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09月28日-06号

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  1. 萩市議会 2018-09-28
    09月28日-06号


    取得元: 萩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    平成30年 9月定例会                平成30年9月            萩市議会定例会会議録(第6号)                議事日程第6号         平成30年9月28日(金曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 諸報告第3 議案第68号から議案第99号まで第4 常任委員会の閉会中の所管事務調査について第5 議員の派遣について────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 諸報告日程第3 議案第68号から議案第99号まで日程第4 常任委員会の閉会中の所管事務調査について日程第5 議員の派遣について────────────────────〇出席議員(20名)       1番  浅 井 朗 太 君       2番  小 林   富 君       3番  瀧 口 治 昭 君       4番  松 浦   誠 君       5番  村 谷 幸 治 君       6番  五十嵐 仁 美 君       7番  石 飛 孝 道 君       8番  佐々木 公 惠 君       9番  松 浦 俊 生 君      10番  美 原 喜 大 君      11番  森 田 哲 弘 君      12番  関   伸 久 君      13番  西 中   忍 君      14番  長 岡 肇太郎 君      15番  中 野   伸 君      16番  西 島 孝 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  斉 藤 眞 治 君      20番  横 山 秀 二 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        藤 道 健 二 君 副市長       高 橋 博 史 君 教育長       中 村 彰 利 君 総務部長      柴 田 一 郎 君 総合政策部長    香 川 信 善 君 財務部長      大 塚 喜 彦 君 地域政策部長    野 村 謙 司 君 市民生活部長    小 原 厚 子 君 福祉部長      岩 武 明 司 君 保健部長      田 中 慎 二 君 市民病院事務部長  阿 武 利 明 君 産業戦略部長    長 尾 博 行 君 農林水産部長    下   英 樹 君 商工政策部長    山 本   徹 君 観光政策部長    植 村   正 君 土木建築部長    須 山 靖 夫 君 上下水道局長    池 田   亮 君 教育委員会事務局長 弘 中   保 君 消防本部消防長   野 原 和 正 君 総務部次長     齋 藤 英 樹 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      濱 村 祥 一 君 次長        須 郷   誠 君 議事係長      戸 禰 憲 尚 君 調査係長      大 田 泰 之 君────────────────────     午前10時00分開会 ○議長(横山秀二君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(横山秀二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、9番、松浦俊生議員、10番、美原議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 諸報告 ○議長(横山秀二君) 日程第2、これより諸報告を行います。 行政報告を求めます。 市長の報告を求めます。市長。  〔市長 藤道健二君登壇〕 ◎市長(藤道健二君) 皆様、おはようございます。 この場をお借りしまして、日本ジオパーク認定について御報告を申し上げます。 9月20日、日本ジオパーク委員会におきまして、萩ジオパーク日本ジオパークとして認定されました。これは、市民の皆様を初め、関係する阿武町や山口市の皆様と、誠実かつ着実にジオパークの取り組みを進めてきたことが評価されたものであり、この喜びをかかわってこられたすべての皆様と分かち合いたいと存じます。 審査に当たった日本ジオパーク委員会からは、萩ジオパークの掲げるストーリー性への評価に加え、地域での活動が活発になってきたこと、また、関係者の理解や活動の質の高さが大きく評価され、将来への期待も示されたところであります。 このような評価を得ることができましたのも、ひとえに地域の皆様を初めとする関係各位の熱心な活動に負うところでございます。この間、萩市議会におかれましても、行政視察を通じた知見の提供や、市議会互助会でのジオパーク研修セミナーの開催など、一方ならぬ御高配をいただいたところです。改めて、地域の皆様を初めとする関係各位、萩市議会の皆様に御礼申し上げます。 今回、日本ジオパーク認定を受けたわけですが、認定されることがゴールではございません。萩ジオパークとしてのスタートであって、まさにこれからの取り組みが重要であると心得ております。これを契機に、全国への発信やジオツーリズムの取り組みなど、大地の遺産を生かした活動をこれまで以上に展開して、「地球の視点で萩らしさが見える・伝わる」持続的な地域づくりや人材育成に取り組んでまいりますので、引き続き御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(横山秀二君) 行政報告は終わりました。 諸報告を終了いたします。──────────────────── △日程第3 議案第68号から議案第99号まで ○議長(横山秀二君) 日程第3、議案第68号から議案第99号までを一括して議題といたします。 これより各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。  〔総務委員長 松浦俊生君登壇〕 ◆9番(松浦俊生君) 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案3件について、審査の経過及び結果について御報告いたします。 まず、議案第73号平成29年度萩市土地取得事業特別会計決算認定についてであります。 平成29年度は土地の取得はなく、土地貸付収入土地開発基金利子を全額基金に積み立てたものであるとの説明を受け、委員からは、土地貸付収入の予算額と決算額との差額などについて質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第89号萩市総合事務所、支所及び出張所設置条例等の一部を改正する条例についてであります。 これは、山口地方法務局による山耕地番解消作業に伴い、川上、むつみ、旭及び福栄地域の山地番に所在する施設について、地番の変更を行うとともに、当該山地番解消作業において、条例に規定する所在地の地番に錯誤あることが判明した施設について、地番の訂正を行うため条例を改正するものです。 審査においては、執行部から本議案による変更対象となる施設は48施設で、うち11施設が山地番解消によるもの、残り37施設は錯誤によるものであるとの説明がありました。 また、錯誤による変更の主なものは、県工事等の実施の際の分筆や、複数の土地の地番を合筆したことに伴う地番変更についての改正を行っていなかったものが大半であり、一部、合併時の条例移行作業の際の錯誤によるものがあるとのことでした。 委員からは、地番が大きく変更となる施設に係る錯誤の内容などについて質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第90号萩市東部地域定住促進住宅管理条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、今年度、田万川地域に新たに3戸の萩市東部地域定住促進住宅を建設することにあわせ、入居申し込み者の資格について、入居の申し込み時において市外に居住している者であることを要件とする規定を削除する等のため条例を改正するものです。 審査では、主に今回の条例改正により削除される入居申し込み要件について質疑が交わされました。 まず、入居申し込み時に市外に居住している者である規定を削除する改正理由についての質疑に対しては、過去の入居者募集にあたり、募集開始直前に東部地域に転入された方から入居の申し込みができなかったとの意見を受け、このたび萩市東部集中豪雨災害以後に萩市東部へ転入された方にも、市外在住者と平等に入居機会をつくることが可能となるように改正するとの説明を受けました。 次に、入居時に東部地域に居住できる当人及び親族が所有する家屋を有しない者である要件の削除に関する質疑では、執行部から、この条例はもともと市外からの移住者を対象とするもので、東部地域に縁があり、親族の所有する住宅や本人が購入した住宅がある場合は除外することになっていたが、このたびの新たな3戸建設にあわせ、入居申し込み者の門戸を広げるため削除するとの答弁でした。 また、入居者募集に当たり、応募者多数で競合する場合は、選考委員会において選考基準により、市外在住者や、平成25年7月28日以降に萩市東部地域に転入された方を優先していくとの答弁も付け加えられました。 その他、新たに建設される住宅の入居者募集方法、募集開始から入居に至るまでのタイムスケジュール等についても質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会からの報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 松浦俊生総務委員長の報告は終わりました。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。教育民生委員長。  