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06月11日-02号

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  1. 萩市議会 2020-06-11
    06月11日-02号


    取得元: 萩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    令和 2年 6月定例会                  令和2年6月             萩市議会定例会会議録(第2号)                 議事日程第2号           令和2年6月11日(木曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第56号から議案第71号まで第3 委員会提出議案第3号第4 議案第72号第5 議案第73号及び議案第74号────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第56号から議案第71号まで日程第3 委員会提出議案第3号日程第4 議案第72号日程第5 議案第73号及び議案第74号────────────────────〇出席議員(18名)       1番  浅 井 朗 太 君       2番  小 林   富 君       3番  瀧 口 治 昭 君       4番  松 浦   誠 君       5番  村 谷 幸 治 君       6番  五十嵐 仁 美 君       7番  石 飛 孝 道 君       8番  佐々木 公 惠 君       9番  松 浦 俊 生 君      10番  美 原 喜 大 君      11番  欠       員      12番  関   伸 久 君      13番  西 中   忍 君      14番  長 岡 肇太郎 君      15番  欠       員      16番  西 島 孝 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  斉 藤 眞 治 君      20番  横 山 秀 二 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        藤 道 健 二 君 副市長       國 吉 宏 和 君 教育長       中 村 彰 利 君 総務部長      柴 田 一 郎 君 総合政策部長    齋 藤 英 樹 君 財務部長      大 塚 喜 彦 君 市民生活部長    福 島 康 行 君 福祉部長      岩 武 明 司 君 保健部長      田 中 慎 二 君 産業戦略部長    長 尾 博 行 君 商工政策部長    山 本   徹 君 観光政策部長    香 川 信 善 君 教育委員会事務局長 井 本 義 則 君 消防本部消防長   野 原 和 正 君 総務部次長     中 村 正 弘 君 総務部次長     阿 武   宏 君 市民生活部次長   中 野 忠 信 君 防災危機管理課長  木 村   宏 君 契約監理課長    松 田 和 洋 君 企画政策課長    田 村 佳代子 君 課税課長      田 中 秀 利 君 観光課長      服 部 哲 也 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      濱 村 祥 一 君 副局長       須 郷   誠 君 次長補佐      戸 禰 憲 尚 君 調査係長      大 田 泰 之 君────────────────────    午前10時00分開議 ○議長(横山秀二君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(横山秀二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に17番、平田議員、18番、宮内議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 議案第56号から議案第71号まで ○議長(横山秀二君) 日程第2、議案第56号から議案第71号までの16件を一括して議題といたします。 これより質疑を行いますが、発言は通告順といたします。なお、このあと委員会付託を予定しておりますので、本会議におきましては大綱質疑にとどめていただき、詳細につきましては委員会でされますよう、御協力をお願いいたします。 また、関連質疑や意見、要望等の事項は控えられますよう、あわせてお願いをいたします。 まず、議案第56号令和2年度萩市一般会計補正予算(第5号)に対する質疑を行います。議席番号5番、村谷議員。 ◆5番(村谷幸治君) おはようございます。早速ですが、私の方からは一般会計補正予算の中から2事業についてお伺いさせていただきます。 まず1つ目なんですが、がんばろう萩!観光客受入環境整備事業についてお伺いします。まず1つ目に、萩城下町面的Wi-Fi整備とありますけども、どの範囲を整備される予定なんでしょうか。それと、萩城内に多言語看板設置とあります。何カ国の言語を想定しているか、またその看板というのは説明用なのか案内看板なのか、どんな看板になるのかお伺いします。 2つ目の事業をお伺いします。高校魅力化支援事業、これにつきましては事前説明会では熱中小学校で来られる京都大学の鈴木先生の名前も挙がっておりましたけども、毎月大学の先生に学校へ来てもらうとのことでした。市内全高校が対象になりますか。それと、新型コロナウイルス感染による休校によりまして、授業が大変遅れているということですけれども、学校側はこれに対して時間が取れるのでしょうか。 以上、2事業についてお尋ねします。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。 ◎観光政策部長香川信善君) それでは、村谷議員の御質問にお答えさせていただきます。がんばろう萩!観光客受入環境整備事業についてです。この事業につきましては、世界文化遺産、明治日本の産業革命遺産、この構成資産であります萩城下町旧町人地のまち歩きをより一層楽しんでいただくため、木戸孝充旧宅、それから旧久保田家住宅菊屋家住宅、それから晋作広場など江戸屋横町から御成道、そして菊屋横町の通りの文化財施設萩フリーWi-Fiを設置するもので、周遊ルート環境整備を行うという事業でございます。なお、このエリアは御存知のように国指定史跡でもありますし、世界文化遺産指定エリアでもございますので、今後設置につきましては文化庁と協議を進めてまいりたいと思っております。 それから、多言語看板設置の件でございます。何カ国語を想定しているかということでございますけれども、こちらの看板には日本語と英語を表記するように考えております。そして、観光協会のホームページへのQRコード、こちらを掲載しまして、そちらの方から韓国語と繁体の中国語による観光情報を提供することとしております。そして、このたび2基の看板の設置を予定しておりますが、1つは指月公園の周辺エリアの第1駐車場の今ありますけれどもそれが大変老朽化しておりますので、それを改修して少し皆さんにしっかり見ていただけるような場所に移動したいということ。そして、もう1つが指月公園内の方に看板を設置するということでございまして、いずれも案内看板ということにしております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) 高校魅力化支援事業につきまして2点御質問いただきましたので、それぞれお答えをいたします。まず、市内高校全校が対象ですかという御質問ですが、この事業は先ほども議員申し上げられたとおり、今回慶応義塾大学の立場で鈴木寛先生と大学の研究会と地域振興とか人材育成に関する連携協力協定を締結した上で、この協定に基づく取り組みの一つとして高校魅力化支援事業を実施する予定としております。今年度は市内すべての高等学校を対象として、1・2年生を中心にこの事業に主体的に参加してくれる生徒さんを募集する予定としております。今後、事業が軌道に乗れば中学生などにも参加の機会を広げていくことが可能というふうに考えております。 それから、新型コロナウイルス感染症による休校等の影響があるが、時間が取れるかとの御質問でございます。鈴木教授の研究会から大学生に月1回程度、鈴木教授を初め大学教員等にも2カ月に1回程度萩市に来てもらい、高校生の探究活動のサポートに取り組むほか、随時遠隔相談等によるサポートも想定しております。現時点で新型コロナウイルス感染症による休校等の影響はないものと考えておりますが、今後市内各校とも協議、調整を図りながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(横山秀二君) 5番、村谷議員。 ◆5番(村谷幸治君) それぞれ御回答ありがとうございました。まず、観光客受入環境整備事業なんですけれども、今御説明いただきましたけれども、これは施設内だけで使えるんじゃなくて、観光しながら歩きながらWi-Fiが使えるということなんでしょうかということと、高校魅力化支援事業なんですけれども、これにつきましてはまた全校が、萩市内の高校全部が対象になるということですけれども、萩高と商工ではそれぞれ特色が違ってくると思うんですけれども、それぞれの高校に対して対応していくということになるのでしょうか。それから、高校の魅力化ということですので、これから高校進学を目指す中学生に対してどうPRしていくのか教えていただけますか。よろしくお願いします。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。 ◎観光政策部長香川信善君) Wi-Fiの整備の関係でございますけれども、歩きながら使えるのかということです。ここは御存知のように萩を代表する観光スポットでもございます。いわゆるまち歩きをしながらWi-Fiを見ながら散策していただくということが目的でございますので、議員御見込みのとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) お答えします。まず、萩高とか商工であるとか光塩高校それぞれ特色があります。今回、探究活動を軸にサポートしていこうということで始めさせていただき、まず各高等学校の御協力をいただきまして、主体的に参加してくれる生徒さんを募集する予定にしております。その後、それぞれ探究活動、進学等にも活用できると思いますし、就職にも十分必要な活動だと思っておりますので、まず学生さんの思いというか、どういった活動をしたいのかということを個別にあるいはグループで参加していただく方もいらっしゃるかもしれませんが、個別に最初ヒアリングをして、どういう進め方が個別の方に適しているのかということも御相談しながら活動を進めていきたいというふうに考えておりますので、どちらかというと全体一緒のことをやるというよりは個々のニーズに合った進め方をしていきたいというふうに今考えているところです。 それから、中学生へのPRはどうするのかということです。確かに、高校魅力化を図るという目的の一つは今なかなか進学する方も人口も減ってきますので、そういった方、中学生にどういうふうに萩の方で学びをしていただくかということが目的の一つにもあります。こういった事業を着実にやっていって、実績を出していくことが必要だと思うんですけれども、その過程でやはり萩での取り組み、こういったものをしっかりメディアであるとか、あるいはその教育関係の媒体に発信するとか、あるいは県の方にも協力いただきながら市町村ですね、小中学校、県内に限らずですけれども、そういったところにその取り組みをしっかり発信していくこと、まずは重要だと思います。中学生の方とか場合によっては小学生、あるいはその親御さんにそういった萩での活動をしっかり発信することが萩で行っている学びの取り組みに関心を持っていただくきっかけになると思いますので、そういうきっかけをつくって、あわせて実績を上げることによって地域全体で学ぶことの魅力化、こういったものを底上げしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 続いて、議席番号18番、宮内議員。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 補正予算についていくつかお聞きします。1点目が、がんばろう萩!子育て世帯応援事業とういことで、18歳以下の子を持つ世帯への支援と学生等を支える世帯への支援、この2つがある事業です。