山形市議会 2018-12-06
平成30年予算委員会(12月 6日)
平成30年
予算委員会(12月 6日)
平成30年12月6日(木曜日)
〇
出席委員(32名)
橋 昭 弘 高 橋 公 夫
仁 藤 俊 松 田 孝 男
阿 曽 隆 佐 藤 秀 明
伊 藤 美代子 渋 江 朋 博
浅 野 弥 史 田 中 英 子
伊 藤 香 織 中 野 信 吾
武 田 新 世 佐 藤 亜希子
川 口 充 律 斉 藤 栄 治
武 田 聡 小 野 仁
菊 地
健太郎 遠 藤 和 典
丸 子 善 弘 長谷川 幸 司
折 原 政 信 今 野 誠 一
石 澤 秀 夫 加 藤 孝
斎 藤 淳 一 須 貝 太 郎
斎 藤 武 弘 鈴 木 善太郎
尾 形 源 二 遠 藤 吉 久
〇
委員外議員(1名)
初めに、議第71
号平成30年度山形市
一般会計補正予算について申し上げます。
議案書は3ページ、
事項別明細書は17・18ページからでございます。
第3
款民生費第1項
社会福祉費でございますが、
中国帰国者等援護に要する経費は、前年度
国庫補助金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
生活困窮者自立支援に要する経費は、前年度
国庫負担金・
補助金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
地域福祉基金積立金は、平成31年度
社会福祉施設等創設補助金分及び基金に寄せられました
寄附金を積み立てるものでございます。
福祉灯油購入費等給付事業費は、
灯油価格が
上昇傾向にあることなどにより、低
所得世帯の暮らしを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いていることから、
暖房用灯油などの冬の暮らしに必要な費用の一部として、県が実施する施策と連携し、1
世帯当たり5,000円の
給付金を支給し、冬期間における低
所得世帯の
経済的負担の軽減を図るものでございます。
臨時福祉給付金給付事業費は、平成28年度
国庫補助金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
経済対策臨時福祉給付金給付事業費は、前年度
国庫補助金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
次に、
事項別明細書の19・20ページをお願いいたします。
障がい児の
一般福祉に要する経費は、障がい
児通所給付費について、利用者及び支給量の増加等による
給付費の所要額、また前年度
国庫負担金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
自立支援給付に要する経費は、障がい
福祉サービス利用者の増加及び
更生医療の
利用件数の増加による
給付費の所要額、また前年度
国庫負担金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
介護保険事業会計への
繰出金は、平成29年度事業の
精算分等に伴う、
一般会計からの
繰出金の
増額補正でございます。
次に、
事項別明細書の21・22ページをお願いいたします。
第3
款民生費第3項
生活保護費でございます。
生活保護の
保護事務に要する経費は、前年度
国庫負担金・
補助金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
生活保護に要する経費は、前年度
国庫負担金の精算に係る
返還金についての補正をお願いするものでございます。
次に、
債務負担行為について御説明申し上げます。
議案書は5ページ、
事項別明細書は45・46ページでございます。
総合福祉センター、老人福祉センター漆山やすらぎ荘・
大曽根さわやか荘・
黒沢いこい荘の
指定管理料につきましては、
指定管理期間が平成31年度より
切り替えとなるため、
事務手続を行う平成30年度から
指定管理期間終了の平成35年度までを期間とした
債務負担行為を設定しようとするものでございます。
次に、議第74
号平成30年度山形市
介護保険事業会計補正予算について御説明申し上げます。
議案書は12ページから、
事項別明細書は、71・72ページからでございます。
歳入・歳出それぞれ1億4,130万2,000円の
増額補正をお願いするものでございます。
初めに、歳入について申し上げます。
事項別明細書73・74ページをお願いいたします。第3
款国庫支出金から、第5
款県支出金までにつきましては、平成29年度事業の