〔教育民生委員長 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) それでは、教育民生委員会に付託されました議案12件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第69号平成30年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第1号)についてであります。これは、国民健康保険制度改革に伴う電算システム改修経費及び前年度余剰金の基金への積み立て経費、前年度の療養給付費等負担金等の確定に伴う返還金を予算計上するもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第70号平成30年度萩市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。これは、前年度の保険料収入額が確定したことから、山口県後期高齢者医療広域連合へ負担金を支払うための予算計上で、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきもとの決しました。 次に、議案第71号平成30年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。これは、前年度の余剰金等を介護給付費準備基金に積み立てるための経費並びに前年度の介護給付費の精算に伴う返還金を予算計上するもので、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第74号平成29年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定についてであります。 審査では、県内他市と比較し収納率が良いことから、その要因について質疑があり、執行部からは、特別徴収の割合が増加したことや、口座振替による支払がふえていること、また、納付相談や滞納整理により収入未済額の減少に取り組んでいることもその要因として考えられるとの答弁でありました。 このほか、夜間窓口業務での収納状況とコンビニ納付システム導入に伴う今後の夜間窓口業務のあり方についても質疑が交わされ、採決の結果、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第75号平成29年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定については、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第76号平成29年度萩市休日急患診療事業特別会計決算認定についてであります。審査では、一般会計からの繰入金に関連し、国、県補助の有無について、休日急患センター利用者からの意見聴取について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第77号平成29年度萩市後期高齢者医療事業特別会計決算認定についてであります。審査では、後期高齢者医療広域連合納付金の使途及び一般会計からの繰入金について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第78号平成29年度萩市介護保険事業特別会計決算認定についてでありますが、審査では、滞納整理の内容や不納欠損となる具体的事例等について質疑が交わされ、採決の結果、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第87号平成29年度萩市病院事業会計決算認定についてであります。審査では、外来患者、入院患者、いずれも減少となった要因について質疑があり、執行部からは、ここ数年減少が続いているが、はっきりとした原因については分析できていない。単に人口減少だけでは説明ができない問題で、入院患者については、急性期医療を担う他の病院の状況を見るとほぼ同じ率で減少している。また、近年のデータはないが、萩医療圏に3次医療を担う病院がないことから、圏域外へ流出増加といったことも考えられる。外来患者については、整形外科医や小児科医の開業等で一時的に大幅に減少した時期もあったが、減少幅は小さくなっているものの、減少が続いている。このようなさまざまな要因が考えられるが、利用者からの病院に対するマイナス意見を解消し、受診してもらえるよう取り組んでいるとの答弁がありました。 また、流動比率の減少が続いていることについて、医業収益の減少とコスト削減の取り組み状況について、ベンチマーク導入の検討について、他会計からの補助金収入の見込みについて等、今後の病院経営に関する質疑が交わされ、委員からは債務超過にならないよう業務の見直し等により経営改革を急いで行っていくべきとの指摘もありました。これに対し執行部からは、現状について、全職員で経費節減に努めているが結果として出てないので、改めて全体で考えていきたいとの答弁がありました。 審査では、このほか、ジェネリック医薬品の利用状況について、病院に対する利用者からの意見、苦情等の主なものについて、またその対応状況についても質疑が交わされ、採決の結果、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第93号萩市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、審査では、今回の条例改正に係る市内での該当保育所の有無について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第94号萩市児童クラブ条例の一部を改正する条例については、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第96号損害賠償の額を定めることについてでありますが、これは、椿東小学校敷地内での草刈り作業中に発生した車両のガラス破損事故に係るもので、執行部より再発防止策等について説明を受けた後、質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、教育民生委員会委員長報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 西中教育民生委員長の報告は終わりました。 次に、経済建設委員長の報告を求めます。経済建設委員長。  〔経済建設委員長 長岡肇太郎君登壇〕 ◆14番(長岡肇太郎君) 経済建設委員会を代表し、本委員会に付託された議案14件について、審査の経過及び結果を報告いたします。 まず、議案第79号平成29年度萩市農業集落排水事業特別会計決算認定については、平成30年度より下水道事業会計に引き継がれることから、未収金、未払金に影響があるのか質疑があり、未払金については引継ぎ前と同様に支払い事務を行うこと、未収金については、今後、下水道事業会計において回収していくとの回答があり、採決の結果、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第80号平成29年度萩市漁業集落排水事業特別会計決算認定について、議案第81号平成29年度萩市林業集落排水事業特別会計決算認定について、議案第82号平成29年度萩市特定地域生活排水事業特別会計決算認定について、議案第83号平成29年度萩市個別排水事業特別会計決算認定について、議案第84号平成29年度萩市駐車場事業特別会計決算認定については、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第85号平成29年度萩市水道事業会計決算認定については、その他特別利益に計上されている2,075万7,130円について質疑があり、消費税の確定申告により還付となり企業会計に引き継いだものであること、特別利益となっているのは、その年度の収支に関するものではなく、統合によって発生した一過性のもので、次年度以降発生しないこととの回答がありました。 また、管路の老朽化や修繕について、総管延長や年間の更新延長はどう考えているのか、そして、漏水の割合がどの程度かとの質疑があり、総管延長は660キロメートルで更新は1年間に2キロメートル程度、事業費は約1億円、そして、漏水は配水量と有収水量の比率から約20%程度であり、火災のときの消火に使用したものや工事による放水、濁りなどにより各家庭で放水したものを含んでいるとの回答がありました。 採決の結果、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第86号平成29年度萩市下水道事業会計決算認定については、公共下水道の整備計画の見直しをどういった観点で行うのかとの質疑があり、現在は萩市汚水処理施設整備構想の計画において進めていること、山口県において汚水処理施設整備構想の見直しが平成34年度と聞いていることから、下水道事業計画区域を事業完了とするために毎年事業を進めていること、そして、現在の下水道事業計画区域外を含めた汚水処理施設整備構想の見直しを行う必要があると考えており、萩市の作業年度である平成33年度に見直しを予定している旨の回答がありました。 採決の結果、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第88号萩市ふれあいステーション須佐の設置及び管理に関する条例、議案第98号指定管理者の指定期間の変更については、関連があることから一括で審査を行いました。 委員からは、ふれあいステーション須佐の計画及び運営方法について質疑がありました。主なものとしては、今回、水槽も設置した上で、目玉商品となるイカについて、水槽の大きさやイカの確保、海水の手配、水槽自体の機能についてなどで、水槽は直径1メートルの円形水槽、イカは漁協から手配し、施設まで1キロメートル圏内にあることから、海水及びイカの補充に差し支えがないこと、水槽には水温調整や循環機能も兼ね備えた設備となっている旨の回答がありました。 また、今後の指定管理者制度は公募となるのか、施設の利便性や視認性については、見えづらいことへの対応、モータリゼーションの進展により駐車場への動線を改善すべきではないかなどの質疑があり、指定管理者については公募です、視認性の改善に向けて建物上部にロゴマークなどを作成し掲げることを検討する旨の回答がありました。 