庄内町議会 > 2022-09-07 >
09月07日-02号

  • "商工業者"(/)
ツイート シェア
  1. 庄内町議会 2022-09-07
    09月07日-02号


    取得元: 庄内町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    令和 4年  9月 定例会(第5回)              第2日目(9月7日)1 本日の出席議員は次のとおりである。 1番 吉宮 茂  2番 工藤範子   3番 小野一晴      4番 五十嵐啓一 5番 上野幸美  6番 渡部伊君子  7番 奥山康宏      8番 阿部利勝 9番 加藤將展 10番 伊藤和美  11番 スルタン ヌール 12番 石川武利14番 石川 保1 本日の欠席議員は次のとおりである。13番 齋藤秀紀1 本日の議事日程は次のとおりである。  日程第1 議案第57号 令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について  日程第2 議案第58号 令和3年度庄内町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第3 議案第59号 令和3年度庄内町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第4 議案第60号 令和3年度庄内町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第5 議案第61号 令和3年度庄内町風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第6 議案第62号 令和3年度庄内町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  日程第7 議案第63号 令和3年度庄内町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  日程第8 議案第64号 令和3年度庄内町ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  日程第9 発議第6号 決算特別委員会の設置について  日程第10 一般質問1 地方自治法第121条第1項の規定により会議に出席した者の職氏名は次のとおりである。          庄内町長            富樫 透          庄内町教育長          佐藤真哉          庄内町農業委員会会長第一職務代理者                          佐藤 繁          庄内町監査委員         安藤一雄          庄内町選挙管理委員会委員長   吉泉豊一1 議事説明のため、会議に出席した者の職氏名は次のとおりである。 副町長     樋渡 満  総務課長   佐藤美枝  企画情報課長 佐藤博文 環境防災課長  齋藤 登  税務町民課長会計管理者 保健福祉課長 鶴巻 勇                      富樫 薫 子育て応援課長 加藤美子  建設課長   佐藤直樹  農林課長   佐々木平喜 商工観光課長  松澤良子  立川総合支所長      企業課長   藤井清司                      渡部桂一 総務課課長補佐兼総務係長  中野正樹   総務課主査文書法制係長 今井真貴 教育課長    佐藤秀樹  社会教育課長 樋渡真樹1 本日の議長は次のとおりである。 庄内町議会議長       石川 保1 本日の書記は次のとおりである。 議会事務局長        成田英樹   議会事務局書記      佐藤博子 議会事務局書記       杉山恵理   議会事務局書記      佐藤一視 ○議長 おはようございます。ただいまの出席議員は13人です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和4年第5回庄内町議会定例会2日目の会議を開きます。                          (9時30分 開議) ○議長 事務局長から諸般の報告をいたします。 ◎事務局長 おはようございます。 初めに、議員並びに説明員の状況につきまして報告いたします。齋藤秀紀議員、所用のため欠席との報告を受けております。また、農業委員会会長、体調不良のため、会長第一職務代理者が出席との報告を受けております。 次に、本日配付の資料について申し上げます。「令和4年第5回庄内町議会定例会議事日程(2日目)」、以上でございます。 ○議長 ただいまから本日の会議を開きます。 総務課長補佐より発言したい旨の申し出がありましたので、これを許します。 ◎総務課長補佐 昨日ご審議いただきました議案第65号「令和4年度庄内町一般会計補正予算(第4号)」に関しまして、工藤議員からいただいたご質問のうち、回答をお待ちいただいていた件についてお答えさせていただきたいと思います。 一般会計補正予算書の29ページにあります補正予算給与費明細書のうち、1一般職(1)総括、イ会計年度任用職員の表中におきまして、補正後の職員数184人の課ごとの内訳に関するご質問だったと思います。この中で最も多い課でございますが、教育課で87人、主に小中学校でしたり、幼稚園、共同調理場において従事していただいている方々です。次に多いのが税務町民課で16人、今年度はマイナンバーカードですとか確定申告等、主にこういった業務で従事していただいている職員となっております。以上です。 ○議長 本日の議事日程は予めお手元に配布のとおりであります。 日程第1、議案第57号「令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について」、日程第2、議案第58号「令和3年度庄内町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第3、議案第59号「令和3年度庄内町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第4、議案第60号「令和3年度庄内町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第5、議案第61号「令和3年度庄内町風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第6、議案第62号「令和3年度庄内町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、日程第7、議案第63号「令和3年度庄内町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、日程第8、議案第64号「令和3年度庄内町ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、以上8案件を一括議題としたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、8案件を一括議題とします。 ただいまから「令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について」、他7案件の説明に入ります。 提案者より提案趣旨の説明を求めます。 ◎町長 おはようございます。議案第57号「令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について」から議案第61号「令和3年度庄内町風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について」までの5案件につきましては、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、また、議案第62号「令和3年度庄内町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」から議案第64号「令和3年度庄内町ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」の3案件につきましては、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第32条第2項並びに同法第30条第4項の規定により、各会計それぞれ監査委員決算審査意見を付けて議会の認定に付するものであります。 各会計の実施収支につきましては、一般会計7億9,989万7,000円の黒字決算国民健康保険特別会計9,062万2,000円の黒字決算後期高齢者医療保険特別会計299万4,000円の黒字決算介護保険特別会計1億2,185万6,000円の黒字決算風力発電事業特別会計1,155万6,000円の黒字決算水道事業会計収益的収支3,308万4,000円の黒字決算下水道事業会計収益的収支1,449万8,000円の黒字決算ガス事業会計収益的収支4,309万2,000円の黒字決算となっております。 なお、詳細につきましては担当をして説明させますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎会計管理者 おはようございます。それでは、ただいま上程されました議案第57号「令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について」から議案第61号「令和3年度庄内町風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について」までの五つの会計決算の認定について、町長に補足して説明いたします。 説明にあたりましては、令和3年度庄内町歳入歳出決算書決算報告書によりまして説明いたします。 最初に、一般会計について説明いたします。 決算書の1ページをご覧ください。一般会計決算総括表、実質収支に関する調書になります。 歳入総額が137億5,484万5,000円、歳出総額は129億711万2,000円で、前年度と比べて、歳入で20億5,331万2,000円の減額、歳出で21億7,977万5,000円の減額となっており、歳入歳出差引額は、8億4,773万3,000円の黒字となりました。また、翌年度へ繰り越すべき財源としての4,783万6,000円を差し引いた実質収支額は7億9,989万7,000円となりました。 次に、決算報告書の194ページ、資料15をご覧ください。 図1については、年度ごとの決算額の推移を折れ線グラフにしたものです。令和2年度は、特別定額給付金給付事業があったため、特に大きくなっていますが、それが皆減したことなどにより、令和3年度は歳入歳出共に前年度より20億円強の減額となりました。 次に、図2款別決算額(歳入)をご覧ください。歳入款別の決算額と歳入全体に占める割合を表した円グラフです。町税や寄附金、使用料など、自主財源の割合は27.9%、一方、地方交付税や町債、国・県からの補助金など、依存財源の占める割合は72.1%となっています。 次に、図3をご覧ください。歳出の款別決算額を円グラフで表しております。前年度との増減の要因につきましては、後程説明させていただきます。 次に、図4性質別歳出決算額の推移につきましては、歳出決算額決算統計要領に基づき性質別に分類し、平成18年度を100とした場合の指数の推移をグラフにしたものです。令和2年度の青色の補助費等が大きく増加しておりますが、特別定額給付金給付事業が要因となっております。また、令和3年度のオレンジ色の扶助費の主な増加要因は、子育て世代への臨時特別給付金給付事業の増額や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業が新たに行われたためです。 次に、図5町税収入額の推移をご覧ください。平成24年度から10年間の町税の税別収入額と収納率の推移を表したものです。