△諸般の報告
○
赤塚幸一郎議長 日程第1、諸般の報告を行います。 事務局長に報告させます。
佐藤事務局長。
◎
佐藤雅事務局長 諸般の報告を申し上げます。 平成29年度決算に係る
健全化判断比率及び
資金不足比率についての報告を皆様のお手元に配付しておりますので、御覧くださるようお願い申し上げます。 以上、諸般の報告にかえさせていただきます。
○
赤塚幸一郎議長 以上で、諸般の報告を終わります。
△
付託案件審査報告
○
赤塚幸一郎議長 次に、8月31日の本会議において、
決算特別委員会及び
予算特別委員会並びに各
常任委員会に付託いたしました日程第2、認第1号平成29年度天童市
一般会計決算から日程第24、請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願についてまでの議案22件及び請願1件を一括して議題といたします。
△
決算特別委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 最初に、
決算特別委員会に付託いたしました議案11件の審査の結果について、委員長の報告を求めます。 山崎
諭決算特別委員長。 〔山崎
諭決算特別委員長 登壇〕
◆
山崎諭決算特別委員長 御報告を申し上げます。 去る8月31日の本会議におきまして、当
決算特別委員会に付託なりました認第1号平成29年度天童市
一般会計決算から議第13号平成29年度天童市
公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの議案11件の審査の結果について、御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、9月11日から9月14日までの4日間にわたり慎重に審査を行った結果、認第1号平成29年度天童市
一般会計決算につきましては、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 次に、認第2号平成29年度天童市
国民健康保険特別会計決算から認第9号平成29年度
天童市民病院事業会計決算までの8件につきましては、いずれも全員異議なく、認定すべきものと決定いたしました。 また、議第12号平成29年度天童市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について及び議第13号平成29年度天童市
公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてにつきましては、いずれも全員異議なく、原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。 以上、当
決算特別委員会の
決定どおり、御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
予算特別委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 次に、
予算特別委員会に付託いたしました議案8件の審査の結果について、委員長の報告を求めます。
鈴木照一予算特別委員長。 〔
鈴木照一予算特別委員長 登壇〕
◆
鈴木照一予算特別委員長 御報告を申し上げます。 去る8月31日の本会議におきまして、当
予算特別委員会に付託なりました議第14号平成30年度天童市
一般会計補正予算(第3号)から議第21号平成30年度天童市
工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)までの議案8件の審査の結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、9月18日に審査を行った結果、議案8件につきましては、全て全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、当
予算特別委員会の
決定どおり、御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
総務教育常任委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 次に、
総務教育常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
武田正二総務教育常任委員長。 〔
武田正二総務教育常任委員長 登壇〕
◆
武田正二総務教育常任委員長 去る8月31日の本会議におきまして、当
総務教育常任委員会に付託されました請願1件について審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願について申し上げます。 初めに、紹介議員から、昨年7月7日に国連において、
核兵器禁止条約が採択されたが、我が国は、唯一の被爆国であるにもかかわらず、条約に署名しない立場を表明している。この
核兵器禁止条約に署名し国会が批准することについて、
非核平和都市を宣言している天童市の議会として意見書を提出してほしいという趣旨の請願であるとの説明がありました。 委員からは、核なき平和な世界のため、我が国は政治的党派を超えて
核兵器禁止条約に署名、批准すべきであるとの意見が出されました。 また、他の委員からは、これまで我が国は、独自の核兵器廃絶に向けた取り組みをしており、現実的な安全保障、外交などを総合的に勘案すべきであり一元的な見方からは判断できないため、条約の署名、批准には反対するという意見も出されました。 採決の結果、賛成多数により採択と決定した次第であります。 以上、当委員会の
決定どおり、御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
