宇部市議会 > 2010-03-25 >
03月25日-06号

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  1. 宇部市議会 2010-03-25
    03月25日-06号


    取得元: 宇部市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成 22年 3月定例会(第1回)平成22年 3月(第1回)宇部市議会定例会会議録 第6号議 事 日 程 (第6号)        平成22年3月25日(木曜日)───── 午前10時開議 ─────第1 会議録署名議員の指名第2 議案第23号から第27号まで及び第53号について(都市建設委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 23号 平成21年度宇部市営駐車場事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 24号 平成21年度宇部市下水道事業特別会計補正予算(第3回) 議案第 25号 平成21年度宇部市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2回) 議案第 26号 平成21年度宇部市水道事業会計補正予算(第2回) 議案第 27号 平成21年度宇部市ガス事業会計補正予算(第2回) 議案第 53号 宇部市手数料徴収条例中一部改正の件第3 議案第16号、第17号、第28号から第42号まで及び第54号について(総務財政委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 16号 平成21年度宇部市一般会計補正予算(第6回) 議案第 17号 平成21年度宇部市公共用地造成事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 28号 宇部市国民保護協議会条例等の一部を改正する条例制定の件 議案第 29号 宇部市職員定数条例中一部改正の件 議案第 30号 宇部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例中一部改正の件 議案第 31号 宇部市職員の育児休業等に関する条例中一部改正の件 議案第 32号 宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件 議案第 33号 宇部市職員の給与に関する条例中一部改正の件 議案第 34号 宇部市職員の給与に関する条例の特例に関する条例中一部改正の件 議案第 35号 宇部市非常勤職員の報酬及び費用弁償条例中一部改正の件 議案第 36号 宇部市職員特殊勤務手当支給条例中一部改正の件 議案第 37号 宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件 議案第 38号 宇部市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例中一部改正の件 議案第 39号 宇部市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例中一部改正の件 議案第 40号 宇部市税賦課徴収条例中一部改正の件 議案第 41号 宇部市消防団条例中一部改正の件 議案第 42号 宇部市火災予防条例中一部改正の件 議案第 54号 山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更について第4 議案第18号から第21号まで、第43号から第45号まで、第48号、第49号、第55号及び第60号について(文教民生委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 18号 平成21年度宇部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回) 議案第 19号 平成21年度宇部市老人保健医療特別会計補正予算(第2回) 議案第 20号 平成21年度宇部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回) 議案第 21号 平成21年度宇部市介護保険事業特別会計補正予算(第3回) 議案第 43号 宇部市ふるさと人材育成基金条例廃止の件 議案第 44号 宇部市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件 議案第 45号 宇部市地域福祉基金条例廃止の件 議案第 48号 宇部市高齢者福祉計画審議会条例制定の件 議案第 49号 宇部市体育施設条例中一部改正の件 議案第 55号 住民訴訟に係る弁護士費用の負担について 議案第 60号 物品購入の件(PC教室端末機器)第5 議案第22号、第50号から第52号まで及び第56号並びに請願第2号について(産業経済委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 22号 平成21年度宇部市交通事業会計補正予算(第3回) 議案第 50号 宇部市事業所設置奨励条例中一部改正の件 議案第 51号 宇部市基金の設置、管理及び処分に関する条例中一部改正の件 議案第 52号 宇部市小作料協議会条例廃止の件 議案第 56号 宇部市楠こもれびの郷に係る指定管理者の指定の変更の件 請願第 2号 住宅リフォーム助成制度の創設を求める請願第6 議案第1号から第15号まで及び議案第1号に関する附帯決議について(予算審査特別委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 1 号 平成22年度宇部市一般会計予算 議案第 1 号 に関する附帯決議について 議案第 2 号 平成22年度宇部市食肉センター事業特別会計予算 議案第 3 号 平成22年度宇部市国民健康保険事業特別会計予算 議案第 4 号 平成22年度宇部市中央卸売市場事業特別会計予算 議案第 5 号 平成22年度宇部市地方卸売市場事業特別会計予算 議案第 6 号 平成22年度宇部市公共用地造成事業特別会計予算 議案第 7 号 平成22年度宇部市営駐車場事業特別会計予算 議案第 8 号 平成22年度宇部市老人保健医療特別会計予算 議案第 9 号 平成22年度宇部市介護保険事業特別会計予算 議案第 10号 平成22年度宇部市後期高齢者医療特別会計予算 議案第 11号 平成22年度宇部市下水道事業会計予算 議案第 12号 平成22年度宇部市農業集落排水事業会計予算 議案第 13号 平成22年度宇部市水道事業会計予算 議案第 14号 平成22年度宇部市ガス事業会計予算 議案第 15号 平成22年度宇部市交通事業会計予算第7 議案第61号について……(総合審議) 議案第 61号 宇部市監査委員の選任について同意を求める件第8 議案第58号及び第59号について……(総合審議) 議案第 58号 宇部市議会委員会条例中一部改正の件 議案第 59号 宇部市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例中一部改正の件第9 意見書案第1号について……(総合審議) 意見書案第1号 外国人への地方参政権付与に反対する意見書第10 議員派遣の件第11 閉会中の継続審査の申し出に対する決定について  (総務財政委員会) 平成22年請願第1号 小規模工事等契約希望者登録制度の創設を求める請願  (文教民生委員会) 議案第 46号 宇部市心身障害者福祉手当支給条例廃止の件 議案第 47号 宇部市次代を担う子どもをすくすくと育てるための市民や社会の役割に関する条例制定の件第12 閉会中の継続調査の申し出に対する決定について  (総務財政委員会)   1 行財政改革の推進に関する調査について   2 生活交通活性化に関する調査について   3 新庁舎建設に関する調査について   4 防災・災害対策に関する調査について   5 広域行政に関する調査について   6 地域情報化・行政情報化の推進に関する調査について   7 新総合計画の策定に関する調査について   8 財政健全化に関する調査について   9 入札・契約制度に関する調査について   10 消防体制の整備に関する調査について  (文教民生委員会)   1 地域コミュニティーの充実に関する調査について   2 男女共同参画社会の確立に関する調査について   3 国民健康保険事業に関する調査について   4 環境共生都市の実現に関する調査について   5 障害者福祉に関する調査について   6 高齢者対策に関する調査について   7 子育て支援対策に関する調査について   8 健康づくりの推進に関する調査について   9 学校教育の充実に関する調査について  (産業経済委員会)   1 商工業振興に関する調査について   2 観光振興に関する調査について   3 雇用・労働福祉対策に関する調査について   4 地域産業の振興に関する調査について   5 農林水産業の振興に関する調査について   6 卸売市場の運営に関する調査について   7 交通局の経営に関する調査について   8 JR宇部線の利用促進に関する調査について  (都市建設委員会)   1 常盤公園整備計画に関する調査について   2 都市計画に関する調査について   3 中心市街地における活性化対策に関する調査について   4 景観計画に関する調査について   5 市街地開発及び市街地再開発に関する調査について   6 道路、港湾及び河川の整備に関する調査について   7 住宅行政に関する調査について   8 公共工事コスト縮減に関する調査について   9 下水道事業に関する調査について   10 水道・ガス事業に関する調査について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程の全部────────────────────────────────────────出席議員(32名)      1番  時 田 洋 輔 君      2番  木 下 俊 夫 君      3番  宮 本 輝 男 君      4番  柴 田 敏 彰 君      5番  安 藤   巧 君      6番  岩 村   誠 君      7番  穐 村 将 人 君      8番  唐 津 正 一 君      9番  山 下 憲 章 君     10番  河 崎   運 君     11番  真 鍋 恭 子 君     12番  岡 本 公 一 君     13番  山 下 節 子 君     14番  村 上 恵 子 君     15番  長谷川 耕 二 君     16番  高 井   仁 君     17番  志 賀 光 法 君     18番  兼 広 三 朗 君     19番  重 枝 尚 治 君     20番  猶   克 実 君     21番  大 野 京 子 君     22番  荒 川 憲 幸 君     23番  田 中 敏 弘 君     24番  新 城 寛 徳 君     25番  笠 井 泰 孝 君     26番  射 場 博 義 君     27番  小 川 裕 己 君     28番  青 木 晴 子 君     29番  植 松 洋 進 君     30番  杉 山 孝 治 君     31番  三 戸   充 君     32番  広 重 市 郎 君────────────────────────────────────────欠席議員(0名)           ────────────────────────────────────────説明のため出席した者       市長             久 保 田 后 子 君       副市長            西 山 一 夫 君       教育長            白 石 千 代 君       