令和 3年 9月 定例会(第7回) 第2日目(9月8日)1 本日の出席議員は次のとおりである。 1番 スルタン ヌール 2番 工藤範子 3番 石川武利 4番 阿部利勝 6番 齋藤秀紀 7番 加藤將展 8番 上野幸美 9番 國分浩実10番 小林清悟 11番 澁谷勇悦 12番 鎌田準一 13番 五十嵐啓一14番 小野一晴 15番 石川 保 16番 吉宮 茂1 本日の欠席議員は次のとおりである。 5番 長堀幸朗1 本日の議事日程は次のとおりである。 日程第1 議案第60号 令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第2 議案第61号 令和2年度庄内町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第3 議案第62号 令和2年度庄内町
後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第4 議案第63号 令和2年度庄内町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第5 議案第64号 令和2年度庄内町
風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第6 議案第65号 令和2年度庄内町
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程第7 議案第66号 令和2年度庄内町
下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程第8 議案第67号 令和2年度庄内町
ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程第9 発議第3号
決算特別委員会の設置について 日程第10 一般質問1 地方自治法第121条第1項の規定により会議に出席した者の職氏名は次のとおりである。 庄内町長 富樫 透 庄内町
教育長職務代理者 梅木 均 庄内町農業委員会会長 若松忠則 庄内町監査委員 安藤一雄 庄内町
選挙管理委員会委員長 吉泉豊一1 議事説明のため、会議に出席した者の職氏名は次のとおりである。 総務課長 佐藤美枝 企画情報課長 佐藤博文 環境防災課長 藤井清司 税務町民課長兼会計管理者 保健福祉課長 鈴木和智 子育て応援課長 富樫 薫 加藤美子 建設課長 佐藤直樹 農林課長 佐々木平喜 商工観光課長 松澤良子 立川総合支所長 渡部桂一 企業課長 齋藤 登 総務課主査兼文書法制係長 今井真貴 教育課長 佐藤秀樹 社会教育課長 鶴巻 勇
選挙管理委員会書記長 佐藤美枝1 本日の議長は次のとおりである。 庄内町議会議長 吉宮 茂1 本日の書記は次のとおりである。 議会事務局長 成田英樹 議会事務局書記 佐藤博子 議会事務局書記 杉山恵理
○議長 おはようございます。ただいまの出席議員は15人です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第7回
庄内町議会定例会2日目の会議を開きます。 (9時30分 開議)
○議長 事務局長から諸般の報告をいたします。
◎事務局長 おはようございます。報告いたします。 議員並びに説明員の状況につきまして報告いたします。長堀幸朗議員、欠席でございます。 次に、本日配付の資料について申し上げます。「令和3年第7回
庄内町議会定例会議事日程(第2日目)」、以上でございます。
○議長 ただいまから本日の会議を開きます。議事日程は予めお手元に配布のとおりであります。日程第1、議案第60号「令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について」、日程第2、議案第61号「令和2年度庄内町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第3、議案第62号「令和2年度庄内町
後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第4、議案第63号「令和2年度庄内町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第5、議案第64号「令和2年度庄内町
風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第6、議案第65号「令和2年度庄内町
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、日程第7、議案第66号「令和2年度庄内町
下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、日程第8、議案第67号「令和2年度庄内町
ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、以上8案件を一括議題としたいが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長 異議なしと認め、8案件を一括議題とします。 ただいまから「令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について」、他7案件の説明に入ります。 提案者より提案趣旨の説明を求めます。
◎町長 おはようございます。 議案第60号「令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について」から議案第64号「令和2年度庄内町
風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について」までの5案件は地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第3項の規定により、議案第65号「令和2年度庄内町
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」から議案第67号「令和2年度庄内町
ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」の3案件は地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第32条第2項並びに同法第30条第4項の規定により、各会計それぞれ監査委員の決算審査意見を付けて議会に認定を付するものであります。 各会計の実施収支につきましては一般会計6億8,129万1,000円の黒字決算、
