酒田市議会 > 2019-09-30 >
09月30日-01号

  • 580(/)
ツイート シェア
  1. 酒田市議会 2019-09-30
    09月30日-01号


    取得元: 酒田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 1年  9月 定例会(第5回)令和元年9月30日(月曜日)午前10時0分開会       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             出欠議員氏名      田中 廣議長         関井美喜男副議長出席議員(28名) 1番   市原栄子議員    2番   佐藤 弘議員 3番   阿部秀徳議員    4番   齋藤美昭議員 5番   齋藤 直議員    6番   池田博夫議員 7番   冨樫 覚議員    8番   五十嵐英治議員 9番   斎藤 周議員   10番   江口暢子議員11番   武田恵子議員   12番   進藤 晃議員13番   佐藤喜紀議員   14番   松本国博議員15番   安藤浩夫議員   16番   佐藤伸二議員17番   田中 斉議員   18番   高橋正和議員19番   田中 廣議員   20番   関井美喜男議員21番   後藤 泉議員   22番   佐藤 猛議員23番   堀 豊明議員   24番   高橋千代夫議員25番   富樫幸宏議員   26番   後藤 仁議員27番   本多 茂議員   28番   小松原 俊議員欠席議員(なし)       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             説明のため出席した者丸山 至   市長         矢口明子   副市長須田 聡   上下水道事業管理者  田中愛久   総務部長梅木和広   危機管理監      阿部 勉   企画部長大沼康浩   地域創生部長     佐々木好信  交流推進調整監桐澤 聡   市民部長       菊池裕基   健康福祉部長白畑真由美  子ども・家庭支援調整監                  伊藤 優   建設部長五十嵐 武  建設部技監兼上下水道部技監                  竹越攻征   農林水産部長熊谷 智   会計管理者兼出納課長 村上幸太郎  教育長本間優子   教育次長       齋藤啓悦   教育次長荘司忠和   上下水道部長兼管理課長                  加藤 裕   監査委員五十嵐直太郎 農業委員会会長    高橋清貴   選挙管理委員会委員長田村 章   総務課長       池田里枝   財政課長中村慶輔   企画調整課長       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             事務局職員出席者門田 豊   事務局長補佐     佐藤清彦   庶務主査兼庶務係長守屋 淳   議事調査主査議事調査係長                  佐藤 傑   議事調査主査渡部千晶   庶務係調整主任    元木一成   議事調査係調整主任鈴木輝正   議事調査係主任    土門春奈   庶務係主事       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             議事日程議事日程第1号 令和元年9月30日(月)午前10時開議第1.会議録署名議員指名第2.会期決定第3.市長所信表明第4.報第18号 平成30年度酒田市一般会計継続費精算報告について第5.報第19号 平成30年度酒田市財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告について第6.報第20号 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の平成30年度における業務の実績に関する評価について第7.報第21号 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の第3期中期目標期間終了時に見込まれる業務の実績に関する評価について第8.認第1号 平成30年度酒田市一般会計歳入歳出決算の認定について第9.認第2号 平成30年度酒田市風力発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について第10.認第3号 平成30年度酒田市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について第11.認第4号 平成30年度酒田市定期航路事業特別会計歳入歳出決算の認定について第12.認第5号 平成30年度酒田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について第13.認第6号 平成30年度酒田市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について第14.認第7号 平成30年度酒田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について第15.認第8号 平成30年度酒田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について第16.認第9号 平成30年度酒田市水道事業会計決算の認定について第17.認第10号 平成30年度酒田市下水道事業会計決算の認定について第18.議第120号 令和元年度酒田市一般会計補正予算(第6号)第19.議第121号 令和元年度酒田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第20.議第122号 令和元年度酒田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)第21.議第123号 令和元年度酒田市介護保険特別会計補正予算(第1号)第22.議第124号 令和元年度酒田市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)第23.議第125号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について第24.議第126号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第25.議第127号 酒田市福祉乗合自動車運行条例の一部改正について第26.議第128号 酒田市印鑑条例の一部改正について第27.議第129号 酒田市一般廃棄物処理施設の技術管理者の資格に関する条例の一部改正について第28.議第130号 酒田市大台野飲雑用水供給施設設置管理条例の一部改正について第29.