ガス水道事業管理者      宗 内 敏 和 君       交通事業管理者        吉 本 栄 三 君       総務部長           木 藤 昭 仁 君       総合政策部長         芥 川 貴 久 爾 君       財務部長           和 田 誠 一 郎 君       市民生活部長         斎 藤 幸 雄 君       環境部長           井 本 英 文 君       健康福祉部長(福祉事務所長) 久 保 章 君       経済部長           末 次 宣 正 君       土木建築部長         古 松 修 二 君       都市開発部長         大 畑 猛 君       下水道部長          吉 村 俊 朗 君       楠総合支所長         縄 田 省 一 郎 君       会計管理者          堀 池 直 司 君       消防長            利 重 和 彦 君       教育部長           中 村 彰 男 君────────────────────────────────────────事務局職員出席者       局長             吉 見 孝 則 君       次長             山 根 正 弘 君       議事課長           山 﨑 泰 秀 君       庶務課長           河 村 清 一 君       議事係長           池 田 篤 史 君       調査係長           山 本 敏 夫 君       書記             山 本 純 子 君───────────────────────────────────────────── 午前10時開議 ───── ○議長(広重市郎君) おはようございます。これより、本日の会議を開きます。    〔諸般の報告〕 ○議長(広重市郎君) この際、事務局から諸般の報告をいたさせます。 ◎事務局次長(山根正弘君) 報告いたします。 本日の出席議員数は、32名であります。 次に、3月24日付をもちまして、各常任委員長及び予算審査特別委員長から、付託事件に対する審査報告書を受理いたしました。 次に、3月24日付をもちまして、総務財政委員長及び文教民生委員長から、目下委員会において審査中の事件について、閉会中の継続審査の申出書を受理いたしました。 また、同日付をもちまして、各常任委員長から、所管事務について閉会中の継続調査の申出書を受理いたしました。 次に、付議事件の追加提出について申し上げます。 本日付をもちまして、市長から、宇部市監査委員の選任について同意を求める件の議案の提出がありました。 また、議会運営委員会から、宇部市議会委員会条例中一部改正の件外1件の議案の提出がありました。 また、河崎議員提出、2名の賛成議員による外国人への地方参政権付与に反対する意見書案の提出がありました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、諸般の報告は終わりました。──────────────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(広重市郎君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、宮本輝男君、青木晴子さんを指名いたします。──────────────────────────────────────── △日程第2議案第23号から第27号まで及び第53号について(都市建設委員会委員長報告、質疑・討論・表決) ○議長(広重市郎君) 次に、日程第2、都市建設委員会から報告のありました議案第23号から第27号まで及び第53号の6件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。荒川都市建設委員長。    〔22番 荒川 憲幸 君 登壇〕 ◎22番(荒川憲幸君) おはようございます。ただいま議題となりました議案第23号平成21年度宇部市営駐車場事業特別会計補正予算(第1回)外5件について、付託されました都市建設委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果でありますが、議案第23号から第27号まで及び第53号の6件については、いずれも全会一致をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第27号平成21年度宇部市ガス事業会計補正予算(第2回)についてであります。 本案は、収入及び支出額を実施見込みに合わせ補正するものであります。 本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、年間供給量の減と製品売り上げの減の関係についてただしたところ、供給量19万2,000立方メートルの減による製品売り上げの減額が約4,300万円である。また、当初見込みの平均単価と実績に基づく平均単価の差による減額が約3,400万円であり、合計して約7,700万円の減額であるとのことでありました。 次に、当年度純損失及び当年度未処理欠損金については、当初予算と比較してどのくらい影響があるかただしたところ、どちらも約2,000万円マイナスがふえているとのことでありました。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしたものであります。 その他の議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださいますようお願いし、都市建設委員会の報告を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、質疑に入ります。 議案第23号から第27号まで及び第53号の6件を一括議題といたします。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第23号平成21年度宇部市営駐車場事業特別会計補正予算(第1回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号平成21年度宇部市下水道事業特別会計補正予算(第3回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号平成21年度宇部市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号平成21年度宇部市水道事業会計補正予算(第2回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号平成21年度宇部市ガス事業会計補正予算(第2回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第53号宇部市手数料徴収条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第3議案第16号、第17号、第28号から第42号まで及び第54号について(総務財政委員会委員長報告、質疑・討論・表決 ○議長(広重市郎君) 次に、日程第3、総務財政委員会から報告のありました議案第16号、第17号、第28号から第42号まで及び第54号の18件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。重枝総務財政委員長。    〔19番 重枝 尚治 君 登壇〕 ◎19番(重枝尚治君) おはようございます。ただいま議題となりました議案第16号平成21年度宇部市一般会計補正予算(第6回)外17件について、付託されました総務財政委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果でありますが、議案第16号、第17号、第29号から第33号まで、第35号から第42号まで及び第54号の16件については全会一致をもって、また、第28号及び第34号の2件については賛成多数をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり、可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第16号平成21年度宇部市一般会計補正予算(第6回)についてであります。 これは、平成21年度一般会計補正予算の第6回補正として、歳出については、国の第二次補正予算に対応した普通建設事業費介護保険事業会計繰出金、退職手当及び市民活動支援基金社会事業基金への積立金等を増額補正するほか、経常事務事業費等を本年度の実施見込みに合わせ減額補正し、歳入については、法人市民税、県税交付金の減額及び特別交付税、減収補てん債、基金の廃止に伴うふるさと人材育成基金及び地域福祉基金の繰入金のほか各事務事業の施行に伴う国・県支出金等を本年度の収入見込みに合わせ補正するものであります。 本案に対し、審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、ふるさと人材育成基金が廃止され、それとは趣旨の異なる市民活動支援基金に残額を繰り入れる理由についてただしたところ、ふるさと人材育成基金は、産業、経済、教育、文化、福祉等の各分野で指導的役割を果たす有能な人材を育成することを目的として設置されたものである。今日に至るまで一定の役割を果たしてきたと考えているが、ここ数年は需要が減少するとともに、必ずしも人材育成という目的に直結しているとはいえない面も出てきたところである。 一方、市民活動支援基金は、市民活動団体が行う公益性の高い事業に対して、行政だけでなく、市民、企業から寄附を募り、これを支援することを目的として設置されたものである。 この2つの基金は、助成を受けた人に対し、何らかの形で本市に寄与してもらいたいという基本的な考え方は同じであるので、市民活動団体への支援を充実させる観点から、このたび、ふるさと人材育成基金を廃止し、その残高見込み額、約1億180万円を市民活動支援基金に積み立て、これをより有効に活用しようとするものであるとの答弁がなされました。 次に、ふるさと人材育成基金及び地域福祉基金の廃止について、これらの基金の残額は他の基金に繰り入れなければならないのか。現下の厳しい市財政の状況を勘案して、もっと有効に活用することはできないかただしたところ、廃止した基金の残額については一般会計に繰り入れて、特に他の基金に積み立てる必要はない。しかし、実態として基金については年々残高が減少してきており、長期的な観点からすると、他の基金に引き継いで将来の財政事情に備えるべきと考えているとの答弁がなされました。 次に、退職見込み者数が大幅にふえた要因についてただしたところ、当初予算においては定年退職者として50人を見込んでいたが、今回の補正で早期退職者23人を追加したところである。この中には予備として2人分を計上しているので、実質の追加は21人である。これについては自己都合によるものであるが、補正予算の編成に当たっては、それ以上の事情を把握していないとの答弁がなされました。 以上のような質疑の後、討論においては、本案については賛成の立場であるが、廃止する基金の残額を目的の異なる基金に積み立てておくよりは、厳しい財政状況を乗り切るため、これを財政調整基金に繰り入れることや、市民に対するさまざまな補助金のカットを少しでも抑制することなど、柔軟な発想で真に市民のためになる手法を考えられたいとの賛成討論がなされ、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 次に、議案第28号宇部市国民保護協議会条例等の一部を改正する条例制定の件についてであります。 これは、行政組織の再編成に伴い、所要の整備を行うものであります。 