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07月09日-06号

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  1. 萩市議会 2019-07-09
    07月09日-06号


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    最終取得日: 2021-09-16
    令和 元年 6月定例会                令和元年6月           萩市議会定例会会議録(第6号)                議事日程第6号         令和元年7月9日(火曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 諸報告第3 議案第1号から議案第17号まで第4 委員会提出議案第1号第5 議員提出議案第1号第6 議員の派遣について────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 諸報告日程第3 議案第1号から議案第17号まで日程第4 委員会提出議案第1号日程第5 議員提出議案第1号日程第6 議員の派遣について────────────────────〇出席議員(18名)       1番  浅 井 朗 太 君       2番  小 林   富 君       3番  瀧 口 治 昭 君       4番  松 浦   誠 君       5番  村 谷 幸 治 君       6番  五十嵐 仁 美 君       7番  石 飛 孝 道 君       8番  佐々木 公 惠 君       9番  松 浦 俊 生 君      10番  美 原 喜 大 君      11番  欠       員      12番  関   伸 久 君      13番  西 中   忍 君      14番  長 岡 肇太郎 君      15番  欠       員      16番  西 島 孝 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  斉 藤 眞 治 君      20番  横 山 秀 二 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        藤 道 健 二 君 副市長       高 橋 博 史 君 教育長       中 村 彰 利 君 総務部長      柴 田 一 郎 君 総合政策部長    齋 藤 英 樹 君 財務部長      大 塚 喜 彦 君 地域政策部長    植 村   正 君 市民生活部長    福 島 康 行 君 福祉部長      岩 武 明 司 君 保健部長      田 中 慎 二 君 市民病院事務部長  井 本 義 則 君 産業戦略部長    長 尾 博 行 君 農林水産部長    下   英 樹 君 商工政策部長    山 本   徹 君 観光政策部長    香 川 信 善 君 土木建築部長    須 山 靖 夫 君 上下水道局長    小 原 浩 二 君 教育委員会事務局長 俣 賀 保 宏 君 消防本部消防長   野 原 和 正 君 会計管理者     難 波 真由美 君 総務課長      中 村 正 弘 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      濱 村 祥 一 君 次長        須 郷   誠 君 次長補佐      戸 禰 憲 尚 君 調査係長      大 田 泰 之 君────────────────────     午前10時00分開議 ○議長(横山秀二君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(横山秀二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、10番、美原議員、12番、関議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 諸報告 ○議長(横山秀二君) 日程第2、これより諸報告を行います。 行政報告を求めます。 市長の報告を求めます。市長。  〔市長 藤道健二君登壇〕 ◎市長(藤道健二君) 皆様、おはようございます。私の方からは、まず初めにですね、6月19日の初日から21日間の会期の中で、皆様の御理解を得まして、途中、ヨーロッパ視察等を行わせていただきましたことに感謝申し上げます。 それでは、この場をお借りしまして私から2点、御報告を申し上げます。 まず1点目は、東京2020オリンピックキャンプ地誘致についてでございます。 本定例会冒頭に申し上げましたように、去る6月28日から7月3日にかけまして、東京2020オリンピックキャンプ地誘致の取り組みとして、カヌースラローム・ワールドカップ第3戦に合わせて、同大会が開催されましたスロベニア共和国に出張いたしました。 現地では、まず、日本カヌー連盟役員の紹介により、本市がホストタウン登録をしております英国カヌー連盟に対し、萩市や阿武川コースについて映像等を用いましたプレゼンテーションを行いました。これに対し、キャンプ地選定に際し発言力のある英国カヌー連盟強化部責任者やヘッドコーチから、「萩がカヌーのトレーニング地としてすばらしいことは、昨年萩を訪問した選手からも聞いている。今回のプレゼンテーションを受け、オリンピック大会直前の調整は十分できると確認できた。今後、選手とともに考えていきたい。」と好意的な受けとめを得ることができました。 続いて、過去のオリンピックにおいてメダリストも輩出した強豪国でもありますスロベニアカヌー連盟に対し、同様のプレゼンテーションを行いました。これは、吉田大使を初めとする在スロベニア日本国大使館の御協力により実現したものです。スロベニアカヌー連盟会長からは、「代表選手はまだ決定していないが、本年10月に私たちが萩市を訪問し、現地を確認したい。」との発言がございました。 このほか、日本カヌー連盟成田会長から、ブラジルやスウェーデンのカヌー連盟の紹介も受けたところです。 大会期間中の限られた日程ではありましたが、日本カヌー連盟、在スロベニア大使館などの御協力を得て、各国カヌー関係者に萩市の魅力を十分お伝えできたと確信しております。 オリンピックキャンプ地として決定するには、各国において今後選考される代表選手の意向などさまざまな要素があり、楽観することはできませんが、本市在住の足立選手のオリンピック出場を祈念するとともに、関係者一丸となってキャンプ地誘致に努めてまいります。 