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08月28日-01号

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  1. 酒田市議会 2020-08-28
    08月28日-01号


    取得元: 酒田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 2年  9月 定例会(第5回)令和2年8月28日(金曜日)午前10時0分開会       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             出欠議員氏名      小松原 俊議長        斎藤 周副議長出席議員(28名) 1番   市原栄子議員    2番   佐藤 弘議員 3番   阿部秀徳議員    4番   齋藤美昭議員 5番   齋藤 直議員    6番   池田博夫議員 7番   冨樫 覚議員    8番   五十嵐英治議員 9番   斎藤 周議員   10番   江口暢子議員11番   武田恵子議員   12番   進藤 晃議員13番   佐藤喜紀議員   14番   松本国博議員15番   安藤浩夫議員   16番   佐藤伸二議員17番   田中 斉議員   18番   高橋正和議員19番   小松原 俊議員  20番   関井美喜男議員21番   後藤 泉議員   22番   佐藤 猛議員23番   堀 豊明議員   24番   高橋千代夫議員25番   富樫幸宏議員   26番   後藤 仁議員27番   本多 茂議員   28番   田中 廣議員欠席議員(なし)       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             説明のため出席した者丸山 至   市長         矢口明子   副市長須田 聡   上下水道事業管理者  田中愛久   総務部長那須欣男   危機管理監      宮崎和幸   企画部長大沼康浩   地域創生部長     佐々木好信  交流推進調整監大谷謙治   市民部長       菊池裕基   健康福祉部長白畑真由美  子ども・家庭支援調整監                  藤井昌道   建設部長竹越攻征   農林水産部長     熊谷 智   会計管理者兼出納課長村上幸太郎  教育長        本間優子   教育次長齋藤一志   教育次長       丸藤幸夫   広域連携推進調整監兼管理課長大石 薫   監査委員       五十嵐直太郎 農業委員会会長高橋清貴   選挙管理委員会委員長 齋藤 司   総務課長池田里枝   財政課長       中村慶輔   企画調整課長       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             事務局職員出席者阿部 博   事務局長       門田 豊   事務局長補佐佐藤清彦   庶務主査兼庶務係長  佐藤 傑   議事調査主査兼議事調査係長渡部千晶   庶務係調整主任    和田 篤   議事調査係調整主任元木一成   議事調査係調整主任  鈴木輝正   議事調査係主任松浦由芽   庶務係主事       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             議事日程議事日程第1号 令和2年8月28日(金)午前10時開議第1.会議録署名議員指名第2.会期決定第3.報第19号 令和元年度酒田市一般会計継続費精算報告について第4.報第20号 令和元年度酒田市財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告について第5.報第21号 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の令和元年度における業務の実績に関する評価について第6.報第22号 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の第3期中期目標期間における業務の実績に関する評価について第7.報第23号 専決事項の報告について(損害賠償の額の決定)第8.認第1号 令和元年度酒田市一般会計歳入歳出決算の認定について第9.認第2号 令和元年度酒田市風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について第10.認第3号 令和元年度酒田市定期航路事業特別会計歳入歳出決算の認定について第11.認第4号 令和元年度酒田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について第12.認第5号 令和元年度酒田市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について第13.認第6号 令和元年度酒田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について第14.認第7号 令和元年度酒田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について第15.認第8号 令和元年度酒田市水道事業会計決算の認定について第16.認第9号 令和元年度酒田市下水道事業会計決算の認定について第17.議第76号 令和2年度酒田市一般会計補正予算(第7号)第18.