萩市議会 > 2012-09-24 >
09月24日-06号

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  1. 萩市議会 2012-09-24
    09月24日-06号


    取得元: 萩市議会公式サイト
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    平成24年 9月定例会                平成24年9月            萩市議会定例会会議録(第6号)                議事日程第6号         平成24年9月24日(月曜日)午後2時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第79号から議案第103号まで第3 特別委員会の報告第4 議員提出議案第6号第5 常任委員会の閉会中の所管事務調査について第6 議員の派遣について────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第79号から議案第103号まで日程第3 特別委員会の報告日程第4 議員提出議案第6号日程第5 常任委員会の閉会中の所管事務調査について日程第6 議員の派遣について────────────────────〇出席議員(26名)       1番  佐々木 武 夫 君       2番  関   伸 久 君       3番  西 中   忍 君       4番  椋   晶 雄 君       5番  大 村 赳 夫 君       6番  岡   通 夫 君       7番  尾 木 武 夫 君       8番  長 岡 肇太郎 君       9番  中 野   伸 君      10番  広 兼 義 烈 君      11番  松 尾 義 人 君      12番  木 村 靖 枝 君      13番  小 林 正 史 君      14番  斉 藤 眞 治 君      15番  坪 井   豊 君      16番  中 村 洋 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  諸 岡 皓 二 君      20番  横 山 賢 治 君      21番  横 山 秀 二 君      22番  青 木 賢 次 君      23番  西 元   勇 君      24番  世 良 眞名夫 君      25番  西 島 孝 一 君      26番  柴 田 保 央 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        野 村 興 兒 君 副市長       瀧 口 治 昭 君 副市長       三 原 正 光 君 教育長       中 村 哲 夫 君 総務部長      田 邊   信 君 総務部理事     岡 崎 君 義 君 総合政策部長    槌 田 郁 利 君 総合政策部理事   佐 伯   功 君 文化・スポーツ振興部長           中 原 滝 雄 君 市民部長      山 中 伸 彦 君 保健福祉部長    田 中 隆 志 君 保健福祉部理事   宮 本 英 二 君 農林水産部長    大 田 直 志 君 農林水産部理事   貞 光 一 成 君 商工観光部長    田 中   裕 君 土木建築部長    佐々木 康 典 君 歴史まちづくり部長 湯 本 重 男 君 上下水道部長    岡 本   隆 君 会計管理者     吉 村 秀 之 君 教育委員会事務局長 伊 藤 富 之 君 消防本部消防長   松 浦 俊 生 君 総務部次長     杉 山 寛 校 君 監理課長      三 好 正 樹 君 企画課長      板 井 昭 憲 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      藤 岡 敏 彦 君 次長        浜 村 祥 一 君 議事係長      岡 崎 晴 己 君 調査係長      村 本 行 繁 君────────────────────     午後 2時10分開議 ○議長(柴田保央君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(柴田保央君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、5番、大村議員、6番、岡議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 議案第79号から議案第103号まで ○議長(柴田保央君) 日程第2、議案第79号から議案第103号までの25件を一括して議題といたします。 これより各委員長の報告を求めます。 まず、一般会計決算審査特別委員長の報告を求めます。17番、平田議員。  〔一般会計決算審査特別委員長 平田啓一君登壇〕 ◆17番(平田啓一君) 一般会計決算審査特別委員会を代表いたしまして、当委員会に付託されました議案第82号平成23年度萩市一般会計決算認定について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 当委員会は、9月13日、14日の2日間にかけ、慎重審査を行い、採決の結果、賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決しましたことをまずもって御報告申し上げます。 平成23年度当初予算は、通年予算として324億円でスタートしました。補正予算では、住民生活に光をそそぐ交付金、農業生産法人が大規模な畜舎等を建設する事業に対して補助を行う事業、有事の際に安全かつ効率的に防災活動が行えるように資機材等を整備する事業、消防救急無線をデジタル化するための事業及び平成24年度に実施を予定していた小中学校施設の耐震化を前倒しして行う事業など、6回の追加補正が行われました。これに平成22年度からの繰越明許費13億4,672万915円を加えた最終予算額は、364億1,837万6,915円で、予算規模は前年度と比べると3.1%減少しているものの、大規模な予算ということでありました。 一方、決算規模では、歳入が、325億1,594万9,443円、歳出が316億5,868万2,009円となり、新市施行後最大の決算規模となった前年度と比べると、歳入が8.1%、歳出が7.8%とそれぞれ減少しました。 主な要因としては、国の経済対策に伴う経済危機対策臨時交付金事業公共投資臨時交付金事業及び、きめ細かな臨時交付金事業が終了したことや、萩図書館整備事業などの大規模事業が終了したこと等により、事業規模が減少したことによるものです。また、普通交付税では、平成22年の国勢調査人口が算定の基礎数値となったことから、人口減少の影響を受け、大幅な減額要因となったものの、高齢者の生活支援等、住民のニーズに適切に対応した行政サービスを展開できるよう創設された雇用対策・地域資源活用推進費などの影響により、前年度を上回る額を確保できたということでありました。 その結果、歳入から歳出を差し引いた収支は、8億5,726万7,434円の黒字で、繰越明許費の財源として繰り越した額、2億8,291万8,676円を差し引くと、実質収支は5億7,434万8,758円で黒字決算となり、実質単年度収支についても、5億5,448万381円の黒字となったとの説明を受けたところであります。 以下、審査における代表的な質疑・意見等を、審査の順に歳出から報告いたします。 まず、総務管理費の主な質疑項目について申し上げます。 市民便利帳発行事業について。職員研修事業について。行政手続文書見直し事業について。電気自動車等購入事業について。結婚相談所運営事業について。空き家の状況調査について。防犯灯の維持管理について。地域調整事業について、などの質疑が交わされました。 また、委員からは、魅力ある地域づくり交付金事業において、合併後一体感が醸成されていると思うが、周辺地域では、一体感の醸成の認識が不足している。組織に補助金を支出する以上はその成果が実る事業となるよう期待する。地域行事によっては統合されては困るなどの意見がありました。 徴税費では、徴収税目等の内容及びその徴収体制についての質疑が交わされ、統計調査費では、地籍調査の進捗状況について質疑がありました。 社会福祉費の主な質疑項目について申し上げます。 地域見守りネットワーク整備強化事業について。人権問題の早期解決に向けての取り組みについてなどの質疑がありました。 また、児童福祉費では、母子家庭高等技能訓練促進事業について、生活保護費については、生活保護受給者就労支援事業について、生活保護受給者の状況について質疑がありました。 保健衛生費の主な質疑項目について申し上げます。 地域自殺対策緊急強化事業について。こころの健康づくり相談事業について。自殺対策における地域で見守る体制づくりについてなどの質疑がありました。これらの事業を推進していく中で、相談内容を精査し、精神保健福祉手帳所持者以外の方の把握が必要であるとの答弁がありました。 農業費の主な質疑項目について申し上げます。農地フル活用促進事業について。新規就農者の状況についてなどの質疑が交わされました。 林業費の主な質疑項目について申し上げます。市有林野管理事業について。松くい虫防除についてなどの質疑が交わされました。 水産業費では、漁業後継者育成対策事業費補助金について質疑があり、委員からは決算資料により詳細な事業成果を記入するよう要望がありました。 商工費の主な質疑項目について申し上げます。商工業振興事業について。消費者行政活性化事業について。萩商工会議所への支援、補助についてなどの質疑が交わされ、委員からは、萩商工会議所への市有地の無償貸し付けについては、土地にかかる権利関係を調査の上、整理すべきではないかとの指摘がありました。 土木費の主な質疑項目について申し上げます。除雪車両の購入と配置状況について。橋りょう維持管理事業について。交通安全対策事業についてなどの質疑が交わされました。 都市計画費については、陶芸の村公園事業の進捗について。住宅費については、民間住宅リフォーム資金助成事業の経済効果について質疑が交わされました。 委員からは、住宅使用料の未納額、不納欠損額についての質疑がありました。未納額については、経済状況によるものが多く、不納欠損額については、行方不明者や死亡者等、不納欠損処理をすべきものを今回、正規の処理をしたためとの答弁がありました。また、滞納業務についての保証人、分納計画など入居者の事情を考えながら努めていきたいとの答弁がありました。 消防費の主な質疑項目について申し上げます。消防団員の状況について。消防水利について。AEDの活用実績、更新及び設置場所について。避難所用資機材整備事業についてなどの質疑が交わされました。 教育費の主な質疑項目について申し上げます。 児童生徒にかかる就学援助費補助金について。児童生徒支援事業の実績について。小中学校図書館整備事業についてなどの質疑が交わされました。 次に、社会教育費について主な質疑項目について申し上げます。 阿武川歴史民俗資料館及び須佐歴史民俗資料館の入館者の年次推移について。文化財の環境整備、維持管理について。城下町マラソンの経済効果の分析について。電子図書館整備事業の実績、効果について。萩ウェルネスパーク指定管理者制度についてなどの質疑が交わされました。 また、委員から指定管理者制度について入札により競争原理を取り入れられないかの質疑に対し、当初は受け皿がなく随意契約をしていたが、今後検討するとの答弁がありました。 公債費については、据え置き期間をなくしてすぐ償還を始めたのかとの質疑に対し、運営する立場から、萩市の今後の財政運営にとってメリットがあると考え行ったとの答弁がありました。 歳入について主な質疑項目を申し上げます。 市税の滞納処分に至るまでの経過、萩市の状況について。商工使用料、萩往還使用料の設定について。雇用対策事業補助金について。競艇事業収入についてなどの質疑が交わされました。 以上が、委員会審査における質疑、意見の大要であります。委員より、費目における不用額については、各委員が詳細に説明を求めたところでありますが、不用額が多額のものの中には、国の方針が未定の事業、県工事及び国等補助金の減額等に関係する理由以外に、見積り過大と思われる事業も見受けられましたが、必要なものは措置をし、不必要なものは次の補正や新年度に回した結果がこの予算であり、その結果として財政調整基金等を交付税の漸減が始まる時期に向けて温存をしていきたいということでありました。また、補助金の支出先の精査、また財産貸付など慎重な自主財源であるので公平な利用料の設定等を審査し、徴収に努められたい。当初予算審査の際に提示した課題については、決算審査に準備をされたいとの意見がありました。決算関係資料については、迅速、正確に審査を行う観点から、説明項目順に掲載されたい旨の要望がありましたことを申し上げ、本委員会の審査報告といたします。 以上でございます。 ○議長(柴田保央君) 一般会計決算審査特別委員長の報告は終わりました。 次に、総務委員長の報告を求めます。13番、小林議員。  〔総務委員長 小林正史君登壇〕 ◆13番(小林正史君) 総務委員会に付託されました議案4件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第79号平成24年度萩市一般会計補正予算(第3号)についてでありますが、今回の補正額は、歳入歳出それぞれ1億4,296万8,000円を追加し、予算の総額を322億3,400万9,000円とするものであります。 審査における委員からの質疑及び意見等について申し上げます。 まず、財産管理費の市有地駐車場整備事業についてでありますが、駐車場整備後は、近隣のかんきつ公園、旧田中別邸等においてイベント等開催の際、これまで不足していた駐車場として活用するが、当面、月極め駐車場として管理を行い、イベント時には、観光客用駐車場として提供することを条件として応募を行うとの説明であります。 委員からは、借り手に対しては十分な理解を求め、トラブル回避を図ることが望まれるとの発言がありました。そのほか、寄付を受けた土地・建物の状況、利用料金等について質疑を交わしました。 また、土地等の全般的な寄付の申し入れに関して、税の滞納者からの寄付や、資産価値が低く維持管理の放棄が目的とも思われる寄付など、さまざまなケースが想定されることから、現状、方針について説明を求めたところであります。 これに対し、滞納者からの寄付については、滞納が精算処理された後からとなること。また、所有権の相続登記がされていない場合もあるなど課題も多く、現在、利用目的が明確にされないものについては、基準をつくる準備をしているところであるとの答弁でありました。 次に、障害者福祉総務費の障がい者支援施設整備費補助事業は、社会福祉法人ふたば園の移転移築に係る費用の助成であります。 質疑は、移転後の施設規模及び職員数について。事業実施主体において、設計業務を随意契約とした理由について。社会福祉施設設備費補助金の決定理由についてあり、これに対して、これまでは法人の状況等を考えながら、予算の範囲内で補助金額を決定してきたもので、特にルール化されたものはなく、今回の補助金額についても同法人の状況等を考慮して決定したもので、今後作成に向けて検討・協議中との答弁でありました。 このことに関連して委員からも、現在の方法では不透明で公平性に欠けることも懸念され、また安定的な財政運営を図る観点からも、ガイドラインとなる基準づくりは必要との指摘もありました。 次に、農林水産業費の農業振興費は、就農意欲の喚起と就農後の担い手の定着を図るための支援を行うもので、年齢・給付要件について質疑が交わされました。 次に、商工費の交流活動拠点環境整備事業は、須佐地域における観光拠点施設の周辺環境整備を行うもので、委員からは箇所選定の理由及び計画事業量について質疑が交わされました。 以上が、歳出に係る主な質疑であります。 続いて、歳入全般について行いましたが質疑はありませんでした。 以上、歳入歳出について審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第84号平成23年度萩市土地取得事業特別会計決算認定についてについては、説明を求め審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第101号萩市火災予防条例の一部を改正する条例については、関係省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うもので、審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第102号萩市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、萩市球技場の整備に伴い、所要の改正をするものであります。 