平成26年決算委員会( 9月11日)
平成26年9月11日(木曜日)
〇出席委員(34名)
阿 曽 隆 高 橋 公 夫
佐 藤 秀 明 伊 藤 美代子
渋 江 朋 博 浅 野 弥 史
田 中 英 子 武 田 新 世
諏 訪 洋 子 佐 藤 亜希子
川 口 充 律 武 田 聡
渡 辺 元 伊 藤 香 織
中 野 信 吾 菊 地 健太郎
折 原 政 信 斉 藤 栄 治
遠 藤 吉 久 小 野 仁
鑓 水 一 美 遠 藤 和 典
丸 子 善 弘 長谷川 幸 司
後 藤 誠 一 今 野 誠 一
加 藤 孝 斎 藤 淳 一
阿 部 喜之助 須 貝 太 郎
斎 藤 武 弘 鈴 木 善太郎
尾 形 源 二 石 沢 秀 夫
〇委員外議員(1名)
加 藤 賢 一
――
――――――――――――――――
〇説明のため出席した者
市長 市 川 昭 男 副市長 瀧 井 潤
総務部長 荒 井 徹 財政部長 玉 田 芳 和
企画調整部長 齋 藤 順 治 市民生活部長 佐 藤 玲 子
環境部長 熊 谷 信 一
福祉推進部長 鞠 子 克 己
子育て推進部長 原 田 実 商工観光部長 遠 藤 秀 一
農林部長 横 川 孝
まちづくり推進部長 齊 藤 則 行
会計管理者 石 澤 裕 吉 消防長 海 和 孝 幸
病院事業管理者 平 川 秀 紀
済生館事務局長 水 野 正 登
上下水道事業管理者 長谷川 博 一
上下水道部長 武 田 良 一
教育長 後 藤 恒 裕 教育部長 江 川 隆
選管委事務局長 小 林 誠
代表監査委員 中 村 一 明
監査委員事務局長 金 子 秀 雄
農業委事務局長 岩 田 雅 史
――
――――――――――――――――
◎午前10時00分 開 会
○
川口充律委員長 ただいまから、決算委員会を開会します。
それでは、議事に入ります。
本委員会に付託されました案件は、議第52号平成25年度山形市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についてから、議第55号平成25年度
山形市立病院済生館事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの議案4件です。
――
――――――――――――――――
◎提案理由の説明
○
川口充律委員長 これらを一括議題とし、各案件について当局の説明を求めます。
石澤会計管理者。
○
石澤会計管理者 おはようございます。
議第52号平成25年度山形市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定につきまして、こちらの薄い冊子の決算書により、概要を御説明します。薄い冊子のほうをお願いします。
初めに、一般会計から御説明申し上げます。
決算書の6・7ページをお願いします。
表下段の歳入合計をお願いします。
予算現額938億2,388万4,249円に対し、1つ飛びまして収入済額は882億3,472万1,696円となりました。不納欠損額は2億1,240万7,040円で、収入未済額は22億4,598万5,399円であります。
続きまして、表右端の予算現額と収入済額との比較をお願いします。その主なものについて御説明いたします。
まず、収入済額が予算現額を上回ったものでありますが、戻っていただきまして2・3ページをお願いします。
表上段の、第1款市税で、右端ですが、3億8,219万8,575円、表下段の第10
款地方交付税で1億221万6,000円などであります。
逆に、収入済額が予算現額を下回ったものですが、4・5ページをお願いします。
表中段の第14
款国庫支出金で、15億9,663万2,765円、そして表下段の第19款諸収入第3項
貸付金元利収入で、7億6,334万円、6・7ページをお願いします。
第20款市債で34億1,940万円などであります。
なお、国庫支出金と市債につきましては、26年度への
事業繰り越しに係る財源が未収になったものであります。また、
貸付金元利収入につきましては、貸付件数の減によるものであります。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。10・11ページをお願いいたします。表下段の歳出合計をお願いします。
予算現額938億2,388万4,249円に対し、支出済額は863億3,978万9,321円となりました。翌年度への繰越額は46億5,873万4,500円で、予算現額から支出済額と翌年度繰越額を差し引いた不用額は28億2,536万419円となりました。
その不用額の主なものについて御説明いたします。また戻っていただきまして、8・9ページをお願いいたします。
表下段の第7款商工費ですが、8億577万4,349円は、経営支援資金などの
商工業金融対策貸付金の貸付件数の減によるものであります。
続きまして、10・11ページをお願いします。
表上段の第8款土木費の4億5,476万8,653円は、
道路橋りょう新設改良事業及び
都市計画街路事業などの工事費の差金などによるものであります。
その結果、13ページをお願いします。
一般会計の
歳入歳出差引残額は18億9,493万2,375円となったものでございますけれども、別冊の厚い
事項別明細書の6・7ページに記載してますとおり、この18億円から
繰越明許費繰越額の1億7,053万9,471円を差し引いた、純繰越額は17億2,439万2,904円となったものでございます。
続きまして、特別会計について御説明申し上げます。
また決算書に戻っていただきまして、初めに、
国民健康保険事業会計から御説明申し上げます。14・15ページをお願いいたします。表下段の歳入合計をお願いします。
予算現額248億361万1,000円に対し、1つ飛びまして収入済額は249億33万7,786円となりました。不納欠損額は3億3,509万7,148円で、収入未済額は26億4,039万7,616円であります。18・19ページをお願いいたします。表下段の歳出合計をお願いします。支出済額は243億9,163万6,948円で、不用額は4億1,197万4,052円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は5億870万838円となりました。
次に、
後期高齢者医療事業会計について御説明申し上げます。20・21ページをお願いします。表下段の歳入合計をお願いします。
予算現額28億9,185万5,000円に対し、1つ飛びまして収入済額は28億8,713万9,952円となりました。不納欠損額は51万9,400円で、収入未済額は1,803万7,730円であります。22・23ページをお願いいたします。表下段の歳出合計をお願いします。支出済額は28億7,058万4,040円で、不用額は2,127万960円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は、1,655万5,912円となりました。
次に、
介護保険事業会計について御説明申し上げます。24・25ページをお願いいたします。表下段の歳入合計をお願いします。
予算現額195億5,903万6,000円に対し、1つ飛びまして、収入済額は193億4,484万6,034円となりました。不納欠損額は1,940万6,100円で、収入未済額は7,413万1,565円であります。26・27ページをお願いいたします。下段の歳出合計をお願いします。支出済額は191億5,413万622円で、不用額は4億490万5,378円となりました。その結果、29ページをお願いします。
歳入歳出差引残額は1億9,071万5,412円となりました。
次に、
区画整理事業会計について御説明申し上げます。30・31ページをお願いいたします。表下段の歳入合計をお願いします。
