平成 25年 第1回定例会(3月)平成25年第1回
岩国市議会定例会会議録(第6号)平成25年3月21日(木曜日
)――――――――――――――――――――――――――――――議事日程(第6号)平成25年3月21日(木曜日)午前10時開議┌───┬───────────────────────────────────┬───┐│日 程│ 件 名 │備 考│├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 1
│会議録署名議員の指名 │ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 2
│経済常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)
│ ││ │ [所管分]等20件
│ ││ │教育民生常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)
│ ││ │ [所管分]等22件
│ ││ │建設常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)
│ ││ │ [所管分]等30件
│ ││ │総務常任委員会審査報告 │ ││ │ 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)
│ ││ │ [所管分]等13件 │ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 3│中山間地域(地域核)
振興施策調査特別委員会中間報告 │ │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 4
│議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に│ ││ │ 反対する意見書 │ │└───┴───────────────────────────────────┴───┘
――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり
――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(32人) 1番 桑 田 勝 弘 君 12番 豊 中 俊 行 君 23番 武 田 正 之 君 2番 河 合 伸 治 君 13番 村 中 洋 君 24番 桑 原 敏 幸 君 3番 河 本 千代子 君 14番 姫 野 敦 子 君 25番 渡 吉 弘 君 4番 越 澤 二 代 君 15番 長 俊 明 君 26番 重 岡 邦 昭 君 5番 渡 辺 靖 志 君 16番 石 原 真 君 27番 田 村 順 玄 君 6番 貴 船 斉 君 17番 前 野 弘 明 君 28番 山 田 泰 之 君 7番 片 岡 勝 則 君 18番 細 見 正 行 君 29番 坪 田 恵 子 君 8番 藤 本 泰 也 君 19番 縄 田 忠 雄 君 30番 大 西 明 子 君 9番 片 山 原 司 君 20番 林 雅 之 君 31番 藤 重 建 治 君 10番 石 本 崇 君 21番 松 本 久 次 君 32番 渡 辺 和 彦 君 11番 植 野 正 則 君 22番 味 村 憲 征 君
――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者 市長 福 田 良 彦 君 副市長 白 木 勲 君 教育長 佐 倉 弘 之 甫 君
水道事業管理者 上 村 高 志 君 政策審議官 村 田 光 洋 君 総務部長 藤 井 章 裕 君 総合政策部長 中 岡 正 美 君
基地政策担当部長 杉 岡 匡 君 市民生活部長 赤 崎 忠 利 君 危機管理監 岩 﨑 伸 明 君 環境部長 松 林 達 也 君
健康福祉部長 廣 田 茂 基 君
地域医療担当部長 村 岡 一 男 君 産業振興部長 村 田 弘 君
農林水産担当部長 前 川 冨 美 男 君 都市建設部長 山 本 和 清 君
拠点整備担当部長 小 林 和 信 君
由宇総合支所長 山 本 昭 生 君
玖珂総合支所長 氏 木 一 行 君
本郷総合支所長 井 原 富 士 男 君
周東総合支所長 竹 森 英 雄 君 錦総合支所長 松 藤 幾 治 君
美川総合支所長 杉 山 良 彦 君
美和総合支所長 松 田 清 君 会計管理者 小 田 修 司 君 教育次長 多 谷 本 清 晴 君
監査委員事務局長 丸 茂 辰 夫 君
農業委員会事務局長 清 光 辰 夫 君
選挙管理委員会事務局長 河 原 義 生 君 交通局長 山 近 剛 君 水道局副局長 高 田 博 昭 君 消防担当部長 藤 本 博 己 君 環境部参事 吉 岡 孝 君
健康福祉部参事 藤 井 栄 子 君――
――――――――――――――――――――――――――――会議の事務に従事した職員 議会事務局長 松重和幸 庶務課長 樋谷正俊 議事課長 木原宏 議事調査班長 鈴川芳智 書記 林孝造 書記 村中俊一郎 書記 渡部多津哉
――――――――――――――――――――――――――――――午前10時 開議
○議長(武田正之君) 所定の出席議員がありますので、会議は成立いたしました。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付しておるとおりであります。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(武田正之君) 日程第1
会議録署名議員の指名をいたします。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、9番 片山原司君、10番 石本 崇君、11番 植野正則君を指名いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第2
経済常任委員会審査報告 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)[所管分]等20件
教育民生常任委員会審査報告 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)[所管分]等22件
建設常任委員会審査報告 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)[所管分]等30件
総務常任委員会審査報告 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)[所管分]等13件
○議長(武田正之君) 日程第2
経済常任委員会に付託いたしました議案第1号等20件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎9番(片山原司君)
経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算議案第75号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第6号) 以上3議案のうち、当
委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第10号 平成24年度岩国市
交通事業会計補正予算(第1号)議案第21号 平成25年度岩国市
観光施設運営事業特別会計予算議案第22号 平成25年度
錦帯橋管理特別会計予算議案第23号 平成25年度岩国市
市場事業特別会計予算議案第27号 平成25年度岩国市
交通事業会計予算議案第44号 岩国市
由宇温泉供給条例の一部を改正する条例議案第54号 指定管理者の指定について議案第55号 指定管理者の指定について議案第56号 指定管理者の指定について議案第57号 指定管理者の指定について議案第58号 指定管理者の指定について議案第59号 指定管理者の指定について議案第60号 指定管理者の指定について議案第61号 指定管理者の指定について議案第63号 指定管理者の指定について議案第64号 指定管理者の指定について議案第65号 指定管理者の指定について 以上17議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について御報告申し上げます。 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当
委員会所管分の審査におきまして、農林水産業費の
獣害防止緊急対策事業費補助金に関し、委員中から、有害鳥獣の捕獲状況や農作物の被害状況に関しての質疑があり、当局より、「猟友会によるイノシシ以外の捕獲頭数は昨年に比べ減っている。また、農作物全体の被害状況については、現在集計中であるが、水稲に関しては結果が出ており、昨年と同程度である」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「この補助金を初め、いろいろと対策をしているにもかかわらず、捕獲頭数が減っていて、被害が昨年と同程度ということに疑問を感じる。どのような対策をとっていて、なぜ被害状況に変化がないのか」との質疑があり、当局より、「柵を設置することと捕獲することが主な対策であり、岩国市に設置された柵は既に総延長100キロメートルとなっている。また、本年度に捕獲したイノシシの数は846頭に上っている。しかし、イノシシの出没は南下・広範囲化しており、また柵についても、一部老朽化したものがあり、そこを突破するというケースもあることが、被害の減少に歯どめがかからない原因と考えられる」との答弁がございました。 これを受けて委員中から、「予算をつけているのだから、農作物の被害防止という目的をしっかりと見据え、もっと実効性のある対策をとっていくべきではないか」との質疑があり、当局より、「鳥獣が人間の生活範囲に出没する事例は全国的なものであり、さまざまな対策をとっているからこそ、被害を昨年と同程度に抑えることができていると考えている。しかし、委員御指摘のとおり、目的を確認しながら施策を実施していくことが重要であり、このことを念頭に置いて、効果が十二分に上がるよう取り組んでまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当
委員会所管分については、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算のうち、当
委員会所管分の審査におきまして、商工費の
錦帯橋鵜飼保存事業費補助金に関し、委員中から、ウ飼いの存続・継承等を担う
錦帯橋鵜飼株式会社の経営状況についての質疑があり、当局より、「経営は非常に厳しい状況にあり、出資金も枯渇しつつある。
