宇部市議会 > 2020-02-25 >
02月25日-01号

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  1. 宇部市議会 2020-02-25
    02月25日-01号


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    最終取得日: 2021-04-26
    令和 2年 3月定例会(第1回)令和2年3月(第1回)宇部市議会定例会会議録 第1号議 事 日 程 (第1号)        令和2年2月25日(火曜日)───── 午前10時開議 ─────第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議席の一部変更の件第4 市長の施政方針演説並びに議案第1号から第43号まで及び第45号から第48号までについて(上程・提案理由の説明) 議案第 1号 令和2年度宇部一般会計予算 議案第 2号 令和2年度宇部公共用地造成事業特別会計予算 議案第 3号 令和2年度宇部食肉センター事業特別会計予算 議案第 4号 令和2年度宇部介護保険事業特別会計予算 議案第 5号 令和2年度宇部国民健康保険事業特別会計予算 議案第 6号 令和2年度宇部後期高齢者医療特別会計予算 議案第 7号 令和2年度宇部中央卸売市場事業特別会計予算 議案第 8号 令和2年度宇部地方卸売市場事業特別会計予算 議案第 9号 令和2年度宇部農業集落排水事業特別会計予算 議案第10号 令和2年度宇部水道事業会計予算 議案第11号 令和2年度宇部下水道事業会計予算 議案第12号 令和2年度宇部交通事業会計予算 議案第13号 令和元年度宇部一般会計補正予算(第5回) 議案第14号 令和元年度宇部介護保険事業特別会計補正予算(第3回) 議案第15号 令和元年度宇部国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回) 議案第16号 令和元年度宇部後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回) 議案第17号 令和元年度宇部市営駐車場事業特別会計補正予算(第2回) 議案第18号 令和元年度宇部水道事業会計補正予算(第2回) 議案第19号 令和元年度宇部下水道事業会計補正予算(第3回) 議案第20号 令和元年度宇部交通事業会計補正予算(第1回) 議案第21号 宇部市消防団条例中一部改正の件 議案第22号 宇部市基金の設置、管理及び処分に関する条例中一部改正の件 議案第23号 宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件 議案第24号 宇部市職員の給与に関する条例中一部改正の件 議案第25号 宇部市職員の給与に関する条例の特例に関する条例中一部改正の件 議案第26号 宇部市職員特殊勤務手当支給条例中一部改正の件 議案第27号 宇部市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例中一部改正の件 議案第28号 宇部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例中一部改正の件 議案第29号 宇部市職員の育児休業等に関する条例中一部改正の件 議案第30号 宇部市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例制定の件 議案第31号 宇部市固定資産評価審査委員会条例中一部改正の件 議案第32号 宇部市廃棄物の処理及び清掃に関する条例中一部改正の件 議案第33号 宇部市一般廃棄物処理手数料に係る証紙に関する条例制定の件 議案第34号 宇部市国民健康保険条例中一部改正の件 議案第35号 宇部市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例中一部改正の件 議案第36号 宇部市事業所設置奨励条例中一部改正の件 議案第37号 宇部市中央卸売市場業務条例中一部改正の件 議案第38号 宇部市地方卸売市場業務条例中一部改正の件 議案第39号 宇部市道路占用料徴収条例中一部改正の件 議案第40号 宇部市営住宅条例中一部改正の件 議案第41号 地方自治法等の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件 議案第42号 山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更について 議案第43号 宇部市旧宇部銀行館に係る指定管理者の指定の件 議案第45号 宇部市非常勤職員の報酬及び費用弁償条例等の一部を改正する条例制定の件 議案第46号 宇部市行政財産使用料徴収条例中一部改正の件 議案第47号 宇部市体育施設条例中一部改正の件 議案第48号 宇部市災害弔慰金の支給等に関する条例中一部改正の件第5 議案第44号について……(総合審議) 議案第44号 宇部市教育委員会委員の選任について同意を求める件第6 諮問第1号について……(総合審議) 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程の全部────────────────────────────────────────出席議員(27名)      1番  浅 田   徹 君      2番  藤 井 岳 志 君      4番  氏 原 秀 城 君      5番  唐 津 正 一 君      6番  青 谷 和 彦 君      7番  早 野   敦 君      8番  芥 川 貴久爾 君      9番  時 田 洋 輔 君     10番  荒 川 憲 幸 君     11番  山 下 則 芳 君     12番  重 枝 尚 治 君     13番  城 美   暁 君     14番  高 井 智 子 君     15番  黒 川 康 弘 君     16番  河 崎   運 君     17番  山 下 節 子 君     18番  志 賀 光 法 君     19番  安 藤   巧 君     20番  鴻 池 博 之 君     21番  岩 村   誠 君     22番  田 中 文 代 君     23番  笠 井 泰 孝 君     24番  猶   克 実 君     25番  兼 広 三 朗 君     26番  新 城 寛 徳 君     27番  長谷川 耕 二 君     28番  射 場 博 義 君────────────────────────────────────────欠席議員(1名)                 3番  大 石 文 女 君────────────────────────────────────────説明のため出席した者       市長             久 保 田 后 子 君       副市長            和 田 誠 一 郎 君       常勤の監査委員        床 本 隆 夫 君       教育長            野 口 政 吾 君       上下水道事業管理者      片 岡 昭 憲 君       交通事業管理者        大 谷 唯 輝 君       総合戦略局長         安 平 幸 治 君       防災危機管理監        栢 耕 太 郎 君       政策広報室長         望 月 知 子 君       総務財務部長         正 木 弘 君       観光・シティプロモーション推進部長                      庄 賀 美 和 子 君       市民環境部長         藤 崎 昌 治 君       健康福祉部長(福祉事務所長)  中 野 加 代 子 君       こども・若者応援部長     上 村 浩 司 君       商工水産部長         三 戸 敏 彰 君       都市整備部長         小 森 和 雄 君       北部・農林振興部長      廣 中 昭 久 君       教育部長           佐 野 恵 子 君────────────────────────────────────────事務局職員出席者       局長             山 﨑 泰 秀 君       次長             西 丸 太 佳 夫 君       議事総務課長         谷 山 豊 三 郎 君       議事総務課副課長       池 田 篤 史 君       議事総務課副課長       岩 本 浩 志 君       書記             矢 田 亜 矢 子 君       書記             糸 永 真 奈 美 君───────────────────────────────────────────── 午前9時59分 ───── ○議長(射場博義君) おはようございます。 