平成 30年 第1回定例会(3月)平成30年第1回
岩国市議会定例会会議録(第7号)平成30年3月22日(木曜日
)――――――――――――――――――――――――――――――議事日程(第7号)平成30年3月22日(木曜日)午前10時開議┌───┬───────────────────────────────────┬───┐│日 程│ 件 名 │備 考│├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 1
│会議録署名議員の指名 │ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 2
│経済常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等
│ ││ │ 11件
│ ││ │教育民生常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等
│ ││ │ 20件
│ ││ │建設常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等
│ ││ │ 16件
│ ││ │総務常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕
│ ││ │ 等16件 │ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 3│議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する
条例 │ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 4│議案第57号 岩国市副市長の選任につき、議会の同意を得るについて │ │└───┴───────────────────────────────────┴───┘
――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり
――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(32人) 1番 前 野 弘 明 君 12番 藤 本 泰 也 君 23番 桑 原 敏 幸 君 2番 渡 辺 和 彦 君 13番 中 村 豊 君 24番 石 本 崇 君 3番 細 見 正 行 君 14番 桑 田 勝 弘 君 25番 石 原 真 君 4番 阿 部 秀 樹 君 15番 河 合 伸 治 君 26番 山 本 辰 哉 君 5番 田 村 順 玄 君 16番 越 澤 二 代 君 27番 丸 茂 郁 生 君 6番 重 岡 邦 昭 君 17番 片 岡 勝 則 君 28番 長 俊 明 君 7番 広 中 英 明 君 18番 片 山 原 司 君 29番 坪 田 恵 子 君 8番 三 原 善 伸 君 19番 貴 船 斉 君 30番 大 西 明 子 君 9番 松 川 卓 司 君 20番 植 野 正 則 君 31番 山 田 泰 之 君10番 広 中 信 夫 君 21番 松 本 久 次 君 32番 小 川 安 士 君11番 武 田 伊佐雄 君 22番 藤 重 建 治 君
――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者 市長 福 田 良 彦 君 副市長 白 木 勲 君 教育長 佐 倉 弘 之 甫 君
水道事業管理者 高 田 博 昭 君 政策審議官 村 田 光 洋 君 総務部長 杉 岡 匡 君 危機管理監 廣 田 秀 明 君 総合政策部長 村 上 昇 君
行政経営改革担当部長 青 木 英 子 君
基地政策担当部長 高 田 昭 彦 君 市民生活部長 加 納 健 治 君
文化スポーツ担当部長 井 上 昭 文 君 環境部長 村 中 雄 二 君 健康福祉部長 森 川 義 雄 君 保健担当部長 森 本 聡 子 君
地域医療担当部長 山 田 真 也 君 産業振興部長 平 井 健 司 君
農林水産担当部長 河 平 悦 司 君 都市建設部長 辻 孝 弘 君
都市開発担当部長 髙 﨑 智 船 君 由宇総合支所長 手 島 康 宏 君 周東総合支所長 大 門 幹 也 君 錦総合支所長 沖 晋 也 君 美和総合支所長 岡 村 正 彦 君 会計管理者 藤 本 玲 子 君 教育次長 山 口 妙 子 君
監査委員事務局長 重 村 久 幸 君
農業委員会事務局長 迫 良 史 君
選挙管理委員会事務局長 米 田 勝 明 君 水道局次長 樋 谷 正 俊 君 消防担当部長 國 清 宏 君――
――――――――――――――――――――――――――――会議の事務に従事した職員 議会事務局長 村上篤史 庶務課長 後詳子 議事課長 桝原裕司 議事課主査 桂健治 書記 福本和史 書記 木下勝貴 書記 河杉祐太朗
――――――――――――――――――――――――――――――午前10時 開議
○議長(桑原敏幸君) 所定の出席議員がありますので、会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付しておるとおりであります。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(桑原敏幸君) 日程第1
会議録署名議員の指名をいたします。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、15番 河合伸治君、16番 越澤二代さん、17番 片岡勝則君を指名いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第2
経済常任委員会審査報告 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等11件
教育民生常任委員会審査報告 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等20件
建設常任委員会審査報告 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等16件
総務常任委員会審査報告 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)〔所管分〕等16件
○議長(桑原敏幸君) 日程第2
経済常任委員会に付託いたしました議案第1号等11件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎17番(片岡勝則君) 皆さん、おはようございます。それでは、
経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第 9号 平成30年度岩国市一般会計予算 以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第 7号 平成29年度
錦帯橋管理特別会計補正予算(第3号)議案第18号 平成30年度岩国市
観光施設運営事業特別会計予算議案第19号 平成30年度
錦帯橋管理特別会計予算議案第20号 平成30年度岩国市
市場事業特別会計予算議案第29号 岩国市
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税免除に関する条例議案第46号 岩国市
企業誘致等促進条例の一部を改正する条例議案第49号 岩国市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例議案第51号 指定管理者の指定について議案第52号 指定管理者の指定について 以上9議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第7号 平成29年度
錦帯橋管理特別会計補正予算(第3号)の審査におきまして、(仮称)
錦帯橋資料館整備事業に関し、委員中から、
