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09月11日-05号

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  1. 萩市議会 2019-09-11
    09月11日-05号


    取得元: 萩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    令和 元年 9月定例会                令和元年9月            萩市議会定例会会議録(第5号)                議事日程第5号         令和元年9月11日(水曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問────────────────────〇出席議員(18名)       1番  浅 井 朗 太 君       2番  小 林   富 君       3番  瀧 口 治 昭 君       4番  松 浦   誠 君       5番  村 谷 幸 治 君       6番  五十嵐 仁 美 君       7番  石 飛 孝 道 君       8番  佐々木 公 惠 君       9番  松 浦 俊 生 君      10番  美 原 喜 大 君      11番  欠       員      12番  関   伸 久 君      13番  西 中   忍 君      14番  長 岡 肇太郎 君      15番  欠       員      16番  西 島 孝 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  斉 藤 眞 治 君      20番  横 山 秀 二 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        藤 道 健 二 君 副市長       高 橋 博 史 君 教育長       中 村 彰 利 君 総務部長      柴 田 一 郎 君 総合政策部長    齋 藤 英 樹 君 財務部長      大 塚 喜 彦 君 市民生活部長    福 島 康 行 君 農林水産部長    下   英 樹 君 商工政策部長    山 本   徹 君 観光政策部長    香 川 信 善 君 土木建築部長    須 山 靖 夫 君 上下水道局長    小 原 浩 二 君 市民生活部次長   福 場   正 君 総務課長      中 村 正 弘 君 農政課長      恩 村 博 文 君 水産課長      石 井   智 君 商工振興課長    山 本 一 也 君 観光課長      服 部 哲 也 君 土木課長      鈴 木 明 生 君 建築課長      中 野 忠 信 君 下水道建設課長   中 屋 英 典 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      濱 村 祥 一 君 次長        須 郷   誠 君 次長補佐      戸 禰 憲 尚 君 調査係長      大 田 泰 之 君────────────────────     午前10時00分開議 ○議長(横山秀二君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(横山秀二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、4番、松浦誠議員、5番、村谷議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 一般質問 ○議長(横山秀二君) 日程第2、これより一般質問を行います。 議席番号1番、浅井議員。1番、浅井議員。  〔1番 浅井朗太君登壇〕 ◆1番(浅井朗太君) 皆さんおはようございます。蒼翔会の浅井朗太でございます。一般質問3日目ということでよろしくお願いいたします。通告に上げさせていただいております大きく2つの項目について本日は質問をさせていただきたいと思います。早速第1項目めでございます。海辺の空間の保全と市民に親しまれる場としての海岸・海水浴場環境整備についてです。この萩市内、北長門海岸国定公園に指定されている海岸及び見島など離島の海岸には数多くの海水浴場を初めとする環境保全的側面と観光や市民利用の側面をもつ多様かつ貴重な海浜海岸があります。そこで、最も利用者の多い菊ヶ浜海水浴場とその近隣、西の浜海岸を主に夏季の海浜海岸環境整備について将来的な提案も含めて質問させていただきます。まず通告の内容だけを目を通されますと、事前にホームページ等で公開されております。ちょっと誤解を招いている部分があるのかもしれません。まず大前提としまして萩の海は大変美しいと個人的に感じております。自身、移住して12年、移住する一つの大きな要因はこのきれいな海でした。今もその思いは変わらず、子供たち次世代に何としても残したい貴重な財産だと思っております。ごみの問題について本日お話をさせていただきますが、決して始終海岸が顕著なごみ問題を抱えているということではないとしっかりと認識はしております。その上でこの美しい海をさらに美しく皆様に誇れる海で保つためにはどうしたらいいかという、海への愛情というかそういった思いがあっての質問であると前提して聞いていただけたらと思います。提案させていただきます課題として、大きく2つ挙げさせていただきます。まず1番目に、漂着ごみなどを除く海浜・海岸利用者による季節的なごみ問題が存在していると認識しています。日ごろより行政による環境整備事業だけでなく、民間菊ヶ浜を日本一美しくする会や西の浜NAS、西の浜オールスターズなどの市民グループによるビーチクリーン活動を中心とした環境維持整備活動の御尽力により美しい海浜海岸を保つことができていると思います。しかしながらこのような継続的な活動があるにもかかわらず、特に市内外からの訪問、利用者が増える夏季、夏のように海浜海岸のごみの放置が極端に増加する時期があります。主にペットボトルなどの飲料の容器、食品容器、プラスチック容器類ですね、が放置されていたり時には遊びの延長かいたずらかわかりませんけども、砂浜の中にペットボトルを埋めたまま放置されていた、そのような事例があったというようなことも聞いております。また、ごみの大きな要因の一つとしてたばこの吸い殻ですね、一般的に喫煙者が減少傾向ではあるものの変わらず主要なごみの一つとなっています。これらは不法投棄漂着ごみではなく海岸を利用された人が直接的に出された、置いて行かれた、排出したごみであるということがうかがえると思います。マナーやモラルによるところが大きい課題ではありますが、安心安全な利用のみならず環境保全の観点からしても改善に向けて取り組むべき課題だろうと考えます。2番目の課題に、夏季を代表とする季節限定的に急増する利用者の対応の課題として駐車場の問題が挙げられると思います。限られた駐車場の中でさらに利用者を受け入れることを可能とする方法が求められてはいないかと。市で管理運営している駐車場は菊ヶ浜駐車場ですが、駐車可能台数は一般用で65台、海の家などを経営される事業者用5台。近隣では民間事業者土地所有者が貸し駐車場を運営されておられます。ピーク時にはそれらすべての駐車場でも対応しきれないこともあるようです。結果として違法駐車のような利用者側のマナーの問題を招いているかもしれません。安心かつ利便性も備えた駐車場環境を提案することはより快適な利用に結びつき、さらなる利用者増、リピーターの増加も期待できるのではないでしょうか。行政事業の基本とされているPDCAサイクルで言えば、海岸海浜利用環境整備という観点におきまして1年の繁忙期を終えたばかりの今はチェックの期間に当たると思います。次のアクションへ向けて振り返り、課題検討の時期に当たるのではないでしょうか。このタイミングで以下提案を含めて菊ヶ浜を中心とした西の浜など、近隣の海浜海岸自然生態系に配慮した保全、環境保全機能の維持、良好な景観形成と同時に市民、観光客に親しまれる場としての整備について逐条的にお伺いいたします。まず1番目に、ライフセーバーによる監視。ライフセーバーの方々、毎年ボランティアだったり決して高額ではないお給料の中で利用者の安全のために御尽力いただいています。そのライフセーバーによるありがたいことでありますが、そのライフセーバーによる監視区域遊泳区域だけでなく一程度の利用者が見込まれる海岸全体、砂浜は続いておりますのでその全域に監視ガイドを配置、決して必ずしも定点的に配置するというわけではなく、移動しながらという形でも構わないんですけれども監視エリアの拡大をし、適切な海岸利用あるいはガイドも含めて啓発促進を進めるような役割を担っていただくことはできないかということが1点目。2点目に、今の1番目に準じまして海岸海浜に分別可能なごみ箱を設置することで利用者のマナー向上、ごみの放置予防に取り組むことは検討されないでしょうか。既に民間事業者マナー広告を掲載したごみ箱を設置し、官民共同でごみ対策に取り組んでいる先進自治体もあるということです。3番目に、駐車場についてです。駐車場については海岸近接の場所でなく、若干遠隔の駐車場に料金が海岸直近の駐車場よりも割安の料金が設定されている場所がいくつかあります。そういった場所に例えば簡易のシャワーを設置する。その駐車場から海岸までの行き来を簡易にするビーチサイクル、砂浜も走れるようなものあるいは大きな荷物も積めるような自転車をレンタルで配置する。そういった複合的なサービスを提供することによって菊ヶ浜駐車場の利用客の分散、あるいは駐車マナーの問題の改善、あるいはサイクルマップをつくられております萩市サイクルシティとしてのそういった連動、観光客の周遊性の拡大などいろいろな相乗効果を生み出すことができるのではと考えますが、市としてそういった総合的な取り組みを検討されないかお伺いいたします。以上、美しい海岸を保有する自治体として地域資源を生かした地域活性策として積極的に取り組むべき課題ではないかと考えますが市としての認識、見解をお尋ねいたします。以上が第1項目です。海の話をするのは大変わくわくするんですけども、次の第2質問はあまりわくわくしない質問ではございますが、移ります。 イージス・アショア配備計画についてです。昨日の一般質問、五十嵐、宮内両議員から質問がありまして通告内容からしますとおおむね重なるところもありますが、個人的にこちらから改めて確認したい点もありますので通告どおりお聞きしたいと思います。再説明に向けた今後の準備作業についてという資料が8月28日に公開されました。秋田では6カ月半をかけて18カ所の国有地の遮へい条件測量調査及びインフラ条件等の評価を行うとのこと。一方、この萩市むつみの演習場はデータのそごと言いますか引用元の違いがあったことで調査資料説明資料の表記に違いができてしまった西台の標高の問題もありまして航空測量調査と遮へい角の算出を行うことに2カ月を要するということが資料によって発表されております。2018年に既に実施済みと思われていた航空測量調査、昨日の宮内議員の質問でもありましたが、それを再度行うといった昨年2018年6月の候補地選定からの今そういった流れにあるという段階でございますが、その中でこの当計画に関しましての市の対応について3点お尋ねしたいと思います。まず、5月28日に出された百数ページにわたった各種調査の結果と防衛省の検討結果の説明を受けて、萩市は第4回照会を行い文書回答を求めております。県知事それから阿武町長連名でですね。この回答については今のところまだ回答は公表されていないようです。現在どのような取り扱いとなっておりますか、1点目にお伺いします。これについてはきのう宮内議員の質問の中で副市長が若干お答えになられたかなと思いますが、改めてお伺いします。2点目に、同じこの5月28日の資料が出たタイミングで市長は萩市独自の検証を行う方針を示されました。その後の検証について具体的な進展があったか等お伺いしたいと思います。これは通告内容どおりなんですが、これについてもきのう宮内議員五十嵐議員の質問に対して御答弁がありました。基本的には特別具体的なことはないという、検討中、精査中であるというふうにお答えいただいておりますのできのう以降きょうまでに至りまして何かその答えにプラスすること、変化があるようであればお答えいただければと思いますが、もしないようであれば今はないという理解をさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。3点目です。一番大事な問題なんですけども、水質調査の一環で行われた年代調査があります。湧水の年代調査ですね。調査地点ごとの調査結果の公表を住民が要望していると、再三にわたり要望しているにもかかわらずいまだ一切なされていないということを伺っております。5月末に出されました各種調査の結果と防衛省の検討結果の資料の中で湧水は2年から9年の年代ということが一文書かれているのみでそれについてどのような検討、考察がなされたのか記述も説明もなされていません。データの公表には応じると住民説明会防衛局長あるいは防衛省の企画課長から再三にわたり回答がありましたが、いまだ何一つ公表されていません。また、各種調査の中で行われたボウリング調査説明資料によりますと建物を建てるための基盤となる支持層がどこにあるかを調べるものでありました。水の問題を懸念しています住民からしますと湧水がどこにあるか、つまり帯水層、水を滞水する層、地層がどこにあるか、あるいは雨水・降水がどこに浸透するか浸透層、そこに浸透しないか不浸透層がどのように分布しているかというのは一切調べられておりません。演習場の地表を集水域とする近隣の湧水は当然その地下を通り湧出していることから、これらの地層を把握せずに湧水への影響を把握する、判断するということは本来できないのではないかと考えております。この湧水が近隣の農業、生活の基盤であり代々受け継がれ守られてきた貴重な財産であることは市民の方から再三にわたり訴えられてきたことです。