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03月04日-01号

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  1. 岩国市議会 2002-03-04
    03月04日-01号


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    平成 14年 第1回定例会(3月)平成14年第1回岩国市議会定例会会議録(第1号)平成14年3月4日(月曜日)議事日程(第1号)平成14年3月4日(月曜日)午前10時開議┌───┬─────────────────────────────────────┐│日 程│         件                 名         │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 1│会議録署名議員の指名                           │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 2│会期の決定                                │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 3│諸般の報告                                ││   │(1)岩国柱島海運株式会社の経営状況について               ││   │(2)岩国市第一工場の火災について                    │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 4│監査報告第1号 例月出納検査の結果について                ││   │監査報告第2号 例月出納検査の結果について                ││   │監査報告第3号 平成13年度定期監査(第3回)の結果について        ││   │監査報告第4号 平成13年度財政援助団体等の監査結果について       ││   │監査報告第5号 市長からの要求に基づく監査の結果について         ││   │       (土地開発基金及び土地取得事業特別会計に関する経理事務等) ││   │監査報告第6号 市長からの要求に基づく監査の結果について         ││   │       (公社に関する経理事務)                  ││   │監査報告第7号 例月出納検査の結果について                │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 5│報告第1号 公用車の事故に関する専決処分の報告について          │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 6│議案第1号 平成13年度岩国市一般会計補正予算(第3号)         ││   │議案第2号 平成13年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第3号)     ││   │議案第3号 平成13年度岩国市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)   ││   │議案第4号 平成13年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第3号) ││   │議案第5号 平成13年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第3号)       ││   │議案第6号 平成13年度岩国市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)   ││   │議案第7号 平成13年度岩国市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)  ││   │議案第8号 平成13年度岩国市平田梅が丘団地管理事業特別会計補正予算   ││   │      (第2号)                          ││   │議案第9号 平成13年度岩国市老人保健特別会計補正予算(第2号)     ││   │議案第10号 平成13年度岩国市介護保険特別会計補正予算(第3号)     │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 7│議案第11号 平成13年度岩国市交通事業会計補正予算(第2号)       │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 8│議案第12号 平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)       ││   │議案第13号 平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号)    │├───┼─────────────────────────────────────┤│第 9│議案第14号 平成14年度岩国市一般会計予算                ││   │議案第15号 平成14年度岩国市市場事業特別会計予算            ││   │議案第16号 平成14年度岩国市国民健康保険特別会計予算          ││   │議案第17号 平成14年度岩国市観光施設運営事業特別会計予算        ││   │議案第18号 平成14年度錦帯橋管理特別会計予算              ││   │議案第19号 平成14年度岩国市交通災害共済事業特別会計予算        ││   │議案第20号 平成14年度岩国市簡易水道事業特別会計予算          ││   │議案第21号 平成14年度岩国市公共下水道事業特別会計予算         ││   │議案第22号 平成14年度岩国市平田梅が丘団地管理事業特別会計予算     ││   │議案第23号 平成14年度岩国市土地取得事業特別会計予算          ││   │議案第24号 平成14年度岩国市老人保健特別会計予算            ││   │議案第25号 平成14年度岩国市小規模下水道事業特別会計予算        ││   │議案第26号 平成14年度岩国市介護保険特別会計予算            │├───┼─────────────────────────────────────┤│第10│議案第27号 平成14年度岩国市交通事業会計予算              │├───┼─────────────────────────────────────┤│第11│議案第28号 平成14年度岩国市水道事業会計予算              ││   │議案第29号 平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算           │├───┼─────────────────────────────────────┤│第12│議案第30号 岩国市学習等供用会館条例の一部を改正する条例         │├───┼─────────────────────────────────────┤│第13│議案第31号 岩国市行政手続条例の一部を改正する等の条例          │├───┼─────────────────────────────────────┤│第14│議案第32号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例            │├───┼─────────────────────────────────────┤│第15│議案第33号 岩国市職員の育児休業等に関する条例及び岩国市職員の勤務時間、 ││   │      休暇等に関する条例の一部を改正する条例            │├───┼─────────────────────────────────────┤│第16│議案第34号 岩国市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例      │├───┼─────────────────────────────────────┤│第17│議案第35号 岩国市漁港管理条例の一部を改正する条例            │├───┼─────────────────────────────────────┤│第18│議案第36号 岩国市下水道条例の一部を改正する条例             │├───┼─────────────────────────────────────┤│第19│議案第37号 岩国市小規模下水道条例の一部を改正する条例          │├───┼─────────────────────────────────────┤│第20│議案第38号 岩国市教育センター条例                    │├───┼─────────────────────────────────────┤│第21│議案第39号 岩国市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の ││   │      公務災害補償に関する条例                   │├───┼─────────────────────────────────────┤│第22│議案第40号 不動産の取得について                     │├───┼─────────────────────────────────────┤│第23│議案第41号 訴えの提起等をすることについて                │├───┼─────────────────────────────────────┤│第24│議案第42号 損害賠償の額の決定について                  │├───┼─────────────────────────────────────┤│第25│議案第43号 市道路線の認定について                    │├───┼─────────────────────────────────────┤│第26│議案第44号 市道路線の変更について                    │└───┴─────────────────────────────────────┘本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり出席議員(30人)   1番 田村順玄君   11番 森 暁正君   21番 長尾光之君   2番 姫野敦子君   12番 村中 洋君   22番 梶本良俊君   3番 福田良彦君   13番 渡 吉弘君   23番 浅井繁勝君   4番 中塚一広君   14番 藤井哲史君   24番 桑原敏幸君   5番 山田泰之君   15番 武田正之君   25番 本田嗣郎君   6番 松田恭輔君   16番 井上昭治君   26番 田辺徳郎君   7番 大西明子君   17番 越沢二代君   27番 岡林勝美君   8番 味村憲征君   18番 橋元敦子君   28番 河谷慎司君   9番 林 雅之君   19番 山本栄次君   29番 沖本 旭君  10番 細見正行君   20番 熊谷宗円君   30番 村井真一君説明のための出席した者       市長             井 原 勝 介 君       助役             村 井 理 君       収入役            広 本 俊 夫 君       教育長            二 武 功 君       交通事業管理者        吉 崎 冾 示 君       水道事業管理者        伊 藤 憲 夫 君       総合政策部長         大 伴 国 泰 君       基地対策担当部長       嘉 屋 崎 實 君       総務部長           池 元 幸 信 君       生活環境部長         都 築 宏 行 君       経済部長           中 村 政 勝 君       建設部長           川 野 憲 明 君       都市開発部長         国 広 義 行 君       教育次長           田 屋 尚 文 君       交通局次長          松 脇 克 郎 君       消防担当部長         河 重 兼 生 君会議の事務に従事した職員       議会事務局長         好本光雄       議事課長           我嶋教央       庶務課長           藤本雅三       議事課長補佐         松重和幸       議事調査係長         杉岡匡       書記             桂健治       書記             田中雅彦午前10時 開会 ○議長(本田嗣郎君)  おはようございます。所定の出席議員がありますので、会議は成立いたしました。これより平成14年第1回岩国市議会定例会を開会いたします。 なお、今期定例会に提出されます議案等はお手元に配付しておるとおりであります。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(本田嗣郎君)  日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、28番 河谷慎司君、29番 沖本 旭君、30番 村井真一君を指名いたします。 △日程第2会期の決定 ○議長(本田嗣郎君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。 平成14年第1回岩国市議会定例会会期日程┌──┬──────┬─┬───┬──────────────────────┐│日次│ 月  日 │曜│開 議│     備          考     │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第1│ 3月 4日│月│本会議│開会 議案等上程、説明、質疑、委員会付託  │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第2│ 3月 5日│火│   │┐*一般質問通告受付      8時30分│├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第3│ 3月 6日│水│   │ │*一般質問通告締切      12時  │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第4│ 3月 7日│木│   │ │                    │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第5│ 3月 8日│金│   │ ├─休 会                │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第6│ 3月 9日│土│   │ │                    │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第7│ 3月10日│日│   │┘                    │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第8│ 3月11日│月│本会議│  ( 一 般 質 問 )         │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第9│ 3月12日│火│本会議│  ( 一 般 質 問 )         │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第10│ 3月13日│水│本会議│  ( 一 般 質 問 )         │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第11│ 3月14日│木│   │─┐       10時 経済常任委員会  │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第12│ 3月15日│金│   │ │       10時 教育民生常任委員会│├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第13│ 3月16日│土│   │ │                    │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第14│ 3月17日│日│   │ ├─休 会                │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第15│ 3月18日│月│   │ │       10時 建設常任委員会  │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第16│ 3月19日│火│   │ │       13時 総務常任委員会  │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第17│ 3月20日│水│   │ │                    │├──┼──────┼─┼───┼─┼────────────────────┤│第18│ 3月21日│木│   │┘                    │├──┼──────┼─┼───┼──────────────────────┤│第19│ 3月22日│金│本会議│  委員長報告、質疑、討論、採決、閉会   │└──┴──────┴─┴───┴──────────────────────┘ ○議長(本田嗣郎君)  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月22日までの19日間といたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から3月22日までの19日間と決しました。 △日程第3諸般の報告 ○議長(本田嗣郎君)  日程第3 諸般の報告をいたします。 岩国柱島海運株式会社の経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により、お手元に配付しておるとおり、経営状況を説明する書類の提出がありましたので、報告いたします。 次に、岩国市第一工場の火災について、当局の報告を求めます。 ◎生活環境部長(都築宏行君)  岩国市第一工場の火災について御報告をいたします。 まず、火災の発生から鎮火までの経緯についてでございますが、平成13年12月25日の午後3時10分ごろに、岩国市南岩国町二丁目65番65号の岩国市第一工場の粗大ごみ破砕機直下振動コンベヤー付近で火災が発生いたしました。粗大ごみ破砕機では、木製家具類、ソファー類等の可燃性粗大ごみを破砕して焼却処理しているところでございますが、このたびの火災では、ソファー投入後に粗大ごみ破砕機から火災が発生したことにより、直下の振動コンベヤー内の粉じんに着火して、これが乗り継ぎコンベヤー上の破砕物及びゴムベルトに引火して、搬送設備、磁力選別機等を消失したものでございます。コンベヤーは約1分半で破砕物をピットまで搬送することから、振動コンベヤーの火の粉は順次コンベヤー上の破砕物と一緒にベルトコンベヤーに延焼しながらごみピットまで到達したものと考えられます。 火災発生を職員は直ちに他の職員へ応援を要請するとともに、みずから消火活動を行い、一応は消火いたしました。しかし、完全な鎮火までは至らず、再び火の勢いが強くなったため、もはや自衛消防は危険かつ困難と判断し、午後3時30分ごろに消防署に通報いたしました。消防による消火活動の結果、午後5時2分に鎮圧、午後5時40分に鎮火いたしました。 次に、被害状況についてでございますが、火災を知らせる工場内一斉放送により迅速に建物外に避難した結果、人的被害はございませんでした。物的被害につきましては、火災及び消火活動による冠水により破砕ごみ搬送コンベヤー等の損害が生じており、被害金額は約5,000万円となっておりますが、社団法人全国市有物件災害共済会建物総合損害共済に加入しておりますので、災害共済金の給付がなされる見込みであります。 次に、今後の対応についてでございますが、今回火災のありました岩国市第一工場は、平成4年に完成したものでありますが、その後平成11年に岩国市リサイクルプラザが完成しており、この施設は粗大ごみについても十分な処理能力を持ったごみ処理設備を備えております。このことに加え、消失部分の復旧に係る経費、ごみ処理量等を勘案して慎重に検討した結果、消失部分の復元は行わない方向で現在検討中でございます。 今後の火災の予防については、市民の貴重な財産である施設を管理する意味からも、一層の注意を喚起するため、火災発生時の対応を再度確認するとともに、先月1月31日に岩国地区消防組合の指導による消火訓練等を行っております。 以上、岩国市第一工場の火災についての御報告を終わります。 ○議長(本田嗣郎君)  本件に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別になければ、本件は以上で終わります。 △日程第4監査報告第1号例月出納検査の結果について        監査報告第2号 例月出納検査の結果について        監査報告第3号 平成13年度定期監査(第3回)の結果について        監査報告第4号 平成13年度財政援助団体等の監査結果について        監査報告第5号 市長からの要求に基づく監査の結果について               (土地開発基金及び土地取得事業特別会計に関する経理事務等)       監査報告第6号 市長からの要求に基づく監査の結果について               (公社に関する経理事務)                監査報告第7号 例月出納検査の結果について ○議長(本田嗣郎君)  日程第4 監査報告第1号 例月出納検査の結果について、監査報告第2号 例月出納検査の結果について、監査報告第3号 平成13年度定期監査(第3回)の結果について、監査報告第4号 平成13年度財政援助団体等の監査結果について、監査報告第5号 市長からの要求に基づく監査の結果について、監査報告第6号 市長からの要求に基づく監査の結果について、監査報告第7号 例月出納検査の結果について、以上7件については、地方自治法第199条第9項及び第235条の2第3項の規定により、お手元に配付しておるとおり監査及び監査の結果に関する報告の提出がありましたので、報告いたします。  (別  添) ◆10番(細見正行君)  監査報告第6号、監査報告第7号について質疑をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(本田嗣郎君)  どうぞ。 ◆10番(細見正行君)  かなり努力をされて、期間もかけて監査報告第5号、6号を出していただきましたが、これについて、市長は今後どう対処していくのか、お答えをください。 ◎市長(井原勝介君)  先月報告をいただいたところでございますので、内容を精査して今後の対応を決めたいと思っております。 ◆7番(大西明子君)  私も、先月もらったということでありますが、この5号、6号に関してもらった監査委員会の報告について、市長の感想というか、所見をお尋ねをしたいと思います。 それから5号においては、監査意見では、「特定のものに対して著しく有利な貸付行為がなされたことは疑いのない事実である」と。「当局において、真相究明に向けての鋭意努力を期待するものである」ということですが、これは監査委員会としてはもう既に究明できる範囲内を超えているということで、当局において真相究明をしてほしいということなんですが、具体的にはどういうことを考えておられるのか。 それから、「財務会計行為を防止・阻止し得る権限を有する職員も含まれていると思うが、当然、当時の市長も責任を逃れることはできない」ということになっておりますが、関係職員に対する処分ということについてもどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。 それから、旧船だまりのところでも「市長等特別職の地位を背景とする、職員に対する不適切な職務権限行使の禁止の具体的な措置を早急に実施されたい」というふうに具体的に指摘をされておりますが、こういった問題についてどのように考えていらっしゃるのか。 それから、「情状酌量の余地はあるにせよ、明らかに当該規定――保存期間第2種10年間に該当する――に違反した行為であるので、速やかに適切な措置を講じられたい」と、こういう問題については具体的に検討されていかれることだと思うんですが、どのように考えていらっしゃるのか、お尋ねをいたします。
