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12月04日-01号

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  1. 宇部市議会 2020-12-04
    12月04日-01号


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    令和 2年12月定例会(第4回)議 事 日 程 (第1号)        令和2年12月4日(金曜日)───── 午前10時開議 ─────第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 市長の所信表明第4 議案第133号について……(総合審議) 議案第133号 宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件第5 議案第111号から第132号までについて(上程・提案理由の説明) 議案第111号 令和2年度宇部市一般会計補正予算(第7回) 議案第112号 令和2年度宇部市介護保険事業特別会計補正予算(第2回) 議案第113号 令和2年度宇部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回) 議案第114号 令和2年度宇部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回) 議案第115号 令和2年度宇部市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回) 議案第116号 令和2年度宇部市交通事業会計補正予算(第1回) 議案第117号 宇部市まちなか環境学習館条例廃止の件 議案第118号 宇部市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例制定の件 議案第119号 宇部市都市公園条例中一部改正の件 議案第120号 宇部市延滞金の徴収に関する条例中一部改正の件 議案第121号 宇部市下水道条例中一部改正の件 議案第122号 宇部市下水道事業受益者負担に関する条例中一部改正の件 議案第123号 物品購入の件(新生活様式テレワーク対応行政事務用パソコン) 議案第124号 宇部市体育施設(宇部市俵田翁記念体育館ほか14施設)に係る指定管理者の指定の件 議案第125号 アクトビレッジおのに係る指定管理者の指定の件 議案第126号 宇部市男女共同参画センター・フォーユーに係る指定管理者の指定の件 議案第127号 工事請負契約締結の件(神原中学校屋内運動場改築建築主体)工         事) 議案第128号 物品購入の件(GIGAスクール用端末機器一式) 議案第129号 宇部市ときわ公園障害福祉サービス事業所に係る指定管理者の指定の件 議案第130号 市道路線の認定の件 議案第131号 宇部市営住宅及び宇部市営改良住宅に係る指定管理者の指定の件 議案第132号 恩田運動公園及び中央公園に係る指定管理者の指定の件────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程の全部────────────────────────────────────────出席議員(27名)      1番  浅 田   徹 君      2番  藤 井 岳 志 君      4番  氏 原 秀 城 君      5番  唐 津 正 一 君      6番  青 谷 和 彦 君      7番  早 野   敦 君      8番  芥 川 貴久爾 君      9番  時 田 洋 輔 君     10番  荒 川 憲 幸 君     11番  山 下 則 芳 君     12番  重 枝 尚 治 君     13番  城 美   暁 君     14番  高 井 智 子 君     15番  黒 川 康 弘 君     16番  河 崎   運 君     17番  山 下 節 子 君     18番  志 賀 光 法 君     19番  安 藤   巧 君     20番  鴻 池 博 之 君     21番  岩 村   誠 君     22番  田 中 文 代 君     23番  笠 井 泰 孝 君     24番  猶   克 実 君     25番  兼 広 三 朗 君     26番  新 城 寛 徳 君     27番  長谷川 耕 二 君     28番  射 場 博 義 君────────────────────────────────────────欠席議員(1名)                 3番  大 石 文 女 君────────────────────────────────────────説明のため出席した者       市長             篠 﨑 圭 二 君       副市長            和 田 誠 一 郎 君       常勤の監査委員        床 本 隆 夫 君       教育長            野 口 政 吾 君       上下水道事業管理者      片 岡 