下松市議会 > 2001-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 下松市議会 2001-03-02
    03月02日-01号


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    平成 13年 3月 定例会(2回)平成13年3月2日平成13年第2回下松市議会定例会会議録第1号───────────────────議事日程  平成13年3月2日(金曜日)午前10時開会、開議 日程第1、会議録署名議員の指名について 日程第2、会期の決定について 日程第3、議案第3号 平成12年度下松市一般会計補正予算(第5号) 日程第4、議案第4号 平成12年度下松市下水道事業特別会計補正予算(第3号) 日程第5、議案第5号 平成12年度下松市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第6、議案第6号 平成12年度下松市介護保険特別会計補正予算(第3号) 日程第7、議案第7号 市道路線の認定について      議案第8号 市道路線の変更について 日程第8、同意第1号 下松市固定資産評価審査委員会の委員の選任について 日程第9、監査報告第1号 平成12年度定期監査報告書及び例月出納検査報告について 平成13年度施政方針及び議案一括説明 日程第10、議案第9号 平成13年度下松市一般会計予算       議案第10号 平成13年度下松市公共用地先行取得事業特別会計予算       議案第11号 平成13年度下松市下水道事業特別会計予算       議案第12号 平成13年度下松市国民健康保険特別会計予算       議案第13号 平成13年度下松市老人保健特別会計予算       議案第14号 平成13年度下松市介護保険特別会計予算       議案第15号 平成13年度下松市水道事業会計予算       議案第16号 平成13年度下松市工業用水道事業会計予算       議案第17号 平成13年度下松市簡易水道事業会計予算       議案第18号 下松市職員の再任用に関する条例       議案第19号 下松市職員の育児休業等に関する条例及び下松市職員の勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例       議案第20号 下松市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例       議案第21号 下松市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例       議案第22号 下松市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例       議案第23号 下松市議会政務調査費の交付に関する条例       議案第24号 下松市県収入証紙購入基金条例       議案第25号 下松市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例       議案第26号 下松市水防協議会条例を廃止する条例       議案第27号 下松市駐車場条例       議案第28号 下松市立保育園条例の一部を改正する条例       議案第29号 下松市介護保険条例の一部を改正する条例       議案第30号 下松市廃棄物の適正処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例       議案第31号 下松市水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例本日の会議に付した事件  日程第1から日程第10まで出席議員(27名) 1番  椎 山 昭 二 君         2番  武 居 宏 明 君 3番  内 山 吉 治 君         5番  林   孝 昭 君 6番  福 田   稔 君         7番  山 崎   勲 君 8番  大 楽 高 嗣 君         9番  浅 谷 吉 人 君10番  西 村   晃 君        11番  小牟礼 幸 雄 君12番  河 村   工 君        14番  小 林 莞 兒 君15番  中 川   幸 君        16番  内 山 悦 治 君17番  為 国 父子男 君        18番  中 谷 司 朗 君19番  金 藤 哲 夫 君        20番  大 野 忠 吉 君21番  山 田 靖 明 君        22番  山 根 照 男 君23番  高 田 悦 子 君        24番  真 楽 史 子 君25番  渡 辺 敏 之 君        26番  城 市   進 君27番  磯 村 寿 夫 君        28番  近 藤 康 夫 君29番  浅 本 正 孝 君欠席議員(なし) 説明のため出席した者       市長             井 川 成 正 君       助役             岡 本 文 男 君       収入役            森 田 康 夫 君       教育長            相 本 晃 宏 君       水道事業等の管理者      大 村 芳 夫 君       企画部長           中 野 仁 君       総務部長           棟 居 則 夫 君       民生部長           内 冨 守 君       福祉保健部長         原 田 正 忠 君       経済部長           山 本 和 昭 君       建設部長           吉 原 峯 生 君       教育次長           武 内 恵 弌 君       消防長            清 水 拓 冶 君議会事務局職員出席者       事務局長           半 田 照 夫 君       事務局次長          横 山 唯 一 君       次長補佐           沖 本 寛 昭 君       次長補佐           田 村 洋 一 郎 君       調査係長           原 田 雄 次 君───────────────────────────────午前10時00分開会 ○議長(磯村寿夫君) おはようございます。ただいまの出席議員27名であります。これより平成13年第2回下松市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 △日程第1.会議録署名議員の指名について ○議長(磯村寿夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において真楽史子議員渡辺敏之議員を指名いたします。 △日程第2.会期の決定について ○議長(磯村寿夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月29日までの28日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、会期は28日間と決定いたしました。 △日程第3.議案第3号平成12年度下松市一般会計補正予算(第5号) ○議長(磯村寿夫君) 日程第3、議案第3号平成12年度下松市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) おはようございます。議案説明をさせていただきます。 議案第3号平成12年度下松市一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。 この補正予算は、歳入歳出予算にそれぞれ1億6,899万6,000円を追加し、補正後の予算総額を185億2,292万5,000円とするものであります。 款別に主なものを御説明申し上げますと、総務費は企画諸費としてノンステップ低床中型バス購入に対する防長交通への補助金19万1,000円を計上しております。 民生費は、社会福祉総務費として国民健康保険特別会計繰出金3,693万4,000円、福祉費医療費として乳児医療及び母子医療費不足見込み額660万円、老人福祉総務費として介護保険特別会計繰出金1,677万5,000円、在宅生活総合支援事業費として住宅改修理由書作成等手続代行に対する介護支援専門員業務支援対策補助金10万8,000円、児童福祉総務費として事務移管に伴う児童扶養手当電算システム開発委託料415万円、児童措置費として市立保育園(所)保育実施費不足見込み額336万円、児童手当不足見込み額317万5,000円等で、計7,510万2,000円を計上しております。 土木費は、地区再開発促進事業費として都市活力再生拠点整備実施主体補助金1,829万7,000円の減額、緩衝緑地管理費として恋ケ浜緑地テニスコート整備工事費200万円で、計1,629万7,000円の減額となっております。 教育費は、事務局費として教育施設建設積立金1億1,000万円を計上しております。 また、土木費及び教育費については一部財源更正を行っております。 この内容を性質別に申し上げますと、物件費745万円、扶助費1,383万5,000円、補助費等29万9,000円、積立金1億1,000万円、繰出金5,370万9,000円の追加、普通建設事業費は1,629万7,000円の減額となっております。これらの財源として、利子割交付金地方交付税、分担金及び負担金、国・県支出金及び市債を充当するものであります。 なお、児童扶養手当システム開発わかば保育園給食調理室改造ほか工事、都市活力再生拠点整備事業西本通り線道路改良事業青木線道路改良事業緩衝緑地整備事業及び中部土地区画整理事業について繰越明許費を設定するものであります。 以上、議案第3号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。城市 進議員。 ◆26番(城市進 君) 君) おはようございます。何点かお尋ねをいたします。 1点目は、普通交付税の再算定というのが出てまいりました。5,795万2,000円でございます。平成12年度の場合は基準財政収入額の項で郵便の定期貯金の利子割交付金がかなり全国ベースでふえると。だとするならば、よく報道されておりますように国税三税の中で法人につきましては伸びが出てきたという報道がかなりございました。そういうことを根拠とした再算定になったかどうか。 昨年の、平成12年の8月25日に普通交付税が下松の場合は19億5,576万9,000円、前年比で7.1%の増が確定したわけでございます。