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鶴岡市議会
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2019-12-19
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12月19日-05号
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鶴岡市議会 2019-12-19
12月19日-05号
取得元:
鶴岡市議会公式サイト
最終取得日: 2021-05-04
令和 元年 12月
定例会令和元年
12月19日(木曜日) 本
会議
第5日
出欠席議員氏名
出 席 議 員 (28名) 1番 長 谷 川 剛 2番 坂 本 昌 栄 3番 山 田 守 5番 加 藤 鑛 一 6番 草 島 進 一 8番 中 沢 洋 9番 田 中 宏 10番 石 井 清 則 11番 加 賀 山 茂 12番 小 野 由 夫 13番 秋 葉 雄 14番 富 樫 正 毅 15番 黒 井 浩 之 16番 五 十 嵐 一 彦 17番 菅 原 一 浩 18番 尾 形 昌 彦 19番 佐 藤 昌 哉 20番 本 間 正 芳 21番 阿 部 寛 22番 石 塚 慶 25番 小 野 寺 佳 克 26番 本 間 信 一 27番 野 村 廣 登 28番 齋 藤 久 29番 渋 谷 耕 一 30番 佐 藤 文 一 31番 佐 藤 博 幸 32番 本 間 新 兵 衛 欠 席 議 員 (1名) 4番 菅 井 巌
出席議事説明員職氏名
市 長 皆 川 治 副 市 長 山 口 朗 総 務 部 長 高 橋 健 彦 企 画 部 長 阿 部 真 一 市 民 部 長 渡 会 悟 健 康
福祉部長
白 幡 俊 農 林
水産部長
高 橋 和 博 商 工
観光部長
佐 藤 正 胤 建 設 部 長 増 田 亨
病院事業管理者
三 科 武 荘 内 病 院 土 屋 清 光 上 下
水道部長
佐 藤 真 事 務 部 長 消 防 長 佐 藤 利 洋 会 計 管 理 者 叶 野 明 美
藤島庁舎支所長
武 田 壮 一
羽黒庁舎支所長
佐 藤 潤 到
櫛引庁舎支所長
佐 藤 浩
朝日庁舎支所長
伊 藤 周 一
温海庁舎支所長
佐 藤 光 治 教 育 長 布 川 敦 教 育 部 長 石 塚 健 監 査 委 員
長谷川
貞 義 監 査 委 員 佐 藤 文 一
農業委員会会長
渡 部 長 和
選挙管理委員会
青 木 博 委 員 長
出席事務局職員職氏名
事 務 局 長 丸 山 一 義 事 務 局 主 幹 佐 藤 玲 子 庶 務 主 査 山 口 喜兵衛 庶 務
係専門員
佐 藤 直 子 議 事 主 査 高 橋 亨 議 事 係 長 進 藤 夕 子 調 査 主 査 齋 藤 正 浩 調 査 係 主 事 白 幡 麻 実
議事日程議事日程
第5号
令和元年
12月19日(木曜日)第 1
請願
第3号
沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替
施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
に より公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
(
総務常任委員長報告
) 本日の
会議
に付した
事件
(
議事日程
のとおり) △開議 (午前10時00分) ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 本日は、去る9日の
会議
において休会とすることに議決されておりましたが、
議事
の都合により、特に
会議
を開くことにしました。 ここで開会に先立ち申し上げます。去る12月16日、
渡辺洋井議員
が逝去されました。本市の発展に尽くされた御功績をしのび、心より御冥福をお祈りいたし、ここで1分間の
黙祷
をささげたいと思います。 皆様、御起立願います。
黙祷
。 (黙 祷) ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
)
黙祷
を終わります。御着席ください。 ただいまから本日の
会議
を開きます。 本日の
欠席届出者
は、4番菅井
巌議員
であります。
出席議員
は定足数に達しております。 なお、
報道関係者
から議場内での
テレビカメラ等
による撮影の願いが出ており、
議長
においてこれを許可しておりますので、御了承願います。 この際申し上げます。
市長
から
発言
を求められておりますので、ここで
市長
の
発言
を許します。
市長
。 (
市長
