• 江南市(/)
ツイート シェア
  1. 山形市議会 2012-02-23
    平成24年全員協議会( 2月23日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成24年全員協議会( 2月23日) 全員協議会   日   時   2月23日(水) 11時21分〜14時06分 場   所   第7委員会室 欠席議員    なし 当局出席者   市長、副市長教育長、各部長等、各行政委員会事務局長 座長席     加藤 孝 報告事項    1 吉林山形友好会館現地調査について(報告)         2 山形広域清掃工場建設に係る経過について      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1 吉林山形友好会館現地調査について(報告)  総務部長から、別紙資料に基づき、次のような報告があった。  [報告概要]  2月8日〜11日にかけて、鑓水副議長菊地総務委員長、そして総務部長の私と國井国際交流センター副所長、通訳者として西上紀江子氏の5名で吉林山形友好会館現地調査に行った。  吉林外事弁公室の案内により、資料1の吉林市街図の1の友好会館、2の北華大学、3の江南公園、4の日本語学校調査・視察し、最後吉林外事弁公室及び房立群市長と面談した。  まず、友好会館現状であるが、1階にある友好会館諸室ホテル客室に改装されていた。これは、建物老朽化に伴う雨漏りにより友好会館としての機能が維持できなくなったため、雨漏り対策を進めることから、聖?会館に貸し出し、聖?会館の経費で雨漏りの改修や客室の改装をさせ、使用させることになったとの説明があった。なお、天井に雨漏れの痕跡を確認した。  また、山形が寄贈した伝統工芸品写真パネル等については、3階に展品室を設け展示・保管されていた。なお、展品室は、展示品管理上、常時開放はされていないとのことであった。1階正面ロビーには、山形が1983年の友好都市締結時に寄贈した「日中友好青山不動」の鐘が展示されていた。友好会館松花江側前庭には、吉林山形友好会館石碑や、第7次市民つばさで植樹した場所である「友誼園」の石碑確認した。  次に、併設されているホテルについてであるが、宿泊して大浴場やマージャンを楽しむといった健康ランド的な利用施設であった。このため、客室には4人分のベッドとマージャン卓が置かれていた。また、このホテル経営会社吉林聖?会館というもので、会社全体の従業員数は120人で、営業内容は銭湯・飲食・宿泊となっている。なお、友好会館周辺松花江沿いは大規模高層アパート等による開発が進んでおり、空き地は見受けられなかった。  次に、当初の吉林側からの提案にはなかったが、ことし1月19日に外事弁公室から新たに友好会館展示品等移設先として提案のあった北華大学を視察した。北華大学は、1999年に、吉林市内にあった4つの高等教育機関である吉林師範学院吉林医学院吉林林学院吉林電気化高等本科学校が統合され、設立された総合大学で、日本語学科は1学年50人で4学年合計200人の学生がおり、山形大学の地域教育文化学部姉妹校になっている。具体的な展示品移設先の案としては、図書館内の日韓閲覧室等及びロビー利用説明があった。そのほか、会議室講義室等を視察した。
     次に、吉林側から記念碑設置場所として提案のあった江南公園を視察した。提案場所である第8次市民つばさ訪問団が記念植樹した場所の「友誼林」の石碑確認した。なお、この場所は、入場料5元の有料の公園内であった。  次に、吉林側から友好会館移設先として提案のあった日本語学校を視察した。位置としては、吉林周辺でにぎやかな場所にあるテナントビルの8階にあった。移設先としては狭隘であり、ビル全体の印象としても老朽化しているようであった。  次に、吉林外事弁公室及び房立群担当市長と面談した。まず、吉林外事弁公室李主任から友好会館についての説明があった。吉林では、友好会館を閉館するのではなく移設として考えていること、そして友好会館について山形提案するに至った主な理由として次の2点の説明があった。  1つ目は、一昨年に中国国内で大火災が頻発し、吉林でも19人が死亡する大火災があったことから、中国全域での厳しい消防規制が行われるようになったが、友好会館には防火戸やスプリンクラーといった消防設備面での欠陥があるため、消防機関から改善を求められているといった状況にあり、もし万が一友好会館火災等が発生した場合には、山形日中友好関係に悪影響を及ぼすおそれがあること。