開会に先立ち、1月1日付で就任いたしました副市長外3名からそれぞれ挨拶をしたい旨の申し出がありますので、順次これを許します。   (副市長外3名から、就任の挨拶があった) ○議長(射場博義君) 以上で、挨拶は終わりました。───────────────────────────────────────────── 午前10時開会 ───── ○議長(射場博義君) これより、令和2年3月(第1回)宇部市議会定例会を開会いたします。───────────────────────────────────────────── 午前10時開議 ───── ○議長(射場博義君) 直ちに、本日の会議を開きます。    〔諸般の報告〕 ○議長(射場博義君) この際、事務局から諸般の報告をさせます。 ◎事務局次長西丸太佳夫君) 報告いたします。 本日の出席議員数は、ただいま27名であります。なお、大石議員は欠席の旨、届け出がありました。 次に、本定例会の付議事件について申し上げます。 本日付をもちまして、市長から、令和2年度宇部一般会計予算外、48件の議案等の提出がありました。 次に、常任委員会所属変更の申し出について申し上げます。2月21日付をもちまして、総務財政委員青谷議員及び文教民生委員大石議員からそれぞれ常任委員会所属変更申出書の提出がありました。 次に、特別委員の辞任について申し上げます。 2月21日付をもちまして、青谷議員から市役所周辺にぎわい創出検討特別委員の辞任願いの提出があり、委員会条例第14条の規定により、本日付をもちまして議長において辞任が許可されました。 次に、市長の議会に対する報告について申し上げます。 2月17日付をもちまして、寄附金品の採納について報告がありました。 次に、監査委員の議会に対する報告について申し上げます。 12月19日付をもちまして、社会福祉法人宇部社会福祉協議会に対する財政援助団体の監査結果に関する報告がありました。 また、1月10日付をもちまして、株式会社にぎわい宇部に対する財政援助団体監査及び出資団体監査の結果に関する報告がありました。 また、2月10日付をもちまして、教育委員会に対する定期監査の結果に関する報告がありました。 また、同日付をもちまして、会計管理者所管分及び各公営企業管理者所管分例月出納検査の結果に関する報告がありました。 次に、一部事務組合の議会に対する報告について申し上げます。 2月13日付をもちまして、令和2年2月第1回宇部・阿知須公共下水道組合議会定例会の概要について報告がありました。 また、2月19日付をもちまして、令和元年11月第2回宇部・山陽小野田消防組合議会定例会の概要について報告がありました。 ただいま申し上げましたこれらの報告書は、いずれも各控室に掲示しておきました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(射場博義君) 以上で、諸般の報告は終わりました。──────────────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(射場博義君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、時田洋輔君、志賀光法君を指名いたします。──────────────────────────────────────── △日程第2会期の決定 ○議長(射場博義君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月25日までの30日間としたいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は30日間と決定いたしました。 この際、常任委員所属変更について申し上げます。総務財政委員青谷和彦君から文教民生委員に、文教民生委員の大石文女さんから総務財政委員に、それぞれ常任委員会の所属を変更したいとの申し出がありますので、委員会条例第8条第3項の規定により、議長においてこの申し出のとおり変更いたします。 次に、特別委員の選任について申し上げます。ただいま、欠員となっています市役所周辺にぎわい創出検討特別委員1名の選任については、委員会条例第8条第1項の規定より議長において、氏原秀城君を指名します。──────────────────────────────────────── △日程第3議席の一部変更の件 ○議長(射場博義君) 次に、日程第3、議席の一部変更の件を議題といたします。議員の所属会派の移動に伴い、会議規則第4条第3項の規定により議席の一部を変更したいと思います。 お諮りします。 議席第5番の青谷和彦君を第6番に、議席第6番の唐津正一君を第5番に、それぞれ変更することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 それでは、ただいま決定した議席に、それぞれ氏名標を持って御着席願います。──────────────────────────────────────── △日程第4市長の施政方針演説並びに議案第1号から第43号まで及び第45号から第48号までについて(上程・提案理由の説明) ○議長(射場博義君) 次に、日程第4、市長の施政方針演説並びに議案第1号から第43号まで及び第45号から第48号までの47件を一括議題といたします。 市長の施政方針演説及び議案の提案理由の説明を求めます。久保田市長。    〔市長 久保田 后子 君 登壇〕 ◎市長(久保田后子君) 皆様、おはようございます。 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。 令和2年3月市議会定例会の開会に当たりまして、令和2年度の市政運営に関する基本的な考え方と予算の概要について申し述べ、市議会並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いをするものです。 令和新時代を迎えた令和元年度は、第1期宇部市まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度であるとともに、第四次宇部市総合計画後期実行計画の2年目の年であり、重点戦略プロジェクトをはじめ、各種施策を着実に推進いたしました。 特に、中心市街地において、大規模小売店舗が相次いで撤退する中で、「ふるさと宇部」の未来を危惧された篤志家から多額の寄附を受け、市議会の全会一致のもと、宇部市が旧山口井筒屋宇部店を取得し、常盤町1丁目スマイルマーケットトキスマ)のオープンにつなげることができました。 改めて、先人たちの共存同栄・協同一致の心を脈々と受け継いだ市民の熱い思いに感謝をするとともに、中心市街地の活性化に対する責任の重さを感じているところです。 加えて、長年交流をしてきましたスペインのカステジョ市との姉妹都市提携や、まちづくりの先導的な施設として念願の市役所新庁舎の建設に着手することができ、市政施行100周年とその先に向けて確かな一歩を踏み出しました。 さらに、移住専門誌が独自に実施をした、住みたい田舎ベストランキングにおいて、本市は「人口10万人以上の大きなまち」総合部門で初めて第1位になりました。これは、本市の住みやすさに加え、多様な働く場の創出、起業・創業の支援をはじめ、移住定住に関するさまざまな政策を積み重ねてきたことが移住者の増加につながったと考えています。 また、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会が開催される年を迎え、先導的共生社会ホストタウンに認定をされた本市では、スペインやマダガスカルの共生社会ホストタウンとして交流を深め、オリンピックパラリンピックを通して多様性を理解し、誰もが生き生きと暮らせる共生社会の実現に取り組んでいます。 