△開議
○
青柳仁士議長 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の会議は全員が出席であります。したがいまして、直ちに本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第5号によって進めます。 最初に、議会案2件が提出されておりますので、その取り扱いについて
議会運営委員会を開催しておりますので、その結果について、
議会運営委員長の報告を求めます。
長岡議会運営委員長。 〔長岡
繁議会運営委員長 登壇〕
◆
長岡繁議会運営委員長 御報告申し上げます。 議会案2件の提出がありましたので、その取り扱い等につきまして、本日9時より
議会運営委員会を開催し、協議いたしました結果、本日の議事日程に追加し、審議することに決定いたしましたので、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 御報告を終わります。
○
青柳仁士議長 お諮りいたします。 ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の日程に追加して審議することに決定しました。
△
付託案件審査報告
○
青柳仁士議長 9月5日並びに9月12日の本会議におきまして、
決算特別委員会及び
予算特別委員会並びに各常任委員会に付託しました日程第1、認第1号平成16年度天童市
一般会計決算から日程第52、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願までの議案47件、請願陳情5件を一括上程、議題といたします。
△
決算特別委員長報告
○
青柳仁士議長 最初に、
決算特別委員会に付託しました決算議案12件の審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 高橋
博決算特別委員長。 〔高橋
博決算特別委員長 登壇〕
◆
高橋博決算特別委員長 御報告申し上げます。 9月5日の本会議におきまして当
決算特別委員会に付託になりました認第1号平成16年度天童市
一般会計決算から認第12号平成16年度
天童市立天童病院事業会計決算についてまでの決算議案12件の審査の経過と結果につきまして御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、4つの分科会に付託いたしまして慎重に審査を行った次第であります。 審査の経過につきましては、先ほどの
決算特別委員会におきまして、各
分科会委員長の報告を本会議における
決算特別委員長の報告にかえさせていただくことに決定しておりますので、省略させていただきます。 審査の結果につきましては、認第1号、賛成多数で、認第2号から認第12号までの11件はいずれも全員異議なく、各
分科会委員長の報告のとおり認定すべきものと決定した次第であります。 何とぞ
決算特別委員会決定どおり御賛同を賜りますようにお願いを申し上げ、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
予算特別委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、
予算特別委員会に付託しました予算議案10件の審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 水戸
諭予算特別委員長。 〔水戸
諭予算特別委員長 登壇〕
◆
水戸諭予算特別委員長 御報告申し上げます。 9月5日の本会議におきまして当
予算特別委員会に付託になりました議第9号平成17年度天童市
一般会計補正予算(第3号)から議第18号平成17年度天童市
水道事業会計補正予算(第2号)までの予算議案10件の審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。 審査に当たりましては、4つの分科会に付託いたしまして慎重に審査を行った次第であります。 審査の経過につきましては、先ほどの
予算特別委員会におきまして、各
分科会委員長の報告を本会議における
予算特別委員長の報告にかえさせていただくことに決定しておりますので、省略させていただきます。 審査の結果につきましては、議第9号から議第18号までの10件については、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 何とぞ
予算特別委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
総務常任委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、各常任委員会における審査の経過と結果について、各委員長の報告を求めます。 最初に、
総務常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 水戸
保総務常任委員長。 〔水戸
保総務常任委員長 登壇〕
◆
水戸保総務常任委員長 去る9月12日の本会議において
総務常任委員会に付託になりました議第19号天童市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の設定について及び議第42号山形県
自治会館管理組合の規約変更についてを審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。 この2議案につきましては、特に問題なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
厚生常任委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、
厚生常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