第1項目の海岸・海浜の環境財産と何ら変わらない貴重な風土、財産であります。データの公表がいまだにないこと、特に湧水についての市民要望にもかかわらずデータの開示がないこと、年代調査の結果の解釈を含めて市長のこの問題に関してのお考えをお尋ねいたします。むしろこの地下水の流れに関する調査、帯水層がどこにあるかそういった調査こそ再調査を要望すべきことではないかと考えます。以上、イージス・アショアに関しまして3点お尋ねいたしますが、御答弁いただく前に1点、昨日の質疑をお伺いして気になったことがありまして1点申し上げさせていただきます。防衛省の説明資料、防衛局の説明に基づいて副市長がお答えする場面があったかと思いますが、若干誤解を招きかねないやり取りがあったのかなと思います。西台の標高について航空測量したはずだというところと、してませんよというところで、副市長あるいは市長、この防衛の説明に関しては責任を持って説明する立場にあるのは本来防衛省のみであると思いますので何かわからないところ、説明しきれない部分、技術的なことがあればお答えいただかなくてもかまいませんので、その点は御留意いただけたらと余計なことかもしれませんが申し上げて私のこちらからの質問を終わらせていただきます。御答弁の方よろしくお願いいたします。 ○議長(横山秀二君) 市長。  〔市長 藤道健二君登壇〕 ◎市長(藤道健二君) ただいま浅井議員の方から2項目の質問をいただきました。私の方からはわくわくしない2項目めのイージス・アショアの配備計画に係る市の対応についてお答えをさせていただきます。まず、第4回の照会につきまして現在どのような扱いになっているかについてお答えいたします。防衛省の第4回の照会は6月14日付で山口・阿武町・萩市の連名で行いました。その後、8月28日に森田中国四国防衛局長が再調査の説明のために訪問された際に第4回の照会の回答はいつごろになるのかとお尋ねしたところ、再説明に向けた準備作業として実施する西台の標高の実測調査の結果も踏まえ、再説明にあわせて回答したいとのお答えでありました。続いて、市独自の検証の進展についての御質問でございますが、昨日以降の進展はございません。最後に3番目、水質調査の一環で行われました年代調査調査地点ごとの調査結果の公表がなされていないが、市はどのように把握しているかについてでございます。地域の皆さんの関心が高い水質調査関係データ公表についてですが、市としてもこれら水質関係の調査結果は萩市独自の検証をする上で必要不可欠なデータであると考えております。そのことから8月28日、森田中国四国防衛局長にこれらの公開時期について尋ねたところであります。森田局長からは水質調査年代調査については関係者の同意、個人情報や安全保障上不開示とすべき箇所はないかなど膨大な作業があり、できるだけ速やかにしなければならないと思っておりますがその進捗を踏まえて作業したいとの内容にとどまり、公開時期につきましては明確には回答されませんでした。また、年代調査の結果の解釈についてですが、これについては市独自の検証を通じて考えてまいりたいと考えております。 私の方からは以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。  〔観光政策部長 香川信善君登壇〕 ◎観光政策部長香川信善君) それでは1項目めの海辺空間の保全と市民に親しまれる場としての海水浴場環境整備についてお答えをさせていただきます。北長門海岸国定公園に指定されております美しい海岸では多くの方が海水浴やマリンスポーツ、さらには豊かな自然や絶景を楽しまれております。なかでも菊ヶ浜海水浴場は指月山や笠山、萩の島々が一望でき白砂青松の美しい海岸は環境省の海水浴場100選にも選ばれており、毎年約10万人の人出でにぎわっておるところでございます。それでは1点目の菊ヶ浜海水浴場遊泳区域外さらには一定利用者が見込まれる海岸に監視員やガイドの配置による適切な海岸利用の啓発の促進、このことについてお答えをさせていただきます。現在、菊ヶ浜海水浴場では美しい海岸を保全しつつ皆さんに安心安全に海水浴を楽しんでいただくため、海水浴場開設期間である7月中旬から8月中旬までの約1カ月間、漁協の協力のもとサメ防護ネットを設置しライフセーバー及び監視員を配置するとともに、さらには海上保安庁と連携しながら海岸保全の啓発及び安全管理に努めているところでございます。今年度においてはライフセーバー11名、監視員3名がローテーションで遊泳区域の監視やビーチクリーニングの実施により美しい海岸を維持し、重大な事故もなく海水浴を楽しんでいただいております。このようにライフセーバーや監視員を設置し、海岸保全と安全管理を徹底している海水浴場は県内でも数カ所しかございません。一方でライフセーバーや監視員の方はほかの仕事をお持ちであることや学業などのため、特に平日のライフセーバーの確保には大変苦慮しているところでございます。議員から遊泳区域の拡大について御提案いただきましたが、安全を確保した上で区域を拡大するとなると監視範囲を広げることとなり、さらなる人員を確保する必要があることから現時点では難しい状況にございます。引き続き現行の遊泳区域をしっかりとした監視体制のもとで利用者が安心安全な海水浴を楽しんでいただけるよう努めてまいります。次に、2点目の海水浴場に分別可能なごみ箱を設置することで利用者のマナー向上不法投棄予防取り組みを検討してはとの御質問についてお答えいたします。海水浴場利用者の皆様が出されるごみにつきましては原則各自で持ち帰っていただくよう啓発しており、まずは利用者の皆様一人一人の心がけにより美しい海浜・海岸を保ち、快適に海水浴を楽しんでいただきたいと考えております。また、家庭ごみの持ち込みや不法投棄の問題もございますので、現在、海水浴場にはごみ箱を設置しておりません。先ほど浅井議員から海浜・海岸における利用者のマナー向上不法投棄予防を目的に民間事業者の広告を掲載したごみ箱を設置し、官民共同で取り組まれる先進事例について御紹介いただいたところでございます。神奈川の湘南及び周辺地域におきましてはこの問題に早くから取り組まれているようです。藤沢市の事例を申し上げますと、多量の家庭ごみの投棄や周辺のごみ散乱等を理由に海岸のごみ箱を撤去することでごみ問題が改善されております。一方、鎌倉、逗子、葉山などの事例では週末などの繁忙期にごみ箱のそばにボランティアスタッフが立ち、分別を促すことでモラルとマナーの向上がみられております。萩市では藤沢市と同様に現在のところごみ箱の設置は考えておりませんが、全国のさまざまな取り組みを参考に本市に適した海浜・海岸の環境保全のあり方について研究してまいりたいと思います。なお、菊ヶ浜を初めとする美しい海岸は菊ヶ浜監視員による清掃や地域ぐるみで市民の皆様に参加していただいております河川・海岸一斉清掃の活動のほか、議員からも御紹介がありましたように菊ヶ浜を日本一美しくする会、さらには小さな親切運動、そして西の浜NASなどの多くのボランティアの皆様の御尽力により維持されております。皆様方の活動に対し、改めて感謝申し上げる次第でございます。続いて、3点目の海水浴シーズンに集中する菊ヶ浜駐車場利用客の分散、駐車マナーの改善、サイクルの活用による観光客の周遊促進などにつながるよう複合的なサービスを提供できる遠隔の駐車場を整備してはどうかとの御質問に対しお答えいたします。議員御提案のような駐車場を整備することにより課題の解決となり新たな効果を生み出すことも考えられますが、次に申し上げるような課題を整理し、対策を講じながらより効果的な取り組みを検討してまいりたいと考えておるところでございます。まずは駐車場の問題でございますが、海水浴場開設期間中は菊ヶ浜海水浴場駐車場を有料で利用いただいており、満車となった場合にはリゾートホテル美萩の前にある旧測候所跡地臨時駐車場を初め民間も含めた近隣の駐車場を紹介しております。しかしながら、ピーク時には順番待ちの車が路上駐車するなど混雑することもございます。対策として今後は少し距離が離れますけれども駐車可能台数も多く無料の指月第1駐車場、こういったところを紹介するなど混雑の解消に努めてまいりたいというふうに考えております。次に、自転車を活用した周遊促進についてでございます。市内移動の充実の取り組みとして現在レンタサイクル事業者との連携によります電動アシスト付自転車スポーツバイクの導入、また、菊ヶ浜駐車場には観光パンフレットを設置し市内の周遊観光を促すよう取り組みを進めているところでございます。引き続き新たな取り組みといたしまして菊ヶ浜のサイクルロード、それから菊ヶ浜駐車場に隣接する市有地、こういったところを有効活用し自転車を活用した周遊ルート観光スポットの紹介について検討してまいりたいと考えております。なお、議員の御質問にはございませんが菊ヶ浜海水浴場の開設期間について多くの利用者から御要望いただいていることから、現行の8月中旬までのところを8月末まで延長することもただいま検討しているところでございます。夏休みの期間中、皆様に安心安全な海水浴を楽しんでいただけるよう、また菊ヶ浜という萩特有の地域資源を活用した周遊観光により観光消費額及び宿泊客数の増大につながるよう努めてまいります。萩の美しい海浜・海岸を維持するためには利用される方一人一人の心がけやボランティア活動による環境保全など皆様の御協力が必要となります。快適に利用していただけるよう市としても取り組んでまいりますので、議員におかれましても御理解御協力のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員。 ◆1番(浅井朗太君) まず、海の方の話で1点確認なんですけども、質問の方でライフセーバーの監視のエリアというのを広げてはという提案だったんですけども、決してその遊泳区域を広げてはということではなくて、砂浜が続いておりますので遊泳区域以外でも御自身の皆さんの判断で楽しまれている方がいらっしゃいますし、入らずとも散策される方いろいろいらっしゃいますので、その砂浜の監視という意味で例えば1時間に1回ですとか、もうされていたらされてたなんですけども監視を砂浜全域に広げる、あるいはその際にごみのことだけでなく駐車場があちらにありますよとかそういったガイドをするという意味でエリアを広げてはという質問でした。その点ちょっと確認をよろしいですか。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。 ◎観光政策部長香川信善君) 先ほど御質問いただいた中に移動しながらという御提案もあったかと思っております。先ほどの答弁にも申し上げたように、とにかく今ライフセーバーと監視員11名と3名でやっておるような状況でございますけれども、とにかく広げることによって今までできていたことが少しできなくなってはいけないのかなという気もしております。ですからそこは少しちょっと今まで御協力いただいておるライフセーバー、監視員の方とも相談して今議員おっしゃられたような少し目配りすることによって少しそういったところがより効果が広がるようなことができるのであれば考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員。 ◆1番(浅井朗太君) おっしゃるとおり既存の業務に支障があっては問題があると思いますので、そのあたりは現場の方ときちんとお話していただいてよりよい環境整備がしていただけたらと。日ごろ海水浴シーズン、監視がいないシーズンに美しい日本一の浜にするんだという活動されている方がおられますから、その方々の活動をさらに周りの方にも理解していただいて促進するためにも御検討いただければなと思います。ちょっとごみの問題に移るんですけども、他市の事例で藤沢市がごみは結局のところ撤去したと。一方、鎌倉の方は人が立つことで改善をみていると。これは国の方としても部長おっしゃられたようにごみは基本的に自己管理で持ち帰りましょう、持ち帰ろう運動というのが基本にあるというふうにこちらも認識しております。そこをあえてごみ箱という提案をさせていただいたのは先ほどから申し上げているような日々の活動がある上でどうしてもごみが出てしまう。それを積極的に解決、市外の利用者にも理解をいただきながら解決するためにあえてごみ箱を設置することで萩市というのはこれだけこの海を大事にしているんだという取り組み、姿勢というのが伝えることにもつながるのではないかというところも含めてなんですが、まずそのごみがどういうふうによって問題解決できるかというのは答えが一つではないということのあらわれではないかと思うんですね。ですので、例えば実証実験的、社会実験的に取り組む。最初から本格的に設置しますよということではなく実験的にしてみるということも一つではないかなと。もう一つは一般的なごみの中にたばこの吸い殻があるということを一つ第1質問で申し上げさせていただきましたけども、そういう特定のたばこの吸い殻というごみに関して言えば、例えば喫煙所をしっかり設けるといったような形で、なおかつ菊ヶ浜に関して申しますと火気厳禁でございますからさらに一つ看板を掲げて、ノースモーキングビーチ、禁煙のビーチですよというところを訴えて、もちろん内容としては結果分煙にはなるんですけれども、そういったものをまず掲げて喫煙はこちらでお願いしますということで吸殻ごみというものに対しては特定的にそういった対応してみるというようなことも考えられるのかなと思いますけども、ちょっとそのあたりについて。 ○議長(横山秀二君) 香川観光政策部長。 ◎観光政策部長香川信善君) まずごみ箱の設置でございます。これは先ほどの答弁の繰り返しになるかもしれませんけれども、全国いろんな自治体で事例がございます。少しそういうところを研究してみたいとは思っておりますが、やはりごみ箱をどうしても設置するとやはり不法投棄というかそういったところを逆に誘発するのかなというふうにも考えられるわけでございます。ですから今、萩市ではほかの観光地も含めてそういった公のごみ箱を設置しているような状況はございません。ですから、そういうようなところも含めて今後どうしていくのかというところがございますけども、できれば皆さんの自助努力と言いますか皆さんのごみの持ち帰り運動というところをやはり徹底していきたいかなというふうには思っております。それからノースモーキングのお話が出ました。議員の御指摘のようにたばこの吸殻ごみが実際に多く見られるのも現状でございます。菊ヶ浜がさらに美しい海岸となりますように議員御提案のノースモーキングビーチ、例えばこういったような看板を掲げることも今後検討していかなければいけないかなというふうに思っております。とにかく、環境省の海水浴場100選にも選ばれております菊ヶ浜を保全する取り組みについて海水浴場の利用者はもとより観光客、市民の皆様、そういった皆様に積極的にPRしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員
