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平成22年予算委員会( 3月 8日)

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  1. 山形市議会 2010-03-08
    平成22年予算委員会( 3月 8日)


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    平成22年予算委員会( 3月 8日)   平成22年3月8日(月曜日) 〇出席委員(33名)        佐 藤 亜希子 君           川 口 充 律 君        武 田   聡 君           渡 辺   元 君        中 野 信 吾 君           菊 地 健太郎 君        遠 藤 和 典 君           斉 藤 栄 治 君        遠 藤 吉 久 君           折 原 政 信 君        小 野   仁 君           鑓 水 一 美 君        丸 子 善 弘 君           長谷川 幸 司 君        後 藤 誠 一 君           今 野 誠 一 君        阿 部 典 子 君           石 沢 秀 夫 君        菊 池 文 昭 君           高 橋   博 君        加 藤 賢 一 君           須 貝 太 郎 君        五十嵐 吉 信 君           斎 藤 武 弘 君        高 橋 嘉一郎 君           豊 川 和 弘 君        加 藤   孝 君           酒 井 靖 悦 君        阿 部 喜之助 君           鈴 木 善太郎 君        峯 田 豊太郎 君           尾 形 源 二 君        長 瀬 洋 男 君
    〇委員外議員(1名)        斎 藤 淳 一 君  ―――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長       市 川 昭 男 君  副市長       荒 井   満 君   総務部長     富 田   博 君  財政部長      寒河江 敬 史 君   企画調整部長   榎 森 正 志 君  市民生活部長    伊 藤 博 夫 君   環境部長     樋 口 孝 司 君  健康福祉部長    伊 藤   久 君   子育て推進部長  阿 部 和 信 君  商工観光部長    奥 山 仁 博 君   農林部長     設 楽 新 一 君  まちづくり推進部長 玉ノ井   一 君   会計管理者    新 関 信 一 君  消防長       草 壁 利 則 君   済生館事務局長  片 桐 伊三郎 君  上下水道事業管理者 芳 賀 賢 二 君   上下水道部長   山 本 好 伸 君  教育長       後 藤 恒 裕 君   教育部長     瀧 井   潤 君  選管委事務局長   武 田   隆 君   監査委員事務局長 長谷川 博 一 君  農業委事務局長   長 橋 義 雄 君  ―――――――――――――――――――― ◎午前10時00分 開会 ○斉藤栄治委員長  ただいまから,予算委員会を開会いたします。  本委員会に付託されました案件は,議第1号及び議第2号の補正予算2件並びに議第3号から議第15号までの新年度予算13件です。  ―――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明(補正予算関係) ○斉藤栄治委員長  これらを一括議題とし,各案件について当局の説明を求めます。それでは最初に,議第1号及び議第2号の補正予算2件について説明を求めます。寒河江財政部長。 ○寒河江財政部長  おはようございます。  議第1号平成21年度山形市一般会計補正予算,第1条歳入歳出予算の補正及び第2条繰越明許費のうち,財政部関係について御説明申し上げます。  最初に,歳入について申し上げます。議案書2ページ,事項別明細書7・8ページからでございます。  第14款国庫支出金第2項国庫補助金につきましては,国の補正予算に基づく地域活性化・きめ細かな臨時交付金,地域活性化・公共投資臨時交付金,及び子ども手当の支給に向けた事務処理体制整備事業費補助金並びに地域環境保全対策費補助金,また,補助内示に伴う安全・安心な学校づくり交付金の追加計上,さらには,執行停止となった子育て応援特別手当交付金の減額措置を行うものであります。  第15款県支出金第1項県負担金及び第2項県補助金につきましては,後期高齢者医療事業に係る保険基盤安定拠出金及び生活交通確保対策事業の実績に基づく交付金の計上であります。  次に,事項別明細書9・10ページの第20款市債につきましては,県施行の道路整備及び街路事業負担金に係る臨時地方道整備事業債並びに小学校耐震化推進事業に係る小学校建物大規模改造事業債の追加計上と,先ほど御説明申し上げました地域活性化・公共投資臨時交付金との財源組み替えにより,都市計画街路事業債,小学校校舎改築事業債及び小・中学校施設整備事業債等の減額措置を行うものであります。  以上,このたびの歳入補正予算は,4億8,474万3,000円を追加し,総額を822億5,547万2,000円にしようとするものであります。  次に,歳出についてでありますが,議案書3ページ,事項別明細書11・12ページでございます。  第2款総務費第1項総務管理費につきましては,財政調整基金積立金を追加計上するとともに,国の2次補正予算に基づく地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用した本庁舎施設整備事業に係る経費を追加計上したものでございます。  続いて,繰越明許費でございますが,議案書4ページ,事項別明細書27・28ページでございます。  第2款総務費第1項総務管理費の本庁舎施設整備事業につきましては,国の2次補正に係るものであり,年度内に事業を完了することができませんので,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度に繰り越しをお願いするものであります。  次に,議案書6ページ,補正予算第3条の地方債の補正でありますが,先ほど御説明申し上げました臨時地方道整備事業の限度額を追加するとともに,地域活性化・公共投資臨時交付金を充当し財源組み替えを行うため,都市計画街路事業及び義務教育施設整備事業の起債限度額を減額しようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  富田総務部長。 ○富田総務部長  総務部関係の補正予算について御説明申し上げます。議案書4ページ,事項別明細書27ページをお願いいたします。  第3款民生費第4項災害対策費防災情報通信設備整備事業の繰越明許費であります。  昨年12月定例会において,全国瞬時警報システム通称ジェイ・アラートの整備に係る経費の補正をお願いいたしましたが,総務省より,同システムの高度化に伴い,ソフトウエアの開発や受信機等の技術検討に時間がかかり,年度内の機器の納品ができない旨の連絡がありました。つきましては,年度内における同事業の完了が困難となったため,事業費の全部を地方自治法第213条第1項の規定により翌年度へ繰り越そうとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  榎森企画調整部長。 ○榎森企画調整部長  企画調整部関係について御説明申し上げます。議案書は3ページ,事項別明細書は11・12ページでございます。  第2款総務費第7項企画費の企画総務費でございますが,生活バス路線の維持確保を図るため,その赤字補てんについて,実績に基づいた補助金を計上したものでございます。  次に,文化振興費でございますが,山寺芭蕉記念館及び最上義光歴史館の老朽化した空調設備の改修工事に要する経費でございます。  続きまして,繰越明許費でございますが,議案書4ページ,事項別明細書27・28ページでございます。  第2款総務費第7項企画費の山寺芭蕉記念館及び最上義光歴史館施設整備事業につきましては,国の2次補正に係るものであり,年度内に事業を完了することができませんので,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度に繰り越しをお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  伊藤市民生活部長。 ○伊藤市民生活部長  市民生活部関係の3月補正予算について,御説明申し上げます。  議第2号平成21年度山形市後期高齢者医療事業会計補正予算第3号について御説明申し上げます。議案書は7ページ,事項別明細書は33・34ページからでございます。  歳入・歳出それぞれ788万9,000円の増額補正をお願いするものでございます。  初めに,歳入について御説明申し上げます。事項別明細書35・36ページをお願いいたします。  第3款第1項繰入金につきましては,山形県後期高齢者医療広域連合の保険料軽減に対する負担分の補正をお願いするものでございす。  次に,歳出について御説明申し上げます。  第2款第1項後期高齢者医療広域連合納付金でございますが,保険料の軽減に伴う措置に対する負担分を追加計上するものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  樋口環境部長。 ○樋口環境部長  環境部関係の補正予算について御説明申し上げます。議案書3ページ,事項別明細書15・16ページであります。  第4款衛生費第2項清掃費について御説明申し上げます。  山形広域環境事務組合負担金でありますが,前年度繰越金の確定,人事異動による職員給与費などの減額及び山形広域クリーンセンター立谷川リサイクルセンターの処理施設における光熱水費・燃料費の減額によるものであります。  次に,清掃工場整備事業費は,新清掃工場建設予定地の共有持分移転登記手続請求の裁判等により,建設工事が遅れていることから,負担金の減額補正をお願いしようとするものであります。  続きまして,第4款衛生費第3項環境保全費でございます。  国においては,地域における温室効果ガスの排出量削減に向けた取り組みが不可欠であるということから,第2次補正予算において中核市・特例市グリーンニューディール基金事業を創設し,補助を行い,支援するとしております。  今年度につきましては,国の補助金を原資に地球温暖化対策等推進基金を造成し,この基金を活用した事業につきましては,平成22・23年度の予算に反映させてまいります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  伊藤健康福祉部長。 ○伊藤健康福祉部長  健康福祉部関係の補正予算について御説明申し上げます。議案書3ページ,事項別明細書13・14ページになります。  第3款民生費第1項社会福祉費の老人福祉施設整備事業費でありますが,国の第2次補正による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し,老人福祉センター漆山やすらぎ荘などの下水道切りかえに要する工事費などをお願いするものであります。  続きまして,繰越明許費について御説明申し上げます。議案書4ページ,事項別明細書は27・28ページになります。  第3款民生費第1項社会福祉費の老人福祉施設整備事業につきましては,ただいま御説明申し上げました老人福祉センター漆山やすらぎ荘などの下水道切りかえ工事が年度内での完成が困難なため,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  子育て推進部関係の補正予算について御説明申し上げます。議案書は3ページ,事項別明細書は13・14ページでございます。  第3款民生費第2項児童福祉費でございますが,子育て応援特別手当支給事業費につきましては,国の方針により執行が停止されましたことから,昨年9月の定例会で補正をお願いいたしました予算全部の減額をお願いしようとするものでございます。  子ども手当システム導入事業費につきましては,国の施策として,平成22年4月から子ども手当の支給が予定されていることから,事務執行に必要な新たなシステム導入に要する経費を国の2次補正予算に合わせ計上したものでございます。  続きまして,繰越明許費について御説明申し上げます。議案書は4ページ,事項別明細書は27・28ページでございます。  第3款民生費第2項児童福祉費の子ども手当システム導入事業費につきましては,国の平成21年度第2次補正予算に基づく事業であることから,年度内に事業を完了することができませんので,事業費について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  奥山商工観光部長。 ○奥山商工観光部長  商工観光部関係の補正予算について御説明申し上げます。議案書は3ページ,事項別明細書は15・16ページでございます。  初めに,第5款労働費第1項労働福祉費の山形テルサの施設整備事業に要する経費につきましては,国の第2次補正予算を活用した山形テルサの施設整備事業に係る経費を追加計上したものでございます。  次に,事項別明細書17・18ページをお願いいたします。  第7款商工費第1項商工費の山形国際交流プラザの整備に要する経費につきましても,同様に国の第2次補正予算を活用し,国際交流プラザの施設整備事業に係る経費を追加計上したものでございます。  次に,繰越明許費について御説明申し上げます。議案書は4ページ,事項別明細書は27・28ページでございます。  第5款第1項労働福祉費の山形テルサ施設整備事業,及び第7款第1項商工費の山形国際交流プラザ施設整備事業につきましては,国の第2次補正に基づくものであり,年度内に事業を完了することができませんので,地方自治法第213条第1項の規定により,次年度に繰り越しをお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  設楽農林部長。 ○設楽農林部長  農林部関係の補正予算につきまして御説明申し上げます。議案書3ページ,事項別明細書17・18ページをお願いいたします。  第6款農林水産業費第1項農業費でありますが,国の2次補正による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し,農業研修センター体育館の屋根改修工事に要する経費の計上をお願いするものであります。  次に,繰越明許費について申し上げます。議案書4ページ,事項別明細書27・28ページをお願いいたします。  第6款農林水産業費第1農業費の農業研修センター施設整備事業につきましては,国の第2次補正に係るものであり,年度内の完了が困難であることから,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  玉ノ井まちづくり推進部長。 ○玉ノ井まちづくり推進部長  まちづくり推進部関係の補正予算について御説明申し上げます。議案書3ページ,事項別明細書17・18ページでございます。  第8款土木費第2項道路橋りょう費でございますが,道路橋りょう新設改良費につきましては,今年度の山形県道路整備事業費負担金の額が確定しましたので所要の予算措置をお願いするものであり,道路橋りょう維持管理費につきましては,国の第2次補正による地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業として,市民生活に直結する市道の舗装道補修等に要する経費の増額をお願いしようとするものであります。  次に,第4項都市計画費でありますが,事項別明細書19・20ページをお願いします。
     県施工都市計画街路事業の負担金を計上したものであります。  続きまして,繰越明許費について御説明申し上げます。議案書4ページ,事項別明細書27・28ページをお願いします。  第8款土木費第2項道路橋りょう費の道路新設改良事業につきましては,明治11号線ほか2路線の用地購入費並びに移転補償費について,移転先の選定などに不測の時間を要したため,年度内完了が困難になりましたので,事業費の一部について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  また,道路維持補修事業,作業センター施設整備事業につきましては,国の第2次補正に係る事業として,事業費全額を翌年度へ繰り越しをお願いしようとするものであります。  次に,第4項都市計画費につきましては,十日町双葉町線ほか2路線の都市計画街路事業において,代替地の選定に時間を要したことなどの理由により,また,蔵王みはらしの丘公園ほか公園事業につきましては,整備計画策定に不測の日数を要したことなどにより,年度内完了が困難となったため,事業費の一部について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  瀧井教育部長。 ○瀧井教育部長  教育委員会関係の補正予算について御説明を申し上げます。議案書は3ページ,事項別明細書は19・20ページでございます。  このたびの予算補正は,小学校の耐震化推進事業費の補正と地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用した小中学校の維持補修経費,商業高等学校施設及び公民館施設並びに体育施設の施設改修経費をお願いしようとするものであります。  第10款教育費第2項小学校費でございますが,国の補正予算に応じ,前倒しで耐震補強工事を実施しておりました小学校3校,五小,南小,宮浦小の校舎の第1期工事が完了いたしましたので,引き続き第2期工事を実施するための所要額と,耐震診断の結果を受け早急に耐震補強が必要となった小学校3校,南沼原小,村木沢小,出羽小の屋内運動場の耐震補強設計委託費を計上するとともに,同様に耐震診断の結果を受け,第二小学校の屋内運動場を早急に改築するため,既存の体育館の解体工事費を計上したものであります。また,地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して,本沢小学校の校舎の屋根塗装工事費をお願いしようとするものであります。  第2項中学校費でありますが,小学校費同様,臨時交付金を活用して第十中学校の校舎及び屋内運動場の屋根塗装工事費を計上したものであります。  明細書21・22ページをお願いいたします。  第4項高等学校費でありますが,商業高等学校の受水槽取りかえ経費の計上,並びに第6項社会教育費につきましては,江南公民館の給水管改修経費を計上するとともに,第7項保健体育費につきましては,総合スポーツセンター屋外プール改修経費及び蔵王体育館の暖房設備等改修経費をお願いするものであり,いずれも地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して実施しようとするものであります。  次に,繰越明許費について御説明申し上げます。議案書は4・5ページ,事項別明細書は27ページからでございます。  第10款教育費第2項小学校費の東小学校校舎等改築事業につきましては,21年度・22年度の2カ年度事業で実施してありますが,21年度分の出来高が予定した工程に達しない見込みであり,繰り越しをお願いしようとするものであります。  耐震化推進事業として,第二小学校屋内運動場につきましては,このたび3月補正予算で計上をお願いしておりますが,改築を行うための既存の体育館の解体工事が年度内に完了することが困難なため,繰り越しとするものであり,第五小,南小,宮浦小3校につきましては,それぞれ校舎の第2期分の事業費について,また,出羽小,南沼原小,村木沢小の各屋内運動場につきましては,それぞれ耐震補強設計委託費を,さらには,大規模改造事業として,本沢小学校校舎の屋根塗装工事費につきまして,いずれもこのたびの3月補正予算で計上をお願いしたものであり,繰り越しとなるものであります。  次に,第3項中学校費の大規模改造事業につきましては,第十中学校校舎及び屋内運動場の屋根塗装工事費であり,第4項高等学校費の商業高等学校施設整備事業は受水槽取りかえ経費,第6項社会教育費の公民館施設整備事業は江南公民館の給水管改修経費,さらに,第7項保健体育費につきましては,総合スポーツセンター屋外プール改修経費及び蔵王体育館の暖房設備等改修経費について,いずれも地域活性化・きめ細かな臨時交付金活用事業として,このたびの補正予算で計上をお願いしたものであり,地方自治法第213条第1項の規定により,次年度への繰り越しをお願いしようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  以上で,補正予算についての当局の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○斉藤栄治委員長  これより質疑に入ります。  なお,申し合わせにより,本委員会での議題に対する質疑は,款項に対する大綱質疑とし,また,自己の所属する分科会の事件については,できるだけ質疑をしないこととなっておりますので,委員の皆様の御協力をお願いいたします。  それでは,議第1号及び議第2号の補正予算2件について,総括的な質疑がありましたらお願いいたします。石沢秀夫委員。 ○石沢秀夫委員  広域環境事務組合の負担金の減額に関して,環境部長に質問をいたします。  こういう減額になるということは,事業が思いどおり進んでいないと,こういうことだろうと思います。しかも,新清掃工場建設に向けては,これまでも多額の費用がかかっていると思います。半郷の部分,それから日常の人件費を含めた事業を進める費用,さらには環境アセスとか含めてですね,いろいろ多額の費用がかかっているとは思うんですが,それに加えて,立谷川・半郷の両清掃工場が耐用年数を過ぎていると。こういうふうなこともあってですね,大規模な補修をしながら,新清掃工場の平成25年稼動に向けて,この前も大規模な補修を行ったと思うんですけれども,それがですね,25年稼動というのを目指してやったのかどうかですね。だとすれば,25年以降にずれ込むということになれば,さらに立谷川・半郷の両清掃工場を長期に稼動させていく,そういうことも必要なのではないのかなと,こう思いますけれども,その辺ですね,これからどういう見通しで,どれくらいかかるものなのかね。新年度予算では,立谷川・半郷の予算はあわせて約5億円ぐらいとなっていますけれども,これはそういう大規模な補修とか,そういうことではないんだと思うので,その辺のところをお聞きしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  樋口環境部長。 ○樋口環境部長  立谷川と半郷の両清掃工場の延命については,当初予定しておりました新清掃工場稼動予定,25年の4月までの延命策といたしまして,平成18年度から3年かけて,約6億円をかけまして,基幹的整備を行ってまいりました。また,新清掃工場が数年間延びることについては,期間,費用等について現在検討しております。なお,今委員がおっしゃったとおり,22年度の当初予算についてはほぼ去年と同じというか,例年どおりの予算を計上しておりまして,大規模な修理とか,そういうものについては計上しておりません。以上です。 ○斉藤栄治委員長  石沢秀夫委員。 ○石沢秀夫委員  今の環境部長の話ですと,25年4月の稼動というのは難しいだろうという見通しの上で,さらに延命策が必要だということのようですが,それについてはね,どれくらいかかるのかということは,これから検討しているのか,検討中なのかということで,具体的なことはわからないわけですが,私が想像するには相当費用もかかってくるのではないかなと,こんなふうに思っております。そういう意味では,やっぱりこのままにしておけないというのが一般質問でも大分出されたわけですけれども,私の会派の酒井委員からは,政治的判断をするべきときが来るのでないかというふうな話もあったわけで,それに関連して市長にお伺いしたいのですが,多額の費用がかかるということは,市長が常々言っている市政経営という観点からしても,市民に対して負担増になると,こういうふうなことになるわけで,やっぱり何とか早く新しい清掃工場を建てていかなければならないと。これはみんな一致している考え方だというふうに思います。ただやっぱり,今ここに至っている状況の中で,我々としてはね,市民からもよく聞かれるんですけれども,見通しのないままどこまで続けるのかと。ここについてはね,大変問題があるなというふうに思っております。一般質問の中でも,合併の問題とか,あるいは新産業団地のこととか,あるいは定住自立圏ですかね,こういった大きな課題についてはなかなか進んでいないのではないかなと,こういうふうな印象を私も受けております。そういうことからすればですね,やっぱりそれぞれの課題について,政治的な判断で前に進めていくと。このことが重要だろうというふうに思いますが,きょうはこの新清掃工場に向けての,そういう市長の判断としての今後の進め方。このことをお聞きしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  新しい清掃工場問題につきましては,一般質問でも御質問をお答えさせていただいております。  