    ◎助役(村井理君)  お答えします。 ただいま大西議員の方からたくさんの指摘が出たわけでございますが、先ほど細見議員の質疑に対しまして市長がお答えしましたように、何分にも出て――内容について一定の今精査をして、今後どう対応していくかということでございますので、そのあたりの答弁で御理解いただきたいと思います。 ◆7番(大西明子君)  具体的には大体どのぐらいの見通しでこれに対する報告を考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。 ◎助役(村井理君)  具体的にと申されましても、今後、例えばもう一度外部の方の力をおかりするとか、そういった検討も含めて、精査して対応してまいりたいと考えております。 △日程第5報告第1号公用車の事故に関する専決処分の報告について ○議長(本田嗣郎君)  日程第5 報告第1号 公用車の事故に関する専決処分の報告についてを議題といたします。  (別  添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の報告を求めます。 ◎生活環境部長(都築宏行君)  報告第1号 公用車の事故に関する専決処分の報告について御説明申し上げます。 本件事故は、平成13年11月26日午前11時45分ごろ、作業中のレッカー車が岩国市牛野谷町一丁目33番沿い欽明路道路上を走行中、車両後部に積載していたごみ袋が2袋路上に落下し、後続車の前部に接触したことにより、同車両のバンパーを破損したものであります。 このため、破損した車両の保有者である相手方と示談交渉した結果、車両修理費用8万2,635円を損害賠償金として支払うことで示談が成立いたしました。 したがいまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成14年1月4日専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 なお、交通事故の防止につきましては、細心の注意を払って運転するよう職員への指導と意識高揚に努めてまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本件に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別になければ、本件は以上で終わります。 △日程第6 議案第1号 平成13年度岩国市一般会計補正予算(第3号)       議案第 2号 平成13年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第3号)        議案第 3号 平成13年度岩国市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)        議案第 4号 平成13年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第3号)       議案第 5号 平成13年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第3号)        議案第 6号 平成13年度岩国市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)        議案第 7号 平成13年度岩国市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)        議案第 8号 平成13年度岩国市平田梅が丘団地管理事業特別会計補正予算(第2号)        議案第 9号 平成13年度岩国市老人保健特別会計補正予算(第2号)        議案第10号 平成13年度岩国市介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(本田嗣郎君)  日程第6 議案第1号 平成13年度岩国市一般会計補正予算(第3号)及び議案第2号から議案第10号までの各特別会計補正予算、以上10議案を一括議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎市長(井原勝介君)  議案第1号 平成13年度岩国市一般会計補正予算(第3号)及び議案第2号から第10号にわたる各特別会計の補正予算について、その概要を御説明いたします。 今回の補正は、各会計にわたり、主として事業費の決定や決算見込みに合わせ諸経費の調整を行うほか、一般会計においては、退職手当、老人保健特別会計繰出金、国の第2次補正に伴う関連経費などを計上しています。  それでは、まず一般会計補正予算の歳出の主なものについて、順を追って御説明します。 総務費では、勧奨退職者などに対する退職手当を追加計上するとともに、国の第2次補正に伴い、地元ケーブルテレビの関戸、多田及び御庄地区へのエリア拡大事業などに対する補助金として、新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業費補助金を計上しています。そのほか市民の交通手段確保のため、交通事業会計などに対する地方バス路線維持対策費補助金や生活バス路線対策費補助金を計上しています。 民生費では、社会福祉協議会職員の退職手当の経費助成として社会福祉協議会補助金を追加計上するほか、医療費の増加に伴い、老人保健特別会計に対する繰出金を追加計上しています。 衛生費、農林水産業費、商工費、土木費、消防費、教育費、災害復旧費などは、事業費の決定や決算見込みに合わせ、諸経費の調整を行っています。 公債費では、利率の低下などにより、長期債及び一時借入金の利子を減額しています。 次に、歳入について主なものを御説明します。 利子割交付金、地方消費税交付金、国有提供施設等所在市助成交付金は、決算見込みに合わせて調整を行っています。 国庫支出金及び県支出金は、交付決定などに合わせて調整を行っています。 財産収入では、土地売り払い収入を決算見込みに合わせて減額しています。 繰入金では、財政調整基金繰入金を追加計上しています。 諸収入では、決算見込みに合わせて貸付金預託金償還金を減額するほか、元職員による騙取事件に伴う求償金及び清算金を計上しています。 市債は、事業費の変更などに合わせて調整を行っています。 以上の結果、補正額は1億8,093万2,000円の減額で、補正後の予算規模は446億62万8,000円となり、当初予算に比べ3.0%の増加、平成12年度3月補正後予算に比べ4.0%の減少となっております。 次に、第2表 繰越明許費補正について御説明します。 新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業費補助金及び合併処理浄化槽設置整備事業費補助金については、国の第2次補正に伴うもので、事業の年度内での完了が困難であることから設定するものです。 中山間地域総合整備事業及び紅葉谷川改修事業(街なみ)については、地元関係者との協議に期間を要したこと、小規模治山事業については柱島地区の事業が県から追加採択されたこと、柱島港改修事業については資材製作ヤードの確保に期間を要したこと、昭和町藤生線改良事業(車町)及び岩国運動公園建設事業については、地権者との調整に期間を要したこと、昭和町藤生線改良事業(灘町)については、工事施工場所の地盤が軟弱なため地質調査及び工法変更に期間を要したこと等、それぞれの事業において年度内完了が困難であることから設定するものです。 道路改良舗装事業及び地方特定道路整備事業については、地元関係者との協議及び地権者との調整に期間を要したこと、旭町35号線改良事業については、国からの補助金交付決定の時期がおくれたことにより、繰越限度額を変更するものです。 続きまして、特別会計の補正予算について御説明します。 今回補正を計上しております各特別会計については、いずれも事業費の決定や決算見込みに合わせ、諸経費の調整を行っています。 なお、公共下水道事業特別会計の繰越明許費補正については、下水道建設事業(尾津処理区)において、尾津浄化センター地盤改良工事で地元関係者との協議に期間を要したことから、繰越限度額を変更するものです。 以上で、一般会計及び特別会計の補正予算についての説明を終わります。 よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。 ◆1番(田村順玄君)  歳入でございますが、国有提供施設等所在市町村交付金という国からの岩国基地の固定資産税にかわる交付金がございます。これが4,235万3,000円減額となっておりますが、この交付金の減額の理由について御説明いただきたいと思います。 ◎総務部長(池元幸信君)  お答えを申し上げます。 減額の理由でございますけれども、これの交付金の計算の根拠となります対象資産の価格が、岩国市においては大幅に下落しておる結果であろうかと存じます。私どもが把握しております関係でいけば、減少率が約20%ございますので、それに比べれば減額幅は小さく圧縮できたというふうに考えております。 ◆1番(田村順玄君)  私は、12月の昨年度の決算のときにもこのことをお聞きをいたしましたけれども、ことしは国はこの交付金に対して3年間据え置いていた231億5,000万円という総パイ、総額を4年ぶりに8億円増額をして239億5,000万円という総額になりました。それで、ことしの支給総額の水準を見ますと、7年前にさかのぼった数字になっているわけですね。その間に固定資産税は3回ぐらい変わりまして、既に固定資産税の額としてはふえております、一般的にはですね。 そういう中で、12月にお聞きをしたときにも、沖縄のいろいろな基地は皆ふえているじゃないか、軒並みにというふうなことも質問をいたしました。先ほど総務部長が御答弁になりました、2割程度の評価額が落ちているということがありましたが、ちょうど総額では5年前にさかのぼる額に戻っているわけでありますが、固定資産に見合うようなもので、どんどんと毎年建設事業思いやり予算でふえておりまして、さらには沖合移設事業が始まった年の水準にまで落ちているということで、大変に、結局はよその基地にすべては配分をされているという現状があるように思います。 ヘリコプターを受け入れることになったから、わざわざ減していただいたんじゃないかというような気もするぐらいに思うわけでありますけれども、総務部長は11月の御答弁で、沖縄の基地は渉外知事会のような全国的な団体に入っていないので、別の取り組み方によって、あるいはそのような増額等も見込めているんじゃないかというふうな運動の方法についても言及されましたが、その後このようなことについてはどういうふうに変わりましたでしょうか。 ◎総務部長(池元幸信君)  ただいまの御質問は、11月議会で御答弁申し上げました後において何か具体的な手段をとったかということであろうかと思いますけれども、11月以降におきましては、基地交付金に関して特段の措置をとったということはございません。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  ほかになければ、委員会で審査していただくことにして、議案第2号、4号、5号は経済常任委員会に、議案第3号、6号、8号、9号、10号は教育民生常任委員会に、議案第7号は建設常任委員会に付託いたします。 なお、議案第1号 平成13年度岩国市一般会計補正予算(第3号)につきましては、その所管分を各常任委員会に付託いたします。(「議長、議事進行について」と呼ぶ者あり) ◆10番(細見正行君)  ただいま議長から議案第1号 平成13年度岩国市一般会計補正予算を分けて各常任委員会へということを申されましたが、この件について1点だけ、重要なことなので事務局に確認の意味で説明を求めたいと思います。 行政実例によれば、「予算は不可分であって、委員会としての最終的審査は1つの委員会において行うべく、2以上の委員会で分割審査すべきものではない」となっており、わかりやすく申せば、行政実例では議案の分割付託の可否については、1つの議案を2つ以上の委員会に付託すべきでないと明示しているわけです。 従来、私どもは地方自治法を初め、関係法令の解釈に問題が生じたときは必ず行政実例や判決、あるいは上級官庁の通達に基づきこれを守って判断をしてきたわけであります。今回の予算の分割付託については、明らかに国の示す方向と違うわけですが、このことについて事務局はどう解釈をしているのか、お知らせください。 今後、行政実例については遵守していくのかどうか、お示しください。 ○議長(本田嗣郎君)  ただいまの議事進行の件につきましては、私の方からお答えします。 さきの2月4日の議会運営委員会において、行政実例の見解も踏まえて全会一致で了承がされ、また、2月27日に開催された議会運営委員会におきまして、本日の議事日程も決定されたわけであります。 私といたしましては、皆さんがそれぞれそれらを承知の上、了承し、決定されたものを受けまして、議事運営に努める責務がありますので、その点よろしく御理解をお願いいたします。 △日程第7 議案第11号 平成13年度岩国市交通事業会計補正予算(第2号) ○議長(本田嗣郎君)  日程第7 議案第11号 平成13年度岩国市交通事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎交通事業管理者(吉崎冾示君)  議案第11号 平成13年度岩国市交通事業会計補正予算について御説明いたします。 今回の補正予算(第2号)は、収益的収支及び資本的収支を決算見込みに合わせて調整するため、提案するものでございます。 まず、第2条の業務の予定量の補正につきましては、走行キロ、輸送人員及び建設改良費を決算見込みに合わせて補正するものでございます。 次に、第3条の収益的収入及び支出の補正につきましては、参考資料として添付しております平成13年度交通事業会計補正予算(第2号)総括表によって御説明いたします。 収入につきましては、乗り合い収入は2,335万8,000円の減額で5億8,279万1,000円を計上しており、当初予算に対し3.9%の減少となっております。 内訳として、老人の自己負担分を含む一般乗り合い収入は1,305万2,000円減額の3億4,517万1,000円、老人・身体障害者等に対する繰入金は1,030万6,000円減額の2億3,762万円となる見込みでございます。 貸し切り収入は403万1,000円減額の2億8,299万7,000円を計上しており、当初予算に対し1.4%の減少となっております。 他会計補助金は、1,461万4,000円の増額となっておりますが、これは山口県地方バス路線維持費補助金交付要綱分を当初予算では未計上としておりましたが、補助金額の確定を受け、追加計上したことによる増加が主な要因でございます。 その他営業外収益は416万4,000円の増額となっておりますが、これは預金利息を28万9,000円減額したものの、県補助金が356万円、旧庁舎跡地の貸し付け収入を含む雑収益が89万3,000円増額したことによるものでございます。 また、支出につきまして営業費用は2,713万1,000円の減額となっておりますが、これは減価償却費が車両購入時期の変更等により、364万3,000円増額となったものの、職員給与費が超過勤務手当の減少等により703万3,000円、燃料油脂費は軽油の単価が見込みを下回ったこと等により705万5,000円、車両修繕費は外注修繕費の入札等により42万6,000円、諸経費が賃金の減少及びダイヤ改正を延期したこと等により1,626万円それぞれ減額したことによるものでございます。 営業外費用は決算見込みに合わせて調整するものです。 これらの結果、単年度純損失は税込み額で7,695万5,000円となり、平成13年度末における利益剰余金は5億3,785万9,000円となる見込みでございます。 続きまして、第4条に資本的収入及び支出の補正でございますが、収入につきましては、超低床スロープつき中型乗り合いバス3両が、岩国市の単独補助事業から国及び山口県の補助対象事業となったことにより、一般会計補助金は257万9,000円減額となり、国庫補助金は171万9,000円、県補助金は85万9,000円それぞれ増額となったものでございます。 また、支出につきましては、建設改良費が入札による事業費の減少により855万7,000円減額するものでございます。 これに伴い、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億4,236万7,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額327万2,000円、過年度分損益勘定留保資金1億3,900万5,000円で補てんすることとしております。 第5条から第7条までの規定は、収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出の補正に伴い、調整するものでございます。 以上で、議案第11号 平成13年度岩国市交通事業会計補正予算についての説明を終わります。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、経済常任委員会に付託いたします。 △日程第8 議案第12号 平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)      議案第13号 平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(本田嗣郎君)  日程第8 議案第12号 平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第13号 平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号)、以上2議案を一括議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎水道事業管理者(伊藤憲夫君)  議案第12号 平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 今回の補正予算(第2号)は、収益的収支と資本的収支を決算に備えて補正するものであります。 以下、別添平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)総括表によって御説明いたします。 第1表の収益的収支の収入におきましては、不況が長期化する中で、一般用給水使用者の給水量が当初の予定量を大幅に下回り、給水収益は2,825万5,000円の減収が見込まれます。そのほかの収入につきましては、受託工事収益24万円、その他営業収益63万3,000円及び雑収益263万4,000円を増額し、受取利息及び配当金24万円を減額しておりまして、収入総額は18億7,106万5,000円となります。 また、支出につきましては、修繕費24万5,000円及び減価償却費等472万9,000円が増額となりますが、薬品費275万円、取替メーター費154万2,000円、支払利息141万円、その他諸経費472万6,000円及び消費税393万2,000円が減額となり、支出総額は16億9,571万9,000円となります。 したがいまして、収支差し引き1億7,534万6,000円の当年度利益になる見込みであります。 次に、第2表の資本的収支の収入におきましては、事業量の確定により、企業債900万円、国庫補助金279万1,000円及び工事負担金2,863万8,000円が減額となり、収入総額は2億8,434万2,000円となります。 また、支出におきましては、企業債償還金52万9,000円が増額となりますが、配水施設整備事業費2,621万8,000円、高所地区配水管等改良事業費170万9,000円、通津地区給水区域拡大事業費1,055万1,000円及び改良費336万円が減額となるため、支出総額は7億528万5,000円となり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額4億2,094万3,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額1,291万2,000円、減債積立金2,000万円、建設改良積立金8,783万1,000円、過年度分損益勘定留保資金3,696万8,000円及び当年度分損益勘定留保資金2億6,323万2,000円で補てんするものであります。 以上、御説明いたしましたことは、平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)の第1条から第6条までにそれぞれ定めており、予算の詳細は別冊の平成13年度岩国市水道事業会計補正予算(第2号)説明書に記載しております。 