国民健康保険特別会計1億1,988万4,000円の黒字決算、
後期高齢者医療保険特別会計336万9,000円の黒字決算、
介護保険特別会計9,648万4,000円の黒字決算、
風力発電事業特別会計741万円の黒字決算、水道事業会計、収益的収支3,791万5,000円の黒字決算、
下水道事業会計、収益的収支2,110万円の黒字決算、ガス事業会計、収益的収支7,522万6,000円の黒字決算となっております。 なお、詳細につきましては担当をして説明させますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎会計管理者 おはようございます。それでは、ただいま上程されました議案第60号「令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について」から、議案第64号「令和2年度庄内町
風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について」までの五つの会計決算の認定について、町長に補足して説明いたします。 説明にあたりましては、令和2年度庄内町
歳入歳出決算書と決算報告書によりまして説明いたします。 最初に、一般会計について説明いたします。 決算書の1ページをご覧ください。
一般会計決算総括表、実質収支に関する調書になります。 歳入総額が158億815万7,000円、歳出総額は150億8,688万7,000円で、前年度と比べて、歳入で14億1,976万円の増額、歳出で16億1,205万8,000円の増額となっており、
歳入歳出差引額は7億2,127万円の黒字となりました。 また、翌年度へ繰り越すべき財源としての3,997万9,000円を差し引いた実質収支額は6億8,129万1,000円となりました。 次に、決算報告書の210ページ、資料15をご覧ください。 図1の決算額の推移からお分かりいただけるように、
歳入歳出決算額の規模は合併後最大となっており、令和2年度における増加の要因は
特別定額給付金給付事業と
新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金事業が主な要因となっております。 次に、図2の款別決算額(歳入)をご覧ください。歳入款別の決算額と歳入全体に占める割合を表した円グラフです。町税や寄附金、使用料など、自主財源の割合は26.2%、一方、地方交付税や町債、国・県からの補助金など、依存財源の占める割合は73.8%となっています。 次に、図3をご覧ください。歳出の款別決算額を円グラフで表しております。前年度との増減の要因につきましては、後程の説明にさせていただきます。 次に、図4の
性質別歳出決算額の推移につきましては、歳出決算額を決算統計要領に基づき性質別に分類し、平成18年度を100とした場合の指数の推移をグラフにしたものです。青色の補助費等が大きく増加しておりますが、
特別定額給付金給付事業が要因となっております。 次に、図5の町税収入額の推移をご覧ください。平成23年度から10年間の町税の税別収入額と収納率の推移を表したものです。棒グラフが各税の収入額で、赤い折れ線グラフが収納率となっております。 次に、図6は、地方交付税の推移です。 次に、図7の町債の推移をご覧ください。ピンクの棒グラフは歳入である町債借入額を、緑色の棒グラフは歳出である元金償還額を、そして、赤の折れ線グラフが年度末における町債残高を表したものです。令和2年度末における町債残高は、160億8,698万8,000円となり、前年度より2億1,464万5,000円減額となっております。 最後に、図8は基金残高の推移です。令和2年度末における基金残高の総額は50億3,454万5,000円で、前年度より3億6,199万3,000円増額となりました。 資料15の説明は以上でございます。 それでは、主な歳入について説明いたしますので、決算書の18・19ページの事項別明細書をご覧ください。前年度と比較するためには、決算報告書の資料No.2、189ページ以降を後程ご参照いただきたいと思います。 1款町税につきましては収入済額が20億689万6,000円で、2年連続で過去最高額を更新しています。調定額は前年度より536万9,000円減額となっていますが、収納率の向上により収入済額は664万4,000円の増額となっています。 1項町民税は8億5,490万8,000円で、前年度より792万8,000円減額となりました。前年度より、個人町民税では722万7,000円増額となりましたが、法人町民税は令和元年10月からの税率改正により1,515万5,000円減額となったことによるものです。 2項固定資産税は8億8,348万2,000円で、前年度より1,549万4,000円増額となりました。 3項軽自動車税は8,350万6,000円で、前年度より291万4,000円増額となりました。 4項町たばこ税は1億880万1,000円で、前年度より390万1,000円減額となりました。 7項入湯税は584万1,000円で、前年度より239万9,000円減額となりました。 8項都市計画税は6,384万円で、前年度より54万円増額となりました。 なお、町民税、固定資産税、軽自動車税及び都市計画税を合わせまして、804万4,000円の不能欠損処理を行っており、収入未済額は5,246万7,000円となっております。 決算書の2・3ページをご覧ください。 2款地方譲与税から4・5ページの12
款交通安全対策特別交付金までの国、県からの譲与税及び交付金につきましては、それぞれご覧のとおりでございますが、これらの中で最も大きい収入である11款地方交付税は、50億39万2,000円で、前年度より1億7,106万7,000円増額となりました。 6・7ページをご覧ください。 13款分担金及び負担金は7,424万7,000円の収入済額で、前年度に比べて332万9,000円減額となりました。保育所保育料が令和元年10月から3歳児以上無償化になったことが主な要因となっております。 14款使用料及び手数料は8,691万4,000円の収入済額で、前年度より2,120万4,000円減額となりましたが、
新型コロナウイルス感染症の影響により北月山荘等の施設の使用料が減額したことと、幼稚園保育料と預かり保育料の無償化によるものが主な要因となっております。 15款国庫支出金は37億3,529万5,000円の収入済額で、前年度より27億3,861万円の増額となりました。