    ◆1番(浅井朗太君) 非常に難しい一筋縄で解決できる問題ではないとは思いますけれども、引き続き御検討いただけたらと思います。世界遺産に面しているビーチであって海に面した非常にまれな城跡に近接するビーチで市民の方が日本一を標榜しているビーチでございますので、ますますそこを市としても積極的にPRすることで萩市というのはこういった自然環境を大事にしているんだという基本ビジョンの方でも暮らしの豊かさをもたらすものとして自然環境というのは大切にしますということをうたわれておりますので、そういったところにぜひ事業等取り組んでいただけたらと思います。海はすでにそこにありますので特別な大きな投資、インフラ整備、大きな事業費は要らないと思います。そこにある大切な財産ですのでお金をかけずにできるようなことだと思いますので、ぜひ引き続き、またこの海環境に関しましては別の視点から質問させていただくことも今後あるかと思いますけども、そのときはよろしくお願いいたします。 では次に、第2項目のイージスの件について質問させていただきます。最初に質問させていただいた項目とちょっとずれるんですけども、きのうないし12月定例会、昨年の9月等から引き続いて市長が大事にされている3つの要素というのがあります。国益と市民の安心安全、まちづくりの大きな阻害にならないことなんですけども、その国益というところについてちょっと何ぞやという話が以前からされていると思うんですけども、こちらで考えますとこの国益というのをもたらすのは今回に関しましては国防だと思うんですね。国防にもたらす国益について検討しなければいけない。そうしますと、国防というのはこの地方自治体の市長の所管にあるのかないのかという点で言いますと、以前の市長の御答弁では国防は国の専権的に考えることであるということを御答弁があったかと記憶しております。そうしますと、国防について自治体の市長が何か責任と権利をもって考える必要性ということはないと言えるのではないかなと。そうなると結果としてもたらされる国益についても市長というお立場で藤道健二さんという個人ではなくそういう市長として何か考える必要はないのではないかという疑問があります。つまりその3つの要素をどれが優先事項ですかという前に、国益というのは外してもよいのではないかというふうな考えがあるんですけども、その点についてお考えがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) このイージス・アショアの配備につきましては繰り返しますが国益、市民の安心安全、まちづくり、この3つの判断要素がございますというふうに申し上げております。そして、きのうから市民の安心安全については私はとことん追求いたしますという話でございますし、そして当然のことながらまちづくりについても市長としてこれはまちづくりの阻害要因になるのかどうかということは徹底的に判断をしたいというふうに考えております。そして、国益についてこれ国防という話でございますが、これは国の専管事項であるということはもう皆さん御存知のとおりだと思います。で、本当にただそうは言いながら国というか防衛省が調査してくるものについてもこれを徹底的に我々は検証するというふうに言っておるんです。したがって、国益だとか国防だとかの面につきましても我々として本当にそれが国民の利益あるいは国民の生命、財産を守ることになるのかどうかといったことを我々としてもしっかり検証したいと思っておるんですが、それについては我々が検証委員会をつくって検証するとかいう話ではなくて、もう一度しっかりと国の方からの意見を聞いていくということですね。それに対して我々が本当に私自身が腑に落ちるような話なのかどうかといったことを聞いてまいりたいというふうに思います。国防の問題ですからすべてが情報開示されるというわけではないですね。したがって、私として知り得る限りの情報を説明を引き出してその上で私なりに判断するということはやっぱりどうしても必要だと思います。そういったことを含めて3つの要素につきましては私は決してどれも重要であるというふうに考えておりまして、したがって優先順位はつけずに総合的に判断するというふうにかねがね申しておるといったことであります。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員。 ◆1番(浅井朗太君) 国防が国の専権事項かどうかというその議論はまた別においときまして、市長がそのようにお考えだということはよくわかりました。その国防としてのこのイージス・アショアというのが本当に国民、市民の安全を守れるかどうかということも含めてきちんとわからない点は尋ね、検証していきたいというお答えだったと思います。そのあらわれがこの6月14日に照会された文書、十四、五項目でしたっけ、があったと思います。それについて8月28日に新しい防衛局長ではなくて副大臣でしたっけ、にどうなっていますかとお尋ねされたところ、まだ検討中そしてなおかつ再調査の結果を待ってからお答えをするというようなお答えをいただいているという御説明でしたけども、最初に出されているこの十四、五項目の質問というのは再調査が全く関係がない質問なんですね。最初に出された100数ページの説明資料、調査結果に関する検討結果に対する質問になっていますので可及的速やかな配備を求める防衛省からすれば十分に答えられる質問ばかりではないかなと思うんですが、それについてもまだまだ防衛省は調査が精査がいるということを御説明いただいているようなんですが、それについてはいま一つどうなのかなというところがありますけども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) おっしゃるとおりこの再調査とこの6月14日付の第4回目の照会事項、質問事項これについての直接的な関係はそう多くはないかもしれませんが、4回目の照会実施には結構骨のある内容になっておると思います。したがってちょっと時間がかかっておるということなんだろうけれども、そこはまさに防衛省の話でありますので私の方から推測をもってお答えをするということは適切ではないというふうに判断しますのでこれ以上の回答はいたしません。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員。 ◆1番(浅井朗太君) おっしゃるとおりだと思います。時間がかかってもしっかりと御回答いただけるよう引き続き要望していただいてお願いしたいと思います。水の問題について御質問させていただきましたけども、データを出すようないし再調査すべき項目かと思いますけれどもということを第1質問でお尋ねいたしました。それについて改めて再調査を要望するとかそういったことを検討されないか伺います。 ○議長(横山秀二君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋博史君) まずデータの公開についてですが、年代調査の分の2年から9年ということだけでほかのデータの公開がされていないという件につきましては市長も答弁で申し述べましたが、8月28日に森田中国四国防衛局長の方が来られたときに公開の方はどうなっているかということで個人情報とかそういうような関係でまだ整理中で、それができ次第やりたいと思うという回答をいただいているところでございます。それと水の再調査というかそれを求めないかということでございますが、具体的にどのようなことが必要かというのはやはり萩市の方も今回の調査結果について独自の検証の方を行う予定でございますので、その中でそういう必要が生じれば当然求めていくことも考えられると思いますが、今この時点で求めるとか求めないとかというのは判断できかねますので回答は避けさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員。 ◆1番(浅井朗太君) 今の水の件なんですけども、第1質問の方で帯水層がどこにあるか不帯水層がどこにあるかそういったことが調べられていませんよということをお伝えしたんですけども、具体的に何が調べる必要があるかどうかをまだ検討する必要があるというお答えでしたけども、まさに今申し上げているそこなんですね。湧水に関するどこから水がやってきてどう流れていってというのがシミュレーションによってしか示されていないんですね、確かGETFLOWSというシミュレーションソフトを使ってパラメーターを入れてということで。そのパラメーターがどんなものが入っているかも示されてませんし、結果としてどのように。で、図としてこういうふうに矢印で北から南へ水が流れていますよというのは示されておりますけども、実際の例えばこれは阿武町側にもなりますけども湧水があるよねという地点に対してこのシミュレーションの資料では示されていないという現地の話も聞いております。つまりそのシミュレーションソフトが必ずしも実測と適合しているかどうかわからないという現実を地元の方は感じていらっしゃるわけです。それがあるからこそ要望、質問を投げかけているという段階なんですけども、そういった状況があるということを踏まえまして再度帯水層等の地質、地層の状況について調査する必要があるんではないかという提言です。それについていかがでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋博史君) 防衛省の資料なので示す示されていないということはもしデータの方がほかにも防衛省持っておられると思いますので、それで示すことができるのであれば示していただきたいと思います。ちなみに照会文書、この前6月14日に照会の文書を出しておりますが、照会文書の中で地質測量調査について疑問点ということで出しておるところで、今回のボウリング調査はあくまでも基盤についてのところまでを調査しております。その関係で地下水への影響に関して建物の基礎を支える地盤の深度と今言われた帯水層、地下水位との具体的な位置関係は明らかにされたいということで、そういう関係の質問もしておりますのでその関係の回答の中でもしかしたら示されるかもしれませんので、その辺はまだ回答を待ってということでございますので、以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 1番、浅井議員。 ◆1番(浅井朗太君) わかりました。水のことに関しては重々御承知いただいておりますけども、やはり生活にかかわる問題ですので、ぜひ大事な観点として今後も市として市民の代表として取り組んでいただきたいと思います。向き合っていただきたいと思います。それで、独自の検証について特に進展がないということなんですけども、あくまでやっぱりその調査、データ等々によるものが出てこないというところであるという御説明だったんですけども、ほかにもいろいろな調べることというのはできるのかなということを思っております。一つ例えばなんですけども、ここにCSISというアメリカのシンクタンクですね、戦略国際問題研究所。一応民間のシンクタンクということですけども、主にミサイル防衛ですとかそういったことに関する研究をされている日本の政府関係者等も登壇したり研究に行かれているような機関なんですけど、そこにイージス・アショアに関しての論文があります。太平洋の楯、巨大なイージス艦としての日本という論文なんですけども、ここに書かれていることは、例えばこの日本にイージス・アショアを配備することはグアム、ハワイ、アメリカ東海岸ないしほかのアメリカ本土の空域、ミサイル防衛基地の防衛に役立つと書かれております、はっきりと。これは別に政府が書いたものではないですけども政府に近い機関です。そしてイージス・アショア、日本に置かれるものはルーマニア、ポーランドの単なるコピーである必要はないと書かれています。また、巡航ミサイルを搭載可能、それをすることでカウンターアタック、反撃能力を持つことができると。そういった意味で重要なアメリカにとって重要な設備であるということが書かれてあります。1年前から聞いておりますのは防衛省は我が国を守るための我が国のための装備であると。そこにずれがあります。また、これはイージスとは関係ありませんけども、南西シフトという形で奄美大島ですとか宮古島、石垣島に自衛隊の基地が数々建設中です。非常にむつみ等とは比べ物にならないくらい大きな基地になっております。奄美大島の方ですね。いろんな住民とのかかわりの中で問題が起こっているところもあるようです。これは6月の全員協議会でも質問させていただいましたけども、例えば弾薬庫の問題ですね。宮古島の基地の方では弾薬庫を置くという事前説明はなかった。ですが、実際には弾薬庫は置かれているという状況が建設中に発覚してそれは説明が足らなかったと、これで一たん弾薬庫を別の基地に動かして説明をするというような事前に説明がないようなことが起きている。あるいはそういった基地での火災が起きた場合、自衛隊の隊員さんの教科書、マニュアルでは2分以内に1キロ以上避難しなさいというアニュアルがあるということです。例えばむつみの方にも火薬庫でしたかね、弾薬が置かれるということですけども、そういったことに対しての説明あるいは保安距離というのはきちっと保たれているのか、そういった説明がなかったりですね、ほかの地域でもそういうことが起こっているというところです。