そしてもう1点は、イージス・アショア配備計画に伴う防衛大臣の来県についてでございます。 7月3日、岩屋防衛大臣が山口県庁を訪問され、本市からは私と横山市議会議長が対応いたしました。 防衛大臣からは、秋田におけるこれまでの説明資料の誤りや職員の不適切な対応、さらには、むつみ演習場説明資料の記載においても、西台の標高をめぐって混乱を招いてしまったことに対する謝罪がございました。 また、今後、西台の標高については、現地で測量を行う意向を示され、その上で信頼を回復するためにも、正確で丁寧な説明ができるよう、誠心誠意取り組みたいとの発言がありました。 私からは、住民の立場に立って、再度、説明資料調査報告書を精査され、今後、このようなミスがないようにしていただきたいこと、また、市において調査結果及び検討結果について検証すること、そのために必要なデータを提供していただきたいことを要請いたしました。さらには、少なくとも市の検証作業が済むまでは、むつみ演習場への配備の最終判断など、次の段階に進まないでいただきたいと申し上げたところです。 今後も、国に対し、国の責任において、地域住民の安心・安全に対する不安や懸念の払拭に向け、詳細かつ丁寧な説明を行われるよう、住民に寄り添った対応を求めていく次第であります。 以上、2点御報告申し上げました。 ○議長(横山秀二君) 以上で、行政報告を終わります。 諸報告を終了いたします。──────────────────── △日程第3 議案第1号から議案第17号まで ○議長(横山秀二君) 日程第3、議案第1号から議案第17号までを一括して議題といたします。 これより各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。松浦委員長。  〔総務委員長 松浦俊生君登壇〕 ◆9番(松浦俊生君) 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案9件について、審査の経過及び結果について御報告いたします。 まず、議案第5号萩市税条例等の一部を改正する条例の制定に関する専決処分についてについてであります。 これは、地方税法等の一部を改正する法律が平成31年3月29日に公布され、地方税法等関係法令の改正が行われたことに伴い、4月1日までに萩市税条例等を改正する必要があることから、萩市税条例等の一部を改正する条例の制定について専決処分したため、市議会の承認を求めるものです。 審査において、執行部より、改正の主な内容でありますふるさと納税制度の見直しに伴う寄附金税額控除に係る規定の改正、個人住民税住宅借入金等特別税額控除に係る規定の改正を初め、改正内容について詳細に説明を受けました。 委員からは、ふるさと納税の対象となる自治体の見直しなどについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、議案第6号萩市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定に関する専決処分についてについてであります。 これは、地方税法等の一部を改正する法律が平成31年3月29日に公布され、固定資産税等課税標準の特例を定める条項が追加されたことに伴い、同法を引用する条文について、引用条項の追加及び項ずれの整備を行うため、4月1日までに萩市都市計画税条例の一部を改正する必要があることから、萩市都市計画税条例の制定について専決処分したため、市議会の承認を求めるものです。 審査では特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、議案第10号萩市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の改定により投票所経費の基準額が改定されたことに伴い、本市の選挙執行に係る非常勤職員の報酬の額について、当該法律の規定に準じて改定するため、条例を改正するものです。 審査において、執行部から、国会議員の選挙の執行経費の基準に関する法律は、人件費、物価の変動等を考慮し、3年に一度の参議院議員通常選挙の実施年にその基準額の見直しが行われており、このたびの第198回国会において改正法が成立し、令和元年5月15日に公布、施行されたことなどについて補足説明がありました。 委員からは、国・県・市町村のどの選挙でも報酬額は同様であるかについて、また、7月に行われる参議院選挙から適用されるのかなどについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号改元に伴う関係条例の整理に関する条例についてでありますが、これは、元号が令和に改められたことに伴い、条例の規定中の平成31年5月1日以降の表記等を、対応する令和を用いた表記に改正するため、関係する21条例を一括改正するもので、本年3月定例会で採決された当初予算の年度表記について、また、本年4月中に実施した事業の年度表記などについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号萩市税条例等の一部を改正する条例についてであります。 これは、地方税法等の一部改正により、軽自動車税の軽課(グリーン化特例)等の基準を見直し、市民税の非課税措置の対象の追加等が行われたことに伴い条例を改正するものです。 執行部より、改正の主な内容であります軽自動車税の見直しに係る改正、また、市民税の非課税措置の対象の追加に係る改正を初め、改正内容について詳細に説明を受けました。 委員からは、単身児童扶養者について、また、軽自動車税環境性能割の規定の適用について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号萩市離島振興対策実施地域における固定資産税課税免除に関する条例についてであります。 これは、離島振興法に規定する離島振興対策実施地域として指定を受けている萩諸島内の見島、大島、相島、櫃島において、省令の規定に基づき、製造業、旅館業、情報サービス業など特定の業種が行う設備の新設や増設に対して、課税すべき最初の年度から3年度間、固定資産税課税免除を行うため、必要な事項を定める条例を制定するものであるとの説明を受けました。 