次に、社会経済情勢について、令和2年1月に発表された内閣府の月例経済報告では、「景気は、緩やかに回復している」との見方が示されていますが、激動する国際情勢や新型コロナウイルスの影響などによって、先行きが不透明な状況です。本市においては、平成28年から就航していた韓国との国際定期便令和元年度は運休となった一方で、社会実験中のトキスマでは予想を上回る人出があり、中心市街地にぎわい創出にも手応えを感じているところです。また、令和2年に入り、大型空き店舗に対し民間資金の導入が表明をされるなど、明るい兆しが見えています。 今後は、民間資金やノウハウを活用しながら、宇部市中心市街地活性化基本計画に基づき、様々な施策を展開することで地域の活性化につなげていきます。 次に、人口については、全国的な課題と同様に、本市でも出生数の減少などにより自然減が進む一方、移住者数の増加などによって社会減は縮小傾向にあり、令和元年の本市の人口は約16万4,000人と、宇部市人口ビジョンにおいて目標とする将来展望人口をほぼ達成をしています。 一方で、AI・IoTなどの先端技術がこれまでの生活や社会全体を画期的に変えるSociety5.0時代の到来に対して、人口減少社会少子高齢化が進展する中、これら革新的な技術を活用したまちづくりが鍵を握るものと考えています。 このため、AI乗合タクシーやグリーンスローモビリティなどの新しい交通の実証運行を実施するなど、デジタルテクノロジーを導入した先駆的な事業に積極的に取り組んでいます。 さらに、工業都市として道路や港湾、空港などの社会基盤を整備してきた本市が、他の都市に先駆けて5Gなどの新たな情報通信基盤を整備することによって、イノベーションの創出や起業・創業、企業誘致を加速化できると考えています。 併せて、再生可能エネルギーの普及促進などに取り組み、市民生活の質の向上につなげるスマートシティ宇部の実現を目指します。 これらの取り組みに当たっては、多様な人材の活躍が重要であり、兼業や副業を含めた積極的な民間専門人材の活用を初め、「せかい!動物かんきょう会議」の実施を通じた子供SDGs人材の育成など、SDGs未来都市として持続可能な社会の担い手づくりに取り組んでいます。 こうした中、国においては、継続は力なりという姿勢を基本に、令和2年度を初年度とする今後5カ年の目標や施策の方向性を取りまとめた第2期総合戦略を策定されました。 これを受けて、本市においても、第1期宇部市まち・ひと・しごと創生総合戦略の検証を行い、国の第2期総合戦略や第四次宇部市総合計画後期実行計画を踏まえて、人口減への対策の強化に加えて、多様な人材の活躍の推進やSociety5.0など新しい視点を盛り込んだ第2期宇部市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、同時に策定した宇部市中心市街地活性化基本計画と一体的に推進し、地方創生の動きを加速化させることとしています。 この第2期宇部市まち・ひと・しごと創生総合戦略においては、結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえ、子供の夢を育む教育を推進する、稼ぐ力を強化するとともに、安心して働けるようにする、関係人口を増やし、新しいひとの流れをつくる、ひとが集う、安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる。これらの4つを基本目標とし、さらに、これらを支える基盤として、多様な人材の活躍を推進する、新しい時代の流れを力にするを横断的な目標に加え、取り組みを推進することとしています。 こうした取り組みを進めることにより、誰もが生き生きと暮らし活躍していくことができる社会の実現と人口の定着を図り、暮らして良し、働いて良しの市民が誇りを持てるまちづくりを継承するとともに、多様な産業で輝く宇部SDGs未来都市をさらに推進いたします。 これらの施策を推進する令和2年度予算を、プレ100周年希望あふれる未来スタート予算として編成し、一般会計予算規模は、過去最大規模の686億4,000万円、令和元年度に比べ、22億3,000万円の増加となり、11年連続で600億円以上の予算規模を確保することができました。 また、編成に当たっては、持続的な行財政改革の取組及び国・県等の補助制度や有利な市債の活用によって、財源確保に努めました。 一方、市債残高は、本庁舎建設事業債を除くと、一般会計で約649億2,000万円、令和元年度末から約10億1,000万円減少し、また、財政調整基金の取崩しも、令和元年度に比べ2,000万円減少させるなど、中長期的な財政の持続性にも留意をいたしました。 なお、特別会計予算規模は、8つの特別会計全体で412億1,400万円となり、令和元年度と比較して2億7,200万円、率にすると0.7%の増となっています。 それでは、令和2年度の主な取組を、後期実行計画に沿って御説明をいたします。 初めに重点プロジェクトについてです。 本市が将来にわたって成長力を確保するため、4つの重点プロジェクトについて、引き続き、戦略的、部局横断的に展開していきます。 1点目は、ICT・地域イノベーションの推進です。 本市では、産業や地域づくり、行政活動など様々な分野において、最新のデジタルテクノロジーなど、先端技術の導入・展開を積極的に推進することによって、地域課題の解決や地域経済にイノベーションを創出し、市民の利便性の向上、生活の質の向上等を目指すスマートシティーの実現に取り組みます。 また、オープンイノベーションの推進については、うべ産業共創イノベーションセンター志において、起業・創業また経営改善などの機能を拡充するとともに、産学公金の連携によるコンソーシアムの活動を促進することにより、スタートアップやベンチャーなどの起業が生まれやすい環境づくりを進めます。 また、イノベーションセンターに併設をしている宇部SDGs推進センターにおいて、市民、企業、大学など多様なステークホルダーが連携をし、経済、社会、環境分野の課題解決と新たな価値の創造やビジネスチャンスの創出に取り組みます。 次に、中小企業イノベーション推進として、地元企業の優れた技術を生かしたモノづくりや生産性の向上につながるICT・IoTの導入等を推進いたします。 さらに、新ビジネスの創出、技術研究・開発、IT人材の育成等によるイノベーション創出に向けて、うべ産業共創イノベーションセンター志に5G通信環境等を整備するなど、最先端通信技術などの活用を推進し、ICT・IoT技術を通じた産業振興や地域課題の解決を目指します。 また、多様な働き方確保支援センターにおいては、女性や高齢者、就職氷河期世代など多様な求職者に対して、職業紹介や各種セミナーなどを行い、求職者のニーズに応じた就労と、中小企業小規模事業者の人材確保につなげていきます。 2点目、コンパクトシティ共生型包括ケアの推進では、利便性の高い集約型のまち、多極ネットワーク型コンパクトシティへの転換と、誰もが住みなれた地域で安心して暮らすことができる地域支え合い包括ケアシステム一体的推進を図ります。 多極ネットワーク型コンパクトシティの推進については、立地適正化計画のもと、都市拠点や日常生活を支える地域の拠点に、都市機能や居住の維持、誘導を進めていきます。 市役所周辺地区では、都市拠点となる中心市街地の整備を先導的に進めるため、市役所新庁舎1期棟の建設を進めるとともに、真締川公園や常盤通りなどの再整備に向け、関係機関との協議を進めます。 また、まちづくり会社株式会社にぎわい宇部と連携し、中心市街地における建物のリノベーションを促進するとともに、中央街区公園わいわいぱぁ~くや、多世代交流スペースなどを活用し、市民団体主体のマルシェやイベントなどを開催いたします。 さらに、中心市街地への事業所等の進出を促すため、必要となる用地や建物の取得資金に対する本市独自の融資を行います。 併せて、旧山口井筒屋宇部店跡地については、引き続き、既存建物を暫定活用して、社会実験を行いながら運営手法を検討するとともに、民間事業者からの事業提案を基本設計に反映し、実施設計につなげていきます。 さらに、中心市街地ににぎわいをもたらす再開発などを円滑に進めていくため、令和2年3月末までに、宇部市中心市街地活性化基本計画の内閣総理大臣認定を目指しており、本計画に基づき、民間資金やノウハウを取り入れて事業を推進していきます。 次に、地域支え合い包括ケア・共生型の福祉の推進についてです。 