本案に対しては、質疑の後、討論において、そもそも宇部市国民保護協議会条例自体に反対するものであり、それとの整合を図るため、本案には反対するとの反対討論がなされ、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、賛成多数をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 次に、議案第30号宇部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例中一部改正の件についてであります。 これは、人事院勧告を踏まえ、勤務時間等の見直しを行うとともに、労働基準法の一部改正に伴い、時間外勤務代替休暇に関する規定の整備を行うものであります。 本案に対し、審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、職員において、月60時間を超えるような時間外勤務の実態はあるのかただしたところ、平成20年度の実態としては、月60時間以上の時間外勤務を行った職員は延べ161人、時間にして約2,500時間であったとの答弁がなされました。 次に、1カ月について60時間を超える時間外勤務をした場合に、時間外勤務手当の支給割合引き上げ分の支給にかえて、時間外勤務代替休暇の取得が可能になるとのことであるが、現実として、この代替休暇を取得することができるのかただしたところ、職員が当該代替休暇の取得を選択するか、手当の支給を選択するかは、あくまで当人の自由意思によるところとなる。まずは、その前提として、時間外勤務が60時間を超えることのないように、各職場における勤務管理をしっかり行っていくことが最も重要であると考えているとの答弁がなされました。 以上のような質疑の後、採決を行った結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 なお、本案に対する審査の過程におきまして、一部委員から、職員の健康管理の観点から、管理職を含めた全職員の勤務実態を完全に把握するための方策を講じられたいとの要望がなされましたので、申し添えます。 次に、議案第33号宇部市職員の給与に関する条例中一部改正の件についてであります。 これは、持ち家に係る住居手当の支給額を見直すとともに、労働基準法の改正を踏まえた時間外勤務手当の支給割合の改定その他所要の整備を行うものであります。 本案に対しては、質疑の後、討論において、本案については賛成の立場であるが、持ち家に係る住居手当を一律3,500円に引き下げるのは、借家に係る家賃の一部補助との間に格差が生じるとともに、該当する職員の生活を圧迫すること。また、恒常的に時間外勤務で対応しなければならない部署については、増員により体制を整えるべきであることを指摘するとの賛成討論がなされ、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 次に、議案第34号宇部市職員の給与に関する条例の特例に関する条例中一部改正の件についてであります。 これは、諸般の事情を考慮し、職員の給料について、減ずる期間を延長するものであります。 本案に対しては、質疑の後、討論において、職員の生活を守るとともに、地域経済をこれ以上疲弊させないという観点から反対するとの反対討論と、賛成の立場であるが、給料のカットは職員の生活にかかわることで、市長の判断のみでできる問題ではないということに十分留意されたいとの賛成討論がなされ、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、賛成多数をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 次に、議案第35号宇部市非常勤職員の報酬及び費用弁償条例中一部改正の件についてであります。 これは、退職手当審査会の設置等に伴い、所要の整備を行うものであります。 本案に対しては、質疑において、学校評議員の報酬及び費用弁償を廃止する理由についてただしたところ、学校評議員については、県内他市では無償の事例が多いこと。他の審議会、協議会のように、合議体として何らかの結論を出して答申するというようなことが想定されていないこと。また、学校の運営に無償で協力している地域の方々との均衡を図るべきであることから、報酬及び費用弁償の廃止という形で整理したものであるとの答弁がなされました。 その他の質疑を経て、採決を行った結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 次に、議案第37号宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件についてであります。 これは、国家公務員に準じて、職員の退職手当の支給制限及び返納に係る規定の整備を行うものであります。 本案に対し、審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、退職手当の可否について実質的な権限を持つ退職手当管理機関とは具体的に何を指しているのかただしたところ、これは、職員の退職の日において、当該職員に対し懲戒免職処分を行う権限を有していた機関という規定となっているので、基本的には任命権者と考えてよいとの答弁がなされました。 次に、この手続の適正確保と本人の権利保護の観点から、第三者機関として退職手当審査会を設けることとしているが、その構成はどのようになるのかただしたところ、当該審査会の具体的な規定については市の規則で定めることとするが、当然、事案にふさわしい審査ができる委員構成としたい。例えば、法律の専門家、労働団体の代表者、経済界の代表者、また、行政職員のOBということも考えられる。具体的には、規則を整備する中で検討していきたいと考えているとの答弁がなされました。 次に、退職手当管理機関と退職手当審査会の意見が異なった場合はどう対処するのかただしたところ、あくまで決定を下すのは退職手当管理機関であるが、退職手当審査会の意見は最大限尊重されるべきであると考えているとの答弁がなされました。 以上のような質疑の後、採決を行った結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしたのであります。 以上が、本委員会における審査の概要であります。 その他の議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださるようお願いいたしまして、総務財政委員会の報告を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、質疑に入ります。 議案第16号、第17号、第28号から第42号まで及び第54号の18件を一括議題といたします。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第16号平成21年度宇部市一般会計補正予算(第6回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号平成21年度宇部市公共用地造成事業特別会計補正予算(第1回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号宇部市国民保護協議会条例等の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号宇部市職員定数条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号宇部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号宇部市職員の育児休業等に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第33号宇部市職員の給与に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号宇部市職員の給与に関する条例の特例に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。岡本公一君。 ◎12番(岡本公一君) では、議案第34号宇部市職員の給与に関する条例の特例に関する条例中一部改正の件について、反対討論を行います。 本議案は、市職員給与の2%から4%の独自カットについて、2009年度に続き、2010年度においても減額支給を継続するものであります。 なお、議案第1号平成22年度宇部市一般会計予算並びに議案第3号、議案第4号、議案第9号、議案第10号から第15号の各事業会計予算には、来年度の市職員給与等について、昨年の人事院勧告による一時金の0.35カ月の大幅削減、また、給与改定平均0.2%のマイナス改定に加え、市職員給与の2%から4%の独自カットが盛り込まれています。 その影響は、年間で一時金が約1億9,500万円、人事院勧告によるマイナス0.2%給与改定が約1,200万円、そして、市の独自カットでは、約1億8,000万円、合計3億8,700万円が見込まれております。2010年度予算における市職員給与等は、人事院勧告のカットの上に独自カットを実施するものであり、市職員の皆さんの生活はもとより、今の深刻な消費不況のもとにある地域経済の低迷にさらに拍車をかけることになります。 以上の理由をもって、反対討論といたします。 ○議長(広重市郎君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第35号宇部市非常勤職員の報酬及び費用弁償条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第36号宇部市職員特殊勤務手当支給条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第37号宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号宇部市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第39号宇部市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第40号宇部市税賦課徴収条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第41号宇部市消防団条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第42号宇部市火災予防条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第54号山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更についてを議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第4議案第18号から第21号まで、第43号から第45号まで、第48号、第49号、第55号及び第60号について(文教民 ○議長(広重市郎君) 次に、日程第4、文教民生委員会から報告のありました議案第18号から第21号まで、第43号から第45号まで、第48号、第49号、第55号及び第60号の11件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。笠井文教民生委員長。    〔25番 笠井 泰孝 君 登壇〕 ◎25番(笠井泰孝君) おはようございます。ただいま議題となりました議案第18号平成21年度宇部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)外10件について、付託されました文教民生委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果でありますが、議案第18号から第21号まで、第43号から第45号まで、第48号、第55号及び第60号の10件については全会一致をもって、議案第49号については賛成多数をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第60号物品購入の件(PC教室端末機器)についてであります。 