つまりお尋ねしたいことは、再算定の具体的中身ですね。これは下松だけではないと、全国の市町村がこういう再算定ということで計算が変わってきたという説明なのかも含めて、なお、この金額の5,795万2,000円についての根拠もお示しいただきたいと思います。 2点目は、国保税の収納状況について伺いたいと思います。今回約3,700万円を財政安定化支援のための繰り出しを行いますけれども、所得が減少している、新たに介護保険の賦課が始まったということで懸念があります。平成11年度の決算が現年分のみで申しますと91.24%でございましたが、12年度分の現年分収納率の見通し並びに滞納分の収納率につきまして、おおよその流れとしての収納率が見えてきつつあるのではないかと思いますので、説明をいただければと思います。 それから、福祉医療費でございます。今回乳幼児につきましては460万円の補正で、当初予算に比して7.6%増額をするという。これは御案内のように制度が、入院につきましては小学校に上がるまでとかなり拡充してまいりました。そこでの質問は、下松では12年の12月末実績でも本年1月末実績でもよろしゅうございますけれども、わかる範囲で、この拡充されました乳幼児の福祉医療制度につきまして、どのようなお子さんがこの制度を御利用になっておられるのかを説明いただきたいと思います。 4点目は、教育施設建設積立金についてのお尋ねであります。今回の補正でちょうど1億1,000万円を教育施設積立金に積み増しを行います。12年度の積立金はしたがいまして5億5,234万9,000円になろうかと思いますが、そこで12月議会のやりとりの中で、総務部長介護保険の基金も含めまして総額が12年度末会計においては70億円を少し超えるのではなかろうかという答弁が2度ほど出てまいりましたが、どうも新年度の予算説明の50ページを見ますと、67億7,200万円ばかりであります。当然数字というのは動きますけれども、平成12年度末会計におけるところのすべての基金積立金の総額は幾らになると現時点では見通しておられますでしょうか、御説明をいただきたいと思います。 次に、繰越明許費が7本設定されますが、この中で市道青木線の築造工事につきましては用地買収なり補償の方がなかなか困難を来しておると聞いておりますけれども、この青木線の1億7,872万2,000円の繰越明許費を設定する理由につきまして正確に御報告をいただければと思います。 最後に、平成12年度の下松市一般会計決算の見通しにつきまして、およその線でどの程度の実質収支になるのか、お尋ねをしておきたいと思います。 なお、経常収支比率並びに公債費負担比率につきましても現時点としてはこういう数字になるのではなかろうかという財政構造の中身も決算見通しとあわせて御提示をいただければと思います。1回目は以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(磯村寿夫君) 棟居総務部長。 ◎総務部長棟居則夫君) まず、1点目の交付税の関係でございますが、当初予算のときには前年度の実績から特殊要因を差し引いて、適正な伸び率と考えられるものを勘案して、さらに新たな特殊要因を加えて差し引き1年間の見積もりを行います。ただ、これが算定をやりましたときにかなり狂っておるのが実態です。と申しますのは、もともとの伸び率は国が全国ベースのものを出してきますので、どうしても地域の実態にそのまま当てはまらないということがたまたまあります。それで、ことしも当初16億8,000万円組んでおったんですけれども、計上したよりも実際は高い、19億1,400万円ぐらいの見込みをしておったわけでございます。それが算定によりまして19億5,500万円。その後再算定がありまして、最終的には20億1,372万1,000円という交付額が決定しております。 この交付額の決定、特に再算定についてどのような変化があったかという御質問でございましたけれども、一番大きなものは臨時経済対策費で、国が補正予算で経済の活性化のために補正を組んだ。その中の一つに交付税措置があります。この分が新たな需要額の要因として加わってきております。これが下松市の場合で需要額に4,200万円程度影響しております。 それから、12年度末の基金積立金の残高の見込みという御質問がございますが、これは先ほど議員さんがおっしゃった新年度の予算説明資料の50ページに数値が上がっております。これになる見込みでございます。今からふやすとすれば3月に専決かなんかやって積立金をふやすというやり方があります。ただ、専決を行うかどうかというのは今時点では決定しておりません。したがいまして、そういう手当てをしなかったらそのままの数値になる見込みでございます。 それから、12年度の一般会計決算見込みで、財政事情も含めて説明をということなんですが、決算見込みにつきましては前年度にえらい目に遭うておりますから、ああいうことにならないように、今回も1億1,000万円の積み立てという小まめな手当てをしておるわけなんですけれども、今の段階では税、それから譲与税、その辺の関係で見た場合、予算と比べて大体5,000万円程度収入が伸びるんではないかと考えております。それから、交付税につきましては今回再算定後の数値を全部予算化いたしましたから伸びる要因はありません。あとは歳出予算でどれだけ不用額が出るかという問題がございますが、これも私たちが見たところでは、例年と比べてあんまりふえることはないだろうと。ということになりますと、大体通年ベースの黒字の決算であろうと考えております。 経常収支比率公債費負担比率につきましては、現在決算見込みを出しておるといいましても、今申し上げたような不用額の問題とか税の伸びとかの問題で、実際に普通会計決算統計をやってみませんとはっきりしたものが出ません。そういうことで御理解をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 吉原建設部長。 ◎建設部長(吉原峯生君) 青木線の繰り越し理由のお尋ねですが、これにつきましてはただいま議員さんも御指摘のように、いわゆる用地交渉が難航しておるというのが現状でございます。我々としては関係地権者の方と理解をいただくために話し合いをしております。今まで相当努力しておりますが、今時点でまだ合意点に達していないというのが現状でございます。 その中で、我々としては、今年度まだ残りもございますので、鋭意努力をいたしまして解決に向けて頑張ってまいりたいと考えておりますが、こういう厳しい情勢もありますので、工事費、用地補償費等の1億7,872万2,000円を繰越明許させていただきたいということです。 以上でございます。 ○議長(磯村寿夫君) 内冨民生部長。 ◎民生部長(内冨守君) 国民健康保険税の収納率でございますが、一般現年度分で申しますと、11年度が89.79%でございまして、12年度の1月までの実績では昨年よりは少しよくなるのではないかなという見通しを持っております。過年度につきましても、11年度が5.9%、これに対しまして1月末の実績で最低目標の5%はクリアできるのではないかと、このような見通しを持っております。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 原田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長原田正忠君) 乳幼児の福祉医療制度の件について1月末現在の数字で申し上げますと、この関係で約60人ほどふえております。 以上です。
    ○議長(磯村寿夫君) 城市 進議員。 ◆26番(城市進君) 再度尋ねます。 普通交付税の再算定の問題ですが、これは当初予算の段階から基準財政収入額を見越して、全国ベースでは郵便貯金の関係で利子割交付金がことしはふえますよというのは当然内示もあり、そういう予算をつくってほしいというのがあったわけです。それから、県内の法人市民税の関係も、例を挙げますと、光市さん等は法人市民税が12年度は減収になるということで、26.5%地方交付税はふえますよと。一方で新南陽市の場合は設備投資が久しぶりにふえておりますので、20.6%普通交付税が減ずると、こういうことは一定の企業の聞き取りなりで設備投資等の状況把握もできるわけです。 つまり結論として、総務部長さんが言われました臨時経済対策での需要が生じたと、4,200万円という提示が先ほどあったわけですが、今回補正がもう5回目でありますけれども、その4,200万円というのは具体的にはどの公共事業を指すのか、もう一度この点は説明をいただけないでしょうか。 並びに、再算定後の基準財政需要額と収入額の数字についても算式も示しておいていただければと思います。 2点目は、各種基金積立金のことであります。これは昨年の12月議会で私がやりとりをさせていただいたときに、監査委員さんのところの例月出納検査報告における、平成12年度の9月末の基金総額が約61億3,000万円だったんです。これ私が思いましたのは、9月補正を行ったときに前年度の剰余金処理をいたしました。つまり、財調の分と教育施設、だから、私のそら覚えでは9億4,400万円ではなかろうかと。つまり、今監査委員会が確認している財務の点検で9月末には61億3,000万円ありますよと。そして、教育と財調で9億4,000万円入れますから、一言でいうたら70億円を少し超えるんです。私がどれぐらいですかというたら、大体そういう答弁が返ってきましたからその後はやりとりしてないんです。 そこでもう一回聞くのは、その後変動があったとすれば、去年から動いております介護保険の基金です。これが結局動いたかなと私思うんです。下松の場合特に基金積立金の項目が多いですからわからんのですが、つまり介護基金の関係で約3億円ばかり数字が動くということになるんでしょうか。 言い方を変えれば、9月末では前年度あった基金、3億円なら3億円、4億円なら4億円と、それをまだ9月30日では介護特会に繰り入れていないと。そういうことも読み取れるかと思うんですが、つまりは介護保険にかかわることで数字がちょっと変わっているのかと私は個人的に分析するんですが、その点、総務部のところでわかればもう一回御答弁をいただきたい。 それから、決算のことについては今精査をしつつあるということで、ただ歳入で5,000万円の市税に関する伸びが予測されるのではないかということですが、これは毎回のように申し上げますが、11年度の会計処理は異例でありまして、10年、15年を振り返っても単年収支が5億円とか6億円という年はなかったわけです。ほとんどが3億円前後、そして多いときでも3億6、7千万円だったと思うんですけれども、そういうふうに12年度もなるのかどうか、そういう範囲についてももう一回聞かせておいてください。 