高齢者や障害者を初め市民の誰もが、住みなれた地域で安心して生活できる共生型の福祉の推進として、子供、高齢者、障害者、生活困窮等に関する知識を有する宇部市認証福祉なんでも相談員制度を創設し、市内15カ所に開設をしている福祉なんでも相談窓口への配置や、ご近所ふれあいサロンでの専門職派遣事業の活用による健康づくりの推進など、地域全体で見守り、支え合う仕組みづくりを進めていきます。 また、地域住民が主役となる、元気、安心、地域づくりを促進するため、地域保健福祉支援チームを核として、地域の課題解決や活性化、健康づくりや地域の支え合いにつながる取組を支援するとともに、地域運営基盤の充実強化を推進するため、中間支援組織による地域内外の多様な人材の発掘・育成とマッチングを進めて、地域づくりネットワークの拡大を図ります。 加えて、誰もが安心して歩いて暮らせるまちづくりの実現に向けて、まちづくりと交通政策を一体的に進める交通まちづくりをさらに進めていき、既存の公共交通の利便性を高めるとともに、AIやICTを活用したニューモビリティをパッケージ化した次世代公共交通システムの構築を進めます。 3点目は、ガーデンシティの推進です。 平成30年11月に策定したガーデンシティうべ構想のもと、基本理念である「花と緑にあふれ、市民が輝き誇りを持ち、人々の暮らしを豊かにする持続可能なまちづくり」を推進します。 まず、まちなか緑と花の回廊づくりとして、中心市街地においては、バラを中心とした四季折々の花が楽しめる空間づくりや、シンボルロードや真締川公園、塩田川沿いの歩道空間の整備、緑・花・彫刻が調和した魅力ある空間づくりを進めるとともに、5月にはフラワーマンス、秋にはオープンカフェを実施するなど、イベントによるまちなかのにぎわい創出に取り組みます。 また、みんなで育てる花のまちの推進として、令和元年度に養成した花やガーデニングの専門家、ガーデンマイスターが令和2年度から活動を開始いたします。併せて、地域住民が積極的に管理に関わるまちなか花壇の整備や、官民連携でガーデンシティうべを推進する仕組みづくりに取り組みます。 4点目は、地域エネルギー・バイオマス産業都市の推進です。 本市は、平成29年10月に、県内初となるバイオマス産業都市の認定を内閣府をはじめ7つの府省から受けており、地域のバイオマスを活用した産業の創出と資源循環型社会の形成に取り組んでいます。 引き続き、地域資源を生かした自立分散型の持続可能な社会づくりを進めるために、産業の創出と環境問題を中心とする課題解決に取り組む人材の育成を図ります。 また、豊富な竹資源を積極的に利活用していくため、その活動拠点となる竹LABO(ラボ)を北部地域に設置し、関連事業者や研究機関などと連携した商品化やビジネス化に取り組みます。 さらに、令和元年11月に設立した、うべ未来エネルギー株式会社では、地域の再生可能エネルギーなどを効率的に活用することでエネルギーの地産地消を推進し、市公共施設の電気料金の抑制や地域内経済循環を推進します。 令和2年4月からは、環境保全センターが発電する余剰電力を学校などの公共施設へ供給開始としており、地域のエネルギーが地域の元気につながるまちづくりを実現できるよう、官民が連携し取り組んでいきます。 そのほか、令和2年度予算の主な内容を、5つのまちづくりのテーマに沿って、御説明します。 テーマの1つ目として、産業力強化・イノベーション創出のまちについてです。 まず、地域経済、雇用を支える地元産業の発展として、企業等の誘致については、トップセールスをはじめとした企業訪問の実施や、事業所設置奨励制度を活用し、残り少なくなった産業団地への誘致活動を展開するとともに、産業団地以外の空き工場や未利用地への誘致に取り組みます。また、空きオフィスの視察、5G環境を整備した施設を体験するツアーの実施などにより、中心市街地等へのサテライトオフィスの誘致にも取り組んでいきます。 さらに、平成29年11月に設立された山口・宇部テクノパーク連絡協議会と連携し、産業団地内への公共交通機関の導入に向けた通勤バスの試験運行の検証や、団地内企業の情報発信など、引き続き進出後の支援にも取り組んでいきます。 次に、地域特性を生かした観光・コンベンションの振興については、多くの外国人が訪れる東京2020オリンピックパラリンピック競技大会が開催されることから、稼げる観光を推進するため、その舵取り役となるDMOによる本市の多彩な観光資源を生かした観光ルートの造成や食の魅力づくりを進めていきます。さらに、アートでつながる7市町をテーマとして、山口県央連携都市圏域による山口ゆめ回廊博覧会の開催に向けた地域の魅力アップにも取り組んでいきます。 次に、農林水産業の振興・6次産業化の推進についてです。 農業については、将来にわたって農業を維持、発展させるため、新規就農、就業者、農業法人などへの支援を継続するとともに、就農希望者の受入れ指導や農業女子のスキルアップを支援することにより、多様な担い手の確保を図ります。 また、ICT・IoTを活用したスマート農業の促進による作業の省力化や生産性の向上、オリーブをはじめとした戦略的作物の産地化や観光農園の開設支援など、農業の魅力向上につなげていきます。 林業については、今後、森林資源の活用及び管理を計画的に進めるため、森林環境譲与税を活用し、森林の基礎調査に加え、森林所有者に意向調査を実施いたします。 漁業については、就業に必要な技術の習得や生産基盤の整備、就業後の経営安定化の支援を行うとともに、水産物の販路拡大や水産資源の維持増殖に向け、ICT・IoTを活用するスマート漁業の取組を支援します。 また、6次産業化の推進については、民間の資金やネットワーク等を活用した加工品の開発や販路拡大を促すとともに、SDGsを重視したうべ元気ブランド認証制度によるブランド力の強化に取り組みます。 さらに、本市の特色ある農林水産物を活用した食の魅力づくりとして、飲食店と連携したメニューの開発や食のイベント開催などに取り組みます。 また、小野地区特産のお茶について、生産から販売まで切れ目のない包括的な支援を行うことにより、ブランド化をはじめ、市内外や海外での消費拡大を図ります。 次に、多様な雇用機会の創出については、不安定な就労状態にある方、長期にわたり無業の状態にある就職氷河期世代などの方に対し、アウトリーチ支援員による相談支援を行うとともに、就労に必要な能力開発を行うなど、就職に向け一貫した支援を行います。 また、障害者雇用の促進に向けて、障害者の就労を職場内で支援をする宇部市認証ジョブアシスタントの養成に企業などと連携して取り組みます。 また、生活困窮者等の社会参加や就労支援の仕組みづくりを進めるため、農業と福祉が連携し、人材のマッチングを行うことで、生きがい就労や農業の労働力確保につなげていきます。 次に、テーマの2つ目、生きる力を育み、子どもの未来が輝くまちについてです。 このテーマについては、現在策定中の第2期宇部市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、基本目標の1に掲げ、重点的に取り組むこととしています。 まず、妊娠・出産・育児支援の充実については、未来を担う子供たちの健やかな成長を社会全体で支えていくという考えのもと、新たに、市内企業や団体などと構成するうべ妊婦・子ども応援団の結成、拡大に取り組みます。 その協力・連携のもと、新たに、妊婦・子ども応援クーポン制度や地域における子育て支援の担い手となるうべ子育てパートナーの養成などに取り組むとともに、さらに、妊婦応援都市宣言を行い、妊産婦や子育て世代を大切にする市民文化の醸成を図ります。 また、子育て世代包括支援センターUbeハピの機能強化を図り、妊娠・出産から子育てにわたる不安感や負担感の解消に向けた総合相談や、切れ目のない支援を引き続き行います。 次に、安心して子育てできる環境づくりについては、保育園での待機児童が生じないよう、受入れ施設や保育士の確保とともに、保育補助者など多様な人材の活用促進を図ります。 また、学童保育においては、施設整備や指導員確保など、増加する利用者ニーズに適切に対応するとともに、多様な人材を活用した学習プログラムの導入や、専門的な知識を有したアドバイザーの配置など、安定した良質な保育環境を提供いたします。 さらに、多世代の交流や学習支援、食事の提供などを通して、子供の健やかで豊かな成長をサポートする子供の居場所づくりを促進するとともに、経済的な理由で学習の機会に恵まれない中学生を対象とした学習支援事業を拡充し、高校進学などの進路選択の幅を広げます。 