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03月05日-05号

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  1. 萩市議会 2014-03-05
    03月05日-05号


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    平成26年 3月定例会                平成26年3月            萩市議会定例会会議録(第5号)                議事日程第5号         平成26年3月5日(水曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問第3 議案第50号────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 議案第50号────────────────────〇出席議員(25名)       1番  佐々木 武 夫 君       2番  関   伸 久 君       3番  西 中   忍 君       4番  椋   晶 雄 君       5番  大 村 赳 夫 君       7番  尾 木 武 夫 君       8番  長 岡 肇太郎 君       9番  中 野   伸 君      10番  広 兼 義 烈 君      11番  松 尾 義 人 君      12番  木 村 靖 枝 君      13番  小 林 正 史 君      14番  斉 藤 眞 治 君      15番  坪 井   豊 君      16番  中 村 洋 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  諸 岡 皓 二 君      20番  横 山 賢 治 君      21番  横 山 秀 二 君      22番  青 木 賢 次 君      23番  西 元   勇 君      24番  世 良 眞名夫 君      25番  西 島 孝 一 君      26番  柴 田 保 央 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        野 村 興 兒 君 副市長       三 原 正 光 君 副市長       和 田 眞 教 君 教育長       中 村 哲 夫 君 総務部長      田 邊   信 君 総務部理事     岡 崎 君 義 君 総合政策部長    槌 田 郁 利 君 総合政策部理事   佐 伯   功 君 文化・スポーツ振興部長           中 野 恵 子 君 市民部長      中 原 滝 雄 君 保健福祉部長    田 中 隆 志 君 保健福祉部理事   宮 本 英 二 君 農林水産部長    大 田 直 志 君 農林水産部理事   貞 光 一 成 君 商工観光部長    田 中   裕 君 土木建築部長    佐々木 康 典 君 歴史まちづくり部長 湯 本 重 男 君 上下水道部長    岡 本   隆 君 会計管理者     藤 田   擴 君 教育委員会事務局長 伊 藤 富 之 君 消防本部消防長   松 原 純 二 君 総務部次長     杉 山 寛 校 君 総務部次長     三 好 正 樹 君 防災安全課長    細 井   充 君 企画政策課長    福 島 康 行 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      藤 岡 敏 彦 君 次長        浜 村 祥 一 君 議事係長      岡 崎 晴 己 君 調査係長      村 本 行 繁 君────────────────────          午前10時04分開会 ○議長(柴田保央君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(柴田保央君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、19番、諸岡議員、20番、横山賢治議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 一般質問 ○議長(柴田保央君) 日程第2、これより一般質問を行います。 議席番号24番、世良議員。24番、世良議員。  〔24番 世良眞名夫君登壇〕 ◆24番(世良眞名夫君) おはようございます。誠風会の世良眞名夫でございます。 平成22年の4月に、ヘルニアの手術をやって、それ以来の登壇でございます。ちょっと緊張しておりますが、よろしゅうにお願いいたします。 本当に、歩くのはみやすいと思ったんですが、なかなか本当厳しいものでした。先日も、諸岡さんの奥さんと一緒に、プールで健康運動をしたんですけど、お互いに頑張ろうねって言って、お互いに目と目で合図して、「それじゃね」っていうことで、諸岡さんの奥さんとお別れしたんですけど、諸岡さんの奥さんも、本当に一生懸命リハビリされておられました。でも、諸岡さんの奥さんは頑張り屋で、何て言うか、最後の最後までプールの中で体を使って、歩いておられました。本当に涙が出る思いでした。 僕はまだまだ修行が足らんなと思って、会場の指導員に、「まだ、いけんな。」って言ったら、「世良さん、プールやからなんぼこけても大丈夫やから、思い切って行ってください。」と会場の指導員が言うんですけど、以前のときには、本当にこけてですね、あっぷあっぷの状態でありました。 本当に、まだまだ日にちがありますので、しっかり稽古をしてですね、この壇に立ちたいなと思いましたが、きょうが一応、今期の最後の私の、最後の一般質問でございます。もう議長に無理言うて、ここまで登って来ました。 本当、皆さん、お聞きづらい点がまたあると思いますけど、御容赦のほどお願い申し上げます。 それでは、私は本定例会、3つの問題点について、質問を送らせておりますので、順次質問させていただきますが、最初に、市長にお礼を申し上げます。 萩市の支援学校の通学する子供たちが、クラブ活動において、車いすバスケットボールの練習場がなくてですね、部外の施設の練習をしているのが現状であります。この車いすバスケットボール部は、一昨年、国体で優勝したチームでございます。本当に足の不自由な子供たちが、一生懸命やっております。特に皆さん方、いろんなところで見られると思いますが、車いす同士でぶつかってですね、やってるんです。それでごろんとこけてですね、傷の絶えないときのないような状態です。それでも、萩の出身の子供たちは、まあ包帯なんかいらんって言ってですね、一生懸命やってる姿、涙が出るような思いでございます。 それで、このたび関係者の方から相談をいただきまして、市長にお願いをしたところ、前向きな言葉をいただいて、関係者の方は大変喜び、国体出場に向けて頑張っていくことを約束してくれました。市長さんにおかれましては、もし時間があれば、練習を見に行っていただければ、子供たちは一生の励ましになるかと思います。市長、よろしく取り扱いをお願いいたします。 それでは、最初に通告に従って質問させていただきます。 最初に、萩市の特異性を生かしたまちづくりという点でございますが、まずは、萩市の特異性を生かしたまちづくりについてお尋ねします。 萩市は、毛利36万石の城下町として、また近代日本の夜明けをつくった明治維新胎動の地として、多くの歴史的遺産を受け継ぎながら、今日、歴史的文化として発展してまいりました。現在を生きる我々にとって、郷土の先人がはぐくみ、築いてきた萩市。 今、市長を中心に、世界遺産の登録を官民一体となって取り組まれ、全国でも珍しいケースであります。平成27年には、何と世界遺産へのゴールを迎えることができますように、最後まで皆さん方と一緒に御尽力をし、平成26年の市長の施政方針にもこれありましたが、萩にあるもの、萩にしかないもの、まさにそのとおり、萩には、他の地域には絶対まねのできない豊かな海と山といった自然環境、数多くの先人たちを輩出した歴史風土といった、他の地域には到底及ばないだけの財産がございます。来年、大河ドラマ『花燃ゆ』の起爆剤として、世界遺産登録をして、平成30年の明治維新150年に向かって取り組んでいただきたいと思います。 以前にも質問させていただきましたが、明治維新記念館についてですが、このたび山口県知事が交代され、明治維新150年に向けて、再度要望をしてはいかがでしょうか。 また、明治維新150年に向けての効果的な情報発信を行うために、計画等を策定されてはいかがでしょうか。市長のお考えをお伺いいたします。 人口動態から見る萩市の将来。 次に、人口動態から見る萩市の将来についてお尋ねします。 人口の減少は、萩市の中で最大の課題であります。少子化、学生や若者の市外流出、晩婚等々、さまざまな要因があります。人口が減少していけば、活性化もなくなり、地域の衰退が生まれるのではないかと懸念しております。この問題は、昨日、広兼議員が質問されたんですが、私も全く同様な御意見でございます。 現在、萩市では企業誘致促進に伴う雇用の拡大。企業や商業の助成制度の確立と、若者の市外流出を抑制するため、さまざまな対策をされておられます。 また、地域の団体等は、出会いの場を創出する事業をされ、市内でも晩婚率の低い萩市が、少子化を防ぐ取り組みをされておられます。 今、若者が定住することによって、地域や産業の活力増大にもつながっていくと思われます。そこで、若者定住策推進等について、市長のお考えをお伺いします。若者が、来てよいまち、住んでよいまち、萩を育てていただくようにお願いします。 住民を大切にし、青少年には夢と希望、老人・障がい者には温かいまちづくり。 次に、住民を大切にし、青少年には夢を、老人・障がい者には温かいまちづくりについてお尋ねします。 私は、長年PTA会長をさせていただき、子供たちが、学校や地域の学びやで、多くの夢を抱き、夢に向かって行くことをお尋ねさせていただきました。議員活動の中にも、教育問題を中心とした、多くの質問や提言をさせていただきました。子供たちは、無限の可能性を秘めております。市長さんにおかれましては、ぜひとも萩市のたからものである、萩の子供たちの夢の実現に向けて、手伝いをしていただければと願っております。 4年前、私が障がい者になり、私なりの議員活動の中で、障害福祉について勉強し、市民の代弁者として提言等をさせていただきました。市長さんは、冒頭に、萩市には障害者福祉について、大変な御理解をいただきまして、まことにありがとうございます。しかしながら、わざわざ日々の生活を送る上で、不自由な部分は多くございます。引き続き、障害福祉サービスの充実と、環境充実に御配慮いただきますようお願いを申し上げますと同時に、今後の高齢者福祉障害者福祉、両者においての市長さんのお考えをお伺いいたします。 秩序を守り平和で安心なまちづくりについてお尋ねします。 一昨日、千葉通り魔事件、先日は名古屋市内で、車で歩道に乗り上げた等の事件。痛々しくも、卑劣な事件が多く発生いたしました。そして今も、なお発生しております高齢者を狙った詐欺事件が起こっております。私は、萩市において、このような事件や事故が起こらないまちであると信じております。 現在萩市では、防災メールを発信し、市民に防災・防犯情報を、綿密に発信されておられます。私も受信しておりますが、昼夜を問わず、非常に細部にわたって情報を発信しておられます。萩市の防災メール取り組みは、全国でもトップクラスの防犯情報の発信であると思い、担当される職員には、非常に頭の下がる思いです。引き続き、御尽力いただければとお願い申し上げます。 さて、これで1回目の質問を終わりますが、来年は大河ドラマ『花燃ゆ』の放送、そして世界遺産の登録、多くの方が萩に訪れると予測されます。その中には、多くの外国人も来られると思います。多くの人が集まることにより、起こり得る問題等を懸念されます。萩市の市民の方々が、安心・安全な生活を送れるように、いま一度防犯や防災体制を見直していただければと思います。 多くの客が訪れることによって、観光先の点検や、整備も急務かと思われますが、同時に、防犯・防災対策もされておられますでしょうが、市長のお考えをお伺いします。 以上で、第1回目の質問を終わります。 まあこれで私は、もう二度とここまで立つことはないと思いますが、今期で休んで、一市民になって、また機会があるときに挑戦して、皆さんと一緒に萩のまちをつくっていくことをお誓いします。 これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(柴田保央君) 野村市長。  〔市長 野村興兒君登壇〕 ◎市長(野村興兒君) ただいま世良議員におかれましては、御不自由な体をおして、この壇上から堂々御質問いただきました。御努力に心より敬意を払うものであります。 今お話をいただきましたもろもろのこと、順次お答えをさせていただきます。冒頭おっしゃいました車いすバスケットの話。これは、支援学校の皆さん、特に進学はもともと、今OBになられました山田先生初め、そして今の現役の三好先生初め多くの皆さんが、大変車いすバスケットについて御熱心でありました。その中で、練習の場所の確保、世良議員からお話をいただき、今土原の体育館で、堂々練習が行われております。大変な皆さんの御努力に、今お話がありましたように、1回は練習ぶりを見てくれ。喜んで見に参ります。これは必ずお約束をいたします。 車いすのバスケットは、実は萩には大きな伝統がありました。朝日杯争奪高校バスケットボール大会の、体育館での同じ会場で、全国では唯一、そういうふうな同じ場所で、車いすの大会がずっとやられておりましたが、出場校はだんだん少なくなりまして、今は中止になりました。しかしながら、このFYDバスケットボール大会、知的障害の方の大会。毎回、越ヶ浜の中学校の体育館で行われております。いろんな方々の、大変な御努力がずっと続いてる。こういったことについて、今世良議員からお話があったわけであります。今後とも、できる限りのことは、市としてもやっていきたいと思います。 具体的な御質問で、萩市の特異性、特色を生かしたまちづくり、こういったことでお尋ねをいただきました。 萩にあるもの、萩にしかないもの、これを大事にしていく。まあこういうふうな御指摘もいただきました。そしてこの平成30年、明治維新150年向けた取り組み、これをしっかり頑張ってほしい、こういう思いを込めて、昨年の6月定例議会でもお話をいただきました。明治維新記念館、この構想を再度、この萩市として主張してはどうか。こういう御要望、こういう意見をいただきました。 これについては、いろんな歴史があります。それぞれの思いがございます。かつて、明治維新記念館構想、これはが主導いたしまして、維新史回廊構想推進協議会なるものが設置をされ、その会長には、毛利のその時代の、その時の当主であります毛利元敬氏が会長となられました。その基本的方向、基本構想、そしてまた基本計画まで議論がされたわけであります。しかし回を重ね、残念ながら、その当時、財政事情等から、一応未来デザイン21にも具体的に掲載をされたんでありますが、その後、だんだんだんだん尻すぼみになってしまいました。 この協議会におきましては、山口、当時は佐内市長でありました。そして下関の江島市長初めですね、多くの関係の方々、歴史学者等もですね、参加をした。壮大な議論がありまして、記念館は萩につくるというところまで決ったわけであります。本当に、その後の展開がないのが残念でなりませんが。 しかし、その後、私どもはその代替施設のような形で、萩博物館、ちょうど今年が萩博物館開設10年になります。間もなく入館者が100万人になります。この小さな地方都市で、この小さな博物館が、入場者がわずか10年で100万人になる。こんなことは、他では恐らく考えられない話でありますから、それも明治維新胎動の地なるがゆえに、いろんな企画を博物館の会員の皆さん、学芸員の皆さん、大変な努力でやられてるからこそ、そういった成果があるものだ。こういうふうに思っております。 したがいまして、そういった代替機能を持つもの、これも持っております。本来でありますれば、明治維新記念館で構想したものは、まず1つは、そういう学術研究ができる場、あるいは明治維新のいろんな分散をしてるそういった資料を、何らかの形で一カ所に集めたい。アーカイブ機能。そして、展示機能。3つの機能を求めたわけでありますが、残念ながら、まだ研究機能アーカイブ機能は、まだそのままであります。展示機能は、まあ部分的ではありますが、萩市博物館がその代替的な機能を果たしております。 本来でありますれば、これは国立の博物館でおかしくない。そういうような主張をしてまいりました。しかし、日本国政府は、飛鳥の施設を最後として、このようなものはつくらない。こういうことが、政府の部内の合意事項である。こういう話でありましたが、その後も、大宰府にあの立派な博物館ができたわけです。国立博物館が。これは九州挙げて、福岡挙げて、実は市民運動が起こりました。そういうふうなことで、あれだけの署名を挙げて、新聞にあの署名記事、あるいは寄附の一覧表がざっと載ったことがあります。西日本新聞でありますが。そういうふうな、地域挙げての努力、こういったものが結実をしたものであります。まあしかし残念ながら、山口の場合は、県立のものすらもできなかった。萩市がその代替機能を持つ、こういうことであります。 いろんな意味で、研究機能、特に毎回言いますが、山口大学、県立大学に、維新史の専門の講座がない。これは残念でなりません。こういったことも、新しい知事にも、しっかりまたお伝えをしていきたい。こういうふうに思いますが、明治維新記念館の構想を、もう一度再度持ち出すかどうか、これについては、いろんな今財政状況もございますし、萩市も災害復旧という非常に大きなテーマもあります。また、この基幹道路、南北の自動車道の要求、こういったこともございます。いろいろたくさんのやらなければならない課題ございますので、今ありますその博物館の機能とか、いろんなものを代替し、かつ明治維新150年に向けて、平成30年に向けて、今から毎年毎年いろんな行事を通じ、その代替的な役割を果たしていきたい。こういうふうに思っているところであります。 まさに世良議員が、今御指摘をいただきましたこと、本当に萩市が今から将来にわたって、しっかり継承していくこと、伝承していくこと。あの今から150年前、今から5年先の明治維新に至りますまで、この苦難の道を歩んだ先人の努力を、しっかり継承していくことだろう。 あの日本の明治維新を初めとします近代化は、19世紀の世界の歴史の奇蹟であると言われてます。世界の歴史を変えたわけでありますから、こういったことをしっかり、私ども萩市民が、あるいは山口県民が、しっかりその自覚を持ち、伝承していくこと。常に時代を先駆けて、いろんな改革をやったその進取の気風。この市民憲章にもちゃんとうたっておりますが、そういったものを伝承していくこと。こういったことが必要である。 議員の御指摘のとおりでありますが、そのような事情でありますので、当面は凍結ということになろうかと思います。よろしく御理解をいただきますように、よろしくお願いを申し上げます。 2番目に、人口動態から見る萩市の将来。これも、議員ずっと御指摘をいただきました。 とにかく、少子化である、若者たちが市外へ流失していく、そしてなかなか今の子供の数が減ってくる。こういうことであります。我々は、もう何度も、きのうあるいはおとといの議論の中で申しておりますように、一人でも多くの若者が残るように、残ってこの地で活躍してくれるように、また他地から来る若者たちは大いに歓迎しよう。こういったことで、もろもろの施策を展開をしてるわけであります。 そういうようなことで、このいろんな行事をやっております。婚活のいろんな企画もやってるわけであります。若者たちが来てよいまち、住んでよいまち、こういう表現を、世良議員はいつも使われますが、そういうことを目指して、引き続き、頑張っていきたいと思います。 特に、農業、水産業、こういった第一次産業については、高齢化がどんどん進んでおりますが、何とも一年でも早くですね、毎年毎年の努力を積み重ね、一人でも多くの若者たちが、この第一次産業の後継者として育ってくれることを願い、我々も努力をしていきたいと思います。 次に、これは世良議員のスローガンでありました住民を大切にし、青少年には夢を、老人・障がい者には温かいまちづくりを。これが市民憲章にも一部、その精神はちゃんとうたわれておりますが。 この青少年には夢を。まさにこの幕末維新の歴史は、まさにそのことであります。