○委員 鳥居の修復について、今後地元の方々と協議する場を設けていくのか。
○
社会教育青少年課長 修復を進めていく中で、有識者からなる
検討委員会を設置し、その中に地元を代表する方1名に入ってもらう予定であり、
滝山地区で設立された
保存会の意見も聞きながら
保存修復を行っていきたい。
○委員 鳥居は
文化財として大変貴重な物と認識しているが、なかなか地元の人以外の目に触れる機会がないことから、
教育課程の中に取り入れ、地元の
小学校等が見学に行くなどの対応は取れないのか。
○
社会教育青少年課長 小学校の
教育課程の中に地元のことを調べる授業があることから、
学校教育課と協議していく。
○委員
重要文化財の修復を大々的に行うことは、なかなか体験できることではないことから、地元の
小学校の生徒にもぜひ触れる機会をつくってほしい。
国宝化については、
文化庁のほうから唐突に通知が来ると聞いている。地元の方の思いもあることから、ぜひ
市や県からも
文化庁のほうに働きかけてほしいがどうか。
○
社会教育青少年課長 国宝の指定については、
文化庁の
価値判断によるものだと思うが、地域の中でそのような思いがあることについては、調査官に伝えていく。
○委員
出羽小学校の西側に
大谷幼稚園が移転することになり、工事を始めたら
埋蔵物が出土したと聞いている。どの程度の物が出土したか把握しているか。
○
社会教育青少年課長 3月から新年度にかけて
発掘調査する予定でいるが、その敷地は
埋蔵文化財の包蔵地となっており、
教育委員会が先に試掘した際に
埋蔵物が出土したことから、本格的に
発掘調査を行うものである。
○委員 1月5日から3月9日まで自然の家の
ゲレンデが開放されているが、既に学校は冬休みに入っていることから、なぜ、年末から開放しないのか。
○少年自然の家所長
ゲレンデの管理については、毎日、早朝から職員が
ゲレンデの整備を行っているが、年末年始については施設の
休止期間でもあり、
コース等の
点検等に人手もかかることから、現在のところ開放していない。
○委員 各地の
図書館において、アンネの日記が破られるなどの被害が発生しているが、
市立図書館では模倣犯による
被害等はなかったのか。
○
図書館長 市立図書館における被害はない。
○委員 スペースの問題ではなく、寄贈された本の
閲覧制限等の基準はどうなっているのか。
○
図書館長 寄贈の申し出のあった本については、
図書館資料収集方針に基づき選択し
受け入れている。
受け入れた本は、
図書館の本となることから、貴重な本等は館内だけの閲覧となるが、寄贈された本についても閲覧及び貸し出しをしている。
○委員 昨年度において、
選考委員が選定した本及び市民の
リクエストから選定した本について、その
購入実績はどうなっているのか。
○
図書館長 昨年度の
受け入れ総件数が19,520件、
うち寄附分は2,056件、購入分は17,464件となっている。
リクエスト総数は約4万件あり、4,520件について本を購入している。
○委員 公民館に
太陽光パネルを取りつけるとのことだが、発電した電気の使い道はどうなっているのか。
○
社会教育青少年課長 一旦、設置されている蓄電池に蓄えられ、公民館で使用する電気として使用される。
○委員
売電目的なのかそれとも防災用として設置しているのか。
○
社会教育青少年課長 防災のときに非常用として使用するものである。
○委員
発電機も整備されていると思うが、その
点検等はどうなっているのか。
○
社会教育青少年課長 これまでも
自家発電機が設置されており、業者に点検を委託している。
○委員
電気設備については、資格を持った方が常時点検を行うこととしているのか。
○
社会教育青少年課長 発電装置や
蓄電池等に関しては、
専門業者に点検を委託している。
○委員
図書館の
耐震診断はどうなっているのか。
○
図書館長 平成26年度に
耐震診断を行う予定である。今後については、その結果を受けて検討する。
○委員 少年自然の家では建物の管理だけでなく、散策路や間伐、枝払い等についても委託しているのか。
○少年自然の家所長 各散策コースの枝払いやアスレチック施設の点検など、全体的な点検も含め
専門業者に委託している。
○委員 冬場の暖房はどうしているのか。
○少年自然の家所長 研修施設は全館重油ボイラーを使っている。
○委員 施設の周りには活用できる木もあることから、森林整備課で行っている薪ストーブを導入してはどうか。
○少年自然の家所長 本館では重油を使用しているが、サービスセンターではペレットストーブも併用している。
○
委員長 子供たちへの啓蒙も含め、薪ストーブを活用してはどうか。
○少年自然の家所長 現状では薪ストーブの導入予定はない。
○委員
子供たちへの教育として、森林整備課が行っている木質バイオマス事業と連動して行ってみてはどうか。
○委員 少年自然の家少年団の倍率はどのようになっているのか。