予算現額15億1,256万4,000円に対し、1つ飛びまして、収入済額は15億1,263万3,766円となりました。収入未済額は7,720円であります。32・33ページをお願いいたします。下段の歳出合計をお願いします。支出済額は15億1,197万3,539円で、不用額は59万461円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は66万227円となりました。
次に、財産区会計について御説明申し上げます。34・35ページをお願いいたします。表下段の歳入合計をお願いします。
予算現額665万5,000円に対し、収入済額は679万5,511円となりました。36・37ページをお願いいたします。下段の歳出合計をお願いします。支出済額は660万6,336円で、不用額は4万8,664円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は18万9,175円となりました。
次に、
駐車場事業会計について御説明申し上げます。38・39ページをお願いします。下段の歳入合計をお願いします。
予算現額5億5,254万5,000円に対し、収入済額は5億7,349万1,218円となりました。40・41ページをお願いします。下段の歳出合計をお願いします。支出済額は5億5,038万8,033円で、不用額は215万6,967円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は2,310万3,185円となりました。
次に、
公設地方卸売市場事業会計について、御説明申し上げます。42・43ページをお願いいたします。下段の歳入合計をお願いします。
予算現額3億3,792万6,000円に対し、収入済額は3億3,073万1,108円となりました。収入未済額は129万1,456円であります。44・45ページをお願いいたします。下段の歳出合計をお願いします。支出済額は3億2,479万4,338円で、不用額は1,313万1,662円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は593万6,770円となりました。
最後に、
農業集落排水事業会計について御説明申し上げます。46・47ページをお願いいたします。下段の歳入合計をお願いします。
予算現額2億2,297万9,000円に対し、収入済額は2億2,315万1,246円となりました。収入未済額は239万4,923円であります。48・49ページをお願いいたします。下段の歳出合計をお願いします。支出済額は2億2,174万3,140円で、不用額は123万5,860円となりました。その結果、
歳入歳出差引残額は140万8,106円となりました。
なお、特別会計のただいま御説明しました
歳入歳出差引残額につきましては、それぞれ平成26年度へ繰り越しとなるものであります。
以上が、平成25年度一般会計及び特別会計の
歳入歳出決算の概要であります。よろしく御審査の上、御認定くださいますようお願い申し上げます。
○
川口充律委員長 武田上下水道部長。
○
武田上下水道部長 おはようございます。
議第53号平成25年度山形市
水道事業会計剰余金の処分及び決算認定につきまして、その概要をお手元の決算書により、御説明申し上げます。
決算書2ページから5ページまでの決算報告書は、消費税込みの決算額となっております。なお、6ページから13ページまでの
損益計算書等の財務諸表は、消費税抜きの決算額となっております。
初めに、2ページと3ページの収益的収入及び支出について、御説明申し上げます。
収入の部ですが、第1
款水道事業収益の決算額は、60億9,921万9円、予算額に比べ3,440万6,009円の増となっております。増の主な理由は、第2項営業外収益で一般会計からの
退職手当負担金の増、東京電力からの福島第一原子力発電所の事故に伴う損害賠償金などが増となったことによるものです。
次に、支出の部です。
水道事業費用の決算額は55億149万7,753円、不用額は2億2,045万5,247円となっております。不用額の主な理由は、第1項営業費用では、昨年7月の大雨による村山広域水道の減免による受水費の減及び減価償却費の減などでございます。第2項営業外費用では、
消費税納税額が当初の見込みより減となったことなどによるものでございます。
次に、4ページと5ページの資本的収入及び支出について御説明申し上げます。
収入の部です。第1
款資本的収入の決算額は9億8,960万2,313円、予算額に比べ8,785万8,687円の減となっております。減の主な理由としましては、第2項工事負担金は、
庁舎整備事業に係る
下水道事業負担金の減などです。第3項補助金では、松原浄水場小
水力発電設備設置工事が翌年度に繰り越されたことにより、県補助金が減となったものです。
次に、支出の部です。第1
款資本的支出の決算額は36億2,133万1,813円、翌年度繰越額が2億8,036万7,550円、不用額は1億566万1,637円となっております。翌年度繰越額は、松原浄水場小
水力発電設備設置関連工事で3件となっております。なお、この繰り越しにつきましては、9月に完了する予定です。不用額の主な理由としましては、第1項建設改良費では、配水管整備、配水管更新及び浄水施設、
配水施設整備更新などの
工事執行差金などによるものです。
次に、支出の欄の下段です。
資本的収入額が
資本的支出額に対して不足する額26億3,172万9,500円につきましては、記載いたしました財源により補填をしております。
続きまして、6ページの損益計算書です。
1、営業収益は56億7,922万2,054円、2、営業費用は49億1,767万6,417円となりまして、中ほどにあります営業利益は7億6,154万5,637円となりました。これに、3、営業外収益、4、営業外費用、5、特別利益、6、特別損失を合わせた当年度純利益は、下から3行目の4億7,425万8,926円となったものです。この当年度純利益に、前
年度繰越利益剰余金37万2,462円を加えた当年度未
処分利益剰余金は4億7,463万1,388円でございます。
次に、10ページの
剰余金処分計算書案をお願いいたします。当年度未
処分利益剰余金4億7,463万1,388円につきましては、
建設改良積立金に4億7,400万円を積み立てようとするものです。なお、残額63万1,388円は、翌
年度繰越利益剰余金とするものです。
以上が、平成25年度山形市
水道事業会計剰余金の処分及び決算認定の議案の概要でございます。
続きまして、議第54号平成25年度山形市
公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定につきまして、その概要をお手元の決算書により、御説明申し上げます。
決算書2ページから5ページまでの決算報告書は、消費税込みの決算額となっております。6ページから13ページまでの
損益計算書等の財務諸表は、消費税抜きの決算額となっております。
初めに、2ページと3ページの収益的収入及び支出について、御説明申し上げます。
収入の部ですが、第1
款下水道事業収益の決算額は74億8,356万6,743円、予算額に比べ7,628万6,257円の減となっております。減の主な理由は、第2項営業外収益で汚水処理に係る
一般会計負担金の一部を
企業債償還相当分として、資本的収入に計上したことによる減などでございます。
次に、支出の部です。第1
款下水道事業費用の決算額は72億8,642万8,193円、不用額は2億2,945万1,807円となっております。不用額の主な理由は、第1項営業費用では、
流域下水道維持管理負担金の減や委託料の執行差金などによるものです。第2項営業外費用では、
消費税納税額が当初の見込みより減となったことなどによるものです。
次に、4ページと5ページの資本的収入及び支出について、御説明申し上げます。
収入の部です。第1