今の関連で言えばルーマニアの施設にはファイヤーステーション、施設内に消防施設があるということです。これはインターネットで見ればすぐ出るんですけども、5月28日に出された100数ページの防衛省の説明資料の中に配置案とかがあったと思います。その中に配置する施設の内容の中に火災消防施設というのは書かれてなかったと思うんですね。そういった対応ができているのかどうかというところで十分に説明がやはりまだまだなされていない部分があるんではないかなというところもありますし、逆にこういった調査というか調べというのが十分に独自にできるんではないかなと思います。市長の方はこういう今の住民の理解が得られていない段階で契約、工事ですとか契約に進まないでほしいということをしっかりとお伝えていただいていると思います。非常に重要なことだと思います。ただ実際にはイージス・アショアの本体の取得費用等込みで1,700億円以上が本年度の予算に計上されて、その本体というのはレーダーを含むということで、まだつくられてもいない未完成のレーダーを買うという契約をしますよと、できてないものに対してですよ、いう予算がもう組まれております。そういった意味で進めないでくださいと言う地元の要望に対してどこまでしっかりと対応できるのかな、していただけるのかということについての不安も若干申し上げておきます。あるということをですね。以上、こちらの方で調べられる範囲で防衛省の説明と食い違う点等とかが出てきておりますけども、今はいろいろ一気に申し上げましたので全部を正しく理解いただけるかわかりませんけども、そのあたりについて最後市長から御意見等あればお聞かせください。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) まず、最後の方におっしゃられた国の方はイージス・アショアを購入するという予算は概算要求の中に入っているということでございますが、ただそれはどこに設置するということですね、場所を特定しての予算は工事の予算は入っていないということはもう御存知だと思いますが、したがって我々として候補地であるということは認識しておりますが、ただこれが配備地だということにはなってないということは確認というか明らかでありますので、私自身はその次のステップに工事等を含めた次のステップに入っているということにはならないというふうなことは思いますし、それは言っただけで防衛省がちゃんと聞いてくれるのかというふうなことでありますが、そういう懸念があると思いますが、というふうにおっしゃられましたがこれはやっぱり防衛省も地元の理解がなければこういったイージス・アショアの配備・運営はできないものでありますので、こういった基本的な信頼関係を損なうようなそういった行為というのは防衛省はやってこないというふうに思います。それが1点と、そのCSISの見解にありますようにCSISついてはこの日本におけるイージス・アショアの配備は西側諸国というか米軍というか具体的にはグアムだとかハワイの基地を守るということにはなるというような話があったという話なんですが、それこそやっぱり私が先程の質問の中で答えたようにイージス・アショアが本当に日本国民、日本の国民と財産を守るのかどうかいったことをしっかり検証していかなければならないと、話を聞いていかなければならない理由の一つでもあるんですね。したがって、ここは私自身はそういった御懸念は前々から出ておりますから本当に日本の防衛ないしは日本の国民と財産を守れるかどうかと、守り得るかどうかといったところはしっかりと聞いてそれを判断していくということは必要であろうかと思います。その上で住民の安心安全だとかまちづくりの懸念だとかへの影響だとかいったものをしっかりとことんまで詰めてその上で総合判断していくということが何より重要だろうというふうに思いますので、正しい御理解をしていただきたいと思います。 私の方からは以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 浅井議員の質問は終わりました。 ここで10分間休憩をいたします。     午前10時59分休憩────────────────────     午前11時10分再開 ○議長(横山秀二君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 続いて、議席番号4番、松浦誠議員。4番、松浦誠議員。  〔4番 松浦 誠君登壇〕 ◆4番(松浦誠君) 公明党の松浦誠です。よろしくお願いいたします。 それでは通告に従って2項目について御質問をさせていただきます。最初の質問は、地域公共交通網形成計画の案についての質問です。全員協議会でも説明を受けました地域公共交通の形成計画の案ですが、これからパブリックコメントを実施され、交通会議を経て本年の12月をめどに策定されると聞いております。萩市でも高齢化が進む中で、特に高齢者の方の移動手段の確保が大きな課題であります。 また、市内それぞれの地域で移動ニーズや事情が異なるため、各地域ごとの対策が必要と考えます。私が市民の方からお聞きした話で、この方は須佐の方でありましたけれども、奥様が病院に週二、三回通院をされており、御主人が車を運転して益田まで一緒に行かれておられます。年齢が70歳を超えておられていたと認識をしていますが、この方は市営住宅に住んでおられて、須佐駅まで行くのも距離があり歩いて行くのにも大変な状況で、私が車の運転ができなくなれば、妻をどうやって病院に連れて行こうか。何とか駅まで行ける交通手段があればいいけどと話されていました。 そうした状況の中、計画案に示されているとおり、高齢者の方を初めとしただれもが自宅から目的地まで移動することができる利用しやすい交通ネットワークを形成していくためには、交通事業者や市だけではきめ細やかな移動支援は困難な状況であるということも理解をしており、今後は地域住民の方が主体となった交通手段も必要であると考えます。 萩地域の市街地では、まぁーるバスが、また旧町村地域では地域巡回ぐるっとバスが運行されております。しかし萩地域内でも現在私の地元大井地域では、先ほどの須佐地域の方と同じように国道沿いや福栄地域につながる防長交通の路線バス、またJR山陰線が走っていますが、集落によっては幹線交通であるJRの駅や路線バスのバス停に遠いなど、特に高齢者の方が困っておられます。 このように地域内をきめ細やかに巡回する交通手段がない地域もあります。 こうした地域住民の方の自宅からの移動手段を確保するため、三見地域では住民団体が市から車の貸与を受け、地域住民の方によって運行をされています。しかしながら運行を支えるボランティア運転手の確保など、運行の継続に課題があるとも聞いており、三見地域のような地域住民の方が主体となった地域内を巡回するコミュニティ交通を推進していくとすれば、担い手の確保が大きな課題となります。 以上のような状況から、交通手段の確保についてお伺いをいたします。持続可能な地域コミュニティ交通を確保するため、運行体制の整備を含め、市の支援策についてお伺いいたします。 続いての質問は、かんきつ公園についての質問です。 萩市平安古町、田中義一別邸北側に、全国でもそんなにないのではと認識をしていますかんきつ公園があります。公園には夏みかんをはじめ、多くの種類のかんきつが植樹されており、観光客の方、見学に来られた方、休憩に来られた方のために開放され、毎年5月には夏みかんまつりが開催され、多くの方が来場し、かんきつを、そしてお祭りを楽しんでおられます。 このかんきつ公園と公園敷地内にある田中義一別邸は、元は萩藩士の小幡高政の邸であり、この小幡高政を中心に1876年、明治9年より夏みかん栽培が進められたもので、当時生活に困窮していた士族たちを救済するために夏みかんの苗木を配り、栽培、出荷をし、その収益で生活を支えるという計画であったようです。この計画に冷ややかな人もいたようですが、約10年間で大阪市場等に出荷され高値で取引され、1970年、昭和45年ごろまで萩の経済を支え、現在も萩市の名物であり、夏みかんの原点、そして全国のかんきつ類の原点の場所がこの萩市のかんきつ公園ではないでしょうか。 このかんきつ公園は2002年、平成14年4月にオープンし、面積約5,400平方メートルで、オープン当初は公園と呼べるような状態ではなかったと伺っています。そのような状態から立派なかんきつ公園へと仕上げてくださった方がおられます。この方は農協を退職され、約15年間このかんきつ公園の維持、管理をされてこられました。若いころより農業に携わってこられ、研修を受けながら技術を磨かれ、萩市の柑きつ試験場の指導員や農協の指導員として退職されるまで農業に尽力されてこられた方であります。 当初、公園というには程遠い状況の中、この方は毎日公園に通われ、枯れ枝を伐採すればかんきつの病気は防げる。また、大きくなった枝もきちんと整えれば、管理をしやすい状態になる。その他にもさまざまな工夫をされながら、そして新しい種類のかんきつを自分の手で植樹をされながら管理をされてこられました。できた果実は施設に持って行かれ、大変に喜ばれていたそうです。 立派な公園となるまで大変な苦労があったと思います。この方は植物は病気になっても枯れてもものは言わんけど、その姿を見たらかわいそうだとお会いするたびに言われます。管理をされた約15年間、本当にかわいがってこられた公園であります。年齢が80歳になられた時に体力的に公園の管理ができない状況となってしまったそうで、その後は公園を見に行かれては維持、管理が行き届いていないようで、木も枯れている。このままでは木がかわいそうだと言われております。 このかんきつ公園の維持、管理についてですが、平成28年度までは公園と別邸を同じ会社が管理をし、平成29年度からは公園と別邸を別々の会社が管理をされているようですが、公園を管理されている会社は、公園とは別に約2万平方メートルの樹園地を管理されています。そして現在この公園と樹園地を2名の方で管理をされていると聞いております。2つで約2万5,400平方メートルもある敷地を二人で管理することは大変な状況だと思います。 そこでお伺いをいたします。かんきつ公園の現在の整備、作業状況等、人材の確保を含めどうなっていますでしょうか。また、管理が公園と田中別邸が別々となっていますが、管理を一つの会社にし、観光場所として維持管理をしたらどうでしょうか。お伺いをいたします。 以上で最初の質問を終了します。 ○議長(横山秀二君) 市長。  〔市長 藤道健二君登壇〕 ◎市長(藤道健二君) ただいま、松浦誠議員から、2項目の御質問をいただきました。私の方からは1項目めの地域公共交通網形成計画の案についてお答えをさせていただきます。 地域内を巡回する交通手段の確保についてのお尋ねという理解でございます。議員御指摘のとおり高齢化が進む中で、特に高齢者の移動手段の確保が大きな課題であること。また、市内それぞれの地域で、移動ニーズや事情が異なるため、地域ごとの対策が必要です。 こうした中、このたび公共交通網形成計画案では、高齢者を初めとしただれもが自宅から目的地まで移動することができる、利用しやすい公共交通ネットワークを形成することを大きな柱とし、目指す将来像を市民の暮らしを支える利用しやすい交通ネットワークとし、さまざまな施策を推進していくこととしております。 萩地域の市街地ではまぁーるバスが、また総合事務所管内では交通空白地対策としてぐるっとバスが運行されていますが、萩地域の郊外の地区で、大井地区のように自宅からバス停までの距離が遠い集落もあり、いわゆる交通空白地の対策をどう進めていくのかが大きな課題となっております。 こうした中、議員御指摘のとおり交通事業者や市だけできめ細かな移動手段を確保していくことは困難な状況にあるということでございます。このため市としては、住民が主体となった地域コミュニティ交通の確保が今後重要となってくると考えておりまして、自宅から目的地までのきめ細かな移動手段の確保を地域の皆さんが主体となって支えていただけるよう、まずは組織づくりや運行計画づくりの支援が必要と考えております。 また、こうした住民が主体となったコミュニティ交通を推進するためには住民による運航体制の整備も必要となります。 三見地区について御紹介もいただきましたが、三見地区では住民団体が市から車の貸与を受けて、既に地域コミュニティ交通として交通事業者の手が届きにくい地域内の交通を主体的に担っていただいております。しかしながら住民団体等で、将来にわたって事業を継続し、きめ細かな交通ネットワークを支えていくためには運転手の確保が重要な課題であり、地域の皆さんとともに運転手確保に努めたいと考えております。 議員からお話しいただいた大井地区でも、地域内を巡回する交通手段の確保に当たっては、こうした地域コミュニティ交通の導入も一つの方策とし、住民みずからが担っていくといった意識も持っていただき、市も一緒になって話し合いを進めていきたいと考えております。 いずれにしても高齢化が進む中で、自宅から目的地までの移動手段として特に地域コミュニティ交通は重要な役割を担う移動手段であり、今後皆さんの話し合いが進むよう、相談会や勉強会を開催するなど、運行を担える組織づくりを支援し、こうした話し合いを通じて地域の実情に応じた具体的な支援策について検討を進めてまいりたいと考えております。ぜひ議員にも地域の取りまとめについて御尽力を賜りますようよろしくお願いいたします。 私の方からは以上です。 ○議長(横山秀二君) 下農林水産部長。  〔農林水産部長 下 英樹君登壇〕 ◎農林水産部長(下英樹君) それでは、2項目めのかんきつ公園について、最初にかんきつ公園の取り組み状況についてお答えをいたします。 かんきつ公園の成り立ちにつきましては、議員から詳しくお話をいただきましたとおりでございます。平成28年度から公園の管理は、萩公共サービス株式会社から、株式会社萩耐久社に移っております。その際に先ほどお話のありました前任の方に引き続き、萩耐久社の職員として担当いただきたいとお願いをしたところ、職員としてではなくアドバイザーとして支援したいとの申し出をいただいたと聞いております。 