この事業の対象になる人が申請方式で手を挙げて申し込むんだという説明を受けております。ということになると、制度の周知徹底、これがどうしても必要だと思います。そんなのがあるのは知らなかったということがないようにしなければいけないと思います。どういう方法で知らせていくのか、市報とか回覧とかあるんだろうとは思いますけれど、だれが対象になるのかというのは把握しておられると思いますので、人数が出ていますので。個別にも制度紹介の通知、これを行うのかどうか、ということが1点。 一般財源として出ておりますが、これは臨時交付金、国の補正予算も決まったようですけど、これが充てられていくという方針なのでしょうか。これが子育て世帯応援事業についてのことです。 次が、同じくがんばろう萩!傷病手当拡充給付金事業ということです。市長は報告の中で全国に先駆けて上乗せ支給するんだということを言われました。この事業、すべての市民が対象になるのかどうか、どういう人が対象になるのかというのをお聞かせください。 それから、国保会計とも関わるんですけれども、個人の事業主とか白色申告家族専従者とか、そういう人たちが対象になるのか。なるとすれば直近3カ月の平均給与をどう計算するのか。このあたりがよくわかりません。お聞かせいただきたいと思います。 次が、企業立地対策事業です。この対象となる事例というのはどういう場合の事業なのかということをお聞かせください。そして、具体的な事案としてどんなものが今上がっているのかというのもお聞かせいただきたいと思います。 それから次、がんばろう萩!観光客受入環境整備事業ということで、先ほど城下町の多面的Wi-Fi整備とか、城下町の多言語看板設置についてはお答えいただきました。大体事業の概要はわかったんですけれど、コロナ対策として打ち出す意味というのは何なんでしょうか。普通の一般的な観光事業とどう違うのか、ここを示していただけますか。 次が、高校魅力化支援事業です。先ほども言われたんですけれど、業務委託として行われるわけなんですが、これはもう相手も決まった事業ということでありました。今の説明であったんですが、初めて聞いたのは大学との連携協定を結んだ上での事業だということを言われましたので、どういう連携協定をするのかという中身、これがわかりません。どんな事業でどんな成果を求めていくのか。それから、契約金額の決定の仕方。これがよくわかりませんので、示していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 齋藤総合政策部長
    総合政策部長(齋藤英樹君) それでは私の方から、がんばろう萩!子育て世帯応援事業についてお答えいたします。本事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして家計の急変やアルバイト収入の減少で厳しい生活を強いられている学生を支える子育て世帯に対しまして、萩産品の詰め合わせなどをお届けすることで子育て世帯経済的負担を軽減するとともに、市内事業者の販売支援を行うことを目的として実施するものでございます。議員御指摘のとおり、事業の成果を波及するためには、対象となる皆様に制度を知っていただくことは大変重要なことであるということは認識しております。市内在住の保護者の皆様への周知につきましては、本議案を御承認いただいた後、速やかに萩テレビのマイタウン萩で制度の御紹介をするとともに、広報はぎへの掲載FMラジオの活用や市主催行事でチラシを配布するなど、幅広く紹介してまいりたいと考えております。また、対象にならない世帯もいらっしゃるかもしれませんが、18歳以下のお子さんをお持ちになられる世帯に市内共通商品券を郵送することとなります。その郵送にあわせてその制度のPRのチラシも同封することで周知を図ってまいりたいというふうに考えております。さらに、保護者の方はもとより市外在住の学生等への周知につきましても、ホームページで制度を紹介するとともに、Facebookを活用して周知してまいりたいと考えております。 それと、臨時交付金ということでございますけれども、対象事業交付限度額など具体的な内容はまだ示されておりませんが、本事業を含みますこれまで措置してまいりましたコロナ関連事業予算に係る一般財源相当額につきましては、この臨時交付金で対応できるのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 福島市民生活部長。 ◎市民生活部長(福島康行君) それでは、がんばろう萩!傷病手当拡充給付金事業に対するお尋ねについてお答えいたします。 初めに、すべての市民が対象になるかについてでございますが、各医療保険で事業所等から給与等の支払いがある方で新型コロナウイルスに関し傷病手当金の支給があった方は、加入医療保険にかかわらず、すべてを対象としております。 次に、個人事業主白色申告家族専従者などが対象となるか。対象となる場合は直近3カ月の平均給与をどう計算するかについてでございますが、まず、個人事業主につきましては新型コロナウイルス感染症関連で事業を営むことができなくなった場合に御利用いただける別の支援制度があることから傷病手当金の対象とならないため、この傷病手当拡充給付事業の対象となりません。それから、白色申告家族専従者の方への直近3カ月の平均給与の計算方法につきましては、傷病手当金の支給申請の際に事業主の方から給与等の支給状況を証明していただくようになっておりますので、この証明に基づき直近3カ月の平均給与を計算することとなります。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 山本商工政策部長。 ◎商工政策部長(山本徹君) 企業立地対策事業についてお尋ねでございます。まず、対象となる事例はどんな事業かという御質問ですが、萩市では企業の立地を促進しまして雇用の機会の創出、あるいは拡大、産業の振興を資するということで市内において工場を新設または増設する事業者に対して企業立地促進奨励金を交付しております。奨励金の交付に係る対象事業者要件等につきまして、対象施設の工場ということですが、製造の事業の用に供する設備となっております。また、交付の要件といたしまして、工場の操業開始の日前後各6カ月の間に新たに従業員として1年以上雇用された新規雇用従事者が5人以上。工場の設置に伴う建物及び事業用設備に係る固定資産の投資額が1億円以上の工場であることが規定されているところでございます。奨励金の額につきましては、建物及び事業用設備に係る固定資産投資額の5%、上限1億円でございます。 それから、具体的な事案が今挙がっているのかという御質問でございます。今回、補正予算におきまして1,425万円を上程させていただいておりますけど、この事案につきましては、昨年の7月に工場の増設に係る協定を締結いたしました株式会社宮本鉄工所が福栄地域の黒川にある自社工場敷地内におきまして、昨年8月に新工場の建設に工事着手されました。11月に工事が完成いたしまして、12月から操業を開始いたしております。奨励金につきましては、操業開始後6カ月を経過後に申請ができるというふうになっておりまして、今月6月に交付申請書を提出されるという予定であることから、このたび予算の補正をお願いしているものでございます。宮本鉄工所につきましては、建築鉄鋼製品製造事業者でございまして、この新工場増設に係る対象の投資額が2億8,500万円となっておりまして、そのうち5%の1,425万円を交付する予定でございます。当初、新規雇用従業者5人の確保が困難であるという見通しも人材不足の状況からありましたが、企業の人材の確保の努力によりまして、現在5人の新規雇用従業者を採用されたということを市においても確認をいたしているところでございます。この予算を承認いただきましたら、今後新規雇用従業者5人の1年以上の雇用継続が確認をされた後に当社の方へ交付をすることとなります。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。 ◎観光政策部長香川信善君) それでは、がんばろう萩!観光客受入環境整備事業について、コロナ対策として打ち出す意味、通常の観光事業とは違うのかということのお尋ねでございます。この事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大により低迷する観光需要の回復に向け、城下町エリアフリーWi-Fiを整備するなど観光客の満足度や回遊性が高まるよう、観光地の基盤整備に取り組むものでございます。近年もそうなんですけれども、団体旅行から個人旅行へと変わりつつあります。このコロナ禍によりまして観光の形態もそういった形がさらに進むのではないかというふうに思っております。そういったことから、個人の方がお持ちであるスマートフォン、そういったもので観光情報を入手し、観光地のまち歩きを楽しんでいただけるような仕組みを早急に構築していきたいというふうな思いから、このたび補正予算コロナ対策として打ち出させていただいたというところでございます。 なお、このことにつきましては国の事業も活用しまして事業を進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) それでは、高校魅力化事業につきまして、どんな事業でどんな成果を求めるのか。また、契約金額はどのように決定されたのか。それから、新しく連携協定を結ぶということで、どういう内容の協定を結ぶのかという御質問をいただきましたので、これについては最後にお答えしたいと思います。 まず、萩市では基本ビジョンを初め、ひとづくり構想地域産業振興構想においてひとづくりの重要性というものを掲げております。中でも、ひとづくり構想では少子化や進路選択の多様化に伴い、市内高等学校への進学者数は減少傾向にあることから、市内だけではなく市外の中学校の生徒からも萩で学びたいと思われるような高等学校となるよう、市内高等学校の魅力化に向けた取り組みを支援し、萩市としてできることに取り組むという方向性を明示しております。 こうした中で、産業人材育成塾熱中小学校萩明倫館の方でお世話になっております慶応義塾大学の鈴木先生らに御協力いただきまして、ことし2月に萩高等学校探求科で探求学習の支援活動として試行的に行った取り組みが、生徒など参加者から高い評価をいただきました。具体的には、生徒から行動を起こす能力につながった。いろいろなことに動いてみようと思った。課題を見つける力、多くの視点で見る力は将来の仕事に生かせる。萩の外からの評価を知り、郷土の魅力を再発見した。またこういった機会が欲しい。といった力強い感想が多く寄せられたところでございます。こうした取り組みを本格的に高校生を対象に取り組むことについて、市内各高等学校の御理解がいただけましたので、本議会に関連予算をお諮りしたというところでございます。 具体的な事業内容でございますが、市内の高校生にみずから関心がある萩ならではのテーマ、課題を見つけ、実験や実証、ヒアリングなどさまざまな手法によって答えを導くという、いわゆる探究活動に取り組んでもらい、その過程で大学教授や探究活動を具体的に実践する大学生に高校生の探求学習をサポートしてもらうことで、高校生の情報活用能力課題解決能力、表現力、コミュニケーション能力を徹底的に磨き上げてもらいます。地域にとってはまさに次代を担う人づくりに寄与するものと考えており、高校生にとっても社会参画や自立に向けた能力形成につながり、学校推薦型の選抜、旧推薦入試とか総合選抜、AO入試のことでございますが、あるいは就職活動にも活用できるというふうに考えております。 このように、将来地域や社会で活躍してもらうために重要視される能力を育てる人材育成の場を、まず高校生に提供しようとするのがこの事業でございます。今年度に目指す成果としては、まず高校と大学、そして萩市が連携した探求学習支援型の人材育成モデルをまず着実に実施、構築してしっかり軌道に乗せていきたいというふうに考えております。その上で、この萩オリジナルな事業モデルを先ほど申しましたがメディアや教育関係の媒体を活用し、県内や全国に発信をして萩で学ぶ魅力を知ってもらいたいというふうに考えております。 萩市ではすでに高校生女子寮の整備や市内高校への通学費の助成、グローバル50奨学金、IT人材の育成を目的とした萩IT松下村塾、あるいは先ほど申しました熱中小学校萩明倫館など、高校生を対象あるいは高校生も参加できるさまざまなプロジェクトを実施しております。また、山口大学や至誠館大学との包括連携協定協力に基づき、地域の発展、人材育成を目的とした事業にも取り組まれております。