棒グラフが各税の収入額で、赤い折れ線グラフが収納率となっております。 次に、図6は地方交付税の推移です。 次に、図7町債の推移をご覧ください。ピンクの棒グラフは歳入である町債借入額を、緑色の棒グラフは歳出である元金償還額を、そして、赤の折れ線グラフが年度末における町債残高を表したものです。令和3年度末における町債残高は、156億6,834万9,000円となり、前年度より4億1,863万9,000円減額となっております。 最後に、図8は基金残高の推移です。令和3年度末における基金残高の総額は55億7,945万1,000円で、前年度より5億4,490万6,000円増額となりました。 資料15の説明は以上でございます。 それでは、主な歳入について説明いたしますので、決算書の18・19ページの事項別明細書をご覧ください。前年度と比較するためには、決算報告書の資料2、173ページ以降を後程ご参照いただきたいと思います。 1款町税につきましては、収入済額が19億6,599万7,000円で、前年度より4,089万9,000円減額となっています。 1項町民税は8億3,844万円で、前年度より1,646万8,000円減額となりました。米価の下落により個人町民税が減額したことが主な要因となっています。 2項固定資産税は8億5,022万4,000円で、前年度より3,325万8,000円減額となりました。新型コロナウイルス感染症対策による事業用家屋と償却資産に係る特例措置によるものと地価の下落によるものが主な要因となっています。 3項軽自動車税は8,523万7,000円で、前年度より173万1,000円増額となりました。 4項町たばこ税は1億2,050万1,000円で、前年度より1,170万円増額となりました。税率の引き上げと売上本数の増加が要因となっています。 6項入湯税は742万4,000円で、前年度より158万2,000円増額となりました。 7項都市計画税は6,071万5,000円で、前年度より312万5,000円減額となりました。 なお、町民税、固定資産税都市計画税及び旧法による軽自動車税を合わせまして、809万3,000円の不能欠損処理を行っており、収入未済額は4,062万9,000円となっております。 決算書の2・3ページをご覧ください。 2款地方譲与税から6・7ページの12款交通安全対策特別交付金までの国・県からの譲与税及び交付金につきましては、それぞれご覧のとおりでございますが、これらの中で、最も大きい収入である11款地方交付税は53億3,914万円で、前年度より3億3,874万8,000円増額となりました。 6・7ページをご覧ください。 13款分担金及び負担金は、5,869万7,000円の収入済額で、前年度に比べて1,555万円減額となりました。保育所保育料段階的無償化県営土地改良事業分担金の減額が主な要因となっております。 14款使用料及び手数料は、8,726万8,000円の収入済額で、前年度より35万4,000円増額となりました。 15款国庫支出金は、18億2,215万9,000円の収入済額で、前年度より19億1,313万6,000円の減額となりました。特別定額給付金給付事業の皆減が主な要因となっております。 16款県支出金は、9億6,689万5,000円の収入済額で、前年度より2,113万8,000円減額となりました。 17款財産収入は、2,179万3,000円の収入済額で、前年度より93万3,000円の減額となりました。 8・9ページをご覧ください。 18款寄附金につきましては、6億7,897万円の収入済額で、前年度より5,801万3,000円減額となりました。ふるさと応援寄附金の減額が主な要因となっております。 19款繰入金は、5,317万3,000円の収入済額で、前年度より352万2,000円減額となりました。 22款町債は、11億943万2,000円の収入済額で、前年度より2億2,862万8,000円減額となりました。本庁舎等整備事業債の皆減が主な要因となっております。 以上が歳入の説明になりますが、予算現額に対する予算執行率は93.6%、調定額に対する収納率は97.6%となっております。 次に、歳出について説明します。なお、歳出につきましては、各課等が主要な施策の成果を説明するため決算報告書の中にまとめておりますので、詳細につきましては、後程ご覧いただきたいと思います。 それでは、決算書の10・11ページをご覧ください。 2款総務費は、21億1,732万6,000円の支出済額で、前年度より24億8,530万1,000円減額となりました。特別定額給付金給付事業本庁舎等整備事業の皆減によるものが主な要因となっております。 3款民生費は32億3,170万4,000円で、前年度より3億3,368万3,000円増額となりました。子育て世代への臨時特別給付金給付事業の増額や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業の皆増が主な要因となっております。 4款衛生費は、6億4,787万1,000円で、前年度より6,325万7,000円増額となりました。新型コロナウイルスワクチン接種事業費の増額が主な要因となっております。 12・13ページをご覧ください。 5款労働費は2,594万3,000円で、前年度より1,070万2,000円増額となりました。中小企業雇用継続奨励金UIJターン者向け町内事業者情報発信事業の皆増が主な要因となっております。 6款農林水産業費は10億149万6,000円で、前年度より8,128万1,000円減額となりました。県営農地整備事業負担金県営かんがい排水事業負担金の減額が主な要因となっております。 7款商工費は3億2,336万1,000円で、前年度より8,285万7,000円減額となりました。キャッシュレス決済導入促進支援事業が皆増した一方で、緊急地域経済対策元気もりもり券事業や宿泊施設整備促進事業補助金の皆減が主な要因となっております。 8款土木費は16億539万8,000円で、前年度より1億1,761万8,000円増額となりました。除雪作業委託料の増額が主な要因となっております。 9款消防費は5億5,732万4,000円で、前年度より1,697万1,000円増額となりました。酒田地区広域行政組合建設負担金の増額が主な要因となっております。 14・15ページをご覧ください。 10款教育費は16億9,144万7,000円で、前年度より3,072万2,000円減額となりました。図書館整備事業余目中学校トイレ改修事業が増額した一方で、小中学校情報機器整備事業小中学校情報通信環境施設整備事業の皆減が主な要因となっております。 11款災害復旧費は1,001万3,000円で、前年度より330万2,000円減額となりました。 12款公債費は15億8,363万円で、前年度より3,540万1,000円減額となりました。 以上が歳出の説明になりますが、予算現額に対する予算執行率は87.9%となりました。 以上で一般会計の説明を終わります。 次に、特別会計について説明いたします。決算書の246ページをご覧ください。国民健康保険特別会計決算総括表になります。 歳入総額23億2,779万8,000円、歳出総額22億3,717万6,000円で、歳入歳出差引額は、9,062万2,000円の黒字決算で、実質収支額も同額となります。 次に、247・248ページの歳入をご覧ください。 1款国民健康保険税が4億7,216万1,000円の収入済額で、前年度より3,902万6,000円減額となりました。また、204万9,000円が不能欠損処理され、収入未済額は5,036万1,000円となり、調定額に対する収納率は90.0%となっております。 3款県支出金は、15億9,415万8,000円で、前年度より3,453万1,000円減額となりました。 5款繰入金は、1億3,695万1,000円で、前年度より510万5,000円減額となりました。 6款繰越金は、1億1,988万4,000円で、前年度より7,745万5,000円減額となりました。 8款国庫支出金の18万6,000円は当初予算では見込んでいなかった、新型コロナウイルス感染症による国保税の減免分に対する国民健康保険災害臨時特例補助金が歳入となったものです。 歳入総額は前年度より1億5,911万1,000円減額し、予算現額に対する予算執行率は98.7%に、調定額に対する収納率は97.8%となりました。 次に、251・252ページの歳出をご覧ください。 2款保険給付費は15億1,603万1,000円で、前年度より3,926万9,000円減額となりました。 次に、253・254ページをご覧ください。 6款基金積立金では、国民健康保険財政調整基金へ9,948万2,000円の積み立てを行っております。これにより令和3年度末における基金残高は5億6,991万6,000円となりました。 この結果、歳出総額は前年度より1億2,984万9,000円減額で、予算現額に対する予算執行率は94.8%となりました。 次に、275ページの後期高齢者医療保険特別会計決算総括表をご覧ください。 歳入総額2億6,379万9,000円、歳出総額2億6,080万5,000円で、歳入歳出差引額は、299万4,000円の黒字決算となりました。実質収支額も同額でございます。 次に276・277ページの歳入をご覧ください。 1款保険料は1億7,583万1,000円の収入済額で、前年度より32万6,000円減額となりました。また、収入未済額は55万9,000円となり、調定額に対する収納率は99.7%となっております。 歳入総額は前年度より250万6,000円減額で、歳入総額予算執行率は100.0%、調定額に対する収納率は99.8%となりました。 次に、278・279ページの歳出をご覧ください。 2款納付金は2億5,897万1,000円で、歳出総額の99.3%を占めております。 歳出総額は前年度より213万1,000円の減額で、予算現額に対する予算執行率は98.9%となりました。 続きまして288ページの介護保険特別会計決算総括表をご覧ください。 歳入総額は29億5,508万3,000円、歳出総額は28億3,322万7,000円で、歳入歳出差引額は1億2,185万6,000円の黒字決算となりました。実質収支額も同額となっております。 次に289・290ページの歳入をご覧ください。 1款保険料は、5億6,393万9,000円の収入済額で、前年度より79万1,000円減額となりました。また、39万9,000円の不能欠損処理をいたしまして、収入未済額は279万7,000円となり、調定額に対する収納率は99.4%となっております。 291・292ページをご覧ください。 歳入総額は前年度より7,206万5,000円増額し、予算現額に対する予算執行率は97.6%、調定額に対する収納率は99.9%となっております。 次に、293・294ページの歳出をご覧ください。 2款保険給付費は26億6,809万3,000円で、前年度より3,221万1,000円増額となりました。 295・296ページをご覧ください。 4款基金積立金では、介護給付費準備基金に1,092万7,000円の積み立てを行っております。これにより令和3年度末における基金残高は、2億395万3,000円となりました。 歳出総額は前年度より4,669万3,000円の増額となり、予算執行率は、93.6%となっております。 次に、321ページの風力発電事業特別会計決算総括表をご覧ください。 歳入総額6,461万2,000円、歳出総額5,305万6,000円で、歳入歳出差引額は1,155万6,000円の黒字決算で、実質収支額も同額でございます。 次に、322・323ページの歳入をご覧ください。 1款事業収入は売電収入が5,015万7,000円で、前年度より79万6,000円増額となりました。 歳入総額は前年度より2,210万8,000円減額し、予算現額に対する予算執行率は105.2%、調定額に対する収納率は100%となっております。 次に、324・325ページの歳出をご覧ください。 