が同時にあり、いずれも所定の人数に達しております。よって、会議規則第71条第2項の規定により無記名投票をもって、記名投票か無記名投票のいずれにするかを決定することになります。 投票の準備があるため、この場にて暫時休憩いたします。午前11時50分 休憩 ――――――――――――――――――――――――――――――午前11時52分 再開 ○議長(藤本泰也君)   休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 まず、本議案を記名投票によって決することについて、採決いたします。 それでは、議場の閉鎖を命じます。  〔議場閉鎖〕 ○議長(藤本泰也君)  ただいまの出席議員数は、私を除き29人であります。 投票用紙を配付させます。  〔投票用紙配付〕 ○議長(藤本泰也君)  記名投票に賛成する諸君は「賛成」と、反対する諸君は「反対」と記載をお願いいたします。 もう一度整理いたします。記名投票に賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記載をお願いいたします。投票用紙に。まず、最初に記名投票について賛成か反対かを諮っております。投票用紙の配付漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  それでは、もう一度確認をさせていただきます。ただいまの投票については、記名投票に賛成の方は「賛成」、反対の方は「反対」と書いていただきたいと思います。 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。  〔投票箱点検〕 ○議長(藤本泰也君)  異状なしと認めます。 重ねて申し上げます。記名投票によることに賛成の諸君は「賛成」、反対の諸君は「反対」と記載願います。 なお、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否とみなします。 それでは、点呼に応じて順次投票願います。点呼を命じます。  〔書記点呼〕 ○議長(藤本泰也君)  投票漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。  〔議場開鎖〕 ○議長(藤本泰也君)  開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に本日の会議録署名議員を指名いたします。よって、28番 松本久次君、29番 植野正則君、30番 片山原司君の立会いを願います。  〔開票〕 ○議長(藤本泰也君)  投票結果を報告いたします。 投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。そのうち、賛成15票、反対14票、以上のとおり賛成が多数であります。よって、本議案を記名投票で決することに可決されました。 本議案は記名投票により採決いたします。 投票準備のため、暫時休憩いたします。午後0時6分 休憩 ――――――――――――――――――――――――――――――午後0時8分 再開 ○議長(藤本泰也君)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 これより、議員提出議案第2号 岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例を採決いたします。 この採決は記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。  〔議場閉鎖〕 ○議長(藤本泰也君)  ただいまの出席議員数は、私を除き29人であります。 投票札を配付させます。 本議案に賛成の諸君は白票、白い札を、反対の諸君は青票、青い札を投票願います。  〔投票札配付〕 ○議長(藤本泰也君)  投票札の配付漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。  〔投票箱点検〕 ○議長(藤本泰也君)  異状なしと認めます。 重ねて申し上げます。本議案に賛成の諸君は白い札、反対の諸君は青い札、それを点呼に応じて順次投票を願います。 点呼を命じます。  〔書記点呼〕 ○議長(藤本泰也君)  投票漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。  〔議場開鎖〕 ○議長(藤本泰也君)  開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に本日の会議録署名議員を指名いたします。よって、28番 松本久次君、29番 植野正則君、30番 片山原司君の立会いを願います。  〔開票〕 ○議長(藤本泰也君)  投票結果を報告いたします。投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。そのうち、賛成15票、反対14票、以上のとおり賛成が多数であります。………………………………………………………………………………  (賛成15票)       石原 真議員  石本 崇議員  植野正則議員       片山原司議員  河合伸治議員  桑田勝弘議員       越澤二代議員  重岡邦昭議員  瀬村尚央議員       中村 豊議員  広中英明議員  藤重建治議員       細見正行議員  丸茂郁生議員  山本辰哉議員………………………………………………………………………………  (反対14票)       大西明子議員  小川安士議員  片岡勝則議員       貴船 斉議員  桑原敏幸議員  武田伊佐雄議員       田村博美議員  長岡辰久議員  中村雅一議員       姫野敦子議員  広中信夫議員  松川卓司議員       松本久次議員  矢野匡亮議員……………………………………………………………………………… ○議長(藤本泰也君)  よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第6議員提出議案第3号地方財政の充実・強化に関する意見書 ○議長(藤本泰也君)  日程第6 議員提出議案第3号 地方財政の充実・強化に関する意見書を議題といたします。  (議案別添) ○議長(藤本泰也君)  提案者において説明を願います。 ◎24番(山本辰哉君)  同志会、山本辰哉です。議員提出議案第3号 地方財政の充実・強化に関する意見書につきまして、提案者を代表して提案理由の説明をいたします。 それでは、案文の朗読をもって、提案理由に代えさせていただきます。『地方財政の充実・強化に関する意見書 新型コロナウイルスの出現により、今、地方自治体には新たに多くの行政需要が発生している。ワクチン接種体制の構築、防疫体制の強化、「新しい生活様式」への変化を余儀なくされた市民の日常生活から発生する問題など、あらゆる課題に即時の対応が求められている。それと同時に、医療・介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持・確保など、少子高齢化の進展とともに、従来からの行政サービスに対する需要も、これまで以上に高まりつつある。しかし、現実に公的サービスを担う人材は不足しており、疲弊する職場実態にある中、近年多発している大規模災害、またデジタル・ガバメント化への対応も迫られている。 こうした地方の財源対応について、政府はいわゆる「骨太方針2018」に基づき、2021年度の地方財政計画までは、2018年度の地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保してきた。しかし、新型コロナウイルスヘの対応により巨額の財政出動が行われる中、2022年度以降の地方財源が十分に確保できるのか、大きな不安が残されている。 このため、2022年度の政府予算において地方財政関係予算を検討するに当たっては、コロナ禍による新たな行政需要なども把握しながら、歳入・歳出を的確に見積もり、地方財政の確立を目指すよう、政府に以下の事項の実現を求める。記1 社会保障、防災、環境、地域交通、人口減少デジタル化対策など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確保を図ること。2 とりわけ新型コロナウイルス対策として、ワクチン接種体制の構築、感染症対応業務を含めた、より全体的な保健所体制・機能の強化、その他の新型コロナウイルス対応事業、また地域経済の活性化まで踏まえた、十分な財源措置を図ること。3 子育て、地域医療の確保、介護や児童虐待防止、生活困窮者自立支援など、急増する社会保障ニーズが自治体の一般行政経費を圧迫していることから、地方単独事業分も含めた十分な社会保障経費の拡充を図ること。  また、人材を確保するための自治体の取組を支える財政措置を講じること。4 「まち・ひと・しごと創生事業費」として確保されている1兆円について、引き続き同規模の財源確保を図ること。5 森林環境譲与税の譲与基準については、より林業需要の高い自治体への譲与額を増大させるよう見直すこと。6 地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、市町村合併の算定特例の終了への対応、小規模自治体に配慮した段階補正の強化などの対策を講じること。7 地方交付税の法定率を引き上げるなど、引き続き、臨時財政対策債に頼らない地方財政の確立に取り組むこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年6月28日岩 国 市 議 会 』 以上、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤本泰也君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 本議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。 ここでお諮りいたします。今期定例会における議決事件の中で、字句、数字その他の整理を必要とするものにつきましては、会議規則第43条の規定により、議長に一任していただきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本泰也君)  御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。 これにて令和3年第3回岩国市議会定例会を閉会いたします。午後0時28分 閉会 ――――――――――――――――――――――――――――――  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                         岩国市議会議長  藤 本 泰 也                         岩国市議会議員  松 本 久 次                         岩国市議会議員  植 野 正 則                         岩国市議会議員  片 山 原 司...