審査において、過疎地域自立促進特別措置法に基づく課税免除と今回の離島振興法に基づくものとの違いについて、また対象業種・適用条件の詳細などについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号萩市手数料条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、令和元年10月1日からの消費税率の引き上げに伴い、地方公共団体の手数料の標準に関する政令及び山口県使用料手数料条例の改正が行われたため、当該政令及び条例の規定に準じて定めている本市の手数料の額を引き上げるため、条例を改正するものです。 改正の内容は、消防法第11条第1項の規定に基づく危険物の貯蔵所の設置の許可の申請に対する審査に係る手数料の引き上げに関するもの、山口県から権限移譲を受けて行う理容所または美容所等の検査等に係る手数料の引き上げに関するもので、委員からは、浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所等の構造について、また、審査手数料の単価が高額であることについて質疑がありました。これに対し、執行部から、タンク審査には設計審査、基礎・地盤検査等があり、それぞれの審査には高額な資器材と設備が必要で、所轄の消防本部から委託された危険物保安技術協会が行うため、手数料が高額であるとの答弁がありました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号萩市火災予防条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正され、延べ面積が300平方メートル未満の宿泊施設において、特定小規模施設用自動火災報知設備の設置により、住宅用防災警報器等の設置が免除されることになったことに伴い当該免除規定を追加する等のため、条例を改正するもので、委員からは、萩市内にある対象施設の数について、また、特定小規模施設用自動火災報知設備住宅用防災警報器との設置基準及び性能等の違いなどについて質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号字の区域の変更についてについてでありますが、これは、平成28年度に一筆地調査を実施した萩市大井佐々古地区の地籍調査の成果に係る土地における字の区域を変更することについて、地方自治法第260条第1項の規定により市議会の議決を求めるものであります。 審査において、執行部から当該調査により変更となる対象地の面積、筆数などについて説明があり、委員からは、字変更により消滅する字の有無について、地籍調査の進捗率や今後のスケジュールなどについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会からの報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 総務委員長の報告は終わりました。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。西中委員長。  〔教育民生委員長 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) それでは、教育民生委員会に付託されました議案6件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第2号令和元年度萩市国民健康保険事業事業勘定特別会計補正予算(第1号)についてですが、これは国民健康保険事業費納付金のうち介護納付金分の不足額及び保険給付費等交付金の返還金の不足額を予算計上するもので、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第3号令和元年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてですが、これは本年10月に予定されている介護職員処遇改善に伴う介護報酬の改定等に対応するため、介護保険電算システム改修経費を予算計上するものです。 審査では、介護職員処遇改善の内容及びその効果について質疑があり、執行部からは、今回の処遇改善の内容は、従来のキャリアパス職場環境等を要件とした5段階の処遇改善加算に加え、一定の要件を満たした介護事業所が新たな処遇改善加算を受けることができ、加算率はサービス区分や要件によって異なるが、大体1%から6.3%となっている。効果については、もともと介護人材の不足や介護職員の給与が低いといった問題がある中、処遇改善が行われることで、利用者側からすれば安心して継続的なサービスを受けることができるとの答弁がありました。 このほか委員からは、今回の介護報酬改定による特別会計への影響についても質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号令和元年度萩市病院事業会計補正予算(第1号)についてですが、これは萩市民病院玄関に設置されている回転式自動ドアが故障したことから、自動ドアの改修に係る経費を予算計上するもので、改修の内容としては、平成12年の開院時に設置された回転式自動ドアから、四角い風除室のある横引き式自動ドアに改修するものです。 審査では、回転式自動ドアが故障した時期や、改修後の病院内への動線についてなどの質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号萩市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に関する専決処分についてですが、これは本年10月に予定されている消費税の引き上げとあわせて行われる社会保障の見直しにより、平成31年3月29日に介護保険法施行令の一部が改正されたことに伴うもので、第1号被保険者のうち市民税非課税世帯等の低所得者の保険料を引き下げるため、平成31年4月1日までに条例改正をする必要があったことから、条例の制定について専決処分したものです。 審査では、執行部から、各保険料段階の改定後の金額について説明を受け、委員からは、今回の引き下げ対象となる人数や引き下げ分の財源について質疑があり、対象人数は8,290人で、第1号被保険者全体の42.89%に当たる、財源については国が2分の1、県と市がそれぞれ4分の1を負担することになっているとの答弁がありました。 このほか、委員からは消費税が引き上げとならなかった場合の対応について質疑があり、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。 最後に、議案第8号指定管理者指定期間の変更に関する専決処分について及び議案第9号指定管理者の指定に関する専決処分についてですが、関連があることから一括して審査を行いました。 