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  1. 山口市議会 2011-06-30
    平成23年第2回定例会(5日目) 本文 開催日:2011年06月30日


    取得元: 山口市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    2011年06月30日:平成23年第2回定例会(5日目) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)    午前10時00分開議       ────────────・────・──────────── ◯ 議長野村幹男議長) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、8番、澤田正之議員及び26番、村上満典議員を指名いたします。  日程第2、議案第1号山口税条例の一部を改正する条例から、日程第16、議案第15号山口国民健康保険条例の一部を改正する条例に関する専決処分についてまでの15件を一括議題といたします。  これより、各委員長報告を求めます。教育民生委員長入江幸江議員。             〔教育民生委員長 入江幸江議員登壇◯ 6番 入江幸江議員 教育民生委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案審査結果を御報告いたします。  まず、議案第2号山口児童クラブ設置及び管理条例の一部を改正する条例議案第3号山口へき地診療所設置条例の一部を改正する条例議案第4号山口阿東篠目診療所設置条例を廃止する条例議案第7号嘉川地域交流センター新築工事請負契約締結について、議案第8号佐山小学校管理特別教室棟増改築工事請負契約締結について、議案第9号大殿中学校校舎増改築工事(第2期)の請負契約締結について、議案第10号湯田中学校屋内運動場増改築工事請負契約締結について、及び議案第11号阿知須中学校屋内運動場増改築工事請負契約締結については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号山口国民健康保険条例の一部を改正する条例に関する専決処分については、全員をもって承認すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長野村幹男議長) 環境上下水道委員長原田欣知議員。            〔環境上下水道委員長 原田欣知議員登壇◯ 32番 原田欣知議員 環境上下水道委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案審査結果を御報告いたします。  議案第12号山口可燃ごみ指定収集袋の購入については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長野村幹男議長) 経済建設委員長氏永東光議員。             〔経済建設委員長 氏永東光議員登壇
    ◯ 21番 氏永東光議員 経済建設委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案審査結果を御報告いたします。  議案第5号市道路線の廃止について及び議案第6号市道路線の認定については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長野村幹男議長) 総務委員長原田清議員。              〔総務委員長 原田 清議員登壇◯ 9番 原田 清議員 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案審査結果を御報告いたします。  まず、議案第1号山口税条例の一部を改正する条例及び議案第13号高規格救急自動車取得については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号山口税条例の一部を改正する条例に関する専決処分については、全員をもって承認すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長野村幹男議長) 以上で、各委員長報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。24番、伊藤斉議員。               〔24番 伊藤 斉議員登壇◯ 24番 伊藤 斉議員 新政会伊藤斉でございます。会派を代表いたしまして、今定例会に提案されました議案第1号から議案第15号までのすべての議案に対しまして、賛成の立場で討論に参加させていただきます。  今定例会は、3月11日に発生いたしました東日本大震災の関係で、防災対策議論が集中いたしました。山口地域防災計画見直し災害対策について、さまざまな角度から提言がなされました。  さて、議案第8号から議案第11号までにつきましては、学校施設耐震補強事業に係る増改築工事請負契約締結についてであります。未来を担う子供たちの安心・安全対策や、災害時における地域住民避難場所の確保の観点により取り組まれております。また、今後は、各学校太陽光発電を設置していくという計画を予定しておられ、まさに時宜を得たものであります。また、これから残りの耐震補強事業関連の14件の工事につきましては、地元経済景気浮揚のためにも速やかな発注を期待するものであります。  次に、議案第12号山口可燃ごみ指定収集袋の購入についてでありますが、今回の指名競争入札におきましては、指定ごみ袋製造業者登録をされている15者全部を指名されております。物品における1,000万円以上の契約については、10者以上を指名するという規定によるもののようで、製造業者と商社を区別できず、仕方ないところでもありますが、本会議でも我が会派議員が指摘しておりますように、市内事業者への優先という観点で言うといかがなものかと思います。