2つ目は、友好会館以外のホテル部分である聖?会館は、個人所有であり、多いときには1日当たり500人以上の不特定多数の利用があるため、山形との友好のシンボルである友好会館に対し、防犯上の問題や遊び場といった悪いイメージを持たれるという危惧があること。以上のことから、友好会館については、閉館ではなく、友好維持のために場所を移し、山形との友好関係を大切に続けていきたいと考えており、また、現在、交流が少なくなってしまったのは友好会館という問題のためであり、今後は連絡を密にし、両市協議して早く会館問題の解決を図り、より一層の交流を深めていきたい、との説明であった。  また、友好会館売却については、現在売却先等検討はされていないこと、また、想定される売却金額についても高くなるのか低くなるのか想像がつかないとの話とあわせ、吉林としては3,500万円は確保していきたい、3,500万円の権利を山形は持っているといった発言があった。また、今後の友好会館に関する諸手続についてはクリアに行っていく旨の説明があった。  房立群市長からは、友好会館建設について吉林側の当初計画が甘かったこと、また、当時の中国における急激な改革と開放政策による歪みの結果でもあったといった反省の弁があった。また、山形吉林にとっていわば親戚であり、山形から預かった子供のような友好会館について、山形を心配させないためにこれまで連絡相談をしてこなかったが、今後の交流を深めていくためには、これまでの事実関係現状理解してもらう必要があると判断したとのことであり、未来に向け、友好会館の問題について協議をしながら解決を図り、経済・技術・商業といった分野においても交流を推進していきたいとのことであった。さらに、房立群市長からは、山形へ行って説明すべきと考えており、できるだけ早い適切な時期に、日本議員に当たる吉林人民代表大会のメンバーと一緒に行きたいと考えているとの話があった。  最後に、資料7にあるとおり、吉林政府から山形あての友好会館に対する公式文書を託された。裏面に訳文をつけているが、友好会館を新たな場所に移し、さらなる交流を図っていきたいとの内容である。  以上が吉林山形友好会館現地調査報告概要であるが、このたびの調査結果を踏まえ、今後も関係機関等協議しながら、慎重に検討していきたいと考えている。 ○議員   両友好を象徴する友好会館について、一部とはいえ何の相談もなく売却していたというのは実に不誠実な対応である。提案については、3,500万円を返還してもらった上で改めて協議するというのが常識的な対応だと思うがどうか。 ○総務部長   このたびは現地状況等を把握するために行った調査であり、今後については、調査結果を踏まえながら慎重に対応していきたい。 ○議員   3,500万円の返還も含め、これから方針を決めるということか。 ○総務部長   今後、としての方向性を決定していきたい。 ○議員   今後の方向性を決定するに当たり、議会がかかわる場面もあるのか。どのような結論の出し方を考えているのか。 ○総務部長   議員関係団体等意見を聞きながら総合的に判断していきたい。 ○議員   これから方向性を決めるとのことだが、提案された内容についての確認は行ったのか。 ○総務部長   現地状況も含め確認したと理解している。 ○議員   築後13年で建物老朽化というのは考えがたいが、実際に目で見た感想としてはどうなのか。 ○総務部長   日本では考えられないことだが、外事弁の話では特に珍しいことではないとのことで、日本の建築の常識とは大分異なるとの印象を持ったところである。 ○議員   日本の感覚からすると、心配するから何も連絡しなかったというのは理解しがたい。個人的な意見としては3,500万円は返してもらうべきである。また、吉林の房副市長山形訪問したいとのことだが、その目的は何なのか。また、山形として、いつまでに結論を出そうと考えているのか。 ○総務部長   房副市長外事弁主任はどちらも若い人物で、真摯に対応していただいたと受けとめている。房副市長はできるだけ早く対応したいとの考えを示していたため、それが吉林の意向と受けとめ、山形としてもできるだけ早く結論を出したいと考えている。 ○議員   何を調査し、どういう所感を持ったのかについて報告があるべきではないか。 ○総務部長   大ざっぱな報告となったことはおわびする。