本議案は、学校ICT環境の構築に当たり、小学校及び中学校におけるパソコン教室の端末機器を購入するものであります。 本議案に対し、審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 新たに採用するシンクライアント方式の内容についてただしたところ、各小中学校のパソコン教室にパソコン端末機器を整備し、シルバーふれあいセンターに設置する情報を処理、記憶するサーバーと光ケーブルで結ぶものである。 パソコン端末は、モニター、キーボード、カードと、それを認識する機械で構成されており、情報の処理、記憶に係る部分がないため故障しにくく、長期にわたって使用が可能である。 また、従来は、児童生徒が学習した内容をフロッピーディスクに保存し、担当教員がそれを1枚1枚チェックしていたが、今後は、情報を一元管理するサーバーへのアクセスによってそれが可能となるため、大幅な作業時間の短縮につながり、教員が児童生徒にかかわる時間を多く持つことができるとのことでありました。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭述べましたとおり、本議案については、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。 なお、本議案の審査の過程におきまして、一部委員から、パソコンソフトのライセンス更新等、将来にわたって多額の費用負担が生じないよう努められたいとの要望がなされましたので、申し添えます。 その他の議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はございません。 よろしく御審議くださるようお願いいたしまして、文教民生委員会の報告を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、質疑に入ります。 議案第18号から第21号まで、第43号から第45号まで、第48号、第49号、第55号及び第60号の11件を一括議題といたします。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第18号平成21年度宇部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号平成21年度宇部市老人保健医療特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号平成21年度宇部市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号平成21年度宇部市介護保険事業特別会計補正予算(第3回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第43号宇部市ふるさと人材育成基金条例廃止の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第44号宇部市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号宇部市地域福祉基金条例廃止の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第48号宇部市高齢者福祉計画審議会条例制定の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第49号宇部市体育施設条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第55号住民訴訟に係る弁護士費用の負担についてを議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第60号物品購入の件(PC教室端末機器)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第5議案第22号、第50号から第52号まで及び第56号並びに請願第2号について(産業経済委員会委員長報告、質疑・討論 ○議長(広重市郎君) 次に、日程第5、産業経済委員会から報告のありました議案第22号、第50号から第52号まで及び第56号並びに請願第2号の6件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。村上産業経済委員長。    〔14番 村上 恵子 君 登壇〕 ◎14番(村上恵子君) ただいま議題となりました議案第22号平成21年度宇部市交通事業会計補正予算(第3回)外5件について、付託されました産業経済委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果でありますが、議案第22号、第50号から第52号まで及び第56号並びに請願第2号の都合6件については、いずれも全会一致をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書及び委員会請願審査報告書に記載のとおり、決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第50号宇部市事業所設置奨励条例中一部改正の件についてでありますが、事業所設置に係る固定資産の取得に要する経費の20%を補助するという事業奨励金の算出根拠についてただしたところ、このような性質の奨励金は全国的にも例がないことから、山口県の企業立地促進補助金の中の工場等建設促進補助金を参考とした。 この制度は、建物の建設及び事業用設備の設置に要する経費に対して最高30億円を補助するとしているが、具体的には投資額200億円までについてはその10%を、200億円を超える部分についてはその5%を補助するものであり、400億円の投資で最高額の30億円となるものである。 イノベーション大賞の創設に当たり、一義的には企業に対してインパクトを与える必要があることから、20%という補助率を設定したが、財政負担を考えて1億円という上限額を設定したものであるとのことでありました。 次に、請願第2号住宅リフォーム助成制度の創設を求める請願についてでありますが、本請願の審査に当たっては、紹介議員から住宅リフォーム助成制度の全国での実施状況と、隣接する山陽小野田市での制度概要について補足説明があり、その後の審査の過程において、即効性のある事業であり、地域の経済状況を考えると助成制度を創設すべきである。全国的にはまだそれほど多くなく、山口県では山陽小野田市だけなので、助成制度を創設すれば新しい取り組みとしてインパクトがあると思う。詳細について市でしっかりと調整すれば、助成制度自体は良いことだと思うなどの意見があり、採決の結果、冒頭で述べましたとおり、全会一致で採択すべきものと決定いたしました。 以上が審査の概要であります。 そのほかの議案につきましては、本席から特に御報告申し上げる事項はございません。 よろしく御審議くださいますようお願いし、産業経済委員会の報告を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、質疑に入ります。 議案第22号、第50号から第52号まで及び第56号並びに請願第2号の6件を一括議題といたします。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第22号平成21年度宇部市交通事業会計補正予算(第3回)を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第50号宇部市事業所設置奨励条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第51号宇部市基金の設置、管理及び処分に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第52号宇部市小作料協議会条例廃止の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第56号宇部市楠こもれびの郷に係る指定管理者の指定の変更の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、請願第2号住宅リフォーム助成制度の創設を求める請願を議題といたします。 本件に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本件は採択することに決しました。──────────────────────────────────────── △日程第6議案第1号から第15号まで及び議案第1号に関する附帯決議について(予算審査特別委員会委員長報告、質疑・討論・表決 ○議長(広重市郎君) 次に、日程第6、予算審査特別委員会から報告のありました議案第1号から第15号まで及び第1号に関する附帯決議の16件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。志賀予算審査特別委員長。    〔17番 志賀 光法 君 登壇〕 ◎17番(志賀光法君) おはようございます。ただいま議題となりました議案第1号から第15号までの平成22年度一般会計、特別会計及び企業会計予算案について、付託されました予算審査特別委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果でありますが、議案第2号、第5号から第8号までの5件は全会一致をもって、また、議案第1号、第3号、第4号及び第9号から第15号までの10件は賛成多数をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり、可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 初めに、一般会計及び特別会計予算の概略について申し上げます。 まず、久保田市長は、平成22年度の市政運営について、本市の財政状況は一般財源の減少が続く中、義務的経費が高水準にあるため、硬直化が一層進行し、年々その厳しさは増してきており、市が直面する課題に対応するための財源が十分に確保できない状況にあることを示されました。 さらに、現下の経済情勢等により福祉関係経費が増大するとともに、市税収入が10億円を超える減収見込みとなっており、これを補てんする地方交付税も合併支援措置の終了等により期待できず、一般財源が引き続き減少すると予測され、予算要求の段階では多額の財源不足が生じ、その編成作業は大変厳しいものとなったため、さらなる事務事業の総点検に取り組み、人員体制を含めた仕事の進め方の見直し、時代環境に見合った予算積算基準の統一的な見直しなどを行うとともに、市長、副市長を初めとした職員給料の一部支給カットの継続など、経費の徹底した削減により財源不足の圧縮を図り、なお不足する額については財政調整基金の取り崩しにより対応したとのことであります。 施策選択の考え方としては、まず、市内の厳しい景気・雇用情勢など、直面する課題へ対応するため、国の制度を最大限活用し、福祉や環境、農林水産、教育など、さまざまな分野での離職者等の就業機会の創出や、自立につながる仕事の提供など、雇用対策に積極的に取り組むとともに、景気対策として、公園の整備など身近なインフラ整備に関連した公共事業を平成21年度3月補正予算に計上し、これらを一体的に取り組むことにより地域経済の浮揚につなげていくこととしたとのことであります。 