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平成30年厚生委員会(12月11日)

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  1. 山形市議会 2018-12-11
    平成30年厚生委員会(12月11日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成30年厚生委員会(12月11日) 厚生委員会   日   時   12月11日(火) 10時00分〜14時12分 場   所   第3委員会室 出席委員    田中英子渋江朋博、阿曽 隆、佐藤秀明伊藤香織、         斉藤栄治遠藤和典石澤秀夫 欠席委員    なし 当局出席者   市民生活部長子育て推進部長済生館事務局長関係課長等 意見陳述者   武田道隆 委員長席    田中英子 審査事項    1 議第82号 指定管理者指定について(総合福祉センター)         2 議第83号 指定管理者指定について(漆山デイサービ                スセンター)         3 議第84号 指定管理者指定について(漆山やすらぎ荘)         4 議第85号 指定管理者指定について(大曽根さわやか                荘)         5 議第86号 指定管理者指定について(黒沢いこい荘)         6 議第87号 指定管理者指定について(斎場及び霊柩車)         7 議第140号 山形放課後児童健全育成事業の設備及び
                    運営に関する基準を定める条例の一部改正                 について         8 請願         (1)請願第7号(30) 看護師の全国を適用地域とした特                     定最低賃金新設について         (2)請願第8号(30) 介護従事者の全国を適用地域とし                     た特定最低賃金新設について         (3)請願第11号(30) 人と動物との調和のとれた共生社                     会の実現を目指すために、よりよ                     い条例の制定を求めることについ                     て         9 報告事項         (1)仮係数による国保事業費納付金の算定結果について         (2)山形食品衛生監視指導計画骨子案)について         (3)山形保健所等の開所・開館日及び時間等について         (4)(仮称)西部拠点保育所整備事業について      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1 議第82号 指定管理者指定について(総合福祉センター)  生活福祉課長からの説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   非公募としている理由は何か。 ○生活福祉課長   施設管理運営だけではなく、さまざまな福祉サービスを提供できる体制が必要であり、また、市地域防災計画において、災害時に同施設ボランティアセンターを設置するとされており、民間事業者等では担えないと判断した。 ○委員   得点比率が70.7%となっているが、かなりのスタッフを揃え、これまでも事業を行っていることから考えれば、点数が物足りなく感じる。評価の低い部分はこれからの事業の中で改善していくのか。 ○生活福祉課長   これまでと同様の事業計画を提出し、点数が上がらなかった部分もある。地域福祉活動のさまざまな事業をさらに充実させていくことで、よりよい施設運営を図ってほしいと考えている。 ○委員   点数の基準はどのようになっているのか。 ○市民生活部長   指定管理者候補者の選定に係る審査基準により、5人の委員が1項目10点満点で評価し、標準的な仕様書どおりの仕事ができると見込まれるものは6点という基準となっている。全体で60%以上の点があれば指定管理者候補者として決定し、それ未満であれば事業者提案内容を変えてもらい再審査することとなる。 ○委員   残りの3割部分を今後市としてどのように伸ばしていくのか。 ○生活福祉課長   さまざまな市民の声を聞きながら、よりよいサービスを提供し施設運営を充実させていきたい。 ○委員   今回の審査結果は当該団体に伝えるのか。評価の低い部分については、審査結果を基に具体的な指導を行うのか。 ○生活福祉課長   審査結果の公表は議決後、市長決裁を経た上で公表することとなる。毎月の業務報告時等に打ち合わせを行い、随時指導監督を図りたいと考えている。 ○委員   市民審査結果を見ることができるのか。 ○生活福祉課長   ホームページ等でも公表されるため、確認することができる。  