環境福祉常任委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 次に、
環境福祉常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
遠藤敬知環境福祉常任委員長。 〔
遠藤敬知環境福祉常任委員長 登壇〕
◆
遠藤敬知環境福祉常任委員長 去る8月31日の本会議におきまして、当
環境福祉常任委員会に付託されました議案1件について審査しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 議第22号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
マイナンバーカードを利用してコンビニエンスストアなどにある多機能端末機から証明書の交付が可能になること、性的少数者に配慮した
印鑑登録証明書に男女の別を記載しない証明書を交付する取り扱いとするための改正を平成30年11月1日に、また、現在
市役所正面入り口東側に設置している
自動交付機による証明書の交付を廃止するための改正を平成31年5月1日に施行しようとするものであるという説明がありました。 委員からは、市役所にある
自動交付機がなくなることで、現在の
市民カードが使えなくなるのか。また、コンビニでは、税証明や住民票などが取れなくなるのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、
市民カードについては、印鑑登録証のシールが張ってあるカードは、市民課窓口で今後も使用可能である。また、コンビニでは、
マイナンバーカードを使用して、現在市役所にある
自動交付機と同じ内容の証明書を取ることができるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の
決定どおり、御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
経済建設常任委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 最後に、
経済建設常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
水戸芳美経済建設常任委員長。 〔
水戸芳美経済建設常任委員長 登壇〕
◆
水戸芳美経済建設常任委員長 去る8月31日の本会議におきまして、当
経済建設常任委員会に付託されました議案2件について審査しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみを申し上げます。 議第23号天童市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
民間事業者により宅地開発が行われている一日町四丁目の区域について、良好な居住環境の形成及び保全を図るため、都市計画決定された地区計画の制限のうち、建築物の用途、容積率、建ぺい率等の制限に関する事項を条例に規定するものであるという説明がありました。 委員からは、建ぺい率の最高限度を工業地域と同様の10分の6と規定した理由について質疑がありました。 これに対して執行部からは、これまでの住宅地区の設定と統一を図るものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第24号市道の認定及び廃止について申し上げます。 執行部からは、
主要地方道天童大江線における
蔵増バイパスの供用開始に伴う、既存県道の移管による5路線と、
貫津地内路線の見直しによる1路線の、合計6路線を市道として認定するとともに、これに伴い重複する5路線について廃止するものであるという説明がありました。 委員からは、県道から市道への移管時期について質疑がありました。 これに対して執行部からは、11月1日から市道としての供用開始を予定しているという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の
決定どおり、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、御報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
赤塚幸一郎議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 最初に、認第1号平成29年度天童市
一般会計決算に対する反対討論の通告者、
石垣昭一議員。 〔17番
石垣昭一議員 登壇〕
◆17番(
石垣昭一議員) 認第1号平成29年度天童市
一般会計決算について反対の討論を行います。 決算認定に当たり、次の点について反対の意見を述べます。 最初に、
ふるさと納税についてですが、年度途中から返礼品の返礼率が引き下げられ、寄附件数、
寄附金額ともに前年度を下回りました。それでも28億9,946万円の寄附が寄せられ、地場産業の振興と天童市のPRに大きく貢献しております。
ふるさと納税に対する国の方針はすっきりしない面もあり、今後の方向性を見定めながら取り組んでいく必要があります。 天童市では、目的別の寄附を募って寄附金の使途についての報告をしております。審査の中では、
ふるさと納税を活用した新たな取り組みはないという答弁でした。目的別の寄附に沿った施策に使われているのは納得できますが、
観光情報センターや子育て未
来館管理運営などの経常経費に充ててしまうのはいかがなものでしょうか。多くの方が利用しているからとの答弁では納得できません。 昨年も指摘いたしましたが、審議会や委員会など附属機関における女性委員の割合は、平成29年度、さらに下がり、19.5%でした。充て職の選任見直しで、公募に女性枠を設けるなど、30%に近づけるお願いをしたいとの答弁がありましたが、積極的な姿勢が見られません。 市職員の女性職員の割合は39.25%とのことですが、女性管理職は6.4%と低く、