伊藤護國厚生常任委員長。 〔
伊藤護國厚生常任委員長 登壇〕
◆
伊藤護國厚生常任委員長 去る9月12日の本会議におきまして、
厚生常任委員会に付託になりました議第20号天童市市民いこいの家設置及び管理に関する条例の一部改正についてから、議第25号天童市
公衆浴場設置及び管理に関する条例の一部改正について及び継続審査となっておりました請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願についてを審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。 議第20号から議第25号までの6議案につきましては、提案理由の説明にもありましたように地方自治法の一部改正に伴いまして、それぞれの施設の管理を
指定管理者制度に移行するためのものであります。 議第23
号天童市立のぞみ学園設置及び管理に関する条例の一部改正についてでありますが、保護者等の要望にできるだけこたえるため、従来の午前9時から午後1時までの開園時間を2時間延長し、午前9時から午後3時までとすること、また、休園日についてでありますが、従来の週3日の利用から週5日の利用に変更するものであります。 以上の説明を受けたところでありますが、特に問題なく了とした次第であります。 以上、採決の結果、議第20号から議第25号までの6議案につきましては、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願についてでありますが、委員からは、請願に掲げられている項目の内容では
年金制度全般に取り組む内容としては不透明であり、この内容で意見書を提出するのは不適切でないかとの意見があり、採決の結果、全員異議なく不採択すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
文教経済常任委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、
文教経済常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 秋葉
忠文教経済常任委員長。 〔秋葉
忠文教経済常任委員長 登壇〕
◆
秋葉忠文教経済常任委員長 去る9月12日の本会議におきまして
文教経済常任委員会に付託になりました議第26号から議第39号までの14件につきまして、審査いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。 議第26号から議第29号までの条例改正4件、及び議第32号及び議第34号の条例改正2件、及び議第36号から議第38号までの条例改正3件は、地方自治法の一部改正に伴い、施設の管理を
管理委託制度から
指定管理者制度に移行するため、移行に必要な管理業務及び管理基準を定めるもので、執行部から説明を受けて了としたものであります。 採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決定した次第であります。 議第33号天童市森林情報館の設置及び管理に関する条例の一部改正について申し上げます。 改正の趣旨は、地方自治法の一部改正に伴い、管理を直営から
指定管理制度に移行するため、移行に必要な管理業務及び管理基準を定めるものです。 執行部からは、
ゆとりプラザヤマコーの撤退に伴い、道の駅の機能を森林情報館に兼ね備えていくことの説明に対して、委員からは、
指定管理者制度移行後も、
森林情報館設置の目的である健全な森林の次世代への継承及び
資源循環型社会の形成をどう実現していくのかとの質疑があり、執行部からは、管理者募集の際の仕様書に森林情報館の目的を兼ね備えた運用をしていただく内容を記載していくとの説明を受けたところです。 採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決定した次第であります。 議第30号天童市放牧場の設置及び管理に関する条例の一部改正について及び議第31号天童市
天童高原運動広場の設置及び管理に関する条例の一部改正についての条例改正2件は、管理を市が直営で行うため、管理委託にかかわる指定を削る改正を行うもので、執行部からの説明を受けて了としたものであります。 次に、議第35号天童市
学校設置条例の一部改正について申し上げます。 改正の趣旨は、
市立田麦野小学校の児童の減少に伴い、平成18年3月31日をもって同校を廃止するものであります。 委員からは、今後の
児童スクールバスの考えはあるかとの質疑があり、執行部からは、現段階での考えとして、市営バスの利用を原則とし、市営バスで時間が合わないなど不都合な場合、タクシーの利用を考えているとの説明を受けたところです。 最後に、第39号天童市
文化財保護条例の一部改正については、
文化財保護法の一部改正に伴い関係規定の整理を行うもので、執行部の説明を聞いて了としたところであります。 採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決定した次第であります。 当委員会の決定どおり御可決賜りますようお願いを申し上げまして、御報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
建設常任委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、
建設常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 小澤
精建設常任委員長。 〔小澤
精建設常任委員長 登壇〕
◆
小澤精建設常任委員長 去る9月12日の本会議におきまして当
建設常任委員会に付託になりました議第40号天童市
火災予防条例の一部改正について、議第41号天童市
水防協議会条例の一部改正について、議第43号山形県