引き続き、議案第13号 平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 今回の補正予算(第2号)は、収益的収支と資本的収支を決算に備えて補正するものであります。 以下、別添平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号)総括表によって御説明いたします。 第3表の収益的収支の収入におきましては、受託工事の事業確定により、受託工事収益は221万4,000円の減額を見込んでおります。そのほかの収入につきましては、雑収益14万9,000円を増額し、消費税還付金20万6,000円を減額しておりまして、収入総額は2億4,225万1,000円となります。 また、支出につきましては、修繕費221万4,000円、動力費273万1,000円、減価償却費等120万3,000円、支払利息164万2,000円及びその他諸経費146万4,000円が減額となり、支出総額は1億7,069万1,000円となります。 したがいまして、収支差し引き7,156万円の当年度利益になる見込みであります。 次に、第4表の資本的収支の収入は変わりなく、支出につきましては、企業債償還金71万8,000円が増額となるため、支出総額は3億3,125万6,000円となり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億7,125万6,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額1,450万7,000円、減債積立金1,372万5,000円、建設改良積立金1億1,673万1,000円及び繰越利益剰余金2,629万3,000円で補てんするものであります。  以上、御説明いたしましたことは、平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号)の第1条から第3条までにそれぞれ定めており、予算の詳細は別冊の平成13年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第2号)説明書に記載しております。 以上をもちまして、議案第12号及び議案第13号の概要についての説明を終わります。 よろしく御審議の上、御承認いただきますようお願いいたします。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、2議案とも建設常任委員会に付託いたします。 △日程第9 議案第14号 平成14年度岩国市一般会計予算      議案第15号 平成14年度岩国市市場事業特別会計予算       議案第16号 平成14年度岩国市国民健康保険特別会計予算       議案第17号 平成14年度岩国市観光施設運営事業特別会計予算       議案第18号 平成14年度錦帯橋管理特別会計予算       議案第19号 平成14年度岩国市交通災害共済事業特別会計予算       議案第20号 平成14年度岩国市簡易水道事業特別会計予算       議案第21号 平成14年度岩国市公共下水道事業特別会計予算       議案第22号 平成14年度岩国市平田梅が丘団地管理事業特別会計予算       議案第23号 平成14年度岩国市土地取得事業特別会計予算       議案第24号 平成14年度岩国市老人保健特別会計予算       議案第25号 平成14年度岩国市小規模下水道事業特別会計予算       議案第26号 平成14年度岩国市介護保険特別会計予算 ○議長(本田嗣郎君)  日程第9 議案第14号 平成14年度岩国市一般会計予算及び議案第15号から議案第26号までの各特別会計予算、以上13議案を一括議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎市長(井原勝介君)  平成14年度当初予算案を初め、諸議案の質疑をお願いするに当たり、施政方針と予算の大綱について御説明します。 長引く不況、それに伴う国と地方が一体となった景気対策の実施などにより、岩国市の財政も600億円以上の長期債務と50億円を超える特別会計の赤字を抱えるなど大きく悪化し、財政の立て直しが急務と考え、ちょうど1年前の2月に財政健全化計画を策定いたしました。 ところが、昨年3月の芸予地震により市庁舎が大きな被害を受け、その建てかえが緊急の課題となり、さらに9月のアメリカでのテロを契機として、景気が一層冷え込み、税収の落ち込みなどにより財政健全化計画に大きな狂いが生じてきました。 もはや尋常の手段ではこうした危機的状況を乗り切ることはできないと判断し、不退転の決意で市政の信頼回復と財政の健全化を図るために、去る11月に「市政刷新宣言」を行い、「行政執行における倫理の確立」「危機的財政の克服」「行政改革の徹底」「市営バス事業の再建」「職員の意識改革」に取り組むこととしました。できるものから逐次実施するため、去る12月議会において行政の信頼回復を図るために「行政執行基本条例」を提案し、成立しています。  今、まさに国政においては、官と政、行政と議員やその秘書との関係が問題になっています。外部からのさまざまな意見や圧力などに対して、行政の公平な判断を誤ることなく、毅然とした対応をすべきであるという議論がされていますが、岩国市においては、今回の条例により、行政と政治を緊張感の中にも節度を持った関係とする仕組みが既にできており、これを適切に運用していきます。 平成14年度の予算は、市政刷新宣言をした後の初めての予算であり、まず人件費の削減など行政みずからが身を削った上で、市民にも痛みを伴うことになる継続中の事業や補助金などを含めたすべての事業につき、例外を設けることなく見直しを行いました。 人件費の削減については、職員の理解を得て職員数の大幅な減員に取り組むとともに、職員の12カ月昇給停止、特殊勤務手当や管理職手当の大幅な削減などを行いました。さらに、平成14年度から退職手当の引き下げを実施することとしています。その結果、一般職員の退職手当を除く人件費は、前年度当初予算に比べて約4億7,000万円の減額となっています。 また、総合計画に基づく実施計画につき、徹底的な見直しを行う中で、一般財源や新たな市債の借り入れに厳しい制限を設け、重要な政策的経費についても、事業の効果や緊急性などの観点から厳格に優先順位をつけました。その結果、既に継続中の大規模事業についても再検討を行い、新しい野球場の建設については、残念ではありますが、建設計画の見直しを行っています。 一方で、将来に備えてどうしても必要な庁舎整備基金や退職手当基金などには必要な額を計上し、さらに赤字特別会計への必要な繰り出しなども確実に行っています。 以上の基本方針により予算編成を行った結果、平成14年度の一般会計予算の総額は9年ぶりに400億円の大台を割り399億5,800万円となり、前年度の当初予算に比べ7.7%減という過去に経験したことのない大幅な減少となりました。 また、特別会計につきましては、12会計の合計で350億5,700万円となり、前年度当初予算に比べ1.0%の減少となっています。 こうして財政に厳しい枠をはめながら、貴重な税金を市民全体の幸福のために、市全体の発展のために優先順位を考えて最大限有効かつ公平に使用し、将来の発展につながる政策を着実かつ大胆に推進していきます。そして、総合計画「ゆめわくいわくに21」に掲げる「美しい自然と心を育み 一人ひとりが輝く個性あふれるまち岩国」の実現を目指す決意であります。 まず第1番目に、錦帯橋の架け替えを上げなければなりません。300年の時を超えて我々の先人により永々と受け継がれてきた錦帯橋、50年ぶりの架け替え事業のまさに幕が切って落とされました。伝統技術を「匠の技」で見事によみがえらせ、しなやかな強さと周囲の自然に調和する優雅さを兼ね備えた木組みの芸術が私たちの目の前に姿をあらわしました。 来る3月10日には、第三橋の完成式と渡り初めを行う予定になっています。当初の心配も杞憂に終わり、平成の架け替えを見たいと遠方から多くの人が訪れています。まさに、錦帯橋の名を全国、いや全世界に広める千載一遇のチャンスであります。今後2年間を特別キャンペーン期間と位置づけ、私みずから先頭に立ち、近隣諸国も含め、あらゆる手段を使って宣伝をし、観光客の誘致に努めたいと思います。 第2番目に、少子・高齢化対策についてですが、先日発表された人口動態調査で、今後とも出生率が1.3%台と低い水準で推移し、少子・高齢化が一層深刻になるとされています。 もちろん、この少子化の波を単独の自治体で押しとどめることはできませんが、私としては子供を安心して生み育て、子供たちが健やかに成長できる環境を整備することを政策の最重点課題の一つとしていきます。  第3番目に、まちづくりについてですが、私が理想とする市民が参画するまちづくりのためには、市民の自主的な活動、ボランティア、最終的にはNPOの活動が不可欠であると考えます。既に福祉、環境、情報などさまざまな分野でその芽が育ちつつあります。こうした動きを大切にし、市民活動支援センターを中心にして人材育成、ノウハウの提供など積極的な支援を行います。 最後に、合併についてですが、国は約3,000の自治体を1,000程度にまで減少させようとし、山口県も県内を大きく8つに分けるパターンなどを示しています。現時点では住民の盛り上がりがいま一つという状況の中で、慎重論もあります。 しかし私は、これを地方の側から前向きにとらえたい。これからのまちづくりはそれぞれの地域が自立して、独自の風土や文化に根差した個性あるまちをつくることが大切です。厳しくなることが予想される自治体間の競争に勝ち、地域が一体となって長期的に発展するために、合併を前向きに考えるべきです。 間もなく岩国広域で合併した場合のメリット・デメリットなどを総合的に調査・研究したシミュレーション調査の結果がまとまります。平成17年3月を一つのめどに、広域の9市町村という大きな枠組みの中での合併を目指したい。4月以降、住民説明会などを通じて情報提供を積極的に行い、機運を盛り上げ、おおむね1年を目安に合併協議会という次の段階に進んでいくことができるのか、議会や市民の意見を聞きながら決断していきたいと思います。 次に、平成14年度一般会計の各諸施策につきまして、総合計画「ゆめわくいわくに21」のまちづくり5つの重点プランに沿って御説明します。 「安心のまちゆめわくプラン」では、少子・高齢化社会に対応して、市民一人一人に合った生活支援、健康で安心して暮らせる体制の充実を図ります。また、災害に強いまちをつくります。 まず、高齢者生きがい対策推進事業としまして、ふれあいサポートボランティアグループやふれあいサポート推進員と連携し、市内の供用会館、公民館、集会所などを利用して開催されている「ふれあい・いきいきサロン」などを積極的に支援し、高齢者の方々が気軽に集い、元気に活動できる環境づくりに努めます。 また、介護保険事業が実施され、平成14年度で3年が経過しますので、その見直しを含めて平成15年度から今後の5年間の高齢者福祉のあり方を規定する「高齢者保健福祉計画」を策定します。さらに、先日、錦見にオープンした特別養護老人ホーム「かなえ」に対する補助金を計上しています。 また、平成15年度から19年度の間を対象に、本市における障害者施策に関する基本計画として「障害者計画」を策定します。さらに、錦見の知的障害者更生施設「ひかりの里」の事業開始などに対応する予算を計上しています。 そのほか平成14年度から精神障害者に関する事務が県から市に一部移管されることから、精神障害者の居宅生活支援事業として、精神障害者ホームヘルパー派遣事業など新たな事業を展開するとともに、昨年、社会福祉法人として設立された精神障害者の授産施設「ビタ・フェリーチェ」に対する補助金を計上しています。 子育て支援につきましては、民間保育所が実施する延長保育や一時保育などの事業の充実を図るほか、市内各地で活動している子育てサークルを支援する「みんなで子育て応援事業」も引き続き実施します。昨年から始めた児童館的活動の啓発・推進活動として、6歳までの子供たちを対象に、遊びや遊びの場を提供し、保護者を対象にした子育て相談を行っているプレールーム「いっしょにあそぼ」につきましては、市内の供用会館などを利用して積極的に開催していきます。さらに、昨年11月に総合体育館で開催し、好評を得た「いわくに・こどもまつり」につきましても、平成14年度も開催します。 そのほか近年社会問題ともなっております児童虐待の問題につきましては、保健、医療、福祉、教育、警察などの関係機関や団体が連携する「児童虐待防止ネットワーク事業」を推進し、地域における児童虐待の防止と早期発見に努めます。 なお、子供たちが健やかに育つ環境づくりについての基本計画として、平成15年度から平成19年度の間を対象に「新岩国市児童育成計画」を策定します。 また、学童保育につきましては、4月から実施される学校週5日制に対応し、放課後児童教室を土曜日も終日開き、放課後児童保育を充実します。 次に、市民の健康づくりにつきましては、従来から行っている各種健康相談や健康診査を継続して実施するほか、新たに平成14年度から平成18年度の間の事業として、40歳から70歳までの5歳ごとの市民を対象にC型肝炎の検診を実施し、市民の健康保持増進に努めます。 そのほか、洪水による被害を最小限に食いとめるため、錦川を対象に浸水想定区域や避難場所などを表示した洪水避難地図(ハザードマップ)を作成し、市内全戸に配布します。 また、ことし8月には岩国市において山口県と共催で1,000名程度が参加する本格的な総合防災訓練を実施する予定で、災害時の防災体制の強化を図るとともに、市民の防災意識の向上に努めます。 「快適なまちゆめわくプラン」では、安らぎと潤いの快適環境を創出し、環境負荷の少ない循環型社会を目指すとともに、快適な生活環境の整備を進めます。 まず、ごみの減量化を図り、循環型社会を構築していくため、ことし4月からは粗大ごみについて有料化し、おおむね1カ月に1回程度の戸別収集を実施し、市民の便宜を図ります。7月からはごみ袋を用いる一般ごみの有料化を行います。また、ごみ減量化の一環として、生ごみを肥料化する電動式の処理機購入に対する助成につきましては、限度額を従来の2倍、2万円に引き上げ、一層の普及を図ります。次に、資源品の収集対象品目に新たに電源コード類、廃食用油、再生可能な衣類を追加し、資源品収集の拡大を図ります。さらに、ごみゼロ社会を目指し、第一工場から発生するごみの焼却灰を無害のセメント原料として活用する焼却灰資源化事業に取り組みます。 なお、河川・排水路の水質悪化防止のため、試験的に実施しておりました環境汚染物質を分解する有用微生物群、いわゆるEM菌の散布につきましては、水質の浄化に一定の成果が上がっていますので、平成14年度から排水路水質改善事業として、障害者福祉施設にEM菌の培養の委託をし、各自治会の協力を得て対象の河川や排水路を拡大し、生活環境の改善に努めます。 そのほか良質な居住環境の創造を目指し、松山団地(第3期)19戸の建設工事に着手するほか、良好な生活環境の確保を図るため、街区公園の整備などを進めます。 「活力のまちゆめわくプラン」では、都市基盤の整備や産業基盤の整備を行い、経済の活性化を図ります。 まず、岩国基地の有効活用と地域経済の活性化のための岩国基地民間空港早期再開事業につきましては、先般、日米両国政府が真剣に協議すると表明し、大きな前進を見たところであり、1日も早い実現を目指し、国に対して強力に要請をしていきます。あわせて、県と共同で国との協議に必要なターミナルビル、駐機場などの所要施設の具体的な配置計画や、それに伴う空港関連産業や人的・物的交流機能などの周辺地域に及ぼす各種調査を実施します。 次に、幹線道路整備につきましては、国が行う岩国南道路や岩国大竹道路、県が行う平田バイパスなど幹線道路の整備を促進するとともに、これらの道路に連絡する市道を整備していきます。さらに、元町錦見線改良事業につきましても、調査設計などの経費を計上し、計画的に事業を進めます。 また、本市の中心市街地である岩国駅周辺の麻里布地区ににぎわいを取り戻し、岩国地域経済の活性化を促進するため、中心市街地の商業活性化事業を推進している「麻里布まちづくり工房」の運営を支援します。 なお、現下の厳しい雇用情勢の中、公的部門における緊急かつ臨時的な雇用の創出を目的に、平成13年度に創設された緊急地域雇用創出特別基金制度を活用して、平成14年度で麻里布まちづくり工房活性化事業等10事業分5,447万3,000円の事業費を計上し、約90人の雇用創出を図ります。 「感動のまちゆめわくプラン」では、教育環境の充実と「感動とよろこび」を与える心の教育を進めるとともに、多様な学習ニーズに対応した生涯学習の体制づくりに努めます。 まず、教育に関する専門的、技術的事項の情報収集や調査・研究、教育関係職員の研修、教育に関する相談や不登校児童・生徒の適応指導などを行う教育センターを平成14年度から事業開始します。 また、学校週5日制に対応して、学校教育の活性化と一人一人に目の行き届いたきめ細かな教育を実現するため、緊急雇用予算を教育分野に集中的に活用し、小・中学校でチームティーチング・生活指導をする指導助手10名、小・中学校に専門的知識・技能を有する学校非常勤講師5名を配置するとともに、小学校から中学校への滑らかな移行事業においても2名の非常勤講師を小学校に配置し、学校教育の一層の充実に努めます。 また、幼稚園・保育園と小学校の連携を実践研究する地域で育てる幼児教育総合推進事業を引き続き実施するほか、新たに市内私立幼稚園に対し特色のある教育活動を支援するため、幼稚園補助教員10名を配置する委託事業を実施し、幼児教育の充実に努めます。 そのほか国際化の進展に対応できる子供たちを育成するため、英語指導助手(AET)として従来の1名に加え、小学生対象の指導助手1名を新たに招致し、これまでの英語教育推進事業とあわせて、外国人講師による小・中学校の英語教育の充実に努めます。 次に、生涯学習につきましては、「いつでも、どこでも、だれでも、なんでも」学習できるよう公民館や図書館、各スポーツ施設を初め、各館で積極的に学習機会の提供を行います。また、インターネットなどの基礎技能習得講習会として多くの市民が受講されているIT講習会を平成14年度も16講座開催するほか、子供たちが科学のおもしろさや楽しさを体験できる「科学の祭典」についても、多くのボランティアに助けられ、子供たちに大変好評であり、さらに充実して開催したいと思います。 さらに、社会教育関係団体やボランティア団体などの活動を支援しているいわくに市民活動支援センターの充実を図り、平成13年度に開催した「さぽーと塾」を充実して、NPO・市民活動リーダー養成講座などを積極的に展開します。 「魅力のまちゆめわくプラン」では、本市の貴重な文化資源を守り育てるとともに、これからの時代にふさわしい新たな文化を創出し、魅力あるまちをつくります。 まず、観光事業につきましては、錦帯橋架け替え工事の本格化に伴い、世界に誇る木組みのわざを多くの観光客に見ていただくことにより、「観光のまち岩国」を全国にPRできるチャンスと考えています。半世紀ぶりのこの大事業を含め、本市の魅力を全国に発信する事業に積極的に取り組みます。 具体的には名古屋以西のJRの主要駅において、錦帯橋架け替え事業のポスターによるPRを行うほか、錦帯橋写真コンテストなどを実施します。さらに、錦帯橋の架け替え状況をインターネットでライブ中継し、全国、全世界に向けて錦帯橋の魅力を発信します。 また、錦帯橋周辺景観保全事業として緊急雇用事業を活用して、錦帯橋周辺の桜の古木の元気の回復に努めるほか、錦帯橋の桜保存事業として桜の苗木を計画的に植栽することなどにより、錦帯橋周辺の景観の保全に努めます。 次に、芸術文化の振興につきましては、市民の芸術・文化への参加と交流を図る錦帯橋周辺の街なみを活用した野外型文化祭として人気を博している「アートフェスタいわくに」を引き続き開催していくほか、市民にすぐれた芸術文化に触れ合う機会を提供している市民芸術祭についても開催します。 そのほか市政の情報をよりわかりやすく提供するため、平成13年度より始めています地元のケーブルテレビを通じての市政番組「かけはし」の制作・放映を継続します。 また、新庁舎につきましては、市民と職員の安全を守るためにできる限り早い時期に建設に着手するという方向で、平成14年度は基本構想の作成に関する経費を計上しています。 なお、麻里布分室として使用しています旧岩国税務署の土地・建物につきましては、10年分割で購入する経費を計上しています。 次に、歳入につきまして主なものを御説明します。 市税は、前年度当初予算に比べ3.1%減の157億円を計上しています。これは長引く不況により、法人市民税が17.2%減と大幅な減収を見込まざるを得ない状況となったことが主な要因です。 利子割交付金は、高金利の定額貯金の満期が前年度で終了したことなどにより、前年度当初予算に比べ67.8%減の2億1,600万円を計上しています。 国有提供施設等所在市助成交付金は、前年度実績額を参考に推計した収入見込み額13億9,300万円を計上しています。 地方交付税のうち普通交付税は、地方財政対策において臨時財政対策債への振替措置額が増加したことなどから、前年度当初予算に比べ10.5%減の31億5,000万円を見込んでいます。 国庫支出金につきましては、投資的事業の減額に伴い20.8%減の40億3,742万3,000円を計上しています。 市債につきましては、借換債6億6,560万円を計上するとともに、普通交付税からの振替措置で臨時財政対策債が増加したため、前年度当初予算に比べ0.4%増の35億4,640万円の計上となりましたが、財政健全化計画に沿って建設事業に係る市債を抑制した結果、借換債を除く市債の借入額は28億8,080万円、18.5%の減少となり、目標とした30億円以内に抑えることができました。 なお、財源不足を補うため、財政調整基金を2億円、減債基金を6億7,500万円、それぞれ取り崩しています。 次に、第2表 債務負担行為について御説明します。 麻里布分室購入事業につきましては、麻里布分室として使用している旧岩国税務署の土地及び建物について、国から10年分割で購入するため設定するものです。 基地周辺下水道施設整備事業、松山団地(第3期)建設事業及び東小学校防音機能復旧事業につきましては、工事が平成14年度から15年度までの2カ年の工事国債となるため設定するものです。 既設高台団地直結給水切りかえに伴う資金の融通に係る融資機関に対する利子補給金及び損失補償につきましては、平成14年度に融資額7,000万円を限度として利子補給及び損失補償を行うため設定するものです。 農業近代化資金の融通に係る融資機関に対する利子補給金につきましては、平成14年度に融資額6,000万円を限度として利子補給を行うため設定するものです。 岩国市土地開発公社に対する債務保証につきましては、公共用地取得事業等に関して25億円を限度とする借入金等に対する債務保証を行うほか、藤河土地区画整理事業の保留地取得事業に関して3億4,100万円を限度とする借入金等に対する債務保証を行うため設定するものです。  愛宕山新住宅市街地開発事業に係る損失補償につきましては、平成14年度に予定される工事費等の借入金22億1,866万5,000円とその利息に対し、山口県と岩国市で損失補償を行うため設定するものです。 次に、特別会計の各予算について御説明します。 