○
菅井儀一議長 次に、日程第15について、
経済常任委員会委員長、29番、
後藤孝也議員。 (
後藤孝也経済常任委員会委員長 登壇)
◆
後藤孝也経済常任委員会委員長 経済常任委員会に付託されました議案1件につきましては、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第39条第1項の規定により御報告いたします。 議案番号、議第88号。件名、請負契約の締結について(
定期船建造工事)。審査年月日、平成20年6月17日。審査の結果、原案可決であります。 決定の理由、本案は、酒田・勝浦航路の
定期船建造工事の請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものであり、原案を妥当と認め可決すべきものと決定いたしました。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
-------------------
△
予算特別委員会委員長報告
○
菅井儀一議長 次に、日程第16から日程第19について、
予算特別委員会委員長、10番、
門田克己議員。 (
門田克己予算特別委員会委員長 登壇)
◆
門田克己予算特別委員会委員長 予算特別委員会に付託されました議案4件につきましては、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第39条第1項の規定により御報告を申し上げます。 議案番号、件名、審査年月日、審査の結果、決定の理由の順に申し上げます。 議第73号平成20年度酒田市
一般会計補正予算(第1号)。平成20年6月18日。原案可決であります。 本案は、4億4,567万5,000円増額し、予算総額を454億9,567万5,000円とするものである。 今回の補正は、
公的資金補償金免除繰上償還や合併補助金を初めとする
補助事業内示に伴うものが主なものである。 歳出の主なものは、
公的資金補償金免除繰上償還による元金償還額の増額、合併補助金の活用による
公用車購入経費や都市公園などの下水道切りかえ事業の新たな計上、県の制度改正に対応した
乳幼児医療給付の所得制限緩和による事業費の増額、
営農活動事業実施団体数の増加による農地・水・
環境保全向上対策事業の増額、助成事業の内示による
コミュニティ助成金の新たな計上である。 これに充当する財源としては、国庫支出金、諸収入、市債などを増額するものである。また、
地方道路譲与税、
自動車取得税交付金の暫定税率廃止による4月分の影響額を減額するものであり、原案を妥当と認め可決すべきものと決定いたしました。 議第74号平成20年度酒田市
八幡簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)。平成20年6月18日。原案可決であります。 本案は、歳入予算の一部を補正し、予算総額を補正前と同額とするものである。 今回の補正は、当初予算で歳出計上している
八幡簡易水道法適用化整備事業への合併補助金の内示見込みに伴うもので、歳入で国庫支出金を増額し、
一般会計繰入金を減額するものであり、原案を妥当と認め可決すべきものと決定いたしました。 議第75号平成20年度酒田市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)。平成20年6月18日。原案可決であります。 本案は、12億5,504万1,000円増額し、予算総額を83億9,250万9,000円とするものである。 今回の補正は、
公的資金補償金免除繰上償還に伴う元金償還金の増額及び
合流浸水対策事業の組み替えに伴うものなどで、歳入では市債を増額し、
一般会計繰入金を減額するものであり、原案を妥当と認め可決すべきものと決定いたしました。 議第76号平成20年度酒田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)。平成20年6月18日。原案可決であります。 本案は、1億248万9,000円増額し、予算総額を13億4,023万3,000円とするものである。 今回の補正は、
公的資金補償金免除繰上償還に伴う元金償還額の増額計上などで、歳入では市債を増額し、
一般会計繰入金を減額するものであり、原案を妥当と認め可決すべきものと決定いたしました。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
○
菅井儀一議長 これより各
常任委員会委員長及び
予算特別委員会委員長の報告に対し、質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 ないようですので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△討論
○
菅井儀一議長 これより討論を行います。 通告がありますので、発言を許します。
-------------------
△
市原栄子議員討論
○
菅井儀一議長 2番、
市原栄子議員。 (2番
市原栄子議員 登壇)
◆2番(
市原栄子議員)
日本共産党酒田市議会議員団を代表して、議第77号酒田市税条例の一部改正についてと議第81号酒田市
国民健康保険税条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。 まず、議第77号について、今回の公的年金からの住民税の引き去りについて、総務省は年金受給者の利便性の向上を言っています。しかし、4月からは、
後期高齢者医療保険料、