村田清風がいつも言っておりました。「志を持って、師を外に求めよ。青雲の志を持って、しっかり頑張れ。」こういったことを、檄を飛ばしていたわけであります。そういうようなことを、夢があるいは志が実現できるような、そういう環境整備、こういったことにも、なかなか大変でありますが、その夢を求めていきたいと思います。 そして、老人・障がい者の温かいまち。これは、きのうも議論がありました。要は、障がいをお持ちの方も、健常の方も、ともにこの世に生を受けた仲間である。こういうふうな考え方で、その障がい者に対する一つの考え、施策というものを、大きく今変わろうとしております。この施設の中に閉じ込めていく。こういったことではなくて、今まで住みなれたところで、ずっと地域の皆さんとともに生活ができるように、こういったことを今我々は一生懸命努力をしようとしてるわけであります。 国もそのような施策で、この地域の包括的なケアシステム、こういうことが言われております。これも実は、実現は大変なんでありますが、しかしそういった道を今、我が国は選ぼうとしているわけでありますし、我々は超高齢社会という、そういう中で最先端を走ってるわけです。一日たりともおろそかにできない。そういうこの時期になってるわけであります。できる限りの努力をしていきたいと思います。 幸い、障害者福祉については、いろんな諸立法ができました。かなりいろんな形で、今制度的な仕組みは、どんどん変わりつつあります。しかし一番大事なことは、市民の皆さんが、しっかりそういった理念を理解をいただくこと。そしてともに共生していく社会、こういったことについての理解を求めることができるように、そういった努力をしていきたいと思います。 4番目に、秩序を守り平和で、安心・安全なまちづくりということで、本当にこの質問を受けて、おとといまた柏でああいう事件が起こりました。通り魔であります。行きずり殺人、通り魔的な事件、こういったものが最近絶えません。これはどういう現象なのかということであります。 犯罪被害給付金法という法律がございます。私も公務員のときに、その法律の関係、ちょうど立法のときに関係をいたしました。実は、1月1日からの法の適用と思っておりましたら、その前の8月に新宿の西口バス事件っていうのが起こりました。バスにぼーんとガソリンを投げ込んで、火をつけて、多くの方が亡くなりました。無辜の被害者。こういったようなときに、この被害給付が実は適用にならなかったんですね。1月から適用であります。財政担当者がお金をけちったからこのようなことになったということで、結局それは、給付金を別途、総理府から払うことになりましたが。 そういうことで、こういった行きずり殺人について、大変強い印象、記憶がございます。通り魔で、あるいはそういう行きずり殺人で亡くなられる方、意外と最近はふえております。そういったようなことを、どう防止していくのか。これは、ある意味では刑事施策も関係いたしますが。萩におきましては、いろんな形で、この手当てと言いますか、萩市の安全と安心、こういったものについては、合併前から、萩市安全と安心のまちづくり推進条例というものをつくっております。犯罪が多発する中で、市民が地域の安全は地域で守る。こういった考え方のもとに、「ともに力を合わせて、安全で安心して暮らすことができるまち萩、これを築くことを決意をする。」こういったことのまあ抽象的な条例ではございますけれども、そういうようなことも、市民の一つの合意形成として、議会でもお諮りをして、お認めをいただいてる。そういうふうな条例をもっております。 今いろんな形で、各地におきましても、そういう犯罪防止の観点から、いろんな組織があります。防犯協会。これは毎年総会がございます。間もなくありますが。そういうふうな防犯協会、この網の目のようなネットワークがございまして、その犯罪防止、こういったものにも努力をいただいております。いろんな形の団体が、たくさんございます。町内会ももちろんでありますが、あるいは民生委員児童委員、いろんな形で御努力をいただいてます。そういった方々の、もちろんさらに一層の努力と、そして何よりも若い皆さんの、そういったまちづくりに対する参加、意欲のまた発露、こういったものを期待したいわけであります。 いろんな形で、この萩市も、例えば暴力団関係。これについては、資金源となるもの、一番公共工事の現場では、こういった公共工事の現場では、暴力団のいろんな要請があっても、これに応じない。団体として警察と連携をしながらやっていく。この暴力団対策の協議会の数は、県内ナンバーワンであります。いろんな形で、大変な努力を、工事関係者の皆さんにもいただいております。 かつて、拳銃の発砲事件、事務所にダンプカーが突入する、こういったこともございました。今は、そういったことがないようにという、最大の努力をして、防犯のその暴力団排除のいろんな運動、展開をしているところであります。 それぞれの事犯では、いろんな形のものがございますけれども、今おっしゃったように、観光客も来られるまちであります。皆が他地から来られ、観光に来られる。そういったとき犯罪が起こる。こういったことがないように、特に外国人観光客も、今後視野に入れながら、観光客の増加に、今から取り組んでいくわけでありますが、そのような観点も忘れずに、しっかり対応を考えていきたいと思うわけであります。 もう一つは、3.11、東日本の大震災がありました。間もなく3年になります。世界のいろんな3.11の報道がありましたが、その中で、我々が大変意外に思った報道は、被害の後、救援物資や水が配給される。そのときに整然と並んだ日本の国民、被害者、こういう話であります。こういったことは、我々から見れば、当たり前でありますが、今世界では、それが当たり前ではないんであります。いろんな形で奪い合う。あるいはスーパーに乱入して、そういったものをとる。こういうようなことが、どこの国でも起こっているわけであります。我が国は、そのようなことはない。これは誇り得る、誇るべき一つの、日本国民の秩序を守るという気持ちだろうと思います。 もちろん萩市におきましても、あの東部の7月28日のときも、まさにそうでありました。あれだけの被害を受けて、本当に心がすさんでいる。しかし、そういった違法な、あるいは無秩序なことはなかったんであります。これはそういった意味では、大変なことだというふうに思います。 こういうようなことも含めて、安心・安全な生活を送れるまち。その中には、もう一つは、防災ということも、しっかり考えていかなければならないわけであります。 以上、答弁、十分、大変大きな問題でありまして、お答えできない部分もございますが、どうか今後は、一市民として、そして障がいをお持ちの方の代表として、いろんな福祉の関係等々、御意見を賜ればうれしい限りであります。どうか、今後ともよろしくお願いいたします。今までの大変な御努力に心より敬意を払い、答弁といたします。ありがとうございました。 ○議長(柴田保央君) 24番、世良議員。 ◆24番(世良眞名夫君) ありがとうございました、市長。本当に、元気づけられるお言葉をたくさんちょうだいいたしまして、本当にどうもありがとうございます。 先だってもですね、市長、防府の農業試験場に行かれたんですよ、大学校。農業の学校。市長、訪問されたんですね。その中にですね、私の知り合いの子供がおりまして、すぐ電話がかかってきて、きょう萩の市長さんが、農業の大学校へ来て来られたって言ってですね、本当に喜んでおりました。その大学校を卒業したら、「私は萩へ帰って農業します。おじさん、そのときはまたお願いします。」という、何と言うか、やる気所存の言葉をいただいたんですね。まだまだそういう子、まだまだ萩にはおるんだなと思って、本当、私胸をなでおろすような気持でありました。またすぐ、そのお子さんのお父さんからも電話があって、市長さんがそこまで気使こうて、子供たちを見舞っていただいたっていうですね、感激して電話してきました。まだ萩にもそういった子供、たくさんおります。どうかよろしくお願いいたします。 それから市長、明治維新記念館のことでございますけども、これも先だって、道路の問題のときに、萩にやって来られて、その帰りに我が家へ寄っていただいたんですけど、「世良さん、明治維新館、建てるとき、僕に声かけてね。僕が徹底的に協力するから。」って、江島参議院議員がですね、そういうふうに言って帰りました。まあお土産たくさんもらってですね、下関のお土産たくさんもらって、そういうふうに彼が言ってですね、「徹底的に協力するから、その旨を市長さんに機会があったら言うとってね。」と言ってね、萩に来るたびに、私のところに寄ってくれるんです。特に城下町マラソンの前の日にはやって来て、一時よもやま話をして、まああくる日には城下町マラソン出られるわけでございますけど。彼は、徹底的に野村市長を応援するって言って、彼は言っております。まあ市長、よろしくお願い申し上げます。 議長、いろいろ配慮、ありがとうございました。 質問はこれで終わります。 どうも議員の皆さん、御静聴ありがとうございました。 ○議長(柴田保央君) 野村市長。 ◎市長(野村興兒君) 今、若い人のお話で、農大の話がありました。農大生も途切れたこともありましたが、今年、来年と、何とか確保しております。若い人が農大に行き、そしてそこで学んでまた帰ってくる。こういうふうな決意を表明をいただいております。 明治維新館、江島参議院議員でありますが、今そういうことで、実は、明治維新記念館は、下関と萩と争ったわけでありまして、そして裁定は萩に決ったわけでありますが、そのときの田中、山銀の当時頭取が、一言「明治維新館の設立場所はどこか。松下村塾は一体どこにあるんだ。」ということの一言で決ったんでありまして、それを今、走馬灯のように思い起こします。 いろんなことがありますが、どうか今後、世良議員におかれましては、ますますご壮健で、何とかその障がいを乗り越えてですね、頑張っていただきますように期待してます。 終わります。 ○議長(柴田保央君) 世良議員の質問は終わりました。 ここで10分間休憩をいたします。     午前10時48分休憩────────────────────     午前10時59分再開 ○議長(柴田保央君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 続いて、議席番号9番、中野議員。9番、中野議員。  〔9番 中野 伸君登壇〕 ◆9番(中野伸君) 新生会の中野であります。 今回の定例会の一般質問の、萩野村市長の答弁は、今までにない、すっきりとですね、耳に聞こえてきます。ぼそぼそしたような発言ではなくですね、何か気合いが入っておりますので、私もうれしく聞いておりました。 先月、建国記念の日に、サンライフ萩で記念式典が挙行され、議員になってから毎回のように出席しています。今回、初めて日の丸行進に参加いたしました。小さな国旗を手にして、多くの市民の皆さんと、市街地を行進し、昔は最も栄えていた東田町商店街に入ったとき、左右両商店から見事に国旗が掲揚されていました。何となく元気をもらったような気がいたしました。 このたびの冬季オリンピックで、日本も活躍し、金メダルは1個だけでありましたが、国歌君が代が流れるうちに、日本の国旗日の丸が高々と揚げられ、国民のだれもが感動されたのではないでしょうか。並大抵の努力では、世界一にはなれません。世界一になってこそ、一番高いところに国旗が掲揚されます。私たちはどうでしょうか。祝日には、国旗を揚げようと思えば、自分の手で揚げられます。日本の国に誇りを持って、祝日には国旗を掲揚したいものであります。 昨年の12月定例議会で、市民病院のことで質問をいたしました。その中で、外来患者の待合室にある掲示板を有効活用されてはとお聞きいたしました。今年に入って、先月病院に検査に参りました。その掲示板には、年間の歳時記に合わせ、色紙で工作されたものが掲示されていました。例えば、2月は節分、3月にはひな祭り、それなりの様子が工作され、外来者の目を楽しませる、患者に元気を与える美術的な工夫がされていました。 市長がいつも言っておられます。知恵を出し、工夫しながら、市民のために汗を流そう。やる気になれば、できないことはありません。これからのますますの活躍、市民のために頑張っていただきたいと思います。 また、市道を挟んで駐車場から病院へ、病院から駐車場へ、薬局へ、横断は大変危険であるということから、歩行者の横断のために横断歩道をということを聞いてきましたが、この前行ってみますと、2本の白線が引いてありました。はっきり言って、何かよくわかりません。運転者や、歩行者にわかる表示・標識が必要と思われます。夏みかんの色のように、色を使って表示するとか、またカラー舗装で目につきやすいものにすれば、効果があると思われます。考えられてはどうでしょうか。 前置きが長くなりましたが、私の質問事項に入らせていただきます。 まず最初に、企業誘致でございますが、企業進出について、むつみ麻生団地、麻生太陽光発電所の操業についてお聞きします。平成24年4月25日に、企業が進出が決まったソーラーウェイと太陽光発電所に係る協定書調印式、土地賃貸借契約が締結されました。 ところが、7月13日に中国電力より企業ソーラーウェイへ、申請段階で計画実施が困難との連絡があり、ソーラーウェイに対し、中国電力が予備検討の回答に誤りがあった旨を説明し、中国電力より萩市へ今回の事情を説明し、萩市に対し、中国電力が経緯、謝罪、今後の対応について説明されたところであります。 9月には、追加費用負担なしで、事業が実施できないことから、企業ソーラーウェイは、むつみ麻生団地での事業を見送り、撤退することが正式に決定いたしました。 その後、旧徳佐高校高俣分校グラウンドに進出が決ってる企業ウエストと中電、萩市で接続方法、金額、工期について協議が重ねられ、また須佐地域において、事業開始のめどが立つことから、平成25年2月に企業ウエストから事業を行うとの報告があり、平成25年6月24日に、麻生団地、麻生第一発電所第三工区、面積は1万8,200平方メートル、発電量は一般家庭の360世帯分を賄う、太陽光発電所建設に係る協定調印式、土地賃貸借契約が締結され、第一発電所は平成25年9月に着工され、12月26日には既に操業が開始されているところであります。 麻生第二工区麻生第二発電所は、面積1万7,160平方メートル、発電量は一般家庭で310世帯を賄うものですが、いまだ着工されていませんが、近々契約も締結され、工事に着手すると聞いていますが、今後の建設計画についてお聞きします。 萩ひまわりロード太陽光発電所の操業についてお聞きします。 これは、旧徳佐高校高俣分校グラウンド及び隣接地に、面積3万769平方メートル、発電量は一般家庭で450世帯賄うもので、平成24年6月18日に、企業ウエストと太陽光発電所建設に係る協定書調印式、土地賃貸借契約が締結され、7月5日、工事に着手し、当初は平成24年12月に操業開始の計画でありましたが、計画どおりにいかず、その後、話し合いが進み、平成26年2月に工事が完了し、平成26年9月に操業開始と聞いていますが、予定どおり操業できるものかお伺いします。 2番目の、地域活性化対策であります。 むつみ農産物加工販売所むつみの恵施設についてお聞きいたします。 むつみ地域は、萩市街地方面からの玄関口にがんこ村、国道315号からのおもてなしをする道の駅うり坊の里があります。そんな中、現在、今年4月1日にオープンにするむつみ農産物加工販売施設むつみの恵が建設中であります。昨年の12月の定例会では、指定管理者として、企業組合むつみキッチンばぁーばに決ったところであります。地元の雇用、地域の活性化など、大いに期待するものであります。 がんこ村は、新鮮な地元野菜、特にそばは、昼は予約がないとすぐに売り切れてしまうほどの盛況であります。また、むつみ豚肉もよい売れ行きであります。そして、道の駅うり坊の里には、特にイノシシの肉をメインとして、農産物等の販売がされています。それぞれオリジナル商品を売りとされています。 このたび、市長の英断もあり、むつみ農産物加工販売所むつみの恵がオープンしますが、施設にふさわしい、何かオリジナル商品、ブランド商品が必要と考えます。昆虫王国伏馬山のキャンプ場、さらに暑い夏には、ひまわりが太陽に向かいさんさんと咲き輝き、ドライバーや訪れる人を和ませてくれています。こういった自然を生かした、何か試行錯誤できないものか。例えば、すぐ隣にはむつみ牧場もあり、新鮮な乳製品の加工販売や、昆虫王国との連携を図り、農産物ではなく、農林産物をも視野に入れての販売拠点とすることも考えられます。 また、私が再々一般質問で言っているように、自然農法、有機栽培による付加価値をもって、安心、安全、とってもおいし、そして健康予防にもつながる農産物を仔細に販売し、食堂においても、料理、弁当などの食材にすれば、訪れるお客さんの要望にこたえられるものと思います。 現在、安倍政権でも言われています三本の矢では、経済活性化、経済財政運営等々柱に、数々の施策が展開されていますが、むつみ地域で例えれば、昭和の大合併以前の3地区で、吉部地区のがんこ村、片俣地区の道の駅うり坊の里、そしてこのたびの高佐地区のむつみの恵、この三つの施設を好循環、連携を図り、三本の矢のごとく、相乗効果を発揮させることも大事であります。 むつみの恵、キッチンばぁーばのスタッフも、このすばらしい施設の管理者に指定され、何とか魅力ある通りすがりによってもらうだけではなく、改めてまた来てもらえるような、そんな施設にしなければと、日夜一丸となって努力を積み重ねられているところであります。 農業を取り巻く環境は、非常に厳しいものがありますが、いまや消費者の目は、安心、安全を第一に求めています。消費者、お客さんの心をつかむことがまず大事であります。市として、この農産物加工販売所むつみの恵に対し、どのような期待を寄せられているか、お考えをお聞きします。 3つ目に、道路行政でありますが、県道萩篠生線の今後の見通しについてお聞きします。 昨年の7月28日、豪雨災害から早7ヶ月が経過しました。復旧・復興に際し、市長を初め、復興局、執行部の取り組みに敬意を表するものであります。しかしながら、家屋が全壊、半壊され、仮設住宅にお住まいの皆さん、家に帰りたい、また被災地の皆さんも、一日も早い復旧を待ち望んでいらっしゃいます。現在、復旧に向けた発注作業に鋭意努力されていることは、十分承知しています。むつみ地域も、多くの被害を受けています。地域を代表し、一日も早い復旧を望むものであります。 このような状況の中、むつみ、福栄地域にとって、生活圏域である市街地へつながる重要な幹線道路、県道萩篠生線について、昨年の災害から通行どめや、片側通行規制が長くかかっています。大型車の往来も多く、私も日々運転し、市街地へ出ていますが、一日も早い復旧、規制解除を期待するものであります。 県道萩篠生線の道路改良は、私、議員任期4年の中で、最も重要な課題の一つでもあります。現在、被災を受けている中ノ倉、如意ヶ岳、また黒川からハピネス福栄間、榎木屋から山崎砂殿区間は、二車線であるものの、狭隘で線形も悪く、特に冬場はドライバーも注意を払い、ドライバー泣かせの道路でもあります。 9月定例会でも若干お話をしましたが、県知事、山本前知事は、旧建設省出身で、現国交省事業には精通されておられ、山陰道や小郡萩道路を初め、管理の幹線道路網構築に、大変前向きなお考えを示されていました。私も、個人的に山本前知事にお会いし、この萩篠生線の道路改良についてお話をしたことがあり、積極的に前向きな言葉をいただいております。先般の知事選において、村岡新知事が誕生されました。新知事には、基本的には前山本県政の思いを継承し、よりよいにしなければと言われています。 山陰道萩東道路との関連もありますが、先ほど申しました地区間は、部分的でも改良が可能と考えます。山口市長会の重鎮である野村市長におかれては、新知事、との連携をさらに図られ、むつみ、福栄地域、そして須佐、田万川地域へつながる重要や幹線道路、災害に強い道路として、県道萩篠生線。萩津和野間の観光道路でもあります。道路改良促進について、今後の取り組みに、大いに期待するものであります。市長の御所見をお伺いします。 次に市道奥畑線ですが、これは紫福地区にある市道でございます。紫福地区の奥畑線は、むつみ地域に隣接した地区であり、私も仕事の関係などで、以前から地区内の道路現況はよく承知しているところであります。 この奥畑線は、通るたびにいつも気になる道路の一つであります。道路両側は山林であり、樹木がかなり覆いかぶさって、昼までも薄暗く、冬場は影となり凍結しやすく、雪も溶けにくい。また、山林の中の道路で、落ち葉など道路一帯に埋もれ、特に側溝の詰まりの原因にもなります。