消防補償等組合の規約変更について、請陳第3号市道温泉・原町線の拡幅整備についての請願、請陳第4号水害対策についての請願、請陳第5号倉津川の断面積拡大について要望を求める請願及び請陳第6
号樽川排水樋門に
排水機場設置について要望を求める請願を審査しましたので、その経過と概要について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみを申し上げます。 初めに、議第40号天童市
火災予防条例の一部改正についてですが、消防法の改正により、平成18年6月1日から一般住宅においても防災警報機、防災報知機の設置が義務づけられることになります。既存住宅については平成23年5月31日まで5カ年間の猶予期間が設けられていることから、この間、市報及びチラシ等を活用して市民への普及に努めていくということであり、採決の結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定した次第でございます。 次に、議第41号天童市
水防協議会条例の一部改正についてですが、根拠法である水防法の該当条項の変更であり、採決の結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定した次第でございます。 次に、議第43号山形県
消防補償等組合の規約変更についてですが、根拠法である水防法及び
土砂災害計画区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律の該当条項の変更と庄内町、鶴岡市及び酒田市の合併に伴う
組合議会議員の定数変更による規約変更であり、採決の結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定した次第でございます。 次に、請陳第3号市道温泉・原町線の拡幅整備についての請願ですが、現地確認の後、審査を行いました。
既設道路部分につきましては、歩道及び排水路の設置を含めて拡幅整備の必要性が高いと判断されました。一方、貫津沼の上を通過する新道設置につきましては、建設コストや水利権の問題から現実でないという意見も出されましたが、貫津沼東側の現道の改良も難しい状況にあり、生活・通学路の安全性を確保したいという願意は妥当であり、採決の結果、全員異議なく採決するものと決定した次第でございます。 次に、請陳第4号水害対策についての請願ですが、現地確認の後、審査を行いました。 樋門、樋管への照明、水位メモリの設置や排水ポンプの設置など天童市の所管以外の事項も含まれており、請願取り下げ及び出し直しを求める意見もありましたが、水害のない安心な地域となる対策を講じてほしいという願意は妥当であり、採決の結果、全員異議なく採決すべきものと決定した次第でございます。 次に、請陳第5号倉津川の断面積拡大について要望を求める請願ですが、現地確認の後、審査を行いました。 執行部からは、県の河川改修計画では整備済みの河川と位置づけているとの説明があったものの、集中豪雨時の安全性が保証されたわけでなく、より一層の安全性を確保するために要望する必要があるということから、採決の結果、願意妥当として全員異議なく採決すべきことを決定した次第であります。 次に、請陳第6
号樽川排水樋門及び
排水機場設置について要望を求める請願ですが、現地確認の後、審査を行いました。 これまでも山形河川国土事務所長に天童市の重要事業として要望しており、排水機の設置についてはコスト的に早急な対応は難しいが、緊急時の排水ポンプの排水については前向きな回答を得ているという説明がございました。 今後とも要望を継続してほしいという願意は妥当である。採決の結果、全員異議なく採決すべきものと決定した次第でございます。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようにお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で各常任委員長の報告を終わります。
△討論
○
青柳仁士議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 最初に、認第1号平成16年度天童市
一般会計決算に対する反対討論の通告者、20番
伊藤和子議員。 〔20番
伊藤和子議員 登壇〕
◆20番(
伊藤和子議員) 認第1号平成16年度天童市
一般会計決算について反対の討論を行います。 平成16年度は、国の三位一体改革の影響を受け、地方交付税と地方交付税の振替措置である臨時財源対策債を合わせた一般財源は、前年度に比べ10%強、5億4,142万円の減少となりました。あわせて補助率カットや一般財源化による影響もあり、地方財政運営は深刻な状況に置かれました。 一方、一向に回復の兆しを見せない社会経済の中で、市民生活は一層厳しさを増しました。 地方自治法第1条の2に住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとすると地方公共団体の役割を規定しています。 生活保護扶助費がふえていますが、保護基準すれすれの経済的弱者や低所得者の負担が重くなっている現状にあって、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するという憲法25条を遵守する政策が必要です。 決算の成果説明書で、3カ年実施計画を基本に継続事業の早期完成に重点を置き、経費の合理化、効率化、重点化を考慮しながら、社会福祉基盤の整備を初め、総合的な地域福祉施策や生活関連社会資本の整備等、市民福祉の充実に積極的な取り組みを行ったと述べております。 確かに市民の生命と財産を守る高機能消防指令センターの整備、緊急地域雇用創出特別基金を活用した諸事業の取り組み、市民要望の大きかった市民墓地の整備など、前進面も多々ありました。 予算審査の折にも指摘していますが、次の点について申し上げます。 まず、住基ネットです。 住基ネット差しとめ訴訟が全国13の地方裁判所に提訴されております。