委員からは、事業成功に向けて指定管理者が決定後、目玉商品であるイカのPR方法や水槽の詳細、しーまーとの中にも過去に水槽があったことを踏まえて、消費につなげるため指定管理者に参考にされるようにという意見がありました。 採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第91号萩市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例については、補助金については、活動実績と農地集積、遊休農地解消の達成率40%以上の成果実績とあるが、萩市は遊休農地の解消について、平成29年度の農地集積率36.8%の上積みが今後達成できるのかとの質疑があり、今後、成果実績を達成できるかという点については、担い手の高齢化や後継者不足、萩市は中山間地域を多く有するという観点から厳しい状況であるが、活動実績については、活動に対して支払いができるため、委員にしっかりと説明をして成果が出るようにしていきたいとの回答がありました。 採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第92号萩市手数料条例の一部を改正する条例、議案第95号損害賠償の額を定めることについて、議案第97号市道路線の変更については、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、経済建設委員会の報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 長岡経済建設委員長の報告は終わりました。 次に、予算決算委員長の報告を求めます。予算決算委員長。  〔予算決算委員長 西島孝一君登壇〕 ◆16番(西島孝一君) それでは、予算決算委員会に付託されました議案2件について、審査の経過及び結果を御報告いたします。 まず、議案第68号平成30年度萩市一般会計補正予算(第2号)でありますが、今回の補正は歳入歳出それぞれ7,666万1,000円を追加し、予算の総額を303億2,639万4,000円とするものです。 本議案の審査では、萩市議会会議規則第117条の委員外議員制度を活用し、委員外議員9名の出席のもと18名で審査を行いました。 歳出予算補正の主なものは、地域農業の継続的な発展を図る取り組みを支援する新規就業者等産地拡大促進事業、萩の林業再生を図る林業6次産業化推進事業、高齢者や障がいのある方等、だれもが利用できる施設とするための三見公民館施設改修事業など新規事業もあり、市勢の発展及び市民の生活を守る、必要な事業を計上されたものであります。 審査での主な質疑項目について申し上げます。 国民年金電算システム改修事業において、改修の基になった制度改正の内容確認、制度の周知方法、システムの改修内容などについて、子ども・子育て支援事業計画策定事業において、アンケート調査の内容について、農地利用最適化推進事業において遊休農地の解消に向けた農地利用最適化推進委員の役割や解消のめどなどについて、林業6次産業化推進事業において、委託内容の確認、プロポーザルの募集期間、適正業者の応募がない場合の対応についてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定についてであります。 補正予算の審査同様、委員外議員を含め18名により、9月19日、20日の2日間審査を行い、採決の結果、可否同数となり、委員長採決により不認定とすべきものと決しました。 それでは、予算、決算の概要から申し上げます。 平成29年度の当初予算は、市長選挙を控えていたことから、市民生活に直結する扶助費などの義務的経費や一般行政経費、継続事業であった投資的経費を中心に、299億9,000万円の骨格予算でスタートし、市長選挙後の6月に新市長のもと、新たな政策的経費、臨時的経費等を肉付けし、通年予算となりました。その後、持続可能な公共交通を形成するためのマスタープラン策定事業や、須佐男命いかなどの地域特産品を販売するふれあいステーション須佐を改修整備する事業など、5回の補正予算が行われました。平成28年度からの繰越明許費を加え、最終予算は323億4,358万907円となっております。 次に、決算規模について、歳入が298億1,128万2,716円、歳出が291億8,027万7,361円となり、前年度と比較すると、歳入で2.6%、歳出で2.0%それぞれ減少しており、その主な要因は、平成28年度に竣工した萩・明倫学舎本館、2号館の整備費、臨時福祉給付金、職員人件費などが減少したことによるものであります。 また、歳入においては、合併特例措置の終了に伴い、漸減3年目を迎え、普通交付税が3.8%、4億4,267万円、萩市東部集中豪雨に対する算入措置が平成28年度で終了したことから、特別交付税が9.0%、1億4,914万円減少しております。 これらの結果、歳入から歳出を差し引いた額は6億3,100万5,355円となり、繰越明許費の財源1,070万5,080円を差し引いた平成29年度の実質収支は6億2,030万275円の黒字決算となっております。なお、当該年度の実質収支から前年度実質収支を差し引いた単年度収支に、財政調整基金への積立金及び取崩額並びに地方債の繰上償還額を加味する実質単年度収支は、2億3,936万5,858円の赤字となっております。 以上が、平成29年度予算、決算の概要であります。 次に、審査の経過を申し上げます。審査は、決算全般、歳入、歳出の順に行いましたので、以下順次申し上げます。 まず、決算全般では、財政調整基金について、決算では5億円の取り崩しが行われており、今年度予算においても財政調整基金の繰り入れを財源とした事業が予算化されていることから、基金取崩額の見込み等について質疑が交わされたところであります。財政調整基金は年度間の財政負担の調整を行うためのものであり、今後も普通交付税の減少が続く見込みであることから、基金を活用しながら収支の均衡を図ってまいりたい。また、行財政改革を行うことにより歳出の抑制に努め、財政調整基金の温存に努めたいとの回答でありました。 次に、経常収支比率が段階的に上昇することは、財政の硬直化を招き危険な状況であることから、平成29年度決算において上昇した要因は何か、また、今後も交付税の減少が予測される中で改善の見込みはあるかなどの質疑が交わされ、経常収支比率の上昇の原因は、人件費、扶助費、公債費等の義務的経費の減少額と比較し、市税、交付税といった一般財源の減少が大きかったことによるものであるが、財政状況は経常収支比率のみで判断されるものでなく、他の指標も含め判断する必要があるとの回答でありました。さらには、経常収支比率改善のため、人件費抑制、職員の削減の考えがあるかとの質疑に対し、一律に職員給与のカットは考えていない、職員数については定員適正化計画に基づき、合併後約200人の削減を行ったところであるが、採用抑制の影響から、職員構成に年齢的な偏りが生じ、将来萩市役所を担う若手職員数が不足している状況となっている。広大な面積を持つ萩市の適正な職員数について、今後も検討してまいりたいとの回答でありました。委員からは高い経常収支比率のままでは財政が硬直化し、災害等の対応に支障をきたす恐れがあることから、改善を期待したいとの意見がありました。 次に、平成29年度予算について、一般財源のみを財源とする事業を予算措置している状況が多数見受けられたことから、一般財源が減少する中、国庫、県費補助金の確保状況についてただしたところであります。これに対し、予算審査等において、市長が交代したことにより補助金を取りに行く姿勢が見られないとの指摘を受けているところであるが、補助を受けることが可能な事業で補助申請しないことは市の損失となることから、確実に補助申請し交付を受けている。担当課に対しても可能な限り補助を探すよう要請しており、今後も徹底してまいりたいとの回答でありました。 そのほか、実質収支、単年度収支、公債費比率などの財政状況に係るさまざまな指標について質疑が交わされたところであります。 次に、歳入について主な質疑を一括して申し上げます。 人口減少、高齢化が及ぼす影響から、一般財源の柱となる市民税、交付税の減少が続く中、税以外の収入確保について質疑が交わされたところであります。具体的には、保育料や住宅使用料における滞納対策について、阿武町と共同で実施する事務や受託事務における阿武町の負担割合の決定方法について、土地等の遊休財産や不要物品の売却内容及び処分の基準についてなどがあります。 続いて、歳出について各所管の審査における代表的な質疑、意見等を申し上げます。 まず、2款総務費では、萩・明倫学舎管理運営事業において、来館者数の動向や今後のリピーター確保について質疑が交わされたところであります。また、萩・明倫学舎3号館、4号館整備事業において、約4億円の事業を減額補正することなく不執行とした財務処理について、法的には市長に執行権があるものの、議会で議論することなく不執行とする手法は認められないとの発言がありました。 次に、情報政策費及び戸籍住民基本台帳費では、ネットワーク構築事業における入札方式について質疑を行い、価格の透明性を確保するためにも契約内容をオープンにして競争入札とされたいとの意見がありました。 徴税指導員設置事業では、指導員の職務内容や配置の効果について質疑を行い、事業効果は収納率にあらわれるものであるが、依然、県内で低位となっているとの指摘がありました。 そのほか、福利厚生事業では、職員の休職状況、ストレスチェック等の事業効果について、防犯街灯のLED化推進方針について、技術検査体制について、コンビニ交付事業の実績についてなどの質疑がありました。 次に、3款民生費では、社会福祉推進事業において、地区社協の設立及び活動の状況について、無償ボランティアの今後のあり方について質疑を行い、地域では人口減少と高齢化が進み、無償ボランティアや各種の役員などが限られた人へ集中しており、過度の負担がかかっている現状が指摘されたところ、地区社協は設立されたばかりでもあり、今後萩市社会福祉協議会等を交え、それぞれの役割、活動のあり方を検証、検討するとの答弁があり、その成果により持続可能な地域福祉体制が確立されることを望むものであります。 また、老人福祉施設費を初めとする施設管理事業では、多くの予算流用、予備費の充当が見受けられたことから、その内容を確認したところであります。委員からは、緊急性等は理解できるものの、施設点検を十分行うとともに、突発的な修繕に対応できるよう予算措置すべきとの指摘がありました。 