男女共同参画推進事業を進める行政としての姿勢も問われます。男女が互いの人権を尊重し合い、対等なパートナーとして支え合うまちづくりを進める目的推進に力を入れていただきたい。 次に、
予約制乗り合いタクシー運行事業についてであります。 平成29年度は、前年11月から成生・蔵増・寺津地区に区域型を拡大したおかげで、延べ利用者は8,593人となりました。地域や高齢者の集まる場所での説明やパンフレットの配布などで周知を図り、登録人数は512人増えて2,182人となりましたが、実利用者は392人と、34人増えただけとなっております。登録していないと利用できないためですが、個別に利用の仕方を指導しながら広げる必要があります。 また、定
路線乗り合い型の利用率は12.4%、
区域乗り合い型の利用率は25.7%となっており、定路線型の見直し・改善が求められます。 市民の日常生活における市内の移動手段を確保し、市民生活の利便性を図るという目的にはまだまだの
予約制乗り合いタクシー運行事業であります。現在、津山・高擶の2地区も区域型に移行していますが、事前予約の改善、コースの改善など利用者に合った改善を図られるよう申し添えます。 次に、
指定ごみ袋について申し上げます。 ごみの収集・処理については、東根市外二市一町
共立衛生処理組合で共同処理をしております。平成28年4月1日から
指定ごみ袋の証紙改定があり、平成29年3月31日までの1年間は旧袋と新袋が併用期間として収集され、平成29年4月1日から旧袋は使用できなくなり、残った袋は平成30年3月31日まで市役所で等価交換されました。 平成29年度は、旧袋で出されたごみがステーションに残され、
環境衛生委員や区長さんがごみ片づけに大変苦労されました。 平成28年4月から新袋になるのに、旧袋が前日までスーパーで山積みで販売され、1年間使えるからと買いだめをした方がいました。平成29年度は残った旧袋を生活環境課で等価交換しましたが、交換した方が1万1,346件、交換した枚数は30万5,017枚と窓口では大変な作業となりました。回収した袋はリサイクルされるとのことですが、袋として使用されないことはもったいない限りであります。 まだ旧袋で出されたごみがあり、悩まされていますが、手持ちの旧ごみの袋をクリーンピアで交換するという話を聞きましたが、周知は徹底されておりません。これらをきちんと検証し、今後このようなことが起きないよう対策を考えていただきたい。 最後に、都市計画が進む中、緑地面積は年々確実に増加し、樹木も成長しております。自治会の公園維持管理協力員の協力の下、地域の協働の精神で手入れされておりますが、地域の高齢化もあり、手が回らない状況も生まれております。 天童公園も整備が進み、天童公園維持管理作業員が環境美化作業を行っておりますが、作業員も足りない状況もあります。緑地面積や公園管理を考慮した樹木管理業務委託料の増額、作業員の確保を図るべきと指摘をいたします。 以上、
一般会計決算について反対の討論といたします。
○
赤塚幸一郎議長 次に、請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願に対する反対討論の通告者、
笹原隆義議員。 〔2番
笹原隆義議員 登壇〕
◆2番(
笹原隆義議員) 請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願の反対討論を行います。 まずもって、核兵器のない世界を目指すことはとても重要であり、唯一の被爆国である日本が積極的に非核化に向けて取り組むべきものだと私は強く感じます。 だからこそ、現実的に、そして実践的に核兵器のない世界を実現するために、日本が積極的に非核化に向けて取り組んでおり、今までの取り組みが水の泡となりかねない今回の請陳第2号に反対をしなければならないものであります。 そのためには、日本政府の取り組みをしっかり把握しなければなりません。 日本は、長年、国連にて核兵器廃絶決議案を提出しております。そして、核兵器保有国と非保有国がともに参加する枠組みをつくって辛抱強く努力しております。それが日本政府の考える核兵器のない世界に向けた現実的かつ最短の道であるからであります。 日本政府の公式見解としても、核兵器のない世界を目指す大きな目標は政府も被爆者の方も共有であると言っております。そういった長年の活動で、日本は先頭に立って核兵器のない世界の実現に向けて努力を続けております。 その具体的な内容として、一つ、CTBT(包括的核実験禁止条約)で調整国・共同議長国を務めており、議論をリードしております。 一つ、FMCT(核兵器用分裂性物質生産禁止条例)で専門家パネル25カ国の1カ国として、しっかり議論をしております。 一つ、G7において、G7の議長国としてはG7外相会合で広島宣言をまとめました。 一つ、NPDI(軍縮不拡散イニシアティブ)で、オーストラリアとともに主導して立ち上げたこのグループで、現実的かつ実践的な提案を通じて、核兵器国と非核兵器国との橋渡し役を目指しております。 つまりこのような外堀をしっかり固めて、既に議論をリードしているものであります。 これらの活動も一朝一夕で進められるものではありません。 日本は、その平和への道に向かって、辛抱強く努力して、そしてようやくここまでたどり着いているわけであります。世界平和に向けて非核化を進めるには、核兵器保有国と非保有国が協力してこそ成り立つわけであります。 さて、この