こうした取り組みを含めて、萩市内の高等学校の魅力化、さらには萩で学ぶことの魅力化に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 契約金額についての御質問でございますが、契約はこの議会で予算をお認めいただいた後に予算の範囲内で相手側と調整してまいりますが、予算の積算につきましては大学教員、学生の旅費等を延べ35人で約247万円、学生が参加する関係で保険等の雑費、これを15万円、あと大学側の諸経費等として39万円に消費税率を乗じた331万9,000円としておりますので、これを上限額として実施された事業内容や経費の実績により額を確定し、精算する予定としております。 それから、どのような内容の連携協定を結ぶのかということでございますが、先ほども申しました2月に試行的に探究活動の事業を実施した際に、これは全く大学側の手弁当で実施してもらいました。その後、大学生にも来ていただく関係がございまして、やはり学校、あるいは学校のゼミの一環の活動として行うに当たって、やはり何かよりどころが必要だということを先方から申し出をいただきましたので、このたびまず協定を結ぶと。協定の中の一つとして、この高校の魅力化に取り組んでいただきます。せっかく協定を結ぶということでございますので、その中の一つとして魅力化のサポートもしていただきたいということでお願いを現在しておりまして、協定の中身の全体としては、地域おこしとかあるいは地域の資源を活用した研究開発とか萩市の発展に資する商品開発であるとか、そういった学校と連携することによって今後可能性のあるものを含めて、いくつかの事項を協定の中に盛り込みたいというふうに考えておりまして、この事業に関しましては市内小中学校、高等学校の魅力化に関する項目というものを設けようと考えておりますので、その事項に基づく取り組みとして実施していただこうというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) さまざま詳しく御説明いただきました。子育て応援支援事業については、結局いろいろな周知の方法をするけれど、個別に周知するということでいいんですね。18歳以下の子がいる家庭とか、大学院、大学の学生支援対象になる人は個別に周知すると、制度を周知するという、そういう回答でいいですね。違うんですか。違うなら違うように言ってください。何かよくわからなかった。いろいろ言っちゃった。するのかしないのか。しないならしない。言ってください。 傷病手当については、結局給料をもらっている人しか対象にならないということですね。白申なんかでの家族専従者については給与証明があればそれに基づいてやるということだったということで確認しますが、これは間違いないですね。だから、国民健康保険に関してもそういうことだということですね。国民健康保険会計においても。 それから、よくわからなかったのが、コロナ対策として観光客受入環境整備事業が行われるというのが、何かとってつけたような理由だったような気がします。一般的な観光事業としてやっているのじゃないかなと思ったんですけれど、前から言われていたように、団体客じゃなくて個人のお客さんが、観光客が増えてきているというのも前からです。だからそれに対応するものも必要だというのが一般的な観光施策として行われるんじゃないかなと思ったんです。コロナ対策と大々的に、大々的じゃないけどその中に含めるというのは理由がよくはっきりわからない。国のコロナ対策事業のお金を取って来れるということなんでしょうか。そういうことでこのがんばろう萩!というふうになっているんでしょうか。そこのところがよくわかりませんでした。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 齋藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(齋藤英樹君) がんばろう萩!子育て応援事業の周知についてでございます。御質問の中で、対象人数がわかっているので一人一人個別がわかるであろうということでの御質問だったと思います。実はこの対象人数でございますけれども、あくまでも概数でございます。市内の高校卒業生につきましては、進路の際の例えば進学者数であるとか、そういったものの予定を聞いておりますので、その数値は把握しております。ただし、市外の高校を卒業された方までの進路については把握していないことから、それも織り込んだ形での概数という形になっております。個別への通知でございますけれども、基本的に対象者につきましては市内に保護者が在住ということでございます。広報はぎというふうに申しましたけど、これを個別の通知というふうにとらえれば全戸になりますけれども、先ほど申しましたように個別、だれそれさんが萩から卒業された学生が今いらっしゃるであるとか、そういったことまではちょっと把握できておりませんので、そういう意味では個別への通知は行わないということでございます。大変説明が悪くて申し訳ございませんでした。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 福島市民生活部長。 ◎市民生活部長(福島康行君) 傷病手当金の算定法についてでございますけれども、国民健康保険事業事業勘定特別会計の傷病手当金につきましても、先ほど申し上げました白色専従者の給与の算定方法については同じでございます。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。 ◎観光政策部長香川信善君) コロナ対策としてという話なんですけども、先ほど申し上げたような話にもなるんですけども、とにかく今観光客の状態というのは推して知るべしと言いますか、なかなか厳しい状況にありまして、今から国もGoToキャンペーンであるとか、県も何らかの対策をしてこようと思います。そういった中で、萩市としてもしっかりそういう環境整備はしていかないといけない。従来のような団体旅行、いわゆるガイドの皆さんが一緒になってまちの中をガイドしながら観光客がめぐって行くということはなかなかやっぱり難しいんだろと。これからの時代、なかなか観光の形として少なくなってくるんではないかというところが我々としても予想しておりまして、そういった中でしっかり個人の方がこういったコロナ禍の中でまち歩きを楽しんでいただける。そういった意味で、今回こういった事業を提案させていただいたということです。 それと、国の事業につきまして、国の事業を今回活用させていただこうと思っています。実は国の方もコロナ対策に関連するこういった環境整備の事業も出しております。それも活用することで検討してまいりました。ただ、その国のコロナ対策用の事業が萩市が対象になっていないという状況がありました。要はそれは対象地域の選定が国においてありまして、そこから萩市が対象になっていないということがありまして、それでは何か同じような事業がありまして、こちらの方ではこういった取り組みは対象にしていただけると、萩市は対象にしていただけるということでございますので、あるものはしっかり使っていくということで、しっかりこの事業を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 齋藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(齋藤英樹君) 先ほどの件で少し補足させていただきますと、議員お尋ねのものについてはあくまでも学生、大学生等ということでございますけれども、18歳以下、高校生以下につきましては申請は不要で、全戸にそのまま商品券の方を送付することになりますので、これについては個別通知というものも介さず直接事業実施という形になりますので、その点は申し添えておきます。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 市長に聞きたいんですけれど、報告の中で全国に先駆けて上乗せをして傷病手当を支給するんだと、拡充して出すんだと言われたですよね。だから、そこのところをもう少しわかりやすく具体的に示していただけますか。全国に先駆けて萩市がやるんですよというところ。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) 全国に先駆けてというのは、この傷病手当の正確に言うと傷病手当拡充給付金事業、これにつきましては大きく分けると3つ対象がありますと。これは給与収入をもらわれている方が対象なんですが、国民健康保険と後期高齢者医療保険、そして健康保険などの被用者保険ですね。大きく分けると3つの中で給与収入を得られている方ということなんですが、私が全国に先駆けてと言ったのは、この3つのカテゴリーの保険の給与所得者に対する傷病手当は、基本的には3分の2なんですよね。ところが、残り3分の1を自治体が支給すると、支援するということに関して、この3つのカテゴリーをやるのは萩市が初めてなんです。そういう意味で、この3つを対象にして傷病手当金の3分の2しか支給されませんので、残り3分の1を支給するのは萩市だけだということでありまして、私どもがいわゆる給与所得者に対して例えばコロナウイルス初めコロナウイルスを念頭に置いておりますが、感染されたという方々に対して安心して治療に専念していただくという環境をつくって、全国の各自治体をリードしていきたいという思いで我々はこの事業をやるんだということを、あえて宣言するために全国に先駆けてという話をしております。念のため申し上げれば、国民健康保険についてこの傷病手当金の3分の2支給されますが、残り3分の1について支給される自治体は他にもございますが、念のためこの3つのカテゴリーすべてのカテゴリーにおいて残り3分の1を市として支給するというのは、萩市が初めてだということを申し上げたかったということでございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の質疑は終わりました。 続いて、議席番号2番、小林議員。2番、小林議員。 ◆2番(小林富君) では、続いて議案第56号補正予算の概要について質問させていただきます。3点通告をしております。 1点目が、子育て世帯応援事業といたしまして、対象者について質問です。萩市に今回とは逆の場合ですね、進学等で居住して萩市に住民票も移しているような学生さん、いわゆる大学生、看護学生等があると思いますが、そのような方は対象になるのかというところ。 もう1点が、萩産品の選定についてです。なかなかお得感がなければ商品券になる可能性等が高いと考えていますが、どのように考えられているのか。また、アレルギー等個人によって異なると思いますが、萩産品の選定、組合せしたものを選択するのか、それとも自由に選んでよいのか、というところをお聞きしたいと思います。 もう1点目が、観光客受入環境整備事業ですが、こちらについては先の議員の方からの質疑がありましたので、結構です。 最後に、高校魅力化支援事業について質問をします。 1点目が、趣旨である高校魅力化について何が高校の魅力化に、これが高校の魅力化につながるんだということを御説明いただきたいと思います。概要を見ますと、末尾に記載されております進学や就職のサポートに取り組むこと、これが高校魅力化につながるということなのか、改めてお聞きします。 あともう1点、本事業の目的につきましてお聞きします。先の議案質疑の中でもありました。高校・大学連携型での萩版人材育成モデルとして探求学習支援、要はテーマをみずから決めて、それに対して学習というか調査していくという人材育成プログラムを実施すると概要にもありますが、かなり学生さんが離れていらっしゃるので、例えば近隣の山口大学とか市内にあります至誠館大学とか、そこと一緒にやることはできなかったのかというところをお聞きします。 ○議長(横山秀二君) 齋藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(齋藤英樹君) それでは、がんばろう萩!子育て応援事業につきましてお答えいたしたいと思います。 まず、対象者についてでございます。萩市に住民票を移す大学生が対象にならないかということでございますけれども、本事業の目的といたしましては子育て世帯、萩市の子育て世帯を応援する事業ということでございまして、学生をということではなく、あくまで子育て世帯ということで18歳未満のお子様を持つ方、なおまた大学生等の保護者が萩市に居住する方、これを対象とするものでございますので、お尋ねの方々につきましては対象とはならないものでございます。 続きまして、萩産品の選定についてでございますけれども、この詰め合わせにつきましては米やレトルト商品など日持ちのするものを考えております。選定方法につきましては、ふるさと寄付のお礼の品を参考にする選定方法であったり、アンケートなどによって選定する手法など具体的な手法について、現在検討しておるところでございます。