今,環境部長が申し上げましたように,当初予定の25年4月稼動というのは現時点では見込めませんので,今言いました数年間ということで,既存清掃工場をどういった方法で,どういった費用でというのは,現在検討中でございます。それを見きわめながら,予算化すべきものは予算化し,御審議を賜りたいと思っております。  なお,そのめどということでございますが,一般質問でもお答えさせていただきました。今,柏木ということで,公募ということで選定させていただいております。過般の広域の組合の議会でも申し上げましたが,公募という観点で選んだと。確かに反対を受けております。反対の方々が自分の土地があると。これが法廷で今,争われております。こんな状況でございますが,こういったものを見きわめながら,予定どおり柏木に清掃工場を建設するということにつきましては,今の方針については変わりはないということで御理解を賜りたいと思います。以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  鈴木善太郎委員。 ○鈴木善太郎委員  一般質問,私もやったわけでありますが,あのときは非常に私の時間配分が悪くて再質問もできなかったということでありますが,この清掃工場につきましてですね,山形広域環境事務組合,これは議会もありますし,非常に尊敬というか,尊重しているわけでありますが,これは独立した,きちっとしたそこで決定されたということでありますから,いささか質問につきましても控え目にやっていったつもりであります。  今,市長のお話ですと,最後までこれをやり抜くんだと,こういうお話でありますが,まず,山形市都市計画区域,上山都市計画区域,そういうふうな区域内にきちっとした場所を決めていけば,恐らく土地収用事業にも該当するんだろうと思うわけでありますが,公募で選ばれたために,都市計画法3条に基づく収用権というのは恐らくないのかなと,こう思っております。  そういう中で,ずるずるずるずると裁判が今かかっているわけでありますが,そういう中でおけば,だんだん地区民に感情的な不安感というんですか,だんだん広まって来ていると。毎日広がっているんだろうというような感じを持っているわけでありますが,そういう中でですね,今6億円を超えている金を投下しているということでありますが,これが10年先,20年先,それでも決まらなくて経費だけがかかってくるということで,最悪の場合は断念というような感じになると,非常に大きなマイナス要因。そしてまた,市民の中には遠すぎるのではないかと。コスト高,それから大気汚染,環境破壊というようなことも非常に懸念されるというようなこともあるわけであります。  その辺でですね,やはりいろんな視点で,あそこに固執するのか,それとも今裁判かかっていても,かかっていない方々がたくさんおられると。土地の地権者が。そういうふうな方々に,やっぱり少しでもいいから,毎日ですね,土地を取得する努力というんですか,まだ1坪も,1平方メートルも買っていないというところに非常に,やっているのかやっていないのかなと。だから問題ないところは用地買収を進めていくというようなことだって可能でないのかなと。1つも土地を買っていないで,あれだけが先行していると思われるんですが,その辺の市長の考え方ですね。取り組み方をひとつお聞かせいただきたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  用地取得につきましては,広域環境事務組合の方で,反対者も含めまして,現地に赴いて,この間も広域議会の方には御説明いたしましたが,理解を得るべく足を運んでいる状況でございます。また,現地についての価格提示につきましても,地権者の方々に提示をさせていただいている経過がございます。  ただ,1坪でも買ったらいいのではないかというふうな御指摘ですが,御承知のとおり,今あそこは裁判で争われております。境界がそのために確定できません。したがいまして,ここから,では安全なところだけ,いわゆる関係ないところだけ買うかという方法も考えられると思いますが,その境界が現在確定していないという現実的な問題がございますので,買えるところから買っていくということについては,現時点ではできないと理解をしております。以上です。 ○斉藤栄治委員長  鈴木善太郎委員。 ○鈴木善太郎委員  あそこ,何街道というんですか。あそこをずっと歩いてみると,周辺にのぼりがたくさん立っていると。これは住民の感情というんですか,総ぐるみで非常に地域的な反対が強くなっているなと,こう思うんですが,地権者のみならず,市を挙げてだんだんこう,町を挙げてというんですか,そういうふうに反対者が出てくるというようなことで,私もこの前一般質問で,山辺のし尿処理場の矢口地区の,機動隊まで入って工事を行ったというような事例があるわけであります。あれはやっぱり地域ぐるみで反対を受けたと。土地を買うよりもそっちの方が大変であったというようなこともありますので,ずるずるずるずるといつまでもやっていかれるかどうか,その辺も環境事務組合の議会もあるわけでありますが,ひとつその辺をぜひしてもらわないと,だんだん大変なマイナス要因が出てくるなと思われます。その辺だけを申し上げておきたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  そのほかございませんか。遠藤和典委員。 ○遠藤和典委員  長くなりませんように気をつけてやります。  前回の6月,9月,12月とずっと質問してきました公共投資臨時交付金について,お尋ね申し上げます。  この公共投資臨時交付金は,9月の答弁でだったと思いますけれども,市債で既にやっている部分の裏負担ということと答弁いただいておりますので,財源の組み替えという部分はわかりますが,当初7億円ほどと言ってらっしゃいました。実際の金額が6億3,000万円,これがその7億円なのか,それに近いのか違わないのかという部分については議論いたしませんけれども,言いたいのは,市債で出した分にほぼ近い金額が今回公共投資臨時交付金で来ているということは,こちらでもうちょっと事業の積み増しをしていれば7億円に近かったのではないかという思いがします。その辺についていかがなんだというのが1点と,前にも申し上げましたけれども,あくまでもこの公共投資臨時交付金,積み増しした新規事業部分に対して来るものだと。その裏として来るものだということでしたので,その積み増しというのを9月の部分で見ていますと,今回もそうですけれども,何か補修関係が非常に多いという気がするんですが,それ以外の積み増しというものは考えられなかったのか。その2点についてお願いします。 ○斉藤栄治委員長  寒河江財政部長。 ○寒河江財政部長  この公共投資臨時交付金につきましては,何回もお答えしているわけですけれども,9月補正で補正予算債という形で対応させてもらっております。公共投資臨時交付金については,いわゆる追加でやった事業についての,公共投資の裏負担という形で,地方負担についての9割程度という形での裏づけでございますけれども,これについてはいわゆる公共投資でございますので,公共投資で追加で上げられた分しか上げられなかったということでございます。いわゆる単独事業とかそういうものには該当しないということでございますので,そういう形で今回9月補正で約6億3,000万円ほど。7億円と申し上げましたけれども,大体そのくらいの額の,いわゆる補正予算債を使って,それが今後いわゆる公共投資臨時交付金で来るということで見込み計上したものでございまして,その後ですね,国の方から今回,2月になっていわゆる内示が来まして,見込み計上という根拠になったわけですけれども,これにつきましては,いわゆる追加関係とか薄まきとかですね,あと補助率のいわゆる9割というわけではなくて,0.88とかですね,そういう補正率をかけた財政力指数に応じた形での係数でございます。ですから,そういう形で今回の6億4,700万円という形の補正予算が来たという内容でございます。それ以上の,いわゆる公共事業に対しての補助裏でございますので,それ以上のものは,途中での補正予算はできなかったという内容でございます。 ○斉藤栄治委員長  遠藤和典委員。 ○遠藤和典委員  まず一時,私,来なくなるのではないかと非常に心配したので,まずなんぼでも来たのは大変結構なことなんですけれども,今回そのおっしゃるような公共の部分で直せるところということでやったと。前の説明にもあったかもしれませんけれども,今までやりたくても予算がなくてできなかったようなところの補修というのが非常に多かったと思うんです。もっともっと探せばという言い方は失礼かもしれませんけれども,今回の補修関係でことし随分出しましたので,それで次,来年度以降こういうものがない可能性があるということですよね。その辺についての御認識をいただきたいと思っています。いかがでしょうか。 ○斉藤栄治委員長  寒河江財政部長。 ○寒河江財政部長  ちょっと公共投資臨時交付金ときめ細かな臨時交付金との違いを申し上げますと,公共投資臨時交付金というのは,いわゆる道路関係とかですね,あとは国の適債事業に絡む市の補助,その補助裏に使うのが公共投資臨時交付金で,今回の補修関係についてはきめ細かな臨時交付金ということで,これは別でございますので,それだけよろしく御認識のほどをお願い申し上げたいと思います。ですから,今回の公共投資臨時交付金は,あくまでも適債事業,国の補助金を受ける事業に充てるものだということでございまして,それからきめ細かな臨時交付金については,いわゆる公共施設関係の補修関係が中心でございますけれども,それに使える金だということで,別でございますので,そこら辺よろしくお願いします。  以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  そのほか,御質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○斉藤栄治委員長  御質疑なしと認めます。  以上で質疑を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明(新年度予算関係) ○斉藤栄治委員長  次に,議第3号から議第15号までの新年度予算13件について説明を求めます。寒河江財政部長。 ○寒河江財政部長  議第3号平成22年度山形市一般会計予算第1条歳入歳出予算のうち,財政部関係について御説明申し上げます。  最初に,歳入について申し上げます。議案書2ページ,事項別明細書8・9ページからでございます。  第1款市税につきましては,県内外の経済情勢等を総合的に勘案して見込み計上したものであり,前年度当初予算額に比して5.8%の減少となっております。  第1項市民税の個人につきましては,給与・雇用等の情勢を踏まえ,前年度比7.3%の減少を見込んでおります。また,法人につきましては,一部に持ち直しの動きが見られるものの,企業活動は依然として厳しいことから27.2%の減少が予想され,市民税全体としては,前年度と比較して12.0%の減額を見込み計上したものであります。  次に,事項別明細書10・11ページでございます。  第2項固定資産税につきましては,土地の下落傾向が続いており,家屋の新・増築等による増を反映したものの,固定資産税全体としては,前年度と比較して0.6%の減額を見込み計上したものであります。  第3項軽自動車税は,実績等を勘案し6.0%の増,また,事項別明細書12・13ページの第4項市たばこ税につきましては,消費本数の減少を勘案し5.0%の減,第5項入湯税につきましても,課税状況や経済情勢を勘案し1.7%の減少を見込み計上したものであります。  次に,14・15ページに記載しております第6項都市計画税につきましては,固定資産税と同様の理由で見込み計上したものであります。  続いて,第2款地方譲与税でございますが,第1項地方揮発油譲与税及び第2項自動車重量譲与税について,現行制度に基づき,前年度の交付実績及び国の財政計画等を勘案し見込み計上したものであります。  16ページから19ページまでの第3款利子割交付金,第4款配当割交付金,第5款株式等譲渡所得割交付金,第6款地方消費税交付金,第7款ゴルフ場利用税交付金及び第8款自動車取得税交付金につきましては,前年度の実績や経済状況,県からの情報等を勘案し,それぞれ見込み計上したものであります。  第9款地方特例交付金でございますが,子ども手当の創設に伴う財源措置等の増などを勘案し,見込み計上したものであります。  次に,事項別明細書20・21ページでございます。  第10款地方交付税は,国の地方財政計画及び前年度交付実績等を総合的に勘案し,普通交付税104億2,300万円,特別交付税7億4,600万円を見込み,前年度当初予算と比較しまして17.7%の増額計上を行ったものであります。  第11款交通安全対策特別交付金につきましては,前年度交付実績等に基づく交付見込み額の計上であり,第12款分担金及び負担金につきましては,福祉施設に係る入所者,保育料負担金等の見込み計上が主なものであります。  続きまして,事項別明細書22ページから31ページまでの第13款使用料及び手数料につきましては,29ページの中ほどにございます家庭系ごみの有料化に伴うごみ処理手数料,4億1,000万円を新たに計上したほか,前年度の収入実績を勘案し,それぞれ見込み計上したものであります。  次に,事項別明細書30・31ページからの第14款国庫支出金及び38・39ページからの第15款県支出金につきましては,いずれも歳出の事業実施計画に基づくとともに,交付金事業の活用や国の緊急雇用対策等を反映し,見込み計上したものであります。  その主なものといたしまして,国庫支出金では,第1項国庫負担金において,31ページにございます子ども手当負担金の新たな計上,民間立保育所の定員増などによる運営費負担金や生活保護費負担金の増額計上など。さらには第2項国庫補助金において,35ページに記載しておりますが,これまでの地方道路整備臨時交付金にかわる地域活力基盤創造交付金を積極的に活用するほか,37ページにございます小中学校耐震化推進事業に係る安全・安心な学校づくり交付金を増額計上するなど,国庫支出金全体として,前年度に比べ49.0%の増額計上となったものであります。  また,事項別明細書38・39ページからの県支出金では,第1項県負担金において子ども手当負担金の新たな計上,40・41ページからの第2項県補助金においては,大規模特別養護老人ホームに係る介護基盤緊急整備事業交付金,及び43ページにございます民間立保育所新設等に係る保育所緊急整備事業費補助金の新たな計上,さらには47ページにございますが,第3項委託金における参議院議員通常選挙委託金及び平成22年国勢調査委託金などの新たな計上により,県支出金全体として,前年度に比べ39.8%の増額計上となったものであります。  次に,48・49ページの第16款財産収入でございます。第1項財産運用収入及び第2項財産売払収入につきましては,土地建物貸し付け及び売り払い収入等をそれぞれ見込み計上したものであり,50・51ページの第17款寄附金につきましては,環境に配慮した電気自動車購入に係る寄附金を,第18款繰入金につきましては,第1項特別会計繰入金は老人保健医療事業会計からの繰入金を,第2項基金繰入金におきましては,財政調整基金からは財源措置として,減債基金からは市債の償還に,また,地域福祉基金からは所定の事業及び福祉施設創設費補助金に,公共施設維持補修基金からは本庁舎設備更新及び小学校耐震化推進事業に,さらに市民活動支援基金からは所定の事業におのおの充当するための繰り入れを行うものであります。  事項別明細書52・53ページの第19款繰越金は,前年度繰越金の見込み計上であり,第20款諸収入につきましてはその主なものとして,第3項貸付金元利収入において,54・55ページにございます特別経営支援資金を増額計上したほか,第5項雑入においては,58・59ページになりますが,嶋地区に係る公園整備費負担金を見込み計上しているものであります。  次に,第21款市債につきましては,各種事業を推進するため,その活用を計画したものについて,所要の予算措置をお願いしたものであります。主なものといたしまして,山形駅南駐輪場整備のため駐輪場整備事業債を新たに計上したほか,仮称西消防署整備事業に係る消防施設整備事業債,小中学校耐震化推進事業に係る小中学校建物大規模改造事業債などを増額計上したほか,地方債計画を勘案して臨時財政対策債を増額したことにより,前年度に比べ13.4%の増額計上となったものであります。  次に,歳出について申し上げます。議案書5ページ,事項別明細書74・75ページからになります。  第2款総務費第1項総務管理費のうち,財政管理費でございますが,予算書の印刷経費等,財政管理に要する経費の計上と財政調整基金及び減債基金へ利子相当額等を積み立てるための予算措置であります。  次に,財産管理費につきましては,74〜79ページとなりますが,庁舎・財産の管理等に要する経費及び契約管理に要する経費の計上であります。  また,84ページから87ページまでの第2項徴税費につきましては,市税の賦課及び収納等に要する経費の計上であります。  次に,飛びまして294ページから297ページまでの第12款公債費は,市債の償還元金及び利子等を計上したものでありますが,前年度当初予算と比較しまして1.8%の減となっております。  第13款予備費は,前年度と同額の計上であります。  次に,議案書の1ページにお戻りいただきまして,第3条地方債でありますが,内容につきましては9ページの第3表に掲げましたとおり,各適債事業に係る起債の限度額等について定めるものであります。  また,第4条の一時借入金につきましては,借入限度額を前年度と同額の200億円に,第5条歳出予算の流用は,人件費に係る同一款内での流用規定を定めるものであります。  続きまして,特別会計について御説明申し上げます。議案書32ページ,事項別明細書は530・531ページからでございます。  議第12号平成22年度山形市財産区会計予算につきましては,各財産区における財産貸付収入及び積立金繰入金収入等の見込みを計上し,地区運営費補助金等を支出しようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  富田総務部長。 ○富田総務部長  議第3号平成22年度山形市一般会計予算並びに議第7号,議第9号から議第11号まで,及び議第14号の各特別会計予算の人件費につきまして,一括して御説明申し上げます。
     一般会計及び特別会計において,特別職報酬,職員給与,職員手当など,総額144億929万1,000円を計上したものであります。今年度,最終年を迎えた山形市新行財政改革プランに基づく定員適正化計画を反映したものとなっております。  続きまして,総務部関係の予算について御説明申し上げます。議案書5ページ,事項別明細書62・63ページをお願いします。  第1款議会費第1項議会費につきましては,議会の運営に要する経費を,これまでの実績及び新年度に予定されている事業を勘案しながら計上したものであります。  次に,第2款総務費第1項総務管理費について,その主なものを御説明申し上げます。70〜75ページをお願いいたします。  文書広報費でありますが,広報やまがたの発行,テレビ・ラジオ等による市政情報の提供などに要する経費,ホームページの全面リニューアルに要する経費,地区公民館を総合的な地域づくりの拠点施設となるコミュニティセンターに移行するに当たり,地域の方々の御理解と御協力を得るため,懇話会や講演会の開催に要する経費,町内会が維持管理を行っている公衆街路灯について,環境負荷の軽減が期待できるLED照明導入に向けた実証実験を行う経費などを計上したものであります。  78〜81ページをお願いいたします。  国際交流費でありますが,キッツビューエル市からの代表団や,オーストラリア・スワンヒル地方市との姉妹都市締結30周年を記念して来形する市民訪問団の受け入れ,さらにはボルダー市及びスワンヒル地方市への職員派遣に要する経費のほか,山形市国際交流協会運営補助事業費及び在住外国人のための支援事業費などに要する経費を計上したものでございます。  82・83ページをお願いいたします。  諸費の防犯,暴力追放推進関係の経費につきましては,各種団体への負担金等のほか,各地区で行われる防犯活動を支援する自主防犯活動支援事業費補助金を計上したものでございます。  90〜93ページをお願いいたします。  第2款総務費第4項選挙費でありますが,参議院議員通常選挙などが予定されておりますことから,選挙の執行に要する経費などを計上したものでございます。  96〜99ページをお願いいたします。  第2款総務費第6項監査委員費でありますが,これまでの実績を勘案し計上したものでございます。  108〜111ページをお願いいたします。  第2款総務費第8項交通安全対策費におきましては,市民の交通安全意識の啓発を図るための事業や,幼児や児童を対象にした交通安全教育を実施するための経費を計上したほか,安全と安心なまちづくり山形市民大会の開催に要する経費を計上したものでございます。  142〜145ページをお願いいたします。  第3款民生費第4項災害対策費でありますが,防災に関する各種訓練や自主防災組織を育成するための経費を計上したほか,災害対策備蓄品として非常用携帯トイレを購入するための経費などを計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  榎森企画調整部長。 ○榎森企画調整部長  企画調整部関係について御説明申し上げます。議案書5ページ,事項別明細書は96・97ページをお願いいたします。  第2款総務費第5項統計調査費でございます。委託統計調査に要する経費でございますが,国勢調査を初めとする各種統計調査に要する経費でございます。  次に,第7項企画費でございます。98・99ページをお願いいたします。  企画総務費の主な内容でございます。最初に,企画調整に要する経費でございますが,各種施策の推進・調整に要する経費や次期経営計画策定に係る調査に要する経費などでございます。  100・101ページをお願いいたします。  交通対策に要する経費でございますが,地域が自主運行するデマンド型乗り合いタクシーを支援する自主運行交通支援事業費補助金及びコミュニティバス等の運行に要する経費などでございます。  次に,共創推進に要する経費でございますが,市民活動支援基金,通称山形市コミュニティファンドでございますが,これを活用し,NPOやボランティア等の市民活動を支援する市民活動支援補助金などでございます。  102・103ページをお願いいたします。  ふるさと納税推進事業費でございますが,本市出身者や本市とかかわりのある市外在住者に対し情報を発信し,応援をお願いするための経費でございます。  次に,市民活動支援基金積立金でございますが,昨年10月以降に市民活動支援基金に寄せられました寄附金の一部を,基金に積み立てる額を計上したものでございます。  次に,文化振興費でございます。  最初に,文化活動の一般振興に要する経費でございますが,山形美術館を初めとする各種芸術文化団体に対する補助金などの所要額でございます。  104・105ページをお願いいたします。  山寺芭蕉記念館並びに最上義光歴史館の運営管理に要する経費でございますが,山寺芭蕉記念館と最上義光歴史館の指定管理料などの経費でございます。  次に,山形国際ドキュメンタリー映画祭開催補助事業費でございますが,平成23年度に開催の映画祭に向けた作品募集に要する経費など,開催準備に対する補助金を計上したものでございます。  次に,市民会館費でございます。この4月から予定しております指定管理者移行に伴う管理運営に要する指定管理料を計上したものでございます。  次に,男女共同参画費でございます。  最初に,男女共同参画施策に要する経費でございますが,男女共同参画社会の形成に向けた啓発や市民活動支援及び男女共同参画計画改定のための経費でございます。  次に,男女共同参画センターの運営管理に要する経費でございますが,同センターの維持管理のために要する経費でございます。  106・107ページをお願いいたします。電子計算費でございます。  最初に,情報システム運用に要する経費でございますが,昨年1月から稼動いたしました新情報システムの運用に要する経費でございます。  次に,OA機器管理費でございますが,事務用パソコンなど,機器の賃貸等に要する経費でございます。  108・109ページをお願いいたします。  構内情報通信網運営事業でございますが,庁内LANなどの運用に要する経費でございます。  次に,電子申請システム整備運営事業費でございますが,山形県と市町村が共同で利用するために要する経費でございます。  次に,統合型GIS整備事業費でございますが,本市が保有する地理情報をデジタル情報として活用するために要する経費でございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  伊藤市民生活部長。 ○伊藤市民生活部長  市民生活部関係の平成22年度当初予算の主なものについて御説明を申し上げます。  初めに,議第3号平成22年度山形市一般会計予算について御説明を申し上げます。議案書は5ページ,事項別明細書は82・83ページをお願いいたします。  第2款総務費第1項総務管理費の市民相談費でございますが,市民相談及び情報公開,個人情報保護制度の運用に係る所要額を計上したものでございます。  次に,88・89ページをお願いいたします。  第3項戸籍住民基本台帳費につきましては,市民課における届け出や諸証明交付など経常的な業務及び戸籍電算化システム構築業務委託料並びに住居表示の整備に要する経費を計上したものでございます。  