昭 憲 君       交通事業管理者        大 谷 唯 輝 君       総合戦略局長         安 平 幸 治 君       防災危機管理監        佐 々 木 哲 君       政策広報室長         濱 田 修 二 君       総務財務部長         古 林 学 君       観光・シティプロモーション推進部長                      森 朋 子 君       市民環境部長         藤 崎 昌 治 君       健康福祉部長(福祉事務所長)  佐 々 木 里 佳 君       こども・若者応援部長     谷 山 幸 恵 君       商工水産部長         冨 田 尚 彦 君       都市整備部長         小 森 和 雄 君       北部・農林振興部長      廣 中 昭 久 君       教育部長           上 村 浩 司 君────────────────────────────────────────事務局職員出席者       局長             山 﨑 泰 秀 君       次長             河 村 真 治 君       議事総務課長         谷 山 豊 三 郎 君       議事総務課副課長       池 田 篤 史 君       議事総務課副課長       岩 本 浩 志 君       議事調査係長         川 村 真 由 美 君       書記             室 田 朋 美 君───────────────────────────────────────────── 午前10時 ───── ○議長(射場博義君) おはようございます。 開会に先立ち、12月1日付をもって異動のありました政策広報室長から挨拶をしたい旨の申出がありますので、これを許します。    (政策広報室長から、就任の挨拶があった) ○議長(射場博義君) 以上で、挨拶は終わりました。───────────────────────────────────────────── 午前10時開会 ───── ○議長(射場博義君) これより、令和2年12月(第4回)宇部市議会定例会を開会します。───────────────────────────────────────────── 午前10時開議 ───── ○議長(射場博義君) 直ちに、本日の会議を開きます。    〔諸般の報告〕 ○議長(射場博義君) この際、事務局から諸般の報告をさせます。 ◎事務局次長河村真治君) 報告いたします。 本日の出席議員数は、27名であります。 なお、大石議員は欠席の旨、届出がありました。 次に、本定例会付議事件について申し上げます。 本日付をもちまして、市長から、令和2年度宇部市一般会計補正予算(第7回)外22件の議案の提出がありました。 次に、市長の議会に対する報告について申し上げます。 12月1日付をもちまして、寄附金品の採納について報告がありました。 次に、監査委員の議会に対する報告について申し上げます。 11月24日付をもちまして、総務財務部に対する監査の結果に関する報告がありました。 また、11月30日付をもちまして、宇部まつり実行委員会及び公益社団法人宇部シルバー人材センターに対する財政援助団体への監査の結果に関する報告がありました。 また、11月25日付をもちまして、会計管理者所管分及び各公営企業管理者所管分例月出納検査の結果に関する報告がありました。 ただいま申し上げましたこれらの報告書は、いずれも各控室に掲示しておきました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(射場博義君) 以上で、諸般の報告は終わりました。──────────────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(射場博義君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、唐津正一君、田中文代さんを指名します。──────────────────────────────────────── △日程第2会期の決定 ○議長(射場博義君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から12月25日までの22日間としたいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は22日間と決定しました。──────────────────────────────────────── △日程第3市長の所信表明 ○議長(射場博義君) 次に、日程第3、市長の所信表明を議題とします。 市長の所信表明を求めます。篠﨑市長。    〔市長 篠﨑 圭二 君 登壇〕 ◎市長(篠﨑圭二君) 皆様、おはようございます。 令和2年12月市議会の開会に当たり、所信を申し述べさせていただく機会をいただき、射場議長様をはじめ市議会議員の皆様には厚く御礼を申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症については、全国的に感染者の増加に歯止めがかからず、現在、感染の第3波にあると言われています。