維持管理にも多くの手がかかります。 この奥畑線は、昨年の萩篠生線が通行どめになったときには、通学、通勤、買い物、医療機関への市街地に向かう迂回路として、多くの方々が利用されています。近くには特別養護老人ホーム紫福園もあり、救急車両なども往来しています。また、世界遺産の候補に挙がっている大板山たたら製鉄所遺跡の地であり、萩市道の主要道路であります。 現状をしっかり把握され、早急に整備されてはどうでしょうか。市長の御所見をお伺いします。 4番目に、観光開発でありますが、自衛隊むつみ演習場の野焼きについて。 戦前、自衛隊山口歩兵第42連隊は、秋吉台に広大な砲弾演習場を持っていましたが、戦後は摂取された米軍爆撃演習場となり、自衛隊も使用していました。 昭和30年、秋吉台がカルスト高原として文化財保護並びに国定公園に指定されると、その使用が困難となり、爆撃演習場反対運動が起こり、昭和32年に至り、米軍は秋吉台爆撃演習場を返還したため、自衛隊も使用を取りやめることになりました。 その後、部隊は広島、九州など、遠く外に足を延ばしておりましたが、往復の時間と費用のむだを強いられ、このため最初候補に挙がっていた東台。結局、今日のむつみ演習場と呼ばれる自衛隊演習場となりました。 自衛隊演習場東台の入植者は、山梨の方が多くおられたのですが、自衛隊の演習場になるため、昭和35年8月30日に、ふるさと山梨へ、また富士山北東山麓へ、そして山中湖の北にある忍野村へと、47世帯200人が下山。そこに向かわれたのであります。 昭和35年12月28日から、むつみ演習場の使用が開始され、昭和36年からむつみ演習場の野焼きが、陸上自衛隊山口駐屯地約260名、地元消防団約50名の合同で実施されています。 実は、きょうむつみ演習場の野焼きが実施されることになっていましたが、ごらんのように朝からの雨で、13日に延期されました。 今回の一般質問の順序は、事務局の方に代理でお願いしましたが、たまたまきょうの5日に、野焼きと私の番が当たったことは、偶然かもしれませんが、何か意義のあるような気もいたします。 総面積200ヘクタールを持つむつみ演習場の野焼きは見事であります。私も、消防団に入っていたときがありますので、出動して手伝ったこともあります。野焼きをしながら、これを多くの人に見てもらう、観光に結びつけないものかと、いつも思ってきたところであります。 むつみ演習場は、萩津和野観光道路の中間地点にあり、また沿線から見えるくらいの位置であります。自衛隊と協議をされまして、萩市の新しい観光として、開発を進められたらと思うのであります。 また、野焼きの後には、演習場には多くのわらびが生えて、わらびとりもできます。県内では、秋吉台に次ぐ数少ない野焼きの、迫力ある炎の舞い上がる情景は、観光客の目を奪うものであります。新しい萩の観光になればと思いますがいかがでしょうか。 以上、4項目についてお願いをいたします。 ○議長(柴田保央君) 野村市長。  〔市長 野村興兒君登壇〕 ◎市長(野村興兒君) 中野議員から、大きく4点、お話をいただきました。いずれも、このむつみ地域にかかわる、それぞれの今大きな課題になってる分野でございます。順次お答えをいたします。 最初の企業誘致ということで、このむつみ地域にウエートがございます、太陽光発電の操業が今後どうなるかということで、いろいろお話をいただきました。 このお話については、今議員からるるお話がございましたように、中国電力とのいろんなやりとりの中、いろいろ問題もたくさんございましたが、いろんな紆余曲折はございましたけれども、何とか話がまとまり、少なくとも今御紹介がございましたように、麻生第一発電所、これは麻生団地の第三工区の上段のところでありますが、これは今お話のとおり、株式会社ウエストエネルギーソリューションの関係事業といたしまして、6月24日に、昨年でありますが、発電所の建設に係る協定を締結しまして、9月25日に着工し、12月26日に売電がもう既にスタートしております。 これは、今お話のとおりでありまして、それでは麻生第二発電所は今からどうなるのかと、こういう話でありまして、これについては、実は今お話がありましたように、平成26年6月に着工し、9月の操業開始のスケジュールで準備が進められていたわけでありますが、中国電力福栄変電所の工事の関係で、これが少し延びることになりまして、27年6月、すなわち来年の6月操業開始となる。こういうふうなことで、全体のスケジュールが後ろ倒しになってしまいました。これは、この中国電力側の、この変電所の関係でありますから、やむを得ないわけでありますが。いずれにいたしましても、これは確実に27年6月操業開始ができると、こういうふうに聞いてるわけであります。 こういうようなことで、麻生のこの第一、第二、それぞれそういうことで、第二の方についてはおくれがございますけれども、そういうようなことで、今から進んでまいります。 それから続きまして、高俣分校跡の萩ひまわりロードというふうに名前をつけております、萩ひまわりロード太陽光発電所については、これもウエストエネルギーソリューションによりまして、当初の計画では24年12月の操業開始、こういう計画でありました。これは、いろんな中国電力とのやりとりがありまして、中国電力側の計算違いというのが発覚いたしまして、それが予定どおりできなくなりました。本年2月末で、一応いろいろその後の経緯を踏まえまして、工事が再開され、本年2月末で一応完工します。そして、接続対策工事が早まることから、本年6月には操業開始ができる。このように聞いてるわけであります。何とか、相当おくれましたけれども、間もなく操業開始ができる。こういうことであります。 いろんな形で、時期の問題っていうのは、それぞれの企業にとりましては、収益に大きく影響するわけでありますので、大変なことでありますけれども、一応そのむつみの3施設については、そのような形で、何とかめどがついているわけであります。 今現在、この太陽光の関係については、施設名称、いろいろありますが、萩維新の里メガソーラー発電所、これはヤマネ鉄工がなさっている1.0メガでありますが、これはまさに鉄鋼団地そのもので、市内、椿東地区でございますが、これはもう既に、昨年の6月に売電を始めております。そして、ウエストエネルギーソリューションの関係で、須佐にありますものは、これは、まだ来年になります。三見、要するに長門と萩市の境にあります三見で、今検討されてるものについては、これは安藤建設株式会社がなさるものでありますが、1.0メガ、これは恐らく本年中には何とかということであります。萩牧場の発電所、これはソーラーファームという形で、牛舎の屋根、これも屋根と言いましても相当牛舎ありまして、1.1メガでありますから、相当なもんでありますが、これも本年中に、夏ぐらいには、先ほど言いました安藤建設と同じようなスケジュールでございます。 いずれにいたしましても、これは計画予定でありますけれども、今萩市におきましては、もう11メガはるかに超えるその発電量が、今計画をされ、あるいは実施をされている。その他、小規模なものはいろいろございまして、JAあぶらんど萩が屋上に、それぞれの屋根のですね、倉庫とかそういう屋根につけられたもの、これは小規模でございますが、かなり展開をされておりますし、民間会社においても、そういうようなことがかなり展開をされているわけであります。 そういう、できる限りこういう形で、太陽光、代替エネルギーの発電ということであります。そういう形で、今御努力をいただいております。 それから今度、2番目にお尋ねをいただきましたのが、むつみの農産加工販売施設萩むつみの恵、今いろいろ、中野議員からも御紹介いただきました。 こういう直販の施設は、御紹介のとおり、今むつみ地域には、がんこ村、新鮮野菜、そば、むつみ豚、こういったもので名前を売ってるがんこ村と、道の駅うり坊の里、これは猪肉で、もうオリジナル商品を出していらっしゃいます。こういったものがあるのにという話でありますが、まさに、萩と津和野の間の観光地を結ぶ、ある意味では観光道路の中に、新たにこの直販施設を設けまして、それぞれ相乗効果を期待する。あるいは、津和野観光路線の中で、トイレ休憩とか、いろんな意味でですね、そういったことも可能になる。こういうようなこと。 そして加えて、議員今御指摘のとおり、夏場にはこのひまわりロード、あるいは昆虫王国、伏馬山のキャンプ場、こういったものもありますし、実はひまわりロードのすぐ隣には、昆虫王国の隣には、むつみ牧場。これは酪農の搾乳牛が50頭も実はいます。今いろんな牛乳、フレッシュな牛乳とか、そこでかつまた、いろんな無農薬の野菜の関係とか、いろんなことをなさっています。 今回も実は、先ほども農大の話が出ましたが、農大卒業生、女性が1人、こちらに就職をいたします。その前に既に、若い女性がもう就職をしておりまして、そういったようなことで、最善、力を入れていただいております。そういった施設とともに連携をしながらということであります。 直販施設には、そういったこのむつみ牧場の製品、こういったものも、当然ながら販売をされるわけであります。直販所とレストランとこういった加工の関係。もちろん事務所等もありますが、そういったものが、今後展開をするわけであります。 いろんな意味で、このむつみ地域の女性団体むつみキッチンばぁーばということで、もう既にこの組織としては、もう24年に、もう去年になりますが、設立登記をされておりまして、いろんな形で努力をされているわけであります。もう既に、弁当とか、いろんなものをつくっていらっしゃいます。いろんな形で、市役所等にもその販売があります。いろんな形で、大変な努力をされているわけであるわけであります。 どういうふうな形になるのか、ブランド商品をちゃんとしっかり用意しろ。まさに議員御指摘のとおりでありまして、弁当の関係につきましても、オリジナル性と言いますか、そういったもの。材料はトマト、むつみ豚、こういった地元産を中心に、健康志向で、飽きのない献立。こういうふうに言われております。レストランの方は、好評なむつみ豚をメインにしまして、トマト、大根。トマトは山口あぶトマト、総売上量3億円を目指している。こういうことで大変頑張っていただいてますが。 また大根の方も千石台大根。これも両者ともですね、実はほとんど萩の市民が食することが難しい、要するにほとんどが大量消費地に搬出をされます。そういうようなことで、何とかすばらしいですね、あれだけの量を、しかも工夫をしながら、山口あぶトマト、いろんな種類がございますけれども、そういった桃太郎とか麗夏とか、そういったトマトが、この萩の市民、あるいはよそから来られた方に直販施設で買うことができる、あるいはレストランで食することができる。千石台の大根もそうであります。これも3億円目指して、一生懸命、今産地として頑張ってやっていただいてるわけでありますが。 ほとんどが実は、この市外に搬出をされます。そういったものが、実はここで、地元でも産地で購入することができ、かつレストラン等で加工ができる。まあこういったことが、一つの大きなポイントになろうかと思います。そういうそのトマト、大根、あるいは四季折々のメニューも、いろいろ提案をされるそうでありますが。先ほど紹介しました牛乳、この秋川牛乳、そして野菜ジュースとか、そういったものにも、相当力を入れられると、こういうふうに聞いております。月に一度程度はバイキングで盛大にやる。こういうふうな企画もあるようであります。 要は、そういったむつみ地域、いろんなものがその周辺にありますが、そういったものが相互に連携をしあって、この商品の委託販売。一方、萩・阿西産業振興センターっていう、7業者がつくられた団体がありますが、ここでいろんな今商品開発をされております。あふかむの里の商品委託販売と、こういうったことで、具体的には長州和牛のハンバーグとか、むつみ豚のハンバーグとか、トマトタルトとか、トマト饅とか、大根とか、フルーツとか、ニンジン、クッキーとか、いろんなものが、実は考案され、商品の試作がどんどん今行われています。私もそういう集会にも行ったことがございますが、大変おいしいものが、今現在、いろんな形で工夫して行われているものであります。 こういったものが、実は展開をされる。こういうことでありますから、何とかいろんな形で特色を持ち、それぞれのむつみの他の施設と連携をし、一つのある意味では相乗効果を生む。そして萩津和野の観光ルートにそういったものがある。こういったことであります。 この中で、今キッチンばぁーば等では、第一線を引かれた方も、生きがいを持ってですね、そこで楽しく働いてもらうことができる。こういうことも一つの大きなポイントでありますし、今、国、文科省が声高に言っております六次産業化。要するに、生産とその加工と流通、こういったものを結びつけた農業の地域で、生産と加工と流通と、そして直販。こういった流通っていうのは、まさに直販でありますが、そういったいろんな意味での工夫が行われますし、そしてそこで利益も生ずる、収益も生ずる、こういったような六次産業化の一つの見本となるんではないか。こういう期待もしているわけであります。 いろんな形で、このむつみ地域の農産物、あるいは畜産物、こういったものの一つの直販、そしてそういった需要を、今後また拡大をできる一つの要素になるんではなかろうかと思うわけであります。 ぜひこれは、間もなく実はオープンでございまして、何か宣伝をして非常に恐縮でありますが、ぜひともですね、3月30日、もう本当に、本年度最後の日でありますが、この営業が開始されるわけであります。この関係の予算も、議会でお認めをいただきました。そういうような形でありますので、ぜひ議員の皆様方におかれましても、3月30日には、ぜひ御参加をいただきますように、よろしくお願いをいたします。 一つの新しい農業地域におきます、中山間地域におきます、新しい一つの試みでありますので、こういったことを、また他の地域でも、また拡大ができないか。こういうふうな思いでありますので、どうかまたひとつよろしくお願いをしたいと思います。 3番目に道路の話でございますが、県道萩篠生線の整備、今後の見通し、こういったことでお尋ねいただきました。 これは、実は7月7日の日曜日に、かなりの雨が降りましたが、これでこの時、萩市の要するに福栄、あるいは小畑地区には、かなりの雨量がございました。斎場、やすらぎの里でありますが、そこに行きますその道が、完全にのり面が壊れまして、ダムのようになってですね、水がたまって、そして土が流れて。ここは何とかですね、市道であります。事業者の方に、大変無理を言いました。徹夜でやってくれました。一日でできました。 萩篠生線は、陥没をいたしました。これは7月7日に起こりまして、なかなか工事が進まないんですね。とにかくこの道路は、今中野議員が御発言がありましたように、まず一つは清掃工場へ行く道なんですね。パッカー車が通う。いま一つは、残土処理場があります。ダンプカーが通う道ですね。そしていま一つは、この福祉の、いろんなデイサービスの車が、かなりの量、むつみ、福栄から、萩等結ぶ幹線であります。こういったものが、実は行けなくなったわけです。全面通行禁止でありますから。立野を経由して、生野高坂線、これが一番早い道。こういうことであります。あとの道は大井経由でありますから。 これは、大混乱をきたしました。その片側通行にすることについては、そんなに難しくない。現場に行きましたら、そう直感いたしました。それでもなかなかやっていただけない。両県議にも頼みました。私は思い余って、知事に電話をいたしました。一体何たる様だという話をですね。まあこれは、何とかやっていただいて、結局3週間にならない間に、7月25日に片側通行になったんですね。 もしこれがおくれていたら、7月28日過ぎてたら、当初は1カ月以上かかる、こういう話でありましたから、どうなったかということです。7月28日に、あのときにとにかく、191もとまりました、315もとまりましたが、これがもしとまったままであったら、どういう事態が出てきたかっていう話でありました。本当にそれを考えても、恐ろしくなる話です。こういうようなことは、まさに萩篠生線は、まさにむつみと福栄を結ぶですね、幹線道路なんでありますから、何とか早く。その後も、一生懸命今工事をやっていただいてます。とにかく、片側でも通れれば、この機能を果たすわけでありますが。 そして、今どういう状況にあるかと言いますと、11月9日から災害復旧工事に着手されまして、道台基礎部分の含水域が高いために軟弱地盤である。こういうようなことで、セメント処理において、今土壌改良を行いながら、早期完成を目指していると言われております。片側通行で頑張っていただきましたから、全面通行回復ということについては、工事のいろんな事情もありましょう。そういうようなことで、特に強いことは言っておりませんが、早期復旧について、いろんなこともありましょうけれども、要望していきたいと思います。 一日も早い復旧。これは、もう本当に7.28の前の災害でありますから、それがいまだ完成をしない。こういうことについて、また強く、改めて要望していきたいと思います。 それから、その後の、今後のいろんな関連関係でありますが、市道奥畑線、紫福地域については、大変詳しい、部長、御出身地でありますので、部長の方からお答えをいたします。 最後の観光開発ということで、自衛隊のむつみ演習場、まさにきょうが野焼きなんでありまして、携帯電話入りました。雨のため中止。せっかく中野議員が、きょうこうやって質問されてるにもかかわらずですね、やればできるんじゃないかと思いましたが、やっぱり雨が降るとですね、草が濡れてしまってですね、火がつくかないということでありまして、13日に延期になりました。 中野議員と全く同じ、実は印象を持っておりまして、去年、実は3年振り、4年目にですね、3年間ずっと雪が降ったり何かで、結局中止になりました。久しぶりに、去年、見ることができました。東台、あそこの中からざっと見えるわけですね。見たときに思いました。これは観光に役に立つ。しかしですね、いろいろ検討っていうか、いろいろ話をしましたら、どこから見るのか、じゃあそこに風向きが変わったら逃げ場がなくなるとかですね、いろんなことがありまして、そういったことを今回十分チェックをしよう。こういう約束になっております。自衛隊とですね。今回、延期になりました。 その全様が見やすい。例えば秋吉台は、かなりいろんな場所があるんであります。報道陣がわっと一斉に見るんですね。カメラを回すところの場所とか、こういったものがあるんでありますが、ここはなかなかですね、難しいんでありまして、下手をしますと、その火の中に閉じ込められて、せっちん詰めになってしまう。こういうようなこともあります。 そういうようなことで、見る場所がどこか、安全確保がどうか、風向きが北から、例えば南に変わったときどうかとかですね、いろんなことがありますので、そういったものに、ちゃんと事情、要請に耐え得るような場所があれば、自衛隊も協力してもいいと、こういう話になってるんでありますが、そういう場所が、今回確認できるかどうかであります。今回、そういったことで、その担当者が、いろいろ、それぞれの地にありまして、風向きや安全性、そういったものを確認をして、その準備に当たるという、こういうことになっているわけであります。阿武町の方から見ると、何とか見れるとかありますが、阿武町の方から見るのはどうかとか、いろんな議論もあります。いろんな形で、今構成を考えてます。 これは、歴史は大変古いし、ある意味では野焼きのあれだけの規模であります。大変迫力のある、またその一帯で、かなりの面積もございます。しかし、雪とそれから強風がちょうどありまして、なかなか、今までこの5年間でも、通しましても、本当にわずか3年間連続で休みっていうようなこともあります。そういうようなことも覚悟しながら、考えていこうと思います。 きょうは、野焼きは実は中止になりましたが、交流会だけはあるそうでありますから、ちょっと私も予定がありまして、冒頭だけちょっと参ります。そこでちゃんと、そういった、きょう議会でそういう要望があったこともあわせてですね、しっかり伝えていきたいと思います。 一つの新しい、またむつみの観光資源と言いますか。まずどういうものかというものを、市民の皆さんにしっかり見てもらいたい。こういうふうな思いであります。具体的な提案をいただきましてありがとうございます。 あと道路の分については、担当部長の方からお答えをさせていただきます。 以上であります。 ○議長(柴田保央君) 佐々木土木建築部長。  〔土木建築部長 佐々木康典君登壇〕 ◎土木建築部長(佐々木康典君) それでは、市道奥畑線、紫福地区の整備についてお答えいたします。 この路線は、昭和33年に供用開始しておりまして、昭和46年から平成元年にかけ、全幅員約5メーターで一次改良を終了しておるところでございます。 福栄総合事務所におきましても、重要路線と位置づけ、維持管理を行っているところでございます。 昨年4月には、地元から側溝蓋の設置要望があり、1カ所14メーター区間ではございますが、実施をしておるところでございます。また、残りの15メーター区間につきましても、26年度で対応する予定としております。 5月には、道路側溝に落葉や小枝が詰まっているため、職員により側溝清掃を行い、職員では対応不可能な箇所につきましては、業者委託で実施しておるところでございます。7月には、河川海岸一斉清掃におきまして、二つの集落の地元住民による草刈りや側溝清掃が行われました。この1月、2月には、除雪や職員による支障木の伐採等を行っておるところでございます。 道路上の樹木の伐採につきましては、市有地から道路に樹木や枝がはみ出し、自動車などの通行に支障となっている場合は、山林所有者として、樹木の伐採に御協力をお願いし、早急な対応が必要な場合には、所有者の了解を得ながら、道路管理者で対応しておるところでございます。 議員御指摘のように、この路線は、一部山林の中の道路でございますので、倒木などが発生します。今後も、道路パトロールや、市民から寄せられた情報などをもとに、緊急車両等が通行に影響が考えられる場合は、早急な対応を行い、市民生活に直結する重要な道路でございますので、しっかり管理をしてまいりたいと思っております。 それともう1点。市民病院前の横断歩道の件についてお答えいたします。 この件につきましては、道路管理者、萩警察署、そして道路規制課等と協議を行ってきたところでございまして、結果的には、横断歩道の設置はできないということで、道路管理者として、可能な歩行誘導線を設置したものでございます。これもあくまでも、苦肉の策として、今後の状況を見ながら、研究してまいりたいと思っております。 以上でございます。
