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12月03日-03号

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  1. 村山市議会 2014-12-03
    12月03日-03号


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    平成26年 12月 定例会(第5回)議事日程第3号     平成26年12月3日(水曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問(散会)---------------------------------------          本日の会議に付した事件議事日程第3号に同じ---------------------------------------          ●出欠席議員氏名出席議員(15名)  1番  井澤秋雄議員      2番  佐藤敏彦議員  3番  布川淳一議員      4番  長南 誠議員  5番  佐藤昌昭議員      6番  川田律子議員  7番  鈴木健治議員      8番  中里芳之議員  9番  森 一弘議員     10番  秋葉新一議員 11番  柴田好美議員     12番  茨木久彌議員 13番  須藤和幸議員     14番  大山正弘議員 15番  海老名幸司議員欠席議員(なし)---------------------------------------          説明のため出席した者の職氏名 市長        志布隆夫    副市長       齋藤 隆 教育委員会委員長  井田慶子    教育委員会教育長  菊地和郎                   選挙管理委員会 代表監査委員    佐藤和男              佐藤 毅                   委員長 農業委員会会長           笹原茂規    総務課長      川越一廣 職務代理者 政策推進課長    細谷健一    財政課長      高橋政則 市民課長      片桐敦子    税務課長      大内 均 保健課長      三澤浩子    農林課長      芦野充浩 商工観光課長    井上修一    建設課長      矢口良治 環境課長      青柳孝雄    福祉事務所長    仁藤剛志 会計管理者     齋藤享子    水道課長      片桐智彦 消防長       松田義雄    消防署長      高橋道俊 教育委員会             教育委員会           小山智弘              青柳 仁 学校教育課長            生涯学習課長                   農業委員会 監査委員事務局長  米屋清志              細梅芳弘                   事務局長---------------------------------------          事務局職員出席者職氏名 事務局長      元木啓順    事務局長補佐    菊地淳子 議事調査主査    古原俊宏    庶務主査      伊藤照美 議事調査係長    三澤依邦子---------------------------------------                                午前10時開議              一般質問発言通告表                         平成26年12月市議会定例会発言順質問者質問事項質問の要旨答弁を求める者14番 長南 誠1 村山市の観光施策について1 碁点温泉を中心とした今後の観光開発について伺う (1) 古窯敷地の開発計画の現状について (2) 河島山の緑化整備について 2 クアハウス碁点の現状と今後の計画について伺う (1) 浴場完成による客の入り込み状況について (2) 旧浴場の活用方法と本館宿泊棟の改修計画について (3) 健康づくり拠点としての施設づくりについて (4) 高校・大学合宿誘致のための施設整備について市長 副市長 関係課長21番 井澤秋雄1 地方創生「総合戦略」への対応について1 社会動向の変化に対応する職員の意識改革と能力開発の研修計画 (1) 挑戦意欲 (2) アイデアの創出 (3) 組織間の共通認識 2 努力義務とされている国の政策に臨む総合戦略の考え方 (1) 村山市の特色が生かされる分野 (2) 将来に繋がるプロジェクト市長 教育長 関係課長2 新教育行政組織への移行について1 新教育委員会制度移行の運用について
    2 教育大綱と策定中の教育振興計画との関連について 3 教育委員定数の考え方3 第5次村山市総合計画策定の考え方とその認識について1 基本構想に掲げる「村山市の将来像」の考え方 2 村山市都市計画マスタープランにおける総合計画との整合性について 3 山形県都市計画「村山区域マスタープラン」との関連について33番 布川淳一1 村山市の宣伝戦略について1 村山市の様々な分野でのPRが不足していると感じる 宣伝が下手、不足と言う声も聞こえる 何が不足しているのかを分析しているのだろうか 2 改善策について、質問と提言をする (1) ブランド戦略について ① 全国に向けての情報発信の考え方を問う ② 市民が誇れるブランドの構築を急げ ③ 街のデザインを如何に創るのか (2) シティアイデンティティ(CI)について ① 第五次総合計画に盛り込むのか (3) 東北芸術工科大学との連携は ① コミュニティデザイン学科および企画構想学科との連携は (4) 情報発信能力を高める方策について ① 組織体制と、市民力を利用する戦術について市長 関係課長46番 川田律子1 米価下落で米農家をはじめ村山市民への影響は1 米価の大暴落で生産者だけでなく、広範にわたって、他産業への波及も心配される 本市の産業を担っている米農家に、市としてどのような救済策を講じるのか対応を問う 2 この度の米価下落への国の対応について市長として、今後どのような姿勢で臨むのか 3 米は日本農業の土台、米価は農家の基本給 「お茶碗一杯のご飯40円が日本の農業と食糧、環境や国土を守る」ことを村山市から発信すべきでは市長 関係課長2 福祉灯油の充実であったかい市政を1 市民の暮らしは、年金引き下げ、医療費引き上げ、円安による物価高、それに加えての消費税の3%引き上げなどで大変になっている 灯油は、高齢者や生活弱者にとってなくてはならない必需品である 今年こそ、高騰する灯油代の更なる助成の引き上げを58番 中里芳之1 (株)アシスト村山西部産業廃棄物最終処分場で、無届けの放流口から未処理水を放流していた問題への対応について(1) 環境保全協定に違反し、県・市・市民をあざむくアシストの行為を市はどう認識しているか (2) なぜ、住民や議会への報告が遅れたのか (3) 不正や不正の疑いについて、全容解明をどのように行なっていくのか (4) 浸出水処理施設水質浄化能力が疑われるが、その要因をどうとらえているか (5) 遮水シートのさらなる破損が疑われるが、どう認識しているか (6) 無届けの放流水の水質検査結果しだいでは、厳正な処罰が必要だが、少なくとも、水質浄化能力の改善が確認されるまで、操業を停止するべきではないか (7) 環境保全協定を抜本的に見直し新たに締結し、事前通告なしの検査や検査主体の見直しと項目の追加、覆土・即日覆土の目的・方法の厳格化を行なうなど、住民の信頼を得られるような検査・監視を行うべきではないか市長 関係課長 ○議長(海老名幸司議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第3号によって進めることにいたします。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長 日程第1、一般質問を行います。 1回目の質問は登壇で行い、再質問は自席から行うことにいたします。 関連質問は許可いたしませんが、特になさりたい方は、通告者が全部終了してからいたしたいと存じますので、文書によって議長まで通告していただきます。 内容によっては、議会運営委員会にお諮りをして決定することを申し添えておきます。 質問も答弁も簡潔にして議事運営にご協力をお願いいたします。 それでは、順次質問を許します。--------------------------------------- △長南誠議員の質問 ○議長 4番 長南 誠議員。     (4番 長南 誠議員 登壇) ◆(長南誠議員) おはようございます。 通告に従い質問いたします。 初めに、村山市の観光施策、碁点温泉を中心とした今後の観光開発についてお伺いいたします。 温泉湧出時には、広大な敷地に一大リゾート地として開発を描きながら、全国どこにもない新しいタイプの温泉施設づくりに当時の市長を初め、担当職員は大変難儀をしたと伺っております。温泉を活用したクアハウスを勉強するために本場のドイツまで行き、健康づくりを学んできたのであります。 当初計画されていた中心的施設としての医科学センターが挫折し、目指した健康づくりの基地にはほど遠い現状にありますが、そのアイデアと目的を持った開発が功を奏し、碁点温泉はすばらしい発展を見たことはご承知のとおりであります。運動施設として建てられた体育館は市民唯一の施設になって、多くの利用者でにぎわっております。 クアハウスは、年間を通して訪れるお客様は昨年31万5,000人となっており、村山市観光の中心施設でもあります。観光も産業の一つと位置づけ、開発することも村山市では意義あるものと確信をするところであります。 昭和57年(1957年)5月オープン以来営業してきましたが、別館改装、温泉センターの新築、スパプール増築、ロビーとレストランの改造、そしてこのたび浴場を新築されました。そのたびに利用者は伸びております。 1つの自治体が温泉権利を有し、100名を超す宿泊ができるホテルを所有しているところは全国でも珍しく、三十数年たった現在も変わらない繁栄は村山市観光の誇りであり、自慢すべき施設でもあります。すばらしい施設を持ちながら、周囲の環境を見たときにあまりにもお粗末過ぎないかと疑問を持った一人であります。 北側、古窯の敷地についてお伺いいたします。 前市長時代から質問、提言をしてまいりましたが、一向に進展の気配が見えません。民間所有地の開発で市が介入すべきものでないことは重々承知しておりますが、所有者、古窯さんに開発計画を促すなり、計画がなければ状況を説明し、村山市で借り受け、利用する方法もあるのではないかと思うのであります。 緑化整備についてお伺いいたします。 対岸の河島山は、松枯れ、ナラ枯れが進み、以前の緑の山は見る影もありません。大部分が民間所有の山林とはお聞きしておりますが、よい対策はないものでしょうか。観光地整備としての緑化対策も碁点温泉の重要なポイントと認識しております。クアハウスを中心とした周囲の環境整備、開発について市長にお伺いいたします。 クアハウス碁点の現状と今後の計画についてお伺いいたします。 初めに、浴場完成後の客の入り込みについてお伺いいたします。 浴場が完成、利用者の声も大変よくなったというものが多く、驚くほどの利用者数であります。また、浴場の相乗効果が各部門にも影響し、宿泊、宴会は数か月先の予約が必要な状況と伺っております。時期を得た新築が利用者増に結びついたものと思われます。浴場完成に伴う客の入り込み状況を商工観光課長にお伺いいたします。 旧浴場の利用と本館宿泊棟改修計画についてお伺いいたします。 旧浴場の活用方法については、アンケート調査を行っているようでありますが、面積は615平方メートルあり、健康づくりのための体操場として利用するには最適な広さと見ております。更衣室、運動器具、体操場としての活用、合宿時の洗濯場、乾燥室をも設置することも可能ではないでしょうか。もろもろの利活用に合わせた旧浴場の改装を速急に望むところであります。 本館宿泊棟の改修についてもお尋ねいたします。 建築後、三十数年経過しているのでありますが、躯体及び給排水設備、電気設備は、いまだに旧態依然であり、破損、故障がいつ起こるか懸念される状況であります。先般、施設全体の改修計画が出されたわけでありますが、浴場新築を速急に行うべきとの判断から現在に至っております。本館改修は待ったなしの状況ではないかと考えるところであります。 先般の質問で改修については、明確な答弁はありませんでした。お客様を迎える施設としての本館宿泊棟改修、改装は、省くことのできない重要な要素と考えるものであります。旧浴場の活用法、本館宿泊棟改修計画について市長にお伺いいたします。 合宿誘致のための施設整備をお尋ねいたします。 駿河台大学駅伝部が2年続けて合宿したのでありますが、市内の小中学生にとっては見ただけでも生きた教材になるものと思われます。激励会時に選手の皆さんは、食事のよさ、環境のよさに感心しておりました。監督も他の大学駅伝部に紹介したいとも言っておりました。市長も合宿が実って箱根駅伝に出たときには、応援団として行きたいと激励していたのであります。 以前は高校生の合宿もたびたびありましたが、残念ながら現在はありません。合宿施設として見たときに、洗濯場がない、干し場がない、乾燥室がないなど、急場しのぎの間に合わせ的なもので我慢をしてもらっているのであります。合宿施設として売り出すためには合宿棟とともに、それに伴った施設の整備を望むところであります。今後のクアハウスの利用増に結びつける営業戦略としても将来に希望が持てる構想ではないかと考えるところであります。合宿誘致と施設整備について市長にお伺いいたします。 最後に、健康づくり拠点としての施設づくりについて副市長にお伺いいたします。 温泉があり、専門のトレーナー、栄養士が常駐し、カロリー計算された食事で、温泉療法医の指導のもとに市民はもとより、それを目的に訪れるお客様が相当数あったのであります。 保健課でも予防医学による医療費の削減で効果を上げた時期もありました。年々病気の複雑化と高度医療の充実により医療費も増え、国保会計も大変な状況にあります。そのようなことから、各自治体は住民の予防医学に力を入れ、資格のある運動指導士、温泉利用指導者を育成し、健康づくりに力を入れているのであります。クアハウス碁点健康づくり事業の影響が大きく波及していると認識しております。 