款資本的収入の決算額は49億4,662万8,097円、予算額に比べ1億9,159万8,903円の減となっております。減の主な理由としましては、第1項企業債では、事業費の執行差金などにより、借入額等を減額したことによるものです。第2項補助金では、前年度から繰り越された工事に係る補助金の受け入れなどによる増となっております。
次に、支出の部です。第1
款資本的支出の決算額は83億7,479万1,139円、翌年度繰越額は4億9,631万6,112円、不用額は2億7,162万9,949円となっております。翌年度繰越額は、好循環実現のための経済対策に伴う国の補正予算へ対応したことなどによるもので、汚水・雨水事業、処理場を合わせて12件となっております。なお、この繰り越しについては12月に完了する予定となっております。不用額の主な理由は、第1項建設改良費では、
管渠建設事業及び処理場等の
設備更新工事の
工事執行差金によるものでございます。
次に、支出の欄の下段です。翌年度繰越額に係る財源充当額を除いた
資本的収入額が
資本的支出額に対して不足する額、35億444万3,042円につきましては、記載いたしました財源により補填をしております。
続きまして、6ページの損益計算書です。
1、営業収益は51億3,140万7,864円、2、営業費用は48億6,399万1,776円となりまして、中ほどにあります営業利益は、2億6,741万6,088円となりました。これに、3、営業外収益、4、営業外費用、5、特別利益、6、特別損失を合わせた当年度純利益は、下から3行目の1億4,060万871円となったものです。当年度純利益に前
年度繰越利益剰余金95万6,820円を加えた1億4,155万7,691円が当年度未
処分利益剰余金でございます。
次に、10ページの
剰余金処分計算書案をお願いいたします。
当年度未
処分利益剰余金1億4,155万7,691円につきましては、減債積立金に1億4,100万円を積み立てようとするものです。なお、残額55万7,691円は、翌
年度繰越利益剰余金とするものです。
以上で説明を終わりますが、よろしく御審査の上、御決議、御認定くださいますようお願い申し上げます。
○
川口充律委員長 水野済生館事務局長。
○
水野済生館事務局長 おはようございます。
議第55号平成25年度
山形市立病院済生館事業会計剰余金の処分及び決算認定につきまして、決算書により決算概要及び処分案を御説明申し上げます。
決算書の2ページから5ページまでの決算報告書は、消費税込みの決算額であり、6ページから12ページまでの
損益計算書等の財務諸表は、消費税抜きの決算額となっております。
初めに、決算書の2ページと3ページの収益的収入及び支出について御説明申し上げます。
収入の部でございますが、第1
款病院事業収益の決算額は115億2,938万3,727円、予算額に比べ1,193万4,273円の減となっております。減の主な要因は、患者数の減少による入院収益の減でございます。
支出の部でございますが、第1
款病院事業費用の決算額は106億8,966万5,133円、不用額は8億974万3,867円となっており、主な不用額は医業費用の給与費等でございます。
次に、4ページと5ページの資本的収入及び支出について御説明申し上げます。
収入の部でございます。第1
款資本的収入の決算額は3億8,363万2,000円、予算額に比べ430万4,000円の増となっております。
次に、支出の部でございますが、第1
款資本的支出の決算額は16億206万6,463円、不用額は185万5,537円となっており、主な不用額は、建設改良費の執行差金でございます。なお、
資本的収入額が
資本的支出額に対して不足する12億1,843万4,463円につきましては、記載いたしました財源により補填してございます。
続きまして、6ページの損益計算書でございますが、ここに関する資料といたしましては20ページに、収益と費用の前年度比較を記載してございます。20ページをお願いいたします。
(2)
病院事業収益に関する事項の決算額、これは、ア、収益構成表の一番下の計の欄でございますが、消費税抜きで115億1,164万5,907円、前年度決算額との比較では5,444万2,491円、0.5%の増でございます。上の段の医業収益は、前年度との比較では1.1%の増となっており、増の主な内訳として、診療単価が増加したことなどにより、入院収益0.6%の増、外来収益は2.7%の増でございます。また、医業外収益につきましては、7.0%の減となっております。
次に、(3)の
病院事業費用に関する事項の決算額の計の欄についてでございますが、消費税抜きで106億8,514万1,068円、前年度との比較では1億1,978万7,685円、1.1%の増となってございます。上の段の医業費用は、前年度との比較では3.2%の増となっております。給与費は前年度比2.9%の増で、給料、時間外手当、研修医賃金、
法定福利費等の増額によるものでございます。材料費は前年度比1.9%の増となってございます。主に検査薬品、診療材料費の増によるものでございます。医業外費用は、55.1%の減でございます。主に支払利息及び
企業債取扱諸費の減少によるものでございます。特別損失は、主に保険の変更などにより過年度の調定更正を行ったものでございます。
それでは、元に戻っていただきまして、6ページの損益計算書をお願いいたします。医業収益及び医業費用などは、先ほど御説明申し上げたとおりでございます。下から3行目の当年度純利益、これは収益合計と費用合計の差し引きでございますが、8億2,650万4,839円となりました。その結果、前
年度繰越利益剰余金の17万7,939円と合わせまして、8億2,668万2,778円の未
処分利益剰余金を計上いたしました。
続きまして、10ぺージの
剰余金処分計算書案をごらんいただきたいと思います。
一番右側の欄の当年度未
処分利益剰余金8億2,668万2,778円につきましては、減債積立金に4,200万円を、
建設改良積立金に7億8,400万円をそれぞれ積み立てようとするものでございます。なお、残額68万2,778円は、翌
年度繰越利益剰余金とするものでございます。
以上で平成25年度
山形市立病院済生館事業会計剰余金の処分及び決算認定につきまして、説明を終わらせていただきますが、よろしく御審査の上、御決議、御認定くださいますようお願い申し上げます。
○
川口充律委員長 以上で当局の説明は終わりました。
――
――――――――――――――――
◎質疑
○
川口充律委員長 それでは、質疑に入ります。
なお、申し合わせにより、本委員会での議題に対する質疑は、款項に対する大綱質疑とし、また、自己の所属する分科会の事件については、できるだけ質疑をしないことになっておりますので、委員の皆様の御協力をお願いします。
なお、質疑は、一般会計及び特別会計と、企業会計との2つに分けて行います。
初めに、議第52号平成25年度山形市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について、総括的な質疑がありましたらお願いいたします。
尾形源二委員。
○
尾形源二委員 25年度の
一般会計決算書、そして山形市の主要な施策の成果報告書、これを見ながら質問をさせていただきたいのですが、まず、市民の健康を守るというのは、これは山形市の市役所の仕事の中に重い位置を占めているわけですが、成果報告でがん検診の受診者数が書いてございます。それで一般質問等でも言っておりますが、とにかくがんに対しては検診率を上げて頑張ってるという話なんですがね、この数字、実数を載っけてはいるんですが、その25年度の施策として、その検診率をこういうふうにして向上したとか、対象の人の何%が受診をして受診率が上がってますよとか、そういうところまで具体的に説明あるのが主な成果なんじゃないのかなというふうに思います。