国民健康保険税が特別徴収の対象になっております。しかし、この中で、市民からは便利になったという声ではなく、今までの生活設計が狂ってしまう、なぜ年金から引き去るのか、といった声が上がっています。さらに、
後期高齢者医療制度では、年金からの引き去りに国民からの怒りの声がわき上がり、見直しが議論されているところです。 本来、納税方法については納税者の自主的な意思に基づくものであって、今回の改変は、利便性の向上の名のもとに一方的に国からの法の改変を納税者に押しつけるものであり、認めるわけにはいきません。 よって、議第77号酒田市税条例の一部改正について反対いたします。 次に、議第81号です。 私たちは、
後期高齢者医療制度について、そもそも医療費削減のための
高齢者差別法であり、75歳以上の人口がふえたり医療給付費がふえることによって自動的に値上がりする制度になっている。さらに、世代間の負担の公平などと言って、あたかもこの制度が現役世代の負担軽減になるかのように言っておりますが、現役世代の新たな負担増にも結びつくものであり、この制度自体廃止すべきと考えております。 今回の条例に、その
後期高齢者医療制度に対する国保税からの支援金が盛り込まれていることは認めることができません。また、いろいろな軽減措置が盛り込まれておりますが、世帯によっては負担増もあること、軽減措置に対して国からの財政措置がなく、市国保財政を圧迫することにも問題があります。 よって、議第81号酒田市
国民健康保険税条例の一部改正について反対いたします。 以上で反対討論を終わります。
○
菅井儀一議長 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○
菅井儀一議長 これより採決を行います。 初めに、日程第1、報第11号専決事項の報告について(酒田市税条例の一部改正)及び日程第2、報第12号専決事項の報告について(酒田市
都市計画税条例の一部改正)の2件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 報第11号及び報第12号の2件は、
総務常任委員会委員長の報告は承認であります。
総務常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、報第11号及び報第12号の2件は
総務常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第3、議第77号酒田市税条例の一部改正についてを起立により採決いたします。 お諮りいたします。 議第77号は、
総務常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
総務常任委員会委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
菅井儀一議長 起立多数であります。 よって、議第77号は
総務常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第4、議第78号酒田市
都市計画税条例の一部改正についてから日程第8、議第89号物品の取得について(パーソナル・コンピュータ)までの5件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 議第78号から議第80号まで、議第83号及び議第89号の5件は、
総務常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
総務常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議第78号から議第80号まで、議第83号及び議第89号の5件は
総務常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第9、議第81号酒田市
国民健康保険税条例の一部改正についてを起立により採決いたします。 お諮りいたします。 議第81号は、
民生常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
民生常任委員会委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
菅井儀一議長 起立多数であります。 よって、議第81号は
民生常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第10、議第82号酒田市
美観保護条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 議第82号は、
民生常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
民生常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議第82号は
民生常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第11、議第84
号建設工事委託協定の締結について(酒田市
公共下水道酒田終末処理場の
建設工事委託(
水処理施設増設))から日程第14、議第87号
酒田市道路線の変更についてまでの4件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 議第84号から議第87号までの4件は、
建設常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
建設常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議第84号から議第87号までの4件は