次に,128・129ページをお願いいたします。  第3款民生費第1項社会福祉費につきましては,国民年金業務に係る国からの法定受託事務を実施するための経費のほか,市民が将来の年金受給権を確保するための啓発などに要する経費を計上したものでございます。  次に,議案書は6ページ,事項別明細書は214〜217ページをお願いいたします。  第7款商工費第2項消費者保護費でございます。市民の安全・安心な消費生活を確保するため,消費者保護施策の推進及び消費者啓発活動の充実・強化を図る経費並びに霞城セントラル内の消費生活センターの運営管理に要する経費のほか,計量器の検査等に要する経費を計上したものでございます。  続きまして,特別会計について御説明申し上げます。  議第7号平成22年度山形市国民健康保険事業会計予算について御説明申し上げます。議案書は19ページ,事項別明細書は404・405ページからでございます。  初めに,歳入について御説明申し上げます。事項別明細書は406・407ページから410・411ページでございます。  第1款第1項国民健康保険税でございますが,被保険者の所得等の状況から算定したものでございます。第2款使用料及び手数料第1項手数料につきましては,これまでの実績により見込み計上するものでございます。  事項別明細書412・413ページをお願いいたします。  第3款国庫支出金第1項国庫負担金,第2項国庫補助金につきましては,医療費等の見込みに基づいて計上したものでございます。第4款県支出金第1項県負担金でございますが,高額医療費共同事業及び特定健診の実施見込みから算定したものでございます。  続きまして,414・415ページをお願いいたします。  第2項県補助金,第5款第1項療養給付費交付金でございますが,医療費等の状況により計上するものでございます。第6款第1項前期高齢者交付金でございますが,一般被保険者の給付費等の財源となるものでございます。第7款第1項共同事業交付金につきましては,連合会からの交付見込み額を計上するものでございます。  続いて,416・417ページをお願いいたします。  第8款第1項繰入金でございますが,一般会計からの繰入金を計上するものでございます。第9款諸収入につきましては,実績等を勘案しての見込み計上でございます。  事項別明細書418・419ページをお願いいたします。昨年度に引き続き,本年度予算でも財源に不足が見込まれることとなったため,歳入欠かん補填収入を計上しての予算編成となってございます。  続きまして,歳出について御説明申し上げます。事項別明細書420・421ページをお願いいたします。  第1款総務費第1項総務管理費につきましては,経常的な経費を計上したものでございます。  続きまして,422・423ページをお願いいたします。  第2項徴税費,第3項運営協議会費につきましては,保険税の賦課徴収に要する経費及び運営協議会の開催に要する経費の計上でございます。  424・425ページをお願いいたします。  第2款保険給付費第1項療養諸費,第2項高額療養費につきましては,実績及び今後の医療費の推計に基づいて計上しているものでございます。  続きまして,426・427ページをお願いいたします。  第3項移送費,第4項出産育児諸費。428・429ページをお願いいたします。  第5項葬祭諸費につきましては,それぞれ実績に基づく見込み計上でございます。第3款第1項後期高齢者支援金でございますが,後期高齢者医療制度の財源として国民健康保険が負担するものでございます。  続きまして,430・431ページをお願いいたします。  第4款第1項前期高齢者納付金,第5款第1項老人保健拠出金,第6款第1項介護納付金,続いて432・433ページをお願いいたします。  第7款第1項共同事業拠出金につきましては,それぞれ概算請求等に基づいての見込み計上でございます。第8款保健事業費第1項特定健康診査等事業費でございますが,特定健診等の実施に要する経費を計上するものでございます。第2項保健事業費は,加入者の健康の保持,増進を図るための事業に要する経費について計上いたしております。  続いて,434・435ページをお願いいたします。  第9款諸支出金につきましては,実績に基づく見込み計上であります。  続きまして,436・437ページをお願いいたします。  第10款繰上充用金は,前年度の歳入欠陥の補てん分を計上するものでございます。第11款予備費は,医療費について不測の事態に備えるため計上しております。  続きまして,議第8号平成22年度山形市老人保健医療事業会計予算につきまして御説明申し上げます。議案書は22ページ,事項別明細書は444・445ページからでございます。  平成20年4月から後期高齢者医療制度が開始されておりますが,制度の開始以前の診療分の請求等に基づく事務が残っていることから,当会計の予算を計上するものでございます。  初めに,歳入につきまして御説明申し上げます。事項別明細書は446・447ページをお願いいたします。  第1款支払基金交付金,第2款繰入金につきましては,医療の給付に基づく計上でございます。第3款繰越金,第4款諸収入でございますが,実績等を勘案しての計上でございます。  次に,歳出について御説明申し上げます。事項別明細書450・451ページをお願いいたします。  第1款総務費第1項総務管理費でございますが,経常的な経費を計上したものでございます。第2款第1項医療諸費は,所要額を見込み計上するものでございます。  続きまして,452・453ページをお願いいたします。  第3款諸支出金は,実績等に基づく見込み計上でございます。第4款予備費につきましては,前年度同額の予算措置でございます。  続きまして,議第9号平成22年度山形市後期高齢者医療事業会計予算につきまして御説明申し上げます。議案書は25ページ,事項別明細書は456・457ページからでございます。  初めに,歳入について御説明申し上げます。事項別明細書は,458・459ページをお願いいたします。  第1款保険料第1項後期高齢者医療保険料でございますが,加入者の所得等の状況から算定されたものでございます。第2款使用料及び手数料第1項手数料でございますが,見込み額を計上するものでございます。第3款第1項繰入金でございますが,一般会計からの繰入金を計上するものでございます。第4款第2項繰越金から,事項別明細書460・461ページでございますが,第5款諸収入第1項延滞金,加算金及び過料,第2項償還金及び還付加算金,第3項雑入でございますが,見込み額を計上するものでございます。  続きまして,歳出について御説明申し上げます。事項別明細書462・463ページをお願いいたします。  第1款総務費第1項総務管理費につきましては,経常的な経費を計上したものでございます。第2項徴収費でございますが,保険料の賦課徴収に要する経費の計上でございます。  続きまして,464・465ページをお願いいたします。  第2款第1項後期高齢者医療広域連合納付金でございますが,山形県後期高齢者医療広域連合へ納付する保険料及び事務費等の負担金を計上するものでございます。第3款諸支出金第1項償還金及び還付加算金は,見込み額を計上するものでございます。第4款第1項予備費でございますが,不測の事態に備え計上するものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願いを申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  樋口環境部長。
    ○樋口環境部長  環境部関係の主なものについて御説明申し上げます。議案書は5ページ,事項別明細書は154・155ページからでございます。  初めに,第4款衛生費第1項保健衛生費のうち,環境衛生費について御説明申し上げます。  快適な環境を守るため,春と秋に実施している全市一斉清掃,及び不法投棄がない環境づくりを目指すため,不法投棄防止看板や原状回復・処理困難物等の処分の経費及び公衆便所の管理に要する経費について計上したものでございます。  続きまして,156・157ページをお願いします。  第2項清掃費でございます。清掃総務に要する経費は,家庭系ごみの有料化に係る有料指定袋の調達・製品管理などに要する経費,及びごみ減量等推進事業費は,資源回収などによるごみの減量を推進するための経費でございます。その他,山形広域環境事務組合負担金,廃棄物指導に要する経費及び作業センターの運営に要する経費について計上したものでございます。  続きまして,158・159ページでございます。  塵芥処理費について御説明申し上げます。ごみの減量化率・資源化率の向上事業に要する経費としまして,ごみ減量・もったいないねット山形運営費補助金を,清掃工場整備事業費は山形広域環境事務組合に対する本市の負担金を計上したものでございます。  次に,塵芥収集に要する経費については,ごみの収集運搬に係る経費を初め,ごみ集積所を管理している町内会に対して,新たな支援として集積所及び周辺の衛生環境の向上に係る経費や,市民の利便性を図るため祝日収集に係る経費,及びごみ不適正排出対策等に係る経費を計上したものであります。  次に,立谷川清掃工場,半郷清掃工場や上野最終処分場の運営管理に要する経費を計上したものでございます。  続きまして,162・163ページをお願いします。  し尿処理費につきましては,し尿収集業務に要する経費を計上したものでございます。  次に,第3項環境保全費でございます。  公害対策費について御説明申し上げます。公害対策に要する経費につきましては,市民の生活環境を守るため,騒音,振動及び水質などの環境監視調査並びに公害関連法令及び公害防止協定に基づく監視調査を実施するための経費を計上したものでございます。  次に,地盤沈下防止対策事業費につきましては地下水水位の観測及び地盤沈下の測量などを実施するための経費を,生活排水処理対策事業費につきましては合併処理浄化槽の設置に対する補助金などを計上したものでございます。  続きまして,164・165ページをお願いいたします。  自然保護費について御説明申し上げます。自然保護に要する経費につきましては,本市の良好な自然環境を保全・創造するための経費のほか,環境計画推進に要する経費及び山形市を美しくする運動を推進するための経費を計上したものでございます。また,空き缶等散乱防止対策事業費につきましては,美化推進員の委嘱や路上禁煙マナー・ストリート啓発事業などに要する経費を計上しております。  続きまして,166・167ページをお願いします。  自然環境保全活動促進事業費につきましては,自然界における動植物の生態系に関する調査や学習会などの経費を計上しております。太陽光発電装置補助事業費につきましては,住宅用の補助額を増額するとともに,新たに事業所用の補助制度を創設し,環境にやさしい自然エネルギーの利活用のさらなる促進を図るための経費を計上したものでございます。  次に,環境マネジメントシステム運用管理事業費につきましては運用に係る経費を,省エネルギー促進事業費につきましては「ワンデイからエブリディ」を基本方針に,家庭などでの省エネ活動の啓発に要する経費を,また,バイオマスエネルギー活用促進事業費につきましては,七日町商店街振興組合が中心となって取り組む資源循環型食用油リサイクル事業に対する補助金などを計上したものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  伊藤健康福祉部長。 ○伊藤健康福祉部長  健康福祉部関係の予算につきまして御説明申し上げます。議案書は5ページ,事項別明細書は110・111ページからでございます。  初めに,第3款民生費第1項社会福祉費について御説明申し上げます。  社会福祉総務費につきましては,次のページの112・113ページになりますが,社会福祉協議会に対する運営費補助金のほか,中国帰国者等援護に係る経費,民生委員に要する経費及び山形市総合福祉センターの指定管理等に要する経費などを計上するとともに,老人福祉施設等の福祉施設創設補助金の財源確保のための地域福祉基金を計画的に積み立てるため,所要額を計上したものでございます。障がい福祉費でありますが,障がい者の一般福祉に要する経費につきましては,障がい者に対する福祉事業実施に係る所要の経費を計上したものでございます。  次のページになりますが,障がい者福祉利用等の障がい福祉サービスの提供などの自立支援給付に要する経費を計上したものでございます。  次のページになります。相談支援事業所の運営委託や日常生活用具の給付等を行う地域生活支援事業に要する経費等を計上するとともに,在宅の重度障がい児・者に対する特別障害者手当等福祉手当の支給や,まんさくの丘の指定管理等に要する経費等を計上したものでございます。  次のページの120・121ページをお願いいたします。  老人福祉総務費につきましては,高齢者の社会参加につながる山形市シルバー人材センターや老人クラブの活動を支援するための補助金等を計上したものでございます。次のページになりますが,敬老祝品等支給事業及び在宅高齢者の福祉に要する経費等を計上するとともに,介護保険事業会計への繰出金及び低所得者の介護サービス利用負担を軽減するための利用者負担対策事業に要する経費等を計上したものであります。  次のページの124・125ページをお願いいたします。  老人福祉施設費につきましては,老人ホーム入所措置に要する経費,老人福祉センターの指定管理に要する経費等を計上するとともに,債務負担行為に基づく特別養護老人ホーム等への創設補助金を計上したものでございます。次のページになりますが,介護基盤緊急整備等特別対策事業費は,平成22年度に整備予定の特別養護老人ホームなどに対する補助金を計上したものでございます。あたご荘費につきましては指定管理に要する経費を計上したものであり,福祉文化センター費につきましては福祉文化センターの管理運営に要する経費等を計上したものでございます。  次に,140・141ページをお願いいたします。  第3款民生費第3項生活保護費につきましては,生活保護等の実施に要する扶助費等を計上したものでございます。  次に,146・147ページをお願いいたします。  第4款衛生費第1項保健衛生費につきまして御説明申し上げます。  保健衛生総務費につきましては,献血事業推進に要する経費や,次のページになりますが,保健センターの運営管理に要する経費や各種の健診委託料等を計上するとともに,次のページの150・151ページになりますが,自殺予防に向けた市民に対する啓発活動や関係機関との連携強化などを進める自殺対策強化事業に係る経費等を計上したものでございます。母子保健費につきましては,母子の各種健康診査等に要する経費,妊婦健康診査に対する公費助成に要する経費,育児支援が必要な家庭に対する訪問指導などに要する経費や特定不妊治療事業に要する補助金を計上したものでございます。予防費につきましては,犬の登録や狂犬病予防注射に要する経費,及び予防接種法に基づく各種予防接種事業に要する委託料等を計上したものでございます。  次のページの152・153ページをお開き願います。  斎場費につきましては,斎場運営管理に要する所要の委託料等を計上したものでございます。診療所費につきましては,夜間急病診療所運営委託に要する経費,病院事業会計に対する負担金等に要する経費を計上するとともに,山形市が現在開設しております夜間急病診療所と,山形市医師会が開設しております休日診療所の統合に要する夜間・休日診療所施設整備事業に係る補助金を計上したものでございます。  168・169ページをお願いいたします。  第4款衛生費第4項上水道費につきましては,最上川中部水道企業団等給水区域における水道料金の格差を解消する助成金や水道未給水区域における給水施設整備に対する助成経費を計上したものでございます。  続きまして,債務負担行為について御説明申し上げます。議案書8ページ,事項別明細書は310・311ページでございます。  夜間・休日診療所施設整備事業費等補助金につきましては,初期救急医療体制の充実のため,債務負担行為を設定するものでございます。  続きまして,議第10号平成22年度山形市介護保険事業会計予算について御説明申し上げます。議案書27〜29ページ,事項別明細書は474・475ページからでございます。  最初に,歳入から御説明申し上げます。事項別明細書476・477ページをお願いいたします。  第1款保険料は,65歳以上の第1号被保険者の保険料を見込み計上したものでございます。第2款使用料及び手数料は,督促手数料の見込み額などを計上したものでございます。第3款国庫支出金,次のページの第4款支払基金交付金,第5款県支出金につきましては,介護給付費及び地域支援事業に要する費用につきまして,国,支払基金及び県から交付を受ける金額を,それぞれの負担ルールに基づき見込み計上したものでございます。  次のページの480・481ページをお願いいたします。  第6款財産収入は,介護給付基金等に係る利子収入を見込み計上したものでございます。第7款繰入金は,介護給付費いきいき支援事業及び事務に要する経費について,一般会計からの繰り入れと介護給付基金等からの繰り入れを計上したものでございます。  次のページの第8款繰越金は前年度からの繰越金を,第9款諸収入につきましては第1号被保険者延滞金などを見込み計上しております。  続きまして,歳出について御説明申し上げます。484・485ページをお願いいたします。  第1款総務費は,一般管理費,介護保険料の賦課徴収等に要する経費と,次のページになりますが,介護認定審査会及び認定調査等の所要額を見込み計上したものでございます。  488ページから497ページまでの第2款保険給付費は,要支援・要介護認定者に対する介護保険給付費等を見込み計上したものでございます。  496ページから502・503ページまでの第3款地域支援事業費でございますが,各種の介護予防事業に要する経費及び地域包括支援センターに委託する介護予防ケアマネジメント業務等の委託料等を計上したものであります。なお,地域包括支援センター業務が増加しておりますから,センター体制を強化することにしております。第4款保健福祉事業費につきましては,ねたきり高齢者等介護者激励金と紙おむつ給付の事業費を計上したものでございます。  504・505ページをお願いいたします。  第5款基金積立金は介護報酬改定臨時特例基金の利子分であり,第6款諸支出金は高額介護サービス費の貸付金及び被保険者の異動等により生じた保険料の還付金等を見込み計上したものでございます。  506・507ページをお願いいたします。  第7款予備費でございますが,保険給付等に不足が生じた場合に備えるため計上したものでございます。  議案書27ページをお願いいたします。  第2条の歳出予算の流用でありますが,保険給付費の同一款内での流用についてお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  子育て推進部関係の予算の主なものについて御説明申し上げます。議案書は5ページ,事項別明細書は128・129ページからでございます。  第3款民生費第2項児童福祉費につきましては,新設2カ所を含めた子育て支援センターに対する補助金,子育てランドあ〜べへの運営補助金,子育ての各種情報発信に伴う事業,地域で行う子育てサロンへの補助に要する経費などを計上するものでございます。  132・133ページでございますが,家庭的な雰囲気の中で少人数の保育を行う保育ママ事業,児童手当の2月・3月分と,4月から支給が予定されている子ども手当の4月から翌年1月分までの支給に要する経費,また,母子家庭等医療費を親子健やか医療費と改め,父子家庭に拡大するなどの福祉医療給付に係る経費を計上するものでございます。  134・135ページでございますが,放課後児童クラブの運営委託や大規模児童クラブの分園などのための施設の整備に要する経費を計上するものです。  次に,保育所関係といたしましては,市立保育所10園における運営管理等に要する経費を計上するものでございます。  136・137ページでございますが,平成22年4月から新たに開園する仮称みどりのもり保育園と仮称嶋保育園を含め,民間立認可保育所23園への運営委託費,新たに特定保育に多子世帯負担軽減の制度を設ける特別保育事業費補助金,地場産物を取り入れ食育推進を図るパクパク事業費補助,認可外保育施設の認証保育所への補助金と,認可外保育施設の多子世帯の負担軽減のための補助,また,県の安心こども基金を活用して行う民間立保育所3園の新設整備に対する補助や,民間保育所への債務負担行為に基づく今までの施設整備補助に要する経費等を計上するものです。  次に,児童館及び児童遊園関係でございます。138・139ページをお願いいたします。  雨天や冬季にも子供が元気に遊べる環境を整備するため,嶋遺跡公園内への屋内型幼児遊戯施設の建設に向けた設計調査の委託料や,児童館4カ所,児童遊園273カ所の維持管理費等を計上するものでございます。  140・141ページをお願いいたします。  母子生活支援関係につきましては,むつみハイムの運営委託料を計上するものです。  次に,第5款労働費第1項労働福祉費でございます。議案書6ページ,事項別明細書172・173ページでございますが,有償ボランティアによる地域の子育て支援を行うファミリー・サポート・センター運営に要する経費を計上するものです。  続きまして,第10款教育費第5項幼稚園費でございます。議案書は6ページ,事項別明細書272・273ページでございます。  私立幼稚園就園に係る保護者の負担軽減を図るための補助金,新たに認可保育所を創設し,認定こども園を新設するのに伴う既存の幼稚園の改修整備に対する補助金等に要する経費を計上するものです。  次に,第2条債務負担行為について御説明申し上げます。議案書は8ページ第2表,事項別明細書は310・311ページでございます。  民間立保育所施設整備事業補助金につきましては,保育所の定数拡大等のために,学校法人龍華学園の仮称認定こども園・ひまわり園と,社会福祉法人慈風会の仮称飯塚はらっぱ保育園,学校法人金井学園の仮称金井第二幼稚園・認定こども園の3園の施設整備に対し,平成32年度までの償還払いにより補助金を交付することとし,債務負担行為を設定するものでございます。  320・321ページをお願いいたします。  私立幼稚園施設整備補助金につきましては,学校法人金井学園が仮称金井第二幼稚園・認定こども園を新設するのに伴う既存の幼稚園の改修整備に対し,平成32年度までの償還払いにより補助金を交付することとし,債務負担行為を設定するものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  それでは,説明の途中でありますが,ここで休憩にしたいと思います。午後1時まで休憩したいと思います。     午前11時50分 休 憩  ――――――――――――――――――     午後1時   再 開 ○斉藤栄治委員長  それでは,休憩前に引き続き,予算委員会を開きます。  それでは,当局の説明を求めます。奥山商工観光部長。 ○奥山商工観光部長  それでは,商工観光部関係の当初予算の主なものについて御説明申し上げます。議案書6ページ,事項別明細書は168ページからでございます。  初めに,第5款労働費第1項労働福祉費でございます。  労働者の福祉対策として,勤労者の生活安定と福祉の向上を図るための所要の経費を計上したほか,雇用対策事業として,新たに市独自の雇用対策奨励費補助金及び高校生未就職卒業者の雇用確保のための臨時職員雇い上げに要する経費を計上するとともに,昨年度に引き続き,国の緊急雇用創出臨時特例基金事業及びふるさと雇用再生特別基金事業の基金を活用し,緊急雇用対策を実施するための経費を計上したものでございます。  次に,山形テルサの運営管理費につきましては,維持管理に要する経費及び自主事業の実施に要する経費のほか,テルサ開館10周年記念事業に要する経費を計上したものでございます。  次に,事項別明細書198ページをお願いいたします。  第7款商工費第1項商工費について御説明申し上げます。  商業振興費の主なものでございますが,商業の一般振興に要する経費のほか,経営アドバイス事業を行うための経費を計上したものでございます。  商工業金融対策につきましては,現下の厳しい経済情勢において,商工業事業者の資金需要にこたえるため,昨年度から引き続いて特別経営支援資金融資あっせん事業を行い,低い利率で借りかえにも対応することにしているほか,産業振興資金を初め,各種融資あっせん事業等を実施するための経費を計上したものでございます。  商店街近代化推進事業及び中心商店街活性化推進事業につきましては,街路灯の整備やにぎわいを創出するためのイベント事業などへの助成を行うほか,中心市街地活性化基本計画の策定に伴う中心市街地活性化協議会の運営に要する所要の経費を計上したものでございます。  ナナ・ビーンズ関係といたしましては,ナナ・ビーンズにおいて活性化を推進する事業主体及びプラザの運営団体に対する支援に要する経費を計上したものでございます。  山形まるごと推進事業及び山形まるごと館紅の蔵運営事業につきましては,農商工連携の仕組みづくりや山形芋煮の全国展開など,山形ブランドの確立に向けた事業に要する経費のほか,山形まるごと館・紅の蔵の機能強化及び維持管理に要する経費を計上したものでございます。  山形まなび館運営事業につきましては,今年の4月末に開館を目指しております第一小学校旧校舎・山形まなび館の維持管理業務委託など,運営に要する経費を計上したものでございます。  次に,202ページをお願いいたします。  工業振興費の主なものについて御説明申し上げます。  伝統的工芸産業育成事業につきましては,地場産業の技術向上や振興事業などの支援に要する経費を計上したものでございます。  新製品・新技術開発支援事業につきましては,新製品や新技術を意欲ある事業者等を公募し,新たな需要開拓や販路開拓への取り組みを拡充して支援するための所要の経費を計上したものでございます。  企業誘致事業につきましては,蔵王産業団地に誘致した企業の固定償却資産取得の助成,及びコールセンター立地に伴う新規雇用創出への助成や,県と協調した立地促進融資あっせんに対する貸付金等の経費を計上したものでございます。