特別定額給付金給付事業と
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が主な要因となっております。 収入未済額は1億758万8,000円で、すべて繰越明許費未収入特定財源になるものです。 16款県支出金は9億8,803万2,000円の収入済額で、前年度より3億1,404万円減額となりました。山形県畜産・
酪農収益力強化等特別対策事業費補助金が事業完了により皆減したことが主な要因となっております。 収入未済額は1,002万1,000円で、すべて繰越明許費未収入特定財源になるものです。 17款財産収入は2,272万6,000円の収入済額で、前年度より2,165万4,000円の減額となりました。利子及び配当金と不動産売払収入の減少が主な要因となっております。 18款寄附金につきましては、7億3,698万3,000円の収入済額で、前年度より1億7,680万円増額となりました。
ふるさと応援寄附金の増額が主な要因となっております。 8・9ページをご覧ください。 19款繰入金は5,669万5,000円の収入済額で、前年度より4億1,572万2,000円減額となりました。減債基金繰入金の皆減が主な要因となっております。 22款町債は、13億3,806万円の収入済額で、前年度より11億3,075万4,000円減額となりました。本
庁舎等整備事業債の減額が主な要因となっております。 以上が歳入の説明になりますが、予算現額に対する予算執行率は98.6%、調定額に対する収納率は98.9%となっております。 次に、歳出について説明します。なお、歳出につきましては、各課等が、主要な施策の成果を説明するため、決算報告書の中にまとめておりますので、詳細につきましては後程ご覧いただきたいと思います。 それでは、決算書の10・11ページをご覧ください。 2款総務費は46億262万7,000円の支出済額で、前年度より14億4,029万7,000円増額となりました。本庁舎等整備事業は減額となりましたが、
特別定額給付金給付事業の皆増によるものが主な要因となっております。 3款民生費は28億9,802万円で、前年度より7,146万1,000円増額となりました。介護給付費・訓練等給付費の増額や子育て世代への
臨時特別給付金給付事業、
新生児子育て特別応援金給付事業の皆増によるものが主な要因となっております。 4款衛生費は、5億8,461万4,000円で、前年度より6,551万7,000円増額となりました。ロタウイルスワクチンが定期接種に追加されたことなど、予防対策費の増額が主な要因となっております。 12・13ページをご覧ください。 5款労働費は1,524万2,000円で、前年度より3,000円減額となっております。 6款農林水産業費は10億8,277万7,000円で、前年度より3億7,981万5,000円減額となりました。庄内町畜産・
酪農収益力強化整備等特別対策事業費補助金の皆減など、補助金の減額が主な要因となっております。 7款商工費は4億621万9,000円で、前年度より1億7,581万6,000円増額となりました。庄内町緊急地域経済対策元気もりもり券事業委託料や庄内町
宿泊施設整備促進事業補助金の皆増が主な要因となっております。 8款土木費は14億8,778万1,000円で、前年度より2億7,798万4,000円増額となりました。除雪作業委託料の増額や
橋梁長寿命化補修工事の皆増が主な要因となっております。 9款消防費は5億4,035万3,000円で、前年度より672万1,000円減額となりました。 12・13ページをご覧ください。 10款教育費は、17億2,217万円で、前年度より1億6,428万円増額となりました。小中学校の
GIGAスクール1人1台端末等の購入や図書館整備事業の設計業務委託料が主な要因となっております。 11款災害復旧費は1,331万5,000円で、前年度より1億1,265万9,000円減額となりました。 12款公債費につきましては16億1,903万1,000円で、前年度より8,292万3,000円減額となりました。 以上が歳出の説明になりますが、予算現額に対する予算執行率は、94.1%となりました。 以上で一般会計の説明を終わります。 次に、特別会計について説明いたしますので、決算書の252ページをご覧ください。
国民健康保険特別会計決算総括表になります。 歳入総額24億8,690万9,000円、歳出総額23億6,702万5,000円で、
歳入歳出差引額は1億1,988万4,000円の黒字決算で、実質収支額も同額となります。 次に、253・254ページの歳入をご覧ください。 1
款国民健康保険税が5億1,118万7,000円の収入済額で、前年度より2,469万8,000円減額となりました。また、549万1,000円が不能欠損処理され、収入未済額は5,841万5,000円となりました。 4款県支出金は、16億2,868万9,000円で、前年度より4,909万5,000円増額となりました。 6款繰入金は1億4,205万7,000円で、前年度より766万9,000円減額となりました。 7款繰越金は1億9,733万9,000円で、前年度より9,526万6,000円増額となりました。 8款諸収入3項雑入の不能欠損額6万2,000円は、過年度の
診療報酬請求誤りに係る返納金が、返納元である医療法人が閉院し、返納不能になったことによるものです。 歳入総額は前年度より6,585万5,000円増額し、予算現額に対する予算執行率は102.9%に、調定額に対する収納率は97.5%となりました。 次に、257・258ページの歳出をご覧ください。 2款保険給付費は15億5,530万円で、前年度より1億2,362万3,000円増額となりました。 259・260ページをご覧ください。 6款基金積立金では、
国民健康保険財政調整基金へ7,796万3,000円の積み立てを行っております。これにより令和2年度末における基金残高は、4億7,043万4,000円となりました。 この結果、歳出総額は前年度より1億4,331万円増額で、予算現額に対する予算執行率は98.0%となりました。 次に、281ページの
後期高齢者医療保険特別会計決算総括表をご覧ください。 歳入総額2億6,630万4,000円、歳出総額2億6,293万5,000円で、