国立市、杉並区、横浜市など切断中の自治体も見られます。住基カードの偽造も起きており、公的証明書として使えるというのも矛盾や疑問が吹き出しています。市民の安全が守れる保証はなく、国民総背番号制につながる危険もはらんでおり、認めがたいものであります。 次に、東根市外2市1町共立衛生処理組合負担金についてであります。 指定ごみ袋が倍に値上げされ、証紙収入額は前年度の2.38倍の8,272万円になり、天童市の負担金は4億286万円から3億4,640万円へ、5,646万円減額になりました。受益者負担は当然と、市民に押しつけたことはごみ収集処理の有料化であり、看過できるものではありません。 市有施設整備基金について、これまでも指摘してきましたが、特定の目的を定めて積み立てるという地方自治法第241条に反し、承認できません。学校給食センターや市立天童病院など大型公共施設の建設が目前に迫っていますが、なぜ目的を特定しないのか疑問のあるところです。 今回、2区画整理事業組合からの寄附を積み立てているわけですが、1億円を超える寄附であり、土地区画整理事業の組合員から見て正当なものか、またこれも疑問なところでございます。 さらに、天童市鍬ノ町地区観光施設立地促進奨励金交付金ですが、公平性、公正性から異議を訴えてまいりました。 23街区を中心に観光に結びつく施設を張りつけようとの施策だったのでしょうが、支出した交付金が生きていない現状を見ると、むだ遣いだったのではないかとの市民の指摘もあります。 23街区の整備については、観光拠点施設の整備と銘打って始めた事業ですが、拠点となるヤマコープラザの内容について、市としてのかかわり方に問題があったのではないでしょうか。大型書店が出店準備中でありますが、本屋が観光と結びつくのかという声も聞かれます。議会としての対応も問われる問題でもあり、責任を感じるものであります。 多目的広場、野外ステージの利活用も含めた一体的な今後のあり方について、全庁的に取り組むと言われますが、担当が明確でなく他人任せになっている嫌いがあります。早急な対策が必要と考えます。 次に、土地区画整理事業調査委託料です。 市に芳賀駅の可能性についての調査でJRと協議をするための検討資料とのことでありますが、天童駅と高擶駅間が近く、その間に駅をつくれる可能性があるのか、調査を委託したこと自体、理解に苦しむものです。 あわせて芳賀の土地区画整理事業ですが、73ヘクタール規模の区画整理が本当に必要なのか、地権者の間でも区画整理推進を危ぶむ方がいらっしゃるようであります。減歩という負担も大きく、地権者の方々の意見をよく集約して慎重に進めるべきではないでしょうか。 次に、農水費についてであります。 異常気象による農作物被害が世界のあちこちで発生し、砂漠化が進み、地球人口が増加する中、食糧問題が大きくクローズアップされています。 このような中、日本の食糧自給率が40%を切り、胃袋の半分以上を国外に依存しなければならない現状に危機意識を持っています。特に農産物栽培に最適のこの地で、安心して意欲的に農業に取り組める農業施策の充実が求められています。認定農家育成のための施策はあっても、制度融資への利子補給程度で、新たな米政策による価格の下落や野菜等の価格安定対策など経営安定のための施策充実にはほど遠い現状にあり、子供に跡を継いでくれとも言えない状況にもあります。 歳出に占める農林水産業費は6億3,400万円とわずか3.5%、直接農業を支援する費用はそのわずかしかありません。基幹産業である農業振興と環境保全のためにも、農業施策充実に力を入れるべきと思います。 最後に、当初予算で舞鶴保育園の大規模改修の財源に福祉振興基金を取り崩すということで反対しましたが、最終的には一般財源で対応されたようです。しかし、財源補正をすべきでなかったのか指摘しておきたいと思います。 また、天童市結婚促進協議会補助金について、任意の協議会に支出すべきでないと指摘してまいりました。先ほどの委員長報告で、個人情報保護の関係からことし解散となったとのことでありますが、一言指摘しておきたいと思います。 以上申し上げましたが、来年度の予算編成に反映させていただき、より一層、市民の願いに沿った市政運営に励まれることを願い、反対の討論といたします。
○
青柳仁士議長 次に、認第1号平成16年度天童市
一般会計決算に対する賛成討論の通告者、6番
結城義巳議員。 〔6番
結城義巳議員 登壇〕
◆6番(
結城義巳議員) 認第1号平成16年度天童市
一般会計決算について、賛成の立場から討論を述べさせていただきます。 ただいま反対討論の中にもありましたように、平成16年度は国の三位一体改革の影響を受け、一般財源の大幅な削減は地方財政にとりましては極めて深刻な状況になっております。 そのような厳しい財政状況の中ではありますが、第5次天童総合計画に定める将来都市像「人輝き 誇りと生きがいのもてるまち」の実現を図るため、新規事業として、学びの里天童プラン21事業、介護認定者実態調査、天童市商店街共通ポイントカード導入事業、家畜排せつ物適正処理緊急対策事業、農業交流プラザ事業、網走市との観光物産相互交流事業、明治乳業跡地住宅宅地整備事業、高機能消防指令センター総合整備事業などに意欲的に取り組まれました。 また、継続事業としては、市民墓地整備事業、天童病院新築事業基本設計作成、知的障害者支援事業、身体障害者福祉事業、子育て支援事業、農村総合整備事業、ブランド・ニッポン農作物供給体制確立条件整備事業、愛宕沼天童原線及び久野本若松線の街路事業、市道三中成生2号線及び津山小学校通り線の道路新設改良事業、市道立宿1号線及び灰塚街道線等の臨時地方道路整備事業、防衛施設周辺道路整備事業、まちづくり総合支援事業など、多くの重要事業を実施されております。 地方財政がますます厳しさを増す今日、本市としても例外ではありませんが、健全財政を堅持しながら可能な限りの新規の事業も立ち上げ、継続事業については早期の完成を目指し、行財政改革にも極力配慮しながら社会資本の整備や市民福祉の充実を図るために各種の施策を積極的に推進してきたものと理解しているところであります。 さらには、鍬ノ町・老野森両土地区画整理事業、下水道事業にも積極的に取り組むとともに介護保険制度の円滑な運用と福祉サービスの向上に努めるなど、安全で安心して暮らせるまちづくりを精いっぱい推進してきた1年であったと思うのであります。 その御努力に対し、心から敬意を表しながら賛成の討論とさせていただきます。議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。
