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12月05日-04号

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  1. 村山市議会 2019-12-05
    12月05日-04号


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    令和 1年 12月 定例会(第5回)議事日程第4号     令和元年12月5日(木曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問(散会)-----------------------------------          本日の会議に付した事件議事日程第4号に同じ-----------------------------------          ●出欠席議員氏名出席議員(16名)  1番  小山大地議員      2番  吉田 創議員  3番  高橋卯任議員      4番  阿部正任議員  5番  細矢清隆議員      6番  田中正信議員  7番  犬飼 司議員      8番  矢萩浩次議員  9番  高橋菜穂子議員    10番  結城 正議員 11番  菊池貞好議員     12番  中里芳之議員 13番  秋葉新一議員     14番  海老名幸司議員 15番  石澤祐一議員     16番  大山正弘議員欠席議員(なし)-----------------------------------          説明のため出席した者の職氏名 市長        志布隆夫   副市長       高橋政則 教育委員会教育長  菊地和郎   代表監査委員    古瀬忠昭 選挙管理委員会委員長       農業委員会会長   須藤義和           佐藤 毅 総務課長      三澤浩子   政策推進課長    原田和浩 財政課長      宮古 浩   市民環境課長    大戸忠行 税務課長      柴田 明   保健課長      矢口裕子 福祉課長      小玉 裕   子育て支援課長   片桐正則 農林課長      柴田 浩   商工観光課長    田中昭広 建設課長      柴田 敏   会計管理者     斎藤昭彦 水道課長      櫻井秀一   消防長       奥山 高 消防署長      早坂弥美   教育委員会学校教育課長                            片桐 隆 教育委員会学校教育課教育指導室長 教育委員会生涯学習課長           笹原 聡             井澤豊隆 教育委員会東京オリ・パラ交流課長 農業委員会事務局長 板垣 晃           矢口勝彦 監査委員事務局長  斎藤幸子   選挙管理委員会事務局長                            高橋准一-----------------------------------          事務局職員出席者職氏名 事務局長      松田充弘   議事調査主査    高橋大心 庶務係長      高橋留美   議事調査係長    齊藤文彦-----------------------------------                            午前10時開議 ○議長(大山正弘議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第4号によって進めることにいたします。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長 日程第1、一般質問を続行いたします。 質問、答弁は簡潔に重複のないようにして議事運営にご協力願います。 それでは、順次質問を許します。-----------------------------------菊池貞好議員の質問 ○議長 11番 菊池貞好議員。   (11番 菊池貞好議員 登壇) ◆(菊池貞好議員) おはようございます。 一般質問2日目になります。大分風景が変わって、大分さま変わりしております。私も3期目になりました。ただいまから通告に従って質問をさせていただきたいと思います。 今後の村山市のにぎわいを創出していく上で、村山駅からも近く中心市街地に位置し、約3,600平方メートルの広大な敷地を有する楯岡高校跡地は今後どのような利活用をしていくのかは市民の皆様の最大の関心事ではないのかと思われます。定住人口拡大に向け、楯高跡地のよりよい利活用を探りながら、楯岡商店街も含めた中心市街地の再生を図っていかなければならないとも思います。 そこで、先月14日から健康状態を見える化して生活習慣病などを予防する、むらやま健幸ポイント事業が始まりました。キックオフの説明会が開催されたようでございます。楯岡高校跡地フィットネス施設の機能を持たせ、運動習慣の定着や健康寿命を延ばし、医療費の削減を進める事業が始まったとありました。 具体的には、市民がそれぞれ活動量計を身につけて行動して、日常の歩数、禁煙宣言、腹八分目などの健康宣言でポイントを加算していく事業のようであります。たまったポイントはクオカードで受け取るシステムになっているようです。 健康増進事業は、現在クアハウス碁点余暇開発公社に委託しております。余暇開発公社では、市民が自主的に健康を維持し病気を予防するために、温泉などを利用して健康づくりを行っているものです。そしてポイント事業もやっているということです。 楯岡高校跡地の利活用の前に始まったポイント事業でありますが、今後どの世代層を狙っていくのか、クアハウス碁点健康増進事業との違い、またクアハウス碁点ポイント事業とどのように連携していくのかお尋ねいたします。 壇上での質問は以上とします。 ○議長 矢口保健課長。 ◎保健課長 ただいまのご質問は、対象者についてが1つだったと思います。クアハウス健康増進事業につきましては、代表質問のときにもお答えしたかと思うんですが、主に高齢者層の方が非常に利用者が多いということで、介護予防にもつながるということで、クアハウス碁点の事業につきましては高齢者を主にターゲットにしていきたいと思っております。 あと、ポイント事業についてでしたけれども、議員、クアのポイント事業というふうにおっしゃいましたけれども、クアハウス碁点ではポイント事業というのはやっておりませんで、今回新たに始めた健幸ポイント事業についてのことと捉えてよろしいでしょうか。 こちらにつきましては、これも前回お答えしましたけれども、若年層から中高年ということで、どちらかというと年齢層の若いほうにターゲットを置いて事業を展開してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 大分、市民の関心も高まっていることでありますので、このポイント事業、しっかり事業展開していただければと思います。 体育館に人工芝を張り屋内運動場として利活用することも検討中とありましたが、さまざまなスポーツの兼ね合いで難航しているようであります。市内のほかの屋外運動場に不足感はないということですが、高齢者の間でどうしても冬場の運動不足を解消する屋内でのグラウンド・ゴルフなどができるような施設が少ないと言われております。確かに新しい施設のフィットネスで運動できればよいわけですが、ご高齢の方がフィットネスで運動というのはなかなか少ないのではないでしょうか。高齢者の健康寿命を延ばす政策を進める意味でも、体育館でのほかのスポーツとの兼ね合いもありまして、なかなかできないと思います。それで、ぜひ体育館の下のピロティを冬場のグラウンド・ゴルフの練習場などに整備していただいて、高齢者の冬場の運動不足解消とひきこもり予防のために、また社会参加によってコミュニケーションを持つ機会をつくっていただければ、健康寿命がさらに延びるのではないかと思います。これについてお答えをお願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 先ほど担当課長が申し上げたように、高齢者にフィットネスはやっていないんです。申し上げたように若者から中年に対してフィットネスをやると答えたとおりでありますので、高齢者にフィットネスは予定していないところです。 あと、楯高下のグラウンド・ゴルフについては既に去年からやっております、実験的でありますが。ですから今から新しいのじゃなくて既にやっているんですね。ことしも継続の予定であります。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) やっておることは聞いておりますが、もうちょっと整備をしていただいて、みんなが活用できるような施設にしていただければと思います。 例えば、そのポイント、今からポイント事業始まっているわけでございますが、ポイントを利用して中心商店街での買い物に使ったり食事をしていただいたりという、お互いがよくなるような事業展開を将来的にしていくような考えはないのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 どういう案件かをもうちょっと詳しく言ってもらえば考えたいと思います。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) これ、タニタさんの事業だと思いますが、このポイントを先ほど言いましたようにクオカードにかえていくということになっておりますが、そのところをそのポイントカードで商店街で買い物なり食事などをしていただくような、相互でそのポイントを使えるようなことをぜひ考えていただければと思いますが、市長、どうでしょう。 ○議長 志布市長。
    ◎市長 そういうことは事前に織り込んでおりますが、詳しくは担当課長に説明をいたさせます。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 楯高跡地の利活用施設と商店街の関係ということでご質問を頂戴しました。 楯高の利活用施設の大きな目的としまして、にぎわいの創出と、そして経済効果を生む新たな拠点というようなことは議員ご承知のとおりで、そういう意味では、当然商店街含めた中心市街地の活性化に資する事業をぜひやっていきたいと思っておるところでございます。 ほかの団体の例等、先進地の例も見させていただいたことがございます。同じように健康づくりポイント事業を商品券でございますか、そういった形でやっているところもございましたし、いろんな形態があるかと思います。 ただ、その例で見ますと商店街さんのほうも相応の一緒の形の負担とかそういったのもあったところもございますので、村山の場合はどういったやり方が一番そぐうのか、それはこれから利活用者、それから健康づくり事業に参加する方、商店街の方と一緒に考えていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) この楯岡高校跡地利活用は、商店街の活性化ということも含まれておるわけでございますので、楯高の跡地の利活用と商店街、中心市街地の活性化も並べて考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、空き店舗の利活用についてお尋ねいたします。 楯岡の商店街には20数店舗の空き店舗があります。季節ごとのイベントなどで季節限定の利用は見られますが、空き店舗を利用しての新たな事業者はなかなか出てきていないようです。空き店舗を貸していただけるオーナーも少ないとお聞きしております。 コワーキングスペースkokage地域おこし協力隊のメンバーは、限りある期間で精いっぱい活動をしているようです。コワーキングスペースの事業は共同で仕事をする場所という意味で、共同で仕事をすることによってさまざまなメリットが生まれてくることが目指す目的であります。 昨日の一般質問にもありましたが、20代・30代の若者が将来の夢を語ったり村山市の未来を語り合う場としてコワーキングスペースが考えられます。令和4年からコワーキングスペース楯岡高校跡地に入ることになっておりますが、若者と中心市街地の活性化を進める上で、商店街の中にもあるべきと考えます。現場の問題は現場で解決するのが一番と考えます。いかがでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 ただいま、コワーキングスペースについては1か所を設けております。その利用状況を見て今後考える上で楯高の跡地を再活用しようと思っています。 ただ、もう1か所設けるという話ですか。それは今のところ考えてはおりません。利用状況とか必要度数を見て、ただ部屋を借りればいいというもんじゃないんですね。インターネット関係も全て配線しなきゃなりません。お茶飲みどころとかお手洗いとか皆要りますから、ただ空き店舗、ぽんといいかといえば、そうじゃないんですね。そういう意味では活用したいという考えはよくわかりますけれども、費用もかかりますから、その辺のことを考慮して楯高で、あるいは今やっている甑葉プラザでやって足りない、楯高でやって足りないという場合に、そのほかに考えていくという方法をとっていきたいと思っています。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) すみません、私の説明がちょっと不足しました。コワーキングスペース、今甑葉プラザにあるわけですが、それが楯高の跡地に行ったときに考えるという形でございます。だから3か所という意味じゃありません。楯高の跡地にコワーキングスペースが今予定になっています。その分室というか、そういう形の中で商店街の問題を解決する、あと空き店舗を解決するという意味でのコワーキングスペースの分室のようなものを設けたらいかがでしょうかということでございます。よろしくお願いいたします。市長、どうでしょう。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今申し上げたとおり、必要度数を見てから判断していく。ほとんど客が来ないのに分室を設けるということは考えておりません。 ただ、簡単にすればいいというんじゃなくて、いろいろ要りますし、駐車場も必要なんですね。そういうことをさまざま勘案すると、どれぐらいの費用がかかるか、その費用に見合う分のあれが試しにつくるという案でしょうけれども、楯高なり今の甑葉プラザで大体の人数がわかっているのに、それにまたサテライトをつくるという話ですけれども、そういうのはやっぱり状況に応じて対応してまいりたいと思います。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) まずは、楯高跡地にコワーキングスペースを移設するわけでございますので、その状況を見てからで結構ですので、お考えの上、進めていただきたいと思います。 今、コワーキングスペースには毎日市民が集い活動しております。ここからやる気のある人が起業に向けて動き出すとき、空き店舗を事業所として利用することが考えられます。このような新たな起業者のためにも、空き店舗のオーナーが積極的に貸し出せるように、市としても固定資産税の軽減などを考えていただければと考えますが、市長、いかがでしょう。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そういう話は前からあって、何らかのメリットを与えてそういう活用をしたらいかがという話はありました。これも最初からそういう条件を示すんじゃなくて、やる気のある人がやってきて、やりたいというところを見て条件で来れば、いろいろうちのほうでも考えたいと思います。 ただ、おっしゃったように今の空き店舗については全国的な話でありまして、全国的に問題になっているんです。一番何が問題かというと、ほとんどの空き店舗といっても所有者が貸さないんですね。あるいは自分で住んでいる方もいます。そういう方のそういう所有権移転がなかなか進まない。あるいは貸店舗になかなか進まない。これは村山市だけの話じゃないんです。全国的に小売店舗の今の現状ということで非常に問題になって、本も何冊も出ていますね。 そういう中でそういう話もあったんでしょうけれども、固定資産税をやるから、結局ただで貸せという話ですか。それはわかりませんが、有料であればそれにかかる固定資産税も払いますし、ただで貸すんだったら固定資産税減免しますよって、いろんな方策があると思います。そういう場面出てきましたら、うちのほうでも考えますし、現実に今、補助金が出ているんですね。うちのほうでは40万近く出しましたが、補助金を使って実際に借りて改装してやっている方もいらっしゃいます。それは一つの方法だと思いますが、これからの分野で私どもも考えてまいりたいと思っています。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) この空き店舗の問題は、やっぱり市長おっしゃるとおり全国的な問題で、なかなか借り手がいない。貸すほうもオーナーの方もなかなか渋っているという状況ですね、たしかね。ということで、じゃオーナーさんが積極的に貸しますよと言っても、借りる人がいなければこれはしようがないわけでございますので、そこら辺も先ほど言いましたコワーキングスペースの活動の中にも、起業を目指すような人をつくるという項目もたしかあったと思いますので、そこら辺もコワーキングスペースの活動をそっちのほうの空き店舗の利活用に持っていけるように、これから考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、観光産業についてご質問いたします。 村山市の観光の核となる東沢バラ公園は、昭和31年に誕生し63年経過しようとしているわけです。入園者数は近年頭打ちになっております。バラの香りのする公園として、ことしは香りの強いバラを植栽して入園者に香りを楽しんでいただいております。一歩前進したのかなと評価いたします。 以前、市長にバラ公園について質問があったとき、たしか「公園には今のところ整備にかかわる大きな投資は考えていない」旨、おっしゃっていました。ただ、私は現状維持は衰退の始まりと考えます。バラの鑑賞、バラの香りも大切ですが、今のマンネリ化した公園をできるだけお金をかけないでやれることはないか考えてみました。 