議第77号 令和2年度酒田市定期航路事業特別会計補正予算(第1号)第19.議第78号 令和2年度酒田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第20.議第79号 令和2年度酒田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)第21.議第80号 令和2年度酒田市介護保険特別会計補正予算(第1号)第22.議第81号 令和2年度酒田市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)第23.議第82号 酒田市手数料条例の一部改正について第24.議第83号 酒田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部改正について第25.議第84号 酒田市議会の議決に付すべき重要な公の施設に関する条例の一部改正について第26.議第85号 酒田市日和山交流観光拠点施設設置管理条例の制定について第27.議第86号 請負契約の締結について(消防庁舎及び総合防災センター整備事業に伴う外構工事)第28.議第87号 重要な公の施設の長期かつ独占的な利用について(酒田市日和山交流観光拠点施設)第29.議第88号 令和元年度酒田市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について        -----------------------------             本日の会議に付した事件(議事日程のとおり)        ----------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △開会 ○小松原俊議長 おはようございます。 ただいまから令和2年第5回酒田市議会9月定例会を開会いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △開議 ○小松原俊議長 本日は全員出席であります。 直ちに本日の会議を開きます。 本日は、お手元に配付いたしております、議事日程第1号によって議事を進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員指名 ○小松原俊議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に     2番 佐藤 弘議員     3番 阿部秀徳議員     4番 齋藤美昭議員 の3名を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会期決定 ○小松原俊議長 日程第2、会期決定を議題といたします。 議会運営委員会において取り決められました結果の報告をお願いいたします。 議会運営委員会委員長、17番、田中斉議員。 (田中 斉議会運営委員会委員長 登壇) ◆田中斉議会運営委員会委員長 御報告申し上げます。 去る8月24日の議会運営委員会におきまして、本9月定例会の会期を、本日28日から9月18日までの22日間と決定いたしました。 なお、細部につきましては、お手元に配付の日程表のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○小松原俊議長 お諮りいたします。 本定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長より報告ありましたとおり、本日28日から9月18日までの22日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松原俊議長 御異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日28日から9月18日までの22日間と決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報告事項 ○小松原俊議長 次に、報告事項がありますので、事務局長から報告いたします。 事務局長。 ◎阿部博事務局長 御報告申し上げます。 令和2年8月21日付、鳥海やわた観光株式会社、ひらた悠々の杜株式会社、光の湊株式会社、公益財団法人土門拳記念館公益財団法人酒田市美術館及び地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の経営状況を説明する書類を各議員に配付してございます。これは、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に提出されたものでございます。 また、令和2年8月21日付、教育に関する事務の管理及び執行状況に係る点検及び評価についての書類を各議員に配付してございます。これは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定により、本議会に提出されたものでございます。 よろしく御精査くださいますようお願い申し上げます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報第19号令和元年度酒田市一般会計継続費精算報告について外26件 ○小松原俊議長 日程第3、報第19号令和元年度酒田市一般会計継続費精算報告についてから、日程第29、議第88号令和元年度酒田市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてまでの議案27件を一括上程の上、議題といたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由説明 ○小松原俊議長 提案者の説明を求めます。 