○
青柳仁士議長 次に、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願に対する反対討論の通告者、4番
篠原みゑ子議員。 〔4番
篠原みゑ子議員 登壇〕
◆4番(
篠原みゑ子議員) 請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願に対する反対討論を行います。 年金改革法案は、平成16年6月5日、参院本会議で可決成立し、現在施行されているところであります。 今回の改正の基本的な考え方の1つとして、社会経済と調和した持続可能な制度の構築と制度に対する信頼の確保が挙げられます。 現在、少子高齢化が急速に進展している中、将来の現役世代の負担を過重なものとしないようにするとともに、高齢期の生活を支える公的年金としてふさわしい給付水準を確保すること、及び社会経済の変動に柔軟に対応でき、頻繁に制度改正を繰り返す必要のない持続可能な制度として、おおむね100年間にわたる見通しを作成するものとされております。 請願内容の1つに、年金改革法の実施を中止し、消費税によらない全額国庫負担の
最低保障年金制度をつくることが掲げられておりますが、年金改革法は国会において論議され成立された法律であり、国会において可決成立した法律を中止せよとの内容で、国及び関係地方公共に意見書を提出することは適切さを欠くものと考えます。 今後の年金改革について、国の方では4月1日、衆参両院の本会議において年金制度を初めとする社会保障制度改革に関する決議を採択するとともに、同決議に基づく両院同会議の設置を決め、全党会派が参加する年金制度を初めとする社会保障制度改革に関する両院合同会議をこれまで6回ほど開催し、年金制度の現状認識及び将来の見通し、公的年金制度の必要性について、国民年金の位置づけについてなどについて各党の発言・自由討議を行っており、ことしの秋までを目標に年金制度改革の実現を目指し、論議を重ねているところであります。 基礎年金の国庫負担を直ちに2分の1に引き上げることにつきましては、国民年金法等の一部を改正する法律(平成16年法律第104号)の本則の中に基礎年金の国庫負担割合を2分の1に引き上げることが明記され、その引き上げの日程についても法律に明記されており、平成16年度に着手され、平成17、18年度の財源としては、恒久的財源の縮減・廃止、個人所得課税の抜本的な見直しを行い、財政を確保することとされております。その後、必要な財源を確保して平成21年度までに完全に引き上げることとされており、請願の内容は既に満たされております。 次に、過大な年金積立金を不正に流用したり株式投資に使わないで保険料や給付の改善に使うことに対しては、現在、年金積立金の運用についても専ら被保険者のために長期的観点から安全かつ効率的に行うため、運用の基本方針に基づいて国内債券を中心としつつ国内外の株式等を一定程度組み入れた分散投資が行われております。 積立金の運用は、独立した第三機関である年金積立金管理運用独立行政法人が効率的に行い、受託者責任を厳正に適用する仕組みに改めることになります。 厚生労働省は、7月14日、年金資金運用基金の平成16年度資金運用業務概況を公表しましたが、それによりますと平成16年度の年金資金運用基金の運用損益の合計は2兆2,419億円の黒字となり、これにより平成15年度末累積利差損益マイナス1兆6,411億円の赤字は16年度末において6,008億円の黒字となっており、積立金は適正に運用されている状況にあると思われます。 以上のようなことから、請願内容の願意については妥当さを欠くものと判断するものであります。 よって、老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願について採択することに反対するものであります。
○
青柳仁士議長 次に、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願に対する賛成討論の通告者、11番
石垣昭一議員。 〔11番
石垣昭一議員 登壇〕
◆11番(
石垣昭一議員) 請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願について賛成の立場から討論をいたします。 2004年に年金改革が行われましたが、その問題点は、第1に年金保険料の大幅な引き上げです。制度改悪により14年間連続して毎年保険料を値上げします。厚生年金等は、昨年10月に続きことし9月からさらに0.354%引き上げ、年間約1万円の負担増になります。国民年金は、ことし4月から月額280円値上げ、1人年間3,360円の負担増になります。 第2は、年金給付の引き下げです。これまで年金は物価上昇に合わせて、もらえる年金額が引き上げられてきたために、曲がりなりにも生活水準を維持してきました。ところが、昨年の改悪によりマクロ経済スライドに置きかえられました。この結果、
2023年までに15%もの減少となります。 問題点の第3は、国庫負担の引き上げを法律に違反して先送りしたことです。基礎年金に対する国庫負担比率を3分の1から2分の1に引き上げることを94年に国会決議で決めていました。本来、99年の改定時には実施すべきものと財源がないとして先送りし、昨年再び与党合意に基づき平成21年までに2分の1にすると、さらに先送りしました。しかも、当面の財源として公的年金控除の見直し、老年者控除の廃止などで国民に負担を求めるものです。 今後も所得税の定率減税の縮小・廃止、消費税増税を進めるなど国民負担増で財源を確保するとしている点は見過ごすことができません。 このたび提出された請願で求めているのは、第1に、年金改革法の実施を中止し、消費税によらない全額国庫負担の