また、市の活力を生み、将来の発展につながるための施策として、本市の地域資源を最大限活用した、地域ブランドの創出や環境ビジネスの創造、さらには常盤公園のにぎわい創出、山口宇部空港を活用した新たな観光企画やうべふるさとツーリズムの創出など、多種多様な事業を展開して、異業種企業間の連鎖・協力を生み、新産業・新事業創出のポテンシャルを高めることで、景気・雇用・産業力の向上対策を積極的に図ることとしたとのことであります。 このほか、医療・健康・福祉への取り組み、教育振興への取り組み、文化芸術・スポーツの振興、環境対策、安心・安全な生活環境づくりを主要な取り組みとして必要な予算を確保し、58にのぼる新規事業を計上したとのことであります。 一方、現在のサービス水準を維持し、かつ、地域の活性化を図っていくためには、その基盤となる財政の健全化になお一層努力する必要があるとの認識から、後年度の財政負担の軽減に配慮し、可能な限り建設地方債の抑制と財政調整基金からの繰入金の削減に努めたとのことであります。 その結果、一般会計では対前年度比1.7%増の606億円、特別会計では対前年度比20.7%減の352億6,250万円、合計で958億6,250万円の予算が編成されたのであります。 なお、借換債の減を除いた一般会計の実質的な伸びは2.8%の増、また、平成22年度から公営企業会計に移行する下水道事業及び農業集落排水事業を除いた特別会計の実質的な伸びは1.6%の増となっているとのことであります。 以上が、一般会計及び特別会計予算の概略であります。 次に、企業会計予算の概略について申し上げます。 従来の水道・ガス・交通の3事業に下水道・農業集落排水の2事業を加えた各企業会計については、依然として厳しい経営環境にあるものの、経済性の発揮と公共の福祉の増進という経営の原則にのっとり、財政の効率的運営に努めながら、適切な業務運営の確保と市民サービスの向上を目指した予算編成を行ったとのことであります。 まず、下水道事業会計予算については、省エネ型社会への移行により、下水道使用料収入が減少傾向にある中で、今後、老朽化した下水道処理施設の更新に膨大な資金が必要となることから厳しい財政状況にあるものの、より一層の経費の節減と財政の効率的運営を図り、快適な生活環境の確保に努めるとのことで、平成22年度の業務の予定量は、汚水整備戸数936戸、年間総処理水量1,855万5,000立方メートル、主要な建設改良事業33億519万2,000円を見込み、これらに必要な諸経費及び使用料収入等を計上した結果、収益的収支については、当年度純利益3億9,469万5,000円が見込まれるとのことであります。 また、資本的収支については、平成22年度の主な事業として、東部浄化センターの各種再構築事業、汚水幹線及び汚水面整備に係る工事等の費用を計上した結果、資本的収入は37億5,881万2,000円、資本的支出は55億900万円となり、差し引き17億5,018万8,000円の財源不足が見込まれるものの、これは、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金及び当年度利益剰余金処分額で補てんすることとしているとのことであります。 次に、農業集落排水事業会計予算については、農村地域における人口の減少や省エネ型社会への移行により、使用料収入が減少傾向にある中で、今後、施設の経年により維持管理費の増大が見込まれ、財政的に厳しい状況にあるものの、より一層の経費の節減と財政の効率的運営を図り、快適な生活環境の確保に努めるとのことで、平成22年度の業務の予定量は、汚水処理戸数820戸、年間総処理水量18万8,000立方メートルを見込み、これらに必要な諸経費及び使用料収入等を計上した結果、収益的収支については、当年度純損失5,648万8,000円が見込まれるとのことであります。 また、資本的収支については、収入は他会計出資金、基金繰入金を、支出は企業債償還金を計上した結果、資本的収入は6,968万4,000円、資本的支出は1億4,568万3,000円となり、差し引き7,599万9,000円の財源不足が見込まれるものの、これは、当年度分損益勘定留保資金で補てんすることとしているとのことであります。 次に、水道事業会計予算については、省エネ型社会への移行により、水道料金収入が減少傾向にある中で、今後、老朽化した水道施設の更新に膨大な資金が必要となることから厳しい財政状況にあるものの、より一層の経費の節減と財政の効率的運営を図り、安定給水の確保に努めるとのことで、平成22年度の業務の予定量は、給水戸数7万2,250戸、年間給水量2,148万5,000立方メートルを見込み、これらに必要な諸経費及び料金収入等を計上した結果、収益的収支については、当年度純利益は3億9,284万7,000円、当年度未処分利益剰余金は9億3,299万円が見込まれるとのことであります。 また、資本的収支については、平成22年度の主な事業として、楠地域主要幹線整備工事、地震等の災害対策及び漏水防止対策としての耐震継ぎ手管による老朽管取りかえ工事、公共下水道事業等の外部要因に伴う給配水管移設工事等の費用を計上した結果、資本的収入は6億6,934万円、資本的支出は23億3,121万8,000円となり、差し引き16億6,187万8,000円の財源不足が見込まれるものの、これは、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補てんすることとしているとのことであります。 次に、ガス事業会計予算については、社会経済の低迷、他エネルギーとの競合等、厳しい状況にあるものの、環境性にすぐれた天然ガスの利用拡大と効率的な事業運営に取り組むとともに、ガスの安定供給と保安の確保に努めるとのことで、平成22年度の業務の予定量は、都市ガスは、供給戸数1万6,129戸、ガス販売量468万4,000立方メートルを、LPガスは、供給戸数2,378戸、ガス販売量630トンを見込み、これらに必要な諸経費及び料金収入等を計上した結果、収益的収支については、当年度純損失は1億1,476万5,000円、当年度未処理欠損金は10億1,731万2,000円が見込まれるとのことであります。 また、資本的収支については、収入は企業債、工事負担金等を、支出は本支管の敷設及び諸設備に要する建設改良費と企業債償還金を計上した結果、資本的収入は8,727万5,000円、資本的支出は2億4,428万9,000円となり、差し引き1億5,701万4,000円の財源不足が見込まれるものの、これは、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補てんすることとしているとのことであります。 次に、交通事業会計予算については、輸送人員が減少し、ますます厳しい状況にあるものの、安全で安心な輸送に努め、事業収入の確保や経費の縮減を図るなど経営努力をするとともに、地域公共交通機関としての役割を果たしていくとのことで、平成22年度の業務の予定量は、乗り合い事業で、稼働バス台数2万558台、走行キロ数317万2,000キロメートル、輸送人員303万2,000人を、貸し切り事業で、稼働バス台数2,037台、走行キロ数35万5,000キロメートル、輸送人員7万6,000人を見込み、これらに必要な諸収入及び諸経費を計上した結果、収益的収支については、当年度純損失は4,529万3,000円となり、当年度未処分利益剰余金は1億1,957万4,000円が見込まれるとのことであります。 また、資本的収支については、収入は企業債及び固定資産売却代金を、支出は路線バス3台の新車購入及びダイヤ編成システム等の導入に要する建設改良費と企業債償還金を計上した結果、資本的収入は6,231万円、資本的支出は9,824万2,000円となり、差し引き3,593万2,000円の財源不足が見込まれるものの、これは、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補てんすることとしているとのことであります。 以上が、企業会計予算の概略であります。 本委員会におきましては、市財政が非常に厳しい状況にある中で、付託された15件の予算案が真に市民の理解と賛同を得られるものとなっているか、市長を初め関係説明員の出席を求め、慎重かつ徹底した審査を行ったのであります。 それでは、審査の過程でなされた質疑のうち、主なものについて申し上げます。 まず、平成22年度予算編成における予算積算基準の統一的な見直しで、平成22年度に新たに変更された基準についてただしたところ、管理的経費の準義務的な経費については、平成21年度予算編成では対前年度比で2%カットとしていたところを、平成22年度では3%と、カット率を1%上げている。その他の管理的経費については、平成21年度が5%カット、平成22年度が10%カットと、5%厳しくしている。また、これらの経費のうち、各種協議会等に係る報償費あるいは会議における食糧費、表彰等に伴う記念品の支出等についても、事務事業の総点検において、時代環境に合わせてできるだけ見直すということで取り組んだとのことでありました。 次に、減少に転じたとはいえ、公債費が88億6,000万円、率にして14.6%を占めているが、その主な要因についてただしたところ、バブル崩壊後の経済対策に対応して、公共工事を積極的に行ってきたことが主な要因である。また、借入先が民間資金に移行してきており、政府資金より償還期間が短く一度の償還金額が多くなっていることから、市債残高は減少しているが、その効果が公債費の減少に結びつかず、公債費が高止まりしている状況であるとのことでありました。 次に、男女共同参画推進費の報償費が平成21年度の約159万円に比べて1,521万6,000円と大きくふえている理由についてただしたところ、平成21年度までは、男女共同参画センター・フォーユーの定期文化講座については運営委員会で運営しており、受講料収入の中から講師謝礼、会場使用に係る冷暖房費、講座の材料費、その他必要な消耗品等を支出していた。平成22年度は、平成23年度からの指定管理者制度の導入を見据えて収支を明確化するために、定期文化講座に係る収入、支出の経費のすべてを予算計上したものである。この経費の中には、定期文化講演会や料理講習会等における講師謝礼として1,444万3,000円、人材育成講座や男のライフセミナーの講師謝礼等として41万3,000円、市民からの相談に対応するための専門相談員の弁護士謝礼36万円を計上しているものであるとのことでありました。 次に、ご近所福祉活動推進経費の事業内容についてただしたところ、子供から高齢者まで、障害の有無にかかわらず、誰もが気軽に交流や活動ができる地域福祉拠点を整備し、住みなれた地域で安心して暮らせることを目的とし、法制度に基づいたサービスを補うものとして考えている。具体的には、引きこもりがちな高齢者等へつどいの場を確保して、生きがいにつなげる、また、そこに子育てサロンも併設するなどして、さまざまなコミュニティーの連携等も強化されると考えているとのことでありました。 次に、住宅手当給付補助費の事業目的と内容についてただしたところ、これは平成21年10月開始の国の制度で、雇用の悪化から雇い止め等で職や住まいを失い、またはそのおそれのある者に対し、住居の確保と就労機会の確保を目的として支援を行うものである。内容としては、2年以内に離職し、就労意欲・能力があり、ハローワーク等で求職申し込みを行う者に対して、生活保護の住宅扶助の特別基準に準拠した額、単身世帯では3万1,000円、2人以上世帯では4万円を上限として、最長6カ月間を限度に家賃相当分の手当を支給するものである。また、社会福祉課で相談を受け、申請を受理し、収入や資産等の受給要件を審査した後、支給の決定を行うが、決定後は月1回以上ハローワーク等での職業相談を受け、月2回以上市での就労支援を受けることとなるとのことでありました。 次に、認知症高齢者グループホーム等の社会福祉施設におけるスプリンクラーの設置状況と予算措置についてただしたところ、既存施設へのスプリンクラー設備の設置については、平成24年3月末までの猶予期間があり、これまで設置義務がある事業所に意向を確認しながら進めてきたところである。