下関市議会 > 2010-12-17 >
12月17日-05号

  • 課税誤り(/)
ツイート シェア
  1. 下関市議会 2010-12-17
    12月17日-05号


    取得元: 下関市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-21
    平成22年第 4回定例会(12月) △議事日程  平成22年12月17日(金) 議 事 日 程(第29号)  第  1 会議録署名議員の指名  第  2 議案第158号 平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回)  第  3 議案第159号 平成22年度下関市港湾特別会計補正予算(第2回)  第  4 議案第160号 平成22年度下関市国民健康保険特別会計補正予算(第               2回)  第  5 議案第161号 平成22年度下関市観光施設事業特別会計補正予算(第               2回)  第  6 議案第162号 平成22年度下関市駐車場事業特別会計補正予算(第2回)  第  7 議案第163号 平成22年度下関市介護保険特別会計介護保険事業勘定               補正予算(第2回)  第  8 議案第164号 平成22年度下関市介護保険特別会計介護サービス事業               勘定補正予算(第1回)  第  9 議案第165号 平成22年度下関市後期高齢者医療特別会計補正予算(第               1回)  第 10 議案第166号 平成22年度下関市水道事業会計補正予算(第1回)  第 11 議案第167号 平成22年度下関市公共下水道事業会計補正予算(第1回)  第 12 議案第168号 平成22年度下関市病院事業会計補正予算(第2回)(以上11件 総務、経済、文教厚生、建設各委員長審査結果報告、質疑、討論、表決)  第 13 議案第169号 下関市生活バス事業の設置等に関する条例の一部を改正               する条例  第 14 議案第170号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等               に関する条例の一部を改正する条例  第 15 議案第180号 下関市過疎地域自立促進計画の策定について  第 16 議案第181号 山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の               変更について  第 17 議案第182号 字の区域の変更及び廃止について(下関市地籍調査事業               菊川町調査区域(下関市菊川町大字道市及び大字樅ノ木))  第 18 議案第183号 字の区域の変更及び廃止について(下関市地籍調査事業               豊北町調査区域(下関市豊北町大字田耕の一部))      (以上6件 総務委員長審査結果報告、質疑、討論、表決)  第 19 議案第149号 工事請負契約締結について(豊北集客施設建築主体工事)  第 20 議案第172号 下関市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部               を改正する条例  第 21 議案第173号 下関市リサイクルプラザの設置等に関する条例の一部を               改正する条例  第 22 議案第174号 下関市豊北地区集客施設の設置等に関する条例  第 23 議案第184号 指定管理者の指定について(下関市勤労青少年ホーム)  第 24 議案第185号 指定管理者の指定について(下関市勤労福祉会館)  第 25 議案第186号 指定管理者の指定について(下関市勤労者総合福祉セン               ター)  第 26 議案第187号 指定管理者の指定について(下関市商工業振興センター)  第 27 議案第188号 指定管理者の指定について(下関市立しものせき水族館)  第 28 議案第189号 指定管理者の指定について(下関フィッシングパーク)  第 29 議案第190号 指定管理者の指定について(長府毛利邸)  第 30 議案第191号 指定管理者の指定について(下関市ふれあい健康ランド)  第 31 議案第192号 指定管理者の指定について(下関市火の山ユースホステ               ル)  第 32 議案第193号 指定管理者の指定について(長府庭園)  第 33 議案第194号 指定管理者の指定について(下関市営国民宿舎海峡ビュー               しものせき)  第 34 議案第195号 指定管理者の指定について(下関市王喜農村センター)  第 35 議案第196号 指定管理者の指定について(下関市深坂自然の森)  第 36 議案第197号 指定管理者の指定について(森の家下関)  第 37 議案第198号 土地改良事業について(ため池整備工事(堂瀬古地区))  第 38 議案第199号 指定管理者の指定について(吉見漁港)  第 39 議案第200号 指定管理者の指定について(安岡漁港)  第 40 議案第201号 指定管理者の指定について(サングリーン菊川)  第 41 議案第202号 指定管理者の指定について(下関市菊川自然活用村)  第 42 議案第203号 指定管理者の指定について(下関市菊川総合交流ターミ               ナル)  第 43 議案第204号 指定管理者の指定について(下関市菊川農村婦人の家)  第 44 議案第205号 指定管理者の指定について(豊田湖畔公園施設)  第 45 議案第206号 指定管理者の指定について(下関市豊田地域資源循環活               用施設ほか5施設)  第 46 議案第207号 指定管理者の指定について(下関市殿居地区農村集落多               目的共同利用施設)  第 47 議案第208号 指定管理者の指定について(下関市林業総合センター)  第 48 議案第209号 指定管理者の指定について(下関市豊浦自然活用総合管               理センター)  第 49 議案第210号 指定管理者の指定について(下関市大河内交流センター)  第 50 議案第211号 指定管理者の指定について(下関市今みの地区多目的集               会所)  第 51 議案第212号 指定管理者の指定について(室津下漁港(Q護岸、A防               波堤))  第 52 議案第213号 指定管理者の指定について(室津下漁港(第2桟橋、               -3.0m岸壁))  第 53 議案第214号 指定管理者の指定について(涌田漁港)  第 54 議案第215号 指定管理者の指定について(川棚漁港)  第 55 議案第216号 指定管理者の指定について(宇賀漁港)  第 56 議案第217号 指定管理者の指定について(小串漁港)  第 57 議案第218号 指定管理者の指定について(下関市海浜環境活用総合管               理センター)  第 58 議案第219号 指定管理者の指定について(下関市豊北特産品センター)  第 59 議案第220号 指定管理者の指定について(角島灯台公園)  第 60 議案第221号 指定管理者の指定について(下関市角島サイクルポート)  第 61 議案第222号 指定管理者の指定について(二見漁港)  第 62 議案第223号 指定管理者の指定について(肥中漁港)  第 63 議案第224号 指定管理者の指定について(矢玉漁港)  第 64 議案第225号 指定管理者の指定について(和久漁港)  第 65 議案第226号 指定管理者の指定について(島戸漁港)  第 66 議案第227号 指定管理者の指定について(阿川漁港)      (以上48件 経済委員長審査結果報告、質疑、討論、表決)  第 67 議案第171号 下関市特別会計条例の一部を改正する条例  第 68 議案第175号 下関市病院の設置等に関する条例の一部を改正する条例  第 69 議案第176号 下関市都市公園条例の一部を改正する条例  第 70 議案第177号 下関市満珠荘の管理等に関する条例  第 71 議案第228号 指定管理者の指定について(下関市民会館)  第 72 議案第229号 指定管理者の指定について(下関市立豊浦病院)  第 73 議案第230号 指定管理者の指定について(下関市豊浦地域ケアセン               ター)  第 74 議案第231号 指定管理者の指定について(下関市蓋井島保健福祉館)  第 75 議案第232号 指定管理者の指定について(後田ふれあいプラザ)  第 76 議案第233号 指定管理者の指定について(彦島ふれあいプラザ)  第 77 議案第234号 指定管理者の指定について(長府老人憩の家)  第 78 議案第235号 指定管理者の指定について(小月老人憩の家)  第 79 議案第236号 指定管理者の指定について(勝山老人憩の家)  第 80 議案第237号 指定管理者の指定について(西部老人憩の家)  第 81 議案第238号 指定管理者の指定について(北部老人憩の家)  第 82 議案第239号 指定管理者の指定について(安岡老人憩の家)  第 83 議案第240号 指定管理者の指定について(吉田老人憩の家)  第 84 議案第241号 指定管理者の指定について(川中老人憩の家)  第 85 議案第242号 指定管理者の指定について(内日老人憩の家)  第 86 議案第243号 指定管理者の指定について(清末老人憩の家)  第 87 議案第244号 指定管理者の指定について(吉見老人憩の家)  第 88 議案第245号 指定管理者の指定について(彦島宮の原老人憩の家)  第 89 議案第246号 指定管理者の指定について(吉母老人憩の家)  第 90 議案第247号 指定管理者の指定について(下関市身体障害者福祉セン               ター)  第 91 議案第248号 指定管理者の指定について(下関市夜間急病診療所)  第 92 議案第249号 指定管理者の指定について(下関市島戸診療所)  第 93 議案第250号 指定管理者の指定について(下関市特牛診療所)  第 94 議案第251号 指定管理者の指定について(下関市きくがわ温泉華陽)  第 95 議案第252号 指定管理者の指定について(下関市菊川老人憩の家)  第 96 議案第253号 指定管理者の指定について(日野温泉いこいの家)  第 97 議案第254号 指定管理者の指定について(下関市豊浦老人福祉センター)  第 98 議案第255号 指定管理者の指定について(下関市和久生きがいデイサー               ビスセンター)  第 99 議案第256号 指定管理者の指定について(下関市デイサービスセンター               「ほのぼの」)  第100 議案第257号 指定管理者の指定について(下関市芝学習等供用会館)  第101 議案第258号 指定管理者の指定について(下関市串学習等供用会館)  第102 議案第259号 指定管理者の指定について(下関市長府体育館)  第103 議案第260号 指定管理者の指定について(下関市垢田体育館及び下関               市垢田運動場)  第104 議案第261号 指定管理者の指定について(下関市市民プール)  第105 議案第262号 指定管理者の指定について(下関球場ほか2施設)  第106 議案第263号 指定管理者の指定について(下関市彦島体育館及び下関               市彦島庭球場)  第107 議案第264号 指定管理者の指定について(下関市菊川青年交流館)  第108 議案第270号 工事請負契約締結について(菊川プール施設改築建築主               体工事)  第109 議案第272号 工事請負契約締結について(重要文化財旧下関英国領事               館保存修理第2期工事)     (以上43件 文教厚生委員長審査結果報告、質疑、討論、表決)  第110 議案第178号 下関市営住宅の設置等に関する条例の一部を改正する条               例  第111 議案第179号 下関市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例  第112 議案第265号 市道路線の変更について(宝町2号線ほか12路線)  第113 議案第266号 市道路線の廃止について(川中豊町43号線ほか1路線)  第114 議案第267号 市道路線の認定について(三河町9号線ほか43路線)  第115 議案第268号 指定管理者の指定について(細江旅客上屋)  第116 議案第269号 指定管理者の指定について(リフレッシュパーク豊浦)  第117 議案第271号 工事委託契約の一部変更について(長府駅南北自由通路               等新設工事)      (以上8件 建設委員長審査結果報告、質疑、討論、表決)  第118 諮問第  4号 人権擁護委員候補者の推薦について  第119 議会案第 6号 下関市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正す               る条例  第120 議会案第 7号 下関市議会委員会条例の一部を改正する条例  第121 議会案第 8号 下関市議会会議規則の一部を改正する規則  第122 閉会中の継続審査について 会 議 事 件  日程に同じ △出席議員  出 席 議 員(35名)   2番 安 岡 克 昌 君        22番 上 村 静 枝 君   3番 田 中 義 一 君        23番 中 谷 紀 由 君   4番 江 原   聰 君        24番 福 田 幸 博 君   5番 林     透 君        25番 末 永   昇 君   6番 平 岡 泰 彦 君        26番 長   秀 龍 君   7番 石 川   潔 君        27番 近 藤 栄次郎 君   9番 木 本 暢 一 君        28番 桧 垣 徳 雄 君  10番 門 出 眞 治 君        29番 兵 頭 典 將 君  11番 関 谷   博 君        30番 大 田 幸 夫 君  12番 佐 伯 伸 之 君        31番 菅 原   明 君  13番 異儀田 博 己 君        32番 山 下 隆 夫 君  15番 松 村 正 剛 君        33番 明 石 弘 史 君  16番 田 邉 ヨシ子 君        34番 砂 田 正 和 君  17番 浦 岡 昌 博 君        35番 西 本 健治郎 君  18番 林   真一郎 君        36番 江 原 満寿男 君  19番 鵜 原 明 人 君        37番 岩 本 直 人 君  20番 井 上 隆 純 君        38番 兼 田 一 郎 君  21番 中 村 勝 彦 君 欠 席 議 員(3名)   1番 倉 田 健治郎 君         8番 桑 原   博 君  14番 亀 田   博 君 △説明員  説  明  員  市長         中尾 友昭君   港湾局長        梅野 修一君  副市長        吉川 宗利君   契約室長        田川 博幸君  副市長        国重 敦生君   競艇事業局長      畑野  健君  総合政策部長     池永 博文君   会計管理者       江藤 和代君  総務部長       本間 俊男君   菊川総合支所長     藤永太美登君  財政部長       田林 信哉君   豊田総合支所長     中野 哲行君  市民部長       藤村 忠雄君   豊浦総合支所長     工藤 典昭君  病院事業部長     亀田 敏範君   豊北総合支所長     河野 邦彦君  福祉部長       河原 明彦君   教育長         嶋倉  剛君  保健部長       鈴木 章記君   上下水道局長      吉武 泰志君  環境部長       原田 雄三君   選挙管理委員会事務局長 楠  敏忠君  経済観光部長     齋藤 秀之君   代表監査委員      来見田隆英君  農林水産部長     三木 潤一君   消防局長        金子 庄治君  建設部長       石田  一君   総務部次長       守永 賢治君  都市整備部長     赤沼 隼一君 △事務局職員  事務局職員  局長         川﨑 哲也君   議事課主幹       植田  功君  次長         田邨  昇君   議事課主査       安尾 秀樹君  参事         藤野  亘君 △継続審査一覧表                閉会中の継続審査事項                           (平成22年第4回定例会)  総務委員会1.事 件 名  請願第5号 「交通基本法」(仮称)の早期制定を図り、公共交通政策推進と支援を        求める意見書(案)を当市議会の議決をもって、国に働きかけていただ        く事に関する請願書2.審査期限  審査終了までとする。──────────────────────────────────────── △開議                              -10時00分 開議-──────────────────────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(関谷博君)  これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。 日程第1 「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、中村勝彦議員及び浦岡昌博議員を指名いたします。──────────────────────────────────────── △委員長報告 ○議長(関谷博君)  日程第2 議案第158号「平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回)」から、日程第12 議案第168号「平成22年度下関市病院事業会計補正予算(第2回)」までの11件を一括議題といたします。 議案第158号 平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回) 議案第159号 平成22年度下関市港湾特別会計補正予算(第2回) 議案第160号 平成22年度下関市国民健康保険特別会計補正予算(第2回) 議案第161号 平成22年度下関市観光施設事業特別会計補正予算(第2回) 議案第162号 平成22年度下関市駐車場事業特別会計補正予算(第2回) 議案第163号 平成22年度下関市介護保険特別会計介護保険事業勘定補正予算(第         2回) 議案第164号 平成22年度下関市介護保険特別会計介護サービス事業勘定補正予算         (第1回) 議案第165号 平成22年度下関市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回) 議案第166号 平成22年度下関市水道事業会計補正予算(第1回) 議案第167号 平成22年度下関市公共下水道事業会計補正予算(第1回) 議案第168号 平成22年度下関市病院事業会計補正予算(第2回) ○議長(関谷博君)  各委員長の報告を求めます。井上総務委員長。 (井上隆純君登壇) ◆総務委員長(井上隆純君)  おはようございます。総務委員長の報告をいたします前に、一言ごあいさつを申し上げます。 この4年間、執行部の皆様には、私のいろいろな質問や課題に対しまして、真摯に対応していただきまして、また真摯に答弁をいただきまして、まことにありがとうございました。 また、議員各位におかれましても、この4年間、温かくおつき合いをいただきまして、まことにありがとうございました。 