議第131号 酒田市手数料条例の一部改正について第30.議第132号 酒田市水道事業給水条例の一部改正について第31.議第133号 酒田市水道の布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部改正について第32.議第134号 (仮称)酒田市コミュニケーションポート並びに(仮称)酒田市立ライブラリーセンターの八幡分館、松山分館及びひらた図書センターの指定管理者の指定について第33.議第135号 物品取得契約の変更について(Windows10ライセンス)第34.議第136号 物品の取得について(浜田・若竹統合保育園(仮称)建設工事構造材等木材)第35.議第137号 土地の処分について第36.議第138号 物品取得契約の変更について(除雪ドーザ)第37.議第139号 請負契約の締結について(令和元年度市道錦町坂野辺新田線外道路改良工事(その1))第38.議第140号 平成30年度酒田市水道事業会計処分利益剰余金の処分について第39.議第141号 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構が達成すべき業務運営に関する目標を達成するための計画の変更の認可について        -----------------------------             本日の会議に付した事件(議事日程のとおり)        ----------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △開会 ○田中廣議長 おはようございます。 ただいまから令和元年第5回酒田市議会9月定例会を開会いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △開議 ○田中廣議長 本日は全員出席であります。 直ちに本日の会議を開きます。 本日は、お手元に配付いたしております、議事日程第1号によって議事を進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員指名 ○田中廣議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に     8番 五十嵐英治議員     9番 斎藤 周議員     10番 江口暢子議員 の3名を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会期決定 ○田中廣議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。 議会運営委員会において取り決められました結果の報告をお願いいたします。 議会運営委員会委員長、28番、小松原俊議員。 (小松原 俊議会運営委員会委員長 登壇) ◆小松原俊議会運営委員会委員長 おはようございます。 御報告申し上げます。 去る9月24日の議会運営委員会におきまして、本9月定例会の会期を本日30日から10月24日までの25日間と決定いたしました。 なお、細部につきましては、お手元に配付の日程表のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○田中廣議長 お諮りいたします。 本定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長より報告ありましたとおり、本日30日から10月24日までの25日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中廣議長 御異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日30日から10月24日までの25日間と決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報告事項 ○田中廣議長 次に、報告事項がありますので、事務局長補佐から報告いたします。 事務局長補佐。 ◎門田豊事務局長補佐 御報告申し上げます。 令和元年9月20日付、鳥海やわた観光株式会社、ひらた悠々の杜株式会社、公益財団法人土門拳記念館公益財団法人酒田市美術館及び地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の経営状況を説明する書類を各議員に配付してございます。これは、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に提出されたものでございます。 また、令和元年9月20日付、教育に関する事務の管理及び執行状況に係る点検及び評価についての書類を各議員に配付してございます。これは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定により、本議会に提出されたものでございます。 よろしく御精査くださいますようお願い申し上げます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~市長所信表明 ○田中廣議長 日程第3、市長より所信表明をお願いします。 丸山市長。 (丸山 至市長 登壇) ◎丸山至市長 おはようございます。 令和元年9月定例会の開会に当たりまして、所信を申し述べる機会を与えていただきましたことに感謝を申し上げますとともに、今後の市政運営についての決意の一端を申し述べさせていただきます。 初めに、9月1日の市議会議員補欠選挙におきまして、阿部秀徳議員と齋藤直議員が当選されましたこと、心からお祝いを申し上げます。 私も市長選挙におきまして、市民の皆様の力強い御支援や温かい励ましにより、引き続き新たな4年間の市政運営を担わせていただくことになりました。改めてその職責の重さに身が引き締まる思いでおります。皆様の期待と信頼に応えられるよう全力で市政運営に当たってまいりますので、議員各位の御理解、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 さて、私の市長1期目の4年間は、子育て支援、教育環境の改善、企業立地の促進、農林水産業や中小企業支援などの産業振興、文化芸術によるまちづくり、酒田港や庄内空港の航路拡充などさまざまな行政課題に取り組み、産業都市・交流都市づくりの種をまき、そして芽が出始めた4年間だったと考えております。 任期2期目に当たりましては、地域の持続的な維持発展を支えるために最も重要なことは人財と風土だという信念のもと、未来への投資、特に子育て環境の充実と各分野を担う地域を支える人財の養成に力を注いでいきたいと思います。 酒田市は、人口減少や超高齢社会、地域間競争の荒波の中で生き残りをかけ、さまざまな財(たから)を求めて大海原を航海しています。本市を取り巻く環境は大変厳しく、市政運営を進めていくにはさまざまな困難が予想されます。