天童市議会 > 2020-02-27 >
02月27日-01号

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  1. 天童市議会 2020-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 天童市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    令和 2年  3月 定例会(第6回)             第6回定例会会議録     令和2年2月27日(木曜日) 午前10時00分開会        山崎 諭議長     水戸芳美副議長 ●出席議員(22名) 1番 佐藤孝一議員   2番 五十嵐浩之議員  3番 野口さつき議員 4番 古澤義弘議員   5番 熊澤光吏議員   6番 笹原隆義議員 7番 三宅和広議員   8番 遠藤喜昭議員   9番 佐藤俊弥議員10番 渡辺博司議員  11番 武田正二議員  12番 水戸芳美議員13番 遠藤敬知議員  14番 村山俊雄議員  15番 狩野佳和議員16番 松田光也議員  17番 山口桂子議員  18番 石垣昭一議員19番 鈴木照一議員  20番 水戸 保議員  21番 伊藤和子議員22番 山崎 諭議員 ●欠席議員    なし ●出席要求による出席者職氏名山本信治   市長         新関 茂   副市長遠藤 浩   総務部長       桃園正幸   健康福祉部長松浦和人   市民部長       森谷倫祥   経済部長       建設部長(併)           総務部伊藤芳春              大木 真       上下水道事業所長          地方創生推進監齋藤忠浩   天童市民病院事務局長 新関知己   消防長湯村耕司   総務部総務課長    結城洋史   総務部財政課長相澤一彦   教育長        大内淳一   教育次長                         農業委員会堀越重助   農業委員会会長    武田文敏                         事務局長       選挙管理委員会           選挙管理委員会水戸部光昭             今野浩一       委員長               事務局長奥山吉行   監査委員       加藤美枝   監査委員事務局長●出席した事務局職員                         事務局長補佐(兼)佐藤 雅   事務局長       清野正人                         議事係長       事務局長補佐(兼)横倉ひとみ             蜂谷幸太   調査係長       庶務係長                         庶務係(兼)渡邉絵美   調査係行政主査    武田 瑛                         議事係主任 ●議事日程     令和元年度第6回天童市議会定例会会期日程表                           (令和2年3月)月日曜日開議時刻会議名場所備考2月27日木午前10時本会議議場会期の決定 会議録署名議員の指名 諸般の報告 委員会付託省略案件の上程 提案理由の説明 予算議案の概要説明・質疑・討論・表決 委員会付託案件の上程 施政方針及び提案理由の説明 予算議案の概要説明 予算特別委員会の設置及び議案付託 議案の委員会付託2月28日 2月29日 3月1日金 土 日休会3月2日 3月3日月 火午前10時本会議議場市政に対する一般質問3月4日水午前10時総務教育常任委員会議員協議会室付託案件の審査3月5日木午前10時環境福祉常任委員会議員協議会室付託案件の審査3月6日金午前10時経済建設常任委員会議員協議会室付託案件の審査3月7日 3月8日土 日休会3月9日 3月10日 3月11日 3月12日月
    火 水 木午前10時予算特別委員会議員協議会室付託案件(当初予算)の審査3月13日金午前10時予算特別委員会議員協議会室付託案件(当初予算)の討論・表決3月14日 3月15日 3月16日 3月17日土 日 月 火休会3月18日水午前10時本会議議場委員長審査報告 質疑・討論・表決 議事日程第1号              令和2年2月27日(木曜日)午前10時開会第1 会期の決定第2 会議録署名議員の指名第3 諸般の報告 ア 議会事務処理状況報告         イ その他第4 報第12号 天童市高齢者健康福祉施設建築主体その他工事請負契約の一部変更の専決処分の承認を求めることについて第5 議第98号 天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について第6 議第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて第7 議第66号 令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)第8 議第67号 令和元年度天童国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第9 議第68号 令和元年度天童介護保険特別会計補正予算(第4号)第10 議第69号 令和元年度天童後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)第11 議第70号 令和元年度天童工業団地整備事業特別会計補正予算(第3号)第12 議第71号 令和元年度天童市民病院事業会計補正予算(第2号)第13 議第72号 令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第2号)第14 議第100号 令和元年度天童一般会計補正予算(第10号)第15 議第101号 令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第3号)第16 議第102号 建設工事請負契約解除に伴う仲裁手続に係る和解について第17 議第73号 令和2年度天童一般会計予算第18 議第74号 令和2年度天童国民健康保険特別会計予算第19 議第75号 令和2年度天童用地買収特別会計予算第20 議第76号 令和2年度天童市財産区特別会計予算第21 議第77号 令和2年度天童介護保険特別会計予算第22 議第78号 令和2年度天童市民墓地特別会計予算第23 議第79号 令和2年度天童後期高齢者医療特別会計予算第24 議第80号 令和2年度天童工業団地整備事業特別会計予算第25 議第81号 令和2年度天童水道事業会計予算第26 議第82号 令和2年度天童市民病院事業会計予算第27 議第83号 令和2年度天童公共下水道事業会計予算第28 議第84号 地方自治法第96条第2項の規定に基づき議会の議決すべき事件を定める条例の一部改正について第29 議第85号 地方自治法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の設定について第30 議第86号 天童市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について第31 議第87号 天童市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について第32 議第88号 天童市特別職に属する者の給与に関する条例及び天童市民病院事業の管理者の給与等に関する条例の一部改正について第33 議第89号 天童市市税条例等の一部改正について第34 議第90号 天童市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について第35 議第91号 天童市山本福祉ボランティア活動基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について第36 議第92号 天童市立保育園設置条例の一部改正について第37 議第93号 天童市児童館設置条例の一部改正について第38 議第94号 天童市交通指導員設置条例の廃止について第39 議第95号 天童市市営住宅条例の一部改正について第40 議第96号 天童市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について第41 議第97号 山形市との間において締結した定住自立圏形成協定を廃止することについて第42 予算特別委員会の設置及び議案付託第43 議案の付託          議案付託表                      (令和元年度第6回定例会)付託委員会議案番号件名予算特別委員会議第73号令和2年度天童一般会計予算議第74号令和2年度天童国民健康保険特別会計予算議第75号令和2年度天童用地買収特別会計予算議第76号令和2年度天童市財産区特別会計予算議第77号令和2年度天童介護保険特別会計予算議第78号令和2年度天童市民墓地特別会計予算議第79号令和2年度天童後期高齢者医療特別会計予算議第80号令和2年度天童工業団地整備事業特別会計予算議第81号令和2年度天童水道事業会計予算議第82号令和2年度天童市民病院事業会計予算議第83号令和2年度天童公共下水道事業会計予算付託委員会議案番号件名総務教育常任委員会議第84号地方自治法第96条第2項の規定に基づき議会の議決すべき事件を定める条例の一部改正について議第85号地方自治法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の設定について議第87号天童市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について議第88号天童市特別職に属する者の給与に関する条例及び天童市民病院事業の管理者の給与等に関する条例の一部改正について議第89号天童市市税条例等の一部改正について議第90号天童市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について議第96号天童市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について議第97号山形市との間において締結した定住自立圏形成協定を廃止することについて環境福祉常任委員会議第86号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について議第91号天童市山本福祉ボランティア活動基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について議第92号天童市立保育園設置条例の一部改正について議第93号天童市児童館設置条例の一部改正について議第94号天童市交通指導員設置条例の廃止について経済建設常任委員会議第95号天童市市営住宅条例の一部改正について ●本日の会議に付した事件  議事日程のとおり △開会 ○山崎諭議長 ただいまから、2月14日に招集告示されました令和元年度第6回天童市議会定例会を開会いたします。 △開議 ○山崎諭議長 本日の会議は全員出席でありますので、直ちに会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。 △会期の決定 ○山崎諭議長 日程第1、会期の決定を議題といたします。 会期など議事日程については、議会運営委員会に審議を願っておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。 遠藤敬知議会運営委員長。  〔遠藤敬知議会運営委員長 登壇〕 ◆遠藤敬知議会運営委員長 御報告申し上げます。 本日招集なりました令和元年度第6回天童市議会定例会の会期及び議事日程につきましては、2月19日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました結果、会期は本日から3月18日までの21日間とし、議事日程は皆様のお手元に配付しております日程表に従いまして運営することに決定しております。 以上で報告を終わります。 ○山崎諭議長 お諮りいたします。 会期など議事日程については、ただいまの議会運営委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月18日までの21日間と決定いたしました。 △会議録署名議員の指名 ○山崎諭議長 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。   7番 三宅和広議員   8番 遠藤喜昭議員   9番 佐藤俊弥議員 以上3名を指名いたします。 △諸般の報告 ○山崎諭議長 次に、日程第3、諸般の報告を行います。 議会事務処理状況などについて、事務局長に報告させます。 佐藤事務局長。 ◎佐藤雅事務局長 諸般の報告を申し上げます。 議会の事務処理状況につきましては、12月定例会以降の事務処理状況タブレット端末に送付しております。 また、市監査委員から送付ありました定例監査の結果及び例月出納検査結果の一覧並びに今定例会に説明員として出席通知ありました方の職氏名の一覧表につきましても、タブレット端末に送付しておりますので御覧くださるようにお願い申し上げます。 以上、諸般の報告にかえさせていただきます。 ○山崎諭議長 以上で諸般の報告を終わります。 △報第12号 天童市高齢者健康福祉施設建築主体その他工事請負契約の一部変更の専決処分の承認を求めることについて ○山崎諭議長 次に、日程第4、報第12号天童市高齢者健康福祉施設建築主体その他工事請負契約の一部変更の専決処分の承認を求めることについて議題といたします。 △市長報告 ○山崎諭議長 これより市長の報告を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 おはようございます。 本日ここに、令和元年度第6回天童市議会定例会を開催し、令和2年度天童一般会計予算をはじめ、諸議案を提案するに当たり、その大要について御説明申し上げます。 最初に、報第12号天童市高齢者健康福祉施設建築主体その他工事請負契約の一部変更の専決処分の承認を求めることについて申し上げます。 高齢者健康福祉施設駐車場の工事に当たり、当該駐車場箇所が軟弱地盤であることが判明したことから、地盤改良のための土壌入れ替え工事に係る増工が必要となり、契約金額の変更が生じることになりました。 また、冬期間での工事ということから、工期内に竣工させるため、当該変更契約を速やかに締結する必要が生じたものであります。 このことにつき、地方自治法第179条第1項の規定により、議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行いましたので、御報告申し上げます。 よろしく御審議の上、御承認くださるようお願い申し上げます。 ○山崎諭議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております報第12号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの報第12号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 △質疑 ○山崎諭議長 これより質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 質疑なしと認め、終結いたします。 △討論 ○山崎諭議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。 △採決 ○山崎諭議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの報第12号については、原案のとおり承認することに決定いたしました。 △議第98号 天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について外1件 ○山崎諭議長 次に、日程第5、議第98号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について及び日程第6、議第99号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての議案2件を一括して議題といたします。 △提案理由の説明 ○山崎諭議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 議第98号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について申し上げます。 滝口順一委員は、本年3月13日をもって任期満了となりますが、同氏は識見、人格ともに固定資産評価審査委員会委員として適任と認められますので、再び選任しようとするものであります。 よろしく御審議の上、御同意くださるようお願い申し上げます。 次に、議第99号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて申し上げます。 奥山泰子委員は、本年6月30日をもって任期満了となりますが、同氏は識見、人格ともに人権擁護委員として適任と認められますので、再び推薦するため、議会の意見を求めるものであります。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○山崎諭議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案2件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案2件については委員会付託を省略することに決定しました。 △質疑 ○山崎諭議長 これより順次質疑を行います。 初めに、議第98号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 質疑なしと認めます。 次に、議第99号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 質疑なしと認め、終結いたします。 ここでお諮りいたします。 ただいまの議案2件は人事案件でありますので、先例により討論を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認め、討論を省略することに決定しました。 △採決 ○山崎諭議長 これより順次採決いたします。 初めに、議第98号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について採決いたします。 お諮りいたします。 議第98号について、これに同意することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、議第98号については、これに同意することに決定いたしました。 次に、議第99号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてお諮りいたします。 ただいまの議第99号について御意見はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、議第99号については、異議なしと認めることに決定いたしました。 △議第66号 令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)外6件 ○山崎諭議長 次に、日程第7、議第66号令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)から日程第13、議第72号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第2号)までの議案7件を一括して議題といたします。 △補正予算議案提案理由の説明 ○山崎諭議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 令和元年度天童市の一般会計、特別会計及び企業会計の補正予算案について、その大要を御説明申し上げます。 初めに、議第66号令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から1億3,742万5,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ273億478万8,000円とするものであります。 歳入の主な内容については、一つには、市税の増額であります。法人市民税及びたばこ税の増額が主なものであります。 次に、国庫支出金の増額であります。学校施設環境改善交付金及び子育てのための施設等利用給付交付金の増額が主なものであります。 次に、繰入金の減額であります。財源調整に伴う財政調整基金繰入金及び減債基金繰入金の減額が主なものであります。 歳出の主な内容については、一つには、商工費の減額であります。事業費の精査による工業団地整備事業特別会計繰出金の減額であります。 次に、土木費の減額であります。事業費の精査による道路維持工事費道路新設改良工事費の減額が主なものであります。 次に、教育費の増額であります。国の交付金の内示に伴う小学校施設整備工事費の増額及び教育振興基金元金積立金の増額が主なものであります。 予算第2条の繰越明許費については、第2表のとおり、次年度に繰り越すものであります。そのうち、県営土地改良事業地籍調査事業については、国の補正予算に伴う前倒しによるものであります。 予算第3条の債務負担行為の補正については、令和元年中に予定されていた借入れ実績がなかったため、廃止するものであります。 予算第4条の地方債の補正については、第4表のとおり、起債の限度額を変更するものであります。そのうち、地方道路等整備事業については、事業費の精査により減額するものであります。また、土地改良事業については、事業費の精査及び国の補正予算による前倒しに伴い増額し、並びに学校教育施設等整備事業については、国の交付金の追加内示に伴い増額するものであります。 次に、議第67号令和元年度天童国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 この補正予算は、既定の予算総額から13万8,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ63億8,667万9,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、国民健康保険制度関係業務事業費補助金の計上に伴う国庫支出金の増額のほか、額の確定に伴う県支出金の減額及び保険基盤安定繰入金に係る一般会計繰入金の増額が主なものであります。 歳出については、救急医療の確保に係る経費を市民病院事業会計へ繰り出すための直営診療施設勘定繰出金を減額するものであります。 次に、議第68号令和元年度天童介護保険特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に677万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ61億2,225万2,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、介護保険事業費補助金保険者機能強化推進交付金及び地域支援事業費の精査に伴う国庫支出金等の増額並びに一般事務経費等の精査に伴う一般会計繰入金の減額が主なものであります。 歳出については、事業の精査に伴う介護予防・生活支援サービスの事業費等の増額及び介護保険システム改修費の減額が主なものであります。 次に、議第69号令和元年度天童後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に249万9,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ7億1,332万6,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、保険基盤安定繰入金に係る一般会計繰入金を増額し、及び訪問指導事業に係る受託事業収入を計上するものであります。 歳出については、後期高齢者医療広域連合納付金及び一般会計繰出金を増額するものであります。 次に、議第70号令和元年度天童工業団地整備事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から9,408万1,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ3億3,382万2,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、事業の精査に伴う一般会計繰入金及び工業団地整備事業債の減額であります。 歳出については、事業の精査に伴う委託料、工業団地整備工事費土地購入費工事関連補償金及び長期債利子償還金の減額であります。 予算第2条の地方債の補正については、事業費の減額に伴い、第2表のとおり、起債の限度額を変更するものであります。 次に、議第71号令和元年度天童市民病院事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、収益的収入に関しては、医業収益については、入院患者数の増加及び各種加算等の取得による単価の増額に伴い、入院収益を増額するものであります。 収益的支出に関しては、医業費用について、患者数の増加により薬品費が増えたことに伴い、材料費を増額するものであります。 次に、議第72号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、収益的収入については、営業収益及び営業外収益における他会計負担金の減額であります。 収益的支出については、営業外費用における企業債利息を減額するものであります。 資本的収入については、企業債を減額し、及び他会計出資金を増額するものであります。 資本的支出については、建設改良費について、流域下水道建設事業費負担金を減額し、及び精査に伴い企業債償還金を増額するものであります。 なお、補正予算のうち、政策的判断を要した事業の概要については、後ほど副市長が御説明を申し上げます。 以上が令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)ほか6件の補正予算の大要であります。 よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。 △補正予算議案概要の説明 ○山崎諭議長 次に、予算議案の概要についての説明を求めます。 新関副市長。  〔新関 茂副市長 登壇〕 ◎新関茂副市長 議第66号令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)から議第72号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第2号)までの予算議案7件のうち、主に政策的判断を要した事業に係る補正予算につきまして、その概要を申し上げます。 補正予算書の事項別明細書30、31ページをお開きください。 下段の表中、3款1項1目社会福祉総務費について申し上げます。 31ページの右側説明の欄中、上段の基金積立金の福祉振興基金元金積立金につきましては、市民の福祉ボランティア活動を支援することを目的としまして、これまで株式会社山本製作所様からの寄附金を積み立てて、山本福祉ボランティア活動基金として運用してまいったところですが、目的がボランティア活動に限定されていることなどから、これまで活用される機会がございませんでした。そのため、同基金を有効に活用するため、寄附者である株式会社山本製作所様と協議し、山本福祉ボランティア活動基金を廃止し、福祉振興基金へ統合し、福祉施設の整備及び地域における福祉活動の促進などに活用を図ろうとするものであります。 次に、36、37ページをお開きください。 下段の表中、6款1項5目農地費について申し上げます。 37ページ右側の説明の欄中、農用地の整備に要する経費のうち、県営土地改良事業調査計画業務委託料につきましては、天童堰による農業用水の安定供給を図るとともに、近年の降雨量の増加による水路の溢水の防止と浸水被害の軽減を図るため、天童堰の改修計画を策定するものであり、このたびの国の補正予算を受けて、次年度に繰り越して実施するものであります。 さらにその下の、地籍調査に要する経費につきましても、先ほどと同様に、国の補正予算を受けての事業であり、蔵増地区の一部における測量調査に要する経費などを計上するとともに、次年度に繰り越して実施するものであります。 次に、42、43ページをお開きください。 中段の表中、10款2項1目学校管理費について申し上げます。 43ページ右側の説明の欄中、小学校の管理に要する経費の増額につきましては、天童南部小学校のプール改修事業に対しまして、国の交付金の追加内示があったことを受け、改修工事費等を計上するとともに、次年度に繰り越して事業を実施するものであります。 改修工事の内容につきましては、これまでの小学校プールの改修事業と同様に、給排水管、ろ過器等の設備を更新するほか、現在のコンクリート製の水槽をステンレス化するものであります。 以上、一般会計、特別会計及び企業会計に関する補正予算のうち、政策的判断を要した事業に係る主な内容について御説明申し上げました。 よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いを申し上げます。 ○山崎諭議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案7件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案7件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 △質疑 ○山崎諭議長 これより順次質疑を行います。 初めに、議第66号令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)について質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 質疑なしと認め、議第66号についての質疑を終結いたします。 次に、議第67号令和元年度天童国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から議第72号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第2号)までの議案6件について一括して質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 質疑なしと認め、議第67号から議第72号までの議案6件についての質疑を終結いたします。 △討論 ○山崎諭議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。 △採決 ○山崎諭議長 これより順次採決いたします。 最初に、議第66号令和元年度天童一般会計補正予算(第9号)について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第66号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、議第66号については原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議第67号令和元年度天童国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から議第72号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第2号)までの議案6件について、一括して採決を行います。 お諮りいたします。 ただいまの議案6件については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、議第67号から議第72号までの議案6件については原案のとおり可決することに決定いたしました。 △議第100号 令和元年度天童一般会計補正予算(第10号)外2件 ○山崎諭議長 次に、日程第14、議第100号令和元年度天童一般会計補正予算(第10号)から日程第16、議第102号建設工事請負契約解除に伴う仲裁手続に係る和解についてまでの議案3件を一括して議題といたします。 △補正予算議案提案理由の説明 ○山崎諭議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 議第100号令和元年度天童一般会計補正予算(第10号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に207万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ273億686万2,000円とするものであります。 その内容は、倉津川流域雨水流出抑制施設整備工事の契約解除に伴う仲裁手続において、和解を図るための公共下水道事業会計に対する負担金を計上するものであります。 この補正に係る財源としましては、財政調整基金繰入金を充当するものであります。 次に、議第101号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、収益的収入において一般会計から他会計負担金を増額するとともに、収益的支出において、倉津川流域雨水流出抑制施設整備工事の契約解除に伴う仲裁手続において和解を図るため、和解金として、営業費用における補償金を計上するものであります。 次に、議第102号建設工事請負契約解除に伴う仲裁手続に係る和解について申し上げます。 倉津川流域雨水流出抑制施設整備工事の契約解除に伴う山形県建設工事紛争審査会における仲裁手続において、和解勧告が示されたことから、本案に掲げる和解条項により相手方と和解するため、地方自治法第96条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上、3議案の提案理由について御説明申し上げました。よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。 ○山崎諭議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案3件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案3件については委員会付託を省略することに決定しました。 △質疑 ○山崎諭議長 これより議第100号令和元年度天童一般会計補正予算(第10号)から議第102号建設工事請負契約解除に伴う仲裁手続に係る和解についてまでの議案3件について質疑を行います。 質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 質疑なしと認め、終結いたします。 △討論 ○山崎諭議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。 △採決 ○山崎諭議長 これより順次採決いたします。 初めに、議第100号令和元年度天童一般会計補正予算(第10号)及び議第101号令和元年度天童公共下水道事業会計補正予算(第3号)について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案2件については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案2件については原案のとおり可決されました。 次に、議第102号建設工事請負契約解除に伴う仲裁手続に係る和解について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第102号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議第102号については原案のとおり可決されました。 △議第73号 令和2年度天童一般会計予算外24件 ○山崎諭議長 次に、日程第17、議第73号令和2年度天童一般会計予算から日程第41、議第97号山形市との間において締結した定住自立圏形成協定を廃止することについてまでの議案25件を一括して議題といたします。 △施政方針及び当初予算議案提案理由の説明 ○山崎諭議長 これより令和2年度施政方針並びに議第73号から議第97号までの議案25件について提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 令和元年度第6回天童市議会定例会に当たり、市政運営の基本的な考え方について所信の一端を申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。 私が市政をおあずかりして12年目になる令和2年度は、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。新しい時代の到来を予感させるとともに、躍動感ある年になるものと思う次第であります。初心を忘れることなく、新たな決意で臨んでまいる所存であります。 令和元年度を振り返りますと、市長就任以来一貫して掲げてきた子育て支援、観光・ものづくり、スポーツ・文化・健康づくりの三つの日本一への挑戦に向けた様々な施策に鋭意取り組み、市政の着実な発展を図ってまいりました。 増大する保育需要に対応するため、七つの認可保育所、小規模保育事業所等の整備を支援してまいりました。 成生児童館の後継施設については、民設民営による認定こども園として、他の施設と同様に今年4月利用開始に向け準備が進んでおります。 また、第3子以降保育料無料化事業については、国の幼児教育・保育の無償化に対応しながら継続するとともに、18歳までの子どもの医療費無料化事業にも引き続き取り組んでまいります。 一昨年の「二千局盤来」におけるギネス世界記録達成を記念し、参加者及び関係者全員の名前を刻んだモニュメントを舞鶴山に整備しました。また、プロ棋士の排出を目指した「指す将棋」の普及にも取り組み、「将棋のまち」のPRに努めたところであります。 降ひょうやリンゴ黒星病による果樹への被害が市内全域において発生したため、農薬散布等の防除に対し支援しました。補正予算に計上し、迅速な対応を図ったところであります。 高齢者健康福祉施設「天童温泉はな駒荘」は、老朽化したかまた荘とふれあい荘に代わる新たな施設として整備を進めており、今年4月にオープンします。健康づくりや憩いの場として、また、天童温泉の外湯として有効活用を図ってまいります。 スマートインターチェンジとしての整備検討を進めてきた(仮称)天童南インターチェンジについては、昨年9月に国の準備段階調査に採択されました。引き続き、早期の実現に向けて、関係機関、団体と協議を進めてまいります。 集落公園として整備を進めてきた原崎ふれあい公園が昨年12月に完成しました。今後、地域の皆様の憩いの場、また、災害時の避難場所として活用され、良好な住環境確保の一助となるものと期待しております。 老朽化した市立津山公民館の改築工事を実施いたしました。今年4月に供用開始し、地域活動の拠点として地域から愛される施設となるよう努めてまいります。 今年1月に山形市と連携中枢都市圏の形成に係る連携協約を締結しました。6市6町による連携により、一層の地域振興が図られるものと期待するものであります。 本市初となる3名の地域おこし協力隊員を今年度採用しました。観光、移住・定住、国際交流の分野で活動をしていただいております。 国際交流では、昨年7月に中国瓦房店市、今年1月にニュージーランド・マールボロウ市への市民訪問団を派遣しました。私も9年ぶりに中国を訪れ、両市の友好と瓦房店市の変貌を肌で感じてまいりました。 このように、本市のさらなる発展に向けて各種施策を確実に進めることができましたのは、議員の皆様をはじめ、多くの市民の皆様の御協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。 さて、国においては、一億総活躍社会の実現に向け、全世代型社会保障への改革や子育て支援のさらなる強化とともに、少子高齢化を克服する鍵として、性別や年齢などを問わない、誰もが活躍できる社会づくりを推進するとしております。成長戦略においては、中小・小規模事業者の事業継承への支援や第四次産業革命と言われる新しい技術への投資促進、デジタル社会にふさわしい規制改革などに取り組むとしています。 また、オリンピック・パラリンピックを契機とした観光立国の推進や海外市場の開拓と農業生産基盤の整備等による農林水産業の強化などとともに、地方創生においては、地方への移住支援のさらなる促進を図ることを施策として掲げています。しかしながら、人口の東京一極集中が加速している状況の中、少子高齢化や人口減少は、地方においては避けて通れない深刻な課題であります。 このような状況を踏まえ、本市としては、生き生きとして住み続けられる持続可能な未来を描くことができるよう、第七次天童市総合計画に掲げる五つのまちづくりの目標に基づく各種施策に積極的に取り組んでまいります。将来都市像「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市 ~ともに明日をひらく てんどう~」の実現に向け、市民目線に立った行政サービスの向上とさらなる高みを目指した挑戦を続けていく所存であります。 我が国の景気及び経済情勢は、海外経済の減速等を背景に外需が弱いものの、雇用・所得環境の改善等により、内需を中心に緩やかに回復しております。また、昨年10月に実施した消費税率の引上げに当たっては、軽減税率制度などの対応策を実施しております。こうしたことから、今後についても緩やかな回復が続くことが期待されるものの、消費税率引上げ後の経済動向については引き続き注視が必要であり、米中貿易摩擦など海外発の下方リスクによる悪影響についても懸念されるところであります。 このような中、国では「15か月予算」の考え方の下、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保、未来への投資とオリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上などを柱として策定された「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」に基づき、予備費を含めた令和元年度予算及び補正予算並びに令和2年度の臨時・特別の措置を適切に組み合わせることにより、当面の需要喚起にとどまらず、民需主導の持続的な経済成長の実現に向けた取組を進めるとしています。 一方、令和2年度の地方財政対策においては、地方が安定的な財政運営を行うために必要となる一般財源総額について、令和元年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保することを基本的とし、地方交付税総額を増額するとともに、赤字地方債である臨時財政対策債の発行額を抑制しております。 しかしながら、会計年度任用職員制度の施行や昨年から開始された幼児教育・保育無償化などに伴う歳出増加により、地方財政を取り巻く状況は依然として厳しいものがあります。 こうした中、本市の令和2年度当初予算編成に当たっては、第七次天童市総合計画を推進するため、中長期的な視点から持続可能な財政運営を確保しつつ、緊急度や優先度に応じた事業の取捨選択を基本とし、最少の経費で最大の効果を発揮する予算を編成したところであります。 歳入歳出予算については、景気の回復基調を背景とした個人所得の伸びや、新市街地の開発等による市税の増加を見込んでおります。国や県の補助金等の財源を適切に見込んだほか、市債については、後年度負担を考慮しながら総額を抑制し、基礎的財政収支を黒字としたところであります。 