市場事業特別会計は、小売市場及び卸売市場の管理運営に要する経費を計上し、予算規模は37億2,190万円となっています。なお、一般会計からの繰入金は5億3,631万7,000円を計上しています。また、経営の健全化のため、使用料の減免の見直しなどを行い、財源の確保に努めます。 国民健康保険特別会計は、保険給付費、老人保健拠出金、介護給付金、介護納付金などを計上し、予算規模は85億3,600万円となっています。なお、一般会計からの繰入金は7億5,538万6,000円を計上しています。 観光施設運営事業特別会計は、岩国城及びロープウエーの管理に要する経費を計上し、予算規模は1億2,830万円となっています。 錦帯橋管理特別会計は、錦帯橋の管理に要する経費及び架け替え事業費を計上し、予算規模は3億9,000万円となっています。なお、架け替え事業としては第四橋と第五橋の架け替え工事を行います。 交通災害共済事業特別会計は、交通災害共済見舞金の事業運営に係る経費を計上し、予算規模は4,320万円となっています。 簡易水道事業特別会計は、柱島3島、黒磯団地、浪の浦団地、小瀬及び阿品地区の簡易水道の管理運営に要する経費を計上し、予算規模は1億7,500万円となっています。柱島簡易水道事業につきましては、原水貯水槽の設置工事費を計上し、小瀬簡易水道事業につきましては、配水池の改築工事費を計上しています。 公共下水道事業特別会計は、一文字処理区において一文字ポンプ場電気設備改築工事費、今津・室の木・装束分区の管きょ工事費などを計上するほか、尾津処理区においては、尾津浄化センター造成工事費などを計上し、予算規模は50億9,100万円となっています。また、一般会計からの繰入金は13億円を計上しています。なお、経営の健全化のため、使用料の改定を行い、財源の確保に努めます。 第2表 債務負担行為は、水洗便所改造資金の融通に係る融資機関に対する利子補給金及び金融機関が水洗便所改造資金として貸し付けた貸付金に対する損失補償につきましては、平成14年度に融資額1,500万円を限度として利子補給及び損失補償を行うため設定するものです。 平田梅が丘団地管理事業特別会計は、平田梅が丘団地の専用水道及び下水道の管理運営に要する経費を計上し、予算規模は6,200万円となっています。 土地取得事業特別会計は、公共用地取得について効果的な運用を図るため、土地開発基金繰入金を財源として、公共用地の先行取得及び代替地の取得に要する経費を計上し、予算規模は6億100万円となっています。 老人保健特別会計は、70歳以上の高齢者及び65歳から69歳までの高齢者で、障害の認定を受けた方に対する医療費などを計上するもので、予算規模は113億2,200万円となっています。なお、一般会計からの繰入金として5億8,566万3,000円を計上しています。 小規模下水道事業特別会計は、門前町四丁目地内の小規模下水道の管理運営に要する経費を計上し、予算規模は560万円となっています。なお、経営の健全化を図るため、使用料の改定を行い、財源の確保に努めます。 介護保険特別会計は、65歳以上の高齢者及び40歳から64歳までの特定疾病の対象者で認定を受けた方に対する介護サービス給付費、支援サービス給付費などを計上し、予算規模は49億8,100万円となっています。なお、一般会計からの繰入金として7億1,439万6,000円を計上しています。 以上、平成14年度の施政方針及び予算の大綱についてその概要を御説明しました。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。 ◆26番(田辺徳郎君)  非常に厳しい財政状況ということで、歳入についてお伺いします。 歳入もマイナスがずっと並んでおりますけども、この中の国庫支出金が20.8%減額になっておりますけども、これは大型事業の最終処分場、あるいは第一工場、中津のポンプ場ですか、等で――が終わったということで減額されておりますけども、SACO関係の、いわゆる特別交付金ですが、これ平成9年から平成13年度約10億円、これが終わったと思うんですけどね、これに対する対応、今CH-53デルタが8機が配備されますけども、これに国庫支出金どういうふうに対応されておるのか、お伺いをいたします。 ◎基地対策担当部長(嘉屋崎實君)  SACO関連の対応ということでございますが、平成14年度予算の歳入を見ますと、13款国庫支出金が対前年度減額の10億5,740万9,000円、率にして約20ポイント落ち込んでおります。その理由といたしましては、大きな事業が幾つか完了したことが大きな理由であろうと思います。KC-130輸送機に係るSACO分の交付金も、平成9年から平成13年まで過去5年間で毎年2億円、計10億円あったものが、平成14年度におきましては終了いたしております。 国に対して要求するのかということでございますが、市財政が苦しい折、新たにCH-53D8機が配備されたことでございますので、市といたしましては、この際SACOにかわるものとして国に補助金の増額を要望してまいりたいと考えております。 ◆26番(田辺徳郎君)  SACOの関連で、受け入れ容認ということで10億円、5年間で10億円市はもらう、非常にこれは何でも使える交付金ですので――補助金といいますか、非常においしい補助金なわけです。それでまあこれが終わったということで、今、部長の答弁ではこれからやるというふうに言っておりますけども、このSACO関連で10億円のときにも、「地獄のさたも金次第」とか言うた人もおりますけども、いずれにしてもCH-53デルタがこれ配備されたんで、平成14年度に補正が組まれてくるのか。将来ですね、どういった金額になるのか、この細部についてはいろいろ計算式があるようでございますので、ひとつ迷惑料と言ったらあれなんですけども、国の方でいろいろ対処すると思いますので、改めて決意のほどをお伺いします。 ◎基地対策担当部長(嘉屋崎實君)  岩国市財政が非常に厳しい状況でございますので、どういう形であれ、交付金の大幅な増額を求めたいという気持ちは十分に市として持っておりますが、あくまでも法や制度の許す範囲で最大限の措置を求めてまいるということになろうかと考えております。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。 ◆5番(山田泰之君)  先ほど来聞いておりますと、日本の経済は大変深刻になって、失業や倒産、リストラが多くて、住民の暮らしや経済は非常に重大な事態になっておる。そういう中で、岩国市の財政、市税や法人市民税がそれぞれ大幅な減額になっておる。市長は財政健全化計画を昨年策定したということで、そして昨年の3月の芸予地震で市庁舎が大きく被害を受けて建てかえの問題が緊急課題になっておると。そういうことで、財政健全化計画は大きな狂いを生じたということで、私もそうだと思いますが、そういうことを踏まえて、今年度の予算は財政健全化計画に沿ってやられたものだと思いますけれども、三、四年後の財政の見通し、フレームというのはどのようになっているでしょうか。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えをいたします。 確かに山田議員さん御指摘のとおりでございまして、ただいま国の経済状況というのは非常に厳しいものがございます。もちろん、健全化計画に沿いまして予算編成を、非常に厳しい予算編成を行ってまいったわけでございます。 中でも、特に気をつけましたのは、起債の借り入れの抑制でありますとか、あるいは特別会計の健全化に対しては特に健全化に沿った配分と申しますか、予算配分を行ってまいっております。 先ほど来、山田議員さんも御指摘もございましたように、市税につきましては157億円と、非常にマイナスになっております。昨年度に比べますと3.1%の減ということで大変大きな減額、減少ということで厳しい状況になっております。 こうしたことを基本にいたしまして、4年ないし5年の中期財政フレームなるものを試算はしておりますが、当初、健全化計画を策定した段階におきましては、26億円、いわゆる投資可能額が可能であるというふうなことで計画しておりましたが、先ほど来よりるるありますように、いろんな状況変わってまいりまして、現在では18億円から20億円ぐらいの建設事業に振り向けられる財源がないといったような状況でございますので、今後、さらに行政改革なりいろいろな行政に関します厳しい方針といいますか、そういったものを踏襲してまいりたいというふうに考えております。 ◆5番(山田泰之君)  今後は18億円から20億円ということで大変厳しいことになるということですが、この予算書を見てみますと、社会的な弱者については、例えば身体障害者や老人福祉予算、これ505万円ぐらい削っておられるんですね。本当は社会の底辺で困っておられる方を、そういうわずか505万円、厳しいと言いながら505万円というのは、私はこれは本当血も涙もないような市政だと思うんですよ。 そういうことは改めていただかなきゃいけないし、それから、今後予想される愛宕山開発についていかが、どのように考えておられるでしょうか。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えいたします。 大変厳しい財政状況が今後も予想されております。したがいまして、愛宕山の開発につきましては、包括監査等もございまして、見直しということも今後考えられると想定されますが、いずれにいたしましても、一つの枠の中にある程度はめて今後の財政運営を行っていかなければならないというふうに考えております。どうぞよろしく御理解のほどお願いいたします。 ◆7番(大西明子君)  数点質疑をしたいと思います。 まず最初に、税収の落ち込みで健全化計画に大きな狂いが生じたというふうに施政方針ではなっておりますが、この経済状況の見通し、今後下がって、ますます悪くなるのか。それから、今後どういうふうになるのか、そういう見通しはいかが――どのように見通しておられるのか。 そして、その中で平成13年度助役の答弁では、岩国市の財政運営上の課題となっている起債制限依存体質から脱却すること、それから赤字特別会計の収支改善、土地開発公社の長期間保有土地の解消、こういうのを上げておられるんですが、この平成14年度の予算の中で具体的にこれが解消されていった、どういうふうに解消されていったのか、わかれば教えていただきたいと思います。 したがって、経常収支比率が幾らになるのか。13年度見込みで幾らになるのか。起債制限比率はどうなるのか。これは13年度、それから14年度の見込みとしてはどうなるのか、その点についてお尋ねをしておきます。 それから、「継続中の大規模事業についても再検討を行い、新しい野球場の建設については、残念でありますが、建設計画の見直しを行っています」とありますが、現在岩国市の継続中の大規模事業というのは何事業あって、そして見直しをした部分と、それから事業の見直しをしなかった理由、これがわかればお尋ねをいたします。 それから、単独事業ですが、今まで国の方針に基づいて単独事業を随分ふやしてまいりましたが、平成13年度に比べて14年度の単独事業はどういうふうに変化、予算と事業数、これについてお尋ねをいたします。 最初の質疑はそれだけお願いいたします。 ◎総務部長(池元幸信君)  お答え申し上げます。 私の方からは、税収見込みを立てるに際しての景況判断という部分と、未利用保有地の解消策について御説明を申し上げます。 景況につきましては、政府の発表いたします月例報告等によりましても、個人消費は弱含みである、あるいは失業率がこれまでにない高さになっておる、また、輸出に下げどまりの兆しが認められ、生産は減少テンポが緩やかになったものの設備投資は減少しているというふうに、プラス要因が全くない中で悪化を続けているという判断を前提に、税収見込みを立てさせていただておるところでございます。 次に、未利用保有地の解消でございますけれども、先般来、議会で御説明申し上げておりますように、利用見込みのない保有地につきましては、早期に処分をしたいということで、先般も3件ばかりの土地を初めて公売によって売却処分をしようということで、実施をいたしましたけれども、3件とも不調に終わったという状況でございます。従来、行政は土地というものは買う一方で、処分ということを余りせずにまいっております。今後につきましては、このような公売等を踏まえながら、処分の手法についても蓄積・改善をして未利用地の解消にも努めてまいりたいというふうに考えております。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  数点にわたる御質問でございますが、まず、予算編成に際しての留意事項といいますか、健全化計画に基づく配慮といいますか、そういったものはどういったものがあるかということでございますが、御指摘ございましたように、まず赤字の特別会計に対する配慮、これは市場と公共下水道、大きい赤字を抱えております。 市場につきましては、約5億3,000万円ばかりの繰り出しを一般会計から行いまして、結果的には単年度で平成14年度で約1億3,000万円の単年度の黒字が生じてくるということでございます。 それから、公共下水道につきましても、13億円という繰り出しを昨年と同じでございますが、実施を行いまして、単年度の黒字がこれも約1億2,000万円ばかりの単年度の黒字が出てくると。公共下水道あたりは20億円の赤字が今年度では18億円と、20億円を割ってくるというふうな状況になってくるんではないかと思います。 それから公債費、いわゆる起債の借り入れの抑制でございますが、これは先ほど市長も壇上で御説明申し上げましたが、総額では35億4,640万円ということでございますが、これは借換債という特殊な起債が入っておりますので、これを除きますと28億8,000万円、昨年と比べますと18.5%の減ということで、いわゆる公債費負担適正化計画に沿った起債の借り入れ、いわゆる30億円の中に十分入るということで実施をしております。 したがいまして、もちろん、起債制限比率の見込みになるわけでございますが、これは、いわゆる分母になります標準財政規模の伸び等も随分影響してくるわけでございますが、こういったことをある程度考慮して健全化計画と同程度の伸びを想定いたしますと、今のところ18年度でも13%前後の起債制限比率に落ちつくのではないかというふうに試算をしております。 また、経常収支比率につきましては大変恐縮でございますが、これは決算のときに積算いたしますので、現在では試算をいたしておりません。 それから、大規模事業に対する見直しということでございますが、これは当然実施計画を作成するに当たりまして、当然投資可能額が26億円でありましたものが約20億円以内に抑えなければならない、いう非常に厳しい状況の中での編成でございまして、大規模事業の先送りといろいろ事業もございますが、先送りした事業は何件あるかということにつきましては、現在掌握いたしておりませんが、たくさんございます。 もちろん、当面、着手を見合わせた事業等るるございます。特に箱物の事業につきましては今年度は松山住宅の公営住宅1件で、そのほか箱物につきましてはもう今年度は実施しないとか、そういったことで大規模事業の見直しを行い、年度の調整等行って事業を先送りするというふうなことも実施をしておるところでございます。 それから、単独事業につきましてでございますが、単純に性質別の比較をいたしますと、今年度が19億円でございます。昨年度が29億円でございましたので、大体10億円ぐらいの差がございます。増減率にいたしますと34.3%の減、マイナスということになっております。 ◆7番(大西明子君)  答弁漏れなんですが、いろいろあると言われますけども、施政方針にきちんと継続中の大規模事業についても再検討を行いということですが、検討したんだと思うんですよ。したがって、大規模事業がどういう事業名があって、何件あって、そして、こういう再検討、見直しをしなかった理由というのは検討されて提案をしているんですからわかると思いますが、再度答弁をお願いいたします。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えいたします。 先ほども御答弁申し上げましたが、件数につきましては相当ございます。まず、ランクをA、B、Cとかに3ランクに分けまして、どれがまず優先するか、あるいはこれは先延ばしできるんではないかといったようなことで、3段階に分けまして事業の見直しを行ってまいっておるところでございます。 特に大幅な見直しを行わなければならない事業でありますとか、これは先ほどもありましたが運動公園あたりは事業のペースダウン等を行わなければならないというふうな事業にも入ってこようかと思います。 また、街路事業等につきましても、新しい事業が入ってまいりますので、昭和町藤生線あたりも若干の見直し等行ってまいっておるところでございます。 それから、あと私先ほど申し上げましたが、特に箱物の建設事業につきましても予定されておりました事業につきましては、今年度はもう箱物は実施しないということでそれぞれ先送りをしておるということでございます。(「答弁ちゃんとしてください。具体的に事業名と、理由をしてくれと言うんじゃから」と呼ぶ者あり)先送りした事業といいますと、たくさんございます。(発言する者あり) ◆7番(大西明子君)  答弁漏れですから言いますがね、既に継続中の大規模事業について再検討を行ったということです。じゃ、岩国市が今やっている大規模事業ちゅうのは何件あって、どういう事業名なのか。で、これを手直ししなかった理由だとか、減額した理由、やめる理由というのはどういうことなのかということを具体的に聞いておるわけです。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  先ほど来より、何度も御答弁申し上げておりますが、大幅な見直しを行った事業は運動公園の建設事業でありますし、また牛野谷45号線の改良事業でありますとか、昭和町藤生線(灘町)・(車町)等々事業があるわけでございまして、その事業の内容によりまして、緊急性があるか、どうしても必要であるか、そのあたりを勘案をいたしまして事業の選択を行って、最終的に決定をしたものでございます。 ◆1番(田村順玄君)  教育費について、1点だけ質疑したいと思います。 12月議会で私は、「楽しい学び舎づくり推進事業」という県の2分の1補助事業を12年度、13年度で県がやめる、14年度はやめるという方向から継続するように質問いたしまして、大西議員も一般質問でたしかされたというふうに思いますが、この事業について、教育費で計上しておられますが、私がいろいろと調べたところによりますと、この事業について、山口県が平成14年度では県の独自事業として計上しているような節があるわけでございますが、岩国市の事業としてここに計上してあるその内容について、まず御説明をいただきたいと思います。 ◎教育長(二武功君)  最初に、この事業は継続をしたいということは連絡がございました。しかし、県単独でやるか、今までのように市の方でというふうな明確な回答といいますか、連絡が非常におくれましたので、今は県単独でやるという方向でいっておると思います。 ◆1番(田村順玄君)  今、教育長、御説明ありましたけれども、内容が少々違うわけでございまして、県は、説明の方の意味がちょっと違うんかもわかりませんが、県は単独事業じゃないんですよね。ちゃんと国の補助金が入って、県が事業主になって、平成14年度からこの事業を、県費によりますと1億1,965万5,000円計上して、102学級、全県下で――国の補助金をちゃんと入れて、県のお金と一緒で各市町村から、補助金は一切各市町村に出さずとも、県が独自の事業として、単独じゃなくて、独自の事業として行うということが、既に先週始まった山口県議会の予算にきちんと計上をされているわけございます。 岩国市の予算発表よりも一週間早く、この事業が県の予算書に計上され、そして、19日に発表されております。しかし、この予算書では、県の2分の1の補助金をもって696万8,000円、今回の予算書にも重ねて岩国市が計上しているわけでありますが、12年度にはこの事業は、3月に項目づけも、予算も一円もつかずに、結局半年間、予備費を使って大慌てで、教育委員会としては大変に困ったけども、内容がよかったということで受け入れた事業でございます。 そういうことで、12月にも、先ほども言いました一般質問まで行っていろいろと要請をした事業が、結果としてはお互いの連絡のそごで、先ほど山田議員が500万円カットされたと言いましたけども、これ696万8,000円重なって、使わないお金が計上されているわけでございますが、私は、毎年この3月の議会で、県事業と岩国市事業の連携が悪いと、県事業に対して、いろいろと岩国市が話し合いをしていない節がいっぱいあるということを、毎年毎年予算の中で提起をしてまいりました。 ことしもまた、同じようにこういう予算づけがなされて、関係がない予算を私たち、今提案されたところで審議をするわけでございますが、これ明らかにこの予算書で誤りでございますので、提案された市長は、まずその内容を市長の口から訂正をされるということが1点と。 それから、今後もきちんと県と、今後はこのようなことが二度と起こらないように、県とのそごが起こらないようにお約束をしていただきたいということの2点を再度質疑します。 ◎教育長(二武功君)  先ほど、県単独というふうに申しましたが、これは訂正をさせていただきます。県の事業として実施するということで、私の方は、県の事業になるのか、昨年のような状況になるのか、そのことがはっきりわかりませんので、もしまた補正ということになったら大変だということで、市の方でやれるような形で予算をお願いしておったということでございます。 ◎助役(村井理君)  お答えします。 市長の答弁ということでございますけれども、先ほど確かに、県と市の担当部署の意見交換が十分になされてないというのは、過去から事実ございました。実は、昨年か一昨年か、やはりそういうことが余りにもひどいということで、市長会を通じて県の方にも、そういうことのないようにということで、一時期部署によっては意見交換がなされるようにはなったというふうに聞いておりますけれども、今後とも十分その辺を踏まえてですね、市長会なりを通じて全体でやっていきたいと。 若干、県の弁護をするわけではございませんけれども、県の担当者の立場になりますと、つくともつかないとも、審議の前にその市の担当者と約束するというのは、県議会を経てないわけですからなかなか難しいということで、どうしても事後になるという、一部は事後になるという部分もやはり事務段階では考慮できます。 しかしながら、市としても、今し方、この予算書が間違いというわけでなく、あくまで、今までのその情報の中で予算計上させていただいている分で、若干その後の変更につきましては、今後とも補正なりで調整させていただくということをお許しいただきたいと思います。 ◆29番(沖本旭君)  平成14年度の予算で若干質疑をしたいんで、数点ございますんで、ゆっくり申し上げるんで、答弁漏れのないようにお願いをいたします。 まず、大変苦しい中での予算編成であろうかと思いますが、とりわけ、19節補助金負担金についてかなり踏み込んでおるように思います。