それでは、総務委員会が付託を受けました議案第158号「平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回)」につきまして、審査の経過並びに結果を御報告いたします。 本案は、第1条におきまして、歳入歳出予算にそれぞれ7億5,138万7,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ1,218億496万円と定めるもので、第2条において繰越明許費を設定し、第3条において債務負担行為の追加を、また第4条において地方債の変更をしようとするものであります。 まず、歳入予算補正についてであります。 主なものとして、第11款地方交付税においては、普通交付税の交付決定額のうち補正予算の財源として6億8,811万5,000円が増額計上されるとともに、第22款市債においては、消防庁舎整備事業の減額に伴い7,600万円が減額計上されております。 続いて、歳出予算補正のうち、当委員会の所管である、第1款議会費、第2款総務費の一部、第8款土木費の一部、第9款消防費の一部及び第12款公債費について御報告を申し上げます。 第2回臨時会で職員等の給与がマイナス改定となる条例改正が行われたことから、各予算科目において、給料、職員手当等の減額が反映されるとともに、人事異動及び機構改革等に伴う人件費の整理がなされているほか、議会費においては来年の2月13日より議員定数が4名減となることから、これに伴う報酬等が減額されています。 人件費補正以外の主なものとしては、第2款総務費、第1項総務管理費のうち、第9目総合支所費においては、豊北町で7年に1度開催される浜出祭が平成23年4月3日に予定されていることに関連して、その準備等に係る経費に対する補助金200万円が、第13目諸費においては、市税過誤納還付金1億7,500万円と過年度に収入された国庫・県支出金等の確定に伴う返還金として過年度収入払戻金5億500万円がそれぞれ増額計上されております。このほか第8款土木費の下水道費においては、消費税還付等による公共下水道事業会計補助金533万6,000円が、第9款消防費の消防施設費においては、新消防庁舎建設候補地の選定がおくれたことにより設計業務委託の年度内完了が見 込めないことから委託料9,181万円が、また第12款公債費においては、借入利率が見込みを下回ったことなどにより長期資金利子1億4,651万2,000円がそれぞれ減額計上されております。 次に当委員会所管の債務負担行為補正については、いずれも平成22年度から23年度を期間とするもので、まず庁舎整備事業については、委員会棟建物解体撤去工事に係る経費の限度額を7,000万円として、またさきに述べた浜出祭については、その補助金の限度額を546万円として、さらに消防局・中央消防署合同庁舎建設事業については、基本設計及び実施設計に係る経費の限度額を1億500万円として、それぞれ債務負担行為を新たに設定しようとするものであります。 このほか、地方債補正については、消防施設整備債の起債限度額が7,600万円減額されるなどの変更がなされているところであります。 審査の過程において、浜出祭補助金に関して、委員より祭りの規模と補助金額との関係について質疑があり、執行部からは、祭りの総額は約3,000万円前後であるが、補助対象になじまない経費が含まれているため、補助対象として判断できた部分のおおむね2分の1の補助としている。行列や祭事を行う上で必要な用具の調整や、文化財として残すための伝承者養成に対しての補助金である旨の説明がなされております。さらに委員より、この祭りは県の無形民俗文化財であるが、県の財政的援助はどうなっているかとの質疑があり、執行部からは、県の無形民俗文化財の振興助成金という形で、浜出祭実行委員会に平成22年は15万円助成されているとの答弁がありました。この答弁に接し、委員からは、県指定なので市として県に対しもう少し働きかけていく必要があるのではないかとの提言がなされております。 また消防施設費の減額理由について、委員が建設候補地選定のおくれ以外に地質調査の結果も要因の一つではないのかとただしたところ、執行部より、地質調査の結果については、来年の1月21日に結果が出るようになっており、基本設計、実施設計がおくれたというのは、それが要因であるとは考えていない旨の説明がなされております。 このほか、庁舎整備事業債務負担行為補正に関して、建物解体撤去工事などの予算が計上されているが、仮に庁舎建設が必要だとの論理に立ったとしても、基本計画のないままでは、今までの行政の立場から見て許せる話ではないなどとする意見がありました。 委員会は、本案について、一部反対はありましたが、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  浦岡経済副委員長。 (浦岡昌博君登壇) ◆経済副委員長(浦岡昌博君)  おはようございます。それでは、経済委員会が付託を受けました議案第158号及び議案第161号について審査の概要並びに結果を御報告いたします。 最初に、議案第158号「平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回)」のうち、当委員会所管は、歳出のうち第4款衛生費の環境部所管部分、第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費と、第2表繰越明許費及び第3表債務負担行為補正のうち経済観光部、農林水産部のそれぞれ所管部分であります。 このうち、人事異動等に伴う人件費の補正以外の主な内容について報告をさせていただきます。 まず、農林水産業費では、平成22年7月15日の梅雨前線豪雨により被災した豊浦地区の林地崩壊箇所の復旧を図るための小規模治山事業に要する経費が計上されております。 審査の過程において、委員より、本年7月の豪雨により被災した箇所は、すべて予算化がなされているのかとの質疑がなされ、これに対し、執行部より、新規の被災箇所は治山関係で15カ所発生している。小規模治山事業は県事業であり、このたび新規被災箇所のうち1カ所の内示を受け、補正計上したものであるとの答弁がなされました。この答弁を受け、委員より、災害に絡んだものでもあり、今後の対応について質疑がなされ、執行部より、残りの被災箇所についても、県に対し、機会あるごとに予算措置の要望を行っている。市としても早く対処できるよう努力していきたい旨の答弁がなされました。 次に、第7款商工費では、現在、高温水管のふぐあいに伴い、温浴施設を閉鎖中であるふれあい健康ランドと奥山工場を結ぶ高温水管の補修に要する経費が計上されております。また、本工事は、特殊な管を使用していることから、管の材料調達、加工に3カ月余りを要し、さらに掘削・埋設工事の工期を確保する必要があるため、年度内に竣工することが困難であることから、第2表繰越明許費において、その全額を翌年度に繰り越そうとするものであります。 また、第3表「債務負担行為補正」では、下関市勤労青少年ホーム指定管理料ほか21件に関して、平成23年度から平成27年度までの5年間の指定管理料について、債務負担の期間及び限度額を、それぞれ定めようとするものであります。 委員会は、本案について、一部反対はありましたが、原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第161号「平成22年度下関市観光施設事業特別会計補正予算(第 2回)」は、下関市営国民宿舎海峡ビューしものせき及び市営宿舎サングリーン菊川の2施設について、平成23年度から平成27年度までの5年間の指定管理料に関して、債務負担の期間及び限度額を定めようとするものであります。 委員会は本案について、異議なく可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  田邉文教厚生副委員長。 (田邉ヨシ子君登壇) ◆文教厚生副委員長(田邉ヨシ子君)  おはようございます。文教厚生委員会が付託を受けました補正予算6議案について、審査の経過及び結果を報告いたします。 初めに議案第158号「平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回)」についてであります。 当委員会の所管は、第1表歳入歳出予算補正の歳出中、第2款総務費では第1項総務管理費のうち第15目芸術文化振興費及び第3項戸籍住民基本台帳費、第3款民生費、第4款衛生費では第1項保健衛生費、第9款消防費では第1項消防費のうち第5目災害対策費及び第10款教育費であり、第3表債務負担行為補正においては、下関市民会館指定管理料ほか13件であります。 それでは歳入歳出予算から報告いたします。 第2款総務費は、人件費の補正のほか、第3項戸籍住民基本台帳費では、第1目戸籍住民基本台帳費において、平成21年7月15日に公布され、平成24年度に施行が予定されている住民基本台帳法の一部改正に伴い、外国人住民を住民基本台帳制度の対象とするため、既存住民票オンラインの改修の概要設計作業に要する委託料を計上しようとするものであります。 第3款民生費は、人件費の補正のほか、主に第1項社会福祉費において、社会福祉施設整備費助成業務として認知症高齢者グループホームのスプリンクラー整備等に係る補助金の、自立支援給付等業務として非課税世帯利用者負担無料化及び支援に要する経費の、地域生活支援事業として地上デジタル放送移行に伴う聴覚障害者緊急支援に要する経費及び重度心身障害者医療費の補正を、第2項児童福祉費において、私立保育所委託料の補正を行おうとするものであります。 審査の過程において委員より、認知症高齢者グループホームのスプリンクラー整備等に係る補助金についてその詳細をただしたところ、執行部より、今回275平方メートルを 下回る小規模な施設も補助対象となり、スプリンクラー整備については「ほうみ苑」ほか4カ所が、これ以外に自動火災報知設備及び消防通報設備についてそれぞれ6カ所が対象であるとの答弁がなされました。 また委員より、私立保育所委託料の補正についてその経緯をただしたところ、執行部より、本年4月1日から国の入所措置基準が変更になり、措置単価が従前の入所時の年齢によるということから入所年度の4月1日時点での年齢によるということとなったことに加え、比較的保育単価の高い3歳未満児が当初の見込みより12月時点で80名以上増加していることによるものであるとの答弁がなされました。 この答弁に接し委員より、公立保育所の状況をただしたところ、執行部より、私立保育所の経営にかんがみ、また保育環境適正化計画における公立保育所の再編ということも踏まえ、極力私立保育所への入所を誘導し公立保育所への入所を従前並みに制御している部分もある。そして年度途中での入所については、仮に公立保育所に余力があれば吸収していくという形をとりながら、公立保育所の再編ということを考えていきたいとの答弁がなされました。 この答弁に対し委員より、その方向性は間違っていないと思うが、私立保育所は設備投資その他の手段により保育の質の向上を図るのであるから、市が途中で方向転換するようなことがあっては経営上非常に困ったことになる。再編も含めて公立保育園における3歳未満児のあり方について、明確な指針等を示すことが大切であると思うので、よく考えておいていただきたいと要望する発言がなされました。 第4款衛生費、第1項保健衛生費は、人件費の補正のほか、新型インフルエンザワクチン接種事業について、昨年度と同様、低所得者、生活保護受給者、住民税非課税世帯に属する方に対する接種費用助成に要する経費を計上しようとするものでありますが、本市における接種単価は、13歳以上の方については3,600円、13歳未満の方については3,000円であり、当該接種事業に係る補正額3,181万5,000円のうち3,061万7,000円の4分の3は、国及び県から新型インフルエンザワクチン接種助成費臨時補助金として交付されるものであります。 第9款消防費は、防災安全課の嘱託職員の人件費の補正を行おうとするものであります。 第10款教育費は、人件費の補正のほか、第4項高等学校費では、第2目高等学校管理費において、日本スポーツ振興センターから傷害見舞金の支払いが本市を経由して保護者に対してなされるため、所要の金額を計上しようとするものであり、また、第8項保健体育費では、第3目体育施設費において、豊田湖特設ボート競技場(仮称)整備に関し、県から追加財源が交付されることとなったため、来年度実施予定であった業務について、本 年度前倒しで実施するための経費を計上しようとするものであります。 続きまして、債務負担行為についてでありますが、本件は、別号議案として審査いたしました指定管理者の指定に係る37議案のうち指定管理料の支出が予定されるものについて、指定期間である平成23年度から平成27年度の5年間の支出予定額の上限を定めようとするものであります。 委員会は、一部反対はありましたが、本案を原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第160号「平成22年度下関市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)」についてであります。 本案は、歳出において、人件費を補正しようとするほか、保険給付費及び後期高齢者支援金等が当初の見込みを上回ったため、また概算交付されていた国、県支出金が精算により超過交付となったことに伴い、これを国、県に返還するため、それぞれその経費を補正しようとするとともに、歳入において、国、県支出金、各種交付金等により所要の財源措置を講じようとするものであります。 委員会は、一部反対はありましたが、本案を原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第163号「平成22年度下関市介護保険特別会計介護保険事業勘定補正予算(第2回)」についてであります。 本案は、歳出において、人件費を補正しようとするほか、要介護認定者数が当初の見込みを上回ったため、特に重度の認定者の増加が顕著なことから介護サービス等諸費を、また今年度から新たに本格的支払いが開始された高額医療、高額介護合算制度による支給見込みが当初の見込みを大幅に上回るため高額医療合算介護サービス等費を、それぞれ補正しようとするとともに、歳入において、国、県支出金、支払基金交付金等により所要の財源措置を講じようとするものであります。 委員からは、高額医療合算介護サービス等費について、もともと医療と介護と両方のデータを持っているはずであるから、もう少し精度の高い見込みができるのではないか。当初の見込みが非常に甘いと言わざるを得ない。補正すればいいというものではない。データを精査してもっと精度の高い予算を組んでいただきたいと要望する発言がなされました。 委員会は、一部反対はありましたが、本案を原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第164号「平成22年度下関市介護保険特別会計介護サービス事業勘定補正予算(第1回)」についてであります。 本案は、歳入において、介護予防サービス計画の作成件数が増加することによるサービス収入の補正を、歳出において、居宅介護支援事業所へのケアプラン作成業務委託に係る 支払い事務の対象期間を、現在は保険給付費と同様に3月から翌年2月までを年度ベースとしているところ、これを会計年度との整合性を図るため4月から翌年3月までとし、これに要する1カ月分の委託料の補正をしようとするものであります。 委員からは、制度上一月おくれで支払わざるを得ないのであるから、会計年度との整合性を図るに際しては、支払い見込みについて十分検証しながら行うよう要望する発言がなされました。 委員会は、本案を異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第165号「平成22年度下関市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)」についてであります。 本案は、歳出で人件費を補正し、歳入でその財源として職員給与費等繰入金を計上しようとするものであります。 委員会は、一部反対はありましたが、本案を原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第168号「平成22年度下関市病院事業会計補正予算(第2回)」についてであります。 本案は、下関市立中央病院において昭和60年度に借り入れた利率6.3%の企業債について、平成22年度公的資金補償金免除繰上償還実施要綱の借りかえ条件を満たすため、低利の企業債に借りかえようとするものであり、これにより、償還利息が約940万円減少すると想定されるものであります。 委員会は、本案を異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で付託議案についての報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  異儀田建設委員長。 (異儀田博己君登壇) ◆建設委員長(異儀田博己君)  おはようございます。建設委員会が付託を受けました議案第158号ほか4件につきまして、審査の経過並びに結果を御報告いたします。 初めに、議案第158号「平成22年度下関市一般会計補正予算(第4回)」についてであります。 第8款土木費のうち当委員会の所管部分では、人事異動及び給与改定に伴う人件費の整理のための減額補正のほか、別号補正議案とも関連いたします駐車場事業特別会計並びに港湾特別会計への繰出金の増額9,310万6,000円が計上されております。 また、当委員会所管の債務負担行為補正については、平成23年度に指定管理者との協 定締結を予定しているリフレッシュパーク豊浦に係る平成23年度から27年度の5年間の指定管理料について、1億394万5,000円の債務負担行為を新たに設定しようとするものであります。 委員会は本案について、一部反対はありましたが、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第159号「平成22年度下関市港湾特別会計補正予算(第2回)」は、歳入歳出予算からそれぞれ4,187万5,000円を減額し、その総額をそれぞれ59億7,292万6,000円と定めるとともに、改修事業に係る繰越明許費7,800万円を設定し、あわせて地方債を変更しようとするものであります。 歳出予算補正の具体的な内容でありますが、給与改定及び人事異動に伴う人件費の補正を初め、来年就航を目指す光陽フェリーの関連として、国際ターミナル内の切符売り場の整備や出入国ロビーの改修、フェリー乗客輸送に係る警備、第一突堤の保安規程改訂、10号岸壁のエプロン舗装、不要となった可搬式ベルトコンベアの分解撤去、防衝工の設計及び設置工事が予定されており、総額で、7,800万円の繰越明許費を含み、1億2,020万円が計上されております。 また、改修事業等の補助内示の減に伴う事業費の変更と事務費についてその所要額と財源を調整して計上した額のほか、新港地区整備事業推進業務で搬入土砂の土質が想定と異なったことによる埋立管理工事費の1億5,000万円の減額が、長府の海岸漂着物撤去に要する経費として300万円の増額が、新たに消費税の支出が必要となったため公課費として6,409万3,000円の増額が、借入利率が見込みを下回ったことによる公債費利子の1,368万円の減額が、それぞれ計上されております。 歳入予算補正につきましては、改修事業等の補助内示の減に伴う国庫補助金、県支出金及び港湾事業債の減額のほか、光陽フェリー関連経費等に係る一般会計繰入金の増額、また、今回の減額補正に伴い財源の調整を行った結果による歳入欠陥補填収入の減額がそれぞれ計上されております。 委員会は、本案について、一部反対はありましたが、可決すべきものと決しました。 続いて、議案第162号「平成22年度下関市駐車場事業特別会計補正予算(第2回)」についてであります。本案は、歳入歳出それぞれ122万7,000円を増額し、その総額を歳入歳出それぞれ5億1,976万3,000円と定めようとするものであります。歳出の内容は、人事異動及び給与改定に伴う人件費によるもので、歳入については、その全額を一般会計から繰り入れようとするものであります。 