それで申し上げたいのは、がんの場合は、男性が60%、女性が45%生涯でかかっちゃうという。それでなおかつ、がんを罹患する患者の3人に1人が働く世代。そうすると、働く世代ががんにかかってしまうと、仕事を離れなきゃいけないとか、あるいは治療と仕事の両立ができないとかという、そういう現実なんかも大きくクローズアップされ始めてきている。そういうことで、確かに26年度前立腺云々もやりましたけれども、今後どういうふうに25年度を捉えているのか、まず1つね。どれだけ頑張ってどういう成果を上げたのか。それと26年度以降どういうふうにしていこうとしているのか、市民生活部長にお聞かせいただきたいと思います。
あと、
まちづくり推進部長、最近話題になってこなくなっちゃったんですが、今回も決算の中で随分工事差金いっぱい道路関係で残っているという。それで例えば1つの例を挙げると、蔵王上野の市道相変わらず閉鎖しっぱなし、もう何年と積み残しあるいは手をつけられているのかいないのか、その辺の報告が全然なされない。それともう1つ、
都市計画街路事業、市でやる部分なんですが、本当に進んでるのかなという。具体的に見えない、途中まで手かけてその後進まない。あるいはもう1つ具体的に申し上げると、例えば四日町日月山線、こういったところについて橋がもう27年度に完成しますよ、その先どうなるんですか。そういう方向性が見えてこない。その辺に対して25年度どういう作業をやってきたのかどうか。どういうふうにこういう、道路というのは生活道路であり基本的なインフラ、ここのところがしっかりしてないと生活にもいろいろ支障を来すわけですし、そういったところの取り組みがどうだったのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
○
川口充律委員長 佐藤市民生活部長。
○佐藤市民生活部長 まずは25年度のがん検診の実績ということが1点だったかと思います。検診率で申し上げますと、がん検診として実施しているものは、胃がん・大腸がん・肺がん・子宮がん・乳がん等がございますけれども、検診率で前年の24年度を下回ったものは、子宮がん検診だけでございます。その他のものについては、若干ではございますが、1%未満の上昇にとどまったものもありますけれども、4%程度伸びている、これは肺がん検診になりますが、そういったものとかが検診の種類によってパーセンテージの伸びの実績が違いますが、ほとんどのもので受診率が伸びているという状況にございます。ただ、目標が国全体で50%というような高い目標を今立てているところでございまして、それに比べれば、やはり実績の実態を見ればまだまだ目標には届いていないというのが現実的な状況でございます。これに対してどうしていくかということでございますけれども、やはり受診率をまず上げたいということで、呼びかけをしているところでございます。特にその働く世代の受診率を何とか上げたいということで、協会けんぽさんとか、事業所を取りまとめていらっしゃるようなところに、市のがん検診を受診していただくようなチラシ、カードのようなものになるんですけれども、そういったものの配布をお願いして行こうというようなことを新しい取り組みとして考えております。あとはやはり、国保の特定健診と一緒にがん検診を受けられるということになっておりまして、国保の特定健診の未受診者に対して25年度は電話で勧奨を呼びかけておりまして、その折にあわせてがん検診についても検診を呼びかけていこうと、まずできるところを、いろんなことを考えて取り組もうと思っているところでございます。以上です。
○
川口充律委員長 齊藤
まちづくり推進部長。
○齊藤
まちづくり推進部長 まず、上野南線の整備状況について御説明、御回答いたします。市道上野南線につきましては、上野最終処分場の拡張に際しまして、地区内を運搬車両が通行することから、地区内の交通安全確保のため、新たな搬入路として平成6年度に事業に着手したものでございます。事業の概要といたしましては、延長が1,200メートルで、全体幅員は道路幅員が11メートル、うち東側に3.5メートルの歩道がつく道路でございます。平成10年度に一部市道上野南線までの南側の区間約780メートルについて供用を開始しているところでございます。しかし、地権者総数29人のうち、残す90メートルの区間の地権者1名からどうしても用地買収に対する同意が得られず、事業が中断している状況でございます。大変地区の皆様には御迷惑をお掛けしているところでございます。山形市といたしましても、これまで30回を越す自宅訪問を重ねたり、数え切れないほど電話連絡をとり、丁寧に粘り強く用地への協力をお願いしたり、また何度となく地元町内会長を初め役員の方々に間に入っていただき調整をお願いしてまいりました。しかし、ルートの決定、経過への不満や買収単価の乖離、また地権者が稲作の営農意欲が高いなどの理由によりまして、いまだに理解を得られない状況となっており、大変御迷惑をおかけてしているところでございます。こういったことを踏まえまして、今後とも誠意をもって継続して交渉に当たり、早期解決に努めてまいりたいと考えております。
あと、街路事業につきましてでございますが、街路事業につきましては毎年計画的に事業を進めているところでございます。25年度には4月に十日町双葉町線の山形駅南アンダーを開通させました。また、ことしの4月には美畑天童線の幸町工区を供用開始したところでございます。これらによりまして、現在、本市の都市計画道路の整備率は、計画延長243.42キロメートルのうち、改良済み延長は154.133キロメートルとなり、
都市計画街路事業の完成率は63.3%となっている状況でございます。
3点目の四日町日月山線の整備につきましては、現在県が薬師公園前、あと馬見ヶ崎橋のかけかえ拡幅事業を行っております。市といたしましては、それに接続する四日町の六日町の部分の街路事業に現在取り組んで、今年度から用地買収を行う予定でございます。馬見ヶ崎橋の先の区間につきましては、平成13年度に都市計画決定を20メートルに拡幅するということで、地元のほうと協議を行ってきた経緯がございます。ただその中で、どうしても地元からの了解が得られず、その計画決定がなされていないという状況でございます。これにつきましては、今年度やはり、馬見ヶ崎橋の工事あるいは薬師公園前の工事、市の工事、そういった事業が動いていることもございまして、地元としてもやはりその先をどうするんだということで、そういった考えも少しずつまだ出てきているようでございます。そういったことでございますので今後、そういった地元の方々の意向を伺いながら、市としても橋の完成後に引き続き整備事業ができますように地元と連絡調整をしながら進めてまいりたいと、このように考えております。以上です。
○
川口充律委員長 尾形源二委員。
○
尾形源二委員 まず市民生活部長になんですが、今まで頑張ってくる頑張ってくるといって少しずつしか伸びてないわけですよね。それでこの実数が実態何%になってるのかという、そこのところをお聞かせをいただきたい。それと、その国保とそのほかの国保以外の医療保険を持っている人、そういうところになかなかお願いをしている、チラシを出してる。でも、結局そこのところが伸びてこない。だからこの程度に収まってるんですみたいな説明ですが、それで満足してていいんですかという問題なんですよね。それは日常業務の中で当たり前の真ん中の話でしょ。どうやって働く世代のがんにかかった人、早期発見、早期治療、今もうもはやがんは不治の病ではなくて、もう管理できる病なんです。例えば山形県で高血圧県民運動やりましょうという呼びかけをやって、そして減塩なり何なりという、それが着実に時間を経て、いろんな活動の展開する中で、県民の意識があるいは県民の理解が得られて今日になってきている。がんだけが病気じゃないですよなんていう考え方だから、なかなか検診率、受診率が上がってこないんじゃないですか。もっとがんに対して真剣に山形市が取り組みますよという姿勢、意欲、そしてそれに基づいてのいろんな工夫、具体的なアクション、それが見えてこない。25年度、その辺のところもう少し明らかにしていただきたい。受診者数じゃなくて、実態がどういうふうになってるのか。国保が対象人口の何%受診してて、そしてそのほかの保険の利用者はどういう実態になっているのか。そして、最近いろいろマスコミ等にも書かれていますが、医療と行政との連携、そういったものも大事になってきている。そうすると、そういうところの取り組みなんかが全然見えてない、私ら国保で一生懸命頑張ってますよ、頑張ってますよ。だから上がんないんじゃないのかなというように思います。そこでもう1回考えをきちっとお聞かせ、そして実態をお知らせをいただきたい。