資料館建設事業費の多くが減額補正となっている理由について質疑があり、当局から、「平成28年度から繰り越して実施した基本設計について、設計の過程において説明会を実施し、成果を受領後、意見交換の場を設けたりして、地元の方々の御要望等をお伺いしたところである。また、資料館の中に錦帯橋の1分の1模型を展示する予定としていたが、設計の成果をもとに建築基準法における取り扱いについて、特定行政庁である県と協議した結果、当該模型は展示物としてではなく、いわゆる準用工作物に該当する可能性が高いという回答を得た。このことにより、同法に定める安全性の確保が必要となることや、木造物を館内に設置することによる防火基準を満たす必要があることなどから、施設整備に多額の経費と不測の時間を要することが見込まれることとなり、当該基本設計をもとに施設整備を続けることは事実上困難であると判断したものである。加えて、資料館としての機能を充実させたいという考えに基づき、施設整備予定地内を横断している市道岩国22号線の供用を一部廃止した上で、当該道路により分断されている予定地を一体的に活用する計画であったが、一部の地元関係者からは、当該路線の供用廃止について反対である旨の意向が示された。このことを受け、当該市道の機能回復を目的とした回転場や迂回路の設置を検討したものの、関係者の理解を得ることができなかったことから、減額補正を行うものである」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「当該資料館の建設は、地元からの強い要望もあり事業着手されたものと認識しているが、事業実施に際して地元の理解を得ることや、整備に係る法的な問題を整理した上で、基本設計に着手すべきものではなかったのか。また、当該資料館の建設は、地元のみならず、本市の観光行政にも大きく影響するものであるので、全市的な視点に立って対応していくべきと考える」との意見がありました。 本議案については、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算のうち、当委員会所管分の審査におきまして、商工費の商工総務費の
地域ブランド推進関係費に関し、委員中から、「ブランドの推進に当たり、それぞれの産品の定義づけについては、あえて行わないとのことであるが、その状態でブランドを定着させることができるのか。また、ブランドは、生産者や事業者を初めとする関係者が共通認識のもとで構築するものであり、さらにその販路を拡大していくことが最終的な目的であるのなら、市が先頭に立って関係者に対してさまざまな働きかけをすべきではないのか」との質疑があり、当局から、「
岩国ブランド推進基本方針において選定している9つの資源について、それぞれに適した手法を模索しながら、ブランドの構築を進めてまいりたい。また、生産量や商品量が少ない産品については、流通過程で問題が生じることがあることから、流通分野に精通した人材を確保した上で、生産者と販売者の結びつけを行いながら、ブランドの発信に努めてまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当委員会所管分については、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
経済常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び第9号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び第9号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号、18号、19号、20号、29号、46号、49号、51号、52号、以上9議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、
教育民生常任委員会に付託いたしました議案第1号等20件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎11番(武田伊佐雄君)
教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第 9号 平成30年度岩国市一般会計予算 以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第 2号 平成29年度岩国市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)議案第 3号 平成29年度岩国市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)議案第 4号 平成29年度岩国市
介護保険特別会計補正予算(第4号)議案第 8号 平成29年度岩国市
病院事業会計補正予算(第1号)議案第11号 平成30年度岩国市
後期高齢者医療特別会計予算議案第12号 平成30年度岩国市
国民健康保険特別会計予算議案第13号 平成30年度岩国市
介護保険特別会計予算議案第24号 平成30年度岩国市
病院事業会計予算議案第28号 岩国市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例議案第37号 岩国市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例議案第38号 岩国市
国民健康保険基金条例の一部を改正する条例議案第39号 岩国市
国民健康保険条例の一部を改正する条例議案第40号 岩国市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例議案第41号 岩国市介護保険条例の一部を改正する条例議案第42号 岩国市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例議案第43号 岩国市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例議案第44号 岩国市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例議案第45号 岩国市
地域包括支援センターの事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 以上18議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算のうち、当委員会所管分の審査におきまして、総務費の
特定防衛施設周辺整備費の
こどもインフルエンザ予防接種助成事業に関し、委員中から、「子育て支援策に力を入れている本市として、
インフルエンザ予防接種率の向上に努めるべきと考えるが、接種の状況はどのようになっているのか」との質疑があり、当局から、「過去の実績をもとに平成30年度は対象者の半数程度の接種を見込んでいるが、副反応が起こるおそれがあることや、接種時の子供の健康状態にもよることなどから、医師の指導のもと、保護者の判断によって接種していただくものと認識しており、市として一律に接種を勧奨することが困難な面もあり、結果として接種率が伸びていないのが現状である」との答弁がありました。これを受けて、委員中から、「子供がインフルエンザにかかれば、学校、家庭、家族の勤務先等へ大きな影響を与えることから、接種率が100%になるよう取り組むべきではないか」との質疑があり、当局から、「まずは接種の実態把握に努め、できる限り高い接種率となるよう、普及啓発に取り組んでまいりたい」との答弁がありました。 続いて、
小中学校学校給食運営事業に関し、委員中から、「平成30年度から学校給食費の無償化が実施されることとなるが、それまでの学校給食費の滞納についてはどのように対応するのか。また、滞納者は無償化の対象となるのか」との質疑があり、当局から、「滞納者に関しては、これまで学校長名で行っていた通知を教育長名等に変更するなどして、無償化後も継続して納付を求めていく。また、滞納の有無にかかわらず、全員を無償化の対象とするものである」との答弁がありました。 続いて、委員中から、「市内に所在する県立と私立の中学校については、無償化の対象にはならないと承知しているが、何らかの支援策は考えられないのか」との質疑があり、当局から、「学校給食法の規定により、学校給食は設置者において管理運営されるものであることから、今回の無償化の対象は、市が設置している小・中学校としたものであるが、今後、子育て支援という観点も含めて検討してまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第41号 岩国市介護保険条例の一部を改正する条例の審査におきまして、討論において、一部委員から、「当局の努力は評価するものの、改正により、保険料が高くなり、市民の負担が増加することから、反対する」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
教育民生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び第9号を除き、これより討論に入ります。
◎30番(大西明子君) おはようございます。それでは、