いずれにいたしましても、できるだけ早くお届けできる手法、これに重点を置いて選定をする予定にしております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) では、高校魅力化支援事業についてお答えをいたします。 2点ございましてまず1点、何が魅力化に結局つながるのかということだと思います。先ほど来、各議員から御質問いただきまして、このひとづくりに取り組む背景、要するに基本ビジョンひとづくり構想、それから地域産業振興構想にも次代を担う人材育成ということを掲げておりますが、こういったことを背景といたしまして、今回慶応大学の鈴木教授との御縁もあり、こういった事業を萩で行うというふうなことを決断したわけでございます。当然この高校魅力化支援、探究活動を支援する、サポートする活動だけが高校の魅力化につながるというふうには考えておりませんが、まずはこういう事業をやることによって、萩でそういう探究活動、これから必要な能力だと思っておりますけども、萩でこういう学ぶ探究活動、みずから学べる機会を提供することが一つの地域で学ぶということのアピール、他の地域との違いとして積極的に発信できるのではないかというふうに考えております。 それから、あわせて高校生の立場からすると、結局就職とか進学というものが目標にあるわけですから、そういった学びによっていろいろ先ほど来申し上げたコミュニケーション能力であるとか課題解決能力を磨きあげることによって、実績として、これはあまり表立って我々やって行くわけでございませんけども、結果その進路の選定の際の参考になったり、あるいは希望する進学校に進学する能力のスキルアップにつながるということも考えられますので、そういった進学とかそういった実績が出ること、これも少し対外的にはPRの材料にはなるでしょうから、そういう実績を出すことによって、この高校魅力化支援事業がこういったこれから実現する成果を示すことによって、こういう萩で学べばそういう資質向上につながって、学生の希望する進路に行けるとか、そういうアウトプットが出てきます。そういったものを総合的に、総合的にというふうに申しますのは、この高校魅力化支援事業もそうですけども、先ほど来申し上げております萩でさまざまな高校生を対象、あるいは高校生も参加できる取り組みが実施されておりますので、そういうことをあわせて対外的に中学生とか親御さんに発信することによって萩の魅力化につなげていきたいというふうに考えておりますので、この高校魅力化支援事業についてもそういった発信の中枢にしていきたいというふうに考えておりますが、そういうふうにしていきたいと。こういう活動によって公立校の魅力化に資するのではないかというふうに考えております。 それから2点目、近隣の山口大学とか至誠館大学ではできなかったのかという御質問でございました。先ほど宮内議員の御質問の中でも答えましたけども、そもそもきっかけとして我々萩の人材育成ということを産業振興構想の中でうたっておりますので、人材育成についていろいろ考えておったわけでございますけども、その過程で慶応大学の鈴木先生との御縁をいただき、2月に試行的に萩高校を対象にして実施した取り組みというのが非常に評価が高かったという経緯がございまして、今般協定を改めて締結した上で、その一つとして高校魅力化支援事業をお願いするということに至ったわけでございます。それで、山口大学とか至誠館大学についても当然本市との協定もございますし、今後この活動の中に入ってきていただいて学生をサポートしていただくとか、あるいは今後事業を中学生等に拡大していく中で学生さんたちに御協力をいただくということは十分考えられますし、そういったこともむしろ積極的に考えていかないといけないかもしれませんので、そういったこれまでの経緯からたまたま慶応大学との事業ということになっておりますけれども、今後関係する地域の大学との連携ということはあり得るということです。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 2番、小林議員。 ◆2番(小林富君) 御説明ありがとうございます。私も委託先の先生の講義というか授業というか明倫の方は伺っておりまして、そのゼミの方々も萩の若い方と交流されたようで、それについてメリットというのは感じた上で確認をします。現在、県の方の予算等で地域と大学が連携していくという動きが進んでますよね。例えばPBL、Project Based Learning、地域の企業と連携したり地域の観光課と連携したりして大学がそこの課題を解決するんだと。やってますよね。今申し上げたように、せっかくやるんであればそういう自分でテーマを見つけて、恐らく密接に高校生と関わる必要があると思うんです。その中でもあえて距離も離れている、地縁がないという言い方は失礼かもしれませんけど、慶応なんですと。そのなぜ慶応なのか、慶応でこの先生なのかという理由をお聞きしたかったんですね。今ちょっと御説明の中ではきっかけがあったということと2月の実績が好評だったからということなんですけども、これがあるから山大じゃだめなんですと。これがあるから至誠館じゃだめなんですと。これ、ここのこの大学でこの先生で何が特別だから今回公的資金も投入して、これだけ税収も減ることが予測されていますよね。これだけコロナショックもある中で、でも公的資金を投入してやる意味があるんだというところを御説明お願いします。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) 慶応大学との事業の件でございますけども、先ほど御説明した理由に加え、例えばこれはたまたまですけども、慶応大学の鈴木先生、この方はかつて文部科学副大臣、補佐官を経験されております。まさに鈴木先生御自身がその補佐官をお勤めのときに、ことしから小中学、高校の学習指導要綱が順次改定されることになっておりますけども、その中で非常に探究学習というものが重要視されておりまして、まさに中枢を担われた方でいらっしゃいまして、非常にその鈴木先生がどの先生にも増して探究活動に対する啓蒙が深いというか、そういうふうに我々とらえていますので、鈴木先生の方からかなりお申し出をいただいたり提案いただいた分もございますけども、この機会を逃せないというふうに判断しております。あわせて、やはり萩で、もちろん山口大学、至誠館大学と連携すること、これは今後否定しませんけれども、今せっかくお申し出をいただいた中で、まず慶応を逃したくないというのがあったんですけれども、やはり山口大学、至誠館大学は地域の大学でございますので、その辺やはり我々萩オリジナルの魅力的なというかとがった事業を実施することによって、将来親御さんとか中学生の皆さんに発信力という意味ではやはりなかなか萩で容易に連携できない大学、研究会と組むことは意義があるのではないかというふうに考えておりますので、そういったことも含めて慶応大学と事業を実施しようという判断をいたしました。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 小林議員の質疑は終わりました。 ここで10分間休憩いたします。    午前10時57分休憩────────────────────    午前11時06分再開 ○議長(横山秀二君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。質疑を再開いたします。 次に、議案第57号令和2年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第1号)については、通告がありませんので質疑なしと認めます。 次に、議案第58号萩市税条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。議席番号6番、五十嵐議員。6番、五十嵐議員。 ◆6番(五十嵐仁美君) 58号について、条例について2点ほどお尋ねします。まず、第1条の附則第10条の2関係なんですが、生産性向上特別措置法に基づく新規設備投資の対象に事業用家屋と構築物を加え、当該対象の固定資産税を3年間ゼロとするものですが、この生産性向上特別措置法で市町村の認定を受けた中小企業の設備投資を支援するものですが、現在、萩市の認定を受けてこの設備投資を行っている企業は大体どのくらいあるんでしょうか。そして、その中でこのコロナの影響を受けたと思われる企業はどのぐらいあるのでしょうか。あと、新規設備投資の対象企業を一体どのくらいと考えているのかをお尋ねします。 もう一つは、第3条の第94条関係です。たばこの課税標準の算定が変更されることで、葉巻たばこの1本をもって紙たばこの1本に換算するというものですが、たばこ税の換算方法が変更されることで葉巻たばこが値上げされるのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 山本商工政策部長。 ◎商工政策部長(山本徹君) 今、五十嵐議員の方から萩市税条例の一部を改正する条例ということで、前段の第1条附則第10条の2につきまして私の方から回答申し上げます。今回の税条例の改正につきましては、令和2年の4月30日の地方税法の改正で地方税法附則第62条に新型コロナの影響を受ける中小企業者等を支援するため、機械設備に加えまして令和5年3月31日までに取得した事業用家屋と構築物が新たに対象に追加されたことによるもので、議員おっしゃいましたようにそれぞれ固定資産税を3年間ゼロとするものでございます。萩市におきましては、平成30年6月から生産性向上特別措置法に基づく事業者が策定した先端設備等導入計画を萩市の導入促進基本計画により審査をいたしまして、認定をしております。この認定を受けた事業者が新たに導入した生産性向上に資する機械設備に係る償却資産について3年間の固定資産税が特例により免除をされているというところでございます。市内ではこれまで飲食業から製造業、あるいは建設業など、15の事業者が先端設備等導入計画の認定を受けまして、設備の導入をしておられます。 それから、その中でコロナの影響を受けたと思われるのはという御質問でございますが、この認定を受けた事業者のうちコロナの影響を受けたと思われる企業がどの程度あるかということについては、具体的な数は把握をしておりませんが、現状萩市ではあらゆる業種の事業者の方が売り上げの減少などの影響を受けているという状況だというふうに認識をしているところでございます。 それから、新規設備投資の対象企業がどのくらいあると考えているかということでございますが、今御承知のように市内の事業者もこの新型コロナの影響を強く受けているという状況もございまして、具体的な数字はわかりませんが、現時点では計画を新たに策定し、新規設備の導入について事業者が検討されるというところは難しい状況にあるのではないかというふうに考えているところでございます。 いずれにしましても、1日も早く経済活動が回復しまして企業活動が活発化していくように、新型コロナの影響を乗り越えて新たな社会変化に対応した事業展開、あるいは生産性を高めるための先端設備等の導入についても促進されまして、事業拡大等を図る事業者が出てくるように市としてもしっかり支援してまいりたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 大塚財務部長。 ◎財務部長(大塚喜彦君) 私の方からは第3条の第94条の改正について、たばこ税の課税標準の算定に用いる換算方法が変更されるということは、葉巻たばこが値上げされることになるのかとの御質問にお答えいたします。今回の条例改正は軽量、軽い葉巻たばこの課税方式の見直しを行うものです。現在、軽量の葉巻たばこは製品重量1グラムを紙巻たばこ1本分に換算して課税されております。製品重量が軽いことから、紙巻たばこと比べて税負担が低くなっております。課税の公平性の観点から課題となっていたものでございます。このたびの地方税法の改正に伴いまして、葉巻たばこの課税方式を紙巻たばこと同等に改めまして税負担も見直しがされますので、葉巻たばこのたばこ税は引き上げとなります。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 6番、五十嵐議員。 ◆6番(五十嵐仁美君) 生産性向上特別措置方で新しく新規設備投資をするのは非常に厳しい状況かもしれないということですけれども、その対象は15事業者が一応認定を受けているということなので、この中からもしかしたら出てくる可能性があるということですか。 ○議長(横山秀二君) 山本商工政策部長。 ◎商工政策部長(山本徹君) 先ほど申し上げましたのは、平成30年6月に制度ができまして、それ以降、今15の事業者の方がこの計画を立てられましてそういう先端設備を導入されているという状況でございます。今回、事業用家屋あるいは構築物が新たに加わったことに加えて、期間も延びております。2年間延びておりますので、現況はコロナの状況で非常に厳しい状況にありますが、今後その先端設備を導入して、生産性の向上を図れるような事業者がしっかり出てくるように、この機会に先端設備の導入が進んで事業活動が活性化されるということで、市の方もこの国の施策に応じてしっかり支援をしていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 6番、五十嵐議員。 ◆6番(五十嵐仁美君) たばこの方ですけれども、今までは紙巻たばこは、たばこの葉の重さが0.6グラムでもざっくり1グラムとして税金が発生していたのに対して、葉巻の場合には、たばこの葉が0.6グラムなら0.6グラムで税金が発生していたというところが、今度は紙巻たばこと同じような状態になるということで、ほぼ葉巻たばこが紙巻たばこと同額ぐらいになってしまうということですか。 ○議長(横山秀二君) 大塚財務部長。 ◎財務部長(大塚喜彦君) 今、五十嵐議員がおっしゃられたとおり、葉巻たばこは軽くて製品によって違うと思うんですけど、0.5グラムとか0.7グラムとかになります。紙巻たばこは私ちょっとたばこは吸いませんが、1グラムぐらいはあろうかと思います。ですから今、葉巻たばこ1グラムで紙巻たばこが1本ということなので、0.5グラムの葉巻たばこですと2本で紙巻たばこ1本ということで低く抑えられておりますが、今回見直しがされまして、令和2年10月1日から0.7グラム未満の葉巻たばこを0.7本の紙巻たばこに換算されます。令和3年10月1日からは1グラム未満の葉巻たばこ1本を紙巻たばこ1本に換算ということで、ですから令和3年10月1日には紙巻たばこと同じ税率というふうになります。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の質疑は終わりました。 次に、議案第59号萩市都市計画税条例の一部を改正する条例については、通告がありませんので質疑なしと認めます。 次に、議案第60号萩市手数料条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。議席番号6番、五十嵐議員。6番、五十嵐議員。 ◆6番(五十嵐仁美君) この条例は令和2年5月25日をもって個人番号通知カードが廃止されたことに伴って条例が改正されるものですが、この通知カードの廃止によってどのような不具合が出ると考えられるのか、お尋ねしたいと思います。そして、この廃止後に氏名、生年月日、住所が何も変更がなければマイナンバーを証明する書類として通知カードが使用できるのかどうか、そして使用できるのならばそれは一体いつまで可能なのかをお尋ねします。 ○議長(横山秀二君) 福島市民生活部長。 ◎市民生活部長(福島康行君) それでは、個人番号通知カードの廃止により、どのような不具合が出るのかという御質問にお答えをいたします。5月25日の通知カード廃止後につきましては、出生等で新たに個人番号を取得した方への個人番号の通知は、新たに規定されました個人番号通知書により行われることとなります。この通知書は、通知カードとは異なり、マイナンバーを証明する書類としては使用できませんが、御自身が個人番号を確認する書類として御利用いただくことになります。この通知カードを紛失された場合とか、個人番号通知書しかお持ちでない場合等でございますが、そうした場合においてマイナンバーを証明する書類が必要なときは、通知カード等の再交付はできなくなりますが、マイナンバー入りの住民票の写し、または住民票記載事項証明書を取得していただくか、もしくはマイナンバーカードを作成していただければ個人番号に関する証明が可能でございますので、不具合はないかと思います。 次に、廃止後も氏名、生年月日、住所などに変更がなければ、マイナンバーを証明する書類として通知カードを使用できるか、使用できるならそれはいつまで可能かとの御質問にお答えいたします。従来の通知カードをお持ちの方につきましては、カードに記載されました氏名、住所、生年月日及び性別、こうしたものに変更がない限り引き続き通知カードをマイナンバーを証明する書類として使用することができます。使用期限につきましては特に定めはございませんので、そのまま有効ということでございます。ただし、今お尋ねの中にもございましたが、住所等変更があった場合につきましては通知カードによるマイナンバーを証明する書類としての使用はできなくなりますので御注意いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の質疑は終わりました。 次に、議案第61号萩市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。議席番号6番、五十嵐議員。6番、五十嵐議員。 ◆6番(五十嵐仁美君) この条例は保護者の疾患や障がい等によって養育を受けることが困難な乳幼児に対する居宅訪問型保育の実施が可能であることが明文化されたため、条例が改正されるものですが、この居宅訪問型保育者には一体どのような資格が必要なのか、そしてこの保育を利用するための手続きとか、あるいは手数料とかはどうなっているのかをお尋ねします。 ○議長(横山秀二君) 岩武福祉部長。 ◎福祉部長(岩武明司君) それでは、萩市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についての御質問にお答えをいたします。 最初に、居宅訪問型保育者にはどのような資格が必要かにつきましては、居宅訪問型保育事業は障がいや疾患などで集団保育が困難であり、個別の支援が必要な場合や保育施設がなくなった地域で保育を維持する必要がある場合などに保育を必要とする乳幼児、0歳児から2歳児の保護者の自宅において保育者1人につき乳幼児1人を保育する事業となります。この保育者は保育士の資格は必要ありませんが、必要な研修を終了し、保育士または保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市長が認める者となります。必要な研修とは、県が毎年実施しています子育て支援員研修となり、国で定めた基本研修及び専門研修を終了し、保育や子育て分野に従事する上で必要な知識や技術等を習得することとしております。 続きまして、この保育を利用するための手続きや利用料はどうなっているのかにつきましては、現在萩市において居宅訪問型保育事業を実施している事業所はございませんが、事業所があると仮定した場合、通常の保育所等の手続きと同様に市に入所申し込みを申請し、保育認定を受けることが必要となります。また、利用料につきましても同様に、市の基準額表に基づき算定することとなります。同じ年齢、同じ所得でありましたら、本事業を利用した場合と市内の保育所を利用した場合の保育料は同じでございます。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 6番、五十嵐議員。 ◆6番(五十嵐仁美君) 現在、その居宅訪問型保育は萩市内では実施されていないということですけれども、今後こういう対象者が出てきた場合にはどこがやることになるんでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 岩武福祉部長。 ◎福祉部長(岩武明司君) それでは、お答えをいたします。現在、ニーズ調査等をまだ行っていない状況でございますので、具体的な数値等はわかりませんけれども、本事業は保育所に入所できず入所が保留となっている家族などが対象となります。現在、萩市においては市内の保育所等への入所で対応ができており、待機児童がない状況でございます。今後、こうした対象者が発生した場合は、市といたしましても身近な保育の場を確保できるように検討していくこととなります。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 岩武福祉部長。 ◎福祉部長(岩武明司君) 実施主体のことでございますけれども、市で実施するのか民間事業者が実施されるのか、いろんなケースが発生すると思われます。その辺で関係機関等と連携しながら、協議をしながらこの保育の現場の確保ということを検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の質疑は終わりました。 次に、議案第62号萩市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例から議案第64号萩市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例までの3件は、通告がありませんので質疑なしと認めます。 次に、議案第65号工事請負契約の締結についてに対する質疑を行います。議席番号18番、宮内議員。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) この議案は萩市防災行政無線ネットワークシステム第4期整備工事を契約金額1億9,360万円で協和エクシオ山口営業所が請け負うという契約の締結についての議案です。指名競争入札で行われたということでありますが、9社が指名されました。そのうち7社が辞退をし、2社による実施でした。9社のうち7社が辞退されたという、このことについてその辞退の理由、これはどのようなことであったんでしょうか。また、性能発注をしたということでありますけれど、例えば特記事項があるとかメーカーを特定できるようなそんな条件は付されていたのか。設計の中に結構一定のメーカーしか扱えないようなものがあったりするようなことがあります。そうすると、そのメーカーを扱う業者でないと請け負えないということから、指名を受けたけれど辞退するということがよくあります。そういうことがあったのかなかったのか。 そして、今回の契約の相手は協和エクシオということだったんですけれど、かつて消防救急デジタル無線のときの相手でもあります。何で問題なのかというと、公正取引委員会が全国的にデジタル化の事業が行われたときに全国で5社の企業に対して談合があったということで、それを排除する命令が出されています。そのときに同じようにこの萩市でもこの事業のときに、この業者が契約していたときの下請けとしてその排除された業者がいたということで、現在も係争中です。損害賠償請求をするかしないかということで損害賠償請求すると、裁判にするかどうかまではまだわかっていないけれど係争中であるということになっています。そういうことがありましたので、今回協和エクシオという相手方に対して注意はされていたんだろうとは思いますが、そこら辺でどのような配意というか用心して契約しなければいけないと思うんですけれど、そこら辺の何かを特別に行ったということがあるのかどうかということ。 それから、2社による、9社中7社が辞退して2社による入札でした。これで競争性は確保されたと言えるのかどうか。落札率は94.65%でした。ほぼ5%予定価格よりも少ないぐらいです。これで競争性を確保されたと言えるのかどうか、このことについてお聞かせいただきたい。 ○議長(横山秀二君) 柴田総務部長。 ◎総務部長(柴田一郎君) 最初の辞退の理由についてでございます。7社辞退しておりまして、そのうち4社が自社の都合によるもの、3社が技術者不足などの要員の確保が困難だということを理由にしております。 それから、2つ目の性能発注ということで、メーカー等の特定するような条件があったのかということですが、これは特にございません。この個別無線受信機の仕様は総務省が委託した一般社団法人の電波産業会が作成した市町村デジタル同報通信システムの、要は市町村防災行政無線の機器製造メーカー全8社が標準規格としているものでございまして、特に特定したものではございません。 それから、この契約の相手方が消防救急デジタル無線のときの相手なので、何か特別注意をしたかという御質問でございます。宮内議員おっしゃいましたようなことがあったわけですけれども、この業者自身が談合問題の対象になった機器メーカーではございません。といったことでございますので、通常の注意はしておるところでございますが、特別の配意をしたというものではございません。談合問題の対象となった機器メーカーではないということでございますので、そういうことになろうかと思います。 それから、競争性の確保ということでございますけれども、御懸念の点がいろいろあるかと思います。ただ、やはりこの契約の相手方と言いますか、入札に関して機器メーカーによる入札ではございません。