大要以上の後、議第82号については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 2 議第83号 指定管理者指定について(漆山デイサービスセンター) 3 議第84号 指定管理者指定について(漆山やすらぎ荘) 4 議第85号 指定管理者指定について(大曽根さわやか荘) 5 議第86号 指定管理者指定について(黒沢いこい荘)  長寿支援課長から一括して説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   黒沢いこい荘が、非公募から公募となった理由は何か。現指定管理者である市社会福祉協議会が応募しなかった理由をどう理解しているのか。 ○長寿支援課長   今までは介護予防事業と一体的に指定管理業務を行っていたが、このたび、介護予防事業について、地区で事業展開をより強化していくため、見直しを行ったことから、公募とした。市社会福祉協議会が応募しなかった理由はわからないが、介護予防事業施設運営を一体的に行うことが難しくなったこともあると思われる。 ○委員   これまでの経緯はどうか。 ○長寿支援課長   指定管理になる前から、老人福祉センター全般市社会福祉協議会運営してもらっており、指定管理となった後は、介護予防事業と一体的に施設運営を行ってもらうため非公募としていた。 ○委員   これまで介護予防事業で使っていた黒沢いこい荘内のスペースを介護予防のために開放することはできないのか。 ○長寿支援課長   現在はいきいき百歳体操などで使用している。新しい指定管理候補者から、さまざまな活用方法を提案してもらうことで、地元の方も多く利用できるのではないかと考えている。 ○委員   指定管理者が支払う人件費について、市から賃金表を提示しているのか。 ○長寿支援課長   賃金表を提示せず、給与の支払いは指定管理者に任せている。今回の指定管理料上限算定では昇給分を反映している。 ○委員   人件費を低く抑えるのではなく、職員生活を守ってほしい。大曽根さわやか荘は建物が古く、修繕が必要な箇所も多いと聞いている。一度に改修するのは難しいと思うが、どのように進めていくのか。 ○長寿支援課長   それぞれの施設長寿命化計画を策定することになっており、計画的に修繕を進めている。予算の関係もあり、壊れている部分利用者に危険が及ぶ部分を優先して修繕している。 ○委員   力を入れて取り組んでほしい。 ○委員   評価が低い部分についてはどのように指導していくのか。 ○長寿支援課長   多くの利用者から来てもらえるよう、事業者とよりよい方法を考えていきたい。 ○委員   評価が高くなれば市民の理解につながる。非公募である以上今後も努力してほしい。  大要以上の後、議第83号及び議第84号、議第85号、議第86号については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 6 議第87号 指定管理者指定について(斎場及び霊柩車)  健康課長からの説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   今回選定された事業者得点比率は66.9%だが、前回の現指定管理者が選定された際の審査結果はどうだったのか。 ○健康課長   前回の結果については持ち合わせていない。 ○委員   現指定管理者が応募しなかったのは、事業として成り立たないと判断したからではないのか。今後の募集条件を検討するためにも、今回の公募において現指定管理者が応募しなかった理由を把握すべきと思うがどうか。 ○健康課長   現指定管理者が応募しなかった理由を確認したが、会社の判断とのことであり、それ以上は聞いていない。 ○委員   検証が必要と考える。市と事業者両方にメリットがないとだめだと思う。 ○委員   指定管理候補者となるやまがた斎苑管理グループはどのような事業者なのか。 ○健康課長   やまがた斎苑管理グループは、片谷地に本社がある株式会社エヌイーエスコーポレーション、三重県に本部のあるイージス・グループ有限責任事業組合の2つの事業者で構成されている。エヌイーエスコーポレーションは30年以上の事業実績があり、清掃業務を中心に山形市との契約実績がある。イージス・グループは全国41カ所の火葬施設管理運営を行っている。 ○委員   職員は地元の人を採用してほしい。 ○委員   斎場の駐車場は狭く、近隣にある現指定管理者施設駐車場も利用しているようだが、今後どのように対応するのか。また、設備も古く、バリアフリーになっていない部分があるが、市が対応していくのか。 ○健康課長   駐車場は、混雑する際は現指定管理者駐車場を利用してきたが、手続があいまいな部分であったため、次回の契約の際には明確にしなければならないと考えている。新しい候補者からは駐車場の提案はなかったが、現地説明会の際には駐車場のことを説明している。議決後、駐車場については、事業者とも確認をしていく必要があると考えている。