第5次村山市総合計画の913万人のファンづくりということで、東沢バラ公園の利活用の推進の項で、湖や楯山については散策路の整備等により、健康や癒やしの場として利活用を図っていくとあります。近年の少子高齢化の進展により、意識の中で安らぎ、憩いを求める傾向がありペットに対する需要が高まっております。今、家族の一員として犬を飼っている人が多くなっております。犬の食事にしても、もしかすると我々人間より高価な食事代をかけている家庭もあるというふうにお聞きしております。 本市のテーマでもある健康寿命を延ばす意味からも、また動物愛護の観点からも、人と犬が自然の中で触れ合えるレクリエーション空間づくりとしてドッグランの設置はできないかと考えています。春と秋のバラまつり期間中は観光客への迷惑等の問題で開催できないと考えられます。また飼い主の方のマナーの問題も考えられます。安全性に問題のない場所でマナーよく利用いただくルールをつくり運営していけば、市民の皆さんの憩いの場になると思います。いかがでしょうか。 東沢バラ公園の今の現在の立地を考えますと、バラ交流館前の南側のスロープのあたりから大沢ため池西側、下の沼の散策路が最適かと思われますが、いかがでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 現状維持は衰退という話がありましたが、私は大きな投資をしないという意味で言っているんです。いつまでも東沢バラ公園にこだわって、何かそれを中心にしてやろうというと、なかなか前に進まないんですね。ですから、今でも東沢公園には5,000万ほどかかっています。これは、それ以上皆さんの税金を使って大きな投資をしていいかというと、そういう投資はしないから現状維持、それでも毎年5,000万かかるんですね。そういう意味では投資はしませんけれども、いろんな改革、変革はしていきます。 その中で、香りのバラ園も信子妃殿下を呼んで香りのバラ、信子妃殿下来ただけで東北中のバラ愛好家に対して東沢公園の知名度がぐんとアップしているわけですね。そして香りの、これまた信子妃殿下の指導だといって、これがまたぐんとアップしているわけです。お金をかけないで効果を狙っているわけです。そういうことをやっているんです。その中でやるんですから、これが今言ったドッグランが現状維持から外れているということですか。現状維持の私は中だと思いますね、ドッグランをつくるのは。 ただ、ドッグランも何年も前に何回ももう出ました、議員知っているように。ドッグランの話はもう出ているんです、何回も。ただ何かつぶれているんですね。よく私はわかりませんが、ドッグランすれば当然それに見ている人も必要ですね。東根の堂ノ前公園は、いっぱい散歩をしているそうでありますが、そういうのも私も聞いています。 ドッグランについては、私も13号線の新道の駅構想をことしの春に出したとき、あそこにドッグランとちゃんと入れました。それは周りに人がいるからですね。ドッグランという構想をもう上げているんです。それを見ているかどうかは知りませんけれども、あそこのドッグランというのはもう何回も出ています。ただ平らなところがなかなかないんですね。柵で囲わなきゃだめなんでしょう。そういうことを考えると、うちのほうでもう1回検討はしますが、こういう話は浮かんでは消え、浮かんでは消えしているような気がいたします。その中でいろいろやりたいなと、東沢公園のために頑張りたいという気持ちは重々わかりますので、うちのほうでもいろんな方面でこれからも検討、研究をしてまいりたいというふうに考えています。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 市長の前向きな答弁ありがとうございます。私も前に言ったような気はしますが、どうにか東沢公園を観光客だけでなく地元の人にも使っていただきたい、利用していただきたいということで、この提案を再度させていただいたわけでございますので、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 それと、東沢公園、通年利用を考えていかなければならないのかなと私は考えております。それで前にもやっておりましたが冬のイルミネーション復活、また冬花火等のイベントなどを冬期間やるように考える時期かと思いますが、これについてはいかがお考えでしょう。 ○議長 志布市長。 ◎市長 議員あたりが先頭に立って民間でやるのだったら、うちのほうでは阻止はしません。ただ、市では今のところやる予定はないですね。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) イルミネーションのときも経費がかかるという話もありましたので、なかなか前に進むことはできないのかと思いますが、民間でさまざまイベント等、開催案出てきましたら、市のほうでもぜひサポートよろしくお願いいたします。 それでは、次の項に行きます。 最上川には、かつて舟運時代に難所と恐れられた碁点、三ヶ瀬、隼があり、クアハウス碁点最上川美術館大淀ビューポイントなど自然を生かした風光明媚な観光スポットが点在しております。観光客の目を楽しませております。 さきの総合計画913万人のファンの集いの中で、現存する舟下りのさらなる充実と明記されております。ことしより運営会社が変わり新たな期待が高まっているわけでありますが、台風の影響等により、お聞きしたのですが業績はあまり好転していないということでした。民間企業ということで経営までは立ち入れないと思いますが、市としても観光産業を即効性のある経済政策と考えているなら、市としても何らかのサポートを考えていかなければならないと考えます。ほかの観光地、季節ごとのイベント等の連携をどのようにとっていくのか、商工観光課長、お願いいたします。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 最上川三難所との連携というお話でございますが、代表質問でもお答え申し上げたとおりでございます。最上川沿いには伝承館でありますとかフットパスでありますとか観光果樹園でありますとか、さらには隼公園、三ヶ瀬公園というものがさまざまあると思います。クアハウスを中心に今後も体験型の着地型の観光アクティビティというものが見直されているところがございます。新年度には何とかそういう川沿いの連絡協議会のようなものを立ち上げながら、相互に協力した商品の開発とかそういうものについて取り組んでいきたいと考えているところでございます。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) ぜひ前に進んでいっていただきたいと思います。最上川美術館からの景観、最上川を見下ろす景観がすばらしい景観だと私は思っております。ここら辺のことも進めていただければと。たくさん最上川沿いにはビューポイントありますので、よろしくお願いいたします。 次に、新たな商品開発について質問いたします。 村山市にはそば、じゅんさい、果物など、おいしい食べ物のほかに、6次産業でさまざまな商品が開発されております。先日の代表質問にも出ておりましたが、袖崎の湯舟沢温泉ミストが本年12月より、今月より販売されるということでした。あの温泉施設の泉質は大変肌によいと以前より評判で、私の家族もお世話になっておりました。 ローズプロジェクト事業で、10月より市内、県内はもとより全国600人にはがきでモニタリング調査の依頼をしたら、100枚の返信があったということです。20件のネットでの返信がありました。ほとんど満足度の高い返信内容だったようです。 先日、ラジオ番組で30本のリスナープレゼントがされましたが、その後、66件の問い合わせ、注文があったようです。女性にとったら一生美に関しては興味があるようです。 また、美容だけでなく皮膚病にも効果があるようで、寒河江市のリスナーからは、全身にミストを吹きかけ3日で効果があらわれたと感謝の気持ちを伝えてきていたようです。また海外からの反応があり、効能だけでなく商品の容器に記載されている無添加化粧品とmade in Japanが女性には信頼されているようです。今後、令和2年4月よりネットでの販売を開始する予定になっているようです。 湯船沢温泉の泉質は、販売元の事業所によりますと全国で2番目に肌によい泉質だそうです。1番目は鹿児島県屋久島の温泉だそうです。今後、道の駅、村山駅で、そして各地での観光物産展などで販売予定だそうです。 温泉は、個人というよりは村山市の財産であると思われます。ないものを探すより、このようなすばらしい財産を大事に育てていくことが重要になってくるのかと思います。全国の女性のふるさと納税の返礼品に最適かと思われます。この新商品をどのように推進していくのか、市長、ご所見をお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 この商品につきましては、もう半年も前から内々にうちらのほうで打ち合わせをしてきております。今いろいろと効能を言ってもらったんですけれども、ふるさとの商品、当然考えております。いろんな販売を今検討をほとんどし終わって、これからどう進めていくかの方向に入っているところでございます。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) この間、開湯200周年か、200年ということでお祝いの行事もありました。大変歴史のある温泉ですので、私も言いましたが、これは村山市の財産でございますので、大事に育てていっていただければと思っております。 続きまして、受動喫煙防止対策について質問いたします。 現在、たばこを吸う人は成人の20%程度だそうですが、たばこを吸わない人に比べて吸う人は肺がんで死ぬ危険が男性で4倍以上、女性で3倍前後も高くなるそうです。吸い込んだ煙の通り道、肺や喉にがんができやすいのはもちろんのこと、肺から吸収された発がん性物質は血液に乗って全身に運ばれます。たばこは体中のさまざまな臓器にがんを引き起こす原因となっております。肺がんによる死亡件数は、大腸がん、胃がんに次いで3番目に多い件数になっております。 肺がんには、ほかのがんにない特殊な発症状況があります。自分が好まない状況下でがんを発症してしまう受動喫煙があります。受動喫煙とは、自分以外の人の喫煙により煙にさらされることを言っているわけですが、それを防止するための新たな制度が始まっております。2018年4月に健康増進法の一部を改正する法律が制定されました。 ○議長 菊池議員に申し上げます。 もう少し簡潔に説明をお願いします。商品説明もいいです。 ◆(菊池貞好議員) はい。 健康増進法を一部改正する法が制定され、学校施設、医療機関、児童福祉施設などでの第一種施設では、ことし4月1日より敷地内禁煙になっております。学校施設では現在どのような対策、また指導をなさっているのか、保護者の皆様を初めとする多くの来校者への周知対策などはどのようになさっているのか、お聞きいたします。 ○議長 菊地教育長。 ◎教育長 学校での受動喫煙防止対策についてご質問いただきました。 結論から申し上げますと、現在、市内の小中学校全て、校地内全面禁煙ということになっております。こういう状態になってからもう10年以上経過しておりますし、学校の教職員はもちろん、学校さまざまな行事等で利用していただく地域の皆様にもご協力いただいて、すっかり定着しているものと考えているところであります。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 学校施設については前から教育長もおわかりのとおり、大分対策のほうは進んでおったわけで、この受動喫煙防止法の前に学校等々の施設では注意喚起なり、いろいろな対策は練られていたと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 ことし7月に厚生労働省の職場における受動喫煙防止のためのガイドラインが出されております。組織的対策では、事業者、労働者の役割、受動喫煙防止対策の組織的な進め方、妊婦等への特別な配慮などが書かれております。来年4月より受動喫煙防止対策が強化されるわけですが、飲食を伴うクアハウス碁点、道の駅などの施設では受動喫煙防止に向けて現在どのような対策をしており、そしてこれからどのように従業員への指導をしていくのかお聞きいたします。 甑葉プラザでの受動喫煙の問題は、そもそも図書館施設であるため、現在も子どもの利用者が多くあります。そのことを鑑みても施設内は全面禁煙とすべきと考えますが、どのように対策を進めていくのかお聞きいたします。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 ご案内のように、クアハウス碁点につきましては、分煙という形で施設内での喫煙はできないようにさせていただいております。道の駅につきましても、法に基づいて分煙の形をとらせていただいているところでございます。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 甑葉プラザの禁煙の状況、分煙の状況でございますが、施設内は喫煙することができません。施設外、屋外のほうに行ってお願いをする形をとってございます。 以上です。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 私、施設、ちょっと見させていただいたんですが、施設内での禁煙という表示はなかったように受けました。また喫煙所というかね、喫煙室ではないんですね、喫煙所という形で外部に設置されておりました。その喫煙所にその明記がなされておりません。これから分煙室が必要になってくると思いますが、その対策をどのようにお考えでしょうか。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 屋外のほうに灰皿等の設備を置いて、そこでお願いしたいということで以前からお願いしておりますが、それについてはもう既に定着をしておりまして、そういう形で皆さんご協力をいただいているところでございます。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 我々は承知しているわけですが、その3つの施設ですね、外部から市外、もしかすると県外からも来るお客さんがいると思います。その方への周知はどのように考えておりますでしょう。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 施設の性格等からいっても、皆さんもマナーでそういう施設の中では禁煙というのは定着しているというふうに思っております。 なお、表示についてはもう一度確認をさせていただきます。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 前向きに検討していただければと思います。 続きまして、東沢バラ公園についてお聞きいたします。 まずは、公園の定義についてお聞きいたします。 私は、公園内は全て公共施設と考えます。その上で施設内は全面禁煙とすべきと考えます。いかがお考えでしょうか、またバラ公園内にある民間施設もこれも準ずると考えますが、ご所見をお願いいたします。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 東沢公園につきましては、2か所ほど喫煙所を施設外といいますか、入り口の外と、あともう一つは北口のほうに1か所、外に設けているところでございます。ちゃんと表示をしまして、そこで喫煙できる場所ということで設定をしております。 施設内の飲食店につきましても、今後とも法に基づいて的確に喫煙、分煙がなされるように指導していきたいと考えているところでございます。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 公園内には、当然不特定多数の方が見えられるわけでありまして、お子さんから体の不自由な方、妊婦さんなどが来られるということも考えられますので、これからも喫煙の方に対しての受動喫煙防止対策からも、分煙なり喫煙所を設けるなりしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、市内飲食店での来年4月からの受動喫煙防止の取り組みについては、特例措置として県条例対策で店内を喫煙可とした小規模飲食店は受動喫煙防止法に自主的に取り組むよう努めるという努力義務になっております。しかし施設の大きさの違いこそあれ、最大目標である受動喫煙防止の観点より、お客様に対しての注意喚起は必要かと思われます。行政としても飲食店に対して何らかの指導が必要かと思われますが、どのような対策、指導をしていくのか、お伺いいたします。 ○議長 矢口保健課長。 ◎保健課長 お答えいたします。 市内の飲食店につきましては、指導機関が山形県というふうになっておりますので、市の役割は県と連携して、禁煙、分煙についての普及啓発に努めていくというふうに認識しております。 以上です。 ○議長 11番 菊池議員。 ◆(菊池貞好議員) 来年の4月からになる事業でございますので、これに向けて受動喫煙防止対策ということで進めていただければと思います。 また、店舗の禁煙化を考えている小規模飲食店には、客席の改装等を行う場合、山形県受動喫煙防止対策設備等整備事業補助金、最大10万円の補助金が受けられます。あわせて市民の健康増進を進める意味で周知をお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長 11番議員 菊池貞好議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午前10時55分から行います。 暫時休憩します。     午前10時46分 休憩     午前10時55分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。-----------------------------------細矢清隆議員の質問 ○議長 5番 細矢清隆議員。   (5番 細矢清隆議員 登壇) ◆(細矢清隆議員) さきの選挙につきまして、各地域の方々よりご支持を受けたことに対して、まことに感謝を申し上げます。 