それから、財政構造につきましても、経常収支比率は11年度決算では91.3%でした。これは10年度に比べると数字がよくなってきたわけですが、この点についてももう一度説明をいただきたいと思います。公債費負担比率につきましても、11年度は12.8%でありまして、全国671市の平均は15.77%、そういう公債費負担比率であったと思いますけれども、下松はその点3%ほど借金が少ないということになるわけですが、この12.8%についても大きくは動かないという理解でいいのかどうか、構造的な面も含めてもう一度お尋ねをしておきたいと思います。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 棟居総務部長。 ◎総務部長棟居則夫君) まず、交付税の経済対策というのはどういう性質のものかと。これは公共事業を追加されますと裏負担で地方の負担がどうしても要ります。議員さんがおっしゃったとおりで、公共事業の追加に係る地方負担の増加に対応するという意味合いのものでございます。 それから、基準財政需要額と収入額ですけれども、再算定後だけでいいんですか。(「はい」と言う者あり)再算定後需要額が90億504万8,000円です。それから収入額が69億8,796万8,000円。差し引き単純にいきますと20億1,708万円になるんですけれども、錯誤措置あるいは調整というのがありますので、最終的に交付決定額が20億1,372万1,000円になるということでございます。 それから、積立金の件でございますが、前回たしか70億円近いものになるというお答えをした覚えはあるんですが、そのときの資料を手元に持っておりませんから、どういう根拠で申し上げたのか今のところわかりません。また調べておきたいと思います。 それから、歳入歳出決算の関係でございますが、単純に例えば「3億円の繰り越しになるでしょう」とかそういうことが言えればいいんですけれども、なかなかつかみ切れないところがあります。ただ、何回も申し上げますように、できるだけ我々としても綿密な手当てをして、例えば積立金をふやせるものだったらふやしておきたいと。そういうことでやっておりますから、例年とあんまり違わないような決算になるのではないかと考えております。 それから経常収支公債費負担比率ですけれども、これは予算のときに経常収支比率が何ぼかというのが参考で出してありますけれども、これは御存じのように決算では全く変わった数字になります。それで、今の時期は確かに収入支出が進んできておりますけれども、この分析の過程ではやはり予算時点と同じことなんです。補正予算のたんびに出しておりますけれども、予算時点と同じベースですから経常収支比率あるいは公債費負担比率が幾らになるというのは今時点では出せません。それを先ほども申し上げておるところでございます。 ただ、一般的に言えますのは、去年は一般財源が多かったです。要するに分母になる経常的な一般財源が多いければ経常収支比率は下がる理屈でございます。それで決算を打ってみないとわかりませんけれども、去年に比べてよくなることはないんじゃないかと考えております。 公債費負担比率につきましてもやはり分母等の関係がありますので、今のところ数字は明らかにできない。御了解をお願いしたいと思います。 ○議長(磯村寿夫君) ほかに御質疑ありませんか。高田悦子議員。 ◆23番(高田悦子君) 12年度一般会計補正予算(第5号)について、大きく2点にわたり質問したいと思います。 まず1点目は、総務費の防長交通へのノンステップ低床中型バス購入補助19万1,000円についてです。交通バリアフリー法に基づいてこうした低床バスが導入されるということは、利用者にとりまして大変よいことだと考えます。今回は下松駅北口から戸田駅までの1台分に対する補助のようですが、今後こういった低床バスが導入される見通しについて、さらにふえるのではないかと考えるのですが、そのあたりお伺いしておきます。 また、今回は防長交通への補助ですけれども、下松市内はJRバスも走っていると思いますので、他の会社に対する補助についてはどういったことになるのかお伺いしておきます。 また、こういったバスが導入されて一番喜ばれるのは高齢者であったり障害者等交通弱者であると考えるわけですが、高齢者が多い米川や笠戸、久保地区、そしてまたそれを利用される周南記念病院等、こういったところを走るバスこそ私は低床バスが必要ではないかと考えますが、今後の展開についてお伺いをしておきます。 次に、繰越明許費わかば保育園給食調理室改造工事についてお伺いいたします。これは昨年12月議会での補正で2,700万円組まれていた分だと思うわけですが、このわかば、あおばについては13年度からの統合という予定はもう既にわかっていましたけれども、なぜこういった繰越明許ということになったのでしょうか。なぜ遅くなったのかお伺いいたします。 また、4月からあおば保育園ということで今回条例も出されております。工事が終わっていないということで何か不都合になるということはないのでしょうか。今回の工事は、調理室の改造ということで、調理室がまだできていないということは、当面あおば、わかばの2カ所でやっていくのかなと思いますけれども、調理員の配置とかそういったことについて不都合がないのかお伺いしておきます。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 中野企画部長。 ◎企画部長(中野仁君) 防長交通のノンステップバスの補助につきましてお答えをいたします。 1点目は、今後の導入の見通しということであります。12年度で1台の導入を防長交通さんの方で予定されておりますので、これに対して補助をいたしましたけれども、13年度でももう一台補助申請をなさるというように聞いております。したがいまして、今予定しております下松駅北から戸田間、これは便数にして約25便ぐらいあったと思います。そういった路線を防長交通さんの方としては2台の低床バスで運行を予定されておるというふうに伺っております。 それから、2点目のJRのバスの方の助成はということでございます。これにつきましては高田議員さんも御承知かと思いますが、地方財政法によりまして「国等の関連のものにつきましては補助できない」というのがございますので、今のところ補助につきましては考えておりませんし、JRさんの方で低床バスを導入されるという話も今のところ伺ってはおりません。 それから、今後の展開の見通しはということでございます。今のところそれ以外の路線につきまして展開をされるという話は伺っておりませんが、やはり世の中の全体的な今の傾向としては、やはり低床化というのがございますので、防長交通さんの経営状況によりまして順次導入されるんじゃないかという見通しは持っています。今のところ予定は聞いておりません。 以上でございます。 ○議長(磯村寿夫君) 原田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長原田正忠君) 高田議員さんのわかば保育園の給食調整室改造工事の問題でお答え申し上げます。 なぜ繰越明許になったかということでございますが、12月補正をいただきまして保育問題対策協議会等との交渉がございまして、実際の設計自体がおくれまして1月に入札をしたわけでございます。そういうことで4月には完成しますが繰越明許したわけでございます。そして、新しい調理室は現在ある調理室とは別なところにつくっておりますので、当面2カ所で調理関係はやっていくようになると思いますが、調理員の仕事上の問題は大丈夫だと判断しております。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 高田悦子議員。 ◆23番(高田悦子君) 今の調理室の調理員についての質問なんですけれども、例えば1カ所でやると5人で済むところを2カ所でやると6人要るのではないかと、単純に考えるとそういうふうに思うわけです。そういった場合、不足すれば臨時なりパートなりを当面補充していかなければいけないのかなと考えたわけです。前回12月議会では、市内全体の中で調理員の配置は考えていくという答弁であったと思うわけですけれども、そういった面で大丈夫かどうか、その辺について再度質問いたします。 ○議長(磯村寿夫君) 原田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長原田正忠君) 御質問にお答えします。 現在わかばの3歳未満の人数は60人少々いるわけでございますが、来年になると3歳に上がります子が37人おりますので、わかばの人数というのは減ります。そういう関係でわかばの調理室もそれで間に合うと私は思っております。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) ほかに御質疑ありませんか。真楽史子議員。 ◆24番(真楽史子君) 少し聞きたいと思います。 歳出の部分で財政安定化支援事業がふえております。国保への繰り出しということですが、これまでこの項目では大体3,000万円か4,000万円ぐらいのものであったのではないかと記憶をしているわけです。この7,793万円にふえたと、プラスの3,693万4,000円の増額の理由だとか算定根拠についてお示しをいただきたいと思います。 それで、先ほどの乳幼児医療の関係なんですけれども、60人ほどが増になった関係だとおっしゃった。11年度が5,200万円の予算で動き始めているから前年度比だと今回の460万円という額ではなくて1,260万円のプラスになるというふうに私は理解をするわけなんですが、この乳幼児医療というのが子育て支援の重要な柱として位置づけられてきただけに、前進的な結果になっているというふうに思うんです。御案内のように、12年度は3歳から6歳までは入院の場合だけではあるけれども年齢が引き上げられたという関連で、この1,260万円の増になる部分がどういう構成になっているかということを教えていただきたいと思います。 それと、保育園の保育士の賃金の関係で330万円の計上がなされています。細かいことを言って恐縮ですけれども、きょうは3月2日、この賃金の関係ではやはり既に仕事についていらっしゃってこれだけの部分が最後に足りないなという形での計上ではないかと理解をするわけなんですけれども、そこらあたりどういう経過になっているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(磯村寿夫君) 内冨民生部長。 ◎民生部長(内冨守君) 国保の財政安定化支援事業への繰入金でございますが、3,693万4,000円と大幅な金額が繰り入れられるということで、どういう理由かということでございますが、繰入金は一定の算定基準で一般会計から特別会計に繰り入れられ、これに対して80%の交付税措置がされるものであります。