天童市議会 > 2014-09-29 >
09月29日-04号

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  1. 天童市議会 2014-09-29
    09月29日-04号


    取得元: 天童市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    平成26年  9月 定例会(第5回)     平成26年9月29日(月曜日) 午前10時00分開議        小松善雄議長     結城義巳副議長 ●出席議員(22名) 1番 武田正二議員   2番 水戸芳美議員   3番 遠藤敬知議員 4番 茂木孝雄議員   5番 村山俊雄議員   6番 狩野佳和議員 7番 松田光也議員   8番 矢萩武昭議員   9番 山口桂子議員10番 海鋒孝志議員  11番 木村竹虎議員  12番 赤塚幸一郎議員13番 結城義巳議員  14番 後藤和信議員  15番 山崎 諭議員16番 石垣昭一議員  17番 鈴木照一議員  18番 伊藤護國議員19番 水戸 保議員  20番 淺井健一議員  21番 伊藤和子議員22番 小松善雄議員 ●欠席議員    なし ●出席要求による出席者職氏名山本信治   市長         柏谷 忍   総務部長武田 淳   健康福祉部長     西澤 仁   市民部長                         建設部長(併)小川博史   経済部長       三瓶昭弘                         上下水道事業所長新関 茂   総務部政策調整監   吉田芳弘   天童市民病院事務局長野口忠司   消防長        高柳茂治   総務部総務課長佐野啓子   会計管理者      佐藤通隆   教育委員長水戸部知之  教育長        酒井孝二   教育次長                         農業委員会片桐久雄   農業委員会会長    高橋正義                         事務局長       選挙管理委員会           選挙管理委員会秋葉俊一              佐藤 雅       委員長               事務局長奥山吉行   監査委員       元木美智子  監査委員事務局長 ●出席した事務局職員                         事務局長補佐(兼)阿部英弥   事務局長       大内淳一                         議事係長       副主幹(兼)            副主幹(兼)大戸正義              伊藤由紀子       調査係長              庶務係長                         庶務係(兼)三宅裕子   調査係行政主査    青柳利恵                         議事係行政主査 ●議事日程 議事日程第4号             平成26年9月29日(月曜日)午前10時開会 第1 認第1号 平成25年度天童市一般会計決算 第2 認第2号 平成25年度天童市国民健康保険特別会計決算 第3 認第3号 平成25年度天童市用地買収特別会計決算 第4 認第4号 平成25年度天童市財産区特別会計決算 第5 認第5号 平成25年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計決算 第6 認第6号 平成25年度天童市介護保険特別会計決算 第7 認第7号 平成25年度天童市市民墓地特別会計決算 第8 認第8号 平成25年度天童市後期高齢者医療特別会計決算 第9 認第9号 平成25年度天童市工業団地整備事業特別会計決算 第10 議第12号 平成25年度天童市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 第11 議第13号 平成25年度天童市公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 第12 議第14号 平成25年度天童市民病院事業会計資本金の額の減少及び資本剰余金の処分並びに決算の認定について 第13 議第15号 平成26年度天童市一般会計補正予算(第3号) 第14 議第16号 平成26年度天童市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 第15 議第17号 平成26年度天童市用地買収特別会計補正予算(第1号) 第16 議第18号 平成26年度天童市財産区特別会計補正予算(第1号) 第17 議第19号 平成26年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 第18 議第20号 平成26年度天童市介護保険特別会計補正予算(第1号) 第19 議第21号 平成26年度天童市市民墓地特別会計補正予算(第1号) 第20 議第22号 平成26年度天童市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第21 議第23号 平成26年度天童市工業団地整備事業特別会計補正予算(第1号) 第22 議第24号 平成26年度天童市民病院事業会計補正予算(第1号) 第23 議第25号 天童市部設置条例の一部改正について 第24 議第26号 天童市歯と口腔の健康づくりの推進に関する条例の設定について 第25 議第27号 天童市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の設定について 第26 議第28号 天童市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の設定について 第27 議第29号 天童市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の設定について 第28 議第30号 天童市保育の実施に関する条例の廃止について 第29 議第31号 天童市立保育園設置条例の一部改正について 第30 議第32号 天童市天童高原施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について 第31 請陳第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出に関する請願書 第32 請陳第4号 市道認定に関する請願 第33 請陳第5号 国の農政改革の再検討を求める請願 第34 請陳第6号 緊急の過剰米処理を求める請願 第35 請陳第7号 集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める「意見書」提出についての請願 第36 請陳第8号 特定秘密保護法の廃止を求める「意見書」提出についての請願 第37 請陳第9号 消費税増税の撤回を求める意見書提出を求める請願 (追加議案) 第38 議第34号 平成26年度天童市一般会計補正予算(第4号) (委員会提出議案) 第39 委員会提出議案第1号 集団的自衛権行使の閣議決定の撤回を求める意見書の提出について 第40 委員会提出議案第2号 特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出について 第41 委員会提出議案第3号 消費税10パーセント増税の中止を求める意見書の提出について 第42 委員会提出議案第4号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出について (財産区管理会委員の補欠選挙) 第43 高擶地区財産管理会委員の補欠選挙          委員会審査報告書 本委員会に付託された事件について、審査の結果、別紙のとおり決定したので、天童市議会会議規則(平成3年議会規則第1号)第110条の規定により報告します。 なお、各事件に対する審査の経過は、「委員長報告」(会議規則第39条)によって承知願います。   平成26年9月24日                    総務教育常任委員長  山崎 諭                    環境福祉常任委員長  村山俊雄                    経済建設常任委員長  赤塚幸一郎                    決算特別委員長    山口桂子                    予算特別委員長    海鋒孝志 天童市議会議長 小松善雄様付託委員会議案番号件名審査結果総務教育常任委員会議第25号天童市部設置条例の一部改正について原案可決環境福祉常任委員会議第26号天童市歯と口腔の健康づくりの推進に関する条例の設定について原案可決議第27号天童市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の設定について原案可決議第28号天童市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の設定について原案可決議第29号天童市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の設定について原案可決議第30号天童市保育の実施に関する条例の廃止について原案可決議第31号天童市立保育園設置条例の一部改正について原案可決経済建設常任委員会議第32号天童市天童高原施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について原案可決          請願陳情審査結果表番号受理年月日件名提出者紹介議員付託委員会審査結果326.8.12手話言語法制定を求める意見書の提出に関する請願書一般社団法人山形聴覚障害者協会会長  小野善邦矢萩武昭 山口桂子環境福祉採択426.8.28市道認定に関する請願矢野目自治区連合会長  梅津悦也 塚野目部落会会長  阿部富雄 社会福祉法人天童福祉厚生会理事長  清野権悦 社会福祉法人天童まいづる会理事長  安喰昭吉山崎 諭経済建設採択526.8.28国の農政改革の再検討を求める請願天童市農民組合組合長  太田正良石垣昭一経済建設不採択626.8.28緊急の過剰米処理を求める請願天童市農民組合組合長  太田正良石垣昭一経済建設不採択726.8.28集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める「意見書」提出についての請願憲法九条を守る天童市民の会  阿部太彦  石垣千賀子  川崎利夫  斉藤正子  鈴木 実  原  裕  湯村章男  横田光正茂木孝雄