山口県では11月中に178件の陽性者が確認され、クラスターも発生しています。本市においても、11月中に2件、12月に入り、新たな陽性者が確認されました。感染された方々に謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い御回復をお祈り申し上げます。 まだまだ予断を許さない状況にありますので、市民の皆様におかれましては、いま一度、3密の回避、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの徹底、せきエチケットの実施、マスクの着用を基本とする新しい生活様式により、感染拡大防止対策への御協力を何とぞよろしくお願い申し上げます。 このたびの久保田前市長様の体調不良による突然の御退任については、私も一市民として本当に驚きました。まずもって、市民の皆様に寄り添われ、宇部市の発展のため尽力されてこられました久保田前市長様のこれまでの御功績に心から敬意を表しますとともに、一日も早い御回復を心よりお祈り申し上げます。 私は、さきの市長選挙におきまして、多くの市民の皆様から御支援を賜り、このたび、第30代宇部市長として市政の運営を任せていただくことになりました。この上ない光栄でありますとともに、令和3年に市制施行100周年という大きな節目を迎え、新たな時代に向けての市政運営を担う市長として、責任の重さに身の引き締まる思いであります。 これまで本市が産業都市として発展を遂げることができましたことは、共存同栄・協同一致、この精神(こころ)の下、先人たちの遺業と市民の皆様をはじめ市議会議員の皆様、歴代市長様のまちづくりへの情熱と御尽力のたまものであり、ここに深甚なる敬意を表する次第です。 私は、平成26年2月に山口県議会議員に初当選させていただいて以来、3期6年、政治こそが市民お一人お一人の希望を一緒になってかなえていくもの、お困り事があれば一緒になって解決していくものであるべきという政治姿勢を基本に取り組んでまいりました。引き続き、この政治姿勢を忘れず、ふるさと発展のため、次世代によりよい宇部市を引き継いでいくために尽力してまいる所存です。 一方で、令和2年に入り、我が国社会経済情勢新型コロナウイルス感染症世界的流行によって未曽有の停滞にさらされ、感染拡大防止のため、経済活動の人為的な抑制を余儀なくされました。 内閣府の10月経済月例報告によれば、昨今、ようやく景気に持ち直しの動きが見られ、本市においても景況動向は回復が見込まれ、雇用については県内でも高い有効求人倍率を維持していますが、依然として中小企業、特に飲食業などのサービス業を中心に厳しい状況にあります。 私は、新型コロナウイルス感染症対策と、その感染症に起因して低迷する地域経済の回復を最優先課題とした上で、ここに市政運営に当たっての所信を申し述べさせていただき、市議会議員各位と市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 本市は、化学や医療関連など、全国有数、県内では屈指の産業が集積する地域です。さらには、大学や高専などの研究機関人材育成機関、空港や高速道路ときわ公園産業歴史資産、お茶やかまぼこ、ハモ、ワタリガニをはじめとした独自の産品を生み出す農林水産業、そして豊かな自然、温暖な気候など、本当にたくさんの宝があります。 人口減少少子高齢化が急速に進み、我が国を取り巻く環境に不確実さが増す中でも、地方自治体が安定して持続可能な形で住民サービスを提供し続けることが必要ですが、その中で、宇部市が活力と活気にあふれた地域としてさらに発展していくためには、宇部市の様々な宝を最大限に生かすこと、そして新しい宝を発掘して育むことが大切であると考えています。 一方で、地方自治体の在り方も大きく転換を求められています。 総務省自治体戦略2040構想研究会の報告によると、人口減少高齢化に伴って自治体職員の減少、地縁組織弱体化、家族の扶養機能の低下、民間事業者の撤退などが生じるため、地方自治体の役割は、これまでの公共サービスの提供、いわゆるサービスプロバイダーから、地域団体民間企業等と連携した公共サービスを構築するプラットフォームビルダーへと転換し、多様化しながらも住民生活に不可欠なニーズに対応していくことが求められており、さらにはAIやロボティクスなどを積極的に活用し、自動化省力化を図るスマート自治体への転換なども求められています。これらを踏まえ、しっかりと現状を捉えながら、今後、市民の皆様に最適なサービスを提供できるための転換を進めてまいります。 私は、市政のかじ取り役として、市民の皆様の御意見をしっかりとお聴きしながら、まずは市民の安心安全な暮らしを守ることを大前提に、お一人お一人の夢が形になる、そしてワクワク感を感じる市政の実現を目指し、宇部市に生まれ、育ち、学び、働き、住んでよかったと実感していただけるよう「ワクワク市政実現宣言」として5つの基本政策により「暮らし満足度ナンバー1」のまちづくりを全力で推進してまいります。 それでは、私が提案するまちづくりに向けた5つの基本政策について、その決意と考えを述べさせていただきます。 