クアハウス碁点では、温泉利用指導者健康運動指導士の資格を持った専門のトレーナーが5名常駐し、スパプール、遊歩道など環境的にも恵まれており、健康づくり施設としては最高レベルの施設と自負するものであります。他の市町村から見ればうらやましい施設に違いありません。官民と一体となった健康づくりの拠点施設として再構築し、市民の安心・安全な体づくりを目指し、少しでも医療費削減に結びつけたいものであります。健康づくり拠点としての施設づくりについて理事長である副市長にお伺いいたします。 登壇での質問を終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 それでは、順次お答えをしますが、クアの北隣の古窯の土地でございますか、これも私も前から見ておりますが、議員おっしゃるように、ちょっと古窯のほうと話をしてみる必要があるかもしれません。どうしようとしているのか、売りたいのか、貸すのか、ちょっとその辺も含めてお話をしてみたいと思っています。 実は今、これ副市長とも話をしているんですが、古窯じゃなくて、クアのところの駐車場がどうしても足りないということで、何とかさんなねと思っています。クアのちょうど入り口の左側あたりを駐車場にしようと思って練っておりますが、そうしますと従業員の車がちょうど一番北側に置いてあるんです。あの辺も含めて今度利用者の駐車場にしたらどうだべということで、今考えていますので、そうしますと今度職員の駐車場が不足してくるわけでございまして、そうしますと今のところは一番川沿いのちょうどスパプールの北側あたりの道路を、ちょうどあそこを今通行をストップしていますので、その辺を駐車場として考えていますが、やっぱり北側のあの広大な土地を何とかしなければならないということはわかりました。これはお話をさせていただきます。 あと、河島山ですね、河島山。これもご存じでしょうが、随分全体としましては松枯れでやられております。これはご存じのようにもう十数年なりますか、これは私は素人ですが、私が見るには、これは下手に手をつけても今の枯れる周期かなと思っているんです、実は。ですから、もうある程度老木化して山の手入れもなっていないと、そういう感じします。ですから、これをもう少し、今一生懸命いろんな方が植林なんかしておりますので、あと10年、あと二、三十年たつと復帰してくるのではないかと、こういうふうに実は淡い希望を持っているんです。 今ご存じのようにいろんな手を尽くして木に注入をしたり、いろいろやっております。伐倒駆除もやっておりますが、ご存じのようにあまり効き目はなかったんでないかと思っています。これはナラ枯れもそうでございますが、やっぱり1つの時代の流れかなと思っています。たしかササの葉も何十年か周期に一斉に枯れるんです。そういうことございますから、そういう時期かなと私のこの少ない知識で思っているんです。 ですから、これは今幾ら手をかけてお金をかけても、ある程度の効果は得られると思いますが、全体的には松枯れは続くだろうと、こう思っています。ですから、これも含めまして今後考えていきたいと、こう思っています。 あと、クアの現状、入り込み数に関しましては、これは担当課長のほうから説明をいたさせます。 確かに去年の開館以来、相当風呂の入場者数は増えています。ただ、今もう去年から見ますと、若干減っているような状況がございます。大体今落ちついているのかなという数でございますが、ここでやっぱり黒字に転換しないと私はだめだと思うんです。これでまた赤字になるようですとよっぽど、ここに理事長もいますけれども、経営がうまくないのではないかと、こう思っています。ここは思い切った活用をしないと、結果的には市民の税金をつぎ込むことになるわけでございますから、費用対効果、私は何回も言っていますが、費用対効果というのは、村山市としては考えないところもあります、道路とか市民からの住民利用とか。しかし、こういう投資部門については、費用対効果は必ず考えなければ、経営者的考えでなければ市民に迷惑をかけるだけなんです。ですから、この辺については、よく考えさせてほしいと、こう思っています。 あと、旧浴場の活用でありますが、これもいろんな案が出ております。もうご存じのように今から、もう冬になっておりますが、あそこにある程度のお湯を入れて、そして温めておかないとガラスが割れるそうなんです、凍って。ですから、必ずある程度割れるというか、あそこに雪が積もってきて結果的に割れるという最悪の事態になるとかもちょっと聞いたことはありますが、常に暖房をしておかなければならない、こういうふうにして維持費が相当かかるんです。維持費がかかったほかに相当老朽しているのはご存じのとおりだと思います。 ここを改装するには1億円かかると一応概算では見ています。これが市民のためにとっていいか悪いか、これを私は考えたいんです。あそこはメモリアル的なものでありますから、残したいんです。ところが、あの建物というのはどこから見ても見えないんですよ。表面にあって見えるんだったら、メモリアル的に残しても私はいいと思うんです。ところが、正面からはほとんど見えません。川の対岸からはちょっと見えるのかな、そういう位置にありますから、メモリアル的にしてもちょっと私は疑問は残るんじゃないかなと思っています。 一番の問題は、やっぱりそこまでいく通路があることなんですよ。通路があって放射線状に延びているんでしょうけれども、どうしても新しい浴場も含めまして、通路が長く延びていまして、全体的バランスが私的にはあまりよくないんじゃないかなと思っています。 議員がおっしゃるように、あそこを体育施設、あるいはいろんな方向に改造して1億円をかけて、ある程度のお客が来れば私はいいと思うんです。ただ、あれがなくても、今いろんな体操とかやっていますよ。ケアトレーナーで一生懸命今やっています。ですから、必ずしもあそこを必要でないと今は思っていますが、それを1億円かけて、また毎日維持費をかけて、一体何人、どういうお客が来るか、これが来なかったりすれば、必ず市役所は何をやっているんだと、こういうふうになってきます。相当な税金を投入しなければならないと思っています。もちろん赤字は出てきます。 ただ、建設費の返済とかは一切クアハウスのバランスシートには出てこないわけです。全部市がかぶるわけでございます。ここで年間恐らく数千万ぐらいかかるでしょう、維持費も。電気とかいろいろです。それをかけていいのかと私は常に思っています。これはもう少し市の中で検討しまして、議員の方々とも相談して、いいか悪いか判断をしていただきたいと思います。 その場合によく転んだらみんなのお手柄です。悪く転んだら私たちみんなの責任になってまいりますから、この辺をよく考えてほしいと思います。もう三十数年かけて相当老朽化もしています。よく考えてほしいと思います。1億円は最低ラインです。毎年の維持費がかかってまいります。 あと、本館改修、これも私もちらっと見せてもらいましたが、全体的バランスがどこまでなっているかよくわからないんです。もちろん改修計画はありますから、議員おっしゃる以外にも宿泊所ですか、これを改修してまいりたいとは思います。 もう今は国民健康保険温泉地ですか、指定もらっていまして、そういうつくりなんです。今はやりの家族型、少人数型のいわゆる旅館、ホテルとはちょっと異なっていると私は思っています。時代の流れで、今はそういうのが主流ですけれども、この主流からはクアはちょっと外れているんじゃないかと思っているんです。 ただ、改装して2つ3つですか、全部じゃなくて一部客室を改造して、何と申しますか、現代風に合うとしても、今だから合うのであって、じゃ、10年後、20年後合うかと保証はないわけです。ただ、現代風に合わせて、ある程度の呼び込みするための客室としてはやってもいいかなとは思っています。ただ、全部はしないつもりでいますが、泊まってみればわかるとおり、もう全くの国民宿舎的なつくりになっているんです。その辺をまずよろしくお考えをいただきたいと、こう思います。 あと、合宿棟のお話ありました。これはお金をかけるのもいいんですけれども、一大転換になってまいります。合宿棟というのはいろんなところにありますが、合宿というのは非常に限られた期間でやっているわけです。ですから、その期間に合うためにどれぐらいの投資をするか、損益分岐点はどの辺にあるか、これを考えながらやっていかないと将来に禍根を残すんじゃないかと、こう思っています。 ですから、合宿棟、今でも一番北側の旧従業員寮を改修して、あそこを中心に泊まっていると思いますが、私が聞いたところによりますと、乾燥機とか、あるいは洗濯機、これは求めに応じてある程度準備しているようでございます。そして、いろんな要求についても、いろいろやっているということを聞いております。 これからちょうど駿河台大学の、競走部というんですか、あのマラソン部が来ていろいろやってもらいました。これを機会に増えてくれば、もちろんその点については、投資はしてまいります。設備も考えていきます。ただ、全体的に合宿棟にするかとなると、やっぱりある程度考慮をする必要があるんではないかと、こう思っています。 あと、健康づくり、これにつきましては、副市長のほうから答弁をいたします。 あともう一つは、合宿棟の設備関係の内容につきましては、これは担当課長から説明いたさせますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長 齋藤副市長。 ◎副市長 ご質問の健康づくりの拠点としてということですけれども、議員のお話にもありましたけれども、開設以来、クアハウスという名前のとおり、健康づくりも大きな目的ということで続けているわけです。現在ですけれども、余暇開発公社、指定管理者としてですけれども、独自の健康づくり事業として4事業、また会員制クラブ2事業を運営しています。また、先ほどありました保健課のほうからの委託事業ということで、市とタイアップして4事業を実施しております。 特に温泉利用型健康増進施設を生かした事業として宿泊型のヘルスアッププラン、また日帰りの健康パックなどがあり、これらは個人個人に合わせたカロリー管理とか、あといろんな運動プログラムを含めて皆さん利用して、多くの方が満足しているという状態でございます。 またもう一つのスパプールでございますけれども、これも水中運動ということで、非常に健康づくりには適した施設かと思いますけれども、これについても、現在会員として登録している方が104名ということで、また利用者も、会員以外の利用者もかなり多くいますので、これらは健康づくりの拠点ということで非常にふさわしいのかなと思っています。 今後ですけれども、県でも推奨しているロコモティブシンドロームとありますけれども、寝たきりですか、これを防ぐ体操などもありますけれども、これをスパプールを利用した水中運動のメニューやヨガなどの外部講師なども招いて、こういったメニューを拡大して市民の方から多く利用されるように頑張っていきたいと思います。 また、先ほど市長から黒字経営ということありましたけれども、こういう健康づくりに来てくださる方がまたレストランや売店を利用されるということで、相乗効果もあるのではないかということで、余暇開発公社としても力を入れていきたいと思います。 以上です。 ○議長 井上商工観光課長。 ◎商工観光課長 私のほうには浴場完成による客の入り込み状況についてということでご質問があったかと思います。 ご案内のとおり、平成25年6月15日に新しい温泉棟がリニューアルオープンして以来、眺望露天風呂が大変好評になっております。市内外の利用者で連日にぎわいをしておりまして、リニューアル前後の2か月半で比較をしてみます。4月から6月14日まで、リニューアルオープン前までの1日平均が435人でございました。6月15日、リニューアルオープン後8月末までの2か月半で見ますと、1日平均1,265人ということで約3倍の利用者総数となっております。 入浴者増の相乗効果としましては、先ほど副市長が申し上げましたとおり、売店、レストラン、宿泊など、全てで利用者が増加している状況でございます。 ちなみに、平成25年度年間利用者が31万5,424人、リニューアル前、1日平均が435人、リニューアル後、1日平均が987人ということで、こちらのほうでも2.3倍ほどの利用者になってございます。それから、ことしに入って平成26年4月から10月までの1日平均利用者数でございますが、834人というようなことになっているところでございます。 それから、高校、大学合宿誘致のための施設整備についての中で具体的なことは担当課長からということでございましたが、昨年の9月は6日間、ことしは10日間、駿河台大学の駅伝の合宿所としてクアハウス碁点を利用していただいております。最上川沿いのランニングコースやスパプールなど運動施設の周辺環境の良さに加えまして、ニーズに合った食事メニューやトレーナーの常駐などで大変高い評価をいただいております。 その際に、やはり6日間とか10日間になるわけですので、洗濯機、それから乾燥室を臨機応変に設置して利用いただいているところでございます。具体的には、洗濯機については2階のあいている場所ということで、お客様から目に入らない場所ということで仮設のプレハブを設置しまして、そこに洗濯機を置いているところでございます。乾燥機につきましては、機械室などを利用してやっているところでございます。女子の方については、部屋干しというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長 4番 長南議員。 ◆(長南誠議員) それでは、2回目質問させていただきます。 いろいろと難題を、投げかけたかなというふうに思います。しかし、やはり今あるものを何とかしてフル活用しながら利用者を多くし、そして利益を上げるような方向に持っていかなければなというふうな思いがいっぱいであります。 市長も再三、損益分岐点とか黒字という言葉を発しておりますけれども、建設当初から黒字を目的に建てられたものではないというふうに私は思っています。というのは、設計も何も専門の収益上がるような方に設計をさせたものではなくて、役所である程度こういうものをやりたいと、そのためにはこういう宿泊をさせたいということで、そこから上がる利益はプラス・マイナス・ゼロぐらいの範囲内で考えてきたと思うんです。 しかし、今見るにつけても非常に動線が悪い。利益を上げる施設としては動線が非常に悪いと思います。