所感としては、展示室市民に常時開放されていなかったこと、また、展示品説明書きがなく、市民理解が深まるような展示方法ではなかったことは残念であったが、友好都市締結時に贈った鐘が正面玄関展示されていたのはよかったと思う。宿泊施設については、大きな沸かし湯の風呂があり、マージャンを楽しみながら、入浴もできるという健康ランド的な施設との印象を持ったところである。 ○議員   この問題について適切な判断ができるような情報提供をお願いしたい。                休 憩  11時59分                再 開  13時00分 ○議員   議会側代表として調査に参加した副議長からの報告もぜひお聞きしたい。また、両市信頼関係に傷をつけたことへの謝罪言葉があってしかるべきであると思う。今後の友好関係について、現時点ではどのように考えているのか。 ○総務部長   友好会館については疎遠になっていた部分もあるが、山商交換留学友好つばさなど、これまでも人的交流が行われており、今後も大事にすべきものと考えている。今後の交流の基本的な考え方としては、文化経済交流等を通して双方が利益を得るような関係に転換していかなければならない時期に来ていると認識している。また、謝罪については、申しわけなかったとの言葉はなかったが、当初の会館運営に対する吉林としての制度設計が甘かった等々の反省言葉はあった。 ○議員   山形として遺憾の意を表明すべきと思うがどうか。また、秋田県などでも友好会館を持っており、そうした類似施設状況について調査すべきと思うがどうか。 ○市長   吉林からは謝罪言葉が欲しいと思っており、山形としても遺憾の意を表明すべきと思っている。また、ほかの自治体類似施設状況については、個々の施設について調べたわけではないが、外務省への照会によれば、中国ではよくある話であり、そういうことが起きても不思議ではないとの話であった。秋田県などの施設状況については調べてみたい。 ○議員   訪問の際、はどのような主張をしてきたのか。不快感は表明してきたのか。 ○総務部長   基本的なスタンスとして、日本常識ではあり得ないことであり、信頼関係を損なうものであることを伝えたところである。 ○議員   関係団体との意見交換は大事だと思うが、として主体的に責任を持って取り組むべきではないのか。 ○総務部長   としての判断をする上で寄附を行った団体などからも話を聞く必要があり、それらを踏まえた上で総合的に判断していきたい。 ○議員   友好都市の間でも交流の程度に差があり、今後、全般的な友好都市あり方について考えていかなければならないと思うがどうか。 ○総務部長   友好都市関係については、儀礼的なものから、お互いに利益のあるものへと転換する時期に来ており、考え方を再構築していかなければならないと認識している。 ○議長   調査に参加した副議長総務委員長にもそれぞれ発言をお願いしたい。 ○副議長   房副市長外事弁主任と面会した際、総務部長の答弁にもあったとおり、甘かった、理解が不足していた等々の言葉が何度も聞かれ、1年余り前に房副市長が就任してから、できるだけ早くこの問題に対応したいとの思いが感じられた。12月定例会での報告の際に議員各位から出された吉林からのファクス内容に対する疑問等についてはおおむね確認できたと思う。最後に、実質的な滞在時間が1日余りという日程での調査について、時間が少なかったという感想を述べて報告としたい。 ○議員総務委員長)   自分の経験上、中国人はメンツを重んじるため、みずからの非を認めることはないと思っていたが、面談において房副市長及び外事弁主任から非を認める言葉が出されたことについて、自分としては謝罪に値するものであったと受けとめている。また、交流あり方については、中国人個人同士の付き合いを重視しており、これまでのように団体による訪問を行うだけでは余り印象に残らず、同じく吉林交流を行っている松江のように、テーマを絞った人的交流スタンスを変えていくべきであり、民間や学生交流行政が支援していければよいと思う。 ○議長   きょうはあくまで現地調査報告を聞き、議員の間で情報を共有することが目的であり、結論を出す場ではないことを御理解願いたい。友好会館あり方について議会全体で協議する必要がある場合には改めて場を設けたい。 2 山形広域清掃工場建設に係る経過について  市長から、別紙資料に基づき、次のような報告があった。 [報告概要]  昨日開催された山形広域環境事務組合議会の2月定例会において、山形広域清掃工場1つ建設予定地である上山大石蔭地区についての説明があったので、その内容について報告する。  