そのような状況にあっても、賑わいの創出に向けて「人財と風土が支える産業・交流都市酒田」をつくるという信念のもと、6つの政策を柱に据えて施策を実行してまいります。 特に取り組みたい項目について申し述べます。 1、存在感のある産業力、文化力の形成。 誰もが経験したことのない急激な少子高齢化は、全国の自治体に人口減少対策にどう取り組むのかという大きな課題を突きつけています。人口減少を抑制し、人々が生き生きと暮らせるにぎわいのあるまちであるためには、若い人たちがやりがいを持って働ける場が必要であり、住民が地域に愛着を持つことが必要です。そのための酒田らしい産業力、文化力を形成することで、住みたいまちナンバーワンへの基盤固めに取り組みます。 (1)民間の「稼ぐ力」を活用した公民連携による賑わい拠点づくり。 住みたいまちであるためには、魅力的なにぎわい拠点が必要です。そこで、酒田駅前、山居倉庫や中町モール周辺、日和山公園や飯森山公園周辺、鳥海山・飛島ジオパークエリア、眺海の森などの魅力形成を図るため、民間の稼ぐ力を活用した公民連携によるにぎわい拠点づくりを進めます。 (2)儲かる農林水産業の振興。 農林水産業をめぐる状況は、農林漁業者の減少、高齢化の進行、他産地との競争など目まぐるしく変化しています。このような中、夢があり、希望が持てる農林水産業としていくためには、時代の変化を見通した挑戦と日々の地道な努力の両輪でこの状況を乗り越え、未来への投資を行っていかなければならないと考えています。 酒田の礎である農林水産業の振興のため、次のことに取り組みます。 農業については、先人が大切にしてきた土づくり、人づくり、稲づくりを基本に、ICT(情報通信技術)やドローンなど新たな技術を活用して、土壌分析や稲の育ちぐあいを見える化するスマート農業を実践します。 そして、農業者の所得向上のために、消費者のニーズを捉えた売れる米づくりと酒田産農産物の積極的なトップセールスに取り組みます。 林業については、森林所有者の経営管理権を意欲と能力のある林業経営者に集約し、安定的な林業施行を確保します。 そして、林業経営者、森林組合、製材・建築関係者等の連携強化による流通コストの削減、地域材の利用拡大を図り、持続可能で収益性の高い森林経営を促進します。 また、森林病害虫の駆除や防除、森林ボランティアへの支援を通して、森林環境の保全を図ります。 水産業については、引き続き「いかのまち酒田」を展開するとともに、飛島応援店の取り組みなどにより、水産関係者が一体となったブランド化や販路拡大により漁業所得の向上を図ります。 また、水産資源を管理することにより、酒田の漁業、ひいては水産業が持続可能で収益性の高い産業となるよう取り組みます。 (3)地域を支える産業力の強化。 力強い産業を構築することは、安定した雇用の確保と地域の発展に必要不可欠です。そのため、酒田市産業振興まちづくりセンター(サンロク)を拠点とした創業支援や企業のマッチング支援などに取り組みます。 また、ビッグデータ等を活用した市場の拡大、業務の自動化システム、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入による生産性の向上や人手不足への対応を積極的に進めます。 さらに、企業立地や中小企業へのきめ細やかな支援を実施します。 (4)道路予算確保活動の強化。 日本海沿岸東北自動車道は、いまだ新潟・秋田両県境区間が接続されていないことから、重要港湾酒田港とつながることによる効果を十分に発揮できない状況にあります。さらなる交流人口の増加、流通の拡大などによる地域経済への波及効果がもたらされるよう、官民一体、地域一丸となって粘り強く要望活動を行い、一日も早い全線開通を目指します。 国道47号新庄酒田道路及び国道7号は、日本海沿岸部と県内陸地方や隣県を結ぶ重要な物流ルートとして、また広域的な救急医療の確保にも重要な役割を果たすものと期待されています。余目酒田道路の全線開通に続き、戸沢立川道路などの早期事業化及び国道7号広野・興野地区4車線化の早期整備が図られるよう国や県に強力に働きかけていきます。 (5)酒田港における新規航路開拓エネルギー拠点化。 山形県唯一の重要港湾酒田港は、近年、外国クルーズ船の寄港増加や、友好都市、中華人民共和国唐山市の京唐港との新たな航路開設など活況を呈しています。さらなる港湾機能の強化に向けて、外国との貿易だけでなく、国内のRORO船やコンテナ船等の航路開設について、県や関係機関と連携しながら進めていきます。 さらに、現在、北港地区は、エネルギー関連産業の集積が進んでいることから、エネルギー基地としての拠点化を目指します。 (6)多様な交流が織りなす港町文化の創造。 酒田市は、新しい文化を受け入れる進取の気風を持って、多様な交流を行う中で独自の文化を形成してきました。文化は、まちの品格をつくり、その魅力を高めてくれるものです。本市の文化力形成のため、地域資源を生かしたまちづくり事業を選択的、集中的に取り込むとともに、社会包摂の視点に立ち、地域社会の基盤となる人財の育成事業を酒田市文化芸術基本条例と酒田市文化芸術推進計画に基づき戦略的に推進します。 (7)スポーツ及びコンベンション機能を有する公共的ホール整備の検討。 都市機能の充実と交流人口の増加に向け、大規模なスポーツや文化の大会、展示会、学術会議など多様なイベント開催機能を有する公共的ホールの整備について検討を進めます。 2、子育て、子ども教育の環境の充実。 人口減少を抑制するためには、妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援と、安心して子供を産み育て、教育することができる環境を整えることが大切だと考えます。医療や保育、教育の経済的な負担軽減に加え、それらを質の高い水準で提供できるよう施策を展開します。 (1)国の幼児教育・保育の無償化に呼応した負担軽減策の充実。 10月から国の幼児教育・保育の無償化制度がスタートし、3歳以上の保育料が無料となります。これまで本市が独自に手厚く支援し、保育料の負担軽減を行ってきたものについても無償化制度の対象となったことから、その財源を活用して制度の対象外であるゼロから2歳児の保育料についてさらなる軽減措置を実施し、県内トップレベルの負担軽減策に取り組みます。 具体的には、多子世帯において、第2子の保育料を3分の2軽減し、第3子以降の保育料を無料としている措置を継続するとともに、これまで第1子を小学6年生までとしていた年齢制限を撤廃し、第1子の年齢に関係なく第2子以降の保育料を軽減します。 (2)屋内型大型児童遊戯施設の検討。 子育て世代の皆様から、本市にも屋内型の大型児童遊戯施設が欲しいとの声が多く寄せられています。保育料の負担軽減などに加え、楽しく子育てをする環境を整えていく必要があることから、冬季間や雨天時でも体を動かし遊ぶことができる屋内型大型児童遊戯施設の整備について検討を進めます。 (3)酒田方式小中一貫教育の推進。 教育においては、義務教育9年間の指導に系統性と一貫性を持たせることで、学力の向上、生徒指導の充実を図っていきます。