1款総務費は4,300万2,000円で、前年度より946万9,000円増額となりました。修繕料の増額が主な要因となっております。 2款基金積立金では、風車発電基金に482万9,000円の積み立てを行っております。これにより令和3年度末における基金残高は、2億1,104万円となりました。 歳出総額は前年度より2,625万4,000円の減額となり、予算執行率は、86.4%となっております。 以上が、令和3年度の一般会計と四つの特別会計歳入歳出決算の概要となります。 なお、財産の状況につきましては、決算書末尾の332ページ以降の財産に関する調書に記載してあるとおりでございます。 これで、私からの説明を終わらせていただきます。 ◎企業課長 おはようございます。まず初めに決算書のデータの差し替え及び決算資料の差し替えによる決算意見書データ差し替えが発生し、皆さまには多大なご迷惑をおかけしたことに対しましてお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないよう内部チェック体制を強化していきたいと思いますので、ご了解いただきたいと思います。すみませんでした。 それでは、議案第62号「令和3年度庄内町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」から議案第64号「令和3年度庄内町ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」までの3事業会計決算の特徴的な部分を中心に、その概要を説明申し上げます。 最初に、水道事業会計決算書12ページ、「令和3年度庄内町水道事業報告書」をご覧ください。 「1概況」、(1)総括事項でございますが、有収水量は242万6,468立方メートルで、前年度比98.4%、4万279立方メートルの減少となり、給水収益は4億9,044万7,000円で、前年度に比較し830万7,000円の減収となりました。有収率は、前年度よりの0.1ポイント増加し、95.5%となりました。 業務状況では、給水人口が前年度より338人減少、給水戸数で9戸減少、給水件数で6件増加となり、給水区域内普及率は、前年度同率の99.5%となりました。 経営の状況では、収益的収支におきましては、収益5億7,891万6,000円、費用5億5,966万3,000円で、当年度純利益は1,925万3,000円となりました。 資本的収支におきましては、収入額5,648万4,000円、支出額2億9,250万4,000円で、収入額が支出額に不足する額2億3,602万円は、補てん財源によって全額補てんしております。 (2)経営指標に関する事項については、令和3年度決算から新たに追加した項目です。経常収支比率、料金回収率、有形固定資産原価償却率、管路経年化率について、過去5年間分を表で示しており、各経営指標についての説明は記載のとおりであります。 13ページ(3)議会議決事項から(6)料金その他給水条件の設定・変更に関する事項までにつきましては記載のとおりです。 14ページをご覧ください。「2工事」、(1)建設改良工事の概況でございますが、構築物計で工事費8,022万4,092円、機械装置計で工事費6,050万円、車両運搬具計で307万1,637円、工具器具及び備品購入計で92万6,750円、建設仮勘定計で業務委託335万5,000円、合計で1億4,807万7,479円となりました。 15ページから18ページまでは、「3業務」として、業務量、事業収入に関する事項、事業費に関する事項を記載しておりますので、ご参照ください。 19・20ページの「供給単価及び給水原価」をご覧ください。令和3年度における供給単価は202.12円で、前年度比0.07円減少、給水原価は199.25円で、前年度比4.02円増加、差引1立方メートル当たり損益はプラス2.87円となり、前年度比4.09円損益が悪化しました。 21・22ページにつきましては、「4会計」として、重要契約の要旨、企業債及び一時借入金の概況等を記載しておりますので、ご参照ください。 23ページをご覧ください。「キャッシュ・フロー計算書」です。資金が期首に比較し5,940万1,357円減少し、資金期末残高は3億3,695万396円となりました。 24ページ以降につきましては、「収益費用」「固定資産」「企業債」の明細を、30ページには「注記事項」を記載しておりますので、ご参照ください。 戻っていただいて、1ページをご覧ください。「決算報告書」です。なお、決算報告書につきましては、消費税込の額となっております。 1・2ページには「収益的収入及び支出」を、3・4ページには「資本的収入及び支出」を記載しています。 6ページをご覧ください。「損益計算書」です。 1営業収益から、2営業費用を差し引いた営業損失は3,777万7,045円。3営業外収益から、4営業外費用を差し引いた営業外利益は5,715万1,313円となり、経常利益は1,937万4,268円。5特別利益から6特別損失を差し引いた当年度損失は、12万959円。当年度純利益1,925万3,309円となりました。この純利益に「前年度繰越利益剰余金」及び「その他未処分利益剰余金変動額」を加え、当年度未処分利益剰余金9,681万3,948円となるものです。 7・8ページをご覧ください。「剰余金計算書」です。 当年度末残高で資本金は、前年度と変わらず14億3,221万7,079円、剰余金のうち資本剰余金合計は196万6,594円、利益剰余金合計は、当年度純利益1,925万3,309円を未処分利益剰余金に経理し3億9,474万7,202円、資本合計は18億2,893万875円となりました。 9ページをご覧ください。「剰余金処分計算書案」です。 当年度未処分利益剰余金全額を繰越利益剰余金とし、次年度以降の損失に備える予定としたものです。 10ページをご覧ください。「貸借対照表」です。 「資産の部」1固定資産は、(1)有形固定資産(2)投資その他の資産の合計で40億1,251万3,290円。2流動資産、(1)現金預金は3億3,695万396円、(2)未収金は、未収金合計から貸倒引当金を差引き1,459万6,725円、(3)有価証券は4,995万4,000円、(4)貯蔵品は564万7,937円。流動資産合計は4億714万9,058円、資産合計としては44億1,966万2,348円となりました。 次に11ページをご覧ください。 「負債の部」3固定負債、4流動負債、5繰延収益を加えた負債合計は25億9,073万1,473円。 「資本の部」6資本金は14億3,221万7,079円。7剰余金は、(1)資本剰余金(2)利益剰余金、合計で3億9,671万3,796円。資本金と剰余金を合算した資本合計は18億2,893万875円で、負債資本合計が44億1,966万2,348円、貸借同額となるものです。 水道事業会計の令和3年度決算は、全体の約7割を占める一般用が前年比で減少するなど減収となったことに加え、資産減耗費や修繕費の増加による費用増もあり、事業全体としては「減収減益」となりました。引き続き効率的な事業運営を図り、安全・安心な水の安定供給を行ってまいります。 次に、下水道事業会計決算について申し上げます。決算書12ページ、「令和3年度庄内町下水道事業報告書」をご覧ください。 「1概況」、(1)総括事項でございますが、有収水量は173万1,006立方メートルで、前年度比98.2%。3万1,276立方メートルの減少となり、下水道収益は2億5,310万2,000円、前年度に比較し440万円の減収となりました。 有収率は、前年度より4.1ポイント減少し93.8%となりました。 業務状況では、処理区域内人口が前年度より327人減少、水洗化人口で168人減少、件数で18件の減少となり、普及率は前年度と同様97.8%、水洗化率は前年度より0.6ポイント増加し90.9%となりました。 経営の状況では、収益的収支におきましては、収益9億6,254万4,000円、費用9億2,841万7,000円で、当年度純利益は3,412万7,000円となりました。 資本的収支におきましては、収入額6億7,395万6,000円、支出額6億7,589万6,000円で、収入額が支出額に不足する額194万円は、補てん財源によって全額補てんしております。 (2)経営指標に関する事項ですが、経常収支比率、料金回収率、有形固定資産原価償却率、管路経年化率について、過去5ヵ年分を表で示しており、各経営指標についての説明は記載のとおりです。 13ページ、(3)議会議決事項から、(6)使用料その他処理条件の設定・変更に関する事項までにつきましては、記載のとおりです。 14ページをご覧ください。「2工事」、(1)建設改良工事の概況でございますが、構築物計で、工事費2,683万8,460円、機械装置計で工事費1,985万8,300円、施設利用権計で費用1,294万4,816円、事務費621万82円、合計で6,585万1,658円となりました。 15ページから18ページまでは、「3業務」として、業務量、事業収入に関する事項、事業費に関する事項を記載しておりますので、ご参照ください。 19・20ページの「使用料単価及び汚水処理原価」をご覧ください。令和3年度における使用料単価は146.22円で、前年度比0.1円増加、汚水処理原価は194.93円で、前年度比7.16円減少、使用料回収率は75.01%で、前年度比2.71ポイント改善しました。 21・22ページにつきましては、「4会計」として、重要契約の要旨、企業債及び一時借入金の概況等を記載しておりますので、ご参照ください。 23ページをご覧ください。「キャッシュ・フロー計算書」です。資金が期首に比較し2,533万4,619円増加し、資金期末残高は1億1,119万7,359円となりました。 24ページ以降につきましては、「収益費用」「固定資産」「企業債」の明細を、42ページには「注記事項」を記載しておりますので、ご参照ください。 戻っていただいて、1ページをご覧ください。「決算報告書」です。 1・2ページには「収益的収入及び支出」を、3・4ページには「資本的収入及び支出」を記載しております。 6ページをご覧ください。「損益計算書」です。 1営業収益から2営業費用を差し引いた営業損失は5億5,714万3,359円。3営業外収益から4営業外費用を差し引いた営業外利益は5億9,161万8,213円となり、経常利益は3,447万4,854円。特別損失は34万8,060円。当年度純利益は3,412万6,794円となりました。この純利益に「前年度繰越剰余金」と「その他未処分利益剰余金変動額」を加え当年度未処分利益剰余金5,921万1,074円となるものです。 7・8ページをご覧ください。「剰余金計算書」です。 当年度末残高で資本金は、前年度と変わらず50億8,051万1,795円、利益剰余金合計は、当年度純利益3,412万6,794円を未処分利益剰余金に経理し8,361万1,074円、資本合計は51億6,412万2,869円となりました。 9ページをご覧ください。「剰余金処分計算書案」です。 当年度未処分利益剰余金の内、次年度以降の資本的収支不足額の補てんに備えるために、1,000万円を減債積立金、1,000万円を建設改良積立金に積み立てるものです。 10ページをご覧ください。「貸借対照表」です。 「資産の部」1固定資産は、(1)有形固定資産(2)無形固定資産(3)投資その他の資産の合計で169億2,998万5,346円。2流動資産、(1)現金預金は1億1,119万7,359円、(2)未収金は、未収金合計から貸倒引当金を差し引き1,984万2,040円、流動資産合計は1億3,103万9,399円、資産合計としては170億6,102万4,745円となりました。 次に11ページをご覧ください。 「負債の部」3固定負債、4流動負債、5繰延収益を加えた負債合計は118億9,690万1,876円。 「資本の部」6資本金は50億8,051万1,795円。7剰余金は、利益剰余金合計で8,361万1,074円。