    ○議長(柴田保央君) 9番、中野議員。 ◆9番(中野伸君) 時間が気になりますので、観光開発につきまして、ちょっとお聞きします。 このむつみ演習場の野焼きが、観光のスポットになれば、むつみ地域にはこの演習場の野焼き、先ほどお聞きしました太陽光発電所の進出、むつみ農産物加工販売施設のオープン、これに既存の道の駅うり坊の里、がんこ村、ねむの丘キャンプ場、昆虫王国、千本桜、菜の花、そばの花、ひまわり、花のロード。いずれも、萩津和野観光道路の中央の沿線に位置しております。先ほどお願いしました、県道萩篠生線の改良が整備されれば、歴史と文化、観光のまち萩市へ入る東の玄関口は、万全であります。整えまして、来年から始まる、NHK大河ドラマ花燃ゆる萩市に生まれ変わる、夢ある未来が開けてくるのではないでしょうか。そんな花燃ゆる思いを強く感じているところであります。 まだベルがなりませんので、休遊地につきましては、今市長が申されたとおりでありますが、今後、計画どおりに進めていただきたいと思っております。そして、経過報告をですね、早い情報を知らせていただきますと、私も市民の皆さん方に、地元の方に、今こうこうなっておりますのでってことが言えますのです、そのあたりは情報をよろしくお願いをしたいと思います。 道路整備促進でありますが、これも私がいつも言っておりますので、くどくど申しません。とりあえず、新知事と連携を密にしながら、引き続きに要望され、できれば早い着工を期待するものであります。 市道の奥畑線は、まあ先ほど部長も申しましたように、何かとですね、迂回路等にもかなり使用される方もあります。特に先ほど申しましたように、紫福地区の奥畑線も、世界遺産の候補に挙がっている大板山たたら製鉄遺跡があります。市道としては、主要道路に当たりますので、先を見込んで早い時期に整備されることを望むものであります。 農産物の加工販売所でありますが、何をしても、御存じのように、初めが肝心であります。これ失敗しますと、なかなか人もですね、集めることが難しくなりますので、とにかく初めが肝心であります。私の願いとしては、むつみ地域は、萩市内でも農業が盛んなところであります。そうした意味で、農産物の米を初めとする野菜は、できるだけ無農薬の肥料で、自然農法、有機栽培での安心、安全、とってもおいしい、これを実行できれば幸せと思っております。大変難しい有機栽培でありますが、そうしたことも踏まえながら、これから進めていただけたらと思っております。 実は、田万川の江崎に、最近鳥取の方で、かなり有機栽培に取り組んでおられて、こちらに帰られまして、本格的に今やっておられます。私と同姓で中野さんと申されますが、この前お会いしまして、とにかくですね、もうこれは本格的にやられます。そうしたことが、この萩市内におられるということは、私たちも心強く思っておりますので、ぜひ、そうした有機栽培ということも、推進していかれることを要望しておきます。 今あの、先ほど申しましたように、この農産物加工販売所のむつみの恵、指定管理者でありますキッチンばぁーばの皆さんも、せっかくいただいたすばらしい施設があるので、何とか市のために、市にこたえるように、一丸となって、魅力ある施設にと、目標に向かって頑張っておられます。うり坊の里、がんこ村との連携を持って、魅力ある農産物加工所の施設にしてほしいと願うものであります。 以上で質問を終わります。 ○議長(柴田保央君) 市長。 ◎市長(野村興兒君) 再度、観光のサイド、観点から、このキッチンばぁーばの話をされました。 今、いろんな施設の名称を挙げられました。そういったものが、今この四季折々、いろんな役割を果たしているわけであります。特に夏場では、かなりの皆さんが、ひまわりロードや昆虫館、秋山牧場、そういったようなことで、いろんなところに行かれるわけであります。そういったときに、一つのこのルートと言いますか、連携がそれぞれの施設にできれば、まあこれも一つの大きな力になっていくだろう。そこがまさに、今回のむつみの恵、今そういったものが核となって、機能を果たす。こういうふうに思っております。 伏馬山の千本桜、そしてその地域の皆さんが、さらにそれをですね、この桜の木をふやそうということで、大変努力をいただいてます。そしてまた、このむつみには、早春のときに、あのコブシの花が、もちろん街路樹はもちろんでありますが、三重にもいろんな形で植わっております。こういったものも、ぜひもう少し宣伝をいただくなり、いろんな今のキッチンばぁーばの中で、いろいろ情報提供いただくなり、それがむつみ地域、特に萩津和野観光の一つの拠点、中間拠点としてですね、何かいろんな形で、役立つんではなかろうかと思います。 企業関係。太陽光発電の話でありますが、情報をもう少し折々にという話であります。実は、向こうの方の状況が二転三転しまして、私どもも、何か二、三カ月前に聞いたのとまるっきり変わる。こういう話が連続でありました。今後、そういうふうな状況の変化も、私どもでわかる限りは、できるだけ御連絡するようにいたします。 奥畑線。これも先ほど、土木部長の方からお話をいたしましたとおりであります。 そして、農産物のまあ有機栽培。これも、実はそれぞれの農家、あるいはJAあぶらんど萩の方も、いろんな形で頑張っていただいております。それぞれ農家で、そういったものをやられてるところは、その特色を大いにセールスポイントとして頑張っていただく。こういったことも考えられます。 とにかく、今回のキッチンばぁーば、一つの大きな試みであります。皆さんの大きな、絶大な御支援の中で、何とかこれを3月30日オープニングを迎えたわけでありますので、今後、しっかり御支援を賜りますように、よろしくお願いいたします。 ○議長(柴田保央君) 中野議員の質問は終わりました。 このあたりで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を開きますので、定刻までに御参集願います。 それでは休憩をいたします。     午前11時56分休憩────────────────────     午後 1時02分再開 ○議長(柴田保央君) 午前中の会議に引き続き、午後の会議を開きます。一般質問を続行いたします。 続いて、議席番号21番、横山秀二議員。21番、横山秀二議員。  〔21番 横山秀二君登壇〕 ◆21番(横山秀二君) 21番、横山秀二です。私は今回2項目を質問をいたします。手短にやるつもりでおりますが、急いでやりたいと思います。 1点目は、各地に存在する堰堤についてであります。昨年7月28日発生した未曾有の大雨による萩市東北部で起きました大災害は、人災や田畑、林地、家屋を含めた大変なものになりました。現状を見るにつけできるだけ早い復旧、復興がなされなければなりませんが、早急なる対応が市当局でなされているところでもあり、一日でも早く実質的な復興対策と工事が行われるように熱望されるところであります。 今回の災害も多少関連をしておりますので、堰堤に対する今後の計画と対応についてお聞きするものであります。その前に堰堤というこの言葉でありますが、河川や渓谷を横断して水流や土砂を堰き止めるための築いた堤防、ダムを称します。 その今回のこの災害の中での一つの要因として、堰堤の老朽化があると考えられます。機能の老朽化ということでありますが、ダム本堤はまだ耐えられていても、河川、谷の中にあるものにつきましては、土砂が堆積をしておりまして、機能を果たさなくなってきております。 このような現状からも各地に設置済みの堰堤下流域の住民から、堆積土砂を取り除いてほしいという強い要望を前々から聞いております。要望が日増しに強くなってきております。そういった時にこの災害が起こりました。 このたびの須佐、田万川を含む災害地域における堰堤内部もすでに土砂で埋まっており、大雨が降った時には一気に下流域に土砂を受け止められずに、土砂交じりの洪水が下がっていったと推測をされます。そこで堰堤が設置されている現在の地区別の箇所数と、浚渫及び土砂の撤去がされた所についてお聞かせください。さらに新規設置計画があればお聞かせを願います。 最後に、山腹にある堰堤については土砂が満杯になった個所は浚渫等の機能回復はさせずに、そのダムの下流へ新規に設置するとも仄聞をしておりますが、その計画についても確認を願うところです。 いずれにしても住民は不安を感じております。早期に計画の欲しいところであります。山間部では沢や谷も多く、災害を事前に予防するためにも、浚渫や土砂の撤去等も含めた対応の必要性を強く感じます。所見をお願いいたします。 それでは次の質問に入ります。 危険の解消についてというテーマにはしておりますが、道路で1件、建築物に関するもの2件ということで質問をいたします。 その中の一つ目につきましては、市民病院前の市道の件でございますが、市民病院線の道路改良についてお聞きします。 新たに市民病院の駐車場が河川堤防側に設置されましたが、道路拡幅に伴う歩道の設置が必要と思われますがいかがでしょうか。先般通過中でありましたが、子供たちが授業の一環なのか、班別によるラリーを行っておりました。駐車場から出る車があるときには、歩道もないために非常に危険ですし、朝夕のラッシュ時、また農作業が行われている時期には、農機具等の接触すら起こり得る道幅であります。危険を感じますので対応はできないものかをお聞きします。 次に二つほどお伺いします。建築物等に係るものでありますが、まず一つ目。自力避難が難しい方が入所している福祉施設等についてお聞きいたします。 一昨年に高齢者5人が死亡した長崎市の認知症グループホーム、ベルハウス東山手の火災も起きておりまして、スプリンクラーの設置はされているとは思いますが、まず萩市における該当施設の数はどのくらいあるものでしょうか。また、設置されていない施設もあるのでしょうか。ないとは思いますけどもお聞きします。 次に、スプリンクラー設備の設置基準が275平米以上となっておりますが、昨年火災で多くの犠牲者の出たグループホームの事故を踏まえて、設置を義務化させる対策を進める一方、消防法を改正し施設の面積基準の撤廃をすることや、火災報知機の設置、消防への通報装置を義務化することなどが考えられております。 これは先の事故、惨事のベルハウスは、260平米であったからでもありますが、つまりスプリンクラー設備は設置されておらなかったということであります。 では、小規模介護施設に対する補助は考えられないのかお聞かせください。このことは普通の一般木造建屋でも260平米だと可能でありますので、計画は増えるかもしれません。特にこの件につきましては長崎の例では、小規模介護施設には面積にとらわれずスプリンクラー設備を義務付け、1,000万円を上限とする独自の無利子貸付制度を始めたと聞いておりますが、萩市にはそういうお考えはないのかをお伺いをいたします。 最後になりますが、防火戸や防火シャッターの件でお聞きをいたします。建築物に関する事故や災害が起きるたびにその建築基準法が改正をされ、なおかつそれに対する対応も大変なものにありますが、今般は平成24年に5月に広島福山市のホテルにおいてまた、昨年10月には福岡福岡市の有床診療所において、建築基準法上必要な防火戸が設けられていなかったことや、防火戸、防火シャッターの誤作動があったために被害が拡大したと思われる火災事故が起きています。 これらの火災事故については、その時には法的な事項等も含めていろいろと話題になったものの、すでに風化したと思われるほど今では話題が、話題に上がってきていない状況がございます。そこで萩市の状況をお聞きします。 まず第一にこれら福山市でのホテル火災、また福岡市での有床診療所での火災については、死者、負傷者が多数発生した原因として、防火戸の不備があげられていると思います。市内の同様の施設に対して、市としてどのような対応をとられたか、続いてこのような惨事が再び起こらないために、萩市では防火戸等の不備に対してどのような指導、チェック体制をとられているかお聞きします。 防火戸を作動させるための火災報知器等につきましては消防署関連として検査が行われております。防火戸につきましては建築基準法上の問題がありまして建築指導課、建築課が対応をされていると思いますが、同時になされないという状況下も多少あると思いますので、その点にあわせても状況をお聞かせ願いたいと思います。 以上であります。 ○議長(柴田保央君) 野村市長。  〔市長 野村興兒君登壇〕 ◎市長(野村興兒君) 横山議員から大きく2問。一つは今回の災害にも関係するということで堰堤の話、いま一つはそれぞれ福祉施設等につきましてのいろんなこの消防法等の関係の設置義務にあるいろんな設備の話であります。 まず最初のこの堰堤の話であります。釈迦に説法になりますが、堰堤と一言で言いましても実は私ども非常に紛らわしいのでありますが、一つはいわゆる河川砂防法に基づきますその砂防事業によります指定の堰堤といわゆる森林法に基づきます保安林内に行う治山事業としてのどちらかと言いますと小規模になりますが、治山堰堤、その二つの大きな体系がございます。どちらかと言いますとその砂防の方が規模が大きい。こういうことでありますが、基本的な考え方と申しますと私どももなかなか専門家ではないものでありますからよくわからなかったのでありますが、砂防堰堤、これは砂防法に基づくものでありますが、これはあくまでも河川から流れて出します土砂で人命や財産を失うことを防ぐという観点のものであります。そしてその考え方としては、例えそのダムが満砂、砂でいっぱいになったとしても、下流への浚渫はしないけれども、このあたりが非常にややこしいのでありますが、土石流発生時の出水により計画堆砂領域を超える異常な土石の堆積物がある場合とか、あるいは土石流を捕捉する空間を確保する必要がある。そういった場合は除石する。石を除くですね。除石を実施する。ただし、またこれただし書きがありますが、上流域の荒廃が著しく進行しているなどによって、既設堰堤による土石流の捕捉が困難である場合には、調査を行い、既設堰堤のかさ上げ、または上流、下流のどちらかに、近接堰堤を設けるなどの検討を行う。原則はもう満砂になっても手当てをしない。しかしということでありますから、そのしかしの分がどのくらいじゃあ適用されるのかというのが、私の感覚ではわかりませんが、実は治山堰堤に至りましてはこの堆積土砂により渓流や山腹のこうばいを緩やかにすることで山地を安定させることが目的であるから、原則として浚渫は行わないんだと。要するにこれはもう元の山の一つの形態なのだとこういう話でありますから、したがって既設堰堤が満杯になってもなお土砂流出等の危険性がある場合はという限定をして上流、下流、堰堤を浚渫することがあるとこういう話であります。 なかなかこのあたりの考え方、特にこの森林法に基づく治山事業の方は、何となくこれは放置する。こういう考え方でまた新たに作って行く。しかし砂防堰堤の方はそういうふうな状況に応じてということで条件が付してありますから、おそらくそういうことになると思いますし、現に今お尋ねがありましたように、それじゃ萩市内で砂防指定地いくらあるか。これは212カ所であります。この1月、2月1日現在であります。 そのうちに実は平成25年度予算において事業中のものが4カ所、そして実はこの25年度予算だけでもですね、実は3億3,000万という大変途方もない金額でありました。そして今後新たに8カ所の指定、この中には7月28日の被害を受けたところ、それぞれこの名前が掲げてあります。唐津川、唐津北渓流、押谷東側とかですね、笠松渓流とかそういったようなことを個別に携明してあります。 要するにそういうふうな形で新しくそしてまたその中で25年度に砂防堰堤のそれじゃ浚渫を実施しているところがあるか、その予定箇所として今掲げてありますが、それは須佐地区の唐津川、あるいはむつみ地区の金挙川、こういうふうに聞いております。 したがって今言いましたむしろそのいろいろ問題があってといったところはそれぞれ浚渫と言いますか、除石と言いますかそういったことが行われたり、あるいは上下のそれぞれの地域でまた必要があれば堰堤をまたつくるとこういったことであります。 そして今言いましたのは砂防の関係でありますが、今度は治山の関係でありますが、治山堰堤のある個所はそれはもう相当の数であり474基であります。事業中のものが12カ所、今後新たに今指定を予定しているものは11カ所ということになっております。その具体的なこのところのもの、これは規模的には相当小さいのでありますが、この25年度、26年度それぞれ今計画の一覧がいろいろ掲げてあるわけであります。さっきの今事業中の12カ所、これはまさに上小川とかあるいは須佐、これが中心になっていますし、26年度についてもまた同様であります。あるいは明木とか惣郷とかそういたものがそれぞれございます。 要はそういうふうなことでそれぞれの今お尋ねがありましたように、いろんな形で要望等もありますが、そういった新たにまた補強をして作っていくとかかさ上げをするとかそういったことももちろんあるわけであります。そして全く今回今問題になっております例えば押谷川、これは須佐トンネルの方に水が流れて行ったいうところでその上流に治山堰堤を作ったら、これはこの土砂のあるいは流木等の関係がこのボックスカルバートに詰まるようなことはない。こういうふうなところで今計画をお願いをしているところであります。 いろんな形でおっしゃるとおりこれはいろんなそれぞれの事情、土地の状況等を見ながら、今回もかなり土石流が流れておりますので、そういった砂防堰堤、あるいは治山堰堤、こういったものがやはりいろんな形で今から増設をしていただくのが必要だ。しかし今まであるものについて、要するに特殊な事情でやはりこれを浚渫をしたり、補強をしたりすることがこの適当だとこういう判断がそれぞれあれば、もちろん地域の要望もいろいろあるようでありますが、このそれぞれの手当てをしていくわけであります。 私ども平成11年にこの市内、特にこの大屋川周辺とか、あるいは河内の方で大変こののり面が壊れていました。この時は手当てといたしましてその地域全域にわたりまして、この砂防堰堤、治山堰堤、こういったことで手当てをいただきました。これで、最近の集中豪雨、これもびくともしません。そういった意味ではこの建設当初はいろんな意味で非常に機能を発揮いたします。これが土砂が累積していくということについてどういうふうな評価をするか、これについては地元の皆さんの声もいろいろあろうと思いますが、基本的な考え方は意外と特に治山堰堤の場合は、それによってその自然にだんだん戻るとこういう話であります。そしてまたそれが土石流でまたいろいろなものが懸念される場合はということでいろいろこの手当てが行われるようであります。