    伊藤和子 狩野佳和総務教育採択826.8.28特定秘密保護法の廃止を求める「意見書」提出についての請願治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟天童支部代表  瀬戸山京子伊藤和子 茂木孝雄総務教育採択926.8.28消費税増税の撤回を求める意見書提出を求める請願消費税廃止山形地区各界連絡会代表  佐藤 弘伊藤和子総務教育採択          議案審査結果表付託委員会議案番号件名審査結果決算特別委員会認第1号平成25年度天童市一般会計決算認定認第2号平成25年度天童市国民健康保険特別会計決算認定認第3号平成25年度天童市用地買収特別会計決算認定認第4号平成25年度天童市財産区特別会計決算認定認第5号平成25年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計決算認定認第6号平成25年度天童市介護保険特別会計決算認定認第7号平成25年度天童市市民墓地特別会計決算認定認第8号平成25年度天童市後期高齢者医療特別会計決算認定認第9号平成25年度天童市工業団地整備事業特別会計決算認定議第12号平成25年度天童市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について原案可決 及び認定議第13号平成25年度天童市公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について原案可決 及び認定議第14号平成25年度天童市民病院事業会計資本金の額の減少及び資本剰余金の処分並びに決算の認定について原案可決 及び認定予算特別委員会議第15号平成26年度天童市一般会計補正予算(第3号)原案可決議第16号平成26年度天童市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)原案可決議第17号平成26年度天童市用地買収特別会計補正予算(第1号)原案可決議第18号平成26年度天童市財産区特別会計補正予算(第1号)原案可決議第19号平成26年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第20号平成26年度天童市介護保険特別会計補正予算(第1号)原案可決議第21号平成26年度天童市市民墓地特別会計補正予算(第1号)原案可決議第22号平成26年度天童市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)原案可決議第23号平成26年度天童市工業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第24号平成26年度天童市民病院事業会計補正予算(第1号)原案可決 ●本日の会議に付した事件  議事日程のとおり △開議 ○小松善雄議長 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の会議は全員出席でありますので、直ちに会議を開きます。 最初に、追加議案及び委員会提出議案が提出されておりますので、その取り扱いと高擶地区財産管理会委員の補欠選挙の取り扱いについて議会運営委員会が開催されておりますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。 鈴木照一議会運営委員長。  〔鈴木照一議会運営委員長 登壇〕 ◆鈴木照一議会運営委員長 御報告を申し上げます。 追加議案、委員会提出議案及び高擶地区財産管理会委員の補欠選挙の取り扱いについて、26日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました結果、本日の議事日程に追加して、審議等をすることに決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○小松善雄議長 お諮りいたします。 ただいまの議会運営委員長報告とおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の日程に追加して審議することに決定をいたしました。 本日の会議は、議事日程第4号によって進めます。 △付託案件審査報告小松善雄議長 次に、9月5日の本会議において、決算特別委員会及び予算特別委員会並びに各常任委員会に付託いたしました日程第1、認第1号平成25年度天童市一般会計決算から日程第37、請陳第9号消費税増税の撤回を求める意見書提出を求める請願までの議案30件及び請願7件を一括して議題といたします。 △決算特別委員長報告小松善雄議長 最初に、決算特別委員会に付託しました議案12件の審査の結果について、委員長の報告を求めます。 山口桂子決算特別委員長。  〔山口桂子決算特別委員長 登壇〕 ◆山口桂子決算特別委員長 御報告を申し上げます。 去る9月5日の本会議におきまして当決算特別委員会に付託になりました認第1号平成25年度天童市一般会計決算から議第14号平成25年度天童市民病院事業会計資本金額の減少及び資本剰余金の処分並びに決算の認定についてまでの議案12件の審査の結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、9月16日から19日までの4日間にわたり慎重に審査を行った結果、認第1号平成25年度天童市一般会計決算につきましては、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 また、認第2号から認第9号までの8件につきましては、いずれも全員異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議第12号及び議第13号につきましては、いずれも全員異議なく原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。 最後に、議第14号平成25年度天童市民病院事業会計資本金の額の減少及び資本剰余金の処分並びに決算の認定については、賛成多数で原案可決及び認定すべきものと決定した次第であります。 当決算特別委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、御報告を終わります。 ○小松善雄議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △予算特別委員長報告小松善雄議長 次に、予算特別委員会に付託しました議案10件の審査の結果について、委員長の報告を求めます。 海鋒孝志予算特別委員長。  〔海鋒孝志予算特別委員長 登壇〕 ◆海鋒孝志予算特別委員長 御報告を申し上げます。 去る9月5日の本会議におきまして当予算特別委員会に付託なりました、議第15号平成26年度天童市一般会計補正予算(第3号)から議第24号平成26年度天童市民病院事業会計補正予算(第1号)までの議案10件の審査の結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、9月22日及び24日の2日間にわたり慎重に審査を行った結果、議第15号平成26年度天童市一般会計補正予算(第3号)から議第23号平成26年度天童市工業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)までの議案9件につきましては、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、議第24号平成26年度天童市民病院事業会計補正予算(第1号)については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 当予算特別委員会の決定は以上でございます。 以上、報告を終わります。 ○小松善雄議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △総務教育常任委員長報告小松善雄議長 次に、総務教育常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 山崎 諭総務教育常任委員長。  〔山崎 諭総務教育常任委員長 登壇〕 ◆山崎諭総務教育常任委員長 去る9月5日の本会議におきまして当総務教育常任委員会に付託されました議案1件と請陳3件について審査しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては特に話題となったことのみ申し上げます。 