歳出予算については、本市の重点施策である子育て支援に引き続き取り組むとともに、市民の健康づくりや身近な福祉の充実を図り、誰もが暮らしやすいまちづくりを進めることとしております。 また、地域ブランド力の源泉である将棋関連事業の推進や新たな工業団地整備による雇用の場の確保、積極的な観光誘客事業の展開を図り、にぎわいと活力の増進につなげていくものであります。 この結果、令和2年度の一般会計予算総額は262億8,000万円で、前年度比2億3,000万円、0.9%の増となっております。また、一般会計、特別会計及び企業会計を含めた全会計予算総額は471億9,600万9,000円で、前年度比6億5,058万7,000円、1.4%の増としたところであります。 次に、令和2年度の重点施策について、第七次天童市総合計画の基本計画に沿って御説明を申し上げます。 初めに、「健康と健やかな成長を支え合うまちづくり」に関する主な施策について申し上げます。 人材不足が深刻な介護職員の確保を図るため、介護事業所が行う新規の職員雇用に伴った宿舎借り上げを支援します。在宅高齢者の非常時における通報を行う緊急通報体制整備事業については、24時間の安否確認機能を付加するなど、内容を拡充して取り組んでまいります。 障がい児家庭に対する特別支援学校送迎支援事業について、障がいや家庭等の状態に応じたきめ細かな支援となるよう見直し、一層の負担軽減を図ります。 これまでも幼児教育・保育施設の整備を継続して支援してきたところでありますが、特に需要が増大する低年齢児の受入れを確保するため、令和3年度の開設に向けて認定こども園を整備する民間事業者への支援を実施してまいります。 放課後児童クラブについては、入所児童数の急増が見込まれる高擶小学校区及び環境改善が必要な天童中部小学校区において、新たに施設を整備し、適正な運営となるよう対応してまいります。 また、国の幼児教育・保育の無償化とともに実施する第3子以降保育料無料化事業、18歳までの子どもの医療費無料化事業については、これまで同様、継続して取り組んでまいります。 病院事業については、引き続き、経営再生アクションプラン等に基づく収益の確保や経営の効率化に取り組み、経営の健全化と収支の黒字化を図るとともに、県の地域医療構想に沿った機能分担や病床再編を進めることにより、地域に根差した安全で質の高い医療の提供に努めてまいります。 次に、「産業の活力と魅力あふれるまちづくり」に関する主な施策について申し上げます。 遊休農地等からの病害虫被害の拡大防止に取り組む地域での活動を支援します。近年の自然災害の多発に鑑み、果樹等の農作物被害に迅速に対応するための補助制度を創設します。捕獲した有害鳥獣の埋設等に係る負担を軽減するため、鳥獣被害防止対策事業を拡充します。遊休農地の発生を抑制するため、高齢等を理由とした離農者が行う農地の更地化を支援します。 森林情報館もり~な天童については、改修工事とともに管理運営を見直し、特産品のPRや観光案内等の機能強化を図ります。特に将棋駒については、製作実演や販売、工人の作品展示、工房案内などを行いながらにぎわいを醸し出し、来訪者の市内周遊につなげてまいります。 紅花による観光誘客、地域振興を図るため、おくのほそ道天童紅花まつりへの支援を拡充します。 仙台空港におけるバンコク線の運航が再開されたことから、タイをターゲットにしたインバウンド促進と特産品の販路拡大を図るため、現地でのプロモーション事業を展開します。 山口西工業団地については、区域南側の第2期造成工事を実施します。今年度実施した北側の第1期造成分については、今年秋に分譲を開始し、積極的な企業誘致により早期の完売を目指します。 三つ目に、「住みよい環境と安心を守るまちづくり」に関する主な施策について申し上げます。 居住及び都市機能の適正化を図るため、立地適正化計画を策定し、持続可能なまちづくりに努めてまいります。 市道天童東根線の橋梁工事を継続して実施するほか、市道向原1号線をはじめとする道路等の改良や維持補修等についても計画的に取り組んでまいります。 水道・下水道事業については、引き続き健全で持続可能な経営に努めてまいります。水道事業については、安全な水を安定して供給するため、老朽管路の耐震化や配水施設の更新等を計画的に実施します。下水道事業については、良好な生活と環境を確保するため、汚水管渠の更生やマンホール蓋の更新等による施設の長寿命化と耐震化を図ってまいります。 良好な住環境の維持や公園の安全な利用を図るため、公園の遊具の更新やトイレの改築、天童公園のもみじ園整備を引き続き実施するとともに、高擶地域の集落公園整備に取り組んでまいります。天童高原キャンプ場の来場者増加と施設老朽化に対応するため、機能強化を伴った浄化槽の更新工事を実施します。 全国的な災害の多発に鑑み、災害等発生時の迅速な情報伝達を図るため、同報系防災行政無線や個別受信機の整備を引き続き行います。外国人からの119番通報等に迅速かつ的確に対応するため、24時間体制の通訳を介する三者間通話を消防指令センターに導入します。 四つ目に、「夢をはぐくむ学びのあるまちづくり」に関する主な施策について申し上げます。 ふるさととしての本市に対する理解と愛着を育むため、中学1年生を対象とした新たな副読本の編集に着手します。今年度試験的に導入した英語4技能検定を全ての小学6年生を対象に導入し、小・中学校の連携による英語力の向上を目指します。ICT教育の推進を図るため、全小学校に新しい教科書に対応した算数と理科の指導者用デジタル教科書を配備します。教職員の負担軽減を図るため、校務支援システムを全ての小・中学校に導入します。学校施設における教育環境の保全に努めるとともに、計画的な小学校のトイレ洋式化に向けた設計業務に着手します。 社会教育施設等整備計画に基づき、老朽化した市立山口公民館の改築に取り組んでまいります。 老朽化が進む市民文化会館及び美術館については、大ホール舞台装置の更新等を実施するとともに、両施設の長寿命化計画を策定し、財政負担を含めた計画的な修繕等を図ってまいります。 国指定史跡である西沼田遺跡公園の良好な維持管理を図るため、倒壊している建物の修復工事を実施いたします。 オリンピック・パラリンピックの聖火リレー及び聖火フェスティバルが本市でも実施されることから、市民参画による式典等を開催し、オリンピック・パラリンピック開催に向けた機運醸成を図るとともに、トルクメニスタンとのホストタウン交流事業に引き続き取り組んでまいります。天童ラ・フランスマラソン大会については、魅力的な大会となるよう工夫を凝らしながら開催し、本市のPRに努めてまいります。モンテディオ山形に関しては、新スタジアム建設に係る関係団体の動向を注視し、情報収集に努め、適切に対応するとともに、市内全地域にあるモンテ応援隊と連携し、天童市民応援デーなどにおいて全市を挙げた支援を展開してまいります。 最後に、「健全な行財政をともに築くまちづくり」に関する主な施策について申し上げます。 今年度に引き続き、第七次天童市総合計画後期計画と第2期天童市まち・ひと・しごと創生総合戦略を一体的な計画として策定してまいります。 セキュリティー対策の確保及び事務処理の効率化を図るため、内部情報系システムの再構築と機能の見直しに取り組みます。 ふるさと納税については、地場産業の振興等に向け、制度の趣旨に沿った健全で適正な運用に心がけてまいります。また、ふるさと納税を通した関係人口の創出、拡大に取り組んでまいります。 8年ぶりとなる海外の姉妹都市であるイタリアマロスティカ市への市民訪問団派遣を実施します。 地域おこし協力隊をはじめとする移住・定住の促進に向けた施策を推進してまいります。地域おこし協力隊については、外からの目線による新たな取組を多くの分野に広げられるよう拡充に努めてまいります。 以上が令和2年度における施策の大要であります。 なお、当初予算の概要のうち、政策的判断を要した事業の概要については、後ほど副市長が御説明申し上げます。 次に、議第84号地方自治法第96条第2項の規定に基づき議会の議決すべき事件を定める条例の一部改正について申し上げます。 山形市との間において締結した定住自立圏形成協定を廃止することから、当該協定の締結や変更等に係る事件を議決事項として定めた条項の削除を行うものであります。 次に、議第85号地方自治法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の設定について申し上げます。 今回の改正は、地方自治法の一部改正に伴い、それぞれの条例において引用する条項について改正を行うものであります。 次に、議第86号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、成年被後見人の権利の制限に係る措置の適正化を図るため、印鑑の登録資格について、要件を満たした成年被後見人が印鑑の登録を受けることができるよう改正を行うものであります。 