十分明確なその判断基準等が実はこの私ども聞いてもよくわからないわけでありますが、そういうふうなこともそれぞれ担当の方ではいろんな内部基準を持っているようであります。ぜひ御理解いただきますようによろしくお願いいたします。 そして今度は2番目は、危険の解消ということで一つ具体的な事例といたしまして、市民病院の職員駐車場のありますところの市道、この市立病院線でありますが、これについてかなり交通が朝夕ラッシュの時には狭隘な道路に人があふれている。こういう御指摘をいただいたわけであります。 我々もいろいろこの担当者いろいろ調べてみまして、確かにこの幅員が5メートル、車の離合に支障はございませんが、朝夕のラッシュ時には病院関係職員、これは市民病院とかがやき等の駐車場がありますので、そしてまた地元の皆さんの通勤や通学、通学路にはなっていますが、これは椿西小学校が通学路としておりますものが5人、東中が2人、こういったこと。この7人が通学路として活用しているようであります。それぞれ時間帯は若干ずれますけれども、このそれぞれの朝の、あるいは夕方のラッシュ時にかなり人が集中するようであります。 そういうふうなことでわずかこの150メートルの間でありますけれども、こういったことでこの特定の時間に交通量が多くなる。こういう話であります。 実は病院サイドではこの利用について、この病院が用意しました駐車場の利用については、一定方向の通路しか認めておりません。方々からいろんな形で縦横ななめ、いろんな形で入れるわけでありますが、これは交通の安全という観点で病院側から入る以外はこれは禁止をしております。したがってそこは一応のルールを作っているわけであります。一方のルールだけです。 こういうふうなことでありますから、そこは入り乱れて無秩序になっていることはないと思います。これはもう少し実情を調査してみないとこのそういうふうな大丈夫だという言い方になっていますが、少しそれは調べてみる必要がございます。 とにかくこの幅員が5メートルでありまして、歩道設置についてはなかなか交通量が少ないということで難しいわけでありますが、要は朝夕のラッシュ時、特に8時から8時30分の間の限定された時間帯であります。この時にこの少し地権者の了解が必要でありますけれども、有効幅員確保ができないかとか、特にそこに電柱がありますが、電柱の地権者の了解があるというのはまさにその電柱を移転する土地ですね。これが移りますとかなり変わるようであります。電線管理者と協議を行いまして電柱の移設をまず考えてみるか。そののちに交通に支障がさらにひどいということであれば、外側線の設置とか側溝の改良、こういったことを考えてみたいと今、調査をした担当の方は言っています。 したがいまして、ちょっととりあえずこの電柱の問題をまず手始めに考えていきまして、後はこのルールをしっかり守ってもらうこと。かがやきの方もありますので、この入り乱れて駐車場に入って行きますとこれは大変であります。当然ながら離合という問題が出てきますから、一方の道路だけを使って行くという形、もちろん地元の皆さんの車両もあるわけでありますが、大口はこの市民病院とかがやきの方でありますから、そこのこの運営の状況、車の通行方向をできるだけ統一をする。こういったことも含めて考えてみたいと思います。 いろいろ朝のラッシュ時の時の話でありまして、もう少し実態もよく見ながらこの病院側の駐車場利用職員の指導、こういったものも徹底をしてもらいたいと思っているわけであります。状況を少し電柱移設ということで様子を見てみたいと思います。 2番目の危険の解消の2番目でありますが、グループホーム等、自力避難が難しい困難な人たちが入っている福祉施設。これについて今スプリンクラーの関係でありますが、この自力避難困難者が入居する福祉施設は市内で25施設ありますが、その25施設はすべてにスプリンクラーがすでに整備されております。そしてその今回消防法の改正、消防法の施行令の改正が年末にありまして、今までのスプリンクラーの設置基準、面積、275平米、先ほど御指摘がございました、これが撤廃をされました。とにかくこの条件にこういったものを設置するということでありますが、この現時点でこの追加されるいろんな要素がございますけれども、そういったものを全部チェックをしまして、この追加される用途でスプリンクラーの遡及対象となる施設、これは今市内で3カ所ありますが、その小規模多機能型居宅介護施設3カ所ともにすべてスプリンクラーがもうすでに設置済みであります。いわゆるお泊りディサービス施設も市内に1カ所ありますが、これもスプリンクラーは整備済みでございます。したがいましてそういったことについては、今いろいろ言われているそういった問題、これについては一応スプリンクラーの問題はクリアをされるわけであります。 そしてこの市が助成をする云々の話がございました。これはまさにいろんなところで事件が起こっておりますので、そういうふうな形でこの手当てをされているわけでありますが、実はこの長崎の事件が起こってあとそれについてはスプリンクラー設備遡及対象施設ということに対しては国から補助が創設をされています。 それからその萩市におきましては、この平成21年の交付金、そういったものがございますけれども、その交付金を活用する。こういったようなこともございます。 したがいまして新たにどうこう市が手当てをする、こういったことの必要と言いますか、そういったことはないだろうと、こういうことであります。いろんな形で今後新しく出てくるところは必ずこれは新設はもう用意をされているわけでありますから、この移行したまさに議員御指摘がございましたこういうふうに遡及してとかあるいは今まで既存のものが、この今までスプリンクラーの設置義務のないものが新たに義務を課せられる。こういったことで私ども懸念しておりましたが、そういったところはすでに手当てがされている。こういうことであります。いろんな意味で担当者とあるいはこの福祉事業に当たっていらっしゃる方々の大変な熱意と言いますか、そういったことによるものだろうと思います。 それから次の同じ危険で、防火戸、防火シャッター、こういった問題もあります。ちょっとそれぞれ担当の方からお答えをさせていただきたいと思います。 いずれにいたしましてもこういった問題についてはできる限り手当てをしっかりしていく、これは消防法の手前もありますし、建築基準法いろんなものが錯綜しているわけでありますが、いずれにいたしましても、命にかかわる話でありますから、厳正に対応をお願いをしてきているところであります。よろしく御理解いただきますようにお願いいたします。 ○議長(柴田保央君) 佐々木土木建築部長。  〔建築部長 佐々木康典君登壇〕 ◎建築部長(佐々木康典君) それでは防火戸、防火シャッターの不動作についてお答えいたします。 まず1点目のこの事故の際には市内の同様の施設に対し、市としてどのような対応をとられたかということでございます。 平成24年の5月13日発生の福山市のホテル火災の際には、消防と建築等連携し、共同で防火査察を5月の15日から6月の13日の間におきまして実施しまして、不備事項がある施設については改善指導を行ったところでございます。 建築基準に基づく対応といたしましては、2項目を重点に指導を行いました。1点目といたしまして旅館、ホテル等に対する防災査察の重点といたしまして、過去に行った防災査察の場所、定期報告提出書施設の防災査察を実施したところでございます。 2点目といたしまして、定期報告制度の徹底といたしまして、対象園の整備、関係者等への指導等について徹底を図ったところであります。査察状況といたしましては、市内のホテル、旅館の31施設を査察いたしまして、是正指導件数2件でございました。この2件の内容といたしましては、避難に係る事故ではありませんでしたが、建築基準法違反の1点目といたしまして、4階の陸屋根部に壁がポリカーボネィト板張りの物干し場を設置していたので、耐火構造へ改修、または撤去指示をしたところでございます。 2点目といたしまして、附属建築物の屋根、外壁にポリカーボネィト板を使用していたので、不燃材料へ改修を指示いたしました。 この他に是正内容といたしましては、非常用照明の不備、バッテリーまたは球切れという点。そして建築物の外部の劣化などありましたのでこれについては口頭指示を行ったところでございます。 次に25年10月11日発生の福岡市の診療所火災の際の対応といたしましては、同じく消防と建築課と連携し、消防本部においては防火査察により指導を行い、建築課におきましては定期報告に基づき施設の緊急点検を行ったところでございます。 建築基準法に基づく対応といたしましては、2点を重点的に実施いたしました。緊急点検の実施といたしまして、定期報告書の内容を書く、または各施設への個別調査により、無届による増改築の有無の確認、および防火施設部分の要是正の有無を確認したところであります。 2点目といたしまして、違反の是正といたしまして点検の結果、違反する事項が認められる場合には速やかに是正を行うという指導を行ったところでございます。 査察状況といたしましては、病院等の13件につきまして11月の1日から12月の末の間に査察を実施いたしまして、是正指導件数としたら1件でありました。是正指導の内容といたしましては、1施設において定期調査報告書におきまして防火戸の劣化に関する報告があり、直ちに是正を行う旨の記載があったため、施設管理者に確認した結果、25年8月末までに是正を完了しておるということで、立ち入り調査をし、その内容を確認したものでございます。 次に不備に対してどのような指導チェック体制がとられているかということでございます。毎年9月と3月の年2回、建築物防災週間に建築防災パトロールと称し、消防本部と建築課の合同で査察を実施しており、消防と建築の両方の視点により、防火等についてチェック体制をとっているところであります。 また、不定期に行う消防査察において認められた建築基準法に係る不備についてもその都度情報提供、共有化を図り、連携体制を確立し、火災等の惨事が起きないよう建物管理者に指導を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(柴田保央君) 松原消防長。  〔消防長 松原純二君登壇〕 ◎消防長(松原純二君) 横山議員の質問に回答いたしますが、ただいま佐々木土木建築部長が回答したのと重複するところがございますので、消防に関する件だけ御報告申し上げたいと思います。 まず福山市のホテル火災の関係でございますが、これにつきましても先ほど土木部長が申しましたとおり、消防と建築課と連携して共同で防火査察を実施したところでございます、消防関係につきましては消防法法令違反等の是正の徹底をしたところであります。消防法令違反等の防火安全上の不備がある施設に対しては、重点的に改善指導を図ること。また、違反処理基準に基づき早急に所要の措置を講ずるよう指導したところでございます。 それと、夜間における応急体制の確保を指導したところであります。夜間を想定し施設の実情を踏まえた避難訓練の実施を図るよう指導したところです。それと火災予防対策の推進を図るように指導をしてきたところでございます。 排煙等の火気管理の徹底、それから火気使用設備、器具の管理の徹底、それから階段等、避難経路の防火戸、防火区画の管理の徹底、寝具、家具の防煙性能を有する製品の使用の推進を図るよう徹底したところであります。 次に福岡市の診療所の件でございますが、これも先ほど土木建築部長が申したとおり、消防本部と建築課と連携して防火査察を行ったところであります。これも同じく消防法に基づく指導といたしまして、消防法令違反等の是正の徹底、消防法令違反等防火安全上の不備がある施設に対しては、重点的に改善指導を図り、違反処理基準に基づき、早急に所要の措置を講ずるよう指導したところであります。また、夜間における応急体制の確保を図るように指導したところであります。 職員による避難誘導、また通報等の体制が確保されているか確認をきちんとさせたところであります。 いずれにせよ消防本部といたしましては常日頃からこういったホテル、病院、それから福祉施設だけでなく、あらゆる施設等々に防火査察、またいろんな指導等々に入っておりまして、また各施設の方からは定期的にその防火訓練なり、また施設の定期点検等々の報告をさせておるところでございます。消防本部の予防課といたしましては、こういったスプリンクラー並びに火災報知器等々の整備、また管理等々も事前に相談があればやっておりますし、いずれにせよ昨年から火災等々非常にたくさん起きておりますので、さらなる火災予防等々に努めてまいる所存であります。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 21番、横山議員。 ◆21番(横山秀二君) 若干補足質問をさせていただきます。 確かに治山治水ダム等々につきましては、下流域へ新たに原則的には作るのがというような御説明がございました。大体そういう感じでは捉えておったのですけれども、砂防ダム等につきましては、現在2カ所ほど浚渫計画があるというふうに先ほどお聞きしました。現在川上地区でも1カ所ほど浚渫砂防ダムの中を浚渫をしてもらってるところもございます。そういったことで機能的にはリフレッシュをしてくるのだというふうに思いますので、できればちょっと一応目を通していただきたい。箇所数が膨大にありますので、これが時間がかかるかもしれません。ましてや今災害対応でやっておられますので、早いうちにというお願いをしておきたいと思いますので、砂防ダム等につきましての浚渫はできれば等へ御要望を早めにあげていただきたいとかように思っております。 あと建築的なものと消防法的なものということでお聞きいたしました。いわゆる消防的にを先にお聞きしますが、結局面積基準がスプリンクラー等についても撤廃をされたということで、かなり小さい面積、260平米をちょっと切るというような面積の建物に、そういう福祉施設等を設置をされるところが出てくるのかなということでありますので、単独にそんなちっちゃなものをやるというのであれば、なかなかやる方がおられないのかもしれませんし、多分小さいからできるのだろうと思ってやられる業者も出てくる可能性もありますので、これにつきましてはいわゆる資金援助的なものがいわゆる275を切ったところで新しくやりたいというような方が出てきたときに多少何か補助をしていただけないかというふうな気持ちを込めておりますので、その1点だけで結構ですのお話を聞かせていただけたらというふうに思います。 あとおおむね消防の査察につきましても、建築基準法によります建築課の3年ごとの1回の定期点検等につきましても、かなり的確に指導されているということで安心をいたしました。今後、防火管理者等を含める報告書等につきましてもしっかり見ておられるようでありますので、今後もしっかり指導していっていただければと思います。 過去、やはりスプリンクラーで言いますと、いわゆる火を消す方でございますので、要は火を消さないまでに防火戸が作動してれば逃げれたというふうなこともございますので、あわせてその辺は深く、横断的な話になりますので、1カ所良ければいいというわけではありませんので消防、建築課とも両方適格な指導をしていっていただければというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 話は長くない方がいいのでこの辺で終わりたいと思います。 ○議長(柴田保央君) 市長。 ◎市長(野村興兒君) 堰堤の話であります。砂防堰堤は先ほど申し上げましたように指定地ということでカウントしておりますが、212。そしてこの治山堰堤は474。これは膨大な数字であります。しかも相当山奥、いろんな渓流とか渓谷とかそういったところが多いわけでございます。所管はそもそも両堰堤ともが実は担当をしているわけでありまして、今回多くの職員は実は東部のこの須佐、田万、そしてむつみと、そういったところで今いろいろな調査をしております。 先ほど今やってるのは2カ所と言いますのは、あくまでも土砂の撤去、要するに除石ですね。こういったことをやってるのが2カ所ということでありまして、この新たに指定をし工事をしているもの、事業中のものはこの砂防堰堤であれば4カ所、今後新たに8カ所というのはこれはまさに今回の7.28の実は結果を踏まえてのこの予防的な措置ということでありますから、相当思い切っての方も頑張ってやってくれているわけであります。 しかしそういうふうな累積をしていくところの話について、いろんな現地についてどうしても危険だとか、地元のみなさんの声、こういったものをベースに今大体それを引き受けてに要望をすると、こういう形になってきております。 いろんなタウンミーティングに行きましても、そういった治山堰堤どうも気になるとか、そういうお話も時々出てまいります。こういったことはしっかり継承と言いますか、の方に伝えていきたいと思うのであります。全数調査というのはなかなかむつかしい状況にあるわけでありまして、ぜひ御理解いただきますようにお願いいたします。 そしてその次のこの自力避難困難であるといったことで今後新たにという話、今時点ではそれぞれ小規模多機能型の云々という話は、これはすべてスプリンクラーが用意をされております。今後出てきた場合どうかとこういう話でありますが、平成21年の段階で地域介護、福祉、空間整備等、整備交付金というのがございまして、それで手当てをし、用意をいただいたわけであります。 こういった制度があれば、そういったものを活用しながらやりますが、毎年毎年のそういうその交付金や補助金、動きもございます。そういったものもしっかり見ながら、今から新しくやられる時には今まではこの今の平米ですね、275平米ということでそれで以下であればスプリンクラーはないということで事業を始められますが、今からは前提になります。そういったものも資金計画の中に含まれて、しかし、それがなかなか手当てできない場合の補助金、こういったことでありますが、このできる限り既存のものがもしあればそういったものを活用しながら、もし市が必要かどうかそういったものも念査していきたいと思います。 それから今防火壁等、いろんな防火扉等もいろんな形で今御指摘をいただきました。的確な指導が、この建築の系統や消防の系統、それぞれ別々になることがなく、両者がちゃんと連携をしながらしっかり指導ができる体制、今御指摘のとおりやっていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(柴田保央君) 横山秀二議員の質問は終わりました。 ここで10分間休憩をいたします。     午後 1時49分休憩────────────────────     午後 2時02分再開 ○議長(柴田保央君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 続いて、議席番号16番、中村議員。16番、中村議員。  〔16番 中村洋一君登壇〕 ◆16番(中村洋一君) 公明党の中村洋一です。今回が最後の一般質問になります。本日の質問に対する野村市長の御答弁が、こんな元気なすばらしい萩市をつくったと後世に語り継がれるような質問になればとささやかな期待を込めて質問に入ります。 商工行政について、より積極的な企業支援策並びに起業支援策、これは業を興す起業の方ですが、起業政策取り組みについて。 昨年、11月中旬に、中小企業者や創業を志す人をワンストップで応援する富士市産業支援センター、エフビズという新聞記事が目に留まりました。エフビズとは、富士市のFとビジネスの略称bizで、富士市初のビジネス支援センターの意味です。そこに実績の一例が取り上げてありました。富士市の雄大な自然の中で、高校生活を過ごした女性、進学を機にここの地を離れ都会へ。就職、結婚するが両親の残した茶畑と実家を引き継ぐためにUターン。当初、茶畑の手入れをする程度のことしか考えていなかった。しかし、エフビズに出会い、的確な指導を受ける。何を売りにするかという徹底したこだわり。そして自身の農業にかける思いや経歴を広くアピールする戦略などエフビズのアドバイスのもと、雄大な富士山が望まれる雑木林に囲まれた茶畑を生かし、お茶摘み体験やブルーベリー収穫体験など本格的に開始。その後、旬の野菜をゆったりと味わう体験型茶畑レストランをオープン。さらに、自宅を利用した農家民宿を始める。いずれも評判を呼び、全国各地から客が訪れるようになる。さらに、最近では、食べるお茶の商品化に挑戦し開発。開発するとどの業者と結びついたら早く商品化できるか、命名も含め、エフビズのスタッフのアドバイスにより、提案から1カ月もたたないうちに飲食店と取り引きするまでになる。このように、創業、起業者の可能性の芽を発見し、形になるまでワンストップで応援するというもの。