資本金と剰余金を合算した資本合計は51億6,412万2,869円で、負債資本合計が170億6,102万4,745円、貸借同額となるものです。 下水道事業会計の令和3年度決算は、下水道使用料の減収に加え、償還終了に伴う一般会計繰入金の減少等により、事業全体としては「減収減益」となりました。 今後も維持管理と更新が事業の主体となりますが、効率的な事業運営に努めてまいります。 最後に、ガス事業会計決算について申し上げます。ガス事業会計決算書12ページ、「令和3年度庄内町ガス事業報告書」をご覧ください。 「1概況」、(1)総括事項でございますが、販売ガス量は371万8,010立方メートルで、前年度比97.2%、10万8,127立方メートルの減少となり、ガス売上は4億4,761万円、前年度に比較し14万3,000円の減収となりました。 需要家保安対策としてのマイコンメーター交換は504台となりました。 業務状況では、供給件数が前年度より54件減少、販売ガス量は、前年度比97.2%、ガス売上では、前年度比100.0%とほぼ横ばいでした。 経営の状況では、収益的収支におきましては、収益4億6,904万5,000円、費用4億5,732万4,000円で、当年度純利益は1,172万1,000円となりました。 資本的収支におきましては、収入額4,310万円、支出額9,041万4,000円で、収入額が支出額に不足する額4,731万4,000円は、補てん財源によって全額補てんしております。 (2)経営指標に関する事項ですが、経常収支比率、料金回収率、有形固定資産原価償却率、管路経年化率について、過去5ヵ年分を表で示しており、各経営指標についての説明は記載のとおりです。 13ページ、(3)議会議決事項から(6)料金その他供給条件の設定・変更に関する事項までにつきましては記載のとおりです。 14ページをご覧ください。「2工事」、(1)建設改良工事の概況でございますが、導管計で工事費7,121万1,714円、建物計で工事費189万4,750円、機械装置計で工事費371万9,650円、工具器具及び備品購入計で92万6,750円、合計で7,775万2,864円となりました。 15ページから18ページにつきましては、「3業務」として業務量、事業収入に関する事項、事業費に関する事項を記載しておりますので、ご参照ください。 19・20ページの「1立方メートル当たり損益」をご覧ください。1立方メートル当たり収益は120.39円で、前年度比3.37円増加、1立方メートル当たり費用は117.89円で、前年度比12.16円増加、差引1立方メートル当たり損益はプラス2.50円となり、前年度比8.79円、損益が悪化しました。 21・22ページにつきましては、「4会計」として、重要契約の要旨、企業債及び一時借入金の概況等を記載しておりますので、ご参照ください。 23ページをご覧ください。「キャッシュ・フロー計算書」です。資金が期首に比較し2,520万5,313円減少し、資金期末残高は5億570万2,975円となりました。 24ページ以降につきましては、「収益費用」「固定資産」「企業債」の明細を、29ページには「注記事項」を記載しておりますので、ご参照ください。 戻っていただきまして、1ページをご覧ください。「決算報告書」です。1・2ページには「収益的収入及び支出」を、3・4ページには「資本的収入及び支出」を記載しています。 6ページをご覧ください。「損益計算書」です。1営業収益から2営業費用、3その他営業費用を差し引いた営業利益は256万7,808円となりました。4営業外収益から5営業外費用を差し引いた営業外利益は948万729円、経常利益は1,204万8,537円。6特別利益から7特別損失を差し引いて、当年度損失は32万7,490円。当年度純利益は1,172万1,047円となりました。この当年度純利益に「前年度繰越利益剰余金」を加え8,041万3,051円の当年度未処分利益剰余金となるものです。 7・8ページをご覧ください。「剰余金計算書」です。当年度末残高で資本金は、前年度と変わらず2億5,898万7,408円、利益剰余金合計は、当年度純利益1,172万1,047円を未処分利益剰余金に経理し7億6,716万5,724円、資本合計は10億2,615万3,132円となりました。 9ページをご覧ください。「剰余金処分計算書案」です。 当年度未処分利益剰余金全額を繰越利益剰余金とし、次年度以降の損失に備える予定としたものです。 10ページをご覧ください。「貸借対照表」です。 「資産の部」1固定資産は、(1)有形固定資産(2)無形固定資産(3)投資その他の資産の合計で8億939万5,017円。 2流動資産、(1)現金預金は5億570万2,975円、(2)未収金は、未収金合計から貸倒引当金を差引き1,107万2,970円、(3)有価証券は4,995万4,000円、(4)製品、(5)貯蔵品を加えた流動資産合計は5億7,361万1,057円、資産合計としては13億8,300万6,074円。 次に、11ページをご覧ください。 「負債の部」3固定負債、4流動負債、5繰延収益を加えた負債合計は3億5,685万2,942円。 「資本の部」6資本金は2億5,898万7,408円。7剰余金は、利益剰余金合計で7億6,716万5,724円。資本金と剰余金を合算した資本合計は10億2,615万3,132円で、負債資本合計が13億8,300万6,074円、貸借同額となるものです。 ガス事業会計の令和3年度決算は、販売ガス量が減少した上に新型コロナウイルスの影響で低迷していた経済活動が再開し、さらに、世界情勢等も加わり、収益・費用両面で大きなウエイトを占める原料費が増大した影響で、純利益が大幅減の「減収減益」となりました。このような原料費の高騰は長期化することが予測されます。 引き続き、東北地方でトップクラスの低廉な価格を維持しつつも、健全経営に努め、安全・安心かつ安定供給に努めてまいります。 以上が企業会計決算の概要であります。 ○議長 10時55分まで休憩します。         (10時33分 休憩) ○議長 再開します。               (10時55分 再開) 以上をもって、「令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について」他7案件の説明を終わります。 次に、監査委員より審査意見書が提出されておりますので、監査委員の説明を求めます。 ◎監査委員 それでは、先に提出しておりました審査意見書につきまして、監査委員を代表いたしましてご説明申し上げます。 最初に、一般会計並びに特別会計審査意見書の2ページをお開きください。 1審査の概要につきましては、記載のとおりでございます。 2審査の結果でございます。審査の結果につきましては、審査に付された各会計歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は関係法令に準拠して作成されており、その計数も正確で適正な決算と認めたところでございます。 次に、3ページから9ページまでは決算の状況となっております。 初めに3ページをご覧ください。当年度の決算状況を見ますと、一般会計と各特別会計を合わせた純計決算額は、歳入が187億4,368万円9,000円で、歳出が176億6,892万8,000円となり、歳入歳出差引が10億7,476万1,000円の黒字決算となっております。また、4ページになりますが、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支、⑤でありますが、10億2,692万5,000円の黒字となっております。 次に、6ページをご覧いただきたいと思います。第5表は一般会計の歳入の構成を表した表でございます。 歳入総額に占める自主財源の割合は、前年度に対しマイナス2億9,760万4,000円の減、マイナス7.2%減少となっております。その主なものは、町税がマイナス4,089万9,000円の減、マイナス2.0%の減、繰越金がマイナス1億9,229万8,000円、マイナス21.0%の減となっております。 歳入総額に占める自主財源、依存財源の構成割合は、前年度より自主財源が1.7ポイント増、依存財源は1.7ポイント減になっております。 次に、7ページをご覧ください。歳出でございます。前年度に比べマイナス21億7,977万5,000円減少しております。予算現額に対する執行率は87.9%となっています。 次に、9ページをご覧ください。ここは、一般会計の主要財務比率を表した表であります。これは第9表のとおりでございまして、前年度と比較しまして、財政力指数はマイナス0.01ポイント減少し、経常収支比率は90.8%で、マイナス7.2ポイント減少しております、その主な要因は、普通交付税の増加によるものと考えられるところでございます。また、公債費比率は、マイナス0.6ポイント低くなり、起債制限比率もマイナス0.3ポイント低くなっております。 次に、10ページから款別の歳入状況となります。 次に、16ページをご覧ください。16ページに歳入決算の状況について「まとめ」を、また、17ページからは款別の歳出状況となりまして、21ページに歳出決算についてのまとめを述べてありますので、それぞれご覧になっていただきたいと思います。 次に、23ページから27ページまでは各特別会計の審査内容でありますが、各事業は当初の目的を達成しており、財務会計も適切であると認めましたので、各会計歳入歳出の説明は省略し、審査意見は最後にまとめて申し上げることといたします。 28ページになります。28ページは財産に関する調書、29ページは令和3年度基金の運用状況審査意見であります。令和3年度基金の運用状況審査意見でありますが、地方自治法第241条第5項によって各基金の運用状況を審査した結果は、経理に誤りなく、設置条例及び規則に基づいて適正に管理されており、基金の運用状況は妥当であると認めたところであります。また、これらの基金は将来の財政運営の弾力性確保に重要な役割を持つものであり、今後とも基金の充実と適正な運用を期待するものであります。 また、昨年指摘されました育英資金貸付基金の運用状況につきましては、決算報告書の方に記載になっておりますので、後でご覧になっていただきたいと思います。 一般会計の決算状況は、単年度収支、実質単年度収支がそれぞれ黒字となりました。一方、町債残高は、臨時財政対策債43億7,419万1,000円を含めて、令和3年度末で総額156億6,834万9,000円となっております。これまでの大規模事業等の起債の償還、公共施設の老朽化対策経費や社会保障関係費の増加等により将来の負担が年々大きくなっていくことから、各種施策の精査を的確に行い、効果的効率的な財政運営に努めていただきたいと考えます。 国民健康保険特別会計他3特別会計歳入歳出決算はそれぞれ黒字決算となっており、事業内容も目的別に適切であったと認めたところでございます。ただし、一般会計からの繰り出しが依然として高水準にあることから今後注視をしていく必要があろうと考えます。 「新型コロナウイルス感染症の防止と克服」、「日本一住みやすく住み続けたい町」の実現へ向けて、町民の参画と協働を基本とし、未来へ繋がる持続可能な自立するまちづくりを進めていくために、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるよう引き続きの努力を期待するものでございます。 以上で一般会計特別会計の説明を終わります。 続きまして、令和3年度庄内町水道・下水道・ガス事業会計の意見書の説明を行います。 審査意見書の2ページ目をお開きください。 1審査の概要につきましては、記載のとおりでございます。 2審査の結果につきましては、令和3年度庄内町水道事業会計決算及び令和3年度庄内町下水道事業会計決算並びに令和3年度庄内町ガス事業会計決算について、それぞれ決算報告書、財務諸表及び附属書類を関係帳票書類と照合審査を行った結果、地方公営企業関係法令に準拠して作成されており、計数も正確で経営成績及び財務状態を的確に表示しており、適正な決算と認めたところであります。 3ページをご覧願います。