それと、
まちづくり推進部長、最近の傾向として一般的にというよりも、全体的に感じられるんですが、用地交渉とか何かという難しい、あるいは嫌な部分、ここについての取り組みが最近疎いように思われてしょうがない。本来はもっとどんどんどんどん攻めてって、理解をいただいて、そして事業計画をしたらそれを計画年度中にきっちりと仕上げる。これが仕事なんだろうと思う。でも、なかなか進まない。確かにアンダーとか何か美畑町線それは形になって、ああ随分変わったね、変わってきているね、実感できます。でも、その周辺の部分で、手をつけたまんま中途半端にして、そして地元の理解が得られないからとか、そういう理由を毎回同じように理由を説明してだからできないんです。何遍も何遍もそういう説明を聞くと、結局はやってないんじゃないの、やる気がないんじゃないのという受けとめ方しかできなくなっちゃう。それとあわせてもう1つ申し上げたいのは、西蔵王の展望台、あそこに行く市道なんかも、せっかく西蔵王、山形の夜景を一望にすごい場所なんです。そうするとテレビ塔の裏ですぽんとそれで事業完了です。こういう状態でいられる感覚が私はわからない、理解できない。ちゃんと西蔵王の展望台まで道路をつないで初めてその市道が生きるんじゃないのかな。そして1つの観光スポットとしての西蔵王という、そういうふうになると思うんですが、それを感じない鈍感さに私は腹が立つ。その辺もう一遍しっかりとした25年度にどういう作業をやって、そしてここまできてますよという、その説明をいただきたい。
○
川口充律委員長 佐藤市民生活部長。
○佐藤市民生活部長 がん検診の受診の状況ということで、国保とそれ以外の市民の実態を明らかにすべきでないかという御指摘であったかと思います。国保については受診者対象者を把握できますけれども、それ以外のいろいろな保険制度に入っている、いわゆる働いている方の実態というのがなかなか掴みにくいというのは前回、前々回についてもお話をさせていただいたかと思います。これはやはり課題だと思っております。職場の健診の中で、がん検診を受けているという方も、私たちもそうですし、実態としてはたくさんいらっしゃるかと思いますし、そこをどのように捉えていくかと。その職場の健診に機会がない方を市の一般のがん検診につなげていくかということは御指摘のとおり大変大きな課題だと思っております。今のがん検診のお知らせは、個別通知で基本的に行っておりまして、国保については皆さんに個別通知を差し上げており、それ以外の方については基本的には40歳になられた方全員と、今まで受けていただいた履歴のある方というような状態でずっと進めてきております。ここをまず改善していく必要があるかなと思っております。
受診率が高い自治体というのは県内にもございますので、そういったところの事例を研究をさせていただいて、前向きに取り組んでいきたいと思っております。
それから、医療との連携を密にということだったかと思います。山形市の場合は医師会さんのほうといろんな話し合いを常にさせていただいて事業を進めてきていると思っております。毎年医師会から要望書などもいただいておりますし、それに盛り込まれたことについて、より詳細に検討をしていきたいと思います。以上です。
○
川口充律委員長 齊藤
まちづくり推進部長。
○齊藤
まちづくり推進部長 まず、用地交渉がなかなか進まないということなんですが、決して用地交渉につきましても一生懸命職員は頑張っています。やはり、なかなか今市民の方に丁寧に説明をするということで、なかなか街の中の用地交渉というのは非常に家屋がかかってまいりますので、そういった理解を求めるのにやはりどうしても時間がかかるということでございます。やはり、自分が予期しない中で家屋の移転をお願いするわけですから、その辺はきちっと丁寧に説明をして着実に進めているところでございます。
また、西蔵王への展望台につきましては、前に一度事業が中断したと。その状況を何とか改善しようということで再開して、このたび事業が一応途中までは拡幅なったと。ただ、最後の取りつけの部分、テレビ塔の前の部分については非常に、西側が崖になっていると、そういったところで、どういったことで工事を進めたらいいのかと、そういった課題も非常に難しい課題がある状況でございます。そういった課題を解決しながら、今後とも事業の推進に努めてまいりたいとこのように考えております。
○
川口充律委員長 諏訪洋子委員。
○諏訪洋子委員 御丁寧な御説明ありがとうございました。
平成26年度の純繰越額が17億円ということで、財政に関する部分ではいい結果になっているのかなというような思いがございます。今年度の決算を見る限りにおいては、そういったところだと思うんですけれども、現在ちょっと気になるようなところで、公共施設の適正管理という部分というのがございまして、その中でこれから日本をあげて公共施設等の総合管理計画といったようなものをつくっていかなければいけないという作業が出てくるかと思うんですけれども、現在山形市においては、こういった公共施設管理も適正に行っていただいて順調に進んできているところなのかなというふうに今回の決算のほうからも見させていただいているところではあるんですけれども、9月の当初山形新聞などにも山形県のこうした公共施設の総合管理計画の記事などが載りまして、これからそういったような部分にたくさん経費がかかってくるんだなというようなことを山形市民の方も不安に思いながら記事をごらんになった方もけっこういたのではないのかなと思っております。現在山形市においては、この部分において平成25年度の決算状況はよろしい、いい状態だと思うんですけれども、今後こういったようなことも計画を踏まえて、どれくらいその山形市において不安視をしているのか、また現行のそういった公共施設の管理等と比べてどういったような変化が起こるのか、またそういったものに対応していくような準備、どこまで進んでいるのかということをお伺いできたらと思います。
○
川口充律委員長 齋藤
企画調整部長。
○齋藤
企画調整部長 公共施設の管理につきましては、現在の第2期の経営計画の中でも長寿命化計画の策定と施設の快適な利用環境の維持、あるいは老朽施設の改築改修というふうなことを重点施策の1つに掲げまして、それぞれ進めてきたところでございました。長寿命化につきましては、ただ、個別の施設群の中で、例えば、橋梁ですとか公営住宅とか、そういった部分で計画をつくって進めてきたところでございます。この6月の総務委員会の中でも御報告させていただきましたけれども、総務省のほうから全般的な公共施設の総合管理計画をつくりなさいということがきておりますので、仕事の検証システムの一部を見直しまして、まずはその現況をつかむと。今後の動向、全体像を把握したいというふうに考えております。現在その作業を進めておりまして、全体的にわかりやすい調書をどういうふうにつくっていくか、施設群をどういうふうに分類していくかという検討を今しておりまして、今年度いっぱいかけましてですね、まずは現状のデータを集積したいと。さらには将来の見通しをある程度把握して整備をしていきたいというふうに考えております。そのデータを整理した後、できれば来年度いっぱいをかけまして総合管理計画の基本的な方針をあらわしていきたいなというようなスケジュールで今、今後作業をやっていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。