私も20年ちょいお世話になりましたけれども、その動線が長いために従業員を多く採用しなければならない、一般のホテル、旅館と違ってその辺が不思議でならないです。 1人当たりの収益というものを考えたときに、一般のホテル、旅館では1人当たり四、五百万上げるところが、クアハウスの場合は半分以下の収益しか上げられない状況、人数もクアハウスは最高おったときに100人を超していたんです。今はその半分もいないような状況で一生懸命従業員は頑張っています。しかし、黒字にならない、何がならないか、その辺の根本的なものをやはり考えていかなければならないんでなかろうかなというふうに思っています。 やりたいことは、当初は弁当で我慢してもらうということでありましたけれども、オープンした段階で弁当ではだめだと、お客さんから嫌われる、皿、瀬戸の皿にしなければならないということで、急遽そっちの方向に進んでいったのも同じ。やはりそういういろいろやってみてやっぱり不都合があって、今の現在のクアハウスに来ているわけです。 やはり当時、健康づくりということで、どのぐらい費用がかかるかわからないというふうに考えながら建設されたと思うんでありますけれども、非常に金のかかる施設ではなかったかなというふうに思います。そして、30年もってきて初めて浴場の改築になったわけであります。それが功を奏したということでありますので、やはり私は黒字と採算分岐点、これを考えるんであれば、やっぱり施設は村山市にとってお荷物になる施設だと思います、確かに。市民の税金を使っているということになれば。しかし、あれがなければ村山市はどうですかということです。まだまだひどい村山市になりはしないかというふうに心配もされます。 バラ園、大きなバラ園の観光地があります。そして、2つ目にはクアハウスと来るのが常道だと思います。そのためには、やはり無理してでも継続させなければならない観光施設ではなかろうかなというふうに思いますが、その辺、もう一回お聞きします。 あと、売り方です。素材はいいものがあっても売る方法、これが下手だということです。健康づくり施設、当初からトレーナーを養成して、栄養士を養成して、健康づくりをやってきたんだ、旧態依然に変わりません。役所から年間に600万ほどの補助事業もあるわけです。よその市町村でそのぐらい出しているところはないと思います。 きのうも代表質問でありましたクアオルト事業、これに追い越されているということ、私はつくづく悔しいです。村山市で何ができなかったのか。遊歩道も林の中を通ってすばらしい5.5キロの遊歩道があります。芋煮会する場所もある、グラウンドゴルフ場もある、河島山の散策路もあります。そういうもろもろの施設があるにもかかわらず旧態依然としての健康づくり、果たしてこれでいいのか。やはり時期に合ったものを私はやるべきだというふうに思います。 トレーナーも年々老化していきます。自分たちは企画立案、そして外部の指導者を呼んでやるべきだというふうに思います。そうすることによって、若い人が行くんでなかろうかなと、来るんでなかろうかなというふうに思います。 全国から健康づくりで訪れた客はかなりおります。そして、北大の阿岸先生とか今温泉の専門である大学の教授、そういう人からいろいろ指導を受けてきたわけです。学会でも、私も行きました。2度発表しております、健康づくり。そのぐらい有名だったクアハウスが先を越されるというのは非常に情けない。やる気の問題、やはり理事長にお願いしたいんですけれども、やはりトレーナーをもっと尻をたたいて、そして目新しいものでなくてもいい、前向きに表に出して、こうやっているんだよというのを堂々と発表すればいい、そうすることによって報道機関も目を向ける、それを見た県民、県外の人、いろいろ出てくるんです、クアハウスを目指して。それが営業の戦略だと思う。私は健康づくりも商売になる事業というふうに今感じております。そこももう一回お尋ねいたします。 それから、緑、緑化事業でありますけれども、河島山、残念ながら今、市長が言ったように30年ぐらい待てば緑になるだろうということであります。私も同感です。そのやり方、私は市民に、せめて役所の農林課あたりで苗木を購入して、小さい苗木を購入して市民に呼びかけて、県の緑環境税でも使って苗木を購入して、そして市民がこぞってあの山に緑化で苗木植えをさせたらというふうに思うんです。そうすれば子どもたちが大人になってときに、もう一回緑が復活するだろうというふうに思います。今すぐ緑にはなりませんので、やはり20年、30年後を見据えながら市民を使った、市民と一緒になった緑化対策を考えていかなければならないのではないかなというふうに提言したいんですが、これも市長に再度お聞きいたします。 2回目の質問終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 議員はあそこを相当詳しいわけでございますから、クアの本体も含めまして周りもよくわかっていらっしゃるんです。確かに相当わかっているなと感じます。 確かにご存じのように、今一番わかっている方がわかると思いますが、動線が悪いんですね、動線が非常に悪いです。もうスパプールにしても、今はまた人を置いてやっていますが、動線的にはやっぱり相当考えないとうまくないと思いまして、全体計画ではどうなっているんですかと聞いたら、それはないんです、浴場だけ突出してやりましたが。先ほどの古い浴場も含めまして考えなければなりませんが、あそこで運動するとなると直感的には一番体育館側にある前に建てました日帰り温泉施設、あそこは2階ががらっとあいているんです。ですから、そちらのほうでやっていけばよろしいんじゃないかと思います。あれをあのままほとんど使わないで、若干使っているとはいいますけれども、ほとんど使っていないです。その辺も含めて考えさせていただきたいと、こう思います。 あと、クアを私は長南議員が心配するようになくそうとか否定するものじゃないんです。一大の誘客施設になっていますから、これを育てたいとは思っています。ただ、私がやっぱり今は、ある意味経営者だと思っているんです。今は1,000万、2,000万の赤字ですけれども、これが5,000万、1億の赤字だったら、果たして健康だけでいいのかという話になってきます。やっぱり経営者としては、やっぱりある程度この経営的なものを見ていかない限り、市民から非難ごうごう来るのは目に見えてわかるんです、全部市が本体については払っているわけですから。だから、今はまだ1,000万、2,000万ですけれども、やっぱり5,000万とか1億の赤字にならないように、その辺のことは経営者としてしっかり見ていく。 今、担当課長から入り込み数の発表がありましたが、ご存じのように、あれは相当の部分がただ風呂に入る日帰り客なんです、相当の部分が。ですから、これが健康志向に、もちろんある程度結びついているとは思いますが、やっぱりほかからの移動の人間なんです。今までひなの湯とか、あるいは大石田にいた客がこちらにまた向かっているんです。ですから、これについては、やっぱりその中身をよくアンケートでもとって調べて、どういうふうにしていくか、これから考えさせていただきたいと、こう思います。 あと、遊歩道関係、一体としての遊歩道、クアハウス周辺を含めての運動、やっぱり議員おっしゃるようにクアは、やっぱり当初からあまりもうからなくてもいいんだと話もありましたが、やっぱり今私が申し上げたように赤字が5,000万、1億、2億となってきますと、何やっているんだという批判は来ます。ですけれども、やっぱり健康のためにもつくったんでしょう。 実は去年あたりまで遊歩道5.5キロは通れなかったんです。せっかくあるのも草はぼうぼうなっている、去年の秋から改修しています。ここを走りたいという駿河台の話もありまして、そこを直すところは直す、それでクアのちょうど東側にあります山の下も通れるようにしました。来年もある程度直すつもりにしています。そして、あと何キロあるか、何キロ走ったかという距離数も今入れています。来年は雪に耐えるよう、あるいは雪に耐えられなくても、冬の前に外せばいいんですけれども、ちゃんとしたプレートか何か使って距離数を表示するような方向に変えていきたいと、こう思っています。 とにかく昔はすごくきれいだったんです。昔というか、10年前あたりはすごく走る通路がきれいだったんですけれども、今は見る影もない。さっき私が申しましたように去年の秋から直しています。来年はもっと手をかけていって市民の散歩、あるいは市外から来てウオーキングするためのコースとしてやっていきたいと、こう思っています。 確かにあとクアオルト、上山から大きく離されたと思っています。この部分がやっぱりご存じのように今までここには、あまりそういう意味では力を入れてこなかったんです。やっぱりヘルスケアトレーナーも碁点のほうにもあったり、やっぱり日常的になかなか難しかったと思います。これからはやっぱりある程度視点を変えてどういう方向に持っていくか、もう一回皆さんと一緒に話をしていきたいと、こう思います。クアの方向をよろしくお願いをしたいと思います。 あと、河島山の苗木関係です。おっしゃるように、やっぱりこれも市民と一緒に巻き込んでやっていけばおもしろいかもしれません。今までもやっています、ある程度。苗木もやってもらっているんです。ただ、やっぱり知らない人が多いので、ある意味みんなで植えようとか、そういう意味でやっていけばよろしいかなと思っています。 ただ、松に関しては、私はこういうのもあまり詳しくないんですけれども、松というのは、何か樹木関係では一番最後に出てくるんです。もうはげ山になる前の生態系が松なんです。ほとんど栄養がなくなった状態が松だと聞いています。ですから、松が最終系ですから、その前にやっぱり合うかどうかしりませんけれども、広葉樹なんかも植えていけばおもしろいんじゃないかなと、こう思っています。ただ、育つかどうかはわかりませんが、専門家じゃないので、何でもかんでも杉とか、そういうものでいいのかなという気がします。 あそこは今でもそうですけれども、やっぱり広葉樹なんかあるとすごく秋にはきれいになってくるわけです。春になりますとすごく緑が鮮やかになってきてすばらしい。ただ、何回も言いますけれども、ただ育つかどうかわかりません。ただ、一様に同じ考えじゃなくて、みんなで考えてどういうものにしていくか、やってもらいたいと、こう思います。 私からは以上です。 ○議長 齋藤副市長。 ◎副市長 健康づくりにもっと力を入れてほしいというご意見でしたけれども、先ほど課長のほうからお話ししましたようにリニューアルした後、ある程度お客さんも増えていると、ある程度というか、かなり増えています。 当然、施設については、リニューアルした効果というのが出ていますし、お客さんをいかに逃がさないかというのがこれからかなと私は思っています。いわゆる当然施設が新しくなるとお客が増えるのは当然ですし、それをいかにつなぎとめるかと。いわゆるリピーターをいかに確保していくか、碁点ファンをいかに確保していくかというのは、これからの戦略かなと思います。 その中に先ほど長南議員がおっしゃった、これ前から健康づくりということをやっていますので、それも営業を戦略の一つということで独自事業も含めて、また市とのタイアップも含めていろんなことをやって、その碁点ファンをより多くしていきたいという戦略の一つにこれから検討させていただきたいと思います。 ○議長 4番 長南議員。 ◆(長南誠議員) 3回目の質問をさせてもらいます。 まず、北側の古窯の敷地でありますけれども、これはあれを、土地を売ってからかなりになるわけです。20年を超しているわけでありまして、その中で1回だけ古窯さんが和風の旅館を建てて経営するということであったんですが、まず上山のほうが主体的にやることがあるということで終わったわけであります。 そういうことから、また尻切れとんぼみたいになって、何も見えないということでありますが、何回か同じようなことを言ってきたはずですが、先方に行って話し合いをされているのかどうなのか、恐らく答弁はそういうふうにしたいという答弁であったと思うんですが、されていないのが現実だったのかなと。それが今となって、あのままできているのかなというふうに思います。やはり早急に古窯さんに開発を促してもらえればなと。そして、駐車場ないということであるんですが、駐車場も必要だというふうなことでありますので、その辺も考えながらやっていただければと。 私は利用方法の1つとして、古窯さんが貸してくれるんであれば、多目的広場にして合宿の運動広場、そしてなおかつ、あそこに訪れた方の運動広場として使えればなというふうに思っておるところでありました。その辺も頭の隅に入れていただきたいというふうに思います。 やはり経営的感覚、経営者でやっぱりどの市長も、建てた市長も、その後を継いだ市長も経営者でなければならないという考えはわかります。しかし、その都度その都度適当に、適当にと言えば言葉が悪いかもしれませんが、在任中は何とかもってほしいというのが大体の方であったかなというふうに思います。 従業員の接客態度から料理から何から見ても、ほかのホテルや旅館と比較にならないほど立派だというふうに思います。公的施設としては、私は誇れる接客態度ではなかろうかなというふうに思います。逆に東根温泉を見てください。あのようにホテル、旅館があるにもかかわらず、お客さんが閑古鳥鳴いているというような旅館が多いわけです。そういうところから見れば、クアハウスはすばらしいんだなというふうに私は自負します。 やはり従業員を褒めながら、そして激励しながら、やっぱり売り上げを伸ばさせるということではなかろうかなというふうに思います。従業員も経営者として、やっぱり自分たちがタッチしているんだと、これを持っていくんだという気持ちをしっかりと植えつけながらやるべきだというふうに思っています。そうすることによって、徐々に赤字でなくなるだろうというふうに思います。 道の駅がなくなってくると、ますます大変なことになるわけでありまして、いつでも議会あたりの問題児になるんではなかろうかなという心配もありますので、ならないようにしたいもんだなというふうに思います。 いずれにしても、改修、改装、それからいろんなことを申し上げましたけれども、多額の予算が必要であります。普通、国からお金をいただいて市の事業をやる場合は事業1つにしても、多くても10分の1とか10分の3ぐらいあれば、手持ちがあれば大きい事業ができるというふうに私は思っています。しかし、クアの場合は10分の10を手持ちで出さなければならない、これが言いたいんです。補助事業がない、そのために市の金で全部やらなければならないとなりますと、赤字はお断りというのはわかります。 