次に、議第87号天童市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、地方公務員の育児休業等に関する法律に基づき、非常勤職員の育児休業及び部分休業に係る要件等について、必要な改正を行うものであります。 次に、議第88号天童市特別職に属する者の給与に関する条例及び天童市民病院事業の管理者の給与等に関する条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、特別職の給与の適正化を図るため、教育長及び病院事業管理者の給料月額を改定するとともに、病院事業管理者の調整手当を廃止するものであります。 次に、議第89号天童市市税条例等の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、高齢者健康福祉施設の設置等に伴い、入湯税の課税免除について必要な改正を行うとともに、字句の整理を行うものであります。 次に、議第90号天童市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、本条例において引用する法律の改正に伴い、法令の名称及び引用条項について改正を行うものであります。 次に、議第91号天童市山本福祉ボランティア活動基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について申し上げます。 天童市山本福祉ボランティア活動基金について、天童市福祉振興基金に統合することに伴い、廃止するものであります。 次に、議第92号天童市立保育園設置条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、会計年度任用職員制度の施行に伴い必要な改正を行うとともに、設置目的等の整理を行うものであります。 次に、議第93号天童市児童館設置条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、成生児童館を廃止するとともに、会計年度任用職員制度の施行に伴い必要な改正を行うものであります。 次に、議第94号天童市交通指導員設置条例の廃止について申し上げます。 特別職非常勤職員の任用が厳格化されることに伴い、特別職である交通指導員の任用根拠となる本条例を廃止するものであります。 次に、議第95号天童市市営住宅条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、民法の一部改正に伴い、不正入居者に対する明渡し請求時の徴収金算定に係る利率を改めるものであります。 次に、議第96号天童市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、市立津山公民館の完成及び市立山口公民館の改築に伴い、それぞれの位置を改めるとともに、会計年度任用職員制度の施行に伴い、市立公民館の館長の任期について必要な改正を行うものであります。 次に、議第97号山形市との間において締結した定住自立圏形成協定を廃止することについて申し上げます。 本市は、令和2年1月9日に、山形市との間において、山形連携中枢都市圏の形成に係る連携協定を締結いたしました。これまで、山形市を中心とした定住自立圏において各種連携事業に取り組んでまいりましたが、令和2年度からは連携中枢都市圏の取組として引き継がれることになり、定住自立圏は発展的に解消されることになります。このことから、山形市との間における定住自立圏形成協定を3月31日をもって廃止することについて、当該連携協定第6条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 以上、施政方針、令和2年度予算議案、条例議案等について御説明申し上げました。 よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。
    △当初予算議案概要の説明 ○山崎諭議長 次に、議第73号から議第83号までの予算議案11件の概要についての説明を求めます。 新関副市長。  〔新関 茂副市長 登壇〕 ◎新関茂副市長 議第73号令和2年度天童一般会計予算から議第83号令和2年度天童公共下水道事業会計予算までの予算議案11件のうち、政策的判断を要した主な事業に係る予算につきまして、その概要を申し上げます。 予算書の事項別明細書100ページをお開きください。 予算書の事項別明細書100ページですが、下段の表中、2款1項6目企画費について申し上げます。 1ページめくって、102、103ページをお開きください。 103ページ右側の説明の欄中、上段の企画調整に要する経費について申し上げます。 令和2年度は第七次天童市総合計画前期計画の最終年度となり、併せて、天童市まち・ひと・しごと創生総合戦略につきましても、令和元年度に計画期間が終了しますが、国の第2期総合戦略と歩調を合わせた第2期の地方版総合戦略の策定が求められております。このようなことから、地方創生に継続して取り組むとともに、本市における人口減少をはじめとした課題克服と効率的、効果的な施策の推進を図るため、両計画を一体的に策定するため、審議会委員報酬をはじめとした関連経費を新たに計上するものであります。 次に、1ページめくって104、105ページであります。 105ページの右側の説明の欄中、上段の明治大学・天童市連携事業に要する経費について申し上げます。明治大学と本市の連携協定は、締結してから今年で10年目の節目の年を迎えます。この節目の年に改めて両者の連携を図るため、記念行事を実施するための経費を計上するものであります。ほかに、10周年関連事業としまして、6款1項3目農業振興費に明治大学の学生食堂で天童産の食材を使用した食のフェアの開催経費を計上しますとともに、10款5項3目公民館費の生涯学習フェスティバルにつきましても内容を拡充しての開催を予定しているところであります。 次に、134ページであります。 下段の表中、3款1項2目老人福祉費について申し上げます。 ページをめくっていただき、138、139ページをお開きください。 139ページ上段の表中、右側の説明の欄の上から二つ目の介護福祉施設の支援に要する経費中、一番下の行、介護職員宿舎借り上げ事業費補助金について申し上げます。 介護職員が慢性的に不足している状況の中で人材を継続的に確保するため、本市では県内他市町村に先駆けて、介護事業所が新規雇用した職員用に借り上げる宿舎の家賃に対しまして補助を行い、職員の新規雇用、離職防止、就業継続につなげていこうとするものであります。 次に、左の138ページの下段の表中、3款1項3目障がい者福祉費について申し上げます。 1ページめくっていただき、140、141ページをお開きください。 141ページ右側の説明の欄の下段、障がい者地域生活支援事業に要する経費について申し上げます。 新たな施策としまして、これまで市が直接実施してきました障がい者等の相談支援事業、福祉サービスの利用援助等につきまして、障がい福祉を専門とする相談支援事業者に当該業務を委託し、その充実強化を図るものであります。 また、特別支援学校送迎支援につきましては、これまで特別支援学校に在籍している障がい児の送迎を支援するため、費用の1割を自己負担とし、タクシー利用券を交付してきたところでございますが、在籍者が少ない学校に通学する場合、あるいは、乗り合いでの利用が難しい場合などにタクシー利用券の交付枚数の上限を引き上げ、保護者等の負担軽減を図るものであります。 次に、160、161ページをお開きください。 160ページ下段の3款2項7目放課後児童クラブ費について申し上げます。 新たな事業としまして、高擶小学校区及び天童中部小学校区について放課後児童クラブを整備するものであります。高擶小学校区につきましては、芳賀土地区画整理事業の進捗に伴う児童数及び放課後児童クラブ利用者数の増加に対応するため、将来的な児童数の増加も加味し、今後必要とされる規模を見越した児童クラブの整備を行うものです。 また、天童中部小学校区につきましては、体育館ミーティングルームを利用した天童中央第二学童保育所の環境の改善を図るため、新たに施設を整備するとともに、将来的には利用率が上昇していくことが見込まれることから、将来の利用数を見越した規模の児童クラブを整備するものであります。 次に、186ページをお開きください。 186ページ下段の表、6款1項1目農業委員会費について申し上げます。 1ページめくって、188、189ページをお開きください。 189ページ右側の説明の欄中、中ほどの農地の有効活用に要する経費のうち、一番下の行の農地リニューアル支援推進事業補助金について申し上げます。 近年、後継者がなく高齢により離農する農業者が増えていることから、農地の遊休化を防止するとともに、新たな担い手が耕作しやすい環境を整えるため、更地化するための抜根整地や障害物撤去に要する経費を補助するものであります。 