現在、未設置は2事業所であるが、このうち1事業所については、平成22年度予算編成に間に合う時期に設置の意向が確認できたので、地域介護・福祉空間整備等事業費補助金に計上したところである。また、残る1事業所についても、平成22年度中に設置したいとの意向であるので、国と協議して補正予算で対応する予定としているとのことでありました。 次に、リサイクルプラザ管理運営委託料を平成21年度と比べて約2,000万円近く減額した理由についてただしたところ、平成21年度まではリサイクルプラザの建設に携わった業者と随意契約の上、施設運営を委託していたが、平成22年度については、契約形態の見直しにより委託料を精査した。具体的には、業務の安定性の確保及び経費節減を期すためにプロポーザル方式を採用し、参加業者からの業務改善提案と見積書の提出を受け、選定委員会で評価、決定し業者選定したことによるものであるとのことでありました。 次に、農業研修交流施設の総事業費と施設を利用した事業内容についてただしたところ、農業研修交流施設は、平成21年度から建設中の研修棟、宿泊棟、作業棟との3棟からなる約430平方メートルの施設であり、総事業費は約1億500万円である。事業内容は農業の多様な担い手育成の研修事業、農業や農村の体験交流の促進、さらにはグリーンツーリズム等にもつながる事業の実施を考えているとのことでありました。 次に、道路予算の平準化により新たな経費負担が生じたことについて、その内容をただしたところ、道路整備事業の中で、交付金事業の5路線について、国からの枠配分の減少が見込まれたため、これらの事業計画を事務事業の見直しで平準化した結果、桁及び合成床版の製作費約7億6,800万円の支出を2年から3年へと変更したことで、平成21年度に製作した合成床版を仮置きすることとなり、これに係る土地借り上げ料360万円、施設管理委託料200万円が必要となったものであるとのことでありました。 次に、学校安心支援活動のため設置するスーパーバイザーの目的と業務内容についてただしたところ、各学校にはスクールカウンセラーが配置されているが、学校だけでは解決できないケースもあり、新たに学校安心支援室にスーパーバイザーとして経験豊かな臨床心理士を配置するものである。業務としては、学校安心支援室において、不登校やいじめ、問題行動などのさまざまな相談について、児童生徒のカウンセリング、保護者への助言、学校やスクールカウンセラーとの情報交換や連携を行い、一人一人の状況に応じた適切な支援を行っていくとのことでありました。 次に、個人市民税のうち増額となっている滞納繰越分の収納対策についてただしたところ、収納対策としては、文書催告や夜間及び休日の電話催告を実施している。文書催告については、納付状況に応じて用紙及び封筒の色をかえるなどの工夫を行うとともに、滞納者に対しては、継続的に納付折衝を行い、一括納付できない場合は分割納付に応じているところである。また、納付状況が悪い場合は不動産や預貯金、給与などの財産の差し押さえを行っており、さらに平成21年10月から山口県税務課の職員の協力を得て、国税徴収法に基づき自宅などの捜索を行っている。平成22年度についても差し押さえ等の滞納処分の強化や捜索の経験を生かして、滞納繰越分の増収に努めたいとのことでありました。 次に、国民健康保険事業特別会計において860万円が計上されている電算システム開発委託料の内容についてただしたところ、これは平成22年度から新たに始まる非自発的失業者に対する国民健康保険料の軽減措置に係るシステム開発費である。当該軽減措置は、倒産・解雇・雇いどめ等による離職者を対象に、前年の給与所得を100分の30とみなして保険料を軽減するものであり、軽減期間は離職の翌日から翌年度末までとなるとのことでありました。 次に、平成22年度は第二次土地開発公社経営健全化計画の最終年度に当たるが、第一次の計画が終了した時点での簿価と、予算執行にどれだけ簿価を圧縮することができるのかただしたところ、平成13年度から平成17年度までが計画期間であった第一次の計画が終了した時点での簿価は約137億円であり、約32億円が未達成となっていた。また、平成18年度から平成22年度までが計画期間である第二次の計画においては、平成16年度末簿価約143億円を平成22年度末までに約78億円以下にしようとするものである。最終年度である平成22年度においては、約5億800万円の再取得を行う予定であり、この結果、事業用定期借地として貸し付けている事業用資産を除いた平成22年度末の簿価は約93億円が見込まれている。これにより、第一次の計画から約44億円の簿価が圧縮されることになるとのことでありました。 次に、水道事業における給水量の推移の認識と対策についてただしたところ、今後も給水量は減少が続き、平成31年度には平成22年度予算に比べ約1億8,000万円の減少を見込んでいるが、費用においては企業債利息の償還が減ることから、平成31年度には2億円程度の費用負担が減少すると見込んでいる。しかしながら、給水量の減少はまだ底が見えない状態であり、引き続き経常経費の見直し等を進めたいと考えている。一方、建設改良にかかわる資本的支出では、企業債元金の償還が年間約12億円程度あり、その財源を確保するためにも、費用の削減等を進め、利益を計画的に積み上げていきたいと考えているとのことでありました。 次に、交通事業におけるダイヤ編成システム導入の目的と効果についてただしたところ、当該システムは、利用者ニーズに応じたダイヤ編成、車両の効率的な運行、加えて高度な専門知識と経験を必要とする勤務ダイヤ作成、停留所時刻表、運転手の勤務表等の帳票作成を行うものである。手作業での実施と比較すると、大幅な作業時間の短縮や人件費の削減、ミスの防止とともに利用者ニーズに即したダイヤ編成を効率的に行うことが可能となるとのことでありました。 以上が、質疑の主なものであります。 続いて、各委員から出された要望事項のうち、主なものについて申し上げます。 市民サービスの質を低下させないよう、適正な職員の配置に努められたい。 一般会計における職員の時間外勤務手当については、IT化の推進やアウトソーシングの導入等により、行政サービスを低下させることなく削減に努められたい。 同和地区連合会助成金については、他の団体との整合を図るうえからも、自主運営について検討されたい。 障害者の就労支援については、期間や職種等を検討し、充実した体制づくりに努められたい。 ヒブワクチン予防接種補助金については、制度の周知徹底を図られたい。 市営墓地については、維持管理に係る費用の徴収や使用期間の見直し等、あり方を検討されたい。 市役所周辺整備事業、うべふるさとツーリズム創出事業及び農商工連携ブランド推進事業においては、費用に見合う効果が得られるよう定量的な目標を立て、適正な執行に努められたい。 消防団の車両については、安心・安全な生活環境づくりをさらに推進するためにも、計画的な更新をされたい。 彫刻教育普及事業については、彫刻に対する市民の理解が深まるよう内容の充実を図られたい。 国民健康保険料の軽減について、国庫負担の引き上げを含めた抜本的な対策を国に要望されたい。 水道事業及びガス事業における特殊勤務手当については、手当本来の意味を踏まえ、対象等を再度検討し、適正な支給に努められたい。 以上が、審査の概要であります。 なお、議案第1号につきましては、賛成多数をもって次のような附帯決議をしましたので、善処方を強く要望するものであります。 附帯決議 本定例会に提出された議案第46号宇部市心身障害者福祉手当支給条例廃止の件及び議案第47号宇部市次代を担う子どもをすくすくと育てるための市民や社会の役割に関する条例制定の件の2議案が、付託された文教民生委員会からの申し出により閉会中の継続審査に決定した場合、平成22年度一般会計予算については、当該決定を踏まえて適正に執行すること。 以上であります。 以上、本委員会に付託されました平成22年度一般会計、特別会計及び企業会計予算案15件に対する審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げました。 市長を初め執行部におかれましては、審査の過程で各委員から出された意見、要望を真摯に受けとめられ、市財政の健全化と市民福祉の向上に向けて、なお一層努力されることを強く要望いたしまして、予算審査特別委員会の報告を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、質疑に入ります。 議案第1号から第15号まで及び第1号に関する附帯決議の16件を一括議題といたします。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第1号平成22年度宇部市一般会計予算及び議案第1号に関する附帯決議を一括議題といたします。 議案第1号及び議案第1号に関する附帯決議に関し、討論はありませんか。 ◎22番(荒川憲幸君) それでは、日本共産党宇部市議会議員団を代表し、議案第1号平成22年度宇部市一般会計予算に反対し、討論を行います。 まず、今回の予算案の基礎となる事務事業の総点検では、平成21年10月19日から公営企業を除いたすべての事務事業の総点検が行われ、ソフト事業等の見直しと人件費削減による財源創出効果見込み額を4年間で40億100万円としたこと。中間報告で財源創出見込み額に算定していた制度・事業の終了や自然減による削減額については、翌年度には他の事業への振りかえ財源として活用可能だが、財源創出効果としての算定の対象から除外し、逆に中間報告で対象外とした人件費については、現在、新たな行財政改革プランを策定中だが、特に職員給与費については、これまでの行財政改革プランの成果とその取り組みの継続、並びに組織再編によるスリム化なども考慮した職員数の見込みにより推計して削減見込み額を算出し、今回の財源創出効果見込み額の対象とした等の説明がありました。 ソフト事業については、廃止及び縮小・節減による対平成21年度当初予算からの削減効果が単年度で約3億1,700万円であり、4年間での財源創出効果として約12億6,800万円が見込み額だそうです。人件費のうち特に職員給与費については、定員及び給与の適正化の推進により削減に取り組み、今後4年間の財源創出効果額を約27億3,300万円と見込んだとの説明がありました。何と40億円のうち、約7割が人件費のカットということになります。 予算編成に当たっては、第四次宇部市総合計画基本構想の前期実行計画とマニフェスト実施プランを一体化した取り組みを行うとの説明がされました。また、今後も一般財源の増収に大きな期待ができない状況であるため、宇部市行政運営改革推進本部を中心に、さらなる事務事業の総点検に取り組み、人員体制を含めた仕事の進め方の見直し、時代環境に見合った予算積算基準の統一的な見直しなどを行うとともに、投資的経費の平準化、さらに、市長、副市長を初めとした職員給料の特例的な一部支給カットの継続実施など、経費の徹底した削減に加え、財政調整基金の取り崩しにより財源不足の圧縮を図ったとのことです。 では、今回の事務事業の総点検の詳細についてはどうか。自然保護協会や野鳥保護の会、郷土史研究会への活動費補助の廃止、子供会やPTAを初め各種ボランティア団体に対する補助金を削減し、自主運営への促進を図ると、これまでの事業内容や功績を認めようとしない態度は、人力を高め市民力を伸ばすと市民力に頼った市政運営を推進しようとする市長のお考えと矛盾する対応となっているのではないでしょうか。 また、委員会では継続審査となっていますが、障害者福祉手当扶助の廃止、児童支援金扶助の廃止、敬老行事等助成事業の削減などについては、障害者や高齢者、子育て支援の分野の数少ない宇部市の単独事業であり、これらを廃止・縮小することが第四次宇部市総合計画基本構想に掲げる、住みよく安心して暮らせる生活環境づくり、高齢者や障害者の安心づくり、子供たちを安心して育て学ばせることができる環境づくりと矛盾しないのでしょうか。 