同時に、地域コミュニティや企業の力を生かしたキャリア教育を進め、酒田方式の特色ある小中一貫教育体制を構築します。 (4)英語教育等、社会のグローバル化に対応した教育施策の強化。 社会のグローバル化が加速する中で、語学力やコミュニケーション能力、異文化理解力を身につけて世界で活躍できる人材が求められています。酒田っ子の学力の向上のため、教育委員会、高等教育機関等と連携して英語教育や異文化交流などグローバル化に対応した各種教育プログラムの実践を後押しします。 3、市民の参画意識の醸成。 私の市政運営の根本理念は「人が財産」であります。まちににぎわいを創出するためには、市民が地域づくりに参画し、市民一人一人がそれぞれの力を発揮できる風土をつくっていく必要があります。 (1)コミュニティ組織運営のための「まちづくり協働指針」の策定。 今後も人口減少、少子高齢化が進むことが想定される中、住みよい地域社会の形成には、住民、地域、行政の協働が重要です。 1期目は、地域の取り組みを地域コミュニティみずからが自由に選択し実行できる仕組みとして、ひとづくり・まちづくり総合交付金制度を創設しました。 2期目においては、行政と住民組織の地域共創力の強化に向けて、各コミュニティ組織の運営指針となるまちづくり協働指針を策定します。 4、東北公益文科大学との新たな「大学まちづくり」。 大学は単に学問を研究するだけの場所ではありません。大学がまちをつくり、まちが大学を支えるという東北公益文科大学の建学の精神に立ち返り、新しい大学まちづくりを進めます。 酒田に住みながら大学に行くことができる、市内の消費がふえ、働き手が確保できる、卒業後の定住につながるなど、本市に大学があることによるメリットの啓発にも努めてまいります。 (1)まちづくりへの参画推進と学生の活躍フィールド支援。 東北公益文科大学があるまちとして、その個性をさらに磨くために、大学の知見や新たな発想を本市のまちづくりに生かすとともに、学生の活動が市民の皆様から見えるようにしていきます。 (2)東北公益文科大学の公立化の検討。 東北公益文科大学は、国際性や教育のきめ細かさなど、さまざまな分野で外部から高い評価を受けており、今年度は私立文系大学の多くが定員を割る中、開学初年度に次ぐ入学者数を確保しています。 今後、若年層の人口減少がより一層顕著となる中、安定して学生を確保し、若者が集まる地域の拠点とも言える大学を永続させる必要があります。順調な経営がなされている今だからこそ、公立化に向けた検討が必要と考え、大学の設置者である県及び庄内2市3町の枠組みで協議を進めます。 5、安全安心の地域社会づくり。 高齢者やさまざまな障がいによって社会生活を営む上で不利益をこうむっている方々、災害に見舞われた方々に対して、ケアの行き届いたまちづくりを推進し、安全安心のまちを目指します。 (1)るんるんバス等の運行改善。 暮らしやすい生活環境を構築するため、るんるんバス等やデマンドタクシーと、路線バス、鉄道、航空機、タクシー等の民間交通サービスが連携することで、持続可能な公共交通ネットワークの整備を図ります。 (2)スフィア基準を重視した避難所運営など防災力の強化。 熊本地震においては、地震による直接死が50人である一方、災害関連死は約200人となっており、その半数は避難所の劣悪な環境がもたらしたものと言われています。 1期目において、避難所運営に向けた地域、学校、市での話し合いを進め、地域が中心となり、3者連携での運営体制を構築してきました。 今後は、さらにその被災者が尊厳のある生活を送ることができるように定められた国際基準、スフィア基準を重視した避難所運営ができるように努め、プライバシーに配慮するための間仕切りや簡易ベッドなどの配備により、災害時の避難所環境の充実を図ります。 (3)上水道事業の広域化促進。 上水道は、生活する上で欠くことのできない重要なライフラインです。しかし、人口減少に伴い、使用水量や料金収入は減少傾向にあります。一方で、過去に建設した上水道施設が耐用年数に達してきているため、今後それらの施設の更新が急務となっており、水道水の安定供給に必要な資金、人員の確保が課題となっています。 これらの課題を解決するために、山形県が実施している庄内広域水道用水供給事業と、本市、鶴岡市及び庄内町の給水事業を統合して、新たな広域的な上水道事業として再編成することで、持続可能な上水道事業の体制を構築していきます。 (4)市の財政力指数の改善。 市の財政力指数の改善を進めて財政の健全化に努め、将来へつながる財政基盤の安定化を図ります。 また、主要な事務事業について、計画から成果までを一連の流れとして捉え、一定の基準により評価を行い、その評価を次の計画や事務事業の見直し、予算編成などに反映させる仕組みを導入し、市民生活の向上という最終的な目標の達成につなげていきます。 6、「Society5.0」を見据えた「くらし改革、働き方改革」の推進。 ソサエティ5.0とは、さまざまなモノがネットワークを介してつながり、システム化されることで、新しい価値やサービスが次々と創出され、人々に豊かさをもたらす社会のことで、超スマート社会と言われています。 ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)を活用した自動翻訳による観光客への多言語対応、公共交通への自動運転の導入、インフラの維持管理など、技術革新による超スマート社会の進展とともに市民の生活が便利なものとなってきています。 本市においても、ソサエティ5.0を見据え、ICT(情報通信技術)の導入や、まちの仕組みのスマート化に積極的に取り組むことで、担い手不足や生活サービスの維持といった課題解決を図ります。 (1)スマート社会推進のためのアドバイザリーチームの立ち上げ。 まちの仕組みのスマート化のためには、社会課題を的確に把握し、それに対応する解決策を検討するとともに、解決策の実行のために必要な技術に対して、現在の水準と今後の発展の方向性を正しく理解する必要があります。 本市におけるスマート社会の推進を図るため、産学官によるアドバイザーからそれぞれの専門的知見に基づく提言をいただき、これを参考に、時代に即した効果的なまちづくり、市民サービスのあり方を検討します。 以上、2期目の市政運営のスタートに当たり、所信の一端を述べさせていただきました。 これらの取り組みでは、目的や効果を市民に説明する際のわかりやすさ、過程でのオープンな議論、実施に当たっては、やる気のある人との協働を基本としつつ、声なき声にも耳を傾け、市民の理解と協力を得て成果に結びつけていきたいと考えています。 河村瑞賢は、約350年前、酒田港を起点とする西廻り航路を整備し、酒田に繁栄をもたらしました。河村瑞賢が残した業績は、地域の人々の協力や関係者の献身的な支えがあってこそなし得たものと考えます。令和という新しい時代を迎え、私は、河村瑞賢のように人の和を大事にし、発想力と行動力で酒田市発展への礎を一つ一つ積み上げるべく職務に邁進する所存です。 