○
川口充律委員長 諏訪委員、総務委員会所属ですね。大綱ですので、ひとつよろしくお願いします。
○諏訪洋子委員 すいません。総務委員会でございました。またそこら辺は委員会で詳しく聞かせていただきたいと思います。大変失礼いたしました。
今ちょっとその公共施設のあり方みたいなところで、管理一生懸命していただいているなというのを見る際にですね、山形市のそういった公共施設というのがいつできて、どれくらい耐久年数があって、減価償却どれくらいしてるのかなんていうのを見たいなと思ったときに、山形市の会計制度としてですね、新公会計というのを使われていると思うんですけれども、以前の旧公会計といいますか、新に対して旧なんですけれども、コスト計画と、あとコストをつくり出したものと、あとバランスシートというのを以前平成18年度以前は山形市でも出されていたと思ったんですけれども、現在はそういうものではなくて、新公会計に使われている別のシートを使われているということですけれども、このバランスシートを以前つくっていていただいたものですと、そういった学校ですとかいろいろな公共施設の創設年数とか、耐久、減価償却とか、細かににそういったものが把握できるような数値が全部出ていたんですが、山形市の場合はそういう会計から、今はその概要版になっているような新公会計になっております。ここら辺のメリットというのもあったと思うんですけれども、山形市の公会計のそのバランスシートに変わるものにしても3月末にその資料を出していただいてて、実際、私たちが決算を審議するのは、今この9月でございますので、なるべくこの決算期に近い時期にこういったような資料というものを出していただけると、もっと判断がしやすいのかなというふうに思っているんですけれども、新公会計のほうで出していただいております資料については9月の決算近くに出していただくことはできないんでしょうか。
○
川口充律委員長 玉田財政部長。
○玉田財政部長 バランスシートについては現在も作成しておりまして、ホームページ等で公開させていただいております。ただ、作成の時期関連でございますけれども、バランスシートのほうは固定資産のほうの資産の評価、独特なものございます。例えば民間でしたら倒産したときに社有地とか売ればいいというふうな例もございますが、山形市の場合、学校の土地なんかを売れるのか、道路が売れるのか、そういったふうな基本的な問題、あとは職員が全部一度に退職をしたときの仮りの計算になっているというふうなことから、直接的に今やっておりますこの自治体の会計の手法とバランスシートでの企業会計の概念を入れた会計の手法、マッチングしない部分が多いのかなというふうに考えておりますので、あえて時期を合わせようというふうな点については、基本前向きには検討していない実態でございます。
○
川口充律委員長 鈴木善太郎委員。
○鈴木善太郎委員 この山形市で助成とか補助金とか、奨励金とか、こういうのがたくさん出てるわけでありますが、特に最近、防災とかそういうようなときの防災機器の整備、それに対する1地区当たりの補助金ですか、これが限度30万円までということになってるわけであります。それから、防犯にしろ、これやっぱり1地区に2万円だか、わずかなお金を頂戴して頑張っているわけであります。それから除雪した場合の奨励金、これは建設環境委員だから私は言いたくないんだけれども、この地区除雪した場合のやはりその1回につき4万円だか6万円というような金が出てるわけであります。本当にこれ行政に我々がいろんな形で税を納税し、また、いろんな地区、社会教育とか、地区連合会とか、地域ごとにそれぞれの負担金を収めてる、こういうことになるわけですが、全く地域の大きいところとか、小さい地域とか、それが全く関係なく支払われてきてる。こういう状況につきまして、ある程度の地域の大きさとか、世帯の数、そういうようなものをある程度やって、その調査して額を決めていくというこういうことが必要だろうと、公平なやり方でないかなというふうに私申し上げ、また一般質問等でもお話をしているわけでありますが、ただ、1地区当たり幾らと、今、山形市で560くらいの町内あると思うんですが、4世帯から1,000を超える世帯までと、いろいろ町内によって、また地域31地区の地域等も相当世帯数にはばらつきがあるという中で、ある程度やっぱりそれに相応した補助金とか助成金というものをやっていくべきだろうとこう思うんですが、その辺の今後の課題として考えられるのか、その辺を去年の一般質問でも申し上げたと思うんですが、その辺をお聞かせいただきたい。
○
川口充律委員長 荒井総務部長。
○荒井総務部長 町内会、自治会を対象にした補助制度いろいろやっているところでございますが、今、委員御指摘のように、世帯数、人口に比例してというふうな部分と、そうでない部分と確かにございます。例えば自主防災組織、これについては現在550幾つの町内会あるわけですが、76%程度の組織率になってございます。こういう組織を100%に目指してですね、それぞれの町内会と御相談させていただいて、組織を立ち上げていただいて、いろんな機材を準備していただくというふうな観点で補助しているというような部分が、先ほど委員ありました上限30万円ということでやっているところでございます。まずは立ち上げというようなところに力を入れております。しかしながら、もう既にいろんな活動をやられている自主防災組織も確かにございます。そういったところからの具体的な要望などもお聞きしているところでございます。しかしながら、現在のところはその組織当たり幾らというふうな補助制度でやらせていただいております。今後いろいろ検討する余地はあるのかなというようには受けとめているところでございます。そのほか、各地域のいきいき地域づくり事業ですとか、さまざまな補助制度ございます。また、除雪等につきましても、豪雪を受けてですね、補助のあり方も改正したところでございます。このたびまた町内会で立てかえ払いが生じるというふうな部分もございまして、これについても26年度今年度からはできるだけ立てかえ払いをしなくて補助を受けていただけるような制度に直しているところでございます。そういった改善を進めながら、進めているところでございますので、御理解を賜れればというように思います。以上でございます。
○
川口充律委員長 鈴木善太郎委員。
○鈴木善太郎委員 これから検討していくとこういうお話でありますが、大分前私検討するというのを聞いてるんです。だから検討中だという、回答からいうと、今もって検討してまいります。とんでもない話だとこう私思うんです。その辺どう考えているのか、はっきりもう1回お願いします。
○
川口充律委員長 荒井総務部長。
○荒井総務部長 言葉足らずだったかと思いますが、今から検討させていただくというつもりではございませんので、御指摘いただいたことについてはそれぞれ検討をさせていただいて、改善すべきところは改善させていただいているというところでございますので、今後ともいろいろ御要望等をいただいて、さらに検討をさせていただきたいというふうに思います。
○
川口充律委員長 そのほか御質疑ございませんか。遠藤和典委員。
○遠藤和典委員
代表監査委員にお尋ねいたします。
監査意見書の中で、市債残高の削減に努められたいといつもここへ書いてますけれども、そのほかに下のほうに、これからの大規模事業についても書いています。代表監査員が考える適正な市債残高の規模というのは、どれぐらいなんだろうか御参考までにお聞きしたい。
○
川口充律委員長 中村
代表監査委員。
○中村