建設常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第15、議第88号請負契約の締結について(
定期船建造工事)を採決いたします。 お諮りいたします。 議第88号は、
経済常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
経済常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議第88号は
経済常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第16、議第73号平成20年度酒田市
一般会計補正予算(第1号)から日程第19、議第76号平成20年度酒田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)までの4件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 議第73号から議第76号までの4件は、
予算特別委員会委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議第73号から議第76号までの4件は
予算特別委員会委員長の報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△諮第1号
人権擁護委員の候補者の推薦について
○
菅井儀一議長 次に、日程第20、諮第1号
人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△市長提案理由説明
○
菅井儀一議長 提案者の説明を求めます。 阿部市長。 (阿部寿一市長 登壇)
◎阿部寿一市長 ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 諮第1号については、
人権擁護委員高橋馨は、平成20年9月30日に任期満了となりますので、その後任に酒田市北新橋一丁目7番地の5、茂木章、昭和19年2月14日生まれを
人権擁護委員の候補者として推薦するため、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
○
菅井儀一議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮第1号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、諮第1号については、委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 ないようですので、質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 ないようですので、討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○
菅井儀一議長 これより採決を行います。 お諮りいたします。 諮第1号
人権擁護委員の候補者の推薦については、これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、諮第1号は、これに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△請願第1号教育予算の拡充を求める意見書の採択に関する請願外3件
○
菅井儀一議長 次に、日程第21、請願第1号教育予算の拡充を求める意見書の採択に関する請願から日程第24、請願第4号
WTO農業交渉並びに
ミニマムアクセス米輸入停止に関する請願までの4件を一括議題といたします。 各
常任委員会委員長から、常任委員会における審査の経過並びに結果について報告を求めます。
-------------------
△
総務常任委員会委員長報告
○
菅井儀一議長 初めに、日程第21について、
総務常任委員会委員長、17番、堀豊明議員。 (堀
豊明総務常任委員会委員長 登壇)
◆
堀豊明総務常任委員会委員長 総務常任委員会に付託されました請願1件につきましては、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第39条第1項の規定により御報告申し上げます。 受理番号、請願第1号。件名、教育予算の拡充を求める意見書の採択に関する請願。審査年月日、平成20年6月17日。審査の結果、採択であります。 意見、子供たちに豊かな教育を保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要である。現在、多くの都道府県できめ細かな対応ができる少人数教育が実施され、大変有益だとされている。しかし、義務教育費国庫負担金の負担割合の縮小や厳しい地方財政の状況等から、少人数教育の推進には限界があり、教育条件の地域間格差も広がりつつある。自治体の財政力や保護者の所得の違いにより、教育水準に差があってはならない。 教育は未来への先行投資であり、子供たちはどこに生まれ育ったとしても、ひとしく良質な教育を受ける権利がある。そのため、国全体として教育予算を確保・充実させる必要がある。 ついては、教職員定数改善計画の策定、義務教育費国庫負担制度の堅持と教職員の人材確保のための財源確保・拡充、地方交付税を含む国の予算の拡充について、国の関係機関に意見書を提出されたいという願意妥当であります。 措置、①国会に意見書提出、②政府関係機関に意見書提出であります。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
