山形市議会 2018-03-12
平成30年厚生委員会( 3月12日)
○
こども保育課長 現在の推計の仕方として、0〜5歳児の人口を基に必要な保育量を算定している。人口は減少傾向にあり、女性の就業率も8割を超えると急激な伸びはないと考えられるが、31年度以降の推計はまだ実施していないため答えられない。
○
委員 人口をふやし、30万人都市を目指す計画になっている。他の計画では30万人都市を前提としたものもあるようだが、一方では人口増加、もう一方では人口減少の予測をしており、何をベースに考えていけばよいか疑問である。
子ども・
子育て支援事業計画では、人口減少を
見込み、保育需要のめどを立てていくことになるのか。
○
こども保育課長 5年間の短期の計画のため、実際の人口の推移に即して検討していくことになる。今後、人口が伸びていった場合は、それに即した計画をたてることになる。
○
委員 長期的なスパンでの対応も検討してほしい。
休 憩 14時49分
再 開 15時01分
(9)
放課後児童クラブの
会計処理の状況と市の対応について
こども福祉課長から、
別紙資料に基づき報告があった。
○
委員 こまくさ
子どもクラブの設立はいつか。
○こども福祉課長 平成6年4月である。
○
委員 設立から約24年になるが、その間、特定の職員が会計事務を行っていたのか。
○こども福祉課長 開設当時からではなく、ここ10年ほどと聞いている。
○
委員 まずは特定の職員が弁済すべきであるが、その後の状況はどうなっているのか。実際、被害金額が確定していないため難しいとも聞いているが、刑事事件となるのか。
○こども福祉課長 刑事告発については、現在、クラブで弁護士と対応を協議しており、詳しい内容は、進展があった場合報告もらうことになっている。被害額については、挙証書類がない部分もあり、クラブ側で鋭意精査し、解明に努めていると聞いている。
○
委員 会計処理を1人で行っていたため、詳細がわからないのだと思うが、市としての認識はどうか。
○こども福祉課長 今回の事件が起きたのは、担当が1人で全ての会計事務を行い、監査時に帳簿や通帳との突き合わせをしていなかったためである。今後そのようなことがないよう、帳簿と通帳の残高確認や経理規程を設け、経理担当を複数にすること、通帳と印鑑の管理を別にする等の防止策を各クラブに指導している。
○
委員 適切な経理をしているクラブに委託料を出すようにしてほしい。横領したと思われる職員が弁済できない場合、その費用はどうなるのか。市はどのような対応をするのか。
○こども福祉課長 対応について現在検討中である。まずは被害額を確定させ、その上で本人とクラブの話し合いとなるが、クラブからの情報がないため、市としても対応しかねている状況である。
○
委員 決算書類をもらっていると思うが、積立金は計上されていたのか。公金が含まれていたのか検証しているのか。
○こども福祉課長 市からの委託料と保護者から集めた保育料、おやつ代などが基本の収入になる。経費を差し引いて残った部分を翌年度へ繰り越ししており、繰越額が大きくなってきたときに積み立てをしていたのが実情である。公金も含まれていたと考えるが、今後も検証が必要である。
○
委員 委託となった平成16年度以降は決算の中で積立金を把握しているということか。
○こども福祉課長 決算上の年度ごとの積立金の額はわかるが、積立金の総額については報告してもらっていなかったため、今回の調査まで把握していなかった。
○
子育て推進部長 運営業務に対して委託契約をしており、繰越金が出たとしても返還してもらうものではない。将来の不測の事態への供えや備品購入、施設の修繕などに対して積み立てを行うことは問題ないと考えている。繰越金に対しては委託料も入っているが、市のお金ではなく、あくまでもクラブのお金になる。
○
委員 放課後児童クラブの職員は経理実務の経験や資格があるとは考えられず、苦労しているクラブもあると思う。今後のあり方をどのように考えているのか。事務説明会をしたとのことだが、要望はなかったのか。
○こども福祉課長 事務説明会では要望はなかったが、事務の取り扱いや経理が大変だと聞いている。外部委託とした場合、費用の問題もあり、
支援策はこれから検討していきたい。
○
委員 委託金の性質上、繰越金は
運営委員会のものということはわかるが、市民目線では公金を横領したと指摘されるのは当然である。公金が入っている以上、市は厳格に指導してほしい。どのような状態に、いつまで改善することとするのか。
○こども福祉課長 改善にはある程度時間がかかるため、各施設に対する立ち入り調査の際にどのような改善をしたのかまず調査したいと考えている。
○
委員 早急に改善すべきではないか。
○
子育て推進部長 放課後児童健全育成
事業は、国から
会計処理の
基準についての通知はなく、保護者の団体から始まっていることもあり、そこまで厳しい指導はしていなかった。今回、よりどころとなる経理規程のひな型を示したが、各クラブでは
運営委員会に諮った上で不備を修正することになるため、年度当初からの対応は難しく、年度途中の立ち入り検査の中で、随時指導していく。1年後をめどに整備されるよう対応していきたいと考えている。積立金は、適正な積み立てをしているのか確認するために照会しており、クラブにおける監事監査や
運営委員会などで再確認してもらい、必要以上の積立金については子供たちに還元されるよう指導していきたい。
○
委員 この件については随時報告をしてほしい。また、今後このようなことがないよう取り組んでほしい。
15 閉会中の
委員会調査申出書(案)について
閉会中の
委員会活動について、別紙申出書(案)のとおり議長あて提出することとなった。
16
行政視察について
委員長から日程案が提示され、班分けを行った結果、次のように決定した。なお、視察地及び視察項目については正副
委員長に一任された。
┌────┬───────────────┬───────────────┐
│ 班 │ 1 班 │ 2 班 │
├────┼───────────────┼───────────────┤
│日 程│5月22日(火)〜5月24日(木)│5月29日(火)〜5月31日(木)│
├────┼───────────────┼───────────────┤
│委 員│
渋江朋博副
委員長、 │
田中英子委員長、、 │
│ │阿曽 隆
委員、
佐藤秀明委員、 │
伊藤香織委員、
遠藤和典委員 │
│ │
斉藤栄治委員、
石澤秀夫委員 │ │
└────┴───────────────┴───────────────┘...