村山市の唯一のホテルであり、訪れる観光客、それから合宿の利用者によかったなと言われる施設でありたいと私は思います。たった一つの100名超す宿泊ができる村山市のホテルであります。そして、息の長い村山市の観光地として売り出したいなというふうに思いますし、そうしていただきたいもんだなと思います。 碁点温泉は間違いなく観光の中心施設でありますし、どこにもない健康づくり施設、そして合宿場所、それを踏まえた特色ある開発をやっていけば、対岸の河島山も同じ、5.5キロのコースもそうですが、開発をやっていけば、より発展した碁点温泉になるというふうに私は見ております。 やはり宝の持ち腐れにならないように、そして宝を磨きながら、少しずつ手を加えながら最後まで捨てることなく、みんなで守りながら育てていくべき施設であるというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。市長の最後の何かちょっとお聞きしまして、質問を終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 古窯さんのほうと話し合いやったのかどうかは、私今はわかりませんが、何か話があったとすれば後から聞いておきたいと、こう思います。 あと、話し合いの中で借りられれば、多目的広場とかいろんな用途ができると思いますので、この辺は古窯さんと話をした後に考えてまいりたいと、こう思います。 あと、観光地として私もそう思います。さっき言ったように碁点周辺の山とか遊歩道、その関係ももう一回見直しまして、何とか一帯がいい観光地になるように努力をしてまいりたいと思っています。 投資に関しましても、私も何回も損益分岐点なんて使いましたが、今の碁点の収支決算、ここ何年分ぐらいか見せてもらいましたが、やっぱりある程度職員の人件費を抑えて、赤字の幅を縮小しているんです。これが普通に出しますと、もっと赤字が膨らむような状態だったと思います。今が若干改善しているのかなと思いますが、この辺をいろいろ理事長ともお話をしながら、何か問題ありましたら議員の皆様とも相談をいたしまして、村山市の一大観光地として頑張ってまいりますので、今後ともひとつよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長 4番 長南議員、終わります。---------------------------------------井澤秋雄議員の質問 ○議長 1番 井澤秋雄議員。     (1番 井澤秋雄議員 登壇) ◆(井澤秋雄議員) 井澤秋雄でございます。 質問に先立ち、先月22日、長野県北部地震により震度6に及ぶ強い地震に襲われ、被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。全半壊家屋も100棟に近く、激甚災害法が適用された地震被害において、幸いお一人の犠牲者も出さなかった住民の強いきずなにも改めて心を打たれたところであります。 さて、村山市市制施行60周年を迎え、先月1日、市民会館大ホールにおいて記念式典が行われました。記念コンサートの最後を飾る「花は咲く」合唱も多くの市民の皆さんに明るい希望を添えたものと感じました。すばらしい記念式典であったと思います。 それでは、通告に従い順次質問してまいりますが、地方創生問題、総合計画関係については、我が会派の秋葉新一議員の代表質問がありましたので、別の視点から質問させていただきたいと存じます。ご了承願います。 まず、通告しております1番目の地方創生、総合戦略への対応については、質問の要旨1番にある職員の意識改革と能力開発関係についてお尋ねしてまいります。 地方は著しい人口減少と超高齢化により、ますます厳しい時代を迎え、地域の特性と魅力ある地方創生が求められております。国もまち・ひと・しごと創生本部を設置するとともに、先月、地方創生法など関連2つの法案も衆議院解散直前に成立を得たようであります。地方創生法の基本理念は、結婚や出産、育児に希望を持つことができる環境を整備し、地域の特性を生かした企業の支援などにより雇用を生み出すとしているようであります。 平成27年度から5年間で実施する人口減少の具体策は、2015年時点の達成目標を定める総合戦略の作成を明記し、自治体の実効性のある取り組みを促すため、県や市町村版の総合戦略をつくる努力義務を求めているようであり、自治体に対する期待も大きいようであります。村山市の特性が生かされる斬新なアイデアは必ずあるはずであります。また、見つけていかなければなりません。 自治体の競争もますます厳しさが深まる環境でしょう。地方公務員の総数の減少、給与水準の引き下げを初めとする行政改革、集中改革プラン、ICTの進展などにより、自治体及びその職員を取り巻く環境は目まぐるしく変わる時代、だからこそ職員の意識改革、意欲、能力は欠かせません。 村山市の職員は、情報収集力、知識、努力、応用力、先を読む力はあると存じます。その能力をフォローするためにも、職員の研修も政策立案の研修、問題解決の手法など時代に合うように角度を変えていく必要があると考えます。 地方公務員法も地方自治体に対し、研修に関する基本的な方針を定めることを求めているじゃありませんか。地方創生にこたえる村山市の総合戦略を目指すに当たり、職員のモチベーションを助長するためにも、この際、新たな研修計画を定めるべきと考えますが、改めて市長の職員の人材育成に対するご認識を含め、その考えを伺います。 次に、法律の改正により新たな教育委員会制度への移行について伺います。 新年度4月1日から教育行政の組織と権限が大きく変わろうとしております。地方公共団体の長は、教育に関する総合的な施策として教育大綱を定めることとなり、また教育長は、教育委員会を代表する特別職の身分を有する職に変わるほか、その後、教育会議制度も導入され、教育の政治的中立性、継続性、安定性が確保しつつも、教育委員会制度の抜本的な改革であると思います。 そこで、まず新しい教育委員会制度への移行について、改正法はその附則において経過措置がとられておりますが、その運用においてできるだけ早く新しい制度に移行する方法も可能と思いますが、差し支えない範囲において市長の考え方をお聞きします。 また、新制度における教育長もこれまでとは違い、教育委員ではなくなるわけであります。そしてまた、教育委員会の公正な秩序を保ちながら、さまざまな民意を反映させるためには、教育委員会教育委員の適正な定数をどのようにお考えかお聞きします。 最後に、第5次村山市総合計画策定の基本的な方針とその認識についてお尋ねします。 ご承知のように、昭和44年の地方自治法改正により総合計画が法制化されました。高度経済成長期において、将来を見通した長期の資本を確立するため設けられたと言われております。しかし、時代は大きく変わり、人口減少社会、社会保障費の膨張、デフレ、さらに国と地方との関係、補助金のあり方も大きく変わる中で、平成23年8月、地方自治法が改正され、基本構想の策定義務も法律上はなくなり、自治体の判断とされております。村山市も多くの自治体で行われているように議会の議決事件として位置づけられております。 先日、議会全員協議会において総合計画の中間報告的なものが示されました。よく言われるように策定過程における議論も極めて有効であり、評価をするものであります。今後引き続き策定作業が進められると思いますが、中間報告の中にあるように村山市には人口減少に対応する定住促進、目前に迫った楯岡高校跡地活用を含む中心市街地の再生、東北中央自動車道開通に伴う都市づくりという大きな転換期を迎えております。まさに将来の村山市の展望が左右される重要なときであります。 そこで、課題となるのが山形県が定めた都市計画村山区域マスタープラン、村山市が定めている村山都市計画マスタープランとの関連であります。都市計画法では、ご承知のように市町村が定める都市計画は建設に関する基本構想に即し、県が定めた区域マスタープランに適合したものでなければならないとされております。 しかし、ことしの8月、国土交通省が定めた都市計画運用方針によれば、市町村マスタープランは住民に最も身近なものであり、まちづくりの具体性ある将来ビジョンの確立を求めております。すなわち、地方分権型社会の考えから自治体に主体性を持たせております。 そして、市町村の基本構想、県の定めた区域マスタープラン、国土利用計画法による市町村計画などに即したものとすることが望ましいとされております。このような考え方によるとすれば、第5次総合計画を優先して定め、都市計画マスタープランにおいては、これを基本に具体化を図っていくべきと考えますが、市長のご所見を求め、登壇での質問といたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 まず、職員のモチベーション関係がございました。人材育成関係でございますが、これにつきましては、もちろんいろんな研修があります。議員もご存じのように年間相当の研修がありまして、心配されているようないろんな能力開発も含めました意識開発の研修計画も相当にあるんです。もう何十年とやっています。ただ、やっぱり実績が上がらないんです。やっぱり1つの一過性のふだんの仕事といいますか、その中だと思っていると思います。ですから、研修を県の研修所においてもやっていますし、村山市独自においてもやっています。これは議員もご存じだと思いますが。これはやっているんですけれども、その捉え方が違っているんじゃないかと私は思っています。 ですから、例えばいい考えを、能力開発という研修もあります。そこに行った職員をどういうふうに生かすかがやっぱり周りの問題なんです。周りの職員、上司関係がそれを引き上げてくれない、あるいはこいついい考えを持っているから、今度別な係でどうだと、そういうふうに上げてくれないと、その考えを持った職員は日常に戻れば、もうそれで終わりなんです。 ですから、今いろいろ意識改革、私も思います。市民からも、何人からも市役所の意識改革しない限り、今の人口減少対策には立ち向かえないぞと言われているんです。いろんな考えが要るんです。だけれども、現実にはご存じのように毎日毎日の仕事に没頭されて、新しい考えを生むまでいっていないように私には見えます。新しいことができないんです。もう日常仕事にどっぷり入っているんです、私もそうでしたが。ですから、新しい考えにいくには新しい時間を見つけなければなりませんから、なかなかできないんです。ですから、ここをやっぱり全般的に変えていかないといけません。 私も就任以来、とにかく廊下で会ったら誰彼構わなく挨拶しろと。市民だとわかったら挨拶しろ、同じ職員でもよ、頭ぐらいちょっとぺこっと下げるくらいしなさいと言っていますけれども、なかなかならない。朝来たらおはようとかと言いなさい、それが常に出るようになればしめたもんだと思うんです。常にしなければ、日常に体にしみつかなければできません。ですから、言っているんですけれども、なかなかならない。最初の1週間で終わりです。だから、この辺がやっぱり意識改革をするというのはうんと難しいと思います。 私は予算にしても何にしても前年踏襲はとかだめだと言っているんです。去年こういうふうにしたから同じ予算を組むんです。これはだめだと言って、今回も言っていますが、予算だけじゃなくて、いろんな仕事もご存じのように新しいじゃなくて、例えば12月の仕事が出てくると、これは年に1回の仕事だということで、どうしても前のを見ます。前のを前年度でした分をそっくりそのままとは言いませんけれども、そのままやってしまうんです。内容の検証はしません。ですから、こういうことをこれは法律に合致しているか、新しい考えが入っているかということをやっていかないと、これからの村山の進歩はないんです。そういう考えでしていって初めていろんな考えを生かすことができると思っているんです。 ですから、結論は非常にこの意識改革とかそういうものをしていくのは、研修とかいろいろしているんですけれども、大変難しいんです。だけれども、私は少しずつやっていくつもりでいますので、よろしくお願いをしたいと、こう思います。 それから、教育委員の定数ありました。これについては、新しく教育委員会制度変わったのは承知をしております。来年の4月1日から変わりますが、これを経過措置がありまして、ご存じのように教育長の任期に合わせて経過措置があるんです。これもわかっておりますので、まず国がどういう方向に示すか、必ずやりなさいと言うか、経過措置はありますから必ずやりなさいとは来ませんけれども、あるいは近隣のやり方も見て決めていきたいと思っています。 今、教育長ともこの点については話をしていますが、教育長同士の会議で相当話題になっています。どこの市町村でどういうふうにしていくかが話題になっていますので、それらを見きわめながら、新制度に切りかえていくかどうするかは考えてまいりたいと思います。 あと、定数の問題がありますが、私としましては、今、教育長を除いて委員の方が4人います。この委員の4人というのは継続してまいりたいと、こういうふうに思っております。 次に、総合計画、マスタープランです。総合計画が最上位計画、それに合わせてマスタープランありますが、これについても、もちろんこれはもう議員が手がけてきて相当わかっていると思いますが、これについても国・県の動向を見きわめて、一生懸命これつくっております。市としても独自なものも含めまして、県の計画とあまりずれないように、県の計画も大体うちのほうで常に情報を入れて、熟知はしていませんけれども、わかっておりますから。その辺のことを考えながら村山市の総合計画をつくっていますので、よろしくお願いをしたいと、こう思います。 以上です。 ○議長 1番 井澤議員。 ◆(井澤秋雄議員) まず、今の質問の中で新たな研修計画、つまり今のような地方創生の戦略が求められる時代、それから研修に対する考え方もいろいろ変わってきていると思うんです。これを機会に新たな研修計画はどうでしょうかという質問をいたしたつもりであります。これについてもお願いをいたします。 さて、職員の研修関係でございますが、演壇で申し上げましたことのほかに、いわゆる地方分権型の社会に対応した、つまり自己決定、自己責任、いわゆる自立であります。これらもやっぱり認識してこの研修計画を立てる必要があるんじゃないかというふうに思います。 それから、いわゆるICT、いわゆる略すればITです。ITの進展もかなり今あるようであります。