結びに、市民の皆様、議員各位の御理解、御協力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げまして、今後4年間の市政運営に向けての所信とさせていただきます。 ありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報第18号平成30年度酒田市一般会計継続費精算報告について外35件 ○田中廣議長 日程第4、報第18号平成30年度酒田市一般会計継続費精算報告についてから、日程第39、議第141号地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構が達成すべき業務運営に関する目標を達成するための計画の変更の認可についてまでの議案36件を一括上程の上、議題といたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    △提案理由説明 ○田中廣議長 提案者の説明を求めます。 丸山市長。 (丸山 至市長 登壇) ◎丸山至市長 所信表明に続きまして、ただいま上程になりました議案の概要について御説明を申し上げます。 報第18号については、一般会計予算の継続事業である消防庁舎及び総合防災センター整備事業費、松山小学校改修事業費について、地方自治法施行令第145条第2項の規定により精算報告をするものであります。 報第19号については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、平成30年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類を監査委員の審査に付し、その意見をつけて議会に報告するものであります。 報第20号については、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の平成30年度における業務の実績に関して、地方独立行政法人法第28条第1項の規定により評価を行ったので、同条第5項の規定により議会に報告するものであります。 報第21号については、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の第3期中期目標期間終了時に見込まれる業務の実績について、地方独立行政法人法第28条第1項の規定により評価を行ったので、同条第5項の規定により議会に報告するものであります。 認第1号から認第10号までは、平成30年度の一般会計、7特別会計及び水道、下水道の各事業会計の決算の認定に係るものであります。 平成30年度は、総合計画に掲げた「賑わいも暮らしやすさも共に創る公益のまち酒田」の実現に向け、人口減少の抑制、市民所得の向上、酒田市に住み続けたいと思う市民をふやす、この三つを柱に全力を尽くしてまいりました。 それでは、平成30年度施政方針で掲げました7つの項目について、それぞれ取り組んだ事業につきまして主なものを申し上げます。 「未来を担う人材が豊富な酒田」については、東北公益文科大学の学生に卒業後本市に定住していただくため、これまで定住者10人に対し奨学金返還への支援を行い、平成30年度は新たに卒業生7人を認定しております。 また、小中学校9年間を見通した教育を推進するため、各中学校区における小中連携の実態調査を行いました。 文化芸術の推進については、文化芸術推進計画に沿ったさまざまな事業に取り組みました。 創造性豊かな子供たちの育成を図るため、ロシアを代表する文化芸術都市サンクトペテルブルク市の中高一貫教育校と酒田南高等学校との交流を行いました。 また、山居倉庫の国史跡指定を目指すため、調査委員会を開催するとともに、測量等の調査を行いました。 「地域経済が活性化し、「働きたい」がかなう酒田」については、産業振興まちづくりセンター(サンロク)が「つなぐ」拠点となり、地元企業、農林水産事業者等のニーズとシーズのマッチング案件をつくり、開業支援及び販路開拓等に取り組みました。 重要港湾酒田港については、コンテナ取扱貨物量は前年度を下回ったものの、歴代2位と堅調に推移しました。 庄内空港の利便性向上のために、LCC誘致の要望活動を行い、ことし8月1日の就航につなぐことができました。 高校生の地元就職への取り組みとしては、就職活動前の市内企業見学ツアー等の実施により、新規高卒者の県内への就職率は平成29年度を3ポイント上回りました。 農業分野では、首都圏での農産物PR及び大学生等への就農宣伝活動、新規就農者が農業経営を早期に確立するための支援を行うとともに、もうかる農業を実現するため、高収益作物を取り入れた複合経営の推進に対し支援を行いました。 林業では、林地台帳整備や松くい虫防除に取り組んだほか、地域材利活用の一環として浜田・若竹統合保育園に酒田産材の活用を進めております。 水産業では、「酒田船凍いか」を商標登録するとともに、「いかのまち酒田」にふさわしい水揚げ量を確保するために、従来からの段ボール箱購入補助金等に加え、陸電供給設備や荷揚げ用ベルトコンベア整備への支援を通して県外船の誘致を行いました。 「ファンが多く、移住者・定住者・観光客が増加する酒田」については、移住、定住に係るワンストップ相談窓口における丁寧な対応や移住を切り口とした本市のPR等が奏功し、「田舎暮らしの本」で本市が住みたい田舎の上位に入るなど、相談者数、移住者数の増加につながりました。 観光客を初めとする交流人口の拡大については、中華人民共和国大連市で海外初の北前船寄港地フォーラムを開催、本市への観光誘客をPRした結果、今年度の大連市旅行エージェントの来酒、観光商談会へとつながりました。 また、世界最大級のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ2018「SAKE部門」が本県で開催され、市内蔵元の最優秀酒蔵賞等の受賞は、地元の日本酒の水準が国際レベルであるとの気づきを与えてくれました。 東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン事業については、ニュージーランドトライアスロンチームの事前合宿誘致活動を積極的に進めた結果、今年度、本市が合宿地として正式決定されました。 外国クルーズ船の寄港は、高校生英語ボランティアや各種おもてなし活動が高い評価を得たことで、今後の展望に期待が持てるようになりました。 「暮らしと生きがいを共に創り、お互いが支えあう酒田」では、障がい者の社会参加を促進するため、カフェ「え~る」を市役所1階に開設しております。 保育環境充実のため、老朽化した浜田・若竹保育園を統合するための設計業務等の委託を行うとともに、八幡学童保育所の改修工事を行い、保育室等のスペースを拡張しました。 健康づくりの促進については、中町にぎわい健康プラザを拠点に、株式会社タニタヘルスリンクと連携した健康づくりプログラムを実施しました。 「地域のつながりと安全・安心にあふれた暮らしやすい酒田」では、亀ケ崎コミュニティ防災センター(仮称)の設計等の業務委託を行いました。 