水道事業の収益的収支について表した表でございます。収益的収支6億2,813万6,000円、収益的支出5億9,505万1,000円で、差し引き3,308万5,000円の決算となっております。 次に、9ページをご覧ください。経営分析でございます。下段の表でございますが、供給単価と給水原価の比較で、1立方メートル当りの損益では令和3年度はプラス2.87円となり、対前年度比では4.09円のマイナスになりながらも、依然プラスで推移しているところでございます。なお、令和2年度の類似団体平均はマイナス11.99円であることからみれば健全経営を維持している状況でございます。 13・14ページをご覧ください。水道事業の財務分析でございます。総収益、経常損益ともに前年度対比マイナスで、総費用、経常費用は前年度対比で増加しております。全体的な状況としましては、人口減少に伴う給水収益の減少傾向が続いており、依然として厳しい環境にあると思います。 次に、16ページをご覧ください。下水道事業の収益的収支でございます。3,412万6,794円の純利益の計上となっております。下水道事業については、特別会計よりの移行3年目で、純利益の計上となっていますが、今後の経営について注視していく必要があると考えます。 次に、29ページをご覧ください。ガス事業の収益的収支です。1,172万1,047円の純利益の計上となっております。 次に、35ページをご覧ください。経営分析でございます。 39・40ページが財務分析であります。これもご覧になっていただきたいと思います。 ガス事業については、経営は概ね安定していることを示しております。 42ページでございます。水道事業のむすびでございます。令和3年度水道事業会計決算は、損益計算書に示すとおり純利益1,925万3,309円、1立方メートル当りの損益は2.87円と黒字を計上したところです。しかし、今後も想定される人口減少等の収入減に繋がる外的要因や水道ライフラインの更新、老朽管入替工事等の費用増に備え、水道事業の運営基盤強化を図ることはもとより、事業の広域化を視野に入れながら、一層の費用の削減や計画的な維持管理に取り組むことが必要と考えるものであります。 44ページをご覧願います。下水道事業のむすびでございます。45ページの(4)の総括でございます。令和3年度下水道事業決算は、当年度純利益3,412万6,794円を計上したところでありますが、人口減少に伴う下水道事業への影響は非常に大きく、農業集落排水処理施設14施設を含めた施設の再編を見据えながら、一層の経費の削減に努めるなど、今後も計画的な維持管理に努め、健全経営が図れるようにさらなる経営努力を求めるものでございます。 46ページをご覧願います。ガス事業のむすびでございます。 47ページの(4)総括でございます。令和3年度ガス事業決算は、当年度純利益1,172万1,047円を計上したところでありますが、ガス売上原価の圧縮などにより、結果的に単年度黒字を計上できたものと考えられます。昨今の世界情勢による原材料価格の高騰など、厳しい経営環境が今後も続くことが想定されます。中長期的な視野に立ち、安定した財務基盤を確立するために、一層の経営努力を求めるものでございます。 以上で審査意見書の説明を終わります。 最後に、地方公共団体財政健全化法に基づく第3条第1項及び第22条第1項に基づいて審査しました令和3年度庄内町財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率審査意見書について説明いたします。 初めに、令和3年度庄内町財政健全化判断比率について申し上げます。 1ページになりますが、1審査の対象、2審査の期間、3審査の概要は記載のとおりでございます。4審査の結果につきましては、審査に付された財政健全化判断比率の算定の基礎となる事項を記載した書類の作成は、いずれも適正に行われているものと認めたところでございます。5審査意見につきましては、記載のとおりでございまして、この表の横棒で示してございますが、これは実質赤字額、連結実質赤字額がない状態を示しております。審査意見の③でございます。実質公債比率は11.0%であり、早期健全化基準の25.0%と比較すると、これを下回っており、良好であります。④将来負担比率は32.9%であり、早期健全化基準の350.0%と比較すると、これを下回っており、良好であると言えます。 次に、令和3年度公営企業資金不足比率について申し上げます。 2ページになります。1審査の対象、2審査の期間、3審査の概要は記載のとおりでございます。 4審査の結果につきましては、審査に付された資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類の作成は、いずれも適正に行われているものと認めたところであります。 5審査意見につきましては、各会計の資金不足比率は資金不足が生じていないため、良好であるということでございます。 以上で説明を終わりたいと思います。 ○議長 以上をもって、決算8案件の説明並びに審査の報告を終わります。 おはかりします。ただいま議題となっております議案第57号「令和3年度庄内町一般会計歳入歳出決算の認定について」から議案第64号「令和3年度庄内町ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」までの決算8案件の審査のため、先に議会運営委員長報告のとおり、「決算特別委員会の設置について」を議題とし、議決の上で設置される決算特別委員会に付託し、審査していただきたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認めます。 日程第9、発議第6号「決算特別委員会の設置について」を議題とします。 おはかりします。本案については、お手元に配布いたしました「決算特別委員会の設置について」のとおり設置することとしていかがですか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、本案は、原案のとおり決定いたしました。 おはかりします。ただいま設置されました決算特別委員会に、地方自治法第96条第1項の権限を委任することといたしたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、決算特別委員会地方自治法第96条第1項の権限を委任することに決定いたしました。 なお、委員長選任のための委員会を庄内町議会委員会条例第10条第1項の規定により本職名で、本日、本会議終了後、決算特別委員会を招集いたします。 午後1時まで休憩します。             (11時16分 休憩) ○議長 再開します。               (13時00分 再開) 日程第10、「一般質問」を議題とします。 ◆1番(吉宮茂議員) 5年6ヵ月ぶりに質問することになりました。世間には文部省唱歌といいますか、「歌を忘れたカナリア」ということはあるようでございますが、私の場合はどうなるんでしょうか。ただ、今回通告するにあたって、私は思い出します。私の質問はどちらかというと、執行部の皆さんの心に優しい質問をしていると、いつも癒し系の質問が多いですねと、6年前までは大変好評だったと。ですから、その当時の記憶を思い出しながら、今回は質問させていただきたい。 まずは先に通告いたしておりました2点について質問いたします。 1点目は庄内たがわ農協新余目支所の土地建物の売却と町湯の関連についてでございます。去る6月23日開催の庄内たがわ農協の総代会において、新余目支所の土地、建物の売却を決議しております。どう情報を入手して、どう対応しているのかお伺いいたします。特に対象となる土地、建物内には温水プール、町湯の源泉、駐車場などがあり、一方的に進められる当事者同士の売却交渉の進展次第では、町湯の経営存続を左右しかねないものであります。いま一度、庄内たがわ農協と庄内町の双方が十分な意見交換を行い、さらなる中心市街地の活性化に繋げるべきと考えます。特に町湯の源泉、駐車場の確保について。それから2項目として、温水プールアクア庄内の今後について、以上2点を中心にお伺いいたします。 2点目として、ふるさと応援寄附金についてでございます。先に総務省は、2021年度のふるさと応援寄附金の総額は過去最高を更新したと発表しています。庄内町に対する寄附金額は、令和2年度の7億3,621万8,000円が最高で、令和3年度では6億7,692万6,000円と横ばい状態であります。この制度は、生まれ故郷など地方を活性化する目的で2008年に始まったものであります。都市部の自治体においては、横浜市の例を挙げますと3,000億円の減収ということです。減少額が寄附額を上回るということで異論があるとも聞いております。 しかし考えてみますと、この制度があるうちは庄内町でも大いに活用すべきではないかと。本町にとっては、自主財源の確保と産業振興の波及効果を高めるというためにも有効であります。制度が存続する限り力を入れるべきと考えます。今後の改善策について、どのように考えているかを伺いいたしまして、1回目の質問といたします。
    ◎町長 それでは、吉宮議員の質問に答弁をさせていただきたいというように思います。大きくは2点でございました。 1点目が庄内たがわ農協新余目支所の土地建物の売却と町有の関連について。その(1)として、町湯の源泉及び駐車場についてということでございます。庄内たがわ農協の土地建物の売却に係る町湯の源泉及び駐車場の影響については、去る6月議会においても今後の町湯の営業に支障がないように対処すべきだということで、議員の皆さまからもご指摘をいただいたところでございます。 6月定例会終了後の6月23日に庄内たがわ農協の総代会がありました。土地建物の売却を決議されたことを受け、町湯の営業に支障がないよう配慮いただきたい旨を再三申し上げて交渉をしている最中でございます。昨日、一昨日、今日も含めてですが、現時点ではいろいろ問い合わせをさせていただいておりますが、現状については公表できる段階ではないということで、具体的に梵天の今後についてという内容については承知していない状況でございます。 町湯営業継続の一番の安全策としては、源泉部分を含めた土地を町が所有することだというように考えておりますし、今までもいろいろな議論がありました。現在、専有しているということも含めて、確定的な断定的なことはまだ十分言えないところがあるのかもしれませんが、優先的な部分は町湯の方にあるのではないかというようなことも伺っておりますし、庄内たがわ農協の方からは、まずはそれを第一にというようなことでお話を伺っている最中ではございますが、一方で売却先の相手方がまだはっきりしていませんので、そのことについては今後十分詰めていく必要があるというように考えております。 一方で農協、源泉の部分もそうですが、梵天の今の土地の部分と飛び地として職員用の駐車場ということで土地が分割してあるわけですが、分筆してまで町にというようなところまではなかなかいかない状況もあるようでございます。 それから、アピアの関連のところも含めて、今開発行為が始まっておりますが、町湯への入り口の駐車場の一定の確保ということで、以前説明もさせていただいておりましたが、土地の一部を何区画か駐車場として購入させていただくということで、現在交渉中でございます。 町としては、今後も定期的に関係者の皆さんと連絡を密にしながら、町湯の運営に支障がないように、そしてまた先般しょうない氣龍祭もあったわけですが、あそこにキッチンカーがたくさん来ていただきまして、お祭り広場的なことで活用もさせていただいた部分であります。今後の形態については分からない部分がありますが、有効な土地であることには間違いがありませんので、今後ともいろいろな形でしっかりと交渉をさせていただきたいというように思います。 2点目は、温水プール事業アクア庄内についてということでございます。温水プール事業については、議員もご承知のとおり、庄内たがわ農協と株式会社イグゼあまるめがプール施設の賃貸契約を締結し、スポーツ振興、健康づくり等を図ることを目的に、平成18年から運営をしております。