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03月19日-06号

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  1. 萩市議会 2019-03-19
    03月19日-06号


    取得元: 萩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    平成31年 3月定例会                平成31年3月            萩市議会定例会会議録(第6号)                議事日程第6号         平成31年3月19日(火曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 諸報告第3 議案第4号から議案第31号まで及び議案第33号から議案第41号まで第4 委員会提出議案第1号第5 議員の派遣について────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 諸報告日程第3 議案第4号から議案第31号まで及び議案第33号から議案第41号まで日程第4 委員会提出議案第1号日程第5 議員の派遣について────────────────────〇出席議員(19名)       1番  浅 井 朗 太 君       2番  小 林   富 君       3番  瀧 口 治 昭 君       4番  松 浦   誠 君       5番  村 谷 幸 治 君       6番  五十嵐 仁 美 君       7番  石 飛 孝 道 君       8番  佐々木 公 惠 君       9番  松 浦 俊 生 君      10番  美 原 喜 大 君      11番  欠       員      12番  関   伸 久 君      13番  西 中   忍 君      14番  長 岡 肇太郎 君      15番  中 野   伸 君      16番  西 島 孝 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  斉 藤 眞 治 君      20番  横 山 秀 二 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        藤 道 健 二 君 副市長       高 橋 博 史 君 教育長       中 村 彰 利 君 総務部長      柴 田 一 郎 君 総合政策部長    香 川 信 善 君 財務部長      大 塚 喜 彦 君 地域政策部長    野 村 謙 司 君 市民生活部長    小 原 厚 子 君 福祉部長      岩 武 明 司 君 保健部長      田 中 慎 二 君 市民病院事務部長  阿 武 利 明 君 産業戦略部長    長 尾 博 行 君 農林水産部長    下   英 樹 君 商工政策部長    山 本   徹 君 観光政策部長    植 村   正 君 土木建築部長    須 山 靖 夫 君 上下水道局長    池 田   亮 君 教育委員会事務局長 弘 中   保 君 消防本部消防長   野 原 和 正 君 会計管理者     福 島 康 行 君 総務部次長     齋 藤 英 樹 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      濱 村 祥 一 君 次長        須 郷   誠 君 議事係長      戸 禰 憲 尚 君 調査係長      大 田 泰 之 君────────────────────     午前10時00分開議 ○議長(横山秀二君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(横山秀二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、16番、西島議員、17番、平田議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 諸報告 ○議長(横山秀二君) 日程第2、これより諸報告を行います。 行政報告を求めます。 市長の報告を求めます。市長。  〔市長 藤道健二君登壇〕 ◎市長(藤道健二君) 皆さん、おはようございます。まずは、平成31年3月萩市議会定例会の最終日に市長報告の時間をいただきましたことに対しまして感謝を申し上げます。 それでは、3月定例会の最後に、旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方につきまして、先般の市民3,000人を対象としたアンケート調査の結果を踏まえて、市の最終的な方針を決定いたしましたので、御報告を申し上げます。 平成28年8月、私はふるさと萩に戻り、40年前と変わらぬ町並みや豊かな自然に感慨を覚える一方、急速な少子高齢化と若者流出など、歯どめがかからなくなった人口減少に大変危機感を抱きました。現状のままでは、萩市は衰退の一途をたどる、活力ある市政の実現に向けて行動しなければと決断し、12月、萩市長選への出馬を表明いたしました。 そして、2年前の3月19日、萩市長として初当選を果たし、その日からちょうど2年が経過したことになります。この2年間、さまざまなことがありました。中でも、この旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方については、これまで私なりに熟考を重ねてきた課題でもあります。 昨年の6月定例会で新たな検討方針をお示ししてから、意見募集、それを踏まえた活用案の内部検討、市民アンケート調査、そしてその分析という手続きをとったことで、本日、方針発表までに時間を要することとなりましたが、市民の皆様の関心が高い政策課題の一つであり、しっかり考えて、最終的な方針を決定いたしました。 旧明倫小学校3号棟・4号棟と孔子廟の移設については、私が市長選への出馬を表明し、市民の皆様の声を集約する中で、既存の事業を疑問視する声が多くあったことから、将来の子供たちに過大な負担を残すことが懸念される箱物予算について、効果の検証と計画の見直しが必要であり、一たん立ちどまって検討するというスタンスのもと、市長選を戦い、市民の皆様の信任を賜り市長に就任いたしました。 市民や議員の中には、市長選は明倫学舎藩校明倫館の復元が最大の争点で、既に大義を得ており、当選した市長みずからが判断されたらよい、といった御意見もありましたが、私がお聞きした市民の方々の意見が、萩市全体の意見なのかどうかという考えもありました。また、この建物は時代を、そして歴史を刻んできた建物です。仮に取り壊してしまうと、二度ともとへは戻せません。したがって、非常に重要な決断となりますので、改めて市民の声を聞いた上で、判断したいと考えました。 そうした考えのもと、この問題には早期に取り組む必要があるため、旧明倫小学校検討委員会の設置について、平成29年の6月定例会に条例案を提出いたしました。市長である私は、中立的な立場を維持し、委員会ではどのように建物または跡地を活用していくのか、どういう形でこの場所を市民のために活用すればよいのかをしっかり議論していただき、委員の皆様からの答申を受け、最終的には施策決定の責任者である市長として結論を出す、民意に沿った方針を示したい、このような思いでございました。 しかしながら、この条例案は議会の理解を得ることができず、これ以上、この問題を長期化させるべきではないと考え、昨年の6月定例会で旧明倫小学校3号棟・4号棟と孔子廟の移設を切り離して検討し、旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方については、議員の提案や市民の声を聞きながら、市として複数の活用方法を検討し、その上で何らかの方法により民意を確認し、方針を決定することを報告いたしました。また、活用方法の検討に当たっては、維持管理費用の軽減や収益性についても念頭に置いて考えるよう、内部に指示をいたしました。 昨年の7月から8月にかけて、広く市内外の皆様から、あらゆる可能性の中で活用アイデアを募集し、延べ295件の貴重な御意見、御提案をいただきました。募集に当たっては、若い世代の意見を聞くため、市内の高等学校にも御協力をいただき、高校生からも多くの提案をいただいたところです。このような御意見、御提案を参考に、「暮らしの豊かさを実感できるまち」を目指すに当たり、「萩市の活力や賑わい創出に資するもの」、「未来を担う人材の育成につながるもの」、「将来への過度な負担とならないもの」という3つの観点から、建物活用及び跡地活用について検討し、「産業・文教・交流」とゾーニングした活用方法などを9月定例会で中間報告いたしました。 この後、引き続き、運営方法、整備・運営に係るコストや収益性などの観点から、活用案の検討を行い、整備費・管理運営費の概算額、案のポイント、主な投資効果などを付した建物活用現状保存跡地活用など、5つの活用案をお示しし、18歳以上の市民3,000人を地域別・年代別の人口割合に応じて無作為に抽出し、本年1月から2月にかけて、民意を確認するためのアンケート調査を実施いたしました。 アンケートについては、今定例会の全員協議会や一般質問でも御報告させていただいたとおり、1,209人、4割を超える方から有効回答をいただきました。 アンケート結果について定量的に分析いたしますと、5つの案の中では、発掘せずに、跡地を更地活用する案を選択された方が最も多く、3割強の御意見でしたが、1つの案で過半数を超える圧倒的な案はなく、一方で建物を残し活用する案、2棟を残すことを望む意見が6割近くと、跡地を活用する2つの案の合計を上回る結果となりました。さらに、2棟を残すことを望む意見の中では、1棟を建物活用し、1棟を現状保存する案が最も多いという結果となりました。 地域別や年代別に見ますと、建物を残し活用する案については、萩地域及び相対的に若い世代で選択された方が多く、跡地を活用する案については、萩地域以外及び60代で選択された方が多いなどの傾向がありました。 定性的な分析として、選択の理由や記載された意見を見ますと、建物を残し活用する案を選択された方においては、コンセプトに沿った活用や、お示ししたプランの内容を選択の理由とした意見が多く、現状保存の案を選択された方においては、将来の維持管理費用を心配しつつも、まずは建物を保存してほしい、活用に関しては少し時間をかけて検討する、将来的に民間に活用をゆだねればよい、などの意見がありました。 跡地を活用する案を選択された方においては、整備費や維持管理費用がより小さいからなど、跡地活用のプランの内容よりも、初期費用に係る市の負担や将来の維持管理費用がかかることを選択の理由としている意見が多くありました。 私は、これら一つ一つ、すべての意見に目を通させていただきました。そこには選択した番号だけを見ていては読み解くことができない、さまざまな考えや意見があることがわかりました。それぞれの案を選択したことに対する市民の思いをしっかりと確認することができたと考えています。 建物活用を選択された方の中にも、「建物活用を選択するが、財政を考えると活用か解体か迷った。」、逆に、建物解体を選択された方でも、「本当は建物を残してもらいたいという気持ちだが、将来の財政的な負担を考えると解体もやむを得ない。」など、悩まれた末の選択ということがわかる意見もございました。 これを年代別に見ますと、昨年7月に行いました意見募集の際にも、若い世代を中心に建物活用を前提とした御意見、御提案を数多くいただいておりましたが、今回のアンケート調査でも、建物活用を前提とした積極的な活用策に期待する声が、若い世代ほど多いということが改めて確認できました。 また、地域別に見ますと、「市内中心部だけにお金を使うのではなく、周辺地域にもっとお金を使うべきだ。」という意見を周辺地域の方から少なからずいただいています。このことについては、誤解のないようにあえて申し上げますが、周辺地域にも福栄コミュニティセンターを初めとする各地域、各地区のコミュニティ施設やふれあいステーション須佐など、各地域の交流施設等の整備にもしっかりと予算を措置し、また、地域定住促進住宅の整備や、地域の温泉施設等の改修といったさまざまな施策を講じており、市全域を見据えた施策に取り組むことについては、今後もその方針に変わりはありません。 このことから、建物2棟を残したい、一方で整備費や維持管理費用について市の負担の抑制を図ってほしい、さまざまな市の事業において、市全域への効果の波及を考慮してほしいということが民意であると受けとめました。 そして、建物を残すという御意見が過半数を超えていることに加えて、中でも未来を担う世代が積極的な活用を期待するという声も、方針決定に際して重要視するとともに、整備費や維持管理費用の面から、最初から2棟を活用するのではなく、1棟については民間事業者の投資や提案を聞いた上で活用していくことが現実的であると考えました。 ここに至るまで、6月定例会で報告させていただいたスケジュールに沿って検討を進めてまいりました。そして、今般の市民アンケート調査の内容を、定量的かつ定性的に分析し、こうしたプロセスを経て、総合的に判断した結果、本市の方針として、旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方について、アンケートでは案②としてお示しした建物活用現状保存を選択することとしました。 この案は1棟を「産業・ひとづくり・交流」としてゾーニングし、それぞれにゾーニングに合わせた機能を持たせ、もう1棟は保存に必要な外観、耐震化など、修繕のみ行い、民間事業者の投資や提案があれば随時条件等を交渉し、可否を検討する活用方法です。 建物活用を望む方から、まちの活性化や賑わいの創出を望む声がありました。維持管理費用による次世代への負担を心配される御年輩の方々の声もありましたが、萩の未来を担う世代の若者たちから、積極的に活用するべきだという多くの声がありました。「前を向き、何かをしていかなければ萩に変化はない」といった前向きな御意見をいくつも拝読するにつけ、私は、萩市の若者たちを頼もしく感じました。 旧明倫小学校は市の中心地にあり、人の行きかう場所にあります。市民に喜ばれ、地域の活力を生み出す場、すなわち萩市基本ビジョンを実現するための拠点の一つとなるよう整備し、未来にチャレンジする空間にしたいと考えています。 5つの案の中から1つを選んで最終方針とすることとしておりましたので、どのような選択をしたとしてもアンケート調査に回答していただいた市民全員の意向に沿うことはできません。ただ、選ばれなかった案を支持した方の御意見にも、参考にすべきさまざまな意見がございました。今回決定した方針を支持していた方の中にも、もろ手を挙げて賛成という方々ばかりではございません。さまざまな御意見がございますので、今後、計画を進めていく中で、こうした意見にも可能な限り配慮していきたいと考えています。 この新たな方針により、1棟を現状保存とすることで、見直し前の計画から整備費の軽減を図ることが可能となります。1棟には民間の力を活かすと同時に、賃料収入等により維持管理費用を抑制し、未来を担う世代の負担の軽減を図ります。また、「産業活力みなぎるまちづくりを支える場」というコンセプトを新たに加え、この場所を活用し、地場産業の再生や企業誘致、雇用機会の創出に取り組むとともに、施設の利用可能な時間について、市民が利用しやすいようにしてまいります。 本事業を市全域へ波及効果につなげるため、建物本体のみならず、中庭などで地域の地場産品を販売するマルシェ等の開催など、萩・明倫学舎の本館・2号館と合わせて、賑わいをつくることができるよう、他の事業との相乗効果を生み出せるような施策も検討してまいります。 我々はこの場所を使って政策を実現していく役割を担っておりますので、必要なものについてはしっかりと財政負担をしていくことも必要だと考えております。