今回の専決処分の内容は、相島にある萩市生活館の指定管理に係るもので、指定管理者であるあぶらんど萩農業協同組合が山口県内の各農業協同組合との合併により山口県農業協同組合となったことから、指定期間を変更するとともに、新たに山口県農業協同組合指定管理者とすることについて、それぞれ専決処分したものです。 審査では、萩市生活館の業務内容について質疑があり、採決の結果、いずれも全員異議なく承認すべきものと決しました。 以上で、教育民生委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(横山秀二君) 教育民生委員長の報告は終わりました。 次に、予算決算委員長の報告を求めます。石飛委員長。  〔予算決算委員長 石飛孝道君登壇〕 ◆7番(石飛孝道君) 失礼いたします。 それでは、予算決算委員会に付託されました議案第1号令和元年度萩市一般会計補正予算(第1号)について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億6,099万7,000円を追加し、予算の総額を294億3,099万7,000円とするものです。 本議案の審査では、萩市議会会議規則第117条の委員外議員制度を活用し、委員外議員8名の出席のもと、16名で審査を行いました。 歳出予算補正の主なものは、旧明倫小学校3・4号棟の整備に係る財源確保のためクラウドファンディングを活用する事業、弥富そばのブランド化及び交流人口の増加を図るための弥富小学校校舎の一部改修事業、消費税、地方消費税引き上げが低所得者などの消費に与える影響を緩和するとともに、市内の消費喚起を図るためのプレミアム付商品券の発行を支援する事業、市内医療機関の輪番制による2次救急医療体制を堅持するための支援事業など、早期に取り組むべき課題に対応した事業を計上されたものであります。 審査での主な質疑項目について申し上げます。 委員及び委員外議員からは、コミュニティ助成事業において、補助事業の内容、今年度の申請件数、補助対象となる団体の確認について、補助金返還事業において、ケーブルテレビ情報サービスの提供等、公共性の高い事業を担う立場であることから、法令順守を求める意見、視聴料の引き下げなど、サービスの向上となるよう新会社への働きかけを求める意見がありました。 弥富そばブランド化推進事業において、施設整備内容の確認、弥富小学校が再開となった場合の対応について。旧明倫小学校3・4号棟整備事業において、クラウドファンディングスケジュールについて。プレミアム付商品券事業において、人件費の積算内容の確認、利用可能な店舗について。生活保護電算システム改修事業において、事業対象者が少数であることから、事務処理の効率と特定個人情報保護の関係について。2次救急医療体制維持対策事業において、補助事業創設の背景、萩地域救急医療対策運営事業と本事業との関連性について、また、新規補助事業により体制を堅持していただきたいとの意見がありました。佐々並バス停留所移設事業において、地元協議の状況、事業内容の確認等を行い、地元住民への周知を十分行うよう要望がありました。就学援助事業において、引き上げ単価対象者数の確認について。起業体験推進事業において、事業内容の確認を行い、事業が負担となることはないかなど、学校や児童生徒に及ぼす影響及び教育効果についてなどの質疑が交わされ、意見、要望などの発言がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(横山秀二君) 予算決算委員長の報告は終わりました。 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。 これより各委員長に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、予算決算委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 以上で、各委員長の報告に対する質疑を終わります。──────────────────── △討論
    ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。通告が1件提出されておりますので、発言を許します。 議案第14号に関し、反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第14号萩市手数料条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論します。 この議案は、消費税の増税に伴って萩市の手数料を引き上げる、そういう議案です。具体的には、萩市内には対象物はありませんけれど、浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所浮き蓋式特定屋外タンク貯蔵所設置許可申請に対する手数料、理容所、美容所の検査に関する事務、興行場営業の許可、公衆浴場営業の許可、化製場の設置の許可、クリーニング所の検査に係る手数料の引き上げとなります。 消費税は、税の原則であります累進制と全く逆の税制です。所得の高い人ほど税負担が少なく、所得の低い人はそのほとんどが消費に回されるため、消費税負担の割合がふえていきます。逆進性の税制です。庶民には最悪の税制ではないでしょうか。 消費税が創設されてからの消費税収入は、397兆円です。その間に法人税収は298兆円減りました。所得税と住民税を合わせても、ここでも275兆円減収しました。社会保障に回すと言われておりましたけれど、実際には大企業減税、大金持ち減税の穴埋めに回されてきた実態があります。日本一の大企業と言われるトヨタ自動車、それらの輸出大手、消費税を1円も払っていません。払わないばかりか、逆に還付を受けています。13社だけで1兆円もの還付を受けています。 所得税はどうか。所得1億円までは、累進課税になっています。ところが1億円を超えるとどんどん税率が下がっています。1億円で28.5%ですが、100億円を超えると17.1%しかありません。日本がいかに大金持ち天国であるかということが、これを見ただけでもわかると思います。 法人税でも実質負担率を見ると大企業優遇がわかります。実質負担率というのは税だけはないという意味ですね。法人企業の利益に対する実質負担率、これを計算すると中小企業は19%前後です。ところが大企業は11%しか負担していません。 アベノミクスで空前の利益を上げている大企業の税負担、この比率が中小企業よりも低いという、この不公平、不公正をそのままにしていて、金がないと言って庶民増税するっていうことが許されるでしょうか。とても理不尽なことだと思います。 