早速、公明党市議団で視察に参りました。富士市産業新センターエフビズは、2008年8月に産業支援施設として、富士市が開発し、中小企業小規模事業者の経営相談や創業、起業相談のワンストップ支援施設としてスタートしました。センター長はカリスマ起業支援家、小出宗明氏。元銀行マンで退職し独立。株式会社イドムを創業。富士市産業支援センターエフビズの運営を受託。センター長に就任します。施設の立ち上げと運営を民間に委託した極めて珍しい取り組みと言われています。昨年8月には、起業支援専門の拠点、エフビズエッグ、卵ですけど、エッグを開設し、体制の強化が行われたところです。スタッフは、センター長以下6名。それぞれの専門家がいます。残念ながら、視察当日、カリスマ起業支援家と呼ばれる小出宗明センター長は不在で、盟友である副センター長の杉本剛敏さんの説明を受けました。その中で、まず一番驚かされたのは、相談件数の多さです。平成23年度2,140件。平成24年度2,488件。月に200件以上の相談。そして、平成25年度では月250件を超える相談件数だそうです。また、その内の25%以上が創業、起業の相談だそうです。これまでの公の産業支援センターでは必ずしもうまくいっていないことが多い。大きな予算と人材の張りつけをしているわりに、相談件数は微々たるものです。なぜ、こんなに相談件数が多いのか。また、成果が出ているのか。先ほど紹介したように、一つには、単なるアドバイスではなく、具体的な解決策を提示していること。ここをこうしたら売れますよというアドバイスをする。また、起業生命を伸ばすための提案をする。2番目に、支援人材、アドバイザーは経営、広告、IT、財務・金融、販売などそれぞれのいろいろなフォローができる。コンサールの百貨店であり、相談を一人で抱えるのではなく、全スタッフで情報を共有し合いながら、一人が終わったら次の専門スタッフにバトンタッチしていき、全員で総合的に見ていく。例えば、新しい商品の開発をする場合、まず、目の付け所、コンセプトから商品の名前、そのパッケージ、販路の開発、販売促進と入口から出口まで全員でサポートすることを大事にしている。3番目に、継続的なフォローしていく。単発的なアドバイスではなく、1年、2年と長期的にサポートしていく。そうしなければ、成果が出ないという考え。通常の施設では不安が出たら答える。それが終われば終わりというのが一般的なパターンでないでしょうか。しかし、エフビズは相談に来られたら帰りに1週間ないし2週間後に来てくださいと予約を入れる。そうしないとなかなか行動してくれないとの考えから。そして、次来る時までに課題をやってきてください。次に来たときにやってきたことを報告してもらい、それでは次にこうしましょうとさらに具体的なアドバイスをする。そしてさらに予約をする。このように、常に行動をさせて結果を出していく。そういう意味で、ビジネスコンサルタント業と言える。あくまでも受け身ではなく積極的に働きかける。そして、結果を出すまでやり続ける。これらのことが口コミで広がり、相談件数に表れているのではないかということです。小出さんに言わせると、公の支援センターの人たちは中小企業支援というと技術の相談、事業継承問題、人事制度に関する問題などと想像しがちですが、11年間、現場で企業支援をしてわかったことは、90%以上の相談が売り上げを伸ばしたいという相談だそうです。融資は目一杯受けていて、これ以上借金はできない。何が何でも売り上げを伸ばしたい。伸ばすにはどうしたらいいのか悩んで相談に来られる。そこで、どうすれば売り上げを伸ばせるか。売り上げを伸ばす方法は三つしかない。1つ目は、新しい販路開拓。2つ目に、新しい商品、新サービスの開発。そして3つ目は、新分野への進出だそうです。さらに売り上げを伸ばす、ふやす三つの施策として、1番目は、真のセールスポイントを生かす。自分の会社のセールスポイント、強みがわからなくなっている。それをコミュニケーションしながら見つけ出していく。2番目に、ターゲットを絞る戦略。万人向けの商品なんてない。市場が飽和状態にあり、競争相手も多い時代、対象を絞る。3番目は連携。つながるということです。1社ではなかなか成果がでなくても、2社、3社とつながっていることにより大きな力を発揮されることがある。1プラス1が3となり4となるということ。この三つを念頭に置きながら、相談を通じて、相手の強み、セールスポイントを見つけ出していく。以上のような取り組みをする中で、多くの新商品開発をしたり、売り上げをV字回復させたり、多くの実績が生まれている。すべていまくいっているわけではないが、分析すると、市場のニーズに合わなかったというのがほとんどで、それを失敗だとは考えていない。また、プロジェクトにも大きなお金をかけていないし、大金を使うようなアドバイスもしていない。ですから、もし失敗してもダメージが少ない。エフビズは、知恵を使って流れを変える、をモットーにしている。また、巧みな情報発信で、マスコミが取り上げやすいアングルから情報発信を心がけ、新聞や雑誌、テレビなどに紹介された記事が、2012年9月時点で850件と多数。広告宣伝費にお金をかけない。多くの富士市の地元の中小企業や商店、農家などの成功事業の紹介がその後ありました。個々の事例の紹介は割愛しますが、地元の小さな商店、事業所が活気づいていくことは非常に大きなことだと思います。この富士市産業支援センター、エフビズの取り組みは、行政ではもちろん全くなかった視点のあり方であり、本来、商工会議所が対応すべき取り組みかもしれませんが、ここまでの事例は今のところないのではないでしょうか。政府は、昨年末、景気を本格的な回復軌道に乗せるため、成長戦略を着実に進める産業競争力強化法を可決し、本年1月26日に施行されたところです。具体的な取り組みとしては、経営支援を強化という中で、中小企業、小規模事業者、ワンストップ総合支援事業としてこの富士市産業支援センターをモデルに、小規模事業者等の相談にワンストップで対応するよろず支援拠点を認定支援機関等のネットワークのコーディネーター役として全国47カ所に整備をしようとしています。萩市では、卒業する高校生たちの1割しか萩市に残らないという現実の中、雇用の拡大にと企業誘致に力を入れています。運よくトーフレが当初90人雇用で、新規雇用38名、SEガーデン萩が50名の新規雇用と2社が萩市に進出し、88名の大きな雇用の拡大が実現することになりました。大変ありがたいことであります。しかし、萩市には、小規模の事業所や個人経営商店、農業生産法人、農業、漁業など平成21年度の統計によると、3,608社あるそうです。地元の事業所の1割でも先に述べたような産業支援センターの支援により創業したり売り上げを伸ばして元気になることができれば、雇用の拡大につながることは間違いなく、規模は小さくても萩市に根を張る地域産業の活性化につながると思われます。エフビズと全く同じものを想定しているわけではありませんが、萩市においても、商工費や農業費などにおいて、多くの支援事業が毎年実施されています。しかし、もう一歩先のそれら多くの支援の効果が明確に表れる良い結果がでるような支援。これまで行政においては触れなかった。そこは民間の努力の部分であって、行政はそこまでやるべきではないと考えられていたエリアかと思います。このようなエフビズのエキスの部分を受け止めて、萩らしいものを考え、地場の企業の支援はもちろんですが、第一次産業の農林漁業に特化したワンストップでの事業所支援並びに起業、創業支援のセンターの設置に全力で取り組むべきではないかと考えますが市長の御所見をお尋ねします。 今、政府は、エフビズを参考に考えているのでしょうが、現在あるそれらの組織を寄せ集めて対応できるようなものではないと思われます。小出センター長もこのようなセンターをつくる上で、一番難しいのは人材の発掘、育成だと言っておられます。 また、資格の有無ではなく、適正であり、望まれるのは、ビジネスセンスのよさでコミュニケーション能力の高さと熱意の3要素を備えた人材だと強調されています。このような人材が見つかればいいのですが簡単ではないでしょう。そこで人材を育てるという考え方も一つの選択肢ではないかと思います。例えば、まずはエフビズの小出センター長を招いて、講演会を開き、研修する場をつくり、生の声を聞くことからは始めたらいいと思います。その後、エフビズに市の職員あるいは長期研修をお願いし、人材の養成をするとか考え方はいろいろ議論のあるところですが、市長の御所見をお尋ねして1回目の質問を終わります。 ○議長(柴田保央君) 野村市長。  〔市長 野村興兒君登壇〕 ◎市長(野村興兒君) 中村議員から1点に絞って富士市の具体的なエフビズという富士市産業支援センターの例を引いて、このようなことが萩市においてもできないか、こういう具体的な御提案であります。 今、ざっと聞いていまして、まさにこのようなコンサル業務と言いますか、ビジネス支援のそういうふうな業務、こういったことを本当にやるとすれば、今、おっしゃったように三つのこの要素というふうに言われました。こういう方が本当にですね、今この萩で我々が確保できるのか。まあいろんな意味でその地域性もあります。富士市は静岡で関東にもあるいは中京にも、要するにその大この都市圏にも非常に近いところで、交通至便なところ。こういったところと、今、私ども萩、いろんな意味で高速道路ネットワークからも外れている。こういったようなところと、同列に論ずることができるのかなあという不安も感じながら。まあしかし、詰まるところ最後は、恐らく人だと思うんですね。今、おっしゃったようなビジネスセンスのいい、あるいはコミュニケーション能力があるとか、熱意、その三拍子が揃う。なかなか、しかもそれが、それぞれの分野で金融や税や、あるいはそれぞれのITの分野とか、あるいは広報の世界とかいろんなことを熟知している。そういった者にアドバイスを、みんな事業者に与えることができる。こういった人が今、6人という話でありますが、揃うのかなという話で、まあ何か夢みたいな話かなというふうに思っていますが、今、私どもも曲がりなりにも今回、萩の木になるモノづくりプロジェクト、これでいろんな方のですね、講師を呼んで脈略もなくですね、研修会をやっております。これもまあある意味では、国からの予算があるからまあその予算を消化をするという観点。そして、本当はもう少し体系的に時間をかけて、今、おっしゃったようなですね、こういうふうな小出さんのようなセンター長を招いてというようなこともまあ思いもついておりません。まあ、こういったことを何かですね、今、私どものやっていること、それはそれなりのまあ規模の、あるいは内容のものでちゃんと効果あると、こういうふうに信じておりますけれども、なかなかなかなか、このワンストップですべてのもの、効果を上げていくこと、なかなか並大抵ではありません。1回、まあ小出センター長の招聘をしてお話を聞く。これはたやすいことでありますから、山口でもやられているようでありますから、1回そういうふうな企画も何らかの予算を活用しながら考えてみたいと思いますが、この私どもの市の今、状況から言いますと、なかなかスタッフも今、非常に多忙であります。こういう中小企業育成というまあいろんな相談業務まで本当に手が出せるのか。予算を割くことができるのか。こういうことでありますが、たまたま今、この厚生労働省の予算、まあそういうふうな緊急雇用的な面がありますけれども、そういう予算が今、かなり多く今、配られています。そういった中で、そういったものもなるべく活用しながらとこういうふうに思うわけでありますが、なかなかいわくいい難いところがございます。まあしかし、今後、もし萩の事業者がいろんな形で頑張ってもらうためには、商工会議所は商工会議所でいろんな形の学習会をやっておられます。そしてまた、その農水省がらみのこの系統は、やっぱりこのJAでもJFでも、漁協でもですね、いろんな形のものが入れ替わり立ち代わり。まあ萩市に来られるその講師の数だけでも1年間すごい数になります。そういうようなことをもう少し体系的に何かやっていけば本当はいいんでありましょうが、なかなかこの思うにまかせません。本当に少し余裕があれば、今、おっしゃたようにこういうふうなことを、富士市がやっている。自治体がこういったことをやっているということは大変珍しいしすばらしいことだと思います。まずその小出センター長のですね、お話は1回聞いてみたいと思いますが、まあ私が向こうへ行ってもいいわけですし、いろんなところで講演をされているようでありますから、まずこの個人的に聞いてみて、まあどういうふうにこの印象を持つか。今、資料はいろいろいただいておりますので、まあそういったものは目を通しました。確かに大変カリスマ的な、しかもそのグループがあるということと、先ほど来ずっと御紹介ありました。いろんな特色であります。決していわゆる一般的なアドバイスではなくて、具体的な解決策を提示できるということ。これは、よっぽどのプロ集団でないとできないわけでありますから、そこのところ。 そして、この支援人材アドバイザーがそれぞれのプロであるということと、そして一番大事なことは、継続的なフォローが行われること。こういったことをやるところは滅多にないわけでありますし、その経営塾とか言っても、たかだか講演を聞いて後、2、3度していろんな相談にのるぐらいの話でありますが、こういうふうに一定期間、ちゃんとその課題を与えていくという話。まあある意味ではそのビジネススクール的なですね、そういうふうなやり方なのかなあというふうに思っております。とりとめのない話で恐縮でありますが、こういうようなことがもし今、この大きな変化、事業をやるにしろ何にしろ、恐らく今から5年後は今のような店舗型の流通はですね、大きく変容してくるだろう。こういうふうに言われております。萩でも、楽天やそういったものを使ったネットの販売で全国ナンバー1になった、そういうお菓子屋さんが現にあるわけでありますから、そういうようなことも含めてですね、今からのその新しいこの流通の関係というのは、おっしゃるとおり何らかの形でそういうふうないろんな技術なり知識なりを広くこの若い皆さんが習得すれば、この萩でも十分事業展開できるということを、そういう事業は示しているわけですね。まあそういうようなことも含めて、今、商工会議所もいろんな知恵を出しながら、まあ私どももさっきおっしゃったように、国がいろんなことを今、このベースを参考にしながら。これはだけど、最後は人材と言いますか人でありますから、なかなかそれを、仕組みを真似をしても、なかなかそのとおりにはいかないと思います。何かそういったようなことで今、萩にも若い皆さんが意欲を持っていろんなことをやろうとしておられます。こういったものの一助になればということで、このワンストップで対応する相談窓口、そういうことをコーディネートしていくこと、こういたことが現にあるということであります。恐らく、今から5年先振り返ってですね、現在を見ると、あのときはこうだったけれどもこんなにも世の中変わってきたというぐらいの変化が今から起こってくるだろうと思うんです。恐らく今、皆さん、若い皆さんはもういわゆる量販店やデパートでものを買うようなことはありません。全部ネット販売であります。私の子供なんてそうですね。みんなネット販売です。私のところへ送ってくるものもみんなネットです。大変なものであります。はるかに市販価格より安い。しかも内容は同じものだ。書物もアマゾンを使えばすべてのものが世界から買える。こういったようなことが、そういったものにベースにのれば、のることはそんなに難しくはない。こういう話であります。まあそういうような事々も考えてみれば、まさに一つのいろんな手法だろうと思います。きょう、具体的にですね、この中村議員から御提案をいただきまして、具体的なお答えができませんが、まあせめてそのセンター長の話は、必ず聞くことは、その、聞いてみて、よければ必ずこの萩の地で講演をいただくこと、その程度のことは別に簡単であります。しかし、一体どのぐらいのことをですね、だから、恐らく事業、今、いろんな形で起業される方もたくさんあるわけでありますが、また起業したけれどもなかなかこの続かない。まあ萩市でも起業の補助金出しても、その起業の補助金を返済をされる、そういうケースも出てきているようです。なかなか難しいまあ経営環境ではございますが、まあしかし、新しい時代の変化というもの、そういったものをしっかりとらまえて、若い世代の、まあ要するに消費感覚とかそういったこともしっかりとらまえてやっていくこと。もう一つは、萩市は観光でありますから、その観光のですね、やり方、こういったことも少し意識を変えていかないと、これは従前、本当に昔から同じような考え方。泊めてやる、売ってやる、そういった感覚の非常に強い、まだ色彩の濃いですね事業の形態が多いわけでありますが、今、そういうふうなものから徐々に若い人は脱皮をしています。そういうようなことを含めて、しっかり対応できればと思っております。 十分な回答になっておりません。最後の質問に十分なお答えはできませんが、きょういただいたこの提案は、しっかり胸にとめて、今から考えていきたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(柴田保央君) 16番、中村議員。 ◆16番(中村洋一君) 再度質問させていただきます。 今、市長の方からもセンター長の話を聞いて、まあ将来的に呼べれば、萩市で呼んでという話もありました。 まず最初に、本当に私たちもこれを新聞で読んでもぱっとしなかったんですが、興味をそそったぐらいで。で、行ってみて話を聞くともう本当にあの今までの市長わかっておられると思うんですけれど、今までの行政ではタッチしなかった、入り込めなかった、逆にタブー視されていたところをぐいぐいとこう引き込んで、要するに地元のそういう業者の力になっている。今、萩市でも先ほど市長が言われましたけど、起業家支援の責任が提案された起業家支援事業。これでももう13人の起業家がこうやって、その50万という限度額ですが、それを利用しながら起業しようと意欲がある人たちがそうやってあの実際に萩のこの小さな市内にもたくさんおられる。ただ、そういった人たちが、じゃあやってみよう。どうぞと言われて、それを本当に力を持ってあらゆる、自分で経理から販売からいろんなアイデアを持った人であればどんどんどんどんそれが開いていく。ところが、ややもすればなかなか自分一人で業を開いていく事が難しい場合もある。いろんな壁にぶつかる。そのときに、こういう人たちがいろんなアイデアを出しながら引っ張っていってくれる。せっかく眠っている萩にもいろんな食材もあればそういった企業を興したいという人材もおり、いろんな人がおる中で、もったいないと思うんですね。せっかくあるいろんな観光の資源の一つの売りの仕方でも、あるいはそのなかなか思うようにいかないのが現状じゃないかと思います。そういった人たちのサポートをする。 まずこの一度、センター長の話を、カリスマセンター長の話を聞いていただいて、ぜひそういったことを、まあ萩市に呼んでいただいて起業家の皆さん集めてですね、いろんな話を聞いてもらうだけでもまた大きく雰囲気が変わってくるんではないかと思います。 実際にエフビズというのはもう、その前に萩市でも市長の肝いりで最初は市民病院のまあ部長をやっている市外から、全国公募されたいろんな事業がありました。まちじゅう博物館、図書館そしてしーまーとの方とか、かなりそういった市外からの新しい血をこう吹き込んで大きな改革ができたんではないかと。これは大成功したんではないかと思います。それと同じようなですね、やっぱり萩になかなか知恵者がいても、萩はこんなもんだと思っている人たちにはなかなかクリエイティブなアイデアっていうのは起きてこんと思うんですが、やっぱり店舗担保から外から入った人というのは萩の良さを、私も外から入ってきた人間なんですよ。萩の良さというのがよく見える。だけど、萩に住んでいる人はそんなもんだろうという。だけどそこが外から見たらものすごい魅力だというのがたくさんあるんです。だからそういった萩にある魅力が本当にわかる、そういうクリエイティブな人をこう迎えて、こういった事業が展開できれば、おもしろいんじゃないかなという思いです。また、萩が本当に今、いろんな課題を抱えています。先般から議会でいつも議論になる過疎の問題とか、定住対策とか、あるいは少子化対策とか、これは結局、萩に雇用の場、今回はこういう企業が2社入ってきて雇用の場が、確実な雇用の場が確保される。これは凄いことですが、やっぱり地場の産業が元気になって雇用が、生産法人でも元気になって、一人、二人と雇用が。その努力をされたのは十分わかっていますが、それにもう一歩その例えば生産法人でも販売とか仕方とか拡大のためにいろんなアイデアがそこに含まれたときに、もっともっとその促進され、萩市にある事業所が元気になる。