初めに、議第25号天童市部設置条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、今回の改正については危機管理及び防災についての分掌事務を明確にするとともに、市民サービスの一層の向上及び効率的な行政運営を図るために、国民年金については市民部の分掌事務に改めるものである。具体的には、総務部の所管事務の中に危機管理及び防災に関する事項を追加すること及び現在健康福祉部で所管している国民年金業務を市民部に移行することの2つの改正である旨の説明がありました。 委員からは、今回の改正による市民への影響についての質疑がありました。 これに対して執行部からは、これまで社会福祉課で行っていた国民年金の免除申請や年金受給関係業務についても市民課で手続ができるようになり、市民サービスの向上が図られるという回答がありました。 また、委員からは、施行期日に関する質疑がありました。 これに対して執行部からは、現在本庁1階のフロアレイアウト変更の検討を行っており、平成27年1月から新しい配置を予定しているため、それと同時に施行することを考えている。さらに、今年の4月から危機管理室に管理職を配置するなど危機管理体制の充実を図ったところであるが、本条例中総務部所管事務の「ス他の部の主管に属しない事項」で対応していたことから、こちらもあわせて明記し、今後の事務事業に当たっていきたいとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第7号集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める意見書提出についての請願について申し上げます。 初めに、紹介議員から、今年の7月1日、集団的自衛権行使を容認する閣議決定されたが、これは憲法9条に反するものであり、これまで集団的自衛権の行使は認められないとしてきた国会答弁を覆すものである。よって、これを撤回するよう求める意見書の提出を求める請願であるという説明がありました。 委員からは、この閣議決定は、憲法9条のもとでは海外での武力行使は許されないという従来の政府見解を180度転換し、戦争への道を開くものとなっており、断じて認めるわけにはいかない。本市は、非核平和都市宣言の宣言自治体として平和を願い、海外で戦争する国づくりを許さないためにも、この請願を採択すべきであるという意見が出ました。 また、委員からは今の世界情勢から見て、日本が何もできない状態で、これからもそれでいいのかという部分での危惧はないのかという意見が出ました。 これに対し、紹介議員からは、集団的自衛権に対する考え方について国民的議論を深めるべきであるし、憲法解釈を閣議決定していくというやり方ではなく、国民的総意と論議を深めてやっていくという手続が必要だと考えていることから、この閣議決定の撤回を要請したいという意見が出ました。 採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第8号特定秘密保護法の廃止を求める意見書提出についての請願について申し上げます。 初めに、紹介議員から、昨年12月の臨時国会でかなり大きな国民的世論の反対があったにもかかわらず、審議不十分なまま特定秘密保護法を強行採決した。この特定秘密保護法は、国民主権、基本的人権、平和主義という日本国憲法の基本原則をことごとく蹂躙するもので廃止すべきであり、意見書の提出を求める請願であるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第9号消費税増税の撤回を求める意見書提出を求める請願について申し上げます。 初めに、紹介議員から、今年の4月から消費税が8%へ引き上げられた。アベノミクスの恩恵を受けているのは一部のみで、ほとんどを占める中小企業者にとっては消費税の負担が増え、採算がとれず、消費税を価格に転嫁できないという大変な状況になっている。この市民の切実な実態、声を受けとめて、来年10月からの消費税10%への引き上げをやめるよう意見書の提出を求める請願であるという説明がありました。 委員からは、低所得者にとっては消費税を上げれば相当な負担になるということはわかるが、国の借金は1,000兆円といわれており、将来の子どもたちはこの借金をどうするのかということを考えた場合、どうなのかという意見が出ました。 これに対し、紹介議員からは、国の借金については国の税金の使い方の問題であり、国は消費税を上げて社会保障に回すと言っていたが、回っていない。保険料、医療負担等が上がっていく中で、これ以上の増税はやめてほしいという国民の多くの人の立場に立った請願であり、地方議会として意見書の提出をすべきだという意見が出ました。 採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の報告を終わります。 ○小松善雄議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △環境福祉常任委員長報告小松善雄議長 次に、環境福祉常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 村山俊雄環境福祉常任委員長。  〔村山俊雄環境福祉常任委員長 登壇〕 ◆村山俊雄環境福祉常任委員長 去る9月5日の本会議におきまして当環境福祉常任委員会に付託されました議案6件及び請願1件について審査いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 初めに、議第26号天童市歯と口腔の健康づくりの推進に関する条例の設定について申し上げます。 執行部からは、この条例は、市民の歯と口腔の健康について行政、市民、保健医療関係者等が一体となって推進していくことを目的として制定するものであるとの説明を受けました。 これに対して委員からは、保健医療関係者等とは、どのような範囲を含むのかという質疑がございました。 これに対して執行部からは、福祉関係者教育関係者などが含まれるとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第27号天童市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の設定についてを申し上げます。 執行部からは、この条例は、平成27年4月から子ども・子育て支援新制度が開始されることに伴い、家庭的保育事業小規模保育事業居宅訪問型保育事業及び事業所内保育事業の認可については市で行うこととなるため、設備及び運営に関する基準を定めるものであるとの説明を受けました。 これに対して委員からは、事業所内保育事業の地域枠の人数について利用定数との考え方について質疑がありました。 これに対して執行部からは、地域枠は事業所内保育の利用定数の内数となり、利用定員が20人であれば、その内5人以上が地域枠となるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第28号天童市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の設定についてを申し上げます。 執行部からは、この条例は、子ども・子育て支援法に基づく子ども・子育て支援新制度が開始されることに伴い、補助金等の給付対象となる特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めるものであるとの説明を受けました。 これに対して委員からは、この条例の制定によって、認可保育園についてどのように変わるのかという質疑がありました。 これに対して執行部からは、この条例は、子ども・子育て支援新制度に移行した場合、補助金等の給付を受けることができるかどうかの認定を市が行うための基準を定めるものであるとの説明を受けました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第29号天童市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の設定について申し上げます。 執行部からは、この条例は、児童福祉法の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めるものであるとの説明を受けました。 これに対して委員からは、条項のうち施設の基準の中で、専用区画の面積が児童1人当たりおおむね1.65平方メートル以上と定められていることについて、保育園の児童と同じ基準であり、体の大きい学童にとっては狭くないのかという質疑がありました。 これに対して執行部からは、専用区画の面積については最低基準ということで示された国の基準に合わせた形であるとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第30号天童市保育の実施に関する条例の廃止について申し上げます。 執行部からは、今現在、天童市保育の実施に関する条例で、保育の実施に関して必要な事項を定めているが、幼児期の学校教育・保育、地域の子ども・子育て支援を目的とした子ども・子育て支援法及び同法の施行規則により保育の必要性の事由が定められたことにより、条例を廃止するものであるとの説明を受けました。 