私どもの会派としては、県で言うところの山口ふるさと産業振興条例や下関市の地元企業優先発注等に係る実施方針のような山口市に合った条例早期制定を目指し、市内事業者への優先発注に積極的に取り組みたいと考えております。  終わりに、3点要望させていただきます。1点目は、山口定員管理計画についてであります。本会議において、4名の会派代表者より質問がなされたところであります。計画策定における課題として、本市財政状況は、先行きの見えない地域経済状況や合併に伴う地方交付税財政特例措置平成27年度から段階的に縮小されることなどから、中長期的には厳しい財政運営が予想され、さらなる財政健全化を図る必要があります。こうした中にあって、義務的経費である人件費のあり方については、定員純減等による抑制が引き続き求められていると言いながら、職員純減目標を32人も減らすということは、到底理解できないところであります。  本会議における総務部長の答弁も明確なものではありませんでした。理由の中には、合併して行政面積が広大なものになったとか、地域担当職員を配置したとか、説明になっておりません。100%もとに戻せとまでは言いませんが、十分な検討を要望しておきます。  2点目ですが、本市学校施設には、普通教室扇風機が取りつけられております。運用については、明確な基準もなく、学校長の判断によるものとなっておりますが、節電ということで余り使用されていない学校もあるやに聞き及んでおります。一概に室温で使用を決めるのでなく、体感温度でもって使用の判断をするなど柔軟な対応を求めます。また、忍耐力をつけるということも理解はいたしますが、せっかく扇風機が取りつけられているのですから、有効に利用して学習環境の向上に努めていただきたいと思います。  3点目ですが、秋穂地域交流センターについてであります。同施設の図書館フロア並びに体育館部分天井部分からの異音発生については、既に1年前から確認がされていますとおり、明らかに設計に瑕疵があったと認識するところであります。地域利用等に影響があると思いますので、単に検討するだけではなく、設計会社を交え、確実に修理されますことを要望いたします。  以上をもちまして議案第1号から議案第15号までの賛成討論とさせていただきます。 ◯ 議長野村幹男議長) 3番、原真也議員。                〔3番 原 真也議員登壇◯ 3番 原 真也議員 県央創造グループ山口清風会原真也でございます。会派を代表いたしまして、議案第1号から第15号まで、すべての議案賛成の立場で討論に参加させていただきます。  本定例会は、我が国全体を揺るがした東日本大震災の復旧、復興に関する課題が提起される中、さまざまな議論が交わされたところであります。本市における防災対策、新エネルギー、省エネルギーへの取り組み、震災後の経済活性化、さらには大規模な災害復旧による国の財政負担を踏まえた本市行財政経営見通しなど、多岐にわたる議論が行われたことを考えますと、改めて持続可能な自立した基礎自治体地域みずからが構築していくことがいかに重要な課題であるかを再認識したところでございます。こうした中、本会議において議論のありました数点について、意見、要望あるいは指摘等述べさせていただきます。  まず、土地開発公社についてであります。土地開発公社は、昭和47年に施行されました公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて設立されたものであり、昨今の社会情勢を踏まえますと、土地開発公社が所期の目的を既に達成したことにつきましては、市長と思いを同じくするところであります。第三セクター等改革推進債が活用できる期間において解散を決断されたことを評価するものでございます。本定例会において、本市土地開発公社経営状況報告されておりますが、産業団地等開発を行う土地造成事業は、約1億8,000万円の黒字を計上するなど、全国の土地開発公社状況と比較いたしますと、経営状況が著しく悪いわけではありません。しかしながら、公有用地取得事業においては、事業化見通しがなくなった用地に含み損が発生しているケースも見受けられるとともに、公社取得用地全体の簿価が約65億円にも達していることを考えますと、将来の負担を大きくしかねないことは明白であります。こうした意味において、特に、公社所有用地を民間に売却するに当たっては、公社と市が連携するだけではなく、市も責任を持って土地開発公社による売却を支援していくことが重要であることを指摘いたしたいと思います。  次に、平成23年度の予算執行についてでありますが、昨年12月並びに本年3月の議会において、景気対策としての大幅な補正予算を計上し、平成23年度予算については、15カ月を意識した予算編成を行ったところでございます。しかしながら、本定例会においては、東日本大震災の発生に伴い、生産活動の低迷を初め、全国的な自粛ムードによる消費の低迷など、地域経済に大きな影響を及ぼしており、景気対策の効果が薄まっている現状についても議論が交わされたところでございます。渡辺市長から国民生活産業活動が疲弊していては、震災からの復興日本経済の再出発は望めないとの力強い言葉もございましたとおり、こうした状況下にあっては、自治体が先導していくことが重要であると考えます。つきましては、本年4月1日付で示された平成23年度予算執行方針に示されております建設事業早期事業実施市内事業者への優先発注について、地域経済活性化の視点からさらなる取り組みを要望しておきます。  以上、2点について申し上げましたが、東日本大震災はもとよりリーマンショックなどが瞬時にして地域経済に影響を及ぼすグローバル化した社会における地域経営には、幅広い視野を持った課題認識とともに、地域独自のきめ細やかで多様なサービスが求められております。渡辺市長におかれましては、こうした状況を踏まえ、山口に住みたい、これからも住み続けたいと思えるまちづくりに邁進していただきますようお願いいたしまして、討論とさせていただきます。 ◯ 議長野村幹男議長) 11番、俵田祐児議員。               〔11番 俵田祐児議員登壇◯ 11番 俵田祐児議員 おはようございます。県央創造グループ山口維新会俵田祐児です。会派を代表いたしまして討論に参加させていただきます。上程されました議案の賛否については、議案第1号から議案第15号まで、すべての議案賛成の立場で討論をいたします。このたびの6月定例会は、3月11日に発生いたしました東日本大震災を受けてのまさに防災対策の議会であったと感じております。これまでの防災対策が十分なものでなく、市民の財産、生命を守っていくためには、さまざまな想定を行った上で、きめ細やかな対策を講じていかなければならないと感じたところであります。こうした中、本議会において議論のありました数点について要望、指摘等を述べさせていただきます。  まず、防災対策についてです。このたびの東日本大震災においては、防ぐことの重要性に加えて、被災後の対応についても防ぐことにあわせて備えておくことの大切さを強く感じたところであり、多くの議員からのさまざまな視点で議論が交わされたところであります。今後、本市においても、この教訓を生かした対応が必要であり、自主防災組織の充実、災害対策本部機能強化はもとより、避難場所環境整備、さらには、被災者生活支援及びメンタルヘルスなど、総合的な対策をあらかじめ想定しておくことが必要であると考えます。そのため、こうしたさまざまな視点から、防災意識を行政だけでなく、市民とともに日常的な意識として共有していくとともに、本定例会議案として示されております地域交流センター学校体育館の整備につきましても、引き続き避難所としての機能も踏まえた検討を重ねて、防災対策のさらなる充実に取り組まれるよう要望として申し上げます。  また、このたびの災害のもう一つの教訓がエネルギー政策であろうと思います。国のエネルギー政策そのもの市民生活に直結することを国民全体が再認識し、これまで地方においては、環境政策の一環としてとらえていた新エネルギー位置づけそのものが変化した気がしております。本市においても、メガソーラーの誘致やバイオマスタウン構想推進などの施策がございますが、今後、国のエネルギー政策の変化に敏感に反応し、そして、機敏に対応できる体制づくりが必要であることを指摘として申し上げます。  最後になりますが、いよいよ「おいでませ!山口国体」「おいでませ!山口大会」の開催が間近に迫ってまいりました。私は、この国体を受け持つこととなった山口県の各市町には合言葉として、「たちあがれ!東北 がんばろう!日本」が掲げられたように、震災からの復興、また、国全体が元気になるひとつの契機となる大会にしていく責任があると思っております。被災地からの出場者はもとより、来山されるすべての皆様が元気になって、笑顔で帰っていくことのできる大会になりますよう、すべての市民、すべての団体が一丸となった心温まるおもてなしを期待しているとともに、私ども山口市議会議員一人一人もその気持ちを胸に支援を続けていく所存であります。  以上、数点について申し上げましたが、我が国全体の復興が期待される中、本市は何をすべきか、何ができるのかを真剣に考え、渡辺市長のリーダーシップのもと、明るい未来を展望できる施策に積極果敢に取り組んでいくことを期待していることを申し上げて、賛成討論といたします。 ◯ 議長野村幹男議長) 以上で通告による討論は終わりました。以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第1号山口税条例の一部を改正する条例から、議案第13号高規格救急自動車取得についてまでの13件を一括して採決いたします。  議案第1号から議案第13号までの13件について、関係委員長報告のとおり可決することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、議案第1号から議案第13号までの13件は、関係委員長報告のとおり可決されました。  議案第14号山口税条例の一部を改正する条例に関する専決処分について及び議案第15号山口国民健康保険条例の一部を改正する条例に関する専決処分についての2件を一括して採決いたします。  議案第14号及び議案第15号の2件について、関係委員長報告のとおり承認することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、議案第14号及び議案第15号の2件は、関係委員長報告のとおり承認されました。  日程第17、議案第16号山口税条例等の一部を改正する条例及び日程第18、議案第17号山口都市計画税条例の一部を改正する条例の2件を一括議題といたします。  市長から各議案に対する提案理由説明を求めます。渡辺市長。                〔市長 渡辺純忠君登壇〕 ◯ 市長渡辺純忠君) おはようございます。本日、追加提案いたしました議案につきまして御説明申し上げます。  議案第16号及び第17号は、現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図るための地方税法等の一部を改正する法律が可決、成立したことに伴いまして、関係条例の一部を改正しようとするものでございます。  議案第16号の山口税条例等の一部を改正する条例につきましては、個人住民税に係る寄付金税額控除適用下限額を引き下げますとともに、罰則規定見直しを行いますほか、所要の改正をいたすものでございます。  議案第17号の都市計画税条例の一部を改正する条例につきましては、関係条文整理等を行う必要が生じましたことから、所要の改正をいたすものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ◯ 議長野村幹男議長) 以上で各議案に対する説明が終わりました。  