核兵器禁止条約は、全世界が協力している形になっているのでしょうか。 この条約は、50カ国以上の批准がされなければ発効されないものでありますが、批准している国は14カ国しかありません。また、注目すべき点は核保有国が1カ国も批准しておりません。つまりは、この条約により、核兵器保有国と非保有国の対立が一層深めるという意味で逆効果になりかねないといった懸念がされているものであります。 核兵器保有国の協力なくして、本当に核兵器がなくなるのでしょうか。核保有国が加盟しない条約で、この条約に加盟した国だけが核兵器の開発・実験・生産・製造・取得・保有・貯蔵を禁止される内容で、果たして核兵器はなくなるのでしょうか。 再度申し上げます。現実的に核兵器のない世界を目指すためには、核保有国も非保有国もともに協力して進めていく必要があります。だからこそ、日本が引き続き核保有国も非保有国も双方が参加する枠組み、NPT、CTBT、FMCT、G7など、今後も努力を続けていくことを我々議会としても注視していくべきと考えます。 また、これは日本の安全保障、防衛、そして外交にまで多岐にわたって絡み合っており、核兵器を今すぐに保有禁止すれば世界平和になるという単純なものではありません。 理想論だけで、今すぐ核をなくすということだけなら、誰でも言えて簡単ですが、本当に実現していくためには、多くの国、つまりは核保有国、非保有国の協力をもらいながら着実に進めていくのが現実的であると考えます。 そのために、無用な対立を生む条約への賛成はできないものであり、この請陳に反対して、今後もしっかり日本が世界平和に向けて、核保有国も非保有国も双方が歩み寄れる地道なプロセスを踏んでいく議論をリードしていくよう、我々国民がしっかり注視していくことが結果として世界平和につながるものであると考えます。 もちろん、今後、双方が歩み寄れる形もあれば、そしてともに協力して核軍縮、ひいては核廃絶になれる道筋ができれば、
核兵器禁止条約がよりよいものになる可能性もあるかもしれないと考えます。 現実はその着地までは全く至らず、まずはそれらを含め、一人ひとりが今後の推移を注視していかなければならないと思います。 そして私も、核兵器のない平和な世界になるよう、微力ではありますが、今後もしっかり活動していきたいと思います。 このような観点から、請陳第2号に反対するとともに、皆様の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、私の反対討論とさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。
○
赤塚幸一郎議長 最後に、請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願に対する賛成討論の通告者、
伊藤和子議員。 〔21番
伊藤和子議員 登壇〕
◆21番(
伊藤和子議員) 請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願に紹介議員の思いを込めて賛成討論を行います。 73年前、人類史上初めて広島、長崎に原子爆弾が投下され、一瞬にして多くの人々が犠牲となり、今もなお健康面や精神面での不安を抱えて苦しんでいます。 昨年7月7日、国連本部で122カ国の圧倒的多数の賛成で
核兵器禁止条約が採択されました。 条約は、核兵器がもたらす人道上の破滅的結果を強調し、核兵器使用の被害者及び核実験被害者の苦難に留意すると述べています。さらに核兵器廃絶のための「市民的良心の役割」「多数の非政府組織及びヒバクシャの取り組み」を強調しています。これまで長年にわたり、被爆者をはじめ日本と世界の草の根の運動を正面から受けとめた条約は、核兵器廃絶に向け大きく前進しました。 そして秋にはノーベル平和賞を101カ国にまたがるNGOの連合体・核兵器廃絶国際キャンペーンICANが受賞されました。世界中の活動家と憂慮する市民たちの惜しみない努力への感謝の印だと、草の根運動にかかわる人たちを励ましています。 国連の事務総長は「核兵器のない世界の実現に向けたビジョンと強い決意を示すことを全ての国に求める」との声明を出しました。 ところが唯一の被爆国である日本政府は「条約が目指す核廃絶というゴールは我が国も共有しているが、我が国の考え方とアプローチを異にしていることから参加しない」と反対する態度をとり、国内外で失望と批判が広がっています。 国連加盟国の圧倒的多数の国々が求めている
核兵器禁止条約に、核保有国の協力を迫ることこそ、被爆国政府のなすべきことではないでしょうか。 先ほど賛成討論で、いろいろな項目にわたって核保有国と非核保有国の間に立って日本は努力してきたと、そういうことを申されましたが、むしろこれまで日本政府が提案してきた核廃絶決議案、毎年出してきているわけですが、これまで144カ国の賛成を得て採択されてまいりましたが、昨年は賛成が23カ国減っております。また、棄権した国々も増えております。こうした状況は、やはり被爆国、唯一の被爆国日本がこの
核兵器禁止条約に賛同しない、そうしたことへの表れかと思います。唯一の被爆国日本として、政府の果たすべき役割や方向性がちょっと違うのではないでしょうか。 この天童市は、2000年8月21日に「核兵器を廃絶し、恒久平和を実現することは、天童市市民の心からの願いである。しかるに、核兵器の存在は、人類の生存に深刻な脅威を与えている。我々は、世界唯一の被爆国の市民として、核兵器を永遠に廃絶し、緑豊かな美しい郷土を守り、子孫に伝えなければならない。ここに天童市は非核3原則の堅持と恒久平和の実現を願い、明るく住みよい幸せな市民生活を守る決意を表明し、
非核平和都市を宣言する。」と天童市
非核平和都市宣言をしています。そして、長年にわたり、原爆写真展など平和を伝える運動に取り組み、核兵器のない世界の実現を望んでいます。 日本政府は核保有国と非核保有国の間の橋渡しをしながら実現していくんだという話もありましたが、これまでどのような努力をされたのか、目に見えない、まして
核兵器禁止条約が出た後の態度といえば、批判こそあれ、賛同が得られていないのが現実であります。 今、被爆者の長年の運動のもとに