安倍政権の財政運営は、自民党などのスポンサーであります大企業の利潤を最大限確保するやり方です。その穴埋めは国民からの税の徴収と社会保障、教育などの切り捨てです。まさにあべこべなやり方ではないでしょうか。税はもうけている人や大企業から負担してもらうのが当然ではないでしょうか。 格差と貧困が広がり、深刻な庶民の生活に対して、年金では足りないから90歳まで生きるなら2,000万円から3,600万円ためておけ。こういうふうに最近、政府、言いました。100年安心と言っていた約束をほごにしたわけです。こんな庶民の暮らしを痛めつける政治はやめるべきです。 今、本当に行うべき財政改革というのは、世界一優遇され、史上空前の大もうけを上げて、金の使い道もなくなっている大企業や大金持ちに応分の負担をさせること。そして歳出の方で、イージス・アショアとか、欠陥戦闘機F35の爆買いというような、軍事費に浪費するのではなくて、庶民の暮らしを温める政策にこそお金をつぎ込むべきだと思います。 この議案にある消費税増税による手数料引き上げは、そのような考えからとても賛成できるものではありません。よって反対をいたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 まず、議案第1号令和元年度萩市一般会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第2号令和元年度萩市国民健康保険事業事業勘定特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第3号令和元年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第3号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第4号令和元年度萩市病院事業会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第5号萩市税条例等の一部を改正する条例の制定に関する専決処分についてに対する委員長の報告は、承認であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、議案第6号萩市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定に関する専決処分についてに対する委員長の報告は、承認であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第6号は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、議案第7号萩市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に関する専決処分についてに対する委員長の報告は、承認であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、議案第8号指定管理者指定期間の変更に関する専決処分についてに対する委員長の報告は、承認であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、議案第9号指定管理者の指定に関する専決処分についてに対する委員長の報告は、承認であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第9号は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、議案第10号萩市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第11号改元に伴う関係条例の整理に関する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第12号萩市税条例等の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第13号萩市離島振興対策実施地域における固定資産税課税免除に関する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第14号萩市手数料条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第14号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第15号萩市火災予防条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第16号字の区域の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第17号人権擁護委員の候補者の推薦については、次の者を推薦することに同意と決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第17号は同意と決しました。 ここで、10分間休憩いたします。     午前10時45分休憩────────────────────     午前10時57分再開 △日程第4 委員会提出議案第1号 ○議長(横山秀二君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 日程第4、委員会提出議案第1号を議題といたします。 まず、提案者から提案理由の説明を求めます。9番、松浦俊生委員長。  〔総務委員長 松浦俊生君登壇〕 ◆9番(松浦俊生君) それでは、委員会提出議案第1号新たな過疎対策法の制定に関する意見書について、お手元に配付の意見書案の本文を読み上げ、提案理由といたします。 新たな過疎対策法の制定に関する意見書。 過疎対策については、昭和45年に過疎地域対策緊急措置法制定以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げたところである。 しかしながら、依然として多くの集落が消滅の危機に瀕し、また、森林管理の放置による森林の荒廃や度重なる豪雨・地震等の発生による林地崩壊、河川の氾濫など、極めて深刻な状況に直面している。 過疎地域は、我が国の国土の過半を占め、豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、都市に対する食料・水・エネルギーの供給、国土・自然環境の保全、いやしの場の提供、災害の防止、森林による地球温暖化の防止などに多大な貢献をしている。