錦帯橋鵜飼株式会社では、この状況を踏まえ、平成25年度の事業計画を検討する中で、人件費の削減等の経営改善に取り組み、収支の改善を図ることとしている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「一部報道では、株主総会において、株式会社という形態での事業存続が困難であるため、財団法人か社団法人に移行して事業を存続させるとの記事があった。当局の答弁とは乖離があるが、詳しい状況はどうなっているのか、また、今後の展望はどのようになっているのか」との質疑があり、当局より、「今後の運営方針について、新体制に移行するという表現が株主総会で使われていたが、体制を変更するか否かも含め、内容は明確になっていない。岩国市は出資者の一人でもあり、今後については、
錦帯橋鵜飼株式会社と緊密な連携をとりながら情報を収集し、議会にも報告してまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当
委員会所管分については、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
経済常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(武田正之君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号、12号及び75号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第1号、12号及び75号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号、21号、22号、23号、27号、44号、54号、55号、56号、57号、58号、59号、60号、61号、63号、64号、65号、以上17議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、
教育民生常任委員会に付託いたしました議案第1号等22件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎12番(豊中俊行君)
教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算議案第75号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第6号) 以上3議案のうち、当
委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第 2号 平成24年度岩国市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)議案第 3号 平成24年度岩国市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)議案第 4号 平成24年度岩国市
介護保険特別会計補正予算(第3号)議案第11号 平成24年度岩国市
病院事業会計補正予算(第1号)議案第14号 平成25年度岩国市
後期高齢者医療特別会計予算議案第15号 平成25年度岩国市
国民健康保険特別会計予算議案第16号 平成25年度岩国市
介護保険特別会計予算議案第30号 平成25年度岩国市
病院事業会計予算議案第32号 岩国市
新型インフルエンザ等対策本部条例議案第37号 地域社会における共生の実現に向けて新たな
障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例議案第38号 岩国市放課後児童の保育に関する条例の一部を改正する条例議案第39号 岩国市
国民健康保険条例の一部を改正する条例議案第40号 岩国市診療所条例の一部を改正する条例議案第52号 指定管理者の指定について議案第53号 指定管理者の指定について議案第66号 指定管理者の指定について議案第67号 指定管理者の指定について議案第69号 山口県
後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について議案第76号 岩国市
国民健康保険条例の一部を改正する条例 以上19議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況につきまして、御報告申し上げます。 議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算のうち、当
委員会所管分の審査におきまして、民生費の
障害者福祉費の日中一時支援事業に関し、委員中より、事業内容の変更点及び事業実施者への支払い額について質疑があり、当局から、「本事業は障害者や障害児の家族の一時的な休息や就労の支援を行うことを目的としているが、制度開始より7年目を迎えていることから、制度の見直しを行い、猶予期間を半年設けて、平成25年10月1日より変更の予定である。主な変更点は、事業者へ支払う報酬単価の減少であり、本市の現行の報酬単価は、県内他市に比較して高いものとなっているが、変更後は、標準的な報酬単価となると試算している」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「支払い額が減少することで、事業者が事業を継続できなくなるおそれが生じるのではないか」との質疑があり、当局から、「確かに影響を生じるおそれもあるが、事業目的がほぼ同じ内容のサービスとして
放課後等デイサービス事業が法定化されている。この事業については、国により、利用者に対する安全面に配慮した報酬、及び設備・運営基準が定められているため、安心・安全体制が確保でき、利用者の立場から見ても望ましいことから、市として事業者にこの事業への移行を勧めている。ただし、国の
放課後等デイサービス事業では、未就学児や18歳以上の方が利用できなくなるので、事業者には市の事業の継続も引き続きお願いしている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「これまで実施してきた制度を変更する際は、事業者や
利用者等関係者にしわ寄せが生じないよう、市として丁寧にフォローしてほしい。また、日ごろから現場レベルで市職員と関係者の信頼関係を築く努力をし、関係者と協力してよりよい制度をつくり出してほしい」との意見がありました。 次に、教育費の保健体育費の
錦帯橋ロードレース大会補助金に関し、委員中より、「この3月3日に第7回
錦帯橋ロードレース大会が開催されたばかりであるが、
岩国錦帯橋空港開港は本大会にどのような影響を与えたのか」との質疑があり、当局より、「関東圏域からの参加者がふえていることから、
岩国錦帯橋空港開港の影響が多分にあったと考えられ、本市経済にも大きな影響を及ぼしている。参加者も全国から集っており、本大会が持っている観光等への影響力を考えると、今後、関係部署とも連携し、大会主催者と協力しながら、本大会の一層の発展に取り組んでまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当
委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
教育民生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(武田正之君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号、12号及び75号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第1号、12号及び75号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号、3号、4号、11号、14号、15号、16号、30号、32号、37号、38号、39号、40号、52号、53号、66号、67号、69号、76号、以上19議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、
建設常任委員会に付託いたしました議案第1号等30件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎16番(石原真君)
建設常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告申し上げます。議案第 1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算議案第75号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第6号) 以上3議案のうち、当
委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第 5号 平成24年度岩国市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)議案第 6号 平成24年度岩国市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)議案第 7号 平成24年度岩国市
特定地域生活排水処理事業特別会計補正予算(第3号)議案第 8号 平成24年度岩国市
周東食肉センター事業特別会計補正予算(第1号)議案第 9号 平成24年度岩国市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)議案第17号 平成25年度岩国市
簡易水道事業特別会計予算議案第18号 平成25年度岩国市
農業集落排水事業特別会計予算議案第19号 平成25年度岩国市
特定地域生活排水処理事業特別会計予算議案第20号 平成25年度岩国市
周東食肉センター事業特別会計予算議案第24号 平成25年度岩国市
公共下水道事業特別会計予算議案第25号 平成25年度岩国市
小規模下水道事業特別会計予算議案第26号 平成25年度岩国市
駐車場事業特別会計予算議案第28号 平成25年度岩国市
水道事業会計予算議案第29号 平成25年度岩国市
工業用水道事業会計予算議案第31号 岩国市
環境審議会条例議案第33号 岩国市
特別会計条例の一部を改正する条例議案第34号 岩国市
簡易水道条例の一部を改正する条例議案第35号 岩国市下水道条例の一部を改正する条例議案第36号 岩国市
小規模下水道条例の一部を改正する条例議案第41号
岩国市営駐車場設置条例の一部を改正する条例議案第42号 岩国市手数料条例の一部を改正する条例議案第43号 岩国市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例議案第45号 岩国市水道事業等の設置等に関する条例の一部を改正する条例議案第46号 岩国市
周東食肉センター基金条例を廃止する条例議案第47号 岩国市
公共下水道根幹的施設の建設工事委託に関する協定の一部変更について議案第70号 市道路線の認定について議案第71号 市道路線の変更について 以上27議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について御報告申し上げます。 議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算のうち、当