-------------------
△
民生常任委員会委員長報告
○
菅井儀一議長 次に、日程第22について、
民生常任委員会委員長、18番、
高橋千代夫議員。 (高橋千代夫
民生常任委員会委員長 登壇)
◆高橋千代夫
民生常任委員会委員長
民生常任委員会に付託されました請願1件につきましては、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第39条第1項の規定により御報告申し上げます。 受理番号、請願第2号。件名、
後期高齢者医療制度についての請願。審査年月日、平成20年6月17日。審査の結果、不採択であります。 意見、本年4月1日から始まった
後期高齢者医療制度には、高齢者を初め多くの国民の怒りが集中している。これは、この制度が単なる負担増をもたらすだけでなく、高齢者を世代から切り離すとともに医療サービスを制限し、高齢者に疎外感を与えるものとなっているからであり、また、憲法に保障された生存権や基本的人権をも踏みにじるものであるからである。 ついては、高齢者が安心して医療を受けられるよう、制度を撤廃するよう国に意見書を提出されたいというものであるが、将来にわたって持続可能な医療制度とするには、その時代背景により制度を変えるとともに負担のあり方を明確にしていかなければならない。
後期高齢者医療制度はそのような考えのもとにつくられた制度であり、今後は不備なところは手直しをしながら、国民生活の根幹にかかわるこの制度は持続していくべきであるなどの疑義が出され、起立採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
-------------------
△
経済常任委員会委員長報告
○
菅井儀一議長 次に、日程第23及び日程第24について、
経済常任委員会委員長、29番、
後藤孝也議員。 (
後藤孝也経済常任委員会委員長 登壇)
◆
後藤孝也経済常任委員会委員長 経済常任委員会に付託されました請願2件につきましては、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第39条第1項の規定により御報告申し上げます。 受理番号、件名、審査年月日、審査の結果、意見、措置の順に申し上げます。 請願第3号
ミニマムアクセス米の輸入停止を求める請願。平成20年6月17日。採択であります。 地球の気候変動による生産の不安定化、人口の増加に伴う需要の急増、バイオ燃料とされるトウモロコシの爆発的な需要の増加などが食糧価格高騰の原因になっている。また、
ミニマムアクセス米が毎年77万トン輸入されている一方で、国内では米の生産調整が拡大・強化されている。 ついては、食糧価格が高騰している現状においては、
ミニマムアクセス米の輸入を停止すること、
ミニマムアクセス制度の見直しをWTO交渉の場で強力に働きかけることについて、政府関係機関に意見書を提出されたいという願意妥当であります。 政府関係機関に意見書提出であります。 請願第4号
WTO農業交渉並びに
ミニマムアクセス米輸入停止に関する請願。平成20年6月17日。採択であります。 食料需給の逼迫、地球温暖化など食と農をめぐる環境変化が世界的規模で進む中、国内生産を基本とした食料安全保障の確立は、食料自給率が著しく低い我が国にとって極めて重要かつ切実な課題である。こうした中で、我が国においては米の生産調整を強化し、一方では
ミニマムアクセス米を輸入している。 ついては、我が国農業が今後とも持続的に発展し、消費者に安全と安心を提供していけるように、食料主権を可能とする農業モダリティを確立すること、食料安全保障を強化する公平・公正な貿易ルールを確立すること、国内農業を壊滅させる上限関税を阻止すること、国内における十分な数の重要品目とその取り扱いの柔軟性を確保すること、
ミニマムアクセス米の輸入を停止することについて、国に対して意見書を提出されたいという願意妥当であります。 政府関係機関に意見書提出であります。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
○
菅井儀一議長 これより各
常任委員会委員長の報告に対し、質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 ないようですので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△討論
○
菅井儀一議長 これより討論を行います。 通告がありますので、発言を許します。
-------------------
△斎藤周議員討論
○
菅井儀一議長 1番、斎藤周議員。 (1番 斎藤 周議員 登壇)
◆1番(斎藤周議員) ただいま議題となっています請願第2号
後期高齢者医療制度についての請願について、
民生常任委員会委員長の報告は不採択というものでしたが、請願採択に賛成の立場で討論を行います。 4月から実施された
後期高齢者医療制度に対する不満の声が市民の間で多く聞かれます。請願書にもありますが、生活保護を除くすべての75歳以上の高齢者から保険料を基本的に年金から天引きされたことで、生活していけないという声、診療内容も75歳で区切り、別建ての診療報酬を設定したことに対して、自分たちは差別されているようだという声であり、山形県医師会はかかりつけ医は行わないことを表明しています。 先日の国会の参考人質疑で、茨城県医師会長の原中氏と前連合会長の笹森氏がそれぞれ意見を述べていました。原中氏は、「現場を知らない人たちがただ医療費抑制のためにしたことが、どれほど国民の心を傷つけているか反省してほしい。定額制を採用すると、老人の検査、さらに治療の薬も制限しなくてはならなくなる。この制度は、保険料は高くするが医療を制限するしかない。だから早くなくすべき」と述べ、笹森氏も、「この制度を撤廃して今までの老人保健制度に戻せという野党の主張は無責任ではない。老人保健制度も問題がなかったわけではないが、このままやり続けることのほうがよっぽど無責任だ。老人保健制度に一度戻すべきだ」と述べていました。 直近の国民の声が反映されているのは、昨年参議院議員選挙の結果を受けた今の参議院であります。その参議院で
