○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 議案第92号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。────────────────────────────────────────
△日程第3議案第94号及び第99号から第104号までについて(
産業建設委員会委員長報告、質疑・討論・表決)
○議長(
射場博義君) 次に、日程第3、
産業建設委員会から報告のありました議案第94号及び第99号から第104号までの7件を
一括議題とします。 委員長の報告を求めます。
時田産業建設委員長。 〔9番 時田 洋輔 君 登壇〕
◎9番(時田洋輔君) それでは、ただいま議題となりました議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件外6件について、付託されました
産業建設委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果ですが、議案第94号については賛成多数をもって、第99号から第104号までの6件については
全会一致をもって、本日お手元に配付の
委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件です。 これは、
中心市街地の活性化に向けて新たなまちの魅力を創造し、多くの市民が集う
にぎわいのあるまちを創出するため、宇部市
トキスマにぎわい交流館の設置及び管理に関する条例を整備するものです。 本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、
子どもプラザの「遊びの場」や「一時預かり室」の使用料は、本市の厳しい財政状況に鑑み、市民であっても有料にすべきではないかただしたところ、子育てしやすいまち、また、
妊婦応援都市を推進する本市の施設として、いつでも気軽に訪れることができるよう、市民については無料としたいとの答弁がありました。 次に、駐車場の整備についてただしたところ、現在の設備の中で駐車場を十分確保するとともに、琴芝街区公園の活用などにより、新たな確保にも努めたい。また、回遊性を高めるためにも、寿町駐車場や市駐車場の活用も図っていきたいとの答弁がありました。 次に、
指定管理料の考え方についてただしたところ、相手方の提示額から削減できるものは削減し、また、3階施設に要する費用を市で算出するとともに、1階から3階までを一体的に指定管理とすることにより、施設全体の管理料を抑制できると考えているとの答弁がありました。 また、今後の市全体の財政計画についてただしたところ、歳入については、
地方財政対策を見極めて、
減収補填等の措置を活用しながら確保し、歳出については、施策の成果を検証しつつ見直しを図り、必要な財源を捻出していくこととしたいとの答弁がありました。 次に、当該建物の耐震性についてただしたところ、現状において、問題となる部分はほとんど可視化されているため、設計段階で再度確認を行い、必要に応じて補強することとしている。また、耐震診断については、最終的に公的機関の認証を得る予定であるとの答弁がありました。 また、万が一問題が起った場合は誰が責任を取るのかただしたところ、それぞれの瑕疵によって責任は変わってくるとの答弁がありました。 以上のような質疑の後、一部委員から、本案は継続して審査すべきであるとの意見があったため、継続審査の申し出を行うことについて採決したところ、賛成少数をもって否決となりました。 その後の討論の場において、本案に反対する立場から、設計について説明を受けたが、違和感を持ったままの状態では認められない。また、万が一の際の責任の所在についても納得できていない。市民のための安心安全な建物にするには、改修ではなく新築にするなど、他の手法も検討すべきであるとの討論がなされました。 次に、本案に賛成する立場から、本年3月に国から
中心市街地活性化基本計画が認められ、トキスマの開発を核とした周辺地域の開発が始められようとしている。また、新たに設置を予定している
子どもプラザは、単に
中心市街地に市民が集まるというだけではなく、市外に出ている方にも、本市で子育てをしてもらえるのではないかという希望の建物になると思われることから、スピード感をもって進めてもらいたいため、本案に賛成する。 また、旧レッドキャベツの買収と活用、スーパーマーケットの出店準備をされている若手経営者の熱い想いを酌んだ官民連携の流れを、官が自ら止めることがあってはならない。コロナに負けない、コロナ時代を勝ち抜くという強いメッセージを発信するためにも、この事業は進めていくべきであり、本案に賛成するとの討論がなされました。 この後、行った採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、本案は賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。 以上が、本委員会における審査の概要です。 その他の議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださるようお願いし、
産業建設委員会の報告を終わります。
○議長(
射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第99号から第104号までの6件を
一括議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 ただいま議題となっています議案6件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立全員です。 よって、議案6件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件を議題とします。 討論はありませんか。
◎22番(田中文代君) チーム創生の田中文代です。常任委員会に続いて本議案に賛成の立場で討論させていただきます。 私たちのまちのデパート井筒屋が閉店して、もう2年近くがたとうとしております。閉店後の施設については、当初、商工会議所の皆さんが取得に動かれましたが、役員会で否決となり、その後、このままでは市の目抜き通りが空洞化してしまうということを憂慮された有志の方々が寄附を募られ、それを市に託されました。 その寄附の受け取りについて、その議案を
全会一致で可決したことは、今、ここにおられる皆さん、御記憶におありかと思います。その後、現地の詳細な調査と費用の比較検討の後、昨年11月には新築への建て替えではなく改築という利活用の方針が発表されました。 続いて、市民アンケートやサウンディングが重ねられ、今年3月には、今回の議案である
トキスマにぎわい交流館の基本構想についても、それを含む形で策定されました宇部市
中心市街地活性化基本計画が内閣総理大臣の認定を受けました。 今回、上程されております議案については、全て段階を踏んで準備を進められてきたものです。本議案を付託されました