委員会所管分の審査におきまして、総務費の
基地周辺まちづくり整備事業費に関し、委員中から中津町45号線ほか改良事業について質疑があり、当局から、「この事業は堤防沿いに歩道の整備を行うとともに、擁壁等の構造物で護岸整備をするものであり、工法については環境に配慮したコンクリートブロックの使用を含め、現在検討を行っている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「改良予定の市道に沿って桜が植えられているが、この取り扱いはどうなるのか」との質疑があり、当局から、「現在沿道にある桜は105本で、そのうち11本は工事に支障のない場所にあるため、そのまま残す予定である。そのほかの桜については、樹齢や生育状態を調査し、可能なものは移植も考えているが、大半は樹齢60年を超えており、移植は困難な状況である。ただし、川下地区のシンボルであり、本市の花として選定もしている桜の重要性は理解しており、今後は、
川下地区まちづくり協議会や
川下地区連合自治会を初めとした地元団体、及び地域住民とも話し合いの場を設けるなどして、理解が得られる形で事業が進められるよう努めてまいりたい」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、昨年12月に制定された岩国市景観条例との整合性について質疑があり、当局から、「本事業は、川下地区住民の安全を守ってほしいという要望を踏まえて実施するものであり、これを達成することが大前提となってくるが、庁内の連携をとりながら、景観条例にも十分配慮して事業を行ってまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当
委員会所管分は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第28号 平成25年度岩国市水道事業会計予算の審査におきまして、委員中から、新年度より水道局に開設される料金お客さまセンターについての質疑があり、当局から、「水道施設耐震化事業などによる業務量の増大や、合理化による職員の削減に伴う住民サービスの低下を防ぐため、今年度より料金徴収部門の民間委託を行い開設するものである。受託者は、プロポーザル方式によって選定されたフジ地中情報株式会社で、窓口収納、開栓、閉栓、メーター検針、滞納整理などの業務を行うこととしている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、民間委託を行うことによって見込まれる効果についての質疑があり、当局から、「まず、センターに配置する33名のスタッフについては地元優先の雇用をお願いしており、一定の経済効果が見込まれること。次に、民間のノウハウの活用により、窓口での受け付け時間の延長のほか、検針時の簡易漏水調査や独居老人等の見守りなど、きめ細かなサービスの提供ができること。さらには、受託者と災害時応援協定を締結することで、災害発生時における優先的な給水や管路漏水状況の調査、及び技術者の派遣等の支援が期待でき、今以上のサービスが提供できることなどの効果があると考えている」との答弁がありました。 本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、
建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(武田正之君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ質疑を終結し、議案第1号、12号及び75号を除き、これより討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第1号、12号及び75号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号、6号、7号、8号、9号、17号、18号、19号、20号、24号、25号、26号、28号、29号、31号、33号、34号、35号、36号、41号、42号、43号、45号、46号、47号、70号、71号、以上27議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました議案第1号等13件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。
◎31番(藤重建治君) 総務常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第 1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算議案第75号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第6号) 以上3議案のうち、当
委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第13号 平成25年度岩国市土地取得事業特別会計予算議案第48号 財産の減額貸付けについて議案第49号 指定管理者の指定について議案第50号 指定管理者の指定について議案第51号 指定管理者の指定について議案第62号 指定管理者の指定について議案第68号 山口県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の変更に関する協議について議案第72号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について議案第73号 岩国市過疎地域自立促進計画の変更について議案第74号 岩国市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 以上10議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告申し上げます。 議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当
委員会所管分の審査におきまして、総務費の岩国市土地開発公社補助金に関し、委員中から、「藤河土地区画整理区域内の1区画及び玖珂の大田団地の3区画の保有地を売却した際の、簿価との差額を支払うための補助金と聞いているが、簿価より安く販売したのか」との質疑があり、当局から、「不動産の鑑定評価による時点修正をした結果、簿価との差額が生じている。簿価での販売は困難ということで、理事会の承認を得て、時価相当額として売却を行った。藤河においては、平成14年度に20区画引き受け、これまでに10区画販売し残り10区画、大田団地については、合併により玖珂町土地開発公社が解散し、岩国市土地開発公社が26区画を引き受け、現在、残り20区画となっている。時価相当額は簿価の約半額という状況である」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「平成29年度に岩国市土地開発公社は解散の予定と聞いているが、今後の運営についてはどのような計画になっているか」との質疑があり、当局から、「平成19年度に経営健全化計画を策定し、公社の保有額を29年度末までに全て解消することとしている。平成25年度から後期の計画期間となるが、現時点で、約28億5,000万円の保有額となっている。国庫補助事業に充てることを検討し、年次計画をもって、売却処分していきたいと考えている」との答弁がありました。 本議案のうち、当
委員会所管分については、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算のうち、当
委員会所管分の審査におきまして、岩国錦帯橋空港利用促進費に関し、委員中から、「費用対効果から考えると、多額な費用となっている広告料、物件委託料など、今後何年間かは継続して実施されるとは思うが、平成25年度事業としてはどのようなものを考えているか」との質疑があり、当局から、「まだ開港後3カ月であり、今後も搭乗率を上げて年間搭乗者数を目標に近づけるよう予算を計上した。広告料については、新聞広告や広島西部地域を対象とした、電車、バス等への広告ポスター掲示や車体への広告を計画している。それ以外にも、航空機の機体に自治体名を表示することで、羽田空港を中心に、全国の主要な空港に飛ぶ機体を使って岩国市をアピールしていきたい。物件委託料では、昨年実施したマツダスタジアムでのPR活動、首都圏、地元のイベント等でのPR活動、地域資源の調査や利用目的のアンケート調査などを計画している」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「搭乗率を上げるには、もっと庁内横断的に知恵を絞って考えるべきであると思うが、何か手段は持っていないのか」との質疑があり、当局から、「いろいろな人脈を利用して、東京を起点に全国的に知名度を上げていき、フィルムコミッション的な発想とか、雑誌などのメディアに取り上げてもらい全国発信するなど、全国に強く印象づけるようなPRをしていくという姿勢で取り組んでまいりたい」との答弁がありました。 次に、歳入のうち地方交付税に関し、委員中から、「報道によると国の地方交付税の総額は、対前年度比でマイナス2.25%の17兆624億円とされており、本市の地方交付税も、対前年度比でマイナス2.88%、額にして4億7,100万円の減額となっているが、この違いは何か」との質疑があり、当局から、「交付税の算定に当たり、国の示した地方財政計画に合わせマイナス2.2%を基本に試算をしている。そのうち、これまでに発行した市債に対する平成25年度の償還額など、普通交付税の需要額を個別に算定した結果、最終的にマイナス2.88%となったものである」との答弁がありました。 本議案のうち、当