バリアフリーについては、市で進めていきたい。 ○委員   経費に上乗せするなど、市が対応すべきではないか。 ○健康課長   駐車場が狭いということは認識しており、市民利便性を考慮した対応について指定管理者と十分に協議し、合意のもとに進めていきたい。 ○委員   得点比率が7割以上になるようどのような指導を考えているのか。 ○健康課長   現指定管理者市民からも好評を得る運営をしているため、その水準を落とさないことを前提に、運営提案書をきちんと履行し、実情にあわせて上積みできるところは実現に向け頑張ってほしいと考えている。 ○委員   斎場の耐用年数をどのように見込んでいるのか。また、建てかえや移転等はどのように考えているのか。 ○健康課長   耐用年数を50年と見込んでおり、開場から35年ほど経過し、老朽化が進んでいる。建てかえや移転等については、現段階では白紙の状態である。バリアフリーについては、来年度予算に予算要求している。 ○委員   候補地選定住民説明なども含めて10年以上整備に時間を要すると思われるため、そろそろ検討を始めてほしいがどうか。 ○市民生活部長   受け入れ先誘致先については、市民や各地区の振興組合等意見を聞きながら進めていくこととなる。時機を逃さないタイミングで検討に入りたい。 ○委員   駐車場を新たに確保する場合、事業者が土地を持ってないと費用が発生するのではないか。後で協議するということは可能なのか。 ○健康課長   今回の指定管理の設計の中で、市が駐車場を用意することは想定しておらず、新しい事業者からも提案はなかった。現時点で駐車場を確保するとすれば、賃貸契約を結ぶなど企業努力により確保してもらうことになる。 ○委員   仕様にないものを企業努力で確保することとなれば、当初の契約とそごが生じ、事業の継続が困難になるのではないか。 ○健康課長   駐車場の確保は事業者提案内容に含まれており、選定されなかった事業者の中には駐車場の拡充を提案してきた事業者もあった。話題としては双方が認識している案件のため、今後の協議において、お互いの合意の下に指定管理料の中で実施することが確認できれば問題ないと考えている。 ○委員   費用が発生する部分はしっかり確認した上で仕様を決定してほしい。  大要以上の後、議第87号については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 7 議第140号 山形放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について ○委員   経過措置期間を5年間延長するとのことだが、今後の放課後児童クラブ登録児童数や需要をどのように見込んでいるのか。 ○こども福祉課長   登録児童数は今後も増加傾向が続くと見込んでいる。 ○委員   経過措置期間を延長するだけでは基準に適合させることはできないと思うが、適合に向け、新たな取り組みを考えているのか。 ○こども福祉課長   来年7月頃までに施設整備指針見直しすることとしており、施設整備の方策も含めて検討したいと考えている。 ○委員   施設整備指針変更部分委員会でも報告されるのか。 ○こども福祉課長   随時、委員会報告したい。 ○委員   基準を厳密に守るのは難しいことと理解はしているが、条例は利用する子供達の環境を守ることを主眼としていると思う。5年後にまた延長とならないようにしてほしいがどうか。 ○こども福祉課長   児童が希望するクラブに通えるよう需要に応えていくとともに、安心して利用できるよう、クラブ運営の質の向上も含めて検討していきたい。 ○委員   希望する児童が利用できるようしっかり施設整備するとともに、質も保たれる施策を進めてほしい。 ○委員   条例には賛成だが、利用児童が一定数を超えると全員が放課後児童クラブを利用するようになるのではないかと心配している。第2の学校とならないようどこかで歯止めをしなければならないと思うが、どのように対応していくのか。 ○こども福祉課長   留守家庭児童利用希望があった場合は、放課後児童クラブには待機児童が出ないよう、できるだけ受け入れてもらっている。子供を地域でみるなどの方向性については今後の検討としたい。 ○委員   クラブ整備を進めていけば、さらなる需要を喚起することになると思うが、放課後児童クラブ以外の対応は考えていないのか。 ○子育て推進部長   子供の居場所づくりあり方については、学校、地域、家庭が一緒に考えていく必要があるため、教育委員会と連携してまずはニーズ調査等を行い、その後検討していきたいと考えている。 ○委員   国では職員配置基準が見直されているが、市でも基準を見直すのか。児童数が40人であれば職員は2人配置でよいが、41人になると4人必要になる。職員1人がみる児童数基準があればよいのではないか。また、市の委託を受けずに運営している施設についてはどのように考えるのか。 ○こども福祉課長   平成26年の条例制定時には、職員配置は国の基準に「従うべき基準」となっていたが、国から「参酌すべき基準」に変更する方針が示され、市町村の判断で設定できるようになる。