そのほか、生活困窮者自立支援事業において、相談対応の状況、生活困窮者の定義について、子どものための教育・保育給付事業では、多様な保育の定義、検証方法及び補助基準についてなどの質疑が交わされました。 次に、4款衛生費では、浄化槽設置整備事業において、公共下水道認可区域では補助対象とならないことから、早期に下水道整備が進まない区域については認可見直しを行う考えはないかとの意見に対し、認可区域の整備を進めることが原則ではあるが、平成34年度に県が汚水処理整備構想の見直しを行う予定であることから、その前段階において事業の精査、見直しを行うことが見込まれるとの回答であります。 そのほか、し尿処理システム検討事業では、分析結果の確認とともに、実施時期の見込みについて質疑が交わされました。 次に、5款労働費では、シルバー人材センター関連事業において、阿武町負担割合の算出根拠について質疑がありました。 次に、6款農林水産業費では、萩市産木材需要拡大支援事業において、事業内容の確認の後、萩市産木材の需要拡大が進まない現状について、本質的な対策が必要との指摘がされたところであります。 また、小規模治山事業において、未施行箇所の確認が行われ、平成19年度の川上地域、平成21年度の田万川地域の2件が未着手との回答があり、早期に事業着手されたいとの意見でありました。 そのほか、農山漁村交流プロジェクト推進事業では、受け入れ実績の推移、受け入れ農家の負担について、中核的担い手育成支援事業では、農業者からの要望及び採択の状況について、中山間地域等直接支払事業では、集落協定の取り組み状況、次期対策への取り組み見込みについて、林道、作業道維持管理における草刈り等を市が実施する基準などについての質疑が交わされました。 次に、7款商工費では、地域公共交通網形成計画策定事業において、策定方針の確認を行った後、中心部となる三角州内において、公共交通の空白地が存在することから、公平・公正な計画となるよう指摘がありました。 次に、観光客数の推移について、観光課としての評価をただしたところ、平成29年度は前年比101.1%であり、ディスティネーションキャンペーン等の効果がある一方、長門市の観光客数が伸びる状況では健闘したとの認識であるとの回答でありました。これに対し委員からは、萩市は交流人口をいかにふやすかが生命線であるにもかかわらず、そのビジョンが全く見えてこないとの意見があり、例えば宿泊者数を伸ばすには、萩市内のキャパシティは限られており、平日稼働率を上げる必要がある。平日の観光客が高齢者であるならば、そこにターゲットを絞り、誘客を図る施策が必要との意見がありました。 そのほか、地場産業振興事業のうち、旅する新虎マーケット出展支援事業では、約3カ月の出展期間と比較し、食事提供数、販売数等が少ないことから、事業の検証及び効果について、バス交通振興事業では、地方バス路線の補助内容について質疑が交わされました。 次に、8款土木費では、市営住宅維持管理事業において、改修、修繕を行う優先度について、入居率の状況について質疑を行い、委員からは地域の市営住宅に空室が多くあり、入居募集に対して応募が少ない状況から、空室を利用して地域の人口を増加させる施策の検討を求める旨の意見がありました。 次に、歴史的景観保存地区保存推進事業では、補助金助成件数の確認を行った後、ブロック塀など景観保存の必要な箇所が残っている状況で、補助率を上げることで個人負担を減らし、景観形成を進める考えはないかとの質疑に対し、この補助事業は歴史的景観保全に有効であるため、予算の増額に努めたいとの回答でありました。 そのほか、道路新設改良事業において、小原畔田線道路整備事業、江舟線道路整備事業の早期整備に向けた状況、完了予定について、空家等対策推進事業では、老朽危険空き家の状況、所有者に対する助言及び指導の状況等について、立地適正化計画策定事業では、自治体には作成の義務があるのか、策定に当たっての方針の確認が行われ、あわせて計画策定に関連し、都市計画に係る他の施策への影響等についても質疑が交わされました。 次に、9款消防費では、土砂災害ハザードマップ作成事業において、各地の豪雨災害の状況から、ハザードマップの周知が十分でないことにより被害が拡大したことなどを例に、市民への周知状況について質疑を行い、各戸への配布のみでは不十分との指摘を行ったところ、ハザードマップを活用した避難訓練の実施や出前講座等において周知を図るとの説明でありました。 地域防災マネージャー設置事業では、地域防災マネージャーは1名のみで十分なのか、防災士の修得状況について質疑が交わされ、防災士の資格取得に係る啓発を行うよう指摘されたところであります。 そのほか、消防団員の充足率についての質疑が交わされました。 次に、10款教育費では、世界文化遺産修復・整備活用計画策定事業において、登録時に資産の保全について具体的な計画を作成するよう勧告を受けたところであるが、年次ベースのモニタリング実施や人材育成計画の進捗状況、各資産の受け入れ上限数を定めた施設があるのかとの質疑に対し、萩市に所在する構成資産に係る保全計画については、既に審査が終了し問題がないとの結果が出ている。また、モニタリングについては毎年職員が実施し、研修等は構成資産の所在する県や市と共同で実施している。受け入れ来訪者の上限設定については、ユネスコから内閣官房に示された課題であり、内閣官房としては上限を定めない形の戦略を作成する予定とのこと。市内の構成資産に係る上限設定は行っていないとの回答であります。 また、萩博物館特別展等開催事業では、博物館に来場された方が博物館で学んだことを外に出て体験することが重要との指摘に対し、夏の展示においてトレインツアーを実施し、博物館の外でさまざまな資料に触れ、発見していただく事業等を実施しているとの回答であります。 そのほか、小規模校連携学習実証事業の成果について、子ども相談・支援室設置事業において、支援室の設置状況や体制及び支援の実績について、繰越事業である萩西中学校外壁改修工事の未執行理由についてなどについて質疑が交わされました。 歳出の最後として、12款公債費では、借り入れの償還方法について、元利均等で資金調達しているものがあるか質疑を行い、主に市中銀行での借り入れは元金均等、政府系資金については元利均等となっているとの回答であります。委員からは、借り入れに係る利息の償還方法について、元利均等による場合、償還当初は償還金額に係る利息の割合が高く、トータルで支払利息の総額が高くなることから、元金均等方式による借り入れの検討を求める意見がありました。 以上が委員会審査における質疑、意見等の大要であります。 特に、歳出における各項目の審査では、実施した事業の実績や効果のみならず、事業に対する検証、さらには今後の事業方針等についてさまざまな質疑が交わされ、委員及び委員外議員から多くの意見や指摘がありました。執行部におかれましては、これらの意見等に十分留意され、費用対効果を初めとする行政評価に基づき、次年度の予算編成や今後の事業執行に生かしていただくとともに、引き続き交付税の漸減もあることから、限られた財源を有効に活用し、多様な市民ニーズに的確に対応する財政運営に努められることを強く求めるものであります。 以上で、報告を終わります。 ○議長(横山秀二君) 西島予算決算委員長の報告は終わりました。 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。 これより各委員長に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、予算決算委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 以上で、各委員長の報告に対する質疑を終わります。 それでは、ここで10分間休憩をいたします。     午前11時00分休憩────────────────────     午前11時10分再開 △討論 ○議長(横山秀二君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 これより討論を行います。通告が9件提出されておりますので、順次発言を許します。 まず、議案第68号に関し、反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第68号一般会計補正予算(第2号)に関し、反対の立場から討論を行います。 この補正予算(第2号)は、7,666万1,000円を追加し、303億2,639万4,000円とするものであります。 今回の補正予算では、国民年金法改正による産前産後4カ月間の年金保険料免除などの制度変更に対応するシステム改修経費95万3,000円があります。この法改正で、産前産後4カ月の保険料が免除されるということについては賛成でありますが、その原資が全被保険者から月額100円を徴収するものであるということとの説明を受け、本来こうした支援制度は、国の責任によって手当てすべきものであり、国民の犠牲によるものであってはならないと思っています。法改正によるものとは言え容認できません。 また、林業6次産業化推進事業は、今年度1,000万円ですが、3年間で総事業費は5,000万円が見込まれています。その目的は、森林の多い萩市には非常に興味深いものではありますが、プロポーザル方式での随意契約となっており、公募期間も短く、適切な業者選定が行われるかどうか不安です。国の事業を食い物にして逃げて行ったDIOジャパンの二の舞にならないか疑問が残るところです。 その他、災害復旧などの事業については、補正の必要性を十分に認めております。 今回、反対する最も大きな理由は、そうしたさまざまな事業の問題ではありません。市長の政治的な姿勢にかかわるものであります。藤道市長は市民ファースト、これを掲げ、市民の暮らし満足度ナンバーワン、こう言って、常に市民の声に耳を傾け、ともに考え、汗を流し続けます、このように公約して、市長に当選いたしました。その姿勢は旧明倫小校舎整備、明倫館復元事業の凍結と再検討の中によくあらわれています。また、子供の医療費助成の拡充や子育て支援、中小企業支援の取り組みなど、具体的な政策の進展もありました。そうした事業への取り組み姿勢は評価し、これまでも予算案などに賛成してまいりました。 しかし、昨年末に政府が突然明らかにいたしました巨大ミサイル発射基地イージス・アショアの問題では、その市民ファーストの姿勢がどこに行ったのかと思われるほど、非常にあいまいな態度をとっています。