その後、夏みかんなどの栽培管理スケジュールの御提供や管理方法の指導をいただき、かんきつ公園に携わっていただいておりました。 萩耐久社では、これまで多くの新規就農者の研修受け入れを行っており、実地研修を行うことで、かんきつ栽培の技術習得を行ってきました。この研修生の受け入れが平成30年度からは該当がなく、議員御指摘のとおりかんきつ公園と他の樹園地を管理するため、人手が不足する状況になっております。草刈りや枯れ枝の除去、剪定などの作業が遅れており、樹勢が衰えている木も見受けられる状況です。 今年も5月11日、12日の土曜日、日曜日にかんきつ公園において、萩夏みかんまつりが開催をされました。萩夏みかんまつりは、かんきつ公園で行われる一大イベントであり、市内外から多くの観光客が訪れます。まつりの約1カ月前、まつり会場としてふさわしい環境にするには、萩耐久社の役職員だけでは作業が間に合わないことが予想をされました。このため、萩耐久社では臨時に3名を雇用するなどして、2週間前に草刈りや園内整備を実施し、まつり当日を迎えることができました。 また7月末には前任の方に立ち会っていただき、農政課の職員が今後の管理作業について現地でアドバイスをいただいたところです。今後も農政課では萩耐久社と随時打ち合わせを行い、萩耐久社でアルバイトを雇うなど、人手を確保しながら管理作業を進め、観光公園として市民や萩市を訪れる観光客の皆様が快適に御利用いただけるよう努めてまいります。 次に、今後田中別邸とかんきつ公園の管理を一体的に行うことで、観光公園として維持管理してはどうかとのお尋ねについてお答えをいたします。 前任の方は長年かんきつに関する仕事に携わられ、かんきつ栽培のエキスパートと言われる方でした。議員からも御紹介のありましたように、もともと管理されず荒れた樹木ばかりで公園とは言えない状況から、かんきつの幅広い専門知識を生かして、長い年月をかけて立派な公園につくり上げられております。 現在の管理委託の内容については、樹木の剪定や病害虫の防除など、専門知識が必要な作業、それと園地の草刈りなどかんきつ栽培の知識がなくてもできる作業とがあります。特に樹木の管理については、かんきつの専門的な知識が必要であることから、管理していただける方をどのように確保していくかが大きな課題となっております。 萩耐久社で専門的知識を持った人材を確保、雇用できるのか。また、専門的知識を持った人材の方に委託をお願いするかなど、現実的に対応可能な方法を関係機関などと調整をしてまいります。 また、かんきつの知識を必要としない作業については、人員確保など課題もありますので関係機関など調整していく中で、一体的管理が可能かどうかも含め、どのような方法が適切か判断をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 4番、松浦誠議員。 ◆4番(松浦誠君) はい。御答弁ありがとうございました。 最初に地域公共交通網形成計画からお話をさせていただきます。御答弁でもありました高齢化が進む中、まずこの方たちの移動手段をどうするか、どう確保していくのか。それから大井地区のような交通空白地帯をどうやって埋めていくのか。また全協の時にもお話がありました交通経路や本数をふやすことは財政的にも厳しい状況であり、移動手段確保についても市が支えてきましたけれども、限界にきております。そういう話であったかと思います。 そういう課題の中で公共交通網を策定しなければならない、そのためには地域住民の皆様で担っていただく地域コミュニティ交通を推進し、それに市が積極的に関わり、市民の皆様と市が一体となって計画を進めていきたいとの内容の御回答であったかと思います。 萩市基本ビジョンの表紙にはチャレンジと書いてあります。これは気持ちも新たにさまざまな課題、そして取り組みに挑戦をし、萩市を守っていくためと認識を私はしています。この公共交通網形成計画も萩市基本ビジョンの中の一つであります。 交通網の形成について何が大切か、それは御回答でもあったかと思いますけれども、まず市民の皆様の意識を変革をして、市と一体となって団結をして策定することだったかと思います。さまざまな課題も意識を変えることで、また団結をすることで解決をしていくと私は思ってます。この交通網は市民の皆様にとっても大変大きな課題で、施策でもあります。だからこそ市民の皆様の心を変革をして、そして団結が必要になってくると思います。 これは大変な作業でもあるし時間もかかるかと思います。ですが粘り強い話をしていただいて、市民の皆様の御力を借りる以外にはないと思いますので、しっかりと話をしていただければと思います。 それと、萩小郡道路や山陰道が整備をされてきております。この道路が完成すれば、萩に来られる方もますますふえてくると思いますので、そういったことも含めてこの地域公共交通網形成計画、市民の皆様、そして市の皆様と連携をとっていただき、将来につながる大切な道路交通網でありますのでしっかりと策定していただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(横山秀二君) 山本商工政策部長。 ◎商工政策部長(山本徹君) 松浦議員の方から地域公共交通網形成計画について引き続いて御質問をいただきました。議員おっしゃいますように、市民の皆様と団結をしてしっかりと話を進めていくことが、していくことが大切だというお話だったと思います。 議員がおっしゃられましたとおり、市民の皆様と一緒に考え、協働していくということが大切だというふうに考えております。これからの公共交通ネットワーク形成にも、市民の皆様とともに、きめ細かな地域コミュニティ交通を推進していくということが重要でございまして、このことは市民の皆様と協働した新たな公共交通体系の構築を図っていくということでございまして、先ほどおっしゃられましたいわば、これは新たなチャレンジでもあるというふうに考えているところであります。 計画策定後におきましても、市民の皆様の話し合いが進みまして、地域コミュニティ交通が確立できますように、地域の各種団体等との話し合いの場をもちまして、しっかり意見を聞いて、市民の皆様と協働して地域の公共交通ネットワーク、移動手段の確保に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、議員にも御支援をいただきますようぜひよろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 4番、松浦誠議員。 ◆4番(松浦誠君) はい。御答弁ありがとうございました。 御答弁でもありましたし、最後に市民の皆様のための施策でありますので、大変重要な課題であり市民の皆様が本当に楽にというか、移動できるように構築をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。 それからかんきつ公園の方ですけれども、この公園に携わってこられた方の思い、それから夏みかんの原点の公園、それから多くの観光客の方も来られる公園で、この公園は先ほどありました耐久社さんとそして市で必ず守って行かなければならない公園なんじゃないかなと私は思います。この公園に携わった方、それから市の方にもいろいろ話を聞かせていただきましたけれども、先ほどの答弁の中でやっぱり一番の課題は人材不足という回答であったかと思います。これも会社、耐久社の方にも市の職員の方にも探してはいただいておるんですけれども、なかなか見つからないという現状も把握をしています。 5月には先ほどこれも答弁にありましたけども、アルバイトの方を雇って何とかかんきつ公園が開催できたというような回答であったかと思います。でもそれでもなかなか今作業が追いついてないという状況で、そういう回答もあったかと思いますけれども、人材の確保についてこう言われることがあるかと思います。 「人材はいないのではなくて、見えていないだけなんだ」ということを聞いたことがあります。確かにそうなのかなという気も私もしております。そのまま放っておけば今のまま状態が続いてしまいますので、さまざまないろんな方に声をかけていただいて、携わっている方が出てくれればなと願っております。 それから、現在の公園の状況ですけれども、あまりいい状態ではないと認識をしています。すぐにでも手を入れていかないと次々と枯れてしまうという状況ではないかと思います。 最初にお話をしましたけれども、萩市の立派な大切な公園でありますので、管理会社さんとしっかりと話をしていただいて、人材不足ではあると思いますけれども、作業の方を早急に進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(横山秀二君) 下農林水産部長。 ◎農林水産部長(下英樹君) ありがとうございます。人材の確保についての御質問だったと思います。公園管理の人材確保につきましては先ほども申し上げましたように、かんきつの専門的な知識を持った方をどのように確保していくのかが大きな課題となっております。あわせて萩耐久社で雇用していくのか、または専門的知識を持った人材の方に委託をお願いをするのかなど、人材の確保とあわせて委託業務の方法についても検討をしているところでございます。公園管理のあり方も含め、関係機関などと調整をし、人材確保に努めてまいりたいと思っております。 また公園の管理を適切に行っていくためには、まずは現状の改善を進めていくことにしております。 先ほどもおっしゃいましたとおり、先日前任の方にアドバイスをいただきましたが、時期ごとに行う作業がありますので、今後の作業スケジュールを認識をしながら、必要な人手を確保して取り組んで行くこととしております。また前任の方には今後も時期とともに、時期ごとに作業の現地指導をお願いをしているところです。適切な時期に作業ができるよう、農政課でも耐久社と協議をしながら対応していくこととしております。 いずれにしましても議員おっしゃったとおり、萩の夏みかんと言えば非常に大きな観光資源であります。萩の歴史を語り、現在までの産業としてのかんきつ栽培を語る上で欠かすことのできない象徴的な農作物でもございます。このような萩を象徴する夏みかんを紹介していく観光公園としてふさわしい場所となるよう、関係機関と調整をしながら管理に努めていきますので、今後とも御協力賜わりますようよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 4番、松浦誠議員。 ◆4番(松浦誠君) ありがとうございました。 最後に萩市のやっぱり大切な財産でありますので、しっかり維持管理を再度お願いをして質問を終了いたします。 ○議長(横山秀二君) 松浦誠議員の質問は終わりました。 このあたりで午前中の会議を終わり、午後1時ちょうどから会議を開きますので定刻までに御参集を願います。 それでは休憩いたします。     午前11時39分休憩────────────────────     午後 1時00分再開 ○議長(横山秀二君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。 続いて、議席番号12番、関議員。関議員。  〔12番 関 伸久君登壇〕 ◆12番(関伸久君) 政風会の関伸久です。 一般質問もいよいよ私が最後になりました。 それでは通告に従いまして一般質問を行います。 まず、はぎビズについてお尋ねします。 萩市のビジネスチャレンジサポートセンターはぎビズのセンター長が、全国188名の公募の中から選考を経て決定しました。採用予定者は東京都在住の32歳の女性であり、これまで化粧品業界、ペット業界で勤務をされ、主にはデザインに携わってきた方と仄聞をしています。 3月定例会の予算委員会でも申し上げたことではありますが、この事業の成否はセンター長です。どのような人物が選考されるかで事業の成否は大きく左右されます。今後センター長は、はぎビズで中小企業の個別経営相談事業や売り上げ向上、創業支援を通じて活動を展開し、月100万円、年収にして1,200万円もの高額報酬が支給されると聞いております。ついては、萩市のおかれている状況を理解の上、確実に成果が出せる人物を萩市は選考したのかお伺いします。 先の観光DMO人事では、専担者を任期途中で交代させるなど、人事をめぐる迷走ぶりは市民の記憶に新しいところです。今回のはぎビズでも観光DMO同様に1年ごとの契約で業務評価により処遇の見直し、契約の更新を判断するとのことです。何をもって評価の物差しとするのかお尋ねします。 最後に萩商工会議所の相談業務とのすみ分けも、どのように行うのかも御説明いただきたいと思います。 次の質問に移ります。 三見地区に、農業、漁業従事者向けの専用住宅がつくれないでしょうか。同地区は昔から農業、漁業が盛んな地区ですが、市内の他の地域同様に従事者の高齢化が進み担い手が不足しています。萩市内の農業従事者の平均年齢は、約75歳前後と言われていますが、三見地区の漁業従事者にあっては、その半数が既に70歳を超えているのが実態です。特に漁業では1日の操業時間の中心が、深夜から明け方となるため、三見地区で漁業に従事するに当たっては、同地区に住まうことが望ましいとされています。 萩市内では通う漁業が行われている地域もあるようですが、飲酒運転をして通勤することのないよう、この地区で漁業に従事する場合は三見地区で居住することが奨励されているのです。 一方で三見地区には多くの空き家が存在するものの、水洗化されていない住宅が大半です。平成23年に同地区に下水処理施設が完成し、水洗化の環境は整っているものの、いざ水洗化するとなると、300万円から500万円もの改修費用及び接続工事費用が必要になります。それでは若い従事者は永遠にあらわれません。今三見地区で必要な人材は、三見地区で生活のできる若い人材なのです。 三見地区は萩市西部に位置するものの、萩・三隅道路の恩恵もあり、市内中心部へのアクセスは格段にすぐれます。また保育園、小中学校ともに存在し、海、山、川の自然環境にも恵まれることから、子育て環境もすばらしいものがあります。ついては、若い一次産業従事者向けに専用住宅の整備ができないものかお尋ねをします。 