これまでは児童数が40人以下の場合、児童数に拘わらず職員を2人配置していたが、10人ほどの少ないクラブや土曜日の利用が少ないときにも2人配置しており、児童数に対する職員の配置については検討の余地があると考えている。運営主体についても今後検討していきたい。 ○委員   意欲をもった若い人が支援員になれるような支援を考えていく必要がある。支援員事務仕事も多いため、事務に精通した人を配置するなど、仕事の魅力を高めることも支援の一つのあり方だと思う。また、子供の多様な居場所づくりに当たっては、児童館の活用も考えられるため、検討してほしい。 ○こども福祉課長   支援員の確保に向け、今後も広報や募集方法等について検討していきたい。また、事務手続についてもなるべく簡素化していく。 ○委員   条例基準を厳格に守るのは難しいため、ある程度幅を持たせた施設整備指針とすべきだと思うがどうか。
    こども福祉課長   条例の規定は「おおむね」の基準となっているため、指針の見直しの際には「おおむね」の範囲の整理と整備手法の検討を行い、クラブが継続して運営できるようにしたいと考えている。 ○委員   子供たち居場所に親が困らない整備あり方を目指してほしい。  大要以上の後、議第140号については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 8 請願 (1)請願第7号(30) 看護師の全国を適用地域とした特定最低賃金新設について ○委員   都市部と地方における看護師地域偏在の一つの歯止めになり得ると考えるため、願意妥当である。 ○委員   願意妥当である。 ○委員   従事者側だけではなく、使用者側人材確保の面で賛成だと思う。願意妥当である ○委員   人材確保最低賃金関係性病院側の経営への影響について整理し、調査研究したいため継続審査としたい。 ○委員   最低賃金診療報酬はセットで議論すべきと考えているため、継続審査としたい。 ○委員   願意妥当である。 ○委員   働く方の現状に即し、地域間格差を解消していくべきであり、願意妥当である。  大要以上の後、請願第7号(30)については、初めに、継続審査とすべきかどうかを諮ったところ、賛成少数となり、採決した結果、賛成多数で採択すべきものと決定した。なお、意見書の原案の作成については正副委員長に一任し、12月14日の全員協議会終了後に委員会を開催の上、案文について協議することとした。 (2)請願第8号(30) 介護従事者の全国を適用地域とした特定最低賃金新設について ○委員   医療従事者と同様、介護従事者においても地方での人材確保が困難な現状であり、願意妥当である。 ○委員   願意妥当である。 ○委員   介護報酬引き上げも求めながら、特低最低賃金新設も必要であると思うため願意妥当である。 ○委員   介護保険制度の中でも介護従事者待遇改善を求めている中で、特定最低賃金新設を要求していくことは大事であり、願意妥当である。 ○委員   最低賃金に差があるのは、地域による物価の違いがありいたしかたないと思う。人件費の増は、介護報酬の増を求めていくことが妥当と考えるため反対したい。 ○委員   従事者側経営者側で一緒に議論していくべきと考えており反対したい。 ○委員   介護従事者労働環境改善地域間格差の是正は必要と考えるため願意妥当である。  大要以上の後、請願第8号(30)について採決した結果、賛成多数で採択すべきものと決定した。なお、意見書の原案の作成については正副委員長に一任し、12月14日の全員協議会終了後に委員会を開催の上、案文について協議することとした。 (3)請願第11号(30) 人と動物との調和のとれた共生社会の実現を目指すために、よりよい条例の制定を求めることについて ○委員   条例に必ずしも規定する必要があるのかわからないため、調査のため継続審査としたい。 ○委員   条例全会一致で可決すべきものとしたため、委員会として矛盾が生じる。不採択とすべきである。 ○委員   継続審査としたい。 ○委員   提出者の気持ちを考えるとむげに否定できない、少し時間をおいたほうがよいと思うため継続したい。  ここで、請願関連議案との関係を確認するため、休憩に入った。             休  憩   11時54分             再  開   13時10分  再開後、委員から次のような発言があった。 ○委員   請願関連議案の関係について整理した。福祉関連団体との連絡会については、事例に応じて対応するとの答弁があったため、不採択としたい。 ○委員   先ほど継続審査としたいと発言したが、関連議案との整合性を考えて不採択としたい。 ○委員   不採択としたい。 ○委員   不採択としたい。 ○委員   不採択としたい。 ○委員   不採択としたい。 ○委員   不採択としたい。  大要以上の後、請願第11号について採決した結果、全員異議なく不採択とすべきものと決定した。 