精算分等を計上するものでございます。
下段の第7
款繰入金につきましては、
事項別明細書75・76ページ上段までとなりますが、平成29年度事業の
精算分等の繰入金を計上するものでございます。
第8
款繰越金につきましては、平成29年度事業の繰越金を計上するものでございます。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。
事項別明細書79・80ページをお願いいたします。
第5
款基金積立金につきましては、平成29年度事業の
精算分について、
介護給付基金への
積立金を計上するものでございます。
第6
款諸支出金につきましては、平成29年度事業の精算に伴う国等への
返還金を計上するものでございます。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
菊地健太郎委員長 鈴木子育て推進部長。
○
鈴木子育て推進部長 子育て推進部関係の
補正予算につきまして、御説明申し上げます。
議案書は3ページ、
事項別明細書は19・20ページをお願いいたします。
第3
款民生費第2項
児童福祉費でございますが、
福祉医療に要する経費につきましては、今年度の
執行状況を踏まえ、
こども医療給付費の不足が見込まれることから、
増額分を計上したものでございます。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
菊地健太郎委員長 山口商工観光部長。
○
山口商工観光部長 商工観光部関係の
補正予算について、御説明申し上げます。
議案書は5ページ、
事項別明細書は45・46ページをお願いいたします。
債務負担行為についてでございます。
下から2段目、
山形テルサ指定管理料につきまして、
指定管理期間が平成31年度より
切り替えとなるため、新たに設定を行うものであります。
続きまして、47・48ページをお願いいたします。同じく
債務負担行為でございます。
中段の山形まるごと
館運営事業につきましては、
運営委託期間の満了に伴い、今年度中に次期の
運営委託事業者と契約を締結するため、平成30年度から平成35年度までの設定を行うものであります。
次の
産業歴史資料館指定管理料、
山形国際交流プラザ指定管理料及び
観光案内センター指定管理料につきましては、
指定管理期間が平成31年度より
切り替えとなるため、新たに設定を行うものでございます。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
菊地健太郎委員長 櫻井農林部長。
○
櫻井農林部長 農林部関係の
補正予算につきまして、御説明申し上げます。
議案書は4ページ、
事項別明細書は25・26ページをお願いいたします。
第6
款農林水産業費第1項
農業費の
水田畑地化基盤強化対策事業、
農業水利施設ストックマネジメント事業、
特定農業用管水路等特別対策事業に要する経費につきましては、農業の生産性の向上や
農業構造の改善を目的として県が実施する
土地改良事業に対して、県への
負担金を支出する必要があるため、補正をお願いするものであります。
次に、
繰出金につきましては、平成29年度山形市
農業集落排水事業会計における繰越金の額の確定に伴い、
減額補正をお願いするものでございます。また、
公設地方卸売市場事業会計への
繰出金の
減額補正をお願いするものでございます。
次に、
債務負担行為について御説明申し上げます。
議案書は5ページ・6ページ、
事項別明細書は45ページから48ページをお願いいたします。
45ページ最下段の
農林業天災対策資金の
利子補給及び47ページの最上段の災害・
経営安定対策資金の
利子補給につきましては、夏季の大雨や台風21号による被害、30年6月からの高温、渇水により、水田や畑地で
高温障害や
生育不良等の被害を受けた
農業者に対し、金融面から支援するために設定するものであります。
また、2段目の
農業研修センターの
指定管理料につきましては、
指定管理期間が平成31年度から
切り替えとなるため、新たに設定を行うものでございます。
続きまして、
特別会計につきまして御説明を申し上げます。
初めに、議第77
号平成30年度山形市
公設地方卸売市場事業会計補正予算につきまして、御説明申し上げます。
議案書は19・20ページ、
事項別明細書は95ページからとなります。前年度繰越金の確定に伴い、所要の補正をお願いするものでございます。
続きまして、第78
号平成30年度山形市
農業集落排水事業会計補正予算につきまして、御説明申し上げます。