私は、安心・安全、そして住んでよかった村山、おまけにもう一つ、住んでみたい村山市を目指して頑張る決意でございます。よろしくご支援、ご指導お願いいたします。 それでは質問に入ります。 大久保地域を挙げて北山桜の育成管理をしている立場から、今後の北山の環境整備に関して質問します。質問に当たり情報を共有した上で質問に入りたいので、改めて経緯と現状について述べたいと思います。 平成16年、2004年に、市制施行50周年記念の事業の一つとして、北山全域に桜を植えて桜の名所を目指そうということで、大久保地域600戸全戸参加により600本の桜を植えて以来、一部行政の支援もいただきながら、地域住民の手によって草刈り、施肥、病害虫防除、雪対策としての剪定などの育成管理を続けてまいりました。また頂上あずまやを手づくりにして登山道に木製チップを敷き、スイセンを植えるなど気軽に楽しめる花咲く山として順次成長を続けています。 そうした中、桜の花が美しく咲くようになった平成24年、2012年、地域を挙げた新しい恒例行事として北山さくら祭りを開催するに至っております。そしてまた平成28年になり、山形県より、やまがた百名山に選定されました。選定された百山の中では標高が188メートルで下から2番目、登山コース延長が1.5キロ、下から3番目と小さな山ですが、地区民の思いが込められた花咲く山として選定していただいたと思います。このことが追い風となり、地区内外から訪れる人が増えていることを実感しているところでございます。 このように、地域の思いが詰まった北山一帯を地域の憩いの場としてさらに充実させたいと願い、平成26年に前担堤、埋立地5,000平方メートルを児童公園や遊び場などの機能を持つふれあい公園として整備してほしいと、大久保まちづくり協議会と市に対して要望いたしました。 その後も大久保地域の中で議論が続き、他の公園視察や検討委員会での検討を重ね北山整備構想としてまとめ、先ごろ市に対しプロジェクトとして計画的な整備を求める要望をしたところでございます。 地域でまとめた構想内容について、この場で詳しくは触れませんが、勤労青少年ホームや前担堤、白山神社、畜産団地なども含めて大きなエリアとして、桜を核としていろいろな施設を整備することにより、全ての世代が集まる居場所となる、顔を合わせ会話をし自然に触れながらコミュニケーションをとるための話題となる北山公園(仮称)をイメージしているところでございます。 前置きが長くなりましたが、こうした大久保の地域を挙げた動きに対して、市としてのスタンスをお伺いします。 地域の要望に対し、今後とも地域と意見交換をしながら検討していく趣旨の文書回答をいただいているところでありますが、市長から地域の思いに対するご所見をいただければ幸いです。 もう1点であります。 まず、ここ数年の中で市として公園に対して視察、研修、勉強会などの調査や検討などをしていることがありましたら、その概要について担当課長よりお伺いしたいというふうに思います。 以下、自席にて質問いたしますので、これで終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今質問がありましたが、まず、細矢議員はまち協の会長を長年やってきて、よく内容をご存じだと思います。ことしの9月27日にも要望の提案がありましたが、これもよくご存じだと思います。今回の市議会選挙では当選なさいましたが、この北山公園(仮称)でありますが、大きな命題の一つではないかと思っています。私どもも真摯に取り組んでまいりたいというふうに思っています。 その中で、沼を埋め立てた後に桜を植えまして、あそこに当初、子どもの遊園地をつくろうというふうに考えておりました。そしていろいろ役員の方と話をしますと、それだけじゃなくて北山の山全体を含めてやりたいということを提案を受けまして、それ以降、私どものほうでは、それではどういう計画がいいのか、全体像で話してみたらいかがということで今回の大構想になっていると思います。これについては私どものほうで提案をしましたから、これはちゃんと受けとめて話し合いをしながら進めていきたいと思っています。 そして、大体構想もまとまってきましたので、あとは各論に入っていくわけですね。各論に入った段階で第1番目には、まず子ども用の遊園地、何と言いましたっけ、ここは、児童原っぱエリアですか、提案いただいた計画の中では児童原っぱエリア、これを第一に取り上げて整備をしてまいりたいというふうに考えています。 ただ、前にも申し上げましたように、周辺、青少年ホームも相当傷んでちょっと危ないというのも聞いていますから、それの関係もありますから絡めていきたいと思っていますが、とりあえず児童原っぱエリア、これについては一番最初に取り組んで整備をしてまいりたい。 ただ、令和2年度からというとちょっと無理かもしれませんが、設計だけで終わるかもしれません。これについては以上申し上げたとおりでございます。 ○議長 片桐子育て支援課長。 ◎子育て支援課長 お答えいたします。 公園整備につきましては、現在、調査とか検討とか視察等をしているところはございません。ございませんけれども、ここ数年の公園整備の実績といたしましては、平成30年度から2か年をかけまして、楯岡五日町にある市立の保育園の西側に五日町の児童公園を整備しております。この児童公園につきましては甑葉プラザと一体となる子育てゾーンとしまして、まちづくりのにぎわいづくりにつながる児童遊園の位置づけに加えまして、一般の方も利用できる憩いの広場として整備したものでございます。 整備の内容としましては、広場の整備が1,900平方メートル、その中にあずまやや水飲み場、ベンチ、遊具施設、スプリング遊具、そして駐車場10台分ですが、それを整備したところでございます。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、市長より建設的なご意見をいただきまして、ありがとうございます。私どもが考えているのは市長の意見には反対はないんでありますが、大久保地域だけの取り組みではなくて、西全体の北山桜公園を総合的に整備をしていただきたい。最終段階的にはそういうふうに私は思っているところであります。大久保地域の皆さんもそのように考えているかと思います。どうかひとつ、まず何年から始まるのか、市長も令和2年からとはおっしゃいませんでしたけれども、ぜひできれば令和2年あたりから実質見えるような工事をしていただければ、我々としても西側としても非常に助かるのではないかなというふうに思っているところです。 あと、担当課長のほうからも、まだ具体的に動いていないような気がいたします。早急に立ち上げていただいて、それなりの報告できる内容の資料をつくっていただいて、私どもに見せていただければ幸いかなというふうに思います。いろいろとご面倒なことが多々あろうかと思いますけれども、ひとつよろしくお願いをしたいというふうに思います。 続きまして、スポーツ振興についてお伺いしたいというふうに思います。 まず、認識を合わせるために若干のお時間をいただきたいというふうに思います。 昭和36年に設定されたスポーツ振興法は、我が国のスポーツの発展に大きく貢献してきました。制定より50年が経過し、スポーツは広く国民に浸透し、スポーツを行う目的が多様化するとともに、地域におけるスポーツクラブの成長や競技技術の向上、プロスポーツの発展、スポーツによる国際交流や貢献の活性化など、スポーツをめぐる状況は大きく変化しております。 こうした状況を踏まえ、スポーツの推進のための基本的な法律として、議員立法によりスポーツ基本法が成立いたしました。この基本法律はスポーツに関し基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務並びにスポーツ団体の努力等を明らかにするとともに、スポーツに関する施策の基本となる事項を定めることにより、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進し、国民の心身の健全な発達、明るく豊かな国民生活の形成、活力ある社会実現及び国際社会の調和のある発展に寄与することを目的としております。 基本法第4章のスポーツ推進にかかわる体制の整備では、政府に推進会議を設けることを規定し、市区町村にスポーツ推進審議会等の合議制の機関を置くことができると想定されております。市区町村委員、地区教育委員会は、スポーツ推進委員を委嘱することを定めます。そこで私の質問です。 スポーツ振興なくして村山市の活性化はあり得ないと私は信じております。以上の観点からお伺いします。村山市スポーツ審議会が、ここ数年間にわたり開催されなかった理由について質問いたします。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 お答えを申し上げます。 村山市スポーツ推進審議会の開催についてのご質問でございますが、基本的にはスポーツ基本法に基づいて設置された審議会でございまして、規定によりますとスポーツ推進計画その他スポーツの推進に関する重要事項を調査、審議させるために審議会を村山市では置いております。 この原則に立って、当課といたしましては重要事項がある場合という判断でこれまで行ってまいりました。開催については、ここ2年ほどこういう判断で開催を見送ってきたものでございます。 以上でございます。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) 質問いたします。 重要事項とは、スポーツ推進に関してどういうことが重要事項で、どういうことが重要事項でないんですか。回答をお願いします。 ○議長 どちらさまに答弁を求めますか。 ◆(細矢清隆議員) 矢口課長。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 重要事項、重要でない事項ということでございますが、規定にありますスポーツ振興計画、その他のスポーツの推進に関する重要事項ということでございますので、スポーツ推進計画ということで、数年にわたるような総合的な計画を立てる場合において審議をするというふうに考えておりました。 ただ、これまでの経過を見ますと、年ごとの事業報告あるいは意見交換なども幅広く行ってきたようなこともありましたので、今後については年1回以上は開催をしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、課長がおっしゃられた今までの会議の中身は事業報告であったというふうに今おっしゃいましたね。事業報告が重要でなかったというふうに私感じたわけですけれども、事業報告が一番大事なのではないでしょうか。事業報告をやって、それがいいのか悪かったのか、それを審議するのは審議会の役目だというふうに私は思いますけれども、いかがですか、矢口課長。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 今申し上げたとおり、今後につきましては細矢議員のような形で、ここについても十分重要な事項だと思いますので開催をしていきたいと思っています。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) それでは、令和元年の開催は、いつやるつもりですか。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 令和元年につきましては、これからちょっと担当者と話をしながら、また上司と相談しながら開催の時期を決定していきたいと思っています。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) わかりました。それでは今後このような事態が起こらないように、ぜひご理解をしていただいて審議会を進めてほしいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 次でありますが、我が村山市のスポーツ施設の現状についてお伺いします。 小学校、中学校施設以外の市内の施設の老朽化が著しく進んでおります。まず主な施設の設立でありますが、勤労青少年ホームは昭和47年、築47年が経過をしております。武道館は昭和52年、築42年経過、居合振武館は昭和54年、築40年経過、市民体育館は昭和58年、築36年経過、市民テニスコートは昭和59年、35年の経過、金谷運動場は昭和62年、32年経過しているわけです。 以上のような施設は、果たして良好な施設と言えるのでしょうか、皆さん。私は決して良好な施設とは考えられません。スポーツ振興法にも載っていますけれども、施設も場所も良好な場所でやりなさいというふうに私はうたっているというふうに思っております。 この観点から、特に武道館の施設がかなり傷んでいる、ゆがんでいるというふうに思います。それで武道館の今後の方向性についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長 どちらさんに答弁を求めますか。 ◆(細矢清隆議員) 矢口課長。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 お答え申し上げます。 村山武道館につきましては、先ほど議員がおっしゃったとおり40年を経過しておる施設でございます。かなり老朽化をしていますので、今後の方針について庁内検討はしております。 その中で、現実的には現在の施設をということで考えておりまして、現在、今の武道館が使えるかどうかについても含めて耐震診断を行っています。その耐震診断が来月1月の末まで耐震が出る予定でございますので、その結果を見て公共施設の長寿命化を念頭に置きながら検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) 今、課長、耐震中とおっしゃいましたけれども、大分前に、もう耐震をやるというお話がありました。しかし、そのときには耐震をしてもその価値がないというふうに私聞いたことありますけれども、いかがですか、課長。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 価値がないということについて、私は認識といいますか、ありません。老朽施設につきましては、耐震をすればある程度の施設は使えるというふうになっていますので、費用はかなりかかるかもしれませんけれども、その判断もありますけれども、そういう認識はございませんので、現実的には今の施設を耐震をしながら改修していこうということで発注をしたところでございます。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) それでは、平成25年6月に当時の体育協会より要望書が提出されていますが、それについてはご存じですか、課長。
    ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 お答えいたします。 平成25年6月3日に、体育協会の会長より村山市武道館並びに屋外多目的運動場の建設に関する要望ということで出ていることを認識しております。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) その中の回答が、こういうふうになっています。「学校建設など他の事業との優先順位を見ながら今後検討する」というふうに平成25年の要望書には、正式にその解答書が見つからないということなんですけれども、文書でそんなことが書いてありました。からすれば何も検討していないということになろうかと思いますけれども、優先順位をつけてやるということなんで、学校整備もほとんど終わっていることかなというふうに感じますけれども、どういう優先順位をつけて、今後の方向性を再度質問いたします。 ○議長 矢口オリ・パラ交流課長。 ◎東京オリ・パラ交流課長 先ほどの要望につきましては、新たな形でということだとは思いますが、現実的に武道館が古くなっている中でのそういうふうな判断ということで、時間的な経過もたっておりましたので、前回の回答につきましてももちろん念頭に置きながらやりましたが、現在、現実的には耐震も含めて今診断をしながら検討しているということでございます。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) わかりました。今課長が発言なされましたように検討していただいて、早急によい方向に導いてくださるようお願いを申し上げたいというふうに思います。 続きまして、楯岡中学校の屋外運動場についてお伺いします。 平成10年に全天候型グラウンドが完成されました。しかしトラックの傷みが相当進んでいる現状、対策について、まずお伺いしたいというふうに思います。矢口課長、お願いします。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 お答えいたします。 楯岡中学校の屋外運動場につきましては、学校教育課が所管でございますので、私のほうからお答えいたします。 ただいま、細矢議員からございましたように、楯岡中学校のグラウンドにつきましては平成10年度に完成し、21年がたっている施設でございます。当時整備した経緯を申し上げますと、平成6年から楯岡中学校の全面改築事業の一環として平成7年に校舎、平成8年に体育館、そしてグラウンドというふうなことで整備されたものであります。 ご案内のように、全天候型400メートルのトラックを持つ、できた当時は第3種の公認陸上競技場として整備されたものでございます。その後、公認陸上競技場ということになってまいりますと、5年ごとに公認の更新の検定を受ける必要があります。平成10年に整備で第1回目の公認更新が平成15年でした。そして2回目を平成20年に受けています。3回目が平成25年というふうなことになるわけですけれども、この2年前に東日本大震災が発生いたしまして、楯岡中学校のグラウンドにおきましても公認基準を超えるひずみが発生したところでございます。そのときに、例えば公認基準を満たすように改修すればどうなるかという検討を行ったわけですけれども、多額の費用がかかってくるというふうなところから、そしてまた陸上競技場として公認は外れるけれども、学校教育施設として学校体育に使用する場合にどうなんだというふうな議論も行いながら、そういった面ではほとんど支障がないというふうなことで、やむなく平成25年の更新は見送って現在に至っているところでございます。