さらに、真締川さくらまつり仮設電灯設置の廃止、商店街販売促進事業費補助の削減は、中心市街地の活性化やまちの元気づくりに水を差すことにはならないのでしょうか。市民センターやふれあいセンターの管理運営経費の削減、各部署や施設における管理運営費、事務費の削減、小中学校の消耗品、光熱水費の削減などなど、もともと十分でない経費のさらなる削減は、職員や市民に負担を押しつけることにつながらないのでしょうか。子供たちの教育環境をよくしたいと願う市民の願いと逆行することにはならないのでしょうか。消防音楽隊については、多くの市民の方が活動休止になることを大変残念に思っておられます。経済性だけで判断された結果でしょうが、宇部市にとって大きな損失になることは明らかです。 予算審査の過程でも幾つかの矛盾が明らかになりました。ふれあいセンターの光熱水費の削減の根拠についてただすと、21年度中に省エネタイプのエアコンに取りかえたためとのことでした。また、し尿処理施設の管理・整備費の削減は、大きな改修工事の完了や機器の更新による性能アップ、自然減が大きな要因とのことでした。時間の関係ですべての削減理由についてただしたわけではありませんが、少なくともこれらは、さきに述べた事務事業の総点検、ゼロベースからの見直しによって得られた成果ではないということです。制度・事業の終了や自然減による削減額については、翌年度には他の事業への振りかえ財源として活用可能だが、財源創出効果として算定の対象から除外したという説明と矛盾するということを指摘したいと思います。 人件費についてですが、市長は事あるごとに市財政が厳しいということを言われます。では、なぜこれだけ市財政が厳しくなったのか。1つには、無駄な大型公共事業をどんどんやってきた。そのツケが今出てきているということは何度も指摘してきました。 そしてもう1点は、国政の問題です。小泉改革以降、労働分野の規制緩和によって雇用破壊が広がり、ワーキングプアが社会問題にもなっています。さらに、派遣切りを初め不当解雇によって、多くの失業者が生み出されました。 宇部市における有効求人倍率も4割台が続いており、雇用環境は一向に改善していません。家計の可処分所得も大幅に減少し、物を買おうにも買えない、物が売れないからますます景気が悪化するという悪循環に陥っています。市税収の落ち込みの原因もこの点にあることが予算委員会の中でも明らかになりました。この悪循環を断ち切るためには、規制緩和路線を見直し、雇用を守るルールある経済社会にすること、雇用は正社員が当たり前の社会にしていくことが重要です。 ところが、久保田市長は、職員の給与の削減と4年間に137人もの職員の削減で27億3,300万円もの財源を創出すると言われています。地域経済に与える影響を初め、職員の生活について、また職員の士気については何も心配されていないのでしょうか。官製ワーキングプアを生み出す給与カットや非正規職員への置きかえは、景気悪化をさらに深刻なものにすると同時に、職員の健康状態にも重大な影響を与えることになると思います。 昨年の12月議会でも職員のアンケートについて紹介させていただきましたが、違法なサービス残業が当たり前のようにはびこり、精神的にも疲れ切った職員の声をぜひ聞いていただきたい。改めて強く要望いたします。 このようにして新たに創出された財源は、他の事業に使われるという答弁もされました。しかし、問題はその使い方です。合併道路として位置づけられた市道立熊沖田線の事業は、継続すると言われました。約10億円の道路計画です。合併特例債を使っても単市負担が3億3,500万円、市の借金は9億5,000万円ふえることになります。短縮するのは距離にしておよそ4キロメートル、時間にして四、五分です。本当にゼロからの見直しを行ったのか、納得のいく説明はありません。毎年1億円近い工業団地への利子補給も引き続き行うことになっています。 このように平成22年度一般会計予算は、4年間で40億円という新たな財源創出を第一の目標として編成されています。ところが、これまでの不要不急の公共事業にはメスが入らず、一方では障害者や高齢者、子育て支援策を後退させ、市民やボランティア団体の活動にも配慮が欠けるなど、多くの矛盾を抱えた予算案であること。さらに、他の特別会計予算、企業会計予算も同様ですが、人件費の大幅削減の上に立った予算であることを指摘し、討論を終わります。 ○議長(広重市郎君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第1号については附帯決議が付されておりますので、まず、議案第1号平成22年度宇部市一般会計予算について採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第1号に関する附帯決議について採決いたします。 委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕
    ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、議案第1号平成22年度宇部市一般会計予算に関する附帯決議は、可決されました。 次に、議案第2号平成22年度宇部市食肉センター事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第3号平成22年度宇部市国民健康保険事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号平成22年度宇部市中央卸売市場事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号平成22年度宇部市地方卸売市場事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号平成22年度宇部市公共用地造成事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第7号平成22年度宇部市営駐車場事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号平成22年度宇部市老人保健医療特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号平成22年度宇部市介護保険事業特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号平成22年度宇部市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号平成22年度宇部市下水道事業会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号平成22年度宇部市農業集落排水事業会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号平成22年度宇部市水道事業会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号平成22年度宇部市ガス事業会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号平成22年度宇部市交通事業会計予算を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第7議案第61号について……(総合審議) ○議長(広重市郎君) 次に、日程第7、議案第61号宇部市監査委員の選任について同意を求める件を議題といたします。 本件に関し、市長から提案理由の説明を求めます。久保田市長。    〔市長 久保田 后子 君 登壇〕 ◎市長(久保田后子君) それでは、ただいま議題となりました議案第61号宇部市監査委員の選任について同意を求める件につきまして、提案理由を申し上げます。 これは、識見を有する者のうちから選任する監査委員のうち、1人が欠員となっておりますので、新たに同委員を選任することについて、市議会の同意を求めるものであります。 この選任に当たりましては、慎重に検討いたしました結果、井本英文さんを監査委員に選任したいと考えております。 井本さんの経歴につきましては、既にお手元に配付しております履歴書のとおりでございまして、昭和50年市役所に入所以来、35年間にわたり市行政に従事をされ、この間、地域行政課長、広報広聴課長、情報政策課長、環境部次長及び環境部長を歴任しておられます。この経歴が示しますように、井本さんは市政に関して豊富な経験と優れた識見を持っておられる方であり、監査委員として最適任と考えるものであります。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(広重市郎君) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第61号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、委員会への付託を省略することに決しました。 これより、討論に入ります。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第61号は、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本件は同意することに決しました。──────────────────────────────────────── △日程第8議案第58号及び第59号について……(総合審議) ○議長(広重市郎君) 次に、日程第8、議案第58号及び第59号の2件を一括議題といたします。 本件に関し、提出者から提案理由の説明を求めます。植松議会運営委員長。    〔29番 植松 洋進 君 登壇〕 ◎29番(植松洋進君) ただいま議題となりました議案第58号宇部市議会委員会条例中一部改正の件及び議案第59号宇部市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例中一部改正の件について、提案理由の説明を申し上げます。 まず、議案第58号宇部市議会委員会条例中一部改正の件についてでありますが、これは、宇部市行政組織条例の全部改正に伴い、行政組織が再編成され、部等の事務分掌や名称が変更されることとなるため、市議会の常任委員会の所管に関する規定について、所要の整備をしようとするものであります。 また、この改正条例の施行につきましては、宇部市行政組織条例の施行期日である平成22年4月1日に合わせて施行しようとするものであります。 次に、議案第59号宇部市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例中一部改正の件についてでありますが、これは、本市の財政状況等を考慮し、月額の議員報酬について、5%を減ずる期間を平成23年3月まで延長するものであります。 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、提出者の提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑に入ります。 議案第58号及び第59号の2件を一括議題といたします。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第58号宇部市議会委員会条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第59号宇部市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当の支給に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 本案に関し、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第9意見書案第1号について……(総合審議) ○議長(広重市郎君) 次に、日程第9、意見書案第1号外国人への地方参政権付与に反対する意見書を議題といたします。 