議案書は21・22ページ、
事項別明細書は103ページから106ページになります。歳入につきましては、前年度繰越金の確定及び
一般会計からの繰入金の所要の補正、歳出につきましては、電気料の値上げによる
総務管理費の補正をお願いするものでございます。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
菊地健太郎委員長 渋谷まちづくり推進部長。
○
渋谷まちづくり推進部長 まちづくり推進部関係の
補正予算について、主なものを御説明申し上げます。
議案書4ページ、
事項別明細書は27・28ページをお願いいたします。
第8
款土木費第2項
道路橋りょう費の道路の除排雪に要する経費につきましては、昨年は、全市一斉除雪を7回、山間部の除雪を75回実施しておりますが、昨年の実績を踏まえ、今後の執行に不足が生じないよう、所要の措置をお願いするものでございます。
29・30ページをお願いいたします。
第8
款土木費第4項
都市計画費のうち、
区画整理事業会計への
繰出金につきましては、後ほど同事業会計において御説明申し上げます。
街路事業に要する経費につきましては、今年度、本市域で実施されている、県施行の街路事業に対する事業費の
負担金を計上したものでございます。
続きまして、
特別会計について御説明申し上げます。
初めに、議第75
号平成30年度山形市
区画整理事業会計補正予算について、御説明申し上げます。
議案書は15・16ページ、
事項別明細書は85ページから88ページをお願いいたします。
前年度の決算の確定に伴い、
一般会計からの繰入金等について、所要の財源の補正をお願いしようとするものでございます。
次に、議第76
号平成30年度山形市
駐車場事業会計補正予算について、御説明申し上げます。
議案書は17・18ページ、
事項別明細書は89ページから92ページをお願いいたします。
前年度の決算の確定に伴い、繰越金並びに
一般会計への
繰出金について、所要の財源の補正をお願いしようとするものでございます。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
菊地健太郎委員長 阿部
教育部長。
○阿部
教育部長 教育委員会に係る
補正予算について、御説明申し上げます。
議案書は4ページ、
事項別明細書は33ページ・34ページをお願いします。
初めに、第10款教育費第2項小学校費の小学校の新築、増改築及び整備に要する経費につきましては、小学校の
空調設備改修事業に係る工事監理委託料及び工事費を計上するものであります。
次に、第3項中学校費の中学校の新築、増改築及び整備に要する経費につきましては、中学校の
空調設備改修事業に係る工事費を計上するものであります。このたびの補正につきましては、さきの9月議会で、小学校への
空調設備改修に係る実施設計予算の議決をいただき、現在、実施設計に係る事業を進めているところですが、国の
補正予算により、エアコン設置に係る臨時特例交付金の内定を受け、早期に改修工事に着手できるよう所要の経費を計上したものです。中学校における改修工事については、既に実施設計が完了していることから、来年2月から工事に着手する見込みであります。
また、小学校については、2月中旬までに実施設計を行い、3月までに工事契約の手続を進め、4月から工事に着手できるよう、取り組んでまいります。このたびのエアコン設置工事につきましては、全国的な需要の高まりにより、工事業者及び専門職人の不足やエアコン機材の確保など、困難さが増していく状況を考慮いたしますと、来年の夏までに全ての学校に整備することは難しいことが想定されます。そのため、例えば、複数の学校をグループ化してまとめて発注するなど、受注しやすい方法を工夫することや、そのグループ内で工事を行う際の手順、また、学校において、工事施工日の工夫をするなど、積極的な協力を得ながら、効果的な整備手法について、十分協議の上、平成31年度内に完了できるよう進めてまいります。
なお、どの学校から着手するかなどの工事の手順については、来年2月中旬までに行う実施設計の中で、今後具体的に組み立てていくこととしております。
続きまして、
議案書は4ページ、
事項別明細書は35・36ページの下の段をお願いいたします。
第10款教育費第7項保健体育費の
スポーツ振興基金積立金につきまして、山形シティマラソン大会に寄せられました
寄附金について、基金に積み立てるものでございます。
続いて、繰越明許費について御説明申し上げます。
議案書は5ページ、
事項別明細書は43・44ページをお願いいたします。