そのための手当てというのは今までにないと思うんですね。こういう。いろんな補助制度あるいは支援制度あるけども、その後のフォロー、そういうことに今、エフビズが脚光を浴びておるんですね。で、現実にもう既に東京の豊島区の巣鴨の信用金庫の職員がここにエフビズで研修を6カ月受けて帰って、そして1年ほどになるんですけど、1年前の相談件数が年間600件で2年目には1,200件とか倍々でですね、相談件数がふえている。それはどういうことかと言うと、やはり普通の相談と違って、この相談の仕方、今の相談の対応の仕方が結果を出しているということにつながるんじゃないかと。今、豊島区もやっていますし北海道の釧路市、あるいは静岡の牧原市、あるいは沖縄の浦添市ですね、それとか熱海市、それから信州の飯田市、北海道の中士別市、愛知県の岡崎市というふうにいろんなところでやってやろう、やってみよう。ただ、まだその今のところは小出センター長呼んで講義をする。事業者が来てそこに5人、6人と相談に乗る。相談に乗ってあげる。その姿を見ながら勉強してというような段階みたいですけど、実際にそういうことも具体的に行われておるっちゅう情報です。やっぱりこういったことが今、すごい各自治体がですね、待ち望んでいた事業じゃないかと。今、ちょうど、アベノミクスで今、景気がよくなろうかとしていますけども実際にはまあ周辺部の私たち萩市はまだまだその効果が表れていないわけですが、そのそういった中で、いろんな事業をやったら、それがやはり税収に反映してくるぐらい。やっぱりそこまでやっていかないと意味がないんじゃないかと。今から各地方自治体が独自で今から経営をやっていかなきゃならない。そういったときに、やっぱりそこまで踏み込んでいくときがきているんじゃないか、そういう気がします。いろんな成功事例があるわけですけれども、まあそれは今回割愛しますが、そういった思いできょうは質問させていただいています。 どうかあの、ぜひですね、少し積極的に勉強していただいて取り組みをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 市長。 ◎市長(野村興兒君) 本来、まあ自治体業務としてこういった中小企業の具体的な経営コンサルタントまでやるかどうか、これはまあ一種の委託業務だと、こういうことで割り切って考えられると思いますが、何かまあそういったようなこと、条件が違う中で、この萩で。今までも商工会議所なり商工会なり、あるいは私どもも一生懸命いろんなことをやっています。しかし、おっしゃるように、この継続的な指導とか、包括的に各分野にわたるきめ細かな具体的な提案ができるコンサルティングが行われているか、あるいは行うことができる人がいるか、こういうことを考えれば、非常に画期的だろうと思います。ちょっとそのセンター長のお話を聞きながら、また、商工会議所あるいは商工会。今、商工会も頑張ってですね、一生懸命新商品を今つくっているんです。こういったこともですね、もし新たにそういった知恵が加わっていけば、それは大変なものでありましょうし、今、むつみの新しいですね直販店、こういったことも、これも失敗は許されないわけですね。いろんなことで、先ほど御指摘いただきましたこのしーまーとの運営については、外部の力。外からこの担当者2名募集しました。2名とも大変頑張っていただきまして今のしーまーとがあるわけですね。今まで我々の感覚では恐らく今頃もう経営不振になってたと思います。そういうようなことを一つ取りましても、今、御指摘いただきました病院の事務長、あるいは今の図書館長、高木さんが、ああいうふうな萩博の館長に就任していただいた。こういったこともまさにそういうふうなことだろうと今、御指摘をいただきましたがそう思います。いろんな知恵を借りながら、萩市の再生、今から頑張っていかなければならないわけでありますが、少し時間をいただきまして本当に今、センター長のお話をまず聞いて、そこから考えていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(柴田保央君) 16番、中村議員。 ◆16番(中村洋一君) ちょっと一言だけ言い忘れてました。 これエフビズの専門家たちの姿勢ちゅうかですね、これをちょっと述べられたんでちょっとこれだけお伝えしておきます。 「常に専門家の姿勢ではなく相談者の目線で偉ぶらない。自分たちは相談に来られた会社の一つの歯車になって動く。あるときは社長、あるときは営業部長、あるときは製造部長、あるときは広報宣伝部長という具合に会社の一員として取り組む。お金をかけないで知恵を出し挑戦する。結果、失敗してもダメージは少なく次の挑戦をする。ヒットするまで何度でも挑戦する。結果を出すまでやる。この姿勢で取り組む」と、言っておられました。こういう場がほしいということであります。どうかよろしくお願いします。 ○議長(柴田保央君) 中村議員の質問は終わりました。 ここで10分間休憩をいたします。     午後 2時40分休憩────────────────────     午後 2時51分再開 ○議長(柴田保央君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 続いて、議席番号4番、椋議員。4番、椋議員。  〔4番 椋 晶雄君登壇〕 ◆4番(椋晶雄君) 過疎問題を考える会の椋です。一般質問3日目、昼からということですが、私でとりでございますので、もう少しお付き合いをいただきたいと思います。お疲れだと思いますが、よろしくお願いいたします。 私はあの通告を3点しております。それにしたがって質問をしてまいります。まず第1点は、昨年7.28災害の復旧・復興の現状についてということでございます。この点につきましては、既に今回の一般質問でも宮内議員、広兼議員、諸岡議員が関連のある質問をしておられますのでなるべく重複を避けたいと考えております。そしてその際の答弁によりまして、復旧・復興を行うため、その手順がある。その手順に沿って懸命に手続きが行われていることなどについても、昨日までの御答弁で了解したところであります。 さて、7.28豪雨災害の復旧・復興については、災害復興局を初め、萩市を挙げて優先課題として取り組まれているところですが、年度終盤のこの時期に、このその現状について改めてお尋ねいたします。 これは、地域の市民からも災害の後の状況についてちょっと不安を思っておられる方がかなりあるということもありまして、あえて前回に引き続き同じようなテーマを質問としました。いくつかにわけて考えたいんですが、まず、河川についてであります。特に今年もめぐってくる雨季である梅雨までの対応についてであります。なお、現状までの段階で工事がなかなか工事に至ってないという状況については了解いたしました。それを前提とした話でございますが、雨量が増加した場合、昨年のような大災害でなくても梅雨末期の大雨というのがよく、ほとんど毎年あります。雨量が増加した場合に、川に流木やごみ、大小の石などの障害物が残されている場所がありますと流れが阻害されまして川水が越岸しやすくなる危険がありますし、堤防が崩れている箇所も多数見受けられます。先月、田万川と須佐川、須佐川に流れ込む支流の清水川、唐津川、長谷川などを自分の目で確認いたしましたけれども、そういった箇所が相当ありました。これまでに工事が着手できない事情については理解したところですが、今後、工事が行われる期待を込めて市民の命と財産を守るためにもお尋ねいたします。 また、全般に川底に土砂が堆積したままになっております。浚渫も急がれると思っております。 さらに、これは市民から強い要望のある点なんですが、須佐トンネルの入り口、押谷から流れてくる長谷川が国道191号線の下を暗渠になって流れている箇所の改良について、その後の経過を伺いたいと思います。この箇所は、結果的に真ん中に橋げたがある形となっておりますために、流木などがひっかかり水が溢れる状態になります。溢れた泥水が須佐トンネルの中を通り191号線を伝って中津交差点付近に溜まり、トンネル出口の191号線崩落の原因の一つにもなりました。この点について何らかの状況の前進があったのかどうかお尋ねいたします。 次に、道路でございますが、当面の対応はしてある箇所が相当あります。これらの箇所は徐行指定がなければ通れないような状況になっておりますし、また川に面しているところでは豪雨の際、道路がえぐられている箇所が多くありまして、現状のままでは少しの増水で道路が陥没する危険がありますので対応を急ぐ必要があるように思いました。 今後始まる工事により、それぞれ梅雨の時期までに整備をお願いしたいと思いますし、国、の所管については、要望していただくようお願いいたします。 次に、農業や林業、水産業などの一次産業についてでありますが、来年度より本格的な復旧・復興が始まると思いますが、それぞれについて現状と今後の予定についてお尋ねいたします。 農業関連については、昨日までの質問あるいは御答弁で萩市全体で相当の多数の災害箇所があるということは了解いたしました。そうした状況の中で、特に今年の作付けができるものがどれほどなのか。来年度中に作業をして来年春よりの作付けになるものがどれほどなのか、把握されている状況があればお尋ねいたします。教えていただきたいと思います。 林業について、豪雨による山林と林道の被害の状況、それから治山の観点から、今後土砂崩れの恐れがある箇所に対する対応などについてお尋ねいたします。 水産業については、須佐地区の場合、豪雨によって流出した家財道具や電気製品、泥などが底に堆積している須佐湾内の水揚げが減少していること。波浪や漁船のスクリューによる海水の濁りに対する対応などについてお尋ねいたします。 次に、ちょっとこれは観点が違うんですが、須佐地区において中津交差点の周辺は、今回の豪雨災害により家屋を取り壊すケースが多く、空き地ばかりといってもよい有様となっております。この地区は、道路のアクセスが良く、かって、須佐の中心地とも言えるところでありました。銀行の支店があり郵便局があり病院があり商店が多くありました。そこで、須佐川にかかるJR鉄橋の架け替えが終わり、国道191号線の橋が新しく架け替えられた後のこの絶好の場所を有効に活用することを検討すべきと考えております。 この問題ではまず地元からこういうふうに活用したらどうかというアイデアを出すべきかと思いますが、災害にあいまして、当面の生活に手いっぱいの状態ということもありますので、市や市民からのアイデアを募りまして、知恵を出し合ったらいいのではないかと考えております。土地の所有権の問題もありますが、よいプランなら賛同してもらえる可能性があるのではないでしょうか。市長の御所見をお尋ねいたします。 次の点ですが、須佐地域の医療体制についてであります。 このたび、須佐診療センターに医師を確保されたことは大変喜ばしいことで、その御努力に敬意を払います。4月1日より新しい医師が須佐診療センターで勤務されると聞いておりますが、須佐診療センターの診療科目、診療時間、診療センターでの投薬の有無などについてお尋ねいたします。また、この医師の勤務についての契約年数と今後継続して医師が確保できると期待できるかどうかについてもお尋ねいたします。 一方、弥富診療センターの診療日数、診療時間などは従来の診療体制に戻ると考えてよいのかどうかについてもお尋ねいたします。 須佐地域の市民は、医療の体制に大きな期待をしております。 以上、よろしくお願いいたします。 第3点目でございますけども、今度は保育園のことでございます。須佐保育園の新築移転についてのことでのお尋ねでございます。 須佐保育園は水害の恐れのない奈古高校須佐分校跡地に新築移転することとなると聞いております。新しい須佐保育園はどのようなものになるのかについてお尋ねいたします。 まず、保育園の規模はどのようなものか。収容する園児の数はどのくらいを想定されているのか。その根拠となる園児の見通しはどうかについてお尋ねいたします。 また、分校跡地はかなり広うございまして、どの位置に新築される予定か。入り口はどこであり、分校の跡地に入ってから保育園にどう侵入していき、駐車スペースはどの位置になるか。保育園についての、保育園児のためのグラウンドの位置はどこに想定されているか。などについてお尋ねいたします。 以上3点、お尋ねをいたします。 第1回目の質問をこれで終わります。 ○議長(柴田保央君) 野村市長。  〔市長 野村興兒君登壇〕 ◎市長(野村興兒君) 椋議員から須佐の災害の復旧・復興の関係で何点かお尋ねをいただきました。順次お答えをいたします。 まず最初の、今年の梅雨時期、雨季に備えてどのような対応が行われているか、こういったことについてそれぞれ個々の問題についてお尋ねをいただいています。基本的には河川に残っております流木とか巨大な石とかこういったものは雨季までにはとにかくですね、除去をすると、こういったことであります。しかし、それぞれの工事がそれぞれ微妙に絡んでおりますので、私どもの市の事業でありますところは速やかに。の河川にかかります事業はが今から入札等事業を開始します。そういったときにあわせて行われるものもございます。今、個別にそれぞれお尋ねをいただきましたこのそれぞれの状況、つぶさに議員自ら赴かれて、実情を見たということで今、お尋ねをいただいたわけであります。清水川は実は土砂の堆積はもうほとんどないと思います。ボックスに流木がかかっておりますが、これは何とか早急にと思っております。それから遠藤川、川そのものに障害物はございませんけれども、上空物にこの雑木が覆いかぶさっている、まあこれも一つの課題であります。それからこの唐津川、唐津小川と言いますか、これは浚渫が完了しました。唐津川との合流部の土石流の堆積はの砂防堰堤設置工事の折に撤去を要望いたしまして実施決定、実施が決定しております。 それから、それぞれの箇所のチェックを今、言いましたところについてはチェックをお願いしておりますので、今後、速やかにいろんな形で対応できると思います。それぞれ、その今、御指摘をいただいているようなそれぞれの河川については、6月まで、雨季までにはちゃんとですね、対応できますように考えているところであります。それぞれ工事の過程、今、内容についていろいろお話がございました。特に、例えば、須佐トンネルに流れてきたというその西側の方のトンネル西側のボックスカルバートの改修、これはいろんなところで実はお話をいただいております。先般も須佐川の改修についての協議会がありまして、私も委員の一人として出ておりましたが、委員の方からこれはの事務所、土木事務所が主催しておりますから、に対してお話をされてもは対応できないわけであります。ボックスカルバートは、これは国道の付帯的な施設でありますから、国の施設であります。これは今、お話がありましたように、いろんな意味で今回の増水の一つの一因になっていると、こういう御認識を須佐の皆さん強くお持ちでございまして、それについてボックスカルバート、これは国に対して真ん中にあるこの仕切りがまさにですね橋脚と同じようにそこにみな流木が詰まってしまう。そしてそこで流れを塞いでしまう。こういったことであります。これについては、橋脚のない形のボックスカルバート、こういったことに付け替えるというお約束をいただいて今、予算をつけていただいているところであります。 そして、ボックスカルバートの下流出口に実は頭首工がありまして、それも実はこの突出しておりますのでそれを撤去することによりましてこの縦断勾配を確保いたしまして流出量を増大させる。これも手当てすることにしております。そして、万が一、流木土砂等によって越流したときのために須佐トンネル側と市道長谷線川にグレーチングの水路を設置いたしまして、また長谷川に再度流入する構造、こういったものも用意しております。 それから、この長谷川の上流部に先ほども議論になりましたこの治山堰堤を2カ所設置をする。要は、長谷川の上流部からどんと土石と言いますか、流木が流れていきましてそれが詰まっていく。まあこういったものをこの治山堰堤という形で、これはの農林水産部が既に同意をしていただいております。こういうようなことで、例えば、須佐トンネル西側のボックスカルバートにかかりますいろんな問題点、これ何とか一応ですね、手当てができると、こういうふうに思っているわけであります。まあこういうふうに個々にそれぞれ問題提起をいただいたことは、それぞれ問題解決に当たろうということであります。 なお、全体の話、今、いろんな各道路から河川からお尋ねをいただいてますが、地元で一番詳しい副市長の方からお答えをさせていただきたいと思います。 なお、いろんなこの、まだまだ目に見えない姿が見えない工事が見えないと、こういう話でありますが、先ほど来、今、議員もお話がありましたが、まさに今から工事、着工するわけでありますから、そのあたりも十分、ひとつ私どももことあるためにですね、市報等でお話をしておりますが、伝わるようにしておりますが、どうか地元の皆さんにもしっかりお伝えをいただきますように。 そして、農業の関係。この春、ちゃんと作付けができるかどうか。このあたりについても、それぞれの地権者の方々、農地をお持ちの方々には、十分内容が伝わるようにしているつもりであります。どうかよろしくお願いしたいと思います。 残りの工事関係、その復旧関係については、副市長からお答えいたします。 それから、2番目にお尋ねをいただきましたのは医療関係であります。医療については、今回、松原医院の業務撤退によりまして、まさに空白的な地域になる。こういったことで、とも折衝しまして、自治医大から若い、まだ任期のある方について来ていただくことに決定をしたわけであります。したがって、そこで、いろんな形でお尋ねがございました。診療科目は何か。これは、内科・小児科という形になっておりますが、他の診療所同様に、基本的には総合的な医療、診療に当たっていただくことになります。診療日、診療時間は、別途議案で審議いただくことになっております。条例でありますが、月、火、木、金の午前8時30分から正午、午後1時から午後5時15分まで。水曜日は午前8時30分から正午までといたしておりますが、この水曜日は神経内科や内視鏡などの検査を中心に実は中山医師が実は応援という形で手伝いをされることになっております。そういうようなことで、応援をいただく。こういうことであります。したがって、その間、弥富診療センターは水曜日の診療はなくなるわけであります。ちなみに、弥富診療所の診療日は、時間は、月、火、木、金の午前8時30分から正午、そして午後2時から午後6時30分まで。水曜日は午後1時から午後5時15分まで。このように構成をされることになります。なお、投薬、薬品関係でありますが、これについては、原則院外処方という形で、須佐診療センターは考えております。こういうようなことで、手当てをしていくわけであります。 そして、御懸念のまあ契約はどうなるのかという話であります。契約については、一応、まあ1年間という契約になりますが、もちろん今後についてもできる限り努力をしてまいりますので、引き続き診療していただくことになるよう努力をしていきたいと思っているところであります。 それから、その次に、須佐保育園の新築移転ということで、いろいろお尋ねがございました。須佐保育園の定員はどうか。あるいは園児の入園見込はどうなっているか。分校の跡地の位置、導入路等々についてお尋ねをいただいております。 とにかく被災した須佐保育園は、条件が非常に悪い。同じような雨量があれば必ずまた冠水をする。あるいはあのきつい流れをですね受けることになる。こういうことでありますから、安全な場所に移転をしようということであります。しかし、何度もこの場でもお話をいたしましたが、実は災害を受けたときの公共施設を移転しようとすることについて補助金をもらうというのは大変なことなんです。これは何とかならないのかと思うんでありますが、本当にそれぞれの省庁の考え方というよりもむしろ原則は、現地建て替えではないと補助金を出さないというんですね。本当に驚きました。3.11でみんな高台に避難をしている。まあこれも、実はそれで、例えば、こういう保育園であれば厚生労働省が審査をし、そしてそれを財務省と協議をして霞が関で決めると、こういう話なんですね。本当に驚きました。まあその3.11でもそうだから、それぞれの別の小型のそれぞれの災害については、いわんやこれは大変なことなんだと、こういうふうに散々戻されまして、例外中の例外だと、こういうふうなことであります。何でこうなるのかっていう話をですね、このあたりもまたいろんな形で各関係省庁にもお願いをしていかなくちゃいけない。一般論でおかしいという話もですね、ぜひ、理解を求めていきたいと思います。