委員会は本案について、一部反対はありましたが、原案どおり可決すべきものと決しま した。 次に、議案第166号「平成22年度下関市水道事業会計補正予算(第1回)」についてであります。本案は、地方経済の低迷等にかんがみ、今年度から総務省により実施される公的資金補償金免除繰上償還措置に対応した補正予算であり、資本的収入に借りかえ後の企業債9億4,000万円を、資本的支出に既往債の元金償還金9億6,252万6,000円を計上し、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び建設改良積立金をそれぞれ2,252万6,000円増額した額に改めるとともに、企業債の補正として、限度額を9億4,000万円とする既往債の借りかえを新たに追加しようとするものであります。 このたびの繰上償還措置については、期間が22年度から24年度までの3年間となっております。執行部より、現時点では国からの最終許可額が確定していないため、今回は該当分で要求しているが、今回の措置による利息の削減効果は約2億6,800万円を見込んでおり、3年間の合計では約5億5,000万円の利息削減効果が見込まれるとの説明がなされております。 水道事業においては、来年4月より水道料金の改定が予定されているところでありますが、委員から、水道料金改定とこのたびの繰上償還措置との関連性の有無について質疑があり、執行部から、水道料金の算定においては繰上償還措置という要素は含んでないが、今回の措置はもとより他の手法も含めて費用の削減を図り、もって3年間と定めている料金算定期間を少しでも延ばしていきたいと考えているとの答弁がなされております。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第167号「平成22年度下関市公共下水道事業会計補正予算(第1回)」についてであります。本案は、まず、収益的収入において、消費税還付による特別利益を4,602万1,000円増額し、一般会計からの補助金を同額減額しております。資本的収入においては、先ほども御報告いたしました公的資金補償金免除繰上償還措置に伴う企業債11億4,060万円、及び一般会計補助金4,068万5,000円が、また資本的支出においては繰上償還措置に伴う元金償還金11億8,128万5,000円が増額計上されております。さらに、債務負担行為の補正では、川棚小串処理区下水道管渠布設事業において、薬液の注入量増加等により事業費が増加したため、債務負担限度額の増額補正が、企業債の補正では、限度額を11億4,060万円とする既往債の借りかえの新たな追加が、一般会計からの補助金の補正については、一般会計補助金との差額533万6,000円の減額補正が、それぞれ計上されております。 委員から、消費税還付の経緯についてただしたところ、執行部から、平成21年度の消 費税申告に当たって税務署に相談した際、過去の消費税申告に伴う計算方法に誤りがあったことが判明し、18年から20年までの確定申告を修正したものであるとの説明がなされました。委員からは、無駄な税金を払うことのないよう、会計運営に当たっては意を用いられたいとの意見がなされております。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 以上で報告終わります。 ○議長(関谷博君)  質疑はありませんか。 (なし)
    ○議長(関谷博君)  質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております11件のうち、御異議のあります議案第158号から議案第160号まで、議案第162号、議案第163号、及び議案第165号の6件を除く、議案第161号ほか4件について一括して採決いたします。 議案第161号ほか4件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、議案第161号ほか4件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第158号ほか5件について、それぞれ起立により採決いたします。 まず、議案第158号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第159号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第160号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第162号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第163号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第165号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── ○議長(関谷博君)  日程第13 議案第169号「下関市生活バス事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」から、日程第18 議案第183号「字の区域の変更及び廃止について」までの6件を一括議題といたします。 議案第169号 下関市生活バス事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 議案第170号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例         の一部を改正する条例 議案第180号 下関市過疎地域自立促進計画の策定について 議案第181号 山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更について 議案第182号 字の区域の変更及び廃止について(下関市地籍調査事業菊川町調査区         域(下関市菊川町大字道市及び大字樅ノ木)) 議案第183号 字の区域の変更及び廃止について(下関市地籍調査事業豊北町調査区         域(下関市豊北町大字田耕の一部)) ○議長(関谷博君)  委員長の報告を求めます。井上総務委員長。 (井上隆純君登壇) ◆総務委員長(井上隆純君)  それでは、総務委員会に付託されました議案第169号ほか5件について、審査の経過及び結果を御報告いたします。 初めに、議案第169号「下関市生活バス事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。 本案は、災害時などに、市長が特に必要と認める場合は、運行日・運休日にかかわらず、生活バスの臨時便の運行ができるようにしようとするものであります。 次に、議案第170号「外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。 本案は、国の人事院規則の一部改正に準じて、本市条例の一部を改正しようとするもので、改正の内容は、外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の給与の支給割合を相手先の国にある大使館に勤務する外務公務員の給与を超えないようにしようとするものであります。 なお、執行部からは、「この条例を適用して派遣されている市の職員はいない」との説明がなされております。 次に、議案第180号「下関市過疎地域自立促進計画の策定について」であります。 本案は、平成22年度に時限立法である過疎地域自立促進特別措置法、いわゆる「過疎法」の一部を改正する法律が施行され、6年間の期限延長により豊田、豊北両地域が引き続き過疎地域として指定されたことから、新たに本市の過疎地域自立促進計画を定めようとするものであります。 審査の過程において、委員より、有利な財源である過疎債の適用期限も延長されたことから、過疎地域の自立促進のため、地域審議会等の意見も十分反映しつつ、しっかり事業を進めていただきたいとの要望が出されております。 次に、議案第181号「山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更について」であります。 本案は、本市が加入している山口県市町総合事務組合の処理する事務のうち、交通災害共済事務を共同処理する団体に萩市を加え、同組合規約の一部改正規約を変更することに関し、地方自治法の規定に基づき関係地方公共団体と協議することについて、議会の議決を求めようとするものであります。 最後に、議案第182号及び議案第183号の2議案についてであります。 両案は、いずれも地籍調査事業の実施に伴うもので、議案第182号は菊川町大字道市及び大字樅ノ木について、議案第183号は豊北町大字田耕の一部について、それぞれ字の区域の変更及び廃止をしようとするものであります。 委員会は、これら6議案について、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、付託議案についての報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  質疑なしと認めます。 これより議案第169号ほか5件について、一括して採決いたします。 議案第169号ほか5件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、議案第169号ほか5件は、いずれも原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── ○議長(関谷博君)  日程第19 議案第149号「工事請負契約締結について」から、日程第66 議案第227号「指定管理者の指定について」までの48件を一括議題といたします。 議案第149号 工事請負契約締結について(豊北集客施設建築主体工事) 議案第172号 下関市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条         例 議案第173号 下関市リサイクルプラザの設置等に関する条例の一部を改正する条例 議案第174号 下関市豊北地区集客施設の設置等に関する条例 議案第184号 指定管理者の指定について(下関市勤労青少年ホーム) 議案第185号 指定管理者の指定について(下関市勤労福祉会館) 議案第186号 指定管理者の指定について(下関市勤労者総合福祉センター) 議案第187号 指定管理者の指定について(下関市商工業振興センター) 議案第188号 指定管理者の指定について(下関市立しものせき水族館) 議案第189号 指定管理者の指定について(下関フィッシングパーク) 議案第190号 指定管理者の指定について(長府毛利邸) 議案第191号 指定管理者の指定について(下関市ふれあい健康ランド) 議案第192号 指定管理者の指定について(下関市火の山ユースホステル) 議案第193号 指定管理者の指定について(長府庭園) 議案第194号 指定管理者の指定について(下関市営国民宿舎海峡ビューしものせき) 議案第195号 指定管理者の指定について(下関市王喜農村センター) 議案第196号 指定管理者の指定について(下関市深坂自然の森) 議案第197号 指定管理者の指定について(森の家下関) 議案第198号 土地改良事業について(ため池整備工事(堂瀬古地区)) 議案第199号 指定管理者の指定について(吉見漁港) 議案第200号 指定管理者の指定について(安岡漁港) 議案第201号 指定管理者の指定について(サングリーン菊川) 議案第202号 指定管理者の指定について(下関市菊川自然活用村) 議案第203号 指定管理者の指定について(下関市菊川総合交流ターミナル) 議案第204号 指定管理者の指定について(下関市菊川農村婦人の家) 議案第205号 指定管理者の指定について(豊田湖畔公園施設) 議案第206号 指定管理者の指定について(下関市豊田地域資源循環活用施設ほか5施         設) 議案第207号 指定管理者の指定について(下関市殿居地区農村集落多目的共同利用         施設) 議案第208号 指定管理者の指定について(下関市林業総合センター) 議案第209号 指定管理者の指定について(下関市豊浦自然活用総合管理センター) 議案第210号 指定管理者の指定について(下関市大河内交流センター) 議案第211号 指定管理者の指定について(下関市今みの地区多目的集会所) 議案第212号 指定管理者の指定について(室津下漁港(Q護岸、A防波堤)) 議案第213号 指定管理者の指定について(室津下漁港(第2桟橋、-3.0m岸壁)) 議案第214号 指定管理者の指定について(涌田漁港) 議案第215号 指定管理者の指定について(川棚漁港) 議案第216号 指定管理者の指定について(宇賀漁港) 議案第217号 指定管理者の指定について(小串漁港) 議案第218号 指定管理者の指定について(下関市海浜環境活用総合管理センター) 議案第219号 指定管理者の指定について(下関市豊北特産品センター) 議案第220号 指定管理者の指定について(角島灯台公園) 議案第221号 指定管理者の指定について(下関市角島サイクルポート) 議案第222号 指定管理者の指定について(二見漁港) 議案第223号 指定管理者の指定について(肥中漁港) 議案第224号 指定管理者の指定について(矢玉漁港) 議案第225号 指定管理者の指定について(和久漁港) 議案第226号 指定管理者の指定について(島戸漁港) 議案第227号 指定管理者の指定について(阿川漁港) ○議長(関谷博君)  委員長の報告を求めます。松村経済委員長。 (松村正剛君登壇) ◆経済委員長(松村正剛君)  それでは、経済委員会が付託を受けました議案第149号ほか47件につきまして、審査の概要並びに結果を御報告いたします。 最初に、経済委員会が本年第3回定例会で付託を受け、継続して審査をしてまいりました、議案第149号「工事請負契約締結について」であります。 本案は、豊北集客施設建築主体工事について、シモケン・和田建設豊北集客施設建築主体工事共同企業体と2億5,000万5,000円で請負契約を締結しようとするものであります。 本工事については、本年8月4日に条件付き一般競争入札が行われ、4社の参加があり、同企業体が落札率98.7%で落札しております。工事内容は、構造が鉄筋コンクリートで、一部、屋根部分を木造による立体トラス構造の平家建てとしており、建築面積1,645平方メートル、延べ床面積1,279平方メートルで、物販施設、カフェテリア等のオープンスペースで構成された建物建築を行うものであり、工期は平成23年8月31日までとなっております。 議員諸兄も御承知のとおり、共同企業体の構成員である株式会社シモケンの代表取締役社長が海響館前にある立体駐車場みらいパークの無断譲渡の問題に関与していることから、委員会は、この問題は、本案審査と一体不可分な問題であるとの認識のもと、審査に臨みました。 駐車場問題の概要について、執行部から次のような説明がなされております。シモケンの代表取締役社長は、本年8月30日に破産手続開始の決定を受けた株式会社シモカネの専務取締役を兼任していた。このシモカネを代表企業とした事業グループは、本市の普通財産を事業用借地とする当立体駐車場の営業を行っており、本市と当グループの代表であるシモカネは、事業用定期借地権設定のための覚書、市有財産貸付契約、公正証書をそれぞれ締結していた。しかしながら、シモカネが、契約で定める禁止事項に違反し、本市の承諾を得ず、本年7月30日付で株式会社HANAに当駐車場の所有権を譲渡したことが判明した。また、シモカネは、今年度に入り、土地の賃借料を滞納しており、シモケンがその連帯保証人となっている、というものであります。 委員会が、去る第3回定例会において審査をする中で、問題とした主な点は、昨年、シモカネの専務が、市から駐車場の所有権譲渡の手続には、市の承諾が必要であるという説明を受けていながら、本年7月に市に無断で所有権譲渡を行ったこと。また、本年7月2日に駐車場譲渡の仮登記を行いながら、7月16日には本工事の入札に参加していること、さらに、シモケンが連帯保証人としての責務をどう果たすのか、という点であります。 審査を進める中で、委員より、シモケンの代表取締役社長が、シモカネの取締役専務を兼務し、意思決定に関与できる立場にあったこと、また、駐車場の無断譲渡に係る一連の経緯から判断すると、この企業体に市の重要な工事を請け負わせることが適当であるのかとの強い懸念が示されました。 これに対し、執行部より、落札者が契約までに入札条件を満たさなくなった場合、または指名停止措置を受けたときは、落札決定を取り消し、契約を行わないものとするとの条件を付しているものの、このたびの落札者である企業体が不適正な処理や行為を行った等の入札条件に反する事実は認められていない。また、工事等請負契約に係る指名停止審査委員会を開催し意見を求めたが、指名停止の要件には抵触しないとの意見である。そのため、工事請負契約の相手方として適切であると判断している。また、シモケンの代表取締役がシモカネの意思決定に関与していたとしても、それは、あくまでシモカネの役員としての関与であり、法人としてのシモケンの意思決定ではない旨の答弁がなされております。 この答弁に接し、委員より、たとえ指名停止の要件には抵触せず、シモケン、シモカネが別法人だとしても、道義的にはいかがなものか。駐車場の無断譲渡の問題についても、 市の対応方針が決まっていない。不透明な部分が多く、不十分な情報しかない中で、業務の適格性を判断することは非常に難しい。市民に対しても説明責任を果たすことができないとの意見がなされました。 また、委員より、滞納分の請求はしているのか、シモケンは連帯保証人として一切の債務を負うとなっているが、どこまで責任を負うのかとの質疑がなさ れました。これに対し執行部より、滞納分については、連帯保証人であるシモケンに請求した結果、全額が納付されている。連帯保証については、市顧問弁護士にも確認した結果、シモケンは連帯保証人として、金銭債務に関するほかは責任を負うことはない旨の答弁がなされました。 以上の審査状況を踏まえ、委員会は、今後さらに状況を把握する必要があるとの結論に達し、継続審査とした上で、第2回臨時会において、再度審議に臨みました。 まず、審査の冒頭、執行部より、駐車場の無断譲渡の問題について、契約に反する行為を理由とし、シモカネとの事業用借地権設定契約の解除を行い、HANAへの当契約に基づく譲渡は認めず、本駐車場事業を一度、終了する。駐車場は、観光を核とした中心市街地の活性化に不可欠な施設であるため、現施設の有効活用も視野に入れ、新駐車場としての開始を目指していくとの方針が示されたところであります。 審査の過程において、委員より、方針は示されたものの、市は具体的な行動を起こしているわけではない。シモカネとシモケンは社長、専務がクロスしており、一体的な会社である。そういった意味では、連帯保証人であるシモケンは、それだけの責任が、あるのではないか。この状況において、社会的、道義的責任まで判断することは難しく、継続して審議すべきであるとの意見がなされ、採決の結果、再度、継続審査することになりました。 このような審査の経緯を経て、委員会は、本定例会において、結論を出すべく審査に臨みました。 まず、執行部から駐車場問題のその後の経緯について、前回、示した方針に沿って、駐車場事業を新たな事業としてスタートするに当たり、管理運営業者については、公募を原則とすることで、現在の所有者であるHANAと協議を進めているとの説明がなされました。 審査の過程において、委員より、駐車場の所有権の移転に際し、HANAとシモカネのだれが交渉したのかとの質疑がなされ、これに対し、執行部から、HANA側より、シモカネの専務であると聞いている旨の答弁がなされました。この答弁を受け、委員よりシモカネの専務、すなわちシモケンの代表取締役が駐車場の無断譲渡について、最初から最後まで主導的に関与していることがうかがえるとの発言がなされました。 あわせて委員より、再度、シモケンの責任について市はどう考えるのかとの質疑がなされました。これに対し、執行部より、入札手続は適正であり入札の資格も満たしている。弁護士にも確認の結果、シモケンの責任は金銭債務に関してのみ及ぶということである。