一方、ひとり親家庭に対しては、ひとり親家庭の総合相談窓口においてワンストップで相談、支援を行うとともに、ひとり親家庭が交流する場を設け、生活向上及び自立のための支援を行います。 さらに、児童虐待の根絶に向けて、子ども家庭総合支援拠点機能の充実を図るとともに、関係機関との連携強化やスキルアップ研修を実施し、わずかな虐待の兆候も見逃すことがないよう、個別ケースごとに、危機感を持って迅速、適切に対処します。 次に、確かな学力・豊かな心を育む教育の推進については、これまで10年間取り組んできた学びの創造推進事業の成果を継続しつつ、新学習指導要領に示された「主体的で対話的で深い学び」の視点に立った授業づくりに取り組みます。 また、令和2年度から全ての中学校区で小中一貫教育を本格実施し、小学校と中学校が目指す子供像を共有した上で、9年間の学びと育ちを見通した系統性・連続性のある教育課程による指導を行います。 いじめの問題については、宇部市いじめ防止基本方針に基づき、未然防止や早期発見、早期対応の強化に向けて、新たにSNSを活用したいじめの相談などの通報システムを中学校全学年へ拡充します。 また、不登校対策については、宇部市不登校防止アクションプランに基づき、全中学校に校内ふれあい教室を開設するなど、不登校の状況に応じた適切な支援の強化を図ります。 特別な配慮が必要な子供たちへの支援としては、小中学校への教育支援員の配置や特別支援教育に係る支援ボランティアの活動を推進するとともに、障害児通所支援事業者等と連携し、パーソナル手帳の活用を推進するなど、就学前から卒業後にわたる切れ目のない支援に取り組みます。 次に、社会の変化に対応した特色ある教育の推進として、英語教育については、グローバル社会に対応できる人材を育成するため、宇部市独自にオンライン英会話を中学校全学年で実施するとともに、小学校1年生から外国語活動をスタートし、義務教育9年間を通した英語教育を推進することで、児童生徒の使える英語の習得を目指します。 また、ICT教育については、Society5.0に対応できる人材を育成するため、AIを搭載した人型ロボットやタブレット、大型提示装置、教育用アプリなど先端のICTを活用した事業を実施します。また、プログラミング教育を全ての学校で計画的に実施し、児童生徒の情報活用能力や論理的思考力を育成します。 さらに、国の補正予算を活用して、文部科学省のGIGAスクール構想の実現を踏まえた高速大容量の通信ネットワーク環境の整備と、児童生徒1人1台のパソコン整備に取り組みます。 また、将来のイノベーション人材の育成を図るため、山口大学やJAXAなどと連携して、児童生徒に宇宙やその先端技術への興味を抱かせる宇宙教育に取り組むとともに、プラネタリウムなど宇宙が身近に感じられる教育施設の整備について、調査・検討します。 さらに、キッズデザイン協議会やJICAの協力のもと、子供たちを対象とした「せかい!動物かんきょう会議」を開催し、SDGsの視点に立った多様な発想、行動ができる「人財」づくりを進めます。 次に、学校教育環境の充実としては、まず、学校施設の耐震化については、平成30年度からの継続事業となる藤山小学校体育館、令和元年度からの継続事業となる岬小学校複合施設など、体育館4棟の耐震化工事を実施いたします。これにより、小中学校施設の耐震化率は、平成21年度末に51.3%だったものが、令和2年度末は97.4%になる見込みです。 また、空調設備の設置については、令和2年6月までに小中学校の普通教室及び図書室への設置を全て完了するとともに、引き続いて給食施設への設置に着手します。 これらによって、児童生徒の学習環境の改善を図るとともに、地域コミュニティの拠点として、様々な地域住民が利用できるように学校施設のバリアフリー化に取り組みます。 その他、学校と地域が連携したコミュニティ・スクールを推進し、地域とともにある学校づくりをさらに進めていきます。 また、市民が気軽に読書に親しめる環境づくりのため、図書館を中心に、学校・地域など多様な主体が連携した読書のまちづくりを進めます。 次に、テーマの3つ目、健幸長寿のまちについてです。 まず、健康づくりの推進については、健康で生きがいを持ち、つい歩きたくなるまち、スマートウエルネスシティを目指すために、2年目となるICTを活用した健幸ポイントプログラムにより、健康状態の計測と見える化を行います。また、科学的根拠のある個別運動プログラムを実践することで、運動習慣の定着を図り、生活習慣病の改善やフレイル予防など、介護予防の対策に取り組みます。併せて、生活習慣病等の有病者に対して、運動プログラムを医療と連携して実施し、疾病の重症化予防に取り組みます。 次に、共生型福祉の推進については、認知症や知的障害、精神障害などで判断能力が十分でない方を社会全体で支え合う成年後見制度の利用促進のため、専門職による相談機能を有する「宇部市成年後見センター」を開設します。 また、障害者が地域社会で安心して暮らしていくために、障害者に対する市民の理解促進と、障害を理由とする差別の解消に取り組むとともに、市民や大学生の協力を得て新たに策定をした宇部市バリアフリー化マスタープランに基づき、ハード・ソフト両面のバリアフリー化を促進します。 次に、介護予防・介護支援体制の充実については、認知症予防啓発の市民集会の開催や、VR体験による認知症の正しい理解の促進、また、オレンジサポーターを組織化し認知症の人などを支援するチームオレンジの設置によって、認知症の方やその家族が住み慣れた地域で安心して生活できるように取り組みます。 次に、地域医療・救急医療体制の充実については、市民に適切な救急医療を提供する体制の確保を図るため、子育て世代の医療従事者へ救急勤務時の保育支援を新設いたします。 次に、テーマの4つ目、共に創る魅力・にぎわいあふれるまちについてです。 まず、シティプロモーションの推進については、本市の認知度を高め、関係人口の創出を図るため、首都圏や関西圏など都市部でのPR活動や、フィルムコミッションによるロケーション誘致活動などを積極的に展開していきます。 また、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会の開催を迎え、スペイン及びマダガスカルの共生社会ホストタウンとして、さまざまな取り組みを展開していきます。 併せて、留学生アンバサダーや共生社会ホストタウンジュニアサポーターによる取材活動を通して、分身ロボットを活用した海外とのライブストリーミングや市内でのパブリックビューイングを実施し、大会前からの交流の促進と臨場感あふれる疑似体験を創出するほか、大会後に両国のアスリートたちと「ただいま・おかえり交流」を図ります。 さらに、共生社会ホストタウンとして、文化やスポーツなどを通じて、障害者や高齢者、外国人に限らず、誰もが生き生きと暮らすことができる社会の実現に向けて、取り組みを加速化していきます。 次に、ときわ公園の魅力発信については、県内外からさらに多くの方々に御来園をしていただくため、情報発信の強化に取り組むとともに、花やスポーツ、食など様々なイベントを開催いたします。 また、冬の風物詩にもなっているTOKIWAファンタジアを県央連携事業に位置づけ、新たにメディアアートの展示手法を取り入れるとともに、ときわミュージアムでは、テクノロジー×アートの5年間の集大成として、チャレンジ講座に参加した学生や地元企業などの参画による展覧会を開催し、ときわ公園へのさらなる誘客につなげていきます。 次に、文化・アートに親しめる環境づくりについては、第29回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)の一次審査及び応募作品プラン展を開催するとともに、スペイン・バルセロナ現代美術館と引き続き連携し、アーティストを招いての滞在型創作活動の実施など、令和3年に60周年を迎えるUBEビエンナーレ本展開催に向けた準備を進めます。 また、アートを介して、ひと・もの・ことをつなぎ、まちの創造的発展に向けて自ら活動するアートコミュニケーターを育成し、市民が身近に文化やアートに親しめる環境づくりを進めます。 次に、スポーツ活動の推進については、本市が運営を支援する一般社団法人宇部市スポーツコミッションが、DMOと連携をし、ボッチャなどのパラスポーツやダンス、本市野外彫刻などを活用したユニバーサルツーリズムの旅行商品を造成するなど、スポーツによる元気な人づくり・まちづくりを一層進めていきます。 