核兵器禁止条約が採択され、それを求めて署名を求め、批准をしていただくよう、世界の流れは大きく広がっています。 どうぞ市民の皆さんの願いの実現のため、日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願を採択していただくよう、議員皆さんの賛同を心から願い、賛成討論といたします。
○
赤塚幸一郎議長 以上で、討論を終結いたします。
△採決
○
赤塚幸一郎議長 これより順次採決いたします。 最初に、認第1号平成29年度天童市
一般会計決算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの認第1号については、
決算特別委員長の報告は認定であります。
決算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
赤塚幸一郎議長 起立多数であります。 よって、認第1号については認定することに決定いたしました。 次に、認第2号平成29年度天童市
国民健康保険特別会計決算から認第9号平成29年度
天童市民病院事業会計決算までの議案8件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案8件については、
決算特別委員長の報告は認定であります。
決算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、認第2号から認第9号までの議案8件については認定することに決定いたしました。 次に、議第12号平成29年度天童市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について及び議第13号平成29年度天童市
公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案2件については、
決算特別委員長の報告は原案可決及び認定であります。
決算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、議第12号及び議第13号の議案2件については原案可決及び認定することに決定いたしました。 次に、議第14号平成30年度天童市
一般会計補正予算(第3号)から議第21号平成30年度天童市
工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)までの議案8件について一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案8件については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、議第14号から議第21号までの議案8件については原案のとおり可決されました。 次に、議第22号天童市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についてから議第24号市道の認定及び廃止についての議案3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案3件については、各常任委員長の報告はいずれも原案可決であります。 各常任
委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、議第22号から議第24号の議案3件については原案のとおり可決されました。 次に、請陳第2
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める請願について採決いたします。 請陳第2号については討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請陳第2号については、
総務教育常任委員長の報告は採択であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
赤塚幸一郎議長 起立多数であります。 よって、請陳第2号については採択することに決定いたしました。
△
委員会提出議案の上程
○
赤塚幸一郎議長 次に、日程第25、
委員会提出議案第1
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める意見書の提出についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○
赤塚幸一郎議長 これより提案理由の説明を求めます。
委員会提出議案第1号の提出者、
武田正二総務教育常任委員長。 〔
武田正二総務教育常任委員長 登壇〕
◆
武田正二総務教育常任委員長 委員会提出議案第1
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める意見書の提出について、提案理由を申し上げます。 2017年7月7日、国連において122カ国と地域の賛成多数によって
核兵器禁止条約が採択されました。 この条約は、加盟国に核兵器の開発、実験、生産、製造、取得、保有、貯蔵などの禁止を義務づけ、さらに使用、使用の威嚇も禁じている画期的な条約であります。 また、この年のノーベル平和賞には、核兵器廃絶国際キャンペーンICANが受賞するなど、国際社会は
核兵器禁止条約を契機に核兵器廃絶による平和構築に向けて機運の高まりを見せております。 しかし、我が国は、唯一の戦争被爆国であり、核兵器廃絶の先頭に立つ責任があるにもかかわらず、核兵器保有国の立場に立ち、条約に参加しないことを表明しております。 核なき世界の実現は、被爆者、日本国民、そして全世界の市民の切なる願いであり、本市でも平成12年に