日本共産党市議団を代表して、議案第41号 岩国市介護保険条例の一部を改正する条例に反対の討論を行います。 提案理由は、平成30年度から平成32年度までの保険料率を定めること等に伴い、規定の整備を行うものであるとしております。 第7期の保険料基準額は5,000円から5,500円、月額500円の料金値上げとなっております。この基準額について、県内他の17の自治体と比較してみますと、県内では下から7番目となっており、一番高い自治体は6,200円です。この状況を見ますと、岩国市の介護保険課の努力と頑張りはよく伝わってきます。しかし、高額所得者も保険料はそれなりに上がっており、10万5,000円が11万5,500円に、11万1,000円が12万2,100円にというように改正されます。 この際、私は、介護保険制度は
特別養護老人ホームなどの施設等を充実させれば、保険料にはね返るという制度上の欠陥があることも強く指摘しておきたいと思います。たとえ1カ月500円でも、1年間では6,000円の負担増になります。 現在、国民年金の引き下げ、さらに安倍内閣のもとで実質賃金は15万円も下がっており、その上、物価上昇で市民の生活を大きく圧迫しております。このような状況のもとでの値上げには賛成できません。 以上の理由を述べて、反対討論といたします。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び第9号並びに御異議のあります議案第41号、以上3議案を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号、3号、4号、8号、11号、12号、13号、24号、28号、37号、38号、39号、40号、42号、43号、44号、45号、以上17議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第41号を起立により採決いたします。 議案第41号 岩国市介護保険条例の一部を改正する条例は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(桑原敏幸君) 起立多数であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。 次に、
建設常任委員会に付託いたしました議案第1号等16件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎28番(長俊明君) それでは、
建設常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第 9号 平成30年度岩国市一般会計予算 以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第 5号 平成29年度岩国市
簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)議案第 6号 平成29年度岩国市
周東食肉センター事業特別会計補正予算(第1号)議案第14号 平成30年度岩国市
簡易水道事業特別会計予算議案第15号 平成30年度岩国市
農業集落排水事業特別会計予算議案第16号 平成30年度岩国市
特定地域生活排水処理事業特別会計予算議案第17号 平成30年度岩国市
周東食肉センター事業特別会計予算議案第21号 平成30年度岩国市
駐車場事業特別会計予算議案第22号 平成30年度岩国市
水道事業会計予算議案第23号 平成30年度岩国市
工業用水道事業会計予算議案第25号 平成30年度岩国市
下水道事業会計予算議案第47号 岩国市都市公園条例の一部を改正する条例議案第48号
岩国市営改良住宅条例の一部を改正する条例議案第53号 市道路線の認定について議案第54号 市道路線の変更について 以上14議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算のうち、当委員会所管分の審査におきまして、土木費の都市計画費の
まちづくり推進事業費に関し、委員中から、「
岩国医療センター跡地に計画されている
黒磯地区福祉交流拠点整備事業について、先般、住民説明会が開催されたところであるが、事業費として、どの程度が見込まれるのか」との質疑があり、当局から、「現時点は設計を行っておらず、類似施設の事業費から推計した限りではあるが、用地費を含めて100億円弱と考えている」との答弁がありました。 続いて、委員中から、「岩国南バイパスの南伸に当たっては、先般、国において、全線をバイパスとして整備する案が妥当であるとの判断がなされたとのことだが、当該福祉交流拠点整備予定地とバイパスを結ぶアクセス道路の整備について、市は何らかの検討を行っているのか」との質疑があり、当局から、「今後、国においてバイパスの詳細ルートの検討が始まることになるが、市としてもアクセス道路の重要性は十分認識しているところであり、検討を進めてまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第53号 市道路線の認定についての審査におきまして、委員中から、「今回の認定予定分の中には、県道から市道へ移管されるものも含まれているが、移管された途端に補修が必要となるようなことはないのか」との質疑があり、当局から、「当該路線の取り扱いについては、県と市の双方立ち会いのもとで、路線の現状を確認し、県が必要な補修工事を実施した上で移管され、市道路線として認定する運びとなることから、すぐに補修が必要となるような事態は生じないものと考えている」との答弁がありました。 本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び第9号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び第9号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号、6号、14号、15号、16号、17号、21号、22号、23号、25号、47号、48号、53号、54号、以上14議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました議案第1号等16件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎16番(越澤二代君) おはようございます。総務常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第 9号 平成30年度岩国市一般会計予算 以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第10号 平成30年度岩国市土地取得事業特別会計予算議案第26号 岩国市特別職の指定等に関する条例議案第27号 岩国市安心・安全な社会づくり基金条例議案第30号 岩国市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例議案第31号 岩国市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例議案第32号 重複地番解消のための山地番の変更に伴う関係条例の整理に関する条例議案第33号 岩国市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例議案第34号 岩国市印鑑条例の一部を改正する条例議案第35号 岩国市民会館条例の一部を改正する条例議案第36号 岩国市運動施設条例の一部を改正する条例議案第50号 室の木地区調整池設置工事請負契約の一部変更について議案第55号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について議案第56号 岩国市過疎地域自立促進計画の変更について 以上13議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。請願第 1号 民主主義と地方自治を尊重して沖縄県との誠意ある話し合いを行うよう求める意見書を提出することについて 本件は、不採択にすべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算のうち、当委員会所管分につきましては、討論において、一部委員から、「施政方針において、空母艦載機移駐後も基地依存体質を維持する姿勢が示され、当初予算にもそれが反映されていることから反対する」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号 岩国市特別職の指定等に関する条例の審査におきまして、委員中から、新たな特別職となる審議監の職務及び組織内の序列・立場について質疑があり、当局から、「審議監の職務は、市長が指定する直轄の特定重要施策であり、基地政策及びそれに関連するまちづくりに特化して市長を補佐することを想定している。一方、副市長の職務は市政全般にわたるものであり、この点で両者の役割は区別され、おのずから市長、副市長に次いで審議監という序列となる。