皆川 治
登壇
) ◎
市長
(
皆川治
)
執行部
を代表し、去る16日に御逝去されました
渡辺洋井議員
に哀悼の意を表します。 故
渡辺洋井議員
におかれましては、平成21年10月に
鶴岡市議会議員
に初当選され、以来連続3期10年にわたり
市議会議員
をお務めいただきました。この間、
議員
のお仕事とともに薬剤師、鍼灸師として活躍されるなど、高い
専門性
を生かされ、
厚生常任委員会
副
委員長等
の要職を歴任され、特に医療、
健康福祉分野
において貴重な御指導、御尽力を賜りました。ここに生前の御功績に心より敬意を表しますとともに、哀悼の誠をささげます。 ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 本日の
議事
は、
議事日程
第5号によって進めます。 △
発言
の
取り消し
○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) この際、申し上げます。 去る12月9日の29番
渋谷耕一議員
の
一般質問
における
発言
の一部について、
会議規則
第65条の
規定
により、配付しました
発言取り消し
申出書の
提出
がありました。 お諮りします。29番
議員
から12月9日の
会議
における
一般質問
の一部について、
会議規則
第65条の
規定
により、
発言取り消し
申出書のとおり
取り消し
たい旨の申し出がありましたので、これを許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 異議なしと認めます。 よって、29番
議員
からの
発言取り消し
を許可することに決しました。 次に、去る12月9日の
一般質問
における8番中沢
洋議員
の
発言
に対する19番
佐藤昌哉議員
の
議事進行
について、見解を申し上げます。
発言内容
を精査いたしましたが、その
内容
は
学校改築
にかかわる
意見交換会
及び
期成同盟会設立
においてのものでありますので、事実と違う部分があるかについて私が申し上げる
立場
にないものであります。なお、改築に当たっては、今後も地元の皆さんの声を聞きながら進められることを期待いたします。 △
日程
第1
請願
第3号
沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
により公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
○
議長
(
本間
新
兵衛議員
)
日程
第1
請願
第3
号沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
により公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
を議題といたします。 この際、
総務常任委員会
における審査の経過と結果について
委員長
の報告を求めます。14番
富樫正毅総務常任委員長
。 (
総務常任委員長
富樫正毅議員
登壇
) ◆
総務常任委員長
(
富樫正毅議員
)
総務常任委員会
に付託されました
請願
第3号
沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
により公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
について、去る10日に
委員会
を開催し、審査の上、
結論
を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。 この
請願
は、2019年2月、
辺野古
新
基地建設
に伴う
埋め立て
の賛否を問う
沖縄県民投票
では7割以上が
反対
を示した。あわせて、これまでの
知事選
で示された
民意
に
政府
は真摯に向き合い、
強行
に進めている新
基地建設
を
見直し
、危険な
普天間基地
の
早期運用停止
のため、
代替施設
が必要であるならば、
沖縄
県外、国外に
移設
を検討すべきである。新
基地建設
の
強行
は、
憲法
が
規定
する
民主主義
、
地方自治
、
基本的人権
、法のもとの平等の
理念
からして看過できない重大な問題である。また、過大な
環境破壊
を伴う無謀な新
基地建設
の続行は、
沖縄県民
のみならず、
国民
全体の政治に対する信頼を損ねることになる。
国土
の0.6%の
沖縄
に70%以上の
米軍基地
、これは
面積
の較差ではなく、
差別
の問題をはらんでおり、
米軍基地
の
沖縄
への不均衡な集中は
差別
であるとの
国連人権理事会
、
人種差別撤廃委員会
の勧告を真摯に受けとめるべきである。