まず1つ目は、「宇部の宝を生かし、活力に満ちた強い産業の創出」であります。 地域の活力の源は産業です。若い世代をはじめ、お一人お一人が夢や希望をかなえながら働く、また宇部に戻ってくる、定住していただくためには、安心、安定して働くことのできる強い産業と魅力的な雇用の場が必要です。 全国有数産業集積や大学等の高等教育機関試験研究機関の立地、交通の利便性など宇部市の強みを生かし、医療、環境、エネルギー、バイオテクノロジーなど成長産業の創出・育成や若者や女性に魅力ある雇用の場を創出する企業誘致などにより、地域の産業力を一層強化してまいります。 また、国や県、企業と連携して、中小企業を支える産業人材の確保・育成に取り組むとともに、広域道路重要港湾などの産業基盤の整備に取り組んでまいります。 農林水産業については、中核となる農業者漁業者経営基盤の強化や担い手の確保・定着を推進するとともに、その振興のハードルになっている有害鳥獣被害対策病虫被害対策などにも取り組みます。 特に、令和2年に甚大な被害をもたらしましたトビイロウンカの被害対策については早急な対応が必要と判断し、県とも連携して米の次期作に向けた支援を行うこととし、本12月市議会において支援策を追加提案することとしています。 また、小野地区特産のお茶に代表される宇部の宝である地域産品については、ブランド力の強化や直売所を核とした販売促進のほかに、ワタリガニなどの種苗放流による水産資源の確保や新たな販路拡大などに取り組み、稼げる強い農林水産業の育成を進めます。 2つ目は「未来を担う人材の育成」であります。 若い世代が、宇部市で子供を産み・育てる希望をかなえるためには、結婚・出産・子育てがしやすく、住み続けたくなるまちづくりも必要です。このため、安心して子供を産み・育てることができる支援体制の構築や地域と連携した学校教育の充実、若者や女性が活躍できる社会の実現など、宇部市の将来を担う子供たちが健やかに育ち、若者や女性が活躍できる環境づくりに取り組んでまいります。 まず、子育て支援、女性が活躍する社会の実現に向けて、本市が持つ優れた地域医療体制を生かして、周産期・小児医療提供体制の充実・強化を図るとともに、出産などを理由に離職することなく働き続けられるよう、職場復帰に向けた支援体制の充実などに取り組みます。 また、男女共同参画や社会全体で女性の活躍を推進していくために、次世代を担う女性のキャリアアップを支援するとともに、性別による役割分担意識の解消に向けた啓発に取り組んでまいります。 地域ぐるみ子供たちを育てる社会に向けては、子供たち居場所づくり学習支援にも取り組んでまいります。 また、子供たちにしっかりと自分の未来のことを考える機会もつくります。 小学校や中学校において、ふだんのカリキュラムの中ではしっかりと自身の未来のことを考え、人生の大きな要素である働き方を考える機会を得にくい状況にあります。このため、ふるさと宇部市のことを学びながら、企業や団体との連携により、小中学生が職業観を養うことのできるキャリア教育プログラムの構築に取り組みます。 一方で、社会は第4次産業革命を迎え、急激に進むIoT、AI、ロボット技術など、未来を担う人材に求められていることも急激に変化しようとしています。オックスフォード大学の論文では、AIの発達などにより、近い将来、日本にある仕事のうちの約半分がなくなるとされており、一方で未来を担う人材には、デジタル技術を使いこなし、自身で情報を整理し、考える能力などが求められます。 また、コロナ禍によりデジタル化社会へのニーズが急激に高まっている今、デジタル化により、行政運営効率化や市民の利便性向上のほか、企業の生産性向上や新たなサービスの創出につなげることのできる人材が求められています。 このような状況から、今後の超スマート社会Society5.0を見据え、子育て団体等と連携して子供の頃からデジタルに触れ合う機会を創出し、デジタルキッズを育成するとともに、中学校、高校、大学と産業界が連携して未来技術を使いこなせるデジタル人材の育成にも取り組んでまいります。 また、学校教育の充実・強化に向けては、ICT教育環境の整備・活用を促進するとともに、それぞれの学校の特色を生かしたコミュニティ・スクール活動の充実など、地域と連携した学校教育の充実に取り組むとともに、本市の豊かな自然の中で様々な体験やスポーツなどを通じて子供たち体験機会の充実を図ります。 3つ目は「人々が行き交うまちの創出」であります。 緑にあふれ彫刻に包まれた特色ある市街地と自然豊かな北部地域など多彩な魅力にあふれる宇部市は、陸・海・空の交通ネットワークにも恵まれ、中でもときわ公園は、彫刻、動物園、植物館、アミューズメントといった多様なコンテンツを持ち、市民だけでなく県内外の方々にとっても魅力ある交流拠点となっています。そうした地域資源立地環境などの強みを最大限に生かして、広域観光産業観光、そして本市が誇るUBEビエンナーレをはじめとする文化、芸術やスポーツの振興などにより交流人口の拡大に取り組んでまいります。 また、このたびのコロナ禍により、東京一極集中のリスクが顕在化し、地方への流れもできつつあることから、この状況をチャンスと捉え、首都圏などをターゲットにした移住の促進や、宇部市で休暇を過ごしながら首都圏などの仕事に取り組むワーケーションの推進による関係人口の創出・拡大などにより、人が楽しみ、人が訪れる魅力ある地域づくりを進めてまいります。 