産業建設委員会では、時間をかけて様々に質疑がなされました。改築工事についての耐震化の安全性やそのための費用に関する疑問については、現場の一番近くにおられる設計に携わっておられる建築の方々から、専門家のお立場から真摯にお答え、御説明いただきました。 今後の本市の財政負担に関する不安については、副市長にも委員会に来ていただいてお答えいただきました。質疑を尽くした形で採決がなされ、賛成多数で可決いたしました。 今回、議案に掲げられております
トキスマにぎわい交流館、これは市民アンケートの結果を反映して長年その設置が切望されてきました子育て支援施設、
子どもプラザの機能が含まれております。これは、若い子育て世代にとっては本当に希望の施設です。こういう施設があるなら、結婚したら宇部に住みたい、そう願ってもらえる施設です。 また、長引くコロナ禍において、社会全体のデジタル化が加速化する中、
テレワークの推進等により都市部からの若い世代の流出が始まる、これから始まるという昨今、本市が移住先として選んでもらえるかどうか大きな一助となり得る施設でもあります。 また、20代、30代、若い世代の自分の子供たちを都市圏に出してしまっている、大都市圏に出してしまっている、本市に暮らす親たちからすれば、「こんな施設もあるよ、帰っておいで」と、子供たちにUターンを呼びかけられる施設でもあります。 将来の財政負担を不安視する声もありますが、その前に本市は何もない、そう見限って納税者がいなくなっては元も子もありません。若い人たちに、このまちで暮らそう、このまちで働こう、このまちで子供を育てよう、税金を納めても惜しくないと思ってもらえるには、この施設が必要と考えます。 2年近くもかけて段階を踏んで進めてきたこのまちづくりの具体策にストップをかけてしまっては全てが無に帰します。国からの補助についても次のチャンスはもうありません。本議案は賛成すべきものと強く訴えさせていただき、私の討論を終わります。
○議長(
射場博義君) ほかにありませんか。
◎2番(藤井岳志君) 日本共産党
宇部市議会議員団の藤井岳志です。会派を代表し、議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件について反対を表明し、討論します。 反対の理由の第1点は、検討を判断するための情報が適切に提供されなかったことにより、議論が十分にされないままの状況だということです。議会に対しても市民に対しても情報は制限され、さらに明らかにした時期があまりにも遅く、いまだにトキスマの今後を知らない市民が多い状況です。 第2点は、
子どもプラザが児童館になっていないということです。 今、示されている案は、3歳未満程度の子供が遊ぶ場で、本来目指していた児童館とは全く違うものとなっています。そのため、児童や保護者から多くの落胆の声や関心がなくなったとの声が上がっています。中身を3歳未満程度の子供の遊び場としたために、この年齢を過ぎると子供は行きたがらない、上の子供が大きくなると、例え下の子供が小さくても、二人同時に遊ばせることができる場所ではないので行くことはなくなるともっともな意見が多数を占めています。 本当に子育て支援、子供の要求に応えるなら、なぜ、児童館を設置しないのか理解できません。 第3点は、他の施設と比べても異常に高い
指定管理料です。この条例案を通せば、宇部市議会として禍根を残すことになると思います。 主に、以上のような理由から、本議案に反対します。 以上です。
○議長(
射場博義君) ほかにありませんか。
◎13番(城美暁君) それでは、議案第94号に賛成の立場で討論をします。 このトキスマ交流館整備は、行政が持つ集客能力を用いて
中心市街地に多くの人を呼び込もうとする事業です。整備によって、これまでも
中心市街地で買い物や食事を楽しんできた高齢者だけではなくて若者や子育て世代といった、これまで
中心市街地には訪れていなかった人たちが足を運ぶようになります。 今日まで宇部市に住む若者は、市内に行きたい、集いたいと思えるような場所が少なく、寂しい思いをしてきました。また、子育て世代も同様に地域に子供たちが遊べる場所がなくなってきている今日、近隣市にあるような天候に関係なく体を動かしたり読書をしたりと親子一緒にいろいろな遊びと学びを体験できる施設が宇部市にはないため、毎回、市外まで片道1時間前後もかけて遊びに行くという大変不便で寂しい思いをしてきました。 そんな若者や子育て世代にとって、今回整備予定のトキスマは、長年望んでいた魅力ある施設であり、今までいいイメージのなかった
中心市街地に対する考え方そのものが大きく変わるような、そんな可能性を秘めた施設です。一日でも早くオープンしてほしい、それが、私たち若い世代の願いですが、やはり多額のコストをかけて、整備運営をしていく以上、若い世代の願いをかなえるだけでなく、
中心市街地の活性化に寄与するものでなくてはなりません。 皆さん御承知のとおり、まちの活性化は単に人が集まればそれでいいわけではありません。まず、明確な中心が必要です。その上で人々が集い、回遊し、消費、つまりお金が落ちなければいけません。当然ですが、宇部市が稼ぐわけにはいきません。行政は稼いでもらうためにできることへコストをかけるべきです。 そこで、今回、宇部市は商いのシンボルとなるような施設をつくり、人を呼び込む役割を担います。そうすると、民間は回遊を生み出し、お金を落とさせ、稼ぐ役割となります。そのためには、今よりもっと魅力的なサービスやニーズの高い商品を開発して提供していく必要が出てきます。 これは、行政ではできませんし、この努力なくしてトキスマ来場者の回遊や周辺での消費はあり得ません。つまり、集客施設であるトキスマの費用対効果を高めて
にぎわいや活性化につなげるためには、行政だけでなく民間の努力も不可欠であり、官民共同でそれぞれの役割をしっかりとこなして、集いと消費の好循環をつくっていくということが成功のポイントだということです。 私は、このトキスマ整備事業は集客を担う行政、利用者となる市民、回遊や消費を促す業者それぞれの役割に対する自覚と団結、そして、まちづくりへの一体感を醸成してくれる事業であり、コロナ禍という非常に厳しい状況だからこそ必要な事業ではないかと思っています。 ただ、確かに財政負担の増加に対する懸念はあります。今後は、より選択と集中が必要です。そのことについては、市長の代理として副市長にしっかりと対応していくという旨の発言をいただきましたので、それを信じた上でしっかりと私たちも注視をしていきたいと思いますが、最後に、負担軽減という視点で1点ほど要望があります。 それは、
子どもプラザの利用料金についてです。現在、市民は無料となっています。それを改めて、ぜひ利用料を取っていただきたいということです。子育てしやすいまちを目指している宇部市としてということでしたが、ただ単にお金を払っても行きたい施設、払うに値する施設にすればいいだけの話です。 近隣類似施設では、子供100円、大人1人200円、また、4人登録できる年間パスポート3,000円という利用設定で、年間約3,500万円の収入、お金を取っても年間40万人を超える利用があります。宇部市が仮に同様の料金を徴収すれば、年間1,000万円前後の収入が見込めて、運営コストの負担軽減につながります。これは、受益者負担の原則から考えても当然の話です。ぜひ、オープンまでにその辺り、いま一度見直しをしていただいて、有料として運営をしていただくことを要望して賛成の討論とします。