また、市長と副市長がともに不在となった場合における職務代理については、市長の職務代理者を定める規則第2条の規定に基づき、引き続き総務部長が務めることとなる」との答弁がありました。 これらの質疑を行う中で、本議案については、市長から直接説明を受ける必要があると委員会として判断したため、委員会に市長の出席を求め、質疑を続行いたしました。 そこで、委員中から、新たに特別職を設けなければならない理由について質疑があり、市長から、「合併して12年が経過し、本市のまちづくりは確実に前進しているものの、国や県、各種団体等との協議・調整を重ねていく必要がある課題は山積しており、市民の要望も多岐に及ぶことを考えれば、副市長はもとより、新たな特別職を加えることにより、さらに迅速かつ的確な対応が可能になると考えている」との答弁がありました。 これを受けて、委員中から、「本市において、基地政策に関することを職務とすれば、特定の重要施策に特化すると言いながら、非常に広範な職務内容となり、副市長との役割分担が曖昧になるのではないか。また、新たに特別職を設けることにより、今後の人材育成に影響を与えるのではないか」との質疑があり、市長から、「副市長の職務は市政全般にわたって市長の補佐・事務の監督等を行うものであり、他の者と分担できる性格のものではないと考えている。また、人材育成については、市民ニーズが多様化・複雑化する中で、それらに柔軟に対応し、かつ、さまざまなアイデアを提案できる人材は着実に育ってきていると感じている。今後とも、各種研修を通じて職員個々の能力を伸ばしながら、適材適所に配置することで、さまざまな行政課題にしっかりと取り組んでいけるものと考えている」との答弁がありました。 本議案につきましては、討論において、一部委員から、「新たな特別職の職務とされるものは、現行の組織体系のもとで、十分に対応可能であること、及び基地政策に関して市民目線に立っていない発言等をした人が選任されると見込まれることから反対する」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、請願第1号 民主主義と地方自治を尊重して沖縄県との誠意ある話し合いを行うよう求める意見書を提出することについての審査におきまして、「先月、名護市長選挙が実施され、請願で述べられている状況に変化があったので、継続審査とすべきではない」との意見と、「普天間基地の移設受け入れの是非は、先月実施された名護市長選挙の争点になっていない。沖縄県民の心に寄り添った対応をするためにも、継続審査とすべき」との意見がありましたので、まず、引き続き審査することについて挙手により採決いたしました結果、賛成少数で引き続き審査しないことに決しました。続いて、採択することについて挙手により採決いたしました結果、賛成少数で不採択にすべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、総務常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(桑原敏幸君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号及び第9号を除き、これより討論に入ります。
◎6番(重岡邦昭君) それでは、議案第26号 岩国市特別職の指定等に関する条例に反対する討論を行います。 今回の岩国市特別職の指定等に関する条例は、地方公務員法第3条第3項第4号の規定に基づき、市長が指定する直轄の特定重要施策について、市長を補佐する審議監を特別職として指定するとあります。 また、既に審議官は特定され、議会の同意を得ず、市長の任命権によって就任するとのことでもございます。 ついては、議案第26号に反対するに当たり、まず今議会の総務常任委員会で執行部から説明があった審議監の身分や役割、就任手続に関する問題点と、審議監として適任者であるか、審議なき就任の問題点について指摘しておきたいと思います。 まず1つ目には、一度退職した者を市長の任命権で審議監へ就任させるということについてでございますが、委員会において、他市の事例を確認したところ、柳井市が該当するとのことでございました。しかし、柳井市は山口県の現役職員を同じ地方公務員法第3条第3項第4号で就任させるものの、議会の選任同意という、岩国市とは根本的な違いがあるということが判明しております。よって、根拠法令は同じであっても、中身は全く違う事例を引き合いに審議がなされたことになります。各委員の判断に影響があったと言わざるを得ません。 その結果、審議監の適格者たる審議なき就任、つまり議会の選任同意の権限を失ったと言えるのではないでしょうか。柳井市と同様、議会の同意を得る必要があると考えております。 2つ目には、審議監は政治活動を行うことができるということから、委員会で政治活動の制限を求めましたが、逆に市長は政治活動の必要性を訴えられたところでございます。特別職とはいえ、公務員は市民全体の奉仕者であることを忘れてはなりません。公選による市長はともかく、公選によらない審議監の職域の範囲は、明確にしておく必要があると考えております。なぜならば、審議監の命令のもと、公務員は業務を行っていくことになるからであります。 つまり、地方公務員には、地方公務員法第36条「政治的行為の制限」及び、地方公務員法第32条「法令等及び上司の職務上の命令に従う義務」があり、政治的行動を行おうとする審議監との整合性に矛盾が発生するからであります。よって、審議監の政治活動の制限は必要と考えております。 3つ目には、職務代理者でございますが、今回、岩国市職員定数条例の一部を改正し、副市長の次に審議監を加えております。このことは、指揮命令系統からすれば、市長をトップに副市長、審議監の序列はナンバー3となります。 しかし、委員会において、大規模災害発生時、市長、副市長不在時の職務代理者は、ナンバー3の審議監ではなく総務部長が行うと答弁されました。市長を補佐する審議監が、災害対策本部設置時に指揮すべき場所がないということは本末転倒であり、早急に条例を改正し、指揮命令系統を明確化すべきものと考えております。 4つ目には、合併して約12年間、愛宕山跡地利用、
岩国医療センター跡地利用、岩国南バイパス南伸、岩国駅周辺再開発事業など、現在でも担当部長を置き、業務遂行に当たっては、市長の指示のもと、そつなく忠実に成果を上げておられると思っております。にもかかわらず、突如、審議監のポストが必要だとして、特別職の議案を提出してきました。部長対応では心もとない特別な事案、ゆゆしき事態が発生しているというのか、私には理解できません。 市長は、委員会で、審議監には基地政策だけでなく、まちづくりの特定重要施策について補佐していただくと答弁されましたが、残念ながら、特別な個別事業名には言及してもらえませんでした。審議監の任期は1年です。審議監を置くためには、1年間で完了する具体的個別事業名を示す必要があります。ポストのためのポストと、市民に誤解を与えることがあってはならないというふうに思っております。 さて、最後の指摘になりますが、今回の特別職・審議監を設置しなければならなくなった背景には、十数年間も1人の職員に特化し、専門性を高めさせ、後任を育成せず、いなくなれば困る事態をつくった市長の責任は大変大きいものがあると考えております。 今後においては、退職者の特別職というあしき前例をつくることなく、現役職員を信頼し、1年といわず腰を据え、計画的な後継者を育て、じっくりとまちづくりに取り組んでいただきたいと考えております。 また、議案第26号に賛成すれば、就任する審議監が市民全体の奉仕者として公平・公正な判断ができるか、場合によっては今後の質疑が無になるおそれがあると胸のうちを吐露し、改めて議案第26号に反対し、討論を終結したいと思います。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号及び9号並びに御異議のあります議案第26号及び請願第1号、以上4件を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号、27号、30号、31号、32号、33号、34号、35号、36号、50号、55号、56号、以上12議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第26号を起立により採決いたします。 議案第26号 岩国市特別職の指定等に関する条例は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(桑原敏幸君) 起立多数であります。よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第1号を起立により採決いたします。 請願第1号に対する委員長の報告は不採択であります。請願第1号 民主主義と地方自治を尊重して沖縄県との誠意ある話し合いを行うよう求める意見書を提出することについては採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(桑原敏幸君) 起立少数であります。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。 これより、議案第1号及び第9号の討論及び採決に入ります。 まず、議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)の討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 議案第1号 平成29年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算の討論に入ります。