最後に質問に移ります。 萩市の下水道行政についてお伺いします。 これまでに何度となく一般質問に取り上げてきましたが、萩市が抱える大きな課題として再度お尋ねします。 萩市上下水道局においては、この8月に下水道事業の計画区域内で未整備の市民を対象にアンケートを実施しています。これについてまずお尋ねしますが、印象としては遅きに失した感があります。 萩市の公共下水道事業は昭和53年に事業着手し、約40年が経過していますが、その整備率はいまだ76.6%となっています。そのような状況下、国土交通省は、令和9年3月末までに下水道の整備を完了するよう促していると聞いています。 そこでお尋ねします。国が令和9年3月末までに整備を促す背景には何があるのでしょうか。次に萩市はどういうスタンスでこれに対応するのでしょうか。8月に実施したアンケートでは、下水道が整備された場合の受益者負担金に触れる一方、合併浄化槽設置の際の補助金も示して、公共下水道と合併浄化槽の費用比較を行っています。これらはある意味誘導的なアンケート、資料であり、このアンケート結果から読み取れるものはないのではないでしょうか。 例えば、新規で住宅を建てる場合には、公共下水道かあるいは浄化槽かの費用比較は大いに参考になるかもしれませんが、アンケートの対象者は既存の居住者です。既存の居住者のほとんどは、単独浄化槽か合併浄化槽で対応しているため、今の浄化槽から公共下水道に切り替える場合は負担がかかるだけという話になります。よって必然と公共下水道は敬遠されるのではないでしょうか。 そもそもこういうアンケートは認可区域を定めるときに行うべきであり、今アンケートを行う理由は既にある答えに導くものと言わざるを得ません。つまり公共下水道が敷設されても、その費用負担から接続を望まないとの声が多ければ、その声を後ろ盾に市は下水道の敷設を断念するのではないかということです。 現実には下水道の認可区域で、長年下水道の敷設が進んでいない地区は、その間高齢化が進み、下水道の敷設が仮に行われたとしても、多額の工事費用を伴う接続工事を望まないとの声を多く聞きます。そこで提案をしたいと思います。 令和9年3月末まで、時間の猶予はありません。認可区域の大幅な見直しを行ってはどうでしょうか。認可区域であっても先に述べたように高齢化が進む地区は、住民の同意を前提に、認可区域を取り下げる一方、認可区域外でも逆に人の多く集まる施設の周辺や車の往来が多く、商業利用が見込まれる地区は、思い切って認可区域とし、下水道の敷設を急ぐべきではないでしょうか。 これまでのように地区ごとに、それも広範囲に認可区域を設定するのではなく、幹線道路沿いを優先的に認可地域とし、あわせて商業集積を促すべきだと思います。それが萩市の下水道行政の肝だと思いますが、市はどのように考えているのか御説明をいただければと思います。 以上最初の質問を終えます。 ○議長(横山秀二君) 市長。  〔市長 藤道健二君登壇〕 ◎市長(藤道健二君) ただいま関議員から、3項目の質問をいただきましたので、私の方からは、1項目めのはぎビズにつきましてお答えをさせていただきます。はぎビズは、確実な成果を出せるのかという御質問の趣旨でございます。 まず、はぎビズにつきまして、どのような相談窓口になるのかを御紹介いたします。 萩市ビジネスチャレンジサポートセンター、通称はぎビズとは、中小企業の経営者や起業を志す人が業を起こすのですね、志す人が抱える経営上のさまざまな課題の解決と売り上げ向上に向けた挑戦を、事業者の目線に立って継続的に支援する伴走型の相談所として2008年に開設をし、全国で多くの成功事例を生み出してる富士市産業支援センター、通称f-Bizですね、このモデルを導入するものです。 従来型のコンサルタントで主に行われておりました財務諸表を中心とした決算書の分析などから問題点を指摘するもの。また、融資や補助金の相談にこたえる窓口ではありません。 特に、販路開拓、新商品、新サービス開発、新分野進出、販促活動などにつきまして経営者が有する長所でありますその強みであるとかやる気であるとかその思いであるとか、こういったものを最大限活用をして、セールスポイントに気づき、活かす、そしてターゲットを絞る。そして連携する。そして発信する。こういったものをキーワードにコストを最小限に抑えて、現状を打破するアイデアを経営者と一緒に話をしながら考えて提案し、実行をサポートする新しい相談窓口として期待されております。 f-Bizでは相談者の7割の方が売り上げの向上につながったと回答をし、8割以上の方がリピート相談をされているなどの実績が上がっていると聞いております。議員の御質問にもありましたが、このはぎビズの中核を担うセンター長には、ビジネスセンスはもちろんですが、アイディアや感性、コミュニケーション能力などこれまでのコンサルタントとは違うスキルが必要になります。 今年の4月から約1カ月全国公募したところ、北海道からか鹿児島、また海外に駐在されている方など、188名の方から応募がございまして、非常に高い関心をいただいたと思っております。 まずf-Biz、富士市ですね、静岡の富士市と、愛知県岡崎市のOKA-Bizのセンター長2名と、萩市によりましてこの188名を書類選考して、10名弱の方に絞りました。そして7月15日に萩市で2名の、先ほど申しましたf-Biz、OKA-Bizの2名のセンター長と私、そして民間の企業経営者2名の計5名により2次選考を実施し、その中から採用者として東京在住の獅子野美沙子氏を選考いたしました。 2次選考では、審査員が実際の経営相談さながら具体的な質問を投げかけ、どう対応するかやどのようなアイディアが出てくるかなど、実践的な面接審査を行いました。採用者の方はどのようなケースにも経営者の立場に立ち、丁寧に聞き取り、即座に的確なアイディアを次々と提案されるなど、すべての審査員から高く評価されました。 また、審査に参加した企業経営者の方が、だれに相談したいかという観点からも意見を聞き、審査員の中での協議により1名を選出いたしました。お若い方ですが、これまでブランドマネージャーといった商品のブランドの価値を高めるため、その構築から管理まで、全般にわたる責任者として携わった経験、実績をお持ちの方です。また、議員御指摘のとおり、萩市の産業や経済の状況などを理解していただくことはもちろんですが、発想力や感性、ビジネスセンスなど、センター長に必要な資質を持っておられると感じたところであり、萩市の中小企業の活性化に貢献していただける人物であると期待しております。 センター長の報酬は1,200万円ですが、任期は原則1年ごとの契約で、業務評価により処遇の見直しや更新をしないなど、雇用が確保されたものではなく、一定の成果を求められることになり、決して高すぎるものではないと考えております。業務評価については、f-Bizセンター長の評価もいただきながら、他のセンターなどの評価も参考に、成果事例や相談数、リピート数、また相談者への継続的な状況をお尋ねするアンケート結果などを踏まえ、萩市が評価する予定としております。 なお、質問にありました観光DMOの専任者人事については、半年ごとの契約となっており、日本版DMOへの登録を終え、実際の施策の実施段階に移ったことから、契約期間を満了されての交代であったことを申し添えます。 地元の中小企業の相談支援窓口である萩商工会議所や、商工会との業務のすみ分けについては、それぞれの得意の分野を生かし、連携することによりこれまで以上の中小企業の支援体制ができればと考えております。 決算書や財務諸表の分析により、経営診断や融資や資金の相談などは得意とする会議所などで受け持ってもらい、はぎビズでは事業の現状打破や何かチャレンジしたいが何をしたらいいのかわからないなどの相談について、まずお話を聞かせていただき、経営者がこれまで気づかなかったアイディアなどを提案してまいります。その後事業展開していくことになれば、会議所や金融機関への相談につながるといったよい循環が生まれることで、市の産業全体の底上げとなると考えています。 センター長はf-Bizモデルを萩で再現するため、これからまず3カ月間f-BizやOKA-Bizで実際に相談を受けるなど、実践的研修を学ぶことになっております。その後、萩に移住していただき、来年の1月下旬にセンターを開設する予定としております。 センターの役割などについて市としても積極的に周知してまいりますが、開設前の12月には、f-Bizのセンター長にもお越しいただき、研修中の獅子野センター長らとともに、講演会なども予定しておるところです。ぜひ市内の中小企業の皆さんには、はぎビズと獅子野センター長について知っていただく機会を設け、ぜひ相談してみたい場所となるように取り組んでまいりたいと思います。 私の方からは以上です。 ○議長(横山秀二君) 下農林水産部長。  〔農林水産部長 下 英樹君登壇〕 ◎農林水産部長(下英樹君) それでは2項目めの、三見地区に農業、漁業従事者向けの専用住宅をについてお答えをさせていただきます。 三見地区は、農業、漁業の盛んな地域ではありますが、他地区と同様に高齢化の進展、後継者不足など、担い手不足の深刻な地域です。平成8年度以降、制度を利用されて三見地区へ新規就業された方は、農業就業者は1名、漁業就業者は4名の計5人となっております。このうち3人については三見地区内の出身であり、実家に居住をされております。残り2人の漁業者については、事業主体である山口漁業協同組合が空き家を借り上げ、新規漁業就業者生活生産基盤整備事業の住宅改良資金を活用して、住宅改修を行い、漁業者へ貸し付けられております。 この新規漁業就業者生活生産基盤整備事業とは、の補助事業であり、漁協等の事業主体が買い上げ、または借り上げた空き家等を研修用の住宅として改修する際の必要な経費を補助するものです。、市、事業主体がそれぞれ3分の1ずつ負担をする仕組みとなっております。事業費の上限は300万円です。これにより新規就業希望者の受け入れを促進しようとするものです。 また、新規農業就業者の場合も同様に、新規就業者等産地拡大促進事業での住宅改修へのの補助制度もあり、こちらも、市、農事組合法人などの事業者がそれぞれ3分の1ずつ負担をし、事業費の上限も同額の300万円となっています。 一方新規就業者みずからが住宅改修を行う場合については、萩暮らし応援事業があり、三見地区であれば補助率3分の2、補助の上限が100万円。18歳未満の子供の人数に応じ最大200万円までの住宅改修の補助制度も用意されております。 現在三見地区における萩市空き家バンクに登録をされている住宅は7件あり、うち賃貸1件、売り家5件、どちらでもよいが1件となっています。ただし入居にはある程度の改修が必要な物件もあり、経費的に難しい物件もあると思われます。 今後の新規就業者の見込みですが、農業者においては現在のところ相談などは受けてはおりません。漁業者につきましては、山口漁業協同組合が事業主体で実施をしております三見定置網の乗組員11名のうち6名が70歳代であり、今年から世代交代のため、受け入れを行いたいとの話を聞いております。今年10月に山口市出身の方が研修を開始をされる予定でございます。 このようなことから今後の担い手となる新規就業者用住宅を含めた地区全体の住宅需要の動向について、地区住民の皆様や漁協や農協などの事業者の方々の意向を確認しながら、必要に応じて住宅確保の方策を研究してまいりたいと思います。 今後も地区の実情や具体的なニーズをしっかりと把握をし、各種の補助事業を活用しながら、三見地区の一次産業の活性化を図るとともに、三見地区のまちづくりに有効な施策に取り組んでまいりますので、御協力のほどよろしくお願いをいたします。 私の方からは以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 小原上下水道局長。  〔上下水道局長 小原浩二君登壇〕 ◎上下水道局長(小原浩二君) それでは3項目めの下水道行政の大幅な見直しを行うべきではないかについてお答えします。 萩市の公共下水道事業は、昭和53年に事業着手した公共下水道事業萩処理区と、平成10年に事業着手し、平成15年に供用開始した特定環境保全公共下水道事業須佐処理区があります。そのうち公共下水道事業萩処理区については、事業着手から約40年が経過し、平成31年3月末現在、公共下水道事業全体計画区域内の整備率は、52.3%、事業計画認可区域内の整備率は76.6%となっています。また、市全体の汚水処理の普及状況を示す汚水処理人口普及率は87.6%で、平均は87.2%となっており、各種集落排水事業及び合併浄化槽の普及も進んでいるところです。 議員御質問の国が令和9年3月末までに整備を促す背景に何があるのかについてですが、全国の下水道事業者の現状は、下水道整備が進む一方で下水道施設のストック量は管路施設が約47万キロメートル。下水処理場は約2,200カ所に上っており、今後は施設の老朽化が急速に進行していくと見込まれています。 また現在1年当たり約0.6兆円である改築の事業費は、長寿命化などの対策を行ったとしても10年後には1年当たり約1兆円に増大することが推定されています。一方経営状況は一般会計からの繰り入れはあるものの、黒字の地方公共団体は22%と厳しい状況にあり、今後人口減少等により、下水道使用料収入の減少がより見込まれているところです。 このことから国は、平成29年8月に新下水道ビジョン加速戦略を策定し、下水道事業の持続のためのさまざまな取り組みが必要として、汚水処理の未整備区域について、汚水処理施設間の経済比較を基本としつつ、令和8年度末までに事業計画区域における下水道整備の95%以上の整備完了に向けた方針を示したところです。また、山口においても令和元年6月6日付、都市計画第241号、汚水処理の10年概成に向けた取り組みについての通知により令和3年度までに下水道全体計画区域の見直しを完了するよう指導が行われたところです。 次に萩市はどういうスタンスでこれに対応するのかについてですが、下水道事業者として、今後も持続可能な行政サービスを提供していくため、未整備地区の皆様方に対して基本的な下水道と浄化槽の違いをお示しし、御意見をお伺いした上で効率的な生活排水の早期処理を図る手法を検討していきたいと考え、先月未整備地区の住民の皆様方を対象としました下水道整備に関するアンケートを実施いたしました。 