委員からは、使用料算定区分及び料金改正の理由、また県内自治体との比較について。使用料の減免や周知の方法について。申請をする市民体育館と利用場所との距離もあることから、一連の手続きの簡便化についてなどの質疑を交わしました。中央公園整備に関連して、更衣室の整備や駐輪場が不足している状況についての発言もありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告といたします。 ○議長(柴田保央君) 総務委員長の報告は終わりました。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。16番、中村議員。  〔教育民生委員長 中村洋一君登壇〕 ◆16番(中村洋一君) 教育民生委員会に付託されました議案10件について、審査の経過並びに結果を御報告いたします。 まず、議案第80号平成24年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補算予算(第1号)であります。これは、後期高齢者支援金の負担額が確定したことに伴う支払経費及び平成23年度療養給付費等負担金などの確定に伴う返還金を予算計上するものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第81号平成24年度萩市介護保険事業(保険事業勘定)特別会計補正予算(第1号)であります。これは、平成23年度の介護給付費及び地域支援事業の精算に伴う、国、県支出金及び支払基金交付金に係る超過交付分の返還金並びに平成23年度に生じた剰余金の介護給付費準備基金への積立を予算計上するものであります。 審査では、繰越金の内容の確認が行われ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第83号平成23年度萩市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算認定についてであります。 審査では、未納件数及び収納計画についての質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第85号平成23年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定についてであります。 審査では、保険給付費及び保健事業費の不用額の要因について。保険料の収納率に関して、督促・催告・差し押さえ・不納欠損処理等の事務執行状況について。共同事業の内容について。また、窓口事務延長による収納率への影響についてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、賛成多数により、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第86号平成23年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定についてであります。 審査では、決算額・実績等の確認について。また、ジェネリック医療品の利用頻度について。診療報酬収入減の要因についてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第87号平成23年度萩市後期高齢者医療事業特別会計決算認定についてであります。 審査においては、収入未済額の確認が行われ、採決の結果、賛成多数により、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第88号平成23年度萩市介護保険事業(保険事業勘定)特別会計決算認定についてでありますが、審査においては、第1号被保険者数・要介護認定者数等の増減率について質疑が交わされたところであります。 採決の結果、賛成多数により、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第99号平成23年度萩市病院事業会計決算認定についてであります。 まず、決算概要といたしましては平成23年度の入院患者数は、延べ3万549人、1日平均83.5人。外来患者数では延べ7万2,230人、1日平均296人で、前年度と比較し、入院患者数では638人増加し、外来患者数では2,310人の増加となっております。 この結果、収益的収支における事業収益、25億5,935万8,788円に対し、事業費用25億5,416万1,854円となり、差し引き純利益は519万6,934円であります。 一方、資本的収支においては、収入、5億1,057万6,102円に対し、支出は、6億4,337万904円となり、差し引き1億3,279万4,802円の不足額が生じておりますが、これは当年度分消費税等資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんしております。 なお、主な資本的支出は医療機器購入費、職員駐車場購入費及び企業債償還金であります。 審査においては、DPC(診断群分類別包括評価)対象病院としての現状評価について、未収金(窓口負担分)の対応について、遠隔画像診断の現状について等の質疑が交わされたところであります。 また、外来患者が特定の曜日に集中するとの指摘に対し、糖尿病等の専門外来を開設している曜日に外来患者が多くなる傾向にあるとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第100号萩市税条例の一部を改正する条例であります。 これは、地方税法の一部改正に伴い、地域の密着した公益活動等の促進を図ることを目的に、個人市民税の税額控除の対象となる寄付金の範囲を拡大し、市内に事務所等を有する特定公益増進法人等に対する寄付金について税額控除の対象に加えるため、条例を改正するものであります。 審査においては、対象となる事業所の確認が行われ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第103号工事請負契約の締結についてであります。 これは、救急医療体制を初めとした現在の医療提供体制の維持を目的に、休日の一次医療を担う診療所として萩市民病院外来駐車場内に整備する休日急患診療センターの建築工事に係る請負契約を締結するものであります。 審査では、従来の夜間・休日当番医との調整について。萩医療圏と山口県及び全国の人口10万人当たりの医師数の比較について。当該工事の設計業務委託を随意契約とした理由について。当センターのスタッフについてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終ります。 ○議長(柴田保央君) 教育民生委員長の報告は終わりました。 次に、経済建設委員長の報告を求めます。8番、長岡議員。  〔経済建設委員長 長岡肇太郎君登壇〕 ◆8番(長岡肇太郎君) 経済建設委員会に付託されました議案10件について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、議案第89号平成23年度萩市簡易水道事業特別会計決算認定についてであります。 審査では、水質検査業務委託料の支出根拠及び落札率について。滞納繰越分の収納率についてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第90号平成23年度萩市公共下水道事業特別会計決算認定について、議案第91号平成23年度萩市特定環境保全公共下水道事業特別会計決算認定についてであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第92号平成23年度萩市農業集落排水事業特別会計決算認定についてであります。 審査では、使用料誤徴収の内容及び対策についての質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第93号平成23年度萩市漁業集落排水事業特別会計決算認定についてであります。 審査では、今後の整備計画について質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第94号平成23年度萩市林業集落排水事業特別会計決算認定についてであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第95号平成23年度萩市特定地域生活排水事業特別会計決算認定についてであります。 審査では、事業の普及率と今後の整備計画について。集合処理区域以外の対応についてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第96号平成23年度萩市個別排水事業特別会計決算認定についての審査では、下水道事業の会計全般において、滞納処理の手順について質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第97号平成23年度萩市駐車場事業特別会計決算認定についてであります。 審査では、市営駐車場利用台数減少の理由と対策について。新堀駐車場の施設維持管理について。駐車場事業の今後の運営方針等についてなどの質疑が交わされました。関連して、御成道駐車場の利用状況についての質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、議案第98号平成23年度萩市水道事業会計決算認定についてであります。 収益的収支においては、収入総額、7億1,359万8,619円に対し、支出総額は、7億193万7,723円となり、差し引き1,166万896円の利益を計上いたしました。資本的収支については、収入総額1億2,830万8,928円に対し、支出総額2億4,527万6,805円となり、差し引き1億1,696万7,877円の収支不足であります。不足分は、損益勘定留保資金等により補てんされるとのことです。 以上により、当年度の未処分利益剰余金は1億2,642万7,776円となり、翌年度へ繰り越すとのことです。 審査では、減価償却費について。企業債の抑制についてなどの質疑が交わされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。 なお、以上、各会計の審査に当たり委員より、滞納処理について、完納に向け最大の努力をされたいとの意見がありましたことを申し上げ、本委員会の審査報告といたします。 ○議長(柴田保央君) 経済建設委員長の報告は終わりました。 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。 これより各委員長に対する質疑を行います。 まず、一般会計決算審査特別委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 次に、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)10番、広兼議員。 ◆10番(広兼義烈君) 議案第85号国保事業勘定についてお尋ねします。 審査では、保険料の収納率に関して、督促・催告・差し押さえ・不納欠損処理等の事務執行状況についてと、こういうふうな審査結果が出ております。で、これを見ただけではですね、よくわかりませんので、どういうことか若干、説明をお願いいたします。と言いますのが、収納率も若干上がっておりますけれども、しかし、他の市町に比べると収納率はまだまだ低いと言う状況であります。そういう中で、萩市は、被保険者は減りながら、減り続けながら、医療費は総額上がっていくという大変ですね、厳しい状況になります。それだけに、あの、保険料が上がると、保険料が上がるということが続いているわけですけれども、そういう中で、ここにある審査とはどういうものなのか、お答えをお願いします。御説明をお願いします。 ○議長(柴田保央君) 16番、中村議員。 ◆16番(中村洋一君) お答えします。議案第85号のこの審査の内容ですが、保険料の収納率について、あの、もう少ししっかり収納率上げてほしいという思いからの質問でございました。で、あの、この収納率に対して、どのような方法で行われているかということで、この説明があったということであります。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 10番、広兼議員。 ◆10番(広兼義烈君) はい、収納率の向上に対して、努力されていること、大変いいことだと思います。そこでですね、保険料は当然、あの、収納してもらわんにゃ困るわけですけれども、この制度そのものがですね、もう考え直さにゃいけん時期にきているんじゃないかと、こういうふうに思います。と言いますのが、保険料を払う能力をもう超えているんじゃないかと、私には思えてならんところです。そういうことで、この制度の問題について、若干でも意見が出たかどうか、その辺についてお尋ねします。 ○議長(柴田保央君) 16番、中村議員。
    ◆16番(中村洋一君) 議員も御案内のとおり、これは、この問題については、もう以前からも市長答弁でもございますように、この限界を超えているというのはもう、議員、私ども皆さんも十分承知した状況であります。で、これについては、特段の質疑はありませんでした。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので、質疑を打ち切ります。 次に、経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 議案第92号萩市農業集落排水事業特別会計決算認定についてです。審査では、使用料、誤徴収の内容及び対策についての質疑が交わされたというふうになっております。この部分の具体的な内容についてお聞かせいただけるでしょうか。懲戒処分を受けた職員に関するもの以外の誤徴収などの発覚があったのでしょうか。なかったのでしょうか。 ○議長(柴田保央君) 8番、長岡委員長。 ◆8番(長岡肇太郎君) この議案92号についてはですね、平成23年度の還付金等に対しての質疑であります。よって、職員等の関連は全然ありません。そういう意見はありませんでした。 それとですね、もう1点、それ以後の何か未徴収とかまあいろんな誤差の、誤徴収のまあ、あったと、この件に関しては今、それぞれ担当課で規則の改正を5月1日に行い、調査をしておるということで、すべてをまだ調査の途中であるということで、委員会が一応、終了し、委員会付託事項でないということで、終了してですね、各委員にそれぞれ途中経過の報告、また説明がありました。審議はしておりません。 以上です。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので、質疑を打ち切ります。 以上で、各委員長の報告に対する質疑を終ります。──────────────────── △討論 ○議長(柴田保央君) これより討論を行います。通告が2件提出されておりますので、順次発言を許します。 まず、議案第82号に関し、反対の立場から、2番、関議員の発言を許します。2番、関議員。  〔2番 関 伸久君登壇〕 ◆2番(関伸久君) 過疎問題を考える会の関伸久です。私は議案第82号平成23年度萩市一般会計決算認定について、反対をさせていただきます。その理由は、萩商工会議所の新館購入に当たり、萩市がその土地の購入資金として決算計上している3,500万円について、同意できないからです。これについては、昨年の3月定例会の平成23年度萩市一般会計予算においても反対しております。 反対理由の一つは、そのときにも述べた土地取得価格の高さです。この、萩商工会議所については、建物は萩商工会議所、土地は萩市が昨年度購入しており、建物と土地では、権利関係が異なります。よって、当然に借地権が成り立ち、権利割合により土地取得価格の低減が受けられたはずです。借地権という考えは、都市部のものであり、地方はこの対象にあらずという考えもあるようですが、そもそも借地権は、一つの土地建物において、異なる権利関係、つまり所有権ですが、それが存在するときに、その権利関係等を明確にするために設けられるものであり、地方だから存在しないという考えは当てはまりません。よって、先の決算審査特別委員会では、この借地権をどう考えるかを質問しましたが、明確な回答はありませんでした。 また、参考に、県内の商工会議所の土地建物の所有形態についても質問しました。そのときの回答は、経済規模の大きい町の商工会議所は自己で土地建物とも所有。ほかは市有地。つまり市が所有する土地を借りており、その賃料はすべて無償との回答でした。私はそんなことはないと思い、この決算審査特別委員会後に、個別に調査を実施したところ、萩市同様の所有形態で、市の土地を無償賃借しているのは、長門商工会議所、美祢商工会のみでした。一つ、特殊ケースとして、光商工会議所については、土地も建物も光市の所有で、いずれも無償賃借でした。