◎32番(小川安士君) 32番
日本共産党市議団の小川安士です。
日本共産党市議団を代表いたしまして、平成30年度一般会計予算に反対の討論に立たせていただきます。 空母艦載機の移駐が実際に進み、米軍機がふえる中で、基地周辺は言うに及ばず広い地域に騒音が広がり、市民の不安も広がっています。岩国市としても、国に対して言うべきことは言わないと、市民の不安や基地被害はますます広がると危惧します。 こうした事態に対して、市長は施政方針で基地対策の基本姿勢を2つ示されました。一つ、基地機能が変更される際には、その影響により、周辺環境が現状より悪化することとなる場合や、十分な安心・安全対策が講じられると認められない場合はこれを容認できない。一つ、激しい騒音をもたらすNLPについては岩国基地での実施は容認できない、この2点です。 しかしこれらの2点は、空母艦載機移駐での住民説明会で示された基地対策の4つの基本スタンスからは明らかに後退しており、住民との約束違反と考えます。端的な例は、「FCLPは容認できない」から、「NLPは容認できない」への後退です。さらに、実際の基地対策は、この施政方針の基本姿勢からも大幅に後退しているのが実情ではないでしょうか。例えば基地機能の変更では、周辺環境が現状より悪化することとなる場合は容認できないとしながら、騒音の苦情に対しては、沖合移設以前の数値までは悪化していないと答え、騒音の増加を沖合移設時の最悪の数値まで容認する答弁に終始しています。 また、安心・安全対策は、米軍機の事故で、事故現場が岩国から遠い場合や岩国基地に所属するものと同じ機種の飛行機、岩国を中継して国内各地を飛行する機体等については、安心・安全対策を積極的には求めていません。政府は、米軍の運用は何ひとつ規制しようとしておらず、そのような国に対しての言いなりでは、市民の安全は守れません。基地のある地方自治体の先頭に立って、住民の安全を守り、平和で住みよい地方自治の実現を目指されるよう求めます。 そして、このように地域の課題に対して主体的な対応がなされていない状況を率直に反映しているのが一般会計予算です。端的な指標が自主財源比率です。類似団体との格差がますます大きく開いています。 市税収入額は、類似団体では伸びているのに、岩国市では停滞し、10年前より低い金額でしか予算化できず、歳入総額に占める市税の割合が平成20年度には33.5%でしたが、新年度は22.8%で、約3分の2に低下をしています。 今、地域経済の振興は、岩国市にとっては一般論にとどまらず、焦眉の課題になっています。基地関連の国庫支出金は21.6%増加し、138億円を超えて過去最高となり、一般会計の総額の17.3%に達し、極めて異常な基地依存予算となり、とても容認できません。 一方で、岩国市は相対的に自立性を低下させ、経済的活性が弱まり、市民の所得は伸び悩んでいるのが実情です。地理的条件、経済的条件、歴史的な資源やその蓄積を生かして、平和な産業が振興されるよう求めます。 また、新年度予算には航空博物館の誘致事業が組まれましたが、時期尚早であり容認できません。
同和対策については、山口県の人権推進指針を尊重すべきであり、
同和問題もさまざまな人権問題の一部門として扱い、
同和の名称の補助事業は速やかに終了すべきだと考えます。人件費率の一層の引き下げは、積極的なまちづくりを阻害しているのではないかと心配です。高齢者対策、交通体系の再構築、基地対策など、多くの課題が山積みの状態です。必要な人員を整え、市民福祉、福利の向上に努められるよう求めます。 以上、平成30年度一般会計予算への反対討論とします。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎14番(桑田勝弘君) 14番 公明党議員団 桑田勝弘でございます。 議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算に対し、公明党議員団を代表して、賛成の立場から討論をいたします。 2018年度の当初予算案は、一般会計が総額802億円となり、過去最大規模となりました。 主な大規模事業の例を挙げますと、新ごみ焼却施設建設事業費約107億3,000万円、東小・中学校の小・中一貫校施設整備費約24億円、岩国駅周辺整備事業費21億5,000万円、玖珂・周東の新庁舎建設工事費約14億3,000万円、室の木・砂山・麻里布地区等の浸水被害の軽減を図るための排水施設整備事業費約6億1,500万円などがあります。いずれも市民の要望する重要な事業であると考えております。さらに、本年4月から市立小・中学校の給食費無償化を実施、また、所得制限のないこども医療費助成事業の継続、JR南岩国駅バリアフリー化事業費への補助や、南岩国地区都市再生整備計画事業、また
黒磯地区福祉交流拠点整備事業なども計上されております。 これらは本市の特徴をブラッシュアップする事業であり、さらなる市勢発展のための重要な事業であると評価いたしております。さらに、安心・安全の見地から、老朽化した社会資本整備にも一定の配慮をされております。 一方、財政運営の面から見ると、基金の状況が重要であると考えております。財政調整基金は、平成29年度末現在高見込額が約95億円でしたが、平成30年度末現在高見込額は約84億円と、約11億円減少しています。しかし、減債基金は約35億8,000万円を維持しております。 財政指標を見ると、財政運営に余裕があるとは言えないものの、特に異常な数値はないと思っておりますが、今後、マネジメントの重要性は低くないと思っております。 さて、本市は新公会計において県下では先進的な日々仕訳を本年度4月から導入しており、マネジメントの強化が今後期待できると思っております。しかし、導入して日も浅く、行政経営改革への活用はこれからですが、これまでの当局の財政運営を考えると、つまり、例えば金利低減のための繰り上げ償還や基金への積極的な積み増しなどを考えると、これからも堅実な取り組みが期待できると考えております。 改めて申すまでもなく、地方都市は人口減少・少子高齢社会に向かっており、都市間競争が避けられない中で、積極投資と厳しいマネジメントが求められております。 また、全国共通の課題でもありますが、高度経済成長期に大量に整備され、老朽化した社会資本の整備の対応が重くのしかかっており、統廃合や複合化など、適切な対応が求められています。そのような状況下で、本市の来年度予算案は適切に編成されていると考えております。 以上によって、議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算に対しまして、賛成の討論といたします。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。 議案第9号 平成30年度岩国市一般会計予算は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(桑原敏幸君) 起立多数であります。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
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△日程第3議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例
○議長(桑原敏幸君) 日程第3 議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。 (議案別添)
○議長(桑原敏幸君) 提案者において説明を願います。
◎3番(細見正行君) 議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、提案理由を御説明申し上げます。 現在の