普天間基地所属
の
海兵隊
の
沖縄駐留
は、
本土
の反
基地運動
の激化により
沖縄
に移転されたという
政治的理由
であり、
日米
の元
政府高官
も軍事的には
沖縄
でなくてもよいと名言している。
日米安保
に基づき
米軍
への
基地提供
が必要であるとしても、
沖縄
の過重な
負担
を軽減するため
国民
全体で分かち合うべきという
SACO設置
時の
基本理念
に基づき検討し直すべきである。8割超えの
国民
が
日米安保条約
を支持しておきながら
沖縄
に
基地
を
押しつけ
続けることも、
沖縄
に要らない
基地
は
本土
にも要らないと
安保破棄
まで
沖縄
に
基地
を固定化させ続けることも、同様に
差別
である。
普天間返還
の約束から20年以上経過しても
返還
が実現しないのは、私
たち日本人
が真の
問題解決
から逃げてきたからである。
安全保障
の
議論
は
日本全土
の問題であり、
普天間基地
の
代替施設
の要否は、
主権者
である
国民
全体が
自分事
として受けとめ、
議論
するべきで、もし
国民的議論
において
代替施設
が
国内
に必要だという世論が多数を占めるのであれば、公正で民主的な
手続
により決定することを求め、 1、
沖縄県民投票
の結果を尊重し、
辺野古
新
基地建設
を見直すこと。 2、危険な
普天間基地
の
運用
を早急に停止すること。 3、
全国
の市民が
安全保障体制
のもとに生きる一員としての
責任
を持って、
米軍基地
が必要か否か、
当事者意識
を持った
国民的議論
を行うこと。 4、
国民的議論
において
普天間基地
の
代替施設
が
国内
に必要だという
結論
になるなら、
沖縄
の歴史及び
米軍基地
の
偏在
に鑑み、
沖縄
以外の
全国
全ての
自治体
を平等に
候補地
とし、
民主主義
及び
憲法
の
規定
に基づき、一
地域
への一方的な
押しつけ
とならないよう、
国会議論
において公正で民主的な
手続
により解決すること。 以上の4項目を要請する
意見書
を
政府
及び
国会
に
提出
してほしいというものであります。
請願文朗読
の後、
質疑
に入りました。その主なものを申し上げます。現状としては、
辺野古
新
基地建設
が
強行
されている。
沖縄
では
米軍基地
があることによってこれまでもさまざまな
事件
があったが、
県民投票
の結果、また
知事選
で示された
民意
に向き合うことなく
工事
を
強行
している
国政
に対し、どのように考えているかとの
紹介議員
への
質疑
に対し、1995年の痛ましい
事件
や
普天間基地返還
の約束から20年以上経過していることなどを鑑みれば、この
請願
は現在の
国政
というよりも、戦後の
日本
の
国政
についての問題を提起した
請願
と理解している。現在の
国政
については、
環境破壊
の問題や、工費、
工期とも
に明示しないままに
辺野古
ありきで進めるという強引なやり方に対する問題を強く提起している
請願
であると認識している旨の
答弁
がありました。 次に、
米軍基地
が
沖縄
に
偏在
しているのは問題であり、これは
日本
全体で引き受けるべきというのが
請願
の要旨と捉えている。
日本
の防衛、
安全保障
は厳しい状況にあるが、
紹介議員
は、いざとなれば、例えばこの
庄内地域
で
基地
を引き受けてもよいというような覚悟と
責任
を持って
紹介議員
を引き受けたのかとの
紹介議員
への
質疑
に対し、
請願者
は庄内で引き受けるというようなことを言っているわけではない、この
請願
は
国民
が
当事者意識
を持った
議論
を行うことを求めており、その
国民的議論
において
普天間基地
の
代替施設
が必要という
結論
であればという前提を置いた上で、全ての
自治体
を対象とした
国会
の
議論
において公正で民主的な
手続
によって解決していこうということを求めている。もし万が一その
議論
において
庄内地域
が
候補地
となるのであれば、
国会議員
を選んだ我々も含めて
責任
があるのだろうと思っている。その意味での覚悟ということであれば、まさにそのとおりである旨の
答弁
がありました。 次に、
日米安保条約
に関しては、著しく
平等性
に欠けた状態の
条約内容
を含め、
憲法
に照らして
国民的議論
はどうあるべきと考えているかとの
紹介議員
への
質疑
に対し、この
請願
は
日米安保
の
見直し
を求めているものではなく、8割以上の
国民
が
日米安保条約
における今の体制を支持している中で、なぜ
沖縄
だけに
基地
を
押しつけ
るのかということを問題にしている。
日米安保体制
、
日米安保条約
の
あり方
、
日米地位協定