債務弁済義務も現時点では履行している以上、契約の相手方として適切であり、道義的な責任をもって契約解除をすることはできない旨の答弁がなされました。 審査を進める中で、一部委員より、駐車場問題は本案とは全く別個の問題である。しかも、シモケンは連帯保証人として金銭債務の責務を履行している。また、地元も待ち望んでいる施設である。入札行為を含め法的にも疑義がない以上、否決する理由がないのではないかとの意見がなされました。 一方、確かに、法的には問題がないかもしれない。しかしながら、市に対し背信とも言える行為を行った者である。たとえ、個人と法人の責任は別だとしても、道義的な責任は免れない。このようなことを許したら、市民は納得しない。これらのことを総合的に考慮し、判断すべきであるとの意見がなされております。 以上、御報告したとおり、本案については賛否両論があり、非常に難しい判断を迫られる中で、各委員には苦渋の決断を強いることとはなりましたが、採決の結果、賛成少数により、委員会は本案を否決すべきものと決しました。 次に、議案第172号「下関市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。 本案は、産業廃棄物の処分費用を改定しようとするものであり、その内容といたしましては、本市で処分する産業廃棄物の処分費用について、現行の100キロ当たり500円から、1,500円に改正しようとするものであります。 執行部より、処分費用の改正理由について、下関市次期一般廃棄物最終処分場整備検討専門委員会より、吉母管理場の残余量の逼迫の原因となっている産業廃棄物を抑制するために、一般廃棄物処理手数料と同額である産業廃棄物処分費を、現行の100キロ当たり500円を、1,500円に改定することが妥当であるとの答申を受けた。さらに、下関市廃棄物減量等推進審議会より、本市の産業廃棄物処分費用が民間事業所や他の自治体と比較して安価である。そのため処分費用の引き上げを行い、産業廃棄物の排出抑制を図るとともに、民間業者への処理の移行を図ることとの答申を受けた。これらの答申を尊重し、このたび条例の改正を行おうとするものである。関係者への周知や今後の事務手続を円滑に進めていくために、施行時期は平成23年4月1日と考えているとの説明がなされております。 審査の過程において、委員より、処分費用の値上げにより、吉母管理場への産業廃棄物の搬入が抑制されるということは理解できる。しかし、本来は許可されていない市外から の搬入が問題となっている。その指導、検査が十分できるのであれば、安易に値上げをすべきではないとの意見がなされました。 これに対し、執行部より、吉母管理場に搬入される産業廃棄物については、処理の流れを確認する仕組みであるマニフェストの義務づけがなく、不透明な搬入は実態として存在しているが、そのすべてを検査することは難しい。昨年から、搬入されたごみを現場で調べる展開検査を実施しており、かなりの効果があらわれている。あわせて、今回、料金改定を行うことにより、さらなる抑制を図ることができると考えている。これからも、市民の財産でもある吉母管理場の延命化に向け、改善策を検討していきたい旨の説明がなされております。 委員会は、本案について、一部反対はありましたが、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第173号「下関市リサイクルプラザの設置等に関する条例の一部を改正する条例」は、近年、利用者が増加している下関市リサイクルプラザの施設で、単独での使用対象となっていない会議室について、少人数のグループや、高齢者からの使用の要望が多いため、単独使用を可能とし、その使用料を定めようとするものであります。 委員会は本案について、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、議案第174号「下関市豊北地区集客施設の設置等に関する条例」についてであります。 本案は、豊北町和久地区において、道路利用者の利便性の向上並びに地域の活性化に資することを目的に整備が進められている、道の駅「北浦街道豊北」の中核を担うことになる下関市豊北地区集客施設の適正な管理・運営に必要な事項を定めようとするものであります。 この施設は、地域物産品販売所、100席の飲食物提供施設のほか、休憩コーナー、交流広場などが建物内に配置され、建物も海側には角島を初めとした響灘の景観が望める展望テラス、国道側には県施工分とあわせ、普通車112台、大型車5台収容の駐車場が配置されることとなっております。 また、執行部からは、当施設は、指定管理者による管理を前提にしており、指定管理に当たっては、利用料金制度を採用する等、各条文について、るる説明がなされております。 審査の過程において、建築主体工事の工事議案が当委員会において否決されたにもかかわらず、なぜ今定例会で本条例を制定する必要があるのかとの質疑がなされました。これに対し、執行部より、市民や地域は、設置条例により、初めて施設の概要等を知ることができる。さらに、施設は必ず整備されるということを示すことにもなる。工事議案の可決 後、設置条例を制定するのが、通常の手続ではあるが、法的にも問題はない。地域の熱意を損なわないためにも、少しでも早く本条例を制定したいとの答弁がなされております。 このほか、委員より、今後のスケジュールについて質疑がなされ、これに対し、執行部より、指定管理者については公募を予定しており、施設の完成時期を考慮して、公募を開始したい。また、工事期間が11カ月、供用開始前の準備期間を考慮すると、現地での工事着手からオープンまでに、約12カ月の期間が必要であると考えている旨の答弁がなされております。 さらに、委員より、形式的に手続を進めるだけでなく、地域の熱意を高めていかなければならない。運営する側、出荷する側を含め、施設を運営する実体を、どうつくっていくのかが必要である。そのために、行政がどのようにかかわりを持つのか、考えていくべきであるとの意見がなされました。 審査を進める中で、市長より、いろいろな問題からハード面はおくれるかもしれないが、ソフト面は進めていきたい。この事業は、豊北の町おこしであり、地域の夢をかけた事業である。一歩でも前へ進めていきたい旨の発言がなされたところであります。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、議案第184号から議案第197号及び議案第199号から議案第227号までの「指定管理者の指定について」の計43議案は、いずれも指定管理者の指定をしようとするものでありますので、一括して御報告いたします。 これらの議案は、経済観光部及び農林水産部が所管する公の施設について、それぞれ指定管理者の指定を行おうとするものであります。 執行部より、指定管理者の指定に当たって、募集区分、申込書提出団体数、選定の経緯、指定管理者候補者を決定した主たる理由等について、それぞれ説明がなされております。 審査の内容について、その主な概略を御報告いたします。 まず、議案第194号は、下関市営国民宿舎海峡ビューしものせきについて、株式会社ユニコンを指定管理者として指定しようとするものであります。 指定管理者の選定の経緯について、第1回目の選定委員会で失格とされた業者が、第2回目の選定委員会において、一転、指定管理候補者として、選定されたことについて、多くの委員より質疑がなされました。 執行部より、当初、業者が提出した申請書には、募集要件である「宿泊施設の管理運営の経験を有していること」が確認できなかったため、失格とした。その旨を、当該業者に伝えたところ、要件について誤認があったことが判明し、追加資料の提出がなされ、要件を満たしていることが確認できた。それに伴い、第2回目の選定委員会では、選定の対象 とし、結果として指定管理候補者として選定された旨の説明がなされました。 この答弁に接し、委員より、参加資格についての解釈を初め、執行部の一連の対応について懸念が示されました。これに対し、執行部からは、本来は申請受理した後、時間をかけて資格要件等の調査をすべきであったが、初めての公募であった点や審査期間が短かったこと等が今回の原因となっている。今後、指摘のあった点について、見直しを行っていきたい旨の答弁がなされました。 この答弁を受け、委員より、民間企業等にとって、5年間、指定管理者に選定されるかどうかということは大変重要なことであり、選定に疑義を挟む余地があってはならない。今後、指定管理者の選定については、真摯に対応すべきであるとの強い要望がなされております。 次に、議案第196号及び議案第197号についてであります。これは下関市深坂の森及び森の家下関について、それぞれ「みさかの森自然学校」を指定管理者として指定しようとするものであります。 委員より、両施設は、今まで地域の協力を得て運営がなされてきた施設であるが、公募の結果、みさかの森自然学校が選定されている。本社が東京にある企業も含まれており、地域とつながりのない業者がなぜ選定されたのか。提案価格も他の候補者より低くなっているが、指定管理の目的からいっても、低ければよい、というものではないのではないかとの質疑がなされました。 これに対し、執行部より、選定委員会が、団体の経営状態、施設の効用の発揮、事業計画、経済性といった審査基準にある、審査項目5項目及び提案価格について、業者よりプレゼンテーションを受け、総合評価を行った結果、選定がなされている。提案価格だけ、経済性だけで決まったわけではないとの答弁がなされました。 この答弁に接し、委員より、提案内容がすぐれていることを理由に、地域連携が危惧される指定管理者を選定することは納得できない。地域連携が必要と認められる施設は、指定管理の選定基準の中に、地域連携といった項目を加えるべきであるとの意見がなされました。 さらに、指定管理者へのチェック体制について質疑がなされ、これに対し、執行部より、チェックとしてモニタリングを行っていく。市は、定期業務の遂行確認、事業決算等の確認、評価を行い、指定管理者に対し、指導、助言を行う。評価の結果、管理運営業務について、市が示した仕様水準に満たなかった場合は、改善指示書を出し、それに見合う行動をとらなかった場合は、指定管理の取り消しを行うこととなる旨の答弁がなされております。 この答弁を受け、委員より、今後、基本協定を結ぶ中で、チェック項目を検討し、しっかりモニタリングを行うよう要望がなされております。 このほか、指定管理者の交代によっては、職を失う人が生じる可能性もある。厳しい雇用情勢でもあり、雇用については意を用いるよう要望がなされております。 委員会は、指定管理者の指定に関する議案のうち、議案第194号、議案第196号、議案第197号については、一部反対はありましたが、43議案すべて可決すべきものと決しました。 最後に、議案第198号「土地改良事業について」は、本市が実施する土地改良事業について土地改良法の規定に基づき土地改良事業の計画の概要を定めようとするものであり、その主な内容は、勝山地区において、築堤80年以上経過し、老朽化の著しい堂瀬古ため池の改修工事を行おうとするものであります。 審査の過程において、委員より、当ため池は農業用ため池であることから、工事による水稲の作付等への影響について質疑がなされ、これに対し執行部より、できるだけ取水できるよう、工事計画を立てている旨の答弁がなされました。 委員会は、本案について異議なく可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  質疑はありませんか。兵頭議員。 ◆兵頭典將君  今の経済委員長報告の中で、指定管理者の指定に関して、異議なく可決されたという中に、189号議案があったと思います。これは下関フィッシングパークの指定管理者の指定でありますが、結局、指定管理者として応募した企業が1社しかなく、しかも、その会社は大阪で釣り堀を経営したり、あるいはビル管理、清掃メンテナンスなどをやっている企業であります。これは市長が市長選挙で公約をしてきた地元優先発注とは全く異なる結果になっているわけです。 経済委員長にお尋ねしますが、経済委員会の審査の中では、この応募要件の中に市内業者という指定がなぜなかったのかということについて、どういう論議が行われたのか。また、この選定の結果が市外業者であると、しかも1社しか応募していない、競争性もなかったということについての審議はどうであったのか。 そして、この1社、応募した業者の事業計画書であるとか、あるいは業者選定委員会の議事録というものが経済委員会に示されて審査されたのかどうか、その点についてお尋ねします。 ◆経済委員長(松村正剛君)  執行部からは、公募、非公募の募集区分、下関フィッシングパークについてですね。申込書提出団体数、選定の経緯等を載せた資料の配布があり、資料のとおり選定されたという説明がなされています。委員会の中では、この件については特に質疑は出なかったです。 以上です。 ◆兵頭典將君  経済委員会の質疑が、幾つか論議が沸騰した議案もありますが、このフィッシングパークに関しては、ほとんど審議は深まっていない。また、私が先ほど言いました業者の事前計画書であるとか、業者選定委員会の議事録等も委員会に提出されていないということについて疑義があります。 といいますのは、この業者選定をする選定委員会、この議事録の内容がホームページで閲覧できます。それを見たところ、この会社は選定委員の質問に対して、インセンティブ提案というようなことをやっておりますね。このことに関しては、業者として頑張った分だけ入園者がふえて、入園売り上げがふえたら、その6割はくださいよというふうなものだと思いますが、それでも収支でいえば、そんなにもうからないけれども、下関に進出することに意味があるというようなことを言っておるんですね。 結局、いろいろ調べてみると、この業者は、いろんな地方自治体なんかのビル管理であるとか施設管理、清掃、そういったところにずっと入っていってるわけですね。そうしますと、議事録でもありましたが、下関のフィッシングパークを委託として受けたら、下関営業所を設置すると。そうすると先々は、市内業者の範疇に入っていくわけですね。そうすると下関の公営施設、さまざまな、市役所なんかもそうですけども、そういったところの入札等においても、市内業者という資格で入ってくる可能性あるわけですね。 この指定管理者制度というものが、そういう形でずるずると…… ○議長(関谷博君)  兵頭議員、質疑の範疇で質問してください。 ◆兵頭典將君  ずるずると市外業者に、下関の公共的なものを開放していくという結果になってはならないと思うんですね。その点について、経済委員長、これ審議やり直したほうがいいんじゃないかと思うんですけども、その辺はいかがですか。 ◆経済委員長(松村正剛君)  個人的なことは抜きにしまして、委員会の中では、この件について、特に質疑はなかったとしか申し上げられません。 以上です。 ◆兵頭典將君  それでは、この議案に関しては、私の立場としては反対をするという意見を表明して、質疑を終わります。 ○議長(関谷博君)  ほかありませんか。長議員。 ◆長秀龍君  議案149号「工事請負契約締結について」、質疑をさせていただきます。 これ契約議案でありますので、今後の契約議案、否決の理由そのものが大きな影響力を持ってくるということを前提にしておりますので、明確な答弁をいただきたい。 まず1点目が、確認ですけれども、この工事契約議案は、あくまでも法人シモケンとの契約議案でありまして、個人との、個人を相手にしての契約議案ではないと思います。入札参加も、もちろん個人と法人、法人としての参加だと思いますが、その確認をもう一度させていただきます。 2点目に、先ほどの委員長報告でもありましたけども、シモケンという法人は、全く法的な瑕疵はないというふうに私は受け取りました。その辺は委員長報告でもあったと思いますが、法的な瑕疵があったのか、なかったのか、その点をもう一度言っていただきたい。 そして、大きな理由の一つに、道義的責任ということを言われました。これほどあやふやな、あいまいな言葉はありません。言葉はきれいですけども、どういう意味で道義的責任というものを使われたのか、道義的責任の定義をお示しをいただきたい。 そして、最後ですけども、シモカネの専務として駐車場問題にかかわったということですけども、基本的には道の駅の契約議案と駐車場の問題というのは、完全に別な問題であります。別個に切り離していかなきゃいけない。そういう意味でかかわりを持っていたというのは、どういう意味を指すのか。シモカネのやったことそのものは認めるというふうには私は思っておりませんが、しかし、最終決定はシモカネの社長が多分したんではないかというふうに思いますので、深いかかわりを持っていたというのはどういう意味を指すのか、お示しをいただきたいと思います。 ◆経済委員長(松村正剛君)  1点目の質問です。法人であり、個人は関係ないではないかと。ただこれに関しては、確かに法人と個人は全然別物です。しかしながら、委員会の中では、その決定権者、その個人の資質、そういうものが論議されました。だから、今の1点目の質問に関しては、法人と個人は別であるというのは確認しております。 シモケン、法人シモケンとしては瑕疵がない。執行部の説明も瑕疵がありません。ただその中で、これは3番目にもかかわりますが、3番目、道義的責任ですね。その部分がどうしても払拭できないと。シモケンの社長がシモカネの専務だと。シモカネの専務が駐車場に関して、市に背信行為を行った中心人物であるということが委員会の中では論議になりました。こういうことを許しておれば、委員長報告でもありましたが、市に対して、そういうことが何でもありじゃないかという意見がたくさん出ました。 駐車場問題、4番目ですね、別問題ではないか。確かに別問題です。ただ、市に対しての背信行為、そういうものを許してはいけないということを委員会としては多くの意見がありました。 以上です。 ◆長秀龍君  道義的責任のところの意味がよくわかりませんので、再度お伺いいたしますけども、あくまでもシモカネとシモケンは別法人、それをどういう理由で道義的責任というものを使われたのか、もう一度明確にしていただきたい。日本は法治国家ですから、法的に見てどうなのかということを判断の基準にしなければ、憶測、推測のたぐいで判断をするべきではありません。その意味で、もう一度そこはお答えをいただきたい。 それともう一つ、今、道義的責任ということで言われましたけれども、次の3月議会にシモケンが何らかの契約議案が上がってきたら、委員会としてはどうするんですか。それもあわせて答えてください。 ◆経済委員長(松村正剛君)  先に2番目のほうからお答えします。 委員会としてどうするかというのは、3月議会のときの委員会の決定に従うような形になると思います。 それと、道義的責任、これは背信行為、市に対する背信行為、確かに今質疑の中では、シモケンは背信行為を行ってない。ただどう見ても、はっきりしない部分もありますが、部分じゃない、シモカネの専務、その背信行為を行ったシモカネという法人が行ったことに対して主な主役的かかわりがあった、その部分を道義的、市に対する背信行為と委員会の中では求めております。 以上です。 ◆長秀龍君  最後ですけども、一番最初に申し上げました、今後の契約議案に大きな影響を与えますので、今の道義的責任は感覚の問題でしかありません。明確なそういった責任問題という ものをきちっとしなければ、こういった契約議案を否決するなり、そういう結論を出すべきではないというふうに私は思っておりますので、そういった問題を憶測、推測で判断するべきではないというふうに申し上げておきたいと思います。 ○議長(関谷博君)  ほか質疑ありませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  質疑を終わります。 ただいま議題となっております48件のうち、御異議のあります議案第149号、議案第172号、議案第189号、議案第194号、議案第196号及び議案第197号の6件を除く、議案第173号ほか41件について、一括して採決いたします。 議案第173号ほか41件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、議案第173号ほか41件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第149号ほか5件について、それぞれ起立により採決いたします。