     また,見本市等出展支援事業につきましては,新たに市内の企業が自社の製品及び技術等を国内外に広く紹介し,販路開拓や自社ブランドの確立を支援するための所要の経費を計上したものでございます。  次に,206ページをお願いいたします。  観光費の主なものについて御説明申し上げます。  観光誘客宣伝事業につきましては,山形の魅力を全国に発信し,誘客を推進するための広告料や,県,市町村や民間が一体となって取り組んでおります県外観光キャンペーンに係る各種団体への負担金のほか,全国各地を移動するトラックに山形市をPRするラッピングを施し,広告媒体として走らせ,誘客を図ろうとするラッピングトラック事業に要する経費を計上したものでございます。  次に,山形の祭り開催事業でありますが,ことしは吉備多賀由が蔵王温泉を発見してから1900年目に当たるため,蔵王温泉開湯1900年祭を開催するほか,山形花笠まつり,山形大花火大会,日本一の芋煮会フェスティバルなどの各種祭り・イベントを通して,全国に向けての情報発信や誘客推進を図るための経費を計上したものでございます。  次に,210ページをお願いいたします。  山形国際交流プラザ関係といたしましては,施設の運営管理に係る指定管理料とコンベンションビューローへの負担金などを計上したものでございます。  次に,物産の振興と宣伝についてでございますが,初市に対する補助金や植木市の負担金などのほか,蔵王温泉から山寺を結ぶ観光ルート上にある蔵王温泉,西蔵王,高瀬,山寺で開催している山形まるごと市の経費などを計上したものでございます。  次に,212ページをお願いいたします。  出羽の虎将観光誘客事業でありますが,観光誘客を推進するため,長谷堂城址跡などへの装飾や,長谷堂合戦ボランティアガイドへの負担金のほか,長谷堂合戦ゆかりの地を回るハイキングの実施や全国抜刀術大会の開催に要する経費を計上したものでございます。  次に,街なか観光推進事業でありますが,市街地の施設・旧跡を訪れる観光客の利便性を図るため,新たなレンタサイクルシステムとして,乗り捨て方式を取り入れるための経費を計上したほか,市街地への観光誘客を図る宝探しイベントの開催に要する経費を計上したものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  設楽農林部長。 ○設楽農林部長  農林部関係の予算について,その主なものを御説明申し上げます。議案書6ページ,事項別明細書は172ページからであります。  第6款農林水産業費第1項農業費について申し上げます。  初めに,農業委員会費でありますが,農業委員会の運営に要する経費のほか,農地流動化支援対策事業費など農業委員会の事業に要する経費を計上したものであります。  次に,174ページからの農業総務費でありますが,担い手育成支援事業として,認定農業者経営改善計画支援事業費補助金など,地域農業を支える多様な担い手を育成するための経費などを引き続き計上したものであります。  176ページをお願いします。  農業振興費でありますが,農業制度資金の利子補給補助などの農業金融に要する経費のほか,米の生産調整を円滑に進め,水田農業の振興を図る水田農業構造改革対策事業に要する経費を計上しておりますが,新年度から実施される米戸別所得補償モデル事業と水田利活用自給率向上対策事業の詳細内容が不明な部分があって,管内の対応も確定していなかったことから,地域の活性化に向けた活動に要する経費などを計上しており,そば・大豆品質向上支援など具体の事業は,国等の支援を見ながら検討を進め,6月補正で対応する予定であります。  178ページをお願いします。  農作物被害を防止するための有害鳥獣等食害対策事業や,野菜・果樹・花卉の生産振興を図るための園芸作物生産基盤整備事業,消費宣伝を行うための園芸作物消費等振興対策事業に要する経費を計上するとともに,中山間地域の農業・農村の振興を支援する中山間地域農業活性化推進事業に要する経費を計上したものであり,次ページになりますが,資源循環型農業を推進する環境保全型農業生産基盤確立事業や,市内産はえぬき一等米の学校給食への供給などを行う地産地消推進事業,青果物価格安定などを支援する農業振興公社基盤整備事業に要する経費を計上するとともに,市内特産農産物の消費宣伝イベント事業などに取り組む山形まるごと活用・体験推進事業費などを計上したものであります。  182ページをお願いします。  菜の花栽培に対する支援や,安全な農産物の安定供給を進めるために,防除暦作成や残留農薬分析を行う消費・安全対策事業に要する経費を計上するとともに,農業団体が設置する農産物直売所に支援する農業創意工夫プロジェクト支援事業費を計上したものであります。  次の農業研修センター費でありますが,農業研修センターの指定管理料を計上したものであり,畜産業費につきましては,放牧場運営経費や家畜改良の推進などの畜産物生産振興を図るための経費,並びに畜産ヘルパーを支援する畜産経営安定対策に要する経費を引き続き計上したものであります。  184ページをお願いします。  農地費につきましては,土地改良を円滑に進めるための土地改良の指導に要する経費や,次のページになりますが,小規模な基盤整備を支援する団体営土地改良事業,市街地に潤いと安らぎをもたらす山形五堰の整備,環境用水の水需要調査などに要する経費を計上したものであります。  188ページをお願いします。  現地調査に基づき地籍図及び地籍簿を作成する地籍調査事業の経費や,そば・大豆など,畑作物の栽培を行うために排水機能を向上させる水田畑地化基盤強化対策事業,及び農村地域環境の良好な保全に向けた活動を支援する農地・水・環境保全向上対策事業,更新時期を迎えている農業水利施設の長寿命化を図るストックマネジメント事業,並びに石綿管から塩ビ管への入れかえ改修を行う特定農業用管水路等特別対策事業などに要する経費を計上したものであります。  続きまして,第2項林業費の主なものについて御説明申し上げます。190ページをお願いします。  林業総務費につきましては,森林の育成指導を行うもので,生産森林組合や緑の少年団などの育成に要する経費を計上したものであります。次の林業振興費でありますが,森林への理解を深めるための普及啓発事業に要する経費や,次のページに移りますが,松くい虫を駆除する森林病害虫防除事業や,林道の改良事業と地区住民との協働で維持管理を行う民有林林道管理補修事業,公共工事に該当しない小規模な危険防止工事を行う民有林治山事業等に要する経費を計上したものであります。  194ページをお願いします。  自然環境学習や森林資源の利活用を推進するやまがた緑環境事業,ペレットストーブやまきストーブの購入等を支援する木質バイオマス支援事業,林内路網の整備やナラ枯れなど,森林病害虫対策を行う森林整備促進・林業等再生事業,成熟期に達している林分の間伐を推進する美しい森林づくり整備事業などに要する経費を計上したものであります。  196ページをお願いします。  基本財産造成費につきましては,市有林の管理を中心とした市有林造成・管理事業や,ニュータウン周辺環境保全林整備事業用地購入費及び同周辺の環境保全林と西蔵王市民の森林の下刈り等を行う里山共生の森整備事業に要する経費を計上したものであります。  続きまして,第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費について御説明申し上げます。議案書は7ページ,事項別明細書は292・293ページであります。  融雪や大雨等により発生する災害に緊急に対処するため,農地・農業用施設及び林道の災害復旧費として,所要の経費を計上したものであります。  次に,第2表の債務負担行為について御説明申し上げます。議案書は8ページ,事項別明細書は310ページからであります。  農業後継者及び認定農業者育成支援事業貸付金などの利子補給について,債務負担行為の設定をお願いするものであります。  続きまして,議第14号平成22年度山形市公設地方卸売市場事業会計予算について御説明申し上げます。議案書37〜39ページ,事項別明細書556ページからであります。  歳入につきましては,市場使用料,一般会計からの繰入金などを計上したものであり,歳出につきましては,市場の運営管理に要する経費及び市場施設整備にかかわる市債の元利償還金などを計上したものであります。  次に,議第15号平成22年度山形市農業集落排水事業会計予算について御説明申し上げます。議案書40ページ,事項別明細書は574ページからであります。  歳入につきましては,排水処理施設使用料及び一般会計からの繰入金等を計上したものであり,歳出につきましては,処理施設の運営管理費及び建設に伴う元利償還金等を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  玉ノ井まちづくり推進部長。 ○玉ノ井まちづくり推進部長  まちづくり推進部関係の予算につきまして,その主なものを御説明申し上げます。  初めに,一般会計から御説明申し上げます。議案書6ページ,事項別明細書は216・217ページからでございます。  第8款土木費第1項土木管理費でございますが,建設の総括事務に要する経費,建築設計に要する経費のほか,建設土砂集積施設整備事業として,椹沢・志戸田地区に整備を進めておりました用地の一部買い戻しのための経費を計上したものでございます。  218・219ページをお願いします。  建築確認審査及び指導に要する経費,土木積算システム管理に要する経費のほか,持ち家住宅建設資金貸付事業費として,平成16年まで貸し付けしていた分の再預託分の経費を計上したものでございます。木造住宅耐震診断・改修補助事業費につきましては,一般木造住宅の安全性を高めるため,耐震診断に対する補助を継続するとともに,耐震診断の結果必要とされた耐震改修工事に対する所要の経費を計上したものでございます。また,電子入札事業費につきましては,システムを導入するための委託料等を計上したものであります。  次に,220・221ページをお願いします。  第2項道路橋りょう費でございますが,道路橋りょうの総括に要する経費のほか,道路新設改良に要する経費として,鈴川青野線などの測量設計調査委託料を,工事費につきましては北江俣53号線,西山形公民館線など,また,用地購入費及び補償費につきましては新出羽高擶線,堰神線などの経費を計上したものでございます。  次に,222・223ページ中段からでございますが,道路橋りょうの管理に要する経費につきましては,道路台帳整備などの委託料を計上し,道路の維持補修に要する経費につきましては,市民生活に直結する市道の側溝・水路などの改修に要する経費を計上したものでございます。  224・225ページをお願いします。  橋りょうの維持補修に要する経費,作業センターの運営管理に要する経費のほか,道路関連施設の維持管理に要する経費として,山形駅東西自由通路などの維持管理に要する経費を計上したものでございます。さらに,駐車場事業会計への繰出金をお願いするとともに,冬季間の交通安全確保を図るため道路の除排雪に要する経費を計上したものでございます。  226・227ページをお願いします。  自転車対策に要する経費につきましては,放置自転車の防止を目的に設置しました各駐輪場の指定管理料,自転車の整理等に要する経費のほか,新たに山形駅南駐輪場の整備に要する経費を計上したものでございます。さらに,法定外公共物の管理に要する経費を計上したものでございます。  次に,交通安全施設等整備事業に要する経費につきましては,道路照明灯,カーブミラー等の設置工事及び歩道等の整備工事に要する経費を計上したものでございます。  続きまして,228・229ページをお願いします。  第3項河川費でございますが,河川の総括管理に要する経費及び水防に要する経費のほか,230・231ページの河川改修に要する経費でございます。河川改修に要する経費としましては,滝沢川などの測量設計調査委託料を,工事費につきましては王川及び鳴沢川など,また,用地購入費につきましては蔵王みはらしの丘土地区画整理事業区域内に設置されました花川調整池の買い戻しに要する経費を計上したものでございます。  次に,第4項都市計画費でございます。230・231ページ下段からでございます。都市開発の総括及び開発許可に要する経費や都市計画道路網形成推進事業等のほか,市街地整備事業につきましては,中心市街地の将来にわたる活性化実現に向けた将来ビジョンとして,山形中心市街地ルネサンス構想を策定する費用を,また,七日町第6ブロック地区優良建築物等整備事業に対し支援する費用などを計上したものであり,統合型GIS整備事業につきましては,道路台帳整備に合わせた費用を計上したものでございます。土地区画整理費につきましては,区画整理事業会計への繰出金でございます。  次に,234・235ページをお願いします。  街路事業につきましては,継続中であります十日町双葉町線ほか4路線につきまして重点的に推進するもので,用地取得,補償,工事等に要する経費を計上したものでございます。公園管理費につきましては,市内217カ所の公園の維持管理に要する経費や,馬見ヶ崎プールの指定管理料,野草園の運営管理に要する経費のほか,公的施設のバリアフリー化に向け,年次計画で公園内園路のスロープ化・段差解消,身体障がい者用トイレの設置などを進めるため,11公園で工事を行うための経費を計上したものでございます。公園整備費につきましては,蔵王みはらしの丘公園,嶋遺跡公園,長谷堂城跡公園などの整備に要する経費であり,霞城公園整備事業費につきましては,本丸土塁の復原工事や園路等の整備に要する経費などを計上したものでございます。  238・239ページをお願いいたします。  緑化推進費でございますが,新築家屋記念樹交付事業などを初めとする緑化啓蒙に要する経費を計上したものであり,ニュータウン開発整備事業費につきましては,本市管理用地の安全対策に要する経費,上水道施設整備事業に対する負担金等を計上したものであります。  次に,240・241ページをお願いします。  第5項下水道費につきましては,公共下水道事業会計への負担金をお願いしようとするものであります。第6項住宅費でございますが,市営住宅の維持管理に要する経費につきましては,市営住宅の指定管理に要する経費などを計上するとともに,次のページをお願いいたします。市営住宅の建設に要する経費として,南山形住宅第2期建替事業に要する経費などを計上したものでございます。  244・245ページをお願いします。  住宅宅地供給推進に要する経費のほか,高齢者向け優良賃貸住宅供給促進事業費につきましては,高齢者が安心して生活できるための家賃軽減のための補助に要する経費を計上したものでございます。  次に,議案書7ページ,事項別明細書は294ページからでございます。  第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費でございますが,道路橋りょう及び河川の災害に係る応急的な措置に要する経費を計上したものでございます。  次に,債務負担行為についてでありますが,議案書8ページ,事項別明細書318・319ページをお願いします。  都市計画街路事業につきまして,十日町双葉町線で山形停車場医学部線から東方向へのU字型擁壁工事でございます。また,公営住宅建設事業は南山形住宅の第2期建替事業につきまして,それぞれ23年度までの債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  続きまして,議第11号平成22年度山形市区画整理事業会計について御説明申し上げます。議案書30ページ,事項別明細書は514ページからでございます。  初めに,520ページの歳出から申し上げます。  第1款総務費につきましては区画整理事業の管理に要する経費を,公債費につきましては都市計画事業債償還に係る元金・利子を計上したものであります。第2款十日町区画整理事業費につきましては,土地開発公社からの用地買戻し費用を計上したものであり,公債費につきましては,都市計画事業債の元金・利子を計上したものであります。  以上の歳出に係る歳入につきましては,事項別明細書516ページからでございますが,一般会計からの繰入金で措置しようとするものであります。  続きまして,議第13号平成22年度山形市駐車場事業会計について御説明申し上げます。議案書35・36ページ,事項別明細書は542ページからでございます。  歳入につきましては,各駐車場の使用料収入などを見込み計上したもので,歳出につきましては,指定管理料及び起債償還などに要する経費を計上したものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  草壁消防長。 ○草壁消防長  消防本部関係の予算につきまして御説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書は244・245ページからでございます。  第9款第1項消防費につきましては,常備消防の活動に要する経費を初め,火災予防の推進,消火活動,救急救助業務に要する経費並びに消防本部及び消防署の維持管理経費等を計上したものであります。  次に,246・247ページをお願いします。  救急高度化事業等につきましては,新型インフルエンザ対策のための消耗品等購入経費のほか,救急活動に伴う経費や救命効果の向上を推進するための救急救命士養成の経費等を計上したものであります。  次に,248・249ページをお願いします。  大規模災害の発生に備えるためには常日ごろの訓練が重要なことから,福島県郡山市で行われる緊急消防援助隊合同訓練に派遣する経費等を計上したものであります。さらに,火災や救急救助などに係る消防防災活動の迅速性と機動力を図るための山形県防災ヘリコプター運航連絡協議会への負担金を計上したものであります。次に,非常備消防費につきましては,消防団の運営及び活動に要する経費を計上したものであります。  250・251ページをお願いします。  消防施設費につきましては,消防施設の維持管理及び整備充実を図るための経費を計上したものであります。その主なものにつきましては,消防署本署に配備している救助工作車を更新する経費のほか,消防団の小型動力ポンプ付積載車等の更新,消防施設・防火水槽・消火栓等の維持管理費等を計上したものであります。  さらに,村山地域の消防広域化検討の推移を見守るため,一時事業を中断しておりました仮称西消防署整備事業につきまして,市内の消防力の均衡と強化を図るため事業を推進することに伴い,測量設計調査委託料及び用地買戻しに要する経費等を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  瀧井教育部長。 ○瀧井教育部長  教育委員会関係予算の主なものについて御説明申し上げます。議案書は6ページ,事項別明細書は250ページからでございます。  第10款教育費第1項教育総務費について御説明申し上げます。254ページからの教育指導費につきましては,スワンヒル市との短期交換留学事業や外国語指導助手招致事業の継続実施により,国際化に対応した教育を推進するための経費などを計上したものであり,また,中2・はたらく体験推進事業を継続して実施するとともに,特別支援教育支援事業及び不登校児童・生徒対策事業として,スクールカウンセラー及び指導員の配置についても,前年度同様の予算措置をお願いするものであります。さらには,各学校が地域と連携して行う魅力ある学校づくり推進事業や,山形っ子学び・体験支援事業など,児童・生徒の学習環境の一層の充実を図るための予算措置をお願いしようとするものであります。  260ページの青少年費,及び262ページの青少年指導センター費は,青少年健全育成活動を推進するための経費やセンターの運営管理に要する経費をそれぞれ計上したものであります。  次に,262ページ,第2項小学校費についてでございます。  学校管理費は,小学校の維持管理経費を計上したものであり,第一小学校屋内プールの開放時間を延長するための予算措置などを計上したものであります。  264ページをお願いいたします。  教育振興費は,校内LAN整備に伴う情報ネットワーク機器の導入経費を計上するとともに,平成23年度から新しい学習指導要領が実施されることに伴い,その移行措置費を計上したものであります。  学校建設費につきましては,東小学校の校舎,屋内運動場及びプールの改築を21年度からの2カ年度事業として実施しており,22年度分事業費を計上したものであります。また,耐震化優先度調査をもとに,優先度の高い施設から耐震診断を実施するとともに補強設計費及び補強工事費を計上したほか,耐震診断の結果を受け,第二小学校屋内運動場の改築を行うこととし,所要の予算措置をお願いするものであります。さらに,過大規模校対策事業として,南沼原小学校の教育環境を改善するために増設した軽量鉄骨校舎に係る22年度分の賃借料を計上したものであります。
     266ページからの第3項中学校費につきましては,小学校費と同様に校内LAN整備に伴う情報ネットワーク機器の導入経費,並びに新学習指導要領への移行経費のほか,21年度から計画的に実施しております生徒用の可動式机・イス整備事業の22年度分経費を計上いたしました。学校建設費につきましては,中学校5校の校舎の耐震補強工事費並びに下水道切替工事費などをお願いするものであります。  続きまして,268ページをお願いします。  第4項高等学校費でありますが,学校の維持管理経費のほか,中国吉林市の吉林二中との友好校盟約により,お互いの生徒を交流する海外友好校推進事業費を計上したものであります。  次に,272ページ,お願いいたします。  第6項社会教育費でありますが,社会教育総務費は,成人の祝賀式に係る経費,放課後子ども教室推進事業費などを計上したものであります。公民館費には,公民館の運営管理や主催事業に要する経費を計上するとともに,22年度から新たに金井,飯塚,椹沢,楯山,大曽根,山寺の6つの地区公民館の地区民による自主運営を行うための経費を計上し,これで20地区公民館すべての自主運営体制が構築されることとなりました。また,公民館施設整備費といたしまして,北部公民館のトイレ及び給水等設備並びに中央公民館の音響設備などの改修経費を計上したものであります。  278ページ,図書館費につきましては,図書館及び分館の管理運営や図書購入などに要する経費のほか,読み聞かせボランティア育成を図るため,パワーアップ事業として市民読書普及活動支援事業負担金を計上したものであり,少年自然の家費は,少年自然の家の運営管理に要する経費を計上したものであります。280ページ,文化財保護費につきましては,埋蔵文化財の調査に要する経費などを計上したものであります。  次に,284ページをお願いいたします。  第7項保健体育費について御説明を申し上げます。  保健体育総務費のうち,学校体育の指導育成に要する経費につきましては,全国大会などへの出場や小学生スキー教室の奨励費,一流のスポーツアスリートの体験に触れることにより,児童のたくましい人格形成に資するため,財団法人日本サッカー協会の主催による夢の教室を新たに実施しようとするものであります。また,社会体育の指導育成に要する経費は各種のスポーツ大会の開催費や補助金負担金などの経費を計上したほか,総合型地域スポーツクラブの設立を希望する地区の活動に対する新たな支援策に要する予算措置をお願いするものであります。また,国際蔵王ジャンプ大会を引き続き実施するとともに,モンテディオ山形を市民全体で応援するため,前年度と同額の補助金を計上するとともに,モンテ応援サポート事業を新たに実施するための予算措置をお願いするものであります。  286ページの体育施設費は,総合スポーツセンターを初め,各体育施設の管理運営経費や維持補修費を計上したほか,河川敷を有効に活用した多用途広場の整備を行う経費を計上するとともに,ヒルズサンピア屋内スケート場及び体育館の機能を維持するための支援など,所要の予算措置をお願いするものであります。さらに,陸上競技場を人工芝に改修する基本構想を策定するため,また,新たな野球場の建設に向けた基本構想の策定準備のための調査費をそれぞれ計上したものであります。  288ページの学校給食センター費は,センターの管理運営に要する経費のほか,学校給食会補助金の予算措置をお願いするものであります。  290ページ,学校保健の管理指導に要する経費は,学校保健関係経費のほか,通学路の安全確保を図るための通学路等の設置経費を計上したものであります。  続きまして,債務負担行為について御説明申し上げます。議案書は8ページ,事項別明細書は318ページでございます。  第二小学校屋内運動場耐震化推進事業につきましては,耐震診断の結果を受け,全面改築を行うこととしたもので,工事が2カ年度にわたる工期となるために,平成23年度までの債務負担行為を設定するものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  山本上下水道部長。 ○山本上下水道部長  議第4号平成22年度山形市水道事業会計予算について御説明申し上げます。議案書は10ページ,事項別明細書は326ページからでございます。議案書により御説明申し上げます。  第2条の業務の予定量でありますが,給水栓数及び給水量につきましては,給水収益の基礎となるものであります。主な建設改良事業でありますが,配水管整備事業につきましては,老朽配水管の改良工事及び道路改良などに伴う布設工事を実施しようとするものであります。施設整備事業につきましては,浄水場及び配水場の施設更新と改良工事を実施しようとするものであります。負担事業につきましては,下水道工事など他の事業からの要請による工事であります。  第3条収益的収入及び支出であります。初めに収入から申し上げます。  第1款水道事業収益につきましては,前年度に比べ3.73%の減を見込んでおります。第1項営業収益の柱である給水収益につきましては,使用水量が減少傾向にある現状と,今後の水量予測などを総合的に勘案し,見込み計上したものであります。第2項営業外収益は,退職手当負担金,上下水道事業間の兼務職員の人件費負担などであります。  次に,支出であります。  第1款水道事業費用につきましては,前年度に比べ1.31%の減を見込んでおります。第1項営業費用は,浄水場などの水道施設の維持管理費,水道料金徴収費,事業活動の全般に関連する費用,固定資産の減価償却費などが主なものであります。第2項営業外費用は,企業債の支払利息及び消費税の納税見込額などであります。第3項特別損失は,水道料金などに係る不納欠損見込額であります。  次に,第4条資本的収入及び支出でありますが,支出から先に申し上げます。  支出の第1款資本的支出につきましては,前年度に比べ6.86%の増を見込んでおります。第1項建設改良費は,配水管整備事業,施設整備事業及び負担事業などであります。第2項企業債償還金は,企業債の元金償還額であります。  これらの支出に対する収入でありますが,第1款資本的収入は,前年度に比べ28.89%の減を見込んでおります。これは,第1項企業債,第2項工事負担金,第3項国庫補助金などを見込み計上しております。  第4条本文括弧書きは,資本的収支の不足額について,補てん財源を記載しております。第5条は企業債借入限度額などについて,第6条は一時借入金の限度額について,第7条は経費の流用について,第8条は経費の流用制限について,第9条は棚卸資産の購入限度額について,それぞれ予算の定めをお願いするものでございます。  続きまして,議第5号平成22年度山形市公共下水道事業会計予算について御説明申し上げます。議案書は13ページ,事項別明細書は350ページからでございます。議案書により御説明申し上げます。  13ページをお願いいたします。  第2条業務の予定量でありますが,排水戸数,処理水量につきましては,下水道使用料収入の基礎となるものであります。主な建設改良事業でありますが,汚水管渠建設事業につきましては,汚水管渠の整備により未整備地区の解消を図るとともに,管渠の更正工事を実施しようとするものであります。雨水管渠建設事業につきましては,浸水対策として,雨水管渠の整備を実施しようとするものであります。処理場及びポンプ場建設事業につきましては,浄化センター内の洗浄槽設備及び非常用発電設備などの更新工事であります。  第3条収益的収入及び支出であります。初めに収入から申し上げます。  第1款下水道事業収益につきましては,前年度に比べ1.48%の増を見込んでおります。第1項営業収益のうち下水道使用料につきましては,前年度の使用実績と新たな下水道接続戸数の増などを勘案し,見込み計上したものであります。また,他会計負担金としては,雨水事業に係る一般会計からの負担金などであります。第2項営業外収益につきましては,汚水事業に係る一般会計からの負担金及び退職手当負担金などであります。  次に,支出であります。  第1款下水道事業費用につきましては,前年度に比べ1.43%の増を見込んでおります。第1項営業費用は,汚水及び雨水管渠,処理場及びポンプ場の維持管理費,流域下水道への維持管理負担金,下水道事業の管理運営費,固定資産の減価償却費などが主なものであります。第2項営業外費用は,企業債の支払利息及び消費税の納税見込額などであります。第3項特別損失は,下水道使用料などに係る不納欠損見込額などであります。  次に,第4条資本的収入及び支出でありますが,支出から先に申し上げます。  第1款資本的支出につきましては,前年度に比べ18.87%の減を見込んでおります。第1項建設改良費は,汚水及び雨水管渠建設事業,処理場及びポンプ場建設事業などであります。第2項企業債償還金は,企業債の元金償還額であります。  これらの支出に対する収入でありますが,第1款資本的収入は,前年度に比べ29.59%の減を見込んでおります。これは,第1項企業債,第2項国庫補助金,第3項受益者負担金などを見込み計上しております。  第4条本文括弧書きは,資本的収支の不足額について,補てん財源を記載しております。第5条は下水道利用資金の利子補給に係る債務負担行為の限度額等について,第6条は企業債の借入限度額等について,第7条は一時借入金の限度額について,第8条は経費の流用について,第9条は経費の流用制限について,第10条は棚卸資産の購入限度額について,それぞれの予算の定めをお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  片桐済生館事務局長。 ○片桐済生館事務局長  議第6号平成22年度山形市立病院済生館事業会計予算について御説明申し上げます。  議案書16ページより,事項別明細書376・377ページからでございます。議案書により御説明申し上げます。  第2条業務の予定量でございますが,年間患者数は,入院患者数が173,375人,外来患者数については218,700人を見込んでおります。建設改良事業としまして,国庫補助を受けて実施する,ベッドライトをLED化する省エネ工事等の電気設備改修工事や空調設備監視装置等の空調設備改修工事,及びMRI装置等の医療機器購入を予定しております。  第3条の収益的収入及び支出について申し上げます。  まず,収入について申し上げます。  第1款病院事業収益につきましては,前年度に比べ3.2%増の111億8,541万3,000円の計上であります。第1項医業収益は,入院・外来の診療収入が主なものであります。第2項医業外収益は,一般会計からの負担金・補助金が主なものであります。第3項附帯事業収入は,高等看護学院に係る授業料及び一般会計負担金などであります。  次に,支出について申し上げます。  第1款病院事業費用につきましては,前年度に比べ3.1%増の111億5,819万1,000円の計上であります。第1項医業費用は,病院運営に要する職員給与費,薬品などの材料費,施設の維持管理等の経費,固定資産の減価償却費等であります。第2項医業外費用でございますが,主なものは企業債利息であります。第3項附帯事業費用は,高等看護学院の運営に要する経費の計上であります。以上が収益的収支の主なものであります。  次に,17ページをごらん願います。  第4条の資本的収入及び支出でありますが,支出から先に申し上げます。  第1款資本的支出は,前年度に比べ49.2%増の18億1,982万7,000円の計上であります。第1項建設改良費につきましては,第2条で申し上げましたが,空調・電気設備改修工事及び医療機器の購入費の計上であります。第2項は,企業債の償還金の計上であります。  次に,戻りまして収入でございますが,第1款資本的収入は前年度に比べ263.9%増の9億6,341万3,000円の計上であり,これは建設改良の財源となる企業債等の増であります。第1項の企業債は,建設改良費等に係る企業債の計上であります。第2項出資金,第3項負担金については,企業債元金償還に係る一般会計からの繰入金,第4項補助金は設備改修工事・医療機器購入に対する国庫補助金予定額の計上であります。  収支不足額につきましては,損益勘定留保資金等をもって補てんするものであります。第5条は企業債の目的及び限度額等について,また,第6条は一時借入金の限度額について,第7条は経費の流用について,第8条は一般会計からの補助金について,第9条は棚卸資産の購入限度額について,それぞれ予算の定めをお願いするものであります。第10条の重要な資産の取得につきましては,平成22年度に予定しております高額な医療機器の購入についてお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御決議くださいますようお願い申し上げます。 ○斉藤栄治委員長  以上で新年度予算についての当局の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○斉藤栄治委員長  これより質疑に入ります。  なお,新年度予算の質疑は,一般会計と,企業会計及び特別会計に分けて行います。  最初に,議第3号の一般会計予算について,総括的な質疑がありましたらお願いします。折原政信委員。 ○折原政信委員  安心できる介護制度という視点からお伺いしたいと思います。  私たち公明党は,3,000人を超える地方議員が動き,昨年11月から12月上旬にかけて介護問題総点検運動を行いました。深刻化する介護現場の実態を全国的に総点検し,本格的に高齢社会に対応した介護のあり方など,新たな介護ビジョンを組み立てて行おうということで取り組んだものであります。そしてこのたび,10万件を超える介護現場の貴重な声とともに,2月24日,12項目の政策提言を「新・介護公明ビジョン」としてまとめ発表し,国に対して早急な取り組みを要請いたしました。  介護保険制度も平成12年度にスタートいたしまして10年,介護サービスの基盤の充実とともに制度が広く市民に浸透してきたことは,年々増加する利用者数でうかがい知ることができます。安心して老後を暮らせる社会を目指して,新・介護公明ビジョンの提言を踏まえ,健康福祉部長にお伺いいたします。  総点検では,介護施設の整備が追いつかず入所できない高齢者が増加している現状が浮き彫りになりました。施設待機者は,例えば特養の場合,42万人を超えています。これは09年の厚生労働省調査でございます。このうち,優先入所が必要な,要介護4・5の待機者は6万人以上に上ります。  こうした待機者が安心して入所できるように,私たち公明党は2025年までに施設待機者の解消を目指しております。具体的には特別養護老人ホーム,特老や老人保健施設,老健,介護療養型医療施設,療養病床のいわゆる介護三施設を倍増させ,有料老人ホームやケアハウスなどの特定施設やグループホームの3倍増を提言しております。  そういう形の中で,我が市の施設待機者の現状,特に要介護4・5の待機者の実態はどのようになっているのか,お伺いをさせていただきます。  また,高齢者保健福祉計画,第4期介護保険事業計画を策定し,介護基盤緊急整備事業で,大規模特別養護老人ホーム3カ所,小規模特別養護老人ホーム2カ所,グループホーム4カ所の施設整備を行うとしておりますが,鑓水議員の一般質問で,市川市長は前倒ししたと述べられ,その後の施設整備については言及されておりませんでした。団塊世代が高齢化になることを踏まえ,介護三施設,特定施設やグループホーム等については,その後の整備計画もしっかりと立てていくべきと思いますが,考えをお伺いいたします。  次に,病院や施設に入所するのではなく,住み慣れた我が家で介護を受け続けたいと希望している高齢者も多くいます。このため公明党は,訪問介護サービスを大幅に拡充させ,24時間365日利用できる体制を提言しております。  厚労省の国民生活基礎調査07年によりますと,要介護者と同居している家族のうち,介護者側の年齢が既に60%を超えた割合は58.6%です。また,65歳以上の高齢者が高齢者を介護する老老介護世帯も,介護を行っている全世帯の半数を超えたと言われております。高齢者が安心して自宅でいつでも介護サービスが受けられるよう,公明党は在宅介護支援の大幅拡充を行いたいと思っております。  そこで,我が市における老老介護の実態をどのように掌握しておられるのか,お伺いいたします。また,24時間365日サポートするための,在宅介護支援の強化のためにも,地域包括支援センターの役割強化が要請されます。その対応についてお伺いいたします。  また,その役割を担う,小規模多機能型居宅介護事業の現状についてもお教えいただきたいと思います。  3つ目に,介護事業に介護保険制度で見直しが必要な点を聞いたところ,60.5%が事務量の軽減と答えております。また,要介護認定についてのあり方で意見が多かったのは,「認定審査に時間がかかる」が7割弱で,最多を占めておりました。こうしたことから,複雑な事務処理の仕分けを行い,手続を簡素化,要介護認定審査の簡略化ですぐに使える制度に転換することを提言しております。そこで,我が市における保険手続などの煩雑な事務処理の実態,時間がかかりすぎる要介護認定審査の問題点と対応策についてお伺いいたします。  公明党は,3年間介護保険料を利用しなかった元気な高齢者の介護保険料や,サービス利用料の負担を軽減するシステムの導入や,介護ボランティアに参加した高齢者には,さらに軽減するシステムを提言しております。東京都稲城市では,介護ボランティアに参加した方々にポイントを与えて,それを介護保険料の軽減に結びつけるという施策を行っています。稲城市ではさらに一般のボランティアにもポイント制度を広げて評価していこうという取り組みを始めているところであります。  そこで,介護保険を利用しない,元気なお年寄りへの「お元気ポイント」,介護ボランティアに参加した高齢者へのボランティアポイント制度などの運用について,当市の考えをお伺いいたします。  自宅の介護に困っていることは,「介護する家族の身体的,精神的,経済的負担が大きい」が53%と最も多かったことから,家族介護者の休暇・休息を保障するレスパイトケア事業の拡充など,家族にリフレッシュをしてもらうための事業の充実を提言しております。介護疲れや介護うつという現象もあり,介護にかかわる家族の負担も限界があります。介護の休暇・休息をとれる仕組み,レスパイトケアの充実はこれからの重要な課題だと考えております。本市におけるレスパイトケア事業の拡充についてお伺いします。  まずこの点よろしくお願いします。 ○斉藤栄治委員長  それではただいまの質問について,伊藤健康福祉部長。要点のみでお願いします。 ○伊藤健康福祉部長  多岐にわたる御質問でしたけれども,最初の介護施設待機者の現状でございます。これにつきましては,既にいろんなところでお話申し上げてますけれども,ちょっとお待ちください。今現在待機者,全体で1,200名ほどおりますけれども,要介護2〜5までの方ですと約940名ぐらいおります。それでそのうち要介護4か5の方については,約400名の方が待機を待っているのが現状でございます。  次に2番目の,第5期の介護保険事業計画の考え方でございますが,第5期につきましては,一般質問に対する市長の答弁でもありましたように,第5期における施設整備については,施設入所待機者数や,介護保険料に与える影響などを考えながら検討してまいりますと。それで待機ゼロに向かって頑張ってやっていきますということでしたので,それと全く同じ考え方でございます。当然ながら,第5期は24年度から26年度までの計画でございますので,22年度・23年度,この両年度でじっくりと待機がないような状態に検討を進めていきたいと考えております。  あと,3番目の老老介護の実態でございますが,今現在山形市には単身の高齢者世帯が約5,100人ほどいらっしゃいます。あと,高齢者のみの世帯が7,500世帯ほどございます。その中で具体的に老老介護をなさっている世帯というものをきちんと把握しているわけではないんですけれども,いわゆる介護の認定率が大体16%弱という数字ですので,そこから推測しますと,1,100世帯ほどは老老介護といいますか,7,500の15%ですと1,100世帯ほどになるかというふうに考えております。  4番目の包括支援センターの役割強化につきましては,一般質問でも市長の方から答弁なさっておりましたけれども,1名増員するような体制で新年度の予算計上をやっておりますので,よろしく御審議の方をお願いしたいと思います。  あと,小規模多機能型居宅介護事業につきましては非常に重要な施設になっておりますが,今年度までですと山形市内に16カ所ほどあります。22年度に5カ所新たに増える予定をしておりまして,在宅支援の施設としては非常に重要な施設というふうに認識しておりますので,今後とも一つの包括支援センターの圏域に3カ所つくるという前提で,今,計画的に推進をしているところでございます。  あと,介護認定審査の問題点等でございますが,これにつきましては,私も山形市で介護の審査の方で遅いという話も聞いております。平均しますと,30日を超える認定期間が必要だと。これは山形市だけでなくて,ある程度大きい自治体はほとんど遅いということで,判定に要する事務手続を国の方に対してもっと簡略化できないかということを要望しているところです。  山形市では毎年,新規で3,000件近い2,900件ほどの新規があるほかに,途中で介護の認定度合いの変更があった方については,また変更の審査,あと更新の審査ということで,約1万件ほど審査しています。15の介護の機関で,4人編成で15チームあるんですけれども,これで年間約40〜50回,認定審査会をやっているんですけれども,非常になかなかいろんな問題がございまして遅いということがありますので,今後いろんな増員も図りながら進めていきたいというふうに考えております。  あと,ボランティアポイントについてはちょっと,今後研究させていただきたいと思います。  あとレスパイトケア,家族介護支援という言葉だと理解しているんですけれども,これは山形市においては,寝たきり高齢者介護者激励金の支給事業を,県内でもほかの自治体はほとんどやっていない中で一生懸命やっているのが実態です。また,家族介護の支援事業として,心身のリフレッシュの交流会なんかもやっておりますけれども,今後とも積極的にどういう方法がいいか,研究してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○斉藤栄治委員長  委員の皆さんにお願い申し上げます。質問は要を得て,簡便な質問をお願いしたいと思います。折原政信委員。 ○折原政信委員  多岐にわたりまして御回答いただきまして大変にありがとうございます。  私たち,今団塊の世代のことを考えながら,今の,現在のこともしっかりと考えなくちゃいけないわけですけれども,今後の高齢化社会という部分については大変大きな問題であろうと思っております。ぜひそういう意味からして,施設の面,そしてまたそれを受けられる体制というようなことでよろしくお願いを申し上げたいと思っております。  あと,先ほど一番最後のレスパイトケア事業の拡充というような部分につきましては,寝たきりの方に多分年間3万円という形の激励金をいただいているんじゃないかと思いますけれども,そういう部分と,もう一つ緊急の場合,自分が,介護している人が倒れた場合においてすぐ入れられる,そういうふうな部分というのを,施設が,大変重要な行政としての課題なのではないかなと,そういうふうに思っております。  あと,介護保険の高齢者保健福祉のしおりという形もいただいておりますけれども,なかなか見にくいと。もっとわかりやすくしてほしいというふうな御意見もいただいております。ぜひ先にですね,介護の仕組みとか保険料について,一生懸命申し上げなければならない点もよくわかりますけれども,いざ市民の人が見たい場合は,先にどこに相談していけばいいのか,どういうふうな介護を受けられるのか,そういうふうな要点を先に出していただくような形とか,ぜひ工夫をしていただきたい,そういうふうに思っております。  次,もう一つ,女性の命を守るがん対策についてちょっとお話させていただきたいと思います。  ワクチン接種という,基本的に子宮頸がん予防ワクチン,これにつきましては昨年10月に日本で初めて認証され,発売が開始されました。しかし,ワクチン接種は3回必要とされ,5万円程度の費用がかかります。女性のだれもが平等に予防接種を受けられるよう国は負担軽減を行うべきと考えますが,また,行政によっては市単独の補助制度を実施している市町村もございます。当市の考え方がどうなのかお伺いさせていただきたい。  また,乳がん,子宮がんの検診の無料クーポン券は,検診,受診率の向上に大きな効果を発揮しているというふうに聞いております。当市においても,受診したいが混んでいると言われなかなか受診できないとの声も聞いているところでございますが,わかってる段階までで結構ですので,どのような状況かお伺いさせていただきたいと思います。  最後に,こうした中で鳩山内閣は,平成22年度の予算を前年度の216億円から76億円に大幅に減額しました。女性の命を守る政策を後退させることは断じて容認できないというふうに私は思っております。その中,山形市は乳がん・子宮がん検診の無料クーポンを引き続き実施すると伺って,大変市長の英断に心から拍手と敬意を表したいというふうに思っております。私たち公明党といたしましても,乳がん・子宮がん検診の無料クーポン券の恒久化と対象年齢の拡大,そしてこれまでどおり全額国庫負担を訴えてまいりますが,当市のお考えがあればお伺いさせていただきたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  伊藤健康福祉部長。 ○伊藤健康福祉部長  子宮頸がんワクチンに対する補助につきましては,山形市で補助をやっておりません。これにつきましては,現在予防接種法の対象となっていない任意接種の一つと位置づけられております。この関係につきましては,現在国の方でいわゆる予防接種法の対象となっていない各種のワクチンがありますけれども,この評価,あとどのように今後法的に位置づけたらいいかということを今検討しているということでございますので,その推移を見ながら今後の山形市の助成等については研究していきたいと考えているところです。  あと,乳がん検診と子宮頸がん検診の方の受診状況ですが,子宮がんの検診,20年度は400人足らずだったのが,今年度は無料クーポンの受診者とそれ以外の方を合わせまして約4倍ぐらいになっています。1,600人ぐらいの受診になっております。乳がんについても,昨年が1,000人ぐらいだったんですけれども,ことしはもう2,000人を超えているということで,倍ぐらいになっているところです。特に1月・2月,若い方の子宮がん検診が増えているということは聞いておりますので,医療機関でも非常に受診者が増えて,いろんな受診がなかなか受けづらいという状況があるということは聞いておるところです。  あと最後の,今までの子宮頸がん検診の無料クーポン券が,ことしは22年度については半額国から助成というふうになりました。あと残りの自己負担分を市の方ですべて補助をしまして,山形県内のすべての市町村は一斉に無料にしたわけですけれども,その考え方については市長会を通じまして,全額無料になるように,また,国に対する要望もやっておりますし,山形市の重要予防事項としても復活してほしいということを要望しているところでございます。