中でも、人々が行き交うまちづくりについて、中心市街地活性化は喫緊の課題として考えており、早急に対応していくこととしています。 一方で、9月市議会でのトキスマにぎわい交流館設置条例案に対する市議会の決断は真摯に受け止めなければならないと認識しております。ひとつになった市政の推進を基本に、議員の皆様、市民の皆様の意見をしっかりとお聞きしながら、現行案を含め、ゼロベースで再度検討し、にぎわいの創出に取り組んでまいりたいと考えております。 4つ目は「安心安全な暮らしの確保」であります。 冒頭申しましたように、現下の最重要課題新型コロナウイルス感染症対策であり、市民の安心安全な暮らしを守るため、国、県はじめ関係機関との連携をさらに強化し、身近な医療機関での相談体制やPCRなどの検査体制をしっかりと整え、感染拡大防止に万全の対策を講じるとともに、感染拡大の状況をしっかりと見据えながら、プレミアム商品券の発行による消費喚起対策の検討、中小企業支援強化など、コロナ禍により低迷する地域経済の回復にも取り組みます。 また、住み慣れた地域において御高齢者が安心して暮らすことのできる医療・介護の充実や居場所づくりをはじめ、地域内交通などによる外出のための移動手段の確保、健康寿命延伸プログラムの充実を図ります。 さらに、多機能トイレの設置など、バリアフリーの推進などにより障害者の皆様が地域で活躍できる社会づくりに取り組んでまいります。 さらに、近年頻発する自然災害から地域を守るため、地域防災力の向上に向けたリーダー育成や地域における見守り体制の構築などの防災・減災対策について、ハードだけでなくソフト面も充実させることにより安心安全な暮らしの確保を進めます。 中でも、厚南地区旭ケ丘団地内の地滑りについては、市長就任後、早速現地を視察し、被災された方にお見舞いを申し上げたところです。現場は、住民の方々の安全確保のため早急な対応が必要と判断したことから、対策に向けた調査経費補正予算に計上し、本12月市議会においても御提案することとしています。 5つ目は「ひとつになった市政の推進」であります。 市政の主役は市民の皆様です。SDGsの「誰一人取り残さない」という基本理念を踏まえて持続可能な社会を築いていく中で、市民お一人お一人の声を大切にしながら、市民の皆様のありたい姿を実現できるよう市議会とも一緒になって、市民と行政が一つになれる市政運営を目指します。 これまでの県議会議員経験を生かし、市長のトップセールス宇部ブランドを売り込むとともに、国や県、周辺自治体との連携も強化してまちづくりを進めてまいります。 また、市政に若者や女性の声を反映させる仕組みづくりを進めるとともに、市民の利便性をより向上させるため、行政サービスデジタル化を進めます。 さらに、市の組織や機構を見直し、スリムで機動力のある組織体制を構築し、しっかりと現場で職員が対応できる現場主義を第一に市政運営に取り組んでまいります。 一方で、「暮らし満足度ナンバー1」を実現するための諸施策を展開していくためには、何よりも市政の最前線に立つ職員一人一人が宇部市で働くことに喜びを感じ、パフォーマンスを最大限に発揮していくことが重要になりますが、行政サービス多様化・複雑化する中で、他の自治体同様、メンタル不調に陥った職員の数も増加傾向にあり、また、早期退職者の数も高い水準で推移しています。 このため、私は、労務管理のリーダーとしての立場もしっかりと認識し、職員とともに知恵を出し合い、率直な意見交換を活発にできる風通しのよい職場環境づくりに努めてまいります。 以上、市長就任に当たり、私が市政を進めていく基本政策について申し上げました。 今後は、市民の皆様からも幅広い御意見を頂き、この5つの基本政策に基づいて具体的な施策や事業を構築し、まずは現行事業との融合を図りながら、令和4年度から予定しています第五次宇部市総合計画を策定して計画的に推進してまいりたいと考えています。 新型コロナウイルスの感染拡大と戦後最大の経済の落ち込みという国難のさなか、本市においても、市税の減収に加え、大型投資事業や少子高齢化に伴う社会保障費の増、新型コロナウイルス感染症への対策経費の増などから、極めて厳しい行財政運営を避けて通ることができないものと認識しております。 しかし、どのような状況下にあっても、職員と一丸となって、何よりも市民から信頼され、「市民の皆様がワクワク感を感じられる、宇部市に生まれてよかった、育ってよかった、働いてよかった、学んでよかった、暮らしてよかった、暮らし満足度ナンバー1」、その宇部市の実現に向けて、市政の課題に一つ一つ丁寧に、全身全霊取り組んでまいる所存です。 どうか議員各位におかれましても、市民の皆様と同様、格段の御支援と御協力を賜りますことを切にお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(射場博義君) 以上で、市長の所信表明は終わりました。──────────────────────────────────────── △日程第4議案第133号について……(総合審議) ○議長(射場博義君) 次に、日程第4、議案第133号宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件を議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。