第10款教育費第2項小学校費並びに第3項中学校費の大規模改造事業、
空調設備改修につきましては、いずれも国の
補正予算を受けて実施するものであり、年度内の完了が困難であるため、地方自治法第213条第1項の規定により、所要額について翌年度への繰り越しをお願いするものでございます。
続いて、
債務負担行為について御説明申し上げます。
議案書は6ページ、
事項別明細書は47ページ・48ページでございます。
下から2段目の総合スポーツセンター等
指定管理料及びその下の段の蔵王体育館等
指定管理料でありますが、それぞれの施設について、平成31年度から5年間の
指定管理委託を行うに当たり、その準備を含め平成30年度から平成35年度までの
債務負担行為を新たに設定するものでございます。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
菊地健太郎委員長 以上で当局の説明は終わりました。
――
――――――――――――――――――
◎質疑
○
菊地健太郎委員長 これより質疑に入ります。
なお、申し合わせにより、本委員会での議題に対する質疑は、款項に対する大綱質疑とし、また、自己の所属する分科会の事件については、できるだけ質疑をしないことになっておりますので、皆様の御協力をお願いいたします。
それでは、議第71号から議第78号までの議案8件について、総括的な質疑がありましたらお願いいたします。加藤孝委員。
○加藤孝委員
財政部長に質問いたします。
補正予算と当初予算の関係も含めてということになりますので、質問したいと思います。
今回の12月議会では、35億円の
補正予算と、6月では6億円、9月は12億円。そしてこの補正は、国の補正に連動するというか、国が補正をつけるということに関連して
補正予算が計上されているというのが、これまでの地方自治体における1つの動きなのかなと思ってます。基本的にはやっぱり当初予算であって、今、国の予算を見ますと、年がら年中、補正補正ということで、例えば97兆円に対して年間5兆円も補正するという、補正が当たり前の状況になっている。でも補正というのは、災害等で予期しない出費が出たときに補正ということを予備費も含めて対応すべきだと思っているのですが。今回の空調関係等も含めて35億円になったという部分については、理解するわけですが、基本的には補正というのはあくまでも当初予算があって、対応しきれない、
予備費でもだめだ、しかし災害等でといった場合は補正で、というこの基本原則は維持すべきではないのかという考え方を申し上げておきたいと思います。
それで、この安心・安全の2億5,000万円の
補正予算について、委員会で中身については議論したいと思っておりますが、先ほど
まちづくり推進部長から山間、中山間で75回の出動があって、そして年間7回の一斉除雪が出た。1回出れば6,000万円ということになるわけです。しかし山形市の除雪費は当初予算3億5,000万円でずっとこの間推移してきている。しかし、これに対応できなくなって、いわゆる12月、1月、2月、3月の除雪費を払う金がない、だから2億5,000万円の予算をつけなければならないとなっておりますが、12月に支払いする準備資金だけで2億円です。それから融雪剤をまけば2億円かかる、3億5,000万円では到底足りない、それに対応する債務負担をとっているという部分は承知しておりますが、この3億5,000万円で、この雪国山形では、足りないのではないのかなと思っております。できるだけ当初予算を抑えるという財政当局の考え方はわかるのですが、こういう絶対的に足りないと、昨年は11億6,000万円、29年度は。だから先ほど言ったような状況からすれば足りない、しかし天候だけは温暖で雪が降らないときもあるかもしれないということからすれば、一気に10億円などということにはならないにしても、当初予算の3億5,000万円は、最近のこの降雪量とか、状況を見ると見直しということも1つの俎上に上げていいのでないか。きょうは補正だけですので、当初予算については、市長も含めて財政当局内で検討されるべき事項だと理解するわけですが、今言ったように、準備資金だけで2億円が飛んでしまう、それから融雪剤だけでも2億円となれば、債務負担という部分があっても、かなり厳しいのではないのかと考えます。さらに調整区域における住宅地がだんだん伸びていくということだとか、さらには生活道路の除排雪道路に対する要望等もたくさんあります。そうしますと、除排雪道路というのは伸びることがあっても短くなることがないということを全体的に判断して、当初予算の計上というのはあってしかるべきなのかなと思いますので、そんな意見も含めて、部長の考え方をお尋ねをしたいと思います。