また、恩田運動公園については、スポーツの振興と市民の憩いの場として、新たな魅力とにぎわいあふれるエリアにするため、令和元年11月に策定した恩田スポーツパーク構想に基づき、計画的に整備を進めます。 一方、神原公園においては、プレーパークを定期的に開催をし、子供たちの自由な発想による外遊びを推進いたします。 次に、若者・女性の活躍促進については、若者の社会的・職業的自立を図るため、多世代ふれあいセンター内に設置をした若者ほっとカフェや若者ふりースペースの運営に民間活力を導入し、相談対応に加え、学習やスポーツなどの活動を合わせて実施することで、社会への参画や自立につながる支援を行うとともに、市内の若者が企画や実践するまちづくりに向けた取組を促進いたします。また、中学校卒業後や高校中退後の進路未決定者への相談・支援を適切に進めます。 さらに、平成28年度から山口大学や宇部工業高等専門学校と連携し開設をしているテクノロジー×アートの講座や、若者クリエイティブコンテナでのまちづくり活動につながる、山口大学との社会連携講座を開催することで、地域人材の育成や地元定着への促進につなげていきます。 また、うべ女性活躍応援ネットワークの活動を中心に、女性の活躍推進に向けた意識啓発や人材育成の充実を図るとともに、誰もが働きやすい職場環境づくりを促進するため、宇部市女性活躍推進企業の認証拡大や、うべイクボス宣言企業の拡大を図り、具体的な取組を行う企業を支援いたします。 併せて、男性の育休取得の促進に向け、企業向けの育休取得奨励助成金を拡充し、ワークライフ・バランスについての理解と男性の家事・育児参加を促進いたします。 次に、移住・定住の促進については、さらなる社会減の縮小に向け、住みたい田舎ベストランキング、全国第1位の知名度を生かしながら、移住定住のワンストップ相談窓口である移住・定住サポートセンターにおいて、仕事や住まいのマッチングをはじめ、ニーズに沿った移住相談、各種支援制度の紹介など、きめ細かい支援を行うとともに、首都圏等に向けた魅力発信や本市の暮らしを体験できる移住体験ツアーなどを実施し、さらなる移住者の増加につなげていきます。 また、将来的な移住の裾野の拡大や多様な主体の参画によるまちづくりに向けて、シティプロモーションやふるさと納税制度、大幅に制度改善をされました企業版ふるさと納税制度を活用するなど、地域に多様な形で継続的に関わる関係人口の創出に取り組みます。 次に、中山間地域の振興については、廃校舎を活用して、豊かな自然環境の中で食とアートが融合したイベントの開催や、竹LABO(ラボ)による新たなビジネスの創出に取り組むとともに、万倉地区の岩戸神楽舞をはじめ、地域特有の伝統文化の継承による観光振興など、中山間地域の魅力を発信し、交流人口や移住・定住人口の増加につなげていきます。 次に、テーマの5つ目として、安心安全で、快適に暮らせるまちについてです。 環境保全対策の推進については、まず、現在の指定ごみ袋の制度を見直し、ごみの排出量に応じてごみ処理経費を負担していただく有料化の仕組みを導入します。併せて、生ごみ処理機購入助成など、ごみ減量への取組に対する支援制度等を充実し、一層のごみ減量に取り組みます。 また、世界規模で問題となっているプラスチックごみの削減に向けて、使い捨てプラスチック製品の利用抑制や分別回収の徹底など、廃棄されるプラスチックごみの削減に向けた取組を進めます。 次に、災害に強い安全なまちづくりとして、災害死亡者ゼロを目標に、防災情報を全市民に届けるための防災屋外スピーカーの工事を実施するとともに、自治会単位での呼びかけ、避難体制の構築等を推進します。 また、消防庁舎の耐震化や多様な災害に対応可能な消防団の装備の充実と消防団員の確保に取り組み、防災・減災・消防力の強化を図ります。 さらに、避難所の生活環境の良好化に向け、栄養豊富な温かい食事の提供に向けた飲食関係事業者との協力体制を強化いたします。 また、台風や集中豪雨等による大規模停電対策として、LPガスとガソリンによるハイブリット型非常用小型発電機を拠点避難場所等に配備をいたします。さらに、電気自動車からの電力供給用のパワーコンディショナーを市内4カ所に配備をするとともに、災害時協力者登録制度を創設し、電気自動車の所有者を対象に、災害時における停電時に避難所等の電力供給のために非常用電源として、電気自動車の提供・協力に取り組みます。 また、防災上の危険箇所のハード面の整備では、危険ため池の解消や護岸のかさ上げ等による海岸の高潮対策、急傾斜地の崩壊防止対策、河川や水路の氾濫防止対策に取り組みます。 次に、人権の尊重については、SDGs未来都市として、本市の市民宣言にうたわれている、人間が尊重される都市づくりを目指し、共生社会の観点から、障害者や外国人、さらにLGBTをはじめとする性的マイノリティに対する偏見などの人権問題に対応していくとともに、学校や地域、家庭、職場など様々な場を通じ、関係機関等と連携を深めながら、人権教育・啓発活動を効果的に推進していきます。 次に、都市環境の質的整備については、平成29年に策定した道路の個別施設計画(舗装編)に基づき、緊急輸送道路などの重要度の高い路線、あんしん歩行エリアとその周辺、損傷度の高い路線について、舗装修繕を計画的かつ効率的に実施をし、健全な道路状態の維持に取り組みます。 以上が、まちづくりのテーマに沿った主な内容ですが、これらを支える行政運営に向けて、宇部市行政サービス改革推進計画のもと、行政の様々な分野にAIなどの革新技術を活用し、効果的・効率的な行政サービスを提供するとともに、PPP/PFIの手法の積極的な活用により、多様な主体との連携・協働・共創を図ることで、本市が抱える課題の解決に向けて取組を進めていきます。 また、民間専門機関のノウハウを取り入れ、人材育成やメンタルヘルス対策、働き方改革の取組などを連携させ、効果的・効率的な仕組みとすることで、職員のスキルと組織力の向上を図ります。 さらに、組織ガバナンス強化のため、コンプライアンス及び行政事務の適正化に関する研修を職層に応じて実施いたします。 また、職員を国の機関等へ派遣し、スキルアップと意識改革を図るとともに、デジタル専門人材など民間企業等の外部人材を登用し、組織の多様性を高め、そのノウハウや人脈を生かし、本市の魅力・価値の向上につなげる事業展開を行います。 さらに、宇部市公共施設等総合管理計画に基づいた公共施設のマネジメント原則に取り組むとともに、施設の状態、役割、利用状況を考慮し、個別施設計画を策定していきます。 また、市民の市政への関心や参画意識を高めるため、ホームページや様々な広報媒体の特性を生かした効率的・効果的な市政情報の発信に取り組むとともに、市民の声を市政に生かすため、ふるさと元気懇談会やインターネット市民モニター制度等を充実させていきます。 最後に、公営企業についてです。 上下水道事業については、持続可能で安定した事業経営を行うため、水道事業の広域化を進めるとともに、下水道事業区域の見直しや、合流式ポンプ場では全国初のDBO方式により工事着手している玉川ポンプ場事業など、官民連携手法に取り組んでいきます。 また、地震などによる被害を最小限にとどめるため、浄水場や配水池の耐震化、ポンプ場の統廃合、合流管の改築など、老朽施設の更新を積極的に進めていきます。 次に、交通事業については、安心安全な運行を行うとともに、安定した事業運営に向け、運転士不足の解消に最優先で取り組みます。 また、使いやすく、持続可能な地域公共交通網を形成するため、引き続き公共交通の利便性の向上を図るとともに、事業実施の最適化に取り組んでいきます。 以上、申し上げました事業をはじめとする諸施策の執行に当たりましては、職員一人一人が、市政発展への使命感と責任感を持ち、まちづくりの主役である市民とともに、スピード感を持って取り組んでいきます。 令和2年は、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会が開催され、プレ100周年でもあります。 先人たちが宇部の精神(こころ)である共存同栄・協同一致を原動力に築き上げた「ふるさと宇部」を、将来にわたって輝き続ける宇部市として次の世代に引き継ぐため、総合計画の求める都市像である、みんなで築く活力と交流による元気都市の実現を目指し、市制施行100周年に向け、全力で取り組んでいきたいと思います。 市議会議員各位をはじめ、市民の皆様におかれましては、これまで申し述べました令和2年度の施策提案と当初予算案に対しまして、深い御理解と御賛同を賜りますよう、心からお願いを申し上げまして、令和2年度の施政方針といたします。