歳入歳出差引額は、336万9,000円の黒字決算となりました。実質収支額も同額でございます。 次に、282・283ページの歳入をご覧ください。 1款保険料は1億7,615万8,000円の収入済額で、前年度より1,534万1,000円増額となりました。また、収入未済額は57万6,000円となり、調定額に対する収納率は99.7%となっております。 歳入総額は前年度より1,759万円増額で、歳入総額の予算執行率は98.7%、調定額に対する収納率は99.8%となりました。 次に、284・285ページの歳出をご覧ください。 2款納付金は2億6,082万8,000円で、歳出総額の99.2%を占めております。 歳出総額は前年度より1,786万9,000円の増額で、予算現額に対する予算執行率は97.5%となりました。 続きまして294ページの
介護保険特別会計決算総括表をご覧ください。 歳入総額は28億8,301万7,000円、歳出総額は27億8,653万3,000円で、
歳入歳出差引額は9,648万4,000円の黒字決算となりました。実質収支額も同額となっております。 次に、295・296ページの歳入をご覧ください。 1款保険料は5億6,472万9,000円の収入済額で、前年度より672万7,000円減額となりました。また、23万6,000円の不能欠損処理をいたしまして、収入未済額は303万円となり、調定額に対する収納率は99.4%となっております。 歳入総額は前年度より5,242万5,000円増額し、予算現額に対する予算執行率は100.2%、調定額に対する収納率は99.9%となっております。 次に、299・300ページの歳出をご覧ください。 2款保険給付費は、26億3,588万3,000円で、前年度より589万6,000円増額となりました。 301・302ページをご覧ください。 4款基金積立金では、
介護給付費準備基金に3,610万8,000円の積み立てを行っております。これにより令和2年度末における基金残高は、1億9,302万5,000円となりました。 歳出総額は前年度より1,731万9,000円の増額となり、予算執行率は96.9%となっております。 次に、329ページの
風力発電事業特別会計決算総括表をご覧ください。 歳入総額8,672万円、歳出総額7,931万円で、
歳入歳出差引額は741万円の黒字決算で、実質収支額も同額でございます。 次に、330・331ページの歳入をご覧ください。 1款事業収入は売電収入が4,936万1,000円で、前年度より786万2,000円減額となりました。 歳入総額は前年度より2,067万6,000円減額し、予算現額に対する予算執行率は108.2%、調定額に対する収納率は100%となっております。 次に、332・333ページの歳出をご覧ください。 1款総務費は3,353万3,000円で、前年度より526万6,000円減額となりました。修繕料の減額が主な要因となっております。 2款基金積立金では、風車発電基金に4,060万8,000円の積み立てを行っております。これにより令和2年度末における基金残高は、2億621万1,000円となりました。 歳出総額は前年度より139万3,000円の増額となり、予算執行率は99.0%となっております。 以上が、令和2年度の一般会計と四つの特別会計の歳入歳出決算の概要となります。 なお、財産の状況につきましては、決算書末尾の340ページ以降の財産に関する調書に記載してあるとおりでございます。 これで、私からの説明を終わらせていただきます。
◎企業課長 続きまして、議案第65号「令和2年度庄内町
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、議案第66号「令和2年度庄内町
下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、議案第67号「令和2年度庄内町
ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」、特徴的な部分を中心に、その概要を説明申し上げます。 最初に、
水道事業会計決算書12ページ、令和2年度庄内町水道事業報告書をご覧ください。 1.概況、(1)総括事項でございますが、有収水量は246万6,747立法メートルで、前年度比100.7%、1万6,296立法メートルの増加となり、給水収益は4億9,875万4,000円、前年度に比較し231万4,000円の増収となりました。有収率は、前年度同率の95.4%となりました。業務状況では、給水人口が前年度より341人減少、給水戸数で5戸増加、給水件数で35件増加となり、
給水区域内普及率は、前年度同率の99.5%となりました。経営の状況では、収益的収支におきましては、収益5億8,829万円、費用5億5,516万2,000円で、当年度純利益は3,312万8,000円となりました。資本的収支におきましては、収入額5,193万2,000円、支出額2億1,752万6,000円で、収入額が支出額に不足する額1億6,559万4,000円は、補てん財源によって全額補てんしております。(2)議会議決事項から、13ページ(5)料金その他給水条件の設定・変更に関する事項までにつきましては記載のとおりです。 14ページをご覧ください。2.工事(1)建設改良工事の概況でございますが、構築物計で工事費5,841万8,580円、機械装置計で工事費1,408万円、工具器具及び備品購入計で49万7,640円、合計で7,299万6,220円となりました。 15ページから18ページまでは、3.業務として、業務量、事業収入に関する事項、事業費に関する事項を記載しておりますので、ご参照ください。 19・20ページの供給単価及び給水原価をご覧ください。令和2年度における供給単価は202.19円で、前年度比0.4円減少、給水原価は195.23円で、前年度比2.88円増加、差し引き1立法メートル当たり損益はプラス6.96円となり、前年度比3.28円損益が悪化しました。 21・22ページにつきましては、4.会計として、重要契約の要旨、企業債及び一時借入金の概況等を記載しておりますので、ご参照ください。 23ページをご覧ください。キャッシュ・フロー計算書です。資金が期首に比較し5,461万3,370円増加し、資金期末残高は3億9,635万1,753円となりました。 24ページ以降につきましては、収益費用、固定資産、企業債の明細を、30ページには注記事項を記載しておりますので、ご参照ください。 戻っていただいて、1ページをご覧ください。決算報告書です。なお、決算報告書につきましては、消費税込の額となっております。1・2ページには収益的収入及び支出を、3・4ページには資本的収入及び支出を記載しています。 6ページをご覧ください。損益計算書です。1.営業収益から、2.