委員会所管分につきましては、討論において、一部委員から、「人件費において同和対策関連予算が計上されているので反対」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、議案第74号 岩国市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例についての審査におきまして、委員中から、「この条例を提案するのに、国から、通知とか指導があったのか。また、実際にどれぐらいの官民格差があると理解しているのか」との質疑があり、当局から、「総務副大臣から「国家公務員の退職手当の支給水準引下げ等について」という通知があった。官民格差は、人事院が企業規模50人以上の民間企業を対象に、退職手当の額の実態調査を行った結果、国家公務員と民間企業との間に400万円の差が発生しているということで、格差是正のため、市においても国に準じて退職手当の支給水準を下げていくため、条例を改正したいと考えている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「国家公務員の生涯勤務実態が、本市の実態と大きく異なっているにもかかわらず、単純比較により削減するのはいかがか。本市は退職金の平均額、平成23年度のラスパイレス指数とも低い。また、全国で約15%の自治体も状況を見て決定すると聞いているがどうか」との質疑があり、当局から、「地方公共団体として行財政改革を進めなければならないという姿勢のもとに、本市も懸命な努力をしてきているが、地方公務員法において、「職員の給与は、国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない」という規定もある。山口県及び県下18市町全てが退職手当の額を引き下げる措置を議会に上程している状況であり、非常につらい思いではあるが、やむを得ない措置であろうと考えている」との答弁がありました。 本議案につきましては、一部委員から、「引き続き調査研究したい」との意見があり、討論においても、一部委員から、「国の通知に追随するのではなく、地方分権の観点からも、地方公務員である岩国市の職員が安心して勤務できる制度とすべきであり反対」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、総務常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(武田正之君) ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。
◆32番(渡辺和彦君) 国のほうからの要請といいますか、指導のもとでの処理だと思います。県下のほかの市の処理状況がわかれば、お聞かせ願いたいと思います。
◎31番(藤重建治君) 18の他市町の状況ということでございますが。申しわけありません。他の市町の状況は、私としては確認しておりません。
○議長(武田正之君) ほかに。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) ほかになければ質疑を終結し、議案第1号、12号及び75号を除き、これより討論に入ります。
◎28番(山田泰之君) 議案第74号 岩国市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について、日本共産党市議団を代表して、反対の立場から討論を行います。 衆議院が解散された昨年11月16日、政府・民主党が、国家公務員の退職手当削減法を、わずか1日、しかも衆議院総務委員会で1時間、参議院総務委員会で45分、両院の本会議で2時間足らずの審議において、国家公務員の退職金について、平均402万円、15%引き下げる法案を日本共産党などの反対を押し切って強行採決し、それに合わせて、地方公務員にも押しつけたものであります。このことは、地方分権に逆流するものにつながる内容になっております。 本条例は、国家公務員の退職手当の支給水準を引き下げる措置に合わせて、岩国市職員の退職手当の引き下げを行うものであります。 退職手当とは、長年にわたって、真面目に、懸命に働いてきた職員に対する労働の対価としての給料であり、また退職後の生活設計の最大の根幹をなすものであって、職員にとって財産権であり期待感もあります。 今回の議案は、そのような性格を持つ退職手当にもかかわらず、人件費削減を唯一の理由として出されたものであります。平成25年度に平均140万円、平成26年度に平均280万円、平成27年度に平均400万円と段階的に削減を実施し、それ以降平均400万円の削減を続けるという内容になっております。 公務員労働者は、この十数年、賃下げの強行で、手取り収入と可処分所得は減り続けております。そのため、わずかばかりの預貯金の取り崩しさえ余儀なくされております。 退職金は、例えば一部を住宅ローンの返済に充てるなどされており、削減は、退職後の生活設計に大きな影響を与えます。 また、青年層にとっても、将来不安をさらに大きくし、働きがいや仕事への意欲を失わせるものです。 日本共産党は、公務員の退職金引き下げなどより、無駄の排除をやるべきことはある。その一例として、国民の税金を政党に交付している政党助成金を廃止するべきであります。政党助成金は、政党の財政を国民の税金で賄うもので、日本共産党は一円も受け取らず、自前で党財政を賄っております。この制度ができて17年経過しておりますが、各党が山分けした税金の総額は、5,555億円にも上っております。 このたびの措置は、国家公務員の退職金を引き下げるとともに、地方公務員の生活を破壊する第一歩と言わざるを得ません。職員の退職金削減は、その家族の暮らしにとどまらず、地域住民の福祉や暮らしを守る公務員労働者の質の維持にかかわる問題です。 今、勤労者の消費が落ち込んでいるときに、さらに所得を減らすことは、デフレ不況と地域経済の落ち込みを一層深刻にし、地域経済に深刻なダメージを与えます。市職員の暮らしと岩国市の経済にとって影響の大きい議案は、大変乱暴なやり方だと言わなければなりません。 以上の理由から、議案第74号に反対いたします。
○議長(武田正之君) ほかに。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第1号、12号及び75号並びに御異議のあります議案第74号、以上4議案を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号、48号、49号、50号、51号、62号、68号、72号、73号、以上9議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第74号を起立により採決いたします。(「投票」と呼ぶ者あり)投票の発言があります。賛成者を確認いたしますので、挙手願います。 〔賛成者挙手〕
○議長(武田正之君) この採決については、出席議員3人以上から投票によられたいとの要求があります。ここで暫時休憩いたします。午前10時53分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――午前11時21分 再開
○議長(武田正之君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 投票の方法はいかがいたしましょうか。(「記名」「無記名」と呼ぶ者あり)記名投票という声と無記名投票という声がありますので、確認いたします。 まず、記名投票によることに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(武田正之君) 賛成者が3人以上あります。 次に、無記名投票によることに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(武田正之君) 賛成者が3人以上あります。 この採決については、記名投票によられたいとの要求と無記名投票によられたいとの要求が同時にあり、いずれも所定の人数に達しております。よって、いずれの方法によるかは、会議規則第71条第2項の規定により、無記名投票をもって採決することになります。 投票準備のため、この場にて、暫時休憩いたします。午前11時22分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――午前11時23分 再開
○議長(武田正之君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 本件については、記名投票によられたいとの要求と無記名投票によられたいとの要求が同時にあり、いずれも所定の人数に達しております。よって、いずれの方法によるかは、会議規則第71条第2項の規定により、無記名投票をもって採決することになっております。 まず、記名投票によるべしとの要求について採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○議長(武田正之君) ただいまの出席議員は、私を除き31人であります。 投票用紙を配付いたします。 〔投票用紙配付〕
○議長(武田正之君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○議長(武田正之君) 異状なしと認めます。 ここで念のため申し上げます。記名投票によることに賛成の諸君は賛成と、反対の諸君は反対と記載願います。 なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、反対とみなします。 それでは、点呼に応じて順次投票願います。点呼を命じます。 〔書記点呼〕
○議長(武田正之君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○議長(武田正之君) 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に本日の
会議録署名議員を指名いたします。よって、9番 片山原司君、10番 石本 崇君、11番 植野正則君の立ち会いを願います。 〔開票〕
○議長(武田正之君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数31票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。このうち、賛成14票、反対17票、以上のとおり反対が多数であります。よって、記名投票によることは否決されました。 次に、無記名投票によるべしとの要求について採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○議長(武田正之君) ただいまの出席議員は、私を除き31人であります。 投票用紙を配付いたします。 〔投票用紙配付〕
○議長(武田正之君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○議長(武田正之君) 異状なしと認めます。 ここで念のため申し上げます。無記名投票によることに賛成の諸君は賛成と、反対の諸君は反対と記載願います。 なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、反対とみなします。 それでは、点呼に応じて順次投票願います。点呼を命じます。 〔書記点呼〕
○議長(武田正之君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○議長(武田正之君) 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に本日の
会議録署名議員を指名いたします。よって、9番 片山原司君、10番 石本 崇君、11番 植野正則君の立ち会いを願います。 〔開票〕