そこで、補助金負担金、特に負担金についてはやむを得ない場合がたくさんありますんですが、これは、減額をしたのと増額をしたのとそのまま据え置いたのと、いろいろあるわけですが、全体としてですね、金額でいえばどのぐらいの減額になっておるのか、お示しをいただきたいというのが、まず1点。 それから補助金について、減額をしたものと据え置きをしたものと増額をしたものとがありますが、この件数についておわかりになればお示しをいただきたいと思います。 次に、具体的に質疑をいたしますが、徴税費の中で、徴税費の23節ですね、過年度分の市税過誤納還付金が非常に、これ、昨年度比で約1億円ふえております。昨年は4,800万円に対し、ことしは1億4,800万円となっておりますが、この理由を、理由といいますか、根拠をお示しをいただきたいと思います。 それから次に、農業委員会でありますけども、1節の報酬費のうち、農業委員の報酬が、やはりこれも増額となっております。農業委員がふえたわけではないと思うんですけども、増額となっている理由をお示しをいただきたいと思います。 それから、私は基本的には民生費と教育費については、所管の常任委員会で質疑をしたいと思いますけども、今年から分割審査ということでありますのでお尋ねをさせていただきますが、商工費の水の祭典の補助金がふえております。ほかの、例えば錦帯橋まつりであるとか、岩国まつりの補助金は、そのまま据え置かれております。見直しをした結果、据え置かれたのかどうかわかりませんけども、据え置かれておりますが、どういうわけで水の祭典だけが今年度増額となっておるのか、お示しをいただきたいと思います。 次に、都市計画費でありますが、街なみ環境整備事業費の補助金が、これも昨年度に比べて大幅に、約、倍額増額をいたしております。これについて補助金の支出先と補助目的を、具体的には何をするのか、お示しをいただきたいと思います。 次に、消防費についてお尋ねをいたしますが、消防組合の負担金でありますけども、これは昨年度に比べて4,326万円減額であります。消防組合も当然のことながら、いわゆる市政刷新宣言並みにですね、行革を進めるということなのか、昇給停止とかね、管理職手当等のカットが一般職ではありましたけども、消防組合の方にもそういうことで行革を進めるということで減額をされておるのか、算出根拠――負担金でありますんで、お示しをいただきたいというふうに思います。 次に、やはり消防費でありますけども、非常勤消防費のうち、消防団員の報酬が、これも上がっております。37万2,000円ほどアップしておりますけども、あるいはまた、費用弁償も約66万8,000円ばかり増額になっておりますが、これは消防団員がふえたんでしょうか。これ、根拠をお示しをいただきたいと思います。 次に、災害対策費のうちですね、これはやっぱり消防費の関係でありますけども、19節の自主防災組織の育成事業の補助金であります。これ、全く新しく新規の計上でありますので、どういう組織なのか、事業目的は何なのか、あるいは代表者、総事業費と事業計画等をお示しをいただきたいと思います。 教育費については、所管でやりたいと思うんですが、1点だけお尋ねをいたしますけど、学校給食費について、これも昨年度に比べてですね、若干89万円ばかり学校給食費は減額を対前年度比でされております。新年度についてですね、昨年度に比べて、給食調理員の総職員数、臨時職員数、13年、14年比較してどうなのか、職員の給与費についても163万円余り減額になっております。対前年比ですね。これも、いわゆる市政刷新宣言に基づく減額なのか、どうなのか、この辺……。例えば、正規の職員が減って臨時職員になったのか、その辺の数と金額をお示しをいただきたいと思いますし、昨年もお尋ねいたしましたけども、現在、給食調理員の最高月額給与は幾らですか。 以上、一般会計ですけども、市場会計も議題になっておりますので、ちょっと、市場特会について、よろしいですね、議長。 ○議長(本田嗣郎君)  質疑ですので……(「質疑です」と呼ぶ者あり)ええ、質疑の域を超えないような範囲でお願いしたいと思います。 ◆29番(沖本旭君)  特会の質疑ですけども、卸売市場の――先ほど市長が経営健全化のために使用料の減免の見直しを行ったというふうに書いてありますが、具体的に成果をお示しいただきたいと思います。 とりわけですね、歳入面での卸売市場の使用料と関連事業者の使用料、両方ともですね、減額をされてます。歳入の減額をされております。で、これは、根拠があるはずですから、使用料減免の見直しをやったにもかかわらず、予算ではですね、歳入が昨年より下がってきております。この根拠をお示しをいただきたいと同時にですね、歳出については、今度は昨年よりですね、ふえております。これ、この特別会計の経営の健全化のために見直しを行ったにもかかわらず、歳入は減って、歳出がふえておるわけでありますけども、特に、小売市場の管理費、管理費が昨年より184万1,000円増加をしております。この理由をお示しをいただきたいと思います。 以上です。よろしくお願いします。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  まず、補助金の関係についてお答えをいたします。 補助金でもって、いわゆる減額の総額といいますか、額でございますが、いわゆる皆減になっております補助金につきましては、利子の補助金が終了いたしましたり、あるいは、単年度で大会とか引き受けを行った補助金が主でございますので、これはちょっと除いておきます。そういったものを除きまして、カットした、いわゆる補助金カットによります額は、約6,200万円でございます。 それから減額したものの件数、それから据え置きしたものの件数、あるいは増額したものの件数でございますが、まず減額したものの件数につきましては、件数106件ございます。それから据え置きの件数は36件ございます。それから増額、いわゆる皆増も含めまして増額いたしました補助金が28件でございます。 以上でございます。 ◎総務部長(池元幸信君)  私の方からは、徴税費におきまして1億円の還付金が増となっていることについて、まずお答えをいたします。 これは、法人市民税の昨年13年11月に、予定納税約2億5,000万円が納付をしていただいておりますが、景気の低迷を受けまして、本年3月決算は各企業において大幅な減収、もしくは赤字決算が予想されますので、予定納付をしていただいておる法人市民税につきまして、還付が生じる見込みということで、このような計上をさせていただいております。 それから、自主防災組織育成事業でございますけれども、これは、財団法人自治総合センターの補助、これは、財源は宝くじの関係でございまして、これを受けまして、住民組織の育成でございますけれども、私どもの事業の内容といたしましては、防災指導用放送器具でございますとか、訓練用の消火器、その他の購入経費で78万円余を計上させていただいております。 以上でございます。(発言する者あり)――申しわけございません。組織といたしましては、先ほど申し上げましたように、自治会が中心となった自主防災組織でございます。これは、昨年も県の事業ではございますけれども、連合自治会長さんあたりにお集まりいただきまして、防災の研修等を行っておりますけれども、そのような受講団体でございます自治会等が事業の対象ではございますけれども、事業といたしましては、先ほど申し上げましたように、防災訓練用の機器の購入が主な内容でございます。 ◎経済部長(中村政勝君)  お答えを申し上げます。 農業委員会の報酬の増額についてでございますが、これにつきましては、平成14年7月19日で委員の任期が満了になります。このことから、20日から31日までの12日分につきまして、新委員の報酬、日当17万1,000円と小作料協議会委員13人の報酬、あわせまして25万5,000円の増額となっております。 それから、水の祭典の補助金でございますけど、これは13年と14年、270万円で変わりがないと思うんでありますが……。 それと、特別会計卸売市場でございますけど、これの減免を見直しをしたというのは、14年度予算におきましては、駐車場等の減免をやめまして、これが約120万円ばかりの増額にはなっておりますけど、使用料の減額のこれ根拠でございますけど、この卸売市場の使用料をいただいております業者の施設につきまして、中卸売業者の施設が11店舗中2店舗の空き店舗がございます。そして、関連事業者18店舗中、4店舗の空き店舗、こういった今の空き店舗が出てまいっております。その使用料の、これが減額につながったと考えております。 以上です。 ◎都市開発部長(国広義行君)  街なみ環境整備事業補助金でございますが、これは、岩国市街なみ景観条例に基づきまして、横山地区を定めて交付要綱の基準により審査を行い、補助する制度でございます。 先ほど申されました大幅に上がっておるじゃないかということですけども、実績を申し上げますと、平成10年が25件で858万2,000円交付しております。それから11年度が9件で890万1,000円、12年度は若干落ちておりますけども、14件で516万1,000円、今年度の見込みですが、現在のところ17件で約840万円ぐらいを見込んでおりますので、14年度の850万円はそれ相応の金額というふうに理解しております。 補助金先につきましては、これは横山地区の形成計画に定めたこの条例に載っております横山地区の各個人でございます。 以上です。 ◎消防担当部長(河重兼生君)  岩国地区消防組合の負担金についてお答えいたします。 岩国地区消防組合は、1市7町1村によって構成されておりまして、その構成団体も非常に厳しい財政運営が迫られておるということから、組合におきましても、投資的経費、あるいは経常経費を見直したわけでございまして、投資的経費で約7,200万円ぐらいの減額をしておりますし、また経常経費におきましても、人件費、これにつきましては特に給料、これは岩国市の給与条例に基づいて減額ということでございますし、また職員手当、管理職手当、あるいは期末勤勉手当、そういうものにつきましても、岩国市の給与条例に基づきまして減額しておるということでございます。 また旅費につきましても、12月議会で旅費条例が可決いたしましたが、これにつきましても、準じるということになっておりますので、減額補正しております。 そういう関係から、地区消防組合の予算は、20億3,920万円ということになりまして、対前年比で1億1,630万円の減額ということでございます。それに基づきまして、岩国市の負担分も減額されたということでございます。 次に、消防団の報酬でございますけれども、37万2,000円の比較といいますけれども、これは、現在、団員640名でございますが、今度650名にしたいというふうに考えて、報酬を増額しております。 また費用弁償でございますけれども、これは、今年、山口県の総合防災訓練を岩国市が引き受けということでございますので、消防団員の方に前日の準備、あるいは当日の出務、こういうものから費用弁償の増額という理由でございます。 以上でございます。 ◎教育次長(田屋尚文君)  学校給食費についてのお尋ねについてお答えをいたします。 学校給食の調理員につきましては、現在正規の職員を、平成13年度におきましては55人でございます。臨時職員10人を採用しておりまして、合計65人でやっております。 来年度につきましては、現在正規の職員55人のうち、6名が退職するという予定になっておるところでございますので、そのあたりは49人になる予定でございますので、それについては、臨時職員等を活用していくということは考えておるところでございます。学校、児童数全体も若干減っておりますが、不足分について、そのような対応をしたいと考えておるところでございます。 最高月額につきましては、これは平成13年の4月1日現在でございますけれども、の数字でございますが、41万9,300円でございます。 以上でございます。 ◎経済部長(中村政勝君)  申しわけございません。先ほどの市場関連の答弁の中で、小売市場の管理費163万2,000円の増額、この理由でございますけど、小売市場につきましては、委託料、今の修繕料等がかさんでまいっておりますし、ここも空き店舗があるということで、もう施設も古くなっておりますから、その修繕料、維持管理費に増額になったということでございます。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。(「議事進行」と呼ぶ者あり) ◆7番(大西明子君)  いつまでやるんでしょうか、まだ、いっぱい…… ○議長(本田嗣郎君)  まだありますか。(「ありますよ」と呼ぶ者あり)そしたらですね、これで休憩したい――済みません、8番 味村君、それでは、休憩後にしていただくということでよろしいですか。(発言する者あり)はい、ありがとうございます。それでは、ちょうど時間となりましたので、暫時休憩いたします。午後0時4分 休憩 午後1時2分 再開 ○議長(本田嗣郎君)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 ◆8番(味村憲征君)  河川・排水路の水質悪化防止の件についてお聞きいたします。 水質の浄化に一定の成果があり、EM菌を各自治会の協力を得て、対象の河川や排水路を拡大していくというように言われておりますけども、まず、4点ぐらい聞きます。 1点目、何に対して有用な菌なのでしょうか、EM菌群は。 2番目、海や生物に対しての生態系、特に海の生物に対しての生態系の影響はないのでしょうか。拡大してたくさん出していくと。 3番目、自然の生物、特に水の中におる生態系への影響はないのでしょうか。 4番目、いわゆる細菌叢への平衡は、EM菌を入れることによって維持されるのでしょうか。 5番目、EM菌の培養というふうになっておるんですけど、これは、培養されたものはどういうふうに確認するのでしょうか。同定はできるのでしょうか。 それと、先ほどの中で、少子・高齢化対策についてですけども、「人口動態調査で、今後とも出生率が1.3%台と低い水準で推移し」とあるんですけども、この数字は正しいのでしょうか。 以上です。 ◎建設部長(川野憲明君)  ただいまの御質問のEM菌、これについての御答弁をいたします。 この件につきましては、以前、一般質問でもEM菌の効用というようなことについても質問がございまして、実質その対応というものが実際への影響が結果として出るのかということもありまして、試験的に実施したいという御答弁をして、実は築添水路、中津三丁目水路、川西地区、この川西地区につきましては、自治会の御協力も得て散布をしたという経緯がございます。 こういう中で、実績としてその何に対して有用なのかということでございますが、実際に実施した経過の中の一つとして、水といいますか、その透明度、これが上がったという報告があります。 それと、次にもう一つ、これは中津三丁目の実績ですが、堆積しておるヘドロ、こういうものが徐々にではありますが減ってきておると、こういうものに対する効果があるのではないか。 それから川西地区の実例でございますが、水質、それから臭気、こういうものがある程度、一定の成果が出ておるのではないかと。それと川西地区につきましては、実は水質の中でも、その大腸菌群、こういうものを結果を確認をしながら実施をしてきていると。 例えば、申しますと、教蓮寺谷川、三戸谷川、清水谷川、こういうところで、大腸菌群数が徐々に減ってきておると、こういう結果が出ております。 それと海への生物、これにつきまして、ちょっと、どういうきちっとした学術的な根拠があるかと言われることに対しましては、私どももちょっと、対海への――これはもう当然御指摘のように、川から出ていけば海に影響があるということの御指摘と思いますけど、今現、その水路等でこれに伴うそういう生物、植物等も含めまして、そういうものが枯渇したとか、そういうふうなことはございません。 それからEMの培養、これをどういうふうに確認するのかという御質問だったと思いますが、これは、原液といいますか、EMの原液を物によれば1,000倍の希釈をするということでございますので、原液、例えば1斗缶なら1斗缶、そういうものをもとにやれば、それの1,000倍の希釈で対応するというふうになっております。 以上でございます。――先ほど、海への影響、ノリ、貝等に実施している実績というのが出ておりますが、これにつきまして、海、これは有明、大島というとこでそういうものの実例があるみたいですが、これには、影響はないというふうになっております。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えいたします。 出生率についての御質問でございますが、1.3%ということで、人口動態調査に基づいて調査いたしましたら1.3%台で低い水準でいくということでございます。 ◆8番(味村憲征君)  私の知ってる範囲で間違ってましたら訂正してください。現在、平成12年は人口が、出生率という場合は、人口割る出生数であります。そうすると、1億2,561万2,630分の119万547人掛ける1,000が出生で9.5人、1,000人当たり9.5人、パーセントにどうしても直したいなら0.95です。それで、1.3というのはパーセントはつかないんですけども、合計特殊出生率というのはあります。これは1.3台です。 それとですね、先ほどの建設部長が、希釈するのと培養するのは全く違いますので、どういうことなのか、お聞きします。 それと、先ほど話したように、魚とか貝ではなくて、やはり海だとか河川で、いわゆる微量要素の問題が、今その段階まで来てまして、その辺の細菌層ですね、影響は維持されるのかというのが一番、使った後になって、たくさん自治会がみんなでざあざあざあざあ流し始めてね、なったら、影響はないのかということと、それと、下水道を整備しておるわけですから、一番の河川とか、排水路が汚れるのは生活排水と思いますんで、下水の整備が進んでくると思うんですけど、こういうものが必要であるのかどうか、お聞きします。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えいたします。 私どもは、人口動態調査に基づいて1.3%台ということで、低い水準ということを危惧させていただいております。 ◎建設部長(川野憲明君)  先ほど、希釈ということと培養は違うということで、大変申しわけございません。そういう液、材料の製作には、これ恐らく議員さんも御存じかと思いますが、これは糖分を一緒に、ちょっとこれ培養するときに使うんですが、EMは糖みつというものを与えて、それを培養して、もちろんその希釈してつくるということでございますんで、御理解をいただきたいと思います。 それと生活排水、こういうものにつきましては、御承知のように、その下水道の整備ももちろん進めてまいりますとともに、合併浄化槽の助成というようなことで進んでは来ると思いますけど、何せ、なかなか年月もそれに到達するのには相当の年月を要するということでございますので、今現、そういう対応に効果策としてこのEMというものを実施してみたいと。これは、他市にも古くから例があって、そういうところからの資料も取り寄せたり、それが生態系に与える影響ということもないというふうに聞いておりますので、御理解をいただきたいと思います。(「議事進行」と呼ぶ者あり) ◆7番(大西明子君)  答弁ね、誤解、間違ったね――1.3というのが、一人の女性が生涯に産む子供の数ですから、出生率と言ったらいけんのですよ。訂正するときはきちんとして、ごまかしの答弁をしないでね、きちんとしなさい、そういうことは。言いかえんにゃいけんいね。議事録に残るんじゃから。じゃけえ、言いよるんよ。 ◎市長(井原勝介君)  味村議員の言われた合計特殊出生率のことを簡単に、一般的に使われておりますので、簡単にこの場で私の説明の中で使わせていただいたものでございます。 したがって、大西議員の今御指摘のように、一人の女性が一生の間に産む子供の数という意味で1.3%台という低い水準で推移すると今言われておりますので、その数字を使わせていただいたというふうに……(発言する者あり)ええ、ですから、合計特殊出生率のことですけれども、そこまで難しく言っても非常にわかりにくいということで簡単に申し上げたつもりでした。 ○議長(本田嗣郎君)  再質疑で味村君が言われるのはいいんですが、議事進行では、やはりその他人の違った人の意見ですので、(発言する者あり)その辺をよくお二人で話し合って何していただきたいと思います。 ◆13番(渡吉弘君)  それでは、数点にわたって質疑をさせていただきたいと思います。 市長の施政方針の中でですね、3ページの方に、岩国広域で合併した場合のメリット・デメリットなどを総合的に調査したシミュレーションの調査の結果がまとまると、間もなく。それから、平成17年3月を一つの目標にして、広域の9市町村という大きな枠組みの中で合併を目指したいと。ですから、4月以降、住民説明会などを通して情報提供を積極的に行って機運を盛り上げたいというふうにおっしゃってますので、その中から4点ほど質疑させていただきたいと思います。 市長が現在お考えになっている、すなわち想定されているパターンについて、第1点目お聞きしたいと思います。 それと2点目は、住民説明会を行うというふうに、先ほど壇上で申されましたけども、それはどういう手法で行っていくのか、簡単にお答え願いたいと思います。 3点目ですけども、メリット・デメリットなどを総合的に調査・研究と、こう書いてありますけども、市長が現在お考えになっているメリット・デメリットで結構でございますので、どのようにお考えになっているか、お答えくださいませ。 最後には、9市町村と言われてますけども、合併自治体には、皆さんこぞって合併に賛成すればよいのですが、それぞれの自治体で必ずそこには温度差が生じていると思います。市長は、現在のところ、その温度差というものを感じていらっしゃるかどうか。そして、もしその温度差があれば、市長はこれからそれをどのようにして調整されていくのか。 計4点にわたってお答えくださいませ。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えをいたします。 合併にわたりまして、4点にわたります御質問でございますが、まずパターンでございますが、今県の方から示されておりますパターンは5つ示されておりますが、岩国市といたしましては、今1市7町1村という広域市町村圏があるわけでございまして、やはりそういったものを考えますと、9市町村でのパターンが望ましいのではないかというふうに考えております。 それから、説明会の手法でございますが、これはまだ具体的には考えておりませんが、いずれにいたしましても、各自治会単位等で、これからシミュレーションが出ましたら、パンフレット等も作成いたしまして、各自治会等に説明を行ってまいりたいというふうに考えております。 それから、メリット・デメリットでございますが、メリットにつきましては、これは、今いずれにいたしましても、この合併がなぜ必要かということから始まるわけでございますが、今、地方分権推進、あるいは少子・高齢化が進んでおる。あるいはまた財政状況が非常に厳しいときに参っておるといったことから、こういった合併をすることによりまして、いわゆるスケールメリットが働くことによりまして、いろいろ合理化が図れる。あるいは市町村の規模が拡大することによりまして、行政の効果が、非常に効率的な行政が行われるといったようなことが考えられるんじゃないかと。 