この議会では、国益にかなうならどうして萩市が反対と言えるでしょうか、このようにお答えになりました。これは、国益のためには住民の暮らしや命、健康、安全を犠牲にしてでも協力すると受けとめられてしまいます。 阿武町の花田町長との姿勢の違いが対比されますと、いよいよ鮮明となっています。自治体の首長が、国策のために住民の暮らしや命、健康、安全を犠牲にするような態度をとることが許されるでしょうか。憲法には地方自治が明記され、国と自治体は対等関係にあると言われています。 市長が悩み苦しんでいるということは十分にわかります。しかし、国に丁寧な説明を求めるだけで、住民の安全や命、健康、暮らしを守ることができるでしょうか。できません。市長は市民の代表として、市民の安全や命、健康、暮らしを守ることを最優先に考えてもらいたいと思っています。 国益とは何でしょうか。市民より優先するような国益があるのでしょうか。かつてお国のために命を捧げよと言って、侵略戦争が進められました。お国のため、国益のため、こういうあいまいで抽象的な言葉で、国民をマインドコントロールしていったわけです。 市長は、国益にかなうならというみずからの言葉で自分を縛っているのではないでしょうか。そんなあいまいな言葉に縛られるのではなくて、市民の安全、命、健康、暮らしを最優先にするまちづくりに邁進していくこと、市民ファーストの立場でこの問題に当たるよう、もう一度見直してほしいと思っています。今の市長の危うい状況に当たって、この予算に反対することで、本来の立場に立ち返っていただくことを願って討論といたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第72号に関し、反対の立場から、12番、関議員の発言を許します。関議員。  〔12番 関 伸久君登壇〕 ◆12番(関伸久君) 私は、議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定に反対の立場から反対討論をさせていただきます。 平成29年度萩市一般会計決算は、実質収支約6億2,000万円の黒字を確保したものの、最終的な実質単年度収支では、財政調整基金5億円の取り崩し等もあり、約2億3,900万円の赤字となりました。 萩市の一般会計決算が赤字になるのは、平成25年度の萩市東部地域における集中豪雨被害があった年度以来、4年ぶりのこととなりますが、私が今回の決算に反対する理由は、赤字に転落したからではありません。その主な理由は、平成29年度萩市一般会計予算において、旧明倫小学校3号棟・4号棟の保存活用事業及び旧萩藩校明倫館復元事業に予算計上していたものの、その執行を行わないことで多額の不用額を計上したことにつきます。私は、この1年半にわたり、旧明倫小学校3号棟・4号棟の保存活用と、旧萩藩校明倫館復元事業の推進を訴えてきました。よって、これらの事業を不執行とした今回の決算には賛成ができません。 この8月には、おくればせながら「旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方について」と題して、市民を対象にアンケートが行われたところです。一般市民を対象にしたこのアンケートでは、意見提出者は延べ人数で285名にのぼりました。この種のアンケートとしては異例とも言える人数で、市民の関心の高さが伺えました。結果は建物活用の意見が186名、現状のまま保存の意見が55名で、解体して跡地を活用するとした意見はわずか44名でした。約85%の市民が建物の保存、活用を指示し、解体等の意見はわずか約15%だったわけです。 実は、これと同様のアンケートが市内3校の高校生にも配布されています。選挙権はないものの、将来ある子供たちに対してもアンケートがとられたことに対して、私は一定の評価をしておきたいと思います。高校生の意見提出者の延べ人数は276名。結果は、建物の活用の意見が151名、現状のまま保存が83名、解体して跡地活用の意見が42名で、建物の保存、活用の意見は同様に約85%でした。 今回のアンケートは、市報と一緒に配布されていますので、これらの結果については、ぜひ市報の中で市民の皆さんに改めてお知らせいただきたいと思います。 先ほど申し上げたこれらの事業については、民意の確認にこだわる余り、市長の御判断で不執行とされたものですが、アンケート結果が示すとおり、現実は保存、活用の支持の声が圧倒的に大きく、民意を見誤ったと言えるのではないでしょうか。その結果、両事業における国からの多額の補助金、地方交付税を活用できなかったわけです。旧明倫小学校3号棟・4号棟で言えば、平成29年度の予算総額約4億31万円に対し、国の補助金は約1億2,269万円、残りを萩市の一般財源と合併特例債で賄うものの、この合併特例債については、70%が国から地方交付税として財源措置されますので、約1億5,687万円がその金額となります。よって、合計約2億8,000万円もの補助金、地方交付税の獲得を見逃したことになるわけです。 次に、旧萩藩校明倫館復元整備事業ですが、これは主に孔子廟の買い戻し、移築、旧明倫小学校の体育館の解体工事を行うもので、平成29年度の予算総額は約3億9,763万円でした。この事業の国の補助率は高く、補助金だけで予算の約半分となる約1億9,510万円です。そして合併特例債の地方交付税としての財源措置分は約1億2,649万円であり、結果、合計約3億2,000万円もの補助金、地方交付税の獲得を見逃したことになります。萩市の自主財源に限りがある中、こうした国の補助金、交付税を活用していくことが、やはり萩市の生命線ではないでしょうか。 今後は、こうした国の補助金を積極的に活用されることを願い、私からの反対討論とします。 ○議長(横山秀二君) 関議員の討論は終わりました。 次に、議案第72号に関し、賛成の立場から、15番、中野議員の発言を許します。中野議員。  〔15番 中野 伸君登壇〕 ◆15番(中野伸君) 萩政会の中野伸です。 私は、議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定について、賛成の立場で討論いたします。 予算決算委員会委員数は9名であります。私も委員の1人であります。予算決算委員会は、9月19日、20日、21日に開催され、平成29年度一般会計決算審査は、委員外議員も含めて19日、20日に開催されました。 先ほど、西島委員長から審査の経過について報告されましたとおり、我々はさまざまな角度から質疑が交わされ、執行部の答弁を含め、慎重に審査が行われたと思っております。しかし、21日の9月補正予算の審査が終了し、予算決算委員会に付託された議案2件についての採決が行われました。議案第72号平成29年度萩市一般会計決算の採決結果は、9名の委員の中、委員長を除く認定・賛成4名、不認定・反対4名と同数となったことから、委員長による判断が加味され、反対が5名となり、予算決算委員会では不認定となったものであります。 私の議員経験の中で、初めてのできごとであります。まさか、決算が不認定となるとは、委員長がまさか不承認という判断をされるとは夢にも思ってもいませんでした。加えて、この議案への討論、反対討論もなく、不認定の判断を下されたことに全く理解できません。今回の予算決算委員会は、議長、副議長を除き、当該委員、委員外議員として出席して行われました。 議員各位におかれましては、財政状況が非常に厳しい中で執行された決算であることに御理解、御賛同をいただき、この議案に賛成・認定されますことを申し上げ、私の賛成討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 中野議員の討論は終わりました。 次に、議案第72号に関し、反対の立場から、10番、美原議員の発言を許します。美原議員。  〔10番 美原喜大君登壇〕 ◆10番(美原喜大君) 議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定に反対の立場から討論を行います。 昨日、KRYの夕方6時15分からのニュースライブで、田万川出身の35歳、東京農大の助教授山根拓実氏の最新の皮膚病の研究がレポートされました。見られた方も多いんじゃないかと思います。今後、山口県との連携を考えおられるというようで、何か期待できるとこはないかなと、また御活躍に対して期待したいというふうに思います。 また、今、NHKのチコちゃんに叱られるという番組が人気が出ているようです。日常の中で常識と思えること、例えば、どうして日本は左通行なのと改めて理由を聞くと、ゲストが答えられない。そうするとチコちゃんが人相を変えて「ぼーっと生きてんじゃないよ」としかり、その理由を説明する番組です。 今月の1週の金曜日であったかと思いますが、東京小川会にテーマ「とげ」についてチコちゃんがしかりました。ちょうど取材は6月24日の東京小川会の折で、突然の飛び込みでありました。そのとき私も参加しておりまして、まさかのドキュメントでありました。残念ながら私は映っていませんでしたが、その場におりましたです。世の中、ぼーっと生きていてはいけないということであります。 さて、今回の決算では、平成29年度において、市長交代劇により、明倫学舎と孔子廟の移転が最大の争点となった年度でもあります。 話はまた飛びますが、昨年8月17日に、光市で議員研修会がありました。講師は片山善博元総務大臣、元鳥取県知事でもありますが、講演されました。内容は、議会には責任がある、議決ということに対して最終責任は議会であるという、議員にとって大変厳しい内容のものでありました。それが脳裏にあることを前置きとして、本論へ入ります。 今回の決算認定に反対の主な理由は、当初可決された予算が執行されず、多額な事業費がそのまま不用額として処理されたことであります。やはり明らかに執行しないものは、また、萩市の最大の議論の的であった事件について、補正予算に計上して減額として市民に知らせるということが必要です。安易に議会に対し、予算執行上できないことはないからそうしたとか、どうせ反対となるから議論を避けたとのことでは、正々堂々とした執行のやり方ではありません。補正予算に上げ、議会で議論して、その結果否決となれば、執行できないことから予算を流すということが筋道であり、どうせ反対されるから議論を避けたということでは、議会の存在がなくなってしまうということです。 議会は予算を議決するという権能を持ち、議会に対し責任が伴います。