岩国市議会議員定数条例の一部を改正して、本則中の「32人」を「28人」に改め、岩国市議会議員の定数を削減するため、提案するものであります。この条例は、公布の日から施行し、改正後の規定は次の一般選挙から適用するものであります。 私たち提案者は、これまで議員定数に関する調査研究会を他の議員の方々とともに何度も開催して、岩国市の議員定数の適正化について研究してまいりました。調査研究会では、さまざまな観点から議員定数に関する調査、山口県内の現状や全国で岩国市と人口等が類似している自治体との比較検討、また意見交換などを重ねてまいりました。 調査結果につきましては、昨年9月議会でお示ししていますので、今回は詳しく述べませんが、人口10万人から20万人未満の全国平均は26.0人です。また、13万人から15万人未満の自治体の中で、岩国市は最も議員数が多い議会となっております。 そのような現状を把握して、私たち提案者は、定数削減に向けての議案を昨年9月議会、12月議会と、これまで2回にわたり提出いたしました。議員の皆様には、その都度、その都度、みんなで慎重審議を行っていただきましたが、結論は市民の声とは相反する結果となっていると考えます。 そこで改めて、私たちは実際、自分たちの足でチラシの配布や街宣活動などを通じて、直接市民の声を聞いてまいりました。その結果、市民からは32人から28人にしてくださいとの意見が多数でした。 大きな理由をプラスして、今回提案させていただきます。全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げて、提案説明とさせていただきます。
○議長(桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。
◆4番(阿部秀樹君) 9月、12月、そしてこの3月議会と3回、この議員定数削減の条例が提案されたわけでありますが、前回までは30人、今回は28人で、市民のほうから30人を28人にしてくれと言われたんで28人にしたということでありますけれども、お聞きしたいのは、30人から28人にした、市民に言われたから28人に出し変えたという、その根拠はどこにあったのか。 最初の30人も、内々の一部の方だけでいろいろと協議をされたようでありますけれども、議会全体の総意を得ていないということで……(「議会で諮ったじゃないか」と呼ぶ者あり)前回、石本議員が提案されたときにも言いましたけれども、議員全体にやはり話をかけて……(「諮ったじゃないか」と呼ぶ者あり)みんなの総意を……(「一人もいないんだろう、あなたは」と呼ぶ者あり)静かにしてもらえませんか、発言しているときに言わないでください。そういった形で……(「あなたがよくやることだよ」と呼ぶ者あり)
○議長(桑原敏幸君) 24番 石本君、お静かに願います。
◆4番(阿部秀樹君) しっかりと、みんなのコンセンサスを得るということをお願いしておったんですけれども、その後もコンセンサスは全体に広がっておりません。 ということで、その後全体に広がるような努力をされて、今回の定数を28人に削減する話を持っていったのか、その辺のコンセンサスのところと、28人になるまでにみんなを納得させるものが実際にはまだないと思うんですが、その辺をお聞きしたいと思います。
◎3番(細見正行君) 御質疑ありがとうございます。本来、議員定数というのは、議会よりも市民が決めていただくというほうが、私たちにとってはありがたいわけでありますが、やはり早くから、阿部議員も御承知のように、2年も前から会派代表者会議で何度となく皆さんに声をかけて、研究会に参加していただきたいというお話をしました。 その都度、その都度、時期尚早ということで……。参加していただいた多くの方もおられますが、参加されない方もあります。それぞれの立場で議員定数削減は絶対いけないとか、一人の市民からも聞いたことがないというような意見もありましたから、それはそれで尊重いたしますけれど、やはり市民の声というのは大きいと思うんです。この10月には選挙が行われるわけですから、やはり1年前にはぜひ決めておいてくれというのが、市民の御意見でした。 そういう中で、私たちは何度となく声をかけて、実際、研究会も重ねてまいりました。議員ですから、みんなで、みんなでというのも大切なことですが、その都度、その都度、この議会で慎重審議を議案については行ってきているわけですね。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)それを無視して、一番大事なところで採決をやってきているわけですから、「俺に話がなかったぞ」とか――私たちはアプローチを何度もしました。(「欺瞞だ、欺瞞」と呼ぶ者あり) 前回が30人ということで、我々はそのときに根拠を示しました。前回、32人から30人に減らして、次のときには人口が7.5%減るんだよという話も、市民にチラシまで配ってやりました。 しかし、市民から聞こえてくる圧倒的多数の声は28人で、しかも、選挙が間近になってやるんじゃなくて、早い時点で――否決されても否決されても、何度でも出してくださいという意見が、私の周りでは多かったし、提案者の周りでも多かったから、今回、改めて28人ということで提案させていただきました。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) ほかになければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。
◎12番(藤本泰也君) 12番 憲政会の藤本でございます。議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、憲政会を代表して、反対の立場から討論させていただきます。 岩国市議会議員の定数については、9月議会、12月議会と2度の議会にわたり、現在の定数32名を2名減の30名にするという内容の市議会議員定数に関する条例が提出されました。憲政会といたしましては、慎重に協議・検討した結果、現状の32名が適正人数と判断し、反対いたしました。また、各会派からの討論においても、さまざまな意見が出されました。このように、議員定数についてはさまざまな意見があることから、憲政会といたしましては、会派代表者会議において、仮称でありますが、議会のあり方に関する検討協議会の設置を提案いたしました。 その後の会派代表者会議において、議会のあり方に関する検討協議会を設置し、6月議会を目途に議員定数について協議することが既に決定しております。 憲政会といたしましては、今後の議会のあり方に関する検討協議会でさまざまな角度で調査・議論を重ねる中で、議員定数の適正化について判断することから、今回提案された、議員定数を現在の32名から4名減の28名にする
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対いたします。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎7番(広中英明君) 市民クラブ・草の根の広中です。それでは、議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に対して、反対の立場から意見を述べさせていただきます。 反対理由として、私は昨年の9月議会と12月議会に提出されました議員定数条例改正案、議員定数を32人から30人に2減する条例改正案には賛成してまいりました。しかし、今回の32人から28人に議員数を4減する条例改正案には賛成できません。 当然、議会改革は進めていくべきだと思っております。他市とのバランスを考えれば、削減は必要と考えますが、しかし、岩国市は昨年の6月に空母艦載機の受け入れを表明し、騒音や治安などの市民の皆さんの心配や不安を解消するために、行政と議会が一緒になって全力で取り組んでいかなければいけません。その大切な時期に、一度に1割を超える大幅な議員定数削減は適切ではないと考えます。 今回の選挙で2減し、その後、次の選挙で2減していくような、市民生活への影響を最小限としたなだらかな議会改革、議員定数削減でなければいけないと考えます。 以上をもって、反対討論とさせていただきます。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎27番(丸茂郁生君) それでは、丸茂郁生、賛成の立場で討論を行いたいと思います。議員となり3年が過ぎましたので、しっかりと思いを述べさせていただきます。 前回、私は30人への削減で反対しておりました。この議員定数については、昨年、市政改革クラブが開かれた勉強会にも参加させていただきましたが、適正化ということについて、以前からしっかりと考えていきたいという思いを持っていたからであります。 それから数カ月、さまざまな自治体の状況や本市の置かれている現状等も勘案しながら、答えを導き出すこととなりました。