あくまで電気通信工事の施工業者を指名したものでございますし、加えまして入札結果というものは事後に公表されます。応札した2社は入札の時点でほかの指名業者の辞退の状況については知り得ることはございません。そうしたことから、応札社が2社であったとしても競争性がそのことをもって失われたというふうには考えておりません。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 辞退の7社のうち4社が自社の都合、3社が技術不足ということだったんですが、指名をしたときに辞退をされた業者が請け負う能力があるということは確認されているんじゃないんですか。それで技術者不足で辞退というようなことは考えられないと私は思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 柴田総務部長。 ◎総務部長(柴田一郎君) 今回の指名に関しましてその選定理由をまず申し上げますと、電気通信工事の特定建設業許可を有し、経営審査事項の総評定値が700点以上かつ中国5県において同種の工事完工実績のある登録業者のうち応札が可能と思われる業者9社を選定しております。請け負う能力があるという判断で指名をしております。ただ、辞退をされた理由につきましては技術者不足というようなことではございますけれども、これは結局他の自治体の同じような工事であったり、いろんな事業を請け負っているがためにこの工事に要は担当ができる技術者がいないというふうな事情ではないかというふうに私どもは考えております。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 消防救急デジタル無線のときも同じような理由でしたね。あのときも全国で一斉に発注されるので、人がいないので人材が不足するのでというので協和エクシオ、これが少ない競争の中で請け負われた。全く同じようなパターンじゃないかなと思えてならないんですけど、そこに何がしかの競争性の確保ができないような、そんな仕組みがあるんじゃないかなと思えてなりません。94.65%ぐらいですから95%程度ということで、これぐらいなら大丈夫だろうというのは最近の萩市の落札状況によると大体5%落ちぐらいということでいいんじゃないかなというような感じがしてならないんですけどね。そこら辺は公正に入札が行われたんだと言われればもうどうしようもないんですけれど、いずれにしても2社入札というのはどうも競争性確保に疑問が出るんですけれど、再入札をするというようなことはなかったんでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 柴田総務部長。 ◎総務部長(柴田一郎君) 過去のこの防災行政無線のネットワークシステムにおいても、結果的に2社で入札を行ったようなこともございました。入札につきましては、1社になれば中止ということにはなるんですけれども、2社であればこれは行うということでございますので行ったわけでございますが、2社ゆえに競争が成り立たないということではないと思います。2社であっても競争は競争だというふうに思っておりますし、入札の手続き等もろもろについて公平公正な手続きをもって行ったものというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の質疑は終わりました。 次に、議案第66号工事請負契約の締結についてに対する質疑を行います。議席番号18番、宮内議員。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 議案第66号工事請負契約の締結については、旧明倫小学校の保存整備工事3号館ということです。これは条件付一般競争入札でした。市内の4社が応札をしております。その中で協和建設工業株式会社が落札したということでした。予定価格が1億9,800万円に対して応札したのが1億9,300万円ということで、97.45%という落札率です。これをどう見ておられるかということ。 それから、今回の条件付一般競争入札については市内の業者に限るとしていたのかどうかということ。 それから、この入札の中で予定価格以下で応札したのはこの落札業者、今回の契約の相手方だけだったということ、これをどう考えておられるのか、どう見ておられるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) それでは、旧明倫小学校保存整備工事3号館の請負契約の締結についての御質問にお答えいたしたいと思います。まず、落札率が97.45%をどう見るのかという御質問でございます。例えばでございますけれども、平成27年度に今回と同じ条件付き競争入札により実施した旧明倫小学校保存整備工事の本館、これは落札率が94.9%、それから同じく2号館は落札率が95.7%となっておりました。これらと比べまして今回の3号棟の落札率97.45%は比較すればやや高いという落札率になりましたが、これは平成29年度の途中から、例えば萩市が積算根拠の公表を行ったことで事業者側がこれまで以上に精度の高い積算によって応札することが可能になったこととか、あるいは今回落札した事業者の方が旧明倫小学校本館の整備工事を請け負っていたということで、価格について想定しやすい状況にあったということもあるのかもしれませんけれども、これらが今回の落札率である97.45%と関係があるかどうか、これはちょっとよくわかりません。いずれにしても4社という中で適切な価格競争の原理が働いた結果であるという認識をしております。 それから次に、入札参加資格を市内業者に限っていたのかという御質問ですが、萩市条件付一般競争入札事務処理要領において設計金額が1億円以上の工事については条件付一般競争入札とするという規定がございます。この入札参加資格の条件につきましては、当事務処理要領3条の規定により市内事業者の受注機会の確保を図ることを念頭に市内事業者に限定しております。 最後に、予定価格以下で応札したのは落札事業者だけだったことをどう考えるのかという御質問でございます。予定価格は発注者が競争入札を行う際にその落札金額を決定するための基準となるものであり、歩掛、労務単価、資材単価、機械経費、諸経費などの積算基準や各種の価格資料に基づいて設計書を作成し、その積算額を踏まえて決定される価格、これが予定価格でございます。入札参加事業者の方はこうした手続きを念頭に、ある程度の利益が見込める範囲で履行可能と判断された額を入札されているものと理解をしております。今回は予定価格以下で応札したのは落札業者だけでした。この個別事案について発注者である萩市としてお答えする立場にはございませんので、コメントは差し控えさせていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の質疑は終わりました。 次に、議案第67号工事請負契約の締結についてに対する質疑を行います。議席番号18番、宮内議員。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) この議案第67号は旧明倫小学校の保存整備工事の4号館の方です。保存整備ということに加えて活用するということが加えられていますので、契約の金額は高くなっていて3億3,000万円ということになっています。その落札金額と予定価格、入札比較価格が一致しているんです。これは偶然だと言われるだろうと思いますけれど、あまりにも1円も違わないというのは何とも不自然だなと感じるんですけど、どうでしょうか。これも3号館と同様に、4企業体の応札だったんですけれど、ここでも当然落札金額が予定価格と一致しているのでほかの業者は落札金額よりも上でした。この業者だけが落札の条件に合致したわけです。こんなことってあるんですかね。前は予定価格を事前公表しておりました。事前公表すればこんな金額には絶対になりません。もっと下がっていたはずです。何がいいのかというのはいろいろあるんですけれど、今回の場合においてはちょうどその予定価格通りだったと。4社ですから競争性が働いたかどうかということもあります。入札に関して情報が漏れたというような、そんな可能性は考えられないですか。全く同じ金額だったということに関してただの偶然だということなんでしょうか。この3号館は97%、4号館は100%、あまりにも高止まりしているんじゃないですか。競争性が働いていると本当に言えるのかどうか。ここら辺が非常に疑問です。どうでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 長尾産業戦略部長。 ◎産業戦略部長長尾博行君) それでは、今度は4号棟の請負契約の締結についての御質問でございます。それぞれお答えをいたします。 まず、落札価格と予定価格が一致しているが、偶然かという御質問でございます。予定価格は先ほどの3号館の答弁の中でも説明したとおり、設計書から積算した額を踏まえて決定されるもので、落札金額を決めるための基準となる価格でございます。4号館の工事請負契約においても3号館と同様の手続きを経て予定価格を設定しており、その結果、偶然予定価格と入札価格が一致したということでございます。 次に、4社応札でここでも落札条件に合致しているのは落札社だけだけども、予定価格の設定が高いのかという御質問でございましたが、今回の工事請負契約の予定価格は適切な手続きを経て設定されたものであり、他方入札額については参加事業者の方がそれぞれある程度の利益が見込める範囲内で履行可能と判断された額を見積りされているものと理解をしております。その価格競争の結果が今回の落札結果であり、その結果から今回設定した予定価格が高かったとか安かったんではないかという判断を私どもの方からお答えするのは適切でないというふうに考えております。 最後に、入札に関する情報が漏えいした可能性は考えられないのかという御質問でしたが、入札に関する情報のうち機密にすべき情報、機密情報が漏えいした可能性はございません。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 柴田総務部長。 ◎総務部長(柴田一郎君) 一つ、予定価格の公表の件がございましたので若干補足をさせていただきますが、かつて平成28年度までは宮内議員よく御存知のように予定価格を公表しておりましたが、会計検査院からの指摘もございまして、この29年度からこれは事前公表をやめて事後の公表にしたということでございます。予定価格を公表すること、あるいは公表しないことそれぞれメリット、デメリットあるかと思いますけれども、価格を低く抑えるという目的もあるかもしれませんけども、適正な価格で工事を請け負っていただくという観点でも今回会計検査院からの指摘があったということですので、また県内ほとんどの自治体等で予定価格を事前公表しておりませんでしたので、あわせて萩市においても29年度から事後の公表にしたということの補足でございます。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) わかるんですけれど、事前公表していたらこんなことになりません。事後公表であったらこういうことがあります。会計検査院は何でその指摘をしたのかわからないけれど、説明は聞いていますけど、そういうふうな指摘がありました。で、事後公表になりました。だけど、実際のこの入札の状況を見てみたら、じゃあどっちがプラスなんだ、ということを考えなくちゃいけないのかなと。どっちにしても同じように高止まりするのは萩市内の入札のよくある事例です。本当に何かこの、事前公表にしたら官製談合はないよというのを前の市長はよく言っていました。事後公表にしたら逆にその可能性はあるけれど、競争性が働いてもっと下がる可能性もありますよという話だった。公平性が確保できますよという話だった。先ほど言われたようにいいところも悪いところもあるだろうとは思うんですけれど、だけど結果としてこんな状況になっています。でもこれは市長にも聞いてみたいと思うんですけれど、この3号館・4号館の請負契約のあり方について市長はどんな感想をお持ちですか。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) 結論から申し上げれば、落札価格が予定価格の97.45%と100%で落札されたということに関して、個人的にはもうちょっと下がってもよかったのかなと思うんですが、ただこれは現実でありますので、市内においてこの100年近くたったその木造家屋をそのまま取り壊すんではなくて、現に貼り付けてある木材を活用しながら再生させていくというような工事をちゃんと請け負うことができるのが萩市の事業者の中にそんなにたくさんあるわけではないという、その状況がこういった落札価格が100%前後にとどまったという結果になったんではないかなというふうに思っております。