アンケートの結果については今後集計及び分析を行い、令和2年2月までに下水道整備の見直し方針を決定し、同年3月定例会全員協議会において方針の説明を行い、令和2年度には住民説明会を行う予定としております。その後令和3年2月に、萩市汚水処理施設整備構想を策定し、同年9月に萩市公共下水道全体計画を変更し、令和4年3月には萩市公共下水道事業計画の変更を行いまして、令和8年度末までに公共下水道の未整備区域の整備を終える予定としています。 次に、議員御提案の認可区域の大幅な見直しを行ってほしいについてですが、現在のところ椿東地区、椿地区、山田地区のそれぞれ一部を鋭意整備しています。現状の事業計画区域においても、川内の面積の約3分の1に相当する約180ヘクタールの未整備区域が残っており、国から令和8年度までに未整備区域の整備完了を求められていることや、萩市の財政状況からもこれ以上の事業計画区域の拡大は困難と考えています。 また、認可区域外でも人の多く集まる施設周辺や車の往来の商業利用が見込まれる地区は思い切って認可区域とするにつきましては、下流から管路でつながっている公共下水道において、一部の飛び地を認可区域として接続することは事業費及び維持管理の観点から困難であると判断しています。 下水道整備の順序は、議員御提案のとおり人の集まる施設や商業施設周辺、住居密集地を優先的に管路の整備を行っていますが、現在の認可区域のすべてを公共下水道で整備するには、約42億円の事業費が必要とされています。 一方では萩市においても、今後既存の下水道施設の改築等にそれ以上の事業費が必要と見込んでいることから、現状の下水道経営を圧迫することが懸念されます。つきましては今回実施したアンケートの結果により、現事業計画区域を縮小することも検討する必要がありますが、区域縮小については特に住民からの要望など考慮しつつ、下水道整備方針を策定したいと考えています。 なお、幹線道路沿いを優先的に認可区域としてあわせて商業集積を促すべきであるにつきましては、下水道を優先して整備しまちづくりを行うのではなく、今後の萩市のまちづくりの方針において、優先的な都市基盤整備や地区計画などが議論され、低未利用地の利用増進を図る施策などの議論が深まれば、選択と集中を持って検討していきたいと考えております。 これまでは都市計画区域における汚水処理方法については、公共下水道によるものと考えていましたが、これからは地域の実情に合った処理方式を採用することで、財政負担を軽減し、将来にわたって持続可能な行政サービスを提供することが最も重要と考えております。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) はい。それぞれ御答弁ありがとうございました。 まず、三見地区の一次産業、従事者向けの専用住宅について2次質問を何点かしたいと思います。 先ほど下部長が御登壇をされて御答弁をいただいた時に、住宅改修の補助金を主に御説明をいただきました。残念ながら三見地区にはこういった担い手住宅というか専用住宅がないんですよね。ただ、萩市内でもほかの地域、地区、そしてお隣の阿武町にはこういった専用住宅があるというふうにお伺いしております。もしお手元に資料があれば、そういった実例を踏まえてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 下農林水産部長。 ◎農林水産部長(下英樹君) ありがとうございます。専用住宅の件で御質問いただきました。阿武町の件とそれから三見地区以外という御質問だったというふうに理解をしております。 まず専用住宅につきましては、萩市内におきましては11戸、これは担い手の定住のための促進住宅ということで、農政課が所管しているものが11戸ございます。そのうち現在空いている部屋が2つあるということ。さらには新規の就業者のための研修の滞在施設。同じような形になりますけれども、これも7戸ございます。地域につきましては、担い手の専用住宅につきましては、田万川地域、むつみ地域、旭地域、それから研修の滞在の施設につきましてはむつみ地域、福栄地域にございます。 それから最初だったですか、阿武町の取り組みについてそういうのがあるんじゃないかと、そういうお話でした。一応確認をさせていただきました。漁業者用の担い手住宅としては整備はされていないということでございまして、一般住宅をそれぞれ定置網の従事者が入居しているというのが現実でございますけども、その取扱いの要綱の中に、山口漁業協同組合阿武町内支店所属の組合員かつ漁業で生計を立てている者を優先するという規定を設けて対応しておるという情報をいただいております。 それから農業関係につきましては、担い手住宅、それからそういった規定もないという報告といいますか、調査をした結果そのような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) はい。今市内の他地域、そして阿武町の実例についてお示しいただきました。同僚議員で私ども会派に所属しております長岡議員が御存じのとおり大島の出身なんですね。で、大島の現状をお伺いしましたところ、大島には漁師さん向けの専用住宅が実はあるということなんです。で、その方が所帯を持てば市営住宅にも入居ができるんだと。要は西高東低といいますか、東高西低の現状が今お示しになった実例ではないかなというふうに思ってまして、やはり市長も兼ねてからおっしゃってるように、萩市全体の均衡なる発展を目指すという意味ではやはり西部地域にもこういった専用住宅、担い手住宅を整備していくべきじゃないかなと私は思ってます。 三見地区は、こういった担い手住宅もそうなんですが、市営住宅もないんですよね。ですからちょっと住む所に非常に困るわけです。今下部長の方から補助制度の御説明がありましたけど、補助を使って借家に入るんですが、結果としてその空家がバリューアップをして、一番恩恵をこうむるのは大家さんじゃないかという話もあるんです。もちろんその漁師さんとは賃貸借契約をまいて御入居されます。一番の懸念は、この契約の更新時期にバリューアップを盾に一般の方と契約をされてしまうのではないかと、要は契約の更新がされないのではないかというような、深刻な声が伝わってくるわけです。やっぱりそういったことも踏まえれば、三見地区にはこういった担い手住宅、専用住宅をやはり整備してほしいと、そういう思いが私の方にありますので、ぜひ御再考いただきたいというふうに思います。 ○議長(横山秀二君) 下農林水産部長。 ◎農林水産部長(下英樹君) ありがとうございます。 何点か御質問をいただきました。まず大島の住宅の件でございますが、これにつきましては教職員住宅であったもの、これが大島地区の生徒さん、児童さんの減少によりまして、教職員の数も少なくなったということで、そこを漁業者専用の住宅として2部屋ですか、お借りしているという実情を聞いております。 それから西部地区にもそういった整備をしっかりするんではないかという御意見をいただきました。確かに先ほど申し上げました専用住宅につきましては、旧郡部が大半でございます。そういったとこで当時はそういったことにしっかりと力を入れて農業者、ほとんどが農業ですけども、そういった確保するためにそういったことをやってこられたのではないかというような推測ですけども、そのように思いますけれども、今後につきましては先ほど申し上げましたとおり、それぞれ若い人のニーズに応えるような形でそういった整備ができないか。行政だけでなく当然農業者あるいは漁業者、さらには関係の漁協、農協とも協議、御意見を伺いながら、対応について考えてまいりたいというふうに思っております。 それと最後にせっかく改修して補助金で整備して、今度更新するときに変わるんじゃないかということをおっしゃいました。確かに今までも農業関係で4件、水産関係で1件ほどその改修制度を使って現に入居されております。ただ、今のところそういったことは起こって、まあ、起こってもらったら逆に困るんですけど、起こっておりませんし、こういったことがないようにちゃんと魅力のある農業、もうかる農業、もうかる漁業の推進に努めてまいるということが我々の使命というふうに思っておりますので、今後につきましてもよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) 今の関議員の話なんですが、非常に私も痛感しております。今下部長の方が最後に申しましたが、魅力のある農業、魅力のある漁業も必要なんですが、これはもう必須なんですが、これはもう一次産業だけに限らないんですね。やはり萩への移住、定住というのが、私の感じではやっぱり一けた少ないと思ってます。でなければやはり社会増減というのはゼロに近づかないというふうに思いますので、そのネックはその仕事もさることながら住む所というのはやっぱり大きいのかなと思っています。 で、おっしゃられたように東高西低か西高東低かわかりませんが、地域によってこれまでの経緯がございますので、その移住者用の住宅だとかの整備はバラバラになっているんです。ここをおっしゃられたように各地域、均衡ある発展を遂げていくためには、少なくともやはり住む所の整備を民間任せではなくて、公共的、市の方もしっかり応援してあげる必要があるんではないかという問題意識は持っております。なかなか今すぐに動き出せないところもありますが、ここは緊急的な課題だというふうに認識しておりますので、そこは議員からの御意見も踏まえながら市としても積極的にこの移住者用の住宅の整備を打ち出していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) ありがとうございます。 三見地区には大きな工場があるわけでもない、事業所があるわけでもない、農業と漁業しかないわけですから、やっぱりそういった環境をぜひ御整備をいただきたいと思います。 懸案の点については今お伝えをしましたので、その点はしっかり御留意いただいて農林水産事業推進をされたいというふうに思います。 次の質問に移ります。時間があまりありませんので、下水道行政についてお伺いします。今の萩市の下水道行政の最大の問題点は、やはり認可区域を広くあまりにも広く設定をしたことだろうというふうに思っております。先ほど局長が御登壇時、認可区域で未整備エリアの面積が180ヘクタールあると。ちょっと現実離れした数字なんですよね。本来であればこういった認可区域を定めたら、4年から5年で下水道を敷設しなければならないところ、それがまだできてないわけですね。中にはその15年たっても下水道が敷設されていない。そういった地区もあるわけです。 その間合併浄化槽を設置するその市民には、補助金が出てないんですよね。認可区域外の市民の人たちには補助金は出ますけど、一たん認可区域とするとその市民の人たちには補助金が出てないわけですよ。こういった事情はやっぱり市民に負担を強いてることにもなるわけですから、私はその下水道行政の判断ミスがそこにあるんじゃないかなと思ってます。なぜこんなにこの認可区域を広く設定したのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 小原上下水道局長。 ◎上下水道局長(小原浩二君) それでは、なぜこのような広い区域を設定したのかということについてお答えさせていただきます。大変厳しい御指摘をいただいたところです。 萩市の汚水処理の方法というのは、公共下水道、それから各所の集落排水事業、また個別排水など地域ごとに設定してこれまで整備を行うこととしてきたところです。当時の時代背景といいますか、国は下水道の普及促進というのを進めており、当然目標年度までに完成させることができる計画として策定したところです。 しかしながらその後の社会情勢、下水道に関しては雨水対策事業、そういったもの等もあり議員御指摘されますように予定どおり事業が進まなかったという状況にはなっていると思います。特に公共下水道、既に事業着手から40年と長期化しているところがありますので、これを令和8年度末までに完了を目指すため、今回このように下水道の整備計画を見直すこととしたところでございます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) 次にお尋ねします。 公営企業としての持続可能性をどう考えるかということなんですね。現在その萩市の下水道事業は少なからずといいますか、大きく他会計に依存している。そういった状況にあろうかと思います。要は萩市が下水道推進の旗を降ろせば、将来得るべき収入もこれ先細りになりますよね。そういった場合にこの公営企業が持続可能性が発揮できるか、そういうことなんです。そういうことを考えれば私はアンケート結果いかんにかかわらず、やはり下水道は推進をしていくべきじゃないかという考えを持っています。その点はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(横山秀二君) 小原上下水道局長。 ◎上下水道局長(小原浩二君) 今後どのように下水道を推進していくかということについてお答えさせていただきます。 萩市の下水道は昭和53年に着手して、これから今管路が390キロメートル、処理場は25カ所を整備してまいりました。今後はその維持管理の効率化や合理化、それらに取り組むことが重要となってきており、萩市の財政状況からしても下水道の維持管理のコストの縮減というのは重要な課題であるというふうに考えています。 そのため今後の下水道事業について、まず事業計画の見直しを行って未整備地区の早期解消に取り組むとともに、それからストックマネジメント計画、それに基づいた施設の改築等にも取り組んでまいりたいというふうに考えています。 また平成29年、30年、この2カ年で7つの下水道事業会計に地方公益企業法を適用して、経営の効率化に努めてきたところですけれども、議員言われるような持続可能なこの事業運営のためにさらなる経営の効率化と、それから収益の確保のための水洗化の促進、これらにも取り組んでいかなければいけないというふうに考えています。 