ほかの事例を参考までに申し上げると、土地建物とも自己で所有している商工会議所は宇部、徳山、新南陽、下松、山陽商工会議所です。建物は商工会議所の所有で、土地は市の所有、土地代については有償で支払っているところは、山口、柳井、岩国の商工会議所。そして、建物を区分所有で所有していながらも、土地は市のものであり、その使用料を払っているところは、下関、防府の商工会議所。最後に、市の所有する建物にテナントとして入居し、賃料を支払っているのが小野田商工会議所です。調査対象となる14の商工会議所、商工会において、五つの商工会議所が土地建物を自己で所有。そして、建物は商工会議所、土地は市が所有し、有償の賃貸者契約を結んでいるところが、区分所有の物件も含めて5件。テナントととして入居し、賃料を支払っているのが1件。土地建物ともに無償で借りているのが1件。そして、萩市同様に、建物は商工会議所の所有、土地を無償賃借しているのが2件。これが私の調査結果であり、市有地はすべて無償で借りているとした執行部の説明とは大きく異なります。 以上のように、萩市の事例は少数事例であり、また、借地権の設定もないことから、土地を無償貸与するのではなく、その賃料の収受について、ぜひ御検討をいただきたいと思います。 また、この決算特別審査で、萩市の土地購入に当たり、不動産の媒介業者が旧所有者の債権者であることが判明しました。これは、法令に違反するものでないものの、不動産取引の公正さという観点から、容易に同意できるものではありません。ここは、利害関係のない不動産業者を仲介業者とし、取得価格の公正さを担保すべきではなかったかと思料します。 今後、萩市におかれては、不動産を取得する際は、不動産市場を歪めることのないよう、価格形成を慎重に行い、誤った取引事例とされないことを切に求めます。 最後に、今回、商工会議所が取得した建物について、担保の設定はないかということも質問しましたが、御回答をいただいておりませんでした。これについては本日、法務局で確認し、担保の設定はありませんでしたので、これについては御安心いただきたいと思います。 以上で、私の反対討論を終わります。 ○議長(柴田保央君) 関議員の討論は終わりました。 次に、議案第82号に関し、賛成の立場から21番、横山秀二議員の発言を許します。21番、横山議員。  〔21番 横山秀二君登壇〕 ◆21番(横山秀二君) 横山秀二です。それでは、平成23年度萩市一般会計決算認定について同意すべきと判断いたしましたので、賛成の立場で、その理由を申し上げます。 去る13日、14日の両日、このたびの決算内容について、担当課から順次詳細な説明を受け、議員23名で質疑を行ったところです。 また、事前に、決算関係資料として、詳細な参考資料の提出もありました。それらの審査や書類をとおして、このたびの決算は、各所属が目指していた初期の目的を達成したものと判断したところです。 決算は、言わば平成23年度の結果や成果をあらわすものです。同じく、財政指標も財政運営の結果をあらわすもので、この9月議会には、財政の健全化に関する指標の報告もあり、決算審査と合わせて、萩市の平成23年度決算は、健全性が保たれているものであると理解をいたしました。 なお、執行部の説明の中で、決して財政指標の数値を好転させることのみを目標において、行財政運営に取り組んでいるわけではないとする説明もあり、市民生活の維持、市政の発展を大前提として、各種施策を展開されている姿勢を理解したところです。 示されました決算数値には、一年間の予算執行の結果として、5億8,000万円近い実質収支が出ており、これに対して、さらに市民生活のために使うべきであろう、使うべきとの意見もあろうと思います。 しかし、先ほども申しました通り、この決算は、予算として計画した事業を実施した結果です。この結果が、当初予算や補正予算の編成時期に想定できるなら、それを財源に事業を実施することもありえると思われますが、審査の中でも説明がありましたが、この実質収支は、国の予算の執行保留による萩市予算への影響によるものもあり、また、従来からの予算執行後の入札差金の留保方針によるものでもありますので、予算執行の結果としての実質収支、5億8,000万円は、適切なものであると判断をしたところです。 また、決算関係資料や、執行部からの説明によりますと、地方債残高も次第に減少しています。自治財源の乏しい萩市としては、過疎債や合併特例債は事業の重要な財源でありますが、家計や企業経営と同じく、やはりその返済時を考えて、適切な金額の発行に留めるべきと考えます。合併前、国の経済対策にそって、発行した地方債がその後の市町村の財政運営にどのような影響を及ぼしたかを考えると、この地方債残高の減少に向けた取り組みは、継続すべきことと考えます。現在、清掃工場や、学校施設、耐震化事業等の大型事業が継続しています。将来に向けて、決してかじ取りを誤ることなく、現在の財政状況を維持しつつも、しかし、一方で、一般質問の市長答弁でありましたとおり、各地域が振興するような適切な投資額も必要であると考えます。バランスのとれた地域経営を望むものです。 決算審査では、議論した個別事業に対して、この場では意見を申し上げませんが、東日本大震災の大きな悲しみの中で始まった、平成23年度は、よきにつけ悪しきにつけ、全国自治体の施策や、事務事業にも大きな影響を及ぼしたようで、萩市では、学校施設耐震化事業や、消防、救急無線デジタル化事業の加速化、水防資機材の整備等の市民生活を守る防災減災事業の本格化を初めとして、さまざまな取り組みにつながっています。このことは、時期を逸することなく、市民生活を守るため、適切な予算化がなされているとも考えられます。7地域の振興策は無論ですが、今後は萩市に住む市民が、安心して暮らせる地域づくりにも今以上に意を払っていただきたいと考えます。 なお、歳入について、特に申し上げますが、今年も滞納対策についての質疑がありました。納付期限を守り、適正に納付されている市民の皆様に、納付の公平感をお持ちいただくためにも、今後も滞納対策をしっかりと行っていただきたいと考えます。関係部課長には、この点はしっかりと御認識をいただき、一層の努力を期待するものです。 二日間に渡って、審査に当たられた議員におかれては、それらの事業の執行状況、実施手法等に対して、さまざまな意見がおありです。しかし、市民5万4,000人の最大限の幸福を追求するための予算執行の結果であることを御理解をいただき、大所高所に立って、今回の一般会計の決算認定に御同意をいただきますようお願いを申し上げ、私からの賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 横山秀二議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △表決 ○議長(柴田保央君) これより採決を行います。 まず、議案第79号平成24年度萩市一般会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第79号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第80号平成24年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第80号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第81号平成24年度萩市介護保険事業(保険事業勘定)特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第82号平成23年度萩市一般会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第82号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第83号平成23年度萩市住宅新築資金等貸付事業特別会決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第84号平成23年度萩市土地取得事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第85号平成23年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第85号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第86号平成23年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第86号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第87号平成23年度萩市後期高齢者医療事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第87号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第88号平成23年度萩市介護保険事業(保険事業勘定)特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第88号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第89号平成23年度萩市簡易水道事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第89号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第90号平成23年度萩市公共下水道事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第90号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第91号平成23年度萩市特定環境保全公共下水道事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第91号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第92号平成23年度萩市農業集落排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。議案第92号は、委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は、御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第92号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第93号平成23年度萩市漁業集落排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第93号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第94号平成23年度萩市林業集落排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第94号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第95号平成23年度萩市特定地域生活排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第95号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第96号平成23年度萩市個別排水事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第96号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第97号平成23年度萩市駐車場事業特別会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第97号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第98号平成23年度萩市水道事業会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第98号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第99号平成23年度萩市病院事業会計決算認定についてに対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第99号は委員長の報告のとおり認定と決しました。 次に、議案第100号萩市税条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第100号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第101号萩市火災予防条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第101号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第102号萩市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第102号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第103号工事請負契約の締結についてに対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第103号は委員長の報告のとおり可決されました。──────────────────── △日程第3 特別委員会の報告 ○議長(柴田保央君) 次に、現在設置しております大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会委員長より、最終報告をいたしたいとの申し出がありました。 よって、日程第3、特別委員会の報告を議題といたします。 大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会委員長より、報告を求めます。15番、坪井委員長。  〔特別委員会委員長 坪井 豊君登壇〕 ◆特別委員会委員長(坪井豊君) 大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会を代表いたしまして、本委員会の調査の経過並びに結果を御報告いたします。 本委員会は、平成24年7月4日の本会議において設置されて以来、25名の委員で、委員会の設置目的であります大島漁港特定漁港漁場整備工事の入札から事業完了までの事務処理について7月17日、20日、26日、8月8日、17日、28日、9月18日の7日間を要し、慎重に調査を行いました。 まず、本委員会の調査事項について御説明いたします。 はじめに、今後の運営方針と調査事項等についてということで協議を行い、調査事項として、萩市当局に出席及び書類等の提出を依頼し、萩市が発注した平成18年度大島漁港整備工事に係る起案起工から本契約までの経過と関係書類の説明を求めることが確認されました。また、議員接待、金銭授受等の疑惑に関しては、証拠品等の提出を要請し調査を行い、その信憑性が高く継続調査が必要ということであれば調査を進めるべきであるという意見が出されました。 調査事項1、大島漁港特定漁港漁場整備工事の経過説明についてということで、三原副市長以下、執行部により、関係書類提出のもと、当該工事の事務処理の経過説明が行われました。三原副市長は、説明の最後に、本工事については、条例等、正規の手続きを踏んで完成しており、鋼材の流れの中で、職員が見て見ぬふり、管理管轄能力がない旨の発言を宮内議員が一般質問でされたが、この工事は、職員が一生懸命、事務、工事を執行している。このような発言があったことに関し、非常に残念であり、私自身心外に思うという旨の発言をされました。 当該工事においての、市の事務事業自体に、問題はなかったことについては、各委員におかれましてもおおむね理解があったものと思われました。 調査事項2、大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る資料調査についてということで、宮内委員より、当該工事にかかわる青木議員への500万円の金銭授受疑惑の根拠とされる録音テープ及び反訳書が提出され、公聴を行いました。このテープは、平成24年6月上旬に録音されたもので、金銭授受疑惑を同委員に告発したエースプラント株式会社元萩営業所長平田潜氏が、エースプラント株式会社社長三好章司氏に電話したときの会話の記録ということでありました。