最低保障年金制度をつくること、第2に、基礎年金の国庫負担を直ちに2分の1に引き上げること、第3に、過大な年金積立金を不正に流用したり株式投資に使わないで、保険料や給付の改善に使うこと、この3点について改善を求めているものです。これは、昨年の年金制度の改悪からして当然の住民要求ではありませんか。 現在の年金制度で最大の問題点は、日々の生活を到底賄えない低い年金額と、無年金者の人々が膨大な数に上っていることにあります。 また、保険料の未納による空洞化が急速に進行しているということです。未納、未加入、申請免除を合わせて1,000万人を超える人が年金保険料を払っていないという事実は動かしようがなく、事態はまさに深刻であります。しかし、こうした低年金、無年金や空洞化の問題に対して、政府は何ら解決策を示していません。 請願では、国民すべての人が安心できる年金制度の抜本改革のために国民的議論を起こし、
最低保障年金制度の創設を求めています。当議会にあっても、国が決めたことだから仕方がないとするやり方ではなく、市民の立場に立った真剣な議論が必要であり、先ほどの委員長報告は不透明だと述べておりますが、このたびの請願は願意妥当として採択すべきものと思います。 ちなみに、神奈川県寒川町議会で
最低保障年金制度創設を国に求める意見書が初めて採択され、以来1,110の自治体議会で意見書が採択され、ことし7月27日には全国政令指定都市市長会が国に対し最低年金制度創設の提案を行っています。 最後に、議員皆様方の御賛同をお願い申し上げ、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願について賛成の討論といたします。
○
青柳仁士議長 以上で討論を終結いたします。
△採決
○
青柳仁士議長 これより順次採決いたします。 最初に、日程第1、認第1号平成16年度天童市
一般会計決算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 認第1号については、
決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
青柳仁士議長 起立多数と認めます。 よって、認第1号については
決算特別委員長の報告のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第2、認第2号平成16年度天童市
国民健康保険特別会計決算から日程第12、認第12号平成16年度
天童市立天童病院事業会計決算までの決算議案11件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案11件については、
決算特別委員長の報告のとおり認定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、認第2号から認第12号までの11件については、
決算特別委員長の報告のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第13、議第9号平成17年度天童市
一般会計補正予算(第3号)から日程第22、議第18号平成17年度天童市
水道事業会計補正予算(第2号)までの予算議案10件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案10件については、
予算特別委員長の報告のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、議第9号から議第18号までの10件については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第23、議第19号天童市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の設定についてから日程47、議第43号山形県
消防補償等組合の規約変更についてまでの議案25件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案25件については、各常任委員長の報告は原案可決であります。各常任委員長の報告のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、議第19号から議第43号までの25件については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第48、請陳第3号
市道天童温泉・原町線の拡幅整備(一部新設)についての請願から日程第52、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願を採決いたします。 これより順次採決いたします。 最初に、日程第48、請陳第3号
市道天童温泉・原町線の拡幅整備(一部新設)についての請願から日程第51、請陳第6
号樽川排水樋門に
排水機場設置について要望を求める請願までの請陳4件を一括して採決いたします。 ただいまの請陳4件につきましては、
建設常任委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。 ただいまの請陳4件については
建設常任委員長報告のとおり採択することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、請陳第3号から請陳第6号までについては採択することに決定しました。 次に、日程第52、請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願を採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 この請願に対する