(「議長」の声あり)長議員。 ◆長秀龍君  ただいま申し上げました149号の採決につきましては、記名投票でお願いしたいと思います。 ○議長(関谷博君)  ただいま長議員より議案第149号について、記名投票でお願いしたいという動議が出されました。投票による表決の要求は、会議規則第72条第1項の規定により、4人以上の要求を必要とします。 よって、記名投票を要求する諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  4名以上でありますので、本案の採決については、記名投票をもって行います。 投票の準備のため、この際、暫時休憩いたします。──────────────────────────────────────── △休憩                              -11時22分 休憩-                             -11時34分 再開-──────────────────────────────────────── △委員長報告 ○議長(関谷博君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 これより議案第149号について、記名投票をもって採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。 (議場閉鎖) ○議長(関谷博君)  ただいまの出席議員数は35名であります。 投票用紙を配布させます。 (投票用紙配布) ○議長(関谷博君)  投票用紙の配布漏れはありませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検) ○議長(関谷博君)  異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載し、自己の氏名をあわせて記載の上、点呼に応じて順次投票願います。(「原案に対して」の声あり)本案は、原案に対して可とする諸君は賛成、原案に否とする諸君は反対(「議案に対してね」の声あり)委員長報告に対して(「違う」の声あり)失礼しました。原案に対して賛成の諸君は賛成、委員長報告でなく原案。(発言する者あり)だから原案に対して賛成の諸君は賛成、否とする諸君は反対、149号について。委員長報告は関係ないです、原案に対して。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票、会議規則74条の規定により否とみなします。また、氏名の記載されてない投票は無効票といたします。皆さん、注意をしてください。いいですか。(「はい」の声あり) それでは、点呼を命じます。 (職員点呼、投票) ○議長(関谷博君)  投票漏れはありませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖) ○議長(関谷博君)  開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に江原聰議員及び田中義一議員を指名いたします。 よって、両議員の立ち会いを願います。立ち会い願います。 (開票) ○議長(関谷博君)  投票の結果を報告いたします。 投票総数34票、そのうち、有効投票34票、無効投票ゼロ。有効投票中、賛成15票、反対19票。以上のとおり反対が多数であります。よって、議案第149号は否決されました。 賛成者(15名)  石川潔、上村静枝、浦岡昌博、江原聰、木本暢一、佐伯伸之、末永昇、  砂田正和、田邉ヨシ子、長秀龍、中村勝彦、西本健治郎、林透、平岡泰彦、  門出眞治 反対者(19名)  明石弘史、異儀田博己、井上隆純、岩本直人、鵜原明人、江原満寿男、大田幸夫、  兼田一郎、近藤栄次郎、菅原明、田中義一、中谷紀由、林真一郎、桧垣徳雄、  兵頭典將、福田幸博、松村正剛、安岡克昌、山下隆夫 ○議長(関谷博君)  次に、議案第172号ほか4件につきまして、それぞれ起立により採決いたします。 まず、議案第172号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第189号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第194号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第196号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第197号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── ○議長(関谷博君)  日程第67 議案第171号「下関市特別会計条例の一部を改正する条例」から、日程第109 議案第272号「工事請負契約締結について」までの43件を一括議題といたします。 議案第171号 下関市特別会計条例の一部を改正する条例 議案第175号 下関市病院の設置等に関する条例の一部を改正する条例 議案第176号 下関市都市公園条例の一部を改正する条例 議案第177号 下関市満珠荘の管理等に関する条例 議案第228号 指定管理者の指定について(下関市民会館) 議案第229号 指定管理者の指定について(下関市立豊浦病院) 議案第230号 指定管理者の指定について(下関市豊浦地域ケアセンター) 議案第231号 指定管理者の指定について(下関市蓋井島保健福祉館) 議案第232号 指定管理者の指定について(後田ふれあいプラザ) 議案第233号 指定管理者の指定について(彦島ふれあいプラザ) 議案第234号 指定管理者の指定について(長府老人憩の家) 議案第235号 指定管理者の指定について(小月老人憩の家) 議案第236号 指定管理者の指定について(勝山老人憩の家) 議案第237号 指定管理者の指定について(西部老人憩の家) 議案第238号 指定管理者の指定について(北部老人憩の家) 議案第239号 指定管理者の指定について(安岡老人憩の家) 議案第240号 指定管理者の指定について(吉田老人憩の家) 議案第241号 指定管理者の指定について(川中老人憩の家) 議案第242号 指定管理者の指定について(内日老人憩の家) 議案第243号 指定管理者の指定について(清末老人憩の家) 議案第244号 指定管理者の指定について(吉見老人憩の家) 議案第245号 指定管理者の指定について(彦島宮の原老人憩の家) 議案第246号 指定管理者の指定について(吉母老人憩の家) 議案第247号 指定管理者の指定について(下関市身体障害者福祉センター) 議案第248号 指定管理者の指定について(下関市夜間急病診療所) 議案第249号 指定管理者の指定について(下関市島戸診療所) 議案第250号 指定管理者の指定について(下関市特牛診療所) 議案第251号 指定管理者の指定について(下関市きくがわ温泉華陽) 議案第252号 指定管理者の指定について(下関市菊川老人憩の家) 議案第253号 指定管理者の指定について(日野温泉いこいの家) 議案第254号 指定管理者の指定について(下関市豊浦老人福祉センター) 議案第255号 指定管理者の指定について(下関市和久生きがいデイサービスセンター) 議案第256号 指定管理者の指定について(下関市デイサービスセンター「ほのぼの」) 議案第257号 指定管理者の指定について(下関市芝学習等供用会館) 議案第258号 指定管理者の指定について(下関市串学習等供用会館) 議案第259号 指定管理者の指定について(下関市長府体育館) 議案第260号 指定管理者の指定について(下関市垢田体育館及び下関市垢田運動場) 議案第261号 指定管理者の指定について(下関市市民プール) 議案第262号 指定管理者の指定について(下関球場ほか2施設) 議案第263号 指定管理者の指定について(下関市彦島体育館及び下関市彦島庭球場) 議案第264号 指定管理者の指定について(下関市菊川青年交流館) 議案第270号 工事請負契約締結について(菊川プール施設改築建築主体工事) 議案第272号 工事請負契約締結について(重要文化財旧下関英国領事館保存修理第         2期工事) ○議長(関谷博君)  委員長の報告を求めます。山下文教厚生委員長。 (山下隆夫君登壇) ◆文教厚生委員長(山下隆夫君)  文教厚生委員会が付託を受けました議案第171号ほか42議案について、審査の経過及び結果を報告いたします。 初めに、議案第171号「下関市特別会計条例の一部を改正する条例」は、下関市老人保健特別会計を平成23年3月31日をもって廃止しようとするものであり、委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第175号「下関市病院の設置等に関する条例の一部を改正する条例」は、下関市立豊浦病院の指定管理に利用料金制を導入するため、所要の条文整備を行おうとするもので、これにより事務量及び経費の節減が見込まれるところであります。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第176号「下関市都市公園条例の一部を改正する条例」は、下関市老人休養ホーム満珠荘を廃止し、新たに下関市満珠荘を設置するとともに、下関市老人休養ホーム満珠荘の管理等に関する条例を廃止しようとするものであり、議案第177号「下関市満珠荘の管理等に関する条例」は、新たな満珠荘について、開館時間等、開館日、使用料、指定管理者による管理、利用料金制度その他通常の管理に必要な事項を定めようとするものであります。 満珠荘については、市当局より下関市老人休養ホーム満珠荘を平成19年4月1日から休館とすることが明らかにされて以来、当委員会は、これを最重要課題の一つとして断続 的に調査を続けてまいったところであります。その間、現地視察、請願審査を初め、耐震診断及び経営診断結果、施設設計案、管理運営案の報告聴取を幾度となく行うことなどを通じ、早期再開を迫り、宿泊機能を復活させ、使用料や施設の構造設備を改善させ、高齢者への配慮面を向上させたことは言うに及ばず、関連する予算の審査に当たっても要望を付し、ようやくさきの11月臨時会において工事請負契約締結議案が可決されるに至ったところであります。そしてこのたび、先ほど申した2議案が市長より提出されたのであります。 執行部からは、新たな満珠荘について、高齢者を初め多くの市民が気軽に利用できる健康増進と休養のための施設と位置づけていること、その構造、設備、利用料金等については従前のように高齢者等には特段の配慮をしていること、民業圧迫にならないよう過度の低料金は設定していないこと、健全経営の確保にかんがみ適正な料金を設定していること等が説明され、特に、利用料金については仮に老人休養ホームとして見ても全国的には決して高くはなく、むしろ低いと言えること、このような料金設定によるリニューアル後5年間の収支予測は毎年1,000万円程度の赤字となること、さらに建設費償還相当分として別途毎年4,000万円程度の市費負担が見込まれること等が力説されました。 このような執行部の主張に対し、委員より、そもそも老人休養ホーム満珠荘を廃止し単に満珠荘と改めること自体が問題である。市長も事実上選挙公約を破られることになり重大な問題がある。老人休養ホームは全国的に少なくなっているかもしれないが、やはり60歳以上の方に対して安価な料金による利用で健康増進を図っていただくための高齢者に配慮した施設であり、本市の場合もそういう位置づけで設置運営されてきたはずである。料金的にも老人休養ホームとしての利便さから外れており非常に問題がある。今まで60歳以上であったのになぜ65歳以上とし、さらには75歳以上で分けなければならないのか疑問であるし問題である。 新しい満珠荘を健康増進のメッカとしたいという考えは非常に大切であり、その方針を貫いてほしい。しかし、その名称が、なぜ下関市満珠荘という名称なのか。下関市健康増進施設満珠荘あるいは下関市福祉施設満珠荘でもいいのではないか。そのほうが、市の考え方が明らかになるのではないか。なぜ単なる下関市満珠荘なのか。将来的に福祉部の所管から外し、どこかほかの施設と一緒になる布石にもなりかねない。福祉予算の中だけでやりくりするには限界もあろうが、市全体では大きな無駄遣いをしているのであるから、その分をこちらに回せばいいではないか。基本的には、市長の選挙公約である現経営形態のまま早期再開を目指すということに大きく反する。 老人休養ホーム満珠荘としての精神を、何らかの形で残さなければならない。料金設定 しかりである。老人休養ホームとしての精神を残すことが、民業を圧迫するということではない。そうでないと、福祉部にこの満珠荘を置く意味がない。福祉部に置いてある満珠荘を、老人休養ホームの精神を残した施設として管理運営していかなければならない。料金設定に関しては、その精神がまだ生かされていない。 収支予測は、非常に希望的観測が大きく甘い。収支が悪化したからといって単純に料金を改定するのでは、まさに高齢者福祉という観点から外れてしまう。仮に収支が悪化したとしても、この料金体系を堅持するのか。悪化した収支の穴埋めを単純に料金改定で行うという発想はしないと、はっきり約束していただきたい。単純に利用料金で穴埋めするのであれば、福祉でなく経済観光部の所管でやるべき単なる集客施設に陥ってしまうとの厳しい発言が相次ぎました。 その一方で、委員からは、このような大きな赤字が見込まれる中で、あえて民業を圧迫しながらやっていくというのは理解を得にくいのではないか。逆に料金をもう少し上げるべきではないか。高齢者に対する配慮も当然必要であるが、財政が硬直化している中では、やはり立ち行かないのではないかと懸念するという発言もありました。 概略以上のような発言が交錯する中で、委員会は、議案第176号及び議案第177号の採決に移り、いずれも一部反対はありましたが、可決すべきものと決しました。 次に、議案第228号「指定管理者の指定について」は下関市民会館について、現指定管理者である財団法人下関市文化振興財団を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであります。 審査の過程で委員より、今定例会初日になされた市出資法人調査特別委員会の委員長報告の中で、「平成21年度は4回開催された理事会に理事長が一度も出席されていないことは寄附行為の条文に照らして適切ではなく職務怠慢に当たるのではないか等の発言がなされ」との報告があったことに触れ、このような職務怠慢の理事長のいる財団を5年間も指定管理者として指定しようとすることについてどのように考えているのかとの質疑がなされました。 これに対し執行部より、21年度の会議自体には確かに理事長は出席していないが、田中絹代ぶんか館のオープン式典やエンジン02文化戦略会議等々で来関しており、市の文化振興に多くの影響を与えていただいている。また、理事長が下関に在住していないということに関しては、そこを補うために常務制度を採用し、通常の事務等については常務理事が代決権を持って執行している。さらに、指定管理候補者の選定委員会の中でも、代表者ではなく、組織としてふさわしいかどうかとの観点から、代表者がだれだからという議 論はなかったとの答弁がなされました。 この答弁に接し、委員より、文化振興財団というのは下関の文化をつくり上げていく財団であり、理事長の考え方や力量が下関の文化をつくり上げていくのであって、それには理事長が下関のことを常に把握していないといけないのではないかとの意見がなされました。また、委員より、今回の現理事長に対する意見は今に始まったものではなく従前より議会が指摘してきた問題であることから、これらの意見に対する理事長本人のコメントを聞きたい。さらには、そのコメントを聞くことが可能であるならば、それを聞いた上で本案の採決をしてはどうかとの発言がなされたため、委員会は執行部に対し、翌日の委員会までに、理事長自身からのコメントを取り寄せるよう求め、同時に委員には、理事長からのコメントの有無にかかわらず、翌日の委員会で採決することを確認し、一たん、本案に係る審査を中止いたしました。 翌日の委員会では、改めて執行部より、理事長のコメントは間に合わなかったが、現状では理事長は中央のパイプ役として、また、常務理事は下関市内の現場を担当するという役割分担できている。職務怠慢ではないかという特別委員会の報告、また昨日いただいた各議員の御意見は非常に重く受けとめており、理事長に伝えることはもちろんだが、理事長の選任等を行う理事会でも報告するように財団を指導してまいりたい。さらに、指定管理者としての理事長業務についても、年度ごとのモニタリングがあるので、そちらのほうで厳しく確認してまいるとの答弁を得たところであります。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第229号「指定管理者の指定について」は下関市立豊浦病院について、議案第230号「指定管理者の指定について」は下関市豊浦地域ケアセンターについて、いずれも現指定管理者である社会福祉法人恩賜財団済生会支部山口県済生会を、非公募により、選定委員会の全会一致を経て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、以 上2議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第231号「指定管理者の指定について」は下関市蓋井島保健福祉館について、議案第232号「指定管理者の指定について」は後田ふれあいプラザについて、議案第233号「指定管理者の指定について」は彦島ふれあいプラザについて、議案第234号「指定管理者の指定について」から議案第246号「指定管理者の指定について」までの13件はいずれも各地区の老人憩の家について、それぞれ現指定管理者である地元の自治会なり老人クラブを、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、以上16議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第247号「指定管理者の指定について」は下関市身体障害者福祉センターについて、現指定管理者である社会福祉法人下関市社会福祉協議会を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第248号「指定管理者の指定について」は、下関市夜間急病診療所について現指定管理者である社団法人下関市医師会を非公募により、議案第249号「指定管理者の指定について」は、下関市島戸診療所について現指定管理者である地元の医療法人社団若草会木本クリニックを公募により、議案第250号「指定管理者の指定について」は、下関市特牛診療所について豊北病院の経営母体である医療法人豊愛会を公募により、いずれも選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであります。 なお、執行部からは、下関市島戸診療所は、平成19年度以降利用料金だけでは赤字となっているため、市として僻地医療を固守していくという観点から、現行の利用料金制を利用料金制と指定管理料の併用型に変更することとしているとの説明もなされております。 委員会は、以上3議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第251号「指定管理者の指定について」は下関市きくがわ温泉華陽について公募により、議案第252号「指定管理者の指定について」は菊川老人憩の家について非公募により、いずれも現指定管理者である社会福祉法人下関市社会福祉協議会を、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、以上2議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第253号「指定管理者の指定について」は日野温泉いこいの家について、現指定管理者である下関市老人クラブ連合会豊田支部を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第254号「指定管理者の指定について」は下関市豊浦老人福祉センターについて、現指定管理者である社会福祉法人下関市社会福祉協議会を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第255号「指定管理者の指定について」は下関市和久生きがいデイサービスセンターについて、議案第256号「指定管理者の指定について」は下関市デイサービ スセンター「ほのぼの」について、いずれも現指定管理者である社会福祉法人下関市社会福祉協議会を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであります。 