今、そういうことで、まだ最終決定にはなっておりませんが、とにかく、何としてもこれは補助金をもらわなくてはやっていけない。こういう思いでありますので、頑張っていきます。 具体的には、整備位置は、グランドの北西の位置であります。旧奈古高等学校須佐分校の校舎を背にいたしまして、グランドの右側に今、仮設校舎が、仮設住宅が建っておりますが、その左側の方に保育園の園舎を建設をする。校舎側から駐車場、園舎、園庭を整備いたしまして周囲をフェンスで区切る。まあこういうふうな構想であります。また、後ほど図面がありますのでお示しをしたいと思います。グランド進入路から保育園までの通園路、これは、アスファルト舗装をしっかりやっていく。こういうことであります。 敷地は3,050平米。そして木造平屋建てで約500平米。園庭は1,150平米。定員は現定員が60人でありますが、40人に減員をいたします。現在の入所児童数を勘案して40人としたものでございます。今現在、被災地で入所人員は34名であります。そういうようなことで、この25年度、26年度、両年度の整備事業といたしまして、具体的には平成27年3月に実は竣工いたします。したがって、26年度の須佐保育園の卒園式は新園舎で行われるように努力をしてまいります。 今まで、須佐保育園の保護者の皆さんを対象に整備計画等について説明会をもう3回開催し、いろいろ御意見も伺ってきているところであります。そして、仮設住宅の入居者の皆さんにも説明会を開催しているところでございます。 入所の児童数についてどう考えるか、見込んでいるのかということが一つまた別問でお聞きいただいておりますが、須佐保育園は、現在は先ほど申しましたように60人定員であります。入所児童数は平成20年度が58人、平成25年度が33人、相当減少しております。この須佐地区の全体の就学前児童数が平成20年には91名でございました。それが平成25年には、就学前児童数が45人、半減しております。そしてこの中で、保育園入所児童数は33人ということでありますから、定員を減らしたということについての理由としてはまさに対象乳幼児が減少していると、こういうことであります。 今後、いろんな形でこういった数字は動きますので、相当のバッファを持っているところでございます。保育園の事情は以上でございます。とにもかくにも、何としてもですね、今、この工事がおくれることのないように。なかなか、木材一つとりましても確保が難しいことになっております。いろんな敷材が調達がおくれて、工事がおくれることのないように。そしてまた、従事をされるスタッフの確保ができないというようなことにならないよう全力を挙げてかかってまいります。 災害の関係については、副市長の方から詳しくお話をさせていただきます。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 和田副市長。  〔副市長 和田眞教君登壇〕 ◎副市長(和田眞教君) それでは私の方より椋議員の御質問にお答えしたいと思います。 7.28の災害の復旧・復興の状況で、まず道路関係で今後の、現状と今後どうなるのかと、こういったことでございます。 これにつきましては、昨年の12月の20日に国の全査定、公共土木関係の補助災害査定を終了いたしました。その件数でございますが既に御説明申し上げておりますように、補助災害が265件、そしてそれにあわせて、市独自でやったものでございますけれども小災害が174件。単独災害が46件、地域防災がけ崩れ対策事業が5件と、こういった数字が出ております。これに基づきまして、現在、実施設計に入っております。それぞれ業者に図面等作成をお願いし、そして定期的に上がってきたものを職員が一丸となって実施設計に移っていくと。そして工事発注していくと。現在、急ぐものにつきましては、工事発注をいたしておりますけども、今後の目途といたしまして、災害復興局では平成27年3月、平成27年の3月をひとつの大きな目標として加速していくと、こういった思いを復興局職員全員持っております。その目的に向かって今、発注作業に入っているということで御理解いただきたいというふうに思っております。 そして、その目的のためにどういうふうな発注をしていくのか。今後の計画、進めかたでございますけれども、1件1件発注することはなかなか意にかないません。したがいましてブロック発注という形をとらせていただいております。大きくまず道路グループ、河川グループにわけていると。そしてさらにそれを地区別に、また路線単位で、河川単位で。こういったものをベースにして、92ブロックを今、考えております。そして92ブロックの内訳でございますが、須佐が51、田万川が24、むつみが17。現在、そういったくくりで作業に入っております。この92ブロックにつきまして、平成25年度発注予定、これ当然時期的に繰越費も入ってまいりますけれども、大きく60程度。そして26年度につきましては残りの30程度ですべて発注を終えていきたいと、このように思っております。 災害復旧・復興、この補助債につきましては、発生年を含めて3年間というルールがありますが、私どもは2年間、2年間ですべてを出していこうという思いでございます。小災害、単独災害の発注につきましても、小災害174件、単独災害46件ございますけれども、補助災害の今、申し上げましたブロック発注、この枠を利用しながら、同一ブロック内の小災、単独災を発注して効率化を図っていこう、こういった思いでございます。 あすから予算審議になるわけでございますけれども、平成25年度予算、そして来る新年度予算、この合計で全体の工事の見込額をすべて出しております。先ほど言いましたように、できる限りこの2年間で進めていきたい。こういった思いでございます。これからも頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 それから、続きまして農地、山林、水産業など一次産業について現状と今後のスケジュールについてどうなっているのかということでございます。 農地等の補助災害でございますけれども、農地等は12月13日、昨年の12月13日にすべての査定を終了いたしました。あわせまして、最も私ども力をいれることの一つであります激甚災害に伴います増嵩申請。いかに高い補助をとるか、この積算作業に入ってまいりました。それもすべて手続きが完了し、その見込みといたしまして、昨日も申し上げましたが、農地等の災害が97.3%。施設等災害が99.5パーセント見込んでおります。そして、その査定の結果でございますけれども、補助災害は農地が300件、施設が198件、合計498件。これも発注につきましては、ブロック発注という形で80ブロックに今、仕分けております。これも、集落であったり浴であったり流域であったりこういったものを単位としてくくっている。そして、発注をかけていこう、こういった思いです。そしてそれも、平成25年度につきまして、80ブロックの内に繰り越しも入って参りますけども46ブロック、平成25年度発注見込み。そして平成26年度発注予定で34ブロック。出していこうというふうに思っております。 残念ながら今年度、どうしても今年の春の作付けができない農地が出てまいります。それに対しまして、先ほど申し上げておりますように、来年のこの時期にはですね、すべてが植えることができる、こういった目標のもとで取り組んでいくということでございます。小災についてもまったく同じ考え方でございまして、平成26年度予算にすべて計上いたしているところでございます。その目標に向けてこれからも努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 それから、前後いたしますけども、農地等の小災害は、392件把握しております。これも、補助災害のブロック発注の枠を使いながら効率的にやっていくと、こういった思いでございます。 それともう1点は、補助災害、小災害の御説明を申し上げましたが、それに加えまして、萩市では独自の施策を展開いたしております。もう御案内のとおりでございますけれども、緊急対策事業として土砂の取除きであったり、また用水確保対策事業、この取り組みが大変地域の皆さん方の力として、その利用が高かったわけでございます。これによりまして相当の数が、相当の面積が耕作に結びついたと、このように思っております。あわせまして、個人単位ではなくて集落単位であったり農事組合法人単位であったり、ある一定単位で組織的に取り組んでおられる。そういった傾向が出てまいりました。要は、地域コミュニティと言いますか集落営農と言いますかそういった取り組みにも結び付いていくだろうと思っております。したがいまして、災害復興局の方では市長の指示を受けましてこの農地等の補助災害と小災害、それに加えまして今の萩市の独自の施策、これを平成26年度もうまく絡ませながら、1日も早い復旧・復興に全力を挙げて農業の再開になればと、こういった思いでございます。 どうぞまた、予算審議等でよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 それから、農地等の災害の中で、椋議員さんの方から、作付けの面積をどのぐらい見込んでいるのか、把握しているのか、こういった質問がございました。これは、私ども各総合事務所を通じまして被災農家から上がってきました報告書、これの積み上げ。一部はどうしてもですね、推計の域もあるわけでございますけども。また、前回の12月の定例議会の質問にもございましたが、全体の被害農地の面積、被害面積を約220ヘクタールというふうにみております。そしてその中で作付けできる面積を約130ヘクというふうに把握いたしております。これが、先ほど申し上げましたように、災害の復旧工事を待つもの、それと自分たちの力で何とかという、先ほど言いましたように、萩市独自の施策、これを利用される方がふえたと申し上げましたが、そういった集計で130ヘクというものを把握しております。要は、自力復旧の面積も入ると。作付けできないのが約90ヘク。残念ながら90ヘクあると、こういうふうに思っております。しかし、この中には、河川であります田万川河川、これに接続した、隣接した農地等もあります。したがって、今後、河川改修、広域河川改修事業であったり緊急事業であったり関連事業等によりまして、その河川、引堤等によりまして入る面積も入るというふうに思っております。その辺がまだの方の説明が最終説明がこれからでございますので、若干不透明なところがありますので、おおむね90、それも含めた数字でおおむね90ということで、足せば220ヘクというふうに御理解をいただけたらと思っております。 そして、平成27年度は一体どうなるのかと。どのくらい見込むかと、こういったことでございますけれども、先ほど130ヘク程度が作付けできると今、今年は出来るというふうに申し上げましたが、補助災、小災等の復旧を終えまして、その数字を、180から190ヘクに持っていくことができるだろうと、こういった思いでございます。しかし、220ヘクに戻らないのは、先ほど言いましたように、河川改修等の影響も出てくるだろうと、こういったことでございます。そこの点につきましてはですね、不透明なところがありますので御容赦いただきたいと思います。なお、我々その数字を見る一つの目安といたしまして、農協の方で出てまいります共済細目書。この農家からの作付け申出書、あくまでも申し出でございますが、またこれは内畦畔面積でございますけれども、その面積等とのある程度の整合性も図ってほぼこの数字で、指針としては間違いないだろうと、こういった思いでございます。どうぞ、今時点で把握するのはそういうことでございます。よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから、林業施設等の災害でございますけども復旧状況でございますが、林道の補助災害につきましては旧路線18件ございます。これは、田万川エリアとむつみエリア、この二つの2契約に分類ができます。むつみにつきましては6件の12箇所。田万川につきましては12件の19箇所。いずれも発注をいたしております。そして、林道の単災でございますけども、補助債によらないもの、全体で23件ございますが、20件で発注しておりまして、まもなく残り3件も発注する予定でございます。 それから、治山工事でございますけども、林地崩壊対策防止対策事業、1カ所。小規模治山事業、22カ所。いずれも地元の山林所有者等の協議は終わっております。現在、最終チェックに入っておりまして間もなく発注できる、こういった段取りでございます。 それから、平成26年度につきましてもそういった小規模治山、緊急治山事業、緊急治山臨時対策事業もそれぞれ計画しておりますが、計画的に対応していくということで推移しているところでございます。 次にあの水産関係の災害復旧状況、現状等今後の予定でございますけども、7.28の豪雨災害によりまして水産関係では須佐漁港の海岸、裏海岸でございます。それから、まてかた護岸。また、須佐漁港の西防波堤、これが大きく3か所被災を受けました。これらにつきまして間もなく、まてかた護岸の発注を迎えます。これをもってすべて発注済みということになります。また、須佐には大きな河川としまして、須佐川、津田川がございます。その河川より土砂等が湾内に入ってまいりました。これに伴いまして須佐漁港内に土砂が流入したことによりまして、漁港内の、須佐漁港内の浚渫が必要ではないか、こういった声もいただきました。実際に市長にも現地に来ていただきましたし、私どもも水産担当理事、課長とともに現地に向いたわけでございます。具体的には須佐の男命いかの今後の夏に向けてのですね、活魚の影響も出てくるだろう。さらに、御質問にもございますけれども、湾の中の水揚げ対策、これにも影響が出てくるだろうといったことで、緊急対応といたしまして漁港内の浚渫工事をすること、このことの発注を終えております。十分ではないかもしれませんが、こういった状況をみながら、現状を見ながら、これからも判断していきたいとこのように思う次第でございます。 いろいろ御質問いただきましたが、要点を御説明をさせていただきました。昨日からもお願いをしておりますが、災害復興局につきましては、これからも、一つ一つ計画に沿ってこなしてまいるそういった思いでございます。引き続きまして格別の御支援と御協力をいただきますように、どうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。 以上でございます。 ○議長(柴田保央君) 4番、椋議員。 ◆4番(椋晶雄君) 御答弁ありがとうございました。特に7.28災害の復旧・復興の現状につきましては、詳しい御説明をいただきました。一番やっぱり何度も申しますが、心配しているのはこの雨季までにある程度の対策をしないと、心配だなあというところでございます。その趣旨は、よく飲み込んでやっておられるということをほぼ理解いたしました。よろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(柴田保央君) 市長。 ◎市長(野村興兒君) 先ほど、質問の中に中津川周辺でこれはいろんな形で被害にあわれたところが建物の取り壊しになって、空白地帯が続いている。まあこの地域をそういうふうに今から考えるかという話について御提言がございました。いずれにいたしましても一番須佐の大事なところでありますから、ある程度の計画がって言いますか事業が一段落した段階と言いますか、まあその前でもいいわけでありますが、少し須佐の商工会とかあるいは町内会の皆さんとかいろんな形で懇談のような恰好でまずお話をしてみて、私ども市として何か計画がもし立てられるのかどうかとか、もしその事業者の方の中で、その土地を活用したいとか、いろんな話も今から時がたつにしたがっていろんな動きが出てくると思います。そういったもろもろの話を何かお聞きするような場ができれば、こういうふうに思っておりますので、またぜひ具体的な御提言をいただきますれば、私どもやりやすいと言いますか、動きやすくなると思いますのでぜひよろしくお願いいたします。いずれにいたしましても、先ほど来、和田副市長もお話しましたように、とにかくこの今、やっとこのいろんな工事が動き出しますまでなかなか見えない面がありました。それぞれについて、十分御説明をしながらですね、しっかり対応をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(柴田保央君) 椋議員の質問は終わりました。 以上で、一般質問はすべて終了いたしました。 日程第3 議案第50号 ○議長(柴田保央君) 日程第3、議案第50号を議題といたします。 これより提案理由の説明を求めます。三原副市長。  〔副市長 三原正光君登壇〕 ◎副市長(三原正光君) 本定例会に追加で提案いたします議案について、その概要を御説明申し上げます。 議案第50号萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の賦課限度額の引き上げ及び保険料の減額対象者の拡大のため、所要の改正を行うものであります。 以上でございます。 ○議長(柴田保央君) 以上で上程いたしました議案に対する提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。議案第50号萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 提案理由はわかりましたけれど、より詳しい内容の説明というのはしていただけますか。 ○議長(柴田保央君) 中原市民部長。 ◎市民部長(中原滝雄君) それでは改正内容の御説明をさせていただきます。 今回の改正につきましては、国民健康保険法の施行令の改正に伴いまして、まず、保険料の最高限度額が77万円から81万円に引き上げられます。内訳といたしましては、限度額は基礎賦課分とそして後期高齢者支援分及び介護納付金分でそれぞれ限度額が定められています。基礎賦課分の限度額51万円は据え置かれますが、後期高齢者支援分が14万円から16万円と2万円引き上がります。また、介護納付金が12万円から14万円と2万円引き上げられます。 次に、保険料の軽減所得が引き上げられます。まず、5割軽減の対象となる所帯の軽減判定所得の算定におきまして、現行の所得基準額は33万円プラス24万5,000円かける被保険者数、そして、所帯主を差し引くという基準でございますが、これを、24万5,000円を乗ずる被保険者数に所帯主を含めるように改正をされます。例えば、給与収入で言いますと、これまで3人所帯の場合、収入147万までが対象でございましたが、約178万までに拡充をされます。 それから、2割軽減の対象になる所帯におきましては、現行の基準額は33万円プラス35万かける被保険者という基準額でございますが、これが、被保険者数に乗ずる金額を現行の35万円から45万円に改定をされます。これも、給与収入で、例えば言いますと、これまで3人所帯の場合、収入約223万円までが対象でございましたが、約266万円までに拡充をされることになります。 以上でございます。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので質疑を打ち切ります。──────────────────── △委員会付託 ○議長(柴田保央君) これより委員会付託を行います。 議案第50号萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例については、萩市議会委員会条例第2条の規定により、教育民生委員会に付託をいたします。────────────────────教育民生委員会 議案第50号 萩市国民健康保険条例の一部を改正する条例について──────────────────── ○議長(柴田保央君) これをもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。 あすから16日までは休会とし、最終日は3月17日、月曜日、午後2時から会議を開きますので、それぞれの委員会におかれましては、付託をいたしました議案の審査が終了いたしますよう御協力をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後 3時40分散会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成26年3月5日   萩市議会議 長  柴 田 保 央       議 員  諸 岡 皓 二       議 員  横 山 賢 治...