丸山市長。 (丸山 至市長 登壇) ◎丸山至市長 ただいま上程になりました議案の概要について御説明申し上げます。 報第19号については、一般会計予算の継続費として設定した酒田市斎場改築事業費の設計監理及び松山小学校改修事業費グラウンド改修について、地方自治法施行令第145条第2項の規定により精算報告をするものであります。 報第20号については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、令和元年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類を監査委員の審査に付し、その意見をつけて議会に報告するものであります。 報第21号については、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の令和元年度における業務の実績に関して、地方独立行政法人法第28条第1項第3号の規定により評価を行ったので、同条第5項の規定により議会に報告するものであります。 報第22号については、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の第3期目標期間における業務の実績に関して、地方独立行政法人法第28条第1項第3号の規定により評価を行ったので、同条第5項の規定により議会に報告するものであります。 報第23号については、市立新堀小学校敷地内において、草刈り作業中に生じた飛び石が車両に当たった物損事故に関する損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。 認第1号から認第9号までは、令和元年度の一般会計、6特別会計及び水道、下水道の各事業会計の決算の認定に係るものであります。 酒田市総合計画の2年目となる令和元年度は、「賑わいも暮らしやすさも共に創る公益のまち酒田」の実現に向け、人口減少の抑制、1人当たりの市民所得の向上、酒田市に住み続けたいと思う市民を増やすという3つの目標の達成を目指し、全力で進めてまいりました。また、令和元年度は、第1期酒田市まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度でもあり、戦略で示した人口ビジョンにおける人口推計とほぼ同程度の人口を維持することができました。 それでは、令和元年度市長施政方針で述べ、取り組んでまいりましたことについて、総合計画の柱立てごとに主なものを申し上げます。 「未来を担う人材が豊富な酒田」については、東北公益文科大学生の本市への定住を促進するため、大学卒業後、引き続き本市に居住し就業する若者16名に対して奨学金返還の支援を行うとともに、新たに令和元年度卒業生12名を補助対象者として認定しました。 学力向上と生徒指導の充実を目指す小中一貫教育を推進するため、小中連携の実態を調査し、実践に向けた検討を行いました。令和2年度から5つのリード中学校区で小中一貫教育の実践を積み重ね、令和4年度からの市内全ての小中学校での実施につなげていきます。 学校施設の整備については、近年の厳しい夏の暑さを受けて、子供たちの学習環境改善のため、市内全ての小中学校の普通教室にエアコンを整備しました。今年の夏は、快適な環境での学習に加え、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用でリスクが高まる熱中症の予防にも有効に利用されています。 文化芸術の推進については、誰もが文化芸術に触れることができるよう、公演の鑑賞やワークショップへの参加機会の充実に努めるとともに、未来を担う子供たちの育成に力を入れました。共生社会の実現に向けては、障がい者アート展を開催するとともに、東京学芸大学特別支援学校の卒業生と酒田特別支援学校高等部の生徒によるミュージカルの合同公演を行いました。令和元年11月には、日本とポーランド共和国の国交樹立100周年を記念して、山形県指定無形民俗文化財「黒森歌舞伎」をワルシャワ市内などで公演し、本市が誇る伝統文化を広く発信しました。 スポーツの推進については、計画的な体育施設の整備を進めるため、令和2年3月に酒田市体育施設整備方針を策定しました。今後、体育施設の整備に当たっては、この方針を踏まえて市民や関係団体との協議などを行った上で実施してまいります。 「地域経済が活性化し、“働きたい”がかなう酒田」については、良質な雇用を確保するため、企業立地や設備投資の喚起、新規創業、販路開拓、農商工連携等のプロジェクト組成につながる各種支援のほか、新たに元気な小規模事業者持続化特別助成金を創設し、市内企業の経営基盤の強化、生産性の向上に取り組みました。 酒田港の利用促進については、港湾管理者である山形県と連携し、ポートセールス活動及びコンテナ利用拡大助成を実施し、令和元年のコンテナ取扱貨物量は、前年を上回り堅調に推移しました。また、令和元年5月には友好都市である中華人民共和国唐山市の京唐港と酒田港を結ぶ新たな航路が開設され、酒田の地酒の輸出が実現しました。 高校生の地元就職の促進、雇用のミスマッチの解消のため、企業見学ツアーの実施や市内企業の紹介冊子の配布などを行いました。また、人材確保支援助成金を創設し、市内企業の人材不足の解消に取り組みました。さらに、「日本一女性が働きやすいまち」の実現に向けて、やまがた子育て・介護応援いきいき企業の認定取得を支援したほか、女性活躍の意義と効果を広く理解してもらう市民フォーラムを開催しました。 