議決をして市民に知らせるという責任を持っています。当初に上げられた予算が執行されず、議会に諮ることなく不執行にするという行為に対し、議会の権能が脅されることに対し、反対の意を唱えるものです。議会としては大変大切なところであります。 議会を軽んじている行為はほかにも感じました。一例を挙げますと、先日の山口新聞の報道によると、イージスの記者会見において、全員協議会において議員と協議して、市長の見解を発表するとの記事がありました。全員協議会の折にイージス・アショアの件について何もありませんでした。そしてこの議会の冒頭において、市長報告として一方的に報告されたところです。このことについて、宮内議員より指摘があり、あれは記者発表が間違いでしたと回答されました。事態はそう簡単なものではありません。新聞報道されたことにより、市民は議会と相談して、議会も認識したうえで市長報告があったと理解しているようです。いわば議会は利用されたということです。何も相談なく、いかにも相談するように記者会見をするありさま。そして議員から指摘され、記者発表が間違いであったとの回答。 ○議長(横山秀二君) 美原議員。議題外にわたらないでください。 ◆10番(美原喜大君) これは、一例…。 ○議長(横山秀二君) 議題外にわたらないでください。当案件の討論をお願いいたします。 ◆10番(美原喜大君) 議会を軽んじているということに対しての一例を申し上げているところなんですが。 議会に断りなく、そのような事態を平然と過ごしているのはいかがなものでしょう。記者会見が間違いであったならば、指摘される前に議会に訂正、謝罪されるのがものの本質と考えます。 予算を流す行為。この新聞報道等々、議会を尊重しているとの発言はありながらも、実態との相違があります。今後、このようなことがないようにという思いから、平成29年度一般会計決算認定に対し反対をします。 議員の皆様には、片山善博氏の研修の効果を発揮され、議会の権能を保持されること、またこのような行為に対し、これまで反対してきた議員もいらっしゃいます。また、29年度当初予算は20対4で可決され、議会に対し執行の責任があるということを認識され、特に平成29年度当初予算に賛成された議員の方々には、責任の重さを再認識され、このような執行に反対されるよう御同意をお願いしたいところであります。 平成29年度当初予算は、可決された責任の取り方を市民は見ておりますことを報告し、私の反対討論といたします。 どうぞ御見識高く持たれ、萩市議会の権威を堅持されますことを期待し、認定に反対されますようお願い申し上げまして討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 美原議員の討論は終わりました。 討論各位される方に申し上げておきます。議題外、いわゆる第72号以外の討論は控えられますようによろしくお願いいたします。72号に関し許可をしておりますので、その旨お願いをいたします。 続いて、次に、議案第72号に関し、賛成の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕 ◆6番(五十嵐仁美君) 議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定について、賛成の立場で討論します。 29年度の決算額は、歳入298億1,128万2,716円、歳出291億8,027万7,361円となり、6億3,100万5,355円を今年度に繰り越しています。 29年度の当初予算は、市長選挙を控えていたため、本来、新事業には取り組まず、市民生活に直結する扶助費などの義務的経費や一般行政経費、継続事業であった投資的事業を中心に予算編成が行われ、市長選挙後、新市長のもと新たに政策的経費や臨時的経費等が肉付け予算として追加され、通年予算として形を整え、29年度はスタートすることとなっていました。 市長がかわれば施策も変わるのは当たり前で、新市長のカラーが出た施策が行われ始めたところです。施策としては、つい先日認定が決まったジオパーク推進事業2,064万8,000円では、萩ジオマスター講座の開催や、萩ジオプランナーなど、1年間の取り組みが実を結ぶことができました。 子供医療費助成事業2,680万円は、小学生の医療費の助成が行われています。今年度8月からは高校生まで拡大され、子育て世帯には大変喜ばれている事業です。 東部地域の再生に向けて定住促進を図るため、東部地域定住促進住宅建設事業8,667万円で、子育て世帯向けの住宅が須佐に4戸建てられました。 小学校施設予防保全事業3,553万2,000円は28年度からの繰り越し事業で、明倫小学校とむつみ小学校の屋内運動場つり天井落下防止対策工事が行われています。中学校も同様に行われ、学校の耐震化、つり天井落下防止工事はすべて終了しています。 老朽化が進み、使い勝手の悪い萩市総合福祉センターの移転整備が事業費7億5,457万9,000円で始まりました。本庁舎の代替機能をあわせ持つ施設としても完成が期待されます。 今、萩市で一番問題になっている市民の移動手段の確保ということで、公共交通のマスタープランを策定する事業も始まりました。また、須佐男命いかや地域の特産品を販売するふれあいステーション須佐を改修整備する事業など、地域活性化も進められています。 合併特例措置の終了3年目で、普通交付税が減少する中、国の補助金を上手に活用し、市民の生活に必要な事業を最優先して、無駄な事業は行わないという立場で施策が進められたのではないかと思います。よって、議案第72号の認定には賛成します。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 次に、議案第72号に関し、賛成の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第72号2017年度一般会計決算の承認について、賛成の立場で討論します。 当年度の一般会計決算は、歳入が298億1,128万2,716円、歳出が291億8,027万7,361円となっております。 前年度比で歳入2.6%、歳出で2.0%減少してます。その結果、繰越明許費を引いた実質収支は6億2,030万275円の黒字となりました。しかし、この実質収支から前年度の実質収支を引いた単年度収支、さらにそこから財政調整基金への積み立てと取り崩しなどを行った実質単年度収支は、2億3,936万5,858円の赤字となりました。 合併後、13年目の地方交付税の漸減期間であり、地方交付税、普通地方交付税の減少が前年比4億4,000万円余り減少し、財政調整基金の取り崩しがあったということによる影響と言われています。これは、広域市町村合併が行財政基盤の強化という名のもとで進められてきたことが、うそであるということを事実で示しているのではないでしょうか。これから、さらに地方交付税の漸減が行われ、完全に一本算定になれば、一層行財政基盤の弱体化が進むのではないでしょうか。 一方、財政健全化の指標では、数値は好転しています。すぐに夕張市のように萩市が破産するというようなことは全くありません。財政は健全な状態であるということは示されています。 私はいつも決算のときに言っています。自治体においては、名誉の赤字、不名誉の黒字という言葉があります。財政上の赤字、黒字についてだけで、決算の評価はできません。そこに政策的な評価が加わって、初めて決算の評価が決まるのではないでしょうか。その点で、今回の決算を見ますと、全体的に見て私は評価できるということから賛成をしています。 当該年度で一番大きな事業として、前の市長が提案し、前の議会が認めた旧藩校明倫館活用事業、文化財保護費などでの明倫小学校校舎孔子廟移転事業を不執行としたことは、市民が支持した市長選挙の公約を守ったこととして、高い評価をしています。 この決算に反対する人たちは、当初予算で認めた事業を不執行にしたということに対して反対をされました。しかし、もともと前の市長は、市長選挙直前の議会で、この当初予算に上げて提案した、そのことが間違っているのではないでしょうか。そしてまた、前の市長は、選挙で勝った人がその事業を判断すればよい、予算を執行するかどうかは、新しい市長の判断であるというふうに、はっきりと述べています。そういう前の市長の言葉も見れば、この不執行は当然であります。 議会の勢力図を考えれば、減額補正予算を提案しても可決する見通しはありませんでした。それは、前の議会での市民の意見を聞く検討委員会設置に関する議案や予算案をことごとく否決されたことを見れば明らかではないでしょうか。その藤道市長が提案した議案の議論の中で、十分に賛否についての討論は行われています。議会の状況の中で、市長が市民の付託のとおり事業を凍結するためには、不執行という手段をとることは、全く当然であったのだと私は思っています。 また、事業をするかしないか、これが優先されるのであって、本当に市民にとって必要なものであるかどうかが優先されるのであって、補助金をとってくるかどうか、これが問題ではありません。事業をするということになれば、補助金をとり、有利な財源を使って事業を進めていく。そういう順番です。そのために藤道市長は、市民の意見をしっかり聞くということから、検討委員会設置を提案したわけです。その提案を否決しておいて、不執行にしたからいかん、だめだ、というのはどうも納得がいかない議論となります。みずから不執行に追い込んだということにはならないでしょうか。よくお考えください。 新年度では、広く市民の声を聞くという姿勢もとり、意見の公募や今後出される案の検討、そして市民の意見の聴取によって、民主主義的手法をもって、旧明倫小学校校舎3・4号棟問題の方向を決めていくということも示されています。また、孔子廟の移転については、これは十分な時間をとって検討していく、市民の意見も聞くというふうに言っています。そういう事業の是非を市民に問うと、問うて検討していくということは、巨費を投じて行う事業では当然のことではないでしょうか。その点で、前年度の予算の中で、この2つの大きな事業が凍結され不執行になったことは、市民の立場にたったものと言えます。 この決算の中には、障がい者雇用率の問題や、周辺部対策の不十分さなど、全面的に市長の予算執行を認めるわけにはいかないものもありますが、当該年度の最も大きな事業が、市民の支持を受けた市長によって凍結され、見直しが図られたということは画期的なことであり、市民の期待にこたえるものとして、この決算全体の評価を決定づけるものであります。 