ただいま説明のありました議案を調査するため、暫時休憩いたします。                  午前10時26分休憩       ────────────・────・────────────                  午前11時05分再開 ◯ 議長野村幹男議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第16号及び議案第17号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 御異議なしと認めます。よって、議案第16号及び議案第17号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。議案第16号山口税条例等の一部を改正する条例について、原案のとおり可決することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。  議案第17号山口都市計画税条例の一部を改正する条例について、原案のとおり可決することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。  日程第19、委員会提出議案第1号「混合型血管奇形」の難病指定を求める意見書提出についてから、日程第21、委員会提出議案第3号原子力発電所における安全基準及び国のエネルギー政策見直し等を求める意見書提出についてまでの3件を一括議題といたします。  各議案に対する提案理由説明を求めます。教育民生委員長入江幸江議員。             〔教育民生委員長 入江幸江議員登壇◯ 6番 入江幸江議員 委員会提出議案第1号「混合型血管奇形」の難病指定を求める意見書提出については、案文の朗読をもちまして提案理由説明とさせていただきます。            「混合型血管奇形」の難病指定を求める意見書  「混合型血管奇形」は、動脈・静脈・毛細血管リンパ管のうち複数の血管先天性形成不全 をいい、体幹部や下肢、その他体の各部に大小の腫瘍やあざのような症状があらわれる病気であ る。  血管の形成が不完全であることから、患部に衝撃を与えると大量出血につながることや、患部 がウイルスや細菌等に感染すると命にかかわる重篤な事態を引き起こすことが予想される。  また、患部では、血管が異常に成長し、その部分が栄養過剰となることなどから、背骨、骨盤、 下肢等の骨格に悪影響を与えることになり、このような結果、日常生活が著しく規制されること となる。  さらに、この病気は、医師や看護師の間でも認知度が低く、治療方法の未確立はもとより、多 くは病名さえもわからないことから、患者や家族にとって精神的・経済的な負担が非常に大きい ものとなっている。  よって、国におかれては、「混合型血管奇形」を難病に指定し、その原因の解明や治療方法の 研究・確立を早期に図るとともに、患者が安心して治療を受けられる支援を行うよう強く要望す る。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書提出する。   平成23年6月30日
                                  山 口 市 議 会  教育民生委員会の総意をもって提出しておりますので、全議員の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯ 議長野村幹男議長) 総務委員長原田清議員。              〔総務委員長 原田 清議員登壇◯ 9番 原田 清議員 本議会に提案いたします委員会提出議案につきまして、第2号及び第3号を一括して説明させていただきます。  内容につきましては、案文の朗読をもちまして提案理由説明とさせていただきます。  まず、委員会提出議案第2号の説明をいたします。              地方財政の充実・強化を求める意見書  平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって、東北・関東では多くの自治体が甚大 な被害を受けている。  今後の復興に当たっては、国及び各自治体が中心となって早期に進めることが求められるが、 一方で、全国の景気は依然として停滞しており、地域の雇用確保、社会保障・福祉の充実など、 地域のセーフティネットとしての地方自治体が果たす役割は、ますます重要となっている。  特に、当市においては、少子高齢化や大都市圏への人口集中が進む中、地域経済と雇用対策の 活性化が喫緊の課題となっており、介護・福祉施策の充実、農林水産業の振興、クリーンエネル ギーの開発など、雇用の確保に結びつけながら、しっかりとした地域振興策に取り組まなければ ならない。  そのためには、平成23年度政府予算では総額17.5兆円を確保した地方交付税について、 平成24年度予算においても震災対策費を確保しつつ、平成23年度と同規模の地方財政計画地方交付税の確保が不可欠となる。  よって、国におかれては、平成24年度の地方財政予算全体の安定確保に向け、下記のとおり 実施されるよう強く要望する。                      記 1 被災自治体に対する復興費については、他の自治体の財政が悪化することのないよう、国の  責任において確保すること。 2 医療、福祉分野の人材確保を初めとするセーフティネット対策の充実、農林水産業の再興、  環境対策など、今後増大する財政需要を的確に取り入れ、平成24年度地方財政計画・地方交  付税総額を確保すること。 3 地方財政の充実・強化を図るため、国・地方の税収配分5:5を実現する税源移譲と格差是  正のための地方交付税確保、地方消費税の充実、国の直轄事業負担金の見直しなど、抜本的な  対策を進めること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書提出する。   