農業については、スマート農業研修センターを拠点として、ドローン等を活用した水田の健康診断などの実践研修、土壌分析、ドローンや無人ヘリコプターのオペレーターの養成を支援しました。 林業については、森林環境譲与税を活用して、森林管理の適正化を図るためのモデル実証試験を行いました。また、令和元年6月1日にやまがた森の感謝祭2019が眺海の森で開催され、1,000人を超える皆様から御参加いただき、県民みんなで支える森づくりを推進いたしました。 水産業については、「いかのまち酒田」として、引き続き県外船の誘致を含め、イカ釣り船への支援を行いました。また、小学校でのスルメイカ給食の実施、武蔵野市で酒田いかまつりを開催するとともに、日本さかな検定、通称「ととけん」を開催しました。 「ファンが多く、移住者・定住者・観光客が増加する酒田」については、移住相談窓口での一元的な対応、UIJターン人材バンクによるマッチング、移住定住を促進する各種助成のほか、山形県と連携した移住体験ツアーを実施するなど、移住者の増加に取り組みました。 酒田市中長期観光戦略を推進するマネジメント組織として酒田観光戦略推進協議会を、国際交流活動における市民ネットワーク形成インバウンド観光に対応できるグローバル人材の育成を行う組織として酒田市国際交流協会をそれぞれ設立し、観光振興、交流及びシティプロモーションの推進に取り組みました。 山形県及び鶴岡市と連携して、中華人民共和国大連市や旅行エージェントを招聘し、北前船寄港地フォーラムin庄内山形観光商談会を令和元年9月に開催し、庄内の魅力をPRするとともに、旅行商品造成に向けたモニターツアーを実施しました。 クルーズ船誘致によるにぎわい創出については、令和元年度は7隻のクルーズ船寄港が実現し、酒田交流おもてなし市民会議を中心としたおもてなし活動が高く評価され、初寄港したMSCスプレンディダ乗客アンケートでは、酒田港が「感動した日本の港」第1位に選ばれました。 庄内空港の振興については、羽田線における令和元年の年間搭乗者数が平成3年の開港以来歴代1位となる39万4,020人となりました。令和元年8月には、ジェットスター・ジャパン株式会社による成田線が就航し、羽田線と成田線の合計搭乗者数は約43万人となりました。 「暮らしと生きがいを共に創り、お互いが支えあう酒田」については、令和元年10月の消費税引上げに伴う対策として、市民税非課税の方や3歳未満の子供がいる世帯への生活支援と消費の下支えのためプレミアム付商品券事業を実施し、2億5,000万円を超える商品券が市内各店舗で利用されました。さらに、低所得世帯の高齢者等に対して灯油等の購入費の一部を助成しました。 浜田保育園と若竹保育園を統合し新たに設置するみなと保育園については、令和3年4月の開所に向け、酒田産木材の利用を含め、順調に整備が進んでいるところです。病児・病後児保育については、あきほ病児・病後児保育所の定員を3人から9人に増員したことに加え、子供が保育所等で体調不良になった場合に保護者に代わって看護師がかかりつけ医に受診させる病児送迎サービスを開始したことから、病児・病後児保育事業の延べ利用者数は約400人となりました。 令和元年度から、若者や妊婦等を対象とした歯周疾患検診を実施し、予防歯科に対する意識の向上と口腔の健康づくりの充実に取り組みました。 「地域のつながりと安全・安心にあふれた暮らしやすい酒田」については、亀ケ崎地区の住民やコミュニティ振興会の活動拠点となる亀ケ崎コミュニティ防災センターが供用開始されたことにより、市内全てのコミュニティ振興会コミュニティセンターが整備されました。 防災減災対策として、迅速かつ的確に災害に対応できるよう、防災ラジオの有償頒布の拡大を図り、職員の非常招集システムを新たに導入しました。さらに、避難所体制の強化のため、ブルーシートと非常用LPガス発電機を配備し、孤立する可能性がある避難所には、新たに食料と飲料水等の備蓄を行いました。 八幡、松山及び平田地域については、大沢地区、南部地区及び田沢地区において、平成29年度から継続して地域づくりモデル事業に取り組み、住民自らが主体となり地域の将来プランや組織体制の検討を進めました。また、日向地区においては、令和元年7月に日向コミュニティ振興会株式会社良品計画、鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会東北公益文科大学と連携し、日向コミュニティセンター内に日向里かふぇを開設し、交流人口拡大とコミュニティビジネスの取組を始めました。 「都市機能が強化され、賑わう酒田」については、JR酒田駅前のにぎわい創出に向けて、酒田駅前地区再開発事業に取り組んでいます。令和2年11月の公共施設ミライニの先行オープン、令和4年のグランドオープンに向けて着実に整備が進んでいます。また、中心市街地の活性化のため、酒田商工会議所が行う中町二丁目地区における再開発事業についても支援しました。 市民生活の利便性と安全性の向上を図る道路ネットワーク形成のため、山形県が施行する都市計画道路豊里十里塚線の道路拡張に向けた事業費の一部を負担するとともに、市道錦町坂野辺新田線外道路改良事業について早期完成に向け整備を進めました。また、橋りょう長寿命化修繕計画に基づき、橋梁の安全性確保と延命化に取り組みました。 人口減少社会に応じた効率的な行政運営については、酒田市、三川町、庄内町及び遊佐町が連携して、必要な都市機能と生活機能を確保し、安心して暮らせる定住自立圏を形成するため、庄内北部定住自立圏共生ビジョンを改訂しました。 持続可能な財政基盤の確立のため、地方税共通納税システムを導入し、納税者の利便性の向上を図りました。