上山大石蔭地区については、清掃工場及び進入路用地地権者から、建設地として決定した場合には土地を譲渡する旨の同意書をいただいている。これまで上山市民を初め周辺住民に対し、説明会出前講座施設見学会を通じて施設の安心・安全や必要性について理解と協力を得るための努力をしてきたが、周辺地域反対する方々との歩み寄りは困難な状況となっている。  こうした中、地域が二分されるような状況が懸念され始めたことなど、同意書を取り交わした当時と状況等が変化しており、近隣縁者との確執を避けたいとのことから、一部の地権者から同意書白紙撤回を求める声が出てきた。そのため、山形広域環境事務組合において再度清掃工場及び進入路用地地権者同意書に係る意思確認を行った結果、一部の地権者から現状では同意できない旨の意思が示され、用地確保が困難な状況となった。  これらの結果を踏まえ、管理者会議が行われ、地権者からの同意を得られない以上清掃工場及び進入路用地確保は困難であるとの結論となり、上山大石蔭地区建設地とすることは断念せざるを得ないとの判断となった。このため、建設用地が決定できないことから、同時発注についても難しいと考えている。  今後は、改めて22町の圏域内での候補地選定に向けて最大限の努力を図っていく。半郷、柏木に続いて断念せざるを得ない状況となったことについては、市民及び議会に対しおわび申し上げる。 ○議員   半郷への建設断念した際には公募という珍しい手法を用いて11カ所の中から柏木地区選定した経緯もあった。今回の大石蔭については、早く建設を進めるために2カ所の候補地選定するとの方針の中で、立谷川とともに候補地として挙がったが断念という結果となった。今後候補地選定するに当たっての現時点での考えはどうか。 ○市長   かつて公募により候補地選定した際、一部住民等反対もあり、結果として断念せざるを得ない状況となったことを踏まえると、公募による選定は難しいと考えている。22町の圏域内から候補地を持ち寄り、さまざまな観点から検討し、できるだけ早く選定作業を進めていきたい。具体的な方法等についてはもう少し時間をいただきたい。 ○議員   広域環境事務組合枠組み作業を進めることに疑問も出てきている。西村山や置賜などの処理施設では廃棄物を受け入れる余地があるとも聞く。新たな広域行政枠組みについて考えていく必要もあると思うが、今後も引き続き22町で進めていくのか。 ○市長   ほかの自治体での受け入れについてはコストも考慮して検討していかなければならないが、基本的には自分たちごみ自分たち処理すべきと考えている。県の広域処理計画にのっとってこれまで処理を進めているところであるが、定住自立圏も含め、広域的な連携はすべきものと考えている。 ○議員   22町のごみの約80%を山形が排出していることを踏まえ、全体的な観点から、もう1つ候補地をどのように考えているのか。 ○市長   22町の圏域内から候補地選定することとしており、山形市内土地という選択肢もあると考えている。 ○議員   このたび3回目の断念となったが、今後も反対が予想される。候補地選定に当たっては、反対の少ない公有地候補地として考えていくのか。また、きょうの報告内容が一部のマスコミから既に報道されていることについて、市長はどのように思っているのか。 ○市長   今回2カ所を選定した際、これまで土地所有権が問題となった経緯も踏まえ、公有地も含めて検討すると表明し、結果として立谷川については公有地選定しているが、上山・山辺町・中山町には候補となり得る公有地がなく大石蔭選定したという経緯がある。適当な公有地があれば改めて検討の対象にしていきたい。また、報道については、情報管理は十分に行ったつもりではあるが、今後も注意して取り扱っていきたい。 ○議員   市長責任について本会議でも発言があったが、柏木地区への建設断念の時も同じような発言をしていた。広域環境事務組合職員に対する指導も含め、市長の意気込みを改めて伺いたい。 ○市長   新清掃工場建設は非常に高度な判断を必要とするものばかりであり、職員は、管理者・副管理者の指示のもと真摯に取り組んでいる。候補地断念責任職員にあるのではなく我々管理者・副管理者にある。 ○議員   用地取得の任務に当たる職員の気構えが不足しており、真剣に取り組んでいないように感じられる。候補地選定の失敗には職員の仕事に対する取り組み方の問題もあるのではないか。 ○市長   先ほど言ったとおり、職員は一生懸命取り組んでいる。...