の
あり方
については
議論
すべきだとは思うが、この
請願
は
憲法
及び
地方自治法
の
趣旨
に基づき、公正で民主的な
手続
によって
議論
をしていこう、しかも
国民的議論
をしていかなければならないということを求めているものである旨の
答弁
がありました。
質疑
を終結して
討論
に入り、
反対
の
討論
が1件、
賛成
の
討論
が2件ありました。
討論
を終結して採決の結果、
賛成少数
で不採択すべきものと決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) これから
質疑
に入ります。ただいまの
委員長報告
に対する
質疑
を行います。 これで
質疑
を終結します。 これから
討論
に入ります。
委員長報告
は不採択でありますので、初めに
賛成
の
討論
、次に
反対
の
討論
の順で行います。 初めに、
賛成
の
討論
を許します。1番
長谷川剛議員
。 (1番
長谷川
剛議員
登壇
) ◆1番(
長谷川剛議員
)
日本共産党市議団
を代表し、
請願
第3号
沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
により公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
について、
賛成
の
立場
で
討論
を行います。
沖縄
県の
米軍普天間基地
にかわる名護市
辺野古
の新
基地建設計画
で、
安倍政権
は
埋め立て工
区への
土砂投入
について
強行
をしております。
県民投票
で示された
辺野古埋め立て反対
の
圧倒的民意
を踏みつけにし、
民主国家
では決して許されない行為であります。無法、無謀な
土砂投入
は中止すべきであると考えます。
辺野古
新
基地
は、
普天間基地
の
移設
などという生易しいものではありません。1,800メートルの
滑走路
を2本持ち、
強襲揚陸艦
も接岸できる軍港を持ち、
耐用年数
200年の最新鋭の
巨大基地
がつくられることになり、キャンプ・シュワブや隣接する
辺野古弾薬庫
、キャンプ・ハンセンと一体
運用
され、
基地機能
は飛躍的に強化されることになります。今
沖縄
で起こっているのは、
基地負担軽減
とは正
反対
のことであります。
米軍
は、
辺野古
、高江、伊江島など
基地建設強化
によって
沖縄
の
海兵隊基地
を、
米太平洋海兵隊
の
基地運用計画
、
戦略展望
2025で述べているように、
戦略的出撃拠点
として
世界
への殴り込みの
一大拠点
として抜本的に強化、固定化しようとしております。
沖縄
では、2014年に行われた
名護市長選挙
、
県知事選挙
、そして総
選挙
、2016年に行われた
参議院選挙
、2018年の
県知事選挙
、そしてことしの2月に行われた
沖縄県民投票
では、繰り返し新
基地建設反対
の
圧倒的審判
が下されています。この
民意
を踏みつけにして新
基地建設
、
基地強化
を
強行
することは、
民主主義
の国では絶対に許されないものと考えます。戦後74年目を迎える現在、
日本
の
安全保障
についても
軍事力頼み
でなく、
憲法前文
と9条に明記された
戦争放棄
の見地に立って外交的な努力を行うことが何よりも必要だと考えます。普天間などの
沖縄
の
基地
は、戦後の
占領下
に
沖縄県民
の
民有地
を強制的に接収してつくられたもので、無条件に
返還
すべきであり、
本土
で引き取る理由はないと考え、
国民
多数の合意で
日米安保条約
、
安全保障条約
をなくし、
米軍
、
在日米軍基地
を全面撤去させ、
基地
のない平和な国を目指すのが私
たち
の
立場
です。 本
請願
の
趣旨
である
辺野古
新
基地建設
の
見直し
、
普天間基地
の
運用停止
、このことについての
国民的議論
を深めるなどの
内容
について賛同し、
意見書
の
提出
に
賛成
の
立場
で
討論
をいたします。 ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 次に、
反対
の
討論
を許します。19番
佐藤昌哉議員
。 (19番
佐藤昌哉議員
登壇
) ◆19番(
佐藤昌哉議員
)
請願
第3号
沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
により公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
について、
新政クラブ
を代表して
反対
討論
いたします。
普天間基地
の
辺野古移設
をめぐる問題の原点は、
滑走路
が
市街地中央
に位置し、民家、学校などに囲まれ、