委員は、この説明について了とし、質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第31号天童市立保育園設置条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、国の子ども・子育て支援法の施行により、児童福祉法の一部が改正されたことにより、条例の一部表記を改めるものであるとの説明を受けました。 これに対して委員からは、「保育に欠ける」とされていた表記を「保育を必要とする」と改めることにより、保育園入所の選考基準等に変更はないのかという質疑がありました。 これに対して執行部からは、保育の必要の緊急性という部分の基準についての考え方に変更はないが、保育の必要性という部分で、内閣府令で規則によって細かく決められているので、それに基づいての判断になるとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 最後に、請陳第3号手話言語法制定を求める意見書の提出に関する請願書について申し上げます。 紹介議員からは、平成18年12月に採択された国連の障害者権利条約には手話が言語であると明記されており、日本政府においても障害者権利条約の批准に向けて法整備を進め、平成23年8月に成立した改正障害者基本法の中で「すべての障害者は可能な限り、手話を含む言語、その他の意思疎通のための手段について選択の機会が確保される」と定められている。手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、手話を自由に学び使用できる、そして言語として普及・研究できる環境整備に向けた法整備の実現を求める意見書の提出を求めるものであるという内容の説明を受けました。 これに対して委員からは、意思疎通ができないということは大変もどかしいものであり、手話を言語として学び、自由に使える環境を整備するためにも、この請願の願意を酌んで意見書を提出すべきではないかという意見がありました。 採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。 ○小松善雄議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △経済建設常任委員長報告 ○小松善雄議長 最後に、経済建設常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。 赤塚幸一郎経済建設常任委員長。  〔赤塚幸一郎経済建設常任委員長 登壇〕 ◆赤塚幸一郎経済建設常任委員長 去る9月5日の本会議において、経済建設常任委員会に付託になりました条例議案1件及び請願3件について審査いたしましたので、その経過と結果につきまして、御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題になったことのみを中心に申し上げます。 最初に、議第32号天童市天童高原施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを申し上げます。 執行部から、今回の改正はロッジ及び自然休養村管理センターを廃止し、現在整備を進めている地域交流センターを設置するための改正で、施設利用料についても廃止する施設に関する規定を削除し、地域交流センターの有料施設である会議室の利用料を規定するものである旨の説明がありました。 委員からは、利用料金の根拠及び利用許可について質疑がありました。 これに対して執行部からは、利用料金については天童市立公民館の使用料を参考にした料金であること、減免団体や利用許可の部分についても市立公民館に準じるが、営利団体の利用については個別に判断していくという回答がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第4号市道認定に関する請願について申し上げます。 審議をするに当たり、当該農道の現地視察を行いました。 初めに、紹介議員から請願の趣旨の説明がありました。当該請願道路は市道山形矢野目線と明幸園、ひまわり園、のぞみ園などの福祉施設を結ぶ最短道路であり、施設利用者の送迎や職員等の通勤道路として非常に利用頻度の高い道路になっている。しかし、道路幅が狭く、車両のすれ違いができないなど、施設の円滑な利用に支障を来している状況である。福祉施設の利用者及び地域住民の利便性と災害時における避難経路並びに緊急車両の経路確保のために、当該農道を市道に認定し、拡幅工事をしてほしいという説明でありました。 委員からは、今のままでは災害時・緊急時のアクセスが不十分であり、早急に拡幅工事をすることが望ましく、願意は妥当であるという意見がありました。 また、ほかの委員からは、当該農道を拡幅するために必要な事業費についての質疑がありました。 これに対して執行部からは、当該請願道路約230メートルを有効幅員6メートルとして整備する場合、測量設計、用地補償、工事等をあわせて約3,400万円の事業費になるという旨の説明を受けました。 採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第5号国の農政改革の再検討を求める請願について申し上げます。 審議の前に紹介議員から請願の趣旨説明がありました。 政府が進めようとしている農政改革は、農業ばかりではなく、国民の食料と地域の将来に重大な影響を及ぼしかねないものである。食糧危機が心配される中で、将来にわたり安定した食料生産・供給を担い、環境と調和のできるのは家族農業である。農政改革については、農業の担い手の軸を家族経営とし、これを支える諸制度の充実、農業委員会及び農協の役割強化等、生産の振興と食料自給率の向上に資するようにするという政府及び関係機関に意見書を提出してほしいという説明でした。 委員からは、今回の農政改革が地域に大きな影響を与えることは懸念されるが、新規参入や市場を見据えた農業、あるいは大規模にして効率をよくするなど、もっと強い農業をつくるという必要があると考えるので、この請願には同意できないという意見がありました。 採決の結果、採択に賛成する委員はなく、不採択と決定した次第であります。 次に、請陳第6号緊急の過剰米処理を求める請願について申し上げます。 審議の前に、紹介議員から請願の趣旨説明がありました。 政府は、在庫米が2年前に比べて75万トンも増える見通しを認識しながら、いまだ有効な対策を講じていない。在庫を過剰に抱える卸売業者が米を投げ売りする状況も出てきており、米価下落の原因となっている。主食である米の需給と価格の安定を図ることは政府の当然の責務であり、過剰米処理を含めた緊急の需給調整を実施するよう、政府及び関係機関に意見書を提出してほしいという説明でした。 委員からは、農業も産業の1つであり、売れるものをつくるような工夫が必要であるが、安全でおいしい米づくりの基盤の必要性から、緊急の過剰米の買い上げについては反対しないという意見がありましたが、その他の意見はなく、採決の結果、賛成少数により不採択と決定した次第であります。 以上が、当委員会に付託された議案及び請願の審査結果でありますので、当委員会の決定どおり御賛同くださるようにお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○小松善雄議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △討論 ○小松善雄議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次、発言を許可いたします。 最初に、認第1号平成25年度天童市一般会計決算に対する反対討論の通告者、狩野佳和議員。  〔6番 狩野佳和議員 登壇〕 ◆6番(狩野佳和議員) 認第1号平成25年度天童市一般会計決算について反対の討論をいたします。 芳賀土地区画整理事業が19年度に始まり、28年度完成に向かって、残り2年6カ月となります。1,300世帯4,000人の人口増を見込んでの大型の開発です。 今年の7月末現在では168世帯が居住しており、529人が生活をしているとの説明です。500人以上が居住し、イオンモールを始め、商業施設で多くの人が働いているにもかかわらず、芳賀地区の調整池工事は来年の3月完成の予定です。 持論を申します。 全てにおいて人命が最優先、市民の安全・安心が最優先だと考えます。事業開始から7年が過ぎ、8年目に突入した26年度に調整池を造っていることが理解できません。 議員の皆さん、思い出してください。平成24年5月29日の経済建設常任委員会で、芳賀地内の調整池を組合事業から外し、天童市独自で約3ヘクタール購入し、調整池をつくる計画の説明、そして既に予備費で防災調整池概略設計業務委託料で入札を執行済みとの説明。 平成24年度9月定例会での私の一般質問の内容です。 重要な事業は時間をかけて説明し、当初予算に計上すべき。特に、予備費とは予見することできない個別歳出予算の不足に充てるものであり、市民生活が緊急的に、突発的に脅かされたときに使うべきものであり、今回のようなときに執行すべきでないと申し上げました。 芳賀土地区画整理事業地内の雨水対策は、平成19年2月に、山形県の都市計画審議会で、区域内に調整池を配置することが議決されています。 事業が始まり、保留地を分譲した時点で調整池をつくるように指導し、安全をまず確保するのが行政の仕事だと考えます。 市が施工するに当たり、組合には按分を負担していただくとの説明ですが、その負担割合が決定したのは今年の3月31日です。平成27年3月の完成時には、3億6,900万円をいただく協定を結んだそうですが、前後が逆です。組合が先に取り組むべき事業を看過し、負担割合の協定を結ばず、調査、設計、土地購入を進めた方法は事業ありきであり、余りにも議会軽視と考えます。 