○少年自然の家所長 毎年約40名程度募集しており、年7回ほどの活動を行っている。平成25年度は52名の申し込みがあり抽選を行っている。
○委員 放課後子ども教室推進事業は、当初から学童クラブとの共存などいろいろとあったが、今後の進め方はどうなるのか。
○
社会教育青少年課長 現在第一
小学校、東
小学校、大曽根
小学校の3校で放課後子ども教室を実施しているが、来年度についても同様に3校で実施したいと考えている。現在の放課後子ども教室を取り巻く環境は、平成23年度に10%、平成24年度も10%補助金が減額されている。国の子ども・子育て支援の中で、学童クラブについては拡大拡充する方向になっており、放課後子ども教室との統合も検討されているなど、制度として不透明である。実際の運営についてもスタッフの確保が難しく苦慮している状況である。
○委員
図書館の不明本の状況はどうなっているのか。
○
図書館長 毎年蔵書の点検を行っており、不明本は、平成25年5月現在で2,400冊ほどあったが、1月末現在では1,258冊となっている。年度末に向けて再度点検を行っていく。
○委員 平成24年度と比較するとどうか。
○
図書館長 それほど変化はない。
○委員 悪意なのかについては判断が難しいと思うが、ぜひ周知徹底をお願いする。
図書館の移転は検討しているのか。
○
図書館長 今のところ移転の計画はないが、築後34年経過しており、収蔵スペースの確保が厳しいという現状はある。
○委員 駐車場は3つの施設で共有となっており、足りないように感じている。以前、公園の周りを駐車場としてふやした経過もあるが、駐車場についてどのような認識なのか。
○
図書館長 南部公民館、体育館と合わせ約100台確保されており、日曜日に関しては周辺道路の路上駐車も可能となっている。現状としては、公民館事業と重なるとかなり混み合い、苦情もいただいている。混み合うことが予想される場合は、事前に周知するなどの対応はとっている。駐車場の問題についてはなかなか難しい状況である。
○委員
江南公民館の駐車場が拡幅されるが、南部公民館等を含めた施設の駐車場確保についてどのように考えているのか。
○
社会教育青少年課長 8つの市街地公民館があるが、その中で北部公民館や西部公民館については、駐車場を借りている状況であるが、他公民館の周辺に借りられる土地がないのが実態である。
○委員 中央公民館は周辺住民だけが利用するわけではなく、駐車場がないことからサークルに通えないとの話しも聞く。今後、駐車場対策をどのように考えているのか。
○
社会教育青少年課長 AZビルの地下に駐車場もあるが、街の真ん中にあることから近隣に駐車場を確保することが難しい状況である。
○委員 中央公民館だけ駐車料金を払って利用する施設となっている。今後、近隣駐車場の割引券を配るなど検討してみてはどうか。
○
社会教育青少年課長 今後、割引券を配ることが効果的なのか研究してみる。
○委員 あわせて中心街共通駐車サービス券もあることから、施設利用者の利便性を図ってはどうか。
○委員 無形民俗
文化財について、後世に継承していくため、映像、写真、文章で残していくべきだと思うがどうか。
○
社会教育青少年課長 無形民俗
文化財の保存のための調査をしたいと考えており、26年度は調査に向けた有識者の
検討委員会を設置し、調査の対象や方法などの検討を行い、27年度に向けて実施の体制をつくっていきたい。
○委員 平成27年度に向けてとのことだが、
検討委員会はいつ設置するのか。
○
社会教育青少年課長 平成26年度に設置予定である。
○委員 高齢化しており、民間の力を借りたり、国等の補助メニューを活用したりするなど、なるべく急いで対応してほしい。
○
社会教育青少年課長 調査については村山民俗学会のメンバーが中心となり、それぞれの地区で郷土史の研究をしている方もいることから、協力しながらやっていきたい。また、
文化財の保護については、有識者と検討論議をしながら進めていきたい。
○委員 行政としてどうやって次世代につなぐのか、また、市民に対する啓発等が重要であり、ぜひ、効果的な保存記録の作成を行ってもらいたい。
○委員 郷土資料収蔵所には土のような物が収蔵されているのか。
○
社会教育青少年課長 保管されている資料は考古資料であり、これまでの発掘により出土した物や民俗資料、古文書、蔵書等が収蔵されている。
○委員 南沼原コミュニティセンターには、市町村合併前の役場で所蔵していたような書類がある。処分するとの話もあるが、こういった物は収蔵できるのか。
○
社会教育青少年課長 そういった類いの物は収蔵所にはない。行政資料であることから、合併関連資料については総務部総務課で保存している。
○委員 スペース的に足りているのか。また、民俗
資料等の展示公開は行っているのか。
○
社会教育青少年課長 名称のとおり収蔵する場所になっており、不特定多数の市民の方から見てもらうものではなく、学校の勉強のためだったり、町内会の施設見学の一貫として活用している。今年度も21点ほど