平成23年6月30日                               山 口 市 議 会  続きまして、委員会提出議案第3号の説明をいたします。 原子力発電所における安全基準及び国のエネルギー政策見直し等を求める意見書  本年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波によって福島第一原子力 発電所は炉心溶融、水素爆発等、あってはならない原子力事故を引き起こし、3カ月を経た現在 でも放射性物質の放出が続き、いまだ収束への明確な道筋が見えない深刻な事態に陥っている。  これにより周辺自治体の住民にもたらされた被害は、物理的にも精神的にも想像をはるかに超 えた過酷なものであることはもとより、他の地域住民、例えば私たち山口市民にとっても、筆舌 に尽くしがたいこの原子力事故は決して他人事ではなく、その日常生活に大きな混乱をもたらし、 また、風評被害等により地域経済が著しく低迷するなどの事態を招いている。  そもそも原子力発電は、国がその安全性を全面的に保障し、立地・周辺自治体の協力を得なが ら推進してきた国の政策であり、その事故処理や安全対策にとどまらず、国の根幹であるエネル ギー政策のあり方等についても国が包括的かつ最終的な責任を負うべきものであると認識する。  よって、国の責務として下記について万全の措置を講じるよう強く要請する。                      記 1 原子力発電所等における安全基準を早急に見直し、それに基づく安心・安全対策を講じるこ と。 2 原子力依存の政策を見直すとともに、再生可能な自然エネルギーの積極的な活用等による電  力確保を踏まえた新たなエネルギー政策を早急に定めること。 3 国内・外に適切な情報を発信するなど、風評被害や過度の自粛ムードの払拭に努め、低迷す  る地域経済、特に観光や農畜水産等の振興対策を早急に講じること。 4 上記1の取り組みにより安全性が確認できるまで、上関町の原子力発電所建設計画について  は慎重な対応に努めること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書提出する。   平成23年6月30日                               山 口 市 議 会  総務委員会の総意をもって提出いたしておりますので、全議員の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯ 議長野村幹男議長) 以上で各議案に対する説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  委員会提出議案第1号「混合型血管奇形」の難病指定を求める意見書提出について、原案のとおり可決することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。  委員会提出議案第2号地方財政の充実・強化を求める意見書提出について、原案のとおり可決することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、委員会提出議案第2号は原案のとおり可決されました。  委員会提出議案第3号原子力発電所における安全基準及び国のエネルギー政策見直し等を求める意見書提出について、原案のとおり可決することに賛成議員起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長野村幹男議長) 起立全員であります。よって、委員会提出議案第3号は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の今後の取り扱いについては、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長野村幹男議長) 御異議なしと認めます。よって、ただいま可決いたしました意見書の今後の取り扱いについては、議長に委任することに決しました。  以上で、今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。  ここで市長からごあいさつがございます。渡辺市長。                〔市長 渡辺純忠君登壇〕 ◯ 市長渡辺純忠君) 今期市議会定例会におきましては、諸議案につきまして、長期間にわたり慎重御審議をいただき、それぞれ御議決を賜りましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。  本会議並びに委員会を通じまして、議員の皆様方から拝聴いたしました御意見、御要望等につきましては、十分留意、検討いたしまして、市勢発展のための施策あるいは事業に反映してまいりたいと考えております。  暑さに向かいます折から御自愛をいただきまして、一層の御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会のあいさつといたします。どうもありがとうございました。 ◯ 議長野村幹男議長) これをもって、平成23年第2回山口市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでございました。                  午前11時20分閉会       ────────────・────・────────────        地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    議     長  野 村 幹 男
                       会議録署名議員  澤 田 正 之                    会議録署名議員  村 上 満 典 Copyright (c) YAMAGUCHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....