世界
で一番危険と言われる
普天間飛行場
の
危険除去
と早期の
返還
であります。我が国の
安全保障環境
が厳しさを増す中にあって、
日米同盟
の
抑止力
の維持と
普天間飛行場
の
危険性
の除去を考え合わせたとき、
辺野古
への
移設
が唯一の
解決策
と考えます。
辺野古移設
に関しては、
鳩山内閣時代
に
普天間飛行場
の
移設先
についてはさまざまな
代替案
が提示されましたが、結局は
県外移設
は不可能との
結論
に達し、再度
辺野古
への
移設
が決まったものです。 一方、
沖縄
の
基地
の
負担軽減
では、
沖縄
に関する
特別行動委員会
、
SACO
と呼ばれておりますけれども、この
最終報告
を取りまとめ、11件の土地の
返還
について合意いたしました。これに基づき
米軍専用施設
の
返還面積
の
復帰直前
からの推移では、平成30年3月で1万6,804ヘクタール、48%減少しており、今後も
返還
が予定されています。合意に基づき
沖縄基地
の
負担軽減
は進んでいることから、この
請願
には
反対
するものです。 (8番 中沢
洋議員
退席) ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 次に、
賛成
の
討論
を許します。9番
田中
宏議員
。 (9番
田中
宏議員
登壇
) ◆9番(
田中宏議員
)
請願
第3号
沖縄県民投票
の結果を尊重して
辺野古
新
基地建設
を
見直し
、
普天間基地
の
代替施設
が必要であるならば、
国民的議論
と
民主主義
及び
憲法
に基づく
国会議論
により公正に解決すべきと国に求める
意見書
の
提出
に関する
請願
へ、
賛成
の
立場
で
討論
いたします。 まず、
請願項目
の1番目にある
沖縄県民投票
の結果を尊重し、
辺野古
新
基地建設
を見直すことについて。ことしの2月に行われた
県民投票
で、
投票総数
の72.15%、43万4,273票が
埋め立て反対
という結果になりました。この
請願
の
趣旨
に、
国土面積
の0.6%しかない
沖縄
に70%以上の
米軍基地
、これは
面積
の較差の問題ではなく、
差別
の問題をはらんでいるとあるとおり、戦後から現在に至るまでの
沖縄
と
日本本土
の関係が根本的に問われていると感じております。 そして、
請願
の
趣旨
に、過大な
環境破壊
を伴う、工費も工期も明らかにされていない無謀な新
基地建設
とあります。今月に入りまして
世界
での
絶滅リスク
が上から3番目の
絶滅危惧
Ⅱ類に指定されている
ジュゴン
につきまして、
国際自然保護連合
では
沖縄
県周辺に限っては
最高ランク
である
絶滅危惧
ⅠA類に引き上げたことが大きく報じられました。
ジュゴン
に象徴されるように、
SDGs
の観点からも重大な問題をはらんでいる
工事
であると思いますので、
移設工事
を一時中止し、
環境
への影響を再評価すべきだと考えます。 また、
辺野古
への
基地建設
については、
軟弱地盤
の問題が指摘されております。この海域の
軟弱地盤
は
水深最大
で90メートルにも達するということでありますが、
世界
的にも70メートルまでの
地盤改良
の
工事
しか実績がないとのことでございます。
防衛局
では70メートルまでの
地盤改良
の
工事
で十分だとしておりますが、20メートルもの
軟弱地盤
が残ることでの長期間にわたる
地盤沈下リスク
というのは避けられないと
専門家
も指摘しておりまして、工期についても
事業費
についても今のところ見通しが立っておらず、現実的でないと考えます。 そして、
請願項目
の3番目です。
全国
の市民が
安全保障体制
のもとに生きる一員としての
責任
を持って、
米軍基地
が必要か否か
当事者意識
を持った
国民的議論
を行うことについてです。
請願
の
趣旨
の中では、
沖縄
のみ
負担
を強いる今の
安保体制
は正常と言えるのでしょうかと問いかけ、そして
安全保障
の
議論
は
日本
全体の問題であり、
沖縄
県だけの問題ではない、国家の
安全保障
にかかわる
重要事項
だというのであれば、
なおのこと普天間基地
の
代替施設
が必要か否かは
主権者
である
国民
全体が
自分事
と受けとめ、
議論
すべきであるとしております。このとき考える前提として、
ポジショナリティー
という
概念
が重要になります。
日本
語では
当事者性
あるいは
立場性
と訳されますが、
自分
は何者なのか、どこに立っているのか、
自分
にどのような
責任
があるのかという
概念
になります。私
たち
がきょうこの鶴岡で穏やかに暮らしているというこの事実だけで、
沖縄