過疎地域が果たしているこのような多面的・公益的機能は国民共有の財産であり、それは過疎地域の住民によって支えられてきたものである。 現行の過疎地域自立促進特別措置法は、令和3年3月末をもって失効することとなるが、過疎地域が果たしている多面的・公益的機能を今後も維持していくためには、引き続き、過疎地域に対して総合的かつ積極的な支援を充実・強化し、住民の暮らしを支えていく政策を確立・推進することが重要である。 過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持されることは、同時に都市をも含めた国民全体の安心・安全な生活に寄与するものであることから、引き続き総合的な過疎対策を充実・強化させることが必要である。よって、新たな過疎対策法の制定を強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございますが、議員各位におかれましては、趣旨御賢察の上、本案の御賛同を賜りますようにお願い申し上げ、説明を終わります。 ○議長(横山秀二君) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。 委員会提出議案第1号新たな過疎対策法の制定に関する意見書に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております委員会提出議案第1号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。討論はありませんか。(「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 討論なしと認めます。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 委員会提出議案第1号新たな過疎対策法の制定に関する意見書は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。 この際お諮りをいたします。ただいま可決されました意見書の提出方法並びに字句の整理等につきましては、会議規則第43条の規定により、議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なしと呼ぶ者あり」 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。したがって、提出方法並びに字句の整理等は議長に一任されました。──────────────────── △日程第5 議員提出議案第1号 ○議長(横山秀二君) 日程第5、議員提出議案第1号を議題といたします。 まず、提案者から提案理由の説明を求めます。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議員提出議案第1号これについての提案理由を説明します。 特別委員会の設置を求める議案です。委員会の名称は、むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会。 調査の内容は、むつみ演習場が配備候補地となっている自衛隊の陸上型迎撃ミサイル基地イージス・アショアに関する問題について、萩市の行う独自の検証や、防衛省の適地調査結果報告を含めて、その必要性、候補地選定の根拠、住民の安全性、安全の確保、住民の暮らし、産業、地域振興、自然、環境への影響など、配備にかかわる諸問題やその他委員会が必要とする事項について調査するものです。委員の定数としては10人を提案しております。設置期間は調査が終了するまでとしております。 防衛省は昨年の5月15日、迎撃ミサイル基地イージス・アショアの配備候補地として、自衛隊むつみ演習場を決定いたしました。 その後、住民からは、昨年6月議会で萩市議会に、配備計画に反対かつ撤回を求める決議及び意見書を提出するよう求める請願が出されました。しかしながら、議会は態度を示すには時期尚早、そういう意見によりまして、不採択になりました。また、昨年12月議会で特別委員会設置を議員提案いたしましたが、ここでも否決になりました。その理由は、適地調査が終わってからということでした。終わっていない段階ではまだ早いということでございました。 ことしの5月28日、防衛省は適地調査を終えて、その報告を示しました。議会や住民への説明会も開きました。その中で、秋田市での説明書に誤りが発覚し、防衛省は陳謝して、私たちに対して、「精査した結果、むつみでは誤りはない」ということを繰り返しています。しかしその後、西台の標高に誤りが発覚いたしました。住民からは防衛省の説明に対する不信が広がりました。 この誤りというだけではなくて、この問題では、電磁波の影響のこと、水の問題のこと、迎撃ミサイルのこと、緩衝地帯のこと、標的になる恐れのこと、動植物の生態のこと、まちづくりのこと、そういうさまざまな課題があると思います。 そういう萩市における重大な問題に対して、防衛省の適地調査結果、これが不十分ながらも示された今、萩市議会が市民の立場で、議会の権能を使ってしっかり調査し、その結果を市民に伝えることは、私たち市民の負託を受けた議会として期待されていることではないでしょうか。市民から期待されていることではないでしょうか。 この議会には、住民団体から再び申し入れも行われています。そういう市民の不安や疑問に対して、国の説明を求めるというだけではなくて、市議会が積極的に調査し、事実を確認し、検証するということが、市民の期待に沿う議会のあり方だと考えています。閉会中も含め調査活動を行い、資料の収集、議論を行って、市民に情報を公開し、市民の負託にこたえる必要があると思っています。 また、防衛省は、配備に当たっては地元の理解が大前提だと繰り返してきております。市民の理解とは何かと聞かれて、一概に言えないと言いながらも、首長と議会の意向を示しました。 萩市は現在、独自に検証を行うとして、検証項目、内容、手法を検討しているところです。市長とともに二元代表として市の意思決定を担っている市議会は、市議会としての調査を行うことを含めて、萩市の進める独自の検証の精査並びに県知事・市長・阿武町長連名での16項目の照会・回答、さらに照会が行われた場合にはその回答も含め調査し、結果について市民に報告する必要があるのではないでしょうか。 議会はさまざまな立場の人が構成しています。右からも左からも、上からも下からも、前からも後ろからも、さまざまな角度、切り口で調査することにより、総合的にこの問題を把握することができるようになるんではないでしょうか。市の未来をも左右する問題です。議会の正式な場で調査をし、議論をする、そのことを呼びかけるものです。 