よって、8款4項6目芳賀調整池整備事業の役務費、調査測量委託料、土地購入費、移転及び損失補償費の約1億7,800万円の予算執行は認められません。 次に、8款4項1目都市計画総務費、新駅設置基本調査設計委託料約750万円と、新駅設置実施設計委託料約1,340万円です。天童駅と高擶駅の間に建設中の天童南駅は当初から疑義があり、慎重に進めるべきだと発言してまいりました。見切り発車はいけないと何度も申し上げてきました。 自治体が新規事業、大事業を進めるにあたっては、まず全体計画、総事業費を提示し、議会に諮るべきと考えます。 7年前から説明はありますが、全体事業や9億円強の予算の説明は一切ありませんでした。当初5億円と説明していた新駅建設は、今は駅前広場を含め、9億円強となっています。 新駅建設には市民の理解、合意が最優先課題と考えますが、新駅に関する説明会は平成24年7月の1回のみで、ほとんどの市民が理解をしないままに進めたこの事業は、当初から問題があると考えます。 国土交通省から新駅設置の認可がおりたのは今年の3月12日で、議会への報告は3月19日です。住民への説明も住民の理解も不十分なまま設置ありきで進めたこの事業は、市民不在のまちづくりであり、設計委託料約2,090万円は認めるわけにはいきません。 次に、8款4項2目土地区画整理費、芳賀土地区画整理事業への負担金約1億4,200万円のうち、事務費負担金約858万円です。国からの事務負担金が廃止になっているのに、県と協議し、今でも事務費を負担しているのは不思議なものです。 昨年平成25年12月に、芳賀土地区画整理組合の有志がUAEアラブ首長国連邦のドバイに研修に行かれたようです。組合の事務員3人のうち2人が同行したとの説明です。旅費は全て自己負担で問題はないとの説明ですが、事業の途中で行くというのはいかがなものかと考えます。 事務費の内容は、人件費、消耗品、事務用品なので、事務員の給料には少なからず一部が充当されているはずです。その1人は当市の元建設部長ということですので、なおさら疑問を感じます。いくら優秀な人材であっても、「瓜田に履を入れず、李下に冠を正さず」疑われるような紛らわしいことはしないほうが賢明だと思います。 県と協議し、見直しも視野に入れたほうがよいと考えます。 よって、認第1号平成25年度天童市一般会計決算について、反対していただきますようお願いいたします。 ○小松善雄議長 次に、認第1号平成25年度天童市一般会計決算に対する反対討論の通告者、伊藤和子議員。  〔21番 伊藤和子議員 登壇〕 ◆21番(伊藤和子議員) 認第1号平成25年度天童市一般会計決算について反対の討論を行います。 国は、平成24年度補正予算と平成25年度予算をあわせた15カ月予算を組み、緊急経済対策を実施しました。アベノミクスによる経済対策が期待されましたが、確かな景気回復の実感は得られない状況となっております。 地方財政は国家公務員に準じた給与減額など節減合理化を図りましたが、社会保障関係費の自然増や地方交付税措置のある事業に取り組んだことによる公債費負担などで、地方の財政的な厳しさは深刻な状況にあります。 決算認定に当たり、次の点について反対の意見を述べます。 まず、予約制乗り合いタクシー運行事業についてであります。 平成25年度は定路線を3路線から4路線に変更し、運行時間の見直しや予約受けつけ方法の改善も行いましたが、利用者は平成23年度の8,848人、平成24年度の7,888人、平成25年度は6,642人と年々減少しております。市営バス運行時の利用者が1万5,000人でありました。それと比べれば45%の利用となっております。予約制乗り合いタクシー運行は、市営バス運行の経費を超えない経費でと委託料1,500万円でやってきましたが、利用者1人当たりの経費は当時の1,000円から2,268円になっています。決算委員会の中でも意見がありましたが、抜本的な見直しが必要であることを指摘いたします。 次に、新駅整備についてであります。 狩野委員からも意見がありました新駅設置基本調査設計委託料、実施設計委託料、地質調査委託料など約2,320万円支出されていますが、新駅整備については市民への説明が不十分であり、進め方に問題があると、これまでも指摘してまいりました。天童南駅と駅名も決まり、安全祈願祭も行われ、工事に着工している現状でありますが、いまだもって新駅設置に対する市民の不満の声が聞かれます。あわせて駅前広場整備に関しても、芳賀区画整理組合とのかかわりも含めて十分な説明責任を果たすべきだと思います。 芳賀調整池整備についてでありますが、これまでも指摘してきましたが、芳賀区画整理組合と費用負担も不明確なまま、用地買収や工事に着工し事業を進めてきたことは、とんでもないと申し上げてまいりました。今年の3月議会中に費用負担について説明があり、決算審査の中で今年の3月31日に、芳賀土地区画整理組合との覚書を交わしたと明らかになったところであります。調整池は来年3月に完成予定でありますが、これまでの経費は市が一括して支払い、組合が、当初計画していた調整池整備費3億6,900万円は平成27年度に天童市に支払い、残りは組合の事業完成のめどがついてから支払われることになっているとのことであります。芳賀土地区画整理事業として調整池整備はいち早く進めるべき施設であり、組合の事業計画にも絡む重要な問題でもあります。計画を変更してまで進められる事業については、誰もが納得できる、ようきちんとした行政としての説明責任を果たすことが求められるのは当然であります。調整池整備事業の進め方について異議を申し上げます。 なお、監査意見書の中でも指摘されております指定管理者制度の委託内容、委託料の精査や、第3セクター、スポーツクラブ天童の経営のあり方についても、早急に取り組まれることを申し述べます。 消費税増税や社会保障の負担増などで市民の暮らしは深刻さを増しています。 また、子ども・子育て新システムへの移行や介護保険制度など暮らしにかかわる制度改正が迫っており、市民の暮らしと福祉を守る地方自治体としての使命は大きくなっています。 決算特別委員会での審査の意見を今後の市政に生かし、より市民の声に耳を傾けながら、市民の安全と福祉を守る天童市にするよう求めて討論といたします。 ○小松善雄議長 次に、議第14号平成25年度天童市民病院事業会計資本金の額の減少及び資本剰余金の処分並びに決算の認定についてに対する反対討論の通告者、茂木孝雄議員。  〔4番 茂木孝雄議員 登壇〕 ◆4番(茂木孝雄議員) 茂木孝雄です。 ただいまより議第14号に対する反対意見を申し述べます。 天童市民病院25年度末現在、約26億6,000万円に膨らんでいる累積欠損金、これを自己資本金と相殺させ、経営改善の再スタートとしたいという考えのようでございます。 しかし、このいわゆる減資の処理を行えば、即経営改善に進むわけではなく、逆に経営の問題点を曖昧にし、病院経営の根本的な改革を遠ざけることになるという観点から反対します。 以下、反対理由を述べます。 病院側の説明資料によれば、累積欠損金が増加する理由を、病院を新しくしたことによる減価償却費の増加であり、また減価償却費は支出の伴わない費用であり、これが累積欠損金を増やしているのだと言っております。いわば会計の基本を理解していないような全くおかしな話だと思います。 お金は既に支出をしています。減価償却費とは、既に税金投下した資産、つまり病院の建物や医療器械へ既に投資したお金、税金を、その後、毎年事業収益で回収していきなさいという金額であります。したがって、減価償却費の分を稼いでこそ、病院の建物や医療器械にかけたお金を解消すると、こういうことになります。 また、それらの資産の耐用年数が切れれば、建物や医療器械を更新するためのお金を蓄積しておかなければ、病院は継続しません。減価償却費の分を稼がなければ、次に病院を建てかえるときには手元に資金はたまらず、天童市が新たに数十億円でしょう、そういう税金をまた投入しなければならないことになります。減価償却費を考えないでよいということは、病院建物、医療器械を市の税金で建ててあげて、買ってあげ、あるいはそれをただで使わせてあげるというような意味になります。 市の公共的な土地や建物を市民に貸せば、必ず賃料はもらいます。これが根本です。しかし、市民病院に減価償却費を考えないでよいというのであれば、病院の建物や医療器械をただで使わせることになります。今の市民病院は公営企業ですが、別の形にしなければおかしい。 次に、資本金を減らす、いわゆる減資について申し上げます。 今回は累積欠損金と相殺しようとしている26億2,000万円の自己資本金は、毎年市民病院の資金不足を穴埋めするために一般会計から繰り入れてきた税金が累積したものです。そして、これまでの市民病院の経営の負の成果、マイナスの成果、つまり経営のいわば失敗による累積欠損金額を、職員がやる気が出なくなるという理由で、天童市からの一般会計繰入金を使って相殺するんでは、何の意味もありません。 減資をするということはどういう意味か、しっかり考えてみていただきたいと思います。 減資は経営者にとっては、出資者、この場合は、天童市民病院の場合は天童市です。これに対してその26億円の権利を放棄させることであり、出資者である天童市に26億円という巨額の損失を明確に認識させることでもあります。また逆に、減資はそれを忘れさせることであります。 市民病院の経営者の責任は極めて大きいと思います。民間事業者の場合、減資をするということは、会社が出資者や債権者に当初約束したとおりの業績を上げられず、配当も借り入れの返済もできなくなり、会社の存続もままならない状態に陥ったことが大半でございます。