しかし、今回のアンケート跡地活用の案を支持された方の、整備費に係る市の負担や、将来の維持管理費用を心配されている多くの御意見にも配慮し、整備費の市の負担の抑制については、先に報告いたしました小原實夫様からの、萩市の発展に寄与する建物の建設資金にという多額の御寄附の一部活用、補助金等の調整、さらにはふるさと寄附の募集などを念頭に置き、維持管理費用の抑制については、賃料収入の確保、ふるさと寄附の募集などにより、市の負担の軽減に努めてまいります。 今後のスケジュールでございますが、1棟は建物活用、もう1棟は保存に必要な修繕をして、民間投資、提案を待つという方針としましたので、この方針に沿って財源についての検討やこの建物を利用したいという個人や事業者の方々からのヒアリングなど、計画的に事業を進めてまいります。活用内容については、コンセプトを前提に引き続き精査し、再来年度の整備着手に向けた検討も進めてまいります。 最後になりましたが、私が市長に就任して以来、2年が経過しようとしています。平成31年度は、これまでの計画を行動に移す改革本番の年と位置づけ、勇気とチャレンジ精神をもって、あらゆる改革に取り組むと今定例会冒頭の施政方針でも申し上げました。この旧明倫小学校3・4号棟についても、これからが本番です。勇気とチャレンジ精神、そして覚悟をもって、引き続き全力で取り組んでまいります。皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 以上で、旧明倫小学校3・4号棟のあり方についての報告を終わります。 ○議長(横山秀二君) 以上で、行政報告を終わります。 諸報告を終了いたします。──────────────────── △日程第3 議案第4号から議案第31号まで及び議案第33号から議案第41号まで ○議長(横山秀二君) 日程第3、議案第4号から議案第31号まで及び議案第33から議案第41号までを一括して議題といたします。 これより各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。9番、松浦俊生委員長。  〔総務委員長 松浦俊生君登壇〕 ◆9番(松浦俊生君) 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案9件について、審査の経過及び結果について御報告いたします。 まず、議案第5号平成31年度萩市土地取得事業特別会計予算についてであります。歳入歳出は、それぞれ190万円とするものです。 この会計は、土地開発基金に属する現金等の運用益の予算計上及び土地開発基金からの繰入金を財源として、土地等の先行取得を行うための会計でありますが、執行部から、平成31年度は、基金による新たな土地等の先行取得計画はなく、土地開発基金に属する土地の貸付収入及び基金に属する現金の預金利子などの財産運用収入を基金へ積み立てるものとの説明を受けました。 委員からは、貸付土地の場所等について、また、次年度以降の新たな土地取得の予定の有無について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号萩市職員の大学院派遣研修費用の償還に関する条例についてであります。 これは、萩市職員の大学院の派遣研修について、その成果を十分に公務に活用することを目的として、職員の大学院派遣研修費用の償還について必要な事項を定めるため、条例を制定するものです。 審査において、執行部から、大学院への職員研修派遣実施計画の概要、職員派遣の目的やその背景、派遣先の専攻コース派遣職員数派遣職員の選考方法、身分・給与の取り扱い、経費負担、派遣職員に求めること等について補足説明を受けました。 委員からは、入学を前提とした債務負担行為について、今回の派遣先を山口大学の大学院とした理由について、償還する金額及び適用除外となる場合などについて質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例についてでありますが、これは、消費税率が10%に改定されることに伴い、施設の使用料等の額を改定するため、関係する74条例を一括改正するための条例を制定するものです。 審査では、執行部より新料金の算定は、原則、消費税が8%に引き上げられる際に算定した使用料等本体価格に、新消費税率1.10を乗じて10円未満を切り捨てるという算定方式としていること、また、前回の引き上げ以降に新たに設定されたものについては、今回、本体価格を設定していることの説明がありました。 委員からは、消費税率は官公庁においてもすべて10%に改定となるのかについてや、地方自治体が消費税を受領した場合の納税義務などについての質疑がありました。これに対し、執行部からは、地方自治体において一般会計については、納税義務者となるが、課税される消費税と控除される消費税が同額であると見なす特例があり、結果的には申告義務は免除されることとなる。ただし、特別会計、企業会計については、一般企業と同様に納税することになるとの答弁でした。 また、使用料の額を据え置く考えはなかったかの質疑に対して、使用料は税抜き価格である本体価格消費税率を乗じたものであり、本体価格と税は別で考えている。消費税の引き上げを使用料に転嫁しない場合、本来、利用者である受益者が負担すべきものを、施設を使用しない一般の市民の税金で賄うことになり、公平性を欠くものとなる。消費税率は法律上10%となるため、当然のことながら、法律に基づいて本体価格に税率を乗じて使用料を改定する考えであるとの答弁がありました。 採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第18号萩市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、長時間労働の是正を目的として、正規の勤務時間以外の時間における勤務について、勤務時間の上限を定める等の人事院規則の改正が行われたことを受け、本市においても当該改正に準じた措置を講じるため、条例を改正するもので、改正の主な内容は、正規の勤務時間以外の勤務について、必要な事項を規則で定めることを条例に追加するものです。 委員からは、他律的業務のある部署の把握について、また、他律的業務の比重が高い部署の期間及び月数・時間数について、特例業務に従事する職員について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第30号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更についてでありますが、これは、見島本村辺地見島宇津辺地及び大島辺地に係る公共的施設総合整備計画を変更することについて、市議会の議決を求めるものです。 審査においては、辺地債の概要について、見島宇津辺地大島辺地において、診療施設の事業追加時期が重なったことについて、また、田万川地域、須佐地域における辺地の地域や計画策定の有無などについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第31号萩市過疎地域自立促進計画の変更についてでありますが、これは、平成28年度から5年間を計画期間とする萩市過疎地域自立促進計画について、事業の追加及び事業内容の変更を行うことに伴い、当該計画を変更することについて、市議会の議決を求めるものです。 委員からは、老人クラブ等補助事業の具体的な内容及びこれまでの事業実施の有無について質疑がありました。これに対し、執行部から、過疎債はソフト事業にも活用できるため、このような補助事業にも充当しており、老人クラブ等補助事業については、これまで過疎債の活用をしていなかったが、枠を広げてしっかり活用することとし、今回事業追加したものであるとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第34号山口県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び共同処理する事務の構成団体の変更並びにこれに伴う規約の変更についてであります。 これは構成団体の一部が山口県市町総合事務組合から脱退することに伴い、同組合を組織する地方公共団体、共同処理する事務の構成団体及び同組合の規約を変更することについて、市議会の議決を求めるものであります。 執行部から、平成31年3月31日限りで養護老人ホーム秋楽園組合が解散することに伴い組合から脱退するため、また、平成31年4月1日から公平委員会の設置及び公平委員会の権限に関する事務を共同処理する団体に、光市及び光地区消防組合を加えるための改正との説明がありました。 委員からは、養護老人ホーム秋楽園組合の解散理由に関して質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号山口県市町総合事務組合の財産処分についてでありますが、これは養護老人ホーム秋楽園組合が山口県市町総合事務組合から脱退することに伴う財産処分を行うため、当該財産処分の協議について、市議会の議決を求めるものであります。 このたびの協議の内容は、養護老人ホーム秋楽園組合が共同処理していた退職手当支給事務において、当該組合が納付した普通負担金及び特別負担金の額と、当該組合の職員に支給した退職手当の額等の差額を当該組合に還付することについてであり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第38号萩市と阿武町との定住自立圏形成協定の変更についてであります。 これは、本市と阿武町が平成23年12月20日に締結した定住自立圏形成協定について、新たに連携する取り組みの追加等のため、当該協定を変更することについて市議会の議決を求めるものです。 執行部からは、このたび、新たに連携する分野として、福祉と地域内外の住民との交流に関する取り組みを追加し、あわせて取り組み内容の変更を行うことにより協定の一部を変更するものであるとの説明がありました。 委員からは、協定を結ぶメリットや、現在、取り組んでいる具体的な事業内容、対象事業に係る特別財源措置の上限額などについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会からの報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 総務委員長の報告は終わりました。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。13番、西中委員長。  〔教育民生委員長 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) それでは、教育民生委員会に付託されました議案17件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第6号平成31年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算についてでありますが、審査では、糖尿病性腎症重症化予防事業の事業内容について、子ども医療費助成の対象者拡大による本事業会計への影響について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号平成31年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算についてでありますが、審査では、まず平成31年度から4カ年で実施される大島診療所整備事業について質疑が交わされました。 これは、大島診療所の老朽化に伴う施設整備で、執行部に対し計画図面による説明を求めたところ、1階に診療所、デイサービス機能を、2階には公民館、出張所機能を集約した複合施設として計画しているが、利用者となる地元住民の方の意見を聴取するため、本年2月から施設全体のレイアウトや整備方針について地元協議を行っており、今後、設備等の詳細については各所管で詰めていくことになるとの説明でありました。 委員からは、津波災害を想定した場合の建設場所の安全性について、平成34年度に計画されている医師住宅の建設場所について、歯科診療の検討状況について、事業費に係る起債の種類について、公民館及び出張所移転後の跡地利用について質疑がありました。 審査では、このほか各診療所医師の任期など今後の診療体制について、本事業に対する他会計からの補てんの許容範囲について、各診療所におけるジェネリック医薬品の使用状況についてなど質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号平成31年度萩市休日急患診療事業特別会計予算についてでありますが、審査では、診療日である日曜日、祝日以外の看護師の業務内容について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成31年度萩市後期高齢者医療事業特別会計予算についてでありますが、審査を行い、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号平成31年度萩市介護保険事業特別会計予算についてでありますが、審査では、介護保険料率等の改定の状況について、今回、新たに設置される権利擁護支援センターの設置理由について質疑が交わされ、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号平成31年度萩市病院事業会計予算についてでありますが、審査では、開院後18年が経過し、施設等が老朽化していることから、今後の施設改修等の予定について、人間ドックの予約枠の拡大及び予約受付の開始時期について、他会計からの繰入額及びその傾向について、看護師の適正数及び現状について、取得機器の購入目的及び時期についてなど質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号萩市総合福祉センターの設置及び管理に関する条例についてでありますが、これは新たに整備する萩市総合福祉センターの設置及び管理について必要な事項を定めるため条例を全部改正するもので、議案第36号指定管理者の指定期間の変更についてとも関連があることから、2議案を一括して審査いたしました。 審査では、使用料の免除を受けることができる団体について、条例第4条に規定する使用の制限の解釈について質疑が交わされ、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第17号萩市中津江・福祉複合施設なごみの設置及び管理に関する条例及び萩市無田ケ原口・福祉複合施設おとずれの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 今回の改正は、萩地域に所在する4つの在宅介護支援センターを、新たに整備する萩市総合福祉センターに機能移転することに伴い、関連する2条例について所要の改正を行うものです。 審査では、機能集約の必要性及び施設利用者への影響等について質疑があり、執行部からは、新総合福祉センターの建設に伴い、在宅介護支援センター機能の集約とあわせ、これまで計画としてあった権利擁護支援センターを設置することを目的としている。利用者への影響等については、これまでの担当地区は受け継がれること、電話相談が中心で必要に応じて訪問対応をすることとしており、これまでどおりの対応ができるとの答弁でありました。 このほか、権利擁護に関する質疑も交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第19号萩市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例についてであります。