以上の理由から、むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会設置を提案いたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。 議員提出議案第1号むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 お諮りをいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第1号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号は、委員会付託を省略することに決定をいたしました。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。討論はありませんか。(「討論あり」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 4名の方から、今、要望が出ましたので、4名の方をそれぞれ順番に討論をしていただきます。 それでは、議員提出議案第1号に関し、反対の立場から、19番、斉藤議員の発言を許します。斉藤議員。  〔19番 斉藤眞治君登壇〕 ◆19番(斉藤眞治君) 議員提出議案第1号むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置について、私なりの結論を先に申し上げますと、現段階で特別委員会の設置する必要にあらずという立場で討論いたします。 ただいま、この議案の提案理由として、過去2度、昨年の6月と12月に請願や特別委員会の設置を求められたこと、萩市議会に対し住民団体からの申し入れが行われたこと、さらに、議会が市民の不安や疑問に国の説明を求めるだけでなく、市議会が積極的に調査し、事実の確認と検証することが、市民からの期待と負託にこたえることであるという趣旨が提案理由であると受け取りました。 さて、萩市議会はイージス・アショアの設置が閣議決定された以降、イージス・アショアに関しての情報の提供や、配備計画地がなぜむつみ演習場なのかなど、議会や市民に丁寧な説明の開催を求めてまいりました。このことから、数回に及ぶ説明会や現地調査終了に伴う報告会が開催されたと思ってます。 しかし、あってはならない現地調査報告会に提出された資料の不備や、秋田市での説明会における説明員の不適切な態度が浮上したことから、先の7月3日に防衛大臣が来県され、謝罪と今後の対応等の内容が話されたようであります。この席に、藤道市長と横山議長も同席をされています。また、藤道市長も報告書への不備に対する意見も述べていますし、防衛省に対して、イージス・アショアの配備に関する適地調査の結果に16項目の内容の照会も求めているところであります。加えて、調査報告書に関する独自の検証も行うとの発言もございました。他方、これまで行われた萩市議会への説明会や報告会でも、その都度各議員からも積極的な質問も行われていること、また、市民への説明会でも、市内外を問わず、参加者から多くの質問が投げかけられたことも承知をしています。 さて、この議員提出議案では、特別委員会の定員が10名であること、設置期間は調査が終了するまでと説明されてますが、委員数と設置期間に疑問を持ったところであります。また、調査、調査と言われてますが、そもそも特別委員会で行う調査内容に対する予算措置や、議会としてどれほどの調査ができるのかとも受けとめています。議会にはイージス・アショアの専門家はいませんし、俗に言われる専門家も、いろいろ考えの方もおられます。 私はこの問題に対して、市民の間に賛否があることも承知をしています。そこで議会が動くことで、市民に期待や不安をあおるようなことがあってはならないと思ってます。私は、特別委員会の設置よりも、国防を担う防衛省の責任において、不備のない資料の作成の説明経過を含めた資料の再提出を求め、この内容へのQ&Aを行い、このことからこの問題に関する議員間での協議、例えば全員協議会で協議を行うなど、必要があると思ってます。その議論の経過から、議員の総意により特別委員会の設置が必要であるという判断に至った場合は、詳細な計画書に基づく特別委員会でなければならないと考えますし、形だけの特別委員会であってはならないと思ってます。 よって、言葉足らずではありますが、冒頭申し上げましたように、今議会での議員提出議案は今にあらずということを申し上げ、討論とさせていただきます。 ○議長(横山秀二君) 斉藤議員の討論は終わりました。 次に、議員提出議案第1号に関し、賛成の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕 ◆6番(五十嵐仁美君) 議員提出議案第1号むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会を萩市議会に設置することに賛成の立場で討論します。 これまで、時期尚早ということで見送られてきた調査特別委員会設置ですが、適地調査も済み、その結果の報告が行われた今こそ、まさに委員会設置の時機到来と言えるのではないでしょうか。設置しない理由は何もありません。 防衛省は住民の理解が得られたとする判断の材料として、住民説明会での住民の反応と、首長と議会の動向としています。また、藤道市長も議会とともに検討を考えているようです。陸上型迎撃ミサイル基地を設置するかどうかを決める判断に、萩市議会の動向が大きく影響するということです。この状況で、市民の代表である萩市議会が、陸上型迎撃ミサイル基地配備に対して、何もしないで傍観しているのは許されません。 責任重大である藤道市長も、市独自で検証する予定です。同様に、萩市議会なりに防衛省の適地調査の検証や、専門家も交えた配備の必要性の検討などを進め、その結果を市民の皆さんにお伝えすることが、市民にも求められています。 国の決めたことだから、国防のためだから仕方がないにしても、一体何が国防になるのか、国益にかなうとはどういうことか、何の検証もしないで言われるがまま受け入れるのでは、余りにも議員として無責任ではないでしょうか。また、重大なことだけに、横山議長に一任するというわけにもいきません。実際に、議会での説明会でも何も発言せず、住民説明会にも参加していないのでは、市民の皆さんの不安や疑問がわからないという議員もいるのではないでしょうか。市民が安心・安全に過ごすことができるかどうかを考えるのは、市長だけではありません。私たち議員も同じです。しっかり調査、検証をして、陸上型迎撃ミサイル基地を配備しても、市民のだれもが今までと同じように生活できると保障してあげようではありませんか。