当然、経営の責任者は交代します。かつ、会社を根本から立て直すことを条件に資本金や借入金をいわばパーにしてもらうことで、放棄してもらうことです。減資とはそれだけ重いことであります。市民病院についても同じです。これまでの経営不振の責任をとることはもちろん、これからの経営改善、思い切った経営改革、経営の再生を行うと約束することを交換条件として、初めて減資というような事実が認められます。 また、26年度の補正予算書のキャッシュフロー計算書を見ていただきたい。 まず、業務活動によるキャッシュフロー。これ4,500万円の資金を食い潰しています。ここに4,500万円の資金を食い潰していますが、そこには3億3,000万円一般会計から繰り入れた上での結果であります。惨たんたるものです。 もう一つの区分、投資活動によるキャッシュフロー。やはり3,900万円の資金を食い潰しています。これも1億4,000万円一般会計からの繰り入れを含めています。これで4億6,200万円繰り入れです。 さらに、財務活動によるキャッシュフローでは、企業債発行額が1億9,000万円、逆に償還は1億700万円ですから、差し引き8,000万円強の借り越しです。要するに、市民病院の医業収益は年間12億円、これに対して今の合計5億4,500万円になります。これが26年の外からお金を注入しないと、いわば手元資金を維持できない状態でございます。5億2,500万円、いわば年間売り上げの半分近いものですね。地方公営企業法を全部適用したにもかかわらず、自立する企業を目指すという意識が全く感じられず、天童市におんぶにだっこ体質のままで、自己改革や経営の根本的な見直しも提示されていません。このまま減資の議案を認めることは、これまでの経営責任をとらない体制を放置すること、またこれからの経営の改革や再生を確約もしない、責任をとらない体制が続くのではないかと思いますし、市議会はそれを認めることになります。 市民病院を今すぐに止めろというようなことは言いません、私は。いろいろな考えがあってもいいと思います。ただ、こういう減資というものを行うなら、これまでの経営責任をきちんと明確にすること、これからの市民病院経営を抜本的に改革する、あるいは根本からあり方をもう一回見直す、この2つを確約しない限り、市民の声を代表する市議会として承認すべきではないと思います。市民は見ています。疑問や不満を感じています。議員の皆さん、市民の疑問と期待をしっかり受けとめて、この議案に反対を表明して、市民病院がこのままの姿ではなく、これからどうあるべきか、そのあるべき姿を根本から考え直すスタートラインにすべきだと思います。 以上、皆様にもそのように反対意見を要請して終わります。 ○小松善雄議長 最後に、請陳第5号国の農政改革の再検討を求める請願及び請陳第6号緊急の過剰米処理を求める請願に対する賛成討論の通告者、石垣昭一議員。  〔16番 石垣昭一議員 登壇〕 ◆16番(石垣昭一議員) 請陳第5号国の農政改革の再検討を求める意見書採択の件並びに請陳第6号緊急の過剰米処理を求める意見書提出に関する請願2件について賛成の討論を行います。 安倍政権は、農業潰しのTPP交渉に自らの公約に違反して参加、アメリカに屈服して日本農業を売り渡す譲歩を重ね、交渉の早期妥結に突き進んでいます。 その一方で、TPP妥結を前提にした国内の農政改革に矢継ぎ早に乗り出しております。 中でも、今年に入り政府が改革の新たな課題として集中的に検討してきたのが、農業委員会、農業生産法人、農協の制度見直しであります。このたび提出された請願の趣旨にもありますが、改革案は、農業委員会の主たる使命を農地利用の最適化に置き、そのために委員の選出方法や業務内容を抜本的に見直すとしております。その内容は、現行の農業委員会とは全く異なる組織への変質であり、農業委員会の実質的な解体を意味します。 最大の問題は委員の公選制を廃止し、市町村長による任命制を打ち出したことであります。公選制の廃止は、地域の農地は誰が管理するのかに関わる問題であり、農地に対する権限を農業者から奪うものであります。 また、地域農業振興の建議機能をなくすことは農地管理や農業振興に対する農民の意思表明の場を奪うことになり、農業生産法人の要件緩和とあわせ、企業の農地取得に道を開くことにつながります。 さらに、JA中央会制度見直しや単位農協が行う信用、共済事業を分離するとしていますが、家族農業や地域経済を支え、地域のインフラを提供している農協の役割をないがしろにするもので、自主的に運営されるべき協同組合の存在を否定することにつながり、拙速な改革は、現場に大きな混乱を生じることを懸念するものです。 以上、申し上げましたが、このたび提出された請願では、農業の担い手の軸を家族経営とし、これを支援する諸制度の充実、農業委員会、農協の役割の強化など、生産の振興と食料自給率向上に資する改革を求めるものであり、願意妥当として採択されることを求めるものであります。 次に、米価下落の件です。 全国的に2014年産の米の価格下落が問題になり、農民から「米作って飯食えない」といった悲鳴とともに出来秋を迎え、豊作を喜べない事態となっております。 稲作農家が他産業並みの労賃を得て米づくりをするには、農水省の調査によると、平均で玄米60キロ1万6,000円が必要です。しかし、JA全農山形は今月12日、2014年産米の概算金を13年産比で1俵60キロ当たり1,200円から2,900円安い8,500円から1万2,500円に決定いたしました。 それによると、県内産の約60%を占める主力品種のはえぬきが13年産比2,500円減、12年産比4,000円減の8,500円、つや姫は13年産比1,200円減、12年産比3,000円減の1万2,500円と、大幅下落であります。暴落の背景には、JA全農や米卸売業者が13年産米の在庫を過剰に抱え、投げ売りする状況があります。 安倍内閣は、輸入米をふやすTPPを前提に国の需給調整責任を放棄し、農家に自己責任を迫っております。 2018年産から国による米の生産調整を廃止することになっており、生産調整を達成した農家への交付金も、今年から半減となります。これでは稲作農経営は全く成り立たない実情であり、担い手といわれる大規模農家ほど大きな打撃を受けるものであります。 請願では、政府保有の古米を飼料用に回し、過剰な13年産米を政府が買い上げることなど、緊急の需給調整を求めるものであります。 農家、農民の暮らしに関わる切実な声を、議員皆様の御賛同を賜り、意見書として国に提出していただきますよう申し上げ、賛成討論といたします。 ○小松善雄議長 以上で討論を終結いたします。 △採決 ○小松善雄議長 これより順次採決をいたします。 最初に、認第1号平成25年度天童市一般会計決算について採決をいたします。 討論がありましたので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの認第1号については、決算特別委員長の報告は認定であります。 決算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立多数であります。 よって、認第1号については認定することに決定をいたしました。 次に、認第2号平成25年度天童市国民健康保険特別会計決算から認第9号平成25年度天童市工業団地整備事業特別会計決算までの議案8件を一括して採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの議案8件については、決算特別委員長の報告は認定であります。 決算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、認第2号から認第9号までの議案8件については認定することに決定をいたしました。 次に、議第12号平成25年度天童市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について及び議第13号平成25年度天童市公共下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての議案2件を、一括して採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの議案2件については、決算特別委員長の報告は原案可決及び認定であります。 決算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、議第12号及び議第13号の議案2件については原案可決及び認定することに決定をいたしました。 次に、議第14号平成25年度天童市民病院事業会計資本金の額の減少及び資本剰余金の処分並びに決算の認定について採決をいたします。 討論がありましたので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの議第14号については決算特別委員長の報告は原案可決及び認定であります。 決算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立多数であります。 よって、議第14号については原案可決及び認定することに決定しました。 次に、議第15号平成26年度天童市一般会計補正予算(第3号)から議第23号平成26年度天童市工業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)までの議案9件について一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案9件については予算特別委員長の報告は原案可決であります。 