これは、看護師等の夜間勤務従事者が、同月中に10回以上の夜間勤務に従事した場合に、当該勤務の回数に応じて夜間勤務手当を加算して支給するため所要の改正を行うもので、審査では、現時点で想定される当該手当の支給人数についてなど質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号萩市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例、議案第23号萩市保育所条例の一部を改正する条例及び議案第24号萩市生きがいと健康の村の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは県内の保険料水準の将来的な統一に向けた保険料賦課割合の変更、国民健康保険法施行令の改正に伴う保険料の基礎賦課額に係る賦課限度額の引き上げ及び保険料の減額対象者の拡大等のため、所要の改正を行うものであります。 審査では、賦課割合変更後の国保料率について、賦課限度額が年々上がっていることに対する納付者の反応について、賦課割合変更の周知方法について、国保制度に対する国等への要望状況についてなど質疑が交わされ、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号萩市一般廃棄物処理施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。これは、学校教育法の改正による専門職大学の創設に伴い、一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格要件について、専門職大学における履修に係る規定を追加するため、所要の改正を行うものであります。 審査では、既存の大学、専門学校との違いについて、本議案に係る専門職大学の有無について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号萩市楽々園の設置及び管理に関する条例を廃止する条例についてでありますが、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第33号進学準備給付金の支給に関する事務の一部を受託することについてでありますが、これは阿武町の進学準備給付金の支給に関する事務の一部を山口県から受託することについて市議会の同意を求めるもので、審査を行い、採決の結果、全員異議なく同意すべきものと決しました。 以上、教育民生委員会の御報告とさせていただきます。 ○議長(横山秀二君) 教育民生委員長の報告は終わりました。 ここで10分間休憩いたします。     午前10時48分休憩────────────────────     午前10時57分再開 ○議長(横山秀二君) 休憩前に引き続き、各委員長の報告を求めます。 次に、経済建設委員長の報告を求めます。14番、長岡委員長。  〔経済建設委員長 長岡肇太郎君登壇〕 ◆14番(長岡肇太郎君) 経済建設委員会を代表し、本委員会に付託されました議案7件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます 初めに、議案第11号平成31年度萩市水道事業会計予算についてですが、予算内容及び事業について説明があり、委員からは、布設がえの周期について質疑があり、執行部からは、耐用年数は40年であるが、実質は漏水等の状況を見ながら、60年から80年使えるものがあるとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号平成31年度萩市下水道事業会計予算について、予算内容及び事業について説明があり、委員からは、堀内の雨水ポンプ場の工事進捗、下水道の事業計画の認可区域外の状況、管路の管理体制、新川のポンプ場整備などについて質疑がありました。 執行部からは、平成29年度に水槽部の土木工事に着手、この2月に完了し、現在は新しい水槽につながる上流と下流の水路工事を行っているところで、今後、建築工事が主な内容となり、秋ごろにはポンプの機械、電気設備を搬入、当初予定どおりの平成31年度末に供用開始予定で、認可区域外の整備の方向性については、平成33年度に検討すること、管路の管理はデータベース化していること、今回の堀内雨水ポンプ場については建てかえであるが、新川のポンプ場については新規整備であることなどの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号萩市手数料条例の一部を改正する条例については、改正について大きく3点の説明がありました。 1点目は、建築確認手数料の改正について。建築基準法に基づく建築確認手数料については、平成12年3月以前は同法施行令に規定された全国一律の金額でしたが、平成12年4月以降、建築基準法の改正により建築確認手数料が削除されて、各行政庁が条例で額を定めることになり、萩市は山口県から権限移譲を受けて、平成17年から萩市が当該業務を行ってきました。現行の手数料は、平成12年に山口県が定められたものを継承、県内統一金額でしたが、シックハウス問題や耐震偽装など、度重なる法改正が行われたことに伴い、建築確認審査の厳格化が進み、事務量が増加、各自治体で手数料の見直しが行われて、今般、萩市を含む7つの自治体で同時期に金額改定を行うこと。 2点目は、長期優良住宅建築等計画認定手数料の改定について。長期優良住宅の認定を受けるために必要で、山口県の手数料改定に伴い、萩市を含む7つの自治体において改定を行うこと。 3点目は、建築確認台帳記載事項である証明手数料の改正について。宅地建物取引業法の一部改正により、重要事項説明に建築物の状況調査票が義務づけられ、当該業務に係る事務量が増加したため、山口県と県内5市が既に設定している手数料額に改正を行うこと。 以上、3点を大きな改正点として、平成31年10月1日より施行予定であることなどの説明を受けました。 委員からは特段の質疑がなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号萩市基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、平成31年度税制改正において市町村が実施する森林整備等に必要な費用に充てるための森林環境税及び森林環境譲与税が創設されることに伴い、譲与される森林環境譲与税を積み立てるための条例を改正するものとの説明がありました。 委員からは、税制改正により2024年度から住民税に1,000円が上乗せされるということか、また、この税制改正の大きな目的は何かとの質疑がありました。執行部からは、2024年度から住民税に1,000円が上乗せされること、また、税制改正の大きな目的は、地球温暖化の防止や災害防止に係る森林を整備する財源を確保する観点から創設されたものとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号萩市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例について、全国、そして萩市において、空き家に関する相談が増加する現状において、倒壊などの危険性がある緊急の場合に、所有者の同意がなくとも萩市が必要最低限の安全措置を行うことができるように条例改正を行うとの説明がありました。 委員からは特段の質疑がなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第28号萩市水道事業に係る布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部を改正する条例について、学校教育法の一部改正により、専門職大学が創設されたことに伴い、布設工事監督者の資格要件、水道技術管理者の資格要件について、専門職大学における履修等の規定を追加し、専門職大学の前期課程修了を短期大学の卒業と同等の取り扱いとするもので、創設される専門職大学は、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関として、平成31年度から導入される大学の新類型であり、専門職業の従事者、関連する事業者等の協力により教育課程を編成、実践的な教育を実施するものとの説明がありました。 委員からは、条例改正の目的について質疑があり、執行部からは、布設工事監督者及び水道技術管理者になり得る資格がこのたび創設される専門職大学において取得できるようになるため条例を改正するものとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第37号指定管理者の指定についてですが、これは、平成31年3月31日をもって指定管理期間が満了する7つの公の施設の新たな指定管理者についてで、指定管理者については、今回、すべての施設で公募を行っているとの説明がありました。 委員からは、昨年12月議会において指定管理期間の変更の申し出があった萩市生きがいと健康の村が公募になっていた経緯、むつみ昆虫王国等について、対象施設はむつみ昆虫王国以外に何があるか、指定管理者へ支払う金額の妥当性や管理施設の老朽化などについて質疑がありました。 執行部からは、萩市生きがいと健康の村について、指定管理期間の変更後、新たに公募を行ったこと、むつみ昆虫王国には、物産販売施設、昆虫の飼育施設があること、指定管理者へ支払う金額は、それぞれ審査員により収支計画に基づいて評価を行っており、採点をした後に決定、今回の指定管理者へ支払う金額については、消費税増税分以外、昨年度とほぼ同程度の金額であること、また、老朽化した施設については、補修が必要になれば建物を所管する原課に連絡があるが、施設を安全・安心に使うことが前提となっていることなどの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、経済建設委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(横山秀二君) 経済建設委員長の報告は終わりました。 次に、予算決算委員長の報告を求めます。16番、西島委員長。  〔予算決算委員長 西島孝一君登壇〕 ◆16番(西島孝一君) それでは、予算決算委員会に付託されました議案第4号平成31年度萩市一般会計予算について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本委員会は3月11日、12日、13日の3日間にわたり、萩市議会会議規則第117条の委員外議員制度を活用して17名で質疑を行い、委員8名による採決の結果、可否同数となり、委員長採決により原案を否決すべきものと決したので、まず御報告いたします。 平成31年度一般会計予算は、総額292億7,000万円が計上され、前年度予算額との比較では2.9%減、金額では8億7,000万円の減少となっております。 平成31年度は、昨年策定されたまちづくりの指針となる萩市基本ビジョンに定めた目指すまちの姿「暮らしの豊かさを実感できるまち」の実現に向けて本格的に踏み出す年度と位置づけられております。とりわけ人口減少、少子化問題は最大の課題であることから、出生数の増加を目指した、安心して子どもを生み育てやすい環境づくりを推進する予算、地域資源の活用、創業・就業・経済交流・ビジネスサポートなど、産業・経済を活性化させ雇用を創出することにより若者等の移住・定住を促進させる予算、学生や産業人材の育成など、未来を担う「ひと」を育むまちづくりを進める予算となっているとの説明でありました。 審査では、各予算、各事務事業全般にわたり、萩市にとって必要な施策であるのかを中心に質疑が交わされ、多様な観点、視点から、意見、指摘、要望に関する発言が多数出されたところであります。その中から、見解を求めたものや、市民生活に深くかかわるものなど、代表的な質疑、意見等を申し上げます。 まず、歳入についてであります。 新たな制度である森林環境譲与税、環境性能割交付金では、制度の確認を行うとともに、使途に制限があるのか等の質疑が交わされました。あわせて森林環境譲与税では、山口県の県民税である森林税との関連についてただしたところであります。 次に、歳入の根幹ともなる市税、地方交付税の減少が続く中、新たな歳入確保が求められることから、市の遊休資産の活用について、不動産売払収入、資源物売払収入、生産物売払収入等の内容を確認し、遊休地売払の方針についてただしたところ、当面活用予定のないものについては売却し、民間での有効活用を図りたいとの答弁でありました。委員からは、売却では一時的な収入にとどまることから、貸し付けについて検討されたいとの指摘がなされたところであります。 そのほか、農林水産業費県補助金、消防費負担金等、前年度との比較において予算額の増減理由についての確認を行っております。 次に、歳出についてであります。 まず、総務費では、広報費において、萩ケーブルネットワーク株式会社では、本年2月末に設立された新会社である萩テレビ株式会社との間で、3月4日に事業承継を行うとし、基本合意の締結がなされたとの報告を受けたところであります。これにより、4月以降の委託事業については、事業発注者として、萩ケーブルネットワーク株式会社及び新会社に対し、必要な説明を求め、今後の番組制作や放送業務に係る方針を確認した上で、市民サービスの低下につながらないよう、委託先と調整するとの説明でありました。委員からは、行政情報番組作成・放送業務に関し、事業の必要性について、事業者の事業継承に伴う契約手法についてなど、また農村ケーブルテレビへの影響について質疑がありました。 行財政改革推進事業では、基本ビジョンとの関係をただしたところ、基本ビジョンが上位であり、基本ビジョンの目標を達成する手段としての行財政改革の位置づけであるとの答弁でありました。 委員からは、基本ビジョンの名のもとに行われる事業であっても、行財政改革の視点から不適切であれば、大胆にメスを入れるべきとの意見がありました。 地方創生推進事業では、地域人口・経済分析業務委託事業で求める成果、事業の必要性について、地域振興計画「夢プラン」策定事業及び阿武川ダム湖活用地域活性化事業では、地域の活性化、持続可能な経済活動となっているか、また想定される事業概要について、地域おこし協力隊設置事業では、隊員の活動状況及びサポート体制について等の質疑がありました。 次に、民生費では、現在整備中の新総合福祉センターに関し、供用後の管理運営体制について、配置される機能について、社会福祉協議会の負担について、権利擁護支援センター及び基幹相談支援センターを例に、相談窓口の体制について等の質疑が交わされ、相談体制については、市民が利用しやすい窓口となるよう検討されたいとの指摘でありました。 12月補正によりスタートした地域活動支援センター事業では、平成31年度から国庫補助金があること、ひきこもりの方も事業対象である旨説明を受けているものの、補助金が少額であることから、その要因について、また、事業の対象者について、ひきこもりの方が除かれていることについて質疑が交わされ、補助金については事業実績が少ないこと、ひきこもりの方については、国の事業要件である障がい者手帳または診断書所持の方が対象であるとの答弁でありました。 そのほか、障がい者、高齢者等に係る移動支援について等の質疑がありました。 次に、衛生費では、萩・長門清掃一部事務組合のごみ処理に係る計画と実際の排出量について、また、本予算の特徴の一つである安心して子ども生み育てやすい環境づくりを推進する予算の観点から、産科医確保の状況、見込みについての質疑がありました。 次に、農林水産業費では、野猿被害軽減対策事業において、職員によるサル捕獲隊を解散し、所持する猟銃を処分するとの説明があり、市の補助金により取得した備品を処分し、売却利益が個人の収入となることに対し、返還等の規定の有無について質疑が交わされ、今回については返還規定がないものの、返還または寄附について検討するとの答弁であります。 主伐・再造林モデル実証事業では、事業内容として、実施場所、主伐面積、樹種、造林する樹種、立木の売払単価、搬出経費等について質疑がありました。 