進歩しているところではいろんな役所の情報を活用して、それに対して市民の皆さんからアイデアを募る制度も、いわゆるガバメント2.0などと言っているんですが、例えば鯖江市などの先進地として挙げられております。これらもやっぱり避けて通れない時代であると思います。 それから、今、職員が政策を、例えば市長の掲げる政策を共有する、立て方でなくて、共有していることがやっぱり必要であろうと思います。それから、政策評価も考えていくべきであろうと思います。 そこで、市長に1つ提案ですが、地方創生、国を挙げて、県挙げて、市挙げてやっているわけですから、人口減少対策、これ地方創生アイデアに、例えば賞金制度設けて応募すると、市民も職員も含めて、そういうようなアイデアを募集することによって、これに対する市民の関心も深まるのではないかというふうに思います。賞金制度も100万円ぐらい頑張ってもらって、そうすると志布市長も最近太っ腹になったという評価を受けると思いますので、お考えをいただきたいと思います。まず、こうした職員の研修に対して、最初申し上げました新たな研修計画、そしてこれらの研修に対する心構えとして市長のお考えを求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 わかりました。新たな研修計画、これにつきましては、検討させていただきたいと思います。 職員は優秀なんですけれども、優秀なんです。ただ、年を経るに従ってどうも周りに埋没しているような気がするんです。ですから、ある程度やっぱり育てていくと、地がいいもんですから、石から玉になっていくんじゃないかと、こう思っています。ですから、その辺を頑張ってもらいたいと思います。 ただ、さっきの挨拶にもありましたけれども、やっぱりなかなか職員もなれていないと、なかなかシャイな方が多くて、やっぱりなかなか明るくできない方もいますが、地はいいんです。新たな研修計画を総務課長あたりともいろいろ話して、今後計画をしてまいりたいと、こう思います。 IT関係もわかりました。新たな研修計画でうまく出てきた政策とか何かありますれば、それをみんなで共有して評価してやってまいりたいと思います。今でも結構いろんなことをやっていますけれども、やっぱりあえて大々的に取り上げてやっていけばおもしろいものが出てくるかもしれません。 あと、地方創生に合わせて100万円、何か大昔というか、三、四十年前に何かやったような記憶はあります。何か市民から募集して100万か何かあげたようなことを覚えています。あれは30年に1回ぐらいでしたね。これ、やっぱりこの辺も考えさせていただきますが、どうでしょう、私の腹も既に相当太いので、太っ腹と言われるかどうかは知りませんけれども、考え方としてはおもしろいんじゃないかと思います。賞金をあげなくても表彰制度とか、賞金をあげたほうがいいという場合も出てくるでしょうが、1つのアイデアとして検討させていただきます。 以上です。 ○議長 1番 井澤議員。 ◆(井澤秋雄議員) 最近、これは市民の全員の方ではないんですけれども、いろいろ聞こえてくる中で、どうも職員はおとなしくなったと、こういう声が聞こえるんです。おとなしくなったということは、ある意味においてはいいと思いますが、先ほどのいわゆる優秀な能力、これを発揮しないと、これはうまくないと思うんです。その辺をやっぱり考えてもう少し元気を出して、やっぱり職員にもやっていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。 それから、地方創生制度のアイデアの100万円賞金制度、これ何か100万円なんかも市の予算からということでなくて、やはりいろいろ故里創生貯金みたいなちょっと考えて、そして寄附してもらうと、全体の中で。それに対して、やっぱりふるさと納税と同じように何かの記念品を踏ん張るというようなことで考えたらどうかなというふうに思うわけであります。 それでは、次の質問の教育委員会の新制度の移行関係について若干お尋ねします。 これは教育長が専門に教育委員会の運営されているので、若干差し支えない程度でお答えをいただきたいんですが、教育委員の任期はご存じのように各委員が任期をずらして任命されて、一挙にやめることのないように採っていますね。そうすると、新制度に移行する場合に、新しい制度でいる委員と従来からの経過措置である委員が混在するときもあるのかなと思うわけです。ですから、その辺を考えるとなるべく早くしたほうがいいのかと。 今はもちろん教育長を初め教育委員の皆さんによって円滑な教育委員会がなされていると思うんですけれども、やはりこういう変わり目を機会になるべく早く移行することもどうかなということを思うわけであります。 それから、委員定数の問題ですが、今は教育長も委員でいらっしゃるということで、全部で5名になるんですね。今度は教育委員の定数も法定では4名ですか、それに教育長というのはこれ別格ですから、そうすると、じゃ、委員の定数が4人の場合は2対2になるというのが、決をとった場合に2対2になる可能性があるわけです。そうすると、教育長が決断をしなければならぬ、中立であるべき教育長が決断をしなければならないということになりますと、いろいろな考え方がありまして、いろんな制度を変える場合は現状維持の原則といって教育長が判断するということもあるでしょうし、そうでない場合もあるかもわかりません。いずれにしても、委員の定数は奇数ですと、どうなのかなと思うわけであります。 そして、文部科学省の指導通知にあるようですが、条例で5名以上とすることも可能、4名以上ですか、5名以上ですね、5名以上にすることも可能なわけ。そして、むしろそれを積極的に利用したほうがどうかなという指導通知もあるようであります。つまり、民意をなるべく、ただ教育委員の場合は事が事だけにあまり多くても適当ではないと思うんです。ただし、4名ではちょっと少ないのかなというふうに思いますので、一般論として教育長にお考えあればお答えを願いたいと思います。 以上、ご答弁をお願いします。 ○議長 菊地教育長。 ◎教育委員会教育長 教育委員の新教育長への移行期の問題、1つ質問をいただきました。 移行期どうするかということについては、先ほど市長からあったとおりでありますけれども、そもそもこの新教育委員会制度、狙いは私なりに捉えますと、地方教育行政の責任をしっかり明確化していきましょうと。それからもう一つは、予算権を持っている市長との連携をより強化して、スムーズに教育行政がいくようにしましょうという2つの狙いがあると思っています。このことは移行期云々に関わらず、間違いなく4月からスタートするのだという認識で準備は進めていきたいと考えているところであります。 もう一つは、教育委員の数の問題でありますが、議員も十分ご承知のとおり、新しい地教行法では教育委員は教育長及び4人の委員をもって組織すると明確に記されております。そして、ただし書きでプラス1、マイナス1まで可能だ。現在のところ、私どもはその数に従ってというつもりで準備を進めているところであります。同数になった場合ということも規定がありまして、議員ご指摘のとおり、教育長が決するということになっています。 なお、議員のご見識につきましては、これから研究させていただきたいと思っているところであります。 以上です。 ○議長 1番 井澤議員、4回目になります。 ◆(井澤秋雄議員) 教育長のご答弁から理解をいたしました。 それでは、4回目、総合計画について若干申し上げたいと思います。 いわゆる都市計画マスタープランとの関係ですが、いわゆる都市計画運用方針、先ほど申し上げましたように新たに出しているんです。法律とは若干この違いあるのかなというものもあるようであります。やっぱり今何といっても地方自治体が中心になって定めるのがこの総合計画であるというふうに思いますもんですから、まずこれを中心に総合計画を策定して、これを受けて都市計画関連の建設に関する構想などは、都市計画のマスタープランで具体化していくというふうなことにいったらどうかなというふうに思うわけであります。 それから、右肩下がりの時代、ご案内のようにあるわけでありますので、先ほどもちょっと話出てきましたけれども、地域の経営視点、経営する立場の視点ですね。その点からもやはり考えていく必要があろうというふうに思います。 そして、重点事項、それから優先順位、これをやっぱり明確化して市民の理解を得ていく必要があるのかなと。もちろん時代が変わる時代ですので、いろんな課題について柔軟に対応して、場合によっては見直しもやっていくと。そして、何といってもこの市民の皆さんから、市民は全然わからないというか、場合にはよっては職員もわからないというようなことでなくて、市民にわかりやすい、親しまれやすい総合計画がつくられるべきではないかというふうに思いますが、改めて市長のご所見があればお伺いしたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今おっしゃったように地域の経営として私もそういうふうにやっていこうと思っております。 優先順位ということ、これを今ありましたが、やっぱり何の事業をするにおいても、やっぱり優先順位をつけて市民の皆様にわかりやすくするということは私も大事だと思っていますから、なるべくそういうふうにしてまいりたいと思っております。 今回、議員に差し上げた第5次総の中間報告に関しましては見てもらったと思いますが、3月までは大まかなものを決めます。大まかな考え方を決めますが、その後でいろんな実務計画的なものを出しますので、そこではある程度はっきりをしてまいりたいと、優先順位も。きのうの質問にもありましたが、例えば道路だったらどこからやっていくか、今あったようにその場その場に応じてやっぱり優先順位が変わることもございます。とりあえず優先順位というものを明らかにして、市民の皆様に周知をまいりたいと、こういうふうに思っております。 ○議長 1番 井澤議員。 ◆(井澤秋雄議員) 最後になりますが、よく総合計画あるいは都市計画マスタープランで問題になるのは、いわゆるどういう市を目指すんだと、いわゆる都市像、村山市の将来像、これなんかよく持ちだされるんですけれども、今県のほうで進めている区域マスタープランの考え方を見ますと、これはもちろん村山市との連携やっていると思いますが、次世代に引き継ぐ魅力ある都市、市長のキャッチフレーズ同じなんです。 この前の中間報告的な基本構想を見てみますと、ほどよい田舎なんです。総合計画の策定委員の皆さんの意見をまとめるのも大変だったと思います。委員の皆さんのご苦労によって策定され、つくった、いわゆる都市の将来像というか、目指す村山市の姿、もうさらにすばらしいものとするために、ちょっと若干言いにくいんですけれども、あえて申し上げたいと思いますが、ほどよい田舎の前に過度な開発に固執しないという字句があるんです。これ、例えばよく出てくる市長のキャッチフレーズ、市長は市民の評価を得て当選されたばかりですから、やっぱり自分のキャッチフレーズも大いにPRすべきだと思うんですよ。ですから、例えばこれはこの前も中間的な報告ですから、まだ正式に出されたわけでないので、とやかく私も言うつもりはありませんし、私の考えも正しいかどうかわかりませんけれども、参考意見として申し上げたいんですが、例えば次世代に引き継ぐほどよい田舎でもすっきりするのかなというふうに思うわけであります。 サブタイトルもいろんなもの、この前の中間報告にありました。ちょっと何が何だかわからないような、もうちょっとシンプルでいいのかなというふうに参考まで申し上げたいと思います。 そして、この前、平成27年度の当初予算の編成方針のポイントも見させていただきました。3つほど挙げておるんですが、いわゆる最重要課題である人口減少対策へ重点配分すると、それから若者の定住促進、産業振興対策に予算を考えると、それから地方創生に対応した事業の組み方も検討されているようであります。それらをやっぱり頭に、念頭に置きながら、この総合計画の基本構想ないしは基本計画をまとめていってほしいものだなというふうに思うわけであります。 実は最近、30代ぐらいの若い人、それから50代ぐらいの人、3人にちょっと話聞く機会ありまして、1人の若い青年は、村山市は一体よくなるんでしょうかと、こういうふうな疑問です。素朴な疑問だと思います。私の考えも若干申し上げて、村山市にはそういう要素はあると、よくなる要素はあるということをちょっと口から出てしまったんですが、それから村山市に帰ってくると、ああ、よかったなという思いもすると。つまり、開発、乱開発と言ってもちょっと変ですけれども、どんどん開発がされたものが果たしてどうなのかなという若い青年もおりました。それから、50代の人はこんなことを言っているんです。隣接市でかなりいろいろ人口も増えて発展している、アパートがどんどん建って、道路もどんどん来たと。しかし、30年後、人口減少を迎えて後継者の問題もあるというときに、30年後、その都市はどうなるんだろうかという心配もあった。 いずれにしても、国もコンパクトシティを目指しているわけですので、これまでのような右肩上がりの時代ではなくなってくるのは事実だと思うんです。それらを考えて地方創生あるいは総合計画、市民が希望を持つことができるもの、市民の視点に立ったもの、そして市民の理解と信頼が得られるものが策定されて実行し、次の世代に引き継がれる魅力ある村山市として着実に前進することをお祈りして質問を終わりますが、市長、最後にご感想があればお願いをいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 考え方はよくわかりました。それに沿って頑張ってまいりたいと思います。 ただ、今回、ほどよい田舎というのが今回5次総で出てまいりましたが、私も若い人を選んでいろいろやったわけでございますが、ちょっと私の考えでは、ほどよい田舎という発想はちょっとなかったので、おもしろい発想かなとは思っています。 こういうふうにやっぱり20代、30代、40代ぐらいの方といろいろ話をすると、やっぱり都会に行って帰ってきた人もいます。やっぱりそうすると、改めて村山市のよさというものを発見するんです。やっぱり都会ではないこの田あるいは山、これは村山駅におりてみるとすごくいいという人いるんですね、現実に。現実にいるというのはおかしいんですけれども、そういう方が村山市出身の方でもいるんです。私らはわかりません。ただ、私は心配してある程度、農地も残念ながら少しいただいて町をつくろうとしています。 