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) 丁寧なご説明をいただきまして、ありがとうございます。 しかしながら、今まで公認をとっていたグラウンドが北村山には1か所しかなかったわけです。それが震災のためにだめになったということに関しては、これはいささか仕方がないのかなというふうに思うところはあります。しかし、あったものがなくなったというのは、陸上競技あるいは関係者から見れば非常に悔しい思いをしているのではないかなというふうに私は推測します。したがってできる限り北村山地域全戸を挙げて、全市町村を挙げて、もしやれるような方策、やれるような基準があれば、ぜひ実現させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。 もう一つ、フィールド競技についてお伺いします。 フィールド競技になりますと、まず一つは楯岡中学校の運動場について棒高跳びがあります。走り幅跳びがあります。あと砲丸投げ等々の競技に対して各父兄から出ているのが、「今何メートル跳んでいるのか全然わからない。」、「ただやる人が楽しんでいるだけだ。それでは競技としての役目を果たしていないんじゃないか。」という父兄からの問い合わせが多々来ております。 どうかひとつ、簡易なアナログ的な表示、何という機械かわからないですけれども、そういうのをぜひ設置をしていただいて取りつけをしていただいて。やる人、見る人、支える人も三位一体となったスポーツにしていただきたいというふうに私は考えているところでございます。いかがなもんでしょうか、片桐課長。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 お答えいたします。 大きな大会が行われたときのフィールド競技の表示等についてご質問いただきましたが、現在楯岡中学校で行われている大会、大きな大会は北村山中学校総合体育大会、これは6月にございます。そして9月に同じく新人大会があります。そのほか、あまりフィールド競技はないんですけれども、小学校の村山市の陸上競技大会と北村山の陸上競技大会ということで、主に4つの大会を開催していただいているところです。 公認の陸上競技場として整備したグラウンドですので、それぞれの跳躍とか投てきとかそういった種目の競技の記録などをその場所で表示する表示板は実はございます。ですが大会運営をする中で、中体連、小体連などが中心となって大会を運営するわけですけれども、そういった中で運営スタッフの問題とかそういったところでその表示板を使わずに競技を行っている例があるのではないかなというふうに今感じているところです。 実態、直接私、確認したことはないんですけれども、整備した当時は、当然記録を表示するための表示板はそれぞれの種目で必要でしたので、それはあると思いますので、そういったものを活用しながら、あるいは場内アナウンスを観客の皆さんにわかるようにするとか、そういった工夫が必要になってくるのかなというふうに思っています。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) 今も表示器があるということで初めて私聞きました。もしあるとすれば早々に新年度から大会でぜひ使わせていただきたい。そして訓練をすべきものは訓練をしなくちゃならないというふうに私は思います。ぜひあるものを隠しておかないで、あるものは大いに使って、そしてすばらしいスポーツ大会を開催していただきたいというふうに思います。まことにありがとうございました。 続きまして、居合振武館の駐車場整備についてお伺いします。 今、村山市では居合道について非常に全国的にPRをして、村山市で居合をしてもらおうという企画がなされているかと思います。私のスポーツ少年団も7月にドイツのユーゲント、日本のスポーツ少年団と同じ組織でありますけれども、十数名の中学生、高校生がしょっぱなに村山市にやってきました。そして居合道と座禅をやってもらいました。そしてドイツの子どもは、すばらしく居合道に関心を持っておりました。なぜ関心を持つのか。ドイツの刀と日本の刀はまるっきり違うんですね。そういうこともありまして非常に関心をいただいたところでありました。 ついでに、子どもたちには言ってまいりました。「この居合道をぜひドイツで広めてくれ、それが私たちのお願いだ」と。「あなたたちの義務だ、ぜひドイツで居合道を進めてくれ」というふうに宿題を出したところです。果たして、どれぐらい広がってくれるのかはわかりませんけれども、そういう観点から、あともう一つは、あそこで各流派の大先生の講習会等々あります。そうすれば日本全国にいる弟子たちが皆あそこにやってきます、車で。そうすると自然と交通渋滞に巻き込まれます。そうすれば、あそこ農道を兼ねていますんで、大型トラクターがあそこを通ると邪魔になって通れなくなるという地元の苦情でしょうか、お願いというふうに聞いております。ぜひ、そういう観点から駐車場の整備を早急にお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 居合振武館の駐車場につきましてお答え申し上げます。 今、議員からご紹介ありましたとおり、おかげさまで居合振武館、居合の振興ということで大変来館者が多くなっているところでございます。それとともに駐車場の問題についても認識をしてございます。大変多くなっている今、非常にこれは好機と捉えまして、今後も居合道そのものの知名度の向上、それから居合道を商品としての受け入れ態勢の充実、そのほか、あのエリア一帯について政教分離等の難しい問題はございますが、居合神社が持つイメージを共有しながら環境整備を進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 具体的にはこれからというようなことになりますが、その一体の整備の中で振武館の駐車場についても進めてまいりたい、検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) ありがとうございました。そういう形で、ぜひ早急に整備を進めてお願いしたいというふうに思います。 続きまして、有害鳥獣駆除対策についてお伺いします。 これは、先ほど私どもの吉田議員が積極的に質問をなされましたんで、私のほうからは端的に質問をさせていただきます。 まず、被害が年々増加している現状、抜本的な対策は必要でないかなというふうに思います。こっちで鉄砲を撃てばイノシシはよその地域に逃げていきます。よその地域で鉄砲を撃てば村山市に入ってきます。これはイタチごっこになると思います。そういうイタチごっこも必要かもしれませんけれども、そうじゃなくて村山市として鳥獣に対する抜本的な何か策があるのかないのか、あるとすればどういうことがあるのかについて農林課長にお伺いします。 ○議長 柴田農林課長。 ◎農林課長 お答えいたします。今後の対策ということで申し上げさせていただきます。 まずは、有害鳥獣被害を農業だけの問題ではなくて地域の災害と捉えて、地域一丸となった対策が必要だと考えております。具体的には、山際などの雑草や荒れた樹木でやぶ化したところを下刈り、伐採して、鳥獣の隠れ場をなくす緩衝帯の整備が有効だと言われておりますが、整備後の草刈り等の管理を地元で行う必要があるため、働きかけは続けておりますが実施には至っていない状況でございます。 また、議員からお話があったとおり、鳥獣は市町村の境界に関係なく移動しますので、単独市町村の取り組みに加えて広域連携の取り組みが欠かせなくなっております。今年度は東根市を除いた北村山地域を対象に、県が実施主体となってイノシシ対策事業を展開しておりますが、今後もこういった広域での取り組みについて国や県に働きかけ、効果的な捕獲活動を実施してまいりたいと考えています。 さらに、これまでパトロール活動は河東地域でのみ行ってまいりましたが、近年、河西地域でもイノシシの目撃情報や被害の報告が寄せられておりますので、来年度、河西地域におきましてもパトロール活動を行いたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) ありがとうございました。前向きな回答をいただきまして安心したところです。 やはり、イノシシ、熊、猿が出るところには若者は定住しないと思います。よそから来る人も、いや、あそこがいいね、じゃ住みましょうかといったときに、いや、実はあそこ、熊とイノシシが出るんだよと言ったら、そこに住まないですよね。だから、やることをやって、きれいにすることはきれいにして、そして地域一体で、あるいは村山市一体になって啓蒙活動をしたりボランティアを誘ったりしながら徐々に対策を進めていっていただければ、すばらしい村山市になるのかなというふうに思っているところです。 昨今の1つ事例を申し上げます。10月24日、選挙の真っ最中、私の個人演説会をある地域で招集していました。6時30分ころ、さて、これから個人演説会を始めようかなという途端に、「おい、大久保さ熊出たと」という一報が入りまして、「え、熊、熊、どこさや」という、これだけが先行してしまって、熊が出たら何をすべきか、どこに連絡をすべきか全然わかっていない、わからない、知らない、これが現状でした。今考えれば、危機管理ができてマニュアルができていれば、そんなことはなかったと思います。 熊が出た、よし、じゃどこどこに連絡して、どういう対策をして何をするべきだというふうに、これからは地域ぐるみでこういう事例は必ず出てくるというふうに私思います。ぜひそれも加えて危機管理をしっかりと、マニュアルづくりもしっかりとしていただければ幸いでございます。 あと、最後に市長にお願いであります。新規狩猟免許取得支援と、あと鉄砲、ロッカーを購入したときの支援について、あるいは猟友会についての補助金等々の見直しがあるのかないのか、きのうの吉田議員の質問に対して予算を増やすんだというお言葉がありましたけれども、どんな形で増やした分がどこに消えるのか質問いたします。お願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今、被害の件について相当ありましたが、実はもう苦慮しているんです。吉田議員のときもありましたが非常に苦労していまして、なかなか実効が上がらない。実は捉えてはいるんですけれども、これは議員も見たことあると思いますが、いっぱい捉えてはいますが焼け石に水の状態なんですね。非常に苦慮していまして、まず第一にできることは猟友会の働きだと思っています。そういう意味で猟友会にはいろいろ補助を出しまして、やっと2年目ぐらいかな、補助を出して頑張ってくれるようにお願いをしていますが、これからも猟友会のほうといろいろお話をして、実際にやれるのは猟友会しかないんですね。そういうことで今後ともお話をして、援助できるものは援助をしてまいりたいというふうに考えています。 ○議長 5番 細矢議員。 ◆(細矢清隆議員) わかりました。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長 5番 細矢清隆議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後1時から再開いたします。     午前11時37分 休憩     午後1時0分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。-----------------------------------小山大地議員の質問 ○議長 1番 小山大地議員。   (1番 小山大地議員 登壇) ◆(小山大地議員) こんにちは。1番 小山大地です。 本議会は私にとって初の一般質問の場ということになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 通告に従いまして質問させていただきます。早速ですが、私は市のホームページには大きく2つのメリットがあると考えております。1つ目は、ホームページには暮らし、福祉、観光、年金、保険など利用者が知りたい情報が数多く掲載されており、それらの情報をネット空間で取得することで、職員の方々と利用者の方々とが直接対応する時間を減らすことができるということ。これにより職員の生産性が向上し、市民に対して、より質の高いサービスを提供可能となることができます。 2つ目といたしまして、最新の情報をリアルタイムで発信することができ、常に新しい情報を利用者に提供できるということ。これによりイベントや市政状況の共有及び災害時の緊急対応などが可能となります。 このようにメリットが多く大変便利である一方、ホームページというのは直接人が対応しない、いわゆる無人窓口ですので、その分、利用者に向けた配慮が欠けることになれば、ホームページを見てもよくわからなかったから、結局市役所に行って二度手間になってしまうですとか、全く無意味なものになり下がる可能性もございます。 私の考える利用者への配慮とは、大きく分けて3つありまして、1つ目は見やすさ、2つ目は探しやすさ、3つ目は利用者を迷わせないことです。今般、利用者の年代も若者から高齢者まで多岐にわたり、全利用者に向けた配慮を行うのは大変難しいことだと思います。しかし村山市のホームページへの年間アクセス数は年間36万回を超えており、市役所への来訪者を大きく上回っている状況で、今後も増加する見込みであることから、これは無視できない課題であると認識しております。 私やほかの利用者の方がそのような認識をしている中で、第5次村山市総合計画のアクションプラン、市民がつくる村山市の未来にホームページリニューアル事業が計画されており、こちら大変うれしく思っているところであります。 ここで、三澤総務課長にお伺いしたいと思います。今後のリニューアル事業を含め、利用者が活用しやすいホームページにするために、どのように取り組んでいく予定なのか、またアクションプラン記載の概算事業費120万円でどのような改善を進めていくおつもりなのか、お聞かせ願います。よろしくお願いいたします。 これにて、演壇での質問は終了させていただきます。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 ホームページに対する、まず今回アクションプランに計上しておりますリニューアルの内容でございますが、先ほど小山議員からもありましたが、見やすさということ、探しやすさというところから踏まえまして、より見やすく検索しやすいホームページにするため、デザインのリニューアルを検討してまいりたいと考えております。 具体的にはトップページ、それから第2階層以下のページ、テンプレートなどのデザインを改良するという内容でございます。 それから、リニューアル事業の取り組み方ということですが、まずはこういった内容につきまして、これまでの広報経験者などでまずは内容を精査してまいる、取り組んでまいるつもりでございます。 以上です。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) ありがとうございます。今の答弁をお伺いする限りですと、ホームページの内容として目指す先としては、総務課長と同じベクトルを私向いていることがわかりましたので、大変うれしく思います。ありがとうございます。 また、探しやすさ、見やすさ、デザインのリニューアル、トップページの開閉、あとテンプレートの改良ですとか、大変利用者の方に向けて有意義なものになると思いますので、今後とも進めていただければと思います。 私のほうから、なぜこのような質問をしたかについて、ちょっと簡単にご説明させていただきたいと思います。 私が今回、人に優しいホームページの取り組みを質問した理由といたしまして、実際に画面を操作しながらお伝えしたかったんですけれども、本議会ではパソコンの持ち込みですとかイラスト持ち込みですとかが禁止というか、できないようですので、議場においては1点のみ申し上げたいと思います。 私は、ことしの6月に10年ぶりに山形県村山市のほうに引っ越してきたわけなんですけれども、まずホームページを見て村山市で開催されるイベントについて把握しようといたしました。ところが、どのページに行けば掲載されているかというのが全くわからなくて、観光イベントというコンテンツがトップページにあると思うんですね。観光とイベントのコンテンツを開いても、バラ公園ですと徳内まつりの紹介が出てくるだけで、そのコンテンツからイベントカレンダーのようなものがあればいいなと思っていたんですけれども、それがどこにあるかさっぱりわからない状態でして、素直な感想といたしましては、Uターンで戻ってくる人を歓迎していないのかなともちょっと思ってしまいました。 その後、ホームページをくまなく見ていったら、イベントカレンダーがスクロールして一番下のほうにあるのを発見したわけなんですけれども、そのカレンダーにも実はあまり情報というのは載っていなくて、結局は市内さまざまな方々が発信しているフェイスブックですとかツイッターからイベントを検索しなきゃいけないという状況でした。 ホームページは、利用者ファーストというのが大前提のツールだと思いますので、ぜひ職員の方が更新しやすい環境というのも優先事項としては重要かとは思うんですけれども、それを一番上に持ってこずに、できるだけ利用者ファーストの目線で、リニューアル事業に関しては現状の環境を当たり前と思うのではなくて、しっかりと内容を吟味して具体案を作成すべきだと考えております。 こちらについて、三澤総務課長の見解をお聞かせいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 転入なさって、イベントを検索するに当たって、大変ご苦労したということで、確かに今村山市のホームページ、大変入り口が多くて、その利用する人によってどこでまずは施設から行くのかとか分野別、子育てからいくのかとか、その方によっていろいろ検索する目のつけどころが違うと思います。確かにそのようなところはあると思いますので、その辺も含めて改善の方向でやっていきたいと思います。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) ぜひ、ご検討のほどよろしくお願いいたします。