の人々に対する、植民地的とも言われておりますけれども、
差別
に無意識に加担していると、そして結果
責任
が問われるのだということが、この問題を考える上で重要な
ポジショナリティー
という
概念
でもあろうかと思います。 そして、
請願項目
の4番目として、
国民的議論
において
普天間基地
の
代替施設
が
国内
に必要だという
結論
になるなら、
沖縄
の歴史及び
米軍基地
の
偏在
に鑑み、
沖縄
以外の
全国
全ての
自治体
を平等に
候補地
とし、
民主主義
及び
憲法
の
規定
に基づき、一
地域
への一方的な
押しつけ
とならないよう、
国会議論
において公正で民主的な
手続
により解決することとあります。
国民
一人一人が
自分事
として捉えること、そして
辺野古
が唯一の
解決策
というのは私としては
思考停止
だと思っておりますけれども、その
思考停止
に陥ることなく、本当に
米軍
の
世界戦略
の中での位置づけ、それから
沖縄
の現状、その他もろもろ考え合わせまして、
国民的議論
として深めていくことが急務であろうと思います。 この
請願
が求めておりますのは、問題を
沖縄
に集中させていくことで
日本本土
の大部分の
国民
の目に見えなくする、
不可視化
を進めてきた1950年代からの
あり方そのもの
を問いかけている
請願
だと思います。我々
鶴岡市議会
としては、昨年12月、
日米地位協定
の
見直し
を求めました。その中には九州、
沖縄地方
への
米軍基地
の
偏在
ということ自体も盛り込まれておりましたけれども、この
鶴岡市議会
として今回の
請願
の
趣旨
に賛同して、
意見書
として国に求めていくべきだと考え、
賛成討論
といたします。 ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 次に、
反対
の
討論
を許します。 次に、
賛成
の
討論
を許します。6番
草島進一議員
。 (6番
草島進一議員
登壇
) ◆6番(
草島進一議員
)
草島進一
です。
請願
第3号に対して
賛成
の
立場
で
討論
を行います。
請願趣旨
にありますように、2019年2月、
沖縄
県による
辺野古
新
基地建設
に伴う
埋め立て
の賛否を問う
県民投票
で、
投票総数
の7割以上が
反対
の
民意
を示しています。また、
知事選
でも重ねてその
民意
は示されています。それに対して、今新たな新
基地
の
建設
が、かけがえのないサンゴ礁の自然を破壊しながら
辺野古
で
強行
されていることは、
日本国憲法
が
規定
する
民主主義
、
地方自治
、
基本的人権
、法のもとの平等の各
理念
からして、そして大規模な
環境破壊
として、さらには巨大な
公共事業
の問題として、まさに見過ごすことができない重大な問題であります。同時に、0.6%の
国土
しかない
沖縄
に70%以上の
米軍基地
という実態に対して、
国連人権理事会
から指摘された
差別
の問題も重大な問題と捉えます。また、
安全保障
の
議論
は
日本
全体の問題であり、
主権者
である
国民
全体が
自分事
として受けとめ、
議論
すべきであるというこの
請願
願意はそのとおりだと考えます。この
請願
は、今大きな理不尽を抱えている
辺野古
新
基地建設
を見直すこととともに、
沖縄
に
基地
を
偏在
させる
差別
を超えた新たな
安全保障
の
議論
を
国会
に求めるものであります。願意妥当と考え、なおこうしたことを地方議会から意見することに賛同するものです。 以上です。
○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 次に、
反対
の
討論
を許します。 次に、
賛成
の
討論
を許します。 次に、
反対
の
討論
を許します。 これで
討論
を終結します。 これから
請願
第3号について採決します。ただいま議題となっております
請願
第3号についての
委員長報告
は、不採択であります。
請願
第3号については、これを採択することに
賛成
の
議員
の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立) ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 起立少数であります。 よって、
請願
第3号については不採択とすることに決しました。 (8番 中沢
洋議員
着席) △散会 ○
議長
(
本間
新
兵衛議員
) 本日はこれで散会します。 (午前10時31分 散 会)...
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