だけれども、そういう私と別な考えの発想もいますので、そういう発想の方といろいろ話した結果、ほどよい田舎という、こういうのが出てきたように思うんです。これがいいか悪いかは皆さんでもんでもらいたいんですけれども、私としましては非常に斬新な考えだったと思っています。こういうものを今後とも生かしていきたいと。ただ、私の年代になりますと、昔から田舎だと難しいんですけれども、皆さんのご了解をいただければ、5次総のキャッチフレーズはほどよい田舎でいいんではないかと、こう思っています。 やっぱりこれから村山市の将来を背負う20、30、40の方を大事にして、どういうふうにしてほしいか、これを中心に考えていかないと若い人は皆逃げていきます。 村山市は何回も言っていますけれども、生産年齢、15から64までの比率がすごく低いんです。県内で35のうち28番目です、比率が低いのは。私もこれを見るとびっくりするんです。だけれども、それくらいに村山市の人口のうち生産年齢人口の比率が低いんです。ここまで悪化したのかというくらい悪いです。ですから、そこを考えればどうしてもその年代を増やす必要があるんです。出て行くのを防いで、入ってくる人を何とか呼び込む、こういう考えでいかないと村山市は将来的には次の世代に引き継ぐどころじゃなくなってまいりますので、頑張ってまいりたいと思いますが、今おっしゃったことを少しずつ考えまして、担当課の職員も、そして議員の皆さんとも一緒に考えて村山市をどういうふうにしていくか、とりあえず今回5次総の基本方針出ました。これを3月までもう一回詰めますから、その場で見てもらいまして、今度実施計画もやっていきたい。 私が考えているのは、やっぱり住んでいてあまり不自由しない、生活が不自由しないでできる、そして落ちついた町、これを考えているんです。きらきらという町じゃないんです。ですから、きらきらというのは、要するにネオンみたいのをきらきらと言っているんです。きらきら輝く、そういう意味じゃないです。けばけばしいような町じゃなくて、やっぱり落ちついた町、住むための町というのを目指していきたい、そして郊外には働く場所がある、こういう町を目指していきたいので、現実的にはどういうふうなものだと言われると、ちょっとまだ言葉に窮しますが、そういうことを考えて、何とか村山市の将来のために、今頑張らないともう手おくれになると思うんです。頑張りたいと思いますので、今後ともひとつよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長 1番 井澤秋雄議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後1時5分から再開いたします。     午前11時36分 休憩     午後1時3分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。---------------------------------------布川淳一議員の質問 ○議長 3番 布川淳一議員。     (3番 布川淳一議員 登壇) ◆(布川淳一議員) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 11月1日、村山市は誕生60周年を迎えました。人間でいえば還暦であります。孔子様の論語には、50にして天命を知り、60にして耳従うとあります。他人の言葉を自然に受け入れられるようになるという意味だそうですが、還暦を過ぎた私はまだまだ修行が足らず、日々反省している毎日であります。 さて、今議会においての質問は、村山市の宣伝戦略についてであります。最近、市長は、村山市は宣伝が足りないとおっしゃっています。まずは、質問から入りますが、市長のおっしゃる宣伝不足は何をもってそうお感じになるのかを質問いたします。 それは宣伝の量なのでしょうか、それとも質なのでしょうか、そこをどう分析されているのか、その点についてお答え願います。 私も市長と同感で、我が市は宣伝不足と感じていますし、宣伝上手ではないと感じています。どうしたら村山市の知名度を上げることができるのかですが、ただ単にお金をかけて宣伝をすればよいという問題ではありません。上げるためには魅力的なまちづくりをしてからだという根本原則に基づいて持論を述べさせていただきます。 幾ら宣伝上手でも、商品に魅力がなかったらお客様から見放されてしまいます。まちづくりも同様です。村山市は、幸いにも魅力的な資源がたくさんあります。そこをどう磨き上げるのか、その点について、まずはお話をさせていただきます。 さて、私が議員になりたての2008年6月議会において、村山市のCI、シティアイデンティティー戦略という質問をさせていただきました。あれから7年過ぎて一向にCIについての具体的取り組みがなされていないのが現状です。世の中がどんどん変化していく時代において、このCI戦略の重要性はますます認識されています。昨今はCIという言葉よりもブランド化という表現が一般的ですが、内容的には同じだと認識しています。 以前の議会で長谷川元議員からも指摘されたように、今議会では特に村山市のブランド化がおくれている、行政にブランディングという視点が欠けているという点について述べさせていただきます。 これまでも多くの議員がブランド化についての質問をしてきました。また、市長も答弁されてきておりますが、それは個々の産業や物産、農産物についてのブランド化という話が大半を占めておりましたが、今回、私が質問したいのは、個々の産品のブランド化ではなく、村山市の全体のブランド戦略についての質問です。 そこで、最近、ブランディングということが企業でも行政でも盛んに言われています。行政におけるブランディングは大きく分けて3つのことが考えられます。1つ目は、まずはアイデンティティーを確立することです。アイデンティティーとは村山市の持つイメージを確立し、どんなイメージを村山市に対して持ってほしいか、どんな価値がある地域なのか、イコール村山市のコンセプトを明確にすることだと思います。これが以前から申し上げているシティアイデンティティーです。2つ目は、それを言葉にあらわすことやデザインなどを抽象的にあらわすようにすることです。最後に、それを目に見える形で発信をしていく、簡単に言えば、そのような手順をブランディングといいます。 繰り返して申し上げれば、CIは文化を構築し、特性や独自性を統一したイメージ、デザイン、メッセージで発信すること、それによって存在価値、知名度を高めることです。 この戦略は、外に発信する部分と市民の意識高揚に資するものとに分かれます。市外にさまざまな情報を発信することによって、自分たちが住む地域の認知度を上げる効果があります。それが交流人口の増加や定住、移住促進に役立つ部分であります。 具体的に言えば、最近大流行のキャラクターによる情報発信があります。例えばふなっしーは千葉県船橋市の非公認キャラクターです。また、くまモンは熊本県の公認キャラクターです。それらの活躍によって一躍脚光を浴びた市町村はたくさんあります。最近は過当競争によってキャラクター自体はかなり情報発信能力が低下していますが、先発のキャラはそれなりの効果を発揮しています。何でもそうですが、後追いの事業は目立たなくなるのが世の常です。 作り物のキャラでない例としては、宮崎県の東国原知事が就任した当時、宮崎県に及ぼす経済効果は1,500億円と言われました。また、全国的に有名になり、我が村山市の議員たちも行政視察に行った佐賀県の武雄市は、樋渡前市長の大胆な政策推進によって、先日、大企業の進出が決定いたしました。いわば樋渡ブランドにより、120人の新たな雇用が生まれようとしています。彼の強力な実行力と行政手腕も一種のキャラクターと言えるでしょう。 また、ご存じのB-1グランプリ、あれもまちおこしに大変な効果を発揮しております。例えば富士宮焼きそばはB-1グランプリに参戦して、後の9年間の経済効果が439億円にも上りましたし、地域の知名度が格段にアップしました。 それはともかく、キャラクター依存ではなく、町のアイデンティティーを確立し、あらゆる媒体を通じ、統一したイメージをデザイン化することこそが村山市にとって急務であることは明白であります。楽しそうな町だな、住んでみたいな、すてきな町だ、行ってみたいなと外部の人々に知らせることは大変重要なことです。 一方、市民に対しては、自分たちの故里を誇りに思う意識の醸成が不可欠であります。自分たちの住む故里がどんな町であるのかを市民たちが発信できるキャッチコピーやデザインがあれば、誇りある村山市として市民みずからが親戚、友人、知人に情報発信する力は無限大です。 身近な例で申し上げれば、かつて何もない村山市と卑下している嘆いた市民が、なければ自分たちでつくろうと立ち上がったのが徳内ばやしであり、板そばによるまちおこしです。今では、バラ、そば、徳内ばやしという3枚看板にまで成長したことは、これまで何回も申し上げてまいりました。そして、それらは多くの市民が誇りを持って自慢している点であります。しかしながら、それを含めた包括的なコピーの必要性を感じているのです。 もっとわかりやすい例を挙げて申し上げれば、村山市制施行60周年の山形新聞の全面広告をごらんになった方も大勢いると思いますが、村山市、朝日町、舟形町が同じ日に掲載されていましたし、相前後してさまざまな市町村でも60周年の広告を出しましたが、朝日町の広告が群を抜いて際立っていました。その理由は推測するに、朝日町のブランド化推進プロデューサーの村尾隆介氏の力によるところが大きいと思います。 町全体を統一感あるデザインやコピーで売り出している、これがブランディングだと申し上げました。ぜひ村山市においてもCI戦略を確立し、大胆な政策を実行してほしいと思います。それが町の魅力アップにつながるというのは誰が考えてもわかると思います。このブランディングという手法について、今後、村山市でも取り入れるのかという点について市長の考えをお聞かせ願いたいと存じます。 この際、大胆なブランド化に取り組み、大いに村山市の情報を発信し、内外の耳目を集めることが市民に誇りを持たせ、ひいては企業誘致や定住促進はもとより、村山市の生産物に新たな付加価値をつける効果も期待できますので、より積極的な答弁を期待するものであります。 では、実行可能な取り組みについて提案をさせていただきます。 まずは、第5次総合計画が現在取りまとめ中で、先日の全員協議会にも骨子が示されたわけですが、ぜひこのブランディングを取り入れたCI戦略を実行していくことを盛り込むべきだと考えます。この点について、総合計画の進捗状況とあわせて細谷政策推進課長の見解を伺います。 また、最近多くの学識経験者や大学教授などを招聘して、まちづくりの講演会が開催されております。これらの方々を村山市の地域づくりにどう生かしていくのかが課題です。ただ、講師を招き、市民に講演してもらっても、何かその場限りで終わっている感がします。そうではなくて、さきに申し上げた朝日町の村尾さんは、実際に町に移住して仕事をなさっているわけで、地域を愛する観点から長期にわたり村山市にかかわっていただく人材を招聘することが肝要と考えます。この点についても市長の考えをお聞かせください。 以上、登壇での質問を終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 最初に、宣伝不足という話がございましたが、私もそういうふうには感じてはいるんです。例を挙げますと、今回、浅草の浅草寺に行きまして、店がいろいろありましたが、ヤマブドウを売っていたところがあって、私の知人でしたが、ヤマブドウを売っていました、瓶に詰めて。ところが、ヤマブドウと書いてあるだけで、何もあと書いていないんです。うちらから見ると、ヤマブドウというのは野生の、あるいはヤマブドウから100%を絞ったとかわかります。今は効能を書くと、あまり衛生局からにらまれますから書けませんけれども、すごくいろんな栄養があってすばらしいということはわかっているんです。じゃ、それ東京の人がわかるかというと、全然わからないわけです。ですから、書くんだったら天然100%とか、あるいは体にすごくいいと言われているとか、ちょっと修飾語を入れれば、ああ、そうかと言って買うと思うんですけれども、ただヤマブドウで終わりなんです。 だから、そういうふうにやっぱりなれていないというか、そういうことをしたことがないといいますか、そういう意味で言っているのであって、まさか市全体で宣伝下手というのは、私も三十数年、議員も7年間やってきましたけれども、やっぱり今までの過程でそういうのを感じたら、ある程度やってくるべきだったと思いますが、私が思っているのは個々になんです。量とか質じゃなくて、そのものに対する考え方です。 例えば東沢公園の売店でそばカレー売っているんですけれども、私も前に言ったと思いますけれども、そばカレーがコンテストで1位になったのかな、そういうのを全然書いていないんです。パッケージも全く目立たない、そして売れない売れないと言っている、当たり前だと思いますけれども、それを書けと。何年のコンテストで最優秀作品だ、書け、そうしなければ誰もわからないと言っているんですけれども、そういうことができていないんです。ただ売っているだけです、ばらっと並べて。そういうふうに言いましたら、今回パッケージを変えたんです。私はパッケージは黒と銀、これが私の好きな色なんですけれども、黒と銀で、黒の中に銀、その中に浮かび出すような写真で入れると、こういう高級感のあらわれたものを形は、そういうふうにといろいろ言ったら、今度見てください、そばカレーのパッケージ変えました。こういうふうに工夫しなければ売れないということで、宣伝が下手だと言っているんです。 今も、例えば私が名産にしたいと、ブランド化で売りたいと思っているのはいっぱいありますけれども、1つ例を挙げればジュンサイです。ジュンサイ、何十年と、こういうふうにビニール袋に入れて売っているわけです。1キロだか800グラムだか詰めて売っているわけですよ。何十年と同じ売り方です。1軒のうちで1キロ近く、800グラムのビニール買っていったら、毎日食っていなければならないです、ジュンサイだけ。そんな売り方じゃだめだと言っているんですけれども、なかなか、これからパッケージも考えますけれども、私はある程度パッケージをデザインして300グラムで500円とか1,000円で売ればいいんですよという考えなんです。800グラム、こんなビニール袋に入れたもの売ったって毎日食べますか、1週間毎日ジュンサイ食っていなければならないです。