○議長(武田正之君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数31票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。このうち、賛成19票、反対12票、以上のとおり賛成が多数であります。よって、無記名投票によることは可決されました。本件の採決は無記名投票をもって行います。 投票準備のため、この場にて、暫時休憩いたします。午前11時47分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――午前11時48分 再開
○議長(武田正之君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 これより本議案を無記名投票により採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○議長(武田正之君) 投票用紙を配付いたします。 〔投票用紙配付〕
○議長(武田正之君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○議長(武田正之君) 異状なしと認めます。 ここで、念のため申し上げます。本議案に賛成の諸君は賛成と、反対の諸君は反対と記載願います。 なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、反対とみなします。 それでは、点呼に応じて順次投票願います。点呼を命じます。 〔書記点呼〕
○議長(武田正之君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○議長(武田正之君) 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、本日の
会議録署名議員、9番 片山原司君、10番 石本 崇君、11番 植野正則君の立ち会いを願います。 〔開票〕
○議長(武田正之君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数31票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。このうち、賛成22票、反対9票、以上のとおり賛成が多数であります。よって、議案第74号は可決されました。 ここで暫時休憩いたします。午後0時 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――午後1時 再開
○議長(武田正之君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 次に、議案第1号、12号及び75号の討論及び採決に入ります。 まず、議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)の討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第1号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第5号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第75号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第6号)の討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第75号 平成24年度岩国市
一般会計補正予算(第6号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算の討論に入ります。
◎28番(山田泰之君) 議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算について、日本共産党市議団を代表して、反対の立場で討論を行います。 昨年8月10日、民主・自民・公明の3党が談合で消費税増税法案を国会を通過させ、11月16日衆議院を解散。衆議院で自民党が多数を獲得し、第2次安倍内閣が成立いたしました。安倍内閣は、平成25年度の予算案で生活保護費引き下げを狙うなど、弱い立場の人に厳しい施策等がめじろ押しです。 基地政策について、反対の意見を述べます。 日米安保条約があるがゆえに、全てアメリカの言いなりに、日本防衛とは無関係の基地拡張、増強が行われています。岩国基地内では、平成9年度より始まった滑走路沖合移設で1.4倍に拡張し、在日米軍再編関連工事は、平成19年度に始まり、昨年度までに工事費総額は1,075億円。このように、在日米軍再編に向けた工事が着々と進み、愛宕山に米軍住宅等の建設が進めば、さらに基地が拡大されます。 具体的には、岩国基地は、事実上の滑走路2本化、大型艦船も接岸可能な港湾建設、ヘリポート建設、愛宕山の米軍住宅建設等で、厚木の艦載機部隊の受け入れの態勢が進められつつあります。岩国基地には、今後、オスプレイの分遣隊やF-35ステルス戦闘機の配備など、さらに基地機能の強化が進められようとしています。 一部に、日本に米軍基地があることにより米軍が日本を守ってくれるという考えがあるようですが、米政府は、日本を拠点に海外に出撃する、日本を守るために駐留しているのではない。このようにはっきりと公言しております。 基地の所在しない他の自治体では、福祉や子育ての施策等を行い、まちづくりを進めております。岩国市は、過度に基地依存する姿勢はやめるべきであり、基地政策に反対いたします。 日本共産党は、日米安保条約を廃棄し、アメリカと平和友好条約を締結し、米軍基地のない平和な日本、岩国を目指し、お互いに発展することを望みます。私たちは、平成25年度予算の全てに反対しているものではありません。こども医療費助成事業、小・中学校の空調設備事業、住宅リフォーム助成事業、ブランド牛産地づくり事業など、賛成すべき予算がたくさんあることは十分承知しています。 しかし、平成25年度予算の人権費に同和対策予算が計上されています。同和対策のための特別措置法は、既に失効してから11年経過しております。議案審議の中で、山口県内の各市町で、岩国市だけが実施していることが明らかになりました。岩国市だけが、同和の名を冠した特別措置をやめようとしていません。このことは、長年私たちは指摘してまいりました。そして、中止を求めてきました。同和対策予算には反対であります。早急に廃止することを求めます。 以上意見を述べ、議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算の反対討論といたします。
◎4番(越澤二代君) 議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算について、公明党議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。 平成25年度岩国市
一般会計予算は、将来的な財源不足に対応するため、財政基盤の強化を図りながら、愛宕山まちづくり事業、岩国駅周辺整備事業など喫緊に対応しなければならない重要施策にも適切に対応し、前年度に比べ1.1%、6億5,900万円減の605億4,900万円という当初予算となっています。 投資的経費については、夢を形にしていくための五つの基本方針として、安心・安全、災害に強いまちづくりとして防災行政無線の整備等、子育てと教育を応援するまちづくりとして岩国市子ども・子育て支援事業計画の策定等、支え合い、地域で安心して暮らせるまちづくりとして地域づくり支援事業や中山間地域の支援等、地域の歴史・文化や伝統を生かした地域振興のまちづくりとして地域産業の活性化、企業の誘致、さらには未来に希望と魅力を感じるまちづくりとしてハワイチャーターフライト、愛宕山運動施設整備事業、岩国大竹道路などの幹線道路網の整備などを重点施策として、事業を計画されております。 また、少子高齢化社会を迎え、これからますます子育て支援、高齢者福祉などきめ細やかな施策が必要であり、新規事業として未熟児養育医療給付事業、高齢者肺炎球菌ワクチン接種助成事業など、命と生活を守るための市民にとって大切な予算となっております。 また、将来負担の軽減のために、市債発行額は50億円以下となるよう努めておられる一方、小・中学校空調設備維持管理事業、耐震化推進事業など、防災・減災のための市民の身近な事業が多く含まれております。 今後、将来を見据えた持続可能な財政運営の確立のためには、地域経済の活性化による財政基盤の強化が重要です。景気浮揚策について、国においては、日本経済再生に向けた緊急経済対策に基づき、地域経済の活性化と雇用の創出を図るためのさまざまな事業が盛り込まれており、岩国市としても地域経済の活性化と雇用の創出のため、切れ目のない15カ月予算として経済対策が求められております。 以上、これらの実施に当たっては、適正かつ適切な事業を実施していただくことを付して、平成25年度
一般会計予算に賛成の立場からの討論とさせていただきます。
○議長(武田正之君) ほかに。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。議案第12号 平成25年度岩国市
一般会計予算は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(武田正之君) 起立多数であります。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
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△日程第3中山間地域(地域核)
振興施策調査特別委員会中間報告
○議長(武田正之君) 日程第3 中山間地域(地域核)振興施策調査特別委員会から、会議規則第45条第2項の規定により中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際これを許可いたします。 (別 添)