大変厳しい状況ではありますが、持続可能な下水道事業を目指してまいりたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) 最後にお尋ねします。これが一番の論点なんですけど、やはり認可区域の大幅な見直しはこれは避けられないんじゃないかというふうに思っております。 この8月に土原のバイパス沿いに新たな飲食店チェーンが進出しましたね。名前はちょっと言いませんが。外から見る限り非常に盛況ですよ。このエリアがもし仮に下水道が敷設されてなければ、果たしてその出店が実現したかどうかという話なんですよね。私やっぱり下水道があるからこそ、ああいうチェーン店が進出したんだろうというふうに思ってます。 萩市で具体的な例を挙げますと、例えば松陰神社とかしーまーと、特に松陰神社は不特定多数の方が御利用されますね。統計では60万人観客が来てるということなんですが、交通公園は別にして、あの境内の中のトイレは合併浄化槽ですよね。やはり私はああいう人が多く集まるところはいの一番に下水道を整備しなくてはいけないんじゃないかというふうに思ってます。 そういった例を挙げれば数多くあります。しーまーとのみならず、例えば今月見川から以南はこれは認可区域になってませんが、松陰大橋にわたるあのバイパス沿い、あそこは車の往来が多くあります。ああいった所も下水道対応していかなくてはいけないんじゃないかという思いもありますし、それから橋本川を渡ってビックに向かうあのバイパス、あそこも下水道が整備されていません。 ああいった所をやはり優先的に整備をしていかないと商業集積も進みませんし、進まないとやはり若い人たちが市外に流出しちゃうんですよね。私はやはりそこが肝だろうというふうに思ってます。そういうことも考えれば下水道の認可区域の見直し、これは是非やってほしいと。 42億円、先ほどお金がかかりますよということですが、計画的に、段階的にやっていただきたいと思ってますが、そのようなお考えがないか最後にお尋ねします。 ○議長(横山秀二君) 小原上下水道局長。 ◎上下水道局長(小原浩二君) 認可区域の見直しについてということで再度お尋ねでお答えいたします。 議員御指摘のとおり、下水道の整備によってはその商業施設等の進出が容易になっていくということは考えられると思います。しかしこれからの汚水処理方法というのは地域の実情を踏まえて、適切に判断していく必要があると考えています。 繰り返しにはなりますけれども、下水道の整備を優先してまちづくりを行うのではなく、今後の萩市のまちづくりにおいて優先的な都市基盤整備や地区計画等が議論され、低未利用地の利用増進を図る施策などとあわせて検討していきたいというふうに考えてます。 いずれにしましても今後の事業運営に当たって重要なライフラインである下水道の将来にわたって持続可能な行政サービスが提供できますよう、そして快適な生活環境の確保が図れるように、早期整備に取り組んでまいりたいと思いますので、御理解賜りますようによろしくお願いいたします。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) 最後にはぎビズについてお伺いします。 市長の方から具体的に御説明がありましたそういう選考の過程、選考のポイント、そういったことを御説明いただいたわけですけど、今回センター長の契約は1年ごとの契約だというふうにお伺いしてます。で、評価についてどのような物差しを持っているのかということでお尋ねしたつもりですが、その御説明がちょっとなかったといいますか、もう少し具体例を示して御説明をいただきたいというふうに思います。 ○議長(横山秀二君) 山本商工政策部長。 ◎商工政策部長(山本徹君) センター長の評価についてのお尋ねでございます。 先ほど市長の答弁の方で、f-Bizセンター長の評価もいただきながら他のセンターなどの評価の参考にして、成功事例あるいは相談数、リピート率、また相談者への継続的な状況を尋ねるアンケートも踏まえて評価をするということで御回答を申し上げているところでございます。 さらにもうちょっと具体的にというお話でございますが、今センター長が就任してその1年で具体的に地域の中小企業の売り上げ全体がどう変わってどう向上したかという測定をしていくということはなかなか難しいかと思います。ただ、相談件数、あるいはリピート率、そういった定量的な成果だけではなく、実際に成果が上がったその中小企業の事例。それから相談者のアンケートによりますところのはぎビズに対する評価。さらにセンター長への評価。また相談に来られた方等のはぎビズに相談してよかったというような定性的といいますか、そういうふうな評価もあわせて評価することになるというふうに思っているところであります。 具体的にこの中小企業が売り上げがこうなったからセンター長の評価として出るというところはやっぱりちょっと一定期間かかるのかなというふうに思ってますが、1年ごとの更新。それだけしっかりセンター長には持っておられるビジネスセンス、感性とかを活かして、萩の中小企業支援のために熱意を持って取り組んでいただきたいというところもございます。 そういったところで評価について一定期間必要かと思いますが、そういうふうなリピート率とか相談件数とか、単にその数量的なものではなくてそういったところも含めて、定性的な評価をあわせて評価していきたいというふうに思っておるところです。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 12番、関議員。 ◆12番(関伸久君) この事業で一番重要なポイントはやはり評価だと思うんですよね。今、部長は具体的な成果を求めないと。例えば売り上げとかですね、そういったことは加味しないというような御答弁だったと思います。例えばリピート率とか、相談件数とか、相談された経営者の満足度とか。そういうことじゃないんです。確実に成果を残してほしいんですよ。どうせこの事業をやるんだったら。 であればセンター長の評価の物差しは、やはり相談された企業、中小企業の売り上げが向上したかとか、販路がどれだけふえたかとか、そういったことを物差しにしないと、私はだめなんじゃないかなと思うんです。 私はいろいろ選考過程いろいろお伺いしましたけど、やはりビジネスにもっと精通した人がいなかったものかなと。要は伴走型の運営を施行されるというふうに言われてますけど、私はそのビジネスで確実に成果を残した方を、一本釣りでもいいので招聘をして、中小企業の売り上げ向上や販路拡大、こういったものに御助言、アドバイスをいただける。そういったことも考えられたんではないかなというふうに思うわけです。 我々の今反省点としては、何度も観光DMOの話を出して恐縮なんですが、どうしてあの方がだめだったのか、今簡単に市長の方から御説明がありましたけど、要はなぜ退任をされたのか、何が至らなかったのかをやはり議会の方にも御報告いただかないと、何か任期途中でかわったような印象を受けるわけですよね。だからこそ評価の物差しをしっかり持ってほしいと、そういうことなんです。 この事業、やるからには私も期待をしたいと思いますので、確実に成果を出せるような体制を構築してほしいということです。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 山本商工政策部長。 ◎商工政策部長(山本徹君) ちょっと私の評価に対する御答弁の方が誤解を招きやすい言い方だったかと思います。改めて申し上げたいと思うんですが、この来年の1月下旬にセンター長が就任されてセンターが開設。ただ今1年間だけでその中小企業の売り上げ実績がこれだけ伸びたという成果を求めるのはなかなか難しいところもあるのかなという意味でございます。 当然このセンター設置、センター長の設置は中小企業支援として今までの支援の仕方と違う。売り上げアップとか販路拡大、どうしたらその売り上げアップにつながるのかというような具体的に相談をいただいてそのセンター長の持ってるビジネスセンス、そういったものをしっかり出していただいて、その相談者と一緒に考えて、何とか売り上げアップにつながるような事業展開を一緒にやっていこうという新たな相談窓口なんで、当然目標は、その事業者が売り上げアップすることで、今までと違うやり方でやるということで、今までいろんな支援機関も、あるいは市の方も行政として中小企業支援はずっとやってきてるんですけど、なかなか今萩の現状が中小企業の活性化に、事業承継の問題もありますし、いろんな問題があります。そういったところからなかなか今中小企業の活性化につながっていない。今回はこの一つの中小企業支援の大きな一つの起爆剤的な意味も当然あります。 そういったところで最終的な目標は、とにかく中小企業にもうけていただける、売り上げアップにつなげていく、そこをセンター長にしっかり能力を発揮していただくというのがこのはぎビズの目的でございます。 ちょっと先ほど御答弁申し上げた、なかなか売り上げが向上したかというのを評価するのは難しいというお話につきましては、1年目、この1月から、1年目ですぐそこのところがなかなか期待するのは難しい部分もあるのかなということでちょっとお話させていただいたと。 究極の目的は中小企業がとにかく売り上げアップにつながると、そういうところが目標なんで、ぜひ御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 市長。 ◎市長(藤道健二君) 今の山本部長の熱意をどうしても受け止めていただけないようなので、私の方から別の切り口で申し上げたいと思います。 今、部長申しましたが、1年目と2年目以降の評価は変えられてしかるべきなんですよね。それで先ほど質問がお話の中にありましたが、どうしてビジネスに精通したもうちょっとビジネスに精通した人間を一本釣りでもしなかったのかというようなお話でございますが、まあ関議員のような優秀なビジネスマンがそうごろごろいるというわけではありませんので、なかなか見当たらないということと、ただ従来型のビジネスマンは、この仕事はダメです。この仕事はつかえません。 これは全国21カ所で成功しているビジネスモデルなんです。その中でこのビジネスモデルを立ち上げた小出さんというf-Bizのセンター長をお招きして、彼は要するに従来型ではなくて決算書を見ずに、社長の、あるいは経営者の話を聞いて、その強みだとかやる気だとかそういったものを受け止めて、新しいブレイクスルーですね、突破するためのアイデアをいかに出せるか、そのアイデアが湯水のようにあるのかどうかというのが選考の判断だったんですよ。 したがって、それで五、六人で審査をやりましたが、その中ですべての審査員がこれだというふうに言った人間が獅子野さんだったわけです。恐らくは私とか従来型の人間だけで審査してれば、それは恐らく獅子野さんを選んでなかったのかもしれない。ただこのビジネスモデルの創始者が選んでるわけです。このビジネスモデルにふさわしいセンター長であるという方ですので、そこは信頼していただきたい。初めからケチをつけないでほしいということです。 それが1点と、もう一つは評価は先ほど言いましたが、定量的なもの、相談件数はやっぱり重要ですよね。せっかくいい人間がいても相談がほとんどないということであれば、いわゆるセンター自身の発信力に問題があるということですから、そこはまずもって、もう一つはリピート、1回行ったけどももう全然役に立たなかったということであればリピートしないわけですから、信頼されていればされるほどリピートされるということですよね。 そしてあとは相談をした人間の社長の会社がすぐに売り上げが高まるわけではないかもしれない。あるいは販路がふえるわけではないかもしれない。だからそういう意味で1年目と、2年目以降は、そこは評価の基準を変えなきゃいけないと思うんですが、ただ21件もビズはあるんです。その評価を当然のことながら取り入れて、定性的、あるいは一つの会社でどれだけの売り上げがアップしたのかだとか、販路がどれだけ開拓されたのかだとかいったもの。萩市に、センターに相談に来られた社長のいわゆる企業をちゃんと一つ一つ分析しながら、それで総合的に私だけではなくてそのf-Bizのセンター長のアドバイスを受けながら評価をしていくということでありますので、これまでのf-Bizというビジネスモデルの創始者であり、そのビジネスモデルを熟知した人間と一緒になって評価してまいりますので、これは無用な心配をなさらないでいただきたいということであります。 これが萩で定着していけば、恐らくは萩市の中小企業がかなり売り上げアップもしますし、レベルアップしていくということにつながっていくのではないかと私は確信しておりますので、どうかその際は関議員におかれましても過去のいわゆるビジネス経験者として、今もそうですが、今も社長でしょうからぜひ一度お越しいただいて、その彼女のセンター長ですね、仕事ぶりだとかいったものを体験していただきたいと思います。 その上でいろいろと注文をつけられるのであれば、私は甘んじて受けたいと思いますのでどうかよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 関議員の質問は終わりました。 以上で、一般質問はすべて終了いたしました。 これをもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。 あすから9月24日までは休会とし、最終日は9月25日の午前10時から会議を開きますので、それぞれの委員会におかれましては、付託いたしております議案の審査が終了いたしますよう御協力をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後 2時03分散会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和元年9月11日   萩市議会議 長  横 山 秀 二       議 員  松 浦   誠       議 員  村 谷 幸 治...