     しおりについては,見やすい方向で研究させていただきたいと思います。  以上です。 ○斉藤栄治委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  農林部長にお伺いしたいと思います。  これまでは,田んぼの場合は水田農業構造改革対策事業ということで,これを柱にしてやってきたと。ところが,来年度は戸別補償対策とか何とかというふうなことでいくと。しかし,具体的には6月議会で諮るんだと,こういう話だけれども。農家としては,もう準備,そろそろだったわけだね。種もみはもうそろそろ水浸をさんなねという時期を迎えてる。だから,減反をどうするかということも,今,ちゃんともう進まなくちゃならない。しかし,具体的には6月議会だと。これではちょっと対応し切れない状況にあるんじゃないかと思うわけだけれども。わかった範囲でね,戸別所得補償になった場合に,1反歩幾らぐらいのプラスになるか。その辺,わかった範囲でお伺いしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  設楽農林部長。 ○設楽農林部長  御質問の戸別所得補償モデル事業でありますが,今年度から従前の水田経営安定対策等の,いわゆる米の補てん等にかわって実施されるということになります。  この補てんにつきましては定額部分ということで,標準的な販売額と標準的な生産費の差ということで,10アール当たり1万5,000円が,生産調整を達成した農家,農業共済に加入している農家というところに交付されるということになります。ただ,10アールは自己用ということで,そこは除外になるという実態になっております。委員御指摘のように,生産調整達成が条件というようなことですので,今農協さんの方とも協議しながら生産調整の取りまとめを行っている最中というようなことであります。以上です。 ○斉藤栄治委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  端的にはね,1反歩1万5,000円プラスになるという,これはだんだん農家の所得が少なくなった中で,1反歩当たり1万5,000円プラスするという。目的の減反をすればなわけで,これはそれなりの見直し,前進だなと評価をしたいと思うわけだけどね。問題は,FTA交渉なんかを確実にやるというような,こういう国会答弁なんかやっている。こういう場合に米は暴落するんじゃないかと。今でも暴落してるのがさらに暴落するんじゃないかと。こういう危惧の声が農協団体あたりからも,うんと上がっているわけだけれども,そこら辺のとらえ方はどういうとらえ方をしているのかお伺いしたい。 ○斉藤栄治委員長  設楽農林部長。 ○設楽農林部長  米の受給の状況というふうなことだろうと思いますが,私らがいろいろ見させていただいている中では,21年産米がやや不良という中で,生産量の状態が不良という中でありますが,需給が緩いといいますか,なかなか価格が伸びないというふうな状況が続いていると認識しております。以上です。 ○斉藤栄治委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  大変な状況が相変わらず続いている。さらに,1万5,000円のプラスになったとしても,米の市場だからね。下がった場合に大変な事態になるんじゃないかと。その辺のところは十分市長あたりもね,そうなった場合の対応策というのはどうすればいいか。市内の農業をどう守るかという。そこら辺,ぜひ対応を検討していただきたいと思うわけですけれども。  今,部長答弁の中でなかったんじゃないかなと思うんだけど,おれ聞かなかったかな。転作の補助金が相当削られるというようなことも報道されているわけだね。そこら辺の対応策はどうか。それから,中山間地はこれまでどおり2万1,000円を出すというようなことを言ってるけれども,これでは中山間地はますます大変になるというような。だからこの際,やっぱり中山間地も相当抜本的に守る施策が必要だというような。そこら辺の考え方はいかがなもんだかっていうのをね,お伺いします。 ○斉藤栄治委員長  設楽農林部長。 ○設楽農林部長  ちょっと戸別所得補償で舌足らずな部分がありました。  戸別所得補償制度では,先ほど申し上げました1万5,000円の定額部分と,あと22年産米の販売状況と生産費,その標準的な経費との差額を変動部分としてさらに補てんするという制度になっております。2つの定額と変動というふうな制度で組み立てられている制度ですので,米価が22年度産米ですけれども,22年度産米が大幅に下落したという場合でも変動部分で救済されるというふうな制度になっております。  水田利活用自給力向上事業という名称で,今生産調整の支援をするとなっているわけですが,これにつきまして国の詳細の制度の内容なり指導の部分がわからない。それを受けて地域でも,全部のその生産調整対応が固まっていないということで,6月にその部分の予算を上げさせていただくということにしているんですが,今委員御指摘のように,この生産調整に対する支援が下がるのではないかというふうなことを我々も非常に心配しておりましたが,先般,ほぼ事業の内容が固まったということで,管内に入ってくる交付金の状況等を試算しますと,大きな減少はないようなことで今見ているところです。詳細,これからまたシュミレーションする必要があるんですが,21年度等と比べてはそう大きな減少にはならないのではないかと見ているところであります。  それと,中山間地域等直接支払制度の話だと思いますが,この制度については,一たん21年度で制度が切れるというふうになっております。ただ,今回は22年度から26年度まで,5カ年間でまたあの第3期の制度が始まるということですが,その内容としましては,ほとんど現行の制度を継承するというふうな中身であります。委員御指摘のように,急傾斜の水田で2万2,000円,10アールというふうなことも変わっておりません。ただ,これとですね,米の戸別所得補償等も合わさって補助金を受けられるという制度でありますから,有効に活用しながらですね,地域の農村農業の振興を図れるように,地域の農家と協議しながら進めてまいりたいと思っているところであります。以上です。 ○斉藤栄治委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  ぜひね,今答弁あったように,本当に農家がやれるというような,これならやれるというような,そういう対応策というかね,それを確立してほしいと。そうでないと,やる人が激減している中でさらにいなくなっては困るからね。人間社会があって,食料を生産する農家がいなくなったというのは,そんな世の中ではもうちぐはぐだというのは,そういう点は明確なので,ぜひ部長が答弁したような。でも,答弁の中では今までと余り変わらないみたいなところも言ったし,その点については私も心配するんだけども,FTAを実施するとなれば,本当になった場合には大変な暴落になるというのはね,これも私は心配すると。そこら辺もぜひ,行政をやる市の当局者は対応をぜひお願いしたいというような,そんなことを思います。  もう一つ,山の問題でいろいろ,山の振興策については環境温暖化問題で,そういう点でも対応策が出てますけれどね,まだまだ本当にちょびっとしたもんだなというふうな気がするんだけども,国からの雇用対策事業とか,それから県のみどり環境税とかというのはあるんだからね,資金。山の問題,もう少し対応してもいいんじゃないかと。雇用対策,どんどん山を手入れすると,雇用が物すごく増えるわけだね。燃料化する中で雑木を切るとか何とかって。雇用がうんと増えるわけだ。山はきれいになる。酸素を供給するというのは。そういう点でも大変な役割を果たすわけだけれども,そこら辺,部長としてどういう山の問題の展望についてね,当初予算なんでぜひそこら辺の所見をお伺いしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  設楽農林部長。 ○設楽農林部長  山が荒れているという御指摘につきましては,その従前からいろんな場面で,いろんな方から言われておりまして,事実,つる等もかなりはびこっておりますので,そういう状況があるというふうには認識しております。  そういう中で,地球温暖化対策の中で,森林が一つの吸収源になるんだというふうなことで,国の方でもいろいろな支援事業を準備してくれております。美しい森づくり整備事業や森林整備促進林業再生事業等で間伐を進めるというふうなことで,これは50年生未満の木だけではなくて,もう成熟期に入った50年を超える林分も含めて間伐だというふうな,そんな事業が出ておりますので,私らの方でも積極的に進めながら森林の荒廃を防ぎ,なおかつ森林としての機能を強化できるような,そんな対応をしてまいりたいというふうに思っております。  また,雇用の関係につきましても,ふるさと雇用事業でありますとか緊急雇用の事業を活用しまして,例えば森林の境界を保全する事業や,林道のわきのですね,雑木を刈り払いしてきれいな形にするとかいう事業も,6本ほど予定しておりまして,こういうものも活用しながら森林の荒廃を防止していきたいと思っているところであります。  また,みどり環境税につきましては,山形市の方でも1,000万円ほどの交付を受けまして,森林の荒廃や植樹祭等を通じた啓発活動,さらには間伐材を利用しました木工品キットを使っての学習の促進等々をこれからも進めていきたいと思っているところであります。以上です。 ○斉藤栄治委員長  後藤誠一委員。 ○後藤誠一委員  それでは私,予算の全般的な考え方についてなんで,市長の方からちょっと答弁いただきたいと思ってますが,今回の予算,遠藤和典議員からも身の丈に合ったような予算ではないのかという質問もあったわけですれども,今回子ども手当の支給事業を除いても25億4,000万円の伸びということの中で,市長に,私も前に一般質問で申し上げたのは,山形市が持つ第7次総合計画でもあったように,その山形らしさというものをどういうふうに出していくんだという考え方の中で,このたびもその経営計画という中に,その事業の選択と集中というふうなこと,これが当然のごとくのっております。計画ですから,そういう中で,どういう点で,この選択と集中がなされたのかというところがなかなか見えにくいというか,当然行政需要はどんどん,年々いろんな中で需要が増えていく,これに対して予算措置をする。そんな中では当然拡大の一点でありますが,実際に持続的な発展を遂げていくためと言いながら,現実的には歳入は年々減る,人口も減る。そういう中でどのような山形市の姿を模索していくのかという,前々から申し上げているテーマとか,例えば山形市が歩むべきストーリーとか,そういうものを市長がきちっと明確に打ち出すべきであるというようなことは何度となく申し上げてきたわけでございます。  そんな中で,例えば新規が13件,拡充15件,継続46件。では,何をやめて,どのようなものを削減して,それをこういうことに重点的に振り分けたというふうな明確な方針,そういったテーマというものが今回の予算の中にどのように市長はあらわれていると思ってらっしゃるか,御答弁お願いしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  明確なテーマといいますのは,私はやはり,経営計画にのっとって予算化をさせていただいた,が大前提でございます。その中で,山形らしさというものについては,それはいろんな面で出ていると私は思っております。中心市街地の活性化について,これまで国の方に採択をお願いし,採択され,それを具現化させていただいたと。まだ途上でございますが,いわゆる山形らしさというものをそこで出させていただいているというふうに思っております。  それから,持続的な循環型社会。持続的な長持ちする社会,これについては,ごみ有料化についての歳入も当然増にさせていただきましたけれども,それに伴いまして,いわゆる環境問題についてはこれも予算化をさせていただいた。あるいは太陽光発電等についてのこれまでの途切れない需要に対して,これにも対処させていただいた。いわゆる環境問題,それから山形らしさというものについて,予算化を特長づけさせてもらったというのが私はまず根底にございます。  その中でいろんな行政需要が多岐にわたっておりますので,その中では優先的に子育て環境について積極的な予算づけをさせてもらったと。こんな,私は基本的に考えております。その結果,子ども手当を入れて6.3%の伸び,入れなくて3.3%の伸びという結果になりましたが,こういった市税収入が減ってるからこそ,国・県の制度を利用して私は積極的に予算化をさせていただいた。こんな考え方を持っております。以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  後藤誠一委員。 ○後藤誠一委員  確かにこのたびの予算の中では,その民生費と言われるか,そういう事業費が格段に増額しているわけですけれども,今市長がおっしゃった中心市街地の活性化にしても,前々からそのテーマはどういうふうにしていくんだと。そういう山形のストーリー,どうつくるんだというふうなことは指摘を受けている。当然,イメージというか,例えばモンテディオ,モンテブルー,ジャパンブルーというように,イメージカラーというのがあるように,じゃあ山形のイメージというのはどうなんだと。ここにもあるように,例えばブランド化戦略であるんであれば,どういうブランドなんだと。それは対外的にやるのか,それとも山形の中でその意識を共有するのかというふうなことを考えれば,私はこの共有さえもまだできてないと。  そういう中で,私はめり張りというか,その事業に対する予算のめり張りのつけ方,この辺が私はなかなかつけられてないのではないかということで今申し上げているんですけれども,今市長が言ったように,今経済状況,特に雇用状況,本当に山形の中で厳しいと言われている中で,私はそちらの方にこそもっと重点的に,過分にでも私は予算配分をすべきではなかったかというふうなことも考えるわけですけれども,そのような考え方の中で,この民生的なものというものが,そういうふうに期すると。雇用に対しても,また逆に言えば公共事業的にそういうものに期すると思ってこういうふうな事業予算配分になったのかと。その辺だけお聞かせください。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  雇用問題につきましては,商工労働の方でまた別個に予算化しております。今おっしゃった,保育園あるいは待機児童者の解消,それから高齢者の900人定数増。これは当然それだけの雇用が伴いますので,いわゆる民生というんでしょうか,福祉関係での重点的な施策イコール,それが雇用にも当然つながるというふうに思っております。雇用は雇用で,特に高校生が非常に雇用問題に苦慮しているということで,優先的に臨時職員として雇い上げますと。こんな内容なんかも入っております。あるいは国の制度を利用した雇用制度,あるいは融資枠の枠を拡大する,さらに使いやすくする。こういったことも側面でしながら,全般的に雇用につながるような予算化にはしてるというふうに私は思っております。以上です。 ○斉藤栄治委員長  後藤誠一委員。 ○後藤誠一委員  細かい点はそれぞれ委員会の方で議論させていただきますけれども,先ほど申したように,その選択と集中という中で,当然事業における取捨選択,一番肝心な,逆に言えばその捨てる部分という勇気というものも当然必要になってくるでしょうし,一業興すは一業やむるにしかずというふうなこともありながら,やはり予算の額が限定されて減額する中で,私はこの選択と集中という部分は,相当に私は考えていっていただきたいし,それが市民にわかりやすいように,なぜこれを選択したのか,なぜこれを逆に切り捨てるとまでは言いませんけれども,減額をしてでも,例えば国の方でも中福祉・中負担を目指すのか,それとも高福祉・高負担を目指すのかというふうな明確な議論がいまだになされてませんけれども,そういうふうな意味でも,私は山形市として,この方向性であるからこそこういう予算組みにしたんだという,そのメッセージが私は市長に必要だと思うんですが,最後にその辺の考え方を聞かせいただいて,私の方からは終わります。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  予算を組むに当たりましては,当然今,市民が何を望んでいるか,何が一番行政需要として望んでいるのかというものは,それを我々行政側としては,それをいかに酌み取るか,それが時代に合ったものなのか合わないのか判断しながら,私どもは一番市民の行政需要,ニーズに合った予算化をすべきであろうと絶えず思っております。それのもとにですね,今回の予算はそういった市民ニーズが一番望んでるものについて,私どもは客観的に判断しながら予算化させていただいたという自負がございます。以上です。 ○斉藤栄治委員長  そのほか御質疑ございますか。高橋博委員。 ○高橋博委員  総務部長にお伺いいたします。  このたびの予算の中で,総務管理費,公衆街路灯LED化モデル事業,これはただいま市長もおっしゃいましたけれども,まさに環境先進都市を目指す我が市にとって非常に有効なことだと,私は理解しております。ただ,LEDを使うと大変初期投資がかかるということなんでありますけれども,このLED化モデル事業に補助金を540万円ということで評価するわけでありますけれども,この事業については今年度のみなのか,それともこれからずっと,山形市の街路灯をLED化したいところにはやっていくんだという考えなのか,総務部長にお尋ねします。 ○斉藤栄治委員長  富田総務部長。 ○富田総務部長  公衆街路灯のLED化のモデル事業につきましては,いろいろ一般質問等でも,公衆街路灯の方の環境の関係でもいろんな形で御質問をいただいております。そういった中で,回答としてはやはり地球温暖化,いろんな形の中で大変有効なものであろうという話の中で,ただ初期投資費用が大分かかるという話,あとはランニングコストの関係,あと寿命の関係,あと製品の安定化の関係。いろんな形で課題があるという形でお答えしてきたと思います。LEDの値段の方も大分下がってきて,いろんな形で検討する時期なのかなということで,来年度,22年度の方ではモデル事業を立ち上げまして,将来においていろんな形でそれを実現化していこうという考え方でいるところであります。 ○斉藤栄治委員長  高橋博委員。 ○高橋博委員  総務部長,ありがとうございます。  そこで,今度は市長にお尋ねしたいんですけれども,確かにそのLED化,投資はかかるということなんですけれども,今民間企業,特にその生鮮食品を扱っているスーパーさん等々は,その野菜,肉,それから魚等々の生鮮食品をお客様にきちっと色を見せたいということで,LED化の蛍光灯をつけて商売なさる,だから私どもは,地球環境をよくするためにも,CO2を減らすためにもLED化の蛍光灯を使いたい。ただし金はかかるけどもということで,結構企業の方が勉強し,取り上げている企業がたくさん出てきてると思います。  ただ,私は先ほど市長と言ったのは,環境先進都市を目指す山形市が,各企業さんが取り上げる前に,ぜひ市のいろんな施設,この本庁舎をひっくるめて,先ほど済生館の話もありましたけれども,患者さんに明るい色,そして安心な色等々を踏まえたならば,ぜひ各企業が走っていく前に,行政として環境先進都市を目指すんだとすれば,ぜひ行政側もその辺を考えていただければ。  で,市長にお尋ねしたいのは,そういった先の話ではなく,本庁舎を含めて,山形市の施設等々についてもLED化をするという意思があるか,ないかだけを市長,確認させていただければありがたいです。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  LEDにつきましては,申し上げましたように,済生館の病床ベッドでのLED化にまず取りかかる。それから,御殿堰で開発,今やっておりますあそこの街路灯でもLEDを使う,こんなことで具体的に動き出しております。さっき総務部長が言いましたモデル事業を踏まえて,もちろん寿命が長くなる,経済的効果も高いというメリットがございますので,あとは値段の問題がどうなっていくかという問題を見きわめながらですね,私は積極的にこのLED化について進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○斉藤栄治委員長  高橋博委員。 ○高橋博委員  ぜひ地球温暖化対策のためにも推進していただければと思います。終わります。 ○斉藤栄治委員長  そのほかございませんか。尾形源二委員。 ○尾形源二委員  私からは,一般会計で2つ,合計3つになりますが,1つは子育て支援。市川市長が政策の太い柱としてかけて,随分手当てになってるなというふうに実感する予算になっておりますが,子育て支援にどれくらいこれからお金が必要なのかなという,そういう心配もあるんですね。それで,決してこれ悪いことじゃないと思うんです。悪いことじゃない。今こういう状況の中ではしなきゃいけないことなんですが,でも子育てというのは,私は基本的にはその家庭の中に子育て力があってという,そういう部分がしっかりと見えてこないと,今後ますますという歯どめがなくなっちゃう。  それもある意味ではしようがないのかなと思いつつも,新聞で天童市が医療費を中学校までというふうにドーンと出しました。それで今,政治の流れはまさしく地域主権,地方自治体が独自の模索を,自立をしながら考えていかなきゃいけない中で,そういう子育て支援あるいは福祉。こういった分野が都市間競争の一つの素材に,一つの局面になってきやしないかなと。まあ,それも必要なのかもしれません。だから,どういうふうに考えたらいいのかなというのは,実は私の頭の中でまだ整理をつけられなくているんですがね。山形市は子育て支援として,子供1人当たりにこれだけ気を配ってますよとか,そういうデータが今度詳細に出てこなきゃいけないのかなという,そしてそれを延々とこれから続けていかなきゃいけないかなというと,ちょっと悲しい気もしないでもない。  基本的に,例えば山形県であれば,県で,ある一定水準だけはという配慮がなされて当然だと思いますし,今回の子育て予算の中でも県のメニューに基づいてとか,あるいは市単独でとかという,いろいろメニューの違いはありますけれども,そういったところをどういうふうに考えて子育て支援に当たろうとしているのか。  本来は県でもっともっと,やっぱり県内の市町村がきちっとこの水準まで,そしてそこからそれぞれの財政規模あるいは財政力に応じてこれくらいまではという,何か方向性,基準とまでは言わないんですがね,考えられるべきなんであろうなというふうに思うんですが。  だから,この問題に関しては結論として,市長会あるいは町村会あたりで,もっと県が本来手厚くやるべきであろうという主張がもっと表面に出てこないとおかしいんじゃないかなという疑問,そこからの質問になります。  あと2つ目,先日の新聞で,全国小中学校の統一テスト,教育長,出ました。今度抽出でということになりましたが,山形市の状況は今のところどういうふうになっているのか。そして,これをお聞かせいただきたいのは,山形市の教育力というのは一体どの程度の水準までいってるんだろうかと。確かに義務教育あるいは高等教育,そういったものの施設があって,その中で教育を施されているわけですが,市民としてどれだけ教育を本当に受けているんだろうかという,その関係がなかなか見えない中での質問で大変漠然とした問いになるかもしれませんが,山形市の教育力というのは一体どのくらい高いのだろう,あるいは中くらいなんだろう,全国レベルからいくとどれくらいなんだろう,そういった疑問に対して説明するデータが出てこない。そして,子供たちに私たちはどれくらい教育を授けてるんですよというものもつかめない。そういったところがもっともっと見えてきていいのではないかというふうに常日ごろ思っております。そういうことで山形市の教育力というんでしょうか,市民に施されている教育力。どういう,どれくらいのものが我々市民として享受できているかどうかと。  それとあともう一つ,スポーツ振興強化なんですが,バンクーバーオリンピックで加藤条治選手が銅メダルをとって,そして非常に市民に勇気を与えた。これは一般質問の冒頭でも皆さんそれぞれおっしゃっております。それでそれに続く選手が次々と,やっぱり出てくればもっとすごいんだろうな,山形元気出るんだろうなと思います。これこそまさしく,後藤誠一委員が言った,その将来のストーリー,それを具体的にという部分になってくるのかもしれませんが,そういった強化。  例えば,一つ例を挙げると,中学校のスケート部が廃部になってしまう。あるいはどこそこの部が,生徒が少なくなったから総合部にまとめてしまう。そういった動きがある。現実に。スポーツの振興と強化については,やっぱり小学校・中学校・高校,そして大学,社会人,企業。そういった一連の流れがきちっとつながってないとなかなか強化,振興にはつながらない,実を結ぶことができない。  そういった場面を考えたときに,山形市としてのスポーツの振興,強化。一般質問でお答えいただいたような,県でスーパータレント発掘事業,これやってます。それに子供たちを参加させますということだけではなくて,やはりきちっと行政としてのそういうシナリオを,教育委員会として持たなきゃいけないんじゃないだろうかと。  それとあわせて,市の体協との役割,連携,こういったものがいまいちしっかりと見えてこない。山形市の行政としてスポーツに対する取り組む姿勢,そういったものが色あせてきているのではないかという,そういう見方もできる。これについての見解をお聞かせをいただきたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  では最初に,子育て支援について,市川市長。 ○市川市長  子育て支援について,どこまで金を使えばいいのか,あるいは1人当たり何ぼぐらい予算を使うのかといったまず基本的な問題ですが,正直言って,そこまでつかんでるわけではございません。子ども手当が国の方で今度出るわけですが,ある見方によれば,まだまだそれでも,世界的にはまだまだ低い方だと,こんな説明も聞いたことがございます。どこまでというのは非常に難しい問題。ただ,山形市の場合は,特に私が一番課題として考えている待機児童がまだまだ未解消です。山形県内では山形市が1番,何百人という数字がありますので,私は山形市はまだハードが少ないと思っております。その辺を財政状況を見ながら,私は強化していかなくてはならないと思っております。  また,都市間競争の中で1番最たるものが,おっしゃったいわゆる子供の医療費の無料化。これについては中学生までという自治体も出てきております。山形市はまだ小学校1年生までですが,これが我々首長同士でも,非常にこれが競争になっていると。したくてもできない。こんな自治体も当然あるわけです。あるいは,少し別なものを削ってもそっちに充ててくと。こういった自治体も出てきております。  私ども市長会という立場では,県知事の方に,やはりこれは一定レベルまでですね,一定レベルまでこれは県の方で支援をして,我々がそれに一部負担するなり,上増しするなりはしますけれども,やはり一定の基準は国の方で,県の方で,これを支援すべきであろうということは再三申し上げております。これにつきましても,私はそういった方向性は必要であろうと,県の方には申し上げておりますので,今後とも話し合いをさせていただきたいと思っております。以上です。 ○斉藤栄治委員長  次に,教育力,スポーツなどについて,後藤教育長。 ○後藤教育長  山形市の教育の水準といいましょうか,その前に,全国のいわゆる統一学習状況調査。これについては抽出校によって来年度は実施するということでありますけれども,これについては,山形市としては抽出校として当たった学校については全校で参加すると。そのような方向性で今考えております。  