○議長(
射場博義君) ほかにありませんか。
◎26番(新城寛徳君) 公明党
宇部市議会議員団を代表いたしまして、議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件について賛成を表明し、討論を行います。 旧井筒屋宇部店は、
中心市街地の活性化への市民の熱い思いを受け、市民有志の多額の寄附により、令和元年6月、市が取得した施設です。旧井筒屋の取得からトキスマの実証実験を経て、
にぎわい創出の拠点として生まれ変わる旧井筒屋宇部店に係る
中心市街地活性化基本計画が8月30日に公表されました。私ども公明党
宇部市議会議員団は、これまでの間、新天町を含む常盤通りの
にぎわい創出の拠点として若者や子育て世代を呼び込むための施設の整備など、旧井筒屋宇部店の速やかな利活用を強く要望してまいりました。 本議案は、この基本計画に沿って
中心市街地の
にぎわい創出のために、その拠点として整備運営するための条例であり、本議案を継続審査とすることは再生へのスピードを減退させ、宇部市にとって大きな損失になるものと推察されることや、公明党市議団としてこれまでの議会質問などの経緯を踏まえ、本議案に賛成を表明するものであります。 しかしながら、委員会や協議会などを傍聴する中で計画を進めるに当たり、不安な点や疑問に思う点がなかったわけではありません。先ほどの討論とも重複するかもしれませんが、1点目は、受益者負担の原則の遵守、
子どもプラザの使用料については、公共施設における受益者負担の原則から、市内外を問わず有料とすべきではなかったのか、また、この収益については、維持管理経費に充てるというそういう発想ができなかったのか。 2点目は、年間集客計画70万人の再検証です。年間集客数70万人の計画は、この目標数値はコロナ感染前に計画された案と思いますので、コロナ禍、アフターコロナでの集客数の再検証と目標値に対する具体的な集客対策が必要ではないかということです。 3点目は、
にぎわい創出への仕掛け、仮称宇部市
トキスマにぎわい交流館は、ただ単に交流館に70万人を集客することが目的ではないはずであり、
中心市街地の
にぎわいを創出するための拠点施設であるはずです。そのためには、様々な世代の多くの人がまちを歩いている、そのような回遊性を実現するために、新天町商店街やレッドキャベツなどとの連携、協賛、また、道路を挟んだ南側の有料駐車場の活用など、人の流れを誘導する具体的な仕掛けが必要ではないでしょうか。 4点目は、新たな財政負担の軽減に向けた財源確保です。 基本計画にある概算事業費などによりますと、支出として施設整備費29億円、毎年の維持管理経費として、
指定管理料1億9,000万円、施設維持管理費が2,000万円で、合計2億1,000万円と予測をされております。 一方、収入は、賃貸料3,000万円、使用料200万円で、合計3,200万円となっておりますが、先ほども使用料について触れましたけれども、人口減少、コロナによる新たな生活様式などによる著しい財政不足が予見されることから、後年世代の負担とならないための具体的な収入増の対策と事務事業のさらなる見直しによる財源確保の取組が必要であることと指摘をしておきます。 以上の4点を指摘いたしましたが、宇部市
トキスマにぎわい交流館が、
中心市街地の
にぎわい創出の拠点として生まれ変わり、その機能を十分に果たすことができるよう、不安材料や懸念される諸課題に鋭意努められるよう強く要望し、賛成討論といたします。
○議長(
射場博義君) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより採決します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
◎16番(河崎運君) 無記名投票を求めます。(「賛成」「反対」と呼ぶ者あり)
○議長(
射場博義君) この際、議事の都合により、暫時休憩します。 再開は、振鈴をもってお知らせします。───── 午前10時39分休憩 ────────────────────────────────────────────────── 午前11時1分再開 ─────
○議長(
射場博義君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3の議事を継続します。 先ほど河崎議員から、議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件の採決について無記名投票とされたいとの要求がありましたが、会議規則第71条の規定により、これには3人以上の要求が必要となります。 この際、お諮りします。本議案の採決は無記名投票とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立多数です。よって、本議案の採決を無記名投票とすることに決定しました。 この際、暫時休憩します。 再開は、振鈴をもってお知らせします。───── 午前11時2分休憩 ────────────────────────────────────────────────── 午前11時16分再開 ─────
○議長(
射場博義君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3の議事を継続します。 これより、議案第94号宇部市
トキスマにぎわい交流館条例制定の件について採決します。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○議長(
射場博義君) 議長を除くただいまの
出席議員数は27名です。投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕
○議長(
射場博義君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○議長(
射場博義君) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。 本議案に賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。 職員に点呼を命じます。 〔職員 指名点呼、各議員投票〕
○議長(
射場博義君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○議長(
射場博義君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に城美暁君、山下節子さんを指名します。 両君の立ち会いをお願いします。 〔開票〕
○議長(
射場博義君) 投票の結果を報告します。 投票総数 27票 これは、先ほどの
出席議員数に符号しています。 そのうち、 有効投票 27票 無効投票 0票 有効投票中、 賛成 12票 反対 15票 以上のとおり、賛成少数です。 よって、議案第94号は、否決されました。────────────────────────────────────────
△日程第4議案第81号から第86号まで及び第95号について(