この算定根拠は10年度における保険料負担能力分とか、それから過剰ベット数、それから年齢構成差分等の数値をもって決定されるものでございます。しかしながら、12年度の当初予算編成時においては、10年度の根拠数値で決定されてなく、9年度の数値をもとに算定しております。そして10年度、11年度の繰入金の動向を参考にしながら4,100万円という金額を見込んだわけでございます。しかしながら、御承知のように10年度は平準化をいたしましたので、これらの要素が取り入れられ今までより金額が大幅にふえたわけでございます。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 原田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長原田正忠君) 乳児医療の質問でございますが、御承知のように3歳以上通学前までの歯科と入院がふえました。昨年度と比べてみますと、乳幼児の3歳未満が大体昨年と同じ1,122人です。それと、3歳以上で歯科健診と入院等が1月現在で1,167人です。そして昨年度の1月末現在が1,009人。だからこれが大分ふえているわけです。そういうことで今回の補正の金額になったわけです。 それと、保育園の賃金の問題ですが、たしか4月現在で指定休代替と産休育児代替が18人いたわけですが、その後、産休育児休暇等がふえまして現在は30人でございます。その賃金の補正でございます。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 真楽史子議員。 ◆24番(真楽史子君) 基盤安定の分なんですが、そうすればこれは今後ふえていくであろうと理解をしていいのかどうか、その考え方としてこのルール分というふうな形になってくるのかどうか、そこらあたりもちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(磯村寿夫君) 内冨民生部長。 ◎民生部長(内冨守君) 平準化をやったことによっての加味された数字でございますので、今後はこのような算定の仕方がされていくと考えております。 ○議長(磯村寿夫君) 山根照男議員。 ◆22番(山根照男君) 若干聞いておきたいことがありますので、お尋ねします。 先ほども出たんですけど、交付税の再算定です。これ説明があったわけですけれども、臨時経済対策費、これは聞き逃したんかもしれませんけれども、これ12年度の分ですか。それとも11年度の分なんでしょうか。12年度としては随分早い再算定をやったなという気がするわけでありますけれども、では13年度はどうなるのか。臨時経済対策費というのが組まれるかどうかわかりませんが、もしあればその13年度で精算するのかどうなのかお尋ねしておきます。 それと繰越明許費です。いろいろいつも出るわけでありますけれども、青木線を例にとりましてお尋ねしたいんですけれども、青木線にとりましてはほとんど事業らしい事業は12年度はやれないということですね。 執行したのは用地国債の買い戻しと事務費千五、六百万円が使用されて、それからちょっと上乗せがあるんでしょうけれどもほとんど事業がなされてないといったように私は受け取るわけであります。当局としては、もちろん御苦労されて一生懸命やられたとは思うわけでありますけれども、結果的には経費のむだ遣いになる、また時間のむだ遣いと、そういったことが結果的には言えるんじゃないかと思うわけであります。事業が決まればできる限り早く執行していくといったことがなされなければいけないと私は思うわけでありますけれども、じゃ具体的に青木線については今後どのようにされるのか、鋭意努力されるということでありましょうけれども、13年度もまた進まなければ、いわゆるむだが続くわけであります。 法にのっとって強制収用するわけにもいかないのかもしれませんけれども、こういったことはどのように考えておられるのか、その点を聞いておきたいと思います。 ○議長(磯村寿夫君) 棟居総務部長。 ◎総務部長棟居則夫君) 交付税の需要額に参入されましたところの臨時経済対策分でございますが、これは国の方がはっきり12年度の補正予算に関わるものであって臨時のものであると。ですから今後も同じような制度が続くというものではありません。12年度だけの臨時の手当です。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) 吉原建設部長。 ◎建設部長(吉原峯生君) 青木線の関係で御質問にお答えしたいと思います。 議員さん御指摘のように、12年度について若干の工事ができましたけれども、用地交渉が難航しておりますので繰り越しをお願いしておるところでございます。これからの見通しにつきましては、我々としては今までと同じような形で積極的に地権者の方の同意をいただくように努力をしてまいりたいというのが現状でございます。 ただ、御承知のように土地収用法というような制度もございますけれども、これにつきましては今の時点でそういうところまでという気持ちは私は持ってはおりません。 以上です。 ○議長(磯村寿夫君) ほかに御質疑ありませんか。──質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第3号は総務委員会に付託します。 10分間休憩いたします。午前10時52分休憩 午前11時02分再開 ○議長(磯村寿夫君) 会議を再開いたします。 △日程第4.議案第4号平成12年度下松市下水道事業特別会計補正予算(第3号) ○議長(磯村寿夫君) 日程第4、議案第4号平成12年度下松市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第4号平成12年度下松市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、望町5丁目地区における西河原幹線第7工区公共下水道工事について、土質の影響による工法の変更に伴い工期延長の必要が生じたため繰越明許費を設定するものであります。 以上、議案第4号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号については委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第4号平成12年度下松市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 △日程第5.議案第5号平成12年度下松市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(磯村寿夫君) 日程第5、議案第5号平成12年度下松市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第5号平成12年度下松市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 この補正予算は、歳入歳出予算にそれぞれ7,446万9,000円を追加し、補正後の予算総額を36億4,696万9,000円とするものであります。 今回の補正予算は、平成12年度の老人保健拠出金の決定に伴う医療費分7,850万4,000円の追加及び事務費分133万5,000円の減額並びに介護保険制度の創設に伴い不用となった事業費分270万円を減額し、あわせて7,446万9,000円を計上するものであります。 これらの財源として、国庫支出金及び繰入金を充当するほか、国民健康保険税及び共同事業交付金の一部を正当費目に振り替えるものであります。 以上、議案第5号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。──質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第5号は民生福祉委員会に付託します。 △日程第6.議案第6号平成12年度下松市介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(磯村寿夫君) 日程第6、議案第6号平成12年度下松市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第6号平成12年度下松市介護保険特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 この補正予算は、訪問通所サービス及び短期入所サービスの支給限度額一本化に伴う電算システム修正開発費450万円、利用増に伴う介護サービス等諸費1億1,800万円及び高額介護サービス等費100万円を追加するとともに、支援サービス等諸費200万円及び審査支払手数料200万円について減額し、あわせて1億1,950万円を計上するほか、総務費について一部財源更正を行うものであります。 これらの財源として、介護保険料、国・県支出金、支払基金交付金及び繰入金を充当するものであります。これにより補正後の予算総額は22億307万9,000円とするものであります。 以上、議案第6号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第6号は民生福祉委員会に付託します。 △日程第7.議案第7号市道路線の認定について 議案第8号 市道路線の変更について ○議長(磯村寿夫君) 日程第7、議案第7号市道路線の認定について、議案第8号市道路線の変更について、以上の2件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第7号市道路線の認定について及び議案第8号市道路線の変更について一括して御説明申し上げます。 現在、県道下松田布施線において周南工流シティー入口から来巻地区を経て熊毛町との市境までの区間を改良工事中であり、これに伴い旧県道部分を市道に管理がえするものであります。 このうち来巻幹線、久保橋線につきましてはそれぞれ新たな路線として認定し、また為政線につきましては旧県道部分を編入し終点を変更するものであります。この結果、市道の数は712路線、総延長は約297キロメートルとなる予定です。 以上、議案第7号及び議案第8号について御説明いたしましたが、添付しております参考資料を御参照いただき、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。椎山昭二議員。 ◆1番(椎山昭二君) この図面を見る限り、工流シティーからずっと来巻に入っていって横道を通って大型の農免道路に出食わす部分が一部あるんですね。あれは今、市道に認定しているし、さらに工流シティーからずっと行って久保橋の辺が重なるわけですが、あれは将来どういう考え方を持ちゃいいんでしょうか。 ○議長(磯村寿夫君) 吉原建設部長。 ◎建設部長(吉原峯生君) 質問の趣旨がちょっと  、お答えできるかどうかわかりませんが、この参考図にお示ししておりますように、三角の矢印がございますが、これが市境でございまして、これから図面にないところは熊毛町の方の行政区(「あっちじゃないの、手前に戻る、横道って書いてあろう。重なるじゃない、線が」と言う者あり)はい。横道辺から来巻東って書いてありますが、この現道はそのまま生きます。(「複合するところはないんかね」と言う者あり)交差点部分は若干複合しますが、現状と複合するところはないと思います。この図面のとおり、今現状の道路と今回認定しようとする道路を黒く塗っておりますが、そういうことがありますので、重複する部分はないと思います。(「ないんか。ええ、ええ。そしたら」と言う者あり) ○議長(磯村寿夫君) ほかに御質疑ありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第7号及び議案第8号については委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号及び議案第8号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより順次採決いたします。議案第7号市道路線の認定についてを採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号市道路線の変更についてを採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 △日程第8.同意第1号下松市固定資産評価審査委員会の委員の選任について ○議長(磯村寿夫君) 日程第8、同意第1号下松市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 同意第1号下松市固定資産評価審査委員会の委員の選任について御説明申し上げます。 この議案は、現委員である山岡喜久吉さん、山縣克己さん及び狩野洋一さんの任期が3月10日をもちまして満了となりますので、後任の委員の選任について議会の同意を求めるものであります。 山縣克己さん、狩野洋一さんにつきましては再任をお願いするものでありますが、山岡喜久吉さんの後任の委員として、新たに金子光夫さんにお願いするものであります。金子さんは市内の潮音町7丁目にお住まいで、年齢は50歳であります。現在は周南農業協同組合で金融部長の職についておられます。 以上、同意第1号につきまして御説明いたしましたが、いずれの方も公平を要求されます固定資産評価審査委員会の委員として適任であると考えておりますので、よろしく御同意のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第1号については、人事に関するものでありますので、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、同意第1号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより同意第1号下松市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(磯村寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、同意第1号は原案のとおり可決されました。 △日程第9.監査報告第1号平成12年度定期監査報告書及び例月出納検査報告について ○議長(磯村寿夫君) 日程第9、監査報告第1号、監査委員から平成12年度定期監査報告書及び例月出納検査報告書の提出がありましたので、写しを配付しておきましたから御了承を願います。 ここで10分間休憩いたします。午前11時17分休憩 午前11時27分再開 △日程第10.議案第9号平成13年度下松市一般会計予算 議案第10号 平成13年度下松市公共用地先行取得事業特別会計予算 議案第11号 平成13年度下松市下水道事業特別会計予算 議案第12号 平成13年度下松市国民健康保険特別会計予算 議案第13号 平成13年度下松市老人保健特別会計予算 議案第14号 平成13年度下松市介護保険特別会計予算 議案第15号 平成13年度下松市水道事業会計予算 議案第16号 平成13年度下松市工業用水道事業会計予算 議案第17号 平成13年度下松市簡易水道事業会計予算 議案第18号 下松市職員の再任用に関する条例 議案第19号 下松市職員の育児休業等に関する条例及び下松市職員の勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例 議案第20号 下松市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例 議案第21号 下松市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 議案第22号 下松市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 議案第23号 下松市議会政務調査費の交付に関する条例 議案第24号 下松市県収入証紙購入基金条例 議案第25号 下松市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 議案第26号 下松市水防協議会条例を廃止する条例 議案第27号 下松市駐車場条例 議案第28号 下松市立保育園条例の一部を改正する条例 議案第29号 下松市介護保険条例の一部を改正する条例 議案第30号 下松市廃棄物の適正処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例 議案第31号 下松市水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例 ○議長(磯村寿夫君) 日程第10、この際、平成13年度関係の議案第9号から議案第31号までの23件を一括議題といたします。 平成13年度施政方針並びに平成13年度関係議案について市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 平成13年度予算案及び諸議案を提出するに当たり、施政方針を申し上げます。 我が国経済は未曾有の長期不況にあって、いまだ曙光の見えない状況であります。このような情勢を反映して、税の増収は望むべくもなく、一方では景気浮揚策に起因する地方債残高の累計等により、地方財政は引き続き大幅な財源不足に陥っております。 特に、地方都市においては高齢化が顕著であり、平成12年度にスタートした介護保険制度を初めとして、このような社会情勢の変化に伴う住民ニーズに的確に対応し、さらには地方分権の推進に積極的に対処していくためには柔軟な対応能力に加えて地方財源の確保が急務であります。 本市におきましても、かねてより税源の涵養や行財政改革等によって財源の確保には大いに意を用いてまいりましたが、依然として財政状況は予断を許さない状態であり、将来を見通した堅実な財政運営が求められるところであります。 しかしながら、本年度は新基本構想の初年度に当たり、私の市長就任後最初の当初予算編成の年でもあります。ややもすれば沈滞しがちな社会経済情勢の中にあって、市民ニーズに対応した活気ある市政を行うために健全財政を堅持しつつ市政の新しい指針に基づき「こころ豊かなまちづくり」を推進してまいります。 第2、より美しく。 1番、秩序ある都市の姿づくり。 (1)地籍調査。地籍調査に着手するため、専任職員を配置し準備体制を整えます。 (2)都市活力再生拠点整備事業(リジューム事業)。駅前地区市街地再開発事業は、権利者との合意形成を進めながら事業計画の策定に着手します。 元町西地区再開発事業は、前年度に引き続き2─1地区の未実施部分及び5─2地区の事業の推進を図るとともに、他地区の事業化を目指して協議を進めます。 (3)ミルキーウェイ整備事業。「駅北広場整備実施計画」に基づき、前年度に引き続いて車道及び歩道の整備を行います。また、あわせて駐輪場の整備を実施します。 (4)土地区画整理事業。中部地区の土地区画整理については、換地設計案の修正後、審議会における協議調整を経て一部仮換地指定を行い、下水道事業と合わせた道路築造工事と周辺宅地の整地工事に着手します。 (5)住居表示整備事業。2カ年度の計画で花岡・生野屋地区の住居表示事業を実施します。 2番、都市のうるおいづくり。 (1)公園緑化事業。日本一の花のまちを目指して、下松スポーツ公園内に「花の丘」を整備し、各種イベントと組み合わせ市民の皆さんの活用に供します。 (2)下松スポーツ公園整備事業。スポーツ施設の拡充を図るため、第2期計画に係る事業認可を求め測量調査及び用地買収に着手します。 3番、清潔な生活環境づくり。 (1)環境美化。空き缶等ポイ捨て禁止条例の施行に伴い環境美化に関する意識が広がりを見せていますが、さらに普及啓発に努めます。また、不法投棄や野焼き行為等については、法的な規制の強化に伴い環境パトロール制度等を活用して防止に努めます。 (2)公共下水道。第5次基本実施計画に基づき公共下水道の整備を進めます。汚水については、補助事業で西部1号幹線(花岡踏切横断)、西部2号幹線(清瀬町2丁目地区)、西部4号幹線(和田地区)、西河原幹線(清瀬町3丁目地区)、東中村幹線(東中村地区)及び中部地区土地区画整理事業地内の中部幹線(中部地区)の幹線整備、処理場の消化槽攪拌装置の更新を行うとともに、単独の面整備事業として末武処理分区、花岡処理分区の管渠整備を行います。雨水については、中部地区土地区画整理事業の進捗とあわせ玉鶴川2号幹線の整備を行います。 (3)し尿の収集・処理。建設後16年を経過した衛生センターの改修工事を平成15年度までの年次計画に沿って実施します。 なお、し尿処理手数料は平成5年度以来据え置いていましたが、収集委託料との格差が著しく均衡を失する状態となっているため、適正な料金に改定します。 (4)墓地の整備・管理。内壁及び天井の老朽化の著しい納骨堂旗山閣の改修工事を実施します。市民の墓地需要にこたえるため、新墓地の建設について候補地を定めて具体化を目指します。 第3、より優しく。 1番、環境に優しいまちづくり。 (1)ごみの収集・処理とリサイクル。廃棄物の抑制や資源の保存・活用への取り組みがますます重要視される中で、資源循環型社会形成推進基本法が成立し、廃棄物処理及びリサイクルの新しい枠組みが整備されました。 本市においても、不燃ごみの埋立残容量が減少している現状を直視して、より一層の資源化に取り組むため、本年4月から施行される容器リサイクル法及び家電リサイクル法が円滑に運用されるよう適切な施策を講じます。