音声からは500万円に関するやりとりはあったものの、具体的に青木議員に金銭を渡したと判断できる社長からの会話はなく、委員からは、金銭授受があった直接的内容を裏づける記録はこのテープにはない等の意見が出され、さらなる審議が必要とされ、次回調査事項として、テープに登場する人物を含めた関係者3名に参考人招致をすることとし、出席要請の手続きをすることとなりました。 調査事項3、大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る参考人招致による事実確認についてということで、エースプラント株式会社元萩営業所長平田潜氏、エースプラント株式会社社長三好章司氏、新生商事株式会社会長伊賀訓之氏の3名を参考人として招致し、参考人質問が行われました。 質問は、平田氏、三好氏、伊賀氏の順で行われ、事前に各委員から提出された質問内容をとりまとめ、委員長が代表質問を行ったのち、各委員からの質問が行われました。 平田氏は、平成18年新生商事株式会社会長伊賀氏と青木議員の面談に同席し、500万円の授受を目撃したと説明されました。一方、三好氏は、伊賀氏と青木議員の面談は、二人だけで行われ、金銭授受の事実はなく、500万円は以前、平田氏が姫路の方から借金したものを自分が会社名義で立替えて振り込んだもので、振込書及び平田氏からの返済記録の写しを証拠品として閲覧に供し、説明され、またそれは、伊賀会長の個人的なお金を借りて500万円を捻出し、現在も返済しており、まだ残高が約270万円あると証言されました。また、伊賀氏もその借金返済資金を提供されたことを説明されました。 調査事項4、大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る参考人招致による事実確認についてということで、萩市議会議員青木賢次氏を参考人として招致し、参考人質問が行われました。 また、調査事項5、大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る関係委員に対する個別質疑についてとして、本委員会設置の端緒となりました、宮内欣二委員、諸岡皓二委員に対して、個別質疑が行われました。 青木議員は、企業の会長には会ったが、金銭を受け取った事実は全くないと改めて全面否定されました。また、名誉棄損で宮内議員を提訴したことを証言されました。 宮内、諸岡両委員に対する質疑は、委員から、確証のある証拠、残るすべての証拠提出を求められ、前回提出した録音テープ以外にも、まだ証拠となる録音テープや資料があるとのことで、次回の委員会においてすべて提出すると約束されました。 協議事項6、大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る資料調査についてということで、諸岡委員より、当該工事にかかわる青木議員への500万円の金銭授受疑惑の根拠とされる録音テープ及び反訳書が提出され、公聴を行いました。テープは雑音がひどく、反訳書も追えないような状況でしたが、委員からは、反訳書のどこの発言をもって金銭授受があったとされるのかなどの質問があり、反訳された内容に主観的な説明が付け加えてあることへの指摘がありました。 また、宮内委員からは、「下請負人届の写し」等の資料を提出され、萩市が、新生商事が当該工事にかかわっていたことを萩市が把握していなかったことは契約において不備であるかのような説明をされました。これに対して、斉藤委員から、平成18年6月定例市議会議案参考資料及び大島漁港漁村特定漁港整備工事の契約図等の資料が配付され、宮内委員の指摘する下請負人届の材料等の支給の有無欄が無となっていることへの指摘に対して、契約図の解釈と、鋼材のながれの萩市からの説明で、萩市が調査した時点で、地域特約店が新生商事であることを確認したこと。萩市と、この工事の受注者との間で「工事材料使用承諾願」が提出されていることから、契約事務の不手際はないと説明されました。さらに、この工事に関しては、平成21年に監督省庁の受検、いわゆる会計検査が行われ、その際に、指摘事項はなかったとの発言がありました。 ここで、委員から金銭授受の証拠として確証があるものはなく、委員会を続けても平行線をたどるので、調査は終結すべきという旨の意見や、継続審議、100条委員会へ移行すべきという旨の意見が出されたため、各委員の意見を確認したところ、採決の結果、賛成多数により、本委員会の調査を終結することが決定されました。 次に、本委員会の調査結果について御説明いたします。 当該工事に関する入札から事業完了までの経過及び現職議員への500万円の金銭授受疑惑、接待疑惑等一連の調査が終了したことに伴い、本委員会の調査結果を採決により決定することといたしました。 まず、萩市が発注した平成18年度大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る起案起工から事業完了までの経過と関係書類の確認について、萩市当局に関係書類の資料提出を求め、事務処理の説明を受け、また、証拠として提出された「下請負人届」についても調査をいたしました。採決の結果、賛成多数により、当該工事の入札から事業完了までの市の事務処理については適正に執行されたとの結論に至りました。 次に、大島漁港特定漁港漁場整備工事に係る疑惑について、証拠書類の調査や、それに伴う参考人招致による意見聴取を行いました。採決の結果、賛成多数により、現職議員への500万円の金銭授受及び当該工事に係る業者接待が行われた事実は確認できなかったとの結論に至りました。 以上が、本委員会の設置の経緯、調査事項及び調査結果についての概略でございます。 本委員会の詳細につきましては、現在作成中でありますが、「大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会会議録」を参照していただきますようお願いいたします。 なお、萩市議会議長及び本委員会の委員長宛に提出された3通の「申入書」がありました。 1通は、平成24年8月3日に、株式会社大本組と黒瀬建設株式会社から、一刻も早く真相を解明し、弊社らの失われた名誉・信用の回復を求めるもの。 1通は、平成24年9月14日に、山口県漁業協同組合小畑支店地区委員長及び同支店長より、宮内・諸岡両議員が、議員が業者から接待を受けた証拠品としてFAX送信の写しが配付された内容について、当組合はかかわっていないことに対する「申入書」が提出されました。 1通は、9月14日に本委員会に参考人招致され、議員の金銭授受を証言された参考人の人間性を説明するため、本委員会委員有志への勉強会の開催を要請された市民が、暴力団と関係ある者として配付された資料の写し「債権譲渡書」は、本人の許可も得ず、宮内・諸岡両議員が一方的に配付したこと。さらに、暴力団との関係者として発言されたことに対し、両議員に対し人権と名誉の回復を求める「申入書」が提出されました。 さらに、本委員会として、今後このようなことが起こらないためにも、議会及び議員の政治倫理等の確立の検討・協議が必要であるとの意見が出されました。 最後に、本報告のほかにも、当該調査に関して、さまざまな観点からの発言がありましたことにも留意いただき、また、参考人招致に御出席いただきました方々及び当該工事の経過説明をされました執行部の方々に、本委員会の運営に御協力をいただきましたことに対するお礼を申し上げ、本委員会の調査報告といたします。 ○議長(柴田保央君) 委員長の報告は終わりました。 次に、本件については、宮内委員から、会議規則第101条第2項の規定により、少数意見報告書が提出されています。 宮内委員より少数意見の報告を求めます。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 特別委員会におきまして、委員長報告の中の調査の内容と経過について、私の意見が取り入れられませんでしたので、少数意見を留保しましたところ、諸岡皓二議員の賛同を得ましたので、ここに少数意見として報告いたします。 本委員会は、6月定例議会で、地方自治法100条に基づく調査委員会設置が否決された後、110条に基づいて設置されました。 7月17日、20日、26日、8月8日、17日、28日、そして9月18日の7日間開会し、調査を行いました。 萩市が、2006年平成18年6月23日に請負契約した大島漁港特定漁港漁場整備工事に関し、入札から工事の完了までの事務処理、事業・鋼材の流れの実態、事業への議員の関与と金銭授受、接待の実態などを調査いたしました。 委員長報告では、現職議員への500万円の金銭授受及び当該工事にかかる業者接待が行われた事実は確認できなかったと結論づけています。 しかし、調査の結果、疑惑は一層深まったと言えます。 実際の調査は、市役所の説明を聞き、証拠となる録音を聞き、参考人に質疑を行っただけで、食い違いや矛盾点の整理、疑問点の整理など、詰めた議論を行っていません。ただ、聞いただけ、言っただけで終わっており、この段階で調査を打ち切ったのは、真実が明らかになることを恐れて、多数により幕引きを図ったというのが真相です。 調査の結果を整理すれば、500万円を受け取ったことは、確信をもって認定することができます。 また、市の事務処理については、適正に執行されたとの結論についても、元請から出された書類と実態が違っていることは、だれの目にも明らかになりました。このことによって、新生商事の取引に関与していた事実が隠されていたことは明白です。事務が適正に行われていたとは言えません。 以上のように、委員長報告された結論は、真実とは言えず、まだまだ調査が必要であるということは明らかです。私は当初皆さんに提案したように、この深まった疑惑を晴らし、真相に迫るためには、地方自治法第100条に基づく調査権限を付与した委員会を設置することが、議会の市民に対する責務であるということを訴えます。 それでは、私の少数意見について、詳細にその理由を述べることといたします。 1番目として、現職議員への500万円の金銭授受についてです。 調査の結果、現職議員の金銭授受については、参考人の意見は、真っ向から食い違っています。 提出された証拠や、答弁の詳細を検討すると、平田元エースプラント萩所長の答弁は明快でありました。しかし、三好エースプラント社長、伊賀新生商事会長、青木議員の答弁には矛盾点や疑問点が多数存在しています。 現職議員への金銭の授受について、平田元エースプラント萩営業所長と三好エースプラント社長との電話録音を提出し、公聴いたしました。2012年5月下旬から6月上旬にかけて録音されたものであります。 この会話では、平田元エースプラント萩営業所長が「前の時にね、向こうが調べちょったのが、新生の会長に500万円出してもろうたあね。」と言ったことに対し、エースプラント三好社長は「そりゃ出してもろおたあねちゅうても、わしの、わしになっちょるんじゃ。わしがお金を借りて出したことになっちょる。あれからあげたんでなしに。」と答えています。 さらに、平田氏が「追加工事が出てくるから、それでまあ、あれ、社長んところに例の500万円借りに行った分いね。まあ社長が、まあ」と言ったことに対し、三好社長は「わしは同行していないけわからんいね。そん時にゃ。事務所におったんじゃけえ。本当にどねえなっちょるんかちゅうなあわからんいね。わしとあんたは見とるわけじゃあないけえ。」と言っています。 そして三好社長は「まあ、そいじゃけど、今さら、それを言われても、大迷惑で。証言も何も大迷惑なこといね。もうけにもなっちょらん。その金だけ出してから、詐欺みたいなもんじゃあね。まあ時効かどうか知らんけど、そりゃ、こっちは出したとは絶対言わあせんじゃろうね。会社の金をどうのこうのじゃないけえ。今の平っちゃんが新生引っ張った分も、わしがいま全部払いよるんもいっしょいね。わしが、毎月毎月、天引きでばっくりとられよるんじゃけえ。どっちにしても後、270万円ぐらいのこっちょるんじゃけえ。」と言っています。 さらに平田氏が「で、あれもねえ、18年の話じゃからね。平成の。」と言ったことに対し、三好社長は「ああ、その分はまあ、ああじゃこうじゃ言うてから、何もないのに、それを処分でもバタバタ出たら、会長が迷惑じゃいね。あんたもあんだけ世話になっちょるんじゃけえ。あの人に対して行けまいの。そうせんと、あとは会長本人に、あれせんと、そりゃああれいね。後ろ足で泥かけるちゅうどころじゃないなるいね。そりゃあれだけ世話になったんじゃけえね。そりゃやっぱり、その今の分にしたってさ、わしがみよるけえ、ええわたあいうても、同じことじゃけえね。」と一連の会話の流れの中ではっきと言っています。 これは明らかに、新生商事の会長・当時の社長が、500万円を青木氏に渡したことを前提にした会話であります。 しかし、金銭授受を直接的に裏づけるものではないとする意見も出たので、関係者4人の参考人を招致し、質疑が行われました。8月8日に、現金を送ったとされるエースプラント関係者3人と8月17日に受け取ったとされる青木議員の質疑を行っています。 8月8日の参考人質疑では、平田参考人は、2006年6月、青木議員と一緒に下松市の新生商事に行き、応接室で伊賀会長・当時社長と面談し、500万円の現金を確認して、伊賀会長が青木議員に封筒に入れて手渡したことを真実ですと述べています。 三好社長は、自分は同行していないので、知らないと述べ、電話での500万円は、2007年5月29日に、平田氏の500万円の借金や税金滞納を会長に借りて支払ったものだと述べました。その金額は、648万6,500円と述べています。 伊賀会長は、電話会話に出てくる500万円を、平田氏の個人の借金、滞納税金の返済用として648万6,500円を三好社長を通じて貸したものだと述べ、三好社長が返済していること。貸したのは2007年5月末と述べています。 金銭授受については、三好社長は知らないと述べ、伊賀会長はそのような事実は一切ないと否定いたしました。 また、8月17日の青木議員の参考人質疑でも、青木議員は金銭授受について否定しました。 この食い違いだけでも、偽証罪で告発できる地方自治法100条の権限を使って、証言を得る必要があることを示しています。 同時に伊賀会長は、「2006年平成18年6月ごろ、エースプラント社長三好章司氏が、500万円の借り入れを起こし、今なお返済中であることを御存じですか。そのことについて、これまでに三好氏から相談を受けたことがありますか。」との問いに、「当然である。」と認めています。 このことは平田氏への648万6,500円の貸し付けが、2007年平成19年であるのに対し、500万円の借金が2006年平成18年6月に行われたことを認めるものであります。 平田氏の借金とは別に、500万円が用立てられたことが示され、その時期は、青木議員に渡ったとされる時期と符合することを会長自身が認めた重要な答弁であります。 電話での会話と、参考人質疑を重ねてみると、三好社長は「もうけにもなっちょらん、その金だけ出してから、詐欺みたいなもんじゃあね。」と言っていることに対する質疑の答弁では、「大本さんから発注が出た鋼管の話と思うんです。新日鉄から商社の方を通して、新生商事に発注が出されて、金額、利益は新日鉄さんがお決めになるので、特約店のマージンは決まっとるそうです。それに対し、500万円出したと言うから、それだったら、たかだか1%か0.5%の利益しかないのに、500万円持って行ったら、あんた詐欺じゃないかという気持ちで言った。」と述べています。 これは三好社長が、この会話の中の500万円が、平田氏の個人的な借金ではないことを認めた発言であります。平田氏の個人的な500万円の借金は、エースプラントが会社名で、借金返済の相手に直接送金しているということがわかりました。平田氏の手に回っていないので、平田氏本人が出すことはできません。別の500万円の話であることがわかります。 そして、新生商事が1%の利益しかないのに、500万円出したということを認めた発言であります。 この500万円の行方を追及するなら、真実に近づけるのは間違いありません。 電話の会話とあわせてみると「新生の会長に500万円出してもろうた。わしが借りて出したことになっちょる。」この500万円は、三好社長が「わしは同行してないけえ、わからんいね。」と言っているときのものであります。借金問題なら「まあ時効かどうか知らんけど、こっちは出した絶対、言わあせんじゃろうね。」と言うはずはありません。まさにこれは、青木議員が新生商事の会長・当時社長と会ったときの500万円であるということがわかります。 三好社長も、伊賀会長も、この500万円を2007年5月に平田氏の北山工商への借金500万円と税金滞納148万6,500円の返済に充てたものだと主張していますが、それは、全くのすり替えです。2006年と2007年の違いがはっきりしているからであります。 それは、電話の会話で、平田氏が「あれもね、18年の話じゃからね。平成の。」