総務財政委員会委員長報告、質疑・討論・表決)
○議長(
射場博義君) 次に、日程第4、総務財政委員会から報告のありました議案第81号から第86号まで及び第95号の7件を
一括議題とします。 委員長の報告を求めます。岩村総務財政委員長。 〔21番 岩村 誠 君 登壇〕
◎21番(岩村誠君) ただいま議題となりました議案第81号宇部市
職員特殊勤務手当支給条例中一部改正の件外6件について、付託されました総務財政委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果ですが、議案第81号から第86号及び第95号の7件はいずれも
全会一致をもって、本日お手元に配付の
委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第81号宇部市
職員特殊勤務手当支給条例中一部改正の件です。 本案は、
新型コロナウイルス感染症に係る業務に従事した職員に対し、特殊勤務手当の特例を新設し、支給するものです。 本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げますと、
新型コロナウイルス感染症の患者またはその疑いがある者の救護や検体採取などに複数人で対応する場合、既存の予算で不足はないかただしたところ、あらかじめ検査数の想定はしているが、宇部地域外来・検査センターを開設したばかりであり、また、今後の新型コロナウイルスの感染状況も不透明な部分がある。検査数が増えるようであれば人件費を補正して対応していきたいとのことでした。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、
全会一致をもって可決すべきものと決定しました。 次に、議案第95
号工事請負契約締結の件(
屋外スピーカー(同
報MCA無線)
設備整備工事)についてです。 本案は、
屋外スピーカー(同
報MCA無線)
設備整備工事に係る、
請負契約の締結について、市議会の議決を求めるものです。 それでは、本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、大雨に際しての
屋外スピーカーの音達範囲について検証する方法はないかただしたところ、当該スピーカーの設置後、テスト放送を実施し、検証していきたいとのことでした。 次に、災害時における
屋外スピーカーの音達範囲外への周知方法についてただしたところ、平成31年1月に宇部市防災情報伝達手段整備計画を策定し、
屋外スピーカーのほか防災ラジオを伝達手段として整備するとともに、自宅の固定電話へ一斉に情報を配信するシステムも導入し、普及を図っている。また、市の広報車、携帯電話やスマホの防災メール等でもカバーしていくとのことでした。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、
全会一致をもって可決すべきものと決定しました。 なお、本案に対する審査の過程において、一部委員から、
屋外スピーカーについては小中学校への設置が数多く見受けられることから、安全対策には十分留意されたいとの要望がなされたことを申し添えます。 以上が、本委員会における審査の概要です。 その他の議案については、本席から特に補足して御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださるようお願いしまして、総務財政委員会の報告を終わります。
○議長(
射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより、討論、表決に入ります。 議案第81号から第86号まで及び第95号の7件を
一括議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 ただいま議題となっています議案7件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立全員です。 よって、議案7件は原案のとおり可決されました。────────────────────────────────────────
△日程第5議案第64号から第80号までについて(
予算決算委員会委員長報告、質疑・討論・表決)
○議長(
射場博義君) 次に、日程第5、予算決算委員会から報告のありました議案第64号から第80号までの17件を
一括議題とします。 委員長の報告を求めます。笠井予算決算委員長。 〔23番 笠井 泰孝 君 登壇〕
◎23番(笠井泰孝君) ただいま議題となりました議案第64号令和元
年度宇部市
一般会計歳入歳出決算認定の件外16件について、付託されました予算決算委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果としては、議案第65号、第66号及び第70号から第80号までの13件は
全会一致をもって、また、第64号及び第67号から第69号までの4件は賛成多数をもって、本日お手元に配付の
委員会審査報告書に記載のとおり、認定または可決すべきものと決定しました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第64号から第76号までの令和元年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案についてです。 本委員会は、後期全体会において、付託された決算認定議案に対し、副市長、
総務財務部長、
上下水道事業管理者及び
交通事業管理者並びに常勤の
監査委員からそれぞれ説明を聴取した上で、一般会計、特別会計決算総括説明及び概要説明並びに一般会計、特別会計決算に係る審査意見、一般会計歳出決算、一般会計歳入決算及び特別会計決算、企業会計決算及び企業会計決算に係る審査意見の4つに区分して、鋭意審査を行いました。 それでは、審査の過程でなされた質疑のうち、主なものについて申し上げます。 まず、一般会計、特別会計決算総括説明及び概要説明並びに一般会計、特別会計決算に係る審査意見に対しては、一般会計等財務書類4表のうち、ごみ焼却施設のバランスシートに関して、計上金額見直し後の平成29年度及び平成30年度の有形固定資産減価償却率についてただしたところ、当該バランスシートについては、令和元年度決算に際して見直しを行っており、償却済資産である建物附属設備の取得価額と減価償却累計額をそれぞれ同額の131億6,700万円として計上している。平成28年度のスタート時には、公会計基準にのっとり、償却を終えたものは計上していなかったが、再調達価格もしくは推定再建築費を推察する場合に必要であるとの指摘がなされたことから、確認の上、修正を行ったものである。 見直しを行った後の有形固定資産減価償却率は、令和元年度が86.4%、平成30年度が87.9%、平成29年度が87.4%となっているとの答弁がありました。 このほか、・うべ未来エネルギー株式会社の事業及び決算の概要について・バランスシートの活用方針について・収納率の向上に向けての努力及び不用額の内容・要因について・実質公債費比率と財政力指数の現状と今後の見通しについて・竹関連事業の現状・費用対効果及び今後の事業見通しについて・行財政改革の取組による効果額についてなどに関する質疑がありました。 次に、一般会計歳出決算に対しては、大型空き店舗利活用事業費に関して、店舗跡地利活用基本構想策定業務の受託事業者に係る選定方法及び業務内容についてただしたところ、これは、旧山口井筒屋宇部店の利活用方針策定業務に関するものであり、事業者の選定に当たっては、令和元年6月に