もしかするとアクションプランで予定している予算だけでは財源が不足してしまうおそれもあると思います。といいますのも、ホームページリニューアルなど、システムに携わる分野はミスが起きないよう、システムエンジニアの方が二重、三重の動作チェックを行っておりますので、どうしてもお金が必要となる傾向があるのかなと思っております。 私は、リニューアルがもたらす効果を分析した結果、必要であると判断されるのであれば投資をさらにしてもいいのかなとも思っているんですけれども、本事業について市長のお考えをお伺いしたいと思います。いかがでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 ホームページの重要性については認識をしております。ただ、この120万とは、とりあえずの金額だと思っています。実際に見積もり等をとって今の金額を上げていると思いますが、今後うちの希望とかいろいろとって、それがオーバーしているのであれば、それがいいとなればオーバーしても予算をつけるべきではないかと考えています。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) 今、市長からも見積もりがもし増加したら、それに関しては対応するということでしたので、ぜひともよろしくお願いいたします。今後ますます人に優しいホームページになると期待いたします。 今後何か検討する上で、ぜひ私もお力になりたいと思っていますので、ホームページの改変を計画、実行する際は画面のレイアウトですとか各コンテンツの構成ですとか、一部システムのプログラミングなど、分析から検討、提案まで何でも私やりますので、積極的に我々議員のほうを活用してくださいますよう、よろしくお願いいたします。 次に、2つ目の質問に移らせていただきたいと思います。 こちらもホームページに関する質問ということになりますけれども、村山市の活性化には欠かせないものと考えております。ホームページには市内に数多く存在する組織、団体と連携してつながることで、市役所だけではカバーすることが難しいさまざまなイベントや観光行事など、情報を利用者に提供するという役割があると思います。 昨今、フェイスブックやツイッター等を駆使し村山市内で行われているイベント等を積極的に発信している組織が多くなってきているように感じられます。これは村山市のみならず、ほか自治体でも独自の発想やアイデアを駆使し、自分の住んでいるまちのPR及び活動報告などを行っており、非常に喜ばしいことではないかと感じています。 身近なところで申し上げますと、秋葉議員が所属する合唱団フェブリエさんですとか、あと吉田議員の元職場であるこめやかたさんなどはフェイスブック等を活用しておりまして、大変わかりやすい例かと思います。 しかし、このようなPRを行う組織、団体というのは、いわゆる今申し上げたとおりSNSを使用する機会が多く、SNSに詳しくない世代にとっては活動自体が広まらない状況に加え、外部への発信力という部分においても、独自のコミュニティーだけでは、いずれ頭打ちしてしまうのではないかと私は危惧しております。 このような状況であるからこそ、徳内まつりやバラまつりなど、市が積極介入するイベント以外にも市の活性化を一番に考え貢献してくださる多くの方々を可能な範囲内で巻き込んでいき、公民一体となるのが今の村山市には重要であると私は考えております。 そこで、行政が指導する形で市内各団体、組織を巻き込んで、例えば先ほどの質問で申し上げたようにイベントカレンダーに反映させるですとか、ホームページに掲載されるリンク集や観光イベントのコンテンツをさらに充実させるなど、現在もいろいろ行っているとは思うんですけれども、ぜひホームページを中心とした改革を検討してみてはいかがでしょうか。 そこまでいかなくとも、各団体、組織全てとリンクすると、これはとても大変なことですので、せめて村山市観光物産協会さんのアップしているイベントくらいは市のホームページ上でイベントカレンダーに反映してくださると大変ありがたいところであります。 ここでまた三澤総務課長にお伺いしたいと思います。この内容がどれだけの量的効果及び質的効果が期待できるか、まだ私もわからない部分がありますが、ほかの自治体の状況や市内で活動する組織の状況等を把握、分析し、意味のある事業になり得るのか、検討する価値は十二分にあると考えておりますが、いかがでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 市のホームページで、さらに行政のみならずいろんな団体とのリンク、情報を発信できるようなというお話、ご意見でございました。 今の市のホームページでは、各カテゴリーに関するさまざまな団体のサイトをリンクしております。主に国・県などと行政機関とのもの、それから例えば暮らしに密接した、例えば東北電力さんですとかNTT、クリーンピアさんとか日本郵便とか、さまざまそういった団体さん、それから子育て支援の各種団体、またスポーツ団体、また観光文化関連におきましては先ほど小山議員からありました観光物産協会、それからいろんなクアハウスや商工会関係、また教育機関など、あとはさらに友好都市など、結構今のリンクに関しましてもいろいろ各種分野でリンクしているところでございますが、ただ、その一方で、個人情報、それから公共的でないものなど、なかなか行政が運営するホームページ上で発信すべきでない情報が含まれるという懸念も生じることが現実としてございますので、この辺につきましては検討させていただきたいと思います。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) 一部ご理解いただいたようで、ひとまず安心いたしました。公的でないものを掲載するということに関しては、私もちょっと課題はあると思っておりますので、今後検討していただいて、載せられるもの、載せられないもの、あると思いますけれども、せっかく村山市のホームページを訪問した方が村山市にどんなイベントあるのかなと思ったときに、あまり載っていないのも寂しいので、そこを検討していただければと思います。よろしくお願いいたします。 せっかく前向きな回答をいただきましたので、事例を交えてこの件の再度重要性をちょっと述べさせていただきたいと思います。 例えばですけれども、村山市のホームページから高齢者向けに行っているサービスを知りたいなと思ったときに、村山市のホームページですと早引きインデックスというものがありまして、そこから高齢福祉というタグがあるので、これをクリックすると思います。そして近年課題となっていて予防介護の最重要課題でもあるふれあいサロンについて調べようとすると、ふれあいサロンの事業の運営は村山市社会福祉協議会へ委託して行いますとだけ書いてありまして、そこに電話番号だけ載っているんですけれども、これを聞いて私、えっと思いまして不思議でしようがなかったんですけれども、委託を行っているなら、せめてその社会福祉協議会のフェイスブックは載せなくてもいいですけれども、せめてホームページのURLくらいは載せてほしいなと思いまして、ほかにもちょっと事例はあるんですけれども、そのようなものが散見されましたので、そのあたりご報告させていただきます。 なぜ社会福祉協議会について申し上げたかといいますと、ページ内にリンク先のURLが載っていないというのもあるんですけれども、このような状況ですと利用者からは市としてほかに委託しているから、あとは自分でサイトを探してくださいのようなニュアンスに感じてしまいまして、委託している以上はしっかりとそこに最後まで面倒を見ていただいて、ホームページのURLであったり、どうやってそこのリンクに飛ぶかとかもご説明があったら、人に優しいホームページになるのかなと思いましてご報告させていただきました。 あと、なぜこの場で一例として社会福祉協議会との連携を取り上げたかといいますか、もし災害が発生した際にボランティア受け入れなどをメーンで受け負うのは社会福祉協議会さんだと思っております。昨日犬飼議員のほうからも答弁で防災のハード面について言及しておりましたけれども、私はこのようなソフト面の整備も重要であると感じておりまして、今回台風19号で被害のあった丸森町へ、私ボランティアへ行ってきたんですけれども、その際にも市のホームページと社会福祉協議会さんのホームページの連携というのは非常に重要だなと感じましたので、こちらに関してもご報告させていただきます。 ほかにも、行政を行っている事業とかですけれども、空き家バンクの表示方法ですとか、農地バンクはどこでわかるのかなどなど、ホームページを眺めているとさまざまな課題が出てくるかと思います。 この事例を踏まえて、市内に数多くある組織、団体との連携を前提として、時代に合ったホームページの活用という課題に対し、まず何よりも市長のご理解を得るのが最重要課題かと思っております。ぜひ市長の考えをお伺いさせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 実は、そういうホームページに関して、これぐらい詳しいのは今までちょっとあまりなかったもんですから、そういう意味では若手の参入というのはすごくいいと思いますね。そして言われたように、社会福祉協議会のほうに飛んでいかないというのは、今初めて聞きましたが、実は私はあまりよく見ないんですよ。ほかのことがあって、なかなか見られないんですけれども、たまに見ます。ですけれども社会福祉協議会というのは、今誰もいなくて、私が仮じゃないんですけれども一応会長とかやっていますので関連がありますが、そこに飛んでいかないというのは、そのままなんですか、電話番号だけで。それはちょっと気づきませんでしたけれども、そういうふうにいろいろ言ってもらうことで、だんだんと改良していくつもりであります。ですから、そういうことでばんばん言ってほしいんですけれども、これは担当係もいますから一緒に話し合って、アドバイスとかお互いにやればだんだんよくなるんではないかと思います。使用者の面から言っていただかないとわからないところも相当ありますので、よろしくお願いします。 なお、今までもホームページあったんですけれども、5、6年前ですか、リニューアルしたときに300万ほどかかったそうでありますが、それ以降は今までと違ってすばらしくよくなったと評価を受けたんですね。ただ、やっぱり5、6年たちますと陳腐化してしまって、あまり陳腐化していませんけれども改良する点はあるだろうと。日進月歩の世界でありますから、今後ともいろんな方の意見を聞いて取り組みたいと思います。 ただ、うちの課長が言ったように何を見るかによって狙いが違うんですね。その辺のこともオールラウンドでできるようにやってまいりたいと思っています。今後ともご意見をお願いしたいと。 余談でありますけれども、私も小山議員のフェイスブックをちょっと見ましたけれども、丸森町へ行ってきたんですね。非常に詳しくて、泥上げしてきたんですか。泥上げとか、どろどろになって。私も3・11の後は何回も行きました。ただ給食する、これも物を配るというのも一つのボランティアでしょうけれども、現実に泥上げするのは全身どろどろになってすごく大変なんですね。そういう意味ではお仲間ですけれども、あれは1回やったほうがいいですね。やったほうがいいって、あまりあっては困りますけれども。 中にも、ちょっと余談ですけれども、まず土日だとボランティアがいっぱい来るから一輪車がないから一輪車を持っていったほうがいいよとか、すごく具体的なこと書いていましたね。普通日だとあまりいないから備えつけの一輪車とかあるから大丈夫だよとか、現実に即した内容ですごく関心した覚えがあります。 現実に行きますと、泥だらけで受付で待っていて、そして受付して配属先に行って各家庭の床をひっぺがした下の床下にたまった泥をとったり畳を上げたりさまざまするわけです。もうすごいところでありますけれども、定期的に行っているようで、希望の方はぜひ1回体験してもらえばどういうことかわかると思います。 質問とは全然違いますけれども、そういうことも含めていろんな経験をしていただいて、この村山市にいろんな情報を持ってきていただければありがたいと思います。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) ボランティアの活動に関しましては、ちょっと今回質問とは関係ないと言ったらあれですけれども、関連のないことでしたけれども、市長からもそのようなお言葉をいただいて大変ありがたく思います。 これも関係ない話ですけれども、社会福祉協議会の、市長、長をやられているということですので、村山市にもし災害が発生したときに、社会福祉協議会が中心となってボランティアの受け入れ等あると思いますので、私の経験も大事ですけれども市長もボランティア経験あるということで、そのあたりもぜひ防災の対策として進めていっていただけたらなと思います。 話を戻します。市の活性化のためには行政がホームページ中心となるのはもちろんなんですけれども、時には市内の各組織の団体に身を任せて、頼る部分は思い切り私頼ってもいいと思っていますので、そのあたりもしっかりとかいま見ながら現状分析をして、メリット、デメリットを検証しながらホームページの改変、進めていっていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、ふるさと納税についてちょっとご質問をさせていただこうと思います。 質問事項2のふるさと納税についてという部分についてお伺いいたします。 皆さんご存じのことと思いますけれども、ふるさと納税は一般会計の財源として計上されるため、市としてやりたい事業にお金を回すことができる、いわゆる自由度抜群の財源と言えるかと思います。また納税者にも返礼品及び住民税控除などのメリットがあり、寄附した方と納税先、お互いがウィン・ウィンの関係になるという特徴もございます。 ただし、その背景には、最近ですと神奈川県の川崎市が有名ですけれども、住民の多くがふるさと納税制度を活用したことで、本来納税されるはずであった数十億円の税金がほかの自治体に流れてしまうなど、この制度が日本国内でお金のとり合いを促しており、自治体間の競争をあおり、工夫と想像を失った自治体は競争に負け活力を失いかねる可能性を含んでおります。 その中で、我が村山市はといいますと、ここ数年、納税額の平均が5億円前後となっておりまして、本年度の実績も、おとといお伺いした際に11月末時点で3億円程度ということですので、恐らくそれなりで落ちつくのではないかと思います。 ちなみに、ご存じの方も多いと思いますけれども、隣町の河北町は平成29年度の実績で15億円を超えております。舟形町の平成29年度の実績は10億円を超えております。東根市、寒河江市、上山市も平成29年度のデータでは13億円から16億円前後という実績があります。天童市の実績は村山市の5、6倍ほどだったと記憶しておりますが、こちら相当の努力があったのだと推測いたします。 こちら、人口、面積、特産物、行政の意識などなど、さまざまな要素が絡んでの結果になるとは思いますけれども、私はこれを市外からの村山市への評価であると位置づけております。少しこれ言い方が悪くなってしまいますけれども、つまり村山市をふるさと納税で応援したいと思ってくださる方は、先ほど申し上げた河北町や上山市と金額ベースで比較すると半分程度しかいないのではないでしょうか。これが村山市の実態であると認識しております。 その中で、最近になって過剰な返礼品に対する規制が厳しくなったり、大阪府の泉佐野市などがやり玉に上がりました。ほかにも昨年産地偽装問題などがあり、おとといの代表質問のときの市長の発言をおかりすると、そんな悪い人もいらっしゃるかもしれません。しかし、これら2つの要因以外にこの評価の低さというのには何らかの理由があるのではないかと私は考えております。 市として、この実態をどのように分析して、どのような答えに至っているのか、もしくは現在分析中で今後検証していく予定なのか、課題等々はあるのかなど、原田政策推進課長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 ふるさと納税についての現状の把握、それから課題というふうなことが主だと思います。今、議員からご紹介ございましたとおり、村山市の平成30年度、県内では14番目ということで、河北町、舟形町、そういったところからおくれをとっているというのは事実でございます。 分析でございますが、1つは、これも議員から泉佐野市等の話がございました。本年の6月から国のほうの返礼品についての規制が非常に厳密になりまして登録制になるということで、一つは村山市についてはその基準、具体的には返礼品30%未満でございますとか、地場産のものでございますとか、そういったところについて厳密に早期に当たったというふうなことが、特に平成30年度の結果についてはあったと思います。それについては、きのう市長からあった産地偽装の話もあったもんですから、なお厳しく先に手を打ったというふうなことがございます。そういったことが一つの要因でございます。 あともう一つは、魅力づくり、そういった部分についてはこれからもっともっと課題があろうと思いますので、その一つは発信する魅力づくりについていろんな方法をとっていきたいというのが1つございます。 あと、民間の力といいますか、そういったノウハウのある部分をいかに市のほうで取り入れてやっていけるかというふうな部分について検討しなきゃならないというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) 原田課長のご回答から発信する魅力づくり等々、市として何らかの対策を講じてくださっているようですので、ひとまずその部分に関しては安心いたしました。 また、市で出している総合計画ですとかアクションプランには、PDCAサイクルを前提とした事業の推進ですとか、KPI、いわゆる効果指標を徹底する等の文言をよく拝見しますので、今後も今のような一過性の理由づけに終始することのないよう、十分分析等々を進めていただいて、ご尽力のほど、よろしくお願いいたします。 今、原田課長のほうからも分析ありましたけれども、私のほうでも現状を分析してみましたので、一部ここでご紹介させていただきます。 