また、デメリットと申し上げましても、隅々まで行き届いた行政がなされなくなるんではないかといったようなことが心配されますが、またそれは、合併をすることによりまして、また専門職、あるいは、技術職等々の採用が小さい町村におきましてもできるということで、むしろそういった面はカバーできるんではないかというふうに考えております。 それから、自治体――各9市町村の自治体の温度差等があろうかと思います。もちろん、今広域市町村圏の首長等がそれぞれ広域市町村圏におきまして、研究会なり、協議会をそれぞれ行っておるところでございますが、もちろん、話の中にはやはりその町によりましては、合併に対する温度差といったものがあるわけでございますが、これは、これから、県から出ますシミュレーション等、あるいはまた、いろいろ研究することによりまして、できるだけその9市町村を母体にした合併に向けての協議ということを進めることによりまして、解消を図っていきたいというふうに思っております。 ◆21番(長尾光之君)  私は、14年度の予算書が出るのを非常に楽しみというか、非常に関心を持って待っておりまして、これを見ながらですね、やっぱり昨年も、非常に厳しい財政に対して、議案に対しても反対もしてまいりました。 そういう中でですね、昨年のそれぞれの委員会の中で、野球場の件ですけど、常に平成18年にはできる、できると、ずっと言い続けてきたわけですけど、それが突然、要するに事業の見直し、ある面凍結かもわかりませんが、そういうことが言われております。 僕は、行政が市民に約束する。ほんと何十年も前から市民は楽しみに待ってる。それをですね、突然、去年の暮れまでやる、やると言いながらですね、もう事業の見直しという、そういう言葉が出てくる。実際、これそういうことになったらですけど……。 もう一つですね、例えば、今津・山手の自治会館、これもですね、平成14年にはつくるということをですね、去年の11月まで言われてきてたわけです。しかし、それがですね、ことしの2月になってですね、あれはもうできません。 僕ね、行政がですね、市民に約束することはね、何だろうかと思うんですね。こうだからこうなんですよ、だから、もう少しこれだけは待ってくださいとかですね、ぴしゃっとした理由があってですね、そういうことが行われるんならですね、僕は十分納得できますけど、余りにも無責任な、僕は市の対応ではないかと思います。 このことについてですね、要するに、野球場はどういう形で――これから見直すと言うんですけど、どういう形でこれが展開していくのかですね、はっきりしたですね、やっぱり言葉を聞きたいと思います。 それと、もう一つですね、下水のことでちょっとお尋ねしたいと思いますけど、国土交通省はですね、全国の192の自治体にですね、合流式下水道を10年間で全部解消するというふうに言ってます。まだ岩国市はですね、17%切れるぐらいのまだ普及率ですけど、今までやってきたのを含めてですね、今後どのように展開していくのか、大変なまたお金も要るわけですけど、それについてですね、お尋ねしたいと思います。 以上です。 ◎助役(村井理君)  お答えします。 確かに野球場、あるいは今津・山手云々というのは、市民に長い間、その行政として目標を立てて、計画年度あたりを示して、この時期でというのは非常に、市長としても心苦しく思っております。 しかしながら、昨年来より、市政刷新宣言なり、その前の財政健全化計画、その前の健全化計画を策定した以後、市税におきましても、約5億円ぐらいのその減が予想される。その中にありまして、やむなくという表現が正しいかと思いますけど、決して市長としても、野球場を断念したというわけではございません。あくまで、若干先送りせざるを得なかったと、それは、もう第一に財源の見直しをしたためにそういうことになったと。 だから、現時点でその地権者の方なりにも、どうなるんだろうか、あるいは野球場を心待ちにしておられる人はどうなるんだろうかと、今はもうしばらく待ってほしいとしか言いようがございませんが、今までの計画は少し先送りになったという表現だと思います。 今津・山手につきましても、確かにその行政としてこの地区の集会所の建設につきましては、今までいい返事をしながら、この時点でやはりやむなく先送りにせざるを得なかったということで御理解いただきたいと思います。 先ほど国土交通省の、確かにせんだってのその新聞報道で、今まで岩国市が一文字処理区で計画しておりますいわゆる合流式、これは過去、岩国市はゼロメートル地帯で勾配がとれないということで、雨水と汚水が一緒に入る合流式を、実際に建設省なりの補助で、古くは27年ぐらいから、下水道計画をしながら、43年、あるいは44年ごろに、地権者のその受益者負担金制度を導入してやってきたその合流式はどうだろうということは、今後、どういう対応をしていくかというのは、現時点でその計画を持っておりませんが、即座に、新年度に入りまして、早い時期に計画策定の見直しが必要になるであろうということだけで、今回本当、いい回答ができませんことをお許しいただければと思います。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。 ◆6番(松田恭輔君)  非常に厳しい財政状況でありますけれども、その中でも、私は各種目を平均的に削って、ほいで、ごろ合わせをするというようなやり方では、決して市民の負託にこたえることはできないと。 そういう意味でですね、特に教育費、これがですね、非常に落ち込んでおります。構成比で見ますと8%、前年が8.5、その前が8.9、これが8%に落ちておる。 これは、私は昨年からずっと、教育長にも一般質問等を通じて質問をしてまいりましたが、特に、営繕費、それから施設整備費の工事請負ですね、これが14年は5,400万円になっております。これは13年度を見ますとね、6,300万円、非常な落ち込みであります。 それで中学校ですが、同じく営繕費、施設整備費は、本年度は4,271万円、これは13年度に比べますと、若干伸びておりますが、12年度、11年度、いわゆる通年度に比べますと、やっぱり減っております。 こういうことではですね、学校の営繕費、設備費というのは、非常に今まででも少ない。これは、早急にふやしてですね、対応をすべきであるということを主張してまいって、教育長も一たんそれを、そのことは理解を示しておる。にもかかわらず、こういう状態であると。これはね、予算の組み方に私は問題があると、市長に申し上げたい。 特にもう一つ申し上げたいのは、ことし、私、トイレですね、トイレの全面的な改修を行うべきだと、教育長も、これは14年度から年次的にやっぱりこれは対応しなければならないと、教育委員会としては、そういう方向だということは答弁してまいったわけです。ところが、今度の予算には載っておらない。 こういうね、弱い者に対して――弱い者といいますか、非常にこの子供の教育でね、そういうものに対して非常に冷たいと。むしろ圧縮が強いと。そういう予算の組み方には、私は反対であります。この点についてですね、市長の見解をまずお伺いをいたします。 それから愛宕山ですが、愛宕山問題はね、何か大伴部長は、そういうことは別に関心を持たないようなことをちょっと受けたんですが、私はね、この愛宕山の計画は、平成の14年から18年までに、この近隣公園の21ヘクタールは購入することになっておるんですね。 ところがもう、そういうことはもう既に購入をするという段取りに入らなければならないと、そういうときに当たってですね、これがまだ財政フレームに載っておらないと。これは盛んに――何といいますか、無関心な装いをしておると。こういうことではね、この愛宕山というのは一体どうなるんかと。ほいで、たくさん工事をやって、ほいで、いよいよ市が本当に買い取らなければならないときになったら、一体これはどうなるんかと。そういう見通しを持った市の財政計画でないとね、私はいけないと思うんですが、この点についてお答えを願います。そういうことです。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  まず、教育の予算についてお答えを申し上げます。 松田議員さん、教育費のマイナスが13%で、額にいたしますと4億7,000万円ばかり減額になっておりますが、要因といたしましては、職員給与――恐らく退職者が減ったということで、これが約2億円ぐらい人件費で落ちております。 それから、さらに言いますと、教育センターの建設費が約1億4,000万円ばかり、昨年度はございましたが、ことしございません。 それから、東中学校の防音機能復旧事業がやはり昨年度ありまして、ことしございません。 こういった大きな事業が、平成14年度になくなっておるということで、これはやはり毎年その事業、その年度その年度で、事業の編成というものがあるわけでございまして、逆に申し上げますと、平成14年度は、教科書改訂の年度にも当たりますので、逆に、消耗品とか備品あたりは、小・中学校で7,000万円ばかり、通年度よりもプラスになっておるというふうなことが言えるわけであります。 それから営繕とか、あるいは施設整備の事業費につきましても、松田議員さん、随分こう下がっておるような印象のことを言われますが、決して下がっておるわけではございません。特に、ことしは通年予算ということで、昨年度よりも当初に上乗せをして、財源の配分を行っておるつもりでございます。 また、トイレの改修等につきましても、名称が上がってないから担当部署がやらないというんではなくて、これはまた担当部署の方が、特にトイレの改修等急ぐところがあれば、施設整備の中で優先的に配分しながら事業を運営していくということになろうかと思います。 それから、愛宕山の問題でございますが、決して、私が無関心で関心がないというわけではございません。先ほど来より申し上げておりますように、中期財政フレーム等を見ましても、非常に厳しいフレームになっております。18億円から19億円、20億円前後の投資可能額でもって今後3年ないし4年は運営していかなければならないといった中での愛宕山の建設ということになりますと、大変困難な面もございます。 ただ、その中にあります運動公園でありますとか、あるいは福祉、いろいろ施設がありますが、それは、その都度、財源等、事業費のある程度明確化によりまして、財源等も考えていかなければならないというふうに考えております。決して関心がないというわけではございませんので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(松田恭輔君)  今、大伴部長の方からるる申し上げたようですが、私が申し上げておるのはね、構成比で8%ですよ、ね。これは、8%というのは、この構成比で8%というのは近年にない落ち込みであります。これは、教育センターの工事が終わったからとかなんとか言いますが、この事実は、どうしても否定ができないんですね。上がっておるんならいざ知らず、最低です。ここを私は申し上げておる。 それと学校のトイレですが、これは平成14年度に国の補助金を申請をして、そして対応できるんですか。そんな、ごまかしを言うたらだめですよ。そのことを私は言うておる。教育長も、そのことを今まで約束してきたんですね。 ところがことしは、国への補助金の申請もやらないと。予算にも載っておらない。これはやらんということじゃないですか。これは教育長も含めてはっきりしてもらいたいと思います。 それから愛宕山の問題でありますが、総額で55億7,600万円もの土地を買わんにゃいけんのですよ。ここもう三、四年のうちに。こういう差し迫った問題があるんです。ところが、この55億7,600万円というのはね、この財政フレーム入っておらんのですよ。どうするのかと。片方じゃ、どんどんどんどん砂を出して、基地はできる。その後につくられたものは、市が買わんにゃいけんのですよ。だから、これをどうするのかというのはね、当然もう遅いぐらいであって早くはない。市長はどういう見解なのかね、早急に私は態度を決めるべきだと思うんですが、これは、市長にお伺いしますが、いかがですか。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えをいたします。 まず構成比でございますが、確かに松田議員さん言われるように、8%ということでございますが、13年度が8.5%でございますので、近年、昨年が8.5で、いろいろな事業の落ちもありまして、0.5ほど落ちておるということでございます。(発言する者あり)今、ちょっと資料がございませんので、申しわけございません。(「その前は8.9ですよ、12年度は」と呼ぶ者あり) それからトイレにつきましても、補助ということを言われますが、大規模改修等になれば補助もあるかもわかりませんが、これは施設整備の方、いわゆる教育委員会の方が、トイレの改修が緊急を要するようであれば、枠配分の中からトイレの改修を行っていくということは、私先ほど申し上げたとおりでございます。 それから愛宕山の、いわゆる中にあります各施設の用地の買収につきましても、何度も申し上げておりますように、55億円という大きな事業でございます。もちろん、包括監査等、今後の事業の見直し等も行われるかもわかりませんが、そういったところになりますと、また、その事業の持っていき方、あるいは、その事業内容等も見直しということも、もちろんあるわけでございますので、そのあたりを加味しながら、この厳しい財政運営の中を乗り切っていきたいというふうに考えております。 ◆6番(松田恭輔君)  教育長に答弁……。 ◎教育長(二武功君)  トイレの改修が大切であるということの御指摘につきましては、私も大切であるというふうに思っておりますが、14年度にやりかえるということの約束はできないと、してないというふうに思っております。努力はするということであったと思いますが、近い将来、やってもらえるというふうに思っております。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。 ◆10番(細見正行君)  何点か質疑をさせていただきます。 平成14年度施政方針及び予算の大綱は、総合計画「ゆめわくいわくに21」の路線に沿って、さらにちょうど1年前の2月に策定した「財政健全化計画」にのっとり、おおむね予算編成をされておられます。このことは、午前中も明らかとなりました。 また市長は、昨年11月には、市政刷新宣言をされました。 そこで、お尋ねいたしますが、本来、今年度の予算編成に当たっては、昨年11月に行った市政刷新宣言の具体的な実施計画や行政改革の実施計画をいち早く策定して、市民や議会に示し、そして健全化計画の見直し作業を行ってから、その改定した計画に沿って予算を組まなければならないのではないのか、基本的な考え方が本末転倒している予算になっていないか、御説明ください。 次に、数値的なことを質疑しますが、平成14年度、岩国市一般会計予算において、隠れた起債とも言われている債務負担行為、いわゆるこれから年度年度に支払いの義務の出てくる債務負担行為の累積合計金額は幾らか、お示しください。 あわせて、税金及び使用料手数料、保険料の滞納金は、現在合計で幾らあるのか、額をお示しください。 3点目に、施政方針の中に、岩国市職員の処遇について上げられておられます。職員数及び給与や退職金など、削減の方向で示されておられますが、今年度は市長みずからの退職金手当については検討されたのか、確認いたします。 あわせて、議員の報酬についてお聞きします。山口県では、議員報酬を5%カットしたようですが、岩国市の財政が極めて厳しい折、井原市長は、議員の報酬について、議会側に何か話し合いや要請をしたのか、お答えください。 次に、工業用水使用助成金について、岩国市の地域の経済的な面、さらに企業と岩国市との信頼関係を保つ面からも大切な助成金であるが、昨年度当初予算では、対前年度比で50%カット、そして補正予算では、削減分が補正されました。今年度当初予算においては、昨年の合計分より約10%カットとなっておりますが、どうしてなのか、お答えください。 それと、中小企業支援策についてお尋ねをいたします。 中小企業が、これだけきゅうきゅうとしている社会の現実として、例えば税制対策については、市長は何か考えていることがあるのか、あればお示しください。 続きまして、ことし4月よりペイオフ制度が実施されますが、対策は万全と言えるのか、お答えください。 藤河の土地区画整理組合の公金支出は、以前、本会議でも今後はもうないという計画であったはずですが、どういうことか、わかりやすく説明をしてください。 以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えをいたします。 まず、第1点目の刷新宣言についての質疑でございますが、確かに刷新宣言の中におきましては、「行政執行における倫理の確立」あるいは「危機的財政の克服」「行政改革の徹底」「市営バス事業の再建」「職員の意識改革」5つを上げて刷新宣言を行いました。 この中でも、財政の関係になりますと、危機的財政の克服、あるいは行政改革の徹底等につきましては、今回の予算編成におきまして、健全化計画にございます赤字会計に対する配慮、あるいは起債借入額の抑制、あるいは補助金の見直し、経常経費の抑制、あるいは人件費の削減等々、かなり厳しい財政の編成を行いまして、この刷新宣言に盛り込んでおりますような内容から、こうした予算編成を行ってまいったところでございます。 それから債務負担行為の累計額でございますが、平成14年度当初で、いわゆる限度額を申し上げますと、債務負担行為が64億3,945万8,000円になっております。これは、債務保証と損失補償を除いた、いわゆる債務負担行為の額でございます。 それからペイオフ対策でございますが、岩国市は基金が、相当の基金を抱えておりますが、ほとんどが一般会計、あるいは資金繰り等において繰りかえ運用を行っておりますので、その影響は余りないわけでございますが、いわゆる民間金融機関に対しまして、13億円程度の定期預金を行っておりますが、これも、定期担保で逆に、金融機関から借りておるような状況でございまして、その他3億円ばかりの資金がございますが、これにつきましては、長期債の借り入れでもって相殺をするというふうな方向でもって対応してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ◎総務部長(池元幸信君)  滞納の関係でございますけれども、滞納整理室の方で所管させていただいております滞納額を申し上げますと、市税におきまして5億767万円、国民健康保険料におきまして9,083万円、市営住宅使用料におきまして2,205万円という数字になってございますけれども、これは現年分を含んでおらない数字というふうに御理解いただきたいと思います。 ◎経済部長(中村政勝君)  工業用水の10%カットということでございますが、これはどうしてなのかということでございますが、議員御承知のとおり、市の財政は非常に逼迫したところがございます。このために、補助金の見直しということが迫られまして、昨年11月、市政刷新宣言を行っておりますが、この10%というカット額につきましては、企業側との話し合いの中で、企業側の御理解を得て10%に減額をしたものでございます。 そして、中小企業の税制ということでございますが、中小企業への振興策の一つであります事業資金の融資、中小企業振興資金等の融資制度を設け、実施をしてきております。 また、今日のように低迷した経済情勢の中では、地元企業への経済的な波及効果も考慮いたしまして、平成13年11月1日から、融資利率を0.2%引き下げておりまして、1.8%で実施をしてきております。 また、小規模企業既設資金につきましても、開始時期の前倒しや融資利率の引き下げ等を実施しております。 なお、山口県におきましても、10月1日から融資利率を0.2%引き下げて実施をされております。 今後も中小企業の経営安定に向けて関係機関と協議を重ねながら、制度融資を有効的に利用してまいりたいと考えております。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。――はい、ちょっと待ってください。