次に、1ページめくっていただき、190、191ページをお開きください。 190ページ下段の表、6款1項3目農業振興費について申し上げます。 同表191ページ右側の説明の欄中、農業振興一般に要する経費中、1ページめくっていただきまして、193ページの右側の説明の欄中、上から3行目の農作物等災害対策事業費補助金につきましては、近年頻発する異常気象による災害に迅速に対応するため、これまで災害発生後に補正予算で計上していた対策経費を当初予算において計上するものであります。 次に、同ページの中段にあります果樹の振興に要する経費について申し上げます。 同経費の一番下の行、病害虫被害拡大防止事業費補助金につきましては、リンゴ黒星病による被害の拡大を防止するため、遊休農地等の管理されていない農地の樹木で、所有者から承諾が得られたものを地域の生産者団体等が伐採及び処理する場合において、補助を行うものであります。 次に、208、209ページをお開きください。 208ページ下段の表、6款2項5目森林情報館費について申し上げます。 森林情報館につきましては、平成16年度の開館以来、森林情報発信の拠点として、また道の駅としまして多くの来館者に親しまれてきました。しかしながら、建物の性格上、物販や飲食等に制限があるため、滞在時間が短く、リピーターが確保できないなどの課題もございました。そこで、今般、国や県と協議を行い、ラ・フランスなどの農産物加工品の販売等に活用するとともに、本市の観光情報発信の拠点としまして観光案内や情報発信の充実強化を図るため、再整備を行うための経費の計上が主なものでございます。 次に、212、213ページをお開きください。 212ページ下段の表、7款1項2目商工業振興費について申し上げます。 213ページ右側の説明の欄中、中ほどの伝統的工芸産業の支援に要する経費につきましては、先ほど説明させていただきました森林情報館の再整備に合わせ、これまでパルテで実施してきました将棋駒の製作実演を森林情報館内に場所を移し、回数を週2回から週6回に増やすとともに、実演者が製作した駒の販売や駒工人の作品展示などを行い、後継者育成とPRの強化を図るための経費の計上が主なものでございます。 次に、1ページめくっていただき、214、215ページをお開きください。 214ページ下段の表、7款1項3目観光費について申し上げます。 1ページめくっていただき、216、217ページをお開きください。 217ページ右側の説明の欄中、中段の観光誘客に要する経費中、上から10行目の海外プロモーション事業委託料につきましては、仙台-タイ便の就航に伴い、観光客の増加と特産果実を中心としました販路開拓を図るため、企業版ふるさと納税を活用しまして現地プロモーションを実施するための経費を新たに計上するものであります。 次に、220、221ページをお開きください。 220ページ下段の表、7款1項5目将棋のふるさと費について申し上げます。 221ページ右側の説明の欄、上段の将棋駒の里の振興に要する経費中、新たな事業としまして、本市の悲願であります本市出身プロ棋士の誕生を支援するため、奨励会の会費や、対局のため将棋会館へ上京する際の交通費等を助成するものでございます。 次に、236、237ページをお開きください。 236ページ下段の表、8款4項1目都市計画総務費について申し上げます。 1ページめくっていただき、238、239ページです。 239ページ右側の説明の欄中上段の都市計画行政の一般事務に要する経費中、新たな事業としましては、人口減少や社会経済情勢の変化に伴い、土地需要の減少や空き家の増加による都市のスポンジ化が懸念されている状況の中、コンパクトで持続可能なまちづくりを進めるため、居住や都市機能の立地の適正化を図る立地適正化計画を策定するものでございます。 次に、258、259ページをお開きください。 258ページ下段の表、10款1項3目教育指導費について申し上げます。 259ページ右側の説明の欄の教育指導一般に要する経費中、新たな事業としまして児童の興味関心の喚起、学習内容の定着を図るため、視覚効果に優れたデジタル教科書を導入するものであります。 また、児童・生徒の学習状況等の情報を共有し、きめ細かな指導と教育の質的向上を推進するとともに、教職員の業務の効率化による負担軽減を図るため、校務支援システムを導入するものでございます。 次に、272、273ページをお開きください。 272ページ上段の表、10款3項2目教育振興費について申し上げます。 273ページ右側の説明の欄中、中学校教育振興一般に要する経費中、新たな事業としまして、ふるさとへの理解を深め、本市に誇りを持てる子どもを育てるため、中学1年生を対象としました副読本(仮称)天童市市民科を編集する事業に取り組むものでございます。 次に、278、279ページをお開きください。 278ページ下段の表、10款5項3目公民館費について申し上げます。 279ページ右側の説明の欄中、下段の公民館の管理運営に要する経費につきましては、今年度設計を行いました市立山口公民館の改築に係る整備工事費等の経費を計上するとともに、津山公民館の外構工事に係る経費を計上するものが主なものでございます。 次に、284、285ページをお開きください。 284ページの下段の表、10款5項7目西沼田遺跡公園費について申し上げます。 この中で新たな事業としましては、国指定史跡西沼田遺跡に復元しました建物の一つであります副屋が劣化により倒壊したことから、その復元修復を行うものであります。なお、修復に当たりましては、地下水位が高く根腐れしやすい状況にあることから、十分な検討を行い、耐久性の高い工法により実施したいと考えております。 次に、290、291ページをお開きください。 290ページ下段の表、10款6項1目保健体育総務費について申し上げます。 1ページめくっていただき、292、293ページをお開きください。 293ページ右側の説明の欄中、上段のスポーツ振興一般に要する経費について申し上げます。 皆様御承知のとおり、東京オリンピック2020の聖火リレーにつきましては、3月26日から全都道府県をつないで実施され、本市におきましては6月8日月曜日、わくわくランドをスタートし、天童中部小学校グラウンドをゴールとして実施されます。 聖火リレーの実施及び沿道警備につきましては、山形県実行委員会が実施し、本市は負担金を支出するものであります。ゴール地点での到着式となりますミニセレブレーションにつきましては、各市町村ごとに実施することになりますので、本市におきましても、これらに係る会場設営並びに運営業務に係る委託料等を新たに計上するものでございます。 最後に、298、299ページをお開きください。 298ページの中段、10款6項4目体育施設費について申し上げます。 299ページ右側の説明の欄中、下段のレクリエーションスポーツ施設の管理運営に要する経費について申し上げます。 立谷川の河川区域内に所在しますグラウンドゴルフ場の管理棟につきましては、旧山形県運転免許センター当時の建物を活用しており、老朽化が進んでいるため、隣接地に新たに管理棟を整備するため、その設計の経費を新たに計上するものでございます。 以上、一般会計、特別会計及び企業会計に関する予算のうち、政策的判断を要した事業に係る主な内容につきまして御説明申し上げました。 よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げます。 ○山崎諭議長 以上で予算議案11件の概要について説明を終わります。 △予算特別委員会の設置及び議案付託 ○山崎諭議長 次に、日程第42、予算特別委員会の設置及び議案付託を議題といたします。 お諮りいたします。 議第73号から議第83号までの予算議案11件については、予算特別委員会を設置して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山崎諭議長 御異議なしと認めます。 よって、予算議案11件については予算特別委員会を設置し審査することに決定いたしました。 委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたします。 なお、予算特別委員会の審査の結果については、来る3月18日の本会議において委員長の報告を求めることにいたします。 △議案の付託 ○山崎諭議長 次に、日程第43、議案の付託を行います。 議第84号から議第97号までの議案14件については、お手元に配付しております付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。 審査の経過と結果については、来る3月18日の本会議において、各常任委員長の報告を求めることにいたします。 △散会 ○山崎諭議長 これで本日の議事日程は全部終了いたしました。 したがいまして、本日の会議はこれで散会いたします。   午前11時27分 散会...