と言う問いかけに対し、三好社長が「その分は、まあ、ああじゃこうじゃ言うてから、何もないのに、それを処分でもバタバタ出たら、会長が迷惑じゃいね。」と言っていることからもわかります。平成18年2006年の話を持ち出して問いかけたことに対して、会長に迷惑がかかると答えていることから2006年に伊賀会長が、青木議員に渡した500万円であることがわかります。 このように、三好社長や伊賀会長が、巧妙に500万円を借金問題にすり替えようとしていることや、なるべく真実を覆い隠そうと発言している中で、隠しきれない真実を繋ぎ合わせてみますと、平田氏が断言しているように、2006年6月に伊賀会長が、青木議員に500万円を渡したことは確信できます。 続いて、三好社長や伊賀会長、青木議員の答弁の矛盾点や食い違い、疑問点を列記します。 まず、三好社長は、録音及び反訳書が編集されたものと断言していながら、実際の録音や反訳書の全体を確認していないということがわかりました。 その答弁には、録音の会話を断片的にとらえたものが散見され、信用性を欠いたところが多くなっています。 例えば、「『そこは、やっぱりよう考えちょかんと、そりゃああの人も立ち直れんで、このままでやられたら。』とありますが、『ここまでやられたら。』とは何をしたのですか。また、『あの人』とはだれですか。」ということを聞かれ、「あの人とは、平田氏がお世話になった日鉄環境エンジニアリングの担当者であり、保証人等で大変な迷惑をかけていることもあり、その上にまだ根も葉もないことで本人に害が及ぶのであれば、やられた方は裏切られたショックから立ち直れないよと話した一部である。」と答えています。 しかし、この会話の流れの中では、日鉄環境エンジニアリングの話は一切出てきません。この会話は、平成18年2006年のことで、証言すれば、会長に迷惑がかかると言う一連の流れの中で話しています。「あの人」とは伊賀会長のことを指すととらえるのが自然であります。 このように、編集したとか、断片的だ、と言うのは、三好社長の答弁の方であり、不自然であることは明らかです。 また、伊賀会長が、青木議員に会った理由を尋ねられたことに対し、子会社の社員、あるいは萩営業所長、あるいは平田氏ということ言っていますが、再々会ってくれと言うので会ったと述べていますが、当時、平田氏は子会社の社員ではなく、別会社、豊国電設に所属していました。エースプラントへの入社は2006年12月21日であります。 子会社の社員がお世話になっているから会ったと言う答弁は成り立ちません。 三好社長も伊賀会長も、青木議員とは二人だけで会ったと言っていますが、初対面で、会ってくれという平田氏が紹介しないのは不自然だという指摘がありました。そのとおりです。 社員でもない平田氏をエースプラントに残し、社長だけが青木議員を車に乗せて、新生商事に行き、青木議員だけおろして帰ったということは、非常に不自然であるということはだれの目にも明らかではないでしょうか。 青木議員は、三好社長が自分の車でエースプラントから新生商事まで送ったと言っていますが、三好社長は同行していないとはっきりと言っています。答弁が食い違っています。 また、青木議員の言うように、三好社長が送って行ったのなら、初対面の伊賀会長に紹介するのが自然と言う指摘はまさに当然だと思います。 また、青木議員は答弁の中で、なぜ会ったのか、私もわからない。平田氏が会ってくれと言うから会ったと言っています。 伊賀会長も子会社の社員である平田氏が、再々会ってくれと言うので会ったと述べています。 その理由を前提にしても、会ってくれと言う平田氏が仲介しなければ、何のために会ったのかさっぱりわかりません。何の目的もない二人が、二人だけで忙しい業務の中で会うというのは全く考えられません。 二人だけで会ったということの方が不自然で、平田氏が同席したと考える方が明らかに自然であります。 平田氏は、その席上、新しく山口県が導入した森林税のことが話題に上ったと述べています。話に具体性があり、偽りのない答弁をしていることが伝わります。 また、青木議員は、参考人質疑で、新生商事の会長から受け取った封筒の色は、水色だと答えました。大村委員から、「全員協議会のときには茶封筒ではない。白だと答えていた。今は水色と言われたがそれはなぜか。」と問われ、会社概況を資料だと言ったと答えました。 これはだれの目にも言い逃れとしか聞こえません。結局、どんな封筒だったのかわかっていません。 伊賀会長が、「茶封筒の中に500万円が入りますか。」と強い口調で答弁しましたが、封筒には、いろんな大きさのものがあり、500万円が入る茶封筒は存在します。 また、「常識で考えて名刺代わりに500万円を渡す人がいますか。」との答弁も、非常識な実態を告発したのであり、何の反論にもなりません。 また、伊賀会長は、大島漁港工事にエースプラントは関与していないと言っていますが、三好社長の答弁では、元請の大本組に営業に行ったことを認めています。 また、伊賀会長は大島漁港工事についての情報は、エースプラントの三好社長から聞いたことも認めています。エースプラントが、親会社のために業務を行っていたことがわかります。 伊賀会長の答弁の矛盾が明らかになっています。 伊賀会長は、「1,000万円の利益が見込まれていたのではないか。」と言う質疑について、「初めから4億円しかないのに、500万円を出しますか。そんな商売ではない。」と答えました。これは、1%の利益という意味ですね。500万円を渡した2006年6月時点では、どの程度の取引になるかは決まっていません。下請契約も結んでいません。500万円を出しても不思議ではありません。2期工事まで考えるなら1,000万円利益が上がるとみても整合性がないわけではありません。 以上のように、現職議員への500万円の金銭授受については、極めて確証が高く、三好社長や伊賀会長、青木議員の答弁は矛盾点や疑問点をたくさんみることができます。 これが、調査の本当の結果です。調査を打ち切ったことが、いかに真相究明から逃げ出したのかということがわかると思います。 次に、業者接待についてです。 業者接待については、元エースプラント萩営業所長や青木議員の答弁から、接待を受けていたことは高い可能性を持って認定できます。また、元請業者の一つ大本組とは、長年にわたって深い関係の付き合いをしていたことを認めています。 8月17日の青木議員の参考人質疑では、500万円の授受について否定いたしましたが、業者から接待を受けていた事実は認めています。特に、姫路市で北山工商等の業者から、市職員とともに飲食の接待を受けていることを認めました。青木議員本人は、接待だと言っていません。しかし、事実上接待であることは間違いありません。それは、一緒に接待を受けた市職員が公務での出張中であり、接待を受けたことによって懲戒処分されたことからもわかります。 青木議員は、偶然、出張中の市職員と会って、業者とともに飲食をしたと述べています。遠く大阪や姫路市で偶然が重なるはずもなく、連絡を取り合って一緒に接待を受けたことは間違いありません。これは、平田元エースプラント萩営業所長が認めていることであります。 また、エースプラントからの接待は、青木議員はないと否定しました。しかし、諸岡議員から、群馬県高崎市のキンセイ産業への視察に、三好社長と同行したことを示す書類が提出され、その答弁に強い疑いがあります。この資料により、三好社長が、青木氏への接待はないと言っていたことにも疑義が生じています。 この視察に同行した当時豊国電設社員だった平田氏は、自分の旅券も含め、エースプラントの三好社長が渡してくれた。宿泊費も出してくれたと言っています。もし、漁協の視察費で行ったとするならば、領収証があるはずです。これは調査すればわかることではないでしょうか。 また、青木議員は、元請の一つである大本組との関係について、プライベートな付き合いをしているということを認めました。一緒に飲食するときに、お金を出すときも相手が出すときもあったと述べています。子供のころから知っていて、付き合いをしてきたことを認めております。 以上のように、青木議員が、この大島漁港工事にかかわる業者から接待を受けていたことを強く疑わせる事実が判明しています。 続いて3点目、鋼材の流れについてです。 事業・鋼材の流れは、ほぼ平田元エースプラント萩営業所長の述べるとおりの実態が明らかにされました。 萩市が認識していない鋼材の流れについて、平田氏の説明通りに、裏づけを取って、私が作成した鋼材の流れを示す図は、三原副市長の説明の中で正しいことが追認されました。これは、平田氏の証言の信憑性を高めるものとなりました。 特に、この工事の中に、新生商事がかかわっていたことは、当初、萩市当局が認識しておらず、平田氏の説明通り、新生商事が11億円の工事費の中で4億円以上の取引をしていた事実が明らかになったことは重要なことです。平田氏が言うまで、この取引実態が公になっていなかったことは、今後の萩市の事業における透明性を高める対策が必要だということを示しています。 4点目、萩市の事務について。 萩市の事務については、元請から提出された下請負人届、工事材料使用承諾願には実態とは違う記載があり、萩市が取引の実態を把握できなかったことが明らかになっています。委員長報告が、市の事務処理は適正に行われたとすることは事実に反しています。 萩市の事務処理については、私は、新生商事の社長に送ってもらった4億円に上る得意先元帳を示して、総事業費11億円のうちの4億円の材料や製品を取り扱っているが、萩市は知っていなかったと指摘し、なぜ報告されていないのか、元請からの報告義務があるのではないかと疑問を呈しました。 これに対し、三原副市長は、鋼材の流れは、新生商事を経由していたことは事実であり、B氏の証言に沿って作成した私の鋼材の流れ図は、ほぼ実態通りだと認め、追認しました。しかし、鋼材取引の種類を示し、不正な取引ではないとしています。そして、下請負契約をしており、その中で、元請が把握しており、事務事業については、適正に行われていたと述べました。 しかし、元請が提出したジャケット製作の下請負人届には、材料等の支給の有無欄には、2・無に丸がつけられており、新生商事から元請に材料が納められ、元請から下請に材料が支給された実態と相違していること。工事材料使用承諾願にも、取扱業者の中に新生商事が一切記載されていないことは明らかになっています。これで、事務処理が適正に行われたとはとても言えません。 新生商事が取引に介在したことが、萩市に報告されていなかったことで、萩市は取引の実態を把握していなかったことがわかります。これは、指名停止業者や反社会的団体の介入を防止するうえで、非常に危険な状態にあることを示しています。本来、元請から取引の実態を反映した届や願いが出されるべきであります。それを確認できなかったことは、事務処理が適正に行われたと断定することが間違っていることを示しているものであります。 入札時の実態については、参考人質疑では、平田氏が「新日鉄に情報を提供した。」と述べましたが、新日鉄からの文書回答では、「情報はなかった。」としています。 また、青木議員は、「平田氏に対し、新日鉄が入らないように依頼したか。」と聞かれ、「全く記憶にない。」と述べられました。 「平田氏から新生商事を関与させてくれと依頼があったか。」についても、「はっきり覚えていない。」と答えており、実態は不明のままです。 入札にかかわる経緯は、今回の事件では非常に重要な部分であり、もっと真相を究明する必要があります。調査が及んでいなかったことは明らかです。 以上、少数意見についての理由を明らかにいたしました。 このように、今回の不十分な調査によっても、青木議員への500万円の授受は、非常に確証が高く、なお究明すべき論点はたくさん残っていることがよくおわかりいただけると思います。 委員長報告が断定するような調査結果でないことは、こうして具体的に見れば明らかなこととなっています。 ところが、こんな状況の中で、8月28日の委員会では、委員の中から調査を終結すべきと言う意見が提出されました。調査を続行すべきと言う意見もあり、委員長が採決に付しました。その結果、委員会調査の続行を求める委員が7人、終結を求める委員が15人となり、委員会の調査を終結することに決まりました。 委員長報告にある結論が、多数決で決められたことは、この委員会の汚点とも言うべきものであります。多数決で真実が決まるということはありません。このことは、多数決の横暴により、真相を隠ぺいし、萩市の悪しき体質をそのまま継続していくことにつながるもので、市民の立場では決して認めることのできないものであります。 続いて、申し入れの扱いに関する意見を述べます。 なお、委員長報告に、申し入れに関する部分があります。この部分に関しては、到底納得のできないものであります。 大本組・黒瀬建設からの申し入れは、下請負人届、工事材料使用承諾書が実態を反映したものでなかったことが明らかであり、新生商事の関与を隠した疑いも残しており、申し入れは取り上げるべきものにはあたりません。 また、山口県漁協小畑支店からの申入書については、一部事実誤認があることをあわせて、その取扱い経緯については、多数を頼んだ異常な意図を感じています。 委員長報告に盛り込むきっかけをつくった、民主党の斉藤議員は、8月28日に委員会調査の終結に賛成したにもかかわらず、18日の委員会で委員長報告に、取り上げよと議会ルールを踏み外して要求しました。そして、その内容は、私宮内と諸岡議員が悪いことをしたから、議員の倫理条例をつくれというものでありました。事実誤認の上に立って、意図的に私宮内と諸岡議員を陥れるためにする提案でありました。倫理条例をつきつける相手としては、全く見当違いで、全く逆であることは市民の目線で見れば明らかではないでしょうか。斉藤議員の猛省を促したいと思います。 それから、次の数行については、委員長報告を見て判断して、ちょっと訂正いたします。次のようにいたします。また、この申し入れに関し、特別委員会での発言には由々しき問題があります。この資料を犯罪的なやり方で取ったもの。不法な方法で入手した資料と言われました。どのような事実をもって、犯罪的なやり方、不法な手法というのでしょうか。 証拠を示すように求めましたが、何もお答えになっていません。 犯罪的なやり方とか、不正な方法と言う言葉を使って、事実とは違い、全く関係ない私宮内と諸岡議員を犯罪者のように扱うことは、まさに名誉棄損ではありませんか。この資料の配付は、委員長の判断で行われたものであり、配付に関する責任は委員長にあります。配付が問題だというのであれば、委員長に言うべきであります。 しかし、今回の取り扱いは、問題の本質とは明らかにずれています。申入書にあるように、その内容はほぼ事実であります。ただ、平田氏は、当時エースプラント萩営業所長ではありませんでした。 なぜ、この資料を出したのか。それは、青木議員が、エースプラントと一緒に視察に行ったことを認めましたが、三好社長と一緒だったかどうか記憶にないと言ったからであります。そして、三好社長が、青木議員を接待したことはないと言ったから、事実を示すために提出したものです。これが肝心な点であります。不正な入手はしていないということは、情報をもらった人に確認しました。ちゃんと自分のことを相手に伝え、現在自分のところにFAX機がないので、当該電話のあるところで受け取ったということであります。相手が、山口県漁協と宛先を書いたことまで責任をとることはできない。問い合わせた人を漁協の職員と勘違いしたのではないか。こちらははっきりと名乗って、送ってもらったと言っています。これがどうして犯罪的なやり方で不正な入手となるのでありましょうか。 そうやって問題の本質から目をそらし、本当に追及すべきところを見逃させるためにする議論のように思えてなりません。 このような議論が行われる背景に何があるのでしょうか。こんなところに市民が疑惑の目を向ける理由があるのではないでしょうか。 続いて、この問題で平田氏の債権を暴力団に譲渡するにあたって、立会人になった方から提出された申入書について。何の批判を受けるいわれもありません。 萩市暴力団排除条例、山口県暴力団排除条例の趣旨にそって、事実に基づいて行ったことであり、なんら批判を受けるものではないことを断言いたします。 暴力団に債権譲渡をされた平田氏本人の許可を得ています。また、債権を受け取った人については、平田氏が取り上げることについて許可を受けています。そして、この債権譲渡問題については、暴対法、暴力団排除条例にしたがって、平田氏とともに萩警察署に相談に出向いております。 暴力団に利益を与えない、暴力団を利用しないという条例の精神に反する疑いが濃厚である事実を確認していますので、一切問題のない対応であります。 逆に、この問題を、出した方が悪いというような論調を掲げて、委員長報告に盛り込むことを提案し、賛成した議員は、この暴力団排除条例の趣旨がいまだにわかっていないということを示すものであります。 野村市長の、議会がちゃんと対応することを求めるといったこととは、全く逆の対応ではありませんか。 今回の問題の告発者である平田氏の口を封じようとして、暴力団が使われたものです。