本案に関し、提出者から提案理由の説明を求めます。河崎運君。    〔10番 河崎  運 君 登壇〕 ◎10番(河崎運君) おはようございます。 ただいま議題となりました意見書案第1号について、提案理由を申し上げます。 本意見書案の趣旨、内容につきましては、お手元に配付の意見書案のとおりであります。 以下、朗読をもって説明にかえさせていただきます。 意見書案第1号外国人への地方参政権付与に反対する意見書 現在、通常国会において、永住外国人に地方参政権の付与について法制化を図るという動きが見られる。 しかしながら、憲法第15条第1項は「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。」と定めている。また、第93条第2項では「地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。」と定めており、最高裁判決も「同条同項にいう住民とは地方公共団体の区域内に住所を有する日本国民を意味するものと解するのが相当」としている。 すなわち、日本国憲法は、国民主権の原理に立ち、日本国籍を持たない外国人には地方自治体レベルといえども参政権を付与することを認めていない。また、国籍法第4条において、「外国人は、帰化によって、日本の国籍を取得することができる。」と規定しており、永住外国人が、憲法に基づく参政権を取得するためには、この国籍法によるべきものと考える。 一方では、地方分権が進む中で地方選挙の結果や地方議会の状況が国政を左右することも少なくなく、ますますこの傾向が増大することが考えられる。永住外国人への参政権付与は国民主権を侵害するものであり、また、地方自治に重大な影響を及ぼす問題でもあり、多くの国民が反対しているものと思われる。したがって、永住外国人への地方参政権の付与は、国会において拙速に法案提出や審議されるべき案件ではなく、地方の意見が重視されるべきものである。 よって、国におかれては、今後、永住外国人への地方参政権の付与については国民の幅広い議論を喚起しつつ、地方の意見を十分に聞くとともに、永住外国人への地方参政権付与に関する法律を制定することのないよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年3月25日宇 部 市 議 会 以上であります。 よろしく御賛同賜りますようお願いし、提案説明を終わります。 ○議長(広重市郎君) 以上で、提出者の提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、委員会への付託を省略することに決しました。 これより、討論に入ります。 討論はありませんか。真鍋恭子さん。 ◎11番(真鍋恭子君) 日本共産党市議会議員団を代表し、意見書案第1号外国人への地方参政権付与に反対する意見書について、反対を表明し、討論を行います。 永住外国人への地方参政権付与の問題は、1995年の最高裁判決を契機に国政上の問題となりました。今回提出されたもともとの請願趣旨にも、参政権は日本国籍を持つ住民であることは憲法第93条第2項に規定をされていること、平成7年2月28日の最高裁判決で明らかであるとされていますが、同時にこの判決では、地方行政は住民の意思によって運営されるというのが憲法上の制度であり、地方行政と特段に緊密な関係を持っている永住外国人に対して、地方議会と自治体首長についての選挙権を与えることは、憲法上禁止されているものではないとしています。 つまり、憲法は、選挙権を与えなければならないとは言っていないが、与えてはならないとも言っておらず、永住外国人に選挙権を与えるかどうかは、国の立法政策にかかわる事柄であるとして、立法府に問題を提起したものであり、国政の課題として真正面から取り組むべき方向性が示されたというのが最高裁の判決です。 地域の住民として長く生活し、地方行財政と密接なかかわりを持つ外国人に対して参政権を付与することは、憲法に明記されている地方自治の精神からいっても必要な課題となっており、その地方にかかわる問題は、その地域に居住する住民の意思によって決められるべきで、その意思は地方自治体とその議会を通じて実現するという原則が地方自治の本旨であります。 地方政治は、住民の要求にこたえ、住民に奉仕をするもので、永住者のように外国籍を持っている住民であっても、ほかの日本国籍の住民と同じように地方政治と切り離せない生活を送っている人々に、この参政権を付与するということは、こうした地方自治の精神から当然のことと考えます。 また、議員の定数は、国政であれ、地方政治であれ、外国人を含む直近の国勢調査を基準にしています。こうしたことからも基本的人権の一つと考えることも必要ではないでしょうか。 しかしながら、この件については、国民の間には、たとえ地方レベルとはいえ、外国人に参政権を与えることについて、素朴な疑問や感情から、消極的、否定的に考える人たちが少なからず存在します。そうした人たちの意見に十分に耳を傾け、大いに意見を交換しながら疑問を丁寧に解き明かしていくなど、十分な国民的議論と合意によって結論を出していくべき問題でもあります。 憲法第93条第1項では、地方議会について、明文で議事機関としていますが、地方議会を単に議決機関とせず議事機関とし、議決に至るまでの審議を重視をしていることは大変深い意味があるように、宇部市においてもこうした深い議論がなされないままに、拙速に決議、意見書を求めることについては賛成をするわけにはまいりません。 日本共産党は、98年に永住外国人地方参政権法案を国会に初提出した後も、何度も提出してまいりました。日本共産党の案は、地方政治はすべての住民の要求にこたえるために住民自身の参加によって進めるという観点から、永住外国人にも地方参政権を付与すべきだとしています。そのため、都道府県、市区町村の首長、議会議員についての選挙権だけではなく被選挙権も含めて、条例制定などの直接請求権、首長、議員リコールなどの住民投票権も認め、選挙活動の自由も保障するというものです。 ヨーロッパでは、すべての定住外国人か特定の外国人かに違いはあるものの、ほとんどの国が地方参政権を認めています。日本共産党は、昨年の総選挙政策でも、地方自治体の運営は、本来、すべての住民の参加によって進めるのが憲法の保障する地方自治の根本精神であり、永住外国人を地方自治の担い手として迎え、日本国民と等しく参加する政治を実現することは、我が国の民主主義の成熟と発展につながると述べ、永住外国人に地方参政権を保障する立法の実現に全力を尽くすことを公約しております。 その立場から今回の意見書案には反対を表明し、討論を終わります。 ○議長(広重市郎君) ほかにありませんか。植松洋進君。 ◎29番(植松洋進君) 永住外国人地方参政権付与反対の意見書案に賛成する立場で討論を行います。 永住外国人参政権問題の大きな要因の1つである在日外国人をめぐる環境が、ここ10年で大きく変わりました。韓国は、在外選挙権法案を成立させ、在日韓国人の本国での選挙権を保障しました。また、日本に住民登録したままで韓国に居住申告すれば、韓国での投票権が持てる国内居住申告制度も設けました。立法事実の原則からすると、在日韓国人をめぐる状況を根拠とすることは不合理であり、誤りであります。 もう1つは、政治思想史からすれば、近代国家、民主主義における国民とは国家を守っていく精神、愛国心であります。選挙で問題になるのは、国家に対する忠誠としての愛国心ですが、外国人にはこれがありません。日本国憲法第15条第1項は参政権を国民固有の権利としており、この点でも違憲であります。 鳩山政権は、外国人地方参政権付与法案を成立させたい考えですが、とんでもないことであります。憲法違反であり、国家の解体に向かうような最大限危険な法律であります。これを制定しようとするのは、単なる憲法問題では済みません。外国人に地方参政権を付与した場合の影響は、実は在日韓国人より中国人のほうが問題であります。 現在、中国は軍拡に走る世界で唯一の国家であります。中国人が1月24日に市長選があった沖縄県名護市にわずか1,000人引っ越せば、米軍普天間飛行場移設問題を焦点とした選挙のキャスティングボードを握っていたはずです。当落の票差をわずか1,600票ほどだけで、日米安全保障条約を破棄にまで持っていく可能性もあり、日本の安全保障をも脅かす状況にもなります。 以上、永住外国人地方参政権付与反対の意見書案に賛成し、討論といたします。 ○議長(広重市郎君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) ないようであります。 これにて、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(広重市郎君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第10議員派遣の件 ○議長(広重市郎君) 次に、日程第10、議員派遣の件を議題といたします。 第76回山口県市議会議長会定例総会及び第126回中国市議会議長会定期総会へ出席のため、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) 御異議なしと認めます。 よって、本件については、お手元に配付のとおり議員を派遣することに決しました。 お諮りいたします。 ただいま議決されました議員派遣の内容に変更を要することとなった場合は、その措置を議長に一任されたいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣の内容に変更を要することとなった場合の措置は、議長に一任することに決しました。──────────────────────────────────────── △日程第11閉会中の継続審査の申し出に対する決定について ○議長(広重市郎君) 次に、日程第11、閉会中の継続審査の申し出に対する決定についてを議題といたします。 総務財政委員長及び文教民生委員長から、目下委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 総務財政委員長及び文教民生委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) 御異議なしと認めます。 よって、総務財政委員長及び文教民生委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。──────────────────────────────────────── △日程第12閉会中の継続調査の申し出に対する決定について ○議長(広重市郎君) 次に、日程第12、閉会中の継続調査の申し出に対する決定についてを議題といたします。 各常任委員長から所管事務について、会議規則第103条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(広重市郎君) 御異議なしと認めます。 よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。──────────────────────────────────────── ○議長(広重市郎君) これにて、平成22年3月(第1回)宇部市議会定例会を閉会いたします。───── 午後零時閉会 ─────   (3月31日付をもって退職される幹部職員から、あいさつがあった)──────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   平成22年3月25日               宇部市議会議長            広 重 市 郎              宇部市議会議員            宮 本 輝 男              宇部市議会議員            青 木 晴 子...