○
菊地健太郎委員長 折原財政部長。
○
折原財政部長 中身につきましては、除排雪の経費のこの予算措置の考え方というところでございますが、若干歳出について触れさせていただきますと。昨年度の実績を見ますと、当初の歳出予算の3億5,000万円と、さらにそれでは不足して、議決予算の流用配当がえ、それから
予備費の対応など、やりくりしながら3月補正までつないだという状況でございます。今シーズンの雪の降り方などというのは、まだわからない状態での補正ということになるわけなのですけれども、今回2億5,000万を追加して、当初との歳出予算と合わせて6億円で対応しようということでございます。今回の補正額である6億円につきましては、大体平年であればこれくらいの額でほぼ間に合うだろうという額でございます。
そうであれば当初で措置すべきものでないかという御意見でございますけれども、当初予算は通年予算という形で編成するということになってますので、そうした意味では委員おっしゃるように、あらかじめ需要が望まれるような、必要な経費は当初予算で措置すべきものというものが望ましい姿であるとは認識しております。しかしながら、当初予算ではさまざまな財政需要がございまして、それだけの一般財源をそのときどき準備できるのかというと、なかなか難しい問題があると考えております。こうしたことから当初予算の編成の中で、議員御指摘の点については1つの課題と捉えながら、全体の予算規模とか、それから財源の動向なども総合的に検討しながら当初予算では限られた財源を、最適な配分に努めていきたいと考えております。
○
菊地健太郎委員長 武田聡委員。
○武田聡委員
教育部長にお尋ねをしたいと思うのですけれども、空調の導入のことについて、市内の全域にかかわることでありますので、ここで質問をしながら共通認識を深めて議論が進むようにという意味で質問をしたいと思っていますが。前回の議会においては、設計の予算を前倒しということで話が出て、分科会等の議論の中でも、いつまでという話をしたときに7月を目途にしたいという話は出されていました。我々も議会報告会を先月行っている中でも、7月を目途に整備をしていきたいという方針だというところまで話もさせてもらってる。ですが今回ずいぶんトーンダウンしたなという気が、感覚を持たざるを得ないのかなと思っています。当初の考え方から、そういったことは懸念されていたわけであって、本当にできるのかということを言われていたわけなので、その辺について、もう少し早くできるという話ではなくて、していかなければいけなかったのかなと思っていますけれども。その辺についてどうお考えなのかというのが1つと、やりたいこととできることは現実は違うわけなので、グルーピングして行うとは言ってはいますけれども、実際、設備をただ導入するというだけでなくて、受電設備の容量変更とか、停電の調整だとか、そういう細かな部分まで影響が出るわけなので、工期を集中すればそこにかかってくる負担というものも、当然、業者さんも含めて集中していくわけですので、そういった点からも、労務管理等々も含めた課題というのも当然あろうかと思っていますので、発注する際の配慮等々も含めたところも考慮していかなければいけない。そういったところについてどうお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○
菊地健太郎委員長 阿部
教育部長。
○阿部
教育部長 まず1つ目、御指摘の前回の9月議会におきまして、説明で小学校における
空調設備の整備ということについて、平成31年度の夏を目指して進めていきたいという説明を、その通り御説明させてもらったところです。その段階におきましても、9月で設計の予算をいただく場合に、管工事の事業者、また電気設備の事業者の方と、事前の状況と言いますか、見通しについてもいろいろとお話をいただいて、それを受けて何とか夏までに目指せないものかということでさせていただいたと。それから国の交付金においても臨時的に特例交付金として、平成31年度に限って、このたび交付金の設定があるということで、そこを目指して、全部市として手を挙げて進めていきたいと。そのような総合的なところを考えて、整備については夏に何とか間に合うようにという表明をさせていただいたところでございました。