それは普通の建築工事だったら話は別なんですが、あの木造建物をそのままの材料を使いながら不足する材料については別途持ってきて、その上で工事をしていくということになりますので、ある意味特殊な工事だと思うんですよ。事前に例えばあの工事が入る前に例えば萩市においては神社仏閣たくさんございます。こういったところを例えば大照院の補修だとかいったものがございましたが、あそこを請け負った工事業者とここを請け負う工事業者は同じなんですが、やはりいわゆる寺社仏閣、明倫館が寺社仏閣だとは言いませんが、古い建物の工事というのはある種ノウハウ、特殊技術が伴ってくるのかなというふうな感じはしております。だからこそ、やはりそう多く実際に工事原価を適正に見積もることができるようなそんな工事業者が萩市にはそんなに多くはないんではなかったかなというふうな感じを抱いておるということでございます。事前公表から事後公表に切り替えたということによって、ある程度工事のいわゆる原価の構成表のそれぞれの項目においてどのくらいの数量を、例えば具材であればどのくらいの数量を使っていくのかだとかいったものは、これは公表されているんですね。さらには単価については現在の単価はどのくらいになりますよということをその備考欄で示してあるんです。だから、あとは工数があって単価がわからないという状況にあって単価はこういったものを参考にしてくださいというような話になっているということなので、それを一つ一つ計算して積み上げたものが最終的な請負単価になってくるんですが、今の事後公表とともに、そうしたいわゆる工事単価を見積もりやすくするような、そんな状況を公表するということが国からの指導でそれが一般的になっている段階においては予定価格と落札価格がかなり接近してくるというのはやむを得ないんではないかなというふうに思いますし、さらに言いましたように萩市においてこの明倫館の木造の建物を修復していくという工事において多くの競争、いわゆるノウハウを持った技術を持った工事会社がたくさんいればまだまだこの落札比率は下がったのかもしれませんが、さほど多くはないという状況を踏まえれば97.45%だとか100%だとかいった数字は、これはやむを得ない数字ではないのかなというふうに私は感じております。低くなれば低くなるほどいいんですが、ただそれによって請け負った工事業者もある程度の利益は出していかなければいけないということでありますので、やみくもに80%、70%と下げればいいという話だけではないのかなというふうに思っているということでございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の質疑は終わりました。 次に、議案第68号業務委託契約の締結についてに対する質疑を行います。議席番号18番、宮内議員。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 議案第68号業務委託契約の締結についてです。これはGIGAスクールに関連してその環境整備を行うという議案です。これも指名競争入札で行われて、14業者が指名されました。その中で辞退が10社、失格が2社という状況です。2社による応札で決められたわけですが、これで本当に競争性が働いたかなと思うんですけれど、それぞれの辞退10社の理由と失格2社の理由というのはどんなものだったんでしょうか。 2社で2億円を超える業務委託なんですが、競争性が本当に働いたと言えるのかどうか。このことをお聞かせいただきたいと思います。 予算審査のときには現在の学校の施設、これで使えるものは使っていくんだと、不足するところを補うんだということを言っておられました。全てを新設にしたという理由はどこにあるんでしょうか。増設、これでまかなえなかったのかどうか。10ギガに対応するためと、10ギガとうのは1秒間に10ギガバイトの情報量をやり取りすることができるものだということでした。結構大きな容量なんですけど、今まで使っていたものがなぜ使えなかったのかということをお聞きしたいと思います。契約の相手は今萩市内に事業所が置いておられますけど、今の従業員のあそこにある建物の近くの駐車場とか見ても従業員がそんなにたくさんおってのようには見えませんが、どういう形でこの事業が進められるのか。期日までには業務を完了される見込みが十分に立っているのかどうか。下請けにこんな、下請けには市内の事業者を使いなさいよというようなそういう条件が付されているのかどうか。このことをお聞きしたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 井本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(井本義則君) それでは、宮内議員のお尋ねの件でございます。まず、本件指名競争入札での指名事業者のうち辞退及び失格となったものの理由についてのお答えをさせていただきます。辞退した10社のうち6社が自己都合によるもの、2社が委託期間内での実施が不可能であること、残る2社が人員不足によることを理由としております。また、失格となった2社につきましては入札書及び辞退届のいずれの提出がなかったため失格となったものでございます。 次に、2社による2億円を超える入札であるが、競争性はあるのかというお尋ねでございます。今回の指名競争入札に当たりましては、萩市の競争入札参加資格事業者、このうちインターネットの接続業務について登録のある14業者を指名しております。応札した2社は入札の時点では他の指名事業者が辞退しているかどうか、こういった状況は知り得ず、その上で入札されており、落札されたものでございますので、応札者が2社であることをもって競争性が失われたとは考えておりません。 次に、LAN環境の新設理由についてのお尋ねです。これにつきましては令和元年12月に国から示されましたGIGAスクール構想を受け、3月補正の予算審査時には1人1台パソコンを整備し、インターネットを用いた調べ学習、これなどを充実することを想定したものでございました。その後、新型コロナウイルス感染者拡大の影響から、国は令和2年度補正予算においてGIGAスクール構想を拡充し、臨時休校等の緊急時における学校と家庭の双方向でのオンライン学習環境の整備などの支援をすることとしました。これによりまして緊急時のオンライン学習や平常時においても他校との遠隔授業など、今後の利用を考えまして円滑に双方向のやり取りが行えるよう市内全小中学校について10ギガ対応のLANケーブルを敷設することとしました。 次に、既設の施設に増設することを検討しなかったかというお尋ねでございます。現在、校内に敷設しておりますLANケーブルは10ギガに対応しておりません。このため、新たに10ギガ対応のケーブルを敷設するものでございます。機器の増設により対応はできないことになっております。 最後に、契約業者の自力での業務完了、下請けについてのお尋ねでございます。本業務は既設校内LANネットワークをGIGAスクール対応化するため、LAN配線作業、機器調達、設定等を行うものであり、業務内容は多岐にわたっております。そのため、一部の業務については再委託する可能性があるものと考えております。なお、再委託に際しましては業務の全部を一括して再委託に付すことを禁止しており、また業務の一部を再委託する場合は市の承諾を得ることを条件としております。また、契約業者に対しまして業務の一部を再委託する場合には市内の企業の中から優先して選定してもらうように努めることを求めているところでございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 辞退の理由についてはわかりました。失格は届けがなかったという、何も言うこともなく入札もしないということだったということですが、富士ゼロックスと富士通エフサスですが、これに対しては何か罰則なんかがあるんですか。 それから、10ギガ対応LANケーブルでなければいけないというのはどういうことなんですか。今あるのはどれぐらいのケーブルなんですか。学校ごとにそれぞれ違いますし、使用する機器の台数も違うと思うんですよね。一律10ギガ対応というのはどういうことなんでしょうか。それは大きな、生徒の人数が児童の人数が多い学校ではたくさんの機器を一度に使うので大きな容量のものが必要でしょうけど、小さい学校でそれほど必要なのかどうか、ここら辺がわかりません。 ○議長(横山秀二君) 柴田総務部長。 ◎総務部長(柴田一郎君) 最初の、罰則はということでございますが、これにつきましては特に罰則はございません。 ○議長(横山秀二君) 井本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(井本義則君) 再度のお尋ねでございます。各校におきましては今10ギガ対応しておりません。1ギガ程度のところがございます。そして、なぜ10ギガが必要なのかということでございますけど、これは先ほども申しましたとおり他校とのやり取りも将来的には考えられることになります。そのため、相手方が大きくなったりする場合がございますので、10ギガの対応をすることとしております。また、国においてもそういったことを将来的なことを考え、10ギガの整備をするようにということでございますので、この機会に整備を図るものでございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の質疑は終わりました。 次に、議案第69号財産の取得についてから議案第71号字の区域の変更についてまでの3件は、通告がありませんので質疑なしと認めます。 以上で、議案16件に対する質疑を終了いたします。──────────────────── △委員会付託
    ○議長(横山秀二君) これより、委員会付託を行います。 議案第56号令和2年度萩市一般会計補正予算(第5号)から、議案第71号字の区域の変更についてまでの16件の議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。 なお、これら議案の本会議での採決は、6月25日、最終日を予定しておりますので、審査の御協力をお願いいたします。────────────────────総務委員会 議案第58号 萩市税条例の一部を改正する条例 議案第59号 萩市都市計画税条例の一部を改正する条例 議案第65号 工事請負契約の締結について 議案第69号 財産の取得について 議案第70号 財産の取得について 議案第71号 字の区域の変更について教育民生委員会 議案第57号 令和2年萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第1号) 議案第60号 萩市手数料条例の一部を改正する条例 議案第61号 萩市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第62号 萩市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第63号 萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例 議案第64号 萩市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 議案第68号 業務委託契約の締結について経済建設委員会 議案第66号 工事請負契約の締結について 議案第67号 工事請負契約の締結について予算決算委員会 議案第56号 令和2年度萩市一般会計補正予算(第5号)──────────────────── ○議長(横山秀二君) それでは、このあたりで午前中の会議を終わり、午後1時15分から会議を開きますので、定刻までに御参集を願います。 では休憩いたします。    午後 0時09分休憩────────────────────    午後 1時15分再開 △日程第3 委員会提出議案第3号 ○議長(横山秀二君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。 日程第3、委員会提出議案第3号を議題といたします。 まず、提案者からの提案理由の説明を求めます。3番、瀧口委員長。  〔議会運営委員長 瀧口治昭君登壇〕 ◆3番(瀧口治昭君) それでは、委員会提出議案第3号萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。 