飛島地区では、コミュニティ機能を維持し、広範な分野への対応や島民意見の集約等を円滑に行うため、山形県、本市、地域が一体となったとびしま未来協議会が中心となり、地域づくりに取り組みました。 また、大沢地区、南部地区及び田沢地区では、地域課題の解決に向けた自主的な取り組みに対する支援を行いました。 「都市機能が強化され、賑わう酒田」については、(仮称)酒田市コミュニケーションポートの整備、開館に向けた事業調整、準備業務等を行うとともに、市街地再開発を行う事業者及び産業会館等の再開発を行う事業者に対して補助金を交付しました。 また、旧割烹小幡を活用するため、擁壁の安全性の調査を行いました。 市道矢流川大平線道路改良事業は、国の交付金の配分率の低下により進捗がおくれながらも、平成30年度で完了いたしました。 「行財政運営の方針」については、地域創生部の新設、行政経営課及びコミュニケーションポート開設準備室の新設により、効率的な組織体制を整えることができました。 実質収支は黒字ですが、実質単年度収支は3年連続で赤字となりましたので、次年度からはより財務指標を意識した予算運営を行ってまいります。予算編成により取り崩した財政調整基金は、繰越金確定により早期に復元することにしております。 平成30年度における施策の成果につきましては、主要な施策の成果報告書に詳細をまとめてございますので、御参照ください。 それでは、会計ごとに収支の概要を申し上げます。 認第1号一般会計歳入歳出決算については、歳入決算額545億5,564万2,124円、歳出決算額533億5,592万4,578円で、差し引き額は11億9,971万7,546円、翌年度に繰り越すべき財源1億1,695万5,344円を差し引いた実質収支は10億8,276万2,202円の黒字となっております。 また、認第2号風力発電事業特別会計から認第8号駐車場事業特別会計までの7つの特別会計の実質収支は、黒字または収支ゼロとなっております。 財政健全化法に基づく健全化判断比率等の指標については、酒田地区広域行政組合の本市償還負担が終了したこと等により、実質公債費比率は0.7ポイント、将来負担比率は8.1ポイント、それぞれ改善しております。 なお、一般会計と特別会計につきましては、会計管理者から後ほど、そして水道及び下水道事業会計につきましても、後ほど上下水道事業管理者から御説明申し上げます。 次に、一般会計及び特別会計の補正予算案、その他の議案について御説明申し上げます。 議第120号については、一般会計予算を11億6,884万1,000円増額し、予算総額を538億981万9,000円とするものであります。 このたびの補正は、主に補助内示及び事業執行に伴うものであります。 主な歳出内容について申し上げます。 総務費では、繰越金を活用し、財政調整基金及び市債管理基金へ積み立てするものであります。また、申し込みの増が見込まれることから、ふるさと納税推進事業費を増額しております。 民生費では、国の要綱改正により補助単価が改定されたことから、放課後児童健全化育成事業費に係る委託料を増額しております。 衛生費では、酒田地区広域行政組合のごみ焼却施設基幹的設備改良工事に係る補助対象外経費の調整により分賦金を増額しております。 農林水産業費では、県道拡幅により道路用地となるやまもと農村センター敷地内の支障物件の移転経費を新たに計上し、また県事業の内示に伴い、土地改良負担事業費を増額しております。 商工費では、新たな利用が見込まれている中小企業融資資金貸付事業費を増額しております。 土木費では、社会資本整備総合交付金等の内示に伴い、舗装改修事業費、側溝整備事業費、市道錦町坂野辺新田線外道路改良事業費及び除雪機械整備事業費をそれぞれ減額しております。 教育費では、外国籍の中学生への日本語講師の派遣回数の増加等に伴い、日本語指導講師等派遣事業費を増額しております。 以上が歳出の主な内容でありますが、これに充当する財源といたしましては、県支出金、寄附金、繰越金、諸収入及び市債をそれぞれ増額し、分担金及び負担金、国庫支出金をそれぞれ減額しております。 債務負担行為補正については、(仮称)酒田市コミュニケーションポート及び八幡分館・松山分館・ひらた図書センターの管理に関する包括協定ほか2件を追加するものであります。 地方債補正については、総務事業費ほか2件の限度額を変更するものであります。 議第121号については、国民健康保険特別会計予算を4億652万5,000円増額し、予算総額を113億20万6,000円とするものであります。 このたびの補正は、前年度繰越金の確定に伴うもので、歳出では基金積立金を、歳入では繰越金を増額しております。 議第122号については、後期高齢者医療事業特別会計予算の歳入予算の一部を補正し、予算総額を補正前と同額とするものであります。 このたびの補正は、前年度繰越金の確定に伴うもので、歳入の繰越金を増額し、繰入金を減額しております。 議第123号については、介護保険特別会計予算を3億2,895万円増額し、予算総額を129億3,854万1,000円とするものであります。 このたびの補正は、事業精算に伴う支払基金への償還及び前年度繰越金の確定によるもので、歳出では基金積立金及び諸支出金を、歳入では支払基金交付金及び繰越金をそれぞれ増額しております。 議第124号については、駐車場事業特別会計予算を433万円増額し、予算総額を3,500万6,000円とするものであります。 このたびの補正は、前年度繰越金の確定に伴うもので、歳出では基金積立金を、歳入では繰越金を増額しております。 議第125号については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、関係条例を整理するものであります。 議第126号については、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員制度に関する関係条例を整備するものであります。 議第127号については、福祉乗合バスの運行日を改めるため、所要の改正を行うものであります。 議第128号については、住民基本台帳法施行令の一部改正に伴い、印鑑登録証明書等に旧氏事項を追加するとともに、性別の記載を削除するため、所要の改正を行うものであります。 議第129号については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部改正に伴い、市が設置する一般廃棄物処理施設の技術管理者の資格要件について、所要の改正を行うものであります。 議第130号については、水道法施行令の一部改正に伴い、条文を整備するものであります。 議第131号については、建築物及び工作物の確認申請及び完了検査申請の手数料の額を改定するため、所要の改正を行うものであります。 議第132号については、水道法及び水道法施行令の一部改正に伴い、指定給水装置工事事業者指定更新手数料を定め、指定給水装置工事事業者の新規の指定手数料を改定するなど、所要の改正を行うものであります。 