そのために、調査特別委員会の設置は必須です。議員の皆さん、調査特別委員会設置への御協力をよろしくお願いします。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 次に、議員提出議案第1号に関し、反対の立場から、10番、美原議員の発言を許します。美原議員。  〔10番 美原喜大君登壇〕 ◆10番(美原喜大君) 議員提出議案第1号むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置について反対の立場から討論します。 この議案はですね、唐突に出た議案でありまして、詳しいとこまで詳細に調べることができておりません。要点だけを述べさせていただきたいと思います。 反対理由1、この案件は、現在、執行部において検証するということで報告を受けております。議会として執行部の状況を見守り、必要に応じ中間報告等を求めることで、当面は足りるというふうに判断をしております。 2、この調査特別委員会を設置して主にその必要性、候補地選定の根拠、住民の安全性、安心の確保、住民の暮らし、産業、地域振興、自然、環境への影響等々について調査すると。それには市の検証や防衛省の調査結果報告を含めてとあります。膨大な資料、また高度な知識、また利益があるないというようなですね、双方に関して違うというような、このミサイル基地のあり方について、私自身、責任を持った調査が可能かどうか疑問が残るということであります。 以上、2点、反対の理由として申し上げ、議員の皆さん方、どうぞ賛同されますことをお願い申し上げ、反対の討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 美原議員の討論は終わりました。 次に、議員提出議案第1号に関し、賛成の立場から、13番、西中議員の発言を許します。西中議員。  〔13番 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) それでは、議員提出議案第1号に対し、賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。 私自身は、唐突に出てきたなという印象を持っていますこの問題ですが、昨年5月にむつみ演習場がイージス・アショアの配備地として適地だという国の考えのもと、適地調査が始められました。この話が持ち上がった後、市長が国の適地調査の結果を待ってから判断するということを表明されたことから、市長と同じ市民の代表である市議会議員として、市民の混乱を避けるためにも、議員個人として、そして議員の集合体である議会としても、その態度表明を控えるべきだと私は考えていたことから、前回提出された同様の議員提出議案について賛成しませんでした。 しかし、国の適地調査が終了し、その報告を受け、市長は国の報告について、市として独自調査を行うという新たな方向性を示されたことから、議会としても何らかの行動をとる必要があるのではないかと考えています。 さて、少し話は変わりますが、現在、議会運営委員会では、議会基本条例を制定するため協議が行われています。この議会基本条例の素案には、議会が言論の府だということを明記した上で、議員間討議を行うという条項も含まれています。議会が言論の府だということは当たり前のことですが、市民の代表である議員同士が議論するということは、大変に重要なことから、議会内で議論するということを大切にしなければいけないと私は思っております。 だからこそ、今回提案されている特別委員会を設置した上で、イージス・アショアという市民の関心事に対し、正式に議会として独自に調査することは、議会としてできる行動の一つだと思っています。また、正式な委員会という場で真剣に議論を重ねるということも重要なことで、このことが市民の期待にこたえることにつながるのだと私は思っています。 議員各位におかれましては、特に議会基本条例の制定に御尽力をいただいております議会運営委員会の委員各位におかれましては、議会基本条例の素案にあるように、言論の府として議員が正式な委員会の場で議論するということの重要性をしっかり認識するとともに、市民の代表である議員や議会本来の役割について、正確に理解していただくとともに、賛成、反対の立場を超え、議会でできる行動を全力で行うためにも、また、何も議論しないままこのことが進んでいくということがないためにも、御賛同いただきますようお願い申し上げますとともに、この委員会がイージス・アショアの配備計画を反対するためのものではないということも申し添え討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 西中議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 議員提出議案第1号むつみ演習場への陸上型迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置については、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者少数〕 ○議長(横山秀二君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第1号は、否決されました。──────────────────── △日程第6 議員の派遣について ○議長(横山秀二君) 日程第6、議員の派遣についてを議題といたします。 お手元に配付いたしております議員派遣一覧のとおり、会議規則第167条の規定により議員を派遣いたしたいと思います。 お諮りをいたします。議員の派遣について、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議員派遣一覧のとおり議員を派遣することに決定いたしました。 続いて、お諮りいたします。派遣内容に変更が生じた場合は、議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、派遣内容の変更については、議長に一任されました。 ○議長(横山秀二君) 以上で、本定例会の議事はすべて終了いたしました。 これをもちまして、令和元年萩市議会6月定例会を閉会いたします。     午前11時32分閉会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和元年7月9日   萩市議会議 長  横 山 秀 二       議 員  美 原 喜 大       議 員  関   伸 久...