今年6月の先程の庄内たがわ農協の総代会において、新余目支所の土地および建物の売却が決議されたことを受け、庄内たがわ農協からは令和5年3月までに当該施設から撤去してほしいというように申し出を受けております。これによってイグゼあまるめは当該施設のプール事業継続を断念せざる、3月までということではあるのですが、空調設備等もかなり老朽化しておりまして、暖房も厳しいだろうというようなことも含めて、なかなか3月までぎりぎりの営業は難しいということでございました。 7月の初めに会員や関係者にプール事業の廃止のお知らせを行い、8月7日に会員への説明会を開催。内容についてはプール事業の廃止の経緯、近郊スイミングスクール入会希望者への入会説明などを行っております。事業の終了については、10月2日を予定しておりますが、撤去するまでには物品等の処分に2、3週間かかるものと見ております。 なお、10月1日に閉館セレモニーということで、一応閉館にあたっての行事も予定しているところでございます。なお、町と農協、イグゼあまるめの三者による損失補償契約について、賃貸借契約の解除と同時に補償契約も解除されることとなり、一切の債権債務がなくなることについても、三者において確認をしているところでございます。 大きな2点目のふるさと応援寄附金についてでございます。ふるさと応援寄附金については、全国のふるさと納税額が過去最高となった令和3年度、本町は6億7,693万円、前年度比マイナスで8%の減、受け入れ件数は3万920件で、前年対比4%の増という結果ということになっております。 議員のご案内のとおり、これは返礼が3割以下ということになってからの最高でありまして、5割以下という時点では、平成29年には一応10億8,260万円という数字も記録していた時代もありましたことは、改めて答弁をさせていただきたいというように思います。 しかしながら、3割以下ということになって、かなり厳しい状態になっておりますし、一方で他の自治体では伸びているところもあるわけでございます。残念ながら、本町では横ばいと言えず、減少傾向にあることは確かでございますので、より昨年の状況を見てもその寄附額は減ったものの、数としては若干伸びているというようなことも含めて、どのような形で伸ばすことが可能なのか、よく言われますのがホームページの更新でありますとか、いろいろな形で新しいもの、あるいは品揃えの関係でありますとか、あるいは継続的に本当にものが揃っているというようなことでありますとか、いろいろなことが言われております。 特に今年度については、高額納税者の方々をターゲットに絞り込んだご案内であるとか、あるいは大きな会社を核にしながら口コミであるとかというような前年までとは違ったアプローチの仕方も行っておりますので、しっかり結果に繋がるように頑張っていければというように思っていますので、議員の方からも新たにこのような提言とか、新たなご意見も発言としていただければありがたいというように思います。 以上、1回目の答弁とさせていただきます。 ◆1番(吉宮茂議員) 今町長の答弁の中で、庄内たがわ農協の方からいつごろ話があったかというのはまずは理解できたと思っております。ここで入り口の段階で、商工観光課長に3択方式でお答え願いたいんです。一番最初に話があったアクア庄内はやめるような環境で話があったわけですので、商工観光課長はこの話を聞いてどう思ったか、三つ申し上げますので、その中で答えていただきたい。 まず1点目は、これで採算が合わないアクア庄内部門から体裁よく撤退することができると、これが1点目。いやいや、そうではなくして今年の3月末では396名、この中には小学生から年配の方々もおるわけですので、この方々は今後どうなるんだろうということが最初に頭をよぎったのか、これ2点目。あとは3点目でございますが、差し障りがあるからコメントできない。この3点の中から敢えてお答え願いたい。 ◎商工観光課長 吉宮議員から3択の質問ということで大変答えにくいと申しますか、この話を最初にいただいたのは昨年の12月の下旬でございました。あまりにも突然のお話でしたので、町もそれからイグゼあまるめもそのとき一緒に会議に同席したのですが、あまりにも突然の話に一瞬戸惑いはいたしました。 何が頭によぎったかということであれば、やはり私は2番目の今いる会員の方々に対してどう説明をしていくのかということが一番最初に頭によぎりました。そして、2番目に現状、経営が厳しいということがございますので、まずは厳しいながらもプール事業についてはイグゼあまるめとしては今後も継続していかなければならないということで、毎月の取締役会をはじめ従業員の中でそういったお話はしていたわけでございます。しかし、今回、農協の売却の話が出たことを受けまして、これはイグゼあまるめ側の責任ではなく、農協側の事情、やむを得ない事情で今回プール事業の撤退をするものであれば、いや絶対に撤退しないという選択はないのかなということが頭の中によぎったところでございます。 ◆1番(吉宮茂議員) 模範的な回答だったと思っていますが、ただこれはあと、心はすでに10月末をもって利用を閉じるということですので、今そういう利用者の方々に対してどういったフォローがされるのか、簡潔にお答え願いたい。 ◎商工観光課長 会員の方々に対しましては、先程町長が冒頭申し上げましたように7月の初めに会員の方、関係者の方々に、まずは案内通知をもって10月2日をもってプール事業の廃止をするというお知らせをさせていただきました。その後、8月7日の日には会員の方々にやはり丁寧に説明をしなければならないということで、その事業廃止の経緯の説明をさせていただきました。併せて会員の方、特に小学生、中学生については、引き続きプール、水泳をやっていきたいという方もいらっしゃいますので、そういった方々に対して近郊のスイミングスクールへの入会希望者への入会のご案内をさせていただいたところでございます。以上です。 ◆1番(吉宮茂議員) ただいまの件で一つは理解をしたいと思います。それから町長からも一部答弁がありましたが、実は議会で債務負担行為を行っているわけですよね。これは消滅するんだという話がありましたが、確かに事前に調べてきました。2点ほどありまして、庄内たがわ農協と株式会社イグゼあまるめとの賃貸借契約に係るプール改修技術工事の投資費用に対する損失補償ということです。限度額4,872万3,000円。これは令和2年度から令和15年度まであると。 それから2点目は庄内町温水プール改修工事ということで、これに対して、今年度の予算では95万7,000円の支援をしているということなんです。併せてもう1点は、限度額4,872万3,000円、これ言いましたが、これが令和2年度から令和15年度まで。それから温水プールの改修工事ということでありましたし、これらの損失補償を行っている債務負担行為はどうなるのか、改めて今確認をさせていただきたい。商工観光課長に答弁をお願いしたいと思います。 ◎商工観光課長 債務負担行為の件につきましては、先程町長が申し上げたとおりにイグゼあまるめと農協がプールの施設について賃貸借契約の解除をこれから行うわけでございますが、その解除を行うと同時に、損失補償契約の方も解除となります。つまり、この損失補償の4,872万3,000円というのは、少しこの経過を申し上げれば、平成18年にイグゼあまるめがプール事業の運営を開始する際にですが、施設とか設備、そういったところの改修工事をするにあたりまして、この施設の改修については農協が行ったところでございます。そして、それを農協の方が資産計上といたしまして、賃貸料にその改修工事費を含んでイグゼあまるめが農協にその賃貸料部分について、今であれば令和15年まで支払いを続けていくというような形になっておりました。 今回、この賃貸借契約を解除することで、損失補償契約も解除になりますので、これ以降の本来であれば、まだ債務、債権の残高といたしましては4,000万円ほどまだ残っているという現状ではございますが、そこの部分についての債権の請求はイグゼあまるめにはないということになります。併せて町の方もその部分についての損失補償をすることはないということで、それぞれ三者で確認をしているところでございます。 ◆1番(吉宮茂議員) 考えようによっては人さまの土地建物、売却資産を処分するんだから、「庄内町さん、あなたのところから変なこと言われる筋合いはないよ」と言われるかもしれませんが、例えば私どもの常識の中で、私がどうしても資産を処分しなければいけない経済状況に陥ったと。ところで考えてみたら土地を処分、家を処分することを考えてみたら、隣のBさんに車庫として貸していた一部があるんです。そうなった場合、この常識の中では今使用しているところにいち早く声をかけるんです。今回の場合は、その手続を無視して、手っ取り早く負担のかかる財産を無用の長物と私は申しませんが、向こうの経営陣は一刻も早く処理したいんですよ。 ところでここら辺、私は礼を失していませんかと言いたいんです。それを見過ごす町長も町長なんです。6月23日に総代会を行って出席していますから、そしてこういう資料をもらって来ているはずなんです。途中で退席したかもしれませんが、この中には土地、建物、面積にして1万㎡ですから、一町歩ぐらいでしょう。これを解体した後、これも解体込みで2,000万円で売却したいということでかけているわけですよ。やはりその時点で町長はやはりこれは「何ごとですか」と「あなたたちは何を考えているんですか」と、一言申し上げるべきだと思うんです。 例えば、町としてもこの旧新余目農協時代、あるいは庄内たがわ農協時代になっても、特に温水プール、温泉というのは町の税金から多額の持ち出しを行っているわけです。少し調べて来ましたが、これは平成18年、庄内たがわ農協が事業廃止を決定した、そのときに町が施設改修費を負担してイグゼあまるめに運営を任せた、年間で500万円相当を町が補助金として支払いしていたという経費的な負担も行ってきました。 それから町にしてもこれは早々と経営が立ち行かないということで、温泉を廃止しているんです。けれども町民の中から6,000人署名して、ぜひ町でやってくださいということで、当時の町長は最初はやる気はなかったんです、私の記憶では。ところがどういう時期か、首長選挙の時に豹変したんです。対立候補が温泉は必要だなんて来たものだから慌てふためいた。これは映像を見ていると前町長がびっくりするかもしれませんが、そういう経緯があるんです。 けれども体裁を整えて、町民に対する説得はその後状況は変わってきたと。老人クラブとの話し合いをした際にも温泉は必要だと、要望があってこれは計画の中に入れたんだと、これ歴史的な流れがあるんでしょう、町長あなたも知っているでしょう。当時合併以来、あなたは議長なり行ってきたから、そこら辺のところは分かるんです。ですから、これは、この件はただ相手の、庄内たがわ農協の言いっ放し、言いなりにならないで、まずは区切りをつけて行っていただきたいと思います。でないと報われません。答弁をお願いしたい。 ◎町長 確かに町湯、温泉事業あるいはプール事業も含めていろいろな形で農協がやめるというときになったときに、議員も当然、当時の経過についてはご存知、今お話があったような形の中で発言がありましたが、当然我々その思いを背負って今この場にいるわけでございますので、しっかりとまずはその農協の総代会なり、役員の皆さんで決めることはもちろんですが、町としても今まで温泉を掘るにあたって、いろいろな形で補助なり援助なりという経過もございますし、先程来申し上げておりますように、今後、いろいろな形で交渉先がどなたになるのかということも含めてありますので、その辺はしっかりと農協にお話を、今までもしてきたつもりですし、今後とも継続して行っていきたいというように思っていますし、町あるいはイグゼあまるめの不利益にならないようにすることが、当然我々の仕事だというように思っていますので、まずは全力を尽くして、いろいろな手を尽くして行っていくことが責務だというように思っております。 