議第133号については、水道法施行令及び水道法施行規則の一部改正に伴い、布設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件について、所要の改正を行うものであります。 議第134号については、(仮称)酒田市コミュニケーションポート並びに(仮称)酒田市立ライブラリーセンターの八幡分館、松山分館及びひらた図書センターの指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものであります。 議第135号については、株式会社日情システムソリューションズと物品の取得契約を締結したウインドウズ10ライセンスについて、消費税率の引き上げに伴い契約金額を変更するため、議会の議決を求めるものであります。 議第136号については、浜田・若竹統合保育園(仮称)建設工事の構造材等木材を購入するものであり、入札の結果、株式会社阿部製材所から2,860万円で取得するものであります。 議第137号については、株式会社エス・アイ・シーの事業用地として、酒田京田西工業団地の土地の一部を5,890万円で売り払うため、議会の議決を求めるものであります。 議第138号については、日本キャタピラー合同会社酒田営業所と物品の取得契約を締結した除雪ドーザについて、消費税率の引き上げに伴い契約金額を変更するため、議会の議決を求めるものであります。 議第139号については、令和元年度市道錦町坂野辺新田線外道路改良工事(その1)において、入札の結果、大井建設株式会社と2億1,560万円で請負契約を締結するものであります。 議第140号については、平成30年度酒田市水道事業会計において、未処分利益剰余金を建設改良積立金に積み立てるほか、資本金に組み入れるため、議会の議決を求めるものであります。 議第141号については、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構が達成すべき業務運営に関する目標を達成するための計画の変更を認可することについて、地方独立行政法人法第83条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ○田中廣議長 次に、会計管理者。 (熊谷 智会計管理者兼出納課長 登壇) ◎熊谷智会計管理者兼出納課長 私からは、一般会計と特別会計の平成30年度決算の概要について補足説明申し上げます。 認第1号一般会計歳入歳出決算については、先ほど市長から説明申し上げました内容と繰り返しとなりますけれども、歳入決算額545億5,564万2,124円、歳出決算額533億5,592万4,578円で、差し引き額は11億9,971万7,546円、翌年度に繰り越すべき財源1億1,695万5,344円を差し引いた実質収支は10億8,276万2,202円の黒字となっております。 次に、特別会計の平成30年度決算の概要について。 認第2号風力発電事業特別会計歳入歳出決算については、歳入歳出ともに決算額10億8,563万6,244円となっております。 歳入は、市債10億6,920万円が主なものであります。 歳出は、風力発電事業費10億8,563万6,244円であり、令和3年初頭の運転開始に向けて、発電所建設工事を発注するとともに、維持管理の拠点となる風力発電管理施設を建設しました。 認第3号交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額2,169万4,935円、歳出決算額2,015万8,239円で、差し引き額153万6,696円は令和元年度の一般会計へ繰り越すものであります。 なお、本決算をもって同会計は廃止となります。 認第4号定期航路事業特別会計歳入歳出決算については、歳入歳出ともに決算額3億817万6,694円となっております。 歳入では、事業収入6,376万6,646円、国庫支出金9,161万227円、一般会計繰入金1億3,048万416円が主なものであります。 歳出は、定期航路費2億498万3,206円、公債費1億319万3,488円であります。 年間の乗客数は2万4,378人と、前年度より1,595人、7%増加しております。 認第5号国民健康保険特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額116億4,437万5,584円、歳出決算額112億3,784万7,833円で、差し引き額4億652万7,751円を令和元年度に繰り越すものであります。 歳入では、国民健康保険税22億3,199万6,233円、県支出金76億4,961万300円が主なものであります。 歳出では、保険給付費74億8,077万4,814円、国民健康保険事業費納付金25億7,823万6,841円が主なものであります。 平成30年度の平均被保険者数は2万2,871人、平均世帯数は1万4,562世帯となっております。 認第6号後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額12億7,809万1,774円、歳出決算額12億7,373万6,262円で、差し引き額435万5,512円を令和元年度に繰り越すものであります。 歳入では、後期高齢者医療保険料8億7,276万7,695円、一般会計繰入金3億9,180万1,159円が主なものであります。 歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金12億6,017万3,157円が主なものであります。 平成30年度末の被保険者数は1万9,042人となっております。 認第7号介護保険特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額128億9,531万7,071円、歳出決算額125億7,567万871円で、差し引き額3億1,964万6,200円を令和元年度に繰り越すものであります。 歳入では、介護保険料27億5,585万8,709円、国庫支出金31億9,498万8,601円、支払基金交付金31億6,496万6,000円が主なものであります。 歳出では、保険給付費114億6,328万9,107円が主なものであります。 平成30年度末の要介護認定者数は6,950人となっております。 認第8号駐車場事業特別会計歳入歳出決算については、歳入決算額3,226万1,914円、歳出決算額2,793万100円で、差し引き額433万1,814円を令和元年度に繰り越すものであります。 歳入では、事業収入2,912万3,816円が主なものであります。 歳出は、駐車場費2,535万5,100円、基金積立金257万5,000円であります。 月決め利用も含めた年間の中央地下駐車場利用台数は3万4,953台、前年度に比べ6,292台、15%の減、中町にぎわい健康プラザ駐車場の利用台数は3万9,817台、前年度に比べ3,960台、11%の増でした。 