それから,水準ということでありますけれども,これは恐らく委員は数値ということにこだわっておられるのかなと思うんですけれども,これは山形県の数値というものが今年度の調査の結果として既に公表されているわけでありますけれども,山形市は山形県の中で1番,数的には多い児童生徒を抱えているということでありますので,そういった意味においては,まず山形県の実態が山形市の実態であるというふうに御理解いただければと思います。  課題としては,やはり小学校の算数,これについてはやはり山形市も山形県と同様に課題があるというふうに押さえておりますので,教育委員会といたしましては,それぞれの学校の実態,山形市の実態全体をとらえた上で,各学校にその対応についての示唆を与えるべく,教育委員会として改善点について指導をしているということになってございます。  中学校におきましては,ある程度の成果といいましょうか,数値にあらわれる部分については出ておりますので,より一層その高めていくべく努力をしていきたいとこのように思っております。以上でございます。  スポーツの方については部長の方から。 ○斉藤栄治委員長  瀧井教育部長。 ○瀧井教育部長  御指摘のスポーツ振興についてお答え申し上げます。  委員御指摘のとおり,加藤条治選手の銅メダル獲得,活躍ということで,やはりその山形市民が本当に元気をもらったというふうなものを,実感として我々もとらえることができているという感想を持っております。やはりスポーツが盛んになるといい選手が出てきて,いい成績をとるとやはり市民に与える影響も非常にすばらしい影響が出てくるんだなということを改めて感じさせていただいたところでございます。  御指摘の,いわゆる小学校・中学校・高校・一般というつながりの中で,選手強化を図っていくべきではないのかという御指摘だと思います。我々現在,幸いにも平成4年のべにばな国体の後に,そういう一貫した強化のための組織というものを持つことができていると認識しております。それが体育スポーツ総合推進本部というもので,市長を本部長にした,いわゆる生涯スポーツ,それから競技スポーツ,それから学校体育といったような3部門の代表の方々からお集まりをいただきながら,その連携した強化の中でいろんな御協議をいただいているという団体でございます。先生の方からもその団体の内部に入っていただきながら御意見をいただいているわけですけれども,現在,平成4年から大分時間がたっておりますので,そのあり方についても見直しをさせていただいているところでございます。今回の予算でも,若干ではございますが,その見直しにこたえるための増額予算なども組まさせていただいているところでございますので,ぜひそういった中で御意見を賜りながら,やはり小・中・高・一般,競技力向上のための連携策というものをやはりもう一度見直しながら,さらに充実していけるような体制を整えていきたいと思っているところでございます。以上です。 ○斉藤栄治委員長  尾形源二委員。 ○尾形源二委員  第1番目の問題については了解しました。やっぱり基本的に県あたりがきちっと県内全域に子育て支援,こうしていくんだという下地をまず持つべきなんだろうなというふうに思えてしようがないんですよね。ぜひ県内の自治体,力を合わせて実現方に頑張っていただければと思いますし。  教育長,確かに数値化を求めてはいるんですが,現実的にね。数値化を求めてはいるんですが,山形はかつて教育3県の一つだと言われたことが2回ある。それで,その県全体でという評価。だけど今,教育3県になってるのかどうか。具体的にそういう数値であらわせるもので返事をいただければ,あるいはメッセージとして行政から出していただければ,それはそれで,ああ,山形すごいところなんだな,おれたちも自信持って子供たちに教育してもらってるんだなというふうに実感できるでしょうし,その数値化をするために,一つ二つといういろいろ具体的な場面があるんですね。と,思ってるんです。そういうところが適宜出てくればありがたいなと思うし,その一つ一つの項目項目での数値化じゃなくて,トータル的にどれくらいなんだろうという,漠然とした表現になってしまうかもしれませんけれども,それでも不信,親とすれば。それですばらしい教育環境の中で自分たちの子供を育てられてるんだなという実感が,教育行政に求める,市民が一番大きな私はポイントなんだろうなというふうに思うので,ぜひそういうところをもっと適宜出せるような。確かに県の中で,県都で,児童生徒数が1番多いから県の評価がすなわちイコールちょんちょんになるのか。山形市ですよという,それはそれで説明として理解をしながらも,じゃあそのほかの分野はどうなんですか。そしてトータルとしてどれくらいのものになってるんですかという,そのメッセージの出し方をもう少し工夫をしていただければなと。  それともう一つ,具体的に小・中・高・社会人というそのスポーツ強化の流れの中で,中学校でそういうふうに運動部,廃部になったりなんかしている。それは確かに少子化の中で生徒数が少なくなる中で,その単一学校としたら非常に苦しい決断だったかもしれません。でも,それを教育委員会としてほったらかしといていいのかなと。それで,加藤条治選手の今回の銅メダルは何が一番すばらしいか。確かに市民に元気を勇気を与えてくれたと同時に,一番大事な,我々に与えてくれたのは山形の誇りだと思うんです。加藤条治選手が出た山形なんだという,その誇りなんですよ。誇り,プライド。ですから,次々とそれぞれのスポーツの種目別に選手が出てこないとうそなんじゃないかなと。そうすると,例えば小学校段階では小体連,中学校では中体連,高体連。そしていろいろ種目。そういう関連と,そして基本的に強化。このラインなんですね,このライン。小学校・中学校・高校・大学という。強化はここなんですよ。市の体協と,あと今部長から答弁をいただいた推進本部,これにも一部入ってはいますけれども,でも基本的には強化というのはここなんです。こっち,学校側なの。学校教育。この中での強化がほとんどになってるわけで,この辺のところがちょっと手薄いのかなと。それとあわせてスポーツを全体的に包含しながら底支えをするために,今いろいろ作業をやってるという,その作業の結果はこれは待ちたいと思いますが,その辺の見解を改めて教育長からお聞かせいただければと思います。 ○斉藤栄治委員長  後藤教育長。 ○後藤教育長  まず,教育三大県の一つということでですね,過去にその,あれは確か兵隊検査あたりで,全国学力がナンバーワンになったということも含めて,いわゆるその普及,実践の山形ということで,三大県の一つというふうに言われておったと認識しておりますけれども,これはなかなか数値であらわせない部分が非常に多くありますので,今ここですぐにこう,今でもその教育県3県のうちの一つであるということは断言できないんですが,山形県あるいは山形市も当然そうなんですけれども,いわゆるその教育に対する関心の高さ,それから子供たちの現在の様子,その辺を総合的に見ていきますと,やはり相当全国の中ではいい状況下にあるというふうな,何といいましょうか,教育長として余り大きい声でこう言ってしまいますとちょっと問題もあるんだろうと思いますけれども,ささやかな自負というんでしょうかね,そういったものを持ってもいいのではないかなと,こんなふうにも思ってございます。ささやかと申し上げましたのは,何というんでしょうか,日本人特有の控え目な表現であるというふうに御理解いただければと存じます。  それから,部活動と競技力向上ということについては,これまで山形県で開催されたべにばな国体などを見てますとですね,やはり部活動のおける位置というもの,あるいはその働きの大きさというものについては,私は否定しませんけれども,やはり競技力向上だけではなくて,やはり教育的なバランスといいましょうか,こういったところも含めて,運動部活動については今県を挙げてそのあり方について検討をやっているところであります。私も委員の一人として参加しておりますけれども,いろいろとそういったところで適切なあり方というものについて今検討しているところでございます。両方のバランスをうまくとっていくということが,やはり山形市にとっても大変重要であると,このような認識を持ってございます。以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  そのほかに質疑ございますか。  質問が続くということでございますので。 ○斎藤武弘委員  委員長。 ○斉藤栄治委員長  斎藤武弘委員。 ○斎藤武弘委員  質問者も答弁者も少し要を得て質問して,議事進行をお願いしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  わかりました。  ただいまの件については,私の方からも御留意いただきたいと思います。  質疑が続くようですので,ここで10分間休憩をとりたいと思います。     午後3時12分 休 憩  ――――――――――――――――――
        午後3時21分 再 開 ○斉藤栄治委員長  質疑を続けますが,それに先駆けて,設楽農林部長より発言を求められておりますので,これを許したいと思います。設楽農林部長。 ○設楽農林部長  すみません。高橋嘉一郎委員の方からの御質問の中で,中山間地域等直接支払制度の中身のお話で,急傾斜地の水田の支払額を2万2,000円,10アール当たりと申し上げましたが,10アール当たり2万1,000円でありましたので,訂正させていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。 ○斉藤栄治委員長  ただいまの訂正でございました。はい,それでは質疑を続けます。渡辺元委員。 ○渡辺元委員  市川市長の政策の一丁目一番地と言える,子育て支援について,ちょっとお聞き申し上げたいと思います。  本当に久しぶりといいますか,市長の英断で屋内型幼児遊戯施設整備事業というふうなことで,平成22年の設計の予算で8,500万円計上されているわけでございますけれども,まず最初にですね,なぜ嶋の遺跡公園にこの施設をつくろうとしたのか。その辺についてお伺いしたいと思います。市長の方から。 ○斉藤栄治委員長  阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  なぜ嶋でということでございますけれども,そもそもこの屋内型幼児遊戯施設の検討の経過につきましては,以前に一般質問等でいろいろ御提言をいただきながら,他市の状況も踏まえまして勉強させていただいたところでございます。  昨年3月に次世代育成支援地域行動計画のニーズ調査を行いまして,その中で保護者の約6割の方々から,親子で出かけやすく楽しめる場所を増やしてほしいと。それも無料の駐車場のある,室内の広い伸び伸びと走り回れるような屋内の広場が欲しいというふうな御意見でございました。  嶋につきましては,現在地区公園といたしまして,広い芝生広場あるいは遊具などの遊び場が整備中でございまして,晴れた日には屋外で遊び,また,天気の悪い日には屋内でというふうに,遊びの空間の連携が非常に一体となった魅力的な施設になるだろうと,こういうふうなところでございます。あわせまして,公園利用者と合わせた駐車場もかなり広く確保できるという話でございました。そのようなことから嶋とさせていただいたものでございます。 ○斉藤栄治委員長  渡辺元委員。 ○渡辺元委員  無料の駐車場があってというふうな今,御答弁でございましたけれども,私はこの予算の内示がありましてから,参考にされた東根のタントクルであるだとか,視察に行かせていただいたわけでございますけれども,嶋地区ですね,タントクルに行きましてから,ちょうど日曜日の午後でございましたが,嶋地区の方に現場を見ながら参ってきたわけでございますけれども,やはり嶋地区は,非常にこう民間の投資もなされておって,日曜日の午後になりますと渋滞がするくらい非常ににぎわっている地域だと実感いたしました。そしてまた,あそこの公園も,当初芝生のある遊具のついた公園という計画であったようでございますけれども,駐車場のない,例えば南ジャスコの東側の公園ですかね。駐車場がなくてもジャスコさんの駐車場を利用して,ものすごい平日だとかにぎわっておりますし,私の自宅近くの成沢西公園においても,駐車場がなくても子連れの親子がたくさん来るというふうな状況でございまして,私はそれで何を聞きたいのかと申しますと,あそこにこの屋内型遊具施設をつくることによって,中心市街地との活性化との整合性はとれるのかというふうな,ちょっと疑問がございます。その辺についてどのようなお考えなのかお聞き申し上げたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  中心市街地でございますけれども,現在は御承知のとおり,子供が遊べる施設といたしましては,県のこども館,それから子育てランドあ〜べがございます。両施設を合わせまして,平成20年度の実績で年間6万9,000人の方が御利用いただいているというふうな状況でございます。また,あ〜べにつきましては,自由来館のほかに一時預かり機能も持ってまして,商店街の買い物などのときにも利用できるというふうな施設に位置づけております。  このたびのニーズ調査におきましては,中心部の施設も利用していただいているんです。利用していただいているんですが,無料の駐車場のある,とにかく屋内の広いところが欲しいと。要はですね,県のこども館もあ〜べにつきましても,面積的にはそんなに広くない状況でございます。子供たちが自由に駆け回って遊べるというふうな機能ではございませんので,そういうニーズ調査の結果でございまして,先ほど申し上げましたとおり,外で駆けられ,中でも駆けられ,一体となって子供たちが広い場所を使って楽しめることができるというふうなことで,嶋とさせていただきました。中心市街地の部分とは,役割がちょっと違うのかなというふうに思っているところでございます。 ○斉藤栄治委員長  渡辺元委員。 ○渡辺元委員  嶋地区。先ほど私,車で日曜日の午後に訪れたという話をしましたけれども,本当に民間の力だけでまちが非常ににぎわっているという状況であるかと思います。逆にその中心市街地活性化については,まるごと館の開館であるだとか,それから一小のまなび館,それから御殿堰の事業。さまざま行っているわけでございますが,今のところ,その中心市街地活性化基本計画のまだ途中でございますけれども,やはり嶋を回ってから来ましてもですね,なかなか中心街のにぎわいというふうなことについては,実感としてやっぱりまだまだだなあという感じがいたしております。  今部長がおっしゃられましたように,県のこども館,そしてあ〜べがあるというようなことも私も認識はしてございますが,一つの考え方としてですね,例えば東大手門の前にある県立中央病院の跡地であるとか,それからいわゆる駅西広場,県の施設でありますけれども,その辺,県の方といろいろ話をして,私は中心街にこういう施設を持ってくるというのも一つの考え方ではなかったのかなと。そして,さらに中心街の活性化に私は寄与するべきではなかったのかなというふうな思いをしているわけでございますけれども,その辺について御答弁をいただきたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  いろんな考え方はできると思いますけれども,このたびのニーズ調査におきましては,特にその在宅で子供を育てていらっしゃる親御さん方,市内の未就学児のうちの4割が,5,000人を超える方が在宅で子育てされている子供たちでございます。例えば保育園に行っているのが25%,幼稚園児が29%から比べれば,圧倒的多数が就学前の子供でございまして,その下の子育てサークルのお母さん方のお話をお聞きしますと,特にアパートなんかでしている場合は,雨の日あるいは冬の間ですね,子供たちが部屋で騒ぐと。そうすると上の階,下の階,隣近所,非常に気を使うというか,とにかくもうどこかに出るしかないというふうなことで,現実的にはやはり先ほどお話がありました,タントクルセンターに行ってみたり,あるいはその周辺の商業施設,無料駐車場のある南と北にも大きなのがございますが,そういうところにあって子供に時間つぶしといいますか,そういうふうなことなんだと。こういうふうな意見がございました。  大変悠長に言っている。今まで待機児童について大変力を入れてまいりましたけれども,在宅の子供たちに対する支援というのは,施設的にはどちらかといえば非常に薄かったのかなと。支援センター等充実しておりますが,広く伸び伸びとという点については,やはりちょっと足りなかったところがあったのかなというふうなことを思っているところでございます。  そうしますと,現在,現に整備中でございまして,とにかく早急に施設の建築ができる,あるいは先ほど申しましたとおり,外の芝生あるいは中で走り回れるスペース,そういうことを総合的に勘案しますと,この地が時間的にも一番早く,あるいは在宅で子供を育てていらっしゃる保護者の皆さんのニーズに合うのかなということで判断していただいたところでございます。 ○斉藤栄治委員長  渡辺元委員。 ○渡辺元委員  わかりました。  この屋内型幼児遊戯施設は,本当に市長の英断で私はすばらしい御英断だなと思ってるわけでございますけれども,最後に申し上げますが,やはり民間だけでにぎわいが創出できるところに,果たして公的資金といいますか,さらなる投資が必要なのかどうか。やはり山形市は中心市街地を活性化させるために,それでなくてもさまざまな努力をしているわけでございますから,私は公的資金をですね,さらに注入することによって,さらなる活気が生み出せるんじゃないかなというふうな,これは私の思いでございまして,その思いだけ述べさせていただいて,今後のいろんなまちづくりに対しての考え方,そういう考え方もあるんだというのを受けとめていただければありがたいと思います。以上です。 ○斉藤栄治委員長  そのほか御質疑ございませんか。加藤孝委員。 ○加藤孝委員  22年度のですね,県政運営の基本的考え方についてということで,いわゆる命と暮らしを支える医療・福祉・子育て支援等の充実を吉村県政としては図っていくんだと。これが県における当初予算をつくるに当たっての考え方が出されているんですね。そういう中で,山形市の重要要望事項にもなっておりますが,いわゆる子育て関係の幼稚園就園奨励費,これについては3分の1上限というふうになっているんですが,今までこれは完全に守られたことがない。だから,今私が言ったように,県政の基本的な方針が出されている,しかし補助金についてはカットされているという部分は,私は矛盾していると思うんですね。そういう意味で,ぜひこの就園奨励費については,これは完全に,私は県に対して守らせるべきだと,まず第1点考えております。  それから,今国保が大変な危機的状況になりまして,今国保の運営審議会等の中では,国保についてのいろいろやっているんですが,いかに医療費を少なくするのか,そのためには先ほど来出てますように,スポーツの振興ということももちろんなんですが,いわゆる同時に今社会世相の中で,老人クラブがですね,だんだんだんだんなくなっているというか,役員のなり手もないという状況の中で消滅しかかっているんですね。各種の青年団もなくなる,婦人団体もなくなる,何もなくなるということで,しかし,せっかくあったこの老人クラブ等々についても,今私が言ったようになくなりつつあるという状況の中で,やはり一つのクラブをつくって運動をやることによって,最終的には元気,そして医療費の抑制につながるというふうになろうかと思いますので,この2点については,ぜひ県の方の,単価の引き下げということじゃない,完全な実施に向けて私は市として意見を言うべきじゃないかと思いますので,ぜひこの点についてのお考えをお尋ねしたい。  それから,待機児童の関係について,今先ほど来市長の方からもあったんですが,今回3園をつくる,3億6,000万円の補助金を計上するという状況になっております。それから,認定こども園についても予定をされているんですね。しからば,ではこの先何ぼ整備すればという。今潜在的には1,000名くらいの待機児童がいるというふうになっておりまして,それぞれ幼稚園があり,保育所があり,認可外があり,認証あり,そして保育ママという,それらを総合的に活用しながら子育てをやっているというのが今現状・実態だというふうに思っております。しかしこの先,今それぞれ話がありますように,この箱物というか,今回3園ということで,あとは既存の組織を利活用してやるということなのか,その辺のシミュレーションの部分があればお尋ねしたいと思っております。子育て推進部長ですね。これが第1点であります。  それから,山形空港の,この利用拡大の負担金という部分に計上されているんですが,これもJALを取り巻く状況だとか,あるいは地方空港の今の現状を見るとかなりこの利用拡大が厳しいという状況下にあろうかと思っております。だから,利用拡大というだけでなくて,現実的に効果のある取り組みという部分についての現状の認識と考え方について,企画部長にお尋ねしたいと思います。  それから,商工観光部長ですね。昨年は直江兼続のいわゆる天地人ブームで,長谷堂山もそれから最上歴史館も結構お客さんが来たというふうになっております。米沢の方には55万人,そして山形の最上歴史館には5万人くらい来たということなんですね。その際に,トイレの整備,いろんな整備をする際に議論したのは,一過性に終わらせない。観光地が持続する観光事業ということを,この委員会の中でも議論した経過があると思います。ああいう大河ドラマが終わると,まさに潮が引くように,全く閑散として,昔大河ドラマがあったっけなあって言って,さびれた桃太郎旗がただ風にひらめいているなんていうことになれば,本当にここの中で持続する,そして山形の魅力という部分の観光事業をうたっておりますので,やっぱりそういうドラマが来た,そしてさらにそれを持続する,継続をできる,そしてさらに拡大をできる,そういう観光事業ということを意識して取り組むべきじゃないか。今国交省はですね,休暇分散ということも含めた,物すごく観光事業に今国を挙げて取り組んでいる状況,実態にあります。そういう意味で,私はこの大河ドラマが終わって後という,この山形の虎将という部分のね,活用という部分もあるんですが,さらに一歩進めた,充実をさせた取り組みということについて,私は継続して取り組むべきじゃないかというふうに思いますので,それらの検討についてお尋ねしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  それでは,就園奨励費など,老人クラブ等の県の予算について,阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  第1点目の幼稚園就園奨励費,3分の1の補助が守られていないと。御指摘のとおりでございます。  このたび重要要望事業の中に,県及び国に対して3分の1をきちんと交付してくださいということで,新規で要望させていただいているところでございます。今後とも,国・県に対しては強く要望していきたいと考えているところでございます。  それから,待機児童の関係でございます。あとどのくらい施設整備が必要なのだというふうな御意見でございますが,昨年制定いたしました保育計画の中におきましては,ほかの都市,同規模の都市で待機児童がゼロのところにつきまして,未就学児童のうちどのぐらいが保育園に入所してるんだというようなことで調査し,保育計画の目標とした,定めた数字がございます。これが36%でございます。21年の4月現在で27.8%でございまして,今まで何ぼつくっても待機児童が増えていくという一つの理由なのかと,実は思っているところでございます。  このたび平成22年4月から定数が264増えまして,現在提案しております保育園3園の整備が終わればさらに360人の定員が増えてまいります。そうしますと,就学前児童に対するその保育所定員の割合が28%でございます。36%でございますので,まだ8%の乖離があるということでございますが,待機児童の解消につきましてはそのハードの整備だけでなくて,例えばその特定扶養と特定保育,それから認証保育所,それから保育ママ,あるいは幼稚園の預かり保育の中でソフトでも受け入れていきましょうということで,一応その部分を400人という目標値を立てまして,今鋭意ソフト事業の拡大にも努めさせているところでございます。  こういうふうな状況もございまして,具体的にあと何園と申しますのは,この時点ではちょっと,もう少し精査しなければならないのかなと思っているところでございまして,来年の3園の整備の状況の中で,果たしてどのぐらいの割合になっているのか,そこら辺を見きわめまして今後の保育所の整備あるいはソフト施策についての充実等について検討させていただきたいと思っております。 ○斉藤栄治委員長  老人クラブ予算等について,伊藤健康福祉部長。 ○伊藤健康福祉部長  老人クラブに対する県からの補助金ですけれども,これにつきましては3分の2の補助をいただいております。ただ,いわゆるクラブ割と会員割というのがございまして,会員割,クラブ数減っておりますので,県からの方の補助金は減っているというのが実態でございます。以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  山形空港などについて,榎森企画調整部長。 ○榎森企画調整部長  山形空港の利用拡大につきましては,市長が会長ということで,いろいろ対策を練っているわけですけれども,特に東京便が厳しいという状況にございます。これは新幹線と競合しているということで,なかなか1時間圏についてはですね,新幹線に勝てないということで,どこの空港でも厳しいというふうな状況があるわけですけれども,ただ東京便につきましては,山形から東京間を往復するということだけではなくて,羽田空港で乗り継ぎをして,関西・九州・沖縄,そちらの方に乗り継ぎもできるということでのメリットがございます。