よろしくお願いいたします。 それでは、続きまして、その他の議案の提案理由について説明いたします。 まず、議案第13号令和元年度宇部一般会計補正予算(第5回)です。 歳出については、国の補正予算を活用して実施をするGIGAスクール構想関連経費などのほか、実施見込みに合わせ、退職手当、介護保険事業会計繰出金等を増額補正するとともに、プレミアム付商品券交換金、小中学校施設改築工事等を減額補正するものです。 一方、歳入については、歳出に伴う国・県支出金、市債などのほか、収入見込額に合わせ、地方消費税交付金、プレミアム付商品券販売収入等を補正し、また、補正財源の一部として、財政調整基金繰入金を補正するものです。補正額を1億644万3,000円減額とし、補正後の予算総額を678億6,411万円とするものです。 継続費については、新庁舎1期棟建設事業ほか9事業を実施見込みに合わせ変更するものです。債務負担行為については、漁業近代化資金利子補給金(令和元年度分)ほか3事業を追加し、パルセンター宇部空調設備リース契約(令和元年度分)ほか8事業を変更するものです。 繰越明許費については、年度内に完了しない見込みとなった32事業について、地方自治法の規定により、令和2年度へ繰り越すものです。 次に、議案第14号令和元年度宇部介護保険事業特別会計補正予算(第3回)です。 歳出については、保険給付費、諸支出金、地域支援事業費及び予備費を補正し、歳入については、国・県支出金、支払基金交付金及び繰入金を補正するものです。補正額を4億7,403万円とし、補正後の予算総額を184億3,242万1,000円とするものです。 次に、議案第15号令和元年度宇部国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)です。 歳出については、基金積立金を補正し、歳入については、繰入金を補正するものです。補正額を1,712万円とし、補正後の予算総額を200億7,346万7,000円とするものです。 次に、議案第16号令和元年度宇部後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)です。 歳出については、後期高齢者医療広域連合納付金を補正し、歳入については、繰入金を補正するものです。補正額を553万3,000円とし、補正後の予算総額を27億2,922万4,000円とするものです。 次に、議案第17号令和元年度宇部市営駐車場事業特別会計補正予算(第2回)です。 歳出については、駐車場運営事業費及び予備費を補正し、歳入については、駐車場運営事業収入及び繰越金を補正するものです。補正額を252万5,000円とし、補正後の予算総額を1億1,583万2,000円とするものです。 次に、議案第18号令和元年度宇部水道事業会計補正予算(第2回)です。 今回の補正は、収入及び支出額を実施見込みに合わせて補正するものです。 収益的収支については、水道料金等の収入及び諸経費の見直しを行った結果、当年度純利益は4億2,280万6,000円となる見込みです。 また、資本的収支については、資本的支出の建設改良費の見直しを行った結果、支出予定額は24億4,966万2,000円となり、この財源として、企業債、工事負担金、損益勘定留保資金等を充てることといたしました。 次に、議案第19号令和元年度宇部下水道事業会計補正予算(第3回)です。 今回の補正は、人事院勧告等を踏まえ人件費を補正するとともに、収入及び支出額を実施見込みに合わせて補正するものです。 収益的収支については、諸経費の見直しを行った結果、当年度純利益は3億8,349万4,000円となる見込みです。 また、資本的収支については、資本的支出の企業債償還金の見直しを行った結果、支出予定額は77億6,776万5,000円となり、この財源として、国庫補助金、企業債、損益勘定留保資金等を充てることとしました。 次に、議案第20号令和元年度宇部交通事業会計補正予算(第1回)です。 今回の補正は、収入及び支出額を実施見込みに合わせて補正をするものです。 収益的収支については、貸切自動車収入の減額及び諸経費の見直しを行った結果、当年度純利益は117万8,000円となる見込みです。 また、資本的収支については、資本的支出の建設改良費の見直しを行った結果、支出予定額は1億2,024万円となり、この財源として、企業債、工事負担金、損益勘定留保資金等を充てることとしました。 次に、議案第21号宇部市消防団条例中一部改正の件です。 これは、地域防災力の強化を図るため、より幅広い世代が消防団で活動できるよう、団員の入団年齢の上限及び定年に係る規定を削除するものです。 次に、議案第22号宇部市基金の設置、管理及び処分に関する条例中一部改正の件です。 これは、市制施行100周年記念事業に要する経費の財源を確保するため、妊産婦及び子供並びに子育てを支援するために要する経費の財源を確保するため、並びに若者の起業、まちづくりに向けた活動及び社会参加を促進するために要する経費の財源を確保するため、新たに基金を設置するものです。 次に、議案第23号宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件です。 これは、市長及び副市長の給料及び期末手当の減額措置を延長するものです。 次に、議案第24号宇部市職員の給与に関する条例中一部改正の件です。 これは、臨時的任用職員の給与の支給に関する規定の追加、その他所要の整備を行うものです。 次に、議案第25号宇部市職員の給与に関する条例の特例に関する条例中一部改正の件です。 これは、職員の給料の減額措置について、一部を廃止するとともに減ずる期間を延長するものです。 次に、議案第26号宇部市職員特殊勤務手当支給条例中一部改正の件です。 これは、じんかい処理業務のうち、著しく危険な業務に従事する職員に対して、特殊勤務手当を新設し、支給するものです。 次に、議案第27号宇部市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例中一部改正の件です。 これは、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の整備を行うものです。 次に、議案第28号宇部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例中一部改正の件です。 これは、臨時的任用職員の休暇に関する規定を追加するものです。 次に、議案第29号宇部市職員の育児休業等に関する条例中一部改正の件です。 これは、非常勤職員育児休業等の取得要件に係る規定の整備、その他所要の整備を行うものです。 次に、議案第30号宇部市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例制定の件です。 これは、地方自治法等の一部を改正する法律及び地方自治法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、市長等の職務行為について、善意でかつ重大な過失がないときは、市長等の市に対する損害賠償責任の一部を免責することができる条例を制定するものです。 次に、議案第31号宇部市固定資産評価審査委員会条例中一部改正の件です。 これは、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部改正に伴い、所要の整備を行うものです。 次に、議案第32号宇部市廃棄物の処理及び清掃に関する条例中一部改正の件です。 これは、市の焼却施設及び宇部市リサイクルプラザに直接一般廃棄物を搬入する場合における処理手数料の額の改定を行うとともに、定期的に収集する一般家庭において生じたじんかいを指定ごみ袋により一般廃棄物の収集場所に排出する場合における処理手数料を新設するものです。 次に、議案第33号宇部市一般廃棄物処理手数料に係る証紙に関する条例制定の件です。 これは、一般家庭において生じたじんかいを指定ごみ袋により一般廃棄物の収集場所に排出する場合に係る処理手数料を証紙により徴収するため、条例を制定するものです。 次に、議案第34号宇部市国民健康保険条例中一部改正の件です。 これは、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の賦課限度額を引き上げるとともに、低所得者に対する保険料の軽減措置を拡充するものです。 