次に、商工費では、ビジネスチャレンジサポート事業において、伴走型のf-Bizモデルによる支援を行うとの説明であり、f-Bizモデル導入に至った経緯、市がセンター長を採用して直接実施する必要性について、商工会議所との連携について等の質疑がありました。 委員からは、商工会議所の反応は前向きととらえてよいか、成果の評価基準は相談件数のみならず、利用者の満足度を重視していただきたい、ビジネスチャレンジサポート事業を初め、さまざまな新規事業が計上されているが、事業効果が出るのはいつごろを想定しているのか、また、事業効果が必ず出るよう進めていただきたい等の意見がありました。 萩版DMO推進事業では、組織体制の変更について、DMOが行う事業の概要について、DMO責任者の実績について等の質疑がありました。 次に、土木費では、災害の未然防止の観点から、河川浚渫の要望件数及び実施計画について、交通安全対策としての区画線補修の実施計画について、市営住宅の空室解消の手法について等の質疑がありました。 次に、消防費では、常備消防及び消防団車両の更新計画について、避難所に備蓄する資機材の種類について、地域防災マネージャーの役割、実績及び効果について、防災支援員の設置状況、役割について等の質疑がありました。 歳出の最後になりますが、教育費では、萩市グローバル50奨学金事業において、事業目的、給付内容の確認を行う中で、事業目的は、高い志を持ってグローバルな人材を育てる。副次的に市内高校の魅力化支援につながる。大学を中退、留年した場合は給付を打ち切り、返還は考えていない。詳細は要綱で定めるとの答弁がありました。 委員からは、事業が学歴主義の助長を促す施策ともとれる、地方自治体としてその姿勢でよいのか、萩市が実施すべき事業なのか、地域に残り地域の活性化・発展に寄与する人材を育てる施策にこそ貴重な財源を充てるべき等の意見がありました。 萩市民館改修基本計画策定事業では、長寿命化による延命年数について質疑を交わし、同時に施設建てかえの検討も必要との指摘がありました。 そのほか、教員業務補助員、複式学習指導員、スクールカウンセラーの配置状況、役割、効果について等の質疑がありました。 以上が質疑の大要であります。 委員会では、質疑終結後、委員より予算の修正案が提出され、これを議題といたしました。修正案は、事業の目的に対し十分な効果が期待できないこと等から、教育費のうち、萩市グローバル50奨学金事業の事業費90万円を削除し、あわせて財源となる歳入、あなたのふるさと萩応援基金繰入金を同額減額とするものであります。 採決の結果、賛成少数により修正案は否決されました。 続いて、原案の採決では、冒頭申し上げたように可否同数となり、私、委員長が否決すべきものとの裁定を行ったものであります。 近年の一般会計の状況は、平成29年度の実質単年度収支が約2億3,900万円の赤字であり、平成30年度は、今後の圧縮は見込まれるものの7億円程度の赤字見込みであります。平成31年度予算でも財源不足は解消されず、約13億7,000万円の財政調整基金を取り崩す予算となっております。この間、多額の基金取り崩しを行う見込みであり、今後の財政運営、真に必要な事業の継続が危ぶまれる状況にあると言えます。 人口減少、少子高齢化への対応は喫緊の課題であり、地域の産業、経済の活性化、あるいは人材育成の方向性を否定するものではないものの、多額の一般財源を投入する事業については、その投資効果が十分見込めるものか、再度検討を望むものであります。萩市には、国、県の補助金等を活用できる事業が必要であります。執行部におかれましては、委員会での質疑、指摘事項、採決結果を真摯に受けとめていただき、財政力に見合った堅実な財政運営を求めて予算決算委員会の報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 予算決算委員長の報告は終わりました。 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。 これより各委員長に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、予算決算委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 以上で、各委員長の報告に対する質疑を終わります。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。通告が11件提出されておりますので、順次発言を許します。 まず、議案第4号に関し、賛成の立場から、13番、西中議員の発言を許します。13番、西中議員。  〔13番 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) 私は、議案第4号平成31年度萩市一般会計予算に対し、賛成の立場で御意見を申し上げます。 さて、本議案は、先ほど報告もありましたが、予算決算委員会へ付託され、3月11日から13日までの三日間で、慎重かつ活発に審査が行われました。また、委員会審査最終日には、萩市グローバル50奨学金事業を削除した修正動議が提出され、提案者に対する質疑等も行われました。しかし、委員会の採決では、原案、修正案ともに賛成少数で否決されるという、不思議かつ非常に残念な結果となりました。 さて、平成31年度萩市一般会計予算は、前年度対比2.9%減の292億7,000万円となっていますが、暮らしの豊かさが実感できるまちづくりを目指し策定した萩市基本ビジョンに掲げている7つの基本方針を具現化させるために編成された最初の予算だと言えます。この萩市基本ビジョンは、萩市の現状や将来推計等を踏まえた上で、市民と行政が一体となり、将来にわたり持続可能なまちづくりに取り組む市政運営の基本方針で、議員各位の御理解をいただき、議会が認めたものです。 この基本ビジョンを実現するために、今回上程された当初予算にある特徴的な事業について少し申し上げますが、新規事業では、保育所等施設整備補助事業、風しん対策事業、またこれまで実施している事業の拡充事業としては、病児保育事業や、子育て世帯包括支援センター運営事業、不妊症・不育症治療費助成事業や、乳幼児子ども医療費助成事業など、萩市の抱える最大の課題である少子化や子育て支援に対応する事業などが含まれています。特に、昨年から実施されている乳幼児子ども医療費助成事業については、平成29年度教育民生委員会で、子育て世帯の方々から直接お聞きした意見の中で、特に要望が多かったことで、市民の要望にこたえた事業の継続だと言えることから、ぜひ実施しなくてはいけないと思っています。 市では、新年度から本格的に行財政改革に取り組むことにしていますが、限られた予算の中で実施する事業は、この事業のように市民のニーズに対し的確にこたえるようにすることが重要だと考えています。 また、その他の事業についても、大島の老朽化した診療所の新築にあわせた公民館や出張所、デイサービス施設を合築した複合施設を整備する大島複合施設整備事業や、福栄コミュニティセンター整備事業など、地域のコミュニティ活動を推進させる事業が含まれているほか、これまで議会でも指摘されたとともに、市民からの要望があった伊藤博文旧宅の保存修理事業や、御成道周辺の電線を地中化する事業をスタートさせるなど、歴史観光にも力を入れた事業が含まれています。 さらに、1次産業の担い手確保や定着を図る事業、林業の6次産業化を図る事業など、農・林・漁業の活性化を図る事業が含まれていることも、評価できる要素の一つです。 最後に、昨年実施した夢プランの策定に伴い、地域住民が提案した事業を実現するために実施する阿武川ダム湖活用地域活性化事業についてですが、私はこの事業のように、地域住民の提案を実現させるという方向性に大きな期待をしていることから、その理由についても少し述べさせていただきます。 さて、萩市では、これまで私も議員になる前に何度か委員として参加してきた、21はぎ市民会議という組織がありました。この組織は、市民の代表がいくつかの部門に分かれ、市民レベルで知恵を絞り、市が抱える課題の解決策などを市へ提案するというものでしたが、提案した事業が実現した例はほとんどなかったように記憶しています。しかし、今回提案されているこの事業のように、市民の提案した事業を実現することで、市民がまちづくりや地域の問題解決を市役所だけに任せるのではなく、これまでに増して自分たちでできることは自分たちでやろうという、地域自治の意識を醸成させることにもなる、この観点からも大きな賛成の理由の一つとなっています。 以上、主な事業の重要性等について申し上げましたが、平成31年度萩市一般会計予算に含まれている多くの事業は、市民の安心・安全を確保しつつ、冒頭に申し上げたとおり、萩市の将来のために議会が認めた萩市基本ビジョンの実現に向けた予算となっています。私自身も、提案されているすべての事業について、もろ手を挙げて賛成するものではありませんが、本議案を賛成した上で、賛成した責任を持ち、決算審査において議会のチェック機能を十分発揮したいと考えております。あわせて、市政の停滞等で市民生活に影響を与えないためにも、新年度すぐに予算が執行できるようにすることも、議会の役割ではないかと思っています。 議員各位におかれましては、さまざまなお考えをお持ちとは思いますが、平成31年度萩市一般会計予算に含まれる多くの事業の一つを見るのではなく、予算全体という大きな森の重要性をしっかりと見極めていただき、御賛同いただきますようお願い申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 西中議員の討論は終わりました。 次に、議案第4号に関し、反対の立場から、2番、小林議員の発言を許します。2番、小林議員。  〔2番 小林 富君登壇〕 ◆2番(小林富君) 通告いたしました議案第4号平成31年度一般会計予算に対する反対の討論を申し上げます。小林富でございます。 本予算につきましては、予算決算委員会におきまして、私より一部予算を減額した修正予算を上程いたしました。上程した本修正動議につきましては、議案質疑及び本委員会でも説明のありましたグローバル50についての予算90万円を減額するものです。今回は、当初予算への全体、反対討論となっておりますが、私はみずから上程し、修正を希望するグローバル50に係る予算への反対討論として申し上げます。 減額修正を希望いたしましたグローバル50とは、世界のトップ50の大学に入学した高校生及び萩市内の高校を卒業した20歳までの人へ、奨学金を給付するものです。対象者の条件は、3年間市内に住み、市内の高校に通った場合となっており、市外からの転入は給付の対象外となっております。仮に、予算が可決した場合の対象者は、平成32年度からの入学者であり、実際の予算執行は約1年先となります。奨学金の給付条件である世界のトップ50の大学については、日本において東京大学、京都大学がそれぞれランキングしております。そのほかは海外の大学となっております。 今回の予算では、90万円が盛り込まれておりますが、予算が可決、そして対象者が出た場合におきましては、卒業までに一人当たり、先に説明した対象者へ総額550万円が支給される予定であることなど、既に各メディアでも、ネットを通じても報道をされております。 この予算決算委員会にも同様の理由ですが、大きく3点の理由で反対をいたしました。 1点目は、世界のトップ50の大学に進学することに対し、奨学金を出すことがグローバルな人材育成、ひとづくり構想の目指す人材育成とつながるか。ふるさとへの誇りや郷土愛、グローバルな人材、そして萩市が策定したひとづくり構想の基本理念である、新しい時代を切り拓くひとづくりにつながるか。もちろん、世界のトップ50の大学へ進学することは、大きなステップの一つとなること、そしてそこを目指していくことを否定するものではありません。ただし、市内に存在する萩高等学校、萩商工、萩光塩学院など、卒業される皆様のこれからのキャリアステップについて、一部の目標だけに萩市から予算を投下、支援するのではなく、多様なキャリア形成が実現できる現代において、予算の使い方を再考すべきと考えております。また、大学に進学する以外の道、例えば人手不足が深刻な1次産業においても、新しい時代を切り拓くひとづくりは求められており、目指す人材育成について本予算は再考すべきと委員会においても申し上げました。 2点目は、世界のトップ50の大学進学時に奨学金を給付することが、市内の高校進学の魅力化へとつながるか。大学進学時の奨学金を卒業までに550万円というインセンティブによる、萩市内高校進学は確かに注目度も高く、メディアにおいても多く報道をされました。ただし、本市的に市内の高校に進学すること自体への魅力化にはつながらないのではないかと考えております。モチベーションや志を抱くきっかけという趣旨の説明もありましたが、高校3年間について、より充実し、多様な学びや体験を得ることができる環境づくりにこそ、市内高校進学に対する魅力化があると考えております。もちろん、萩市からは高校に対するできる支援施策というものは限られています。ですが、萩市に住んで萩市の高校へ進学することの理由について、インセンティブではなく、子供たちそれぞれが高校に魅力を感じて進学する、そのための施策や予算に充てていただきたいと考えております。高校のさらなる魅力的な環境づくり、そして私自身もこの萩市内の高校へ通っておりました。本来、萩市内の高校が持っている強みや魅力、学校のスクールモットーや教育方針など、進学を控えた中学生たちへよりわかりやすく伝えることなど、そういったところに検討すべきだと考えております。 3点目において、この格差が存在がする現状において、教育への公的な支援施策として適切な施策か。萩市においては、深刻な現状として格差が存在しております。これは全国的にも報道されておりますが、実感といたしましても、私たち、まさに今子供を育てている世代は、必ずしも楽な状況ではありません。本議案の中に盛り込まれております予算につきまして、進学時には奨学金が得られますが、高校在学時に係る教育等の費用の補てんとはなりません。競争意識を否定はしませんが、教育にかける資金と、いわゆる勉強の偏差値に全く因果関係がないかと言うと、そうではないと思います。公的な資金を投下するということを踏まえると、格差が広がっている現在、学校全体での学力の底上げや、せっかく高校進学した場合でも、何らかの事情で学校へ行くことが厳しい方々などへの支援、学外での勉強環境への対策、こういったものにすべきだと考えております。 以上が、この本議案に対する反対の理由ですが、予算決算委員会においても申し上げたように、本予算につきましては、対象者がおらず未執行となる可能性もございます。限られた予算を有効に使うこと、そして議員からの質疑がとてもこの議案については多い中、再考した上で改めて補正で上げるなど、そういった対応も必要ではないかというふうに申し上げました。 執行部の持つ予算執行権に対し、私たち議会の持つ重要な役割、チェック機能という観点から、新人ではございますが、市民の代理として、今回踏み込んで修正を提起させていただきました。修正は否決とはなりましたが、予算について一つ一つ目的をしっかりと考え、限られた財源を使う、その点から今回は反対討論において、みずからの考えを申し上げました。 各部、各課の執行部の皆様におかれましては、交付税の減額など厳しい状況下において、何十時間、何十日と予算編成に当たっていただいたと思います。三日間の長い慎重審議への御協力にも感謝を申し上げて、私からの反対討論とさせていただきます。 ○議長(横山秀二君) 小林議員の討論は終わりました。 次に、議案第4号に関し、賛成の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 18番、宮内欣二です。 議案第4号2019年度一般会計予算に賛成の立場で討論します。 新年度の一般会計当初予算は、292億7,000万円。前年度比8億7,000万円減、マイナス2.9%となっています。