非核平和都市を宣言し、非核3原則の堅持と恒久平和の実現を願い、明るく住みよい幸せな市民生活を守る決意を表明しております。 よって、我が国は、被爆者の思いに寄り添いながら、国際社会と協調して地球上から全ての核兵器をなくし、国際平和の構築に大きく寄与されるよう、日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める意見書を提出するものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案については委員会付託を省略することに決定いたしました。
△質疑
○
赤塚幸一郎議長 これより質疑を行います。 質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
赤塚幸一郎議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
赤塚幸一郎議長 これより
委員会提出議案第1
号日本政府が
核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める意見書の提出について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
委員会提出議案第1号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議あり」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 御異議がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
委員会提出議案第1号について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
赤塚幸一郎議長 起立多数であります。 よって、
委員会提出議案第1号については原案のとおり可決されました。
△閉会中の継続審査申し出事件
○
赤塚幸一郎議長 次に、日程第26、請陳第1号
種子法廃止に伴う万全の対策を求める請願についてを議題といたします。 ただいまの請陳第1号については、
経済建設常任委員長からお手元に配付しております申し出のとおり、会議規則第111条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。
経済建設常任委員長申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、請陳第1号については、
経済建設常任委員長申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
△財産区
管理会委員の補欠選挙
○
赤塚幸一郎議長 次に、日程第27、
高擶地区財産区
管理会委員の補欠選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選とし、議長が指名したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選とし、議長が指名することに決定いたしました。 高橋克巳氏を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま指名した高橋克巳氏を当選人と定めることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、高橋克巳氏が
高擶地区財産区
管理会委員に当選されました。 最後にお諮りいたします。 今定例会におきまして議決されました案件の中で、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理については議長に委任することに決定いたしました。
△市長挨拶
○
赤塚幸一郎議長 ここで市長から発言の申し出がありますので、許可いたします。 山本市長。 〔山本信治市長 登壇〕
◎山本信治市長 平成30年度第3回市議会定例会の閉会に当たり、特に発言の機会をいただき、一言、感謝と御礼を申し上げます。 本定例会は、去る8月31日に開会し、平成29年度決算、平成30年度補正予算等の諸議案につきまして、慎重な御審議をいただき、いずれも原案どおり認定・可決いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。 本定例会の会期中にお寄せいただきました市政に対する御意見や御提言、御要望につきましては、速やかに対応を検討し、今後の市政運営に可能な限り反映してまいりたいと考えております。 さて、平成30年度は、市制施行60周年の記念すべき年であります。これまで「活力あるまち」として県内外から高い評価を受けてまいりましたのも、歴代の市議会議員の皆様をはじめとする先人の方々のたゆまぬ努力のたまものであり、心から敬意を表する次第であります。 そして、今年度は、第七次天童市総合計画に基づく諸施策が本格的に展開される重要な年であります。 この記念すべき年を契機とし、これまでの歴史と伝統を礎とし、次代を担う子どもたちが夢と希望を共感できるような誇りと品格あるまちづくりに力を入れてまいりたいと考えております。 今後、より一層、市民、企業、行政がきずなを深めながら、「日本一の健康都市」の実現に向け、未来につながるまちづくりに取り組む決意を新たにしているところでありますので、赤塚議長、松田副議長はじめ市議会議員の皆様におかれましては、引き続き、天童市勢発展に向けた一層の御指導と御支援を賜りますようお願い申し上げまして、私からの御礼の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
△閉会
○
赤塚幸一郎議長 以上をもちまして、今定例会の日程は全部終了いたしました。 これをもちまして、平成30年度第3回天童市議会定例会を閉会いたします。 午前10時58分 閉会 議長
赤塚幸一郎 会議録署名議員 村山俊雄 同 狩野佳和 同 松田光也...