予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、議第15号から議第23号までの議案9件については原案のとおり可決されました。 次に、議第24号平成26年度天童市民病院事業会計補正予算(第1号)について採決をいたします。 議第24号については、起立により採決をいたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第24号については予算特別委員長の報告は原案可決であります。 予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立多数であります。 よって、議第24号については原案可決することに決定をいたしました。 次に、議第25号天童市部設置条例の一部改正についてから議第32号天童市天童高原施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてまでの議案8件を一括して採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの議案8件については、総務教育常任委員長環境福祉常任委員長及び経済建設常任委員長の報告はいずれも原案可決であります。 各常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、議第25号から議第32号までの議案8件については原案のとおり可決されました。 次に、請陳第3号手話言語法制定を求める意見書の提出に関する請願書について採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの請陳第3号については、環境福祉常任委員長の報告は採択であります。 環境福祉常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、請陳第3号については、採択することに決定をいたしました。 次に、請陳第4号市道認定に関する請願について採決いたします。 お諮りをいたします。 請陳第4号については、経済建設常任委員長の報告は採択であります。 経済建設常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、請陳第4号については採択することに決定をいたしました。 次に、請陳第5号国の農政改革の再検討を求める請願について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの請陳第5号については、経済建設常任委員長の報告は不採択であります。 請陳第5号について採択することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立少数であります。 よって、請陳第5号については不採択とすることに決定をいたしました。 次に、請陳第6号緊急の過剰米処理を求める請願について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの請陳第6号については、経済建設常任委員長の報告は不採択であります。 請陳第6号について採択することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立少数であります。 よって、請陳第6号については不採択とすることに決定をいたしました。 次に、請陳第7号集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める意見書提出についての請願について採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの請陳第7号については、総務教育常任委員長の報告は採択であります。 総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 請陳第7号について採択することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立多数であります。 よって、請陳第7号については採択することに決定をいたしました。 次に、請陳第8号特定秘密保護法の廃止を求める意見書提出についての請願について採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの請陳第8号については、総務教育常任委員長の報告は採択であります。 総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りをいたします。 請陳第8号について採択することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立少数であります。 よって、請陳第8号については採択しないことに決定をいたしました。 次に、請陳第9号消費税増税の撤回を求める意見書提出を求める請願について採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの請陳第9号については、総務教育常任委員長の報告は採択であります。 総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 請陳第9号について採択することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立多数であります。 よって、請陳第9号については採択することに決定をいたしました。 △追加議案の上程 ○小松善雄議長 次に、日程第38、議第34号平成26年度天童市一般会計補正予算(第4号)について議題といたします。 △提案理由の説明 ○小松善雄議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 議第34号平成26年度天童市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。 今回の補正予算は既定の予算総額に4,129万3,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ242億815万円とするものであります。 その内容は、1つには総務費の増額であります。予定申告により納税された法人市民税について確定申告による税額確定に伴い多額の還付金が生じたことから、これに対応するための償還金を増額するものであります。 2つには、農林水産業費の増額であります。8月22日に発生した降ひょうにより被害を受けた農業者への支援対策を実施するため、補助金等を計上するものであります。その1点目は、被害果樹の病害虫防除に要した農薬購入費に対する降ひょう被害農作物等災害対策事業費補助金であります。2点目は、被害果実の集出荷に係る資材購入費及び施設利用料などの経費に対する降ひょう被害農産物販売促進事業費補助金であります。3点目は、被害農業者の生産活動や経営の維持を支援するための降ひょう被害対策営農資金利子補給金及び天災対策資金利子補給金であります。このほか、被害果実の販売を促進するため、交流都市などでの開催する催し物への出展やPR・販売活動に係る経費を増額するものであります。 これらの補正に係る財源としましては、県支出金、基金繰入金を充当するものであります。 予算第2条の債務負担行為の補正については、被害農業者を支援するための降ひょう被害対策営農資金利子補給及び天災対策資金利子補給についての第2表のとおり、債務負担行為の期間、限度額を追加するものであります。 よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。 △委員会付託省略 ○小松善雄議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議第34号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 △質疑 ○小松善雄議長 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △討論 ○小松善雄議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 討論の通告がありませんので、終結をいたします。 △採決 ○小松善雄議長 これより、採決を行います。 お諮りをいたします。 ただいまの議第34号天童市一般会計補正予算(第4号)について原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、議第34号については原案のとおり可決されました。 △委員会提出議案の上程 ○小松善雄議長 次に、日程第39、委員会提出議案第1号集団的自衛権行使の閣議決定の撤回を求める意見書の提出についてから日程第42、委員会提出議案第4号手話言語法制定を求める意見書の提出についてまでの委員会提出議案4件を一括して議題といたします。 △提案理由の説明 ○小松善雄議長 これより提案理由の説明を求めます。 初めに、委員会提出議案第1号から委員会提出議案第3号までの議案3件の提出者、山崎 諭総務教育常任委員長。  〔山崎 諭総務教育常任委員長 登壇〕 ◆山崎諭総務教育常任委員長 初めに、委員会提出議案第1号集団的自衛権行使の閣議決定の撤回を求める意見書の提出についての提案理由を申し上げます。 安倍内閣は、7月1日の臨時閣議で、日本が集団的自衛権の行使を可能にすることを柱とする日本国憲法第9条の解釈改憲の閣議決定を行いました。 