営業費用を差し引いた営業損失は1,802万3,723円。3.営業外収益から、4.営業外費用を差し引いた営業外利益は5,115万1,886円となり、経常利益は3,312万8,163円。同額が当年度純利益となりました。この純利益に前年度繰越剰余金を加え、当年度未処分利益剰余金5,488万2,053円となるものです。 7・8ページをご覧ください。剰余金計算書です。当年度末残高で資本金は、前年度と変わらず14億3,221万7,079円、剰余金のうち資本剰余金合計は196万6,594円、利益剰余金合計は、当年度純利益3,312万8,163円を未処分利益剰余金に経理し3億7,549万3,893円、資本合計は18億967万7,566円となりました。 9ページをご覧ください。剰余金処分計算書案です。当年度未処分利益剰余金全額を繰越利益剰余金とし、次年度以降の損失に備える予定としたものです。 10ページをご覧ください。貸借対照表です。資産の部、1.固定資産は、(1)有形固定資産、(2)投資その他の資産の合計で41億1,782万9,078円。2.流動資産、(1)現金預金は3億9,635万1,753円、(2)未収金は、未収金合計から貸倒引当金を差し引き913万119円、(3)貯蔵品、(4)前払金を加えた流動資産合計は4億1,097万7,475円、資産合計としては45億2,880万6,553円となりました。 次に11ページをご覧ください。負債の部、3.固定負債、4.流動負債、5.繰延収益を加えた負債合計は27億1,912万8,987円。資本の部、6.資本金は14億3,221万7,079円。7.剰余金は、(1)資本剰余金、(2)利益剰余金、合計で3億7,746万487円。資本金と剰余金を合算した資本合計は18億967万7,566円で、負債資本合計が45億2,880万6,553円、貸借同額となるものです。 水道事業会計の令和2年度決算は、全体の約7割を占める一般用が前年度比で増加するなど増収となった一方、減価償却費や修繕費の増加による費用増もあり、事業全体としては「増収減益」となりました。引き続き効率的な事業運営を図り、安心・安全な水の供給を行ってまいります。 次に、
下水道事業会計決算について申し上げます。決算書12ページ、令和2年度庄内町下水道事業報告書をご覧ください。 1.概況、(1)総括事項でございますが、有収水量は176万2,282立法メートルで、前年度比100.8%、1万3,373立法メートルの増加となり、下水道収益は2億5,750万2,000円、前年度に比較し211万6,000円の増収となりました。有収率は、前年度より6ポイント減少し97.9%となりました。業務状況では、処理区域内人口が前年度より332人減少、水洗化人口で158人減少、件数で11件の増加となり、普及率は前年度より0.1ポイント増加し97.8%、水洗化率は前年度より0.7ポイント増加し90.3%となりました。経営の状況では、収益的収支におきましては、収益9億8,096万円、費用9億4,315万1,000円で、当年度純利益は3,780万9,000円となりました。資本的収支におきましては、収入額7億498万7,000円、支出額7億1,588万2,000円で、収入額が支出額に不足する額1,089万5,000円は、補てん財源によって全額補てんしております。(2)議会議決事項から、13ページ(5)使用料その他処理条件の設定・変更に関する事項までにつきましては、記載のとおりです。 14ページをご覧ください。2.工事、(1)建設改良工事の概況でございますが、構築物計で、工事費1,761万5,400円、機械装置計で工事費1,100万円、建設仮勘定計で費用3,876万4,000円、施設利用権計で費用4,041万2,484円、事務費636万5,932円、合計で1億1,415万7,816円となりました。 15ページから18ページまでは、3.業務として、業務量、事業収入に関する事項、事業費に関する事項を記載しておりますので、ご参照ください。 19・20ページの使用料単価及び汚水処理原価をご覧ください。令和2年度における使用料単価は146.12円で、前年度比0.09円増加、汚水処理原価は202.09円で、前年度比13.61円減少、使用料回収率は72.3%で、前年度比4.6ポイント改善しました。 21・22ページにつきましては、4.会計として、重要契約の要旨、企業債及び一時借入金の概況等を記載しておりますので、ご参照ください。 23ページをご覧ください。キャッシュ・フロー計算書です。資金が期首に比較し1,814万6,646円増加し、資金期末残高は8,586万2,740円となりました。 24ページ以降につきましては、収益費用、固定資産、企業債の明細を、41ページには注記事項を記載しておりますので、ご参照ください。 戻っていただいて、1ページをご覧ください。決算報告書です。1・2ページには、収益的収入及び支出を、3・4ページには、資本的収入及び支出を記載しています。 6ページをご覧ください。損益計算書です。1.営業収益から、2.営業費用を差し引いた営業損失は、5億5,659万6,410円。3.営業外収益から、4.営業外費用を差し引いた営業外利益は、5億9,440万5,977円となり、経常利益は3,780万9,567円。同額が当年度純利益となりました。この純利益に、前年度繰越剰余金と、補てん財源となる、その他未処分利益剰余金変動額を加え、当年度未処分利益剰余金4,348万4,280円となるものです。 7・8ページをご覧ください。剰余金計算書です。当年度末残高で資本金は、前年度と変わらず50億8,051万1,795円、利益剰余金合計は、当年度純利益3,780万9,567円を未処分利益剰余金に経理し4,948万4,280円、資本合計は51億2,999万6,075円となりました。 9ページをご覧ください。剰余金処分計算書案です。当年度未処分利益剰余金の内、次年度以降の資本的収支不足額の補てんに備えるために、1,000万円を減債積立金、1,000万円を建設改良積立金に積み立てるものです。 10ページをご覧ください。貸借対照表です。資産の部、1.固定資産は、(1)有形固定資産、(2)無形固定資産、(3)投資その他の資産の合計で174億5,174万1,025円。2.流動資産、(1)現金預金は8,586万2,740円、(2)未収金は、未収金合計から貸倒引当金を差し引き4,502万9,386円、流動資産合計は1億3,089万2,126円、資産合計としては175億8,263万3,151円となりました。 次に11ページをご覧ください。負債の部、3.固定負債、4.流動負債、5.繰延収益を加えた負債合計は124億5,263万7,076円。資本の部、6.資本金は50億8,051万1,795円。7.剰余金は、利益剰余金合計で4,948万4,280円。資本金と剰余金を合算した資本合計は51億2,999万6,075円で、負債資本合計が175億8,263万3,151円、貸借同額となるものです。