よって、私はこの決算承認に対し賛成するものであります。 以上。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第72号に関し、賛成の立場から、13番、西中議員の発言を許します。西中議員。  〔13番 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) 私は、議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定について、認定すべきだという立場から討論をさせていただきます。 さて、この平成29年度萩市一般会計決算の認定については、9月21日に予算決算委員会で採決が行われ、先ほど中野議員が言われたとおり賛否同数となったため、委員長の判断で認定しないこととなりました。しかし、今回委員会で決算認定に反対した委員は、全員が同じ会派に属していることから、もしも、もしもですが、今回の賛否の態度を会派内で決めていたとすれば、今後の審査においても、今回と同様な結果になるのではないかということが予測されます。 私は、このような事態は、委員会主義をとっている萩市議会で、重要な役割を果たしている委員会の結論に大きな影響が出るとともに、委員会審査自体が形骸化するのではないかと大変心配しているということを申し上げ、本論に入りたいと思います。 さて、今回審査対象になっている平成29年度萩市一般会計の当初予算は、先ほどからもありましたが、市長選挙が控えていたことから、人件費などの一般行政経費や市民生活に直結する扶助費など予算化した骨格予算として編成したと説明がありましたが、その中には、市民の中でも賛否が分かれていた孔子廟移築事業や旧明倫小学校保存整備事業など、前市長の政治的かつ政策的施策と思われる事業が盛り込まれていたことに違和感を覚えたこと、さらに孔子廟を移築する事業では、移転補償費の積算結果が出ていないことから概算で予算計上していたり、旧明倫小学校校舎2棟の活用方法が決まっていない状況なのに、整備を優先させるための予算化をするなど、なぜこんなに急ぐのかと強く感じたことを、今回の決算審査を通じて思い出しました。 さて、私は決算、また決算審査というものは、その年度に市長を初めとする市役所全職員が、市民の福祉向上を図るためどのような努力をしたのかということを確認するとともに、その結果がどうだったのかというチェックをし、将来の予算等に生かすためのものだと思っています。 確かに、今回、決算審査した中には、多くの効果がある事業があったことを認めますが、中には効果が薄かったものもあるのではないか、このように感じているところであります。しかし、私は先ほど申し上げたとおり、決算というものは、効果があった事業、そうでなかった事業を含め、全職員の努力の結果だと思っていますので、決算を認めないということは、市職員の努力を認めないことになるのではないかと思っています。 さらに、先ほど西島予算決算委員長委員長報告の中であったとおり、決算審査で事業効果等を指摘することで、新年度予算にその指摘が反映され、よりよい当初予算ができると考えていますので、この点からも決算を認定すべきと考えます。 あわせて、決算を認めないことで、市民のためになることがあればよいのですが、そのようなことは全くなく、逆に市長を含めた執行部と議会が対立しているという印象を市民が持つことで、市民に不安を与えるのではないかと思っていますので、この点からも認定すべきと考えます。 以上、私が本議案を認定すべきと考える理由を申し上げました。議員各位におかれましては、そもそも決算とは何かということについて再度御認識いただきますとともに、市長が持つ執行権や議会が持つ議決権などの権能を互いが尊重し合いながら、市民の福祉向上という究極の目的に向かって、市長と議会が協働できる環境をつくるため、さらには全職員の努力を議会として認めるためにも、本議案に御賛同いただきますようお願い申し上げ、討論といたします。 ○議長(横山秀二君) 西中議員の討論は終わりました。 それでは、このあたりで午前中の会議を終わり、午後1時、13時から会議を開きますので定刻までに御参集を願います。 では休憩をいたします。     午前11時55分休憩────────────────────     午後 1時00分再開 ○議長(横山秀二君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。討論を続行いたします。 次に、議案第74号に関し、反対の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕 ◆6番(五十嵐仁美君) 議案第74号平成29年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定について、反対の立場で討論します。 29年度の決算額は、歳入83億1,753万4,497円、歳出80億6,449万6,718円となり、2億5,303万7,779円を今年度に繰り越しています。 今年度から国保の都道府県化がスタートしました。市が単独で運営してきた国民健康保険が、市と県が共同で運営する制度になりました。国民健康保険料の額を決め、住民から集めるのは引き続き市が行いますが、国保の財政は県が管理するようになる制度です。県から市に国保の運営に必要な費用を、納付金という形で割り当てられ、市は住民から国保料を集めて県に納付し、県に集中した国保の財源から医療給付などに必要な費用を再び市に配分していくものです。 県は6年を1期とする国保運営方針を定め、その方針に沿って市の国保行政のあり方を指導していきます。その運営方針の大きな眼目は、赤字削減の名で、市独自の公費繰入を解消していくことです。厚生労働省は自治体が行っている一般会計からの公費繰入を、解消すべき繰入と続けてもよい繰入に分類し、県の指導によって計画的に解消するべき繰入を削減、解消するよう求めています。 解消すべき繰入の中で、最も額が大きいのは、保険料の負担緩和を図るための繰入です。この繰入がなくなれば、国保料は全国平均で年額1万円上がり、今後、高齢化などで医療給付費がふえるたび、さらに上がり続けることになります。これ以上の負担増を防ぐには、医療を制限するしかないということで、病床削減や強引な退院促進など医療費削減を進めさせるとともに、収納対策の名で滞納者への締め上げを強化し、高齢化のピークとされる2025年を国の社会保障費を削減したまま乗り切っていくというのが、今の政権のシナリオです。このシナリオどおりに国保料が上がることに備えて、差し引き残額2億5,000万円を全額繰り越すのではなく、高すぎる国保料に苦しんでいる住民の今の負担を少しでも軽くするべきではないかと思います。 また、続けてもよい繰入に入る子供の均等割の減免や、多子世帯の国保料の減免に踏み出す自治体が各地で出てきています。ぜひ萩市でもこれに取り組むべきだと思います。 協会けんぽや組合健保の保険料に比べて、異常に高すぎる国保料を少しでも下げる努力は必要だと思います。よって、議案第74号の認定には反対です。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 次に、議案第78号に関し、反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第78号2017年度介護保険事業特別会計決算について、決算承認について反対いたします。 当該年度の介護保険事業特別会計は、歳入が62億9,993万9,561円、歳出が61億4,652万8,068円となり、差し引き1億5,341万1,493円の黒字となっています。 この黒字のうち、次年度で国庫負担金返還に充てられる1億円余りの金額を引いた剰余金は、介護給付費準備基金に積み立てられることになっています。今回の補正予算で出ています。このほかに、この決算の当該年度でも、基金に5,788万7,000円が積み立てられています。合わせると1億円を超える財源超過があったということです。その元は、保険給付費が約1億円下がっているということです。これは、私たちが予算のときにも指摘したように、介護保険料の低減をすることができる財源があったということを、結果として示したものではないでしょうか。 介護給付費準備基金が創設されるとき、この基金は3年間の財源調整を行うためのもので、基本的には3年目にはゼロになるもの、こういう説明がありました。しかし実際には3年間だけではなく、長期にわたる財源調整に使われるようになっています。それが隠れみのになって、保険料低減への財源を次々に繰り越していくということにつながっています。 当該決算年度末で、介護給付費準備基金は既に3億1,324万円にのぼっています。新年度の補正予算で6,000万円積み立てることによって、3億7,000万円の基金があるわけです。これは、当該年度の保険料収入11億5,889万円の3割にのぼります。それだけのものを積み立てる必要があるんでしょうか。保険給付費の7%です。なぜこんな剰余金が生まれるのか。それは、当初介護保険が始まるときに心配された、保険あってサービスなし、これになるんじゃないかという不安があちこちで起こりました。まさにそういう方向に向かって進んでいるからではないでしょうか。 この介護保険のサービス給付が削減されているその状況を見ても、この決算は非常に不十分であり、財政運営上から見ても、この決算に賛成することはできません。一刻も早く被保険者の保険料の低減に、財源を回すべきだということを主張いたしまして、反対討論といたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) それでは、これより採決を行います。 まず、議案第68号平成30年度萩市一般会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第68号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第69号平成30年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第70号平成30年度萩市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第70号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第71号平成30年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第72号平成29年度萩市一般会計決算認定についてに対する委員長の報告は、不認定であります。