厚生常任委員長の報告は不採択であります。 お諮りいたします。 請陳第2号老後を支える
最低保障年金制度の実現を求める請願については、採択することに賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
青柳仁士議長 起立少数であります。 したがいまして、請陳第2号については不採択とすることに決定しました。
△議会案上程
○
青柳仁士議長 次に、日程第53、議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書の提出について議題といたします。
△提案理由の説明
○
青柳仁士議長 これより提案理由の説明を求めます。 議会案第1号の提出者、15番小澤 精議員。 〔15番 小澤 精議員 登壇〕
◆15番(小澤精議員)
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書の提案理由について御説明申し上げます。 道路は、人、物、情報、文化等の地域間交流を促進させ、市民生活や経済社会活動を支える最も基本的な社会基盤であります。 本市においては、東北中央自動車道天童インターチェンジが設置されているものの高速道路ネットワークの構築が図られず、本来の利点が享受できない状況にあります。 また、公共交通機関が未発達のため自家用自動車への依存度が高く、朝夕の交通渋滞が慢性化し緊急車両の通行にも支障を来すおそれもあり、広域幹線道路ネットワーク形成が重要かつ緊急の課題となっております。 こうした本市を取り巻く道路整備の実情から、市民が大きな期待を寄せている財源は一般財源することなくすべての道路整備に充当するとともに平成17年度予算編成に当たっては道路整備に必要な予算の確保と重点配分を強く要望し、意見書を提出するものでございます。 以上、皆様の御賛同を賜りますようにお願い申し上げまして提案理由の説明を終わります。
○
青柳仁士議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議会案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、議会案第1号については委員会付託を省略することに決定しました。
△質疑
○
青柳仁士議長 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
青柳仁士議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 最初に、議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書の提出についてに対する反対討論の通告者、11番
石垣昭一議員。 〔11番
石垣昭一議員 登壇〕
◆11番(
石垣昭一議員) 議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書提出について、反対の立場から討論を行います。 第1に、この意見書提出に当たって問われることは、市民要求に沿ったものとなっているのかという点にあります。 平成16年度の地域懇談会、市政への提言、市民相談室対応報告書など市民の声では、市民相談室は別にして、その多くは道路整備にかかわるものであります。特に地域懇談会での要望は、建設部に関する内容が最も多く、その全体の46%であり、そのほとんどが、車の交通量がふえている、子供たちの通学路にもなっているので大変危険だ、早く整備をしてほしい。道幅が狭く冬には除雪車も入れない、拡幅できないのかといった道路整備に対する市民の切実な願いです。 生活道路の整備や子供たちの通学路の確保など市民にとって必要な道路整備は急がなければなりません。しかしながら、このたびの意見書では、高速幹線道路の整備のみを求めているものです。 次に、
道路特定財源制度の堅持を求めていることです。 そもそも
道路特定財源制度は、ガソリン税、石油・ガス税、軽油取引税、自動車取得税、自動車重量税などで、受益者・原因者負担の考えに基づいて利用者から道路整備費の負担を求めるものですが、その税額は国・地方合わせて年間6兆円にもなっています。問題なのは、道路建設だけに限定され、これを使い切るための不要不急の道路建設が膨れ上がっていることです。 政府の高速幹線道路優先の道路政策による巨額の予算の投入は過密・過疎を激しくするばかりか、大型道路整備事業は、ゼネコン奉仕型の公共事業を拡大し、浪費の温床になっています。その財源になっているのが
道路特定財源制度です。 今必要なことは、国民生活の利便の確保、国土のつり合いのとれた発展、安全と効率などの総合的な見地から交通体系をつくることが大切であり、特に地域公共交通網の整備の一環として住民の足を守り、地場産業発展のための地域道路網を整備することが求められています。 道路特定財源を幹線自動車道路づくりに集中して使う現在のあり方を抜本的に転換し、生活道路などに優先的に配分し、バランスのとれた交通体系を確立してこそ住民の足としての交通機関を発展させることができます。 以上、
道路特定財源制度は、地域住民の願いにこたえる生活道路整備を重点にしたものになっていない点で、意見書案に反対いたします。 最後に、議員皆様方の御賛同をお願い申し上げ、議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書の提出についての反対討論といたします。
○
青柳仁士議長 次に、議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書の提出についてに対する賛成討論の通告者、16番長岡 繁議員。 〔16番 長岡 繁議員 登壇〕