笠戸島及び米川地区の埋め立てごみの収集は、収集回数の増加要望にこたえて毎週1回収集へ改善することとします。 (2)自然環境の保護・公害の防止について、協定事業所及び環境に対する監視測定体制を強化し、生活環境の保全に努めます。 また、水洗化を促進し、公共水域の水質汚濁を防止するため合併処理浄化槽設置整備事業の補助枠を年間30基から50基に広げることとします。 なお、事務事業者としての環境保全の務めを果たすために、温室効果ガスの削減目標の設定及び環境への負荷低減策の公表を行い、これに沿った庁内エコオフィス実践プランを推進します。 2番、人にやさしいまちづくり。 (1)高齢者の保健・医療・福祉と介護保険。下松市高齢者保健福祉計画に基づいて諸施策を推進します。 まず、介護予防では住宅改修、福祉用具購入サービスなど居宅生活自立支援事業を進め、65歳以上のひとり暮らし高齢者等を対象とした給食サービスでは、昼食に加えて新たに夕食の配食サービスを行います。 また、ミニデイサービス施設「ほのぼの苑」の充実を図るとともに、健康、医療、福祉の連携体制を強化して、介護予防を必要とする高齢者に対して「支援サービス計画」の作成や在宅相談員制度の充実に努めます。 介護保険については、今後とも制度へのより一層の理解を求めるため普及啓発活動に努めながら、要介護認定に関しては公平で客観的な調査及び審査・判定の均質化を図るため引き続き調査員、審査会委員の研修等を実施します。 要介護者、要支援者の自立支援及び生活の質の向上を目指すとともに、介護者の介護負担の軽減が図られるようサービス基盤や良質なサービス供給体制の整備を図ります。これの一環として県の補助制度を活用してNPO法人「宅老所たんぽぽ」の施設整備に助成措置を講じます。 また、要介護者等へのアンケート調査、高齢者保健福祉推進会議の充実を図り、サービスの点検・評価や進行管理を行い、利用者本位の制度の確立に努めます。 (2)障害者福祉。障害者が住みなれた地域で安心して暮らし、各種の社会活動に参加できるよう環境整備等に取り組みます。 さまざまなニーズを有する障害者の生活支援を促進するために、障害者ケアサービス体制整備モデル事業を実施して障害者介護等支援専門員の養成等を行います。 また、社会参加に必要となる視覚障害者生活訓練師派遣事業、手話奉仕員養成・派遣事業等の障害者地域参加促進支援事業を行います。 知的障害者更生施設(仮称)ひかりの里の施設整備に対して助成します。 (3)子育て支援。4月から「わかば保育園」「あおば保育園」を統合し、0歳から5歳までの全年齢児を対象とした「あおば保育園」としてスタートさせます。 また、0歳児保育を行うため中央保育園の給食調理室及び乳児保育室の増改築を行います。 これらの施設整備により、本年度中には公立保育園全園において全年齢児を対象とした保育ができることとなります。 学童保育事業の久保児童の家は、民家を借用して開設していますが、児童数の増加に伴い手狭になっているため、新たに用地を確保し建設することとします。 少子化対策事業として、未就園児を対象とした児童館運営を行うため、児童福祉センターに空調設備を設置します。また、前年度に引き続き「ちびっ子フエスタ」を開催します。 (4)地域福祉体制の充実。地域福祉の活動の中心となる社会福祉協議会に対して引き続き財政支援を行い、市民が安心して暮らせる地域福祉を推進します。 また、本年度はボランティア国際年に当たりますが、ボランティアの活動を推進するためイベントを開催します。 (5)健康づくりと医療の充実。妊婦から出産・育児に関する一貫した保健サービスを引き続き実施し、次代を担う母子の健全育成に努めます。育児不安や育児によるストレスを抱える母親を支援するための育児サークルの育成支援や思春期における体験学習を実施するなど、母子保健サービスの充実に努めます。 学童期の定期予防接種に個別接種方式を導入します。一方、成人・老人保健については、在宅療養高齢者の介護家庭への訪問健診を実施し介護家族への支援を強化します。 精神保健については、徳山地区共同作業所建設に助成し精神障害者の自立支援を促進します。休日の初期救急医療は、内科系は休日診療所で、外科系は在宅当番医制により行います。また、第2次救急医療の休日・夜間診療については、小児は徳山中央病院で、一般は病院群輪番制により対応します。 国民健康保険事業の健全な運営に努めます。このため、市民の健康づくりを支援する保健事業を推進し、審査点検の充実強化などを通して医療給付費の支出を抑制するとともに、国保税の収納率の向上を図り、国等の支援策を十分に活用して財政基盤の確立に努めます。 (6)バリアフリー社会の形成。高齢者や障害者などだれもが安心して生活し、活動しやすい環境をつくるため、本年度は公共施設バリアフリー化事業として花岡公民館のトイレの改造、東陽コミュニティーセンターの段差解消等の施設改善を行います。 (7)市営住宅の整備と管理。市営住宅の環境整備については、高齢社会に向けて前年度に引き続き屋内階段の手すりを設置します。また、維持管理については機能向上に向けて引き続き取り組みます。 (8)老後の低所得者の生活保障。老後の生活を年金収入により支えている人が高齢者の約8割を占めている現状の中で、確固とした国民皆年金制度を維持していくために啓発活動を活発に実施して、年金に対する理解を深めるとともに、適用対策の強化と収納率の向上を図り、市民すべての年金権の確保に努めます。 第4、よりたくましく。 1番、都市の基盤づくり。 (1)国道の整備。国道2号花岡拡幅工事は、本年度からJR岩徳線の横断橋の工事が着手されます。 (2)県道の整備。笠戸島公園線は、本年度末にはつけかえ工事が完了し供用開始される予定です。周防花岡停車場線は、市道西条線との関連で下松鹿野線への接続を検討するための調査が着手される見通しです。 (3)市道の整備。平成15年度竣工を目標とした西条線道路改良事業は、本年度から用地買収及び建物補償業務に着手します。 (4)街路事業。西本通り線は、前年度に引き続き用地買収を行います。青木線については、未施工区間の早期完成に努めます。 (5)港湾事業。笠戸島コースタルリゾート計画では、海上プロムナード及び魚釣り桟橋の築造が、また洲鼻小型船溜り整備では突堤建設が前年度に引き続き進められます。はなぐり養浜海岸では、繰越事業でバリアフリー化工事が実施されます。 (6)上水道の整備と管理。本市の水道は高普及率となりましたので、前年度から施設の更新、維持管理に力点をシフトさせていますが、石綿セメント管については前年度ですべての更新が完了しましたので、本年度は老朽管の更新、浄水施設の改良及び基幹施設の耐震化を重点的に進めます。 行政改革の一環として進めてきました上下水道料金収納の一元化を、4月1日からスタートします。 (7)情報化の推進。情報通信技術の進展に対応して市民ニーズに即した情報化を総合的に進めるため、「地域情報化推進計画」を策定するとともに、行政の情報化と地域の情報化を推進する組織として、「IT推進プロジェクト」を設置して取り組むこととします。 広域情報通信網として県が構築する「やまぐちスーパー情報ネットワーク」に接続するとともに、庁内インターネットシステムを充実するためパソコンを増設します。 また、前年度に引き続き、市民を対象に公民館及び中学校でIT講習会を実施します。 2番、安全な都市環境づくり。 (1)消防・防災体制の充実。社会情勢の急速な進展に伴い、消防職・団員の意識改革と教育訓練による高い知識、技能が必要となってきましたので、本年度も消防大学校その他の機関における訓練・研修により資質の向上を図り消防組織の充実強化に努めます。 予防行政としては、防火対象物への立入検査を積極的に実施し、実態に即した指導により自主防火体制の確立に努めます。 地域防火については、住宅防火モデル地域を指定し、地域ぐるみの自主防火組織づくりと住宅火災の減少に努めます。 施設・整備面では、水槽付ポンプ車、無線機の更新、防火水槽の増設を行います。なお、消防庁舎の耐震改修は、前年度の実施設計に基づき1階事務室の改善とあわせて実施します。 下松市地域防災計画に盛り込まれた各種の防災施策を推進するとともに、地域住民との連携のもと、地区ごとの防災訓練を実施します。 (2)防犯・交通安全対策の充実。 社会情勢や都市形態の変遷に伴って犯罪が質・量ともに変化してきている中で、警察の防犯活動に積極的に協力し、市民と一体となった啓発活動を進め、防犯意識の高揚に努めます。 なお、まちを明るくし犯罪を未然防止するため、「ふれあい灯」の設置助成を引き続き実施します。 また、悲惨な交通事故を防止するために、市民及び関係団体の御協力のもとに、広報啓発活動を活発に繰り返し実施し、広範な交通安全運動を展開します。 (3)治山・治水事業。河川法の改正により河川整備手法の見直しが行われ、地域住民も参加した検討委員会が設置されましたので、今後は治水と環境保全の整合性のとれた整備事業が進められることとなります。 準用河川改修として、浴川及び宮本川の整備を進めます。急傾斜地崩壊対策では、引き続き笠戸島落東地区で整備事業が進められます。 3番、豊かな産業活力づくり。 (1)農業の振興。ユリを本市の特産品として定着させるため、球根の購入助成を行い生産の拡大を図ります。 米川中央地区農業集落排水事業は、前年度の地形測量に続いて本年度は事業費等の概要を把握するための計画概要調査を実施します。 近年、野猪による農作物被害が急増し、耕作放棄等の原因となっていることから、JA周南や猟友会と協力して、新たに県補助事業による防護さくの設置や捕獲さくの購入等により野猪対策及び駆除に努めます。 新たな水田農業確立対策が開始され、本年度からは周南地域が一体となって取り組むこととなったため、周南地域水田農業推進協議会で調整し、推進します。 (2)林業の振興。下松市森林整備計画や市有林施業計画に基づく森林整備を進めます。特に、有価木林について長期的な計画に従って施業を進めます。 竹炭等林産物の生産振興を図り、本市の特産品として定着させるため研究や生産活動の拠点となる設備整備に対し助成を行います。 (3)水産業の振興。漁場整備等による水産業推進を図るため、多段式漁礁の設置、種苗放流事業等を実施します。特に、「笠戸島のタコ」をヒラメ、トラフグに次ぐ新たな特産水産品とするため、増殖用産卵施設の設置を行います。 また、県事業として大規模築いそ事業が引き続いて実施されます。 (4)産業の振興。産業の活性化を図るため、「テクノピア2001大阪」の自治体PRコーナーに出展するなど、周南工流シティーの未分譲地等への企業誘致を積極的に推進します。 また、本市における産業技術の振興及び人材の育成を図るために、表彰制度を新設します。 