そして、そんな暴力団を使うような人を講師にして、萩市議会の会派の勉強会が開かれたというのが真相であります。 ところが、こともあろうに、斉藤議員らはこのことでも、私と諸岡議員が、政治倫理に問われるというような論調を掲げていることは、断じて許せません。 こんな理不尽なことを、市民はどう見るでしょうか。まさに政治倫理が必要ではないでしょうか。 以上、申したように、この委員会での調査は、終結するような状況にはなく、一層疑惑が深まり、広がっている状況にあり、地方自治法100条の強い権限を持って調査を継続する必要があることを示しています。 委員長報告にあるような金銭の授受は認められなかったのではなく、金銭授受があったと認めるまでの調査をしなかったというべきであります。 調査を早々と打ち切ったことは、真相究明を求める市民を裏切るものであります。市民は議会に対し、強い不信を感じています。こんな悪しき、古い萩市の体質を改めていくために、市民の付託を受けた議員として、法廷でのたたかいも含めて、今後も全力を尽くしていきたいと思います。 以上、少数意見として報告いたします。 ○議長(柴田保央君) 宮内委員の報告は終わりました。 ここで、10分間休憩いたします。     午後 4時09分休憩────────────────────     午後 4時34分再開 ○議長(柴田保央君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 この際、会議時間についてお諮りいたします。本日の会議時間も押し迫ってまいりましたが、予定いたしております本日の日程が終了するまで、あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)御異議なしと認めます。よって、本日の会議は、予定いたしております本日の日程が終了するまで延長することに決定をいたしました。 ○議長(柴田保央君) それではこれより、大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会の報告に対する質疑を行います。 まず、本調査特別委員会委員長報告について、委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 以上で、委員長の報告に対する質疑を終了いたします。 次に、本調査特別委員会少数意見の報告について、宮内委員に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)12番、木村議員。 ◆12番(木村靖枝君) それでは、宮内議員にお尋ねをいたします。 あの、ただいま少数意見としての報告をあのるる伺わせていただきました。まずあの3点について伺わせていただきます。 意見報告書の1ページですが、最初に、調査の結果を整理すれば、500万円を受け取ったことは確信をもって認定することができますとあります。あの、私は、特別委員会の中で、一貫して、ちゃんとあの、現職議員に500万円の金銭の授受があったことを明確に示す証拠なるものを示してほしいと言うことを一貫して主張してまいりました。ですが、そのことは、なかなか証明できないということで、この委員会も終結したんだろうと思いますけれども、それでなお、ここで確信を持って認定することができるとありますけれども、それはどこのところを指しているのかお尋ねをいたします。 次に、2番目に、あの、次の市の事務処理について適正に執行された云々というところで、だれの目にも明らかになると。元請から出された書類と実態は違っていることがだれの目にも明らかになるというふうに書いてありますけれども、だれの目にも明らかにはなっておりません。副市長から詳しく説明がありまして、書類も最初から最後までの書類は全部提出されておりました。そういうことで、だれの目にも明らかになるということについて、どういうことか御説明をお願いしたいというふうに思います。 それと3点目は、最後ですけれども、地方自治法100条に基づく調査権限を付した委員会を設置することが、議会の市民に対する責務であることを訴えますと書いてありますけれども、この特別委員会は、地方自治法の110条に基づいて設置されたものでございますけれども、内容については、何ら100条委員会とは変わりなく、参考人招致とかその他の証拠の提出とかにつきまして、100条に変わらぬ調査をしてきたと言うふうに思っておりますので、その点で、100条じゃなくても、110条でよかったんじゃないかと言うことを確信いたしておりますので、その辺のところで御説明を願いたいと思います。 以上3点、お尋ねをいたします。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) こっちを向いて言いましょうね。 1点目ですね。確信を持ってということでありますので、どこかと聞かれました。それはあの、私の少数意見について詳細にその理由を述べることにしますということで、1、現職議員への500万円の金銭授受についてということから、以下ずっと述べております。ここの部分であります。ここを読んでいただければ、確信を持てると思います。 2点目、事務処理について。だれの目にも明らかと言ったのはなぜかと言われました。下請負人届、これには、はっきりと、材料の支給は無になっています。実際には、材料は、新日鉄エンジニアリングから新生商事に行き、新生商事から元請に渡っております。そこから、元請からまた新日鉄エンジニアリングへ支給されています。届けには無となっており、実際には通っている。支給されているということから、このことは、その、実態と違うということは明らかじゃないですか。違いますか。私は、そういうことで明らかだと。だれの目にも明らかだと言いました。 それから、第100条のことに関してでありますが、何ら違うことのない調査を110条でやったと言われました。違うんです。110条の中で参考人の答弁に食い違いが出ている。だから、これは、100条の権限を使って、嘘を言えば偽証罪に問われるというような権限を使って、証言をとらなければ、真実に迫れないということです。だから、110条の委員会の中で、出てきた意見の食い違いを正すには、議会として最高の権限である100条調査権、これを使うべきだということを述べたことです。それが市民に対する議会の責務じゃないかなと私は思います。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 12番、木村議員。 ◆12番(木村靖枝君) ええとあの、確信を持ってまああの現職議員が500万円を受け取ったということがこの中でわかると言われましたけれども、テープとかですね、そういうものであの、この文を読んでもはっきり固有名詞が出てきているわけではないですし、あの、なかなかその辺のところの理解ができないということで、今、お尋ねをいたしました。 それから次に、今、下請人届のことを言われましたけれども、それは後ほど説明がありましたように、あの、それは無と書いてあるけれども、その無と書いた説明も、ちゃんと後で詳しく説明があったと思いますので、あのここでそのことは出す必要はないんじゃないかというふうに思っております。 それと、あの今、3番目にお尋ねいたしました100条と110条のことですけれども、110条で私どもは参考人招致とか証拠書類を宮内議員、諸岡議員からテープを出していただいて、調査をいたしましたけれども、その結果、100条に変わりないというふうに思っております。それ以上に、あの、何を、100条で調べると言われるのでしょうか。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) まあ木村議員の意見はお聞きいたしました。わかりました。理解ができないというふうに言われましたから、もう少しよく読んでくださいと言うしかないです。 2点目は、下請負人届、無という説明と。その説明が不十分、わからん、理解できないということです。支給は、元請からの支給はないと。材料について支給はないと書いてあるのに、実際にはあっとるという事実と、鋼材の流れの事実と届の文書の違い。それによって、新生商事がこの鋼材の取引に関与したということが、実際に萩市の当局の方には全く認識されていなかったということからもわかるんじゃないですか。これは、本来、有りと。実態に合わせて書くなら有りと書くべきだと。有りと書いてあったら、それはそのとおりですねということになったはずです。ですから、明らかに書類は不備です。間違いありません。 それから、100条委員会で何を明らかにするのかと。食い違い、答弁の食い違い。これが、どちらが本当なのか。どちらが嘘を言っているのか、どちらが本当を言っているのか、このことを明らかにする必要があるということです。 以上。 ○議長(柴田保央君) 12番、木村議員。 ◆12番(木村靖枝君) 参考人招致をしたときのあの伊賀社長、三好社長、それから、そののちにあの青木議員、諸岡議員、宮内議員にそれぞれあの、御意見を伺いました。あの、平田さんと言われる方にも意見を伺いましたけれども、今、証言をされた参考人が、まあいろんな食い違いがあると言われましたけれども、この議場で、あの、平田さん、それから伊賀社長、三好社長に意見を伺ったわけですけれども、この議場でですね、あの、伊賀社長なり三好社長が嘘を言われたとは、私は思いたくありません。ですが、あの、受け取った、あの渡したと言う人が二人。渡してないと言われますし、受け取ったと言われる人が一人受け取ってないと言われますし、ただそれを見たと言う方だけがあるので、私はあの、渡してない二人と、それから受け取ってない一人を信用する以外にないということで。その証言を改めてあのここではっきりさせるんじゃなくて、行きつくまで行っても、その証言というのは、ここで、議場で証言をされたことは変わらないというふうに思っておりますので、お尋ねしたわけです。 ○議長(柴田保央君) ほかには。14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 今、宮内議員の方から、まあ少数意見ということで、私の名前をかなりピーアールされましたので、少しお話をさせていただきますが、まず、この少数意見、これは、私が委員会のときに確かテープ起こしで宮内さんのテープをですね、反訳をつけられたときにですね、宮内さんの方が500万円をめぐる状況というワンペーパー配られました。その中身が、きょう出された資料の2ページの上段、要するに、1の現職議員への500万円の金銭授受からですね、ええと、9ページとですね、下段の申し入れの取り扱いに関する意見の上までが、私が書いてあるなというふうに思いました。これ、宮内さんの意見だなと思わせていただきました。その中でですね、私はちょっとあの、宮内さんにお尋ねというか事実確認をきちんと報告していただきたいなというところで、特に10ページのところをですね、委員長、要するに、申入書の取り扱いに関するところであります。これにつきましては、委員長報告の最終案というものが私どもに配られたときに、これを見る上に当たって、実は申入書というのが2通出てました。1通は、市民の方であります。1通は、まあ言えば事業所といいますか。前にも出されてましたけれども、そこの部分は私はあえて取り上げませんでしたが、その中で、確かにここに書いてあるように、審査を打ち切った。なぜ審査を打ち切ったのかとうのは、宮内さんの今の説明の中にも書いてありましたけれども、私はあえて、委員長に報告に付していただきたい。というのは、ペーパーで配ったはずであります。その中で、審査が終わったことは事実、確認していますが、しかし、その後に出されたことでありますから、この中に書いてある申入書に書いてある、例えば、市民の方が出されたのは、暴力団とのかかわりのある方だというふうなことで、人権のことを申入れをされていました。もう一つは、事業所が、要するに山口県漁協というふうなことで、このFAXには、私ども関与していないんだと言うことに対する会社の信用問題。このことについて、申入書が出されました。私は、このことも、委員長の意見の中に付してほしいということで、説明をさせていただいて、ペーパーを配らせていただきましたが、その前に確認をしたいことがありますと。要するに、何を確認するかと言いますと、例えば、市民の方が出されたのは、宮内さんと諸岡さんにですね、名誉回復、人権等を名誉の回復を求めることを申入書を出された内容であります。その文書の写しは、議長に出されたわけであります。もう1通は、山口県の漁業協同組合の小畑支店の関係者が、先ほど申しましたように、入手された、配付されたFAXというものに対して、当社は関与していないんだ。ましてや、これから、その、入手をされた相手先である株式会社キンセイ産業さんとのお付き合いの関係も、信用問題になりますよということがありますから、この事実を確認をした上で、私は委員長に付するペーパーをお配りしたいんだということを議論していただいたわけであります。そのことが触れられてないということであります。 それともう一つは、この中にですね、お示ししてありますけども、私は倫理条例をつくってくださいということを言った覚えはございません。議会基本条例について提案はさせていただきました。 それと、先ほど、木村議員によく読んでくださいと言われましたが、私は18日の文書は諸岡議員にも宮内議員にも配っています。どこに宮内さんと諸岡さんに、ここに書いてあるような、意図的に、私宮内と諸岡議員を陥れるようなことがどこに書いてありましたか。議会基本条例は、議会全体にかかわることじゃないですかと、いうふうに私はやらせていただいたと思っています。それを、宮内さんがどう受けとるかは勝手です。だから、そこについては、私はきちんと説明させていただきました。 それで、私が聞いたことに対しては、宮内さんも答えられないと言われました。だから、そういうことも含めてですね、書いていただけたらなということで、そうしたんであれば、私が言ったことが、間違っておったというんであれば、ここに書いてありますようにすごく反省をしなきゃいけんかもしれません。しかし、事実確認的なものはちょっとペーパーに配らせていただきましたから、このことが何ら触れられていないということに対して、また、加えて言えば、11ページの下からの方にですね、「ところがこともあろうに斉藤議員らは、このことでも私と諸岡議員が政治倫理に問われるような論調を掲げている」どういう論調を掲げましたか。今回、私はですね、こういう事件が起きたことに対しては、宮内さんと諸岡さんが、6月定例会の一般質問で、この議場で言われて、政治生命をかけられた話をされたんです。私は決しておちょくったような文書を出したつもりではございません。事実に基づいて、そこを教えてほしい。そうすれば、委員長報告に付する文書は、配らせていただきたいんだということまで言って話をしたはずであります。そこでありますからね、そこはきちんと正確に書いていただかないと、いかにも私があおったようなことを書かれますと、それはちょっとどうでしょうか。ここに私配った文書持ってます。ここにどこに宮内さんと諸岡さんがやったと書いてありますか。そんなことは書いてませんよ。私は。そういう事実確認をしたいんだということで、丸1、丸2、丸3、丸4という注書きをつけながら、最終的に委員長の報告に付記していただきたいという文書をつけておるわけでありますから。 それと、その辺について、感想と言うか、事実確認はちゃんとされてないということについて、記載をされてないことについてお尋ねをします。 それともう1点、同じく11ページの、中段のところに書いてあります。暴力団の債権譲渡の云々というところから、平田氏とともに萩警察署に相談に出向いてます。何をどういうふうに相談されたんですか。そういうことは詳しく書かれるべきじゃないんですか。この債権譲渡の問題。債権譲渡書は、これ民法に基づいた正式な手続きであります。それを、暴力団関係者とおると言われたことに対する申入書が出たということは事実であります。そこに対して、相談に出向しましたって、何をどういうふうに相談したかちょっと教えてください。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) ちょっとよくわからんかったんですが、倫理条例をつくってくれと言ったのではないというふうに言われたのは、私の事実誤認かもしれません。議会基本条例だったかもしれません。まあそこのところは訂正しようと思います。しかし、問題にしたのは論調です。斉藤さんが事実を述べただけだと言われたのですけれど、その中で、私と諸岡さんが悪いから、議会基本条例をつくるべきだと、いうように受けとめたのは確かです。明らかにそういうふうに私は受けとめました。ですから、このように書きました。 それから、暴力団のことについて、警察に行って相談した。それは当然です。平田氏が自らの債権が暴力団に譲られたわけですから、暴対法上問題はないか。暴力団排除条例に対して、違法性はないか。そういうことを確認しに警察に行きました。どう対応すればいいですかと聞きました。