私は、ふるさと納税で寄附してくださる方には住民税の控除という大前提を除くと、大きく分けて3種類の方がいらっしゃるかと思います。1つ目は返礼品目当て、2つ目は寄附の使い道に賛同してくださる方、3つ目は愛するふるさとを応援したいという気持ちを持った方、もっとあるのかもしれませんけれども、大きくはこの3種類かと思います。 1つ目の返礼品に関して言いますと、村山市はまず私のこれは分析した結果ですけれども、まず品数の少なさが目を引きます。ふるさとチョイスというサイトでは、村山市で検索すると90件です、出てくるのが。寒河江市は235件です。河北町は305件でした。これはなかなか圧倒的な数値かと思います。 また、ほかの自治体は返礼品の価格設定の部分が絶妙なのかもしれません。といいますのも、ふるさと納税の寄附額に応じて自己負担というものが発生しますけれども、家族構成や年収でその制限額というのはさまざまあります。 例えばですけれども、これは本当に例の例ですけれども、焼き肉用の山形牛もも肉という返礼品があった際に、ひとり暮らしの方よりはターゲットを子どものいる家族、すなわち多少返礼品が高額であっても自己負担が発生しにくい方にするかと思います。ほかの自治体の担当者に聞いたわけではないですけれども、細かな価格設定の裏ではそのあたりも分析している可能性もありますので、どうかよろしくお願いいたします。 また、返礼品のイメージ図を見るとわかるんですけれども、ほか自治体と比較すると、先ほど原田課長のほうからも魅力づくりという話がありましたけれども、村山市はちょっと魅力を感じない部分というのがありまして、私の今回10月27日にあった選挙を手伝ってくださった宮城、福島、東京の知人に聞いたところ、そば詰め合わせという返礼品があったんですけれども、これは完成品と横並びに写したほうがおいしそうに見えるですとか、あとはどぶろくもグラスについだ状態のほうがより魅力を感じるのではないかとか、いろいろ感想をお持ちでした。村山市はせっかくどぶろくの特区に指定されているんですから、市としてもそのアドバンテージをもっと生かしていただきたいと思っております。 2つ目の使い道に関しては、これ前回の9月の議会で森元議員が指摘されていたようですけれども、村山市では7つの事業が掲載されていますが、これも、どうも寄附したいと思えないところがありまして、例えばもしお米10キロの返礼品で価格も品質も同じだったら、私だったら使い道に共感できる自治体に寄附したいと思うんですけれども、森元議員もおっしゃっていましたけれども、天童市の充実した使い道説明文を参考にして森元議員は質問されていたようですけれども、確かにそのとおりで、ふるさと納税の専用サイトには使い道から寄附の先を探すというタグがあるんですけれども、村山市は写真がなくて、説明は市役所のホームページに載っている文章そのままで具体的なイメージが湧かないなどなど、何というか寄附したいという気持ちにならないなというのがあります。 ほかにも、友好都市である厚岸町をサイトで検索してみたんですけれども、厚岸町は使い道の欄に写真つきで村山市の子どもたちとの交流事業に使っていると記載されていました。私個人的には、村山市は書かないで厚岸町がこんなすてきなことを書いてくれるのは、友好都市を結んでいる相手方に対して大丈夫なのかなと思うところがあります。 3つ目の愛するふるさとを応援したいというのは言葉のとおりですので、説明は割愛させていただきます。 私としては、まずこの3種類の詳細と寄附してくださる方のリピーター率等々を分析して、返礼品を用意してくださる市内の方々の声もしっかりと聞きながら、近年の納税額について検証してみてはと考えますが、原田政策推進課長のご見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 今、3つの要素といいますか分類をいただきました。私もそのとおりだと思います。まず返礼品について、先ほど民間という話もございましたけれども、いろんな提案をいただいているところでございます。例えばお米にしましても、先月からサイトの内容、いろんな米の種類が多分増えているかと思います。例えば定期便のやり方ですとか無洗米ですとか、いろんな選べるやり方を、これは民間のほうの提案を受けて改良しているところで、これからも引き続きそういった形はやっていかなきゃならないというふうに思っております。 2つ目の使い道ということがございました。きのうもご質問を頂戴しましたが、クラウドファンディング、そこまでいかないにしても使い道を明示して、特に感謝の気持ちを伝えたいというふうなことは、これからこれは大きな課題だと思いますので、クラウドファンディングについてはそういう事業をまず見つけ、それをPRするということ、あとそれよりもベースについては今議員からありました使い道について、感謝の気持ちでこういったものに使っていますというふうなものは画像で検討できるようにやっていきたいなというふうに思います。 あと、愛する心というふうな部分につきましては、例えば市では東京村山会ですとか仙台村山会ですとか、村山市に愛着あるいは興味を持っていただいている方の募集を行っています。そういったところからまずは手をつけたい。 あとは、これも実は前回ちょっとお話し申し上げましたが、ふるさと納税のサイトが大きく4つございまして、それの管理のやり方がまちまちということもございましたので、それについても今後改良していければなと。そうであれば、そういうデータについても管理しやすくなるというふうに思っているところです。 以上です。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) ご回答ありがとうございます。返礼品としては選べるやり方ですとか無洗米、新米等々、今新しいもの、サイトのほうに出てきているということで、これ民間のアドバイスをいただいているということで、私も一つのアドバイスというか分析した結果ですので、ほかの方々、民間のお声も聞きながら、ぜひ進めていっていただければと思います。 使い道に関しても、写真つきの説明文を検討してくださるということで、前向きなご回答をありがとうございます。ぜひ森元議員のほうからもありましたように、天童市の使い道の表示があまりにも充実し過ぎて、村山市があまりにもちゃっちく見えてしまうので、そのようなことがないように、ぜひよろしくお願いいたします。 3つ目の愛するふるさとに関しましては、ぜひ今おっしゃった内容を進めていっていただければ幸いでございます。 私としても、今回述べさせていただいたのは、あくまでも村山市を外から客観的に見た結果ですので、原田課長のおっしゃるとおり、今後は内部の業務のほうも勉強させていただいて、私としても現状把握や分析の部分でお力になりますので、ぜひ担当課と議員、まず議員16名おりますので、一体となって施策を進めていきたいと考えていますので、ぜひよろしくお願いいたします。 改めて、このようなほかの自治体との比較ですとかサイト内での状況などを踏まえて、ふるさと納税の現状、つまり市外からの評価という部分に関しまして市長はどのようにお考えでしょうか。ぜひ市長にはこれまでの村山市の実績を踏まえた上で市外からの評価に対するお考えをお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 ふるさと納税は、すごく大事な財源だと考えております。これを伸ばすことによって村山市民に還元できるものも多くなってくるんではないかと思っているんです。 ただ、議員も取り上げていましたが、きのうも代表質問のときも言いましたが、やっぱり悪いやつがいるんですよ。平成29年に7億あったのが、次の年、5億で昨年が4億と下がってきましたが、最盛期のところにばんと、どういう考えで他市の人がやったとは考えづらいんですけれども、そういうふうに偽装出荷しているというようなものをばっと新聞に情報を渡して、市役所を苦しめたいのか、結局苦しんだのは農家と市民でありますけれども、いきなり下がってくるわけですね、重要なときに。こういう人がいると、やっぱり村山市にもこういうのがいるんだなと思いますけれども、それの影響は間違いないんです。 ただ、評価としてこれを各市町村と比較して、これが市町村の評価かというと、私はそういうふうにはあまり見ないですね。実際にふるさと納税だけが評価じゃなくて、実際にどういうことをやっているか、先進的にやっているか、私たちはそれにめげずにブルガリアの新体操を呼んだり相撲を呼んだり、市民のためにいろいろやっているわけです。そのほかにも社会政策的なものも数多くやっているわけですね。それを皆比較しての評価がふるさと納税の一本だということはあまり考えていないんですけれども、ただ当初に申し上げたとおり、非常に重要な財源であります。そして、いろいろ言われると私も任せっ切りのところはありましたけれども、今後も細部を煮詰めて、何とかこの大事な財源を増やしてきたいというふうに考えております。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) 市長おっしゃるとおり、ふるさと納税が市の全ての評価ではないことは重々承知はしていますけれども、工夫とアイデアという部分ですとか、一つの財源という部分で、そのように市内からふるさと納税、村山市にしている方もいる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、一応ここ3年の平均が5億円前後というのは一つの実態ではありますので、ぜひそのあたりをしっかりと受けとめていただいて取り組んでいただければと思います。 あと、悪いやつの話もありましたけれども、正直なところ、市民といたしましては市役所に何があろうが関係のない話ですので、ぜひそのあたりも悪いやついるのもわかるんですけれども、そこにめげずに、ぜひ一緒に頑張っていただければなと思います。 続きまして、ふるさと納税についての(2)今後の取り組みについて質問させていただきたいと思います。 先ほどの質問では、ふるさと納税の現状について深掘りさせていただきましたので、ここでは将来に向けた事業について方針をお伺いしたいと思います。大きく分けて2つございます。 1つ目は、今後のふるさと納税の目標額についてです。第5次村山市総合計画の令和2年から令和4年アクションプランに、市民目線に立った行財政改革という項目がありまして、その中でふるさと納税推進事業を見ると3か年工程の寄附目標額が通年5億円となっております。こちら、先ほどの質問でもご説明したとおり、ここ3年の平均額は5億円を超えていますので、アクションプランの中では現状維持どころか、近年の平均すらも下回る額となっております。 この数値を客観的に見てしまいますと、ふるさと納税を用いた財源確保に市としてちょっと後ろ向きな姿勢のように感じてしまうんですけれども、こちら、いかがでしょうか。 2つ目は、今後の事業内容についてです。おとといの市長の答弁にもございましたとおり、高木酒造さんの十四代を含んだ寄附額50万円の返礼品はとてもインパクトがあり、在庫10セットが完売したということで、今後もぜひ継続していただきたい事業であります。またブランド力、インパクト、見た目の魅力などなど、人気のある返礼品や使い道にはさまざまな要素があると思いますが、来年度以降、この現状を打破するために現時点で何か計画している事業はございますでしょうか。 よくある話として、先ほど原田課長からもありましたけれども、民間に外部委託することで、よくある話として天童市や山形市のようにふるさと納税の特設サイトを開設するですとか、アイデアを外注したりですとか、行政の一部業務を削減するなどなどが上げられますけれども、ふるさと納税にまつわる業務委託の話は、あした高橋議員のほうから質問すると思いますので、本日は業務委託関係以外で、そのお考えをお伺いしたいと思います。原田政策推進課長にお尋ね申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 まず、アクションプランに掲げるふるさと納税の額5億円ということで記載をしております。アクションプラン、ご案内のとおり来年あるいはこれから3年間の予算立てのベースになる数字というご理解をしていただきたいと思います。目標は目標としまして、これは現実的な予算に直轄する部分ということで5億円という記載をさせていただいておるところでございます。 2つ目、インパクトのある使い道などを含めた今後の方策といいますか、そういったご質問だったかと思います。前に同様の使い道についてもっとPRをしてという話が昨年の議会の一般質問でもございました。一例として例えば居合道でございますとか観光資源とか、そういったところは考えられるかと思いますが、これはこれから煮詰めてまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) 予算の基準として、現在5億円に設定されているということで、今後いろんな計画をしていく中で、上ブレ、下ブレすると思いますけれども、ぜひ上ブレする方向で今後検討していただければと思います。使い道に関しましても、居合道の話もありましたけれども今後検討されるということで、前向きな今後のご回答をお待ちしております。 財源が減っていくのが確実な状況である以上、ふるさと納税という事業は、今後、市の活性化のためにはキーポイントとなると思いますので、ぜひ先ほどの答弁の内容をどんどん市政に反映していただければと思います。 また、将来世代に今の思いが伝わるよう、20代、30代の職員にも積極的にこの事業へと参画していただいて、業務委託に頼る前に、まずは全世代のアイデアを結集していただいて、行政として経費を最小限に抑制した上で最大限の効果を発揮できるような事業にしていただきたいと切に願うところでありますので、こちらもどうぞ20代、30代の職員の方々も事業に参画していただけるよう、よろしくお願いいたします。 ここで、1点ほど私なりの案を述べさせていただきます。 おととい、代表質問の中で秋葉議員のほうからもありましたけれども、大高根のじゅんさいを返礼品として検討してみるのも効果が期待できるかと思います。秋葉議員の答弁では、ガバメントクラウドファンディングという手法を提案されていましたけれども、現在ふるさと納税のサイト、代表的なものでさとふる、ふるさとチョイス、2つのサイトにおいて、じゅんさいを返礼品として取り扱っているのは秋田県のみでございます。秋田県のみで取り扱っているということ、これを大きなビジネスチャンスと捉えて、使い道は限定しない通常の返礼品としてでも十分効果は大きいと予想されます。 これは、じゅんさいの存在を県内外に広めるだけではなく、返礼品として出荷するということは、そこにもちろんじゅんさいをとる、出荷するということで雇用が発生しますので、村山市内における働く場所の提供や関係人口の増加にも大きく貢献できるかと思います。 また、ガバメントクラウドファンディングですと、寄附の使い道をじゅんさい沼の保全とし、世界中の皆さんと課題を共有しながら将来に向けた維持管理を実施できるというメリットがあります。しかしクラウドファンディングは、より質の高いPR活動と広報が必要になりますので、効果を算出した上で検討してみる価値は高い事業であると認識をしております。 最近でいいますと、南陽市で白竜湖の保全に向けてクラウドファンディングを実施しているようですけれども、村山市はじゅんさい沼の保全に向けた返礼品をじゅんさいにできるというメリットもありますので、市の特産品を将来に向けて守り抜くという観点からも非常に重要な施策になるのではないかと思いますけれども、こちら、いかがでしょうか。今の話も踏まえた上で、再度、原田政策推進課長に今後の展望についてお尋ね申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 じゅんさいを返礼品、そしてクラウドファンディングというふうなイメージで、じゅんさい沼の保全というお話をいただきました。まず返礼品についてでございますが、安定した供給がまず必要だなということであろうかと思います。 今、じゅんさいについて数量を確保して幾らまでというふうな形がなかなか見えてきておりませんので、これは多分どちらが先かというふうな話になろうかと思いますけれども、担当の農林のほうとうちのほうで、あるいは改良区、水利組合等々と全部引き込んで検討していかなきゃならないのかなというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) ぜひ今のご答弁のとおり、農林課とほかの課も巻き込んでいただいて、ぜひご検討いただければ幸いです。もしできなくても、検討した結果そのようなことがじゅんさいに関してはできないということを市民に伝えていただければ、市民も納得すると思いますので、ぜひそのあたりのフォローもよろしくお願いいたします。 また、これ何度も申し上げて大変恐縮なんですけれども、ふるさと納税の寄附額向上を目指す上で、外部への民間への業務委託というのはあくまでも一つの手段であって、職員のノウハウとアイデア、市民の方々の知恵と我々議員による支援など、まだまだ伸びる要素は数多くあると思いますので、そこを前提に検証してくださいますようよろしくお願いいたします。 ここからは市長に1点お伺いしたいと思います。 こちらも前回の9月議会の引用になって大変申しわけないんですけれども、9月議会で森元議員との答弁の中で、市長はふるさと納税者の大半は、住民税控除と寄附したことによる返礼品が目的なのではないかとおっしゃっておりました。正直なところ、私もそのように思います。 私も千葉と東京に住んでいる際に、住民税控除を目的として長野県と愛知県にふるさと納税をしていた一人でありますので、そのお考えには非常に共感できるところであります。 その際に、市長は寄附する方の目的を見きわめた上で今後頑張っていきたい分野であるとおっしゃっておりましたが、9月から現在3か月経過しましたけれども、現在はこの頑張っているというところを令和2年度に向けて何を一番頑張っていこうと思っているのか、お聞かせいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 頑張っているのは、内容の精査をしようと思っていますが、残念ながらまだ私のところには結果として来ておりません。ただ議員がおっしゃるように、ふるさと納税はほとんど返礼品目的というのが大部分だと聞いております。