しかしその後、さらにその業界の方との意見交換、現状、これからの見通しというものについての話し合い、それからいろいろな職人の状況、また機材をどのぐらいで納入できるかという状況、あわせて隣の仙台市などでは、今まで着手する考えがなかったわけなのですけれども、全ての小学校についての設計、中学校についての設計、190以上の学校、2,000近い教室、これを仙台市が一気にやっていくという状況変化。あとは県内における市町村の非常に素早い動きなどもありまして、そうしたことを踏まえていろいろな事業者の方との意見調整、意見交換している中では、夏まではやはり市内の事業者の方で最大限頑張っても、そこまでのスピード感は非常に難しいという状況変化があったところであります。
しかし、国の交付金においては、年度内にぜひ執行していく必要がありますし、学校全体で急いでいく必要がございますので、まず夏を目指せるところは目指し、そしてそのあとの工事になるところもできるだけ早く終わすようにして、年度内での完成というものを目指していきたいというところでございます。
それから、2つ目に受変電設備。それについてもエアコンを設置することによって電気の容量が変わってくるというところがあって、その事業者の方の対応という部分があるかと思います。現在、実施設計を進めている中で、それぞれの小学校において、現在、受変電設備を持っているところ、ないところで、エアコンを導入することによって、さらにその容量がどのように変わってくるかというところを、実施設計で調査をほぼ終えているところです。それに対して、どのようなそれぞれ配管をして、受変電の設備を備えて、進めていくべきかというところを、まさに実施設計の中で今後それを組み立てていこうとしているところでございまして、今後とも、もちろん受けてくださる事業者があってのこの工事でありますので、十分情報収集して、意見も聞いて、無理なく、できるだけスピードを持って進めてまいりたいと考えているところです。
○
菊地健太郎委員長 武田聡委員。
○武田聡委員 あとは、分科会でしっかりと議論を深めていただきたいと思いますが、この点については9月の一般質問でも多くの議員から早期の設置ということも出されていて、それは年度中に実現していければ大変すばらしいことだと思うし、保護者らの声というものも、非常に喜びの声も上がっていますから、そのスケジュール感というのも、丁寧に保護者等についても、周知をしながら、前もって話を進めていくということが非常に重要なのだろうと思うし、最後に申し上げたとおり、工期の集中での負担というところも、十分に配慮をした発注の仕方というのがあってしかるべきだろうと思っていますから、その辺も留意した進め方を期待したいと思います。
○
菊地健太郎委員長 今野誠一委員。
○今野誠一委員
債務負担行為の中で、
指定管理者の限度額というか、そのことについて、
企画調整部長になるのでしょうか、全体的な面で。今回、テルサの10年を除いて14施設、5年間の
債務負担行為が上程されているわけですけれども。きょう、資料として
指定管理者の審査についての状況の資料がわたっておりますけれども、我々に付託された部分というのは、それも当然ですけれども、この5年間ないし10年間の
指定管理料というか、収支予算額、そういったものが限度額が妥当かどうかということも付託されているのかと思っているところです。
そうした点で、前回のときと比べて、全体的に収支予算額というか、それに基づく限度額というのが多くなっているのか、少なくなっているのか、その辺をお知らせ願いたいと思います。そして、その背景というか、それも捉えておられればお願いしたいと思います。
そして、2つ目として、この
指定管理者制度、当初大変問題もありまして、市民サービスが低下しないように、そういったチェック体制も必要だということもありましたし、また、この多くはその
人件費、こういったところに予算が使われるのかと思っているわけですけれども、そういったそれぞれの担当課で施設を数カ所抱えているわけですけれども、チェック体制というか、人的あるいは体制、特に気をつけて取り組んでいる点がありましたら、それも教えていただきたいと思います。
○
菊地健太郎委員長 庄司総務部長。
○
庄司総務部長 指定管理料の設定に当たりましては、基本的にはそれぞれの所管課がまず第一義に積算いたします。それを取りまとめまして、市として全体的な見方として、行革推進課のほうでそれを精査しつつ、財政のほうともやりとりさせていただいて、その金額が妥当かどうかという視点で精査しております。またその積算値、5年ないし10年にわたるわけですので、一定程度の、例えば
人件費なり、事務費、もしくは維持管理経費、直近の
上昇傾向なども踏まえまして、適正に設定してると考えてございます。なお、施設管理におきまして、大規模修繕等につきましては、計画的に元課のほうで予算を計上し行うことになります。また、日常の小修繕については、各