今回、提出いたしました議案でございますが、現在新型コロナウイルス感染症の感染拡大が地域経済、市民生活等に多大な影響を与えていることから、萩市の新型コロナウイルス対策関連事業に資するため、萩市議会議員18人の令和2年12月期末手当を減額するもので、改正の内容は萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例に規定された期末手当の支給率を100分の170から100分の120に引き下げるものです。なお、この引き下げによる削減額は議員の月額報酬10%の6カ月分に相当する額となります。議員各員におかれましては本議案の趣旨を御理解いただき、御賛同いただきますようお願いを申し上げ、以上提案理由の説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(横山秀二君) 提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑を行います。 委員会提出議案第3号萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております委員会提出議案第3号は会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。討論はありませんか。(「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 討論なしと認めます。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 委員会提出議案第3号萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第3号は原案のとおり可決されました。──────────────────── △日程第4 議案第72号 ○議長(横山秀二君) 日程第4、議案第72号を議題といたします。────────────────────議案第72号 萩市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例──────────────────── ○議長(横山秀二君) これより提案理由の説明を求めます。國吉副市長。  〔副市長 國吉宏和君登壇〕 ◎副市長(國吉宏和君) 本定例会に追加で提案いたします議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議案第72号萩市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは新型コロナウイルス感染症により大きな打撃を受けた市民や事業者の深刻な状況を踏まえ、令和2年6月の市長の期末手当を支給しないこととするため、所要の改正を行うものであります。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 以上で提案理由の説明は終わりました。──────────────────── ○議長(横山秀二君) これより、質疑を行います。 議案第72号萩市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) ないようでありますので、質疑を打ち切ります。 以上で質疑を終了いたします。 この際お諮りをいたします。ただいま議題となっております、議案第72号萩市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第72号萩市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例は、委員会付託を省略することに決定いたしました。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。討論はありませんか。(「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 討論なしと認めます。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 議案第72号萩市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。──────────────────── △日程第5 議案第73号及び議案第74号 ○議長(横山秀二君) 日程第5、議案第73号及び議案第74号を一括して議題といたします。────────────────────議案第73号 財産の取得について議案第74号 財産の取得について──────────────────── ○議長(横山秀二君) これより提案理由の説明を求めます。國吉副市長。  〔副市長 國吉宏和君登壇〕 ◎副市長(國吉宏和君) 追加で提案いたします議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議案第73号及び議案第74号財産の取得についてであります。これは、萩市消防署の消防ポンプ自動車及び萩市消防署佐々並分遣所の高規格救急自動車を買い入れることについて、それぞれ市議会の議決を求めるものであります。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 以上で提案理由の説明は終わりました。──────────────────── ○議長(横山秀二君) これより、質疑を行います。 まず、議案第73号財産の取得についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 今回の財産の取得についてですが、消防ポンプ自動車4,516万円ということになっております。ポンプ能力が低下したということと、車体の老朽化が激しいということから新たなものを購入するということです。ポンプの能力が低下したというのは具体的にはどんな具合になったんでしょうか。新しいポンプ車ではその能力はどれぐらいあるのかというのをお示しいただけるでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 野原消防長。 ◎消防本部消防長(野原和正君) 消防ポンプ車の能力低下というのは、ポンプそのもの自体もございますけども、車体全体として車両の老朽化が進んでおるということで、更新を行います。消防ポンプ車については購入から18年をめどに更新をかけております。新しい消防ポンプ車の能力、ポンプという御指名でございましたのでポンプについての説明をいたしますと、A2級というポンプを搭載することとなります。このポンプにつきましては定格出力が0.85メガパスカルにおいて毎分2立方メートル以上の水を吐出できる性能ということが規格省令で定められております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 1分間に2トンの水を出すということになると思うんですけど、それは相当なものだと思うんですが、前の古いポンプ車については全体的に老朽化した、ポンプの能力が今すぐ大きく低下しているというわけではないということでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 野原消防長。 ◎消防本部消防長(野原和正君) 目に見えて水が出ないという状態ではございません。車体全体としての老朽化が進んでおりますことと、加えまして実は国、県を通じて緊急消防援助隊への登録隊数を増やしてくれという要請がございまして、1隊を増隊する計画をもっております。そのための車両とするために今回消防署の古い車両を1台更新して、緊急消防援助隊の活動に耐えるものに更新するということでございます。当然、それに伴いましては国庫補助等もいただける見込みと今しております。 以上です。 ○議長(横山秀二君) ほかにありませんか。13番、西中議員。 ◆13番(西中忍君) 確認をさせていただきます。今、古い老朽型ということでしたが、この古い消防ポンプ車と今度更新しようとしているポンプ車、性能面で同等なのか向上しているのか、そのあたりを少し説明いただけたらと思います。 ○議長(横山秀二君) 野原消防長。 ◎消防本部消防長(野原和正君) 消防ポンプ自動車の規格、入ります消防車についてはCD1型というポンプ車でございまして、国において規格が定められております。ポンプや装備品の性能については基本は同じでございます。それに加えまして、現在ついておりません安全装置、例えばバックモニターですとかそういうものを追加する。また、熱画像探査装置などというものを追加して、火災の際に残った火元を目視できる暗視装置のようなものを搭載したりという装備は拡充する予定としております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので、質疑を打ち切ります。 次に、議案第74号財産の取得についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)13番、西中議員。 ◆13番(西中忍君) この74号は高規格救急車を更新されるということですが、ちょっと間違っていたらまた御指摘いただけたらと思うんですけど、これまでも高規格救急車というのは更新をしていると思うんですね。その価格が私の記憶では3,000万円程度かそれを超えてるぐらいじゃなかったかなというふうに思うんですけど、今回これ1,700万ちょっとということです。この金額のこれまでとの差というものの原因は何なのか、説明をいただけたらと思います。 ○議長(横山秀二君) 野原消防長。 ◎消防本部消防長(野原和正君) 議員お尋ねの件でございますが、今回の議会の承認に付したのは車体のみでございます、救急車の。実は高規格救急車を買うに当たりましては、車体と高度救命処置用資機材2本に分けて入札を行っております。高度救命処置用資機材については条例の規定を満たすことがございませんでしたので、予定価格が2,000万円以下ということでございますので、議会の承認を得る必要がなかったというところであります。実際には契約金額としては1,500万少しということで、両方合わせますとやはり3,000万を超えるという状況でございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 13番、西中議員。 ◆13番(西中忍君) 別々だということですが、なぜ今回別々になっているんですかね。これまででは一体で3,000万ちょっとぐらいの価格だったと記憶しているんですけど、今別々なのでということですけど、それの理由は何かあるんでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 野原消防長。 ◎消防本部消防長(野原和正君) 従来も別々に購入をしております。ですから、予算もしくは決算のときに1台の車両としての価格の説明をしたものではないかと思います。一体で購入するということは私の記憶では広域消防以前の購入時にはそういう形態もあったかと思いますが、新市になりましてからは別々に購入すると、別々にすることで市内業者さんの参入が多くなるのではないかという御指摘を受けて、2つに分けて入札をしているというような経緯がございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので、質疑を打ち切ります。 以上で質疑を終了いたします。──────────────────── △委員会付託 ○議長(横山秀二君) これより、委員会付託を行います。 ただいま議題としております、議案第73号及び議案第74号の2件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、総務委員会に付託いたします。 なお、これら議案の本会議での採決は先ほど付託いたしました議案16件と同様、6月25日最終日を予定いたしておりますので、審査の御協力をお願いいたします。────────────────────総務委員会 議案第73号 財産の取得について 議案第74号 財産の取得について──────────────────── ○議長(横山秀二君) 以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。 あすから14日までは休会とし、15日、月曜日は午前10時より会議を開き、一般質問を予定しておりますので、定刻までに御参集を願います。 本日はこれをもって散会いたします。    午後 1時32分散会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和2年6月11日   萩市議会議 長  横 山 秀 二        議 員  平 田 啓 一        議 員  宮 内 欣 二...