受け入れておりスペース的には年々少なくなってきている。展示等については、まなび館や郷土館において行っている。
大要以上の後、議第4号の
付託部分のうち第10款第6項については、
全員異議なく可決すべきものと決定した。
〇歳出 第10
款教育費 第7項保健体育費
関係課長等から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。
○委員 山形からオリンピック選手が輩出されていることから、スキー教室とスケート教室とを選択できるような制度とならないものか。
○スポーツ保健課長 スケート教室も選択できるようにとのことだが、これまでスキー教室を続けてきた経過もあり、スキー教室奨励費の選択制については、今後、学校等と協議研究していく。
○委員 現在東
小学校においてゾーン30が指定されているが、今後の指定や計画についてどのように考えているのか。
○スポーツ保健課長 今のところ次の予定は聞いていない。その都度、地域からの要望があればその時点で学校、警察、地元と協議しながら対応させていただく。
○委員 昨年シティマラソンを開催し、その成果と反省点をどのように考えているのか。また、昨年と同様の時期に開催する理由は何か。
○スポーツ保健課長 反省点としては、第1回目ということもあり若干時間がかかったこと、暑さ対策が足りなかったことである。よかった点としては途切れない声援と七日町を中心としたおもてなしが大変好評であった。同じ時期に開催することについては、山形陸上競技協会の行事がないことや他レースと重複しないことなどから決定したものである。
○委員 秋はいろいろな行事が開催されるが、庁舎内における横の連絡はどうなっているのか。
○スポーツ保健課長 昨年は年度前に開催時期を決定しており、庁内のリサーチはかけている。全く他事業とかぶらないようにすることは難しいことから、なるべく早く周知を行っている。
○委員 好評だったこともあり、今後、参加希望者がふえていくと思われる。交通規制が1番のネックとなるが、今後の規模拡大についてどのように考えているのか。
○スポーツ保健課長 第2回大会についても同規模で開催し、交通規制についてもう少し検証した上で、規模拡大できるか検討していきたい。
○委員 コース設定の内側の人が外側に出られない時間があり、困ったとの声があった。どこかに抜け道をつくるなどの対策が必要と思うがどうか。
○スポーツ保健課長 緑町の一部と泉町については完全にクローズしたことから、苦情等もいただいている。山形で市街地を通るハーフのコースを設定するには、封鎖せずに運営するのは難しい。ことしも既に10月5日の開催が決まっていることから、広報活動をなるべく早目に行い、不便をおかけすることを事前にお知らせし御理解を得るしかないと思っており、なるべく広い範囲で周知していく。
○委員 大変好評だったこともあり、規模を拡大しないと市民の理解も得られないと感じている。印役町、双月町の橋を封鎖したが、他イベントに参加を予定している市外から来た人と相当もめたと聞いており、村山地区全域を含んだ周知が必要だと思う。
○スポーツ保健課長 テレビでの周知も行ったが広域的な周知がおそかったと感じている。山形に入ってくるバス停についても全て始発から張り紙を行った。第2回大会においては、もう少し早くから周知を行っていく。
○委員 10キロコースの枠がほしいがどうか。
○スポーツ保健課長 現時点では難しい。ただし、5キロメートル、3キロメートルについては、同じ閉鎖時間の中でハーフコース内を折り返すことはできることから、そのシミュレーションを行っており、現在、検討を進めているところである。
○委員 コース上に亀裂や陥没している箇所があったことから、大会前までには改修してほしい。
○スポーツ保健課長 国道や県道ついては協力を依頼し、市道については道路維持課と十分に連携しながらコースの見回りも行っている。もし、そういった場所があれば御連絡いただきたい。
○委員 ぜひ、安全に心がけてほしい。
○委員 スポーツセンターの駐車場が空いていたようだが、シャトルバスでの移動ではなく、参加者の駐車場を集約化することはできないのか。
○スポーツ保健課長 事前にアンケートを取り、県外者を優先的にスポーツセンターに割り振っている。申し込み時にそれなりの数の駐車券を配付しており、欠席等があったものと考えている。
○委員 いろいろな産地の食材が食べられること。危険の分散等ができること。学校は災害時の避難所になることから自校式の給食を行うべきと考えている。委託料の7億円の内容はどうなっているのか。
○学校給食センター所長 株式会社山形学校給食サービスに委託しており、施設の管理費や人件費、給食をつくる費用等となっている。
○委員 株式会社山形学校給食サービスが調理をしているのか。
○学校給食センター所長 そのとおりである。