以上が特別会計の平成30年度決算の概要でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ○田中廣議長 上下水道事業管理者。 (須田 聡上下水道事業管理者 登壇) ◎須田聡上下水道事業管理者 私からは、認第9号水道事業会計決算及び認第10号下水道事業会計決算につきまして補足説明申し上げます。 認第9号水道事業会計決算については、収益的収入が30億6,072万738円、収益的支出は24億9,808万5,031円で、差し引き5億6,263万5,707円となり、消費税及び地方消費税を控除した当年度純利益は5億2,118万261円となっております。 資本的収入及び支出では、国庫補助金等の収入8,580万2,894円に対して、建設改良費と企業債償還金の支出は13億1,014万8,603円で、差し引き不足額12億2,434万5,709円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金で補填しております。 認第10号下水道事業会計決算については、収益的収入が49億6,712万420円、収益的支出は48億9,866万153円で、差し引き6,846万267円となり、消費税及び地方消費税を控除した当年度純利益は1,637万3,161円となっております。 資本的収入及び支出では、企業債等の収入14億7,092万1,831円に対し、建設改良費と企業債償還金の支出は37億1,774万4,764円で、差し引き不足額22億4,682万2,933円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填しております。 以上が水道事業会計及び下水道事業会計の平成30年度決算の概要でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △監査委員の審査意見説明 ○田中廣議長 次に、認第1号から認第10号まで、監査委員の審査意見の説明を求めます。 監査委員。 (加藤 裕監査委員 登壇) ◎加藤裕監査委員 それでは、平成30年度酒田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市水道事業会計下水道事業会計決算について審査いたしましたので、その結果を申し上げます。 まず初めに、平成30年度酒田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算についてですが、決算審査意見書の1ページをお開き願います。 第1、審査の対象ですけれども、平成30年度酒田市一般会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市風力発電事業特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市定期航路事業特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市介護保険特別会計歳入歳出決算、平成30年度酒田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算、各会計歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況であります。 第2、審査の期間は、令和元年7月5日から令和元年8月26日までです。 第3、審査の方法は、令和元年7月5日付をもって酒田市長から審査に付された平成30年度一般会計・特別会計歳入歳出決算、同事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書並びに基金の運用状況について、法令に従って処理されているか、計数が正確であるか、予算の執行が適正であるかについて、関係書類と照合審査するとともに、関係職員の説明を聴取して審査を行いました。 第4、審査の結果は、審査に付された平成30年度一般会計・特別会計歳入歳出決算及びその他政令で定める書類は、関係法令に準拠して作成されており、計数も会計帳簿、証書類等と照合した結果、おおむね正確でありました。 なお、予算執行については、おおむね適正であると認めたところです。 各基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、その運用状況について、おおむね適正であると認めました。 2ページ以降に審査の概要、67、68ページに審査意見を記載しておりますので、御参照願います。 続きまして、平成30年度酒田市水道事業会計下水道事業会計決算についてですが、決算審査意見書の1ページをお開き願います。 第1、審査の対象ですが、平成30年度酒田市水道事業決算報告書、同じく酒田市水道事業損益計算書、同じく酒田市水道事業剰余金計算書、同じく酒田市水道事業剰余金処分計算書、同じく酒田市水道事業貸借対照表、同じく酒田市水道事業決算附属書類、平成30年度酒田市下水道事業決算報告書、同じく酒田市下水道事業損益計算書、同じく酒田市下水道事業剰余金計算書、同じく酒田市下水道事業欠損金処理計算書、同じく酒田市下水道事業貸借対照表、同じく酒田市下水道事業決算附属書類であります。 第2、審査の期間は、令和元年6月10日から令和元年8月8日までです。 第3、審査の方法は、令和元年6月10日付をもって酒田市長から地方公営企業法第30条第2項の規定により審査に付された決算書及び決算附属書類が、地方公営企業関係法令及び各事業の会計規程に準拠して作成され、かつ経営成績及び財政状態を正確に表示しているか否かについて、関係帳票の提出を求めるとともに、関係職員の説明を聴取しました。 第4、審査の結果は、水道事業会計の審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業関係法令及び水道事業の会計規程に準拠して作成され、計数についてはおおむね正確であると認められました。 下水道事業会計の審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業関係法令及び下水道事業の会計規程に準拠して作成され、計数についてはおおむね正確であると認められました。 各事業運営の状況については、次の分析のとおりであります。 なお、水道事業決算の審査意見は29ページ、下水道事業決算の審査意見は53ページに記載しておりますので、御参照を願います。 以上で決算審査の説明とさせていただきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △延会 ○田中廣議長 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中廣議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。 なお、次の本会議は10月2日午前10時より再開いたします。 御苦労さまでした。   午前11時12分 延会...