合併後、15年たって、地方交付税の一本算定に向かう漸減最終年度として、地方交付税収入の減額が予想されていますが、当初予算では115億4,000万円と、前年度比4,000万円減と、ほぼ同額が見積もられています。基金の繰り入れは財政調整基金の13億7,400万円と、前年度の繰り入れ16億5,000万円と比べると、2億7,600万円減らしています。この金額は、借金払いであります公債費の支出減額2億4,000万円に匹敵しているものです。 問題は、予算での歳入過大見積もり、歳出での過小見積もり、これが行われているかどうか。このことが問われると思います。この予算がそこに十分に配慮されているかという点では、疑問の残るところもあります。特に、市税収入が52億50万円と、前年比7,000万円ふえている点です。これは注意が必要です。景気も後退局面に入っていると言われています。今年度の決算見込みが52億8,500万円ですから、財源留保分が少なすぎるのではないかという懸念です。 自治体の財政は、そのときどきの行政需要によって変動します。住民サービスや住民福祉の増進を図ろうとするときには、財政負担が伴うことは当然です。連続するやみくもな大型公共投資で、財政が大きく悪化するということはあり得ますが、さまざまな財政指標を見ながら健全運営を続けていけば、自治体が破産するというような事態にはなりません。今年度の萩市の予算編成では、萩市の健全財政が大きく損なうようにはとても思えません。とはいえ、今後、行財政改革推進事業により、事業の改廃が予想されておりますけれど、住民サービスの低下につながらないような努力が求められていると思います。 自治体が必要な課題に対し事業を展開するときは、国や県の補助事業、これに乗ることも自主財源の温存のためには必要なことだと思います。しかし、逆に国の言いなりになる可能性もあります。思いどおりの事業展開ができないという場合もあります。ここぞというときに一般財源や自主財源を充てて事業を展開するということは、市民の要望を実現するときに必要な財源措置ではないでしょうか。一時的に自主財源や一般財源が減少したとしても、それをもって評価することや、単年度だけでの評価することはできません。事業効果を十分に見極める必要があります。 今、萩市においては、ここぞというときだということを、藤道市長が判断している事業もあるのではないでしょう。藤道市長が就任して、折り返し地点を迎えた今年度予算では、市民への公約を果たし、政策を実現する上で、新たな独自政策を事業化するという点は、当然のことです。それがなければ、藤道市長が市長になった意味もありません。 私は、提案された事業がすべてを肯定するわけではありません。例えばグローバル50のように、大きな疑問も残る事業もあります。目的も効果も余りいい事業だというふうには思っていませんが、反対すべきほどではないと思っています。事業をしてみて効果がなければ事業中止という結論になるのではないでしょうか。 一方で、公約どおり住民の要望にこたえ、子育て支援の事業は次々と実現し、子ども医療費助成事業や、病児保育拡大に続き、今年度予算でも事業が拡大されています。不妊症・不育症治療費助成の上乗せや新設、風しん対策事業への上乗せ、単独事業などが行われます。また、地域経済活性化への取り組みは本格化し、産業人材育成塾開催、萩ブランド再構築、産業再生チャレンジ支援、ビジネスキャリア教育推進、企業家経済交流、ビジネスプランコンテスト、ビジネスチャレンジサポート、移住就業創業応援プロジェクト、フリーランサー誘致実証実験など、新規事業も含めていくつもの事業展開が予定されています。横文字、カタカナ文字が並び過ぎていて、言いにくいところとか気になるものでありますが、そういう中小企業対策、起業創業に向けて、市長の思いが詰まった事業展開と思われます。当然、ここには一般財源や自主財源が投入されますが、萩市独自のテコ入れとして、一定期間の財源投入は必要ではないでしょうか。事業の効果がどう上がってくるかを確認しながら評価する必要があると考えています。 第1次産業や観光では、新規事業として、農林漁業スタートアップ応援事業の新規事業や、要望の強い中核的担い手育成支援事業、主伐・再造林モデル実証事業、林業6次産業化推進事業などがあります。これだけで現在の農林水産業の再生が画期的に進むとは思いません。特に安全な農産物の生産から販売までを支援する仕組みは全くと言っていいほど取り組まれていません。東京オリンピックが来年に控えておりますけれど、そこでの食品はほとんどがオーガニック、有機農産物指定です。世界標準から日本は取り残されており、もっと力を入れいく成長分野ではないでしょうか。その視点を行政が持つべきときだと思っています。とはいえ、新たな事業展開も期待され、産業の活性化、これが図られるよう、しっかり見守っていきたいと思っています。 消費税の増税など、たくさんの事業展開の中で、政策目的が一致していないものもあります。しかし、おおむね市民との公約に基づいた事業展開が含まれており、この予算に賛成したいと思います。 ただ、先ほど報告の中で述べられた、旧明倫小学校の校舎問題では、アンケートに示された最大多数の人の要求、選択が採用されなかったということから、強い批判も予想されます。また、迎撃ミサイル基地イージス・アショア問題での市の態度表明も迫られています。こうした対応に対して、どのような表明が行われるか、このことによっては、今後の補正予算などに対して異議を唱えることもあるということを述べまして、賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第4号に関し、反対の立場から、10番、美原議員の発言を許します。10番、美原議員。  〔10番 美原喜大君登壇〕 ◆10番(美原喜大君) 議会が活性化してますね。11件の討論。その中で、4号が何件あるんですかね、8件ぐらいあるんですかね。賛成が5、反対が3ぐらい。ちょっと反対が負けてるかなというような思いがするんですが。時間でですね、おんなじぐらいにしたいなという思いで、今から討論に入ります。 議案第4号平成31年度一般会計予算に反対の立場から討論を行います。 旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方について、方向性が示されました。悩まれ、時間をかけ、市民の理解のできる、なかなかよい判断されたのかなというふうに思ってます。お疲れさまでした。 市長、すばらしいなと思う面があるんですよ。自民党に加入されたということです。そして、公明党の支持を受け、今も共産党の支持を受け、また民主党の支持も受けて政治をされてます。この手腕やいかにと思うんですね。しかし、本当に自分が目指したい政治ができるのかなという思いもあります。イージス・アショアの件も、苦しい立場に立たされているのではないかというふうに感じます。 前置きはさて置きまして、平成31年度予算は、市民生活に直結した予算もあり、大切な予算となっています。しかし、ただ賛成していられない事態が生じています。そこらを皆さんへ伝えなければなりません。萩市の将来を憂い、正しい道へ導くための反対討論をして、将来の萩市を守ろうとするものであります。市民の皆さんも一緒に考えてほしい。今、萩市はどのようになってきつつあるのか。その一端を反対討論をもってお知らせしたいというふうに思います。 まず第1に、いつ大水害や大地震等の災害が起こるかわかりません。そのためには最低の積立金、基金ですね、が必要です。平成29年度末の財政調整基金積立金は42億円ありました。この31年度末のこの予算資料では、残りが16億円しか残りません。この30年、31年の2年間で何と26億円の単独費の財政調整基金がなくなるということです。残りは16億円と言えば、1年間、32年度予算を組むと、ほとんどなくなりますよということになっています。 行財政改革を行うとのことですが、人件費は伸びの状況、建物行政も多分に出てきております。明倫学舎は将来に禍根を残さないためにちゅうちょされたにもかかわらず、禍根どころか市の台所行政だけで7億円の赤字となっている。運営に問題があるんではないだろうか。 平成30年度、31年度予算で、市長の発言の中に、勇気を出して改革という言葉を聞きます。これまでの流れを変えようとされているところは見えるのですが、単独費の使い過ぎではないでしょうか。 財政調整基金が平成32年度予算でなくなるというような状況になります。42億円あった積立金がなくなってしまう。勇気を出して改革したら、積立金がなくなったでは、市民に申しわけないと思います。 また、少し基金の話をしますと、我々が合併をし、行財政のスリム化を図り、地方分権を行い、行政を身近にするという改革を行い、国、県とともに歩んできています。先の大水害では、本当に合併していてよかったという事例の一つであります。 合併を行うとき、各市町村は取り決めを行いました。それは、合併後の財政運営を最低限スムーズに行うために、各市町村の標準財政規模の20%の基金を持ち寄るというものでありました。そのころは、バブルの崩壊前後でありまして、それいけどんどんの時代であります。積み重なった借金が返済時期を迎え、それがピークとなり、大変苦しい財政状況の中での出来事でありました。2つの村が残念ながら持ち寄ることができなかったということも聞こえてきました。 この持ち寄り基金への対応は、我が町も大変な状況でありました。財産を処分し、予算を削減し、手当をカットし、職員組合との調整を図り、一致団結して取り組んだものです。こんな事例がありました。通常、道路維持費を2,500万円組んでいたのですが、緊縮財政で500万円に落としました。その差の2,000万円を持ち込み基金、持って行く基金の財源として、そしてその1年を我慢したところ、合併した年の最初の予算は、合併前の予算に倣うというものであり、道路維持費の割り当てが、我が町は500万円しかないというようなことで、市民に大変申しわけない思いをしたことです。基金の持ち寄りができない団体は、そのような努力もなかったんですが、通常の予算を組み、合併の年も通常の予算を獲得するという、何ともはがいらしい事案がありました。しかし、我々の町は新萩市民と肩を並べ、対等合併することができたという自負を持ち、合併当初予算も我慢してきたものです。 そんな苦労、我慢をして持ち寄った基金です。大切に使ってほしいという思いは大きなものです。合併当初の萩市の財政調整基金は26億円でありました。そのような経緯を経て積立金をしてきているのです。合併後もその積立金はふやしつつ、42億円まで積み立ててきたものが、ここ二、三年でなくなってしまうという現象は、見て見ぬふりはできません。ともに積み立ててきた市民のみんなは、どういうつもりでこの状況を見るでしょう。察するに余りあります。 危ない、萩市が危ない。警鐘を鳴らさなくては、チコちゃんに叱られる。議員は議決をする権利を持っています。議会は集合体で、その結果に責任を持つことになります。このように使い過ぎ、積立金がなくなるような状態を、もろ手を挙げて賛成というわけにはいきません。反対をして、その流れを市民の力でもとに戻さなければなりません。その一環としてここに反対を表明して、討論の理由としています。 当初予算が、予算決算委員会において否決という結果になりました。その理由は、グローバル50で議論が多く上がりましたが、その根底には財政の心配がありまして、取り組みの理由、効果について議論が白熱したわけです。ここで議員の方へお伝えすることは、黙っていつも首を縦に振っていてよいのか、そのときのための議員ではないのか、勇気を出せ、立ち上がれ、今立ち上がらなければ萩市の財政はパンクしてしまう。そうした強い思いが皆に通じ、予算決算委員会においての否決となったところです。 大切なのは市民にも知ってもらう、市民に判断してもらうということです。今は、我々が市民に伝える立場になっています。立場が変われば、我々は大切なこと、将来のことを考えて立ち上がるわけです。 グローバル50のごとく、金でやる気を誘発するという姿勢はいかに。それも人づくりを担う教育委員会が先頭になって誘導する体制こそ、志と取り間違えた教育であります。市政に危機があれば立ち上がる。これは金ではありません。先人の勇気に学び、志を立てて、先人は何をしてきたか。金はなくても日本の将来を憂い、立ち上がった。これが志であります。金で志を立てるような、市政の根本が狂ってしまうようなことには賛成できません。金額的に90万円だから大したことはないと言われる方もありますが、先人が大切にしてきた志の意味が違う。金で志を買ってはいけない。 第2に、このような財政のもとで、平成31年度予算で何がされようとしてるのか、5つの事例を挙げてお伝えしたいと思います。 まず、先のほど言いましたグローバル50奨学金事業であります。市が行う事業ではありません。せめて県が行う事業です。萩高がそうした生徒を多く出せるかと期待ばかりが集まり、責任のある高校となります。県もそれに対応しなければならなくなります。対応するか否かは県のことです。市の守備範囲ではない高校に注文をつけるような事業であります。そうでなく、市は義務教育を担ってます。大切なのは義務教育で、志を立てることです。それは一過性でなく、人の一生の糧となります。そして、行政、教育が原点だと思います。志を取り間違えた、将来に禍根を残す事業と言っても過言ではありません。議員の大半の方も疑問を持っておられる事業です。 私のもとに、この件に関し記事が回ってきました。萩市在住の方から、次のような記事でありました。最初にこの話を聞いたときは、うそだろうと思った。今時本気で東大入学を行政がお金まで出して後押しするようなことがあるのか、東大に入ることがそんなに値打ちのあることと考えているのか。東大生の親の多くは高年収で、管理職につく人が多いと聞くが御存じないだろうか。これでは世の中の格差をさらに拡大することになりはしないか。世界大学のランキング自体も信頼性が疑問視されている。それにしても今回の東大奨学金はユニーク過ぎて、全国の有識者から笑いものにされないかと、少々心配なってきた、とのことでありました。御紹介申し上げます。 次に2番、新規事業を多く取り立てていますが、結果がついてこない。単独費の使い捨てということになってきてると。その1つで、萩版DMO、1,200万円出して、萩市観光の立て直しとして雇用した事業。結果は何だったんだろうかと。上乗せ200万円も出しました。ついに観光協会の中の職員的存在になられるようです。切り札であったはず。残念な思いをしてます。 次に、この予算の中にビジネスサポートチャレンジ事業なるものがあります。通称f-Bizと言われ、企業の起業、再生、活性化を図ろうと、月100万円で、年間1,200万円を出して、今度は観光ではなく企業の側から活性化を図ろうとするものが上がってます。観光がだめなら企業再生へ切り札を出しての予算です。 これは、小出宗昭氏なる方が、銀行勤めから起業家の創出と地場産業活性化に向けて支援活動を展開して、銀行を退職。株式会社イドムを創業。そして富士市に産業支援センター長に就任。これがf-Bizと呼ばれ、静岡県内でも4カ所の産業支援施設を開設、運営して、1,400件以上の新規ビジネス、立ち上げを支援したということです。これを愛知県岡崎市がまねてOka-Biz。今回萩が採用してHagi-Bizに取り組み、新規ビジネス等を立ち上げようと。大いに期待したいというふうに思います。 しかし、小出氏いわく、中小企業も、行政も、議会も、どれだけ危機感を持って真剣に取り組もうとしてるのか、そこが成否の分かれ道と言われています。期待したい半面、次のような事例が見られています。そんな状態で萩市の財政はもちません。すぐにでも結果を出さなければ、取り組みの意味がないということです。 それに追い打ちで、採用する側も危機感がありません。昨年の単独費をかけていろんな施策、事業を計画、展開し、その成果を聞くや、市長の発言の中に、すぐに結果は出ません。中長期的に取り組んでいきますという発言があります。この小出氏が言わんとするところの、契約は1年、毎年評価され、結果が出なければ1年で解除、または年収を下げる等を行う、必要なことは圧倒的に成果を出すこと、そして市民によかったと言われることと言われています。