また、ふるさと納税とガバメントクラウドファンディングに取り組み、自主財源の確保を図るとともに、返礼品を通じた本市のPRを行いました。 以上が取り組んだ施策の概要ですが、令和元年度における個々の施策の成果につきましては、主要な施策の成果報告書に詳細をまとめておりますので、御参照ください。 議第76号については、一般会計予算を58億748万3,000円増額し、予算総額を756億7,795万2,000円とするものであります。 このたびの補正は、主に地方創生臨時交付金活用事業の計上と、財源調整及びふるさと納税に係る寄附の増額見込みに伴うものであります。 特に、地方創生臨時交付金については、新型コロナウイルス感染症に係る感染症拡大防止や経済対策はもとより、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略などにおける本市の課題解決のために活用したいと考え、事業内容を組み立てたものです。 主な歳出の内容について申し上げます。 総務費では、繰越金を活用し、財政調整基金及び市債管理基金へ積み立てるものです。また、寄附申込みの増が見込まれることから、ふるさと納税推進事業費を、固定資産税等の課税見直しにより発生する償還金をそれぞれ増額しております。 民生費では、国・県の補助金を活用して、事業進捗を図るため増額等をしております。 衛生費では、新型コロナウイルス感染症への対応により経営に大きな影響を受けている日本海総合病院に対して支援を行うとともに、同病院がバイオベンチャー企業と実施する共同研究に対して負担金を計上するものです。 農林水産業費では、コロナ禍により実施できない事業費を減額、また、臨時交付金を活用して生産者への支援を行うものです。 商工費では、新たな利用が見込まれることから中小企業融資資金貸付事業費を、追加改修工事が必要となったため観光物産施設改修事業費をそれぞれ増額しております。 土木費では、社会資本整備総合交付金等の内示に伴い、舗装改修事業費橋りょう延命化事業費及び市道錦町坂野辺新田線外道路改良事業費をそれぞれ減額し、側溝整備事業費を増額しております。 教育費では、臨時交付金を活用した事業費を計上等しております。 以上が歳出の主な内容でありますが、これに充当する財源といたしましては、市税、地方譲与税、国県支出金、寄附金、繰越金、諸収入及び市債をそれぞれ増額し、地方交付税及び繰入金をそれぞれ減額しております。 継続費補正については、事業費の増額による変更、地方債補正については、総務事業費ほか3件の限度額を変更するものであります。 議第77号については、定期航路事業特別会計予算を60万円減額し、予算総額を3億4,191万5,000円とするものであります。 このたびの補正は、運賃収入の減額見込みに伴うもので、一般会計繰入金を増額しております。 議第78号については、国民健康保険特別会計予算を1億6万5,000円増額し、予算総額を106億2,563万4,000円とするものであります。 このたびの補正は、前年度繰越金の確定に伴うもので、歳出では基金積立金を、歳入では繰越金を増額しております。 議第79号については、後期高齢者医療事業特別会計予算の歳入予算の一部を補正し、予算総額を補正前と同額とするものであります。 このたびの補正は、前年度繰越金の確定に伴うもので、歳入の繰越金を増額し、繰入金を減額しております。 議第80号については、介護保険特別会計予算を1億9,346万9,000円増額し、予算総額を128億8,987万円とするものであります。 このたびの補正は、介護保険システム改修及び前年度繰越金の確定によるもので、歳出では一般管理事業費及び基金積立金を、歳入では支払基金交付金、繰入金及び繰越金をそれぞれ増額しております。 議第81号については、駐車場事業特別会計予算を750万5,000円増額し、予算総額を3,725万円とするものであります。 このたびの補正は、前年度繰越金の確定に伴うもので、歳出では基金積立金を、歳入では繰越金を増額しております。 議第82号については、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、個人番号等が記載された通知カードの再発行に係る手数料を廃止するなど、所要の改正を行うものであります。 議第83号については、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準及び指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の一部を改正する省令の施行に伴い、居宅介護支援事業所における管理者要件及び当該要件の適用の猶予について改めるなど、所要の改正を行うものであります。 議第84号については、酒田市日和山交流観光拠点施設を長期かつ独占的な利用を行う重要な公の施設として位置づけるため、所要の改正を行うものであります。 議第85号については、酒田市日和山交流観光拠点施設の管理に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものであります。 議第86号については、消防庁舎及び総合防災センター整備事業に伴う外構工事において、入札の結果、大井建設株式会社と1億9,360万円で請負契約を締結するものであります。 議第87号については、重要な公の施設である酒田市日和山交流観光拠点施設を使用者に長期かつ独占的に利用させるため、地方自治法第96条第1項第11号の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議第88号については、令和元年度酒田市水道事業会計において、未処分利益剰余金を建設改良積立金に積み立てるほか、資本金に組み入れるため、議会の議決を求めるものであります。 以上が議案の概要でありますが、各会計ごとの決算の概要につきましては、この後、会計管理者、上下水道事業管理者から御説明申し上げますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