公募型プロポーザルを実施したものの、応募がなかった。そのため、市外業者4社にヒアリングを行った結果、商業施設等への参画確認等の業務を省くことにより、そのうちの1社から事業受託の承諾が得られ、同社を選定したものである。 業務内容としては、既に行われていた耐震診断の結果等に基づいて現地を確認し、構造及び事業費等について検討を行っている。 なお、その後、サウンディング調査を実施し、応募があった3社に対してヒアリング等を行った上で、そのうちの1社と連携協定を結んでいるとの答弁がありました。 このほか、・市制施行100周年記念事業推進経費の使途及び成果について・公用車による事故の状況・対応及び防止策について・次世代交通システム(BRT等)導入の検討・調査内容について・市のホームページのシステムトラブルの発生状況及び対処について・AI乗合タクシーの実証実験の実施状況及びその評価について・高齢者バス優待乗車助成制度の実施状況について・中国残留邦人生活支援経費の内容と今後の見通しについて・乳幼児医療扶助経費及び子ども医療扶助経費の実績について・子育て世代包括支援センターの運営について・ごみ減量に向けた3Rの諸施策の実施状況について・空き家等対策の実施状況について・ごみ焼却施設整備事業のランニングコストについて・有害鳥獣捕獲対策における増大するヌートリア被害への対応状況について・赤間硯ブランド化推進事業委託料の内容と後継者育成状況について・観光まちづくりの推進における
DMO及び各種委託事業の効果について・宇部新川駅周辺地区整備事業の内容・成果と今後の見通しについて・市営住宅ブロック塀等安全対策事業の概要と今後の計画について・ときわ公園ブランド推進経費の委託料の内容について・ビックデータ活用交通安全対策事業費の概要と効果について・住宅リフォーム等総合支援事業の検証について・生活道路整備事業費の実績について・社会教育費の執行内容について・小中学校校舎のバリアフリー化の実施状況及びそれを踏まえた今後の整備計画について・学校薬剤師の配置状況及びその役割についてなどに関する質疑がありました。 次に、一般会計歳入決算及び特別会計決算に対しては、介護保険事業特別会計に関し、見守り安心コールサービス経費の決算額が当初予算額に比べて約160万円減少し、利用者も平成30年度に比べて91人減少している理由についてただしたところ、携帯電話の普及などによって、当該サービスを必要とする高齢者が減少しているものと考えているとの答弁がありました。 また、介護予防・生活支援サービス事業経費に関して、決算額が当初予算額に比べて5,155万6,000円の減額となっている理由についてただしたところ、訪問型サービスの利用者の減少が大きな要因となっているとの答弁がありました。 続いて、地域自立生活支援経費に関して、配食サービスの利用延べ食数の実績が、平成30年度に比べてほぼ半減している理由についてただしたところ、
民間事業者の充足、デイサービスやヘルパーでの対応、移動販売での食材確保などが減少の要因であるとの答弁がありました。 このほか、・食肉センター廃止の方針に至った経緯と今後の対応について・国民健康保険被保険者資格証明書及び短期被保険者証の発行状況について・面談を行わずに発行する国民健康保険被保険者資格証明書について・後期高齢者医療における滞納処分の状況について・中央卸売市場における収入の状況と施設整備工事の内容についてなどに関する質疑がありました。 次に、企業会計決算及び企業会計決算に係る審査意見に対しては、
水道事業会計に関して、小型無人航空機いわゆるドローンの購入目的や取得方法等についてただしたところ、上下水道局内に設置した小型無人航空機活用
検討委員会で検討を行い、上下水道施設の点検、災害発生時における施設の被災状況の把握、イベントでの活用に取り組むため、購入することとなったものであり、取得方法については、見積り合わせによる随意契約によるものであるとの答弁がありました。 また、令和元年度におけるドローンの活用実績についてただしたところ、浄水場、浄化センター、配水池などの上下水道施設の施設点検、小野地区で豪雨災害が発生した際の調整池等の状況の確認、広報誌、パンフレット、ホームページ等に掲載する写真の撮影等を行ったところであるとの答弁がありました。 続いて、操縦者の確保、飛行許可等についてただしたところ、国土交通省の要件を満たす職員を3名確保しており、令和2年2月から1年間の飛行許可を国土交通省大阪航空局長から得ているところであるとの答弁がありました。 このほか、・水道事業、下水道事業及び交通事業における有形固定資産の減価償却率について・水道事業の収入状況及び施設・備品の整備状況について・下水道事業における技術系職員の確保及び維持について・交通事業における貸切事業の実施状況について・フジグラン宇部バス停へのデジタルサイネージ設置の目的・内容・費用について・交通事業における嘱託職員の待遇改善の状況について・バス運転士の高い離職率の原因及び分析についてなどに関する質疑がありました。 以上のような質疑の過程で、・総括説明等に対する質疑における「市役所新庁舎と
にぎわい創出の関連性について」・一般会計歳出、民生費に対する質疑における「公立保育園の在り方について」・一般会計歳出、衛生費に対する質疑における「市職員の地域エネルギー会社代表取締役兼業の是非について」の3件については、委員から、市長の認識を確認する必要があることから、これを留保事項としたいとの発言がなされたため、委員会はその旨異議なく決定し、別途設けた留保事項に対する質疑の場において、市長、副市長の出席を求め、見解をただしました。 まず、市役所新庁舎と
にぎわい創出の関連性について、市長の総括説明中、「
にぎわい創出に向けた先導的な施設として市役所新庁舎の建設にも着手するなど、活性化への動きを加速させている」という部分と、今9月定例会の一般質問に対する、「住民の皆さんも、市役所に
にぎわいをつくりに来ているわけではない。手続きをしなければいけないからお越しになっている。
にぎわい創出との整合性というところでは、本庁舎に来て
にぎわいをつくるということではなくて、そのエリアで良質な空間をつくっていくということが重要ではないかと考えている」との答弁の間に齟齬があるのではないかただしたところ、市長から、
行政手続は
にぎわいをつくるために行われることではなく、
行政手続的なことのために市役所にたくさんの来庁者があっても、それを
にぎわいということはできない。やはり、わくわく、どきどきするような楽しいことがあるからそこに行ってみようといったことが、
にぎわいにつながっていくものである。 したがって、
行政手続のために市役所に来なくても済むようにデジタル市役所を推進することと、
にぎわい創出に向けた先導的な施設として市役所新庁舎の建設に着手し、旧山口井筒屋宇部店の改修と併せて、
中心市街地に