そういう売り方じゃだめだと言っているんですけれども、まだ末端までは行っていません。ただ、課長会あたりで私がぐちゅぐちゅと言っているだけですけれども、こういうことを考えていくような職員をつくりたい、売り方をつくりたいと思っているんです。 私は、もう黒いパッケージの中に御飯を入れて、山形の有名料亭からでもお吸い物でもつくってもらって、その中にジュンサイを2つ3つぽろっと入れて、それを写真で売る、そうしますと高級感、もうジュンサイは京都でやっている高級食材なんだよと、京都でも使っています。こういう売り方をしないと、800グラム、透明のビニール袋で売ったって売れないです。だから、もうからないからみんなやめています。だんだん減っていると言っています、ジュンサイとりも。 いいものはあるんです。この辺である天然物としては相当有名だと思います。そういう活用を今後考えていきたいと、こう思っているんです。何でもそうです。とにかく少量でいいんです。ジュンサイなんていうのは1日1回か2回食べると、あと終わりですから、そういう考え方でこれから職員とともにいろいろアイデアを、そして職員以外の方からでもアイデアを募集してやっていきたい。 さっきもちょっとブランディングという意味で村尾さんですか、いろいろやっているとありましたが、議員には、ぜひ村山市の村尾さんになってほしい。別にほかから呼ばなくても、地元にいますよということでやってほしいんです。 ただ、村山市には地域おこし協力隊の大久保に今住んでいらっしゃる千田さんという方がいますね。ペン画でしたっけ、あれ。ペン画で書いたのを皆さん見たことあると思いますが、ああいうふうに今はぱっとしていませんけれども、やっている方はいるんです。それをいかに取り上げるか、それをメジャーに持っていくか、こういうことをしないと、単なるあれで終わってしまいます。村山市にもいるんです。活用をしないんです。考え方を今までと同じようにしているからだめなんですと私は思っています。 ですから、千田さんのあのペン画なんか、例えばむじなのむかさりとかもいろいろやっています、描いて。見た方もいらっしゃると思います。今うちでは市で刷って500部ほどつくっていますけれども、これを全戸に配布するとか、例えば「市民の友」の表紙に持ってくるとか、もういろんな使い方はあるんです。今後、今考えていますけれども、そういうまずはあるものを育てて、それがだめだったら新しいものを入れていく、ブランディングはもちろん必要です。そういうふうに考えていきたいんです。 ただ、議員もおっしゃるように確かにCIですか、ないないとおっしゃいますけれども、議員がおっしゃった、そば、バラ、徳内、これはブランド化になっていると思います。村山市の楯岡というと、山形の人間は何を最初思い出すかというとバラ公園を言うんです。バラ公園はもう何十年とたったひとつのブランド化です。だから、新しいものも結構ですけれども、私は今封筒に書いてあるのは、昨年いろいろ何かキャッチフレーズないのか、私はあまり派手なのは好きじゃないので、そば、バラ、徳内ばやしを挙げています。これを村山市のもう中心的なキャッチフレーズとして挙げて、これからも育てていきたいと思っているんです。 ですから、まず今までの村山市にあるものをもう一回見直して、そしていいものがあったら、それを育てていくのがまず先決かなと思っているんです。ブランディングの手法はわかりました。これについては、もちろんうちの担当課ともいろいろ話をしますが、まずブランディング、いろいろ前に、今あるもので光るものはないか、今、玉石混交していますから、そこから探してまいりたい、そうじゃなければ新しいものを考えていきたい、そういうふうに考えております。 以上です。 ○議長 細谷政策推進課長。 ◎政策推進課長 5総の関係と、5総にCIをということがございましたので、現状などをちょっとお話ししたいかなというふうに思います。 第5次総合計画については、基本構想部分についてほぼ今体裁は整ってはおるんですけれども、村山市の重要課題についての基本的な考え方について、さらに補強、加筆すべきだという委員の意見がありましたので、今定例会にはちょっと提案できなかったという事情で、3月に提案したいというふうに考えておりますが、原案が年明け早々ある程度まとまると思いますので、その際には議員の皆さんに内容ご説明したいというふうに考えております。 あと、その5総の中へCIをというお話でございますけれども、現時点での構想部分には、一応CIという2文字は入ってはございませんけれども、表現としてですが、各種メディアを活用した積極的な情報発信をしていくというような文言がありますので、このCIの重要性というものは皆さん認識しているものだというふうに考えております。 あと、今後5総まとめていく上で、午前中の最後に市長のほうから生活に不自由しない、落ちついた町、住みやすい町ということがございましたので、これはいわゆるコンセプトのほどよい田舎につながるものと思いますから、この辺を念頭に置きながら構想計画のほうを取りまとめていきたいというふうに考えております。 ○議長 3番 布川議員。 ◆(布川淳一議員) 自席での質問になります。 市長からも答弁ありましたけれども、先ほど演壇で申し上げたブランディングというものに対する考え方がちょっとすれ違っているような気がいたします。やっぱり個々のブランド化、市長がおっしゃるようにいろんなやり方でブランド化していく、個別の物産については、その手法はもちろん市長がおっしゃるとおりです。ただ、私が言いたいのは、そうではなくて、村山市ブランド、どこに行っても村山市とわかるキャッチコピーなりデザインなりを確立すべきだということを申し上げているわけでございます。ですから、その点について手法はおわかりになったというふうなご答弁がございましたので、ぜひそういったことをもうちょっと深く掘り下げてお考えいただきたいなと要望をしておきます。 外部登用人材についてなんでございますけれども、ちょっと私なりの考えを申し上げたいというふうに思います。 提案でございますけれども、今、東北芸術工科大学のコミュニティデザイン学科長で全国的に有名かつ実績のある山崎亮さん、実際に村山市に来て講演されましたけれども、この方などは最適だと思います。同じく芸工大の企画構想学科の学科長、小山薫堂さん、もう言わなくてもおわかりになると思いますけれども、放送作家であり、熊本県のキャラクターくまモンの生みの親、「おくりびと」も手がけております。企画を手がけたら当代一の実力者でございますが、せっかくこのお二人、山形にご縁をいただき、東北芸工大に籍を置いておられる、こんなすばらしい人材がもし村山市にかかわっていただけたら明るい未来が開けるのではないかなと期待いたします。ぜひご一考いただきたいと存じます。この点について市長の答弁を求めます。 ただいま外部の人間の力をかりてまちづくりという趣旨の発言をさせていただきましたが、では市内に人材がいないのかということになりますが、いないわけではありません。実際に大変アクティブに活動されている方が大勢おります。しかしながら、まちづくりの専門家ではないと思います。これらの方々をトレーニングして生かす方法も考えなければなりません。この点については、コミュニティーデザインの山崎亮さんの得意とするところではないかと思います。彼らとともにスキルアップしていかなければ、永続的な村山市づくりにはなりません。人材教育は最も効果的なまちづくりだと考えますので、お金を惜しむことなく、人材に投資することを肝要だと申し上げます。この点について市長の考えをお聞かせください。まずはここまで。 ○議長 志布市長。 ◎市長 すみません、ちょっとおくれました。 言っていることはよくわかりますが、まずどこに行ってもよくわかる村山市というのは今ありまして、これについては今後とも、今までの方も一生懸命考えてきたと思うんです。なかなかなかったのが現実じゃなかったかと。 さっき私も申し上げました東沢公園とかバラ、これにつきましては、やっぱり相当有名になっていると思います。今後どういうふうにやっていくか、もうちょっと考えますが、よっぽど変わったネーミングじゃないと有名にはならないでしょう。有名になることは、私は目標じゃありませんけれども、そういう意味では、人気というのは大体1年か2年で終わりなんですよ、ぱっと。くまモンも今はやっているかもしれませんけれども、やっぱり何といいますか、これはあまり一過性のものは、私はあまり好きじゃないんです。これは花火的に、ぱぱあんとぶち上げて、あと残るのはぱらぱらと灰しか落ちてこない、そういうのはあまり好きじゃないので、私はどうしても質実剛健か、そういうのが好きなんです。私の考えでやりますけれども、そういうものを、私の考えを前面に推すわけじゃありませんけれども、やっぱり地についたものをやっていきたいと思っていますので、一緒に考えていきましょうということでございます。 あと、東北芸工大の方、これ実は昨年に今委託している、ちょっと今聞いたんですけれども、弘前大学の北原先生ですか、この方に頼むとき、前回、前々回もちょっと申し上げましたけれども、実は国と県とそういう方、地域づくりの先生っていっぱいいらっしゃるんです。その方から全部挙げてもらいまして、この中で検討していったんです。その中にもちろん芸工大の先生も入っていました。この方かどうかちょっとわかりませんけれども、とにかくいろんな東北大から弘前、芸工大、山大、まちづくりの方はいっぱいいらっしゃいます。その中でいって初めて今の弘前大学の先生に、この方ならいいと、国も県もいろんな考えを持っていらっしゃる、現実的なものもやってくれるということで選んで今やっているわけです。 議員がおっしゃった山崎さんと小山薫堂さん、小山薫堂さんはやっぱり名前聞いたことあります。くまモンの作成者ですか、確かにいい発想を持っていると思いますが、この方はあまりにも有名で、私から申し上げれば、この方を使うこと自体がもう二番煎じです。ここは二番煎じだと思います。ですから、そういうことじゃなくて、新しいものを発掘するんだったら、やっぱり新しい人を探したほうが私はいいと思います。 いろいろありますが、議員がおっしゃっているのは、やっぱり何とか村山市をいろんないい方向に引っ張っていかなければならないというふうに考えていると思います。私も思っています。市民みんなも思っていると思うんです。今後ともいろいろ勉強させていただきます。 ○議長 質問も答弁に対して一言申し上げておきたいと思います。 あまり固有名詞は使わないでいただきたい。いろいろ今後問題が生じる可能性も出てまいりますので、できるだけ個人名称は使わないような質問をしていただきたいと思います。 3番 布川議員。 ◆(布川淳一議員) 3回目です。 ただいまCIなどと小難しい言葉で申し上げてきましたが、いかに町の魅力を再発見するなりつくり上げるなりにしても、やはり情報発信がおろそかですと、広がりを欠くまちづくりになります。せっかくの行動が内部だけの自己満足に終わってしまいます。やはりいいことをやっているんだったら、知らしめるということが大事だと思います。 そこで次に、情報発信について申し上げます。宣伝下手という点での質問でございます。 まずは、よい施策があり、よい品物ができた、またすばらしいキャッチーなロゴやデザインなどブランド化に成功したとしても、発信能力がなければ宝の持ち腐れになります。そこで、大切なのは発信能力だと考えます。 発信の質については、前段で申し上げましたが、やはりどのような媒体で発信するかも重要です。まずは、ただで発信できるものとしては、マスコミのニュースで取り上げてもらうのが効果的です。次に、みずから発信するものとしては、現時点では市民向けには「市民の友」、またはメールマガジン、SNSではフェイスブックがあります。また、市民みずからが発信していく能力も最大限活用すべきです。 ここでは行政の発信能力や戦略についてお話をさせていただきたいと思います。 今現在はたった2人の広報広聴係しかいません。よくやっているなと感じます。もし市長が宣伝下手と感じるなら、私は情報戦略室を設けて総合的な情報発信戦略を構築すべきだと思います。情報発信を戦略的に考える、このことが本日の私の質問の一番肝心な点でございます。 過去の有能な政治家は、マスコミ媒体や口コミまで上手にコントロールして成果を上げております。もちろん悪いコントロールは枚挙にいとまがないですが、情報過多と言われる現代社会において、戦略的に考えることを推進していかなければおくれをとるばかりだと思います。ぜひとも機構改革の中で、このおくれている分野に取り組んでいただきたいと思いますが、市長の考えをお聞かせください。 多分、情報を戦略的に発信することを組織的に行っている自治体は少ないと思います。だからこそ村山市が率先して取り組む価値があると思います。周りの自治体の動向を見ながら実施していくというような後ろ向きな考えではない、積極的回答を望みたいと思います。 次に、全員協議会で示された第5次総合計画のタイトル、ほどよい田舎となっていますが、正直見た途端がっかりいたしました。全国各地ほとんどが田舎です。その中で村山市に自分たちの住む価値を見出すコピーとしては思えないコピーだと思います。もちろん無理な開発をせずに、田舎の風景を大事にしながら、住んでほっとする村山市をつくるという趣旨には大賛成でございます。ただ、いささかインパクトに欠けております。この点について再考できるのだろうかお聞かせいただきたいと思います。 ちなみに、先ほど申し上げた朝日町は、日本一カッコいい田舎町というコピーでございます。これぐらいの気概が欲しいものだと私は思います。何か諦めている感じがするのは私だけでしょうか。もうちょっと何とかならないのかというふうに考えております。この点につきましての答えありましたらお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 まず、情報発信関係の部署という話でございましたが、確かに情報発信は、私は大事だとは思います。それは情報発信するものを選別した上での話だと思っているんです。ですから、情報発信がそれを担当課を箱はつくったけれども、中身がなかったりすると、やっぱりうまくないところもあります。探せばやっぱりいっぱいあるんですけれども、ただ情報発信だけをばっとそろえてもちょっと戸惑うと思うんです。ですから、ここについては考えさせていただきます。 今回のキャッチフレーズ、インパクトに欠けるとかありますけれども、そうですね、いろいろ私もネットで見ますけれども、大いなる田舎とか、今言った日本一の田舎、まずあまり変わりないと思うんです。