天童でも1万円というのがすごく多いんですね、1万円。2,000円分だけ払って返礼品をもらうと。 1万円がすごく多いというのは、やっぱり返礼品目的なんですよ。一概に言えませんけれども、ほとんどそうだと思います。こういう意味では、この1万円を一つの核として構成をしていけばいいかなと思って、実際村山市でやったんです。1万2,000円のと1万円のサクランボを出しましたけれども、1万2,000円はほとんど売れませんでした。やっぱり1万円に集中するんですね。そういう傾向を見ながら今後また考えていきたいと思っています。 ただ、9月の議会からあまり発展しなくてどうもすみません。 ○議長 1番 小山議員。 ◆(小山大地議員) 今後どうしていくかの方針をお伺いできて非常によかったと思います。 あと、1万円のものというお話ありましたけれども、こちらもほかの市の事例ですけれども、東根、寒河江、舟形は1件当たりの金額が2万円を実は超えておりまして、村山市は1万3,000円、1件当たりという結果が、ここ3年ですけれども出ています。ですので1万円のものへ返礼品目的というのはもちろんあると思うんですけれども、寒河江、東根、舟形がどのようにして1件当たり2万円以上の単価を獲得しているのかも今後検討課題としていただいて、分析のほうを進めていっていただければなと思います。 今後は、市内農作物の重点作物がふるさと納税返礼品の目玉となることが予想されますので、全ての課を巻き込みながら、ますますふるさと納税が進展していくことを期待して私の質問を終了したいと思います。ありがとうございました。 ○議長 1番 小山大地議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後2時から行います。     午後1時50分 休憩     午後2時0分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。-----------------------------------中里芳之議員の質問 ○議長 12番 中里芳之議員。   (12番 中里芳之議員 登壇) ◆(中里芳之議員) 通告に従いまして順次質問いたします。 最初に子育て支援の問題であります。 改選前の9月議会に引き続き、子育て支援について質問をいたします。 前回も申し上げましたが、日本の少子化に歯どめがかかりません。2018年の合計特殊出生率は1.42で3年連続の低下、出生数も過去最少を更新しました。子どもを持ちたいと望んでも二の足を踏んだり諦めたりする現状が変わっていないことはあまりにも深刻です。 さて、2015年度策定され、ことしで最終年度を迎えた村山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標3、「若い“ひと”の結婚・出産・子育ての希望を叶えよう」では、イの一番に子育て支援策の充実を図り、2020年までに合計特殊出生率を1.56まで向上させるとあり、2番目に住まいの地域の子育て環境や支援に対する満足度を2020年までの5年間で5%向上させるとあります。 2番目の満足度については、ニーズ調査の結果からも明らかなように、前回よりも満足度が大きく好転し目標を達成しております。これについては市長を初め職員の皆様のご努力に心から感謝をいたします。 しかし問題は、1番目の合計特殊出生率の問題です。そもそも結婚、出産は人生の選択という個人の自由と人権の根幹にかかわる問題です。行政が出生率目標を決めることは、一歩間違えば子どものいない男女への圧力となり、いつ何人の子どもを産むかを選択する権利の侵害になりかねない危険をはらんでいます。しかし行政は数値目標を設定し、その結果に責任をとることから逃げることはできません。そこでお尋ねします。 総合戦略策定のもとになった本市の合計特殊出生率は、2013年、1.39でした。これを2020年までに1.56まで向上させるというのが本市の目標でしたが、現在の達成状況をどう評価なさっているのか、お尋ねをします。 次に、除雪支援について質問します。 市長は、住みたい、住み続けたいまちを実現するため、就任以来、雪対策の充実に取り組み、きめ細かな除雪やボランティア除排雪に対する支援、雪捨て場や雪押し場の確保、集落単位の共助に対する支援の具体的施策を講じてこられました。まだまだ課題はあると思いますが、市民からはおおむね高く評価されていると思います。市長を初め職員の皆さんのご努力に深く敬意を表します。 しかし、高齢化がさらに進み高齢者世帯も増加している中にあっては、間口に雪をなるだけ置かないようにしただけでは安心して住み続けることはできません。 日本共産党市議団が行った市民アンケートでも、除雪に対する要望がたくさん寄せられています。最も多かったのは生活道路の除排雪の徹底ですが、その後に高齢者世帯の玄関前除雪などの援助、高齢者世帯の雪おろし援助が続いております。 寄せられたご意見を幾つか紹介します。「雪おろしの援助を受けても、今の年金暮らしでは1回だけの雪おろしでも支払いができない」、「間口になるだけ雪を置かないのはいいが、間口から玄関までが長い家が多く、高齢者は除雪ができなくて困っている」、「玄関から間口まで60メートルぐらいを妻が今は機械除雪を行っているが、今後が心配」、「県道沿いの間口に雪が置かれるが、女性高齢者なので大変困る」、「市職員が先頭に立って高齢者宅の雪おろしをしてほしい」、このほかにもたくさんのご意見が寄せられています。 さて、第5次村山市総合計画にもまち・ひと・しごと総合戦略にも次のように書かれています。集落単位で雪問題に対して地域全体を見守る体制、団体を組織づくりし、雪対策企画づくり勉強会の開催や高齢者宅の敷地の除排雪を行う。また第3次地域福祉計画には高齢者や障害のある方などの自力での除雪、雪おろしが困難な世帯に対しての支援を図るとあります。 そこでお尋ねします。高齢者などへの除雪支援の現状はどうなっているか、特に計画策定後に新たに取り組んだことや強化したことはどんなことがあるか。また取り組んでみて見えてきた課題と今後どのように取り組みを発展させていくのか、あわせてお尋ねをして登壇での質問といたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 合計特殊出生率1.56目標について、達成の状況を踏まえてどう思うかというご質問を頂戴したかと思います。 まず、合計特殊出生率の推移でございますが、平成25年は1.39、これがスタートでございます。平成26年が1.34、平成27年が1.37、平成28年が1.43、平成29年が1.33ということでございます。目標1.56は達成しておりません。 要因はいろいろあろうかと思いますが、市としても、これは全国的な流れではございますが、なかなか出生率が上がらないことについて残念といいますか、もう一歩というふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 高齢者に対する除雪支援のご質問でございますが、現在除雪支援としましては、福祉課関係として高齢者等の除雪費の支給事業を行っております。年間限度額3万円で、かかった経費の10分の8という内容でございます。 実績としましては、平成30年度においては約180名に440万ほど、その前の年、平成29年度については豪雪連絡会議が設置されておりますので、270名ほどで1,000万ほど実績がございます。 また、除雪のボランティア関係のお話がございました。地域福祉計画策定後の取り組みということで今後の取り組みの方針という話を頂戴しましたけれども、現在、除雪サポーター制度という制度を市のほうで準備しております。この内容は豪雪時における高齢者の除雪サポートというようなことで、基準は豪雪対策本部が設置になった場合に除雪サポーターを派遣するという内容でございます。制度ができて相当年数たちますが、過去1回だけ稼働実績というふうなことになっております。 地域福祉計画、3次の計画策定しましたが、策定時においても先ほど議員がご指摘のとおり高齢者の除雪サポートが課題となっておりました。市におきましてもこれまで除雪サポートに関する制度設計を検討してまいりました。先ほどのサービス、豪雪時のサービス、雪解け隊というようなことがございますが、現実的に稼働していないというような実態がございましたので、稼働しないので希望者があっても派遣はできていないという課題がございました。 こちらの課題を解決するために、今現在、市のほうでは新たな改良版という考え方のもとに、過去の課題を解決して新たな取り組みということで現在進めております。 大まかな内容でございますけれども、対象者はほぼ同じで、高齢者を初め除雪の困難者というようなことになります。派遣する除雪のスタッフを確保しまして、希望者のほうに派遣して利用者から利用料金をいただいて、不足する分を市のほうでサポートしていくというような制度設計を今考えております。 こちらは、従来のような豪雪対策本部設置時のみではなくて、通常の冬期間において希望する方を対象としたいというふうな制度にしたいというふうに考えております。 一番の問題は、これまではスタッフというかボランティアスタッフを市民から募って登録して、その方々から動いていただくという設計でありましたけれども、従来登録していただいている方が10名に達しておりません、これまで。ですので現にそういった制度をつくっても稼働していただける、実際に働いていただける方の登録がないというような状況にありますので、そういった条件ではせっかくの制度が効果が生まれないということがございますので、我々としては福祉サービスとして、除雪困難者にできる限り援助のサービスをお届けしたいというようなことを視点において、必ず派遣できるような取り組みというようなことで現在設計をしております。 ただ、現実的に実際に行って除雪をしていただけるスタッフの数がまだ十分な数に達しておりませんので、こちら今年度の冬にぜひやってみたいということで、今、段取りを進めてはおりますけれども、今年度に限ってはモデル的に対象者を絞って動かしてみたいというふうに現時点で考えております。 この結果を受けて改良すべき点を検証いたしまして、来年度のサービス開始に向けて、また改善点の取り組みにかかりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 高齢者への除雪の支援、配慮ということで道路関係を申し上げますが、当然市道につきましては全世帯に間口配慮除雪ということで今進めております。県道においても毎年山形県に対しまして、自力では除雪が困難と思われる世帯に対して間口に雪を置かないよう配慮していただくように、毎年除雪の依頼をしているところでございます。 以上です。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) まず、除雪支援のほうから再質問をさせていただきます。 県道除雪についても毎年お願いしているということですけれども、なかなかいろいろ詳しく聞くと個人情報の問題とかあって難しいところがあったり、本当に頼んではいるけれども、ちゃんと除雪になっているかまではなかなか点検がなっていないような状況かなとは思いますけれども、引き続き苦労しながらよろしくお願いしたいと思います。 それから、今、高齢者世帯についていろいろやってきたけれども、今度新たなサポート制度ということでさまざま検討しているというふうなことでした。大変結構なことだと思います。うまくいくように願っているところであります。 ただ、これまで計画立てて4年とか5年とかなるかと思いますけれども、見てみますと公助も共助も足りないんですけれども、特にこの共助の部分ですね、計画に照らし合わせれば共助の部分の取り組みが弱いのかなと思って質問をしたところですが、これからはそこの部分で改良されるということで期待をしております。 私は、あまり共助という言葉は使いたくないんですけれども、何でかというと特に国とか行政とか共助というときには、公助の部分を削ろうとするときに強調されることが多いので、あまり私は使いたくないんですが、しかし、事、この雪の問題に関しては、やっぱりどうしても共助を抜きには問題を解決できないというふうに思っているところです。 地域における支え合い、助け合い、お互いさまの精神が大切だというふうに思っております。なので市がこれからやろうとしているその方向性については大変大賛成するものでありますが、私はその除雪サポーター制度を今から提案しようと思っていたんですけれども、サポートということでは呼び方は同じなんですけれども、私がこれから提案する内容については若干違うんですが、こういったこともあるんじゃないかということで、いろいろ実際今検討しているものを実際にやって、また改良していくんだとは思いますけれども、私の提案もぜひ今後参考にしていただきたいなという思いで提案させていただきたいなというふうに思います。 私の近所、登録者がなかなかいないと、少ないと、そういったことも予想されるということなんですけれども、しかし私の近所を見てみますと、登録はしていないけれども既に実際にお互いさまの精神で人のうちの除雪をやっているという方がいらっしゃいますけれども、こういう方は私の近所ばかりでなくて市内のあちこちにいるんじゃないかなというふうに思うんですね。 そういう方々あるいは支援される方々、その声を少し聞いてみますと、支援される側としては何かお礼がしたいんだけれども何いいんだべとか、あるいは商品券持っていったんだけれども、そんなつもりでしたんでないと返されたとか、逆に支援する側から見れば、ついでにやっているだけなんだけれども、お礼をいっぱい持ってこられて困っていると、どこで線引きしたらいいかわからないというそういうような問題もあるかと思います。 また、そういった実際には支援を行っていなくても、支援してもいいと、やりたいという人も中にはいるんだろうなと。ついでだから機械を持っているからやってもいいけれども、だけれどもやっぱりそういう気持ちあるけれども、全くのボランティアではちょっとなと、ガソリン代ぐらいもらえばまた別かもしれないけれどもとか、あるいはボランティアはしたいけれども自分も忙しいし、とてもできないんじゃないかとかということでやっていない方もいるんじゃないかなと思います。実際そういう声もちらほら聞いたりもします。 ですから、こういった市民の良心任せにするんじゃなくて、そこに少しだけ行政が加わって背中を押してあげると、そうすればこの共助がさらに広がっていくんじゃないかなと思います。 具体的に私が考えている除雪サポーター、どういうものかといいますと、サポーターは自分に合った時間や内容で行います。いつでも出動できることを条件にはしません。あくまでもサポーターの条件の中で行うと。サポーターは市が募集しまして、応募者は市の窓口で登録して、市のほうでお金を出して保険に加入してもらうと。そのサポーターにステッカーとかシールを配付しまして、家や塀の見えるところに張ると、あるいは自治会で誰がサポーターに登録しているか周知してもいいかと思いますけれども、それを見まして利用者が直接サポーターに除雪とか雪おろしの依頼をして打ち合わせをすると。除雪等をやったら、市が前もってこの除排雪の基準表、料金の基準表をつくりまして、それに合わせて金銭のやりとりを行うというふうなものであります。 そして、利用できる人は高齢者や障害者だけでなくて誰でも利用できると、そういうふうなものなんですけれども、ぜひこういう制度も今後検討してみてはいかがかなと思いますが、どうでしょうか。 ○議長 小玉福祉課長。 ◎福祉課長 ご提案ありがとうございます。ただいま議員の提案ということでお伺いしましたけれども、私どもでこれまで持っていた制度の検証をしてみますと、やはり一番の課題はサポーターの確保だと思っております。ボランティア精神には非常に誰でも感謝してお願いしたいというふうに思いますけれども、やはりボランティア活動というのは自主的にボランティア精神に基づいて動くというのが基本だと思いますが、我々今考えているのは福祉政策として除雪困難者に対するサービスの提供というところを一番ポイントに今置いております。 議員のご提案の中身をただいまお聞きしましたけれども、まずちょっと心配なところはサポーターの確保と、あとはマッチングの問題。登録していただいて表示して直接お願いするという話、今おっしゃっておりましたが、このマッチング、これがうまくいくかどうかというのが一つ、調整機能を中に役割を果たす方がいれば、よりスムーズにいくのかなという感じが若干します。 あとは、対象者は誰でも利用できるというような今ご提案でしたけれども、こうなりますとかなりの件数が多分上がってくるのではないかと、高齢者とか除雪が現に困難な方が利用したいというのは当然ありますけれども、若い方でお仕事で朝早く行って夜帰ってくる、こういった方も希望するということになりますと、かなりの希望者が発生した場合にどうやって対応するのかなというようなことで、逆に困難者に対するサポートが手薄になってしまうのではないかというふうなことが考えられるのではないかというふうに思います。 先ほど、共助という言葉が議員からありましたけれども、やはりボランティア精神とかサポーターという気持ちを基本として、現に困っている人を支え助ける制度というようなことで、ある程度対象者を絞ったほうが、よりわかりやすい制度ではないかなというふうに今感じたところです。ご意見も踏まえながら今後の制度設計のほうに参考にさせていただいて検討させていただきたいと思います。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 今後の参考にしてもらえば十分ですけれども、ただサポーターの確保という点では、私が提案したものはあくまでもサポーターの都合でボランティア、援助するわけですから、サポーターに登録しやすいんじゃないかなというふうに思うんですね。自分の仕事あるんだけれども、いつでもそれを犠牲にして行かなきゃいけないと、支援を求める人の都合で行かなきゃいけないとなると、これはこれで登録する人はあまりいないんではないかなと思いますので、そういったやり方もあるんじゃないかなというふうに思います。 あと、そうした場合に誰でも受けられるとなれば、かなりの件数が生じて、本当に支援が必要な人にいかないんじゃないかということなわけですけれども、でも、やる人はボランティアでやるわけですから、その人の都合でしかもやるわけですし、ボランティア精神持った人はどっちかというと大変な人のほうを優先して考えてくれるんじゃないかなと思うんですよね。