日本国憲法第9条第1項では、国際紛争を解決する手段として武力による威嚇又は武力の行使を永久に放棄し、同条第2項では、国の交戦権はこれを認めないと規定しています。 集団的自衛権の行使とは、自国が攻撃されていなくとも他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することであり、日本国憲法第9条第1項及び第2項の規定に反するものであります。 政府は、1972年の参議院決算委員会に提出した資料でも、「わが憲法の下で武力行使を行うことが許されるのは、わが国に対する急迫、不正の侵害に対する場合に限られる、他国に加えられた武力攻撃を阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」と明記しております。 内閣に憲法の内容を勝手に変える権限はなく、憲法の解釈は権力者の恣意に任せられることがあってはならないことから、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を強く求める意見書を提出するものであります。 次に、委員会提出議案第2号特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出についての提案理由を申し上げます。 平成25年12月6日の臨時国会で、特定秘密保護法は国民世論の圧倒的反対を押し切って、審議不十分なまま、数の力で強行成立されました。 特定秘密保護法は、防衛、外交、特定有害活動、テロについて、政府が特定秘密を指定し、これらを漏らしたり、知ろうとした場合、処罰を行うというものです。しかも何が特定秘密かは秘密だとして、国民の知る権利が奪われ、秘密を知らないままその秘密に近づけば、一般国民や報道関係者までも厳しく処罰されます。さらに、真実追求の取材、ビラや演説、デモなども取り締まりの対象となり、戦前のような物が言えない社会になりかねません。 このように特定秘密保護法は、国民主権、基本的人権、平和主義という日本国憲法の基本原則をことごとく蹂躙するものであることから、特定秘密保護法の廃止を求める意見書を提出するものであります。 最後に、委員会提出議案第3号消費税10%増税の中止を求める意見書の提出についての提案理由を申し上げます。 本年4月から消費税率が8%となり、市民の生活と景気に大激震を与えています。総務省が発表した5月の家計調査では、消費支出が東日本大震災があった平成23年3月以来の落ち込みとなり、増税による深刻な影響は誰の目にも明らかです。 たとえアベノミクスによってマクロ的経済指標が上向くことがあっても、中小企業・勤労者を土台とする国民経済は、一方での年金等社会保障削減の影響も受け、さらなる消費税増税は一層深刻な消費不況を招き、地域経済にはかり知れない影響を与えることは必至です。 また、4月増税に伴って危惧されていた中小企業の消費税転嫁は、厳しい今日の中でやはり困難であり、地域の雇用や経済を支えている中小企業は、売り上げ減と消費税負担増によって塗炭の苦しみにあります。 政府は12月初旬にも来年10月からの消費税率10%を決定するとしていますが、これ以上の消費税増税は、地域の中小企業倒産、失業者増大など地域経済に壊滅的な打撃を与えるものであることから、消費税10%増税の中止を求める意見書の提出をするものであります。 以上、提案理由の説明を終わります。 ○小松善雄議長 次に、委員会提出議案第4号の提出者、村山俊雄環境福祉常任委員長。  〔村山俊雄環境福祉常任委員長 登壇〕 ◆村山俊雄環境福祉常任委員長 委員会提出議案第4号手話言語法制定を求める意見書の提出について申し上げます。 手話とは、音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情などを使う独自の語彙や文法体系を持つ言語であり、ろう者にとって、音声言語と同様に情報獲得とコミュニケーションの大切な手段として守られてきました。しかし、一方で、手話を使うことにより差別されたり、ろう学校で手話を学ぶことが禁止されたりした歴史もありました。 平成18年12月に採択されました国連の障害者権利条約には、手話が言語であることが明記されており、日本政府はこの障害者権利条約の批准に向けて国内法の整備を進め、平成23年8月に成立した改正障害者基本法では、全て障害者は可能な限り、言語その他の意思疎通のための手段について選択の機会が確保されると定めておりますが、ここで表記されている言語の中には手話も含まれております。 また、同法第22条では、国・地方公共団体に対して、障害者が円滑に情報を取得し及び利用し、他人との意思疎通を図ることができるように情報保障施策を義務づけております。 よって、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子どもが手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を強く求めるため、国に対して手話言語法制定を求める意見書を提出するものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 △質疑 ○小松善雄議長 これより一括して質疑を行います。 質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 質疑なしと認め、終結をいたします。 △討論 ○小松善雄議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 討論の通告がありませんので、終結をいたします。 △採決
    小松善雄議長 これより、順次採決をいたします。 初めに、委員会提出議案第1号集団的自衛権行使の閣議決定の撤回を求める意見書提出について採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの委員会提出議案第1号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 委員会提出議案第1号について原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立少数であります。 よって、委員会提出議案第1号については否決されました。 次に、委員会提出議案第2号特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出について採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの委員会提出議案第2号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの委員会提出議案第2号について原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立少数であります。 よって、委員会提出議案第2号については否決をされました。 次に、委員会提出議案第3号消費税10%増税の中止を求める意見書の提出について採決をいたします。 お諮りいたします。 ただいまの委員会提出議案第3号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りをいたします。 ただいまの委員会提出議案第3号について原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○小松善雄議長 起立多数であります。 よって、委員会提出議案第3号については原案のとおり可決されました。 次に、委員会提出議案第4号手話言語法制定を求める意見書の提出について採決いたします。 お諮りをいたします。 ただいまの委員会提出議案第4号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの委員会提出議案第4号については原案のとおり可決されました。 △財産区管理会委員の補欠選挙 ○小松善雄議長 次に、日程第43、高擶地区財産管理会委員の補欠選挙を行います。 お諮りをいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選とし、議長が指名したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選とし、議長が指名することに決定をいたしました。 では、高橋俊昭氏を指名をいたします。 お諮りをいたします。 ただいま指名した高橋俊昭氏を当選人と定めることに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、高橋俊昭氏が高擶地区財産管理会委員に当選をされました。 最後に、お諮りをいたします。 今定例会におきまして議決されました案件の中で、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松善雄議長 御異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理については、議長に委任することに決定をいたしました。 △閉会 ○小松善雄議長 以上をもちまして今定例会の日程は全部終了をいたしました。 したがいまして、平成26年度第5回天童市議会定例会を閉会いたします。   午前11時42分 閉会   議長        小松善雄   会議録署名議員   矢萩武昭      同      山口桂子      同      海鋒孝志...