次に、議案第35号宇部市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例中一部改正の件です。 これは、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員に係る経過措置の期間の延長、その他所要の整備を行うものです。 次に、議案第36号宇部市事業所設置奨励条例中一部改正の件です。 これは、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部改正に伴い、所要の整備を行うものです。 次に、議案第37号宇部市中央卸売市場業務条例中一部改正の件、議案第38号宇部市地方卸売市場業務条例中一部改正の件の2議案についてです。 これらは、卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律により、卸売市場法が一部改正されたことに伴い、所要の整備を行うものです。 次に、議案第39号宇部市道路占用料徴収条例中一部改正の件です。 これは、道路法施行令の一部改正を踏まえ、所要の整備を行うものです。 次に、議案第40号宇部市営住宅条例中一部改正の件です。 これは、公営住宅法の一部改正並びに中央町借上住宅、東本町借上住宅及び新町借上住宅の返還に伴い、所要の整備を行うものです。 次に、議案第41号地方自治法等の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件です。 これは、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の整備を行うものです。 次に、議案第42号山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更についてです。 これは、山口県市町総合事務組合規約に規定する事務の対象となる非常勤の職員及び事務を共同処理する団体の変更について、地方自治法の規定により市議会の議決を求めるものです。 次に、議案第43号宇部市旧宇部銀行館に係る指定管理者の指定の件です。 これは、令和2年3月で指定管理者の指定期間が満了となります公の施設に関し、令和2年4月からの指定管理者を指定することについて、地方自治法の規定により、市議会の議決を求めるものです。 次に、議案第45号宇部市非常勤職員の報酬及び費用弁償条例等の一部を改正する条例制定の件です。 これは、災害弔慰金等支給審査委員会委員の報酬額を定めるとともに、いじめ問題検証委員会委員及びいじめ問題調査委員会委員の報酬額の見直し、その他所要の整備を行うものです。 次に、議案第46号宇部市行政財産使用料徴収条例中一部改正の件です。 これは、市職員が通勤のため行政財産を駐車場として使用する場合に、新たに使用料を徴収することとするため、当該使用料の額等に係る規定を新設するものです。 次に、議案第47号宇部市体育施設条例中一部改正の件です。 これは、恩田運動公園の水泳プールの廃止に伴い、当該水泳プールに係る規定を削除し、及び俵田翁記念体育館の改修に伴い、ロビーの専用利用に係る利用料金を新設するものです。 次に、議案第48号宇部市災害弔慰金の支給等に関する条例中一部改正の件です。 これは、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い、災害弔慰金及び災害障害見舞金の支給に係る判定が困難な場合等に、有識者による調査審議を行えるようにするため、宇部市災害弔慰金等支給審査委員会の設置に係る規定を新設するものです。 以上で、提案理由の説明を終わります。 どうぞよろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(射場博義君) 以上で、市長の施政方針演説及び議案の提案理由の説明は終わりました。────────────────────────────────────────
    △日程第5議案第44号について……(総合審議) ○議長(射場博義君) 次に、日程第5、議案第44号宇部市教育委員会委員の選任について同意を求める件を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。久保田市長。    〔市長 久保田 后子 君 登壇〕 ◎市長(久保田后子君) それでは、ただいま議題となりました議案第44号宇部市教育委員会委員の選任について同意を求める件について、提案理由を説明いたします。 これは、来る3月17日付をもって任期満了となられます重村美帆さんを、引き続き教育委員会委員に選任したいと考えていますので、市議会の同意を求めるものです。 重村さんの経歴については、既にお手元に配付いたしました履歴書のとおりであり、人格高潔で、教育に関し幅広い御識見を持っておられる方であり、同委員として最適任と考えています。 どうぞよろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(射場博義君) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっています議案第44号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより採決いたします。議案第44号は、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。よって、議案第44号は、同意することに決定いたしました。──────────────────────────────────────── △日程第6諮問第1号について……(総合審議) ○議長(射場博義君) 次に、日程第6、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。久保田市長。    〔市長 久保田 后子 君 登壇〕 ◎市長(久保田后子君) それでは、ただいま議題となりました諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件について、提案理由を説明いたします。 これは、近く任期満了となられます杉野美由紀さん、畑口眞理子さん、宮成初さん及び野村俊博さんの後任について、市議会の意見を求めるものです。 杉野さんには引き続き、畑口さんの後任には野村敦さんを、宮成さんの後任には花岡泉さんを、野村さんの後任には山根寛さんを、人権擁護委員の候補者として推薦したいと考えています。 4人の方々の経歴については、既にお手元に配付いたしました履歴書のとおりであり、人格、識見とも高く、同委員の候補者として最適任と考えています。 どうぞよろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(射場博義君) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りします。ただいま議題となっています諮問第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより採決します。諮問第1号は、これに異議のない旨を答申することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。よって、諮問第1号は、異議のない旨を答申することに決定しました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしましたが、この際、念のため申し上げます。 市長の施政方針演説及び議案に対する質疑並びに一般質問の通告書の提出は、本日の本会議終了後から2月27日の午後4時30分までとなっています。 皆様の御協力をお願いいたします。──────────────────────────────────────── ○議長(射場博義君) 本日は、これで散会いたします。───── 午前11時24分散会 ───────────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和2年2月25日               宇部市議会議長   射 場 博 義              宇部市議会議員   時 田 洋 輔              宇部市議会議員   志 賀 光 法...