篠﨑市長。    〔市長 篠﨑 圭二 君 登壇〕 ◎市長(篠﨑圭二君) それでは、ただいま議題となりました議案の提案理由について説明いたします。 議案第133号宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件です。 これは、新型コロナウイルス感染症の拡大による諸般の状況等を踏まえ、令和2年12月に支給される市長の期末手当を減ずるものです。 以上で、提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議のほどお願いします。
    ○議長(射場博義君) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 この際、議事の都合により、暫時休憩します。 なお、議案に対する質疑通告書の提出は、ただいまから約30分後、午前11時までとします。 皆様の御協力をお願いします。 再開は、振鈴をもってお知らせします。───── 午前10時26分休憩 ────────────────────────────────────────────────── 午前11時10分再開 ───── ○議長(射場博義君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4の議事を継続します。 これより質疑に入ります。 質疑の通告はありません。 これで、質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています議案第133号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより採決します。議案第133号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。よって、議案第133号は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第5議案第111号から第132号までについて(上程・提案理由の説明) ○議長(射場博義君) 次に、日程第5、議案第111号から第132号までの22件を一括議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。篠﨑市長。    〔市長 篠﨑 圭二 君 登壇〕 ◎市長(篠﨑圭二君) それでは、ただいま議題となりました議案の提案理由について説明いたします。 まず、議案第111号令和2年度宇部市一般会計補正予算(第7回)です。 歳出については、新型コロナウイルス感染症対策による公共施設の利用制限に伴う指定管理者への減収補償や障害福祉サービスに対する各種負担金をはじめとした扶助費、幼児教育・保育の実施に要する経費のほか、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保に要する経費や前年度事業精算に伴う国・県返還金、人事院勧告などに伴う職員給与費等経費などを補正し、歳入については、収入見込額に合わせ、国・県支出金のほか、使用料及び手数料、寄附金、諸収入などを補正し、また、補正財源の一部として特別交付税を補正するもので、補正額を3億7,017万9,000円とし、補正後の予算総額を897億4,171万2,000円とするものです。 また、継続費については、新川学童保育施設整備事業を追加し、新庁舎1期棟建設事業ほか2事業を実施見込みに合わせて変更するもので、債務負担行為については、宇部市男女共同参画センター・フォーユー指定管理料(令和2年度分)ほか5件を追加するものです。 次に、議案第112号令和2年度宇部市介護保険事業特別会計補正予算(第2回)です。 歳出については、総務費、地域支援事業費及び予備費を補正し、歳入については、国・県支出金、支払基金交付金及び繰入金を補正するもので、補正額を1,016万5,000円とし、補正後の予算総額を183億5,571万1,000円とするものです。 次に、議案第113号令和2年度宇部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)です。 歳出については、総務費、国民健康保険事業費納付金及び諸支出金を補正し、歳入については、国民健康保険料、国・県支出金、繰入金及び繰越金を補正するもので、補正額を1,339万5,000円とし、補正後の予算総額を193億6,614万5,000円とするものです。 次に、議案第114号令和2年度宇部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)です。 歳出については、総務費及び後期高齢者医療広域連合納付金を補正し、歳入については、国庫支出金、繰入金及び繰越金を補正するもので、補正額を5,524万9,000円とし、補正後の予算総額を29億3,424万9,000円とするものです。 次に、議案第115号令和2年度宇部市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)です。 