にぎわいの創出に寄与する良質な空間をつくろうとすることは、別の施策であるとの答弁でありました。 次に、公立保育園の在り方について、さきの質疑において、令和元年度の待機児童は13人で、主に3歳未満児であり、潜在的待機児童は200人以上であることが明らかになったが、そのような状況の中で、第二乳児保育園については、定員数はそのままに、新川保育園に集約するとの答弁があった。これは、平成28年度に公立保育園5園の存続を求める署名が2万500筆集まり、当時の副市長が一般質問において、「この署名の重さを痛感している」と答弁したことと食い違うのではないかただしたところ、市長から、現在、宇部市公共施設等総合管理計画の観点から、老朽化している施設の整備を行っているところである。この署名のことや、宇部市立保育園のあり方
検討委員会の議論等もあるので、市民にとって大切な保育サービスを後退させることは考えていないが、施設の老朽化ということもあり、市政全体の問題としていろいろな観点から見直さなければならないと考えているところであるとの答弁がありました。 次に、市職員の地域エネルギー会社代表取締役兼業の是非について、現在、市職員が地域エネルギー会社の代表取締役に就任していることは、地方公務員法第38条の営利企業への従事等の制限に抵触するのではないかただしたところ、市長から、地域エネルギー会社であるうべ未来エネルギー株式会社は、平成31年3月定例会において会社設立のための出資金350万円の支出が認められ、令和元年11月に設立した。その事業目的は、市内の再生可能エネルギー等を効率的に活用することでエネルギーの地産地消を推進し、市公共施設の電気料金を抑制するとともに、資金循環による地域経済活性化を図ることである。そのため、会社設立に当たっては、出資者とも協議を行う中で、市が主体的に経営に参画すべきとされ、市職員が兼業の許可を得て代表取締役等に就任しているところである。 今後は、兼業による職員負担を軽くするためにも、早期に会社の経営を安定させ、供給施設の拡大、地域への利益還元の道筋を早期に立てた上で、民間主体の経営に移行していきたいと考えているとの答弁がありました。 以上のような質疑を経て、各決算認定議案について採決を行った結果、冒頭申し上げたように決定したものです。 なお、審査の過程において、委員から以下のような要望がなされました。・さきの子育てサークル移設の決定変更を踏まえ、今後の政策決定に当たっては、市民の意見を十分に反映されたい。・現在保有している有価証券について保有の継続が必要か検討されたい。・事務事業見直しの基本方針を早期に策定されたい。・予算執行における削減効果を目に見える形で示されたい。・県・近隣市と連携した若者の結婚支援に取り組まれたい。・行財政改革の目標値を早期に示されたい。・公有財産管理経費の決算額内訳の分かりやすい表示方法を検討されたい。・次世代交通システム(BRT等)導入の検討・調査状況について、早期に市議会への報告及び市民への公表を行われたい。・適正な流用の運用のために内部規律の強化を図られたい。・AI乗合タクシーの実証実験の結果を踏まえ、正式に事業化されたい。・高齢者バス優待乗車制度について、利用しやすい運用方法を工夫されるとともに、対象を地域内交通へ拡大されたい。・乳幼児医療扶助及び子ども医療費扶助について、所得制限の撤廃及び無償化を図られたい。・潜在的待機児童を含め待機児童を解消されたい。・不育治療費助成制度の周知を図られたい。・安全・衛生面についての住民の不安解消のため、空き家等対策の充実を図られたい。・ごみ焼却について他の焼却方式を検討されたい。・オリーブ栽培事業については、事業継続の可否を見極められたい。・宇部新川駅周辺地区整備事業及び中央町都市再生整備事業についての調査結果及びその評価を公表されたい。・TOKIWAファンタジア事業の充実を図られたい。・社会教育の事業目的が達成できるよう事業内容の見直しを図られたい。・小中学校校舎について人的支援を必要としないバリアフリー化を図られたい。・プラネタリウムについて現在の利用状況及び利用者の要望を踏まえた移設を図られたい。・介護予防・生活支援サービス等の充実を図りながら、保険料の増額抑制に努められたい。・国民健康保険被保険者資格証明書及び短期被保険者証については発行しないよう取り組まれたい。・後期高齢者医療に関し、機械的な滞納処分を行わないよう留意されたい。・中央卸売市場において空き店舗及び空き倉庫の有効活用を図られたい。・水道事業において広域化が真に経営の安定化につながるのかを十分検討されたい。・下水道事業に係る貸借対照表において雨水と汚水の区分を明確にされたい。・交通事業において経営目標に基づいた計画的な嘱託職員の待遇改善を図られたい。 また、これらの要望とは別に、一部委員から委員長宛てに、以下の要望事項の提出がありましたので申し添えます。・公会計の導入により一般会計においてもバランスシートが作成されていることから、本市全体の財政状況を把握するため、一般会計、特別会計、企業会計にわたる資産、負債、純資産または資本の状況及び有形固定資産減価償却率など、全体が見渡せる一覧表等を作成されたい。 以上が、令和元年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案に係る審査の概要です。 次に、議案第77号令和2
年度宇部市
一般会計補正予算(第5回)外3件の補正予算議案について、審査の概要を申し上げます。 これらの補正予算議案については、本委員会の前期全体会において関係部局から概要説明を聴取した上で、担当分科会に送付しました。 その後、各分科会での慎重なる審査を経て、後期全体会において、各分科会から、担当事項について審査経過の報告を受けました。 以下、各分科会からの報告について申し上げます。 議案第77号令和2
年度宇部市
一般会計補正予算(第5回)についてです。 これは、歳出については、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用したIoT・AI・5Gステップアップ補助金や介護施設等の業務従事者への
新型コロナウイルス感染症のPCR検査等に要する経費のほか、7月の大雨による災害復旧費並びに前年度決算額の確定に伴う財政調整基金積立金などを補正し、歳入については、収入見込額に合わせ、地方特例交付金や普通交付税を、また、歳出に伴う国・県支出金や市債のほか、前年度決算額の確定に伴う繰越金などを補正するものです。 本案については、まず、総務財政分科会において、財政調整基金の残高見込みについて、当初予算の段階では28億4,621万6,000円と見積もっていたが、今回の補正では30億9,520万7,000円と、既に当初の見積額を超えていることから、今後も当該基金への積立てを積極的に考えているのかただしたところ、
新型コロナウイルス感染症への対応等、市独自の需要に対して適切に対応していく必要があることから、財政調整基金の需要が例年より多くなると考え、積み増していく必要があると判断しているとのことでした。 次に、文教民生分科会において、衛生施設現年災害復旧費の財源が100%市債である理由についてただしたところ、