指定管理者のほうからお願いすることになりますので、そこら辺についても若干の積算をしているところでございます。
○
菊地健太郎委員長 今野誠一委員。
○今野誠一委員 2番目のチェック体制というか、いろいろ民間の事業展開について、そういった
人事管理の問題とか、あと市民サービスの面での最初に携わる所管課が主にあると思いますけれども、そういったところで
指定管理施設のチェック体制というのは、特別配慮しているとかがあるのかどうかということをお願いします。
○
菊地健太郎委員長 庄司総務部長。
○
庄司総務部長 指定管理の仕様書の中に利用者アンケートなり、市民サービスの向上について、このように努めていただきたいという仕様書を作成しております。また、審査の際にもそれらはどうなっているかと、審査委員会の中で聞き取りなどを行いまして、第一義的にはそれぞれの所管課とやりとりの中で、市民サービスが十分行えるような措置は取っておりますし、また苦情等の対応につきましても所管課とそれぞれの
指定管理者の連絡を密にしながら当たっていると理解しております。
○
菊地健太郎委員長 今野誠一委員。
○今野誠一委員 全国的にあくまでも公の施設なわけですから、委託はしているというものの、きちんと行政がいろいろな面でチェック体制を緩めるというか、欠如しないようにということが、今、求められているのかと思いますので、その点もそれぞれ委員会のほうで検討していただきたいと思います。
○
菊地健太郎委員長 ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
菊地健太郎委員長 御質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎分科会付託
○
菊地健太郎委員長 本委員会に付託されました案件を、付託案件表のとおり、各分科会に分割付託します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
付 託 案 件 表
(総務分科会)
議第71号 平成30年度山形市
一般会計補正予算のうち、第1条第1表歳入、歳出第1款、第2款(第3項を除く)、第3款第4項、第9款、第13款、第3条(
税収納管理システム改修事業、
山寺芭蕉記念館指定管理料、
最上義光歴史館指定管理料)、第4条
(厚生分科会)
議第71号 平成30年度山形市
一般会計補正予算のうち、第1条第1表歳出第2款第3項、第3款第1項〜第3項、第4款第1項、第7款第2項、第3条(
総合福祉センター指定管理料、老人福祉センター(漆山やすらぎ荘)
指定管理料、老人福祉センター(
大曽根さわやか荘)
指定管理料、老人福祉センター(
黒沢いこい荘)
指定管理料、
斎場等指定管理料)
議第72号 平成30年度山形市
国民健康保険事業会計補正予算
議第73号 平成30年度山形市
後期高齢者医療事業会計補正予算
議第74号 平成30年度山形市
介護保険事業会計補正予算
(産業文教分科会)
議第71号 平成30年度山形市
一般会計補正予算のうち、第1条第1表歳出第5款、第6款、第7款第1項、第10款、第2条、第3条(
山形テルサ指定管理料、
農林業天災対策資金の
利子補給、災害・
経営安定対策資金の
利子補給、
農業研修センター指定管理料、山形まるごと
館運営事業、
産業歴史資料館指定管理料、
山形国際交流プラザ指定管理料、
観光案内センター指定管理料、総合スポーツセンター等
指定管理料、蔵王体育館等
指定管理料)
議第77号 平成30年度山形市
公設地方卸売市場事業会計補正予算
議第78号 平成30年度山形市
農業集落排水事業会計補正予算
(環境建設分科会)
議第71号 平成30年度山形市
一般会計補正予算のうち、第1条第1表歳出第4款第2項・第3項、第8款
議第75号 平成30年度山形市
区画整理事業会計補正予算
議第76号 平成30年度山形市
駐車場事業会計補正予算
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菊地健太郎委員長 本委員会は、12月14日の午後1時に再開し、各分科会委員長の報告を求めることにします。
各分科会の御協力をお願いします。
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◎散会
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菊地健太郎委員長 本日は、これをもって散会します。
午前11時06分 散 会...