    ◎助役(村井理君)  私の方から、先ほどの市長の退職金の見直しはどうか、現在具体的に検討しておりません。 それともう一つ、県議会の例を出されて、議員の報酬について議会の働きかけはということでございますが、これにつきまして、せんだって来より、旅費とか、いろんな面での御協力もいただいており、その点につきましては、相手の懐をかき乱すことはいたしたくありません。あくまで、議会の方にお任せしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎都市開発部長(国広義行君)  藤河土地区画整理組合の件でございますが、これにつきましては、国が平成11年度に創設した保留地取得資金貸付制度を利用いたしまして、保留地管理法人へ貸し付けを無償で貸し付けを行い―― 一部、半分有償ですが、これで、保留地管理法人が藤河土地区画整理組合の土地を買うということですので、支出といいますか、貸付制度でございますので、御理解をいただきたいと思います。 ◎総務部長(池元幸信君)  まことに申しわけございませんけれども、先ほどお示しをいたしました滞納額でございますけれども、私、12年度の数字と誤って申し上げました。おわびして訂正をさせていただきます。 13年10月現在におきまして、市税の滞納額は7億4,355万円でございます。それから、国民健康保険料におきましては6,006万円。それから、市営住宅使用料におきましては2,176万円という数字でございますので、おわびをして訂正をさせていただきます。 ◆10番(細見正行君)  ちょっと説明不足であったかもわかりませんし、答弁がかみ合ってないところもありますので、何点か再質をさせていただきますけど、中小企業の支援策については融資制度ではなくて、税制の見直しとか、検討ですね――いわゆる融資はですね、もう借りると返さにゃいけない。非常にこう消費者のマインドといいますか、返さんにゃいけんお金を借りてまでというのでなくて、少しでも税金が助かると、消費にも波及効果が出てくるのじゃないかと、そういう観点から、市長は何か考えていることがあればということであります。 それともう一点、先に言っておきますが、藤河の整理組合から公社が買いつける額に対して、市が行っておる施策がありますが、これに対しての坪単価、幾らなのか。今度、公社が買い取るといいますか、引き取る平米数、この価格はどのようにして決定されたのか、以上3点。  それと、最初にお話しした基本的なことは、昨年の2月に策定した健全化計画にのっとり予算組みがされておるのではないかということで、本来そちらの方を先に、刷新宣言とあわせてですね、具体的なことを示して予算を組むべきではないかということなので、的を外さずに答えていただきたいと思います。 要は、市政刷新宣言で宣言された危機的財政をどのようにするとか、先送りにしている具体的に取り組む行政改革の計画書作成など、市民にもっと理解の得られるプランを示さないままでは、説明責任が欠落しているのではないか。このうちで、既に作業済みのものでもあれば、市民に公表をしていただきたいと思います。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  お答えをいたします。 確かに2月の健全化計画から、その後るる変遷ございまして、芸予地震でありますとか、あるいは、いろいろな変更がございまして、税収等もなかなか入ってこないということで、さらに財政の危機が逼迫してきたわけでございます。 で、刷新宣言を行いました。それによりまして、私、先ほど申し上げましたように、人件費の削減でありますとか、補助金の見直し、あるいは起債の借り入れの抑制、あるいは特別会計の健全化、また行政改革の前倒し等につきましても、今回一部でありますが、行政改革を実施しておるということでございますので、そのあたりをいろいろ加味いたしまして、大変厳しい財政状況の中、編成を行ってまいったところでございます。(「議長、答弁がちょっとずれてるんですが」と呼ぶ者あり) ○議長(本田嗣郎君)  まだ答弁してるでしょ、よく聞いてからやってください。答弁をしないうちから発言しないでください。 ◎都市開発部長(国広義行君)  お答えします。 藤河の土地につきましては、保留地につきましては、平成13年の11月に不動産鑑定をとっており、街区ごとといいますか、区画ごとに評価を出しております。現在の平均単価ですが、坪当たり25万4,000円余りでございます。坪当たり19万4,000円から29万5,000円ぐらいの間に入っております。 以上です。 ◎総務部長(池元幸信君)  中小企業への税制上の優遇策を考えられないかという御質疑でございますけれども、御案内のように、税制は大きな国の枠組みの中で定められておりまして、私ども単独の自治体で独自の優遇税制を設けるというのは、非常に困難な面がございます。むしろ、他の自治体においては、新税の導入を検討しておられるところの方が多い中で、私どもは、現状の税制をより公平・公正に運営していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  ほかになければ、委員会において審査していただくことにして、議案第15号、17号、18号は経済常任委員会に、議案第16号、20号、22号、24号、26号は教育民生常任委員会に、議案第19号、23号は総務常任委員会に、議案第21号、25号は建設常任委員会に付託いたします。 なお、議案第14号 平成14年度岩国市一般会計予算につきましては、その所管分を各常任委員会に付託いたします。 △日程第10 議案第27号 平成14年度岩国市交通事業会計予算 ○議長(本田嗣郎君)  日程第10 議案第27号 平成14年度岩国市交通事業会計予算を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎交通事業管理者(吉崎冾示君)  議案第27号 平成14年度岩国市交通事業会計予算について御説明いたします。 まず、総括的事項から申し上げますと、乗り合い部門は、依然として続く運賃収入の減少に歯どめをかけるため、これまで導入しました高齢者、身体障害者等に配慮した超低床スロープつき乗り合いバス、電車型バス、バスロケーションシステム、山口県内共通バスカードシステム等をPRしながら、バス利用の促進を図りたいと考えております。 また、利用者のニーズに沿えるような運行効率のよいダイヤ改正を平成14年10月1日に予定しております。 貸し切り部門は、既に規制緩和が実施され、厳しい状況下に置かれておりますが、主催ツアーのPRを拡大するとともに、平成12年度までに導入した6台のマーキングバスのPR等種々の企業努力を行いながら、貸し切りの利用促進を図りたいと考えております。 それでは、予算の内容について御説明いたします。 まず、第2条の業務の予定量につきましては、車両数は平成13年度と同じく、乗り合い、貸し切り、あわせて70両としております。走行キロにつきましては、乗り合いは前年度に対し、2,000キロメートル増加の202万2,000キロメートルを、貸し切りは前年度に対し、1万6,000キロメートル減少の67万5,000キロを見込んでおります。輸送人員につきましては、乗り合いは前年度に対し、2.7%減少の284万8,000人、貸し切りは前年度に対し、1.8%の減少の16万4,000人を見込んでおります。 建設改良費につきましては、総額で5,091万5,000円を計上しており、詳細は後ほど、資本的収入及び支出の項目で御説明いたします。 次に、第3条の収益的収入及び支出でございますが、これは、参考資料として添付しております平成14年度交通事業会計予算総括表によって御説明いたします。 収入につきましては、乗り合い収入は、前年度に対し2.5%、1,463万2,000円減少の5億6,815万9,000円を計上しております。内訳として、老人の自己負担分を含む一般乗り合い収入は、5.0%減少の3億2,791万2,000円を、老人、身体障害者等に対する繰入金は、1.1%増加の2億4,024万7,000円を見込んでおります。貸し切り収入は、前年度に対し、2.3%、653万6,000円減少の2億7,646万1,000円を計上しております。 運送雑収益は、前年度に対し、2.6%減少の1,682万3,000円を計上しております。 営業外収益は、他会計補助金1億1,603万1,000円、その他営業外収益として、その他雑収益1,260万9,000円、県補助金250万6,000円、保険賠償金900万円、預金利息106万8,000円等を見込んでおります。 また、支出につきましては、職員給与費は、前年度に対し1.4%、895万3,000円増加の6億4,276万6,000円、燃料油脂費は5,767万6,000円、車両修繕費は4,760万2,000円、減価償却費は9,452万8,000円、諸経費は臨時運転士、ガイド等の賃金、一般管理諸経費等で2億1,328万5,000円を計上しております。 そのほか営業外費用として、支払い利息は他会計長期借入金等の利息を、繰り延べ勘定償却は退職給与金の償却額を、消費税は納付すべき消費税の見込み額を計上しております。 以上、収益的収支は収入総額10億266万円に対し、支出総額は11億3,264万3,000円となり、総収支差し引きは税込み額が1億2,998万3,000円の赤字となる見込みでございます。 続きまして、第4条の資本的収入及び支出でございますが、収入につきましては建設改良費の財源として県補助金100万円、一般会計補助金1,608万6,000円等を計上しております。 また、支出につきましては、建設改良費は高齢者、身体障害者等に配慮したノンステップ小型乗り合いバス2両への更新、バス待合所上屋の建設、電光式行き先表示機の導入等、利用者へのサービスの向上に努めるよう計画し、これらの事業費として前年度に対し26.7%、1,857万円減少の5,091万5,000円を計上しております。 他会計長期借入金償還金は、退職給与金の財源として一般会計から借り入れた長期借入金の元金償還額3,540万円を、退職給与金は定年退職者分を計上しております。これに伴い、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億1,585万6,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額240万1,000円及び過年度分損益勘定留保資金1億1,345万5,000円で補てんすることとしております。 以上、御説明いたしましたことは、平成14年度岩国市交通事業会計予算の第1条から第8条までにそれぞれ定めており、予算の詳細は、平成14年度岩国市交通事業会計予算説明書に記載をしております。 なお、営業外収益として、本年度においても徳山ボート競走場行き貸し切りバス収入を計上しておりますが、去る2月28日に徳山市競艇事業部から長距離無料バスの運行を全路線廃止する旨の通知がございました。当局といたしましては、予算に与える影響が大きいことから、このことを深刻に受けとめておる次第でございます。 交通事業を取り巻く環境は、平成14年2月1日付で乗り合い事業等の規制緩和が実施され、従前にも増して厳しい状況が続くものと考えており、経営の改善のため引き続いて全職員が一丸となって努力してまいる所存でございますので、今後とも議員の皆様を初め、関係各位の温かい御支援、御協力をお願い申し上げます。 以上で、議案第27号 平成14年度岩国市交通事業会計予算についての説明を終わります。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。 ◆21番(長尾光之君)  大変な努力をしておられるというのはよくわかってますが、今最後に言われました徳山競艇のことですけど、私も新聞を見まして、長距離バスが全部廃止されるということで、これ交通局にとって大変なことだと思っておりました。この貸し切りの大体何台――要するに年間何台ぐらい使ってもらっていて、どれぐらいの売り上げがあったのか、その辺を教えてほしいと思いますけど。 ◎交通局次長(松脇克郎君)  お答えします。 徳山モーターボート競走場行きの貸し切りバスの運行についての御質問ですが、平成12年度におきましては、開催日が215日で延べ台数649台の4,546万7,100円でございます。そして、13年度におきましても、見込み額といたしましては約4,500万7,000円を予定しております。 以上です。 ◆16番(井上昭治君)  ちょっとお聞きしたいことがありまして手を挙げさせていただきました。14年度の一応予算の中でちょっと見えない部分があるので、一つお聞きしたいんですが、私は以前からも話をしておりますけども、環境問題の大気汚染に関する交通事業体としての取り組みというものが、いま一つこの予算の中では見えないわけでありますが、今走行キロに関しましても年間で――貸し切りと一般を見ましても約270万近いキロ数を走っているという、車両70台がですね、そのような現状の中におきまして、交通局としましては、その環境問題、大気汚染に関する取り組みの考え方、それから今取り組んでいることがどのようなことがあるのか。それと新車を購入することに関しましては、その大気汚染の防止策というか、そのようなものが購入されていっているのか、また今後そのようなことを考えているのか、そのことを質疑したいと思います。 ◎交通局次長(松脇克郎君)  環境対策についての御質疑ですが、今年度平成13年度におきまして、昨年の11月に納入いたしました乗り合いバスの更新につきましては、3両ほどを入れておりますけども、これはアイドリングストップ機能つきの乗り合いバスでございまして、信号待ちとか長い期間停車する場合のアイドリングを自動的にストップするという機能を持っておりまして、そういったことでの環境対策ということになっております。 それから、現在局といたしましても、そういった機能のないバスにつきましても、長時間の待合だとか時間待ち、そういったときにはアイドリングをストップする運動を行っておりまして、かなりの燃料費の節減あるいは環境面への配慮をしているというふうに認識をしております。 以上です。 ◆16番(井上昭治君)  ちょっと今答弁漏れがあったんですが、環境ですか、大気汚染に関しての考え方というか、そのプランというものが今後の状況のものを作成されているのかどうかということをちょっとお聞きしたんですが。 ◎交通事業管理者(吉崎冾示君)  環境対策のことでございますが、環境庁はディーゼル車などから排出されるいわゆるいろんな物質、自治体が公営バスに装着する場合、補助制度を現在つくっております。予算的にそういうものに反映しておるかどうかという御質疑だと思いますが、現在この環境対策、環境省が行っているものにつきましては、対象区域は首都圏だと私聞いております。したがいまして、今後地方都市にこの補助制度が拡大された時点で、局としても対策を講じてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきます。 ◆10番(細見正行君)  市政刷新宣言でも市営バス事業の再建も挙げられておられますが、具体的に先ほど長尾議員の方からもありましたように、売り上げ減にかわる売り上げが見込まれるものとか、再建に際しての具体的な施策を少しお示しください。 ◎交通事業管理者(吉崎冾示君)  市営バス事業のいわゆる刷新宣言の中の健全化ということのいわゆる具体的施策についてのお尋ねだろうと思います。このことにつきましては、即効薬といいますか、即再建につながるというような対策は非常に難しいと思っております。過去にも財政再建を行った経緯もございますし、交通局の健全化に向けてはあらゆる方向で取り組んでおるのが現在までの状況でございます。 例えばバス路線、それから人件費の削減、こういう経費を削減するとともに、乗り合い、貸し切りを含めて営業収益のいわゆる確保に努めたいと考えております。もちろん本年10月1日にダイヤ改正を検討しております。そういう中で循環バス等の導入、それから定期券の割引率の拡大による通勤の促進、そういうものも検討を加えながら、市民が利用しやすい市営バスを目指して今後も頑張ってまいりたいと思います。もちろんいわゆる人件費の削減策につきましても、本庁に準じて各種の改正をしております。また、職員の意識改革といいますか、公共交通のサービスというものの原点に立ち返るためにも、本年2月に全職員を対象に接遇研修も行っております。こうしたいわゆるあらゆる方策一つ一つの積み重ねで、財政のいわゆる再建といいますか、健全化に向けて、先ほど壇上での説明の中で申し上げましたが、職員一丸となって頑張ってまいりたいということでございますので、御理解をいただきます。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  ほかになければ、委員会において審査していただくことにして、経済常任委員会に付託いたします。 △日程第11 議案第28号 平成14年度岩国市水道事業会計予算       議案第29号 平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算 ○議長(本田嗣郎君)  日程第11 議案第28号 平成14年度岩国市水道事業会計予算及び議案第29号 平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算、以上2議案を一括議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎水道事業管理者(伊藤憲夫君)  議案第28号 平成14年度岩国市水道事業会計予算について御説明いたします。 事業の主なものとしましては、浄水基幹施設の更新事業、既設高台団地の引き取り事業及び配水施設の維持管理に伴う改良事業を計画的に実施してまいります。また、通津地区給水区域拡大事業の実施設計が平成13年度で完了いたしますので、本年度から3年間の継続事業を防衛補助事業として水道施設建設に着手し、普及率の向上と安全な水を安定的に供給する水道事業の責務を遂行するためのこれら諸事業に取り組んでまいります。 以上の方針に基づく予算の内容について御説明いたします。 業務の予定量におきましては、年間総給水量1,367万4,248立方メートルで、前年度に対し3万2,127立方メートルの増加を見込み、給水戸数は4万3,896戸で、422戸の増加を見込んでおります。 以下、事業収支につきましては、別添の平成14年度岩国市水道事業会計予算総括表によって御説明いたします。 第1表の収益的収支の収入におきましては、長引く景気の低迷により大幅な増収は見込めない状況でありますが、新規需要による給水量の増加を見込み、給水収益は前年度に対し393万9,000円増収の15億8,267万7,000円を見込んでおります。そのほか受託工事収益378万2,000円、その他営業収益3,454万4,000円及び雑収益等1億2,108万4,000円で、収入総額は17億4,208万7,000円を計上いたしました。 また、支出におきましては、経常経費の節減に努め、特に水道局行政改革実施計画に基づいて職員数と給与費の適正化を図り、給与費等8億4,377万9,000円で、前年度に対し2,811万1,000円の減額といたしました。そのほか修繕費、動力費、薬品費、その他諸経費等の維持管理費3億1,685万6,000円、支払い利息、減価償却費等4億4,409万4,000円及び消費税3,156万円で、支出総額は16億3,628万9,000円となり、収支差し引き1億579万8,000円の当年度利益となる見込みであります。 次に、第2表の資本的収支の収入におきましては、固定資産売却代金5万3,000円、企業債3億9,500万円、国庫補助金4,032万9,000円及び工事負担金1億4,943万8,000円で、収入総額5億8,482万円を計上いたしました。 また、支出におきましては、浄水施設整備事業費3億2,629万9,000円、配水施設整備事業費1億4,401万6,000円、高所地区配水管等改良事業費4,226万8,000円、通津地区給水区域拡大事業費1億1,239万7,000円及び改良費1,224万9,000円で、普及率の向上と安定給水の確立を図る事業費を計上いたしております。 そのほか企業債償還金等2億8,286万7,000円で、支出総額は9億2,009万6,000円となり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億3,527万6,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額2,027万4,000円、過年度分損益勘定留保資金4,752万1,000円及び当年度分損益勘定留保資金2億6,748万1,000円で補てんするものであります。 以上、御説明しましたことは、平成14年度岩国市水道事業会計予算の第1条から第9条までにそれぞれ定めており、予算の詳細は別冊の平成14年度岩国市水道事業会計予算説明書に記載をいたしております。 引き続き、議案第29号 平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算について、御説明いたします。 業務の予定量におきましては、前年度と変わりなく、日量2万7,950立方メートルの基本使用水量で、年間総給水量は1,020万1,750立方メートルであります。また、工業用水道基幹施設の更新事業が平成13年度で完了し、将来に向けた安定給水の基盤が確立しました。本年度からは、責任水量料金体系による健全な財政基盤の維持に努めてまいる所存であります。 以下、事業収支につきましては、別添の平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算総括表によって御説明いたします。 第3表の収益的収支の収入におきましては、給水収益2億1,637万9,000円、受託工事収益50万円及び雑収益等887万8,000円で、収入総額2億2,575万7,000円を見込んでおります。 また、支出におきましては、給与費等9,343万3,000円、修繕費、動力費、その他諸経費等の維持管理費3,967万2,000円、支払い利息、減価償却費等6,298万1,000円及び消費税841万4,000円で、支出総額は2億450万円となり、収支差し引き2,125万7,000円の当年度利益となる見込みであります。 次に、第4表の資本的収支の収入におきましては、工事負担金537万円を収入総額として計上いたしました。 また、支出におきましては、改良費966万円及び企業債償還金等2,324万3,000円で、支出総額は3,290万3,000円となり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2,753万3,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額46万円、減債積立金2,314万3,000円及び過年度分損益勘定留保資金393万円で補てんするものであります。 以上、御説明いたしましたことは、平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算の第1条から第6条までにそれぞれ定めており、予算の詳細は別冊の平成14年度岩国市工業用水道事業会計予算説明書に記載しております。 これをもちまして、議案第28号及び議案第29号の概要についての説明を終わります。 よろしく御審議の上、御承認いただきますようお願いいたします。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別になければ、委員会において審査していただくことにして、2議案とも建設常任委員会に付託いたします。 △日程第12 議案第30号 岩国市学習等供用会館条例の一部を改正する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第12 議案第30号 岩国市学習等供用会館条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総合政策部長(大伴国泰君)  議案第30号 岩国市学習等供用会館条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、防衛施設庁の補助事業として、岩国市立石町四丁目7番60号に建設を進めております学習等供用施設が、本年3月下旬に竣工する予定でございますので、竣工後、この施設を岩国市室の木東供用会館という名称で供用開始をいたしたく、条文の整備を行うため提案するものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。 △日程第13 議案第31号 岩国市行政手続条例の一部を改正する等の条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第13 議案第31号 岩国市行政手続条例の一部を改正する等の条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(池元幸信君)  議案第31号 岩国市行政手続条例の一部を改正する等の条例について御説明申し上げます。 岩国市例規集、内規集の電子化につきましては、本年度から本格的に運用を行っておりますが、これを機に字句、内容等についての見直しを行いました。その結果、81の条例の改正、2つの条例を廃止を行う必要が判明いたしました。 その主な内容としましては、用字用語に関しまして送り仮名の修正が2件、字句の修正が21件、句読点や接続詞の修正が43件、表現の統一が103件、さらに過去の法令改正に伴う修正に関しまして法令名及び法令番号の修正が4件、引用条項の修正が24件、省庁再編や過料規定改定等に伴う修正その他68件を行っております。 これまでは法令や用語等が変更されると、その都度人の目による確認、改正作業を行っておりましたが、今後は検索機能を用いることで、容易にそして確実に見直しを行うことが可能となりましたので、より適切な条例整備に努めてまいりたいと考えております。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。 △日程第14 議案第32号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第14 議案第32号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(池元幸信君)  議案第32号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例について御説明申し上げます。 