◎8番(藤本泰也君) それでは、中山間地域(地域核)振興施策調査特別委員会の中間報告をいたします。 本特別委員会は、中山間地域振興施策に関すること、総合支所の位置づけ及び学校廃校後の施設の利活用に関すること、その他中山間地域の現状と課題のうち、委員会が必要と認めるものについての調査を行うことを目的として、平成23年6月27日、市議会の議決により設置されたものであります。 設置後5回の委員会を開催し、同年12月定例会において、総合支所の位置づけ及び機能について第1回中間報告を行いました。 その後も、6回の委員会を開催し、その間、広島県安芸高田市と安芸太田町を訪問し、デマンドバスとデマンドタクシーの調査を行うとともに、山口県中山間地域づくり推進室、岩国県民局との意見交換のため、勉強会を実施いたしました。その結果、平成24年9月5日、中山間地域振興のうち、生活環境についての意見を取りまとめ、議長に提出いたしました。 その後も、さらに6回の委員会を開会し、その間、委員有志により柱島を訪問し、地元関係者との意見交換を行いました。 今回の報告は、2回目となる中間報告でありますが、皆様のお手元に報告書をお配りしておりますので、詳細については報告書を御参照いただきますようお願いいたします。 報告書は、大きく分けて2本立ての構成としており、前半2ページは既に議長に報告し、議員の皆様にも参考配付をさせていただいているものでありますが、中山間地域の振興のうち生活環境に関する部分の現状と課題、そして提言を記載しております。後半3ページは、中山間地域振興のうち農林水産業に関する部分の現状と課題、そして提言を記載しております。 今回は、特に、後半に記載の中山間地域振興のうち、農林水産業に関する部分について壇上から報告させていただきます。 農林水産業は、中山間地域振興において重要な位置づけを持つ産業であることは今さら申し上げる必要もありませんが、その現状といたしましては、高齢化が進み、収益につながりにくいため、後継者が不足し、小規模・高齢化集落を筆頭に各地域の農業生産基盤の維持、存続そのものが困難となっています。 課題としては、農林水産業それぞれに個別の課題はありますが、共通する課題としては、人口の減少により必要なマンパワーが不足し、あわせて高齢者が多いため、農地、森林、漁場の保全が困難で荒廃が進んでいること。また、農林水産業は所得につながりにくく、新規就業者の確保が困難な状況にあるため、地域内外の後継者を育成する必要があります。 それらの現状と課題を踏まえ、委員会として調査を進めた結果、お手元の報告書のとおり提言させていただくことといたしました。 各分野に共通する提言といたしましては、基本理念を示し、計画的に施策を実施すること。国、県からの財政支援を求めるとともに、市としても所要の予算措置を講ずること。農協、森林組合、漁協組合など、組織の支援に努めるとともにネットワークを構築すること。国に対して規制緩和と財政支援を求めていくこと。行政内部に専門職種としての人材を育成すること。農林水産品が地域ブランドとなる支援をするとともに6次産業化につなげること。事業者への財政支援や技術支援をすること。新規就業者に対し必要な支援や経営指導をし、就業負担を軽減すること。 次に、農業に関する提言といたしましては、農業者への営農支援と営農維持が困難な地域を支援するための連合組織を育成すること。集落営農法人等の設立基準の緩和とNPO法人も含め行政支援をすること。地域ブランドの確立につながる支援と各地域の農産品を6次産業化すること。山間地域では林業と連携し、里山を含めた環境整備をすること。有害鳥獣対策のため地域の駆除体制を強化し、あわせて防除施策を充実すること。 次に、林業に関する提言といたしましては、水源涵養の理念、里山の重要性を再認識し、自然林をふやし、観光施策と連携した林業施策を実施すること。森林所有者の意向を把握し、市有林の拡大をすること。モデル的事業として、学習等の場として活用できる市有林の整備をすること。優良材の種類を明確にし、ブランド化をすること。間伐や竹林伐採を進め、ペレットや発電などに活用し、事業者の所得につなげること。カーボンクレジット制度を導入し、森林整備を進めること。森林づくり県民税を活用し、市としても森林づくり目的税の導入を検討すること。林業の採算性確保のため、森林整備計画に基づき林道等を計画的に整備すること。 次に、水産業に関する提言といたしましては、森林整備により河川、海の水質を改善し、藻場や漁礁を保全すること。漁協との連携を密にし、海浜しゅんせつや海底清掃など漁場環境の整備を推進すること。漁業従事者の意見を聞き、ニーズに即した放流魚種を検討すること。海産物のブランド化確立のため、栽培漁業や中間育成等の育てる漁業を推進すること。6次産業化の推進のため、水産加工所等の施設を整備すること。 以上のようなことを提言させていただいております。 今回の中間報告の概要は以上でありますが、残された調査項目については、今後も引き続き調査を行い、次回の報告は委員会として最終報告としたいと考えております。 以上で、中山間地域(地域核)振興施策調査特別委員会の中間報告を終わります。
○議長(武田正之君) ただいまの中間報告に質疑はありませんか。
◆22番(味村憲征君) ただいま報告を受けましたけど、その中で情報空白地域の解消というところで、委員会内でコミュニティーFM放送のことについては調査されたことがあるのか。あるいは委員会で出たかどうかをお伺いしたいと思います。
◎8番(藤本泰也君) 参考資料につけさせていただいてるとおりでございます。
○議長(武田正之君) ほかに。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) ほかになければ、本件は以上で終わります。
――――――――――――――――――――――――――――――
△日程第4議員提出議案第3号岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書
○議長(武田正之君) 日程第4 議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書を議題といたします。 (議案別添)
○議長(武田正之君) 提案者において説明を願います。
◎30番(大西明子君) 議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書につきまして、提案者を代表して提案理由の説明をいたします。 それでは、案文の朗読をもって、提案理由にかえさせていただきます。『岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書 このたび、昨年7月に岩国基地に陸揚げされ沖縄の普天間基地に配備された新型
輸送機MⅤ-22オスプレイが、岩国基地を拠点にオレンジルートを使用して低空飛行訓練等を行うと伝えられた。 この飛行機は、これまで各地で事故が発生してたくさんのとうとい人命を失うなど安全性を危惧する深刻かつ重大な事故の報道が、世界的にも繰り返し伝えられてきた。本市議会においてもこのような状況に鑑み、平成24年6月議会において同機の陸揚げ・一時駐機に反対する意見書を可決し提出したところである。 もとより日本全国に設定された空域での米軍の低空飛行訓練は、15年以上前から岩国基地などを拠点に実施され、爆音被害や事故を引き起こしてきた。にもかかわらず、その実態はこれまでほとんど明らかにされてこなかった。ところが、このたび米軍がみずから公表した「環境レビュー」により、国内に6カ所以上設定した「低空飛行ルート」を使用し、MⅤ-22オスプレイの低空飛行訓練等を行うことが明らかになったのである。 しかも、岩国から沖縄に移動した後の同機の飛行訓練は、日米政府の合意に基づく飛行ルートを無視した形で繰り返されており、これに沖縄県民からも大きな怒りの声が上がっている。先ごろ、飛行中に水筒を落下させるという、信じられない不注意な事故も発生しており、大事故はもちろん、あらゆる事故に対する不安感は一層増してきているのが実情である。 また、特に本市として重要視しなければならないのは、昨年末開港した岩国錦帯橋空港との関係である。1日8回離発着の民間機とMⅤ-22オスプレイ3機は、同一の滑走路を使用することとなる。本市の地域活性化の大きな鍵を握る同空港は、今まさに全力で搭乗実績を安定化させなければならない最中にあり、その中で、「怖い・危険な飛行場」という印象づけがなされたり、代名詞とされかねない事態は、本市としては絶対に避けなければならない。 よって、岩国市議会は、市民の生命財産と安心・安全な生活を守る立場から、垂直離着陸
輸送機MⅤ-22オスプレイの岩国基地を拠点にした低空飛行訓練等の実施に反対するものであり、国におかれては、本市の実情を十分認識され誠意ある対応をされるよう強く要請する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成25年3月21日岩 国 市 議 会 』 以上、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(武田正之君) 本議案に質疑はありませんか。
◆10番(石本崇君) この意見書について、提出者の方々に質疑をさせていただきたいと思います。 意見書の文中に、民間空港である岩国錦帯橋空港が、「本市の地域活性化の大きな鍵を握る同空港は」という表現がございますが、私の記憶に間違いなければ、本日の意見書の提出者の皆さんは、民間空港については米軍再編とリンクしている、赤字だから採算がとれないと言ってこられたわけでありますが、一体、どのような変遷で、本日のこの文中にあります「本市の地域活性化の大きな鍵を握る同空港は」というお考えになったのか。お答えになられる範囲で結構でございますので、お示しいただきたいと思います。
◎30番(大西明子君) 錦帯橋空港の再開につきましては、私たちは、米軍再編とリンクしているということで反対してまいりました。しかしながら、現在、再開されて事が運んでおります。 私たちは、米軍再編と連携していることについては反対いたしました。同時に、危険な岩国基地にあるので、空港海域の中で大変危険な状況であるというふうにも指摘してまいりました。 しかし、実際には開港されております。開港されて、岩国市民が大きな責任を持っており、岩国市もそれを進めている中で、それが沈没していいとは市民は誰も思わないと思います。できるまでは、危険だとかいろんなことを指摘して、私たちは市政に届けてきました。しかし、その結果開港された以上、私たちもその足を引っ張るつもりはありません。 これから岩国錦帯橋空港が拠点となって、経済的にもいろんな影響を及ぼすだろうということは認識しておりますので、この文章に入れております。
◆10番(石本崇君) 大変立派なお考えだと思います。 ただ、私は、赤字になるから反対という、その一点であれば、確かに30番議員の言うとおりであろうと思いますが、しかしながら、米軍再編とリンクされておるという表現でした。かつてそういう意見でございました。リンクというのは一体不可分ということになります。 先ほどの30番議員の論法からすると、米軍再編についても、艦載機が移駐してくればもうどうすることもできないから、今度は反対するのではなく、安心・安全対策を求めたり、地域振興策を求めたりというようなお考えに変わられるということでありましょうか。できる範囲で結構でございますので、御答弁を願いたいと思います。
◎30番(大西明子君) 米軍再編とリンクしているということは、民間空港の導入はあめになるんです。それで、前市長も反対していましたが、空港は要ると言っていました。 リンクしているというのは、あめとむちのうち、あめの部分を引き入れてくるということで、私たちは反対してきたわけです。 米軍再編は、あくまでも反対です。ただ、空港は民間空港として岩国の地にできたのですから、それについては重要な施策だということで分けております。断じて、米軍再編を容認する立場にはありませんので、御理解いただきたいと思います。