だから、行ったんですよ。それは全く当然のことじゃないですか。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 先ほど申し上げましたが、文章にはそれぞれとり方もあろうと思います。しかし、この中の文章で、宮内さんと諸岡さんが、不都合なことをしたんだよということはどこにも書いてないんです。それを、そういうふうな思いがあるから、読まれたんじゃないですか。そういうふうに。そういうふうに皆さん受け取られたんでしょうか。事の発端は、確かに証拠品を出された。いろんな証拠品を出されました。だから、宮内さんと諸岡さんに質問が集中するのは、これは当たり前のことであります。それのことが今、委員長報告にも書いてありましたし、少数意見にも書いてありました。だから、そこは私は全然否定はしておりません。ただ、ここの部分のところについては、前段がちゃんとあって話をしたわけです。だから、議員全体としての、議会基本条例の中で、市民の信託に応える議員となる、あるべき姿を追究していきましょうということを言っとるわけであって、そこのところについては、見解の相違であるならもうこれ以上議論はしません。ただ、私も正確なところはきちんと載せてほしかったなと思います。そうしないと、市民の方はわかりません。 それと、警察の関係でありますが、相談に行かれるの勝手です。じゃ、何をどういうふうになったか。こういうところはきちんと書かれるべきじゃないんですか。どういう形で相談されたものが、どういう形になったのか。あの債権譲渡書を持って警察はどういうふうに取り扱ったのか。どなたが暴力団だったのか。どなたがどういう関係を持たれたのか。また、議員の有志、市民の方から要請されてやった、まあ有志の会の、有志の皆さんに、私も話を聞きに行きました。どんな話をされるんだろうかと。その説明された方が暴力団なんですか。そんなことどこに証拠があって言われるんですか。だから、私はここの警察に行ったという部分の中には、そういうこともあるんじゃないかと思って、あえて聞いておるわけでありますから、もう一度答えてください。 ○議長(柴田保央君) はい、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) まあ1点目のことについては、あの、そういう論調であったということを私は受けとめましたので、これは見解の相違ですので、どうしようもありません。 2点目の、暴力団の関係についても相談に、警察に行きました。これは、私はその債権が譲渡された人が暴力団だったと、暴力団ではないかということで相談に行きました。立会人になった方、そして、この議会の全員協議会室で勉強会のときに平田さんの人となりを勉強する会のときに講師になられた方のことを、暴力団だと言ったことは一度もありません。断言します。暴力団に債権を譲渡するのに立会人になっておられます。そして、これは、まあ言わないでおこうと思ったんですよ。斉藤さんがあんまり言うから、言わざるを得んようになったんですが、お二人で話をするときに、その方は、平田氏を困らせるために、「いや、あいつがおれとの約束を破ったから、あいつを困らせるためにこういう手を使った」と、こういうふうにおっしゃいました。それはまさに、暴力団排除条例、これに合致することじゃないんですか。あんまり斉藤さんがそのことを言われるんであれば、私は言わざるを得なかったんですけど、そういうふうに言われるのを。あんまり言われると、あなたは、私はそういうふうに取った行動を、間違っているというふうに受け止めてしまいます。それは、暴力団を利する行動になるんじゃないですか。そういうことにつながっていくんじゃないかなと思いますけれど、いかがですか。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) あの、ちょっといいですが。その筋の方という発言もあったし、ええですか、私が言っているのは、どういう話をされたんですかというのを聞いているんです。債権譲渡というのはちゃんと正式な書類であります。その中身をもって、宮内さんとか諸岡さんは、その筋の方とかそういう言葉を使われたわけであります。だから、その方が、それに対して、申入書を出されとるわけですよ。だから私は聞いておるわけでしょ。だから、警察に行って、どういう相談をされたということが、あるんですかということをお尋ねしておるんです。あの、その方と、例えば平田さんの間にどういう話があったか、私は知りません、そんなことは。はっきり申し上げまして。だけど、平田氏とともに警察署に相談に出向いておって、じゃ何を相談しちゃったんですかということを聞いておるんです。ただ、債権譲渡というものは、そういうもんじゃないかなというふうに、賢明な皆さんなら、債権譲渡書はどういうもんかというのを御理解されるだろうと思うし、その中身を聞いておるわけです。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) だから、債権が譲渡された譲渡先が、暴力団ではないかと確認に行ったんです。いけませんか。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。8番、長岡議員。 ◆8番(長岡肇太郎君) 先ほど、意見でありましたように、業者接待ということで、まあるる述べられました。その中でですね、やはり、普通の人がそれぞれですね、人間構成の中で、付き合うというもろもろまでですね、これが接待という一つの形に結びつけてあります。しかも、その大島漁港という一つの疑惑の中に、こう結びつけた一つの論点が示されているという、私は感じを受けております。まあそういう面を含めてみますと、余りにも無理な結びつきをですね、されているんじゃないかなと、まず思っておるところです。要するに、子供のころから知っていながら、あるいは、いろんな意味で、それぞれ、貸し借りをしながらという言葉で含めてですね、いろんな形が授受と言う言葉に結びつけられて、それは余りにも、要するに、無理な結びつけと私は感じておりますがいかがですか。 ○議長(柴田保央君) はい、18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 政治家は、やはりあの、「君子危うきに近寄らず」だとか、「李下に冠を正さず」とか「瓜田に履を納れず」とか、そういうふうに言われているように、やはり常に気をつけていなければいけないと思っています。これが答えです。 ○議長(柴田保央君) 8番、長岡議員。 ◆8番(長岡肇太郎君) まあもう一遍ちょっとあの言い残しましたが、すなわち、まあ漁協の事業という一つの観点の出張をですね、あるいは、調査、出張という絡みもですね、そういうもろもろにというのは論外ではないでしょうかと思っております。 ○議長(柴田保央君) 宮内議員、今のことについて。はい。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 今のは、長岡さんの感想じゃなかったかと思うんですけど、答えるんでしょうか。 ○議長(柴田保央君) はい、7番、尾木議員。 ◆7番(尾木武夫君) 皆さんもいろいろお尋ねになったことと重複するところもございますが、少数意見の報告書を聞いて、私も、これは余りにも宮内議員の私見ばかりを述べられております。以前も、特別委員会の中で、私も証拠がないのにということを何度もお尋ねをいたしました。そしたら、いや、これが証拠だ。その次はこれが証拠だと。まあテープを出したりされて2番目の証拠とかいうことも言われておりましたが、そういう証拠というようなものが出てきて、そういうものがこの疑惑に値しないということで、特別委員会も閉会をしたという認識を持っております。私も、最初から、流れの大筋を申し上げますと、本定例会の一般質問で、宮内議員は、政治生命をかけて取り組むと言われております。議会としては、それまで言うのなら議会も特別委員会をつくって、疑惑の解明にと取り組んだところであります。その中で、7回の特別委員会を開催し、参考人も呼び、質問をし、テープも聞いて、詳細に調査をしたつもりでございます。が、調査をしたその中が、まだ今、この少数意見として出てくるようなことはすべて調査した気持ちでおります。そういうことで、証拠があると言われるなら、疑惑に値する証拠もなく、7回をもって証拠があると言われながら、証拠も出ず閉会をしたいきさつでございます。まあこれに対しては、各方面から、この問題について、名誉と信用の回復を求める意見も相次いでおります。萩市議会も萩市も、不名誉なこと、大変不名誉なことであります。風評被害でも萩市の基幹産業であります観光産業などは、打撃が相当あるのではないかと推測されます。 また、市民の、萩市との信頼関係も簡単には修復することはできません。宮内議員の、自分の考えとは言え、特別委員会で証拠なく、疑惑に値しない問題を、いつまでも取り上げて、意見として述べられるのは、まことに遺憾であるというような気持ちでおります。民主主義のルールに基づいて、萩市にいろいろ迷惑をかけたと、私の質問は証拠に値しなかったというような気持ちの釈明を、萩市民と萩市に、信頼関係の回復を持つためにも、発信をすることを強く求めたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 答弁がありますか。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 私はあの、今、質疑を受けておるところであろうと思っていますが、まあせっかく尾木さんがそういうふうに言われますので、一言だけ述べさせていただきますが、私は、この問題は500万円の授受があったと確信しているというのは、この調査特別委員会の中で出てきた証拠、また、参考人の質疑に対する答弁、その中から組み立てたものです。ですからこれをお読みいただければ、私がこのように本当に確信しているんだということがおわかりいただけると思います。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 7番、尾木議員。 ◆7番(尾木武夫君) ええと、宮内議員はそのように言われます。ですが、特別委員会でこのことは結論が出ているわけで、多数決のルールと言ってはちょっとあの問題があるかもしれませんけど、何かの形で結論を出さないと、いつまでもこれは永久に引っ張るようなことになっては、萩市の名誉に大変あの、不名誉なことでありますので、ぜひ、いつかの時点で、けじめをつけなくてはという気持ちでおります。宮内議員にも、そういうことを反省をされて、よし、それなら一応この件についてはというような気持ちを持って、萩市民にもそういうことは、私は疑いを持っているけど、一つ証拠もないので、申しわけなかったというぐらいの気持ちになっていただきたいと、まあこのように思っております。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 私は、私の今の意見を少数意見として述べました。それは、諸岡議員も賛同いただいております。それしか答えようがありませんし、なぜ私があやまらなくちゃいけないんですか。この500万円の授受について確信をしているという少数意見を述べたんですよ。そのことがわかっていますか。少数意見を述べたんですよ。多数の意見はわかりますよ。だからその多数の意見にくみしないから、賛成しないから、少数意見を述べたんです。わかります。この仕組み。わかりますよね。わかるでしょ。うん。だから、少数意見は、私が述べた少数意見は少数意見として報告しただけです。今さら、意見を変えろとここで言われるのはちょっとあの場所が悪いですよ。はい。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 7番、尾木議員。 ◆7番(尾木武夫君) ええとあの、私も少数意見として述べられたというのはわかります。ですが、いつまでもこれをずっと引っ張るようなことがあると、萩市のためにも、萩市議会のためにも、市民も不信を抱きます。まあそういうことで、名誉を回復するためにも、萩市のためにも、そういうことをいつかの時点で区切りをつけていただきたいというお願いでございます。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) いつまでも引っ張りたくはありませんね。私もそう思っています。早く現金をいただいたということを認めになったらいいと思いますよ。と言うのが私の少数意見なんですよ。尾木さんわかります。そういうことなんです。早く引っ張らないでください。早く認めてくださいよと言うことなんです。それはね、意見の違いなんですから。いくらここでそのことを私に、早く区切りをつけなさいと言われても、それは無理です。無理だからこそ少数意見にしているんです。引っ張りたくないです。そんなことがあっちゃならんと。そういう古い体質は引っ張らないでここから新しい、本当に市民に対して、顔向けのできる明るい萩市をつくろうと言っているのが私の少数意見です。 以上です。 ○議長(柴田保央君) はい、質疑がありますので。5番、大村議員。 ◆5番(大村赳夫君) ただいまですね、あの、斉藤議員の方からあの、宮内さんに対して、警察に相談に行った。それは一体どういうことかという質疑がございました。そして、いろいろ意見の表明ありましたけれども、この方は、宮内議員の少数意見に対する質疑の場であります。したがって、私は質疑を1点したいと思います。斉藤議員が債権譲渡は適法になされている。適法という言葉をお使いではありませんが、債権譲渡は民法によってまあ適法にという思いを込めておっしゃっていました。債権譲渡が適法であるかどうかというのはですね、これは議論のあるところなんですよ。例えば、銀行預金だって、債権譲渡がみやすくできるわけじゃないですよ。そしてまた、これは、公序良俗にあの、民法の90条よね。90条のあの考え方によってですね、あるいは法律行為が無効になる可能性だってあるんですよ。そういう議論を警察でなさいましたか。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) この債権譲渡が適正に行われたものかどうか、これはまだ違法性はないということについて相談に行ったわけです。ですから、まあ、それについて、警察ははっきりした答えはしませんでした。ちょっと検討すると。様子を見るということを言われましたので、そうですかと言って、一たん帰ってきている状況です。その後についての回答についてはまだ聞いておりません。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 5番、大村議員。 ◆5番(大村赳夫君) 今、宮内議員は、債権譲渡が適正に行われたということを相談に行ったとおっしゃいましたよね。適正に行われたという確信を持って行かれたのですか。それとも適正に行われたかどうかをあの知見を得るために行かれたのですか。お尋ねします。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) だから、この債権譲渡が適正なものなのであるかどうか。だから暴力団が関与した債権譲渡というのは認められるもんかどうか、そういうところを含めて、警察に相談に行きました。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので質疑を打ち切ります。 以上で、少数意見の報告に対する質疑を終了いたします。──────────────────── △表決 ○議長(柴田保央君) 本特別委員会の活動期間は、委員会設置時に調査終結の議決をするまでと決定いたしております。 ただいまの調査報告をもって、本委員会の調査が終結したとすることに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(柴田保央君) 御異議がありますので起立により採決いたします。 ただ今の調査報告をもって、本委員会の調査が終結したとすることに賛成の方は御起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。 よって、大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会は、調査が終結したものとし、本特別委員会を廃止することに決定をいたしました。──────────────────── △日程第4 議員提出議案第6号 ○議長(柴田保央君) 日程第4、議員提出議案第6号を議題といたします。 提案者から、提案理由の説明を求めます。21番、横山秀二議員。  〔21番 横山秀二君登壇〕 ◆21番(横山秀二君) 議員提出議案第6号議員の責任ある発言と行動を求める決議について、お手元に配付の決議案の本文を読み上げ、提案理由といたします。 議員の責任ある発言と行動を求める決議。 平成24年6月定例会において、宮内議員、諸岡議員の一般質問が発端となり、大島漁港特定漁港漁場整備工事に関する調査特別委員会が設置をされました。 