地方分権の進展や住民の行政に対するニーズの多様化、高度化に伴い、地方公共団体は限られた財源、人材などを有効に活用しながら、行政サービスを効率的、効果的に提供することが求められており、地域の振興、住民の生活向上等の諸施策の推進に当たって、公益法人等との連携協力により対応がなされているところですが、このような公益法人等に対しては、現在職務命令による出向、職務専念義務の免除などの制度の運用により職員の派遣が行われております。 こうした中で、このような職員の派遣について統一的なルールを設定し、職員の派遣の適正化、手続の透明化などを図るとともに、地域における人材の有効活用を通じた行政と民間の適切な連携協力による地方公共団体の諸施策の推進を図ることを目的として、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律が制定され、平成14年、本年4月1日から施行されることとなっております。 今後、地方公共団体が公益法人等に職員を派遣する場合には、この法律と法によって定めることとされている本条例に基づいてのみ派遣できることとなるわけでございます。 さて、本条例は、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律の規定に基づき、公益法人等への職員の派遣等に関して必要な事項を定めているものであります。 主な内容について御説明いたしますと、第1条で条例の趣旨、第2条において職員を派遣することができる公益法人等の規定及び派遣することができる職員の範囲などを定めております。第3条におきましては、派遣職員の職務への復帰について、第4条以降では、派遣職員の給与や復帰後の処遇に関して定めております。 また、附則第2項において、岩国市職員定数条例第4条で定められている定数外とすることができる職員に派遣職員を加えることとし、第3項において、派遣先団体の業務上の災害または当該業務に係る通勤による災害は、岩国市職員公務災害等見舞金に関する条例第1条の公務上の災害または通勤による災害とみなすことといたしております。さらに、第4項において、特例一時金に関して条文の整備を行っております。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。 △日程第15 議案第33号 岩国市職員の育児休業等に関する条例及び岩国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第15 議案第33号 岩国市職員の育児休業等に関する条例及び岩国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(池元幸信君)  議案第33号 岩国市職員の育児休業等に関する条例及び岩国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、その提案理由を御説明申し上げます。 本議案は、男女共同参画社会の実現に向け、男女がともに家庭における責任を担いつつ、公務と育児、介護が一層容易に両立できるよう、地方公務員の育児休業等に関する法律及び一般職の勤務時間、休暇等に関する法律の一部改正が行われたことに伴い、条例の一部改正を行うものであります。 主な改正点について御説明いたしますと、まず育児休業等に関する条例の一部改正におきまして、法の改正により育児休業の対象となる子供の年齢が1歳未満から3歳未満に引き上げられたことに伴い、関連条文の整備を行っております。 次に、勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正におきまして、国家公務員の介護休暇の取得期間が3カ月以内から6カ月以内に延長されたことに伴い、本市職員の休暇についても国に準じて延長を行うとともに、育児または介護を行う職員の深夜勤務の制限及び時間外勤務の上限時間を年360時間から月24時間、年150時間とするものであります。 なお、本条例の施行期日は、平成14年4月1日といたしております。 よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。 △日程第16 議案第34号 岩国市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第16 議案第34号 岩国市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(池元幸信君)  議案第34号 岩国市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 岩国市職員の再任用に関する条例につきましては、昨年3月に御承認いただき、4月から施行されているところですが、その附則第2条及び第4条において、消防吏員に対する適用期日について及び経過措置としての任期の末日に関して特例を定めております。 その中で、消防吏員につきましては、地方公務員等共済組合法附則第25条の2第1項第1号に規定する特定警察職員等であるものという規定をいたしておりましたが、地方公務員等共済組合法の一部改正により、平成14年4月1日から特定警察職員等を定める同法の規定が、附則第25条の2第1項第1号から附則第18条の2第1項第1号に変わることになりました。そのため所要の条文の整備を行うものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。 △日程第17 議案第35号 岩国市漁港管理条例の一部を改正する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第17 議案第35号 岩国市漁港管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎経済部長(中村政勝君)  議案第35号 岩国市漁港管理条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 昨年、漁港法の一部が改正され、漁港法が漁港漁場整備法に、漁港修築事業が特定漁港漁場整備事業に改正されましたので、関係条文中の字句の訂正を行うものでございます。 なお、施行日は漁港漁場整備法と同様、平成14年4月1日といたしております。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、経済常任委員会に付託いたします。 △日程第18 議案第36号 岩国市下水道条例の一部を改正する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第18 議案第36号 岩国市下水道条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎都市開発部長(国広義行君)  議案第36号 岩国市下水道条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 下水道は、雨水による浸水の防止、汚水の排除等による生活環境の改善、公共水域の水質保全等、多面にわたる役割を担っており、快適な市民生活を営む上で必要不可欠な都市基盤施設であります。 本市の公共下水道事業は、昭和27年、浸水対策を目的に岩国駅周辺の市街地から事業を初め、昭和56年10月に一部供用開始して以来、市の重要施策の一つとして積極的に取り組んでまいりました。平成12年度末では、認可区域1,172.5ヘクタールのうち、302ヘクタールの整備を終え、人口普及率は16.7%で、全国平均や山口県平均と比較しても極めて低い状況にあり、今後も下水道の整備が急務となっております。しかしながら、下水道の整備には巨額の資金を要し、施設の拡大や老朽化に伴い、維持管理に要する経費も増大してまいります。 このような状況のもと、下水道施設の効率的な維持管理を行い、経費の節減に鋭意努力してまいりましたが、財源不足を補うための一般会計からの繰入金も増加し、市の財政運営上大きな負担となっています。現行の使用料につきましては、平成9年度から平成12年度までの4年間を原価算定期間として平成9年度に改定して以来5年を経過しており、現行料金のままでは平成14年度から17年度までの収支見込みにおいて約1億5,600万円の収入不足が見込まれます。 この不足額について一般会計からの繰入金に依存することは、利用者が特定される下水道事業において受益者負担の原則からも外れることになります。「雨水公費・汚水私費」の原則に基づいた適切な費用負担区分による経費の算定を行い、使用者負担の適正化を図るため、公共下水道料の改正を提案し、御審議いただくものでございます。 改正案の要旨について御説明いたしますと、まず第1番目、使用料算定の期間でございますが、算定の基礎となる収支の見通しがより確実にできる期間として、平成14年度から平成17年度までの4年間といたしました。 第2番目は、使用料対象経費でございますが、下水道管理費のうち、汚水に係る維持管理費は全額、資本費については汚水に係る経費の一部を使用料対象経費としております。汚水に係る資本費につきましては、公債費の約50%は地方交付税で措置されておりますが、残りの約50%は使用料対象経費として算入されなければ財源が確保されないこととなり、本市においては前回の改定時から初めて対象経費としてその10%が算入され、公債費の安定した財源確保を図るため、段階的に算入率を引き上げることとし、今回の改定では15%の算入率としております。 第3番目は、使用料体系でございますが、公共下水道事業の性格に最も適しているとされております現行の累進使用料制度を継続し、使用水量による負担区分も従来どおりとし、各負担区分の単価のみの改正としております。 これらをもとに算定した結果、一般家庭の平均使用料は2カ月で約30立方メートルでありますので、その使用料金は現行の2,929円から3,225円となり、平均改定率は11.1%でございます。 以上で、岩国市下水道条例の一部を改正する条例について説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。 ◆10番(細見正行君)  近年、ごくわずかですが、下水道使用料の滞納額がふえているようであります。市民から、滞納処理がきちんとされていない中での使用料値上げは許しがたいとの実際声もありますのでお尋ねいたしますが、値上げに伴い収納率を高めていくため、これまでとは違った工夫を加えた施策は何かあるのか、あればお示しください。 ◎都市開発部長(国広義行君)  お答えします。 特に工夫というのはございませんが、もうかなり厳しいところといいますか、なかなか応じてもらえないというのが現状で、職員一同努力はしております。御理解いただきたいと思います。 ○議長(本田嗣郎君)  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  ほかになければ、委員会において審査していただくことにして、建設常任委員会に付託いたします。 △日程第19 議案第37号 岩国市小規模下水道条例の一部を改正する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第19 議案第37号 岩国市小規模下水道条例の一部を改正する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎都市開発部長(国広義行君)  議案第37号 岩国市小規模下水道条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 岩国市小規模下水道は、岩国市門前町四丁目地内に岩国市土地開発公社により造成された宅地の汚水処理施設及び汚水排水施設を岩国市が引き継ぎ、適正に管理運営するために、平成8年9月に岩国市小規模下水道条例を制定し、同年10月より施設の管理運営をしておりますが、このたび同条例第11条第1項に定めた使用料の単価を改正するため、本条例を提案し、御審議をお願い申し上げるものでございます。 本議会に別議案として議案第36号 岩国市下水道条例の一部を改正する条例案を提案し、御審議をお願いしているところでございますが、小規模下水道についても適正な管理運営を必要とすることから、岩国市公共下水道条例の一部改正に準じて、岩国市小規模下水道条例の一部を改正するものでございます。 以上で、岩国市小規模下水道条例の一部を改正する条例について説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、建設常任委員会に付託いたします。 △日程第20 議案第38号 岩国市教育センター条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第20 議案第38号 岩国市教育センター条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎教育長(二武功君)  議案第38号 岩国市教育センター条例について御説明を申し上げます。 本議案は、岩国市教育センターの新設に伴い、その設置及び管理に関する条例を制定するため、提案するものでございます。 この施設は、教育に関する専門的・技術的事項の情報収集や調査研究、教育関係職員の研修、子育てや教育に関する教育相談、適応指導教室の充実を目的として、教育委員会内に新たに教育機関を整備して、岩国市教育の振興を図るものでございます。 よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願いいたします。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、教育民生常任委員会に付託いたします。 △日程第21 議案第39号 岩国市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例 ○議長(本田嗣郎君)  日程第21 議案第39号 岩国市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例を議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎教育長(二武功君)  議案第39号 岩国市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例について、提案理由を御説明いたします。 このたび地方交付税法等の一部を改正する法律(平成13年法律第9号)が平成13年3月30日に公布され、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の一部改正が平成14年4月1日から施行されることとなり、条例の制定の必要が生じて提案するものでございます。 この法律により、義務教育諸学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務上の災害に対する補償に要する経費を都道府県が負担することとしていたこと、並びに公立の義務教育諸学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務上の災害に対する補償に要する経費の2分の1を国が負担することとしていたことが廃止され、平成14年4月1日より義務教育諸学校についても、学校の設置者でかつ補償の実施者である市が当該経費を負担することとなります。 以上、よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願いいたします。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただことにして、教育民生常任委員会に付託いたします。 △日程第22 議案第40号 不動産の取得について ○議長(本田嗣郎君)  日程第22 議案第40号 不動産の取得についてを議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(池元幸信君)  議案第40号 不動産の取得について御説明申し上げます。 平成13年度に予定しております岩国運動公園建設事業用地の取得につきましては、一部について昨年12月市議会定例会において御承認をいただき、面積1万1,333.20平方メートルを価格2億2,753万6,833円で取得したところでございます。 本議案は、本年度予定の残りの部分につき、地権者の御協力、御理解が得られたことから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、市議会の議決を求めるものでございます。 取得の内容でございますが、既に供用開始いたしております岩国運動公園の南側に位置する計画面積約15.2ヘクタール、このうち買収面積約14.4ヘクタールを平成11年度から年次的に取得しているところでございまして、平成13年度の追加分として面積1万1,570平方メートルを価格2億1,174万5,203円で取得するものでございます。したがいまして、平成13年度全体では面積2万2,903.20平方メートル、取得価格4億3,928万2,036円となります。 以上、御審議の上、御承認賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。
    △日程第23 議案第41号 訴えの提起等をすることについて ○議長(本田嗣郎君)  日程第23 議案第41号 訴えの提起等をすることについてを議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎総務部長(池元幸信君)  議案第41号 訴えの提起等をすることについて御説明を申し上げます。 本議案は、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づきまして、訴えの提起及び訴えの提起後の和解をすることについて、市議会の議決を求めるものでございます。 本件は、公共用地の取得等に伴う代替地等の売り払いに関し、元岩国市職員が不法行為を行い、関係市民に金銭上での損害を与えたことにつきまして、昨年の12月市議会定例会において、議案第98号 損害賠償の和解についての議決をいただき、平成13年12月25日付で総額で665万8,800円の賠償金を6名の相手方に支払ったものでございます。 これに伴いまして、昨年12月28日には、元市職員あてに納入期限を平成14年1月31日とする民法第715条第3項の規定に基づく求償請求を行いましたが、納入の履行がなされませんでしたので、損害賠償請求の訴えの提起及び訴えの提起後の和解をすることについて、御提案申し上げるものでございます。 以上、御審議の上、よろしく御承認賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、総務常任委員会に付託いたします。 △日程第24 議案第42号 損害賠償の額の決定について ○議長(本田嗣郎君)  日程第24 議案第42号 損害賠償の額の決定についてを議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎建設部長(川野憲明君)  議案第42号 損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。 本議案は、平成14年1月10日木曜日の午後9時過ぎごろ、市内在住の女性が岩国市中津町一丁目20番50号地先の市道中津町30号線で車を運転中、タイヤ1本が裂けパンクしたとの通報が1月11日金曜日に道路課へあり、職員が現地を調査したところ、道路上の排水ます鉄板ぶたのずれと腐食による一部欠落に気づかず、ふたの上を通過したことを確認したものでございまして、地方自治法第96条第1項第13号の規定に基づき、損害賠償の額を決定するため提案するものです。 なお、本件につきましては、平成14年2月7日付で市と当事者間に仮示談が成立しておりまして、その額は1万7,430円でございます。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、建設常任委員会に付託いたします。 △日程第25 議案第43号 市道路線の認定について ○議長(本田嗣郎君)  日程第25 議案第43号 市道路線の認定についてを議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎建設部長(川野憲明君)  議案第43号 市道路線の認定について御説明申し上げます。 このたびの市道路線の認定につきましては、路線数は8本で、総延長1,145メートルを新たに市道として認定するものでございます。 その内訳は、開発行為の施行に伴う路線が7本、総延長965メートル、その他市道として維持管理をする必要がある路線が1本、延長180メートルでございます。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、建設常任委員会に付託いたします。 △日程第26 議案第44号 市道路線の変更について ○議長(本田嗣郎君)  日程第26 議案第44号 市道路線の変更についてを議題といたします。  (議案別添) ○議長(本田嗣郎君)  当局の説明を求めます。 ◎建設部長(川野憲明君)  議案第44号 市道路線の変更について御説明申し上げます。 このたびの市道路線の変更につきましては、市道4路線の起終点を変更し、その総延長2,433メートルを2,457メートルに変更するものでございます。 その内訳は、寄附に伴う路線が1本で、その延長を51メートルから66メートルに、平田バイパス建設に伴う路線が1本で、その延長を994メートルから819メートルに、市道改良工事に伴う路線が2本で、その総延長1,388メートルから1,572メートルに変更するものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(本田嗣郎君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  別に質疑がなければ、委員会において審査していただくことにして、建設常任委員会に付託いたします。 以上をもちまして、本日の議事日程はすべて終了いたしました。 ここでお諮りいたします。明3月5日から3月10日までの本会議は休会とし、次の本会議は3月11日に再開したいと存じますが、これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本田嗣郎君)  御異議なしと認めます。よって、明3月5日から3月10日までの本会議は休会とし、次の本会議は3月11日に再開することに決しました。 本日はこれにて散会いたします。午後3時 散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                         岩国市議会議長  本 田 嗣 郎                         岩国市議会議員  河 谷 慎 司                         岩国市議会議員  沖 本   旭                         岩国市議会議員  村 井 真 一...