○議長(武田正之君) ほかに。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) ほかになければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。
◎27番(田村順玄君) リベラル岩国の田村順玄でございます。 私は、議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書に、賛成の討論をいたします。 昨年7月23日、MⅤ-22オスプレイは岩国基地の岸壁に陸揚げされ、そして岩国基地で日本で初めての飛行を行い、試験飛行の後、10月1日、2日、6日と、普天間基地に移転いたしました。 それから5カ月、全ての低空飛行訓練については、運用上の秘密であったと20年近く秘密にしていたものが、あらかじめ、オレンジルートを飛び、そしていつから飛行するという予告をしながら、3月6日から8日まで訓練を行いました。 この意見書を起草したのは、その時点でありましたけれども、それから11日しかたっていない3月19日、改めて、オスプレイ4機が岩国に飛来してまいり、そして今も岩国基地に駐機しているはずでございます。 これから、この3月19日に飛来してきたオスプレイがどのようなルートを通り、どのような訓練をし、いつまで岩国基地を拠点に訓練をするのか。これはやはり米軍が最初から持っていた軍事性、秘密性の中で全く内容も明らかにせず、そのことについては県知事も市長も遺憾であるというコメントを発され、そして今回の岩国を拠点にしたオスプレイの訓練を見守っているところであります。 ただいまの議案の本文にもありますように、そして議員からの質問にもありましたように、岩国基地には、昨年12月13日、岩国錦帯橋空港が開港いたしました。そして、1日8回、この飛行場の滑走路を使って民間機が離発着し、そして同様に、いつ、何時にどの方向に飛ぶかもわからないけれどもオスプレイが飛行する。こういう実態が、今、岩国基地が置かれているところであります。 先ほどの御質問にもありましたが、私は、もちろん、岩国錦帯橋空港は、米軍再編とリンクして認めるべきではないのでありますけれども、県もかかわった多額の融資を行い、岩国市も政策として関係会社に手当てをしている。そういった中で、岩国錦帯橋空港のこれまで3カ月の飛行実績の状況を報道等で見てみますと、大変堅調な実績であるという報道もありますけれども、今までのものをこのままスライドしていけば、やはり1年間の飛行機の搭乗実績は、35万数千人という岩国錦帯橋空港の運用の目標に比べれば、マイナスな数字になるという結果を迎えるであろうということを感じております。 しかし、岩国市、そして周りの住民は、精いっぱいこの空港を生かしていき、これから大切な財産として運用していかなければならないということについては、私も異議があるものではありません。そういう岩国錦帯橋空港と同居しているオスプレイの、今回の岩国基地を拠点にした低空飛行訓練が、決してプラスになる要素であると言えないということを、私はここで断言したいと思います。 そのような中で、オスプレイの19日からの訓練は、米軍が説明したところによると、前回の3月6日からの訓練については、部隊移動によって新たに配備された飛行機が本土で初めて低空飛行訓練を行うので、一応、あらかじめルートや予定を伝えたと。しかし、これからは、他の米軍機が本土でいろいろと訓練を行うように、米軍としてあらかじめお伝えするようなことはないということを言っているといいます。 結局は、岩国基地がどんどん強化、拡充され、そしてこの岩国基地から日本全国の六つのコースへオスプレイが低空飛行を行い、そして全国の人々がいろいろと心配し、危惧する。こういう実態がこれからどんどん拡大していく、こういうことを憂えているところでございます。 このようなものを、遺憾の意を表明する程度ではなく、そして岩国市もそれに加担するのではなく、岩国を拠点とした低空飛行訓練を行わないということを、ここできちんとみんなの意思として確認しておく、これが大変大切なことだと私は思います。 そういった意味で、安心・安全対策にしっかり取り組んでいるという市長の政治方針にも背くことはないこの意見書について、皆さんが岩国市議会として決議するということは、本当に意味のあることだと思います。 そのようなことで、私は、この岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書については賛成するということを申し述べ、討論といたします。
◎2番(河合伸治君) 公明党議員団の河合伸治でございます。公明党議員団を代表して、議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書に、反対の立場から討論をいたします。 岩国市議会では、平成24年6月議会で、オスプレイの岩国陸揚げ・一時駐機に反対の決議をいたしました。しかしながら、当時の状況は、相次いだ墜落事故の原因が調査中であり、オスプレイの安全性について担保されておりませんでした。また、陸揚げ・一時駐機について、県・市のコンセンサス――合意形成を得る努力もなされていませんでした。そのような状況と当時の政府の姿勢に抗議の意を込めた反対決議でありました。 その後、墜落事故の原因究明が進められ、事故原因の公表や安全対策が進められ、安全性確認のための試験飛行も実施された上で沖縄普天間基地に実戦配備されており、その後、機体の不備に伴う事故は報告されておりません。 今回の意見書の対象となっている低空飛行訓練については、オスプレイが実戦配備され運用されている以上、操縦士の技能向上、安全性確保のためには欠かせないものと受けとめております。 また、本土での訓練の実施は、沖縄の負担軽減のための措置であり、あわせて今回の訓練の実施に当たっては、これまで公表されていなかった訓練区域の情報が訓練実施前に関係自治体に通知されており、一定の配慮もなされています。 また、今回の訓練の実施期間中についても、事前に約束された運用上のルールが守られており、違反行為が報告されていないことも一定の評価に値いたします。 オスプレイも含め、米軍機の運用上の事案に関しては、県で取り組みを始められたモニタリングや岩国市の監視体制を含む基地政策の充実により、問題を早期に掌握し、違反事項等が確認されれば、その都度、国、県及び米軍と協議を行い、問題解決を図るべきであると考えます。 また、軍民共用である岩国錦帯橋空港については、意見書では、「「怖い・危険な飛行場」という印象づけがなされたり、代名詞とされかねない」との危惧が示されていますが、軍民共用の先輩格である三沢空港でもそのような懸念は示されておらず、12月13日に開港以来、着実な実績を上げている岩国錦帯橋空港についても、そのような声は聞いてはおりません。岩国錦帯橋空港について、懸念は当たらないものと考えます。 最後に、一昨日、オスプレイ4機が事前の通告もなく飛来し、市民を驚かせました。軍事上の問題もあり、関係自治体へ100%の情報提供は不可能であることは理解しておりますが、市民の安心・安全の観点から、国、米軍に対し、情報提供については強く申し入れるべきものと考えます。あわせて、県・市、特に岩国市においては、現在の情報提供員の配置をさらに一歩前進させ、専門官を配置し、基地のモニタリングや情報収集体制を充実させ、国や米軍に対し、独自の情報をもとに交渉できる体制の整備も必要です。 以上申し述べまして、反対の討論といたします。
◎17番(前野弘明君) ただいまの議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書について、反対の立場で討論いたします。 2006年からの導入計画で量産が始まったという世界初のティルトローター機Ⅴ-22、これは今後の戦闘形態に変化をもたらすとともに、民間機としての利用も計画されている画期的な航空機だというふうに言えます。 性能面では、最高速度は520キロメートル、CH-46ヘリのおよそ2.0倍であり、航続距離もそれの5倍以上、輸送兵員も2倍、行動半径は600キロメートル、沖縄を拠点にすれば、途中給油なしで九州と台湾の一部と中国大陸をかすめるところまで作戦行動ができるというものであります。 例を挙げますと、新しい基地ができた福建省の水門は、台湾から240キロメートル、尖閣列島から380キロメートルのところに位置しますが、そこから作戦用ヘリが尖閣に向けて飛び立ったとしても、普天間基地から420キロメートルを50分ほどで兵員輸送が可能でございますので、30分の余裕を持って対応できるということになります。 また、オスプレイは危険だという情報が流れております。確かに、試験飛行では事故が多かったようでありますが、本格生産後、昨年4月11日までの間は、10万時間当たり1.12と言われております。それ以後の1.93という値にしても、海兵隊所属の航空機の事故率2.45よりも低いと言えます。さらに、現在は未亡人製造機とは言われておらないそうであります。 騒音については、ヘリの6分の1だというふうに言われます。今回の岩国飛来に対して、取材のヘリのほうがやかましかったという人もいるようであります。 さて、空港管制さえきちんとしていれば、多くの飛行機は離発着が簡単にできます。そういう意味では懸念の必要はないと思います。 以上は、データから言えることでございますが、事故がゼロということはどのような場合でもありません。最大の注意を払うことが必要でございますが、殊さらに危険性を中心に議論することは避けたほうがよいかと思います。 また、明らかにアジアの平和と安定に貢献できる戦略的航空機であるがゆえに、今は静かに地域の安定を願い行動すべきだというふうに信じます。 むしろ、侵略の機会を狙っている国にすきを見せてはならないわけであります。世界情勢は、リムランドの極東地域が火薬庫になり得るということを示唆しております。 さて、日本は、聖徳太子のときから和の精神で国家形成がなされ、江戸時代に、武士道、陽明学、江戸しぐさという成熟した形で一国の平和が250年という間続きました。そして、西洋列強からアジア地域を守るために維新が起きましたが、十分に理解されないまま大東亜戦争になりました。ようやく主権が回復した昭和27年を機に、岸信介氏は日本再建を目指し、自由民主党結成となったわけであります。 アジア地域の平和と安定を目指していた岸元総理は、朴大統領に、長州の戦犯の罪を償いたいと書簡を送り、日韓条約締結となったわけであります。今回、岸家に託された使命を完遂するために、第2次安倍内閣が誕生しました。日韓が協力して世界的課題を解決するときが来ております。 ジャパニゼーションという言葉が飛び交っておりますが、日本と日本人が見直されているこのごろであります。サムライジャパンはクール、賢い、理にかなっているというふうに言うわけであります。 アベノミクスは新しい経済を生み出すでありましょう。武士道に支えられた防衛思想ならば、思想を生かすこともできるでありましょう。日本は、世界に平和をもたらすために苦労する国家として、未知の世界へと出帆しているわけであります。指導者は決して利己的であってはいけないし、先頭に立って融和な苦労をしなければならないわけであります。日本国は成熟した国家として、感情に任せて他を傷つけてもいけないし、侵略を許してもいけないわけであります。 親心を持った国家観というものを共有して、基地の課題に向かうべきときではないかと思います。 以上、今回の意見書に反対の討論といたします。