当該工事は、さきの7月豪雨による小羽山公園墓地の被災箇所の復旧を図るための法面崩壊防止工事であり、調査測量設計委託料として200万円、墓地の災害復旧工事費として1,340万円の計1,540万円を増額補正するものである。 その財源については、3,000万円未満の工事であり、国庫補助(都市災害復旧事業)の対象外であるため、元利償還金の70%が交付税措置される緊急自然災害防止対策事業債を活用することとしたものであるとのことでした。 次に、感染症対策経費に係る介護施設等における業務従事者等へのウイルス検査の内容についてただしたところ、これは、介護施設等でのクラスターの発生を抑えるため、集団感染の可能性が高い施設等を対象としてPCR検査または抗原検査を実施するもので、検査対象者を800人程度と見込んでいるところであるとのことでした。 次に、産業建設分科会において、中小企業振興経費について、単年度事業かただしたところ、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することとしているため、単年度事業の予定であるとのことでした。 また、この中小企業振興経費のうち、課題見える化事業とはどのようなものかただしたところ、工場等で使用されている生産設備をネットワークにつなぎ、それらの稼働状況を把握するとともに、データを収集、監視、分析することで、生産の効率化、生産物の質の向上、受発注の効率化に向けての課題を見える化していく事業であるとのことでした。 次に、まちなかイベント創出経費について、デジタルコンテンツの内容をただしたところ、将来の5G社会を見据えた未来の表現と啓蒙活動として取り組む企画であり、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)等を活用し、5Gの整備後にも活用できるようなデジタルイベントとして、将来的に無駄にならないような形のものを考えているとのことでした。 次に、大型空き店舗利活用事業費に係る自動演奏機能付きピアノ購入費の財源となっている寄附金について、その使途は寄附者の意向に沿うものかただしたところ、寄附者から、常盤町1丁目スマイルマーケットにピアノを設置して、
にぎわいを創出してほしいとの意向が示されたため、この寄附金とまちなか
にぎわい創出基金の繰入金を合わせて、当該ピアノを購入するものであるとのことでした。 各分科会から以上のような報告を受けた後、それぞれの補正予算議案について採決を行った結果、冒頭申し上げたように決定したものです。 以上が、補正予算議案に係る審査の概要です。 その他の議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださるようお願いし、予算決算委員会の報告を終わります。
○議長(
射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第65号、第66号及び第70号から第76号までの9件を
一括議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 ただいま議題となっています議案9件は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立全員です。 よって、議案9件は認定することに決定しました。 次に、議案第64号令和元
年度宇部市
一般会計歳入歳出決算認定の件を議題とします。 討論はありませんか。
◎2番(藤井岳志君) 日本共産党
宇部市議会議員団の藤井岳志です。会派を代表して議案第64号令和元
年度宇部市
一般会計歳入歳出決算認定の件について反対を表明し、討論します。 消費税の増税に加え、新型コロナウイルスの感染拡大及び緊急事態宣言の下での急激な経済活動の縮小によって、今年4月から6月期の国内総生産は、年率換算で実質マイナス28.1%という戦後最悪の落ち込みとなりました。今、雇用を守り、暮らしを支える施策を強化することが緊急に求められています。 平成31年度、令和元年度、一般会計予算に対する討論で、私たちの会派は消費税10%への増税を前提に組まれた予算であり、実質賃金が伸びず、家計消費は低迷し、深刻な消費不況が続く中で、暮らしと日本経済に壊滅的な打撃を与えることは間違いない。これまで以上に市民の暮らしを守る自治体本来の役割が強く求められている。市民に寄り添った市政の実現、市民の暮らし優先の市政への転換を強く求めると指摘しました。 しかし、この指摘に対して、令和元年度の取組は不十分であったと言わざるを得ません。まず、重点プロジェクトに関して見てみると、コンパクトシティ・共生型包括ケア推進プロジェクトでは、
中心市街地の通行者数は目標を大きく下回る実績となりました。 毎月のように開催された市街地でのイベント、多額の公費を投じて回遊道路や公園を整備してきたにもかかわらず、休日、平日ともに人通りが減り続けていることが明らかになりました。 産業力強化・イノベーション創出のまちについては、国際線定期便の欠航によって外国人観光客数が目標を大きく下回るなど、インバウンド頼みの施策が新型コロナウイルス感染拡大によって成立しなくなることが明らかになりました。また、経済波及効果が高く、住民の健康や暮らしを守るという点でも効果的な住宅リフォーム助成制度は実施すらされませんでした。 住民の命と健康、暮らしを守るという点では、根本的な待機児童対策が行われず、令和元年度も待機児童を出してしまいました。また、高すぎる国民健康保険料の軽減のための繰り出しは実施されず、滞納者には面談を行わずに資格証明書へと切り替えるなど無慈悲な保険証取上げが継続されていることも明らかになりました。 以上、述べた理由により、本議案には反対します。改めて住民の命と健康、暮らしを守るという地方自治体本来の役割をしっかり自覚した市政運営への転換を強く求め、討論を終わります。 以上です。
○議長(
射場博義君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 議案第64号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第64号は認定することに決定しました。 次に、議案第67号令和元
年度宇部市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件を議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 議案第67号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第67号は認定することに決定しました。 次に、議案第68号令和元
年度宇部市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件を議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 議案第68号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第68号は認定することに決定しました。 次に、議案第69号令和元