さらに、中小企業の活性化のために、財団法人周南地域地場産業振興センターと連携し、新商品、新技術の研究開発事業等を支援します。 (5)商工業の振興。中小企業の事業資金の融資を円滑にし、経営基盤の安定化を図るため特別小口融資制度の融資枠を拡大します。 また、国及び県の中小企業対策としての補助事業、保証制度、制度融資の一層の活用に努めます。 (6)観光・レクリエーション。本年、国民宿舎「大城」は開設して30周年、家族旅行村は10周年を迎えますので、記念行事を実施し、誘客、増収に努めます。 家族旅行村はケビンの外壁、屋根等の塗りかえ及び遊具等の修理を行うとともに、「星のゆめガルテン」の環境整備を進めます。また、国民宿舎「大城」は検討委員会を設置し、今後の方針について検討することとします。 「星ふるまちくだまつ」にちなんだ観光イベント等を観光協会及び諸団体と連携して支援します。 (7)勤労者福祉。財団法人下松市中小企業勤労者福祉センター等の各種団体に助成し、中小企業勤労者福祉の充実に努めます。 また、社団法人下松シルバー人材センターに助成し、高齢者の就業機会の確保及び生きがい対策の充実に努めます。 第5、より心豊かに。 1番、明日を担う人づくり。 (1)小中学校教育環境の充実。下松中学校建設事業の第1期工事に着手するとともに、第2期工事の実施設計を進めます。 小学校保健室の冷房設備と温水シャワー、中学校コンピューター室の冷房設備の設置を初めとする学校施設の整備補修、小中学校図書、小学校のパソコンなどの教育機材の充実、小中学校給食食器の環境ホルモンの心配のない食器への切りかえなど、教育環境を整備します。 障害児対策として、下松小学校へ階段昇降機を配置します。 (2)小中学校教育の実践。不登校児童生徒の学校復帰の支援を行う適応指導教室である「希望の星ラウンジ」を継続充実するとともに、総合的な学習の時間の運用について積極的に支援し、主体的で人間性に富む児童生徒の育成に努めます。 (3)青少年健全育成。子供会活動を支援するとともに、子供センターの設置に取り組みます。 また、青少年育成協議会や青少年問題協議会、社会教育関係団体との連携を図りながら青少年の健全育成に努めます。 2番、生きがいある人生づくり。 (1)生涯学習の推進。地域に密着した公民館における学習活動を積極的に展開するとともに、ボランティア講師の多様な活用による学習機会の拡大と学習意欲の醸成に努めます。 特に、中高年を対象としたパソコン教室の実施や幼年期から高齢者までを対象とした、童謡による心豊かなまちづくり事業に取り組みます。 (2)文化の振興。文化協会、文化振興財団との連携により芸能をはぐくみ、芸術活動の進展を図るとともに、笑いの文化の定着に努めます。 宮原古墳を初め点在する埋蔵文化財の保護と調査研究を進めます。 文化会館は、文化団体の協力のもと、市民文化の発信拠点として良好な運営に努めることとし、本年度は予約システムの更新を行うほか、計画的に設備の維持補修を行います。 (3)学習・文化施設の充実。図書館、中央・末武・花岡・豊井公民館の施設や設備の整備と、笠戸島公民館建設のための用地の取得を進めます。 (4)生涯スポーツの推進。市民武道館外壁の補強補修、市民運動場夜間照明設備の改修、市民体育館やプールの補修などスポーツ施設の整備を行うとともに、レクリエーションスポーツ、競技スポーツを実践する市民各層のスポーツ活動の普及振興に努めます。特に、山口県中学校春季体育大会卓球の部と山口県体育指導委員研修会の本市開催を支援します。 また、総合スポーツ公園の施設についての調査研究を進めます。 3番、温かい心の輪ときずなづくり。 (1)国際交流の推進。本市の「国際交流ビジョン」に沿って、青少年海外派遣、国際交流のつどい、シティーウオッチングなど、市民レベルでの事業の展開を促進します。 また、引き続き外国人英語指導助手による中学生の指導、英語セミナーの開催などの教育事業を進めます。 (2)人権の尊重。基本的人権を侵さない、侵されない社会を実現するため、人権を考える集いを初め、学校、地域、職域における人権教育の深化に努めます。 同和行政は平成14年3月末で特別措置法に基づく特別対策が終わることとなりますが、特別対策から一般対策に移行した後においても、地域の状況や必要性に応じて適切な施策を推進します。 (3)山口きらら博。県下56市町村合同で建設する市町村館での催事、出展に周南地区広域市町村圏として取り組むとともに、8月9日に行う「下松市の日」の催事を広範な市民の参加を得て実施し、本市の地域振興へ結びつけていきます。 (4)男女共同参画の推進。「男女共同参画プラン」に沿った施策を着実に推進するとともに、本市のプランの概要版を作成し、12年度に制定した「男女共同参画憲章」とあわせて市民意識の啓発に活用していきます。 (5)ボランティア活動の促進。本年度がボランティア国際年に当たるところから、第三者同士が支え合う社会づくりに努めるとともに、ボランティア活動の調整や積極的活用のための研究を進めます。 第6、まちづくりのしくみづくり。 1番、市民参加のしくみづくり。 (1)情報公開。情報公開制度の一層の推進を図り、市民の市政に対する信頼と理解を深め、公正で開かれた行政運営と市民参加のまちづくりを進めます。 (2)広聴・対話行政の充実。対話行政を効果的に進めるため、「移動市長室」を発足させるとともに、市政への市民参加を推進するため、「市民一日課長制度」を創設します。 また、ホームページにおける「市民ご意見箱」の利用が本格化することに伴い、回答の迅速化に努めます。 (3)コミュニティーの形成。平成7年度から据え置いている地区調査連絡委員の報酬の改定を行います。 また、東陽コミュニティーセンターの運営管理の充実を図るため、管理に要する諸経費の助成を行います。 2番、効率的な行財政の推進。 (1)新総合計画の推進。本年度から新総合計画に沿って計画的に施策を推進することとし、市民によりよく理解していただくため新総合計画の概要版を作成して全戸に配布します。 (2)行政改革。平成8年度から推進してきた本市の行政改革は、平成12年度をもって集中実施期間を終了しましたが、行政改革実施計画の中の未実施項目は本年度以降も継続して実施に努めることとし、引き続いて不断の改革を図っていきます。 (3)プロポーザル・スタッフ制度の創設。新たな行政経営システムとして、職員から業務改善提言を集め、その実行について検討するプロポーザル・スタッフ制度を創設します。 (4)健全な財政運営。我が国の経済は緩やかな改善傾向にあるものの、最近の動向は景気の調整局面に入っており、あるいは後退する可能性が出てきたという観測もなされています。このような情勢を反映して、また、国の恒久的減税措置等により自主財源の根幹である市税の伸びが期待できないことから、地方交付税や減税補てん債、さらには臨時財政特例債等により財源確保を余儀なくされているのが実態です。 厳しい財政環境のもと、本市では中期財政収支計画と調整を図りながら、事業の効果や緊急度を考慮して新規施策を選択するとともに、経常経費の漸増傾向に対して極力抑制に努めた結果、保留財源を確保しながら当初予算を編成することができました。今後とも健全財政の原則を堅持して、市政を運営することとします。 (5)周南都市合併。法定合併協議会では、本年度は新市建設計画が本格的に協議されることとなりますので、市民への情報提供に努めるとともに、「合併問題市民対話集会」を開催し、他の合併協定項目とあわせて市民の意向を集約してまいります。 以上、平成13年度の市政運営のスタートに当たり施政方針を述べさせていただきましたが、安全で明るく住みよい、人情あふれるまちづくりを私の政治信条として、市政を推進してまいる所存でありますので、市議会議員各位を初め市民の皆様方のより一層の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 続きまして、平成13年度の関係議案説明も一括ということでございますので、よろしくお願いいたします。 それでは、平成13年度関係について、議案第9号平成13年度下松市一般会計予算から議案第31号下松市水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例までの23議案を一括して御説明申し上げます。 議案第9号平成13年度下松市一般会計予算につきましては、歳入歳出予算総額180億4,000万円でありますが、前年度当初予算と比較して13億6,000万円の増、肉づけ後の6月補正予算と比較して9億9,779万7,000円の増となっております。 議案第10号平成13年度下松市公共用地先行取得事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算総額4,679万円でありますが、前年度に比較して162万2,000円の減となっております。 議案第11号平成13年度下松市下水道事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算総額17億200万円でありますが、前年度に比較して800万円の増となっております。 議案第12号平成13年度下松市国民健康保険特別会計予算につきましては、歳入歳出予算総額36億2,600万円でありますが、前年度に比較して5,470万円の増となっております。 議案第13号平成13年度下松市老人保健特別会計予算につきましては、歳入歳出予算総額53億2,700万円でありますが、前年度に比較して1,750万円の減となっております。 議案第14号平成13年度下松市介護保険特別会計予算につきましては、歳入歳出予算総額24億8,800万円でありますが、前年度に比較して4億2,000万円の増となっております。 続いて、水道事業関係の3議案について御説明いたします。 まず、議案第15号平成13年度下松市水道事業会計予算についてであります。 予算の概要につきましては説明資料2ページに記載しておりますように、収益的収入は対前年度比で1.6%増の15億2,659万円となっておりますが、収益的収支においては0.1%減の14億3,127万円を計上いたしました。この結果、収支差し引きでは9,532万円となり、損益計算上では8,087万円の純利益となります。 次に、資本的収支は2億8,488万円を、資本的収支は8億1,297万円を計上いたしました。差し引き不足額5億2,809万円は損益勘定留保資金、減債積立金及び消費税資本的収支調整額で補てんすることとしております。 次に、議案第16号平成13年度下松市工業用水道事業会計予算について御説明申し上げます。 予算の概要につきましては説明資料5ページに記載しておりますように、収益的収入は3億5,971万円、収益的支出は3億6,225万円を計上いたしました。