◎10番(石本崇君) 10番議員、石本でございます。私も、議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書に、反対の立場から討論を行います。 今回のオスプレイの低空飛行訓練をめぐる一連の報道や各自治体の対応については、まるで、あたかも敵国から戦闘機が来襲してきたかのような対応で、辟易いたしております。 低空飛行訓練については、既に海兵隊の戦闘機が使用している既存のルートで行われているものでございます。オスプレイは、海兵隊の戦闘機F-18ホーネットやハリアーよりも騒音も事故率も低いわけであります。 また、日本のみならずアメリカ本土でも既存のルートでの低空飛行訓練は既に実施されており、これから配備が予定されているハワイでも低空飛行訓練は実施の予定で、変更はないとされております。 さらに、オスプレイについては自衛隊でも導入することが検討されており、先般も、陸上自衛隊がオスプレイを使った訓練に参加しております。 アメリカでは、ホワイトハウスのスタッフなど要人輸送も行うことが決定しており、イギリスでも配備が予定されております。ついでに申し上げますと、イギリスでは、航空ショーにこのオスプレイが参加し、一般の人を乗せて飛行も行っております。 また、3月3日に沖縄でオスプレイの見学会を行ったところ、300人の定員に対して500人以上が応募するという状況でもありました。さらに、岩国市においても、5月5日のフレンドシップデーには、ぜひオスプレイを展示してほしいという人も数多くおります。 決して、オスプレイは欠陥機ではなく、危険な航空機でもありません。何より、そのオスプレイの機動力は大変すばらしく、先ほど前野議員もおっしゃったとおり、代替されたCH-46に比べ、速度は2倍、搭載量は3倍、航続距離は6倍と言われております。 このオスプレイの機動力は、災害対応において大いに役立つものと考えられております。災害においては、時間が大変大きな鍵を握っております。 例えば、東京で震災が発生し、460キロメートル離れた関西に仮にオスプレイがいたとしたら、オスプレイは救援要員や救援物資を1時間10分で運ぶことができ、必要とされる狭いところにも届けることが可能であります。被災地では、燃料や電力の提供ができないことも多いわけでありますけれども、オスプレイにおいては、給油することなく、そのまま、また関西地方に戻ることができます。これが、従来からのCH-46ですと給油が2回も必要になり、オスプレイが約2時間半で済むこの行動が、丸一日かかるという計算になります。オスプレイによって短縮される時間は、より多くの人が救われるという点に注目していただきたいと思います。 また、さらなる利点は、空中給油が可能な点であります。仮に東京で災害があった場合、必要な物資を搭載したオスプレイが沖縄から出発し、空中給油を受け、4時間以内に東京へそういった物資を届けることも可能となります。 そして、最後にもう一点。皆様方も既に御承知のとおり、我が国を取り巻く安全保障環境は極めて厳しい状況にあることは、周知の事実であります。驚異的な軍事力を持った周辺国が、我が国の領土、領海、領空に対し、今なお挑発し続けておる状況であります。3度目の核実験を行い、核兵器の先制攻撃さえ辞さないとおどしをかける国もあります。我々の平穏な暮らしも、我が国の独立と平和が保障されてこそであります。 基地問題において、条件闘争のため駆け引きがあるのは承知しておりますが、決して、このような駆け引きばかりで、今の我が国を守っていこうとする状況ではないということは断言できるところであります。 このオスプレイを導入し、日米同盟をいよいよ強化し、決して他国が我が国に侵略してこようという考えを起こさないよう、強い防衛力を構築するために、今こそ我々は協力をするべきであろうと考えます。 したがって、私は、オスプレイの駐機・配備に賛成。そして、このたびの議員提出議案、岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書に、反対の討論とさせていただきます。皆様、よろしくお願いいたします。
◎11番(植野正則君) 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書につきまして、反対の立場から討論を行います。 先ほど、石本議員からも若干お話がございましたけれども、我が国の安全を確保するために、国におかれては外交の立場で努力されておりますけれども、話せばわかる国ばかりではなく、話してもわからない国も相手でございますことから、外交の後ろ盾となる抑止力は欠くことのできない重要な要素であり、オスプレイもその一翼を担っておるというふうに思います。 最近、特に、我が国を取り巻く安全保障環境に圧力が強められておるという厳しい現実も、しっかりと私たちは認識する必要があると思います。 具体的には、本年1月19日、中国の人民解放軍のフリゲート艦から海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH60に対し、さらには、1月30日には、護衛艦ゆうだちに対して火器管制用レーダーが照射されました。これは、通常使用されております捜索用のレーダーとは全く異なり、いつでも攻撃をする用意があるという挑発でありまして、海上自衛隊は緊急事態に冷静に対応したことで危機は回避されましたけれども、一歩間違えば偶発的な戦闘につながっても決しておかしくない、まことに危険な行為でございます。 また、尖閣諸島周辺海域におきましては、たび重なる日本政府の抗議を無視して、中国公船による恒常的な領海侵犯が繰り返されております。 昨年9月の尖閣諸島の国有化以降、今月18日までに中国公船による領海侵犯が約半年間で34件起きておりまして、船の数では延べ109隻と集計されており、恒常的に緊迫した状況が続いております。 このような状況を鑑みて、オスプレイの飛行訓練によって、さらなる安全を確保するための操縦技能の熟達は欠くことのできないものであり、ひいては、それが抑止力強化につながるものと思います。 しかしながら、この意見書におきましては、オスプレイに対する危険性と不安が強調されておりまして、このことをもって低空飛行訓練に反対するという一方的な論調となっております。 市民の生命財産と安心・安全な生活を守るためには、みずからの安全はこうして守るからオスプレイの低空飛行訓練は必要ないというのでありますれば説得力はございますけれども、その点が欠け落ちているというふうに思っております。若干、偏った文面となっておりますことから、意見書には反対いたします。 以上で、意見書に対する反対討論といたします。
◎29番(坪田恵子君) 議員提出議案第3号 岩国基地を拠点にした「オスプレイ」の低空飛行訓練に反対する意見書に、日本共産党市議団を代表し、賛成の立場で討論をいたします。 MⅤ-22オスプレイは、3月6日から三日間、岩国基地を拠点に、オレンジルートを使用し夜間訓練等を行いました。また、一昨日の3月19日午後には、突如、上空から響き渡るオスプレイの騒音に耳を疑いました。 環境レビューというオスプレイについて書かれた文書によると、「オスプレイの分遣隊は月に2から3日、キャンプ富士、岩国基地に展開し、訓練を行うことになる。訓練の回数と機体数は任務と他の要求に従い変更されることもある」とあり、19日に事前の情報提供もなく飛来した4機のオスプレイは、まさに文書の後述部分の「変更されることもある」そのもので、機数も期間も内容その他も自由自在で、安保条約のもとでは、オスプレイも何でもありということです。また、岩国基地では、危険が一層高まる夜間訓練も行うと言われています。 飛行機ともヘリコプターとも言いようのない、コンピューター化された最新の軍用機オスプレイは、パイロットが意図する動きとは無関係な動きを機体がしてしまう、すなわち操縦入力と実際のかじの動きとの間のおくれが生じ、パイロットにはそれが十分対応できないとされる設計ミスとも言われるオスプレイを、米軍は、人為ミスが多く機体に問題はないと言っているのです。 また、米海兵隊のオスプレイが、2001年から12年までの11年間に起こした事故は計40件と言われていますが、その中で、ここ2年間の事故の72%を米軍は人為ミスとしていることに対し、機体は安全で人為ミスが72%もあるような飛行機が本当にあるのだろうかと、オスプレイについて分析した報告で、元県議の久米慶典さんは話しています。 パイロットの意に反して発生する機体の周期的振動運動、パイロットはそうする気はないのに勝手に機体が振動してしまう、そこで慌てて操縦不能になってしまう、最新のコンピューター化されたフライトコントロールシステムにおいては、パイロットは操縦系統の一部を占めるにすぎず、パイロットだけのミスなど余り考えられないとも言われています。 操縦が難しく危険なオスプレイが、岩国基地を拠点に日本の各ルートへ低空飛行訓練に出かけ、墜落の危険等が日本各地に及ぶことに対し、岩国市議会としてオスプレイの低空飛行訓練等の実施にきっぱりと反対を表明する以外に、国民また市民の安心・安全を守ることはできません。 また、一昨日の突然のオスプレイ飛来に関し、山本県知事も福田市長も、飛来の目的等の事前の情報提供もなく岩国基地に飛来したことに対し、遺憾であると言わざるを得ないとコメントしています。 議員各位におかれまして、この旨十分御理解いただき、意見書に御賛同いただけますようお願いいたしまして、賛成の討論とさせていただきます。
○議長(武田正之君) ほかに。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、起立により採決いたします。本議案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(武田正之君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第3号は否決されました。 お諮りいたします。今期定例会における議決事件の中で、字句、数字その他の整理を必要とするものにつきましては、会議規則第43条の規定により、議長に一任していただきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(武田正之君) 御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。 これにて、平成25年第1回岩国市議会定例会を閉会いたします。午後2時2分 閉会
―――――――――――――――――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 岩国市議会議長 武 田 正 之 岩国市議会議員 片 山 原 司 岩国市議会議員 石 本 崇 岩国市議会議員 植 野 正 則...