なお、執行部からは、両施設とも利用料金制を導入しており、指定管理料は支出していないとの説明もなされております。 委員会は、以上2議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第257号「指定管理者の指定について」は下関市芝学習等供用会館について、議案第258号「指定管理者の指定について」は下関市串学習等供用会館について、いずれも現指定管理者である地元の自治会を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、以上2議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第259号「指定管理者の指定について」は下関市長府体育館について、現指定管理者である財団法人下関市公営施設管理公社を公募により、議案第260号「指定管理者の指定について」は下関市垢田体育館及び下関市垢田運動場について、現指定管理者である下関市垢田運動場・下関市垢田体育館運営委員会を非公募により、議案第261号「指定管理者の指定について」は下関市市民プールについて、現指定管理者である財団法人下関市公営施設管理公社を公募により、議案第262号「指定管理者の指定について」は下関球場ほか2施設について、美津濃株式会社を公募により、議案第263号「指定管理者の指定について」は下関市彦島体育館及び下関市彦島庭球場について現指定管理者である財団法人下関市公営施設管理公社を公募により、いずれも選定委員会の答申を得て、平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであります。 議案第262号について委員より、執行部から提出された資料に、指定管理候補者に美津濃株式会社を決定した主たる理由として「特に自主企画事業の提案がすぐれており」との記載があることに触れ、この自主企画事業の具体的内容をただしたところ、執行部より、バットの製作実演会や親子グラブづくりの実演会、少年少女を対象にしたプロ選手等による実技指導、ウオーキング指導員による講習会、運動会シーズンを前に走り方教室、グランドゴルフ大会、青空健康体操、ほかにも美津濃が運営している施設間の交流試合等々の提案がなされているとの答弁がなされました。 この答弁に接し委員より、自主企画事業を実施して、その結果利用者の増加が期待できるという部分はいいが、イベントの参加料等を徴収することで、主催した美津濃側の収益が上がるといったことはあり得るのかとの質疑がなされ、執行部より、5年間で毎年実施 する事業もあれば、何年か置きに実施する事業もあるが、最終的にはその事業収支がプラスマイナスゼロとなる形で企画の提案がなされているとの答弁がなされました。 この答弁に対し委員より、美津濃が株式会社であることから、営利に走らぬよう、契約等で未然に防止していただきたい旨の意見がなされました。 委員会は、以上5議案いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第264号「指定管理者の指定について」は下関市菊川青年交流館について、現指定管理者である菊川青年団を、非公募により、選定委員会の答申を得て、引き続き平成23年4月1日から5年間指定管理者として指定しようとするものであり、委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第270号「工事請負契約締結について」は、菊川プール施設改築建築主体工事について、下関菱重興産株式会社と1億7,325万円で請負契約を締結しようとするものであります。 執行部より、落札率は93.8%、また、完成期日については平成23年12月28日となっているが、若干の準備期間を経て平成24年3月の開館を目指しているとの説明がなされております。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第272号「工事請負契約締結について」であります。 本案は、重要文化財旧下関英国領事館保存修理第2期工事について、松井建設・寿工務店・友田組重要文化財旧下関英国領事館保存修理第2期工事共同企業体と4億9,673万4,000円で請負契約を締結しようとするものであります。 執行部より、11月24日に開札を行った結果、参加業者は1共同企業体で、落札率は99.79%であったとの説明がなされております。 委員会は、本案を異議なく可決すべきものと決しました。 以上で付託議案についての報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  質疑はありませんか。兵頭議員。 ◆兵頭典將君  満珠荘に関する議案については反対討論予定しておりますので、ここでは議案第262号「指定管理者の指定について」、下関球場ほか2施設に関して疑義があるので質問いたします。 委員長報告では異議なく可決という報告がありましたが、これも先ほどのフィッシングパークと同じく、市外業者が業者として選定されております。報告があったように、ス ポーツ大手の美津濃です。結局、指定管理者の募集応募要件といいますか、これに市内業者を限定するというものがないために、結果として地元優先発注、地元優先ではなくて、市外の大手が入ってくるという結果になっています。これ市長の公約に反することでありますが、公約との関係については、どういう審議が行われたのかお聞きしたい。 2点目は、委員会の審査では、幾つかの自主事業についての内容は明らかになったようですが、美津濃が出している事業計画書、あるいは業者選定委員会の議事録で評点の内容、点数の内容等について委員会に提出されて審査されたのかどうか。以上2点についてお聞きします。 ◆文教厚生委員長(山下隆夫君)  お尋ねのありました公約との整合性については、委員会ではそのような議論はされておりません。それから事業計画書、選定委員会の議事録についても、委員会には示されておりません。ただし、評価点につきましては、その比較できる内容の資料が提出されているところでございます。 以上です。 ◆兵頭典將君  この美津濃については、岩国でも岩国の体育施設に進出するに当たって、岩国市議会が相当紛糾したものであります。中尾市長の公約である地元優先発注に反する問題であるにもかかわらず文教厚生委員会がチェックしていないと、この点についての論議がなかったということは、審査が極めて不適切、不十分であったというふうに考えます。この点に関しては、今後の指定管理のあり方についても問題を残しますので、審査のやり直しを要求します。 ○議長(関谷博君)  ほか質疑ございませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  質疑を終わります。 これより討論に入ります。江原満寿男議員。 (江原満寿男君登壇) ◆江原満寿男君  日本共産党市議団の江原満寿男です。私は、議案176号、177号の反対討論を行います。 議案176号は、下関市老人休養ホーム満珠荘を廃止し新たに下関市満珠荘を設置しよ うとするものと、委員会でそのように説明されております。満珠荘という名称は同じでも、老人休養ホームでないものに変えてしまうということになります。この点が反対の最大の理由であります。 議案177号は、その老人休養ホームでない満珠荘の管理を定める条例ということになりますが、これまでの委員会での説明や一般質問などへの答弁で、老人休養ホームでは、構造上の基準とか管理上の基準、利用料金の標準などで制約があって、住民サービスの向上ができないと、繰り返し担当部局から説明がされてきていたわけでありますが、これまで高齢者のコミュニティーの場として、高齢者の心身の健康の増進に少なからぬ貢献をしてきた満珠荘でありますが、それはこれからは障害になるだけだと言っているようなものでありますね。老人休養ホームは時代おくれと言わんばかりの説明だったと思うんでありますが、果たしてそうなのかどうか。ここが十分検証されたかどうかという点についても疑念が残ります。 今回、議案177号で管理が示されておりますけれども、この中身を見て、老人休養ホームでないとその管理が担えない、老人休養ホームでは、そういう今回規定された管理が担えないと言えるのかどうか。これまでの執行部の説明からいくと、老人休養ホームではできないことがいっぱい含まれているということになるはずでありますが、その具体的な指摘は全くないわけでありまして、老人休養ホームであっても対応できる管理条例と言わざるを得ません。つまり何が残るかというと、老人休養ホームでなくするということだけが言われていると言っても過言じゃないんではないでしょうか。 仮に今後の運営において、現状に合わない不都合が老人休養ホームの基準の中にあるとしたら、将来にわたって出てきたとしたら、そのことについて関係機関に合議して、その運用の幅を認めてもらえるような交渉は十分できるし、全国事例を見ても、幅を持たせてる例はたくさんあるわけであります。 この4年間の議論の中でも、そういうことにかかわって市の担当部署がそういう協議や合議を関係機関としたという話は、全く報告もされておりません。言ってみれば、たまたまアスベストの問題が、指導などがありまして、この対策に乗じて最初から老人休養ホームでないものにするという前提を置いた上で、もろもろと検討がされたと言われても仕方ない経緯だったと、私は断ぜざるを得ないのであります。 しかし、問題は、中尾市長は当初からかかわっていたわけではなくて、途中からいわば登場してきたわけですよね。市長選挙の公約で、市民の視点と経営者の複眼で、下関を変えますと言って登場してきたわけです。しかも、この満珠荘に関しては、中尾プラン下関再生計画の中で、老人休養ホームとして以前の営業形態にて早期再開を目指しますと言わ れたわけです。5つの大きな公約のうちの一つだったわけです。この公約に即したプランが当然示されるだろうと、これまでかかわってきた多くの市民が注目していたわけでありますが、結果はさにあらず。これまでの延長上でしかないプラン、公約に反するものが出てきた。今回の2つの議案は、その公約違反を決定的にする議案だということになるわけであります。 ここで、同時に申し上げておきたいのは、当選後、一、二カ月の間、市長は市民起点という基本姿勢を示されておるわけですから、方針の具体化に当たって、満珠荘の利用者はもちろん、現場の声をどれだけ聞かれたか。この間、陳情や要望もあったと思うんですが、具体的に面談したときは、もう方針決定をした後だという状況でしかなかったんですね。これでは市長の市民起点、この言葉が泣くんじゃないでしょうか。市長は、その後の議論の中で、よりよくしたんだからいいじゃないかと、このように言われたわけですが、本当によりよくなったんでしょうか。 確かに改修と言いながら、建てかえができるぐらいの税金、坪単価が九十数万円になるような改修をやる。しかし、そこが市民の願いではないんですよ。これまで満珠荘が果たしてきた役割、これを変えずに、しっかり保持してほしいということが基本だったと思うんです。しかも、そうであっても、お年寄り以外の人が十分利用できるわけですから、何のその点での障害もないはずであります。老人休養ホームという名前がつくのが悪いというような議論も一部ありましたけれども、それは宣伝の仕方一つで何とでもなる話であります。 また、宿泊が設計上の問題でいうと地下に、今度言えば地下ですかね、地下になるということが、これまで利用してきた者にとっては、非常に不審を抱いておると。全体像としてどうしたらいいかということについては、まだまだいろいろな議論があると思うんですけれども、例えばそういったことも議会の中でも問題になりましたが、結局、それを押し切る形で事が進められました。 当初からありましたけれども、同時に最近、殊に民業圧迫論が出始めましたよね。ところが、満珠荘が老人休養ホームという性格を保持する限り、そういった意味での民間施設というのは基本的にないわけですよ。市が老人休養ホームではなくて、観光施設に限りなく近いものにしようという意思があるから、いわゆる観光を担う民業と競合が問題になるというのが、自然と意識の中にわいてきたんじゃないかと、これは私の推測ですが。民業圧迫論が出る背景というのは、老人休養ホームでないものにするということを前提に考えるから出てきたんで、したがって、そうであるとするならば、当然のことながら利用料金が引き上げられていくという形に推移して、そこに必然的にそうなっていったというふう にも見えなくもないと私は受けとめざるを得ないのであります。 これまでの実情からしてみても、そういう観光の分野と福祉の分野、高齢者の、特に市外じゃなくて市内の人を中心にした施設として運用するというすみ分けがあったと思うんですよ。今回、いろいろ指標が出されてますけど、その指標の中でもやや正直に出たのは、市外のウエートを高くしてるでしょ。その点からも、これは福祉施設じゃなくて、将来的には観光施設に近づくよというのが、ほの見えているというふうに見えなくもないと、私は感じた次第であります。 それからもう一つ、民業圧迫で出ているのが、おふろ屋さんというか、銭湯の問題があります。私も時々帰らなくて、近くの銭湯に入りに行くこと、よくあるんですが、バスに乗ったり車に乗ったりして、遠くまで、ふろに入るだけが目的の場合に行くでしょうか。私はとても行きませんよ。満珠荘というのは、そこの景色があるからですよ。だから、これは休養ホームであると同時に、そういう憩いの場、コミュニティーの場という、そういう銭湯にはない機能があるから、そこに行くんでしょ。確かに料金の関係でごく周辺の人にとっては、ふろがわりに行く人もいるでしょう。しかし、それは主要な問題じゃないんですよ。この点から考えてみても、改めてここで民業圧迫論が出るというのは、むしろ私にとっては奇異な感じすらするわけであります。 それからもう一つ、どうしても触れておく必要があると思うのは、財政上の問題です。言ってみれば、市の当局も当初から財政問題と市民サービス、これを二つの目的だと、このように説明していたわけですが、市民サービスという点では、既に私は言いましたけれども、財政上の問題を考えてみても、これは老人休養ホームであっても、十分改善する余地がいっぱいあったんですよ、これまで。 問題は、むしろ逆にそういうことがあり、現場からもその声がかなり出ていたにもかかわらず、それをこれまで市が対応してこなかったところに、むしろ問題があるんですよ。老人休養ホームになったら経営改善ができないというふうに聞こえるような説明を繰り返しましたけれども、決してそういうことはない。これまでだって、手すりが落ちかけてるのに、そのまま放置するとか、言えば切りがないぐらいある。いろいろな備品が使えない状態になっても、それは放置されるということが、ずっと続いてきたという経緯もあるんですよ。経営改善についても、現場の声があったが、なかなか上まで届かないということもあったというふうに聞きます。 むしろ財政問題を言うんであれば、老人休養ホームとして最大限経営改善に努力をして、その結果、やむを得ずという手順が踏まれれば、一定の議論はすべきでしょう。私たちも、福祉といえば何でもかんでも、無駄でも承知で何でも使えという立場ではありませんので、 改善すべきは当然改善すべきです。 しかし、今回言われているような内容というのは、非常に無責任だと思います。今後の対応から考えてみても、今回指標も出されたけれども、委員会の中でも甘いという指摘があったと今報告がありましたけれども、ベースとなる単価についても、11月に示された食事の単価と12月に示された食事の単価が違っていたり、どうなるかと思うと、今度指定管理者が決めてから、細部については決定するということのようでありますけれども、指標そのもの、試算そのものが非常にあいまいさを残したままで進もうとしてる。要するに残るものは、老人休養ホームという何がしかの制約のようなものを取っ払って、あとはだれかやってくれるだろう、民間に任せるという方向になってるように私は懸念します。 これまで議会の中でいろいろ議論してきて、市民の声に耳を傾ける立場からの議論もあったと思うんです、たくさん。せっかくそういう議論したわけですから、この時点で老人休養ホームでなくするという議案が今出てるわけだから、ここのところはもう一度老人休養ホームとしての経営再建なり、あるいは市民の要望にこたえる可能性を、私はいま一度探求すべきだというふうに思いますし、そういった点で議員各位も改めてそこのあたりの検討をお願いしたいし、今回の議案につきましては、そういった意味から待ってもらう、あるいは老人休養ホームをなくすということについては、再検討を求めていくという立場での対応をしていただきますよう、私からはお願いしまして、私の反対討論といたします。 ○議長(関谷博君)  兵頭典將議員。 (兵頭典將君登壇) ◆兵頭典將君  無所属の兵頭典將です。老人休養ホーム満珠荘を廃止し、市民の望んでいない別の施設をつくろうとする議案176号及び177号に対する反対討論を行います。 まず第1に、10万人に及ぶ老人休養ホーム満珠荘存続署名を無視する文教厚生委員会の審議、議決は無効であるということを強く訴えたいと思います。 文教厚生委員会は、12月7日にモニター中継のない第1委員会室で、この2つの議案を審議し、採択しました。議事録を確認してまず驚いたのは、満珠荘を利用してきた高齢者の皆さんが平成19年2月中旬以来、4年間の歳月をかけて老人休養ホームとしての満珠荘の存続と早期再開を求め続けてこられた10万人に及ぶ市民の署名、人口の3分の1に当たる市民世論について、全く言及されていない。委員のだれ一人として、これほどの市民世論に対して、市民を代表するべき市議会として、どうこたえるべきかを、そういった意見を出した者は一人もいなかった、これがまず第一に問題であります。 満珠荘の存続を求める利用者の会が委員会の傍聴を求め、モニター中継のある部屋で委員会を開催するよう、関谷議長に申し入れたにもかかわらず、これを拒否し、市民の目の届かない密室で審議し、その上、10万人署名を全く無視して、老人休養ホームとしての廃止を委員会で決めています。市民世論を無視し、これに対抗する市議会の審議及び議決は無効であります。審議をやり直すか、さもなくば本会議において否決すべきものであると考えます。 2点目、この10万人署名、市民世論が市政、市議会に求めているものは何かということについて触れたいと思います。70歳代、80歳代の高齢者がきょうのようないてつく寒い日も、また灼熱の真夏の時期も、4年間、存続署名を訴え続け、これに市民の共感が広がってきました。 江島前市長によるアスベストを理由とした満珠荘の休館措置は、もともと満珠荘を廃止する意図を持った措置でありました。利用者には何の相談もなく、満珠荘の玄関に休館の張り紙をするだけで、存続か廃止かは、耐震診断、経営診断の結果を見て判断するというものでありました。 その前の年の12月のアスベスト検査の結果では、アスベストは飛散しておらず、安全を期すならば、アスベストを取り除く工事をして、安心して利用していただけるようにすればよいことでした。しかし、本音のところは、税金投入をやめたい、廃止したいということにありました。これまで高齢者に安い料金で入浴、休憩、宿泊をしていただくために、つまり老人休養ホームの趣旨である老人福祉の増進のために、税金を使って安い料金設定で運営してきたことをやめたいということでありました。このように高齢者を粗末にし、高齢者福祉を後退させ、切り捨てることに、高齢者を初め市民の怒りが広がりました。 