定数削減の話が加速するに当たり、市民の皆様の声も人それぞれであり、さまざまな意見をいただいております。そして、この数カ月、その声に耳を傾けながらしっかりと考えて結論に至りました。 昨今、全国的な議員の不祥事の問題を初め、政治・行政不信が続き、市民の皆様も我々議員の姿勢に不信感が募っております。今まで以上にしっかり汗をかいて、本市の発展に尽くしていくことが市民の方々の思いと受けとめております。 今こそ議員定数を削減する一つの議会改革が必要だと考えます。議会改革といっても、ひとえに今回の議員定数削減だけではなく、議会の透明性を高めていくことや、姿勢を正すことも同時に行っていくことは、この先必要になってくると思います。 2人減らしただけで改革とは言えません。4人減の28人が、常任委員会の構成上も適正だと考えます。4人減になっても、その4人分以上に本市の発展のために尽くしていく覚悟を持っております。 先人の方々は、国を思い、命をかけて未来を守り抜いてこられました。その未来に向けられた思いをしっかりと受けとめて、今の世の我々も臆することなく、今よりもっと必死になって未来のために邁進していかなければならないのではないでしょうか。(「そうだ」と呼ぶ者あり) 議員最年少の私がしっかりと意志を示し、議員というものは、それだけ強い信念を持って臨まなければならないという厳しさを、これから議員を目指す方々に伝えたいと思います。これからの時代を担う若者が、強い信念を持って議員を目指してくれることと信じております。 それから、本市の議会は、合併当時は100人を超える議員で構成されており、現在の32人で十分に機能を果たしているのかどうか、それは実際にはわかりません。議員個々の意見はそれぞれで、何人が適正であるか根拠を示すことに無理がある中で、最後は過半数議決で決めることが根拠となるものです。 市民の声が届かないという声が出てきたときには、またふやすことも可能であります。そうしたときには、またみんなで考えていけばよいのではないでしょうか。みんなで議論し、決められた人数の中で務めを果たしていく、これが私の根拠であります。 以上をもって、今回の議員定数条例の一部を改正する条例案に賛成いたします。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎29番(坪田恵子君) 議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に、
日本共産党市議団を代表し、反対の討論を行います。 私の一般質問でも触れましたが、議員32人中29人が質問に立ち、住民の声等を代弁し、思いのたけを述べられました。質問の内容は、主に各地域の人口をふやすにはどうしたらよいか、若者対策、定住策、高齢者の支援や安心して生活できる環境づくり、地域の活性化について、また子育て世代の支援や取り組み、中山間地域の振興及び人口対策、人口15万人の岩国市を目指す取り組み、観光客の誘致についてなど、要は岩国市の町を、そして中山間地域を、今後どのように発展させていくのかという質問が多かったように思います。 では、昨今、このような重要な問題が山積している中で、なぜ議員定数を削減する条例が三たびも提出されたのか、私は理解に苦しみます。 一昨日の小学校の卒業式で、式が始まり、しばらくするとジェット戦闘機の騒音が講堂に響き渡りました。昨年の中学校入学式も同じ状況でした。現在、由宇町には3人の議員がいますが、私が市議1期目のときは5人でした。ことし秋の改選で定数が4人も削減されれば、現在の3人の当選が実現できるかわかりません。人口約8,000人の由宇町で、もしかしたら議員が1人ということになるやもしれません。(発言する者あり)爆音被害で苦しむ由宇町で、住民の声の代弁者が1人です。あくまでも仮定の話ですが、それでどうして爆音被害から地域住民を守れるのでしょうか。 由宇町だけではなく、他の周辺地域も一緒です。総合支所の職員数も徐々に減る中で、本庁にしっかりと住民の声が届けられますか。米軍による事件や事故の対策は、警察だけに任せて大丈夫でしょうか。学校における多種多様な問題、独居老人の生活支援にかかわる問題など、合併当時よりも困難な問題がふえてきている今、定数削減ではなく、逆に定数増が求められているのではないでしょうか。 若者や女性、高齢者など、新鮮な顔ぶれが大勢立候補できるような体制を整える策も必要です。子育て中の若者が議員という職業につき、生活が成り立つような議員報酬でなければ、若者は立候補できません。 これらのことが住民の選挙への関心を高め、投票率の向上にもつながります。議員定数を削減し、ハードルを高くすることは、多くの市民の立候補意欲をそぐものでしかありません。
日本共産党市議団には、市民の皆さんから切実な生活相談が寄せられています。それは、各議員も同じではないでしょうか。身近に起こる出来事、市政にかかわる出来事、国の悪政のもとで増加し続ける貧困問題、ひとり親家庭の心配事など、みんな必死で生活をし、どうやって生きていこうかというせっぱ詰まった相談もふえています。 そのような切実な声を、定数を減らし、切り捨てられますか。議員がそばにいてくれたから生活保護の申請ができた、生活が再建でき命が救われたなど、私たち議員には、このように地域住民の暮らしを守り、支えるための活動が、これまで以上に求められているではありませんか。 身近な相談相手になる議員を減らすべきではありません。平成23年には、地方議会の議員定数設定の自由化のために、定数上限が撤廃されました。これは、上限数を超える議員定数の設定が可能になることを意味するものではありませんか。 国民の声に聞く耳を持たず、さらに暴走し続ける安倍政権と同じく、議員定数の削減は地域住民の地方自治への参加意欲を縮小させ、住民の代表性を薄れさせ、住民にとって議員は身近な存在であるものを、定数削減により遠い存在としてしまうことで、地域の活性化どころか地方を疲弊させてしまうのではないですか。 今ここで踏ん張って、合併から12年経過したそれぞれの地域を見詰め直し、住民が安心して住み続けられる岩国に、少しずつでも戻していくことが、私たち32人の議員が果たすべき役割と考えます。地域の活性化を本気で望むなら、定数削減は理屈が通らないものと思います。 以上を述べ、反対の討論とさせていただきます。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎15番(河合伸治君) 公明党議員団を代表して、議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論をいたします。 平成29年9月議会の反対討論でも述べましたが、平成23年の地方自治法の改正により、地方議会議員の人口別の法定上限数が撤廃され、地方議会の裁量が認められ、それまでの人口比例だけでなく、行政面積や地域の課題等も勘案して、地方議会の裁量で定数を定めるものとされました。 また、議員定数の問題は、議員の身分に直結する問題でもあります。それゆえ、議員定数については、議会の役割や活動等について市民の皆さんにきちんと説明できるよう、議会の中で議論を重ね、結論を得ていくことが必要であることを訴え、時期尚早として反対をいたしました。 その後、平成29年12月議会でも再度同じ内容の削減案が提出され、時期尚早として否決されました。平成29年9月議会以降、適正な議員定数について真摯に議論を重ねる場を設けることについて、議長に対して提案者の側から申し入れが行われた事実はなく、会派代表者会議やその他の場においても、議論の場を設置することについても提案されておりません。 公明党議員団としては、議会の中で真摯な議論が重ねられ、その結果として議員定数削減の方向性についてのコンセンサスが得られれば、議員定数を削減することについてはやぶさかではございません。 しかしその前提として、議長のもとで議員定数に関する検討会を立ち上げ、6月議会を目途に合意形成を目指すことが必要であると考えます。 今議会終了後、速やかに検討委員会を設置し、検討を重ねることを望み、議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対の討論といたします。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。
◎24番(石本崇君) 自民いわくにの石本です。私は、議員提出議案第1号