この結果、収支差し引きは254万円の不足となり、損益計算上についても254万円の純損失を生じることとなります。 次に、議案第17号平成13年度下松市簡易水道事業会計予算について御説明申し上げます。 説明資料6ページに記載しておりますように、収益的収入は1,357万円、収益的支出は1,591万円を計上いたしました。この結果、収支差し引きは234万円の不足となり、損益計算上では202万円の純損失を生じることとなります。次に、資本的収支につきましては、収支とも524万円を計上しております。 次に、条例関係について御説明申し上げます。 まず、議案第18号下松市職員の再任用に関する条例について御説明申し上げます。 この条例は、平成13年4月1日から新再任用制度が施行されることに伴い、地方公務員法の改正にあわせ規定の整備を行うものであります。新再任用制度は、高齢化が急速に進む中、職員が長年培ってきた知識、経験、能力を公務に有効に活用するとともに、公的年金の満額支給開始年齢の引き上げにより60歳代前半の生活を雇用と年金の両面で支えていくことを目的に導入するものであります。 条例の内容を御説明しますと、新たに再任用を行うことができる者は定年退職者及び25年以上勤務して退職した者で退職から5年以内の者とし、平成13年4月1日からの公的年金の満額支給開始年齢の引き上げに合わせ、それまでの勤務実績等に基づいて定年退職前と同様の本格的な職務に1年を超えない任期で段階的に65歳まで再任用しようとするものであります。特例として、消防司令以下の消防吏員等については公的年金の満額支給開始年齢の引き上げスケジュールが6年おくれとなっているため平成19年4月1日から適用することとしております。  なお、従来の再任用制度の規定は、この条例の制定に伴い廃止することとなります。 次に、議案第19号下松市職員の育児休業等に関する条例及び下松市職員の勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、再任用職員の勤務条件に関する規定の整備を行うものであります。改正の内容を御説明しますと、再任用職員の療養休暇、特別休暇及び介護休暇についは、一般職員と同様に取り扱うこととしていますが、育児休業については、部分休業を除き適用しないこととしております。 また、再任用職員の勤務時間については、定年退職後の就労意識や体力面の個人差を考慮し、柔軟な勤務形態を取り入れることとしております。具体的には一般職員と同様に週40時間勤務するフルタイム勤務に加え、隔日勤務や半日勤務も可能となる週16時間から32時間までの短時間勤務を設けることとし、再任用職員の生活設計に見合った勤務形態が選択できることとしております。 次に、議案第20号下松市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、再任用職員の給与に関する規定の整備を行うものであります。改正の内容を御説明しますと、フルタイム勤務再任用職員の給料月額については、再任用された職務の級に応じ、1級の月額15万3,400円から9級の月額37万8,000円まで別表に定める額とし、短時間勤務再任用職員の給料月額については、勤務時間に応じて按分した額とすることとしており、昇給はありません。諸手当については職務に関連する手当に限って支給することとしており、退職手当及び生計費の補完となる扶養手当、住居手当については支給しないこととしております。期末手当については、一般職員の3.6月分に対し再任用職員は1.9月分を、勤勉手当については、一般職員の1.15月分に対応し再任用職員は0.6月分を支給することとしており、期末手当及び勤勉手当を合わせた年間合計支給割合は、一般職員の4.75月分に対し再任用職員は2.5月分とするものであります。 次に、議案第21号下松市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、雇用保険法が改正され雇用保険の支給期間が変更されたことに伴い規定の整備を行うものであります。改正の内容を御説明しますと、これまで離職の事情によって区分のなかった失業給付の支給期間が、身体障害者等で就職が困難な場合及び倒産等により失業した場合について、それぞれ60日間及び30日間延長され、あわせて就職が困難な者に対する所定給付日数が延長されたのに伴い、失業者の退職手当について雇用保険法と同様の改正を行うものであります。 次に、議案第22号下松市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は水防協議会委員について削除するとともに、介護認定審査会委員の報酬の額を改定するものであります。水防協議会委員につきましては、下松市水防協議会条例の廃止に伴い削除するものであります。介護認定審査委員会の報酬につきましては、介護保険制度の導入に伴い平成11年10月から要介護認定等の審査判定業務を実施しておりますが、認定業務の専門性や責任の重大さ、また、審査会に臨むための準備の煩雑さ等を考慮して、現行の1万3,300円から1万7,600円に改定するものであります。 次に、議案第23号下松市議会政務調査費の交付に関する条例について御説明申し上げます。 この条例は、地方自治法の一部が改正されたことに伴い、地方公共団体の議会の議員の調査研究に資するため、必要な経費の一部として政務調査費を交付する場合に当該政務調査費の交付の対象、額及び交付の方法並びに交付を受けた会派の収支報告に関する事項について定めるものであります。 次に、議案第24号下松市県収入証紙購入基金条例について御説明申し上げます。 県収入証紙の制度は、県が市を売りさばき人として指定し、市が県収入証紙を県から購入し、売りさばくという制度であります。本市におきましては、県収入証紙の購入及び売りさばきは歳計外現金の一部を活用し運用してまいりました。このたび、県収入証紙の購入及び売りさばきに関する業務を、より円滑かつ効率的に行うため基金を設置するものであります。 次に、議案第25号下松市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、消防団員に支給する報酬及び出動に伴う費用弁償の額を、国の平成12年度の基準等にあわせて改正するものであります。 次に、議案第26号下松市水防協議会条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 この条例は、上位計画である下松市地域防災計画の委員と水防協議会の委員が重複しており、行政改革実施計画の一環として事務の合理化、一元化を図るとともに、災害に対する迅速な危機管理体制を確立するため廃止するものであります。 次に、議案第27号下松市駐車場条例について御説明申し上げます。 現在、ミルキーウェイ整備事業の一環として駅北広場の整備を実施しております。このうちロータリー部分の送迎用駐車場につきましては、現在、無料で一般車両用11台分の駐車場がありますが、これを無料の車いす使用者1台分、有料の一般車両用10台分の駐車場として整備し、その管理方法、料金等を条例で規定するものであります。 次に、議案第28号下松市立保育園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、隣接する下松市立わかば保育園と下松市立あおば保育園を平成13年度から統合するものであります。現在、わかば保育園は定員60人で3歳未満児を対象としており、あおば保育園は定員90名で3歳児以上を対象としております。児童福祉法の改正により、すべての園で0歳からの保育が義務づけられたため、2園を統合して定員120人の下松市立あおば保育園とするものであります。 次に、議案第29号下松市介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、下松市介護認定審査会の委員の定数を現行の27人から35人に改正するものであります。これに伴い、介護認定審査会の合議体の数を3から6とし、介護認定審査会の委員の負担を軽減することができるものと考えております。 次に、議案第30号下松市廃棄物の適正処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 家電リサイクル法が本年4月から施行されます。対象品目は、エアコン、テレビ、冷蔵庫及び洗濯機の家電4品目であります。この法律では、製造業者等にはリサイクルを、小売業者には収集運搬を、消費者には費用負担を義務づけております。消費者は、不用になった家電4品目を買った小売店か買いかえの小売店に、リサイクル料と収集運搬料を支払って引き取ってもらうこととなります。市には引き取り義務は課せられておりませんが、小売業者に引き取り義務のない対象機器で、消費者みずから処理できないものについては市が収集し運搬することとなります。 別表第1の改正は、本市が収集運搬する場合の手数料を、1品目1台について2,700円と規定するものであります。 次に、し尿手数料については、平成5年度の改定から今日まで7年間据え置いてきたところですが、下水道等の普及によるくみ取り世帯の減少に伴い手数料収入も年々減少し、平成11年度には収集経費に対する手数料収入額の割合である利用者負担率が6割を切り、市の補てん額が4,000万円を超える状況になっております。このため、利用者の方からも一定の負担を求めることとし、平均で25.3%の手数料額の引き上げをお願いするものであります。改定実施後は現行と比較しますと、利用者負担率で55.9%が70%へ、市の補てん額で4,400万円が3,000万円となる見込みであります。 なお、実施時期につきましては周知期間を置く必要がありますので、平成13年度6月分として徴収する手数料からを予定しております。 次に、議案第31号下松市水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例について御説明申し上げます。 この条例は、平成13年4月1日から新再任用制度が施行されることになりましたので、地方公務員法の改正に伴い規定の改正を行うものでありますが、あわせてその他の規定の整備を行うものであります。 以上、平成13年度関係の予算9件、条例14件について一括して御説明いたしましたが、添付しております資料も御参照いただき、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村寿夫君) ただいま説明のありました平成13年度関係議案に対する質疑は3月8日に、また一般質問は3月9日、3月12日、3月13日及び3月14日の4日間それぞれ行います。 以上で本日の会議を終わります。 次の本会議は3月8日午前10時から開きます。朝来熱心に御審議お疲れでございました。午後0時38分散会...