山 口 市 議 会
教育民生委員会の総意をもって
提出しておりますので、全
議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
◯ 議長(
野村幹男議長)
総務委員長、
原田清議員。
〔
総務委員長 原田 清議員登壇〕
◯ 9番
原田 清議員 本議会に提案いたします
委員会提出議案につきまして、第2号及び第3号を一括して
説明させていただきます。
内容につきましては、案文の朗読をもちまして
提案理由の
説明とさせていただきます。
まず、
委員会提出議案第2号の
説明をいたします。
地方財政の充実・強化を求める
意見書
平成23年3月11日に発生した
東日本大震災によって、東北・関東では多くの
自治体が甚大
な被害を受けている。
今後の
復興に当たっては、国及び各
自治体が中心となって早期に進めることが求められるが、
一方で、全国の景気は依然として停滞しており、
地域の雇用確保、社会保障・福祉の充実など、
地域のセーフティネットとしての地方
自治体が果たす役割は、ますます重要となっている。
特に、当市においては、少子高齢化や大都市圏への人口集中が進む中、
地域経済と雇用
対策の
活性化が喫緊の
課題となっており、介護・福祉施策の充実、農林水産業の振興、クリーンエネル
ギーの
開発など、雇用の確保に結びつけながら、しっかりとした
地域振興策に取り組まなければ
ならない。
そのためには、
平成23年度政府予算では総額17.5兆円を確保した
地方交付税について、
平成24年度予算においても震災
対策費を確保しつつ、
平成23年度と同規模の地方財政
計画・
地方交付税の確保が不可欠となる。
よって、国におかれては、
平成24年度の地方財政予算全体の安定確保に向け、下記のとおり
実施されるよう強く要望する。
記
1 被災
自治体に対する
復興費については、他の
自治体の財政が悪化することのないよう、国の
責任において確保すること。
2 医療、福祉分野の人材確保を初めとするセーフティネット
対策の充実、農林水産業の再興、
環境
対策など、今後増大する財政需要を的確に取り入れ、
平成24年度地方財政
計画・地方交
付税総額を確保すること。
3 地方財政の充実・強化を図るため、国・地方の税収配分5:5を実現する税源移譲と格差是
正のための
地方交付税確保、地方消費税の充実、国の直轄事業負担金の
見直しなど、抜本的な
対策を進めること。
以上、
地方自治法第99条の
規定により
意見書を
提出する。
平成23年6月30日
山 口 市 議 会
続きまして、
委員会提出議案第3号の
説明をいたします。
原子力発電所における
安全基準及び国の
エネルギー政策の
見直し等を求める
意見書
本年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波によって福島第一原子力
発電所は炉心溶融、水素爆発等、あってはならない原子力事故を引き起こし、3カ月を経た現在
でも放射性物質の放出が続き、いまだ収束への明確な道筋が見えない深刻な事態に陥っている。
これにより周辺
自治体の住民にもたらされた被害は、物理的にも精神的にも想像をはるかに超
えた過酷なものであることはもとより、他の
地域住民、例えば私たち
山口市民にとっても、筆舌
に尽くしがたいこの原子力事故は決して他人事ではなく、その
日常生活に大きな混乱をもたらし、
また、風評被害等により
地域経済が著しく低迷するなどの事態を招いている。
そもそも原子力発電は、国がその安全性を全面的に保障し、立地・周辺
自治体の協力を得なが
ら
推進してきた国の政策であり、その事故処理や
安全対策にとどまらず、国の根幹であるエネル
ギー政策のあり方等についても国が包括的かつ最終的な責任を負うべきものであると認識する。
よって、国の責務として下記について万全の措置を講じるよう強く要請する。
記
1 原子力発電所等における
安全基準を早急に
見直し、それに基づく安心・
安全対策を講じるこ
と。
2 原子力依存の政策を見直すとともに、再生可能な自然
エネルギーの積極的な活用等による電
力確保を踏まえた新たな
エネルギー政策を早急に定めること。
3 国内・外に適切な情報を発信するなど、風評被害や過度の
自粛ムードの払拭に努め、低迷す
る
地域経済、特に観光や農畜水産等の振興
対策を早急に講じること。
4 上記1の取り組みにより安全性が確認できるまで、上関町の原子力発電所建設
計画について
は慎重な対応に努めること。
以上、
地方自治法第99条の
規定により
意見書を
提出する。
平成23年6月30日
山 口 市 議 会
総務委員会の総意をもって
提出いたしておりますので、全
議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
◯ 議長(
野村幹男議長) 以上で各
議案に対する
説明が終わりました。
これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
◯ 議長(
野村幹男議長)
質疑なしと認めます。
これより
討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
◯ 議長(
野村幹男議長)
討論なしと認めます。
これより採決いたします。
委員会提出議案第1号「
混合型血管奇形」の
難病指定を求める
意見書の
提出について、
原案のとおり可決することに
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
全員起立〕
◯ 議長(
野村幹男議長)
起立全員であります。よって、
委員会提出議案第1号は
原案のとおり可決されました。
委員会提出議案第2号地方財政の充実・強化を求める
意見書の
提出について、
原案のとおり可決することに
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
全員起立〕
◯ 議長(
野村幹男議長)
起立全員であります。よって、
委員会提出議案第2号は
原案のとおり可決されました。
委員会提出議案第3
号原子力発電所における
安全基準及び国の
エネルギー政策の
見直し等を求める
意見書の
提出について、
原案のとおり可決することに
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
全員起立〕
◯ 議長(
野村幹男議長)
起立全員であります。よって、
委員会提出議案第3号は
原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま可決されました
意見書の今後の取り扱いについては、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
◯ 議長(
野村幹男議長) 御異議
なしと認めます。よって、ただいま可決いたしました
意見書の今後の取り扱いについては、議長に委任することに決しました。
以上で、今期
定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
ここで
市長からごあいさつがございます。
渡辺市長。
〔
市長 渡辺純忠君登壇〕
◯ 市長(
渡辺純忠君) 今期市議会
定例会におきましては、諸
議案につきまして、長期間にわたり慎重御審議をいただき、それぞれ御議決を賜りましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。
本
会議並びに
委員会を通じまして、
議員の皆様方から拝聴いたしました御意見、御要望等につきましては、十分留意、検討いたしまして、市勢発展のための施策あるいは事業に反映してまいりたいと考えております。
暑さに向かいます折から御自愛をいただきまして、一層の御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会のあいさつといたします。どうもありがとうございました。
◯ 議長(
野村幹男議長) これをもって、
平成23年第2回
山口市議会
定例会を閉会いたします。お疲れさまでございました。
午前11時20分閉会
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地方自治法第123条第2項の
規定によりここに署名する。
議 長 野 村 幹 男