◆16番(長岡繁議員) 議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書提出について、賛成の立場から討論を行います。 小澤議員の提案理由にも述べられましたように、道路は豊かな市民生活や経済社会活動、地域間交流の活性化を担う最も基本的な社会基盤であると認識しております。このような中で、広域交流連携の強化に欠かせない高規格幹線道路、いわゆる高速道路の本県の供用率はわずか40%であり、東北平均の62%、全国平均の63%を大きく下回っている状況にあります。 本市を縦断する東北中央自動車道についても、平成14年度に一部区間が供用を開始しているのみであり、東北縦貫自動車道や常磐自動車道に連結し、自動車専用道路ネットワークを構築してこそ最大の効果が発揮されるというものではないでしょうか。 このような地域格差を解消し、活力ある地域づくりを一層推進するためには、高規格幹線道路の整備に積極的に取り組むことが必要であると強く感じているところであります。 さらに、昨年秋の中越地震においては、災害復旧や被災した住民への物資輸送など道路の果たした役割の重要性を再認識したのは、私だけではなかったはずです。 また、地域間幹線道路網がまだまだ未整備で、バスなどの公共交通機関が未発達で自動車交通への依存度が顕著な当地域にとって、防災や医療との連帯強化を図り、安全で安心できる暮らしを実感できるようにするためには、市町村間道路ネットワークの形成を初め、生活道路の整備が不可欠であります。
道路特定財源制度については、国の来年度予算の議論がスタートした中で、道路特定財源が余剰し、一般財源化も含めた見直しが検討されているなどの情報もありますが、当該制度は受益者負担の考え方に基づき、道路整備のために自動車利用者に負担を求めているものであります。したがいまして、今後とも
道路特定財源制度を堅持し、高速道路から生活に密着した市道等の整備まで、より一層推進していっていただきたいと念願するものであります。 ついては、安全・安心の市民生活の一助となるよう御賛同いただきますようお願い申し上げ、
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書を提出することについての賛成の討論とさせていただきます。
○
青柳仁士議長 以上で討論を終結いたします。
△採決
○
青柳仁士議長 これより採決いたします。 ただいまの議会案第1号
道路特定財源制度の堅持及び
道路整備予算の確保に関する意見書の提出について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 議会案第1号については、原案のとおり決定することに賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
青柳仁士議長 起立多数と認めます。 よって、議会案第1号については、原案のとおり可決されました。
△議会案上程
○
青柳仁士議長 次に、日程第54、議会案第2号自治体病院の
医師確保対策を求める意見書の提出についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○
青柳仁士議長 これより提案理由の説明を求めます。 議会案第2号の提出者、13番
伊藤護國議員。 〔13番
伊藤護國議員 登壇〕
◆13番(
伊藤護國議員) 自治体病院の
医師確保対策を求める意見書の提出についての提案理由を申し上げます。 少子高齢化社会を迎え、地域住民が安全で安心な生活を送る上において、地域における医療環境の整備充実が重要な課題となってきております。 市立天童病院は、新病院の開業に向けて事業を進めておりますが、地域医療の中核として、小児医療、夜間医療等多くの不採算部門を担いつつ医療提供体制の確保と医療水準の向上に努めているところであります。 こうした状況の中、昨年4月から実施されている新たな医師臨床研修制度の必修化に伴って、大学による医師の引き上げや医師の地域偏在、診療科偏在等が顕在化し、地域医療を担う医師の不足が全国的に深刻化しており、山形県においても同様の状況になっております。 特に小児科や産婦人科につきましては、過酷な勤務条件、医療訴訟の多さなどの要因によりまして医師希望者が減少しており、医師の確保が極めて困難な状況にあります。 このような医師不足は全国的な問題となっており、本市におきましても将来的な医師確保の問題が懸念されるところであります。 よって、国において、都道府県、大学、学会、医師会等との連携のもと、早急的に抜本的な
医師確保対策を講じるよう強く要望し、意見書を提出するものであります。 皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○
青柳仁士議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議会案第2号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、議会案第2号については委員会付託を省略することに決定しました。
△質疑
○
青柳仁士議長 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
青柳仁士議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
青柳仁士議長 これより採決いたします。 ただいまの議会案第2号自治体病院
医師確保対策を求める意見書の提出について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議会案第2号については、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議会案第2号については、原案のとおり可決されました。
△散会
○
青柳仁士議長 これをもちまして、本日の議事日程は全部終了しました。 したがいまして、これで本会議を散会いたします。 午後零時10分 散会...