9 報告事項 (1)仮係数による国保事業費納付金の算定結果について  国民健康保険課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   平成31年度秋の試算では、平成30年度本算定と比較し、9億1,000万円ほど納付金がふえることになるが、増額分は全て国保財政調整基金から繰り出すことになるのか。 ○国民健康保険課長   納付金を賄うための財源には、被保険者保険税と県からの交付金があるため、全て基金から繰り出すわけではない。繰出金については現在調整中である。 ○委員   このような算定結果となったのは、国の推計方法が変更されたことだけが要因なのか。 ○国民健康保険課長   平成30年度の推計の際に、国が70歳以上の被保険者数減少傾向と見誤って計算したため、30年度の納付金が過少に算出されてしまったことが要因である。診療費については、平成27年度の高額な新薬が認可されたことによる医療費の増加を考慮した計算がなされており間違いはないと認識している。 ○委員   一人当たりの納付金についても、平成30年度と比較し、2万2,110円ふえると試算されているが、国民健康保険税も増額されるのか。 ○国民健康保険課長   国保税率引き上げはしないよう調整していく。 (2)山形食品衛生監視指導計画骨子案)について  保健所準備課長から、別紙資料に基づき報告があった。 (3)山形保健所等の開所・開館日及び時間等について  保健所準備課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   以前現場視察に行った際には、4階の処置室へ続く廊下は処置室までで行き止まりになり、通り抜けできないようになっていたが、通ることができるのか。処置室ではHIV検査に係る問診等も行うと思うがこれでよいのか。 ○保健所準備課長   扉はあるが閉めて入れないようにしている。 (4)(仮称)西部拠点保育所整備事業について  こども保育課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   候補地への建設を反対した主体はどこか。 ○こども保育課長   候補地のある城西町第二町内会には概ね了承をいただいていたが、ことしの2月に周辺住民に対する説明会を開いたところ、渋滞や交通事故の懸念、降雪時道路が狭くなった場合迷惑になるなどの意見があり強く反対された。 ○委員   非常に残念な話である。市の施設であるため除排雪はしっかり行うなど、反対意見に対する対応策について説明はしたのか。 ○こども保育課長   除排雪がされていない場合はすぐに対応する旨の説明を行った。また、今回の整備にあたっては、敷地の周辺に若干余裕を持たせることで車のすれ違いや雪寄せができるようにしたり、駐車場の入り口を複数設けることで渋滞が起きないようにしたり、騒音対策として、住宅地側には建物で囲い、園庭は商業地側に向くようにするなど、設計上の配慮が可能なことも説明している。しかし、そもそも入ってくる車がふえること自体が問題であり、車が入れば騒音がふえるという意見であったため、市から条件を提示しても理解してもらえる状況ではなかった。 ○委員   そもそも市道に対し、自分の家の前の道路に車がふえて困るとは言えないと思う。子育て支援に対して逆行する意見を持つ市民がいることは非常に残念である。周辺住民が反対しているため候補地への建設は断念するということになるのか。 ○こども保育課長   隣接住民の数名が反対しているということではなく、地区民の9割が反対しているとの話を受け、事業を進めることは困難なため、他の候補地を選定することとなった。 ○委員   今後、保育所迷惑施設と思われ、どこからも受け入れられなくなるのではないかと危惧している。 ○委員   用地は先行取得しているのか。 ○こども保育課長   地権者からは用地取得に対する内諾を得ていた状況である。このような状況になったため、地権者には一旦保留となると伝えている。 ○委員   地権者は納得しているのか。 ○こども保育課長   これまでの状況を伝え、御理解いただいている。 ○委員   平成34年の開園予定となっているが、スケジュールの変更はあるのか。 ○こども保育課長   今年度中に用地選定等を終え、地権者及び周辺住民から理解が得られれば、平成34年4月開所は可能と考えているが、基本設計等に係る予算については、次年度当初では要求せず、調整がつき次第補正での対応することとなる。 ○委員   用地選定に時間を要した場合、南部、北部の拠点保育所整備のスケジュールもずれていくのか。 ○こども保育課長   西部の次は南部の拠点保育所整備を予定している。 ○委員   西部拠点保育所整備が遅れたとしても、南部拠点保育所と北部拠点保育所開園予定は変更しないということなのか。 ○こども保育課長   既存の保育所がかなり老朽化しているため、できるだけ開園予定は延長しない方向で整備を進めていきたい。...