ただ、現時点ではその中身も含めて、今後の状況について十分把握していない部分もありますので、その部分については状況が分かり次第、十分対応していくような方策をとっていきたいというように思っております。 ◆1番(吉宮茂議員) 分かったような、分からないようなと言いますか。いち早く庄内たがわ農協に申し入れをしたいんです。「あなたたちの考えていることはどういうことですか」というのを後から質問しますが、これは町湯を続けても源泉問題をどうするのか、あるいは駐車場、この間、先の臨時議会、定例会かな、承認はしましたよ何区画かは。だけれどもあの限りでは足りないんです。ですから、素人目に見ても、もう50台ぐらい必要かなと。源泉ありますよね、あそこから南に均一的に引くと、あのぐらいの面積は最初相手方が交渉に入る前に、やはり庄内町としては担保をとっておかないとだめなのではないかと。 これは先程申し上げましたが、庄内たがわ農協の進め方が大変まずいと思うんです。これは考えましたが、前の黒井組合長時代はこの辺のところは分かるのです。町からどのぐらい貢献してもらっているか。要するに温泉それからプールも、中小企業でいえば、庄内町は事業継承してくれたんです。町民の利益あるいは生活を守る、健康増進のために守るということで、これはひと肌脱いだんですよ。それを今になってからぬけぬけと、今の経営陣に任せるわけにいきませんよ。 今の太田組合長はまだ日も浅いしそこら辺の経緯が分からないんですよ。その当時のこと、どこでどういう仕事をしていたのか私も知りませんから。そこら辺のところはまだ徹底していない。だからこれはもう一度申し入れして、庄内町とあなたのところの関わりはこの程度あったんですよということで、もう一回確認して、そして交渉の段階は、最初は庄内町に来るのが妥当でしょうと、このぐらいのことは言ってください。これがものの順序だと思います。なんで勝手に問題のありそうな会社に、しかも民間デベロッパーに売るなんていうことは町から見れば不本意なことです。あそこは前から拠点として整えてきたもので、最後になって全然町の意向も入らないで。 これから述べますが、この間のしょうない氣龍祭を見ても使い勝手があるところなんです。だからこれは場合によってはJA庄内たがわの「そんな生意気なことを言わないで、庄内町に無償譲渡しなさい」くらいやっていただきたい。いま一度答弁願いたい。 ◎商工観光課長 私の方からこれまでの交渉の経過について少しだけお話させていただきたいと思います。まずは農協の方からこのお話があった際には、私もプールのことはもちろんのこと町湯の源泉、駐車場、この確保をまず最優先にすべきことであるということで、再三にわたって必要な土地については分筆させてほしいということで申し上げてきました。ところが、まず一番最初のときから、もう一括民間事業者に売却するのだということで進めてきていたものですから、私どもの要望に対してはなかなか農協としては応えられないということでございました。 私も土地を購入するということにあたっては、それなりの予算が必要となりますので、その部分についても町全体、総務課も含めて相談をさせていただいたのですが、やはり町湯の今現在は町の施設として指定管理者の方に運営していただいておりますが、やはり町湯の今後の将来的なこと、それから農協の売却先である民間事業者の方がどのような方であるかといったところもなかなか具体的に見えないものですから、再三にわたって交渉はさせていただいたのですが、より具体的なところまでは持っていけないというのが現状でございます。そして6月23日の総代会が終わった後に、最初のその売却先の方に議員もご承知かと思いますが、不適切行為があったということで、今また新たなその売却先と交渉であるというようなところまでお話は伺っておりますので、話がまたスタート地点に戻ってしまったような、そんな状況でございます。 先日しょうない氣龍祭もあの広場で行いまして、私もあそこの広場を今後町のお祭り広場として使えないかと、もしくはまだ商工観光課だけのお話ですが、財政的な面が許せば、あの施設あの区画一帯を町が有効活用できないかというところも商工観光課としてはそういった中心市街地の活性化ということで思い描いてはいるのですが、何分やはりあそこの拠点をどう使うかということは町全体で考えていかなければならないことなので、今すぐ町がその土地を求める云々という話には、今時点ではならないのかなということで担当課としては考えております。 ◆1番(吉宮茂議員) 担当課長が一人で悩むというのは論外でこれはやはり全員協議会なり途中経過、こういう話がありましたということでやはり報告をした方が良かったのではないですか。その時点では深く入った意見交換はできませんが、同僚議員の中には改めてアイデアになりそうな活用方法なり、あるいは今後の対処方法についてアドバイスできる方々がいるんですよ。ですから、これは定期的に全員協議会を行っているのですから、この辺はやはり情報提供することを心がけていただきたい。しかし、私にも責任はあります。全員協議会のテーマは当局が報告するだけでなくして、議会側からもこの件について説明していただきたいとあるわけですので、この辺のところは私どもにも瑕疵があったのかなと思って深く反省しています。 後程使い勝手の良いところ、あるいは、今後の中心市街地の活性化のためと、あの土地をどう対応するというのは私の思いも述べますし、また町長から答弁いただきたいと思いますが、まずその前に、もう2点ほど確認したいことがありますので、そこら辺のところに入らせていただきたいと思います。 1点目は源泉ですが、例えば総代会であった業者はいろいろ問題があるというようなことで、話によっては頓挫すると聞きましたし、窓口となっていた担当常務がある事情で引責辞任したということで、これは先延ばしになっていますよね。町としての意思統一するチャンスなんですよ。だけれども、庄内たがわ農協のスタンスとしては総代会の付議事項にあるように、これが不調に終わっても基本的には売却するという方針に変わりないようですので、これは今からこちらの案を練っておいた方がいいのではないかなと思います。 まず1点目は、源泉を使用しているわけですが、それは例えば私なりに考えるとA社に売り渡したいと、そうすると、使用貸借契約書であれば5年ごとに更新の時期が来るわけですが、その時点に町だということで足元見られるなんてえげつない表現になりますが、そういうことも考えられるわけですよ。いやいや、そういうのではなくしてこれは使用権だから所有者がどう変わろうとも町湯で大きな顔して使えるんだよというのか、その辺のところを確認したいと思います。答弁願いたい。 ◎商工観光課長 今町湯の源泉の所有者は農協になっております。今後民間事業者に売却されることを想定しまして、その源泉をまず確保しなければならないということで、いろいろな方法があるかなということで、今私どももいろいろ調査研究しております。 まず一つの方法としては、その源泉の所有者を農協から町に変更していただきたい。その変更手続は県の方に変更届を出せばそれで済む話なんですが、いかんせん農協の方から所有者の変更をやっていただけるかどうかというところを理解していただくなり、承諾をする必要があります。それをすることによって、まず源泉の所有者は町であるということで、それを使う権利は町にあるかと思います。 ただ、その上の土地、土地が民間事業者になれば、その土地はその方の土地になりますので、今後町はその土地を借りて、上に源泉小屋が建っておりますので、その土地を町が借りることになれば、そこで使用料の発生などが出てくるのかなということでは考えております。 あと、その源泉所有者を町ではなく、その源泉ごと民間事業者に売り渡すのだということになれば、それはそれで町湯の営業に支障がないように、契約の中でどう結んでいくのかというところは、そこはまた弁護士の方と相談しながらというところになろうかと思います。やはり一番の安全策は、その源泉を含めた土地を町が所有することだということでは県の方にも問い合わせをしながら、そこのところは確認しているところでございます。 ◆1番(吉宮茂議員) やはり懸念されるのは、周囲の環境が変わって今後町湯の経営状況に大きく左右するということなんですよ。例えば先行している長沼温泉のところ、ぽっぽの湯ですか、あるいは田田のところを見ても、結構な駐車場を確保しています。ですから、今のままでいいわけではない。だから、できるだけ平穏無事にこちらの意向が通るには、今の段階から庄内たがわ農協と話をして、そして今商工観光課長がおっしゃったように、そのセオリーで進めた方がベストではないかなと私は考えます。 併せて、これはやはり町長、もう一回トップで話し合いをした方がいいでしょう。これ私の質問は明日から通用するんですよ。「議会の連中がどうもこの件に関してうるさく言うようになった」と、だから私としては今日は確認に来ましたよと。懸念されることを解決してくださいよ、した方がいいと思いますよ。向こうは判断能力ないのだから、トップは町でどのぐらい負担してきたか分からないですから、ただ、「私の財産を処分するのになぜあなたの方から言われなければいけないのか」ということだけがあるんですよ。あの人の場合は。だからここら辺のところでもう一回やってもらいたい。これは映像を見ていて向こうの人たちがどう判断するか、私は自己責任で対応します。庄内たがわ農協の一組合員として今の発言しているのです。 ですから、今度は私は議会議員の立場で言いますが、これはやはり町湯温泉、当初のあの6,000人近くの署名があったような、あの熱の盛り上がった状態を今後とも継続するにはそういった心配ごとが2点もある。必ず解決しないとこれは将来に禍根を残す。これは将来、富樫町政の後程検証されるときに禍根を残すと、絶対にそうだと思いますよ。今町長を恫喝するわけではありませんけれども、必ずこれはきちんと決着つけた方がいいと思います。 併せて、この中心市街地の活性化ということで、あそこはやはり目玉なんですよ。今までそう位置づけできましたから、これはやはりどうでしょうね。庄内たがわ農協と庄内町で、庄内たがわ農協新余目支所跡地利用対策などということで、まずそんなに急がないで、売買はそんなに急ぐなと、そして有効活用して、双方とも納得の上でこの土地の利用拡大、活用の方法を探りましょうよということはできないのかということを町長に改めて問いたいと、答弁願いたい。 ◎町長 まずは議員から発言があった中身、あるいは私も庄内たがわ農協の組合員の一員として想いは一緒でございます。そして、これからトータルでまちづくりを考えていったときに、あの土地がどのような位置づけにあるのかということも含めながら、改めて検討したいというようにも思っています。 先程来議員からも発言があったように、今までは担当の役員の方がまた代わられたというようなことも含めて、良い部分とあるいは難しい部分がいろいろ、いろいろな交渉ですから出てくるんだろうというように思っていますが、これがやはり我々も含めてですが、議員の皆さん、あるいは町民の皆さんが本当にあの場所がやはりあの広場を残さなければいけないというような、かつて今あったように6,000人の署名が集まったぐらいの、やはりあの場所をしっかり源泉を確保するためには、町民、町湯の愛好者の皆さんも含めて、あそこをまず町民が位置づけをしっかりしていこうという意識づけが大事だと思っています。 その検討委員会も含めてどういう形で可能なのかということについては、向こうの組合長も含め、役員の皆さんとしっかり意見交換をさせていただきたいと思っていますし、いろいろ向こうの理事会なり役員会、今月中にもいくつかあるようでございますので、その内容をしっかり聞いた上で、今言われたような内容について対応できるようにしっかり行っていきたいと思います。 ◆1番(吉宮茂議員) 行政も箱物を建てるときは最初意図したとおりに進まないということで、そういう例が数多くあるわけでしょう。私は前職は農協の職員ですから、36年間そこの報酬で生活させてもらったからいろいろ考えるところはあるのですが、農業団体の例えばカントリーエレベーター、これだってやはり利用者が最後まで責任を持つんですよ。