下水道事業会計の令和2年度決算は、償還終了に伴う一般会計繰入金の減額や企業会計移行に伴う特別損失の皆減もあり、事業全体としては「減収増益」となりました。今後も維持管理と更新が事業の主体となりますが、効率的な事業運営に努めてまいります。 最後に、ガス事業会計決算について申し上げます。ガス事業会計決算書12ページ、令和2年度庄内町ガス事業報告書をご覧ください。 1.概況、(1)総括事項でございますが、販売ガス量は382万6,137立法メートルで、前年度比101.9%、6万9,819立法メートルの増加となり、ガス売上は4億4,775万3,000円、前年度に比較し1,216万9,000円の減収となりました。需要家保安対策としてのマイコンメーター交換は、688台となりました。業務状況では、供給件数が前年度より33件減少、販売ガス量は、前年度比101.9%、ガス売上では、前年度比97.4%と減少しました。経営の状況では、収益的収支におきましては、収益4億7,230万1,000円、費用4億2,583万7,000円で、当年度純利益は4,646万4,000円となりました。 資本的収支におきましては、収入額3,424万7,000円、支出額1億51万9,000円で、収入額が支出額に不足する額6,627万2,000円は、補てん財源によって全額補てんしております。(2)議会議決事項から、13ページ(5)料金その他供給条件の設定・変更に関する事項までにつきましては記載のとおりです。14ページをご覧ください。2.工事、(1)建設改良工事の概況でございますが、導管計で工事費7,049万8,478円、建物計で工事費197万4,610円、機械装置計で工事費1,738万5,830円、工具器具及び備品購入計で49万7,640円、合計で9,035万6,558円となりました。 15ページから18ページにつきましては、3.業務として、業務量、事業収入に関する事項、事業費に関する事項を記載しておりますので、ご参照ください。 19・20ページの1立法メートル当たり損益をご覧ください。1立法メートル当たり収益は117.02円で、前年度比5.42円減少、1立法メートル当たり費用は105.73円で、前年度比13.51円減少、差し引き1立法メートル当たり損益はプラス11.29円となり、前年度比8.09円、損益が改善しました。 21・22ページにつきましては、4.会計として、重要契約の要旨、企業債及び一時借入金の概況等を記載しておりますので、ご参照ください。 23ページをご覧ください。キャッシュ・フロー計算書です。資金が期首に比較し7,039万6,444円増加し、資金期末残高は5億3,090万8,288円となりました。 24ページ以降につきましては、収益費用、固定資産、企業債の明細を、29ページには注記事項を記載しておりますので、ご参照ください。 戻っていただいて、1ページをご覧ください。決算報告書です。1・2ページには、収益的収入及び支出を、3・4ページには、資本的収入及び支出を記載しています。 6ページをご覧ください。損益計算書です。1.営業収益から、2.営業費用、3.その他営業費用を差し引いた営業利益は3,530万7,472円となりました。4.営業外収益から5.営業外費用を差し引いた営業外利益は1,115万6,167円、経常利益は4,646万3,639円。同額が当年度純利益となりました。この当年度純利益に、前年度繰越剰余金を加え6,869万2,004円の当年度未処分利益剰余金となるものです。 7・8ページをご覧ください。剰余金計算書です。当年度末残高で資本金は、前年度と変わらず2億5,898万7,408円、利益剰余金合計は、当年度純利益4,646万3,639円を未処分利益剰余金に経理し7億5,544万4,677円、資本合計は10億1,443万2,085円となりました。 9ページをご覧ください。剰余金処分計算書案です。当年度未処分利益剰余金全額を繰越利益剰余金とし、次年度以降の損失に備える予定としたものです。 10ページをご覧ください。貸借対照表です。資産の部、1.固定資産は、(1)有形固定資産、(2)無形固定資産、(3)投資その他の資産の合計で8億1,424万7,635円。2.流動資産、(1)現金預金は5億3,090万8,288円、(2)未収金合計から貸倒引当金を差し引き771万8,921円、(3)製品、(4)貯蔵品、(5)前払金を加えた流動資産合計は、5億4,495万8,403円、資産合計としては13億5,920万6,038円。 次に11ページをご覧ください。負債の部、3.固定負債、4.流動負債、5.繰延収益を加えた負債合計は3億4,477万3,953円。資本の部、6.資本金は2億5,898万7,408円。7.剰余金は、利益剰余金合計で7億5,544万4,677円。資本金と剰余金を合算した資本合計は10億1,443万2,085円で、負債資本合計が13億5,920万6,038円、貸借同額となるものです。 ガス事業会計の令和2年度決算は、新型コロナウイルスの影響により、収益・費用両面で大きなウエイトを占める原料費が最大で約3割下落した結果、純利益が大幅増の「減収増益」となりました。ただし、原料の大半を占めるLNG価格は現在、コロナ禍前に戻りつつあり、大幅な増益は一時的なものと見ています。引き続き東北地方でトップクラスの低廉な価格を維持しつつ、健全経営に努め、安心・安全かつ安定供給に努めてまいります。 以上が企業会計決算の概要であります。
○議長 以上をもって、「令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について」他7案件の説明を終わります。 午前10時50分まで休憩します。 (10時28分 休憩)
○議長 再開します。 (10時50分 再開) 次に、監査委員より審査意見書が提出されておりますので、監査委員の説明を求めます。
◎監査委員 それでは、先に提出しておりました審査意見書につきまして、監査委員を代表いたしましてご説明申し上げます。 最初に令和2年度一般会計並びに特別会計審査意見書の2ページをご覧ください。 1.審査の概要につきましては記載のとおりでございます。 2.審査の結果につきましては、審査に付された各会計
歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、及び財産に関する調書は関係法令に準拠して作成されており、その係数も正確で適正な決算と認めたところでございます。 次に3ページから9ページまでは決算の状況となっています。初めに3ページをご覧ください。当年度の決算状況を見ますと、一般会計と特別会計を合わせた純計決算額は歳入が209億286万7,000円で、歳出が199億5,445万円となり、歳入歳出差し引きが9億4,841万7,000円の黒字決算となっております。また、4ページの中程にあります翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は9億843万8,000円の黒字となっております。 次に6ページをご覧いただきたいと思います。第5表は歳入の構成を表した表でございます。歳入総額に占める自主財源の割合は前年度に対しマイナス1億520万9,000円、マイナス2.5%となっております。その主なものは町税が664万3,000円、0.3%の増、繰越金が2億1,104万4,000円、30%の増となっております。 次に7ページの歳出でありますが、前年度に比べ16億1,205万8,000円増加し、予算減額に対する執行率は94.1%となっております。 次に9ページをご覧ください。ここは一般会計の主要財務比率を表した表であります。これは第9表のとおりで、前年度と比較しまして、財政力指数は0.01ポイント増加し、経常収支比率は98.0%で、1.4ポイント減少しております。その主な要因は公債費の減少によるものと考えるところでございます。また、公債費比率は1.3ポイント低くなり、起債制限比率は0.2ポイント高くなっております。 10ページから16ページは款別の歳入状況を表しております。 また、17ページから21ページは款別の歳出状況を表しております。 16ページに歳入決算の状況についてまとめを、また、21ページに歳出決算についてのまとめを述べておりますので、それぞれご覧いただきたいと思います。 次に、23ページから27ページまでは、各特別会計の審査内容でありますが、各事業は当初の目的を達しており、財務会計も適切であると認めましたので、各会計歳入歳出の説明は省略し、審査意見は最後にまとめて申し上げることといたします。 28ページから29ページまでは財産に関する調書、令和2年度基金の運用状況審査意見であります。令和2年度基金の運用状況審査意見でありますが、地方自治法第241条第5項によって各基金の運用状況を審査した結果は経理に誤りなく、設置条例及び規則に基づいて適正に処理されており、基金の運用状況は妥当であると認めたところであります。また、これらの基金は将来の財政運営の弾力性確保に重要な役割を持つものであり、今後とも基金の充実と適正な運用を期待するものであります。 30ページは結びでございます。令和2年度の予算編成方針は上から7行目辺りですが、本町が進める日本一住みやすく住み続けたい町を実現するためにより効果的、効率的な事業の遂行を大前提に、大胆な取捨選択と見直しを行いながら、積み上げ方式から一般財源枠配分方式による予算編成を基本に予算を作り上げていくことを前提に、将来の世代へ負担軽減に向け財政基盤の強化や健全性を考慮しての予算づくりとなっております。 一般会計の決算状況は30ページの中程でありますが、実質収支、実質単年度収支はそれぞれ黒字となりましたが、単年度収支は赤字となりました。 31ページでありますが、一方、町債残高は臨時財政対策債45億3,029万8,000円を含めて、令和2年度末で総額160億8,698万8,000円となっております。これまでの大規模事業の起債の償還、公共施設の老朽化対策経費や社会保障関係費の増加等により将来の負担が年々大きくなっていることから、各種施策、事業の精査を的確に行い、効果的、効率的な財政運営に努めていただきたいと考えます。
国民健康保険特別会計他、3特別会計の歳入歳出決算はそれぞれ黒字決算となっており、事業内容も目的別に適切であったと認めたところでございます。ただし一般会計からの繰り出しが増加傾向にあることから、今後注視をしていく必要があろうと考えます。庄内町が目指す日本一住みやすく住み続けたい町の実現に向けて、町民の参画と協働を基本とし、未来へ繋がる持続可能な自立するまちづくりを進めていくために住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を挙げるよう引き続きの努力を期待するものであります。以上で一般会計と特別会計の説明を終わります。 続きまして、令和2年度庄内町水道下水道ガス事業会計の意見書の説明を行います。 2ページをお開き願います。 1.審査の概要につきましては記載のとおりでございます。 2.審査の結果につきましては令和2年度庄内町水道事業会計決算及び令和2年度庄内町下水道会計決算並びに令和2年度庄内町ガス事業会計決算について、それぞれ決算報告書、財務書評及び付属書類を関係帳票書類と照合審査を行った結果、地方公営企業関係法令に準拠して作成されており、係数も正確で、経営成績及び財務状態を的確に表示しており、適正な決算と認めたところであります。 3ページをご覧願います。水道事業の収益的収支について、表した表であります。当年度純利益は3,312万8,163円の決算となっております。次に9ページをご覧願います。経営分析でございます。下段の供給単価と給水原価の比較で1立法メートル当たりの損益では令和2年度はプラス6.96円となり、前年度対比では3.28円のマイナスになりながらも依然プラスで推移しているところです。なお、令和元年度の類似団体平均はマイナス8.41円であることから見れば、健全経営を維持している状況であります。 13・14ページをご覧ください。水道事業財務分析であります。総収益は前年度対比プラス321万5,021円、計上損益は前年度比マイナス581万9,717円で総費用、経常費用は前年度対比約900万円増加しております。全体的な状況としては人口減少に伴う給水収益の減少傾向が続いており、依然として厳しい環境であると思います。 次に16ページをご覧ください。下水道事業の収益的収支です。下表の最下段でございますが、3,780万9,567円の純利益の計上となっております。下水道事業については特別会計からの移行2年目となり、純利益の計上となっておりますが、前年度対比で総収益、計上収益ともにマイナスになっていることから今後の経営について注視していく必要があると考えます。 次に29ページをご覧ください。ガス事業の収益的収支でございます。