満珠荘の存続を求める高齢者の方々の運動は、個人的な楽しみのためや、特定のグループや業界の利益のためではなく、高齢者が家に閉じこもっているのでなく、満珠荘に集い、語り合い、心身ともに元気になること、みんなのため、公共公益のためという思いで取り組まれていることに、市民の皆さんの共感が寄せられ、市政が箱物利権事業に突っ走り、教育や医療や福祉などの公共公益を後退させ、切り捨てていくことに対する批判として、市民のさまざまな思いを込めた象徴的な市民運動として、圧倒的な市民世論の支持を集めてこられたと思います。 特に成人式等で私も目の当たりにしましたが、若い世代は、自分たちが今直面している失業問題、下関の地元産業の真の再建など、さまざまな思いを込めて、高齢者の私心のない運動に学び、共感し、その後、ともに取り組んでいます。 12月7日の文教厚生委員会の議決以後、10万人署名を無視する市議会は、市民を代 表していないとの厳しい批判が起こっています。この本会議においては、このことを真剣に受けとめるべきであろうと思います。 去る13日の私の一般質問の際にも言ったことでありますが、平成20年12月議会で、私が満珠荘存続請願の採決を求めたのは、重大な誤りでありました。その結果、請願が否決され、高齢者を初め市民の皆様に大変な御迷惑をかけました。 しかしながら、満珠荘の存続署名運動は、その後もさらに広がり、平成21年の市長選において、江島市長が出馬を断念するに至る力を示しました。また、21年の市長選において立候補した3人の候補者がみな、老人休養ホーム満珠荘の存続を公約に掲げたことは、前年12月の市議会の議決が誤りであるという市民世論に従った結果であります。 その中で、老人休養ホームとして、以前の経営形態にて早期再開を目指すと明確に公約した中尾氏が当選したのです。その中尾市長が公約を破り、江島市長が果たせなかった老人休養ホームの廃止をやろうとしている。このことに市議会はチェック機能を果たすどころか、公約破りを積極的に後押ししてきたのであります。根本的に間違っていると思います。 3点目、民業圧迫論についてであります。 執行部は、老人休養ホームではない別物の満珠荘について、その料金設定やその他の諸条件の設定について、民業を圧迫しないこと、そして市の予算も考えて、適正な料金設定等にしたということを述べていました。 この間の委員会審議で、公衆浴場組合から、満珠荘の使用料が銭湯の390円より高いという陳情が出されたり、委員会では公衆浴場組合の顧問である鵜原議員が、しきりに民業圧迫論を主張していました。 11月の文教厚生委員会で、これは私が傍聴しておりましたが、関谷議長が鵜原議員に合図をして発言を促し、銭湯の経営を圧迫すると。現行の料金から執行部提案は2倍から3倍という案を出してましたが、それよりもさらに民業圧迫しないように値上げしろというような論理でありました。 公衆浴場組合の名において、老人福祉をもっと後退させろという主張はおかしいのではないか。これは公衆浴場を経営していらっしゃる業者の方々の本音ではないと断言します。公衆浴場が立ち行かなくなったのは、各家庭にふろが設置されるようになり、利用者が減ったことが主な原因でしょう。生活様式の変化によるものでもあります。 近年における営業の厳しさは、燃料の高騰などが原因であり、それは県や市の補助金で手当てして、ふろのない市民にふろを提供していくことが、公衆衛生行政の仕事であります。 満珠荘を利用している高齢者は、家にふろがないから満珠荘に行っているわけではありません。家に引きこもっているのではなく、満珠荘に集い、入浴し、語り合い、関門海峡の景観を楽しむこと、そして心身ともに健康を取り戻すためでありますし、実際に家にふろがあって、ふだん銭湯を利用していない多くの高齢者が満珠荘を利用しているんですね。それを実際無視した議論だったと思います。 公衆浴場を営む業者さんたちが10万人もの市民世論に、本心から対抗しようという意図はなく、中尾市政や市会議員一部によって、満珠荘を別物にするための手段として利用されているというのが、実際のところでありましょう。民間業者が老人福祉のために税金を使うのはけしからんということを言い出せば、ひっくり返せば、公衆浴場組合への県や市の補助金等にはけしからんという理屈にもなっていきます。公衆浴場組合としても、そんなことは望まないことでありましょう。 したがって、このような民業圧迫論を当たり前のように審議してきた文教厚生委員会の審議自体無効であります。 4点目、新しい満珠荘なるものが全く老人休養ホームとは別物であるということに関して、幾つか述べたいと思います。 これは一般質問でも指摘したことでありますが、まず使用料に関してですが、現在の使用料、60歳以上の高齢者が入浴・休憩157円であるものを、65歳以上74歳までを400円、75歳以上を300円としています。高齢者を2段階というか、3段階ですよね。今までは60歳以上、老人クラブに入る加入条件は60歳以上なんですね。市内の老人クラブの皆さん、たくさん満珠荘を利用されてました。 しかし、この料金設定でいきますと、老人クラブの方に聞いてみましたら、結局60歳から64歳までの者、65歳から74歳までの者、75歳以上、3段階に、同じ老人クラブとして満珠荘に行っても、3種類も料金が違うと、おかしいじゃないかというのは、私が聞いた老人クラブの方からの意見でもありました。こういった2段階設定、あるいは3段階設定については、委員会審議でもおかしいんじゃないかという意見は出されてましたが、いつの間にかそれもしり切れトンボになって、執行部提案を丸のみするような形になっていたと思います。 そして続けますが、現在の使用料、大人が入浴・休憩241円から600円に値上げ、中学生157円から600円への値上げ、小学生が126円から300円への値上げ、幼児は無料だったのが、100円の有料となっています。市内宿泊使用料も2倍以上の値上げと。現在60歳以上の高齢者が1,837円が、65歳以上74歳までを4,500円、75歳以上を3,900円に値上げしています。大人2,940円から5,200円への 値上げ、大人の心身障害者が1,837円であったものが、これを4,500円への値上げ。小学生2,352円であったのが3,500円への値上げ。小学生の心身障害児は、これまで1,470円だったのが3,100円への値上げ。幼児の場合、無料だったのが、健常児が1,700円の有料、心身障害児が1,500円の有料になっています。 私が一般質問で、高齢者が子供や孫と一緒に満珠荘を利用するケースもたくさんあったが、これだけ値上げされると経済的負担が大きく利用できないと。高齢者、心身障害者への配慮がなく、福祉の大幅な後退、切り捨てではないかと。老人休養ホームではない、別物にするのが、これは福祉の後退、切り捨てだろうというふうな指摘をしたところ、福祉部長の答弁では、幼児の利用は0.何%だったと、関係ないというような答弁をしてるんですね。これはおかしいと思いますね。 今まで幼児、例えば小学生とか、そういう方々が、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に、おじいちゃんが孫やひ孫と一緒に利用する条件が少なかったかもわかりません。しかし、私が聞いた限りによれば、法事等で下関に一族が集結したときに、孫やひ孫と一緒に満珠荘を利用してきた。料金が安くて非常にうれしかったと。また、ああいう満珠荘として再開してほしいという声を彦島方面でも随分聞きました。 しかし、今回の料金設定でいくと、今まで無料だったのが有料になって、かえって利用しやすくなっていくわけですね。これは全く老人休養ホームの趣旨とは異なって、別物になっていく、そういうものであろうというふうに思います。 そしてもう一点、指定管理に関してでありますが、結局、厚生省社会局長通達では、社会福祉法人及びそれに準ずる団体に委託ということでありましたが、今回は明らかに答弁でもあったように、民間業者の参入オーケーであるということであります。そして、そのためには利用料金、これは指定管理者の収入にしてもええという制度にしたいと、そういうふうに考えているということでありました。 私は、これは後でも触れますが、こういった指定管理のあり方、民間前提としたあり方は、老人福祉の増進にはならないと思います。指定管理者というのは、ここだけでもうけようということではなく進出してくるケースもあります。実際に先ほどの質疑の中でも、その点は指摘しました。当然指定管理料、すなわち税金投入を極力少なくできますよといった形で応募してくることは考えられるわけです。 また、利用料金が指定管理者である民間業者の収入になるという制度にすれば、収益が上がる層を重視した運営となり、福祉の性格は失われていくと思います。今回、2倍以上の使用料の料金設定を打ち出したのも、公金投入を減らし、収益第一としていく、そういった考え方から出たものであろうというふうに思われます。 次に、全国の状況について若干触れます。執行部は、全国の状況についても言ってますが、極めて部分的に誤った情報を流して、議会の判断を誤らせてる面があるのではないかと思いますので、その点を指摘しておきます。 13日の一般質問で昭和40年4月5日の厚生省社会局長通知によって、全国的に老人休養ホームが設置されてきたことについては詳しく触れましたので、ここで改めて内容については言いませんが、通知自体は平成18年3月31日に最終改正され、現在も生きており、全国に27の施設があります。北は北海道の札幌市保養センター駒岡から、南は鹿児島県の中種子町というんですか、温泉保養センターまで27施設があります。入浴・休憩料、高齢者の場合とか、宿泊料見てみますと、確かに執行部が出した資料のようなところもあります。 しかし、指摘しておきたいのは、例えば福島県大沼郡昭和村、奥会津昭和村振興公社が運営をしておりますが、しらかば荘、入浴・休憩料100円です。1泊2食で5,500円。 それから、都会で東京都世田谷区、世田谷区が設置主体で、世田谷区社会福祉協議会が運営をしております老人休養ホームふじみ荘、これは入浴・休憩料250円、1泊2食で4,200円です。都会でこの料金、かなり福祉重視ということであります。世田谷区議会の議事録を調べてみますと、公明党の議員が老人休養ホームふじみ荘は非常に区民に喜ばれている。だから、もう一つつくってくれという要求をしていますね。その点を指摘しておきます。 そらから、高岡市、富山県高岡市、老人保養センター百楽荘、高岡市が設置主体で、経営主体は社会福祉協議会、ここは日帰りだけですけど、入浴・休憩料100円です。それから、岐阜県の岐阜市にあります老人休養ホームは、社会福祉事業団が経営主体として、入浴・休憩、老人200円、障害者100円という料金であります。 それから県内、周南市老人休養ホーム太華荘、日帰りの休憩料180円、同じく周南市老人休養ホーム嶽山荘というんですか、これは180円ですね。 そして、香川県まんのう町にあります、ことなみ振興公社が運営しています老人休養ホームが、入浴・休憩料200円、1泊2食で6,500円。それから最後に、鹿児島県の中種子町ですか、ここの温泉保養センターは、入浴料200円ということであります。 今、私が言いましたように、今取り上げたところ、ほとんどが社会福祉協議会であるとか、地域振興公社であるとか、社会福祉事業団であるとか、そういったところが老人福祉事業としてやってるわけですね。そして、そのような低料金で税を投入してやってるわけです。それが老人福祉であろうと思います。  一方、指摘しておきたいのは、老人休養ホームという名前があったとしても、実態が地元の市民が望まないものに変えられていってるという事実もあります。これ愛知県で2カ所あります。愛知県の、これは県が設置主体で、経営は指定管理で、株式会社平安閣が指定管理料ゼロで受けていますね。ここは結局入浴・休憩料1,100円です。かなり高額であります。1泊2食も7,400円。到底老人休養ホームという看板はあっても、中身がそうでない。高齢者福祉ではないと。それから、名古屋市休養温泉ホーム松ケ島、これは名古屋市が設置主体ですが、経営主体は株式会社トヨタエンタプライズ、トヨタ方式でやっているそうです。ここも1泊2食6,000円と、下関の満珠荘と比べて非常に高いですね。 私が言いたいのは、10万人署名に示されています、下関市民の老人休養ホームとしての満珠荘の存続、そして早期再開を求めてきたのは、市が老人休養ホームでない別物にするというところにある本音のところは、老人福祉を後退させたいうことです。公金投入を嫌がる。そして、民間事業者に任せていく。何もかもそういった形で公共福祉サービスというものを民間等にほうり投げていくという、これは行政としてあってはならないことであると思います。 仮に名古屋とか愛知のように、老人休養ホームという名前を冠したとしても、内容として老人休養ホームの趣旨を否定しているようなものは、またそれはその地域の住民によって、当然運動によって変えられていくものであろうと思います。 以上、幾つか述べましたが、最後に議員の皆さんに訴えたいのは、市議選において市民から票を入れていただいて、そして市民の代表として、市議会において執行部をしっかりチェックしてほしい。市民の目線で、そしてあくまでも市民の公共福祉の増進に資するような議会活動をしてほしい、そういった議員であってほしいと、皆さんに投票した市民は、有権者はそのように思っていると思います。 この本会議において、10万人に及ぶ市民世論に従い、176号議案、177号議案について否決するよう強く訴え、私の反対討論を終わります。 ○議長(関谷博君)  以上で討論を終わります。(「発言をお許しください」の声あり)鵜原議員。 ◆鵜原明人君  ただいま兵頭議員から討論がありました。その内容については、兵頭さんのお考えですから、それはそれとして、一点だけ、当初に当たりまして、密室で委員会運営をされてると、こういう話がありましたけど、甚だ事実誤認ではないかと思うところであります。 したがって、このことについては、議長のほうで議事録も含めて、よろしくお取り計ら  いいただきたい、かように思います。 ○議長(関谷博君)  わかりました。兵頭議員。 ◆兵頭典將君  第1委員会室は、モニター中継のない委員会室です。だから、密室なんです。それ事実でしょうが。それを市民は批判してるんです。 ○議長(関谷博君)  兵頭議員、今鵜原議員が言ったのは、議会の中のルールがあって、きちっと委員会室はかわるように決まっとるわけですよね。そして、そのときに第3委員会室で開催される総務委員会においては、福祉バス等の重要な案件が議論されるわけです。決して満珠荘の問題を軽視しとるわけでも何でもないです。これは議会のルールとして、きちっとしたやり方に沿って進めている制度でありますので、それに対して、今鵜原議員が言った動議に対しては、私も議長として申し上げておきたいと思います。 (「発言」の声あり) ○議長(関谷博君)  兵頭議員。 ◆兵頭典將君  議会ルールというのは、何のためにあるのか。10万人に及ぶ市民のそういった願いに対して、仮に順繰りのローテーションであったとしても、それは申し入れしてるわけだから、当然協議をして、変更は可能なんですよ。それを議会ルールをにしきの御旗として拒否するというのは、聞かれたくないということでしょう。 ○議長(関谷博君)  一言申し上げます。全然違いますよ、今言われたことは。いいですか。そのときも申し上げましたけど、通常の横断歩道の中で信号が赤、黄色、青、交通ルールに従って信号機というのは変わっていきます。大きなデモ行進なんかあるときに、信号機を赤から青にするときには、道路交通法、いろんな手続をとって、デモ隊は赤信号を青信号にして通ります。今回のこの件についても、当然議運の委員会にかけて、そのルールに沿って協議をした上で、結審が出れば、今言われることはそのとおりであります。 ですから、今議会運営委員会の中で、議運の委員長について答申をいたしましたが、これ審議するに値せずという結論の中で、今回(「それが間違っとるよ」の声あり)だから、それはルールに沿ってやったわけですよ。あなたが言いよるのは、ルールじゃないです。強権ですよ、言われておるのは。(「市民の常識を言いよるんよ」「違います。委員会室 は密室でありません。委員会室は委員会室です」の声あり)まあ、大多数の議員が言われておることが正論だと思います。 それでは、ただいま議題となっております43件のうち、御異議のあります議案第176号、議案第177号及び議案第262号を除く、議案第171号ほか39件について、一括して採決いたします。 議案第171号ほか39件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、議案第171号ほか39件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第176号ほか2件について、それぞれ起立により採決いたします。 まず、議案第176号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第177号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第262号について採決いたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(関谷博君)  ありがとうございました。起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩をさせていただきたいと思います。再開は14時といたします。──────────────────────────────────────── △休憩                              -12時57分 休憩-                             -14時00分 再開-──────────────────────────────────────── △委員長報告 ○議長(関谷博君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第110 議案第178号「下関市営住宅の設置等に関する条例の一部を改正する条例」から、日程第117 議案第271号「工事委託契約の一部変更について」までの8件を一括議題といたします。 議案第178号 下関市営住宅の設置等に関する条例の一部を改正する条例 議案第179号 下関市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例 議案第265号 市道路線の変更について(宝町2号線ほか12路線) 議案第266号 市道路線の廃止について(川中豊町43号線ほか1路線) 議案第267号 市道路線の認定について(三河町9号線ほか43路線) 議案第268号 指定管理者の指定について(細江旅客上屋) 議案第269号 指定管理者の指定について(リフレッシュパーク豊浦) 議案第271号 工事委託契約の一部変更について(長府駅南北自由通路等新設工事) ○議長(関谷博君)  委員長の報告を求めます。大田建設副委員長。 (大田幸夫君登壇) ◆建設副委員長(大田幸夫君)  建設委員会が付託を受けました議案第178号ほか7議案につきまして、審査の経過並びに結果を御報告いたします。 初めに、議案第178号「下関市営住宅の設置等に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。 本案は、平成21年度から工事に着手していた市営住宅「新椋野」について、平成23年5月から供用開始するため、募集に先立ち、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の過程において、委員から、市営住宅を管理する指定管理者と市当局との間で、住民の意見を反映させるための意見交換がなされているかとの質疑があり、執行部から、毎月、住民から寄せられた苦情や要望に対する協議、指導を行い、意思の疎通が図られるような体制をとっているとの答弁がなされました。 また、当該住宅の学校区の選定が、入居者の判断にゆだねられていることに関し、校区選定に必要な情報の提供について要望がなされました。 委員会は、本案について異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第179号「下関市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例」についてであります。 