歳出については、農業集落排水費を補正し、歳入については、繰入金を補正するもので、補正額を258万4,000円とし、補正後の予算総額を2億9,558万4,000円とするものです。 次に、議案第116号令和2年度宇部市交通事業会計補正予算(第1回)です。 今回の補正は新型コロナウイルス感染症の影響等により、収入及び支出額を実施見込みに合わせて補正するものです。 収益的収支については、乗合自動車収入等の減額及び諸経費の見直しを行った結果、当年度純損失は5,832万9,000円となる見込みです。 次に、議案第117号宇部市まちなか環境学習館条例廃止の件です。 これは、宇部市まちなか環境学習館について、より一層の有効活用を図る観点から、本条例を廃止し、環境学習や環境保全活動に係る拠点施設としての機能強化を図るものです。 次に、議案第118号宇部市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例制定の件です。 これは、学校給食費の公会計化に伴い、小学校及び中学校における学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例を整備するものです。 次に、議案第119号宇部市都市公園条例中一部改正の件です。 これは、宇部市まちなか環境学習館条例の廃止に伴い、有料公園施設に係る使用料の額を定めるとともに、所要の整備を行うものです。 次に、議案第120号宇部市延滞金の徴収に関する条例中一部改正の件、議案第121号宇部市下水道条例中一部改正の件、議案第122号宇部市下水道事業受益者負担に関する条例中一部改正の件の3議案についてです。 これらは、宇部・阿知須公共下水道組合の解散に伴い、条例の一部改正を行うもので、議案第120号については、延滞金の徴収に関する経過措置を規定するもの、議案第121号については、公共下水道の管理及び使用に関する経過措置を規定するもの、議案第122号については、負担金の徴収等に関する経過措置を規定するとともに、その他所要の整備を行うものです。 次に、議案第123号物品購入の件です。 これは、令和2年8月7日に議決いただきました、令和2年度宇部市一般会計補正予算(第4回)により、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、市職員のテレワーク環境の整備を行うものです。 購入する物品は、行政事務用パソコンで、無線LANやウェブカメラを搭載したノート型パソコン700台です。 次に、議案第124号宇部市体育施設(宇部市俵田翁記念体育館ほか14施設)に係る指定管理者の指定の件、議案第125号アクトビレッジおのに係る指定管理者の指定の件、議案第126号宇部市男女共同参画センター・フォーユーに係る指定管理者の指定の件、議案第129号宇部市ときわ公園障害福祉サービス事業所に係る指定管理者の指定の件、議案第131号宇部市営住宅及び宇部市営改良住宅に係る指定管理者の指定の件、議案第132号恩田運動公園及び中央公園に係る指定管理者の指定の件の6議案についてです。 これらは、全て令和3年3月で指定管理者の指定期間が満了となります公の施設に関し、令和3年4月から指定管理者を指定することについて、地方自治法の規定により、市議会の議決を求めるものです。 次に、議案第127号工事請負契約締結の件です。 これは、神原中学校屋内運動場改築建築主体)工事で、老朽化した屋内運動場を改築し、危険建物の解消を図るものです。 工事概要は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造平家建て、屋内運動場、延べ面積1,137.97平方メートルを建設するものです。 次に、議案第128号物品購入の件です。 これは、国のGIGAスクール構想に基づき、児童用のパソコン端末を整備し、ICT教育の推進を図るものです。 次に、議案第130号市道路線の認定の件です。 これは、県道伊佐吉部山口線の区域変更に伴い、市道路線の認定を行うものです。 以上で、提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(射場博義君) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 以上で、本日の日程は全部終了しましたが、この際、念のために申し上げます。 市長の所信表明及び議案に対する質疑並びに一般質問の通告書の提出は、本日の本会議終了後から12月8日の午後4時30分までとなっています。 皆様の御協力をお願いします。──────────────────────────────────────── ○議長(射場博義君) 本日は、これで散会します。───── 午前11時20分散会 ───────────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   令和2年12月4日               宇部市議会議長   射 場 博 義              宇部市議会議員   唐 津 正 一              宇部市議会議員   田 中 文 代...