4,646万3,629円の当年度純利益の計上となっております。 次に35ページ、ガス事業の経営分析でございます。最下段に1立法メートル当たりの損益が出ていますが、11.29円で前年対比8.09円のプラスになっております。 39・40ページの財務分析をご覧ください。ガス事業については、経営は全体的に安定していることを示しております。 42・43ページは水道事業の結びでございます。43ページの総括をご覧ください。令和2年の水道事業会計決算は損益計算書に示すとおり、純利益3,312万8,163円、1立法メートル当たりの損益は6.96円と黒字を計上したところでございます。しかし、人口減少に伴う給水収益の減少も続く中で、今後も想定される水道ライフラインの更新のための費用増や老朽管入れ替え工事等の建設改良にかかる費用増に備え、水道事業の運営基盤強化を図ることはもとより、事業の広域化の実現に向けた検討を進め、さらなる収納率の向上に努めるなど、一層の費用の削減や計画的な維持管理に取り組むことが必要と考えるものであります。 44・45ページをご覧ください。下水道事業の結びであります。45ページの総括をご覧いただきたいと思います。令和2年度下水道事業決算は当年度純利益3,780万9,567円を計上したところでありますが、人口減少に伴う下水道事業への影響は非常に大きく、農業集落排水処理施設14施設を含めた施設の維持管理に要する費用を見据えながらも一層の経費の削減に努めるなど、今後も計画的な維持管理に努め、健全経営が図られるようにさらなる経営努力を求めるものでございます。 46・47ページ、ガス事業の結びであります。47ページの総括をご覧いただきたいと思います。令和2年度ガス事業決算は当年度純利益4,646万3,629円を計上したところでありますが、ガス売上原価の圧縮などにより、結果的に単年度黒字を計上できたものと考えられます。今後も想定される供給件数、消費人員の減少に伴う事業規模の縮小等を見据え、中長期的な視野に立ち、しっかりした財政基盤を確立する経営に努め、一層の経営に努力されたいと考えます。以上で審査意見書の説明を終わります。 最後に、地方公共団体財政健全化法に基づく第3条第1項及び第22条第1項に基づいて審査しました令和2年度庄内町財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率審査意見書につきまして説明いたします。 開いていただきまして、初めに令和2年度庄内町財政健全化判断比率について申し上げます。1.審査の対象、2.審査の期間、3.審査の概要は記載のとおりでございます。4.審査の結果につきましては審査に付された財政健全化判断比率を算定の基礎となる事項を記載した書類の作成はいずれも適正に行われているものと認めたところでございます。5.審査意見につきましては記載のとおりでございます。なお、表中の横バーは連結実質赤字額がない状態を示しております。 次に、令和2年度公営企業資金不足比率について申し上げます。1.審査の対象、2.審査の期間、3.審査の概要は記載のとおりでございます。4.審査の結果につきましては審査に付された資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類の作成はいずれも適正に行われているものと認めたところであります。5.審査意見につきましては記載のとおりで、各会計は資金不足が生じていないため良好であるという審査意見内容になっております。以上で審査意見書の説明を終了します。
○議長 以上をもって、決算8案件の説明並びに審査の報告を終わります。 おはかりします。ただいま議題となっております、議案第60号「令和2年度庄内町
一般会計歳入歳出決算の認定について」から議案第67号「令和2年度庄内町
ガス事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」までの決算8案件の審査のため、先に議会運営委員長報告のとおり、「
決算特別委員会の設置について」を議題とし、議決の上で、設置される
決算特別委員会に付託し、審査していただきたいが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長 異議なしと認めます。 日程第9、発議第3号「
決算特別委員会の設置について」を議題とします。 おはかりします。本案については、お手元に配布いたしました「
決算特別委員会の設置について」のとおり設置することとしていかがですか。 (「異議なし」の声あり)
○議長 異議なしと認め、本案は、原案のとおり決定いたしました。 おはかりします。ただいま設置されました
決算特別委員会に、地方自治法第96条第1項の権限を委任することといたしたいが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長 異議なしと認め、
決算特別委員会に地方自治法第96条第1項の権限を委任することに決定いたしました。 なお、委員長選任のための委員会を庄内町議会委員会条例第10条第1項の規定により本職名で、本日、本会議終了後、
決算特別委員会を招集いたします。 午後1時まで休憩します。 (11時08分 休憩)
○議長 再開します。 (13時00分 再開) 社会教育課長より発言したい旨の申し出がありましたので、これを許します。
◎社会教育課長 昨日可決いただきました議案第74号「庄内町立図書館設置及び管理条例の一部を改正する条例の設定」の審議におきまして、澁谷勇悦議員からの2回目の質問に対する答弁の際、狩川まちづくりセンターと申し上げるべきところ、立川まちづくりセンターと誤った発言をいたしました。お詫び申し上げますとともに訂正いただきますよう議長のお取り計らいをお願いするところでございます。以上です。
○議長 社会教育課長申し入れのとおり対応いたします。 日程第10、「一般質問」を議題とします。
◆10番(小林清悟議員) それでは、先に通告しております内容につきましてお伺いいたします。内容は、政治姿勢についてであります。町長は、この度の町長選挙においてチェンジを旗印にいくつかの公約を掲げられました。以下について具体的な考え方をお伺いいたします。 (1)といたしまして、医療や買い物で不自由しない町をつくるとしていますが、どのような考えがあってこのように掲げられたのでしょうか。お伺いいたします。 次に(2)といたしまして、町長が先頭に立ち、プロジェクトチームをつくり企業を誘致するとしていますが、どのような考えがあってこのように掲げられたのでしょうか。お伺いいたします。 以上1回目の質問といたします。