お金もうけのためにやるわけじゃないですから。今までもう既にやっている人が、もっとさらにやりやすいようにしてもらうというものですので、ぜひ今後検討してもらえれば、参考にしてもらえればというふうに思います。 質問を子育て支援のほうに移りたいと思います。 合計特殊出生率1.56まで向上させるということですけれども、推移を聞きましても達成していないということです。要因についても少しお話がありましたけれども、全国的な流れとかそういうようなことをおっしゃいましたが、何でこの出生率伸びないのか、その辺、お考えを聞かせていただければと思います。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 要因は本当に多々あるかと思います。私、全国的というふうなことで申し上げましたけれども、国の機関ですとか新聞等の分析でも、いわゆる個人のライフスタイルの変化、それで結婚する年齢が上がっており、晩婚化、晩産化、それから結婚しない人が増えているというのがまず一番大きいというふうな分析があろうと思います。当然それだけはなくて、やはり安心して産み育てる環境になかなかなってこないというのが大きいかと思います。 以上です。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) まず、出生率上がっていないかと、目標達成できないかということなわけですけれども、全国的な流れとおっしゃいましたけれども、私も村山市だけの問題ではないというように考えています。結婚、出産、子育てを願っても、それを妨げている日本社会のゆがみ、これがただされていない、それが一番大きな問題かなというふうに思っています。 若い人の2人に1人が非正規雇用で低賃金、不安定な状況ですね。正社員であっても世界でも異常な長時間労働、労働者を使い捨てるようなブラック企業もあります。また妊娠、出産した女性の多くが職場を離れるという現実、村山市は保育所は足りていますが、全国的には都会のほうに行けば認可保育所が足りないというような劣悪な子育て環境、こうしたゆがみについて目に見えるような改善がなされていないと。それどころか、さらにひどくなるような方向に今の政治が進んでいるんじゃないかと。 昨日も教職員の変形労働時間制、これが国会で成立したみたいですけれども、ですから村山市のせっかくの努力も実らないのではないかというふうに思いますが、市長のご所見を伺います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 せっかくの努力は確かに実りませんが、やっぱり日本的な流れだというふうに認識して、もっともっと努力する必要があるのではないかと思っています。
    ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) もっともっと努力する必要があるということですのでお聞きしますが、私、今、国政の問題を訴えたわけですが、市として数値目標を掲げる以上は、どうして達成できないのか、向上していかないのかと、しっかりした総括が必要だと思います。ただ全国的な流れだとかそういうことではなくて。 そういう観点から質問したいと思います。村山市としては少子化対策として若者の雇用の場の確保あるいは定住促進、婚活サポート、不妊治療への助成、経済的支援も含めたさまざまな子育て支援策の充実に取り組んできたと思います。これらは皆必要なことでありまして、当局の頑張りには深く敬意を表しているところであります。 しかし、一番大事なことを忘れてはいないか。忘れてはいないんだと思いますけれども、ちょっとおろそかになっているんじゃないかなと思う点もあるわけですね。村山市の合計特殊出生率、これ2017年で1.33でした。もちろん未婚の方、晩婚の方、なかなか子どもに恵まれない方は子どもは1人でいい、何とか1人でいいと、あるいは要らないと考えている方もいらっしゃるかもしれません。だけれども、できれば2人欲しい、3人欲しいと考える方が恐らく大多数なんではないかなと。しかし現実には希望どおりにはいっていないと。 なぜ、希望どおりの子ども数になっていないのか、どうやってこの現実と理想のギャップを埋めていくか。出生率を向上させると、そのことを目標にすれば、そこを当然考えなきゃいけないんじゃないかなと思うわけです。 そこでお聞きしますが、村山市の結婚を希望している若者や夫婦の希望の子ども数と現実の子ども数をどういうふうに把握なさっているか、ギャップがあるとすればその一番の要因は何だとお考えか、お尋ねをします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 結婚している方の子どもの数、希望している数ということでございますが、村山市自体での数というのは、すみません、私、把握しておりませんが、全国で申しますと国民希望出生率というふうな言葉だそうでございますが、1.8ということで認識をしているところでございます。 あと、ギャップの話、これが1.8と1.33の差というようなことになろうかと思います。なぜというふうなことでございましたが、達成するためのまず総合戦略の中では、KPI、4つほどセットをしているところでございます。議員ご承知かと思いますが、1つは、保育所の入所待機児童数をゼロにする、2つ目として、7か月児の絵本読み聞かせ、1歳児歯磨き教室の参加割合を前年より伸ばしていく、3つ目として、子ども自立支援対策児童の参加割合を25%まで持っていく、4つ目として、むらやまし縁結びたいによる結婚の組数を5年間5組を目指すということで、これを達成すればというふうなKPIのセットをしているところでございますが、これで言いますと縁結びたいが今のところ2件ということで達成しておらないんですが、そのほかの部分については一応クリアはしておるというふうな内情になってございます。 以上です。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 村山市としてその希望の子ども数を把握していないということなんですけれども、昔はしていたんですね。佐藤昌一郎さんが市長のときには、この辺も調査していました。でも今はしていないと。だとすると、この2020年まで合計特殊出生率1.56のこの根拠というのは一体何なのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 先ほど、国民希望出生率1.8というご報告をさせていただきました。これは、まち・ひと・しごと総合人口ビジョン上のシミュレーションの数字でございまして、国のほうでも2030年までにこの国民希望出生率1.8まで出生率を持っていきたいというふうなことで目標を持ってございます。 市のほうでも同様に1.8を目指した場合、途中経過の数値として2020年に1.56を達成しなければ、逆に言うと2030年の1.8が難しくなるということで、経過の数字としてシミュレーションした仮定の数字ということでございます。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 村山市の実態に根差した数値ではないと、目標ではないということがわかりました。村山市で出生率が少ない、どうしてかということを考えれば、どうすればじゃそれが上がっていくのかということを考えれば、私はそこを詳しくまず分析する必要があるんじゃないかなと思います。皆結婚する人が晩婚で結婚する人が多いから、それが圧倒的多数だから少ないのか、あるいはもともと要らないと考えている人が多いからなのか、その辺も全国の調査と、もしかしたら違いがあるかもしれない可能性も、同じだと思いますけれども、でも私は市の実態をもって、やっぱり目標をしっかり立てるべきじゃないかなと思ったところです。 9月議会でも申し上げましたけれども、内閣府の調査、これ2015年ですけれども、夫婦が理想とする子どもは2人以上、2.32人です。しかし現実の合計特殊出生率は1.42人、そして予定する子ども数が理想人数を下回っている最大の理由は、子育てや教育にお金がかかり過ぎる。恐らく村山市も同じような傾向ではないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 お金がかかり過ぎるというふうな要因も一つあろうかと思います。ただ全てではないと思っております。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) いや、全てではないですよ、もちろん。でも一番大きな理由が経済的な理由、お金がかかり過ぎるという理由ですよねということなんですね。 一昨日の代表質問に対する答弁で、子どもを持つ親に対する経済的援助が足りないというふうに市長も認めているところであります。であるならば、やっぱり一部の子育て世帯だけでなくて全体の子育て世帯の経済的負担の軽減、これをまず図ることが重要ではないかなと。そのために高校卒業までの医療費の無料化あるいは学校給食の無償化を行うべきだと私は思いますが、いかがでしょうか。 市がやったニーズ調査でも、「本市独自の子育て支援策の評価と今後力を入れるべきこと、これは何か」という問いに対しまして、「評価する」、「力を入れるべき」と、「特にそう思う」、これが断トツの1位になっているのが中学校卒業までの医療費無料化であります。保育料半額よりも上なんですね。 もちろん、保育料半額が下だから、それがだめだと言っているわけではありません。これも必要です。だけれども医療費無料化が一番評価が高く望んでいる。これは当然中学校卒業までだけでなくて高校卒業まで拡大してほしいという願いが込められていると私は思います。 実際に共産党市議団が行ったアンケートでも、高校卒業までの拡大が断トツの1位でありました。その次に多かったのが義務教育費の保護者負担の軽減であります。そして今言ったような施策というのは、何回も言うように子育て世帯の経済的負担軽減策のスタンダードになりつつあるわけです。高校卒業までの医療費無料化は、県内では、もう4市12町2村、51.4%、半分以上がもうやっている。学校給食費の無償化、一部助成は13市町村、37.1%。村山市も第3子以降無料ですけれども、進んでいるところでは半額補助とか全額補助へと踏み出しているわけであります。 改めて高校卒業までの医療費無料化あるいは給食の無償化、こういったものを求めたいと思いますが、市長のご答弁を求めたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 高卒までの医療無料化については、代表質問で答えたとおりでございます。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 代表質問の中で、横並びではいけないと、斬新的なものを検討中だと、子育て支援。 そこでお伺いしますが、斬新的なものというのは一体どういうものでしょうか。あるいはそれを検討中だといいますが、市役所のどのレベルで今検討中なんでしょうか、お尋ねします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今、検討中ですので結論出ていませんから、中身については控えさせていただきます。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) ただの経済負担の軽減にしかならないようではだめだということもおっしゃっていましたね。市政に対する効果があるものをしないととおっしゃいました。 そこでお伺いしますが、じゃ具体的に中身言えないのであれば、市政に対する効果というのはどういう効果を期待して今検討中なのかお尋ねをします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 もともとの話が生涯出生率を上げることなんですよね、議員おっしゃったのは。そのためにやるんです。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) わかりました。出生率を上げるためだという、すごい答弁が返ってきたなと。期待したいというふうに思っているところです。 ともすると、合計特殊出生率を少しでも伸ばしていこうと、それはもともと出産、子育ての若者の希望をかなえるためでありますね。その目標から、ともすると、なかなか結果が出ないから、そこから外れてしまうというかな、ともすると出生率の増じゃなくて、まず市から出ていく人を減らしましょう、入ってくる人を増やしましょうという方向に行きがちだと思います。それはそれで大事なことですよ。必要なことであります。 だけれども、出生率はなかなか市だけでは難しいところもあるし、そういうことからどちらかというと人口対策として市に対して効果があるというから、そっちの方向に流れてしまう可能性も、今までの市長の答弁を聞いていると思ったんでした。昨年の9月議会でしたかね。だけれども、市長、今、あくまでも合計特殊出生率を上げるためだと、目標を達成するためだということで大いに期待したいというふうに思います。 高校卒業までの医療費無料化について、もう少しお話ししたいんですけれども、本市の周辺でこれを実施している自治体を見ますと、東根市、尾花沢市、寒河江市、それから天童市があるわけですけれども、合計特殊出生率、村山市は2016年、1.43、県平均以下ですけれども、東根は1.48、尾花沢は1.73、寒河江が1.45、天童が1.66と、いずれも本市よりも高く県平均よりも高いわけです。無料化を実施しているから本市よりも出生率が高いというわけではないかもしれませんけれども、やっぱりこの冷厳な事実をしっかりと私は受けとめるべきだというふうに思います。 加えて言いますと、保育園の副食費についてでありますが、今上げた自治体は本市を除いて何らかの独自減免をやっています。全県的にもほとんどの自治体はこの副食費の独自減免を行っています。独自減免がない、つまり国基準のとおりにやっているのは村山市を含めたわずか5自治体です。これをやったからといって出生率が飛躍的に向上するかどうかはわかりませんが、しないと思いますが、それでも多くの自治体が子育て世帯の経済的負担、お金がかかり過ぎる、それを何とかしようということでやっているわけです。だから、そういう施策については本市でも実施すべきではないかと思いますが、市長のお考えをお尋ねします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そこまでは承知していないですね。さっき私が答弁したのも、出生率について述べているから、さっき私が答弁したのは出生率の上昇にも効果があるんではないかという内部も含んで言っているわけであって、いきなり別なほうに振らないで、今、出生率の話しているんですよね。その中で私話したんです。 今の件については、議員がはっきりとこれをやると出生率は改善しますよというんだったらいいんですけれども、そうなんですか。 ○議長 12番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 出生率を上げますと目標を立てているのはそちら側なんですよ。そして具体的なところを聞いても、今検討中だからと答えられないという中で私は今質問しているんですよ。 今までの市長のいろんな議員に対する答弁聞いていますと、非常に私はアピール度を考えるんだと、おくれたからやりづらい、アピール性がないと。市外に転出しないで、あるいは市外から入ってくるんじゃないかということでアピール性を考えてやっていくんだと。医療費無料化については検討の方向だが、すぐやるとか今は考えていないと。こういうことからすると、子育て世帯の多くに影響がある部分で軽減を図るんじゃなくて、もっと違うところでやろうとしているのかなと思うわけですよ、アピール性の高いところで。転出を防ぎ転入を増やすためのアピールですね。 それも確かに大事です、何度も言うように。大いにやってもらいたいというふうに思います。しかし、それは出生率の向上に直接に結びつくものではないと。医療費の無料化だって給食の無償化だって直接に結びつくものではありませんよ。だけれども、どっちかといったらやっぱり医療費の無料化じゃないでしょうか。 村山市に呼ぶために、例えば住宅を提供する、これもいいですよ、補助すると。だけれども、それはうちがほしいと、住むところが欲しいという一部の人たちですね。それを受けたからといって、じゃ、子ども2人からもう1人産むかとなるかと、それはわかりませんけれども、それよりも全体的に経済的な負担を軽減する、これのほうが出生率のことを考えれば、それで実際に国の問題もありますから、それをやったところで出生率が改善するかどうかわかりませんけれども、まずそこをやるべきでしょうと私は言っているわけであります。 出生率を上げるのには、私はアピールは関係ないと。何度も言いますがアピールも大事ですけれども、アピールは関係ないと思います。実際にどれだけ経済的負担を軽減できるか、多くの子育て世帯の、そこにかかっているんだと。それだけではだめですよ。やっぱり働く労働法制も、もっと労働者を守るものに変えなきゃいけないし賃金も上げると、労働時間も短くすると、そういったことも必要です。 だけれども、市としては多くの人の経済的負担の軽減、ほかではやっているんですから、そこをやって、それをやった上でその他さまざまな子育ての支援策をあわせてやっていく、これが大事なのではないかなというふうに思うわけであります。それをやってこそ、アピール性のある施策も生きてくるんじゃないかというふうに思うわけですが、再度市長の答弁を求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 議員の捉え方はよくわかりました。 以上です。 ◆(中里芳之議員) 質問をしてもしようがないんで、やめます。 ○議長 12番 中里芳之議員、終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。議事運営に対するご協力に感謝を申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後2時47分 散会...