代表監査委員 なかなか難しい質問でございまして、平成25年度における市債の残高につきましては、一般会計、特別会計合わせて1,013億円ということでございまして、まず前年度に比べたら増加していると、このような状況でございます。市債の割合が大きければ、将来、市全体における義務的経費である公債費の支出の占める割合が増加して、財政の硬直化を起こすおそれも含むものであります。引き続き、平成22年度に策定されました第4次行財政改革プランのもと事業の精査を行いながら、元金償還金を考慮した市の事業に係る市債発行残高を抑制しながら、中長期的な資金計画により財政運営を求めたと、こういうことでございます。どのぐらいが適当な額ということにつきましては、なかなか難しいと思いますけれども、将来的には余り負担を残さないようなことで考えております。
○
川口充律委員長 遠藤和典委員。
○遠藤和典委員
代表監査委員、具体的な額、またパーセンテージなかなか上げられないのは、それは承知の上でお聞きしているんですが、そういう今の意見を聞いた上で、財政的に、このたびね市債の残高、しばらくぶりに900億円を超えたわけです。非常に先々の財政運営ということに対して、大規模事業がぱっと思いつくだけでも一般質問なんかにもたくさん出てましたけれども、スポーツ施設ですとか、補助金とかで今後も大規模支出が続くことが予想される中で、900億円の残高を今の段階で持っているということはどうなんだろう。これかなり前の決算委員会や予算委員会でも聞いたと思うんですけれども、適正な規模、額というのはやっぱり、うちの一般会計なり税収の見込みですとか、そういったところから感覚的な判断になろうかと思います。だけどこの900億円超えたというのはちょっと私看過できないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺総合的に財政部長にお願いします。
○
川口充律委員長 玉田財政部長。
○玉田財政部長 市債残高につきまして、前にですね、市債というのはそもそも何だというふうなことを考えてみますと、大きな施設をつくると。そういう中でその施設については私たちだけでなくて、子供の代も使うだろうというふうな世代間の公平というふうな部分がありまして、国のほうからもこういう事業は起債をしてもいいですよ、あるいはだめですよ、そういった基準があるのかなというふうにまず基本的なところで考えらせていただいております。したがいまして、市債がゼロというのは一概にいいとは絶対そういうことから言いますと言い切れないという部分があるかと思います。そしてまた、山形市の一般会計の当初予算の総額870億円何がしでございます。普通の家庭でございますと、家計の収入の幾らまで借金ができるかというふうなことなどを考えますとですね、一概にそういった例を引き合いに出すのは暴論かもしれませんが、
代表監査委員さんのほうの発言にもありましたとおり、適正な金額というふうなものをお示しするのはなかなか難しいということです。ただ、やはり将来、過度の負担になっていかないような部分で、具体的に言うと国のほうで財政健全化判断比率そういったもので将来負担比率というふうなことで制限が加わっていたりしておりますので、その制限ぎりぎりでも困るというふうに思います。その中で、その時々の財政需要を見きわめながら運営していくしかないのかなと。お答えになっていないかもしれませんが、そのようなことを考えているところです。
○
川口充律委員長 浅野弥史委員。
○浅野弥史委員 成果報告書についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、尾形委員も先ほどおっしゃっておりましたけれども、成果報告書は中身を見ていくとやはり、市の事業を行って何人来たですとか、この補助事業を幾ら幾ら行いましたというのは記載があるんですけれども、あくまで結果であって、それを行ったことによってどういった成果を得られたかというのがなかなか酌み取れないというのがこの成果報告書で思うんですけれども、
企画調整部長ですかね、例えばバス事業とかそういったものに関しても利用促進を図っているとかそういったこと実際ありますけれども、最低限市民の足として必要な公共交通網、こういったものを赤字路線関係なく行っていくとか、そういったものは仕方ないでしょうけれども、前年度より何%利用向上しますとか、そういう目標というものを設定して、それに対してどうだったというような成果を記載するというようなことというのはできないのかちょっとお伺いしたいんですけれども。
○
川口充律委員長 齋藤
企画調整部長。
○齋藤
企画調整部長 事業の目標と成果につきましては、仕事の検証システムの中で、それぞれの事業ごとに目標と成果を示しながら公表させていただいているというようなところです。この主要な施策にも、そういった部分までもあらわせられれば、それに越したことはないんですけれども、何分分量のこともございますし、なかなかあらわし切れていない部分もあるのかなというふうに思っているところです。ただ、例えば先ほどの生活バス対策事業につきましては、目標は生活バス路線の維持でございますので、どの程度の赤字補填をして、どの程度の路線が維持されているというような状況を書かせていただいているところです。なお、個別の事業ごとの成果と目標につきましては先ほど申しましたとおり、検証システムの中でですね調書の中に記載する欄がありますので、あるいは全体的には施策評価というふうな仕組みをもう持っておりますので、そういった中で明確にしていきたいというふうに思ってございます。ただ、業務の性格によりましては、具体的な成果としましてはなかなかそのあらわしにくい事業もございます。そういった場合は、アウトプットの成果、事業の執行状況というふうな部分であらわせざるを得ないというふうな部分もございますので、その辺は仕事の業務の性格に応じてですね、使い分けをしながら市民の皆さんに明確にわかるような形をなるべく模索していきたいなというふうに思います。以上です。
○
川口充律委員長 浅野弥史委員。
○浅野弥史委員 あらわしづらいものがあるというのは重々承知でありますけれども、仕事の検証システムのホームページなんか見たりするとやっぱり、1つの事業を探っていくのに大変あの見づらいんですねあれも。1個1個細かく見ていかないとわからないですし、こういった冊子にですね、主な施策ということで記載しているので、こういったものに記載するものに関してはやっぱり目標数値ですとか、可能な限り載せて、それに対しての成果というものを、補助事業に関しても、補助をしたことによってこれだけの来場者がふえたですとか、そういった成果というものをこういうものに関してもつくって載せてるわけですから、こういう目に触れやすいといいますか、見やすいものに関してはぜひ検討いただいて、なるべくこの成果というのをわかりやすい方向にしていっていただければというふうに思います。以上です。
○
川口充律委員長 玉田財政部長。
○玉田財政部長 主要な施策の成果報告書は財政部が担当してつくらせていただいております。やはり、仕事の検証システムのほうと連動するという部分はございますが、今までもこちらのほうは単純に数値的なものを載せるだけでなくて、進捗状況がわかったり、いろんな全体像がわかるような形で年々各課のほうにも依頼をしてですね、その都度よりよくわかりやすいようにというふうに部分的に直しながらですね措置しておりますので、今後ともわかりやすい主要な施策報告書になりますよう努めてまいりたいと思います。
○
川口充律委員長 ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
川口充律委員長 御質疑なしと認めます。
次に、議第53号から議第55号までの企業会計に係る剰余金の処分及び決算認定について、総括的な質疑がありましたらお願いいたします。伊藤美代子委員。
○伊藤美代子委員 水道事業についてお聞きしたいと思いますが、監査委員の報告書にもありましたように、給水収益が落ちているというのは、今は水回り用品とかかなり節水型が普及しておりまして、あと、人口減とかそういうのでこれ以上ふえるのが厳しいのかなと、その一方で維持管理というのは手を抜くことができないということで、将来計画としてこれにどのように対応していらっしゃるのか。このまま続くと、水道料金値上げということもあり得るかどうかその辺教えていただきたいと思います。