ついては、本案を認定とすることに賛成の方は御起立を願います。再度申し上げます。本案を認定とすることに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第72号は認定とすることに決定をいたしました。 次に、議案第73号平成29年度萩市土地取得事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第73号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第74号平成29年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第74号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第75号平成29年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第75号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第76号平成29年度萩市休日急患診療事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第76号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第77号平成29年度萩市後期高齢者医療事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議がありますので起立により採決をいたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第77号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第78号平成29年度萩市介護保険事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第78号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第79号平成29年度萩市農業集落排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第79号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第80号平成29年度萩市漁業集落排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第80号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第81号平成29年度萩市林業集落排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第82号平成29年度萩市特定地域生活排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第83号平成29年度萩市個別排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第84号平成29年度萩市駐車場事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第85号平成29年度萩市水道業会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第85号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第86号平成29年度萩市下水道事業会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第86号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第87号平成29年度萩市病院事業会計決算認定についてに対する委員長の報告は、認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第87号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第88号萩市ふれあいステーション須佐の設置及び管理に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第88号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第89号萩市総合事務所、支所及び出張所設置条例等の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第89号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第90号萩市東部地域定住促進住宅管理条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議がありますので起立により採決をいたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第90号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第91号萩市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第91号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第92号萩市手数料条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第92号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第93号萩市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第93号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第94号萩市児童クラブ条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第94号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第95号損害賠償の額を定めることについてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第95号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第96号損害賠償の額を定めることについてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第96号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第97号市道路線の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第97号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第98号指定管理者の指定期間の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第98号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第99号人権擁護委員の候補者の推薦については、次の者を推薦することに同意と決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第99号は同意と決しました。──────────────────── △日程第4 常任委員会の閉会中の所管事務調査について ○議長(横山秀二君) 日程第4、常任委員会の閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。 各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしておりますとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りをいたします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。したがって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。──────────────────── △日程第5 議員の派遣について ○議長(横山秀二君) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。 お手元に配付いたしております議員派遣一覧のとおり、会議規則第167条の規定により議員を派遣いたしたいと思います。 お諮りいたします。 議員の派遣について、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議員派遣一覧のとおり議員を派遣することに決定いたしました。 続いて、お諮りをいたします。 派遣内容に変更が生じた場合は、議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、派遣内容の変更については、議長に一任されました。 ○議長(横山秀二君) 以上で、本定例会の議事はすべて終了いたしました。 これをもちまして、平成30年萩市議会9月定例会を閉会いたします。     午後 1時26分閉会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成30年9月28日   萩市議会議 長  横 山 秀 二       議 員  松 浦 俊 生       議 員  美 原 喜 大...