岩国市議会議員定数条例の一部を改正する条例案に賛成の立場から討論を行います。 先ほど、提案者を代表して3番議員のほうから、なぜ28人なのかという理由がるる述べられました。私も、3番議員ほか有志の皆さんと一緒に、ほぼ毎日、チラシ配布や街宣活動を行いました。そのおかげで、多くの市民からの賛同を得ることができたと実感いたしております。 その中で、市民の方から、やはり2減の30人では少ないのではないか、あなた方が言っているように、人口規模での平均である26人に、同じとまではいかなくても近づけるべきではないかというアドバイスもいただきました。 そして何より、会派で反対をされている議員の方から、あえて名前は伏せますが、会派は反対だが個人的には28人が妥当、28人だったら賛成してもいいよという声や、我々は定数削減に反対しているんではないんだ、あなた方が言っている30人、いわゆる2名削減に反対している、28人だったら乗ってもいいよという声が、ほうはいとしてあったという事実をまず阿部議員は認識していただきたい。 そして、さきの会派代表者会議において、先ほど、反対討論でるる述べられましたとおり、まだこの場の結論が出ていないうちから、議員定数のことについて協議会を立ち上げたいなどという、前代未聞の驚くべき提案が、かたくなに議員定数削減を反対してきた会派から出たということは、驚くと同時に、やはりこれは、我々が一生懸命、毎回毎回、否決されても否決されても議員定数削減を訴え続けてきたからだと確信をいたしております。(「そうだ」と呼ぶ者あり)徐々にではありますが、かたいかたい岩盤に穴があいたと、このように感じております。 最後に、こんなことは、桑原議長を代表とする岩国市議会では決してないことであると信じております。万に一つもないことであると信じておりますし、信念を持って、皆様、それぞれの立場で討論され、採決をされていることと信じておるのではありますが、やはり議員も生身の人間であります。心の片隅にでもこのようなことを思ってはならないということで、あえて申し上げるのですが、くれぐれも会派のメンツや議会での役職における議員相互の貸し借りなどなどで、これをもって採決の基準としないように、心から願うばかりでございます。(発言する者あり) これをもちまして、私の賛成討論を終わらせていただきます。どうか皆さん、心ある皆さん、どうか賛成していただくように、よろしくお願いを申し上げまして、終わりとさせていただきます。
○議長(桑原敏幸君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。本議案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(桑原敏幸君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第1号は否決されました。
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△日程第4議案第57号岩国市副市長の選任につき、議会の同意を得るについて
○議長(桑原敏幸君) 日程第4 議案第57号 岩国市副市長の選任につき、議会の同意を得るについてを議題といたします。 (議案別添)
○議長(桑原敏幸君) 当局の説明を求めます。
◎市長(福田良彦君) 議案第57号 岩国市副市長の選任につき、議会の同意を得るについて御説明申し上げます。 本議案は、副市長の白木 勲君が3月末日をもって退職いたしますので、新たに副市長として現総務部長の杉岡 匡君を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により提案するものでございます。 同氏の経歴等につきましては、お手元に配付してあります履歴のとおりでございます。 以上、御審議の上、御同意いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(桑原敏幸君) 本議案に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。 本議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。 ここで、副市長の白木君から挨拶の申し出がありましたので、この際これを許可いたします。
◎副市長(白木勲君) 貴重なお時間を拝借いたしまして大変恐縮ですが、副市長を退任するに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 副市長として2期8年間、一般職時代を通算いたしますと45年間にわたりまして、岩国市議会の議員の皆様、岩国市民の皆様には、本当にお世話になりまして、心から感謝いたしております。 私の市職員としてのモットーは、常に市民の目線、市民の立場に立った行政の執行を心がけ、そして市民と議会と行政とが一体となって、明るく温かく住みよい、活力あるまちづくりを目指して懸命に努力してきたつもりでございます。 特に、副市長時代におきましては、福田市長のリーダーシップのもとに職員が一丸となり、大規模事業を初めといたしまして、いろいろなまちづくりが一歩一歩前に進み始めてきたのかなというふうに実感をさせていただくこともできました。これもひとえに、市議会や市民の皆様方の深い御理解と温かい御協力のたまものと、感謝の気持ちでいっぱいでございます。と同時に、私と一緒に汗を流してくれた職員の仲間たちのことを、決して忘れることはできません。 もちろん、岩国市にはまだまだ課題もたくさん残されております。これからは、立場は変わりますけれども、市民の一員として、愛する岩国市の輝かしい未来に向けて、精いっぱい協力してまいりたいと考えておりますので、今後とも変わらぬおつき合いと御指導をよろしくお願いいたします。 そして、後輩の職員たちに対しまして、私にくださいましたと同様の御厚情を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第でございます。 皆様方が、今後ますますお元気で、岩国市勢発展に大いに御活躍されますよう心から祈念申し上げまして、簡単粗辞で意は尽くせませんけれども、皆様方への心からの感謝の言葉とさせていただきます。長い間、本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(桑原敏幸君) 続いて、先ほど副市長選任の同意を得られた杉岡君から挨拶の申し出がありましたので、この際これを許可します。
◎総務部長(杉岡匡君) 貴重なお時間をいただきまして、まことにありがとうございます。大変僣越ではございますけれども、一言、お礼の御挨拶を申し上げます。 先ほど、副市長の選任議案に全会一致で御同意をいただきまして、まことにありがとうございました。大変光栄に思いますと同時に、その責任の重大さを身にしみて感じているところでございます。 この上は、職員と一丸となって福田市長を支え、市勢発展に全力で取り組んでまいりますので、皆様方におかれましては、現白木副市長と変わらぬ御支援と御協力をいただきますようお願いを申し上げまして、甚だ簡単ではございますけれども、お礼の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(桑原敏幸君) ここで、私のほうからお二人に、一言御挨拶を申し上げたいと思います。 まず、副市長の白木さんにおかれましては、我々8つの市町村が合併した12年前には、合併協議会の事務局長としていろいろと苦労されて、非常に大変なことを成就されました。 また、本会議、委員会等で我々議員がよくわからない質問をしても、とにかく困ったときの副市長ということで、的確に答弁いただきまして、本当に助かりました。本当にありがとうございました。 これからも健康に留意されまして、岩国の発展を見守っていただきたいというふうに思っています。 また、新しく副市長になられた杉岡君に対しては、議会と執行部は車の両輪ですので、そのかなめとして、岩国発展のために、とにかくこれから――我々議会も頑張ります。また、執行部のほうも頑張っていただきたいというふうに思っております。 最後になりますが、この3月で定年を迎えられる部長の皆様方、本当に御苦労さまでした。ありがとうございました。これからもひとつよろしくお願いします。 ここでお諮りいたします。今期定例会における議決事件の中で、字句、数字その他の整理を必要とするものにつきましては、会議規則第43条の規定により、議長に一任していただきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(桑原敏幸君) 御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。 これにて平成30年第1回岩国市議会定例会を閉会いたします。午前11時33分 閉会
―――――――――――――――――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 岩国市議会議長 桑 原 敏 幸 岩国市議会議員 河 合 伸 治 岩国市議会議員 越 澤 二 代 岩国市議会議員 片 岡 勝 則...