本案は、下関駅にぎわいプロジェクトにおける下関駅前東自転車駐車場内の工事に伴い、駐車場所の確保、提供が困難になるため、使用許可が必要な有料駐車場から、使用許可が不要な無料駐車場にしようとするものであります。 審査の過程において、委員から、プロジェクト完了後の料金設定についてただしたところ、執行部からは、今後、周辺調査をした上で方向性を検討し、決定したいとの答弁がなされております。 委員会は、本案について異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第265号から267号の3議案はいずれも市道路線に関する議案で、議案第265号「市道路線の変更について」は、宝町2号線ほか12路線について、道路改良工事等に伴いルートや起点、終点を変更しようとするものであり、議案第266号「市道路線の廃止について」は、川中豊町43号線ほか1路線について、区域外用地との交換や県道への昇格に伴い廃止しようとし、議案第267号「市道路線の認定について」は、土地区画整理事業等により帰属を受けた道路について、新たに三河町9号線ほか43路線を市道認定しようとするものであります。 審査の過程において、委員から、市道路線の変更や廃止によって、市の管理から外れる部分における今後の管理について質疑がなされたところ、執行部から、事例ごとに移管先が異なるが、県、国との調整の中で決定していくことになるとの答弁がなされました。また、市道路線の認定の効果についてただしたところ、執行部から、道路法に基づいた管理を行うこととなるため、道路管理者としての権限が発生することになるとの説明がなされております。 委員会は、以上3議案についていずれも異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、議案第268号及び議案第269号の「指定管理者の指定について」は、いずれも公の施設の管理を行わせるため、指定管理者を指定しようとするものであり、まず、議案第268号は、細江旅客上屋附属車両置場につき、株式会社オペロンを指定管理者として指定しようとするものであります。 指定管理者の選定に当たっては、公募を実施し、応募のあった3団体について選定委員会による審査を行った結果、株式会社オペロンが候補団体に選定され、この結果を踏まえ、 市としても同社を指定管理者として指定しようとするものであります。なお、同社は当該駐車場の指定管理を平成18年4月から現在まで行い、平成18年度から21年度までの4年間の平均で年約450万円の納付金を市に納めておりますが、このたびの同社からの提案では、指定期間5年間の平均の納付金基準額として年約640万円が示されているとの説明が執行部よりなされております。 次に、議案第269号は、リフレッシュパーク豊浦の管理を行わせるため、株式会社下関植木を指定管理者として指定しようとするものであります。 委員より、今回、新たな指定管理候補者を選定したことに関し、その選定要因をただしたところ、執行部から、実現性の高い事業計画と、指定管理料の軽減に努める経営方針が主な選定要因であるとの答弁がなされました。この答弁を受け、候補者から提案された指定管理料の額についてただしたところ、執行部から、これまでの5年間の合計額に比して751万5,000円減額の、9,108万円になるとの説明がなされました。 また、委員より、指定管理者の変更によって、失職者が生じる可能性について懸念が示され、執行部からは、指定管理者の応募資格要件の一つとして、豊浦地域における雇用の積極的推進を規定したことと、候補者の意向により、現在従事している職員の再雇用を嘱望できる旨の答弁がなされました。 委員会は、以上2議案について、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第271号「工事委託契約の一部変更について」であります。本案は、長府駅南北自由通路等新設工事に係る委託契約の委託金額を、当初の4億1,707万6,000円から8,419万3,000円増額し、5億126万9,000円に変更しようとするものであります。 執行部からは、増額理由として、詳細設計の完了に伴い、一体的に整備する自由通路・公衆トイレ・駅舎の管理及び所有する区分に一部見直しが生じたことと、多目的トイレへの変更などによるものであるとの説明がなされました。 委員から、当初設計との差が大きいことへの懸念が示され、変更額の積算の妥当性とともにただしたところ、執行部から、当初は工事区域だけで費用負担を考えていたが、詳細設計により、JRに委託する壁、柱の基礎部分の施工の必要がふえ、費用の増額となったが、債務負担行為の範囲内におさまる見込みであるとの答弁がなされております。 委員会は、本案について異議なく可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(関谷博君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  質疑なしと認めます。 これより議案第178号ほか7件について、一括して採決いたします。 議案第178号ほか7件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、議案第178号ほか7件は、いずれも原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △人事議案の審議 ○議長(関谷博君)  日程第118 諮問第4号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。中尾市長。 (市長中尾友昭君登壇) ◎市長(中尾友昭君)  諮問第4号について御説明いたします。 本案は、人権擁護委員、松永忠雄氏及び今村和子氏が平成23年3月31日付をもって任期満了となりますので、再び両氏を推薦しようとするものであります。よろしく御同意をお願いいたします。 ○議長(関谷博君)  お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第4号は、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。──────────────────────────────────────── △議員提出議案の審議 ○議長(関谷博君)  日程第119 議会案第6号「下関市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」から、日程第121 議会案第8号「下関市議会会議規則の一部を改正する規則」までの3件を一括議題といたします。 議会案第6号 下関市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 議会案第7号 下関市議会委員会条例の一部を改正する条例 議会案第8号 下関市議会会議規則の一部を改正する規則 ○議長(関谷博君)  提案理由の説明を求めます。平岡議会運営委員長。 (平岡泰彦君登壇) ◆議会運営委員長(平岡泰彦君)  ただいま上程されました議会案第6号ほか2件について、提案理由の説明をさせていただきます。 まず、議会案第6号「下関市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」は、平成21年第4回定例会において、議会改革に関する調査特別委員会から報告された調査結果に基づき、会議に出席した場合の議員の費用弁償の額などを、より実費に近いものに改正しようとするものであります。 次に、議会案第7号「下関市議会委員会条例の一部を改正する条例」は、改選後の議員定数が38名から34名に4名減となることに伴い、常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の定数を変更しようとするものであります。 最後に、議会案第8号「下関市議会会議規則の一部を改正する規則」は、議会案第7号と同様、改選後、議員定数が34名となることに伴い、議案及び動議等の提出要件、並びに異議及び要求の成立要件となる議員の人数を変更しようとするものであります。 以上で説明を終わりますが、本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(関谷博君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(関谷博君)  質疑なしと認めます。 これより議会案第6号ほか2件について、一括して採決いたします。 議会案第6号ほか2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、議会案第6号ほか2件は、いずれも原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △閉会中の継続審査及び調査 ○議長(関谷博君)  日程第122 「閉会中の継続審査について」を議題といたします。 お手元に配布のとおり、総務委員長から、会議規則第106条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。総務委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
    ○議長(関谷博君)  御異議なしと認めます。よって、総務委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上で、今期定例会の会議に付議された事件はすべて議了いたしました。──────────────────────────────────────── △あいさつ ○議長(関谷博君)  本日の会議をもちまして、特に緊急案件の生じない限り、今期任期中における最後の会議となりますので、この機会をおかりいたしまして、高い席からまことに恐縮ですが、議員各位並びに執行部の皆様方に、一言ごあいさつを申し上げます。 私たちは、市民の皆様方の厚い信頼と負託を受け、下関市議会議員として重責を担ってまいりましたが、いよいよ任期満了の運びとなり、瞬く間の4年間であったと、私同様、議員各位におかれましても、等しく実感されておることと拝察いたします。 さて、この4年間を改めて振り返ってみますと、米国発の金融危機の拡大による世界経済の悪化や地球温暖化に伴う世界規模での異常気象の発生など、国内外ともに厳しい時代でありました。 特に我が国では、この間に、本格的な少子高齢化社会の到来を迎えるとともに、景気の後退期に入り、雇用不安が台頭するほか、国政におきましては、本格的な政権交代が行われるなど、大きな変革期を迎えております。 こうした厳しい社会情勢の中にあって、本市におきましては、自己決定・自己責任のもとでの英知を結集した施策の展開が求められてまいりましたが、この時代の要請に沿いながら、限られた財源を有効に活用され、市民生活の安定、福祉の向上、生活環境の整備、また教育、文化振興にと、多方面にわたる積極的な施策が展開されたことは、まことに心 強く感じているところであります。 一方、我が下関市議会の4年間を振り返ってみますと、議員定数の削減はもとより、委員会記録や議長交際費のインターネット公開など、わかりやすく開かれた議会体制の確立に努めるとともに、議会運営に関しましては、予算審査における個人質問の導入を初め、決算の審査方法や定例会の会期日程の抜本的な見直し、改善を図ってまいりました。 さらには、本市の行財政運営の監視役として、中心市街地の活性化や新庁舎建設問題など、本市の抱える懸案事項等については特別委員会を設置し、研究調査に精力的に取り組むとともに、国に対しては、この4年間で12件の意見書を提出し、物価高騰に対しての緊急対策や原油高騰対策を強く求めるほか、核兵器の廃絶や恒久平和に向けた積極的な取り組みを要請してまいりました。 このように私たちが30万市民の代表として、その使命を全うすることができましたのも、ひとえに執行部の皆様方の御協力と議員各位のたゆまざる御努力のたまものであり、ここに改めて深甚なる敬意と謝意を表するところであります。 ただ、長年にわたって市勢発展のためにともに励んでまいりました植田正議員が不帰の客となり、その御尊容をこの議場で拝見できないことは、まことに痛恨のきわみであります。ここに故人の生前の御功績をたたえ、心からその御冥福をお祈り申し上げます。 ところで、私ごとになりますが、この機会をおかりしお礼を申し上げたいと存じます。私は、今任期中、皆様方の温かい御推挙により、議長という重責を担い、今日まで大過なく務めさせていただきました。これもひとえに議員各位、並びに執行部の皆様方の御理解、御支援のたまものと衷心より感謝申し上げる次第であります。 終わりにかんがみ、私たちのふるさと下関市が、「自然と歴史と人が織りなす交流都市」の実現を目指し、力強く躍進することを祈念いたしますとともに、議員各位におかれましては、目の前に迫った選挙に出馬される方、また後進に道を譲られる方、それぞれ歩む道は異なりましょうが、どうかくれぐれも健康に十分御留意され、御活躍あらんことを切にお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 この際、市長よりあいさつしたい旨の申し出がありますので、これを許します。中尾市長。 (市長中尾友昭君登壇) ◎市長(中尾友昭君)  年の瀬も迫り、ことしも残すところ2週間余りとなりました。本年最後の議会でありますので、お許しをいただき、一言ごあいさつ申し上げます。 ことしを振り返ってみますと、不安定な政局や緊張する国際情勢、伸び悩む国内景気に加え、記録的猛暑、そして水害など、私たちの日常生活は不安感を抱えた状況が続きました。 そのような中で、私は市民起点と地域内分権を基本姿勢として市政運営に当たってまいりました。特に今年度は、「元気・実行!下関」をキーワードとし、各種施策を積極的に展開してまいりました。 まず、市民との対話の場であるタウンミーティングを旧4町地区に加え、旧下関地区へ対象を広げて開催し、地域課題や本市の将来について、多くの御意見をお伺いし、市民の声を市政に反映するよう努めてまいりました。 また、地域内分権につきましては、4総合支所を対象として、それぞれの地域が特色あるまちづくりに進められる仕組みをスタートさせました。今後も分権を進めてまいります。 さて、改めてこの1年を顧みますと、経済環境の厳しい状況が続く中、ことし1月、「やっぱり地元・大好き!下関運動in市役所」キックオフ宣言を行うことから年が始まりました。下関商工会議所と連携を図りながら、市内産品やサービスなどの地産地消、また公共事業の地元発注、地元調達の優先を積極的に進めるなど、地元消費の拡大と低迷する消費の喚起を図ってまいりました。 また、本年はNHK大河ドラマ「龍馬伝」が放映され、坂本龍馬と関係の深い本市を全国に向けて情報発信する絶好の機会となりました。維新・海峡ウォークやツール・ド・しものせき、下関海響マラソン、さらに国際会議、鯨類の持続的利用に関する会合も開催され、多くの観光客や関係者をお迎えし、大いに下関市の魅力をアピールすることができたものと考えております。 庁舎整備につきましては、公約を一部変更することにはなりましたが、市民サービス棟の新設等の市役所本庁舎の整備を行うとともに、幡生地区への教育センターの整備や新下関地区の交流拠点施設として、勝山公民館の建てかえ、また地域内分権の拠点となる総合支所の建てかえなど方針を決定いたしました。また、新消防庁舎の建てかえ予定地も決定をいたしました。 続いて、まちのにぎわいをつくる中心市街地の活性化についてであります。まず、あるかぽーと開発につきましては、次点事業者との協議を打ち切りとし、民間事業者による開発を一たん白紙とし、新たな計画づくりについて鋭意検討いたしております。 下関駅にぎわいプロジェクトにおきましては、昨年の下関商業開発との協定に続き、西日本旅客鉄道と事業合意を交わし、さらなる事業の推進を進めることとなりました。 また、ことしは川棚温泉交流センター「川棚の杜」、近代先人顕彰館「田中絹代ぶんか 館」、海響館「ペンギン村」、そして生涯学習プラザ「ドリームシップ」と、市民の熱い期待を背負った新しい施設も次々とオープンし、市民の皆様から、そのいずれもが高い評価をいただいております。 ここまで1年間の主な施策について御説明いたしましたが、依然として市政を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。しかしながら、このたび策定をいたしました平成23年度から26年度までを計画期間とする下関市総合計画後期基本計画を着実に実施するとともに、常に市民の立場で考え、市民が幸せで元気なまちづくりの実現に向けて、職員とともに全力を傾注してまいる所存でございます。今後とも下関市の発展に向け、御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 結びに当たりまして、明年1月30日には市議会議員一般選挙が行われます。市議会議員選挙に立候補予定の議員各位におかれましては、皆様の御健闘を心からお祈り申し上げます。 また、後進に道を譲られる議員各位におかれましては、長年市勢発展のため御尽力いただき、心よりお礼を申し上げます。 そして、出席の皆様方すべての今後ますますの御健勝と、そして御多幸を心から祈念申し上げ、あいさつとさせていただきます。 ○議長(関谷博君)  この際、今期限りで後進に道を譲られ、御勇退されることになりました佐伯伸之議員、江原聰議員、兼田一郎議員、砂田正和議員、岩本直人議員、上村静枝議員、石川潔議員の7名の議員からあいさつしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 どうぞ御登壇願います。 (佐伯伸之君、江原 聰君、兼田一郎君、砂田正和君、岩本直人君、上村静枝君、石川   潔君登壇) ○議長(関谷博君)  それでは、ごあいさつをお願いいたします。 ◆兼田一郎君  本会議の貴重な時間、議長のお許しをいただきましたので、壇上の7名を代表いたしましてごあいさつをさせていただきます。 先ほど議長のほうから名前を読み上げられました者は、本日の議会をもちまして、歴史と伝統に輝く下関市議会を去ることになりました。光陰矢のごとしと申しますが、私は平成3年4月、下関市議会議員に初当選をさせていただきました。早いもので20年近い年月が過ぎました。ここに並んでおられます皆様も、それぞれの任期を全うされ、それぞれ の思いを胸に、ここにお立ちになっておられます。 私たちは、市民の皆さんを初め、市執行部の皆さん、市議会事務局職員の皆さん、報道関係の皆様、そして同僚議員の皆さんには、私たちに対しまして深い御理解と御指導、御厚情を賜りました。おかげさまで、今日まで議員としての大過なくその責務を全うすることができました。心からお礼を申し上げますとともに、感謝いたしております。ありがとうございました。 振り返りますと、私たちはそれぞれの任期、期間は違いますが、在任中は多くの貴重な経験をさせていただきました。一つ一つ申し上げませんが、この貴重な経験を糧として、今後とも精進を重ねてまいります。 結びに、残られます議員の皆さんが来年1月の下関市議会議員選挙で全員当選され、加えて新しい議員さんともども議会の活性化、下関市勢発展のために御尽力されますことを願いまして、意を尽くし得ませんが、ごあいさつとさせていただきます。本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(関谷博君)  これをもちまして本日の会議を閉じ、平成22年第4回下関市議会定例会を閉会いたします。──────────────────────────────────────── △閉会                              -14時30分 閉会-──────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。        平成22年12月17日                      下関市議会議長  関 谷   博                      下関市議会議員  中 村 勝 彦                      下関市議会議員  浦 岡 昌 博...