専属利用契約を結んで、私が田んぼを作っているうちは絶対この施設を利用しますと、そして委託する際も、この利用組合を利用する人に委託しますと、そのような縛りをしているわけです。ここら辺は行政として難しいところで、一時の熱に浮かされて、そして行ったけれどもどうもマイナスになったということは分かりますから、だからそこら辺のところをもう一回仕切り直して、そしてあの土地を、本当に町長が今少し述べましたが、活用そのものを考えていくことぐらいは庄内たがわ農協も少し待って対応してもいいと思うんですよ。先程述べたように、町は町でそれなりの負担はしていますよということで、はっきり申し上げてもいいと思うんですよ。再度お願いしたいと、答弁願いたい。 ◎町長 いずれにしても相手があることなんですよね。これはこちらが一方的に先程のこうこうこういう条件で譲渡とかという話も含めてですが、やはりしっかり交渉をするということが大事でありますので、この場で具体的にどうのこうのというのは難しい部分があります。それも含めて今月中に役員会なりというようなことも聞いておりますので、その経過も受けながら、どのようにこれからの交渉が可能なのか。そして町としてあの場所をどのように活用が可能なのかということについても、今後しっかり検証していきたいと思っています。 先程の繰り返しになるかもしれませんが、議員の皆さんはじめ、町民の皆さんの盛り上がりというか、その部分について、やはりあの広場は必要なんだというような共通認識が広がるのか広がらないのかということも当然出てきますし、全体のまちづくりの都市計画という部分にも当然なっていくんだろうと思っていますので、しょうない氣龍祭があって、あのような成果があってというようなことも含めながら、しっかりと多くの皆さんの考え方、意見を聞きながら、今後の活用なり対応については考えていきたいと思います。 ◆1番(吉宮茂議員) くどいようでもう一度申し上げますが、この町湯温泉にしてもいろいろあったんですよ。町長もその当時は議長ですか。例えば予算特別委員会が3月にあります。これは平成25年の3月だと思うのですが、当時の執行部は基本設計と実施設計と、それを含めて上程したわけですよ。使い方あるいは具体的なことが決まってないうちに、実施設計を盛り込むというのはどういうことなのかと一回否決されましたよね。そして一部修正して本会議で出してきたから承認なったと。これはそのときの経緯みんな心配しているんですよ。 これはいま一度申し上げますが、町湯温泉の竣工というのは平成26年10月27日にオープンを行っているんですよ。そのときは、そういう基本設計料あるいは建設工事費入れて4億6,800万円の総予算でやっているんですよ。ですから、今ここに来て10年も経たないうちに経営環境を左右されるような状態が起きているんですから、せめて建設当時の原点をもう一回問い直して、これはもう少し長く続けるような、イグゼあまるめの人たちは頑張っているんですから、いろいろなイベントをやって、できるだけ採算合うようにしましょうと、イグゼあまるめだって可哀想ですよ、総会で部門別の収支決済書出せなんて、あれはやはり出せないんでしょうね。ですから、現場での苦労を報うために、せめてこの10年でポシャるようなことだけは避けるように努力しなければならないということを申し上げてこの項目については終わりたいと思います。 次に、ふるさと納税、ふるさと応援寄附金についてですが、どのようにして伸びるのかということで、これから検討していくということでございますが、まずこれについては一生懸命行っているとは思うんですよ。7億円ですから。一時10億円になったということはありますが、だけれども私が考えるに、庄内町の底力からいったらこんな6億円や7億円でないはずでしょうと、せめてこの倍ぐらいはいって当然だと思うんですよ。だからもう少し、その自己財源の確保と、それから返礼品の開発があるわけですから、このこと自体がやはりこのまちづくりの活性化に繋がるわけですよ。だから、そこら辺のところをもう一度、商工観光課長なりを中心に意見を交換したいと思います。 それで、やはり検索率を多くするのが今は先決だと思いますが、ポータルサイトといいますか、ふるさとチョイスをはじめいろいろあるわけですが、今何社やっているのか。この辺をお答え願いたい。 ◎商工観光課長 今本町が行っておりますポータルサイトは8社でございます。なお、内容につきましては、令和3年の決算書の方に詳しい各社の取扱金額等が載ってございますので、ご覧いただきたいと思います。 ◆1番(吉宮茂議員) 今答弁を聞いて理解を示したい。やはり全国の中から庄内町と検索してもらうということが大事だと思います。ある程度費用がかかっても、そういった出費を惜しまないで目にとめていただくという機会づくりは大事だと思っております。 それから、やはり次は返礼品ですよね。私の仲間が山の芋栽培をしている。イグゼあまるめの人たちから返礼品で使うとなって、あれはいかにもゴツゴツしていて評判が悪かった。全然予定した数が出なかったんですよ。だからやはりこの先進地を見るとサクランボとかあるいは牛肉とか、北海道で言えばホタテとか、何か若者の食欲をそそるような商品開発が大事ではないかなと。幸いクラッセもありますから、そういう点と合わせて、今希望あるのはお米のパック、ご飯がいいと、それはそれでいいのでしょうが、やはり新しい返礼商品を開発する努力をやっているのかどうか。まずお答え願いたいと思います。 ◎商工観光課長 ふるさと納税に関します返礼品の開発等ということのご質問でしたが、まず今回というか今年から商工観光課がこのふるさと納税の担当になったわけでございます。商工観光課がこの事業を担うというところの強みといたしましては、直接地元の商工業者との繋がりが持てるというところがあるかと思います。どのような商品を製品、製造販売しているかといったところの情報収集が容易にできるというところもございますし、またその6次産業化事業も当課で担っているところでございますので、そこからの商品開発も行っていく。 また、モノだけではなくてコト。要は、農業体験とか自然体験とか昔からの手仕事体験とか、そういった観光体験、こういったものも返礼品として扱うことができるということから、商工観光課が担うというこの特徴を生かした返礼品の掘り起こしをまずは心がけて行っているところでございます。 また、毎月イグゼあまるめ、それから町の各関係者との中で企画会議も行いながら、いろいろな生産者の方々にも積極的に足を運びながらいろいろな商品の掘り起こし開発を今行っているところでございます。 あともう一つは、ふるさと納税の庄内町の認知度を上げていくというところでは、様々な広告展開が必要かというところで考えております。9月議会、先日も補正予算として広告料を予算計上させていただいたのですが、やはり本町でもっとも多く寄附を集めるポータルサイトが楽天のふるさと納税でございますので、その楽天のふるさと納税での露出を増やして、寄附額の増額に繋げていきたいということでも考えております。 また、それ以外も先程町長が申し上げたように首都圏向けの冊子です。そういったところにも広告を載せて、少し富裕層的な方々の目にとまるようなそんな仕掛けもしているところでございます。あと、一定のキーワード検索。要は「お米 山形」と検索したときに庄内町の返礼品が上位に来るような、そんないわゆるSEO対策、そういったところも積極的に行っているのですが、これらのことは他の全国の自治体もすべて同じような広告展開を行っていることから、やはり競争が激しいということでございます。その中でいかに庄内町の商品を目にとめて、それを求めていただけるかというところでは、やはり魅力ある返礼品を私どもも開発していかなければならないなということでは考えているところでございます。 先程議員がおっしゃったように牛肉とかサクランボとか海産物、そういったものはものすごく人気のある商品、ところがこれは本町にはない商品でございます。その中でいかに戦っていくかというところが大きな課題でもございますし、めげずに頑張っていきたいなということで考えております。以上です。 ◆1番(吉宮茂議員) 商品開発に臨む姿勢は理解しました。この件に関してはやはり町内のその部門部門で努力している後継者とかいるわけですよ。例えば、先にこの庄内町議会で参考人としてお出でになった方もニジサクラ、ニジマスとサクラマスの掛け合わせということで山形県推奨のものがあるわけですが、今頑張っていると思います。頑張っているんですよ。そういうのがぜひ製品化なって使えるように努力して、引き上げていくというスタンスを持ってもらいたいと思います。 それから同じ米にしてもいるわけですよ。町の広報で新規就農者でこの方がいますよと出ます。見ると一生懸命稲作づくりを頑張っているんです。ですから、その人たちに全面的に力を入れていただいて、発信塔と言うと、今の現代宗教みたいで表現が悪いのですが、やはりそういう人たちの力を借りて、従来の線から一歩脱出して返礼品の開発に努める。ぜひこのスタンスだけは設けていただきたいと思います。 2点についてはほぼ答弁いただきました。ただ、町長に申し上げますが、町長は5年前に首長選挙で一敗地にまみれたときは外野してそして家業の農業に従事したり、本当の現場の声を吸い上げてきた人だと思うんです。そこから来ると私みたいな、町会議員に「デモ」なるかとかね、町会議員に「シカ」なれないという私みたいなデモシカ議員とは違うんですからね。ぜひ自信を持って、これは町民の付託だから要望あるものに対しては言いにくいなということでなく対外的な交渉はぜひトップで臨んでいただきたい。 機会があればまた企業誘致で意見交換できると思いますが、それは公約のマニフェストの展開、ぜひやらなければならないとあるわけですが、正直言ってそれはプロジェクトチームを立ち上げましたが、まだまだこれは時間がかかると思うんですよ。プロジェクトチームですからね。果たしてメンバーは決まっているのかどうか分かりませんし、1回目の会議を行ったのか分かりませんが、だけれども今は円安でチャンスなんですよ。環境は半導体作業を一つ見れば政府も少し考え始めているのですが、国内回帰というようなことで少し風は追い風だとか、そちらの面でも頑張っていただきたいことを申し上げて、私の質問を終わります。 ◎町長 いろいろ提言もいただきました。まず先程のふるさと納税関係ですが、実は先週も「庄内町のあるもの探し」ということで、ワークショップを高知県から来ていただきまして、何回目かのワークショップを行ったのですが、やはり庄内町は米だろうというようなことも含めて、立谷沢からいらした方は地元のササニシキを何とかもう一回復活させてやりましょうという話があったりとか、あるいはゆりかごから墓場までというようなことで、おかゆもはじめ離乳食もはじめ、もう一生食べる米は庄内町産で何とかやっていけるようなやり方はできないかとか、もうデザインもパッケージも売り先もというようなことも含めて、いろいろなご意見もいただいております。そういう若い人たち新しい発想の力も一緒になって、これから情報発信なりふるさと納税の方にも繋がっていければなというように思っています。 先程来ご意見をいただきました中に、やはり現場の声、市民の力、市民の声というのが一番後押ししていただけるんだろうというように思っておりますので、私自身判断を間違わないようにしながら、しっかりやるべきときにはしっかり前に出るということ、あるいは急ぐときは急ぐ、時間をかけるものについてはしっかり議論をしてということを再三申し上げておりますので、その部分は時期を間違わないようにして、来年度に向けてしっかり検討させていただければと思っていますので、今後ともいろいろな形で議員からもご意見、発言、提言などもいただければありがたいと思います。 ◆1番(吉宮茂議員) 質問を終わります。 ○議長 おはかりします。本日の会議はこの程度にとどめ散会いたしたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。                          (14時00分 散会)...