後期高齢者医療制度の廃止法案が可決されました。まさしく直近の国民の民意でありますし、先日の沖縄県議選で自公が過半数割れをしました。米軍基地問題という特別な事情もあるようですが、マスコミは、
後期高齢者医療制度が影響したと報道しています。まさしく今の民意であります。 このままこの制度を続けていけば、2年後の見直しで75歳以上の高齢者人口がふえたり医療給付費がふえたりすれば自動的に保険料が値上がりすることは明白であり、また診療報酬を別建てすることによる医療サービスの制限が蔓延する可能性があり、請願でも指摘しているように、憲法に保障している生存権も基本的人権も踏みにじられることとなるため、制度を見直すよりも制度そのものを廃止すべきだと考えます。 最後に、私たち政治家の大先輩である野中広務元官房長官と中曽根康弘元首相が最近のテレビ番組で、
後期高齢者医療制度の根幹に対する怒りが政治的立場を超えて広がっているとして、「銭勘定だけで人間としての尊厳を認めていない」、あるいは「至急これはもとに戻して新しくもう一度考え直す、そういう姿勢をはっきり早くとる必要がある」と言明しています。私たちはこの2人の言葉を真摯に受けとめ、政治的立場を超えてこの制度を廃止する意思を今こそ示す必要があるのではないでしょうか。 「こんな内容だったら反対した」と言う自民党の国会議員がいるように、内容もよく知らないままに強行採決された制度だということを最後に申し上げて賛成討論を終わります。
○
菅井儀一議長 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○
菅井儀一議長 これより採決いたします。 初めに、日程第1、請願第1号教育予算の拡充を求める意見書の採択に関する請願を採決いたします。 お諮りいたします。 請願第1号は、
総務常任委員会委員長の報告は採択であります。
総務常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、請願第1号は、
総務常任委員会委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第22、請願第2号
後期高齢者医療制度についての請願を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 請願第2号は、
民生常任委員会委員長の報告は不採択であります。請願第2号
後期高齢者医療制度についての請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
菅井儀一議長 起立少数であります。 よって、請願第2号は不採択と決しました。 次に、日程第23、請願第3号
ミニマムアクセス米の輸入停止を求める請願及び日程第24、請願第4号
WTO農業交渉並びに
ミニマムアクセス米輸入停止に関する請願の2件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 請願第3号及び請願第4号の2件は、
経済常任委員会委員長の報告は採択であります。
経済常任委員会委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、請願第3号及び請願第4号の2件は
経済常任委員会委員長の報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△議会第2号教育予算の拡充を求める意見書について外1件
○
菅井儀一議長 次に、日程第25、議会第2号教育予算の拡充を求める意見書について及び日程第26、議会第3号食料安全保障の確立と
ミニマムアクセス制度の見直し等を求める意見書についての2件を一括議題といたします。 発議者の説明を求めます。 初めに、17番、堀豊明議員。 (17番 堀 豊明議員 登壇)
◆17番(堀豊明議員) ただいま議題となっております議会第2号の意見書について御提案申し上げます。 議会第2号教育予算の拡充を求める意見書について。 教育予算の拡充を求めることについて、別紙のとおり国会及び政府関係機関に意見書を提出するものとする。 平成20年6月20日提出。 発議者は、酒田市議会議員、堀豊明、同じく佐藤忠智。賛成者は、酒田市議会議員、斎藤周、同じく渋谷廣、同じく荒生令悦、同じく佐藤丈晴、同じく石黒覚、同じく兵田藤吉であります。 教育予算の拡充を求める意見書。 子どもたちに豊かな教育を保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことであります。 現在、多くの都道府県で、児童生徒の実態に応じた少人数教育が実施されており、保護者や子どもたちからは大変有益であるとされています。 しかし、義務教育費国庫負担金の負担割合が縮小されたことや地方交付税削減の影響、厳しい地方財政の状況などから、学校施設などを含めて教育環境の整備は厳しい状況となっております。自治体の財政力や保護者の経済力の違いによって、子どもたちが受ける教育水準に格差が生じてはならないのであります。 教育は未来への先行投資であり、子どもたちはどこに生まれ育ったとしても、等しく良質な教育が受けられなければなりません。