それで、しかもインパクトに欠けるかもしれませんけれども、はっきり申し上げて、先ほども私言ったんですけれども、私の考えではとても及びつかないようなせりふです。 ただ、議員ももうだめだ、あれがいいというのはいいんですけれども、これはどうだというものを自分で対案みたいに出してもらえば、なるほどと思うんですけれども、それは全く、今あるんでしょうけれども、出て言っていないし、情報発信についても、情報発信、こういうものがあるから情報発信はしっかりしたらどうだというものがあると、なるほどと考えますけれども、情報発信だけをしても、そこだけつくってもやっぱり魂が入っていない器みたいな感じはします。ですから、やっぱりもうちょっとここについては、考えをもう少し深く掘り下げていかないとまずいかなとは思っています。 あと、マスコミで取り上げてもらうとかはいろいろありますけれども、私にはどうしても何ていうかな、にぎやかにしたい、目立とうということは根底にあるんじゃないかと思うんです。この件に関して、村山市として目立とう、だってそういうものは、私は長続きしないと思います。 やっぱりくまモンはどこから発信したか知りませんけれども、恐らく小さいエリアから出ていったと思うんです。長年、ある程度、長年というのは何年もじゃないです。ある程度下積みをして、その中で地元から起きてきて、今の人気があったと推測します。実際はわかりませんけれども、一気にばっとなったとは思えません。ですから、やっぱりある程度物によっては時間がかかると思うんですよ。ただ、やっぱり何もしなかったら何も出てきませんから、やっぱりいろいろトライする必要はあると思います。そこについては、やっぱりもっと何を出していくか、どういうふうにこれを宣伝いくか、日本に発信していくか、これをやっぱり体系づけて、やっぱり考えていきたいと思います。 一例を挙げますと、リュックサックマーケットとありますね、どなたがやっているかはご存じだと思いますけれども。最初はすごく少なかったんです。ところが、彼らはネットワークを持っていて、若い人たちがそのネットを見て集まってくるんです。少しずつ集まって、村山市の人はほとんどいないと聞いています。格好を見ても、村山市の人とちょっと違うあか抜けた服装の人が結構来ているんです。ああいうことが今後の村山市の大きな、何ていいますか、考え方の基礎になるんじゃないかと思っています。そういうふうにやっぱり各個人がやっているものを大事にしていって、その中で何かあればやっていきたい。 ただ、リュックサックマーケットを、じゃ、新聞に載せる、何とか載せればいいかと、そうしますとある程度今まで来ている人は来なくなるんじゃないかと思うんです。黙って少しずつ伸びていって、そこで切磋琢磨していって残ったものに人は来ると思います。わっと来ると、もう潮です。さっと引きます。ですから、その辺をよく考えて、今後に残るようなものを考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長 3番 布川議員、4回目になります。 ◆(布川淳一議員) リュックサックマーケットのことを取り上げていただいてありがたいと思います。私が別にかかわっているわけじゃないんですけれども、頑張っているメンバーについては、非常に市長からそういうような議場で取り上げてもらったことは励みになると思います。 先ほど市長もおっしゃいました、体系づけて発信するということをおっしゃいました。これこそがやはり情報戦略だというふうに思います。ですから、情報を取捨選択、整理して、それをまとめて発信することが大事だというふうに私は申し上げているわけでございます。ぜひそういったことで情報戦略室というものをどこかに入れていただきたいなと、そういう考えを持って情報を発していくということをこれからやっていただきたいとお願いいたします。 先ほど市長が、じゃ、対案出せというふうなありがたいお言葉をいただきましたので、私なりに全く考えていないわけでないので、申し上げたい。もう具体的なこれからお話しさせていただきますけれども、やはりどうやったら新しい村山市のカラーを出せるのかという点について、ちょっと奇想天外なお話になるかもしれませんけれども、申し上げたいと思います。 まずは、村山市を市から村に変えようという話でございまして、ちょっと奇想天外ですけれども、要するに村山村ということで、上から読んでも村山村、下から読んでも村山村というふうな話でございます。 実はこれを考えて、同じことを考えていた人がおります。2日のきのうの山形新聞のここの記事がございます。これ、お読みなった方あると思いますけれども、実は「文學界」という本、日本の純文学の雑誌でございますけれども、この新人賞を今回受賞されたのが板垣真任さん、この方は村山市楯岡五日町の出身でございます。その人の寄稿した文章ございますので、ちょっとこれは読んでよろしいでしょうか、議長。 冒頭だけ読ませていただきます。 上京してから自分の出身を記入したり発声したりするときに、すごいかもという思いに駆られる。なぜなら、私が生まれ育ったところは山の形の県の村の山の市なのだから。この響きほど自分の出自を田舎ですよと表明しているような地名はそうそうない。市ではなくて、村山村だったらもっとおもしろいのだが、残念ながらそうではないという冒頭の書き出しでございます。 やはりそれぐらいのやっぱり発想力、大胆な思考が大事かなと私は思っています。いいか悪いかは別に論評しませんけれども、あとはやはりこの際、村山市じゃなくしようという話もあります。楯岡市にしたらいいんじゃないかなという市民の声もございます。それは異論がございます。もう今から60年前にさかのぼった話でございますけれども、これぐらいのインパクトがあったほうがいいんじゃないかなというふうに思っています。 それから、ご提案になりますけれども、新しいブランド、どうやったらつくれるのかというふうな話でございますけれども、私が考えたのはこんなのございます。聞いていただきたいと思います。 村山市をイケメン王国にしちゃおう、国王は市長、議場にもいっぱいイケメンがおりますので、見ようによってはですけれども。どういう意味かといいますと、村山市、さんざん皆さんご存じのとおり、そばがあります。それから、ラーメン街道があります。ひっぱりうどんがあります。この3つの麺、これをイケメンというふうに総称して、それで新しいブランドを立ち上げていく。ここから派生していくと、例えば昔、バラの女王コンテストなんかありましたけれども、ミスターバラだっていいんじゃないかな、イケメンコンテスト、そういうふうにどんどん広がっていくわけです、発想が。じゃ、イケメンをキーワードにしてどういうふうなまちづくりするかといったらもうたくさんあります、それは。そういった形での新しいブランドの構築もできるのかな。 もう一つは、例えば通年観光で悩んでおります東沢公園、こちらは春のバラと秋のバラしかございません。これをどうやって通年観光にするかということで、私は恋人たちの聖地にするということを考えました。もちろん同じ考えの人は、もうたくさんあります。ほかの人からも聞きました。そういった形で年間を通して冬も恋人たちが来ていただける公園、もうハード的にはほとんど完成されておりますので、そういった形でもいいんじゃないかなと思います。 あと、議場でも何回もいろんな議員からありましたけれども、村山市でとれる米をもう全量、雪室米にしてしまう。大規模な雪室をつくって、農協のはありますけれども、村山市の雪室米というものに全量してしまうというふうなことも、もちろん今までの議員さんのアイデアにもありましたけれども、そういったこともございます。ぜひこういった考えで新しいブランドの創出というものも考えていただきたいというふうに思います。 ほどよい田舎がだめなら、別に何かほかにあるのかというふうなお話でございましたけれども、いろいろ書いてきたんです。10個ぐらいあるんですけれども、言うと多分総合計画の邪魔になるのかなと思いますので、あえて言いませんけれども、やっぱり。     (発言する者あり) ◆(布川淳一議員) やってもいいですか。でも、笑わないでいただきたいですけれども、例えばです。田舎100%、先ほどちょっとかぶりましたけれども、あと恋の町村山、なんちゃって田舎、自然素材の村山、帰ってこいよ、村山とか、考えればいっぱいあるんです。 ですから、そのほどよい田舎に私はこだわらなくてもいいと思うんですが、ぜひその辺、ご再考いただきたいというふうな意見を申し述べさせていただきます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 対案と言いましたけれども、対案でしょうね、やっぱり。ただ、ほどよい田舎というのは、二十数名の審議委員がいるんですけれども、そこに行って言うと、もう四方八方から攻撃を食らうんです。そこをくぐり抜けてきて言うんだったらいいんですけれども、ほどよい田舎でですもの、これ言ってどれくらいあったか、議員が行って、そこで自分の考えを言うと、どれくらい受けるか、わかると思います。それぐらいある程度洗練してからでないとなかなか。ここは1人だけしか言わないから、誰も文句言いませんからいいんですけれども、ちょっとパクり的なものが相当あるように思えます。こういうものは一発でやられます。だから、そういうふうに言う分だけいいんですけれども。 あと、村山村、議員は私の選挙のときの話は聞いていないでしょうからいいんですけれども、村山村なんて、私もうずっと前から言っています。このままでいけば村山市じゃないと。人口減が進めば村山村、裏から読んでも村山村というのはとっくに言っています、私。失礼ですけれども。 あと、恋人たちの公園とかとありましたが、これも聞いたことがないでしょうけれども、私はふれあいトークででも言っているんです。東沢公園は私が小さいころ、若いころは春から秋までずっと人がいたんです。バラ公園なんかちょちょっとあっても、ボートとか喫茶店にいっぱいいたんです。楯高生もいっぱいいました。それが今バラ公園だけ特化しているでしょう。2か月だけです。これは何でこういうふうになったかは知りませんけれども。それでは、うまくないから通年を通してやるような方向にしなければならない。昔もアベックはというとちょっと古いんですけれども、そういう2人がいっぱいいたと、ボート乗りして。もう言っています、聞いていないだけで。ですから、こういうことを通年の公園にしようとは言っているんです。だから、そういう意味ではどっちが二番煎じかわかりませんけれども、二番煎じになってくるんです。 あと、いろいろな案がありましたから、考えていただければ大変ありがたいと思っています。ただ、相当もまれなければやっぱりいろんなこと出てきませんから。ただいろいろ出てきてますけれども、ミスターバラとかもおっしゃって結構おもしろいとは思いますけれども、バラというと、男のバラというのはご存じですか、隠語がちゃんとあるんです。そういうことを考えて、サクランボ小学校じゃありませんけれども、そういうことを考えて言わないと大きな問題になってきますから、どうかその辺も考えて、議場ですから発言をしていただければよろしいかなと思います。 以上です。 ○議長 3番 布川議員。 ◆(布川淳一議員) では、最後に前段の格調高いいろんな論議から、いきなり現場の話をさせていただきます。 やはり情報戦略の中で、宣伝もうちょっとすべきだという点からご提案はさせていただきますけれども、これもこの議場で何回も話が出た話なんですけれども、街道沿いにもしくは市内に村山市という文字が少ない、やはり。ここ走っているときに、ここ、どこだべというようなぐらい少ないです。その辺からまずは取りかかっていただきたいと。そして、その看板をどういう文字で埋めるかなんです。やっぱりそこにいくわけです。バラ、そば、徳内という看板でもいいでしょうけれども、やはり新しいブランドを立ち上げて、そこに48号、47号、いろんなところにその統一したイメージの看板を立てるべきだというふうに私は感じます。 今現在、関山街道のところに1か所しか実はないわけですよ。47号線、鳴子から来るところ、それから庄内のほうに行くところ、最低その3枚は、私は欲しいわけです。そこに何を書くかは問題なんです、だから。ついつい、ああ、言われたから、じゃ、バラ、そば、徳内でいこうかとなるのか、そうじゃなくて、もう新しいイメージでいこうよとするのか、その辺が一番大事なところです。 それから、申し上げたとおり、村山市内にもやはりここはこういう町ですよというような看板、もちろんお金はかかりますけれども、そんなに何百万もするわけではございません。ぜひその辺を戦略の一つとして位置づけて、情報発信していっていただきたいというふうに思いますが、そこを申し上げて、あれば市長のご見解を賜りたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 確かに看板の不足は私も思っています。ただ、看板はもちろん県の看板条例とかあるのをご存じのとおり、景観を壊すんです、あまり大きいと。そういうのを考慮しても、やっぱりちょっと村山市の宣伝が足りないかなと思っています。ただ、申し上げたようにこの景観条例関係もありますから、それと考慮していきたいんですが、そうですね、名称も何かいろいろ考えていかなければならないと思いますが、私も仙台に行く途中にあるのを看板を知っていますが、そういうのを立てるのが好きだったんでしょう、当時。私はああいう看板あまり好きじゃありません。一過性にしてぱっと通り過ぎてしまいます。村山市ってどこだというふうになるかどうかは知りませんけれども、村山市民はわかります、村山市の看板だと。宮城県の方がわかるかということです、村山市どこにあるかどうか。そういうことはありますから、いろいろアピール度がやっぱり必要だということはわかります。看板がないというのはわかります。やっぱり少しずつ考えていく必要があると思います。いろいろ今後とも村山市のためにひとつよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長 3番 布川議員、終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。議事運営に対するご協力に感謝を申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後1時55分 散会...