さらに、まねごとではだめだと言われています。この予算では、施設の開設、運営をf-Bizに委託し、萩のセンター長を今から募集。月100万円を出しながら研修に行かす。そしてまねごとを習って帰ると。これではうまくいかない。このHagi-Bizは、今から募集、研修としてという段階です。結果に時間がかかり、投資効果がすぐ期待できない。さらに財源を失うだけの事業ともなり得ると。もっと危機感を感じてほしい。すぐ結果が出ないと言ってるようでは、萩市の財政がもちません。 次。夢プランという事業があります。各地域の夢を語り、それを具現化して、各地域の企業化へ向けて活性化していこうとするものです。平成30年度は5地区、平成31年度は6地区で計画されます。平成30年度計画され、平成31年度実施されるのは、川上地区のダム湖への桟橋を延長するというものです。水位が下がったときに乗れるようにしようとするもので、これはダム湖の遊覧船事業で対応するものであり、何も夢プランに計上するものではないと思います。それだけ夢プランは語ったものの、実現は難しいということが浮き彫りになってるんではないだろうかと思います。しかし、残りの6地区の予算を立てて、平成31年度事業として予算が計上されています。効果が期待できるかな。多分に疑問を感じます。 今、旧市町村は人がいない。組織ができない。実施が不可能。そんなところが見えております。まだ周辺部の既存の組織の立て直しに力を入れる方が効果が出るというふうに思います。 田万川の夢プランの中には、道の駅を核として、活力の再生が計画してあります。これこそすぐにでも取りかからなければならないことと思われます。 次、4番目。全体的に多くの新規事業が昨年同様、この予算に計上されてます。鉄砲撃ちまくればどこかに当たるという手腕になってませんか。平成30年度新規事業の効果を考慮すると、何も出てこないような、何も出てこないと判断する方が妥当と思えることより、単独費の使い過ぎになりはしないか。この予算は、警鐘を鳴らす意味からも反対をします。 次、5番目ですが、昨年8月から、高校生医療無料化へとなりました。関係する親からは高い評価を受けているとのことです。当たり前でしょう。無料化になって反対する親がいますか。意味不明の評価になってませんか。この無料化により医療費は伸びます。無料だから医者へかかろうとする方もおられるでしょう。医療費が伸びれば国保の個人負担はふえます。毎年国では社会保障費が1兆円伸びております。それを抑えるために、いろんな改革をされてきている中で、安易に医療費を伸ばすような施策は慎むべきと思います。この無料化にどんな効果が期待できますか。この恩恵を受けた子供たちが萩に帰ってきますか。定住しますか。子育て施策として子どもを生みますか。社会増減ゼロ、出生300人の計画を立てていますが、子供が生まれますか。また、人口増へつながりますか。益田市では、無料は小学校までです。それでも300人の出生があります。 やったけどだめだったということでは、基金がなくなったということでは、大変な状況であります。中長期的に考えてと言われますが、萩市の財政がもちますか。1年1年が勝負です。結果を出してください。政治は結果だと言われています。 以上、長くなりましたが、平成31年度予算は、福祉面での市民に直結した予算である、すべてに反対するものではありませんが、萩市が危ない、警鐘を鳴らさなくてはいけないとの思いから、反対討論を行いました。 議員各位におかれましては、萩市の状況をよく把握され、議員には議決の責任があるということをよく認識され、失政と言われるようなことのないよう、今後の状況をよく判断されることをお勧めします。 以上で終わります。 ○議長(横山秀二君) 美原議員の討論は終わりました。 次に、議案第4号に関し、賛成の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。6番、五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕 ◆6番(五十嵐仁美君) 議案第4号平成31年度萩市一般会計予算に賛成の立場で討論に参加します。 平成31年度一般会計当初予算の総額は、前年度から2.9%減の292億7,000万円を計上しています。 この予算には昨年策定された萩市基本ビジョンに定めた目指すまちづくりの実現に向けた、さまざまな事業が盛り込まれています。 福祉関係団体の拠点となる新萩市総合福祉センター整備事業は、7月から供用開始されます。病気やけがのための集団保育が困難な児童を小児科が預かる病児保育事業、ブロック塀の倒壊を防ぐ公共施設コンクリートブロック塀改修事業、大島の住民が安心して生活できるサービスが提供される大島複合施設整備事業、診療所、公民館、出張所、デイサービス、萩市単独事業の風しん予防接種費用の補助を含む風しん対策事業、萩市の中小企業の売上向上を図る伴走型支援を行うビジネスチャレンジサポート事業、藩校明倫館の創建300年の記念事業として、全国藩校サミット萩大会開催事業、安全・安心なまちづくりを推進する老朽危険空家対策事業、カヌー競技大会を萩市で開催する東京2020オリンピック・パラリンピック推進事業、スマートフォン等を利用して緊急通報ができるNet119システム整備事業など、萩市の目指すまちの姿、暮らしの豊かさを実感できるまちの実現に向けて、子育てしやすい環境づくりや、未来を担う人をはぐくむまちづくりなど、充実した予算になっています。 また、世界大学ランキング上位50校に進学する市内高等学校卒業生に対して奨学金を給付することにより、世界で活躍できる人材の育成と学力の向上を目指す萩市グローバル50奨学金事業。これは、議会の中でも賛否が分かれている事業ですが、私は市内の高校生に国外への進学を考える機会を与える、非常におもしろい事業だと思います。予算額は、入学準備金として1人30万円の3人分です。給付型の奨学金制度と変わりはありません。残念ながら、今回は不執行になっても、何年か続けていく価値はあるのではないかと考えています。 予算の中には、消費税10%増税に伴う対応のためのさまざまな事業が含まれています。今の賃金も上がらず、福祉のサービスが削られ、市民の暮らしがますます厳しくなっている中での増税はするべきではないと考えています。消費税は社会保障に充てられると始まりましたが、地方消費税交付金のうち、消費税増税分のみが福祉に関する経費に充てられ、通常分は一般財源に充てられます。消費税に対応する事業の予算には疑問が残りますが、そのほかの事業は、目指すまちづくりに必要なので、平成31年度萩市一般会計予算に賛成します。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 討論が継続しておりますが、このまま議案第4号が終わるまで続けます。 次に、議案第4号に関し、反対の立場から、12番、関議員の発言を許します。12番、関議員。  〔12番 関 伸久君登壇〕 ◆12番(関伸久君) 私は、議案第4号平成31年度萩市一般会計予算に反対の立場から、反対討論をさせていただきます。 平成31年度萩市一般会計当初予算の総額は、前年度から2.9%減、金額にして8億7,000万円減少となる、292億7,000万円が計上されています。 平成17年3月に1市2町4村で合併した萩市は、市町村合併後、当面は行政運営にかかわる経費の急激な節減が困難であることを考慮して、旧市町村が合併しなかったと仮定して、地方交付税の交付を受けてきました。それが合併から10年たった平成27年度から漸減に入り、来年度は漸減5年目、そしてその翌年度は漸減期間がいよいよ終了する予定です。地方交付税の漸減に入った平成27年度から平成30年度までの4年間にわたり、年間22億円もの普通交付税が減少したとの報道も地元新聞紙にあったところです。 しかしながら、予算の総額は前年度比2.9%減にとどまるなど、実情に即したとは言えない、背伸びをした予算運営が目につきます。その結果、財源不足に対応するため、財政調整基金から来年度は約13億7,401万円を取り崩す予定です。 この財政調整基金とは、そもそも年度間の財源の不均衡を調整するために積み立てる基金のことであり、決算剰余金等を原資に設置している基金で、経済事情の変動等で財源が不足する場合の財源として利用されるものですが、藤道市政ではそうした本来の財源対応を行うというより、むしろ積極的に取り崩しを行い、財源を強引に捻出して、事業を展開してるように思えてなりません。 その結果、この3月末を年度末とする今年度予算についても、当初16億5,030万円もの財政調整基金を取り崩したことと等に起因して、速報値で実質単年度収支はおおむね7億円程度の赤字を見込んでいるとの市長答弁があったばかりです。これで2期連続の赤字がほぼ確定的となりました。 平成17年の新市合併以降、これまでの実質単年度収支の最大の赤字額は、平成25年度の約6億8,000万円ですが、この年度には萩市東部集中豪雨が発生し、その原因、要因ははっきりしています。今回は、それを上回る赤字額が示されたことに、大きな驚きを覚えております。 そして来年度予算では、今年度に引き続き、多額の財政調整基金を取り崩して、予算運営が行われるわけです。その結果、財政調整基金の残高は、先ほどから説明があるとおり、平成29年度末の約42億2,747万円から、平成31年度末の見込みでは約16億8,570万円と大幅に減少する見込みであり、先の一般質問でも申し上げたとおり、来年度予算は組めても、その次年度以降の予算が組めないことが大きく懸念されています。 これ以上、財政調整基金が減少すると、財政運営が硬直的になるとともに、万が一、大規模な災害が発生した場合、そして景気が大きく後退した場合、機動的な財政運営が困難になります。 以上の理由より、来年度の予算運営については、多額の財政調整基金を取り崩すことなく、身の丈に合った予算運営を行うべきです。地方交付税が減少しているのであれば、事業のスクラップ・アンド・ビルドを加速させることで、予算総額を落とすべきではないでしょうか。 それでは個別の事業について言及します。 まずは、子ども医療費助成事業費、約7,638万円です。これは、今年度に引き続き、高校生等までの医療費を無料にするものです。昨年もこの場で指摘したとおり、この事業は医療受益者にしか恩恵は及びません。私は市の税金を投入して子育て支援を行うのであれば、等しくその恩恵を行き渡らせることのできる事業に使うべきと考えます。例えば給食費を無料にした方が、だれもが等しくその恩恵を享受できるのではないでしょうか。 そもそもこの事業の目的は、出生数の向上と説明されていますが、この医療費無料化で子供の数はふえません。昨年1年間の萩市の出生数は200人を切ったとのことです。しかし、お隣の益田市は人口規模は萩市と変わらないものの、出生数は300人を超えています。では、益田市は高校生まで医療費を無料にしているかと言えば、実はそうではありません。先ほど美原議員がおっしゃられたとおり、無料は小学生までです。この事例より、この政策に出生数増加の因果関係はないものと思われます。 我々はこの時点において、今すぐに子供が必要なのです。この医療費無料化をやるのであれば、昨年も申し上げたとおり、インセンティブを設けてやるべきです。例えば第3子が生まれた家庭に限り、その第1子の医療費を無料にするとか、即効性のある政策に変えるべきです。そのときには、医療費のみならず、給食費、保育料、一切の公的負担は市が面倒を見ようではありませんか。 そしてこの事業の一番の問題点は、市が負担するのはあくまでも高校生等までの窓口負担の3割だけだということです。残りの7割は一体だれが負担するのかということを考えていただきたいと思います。これは、市民の皆さんの医療費です。この医療費がふえれば、国保や社会保険の財政を圧迫します。特に国保は、萩市民約1万3,000人が加入しています。そうした影響が後年出てくることが予想されています。 先の全員協議会においても、今後5年間の国保料の推計値が示されました。国保料が大きく上がることが予想されている今、その原因となる高校生等までの医療費無料は、慎重に考えるべきではないでしょうか。今のやり方では、単なるばらまきです。これでは医療費の無料化ではなく、医療費の税負担化です。よって、今年度に引き続き、来年度予算においても、高校生までの医療費無料化には反対します。 次に反対する理由に、総務管理費の広報事業、2,153万円を挙げます。具体的には、市報はぎの発行事業です。これまでの萩市政では、市民の皆様にきめ細かく萩市の情報をお届けするため、月2回の市報を発行してきました。これを今年度から月1回に見直していますが、月2回の発行に戻すべきです。市民アンケートでも、月2回の声が最多だったはずです。月1回の頻度では、情報の鮮度が薄れます。 また、この市報の期待されるもう一つの役割としては、配布する人の地域パトロールが挙げられます。現在、萩市では高齢者の一人暮らしがふえています。独居で生活する65歳以上の高齢者が約5人に1人いると言われている中、そういった高齢者に目配りするには、月1回の頻度で市報を配るよりは、月2回の方がより目が届くのではないでしょうか。 次に反対する事業に、萩版DMO推進事業、約5,047万円を挙げます。今年度から、この萩版DMO推進事業に約7,000万円と多額の予算を観光事業に投下している割には、成果が出ていません。先の私の一般質問でも述べたとおり、観光客数、宿泊客数は前年割れ、そして観光に携わる事業者の景況感はここ10年で最悪です。 市長は中長期の視点に立ってこの事業を行っていると答弁されていますが、そんな余裕はこの萩市にはありません。短期的な果実を追う戦略も求められているにもかかわらず、あくまでも中長期の視点に立って事業を展開するとする萩版DMO推進事業に賛同しかねます。 何度も申し上げているように、観光は多額の投資を行わずとも、知恵を絞ることで振興できる数少ない事業領域です。財源に限りがある中、大盤振る舞いせず、着実に成果が積み上がる観光戦略に期待するものです。 次に反対する事業は、萩市グローバル大学50奨学金事業です。世界大学ランキング上位50校に選ばれる国内外の大学に進学する市内高等学校卒業生に対して、年間約130万円、4年間合計で約520万円を支給する事業です。とても夢のある事業ですが、萩市の置かれた状況をよく考えてみるべきです。 現在、萩市は基本ビジョンの中で、10年後の出生数を300人とする高い目標を掲げています。これを達成しようとするのであれば、県外、ましてや国外に出ていく若い人たちに投資をするよりも、山口県内の大学に進学したり、地元企業に就職する若い人たちを支援する事業にお金使うべきです。若い人、特に若い女性がこの萩市にとどまらないことには、出生数はふえません。夢のあるプランではなく、今そこにある危機に対応する現実的な政策が求められています。 また、財政厳しい折、予算未執行となるリスクも少なからずあることも、反対理由の一つとさせていただきます。 最後は行財政改革推進事業、114万7,000円です。これは、将来にわたって持続可能な行政サービスを提供していくため、市長を本部長とする萩市行財政改革推進本部を立ち上げ、施策の選択と集中による予算配分の重点化及び効率化を図ることを目的に、外部有識者の参画を得て、行財政改革の取り組みを推進するものです。 これまで申し上げてきたように、地方交付税の漸減により、財政運営が厳しくなる中、財政調整基金を初めとする基金を大きく取り崩し、その結果、行財政改革の取り組みを推進するというのは、茶番ではないかというのが私の考えです。行財政改革を真に行うのであれば、お金を使って有識者を招くのではなく、まず市の職員でプロジェクトチームをつくって行うべきです。何よりも市長が本部長では、行財政改革はうまく機能しないのではないでしょうか。藤道市長がやり始めた事業にお墨つきを与えるものではなく、あくまでも客観的な観点から事業分析を行うべきであることから、本部長を市長としない方がいいのではないかというのが、私の考えです。 以上、主な理由として、議案第4号萩市一般会計予算に反対します。 ○議長(横山秀二君) 関議員の討論は終わりました。 次に、議案第4号に関し、賛成の立場から、8番、佐々木議員の発言を許します。8番、佐々木議員。  〔8番 佐々木公惠君登壇〕 ◆8番(佐々木公惠君) 佐々木公惠です。私は、今議会に上程されました議案第4号萩市一般会計当初予算に対して、公明党として賛成の立場で討論を行います。 この議案は、歳入歳出をそれぞれ292億7,000万円が計上されたものです。この予算は、昨年策定されました萩市の将来像やまちづくりの方向性を市民と共有し、市民と行政が一体となって進めるまちづくりの指針に沿った萩市基本ビジョンに定めてある7項目の基本方針を具現化する事業の執行のための予算として計上されたものです。 今回の予算案を検証する中で、説明を受ける意味において、議案質疑でいくつかの質問をいたしました。その一つとしては、子育ての幸せが実感できるまちづくりの項で、新規事業、風しん対策事業1,925万6,000円、さらに生活基盤の充実した住みよいまちづくりの項で、新規事業、Net119システム整備事業258万1,000円について、執行部より説明を受けました。議案第4号に関しては、他の議員からも多くの説明を求めるものがございました。 また、今議会では、私を含め15人の議員が一般質問を行いました。私は、市民参画の公共インフラの取り組み、高齢者支援について行いました。今回の予算案に高齢者支援として、権利擁護支援センター運営事業、障がい者や障がい児などの支援として、基幹相談支援センター等機能強化事業、また、聴力や言語に障がいがある方等に対して、防災対策にもつながる携帯電話エリア整備事業や、Net119システム整備事業が盛り込まれ、福祉の充実、推進に係る事業が盛り込まれています。 さらに、不妊症・不育症への検査や治療費助成や、萩の島で学ぶ海留学推進事業、また民間危険ブロック塀などの除却に関する暮らしの安全助成事業、大井地区保育施設整備事業などは、かねてより公明党が主張し、要望してまいりましたことでもあり、評価できるものであると考えております。 新年度予算は、人口減少が起因となる厳し財政状況ではあります。しかし、本市の最大の課題である人口減少、少子化問題に対し、出生数の増加を目指した、子どもを生み育てやすい環境づくりや、地域資源の活用、産業、経済を活性化させ、雇用を創出することで、若者などの移住、定住の促進、また学生や産業人材の育成など、未来を担うひとを育む取り組みをとおし、基本ビジョンの実効性を高める意味において、28件の新規事業と、前年度に実施した事業をさらに提唱、拡充する事業もございました。 この事業は、3月11日から13日まで予算決算委員会が開催され、私は委員外議員として参加し、質問もさせていただきました。特徴的なものとしては、保育所等施設整備費補助事業、乳幼児子ども医療費助成事業、病児保育事業、子育て世代包括支援センター運営事業、また、先ほど触れましたが、風しん対策事業、不妊症・不育症治療費助成事業、さらに地域振興計画夢プランによる、川上、田万川、須佐、旭地域や、大島地区への事業費も計上されており、全地域でのソフト面やハード面に対するきめ細やかな事業への予算が計上されていると理解をしております。 終わりに、予算決算委員会最終日、13日には、萩市グローバル50奨学金事業90万円の予算に対して、減額する修正動議が提出され、結果としては修正動議は賛成少数で否決をされました。 この内容も、昨年12月に策定された萩市ひとづくり構想を具現化するものと受けとめており、まさに新しい時代を切り拓くひとづくりを進める具体的な一つの施策であると認識しています。萩の若者が世界に羽ばたき、学び、経験を積み、大きく力をつけ、いずれはふるさとのこの萩のために貢献していただける人材に成長することを付しての事業となることを期待いたします。 萩市のまちづくりに関連する予算の執行については、議員としてしっかりチェックすることは私たちの使命でありますが、この萩市基本ビジョンに定めた目指すまちの姿、暮らしの豊かさを実感できるまちの実現に向けて、議会と執行部が車の両車輪となって、チャレンジ精神をもって進めていかなければなりません。 今後、さらに加速する少子高齢化、人口減少時代を見据え、持続可能な社会構築を念頭に、執行部におかれましては、市民の不安材料の一つである地域医療、介護のさらなる充実と推進について、社会、経済情勢の動向を注視し、着実に取り組んでいただくことを要望し、賛成討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 佐々木議員の討論は終わりました。 次に、議案第4号に関し、賛成の立場から、15番、中野議員の発言を許します。15番、中野議員。  〔15番 中野 伸君登壇〕 ◆15番(中野伸君) 議案第4号平成31年度一般会計当初予算案に賛成の立場で討論を行います。中野です。 私は、今定例会の11日から13日で開会されたこの議案の審査の所管であります委員会委員としてもかかわり、原案賛成の討論を行ったところであります。 予算決算委員会では、教育政策課所管の新規事業である萩市グローバル50奨学金事業90万円についての修正動議は賛成少数で否決され、しかし、この議案については、委員の賛否が同数となり、委員長による表決で予算案が否決となりましたことは、先の委員長報告のとおりであります。よって再度、原案の立場で賛成討論を行います。 今回、上程されました一般会計新年度予算の総額は、歳入歳出予算額は292億7,000万円であります。前年対比2.9%減額となる予算であります。この予算は、萩市のまちづくりの指針となる基本的な考え方である萩市基本ビジョンや、産業戦略ひとづくり構想など、議会としても承認している内容を具現化する事業を執行する予算となっています。 平成31年度予算は、財政が厳しいという状況であることは、御案内のとおりであります。この中で、市民ニーズや新たな視点での事業などで構成されており、予算決算委員会でもしっかりと審査を行い、質疑応答もされたところであります。 当初の予算の概要での説明では、新しい時代を切り拓くという目標を定め、約30件という新規事業や、前年度からの事業に対する拡充予算も計上されています。中でも、新規事業の一つを取り上げますと、萩市グローバル50奨学金事業は、市内の高校を卒業し、世界大学ランキング上位50校に進学する20歳以下の若者に対して奨学金を給付するもので、新年度には3名分90万円が計上してあります。説明によりますと、この事業は、高い志と進取の気概を持ってチャレンジする若者を支援し、グローバルに活躍できる人材の育成を目指すもので、この事業をきっかけに一人でも多くの子供たちが刺激を受け、夢に向かってチャレンジし、活力をもたらす人間に成長していくことを期待する事業であります。聞くところによりますと、同様な事業は熊本県が行っており、実績もあるとのことであります。 またこの事業は、昨年12月に策定された萩市ひとづくり構想の基本理念である、新しい時代を切り拓くひとづくりを進めるための具体的な施策の一つでもあります。小学生児童、中学生生徒、子供、若者がわくわくする、若者に夢を与える、発想豊かなすばらしい新事業であります。この事業にストップをかける、私には到底理解できません。この構想の姿としては、創造、挑戦、協働が掲げられると思います。若者を後押しする事業であり、魅力と活力ある萩市の将来を築くために必要な事業であります。 藤道市長を中心に、執行部、縦横の連携を密にしながら、知恵を出し合い、工夫しながら汗をかいた、子育て支援から高齢者支援まで、幅広い市民思いの新年度予算案であります。何一つ欠かすことはできません。 予算決算委員会で新しい事業が多いとか、結果が出なかったらどうのこうのという発言がありましたが、すぐには結果は出ないにしても、結果を恐れていたのでは何もできません。新しい発想力、思い切ったチャレンジ精神を持って、一生懸命やれば、結果はおのずとついてきます。かごの中の鳥ではだめなんです。天高く大空へはばたかなければ何も見えてきません。 鳥取県に南部町という町があります。そこの町長と5年前からの親交があります。南部町は地域包括支援の取り組みでは日本一で、先進地であります。そのようなことで私お願いして、萩にも講演に来てもらっています。宿泊代は持ちましたが、旅費、講演料はなしです。その町長さんがいつも言っておられました。南部町は知名度もなく、ほとんど知らない人が多い。それにつけ、萩は知名度も高く、萩を知らない人はいない。明治維新胎動のまち萩です。いろんなことを、いろんな新しいことを全国に発信してほしいといつも言っておられました。ありがたい言葉であります。まさにそのとおりなんです。 萩は歴史、文化、学問のまちです。この事業は萩に似合った、萩市の新事業の一つではないでしょうか。いずれにしても藤道市政が掲げる未来への挑戦、暮らしの豊かさを実感できるまちを定めた、31年度市長施政方針を形あるものとする予算であると私は思っております。よって、この新年度予算案について、賛同することを表明し、賛成討論といたします。各議員の御賛同、よろしくお願いいたします。 ○議長(横山秀二君) 中野議員の討論は終わりました。 以上で、議案第4号の討論は終わりました。ほかの議案の通告も受理しており、討論の途中となりますが、ここで午前中の会議を終わり、午後2時から会議を開きますので定刻までに御参集願います。 それでは休憩いたします。     午後 0時51分休憩────────────────────     午後 2時00分再開 ○議長(横山秀二君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。討論を続行いたします。 それでは、議案第6号に関し、反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第65号2019年度国民健康保険(事業勘定)特別会計予算に反対の立場で討論します。 新年度の国民健康保険(事業勘定)特別会計予算は、歳入歳出70億8,870万円です。前年度比6,590万円増です。被保険者は減少見込みですが、保険給付費は50億3,400万円余りと、前年度比で6,400万円余りふえる予算となっています。一人当たりの保険料は前年度当初と比べほぼ同じ水準の9万8,390円となっています。基金からの取り崩しが1億2,800万円予定されています。これによって基金保有額は5億5,400万円程度となるという見込みが出されています。 前年度と比べて基金での対応によって、市民にとっては何も変わってないような予算となっています。ところが実際には、この向こう5年間で大幅引き上げが予想されています。国保運営が市町村単位から県での統一運営に切り替えられて、県が示す標準保険料率に合わせるために、5年間かけて負担調整するということが決まっています。今年度はその1年目として、国保条例改正案で示されているように、保険料の賦課方式を4方式から3方式に変える準備が進められます。応能割の資産割が廃止の方向に進められ、今年度は資産割の賦課額の半分程度が世帯割に付けかえられます。来年度は据え置き方針ですが、再来年度になると標準保険料率へ向けた第一次の大幅引き上げが予定されています。資産割は完全に廃止され、一人当たり9,500円の保険料引き上げが予定されています。さらに2023年度では一人当たり1万8,500円の大幅引き上げが予定されており、2024年度は標準保険料率に移行し、人数が多い世帯での負担が重くなります。5年間で、なんと一人当たり平均2万8,000円の大幅な引き上げとなることが予定されています。 示された4人世帯、世帯主48歳、平均所得184万円、2割減額世帯です。この4人世帯では、現行で年額36万2,680円が、標準保険料率では53万2,450円、約17万円ふえる予想になっています。所得184万円から53万円が国保料に消えていくと、残りは130万円です。これで家族4人が1年暮らすことができるでしょうか。こんなことがまかり通れば、保険料滞納世帯がふえ、保険証を持たない人が激増するのではないかという心配が出てきます。保険証がなければ医療機関にかかるのがおくれ、重病化することも考えられます。市民の命と健康にとって重大な事態に陥ることになります。 国保運営が県に統一されれば、財政基盤が強化され、安定した運営ができると言われてきましたが、財政基盤強化、安定運営というのが、被保険者、市民の重い負担と犠牲で賄われるということではないでしょうか。こんなことが許されるはずはありません。 市長は、政治家として市民の暮らしをしっかり見つめ、その中から出てくる声を真摯に聞くべきです。そして、高過ぎる国保料負担の軽減に努力すべきです。市独自の繰り入れも検討すべきです。国の指導は独自の繰り入れはしないようにということではありますけれど、していけないとは言っていません。自治体が住民の苦難を軽減するために、財源措置をとることは自治の範疇ではないでしょうか。国にやめさせる権限はありません。 標準保険料率なるものも、あくまでも標準であって、必ず従わなければならないという義務ではありません。この標準保険料率に合わせていく保険料の引き上げ計画をやめて、萩市独自の保険料率で市民負担の軽減を図ることを求めます。 そして、国は国保加入者のこの実態を直視し、1兆円規模の財政を投入し、協会けんぽ並みの保険料負担水準に引き下げるよう要求します。これは、全国知事会も同様の要求を行っています。市長も政治家として取り得る最大限の努力をされるよう求めて、反対討論といたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第13号に関し、反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第13号2019年度萩市病院事業会計予算に反対の討論をします。 病院事業会計予算は、今年度も赤字予算です。病院事業で1,989万円の赤字を計上し、繰越欠損金が5億8,390万円になると見込んでいます。 公立医療機関が不採算部門を担い、地域医療の確保に役割を果たしているということから、赤字だからだめと一概に否定するものではありません。圏域の人口減少の中で、どの医療機関も経営には苦労していることと思います。ですから、それだけをもって責めるわけではありません。地域医療水準の向上という点で、市長の姿勢を認めるわけにはいかないということから反対です。 一般質問で、萩市の医療水準について、萩市に住んでいたら助かる命も助からない、よそなら助かる事例も萩医療圏では命の保証はないという市民の声を紹介いたしました。切実な実体験に基づいた意見であり、最近聞いた事例も可能な限りお示しをいたしました。これに対し市長は、みんな一生懸命やっている、努力を全否定するようなことを言うな、怒りが沸く、風評被害をもたらすような発言は許せないという答弁でありました。これは市民に対し、医療機関は最善の努力をしているから、その中で助からないこともある、死んでも文句は言うなというような傲慢な姿勢だと受けとめられるのではないでしょうか。これは市民ファーストを掲げる市長の姿勢とは真逆なのではないでしょうか。市民には何の知識も良識もない、勝手なことを言うなと言ってるわけです。これらの言葉は、萩市の医療水準の向上を市民が求めることは風評に基づくもので、根拠はない、医療水準は今最高だと言ってるように聞こえるわけです。 ところがその後で、地域完結型の中核病院を目指し、検討していると言われるように、現実は地域完結型になっていないことは明らかです。実際に県の示した地域医療構想の資料の中で、萩市民がどれだけ圏域外の医療機関に入っているかデータで示されています。病院の入院患者の、この萩医療圏内への流入と、この萩医療圏内からの流出、このデータを見てください。萩医療圏に流入するのはわずか1割、1桁です。流出は3割以上、33%にものぼっています。萩医療圏から外に出る患者の割合は、突出して多いのが実態です。これは萩医療圏では十分な医療が受けられないということの一つの証左ではないでしょうか。すべてが医療水準の問題ではないとしても、要因としては非常に重たいものがあるのではないでしょうか。