そんな関係で,旅行社あたりからいろんな企画を組んでいただいて,遠方から旅行者を呼ぶと,そういうふうな企画なんかもやっております。ですから,そういう山形の東京便のメリットをもっともっとこれから生かしていくと。こういうことが必要だと思っています。  それから,時間帯が午後からということで,山形から行ってしまえばその日は何もできないということで,時間帯も悪いということで,ただこれもですね,ある程度利用者が伸びないといい時間帯に設定していただけないと。こういうふうな状況もありますので,もっと我々は,山形の方はちょっと無理をして飛行機を利用していただくと,こういうふうなことも必要なのではないかと思っています。バスなんかでもそうですけれども,バスがないと困るんですけれども,なかなか乗用車が便利だということでバスに乗っていただけないというふうなこともございます。ですから,バスなんかもですね,1週間に一遍ぐらいはバスを利用してもらうとか,ある程度一生懸命みんなで利用するということがなければ,なかなか利用率というのは上がらないのかなと,こんなふうに考えております。以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  観光行政について,奥山商工観光部長。 ○奥山商工観光部長  今年度,天地人の放映の絡みで大変な人気を博して,いろんな多くの観光客から山形の方にお越しいただいた。大変よかったのかなと思っております。以前から,テレビドラマ放映に伴う人気というのは,一過性に陥りかねないというふうな,再三そういう指摘もいただいておりますので,実は今回のいろんなイベントを展開するに当たって,米沢から長井・白鷹・山形,いろんな他市町との連携をとりながらのイベントなんかも展開しているところです。今後とも,そうした今まで培った連携を生かしながら,例えば置賜花回廊等々とのモデルルートを設定してみたりと,そんなことをやりながら,一過性に終わらないような観光施策を展開してまいりたい。22年度は,出羽の虎将観光誘客事業というふうな名称にして,主に天地人絡みのアフターケアをちょっとやっていきたいというような考えでございますけれども,今までですと直江兼続に借りた,直江兼続を利用させていただいたというふうな,そんな考えもあったんでございますけれども,22年度は,いわゆる出羽の虎将,最上義光にスポットを当てて,最上義光を前面に押し立てるような事業展開のスタートを切りたい,そんな考えをいたしております。いずれにいたしましても,今年度,当地に目を向けていただいた全国の多くの方々,さらにですね,山形の魅力を再認識していただけるように頑張っていきたいと思っております。 ○斉藤栄治委員長  加藤孝委員。 ○加藤孝委員  ぜひですね,最上というかね,それを直江ということじゃなくて,また逆に売り出していっていただければと。  私はこの前,最上歴史館に行ってきたんですよ。今の時期だからね,ほとんど人気がないという状況なんで,やっぱりこっちから発信をすることによって売り出すことができるのかなというふうに思っていますので,ぜひ最大限の努力を私らもともにしたいと思っております。  それで山形便の関係ですが,市長が会長になって利用拡大ということに取り組んでいる。しかし,取り巻く状況は,日航の山形支店が廃止になる,搭乗率が過去3年どうなのかというと50%台で低迷をしている。山形−東京間が1日1便しかないという状況ですね。そうすると,利用拡大の展望が果たしてどうなのかとなりますと,私はお先が真っ暗じゃないか。飛び立たないんですよね。というふうに思いますので,ぜひ,しからば何をするという具体策を出していかないと,搭乗率が50%台で採算割れをして,特にJALの場合なんか,経営が大変だということで山形空港は,なんてなると大変だと思いますので,これはぜひ県とも十分に協力をして,私はやるべきだと思っています。  それで山形市の重要要望事項の中には,東京便の利便性の確保,2往復への早期拡充,大阪便の中型機ですね。それから札幌・名古屋の利便ある時間帯確保及び路線の維持ということで,国なり県なりに要望は入っているんですよ。要望は。それはこっちの方の要望であって,それを受けて会社がどうこたえるのかというのは別問題というふうになりますとですね,私は極めて今の状況からすると厳しいのかなと。発着枠が1.4倍に拡大なってる割には,山形としての見通しという部分は厳しいんじゃないかと思っていますので,つけ加える点があればもう1回再度お尋ねしたいというふうに思います。  それから子育て推進部長,私はどこまでというかね,箱物をつくり続けても,老人ホームと,それから子供を預かる施設というのは常にいっぱいだ。でもどっかの時点でというふうになれば,既存の組織を利活用するということは当然出てくると思っております。それで37%,そして28%。しかしまだ待機というふうになればですね,一方で,一般質問等で出ていますように,幼稚園が定員割れなんだ。そして2歳児は預かっている。預かり保育もやっている。一方では待機がいっぱいいる,一方では定員割れという部分が何回も,本委員会の中でも,あるいは本会議上でも一般質問に対する部分も出されています。だから,箱物をつくるとなれば,委託費も,それから補助金も出さなきゃならないという中で,既存のそういう施設を利用するという部分に大胆に踏み切るということが必要なのじゃないかと私は思っております。  そして国の政策も,文科省と厚労省の関係がですね,これからどうなるかわかんないんだけれども,極めて,一元化に向けて動き出しているとするならば,山形市は「子育てするなら山形市」のモデルとして,お金の有効な使い方ということも含めてですね,定員割れをしている幼稚園を大胆に活用していく,2歳児預かりについてはお金を出していこうと。そして,そのことによって待機児童を解消するという進め方を私はやるべきだと。山形市の施策として。そのことが待機児童解消にもつながるし,預かるお母さんたちにもいいし,それから施設にとってもいいしということで,今それぞれの認証も認可保育園も,あるいは幼稚園なりも,みんなお金です。最終的には。手だてをしてくださいという部分がですね。そういう中で,三方がうまくいく政策という部分について,私は2歳児預かりということを引き受ける,それに対する手だてをする。そして施設を有効に活用する。そういう施策について,私は新たな観点で踏み切るべきだというふうに思うのですが,この点についてはいかがですか。 ○斉藤栄治委員長  阿部子育て推進部長。 ○阿部子育て推進部長  既存施設の有効活用ということにつきましては,以前市長の一般質問におきましても,それはやっていきたいと答えているところでございます。  待機児童の解消につながる2歳児受け入れにつきましては,預けていただく幼稚園側の体制の問題,あるいはおっしゃるとおり,預ける方で割高でないような料金設定ができるかという2つの大きな側面があろうかと思います。現在,幼稚園協会とですね,今回の当初には間に合いませんでしたけれども,いろんなケースを想定いたしまして協議をさせていただいているところでございます。  また,国につきましても,幼保一元化について今年度中に検討し,来年の通常国会には法案を提出したいというふうな動きもございます。国の動きも見ながらですね,なお協議して有効活用に向けてちょっと検討させていただきたいというふうに考えます。 ○斉藤栄治委員長  空港利用拡大について,榎森企画調整部長。 ○榎森企画調整部長  JALの経営難ということで,全国の路線が廃止になっていますけれども,山形県については廃止ということもまだ言われていないわけですね。そんなことで,ある面ではまだまだ望みがあるのかなと,こんなふうに思っております。今どういった対策をとるかということについては申し上げられませんけれども,さらなる対策をとっていきたいと,こんなふうに思っております。 ○斉藤栄治委員長  委員の皆さんに申し上げます。何回も申し上げますが,質問は簡便に要を得るような,短時間の質問をお願いしたいと思います。そのほかに質問ございますか。鈴木善太郎委員。 ○鈴木善太郎委員  スポーツの振興でございますが,これは一般質問でも大変申し上げたところでありますが,このスポーツの振興ということは,やはり民生費250億円計上なっているわけでありますが,その削減にも非常に効果があるだろうと思っております。特に今,全国的に広がりがあるのが,総合型地域スポーツクラブの立ち上げということになっております。山形県内で54カ所ほど。山形はたった2カ所でありますが,非常に遅れているということであります。この総合型地域スポーツクラブは,あくまでも,いつでも,だれでも,どこでも気軽に。このようなテーマを掲げながら,市民の参加を呼びかけて結成されるということであります。  特にそういうふうになれば,老人クラブがなくなろうが何がなくなろうが,そこで全部抱え込んでスポーツを楽しくやらせると。こういうようなことになるわけでありますが,そこでですね,この前市長の答弁の中にもあったわけでありますが,あかねヶ丘陸上競技場の,県の陸上競技場でありますが,ことしの4月からですか,3年間,25年まで山形スポーツパークで委託管理を受けられたわけであります。これをぜひ山形市がですね,我々の陸上競技場なんだというようなことで,胸を張り,そして誇りを持って市民が利用できるというような,やっぱり山形市の物なんだというようなことをぜひやるべきだろうというふうにお願いしたわけでありますが,そこでですね,第一中学校の南側に県庁を用地買収したときの6万6,000坪を買収して,県庁に6万やったと。そして残りが6,000坪ほどのあそこに山形市有地があるわけでありますが,これが普通財産になっているのか,どのような使用条件をつけられて使用されているのか。ただ早い者勝ちで普通の公園的な広場用地みたいにして使われているのか,その辺が明確でない。そういうところの交換をするとか,何か取得するようなですね,前向きな検討というんですか。それからあわせてお聞きしたいのは,やはりその一中前の5,000だか6,000坪ある土地の管理状況がどうなっているのか。どのような貸し方をしながら,その使用料を取られているのか,その辺を1点お聞きしたい。 ○斉藤栄治委員長  寒河江財政部長。 ○寒河江財政部長  あそこの土地につきましては,普通財産で,教育委員会の方に事務委託してございます。 ○斉藤栄治委員長  鈴木善太郎委員。 ○鈴木善太郎委員  教育委員会で管理されているということでありますが,我々,この地区あたりの体育振興会等の主催でいろいろ会場を借りる場合に,広場といえども体育館であっても有料だというようになっているわけでありますが,あれ,どこの方が常に使用して,どういうような管理状態に置かれているのかお聞きしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  瀧井教育部長。 ○瀧井教育部長  一中南側のグラウンドにつきましては,詳しいその利用状況というものはちょっと手元に資料がございませんので,確定したことはここでは申し上げられません。後ほど,資料を御提示申し上げたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  鈴木善太郎委員。 ○鈴木善太郎委員  後ほどと言うんだからこれ以上申し上げられませんが,ただですね,そういう管理,遊休地になっているのか,あれだけの土地が非常にもったいないなと。ただ管理もされていない,これじゃいささか問題だなと思うんですが,後でその辺を詳しくお聞きしたいと,こう思うわけであります。  そして何十年と,県庁建ってからですから,その以前から取得をしていると。その間の管理というのはほとんど聞いたときも見たときもないというような状況でですね,ああいう遊休地をあのように放置しておく,あれを県の方におあげしたら,一体的に,非常に山形県も使用するに大変都合がいい土地なんだろうとこう思います。それで,ぜひ県グラウンドあたりと指定管理者が終わる25年3月31日以降にですね,何とか山形市があれと交換するような方法か,ただあるいは無償で,3年後にその指定管理者が終わった後の委託を,山形市が管理委託を受けるというような方法を取れないものかと。  これは,陸上を志している山形市陸上競技連盟の総会がきのうあったわけでありますが,小・中・高・大学生たちが一番利用している,山形県の利用者人口が多い箇所にですね,ああいうふうな施設をやはり山形市が,我々の競技場だぞというように,胸を張って誇りに思っている,使えるということがこの競技力の向上に結びつく。  非常に私も,人一倍スポーツに造詣の深い市川市長だと,このように一般質問で大変褒めたわけでありますが,なんかその辺がピンと来てないと思いますので,この辺の考え方もあわせて,ひとつお聞かせいただきたいと。 ○斉藤栄治委員長  寒河江財政部長。 ○寒河江財政部長  あそこの土地につきましては教育委員会の方に事務委託しているわけですけれども,そこはリトルリーグとラグビーの方で使ってございますので,そっちの方で使用してございます。 ○斉藤栄治委員長  市川市長。 ○市川市長  県の陸上競技場については,まさしく一般質問で御質問いただいたものを今この予算委員会で再度御意見をいただいているというように思ってますが,一般質問でお答えさせていただいたとおり,あそこは既に指定管理者で,県の方で指定をしてございます。それを3年後に市の方で受けて,市の物にしたらいいんじゃないか。それはどういう意味なのか,買うのか,あるいは無償で来るのかちょっとわかりませんが,今のままで何が悪いのか,何が欠点なのか,何が市民にとって不便なのか。その辺を十二分に検証をしていかなければならないと思っています。  現時点で,一般質問でも話しましたように,現時点で市の方に受けますと言う考えは持っておりません。以上です。 ○斉藤栄治委員長  鈴木善太郎委員。 ○鈴木善太郎委員  県の方の情報によればですね,我々は天童にあれを持っているから,だからこっちの方はいらないんだと,こういうような県の意向も聞かされておりますので,その辺をこれからのまた別の機会に申し上げたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  そのほか質疑ございませんか。小野仁委員。 ○小野仁委員  平成20年度の予算を説明していただくに当たり,市長の方からの言葉では,第7次総合計画に基づいて,みんなでつくる山形らしさが輝く,それを将来の都市像にしていきたいんだというふうな冒頭でのお言葉がありました。それに合わせて6つの重点課題をということで,大綱話されたわけですけれども,その種々施策を話されたわけですけれども,その中で2つ御質問したいと思います。  まず,第3に話された,交流を軸とした山形らしさのブランド化による産業の振興ということで,いろんな山形の祭りというものを提示をなされておりますけれども,山形の祭りというものについての定義,あるいは長く続いているから山形の祭りなのかどうか。新しい宝物として探したり何だりするような部分があるのかどうか。その辺,山形らしさを創出するための祭りというものはほかに何かないものかどうかという検討などなされたのか。今も継続してそういうものを探していこうというお気持ちがあるのかどうか,お聞きを申し上げたいと思いますので,奥山部長よろしくお願いします。  2つ目ですけれども,第5の課題の中でですね,安全・安心のための基礎づくりを確保するんだということで,先ほど折原委員の方からもがん検診等いろいろ話があったわけです。施策の中には,予防的な施策が大変多いわけでございますけれども,それらについて費用対効果,一般質問等でもありましたけれども,例えばヒブワクチンであるとか,あるいは肺炎球菌等々初期の費用負担は大変多いわけですが,後々については,大変費用削減にも通じるようなものについては,私は基礎づくりについての確保には大変有効なんでないかなということで,そういう指数的なもの,医療関係のところの医師会であるとか,あるいは保険医協会さん等々の中であるとか,あるいは民間の薬品会社等々で指数を持っている,あるいはシミュレーションのできているものなどの参考資料として,そういう中長期的なものを勘案しているものがあるのかどうか,お聞きをしたいと思います。 ○斉藤栄治委員長  祭りの定義について,奥山商工観光部長。 ○奥山商工観光部長  祭りというふうな冠をつけますと,これは私見になりますけれども,ある程度やはり長い歴史を有したものになるのかなと,そんな思いをいたしております。ただ,祭りということではなくて,いわゆるその山形の宝,全国に誇れるもの,こうしたものは今までもいろいろ探してというか,検討してまいりましたし,これからもそうした努力はしていかなければならない,そのように思っております。 ○斉藤栄治委員長  予防注射等について,伊藤健康福祉部長。 ○伊藤健康福祉部長  委員御指摘のヒブワクチン等,いわゆる予防接種法に基づかない任意のワクチン接種につきましては,先ほどの折原委員のときにもお話しましたけれども,現在国の方で,予防接種法の対象になっていない疾病やワクチン等について,その評価や法的な位置づけについて議論をしていると聞いております。今年中にはそういう結論が出るやに聞いておりますので,その動きを見ながら進めてまいりたいと思っております。  また,ヒブワクチンに関しましては,天童市で,助成をしながらやっている自治体もございます。ただ,ワクチンの製造といわゆる需要と供給のバランスが崩れているというワクチンもございます。簡単に言いますと,国の制度できちんとなっていない段階で市町村が独自にやることによって,そのメーカーとの製造と供給のバランスが崩れているというのがございまして,ヒブなんかにつきましても,ことしの末あたりにやっと需要と供給のバランスがつり合う状況になるという話はメーカーの方からも聞いているところでございます。  あとそれ以外のいろんなワクチンございますけれども,これについてもまだ個別のワクチンの需要と供給の問題についてはまだ具体的にはまだ認識といいますか,調査してないのが現実でございます。以上でございます。 ○斉藤栄治委員長  小野仁委員。 ○小野仁委員  祭りのことについて,固有名詞を出すと非常に小さい件で委員会で話せと言われてしまいそうなのであれなんですけれども,例えば日本に3つしかない打毬。豊烈打毬等々は山形の祭りになり得ないのか。そちらの方から何か要求がないと支援しないのか何かということでなく,私たちは山形市民あるいは山形県民の宝だからこそ無形文化財の指定にもなっているんだろうという位置づけの中で,何かしらそういう活用なども私は考えるべきでないかなと思いますので,詳細につきましてはまた別途でいろいろ話,あるいは関係の委員の方から質問していただきたいなと思っているところです。  伊藤部長の方から回答いただいた件につきましては,私は地方主権を求められる中にあって,当然需要と供給,いわゆるワクチンが来なければやれないわけですし,管理体制でいろいろ協力していかなきゃいけないとこあるわけですけれども,我が都市にとってはこれは必要なんだというような部分のところなんかも,積極的にかかわりを持つ,あるいは製薬会社関係なんかでの資料等々は,私がいろいろ資料を集めたり聞き取りをしたところの中では,相当充実した内容のいろんなシミュレーション,あるいはそのお金の面にかかる費用的な部分についても,大変効果のある,財政的にも非常に有効なところなんかもあるかと思いますので,ぜひそういうところも積極的にですね,勉強を私も一生懸命しますけれども,担当の方の方などからもいろいろやっていただきたいなと思っている点がありますので,要望も含めて述べさせていただきました。よろしくお願いします。 ○斉藤栄治委員長  そのほか御質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○斉藤栄治委員長  御質疑なしと認めます。次に,議第4号から議第15号までの企業会計及び特別会計予算12件について,総括的な質疑がありましたらお願いいたします。高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  総括的にやります。  市民部長にお聞きをいたします。  加藤委員もちょっと触れたんですけれども,国保税が大変だと,そういうことあったわけですけれども,普通の税金ですとそんなに負担は重く感じない。しかし国保税となりますと全然違う。けたが違うんですね。不況の中でずっと納税できない方々が増えているんじゃないかと。ここ3〜4年の趨勢値だけはちょっとお聞きしたいと思います。市民部長。 ○斉藤栄治委員長  伊藤市民生活部長。 ○伊藤市民生活部長  納税をできない方という判断をどこでするかというのがあると思いますけれども,滞納世帯数で申しますと,2月現在で今のところ1万200世帯ほどございます。これは5月末の決算までいきますと,約半分ぐらい6,000世帯ぐらいまで落ちるというのが現状でございます。  そのほかにですね,減免の申請状況でございますけれども,年間で,収入が減った等で減免申請をしていただいておりますのが,21年度部分で現在では61件ほどございます。そのうち44件が決定で,17件が棄却というような状況でございます。
    ○斉藤栄治委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  ちょっと今のではわかりにくいんだけども,納入比率。3〜4年の流れね。そこ端的にお願いしたい。 ○斉藤栄治委員長  伊藤市民生活部長。 ○伊藤市民生活部長  収納率でよろしいんでございましょうか。  20年度ですと,現年度分でございますが,87.46%,19年度が90.69%,18年度が91.15%という状況で,だんだん今落ちている状況でございます。 ○高橋嘉一郎委員  わかりました。 ○斉藤栄治委員長  そのほか質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○斉藤栄治委員長  御質疑なしと認めます。以上で質疑を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎分科会付託 ○斉藤栄治委員長  本委員会に付託されました議案15件を付託案件表のとおり各分科会に分割付託します。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      付託案件表 (総務分科会) 議第1号 平成21年度山形市一般会計補正予算のうち,第1条第1表歳入,歳出第2款,第2条第2表第2款,第3款第4項,第3条 議第3号 平成22年度山形市一般会計予算のうち,第1条第1表歳入,歳出第1款,第2款(第1項(8目・10目(市民生活部関係))・第3項を除く),第3款第4項,第9款,第12款,第13款,第3条〜第5条 議第12号 平成22年度山形市財産区会計予算 (厚生分科会) 議第1号 平成21年度山形市一般会計補正予算のうち,第1条第1表歳出第3款,第2条第2表第3款第1項・第2項 議第2号 平成21年度山形市後期高齢者医療事業会計補正予算 議第3号 平成22年度山形市一般会計予算のうち,第1条第1表歳出第2款第1項(8目・10目(総務部関係を除く))・第3項,第3款第1項〜第3項,第4款第1項(6目を除く)・第4項,第5款第1項(3目),第7款第2項,第10款第5項,第2条第2表(民間立保育所施設整備事業補助金,夜間・休日診療所施設整備事業費等補助金,私立幼稚園施設整備補助金) 議第6号 平成22年度山形市立病院済生館事業会計予算 議第7号 平成22年度山形市国民健康保険事業会計予算 議第8号 平成22年度山形市老人保健医療事業会計予算 議第9号 平成22年度山形市後期高齢者医療事業会計予算 議第10号 平成22年度山形市介護保険事業会計予算 (産業文教分科会) 議第1号 平成21年度山形市一般会計補正予算のうち,第1条第1表歳出第5款〜第7款,第10款,第2条第2表第5款〜第7款,第10款 議第3号 平成22年度山形市一般会計予算のうち,第1条第1表歳出第5款(第1項(3目)を除く),第6款,第7款第1項,第10款(第5項を除く),第11款第1項,第2条第2表(農業後継者及び認定農業者育成支援事業貸付金の利子補給,農業災害復旧資金の利子補給,農業近代化資金の利子補給,農業経営基盤強化資金の利子補給,第二小学校屋内運動場耐震化推進事業) 議第14号 平成22年度山形市公設地方卸売市場事業会計予算 議第15号 平成22年度山形市農業集落排水事業会計予算 (環境建設分科会) 議第1号 平成21年度山形市一般会計補正予算のうち,第1条第1表歳出第4款,第8款,第2条第2表第8款 議第3号 平成22年度山形市一般会計予算のうち,第1条第1表歳出第4款第1項(6目)〜第3項,第8款,第11款第2項,第2条第2表(都市計画街路事業(十日町双葉町線),公営住宅建設事業) 議第4号 平成22年度山形市水道事業会計予算 議第5号 平成22年度山形市公共下水道事業会計予算 議第11号 平成22年度山形市区画整理事業会計予算 議第13号 平成22年度山形市駐車場事業会計予算   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○斉藤栄治委員長  本委員会は,3月10日午後2時に再開し,補正予算2件について各分科会委員長の報告を求めることとします。  なお,新年度予算13件については,3月17日の委員会において各分科会委員長の報告を求めることにします。各分科会の御協力をお願いいたします。  ―――――――――――――――――――― ◎散会 ○斉藤栄治委員長  本日は,これをもって散会します。     午後4時14分  散 会...