    ○小松原俊議長 会計管理者。 (熊谷 智会計管理者兼出納課長 登壇) ◎熊谷智会計管理者兼出納課長 私からは、一般会計及び特別会計の令和元年度決算の概要について、会計ごとに御説明申し上げます。 認第1号一般会計歳入歳出決算については、歳入決算額566億4,454万3,155円、歳出決算額551億3,133万6,786円で、差引き額は15億1,320万6,369円、翌年度へ繰り越すべき財源3,598万1,327円を差し引いた実質収支は14億7,722万5,042円の黒字となっております。 前年度との比較では、歳入決算額は20億8,890万1,031円、3.8%の増、歳出決算額は17億7,541万2,208円、3.3%の増、実質収支では3億9,446万2,840円、36.4%の増となっております。 認第2号風力発電事業特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額1億7,291万3,308円、歳出決算額1億5,833万7,308円で、差引き額1,457万6,000円は、全額が翌年度に繰り越すべき財源となっております。 歳入では、市債1億5,530万円が主なものであります。 歳出では、風力発電事業費1億5,827万6,716円が主なものであります。 認第3号定期航路事業特別会計歳入歳出決算については、歳入歳出ともに決算額4億6,373万103円となっております。 歳入では、事業収入5,786万8,306円、国庫支出金9,210万2,992円、一般会計繰入金2億9,186万5,644円が主なものであります。 歳出は、定期航路費3億7,226万3,767円、公債費9,146万6,336円であります。 認第4号国民健康保険特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額111億8,222万5,329円、歳出決算額110億8,215万7,853円で、差引き額1億6万7,476円を令和2年度に繰り越すものであります。 歳入では、国民健康保険税21億3,550万4,982円、県支出金76億6,105万6,000円が主なものであります。 歳出では、保険給付費73億7,066万5,961円、国民健康保険事業費納付金29億7,849万6,585円が主なものであります。 認第5号後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額12億8,604万756円、歳出決算額12億8,123万5,807円で、差引き額480万4,949円を令和2年度に繰り越すものであります。 歳入では、後期高齢者医療保険料9億287万9,717円、一般会計繰入金3億7,496万3,564円が主なものであります。 歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金12億6,823万4,351円が主なものであります。 認第6号介護保険特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額129億7,876万3,718円、歳出決算額128億524万245円で、差引き額1億7,352万3,473円を令和2年度に繰り越すものであります。 歳入では、介護保険料27億1,382万8,655円、国庫支出金31億140万2,280円、支払基金交付金32億2,645万1,773円が主なものであります。 歳出では、保険給付費117億2,794万5,097円が主なものであります。 認第7号駐車場事業特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額3,349万4,170円、歳出決算額2,598万7,719円で、差引き額750万6,451円を令和2年度に繰り越すものであります。 歳入では、事業収入2,847万4,364円が主なものであります。 歳出は、駐車場費1,449万3,719円、基金積立金1,149万4,000円であります。 認第2号風力発電事業特別会計から認第7号駐車場事業特別会計までの6つの特別会計の実質収支は、黒字または収支ゼロとなっております。 以上が一般会計及び特別会計の令和元年度決算の概要でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ○小松原俊議長 上下水道事業管理者。 (須田 聡上下水道事業管理者 登壇) ◎須田聡上下水道事業管理者 私からは、認第8号水道事業会計決算及び認第9号下水道事業会計決算につきまして補足説明申し上げます。 認第8号水道事業会計決算については、収益的収入が29億5,277万9,836円、収益的支出は26億2,357万1,974円で、差引き3億2,920万7,862円となり、消費税及び地方消費税を控除した当年度純利益は2億8,865万6,418円となっております。 資本的収入及び支出では、国庫補助金等の収入3,768万6,487円に対し、建設改良費と企業債償還金の支出は11億559万7,898円で、差引き不足額10億6,791万1,411円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金で補填しております。 