○
川口充律委員長 武田上下水道部長。
○
武田上下水道部長 ただいまの委員の御質問でございます。確かに委員御指摘のように、少子高齢化、どんどん将来的には人口が減っていくのではないかというふうに考えております。それからそれにあわせて今お話ありましたように節水器具も大分普及しております。特にトイレの節水器具などは、従来のものと比べてですね7割減っているとか、そういった機器も出回っているという状況は我々も十分認識をしております。そういった中でやはりその災害に強い施設を目指していくということで、水道に関して言えば耐震化、それは管路についても施設についても、そういった中で耐震化をやっていかなければいけないと。それも十分に理解をしています。そういった中で、昨年、上下水道事業の基本計画、10年間にわたる基本計画をつくらせていただきました。その中で、お客様に対するサービス、料金等の値上げを伴わない今のサービスを持続させながら、そしてその将来に向けたその耐震化、維持管理というものを含めた中で、財政計画を立てさせていただいて、その中で着実な整備、それから維持管理というものをさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
○
川口充律委員長 諏訪洋子委員。
○諏訪洋子委員 企業会計等全部黒字で決算出てるかと思うんですけども、通常、一般会計のほうから、一般会計からすると繰り出し、繰り入れでお金の移動があると思うんです。そうすると一般会計というお財布からそれぞれのそういった別の会計のほうにお金が移動していて、それで黒字を計上されて、それをまた余剰金は次年度に繰り越すといったようなシステムだと思うんですけれども、そういった額というのはどんどんこれからふえていくのであれば、一般会計からの繰り入れという部分をもうちょっと正確に調整していただくとか、もしくは補正などで入れていく部分だとか、当初の予算でどれぐらい繰り出しして繰り入れしていくみたいなところを、もうちょっとこう私たちシビアに見ていかなくてはいけないのかなというような思いもしたんですけれども、どこにお伺いをしていいのかわからないんですけれども、お答えいただけるところにお答えいただければと思います。
○
川口充律委員長 玉田財政部長。
○玉田財政部長 水道事業、それから下水道事業、済生館もそうでございますけれども、企業会計全般に対して、繰り出しをしていくというのが、国のほうの繰り出しの基準がございます。そちらの基準に基づいてお出しさせていただいているというふうな実態でございます。一例を申し上げますと、例えば病院事業会計でしたら、小児科などの不採算部門と言われるようなところ、あるいは水道ですとやはり同じく不採算的な、家の余り少ないところに管路を延ばすとか、そういったふうな企業として成り立たない部分、その部分を一般会計のほうから繰り出しをして、やっていきましょうというふうな基本的な考え方のもとのルールがございます。その部分をもとにして繰り出しさせていただいておるところでございます。
○
川口充律委員長 尾形源二委員。
○
尾形源二委員 まず、
上下水道部長に考え方をお尋ねしたいんですが、前から言ってることなんです。雨水がね、どうも企業会計になじまないんじゃないかという考え方から私は抜け切れないんです。それで、このやり方で3年目4年目になるんですか、やってきてはいるんですが、でもやっぱり雨水は雨水できちんと公共事業としてやっていかなきゃいけない、それでどんどん進めていかなきゃいけないんです。今60%台くらいようやっとですか。もっともっと進めて頑張っていかないと、ゲリラ豪雨じゃない、もうそれ以上の豪雨、そのときに対応し切れなくなっちゃう、水上がり地域が出てくる云々ということで、雨水は雨水でやっぱりきちんと、雨水に特化して公共事業のほうに分類して、企業会計から分けたほうが私は企業会計の部分見えてくるのかなと。それで希望するところは、下水道使用料の値下げという、消費税が上がった分くらいはきちっと消費者に還元できるように、利用者に還元できるように、それくらいまでになればいいなという、そういう思いの中でね、そんなふうに考えているんですが、その辺についての御見解をいただければと思います。
あと、済生館についてなんですが、築後30年近くなってきてということで、大分その機械の更新とか、20年。それで機械の更新とか日進月歩でどんどん入れかえをしなければいけない。そういうときに、それぞれ減債基金、水道部もそうなんですけれども、減債基金総額どのくらいなっているのか、あるいはそういうさっきちょっと出ましたけれども、済生館としての長寿命化とか、あるいはファシリティマネジメントとか、そういったところをあらわせるような25年度の決算、どういう部分にどういうふうにしてますという、そういう説明をいただければと思います。
○
川口充律委員長 武田上下水道部長。
○
武田上下水道部長 では今の委員の御質問にお答えをしたいと思います。
最初その雨水事業の関連でございますが、平成21年度に、当時の下水道部と水道部が一緒になるという時点でですね、その汚水事業につきましては皆様から下水道の使用料をいただいて、まず事業を行うという基本的に。雨水については、基本的には公共事業的な要素が多いということで、それをどういった形で一緒にするのか、分けるのかということでいろいろ議論をさせていただきました。その過程の中で、雨水事業につきましては、委員御存じのとおり、大分事業費が大きいということで国から補助をいただいて大部分の事業をやらせていただいております。その関係で、国のほうともその辺のところで協議をさせていただきましたが、国レベルでは汚水であっても雨水であっても、下水道事業という大きなくくりの中にあるという判断から、その下水道事業の中で雨水のほうも基本的にはやっていただきたいということから、雨水事業についても下水道事業の中で取り組むこととしております。ただ、実際の事業につきましては、委員も御指摘のとおり、公共性の強いものでございますので、予算のほうは別といたしまして、実際の事業計画それから実際の事業については、河川道路整備課のほうに兼務職員という形でお願いをしているところでございます。
○
川口充律委員長 平川
病院事業管理者。
○平川
病院事業管理者 ただいまの尾形議員に御答弁いたします。
済生館が建築されて22年たちます。こういう建物ですと別ですけれども、やはり病院というのは、これは住居と同じでございまして、なかなか長寿命というのは難しい面もございます。それはさまざまな日進月歩ということもあります。いろんなこともありますので難しいという点もございます。そういったことも含めながらですが、ここ5年間でいわゆる建物それからそういったものに関しまして、建設改良ということで13億5,000万円ぐらい使っております。トイレ、さまざまな改修も含めてでございます。それから機器整備に対しましては5年間で20億円を超えるお金でやっております。おかげさまで黒字決算をさせていただいておりますので、さまざまな形で、そういう機器更新そういったことをやって市民の皆様に還元しているという状況でございます。
病院をどうするか将来的なものというのは、またこれは別の次元で考えていかなきゃいけないんだと思いますが、現在の済生館の決算書の32ページ・33ページをごらんいただきますとおわかりのように、現在の企業債は70億円でございます。今年度末には62億円まで減るというふうなことで、企業債をどれほど持っているのがいいかというのは先ほどの議論もあって非常に難しいところではありますが、病院築後22年というようなことも考えながら、やはり病院というのは企業債はできるだけゼロに近いところにもって、次の展望をやはり開かなければいけないのではないかというふうに考えております。以上でございます。
○
川口充律委員長 ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