○委員 食材の発注や献立も全て山形学校給食サービスが行っているのか。
○学校給食センター所長 献立や栄養指導は
市の職員がやっており、食材の発注は一般財団法人山形
市学校給食会が一手に行っている。食材の検収については
市の職員と学校給食会が行い、その食材により山形学校給食サービスが調理している。
○委員 なぜ一般財団法人学校給食会を間に入れているのか。
○学校給食センター所長
安全安心な食材を使うため、第三者が全ての食材を調達している。
○委員 ニュアンス的に民間には任せておけないと取れる。財団には何名の職員がいるのか。
○学校給食センター所長 専務理事兼事務局長1人、プロパー2人、嘱託職員1人でやっている。
○委員 ただ人がいるだけで、食品の安全を確保できる体制にあるとは思えない。株式会社山形学校給食サービスにできないことを財団法人の4人がカバーしていると言えるのか。
○学校給食センター所長 山形学校給食サービスに食材を全て任せる場合は、コストを抑えるために食材の質を下げる危険性があることから、一般財団法人山形
市学校給食会において、業者の選定や食材の吟味、入札を行っている。
○委員 一般財団法人山形
市学校給食会のトップの方はどんな人なのか。
○学校給食センター所長 元校長先生だった方である。
○委員 学校給食会に対する補助金はどのように使われているのか。
○学校給食センター所長 人件費、事業費、管理費等である。
○委員 学校給食に納品したいが硬直化しており、いろいろと弊害があると聞いている。民間である株式会社山形学校給食サービスが入札を行えば、一般財団法人山形
市学校給食会は必要ないと思われる。いろいろと調査し再度質問する。
○委員 地元との問題等で硬直化している、危険と思われる通学路は市内にどれくらいあるのか。今後どのような対策を取っていくのか。
○スポーツ保健課長 アンダー関係で聞いているのは楯山小と八小である。桜田小については特に学校からの声はないが今認識したところである。八小学区については、通勤通学の車両が多く通るところであり、緑の線を引いた歩道で対応しているが、それでも危険であることから迂回通学路の設定について検討を進めているところである。楯山学区にある13号バイパスのアンダーについては、拡幅が難しい状況であり、話が前に進んでいかないことから見守り等で対応している状況である。
○委員 桜田小学区については見通しも悪く、迂回路の設定は距離的な問題もあることから、雨水が通っているトンネルを活用することはできないのか。
○スポーツ保健課長 水路の形態等を調査し、地元の方と協議していく。
○委員 球技場を整備することになるが、ナイター設備は設置するのか。
○スポーツ保健課長 昨年度中に債務負担の中で、
電気設備工事についても発注させていただいているが、現在ある鉄塔を利用しながらナイター設備を続けていく考えである。
○委員 その後の運営として、電気料を少なくしていく必要があると思うが、新しい電力会社から電気を購入することは検討しているのか。
○スポーツ保健課長 設備の面で省電力化を図ることは検討しているが、売電関係の検討については、平成27年の開場に向けて検討していく必要があると考えている。
○委員 ことしのスキージャンプワールドカップレディース蔵王大会では、
トイレの数が少なく、待ち時間が非常に長かった。世界的にも注目を集める大会にもなることから、観客の蔵王への印象も不安になる。今後、施設の整備は進められるのか。
○スポーツ保健課長 今後の整備としては、夏も使用できるようランディングバーンを人工芝に整備し、通年型にすることで、スポーツのみならず蔵王の振興につながるのではないかと考えている。冬季間のワールドカップ時は、観客席の上の方にも仮設
トイレを設置し、観戦者の交通混雑の解消につなげる。
○委員 学校給食では地場産の食材はどれくらいの割合で使っているのか。また、給食の評価はどうか。
○学校給食センター所長 地場産の割合は、平成24年の実績で、県内産は29.7%、市内産は21.6%であり、地産地消のためなるべく地場産を使っている。給食の評価については、
子供たちにアンケート調査をした結果、87%の子供がおいしいと回答している。また、市民へのPRのため今年度6月に市役所のエントランスホールで給食の展示をしたり、施設見学者に給食の試食会を行ったところ好評だった。
○委員 委員会として1度学校給食センターに行ってみるべきと思うがどうか。
○
委員長 日程については正副
委員長で調整し、お諮りさせていただく。
○委員
消費税増税やTPPの影響等により、
給食費の値上げは考えているのか。また、今後の考え方はどうか。
○学校給食センター所長 詳細については常任委員会で報告させていただくが、平成26年度については現状維持で頑張っていく。
大要以上の後、議第4号の
付託部分のうち第10款第7項については、
全員異議なく可決すべきものと決定した。...