認第9号下水道事業会計決算については、収益的収入が49億1,703万6,661円、収益的支出は48億5,457万8,758円で、差引き6,245万7,903円となり、消費税及び地方消費税を控除した当年度純利益は4,486万5,168円となっております。 資本的収入及び支出では、企業債等の収入5億5,933万8,300円に対し、建設改良費と企業債償還金等の支出は28億9,687万5,865円で、差引き不足額23億3,753万7,565円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填しております。 以上が水道事業会計及び下水道事業会計の令和元年度決算の概要でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △監査委員の審査意見説明 ○小松原俊議長 次に、認第1号から認第9号まで、監査委員の審査意見の説明を求めます。 大石監査委員。 (大石 薫監査委員 登壇) ◎大石薫監査委員 それでは、令和元年度酒田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市水道事業会計、下水道事業会計決算について審査いたしましたので、その結果を申し上げます。 まず初めに、令和元年度酒田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算についてですが、決算審査意見書の1ページをお開き願います。 第1、審査の対象ですが、令和元年度酒田市一般会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市風力発電事業特別会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市定期航路事業特別会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市介護保険特別会計歳入歳出決算、令和元年度酒田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算、各会計歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況であります。 第2、審査の期間は、令和2年7月3日から令和2年8月7日までです。 第3、審査の方法は、決算の審査は、令和2年7月3日付をもって酒田市長から審査に付された令和元年度一般会計・特別会計歳入歳出決算、同事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書並びに基金の運用状況について、法令に従って処理されているか、計数が正確であるか、予算の執行が適正であるかについて、関係書類と照合審査するとともに、関係職員の説明を聴取して行いました。 第4、審査の結果は、審査に付された令和元年度一般会計・特別会計歳入歳出決算及びその他政令で定める書類は、関係法令に準拠して作成されております。計数も会計帳簿、証書類等と照合した結果は、正確であると認められました。 なお、予算執行については、おおむね適正であると認められました。 各基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、その運用状況について、適正であると認められました。 2ページ以降に審査の概要、67、68ページに審査意見を記載しておりますので、御参照願います。 続きまして、令和元年度酒田市水道事業会計及び酒田市下水道事業会計決算についてですが、決算審査意見書の1ページをお開き願います。 第1、審査の対象ですが、令和元年度酒田市水道事業決算報告書、同じく酒田市水道事業損益計算書、同じく酒田市水道事業剰余金計算書、同じく酒田市水道事業剰余金処分計算書、同じく酒田市水道事業貸借対照表、同じく酒田市水道事業決算附属書類、令和元年度酒田市下水道事業決算報告書、同じく酒田市下水道事業損益計算書、同じく酒田市下水道事業剰余金計算書、同じく酒田市下水道事業欠損金処理計算書、同じく酒田市下水道事業貸借対照表、同じく酒田市下水道事業決算附属書類であります。 第2、審査の期間は、令和2年6月10日から令和2年8月7日までです。 第3、審査の方法は、決算の審査は、令和2年6月10日付をもって酒田市長から地方公営企業法第30条第2項の規定により審査に付された決算書及び決算附属書類が、地方公営企業関係法令及び各事業の会計規程に準拠して作成され、かつ経営成績及び財政状況を正確に表示しているか否かについて、関係帳票の提出を求めるとともに、関係職員の説明を聴取して行いました。 第4、審査の結果は、審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業関係法令及び各事業の会計規程に準拠して作成されております。計数は正確であると認められました。 各事業運営の状況については、次の分析のとおりであります。 なお、水道事業決算の審査意見は29ページ、下水道事業決算の審査意見は54ページに記載しておりますので、御参照をお願いします。 以上で決算審査の説明とさせていただきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △延会 ○小松原俊議長 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小松原俊議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。 なお、次の本会議は9月1日午前10時より再開いたします。 御苦労さまでした。   午前10時50分 延会...