年度宇部市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件を議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 議案第69号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第69号は認定することに決定しました。 次に、議案第77号から第80号までの4件を
一括議題とします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 ただいま議題となっています議案4件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立全員です。 よって、議案4件は原案のとおり可決されました。────────────────────────────────────────
△日程第6議案第106号について……(総合審議)
○議長(
射場博義君) 次に、日程第6、議案第106号
物品購入の件(新生活様式(
テレワーク)
対応行政事務用パソコン)を議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。久保田市長。 〔市長 久保田 后子 君 登壇〕
◎市長(久保田后子君) それでは、ただいま議題となりました議案の提案理由について御説明申し上げます。 議案第106号
物品購入の件について、市議会の議決を求めるものです。 これは、令和2年8月7日に議決をいただきました、令和2
年度宇部市
一般会計補正予算(第4回)によって、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、市職員の
テレワーク環境の整備を行うものです。 購入する物品は行政事務用パソコンで、無線LANやウェブカメラを搭載したノート型パソコン700台です。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長(
射場博義君) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 この際、議事の都合により暫時休憩します。 なお、議案第106号に対する質疑通告書の提出はただいまから30分後、午後零時40分までとします。皆様の御協力をお願いします。 再開は振鈴をもってお知らせします。───── 午後零時8分休憩 ────────────────────────────────────────────────── 午後1時15分再開 ─────
○議長(
射場博義君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第6の議事を継続します。 これより、質疑に入ります。 質疑の通告はありません。これで質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっています議案第106号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定しました。 これより、討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。 議案第106号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立全員です。 よって、議案第106号は、原案のとおり可決されました。────────────────────────────────────────
△日程第7
意見書案第1号について……(総合審議)
○議長(
射場博義君) 次に、日程第7、
意見書案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。岩村誠君。 〔21番 岩村 誠 君 登壇〕
◎21番(岩村誠君) ただいま議題となりました
意見書案第1号について、提案理由を申し上げます。 本
意見書案の趣旨、内容につきましては、お手元に配付の
意見書案のとおりであります。 以下、朗読をもって説明にかえさせていただきます。
意見書案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、
地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度
地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。記1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。5 とりわけ、
固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。さきの緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年9月28日宇 部 市 議 会 以上であります。 よろしく御賛同賜りますようお願いいたしまして、提案説明を終わります。
○議長(
射場博義君) 以上で、提出者の提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっています
意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定しました。 これより、討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) ないようですので、討論を終結します。 これより、採決します。
意見書案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
射場博義君) 起立全員です。 よって、
意見書案第1号は、原案のとおり可決されました。────────────────────────────────────────
△日程第8議員派遣の件
○議長(
射場博義君) 次に、日程第8、議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。 会議規則第166条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣したいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、お手元に配付のとおり議員を派遣することに決定しました。 なお、ただいま議決した議員派遣の内容について、諸般の事情により変更が生じる場合には、その措置を議長に一任願いたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定しました。 以上で、本日の日程は全部終了しました。────────────────────────────────────────
○議長(
射場博義君) これで令和2年9月(第3回)宇部市議会定例会を閉会します。───── 午後1時21分閉会 ───────────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和2年9月28日 宇部市議会議長 射 場 博 義
宇部市議会議員 新 城 寛 徳
宇部市議会議員 藤 井 岳 志...