このデータさえも風評被害を示すものとの認識であるならば、到底萩医療圏の医療水準の向上は望むべくもありません。 このことを指摘されて逆上するような市長の発言は、市民に絶望を与えます。市長が市民に与えるべきは希望であり、明るい未来であるべきです。市民の声に耳を傾けて、医療水準の向上に努め、地域の医療機関への信頼を勝ち取っていく中でこそ、明るい展望が開けるのではないでしょうか。その中にこそ、萩市民病院の経営改善の道があるのではないでしょうか。 病院事業改革の第一歩は、市民の声に耳を傾け真摯に対応することから始まるということを指摘し、反対討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第25号に関し、反対の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。6番、五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕 ◆6番(五十嵐仁美君) 議案第25号萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に反対の立場で討論します。 この条例は、国民健康保険事業の保険給付や保険料の徴収などについて審議を行う場として設置されている萩市国民健康保険運営協議会の委員定数を見直し、萩市及び旧郡部から1名ずつ計7名出していた被保険者代表や公益代表を、2郡部から1名ずつ計4名に改正するとともに、県内の保険料水準の統一に向け、段階的に国民健康保険料を引き上げ、5年間で一人当たり2万8,000円値上げする第1段階として、資産割の割合を7.0%から2.5%にし、その分を平等割に配分し19.0%を23.5%にします。 資産割のある世帯は、保険料の引き下げになりますが、その分、資産割のない世帯の保険料は引き上げられます。さらに医療分の限度額を58万円から61万円に引き上げ、所得の多い世帯の負担がふえます。また、保険料の減額対象者の拡大を行いますが、資産割のない世帯の保険料が引き上げられます。今回の条例では、資産割で4分の3を平等割に配分するだけですが、資産割のない3人以上の世帯は1万円近く保険料が高くなります。 国民健康保険は、年金生活者や零細経営の自営業者など、所得の低い人が多く加入しています。そしてその保険料は、協会けんぽや大企業の労働者が加入する組合けんぽよりもはるかに高くなっています。加入者の所得は低いのに、保険料は一番高いという矛盾が、生活困窮者をふやし、医療を受ける権利も奪ってしまう事態を起こしています。 私たち日本共産党は、1兆円の公費負担増で国保料を協会けんぽの保険料並みに引き下げるという国保政策を打ち出しています。これは全国知事会の2014年の要望を踏まえたものでもあります。 しかし、すぐに公費負担ができないのであれば、市独自の負担軽減を進めていかなければなりません。子供がいることを特別な事情と認定し、国民健康保険法第77条に基づく減免措置への取り組みを行ってる自治体も出てきています。県や国に言われるがままではなく、萩市独自の施策を考えることこそ、今求められています。 よって、国保加入の市民の暮らしを圧迫するこの条例の制定には反対です。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 まず、議案第4号平成31年度萩市一般会計予算に対する委員長の報告は、原案否決であります。したがって、本件は原案について採決いたします。 議案第4号平成31年度萩市一般会計予算は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号平成31年度萩市土地取得事業特別会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第6号平成31年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第6号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第7号平成31年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第8号平成31年度萩市休日急患診療事業特別会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第9号平成31年度萩市後期高齢者医療事業特別会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第9号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第10号平成31年度萩市介護保険事業特別会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第10号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第11号平成31年度萩市水道事業会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第12号平成31年度萩市下水道事業会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第13号平成31年度萩市病院事業会計予算に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第13号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第14号萩市職員の大学院派遣研修費用の償還に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第14号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第15号萩市総合福祉センターの設置及び管理に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第16号社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第17号萩市中津江・福祉複合施設なごみの設置及び管理に関する条例及び萩市無田ケ原口・福祉複合施設おとずれの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第17号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第18号萩市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第18号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第19号萩市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第20号萩市手数料条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第20号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第21号萩市基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第22号萩市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第22号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第23号萩市保育所条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第23号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第24号萩市生きがいと健康の村の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案24号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第25号萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第25号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第26号萩市一般廃棄物処理施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第26号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第27号萩市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第27号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第28号萩市水道事業に係る布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第28号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第29号萩市楽々園の設置及び管理に関する条例を廃止する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第30号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第30号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第31号萩市過疎地域自立促進計画の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第31号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第33号進学準備給付金の支給に関する事務の一部を受託することについてに対する委員長の報告は、同意であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号は委員長の報告のとおり同意と決しました。 次に、議案第34号山口県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び共同処理する事務の構成団体の変更並びにこれに伴う規約の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第34号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第35号山口県市町総合事務組合の財産処分についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第36号指定管理者の指定期間の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第36号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第37号指定管理者の指定についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第37号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第38号萩市と阿武町との定住自立圏形成協定の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第38号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第39号公平委員会委員の選任については、次の者を選任することに同意と決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第39号は同意と決しました。 次に、議案第40号教育委員会委員の任命については、次の者を任命することに同意と決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第40号は同意と決しました。 次に、議案第41号人権擁護委員の候補者の推薦については、次の者を推薦することに同意と決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号は同意と決しました。──────────────────── △日程第4 委員会提出議案第1号 ○議長(横山秀二君) 日程第4、委員会提出議案第1号を議題といたします。 まず、提案者から提案理由の説明を求めます。12番、関委員長。  〔議会運営委員長 関 伸久君登壇〕 ◆12番(関伸久君) 委員会提出議案第1号の提案理由について申し上げます。 萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げるところです。 このたびの改正は、議員の期末手当の支給率を改正するもので、現行の6月期1.625を1.675に、12月期1.775を1.675にするものです。支給率の合計で申しますと、現行、年3.4カ月分からマイナス0.05カ月分、年3.35カ月分とするものです。また、これまで6月、12月と支給率が異なっておりましたが、今回の改正で同率とするものです。 以上で、簡単ですが提案理由の説明を終わります。 ○議長(横山秀二君) 以上で、提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。 次に、委員会提出議案第1号萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております委員会提出議案第1号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。討論はありませんか。(「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 討論なしと認めます。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 委員会提出議案第1号萩市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。──────────────────── △日程第5 議員の派遣について ○議長(横山秀二君) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。 お手元に配付いたしております議員派遣一覧のとおり、会議規則第167条の規定により、議員を派遣いたしたいと思います。 お諮りいたします。 議員の派遣については、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議員派遣一覧のとおり、議員を派遣することに決定いたしました。 続いて、お諮りをいたします。 派遣内容に変更が生じた場合は、議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、派遣内容の変更については、議長に一任されました。──────────────────── ○議長(横山秀二君) 以上で、本定例会の議事はすべて終了をいたしました。 これをもちまして、平成31年萩市議会3月定例会を閉会いたします。     午後 2時38分閉会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成31年3月19日   萩市議会議 長  横 山 秀 二       議 員  西 島 孝 一       議 員  平 田 啓 一...