そのため、教育予算を国全体として、しっかりと確保・充実させる必要があります。 つきましては、教育予算の拡充のため、下記の事項を実現されますよう強く要望いたします。 記。 1、きめ細かい教育の実現のため、教職員定数の改善計画を策定・実施すること。 2、義務教育費国庫負担制度を堅持するとともに、教職員の人材確保のための財源確保・拡充に努めること。 3、学校施設整備費、就学援助・奨学金など教育予算の充実のため、地方交付税を含む国の予算を拡充すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 あて先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣であります。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
○
菅井儀一議長 次に、29番、
後藤孝也議員。 (29番
後藤孝也議員 登壇)
◆29番(
後藤孝也議員) ただいま議題となっております議会第3号の意見書について御提案申し上げます。 議会第3号食料安全保障の確立と
ミニマムアクセス制度の見直し等を求める意見書について。 食料安全保障の確立と
ミニマムアクセス制度の見直し等を求めることについて、別紙のとおり政府関係機関に意見書を提出するものとする。 平成20年6月20日提出。 発議者は、酒田市議会議員、後藤孝也、同じく門田克己。賛成者は、酒田市議会議員、小松原俊、同じく毛屋実、同じく千葉衛、同じく橋本明宗、同じく富樫幸宏であります。 食料安全保障の確立と
ミニマムアクセス制度の見直し等を求める意見書。 昨今、国内では輸入食料の安全性への疑念や食品偽装事件を契機として、食の安全・安心を求める声が一層高まり、今日では食そのものへの関心が強いものとなっております。 また、地球温暖化など食と農をめぐる環境変化が世界的規模で進み、穀物需給の迫に伴い食料価格が高騰している現状にあります。 こうした状況の中で、食料自給率が極めて低いわが国にとっては、国内生産を基本とし食料自給率向上に向け食料安全保障を確立することは、極めて重要かつ切実な課題であります。 国際的に米をはじめ穀物需給が迫し、食料価格が高騰しているという事態においては
ミニマムアクセス制度等を見直し、わが国農業が今後とも持続的に発展し、消費者に安全と安心を提供し続ける必要があります。 よって、わが国の食料安全保障の確立に向け、次の事項を実現されますよう強く要望いたします。 記。 1、食料輸入国における食料主権を可能とする農業モダリティを確立すること。 2、食料安全保障を強化する公平・公正な貿易ルールを確立すること。 3、国内農業に壊滅的な打撃を与える恐れのある上限関税の導入を阻止すること。 4、国内における十分な数の重要品目を確保し、特別セーフガードを堅持すること。 5、WTO交渉において
ミニマムアクセス制度の見直しを働きかけること。 6、義務的な
ミニマムアクセス米の輸入を停止すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 あて先は、内閣総理大臣、農林水産大臣、外務大臣、経済産業大臣であります。 以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
○
菅井儀一議長 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議会第2号及び議会第3号の2件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議会第2号及び議会第3号の2件は、委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑を行います。 (「なし」呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 ないようですので、質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 (「なし」呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 ないようですので、討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○
菅井儀一議長 これより採決いたします。 初めに、日程第25、議会第2号教育予算の拡充を求める意見書についてを採決いたします。 お諮りいたします。 議会第2号は原案のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議会第2号は原案のとおり決しました。 次に、日程第26、議会第3号食料安全保障の確立と
ミニマムアクセス制度の見直し等を求める意見書についてを採決いたします。 お諮りいたします。 議会第3号は原案のとおり決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
菅井儀一議長 御異議なしと認めます。 よって、議会第3号は原案のとおり決しました。 ただいま可決されました意見書についての事後の処理は議長に御一任願います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△散会
○
菅井儀一議長 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 なお、次の本会議は6月23日午前10時から再開いたします。 御苦労さまでした。 午前11時3分 散会...