調査特別委員会では、萩市が発注した平成18年度大島漁港整備工事に係る起案起工から本契約までの経過及び同工事を要因とした議員接待、金銭授受等の疑惑について、両議員から提出された証拠品等や参考人招致による事実確認などの調査・審議が鋭意行われました。 この調査特別委員会では、市の事務処理については、適正に執行された。現職議員への金銭授受及び当該工事に係る業者接待が行われた事実は確認できなかったという結論に至りました。 調査の過程において、萩市議会に対して3通の申入書が提出され、いずれの趣旨も信用や名誉などの回復を求めるものであります。 あわせて、さまざまな市民の方に迷惑を及ぼしたことに対する苦情も伝えられました。これらは、議員として確証が得られない資料による発言及び議員としてのモラルを欠いた行動から、市民に対し、議会及び議員への不信を抱かせたことは許しがたい事実であり、このことにより萩市政及び萩市議会並びに議員の品位を著しく低下させたことに対して、関係議員に猛省を促すものであります。 萩市議会及び議員は、市政の発展と市民の安心・安全な生活環境を着実に実現するためにも、議員としての自覚を持ち、十分な責任を果たすことが求められるものです。 よって議員は、市政に対して市民から厳粛な信託を受けた立場にあることを再認識し、責任ある行動に努め、疑いを招くような行為は自粛し、政治倫理を念頭に襟を正すものとする。以上、決議する。 以上でございますが、議員各位におかれましては、趣旨御賢察の上、本案に御賛同賜りますように、お願いを申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(柴田保央君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑を行います。 議員提出議案第6号議員の責任ある発言と行動を求める決議に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)19番、諸岡議員。 ◆19番(諸岡皓二君) 私はこの決議案に対して反対の意見を述べさせてもらいます。質疑に対して。 ○議長(柴田保央君) 諸岡議員、質疑の時間ですよ。 ありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので、質疑なしと認めます。 以上で、質疑を終了いたします。──────────────────── △委員会付託 ○議長(柴田保央君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第6号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第6号は、委員会付託を省略することに決定をいたしました。──────────────────── △討論 ○議長(柴田保央君) これより討論を行います。討論はありませんか。  〔「討論あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 諸岡議員、反対ですか、賛成ですか。反対、はい。宮内議員はありませんか。反対討論、はい。 それでは、19番、諸岡議員の発言を許します。  〔19番 諸岡皓二君登壇〕 ◆19番(諸岡皓二君) 決議案に対して反対の討論を行います。 先ほど、宮内議員から、少数意見の報告がありましたが、私は反対理由について述べさせていただきます。 第1に、議員の責任ある発言についてですが、参考人の意見の食い違いについては、十分に審議されていないということです。例えば、元エースプラント株式会社萩営業所長の平田氏は、青木議員と同行して下松に行き、青木議員に500万円が渡ったのが平成18年。 ○議長(柴田保央君) 諸岡議員、議員提出議案に対する討論でありますから、その辺の本旨は間違えんように。 ◆19番(諸岡皓二君) はいわかりました。それではですね、反対意見を述べさせていただきます。 私は今回の中で、業者接待が行われた。それから、金銭授受が行われたという事実が確認できなかったという問題についてですね、私はこれは、先ほど宮内議員が述べましたように、そのところは確証を得て話をしているんで、私はこの結論に至るのはまだまずいと思います。 それから、議員として確証が得られていない資料による発言ということで、我々が確証を持って発言をしております。ですから、私は今回のこの議員提出議案に対して、すみません。あの、議員の責任ある発言と行動を求める決議案文には反対をしております。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 反対の立場で宮内議員、18番。 ◆18番(宮内欣二君) 反対があったら今度は賛成になって、それからまた反対になるのが通常の進行じゃないですか。討論は。 ○議長(柴田保央君) 18番。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議員の責任ある発言と行動を求める決議に反対いたします。 政治倫理を念頭に襟を正すものとする。この一番最後の言葉には大賛成です。しかし、その理由となっているところには納得できるものではありません。 大島漁港工事に関する現職議員への金銭授受の問題は、特別委員会の不十分な調査の結果からも、非常に確信の高いものとなっています。これは先ほど、少数意見で詳細に述べました。このほかにも、該当議員が、業者接待を受けているということも判明いたしました。口封じのために、暴力団まで絡ませるというような動きもありました。県の主管する工事においても、不当要求、金銭授受の疑惑が生じており、事実の可能性が高くなっています。そのような状況の中で告発し、問題を提起した私たち二人の議員を責めるような決議案が出されたことは一体何を意味するのでしょうか。 3通の申入書は、少数意見で述べたように、いわれのないものであります。問題の本質をみれば、御理解いただけるものです。森を見て木を見ずでも不十分でありますが、この決議のように、木を見て森を見ずとなっては、全体が見えません。 私たちは政治家です。萩市の市政の大問題の本質はどこにあるのか。そこをまず確実におさえておかなければなりません。萩市において、一部の勢力が支配権を拡大し、公共事業にかかわって、業者との関係を強め、金銭やサービスの提供を受けているという実態の一部が見えたというのが、今回の問題の、問題提起の本質です。今回の議論の攻防は、まさにこの隠れた萩市の悪しき体質をあらわにするのかどうかということが、激しく争われたものだと思います。この悪しき体質を温存し、その中で、これからも生き続けようという勢力は、そのために数を頼んで、事実の隠ぺいを図り、調査を不十分のまま早く終結させて、真相究明に至る前に、幕引きを図ったわけであります。そして、自分たちが調査不十分なままにして、事実を隠ぺいしながら、多数決で何もでなかったかのように市民に報告し、逆に疑惑を告発し、問題を提起した私たち二人を悪者のように描くことで、問題の本質を覆い隠そうとしているわけではないでしょうか。それほど、今回の問題は横暴を繰り返す多数派にとっては、急所を突かれた深刻な問題だということを逆説的に示していると思います。本当に何も疑惑がないのであれば、そういう疑惑を持たれる事実がないのであれば、堂々と地方自治法100条の権限のもとでの調査に応じたはずです。にもかかわらず、逃げている実態が、市民の目には非常に強い疑いを持って見えていることでしょう。市民の立場で、新しい新鮮で清潔な、そして透明な萩市をつくるのか。今までのように、隠ぺい体質の古い悪しき体質を温存するのか。この攻防の中で、多数派から出てきたこの決議案は、明らかに後者のものだと思っています。こんなことをする暇があれば、もっと真相に迫る努力をせよというのが、市民の大方の声ではないでしょうか。 政治倫理を確立すべきことは、萩市議会の当然の問題だと思います。それを否定するものではありません。しかし、その原因をつくったのが、私たち二人だという議論は、白を黒と言い、黒を白と言いくるめるものであり、断じて許せるものではありません。政治倫理を確立すべきは、この問題の中心になった人であり、そのグル─プではないでしょうか。そこにこそ、市民の願いは集中しているはずです。萩市はまだ、7年半の歴史しかありませんが、この新しい萩市の中に、古い悪しき伝統を持ち込むのはやめるべきです。新しい萩市は、清新で、公平公正、透明性の高い明るいものでなければなりません。そんな伝統を一緒につくる必要があると思います。そのためにも、今回のような、白を黒を逆転させ、本質的に市政を歪める勢力と、それを告発し、正そうとする私たちを同列におくような、市民を欺く決議を挙げるのはやめるべきです。賛成反対の意思表示は、そのまま市民に対してどんな態度をとるかを示すものとなるのではないでしょうか。私は市民の立場に立って、明るい萩市をつくるために、断固反対するものであります。 以上。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。  〔14番 斉藤眞治君登壇〕 ◆14番(斉藤眞治君) 議員提出議案第6号の賛成の立場で発言をさせていただきます。 今、宮内議員がですね、明るい萩をつくろう。全く同じ気持ちであります。つくらなきゃならないと思っています。だから、こういう決議案を出しているんだということを御説明させていただきます。 この決議案の背景にはですね、大島漁港整備工事に係る調査特別委員会で、参考人招致による3名の参考人及び青木議員の質疑、さらに証拠と言われる2本の録音テープと、ペーパーによる資料が提出されました。宮内議員と諸岡議員の方から説明を出されたわけであります。私も先ほども、少数意見のところで述べましたが、当然、宮内議員と諸岡議員にいろいろお尋ねするのは自然のことだろうというふうに思っています。その中において、加えて、そういう疑義という、質疑というものに対する市長を含む市執行部の方からも説明があったわけであります。そのような状況の中で、我々はさまざまな角度から質疑を交わしてきた。その結果として、調査特別委員会からの報告書が先ほどあったわけであります。私は、何度も申し上げますが、宮内さんと諸岡さんが悪いというのは一言も言ってません。また、そういうことも事実、どこにも文章がないはずです。私があえて言わせていただければ、しっかりとした説明が、本当に調査特別委員会でなされたのか。それだけのものを我々議員に納得させるだけの資料があったのかどうなのか。そこについては、見解の相違もあるかもしれません。しかしながら、委員長報告にあったような結論ということについては、歪めない事実じゃないかなと思っています。そこで、調査審査の結果を踏まえて、この決議が出されたというふうに私は理解をしてます。 少数意見の関係については、先ほど申し上げましたので、あえて重複しますから申し上げませんけども、私はですね、この調査特別委員会の望む姿勢としては、やはり中立の立場で、調査・審査をしたつもりであります。その過程において、さまざまな意見の対立になるのは、当然のことだろうと思っています。このことは、議論の過程で、責任ある質疑、応答を行い、委員会の持つ領域、裁量の範囲で、真剣に調査、審査している姿勢のあらわれからであります。 私は、この決議の内容から感じたことは、「人には優しく、自分には厳しく」という言葉があります。これを用いて、人には厳しく、自分には優しくと見られないように心がけること。さらに、何よりも人の人権を尊重する姿勢が大事であること。そのような謙虚な態度で、接する議員としての心がまえの再認識と決意を市民の皆さんに議会として、また、議員として訴える決議であるというふうに私は拝見させていただきました。加えて、議員としてのあるべき姿としての倫理、モラルから、迷惑をかけることのないように、自らを戒めることの決意が込められた内容であるというふうに思っています。これは私は、26人すべての議員にかかってくる問題だと思っています。そういう姿勢を貫いていこうということが、この決議の中にあると思っています。私は、政治生命をかけて宮内議員や諸岡議員の発言が発端となり、この事件があからさまになった事実は認めています。したがって、調査、審査での議論の内容、受け取り方の違い、そういうものはあったとしてもこの決議は、本来、宮内議員や諸岡議員が求められる決議ではないでしょうか。 そういうことを、これまで議論をされて、また、少数意見ということでも勇気を出されたわけじゃないでしょうか。そのことが、どこにも書かれてないということはありません。しっかり書いてある決議だと思っています。 この文案は、わかりやすく表現、また、表題とするために、議会運営委員会の皆さんが、さまざまな角度から検証され、まとめられたと聞いております。 終わりに、この決議は、萩市議会として、また、議員として、市民の皆さんに対しての説明責任の一端として応対するものであります。 以上のことを申し上げ、各議員におかれましては、議員の総意として、認めていただくことをお願いをし、討論とさせていただきます。 ○議長(柴田保央君) 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △表決 ○議長(柴田保央君) これより採決を行います。 議員提出議案第6号議員の責任ある発言と行動を求める議決は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 議員提出議案第6号は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議員提出議案第6号は、原案のとおり可決されました。 ここで、特に発言があれば、これを許します。22番、青木議員。 ◆22番(青木賢次君) ただいま議長より発言の許可をいただきました。一言、私の感じるところ、思いを述べさせていただきます。 6月定例会の一般質問において、複数の議員より公共事業、すなわち大島漁港整備工事に関し、私が、かかわったと言われる金銭授受について、7月から9月までの述べ7回にわたる調査特別委員会が開催されました。詳細かつ具体的な事項について、鋭意、調査が行われました。調査が終わり、その結果、何も確認できなかったと報告でありました。私から申し上げるとすれば、そもそも、そういった事実はなかったということであります。 そして、私に対し、二人の議員から、かけられた疑惑により、公人としての名誉を失い、私を支持していただいている市民、そして家族にも多大な負担をかけたこととなりました。憤懣やるせない思いであります。と、申しましても、私のことで、議員各位には、大変な時間を割いていただき、大変な御負担をおかけしたことも事実であります。今後は、このような疑念を持たれることのないよう、自重自戒をしてまいりたいと存じております。 以上であります。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。発言なしと認めて、発言を終了いたします。──────────────────── △日程第5 常任委員会の閉会中の所管事務調査 ○議長(柴田保央君) 日程第5、常任委員会の閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。 各委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付したとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。したがって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。──────────────────── △日程第6 議員の派遣について ○議長(柴田保央君) 次に、日程第6、議員の派遣についてを議題といたします。 お手元に配付いたしました議員派遣一覧のとおり、会議規則第160条の規定により議員を派遣いたしたいと思います。お諮りいたします。議員の派遣について、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議員派遣一覧のとおり議員を派遣することに決定をいたしました。 続いてお諮りいたします。派遣内容に変更が生じた場合は、議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。したがって、派遣内容の変更については議長に一任されました。 ○議長(柴田保央君) 以上をもちまして本定例会の議事はすべて終了いたしました。 これをもちまして、平成24年萩市議会9月定例会を閉会いたします。     午後 5時37分閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成24年9月24日   萩市議会議 長  柴 田 保 央       議 員  大 村 赳 夫       議 員  岡   通 夫...